2024年度のワクワクおすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2024年度のワクワク成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月21日の時点で一番の2024年度のワクワクおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

64.4 1 2024年度のワクワクアニメランキング1位
ドラゴンボールDAIMA(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (37)
130人が棚に入れました
悟空たちの新たな冒険が幕を開ける!突如として子供の姿に戻ってしまった悟空とその仲間たち。彼らは元の姿を取り戻すため、謎に満ちた「禁断の世界」への旅に出る。
その世界で彼らを待ち受けるのは、強大な敵と予想もしない試練。しかし、悟空たちの闘志は健在!小さな体で、しかし大きな勇気と友情で、彼らは困難に立ち向かう。
新たなキャラクターとの出会い、懐かしい顔ぶれとの再会。そして、ドラゴンボールの世界がこれまで明かさなかった秘密が次々と明らかに!『ドラゴンボール』シリーズ40周年を記念する、笑いあり、感動あり、そしてハラハラドキドキの大冒険が今、始まる!

lostmemory さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

自分は何を求めていたのだろうか?

※追記の追記 
実は2024年の4月頃にこの作品は既に全話完成していて
全20話で納品済み。という情報が流れていた。が、当時
は噂程度で聞き流してた。が、公式が全20話なのを発表
したので噂が確定に変わった。途中で結構前に亡くなった
声優さんが何人か出てた時点で噂の信憑度は上がっていたし。
加えて作品の企画自体は2018年からスタートしてたらしい。
なんでも映画のスーパーヒーロー(2022)と並行して進行
してたとか。当然当時鳥山明はまだ生きていたので
関わったTVシリーズとしてはこれが遺作と思われる。
鳥山明としてはずっと謎だった魔界という世界を今作
で描きたかったのだろうか?

※追記 
粘ってみたが残念ながら自分には面白い作品とは
思えないしこれからも面白くなりそうにないので
ここで離脱させてもらいます


正直今のところ面白いとは言えない。
加えて、自分が見たかったドラゴンボール
の新作とは一体何だったのか?自問自答している。
スーパーみたいなひたすら強いやつと戦うやつか?
でもそのパターンはもう見飽きた感じはあるし、
強さもこれ以上の進化は無理があるだろう。
かといってこんな冒険が見たかったかというと…
その答えを探すためにもう少し付き合おうと思う。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 2
ネタバレ

腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

正直、見る目変わった

GTのドラゴンボール集め編を彷彿とさせる冗長ぶり、ギャグもつまらなくて滑ってる。戦闘シーンもグロリオはそこそこいいし、悟空の戦闘シーンも思ったよりはよく出来てるけど弱体化アピールが露骨すぎて萎える。

声優変更に関しても変更自体は文句ないが変更先がどうしても演技が見劣りするのは仕方ないにしても許容できないのがベジータとピッコロの声。ミニベジータとミニピッコロの声質が無駄に似通っているし、ミニベジータ役の演技は特に酷い。

ストーリーはこの後面白くなる予兆はあるのか知らんが、この体たらくで大丈夫なのか?

12話まで見たが思いのほか盛り上がってきて先がどんどん楽しみになってきた。{netabare} 魔人クウやドゥーの出現、ベジータの超サイヤ人3覚醒 {/netabare}など見どころが増えてきて、2クール目以降も楽しみになってきてる。ただベジータに関しては、堀川さんのお声で聞きたかったなぁ

投稿 : 2025/02/15
♥ : 1

おかゆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

実はそんなに「冒険」をドラゴンボールに望んでいないのかもしれない

1話の導入の時点で早送りしたくなるほど微妙だった
それ以降も惰性でみてるけどやっぱり全然面白くない
悪い意味で子供向けになったと思う、深夜帯なのに。

よくドラゴンボールGTは最初の方の宇宙を冒険しているところが面白い
なんていう評価を目にするけど
DAIMAをみて冷静に考えてみたら、自分はGTリアル世代だが
冒険なんかいいから早く超サイヤ人3で戦わないかな、ってぼやいてたのを思い出した

初代の冒険は初代だから面白いのであって
キャラが飽和してる今やってもあんまりお面白くないね。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 2

66.6 2 2024年度のワクワクアニメランキング2位
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる 第2期(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (128)
400人が棚に入れました
異世界に転生した主人公アルス・ローベントは、小さな領地を持つ弱小貴族の子として生きることになった。 アルスには特別な知力や武力はないが、生まれながらにして他人の能力・ステータスを見抜く“鑑定スキル”を手にしていた。 そのスキルを活かして世に隠れた「逸材」を発掘し、弱小領地から最強の領地へと変貌させていく。 心優しいアルスと、個性豊かな逸材たちの出会いと成長を描く異世界統一記が今、始まる!
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いくさの中で

原作未読 全12話

転生貴族、鑑定スキルで成り上がるの2期です。関係性から1期からの視聴をオススメします。

今回は、戦がメインで、鑑定スキルで登用した部下たちの活躍を中心にお話が進んでいきます。

交渉での駆け引きや敵の意図を見破り、逆手にとって攻略したりと大活躍でしたね。

戦死者の家族に1件、1件手紙を出したり、故郷に帰ったときは戦死者の家族にお詫びして一緒に泣いたり、優しさが滲み出るシーンが何度もありました。

こういったシーンは他の作品ではあまり見たことがありません。

戦も一段落して、 {netabare}戦の功績から出世してアルスは故郷に帰ってきます。そしてアルスはリシアと結婚して正式に夫婦となります。

かけがえのない伴侶が出来て {/netabare}守るものが多くなったアルス、まだまだ戦は終わっていません。

3期も決定していますので続きが楽しみです。

OPはPassCodeさん、EDは田中有紀さんが歌っています。

最後に、主人公のアルスは鑑定のスキルの能力を持っていますが、人を引きつける能力も持っていますねw

投稿 : 2025/02/15
♥ : 12
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

北の某国の将軍様!? →「アルス様マンセー!!」がやたら鼻に付く

【レビューNo.168】(初回登録:2025/2/2)
ラノベ原作(なろう)で2024年作品。全12話。
1期の最後の模擬戦がコントのような締まらない出来だったので、戦が本格化
する2期はもう少し面白くなるかと期待していたのですが・・・


(ストーリー)
異世界に転生した主人公アルス・ローベントは、生まれ持った才能「鑑定スキ
ル」を活用して、世に隠れた「逸材」を発掘し、その陣容を整えつつあった。
そして世間ではミーシアン州の次期総督の座をめぐるクランとバサマークの争
いが激化、クラン陣営に馳せ参じるためにアルスも挙兵、戦において次々と武
功を挙げていくのだった。


(評 価)
・戦における緊張感のなさなどいろいろと残念な出来
 「低予算なろう作品」ということで、作画についてはある程度大目にみる点
 を差し引いても、戦闘シーンや軍議など大事な場面であまりにも緊張感がな
 さすぎる。
 ただただストーリーをなぞっているだけというか、話にメリハリがなく視聴
 していてワクワクとかハラハラといった感情が全く湧いてこない。
 これは演出等工夫でどうにかなる部分でしょう!

