ロサンゼルスでフランス人なおすすめアニメランキング 1

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76.5 1 ロサンゼルスでフランス人なアニメランキング1位
GREAT PRETENDER(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (372)
1536人が棚に入れました
自称"日本一の天才詐欺師“枝村真人。その日も相棒の工藤と2人で浅草観光に来ているフランス人に詐欺を仕掛けてひと儲け…のはずが、逆に騙され大金を奪われてしまう。その男はローラン・ティエリー、マフィアさえ手玉に取るコンフィデンスマンだったのだ。ローランが仕掛ける桁違いの<コン・ゲーム>に、枝村は巻き込まれていく…!!

声優・キャラクター
小林千晃、諏訪部順一、藤原夏海、園崎未恵
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大河はいずれ、すべての支流を飲み込み、いつまでも流れ続ける

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
世界中の悪党を騙して金を奪い取る国際詐欺集団(コンフィデンスマン)をメインに据えた作品。お洒落な雰囲気を合わせ、ルパン三世に近い作風でしょうか。「現代的、ギリでリアルなルパン」って感じ。

作画は結構好きです。総作監は、「鬼灯の冷徹」で総作監を務めた加藤寛崇さん。また、エヴァで有名な、貞本義行さんがキャラデザを担当。こういう、「いかにもアニメ」っていう作画も、良いですよね。

監督は鏑木ひろさん。「君に届け」「鬼灯の冷徹」等で知られますが、本作と一番近く、同じくアニオリ作品の「91Days」の監督であり、こういう作品を作る力は証明されています。というか、本作はこれまで培ってきた「恋愛の描写」「ギャグ」「ミステリー的手法」が全て活かされた、集大成的な作品になっています。次回作も期待ですね。

シリーズ構成は「相棒」「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」など、ドラマ脚本で知られる古沢良太さん。アニメでは初脚本らしいですが、しっかりしていましたね。

こうしてみると、他の畑や過去のレジェンド、信頼のおける相棒などを集めた、正に「チーム」って感じで、本作の詐欺集団のような、戦力と魅力と個性があるメンバーを揃えたって感じですね。

とりあえず、多くの人に薦められる良作であることは間違いないです。クオリティは高い。23話と少し長いですが、4つのパートに分かれるオムニバス形式のため、5話くらいずつまとめて観ていくのも良いのではないでしょうか。

レビューでは、本作の構成面について、思うところを書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
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【各話感想(自分用メモ)】
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投稿 : 2025/03/01
♥ : 27
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

映画好きに与ふる書

+ultra Netflixオリジナルアニメ

クライムエンタテイメントだそうです。コンフィデンスマン(信用詐欺師)の話。悪いやつらしか騙さんよってやつです。石川五右衛門みたいな義賊を想像すればよろし。違うか…
コンフィデンスマンと聞くと、杏ちゃんに三下り半を突きつけられた某氏を真っ先に思い浮かぶ私です。どうやら脚本同じ人みたいですね。そんなにTVを観ない私でも本作の脚本・古沢良太氏の手掛けた作品『コンフィデンスマンJP』『リーガル・ハイ』は知ってます。

全23話。Netflixで先行公開し地上波で後追う最近増えてきたかたちですね。チームで悪党を騙していく方式で4部仕立て。各々ターゲットが変わります。

【構成】
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配分もほぼ等分にした3エピソードが1クール強使った前半。残り1クール弱の後半で集大成的なものをぶち込む構成の2クールとなります。受け取る感覚としてはオムニバスに近い。
1話完結では薄味になる。クールで一まとめすると間延びする。1エピソードで数話使ってたボリューム感はちょうど良いと思いました。

詐欺師を自認しながらどこか詰めの甘い枝村真人(CV小林千晃)が主役。通称エダマメ。そんな彼とローラン・ティエリー(CV諏訪部順一)が出会うところからスタート。
あとはもうそつない作り。クライムエンタメの王道「え!?あんたも仲間だったの?」方式で仲間たちネタバレレビューを読むが集結していき、ターゲットとの化かし合いを繰り広げることになります。

そつな過ぎて物足りなさを感じるかもしれません。
詐欺師の話です。このテの作品に期待する「え!?まじすか?」感…これが圧倒的に不足してます。
ネタバレレビューを読むジャンルのせいにしますが、どんでん返しの有無が作品評価に直結するこの世界において低評価が多数舞いそうな予感がします。ネタバレレビューを読むこの感覚ってアニメに限らず映画・ドラマその他映像作品に多数触れてる方ほどその思いを強くするかもしれません。『スティング(1973)』の約50年遡ってコンゲーム系の傑作なんてわんさかあるわけです。

一方で、いろんなもの視聴してきて良かったなぁ~、と相反する仕掛けも散りばめられてます。
作品タイトルとEDタイトルの一致なんかもそう。元ネタはプラターズらしいですね。世界で一番有名な「オンリーユー」唄ってる人達。

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知ってるからこそ物足りなく、知ってるからこそクスッと笑える。この矛盾がおもしろい。
…なんか上からですみません。
素直に鑑賞すればすんなり楽しめると思いますよ。しつこいようですが“そつない”のです。


古沢氏はアニメ初脚本とのことです。“初”なんです。
表現する媒体が違えば慣れたフィールドとの違いに戸惑うことはあるでしょうけど、一流どころになるとその違いが楽しくなってくるのではないでしょうか。本作でも背景画なんてやや青味少なめのわたせせいぞう風なファンタジックなデザイン。実写畑からやってきたら新鮮でしょうね。もちろん演出にどこまで首突っ込んでるかは不明ですがこれ本人悪ノリしてるだろうなというのが一つあることに気づきました。それは

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セットが大掛かりです。VFX使うにもけっこう値が張りそうなところ。プロデューサーがほうぼうで頭下げて金策に走らんでも実現できちゃうところがアニメのいいところなんだろうなぁと思える内容でしたね。いい意味で「遊んでるなぁ」がわかります。
いったん今回脚本は無難に済ませたけど次は冒険するよ、というような発展的展開を期待したいですね。それこそ『PSYCHO-PASS サイコパス』でみせた本広克行氏のパフォーマンスのように、実写で実績があるクリエイターの活躍を見てみたいです。新しいもん見れそうじゃないですか?

…とここまで書いて、ながらで点けてるTVから「残酷な天使のテーゼ」が流れてきました。『エヴァンゲリヲン』再放送の時間です。触れるの忘れておりました。キャラクターデザインは貞本義行です。

物足りないとエラそうに言いながら並の凡作よりは脚本めっちゃしっかりしてますからね。ここは明言しときます。前段の期待は本作でもきちっと仕事しているのが見えるから言えることなのです。後々に「あーこの頃から(名作メイカーの)片鱗はあるよね」となるかどうか、そうなってほしいなと期待を込めたい佳作です。



■一口で総評

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※余談

■中之島重工製作所

これも小ネタの範疇かもしれません。

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あーなるほどそういうことか。

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視聴時期:2020年7月~12月 リアタイ   

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2020.12.05 初稿
2021.10.01 修正

投稿 : 2025/03/01
♥ : 42
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

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投稿 : 2025/03/01
♥ : 10
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