三蔵法師おすすめアニメランキング 10

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの三蔵法師成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月22日の時点で一番の三蔵法師おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.6 1 三蔵法師アニメランキング1位
幻想魔伝 最遊記(TVアニメ動画)

2000年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (162)
1049人が棚に入れました
文明と信仰の源・桃源郷。しかしその桃源郷が今、大妖怪『牛魔王』の復活を目論む何者かの出現によって暗雲が立ち込める。牛魔王蘇生実験の影響は負の波動となって大地を覆い、突如として自我を失い狂暴化した妖怪たちが次々と人々に襲いかかってきたのだった。
事態を重く見た天界では、『北方天帝師・玄奘三蔵(ほっぽうてんていし・げんじょうさんぞう)』に牛魔王復活阻止の命を下す。そして、妖怪でありながら負の波動にも犯されない『孫悟空(そんごくう)』、『沙悟浄(さごじょう)』、『猪八戒(ちょはっかい)』の三人とともに遥かなる西域『天竺国(てんじくこく)』を目指す冒険が始まる!!

声優・キャラクター
関俊彦、保志総一朗、平田広明、石田彰、草尾毅、皆口裕子、松本大、茂呂田かおる

koaki さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

最も遊ぶ西遊記

『西遊記』をモチーフにした「最も遊ぶ西遊記」

舞台は桃源郷。
かつては、人間と妖怪とが共存する平和な世界だった。
しかし、500年前に天竺国・吠登城に葬られた大妖怪「牛魔王」の
復活を目論む者の影響で、「負の波動」が桃源郷全土に広がり、
妖怪達は突如として自我を失い、凶暴化して人間を襲い始めた。

この事態を重く見た観世音菩薩は三仏神を通じ、玄奘三蔵に
孫悟空、沙悟浄、猪八戒らを連れて西へ行くように命じる。
こうして4人はジープ(白竜)に乗り、西を目指す旅が始まる。


やたらと口と目つきのわるい三蔵法師が
銃をぶっ放してるのを見て衝撃を受けたが
ちゃんと見てなかったので、改めてちゃんと見た。
いやぁ~面白かったぁ~
それぞれの過去に暗い記憶を持たせてるところも
ストーリー的に面白さを倍増させてる。

ところどころで見え隠れする、忘れた記憶・・・
『最遊記RELOAD -burial-』と『最遊記外伝』でわかる
これがまた泣けるぅ~
シリーズ通して楽しめて、大満足でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

イツキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

過去を背負いながら今をひたむきに生きる男たちの物語

かつて世は、人間と妖怪とが共存する桃源郷と呼ばれていた。しかし、禁術とされている「化学と妖術の合成」によって牛魔王蘇生実験が計画され、その影響を受けた妖怪たちが一斉に凶暴化を始めたのだ。
かくして、牛魔王蘇生実験阻止の命を受けた三蔵法師は、孫悟空、猪八戒、沙悟浄を連れ、西の天竺国を目指す物語――…

物語は、おなじみ「西遊記」をもとにしたアクションコメディと言ったところだろう。
時代は、中国の首都が「長安」と呼ばれていた頃――だからと言って、何故煙草や銃やブラックカードがあるのかと突っ込んではいけない。
登場人物は全員男だが、決してBLとかではない。
もう一度言う。
この話は決して、BL等ではない。

始終目立つのは、三蔵法師一行によるノリツッコミやボケ、そして、道中現れる妖怪退治(常に妖怪達が負けるフラグ)だが、登場人物4人は何かしら心に闇を抱えて生きている。
過酷な現実を身を以て知っているから、彼らは決して綺麗事は言わない。それでも、4人の運命に負けない心や生き方にはどこか惹かれるものがある。
この物語は、唯のアクションコメディではないことを頭の片隅にでも置いておいて、このアニメを観てもらいたい。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

ロロ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

リメイクしてほしい

項目評価してません


9話まで見ましたがストーリーとキャラはすごくよくて面白そうなのに
アニメーションサボりすぎなのと展開が遅いのが我慢できずにたぶん断念します


シャフトのようないい意味のサボりではなく悪い方です


内容は名前からもわかるとおり西遊記を現代版にしたような感じです
キャラがかっこよくなりすぎてますがw
三蔵法師なんて銃使いますしw
ジャンルとしては冒険、バトルものですね
キャラ達それぞれの暗い過去もあり内容がしっかりしている感じです(途中までしか見てませんが)