 この辺は1期のレビューで書いた 
 >「鑑定スキル=情報収集」ってだけの能力なので、人材発掘以外の見せ場
 >が創りづらい → 今後アルス様をどう魅せていくのか?
 この課題に対するアンサーが
 「仁愛に満ちた大将」
 という路線を強く押し出したいという思惑を感じるところはありますね。
 「『アルス様の仁愛(いい人ぶり)』>『戦記モノ』」
 というみせ方にしたいみたいな。
 しかし物語があまりにも"のべ〜"っとした感じなので、どっちつかずの共倒れ
 となってる印象ですね。

 それにアルス様の「仁愛エピソード」も他のレビュアーさんも指摘している
 ように、短絡的でひねりがなさ過ぎてなんか薄っぺらく感じてしまうんです
 よね。


・発掘した人材の活躍も期待外れ
 これも戦になれば「発掘した人材が大暴れ」という展開を期待してましたが
 残念な結果に終わったかなっと。
 特にリーツやシャーロットといった武闘派組は。
 ・リーツ
  戦で戦況を切り開くより、アルス様への過保護ぶりが一層ひどくなったり
  戦いの最中に敵に武術指導を始めたりともうコメディ要員扱い
 ・シャーロット
  特大火焔魔法で敵城の大門をぶっ飛ばすなどの描写もあるが
  (これ位チート能力があればチマチマ作戦を練って攻める必要なくねえ?
   って感じなんですがw)
  とにかく見せ場が少なすぎる
 むしろ隠密行動が得意なファムたち雇われ傭兵団の活躍の方が目立つだろう
 っとw
 しかし彼らも終盤で{netabare}「俺たちもアルス様の配下につき忠誠を誓う」って!?
 これも一気に興醒めしましたね。
 お前ら誰の下にもつかないはぐれ者的な感じがよかったのに、魅力ガタ落ち
 だよ・・・{/netabare}


・見どころはリシアの交渉術だけ
 唯一の見どころは「サマフォース帝国の皇帝への仲介依頼」に関し、キーマ
 ンとなる宰相シャクマとの交渉シーンですかね。
 交渉にはリシアが中心となってあたるのですが
 {netabare}・シャクマは欲深い人間で賄賂は避けられない
  (しかもクランのバカ息子がやらかして不利な状況)
 ・ではいかに賄賂の額を低く抑えるのかと見せかけて・・・
  実はいかに短期で交渉を締結させるかが重要 {/netabare}
 大局とシャクマの人間性を見定めたリシアの交渉術が光る面白いエピソード
 ではありました。

 ただこれもリシアが
 {netabare}・予め高価な服と宝石を購入
 ・土壇場でこの高価な服を脱いで宝石と共に賄賂に上乗せ
 え―――っ、幼女のリシアさんに脱ぎ脱ぎさせるとか!
 しかもリシアさん一応人妻ですよね!?アルス様の前で人目に肌を晒すとか!
 ツイフェミさんが観たら
 「やっぱり日本の男は変態ロリコン!!!!」
 とギャオりそうな案件ですねw{/netabare}


個人的には、薄っぺらいストーリーの中でひたすら「さすがはアルス様!!」
を連呼して持ち上げるという
「アルス様マンセー!!」
がやたら鼻に付く残念な作品だったという印象かな。
「お前は北の某国の将軍様かよ!!」
とツッコミを入れながら観てた感じですね。

3期も決定らしいですが、個人的にはもういいかなっと。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 11

easy さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

これは少年の成長物語などではなく、中の人は『35歳+転生後の年齢』である。その2

 ・35歳の中年が亡くなる
 ・記憶を保持したまま子供からやり直す

  - 分岐 -

  ダメ版:35歳中年なのに幼児行動をとる
  納得版:35歳中年としての知性を持ったまま、幼児を演じる

こいつはダメ版、前者です
後者は『幼女戦記』辺りでしょうか

【35歳+転生後の年齢】そんなオッサンが、

「はわわわわぁ~」
「女の子と付き合ったこともないのにぃ」

気持ち悪いのは当たり前だと思うのですけど
だってさ【転生】をテーマにしているジャンルなのだから、
見ないフリしたら無意味でしょう

前期を途中まで見て、薄ら寒い内容でレビューを書く気が無くなり、
それでも何とか全話見たけれど、まとめる価値は無いなと放置した
そういったシリーズの2期ですね

本作『35歳+転生後の年齢』主人公は総合能力が低いのが売りで、
物語世界の神である作者曰く「善人ぶった」偽善が武器となっています

例えば2人目の勧誘対象、サイトのサムネでは主人公の上部中央にいる、
主人公相手にひったくりした女のセリフですが、
こいつはこいつで、貧民である自分を勧誘した貴族の主人公に対して、
「いい人アピール」と罵倒した直後『盗みは孤児を養うためでーす』
『いい人アピール』を自ら実践、ダブスタ失笑プロットとして披露しました

『いい人アピール』という言葉を繰り出しているのは作者であり、
作者の考え方は、この煽り言葉とダブスタ失笑プロットに表れている

今回もまとめて書く気は無いのですけど、
35歳オッサン幼児の前提を思い出しただけで拒否反応が…

投稿 : 2025/02/15
♥ : 3

64.2 3 2024年度のワクワクアニメランキング3位
アクロトリップ(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (60)
170人が棚に入れました
みつけた、熱くなれるもの(魔法少女)をー祖父のもとを訪れた地図子は、街を守る魔法少女・ベリーブロッサムと出会い、たちまち夢中に。 しかし、敵対する悪 の組織「フォッサマグナ」総帥・クロマの攻撃があまりにもパッとせず、2人の戦いは見応えゼロ。もっと、ベリーの活躍を愛 でたい地図子はモヤモヤを募らせていく・・・。 「魔法少女をもっと輝かせたい・・・強いてくれ、苦戦を!」 その欲望(?)が、内気な少女を悪の路に導いてゆく―。

声優・キャラクター
伊達地図子:伊藤美来
クロマ:島﨑信長
ベリーブロッサム=乃苺佳寿:水瀬いのり
マシロウ:河西健吾
大溝芭隆:森久保祥太郎
心亜:花井美春
月:沢城千春
ヒュー:子安武人
おじいちゃん(伊達翠京):相馬康一
クマ怪人:亀山雄慈
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

今思えば24年のアニメで一番印象に残ったのは本作だったかも。

 2025年も1か月が過ぎ2024年の作品で見返したいのは何かなと思った時、真っ先にこの作品が思い出されました。続いて「終末トレイン」かなあ。25年冬が不作なので、見返していたらリアルタイムよりもはまってしまいました。

 本当に面白い。なんでしょうね。地図子もベリーブロッサムもクロマもマシロも皆主体性があるような流されているような感じ。人間の弱さと願望にものすごく人間臭いリアリティがあるんですよね。

 特にベリーブロッサムが可愛いのはあるんですけど、キャラ造形が平凡なようで独特で不思議な魅力があります。それは、何となく生きづらい少女のカリカチュアであると同時に本質でもある気がします。加えて、まっすぐな性格がいいんですよね。ゴミ拾いをしているシーンで不覚にもジーンとしてしまいました。その滑稽なまっすぐさに、エロを排除した視点であこがれる純粋な気持ちはあるんですけど、並列して倒錯的なマゾヒズムも感じるというか…

 それを熱狂的な視線と少し冷めた視線との両方で地図子が見ている感じが素晴らしい世界観を作り出しています。そう、全員に共通するのがこの不思議な同時性というか2面性というか…唯一ぶれないのがおじいちゃんというのが計算なのか偶然なのか。

 全体的にわけのわからないこの世の中の縮図のようななというか…正義と悪のマッチポンプというテーマ性も面白いです。
 作品の構図はまどマギのパロディなんでしょうけど、そこから意味性を排除したことにより、かえって人間にリアリティがあるというか文学性があるというか…

 もちろん「まほあこ」でもあるんでしょうけど、あちらが魔法少女を構造的に分解した上で再構築したようなエロパロディとしての完成度の高さがあるなら、こちらは魔法少女の脱構築が奏功しているというか…その証拠が最終回の温泉回です。あの宴会でものすごく満足したんですよね…我ながら言語化できない分析力の無さにじれったい思いがあるんですけど。

