2025年度のラノべ原作おすすめアニメランキング 28

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2025年度のラノべ原作成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月21日の時点で一番の2025年度のラノべ原作おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

55.5 1 2025年度のラノべ原作アニメランキング1位
一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★☆☆ 2.6 (24)
108人が棚に入れました
新ダークヒーラー誕生! 闇医者ならぬ闇ヒーラーは怪我を治し、人を癒し、世も正す 「お前最近何もしていないよな、ぶっちゃけもういらないんだ」 冒険者パーティから役立たずと言われ、一枚の金貨を手切れ金に追放された治癒師の青年ゼノス。 貧民の生まれで、自己流の治癒魔法を使うゼノスは治癒師のライセンスも持たない。行く先をなくしたゼノスが路地を歩いていると、腹を刺された瀕死のエルフの少女リリと出会う。 「大丈夫だ、この程度なら助かる」 「あれ、痛くないし傷もない。なんで元通りになってるの!?」 貧民街の外れにある廃墟街にひっそりと開業した治療院を舞台に、無免許天才治癒師による無自覚最強ファンタジーが始まる

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

それを聞きたかった的な何か

なろうです!!
でも真面目に作ってるので好印象

OP・ああ、なんか、頑張ってくださいね
ED・いかにもアニメソングって感じでいいですねー

02
もう4人揃ってあと1人

これだけハイテンポで集まるなら前回要らんかったような。全体的に作画はそれなりだが、ウリのロリエルフのリリだけは極上のクオリティを堅守。いかなる些細なシーンでも一切の手抜きナシの良作画。

wiki見たら作監の数がものすごい。リリのみベテランの仕事であとは新人の練習かな。つかいすての習作とはいえ、品質管理の知見が溜まってきた様子でなにより。きちんと人材育成をしていこうという気概を感じる。初回は改変の見本、教材としての改変だったのかな。そのおかげかクソなろうとはいえ、コテコテなロリエルフのあざとさを楽しむ作品としてきちんと成立している。

カーミラはボケ役であとの3バカの使い方次第でどう転ぶか。原作準拠だがギャグ寄りサクサクハイテンポで意外と見やすい仕上がり。3バカは各勢力のトップなので令和アニメ標準装備のかわいそうがんばえーは出来ない。リリ単体で話を作る気ではないだろうが、かわいそうがんばえー以外でどう勝負するのかは少し興味があるので一応継続。

追放パーティが主人公の有能さに気づかないのはお約束なのでどうでもいい。
ツッコむべきは「なんで平時でもフルプレートなん?」だがマジでどうでもいい。

メダリスト難民には待望のロリアニメだが、3バカなどのノイズが多すぎるか

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

なろう系にしては作画は良い… からの退屈極まる内容…

なんですかねこの始まり。
いや、なろう系の漫画って結構時間の巻き戻りがあるのは定番みたいですね。
先の山場のシーンを見せておくことで、その後の退屈な出だしで離脱しないようにしておきたい意図でしょう。

本作もそんな時系列の入れ替えなのかとは思いましたが…。
その入れ替えが、普通につまらねぇ…。

まず作画は一見良いかと思いました。エルフ少女が可愛らしく、期待して見始めたのですが。
知らん奴らのグダグダしたやり取りを見せられて、どうしろと。

いや、タイトルからして追放系ですよね。
追放系ってのは、追放シーンとざまぁシーンが華なんじゃないですか。
そこを描写しなくてどうするんですか。

私は別に追放系も、クオリティが低いのが嫌いなのであって追放系なら無条件に嫌いってわけじゃないんですよ。

追放系作品のメリットもわかります。主人公をわかりやすく不遇にし、そこからの逆転、ざまぁという面白い要素をわかりやすく提示してくれるわけで。
質さえ一定以上ならインスタントに楽しめる、良いテンプレだと思います。

その良いテンプレを投げ捨てて、何をしたいんですかこの作品は。

追放後の日常から始まるなら、「うわ、こんな可愛い魅力的な美少女達がどんどん出てくるんだ、この子達と仲良くなる過程が見たい!」と思える第一話じゃなければ大失敗ですよ。

そして大失敗です。主人公もヒロイン達も魅力皆無。
唯一マシなエルフ少女も、周りに足を引っ張られて魅力削減です。可哀想に。

もう長く少し語ると、女どもがつまみ食いという窃盗をやらかすんですよね。
魅力、ありますか? つまみ食いして可愛いとなりますか? 普通に窃盗です。家族内なら許されても他人でしょ。
後から食材を持ってきたから、それで済むって話じゃねぇよ。万引きしても返せば文句ねぇだろと居直る気か。料理にかかった時間も返せ。
大体最初から飯をたかる気なら、最初から代金分のお土産くらい持ってくるべきじゃないですかね。
女どもは魅力皆無でろくでもねぇ、となりました。

エルフ少女は窃盗された被害者なんですが、可哀想ですが被害を受けていながらきちんと断罪できない時点で、視聴者に不快感を与えた存在になってしまうのですよ。
罪に対してはきっちり断罪してこそ溜飲が下がるわけで。
ろくな断罪ができないのでは、不愉快さに加担したも同然です。可哀想だと思いますが。
女どもはそんな気弱な少女相手に窃盗したという、余計救いがたいわけですが。

その後の主人公がうさぎ少女を救う件についてもなんだかね。
貴族の男は不快ですが制度上悪にはならないのですかね?
墓荒らしは罪のような気がしますが。
とにかく罪に対する罰をちゃんと与えていない、ストレスの貯まる話でした。

とにかく、あまりに大失敗しすぎていて、逆に見たくもなりましたが…。

本数次第で諦めます。暇だったら見るかも。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 2

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

いきなり闇ヒーラー!コレで完結でもコンテンツとして成立しそうです。

 初回観てのレビューです。2025.04.07

 色々唐突です。いきなりハーレムが完成しています。ロリ、獣人、姉御、ダークエルフっぽいやつ、不思議系…。5人もいるよ!

 そして、奴隷を墓場へ連れて行ったら、その奴隷に襲われる貴族…。貴族が墓荒らしするなよ…。どういう世界観なんだよ…。

 主人公のゼノスさん、貴族も助けて、ウサ耳獣人ゲットだぜ!どんどん女が増えそうですね。俺に惚れるなよ!

 俺は、闇ヒーラーだからな!ドヤッ!金さえ払えば悪者だって助けるぜ!?ヤレヤレ…。

 この頃は、導入をすっ飛ばすのが流行りの様です。どうせ導入なんて全部同じだぜ!皮肉が効いています。展開も同じなんでしょうね。

 安心のテンプレ!コレは観るしか無いですね。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 2

64.6 2 2025年度のラノべ原作アニメランキング2位
完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (18)
93人が棚に入れました
この世界には、魔物から国の守護を担う『聖女』が存在している。 ジルトニア王国で聖女を代々輩出する家系に生まれたフィリアは、厳しい教育により「歴代最高」と評される程の実力を身につけ、日々お務めに励んでいた。 しかし、あまりの隙の無さに「完璧すぎて可愛げがない」と周囲には疎まれ、婚約者の第二王子ユリウスからは婚約破棄されてしまう――。 さらにはお金と資源を対価に聖女不在で苦しむ隣国パルナコルタ王国に売られて、故郷から旅立つことに。 悲惨な待遇を覚悟して隣国へと向かうフィリアだったが、そこで待っていたのは予想外の大歓迎で……!?

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キング・ナッシング

追放ざまあオレツエー&イケメンロマンス
全力テンプレ全力イケメン全力萌えキャラで抜群の安定感

OP・曲も映像もいい感じ
ED・絶妙なふんわり感がすごくいい

令和ジャパンの輸出産業、売れ線ブレンドビジネスなろう。王道直球ストレート豪速球のコテコテさが上手く効いている。キャスティングもつよい。はいはいざまあ、はいはいイケメン、なのだがフィリアとミアのキャラ立ちが抜群で退屈させない何かがある。女性向けイケメンロマンスに見えるが意外と男女両対応かも。

姉フィリア・石川由依
容姿端麗完璧超人だが無愛想かつ貧乳な主人公
存在証明として公務に励むも独断専行が過ぎて周囲の恨みを買う
追放側にもやや共感の余地があるレベルの自己完結型コミュ障

妹ミア・本渡楓
容姿端麗ゆるふわ巨乳で愛嬌抜群の愛されキャラ
周囲の愛情を一身に受けた素直な天然お花畑で空気の読めなさがすごい
この設定だからこそのゴリゴリ全力のあざとさが許される
フィリアのシスコンと同調させることで「さあ萌えろ」な圧を上手く消臭

02
あ、やっぱミアに知らせず強行したのね

今回は陰キャ社畜モノ。あいかわらずブレンドが上手い。ロン毛イケメン。イケオジ。ツインテメイド。臆面なく全力テンプレを貫く潔さが逆に心地いい。展開も完全なる「オレまた何かテンプレ」だが綾波長門タイプの寡黙美少女なら許される。オス、ダメ、ゼッタイ。ラノベテンプレのぼっち報われとの組み合わせでゴイスーの爽快感にもキレが出る。これでまた初回みたいなコテコテのヘイトキャラをやっつけてざまあ!な安い展開を繰り返すと途端に臭みが出てしまう。あくまで作業効率での差分にしたのも上手い調整。森の中でメインキャラに絞ってのゴイスー。モブを混ぜないことでの嫌味消しもさすが。最後のミアの匂わせもいい。これアニメも上手い。

テンプレを上手くブレンド。この人も多作。量は質を担保するってか。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 ミアが本当に気になる作品。意図的な構造ならすごいと思います。

1話 期待はしないけど、ちょっと見てみようかなと言う判断です。

{netabare} いわゆる追放ものです。なろう系の典型的なパタンだと思います。はじめはスルーしようと思っていたのですが、春アニメが本格的に始まるのが来週なので試しに視聴しました。

 ちょっと気になるので何話か見ようかなと思います。というのは、妹のポジションが独特な気がしたからです。よく見るのは妹が王子と結託して愛想のない姉を追い出すという話ですが、妹が姉に懐いていました。展開として妹が両親や王子に反抗するんでしょう。

 なろう系なので設定や展開がある程度テンプレなのはやむを得ないと割り切ったとき、両親、妹、元の国の王子。この辺が笑わない設定とあいまってどういうドラマになるのか。そこにほんのちょっと引っ掛かりがあります。

 期待はしません。作画は中の下ですし、はじめは良くてもどうでもいい展開にする作品が急増していますので。ただ、3話は見てもいいかなという気がしました。{/netabare}


2話 ミアだけは良いけど、その他がテンプレで安っぽいかなあ。

{netabare} 聖女が受け入れられるプロセスがちょっとタンパクというか「聖女様すごい」になってしまったのが残念です。ダークな1話の感じから期待しましたが、かなり安っぽい展開です。もう少し、実績の積み重ねの描写があった方がいいし、世界観の説明が今のところ表現不足な気がします。

 テンプレか…と思い、切ろうかなと思ったら「私から姉さんを奪うなんて、許さないんだから」と言うセリフがなかなかいいですね。ミアがいい味を出しています。もう少し見ようかなと思います。が、次回予告が「初めてのデート」かあ…どうしましょうね。微妙です。3話しだいでしょう。{/netabare}


3話 ミアが本当に気になる作品。意図的な構造ならすごいと思います。

 やはりフィリア側でやっていることは「婚約破棄追放隣国私何かやっちゃいました?」系統のテンプレなので、うーんって思います。魔界が近寄ってきて、大破邪うんたらの魔法陣という展開はちょっと笑ってしまいます。

 ですが、やっぱりミアのパートがいいです。ミアがフィリアが売られた状況を探ってゆくところはもっとじっくり見せて欲しいですが、内容はとてもいいです。フィリアとミアの関係性とか家族の過去などがなかなかうまくミアのキャラ造形とマッチしていると思います。これからこの子がどう動くのか非常に楽しみです。

 そう、「完璧すぎ」フィリアに感情移入がしづらくて、むしろミアに視点がいって応援したくなる感じは、原作者がこの構造を意図的に作ったのなら、粗削りではありますが、ストーリー作りキャラ作りが非常に上手いなあと思います。

 なろう系なので連載ものの宿命としてじっくり描けなかった事情はあるでしょうけど、WEBで人気があったならリライトしてミアをもうちょっとじっくり描いてほしかった気がします。

 これはしかし気になる作品です。面白いというとなんか違う感じですが、ミアがどうなるのかが非常に気になります。


 

投稿 : 2025/04/19
♥ : 3
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

のどかではない地、ノドへの追放劇

親から冷遇される(姉妹の)姉に訪れる苦難{netabare}は追放{/netabare}であります。

三兄弟ならば親から冷遇されるのは末っ子、兄弟ならば兄のカインであります。

アベルの兄カインは優秀な人間でありましたが、自分が選んだ神への捧げものよりも
弟が選んだ神への捧げものの方を神が気に入り、自分の捧げものには見向きもしてくれなかった
ことに{netabare}逆上嫉妬し弟を殺害してしまうのでありました。

兄のカインは呪いを受け「ノド」へ追放処分となります。

兄のカインは優秀有能で一家の稼ぎ頭でしたが、無能な弟に負けたことに
プライドを傷つけられついやってしまったわけであります。

本作の優秀有能な姉はカインの【グノーシス】転換でありましょう。

聖女が何故に売られるかと言いますと「天空の城ラピュタ」のシータが
金貨3枚で売られた=買われたことと繋がります。

「ラピュタ」は売春婦の意味でありまして、シータの聖なる役職であります。
聖なる役職は「性なる」役職でもありまして、「神殿娼婦」のことを示します。

本作の「聖女」その本質は「性女」であり「神殿娼婦」を意味します。

「神殿娼婦」とは【イニシエーション】における「祭司」のような役割であります。
カインの子エノクの子孫は【イニシエーター】と呼ばれ様々な知識と技術を会得しました。

【イニシエーション】を介して未知の知識を得たが故に彼らを【イニシエーター】
というわけであります。

魔法や錬金術の類もそのルーツは【イニシエーター】にありました。

聖女の本質が「性女」であることは「ゴブリンスレイヤー」の「剣の乙女」
においても確認することができます。

「ゴブスレ」でのゴブリンは【イニシエーション】を行いますが、かつて
「剣の乙女」はゴブリンの【イニシエーション】に参加した過去があります。

この設定は「剣の乙女」が「性女」であることを暗示する意味合いが含まれています。

【グノーシス】転換により性女は聖女となりまして、
アベル役の妹ももしかしたら悪女になるのかもしれません。

すべてを仕組んだ黒幕ももしかしたら?
無能なアベル役なのかもしれません。

「選ばれた」のは姉ではなく、妹だったが、しかしそこには…という展開でしょうか?{/netabare}

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

63.8 3 2025年度のラノべ原作アニメランキング3位
ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (165)
398人が棚に入れました
〈ギルドの受付嬢〉。業務内容は絶対安全。公務だから立場も安定。 可愛い制服に身を包み、カウンター越しに笑顔で冒険者たちをご案内。受付時間が終わったら、のんびりと事務作業を済ませて定時に帰宅。愛しの我が家でくつろいで、さあ、明日も元気に働こうーー。 アリナ・クローバーは、そんな理想の職業に就いたはずだった。しかし。その実態は、理想とは程遠かったー ひとたびダンジョンの攻略が滞れば、カウンターは大混雑。めんどくさい対応を求める冒険者もちらほら。顔で笑って心で泣いて、厄介な顧客をやり過ごしても、今度は大量の書類仕事が待っている。やる気は残ってないけれど、明日に回せばなおしんどい。おかげで来る日も来る日も残業地獄...ああ、もう我慢の限界!! アリナが不満を爆発させると、隠し持った一面が顔を出す。 チームで挑むことすら危険なダンジョンにソロで乗り込み、銀に輝く大鎚【ルビ:ウォーハンマー】で、強大なボスを叩き伏せる――。 何を隠そう彼女こそ、正体不明、神出鬼没、街で噂の凄腕冒険者〈処刑人〉その人だったのだ!! でも、そのことは絶対に隠し通さなければならない。なぜなら受付嬢は副業禁止で、バレたら即刻クビだから...。アリナの平穏な暮らしは、守られるのか!? 第27回電撃小説大賞《金賞》受賞作、待望のTVアニメ化!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話 期待できる良い初期設定を自ら壊すスタイルが流行ってるの?

1話 ギャグに振っている限り面白い。シリアス化だけは勘弁してください。

{netabare} 突っ込んだら負けの脳みそ停止して受付嬢のクズさを楽しむ作品です。この手法はギャグだから許される感じですね。

 真面目に論じ出せば、基本的になぜヒロインだけに残業が集中しているのかの説明がないし不自然です。そもそも残業と言う概念は人権と密接に絡んでいるので、国民主権かその他の政体でも資本家と労働者との関係が調整されている状態でないとありえないと思います。ファンタジー世界の近世以前というより中世後期の欧州で革命前の雰囲気では、残業という概念などあるわけがないです。でも、そんなことを言いだしたら負けですので、気にしないのが肝要でしょう。

 ただ、ヒロインがなぜ残業したくないか?をもっと明確にしてキャラ付けした方が説得力はあるかなとは思いました。強さの秘密についてはこれから説明があるんでしょうけど、そこはヒロインチートですから適当でもいいと思います。
 転生者で前世で過労死した…というありきたりな設定でもいいでしょう。「スライム倒して300年…」とか女性の転生ものではトラック事故よりも多いかもしれませんが、要するにそこはテンプレでいいでしょう。ただ、キャラの性格造形理解、残業ゼロへのこだわりとして、さらっとでもいいから説明が欲しいなあ。

 一番嫌な展開はシリアス化ですね。この作品はギャグだから矛盾やご都合主義設定が許される世界観です。シリアスをやり出すと間抜けになります。そこだけは気を付けてほしいかな。

 なお、ギャグの雰囲気で言えば、OPだけ違和感を感じました。 {/netabare}


2話 仕事が出来ないからこの子だけ残業している、という理解でいいのでしょうか?

{netabare} なぜ、スキルが発動するのか、という説明がありましたね。ここもしっかりギャグとして処理していたのはいいんじゃないでしょうか。残業とも結びついていたし。強さとは何かとか強さのリアリティ(技能、知能、覚悟その他もろもろ)を言い出すとキリがないです。

 でまあ、冒険者は仕事を難なくこなしていたのでその表現からすると、ヒロインは残念なことに「仕事ができない子」だったんですね。仕事が多すぎるのではなく、処理が追い付かないという表現に見えましたが…逆恨みというか逆切れというか、他の子たちは仕事ができるから家に帰れるということ?このキレ方も要するに受付嬢はクズ人間だから、ということなんでしょうか。

 まあ、そういうモロモロをちょっと考えてしまいますが、概ねコメディ・ギャグ作品として成立していると思います。出落ちじゃなければですけど。3,4話辺りから展開するんですかね。普通に見ると思います。

 それとEDがなかなかキャッチーで癖になりますね。{/netabare}


3話 シリアス化しちゃったかあ…EDがOPに来る演出は珍しくないでしょうか?

{netabare}  なぜ、EDを冒頭に持ってきたんですかね?長らくアニメを見ていますが初めて見る演出のような気がします。1話めでOPがEDに回ったり2クール以上で初期のOPを重要回とか最終回でEDで流す演出なんかはいくつかありますけど、この形は初かも。これってなんでしょうね?

 試みとしては面白いかも。シリアス回は雰囲気を和らげるために能天気な「半端ないぱっぱらっぱっぱらっぱらっ」の方をOPにする演出なんでしょうか?ただ、EDの曲調ってどんな明るい曲でも意識して郷愁感というかノスタルジックなメロディラインになるので違和感も半端ないですけどね。

 それにしてもシリアス化しちゃったかあ…ヒロインの過去描写ですけど、ヒロインの性格とかスキルを得た理由がお祭りでの愚痴とか考えると、ストーリー的な親和性が無い非常に不自然な展開な気がします。

 それと家が壊れているのでしょうがないですが、家に籠りたい人間の心理として自分の持ち物、趣味のグッズで部屋を固めたいと思うのですが…そういうディテールにおいて「なぜ残業したくないのか」「なぜそういう性格なのか」という点で出来は良くないです。

 まあ、3話のあの間抜けなヤラレキャラと白銀のパーティーリーダーの言動も不自然な気がします。

  もうちょっと緩く残業ネタでヒロインのコミカルなところを見せてから展開した方が良かったかな。見たいのはそこじゃないし。継続視聴は4話がポイントかなあ。{/netabare}


4話 期待できる良い初期設定を自ら壊すスタイルが流行ってるの?

 看板に偽りありですね。前期の「ひとりぼっちの異世界攻略」や「歴史に残る悪女になるぞ」を思い出しますが、自分で定義した良い意味で期待できる初期設定を、自分で壊しに来るスタイルが流行っているのでしょうか。

 人知れず暗躍して陰の存在として面白くなりそうな発想があったのに、そこを自らつぶしてしまいました。ヒロインの性格が面白そうで期待があったので残念です。作画もいいしヒロインのキャラデザもいい。EDの音楽も悪くない。

 なのに、残業したくない理由、残業をせざるを得ない理由、残業を回避する手段としてのボス討伐、秘密を隠す工夫、強さの秘密…なんかそういう誰でも期待するような良い部分の可能性を全部捨てましたね。全部やっつけで説明して普通のダンジョン俺TUEEEにしてしまいました。なんでわざわざテンプレ中のテンプレに…本当にもったいないと思いました。

 見てもいいのかもしれませんが、それは凡百の異世界ものを脳みそを停止してボーっと見る見方をするだけだと思います。つまり、本作である意味はないです。ステイタスは中断で。脳みそが覚醒する展開なら再度ちゃんと見ます。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 13

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

全くの出オチ作品!世界観設定も良く考えていないのが見え見え。ただ、何とかオチをつけたのは高評価です!

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.30

 今回の魔人騒動の背後には、あのお方がいるそうですよ!
と、2期への含みを持たせて1期終了です。

 アリナさん、今後は白銀とともにボス討伐する様です。ダブルワークのワーカーホリック万歳ですね!

 ギルドにでっかい貸しもあるし、誰も文句は言えませんが、もう少し残業を減らすためのやりようがある気がします。

 出オチでしか無く、構造的な問題を抱えた物語を良くワンクールにまとめたと思います。何だかんだで結構面白かったです。能力の高いアニメ制作会社に当たると、何とかなるもんですね。

 釈然とはしませんが…。アリナさんが可愛かったので、コレでイイのだ!しかし…絶対にパンツは見えませんねぇ…。

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 8話まで観ました。2028.03.03

 冒険者が魔人を呼び出す!エライコッチャ!アリナさん助けて〜!に恋愛要素と脇役冒険者達の掘り下げでシリアスな感じを出すと言う、同じ様な展開を繰り返します。

 ただ、この作品自体がアニメ化し辛い感じなので、ワンクール物語を成立させるために仕方ないのかなぁとも感じます。

 アリナさんは能力の制約的にウォーハンマー縛りがあるので、頭脳戦やら駆け引き等は抜きにした大雑把な戦闘描写しか出来ないし、ギルドの受付職員と言う設定上、冒険者達をシリアスな感じに描かざるを得ないと言うのもわかります。

 受付嬢より冒険者達の方が楽で収入が良さそうだと、この物語が崩壊します。アリナの出オチ設定の矛盾があちこちで噴き出しいて、素直に楽しめません。受付嬢にも寿退社の概念があるのね…。コレは昭和的発想でよろしく無い!

 アニメの後半になっても作画を頑張っているので、糞なろう専門の乞食制作会社じゃないんだから、仕事は選んだ方が良いのになぁ〜と感じます。
………………………………………………………………………
 4話まで観ました。2025.02.01

 アリナさんが暴れて全て解決しました!良かった!強い受付嬢好き〜〜!……しかし、まともな視聴者ならツッコミを我慢出来ないでしょう…。

 若い頃は冒険者やって、引退したら受付嬢で良くね?

 この世界、住民票とかあるのか不明ですが、日本だって明治維新まで、国民が何人いて、誰が何歳だなんて、家族等の回りの人以外には誰もわかりませんでした。

 だから、就職も新卒一括採用の終身雇用なんて、ありえませんでした。役職のある武士なら、子供が元服したり、家督や役職を継がしたりするのに、大体の年齢はありましたが、それだって、そんなにカッチリしていません。
 
 長男死亡で次三男が…になればさらに役職を継ぐ時期はズレてきます。同じ年度産まれが一斉に入学したり就職したりとか、つい最近の話です。

 本作品も、ギルドの業務や職員採用のシステムが不明なので、職にこだわるアリナの行動原理が理解出来ません。一流企業や公務員みたいに何年度生まれまで採用とかあるんですか?誰が年齢の証明すんだよ…。

 識字率は案外高そうなので、初等教育機関くらいはあるのかもしれませんが、欠員が出たら適当に試験して、採用するシステムで何か不都合があるのかな?

 もう、受付嬢は超特権階級で、実はSランク冒険者並に給料出てるけど、タンクの若造が出来る位のレベルの事務能力でOKな給料泥棒集団位の胸糞設定にでもしないと物語として成立しないでしょ…。腐敗した社会主義国家みたい…。賄賂が無いと何も進まない的な!傾国のお役所仕事舐めんなよ!

 EDみたいなキララ的お気楽極楽日常路線と、OP的な痛快冒険譚が上手く同居出来ていない、非常にチグハグな印象を受けるのは、とても残念です。
………………………………………………………………………
 3話まで観ました。2025.01.25

 ギルドの受付嬢のアリナが実は最強の冒険者で、残業が嫌なのでボスをソロ討伐してしまうと言う完全出オチギャグ作品…。なのですが、3話でシリアス展開に…。何か悪手ですね。

 ギルドの受付嬢は公務員的な立場なのか、福利厚生有給も完備の良い職場だけれども、仕事が忙しくて残業が多いとのことですが、そもそも受付嬢が、一生出来る仕事なのか不明です。

 周りの同僚も皆若いおねーちゃんで、齢をとった幹部女性職員の描写がありません。キャリアのロールモデルが全く不明です。

 昔の民間企業みたいに、女性職員は30前に寿退職強要されてね?主人公、30年ローンが通って家を購入しているので、40から50代の女性職員の描写は必須です。

 しかも、アリナさん、結婚出産とか考えて家を買ってるのかね?この辺の女性ならではの人生イベントに対する配慮も無い気がします。

 ハッキリ言って、女性描写が記号的で、全く生身の人間を描いていません。出オチギャグならコレでも許容範囲ですが、シリアス展開になったら、色々と矛盾が生じるでしょう。

 まぁ…漫画小説あるあるで、作者含めて原作側にまともな社会人経験のある人間が関わっていないので、こんな珍妙な職場を設定してしまうのでしょうが、どう考えてもおかしいです。

 また、アリナは良く残業していますが、自営業者の冒険者にクエストをアウトソーシングしているだけで、あんなに事務作業生じる?冒険者側にも活動報告を文書で報告させてるの?活動規模と事務作業の量があっていません。

 報酬なんて、約束の額を達成度に応じてリーダーにポンッと渡して、後は勝手に差配せい!で終わりでしょうよ…。

 識字率の低い近世国家でも社会が回るのは、国家が管理する文書行政は最低限にして、ほぼ地域社会に徴税から治安維持まで丸投げで請け負わせているからですよね?