ですがOPとEDはめっちゃかっこいい
OPは2つともいいと思います
見るならアニメーション付きで『幻想魔伝最遊記』で検索してください


というのは続編がいくつかあって、見るときいろいろ出でくるからです
アニメを気に入ればその続編もあるということを報告しておきます


ほかにもレビューを書いている方がいうように、一見腐女子向けのように思われますが、中身はそんなことは全くありません


そう思われるのはOPでキャラたちがかなりセクシーに描かれているからだと思います


俺と同じくらいの年の方であればリアルタイムで何度か見たことのある方いると思うので
1度OPだけでも見てもらえばきっと懐かしく思うでしょう


自分は続きを見るなら漫画で見よう思います


投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

65.0 2 三蔵法師アニメランキング2位
最遊記RELOAD BLAST(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (105)
507人が棚に入れました
人と妖怪、化学と妖術が共存を果たす無秩序かつ安寧の大陸。「桃源郷」――――。
その均衡は、負の波動を受けた妖怪達の暴走という謎の「異変」によって、突如、崩れてしまった。
諸悪の根源である牛魔王蘇生実験阻止のため、西へ向かった三蔵一行はついに天竺を目前とする。
しかし天竺に近づくにつれ、異変の影響は色濃くあらわれ、戦いは更に熾烈を極めてゆく。
さらに三蔵一行の前に立ちはだかる五百年前の哀しき因縁が……。

声優・キャラクター
関俊彦、保志総一朗、平田広明、石田彰、草尾毅、山野井仁、五十嵐麗、幸田夏穂、斎藤千和、諏訪部順一

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

さいゆうきのおもひで(駄文)

僕がオタクになったきっかけのアニメ作品は、いくつかあります。

小学生のころ夏休みの午前中に放送されていた「デ・ジ・キャラットにょ」、夕方放送されていた「スクライド」、「サクラ大戦TV」・・・そして「幻想魔伝 最遊記」です。

中学生の時、初めてアニ〇イトに行ったときは、
最遊記グッズを買いあさるほどのファンでした(女性ファンの多い作品だとも知らなかった中1男子)。

と、非常に好きなシリーズなので、今回の新作は毎度おなじみの不安がありました。
ファン過ぎて、スタッフの変更による質の低下に敏感になりすぎてしまうのです。

しかし、今作のクオリティは大変満足のいくものでした。一行のお馴染みのやり取りは、今見ても笑えますね。原作にないセリフが入って云々・・・という、面倒くさいオタク(自分)による違和感も全くありませんでした。

当然、原作が未完なので中途半端なのは仕方がありません。動く三蔵一行を見ることができて、とにかくうれしいです。

お馴染みのキャストの方たちも素晴らしかったです。僕は、昔から三蔵推しです。

今作の制作によって、峰倉かずや先生の体調回復に少しでも良い影響があったらいいなと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

シリーズ中はじめて完走できた作品で

「最遊記」は漫画から入ってアニメも少し見ましたが、劇場版は見たけど、テレビシリーズは1話切みたいな状態で、あまり熱心ではありませんでした。なんかテレビだと漫画と違って展開がまだるっこしかったんですよ。おそらく西遊記がルパン3世みたいだったらいいだろうぐらいの気持ちで製作され続けていたシリーズだと思います。

しかしこのシリーズ最新作は違いましたね。まずおそらく中国現地にまで取材に行ったり、向こうのテレビ局の人たちから資料映像をもらったりしていたのかというぐらいの、本場感がありました。作画も非常によかったと思います。特に、途中の鳥葬がテーマだった話は演出作画ともにレベルが高かったです。また原作を私のように最近のものをあまり知らなくても、そこそこついていけるお話し作りだったと思います。キャラの描き方も、うまかったと思います。彼らのシリアスとギャグの配分がちょうどいい塩梅でした。私は四人組の中では三蔵推しだったんですが、それも不満だった点はありませんでした。彼らが本当に中国の奥地を旅しているみたいな感覚で、最後まで楽しく見られました。惜しむらくは原作がまだ完結していないので、話が途中で終わっているところで、いつか原作の話が連載終了したら、この調子で最後までアニメで見られたら本望です。いつかアニメシリーズも完結してください。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

口の悪い三蔵一行の天竺への旅

原作未読 全12話

今期(2022年1月)に続編が放送されるとのことで、この作品が事前にBS11で放送されていたので観ていました。

タイトルとおり「西遊記」をモチーフに玄奘三蔵一行がある目的のために天竺を目指し旅をするお話です。

ただ、時代設定がよく分からないですねw(古い町並みが描かれているのに、車・クレジットカードを使っていて三蔵法師は銃を武器にしていますw)

妖怪の倒し方も派手で残酷です。

この世界の昔のお話もあって、キャラどう繋がっているのか何となくですが分かりました。

まだまだ旅の途中でしたね。この作品を観て続きを観たくなりました。

OPはGRANRODEOさん、EDはラックライフさんが歌っています。

最後に、玄奘三蔵役は関俊彦さん、鬼滅では無惨役の方ですね。特徴がある声なので一発で分かりましたw お坊さんなのに口が悪いですね〜

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

71.8 3 三蔵法師アニメランキング3位
R.O.D READ OR DIE - リードオアダイ(OVA)