 そしてなぜかアマゾンで全巻ポチッてしまいました。マンガを読んで何かつかめたらもう少し追記します。




以下 以前のレビューです。


正義と悪のマッチポンプに何を見出すのか。非常にいい最終回でした。

 妙に気に入り最後まで見ました。そして、最終回は何も明かしていないに等しいですが、そこが良かった気がします。

 正義と悪のマッチポンプが作品を通じてずっと描かれてきました。悪がいるから正義がいるのか、正義の存在のために悪が必要なのか。オオミゾテクニカという企業が何を考えて悪の組織をやっているかわかりませんが、悪と正義を生み出している謎の正体がその企業にある。これらは資本主義社会そのものと言えるし、世界情勢とも重なります。

 オオミゾテクニカというのはオーディオテクニカのもじりですが、オーディオテクニカが何の企業だかわからないという経験が原作者にあったのかもしれません。
 名前だけは知っている。じゃあ、何してるの?という感覚ですね。有名な企業だけど名前しかしらない。名前も知らないけど重要な企業。そういうなんだかわからない企業社会と、正義と悪がなぜ必要かの意味が重なってくる気もします。

 あるいは、最終回で描かれた皆仲良く宴会している様子です。ここに人間関係というのは、理由がいるのか?という構造も入ってきます。特にベリーブロッサムは何もない女の子です。正義が無ければ、趣味も友人もいなさそうです。その何もないベリーブロッサムに意味のない悪で存在意義を与え、あこがれる少女ダンテ(地図子)というファンであり敵を生み出す。

 母親からの電話をなぜ宴会の途中に入れたのか。そこに地図子の今の内面が見えてくる気がします。

 咀嚼すると味が出てくる非常に面白い話でした。ドキドキワクワクで、エンタメ度が高い話ではないですが、毎回妙に考えさせられました。特にベリーブロッサムの描写が秀逸で、空っぽなのに存在感がの強いキャラ性が何かを象徴している感じがありました。

 それともう1つの構造。創作物における魔法少女ヒロインとは何か?ですね。正義と悪のマッチポンプの問題とも重なりますが、その存在意義や活動に意味が無いような話を皮肉っているともとれます。
 草津であることは、アニメにおけるご当地物の描写を揶揄する皮肉もある気がします。それと草津温泉はエセフェミの問題があった町ですからね。いろんな意味が重なってくる気がします。

 毎週楽しませてもらいました。不思議なよくわからない感覚がありながらも、考えさせられるきっかけがある作品になっていると思います。




1話 メチャメチャ面白いんですけど?目のギザギザだけ気になる。

{netabare} 冒頭の軽トラのキンコンは頭文字Dで有名ですが、1986年に廃止されています。そして、おじいちゃん宅は黒電話です。おじいちゃんの家が古くて質素と言いたいのかなあと思うと、一方で、台所をはじめ部屋は綺麗なのが、ちょっとよくわかりません。
 軽トラのキンコンは80KM以上です。田舎だからスピードが出せるという設定かなと思うと結構大きな街の描写です。医者が不便でイオンに人が居ないのは田舎の象徴ですが、その割にビルが立ち並んでいます。中学校も大きいです。このチグハグさがあって設定が良くわからず、その演出意図(あるいはプロップデザイン?)は微妙かなという気がします。

 ただ、面白いんですよね、滅茶苦茶。話の展開はもちろん、テンポがいいのが効いているいると思いますが、演出が作り出す面白さも大きいので、演出がいいのか悪いのかよくわからないです。
 見ていると、説明がなくてもどこで何をしているかわかる背景描写、無駄な展開、カットの切り替えの工夫などが素晴らしいと思います。レベルが高いのか低いのか、バランスが良くわかりません。

 目のギザギザが気になりますけど、作画については人物の作画は結構ちゃんと動いていて、絵が綺麗なだけの一見作画が良い作品よりも動いていました。

 気になるのがイオンモール?での黒髪のスーツの男と青髪の童女がなんなのかですね。対立組織なんでしょうか。(追記 キービジュアルにいました)
 それとTVでやっている有名な魔法少女をいままでヒロインは知らなかったの?という部分です。そこはローカル局であることを演出でちゃんと見せましょう。それともヒロインとの出会いのころは無名で有名になってきたということなんでしょうか。どんどん強くなっているらしいですからね。

 あまり魔法少女本人のキャラを深掘りする感じではなく、悪の組織内部のワチャワチャを楽しむ話に見えます。魔法少女側の堕落とかも見たいですけどね。これがどんどん右肩下がりになるのか、上がっていくのかが問題です。

 ファン故に魔法少女の苦戦を望むヒロインなどは「まほあこ」を想起する展開ですが、調べると原作連載はこっちのほうが早いんですね。

 制作会社のVoilは新進のアニメ制作会社みたいですが、頑張ってほしいです。{/netabare}


2話 想像以上にくだらないけど、毎週見ます。

{netabare} 想像の10倍くだらないですね。1話で真面目にレビューしたのが恥ずかしいくらいです。

 ただ、面白いんですよね。最近あまり見ないボンボンとかコロコロ的感性ですね。そう、これは完全に感性の問題ですから、何が面白いかというのは難しいです。これを言語化できればなあとは思います。たぶん、毎週1回見るから良いんでしょう。連続で見るような作品ではないですね。 {/netabare}


3話 そこはかとなく面白い…ちょっとベリーブロッサムが気になります。

{netabare} 年齢層が分からない…ということはないですよね。「りぼん」なんですから。全5巻ですから少女・女児向けとしては長いですよね。5年間続いています。
 TV放映だとMXだと22時から、ATーXで23時から。そしてBS日テレは0時30分から。うーん…なぜ作ったのか?企画プロデューサーは何を狙ったのか。それが気になってしょうがないです。

 エロも萌えもありません…いや、ある意味では萌えかも…私はちょっとベリーブロッサムのキャラ造形が気になってしょうがないです。あとじいさんですね。じいさんが超越的な存在…ジョーカーな気もします。

 そして不思議な面白さ…本当に不思議ですけど、そこはかとなく面白いんですよね。本当に不思議です。{/netabare}


4話 悪が無ければ正義はどうなる?いいですね。ぜひ深掘りしてほしいです。

{netabare} 「宇宙戦艦ヤマト」の古代は「さらば…」で輸送艦の艦長をしていました。「機動戦士ガンダム」の1年戦争の英雄であるアムロは半分幽閉状態となりました。つまり、悪がいない力というのは邪魔ものでしかありません。あるいは悪がいるからこそ輝く存在でもあります。言い換えると平和に生きられない英雄たちです。

 これは古代中国から連綿と続いています。為政者にとって力とは恐怖でしかありません。

 アニメにおける正義と悪の描き方はどんどん進化してゆきます。「エヴァ」「デスノート」「まどマギ」。「サイコパス」や「ガンスリンガーガール」はいいところまで行きましたが、正義と悪について言えば内容が残念でした。
 その「サイコパス」と「ガンスリ」を上手く翻訳したのが「リコリスリコイル」だった気がします。見せかけの平和に対するバランスとして悪が必要というのが真島の主張でした。70年代から正義と悪についての描き方は随分と進化しています。

「悪がいなければ正義はどうなる?」これは、深いテーマです。歴代の魔法少女ものでも「悪」が無ければ異能が使える異端者がいるだけです。そしてまた、武器商人の理屈にもなります。そして、力による無理やりの平和は正義なのか。あるいは人間には正義と悪が必要なのか。

 本作のベリーブラッサムはその矛盾を非常によく表現していました。彼女にゴミ拾いをさせたのは素晴らしいと思います。そしてあの表情。なかなか深いなと思います。

 題名が「悪(アク)」の「路(ロ)」を行く(トリップ)ですからね。当然これが主題となるのでしょう。悪路はぬかるんだ道でもあり、また、アクロには「つなわたり」の意味もあるそうです。つまり、地図子の不安定な立場もダブルミーニングがあるのかもしれません。
 そういえば地図子という不自然な名前の意味もどういうことなんでしょうね?

