ラノベ原作で行方不明なおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのラノベ原作で行方不明な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月08日の時点で一番のラノベ原作で行方不明なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

56.5 1 ラノベ原作で行方不明なアニメランキング1位
モブから始まる探索英雄譚(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★☆☆ 2.6 (79)
204人が棚に入れました
モブな男子高校生の成り上がり英雄譚!ステータスも低くいわゆるモブキャラである高校生・高木海斗は、日本に現れたダンジョンで毎日スライムを狩り、クラスのマドンナである幼馴染に憧れながらせっせと小遣稼ぎをするふつうの探索者だった。ある日そんな彼の前に、見たこともない金色のスライムが現れる。困惑しつつも倒すと、神話の存在を呼び出せるサーバントカードと呼ばれる時価数億の激レアアイテムが!!覚悟を決めて召喚するとそこにはこの世のものとも思えぬ美しさの戦乙女(ヴァルキリー)が現れ――。モブな探索者から成り上がれ! 現代バトルファンタジー開幕!
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

【評価辛目】ダンジョンのエンタメ化がリスク警戒心をバグらせる?

原作小説はweb版、ラノベ版共に未読。コミカライズも未見。

【物語 2.5点】
量産型の異世界転生物?と思いきや、舞台は現代社会。
ダンジョンの方が現世に出現したことで、ダンジョン攻略文化が根付いたパラレルな日本にて、
万年スライム狩りのモブ探索者である主人公少年が、激レアサーヴァントカードを入手し、
戦乙女シルフィーを召喚することで、ダンジョン深層へと足を踏み入れていく。

クオリティだけ見ると初回で視聴切る内容だったのですが、
私がズルズルと完走してしまったのは、
この世界におけるダンジョンの位置付けの異様さと言いましょうか、シュールさと言いましょうか。

ダンジョンの魔物は攻略に来た現代人をガチで殺しに来ていますし、
実際、主人公の高校生少年が憧れる学園の“マドンナ”の父親は、
ダンジョン探索中に失踪しており、
マドンナは主人公少年が危険なダンジョンに行くことを良しとしていません。

にも関わらず、この世界の人々は老若男女誰もが、
放課後ちょっとカラオケにでも行くような感覚で、
気軽にダンジョン探索を楽しんでいる。

如何にレアアイテムで一攫千金のチャンスもあるとは言え、
とかくリスクに過剰なアレルギー反応を示す現代社会が、
身の危険を顧みないダンジョン探索を許容するというのが、
私には腑に落ちなくもあり、どういう仕組みなのか気になる点でもあり。

人々のダンジョンに対するリスク警戒心を和らげたのは、
ダンジョンのエンタメ化でしょうか。
主人公が通うダンジョンは周辺に遊戯施設も有しテーマパーク化。
アトラクションの一種みたいにダンジョンを取り扱うことで、人々の感覚を麻痺。

さらにはダンジョン探索者の奮闘を題材にした人気ドラマが制作されたり、
テレビのニュースもダンジョン探索隊を英雄視して取り上げたり。
メディアによるある種の洗脳も、ダンジョンのリスク許容に貢献。

この辺りは、我々の社会における自動車などと似ているかもとも思いました。
現代日本でも事故で毎年2000~3000人の命を奪っている自動車ですが、
CMやモータスポーツ等で、車はカッコイイとのイメージ刷り込みが成され、
今日もドライバーたちは制御を失えば吹っ飛んでいく金属の棺桶に乗り込んでいるみたいな。


以上、長々と屁理屈をこねて来ましたが、
ハッキリ言って、多くの視聴者にとって、こんな物は興味深い視聴動機にはなり得ない、ツッコミどころw

基本設定から、ここまで紙幅を費やさねば、擁護できない時点で、
基準点3.0点から上乗せできる要素はないわけですが。

今回、私が、さらに基準点を下回ったのは、終盤の展開。
モブ主人公が英雄に憧れる気持ちを抑えられずに、ダンジョンに立ち向かっていく。
ダンジョン探索に懐疑的なマドンナともちゃんと向き合う。
といった感じで、主人公少年が作品テーマの真正面から問題を解決するかと思いきや、
{netabare} パーティメンバーの不治の病を治癒する方法を探る{/netabare} ために深層に向かうという、
脇道からなし崩し的にダンジョン探索継続が強行されたこと。

流されるからこそ主人公はモブなのでしょうが、
ダンジョン探索者の芯の部分まで他力本願なのは、私にはちょっと頂けませんでした。


それでも私が完走できたのは、シリーズ構成・筆安 一幸氏との相性としか言いようがありません。
TVアニメ版『邪神ちゃん』、最近はTVアニメ版『シャンフロ』などでも お世話になって来た同氏の構成。
道中、退屈する回があっても、何故か居心地が良くて許せてしまうんですよね(苦笑)


【作画 1.5点】
アニメーション制作・月虹

かねがね私は各所で、ダンジョン物でモンスターデザイン、作画に気合を入れない作品はダメだと申し上げておりますが、
本作はダメでしたね~。
単純に生き物を巨大にしただけの物体など、もはや魔物でもモンスターでもないんですよ。

ある階層で、出てきた敵が単なる{netabare} 巨大なG{/netabare} だった時はやる気あんのかー!
とテレビに殺虫剤噴射しそうになりましたw
まぁ、逃げ惑うシルフィー&ルシェ、ちょっとだけ面白かったですが。

あと、脱線しますが、モブ主人公の殺虫スプレー二刀流、モブ感半端なかったですねw


ここまでならまだ作画2点台なのですが、
今回1点台に沈んだのは、第7話「青春のオープンキャンパス」

パーティメンバーの女子3人が通う大学を舞台にした日常回なのですが、
この回、なんと主人公少年グループとマドンナ、女子3人の他に、オープンキャンパス見学者が一人もいませんでしたw
学生まで含めても、主人公らの所にボールを蹴り入れてしまったサッカーサークルの4人のみという閑散ぶり。
主人公がこの大学に合格できるか以前に、
私はこの大学、人気なさすぎて閉鎖にならないかが心配ですw

何か描こうと頑張って絵が崩れたまでなら、まだ2点。
が、そもそも描く気がないのは一線を越えています。
黒山でも、へのへのもへじでも何でも良いから、何か置いて欲しい。
それすらもできないなら、こんな日常回なんて放送休止でいいですから。

悲痛な作画トラウマと共に評点1.5で。


【キャラ 3.0点】
主人公のモブ男子高校生・高木海斗。

“マドンナ”葛城春香とは幼馴染で、海斗自身は鈍感で気付いていないようですが両想い。
のみならず、幼女な出で立ちのレアサーヴァントを次々と引き当てたり、
美人な大学生令嬢パーティとお近づきになったり。

優しいくらいで取り柄のなかった少年が労せずしてハーレム状態になっていく、
この手のストーリーにありがちなキャラ相関図。

本作のある意味凄いところは、好いた惚れたの理由を詳述する気がほぼ無い所。
それどころか、幼女サーヴァントの従属といったレアな出来事が続くのは、
主人公が引き寄せ体質だからとの開き直りすら見せる。

ダンジョン探索において運(LUCK)は重要ですし、
取って付けたような理由で、男女関係を深堀りしても、墓穴を掘るだけなので、
安全策という意味では無難なのでしょうが。

主役がこれでは、例えサーヴァントがロリロリで萌えても、
私には基準点が限界ですね。

ただし、売れば10億円にもなると言うレアカードを、
あっさり召喚で消費して、探索者として飛躍のキッカケにしてしまう。
主人公の冒険者気質と言いましょうか、金持ちにはなれない小市民気質と言いましょうか。
その純朴さは自分には無いものだと感心はしました。


【声優 3.5点】
主演・高木 海斗役の保住 有哉さん。
抑揚をセーブして小物感を出したりするナヨナヨした演技で、
見事なモブムーブを好演出。
海斗くんが勇者だとは思えなくても、モブじゃないと疑う人はほぼいないでしょう。

その他、キャストは中堅、新人が混在する、若手育成型の布陣。
CV.青山 吉能さん率いる女子大生3人組の中で、
田辺 光梨(ひかり)役の 辻森 梓咲(あずさ)さんは本作が初レギュラーの新人。
魔法詠唱の迫力などには、まだまだ課題があるのかなと感じました。
もっとも、ひかりんは{netabare} 病弱キャラ{/netabare} なので塩梅が難しかったのもあるでしょうが。

そんな中、私に癒やしを提供したのはサーヴァント・シルフィー役の花澤 香菜さんのロリ幼女ボイス。
いつも通り、主人公がスライムを倒しただけなのに「流石です!ご主人様!」と褒めそやす。
何でも肯定する甘々ボイスに身を委ねていると、
今日一日、誰も褒めてくれなくても、俺、十分頑張ったんじゃないか?
と錯乱して救われた気分になりますw

後に召喚されたルシェリア役の相良 茉優さんの自己顕示欲強めのツンデレ幼女ボイスも、
ざーさんの甘味成分を中和する辛味といった感じで美味でした。
流石は『ニジガク』かすみんの中の人です。

中盤お二人の幼女ボイス供給が途絶えた時は、私もほぼ心が折れかけましたw


【音楽 3.5点】
劇伴担当は井内 啓二氏。
英雄譚を盛り上げる勇壮なサウンドについては『ダンまち』などでも定評がある同氏。
が、作中目立ったのは、次回予告でも使用された長閑なマーチ。
ダンジョン戦闘が続く中、むしろマーチを流す。
これはこれで和みますが、ちょっともったいない気も。

OP主題歌は天月-あまつき-「Up Start」
力強い男性ボーカルが冒険心を煽るアップテンポナンバー。
結局、私が本作で一番、冒険を感じたのはOP聴いている時だったのかなと(苦笑)

ED主題歌はMay'n「ストロボ・ファンタジー」
シルフィー視点を重視して制作された一曲。
EDアニメの成人モードのシルフィーとルシェ。
本編でも見たかったなぁ~(遠い目)

May'nさんは挿入歌「戦乙女の歌」も提供して、
戦闘シーン盛り上げに一役買っていましたね。

後半には、もう一つのED主題歌・SMILE PRINCESS「MOVE ON BABY」も登場。
冒険も佳境に入って、逆にMONACA提供のユルユル電波ソングで緩めて来る。
これもある意味、作風に合った選曲なのかもしれません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

1話に全振りされると1話切り勢としては困ってしまうな

1話 4.1 現代ダンジョンもの。作画が良好でキャラに共感できるので十分面白い
現代ダンジョンものですね。
なろうか… と警戒して見ましたが、いや結構良いですよ。
私は気に入りました。

まず作画。十分良好ですね。絵柄も良く、主人公も格好良いですし、ヒロイン達も可愛いです。
アクションは今のところは殺虫剤かけてるだけですが、まあ魔法の演出なども十分では。

で、内容ですね。内容も気に入りました。

主人公はヒロインの父にあこがれて冒険者を目指していると。
なろう系にしてはしっかり目的が描かれていましたね。

超レアなサーヴァント召喚カードをたまたま手に入れて、そこから始まる出世話という感じですね。
レアアイテムをたまたまゲットするというのは、誰にでも起こり得て、誰かに起こり得るものなので、チート能力をゲットする理由として全く問題ないのでは。
理不尽感は無いです。
主人公はスライムを倒し続けて2年、1000匹狩り続けていたわけですから、ちゃんと努力もしていましたからね。

このレアカードは売れば10億円。現代物だから価値がわかりやすいですね。10億あれば大抵の人の生涯年収を上回っているわけで、人生上がりみたいなものです。
それを自分で使うか、売るか、しっかり悩んだ上で、自分で使うと選んだ。

憧れを優先したわけですね。
もちろんそうしなければ始まらないわけですが、主人公の選択の結果としてチート能力を得たわけですから、これもいいかと。
10億円分の課金アイテムだから、強力なのも当たり前ですし。

ダンジョンができて冒険者は高額収入を得たり英雄として評価される世界観なので、最高に価値のあるアイテムが10億というのも私は納得しました。

で、シルフィーが登場した時に幼女でがっかり、という対応も良いと思いました。
幼女だヒャッホーと喜ばれたら流石にドン引きですし、普通に頼りなさそうに思えますよね。カードのイラストと違うし。
だからって10億でこれかよ、みたいな見下した態度は一切とらず、庇護対象とみなしてちゃんと優し接して、実際戦わせたら自分より遥かに強いから、逆に女神として敬意を払ったり…。

なんか、すごくいい感じの主人公です。
自分もそう思う、という感じの自然さがあります。

主人公が気に入ってしっかり共感できたので、ここからの出世街道を楽しみに見ていきたいと思えました。

今期はいい感じのなろう系が多くないですかね? こうやっていい感じなら、なろう系は本来好きなジャンルなんですよ。
こうして楽しめるなら嬉しい限りです。

2話 3.7(作画減点)現代ダンジョンもの。作画が良好でキャラに共感できるので十分面白い→2話で作画崩壊とか…

作画酷い… いや2話で作画崩壊ってどういうこと?

