ラノベ原作で恋愛なアニメOVAランキング 3

あにこれの全ユーザーがアニメOVAのラノベ原作で恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月18日の時点で一番のラノベ原作で恋愛なアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.9 1 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング1位
イリヤの空、UFOの夏(OVA)

2005年2月25日
★★★★☆ 3.5 (256)
1401人が棚に入れました
浅羽直之は園原中学校の二年生。
夏休みの間中、裏山にてUFOを探す日々を送っていたがUFOについては結局何の成果も得られなかったため、せめてもの思い出にと浅羽は学校のプールへと忍び込む。が、そこには伊里野加奈と名乗る、見慣れぬ不思議な少女がいた。状況が飲み込めないままに浅羽は伊里野と触れ合うが、すぐに伊里野の兄貴分と自称する謎の男が現れて、その夜はそれでお開きとなった。
そして翌日の始業式の日、浅羽のクラスに伊里野が転校生として編入してきた。ささいな事件がきっかけでクラスから孤立してしまった伊里野と、そんな伊里野のことが気にかかる浅羽と、伊里野の周囲に垣間見える幾つもの奇妙な謎。そんな風にして、浅羽直之のUFOの夏は、その終焉に向けて静かに動き出したのだった――。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ひと夏の切ない恋物語でした^^;

この作品を視聴する前情報として「最終兵器彼女」に近い世界観を持った作品だと教えて貰いました^^
「最終兵器彼女」は、お気に入りの棚に入れているとても感動的・・・というか、私にとって完全な涙腺崩壊作品だったので、この作品の視聴をとても楽しみにしていて・・・ようやく視聴する事ができました^^

物語の舞台は、UFO出現の噂で有名な空軍基地のある園原。
主人公は園原中学に通う2年生の浅羽 直之(あさば なおゆき)。
彼は夏休みを通してUFOの研究をしていましたが、思ったような成果が得られませんでした^^;
夏休み最後の夜、思い出作りにと学校のプールに忍び込んだところ、見知らぬ女の子・・・ヒロインの伊里野 加奈(いりや かな)に出会い、夏休み明けに彼女が主人公と同じクラスに転入してきて・・・物語が動き始めます。

OVA全6話なので、視聴はあっという間でした^^
そして、「最終兵器彼女」に近い世界観についても納得でした^^
でも、私の作品の印象として「最終兵器彼女」はとにかく「悲しい」でしたが、この作品は「切ない」という感じを受けました。

主人公とヒロインの距離が近づく度に、彼女のちょっと不可解な行動だったり、良く鼻血をだしたりする理由が少しずつ明らかになっていくのですが、ゆっくり・・・だけど確実に「終焉」に向かっているんです・・・^^;

二人が決して望んでいる訳じゃありません・・・
けれど、方法が一つしかないとしたら・・・?
「受け入れる勇気の大切さ」を感じさせてくれる作品でした。
私だったら同じ選択肢を選べるか、正直自信がありませんけど・・・^^;

でも、もっと違う形で出会えたら間違いなく違ったエンディングが迎えられるのに・・・と思うと、二人に対する切なさが倍増してしまいました。^^;

物語は、綺麗に伏線を回収して終幕します・・・
でも内容から考えると、6話では尺が短かったように思います。もう少し、丁寧な説明や登場人物の心理を掘り下げて描写すると、より一層感動できる作品になっていたと思えただけに、少し勿体無かったような気がします・・・^^;
でも、全体的には良く纏まっている作品だと思いました^^

投稿 : 2024/12/14
♥ : 27
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

夏の残滓を追いかけて……。

原作ライトノベルは全4巻購読済み。

軟弱な主人公の中二少年に、過酷な運命を背負った少女のボーイミーツガール。
彼女を強大すぎる敵との戦いや、少女を囲う大人たちから守りたい、物にしたいと思ってはみるが、
少年一人では力も技術も知恵も、そもそも精神力や覚悟すらも、圧倒的に足りない……。

前世紀末から今世紀初頭かけてに確立された、いわゆるセカイ系の典型的なプロット、表現を一通り揃えた本作。
(さらには{netabare} 少女のピッチリしたパイロットスーツまで付いてくる定番ぶり{/netabare})
ここまではまだ凡庸なのですが、本作を非凡たらしめているのは、夏成分のスパイス。