 さらに、主人公がギルドに協力する代わりに受付嬢の増員を要求していますが、そんなに簡単に人員増員が効くほど単純な仕事なの?だったら受付嬢なんて誰でも代替可能な不安定労働でしかないじゃん…。スキル依存の冒険者の方がマシじゃない?

 どうも、冒険者と言う請負+成果主義の前近代的な労働と、時給、日給の概念がある近代的な労働がごちゃ混ぜになった異様な世界が噛み合っていません。

 徒弟制や奉公人等の家内奴隷でもない一般自由労働者は、時間になれば勝手に帰宅するだけです。仕事を終わらしてからなんて近代以降の発想です。

 社畜制が維持出来なくなっているのは、あくまで時代に強制された労働のあり方でしかなく、別に日本の伝統的な労働慣行でも何でも無いからですね。

 せっかく作画も雰囲気も良く、主人公のアリナも可愛いのに、根本的には労働の概念を理解していない原作のせいで、おかしなアニメになっているのが残念です。早く、ハチャメチャ暴力受付嬢ギャグに戻って欲しいです。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 7

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

なんだかんだ一番真面目なお嬢さん。

長いタイトルまんまのストーリで始まる本作。

ギルドの受付嬢で主人公のアリナ。
綺麗で華やかに見える職場はきっと現実のそれと近くて
大変なことも多そうです。
それでも
いつも文句を言ってブチ切れてるのに結局残業してまで
諦めずに仕事をやりきる真面目な女の子です。

それの反動でストレス発散の大ハンマーなのでしょうか!?

物語は序盤でネタ晴らしすんじゃったのもあってか
自分的には
なんだかんだすっごい真面目で頑張り屋で可愛い彼女の魅力だけで
先を見てた感ありましたww

一応、白銀の絡んだ冒険物語は進んでいくんだけど
大きな敵の存在も特になくてジェイド達との
クエストが完全におまけな感じがしちゃうんですよね~。

白銀の剣にしたって3人しかいないのに
ジェイドと女魔法使いのルルリとあと赤髪の??ってなっちゃうくらい
印象が弱いです。
カッコイイ容姿で優しくて強い(アリナより弱いけど)
ってだけでは他の受付嬢には人気でも役不足感ありました。

後半はちょっともうバトルはいらないからって言いたくなるくらい
物語的には残念な感じに。
アリナさんがなんで今のようになったのか。OPの絵のような
過去についての話が見たかった・・・。

まあアリナさん見たさで最後まで乗り切った本作だしこんなもんか。

アリナさんの魅力たっぷりな音楽はOP,EDともにお気に入りでした。

OP 310 / 「パーフェクトデイ」
知らない方だったのですけど
オーディションよりデビューした歌い手さんだそうです。
そして本楽曲がデビュー曲とありました。
どこぞの劇場版のOP映像観てるみたいな
本編の雰囲気とはちょっと違う絵が印象的で良いんだよな~。
壮大な世界観の絵が良かったのもあって毎回楽しく聴いてました!


EDたまにOP  ナナヲアカリ / 「明日の私に幸あれ」
アリナ・ルルリ・ライラ
3人娘のマラカスダンスが可愛いんですよね~!
テンポが良くて自然に口ずさんじゃうメロディーに
何より思わず頷いちゃう歌詞が最高です!
明日元気が欲しい時にはこの曲で♪

結論、アニメを観る時間がなくなる残業は嫌なんです!!

投稿 : 2025/04/19
♥ : 16

60.8 4 2025年度のラノべ原作アニメランキング4位
ユア・フォルマ(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (26)
113人が棚に入れました
脳の縫い糸、通称〈ユア・フォルマ〉。 1992年に起きたウイルス性脳炎のパンデミックから人々を救った医療技術は、今や日常に不可欠な脳侵襲型情報端末へと進化をとげていた。 見たもの、聞いたこと、そして感情までも——。 全てが記録される世界で、重大犯罪事件の捜査は、記録の集合体〈機憶〉にダイブできる特別捜査官「電索官」の仕事になっていた。 世界最年少で電索の任についた天才少女、エチカ・ヒエダ。 その才能ゆえに孤立する彼女にあてがわれた新しい相棒は、金髪碧眼のヒト型ロボット〈アミクス〉のハロルドだった。 最強の二人の前に、秘密は全て暴かれる——!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3巻 設定は多いけど使っているのは人間とアミクスの感情問題だけ。

1話 9割方を置いてけぼりにする第1話。一応アシモフ的SFです。

{netabare} あらすじを見て、SF刑事もの…サイバーパンクの匂いがするので楽しみにしていました。
 あらすじでは「秘密 トップシークレット」みたいな感じですけど、うなじからのコードを見ると「攻殻機動隊」のような感じです。アミクスというのがロボットだとすると、ロボット3原則のような「敬愛規律」というのがあるのでアシモフのロボットものが入ってきそうです。ロボットと人間のバディ刑事ものだとすると「鋼鉄都市」のような可能性もあります。

 冒頭は空港にビガという少女を見送りに行っています。そして、いきなり通り魔事件のようなシーンが入って、ダリアという女性の事件が発生します。ハロルドというアミクスがいきなり容疑者になっています。

 で、RFモデルというアミクスの問題として話が展開して行き、プログラムと敬愛規律の問題が出てきます。ペテルブルグの悪夢という事件ですね。スティーブというアミクスが、捜査官を打ったという事例があったという話が唐突に出てきます。

 デンサクという作業が脳へのダイブの様です。デンサク官と補助官、バディがいないと操作ができないという設定。ここがこの作品のSF的な骨子になりそうです。ダイブして記憶を探る作業。記憶ではなく抽象的な夢まで絡んでくるようです。マービンに二コラ、レクシー博士。固有名詞が沢山出てきます。ヒロインはアミクスが嫌い、嫌いだったようです。

 これは正直言えば、9割方を置いていく展開だったと思います。キャラ、世界観、設定、そもそも事件の何が不思議なのか。何もわからないまま、怒涛のように1話が過ぎてしまいました。これはかなりの悪手だと思います。私はこうして文章にまとめながら見たので、何となくストーリーや世界観が見えなくはないですが、それでも、まったく手がかりというかとっかかりがありません。期待したサイバーパンク感もあまりありません。それ故にどこに魅力を感じればいいか戸惑っています。現状では、キャラの誰の視点に乗っかれるのかすらわかりません。

 今1話で起きている事件は、通常ならヒロインとハロルドの関係性の構築をして、1つか2つ事件を解決したあと、バディとして視聴者が認知してから始まるような事件です。それをいきなり説明も無しに「このモデルは欠陥品だ」から始めるのは正直、構成としては上手くないと感じます。

 SFものですので、3話までは付き合いたいと思います。多分導入の事件はそこまででケリをつけたいので、この無茶な導入なのでしょう。


追記 でもそうか…アシモフの「鋼鉄都市」以降のロボットものは、三原則にかかわらず、ロボットが殺人に関与するような話が多いので、そこを狙ったのかもしれません。「敬愛規律」でいう「敬愛」とは何か。人間の定義の問題、人間を本質的に敬い愛することとはどういうことか、トロッコ問題のような何か、人間と人類の概念をどう処理するのか、などの話が展開するのかもしれません。
だったらなおのこと、アミクスがロボットと人間性の狭間にあるようなエピソードや、詳細な設定を理解させるエピソードが必要だったと思いますけどね。

 あとは、三原則で嫌な記憶は「メタリックルージュ」ですねえ。あれはまあ…ですので、アシモフに挑戦するハードルをどう乗り越えてくるのか。不安な1話でした。



再追記 原作1巻と2巻の冒頭読みました。

 3巻まで購入。1巻の内容は本シリーズの導入のような位置づけです。2巻のアニメ化された部分を確認。アニメを見るのを優先するか、この後を読んでしまうかは今考慮中です。

 1巻の話は「鋼鉄都市」というより同シリーズの3作目「夜明けのロボット」をモチーフにしていると思われます。(「夜明けのロボット」はたしか絶版なので入手するにしても古書になるでしょう)

 陽電子頭脳の第1人者であるハンファストルフ博士と娘のヴァジリア博士の確執がヒエダ親子と重なります。ジスカルドというロボットの存在は「姉」だし、RFシリーズはヒューマンフォームロボットのダニールとジャンダーのことでしょう。
 グレディアという未亡人とジャンダーの関係は、ダリアという未亡人とハロルドとの関係。ファストルフ博士と対立するアマディロ博士の関係はマトイ父とテイラーの関係でしょう。

 主人公のイライジャベイリが地球にいるときは喫煙者でした。ヒロインは…本作だとタバコを吸ってないのかな?1巻では電子タバコを吸っていて、その描写が丁寧なのはそのせいでしょう。

 これらの内容を詳しく書くと1巻のネタバレになるのでやめておきますが、その構造が「夜明けのロボット」をそのまま持ちこんだような感じで、多大なる影響を受けたのは明らかでした。

 そして、何が言いたいのかと言うと、マトイとハロルドの関係性のみならず、その行動原理や内面、バックグラウンド、世界観などは1巻を読んで初めて理解できることです。

 特にRFタイプの特殊性と一般のアミクスの違い、社会におけるRFタイプへの接し方が前提としてわかっていないと「敬愛規律」そのものをテーマにするだろうストーリーを理解するのはかなり難しいと思います。

 2巻は冒頭しか読んでいないので、なんとも言えませんが、RFタイプの高性能な感情表現が人間に与える影響が生み出す悲劇として、描かれるような感じです。性愛まで行き着くのかわかりませんが「夜明けのロボット」をテーマにしているなら、ある程度の人間とロボットの愛情と肉体関係まで行くだろうし、それが人間を傷つけるジレンマの問題も出てくると思います。

 そうなると…うーん、1巻を飛ばして大丈夫…でしょうか?ビガというキャラが配置された意味とか、ヒロインの内面の出自や弱さ、RFの特殊性、世界観を理解しないまま突き進むのでしょうか。

 そして1番の問題は1巻を読んだとしても、ロボット、AIもののSFを読む気で読まないと、未来刑事バディもので終わってしまいます。テーマを汲むにはSF素養が必要な気がしました。そこを平易に解釈しやすいよう見せるのがアニメの役割だと思うのですが…これで出来がイマイチな印象だと、ちょっと原作者が可哀そうかも。{/netabare}


2話 SFではなくサスペンスメロドラマかな。思ったよりは…ですね。

{netabare} 原作6巻途中まで読みました。もちろんネタバレはしませんが、印象としてこのシリーズはSFではないということです。

 SF風ではあるし、テーマ的にAIの感情問題や人とのつながりを扱っています。
 1話と1巻を読んだ時点で感じたとおりアイザックアシモフの「夜明けのロボット」の印象が強いです。ただ、その中身は巻を追うごとに、どんどんメロドラマつまり情緒的になってゆきます。人間とロボットの中間として高性能のAIロボットを配置した結果起こる人間とロボットの葛藤ですが、そこにSF的な深味はあまり感じられません。

 イケメンロボットハーレム+残念美少女の構造から、印象としては女性作家か?と思わなくはないですが、あるいは男性でもハードSFや科学記事のインプットが少ないSF好き、アニメレベルのSFを楽しんできた人という気がします。

 中身は、ブラックボックスの問題もあります。チューリングテストですね。人間と同じ反応をするAIは人間と同じ思考をしているのか問題です。それと「ビートレス」で言えば人型のロボットが人間の感情に与える影響、つまり「アナログハック」という点があります。そこだけとればSFです。

 ただ、そういう借り物のガワは一生懸命SF風にしているんですけど…まあ、これ以上は書評になりますのでやめておきます。サスペンスとしてはわからなくはないです。

 逆に言えば、なぜ1巻をカットしたか。それは1巻だけは「夜明けのロボット」の題材を使っているのでSFになっているんです。なので、2巻以降とは小説としてのカテゴリーが変わってしまっている気がします。サスペンスメロドラマと言えばいいのでしょうか。
 4巻までやると一区切りなので、という面もあるでしょう。だから尺の関係で1巻を飛ばしたのかも。それでも、なんとなく1巻と2巻以降のつなぎは悪い気はしました。少し残念な展開かな。{/netabare}


3巻 設定は多いけど使っているのは人間とアミクスの感情問題だけ。

 要するに中断しますというレビューですが、原作6巻途中の状況で整理がてらネタバレ的に記載します。最大の問題は表題の通りです。 

 この話の世界観では、ユアフォルマという脳の拡張技術、アミクスというAIロボット、RFシリーズというアミクスがいる。アミクスには敬愛規律という人間に服従し傷つけない何かが組み込まれている。

 設定は、電索官という人の記憶にダイブできる技能者がいる。そのためには特殊な能力と補助官という存在が必要。ヒエダは複数の人間に同時にダイブできる唯一の特殊技能を持っている。それを補助できるのは人間には無理でそのためにハロルドと組んでいる。

 ハロルドは昔捜査官として人間のパートナーがいて、その人物はハロルドの目の前で殺されている。ペテルスブルグの悪夢。その奥さんのダリアと2人で暮らしている。

{netabare} RF型は3体作成され、表面的には敬愛規律の規格を満たしているが、実はレクシーによって隠ぺいされたブラックボックスの内部構造がある。RFシリーズは昔売り飛ばされて野良アミクスになっていた。

 ヒエダは父親にネグレクトの虐待を受けている。電子的な架空の姉に依存している。その変わりとしてハロルドに頼っている。

 機械派と機械否定派という、ユアフォルマの肯定・否定派に分かれている。また、アミクスの肯定、否定にも重なっている。機械否定派の住居エリアは別れていて、ユアフォルマのネットワークが使えない。

 人間が自分の脳内に検索できる膨大な情報を抱えると、脳の機能が違う形になってしまう可能性の示唆がある。

 以前の事件でビガという少女がいてこれはユアフォルマに影響を与えるドラッグ的なものが作れる。以前はドラッグに手を染めていて、ヒエダとハロルドに捜索されている。ハロルドに対して恋愛感情を持っている。

 後に、これらの世界観に何かを仕掛けている存在が知られていなかった人物が登場します。モリアーティーみたいなすべての黒幕のような感じで。ただ、それは多分アニメの範囲から超えてきます。


 ちょっと思いつくだけでこれだけの設定があります。テーマとしては、アミクスの敬愛規律が本当に機能しているのかという問題、人間と同じ思考・感情を持っているのか問題(ブラックボックス)、機械肯定・否定の問題。

 ヒエダの父親に対するコンプレックス、疑似姉への依存とハロルドへの感情の問題があります。感情問題はダリアとビガにもあります。 {/netabare}

 この作品がSFではないという理由は、これらの膨大な設定のうち、ブラックボックス問題=ハロルドの恋愛感情として、ヒエダとハロルドの関係性にテーマが矮小化されてしまうことです。お互いの感情の探り合いだけで6巻まで過ぎてしまいます。それゆえに、イケメンロボットとの恋愛ということで、メロドラマとしてはいいんですけどSFとは言えません。いろんな作品からの借り物のSF設定を使いきれていない感じがします。

 そして最大の問題は、電索という捜査方法がほぼ機能していないことです。もちろん捜査には使っていますが、そこから人間の本質とか機械との付き合い方のようなテーマ性が現状では扱えていません。要するにハロルドとヒエダをつなぐ言い訳にしかなっていません。
 作中でもいろいろ話を工夫しますが、それは状況の工夫であってSF的な工夫ではありません。

 ビガやダリアとの関係性が使いこなせないのも、ハロルド=ヒエダに内容が固定されているので発展性がないです。

 まあ、そういうわけでSFとしてはそれほど楽しめる作品ではないし、原作を読んだので、もういいかなという気持ちもあります。が、アニメとしてはどうなのかという気持ちと拮抗しています。

 もちろん、アニメとしての説明不足に問題があるのは事実ですが、この作品は前提条件として実はSF的な盛り上がりがあまりありません。ダラダラとヒエダの悩みとハロルドの葛藤を見るメロドラマです。ブラックボックス問題は残りますが、扱うのは感情問題で同じことに帰結します。ですのでアニメ化のレベルが悪いのか、原作が悪いのかは判断が付かないところです。

 1巻はアシモフ、攻殻機動隊、洗脳調査などいろんなSF要素があって、基本SFです。ですが、2巻以降は上記のようにメロドラマなので、1巻の設定を知る事にあまり意味がないし、余計な脳みそを使わせるので、切らざるを得ないというジレンマはあった気がします。要するに表層の世界観と設定だけ2巻以降のアニメ化で説明するほうが、分かりやすくなるという判断はわからなくはないです。

 うーん、やっぱり一回中断かなあ。今季はSFでいいのが多いし。ただ、ある程度進んだところでチェックはすると思います。


 

投稿 : 2025/04/19
♥ : 8

fusanosuke さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

構成がヘタすぎる

1話視聴。
構成が下手過ぎる
知らん奴が容疑者となり、その知らん容疑者を知らん奴が庇い・知らん容疑者の善性を語られましても。
人間関係とかさっぱり分からんまま話を進めるし過去の事件も何か良く分からんし。サイバーパンクな警察SFってのもありがちな題材なのにキャラクターやSFガジェットとかにもフックがない。
どうやら一巻の導入部分、エチカとハロルドの出会いとかはバッサリカットしたらしい。どういう判断だ。

設定はロボット3原則だし、『攻殻』なり『マトリックス』なりを観てればわかる内容なので、説明しないのも手法のひとつ
けど、多数の登場人物とその関係性、未知の事件をまくし立てるのは不親切なだけ。
難解さがオサレと履き違えてる感じ

作画もまあ、悪くないんだがやたらガニ股で歩いてるカットとかあって安定してるとは言えない。

『ユア・フォルマ』尾崎隆晴監督インタビュー。人間とロボットのイメージと真逆のエチカとハロルドの関係性が持つ魅力。アニメが原作小説2巻からスタートする理由も聞いてみた。 - 電撃オンライン
https://dengekionline.com/article/202503/34302

>――確かに、原作小説の1巻は2人の出会いが描かれていますからね。

尾崎監督そうですね。その分、アニメでの2人の過去については、インサート的な形で散りばめていて、視聴者に想像で補完していただく、一種の謎解き要素として取り入れています。より詳しく知りたい方は、原作も読んでいただければと。

この改変も理解に苦しむ。余計なことしなくていいでしょ。
アクションもので一話で派手な立ち回り見せるとかならともかくそういう作品ではない。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 3

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

クオリティは高めですね。内容もしっかりありそう

なかなか良さげですね。
普通に内容もしっかりある、なろう系じゃない普通の作品ですね。

タイトルからして良いですね。普通だ…。

普通のラノベのアニメ化はなんか久しぶりのような気がします。
最近随分減りましたね。

内容の方はアンドロイドのいる社会をしっかり描いていて高クオリティな感じですね。
ただ質アニメな気配があって…。

こういう雰囲気が良い感じな作品は、やたら小難しいだけでエンタメ性に欠けて退屈になる懸念もあるのですが、今のところヒロインとアンドロイドの彼とのやり取りはなかなか面白く思えて、決して悪くはないです。

がっつりハマったほどではないですが即切りするようなクオリティでも無いですね。
うーん、とりあえず継続かな。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

67.9 5 2025年度のラノべ原作アニメランキング5位
薬屋のひとりごと 第2期(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (105)
538人が棚に入れました
帝の寵妃・玉葉妃の妊娠判明により、猫猫は翡翠宮の毒見役に復帰。 妃、そして帝の御子を狙った事件が再び起きないよう警戒をしながら、日々を送っていた。 先帝時代からの重臣を父にもつ新たな淑妃・楼蘭妃の入内、壬氏の命が狙われた、前代未聞の未解決事件、そして消えた容疑者・翠苓。 不穏な空気が晴れない中、外国からの隊商、さらには無理難題な要求をする特使も来訪。宮中にはさらなる暗雲が立ち込め始めていた。 猫猫と壬氏を待ち受ける新たな難事件。それらは、やがて国をも巻き込む一大事件へと発展していくー
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

14話 光の使い方が良かった。そしてシャオランが…気になります。

1話 面白い。品質はかなり安定感安心感がある作品です。

{netabare} 2期で4クール。クオリティも尺も非常に恵まれた作品です。話はちゃんと進むだろうし、広義の作画、演出や構図なども含めて出来がいいです。また、少年マンガの人気作にありがちな子供っぽい部分もかなり抑えられていて、うるさいことを言わなければちゃんと面白いのがいいですね。要するにかなり安定感安心感がある作品ですね。

 酒精じゃなく、アルコールって言っちゃってるじゃんとか、ありますけどね。この作品は考証したら負けです。なんちゃって異世界中華を楽しめばいいのでしょう。

 というわけで、1話ごとレビューするような作品でもないので、次は1クール目の区切りか、大きな展開があったとき、1期4話のような素晴らしい演出回があったときとかに書くと思います。{/netabare}


4話 猫猫の表情、演出もテンポも素晴らしく、謎の提示も上手くて全体のレベルが高い回でした。

{netabare} 今回は妙に面白かったです。テンポが良いのと猫猫の表情の作り方や演出が良くて、なかなか見ごたえがありました。ウィキで確認したら、柿原優子氏の脚本回が比較的面白いのかなあという気がします。それと演出中野剛氏、絵コンテ大原実氏と両名がシリーズ初参加のようですのでその辺の影響かもしれません。

 謎は簡単にわかる話でしたが、逆に言えば不自然なところもないし双子がかかわりがある、謎の中に謎が隠れているというのが自然な流れで読みとることができました。

 今回4話は1期の最高の回だった4話とはまた違った意味でレベルが高い回だったと思います。あっという間の24分でした。

 なお、OPの幾田りらさん。いいですね。音楽も印象に残っていいですが、この人の声って脳みその中にしみこんでくるんですよね。その特徴が活かせている場合とそうでもない場合がありますが、本作のOPは声質が活きていて非常に良いと思います。

 ということで、満足度が高い1話だったと思います。{/netabare}


6話 大きな話と単話のエピソードの絡みが良い。1期より面白いかも。

{netabare} キャラバンがらみで何かの陰謀がありそうで、エピソードは1話1話ポンポンと進んでゆく。ストーリーテリングが上手いなあと素直に感心します。ちょっと壬氏の扱いがひどくなっていますが、変にラブストーリーを入れられるより見やすくなっているのかもしれません。今のところですが、構成と脚本のキレが1期よりも2期は良いがします。

 ちょっと気になったのが混ぜると堕胎薬になる香油のビンが床で割れて混ざってるけどいいのか?リファ妃は身ごもっているんですよね?

 という事で、次回予告は3つの扉。3つの扉と言えば、モンティホールかな?まあ、なんにせよ楽しみです。 {/netabare}


7話 色覚異常はX染色体上の遺伝子なので母系じゃない限り遺伝しないと思うのですが…

{netabare} 3つの扉だからモンティーホール問題かと思ったら違いましたね。

 で、色覚異常はX染色体上の遺伝子にあります。ですので、父親が色覚異常の場合、息子には色覚異常は遺伝しません。ですので父系の皇帝の血筋を決めるのにこのやり方で大丈夫なのか理解ができませんでした。X染色体上の遺伝子の問題なので、女性がスタートなのはその通りだと思うのですが、父系の場合、色覚異常はすぐに途切れます。つまり、母系でないかぎり代々色覚異常にはならないはずですが、その辺が良くわかりませんでした。

 女性が付き添って…と言う部分でその辺フォローしているのでしょうか?だだ、父系の家計の場合、どうしても女性は外部からの人になるしなあ…そもそも女性が色覚異常になるのは男が20分の1に対して500分の1くらいじゃなかったかなあ?これは色覚異常が劣性遺伝子なので、XXの両方に色覚異常遺伝子がないと発現しないからですけど、つまり母系だとしても色覚異常が発言するケースはかなり稀になります。なので、女性が付き添うと何がいいのかよくわかりませんでした。

 それと赤緑異常だからと言って色が完全にわからないわけじゃないケースも多いし、今回のはさすがに無理があった気がします。私が何か勘違いしているのかなあ?{/netabare}


8話 前回の扉の話はなんだったの?それと枯山水はちょっとなあ…

{netabare} 前回の扉の話は何か後に関係してくるのでしょうか。トカゲのしっぽの話って、6話の途中の話からのつながりですよね?なんかつながりが良くわかりませんでした。閑話を尺の関係でいれたのか、それとも伏線がちょっと不自然になったのか。

 あと、作画…特に前半の作画がちょっと物足りなかった気がします。逆に音に関しては良かったですね。中盤の無音の使い方はなかなか良かったと思います。

 それといくらなんちゃって異世界中華だとしても、枯山水はねーだろと思いました。室町文化だからなあ…{/netabare}


9話 本筋の伏線なんでしょうけどエピソードとして弱い回が続きますねえ

{netabare} なるほどねえ、リーシュが先帝の妃だというのが先帝のロリコンの伏線だったんですねえ…とはいえ、それがさらに猫猫の父の過去に繋がるんですかね。まあ、それが本筋になるかどうかわかりませんけど。

 絵画が好きな皇帝は実際にはいて、普通に絵は描いていたみたいですけどね。北宋の徽宗が文人皇帝として知られています。ただ、政治や軍事では無能だったのかな?金(女真族)に攻められて北宋はこの人で滅びたんじゃなかったかな?
 中国皇帝は絶対権力者ですから、隠れて絵を描く必要なんかないと思いますが、その辺どうなんでしょうか。まあ、そこもなんちゃって中華なんでしょうけど、ちょっと皇帝を軽く描きすぎかなあ…巨大な後宮の存在がそのまま権力ですから、そこは考証云々じゃなくて設定としての矛盾な気がします。

 それと前回の色の扉といい、今回の絵といいちょっと理(にもならない理)に走りすぎている気がします。2期の前半はかなり面白かったのにここにきてなんかよくわからない話が続きますね。伏線といえば伏線なんですけど、エピソードとして弱い気がします。{/netabare}


10話 後半に入って面白くないです。

{netabare} ロリコン先帝と任氏の出自でメインストーリーに行くのでしょうけど、ちょっと停滞感があるかなあ。今までのいろんな要素を組み合わせて、あっと言わせるような仕掛けがあるならいいですけど、ちょっと停滞感があります。

 中間地点がもうそろそろなので何かありそうな予告編でしたが、6話くらいまでの出来と、その後7話~10話の出来の悪さのギャップがなあ…とりあえず1クールは見ますけどね。微妙です。{/netabare}


11話 猫猫の性的な行為への忌避感ってなんででしたっけ?