ありがちなのは、8~11話あたりね。このあたりで力尽きるのは、まだわかる。で、最終話だけちょっと頑張ったり。
また途中のグロス回だけおかしいとかもよくある。
最初から力不足なら1話から作画崩壊と言われる場合もあるけれど。

でも2話って。
そのあたりって最初に納品しておくんじゃないの?
そんな早く崩壊するなら期をずらすなりなんとかしてくれ。

1話でこの作画だったら切ったんですが…。
どうなんでしょうね。おかしいのはここだけで、今後マシになるのでしょうか。今後どんどんひどくなる可能性もありますかね。
かなり不安です。

全話感想 
うーん、まあクオリティ低かったですね。
1話に全振りしたのか以降作画は低調で、これならあまり見る必要は無かったです。
1話切り勢からすると、1話に全振りして高クオリティ、以後グダグダってのは本当に困ります。
2話以降の品質が見えていたら1話切りできたのに…。

とはいえ、本気でつまらないなら2話以降でも切れば良かったのですが、一応、本気でつまらない、まではいかなかったんですよね。
いやどのアニメもそれなりに面白い部分はあるので、当然かもしれませんが。

なろう系ってのは基本的には好きな話なんですよ。
現代にダンジョンができてそこを探索して成り上がっていく話、普通に好きです。

クオリティが低すぎて楽しめないのが問題なのであって、ほどほど楽しめるなら、好きなタイプの話はできれば見たいのです。

本作は一応主人公の動機が悪くなく共感でき、普通に冒険している話なので普通には見られる。
主人公は馬鹿ですけど、単に馬鹿なだけで不快では無いですからね。

だから、見ようと思えば見られる作品でした。なので最後まで見ちゃいましたが。
ヒカリン助かって良かったね、程度は思いました。

でもまあクオリティは低く、クソアニメだと言われていても否定する気は全く無いです。


後、Web原作、コミカライズも見てみました。
Web原作は… 案外悪くないですね。テンポ良くサクサク見ることができました。ただこれくらいでそこまで人気が出るのかは不思議でしたが…。
でもサクサク読めるだけで実はクオリティ高いってことなんですよね。
なので評価されたのもわかる話です。

しかしコミカライズはクオリティ高い。非常に良かったです。
でも設定や展開などかなり改変していて、それでぐっと面白さが増していると思いました。
アニメ化したのはこっちの功績が大きいのでは?

近年、なろうのアニメ化は多いですが、コミカライズで人気を博してアニメ化って例も多いと思うのですよね。

コミカライズでずっこけたけどアニメ化したってケースありますかね。
後で考えてみよう。

だというのに、原作→コミカライズ→アニメ化 ではなく
原作→コミカライズ
原作→アニメ化
という流れしか、基本的には無いというのは本当にどうなんでしょう。

それって一番の功労者である、コミカライズの実績をなくしてしまうのでは…。

本作もコミカライズのクオリティが高いですし、
誰も僕の世界を… もコミカライズは面白いのにアニメはゴミだったり、なんでコミカライズをちゃんと生かさないのかなー?

他は仕方ないですが、チー付与だけは絶対にコミカライズ版をアニメ化して欲しいものです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

たナか さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

ブルシットジョブ

いつものキモなろう。
品質はそれなり。

OP・なにこれいいですね、これにはもったいねえ
ED・このテンポで歌詞聞き取れるのすげえ

01
底辺が他人の力で「せいちょうした!!」みたいにイキるいつものやつ。

いくつもの工夫が見える流石の後発作品。モブと言いながら一般人には脅威なモンスターと戦えちゃうツッコミどころを殺虫剤でカバー。馬鹿馬鹿しさでラインを下げつつ身体能力は低いモブのテイを保てる発明。某RPGのおかげで最弱モンスターのイメージがついてしまったスライム。物理攻撃無効だが最初から魔法を使える有能設定も避けたい。そこで殺虫剤!!ドン!!これを描けるツラの皮の厚さこそが商業作家に求められる資質。いくら「殺虫剤ってなんだよww」とバカにしようがアニメ化された商業作家という実績を積んだ作者の勝ち。売れないクリエイターはこのハングリーさを見習うべき。ステイフーリッシュ。

都合よくレアモンスター、都合よくレアドロップ。幼女のギャン泣きは「泣ける!!」みたいなポルノで売れちゃうものだが、オスの苦労話など誰もアニメに求めてないのでヨシ。「10億…」もまた発明。そう。みんなだいすき「葛藤」ですね。セオリーとしては主人公のウダウダクヨクヨが話が進まないストレスを産み、そこで視聴者とキャラの心情をシンクロさせるという技法だが、「なんやねんこいつ」という作品独自のストレスが同時に付与されるおかげでストレスが瞬時に閾値に達する技術。これでコストを払った気になってるのすごいけど、なろうはこれでいいんでしょう。

んで幼女。わざわざ召喚しておいて一瞥して肩を落とす主人公。勝手に召喚しておいて自分らの都合を押し付けるいつものクズ女神や無能貴族らとなんら変わらない、あまりにも身勝手で自己中な反応。いつものやつと全く同じ構図なのに、視点は完全に逆転しているというメタ構造。後発作品ならではのなかなかすごい仕掛けだと思う。他者の視点を獲得した人はラノベなどは一度卒業するだろうが、気づかない特性の人にとっては自分の感性にシンデレラフィットする作品となりうるもの。KEYとか初期新海とか。なかなか巧妙な計算で設計された、デジタルドラッグとしては完成度の高い作品だと思う。

スライムスレイヤー
MP消費の無いノーコストのパッシブスキルで攻撃手段を問わず無条件で攻撃力1.5倍。討伐数のみで獲得出来るスキルにしてはダントツで破格の性能。これが微妙って、作者はゲームとかしない人なのか。これもツッコミどころとしてあえてアホにしてるのか。スライムにはボスクラスの上位種が存在しない世界観ならそうかもしれんがそこもわからんし。

10億ゥ
召喚したら売れない…ああ…葛藤…とかやってたが戻せるんかいな。契約者が変更不可能とかあるんでしょうけど、あれだけウダウダしたんだからそれくらいの説明はしてほしいところ。次回でやるの?見ないけど。

つまりゴミ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

89.2 2 ラノベ原作で行方不明なアニメランキング2位
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (748)
3249人が棚に入れました
「俺は、この異世界で本気だす!」34歳・童貞・無職の引きこもりニート男。両親の葬儀の日に家を追い出された瞬間、トラックに轢かれ命を落としてしまう。目覚めると、なんと剣と魔法の異世界で赤ん坊に生まれ変わっていた!ゴミクズのように生きてきた男は、少年・ルーデウスとして異世界で本気をだして生きていく事を誓う。フィットア領転移事件で魔大陸に転移後、冒険者パーティ「デッドエンド」を結成し、魔大陸最南端の港町・ウェンポートに到着したルーデウスたち。ルーデウスは「魔界大帝キリシカ」と出会い新たな力を手に入れる。魔力災害に巻き込まれた家族や仲間の行方はー。「人生やり直し」ファンタジー、再始動!
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ヒキコの魂、100話まで

唐突な書き出しではありますが、
『ひらがな』というのは
日本が独自文化を形成する礎となった素晴らしい発明だと思うワタクシです。

なにしろ、昔の日本には『文字』そのものがなかったわけです。
んで、大陸から伝わってきた漢字を「こりゃあ便利だ」と使い始めたのですが
どうにも使い勝手が悪かった。
とにかく、もともと中国語を書き記すためのものなので、
日本にしかない言葉や概念を表現することができなかったのであります。

そこで、表意文字であることをガン無視して『音』だけを拝借、
ようするに当て字まるだしの『万葉仮名』として使い始めてみました。
だけど、これはこれで新たな問題が勃発することに。

  なにしろ文字そのものが『難しい』ので覚えるのがたいへん。
  おまけに人によって同じ音にあてる漢字が違ったりして、めっちゃ読みづらい。
  あたしは読めない。読めなすぎて死にそう。

  銀母 金母玉母 奈尓世武尓 麻佐礼留多可良 古尓斯迦米夜母
  こんなもん初見で読める人、ほとんど神ではあるまいかと。

で、これヤバくね? とみんなが考え始め、
代表的な万葉仮名を崩して発明されたのが『ひらがな』なのであります。
(同じように万葉仮名の一部を抜き出したのが『カタカナ』ですね)

いかにも日本らしく、雅でたおやかな文字(和文体)の登場です。
もしもこの発明がなかったら、
あの『枕草子』や『源氏物語』は生まれていなかったと僕は思っています。


さて、僕がなんでこういうNHK的な話を書いているかというと、
このアニメの原作であるだけでなく、
いまや日本アニメの大きな源泉となっている『ライトノベル』もまた、
ひらがなの成立過程に酷似した、
画期的な発明ではあるまいかと思うからであります。

そもそも日本の中高生の多くは今も昔も、
 「先生はなぜ自殺したのか。八十字以内で答えよ」
みたいなコクゴキョーイクのおかげで純ブンガクが苦手です。

めんどくさい、わけわかんない、つまんない、言葉ムズカしい。
興味を抱けない生徒さんたちにとって純ブンガクとは、
それこそ『万葉仮名』みたいなアタマ痛い存在に他ならず。

そうした、権威主義だったり学術主義だったりする日本文学に、
ある意味で『反旗を翻した』のが、
いまでいうライトノベルの起こりであったように僕は考えています。

  イロモノ上等、安直文体上等、マンガ思考上等。
  料理が「美味いか不味いか」のどっちかであるように、
  小説だって「面白いか面白くないか」のどっちかじゃねえか。

そういう『ケンカ上等』姿勢で生まれた新たな小説スタイルは、
『ひらがな』の発明同様、圧倒的に読みやすく、
瞬く間にブンガク的庶民である若者たちに広がっていきました。
中高生の読書離れにストップをかけ、
いまや版元や書店さんの新たなメシのタネになるまで成長を遂げたのです。

ライトノベルという存在がなければ、
『俺ガイル』や『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』という作品も、
この世に出てこなかったわけであります。
もちろん、西尾維新さんも登場しておりません。
有川ひろさんや米澤穂信さんだってラノベからスタートしたわけですし、
まさに出版ギョ-カイの救世主的アレではなかろうかと。


ただし、ですね……このライトノベルの最大の欠点は、
その読みやすさが故に「オレでも書けんじゃね~か」と考える方が多く、
箸にも棒にもかかんない作品が量産されてしまうところにあります。

日本語おかしい、起承転結おかしい、登場人物のアタマおかしい。

おおよそ、まっとうな要素が一つも見当たらない作品が、
タイトル名とモチーフだけでヒット作となりアニメ化までされちゃうのは、
ある種の『諸行無常』を感じさせられるところであります。

そういう残念系ラノベは、そもそも『人のカタチ』をしていません。

  清純派設定のクセに、キャパ嬢みたく主人公に言い寄るヒロイン。
  やさしくて誠実という設定のクセに、残酷なほど鈍感な主人公。
  統合失調症が疑われるぐらい、その都度変わるリアクション。
  転生したら、元の性格がすっとんじゃう転生者。
  初心者向けビジネス書の目次レベルのことをドヤ顔で振り回す天才児。

純文学、とまでいかなくとも、
ふだんまともな『人のカタチ』をした読書にいそしんでいる方が、
運悪くそういう作品にあたったりしちゃうと、

  う~ん……なんかやっぱ……ラノベって……アレなのかしら?