……とは言っても、本作、夏を含んだタイトルでありながら、
夏休みで展開される場面は、回顧を除けば、序盤、8月最後の一日のシーンのみ。
あとはズルズルと残暑が続く二学期にて、
パワー不足、思慮不足な少年のあがき……にもなっていないような中途半端な言動に、
思わず頭を抱えてしまう場面が繰り返されます。

中二少年にはとても無理な願望。それを諦めきれない青さ。
それらが終わった夏の熱気はやがて冷めていくという必然、
それでも終わって欲しくない夏への未練とリンクして、
何とも言えない切ない感情がいつまでも心に燻り続けるのです。

原作既読組から見ると、本OVAの物足りないと思う点は心理描写。
特に主人公少年が抱く、自己制御もままならないドロドロした思春期の心情が
描き切れてないとは思います。
原作に比べて少年がいい人になってる感じがするんですよね……。
こういうシナリオは主人公がイタければイタい程、
物語がハートの奥深くまで刺さると私は思っていますので……。

一方、背景作画は、いつまでも残り火となってグズグズしている夏という、
原作の特徴を再現するのに十分な画力があり、
感情が極まった所で、過ぎ去った夏への憧憬が最大化する、
雰囲気は味わえると思います。

作中、特に、{netabare}少年が無意識に南を目指す件がいい。
彼なりに、一生懸命、合理的に考えているようで、
結局は、消えゆく夏への諦観混じりの渇望により、
南へ南へと流されて行くのが精一杯……。
それらの描写が世界が変わってしまうのも、夏が終わるのも
何人たりとも止めることはできないとの宣告となって突き付けられます。{/netabare}

自分にとって『イリヤの空~』は未だに夏を葬り去るための劇薬なのです。


最後に原作小説でとても心に残っている一節を引用してレビューを締めたいと思います。

 
 {netabare}伊里野(いりや)は夢中になっていた。砂浜を四つんばいで手探りしては花火の化石を探し回る。
本当にそこに美しい花火が見えているような顔で浅羽(あさば)の説明に聞き入り、
最後には思い切りよく海に投げ捨てる。

 それらはみな、夏の化石だった。

 夏は死につつある。

 世界は、自分たちだけを残してどこか知らない場所へと動いていく。{/netabare}


さようなら……夏。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 25
ネタバレ

ニワカオヤジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

気持ち悪い原作をアニメ化しても気持ち悪さは消えない。

原作は当時話題になっていたので読みましたが、
・ラノベ特有の自分に陶酔した文章およびタイトル。
・SF的背景をわざと説明不足にすることにより奥の深い感じを出そうとしているけど結構浅い(誰でも想像できる)設定
・主人公とヒロインの性格の気持ち悪さ
・表紙イラストで、イリヤの体のラインがくっきり出過ぎ。お尻の形が丸わかりのスカートとか、あり得ない。
など、どこを取っても中途半端かつ気持ち悪い作品でした。

まあそういう時代なので仕方がないのでしょうか。
この2年後に出た涼宮ハルヒは同じように謎設定のSFラノベなのに、浅さを感じさせないどころか作者のSFに対する造詣の深さがよく分かります。

で、アニメ。
原作のイメージをほぼ忠実に再現できていたので、原作が好きな人には満足できたのではないでしょうか。

イリヤの乗っている{netabare}戦闘機が動いているのを見て、普通の戦闘機とは違うからイリヤが特別なんだなと分かるようになったのは良かったと思います。しかし、学校で激しく動いただけで鼻血ブーのイリヤが、あの戦闘機の動きでかかる重力に耐えられるとは思えません。SFというつもりで作製したのであれば、体感重力を減じさせる方法とかの説明はして欲しかったです。{/netabare}


あと、この作品を著しく残念なものにしたと感じたところは、イリヤが{netabare}逃亡先の学校で襲われかけた後。

イリヤが「何にもされてない」と強調しますが、そもそもイリヤがその「何か」という行為を知っていたことに違和感がありました。性教育とか受けてなさそうで、男の子に会っただけで好きになったりするくらい無垢なのに、そういうことは知ってるんかい!とツッコミたくなりました。