{netabare} やっと本筋に戻った感じで話それ自体は、復調の兆しで何よりです。いよいよ身バレするんでしょうか。それと、古き善きびしょ濡れの男女でました。あだち充氏の漫画とかでありそうです。

 改めて疑問が出てきたのが、猫猫は性的行為に興味がないのはなぜでしょう?今回は精力が付く食事ですので毒ではないですが、この娘は人体への食物や毒物の影響に多大なる興味がある設定です。

 服毒そのものが好きなだけなんでしょうか?媚薬の影響を実践したいと思わないのでしょうか?サバサバしてるし毒の影響で子供なんか妊娠できそうにないので、大したことないと思いますが。その性的な忌避感の背景が描かれないなあ…というのがちょっと不満かなあ。
 しかも、娼館にいたし。美しすぎるというのを自覚しているから、コンプレックスもないだろうし。貧乳になにか思うところはありそうですけど。

 猫猫のキャラは悪くないんですけど、そういう内面が記号的なところが惜しいんですよね。逆にその辺の私エロにも恋愛にも興味ないんですけど…というチューニングが女性人気の秘密なんでしょうか?壬氏も同様ですけどね。それは白馬の王子の記号でしかないので、問題はないとは思います。

 それと度量衡なんですけど…30分に50メートルって…四半刻とか200尺とか言い換えればいいのに…いくらなんちゃって中華でもそれくらいは取り繕おうよ、と思ってしまいます。中国の度量衡も時代によって違うらしいし、考証で正確にという意味でなく雰囲気の問題ですけど。

 あとは、50Mから飛び降りたら水面はコンクリートの硬さになる、という説がありますが、その辺どうなんですかね?上手く飛び降りるとそうでもないよという論文もあるようですし、飛び込みの専門家が単独でつま先から飛び込むと平気らしいですけどね。{/netabare}


12話 少女マンガと男子ラブコメのボーダーのような感じが何とも…

{netabare} カエルより大きいって…何カエルでしょうね?まあ、それはともかく少女マンガ構文だなあ…という気がします。ただ、男女が遭難していい雰囲気になって…は、あだち充的な雰囲気もなくはないです。少女マンガと男子向けラブコメのボーダーラインにあるような立ち位置が、人気の秘密なんでしょうか。

 若干ありきたりになって何とも言えないがっかり感はなくはないですが、もう少し付き合いましょう。何故かといえば、この作品が女子に圧倒的支持をされている理由を理解して言語化できると、楽しめる作品が増える気がします。

 謎もありますけど、壬氏の出生は1期でほぼわかっていたことなので、あの双子のお姫様たちがどうかかわるかですね。それと本来は壬氏が正当なんだろうな、ということでしょう。で、後はわかるな…という結論だとは思います。{/netabare}


13話 お風呂回だけど、エロくない。

{netabare} 2クール目のスタートです。お風呂回なのに全然エロくないのは、さすが女性人気の作品です。アニメ制作者もそういうチューニングが上手いのでしょう。そして来週はオカルトものらしいので、エピソードとしてはまあまあ面白そうです。

 あとあの仲良しのシャオランはちょっと気になります。今後どうなるんでしょうね。{/netabare}


14話 光の使い方が良かった。そしてシャオランが…気になります。

 話は壬氏関連の本筋も若干進みつつ、最期の最期でシャオランが全部持っていきました。来週が気になります。

 今回は鏡のシーンはもちろんですけど、光の演出が良かったですね。さすが力が入った作品です。それと、あのロリ妃はちょっと可愛そうですね。見ていて胸が痛くなるのは、ひょっとしたらキャラ作りの上手さなのかもしれません。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 11

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

壬氏の壬氏<70>

36話まで視聴。
今期も安定のクォリティ。
壬氏の壬氏をまさぐりつつもまだ事情は焦らしているが、別にそこら辺くらいしか興味対象撒いてない作品ではないのでなんぼでも引っ張りたまえといったところ。
いやぁ今期は質の高い作品で視聴枠埋められてようござんすなぁ。

猫毛はじまり<70>
二期初回、25話視聴。
1期2期と2クールつづの分割4クールという制作側の期待度の高さで高リソースぶちこまれている相変わらずのハイクォリティ。
エロ本を密輸したり猫を拾ったりという日常回から開始して、おもしれー女成分もまだ控えめ。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

イチゴン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

2期開始!! 面白いです〜(ネタバレなし)

大量のアニメにうんざりして、アニメから離れいたら、
気がつかないうちに、冬アニメで2期が始まっていた。
アニメの多くは、本作のような続編物で新作は少ない。
続編も、たいていは質が落ちがちであるが本作は違う。
原作を読んでいないことが幸いして大変楽しめました。

第1、2話
第1話は、1期を受けての導入的な話で、2話から、
本格な話に入ります。ラブコメも楽しいが、やはり、
ミステリー要素に惹き込まれます。薬の多くは毒で
もあるのは、納得しました。今季も、視聴決定です。
ネタバレなしで、感想書いていきます。OPは音楽を
含め示唆(しさ)に満ちた作り込みで感心しました。 
示唆︰直接的ではなく、それとなく、暗示すること。

第3、4話
話はミステリー要素が主です。ラブコメはスパイス。
わりと勢い良く話が進みます。難しい漢字もさらり。
視聴していると思わずニヤリ。人気出るよなと感嘆。
続きが気にならない視聴方法。それはニ話連続視聴。
ネタバレではない解説︰玻璃(はり)製とはガラス。

続く

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

64.1 6 2025年度のラノべ原作アニメランキング6位
天久鷹央の推理カルテ(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (126)
307人が棚に入れました
シリーズ累計発行部数300万部突破!! 現役医師のベストセラー作家・知念実希人と、珠玉のイラストレーター・いとうのいぢが紡ぐ、最注目の医療ミステリー逆転劇、待望のテレビアニメ化決定!! 天医会総合病院、統括診断部。 ここには他の医師が「診療困難」とした 患者たちが集められる。 さらには、警察すら手に負えない 原因不明の「殺人」や「謎」も……。 天才医師・天久鷹央が解き明かす、摩訶不思議な「病」に秘められた驚愕の真実とは……! 「その病気(ナゾ) 、私が診断を下してやろう――!!」 第1話/第2話は原作・知念実希人書き下ろし完全新作エピソード!! 大きな獣に足を食いちぎられた、青い血の男に隠された秘密とは──?
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話 キャラ萌えコメディ?医療推理?何か中途半端でした。

2話 推理でなくオカルト謎解きキャラ萌えラノベとして楽しむのが吉

{netabare} 原作全巻既読です。キャラ萌え系の推理ですね。ラノベではないですがラノベテイストなのでサラリと読むのに向いています。アニメ版1、2話は読んだことがないので、多分文庫本未収録なのかオリジナルかだと思います。

 原作の読み方がラノベにならざるを得ないのは、この作品が医療推理ということです。これは医学についての知識がないと読者は謎解きができません。読者は当然医学の知識などないので、語られるままにしかわかりません。読者は一般の推理では頭を使う部分をはじめから放棄することになります。

 それでも推理である以上犯罪トリックはありますけど、医療の犯罪トリックというより、むしろ冒頭はオカルト的な謎から導入されることが多いです。推理というよりオカルト謎解きのテイストが強いです。

 それと天久鷹央が、アラサーロリババア系であることです。大病院の副医院長で総合診断部という特殊な部署の部長であり、病院の屋上に家があって、アスペルガーのサヴァン症候群という盛り沢山の設定であることです。この辺のキャラ設定から入っていくのが極めてラノベやなろう系のような感じになっています。

 一方でこの作品が作品として成立しているのが、その無茶な設定を初期設定としたことで、医学ミステリーのフレームを作り出していることです。あらゆる分野の病気でかかわることができるし、刑事事件に介入できます。その無理無茶の部分が受け入れられれば、あとはラノベ的キャラ萌え小説の出来上がりというわけです。

キャラデザがいとうのいぢ氏ということで出版社も意識していると思います。

 なお、総合診断部というのは確か本当にある部門ですね。たしか名古屋大学とか有名じゃなかったかなと思います。治療はまず診断しないことにはスタートできませんし、この診断というのは我々が思っているより奥深いし重要なのでしょう。そして、今後AIが医療に役立つのはこのカテゴリーですね。ある意味でヒロイン天久鷹央の設定は、AI的でもあります。
 医者が原作者ということで、この辺は題材となる病気や病院の実情など、実際の医療の知識が使われていると思います。

 以上のように、推理小説として成り立っているかとか、そもそも推理として面白いかと言う視点で見ると、本作は楽しめません。キャラ萌えとしてコトリこと小鳥遊に乗っかって、構造としてはオカルトの謎解き、そして医療スノッブのラノベとして楽しむのが正解だと思います。
 なお、小鳥遊も空手の有段者、それと小鳥遊に絡む鴻ノ池舞にも結構無茶な設定があります。

 1話2話はジュラシックパークネタですね。冒頭で動物に足を噛み切られたような患者が医者に運び込まれるシーンは、同作品原作のオマージュになっています。ちょっと上で書いた鷹央の説明が先にないと、視聴者がポカーンとしてしまう可能性があるのが難点かもしれません。

 なお、来週は女子高生ものですね。つまりシリーズ中で面白い話をピックアップしてくるので、恐らく原作の順番通りではないし、最後は多分感動回で、続編は初めから考えていない感じがしなくはないです。そして、もし人気がでれば続編も作れますし。{/netabare}



3話 鷹央のキャラ理解ができてないし説明不足。冗長な演出はいらない。

{netabare} 制作会社ガチャは外れた感じですね。私はアニオリや場面追加、演出などは否定的ではないですが、そこが面白さにつながるかどうかです。正直、今回は冗長感しかなかったですね。最近のかなりでかいフォントで会話が多い白っぽい文庫のページで70ページしかない話で1話使うのだから当然でしょう。

 そして、最大の欠点は天久鷹央は幼く見られることに多大なるコンプレックスがあって、年下にみられること特にロリ認定されたり学生に見られることを極端に嫌がります。その鷹央がセーラー服のコスプレをするわけがないです。
 しかも、本当に学生にしか見えない鷹央が病室に着て「統括診断部の部長だ」と言っても、普通は信じないでしょう。その辺でギャグの作り方はいくらでもあるのに、そこはサラリと流して。
 これは原作の不理解もいいところですね。そして面白さも作れていない。読者・視聴者をあまりに馬鹿にしています。「お前らこういうのが見たいんだろう?」的な。

 その一方で、なぜ天久鷹央が敬語が使えないのかの説明がありません。それがなければ見ていて視聴者は不快になるだけだと思うのですが。あとは「てんかん患者」は差別問題にもつながるのでアニメでやるならまとめ方にもうちょっと配慮があっても良かったのかもしれません。

 作画もそれほどだし、絵の綺麗さを楽しむとかキャラデザに萌える感じでもないので、既読勢にはアニメの意味は希薄な気がしてきました。次の話で視聴継続は決めます。{/netabare}


4話 キャラ萌えコメディ?医療推理?何か中途半端でした。

 原作を全部読んでいる既読勢としては、本作原作はライトノベルで頭を空にして、主人公の小鳥遊の理不尽な立場と冒険を楽しむ話だと思っています。一応、医療の謎解きもあるしそこに整合性はあるんだと思いますが、それはあまり重要ではないです。
 作品の構成としてはオカルトの導入、人の死にかかわる緊張感とコメディの緩急の最後にくる謎解きですね。ロリババアが颯爽と解決するカタルシスが良い作品です。その型に沿った起伏に面白さがあると思います。

 ですが、なんでしょうね。アニメはなんか上手く拾えていない気がするなあ。もっとラノベテイスト…特にオカルトの恐怖とか、コメディとしての面白さを前面に出さないと、ジャンルとして中途半端な見方をされる気がします。ラノベ特有の「キャラのお約束」も拾えてないです。

 それとやっぱりキャラの説明不足ですよね。なんで副院長で部長なのか。部署の特性は?アスペキャラの理由、小鳥遊の立場。そいうのが視聴の前提だと思います。それに病院の臨場感や危機感が弱いのが気になりました。つまり、世界観が作れていない気がします。病院のリアリズム(リアルでなくても)を感じるスノビズムがいい部分なのに。

 そもそもアニメの出来が良くないですよね。演出とかテンポとか…キャラへのスポットライトの当て方なのか…うーん、なんでしょうね。

 このまま見ているとせっかく全巻揃えている原作がゴミになりそうですので、この辺でやめておきます。特に1,2話は原作者が入っているらしいですが、正直出来に疑問が残りました。
 

投稿 : 2025/04/19
♥ : 5

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

医療関係者が観たら、失笑するんでしょうね…。作者が馬鹿なのか、馬鹿な視聴者に合わせてくれたのか…。どちらにしても質は低いです。

 最終話(12話)まで観ました。2025.04.06

 3回も特番をやったので、何とか最終話の作画は持った様です。マジでヤバい回もありましたが…。

 可愛い鷹央先生がかりあげクン風になったり、岩兵衛みたいになるのは、流石にやり過ぎです。

 さて最終話ですが、密室殺人事件に関して、鷹央先生の推理が光りますが、今回の事件、そもそも死体を解剖しないで火葬してしまったので、ドリル優子と同じで証拠がありません。

 そのため、公判を維持出来ないでしょう。密室で溺れたと言うのがキーワードですが、鷹央先生の推理以外にも、可能性はいくらでもあります。

 酔っ払いだって、その辺で寝ていて、自分の寝ゲロで窒息死する事故が結構な頻度であるんですから、窒息はポピュラーな死因でしかありません。

 そもそも被害者は溺れていないかも知れないし、実は関係者みんなが共謀してリンチして殺したのかもしれません。鍵も、関係者がみんな持ってる可能性すらあります。黙ってれば分からんでしょ…。

 長男は小林多喜二並の拷問をされていたかも知れませんが、誰も死体を調べていないので、証拠隠滅としては完璧です。

 第三者が遠くから撮ったスマホ画像のみで鷹央先生が色々言っていますが、そんなものに証拠能力はありません。書類送検されても、不起訴でしょう。

 ただ、警察に届け出ずに死体を処理したことに関して、刑事罰は食らわなくても、道義的な責任は生じます。今回の様に関係者が誰も処分されずにノーペナルティで終わる事はあり得ないでしょう。

 小鳥さんも、めでたくとばっちりで異動でしょうし、不倫までバレた次男は無事には済みません。一生疑惑の目で見られ、将来は無くなります。人間社会と言う奴は、そんなに甘くありません。

 ドリル優子は、群馬の有力政治家なのに、証拠隠滅事件が尾を引いて今だにイマイチな様に、高い地位の人間は足の引っ張り合いなのです。

 政治的な事を理解していないお子ちゃま視聴者ならこれで納得するかも知れませんが、社会の荒波に揉まれた一般の視聴者は、このオチに納得しないでしょう。

 最後まで詰めの甘い推理ものでした。鴨嘴ロンよりマシくらいの評価しか出来ませんね。愚者の茶番に終始して、期待外れでした。
………………………………………………………………………

 7話まで観ました。2025.02.26

 今回のお話は、何となく医療系推理っぽかったです。まぁ…鴨之嘴ロンよりマシ程度ですが。

 ただ、被害者はジュースの味が変わっていても無反応なんですね。味盲なのかな?子供らしく無いですね。

 しかし、ここまで2回も特番を挟んでいるのに、止め絵の鷹央先生の御尊顔すら怪しくなって来ているのは、視聴者を試しているのかな?

 先生が突然、かりあげクンっぽくなったりするのは、どうにかして欲しいです。遠景描写もそどんどん雑になって来ています。登場人物みんなウッカリチャッカリしてそうです。ギャグ時空に迷い込みましたかね?

 先生は、ロリっ子で可愛いだけが取り柄の社会不適応者なので、顔面が崩壊したら単なる胸糞悪いだけのキャラになってしまいます。特番をいくら挟んでも良いので、作画を頑張って欲しいです。

……………………………………………………………………

 6話まで観ました。2025.02.06

 いや〜今回も視聴者なんぞ科学的な知識や思考力を持ち合わせていない愚民と決めつけた様なトリックでした。馬鹿にされてるのかな?

 1920年代に生産が中止された危険物を含む道具が原因でしたが、100年も保存効かないでしょうよ…。中身が大丈夫でも箱が持ちません。

 また、喫煙者は道具にこだわるので(ヤニカス共にとって、火が着かずに吸いたい時に吸えないとか死活問題)今回人体発火した連中みたいな行動は絶対にとりません。ヤニカス舐めんなよ!

 そもそも、人体はそんなに簡単に燃えません。本アニメの登場人物達は即身仏になるための修業中で五穀断ちしているならあるいは…と言ったところでしょう。枯れた奴らばかりの世界って、そっちのが怖いわ…。

 後、今回毒殺にも使用しようとした危険物は、触るだけでかぶれたりする劇物の上、水中で保管しないといけない様な代物なので、気付かずに経口摂取出来ないでしょう。あまり強い劇薬だと、喉が爛れたり、吐いてしまうので殺せません。

 今回の舞台となった古い蔵のなかには殺鼠剤用のヒ素とか農薬のパラコート(嘔吐剤無添加)とか、今では売ってない様な危険なブツとかありそうなので、そっちのが使いやすそうです。

 そして、一番の問題点は、鷹央先生アゲのために、物理現象まで捻じ曲げる点にあります。簡単に人体が燃える世界線なのに、ガソリンに火を着けても大丈夫って…。

 京アニ事件の様に、ガソリンを撒いて火を着けた犯人が爆心地になって最初に炎上します。灯油とかにした方が良かったですね。

 蔵の中にガソリンを撒いて、可燃性蒸気が溜まるまでみんなでお喋りしてから火を着けた場合、この世の物とは思えない、おそらく素人が想像するよりも遥かに凄まじい燃え方、ほぼ爆発が起きて、中にいる人間は一瞬にして気道熱傷で即死します。火をもて遊ぶ奴は許さんぞ!By紅蓮次郎です。アホは真似しちゃ駄目だぞ!

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 4話まで観ました。2025.01.24

 3話の女子高生編もそうでしたが、急性症状が出た場合、一般的に診断は容易になります。

 免疫系の何とか症候群みたいな疾患群は、典型症状が発現しないことがあるので、診断に時間がかかるもしくは、精神疾患と誤診されることがあるにしても、急速に症状が悪化しているのに、診断できね〜て、周りの医者はどんだけ無能なのか…。

 特に、項部硬直なんつーのは、どの医療系テキストにも出ている典型症状です。医師試験マジで受かってるの?試験で間違ったら一発不合格系の問題では?

 後、平安時代の未盗掘の墓は超貴重(仏教の影響で火葬中心になったので、墳墓自体が貴重)なのに、遠足のついでみたいな感じで調査しないでよ…。少なくても学際的な発掘が必要です。専門外知識に関しての認識の甘さがラノベですね…。

 墓を暴いたことによる呪に関しても、陰陽師が得意とした呪詛なのか、単なる祟りなのかどっちなんだい!?プロの学者があんなに取り乱すかね?陰陽師の呪詛を受けるなんて、文献史学者冥利に尽きますよ!まさに、歴史的事象の体験!

 プロなのに興味深いとか思わんのかね?むしろ、冷静に自分の症状を観察するくらいの態度が必要です。

 登場人物達が、どいつもこいつも、プロでは無いのが底の浅さを露呈していますね。まぁ、所詮ラノベ原作なので仕方ないですね。
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 2話まで観てのレビューです。2025.01.04

 ツッコミどころ満載の推理物アニメキタ━(゚∀゚)━!!

 医療の素人の私が観ても、コレは無いだろとは思います。製品名は同じでも、一般に販売されている非人間用(家畜・ペット用)の薬品と人間用の医薬品とでは別物だろ…。

 後、恐竜の骨格標本は、ほとんどの場合実物を忠実に再現した合成樹脂等のレプリカなので、今回のトリックには使え無いと思います。

 鴨乃嘴ロンとあまり変わらんレベルの子供騙です。知識階級に属している視聴者や読書人たる士大夫にはオススメ出来ない感じです。

 主人公の天久鷹央も暴力系ヒロインで嫌な感じです。視聴継続には寛容な心が必要そうですね。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 6
ネタバレ

CfrzK48306 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

最後まで視聴し原作も読んでみました。

キャラは可愛いし好感は持てる。
いや、老若男女や地位を問わず「タメ口、呼び捨て、お前呼ばわり」する主人公の個性は何だか好きになれないですが・・・個性的だとは思う。
主演のあやねるも熱演してるしハマリ役。

しかし、なんだか、天才医師の推理カルテという割にはしょぼくないですか?
なんだかツッコミどころが多すぎて・・・

一、二話目は {netabare}ヤクザを見る闇医者が患者の薬に有用と判断したメチレンブルーを手に入れるために水族館に侵入しますが、メチレンブルーなんて珍しい薬でも何でもなく、観賞魚マニアなら常識の魚病薬、
常備してる人も多く、そこらの観賞魚店で当たり前に売ってます。そんなの警戒が厳重そうな水族館でなくても観賞魚店に侵入した方が早いと思います。
そもそも、わざわざ患者をおぶっていかなくても薬だけ取ってくれば良いのでは?
あと、ティラノサウルスの骨格標本なんて貴重なものを簡単にいじらせてくれる警戒態勢の無さも呆れます。
三話目は不気味な導入なのに要は光過敏性てんかん、いわゆるポケモンショックで有名になったアレですね。 {/netabare}

何だか大袈裟な導入部分の割に謎の真相がしょぼすぎます。
四話目も相変わらず謎はしょぼいですが、ラストで衝撃的な事が起きるので、まずは期待しましょう。
しかし、自分の祖父ぐらいの大学教授に対しても「お前」で通す主人公の傍若無人さ敬語の使えなさには相変わらず驚きます。
天才というより単なる傲慢な変わり者としか思えません。


最後まで見ました。一応は楽しめました。
プロの医者が原作小説を書いた割には内容がしょぼい気がしました。
とはいえ原作小説自体は読んでみると結構、普通に推理小説でしたね。
アニメは簡略化しすぎというか・・・
それにしても原作が数百ページの長編小説は内容を端折りまくりなのに「前後編でやれ」とか無茶を言う人が多かったのはちょっと閉口しましたね。

批判されまくってる作画についてですが、「作画が荒い、下手」というよりは別の意味で欠点があります。作画自体はむしろ綺麗だったり可愛かったりしてそこまで悪くはない(たまに崩れるけど)。
どこが悪いかというと、とにかく、実写で例えるとカメラワークが悪い。
登場人物たちが話しているのに全然、別の場所を映してたりして変です。
また顔や目から上を無意味に写さなかったりして違和感があります。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 2

63.2 7 2025年度のラノべ原作アニメランキング7位
片田舎のおっさん、剣聖になる(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (24)
168人が棚に入れました
片田舎で道場を構えるしがない剣術師範の中年、ベリル・ガーデナント。 剣士としての頂を目指した日々は遠く過ぎ去り、自身の実力に気持ちの折り合いをつけてのんびり過ごしていた彼のもとへ 今や王国騎士団長にまで出世した元弟子の一人、アリューシアが十年の時を経て来訪する。 「先生を騎士団付きの特別指南役として推薦し、無事承認されました」 このまま田舎暮らしで静かに生涯を終える、それでも構わないと割り切っていたベリルの運命が、大きく変わる──! 都会での生活。大きく成長した元弟子たちとの再会。新たな仲間、そして強敵との巡り会い。 「俺みたいな峠を過ぎたおっさんには、荷が重すぎるよ......」 そう思うベリルだが、長きにわたり実直に鍛え続けた剣の腕は“片田舎の剣聖”と称されるほどの凄まじい領域に達していて──
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

剣術シーンの感想を語ってみる

佐賀崎しげるによる原作小説は、「小説家になろう」から鍋島テツヒロをイラスト担当として「SQEXノベル」(スクウェア・エニックス)にて書籍化(既刊9巻、未読)。
乍藤和樹によるコミカライズ版は、「どこでもヤングチャンピオン」(秋田書店)で連載中(既刊7巻、既読)。※コミカライズ版のストーリー展開は原作小説と若干違うよう。
アニメは、コミカライズ版の作者を原作者として表示していないので、小説のみに準拠しているよう(※小説がスクエニで漫画が秋田書店だから?)。監督は、『ひとりぼっちの異世界攻略』などの鹿住朗生。制作は、『異修羅』、『狼と香辛料(リメイク版)』などのパッショーネと、ハヤブサフィルムの共同制作。※『ひとりぼっちの異世界攻略』と同じ監督と制作会社(以上、Wikipedia参照)。
(2025.4.7 投稿 第2話まで視聴 ※評価はデフォルトの3のままの暫定)

コミカライズ版を既に読んでいたので、視聴を開始。あらすじは、剣と魔法の異世界ファンタジー世界の片田舎で剣術道場の師範をやっていたオッサンが実はめちゃつよで、その弟子たちがことごとく出世した結果、王都で騎士団の指南役となることに。そして、その弟子たちが、ことごとく美女で…という、ここからは、よくあるパターン(笑)
ただ、コミカライズ版は、恋愛より「剣術関連の描写がよかった」ので、そこに興味がわいて観ていた作品でした。

コミカライズ版の主人公ベリルの個人的な脳内再生声優は、津田健次郎さん。アニメでは平田広明さん、一般的には『ワンピース』のサンジ役でしょうけれど、オッサン役といえば『TIGER & BUNNY』のワイルドタイガー役でしょうか。

私が主人公を津田さんで脳内再生していた理由は、コミカライズ版の主人公の印象として『呪術廻戦』の七海建人(もしくは、『魔王様、リトライ!』の九内伯斗)のように普段は飄々とした雰囲気だけど、戦闘になると「何を考えているかわからない底知れない怖さ」を感じたから。

アニメは、上でも書いたようにコミカライズ版準拠ではなく小説準拠のようですが、平田さんを起用することで、よりコミカルな感じで「剣術パート」より「弟子たちとの恋愛パート」に力を入れるのかなあというのが第一印象。

それで、第1話を観た感じですが、その第一印象通りの内容でした。

ただ、なんか本作の剣術シーンが話題になっているらしいので、需要があるか分かりませんが、一介の武道家として各話の剣術シーンにコメントしていこうと思います。

ちなみに、アニメの剣術シーンの出来は、さすがアクション監督が配置されているだけのことはあって『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』がぶち抜けていいです。しかし、いまいち世間的に凄さが伝わってないようなので、解説してみようかなというのもあります。


【第1話の剣術シーンの感想―「回転斬り」は隙がでかい―】
{netabare}まず、本作の剣術シーンの出来には賛否あるようで、確かにアニメ的には上手く3D技術を取り入れていて迫力がありましたが、専門的に評価するなら、残念ながら全く説得力のある描写ではありませんでした。

例えば、片田舎の剣術道場師範の実力をいぶかしんで、騎士団の副団長であるヘンブリッツ(CV.石川界人)がベリルに力試しの模擬戦を挑むシーン。

ヘンブリッツの得意技は、「回転斬り」というジャンプして体を回転させ、その勢いで剣を横に薙ぎ払うという自身の怪力と相まった破壊力抜群の大技です。ただ、大技なんで隙がでかい。

あまり想像したことないかもしれませんが…(笑)、あなたの目の前で剣を持っている人が突然ジャンプして回転しはじめたら、相手に背を向けて隙だらけになるんで、そのまま自分が持ってる剣を前に突き出しませんか?