2001年5月23日
★★★★☆ 3.9 (459)
2061人が棚に入れました
読子・リードマンは、神田神保町で非常勤講師の仕事をしながら読書三昧の自堕落な生活を送っている活字中毒のビブリオ・マニア(蔵書狂)であるが、同時に大英図書館特殊工作部に所属し『ザ・ペーパー』と言うコードネームを持つエージェントである。\nある日、アメリカ議会図書館が何者かに襲撃され、大量の稀覯本が盗まれる事件が発生した。犯人が「偉人」と名乗る正体不明の異能者であるという事態を重く見た大英図書館特殊工作部は、読子に稀覯本奪回作戦を命令する。

@ちゅん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

見れば見るほど見たくなるアニメ

何気ないきっかけで見た作品なのですが、面白いです。

一冊の本を巡った能力バトル!となるのですが。

主人公がおっとりした性格のため、バトルシーンもどこかほんわかしています。
かと言って動きがつまらないかというと、全くそうは感じさせず。動きの一つ一つにこだわりが見えついつい見入ってしまいます。

動きだけでなく溢れんばかりの蔵書や秘密の入口などの好奇心をくすぐる背景にも注目です。

ところどころに脚本の名前が書かれていたりっていう遊び心も良いですねw

おかげで、「あのシーンはどうなってたのかな?」とか「このシーンの背景は…」なんて思いながらついもう一回見たくなります。


しかしOVAで3話でしたので詰め込み感やボリュームの無さを感じました。TVアニメ版があるとのことなのでそちらも機会があれば見てみたいと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

atoriesta さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

まず、タイトルがいいよねっ!

≪見た経緯とか≫

TVバージョンの方あるじゃないですか??
私は初め、友人の紹介であっちを先に見てる途中でした。
それで

「ぁ、OVAのが先なんだ…」

と後から気付き、TVの方では読子さんのことがよくわからないまま始まったので、内容を知る意味も込めて、TVバージョンを中断。こっちを観るのを優先しました。

≪総評とか≫

全体としては、おもしろかったです。見て損はしません。
読子さんのキャラクターが大好きになってしまったので
キャラの評価だけは4.5です。私事ですみません。

声優・音楽ともに3.0とかなってますが、別に悪いわけではないです。ただ単に昔の声優さんが多いので。私は根谷さんと下崎さんくらいしか知りませんでした。作風にはしっかり合致してると思ったので3.0です。

これを書いてる時点では、まだTVバージョンを見切ってはいません。なのでこれから登場するであろう、読子さんが楽しみで仕方ないです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

にゃんた さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

THE・オススメ

OVAわずか3話のなかにしっかりアクション、ミステリー、シリアス、コメディ、の各要素を収めており、それぞれのレベルが高い、隙の無い作品。

「スパイ大作戦シリーズにSF要素を加え、幅を広げた」
或いは「X-MENに緻密さを加え、奥行きを出した」
両者から長所を上手く取り出して融合させたような、そんな印象。
ぶっ飛んだ設定にもかかわらず短時間で理解し、感情移入がしやすかった。
これは、上記のような有名作品の雰囲気をちりばめていることと、
敵キャラの設定を(日本人)視聴者に馴染み深いものにしたからだと思う。

それにしても、主人公のコードネームが気になる。
・・・いまどき「THE」て。。でも、それを抜くと文字通り軽くなってしまうし(笑)
これもまた彼女の性格と合っている、または、スパイ大作戦シリーズのノスタルジーを喚起する目的がある、と考えておくことにする。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

65.0 4 三蔵法師アニメランキング4位
最遊記RELOAD(TVアニメ動画)

2003年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (120)
903人が棚に入れました
人間と妖怪が平和に暮らす桃源郷。しかし、そんな桃源郷に突如として暗雲が立ち込める。負の波動によって各地の妖怪たちの暴走が広がる。
そんな中、異変の元凶となっている牛魔王の蘇生実験を阻止するために三蔵一行は西へと向かっていた。
ストーリーは『最遊記』から約半年後、旅に出てから一年が経った桃源郷が舞台。前作『最遊記』に引き続き、彼らが1人の"男"として大きくなった過去編も充実している。ヘイゼル=グロース・ガトという敵か味方か未だ分からない男たちも加わる。衣装も新たに、また彼らは強かに走り出す…。

声優・キャラクター
関俊彦、保志総一朗、平田広明、石田彰、草尾毅

gazetter さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

おまけが本編

幻想魔伝・ガンロックとある中で、このリロードが唯一最後まで観た最遊記。
ストーリーは構成自体は悪くはないが、展開にやや欠ける。
しかし、2クールなので不快にはならない。
作画は2003年にしてはすごく綺麗。原作のクオリティをそのまま再現している。
声優はメイン4人だけでも豪華なのに、他キャラもすごいメンツ。
音楽は好きではなかったが、悪くもなかった。
あと、本編の最後に「うら最」という2~3分のおまけがあるのだが、これが1番面白い。放送当時は本編よりこっちの方を楽しみにしてた。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