そして浅羽の対応のクズっぷりが際立っており、後で謝って済むレベルでは絶対にないですね。それなのに後からイリヤがあっさり浅羽を受け入れているところも気持ち悪いし、浅羽が好きだと告白するのも、「あ、イリヤに許してもらえてる!こりゃワンチャンありやな」と体目当てに叫んでるっぽくて絶対に無理。{/netabare}
エピローグでも、 {netabare}イリヤが戻って来ないのに満ち足りた顔をしている浅羽が本当に気持ち悪いです。すぐにアキホと付き合いそう。{/netabare}

しかし、元々が中学生向けのちょっとエッチな淡い恋愛物語だと思うので、自分も中学生の時に読んでいたら名作と思ったでしょうね。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 17

57.0 2 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング2位
アラタなるセカイ(OVA)

2012年10月20日
★★★★☆ 3.3 (52)
412人が棚に入れました
人口が激減し、人類は明日にも滅亡するという日々を送っている中、科学者の手によりタイムトラベル技術が完成した。
学校では適性検査が行われ、過去への適性がある者、未来への適性がある者、そのどちらの適正もない者が選ばれた。
少年少女たちは、人類滅亡を防ぐために過去や未来へと旅立ってゆく。

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

6000年後ってあんなに変わらないものなのか・・・

入間人間/著・深崎暮人/イラストによるライトノベル、

入間人間/原作・大岩ケンヂ/作画による漫画、

入間人間/原案・マッドハウス/制作によるアニメ

からなるメディアミックス作品群のアニメです。

アニメは未来編と呼ばれる部分の作品です。

適性検査によって選ばれた高校生が

6000年後の未来に行って調査をする。

そんな話でしたが、未来の風景ってそんなに変わらない

ものなのだろうか。人が直前まで存在して

いれば変化そきたしているし、人がいなくてなん千年も

たっていたのならもっと損傷の激しい状態に

なっているかと思います。

漫画、ライトノベルは読んでいないので背景的な

ことがわかりづらい気がしました。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 14

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

成る程♫ 

中高生による自主制作ムービーテイスト?

低予算で極限られた環境の中でも超SFが作れるプロットかな。
※此の作品自体が低予算と感じたわけでわ無いです。

例えば過疎って人が住んでない小さな街とか条件に合いそうな
廃墟の多い場所なら日本の至る所にある感じ。

廃工場 廃校 閉鎖された映画館などの撮影は簡単にできる。

4人の制服を着た女子高生が8割型メインで・・あと・・2~3人?
男子高校生がキーマンとして2人ほど 少しだけ登場する。

そして劇中劇の様なトリッキーな要素を入れることで
視聴者に夢落ちなのか 自主制作からの搦手なのか・・はたまた
この部分に何らかのヒントがあって実際に何かの謎が解けるのか?
とか 諸々の勝手な想像をさせる感じかな?

それらの映像だけで 人類滅亡寸前とか その人類の存亡をかけた
プロジェクトとか タイムトラベルとか超SF的なものを表現する。

全ては中心人物による設定台詞だけで補足された世界観であって
其れらしい街並みや廃墟以外「決定的な映像」は何もありません。

強いて言うと流石に現存する鳥類の常識を超えた怪鳥?や変な魚は
CGなり特撮なり必要でしょうが、其処が実写ではなくアニメなので
脳内変換を巧く利用されている感じもします。 

魚も鳥も一般に認知度が低いモノが沢山居ますし撮影方法や加工
によって今でもCGだの特撮だのと大袈裟な事でなくても充分映像化
可能な範疇の違和感しか無いので・・あの映像だけでは判断しにくい
感じかな。普通ならファンタジー要素だけどwそういう部分でも・・
メインの登場人物が4人という部分や冒頭の自主制作映画云々の部分
の効果とアニメ作品だという点が効いてる感じかな。

4人の女の子がメインで男性視聴者が喜びそうな映像が確りしてる。
スカートひらひら生足アピールやローアングルの多様や濡れた服を
絞ったり無造作に置かれた濡れた下着のカットやら序盤にキャラの
魅力やら何やら確りアピって媚びている。