いくら相手の始動の方が早くても、さすがに剣を回転して大回りさせるより、単に前に剣を突き出す方が速い。なので、この大技は相手がすぐに反撃できるような状況だと容易にカウンターを食らいます。

ちなみに、このシーンのコミカライズ版を確認しましたが、コミカライズ版では、「ベリルは片足で立っている状態」と書かれてました(※要は、すぐに反撃できない体勢だったというフォロー。こんな感じでコミカライズ版は剣術関連の細かいところの描写が良い作品なんです。)。

まあ、この程度、偉そうに講釈垂れるまでもないといわれれば、その通りなので、「専門的に評価するなら、残念ながら全く説得力のある描写ではありません」ということになってしまいます。

あと、「回転斬り」は隙がでかい技なので、アニメの様に相手の後ろに回ること自体はできると思います。ただ、普通は、そんな迂遠なことをしないで、そのまま剣を前に突き出して終わりです。
それと、アニメではベリルが模擬戦で動きだす前に大きく息を吐いていますが、このシーンのように吐き切った後に動き始めることがバレるので、達人ほど自分の呼吸を隠します。なので、緊張感を出すための演出なのかもしれませんが、武術をやってる人が観たなら、結構気になる描写になります。

この辺の動きをどれだけ合理的に描写できるかは、体の動きをちゃんとわかっているかどうかにかかっている。

というわけで、剣術シーンに賛否あるのかもしれませんが、今のところ個人的にはアニメの剣術描写に全く期待できない状況です。

なお、コミカライズ版では、先ほども少し触れましたが、その辺がしっかりフォローされていて個人的に「おお」と思っていたので、本作も原作小説準拠じゃなく、コミカライズ版を準拠しとけばよかったのにといわれることにならなければいいのですが…{/netabare}


【第2話の剣術シーンの感想―西洋っぽいけど、実は日本の剣術―】
{netabare}本作で描かれている「剣術」なんですが、見た目は西洋風ですが「日本の剣術がベース」になっていると思われます。

そのわかりやすい見た目の根拠としては、「全員が盾をもっておらず両手持ちの剣を使っていること」。
実戦では日本も盾を使っていたようですが、少なくとも剣術の稽古で盾を使うか使わないかは西洋と日本の大きな違いで、「全員が盾をもっておらず両手持ちの剣を使っていること」は、日本の剣術道場の特徴だと思われるからです。
(※あと、ベリルの剣の師匠である父親が着物?を着ているように見える。)

それと、これはちょっと感覚的な話になりますが、剣術含めた武術全般における西洋と日本の根本的な考え方の違いが見えます。細かい流派の違いを無視して、ざっくりいうなら、西洋は自分から積極的に動いて仕掛け、日本は相手の動きに合わせて動くカウンターが基本になります(※動き出しが自分主導か相手主導かの違い。正確には違うんですが分かりやすさ優先で。)。

日本も西洋も、自分から仕掛けるのも相手の動きに合わせるカウンターも発想自体はどっちもあるんですが、どっちが主になるのかって話です。
例えば、K1などの異種格闘技で空手出身の選手が、カウンターばかり狙って積極的に自分から攻めず手数が足りなくて判定負けするのは、そのためだと考えられます。他にも柔道の国際大会で、最近はだいぶ対策するようになりましたが、日本の選手の手数が足りず判定負けするのも同じだと思われます。

アニメでは相手の剣を受け流す練習をしてましたが、こんな感じで相手に合わせる動きを基本にするのは日本の考え方です。
西洋の剣術にもパリィなど受け流す動きはありますが、柔道が西洋に行くとパワー偏重になっているように、相手の力を利用する「柔よく剛を制す」という発想は日本の方がより強いです。そして、相手の力を使うには、相手を先に動かす必要があるので、カウンターが基本になる。

なので、本作がどこまで意図して作っているかわかりませんが、ベリルが異常に強いのは、日本の剣術がいかに優れているかをアピールしているという側面がありそうです。


こっからは余談ですが、アニメで出稽古に行った際に、負けた生徒が「寸止めだから負けた」と言っているシーンがあって、すごく懐かしかった。

寸止めではなく実際に当てるルールなら勝っていたとか、真剣であれば勝っていたという話は本当によくあった(笑)

確かに、寸止めには寸止め専用の技術があるので、寸止めルールだと強い人がいることも事実ではあるんですけど、ルールのない真剣勝負ではなくルールのある模擬戦としてやっているのですから、負けは負けなんです。

もっとも、昔もそうだったようで、日本の武士は潔いことが美徳とされていますが、自分の負けを認めない潔くない武士の逸話には事欠きません(守り難い規範だからこそ、武士の美徳とされた面もあると思いますけれど(笑)){/netabare}

投稿 : 2025/04/19
♥ : 4
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

無私欲先生~片田舎のおっさん、腱鞘炎になる~

●おっさん剣士は「花の都」を目指す!?

妖怪人間の一角に匹敵するベム、ベラ、ベリルがやらかしてしまいました。

なろうだから仕方ないことかもしれません。
最強戦士設定はいつものことです。

【ベルセルク】と同じ【ベル】の戦士なので最強というわけです。
剣の腕が凄いことはまぁいいでしょう。

しかしながら、{netabare}魔法師団の団長とおっさん剣士の戦いが突然始まりまして、
どうするんですか?という話であります。

剣と魔法は原理上噛み合わないはずでありまして、魔法使い相手に剣術が
通用するなら魔法の意味がなくなりませんか?というオチであります。

せめておっさんも魔法剣士という設定ならば、嚙合わせることもできたのでしょうが
例えば呪いの藁人形で暗殺を企てる魔法使いに対して、呪いを剣で受けたり
跳ね返したりする気なんですか?という話であります。

剣で魔法をパリィできてしまうと魔法使いは最弱でパリィの剣士が最強となってしまいます。

おっさんは今すぐフランスに渡航して最強の使徒=首都{/netabare}「パリィ師団」を作るべきでしょう。




なろういつものご都合主は通過儀礼みたいなものでございます。
弟子キャラで釣る作戦は功を奏しているように見えました。

剣劇が一つの見せ場でありますが、しかしそこはおっさんでありますから
{netabare}単純に力を見せつけるような真似をしないという展開に持ち込みまして
ほっと一安心と言ったところでしょうか。

経験を生かした先読みの能力を駆使して戦うという展開には、好感が持てます。
おっさんのキャラ設定をまともに生かしており、滑り出しは好調と言ったところでしょうか。

後は弟子たちとのやり取りで、大ボケかまし過ぎないよう願いたいところであります。
おっさんキャラの大ボケ選手権は熾烈を極めておりまして、そろそろお腹いっぱい
いい加減一辺倒な大ボケは控え目にしてもらいたく思います。{/netabare}

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

視聴前に大きな勘違いしてましたw(1話まで視聴して)。

原作、コミカライズともに未読です。

>1話まで視聴して
あー、この聞き覚えのある中年声。いいですねえ♪。

やっぱどうしても、TIGER&BUNNYのTIGERが脳内チラついてしまいますw。
でもいいんです。安心できるので^^。

で、女っ気ゼロみたいな前置きしておいて、早々にヒロイン登場!。
あれ?。なんか一瞬、「芦毛のウマ娘」かと思ったw。

で、もうデレてるw。
う~ん、「スレッガーさんかい?早い!早いよ!」 (byカイ・シデン)
で、あっちもこっちも。


で、なんやかんやあって、結構アクションシーンも楽しめ満足できたのですが
そのまま1話いい感じで終了。


・・ここで疑問が湧きました!!。
「あれ?1話では主人公死なないのかな?。
 これって過去にも似た作品のあった、剣に転生する作品なんでしょ?
 ああ、ひっぱって2話にするのかな?・・」
・・と。

ハイ。わたし、大きな勘違いしてましたw。
「剣聖」になるのですね。「剣」になるのじゃないのね。。
後者だったら継続するつもりなかったのですが、前者だったので継続できそうです^^。


あと、youtube動画で知ったのですが
本作は原作小説のアニメ化であって、コミカライズのアニメ化ではないとのこと。
だがしかし、評価されているのはコミカライズの方・・だと?w。

自分は幸い?。コミカライズも原作小説もどちらも未読なので
いまのところ、単純にアニメを楽しめています♪。

でも、それほど評価の高いコミカライズへの興味に抗えるワケもないと思うので
いつかコミカライズの方も見てみたいと思ってます。
それまではアニメで楽しませてもらいますが、コミカライズも読んだときに
自分がどう変化してしまうか、今から楽しみになってきました。
 
 

投稿 : 2025/04/19
♥ : 4

62.8 8 2025年度のラノべ原作アニメランキング8位
男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!)(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (18)
121人が棚に入れました
とある田舎の中学校で、ある男女が永遠の友情を誓い合った。 1つの夢に向かい運命共同体(しんゆう)となった二人の仲は―― 特に進展しないまま2年の歳月が過ぎる……! 未だに初恋がこない陽キャ女子・犬塚日葵と、花を愛する植物系男子・夏目悠宇は、高校2年生になっても変わらず、二人だけの園芸部で平和に親友をやっていた。 ところが、悠宇が過去の初恋相手と再会したことで、突如二人の歯車が狂い出す!?  果たして恋を知った日葵は〈理想の友だち〉脱却なるか?

いこ〜る さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

意外と面白いかも

放送はBSだけだし制作はJ.C.STAFFだし、正直「どうかな〜」と思っていました。
ただ、なんとなく面白そうな気もしたので、それほど期待せずに視聴したところ・・・

『意外と面白いかもしれない』です。

初回を見た限りでは、
親友という関係性を構築し、安全圏から男の子を(無自覚に)独占している女の子と、その関係を享受する事でやはり安全圏に身を置いている男の子の、恋愛モラトリアムの物語に見えます。

モラトリアムはいつか解消しなければならないもの。その予兆を感じさせる導入でした。

しっとりと描けば文芸作品にもできそうなテーマなんですが、そこはラノベ。結構ワチャワチャ騒がしくコミカルな味付けがされていますし、女の子の絡み方がオーバーでリアリティは弱めです。そこが気になると受け入れ難いかもしれません。

さて、これからどうなるか?
自分の直感を信じてしばらく見てみようと思います。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

男女の友情の胡散臭さがストレスに感じた。

うーん…。
なんでしょうね、視聴した結果すごく視聴中ストレスでした。

黒髪ヒロインの方が喧嘩腰で態度が悪かった。
いきなり話しかけられて嫌悪感を持つのは仕方ないかもしれませんが、でも善意の声掛けにこれはストレスですね。
せめて主人公がもっとキモい感じに話しかけていれば無理もないと思えたでしょうに。

後は青髪ヒロインのいう友情の胡散臭さですね。
この2人が何で付き合わないのか良くわかりません。
いや好きという気持ちが沸かない、ということはそりゃあるかもしれません。
でも、なんか胡散臭いですよね。
それはもちろん、作者も視聴者もヒロインを可愛いと思って描いているわけで。
嘘があるからです。

説得力を出すには、主人公が特殊性をもっとアピールするべきですかね。
一応アクセサリー作りに一生懸命なので、アクセサリー以外に一切興味のない人間だとか。

彼氏ができてタイミングが合わなかったとか、なんか付き合わない理由があるのでしょうけれど、何で付き合っていないのか視聴者にも誰にもわからないところが違和感というかストレスになりました。

ただこのえも言えないストレスが、不快なのは確かですが、なんでこんなにストレスなのか不思議に思えましたし、またストレスを感じるというのも心が動いたということではあるので、何も感じない作品よりは気にはなりましたね


結局男女の友情は無い、が結論なので、ここから真っ当なラブコメになればこのストレスが消えるのかどうかは気になりました。

可能なら見てみたいです。本数次第で諦めますが。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

こま さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

可もなく不可もなく普通のラブコメ。

アクセサリーを作る主人公と、そのアクセサリーを宣伝するヒロインは主人公とは付き合ってない!友情だ!と言う…が隙あらば抱き付く。
果たしてコレで男女の友情は成立する…のか?
思い出すのはたんもし。
側から見たらイチャイチャ、それでなんで付き合ってないんですか?と言われる始末。
本人達は自覚が全く無く、お互いを相棒としか思っていない。みたいな?

物語自体はどこかで見たようなラブコメかつ、何かが起きそうと言うのも感じられず、マンガも読んでいたが今は読んでいないレベル。
唯一印象に残っているのはアイアンクローのみただそれだけ。

なろうでは珍しく無い、タイトル長過ぎなので略称に…ついて個人的にちょっと。
男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!)は略してだんじょるらしい。
「だんじょ」は男女、「る」はする?の部分かな?
だんじょるは動画コメント欄ではダンジョルノ呼びもあったのでこっちが定着しそうw

ちなみに。
Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子達と迷宮深部を目指す。略してエパリダ。
これはAランクのエ、パーティのパ、離脱のリダ。
なろうでAランクとか珍しくも無いし略称はこっちは正解。
こっちは今では普通に使われている。

もしかしたら読んでない原作準拠に期待したが、現状マンガそのまま…それならたぶん切る。
と言うかもう切ってもいいかな…。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

58.0 9 2025年度のラノべ原作アニメランキング9位
俺は星間国家の悪徳領主!(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (22)
97人が棚に入れました
「“悪徳領主”になって、好き勝手に生きてやる!」 星間国家アルグランド帝国の辺境を治める伯爵家に生まれ、幼くして当主となった転生者リアム。 善良さ故に奪われ続けた前世を反省した彼は、今度は奪う側である「悪徳領主」となり民を虐げようと決意! せっかくのSF世界なのだからロボットにだって乗りたい! 最強の剣術だって習得して、傍若無人に振る舞いたい! ゆくゆくはハーレムを作って、酒池肉林も楽しみたい!! ──しかし。 リアムなりに「悪徳領主」らしく振る舞っているはずが、なぜか民からは感謝されて好感度は上がりっぱなし……!? 魔法ありロボットありの星間国家を舞台に、超銀河スケールでお贈りする勘違い領地経営譚が堂々開幕!!

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2話 ダークな作品かと思ってたら「これがほんとのオーダーメイド!」

1話 超クズ作品の予感。一周回って盛り上がるのか?

「星間」という単語にちょっとSFを感じて見始めたら…まあ、すごいですね。なんの緊張感もないC級のアニメ作品の演出で艦隊戦が始まったかと思えば、メロドラマが始まります。このメロドラマがNTRで、むしろそっちを深掘りしたほうが面白いのでは?という清々しいくらいのクズ嫁が魅力的でした。

 悪役令嬢ものならぬ、悪役領主ものですね。つまり魔法世界も入るわけです。「回復術士」とか「はめつのおうこく」の主人公に「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」の適当設定を掛け合わせたような、すごい作品です。メタ的には盛り上がる…かもしれません。

 ちょっとチェックだけしたいかも。ただ、評価は今の段階で2を下回る可能性があります。現実世界との関係で期待を裏切って優れたエンタメにできればいいのですが。


2話 ダークな作品かと思ってたら「これがほんとのオーダーメイド!」

「これがほんとのオーダーメイド!メイドだけに」いや、なんと言いますか。見る作品を間違えたのかと思いました。もっとダークサイドを楽しむのかと思ってました。

 そして、現世の元妻への復讐にもっと工夫があるかと思ったのに、それだけ?うーん、これは駄目っぽいですねえ。やっぱりなろう系はこういう感じになる確率が高いですねえ。今季は見たい作品が多いし、過去のなろう系に比べても水準以下の感じなので断念です。評判になるならまた見ますけど、あまり期待はできないでしょう。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 4

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

事前予想の暫定評価

悪役令嬢の「反逆のルルーシュ」バージョンでしょうか?

「星間国家の悪徳領主」ということでスペースオペラ的な壮大なスケール感を
表現できるならば、そこは本作の強みになり得るかもしれません。

王子のマネジメント能力が問われるためハードルは高くなりそうですが
巧いこと誤魔化しが効くような展開に持っていければ済む話なのかもしれません。

最初からシリアスな戦記物路線を捨てればいいだけの話であります。
期待値はまずまずといったところでしょうか。

「ルルーシュ」のコメディver.が吉と出でればそれなりのものになり得るでしょう。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

あまからレビュアー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

後味悪い・・・

スペースオペラ?NTR?復讐?・・・結局はよくある異世界転生物でした。
なろう系のテンプレ通りチートスキルで無双してイキりまくる。
設定も他の作品をごちゃ混ぜにしたって感じですね。
NTRの復讐劇もなけりゃスカッとするオチもない、というか憂さ晴らしする相手が違うだろ・・・
ストーリーも色々とツッコミどころが多く不自然な点が目につきました。(いち平社員の端末で会社の金を勝手に送金するなんて普通ありえないなどなど)
ロボットの戦闘シーンも、サンライズの作品を見慣れているせいか、かなり見劣りします。
なんとか1話の最後まで観ましたが、なんかスッキリしないというか後味悪い作品でした。
どうやら自分はここまでのようです。
なろう系が大好きな人にとっては楽しい作品なのでしょうね。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

62.7 10 2025年度のラノべ原作アニメランキング10位
キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 Season II(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (31)
188人が棚に入れました
科学技術が発達した、機械仕掛けの理想郷「帝国」。超常の力・星霊術を駆使し、“魔女の国”と恐れられる「ネビュリス皇庁」。二国は長きにわたる戦争を続けてきたーー。 帝国の最高戦力イスカと皇庁の王女にして“氷禍の魔女”アリスリーゼは、激闘の中で互いの素顔に触れ、その生き方と理想に惹かれ合う好敵手となった。 独立国家アルサミラで帝国と皇庁の謀略を打ち砕いた二人は、再会を誓ってそれぞれの道へと進むが、意外な形でその約束を果たす。 アリスの妹シスベルと取り引きを交わし、護衛として皇庁に潜入するイスカ。シスベルの捜索隊として皇庁の都市リースバーデンを訪れるアリス。 偶然の再会は二人の心をさらに燃え上がらせるが......同時に皇庁内では帝国の内通者「純血種・被検体E」が暗躍し、帝国の「特務・女王捕獲計画」が動き出そうとしていた。 否応なく引き裂かれようとするイスカとアリスは、その運命に抗うことができるのか——。

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

あまりにも普通に始まったなぁ

1期はそれなりに楽しんで見た記憶があります。
しかし時間が空いてのニ期。
えーと、4年前か。
かなり忘れていましたが、2期を見たらなんとなく思いしだして来ました。
そうだったそうだった。
総集編とか特番を挟んで欲しかったですが…。

作画は…
こんなものでしたっけ。
まあ前回もそこまで良くはなかったと思うのでこんなものだったかもしれません。

内容は普通に真っ当なファンタジーですね。
ヒロインが可愛らしくハーレム状態な、普通にラノベらしいラノベ作品だと思います。

タイトルは長いですがなろう系の内容をただだらだら説明するだけの下品なタイトルではなく、格好良いフレーズを使っているので良いと思います。

というわけで基本的には気に入っているし、1期は見たのだから見るつもりです。

とはいえクオリティは低めだなぁ…。
まあ、見るつもりですが止まってしまう可能性もあります。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ちょっとパワーダウンかな

一期を観て、これはラブコメだなと感じましたが、二期もそれ同様に高貴なヒロインが主人公にデレデレしていて、立場上はそんな仲睦まじくしていてはいけない関係ながら、なんかデートみたいなことしていて、ちょっとびっくりするものがありました。

それでも、主人公はやる時はやる奴て感じでバトルの時は面目躍如な活躍をしていたかなと思います。

もっとも、全体的なクオリティ的には普通かなぁ。女性キャラはそれなりに魅力的ながら主人公がちょっと押しが弱い感じなのが。あと、安易なラッキースケベなのが無いのは良い事かもしれないけど、ちょっとパンチに欠ける気がします。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 2

64.9 11 2025年度のラノべ原作アニメランキング11位
Unnamed Memory Act.2[アンネームドメモリーアクト2](TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (56)
167人が棚に入れました
オスカーにかけられた呪いの解呪に成功し、400年前から続く魔法⼠ラナクとの因縁にも決着をつけたティナーシャ。 “呼ばれぬ魔⼥”レオノーラとの戦いもオスカーと共に乗り越え、ようやく結ばれた⼆⼈は、ファルサスの⼈々に祝福されて結婚式を執り⾏う。 しかし、平穏が訪れたのも束の間、時を超える魔法球が発動し、オスカーは400年前の世界へと跳ばされる。 そこで起きる悲劇を⾒過ごせず、ティナーシャを救うオスカーだが、過去を改変したことにより、これまでの歴史は消滅してしまう。 残されたティナーシャは新たな未来でのオスカーとの再会を願い、⻑い眠りにつく。 ⼆⼈は再び巡り会うことができるのか……︖ 書き換えられた〈運命〉の物語はAct.2へと続く――。

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

俺様オトコリターンズ!バカップルイチャラブ無双が好きなら観てね!

 最終話(12話、通算24話)まで観ました。2025.03.28

 いやぁ〜、清々しい位のセカイ系でした。ティナーシャとオスカーの都合と気分で世界がどうこうなってしまいます。2000年代初等のアニメかよ!?

 ここまでダラダラやってきたのに、怒涛の後出し設定で物語をたたみに来ます。時間玉(エルトリア)をアカーシア(オスカーの愛剣)で壊すぞ!アカーシアが実は!?嘘だろ?王国初代の話がここで出てくるの?

 そして、全ての因縁を断ち切っても、ティナーシャとオスカーは出会ってイチャラブするのです。世界は二人のためにある…。

 何故こいつらは記憶を維持してるんでしょうね?ティナーシャは結局魔女になって400年生きるのなら、1期のラストは要らなかったのでは?

 沈黙の魔女はどうなるのかな?ティナーシャとオスカーが最期のイチャラブをするために、時間玉が無くなった世界線でも凄まじい殺戮劇が展開しそうです。二人の仲を邪魔する奴らは皆殺し!

 まぁ…、ハッピーエンドなので良かったのでしょう。タイムリープモノはキャラの行動が理にかなっておらず、エキセントリックになりガチなのですが、本作品もバカップル無双で、何となく釈然としませんでした。

 時読みの一族とか、世界外から来た人外とか、魔族とか魔女とか…。都合良くタイムリープのルールから逸脱して記憶を保持している奴多すぎ…。最終解脱でもしてんのか?ツッコんだら負けですね。
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 11話(通算23話)まで観ました。2025.03.19

 時読みの一族による、怒涛のネタばらし…。1期でオスカーがティナーシャを救ったから時間やら時空やらが歪んで駄目なんだよ〜!とか言ってまくし立てますが、仕方なくね?

 1期を観ていないと理解不能の固有名詞攻撃!全部台詞で説明してくれますが、キャラが棒立ちで喋りまくります。こんなに動かないのは紙芝居で、アニメじゃない!

 ティナーシャは今回の時間軸では魔女にならなかったとか時読みの一族が言い出しますが、魔女と魔法師って何が違うの?

 ティナーシャが今回ちゃんと腹を裂かれて魔力暴走して国が滅びなかったから、他国の民が苦しむのだと言うのも、言いがかりでは?

 タイムリープのせいで、何や訳わからん話になっていますが、ティナーシャとオスカーのバカップルは何があってもイチャラブなので、他人の不幸もバカップルの絆を強化するための餌に過ぎない感じです。

 ラスト、この狂った世界にどう落とし前をつけるのか、とても楽しみです。

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 7話(通算19話)まで観ました。2025.02.19

 話が適当過ぎんだろ…。タイムリープあるあるで、物語が破綻しつつあります。

 相変わらず、自分達以外の他人はみんな敵だと思っている様なバカップルの試練は続きます。

 ティナーシャは何回攫われたら気が済むんでしょうか…。バカップルイチャイチャ以外はオマケなので、戦争描写も超適当です。迫力の無いゾンビ軍団とのスカスカ戦を見せられてもなぁ…。

 毎回アニメのラスト近くで新型メカに乗ってZガンダムに勝負を挑んで来るジェリド・メサじゃないんだから、敵の描写も適当過ぎんだろ…。これ本当に2020年代のアニメなんですかね?

 国家間戦争すら、何となく始まって何となく終わります。そのどさくさに紛れて定例行事の様にティナーシャが攫われます。馬鹿しか居ない世界なのかな?

 そして、諸悪の根源の沈黙の魔女が何故か今更出てきます。しかもコイツ身内なのかよ…。1回目でオスカーの呪いをティナーシャが解呪したときは出て来なかったですよね?

 沈黙の魔女が呪いをかけた理由は、オスカーママが時間玉を使って過去改変したかららしいですが、オスカーも覚悟も無いのに何となく事故的な感じで時間玉が作動して過去改変してますよね?

 過去改変は成功しても失敗しても、タイムリープした人間は消滅するはずで、改変前の歴史は無かったことになるのに、沈黙の魔女は何故色々と把握してるの?

 馬鹿が考えた物語あるあるで、後出し設定や、事情を何故か知っている人物がいすぎ問題発生中です。1期でオスカーがやった過去改変との整合性がとれていません。

 原作はどうだか分かりませんが、世界系タイムリープは凡百の手に余るので辞めとけ!と、心の底から思います。

 ここまで来たら、ラストまで付き合いますが、多分バカップルの馬鹿ラブパワーで何となく良い感じになるんでしょうね。
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 5話(通算17話)まで観ました。2025.02.06

 世界の全ての存在がティナーシャとオスカーがイチャつくためだけに存在しています。

 イチャイチャイベントのためだけに不思議なダンジョンが出現したり、敵が来たり…。世界系なのこれ?

 ティナーシャとオスカーは、相手に何かイベントがあると、時間や空間を超越してヌルッと出現するので、最早意味不明です。お互いに王国の重鎮の割にはフットワーク軽いな…。

 1期も大概でしたが、2期は2人がくっつくのが既定路線の上に、ぬらりひょんみたいにいつの間にか相手の家に居る様なキモい妖怪カップルがイチャついているだけなので、何が面白いのか理解不能です。

 タイムリープしたせいで、余計に着地地点が遠のいたバカップルを応援するのは拷問レベルですが、死滅したと思われた世界系作品の残影としての価値はあるのかもしれません。

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 3話(通算15話)まで観ました。2025.01.23

 ティナーシャとオスカーが延々とジャレ合います。オスカーとティナーシャは色々な方面、勢力から狙われております。何で?せっかく過去改変したのに、敵が減ってないのはどういうことなんでしょう?

 ティナーシャは、オスカーが構ってくれずに拗ねていると、脈絡も無く知り合いの上級魔族、所謂魔王と称される物が襲ってきたりします。

 バカップル2人以外の世界はみんな敵や!位のノリなんですが、2回目の世界で何を見せられているんでしょうか?もう、脳死状態で視聴しております。何のための2期なのか…。

………………………………………………………………………

 2話(14話)まで観ました。2025.01.20

 相変わらずオスカーの国はガバガバ王国です。ヒャッハー盗賊団に城が襲撃されてティナーシャが攫われたり、馬鹿しか居ない様です。

 しっかし、やり直して2度目なのに、1度目の登場人物達がそのまま出てくるのは何でかな?歴史改変しても、影響無し?そんな理由無いでしょ。

 おかげで、オスカーさんは1回目も2回目も道化にしか見えません。俺様オトコなのは変わりませんが、馬鹿げた話ですよ…。

 このバカップルを見てると、ティナーシャも2回目か?と錯覚します。タイムリープでただでさえ怪しい物語が破綻しています。

 クソアニメ愛好家じゃないと耐えられない感じが良いですね。正気な人間はこの茶番劇に耐えられるのか!?何かのテストを受けている気分です。

………………………………………………………………………

 初回(通算13話)観てのレビューです。2025.01.08

 過去を改変してもティナーシャとオスカーは再び出会います。400年待ったぞ!