というふうに感じちゃうのではと愚考いたします。
はじめてマンガを読む人に公園のゴミ箱で拾ったエロマンガを読ませた的な
……いやちょっと違うか。あ、でも似てるか。


そんな意味からすると、この『無職転生』は極めてまっとうな作品です。
(ここまでマクラです。ほんと長くてごめんなさい)
ふだん純文学を愛好している方にもおすすめできるんじゃないかしら。

とにもかくにも、転生前の『人のカタチ』を貫いているところが良き。
そういうのって『リゼロ』や『幼女戦記』など、
転生ものの良作におおむね共通した傾向ではあるまいかと。


三つ子の魂なんちゃらとか言いますが、
僕は経験上「人間、ある程度は変わることができる」と思っています。
ただし、腐りきった性根というものは、そうそう簡単に変わるわけもなく。
{netabare}
  金髪美少年である主人公ルーデウスの転生前、原人格は、
  三十四歳、無職のキモデブヲタDT引きニート。
  ネガティブ要素だけでもハネ満確定、ウラがのったら三倍満。

  ヒッキ-になった原因である凄惨ないじめ事件には、
  確かに同情の余地がありますが、
  何の罪もない両親に寄生して十何年も床ドンでメシ生活を続けた挙句、
  その両親の葬儀にすら参列せず、
  兄弟に叩きだされて交通事故死したクソ野郎であります。

  人間としての成長や経験値は高校生の時点でストップ。
  あとはひたすらゲーム&食っちゃねで余生を過ごした人物で、
  家族や親戚筋にしたらたまったもんじゃありません。
{/netabare}
そんな主人公ではありますが、金髪美少年として、
しかも牧歌的な美しい異世界に生まれ変わったのですから、
さすがに今度はまっとうに生きてみようと思っています。

ただし、いったん歪んだ性格とか腐った性根、
さらには高校生以降の人生経験がゲームの中だけという欠落は、
そんなカンタンに矯正できるものでもなく。

第一ク-ルでは{netabare}母親のパンツをかぶってみたり、
あるいはロキシーの自慰を隠れ見たりパンツを盗んだり。{/netabare}
これ、ビジュアルが年端もいかない金髪美少年だから
ギリのギリで作品として成立しているものの、
リアルの四十男が同じことやってると、ガチで気持ち悪いです。

まあそれでも本人的には新しい人生を、
真面目に楽しく、ちょっとぐらい苦労しても前向きにがんばろう、
という気持ちなり姿勢なりがありました。

その姿勢とか気持ちは本ク-ルにも引き継がれています。
ただし、人間的な未熟さというか、
 ・もともとは、単なる無職キモデブヲタDT引きニートである。
 ・転生してからの人生経験なんか、なんぼもない。
という点もしっかり引き継がれており、
本ク-ルでは、その『未熟さ』が二つ、イタい形で露見します。

  ひとつめは、父親のパウロと再会したときのこと。
{netabare}
  必死になって家族の消息を探していたパウロの事情も知らず、
  ルーデウスは自分の冒険譚を楽しく語り続けます。
  その間、他の家族は無事だったのかを確かめようともしません。
  そして、ついにブチ切れたパウロに咎められ、
  僕だって苦労してきたんだ、と反発して大げんかになってしまいます。

  このケンカ、最初に手を出したんだから、パウロが悪ものです。
  ですが、それ以外はルーデウスがぜんぶ悪い。  

  そもそも『自分たち以外はみんな無事』なんて保証はどこにもありません。
  実際、故郷の村は壊滅状態、家族も行方不明だったわけです。
  そのことにまったく思い至らず冒険の旅を続けていたというのは、
  まさにゲーム感覚で生きていたとしか言いようがなく。
  (ここ、視聴者の多くも「やられた」と思わされたのでは)
  
  よしんば自分のことでいっぱいいっぱいで気づかなかったとしても、
  パウロから現実を知らされた段階で、
  すみませんでした、と頭を下げるのが道理です。

  それなのに、ただショックを受け一人で宿に帰るとかね、もうね。

  ケンカは翌日、ルーデウスがわだかまりを残したまま形式的に謝り、
  その後、ルーデウスがパウロを許す形で決着します。
  だけどそれは、この異世界だけの年齢関係、
  つまりパウロが父親でルーデウスが十代前半の子どもという、
  どちらがオトナなのかはっきりした関係でのみ成り立つ決着です。

  中の人は、前世から通算すると四十半ばのおっさんなんですから、
   「すみません、ゲーム気分で調子に乗っておりました」
  と、パウロに対し手をつき泣いて謝るのが本来の筋ではあるまいかと。

  それなのにこのおっさん、この決着を自画自賛し、
  「僕もとうさまも一人の人間、お互い失敗ぐらいしますよ」
  なんてドヤ顔で言っちゃってるわけです。
{/netabare}
こういうのって、気がきかず大ポカをやらかした仕事を上司に叱責され、
  ボクだって一所懸命やってんだから、
  そこまできつく言うことないじゃないっスか。
  ボクにも非があったことは認めますが、
  そっちも言い過ぎたことをきちんと謝ってくださいよ。
なんて口を尖らす『ゆとり(=ガキ)新入社員』と基本同じなんですよね。

こういう『人としての甘さ・未熟さ』って、
近くに守ったり引っ張ったりしてくれる人がいないと
いずれイタいめ見るのが世の常であります。
そんなことを思っていたら、ラスト二話でやっぱりそうなりました。

  それが、アイタタタのふたつめ『エリス失踪事件』であります。
{netabare}
  エリスがルーデウスを置いて出ていったのって、
  一つの選択として認めてあげるべきことなんですよね。
  少なくとも「ふられた」「捨てられた」なんて悲観するようなことじゃありません。
  ちゃんと理由を書いた置き手紙もあるし、
  そもそも、ふったり捨てたりする相手に『はじめて』をあげるわけもなく。

  そんな簡単なことが、ルーデウスにはわかんないんです。
  誰かを本気で愛したり、誰かから本気で愛されたり、
  そういう経験がまるっきり、一つもないわけですから、さもありなん。

  カラダの関係になれたことに有頂天になって相手を慮る気持ちも持てず
   「本気で好きならいっつも一緒にいたいと思うべき」
  なんて、ガキんちょ男子の『ジブンおしつけ』そのまんまでありんす。

  そんなこんなで難民テントでプチ引きこもり状態に。
  最終的には母親を探すために一人で旅立つわけなんですが、
  ココロは最後まで『捨てられた気分』のまま。

  心象風景として
  前世の引きこもり部屋から一歩を踏み出す姿とオ-バ-ラップしてるけど、
  いやいやいやいや、全然ちがうじゃんかと。
{/netabare}
つまるところこの主人公ルーデウスくんは、
前世よりは心がけ的なものが『マシ』になっているだけなんですね。
心がけが変わっても『心』が変わっていない。
通算年齢相応の『人間的な成長』みたいなものは、
全然、まるっきり、これっぽっちも、できていないわけであります。

だから、難局にブチあたったとき周囲を慮ることができず、
視線が自分の内側へ内側へと収束してしまいます。
それがゆえに、周りがまるで見えない『自己憐憫野郎』になっちゃうわけで。


ただし、ですね。
前世と比較すると『行動』はまるっきり違い、成長しております。
そしてもちろん『行動』が変われば『結果』が変わる。
そのあたり、最終話にはっきりと多くの『実り(結果)』が描かれております。
{netabare}
  ただの暴力お嬢さまだったのが『守るための強さ』を求めて歩き始めたエリス。
  長年の呪縛から解放され、村人と会話までできるようになったルイジェルド。
  ルーデウスを親身に思い続けるロキシーやシルフィ、家族。
  旅で出会い、助けたり助けられたりした人々。
  みんな、この異世界での『行動』でちくちく築き上げてきた、
  かけがえのない『人の輪』なのであります。
{/netabare}
つまるところ彼は、
前世とはまるっきり違う、実りある人生を歩んでいるわけなんです。
しかし、その『実り』の質や量と比較して、
本人の人間的な成長が、まるっきし追いついていないんですよね。
だから、その『実り』をうまく認識できないわけでありまして。

そんなところが、本ク-ルで描かれたルーデウスくんの姿ではあるまいかと。
母親を探すため一人でしょぼしょぼ旅立つ姿は、
彼の『人生やりなおしはこれからだ』的なアレエンドに他なりません。

こういうのってアニメ的にはやや辛口な人間観にも思えますが、
本来『人のカタチ』とはそういうものであります。
ましてや、四十過ぎたおっさんが性根を入れ替えるなんて、ほんと難しい。

  そこのところをきちんと踏まえ、
  夢いっぱい仲間いっぱいのきゃほほい転生ライフ、
  みたくしていないところが実に良き。

  ダメ人間の再生・成長譚の中間段階としては、
  きわめてまっとうな軌跡になっております。

だからこそ、本作は面白く、見ごたえがあるのだと僕は愚考いたします。
きちんと『人のカタチ』を踏襲しているぶん、
『ハリポタ』にも通ずるような『リアリティ』がありますし。
純文系の方々にもお楽しみいただけるようなファンタジー作品として、
立派に成立していると拙は思うわけであります。



おすすめ度としては、前ク-ル視聴済みという前提で、堂々Sランクです。
異世界転生ものの中ではハイエンドモデル、
  はあ? なろう系? 転生もの? いらんいらん。
そんなふうにおっしゃる方にも是非にとお薦めしたい逸品かと。

ただし、前ク-ル未視聴の方はまるごと置いてけぼり、
わけわかめ(←死語)状態に陥ってしまうので、
まずはそちらをチェキいただきたく(こっちもかなり良くできてます)。


萌え担当のロキシーもちょこちょこ顔を出し、
アニメにアレなものを求める層にもそれなりに応えてはおりますし。
(実年齢は、ちょとまあナニですが)
その他、冒険、バトル、家族愛、お笑い、人間ドラマなど、
いろんな成分がほどよく配合された『完全食』的な一本に仕上がっております。

  ちなみに性的なことに関しては第一ク-ル同様、
  ラッキースケベみたくヌルいものではなく、
  セックスはあくまでも『セックス』として描かれています。

  そういうのが『嫌い』な方がいるかもですが、
  人間の営みを描こうとするならある種当然のことではないかと。
  そのモンダイを避けて通れるほど世間は甘くありません。