4人の会話が如何にもアニメ視聴者が望む女子高生という部分で
小難しい科学的部分を一切曖昧にして、其処に恋愛要素なんかも確り
淡い感じで入れてる・・「どうせ適正で選ばれただけだから」という
ような台詞で至極当然のように SF的映像がない事を疑問に思わない
様に・・まるで物語に不必要な物にして巧く逸らしている。

クライマックスでパラレル世界云々の町並みでさえ近未来的なオブジェ
をひとつアピールしているだけで一切確信を持たせない様徹底してる。
キーマンといえる?一人が登場しても尚 真実は語られない。

クライマックスも感動的に演出されているが 感覚的なもので一切
確信的な映像がないので 見た人の感性と想像力に内容を委ねた感じ。

過去編(漫画) 現在編(小説) 未来編(アニメ)となっている
ので 此のアニメを見てしまうと漫画も小説も凄く気になります。
そうした意味では良く出来ている方かなと感じました。

印象的な映像と其れを自分に都合よく解釈させる其れらしい台詞で
巧く欺き虚実を不明瞭にして あたかもありえそうな話として納得
させたり感動させるという部分に特化した教科書のようなアニメかな?

投稿 : 2024/12/14
♥ : 5

coldikaros さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

完全に雰囲気

もう完全に雰囲気を味わうためのアニメですね。
いわゆる単純な物語としては破綻しているといってもいいレベルで、キャラの反応もどう考えても違和感があります。
しかし、このアニメの場合そのギャップを用いて世界観の雰囲気を形作っているようです。
短い作品なのでしょうがないですが、説明がかなり少ないので、必然的に小説版と漫画版を読むことが求められてしまうと思います。
できれば単体である程度掴めるようにしてほしかったですが、まぁこれもしょうがないでしょう。
小説版と漫画版、それにアニメはそれぞれ違う時間を描いており、それぞれタイムトラベル開発を軸として、現在、過去、未来を描いていきます。
その発想と作品の展開は素晴らしいものがあると思います。購買者側としても単純に興味がひかれます。
面白い作品群だとは思います。ですが、単体としての評価はあまり高くはないと思います。
終末的な未来や過去、などという設定に興味をもてるのなら、小説や漫画も合わせておすすめできます。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 4

71.6 3 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング3位
俺を好きなのはお前だけかよ~俺たちのゲームセット~(OVA)

2020年5月23日
★★★★☆ 3.8 (41)
275人が棚に入れました
圧倒的ラブコメ主人公にして、全てにおいて俺を上回る上位互換のホース。俺はこいつとパンジーを賭けた勝負をすることになった。舞台は、因縁の地区大会決勝戦。対戦カードは、西木蔦対唐菖蒲。大舞台の裏側で、俺はホースと決戦投票って形でケリをつける。もちろん、正々堂々と……戦うわけないじゃ~ん! 圧倒的に不利なんだから、卑怯なことをしまくってやる!ウケケケ! ホースはどうせクソ真面目に戦うからな! 俺はその真逆を……え? なんですと? 勝負にルールを加える?ちょっと待って! なんで、どれも俺に不利なルールばっかなんだよ! ひまわり、コスモス、あすなろ!てめぇらまで敵に回りやがって! くっそぉ……。味方は誰もいねぇ……。最悪のルールだらけ……。こうなったら、正々堂々真正面から……卑怯な手を使いまくってやるわぁぁぁぁ!!

声優・キャラクター
山下大輝、戸松遥、白石晴香、三澤紗千香、内田雄馬、三上枝織、東山奈央、斉藤朱夏、佐伯伊織、福山潤、種田梨沙、小原好美
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

絶対見るべし!!!

できればみんなに観て欲しいので、いつものネタバレ感想ではなく、最初は紹介レビュー書きます。

TV本編を観て、途中断念や面白くなかった人以外は、是非見て欲しい!

本編最終話に、負けた方は二度と今後一切パンジーと合わない、話しかけないという勝負の賭けをホース(CV福山潤)としたところで終了しました。
コレ観て少しでも続きが気になると思った人は、このOVAを見て損はしませんよ!
てか満足できるんじゃないかな?