 オスカーさん、2周目の世界でもやっぱりこの世に3人しかいない希少な存在の魔女に呪われてるのね…。そして、またティナーシャと恋に落ちる…。アホなの?

 そして相変わらず、敵対魔法使いの使徒が脈絡も無く襲撃してきたりと安心の場当たり展開!目的が不明なのが不気味だな…こっちの台詞だよ!オスカー、お前が言うな!

 まぁ、オスカーとティナーシャの絆も深まるってもんよ…。1期からなんも成長してません。

 1期に耐えられた吾人なら、百パーセント愚かな展開が保証されている本作品は観るべき!

 オスカー!!!!ティナーシャ!!!Σヽ(`д´;)ノ うおおおお!フォーリンラブ!!

 つまらなくても私のせいではありませんよ!?

投稿 : 2025/04/19
♥ : 4
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

そのタイムリープ設定、ちょっと待って…

古宮九時、chibi(イラスト)による原作小説は、「小説家になろう」から「電撃の新文芸」(KADOKAWA)で書籍化(全6巻、原作未読)。
アニメ2期は全12話(2025年冬)。制作体制に1期からの変更はなし。監督は、『旗揚!けものみち』、『宇崎ちゃんは遊びたい!』などの三浦和也。制作は、『究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら』、『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』などのENGI(KADOKAWAの子会社)。
(2025.3.29投稿)

1期のレビューを書いたのですが、2期はどうしようかなと…

1期は、オスカーが400年前にタイムリープして魔女になる前のティナーシャを歴史の矛盾を解消するために自分が消えてしまったとしても、彼女への深い愛ゆえに助ける。
そして、未来から来たオスカーに助けられ魔女にならなかったティナーシャが何にも知らないオスカーと400年後に再び出会う。二人が深く愛し合った記憶(アンネームドメモリー)は二人ともないのだけれど、再び出会った二人は以前のように深く愛し合うことができるのか、二人の出会いは「赤い糸で結ばれた」運命の出会いだったのかという設定が、よくできているなあと思った作品でした。

ただですね。2期はタイムリープ設定を合理的に説明するのが、ちょっと難しい…{netabare}例えば、オスカーを未来から来て助けたオスカーの母親は、歴史を改変した時点で消滅するんじゃないの?などなど…{/netabare}

上に書いた設定がすごく魅力的だったので期待してたんですが、その設定に説得力を与えるのに失敗した印象。特に私の様に設定の整合性が気になる人には、ちょっとおススメできません。

個人的には設定自体がとても素敵なので、結末はそんなに捻らず普通に着地すればよかったのではと思いました。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 3
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

魔女っ子👹ババに首ったけ

魔法少女の物語はよくあるパターンでありますが、
それが少し年老いて、いえ成熟して、まるで聖女様?みたいになったという
いかにも【グノーシス主義】的デフォルメバイアスがトルク全開にかかったような
魔女っ子キャラが縦横無尽に暴れまわる?のが、本作でございます。

魔女を志すなら一生涯を掛けて大ババ様に弟子入りして、大ババ様の頃合になるまで
手取り足取り指南を受けて、修行して初めてなれるのが本来の魔女であります。

そういうわけで魔法少女なんてものはこの世界に実在しないのがものの道理でございます。

ゴールデンカムイに登場する大ババ様はアイヌの【シャーマン】みたいな立ち位置でありまして
【シャーマン】=【魔女】というように考えていいものなのかもしれません。

修行が足りないアシリパさんが大ババ様の役回りを熟せるわけがありませんし、
そして少し熟した聖女様でもそれは同じことであります。

魔法=黒魔術=錬金術にはある種の化学変換式のような法則性が働きますので
使えば使うほど精神がすり減って、老化していくのが当然の成り行きと言えます。

強力な魔法を使えば使うほど魔女の顔には深い皺が刻まれるという
【等価交換の原則】が機能するもので、これこそが黒魔術というものの真相にございます。

我が国には、年老いた人相の悪い政治家がうじゃうじゃおりますが、それも魔法と同じように
ダークサイドに精神を囚われているためにその反作用が顔の醜い皺として刻まれるという
それが物事の道理であります。

所詮はフィクションなので聖女様のような魔女がいてもいいのかもしれませんが
そうしますと「魔法」、即ち「魔の法則」とは何でしょうか?という疑問に対して
何も回答できないということになり兼ねないでしょう。

フィクションだから言って子供騙しのご都合主義をゴリゴリ押しつけて
結果面白い物語ができればいいのですが、ドラえもんの四次元ポケットで
解決できる話をわざわざ他の作品で表現しておいて、それで
新たな意味が全く以て見いだせないのだとしたら、ドラえもんを引き立たせる
ためだけに作られた作品だという評価になってしまいそうです。

「魔法少女まどかマギカ」で描かれたのは、
{netabare}「魔法使いにはなりたいが、醜い魔女にはなりたくない」という{/netabare}
「魔法少女」の葛藤でありました。

そのような「魔法少女の葛藤」とは現実逃避した夢でしかないのですが
浅はかで未熟な少女の儚い夢が木っ端微塵に砕け散る様子を敢えて
悲劇作品として描いたところに意義があると言えるのかもしれません。

魔女とは白雪姫の美貌に嫉妬して呪う醜い存在であり、王子の行く手を阻み
故に王子により首を切断されても文句の言えない立ち位置にあるものです。

「魔女っ子👹ババちゃん」が転生して白雪姫と立場が入れ替わって
そうして強力な魔法を使いまくり暴れまくるという物語に
果たして夢があると言えるでしょうか?

「魔女っ子👹聖女ちゃん」が王子様と結ばれる夢を見て、勘違いしたかのように奮闘するも
儚い夢が砕け散って閉幕ならば、巧いこと1期でまとまったかもしれません。

しかしながらどういうわけか魔女の煩悩炸裂物語が2期まで続いておりまして、仕舞には
「魔女っ子👹ババちゃん」になるまで続くネバーエンディングストーリーに昇華!?
みたいなオチだけは何とかして回避して頂けるようにお祈り申し上げたく存じます。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

67.6 12 2025年度のラノべ原作アニメランキング12位
異修羅 第2期(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (129)
165人が棚に入れました
本物の魔王の死“とともに世界を支配する黄都からの独立を宣言したリチア新公国。 二つの国が引き起こした新魔王戦争は、 圧倒的な力を振るう修羅たちの激突によって、 凄惨な破滅という結末を迎えた。 しかし、世界にはまだ時代を変革しうる逸脱の存在がある。 あらゆる能力や種族の頂点を極めた修羅たちと、 それを利用すべく謀略を巡らす者たちが一点に集うとき、 宿命と凶兆が交差し、すべてを灰燼に帰す大いなる厄災が訪れる。 “本物の魔王”が何者かによって倒された。 恐怖の時代は終わったかに見えたが、単独で世界を変革しうる “最強”たちが新たな脅威となった。 リチア新公国はこの力をもって、 覇権国家である黄都との全面戦争を開始。 最強の修羅たちが激突した戦争は、壮絶な破滅とともに幕を閉じた。 しかし、世界には今なお逸脱の力をもつ者たちが存在する。 能力の頂点を極めた修羅と謀略を巡らす者。 それぞれの思惑が交差する時、 すべてを灰燼に帰す大いなる厄災が訪れる。
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

1期の続きだがメインの上覧試合までの繋ぎで「ローテの谷間」のような作品

【レビューNo.176】(初回登録:2025/3/27)
ラノベ原作(カクヨム・なろう発)で2025年作品。全12話。


(ストーリー)
本物の魔王を何者かが倒した。
だが世界にはまだ、時代を変革しうる逸脱の存在、修羅のごとき百鬼魔人が
蠢いている。
民が求めるのは、世界を平和に導くための本物の勇者。
今その一人を決める必要があった―――

1期からの続きで、残りの上覧試合に出場する「修羅」が紹介されていく。



(評 価)
・本当に「修羅」の紹介だけで終わりやがった
 1期のレビューで
 >2期も変わらず新展開からの新キャラ投入という流れが予想されます。
 >・更なる面白さを提供できるか(1期の劣化版で終わらないか)
 >・既出キャラとのバランスは上手く保てるのか
 懸念を示したのですが、劣化版どころか本当に「修羅」の紹介だけで終わり
 やがったw

 1期では
 ・「黄都 VS タレンの反乱」という戦争を大きな軸として
 ・その中で「修羅」たちも各陣営について個々にバトル
  また決着がついて死にゆく「修羅」もいた
 ということで、見応えがあったのですが、本作はまるでそれがない。

 いろいろな国に飛んで、小賢しい人間等が出てきてはよく分からん小芝居を
 演じるのだが、正直話が「点」すぎて内容が全く頭に入ってこない。
 そのうち「修羅」が出てきてその実力の一端を見せると、上覧試合への出場
 枠を持つ有力者がその者を推薦するのをひたすら繰り返すという。

 また「修羅」でない者も
 ・黄昏潜りユキハル
 ・厄運のリッケ
 といった2つ目の名前を持っているので、正直最初は
 「誰が『修羅』やねん!?」
 と理解するのも一苦労ですね。
 予想していたシナリオの中では最悪レベルの展開でしたね。


・上覧試合への全出場者がようやく決まる
 以下の16名の「修羅」が出場となります。
 {netabare}【1期】 
 ・柳の剣のソウジロウ (異世界から来た地球最後の柳生新陰流の使い手)
 ・星馳せアルス (三本腕を持つワイバーン)
 ・世界詞のキア (思うだけであらゆる事象を引き起こす全能の詞術士)
 ・静かに歌うナスティーク (猛毒の「死の牙」を持つ天使(普段はクゼを守護))
 【2期】
 ・地平咆、メレ (凄まじい威力の矢を放つ巨人)
 ・黒曜、リナリス (美しき血鬼(ヴァンパイア)の少女)
 ・おぞましきトロア(無数の魔剣を保有する体格に優れる山人)
 ・窮知の箱のメステルエクシル(軸のキヤズナに製作されたゴーレム)
 ・戒心のクウロ (「天眼」と呼ばれる優れた知覚能力を持つ小人)
 ・絶対なるロスクレイ (黄都第二将の美男子)
 ・冬のルクノカ (竜の中においてさらに最強とされる伝説の存在)
 ・無尽無流のサイアノプ (武術の数々を極めたウーズ(スライム))
 ・音斬りシャルク (音速越えの機動力を持つスケルトン(2期で出場枠獲得))
 ・不言のウハク (一切の感情を持たない大鬼(オーガ))
 ・魔法のツー (傷を負わない無敵の肉体を持つ少女)
 ・逆理のヒロト (異世界から来た政治家){/netabare}

 2期で出場者選びが終わってよかったね。
 かなりちゃんぽん感がある個性的な面子ですが、
 「これどうやって戦闘を描くねん!?」
 と楽しみではありますね。


ここまでやったんだから上覧試合の3期も当然やりますよね!?
(アナウンスはまだなかったはず)
正直「3期への繋ぎ」と割り切ってるような感じで、作品の評価としては
・(プロ野球風にいうと)「ローテの谷間」
みたいな作品だったかなっと。
いろいろな「修羅」が紹介されたのは意味があり、少し面白そうと思うキャラ
もいましたが、全体としてはあまり魅力が感じられなかったかな。
(各陣営の思惑なんかも全然頭に入ってこないし、もうええわとw)
「次の上覧試合のために」我慢して視聴してた部分はありますね。
もうちょっと1期のような描き方はできなかったのかとは思いましたね。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 5

腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

強者が集い益々加熱

1期からガラリとメンツが変わったけど2期は予選Bブロックの話なのかな?1期は新興国と修羅達の戦争で実質的な予選Aブロック的なストーリーになってたが、今回は戦闘向きのキャラ以外にも方向性の定まった人物がいるようでまたもや楽しみが増えた。

10、11話追記
ツーの紹介、なんで種族が伏せられてるんだ?ノイズに被さってなんとか聞けた…ク以外全然聞き取れなかったし、なんかあるのかな、原作でさ多分そこで掘り下げられたりするのかも
ヒロトは緒方恵美の飄々とした演技がいい感じに刺さってる

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

クオリティは高くて楽しめます

2期スタート。
相変わらず作画は綺麗ですね。これなら安心。

まだ新キャラ増えるのですね。そりゃそうか。
バトルロイヤルで潰し合って減っていく一方では続きませんからね。

さらに上の、傑作級ではないかもしれませんが、エンタメ作品としては全然十分、凡百の作品は超えています。
1期は十分水準以上には楽しみましたので、今期も楽しみです。

全話感想
またキャラ紹介だけで終わった感じですね。
とはいえ少しずつ謎も明かされてきたり、キャラ紹介だけしながら進んでいくこの独特な感じに面白さは間違いなくあります。

ここで終わられたらキャラ紹介だけで終わりになってしまうので、次もやってくれるのでは。
楽しみにしたいところです。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

65.3 13 2025年度のラノべ原作アニメランキング13位
ある魔女が死ぬまで(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (30)
145人が棚に入れました
「お前、あと一年で死ぬよ」 十七歳の誕生日を迎えた見習い魔女のメグ・ラズベリーは、魔法の師匠であり、魔法界トップの七賢人に名を連ねる『永年の魔女』・ファウストから、突如として余命一年であることを告げられる。 メグは『死の宣告』の呪いにかかっていたのだ。 呪いによる死を免れる方法はただ一つ。手にした者に不死をもたらす、『命の種』を生み出すこと。 そして、『命の種』の材料となるのは、感情の欠片――人が喜んだ時に流す、嬉し涙。 「それで、一体どれくらい涙を集めればいいんですか?」 「千人分だ」 「......はい?」 こうして、メグは嬉し涙を集めるため、様々な人たちと関わっていく。 幼馴染みで大親友のフィーネ。 ファウストと同じ七賢人の一人――『英知の魔女』・祈。 メグと同い年にして七賢人に名を連ねる天才少女、『祝福の魔女』・ソフィ。 これは、余命一年を宣告された未熟な魔女、メグ・ラズベリーが起こす、奇跡の物語。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 つまりはファウストの後継者で七賢人になる話なのかな?

1話 人生とか幸福を真面目に扱うことを期待して、見てみたいです。

{netabare} 死を扱った作品は一応見ることにしているので、試しに視聴しました。呪いによる死を回避するために喜びの感情を集める話ですね。

 多分ですけど、人生論と幸福論が合わさったような何かを表現したいんだと思います。「王子の像とつばめ」「青い鳥」「プラスティックメモリーズ」「死ぬまでにしたい10のこと」などいろんなパタンが考えられます。生きる意志、人生の密度、利他…なんでしょうね?

 奇跡の物語ということで雰囲気的には死を回避できそうな気もしますが、この明るい冒頭がかえって不穏な予感もします。自分の命と引き換えに世界に奇跡をもたらす可能性もあるでしょう。古いタイプの話ならバッドエンド、今時ならハッピーエンドという感じでしょう。
 これは後半にならないと展開の予想がつかない気がします。作画も悪くないし、テーマ的には興味があるので見ようかなと思います。

 1話は故人の想いを残された家族が知ることで、悲しみを素直に吐露することができ、死別の辛さを受け入れる話です。ありきたりと言えばありきたりではありますが、ちゃんと死を扱っているのでちょっと期待ができるかも?{/netabare}


2話 良いと思います。死から目をそらさない。寿命と命の循環の問題です。

{netabare} あー、そう来ましたか。時計と老婆。そして樹木。寿命と命の循環の問題ですねえ。なぜ、メグが呪いにあらがうのか、という問題を説明するにはすこしずれている気もしますが、能天気だった1話に比べて随分と死の問題に近づきました。時計は精霊を解き放ち、老婆は家族を残しました。樹木は人に憩いと思い出を与えて逝こうとしています。そういう表現はなかなか秀逸なのではないでしょうか。

 最近、ユーチューブなどで気になるのが、死や殺を伏字にすることなんですよね。バンされるからなんでしょうけど、なぜ、死から目をそらすのかが、非常に不愉快だったので、こういう作品はいいと思います。{/netabare}


3話 つまりは、ファウストの後継者で七賢人になる話なのかな?

 現代魔法という単語と環境問題から言って、魔法が科学のアナロジーなんだろうなという気がします。まあ、そこまで現実的にぴったり重なるアナロジーではない感じですが。世界観に含みがあるのはいいですね。

 死をあきらめると言いながらも、何も考えていない感じ。死ぬと言われても、死のリアリティがない若者としては結構自然なのかなとも思えます。その辺の心情を描いた作品は少ないので興味深いです。「君の膵臓が食べたい」くらいかな。本当に死が近づいたときにどうするかですね。

 それと現代若者の生き方もちょっと重なる感じもなくはないです。感動とか目標とかそういう部分でメグが成長していく話の気がします。

 七賢人の状況でファウストだけやたら歳をとっていて、身体が痛んでいます。「なんで私は七賢人じゃないんだ」というメグのセリフなど、いろいろ考えると、これは成長と世代交代の物語で、実際は死なないのかなという気がしてきました。つまり呪いとは試練のことではないかと。

 3話は能天気でしたが何かその辺を分かりやすくエピソードで説明する回だった気がします。想像した感動エピソードの積み重ねみたいな話とは違っていましたが、テーマはしっかりありそうです。
 
 なお、OPとEDいいですね。特にOPアニメで砂が落ちてくるのが、命と時間を想起させて、結構感情にくる映像になっています。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 7

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

死ぬ死ぬ詐欺っぽいけど大丈夫かな?

 2話観てのレビューです。2025.04.10

 生と死…。重いテーマですね。ただ、どうしても感動的な一部分を切り取って、さぁ!泣け!なんですよね。

 今回、Bパートは主人公の顔見知りの優しいオバァのエピソードですが、結構元気だったのに、イキナリこの世からサヨナラ…。割と不審死ですね。

 作中では描かれていませんが、息子夫婦も覚悟が出来てないのに、突然警察の事情聴取や葬式の手配、実家の整理、この過程でオバァが実はとんでもない借金を抱えていたり、隠し子が発覚したり、ご禁制の品を隠し持っていたりと、コメディお葬式がスタートします。

 人間一人が社会から退場すると言うのは、悲喜劇で、感動的なエピソードばかりではありません。主人公は所詮他人なのです。師匠と2人で勝手に他人の人生に対してエモいよ〜と納得していますが、実に一面的です。本来は、先程のコメディお葬式までやらないといけません。

 まぁ…感動ポルノなんて、こんなもんスね。私が人非人だからではありませんよ?
………………………………………………………………………

 初回観てのレビューです。2025.04.02

 見習い魔女が、師匠に「あんた1年で死ぬよ」と、言われた所から物語スタートです。

 1年以内にうれし涙を千人分集めると呪いが解けてOKらしいです。そうですか…。言うのが遅くね?

 何か、どこかで観たり聞いたりしたことがある物語ですが、雰囲気は悪く無いです。

 人助けハートフルコメディなのかな?殺伐とした昨今、こうしたアニメが一本くらいあっても良いかもです。

 ただ、なろう系列の作品らしいので、イキナリ殺伐としたシリアス展開になったりしそうで油断出来ません。取り敢えず視聴継続です!

投稿 : 2025/04/19
♥ : 4
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4月は魔女のウソ

●人に七癖、魔女が身に足くせぇ~

足クサ魔女、満を持しての登場であります。

さて、気絶するほど超絶に足が臭い魔女!?には
どのような意味合いが込められているのでしょうか?

重要なポイントはその魔女の名が{netabare}「英知」の魔女ということです。

魔女とは「理と共にある存在」であると本作でも指摘されておりますが
魔女の理とは何でしょうか?

答えは簡単で【等価交換の原則】それ以外ありません。
魔女とは「等価交換の錬金術」を行うものであります。

魔女の本質を踏まえて考えれば「英知の魔女」が意味するのが
「Hの魔女」であることは必然であり、それこそが理であります。

「H=エッチ」とは変態や変態性癖をもつものを意味します。
「その語源は変態 (Hentai) の頭文字「H」である。」また
「大正時代には、≪同性愛者≫を意味する隠語であった。」ということであります。

「H」の変態魔女の「足を洗う」シーンが描写されますが、「足を洗う」には
いかがわしい仕事を辞めるという意味合いがありまして、例えば遊女の仕事を
辞める時などがその典型であると言えます。

何故足を洗うのかと言うと足が穢れているからでありまして、
「穢れ」は「罪」を表すものであります。

生前のイエス・キリストが弟子の足を洗うというエピソード
その意味するところは「罪の清め」であります。

そして魔女とは罪に穢れた存在であるが故に穢れが蓄積されまして
半端ないぱらっぱら~♪へい!という程の悪臭を放つわけであります。

穢れた魔女の足を見習い魔女っ子が洗うわけですが、この魔女っ子は呪われていますので
理に従えば逆効果でありまして、単なるHシーンの描写でしかないわけであります。

これはある種の「足を洗うプレイ」の再現でありまして、
H=≪同性愛者≫を意味する隠語であるところの「理」を表現しています。

魔女は薬学の知識がありハーブなどの薬草に詳しく、それで幻覚作用のある
ハーブを用いましてトリップ体験を伴う【イニシエーション】を行います。

「ハーブ」+「魔女の足洗い」=【イニシエーション】ということになります。

そうしまして「同性愛の罪」こそが【ソドム】が滅んだ理由でありますので
これを以て【ソドミー】と呼ばれることになるわけですが、その罪故に魔女が
呪いを受ける「理」として本作においても明確に示されるわけであります。

快楽主義的堕落の都市「ソドムとゴモラ」はこの罪により滅びました。

その罪の元となり、あらゆる人々にその風習を伝播する役割を果たしたのが
「偶像崇拝」が暗示する【アイドル】=「シャーマン」であり「魔女」であります。

ジャニーズに続くようにして出ました「広末H何某」という元アイドルの謎に満ちた
発作的で病的なまでの奇行、数々の騒動には「マジでドン引き5秒前」ですが
この事例においても【アイドル】とは災いの源でしかなく、呪われた存在以外の
何ものでもないという物事の本質を見事なまでに裏付ける決定的な証拠の一つと
言うことができるのかもしれません。

「H」の変態魔女のとてもとても臭い足にハーブのエキスをかけますと
香水のように臭いを誤魔化すことはできます。

とは言えそれで臭いの原因である穢れや罪が消えるわけではありません。

魔女による魔女のための「足洗い」とはただの【イニシエーション】でしか
ありませんので「H」の罪が増幅されるだけであります。

ハーブの香り効果が切れますと結果は、魔女の足が更に臭くなるだけでございます。

ローマ法王が子供などの足に口づけをすることがありまして、一説には
イエス・キリストの足洗いと同じ意味合いがあり祝福を与えているのだとも言われて
いますが、実はこの足に口づけという行為は「バナナフィッシュにうってつけの日」
の中でも描かれておりまして、幼い少女の足の裏に口づけをした後に、問題の
🍌の主人公はホテルで寝ている妻の傍らで拳銃自殺を致します。

🍌の主人公は設定として情緒不安定な面があり、死ぬ直前までその兆候が
垣間見え、妻に悩み事を相談するわけでもなく淡々と拳銃自殺を決行するのであります。

そこには救いも祝福もなく、どちらかと言うと呪いでも受けたかと言える程に
陰鬱で絶望的とも言える悲劇的幕引きとなります。

これと関連する「BANANA FISH」という作品内容をも踏まえて考えてみますと
「足に口づけをする」という行為は「堕落と罪」を愛するということを意味すると
解釈できるのではないかという結論に至ります。

ノアの子ハム、そのハムの息子【カナン】が呪われたことを裏付ける事例が
【カナン】の子孫たちが住み着いた【ソドムとゴモラ】の惨劇であります。

性的堕落と同性愛の罪のことを【ソドミー】と呼ぶのは
【ソドムとゴモラ】の住人が犯した罪に由来します。

「BANANA FISH」の主人公はLGBTでありますが、もう一人の🍌の主人公の方は
詳しい性別の状況については曖昧になっています。

幼い少女以外の女性には冷淡で全く心を開こうとしない🍌の主人公は
兵役に就いていた際にトラウマ体験をしたとされています。

男だらけの兵役の日々の中でいったい彼に何が起きたか?を推測する上で
重要な手掛かりとなるのが「バナナ🍌魚🐡」であります。

普通ではない特別な魚、その正体とは魚の神=【ダゴン神】であります。

エジプト神話に登場します男神【オシリス】の「男根🍄」を魚が食べまして
その魚が神秘の🍄の効力により神に転生しまして【ダゴン神】となります。

つまり「🍌=🍄」という関係性が成り立ちまして「🍌🐡」=「🍄🐡」
「BANANA FISH」=【ダゴン神】ということになります。

そしてまたローマ法王が頭にかぶる「司教冠(ミトラ)」と呼ばれる帽子の形の
由来が魚であることから、ローマ法王と🍌の主人公の足に口づけするという行為の
意味するところが同じではないかという結論に至るわけであります。

本作で描かれた「魔女の足洗」とは堕落と罪を愛する【イニシエーション】
でありますので、見習いの魔女っ子は足洗いで欲情するわけであります。

足クサ魔女は製薬会社と関係性があることが作中で示唆されますが、
そのことは「アークナイツ」という作品でも同様に示されます。

魔女の薬学の知識とは後に製薬会社に引き継がれまして、
現在の薬の調合法等に生かされるわけであります。

「H」の魔女は【✡】=【六芒星】のシンボルを帽子の脇に掲げ、
「アイドルの星野アイ」と同様に「星の眷属」であることを示します。

魔女とは【占星術】に精通しており、魔女にとって星などの天体は神でありますので
【占星術】の儀式とは「神と媾う」【イニシエーション】を意味することになるわけであります。

つまり本作で描写された魔女による「流星の願い」のシーンとは
【イニシエーション】を暗示していたということになります。

以上のように本作では魔女が使う秘術=魔法に関して
比較的本物志向の観点から描写している様子が窺えます。

見習い魔女が暖炉の薪に火をつけるシーンでも所謂火魔法みたいなものは
使わずにマッチを擦って点火するのはその最たるものと言えます。

魔女の秘術とは「等価交換の錬金術」でありまして、子供向け魔法少女作品等
で表現される{/netabare}簡単着火の🔥魔法などは頭のイカレタ妄想でしかないのであります。

●理に反する少女?