 くだらない話ではありますが、この作品…というよりベリーブロッサムに不思議と引き付けられます。「まほあこ」もこの正義悪の対立構造をベースにしていましたね。やっぱりアニメの爛熟期だけにこういう不思議な魅力がある作品が時々でてきます。 {/netabare}


5話 今季で一番面白い…のか?ベリーブロッサムが可愛すぎる。

{netabare} ベリーブロッサムが可愛くてしょうがないです。ああいういい子は生きづらいですよね。わかります。その断れない性格にちょっとマゾ気質を感じます。あのネコ的なものはキュゥべえなんでしょうけど、何をたくらんでいるのか。

 お地蔵様のシーンとか可愛くてたまらなかったです。あと、猫にミルクを飲ませるのがギャグなのかどうなのかが分からないのもいいですね(本当は猫はミルクでおなかを壊すことがあるのであまり与えない方がいい)。

 また、正義と悪のマッチポンプがいい具合にシュールギャグになっているというか、ある意味哲学的というか…この辺やっぱり「まほあこ」との共通点を感じます。

 すっかりこの作品の魅力に取りつかれてしまいました。今回、バタバタしてまとまりがない話だったんですけど、一番面白かったです。{/netabare}


6話 孤独は何よりも辛い…ちょっと「聲の形」を思い出します。

{netabare}「聲の形」をちょっと思い出しました。孤独というのは何よりも辛い。だから、いじめられていてもコミュニケーションをとってくれるなら、黙って見ている聴衆よりも近い存在である。そこがあの作品の冒頭の意味でした。

 悪事を働く。この正義と悪のマッチポンプが孤独を癒すものだとしたら、つまり、自分の存在確認だということでしょうか。逆に言えば、悪に落ちるきっかけは孤独ということでもあります。正義と悪が錯綜して助け合うのも、同じですね。そこにコミュニケーションがあるということで、それを壊す本来的な悪はノイズでしかありません。

 あるいはもっと言えば宗教テロを起こした彼の集団の人はみんな頭が良かったそうですね。クロマの性格造形に共通点を感じます。

 そして、クロマの発言に真っ赤になるベリーブロッサムは人とのコミュニケーションが苦手なのでしょう。

 クロマもベリーブロッサムもどこか哀愁があります。ヒロインの能天気なファンであることよりも内面的な闇があるというか。猫の正体も何となくわかりましたね。

 浅いようで深い…というのは錯覚かなあ?錯覚だとしても、物語としては面白いです。 {/netabare}


7話 意味が分からないから考えるという物語体験の機能が働いている

{netabare} 浅いのか深いのかまったくわかりません。眞嶋の感情はなんとなくリアリティがある気もしますし、コンプレックスの変形というか人間のエゴとか狡さ、堕落みたいなものも感じます。とはいえ、単なる不条理ギャグの出来損ないに見えなくはないです。

 このまま意味性を持たなければひょっとしたら純文学になる気もしますし、テーマ性があるとすると悪にあこがれる心理を丁寧に描いている気もします。その辺はやはり咀嚼しないとわかりません。

 本作が1クールで結論までたどり着くのかどうかまったくわかりませんが、「わからないから考える」という本来創作物が持つ機能が忠実に働いている気がします。実は物語の体験でこれがかなり重要です。この作品は何がいいたいのか、何を体験したのかを咀嚼することでその作品が記憶に残りますし、自分の人生の一部として内面で活きてきます。

 サラリと全部説明する作品を私が嫌うのは、この物語体験ができないからです。それは浅い深いの問題でなく、受け取り手がどういう態度でアニメを始めとした物語との向き合い方をするのかの鏡となる、というと言いすぎかなあ。{/netabare}


8話 滅茶苦茶の様で整合性があるので、ギャグというよりコメディかなあ。

{netabare} 新キャラ2人出して何をしたいんだろう?という感想を持ちました。もう8話なのに。ただ、やっぱり面白いんですよね。新キャラの使い方はメチャクチャのようで整合性があります。
 つまらないのが面白いとかいう反語的意味や、メタ的視点から見た物語の脱構築というわけではないです。今回は間というかズラしというかそこが上手く機能してたかなあ。

 不条理に近い無意味さはやはりどこかで感じますが、それほど病的なものは感じません。不条理と言えば「ねこじるうどん」「コジコジ」などでしょうけど、ああいう異常性は感じません。その点ではボーダーラインよりもかなり正常に近い変わり者というレベルです。だからこそ安心して見られるという気はします。

 そういうどこか整った感じがあるので、ギャグの面白さよりもむしろエピソードとキャラを楽しめています。したがって、実はギャグではなくコメディの気もします。流れに意味性が強くありますので。{/netabare}


9話 意味がますますわからなくなってきました。

{netabare}  なんだかもう意味がわかりません。面白くないという意味ではないのですが、これで1クールどうするんだろう?という気がしてきました。まあ、素直に面白がっていればいいのかもしれませんけど。

 日常の中にある正義と悪という感じだけは意味としてはありますけど。{/netabare}


11話 レゾンデートル的な問いかけを強く感じます。

 悪とはなにかを地図子は自問自答します。その問いはどうやったら悪に見えるか?という浅い問いかけです。ですが、その直前にベリーと2人で過ごす時間がありました。正義のために悪を行う。つまり、ベリーがいなくなれば悪を行う意味がない。これが面白い構造ですよね。

 それを補強するのが、マシロウです。悪から正義になった。その理由が復讐だとしたら?存在価値・レゾンデートルだとしたら?そう、マシロだけでなく、主要な登場人物にこのレゾンデートルの問いを強く感じます。その行為に意味はあるのか。その意味は誰のものか、ですね。

 1話からずっとこの視点でこの作品を見ていますが、個人としては一般人かそれ以上に道徳心が強い地図子がその立ち場にいるのがいいんですよね。こういうテーマなんだか構造としていれたのかわからないけど、作品の根っこの部分に考えさせるのがいですね。


 
 
 

投稿 : 2025/02/15
♥ : 13

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

魔法少女に憧れる内容ですね。うーん、悪くはないのですが…

何か聞いたことあるタイトルだと思ったら、ドヤコン… げふんげふん。
まあ気にしないでいきましょう。

少女漫画なら微妙かな、とややテンポも悪いし絵柄的にも好みじゃないし…。
と、少々冷めて見ていたのですが、テーマがはっきりしたら一応興味が出てきました。

魔法少女のファンの主人公が、悪の組織の参謀としてスカウトされるわけですね。

…何か「魔法少女にあこがれて」「かつて魔法少女と悪は敵対していた」あたりと被っている部分が見られますが。
別にパクリってわけじゃないです。

うーん… まあ、悪くはないですね。
ただ、設定が悪くないからって面白くなるかは話は別。

魔法少女にあこがれてほど男性が見て面白い話にはならないんじゃないかな…。

基本は悪の幹部とのラブコメ?
そっちも別になぁ。
別に設定等は悪くはないですが、いちいち男性が見るほどの内容ではなさそうに思いました。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 2

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

後半失速気味なギャグアニメ…。もっと突き抜けても良いのに。

 最終話(12話)まで観ました。2024.12.23

 敵味方みんなで草津温泉へ!みんなで仲良く楽しいね!孤独な少女だった伊達地図子にも居場所が出来た様です。

 伊達地図子目線からすれば、魔力とは何なのか?マシロウとは?フォッサマグナとベリーブロッサムは何のために戦っているのか?等の設定をぶん投げたまま回収しないくても何の問題も無いのですが、外野の視聴者的にはコレで終わり?感があります。

 伊達地図子の成長と居場所を求める物語にギャグで味付け的なアニメなので、突き抜けた展開はありません。エチエチ路線のまほあこや、グロ全開のまどマギとは似て非なるもので、コレはコレで良いと思います。

 ただ、アニメとして面白いかと言うと…、子供向けな印象が強いです。深夜アニメとしてやる必要は無かった気はします。

………………………………………………………………………

 7話まで観ました。2024.11.19

 主人公の伊達地図子、悪の組織の参謀にスカウトされ、愛してやまない正義の魔法少女ベリーブロッサムと戦うことに…。

 勢いで押す系ギャグとして、面白くなりそうだなぁと期待した時期がありましたが、どうも後半雲行きが怪しいです。

 皆様のレビューにもありますが、何か面白く無いんですよね。ギャグとしても、シリアスとしても中途半端です。

 特に7話で悪の総裁クロマと魔法少女のマスコット、マシロウの因縁が描かれますが、どうでも良いです。魔法少女なんて言う荒唐無稽なものの存在に、整合性を持たそうとすると、まどマギ路線にならざるを得ませんが、どの方向を向いているのかな?