小さな伏線回収もあれば、ハラハラドキドキもあり、あるキャラの深掘りもあって、そのキャラの見方が変わるし、物語としても、作品としても大変よくできてます。

もし、本編がうろ覚えだったら、できれば1話から再マラソンして欲しいですが、時間がないのなら11話から(全12話)でも見直して欲しいです。

因みに、このOVAは約70分です。
僕的ではありますが、最後はある意味スッキリ綺麗にまとめてますので(原作連載中ですが)
いい最終回だったと思える程、お勧めです!




ここからはいつものネタバレ感想なので、視聴した人のみお読みください

{netabare}
本編全12話観たときの感想は
ナニコレ!?
結局ハーレムなのに
「俺を好きなのはお前だけかよ」ってタイトル詐欺もいいとこじゃないか!と思ってたけど.......
最後まで観て納得しました。

サンちゃんって、本編見たときは裏の性格がゲスくてあまり好きじゃなかったけど、このOVAでサンちゃんの過去回があり、それ観て良い印象に変わりました。
逆に印象が悪くなったのはホースの方。
本編を観ただけでは、無自覚にラノベ主人公する、天然でいい奴でしたが、このOVAで、ホントは全部解っててやってるゲスイ野郎と本性を表します。
やっぱ話的に勝負相手がゲス野郎だと、勝ったとき気持ちよくスッキリできるもんね。
これで相手が良い奴だったら、勝負に勝ってもモヤモヤ感の頃だろうし。
まぁ話的に悪役いた方が面白くてセオリーなので分かります。

髪留めを多く集めた方の勝ちという勝負では、途中 ジョーロが意味ありげに迷子の幼女や、鍵を落とした少女などを助けてたから、きっとこの子達からも髪留めを貰って勝負に勝つ算段だろうな・・・って予想できたけど、まさかホースの方も、学校の子たち90人近くから貰う手段で来たので、これでどうやってジョーロが逆転するのか?めっちゃハラハラして焦りました。
でも、ジョーロの方もサンちゃんとの友情と、みんなの協力でなんとか大逆転。
野球の試合自体も、ジョーロの想いの帽子のおかげで勝利。
ちょっと感動しました。
最後のパンジーの髪留めも、告白しながらジョーロに渡し、勝負あり。
そして、みんなから告白されたジョーロの返事は・・・
パンジーに告白。。。
これでやっとパンジーの想いが報われて泣きそうになったけど・・・
かと思いきや、次々にコスモス先輩、ひまわり、あすなろ、サザンカと告白して行き、結局5又宣言。
はぁ?って一瞬思ったけど
あぁ でもこれはワザと嫌われてパンジーの女友達の関係を変えないためだなっと予想できました。
 ジョーロって最初から裏表があり、序盤で「振られた方と付け合えるぜ ヒャハー」なんて最低なことも言ってたけど、結局は、自分のことより誰かのために行動できる裏の顔もある訳で、ホント友達想いのいい奴で好印象です。
流石 主人公だなぁって思いました。
んで、ジョーロとサンちゃんが友情を深める最後に、サンちゃんがジョーロに言ったセリフが
「俺を好きなのはお前だけかよ」っていうタイトル回収!
うぉ~ 
そういうことか~ 
って唸りましたw
上手いやんけ 
やられた~って感じでした。
(人は上手に騙されると、逆にスッキリ 清々しくなるらしいです。まさにコレ状態w)
本編観てタイトル詐欺とか言って申し訳ありませんでした。
最後の最後も、パンジーの「あなたのことが、うんとうんと大好きよ」のセリフに
ジョーロの返事が、「月が綺麗ですね」で、これまた やられる僕。
綺麗に〆てて大団円。
もう大満足なEDでした。

本作を観れて うんと うんと良かったです。


おわり。

{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「俺は、すべてのラブコメを過去にする」

「あともう少しだけ続く…」とジョーロが言い残して幕を閉じたTVアニメ版の後日談です。
思い返してみると、TVアニメ版はメッチャ続きの気になる終わり方だったので、視聴を待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。
かく言う私もその一人ですけど…


圧倒的ラブコメ主人公にして、全てにおいて俺を上回る上位互換のホース。
俺はこいつとパンジーを賭けた勝負をすることになった。

舞台は、因縁の地区大会決勝戦。
対戦カードは、西木蔦対唐菖蒲。
大舞台の裏側で、俺はホースと決戦投票って形でケリをつける。

もちろん、正々堂々と…。
戦うわけないじゃ~ん!圧倒的に不利なんだから、卑怯なことしまくってやる!
ウケケケ!ホースはどうせクソ真面目に戦うからな!