映像、音楽、脚本、キャラ、お芝居は、どれも高レベルで安定。
欠点らしい欠点が見つかりません。
杉田さんのモノローグに時々キョン入っちゃうのはご愛嬌。

  OP・ED楽曲は、全て大原ゆい子さんの手によるもの。
  EDはそれぞれのク-ルで固定ですが、
  OPは各話ごとの内容でころころ入れ替わり、
  第一ク-ルと合わせた24話でなんと六曲もあるんですよね。
  こういう繊細な演出、きゅんです。


ちなみに原作は全26巻(最終巻は11月発売予定)もありまして、
本ク-ルではそのうち六巻、少年期の内容までしか描かれておりません。
ル-デウスくんが未熟者なのも当然かと。
ていうか、今の段階でリッパに成長とかしちゃってたら、
この後の物語どうやって回すんだという話です。

すでに二期の制作・公開は決定しておりますが、
原作の残量から考え、それで完結するわけもなく。
いまみたくしっかり作り込んだレベルを維持するならば、
完結まであと三年、百話越えの超大作になりそうな感じであります。
 (あの『進撃の巨人』みたく、
  終わる終わる詐欺にならないかが心配になってもみたり)

その壮大な物語の中でル-デウスくんがどのように成長し、
そのさまがどのように描かれていくのか、
僕的にはすっごい楽しみです。楽しみすぎて死にそう。

  そんな言うなら原作読んだらいいじゃんか、
  そういう声が聞こえてきそうですが、
  実は僕……ラノベってほとんど読まないんですよね。

  まったく、というわけではないんですが、ほんの一部だけちょこっと。
  むかしはたまに手に取ることもあったのですが、
  最近は食傷気味というか何というか……ごにょごにょ。

  てめえこら、言ってることと読んでるもん全然違うじゃねえか、
  そういうお叱りはもっともですが、
  だってほら、
  時間ないしネタバレいやだし変な作品にあたると文章酔いしちゃうし……
  ビジネス的な価値は認めてるからそれでいいじゃないですか。  

  とまあ、ル-デウスくんばりに全力で言い訳をする、
  お見苦しいワタクシなのでありました。
  (こっちは、たいした成長見込めません。ほんとごめんしておくんなまし)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 33
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

評価が難しい。レビューの長さがすごいので影響力は大でしょう。

22年11月 追記 本年のアニメも出そろってきた中で、私の本作に対する評価がブレブレです。

 この作品って、ひょっとしてルーデウスというキャラの意味合いというか世界観の謎解きが最後のカタルシスで、それが驚きなのか、心地いいのか、なんだろうなあと思うと現段階では過大評価な気がします。知っている人に引っ張られている気がします。

 ただ、アニメ作品として家族や恋愛、強さ、引きこもりの精神など描けている部分に見るべきものがあるのは事実だし、冒険ファンタジーとして面白いです。作画や演出などは言うに及ばずです。

 そこで皆さんのレビューをザーッと読ませてもらいました。本作は5以外ありえない的なレビューもあれば、エロやキャラの気持ち悪さ、残酷さ、ストーリーの半端さなどで途中断念の人や低評価の人もいました。その両方の気持がわかります。私もどう評価すればいいか迷います。

 ただ、気が付いたのはレビューの本数もそうですけど、1本1本のレビューが長いです。とにかく長い。良きにつけ悪きにつけ、とにかく言いたい事がいっぱいできる作品というのは間違いないと思います。
 言い換えると、人物描写が丁寧なので好悪の感情がわくくらい上手く人物のキャラ造形が出来ているということともいえます。

 心がざわつく作品はいい作品だと思いますので、4.5と言う評価、そして評価点以外の主観的な評価でも80点以上でいいのではないと思いました。思いましたが確信が持てないなあ、2期またはそれ以降で評価が上下する作品だと思います。

 おもしろい、おもしろくないの数を投票するサイトでも結局は、その比率よりもトータルの票数とコメント数でアニメの出来の良さが決まるようなところがあります。

 うーん。全部読もうかなあ…なろうにまだあるんでしたっけ?




以下 再視聴時のレビュー

 2期に向けて再視聴。秀作でしょう。異世界転生というカテゴリ ーを忘れて見られました。


2期に向けて再視聴中。どうも初回ですべてを拾いきるのが苦手なので、引っかかる作品は時間たってから再評価しています。2期がある前提なので説明不足は甘くみていますが、1期だけで評価するとしたらどうなんでしょうね?

12話~14話まで。

{netabare}  重大な勘違いをしていました。ロキシーの視点のパートがあるので夢オチは絶対にありえないですね。1クール目のロキシーが王子の家庭教師場面は、手紙の中の場面の説明なのでミスディレクションかと思わなくはなかったですが、最後の行方不明の掲示板のところからロキシーパートがありました。ということはルーデウスの中の人が昏睡で実は夢でした、は無いはずです。物語の構造の話なのでさすがにやらないでしょう。

 で、12話以降、分割2クールということもあり、作画は1クール目より動かしていた気がします。12話と13話の同時刻の視点の切り替えも入って、展開も凝ってきました。
 キシリカの能力を得て剣ではかなわないエリスの優位に立ってしまい、これが伏線になる感じです。キシリカの出現を予言あるいは預言したヒトガミはつまりキシリカよりは上位ということでしょう。あの空間を考えるとやっぱり世界そのものをルーデウスが作っている可能性を考えたくなりますけど。

 強さや能力、神などの超常の階層が沢山ありすぎて、すっきりしないのがいいのか悪いのかです。正直今のところ設定と仕掛けが多すぎて面倒になります。ストーリーを展開させるために、ばらまきすぎな気がします。

 獣人族のエピソードは正直丸ごとカットでもいい気がしますが、一方、冒険譚だからロードムービー的にエピソードの積み重ねでいいと言えばいいんですけど、だったら設定と登場人物の種類…竜神とかヒトガミとかラプラスとかキシリカとかその辺の種類が多すぎる気がします。
 設定の説明はもう十分頂戴したのでお腹いっぱいです。これ以上世界観や設定を広げられても…なあ。

 ルーデウスが何に向かうのか方向性に意味を付けて欲しいなあ。要するに何を我々は追うのかという視点ですね。成長は当然テーマとしてありますけど…。まあ、2クール目をじっくりみてヒントを拾ってみます。{/netabare}


15話~17話

{netabare}  さらりと7大列強という設定がまた出てきましたね。その中に龍神という単語がありました。ルーデウスの転生に関わるとヒトガミが最初に言っていたのが龍神だとすると、7大列強は俗世というかこの異世界の中の話ですよね?ヒトガミとの関係性が分かりませんが、これはどうなるんでしょうか。

 それと犬の聖獣ですね。これもこの世界に危機が訪れると現れるとか言っていた気がします。これも意味がどうなるかです。動物が出てかつ、7大なんとかがでましたね。

 例えば中国の四象のように、東‐青龍、西‐白虎、南‐朱雀(赤鳥)、北‐玄武(黒亀)みたいな対応になるんでしょうか。そうしないと世界観がゴチャゴチャすぎですね。キシリカもこの体系に組み込まれるなら随分とスッキリする気もします。1番強いのがギシンとか言っていたので音は似ている感じもあります。これらの設定が話的にまとめて出してきました。原作者がここでなにか思いついたのかもしれません。つまり世界観は恐らくこのパートで原作者の中で形になったのではないか、という気がします。

 で、親子問題ですね。ここが一番の見どころですね。1クール目でシルフィのイジメを助けたときの怒られ方に対応するルーデウスは、前世の知識で「揚げ足を取る」「マウントを取る」方式のやり方でした。今回はこれが実際に戦いにおいて父親に勝ってしまいます。この対比は面白いと思います。ただ、これは本当に父を乗り越えたイベントだったか…をちょっと考えてしまいました。

 ルーデウスの天才性と中の人のせいで、この2人は父子関係に歪みがもとからありました。そもそもルーデウスはまだパウロとよび父としてみなしているか不明なところもありました。これは微妙な部分です。妹に対しては兄としての家族愛がルーデウスからは感じるのですが、両親に対しては他人でした。

 初回見たときはオイデプスコンプレックスを父越えにより克服するイベントかとも思いましたが、今回じっくり1クールから見て、父を父として認識できていない感じです。

 また、父側の乗り越え方もまた父としての威厳というよりルーデウスの妥協に乗った結果の和解となってしまいました。ここは本当の意味でのお互いの成長だったかどうかですが、このモヤモヤした描き方からするとそこは制作者側も意識しているんでしょう。むしろ他人になった…という印象がものすごい強い場面でした。今後家族になれるのでしょうか。

 ということで2クール目の中で一番興味深いパートでした。本作は家族関係については目が離せません。

 なお、コミカル部分を出す表現のときの作者のポケットに入っているのがエロなんでしょうね。それはそれでルーデウスのキャラ付けにもなっていました。

 それと作画ですが、横顔の時の作画の唇の動き。ちゃんと輪郭線まで動いています(唇が歪んで前についていない)。1クール目もやっていましたがそう多い場面では無かったです。2クール目にはいってこの横顔の作画が増えた気がします。これは相当作画レベルの高いアニメでないと最近はやっていません(海賊王女とかやってました)。
 分割2クールは興ざめするので好きじゃないんですが、本作の2クール目の作画については効果があったと思います。{/netabare}

18話~20話

{netabare}  ロキシーのサイドが描かれました。他のキャラの扱いから言って最終はやはりロキシーエンドなのでしょうか。

 エリスはキャラとしてはルーデウスとの出会いで成長し、また、元から強かった剣術も旅の中でどんどん強くなってアイデンティティとしていっています。
 キャラ造形は非常に魅力的に描かれていますが、内面という意味では少々弱いキャラです。ツンデレのデレ状態になって以降は描写が少ない気がします。既に2クール目は一回見ているので結論はわかりますが、この結論は多分エリスについてこれ以上ルーデウスと一緒にいても描くことが無くなったんでしょうね。
 成長して強くそして更にエロくなって再登場なのは間違いないでしょうけど。肉食系っぽいですしね。

 ということでリーリャ親子が見つかったところでこの家族探しの冒険もゼニスだけとなりました。16話で思った事ですが、ゼニスを探すのは本来はパウロの役割だし、やはりルーデウスは妹たちに思い入れはあっても両親に無関心ですので、これで一区切りでしょう。
 つまりは2期はシルフィ登場…なんでしょうね。どうなっていますか。

 ということで次の展開に向けての閑話という感じでした。ルーデウスの成長とかこのパートの家族を探す、元の生活に戻る、という部分については話が進んでいます。

 1クール目の印象より面白さは2クール目の方が面白いです。エピソードの作り方がこなれた感じです。親子とか成長も描けていると思います。ロキシーのキャラも見えてきましたし。{/netabare}


最終話まで見ました。

 前見たときオルステッドの前に龍神が付くって、すっかり見落としていましたね。多分、超強敵の唐突感に拒否反応があったのかもしれません。ヒトガミと対等なんですね。で、龍神はどうも時間を超える存在っぽいですね。キシリカは魔界大帝だから、やっぱりNO1?あるいはジョーカーとか超越した存在?目の設定からいってそんな感じでしょうか。

 最後の3話はこのオルステッドへの拒否反応で過小評価していたと思います。最終話の元の世界の映像も、ルーデウスはすべてそこに持ってゆけば内面も動機も描けている、というクリーエータ側の甘えが感じられる演出がちょっと好きになれなかったせいかもしれません。

 そう、この過去映像だけで、父母への距離感がここで急に変わったような気がしました。ルーデウスの内面…立ち直りについては、映像でごまかされたような感じで、ご都合主義じゃないという気がするのは今回も同じ印象でした。あの母親の過去のイメージとか、水中や泡の描写もそうですね。母はいままでルーデウスに勇気や立ち直りのきっかけって与えてましたっけ?そこがひっかかりました。

 母親はまあ、新しい冒険のタネですから、記憶喪失とかどうしても守らなきゃいけないとかいろいろあるんでしょう。

 エリスは思っていたよりもいい描写でした。2クール通じて成長とルーデウスに対するコンプレックスは描き切れたと思います。旅に出る理由も良かったと思います。上がり3話のエリスの内面は良く描けていたと思います。
 初体験のワインを破瓜の血に見立てた演出は、まあ、婉曲ではありますが、クリエータが狙ったほど詩的ではないし、直接的でしたね。

 エリスに殴られたルーデウスとオルステッドに殴られたルイジェルドの動きが一緒だったりしてましたね。反復の演出がすきなんでしょう。

 気になったのがルーデウスはラプラスよりも魔力量が多いって言ってましたね。それとヒトガミっておっぱいある?


