2024年度のワールドおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2024年度のワールド成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月06日の時点で一番の2024年度のワールドおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.9 1 2024年度のワールドアニメランキング1位
機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (12)
57人が棚に入れました
宇宙世紀0079年、ジオン公国は地球連邦政府からの独立を宣言し戦争状態に突入した。新兵器モビルスーツの活躍により序盤こそ優位を保ったジオン軍だったが、地球の全面制圧を行う戦力はなく戦況は膠着する。そして開戦から11ヶ月後、東欧のジオン軍占領下にある基地の一つが連邦軍に奪取される。その奪還に向かう混成大隊の中に、宇宙から降りてきたばかりのモビルスーツ小隊、ソラリたちレッド・ウルフ隊の姿もあった――

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

インヴェイダーズ・ナイトメア

ネトフリ製ジオン視点のガンダム各話35分全6話

世界観こそ完璧なまでのガンダムワールドだが、お話的には戦場を舞台にしたパニックホラースラッシャームービーと言っていい。ジオン陣営を軽々と蹂躙していくガンダムがマジで怖い。ジオンは侵攻側なので乏しい資源をやりくりしつつ頑張ってるが、連邦の白い悪魔はひょいっと単騎でやってきては無双アンド無双。目の前で展開される無慈悲な虐殺ショーになすすべもないジオン兵。

撃たれる前にかわす超反応。瞬時に距離を詰める超機動。射程外から貫通するビームライフル。サクサクと機体を刻むビームサーベル。ええい!連邦の〜とか言ってる場合じゃない。一般兵は見たら死ぬ。まさに悪魔。

リアル寄りのCGだがメインキャラはわかりやすいデザイン。軽口を叩く兵士たちによる超人のいない世界観は一般的な戦争映画っぽいノリ。しかし途中で出てくるいかにもマンガっぽいやつがマンガっぽい作戦を指示するのでやや興醒め。クズ上司はずっとクズなのでカタルシスも弱め。ネタバレは控えるがアメリカ戦争映画のラストのように男女がキスしてUSA!USA!にはならないので安心してください。

モビルスーツがカッコよければ良かろうなのだ!

最新機のちょうつよいガンダムに劣勢ながらも現地即席改修機体で足掻くロマンとカタルシス。みんなだいすきグフカスちょーかっけえ。やたらと異次元なガンダムを除いて、ザクやグフはゲームみたいにピョンピョンし過ぎず、かといってアクションを楽しめる程度には鈍重過ぎない調整で画面映えするファンタジーバランス。そもそも兵器が人型である必要ガーなひとはこんなの観てはいけない。

ミリタリー萌えの御仁にはご褒美でしかない映像美。マゼラアタックやザクタンクやガンタンクなどのモビルアーマーはもちろん、AFVは当然としてトラックや輸送車なんかの軍用車両もいちいちカッコいい。眼福。しかし人物のCGは正直もっと頑張って欲しかった。不意に出てきたモロ実写の手で笑う。

幽白は絶望的だがこれは続編作って欲しい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

英語学習用3【役立ち度★★★☆☆】

ガンダムはにわかなので、詳しい設定は知りません。
でも、本作のPVはすごかったので、
本編を観たら、あっという間に6話を観終わりました。

とにかく、映像がやばい。
ほぼ映画クオリティで作成された3D映像は、
ネトフリの潤沢な資金供給がなせる業でしょう。
特に、モビルスーツの動きがいい。
宇宙ではなく地球が戦闘の舞台なので、
重力がある状態でのモビルスーツの動きに
こだわりを感じました。

本作を観ていると、パシフィックリム1を思い出しました。
アニメ的じゃなくて、真面目にロボット工学を考えると
この辺りが説得力のある稼働だよね思わせる点が同じだと思います。
パシリムは、アメリカ映画にありがちなビックリシーンが
あるので、このガンダムはそういうのがない分、
純粋にメカアクションを楽しめました。
(しかも戦闘シーン多め!)