coldikaros さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

なんかよくわからなくなった

一期は割と目的に沿った道を進み、それに沿った敵と戦っていましたが、後半これはちょっとズレました。
まぁキャラが全てといってもいいアニメなので、目的とかどうでもいいって感じも強いんですが、なんとなく今なにやってんだこれって感じがありました。
内容は、一期の続きもので、更に西遊記が元になっている作品なのでほとんど変わらずですが、上でも書いたようにちょっと意外な展開が訪れます。
後半は急な戦闘の激化はマンネリを防ぐためにはなかなかいい展開だとは思います。が、自分はあまりピンとこない話の流れでした。
全体的にキャラの単純なかっこよさをメインに話を作っているような感じなので、刺激の強い展開を好む人はこの二期が面白いと感じると思います。
アクションも演出もパワーアップしていて、後半の激化がかなりのものなのでそういう意味での面白さは上昇したと思います。
何にしても自分はあまりピンとはこなかったのでおすすめ出来ませんが、漫画からのファンや声優でアニメを見る人が見れば、なかなか興奮できるものだとは思うので、そのくらいには面白いとは言っておきます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

62.6 5 三蔵法師アニメランキング5位
最遊記RELOAD GUNLOCK(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (84)
572人が棚に入れました
人間と妖怪が平和に暮らす桃源郷。しかし、そんな桃源郷に突如として暗雲が立ち込める。負の波動によって各地の妖怪たちの暴走が広がる。
そんな中、異変の元凶となっている牛魔王の蘇生実験を阻止するために三蔵一行は西へと向かっていた。
ある村を訪れた三蔵一行。彼らはそこで妖怪から村人たちを守り、多額のお布施を受ける住職の寺に滞在するが…。

声優・キャラクター
関俊彦、保志総一朗、平田広明、石田彰、草尾毅

coldikaros さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

前が面白いと思えたなら

前が面白いと思えたなら、これも面白いと思います。
RWLOADとGUNLOCKはタイトルこそ分けられていますが、RELOADの終了直後にGUNLOCKが始まっているためあまり変化はありません。
違いがあるとすれば、物語の終着が余計にわからない作品になったということだけです。
内容に関しては、ここまでくれば最早説明もいらないでしょう。キャラがひたすらにかっこいいアニメ。それだけで十分です。
ちなみに、漫画は完結していませんので、このアニメで完結編というわけではありません。独自展開の完結なんかもしていないので、さっぱり見終わりたい人にはおすすめできません。
ただひたすら、これまで面白かったから続きも見たいという人に対してだけおすすめします。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

66.5 6 三蔵法師アニメランキング6位
劇場版 Fate/Grand Order 神聖円卓領域キャメロット 前編Wandering; Agateram(アニメ映画)

2020年12月5日
★★★★☆ 3.5 (50)
284人が棚に入れました
長く。長く、旅をしてきた―。遍歴の騎士に与えられた旅の終わり。西暦1273年エルサレム。かつての友と刃を交えようとも、遠き日の過ちと向き合うこととなっても、最後の忠節を果たすべく、ベディヴィエールは烈風吹き荒ぶ砂の大地を歩みだす。これは、ひとりの騎士の物語。

声優・キャラクター
宮野真守、島﨑信長、高橋李依、坂本真綾、川澄綾子、水島大宙、沢城みゆき、置鮎龍太郎、内山昂輝、安元洋貴、子安武人、田中美海、小松未可子、鶴岡聡、稲田徹、千本木彩花、鈴村健一

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ゲーム知らないので難解→修正版があり?

テレビのバビロニアしか知らないので、見ていて退屈でしたし、冗長に感じました。ただ、イスラエル周辺の砂漠地帯のロードムービーとしては、現地の有様がリアルにアニメで描かれていて、そこは嘘が少なかったと思います。しかし設定が聖都というファンタジーものにあるような基地を、十字軍のアーサー王と円卓の騎士が作っているという話で、史実にはありえませんし、もうゲームがそういうものだからといって納得させられるしかありませんでした。

そういう無理やりな感じが画面全体にあって、作画は落ちてはいませんが、とても力が入っているというものではなかったです。シナリオや絵コンテのテンポが悪く、長々と砂漠を歩いている場面が続くので、作画としてもやりようがなかったのではと思います。ただ戦闘場面はいつものFateらしく、そこはよかったと思いました。エフェクトなどは綺麗でした。特に最後のトリスタン戦はよかったと思います。

しかしとにかく話が獅子王のアーサー王を、その最後の側近であったベルヴィエールが倒しに行くという話で、もうわかるように沈鬱な話であります。アーサー王はたぶんFateシリーズのセイバーだと思うのですが、獅子王である人物の声優さんはいつものセイバーの人ではないみたいで、なんか見ていてよくわからなかったです。しかしベルヴィエールの回想場面ではセイバーだったですからねぇ。マシュと立香もいることはいますが、バビロニアみたいに大活躍という感じではなくて、物語を先導する役回りだけです。脇キャラも地味だし、恋愛模様もまったくありません。いやベルヴィエールのセイバーへの思いがあるのですかね?しかしシナリオではまったくそれは読み取ることは私にはできませんでした。後編はもう少しそのあたり改善されるのでしょうか。円卓の騎士の敵たちも、まったく感情移入できないキャラたちばかりで、敵ながらあっぱれとかそういうものがほとんどありませんでした。とにかくFateのHeaven's feelやZeroのノリを期待したらだめです。