 で、総評すると、2期が来る前提ならかなり評価は高いです。ただ、1期だけで投げ出された状態だとなんとも微妙な終わり方でしたね。本好きの下剋上みたいにどんどんやってくれるなら、更に評価は上がるでしょう。

 1クール目にくらべて2クール目はエリスとルイジェルドの成長が継続して良く描けていて、そこに視点を向けると面白いと思います。ルーデウスに関しては父親問題や家族問題が、初回で感じたほど突っ込めていなかった印象です。最終話の中の人の過去も効果的なように見えて、思っていたよりも深さを感じられませんでした。

 ヒトガミ、キシリカ、犬の聖獣、オルステッドその他設定が思いっきり広がったので、散らかすだけ散らかしてなんじゃこりゃ?だったですね。これは今回見返しても、やっぱり最後まで見ないと、ストーリーそのものの評価は保留せざるを得ません。

 ということで、かなりの秀作だと思います。が、この段階では名作認定はできないかなと思います。この23話ではまだやり散らかしていて、とりあえずの区切りも見せていませんし。さすがにせめてテーマ、謎の畳み方、キャラ達の成長の結果、世界観の全体像などなどが見えないと名作かどうかは評価できないと思います。

 そうはいっても話として23話かけてルーデウスの成長だけでなく周囲の人間の変化も描けていて、中身もあったし面白かったと思います。
 それと「異世界転生」というカテゴリーとしてのマイナスを初回より全く意識しないで見られたのは、物語の組み立てがしっかりしているからだと思いました。

 作画がいいのはもちろんですが、本作はOPの尺の使い方や演出、背景美術やエフェクト・撮影などの画面作りに感心しました。

 

 アニメってリアルタイムの楽しみもありますけど、時間をおいて再視聴して、じっくり見る方が良く見えてくる部分がありますね。


 音楽は点数調整です。さすがに4.5以下にはできないかな、とは思います。

 初回のレビューは長くなりましたので消しました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 55

ミロク さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

高水準クオリティのはずだが、不当な低評価・荒らし・煽りレビューが目立つので対応を検討。

異世界作品の中では随一の品質であると言えます。
ただ何故か不当な低評価を付けるアンチや荒らし連中が多い。
その大半の理由として挙げられるのが「主人公が気持ち悪い」という『アニメの完成度』とは全く関係のない個人の好みである『性質への主観評価』である。
この『アニメの性質』だけで他の評価も不当に下げられる始末。


※【『レビュー絞込検索』をすれば、すぐに分かります。】※


『性質への評価』を投稿した方々は、逆に貴方達が高評価した作品にも「同じ事が言える」という事を理解しているのでしょうか。
この「性質への評価」については後述します。



無職転生は原作未読、特別に思い入れがあるというわけでもないが、このシーズンでは最も完成度が高かったのを記憶している。
物語構成、世界観、緻密な設定、背景やキャラの見せ方、演出、メッセージ性など、どれを取っても他と一線を画す出来栄えになっている。

陳腐な異世界物ではない。
分析的に視聴すればより顕著にそれがわかる。
道具一つとっても描写がとにかく丁寧で凝っている。

「絵」だけでキャラの心情や背景等も理解しやすいよう配慮されている。
そしてオープニング音楽(複数曲)を大陸ごとに切り替えて使用している。
声優に関しても非の打ち所がない。
作画は高次元に良く、近年のアニメ作品と比較しても最上と言っても過言ではない。

無職転生のファンでなくとも、高評価せざるを得ない完成度。
2クール目を加味しなくとも高水準である。

しかし、上記でも述べた悪質な連中が思いの外多いので、今回下記のように指摘させてもらう。



まずは「この作品を高評価する人間は現実では●●だ~」「現実逃避をしている~」と、煽るレビューがあるので、逆に返します。

ここ近年のアニメの傾向として可愛いヒロインを押し売りする様な物ばかりが出て、それがなぜか高評価を受けています。(物語がぱっとしないにも関わらず)
「高評価する人は現実では●●だ」と主張する側の全く同じ論理で、リアルで彼女いないんですか?可愛い女の子達を見て癒される必要ありますか?現実逃避ですか?(笑)となるわけです。

「この作品を高評価する人間は現実では●●だ」という輩の高評価している作品を見ていますが、大体が「最強主人公」「ラブコメ」「可愛い女の子達が主役」に偏っている。

しかも他の作品と比べて評価項目が平凡レベルなのにもかかわらず満点に近い評価。

※【不当な低評価を付けている連中の高評価する作品の傾向を見れば分かります】※

中二病ですか?(笑)スカっと系が好きな中二病の痛いお子様ですかね(笑)現実で無双出来なくてアニメで現実逃避(笑)


『最強主人公』『ラブコメ』『可愛い女の子が主役』系のアニメは、現状リアルでダメダメで勉強も運動も出来ない、彼女もいない充実していない……等、そういう奴が現実逃避で楽しむ作品だよね(笑)
いいよね!アニメで夢を見られて。現実は悲惨なのに(笑)
高評価で絶賛してる人はまあ……そういうことだよね(笑)



と逆に煽り返すが可能です。
現実と乖離している分、こっちの煽り返しの方が効果抜群です。
完全にブーメランが刺さっています。

このシーズンのアニメのランキングでウマ娘が1位をとっていますが、まさにそれを物語っていると思います。

あれが普通の馬だったらどうでしょう、あれが可愛くないキャラだったら魅力を感じるでしょうか。可愛いヒロインだからこそ成り立っているわけです。特に男受けが良いからこそ、強引に擬人化してキャラを可愛くしているわけです。

可愛いヒロインが出ているからという理由で満点評価を付け、この作品には不当な低評価をつける。
この作品では「癒し」や「最強」等を感じ取れない為、現実逃避しづらいという理由もあるのでしょう。


「現実逃避をしているか否か」の観点なら、「可愛い女の子が主役の癒し系」「主人公最強系」の方がよっぽど現実離れしていますし、「ご都合主義なラブコメ物」も現実から目を逸らしています。

現実逃避したい人、ご都合主義の世界に浸りたい人からすれば、この作品、無職転生との相性が悪いのかもしれません。

この作品は現実との距離が近く、人間の悪い部分(男女の性欲、理不尽な災害、殺人)等、沢山出てくるので、幸せな気持ちになりたい人(現実逃避したい人)にはとことん向きません。


私は別にこの作品の信者ではありませんが、完成度だけは他の作品よりも突出して高いと考えています。
その為、荒らしによる不当な低評価とレビューを見て大変不快に感じました。彼らが高評価している作品はお世辞にも完成度が高いとは言えません。他のレビュー者も言っていますが「ネガティブハロー効果」が起きています。

これだけの作品に仕上げてくれた制作会社への敬意すら感じない。
制作会社は報われませんね。

その為この作品、自分の中では4.6くらいの評価ですが、5にします。
本来自分がアニメに点数を付ける事なんてありえないのですが、価値観の一言では片づけられない、あまりにも偏ったレビュー・不当な低評価が目立つので対応します。

仮の話で、アンチや荒らし連中の行いが「価値観の一言」で片づけられるならば、子供向けの作品、主人公最強系、可愛いヒロインだけが出る作品、スポーツや音楽系の作品など、
自分はこのへんが特に嫌いなので低評価をつけますよ。これは不当な低評価ですか? でも貴方たちのやっている行いが正しいものとするなら、
「不当評価なんてものは存在しない」ってことになりますからね。



『好みは人それぞれ異なる、各々の価値観だ』という主張は理解できますが、だからといって全く道理に合わない低評価は目に余ります。




本来、低評価すべき作品というものは、例えば「作画崩壊or作画が雑」「声優が棒読みor下手」「物語に一貫性がない、矛盾」「キャラが立っていない(掘り下げ、個性不足で存在感がない)」「音楽が合わない、うるさい」など、こういった形である事が普通であり、その上で他作品の評価状況と比較した上での判断になります。

この作品はどの項目においても、十全に近い状態で丁寧に制作され高評価に値します。無論、他作品と比較しても高水準です。
これは決して贔屓をしているのではなく、明らかに他の作品と比較しても桁違いにレベルが高いから言っています。



貴方達も自分が高評価する作品を「最強主人公が出る奴は中二病、キャラ評価☆1」「可愛い女の子だけが出るなんて非現実的、キャラ&物語の評価☆1」「ロボットがダサすぎて集中できなかった、それ以外は割と普通だけど、ロボットがゴミ過ぎて途中断念、オール☆1」「擬人化とか気持ち悪すぎオール☆1」「主人公覚醒とかご都合主義過ぎ、オール☆2」「仲間の慣れ合いがキモい、作品全体としては良いけどオール☆3」「ラブコメとかリアルで恋人いない奴が視聴する作品(笑)主人公やヒロインは美形ばかりで非現実的、それだけで他の良い要素ぶち壊す程なのでオール☆1」など主観に偏り過ぎる評価をされたら嫌でしょう。これを『価値観』の一言で片づけたら更に荒れます。

そもそも、それぞれのアニメ作品ごとに『性質』があります。
この『性質』を単純な「個人の主観的過ぎる好み」で評価していたら、
制作側も何の考えもなしに「視聴者受けの良い作品」ばかりを世に送り出して「似たような作品」が大量に溢れ出てきます。

もう既にそのような兆候は出ています。先ほども言った通り「とにかく可愛い女の子を主役にした作品」を出せばウケが良いだとか、そういう「個性のない作品」ばかりが増えてきています。

「個人の好みで作品を評価するものだろ!」と主張している人は、貴方が高評価する作品を上記の様な「他は完成度高いけど、キャラが非現実的だし、全く共感できないから☆2が妥当かな(笑)」「グロ作品なんだろうけど、グロ嫌いだから☆1」「恋愛作品なのはわかるけど、恋愛嫌いだから☆3」なんて『性質』への主観的過ぎる評価で作品の点数を下げられたらたまったものじゃありませんよね。

だからこそ「性質」ではなく純粋な『完成度』に着目して評価するべきなのです。
そうすることで多様なジャンルの作品が生まれますし、制作のモチベ向上にも繋がります。

「完成度」に着目せず、ただ「個人の性質への主観的過ぎる好み」で評価する人は視野が狭いですし「自分が同じ事をされたら嫌」ですよね。
「自分が同じことをされても良い」という考えの人は名乗り出てください。
貴方が「個人的過ぎる好みで性質への低評価をしているレビュー内容」をそのまま「貴方の高評価する作品」に返す事もできますので。
例えば「キャラが気持ち悪い」というのも、そのまま貴方の高評価する作品にも当てはまります。どの作品にも共通して言えることです。
何故なら「個人の好み」だからです。