 伊達地図子が良い子ちゃんかつ常識人のままで、突き抜けた部分が無いので、まほあこ程のインパクトも無く、クロマやマシロウもそこまでキャラが立って居ない…。

 このまま低空飛行微温ギャグ路線を継続されると流石に観るに堪えません。何かテコ入れが欲しい所ですね。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 3

66.3 4 2024年度のワクワクアニメランキング4位
鴨乃橋ロンの禁断推理 2nd Season(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (51)
168人が棚に入れました
世界最高峰の探偵養成学校BLUEには、かつて類稀なる才能で将来を有望視された一人の天才がいた――。 BLUE開校以来の天才と囁かれた鴨乃橋ロンは在校中のある事件をきっかけに、探偵として致命的な“欠陥”を抱えたことで、BLUEを追放され「探偵」を禁じられる。 それから5年後。失意と退屈の日々を送るロンの元に警視庁捜査一課の刑事・一色都々丸が連続殺人事件への協力を求め訪ねて来たことで、止まっていたロンの時間が再び動きだす。 ロンの苦悩を知り、親切心からサポートを申し出る“ピュアなマヌケ”一色都々丸。そんな彼をロンは「トト」と呼び、二人での捜査に無限の可能性を感じると、トトをパートナーに指名する。 謎を解くロンと、捜査に動くトト。ちょっとワケありな凸凹探偵コンビが、ミステリアスな事件を華麗に解決していく……!!

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

行き着くところは、あの有名な‥‥‥

原作未読 全13話

鴨乃橋ロンの禁断推理の2期です。1期(1nd Season)から観ることをオススメします。

あることで探偵業ができなくなっていた鴨乃橋ロン。警視庁捜査一課の刑事である一色 都々丸と組んで難事件を解決するお話。1nd Season終盤の事件からロンに非常に関わり合いがある組織との事件が発生して解決するために奔走していきます。

その後、2話ずつ難事件を推理しながら解決し、終盤でまたある組織と事件で対峙します。

ここで鴨乃橋ロンの伏線が結構語られることになりますので、興味がある方は最後まで観てくださいね。

OPはハンブレッダーズさん、EDはhockrockbさんが歌っています。

最後に、黒蜜といえばきな粉餅にかけて食べるぐらいしか思いつかないですねw

投稿 : 2025/02/15
♥ : 9

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

推理物としてはゴミですが、雰囲気は良いですね。

 最終話(1期、2期通算26話)まで観ました。
 2025.01.05

 真面目に観ては駄目な子供騙し推理アニメ!各パートツッコミどころだらけです。

 16話!ハッカー殺人編解決!ハッカーをユニコーン像に串刺し!別のハッカーをスクランブル交差点で煙幕の中、弓で心臓を狙撃!トリックは明らかになるのか?どうやったの?ワクワク…。

 ハッカーかと思ったらM家のヤツだった!素人相手の頓珍漢な推理より、プロの犯罪集団相手の方がマシだ!

 トリックが良く分からんまま、M家の構成員をやっつけたぞ!交差点の件はトリックが判明したけど、ユニコーン像に串刺しの件はトリック不明です。相変わらずガバガバ展開ですが、1期より緊張感がある!

 18話!海の家で殺人事件解決!やっぱりトリックに無理があります。一人でイカダを作ったり、大の大人を着替えさせたり、誰か見てんだろ…。夜とは言え、真っ暗闇ではないのだろう?目撃されますね…。馬鹿なの?

 20話!才能泥棒ハミングバード編解決!警察の無能化極まれり。いくら何でもこんなことある?しかも、一歩間違えたらターゲット死んでますよ!

 22話!ついにトリックを放棄…。謎の爆発で殺人!何だよ可燃性ガスって。推理物で必要なのは動機より手口だろ…。

 こんなの、秘孔を突いたとか、念力で殺したとかと変わらへん!酷いわ〜。憎しみで人が殺せたら…ってか!?

 最終話(26話)!22話の後半からスタートした密室洋館コース料理見立て殺人解決編!

 いやいや…。トリック以前に殺人を警戒している成人男性を複数人殺せる奴なんて、必然的に絞れるやろ…。女子供じゃ無理…。またМ家か…。

 1期の方がガバガバとは言えトリックを説明しようとする態度が見られましたが、2期ではМ家や犯罪集団に頼ってトリック自体を放棄する姿勢が顕著です。

 1期で叩かれ過ぎたんでしょうかねぇ…。3期はなさそうですが、続けても誰も得をしなさそうなので、ここらへんが潮時な気がします。

 どうせ、推理物なんて誰が作ってもガバガバになるんだから、開き直った方が良さそうですね。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 1

saitama さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

推理アニメとして普通に面白かった

原作未読。

シーズン1もアニメにてみた。
シーズン2にて一定の区切りがついた感じだけど、いい感じに締めていたと思う。

設定は使い古されたシャーロック・ホームズなのだけど、設定自体も良かったと思う。
何より相棒たる刑事が徐々に成長していく感じもあって、まあ、ジャンプらしい原作だし、コナンほどアニメ向きに荒唐無稽じゃないけど、現実とファンタジーの合間の塩梅が良かった。

原作未読なので、この先もアニメ化が可能かはわからないが、この調子なら続いてほしい推理アニメ。

ただ、原作の都合だろうけど、アニメ化にあたって、話数が区切れないのは多分文句いう人もいるかもしれない。とはいえ、それはそれ、結果良い作品ならOKではないかと。

オリジナルOVAとかもしやすそうなキャラが豊富だし、推理とは関係ないOVAとか特典で作れば、円盤も多少売れるのではないだろうか?

投稿 : 2025/02/15
♥ : 2

70.6 5 2024年度のワクワクアニメランキング5位
オーイ!とんぼ 第2期(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (75)
155人が棚に入れました
島を出たとんぼの日常は目まぐるしく変化していく――。 高校生となり、熊本での生活をスタートさせたとんぼは、練習場のジュニア生たちとコースでラウンドすることに。トカラで培った自由奔放なゴルフでコースを攻略していくとんぼに対し、1つ年上の実力者・ひのきも決死で応戦。激しい対決を繰り広げる。 とんぼの潜在能力の高さに驚愕したコーチのハジメは、とんぼを5月の九州女子選手権に挑戦させることを決意する。 島で一緒にラウンドしたつぶらや、熊本で出会ったひのきなど、新たなライバルたちとのゴルフを通じて、とんぼがさらに大きく羽ばたいていく!