けれど見ていてよかったと思ったのは、特殊効果で、ベルヴィエールの回想場面で、昔の童話の挿絵みたいなタッチで人物が動いていたことです。そこは昔絵本でこういう絵を見たな、ということで懐かしかったですよ。円卓の騎士の話もありましたかね。そこだけは、作画点として加算させていただきます。

追記・2021/12/28

Youtubeでこの劇場版キャメロットのコマ切れ動画がたくさん昨日から出ていて、気になったので某所でこの前編の動画を見てみました。同じ動画かと思いきや、明らかに修正版です。話のシナリオの方もだいぶ変更されていると思います。ヴェルビエールとセイバーの回想場面が変更になっています。その他、数えきれないぐらい変更点がありました。某所についてはここで明言する事は避けますが、あるという事だけ書いておきます。

作画も全編にわたり修正が入っています。こうした例は以前フルメタルパニック3でも見た事がありましたが、本作でもやり直しをしたようです。修正版は本当に素晴らしく、私が以前指摘した問題の部分はすべて改善されていました。惜しむらくは、おそらくこの動画は劇場公開時には間に合わなかっただろうという事で、きっと製作が大変だったのでしょう。しかしこうしてファンの元へ、また改善版を届けることをしたスタッフの方々は、非常に良心的だと思います。

従いまして、点数の方も大幅にアップしておきました。後編はまたそのうち見られればいいと思います。この作品も他のFateシリーズのように、名作になればいいと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

そして、この旅の終わりを知る

この作品の原作ゲームは未プレイですが、2016年から2018年まで大晦日に放送された特番や、2019年に放送された「絶対魔獣戦線バビロニア」は視聴済です。

そしてビックリなのは、dアニメストアで5/1~5/15までの期間限定で配信されたことです。
きっと後編の劇場公開がコロナ禍の影響で5/15に延期になったこともこの配信に関係があるのかもしれませんね。

きっと原作ゲームをプレイ済の方にとっては堪らないご褒美的な作品なんだと思います。
私はアニメしか視聴していないので、そこまでご褒美的には受け止められませんでしたが、この作品の魅力の一つである「過去にアニメ化された作品」のキャラに再びお目見えできるのは個人的に嬉しかったり…


「私は今度こそ、この手で、我が王を殺すのだ――」

遍歴の騎士・ベディヴィエールとカルデア一行が足を踏み入れた特異点――
西暦1273年のエルサレム。
そこは民たちが住処を追われ、三つの勢力が対峙する不毛の地であった。

白亜の城を築き、民を殺戮する獅子王と「円卓の騎士」を討つべく、
ベディヴィエールらは「山の民」と協力し立ち向かう。
大切な仲間をも喪う死闘を終えた彼らは、
強大な力を持つ「太陽王・オジマンディアス」に同盟を持ち掛ける。
しかしオジマンディアスは獅子王の計画を明かし、
自らの民を守るためにその提案を一蹴する。

獅子王の真意を知り慄くベディヴィエールたちだったが、仲間たちとともに、その目的を阻止すべく、
聖都・キャメロットへの進撃を決意するのだった。

そしてついに、聖都決戦の日を迎える。

冷酷非道に成り果てた獅子王の真の狙いとは。
滅びの約束された世界で、人類を救済する方法とは。
赦されぬ罪を背負い続けたベディヴィエールの迎える結末とは。


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

この作品で描かれているのは、「第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット」のシナリオが基になっているそうです。
2019年に放送された「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-」は、第七特異点を基にしています。
第六特異点の方が、第七特異点より先行した物語であると考えるのが一般的だと思うのですが、今回この作品を視聴に伴い、一般的な解釈だとちょっと辻褄の合わない点があることに気付きました。

物語を視聴したのは前編のみです。
従って、後編も視聴すると辻褄が合ってくるのかもしれませんけれど…
この作品を視聴する上で結構重要なキャラに関する辻褄なので、引き続きフォローしたいと思います。

アニメーション制作は、Production I.Gさん…
これまでfateシリーズはufotableさんによってアニメ化された作品が多いですが、2019年にテレビ放送された「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-」はCloverWorksさんが制作されているんですよね。
ufotableさんとは作風の違いを感じましたが、CloverWorks制作の作品とは、殆ど違和感がありませんでした。

この「Grand Order」を一つの括りだと考えると、結果的には良かったんだと思います。
もっとも、Production I.Gさんのクオリティに文句の付けどころなんて、そもそも無いんですけどね^^;

一方物語の方ですが、作品のタイトルに「円卓の騎士」とある通り、アーサー王とアーサー王に仕えたとされる騎士の物語が描かれています。
円卓に座ることを許されたランスロット卿、ガウェイン卿、トリスタン卿やモードレッド卿など、著名な人物が登場するので視聴意欲も俄然湧いてきます。

藤丸立香や、マシュ・キリエライトが円卓の騎士と、どの様に関わりを持っていくのか…
そもそも第六特異点における歪みの元凶は何なのか…
見どころも盛りだくさんですよ!