魔女の理、それは「等価交換の原則」であります。

ー魔女が現れた!ー
{netabare}ー魔女は不思議な踊りを踊った!ー
{netabare}ーお婆さんは呪われてしまった!ー
{netabare}ー息子は呪われてしまった!ー
{netabare}ー嫁は呪われてしまった!ー
{netabare}ー孫は呪われてしまった!ー
{netabare}ーパーティは全滅しました…ー{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}

{netabare}ー魔女は追悼の呪文を唱えた!ー
{netabare}ー死者の魂は弔われた!ー
{netabare}ーあの世で家族は仲良く暮らしましたとさ。ー
{netabare}ーめでたしめでたし…ー{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}

魔女の魔法を発動するには原資が必要となります。
{netabare}例えばお婆さんの残りの寿命5年分を差し出して家族に会うことができるようなものです。

「お婆さんに死神が憑りついた原因は魔女にあった」というのが古より伝わる理であります。

いずれにしましても、時計追悼儀式や家族に連絡するだけならインチキ霊媒師や
郵便屋さんでもできるわけですが、何故か?お婆さんが{/netabare}コロ助してしまいます。

理に抗う魔女の嘘とペテンの手口、恐るべし!であります。



4月の嘘は魔女の嘘。

この世に魔法少女なんているかと言えば、それは真っ赤な嘘であります。
フィクションでは嘘を当たり前のようにつくものですが、{netabare}辻褄合わせないと
物語が破綻する都合上嘘に噓を重ねます。

そうして魔女は嘘をつくわけであります。

始まりの嘘は魔法少女。
魔法少女の師匠は本物の魔女です。

魔法を使う者はその魔の法則性故に「呪い」を受けます。

力を得る者は相応の対価を支払うべしというのが「等価交換の原則」であります。
魔法使いが常に老婆の姿であり魔法少女が存在した試しがないのはこの「魔の法則」
即ち「呪い」故のことであります。

魔法少女老いやすく魔女なり難し。

もし仮に老いという呪いから解放されたいと思うなら「等価交換の原則」に従い
現実に抗うための力を得る秘術を試みる必要があります。

18歳というリミットには「刻印」を暗示する数字が秘められており、即ち
18=6+6+6=【666】という数字であります。

魔女故に【666】という祝福を得るため【イニシエーション】を
行わなければならないというのが当然の成り行きであります。

初回は子どもの涙でした。

本来魔女の【イニシエーション】では「子供の💛」を奪うものですが、そこは
グノーシス転換しないと問題あるので、涙というシンボルで4月の方便を
機能させるわけであります。

「アイリス」とはエジプト神話の【イシス】のことでありまして、
再生と復活の象徴、多産の女神、「イースター」を示す魔女であります。

フクロウは知恵のシンボル、女神の聖獣。ウサギは多産の象徴であります。
魔法を使う女神は魔女であり、女神の聖獣は魔女の使い魔となります。

シンボルの羅列は魔法使いにとって大切なことであります。
魔女の秘術は隠匿する必要があるために4月の方便は必然となります。

始りの4月1日=嘘の日をグノーシス転換=ひっくり返すと
月末の4月30日=【ワルプルギスの夜】となります。

「本当」を隠すための「嘘」、それは倒錯する世界
「グノーシスの嘘」であります。

子供の涙で{/netabare}奇跡の魔法少女が爆誕するという嘘から始まる物語、
果たして辻褄合うか見ものでございます。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

60.2 14 2025年度のラノべ原作アニメランキング14位
スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました ~そのに~(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (21)
111人が棚に入れました
女神様の計らいで不老不死の魔女となって異世界に転生したアズサ。過労死した前世の反省からスローライフを願い、生活費の足しにと日課でスライムを倒すこと300年――。気づけばレベルMAXの世界最強になっていた!最強の噂は広まり、静かだった高原の家に事情を抱えたドラゴン娘やスライムの精霊、エルフや幽霊といった娘たちが押しかけてくる。彼女たちの悩みやおかれた状況を見過ごせないアズサは奔走し事態を解決、家族として迎え入れ、みんなとの新しいスローライフを始めることにする。しかしその新生活は、スローライフというには少し賑やかなもので――!?レッドドラゴンの故郷に行って温泉に入ってみたり、魔族の国の式典に行ってみたり、世界樹と呼ばれる巨大ダンジョンを攻略したり。今日も楽しい一日が始まります!

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

Hooligan's Holiday

隠れた名作?待望の2期
制作変わってるのでやや不安

wikiも充実、この作風でこのスケール感は素直にすごい
小説・26巻連載中
漫画・16巻連載中
ドラマCD・6枚
スピンオフ漫画多数
スピンオフ小説多数

OP・悪くはないが流石に1期が良すぎた
ED・ゴリゴリの萌えボイス、これぞアニソン

作者
大学臨時講師も務める京大文学部卒。流行りのジャンルを大量生産したのち、人気出たこれに集中した感じ。他作品もかなりの数がシリーズ化。高学歴文学部恐るべし。

1期
キャラが増えるごとに面白みが増すタイプ。一見脳死きららだが構造は昭和任侠愚連隊に近いホームドラマ。優しい肌触りの中で作者の強い主張が垣間見える瞬間が楽しい。

02
やっぱなんか劣化してる気が

作画落ちたなあ…と思ってたら新キャラのポンデリの作画が本気すぎる。京アニやバインドが作ってたらワンチャン覇権かもと思ったがかわいそうがんばえーがないので無理か。ヒキニートアンデッドは作者の代弁者なのかね。最後のミニアニメの方がクオリティ高い気もする。wiki見たらまだまだ序の口の凄まじいキャラ数。もともと名言ドン!せずに無理にわからせようとしない作風と相まって序盤だからか主張はかなり控えめ。これだけ続いてる作品ならアズサ不在の展開もありそう。

中間管理職向けアニメなのかな。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4年の月日は思ったより長かった…。

 2話まで観てのレビューです。2025.04.12

 1話、擬似家族達のクリーチャー達と饅頭作った!2話、饅頭売れた!手下のクリーチャー達が噂を聞きつけて饅頭食べに来た!

 以上終わり!…前作とノリは同じですが、観ていてそうですか…としか感じません。私、感情が死んだんですかね?萌えません。女神様に会ったり、精霊会議に参加したり、アンデッドを探したりと些末なことはしますが…。

 多分、価値観の変化なんでしょうね…。1期が放映された4年前も、ほぼ女の子ワチャワチャ、キャッキャ ウフフ系の日常アニメは絶滅していました。過去、キララ系ばかりの時期もあったのに…。

 スローライフものは何本かありましたが、大体が全然スローライフじゃ無いと言う看板に偽りありアニメが多かった印象です。

 キララ系が凋落した理由は良く分かりません。VTuberにファンを取られたからと言う説もありますが、それでは説明がつかない気もします。タイパ重視の世の中だからかな?早送りでも内容が分かる様なアニメを観る必然性が無くなったのかな?

 まぁ、本作品、あまり面白いとは思えませんが、生きると言うのは価値観含めて変化し続けることであることを噛み締めながら、絶滅危惧種を視聴継続してみようと思います。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 3

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

1期は見たのですが… やっぱりもう飽きているかも

1期は見ました。ゆるく可愛らしい雰囲気で、まあ見ることはできました。
しかしすごく面白かったか、というと全くそんなことはなく、ゆるく可愛らしい、以外には一切感想はありません。

暇だったら見てもそれなりに楽しめるかもしれません。
でもまあ、正直もうお腹いっぱいですね。
飽きてきています。

1期の続きですが、一体何をするんでしょうかね?

敵が居るわけでもなく、ゆるくスローライフする以外の目的があるわけでもなく、続ける必要があるのかは疑問です。

いや、このゆるい雰囲気にひたりたい、という人がある程度いたのかな?
とは思うのですが…。
もちろんそれなら見ても良いと思うのですが、他のアニメを見るのに忙しいので、まあわざわざ見る必要もないですね。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

61.8 15 2025年度のラノべ原作アニメランキング15位
勘違いの工房主~英雄パーティの元雑用係が、実は戦闘以外がSSSランクだったというよくある話~(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (18)
104人が棚に入れました
アルファポリスファンタジー小説大賞、読者賞受賞の話題作が待望のアニメ化! 勘違いだらけのドタバタファンタジーが幕を開ける!! 英雄パーティで雑用係として働く心優しい少年・クルトは、 ある日突然「役立たずだから」とパーティを追い出されてしまった。 さらに、戦闘に関するあらゆる適性が最低ランクだと判明。 クルトは生計を立てるため、さまざまな仕事を手伝うことに。 すると、行く先々で人間業とは思えぬ驚異の才能で大活躍! 実はクルトは、戦闘以外のあらゆる分野の適性が最高のSSSランクだったのだ…! しかし肝心の本人はまったくそのことに気づいておらず、“よくある話”と勘違い。 無自覚な行動で人を、町を、果ては国まで救ってしまうことに!? 英雄パーティをクビになった少年が途方に暮れて旅をする。 ──これは、そんな“よくある(?)話”。

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

テンプレ通りのよくある話ですが、これは良いなろう系

よくある話、などとタイトルで自虐していますが…。
その通りよくある追放ものです。

しかし、なんかちゃんと面白かったです。
何ででしょうね?

まず追放の経緯がちゃんとしている。
主人公は戦闘の才能は確かに皆無で、戦闘に特化したパーティでは不要なのは当たり前です。そりゃ追放される。でも蹴るのは酷いので腹も立ちました。

そんな主人公がなぜ冒険者をやっていたのか。
主人公は基本バカだから、適当に言いくるめられたのでしょう、というのが容易に想像できました。

周りの驚きっぷりがわざとらしくなくて自然。
工事現場で主人公が首になる理由も貧民救済も兼ねているから仕事が終わるのも困るとちゃんとしていて、高額な報酬も渡していて、全く正当です。

主人公に対してヒロイン達の好感度が高めなのも、主人公が可愛いから、という理由がちゃんとあるので違和感が無いです。

唐突なお色気シーンにも主人公を試したという理由はあって…。
展開がいちいち理由があるので、違和感がないのですよ。

つまりテンプレそのままでも、キャラが理不尽に歪められてテンプレ通りの行動を取らされているのは駄目ですが、
自然にテンプレ通りになるようにちゃんと設定を考えた作品であれば、ちゃんと普通に面白くなるという。

当たり前のことを当たり前にやっている作品ってことですね。
それができていない作品がどれだけ多いことか。

いやそれがテンプレなんですよ。
ちゃんとテンプレ通りに作れば面白くなる要素が詰まっているんですよ。

何が面白いのかさっぱりわからないなろう系は多いですが、これなら面白いじゃん、と納得です。

何が面白いのかわからない時もあえて見ることがありますが、これは普通に面白いので視聴決定です。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

労働能力チートが労働価値を搾取されないために自営業者になる話なのか?

 2話まで観ました。2025.04.14

 頭の悪い物語ですが、戦闘能力以外のスキルプレミアムを持つ人間を上手く描けるのか?と言う思考実験アニメとしてなら興味深くもあります。

 マルクス曰く、資本主義体制下において、労働が産み出す価値に対して、資本家は労働者の再生産(生存最低水準)に必要な分しか対価を払わず、残りの価値は搾取している。

 フェルディナント・ラッサール曰く、資本主義の下での賃金は、労働者の生存最低水準を長期的に上回ることは決して無い(賃金鉄則)

 故に、階級闘争によって資本家を打倒しなくてはならない…。労働価値の全てを労働者の手に!

 糞なろうは一般的に戦闘力チート持ちがほとんどです。中には異世界に無かったモノを製作したりして無双する話もありますが、結局は戦闘力に収斂します。

 本アニメの様に、労働能力がチートで、生産能力が高いと言うのは珍しいです。

 戦闘力は所詮、非生産的なものなので、倭寇やバイキングの様に戦闘力を背景にした略奪で経済回しているならともかく、異世界の社会構造に与える影響は少ないです。

 しかし、労働価値が一般労働者より激烈に高い人物がいるのは、異世界の経済に深刻な影響を与えます。主人公の生存最低水準がとの程度なのかは不明ですが、この主人公を騙して労働させれば、ものすごい剰余を搾取出来ます。

 戦闘力が無い上にお馬鹿な人物なので、奴隷一択でしょう。勿論、強制労働させられるだけの話など、面白い訳がありません。そのため、主人公の周りには良い人ばかりに…。こんなヌルい異世界面白いかね?

 なぜ、暴力革命が説得力を持っていたかと言うと、搾取に抑制的な資本家は、モーレツに搾取する資本家に競争で負けて退場するので、資本主義下では、ブラック資本家しか存在し得ないため、暴力で打倒する必要があるのです。

 資本主義存続のために、社会主義的な修正を加えて、規制等で搾取を抑制して誤魔化しているのが、現在の先進国の社会体制と言えます。別に、マルクスの時代より、資本家が良い人間達になった訳ではありません。

 ただでさえ、資本と労働との関係は緊張関係にあるのに、フィクションの世界とは言え、労働力チートキャラが無事でいられる可能性は低いです。

 多分どこかで物語が破綻し、実は戦闘力も…になるか、このまま「神たちに拾われた男」みたいに微温的な欺瞞に満ちた似非癒しアニメになるか…。見物ではあります。工房主と言う、自営業者になるなら、神たちと同じ様な展開ですね。

 資本家による労働価値の搾取から距離を置く方法として、自営業者か土地を所有する自営農になると言う手段があります。マルクスもこの階級に対しては、明確な定義をしていません。まぁ…落としどころとしては、そんなもんですかね。

 しかし…、創作者たるもの、少しは経済学の古典くらいかじって欲しいものです。あまりにも社会に対する感度が低すぎて、中二病的妄想になってしまうのは、社会的資源の無駄ですね。
……………………………………………………………………… 

 初回観てのレビューです。2025.04.07

 ラストダンジョン前の村の少年かよ!

 まぁ…良くもこんなオリジナルティの無い話を作ったもんですね。ラストダンジョンと違うのは、追放されたことだけです。

 僕何かやっちゃいましたか?で、話を作っていくのでしょうが、この手の勘違い系って、アニメで観ると主人公がキモいんですよね。

 主人公は可愛い男の子なので、ショタ好きなら観てやっても良いかも知れません。多分、想像通りの展開にしかならないでしょうね。スタンピードでザマァかな?

 しかしアニメ業界とは実にフリーダムですな!(皮肉)

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

大貧民 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ラスダンの生産職バージョン。

冒頭はパーティー追放イベントがありますが、パーティー人数が4人しばりとかゲームかと言いたくなる謎設定。
パーティーメンバーでは無く生活を支えるパーティー外サポートメンバーとして活用できるだろうと誰もが考えるが、おそらくは脳筋パーティーなのかも知れない。

主人公クルトはラスダンの主人公ロイドの生産職版と言った感じでとにかく戦闘以外は超チート。そして無自覚。
ロイド(花守ゆみり)に対して、中の人は小松未可子と女性声優でショタ枠扱いなのも似ている。

ラスダンが好きな人には本作もおそらく刺さるでしょう。
楽にボケーっとストレス無く見るにはお勧めです。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

59.7 16 2025年度のラノべ原作アニメランキング16位
クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (126)
265人が棚に入れました
高校生の北条才人はクラスメイトと結婚した。 それも学校一苦手な、天敵のような女子・桜森朱音とである――。 「私と結婚してること、クラスのみんなに言ったら殺すから」 「俺だって結婚を知られたくはない。なんのメリットもない」 普段から嫌い合う二人の新婚生活が上手くいくはずもなく、なにかと衝突ばかり。 しかし、日々の暮らしの中で歩み寄ることで距離が縮まっていき、 一緒にいて楽しい時間が増え、少しずつお互いを理解していく。 才人は今まで知らなかった朱音の可愛い素顔を知り、 朱音は心の中に秘めていた想いに段々と気づき始め……。 素直になれそうでなれない二人が送る胸キュン新婚生活、ここに開幕――!

こっとん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

おいてけぼり

嫌ってる理由、結婚させる理由、結婚を決めた理由
どれも釈然としない
あとから深掘りするのかもしれないけどもやもやしながらみることになって感情移入できません
ラブコメ恒例のドキドキイベントもしょうもない感じで消化しちゃってます

結構深刻なのはヒロインです
ヒロインがかわいくても主人公が不愉快でみなくなることはありましたが、今回はその逆パターンになりそう
キャラデザ以外評価するところがないヒロインですがそれに加えて声優の演技も微妙に感じます

投稿 : 2025/04/19
♥ : 2

Dave さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

モテない中学生男子向け

ティーンエイジャー男子、こういうの好きですよね。自分の努力ではなく、なぜか「なりゆき」でハーレム展開だったり、一方的に好かれてかわいい女子と同棲したり結婚したり。まあ女子と付き合ったこともない、付き合い方も分からない男子がそういう他力本願な恋愛に憧れる気持ちは分からないではないですが…でもこういうのばっかり見てたら一生DTになりそうだけど大丈夫そ?

本作は努力もなく●金持ちの御曹司で●祖父の会社を引き継ぐことが約束されていて●成績も上位で●かわいい女子と結婚して新婚生活を送ることになった…惜しげもなくDT男子の妄想が注ぎ込まれています。ついでにサブヒロイン的な2人の可愛い女子もどうやら主人公に気がある様子?僕の思い描いた理想の高校生活!みたいで大人としては設定だけでムズかゆくなります。

作画は急にコミカルになることはある(レンタル彼女っぽい)ものの、安定の可愛さで問題ないです。アニメとしては至って真面目に作ってるなあという印象ですので、DTドリームについていける人はきっと楽しめるんじゃないでしょうか。逆に努力で何かを勝ち取っていくようなストーリーを好む層には限りなく厳しいでしょうね。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 2

Rera さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ドタバタラブコメ

主人公が大富豪の祖父の策略により、大嫌いなクラスメイトと結婚させられてしまうというお話。
スカした男子とツンデレ女子のよくあるドタバタラブコメ。
あり得ない設定とバカバカしい話の連続だが、ギャグタッチなところとヒロインのキャラデザが好みなので結構見れている。
いわゆる頭空っぽにして見れる作品。
話のテンポも軽快。2人の掛け合いが夫婦漫才のようで面白い。
ヒロインはすでにツンデレ状態。デフォルメキャラも可愛らしい。
ちょいエロがちょくちょく挟まるがすぐに場面が切り替わるので嫌味がない。
なろう系低予算アニメよりは遥かにいい。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

58.0 17 2025年度のラノべ原作アニメランキング17位
アラフォー男の異世界通販(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.7 (88)
263人が棚に入れました
アラフォーの独身男・ケンイチは、突如として異世界に転移してしまう。わけもわからず危険な森をさまよう中で、巨大ネット通販サイト「シャングリ・ラ」が使えることに気づく。 それは異世界のアイテムを換金し、現代日本の商品を購入できる“チート能力”だった! 能力を駆使して商売を始めたケンイチは、瞬く間に商人として頭角を現していく。 「目指すは、異世界でのスローライフ!」 街はずれの森で自由気ままな自給自⾜の生活を送ろうとするが……。 才気溢れるケンイチに惹かれた少女たちが押し寄せ、さらには次々とトラブルに巻き込まれ―― アラフォー男は、念願のスローライフを実現できるのか!? 異世界ファンタジーここに開幕!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

作画の悪さが全てを台無しにしている今期糞アニメ筆頭候補作!そして俺達のハーレムはコレからだ!エンド…。酷いデスネ…。

 最終話(13話)まで観ました。2025.04.07

 最後まで性処理要員が増え、俺達のハーレムはコレからだエンドでした。

 主人公みたいなロリコンかつ獣姦趣味の殺人鬼が、良く転移前の世界で問題を起こさなかったものです。

 作画は最後まで酷く、主人公の目が常に死んでいました。胸糞悪い展開に作画と演出の悪さでウケを狙うのは、何とも言えません。炎上商法と一緒で、持続可能な商売であるとは思えません。

 下手ウマアニメみたいなのは、1年に一本が限度でしょう。あまり、視聴者を舐めないで頂きたい。

………………………………………………………………………

 8話まで観ました。2025.03.03

 今期No.1糞アニメ候補作は伊達ではありません。酷い作画に酷い物語、酷い主人公と三拍子揃っています

 皆様のレビューにある様に、とんでもスキルで異世界放浪メシの劣化コピーです。そして、食い物に恨みでもあるのか?と言う位、登場する食べ物が不味そうです。

 餃子にマヨネーズつけるか?そういう食文化もあるのでしょうが、肝心のマヨネーズも不味そうです。黄色っぽくて、酸っぱくてとろけてれば良いんだろ?で、適当な材料で作っていそうです。

 実際、JIS規格でマヨネーズは成分が決まっているのは、あまりにもヤバい偽物が出回ったからなのですが、アニメでそれを表現しているのかもしれません。全てこんな感じで主人公の料理自慢に説得力が皆無です。

 また、主人公は人間関係に対しては徹底的に受け身で、何となく女の子達が寄ってきてやらしてくれるのですが、未知の性病ですぐに死にそうです。通販で万能薬は売ってないでしょ…。

 しかも、現在2匹いる性処理要員兼用心棒のケモミミ女達が気持ち悪いんだなぁこれが…。皮膚は毛皮なのかな?良くこんなクリーチャーとやれるなぁ…。作画だけでは無くてキャラデザも悪く、やりまくりハーレム主人公なのに余り羨ましく無いと言う…。

 作画崩壊の心配が無いほど作画カロリーの低い本作品ですが、何故か戦闘をしたがります。またコレが酷いと来ています。特に対人戦の作画の悪さが目立っています。描けないならやるなよ…。

 盗賊戦なんて、ギャグみたいでした。しかも、死体の山の中でみんなでキャンプって…。一晩中、瀕死の盗賊のうめき声が聞こえてきそうですが、主人公は人間性の欠片もないので、平気なのでしょう。

 作画が悪くても演出で何とかする方法もありますが、そんな努力も無く、ただただ低品質です。視聴者を馬鹿にした虚無アニメなんて、作ってどうするんでしょ?謎ですね。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 6

猫好き さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

底辺なろうもここまで来たか、、、

今期も底辺なろうは大漁なんだけど、相変わらず豊作ではない。ただの大量生産。その中でも最低クラスの酷さだね

まずそもそも主人公を含めた設定がクズ

中年男が異世界へ転生したら、身体的、魔法的能力はなかったものの、なぜかRakoooとかamaoooっぽい現代日本のメガ通販サイトへ自由にアクセスができるようになった。お金は払わなければならないけど、買ったものは瞬時に届く便利能力

いや、いいよねぇ、こんな能力が手に入ったらb(-_-、と白けた顔で言うしかない

ありふれた物を別世界に持ち込んだら売れに売れて権力者と仲良くなるわ、美人の女の子とやれちゃって俺ラッキーなんて、都合主義な他の底辺なろうで散々使い古されてるのにまたやるの?である

主人公は主人公でつまらない商品で女の子に言い寄られてはセックスして、住んでいるところが居心地が悪くなればほっといて何処かへ行ってしまうっていうクズ

それ以上にとにかく通販なろう物の最悪な点は、作り出した物語の世界観を簡単にひっくり返してしまうような物をほいほい出してはトラブル解決って点がアホらしくて見てられない。それが許されるのは「便利道具を使ってチートしようとしても結局は上手くいかない」ってルールが確立しているドラえもんだけよ

物語にはその世界でのルールがあってその制限下に置いて話を進めなきゃ行けないわけで、それを世界観という。それが無いので説得力がまるでないから作品としてはどうしても最低評価になるしかない

アニメ制作会社もそれを理解しているのか、作画も雑で、なろうだからこれでいいでしょ、丸わかり

とにかく今期最低レベルのなろうって評価

投稿 : 2025/04/19
♥ : 3

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

別に悪くは無いのですが、どこかで見た設定が気になる…

異世界に転生してきて持っている能力はネット通販のみと。
…まあ、良いんですけれどね。

主人公は普通のおっさんですが決して好感が持てないわけではないです。
ネット通販の使い方には一応独自性はあって、決して丸パクリというわけではないです。洗濯バサミが有用というのはなるほど、とも思いました。

というわけで、悪くは無いと思いました。

でも…。

能力が、とんでもスキルで異世界放浪メシ過ぎると思えました。

でも、なろう系ってほぼ全部設定流用でできているんですよね。
なのになんで本作だけ、うーんとなってしまったか。

やっぱりネット通販を持っているという能力がジャンルになるほどメジャーでは無いからかもしれませんね。

失格紋フォロワーはもう多すぎて、『未来に転生したら~が衰退していた』はジャンルとして、目くじら立てる気にはならないじゃないですか。
そこに追加の面白い要素があれば見れると思います。
でも、ネット通販はそんなありふれているというほどでもないので、丸パクリ感を感じてしまいました。

でも、実際使い方に独自性はあるし、後は主人公が今後魔法を覚えたり召喚獣を仲間したりせずネット通販一本でやっていくなら完全に独自性と言えるので、目くじら立てることはやっぱり無いのかな、とは考え直しました。

でも、見ている最中は同じ能力過ぎて気になっちゃいましたね…。

それにしてもオープニングのロボットは何だ。
演出じゃなくて本当ですかね。そうなると通販じゃないと思いますが。
微妙に気になりはしますね。余裕があれば見たいです。

5話あたり
余裕がなくなったので、優先順位が低い順に切ります。
まずこれから。OPのロボットが本当に出てくるのか、だけは興味があったのですが、それ以外興味がなかったので。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

60.5 18 2025年度のラノべ原作アニメランキング18位
いずれ最強の錬金術師?(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (86)
251人が棚に入れました
勇者でもないのに勇者召喚に巻き込まれてしまったアラフォーサラリーマン、入間 巧。 間違って呼ばれて元の世界に戻ることもできなくなってしまったタクミは、「巻き込んだお詫びに」と女神ノルンから手厚すぎるほどの加護と過保護なサポートを受け、剣あり魔法ありのファンタジー世界『ミルドガルド』で人生をリトライすることに。 「戦闘職は絶対合わない」と地味な生産職を希望し、バトルとは無縁の穏やかで慎ましい異世界ライフを希望――のはずが与えられたスキル『錬金術』は、聖剣から空飛ぶ船まで何でも作れる超最強スキルだった……! ひょんなことから手にしたチートスキルで、商売ではボロ儲け、バトルでは無双状態に!? 「第10回アルファポリスファンタジー小説大賞」読者賞受賞、シリーズ累計発行部数100万部突破、コミカライズも絶好調の大人気作が、待望のアニメ化! 望んでいないのに最強になってしまった錬金術師の、ほのぼの(?)異世界冒険譚が幕を開ける!!

こま さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

某ア◯マで2話までリアルタイム視聴。少年を助けた主人公、家を建ててもらう事に…だと!?