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

とんぼのゴルフは人の心を魅了する

これは第二期です。
第一期をまだ見ていない人は、第一期から見ることを強く強く強くお勧めします。

第二期の舞台は熊本です。
高校生になった大井とんぼが九州女子アマチュアゴルフ大会に出場し、活躍する内容が描かれています。

とんぼのゴルフは天真爛漫です。全く型にはまらないゴルフをします。
それは通常のゴルフ指導者が見ると異質であり、「基本ができていない」と言われるでしょう。
でも、とんぼのゴルフは魅力的です。思わず応援したくなります。
それに、とんぼのゴルフを見ると、いつの間にか心が清められるのです。

とんぼは、勝つためのゴルフをしません。
普通、優勝がかかった一打を打つときは、手堅く打とうとしますよね。
でも、とんぼは勝つことよりも、技術力を向上させる工夫を常にやり続けます。
とんぼは、未来を見つめてゴルフをしているのです。だから応援したくなるのです。
それにとんぼは、一緒にプレイする人の失敗を願ったりせず、いつも人の応援をします。
相手が困っていたら、懸命に助けるのです。
そんなとんぼを見ていたら、自分もとんぼみたいに清らかな心になりたいと思うのです。
とんぼのゴルフは多くの人の心を魅了します。


そして今回は、とんぼの活躍だけでなく、とんぼのライバルである3人の女性の活躍と彼女らの心の声も見逃せません。
特にとんぼの友達である安谷屋つぶらの心の声を聴くと、女子ゴルフは決して美しいゴルフではなく、なりふりなどかまってられないサバイバル競技であることが良くわかります。
また、とんぼの先輩である音羽ひのきの心の声は、人間誰もが持つ心の弱さに対する苦悩が描かれています。
今回彼女は、苦労の末にそれを克服しました。とんぼに出会ったことが彼女の成長につながったようです。
そして、エマ・クリス。大怪我を克服するための彼女の努力と執念は、すさまじいものがありました。
おそらく彼女がこの舞台に立っていることだけでも、信じられないほどの奇跡なのでしょう。

第三期を期待しています。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 23

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

とんぼ、競技ゴルフデビュー!

原作未読 全13話(13話は総集編みたいな感じでした)

オーイ!とんぼの2期です。関係性より1期から観ることをオススメします。

中学を卒業して育った島から本土の熊本の入学、ゴルフ練習場のオーナーの家に下宿してゴルフを継続していきます。

そこで出会ったオーナーの長男でレッスンプロが教えている子供達と一緒に練習する「とんぼ」、子どもたちの中に今回関わりあいが高い一年先輩の音羽ひのきに出会います。

そして、「九州女子選手権」に出場、初めての競技ゴルフがメインのお話でした。

3日間で4人1組でコースをまわり、1期で出てきた安谷屋つぶらやひのき、そして元世界ジュニアチャンピオンのエマ・クリスに出会います。

他にも様々出会いがあってとんぼはさらに成長していきますね。

イガイガとの絆もより深まるシーンも沢山ありました。

「九州女子選手権」が終わり、島へ里帰りしたところまで描かれていましたね。

また、「やったー!」が聞きたいです。

OPは1期と同じくSacra e soleさん、EDはTOKYO GROOVE JYOSHIさんが歌っています。

最後に、もっともっと羽ばたいていく「とんぼ」の活躍を観たいですね!

投稿 : 2025/02/15
♥ : 17

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あの樹の向こうに何が見える?

オススメのゴルフアニメ
ゴルフは何回か誘われてそれなりにまともに飛ぶようになったくらいなので全然詳しくないけど、とても面白かった

フェードとかアイアンとかゴルフ用語がバンバン飛び交うので何言ってるかわかんないけど、ゴルフってすごく色々なことを考えながらやるスポーツで上手になったらめっちゃ面白そう!!!ってのは伝わってきました
必殺技とか力技とかなく、風とかラインとか専門的にコースを分析して攻略していく様子が地味だけど面白い
とんぼの「勝つためのゴルフ」じゃなくて「純粋に楽しむゴルフ」の魅力に周りのプレイヤーも感化されて成長していくドラマが良かった
大きな樹はゴルフでは障害物でしかないけど、とんぼは障害物とは見てなくて、その先に島のみんなの期待、綺麗なショットを打つ達成感、一緒に回っている仲間との喜びの分かち合い、そんなポジティブな未来を見ている気がします

将来を決める重要な大会を戦っているのに、とんぼの純粋さでゴルフ仲間とワイワイコースを回ってる感になっているのが気持ちいい、こういう子と一緒にやりたいですよね
反対に露骨にマナーの悪い観客や、ルールを誤魔化してしまって罪悪感に囚われるプレイヤーを描くなど「ただ楽しい一面だけを描く」にとどまらないところも良かった
派手さはないけど爽やかで真剣で、ゴルフの楽しさを上手に表現している良いスポーツアニメでした

投稿 : 2025/02/15
♥ : 20

61.6 6 2024年度のワクワクアニメランキング6位
メカウデ(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (48)
142人が棚に入れました
少年よ、前へ進め!! パーカーにくっついた奇怪(きかい)で機械(メカ)な相棒とのドタバタバトルストーリー!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 アキの言動がイライラします。説得力のないキャラ造形がキツイ。

1話 バディものかな。妊婦のシーンが活かせれば面白くなりそうです。

{netabare} 問題はこの作品のジャンルですよね。自己拡張としてのロボットものの要素はあるものの、主題はバディものの感じですね。一般的にはバディもののテーマは友情ですが、その裏には当然成長があるはずです。そして、バディものの宿命として結末は別離があるはずです。

 OPがVORTEXという曲ですから、渦とか台風ですよね。彼を中心に波乱が起きる予感です。そして、EDがkarma(カルマ)ですから因果応報です。カルマがくれば自己責任論、因果応報。

 成長を描くには、主人公のキャラ造形がどこまで出せるかです。妊婦のところを見ると若さゆえの自意識過剰です。この1話の冒頭で彼の性格造形として、じっくり見せたシーンです。ここを拾えるか単なる説明で終わるのかでしょうね。
 正義を行うことの勇気の問題は入ってくるのでしょう。そして、それが主人公の成長として描かれるのでしょうか。彼を取り巻く勢力が2つあることから正義と悪の相対化は入ってくるのか。
 最近だと「SHY」とかのテーマと重なるんでしょうか。それとも全然違うのか。

 あるいはSFとして道具存在としてのメカウデ=命を持たないAIの魂の問題を描きたいのか。あるいはボーイミーツガールがあるかですね。

 いろんな作品との類似性はありますが、こうやって全体の作りこみを見ると何かメッセージがある気がします。前情報が全然無いし、一目「寄生獣」じゃんという印象だし、女の子は「キルラキル」にしか見えませんが、俯瞰してみるとそことは差が見える気がします。{/netabare}

2話 展開やキャラ造形に強く既視感を感じ、期待感が激減。

{netabare}  メカウデという設定以外は全体的に既視感がある話の展開です。正直見てて痛々しさを感じる展開、状況、演出でした。一番辛いのがキャラ造形です。もう少しテンプレ感を減らせば見やすくなると思います。

 メカウデを道具と見るかパートナーと見るかという部分がAI論ではあるんでしょうけど、その原因となる対立構造の善悪の描き方が分かりやすすぎな気がします。
 あのコメディーリリーフ的な水色髪の少女が本当は悪ガワまたはジョーカー的な立場だとしたらなおさらですね。

 1話の電車で妊婦に席を譲るかどうかで悩む少年という性格造形がどこかに行ってしまった気がします。一般的にあの状況で席が譲れないのは若さゆえの自意識過剰だと思うのですが、あのシーンはどういう意味があるのでしょう。

 つまり、話それ自体は「いつもの少年バトルもの」です。それは別に良いのですが、演出、テーマ、展開、世界観などで面白みが今のところ1話から急速に期待外れに近づいています。
 ちょっと「逆転世界ノ電池少女」を見ていた時の感覚に近いかも。面白そうなのにちょっと違う…そのちょっとの違いが大きな違いになっている…そんな感じです。

 3話を一応確認しますが、少ししんどい2話でした。 {/netabare}


3話 アキの言動がイライラします。説得力のないキャラ造形がキツイ。

 少年マンガ的なのはいいんですけど、キャラの行動原理が直情的すぎてそこが見ていて不快になります。そして、命の危険がある事件に巻き込まれたなら日常生活を送ろうなどという選択肢はないと思うのですが、なぜ普通に暮らそうとするのか。

 少年マンガ的であっても、その辺の作りこみ、特にキャラ造形の出来が良ければ見る気になるかもしれませんが、ちょっとこれだとイライラしますね。アキの態度は非常に悪い方にステレオタイプですよね。特に彼女がヒロインだとみているのが辛いのでこの辺で中断します。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 6

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

絵柄は独特ですね。悪くはないのですが…

うーん、まあなんと言いますか…。
超、普通ですね。

いや普通だなぁ… こういう始まりのアニメ、すごい見た覚えがあります。
ただまあ、王道の王道なので、これを悪いとまでは言いませんが…。
まあ、ありふれていますね。

主人公はいい人なのでしょうが気が小さいせいで優しくすることもできない。
それでも助けを求める声に勇気を出して… という感じなのでしょうが、流石にちょっと逃げようとするところがイライラを感じましたね。
いや普通逃げますけど、男気を一回出したなら最後まで貫いたら、と思います。

まあ本当に内容自体は普通過ぎてなんですが…。

まあ、特徴は絵ですね。
動きとかは問題ないのですが、キャラデザはなんというか… 専門学校生っぽいというか。
なんかこういう絵って人気あるんでしょうかね?