主題歌は、坂本真綾さんの「独白」

上映時間が約1時間半程度の物語でした。
ゲームをプレイしていないので、理解度は浅いと思いますが、浅いなりに楽しませて貰えた作品になりました。
後編も絶対視聴したいと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

トリスタン良い

視聴前 確か

視聴後 えええ

この話は第4特異点の話
本作はFGOを原作とするアニメなんですが、おそらくゲームやらないとわかりません。最低でも一章は見とかないとマシュの関係やカルデアの関係はわかりません。私は原作のストーリーを知っているのですが、なんだかんだ覚えておらず、思い出す形で本作を視聴していました。

まず思ったのが「新規殺しだなぁ」といものです。本作を気にFGOを始めようという方は本作を見ないほうが良いです。分かってなければ鬼ほど面白くありません。

まず物語構成としても微妙です。尺が足りないのか、だいぶ急ぎ足の展開となっています。FGO原作を知ってる側からすると何回もめんどくさい戦闘と会話が無いせいで、すぐに移動が終わってしまい違和感がありますし、知らない人は何がなんだかわからないでしょう。果たして本作の需要はあるのか。

そして一番の問題はキャラです。本作の魅了は(おそらく)キャラの魅力なのにも関わらず一キャラに対する尺が短すぎる。これではモブと同じ扱いです。せっかくのFGOの良さを本作は全てダメにしています。

極めて残念です。しかしやはり原作を知っている人からすると「動いている」という事実だけでもちょっとうれしいですから多少の需要は満たされたということですね。私はハサンとトリスタンがキャラ的に大好きなのですが、本作のトリスタンが良いものでした
もはやトリスタンしか見てないまでありますけど、とりあえず内山昂輝さんとトリスタンあいすぎでしょ。
サハンも良かったですね。静謐のサハンが可愛かったですい、呪腕も良かったですね。

どう転ぶのかは分かってはいますけど、わからないので今後の楽しみ、ということです。あまり期待せずに

監督は末澤慧さん。単独監督は初だそうですね
脚本は小太刀右京さん。ロード・エルメロイII世のシリーズ構成をされた方ですね
キャラデザは細居美恵子さんと黄瀬和哉さんと温泉中也さん。やはり多いですね
劇伴は芳賀敬太さんと深澤秀行さん。
アニメ制作はプロダクションIGさん。攻殻機動隊やPSYCHO-PASSを制作したところですね

作画は良かったです。戦闘シーンも作り込まれいました。
主題歌はおなじみ坂本真綾さん作詞歌唱、内澤崇仁さん作編曲の「独白」
声優さんは良かったです。特に内山昂輝さんが。

総合評価 トリスタンすきぃ

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

63.7 7 三蔵法師アニメランキング7位
最遊記RELOAD ZEROIN(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (40)
148人が棚に入れました
かつては、人間と妖怪とが共存する平和な世界だった桃源郷。 しかし、500年前に闘神 ナタク太子によって、天竺国の吠登城に葬られた大妖怪「牛魔王」を禁断とされている「化学と妖術の合成」によって復活を目論む者が現れた。   その影響である「負の波動」が桃源郷全土に広がり、妖怪達は突如として自我を失い、凶暴化して人間を襲い始め混沌と化す桃源郷。 事態を重く見た観世音菩薩は三仏神を通じ、玄奘三蔵に孫悟空、沙悟浄、猪八戒らを連れて西へ行くように命じる。 「牛魔王」蘇生実験の阻止のため、4人の旅が始まった。   旅の最中、四人は西から来たという謎の異国人ヘイゼル=グロースとその従者ガトという人物に出会う。 妖怪の魂を使用して、人間を蘇生する不思議な術を使うヘイゼル達と成り行きで行動を共にする三蔵一行。   だが、そこに彼らにとっての因縁の人物・烏哭三蔵法師が忍び寄る―――。  

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

女性向けなのでパス

いや懐かしいですね。え、もしかして原作続いてたの?
という感じに原作のことは追いかけていないので、どういう事情で再アニメ化したのかさっぱりわかりません。

原作のことはあまり真面目に読んでいませんがよく知っています。
女子に人気の漫画ですね。

オタクってこういうの好きそうだよね、と言われそうな漫画アニメってのもあると思いますが、そう言われるとたとえ的確でもイラっとくるのは百も承知なのですが…。
私が『女子オタってこういうの好きそうだよね』とイメージするのが本作品です。
イケメン同士が憎まれ口をたたき合いつつイチャイチャ旅し、適度に苦戦して割と流血しているイメージ。女子は好きそうだなーと思います。
私は好きでは無いですが。