なお、一応英語学習用に全編英語で観ました。
戦争モノなので、専門用語が多くすんなりと理解することは難しい
ですが、英語版をメインに作成されているようなので
映像とのマッチングに違和感はありませんでした。
ネトフリオリジナル作品だと、字幕と音声が合っているので
学習面では助かります。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

anikorepon さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

何か違和感がある……

CGの出来栄えは素晴らしく、細かいディティールは作画作品ではできない領域。
ビジュアルディティールが細かい分、アニメの魔法が解けてしまった感じがしてしまうのが残念なところ。


ガンダムという巨大兵器がリアルな戦闘をする描写は大変よくできていて、一昔前なら絶賛していたかもしれないが、さまざまな部分でCGの限界(予算の都合?)が見えてしまい、いまいち手放しに賞賛できない感じがしてしまった。
(本物の戦場の様子がYoutubeで見れる時代になった時代のせい?)


鉄砲を持っているのにチャンバラをするのはガンダムとしては当然のことなのだが、リアルすぎるCGのために「遠くから撃てばいいのに」などと思ってしまったりしたので、厄介なおじさんになってしまったものだとつくづく思う。


色々と工夫はできると思うが、ガンダムというコンテンツの都合、落とし所としてはいいところに落ち着いたのだろう。


(ボトムズだったら、しっくり来る作品になったかも知れないけど、企画として通らないよね)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

計測不能 2 2024年度のワールドアニメランキング2位
インサイド・ヘッド2(アニメ映画)

2024年8月1日
★★★★★ 4.1 (8)
19人が棚に入れました
ディズニー&ピクサー作品『インサイド・ヘッド』の続編。
転校した学校にも慣れライリーの頭のなかの、ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリの感情たちは、ライリーが幸せに暮らせるように奮闘する日々を送る。ある日、高校入学を控えたライリーの頭のなかで突然大きな謎の警報が鳴り響く。戸惑うヨロコビたちの前に、最悪の将来を想像してしまう「シンパイ」、いつも誰かを羨んでいる「イイナー」、退屈で無気力な「ダリィ」、モジモジ恥ずかしがっている「ハズカシ」の感情たちが現れる

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ついに、私の愛したピクサーが帰ってきたぁ!!!。今年のマイ・ベスト確定かも。

 帰ってきた。ついにあのピクサーが帰ってきたぁ!。エンタメとテーマ性を両立させる傑作連発のピクサーが帰ってきた。


 正直近年の不調続きや、本作だと監督交代もあってそれこそ『シンパイ』もあった。それらを覆す、前作に勝るとも劣らぬ傑作でした!。


 ハッキリ言って前作も今作も完璧ではない。楽しいけど、ちょっとあっちにこっちに寄り道し過ぎとか。全部の感情に意味があったって納得させる展開とは言いづらいとか。


 しかし、それをら遥かに上回る魅力があるから私の大好きな作品なのだ。まず、キャラや世界観の見せ方が楽しくて実に嬉しい。説明なシーンでも全然退屈じゃない。今回は掴みからもう愛おしくてたまらなくてしょぱなからやられました。アニメでここまでアイスホッケーを上手く描いた作品も初めてかも。


 さらに、今作キャラが増え、描写力も増して彼等が絡んでるだけで可愛い+尊い!。特にやはりヨロコビとカナシミの2人(地味にダリィーも良い仕事してる)。今回は前作よりみんながより活きるようになっている。


 そして、本シリーズの特に秀でたポイント。ピクサーの傑作全体に言えることだが、見事なテーマ性が物語として結実する瞬間の圧倒的な力である。


 前作と本作はある意味ちかいテーマともいえる。前作では不要だと思ってたカナシミも意味があった。つまりヨロコビとカナシミは対になる存在だったというところに落着させるドラマが見事にエモーショナルと噛み合っていた(ビンボンの件も勿論)。


 そこで今回だが、シンパイもまたヨロコビが今までやってきたことと密接に絡みあっていた、と伏線回収させるのは実に上手い。ただ、前作に比べると一押し足らない感じではあった。そこを更により大人な領域に到達し、最後は大傑作『ソウルフルワールド』と同じ結論へと導くなんて!


 あんま書くとネタバレになるので全容は書きませんが、良い意味で本当の意味で大人な作品としか言いようがない。


 人間のキャラデザが微妙に所謂美少女ばっかからズラしてるのも、性的とは言わないでもロリキャラとして萌えの対象にしないで、自分の、或いは実際の子供たちのように描こうとする誠実さがある(すぐにポリコレが〜とか騒ぐ輩には一生わからん境地や)。


 とにかく帰って前作だけじゃなくピクサー映画をまた見たくてたまらない!。そして、本作もそういった過去の名作群に仲間入り決定。これは今年のマイベスト確実かも。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6
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