「完成度」についても個人の主観的要素は当然含まれますが、少なくとも、
「キャラ嫌いだから」「バトルがないから」「主人公が最強じゃないから」「ご都合主義じゃないから」なんて「性質についての主観評価」にはならないはずです。

この作品は確かにキャラの個性が強いですが、それはあくまでもアニメの「性質」に過ぎません。「性質への評価」が罷り通のであれば、貴方の高評価する作品に低評価を付ける事ができます。

この流れは作品の幅を狭める事にも繋がりかねないので、「完成度」に重きを置いて「評価すべき」と繰り返し言っています。



純粋に完成度の高い作品を不当に貶す行為は、制作会社への侮辱でもあるので、今後の事も考え、私は絶対に許しません。

手抜き作品に対する批判であれば分かりますが、今回の一件に関してはあまりにも的外れな主観が入り過ぎている「不当な低評価」と言えます。
真面目に他作品と『完成度』を比較してください。


ただでさえアニメ業界は低賃金であるというのに、頑張って制作した「完成度が非常に高い優れた作品」を個人的過ぎる感情で不当に貶すのは大変失礼です。

アニメ業界の未来の為にも、
完成度の高い作品は、制作側への感謝の気持ちを込めてください。
逆に完成度の低い作品は相応の評価をしてもらって構いません。



また無関係の人をむやみに煽る民度の低い方達もいる様なので、通報もしておきます。

現実に近い物語だとしても、現実とアニメは別物です。
現実に置き換えて話そうとする輩は揃って荒らしです。

この作品以外にも上記で述べた「性質への主観評価」が沢山見受けられますが、私は今回此方の作品を取り上げました。

なぜなら、此方の作品については特別「完成度が非常に高い」からです。
純粋に制作会社を賞賛すべきです。
にもかかわらず、「キャラの特徴」性質だけの的外れなレビューに加え全く妥当性のない不当な低評価をしている方が沢山います。

そんな事ばかりしていたら「偏った性質」「視聴者に媚びる個性のない作品」ばかりが世に出てきます。



私が強い憤りを覚えているのは「この作品だから」という特別な理由ではなく、「完成度が非常に高い作品だから」というものです。
「完成度が非常に高い作品」であるにもかかわらず、全くもって不当な低評価、的外れなレビューをしている方々が沢山いたのを確認したので、今回初めて投稿させていただきました。



今後このような『完成度の高い作品への不当な評価及び侮辱』が続くようであれば、不当に評価する者をリストアップした上で様々な角度から対応を検討します。

※ちなみに現在不当評価者(荒らし含む)をざっと確認したところ、同一人物と思われるアカウントが多数見つかりました。私の中では別々の人間が不当評価を行っているものと考えていましたが、このようなケースもあるんですね。
下げられた分の評価を上げる等の対応も今後必要になって来る場合があります。加えて彼らの扱いについても十分に検討する必要がありそうです。

ひとまず現在の不当評価者(荒らし含む)と新規の不当評価者の動向を観察し対応方法を決めていく次第です。

※【不当に低評価する人間、荒らし等の情報は『レビュー絞込検索』(☆3~☆1)をして、彼らのプロフィール内に入れば高評価作品の傾向&偏りを掴む事ができます。(絞込検索をした後、サイト内文字列検索で「2022/01」と最新の日付を指定して検索すれば不当評価者の最新投稿を取得可能です)】※

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

59.5 3 ラノベ原作で行方不明なアニメランキング3位
賢者の弟子を名乗る賢者(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (207)
697人が棚に入れました
無限の可能性が広がるVRMMO-RPG『アーク・アースオンライン』。プレイヤーによって建国されたアルカイト王国の九賢者が一人、威厳あふれる老齢の召喚術士ダンブルフもまたプレイヤーの一人だった。 ある日、彼は世界の異変に気づく。ゲームでは無かった味覚や臭覚が生まれ、ログアウトもできない。さらに、NPCが実に人間くさい反応を見せる。――それはゲームが紛れもない現実となった証であった。しかもこの世界では、30年もの月日が経っているというのだ。 そして何ということか、ダンブルフは諸事情により幼くも美しい少女の姿になっていた! 急変した世界の謎を解き明かすため、ダンブルフは賢者の弟子ミラを名乗り旅立つのであった。冒険の果てに待ち受けているものとは――。


声優・キャラクター
ミラ:大森日雅
ソロモン:村瀬歩
ルミナリア:日向未南
ゼフ:斉藤隼一
アスバル:安元洋貴
フリッカ:櫻弥恵
エメラ:夏吉ゆうこ
タクト:井澤佳の実
マリアナ:堀江由衣
アマラッテ:佐倉綾音
ダンブルフ:ささきいさお
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ラノベの販促+サブスクで儲かるんでしょうが…「もしドラ」を見てください。

 最後まで一応見ました。ながらの流し見ですけど。12話の一番の笑いどころはEDのクレジットで戸松遥さんの名前がずらっとならんだところでしたね。

 作画酷評されれましたが、女子が可愛い…特にマリアナちゃんが可愛かったので見られないことは無かったですね。話としては謎が謎として機能しそうな感じでしたし、原作には面白いところもあるんだろうなあ、とは思いました。

 ただ、戦いはこれからだ、ということで原作販促アニメですね。ゲームアニメからの流れでここに業界が意味を見出したとしか思えないですね。
 このアニメが例えば1億円で作れたとして、1冊200円儲かるなら50万部売れれば元がとれます。調べたらアニメ化発表の9月の時点で100万部、1月で150万部らしいので、元はとれました!!という感じなんでしょうか。

 まあ、放送するにもお金もかかるでしょうから計算通りではないでしょうけど確か昔は深夜アニメ1クール4、5千万円と言われていましたが、今はディスカウントが進んでいるのでは?ちょっと調べましたが25時台ならローカルも含め何局かによりますけど、2千万円いかない気がします。

 通常30分アニメ1本あたりの制作費1200~1500万円とネットでは書いてありますが、通常のクオリティじゃないですからね。私が儲けだけ意図するなら、コストカットで1000万円以下で作れ!と言う気がします。13話1クールが12話11話になっているのもこのせいでは?


 その点本作は勝ち組でしょう。原作者可哀想と言う意見は恐らく的外れなんでしょう。セールスでは貢献したし、読者の裾野が広がったと思います。リアデイルの10倍売れてますからね。
 コミカライズ版もあるし、円盤もありますからね。 

 つまりクオリティではなく、販売促進として「アニメ化」それ自体に意味があるとしか思えません。だから、予算を大幅にカットしてアニメ化の実績だけ作りたいだけな気がします。だから、こういうアニメが乱造されるとしか思えません。

 それに円盤の売り上げは大したことなくても、サブスクの視聴によりお金が入る仕組みだそうで日本での評判もありますが、ネトフリがありますからね。海外で見られればいいんでしょう。ここのレビューを見てもヘビーな方はTV録画よりもサブスクですからね。
(ただ、さすがに本作に英語字幕版はないか…でもアメリカや欧州とかでのランキング同時期に出ますよね?よくわかりません。海賊版??仕組み調べてみます…)

 業界の儲かりの仕組みは分からないですが、そう考えなくてはならないほどこのクオリティの「終わらないアニメ」が制作される意図が分かりません。つまり、終わらない方がいいですよね。だって続きを買ってくれますから。

 もし私の読みに間違っているところがあったとしても、近いところな気がします。その意味ではこのアニメ作成の体制は続くんじゃないでしょうか。

 制作委員会方式なら1作1作の儲けで短期的視点でしょうから。ただなあ、この視聴者満足だと、アニメとラノベは緩慢に衰退していくんじゃないでしょうか。

 制作会社経営者と制作委員会の出資者は、ドラッガーのマネジメントを読んで顧客満足をもう一度考え直していただきたい。文字が読めないなら「もしドラ」アニメ化されてるんですよね?私は見てないですけど、原作はなかなかいい話ですし、ご覧になったらいかがでしょうか。



以下 視聴中のレビューです。



1話 花の匂いを嗅ぐシーンが妙に引っ掛かります。

{netabare} 出落ちというか、1話では少女の声としては「わし、かわいい…」だけを言わせて驚きと掴みを狙ったんでしょう。それが効果的だったかどうかわかりませんが。

 それにしても賢者の転生として少女なんでしょうが、賢者も中の人がいるわけですよね?映画館のシーンの左の人ですよね。少年ぽくもありますが、指の形、肌の色、唇の感じや、胸のふくらみをパーカーで隠しているようにも見えますのでもともとが少女なんでしょうか。

 また、賢者から少女になったシーン、ちょっと気になったのが花の匂いを嗅いで葉っぱの味を確かめていましたね。それと街に入るときなど結構新鮮な驚きを持っているようでした。キャンディのようなものも味わっていましたし。ポーションも無味らしいですね。
 わざわざ、あの花の匂いを嗅ぐシーンと草の味を確かめるシーンを入れたのは何かがあるのでしょう。結構、時間を取っていましたし作画も丁寧でした。つまりクリエータが何かを表現したいのでしょう。
 深読みすれば匂いと味を得た、つまりVRMMOのアバターではなくて、ゲーム世界に転生したという意味でしょうか?もともとが少女だから少女の姿形を得た…とか?元の世界の少女に何かあった?

 まあ、作画から言って低予算っぽいですね。贅沢はできないでしょう。来週1話の後半10分の音声付きを流す感じになるんですかね?予算厳しいなりの工夫でしょうか。

 あの花の匂いを嗅ぐシーンが引っかかります。少し気になる設定ですので、数話はチェックしようと思います。 {/netabare}


2話 冒頭のマリアナちゃんのシーンがなければ切っていたかも。
 
{netabare} 冒頭で誰も食べるはずのない食事の支度をするマリアナちゃんがちょっと切なかったですね。キャラデザもなぜか一番可愛い気がします。
 ただ、支度している料理が、目玉焼の付け合わせがトマトとレタス。サラダがトマトとレタスとキュウリとレッドオニオン。サンドイッチの中身にもトマトとレタス、キュウリが入ってますね。これ、狙ってやったんでしょうか?いやな食事だなあ…
(あと右端はツナサンドですよね?…この世界ではツナ缶もあるんでしょうか?これが伏線だったらすごいですけどね。)


 それとトイレ問題ですね。ずっとトイレ行ってなかったんでしょうか。旅していた気が…違うんでしょうか。それに鍵かけないの?先に声かけようよ…突っ込むところしかありません。これもギャグなんでしょうか?