というわけでよく知っていますが別に好みでも無いので…一応一話は見ましたがもう良いです。

さて気になったのは古いアニメをリメイクすると当時の声優が再集結するところですね。
特に保志総一朗って、この時代はあっちでもこっちでも主人公を演じていたはずがふと気づいたら全然見なくなっている。別に引退しているわけでも無いですが、何なんでしょうねこの現象は。
最近前原圭一で主役をやってましたが、あれもかつてのですし…。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

昔からのファン向けですね

私ははじめて見ますが、そんなに複雑な話でもないので話についていけないってことはないです。
イケメン4人が仲良く?ケンカしながら旅をするアニメで、キャラクターでもっているような作品ですね。

原案が西遊記なので、西に進みながら相容れない敵がいたら倒す旅って感じでしょうか?(前の作品見てないのでわかりません)
演出とかデザインとかキャラクターとか空気とかなんか古い感じがいたるところに出てますね。

女性向けな作りで、悟空や三蔵さん達がワイワイ騒いでてそういうところがファンから愛されているんだと思うんですけど、古臭い作りのせいでファンの人には申し訳ないのですが流行に乗り遅れた人たちが内輪ネタで盛り上がってる感じがして魅力的には見えませんでした。
新規の人に向けては作られていないのでしょう。

昔からのファンの人は良いけど、女性向けコンテンツって流行や鮮度が大事だと思ってて、古いイメージで作ると新規にウケるのは難しいと思う。

ずっと見続けているファンを大事にしたほうがいいと思うけど、質もあまり良くなくてファンが喜ぶのかわからないですね。

ちょっと最後まで視聴するのは厳しかったので途中で断念しました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

62.2 8 三蔵法師アニメランキング8位
悟空の大冒険(TVアニメ動画)

1967年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (20)
73人が棚に入れました
手塚版『西遊記』こと『ぼくの孫悟空』を下敷きに、ギャグコメディ、ホラーアクション、ミュージカルと多様な魅力を盛り込んだ一大快作。暴れ者ゆえ岩の中に封じ込められたお猿の孫悟空はようやく解放されて、天竺に向かう三蔵法師のお供となる。道中の仲間は食いしん坊の豚・八戒、一攫千金の宝捜しに執着する老人の沙悟浄、そして時折現われる可愛い仙人の娘・竜子だ。妖怪やギャングを成敗しながら、悟空たちの冒険の旅は続く。

66.4 9 三蔵法師アニメランキング9位
ドラえもん のび太のパラレル西遊記(アニメ映画)

1988年3月12日
★★★★☆ 3.6 (91)
528人が棚に入れました
のび太は「西遊記」の劇に出ることになったが、脇役で妖怪の一人なので面白くなかった。本当は孫悟空をやりたかったのだ。のび太は本物が見たくて、タイムマシンで当時のシルクロードへ向かった。そこでのび太は女の子に悟空と間違えられて大喜び。しかし、戻って来て皆に報告するが、誰も信じてくれない。のび太はドラえもんと再びシルクロードへ行くがやはり、悟空は実在しなかった・・。
ネタバレ

ざんば さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

のび太「やあやあ我こそは石から生まれた石猿、孫悟空だぁい!!」

↑ジャイアン「な~にが、だぁい!!だ。」ボカッ
この掛け合いは今でも良く覚えてましたw
久しぶりに見ましたがとても懐かしかったです。

え~改めまして今作は1988年公開のドラえもん映画。
タイトルのように西遊記がモチーフですね

あらすじは本物の孫悟空に会うためにのび太は
7世紀の中国に行ったところ
そこにはのび太そっくりの孫悟空が!!
とまあ、こんなところですね。

1番印象深いのはなんといってもパラレルの世界ですね
まさかあんなミスで未来が変わるなんてね。
{netabare}ただのギャグ展開からのあの落差はすごいですね
特に私はママが怖い、超怖い、なにあれ・・・
こんなのを小さい頃よく見てたなあ・・・なんて思いました
ママの声優、千々松幸子さんのドスの利いた演技が素晴らしいですね
聞いてて背中がゾワゾワしてきます。
さらには、トカゲのスープに先生の変身などなど・・・
当時の子供達にトラウマを植え付けたんだろうなと思いますw
ただ自分的には他の3人の危険が危ないところが見れなかったのは残念。{/netabare}

そしてストーリーの伏線のまとめ方が素晴らしい!
流石ですね~
見終わった後に疑問点がなくて
綺麗に回収していきますので気持ちがいいです

う~ん!
ドラえもんはどれを見ても飽きさせないし
ワクワク、ドキドキさせてくれますね。
何回見ても面白いのは本当に凄いですね~



超余談ですが
超レアアイテムのこうもりホイホイ銃が出てきたときは
秘密道具大百科を当時、何度も何度も読んでいた私は興奮してました
こんなものどこで使うんだ?なんて思ってましたからね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9
ネタバレ