俺はその真逆を……え?なんですと?勝負にルールを加える?ちょっと待って!

なんで、どれも俺に不利なルールばっかなんだよ!
ひまわり、コスモス、あすなろ!てめぇらまで敵に回りやがって!

くっそぉ……。味方は誰もいねぇ……。最悪のルールだらけ……。
こうなったら、正面堂々真正面から……卑怯な手を使いまくってやるわぁぁぁぁ!!


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

TVアニメ本編が放送されたのは2019年の秋アニメ…
記憶には新しいですけど、念のために本編の最終話を復習してから視聴しました。

そう…本編ではジョーロが四面楚歌の状況で終わったんでしたね。
だからOVAではここからジョーロによる打開策が繰り広げられるとばかり思っていましたが、待っていたのは、まさかのジョーロを更なる窮地に追い込む展開…
ジョーロは今のままでも十分苦しい状況に立たされているというのに…

そして、このOVAではそれぞれのキャラの「ひととなり」がしっかり描かれていました。
ジョーロやヒロインの皆さんはTVアニメ本編でしっかり深堀りされていましたが、ジョーロの親友であるサンちゃんや、唐菖蒲高校のホース、チェリーやつきみ等のヒロイン以外のキャラにも焦点が当てられていたので見応えがありました。

もう一つ思い出したのは、キャラデザがブリキさんだったこと…
もう、パンジーやひまわりに何度ドキッとさせられたことか…

でも、やっぱり気になるのは勝負の行方ですよね…
内容は是非本編でご確認頂きたいと思いますが、凄い勝負になったことだけは断言できます。
そして完走して振り返ってみると…ジョーロの優しさに溢れた作品だったとも言えると思います。
ただ、他にもっと上手いやり方があったようには思いましたけれど…
ストレートな表現こそジョーロらしい、ということなんでしょう。

主題歌はTVアニメ版と一緒でした。

1話70分超の物語でした。
これで抱えていたモヤモヤが一つ解消された気分です。
気になったことといえば、チェリー役を演じたたねちゃんの出番が最近少ないこと…
体調を考慮しながら仕事を再開するとのことでしたが、未だ本調子ではないのでしょうか…?
それと、パンジー役を演じたハルカス…声質が新鮮で堪りませんでしたよ^^;
しっかり堪能させて貰いました。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 15
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

試合を終わらせた

途中で終わった髪留め投票の続き。

サンちゃんが無理矢理明るく振舞う理由。
{netabare}小学生の頃信頼していたキャッチャーの子に裏切られた経験。だからこそ、取り繕っているじょーろに親近感を抱いたわけなんですな。その割には酷いことしてたな。自分がされたことを羨ましいからって他人にやっちゃいかんなあ。
とりあえずは決勝で仲直りできて良かった良かった。{/netabare}

どこかで見たことのあるやつのパロディもあるよ。ラムちゃんもびっくり。

{netabare}ホースの性格悪いところが露呈するところは見ていられなかった。それでも、取り巻きの娘たちは好きと言えるのだろうか?
髪留めは誰からもらっても良いということでどうやって女の子集めするかという策略を巡らせるわけなんですな。
勝負には勝ったが、最後はじょーろが女の子全員に告白し、あえて怒らせることで誰にも選ばれないようにして女の子全員の仲を保とうとする選ばれし者の配慮。性格悪いふりした良い奴やな。{/netabare}

サンちゃんと友達ラブだったし、パンジーとの熱々な仲まで見せつけられて良かったなとしみじみ。しっかりゲームセットしてた。

テレビ放送と主題歌は同じ。そこはちょっと残念ポイントかも。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 7
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