 いきなり装甲車的なの乗ってるし。うーん。

 で、1話のサイレントのパートの意味が解らなくなりました。結局、30年経って、NPCが生きていて、味覚と嗅覚を感じて、アバターは自分でデザインして、ログアウトできない…という内容を全部セリフで言っちゃってました。つまり「わし、かわいい」を言わせたいだけだったという事でしょう。
 ということは普通の転生もの…なんでしょうか。 ただ「どうして」の部分の謎だけは残っています。この謎を追う展開になるのでしょうか。これは興味がありますね。

 まあ、普通なら切りますけどね。ただ、冒頭にマリアナちゃんのシーンを持って来たセンスと、演出が微妙にズレてるのが面白いのと、設定と展開がちょっと気になるので継続…ですかね。{/netabare}

3話 なんか普通の俺TUEEEかあ、切ろうかなあ…と思ったらちょっといい話でした。ちょっとですけど。

{netabare}「30年の間に何があったんじゃ!」でちょっと力が抜けましたね。原作は結構な古参ということで、マネとか類似性を言うのは気の毒ですが、我々は2022年現在で視聴していますからね。つまらなくはないんですけど…駄目かなあと思っていたら、最後の妹リリカちゃんの話がちょっと良かったですね。

 なので、やっぱりもうちょっと見ます。

 あと、相当な低予算なんでしょうか。動かない絵で、カメラのパン、目と口と首、手を動かし、エフェクトで進めるだけでしたね。もういっそ極主夫道みたいに作ればいいじゃん…という感じでしたね。まあ、大変でしょうががんばってください。

 あと、聖水はアダルトなギャグなんですよね?隠語伝わりますか?マニアック過ぎるでしょう。それと制作委員会が「わしかわいい制作委員会」でした。公式な書類がこれで作られてると思うと笑います。 {/netabare}



11話 正直きちんと集中して見てませんが…一旦総評です。

{netabare}  ひょっとしたら、話の展開は面白いのかもしれないなあと思います。「マナは0にして1」だそうですね。2進法のことでしょうね。もともとコンピュータ世界でどういう成り立ちでVRから現実になったのかわかりませんが、その辺りの設定は残している、ということですね。

 冒頭から露骨なオバロ+SAOオマージュですが、世界の成り立ちの解明、残りの賢者を探すというストーリーの軸があります。そして、それぞれのキャラやエピソードなど、テンプレ設定ではありますが身分を偽ってたり、VR世界がなぜこうなったという謎で話の展開は悪くはありません。

 1話でも述べましたが、匂いなどの五感に訴えるのも悪くなかったと思います。NPCとの関係性とか8話などはちょっといい話でした。
 
 ただし、1クールであればほぼ確実に謎の解明には行き着かないですよね。うーん。何を期待してのアニメ化だったんでしょう?制作者側も本作が評判になってセールスが順調で2期がくるかも…って思って作ってないですよね?失礼なものいいかもしれませんが、11話の作画とか見る限り、ぎりぎり1クールだけは作るけど、予算ねーよ…としか見えません。

 つまり原作とコミックの販売促進の意図?制作委員会方式なので出資企業とかはわかりませんし、TVではなくサイトで見てるのでスポンサーも不明なので何とも言えないですが…だから、かえって尻切れトンボの方がいいんでしょうか、とちょっと疑ってしまったりもします。


 総評としてはストーリーは数ある異世界ものの中では悪くはない。でも、アニメーションそれ自体の作りが安っぽすぎる。謎が尻切れトンボになることが解っているアニメっていったい…と思いながらも、まあ、ぎりぎり見られるということはもとのストーリーは面白いのかもしれません。

 本作の話題だった1話の演出が活きるのかわかりません。今になって見れば、あのサイレントって脚本が間に合わなくてアテレコが間に合わなかった?とかそういう感じだったんでしょうか。それとも少しでも独自性を出すための計算?だとしたらうまく乗せられたかなあ…{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

わし、かわいい

この作品の原作は未読です。
オーバーロードなどを始めとするゲームの世界からログアウトできなくなる系の作品です。
この作品の主人公は、術士最高位に座す九賢者の一人ダンブルフというおじいちゃんキャラ…

だったはずなんですが、諸事情によりダンブルフはおじいちゃんキャラから、幼く美しい少女の姿になってしまっていたんです。
この状態でゲームからログアウトできなくなるという男性視聴者の需要を的確に捉えた設定は正直素晴らしいと思いました。
美少女キャラになっても、口調はおじいちゃんキャラのままというギャップを悪くありません。

ダンブルフから名前をミラに改めた主人公を演じていたのは大森日雅さんですが、wikiをチラ見して知ったのは、オーディオドラマのミラ役は丹下桜さんだったということ…
めっちゃ良き雰囲気を感じませんか!?
桜ちゃんボイスのミラ役って、考えただけでもドキドキするんですけどっ…^^;
あ、日雅さんの演技だって文句無く素晴らしかったと思いますよ。


無限の可能性が広がるVRMMO-RPG「アーク・アースオンライン」。

プレイヤーによって建国されたアルカイト王国の九賢者が一人、
威厳あふれる老齢の召喚術士ダンブルフもまたプレイヤーの一人だった。
ある日、彼は世界の異変に気付く。

ゲームでは無かった味覚や嗅覚が生まれ、ログアウトもできない。
さらに、NPCが実に人間くさい反応を見せる。
――それはゲームが紛れもない現実となった証であった。
しかもこの世界では、30年もの月日が経っているというのだ。

そして何ということか、ダンブルフは諸事情により
幼くも美しい少女の姿になっていた!

急変した世界の謎を解き明かすため、
ダンブルフは賢者の弟子ミラを名乗り旅立つのであった。
冒険の果てに待ち受けているものとは――。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

無粋かもしれませんけど気になったこと…
生身の身体はどうなっているのでしょう。

「リアデイルの大地にて」の主人公は生身の身体と決別してゲームの世界にやってきました。
思い返すと、SAOでは病院や家族が再び目が覚めるのを待ちわびながら身体を大切に守ってくれていました。
突然事故に巻き込まれたようなモノですが、そんな理由は家族にとってはどうでも良くて、受け入れがたい現実と向き合ってくれたからこそ、今のキリトやアスナが存在するのですから…
ダンブルフのリアルは良く分かりませんが、全てが簡単に投げ出せるほど人との付き合いは希薄では無かったはずです。

そしてもう一つ…INTRODUCTIONに「急変した世界の謎を解き明かす」と記載されていましたが、果たしてゲームの内側から何をどこまでできるのでしょうか。
突然ログアウト出来なくなったのが外的要因だったら、ゲームの中からでは手も足も出せません。

自己解決する方法自体が詰んでるんじゃ…とも思いましたが、きっとこれも考えるだけ無粋なんでしょうね。

実際、視聴中はミラの可愛らしさに夢中になっていたので…
この口調は最近の流行りなんでしょうか?
私のハマっている「アサルトリリィ」でも、そういうおじいちゃん口調のキャラがいますので。
見た目はミラ同様、口調とは似ても似つかぬ可愛らしさですけれど…
このギャップが良きなのかもしれませんね。

一方、物語の方はRPGならではのイベントや探索と、やることは割とありきたりなのですが、NPCのヒト化という設定自体は珍しくないものの、感情の持たせ方は良かったのではないでしょうか。

ゲームの中でしか生きられない、若しくは、そこから動くことのできないNPC…
NPCが単なるゲームの駒でしか無かったらそこまで胸を痛めることはないでしょう。
ですが、この世界のNPCは会えた嬉しさで涙するほど繊細だとしたら…
もう、ヒトとNPCの隔たりなんてあってはいけないんだと思います。

ミラを愛でることに特化した作品と言っても過言ではありません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、亜咲花さんによる「Ready Set Go!!」
エンディングテーマは、エラバレシさんによる「Ambitious」

1クール全12話の物語でした。
無粋なことを考えず純粋な心で視聴すると、ミラの可愛らしさで幸福感に浸ることができると思います。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

気持ち悪い

{netabare}
いつもの。いつものだけど不快な要素と低クオリティなせいでいつもの奴の中でも下の方。
展開は基本的に俺TUEEEだけど、ストーリー自体は微妙にテンプレからはそれていて、戦闘と言うよりも探索とかメインだった気がする。
その要素に面白い要素が見いだせず、テンプレよりも虚無だった。
戦闘も俺TUEEEEでつまらない上にCGがクソ雑のせいで尚更つまらない。
ストーリーは糞でもキャラが可愛いし面白いかもって思ってたけど、そんなこともなかった。なんか主人公が好きになれない。
その上に作者のスカ性癖が見えて気持ち悪かった。おちフルはそんなことはなかったけど、なんでかこれは気持ち悪かった。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆1
糞アニメの時間。もういいってこういうのの連続。
最初の説明聞くのがダルイ。
ヒロインが可愛いことしか取り柄なさそうなアニメ。
微妙になろうタウンじゃない。やばい寝そう。
オーバーロードがやりたいの? CGクオリティの低さ。
展開もいきなりぶっ飛ばしすぎててわけわからん。謎挿入曲。
なろうって酷いとは思っても切りたいとはならないものだけど、これはマジで切りたい。本気でつまらん。何この無声演出。
なろうがちょっと凝ったことしようとするな。

2話 ☆5
これもTSかよ。これゲームの中に閉じ込められてるんだっけ。
進撃みたいな町だな。割と面白いけど作者の性癖前回なのは嫌い。
乗り物あるんかよ。前半は面白かった。糞雑CG

3話 ☆2
この紫の奴の探し人が賢者か? 急なゾンビびびるわ
唐突な謎エピソード 聖水(意味深) いや下ネタが気持ち悪い。

4話 ☆1
俺ももう限界...。いや展開きもすぎるだろ。
作者の性癖見せられてるのがほんときつい。マジでない。
なぐもはじめおるやん 安定のCG

5話 ☆1
これ何やってるか忘れたわもうw
これ系多すぎなんだよw
OPカットとかこのアニメ見る意味の9割消えてるんだけど。
死ぬほどつまらん会話。ソードアートオンライン
この赤髪の話マジでつまらん。

6話 ☆2
つまらん会話ばかりで何を楽しめばいいのか。
なろう特有の便利アイテム ん?こいつら部下なのか。

7話 ☆4
な ろ う タ ウ ン おまかわ なろう展開きそう
ポケモンにいそうな恰好してんなお前 やじ飛んできそう
くっそシュールw 草、なろうらしい展開w
特別審査試合ってなんだよw 

8話 ☆3
OPはどこ...?ここ...? マジで何一つ面白くねえ。
なろうってこういう脱出ゲームみたいな設定のダンジョン好きすぎない?
こういうのがあるのおかしいだろってw
カミングアウトの展開でもっと面白く出来たろうに。EDもなしとか 

9話 ☆2
リアデイルと賢者の弟子内容がごっちゃになる。ほんとなんでもできるな。
召喚術ってかもはや万能職じゃん。クソCG
進撃の巨人? 作者の性癖が見えて気持ち悪すぎる。

10話 ☆6
猫を連れていく。ネタ古いぞ。進化の実みたいな展開だな。
もっとちゃんと捨てろ。下規制なしで草。
興奮するかは置いておいて終末のハーレムよりはエロ描写ちゃんとしてて草

11話 ☆3
尺稼ぎやめろ。キリトかな?w クソCG

12話 ☆3
どこが攻められてるの?w 天才王子ソロモン
3人に撃破されるレイドボスさん...w 急に歌うよw

曲評価(好み)
OP「Ready Set Go!!」☆7.5
ED「Ambitious」☆7
特殊ED「挑み続ける者たち」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

67.6 4 ラノベ原作で行方不明なアニメランキング4位
解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (189)
649人が棚に入れました
「解雇ですか……?」 魔族で魔法が使えない無能といわれ、突然の解雇宣告を告げられた魔王軍の暗黒兵士・ダリエル(30代)。 故郷を追放され、偶然、森で助けた村娘・マリーカとの出会いにより、人間族のラクス村に流れ着く。 魔族ではパスできないはずの冒険者登録に受かってしまい、手のひらには人間族にしか使えないはずのオーラが宿る!? 駆け出し冒険者ダリエルとして、のんびりできないドタバタなセカンドライフがいま始まる。
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