視聴にはコメント観ながらじゃないと耐えられなかったんだ!しょうがないよね?
毒にも薬にもならない系なろう詰め合わせセット。

女神、異世界召喚、異世界転生、間違えちゃったテヘペロ、糞国家、禁術、加護、ステータス、ユニークスキル、パッシブスキル、アクティブスキル、魔法、レベル、スキル、魔力、ゲーム、時空間属性魔法、成長限界突破、ステータスとスキル爆上がり、索敵、気配察知、ウォーターボール、タゲ、アイテムボックス、時間停止、無限自動整頓、槍術、生物不可、生産職、土魔法、女神の目的…etc。うぁーしゅごいー

眠くなるマンガ確認したけどストーリーは同じで今の所改変無し。
村には宿が無い、だから家を建てるって言うよく分からない事になったの凄かった。
みんな優しい!!とか言ってたの怖いわw
リアルタイム視聴かつ余裕あったら観るかもしれないし観ないかもしれない。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

Dave さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

AIが作ったような無個性(だが悪い個性もない)

最初は悪くないかもと思い、我慢を続けましたが7話で限界を迎え、
ついに8話で堪忍袋の緒が切れて撤退しました。
うん、つまらない!

思えば5話くらいからグダグダ具合が増してきて、薄っぺらさを補おうとして登場人物を増やしてさらに話がぼやけて…8話はタイトル通り「パーティー名を決める」だけで1話使いました。冗談のように聞こえるかもしれませんがマジです。小学生向けのギャグ漫画並みの内容のなさにさすがにバカにしすぎでしょう。

最初は東山奈央・茅野芽衣の二人でしっかり脇を固めるのかと思いましたが、結局はあふれかえるチーレムでした。もう誰が誰やら、めっちゃキャラ立ちが悪い。こういうのは原作者が悪いんでしょうが、キャラを掘り下げる力量がないから数を増やしてごまかそうとするの、ほんとに悪手ですよね。

こういうペラペラシナリオの現場、声優さんやらスタッフさんやらどんな気分でお仕事されているんでしょうね。「牛乳にチーズもあるのか!」「ちゅどーん(瞬殺)」…彼らもプロですからこれが酷い作品であることは重々承知の上で仕事ですからそれなりに卒なくこなしているんでしょうが、やっぱり熱は入りにくいですよね。どこかに虚しさを抱えながら、淡々とオーダーをこなしているのかな。

そういうスタッフのご苦労を考えると心苦しいですが、やはり面白くないものは面白くない。うん、面白くない。来週もこれを見るのかと思うとウキウキどころか憂鬱になりましたので、HDDの予約を外しました。
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とりあえず2話まで鑑賞。

うん、ぜんぜん悪くはないです。作画も安定しているし、イキった主人公もウザい登場人物もいなければ、胸糞展開もありません。一言で言うなら、イージーモードで平和です。ナーロッパで稀有な光属性魔法とかテイムとか無自覚に使えて、現代知識で作ったアイテムが高額で売れて、周囲のみんなが助けてくれて。

ストレスなく見れるのですが、すでに先週の話が過去作品の記憶とごっちゃになるというか、オリジナリティが皆無なんです。最近AIで作った架空のアニメとかありますよね、ああいう感じの無個性。本当はこれAIが作ったとかじゃないですよね?

嫌いな要素は全くないので視聴は継続するのですが、この感じだと半年後には内容が一切思い出せなくなりそうです。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 4

ヨッシャア! さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.1

見る価値のない、薄ら寒い茶番

【物語】 1.0 / 5.0
「勇者でもないのに勇者召喚に巻き込まれてしまったアラフォーサラリーマン」「「巻き込んだお詫びに」と女神ノルンから手厚すぎるほどの加護と過保護なサポートを受け、剣あり魔法ありのファンタジー世界『ミルドガルド』で人生をリトライすることに」「バトルとは無縁の穏やかで慎ましい異世界ライフを希望――のはずが与えられたスキル『錬金術』は、聖剣から空飛ぶ船まで何でも作れる超最強スキルだった……!」(あにこれに掲載されているあらすじから一部抜粋)
 上記の要素を筆頭に、量産型低品質なろう作品詰め合わせセットのような内容に目眩がする。
 他にも「現代技術を持ち込んでチヤホヤされる」「とりあえず奴隷を仲間にする」などのテンプレ要素もしっかり登場し、「原作者は、オリジナリティのオの字も知らない小学生かな?」と訝しんでしまうレベル。
 他の量産型低品質なろう作品同様、見る価値のない【物語】である。

【作画】 1.5 / 5.0
 量産型低品質なろう作品の中では、まだマシなレベル。
 だが、それはこの作品に戦闘などのアクション要素が少ないから保てているものであり、演出や構図などは稚拙で「アニメ作品として作画の体裁は保っているだけで、目で見て楽しめる作画ではない」というのが正直な感想。

【声優】 1.0 / 5.0
 メインキャラに茅野愛衣や東山奈央ら、サブキャラに雨宮天や飛田展男ら、有名どころをキャスティングしており、この点も量産型低品質なろう作品特有と言えるだろう。
 さすがと言うべきか、出演声優はしっかり演技をこなしており、棒読みや内容にそぐわない怪演は存在しない。
 が、今後このような「リスペクトもクソもない客寄せパンダも同然の雑なキャスティング」には最低点をつけることとした。
 理由としては「内容での勝負から逃げ、声優が実力で築き上げたネームバリューにタダ乗りしようという魂胆のキャスティングが嫌い」というのが一番大きい。 

【音楽】 1.0 / 5.0
 印象に残らない。
 
【キャラ】 1.0 / 5.0
 量産型低品質なろう特有の「なんかできちゃった…(苦笑)」系の主人公に評価すべき要素など存在するわけがない。転生前がアラフォーのサラリーマンだったにしては、精神性が極めて幼稚で優柔不断。本当に社会人経験があったのかと疑うレベルの思考の浅さは、原作者の知能レベルを反映したのだろうか。
 複数登場するヒロインたちも、正常な判断能力を奪われたのかと思うほどに不気味な従順さを持ち、このような思考・行動ロジックのネジが外れたキャラクターに感情移入したり魅力を感じたりすることは一切できない。



【総括】 5.5 / 25.0 (平均 1.1)
 量産型低品質なろう特有の「見る価値のない、薄ら寒い茶番劇」といったところか。
 このような作品に価値はない。

・追記(10話)
 怪獣映画「ゴジラ」から、鳴き声をパロディ?サンプリング?引用?してると思しき効果音が登場した。
 仮に許可をとっていたとしても、法に抵触していなかったとしても、このような駄作の、ましてやポッと出の噛ませヴィランごときに世界的な怪獣の鳴き声を拝借しようという采配も極めて薄ら寒い。声優の知名度にタダ乗りするかのようなキャスティングに加えて、ゴジラの知名度にすらもタダ乗りしようとする思考回路はもはや邪悪と言っても過言ではない。
 原作者の腕が稚拙ならば、アニメ制作陣の頭も愚かでくだらない。ある意味お似合いタッグのアニメ作品と言えるだろう。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 2

62.3 19 2025年度のラノべ原作アニメランキング19位
日本へようこそエルフさん。(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (76)
239人が棚に入れました
エルフさんは日本の文化に興味津々!? 社会人の北瀬一廣の趣味はとにかく寝ること。 彼は、幼い頃からいつも夢で見る不思議な異世界で、胸躍る冒険をしていた。 ある時、仲良くなったエルフの少女と古代遺跡を探索していた時に、運悪く出くわした魔導竜にブレスで焼かれてしまう。 夢から覚めると、部屋にいるはずのないエルフの少女が隣で眠っていて――

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

異世界転移の仕方に独自性があり、エルフも可愛い

異世界転移の仕方がありふれていなくて良いですね。

夜眠ったら異世界の夢を見ている、と思ったら異世界転移していたと。
死んでも現実に戻って目を覚ますだけ、また眠ったら続きが見られる…
なら、まあ夢だと思いますな。

弁当がちゃんとなくなっているなら夢遊病になった自分が食べているのかとか気になると思いますが。
まあ良いか。

そして日本に来ることになったエルフさんが可愛いですね。
日本、そして異世界での2人の冒険が今後も楽しみです。


…どうでもいいですが、主人公めっちゃ上級国民ですね。
25歳で、スカイツリーが見える都内1LDK以上の高層マンションに1人暮らしで住んでいて。買えば億、賃貸なら月20万くらいでしょうか。
車も結構でかいですよね。
年収は一千万程度ですかね。それで毎日定時退社か。親の金かもしれませんが。
お前こんなことなくても結婚相手には困らないだろう、と思いました。

全話感想
地味な作品であったことは否定しませんが、なかなか良かったと思います。
エルフさんことマリアーベルが可愛かったですね。
そしてそれで文句なし、十分です。

ハーレムではなく、他の女性はドラゴンといい日本でも人妻ばかりという。完全一対一ですね。
ハーレムを描く気が無いならそれで良いと思います。
2人の恋模様をゆったり描いていてなかなか良かったと思います。
冒険の方はそんなに活躍するでもなくテンポが良いでもなく、とにかく地味ではありましたが…。

でも、私はこの作品、結構好きでしたよ。

てか転移している間は消えているのね。
そりゃ育ての親にはバレバレですわ。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 3
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

マリーを愛でる作品

まきしま鈴木による原作小説は、『小説家になろう』から『HJノベルス』(ホビージャパン)で刊行中(既刊10巻、未読)。
青乃下によるコミカライズは、『コミックファイア』(ホビージャパン)にて連載中(既刊11巻、既読)。
アニメは全12話(2025年冬)。監督は、『理系が恋に落ちたので証明してみた。』などの喜多幡徹。制作は『嘆きの亡霊は引退したい』、『Sランクモンスターの《ベヒーモス》だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎士として暮らしてます』などのゼロジー(以上、Wikipedia参照)。
(2025.3.7 投稿 3.29 第12話視聴後投稿)

ホビージャパンといえば、『クイーンズブレイド』シリーズ、『ビキニ・ウォリアーズ』、『sin 七つの大罪』での「ファンタジーエロ」路線の印象が強かったのですが、同社からコミックファイアが刊行された後は「エロ」要素が控えめに。

そして、コミックファイア作品は、『百錬の覇王と聖約の戦乙女』、『インフィニット・デンドログラム』から始まり、最近は、『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』、『新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。』と次第によくなってきた印象があります。

本作は、コミックファイアで初期から連載されていた作品なので、満を持してアニメ化といったところでしょうか。


【あらすじ】
主人公は現代日本で平凡なサラリーマンをしている25歳の北瀬一廣(CV.小林裕介)。彼は睡眠中に夢にしてはやけにリアルな剣と魔法のファンタジー世界に行くことができるという特殊能力を持っていた。

いつものように夢の世界を冒険していたカズヒホ(※夢の中での一廣の名前)は、既知の仲であったエルフの精霊魔法使いマリアーベル(CV.本渡楓)と共に遺跡を探索中、魔導竜ウリドラ(CV.内山夕実)のブレスにマリー(※マリアーベルの愛称)ともども焼かれてしまう。しかし、これは、あくまで一廣の夢のお話。彼は目覚めれば無事なのだが、起きるといつもとは違って夢の世界の住人であるはずのマリーが傍らで寝息を立てているのだった。

こうして一廣は現代日本でマリーと共同生活を始めることに…


【マリーを愛でる作品】
Youtubeの東映ビデオチャンネルで3月2日に配信された『生配信ですよ、エルフさん』特番では、2024年末に結婚報告があり、その後、初共演作となる小林裕介・内山夕実夫妻がそろって特番に登場ということで作品より話題に(笑)
(※内山さんがこれまでのイメージと違って夫に手料理を振舞っているらしく、そのことを口外してもいいかどうかについて夫婦会議がなされたそう(笑))

もっとも、その特番でちゃんと小林さんが宣伝していたように、本作は「マリーを愛でる作品」。異国の美女を日本で観光案内するというのが一番近いイメージ。見目麗しい異世界人が現代日本の(食)文化に触れてするオーバーめのリアクションを(色々な意味でよだれを垂らしながら)見守る作品となっております。

設定としては、『江戸前エルフ』のエルダと同じで、異世界人が現代日本に転移してくるというファンタジー作品。ただ、異世界に戻れないわけではなく、カズヒホが眠るとマリーも一緒に異世界に戻れるので、現代日本と異世界を行ったり来たりするというところが本作の特徴。


【考察のススメ】
特番で小林さんが、主人公の一廣は、必ずいつも定時に帰宅する25歳の平凡なサラリーマンのはずなのに、スカイツリーの見える高層住宅に住んでいたり自家用車を持っているなど、何の仕事をしているのか謎と言っていました(笑)

確かに、これらを自分で稼いだ金でそろえた前提だと矛盾するので、例えば、両親が亡くなって、その遺産を譲り受けたと考えれば、ご都合主義といわれそうですが一応説明はできます。
(※第11話で、{netabare}一廣は母子家庭だったことが明かされるも父親と離別した理由までは明かされず。{/netabare})

他の設定についても、主人公が一廣なのに「カズヒホ」という変な名前を変えようとしないのが不自然という意見もあるよう。

もっとも、本当に異世界転移なら、Aさんに対して「サトウ」と名乗って、Bさんに対して「スズキ」と偽名を名乗ってもいいわけで、そもそも「カズヒホ」という戸籍に登録したような変更できない名前があることが変なわけです。

これに加えて、第1話で「夢の中のカズヒホ」と「現実の一廣」の姿が違うこと、腕に着けたデバイスから異世界の正確な時刻がわかることを併せて考えると、「一廣は異世界ではなくゲーム世界に転移した」という推測が成り立ちます(※ゲーム世界なら、最初に名前を入力することも納得できる。)。

また、ゲーム世界なら、そのゲームを作った存在がいるはずで、第1話で探索することになる古代に文明が発展し住人が謎の失踪を遂げた「ナズルナズル遺跡」は、そのゲームを作った存在と関係があるのではないかという考察もできる。

「カズヒホ」?なにその変な名前で終わってしまうより、こう考えた方が話も広がって愉しいと思うんですよ。

まあ、こういう視聴者の反応をみていると、アニメ制作者が説明過多になるのもわかるんですが、前回の『ダンダダン』のレビューで指摘したように、アニメは基本的に画で伝える媒体。
だから、個人的には、映像としての魅力にもつながると思うので、できるだけ画で伝える工夫を続けて欲しいです(※優秀なアニメーター不足を言葉による説明で補っているとみることもできます)。


もっとも、特に「なろう」原作は、考察するとかえってアラが気になってしまうような作品が多いことも事実。

例えば、本作の第1話だと、ウリドラに燃やされたとき、一廣自身は夢の中で死んでも無事なことを知っていてもマリーまで無事なのか分からないのに、やけに落ち着いていた。一廣は、マリーの安否がわからず少なからず彼女に好意を持っているのなら、マリーを心配するのが普通だと思うので、これはマリーが無事だという結論ありきのご都合主義展開だと思います。
また、一廣は現代日本に転移直後で右も左もわからないマリーを部屋に一人残して外にサイズもわからないマリーの服を買いに行く。とりあえずマリーにTシャツなんかを着せて現状説明が先だと思うので、「マリーの着せ替えシーン」をとにかく早く視聴者に見せたかったんでしょう。これもご都合主義展開だと思いますが、「マリーを愛でる作品」というコンセプトが出たシーンともいえます。

でも、娯楽でストレスためても仕方ないんで、個人的には、間違い探しをするより、どうしたら矛盾せず説明できるか考えながら観た方が愉しくみられるんじゃないかと思ってます。

ちなみに、第1話でラストへの伏線がきちんと張られている作品は良作なことが多いので、視聴する作品を早期に見極めるうえでも、そういう視点があるといいいかもしれません。


【感想】
で、考察を勧めておいてなんですが…、本作は、上でも書いたようにストーリー展開に雑なところがあるので、例えば、第11話で、{netabare}一廣が祖父のことを「あの人」と呼んでいたり、よそよそしい言葉遣いをしたりしていて心理的な距離を感じるのですが、コレ、わざとやっていて何かの伏線なのか、そうじゃなくてただの一廣の素なのかわかんないんですよね…

この辺の情報を補完することは、原作改変にあたらないと思うのでアニメ化にともなって積極的に情報を補って欲しいところでした。


その辺を気にして12話を観ましたが、一廣は、母子家庭だったのに母親にも捨てられ、現実世界ではあまり楽しそうではなく夢の世界に生きるようになったということのよう(※真相はよくわからないですが、普通に一廣の性格形成に影響ありそうなんですけど…)。

祖父が不幸な境遇にあった孫である一廣を温かく見守っていたというのはわかるんですが、一廣がその祖父のことをどう思っていたのかが分からない。
(※漫画を読んでるときは、そこまで気にならなかったんですけど、アニメ化でその辺のアラが気になる作りになってしまってます。)

結局、1クールでみたとき、回想シーンでも祖母や父親に深く触れられておらず、主人公である一廣の掘り下げが弱かった印象。なので、一廣の心理がよくわからず、「一廣とマリーとの恋愛ものというより、どうしても観光案内という印象が強くなってしまう」作品でした。

ちなみに、漫画は続きがあるので、2期あるかも…しれません。{/netabare}

投稿 : 2025/04/19
♥ : 6

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

異世界に行かないでエルフさん

日本に来てすごいすごい言ってはしゃぐエルフさんと同居生活する話だけど、異世界でも一緒に冒険します
日本編は男性向けのラブコメ、異世界編はインスタントなろう系
エルフちゃん目当てに見る人なら楽しめそうだけど、私には合わなかった

エルフちゃん以外の顔ひどい・・・主人公の顔変わりすぎ
異世界の世界観が十分に語られてなくて、ぜんぜん面白くない

一番合わなかったのはカズヒ「ホ」っていう変な呼び方
聞くたびにモヤッとするのでだんだん見るのがイヤになってきました

投稿 : 2025/04/19
♥ : 11

55.3 20 2025年度のラノべ原作アニメランキング20位
没落予定の貴族だけど、暇だったから魔法を極めてみた(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.4 (85)
219人が棚に入れました
晩酌を楽しんでいた男は、気づけば貴族の五男・リアムの肉体に乗り移っていた。 憧れの魔法を練習する気楽な日々をおくっていたが、属性魔法の習得はもとより精霊を召喚したり、強力な使い魔を得たり、どんなに難しい魔法もマスターしていく! 没落予定だった実家からの独立を目指して冒険者になった彼は、いつのまにか世界屈指の魔術師に成り上がっていくのだった! 最強貴族による自由気ままな魔法ファンタジー開幕!

大重 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.1

稀に見る酷さ。ご都合主義が極まり過ぎて気持ち悪い

1話感想 3.1 ザ・なろうって感じ
作者の三木なずなという人はなろうで何本もヒット作を出している売れっ子ですね。

何本もアニメ化しているのかと思いましたが、これで2本目ですね。まだ2本アニメ化が決まっているそうで。
大したものです。

で、そんなヒット作家様の作品ですが…。

まあ、なろうらしいなぁって感じですね。
ご都合主義な師匠の存在とか。

ただまあ、こうした都合の良さとかが心地よさにも繋がるのでしょうか。
すごくお手軽にインスタントに楽しめる感があって、そして決してクオリティが低過ぎはしないんですよね。

都合が良い、くらいは文句は言えますがそんなのは世の主人公は大なり小なり都合が良いものです。
理不尽に世界すべてが主人公のために出来上がっているというほどのクオリティの低さは無く、没落貴族という設定や主人公に降りかかる困難などにも、基本的にはちゃんと筋は通っている。

というわけで極めてなろうらしいなろう作品ですね。

うーん、それが面白いかと言われると私には響かないのですが、流行りを抑えておきたいとは思えました。

見れたら見ます。ノンストレスで軽く見れますし、そういう価値もありますね。

2話 2.7
うわ…。アスナも大概ですが、友人の紹介だからって初対面の男の奴隷に平然となる女がいますか?
いやいくらなんでもこれは酷い。もうちょっとマシなエピソード作れないんですかね?
人間を描こうとしていないですよね。

3話 2.2
今度はドラゴンが向こうから奴隷に…。
どんだけ都合の良いことが苦労もなく向こうから降ってくるんだか。
このドラゴンは子どもを殺されているんですけれど?
おかしいだろ…。

ここまで酷いなろうは久しぶりで、ちょっとツッコミを入れるのが楽しくなってきたのでもうちょっと見てみます。

4話 1.6
見れば見るほどひどくなっていく。
ピクシー達がエルフになって感謝する?
種族の誇りとか無いわけ?
名付けもすごい適当で、覚えてすらいないし。
名前って普通重要じゃないの?
こんないい加減で良いのか。

だというのに、主人公のやることなすこと全部が全肯定されるのが本当に気色悪いです。
一目瞭然で良いことをやっているならともかく、一見頭おかしいですからね。
精霊も妖精も全部ただの奴隷扱いだし、勝手にコピーを作るわ、ろくなことしてねぇ…
なのにみんな口を揃えて全肯定。
ここまで気持ち悪い話もそうは無い。

酷さが極まりすぎて逆に見たくなってきました。見ます。

6話 1.3
もうこの話の酷さがどこまで酷くなる楽しみに見ていますので粗探しで申し訳ないですが…。
粗探しって、既に粗しか存在しないのに何を探すのかって話ですが、新たな粗がさらに出てくるかってことですね。今更こんなの驚かない、という粗はもうスルーです。オークのデザインも酷いとか。

今回は物に名付けしたことでさらに酷いと思いました。

物品に同じ名前はつけられないことを知らなかったと。
そういうルールは別に良いんですが、じゃあやっぱり名付けってのは世界に一つのユニークな名をつける、ある程度神聖なものなんじゃないですかね?
でもそんなホイホイ作った物に名前をつけて良いんですかね?

他人に対して勝手に名付けするところがキモいと思っていたのですが、やっぱりモノ扱いしているってことですし…。
モノを大事にしているとも思えませんし。

新たな酷さがまだまだ出てくるなんて、本当に目が話せない作品ですね。
これからもキモ! と思わせてくれるか楽しみです。


どうでもいいですがこの話がなんでこんなキモいかと考えたのですが、説明不足も大きいですね。
私達人間は宇宙人から「お前を進化させてやろう」っていきなりタコ星人にされたら、喜ぶことは無いんですよ。タコの触手が超便利で人間の身体よりずっと良い、とわかれば、色々考えて望む人も居るかもしれませんが、常識的に考えればありえない。そんなことをされて喜ぶなら、そういう説明が欲しいわけです。
進化することは全種族の夢だとか。パクリ元の転スラは最低限説明がありましたよ。
奇異にしか見えない行動をいきなりやって、後付で称賛されるところが本当にキモいです。

全話感想 1.1
いやー酷かった。
まあ根性で見続けたのは、ここでいかに酷かったか、最後に感想を書くためでしたね。
とはいえ途中で大体語ってしまいましたが…。

なぜこのアニメが他の数あるなろうアニメの中で随一といえるほど酷いか。
これだけ数があるなかで最低を超えるのはなかなかです。
他に競い合えるのは異世界スマホなんですが、あれも本当に酷いのですがこちらの方が不快感は上です。

こちらの主人公は他人を奴隷にしたりモノ扱いしたり平然としているクズだからですね。
そしてそのクズっぷりが咎められることなく雑に全肯定されている様子が心底不快だから、というところです。

確かに異世界なんだから奴隷が普通だと思う価値観でも良いはず。
しかしこんな低品質な作品で異世界の価値観を描くもなにも無いでしょう。
地球人の感覚で普通に変だと思うことは変なんですよ。

その変さ、奇異さに作中で誰も指摘しない。じゃあ視聴者が否定するしか無いですよね。

他人を奴隷化して喜ぶようなクズ主人公でも、ちゃんと自分のクズさに自覚的であったり作中で問題視されていれば良いんですよ。
あるいは奴隷が肯定的に描かれる世界であることをちゃんと説明しているとか。
そのすべてが存在しないので単に気持ち悪いという感想にしかなりません。

一度嫌いになると、ふざけた呪文が出てくる度にムカついてしまいますし、主人公を全肯定するボットのようなキャラ達も全員不快で、まあ最後まで本当に不快でした。


この酷さに1話で見抜けなかったか。
まあ1話は良いんですよ。前提だから。
例えば勇者の子孫が魔王を倒しに行く話があったとして、勇者の子孫なんておかしい、というツッコミはする方が頭がおかしいわけです。そういう人が主人公に選ばれただけなので。

ご都合主義に賢者だかの弟子になれた、まあこの師匠も二度とでてこなくて、何だったんだって感じですが、1話限定ならそういう幸運に恵まれて魔法が使えるようになった主人公の話、ということで容認するべきです。
一話で都合の良いことが起こるのは全作品共通ですからね。
のびたの元にドラえもんが来るのがおかしいと文句を言うことは有りえません。

その後真っ当な話が続いていれば、ここまで不快になることは無かったでしょう。というわけで1話で見抜けなかったのは仕方ないかと思います。

これだけたくさんの作品があって、まだ最低ランクを塗り替える作品も出てくるのとは。
1話から問答無用のゴミなら流石に1話切りしちゃうので、なかなか出会えないんですよね。
まあ無駄な時間を使いましたが、ある意味価値はありました。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 5

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

今期なろう系最糞候補作品!真面目に制作する気が無いのかな?

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.27

 酷いよリアムさん!周辺国に対し、質の高い銀貨を無限に流通させて、インフレ攻撃を仕掛けたり、舗装道路を作って軍事的圧力をかけたりと、リアムの圧倒的チート力でやりたい放題です。無意識に全方位に喧嘩を売ります。

 隣国が興廃をかけた全面戦争を仕掛けてくるかと思いきや、俺なんかやっちゃいましたか的贈り物で籠絡されます。

 都合良すぎるやろ〜!他国の連中も頭がお花畑の様です。しかも、国家運営は部下達がやってくれるそうです。大丈夫かいな?

 作者が政治描写に飽きたな…。転スラの真似すら出来ません。何なのこの糞アニメは?

 全員奴隷なのも含めて、主人公のリアムが倫理的に破綻した異常者なだけのキモいアニメでした。こんなに都合良くなんでも出来たらおかしいとか思わないのかな?

 仕事とは言え、こんなアニメを作らされるクリエイターの皆さんが可哀想でなりませんでした。
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 11話まで観ました。2025.03.19

 全員奴隷!だから安心安全のキモい世界…てか!?リアムさん、ついに魔法都市を作ってしまいました。いや〜良いですよ!どこまで気持ち悪い妄想世界を展開出来るかの思考実験アニメと化してますね!

 魔法都市内はミスリル銀を混ぜたアスファルト的なもので道路を舗装したので、誰でも魔法が使えるそうです!なんで?