私には魅力的には思えませんでした。

内容はオーソドックス、作画もキャラデザ的な魅力は乏しい。
アニメとしての動きはなかなかなんですが、動きだけ良くてもなぁ…。

いや決して悪くは無いのですが… うーん。
視聴するほど面白いかは微妙です。
一応候補としては残します。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 0

かりんとう さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

様子見です

3話まで観ました。
だいたいアニメを判断するのに3話くらいまで観て決めるのですが‥これはなんとも判断しずらい。
すごーくつまらない訳でもなく、かと言ってすごーく面白い訳でもない。でももしかしたら化ける可能性もあるかもと期待してしまう。そんな感じのアニメです。

メカ版寄生獣って言ってる方何人かいましたが正にそのとおり。でも寄生獣のが面白い。主人公の問題だろうか?
新一(寄生獣)もヒカル(メカウデ)も同じ一般人で学生で、普通の子なのに。私は新一のが好きです。
でもヒカルは2話までなにもできない状態にあったので、3話以降はアルマと合体して一緒に戦える感じなので、足手まといでもないし、足手まといな自分にイライラした態度もとらなくなるんじゃと思ってる。

とは言え今のところ展開や途中途中で入るギャグとかあんまし面白く感じず、ベテラン声優や音響が澤野だったりそっちでカバーしてる感がある。
ただ「メカウデ」を完成させるのに10年程掛かり、少ない人数で作画を完成させたであろうと思うので、作画は評価します。
キャラクターデザインは敢えてアレなんでしょうか?細かいデザインよりシンプルなデザインのほうが動かしやすいからでしょうか?それとも特に理由はないのか‥正直あまり好きじゃないです(中学、高校生くらいの子が描いた絵って感じで。カゲロウデイズとかその辺思い出す)
10年前に企画されたアニメだからか懐かしさを感じるデザインではあるのですが。

とりあえずもう少し様子を見て、判断しようかと思います。ただ未だに好きなキャラクターもいないので、続けられるか不安ではある。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 0

57.7 7 2024年度のワクワクアニメランキング7位
グレンダイザーU(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (39)
79人が棚に入れました
砂漠に堕ちた男には、記憶がない。男は兜甲児に拾われ、大介と名付けられた。 夢のクリーンエネルギー光子力により成した財で、大富豪と正義の味方、2つの顔を持つ甲児は、どこか陰があるも非凡な才能を持つ大介に信頼を寄せて行く。 穏やかな日々が続くと思われていた中、未確認空中現象が世界中の大都市上空に出現する。 それは地球から遠く離れた星系より襲来したベガ星連合軍だった。 地球の兵器を遥かに凌駕するベガの前に蹂躙される人類。 プールの水を割って屹立する鉄の城マジンガーZ、地球最後の希望も異形の兵器円盤獣を前に苦戦を強いられる。 絶体絶命の中、砂塵を舞い上げ現れたのは、異星の魔神グレンダイザー。 乗っていたのは大介、彼は故郷フリード星を追われた王子デューク・フリードだったのだ―

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

時代を感じる。いや悪くは無いですが…

かつてのUFOロボグレンダイザーのリメイクってことですかね?

私もおっさんですが永井豪はもうちょっと上の世代向けという感じで、実はあまり知りません。
いやもちろん名前や名声は知っていますよ。リアルタイムに読んだ作品が殆ど無いというだけです。
マジンサーガとかデビルマンレディーとかは読んだかな。

えーと、ちょっと調べましたがやっぱりリブートということのようですね。
ストーリーは昔のグレンダイザーと同じってことですね。

まあ…
なんというかやっぱ当たり前ですがレトロ感はありますね。

今はあまり世界を襲ってくる異星の勢力と世界の命運をかけて戦う展開自体あまり無い。
等身大の自分たち、みたいなテーマの方が一般的ですからね。

もちろん作画は貞本義行キャラデザなのでちゃんと今風な良い感じになっていますし…。
だから見ようと思えば見られると思います。

でも、今の目で見て本当に面白く見られるかと言うと…。
うーん、何でしょうね。そんなに興味を惹かれないのは。

興味が全くないわけでは無いのですが、あくまで古い知識として抑えておきたい、という感じで、現代のアニメと並べて面白い作品だけを見たい、という観点で、こういう昔の作品が割り込んで来られるかというとそれは微妙に思えます。

まあ… 良いかな。
いや本作が決して駄目なわけではないですが、現代アニメが多すぎるのがいけないのです。そっちを優先したいかな。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 2
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

8話 単純明快にするか大人向けにするかどっちかに寄せてほしかった。

1話 ロボット復権の難易度は相当高いのに、ロボットよりも女子の描写を頑張ってない?

{netabare} スーパーロボットものが廃れたのって、なぜでしょうね?敗戦のコンプレックスが無くなったからか、科学の進歩が信じられなくなったからか、宗教的なイメージとしての巨神像が茶番になったからか、強さにあこがれなくなったのか、実用性実現性が科学的に怪しくなったからか。

 有体に言えばガンダム…リアルロボット・敵が人間であること…という進化に対抗しえなかったのかもしれません。その後、ラーゼフォンやゼオライマーなどのエヴァ以降のスーパーロボットものが出てきましたが、後継者がいません。

 スーパーロボットが面白くない理由はやっぱり、ファンタジーを忘れて「リアル」に寄せようとしたからかな、と思います。スーパーロボットは存在それ自体にリアリティはまったくありません。スーパーロボットの魅力は巨大さ、必殺技、謎エネルギー、謎組織、少年の強さへのあこがれ、メカメカしさ…

 ところがアニメはそういう荒唐無稽な作品を許してくれません。少年がアニメを見る時代ではなくなってしまいました。「ブレイバーン」がやらかしてくれるかと思ったら、結局パロディの枠をでられませんでした。
 このジレンマをどう解決するのか?がロボットもの、特にスーパーロボットものが面白くなるかどうかでしょう。

特にガンダムのスタートを思い出せばわかりますが、リアルロボットは自己拡張です。もしかしたら自分もいつか強くなるかも…という部分が現実と地続きです。ところが、スーパーロボットはあこがれです。巨人大鵬卵焼きではないですが、美空ひばり、山口百恵、ピンクレディー、御三家などの「あこがれ」の延長線上にあるのが、スーパーロボットです。この差は大きいでしょう。スーパーロボットは視聴者の生活と感情移入という点で地続きではありません。

 そういうことを考えると多分リメイクするしかないでしょう。ですが本作、ちょっと無理にリアルよりにしすぎていないかが気になります。

 そしてちょっと気になったのが、ロボットをカッコ良く見せようとしているんでしょうか?むしろ女子の描写をがんばってませんか?私は嬉しいですけど、ちゃんとスーパーロボットを描こうとしていますか?{/netabare}


2話 スーパーロボットというよりヒューマンドラマ的にちょっと面白くなってきました。

{netabare} あれ?ちょっと面白い?映像も迫力があるし…1話はなんかゴチャゴチャしてよくわからんなあ、と思っていましたが…なるほどねえ。

 実はマジンガー、グレートまでは知っていたのですが、グレンダイザーはスーパーロボット大戦でしか知らないので旧作のストーリー知らないのですが、こんな重い話だったんですか?