スローライフ感はないけど・・・

{netabare}
杉田主役の異世界モノ。
転生ではないけど、魔王幹部としての生活に代わって人間としての新しい生活を営むという意味では近いかもしれない。
ただ、この作品はタイトル詐欺で、スローなセカンドライフを送るのかと思いきや、毎回のように魔王軍の部下たちが出てきて揉め事になる。

序盤は村で起きた困りごとをダリエルの半チート能力や魔王軍時代のコネで解決していくという淡々とした話。
ダリエルが強すぎてなんでお前追放されたんだって感じだし、いかにもな悪役が悪事を働くのも、結局のところいつものなろうで序盤はあまり面白くない。
割と終盤の辺りまでそんな感じだったけど、ダリエルの過去や出自が分かってきた辺りからは面白かったかな。
オチが予想外の方向で新鮮だった。
しかも、勇者と同じ技を使えるとかで、伏線もしっかりとしているという。

バシュバーザの話も良かった。
中盤まではいかにもな安直な悪役で、有能な主人公との対比でひたすらに無能に描かれているだけのキャラだったけれど、最後には自分を見つめ直す展開があって好きになれた。
有能なダリエルへの嫉妬、構ってくれない親への苛立ち、と現在の性格に至るまでのバックグラウンドも理解できた。
割と終わり良ければすべて良し的な作品だった気がする。
負の印象しかなかったのに、最終回はそれを覆してくれた。

分かりやすい悪役が多かった作品とは言え、犠牲者は一人もおらず、最終的には全員分かり合って、平和に暮らしているという意味では確かにスローライフなのかもw
どちらかというとスローライフを目指す作品と言った方がしっくりと来る。
魔族と人間の関係というスケールの大きな話も、唐突感なく自然に解決できていて良かったと思う。
全12話で色んな話が出てくるけど全部の話が最終的に綺麗にまとまっていたのはすごい。最後まで見ると、不要な回が一度もない。

私的評価:64点
私的ベスト回:12話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆3
伝説の不採用通知。何回も見た解雇。魔王軍兵士なのに人間なの?
OPいいな。しっぽなedの人か。杉田使えば面白くなると思うな。
見た目人間だしな。どうせ全部使える。
打撲系しかないのかよw 面白くないぞ。出た分かりやすい噛ませw
また俺なんかやっちゃいました?

2話 ☆5
漁夫の利。これで勝ったと思うなよー。
妬まれてること自覚して自重しろ。
そんなちっさい破片でやられるのかよw
まあ噛ませ死亡とかいう展開では無いのはいいわ。
勇者パーティー出てないのに魔王軍パートいる?
結局これもビーストテイマーと同じ感じかよ。

3話 ☆6
そんなとこもう人間側のやつが行って安全なんかw
ゲームでよくある隠密移動。 まあ平和な雰囲気で何より。
労働ストライキ。結局戦闘アニメ。詠唱長すぎて草。
これ軍隊送られてくるだろ。モブサイコで見た。
1人に取り返される鉱山えぇ…。
街賑わうとこまで1話でやる話じゃないw

4話 ☆6
主人公の引き立て役つまんね。魔王性格悪そうで性格よくて草。
頭もいいじゃん。またこう言う安易な噛ませかよ。
なんでよその街の話知ってる。そりゃそうなるだろ。
小島よしおか? 人間不信の採掘者。ホモかよ。
まあ平和的解決なのは良かった。

5話 ☆5
分かりやすい悪役やめろ。フレッシュトマト
ゲームのステータス確認用キャラかな?w 今度ミスリル加工するときに参考にするわ。
こいつがDランクの格では無いこと分かりきってるだろw
どうせ茶番なのにシリアス感出されても。
ミスリル武器かっこいいね。知ってた。顔アップ多くね?

6話 ☆5
ダリエル凄いダリエル凄い。こういう噛ませほんときっつい。
ハーレムじゃないのはいいな。変に引き伸ばさずに結婚までするのも。スミス前回登場したばっかなのに死んでて草。

7話 ☆6
感じてて草。ガシタなんか幼くなってない?
勇者より強いのは当然か。元カノだ。魔王擁護。

8話 ☆6
こいつそんなに強くなさそうw スティール! 安定の杉田キャラ
なんで鏡餅の概念があるw 流石に妻には話してたか。
平和そうでなにより。キャラデザがあいつに似すぎている。

9話 ☆7
人間相手には優しいのか? 緑いつの間にこんなあざとくなったw
とんでもスキル要素。ダリエルの出自かw だから同じ技使えるのか。
おっさんが揃って何やっとんねん。

10話 ☆7
ホモかな。NTRでガシタも落ち込んでて草。閑古鳥が書泣く。
皮肉言われてて草。爆破オチなんてさいてー! やっぱ人間ゴミだな。
魔族ではなく魔物呼び。

11話 ☆6
勇者ってかおじいちゃんだなw
大人になって転ぶと…の話は共感できるな。恨み強すぎやろ。

12話 ☆10
NTRか。これは親父が悪いな。
ただの追放ざまあかと思ったけど結構ストーリーしっかりしてる。
魔王優しいな。優しくなかった。最終回はめっちゃ良かったな。

曲評価(好み)
OP「CHANGEMAKER」☆8.5
ED「Dear Doze Days」☆3.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

俺のセカンドライフはここから始めるんだ。

この作品の原作は未読です。
最近、セカンドライフを題材にす作品が増えているような気がします。

大体は異世界転生モノで、前世ではブラック企業でこき使われたり、病弱で病院の天井を見ながら過ごす日々を続けていたりと、ロクな人生を送れなかった貴方に、生きることの素晴らしさを知って欲しい的なヤツが結構多いですよね。

異世界転生=冒険という構図以外に、様々なバリエーションが生まれるのは
こちらとしてもウェルカムですけれど…


「解雇ですか……?」

魔族で魔法が使えない無能といわれ、
突然の解雇宣告を告げられた魔王軍の暗⿊兵⼠・ダリエル(30代)。

故郷を追放され、偶然、森で助けた村娘・マリーカとの出会いにより、
⼈間族のラクス村に流れ着く。

魔族ではパスできないはずの冒険者登録に受かってしまい、
⼿のひらには⼈間族にしか使えないはずのオーラが宿る!?

駆け出し冒険者ダリエルとして、のんびりできないドタバタなセカンドライフがいま始まる。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

突然解雇とか言われると、普通にビックリしますよね。
それぞれ生活がありますし、自分の居場所が無くなるとと同義ですからね。
前もって教えてくれたら身の振り方を考える時間があるんですけど…

って、自分が解雇される訳ではありませんが、気にならないと言ったらウソになります。
企業の年功序列ではなく成果主義に大きく舵を切っているのは私も正解だと思います。

長く働いたから偉い訳じゃない…
その会社に貢献した分だけ偉くなるのは当たり前の考え方だと思います。
今では、成果を上げられないと降格する企業もあるらしいので、一昔前より企業内でも競争が活発化しているのではないでしょうか。

自分も頑張っているつもりですけど、いつ会社から「今までお疲れ様でした」と言われるか分からないご時世ですので…

だから、ダリエルは結果的に相当ラッキーだったのではないでしょうか。
一時は路頭に迷いました。
それ自体は大変だったと思いますが、そのお陰でマリーカと出会うことが出来たのですから…
この作品は、素直で真っ直ぐなキャラが殆どなんですけど、その中で群を抜くほどマリーカは一途なんですよね。
屈託の無い真っ直ぐな瞳で見つめられたら、誰だってキュンキュンすると思いますよ。
だから、ダリエルの行動は全てにおいて正しかったと思います。

一方、真っ直ぐなキャラが多いことから、ダリエルを解雇した魔族のある特定のキャラについては、余計にひねくれ感が助長されていたような気がします。

確かに、誰にだって承認欲求はあると思います。
その欲求が満たされないのであれば、満たされるまで努力するしかないんです。
若しくは、直ぐ満たされるよう欲求のレベルを下げるしかありません。

生きていくのは大変で、身勝手な解釈や自分本位の言動・思考で行動しがちになることは誰にだってあると思います。
必要なのは気付くこと…そのためなら失敗も止む無しなんですけど、本当は失敗する前に気付きたいですが、いつもそれが出来たら苦労しないですよね^^;

今回魔族にも気付きがありました。
犬猿の仲だと思っていましたが、一筋の光明が見えた気がしたのは、きっと私だけじゃないと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

個人的に気になったこと…
ガシタがメッチャ「FAIRY TAIL」のナツ・ドラグニルでした^^;
声優さんが一緒なのでまぁ、些細で当たり前のことなんですけどね…

オープニングテーマは、Hinanoさんによる「CHANGEMAKER」
エンディングテーマは、あかりんによる「Dear Doze Days」

1クール全12話の物語でした。
結果的に良いお話に纏まって良かったのではないでしょうか。
杉田さん演じるダリエルも良かったですが、個人的には藤田さん演じるマリーカ一択の作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

盛りのついた雌犬、パイパイデカ美がヤバすぎるけど、物語の構成上必要だから勘弁してな話。

 最終話(12話)まで観ました。

 みんな和解してハッピーエンドでした。良かったなぁ。

 ダリエル一家はこれで良いのかもしれませんが、魔王軍と人類の戦争はどうなったんでしょうか。  

 魔王様は不老不死の超越者(化物)ですし、人類側の代表が誰なのか不明なので、公式に和解できる状況ではありません。

 魔王軍も人類軍も軍組織で激突してたのに、四天王の一部と勇者が仲良くなっただけで平和になるわけありません。

 前線のムラ付近の話で、割とデカい組織同士の紛争が有耶無耶になるのは、なろうぽいです。

 これ以上話が続くと、この辺の矛盾が爆発しそうなので、綺麗に1期で終わって良かったです。

……………………………………………………………………

 9話まで観ました。ダリエルが村に完全に馴染んだため、マリーカはお役御免のようです。

 記号的ヒロインの典型といった所でしょうか。付き合う前は積極的にセクシーアタックしてくれ!その後は三つ指ついて男の後ろにひかえておれ!と、男性に都合の良い良妻賢母に成り下がっています。

 メインヒロインの座は女勇者に譲ったようです。女性キャラの割と酷い扱いが、中年男性のキモい妄想だ!と、断罪されて、今一物語がイケてない原因かも知れません。

 ギャグっぽかった本作品ですが、ガチで戦争している元勇者アンド魔王軍幹部が出てきて、いよいよクライマックスのようです。

 ダリエルのスローライフ?は、どうなってしまうのか?目が離せません。

……………………………………………………………………… 

 主人公に助けられたとは言え、ヤバすぎる突撃娘マリーカの評判が良くない本作ですが、4話まで観てると、存在意義が分かってきます。

 魔王軍も人間側も、戦争しているのに頭がお花畑です。主人公は魔王軍を追放されたとはいえ、内情を知っている危険人物です。

 人間側も、経歴不明な凄腕を辺境とはいえホイホイ最前線の村に迎え入れるでしょうか?どう考えても犯罪者かスパイでしょう。

 結局、ストーリー上の矛盾を、発情した雌犬ことマリーカが引き受けているために、キテレツな人物として描かれてしまっています。

 主人公が人間側に受け入れられるための保証、恩人で腕が立って、良い人で、恋愛対象にしても安全!をマリーカが体現しているのですが、その演出が過剰なために、色ボケ恋愛脳ストーカーとして視聴者の顰蹙をかっています。

 中年の妄想だキモい!と切り捨てないで、記号的ヒロインとしてのマリーカの活躍を見守ってほしい作品です。

 まあ、オススメはしませんが…。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
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