アリス★彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アニメオリジナル

ドラえもんの映画として、エンターテイメントを重視して考えるなら、上位に来る作品でしょう。アニメオリジナルでしたが、とっても面白かったです。

ドラえもん達が歴史を改変してしまい、大変なことになります。
その元の原因となるのは、ドラえもん達という皮肉。
自分たちで起こしたことを解決する、そういった内容です。

子供の時の感想ですが、西遊記の舞台なので、スケールが大きく、ワクワク感もありました。

ただ、自分たちが原因で起こったことを、自分たちで解決するのに、くだらなさを感じてしまう方は、視聴をおすすめしません。

本作をエンタメ作品としてか、文学作品として観るかで、評価が変わってきます。エンタメ作品としてみると、最後の落ち{netabare} (ドラミが来たこと){/netabare}は視聴者の予想を欺く展開で、なかなか面白く、かつ理にかなっていて、高評価に値します。「ラストの上手さ」以外にも、視聴者を飽きさせない展開、テンポの良さ、なども評価が出来ます。
しかし、文学作品としてみると、テーマがいまいち掴みづらく、薄っぺらさを感じるので、評価が出来ないかもしれません。ドラえもんの昔の映画と比べると、この作品には、テーマの深みというものが不足しています。アニメオリジナルということもあるのでしょうが、藤子・F・不二雄さんの特有の深さ(注釈:1)というものが感じられませんでした。なので、そういう視点から観ると、満足が出来ないと思います。

注釈:1(秘密道具のメリットを描きながら、デメリットも描いて、人間的な本質的な部分を描く)


私は、エンターテイメントとして、面白いと感じたので評価を高くしておきます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

三蔵法師の器の大きさが光る

シリーズ9作目。
{netabare}
のび太とジャイアンらとのいざこざをきっかけとして、大昔の中国にドラえもんの道具のヒーローマシンの中から西遊記に登場する妖怪たちが現実世界へ解き放たれ、結果歴史改編されてしまうという導入。

歴史が変わった現代の、学校のみんなや家族が妖怪になっているという描写はなかなかホラー色の強い演出だったと言える。

歴史改編が起こったのは元を正せばのび太のせいなのだが、途中からドラえもんのミスみたいになってたのが切ない。こういうところがあるからのび太のことは好きになれないんだよなぁ。ただでさえあらゆる能力が低いのに性格まで悪いからなぁ。

全体的にはオーソドックスな冒険回で、西遊記になぞらえたストーリー展開で、ラストは牛魔王を倒して歴史も元通りになりハッピーエンド。ドラミが今回もナイスアシストを決めた。

前半のホラー展開にはハラハラさせられたが、後半は盛り上がりに欠け、ラストもあっけなく終わってしまう。見せ場が少なすぎる。ハッキリ言ってぽっと出のドラミが最も活躍している。もっと悟空の能力を活用するとか、リンレイとの友情を育む描写があったりすれば違ったかも。ドラえもんの道具も真新しいものは何も登場せず。設定はいいものがそろってたのに活かしきれてなかった感じ。

作品としてはお粗末な点が目立つが、リンレイがスパイであることに気付いていた三蔵法師の器のでかさと二人の絆の表現は良かったと思う。

また、主題歌が何回も劇中で使われているのが印象的だった。イントロがなんかおもしろい。

余談だけど、作中のヒーローマシンは22世紀のゲームなわけだけど、これ今でいうVRに近いやつだよね。現実で22世紀にもなればヒーローマシン以上のゲームが開発されているかもしれないね。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

62.6 10 三蔵法師アニメランキング10位
最遊記RELOAD -burial-(OVA)

2007年4月27日
★★★★☆ 3.7 (40)
254人が棚に入れました
峰倉かずや原作による人気アニメ「最遊記」シリーズのOVA第1巻。原作コミックスシリーズの中でも人気の高いエピソード「埋葬編」を収録。最遊記の裏のストーリー、三蔵、悟空、八戒、悟浄たちの出会いを描く。

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

シリーズファンには凄くいい

テレビシリーズでも若干は触れられていたものの、微妙に曖昧なままになっていた主人公達の過去についての話です。
原作ファンにも評価が高い回を単独で描いたということらしいです。
内容は、それぞれのキャラの過去についてオムニバス形式で描いていきます。単純に過去編って認識でいいでしょう。
映像も大分良くなって、この作品の良さであるかっこよさがより一層際立つようになり、作品としての魅力が高まったと思います。
曖昧な過去がはっきりとしたことで、今までに見たシリーズに対してもやっとはっきした見方ができるようになった気がします。
三期までが自分にとってあまり面白くなかったとは言っても、キャラに対して感情移入はしていますから、かなり面白いと思えました。
自分のような人にも、逆にそもそもテレビシリーズが面白いと思えた人にも、おすすめ出来る話です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0
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