 いわゆる「少年のあこがれ」としてのスーパーロボットから随分逸脱しているように思えますが…何となく人間ドラマとしてみると面白い…かもしれません。悪い奴が悪い…という面もありますが、それだけではない何かを感じます。
 まさかあのナイフが刺さる場所がそこだとは思いませんでした。見せちゃってるし。あれが映像として見せられるのは大したものです。

 都市の名前が中東ばっかりですね。見たい人が金を出したのだからそこは良いと思います。国会議事堂や東京タワーがメチャクチャにされて日本人が喜んでいる心理が共有できてうれしい限りです。

 さて、本当は2話で切るつもりでしたが、もうちょっと見たくなりました。1話も変な先入観を捨ててもう1回見ようかな…面白さが拾えていない気がしてきました。

 
1話を再視聴しました。

 なるほど…2話を見てから見ると1話の内容がスーッと入ってきますね。結構ちゃんと筋を追わないといけないタイプだったんですね。どうせなら初回1時間でやれば…は無理にしても、ちょっと構成で損したのかな?初回で敵方の人間が見えてこなかったからかもしれません。いや、私の見方が悪かったのでしょう。始めから集中してみれば面白さが拾えたかも。

 ちょっと期待できる気がしてきました。女子が可愛いし。{/netabare}


3話 ロボットの重量感と男キャラの作画に不満があります。

{netabare} いや、超ベガ砲があって味方無視が前提なら四の五の言わずぶっ放せばいいじゃんと、逐次投入が無駄なら量産型の武器じゃなくてグレンダイザーにどこまで近づけるかで兵器開発・生産すれば?そしてスクリュープレッシャー(クラッシャー?)パンチ、強すぎるだろう、と思わなくはないです…とは言いません。むしろ、そういうところはスーパーロボットものの表現を踏襲していただきたい。

 そっちじゃなくて、むしろCG故の重量感のなさが気になります。なかなかいいとは思うのですが、迫力は出ていたでしょうか?そして、旧作を見るとデュークフリードがかっこいいんですよね。なんであんなになよっとした少年にしたのでしょう?本作の人物の作画は女子の描写にはいいんですけど、男の描写があんまりなあ。

 もちろんOPEDの血沸き肉躍る感も旧作に負けています。これは旧作厨の視点かといえば、最近まで旧作見たことがなかった私が感じることです。また、公式ではないかもしれませんが、OPのMADCGでものすごく出来がいいのがありました。ちゃんと最近の技術でカッコよく描写できていました。

 グレンダイザー作ったの神様って…それは中東の宗教的には大丈夫なの?とちょっと思いました。

 ということでこの3話までで、キャラ説明・設定・世界観の説明が終わりました。本筋はこれからでしょう。4話5話が1つの正念場です。{/netabare}


4話 こういうエピソードもいいんですけど、やっぱり1度はグレンダイザーの活躍が見たい。

{netabare} うーん、4話ですがエピソードそのものは敢えてステレオタイプの展開にしたのでしょう。スーパーロボットものの1エピソードとして普通に見れました。突っ込みどころは山ほどありますが、それを列挙するのは野暮でしょう。ヒューマンドラマとしてやっと感情移入もできてきました。

 ただ、やっぱりスーパーロボットものである以上、1エピソードに1回はロボット出さないと。グレンダイザーが無敵すぎて物語にするのが難しいでしょうし、今回出してしまうと話が成立しないのはわかるんですけど、やっぱり満足度がなあ…{/netabare}


5話 すべてが中途半端で、スーパーロボットを見ている気になれない。

{netabare} グレンダイザーというフレームの中で現代的な作品に仕上げようとして、失敗したのかなあと思います。肝心の主人公ディユークフリードにちょっと乗れませんでした。

 1話1戦闘の原則も古くはありますが、それは毎話にカタルシスがあるということで、スーパーロボットの作劇としてはむしろ見習うべきフォーマットです。それなのに2話連続でグレンダイザーの活躍がないとはまったくいただけません。

 かと思えばマリマリという敵のUFOをマリアが奪うって…どういうセンスで話を進めているのかさっぱりわかりません。マリマリのデザインは良かったですけどね。

 せっかくのアラブマネーでのスーパーロボットリメイクなのであえて面白がって見てみようと思っても、ダメでした。面白さは話でなくても、断面図やすごいCGとかなんでも良かったんですけどね。すべてが中途半端で水準以下でした。{/netabare}


6話 バトルは良かった。話もまあまあでした。人物は動かしてほしい。

{netabare} 一旦中断しましたが、グレンダイザーの映像には興味があるのでチェック。後半のバトルシーンは良かったし、王女さま2人が登場して話も展開しましたね。
 ただ、これが4話くらいだったらなあ、と思わなくはないです。そしてやっぱりバトルシーンがないとなあ、あると華やかだなあと思いました。

 それとせっかくキャラデザが良いのだから、もっと動かしてほしい。金髪の子なんて立っているだけではないですか。首から上と手の演技だけでも動かせていれば同じドラマでも満足度が全然違ったと思います。

 中断のステータスでしたが、やっぱりチョロチョロと見そうなので、視聴継続中にしておきます。ただ、ストーリーは現状では決して面白いとはいいません。{/netabare}


8話 単純明快にするか大人向けにするかどっちかに寄せてほしかった。

 気になってチェックはしていたんですけど、やっぱり面白くないんですよね。デュークの過去と女性たちの思惑などの設定と流れは悪くない気もしましたが、もっと徹底的に大人のヒューマンドラマにするか、スーパーロボットものとして単純明快にするかの方が、私は見られた気がします。

 マリアのキャラデザは可愛かったですねえ。ですが、もうちょっとエフェクトとか工夫しないと、ノッペリしすぎて魅力が半減です。人物の作画が物足りなかったのも残念な理由でした。

 期待は最終話で、旧作の主題歌がかかることでしょうか。以前から知っていましたが、この作品のために旧作を再視聴したら、ものすごいカッコ良かったです。

 

投稿 : 2025/02/15
♥ : 6

ヤマナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

昭和のロボットアニメ。

初見評価
あまりロボット系は好きではないのだけど、バーンブレイバーンの事もあるし視聴開始。
作画にキャラデザ演出、音楽全てにおいて昭和を感じる作品。これ今期の新作だよね?と不安になるほど。
コメディの雰囲気は全くなく普通にロボットかーと残念に思い始めてたら、突然マジンガーZが出てきて驚いた。
見たことはないけどよく知ってる。正式続編ってことかな?

おじさんやロボット好きにはいいかも。
話がとても速くキャラの名前もまともに覚えれず愛着もわかない。
あまり興味も惹かれないので3話で視聴断念。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 0

計測不能 8 2024年度のワクワクアニメランキング8位
映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記(アニメ映画)

2024年8月9日
★★★☆☆ 3.0 (7)
16人が棚に入れました
人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の映画シリーズ第31作。
しんのすけの夏休みが始まったある日、現代に恐竜を甦らせたテーマパーク“ディノズアイランド”が東京にオープンすることが決まる。特別に招待されたしんのすけらカスカベ防衛隊は、恐竜たちとの出会いに興奮する。同じ頃、カスカベの河原ではシロが小さな恐竜ナナと出会い、しんのすけたちと夏休みを共に過ごすが、ナナには大きな秘密があった。そんななか、ディノズアイランドから恐竜たちが大脱走する事件が起こる。
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