 後、ちゃんと栗石を入れたりして地盤を補強しないと、アスファルトと砂利で舗装しただけじゃあ、直ぐに剥がれるか陥没するでしょ…。おっと、ツッコミは野暮ですね。きっと、想像も出来ない様な凄い素材なのでしょう。

 基本的になろう世界の魔法は、他人を殺傷することに特化しているので、誰でも攻撃魔法が使える様にするなんて、一般住人に銃や刀等の凶器を配っている様なものですが、魔法都市の住人はみんなリアムさんと従魔契約した、脳内思考をしていない肉奴隷どもなので、悪いことはしないのです。

 最近は、なろうでも珍しい主人公に都合の良すぎる世界で、観ていて痛々しいです。現代が舞台だったら、地獄のディストピア小説、1984年並の狂った管理社会です。

 モブ共は老若男女みんな主人公凄い凄いしか言いません。見ようによっては、リアムに反発してくるカマセ兄貴が一番まともな登場人物なのかもしれません。

 後一話で終了ですが、どんな気持ちの悪いオチになるか、とても楽しみです。

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 9話まで観ました。2025.03.04

 リアムさん、陛下と呼ばれるくらい出世した様です。そして、銀貨を生産する様ですよ!品質も良く、競合銀貨の3倍の価値があるとのことです。

 馬鹿なろう爆発やで!金融業が発展するまで、中々信用取引とか出来ず、経済発展のためには金銀銅の生産増による貨幣の流通量の増大に依存していたのに、ほぼ無から銀貨を生産しないでよ…。

 金融経済学とかを少しでもかじっていれば、リアムのやっていることは小学生の妄想レベルなのが良く分かると思います。

 かの古代ローマ帝国でも、戦争時等の財政出動のためには、金貨や銀貨の悪改鋳による貨幣量の増大に依存しており、帝政末期には金貨の金含有量が0(それは金貨とちゃうなぁ)になって滅亡したし、日本も皇朝十二銭の改悪によって対新羅、唐戦の戦費を調達しようとして貨幣制度が破綻し、江戸時代まで独自通貨を発行不能になるなど、貨幣を巡って苦労してきた歴史が人類史なのに、全くアホですね。

 本家の転スラが、魔法による貨幣生産とかに手を出さないのは、結構わきまえているからなのかなぁと感じるほど、後続のなろうは酷いとは…。

 劣化コピーの量産で価値が落ちていくのは、まさに貨幣の悪改鋳により、悪性インフレに陥っている糞なろうアニメ市場を観ている様です。

 貨幣は戦略物資でもあるため、このままリアムが貨幣を増産すると、他国はリアム王国の貨幣に席巻されて経済崩壊するので、リアム王国を爆心地とした世界大戦が勃発します。

 全世界に向けて喧嘩を何となく売ってしまったり、糞なろう主人公はどうしようも無いですね。

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 6話まで観ました。2025.02.13

 他の方のレビューにもありますが、全く劣化版転スラですね。魔物に名前を与えて国民にしていきます。アイテムにも名前をつけて進化させられる様です。そして、回りの連中がゴイスーゴイスーと…。

 あまりの気持ち悪さに吐きそうです。ストレートな妄想には付き合いきれない感じです。もう少し、オブラートに包んだ方がよろしいかと思います。

 そしてまた、技術に対してのリスペクトが全くありません。鉄を鋳型に流し込んで強力な魔法のアイテムを大量に生産しますが、鋳物を作るのがどんだけ大変なのか分かってるのかな?

 なろう世界は鉱物に不純物とか全く含んで無いのがデフォなのかいな…。頭の悪さが炸裂します。苦労して先人達が工業化したのに、この程度の物語に収斂しているなんて、度し難いですね。

 また、キャラクターを増やさないと話を作れない系なので、いつの間にかケモミミがメインヒロインになっています。澱の様にヒロインが溜まっていくんでしょうね。糞なろうあるあるです。

 こんなアニメを作らなくてはならない制作会社の方も、声優さんも大変ですね。日本の恥部をさらけ出してどーすんねん!

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 3話まで観ました。2025.01.25

 いやはや…。皆様のレビューにある通り、作画も低カロリーで、無双バトルにも迫力が無く、主人公が凄い魔法を放っているはずなのですが、どう考えても絵面がショボいです。

 それでも主人公の奴隷ハーレム喜び組要員達を中心に周囲の人物達はゴイスーゴイスーと連呼いたします。全員洗脳でもされてるんかいな…。

 とにかく主人公に都合の良いことしか起こらず、全てが過去のなろう作品で観たことがある事ばかりです。こんなオリジナルティの欠片も無い呪物みたいのを制作、放映して恥ずかしいとか思わないのでしょうか?

 今期のなろう系作品の中でも随一の志の低さが光ります。他のなろう作品も、糞だと言われながらも独自性を出そうという努力は感じられますが、本作品にはそれすら皆無です。

 主人公アゲアゲ接待で、最近引退した、人類最恐強姦魔が設立した芸能事務所に所属していた9000万円不同意性交ヅラみたいな、勘違い性獣モンスターでも育成したいのでしょうか?実に気色の悪いアニメとしか言えません。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 9

ヨッシャア! さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.1

数ある低品質なろう系の中でも、酷さがひときわ光る作品

【物語】 1.0 / 5.0
 魔法が存在する世界に何の脈絡もなく転生し、そこから雑にトントン拍子で無双するだけの、他の作品で何度もこすられたような内容の雑ななろう系作品。
 中身があまりにも虚無でつまらなく、この作品についてあれこれ考えたりすることは脳のリソースの無駄だと断言できる。
 転生要素はあるものの、その設定が活かされることはほとんどなく、極めて雑で、幼稚で、「何番煎じだよこれ…」と頭痛さえ覚えるような見るに堪えないくだらない展開が続く。
 まだ小学生のほうが面白い話を書けるのではないか、と思えるほどに内容があまりにも低レベル。
 自分のように「毒を喰らわば皿まで」のポリシーのもと、様々なアニメを見るような趣味でもなければ、このような物語に触れる必要は一切ない。
 もしもあにこれに「0点」をつける機能があれば、即決で0点をつけていただろうと思えるほどだ。
 低品質な作品が多いなろう系作品の中でも群を抜いて【物語】に魅力はない。

【作画】 1.5 / 5.0
 アニメ史に残るような作画崩壊をいくつも見てきた自分としては、最低点をつけるほどの作画ではない、というのが正直な評価だ。
 とはいえ、作画のレベルは極めて低く、ほぼ全てのシーンにおいて構図作りがド下手くそで、アクションも稚拙。
 頭や心で楽しむ【物語】がひどい出来なら、目で楽しむ【作画】も似たようなものである。

【声優】 1.0 / 5.0
 声優に罪はないとわかった上で書かせてもらうが、彼らの演技に【物語】も【作画】も追いついていないため、彼らの演技もどこか場違いのように感じられる。
 また、主演の村瀬歩氏の演技が、なろう系主人公にありがちな「そうなのぉ~?」「たはは^^;」といったセリフ回しと悪い意味でマッチングしており、俗っぽく言うなら「クソガキ感」が途轍もない。
 村瀬歩氏に一切の非はないことは大前提だが、見ていてストレスや不快感を感じる人はそれなりにいるだろう。
 
【音楽】 1.0 / 5.0
 印象に残らない。

【キャラ】 1.0 / 5.0
 作者が書く幼稚で、虚無で、荒唐無稽で、見るに堪えない【物語】に引っ張られて、キャラクターの中身ももちろん崩壊している。
 行動ロジックに共感できる部分はほとんど無く、「異世界における価値観の齟齬」のような描写もないため、キャラクターが何を考えているのか、何をしたいのかが理解しづらく、不気味とすら言える。
 なろう系にありがちな「ヴィランのほうが人間味があって共感できる」という現象がしっかり起きている点も記しておきたい。
 また、作者の台詞回しもド下手くそで、口調が安定しなかったり、自分の考えた設定をぺちゃくちゃとキャラクターに喋らせるだけのナレーター化もひどい。
 これらの点から、キャラクターにも一切の魅力は感じられない。
【物語】を作るのがド下手くそなら【キャラ】を作るのもド下手くそなのは当然だということを我々に教えてくれる作品と言えるだろう。もちろん、これは皮肉だが。



【総括】 5.5 / 25.0 (平均 1.1)
「こんな内容の作品がアニメ化されるほどには売れる」という吐き気を催すようななろうドリームが存在している。そのような恐ろしい現実を我々に改めて教えてくれるおぞましいアニメである。
 見る価値は一切ない。
 本当に腹立たしい。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 4

60.0 21 2025年度のラノべ原作アニメランキング21位
マジック・メイカー ~異世界魔法の作り方~(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (85)
208人が棚に入れました
リスティア国の片田舎の領地を治める下級貴族、オーンスタイン家。そこには、二人の姉弟がいた。 姉のマリーは、父から剣術の稽古を受けるのが大好きな活発な女の子。 弟のシオンは、部屋に籠もって本を読むのが大好きな内気な男の子。 性格は正反対の二人だが、優しい両親に見守られながら、仲睦まじく暮らしていた。 そんなある日、シオンは『まほう』というものがこの世界に存在するか、父に尋ねる。 しかし、貴族としてそれなりの教養がある父でも、『まほう』という言葉自体を知らなかった。 ましてや、シオンが言う「火とか水とか風とか光とか、何もないところからいろんなものを出したりする」現象など、この世には存在するはずもなく……。 その日から、シオンは目に見えて落ち込んでしまう。 シオンを励ましたいと、幼馴染みで農家の娘のローズに話すマリー。 すると、湖で不思議な現象を目の当たりにして――
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

5話 タイトル通りの話ですが、プロセスが弱いので面白くないです。

1話 初期のアイデアはいいですが、結局そんな感じ?という印象。

{netabare} 題名に魅力を感じて見ようと決めていた作品です。「魔導具師ダリヤはうつむかない」のがっかり感を上手く物語にできていればいいなあと。ただ、魔法の組み合わせとか開発とかそういうのを想像していましたが、魔法を作り上げる話なんですね。同じテーマだと「ゼロから始める魔法の書」の前日譚という感じですね。

 正直1話だけだと、またそんな感じかあ…という展開でした。途中まではいいんですけど、魔法の発見が早すぎます。だったら、昔から微弱な魔法は使えたけど…という前提から原因を探った方が説得力があります。本作では魔法を探すプロセスがあまりに弱いので、ご都合主義ストーリーの匂いがします。

 それにしても、異世界ものの魔法の設定はいい加減なんとかならないでしょうか。唯一なろう系異世界転生もので魔法の設定に心の底から感心している作品は「本好きの下剋上」です。魔法の詳細は壮大なネタバレなので省きますが、物語の世界観そのものと言っていい設定があってそれが最後のカタルシスになります。
 また、貴族の描写についても、99.9%(適当な推定)の異世界ものは適当すぎます。幼馴染が農家って…貴族や平民の描写が説得力がある形でできているのも、やはり貴族や身分社会の描写に関心したのはこれも唯一「本好きの下剋上」ですね。

 普段なら細かいことはいいません。脳みそを空っぽにして見るのが、異世界転生もののいいところです。ですが、魔法の根本原理を扱うなら、魔法とは何か、貴族である意味はとか、異世界の世界観として現世と何が違うのか。何か緻密な世界観の設定は欲しかったなあということです。そういう細部の描写があると「魔法を探求する話」に説得力が生まれるんですけどね。

 作画については、一見安っぽいようでCG作画のレベルは進化したなあ、と思う程度には進化している気もします。ただ、髪や揺れものは大きいものだけでもいいので動かしてほしいなあ…本当に多少動く程度です。

 1話の印象を総括すると、初期のアイデアはいいけど、話のスタートに活かせていない気がします。テンプレ展開を脱するために設定をがんばったのなら、設定以降の物語をもうちょっと考えてほしいです。原作がどうかわかりません。ひょっとしたら、1話はアニオリかなあという違和感は感じました。こういう作り方はしないだろう、という感じです。あるいは、早く物語を展開させたくて、焦って本筋までダーっと書いてしまった可能性もある感じです。

 ですので、真価は2話、3話くらいだと思いますので、そこまではチェックします。{/netabare}


2話 3話を確認したい程度には期待させるものはありました。

{netabare} 30歳童貞設定が出てきたときはどうしようかと思いましたが、それが単なる都市伝説的な導入ではなく、設定として気持ちとリンクさせたのは工夫したなと思いました。主人公の気持ち悪さとも関連していますし。

 主人公の剣術への向き合い方を見る限り、決して性格は良くないですよね。自己中心的で仕事を回したくないタイプの人材です。

 男女の恋愛とか性的なつながりと魔法をリンクできるなら、良いかもと思います。姉の剣術の才能もあるし、向き不向きの問題も絡めて魔法を定義できるなら物語にはなるかもしれません。ちょっと魔法表現が「気」のような感じもあり、人体とか精神の問題につなげて、安易に強力な魔法に行きつかない気もします。

 最後に登場した妖精の扱いで話がつまらなくも、面白くもなる気がします。3話は確認したいかなと思います。{/netabare}


3話 ゴブリン戦の話は予定調和ですが緊張感はありました。

 3話のゴブリンの緊張感は良かったと思います。ちょっと結末が予定調和ですのでそこはやっぱり「なろう」だな、と思わなくはないですけど。縫合でなんとかなる傷なら致命傷ではない気もするし、やっぱり話のための話の感じはしなくはないですが、それでもちゃんと物語にしようという感じはありました。ですので、細かいことを言わなければ2話までよりも面白かったし、今後が期待できるかなと思いました。


4話 良いところは列挙できますが、いかんせん面白さが不足気味。

{netabare} 一生懸命魔法を探求しているのはわかるのですが、異世界の論理というか理屈がこちらはわからないので、探究しているように見えてあまり興味が持続しません。もちろんファンタジーですのでそこはしょうがないですが、もうちょっと面白みがある形にしてほしいなあ。

 姉の劣等感というか負けず嫌いというか、前向きに努力する部分はいいですね。そういう話は良いと思います。父親の介入も展開としては悪くない気がします。

 ただ、全体的に頭でっかちで、ストーリーとしての面白さがどうも置いてけぼりになっている感はあります。見ているほうもこうやっていいポイントを列挙すれば、沢山みつかるんですけど、肝心の面白さに結び付けられていない気もします。そこが最大の本作のウィークポイントかな。要するに見ていると、ちょっと飽きます。3話の緊張感が持続できれば良かったかなと思います。

 ですので、今後も見ると思いますが、シリアスでも感動でも笑いでも興味でもなんでもいいんですけど、もうちょっと面白くしてほしいなあ。何となく中途半端かも。{/netabare}


5話 タイトル通りに律儀にやってはいますが、プロセスが弱いので面白くないです。

 不思議と魔法の道具を作るのを見てもワクワクしないんですよね。なんででしょう?やっぱり「魔法の体系」の見せ方だと思います。

 妖精が関連しているのか、自然の性質なのかわかりませんが、それを考察できるよな良い仕込みが出来てないんですよね。何か努力はしているし、工夫をしてそうです。それわかります。

 よくわからない石の性質、魔法の火で加工すると、電気が流れた…それを素材に絶縁した石を云々するとランプになった、という理屈です。全体を通して、絶縁するとランプのところはわかります。ただ、なんで魔法の火で加工する、という発想になったのかという部分の発見のプロセスや工夫が伝わってこないんですよね。そこが弱いのでせっかくの「マジックメイカー」のタイトルがぼやけてしまっています。

 要するにタイトルに沿ったストーリーをまだ律儀にやっているのはいいんですけど、興味が続かない気がしてきました。うーん、展開で最後にほう…というのはありましたけど、それはマジックメイカー関係ないですしね。どうしようかなあ…文句を言って見るのもストレスなので、やっぱり止めておきましょうか。

 中断にして、一応、配信サイトの各話の説明だけチェックして、面白そうな展開なら見てみます。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 8

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

糞なろうにケチをつけるのも大人気無いけど、初期設定を簡単に覆すなよ…。プライドは無いんか?

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.28

 何だよ…。結局魔法やら魔族やら存在する世界なのかよ…。

 しかも主人公、産まれが特別だった様です。単なる貴種流離譚なのか…。30歳童貞異世界転生はどこへ?

 後半の怠惰病関係の話と、魔族復活と赫夜に出てくる見えない魔物との関係も不明瞭ですし、無理矢理まとめた感が凄いです。なんで今のタイミングで魔族復活?しかも主人公のいる地域と時代に?

 俺達の戦いはコレからだエンドで主人公が旅立って終了ですが、前半の魔法を作るくんだりはまるっと要らないエピソードでした。

 どうせ、今後は魔族と戦争になってインフレ魔法バトルになるんでしょ?なんで魔法に関する作者のキモい妄想に付き合わされなきゃならんかったの?

 なろうは物語の進展とともに初期設定をかなぐり捨てる展開になりがちなのが良く無いですね。

 転生要素も主人公がロリコン近親相姦の変態野郎にしか見えないだけの要らない設定でした。

 看板に偽りあり…。私の感想は以上です。

………………………………………………………………………

 6話追記です。2025.02.16

 何度観ても、6話のコボルト戦はおかしいです。何故、惰性でアニメを作ってしまうのか…。制作会社にプロとしての矜持は無いのか?

 何度も書いていますが、本作品は魔法が存在しない世界です。戦闘も基本的に物理で殴り合う世界観です。

 魔法と区別がつかない様な便利なスキルも存在しません。バフやデバフ効果のあるスキルなんてのも存在しない様です。

 ならば、数でまさるコボルトに、主人公、姉、幼馴染の女児、引率の冒険者、貴族パパの5人で挑むなんて、あり得ないでしょう。

 異世界なら戦闘もロールプレイングゲームの冒険者風にと言う演出が駄目なのです。治癒魔法も無く、エスケープ魔法も無い、後詰の救援部隊も居ない、怪我したら終わりの戦闘なんて、リスクが高すぎます。

 コボルトも主人公達も剣を主要武器にして乱戦していましたが、お互い怪我をしたら治療手段も無く死ぬしか無い世界でこんな戦闘しますか?

 コボルトは数的優位を何故使わないのか?弓なり投槍なり使うべきでしょう。投石でもロリ程度は戦闘不能に追い込めます。盾も持って無い女児なんて、遠距離攻撃で充分でしょう。

 また、コボルトは人間と戦ったことが無いのでしょうか?相手の目的が自分達の殲滅にあるなら、遠戦気味に戦って不利なら逃げれば良いのです。最後の一匹まで玉砕覚悟の接近戦をやる必要はありません。魔物とは言え、馬鹿すぎます。

 本当にどうしようも無いアニメです。初の実戦で主人公の魔法がどの程度使えるか不明なのに、魔法が使えることを前提に登場人物達が動いてしまっています。

 貴族パパも含めて、大人が無能です。実は魔物に魔法が効かなかったらどうするつもりなんでしょう?危機管理が出来て居ないと言うか、頭がお花畑と言うか…。

 魔法が使えない場合に備えて、少なくともコボルト殲滅のためには、後詰の冒険者も連れて来て、コボルトの数倍の数で包囲しなくてはなりません。物理での殴り合いはとにかく兵隊の数ですよ!

 とにかく演出が無能です。糞なろうが原作のアニメなんて、手癖で作っても誰も文句を言わないだろ?と言う甘えが透けて見えます。

 魔法が存在しない世界で主人公が魔法を発明すると言うテーマすら消化出来ないなら、辞めちまえよ!とマジで思います。

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 6話まで観ました。2025.02.13

 このアニメは、完全な失敗作ですね。魔法の存在しないナーロッパもののアニメが少ない理由が良く分かります。

 6話で主人公達は魔物のコボルトを討伐しますが、コボルト達は武装しています。金属製の武器をどこから入手したんでしょう?

 魔法が存在していない世界なので、当然魔物も魔法は使えないと考えると、戦闘力向上には武装に頼ることになります。

 魔法が存在していれば、魔物が武器を持っていても、魔法で何とかしたんだろうで片付けられますが、この世界では自分達で製造したか、人間から奪うしか武装する手段がありません。

 どちらにしても、人間にとっては相当な脅威です。魔物が武器や生活物資を獲得するための独自リソースを持っていると言うことになります。

 糞なろうには過ぎたる世界観です。魔物の社会構造も設定しなければなりません。人間からの略奪だけでは、当然魔物社会は存続しえないので、魔物達も何らかの生産手段を持った社会を形成していないとおかしいですね。

 魔法があれば、こうした矛盾もすぐに解決します。魔物は魔法や魔力の影響でダンジョンから無限に湧いて出てくる!で良いからです。

 しかし、魔法が存在しない世界では、魔物達も再生産労働を通して集団を維持しているのでしょう。魔物と言うより、敵対的な異民族に近い存在な感じがします。

 5話では物理法則と魔力の関係にも矛盾が生じています。フレアの火は酸素に関係無く燃えるなら、水をかけても消えないのでは?

 ロウソクの例だと、人間に魔法の火が着いたら、魔力が燃え尽きるまで消えないと言うことでは?主人公は魔法の練習中に魔法の火が体に燃え移っていましたが、ジュネーブ条約違反の白鱗弾を喰らったかの様に水を掛けても火が消えずに苦しみながら焼け落ちないと魔力の説明がつきません。

 燃焼の三原則と無関係と言うなら、水で消火出来たのは致命的な矛盾をはらんでいます。

 主人公はフレアの他に電撃魔法を発明してたけれども雷撃は何故直進するのでしょう?作者は電気の知識が無いのでしょうか?手だけ絶縁しても、意味無で、主人公か回りのゴイスー共が感電死するだけでしょ…。

 魔法が無い世界で魔法を作る物語があまりアニメ化されないのは、物理法則と魔法現象が矛盾するから、創作し辛いってことの様ですね。

 物理法則はものすごい無慈悲です。どんなに頑張っても神の創造した摂理の如く現象を支配しています。これに、魔法が切り込んでいくのは、そもそも無理があります。

 魔物と人間の関係にしても、魔物が魔法で生み出されているモヤッとした存在で無いのであれば、ゴブリンやコボルトの様なある程度社会性を持った集団がどの様に生活を維持しているのかも明らかにしないといけません。

 私は、なろうの作者など、現代の高度工業化社会の落ちこぼれの無能が妄想を垂れ流しているものでしか無いなどと批判する気はありませんが、ナーロッパが舞台なのに魔法が存在せず、主人公だけが魔法を創造出来ると言う、物語が進んでいけば社会構造や物理法則との関係に矛盾が爆発しそうな糞なろうをアニメ化した罪の方が大きいと、このアニメを観て感じております。

 制作する前に、アニメ化に向いて無いのが分からんかったのかいな…。
……………………………………………………………………… 

 4話まで観ました。2025.02.01

 まだ魔法は完成しません。丁寧と言うより、ずっと制作者のスッキリしない妄想が垂れ流されているのを眺めている感じです。これに波長が合うなら良いですが、一般的な視聴者にはそろそろ我慢の限界でしょう。

 大体、魔力とかがある世界なら、誰かしら実用レベルに達していなくても、見世物とかにはしているでしょ…。

 平賀源内のエレキテルみたいに、電力としては使えなくても、エンタメには使用している人くらいはいると思います。

 ハッキリ言って、現象も基礎理論も知られていない様なものは、実用化出来ません。そもそも、ある文明段階の人間に観測出来ないなら、実証とかはまだまだ先の未来の話です。

 現実世界だって、霊魂とか、あの世とか、異世界の存在は否定出来ませんが、現代の人間には観測する器具も手段も無いので、何とも言えないのと同じですね。

 本作品も、主人公アゲのために回りの人間の知能を低下させる系の糞なろうなので、文明や技術に対するリスペクトの欠片もありません。

 大体、何故主人公は存在が知られていない現象を言語化出来るの?作者馬鹿でしょ。海外から入って来た思想なんかも、上手く日本語に翻訳出来ないことは現代でもあるのにね。作家として言葉に対するリスペクトもねぇのは糞としか言えないですね。まぁ…なろうですからで許してしまうのも大概な気はしますが…。アニメは原作とは違うと信じたい所です。

 今後、どう展開するのか気にはなりますが、垂れ流された糞みたいな妄想の先に失望が待っていそうなので、期待感は薄いです。

 ただ、30歳まで童貞なら魔法使いになれるなんて、誰も経験したことが無い都市伝説を開陳している自体で、本作品が糞なのは、観測出来たかと思います。

 本番イタリアのカストラート達は、魔法使いだったんか?コラ!

投稿 : 2025/04/19
♥ : 4

べんちゃん☆ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

微妙ですね…

作品としてのクオリティが全体的に微妙な感じ…基本的にストーリーそのものがつまらないからしょうがないのかしら!?

作画はまぁ、普通ですかね!ただし子供というか主人公やメインのヒロイン等、少年、少女のキャラデザはわりと好みだし悪くないと思う反面 大人キャラクター(特に男性)がどうにもこうにもダサい感じでした…(^_^;)

最終話を視聴して、何かわりと良い話だったのかなぁ!?
とも思いましたが、あまりにもそれまでの話がつまらなさ過ぎて残念な作品の印象でした!

同時期に放送の「没落貴族」よりはましでしたけどね…

投稿 : 2025/04/19
♥ : 7

56.9 22 2025年度のラノべ原作アニメランキング22位
Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.7 (50)
204人が棚に入れました
「抜けさせてもらう!」―― 赤魔道士のユークはそう啖呵を切って、5年間在籍したAランクのパーティ「サンダーパイク」を離脱した。彼は、他のメンバーから過小評価、否、バカにされていたことに耐えきれず、ついにその地位を捨てたのだ。 パーティを探していたユークはマリナ、シルク、レインという元教え子3人と再会し、彼女たちのパーティに加入した。「先生」と慕ってくれる彼女たちに励まされ、ユークはその規格外の魔法力とスキルを存分に発揮し、マリナたちの能力を見事に引き出すことで次々にクエストを達成。そして、配信用魔法道具(アーティファクト)「キャメラット君」による“冒険配信”を通じて、パーティ「クローバー」は世間に名を馳せていく。 そんな「クローバー」の夢は最難関迷宮【無色の闇】の踏破。それを叶えるため、様々な迷宮(ダンジョン)に挑戦するが、徐々に世界を揺るがす混沌へと巻き込まれていく――

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

追放側の知能デバフが極まって保護責任者遺棄致死に問いたくなる

1話感想 2.7 追放側の知能デバフが極まって保護責任者遺棄致死に問いたくなる
追放系については色々言いたいことはありますが面白さの流れ自体はわかります。
ひどい目にあった主人公が、ひどい目をあわせた相手を見返してザマァする。
そこに面白さは確かにあるでしょう。

しかし主人公側が圧倒的に優位だったら、追放系は成立するでしょうか。
有利な立場で見捨てるのは胸糞では?


まあ、冒頭からハイハイいつもの追放系ね、と見ていたのですが、主人公の能力が、どんなバカでも利点が理解できる、非常にわかりやすい便利な能力なのですね。

怪我をして回復してもらってヒーラーの利点を理解できる人が、魔力切れを起こして回復してもらってMPタンクの利点を理解できないわけがないでしょうが。

このレベルの利点を理解できない人は、完全に要介護レベルの知的障害者です。
そんな要介護レベルの人を見捨てた主人公が逆にひどくなって、追放系として成立していないんじゃないかと思いました。

全く動けない要介護者を4人抱えていて、必死に世話しているのに感謝もしてもらえない。
そんな主人公は、確かに不遇ですね。
しかしここで主人公が要介護者4人を見捨てる選択を取ったら、今度は主人公が加害者なんですよ。保護責任者遺棄致死罪ですね。

そうならないように追放系として成立する理由付けが必要だと思いますが、まあ出来がわるいなぁと思いました。

この話が成立するには、まあ「気づかねーわけねーだろ」と、どうぞ突っ込んで下さい、というギャグのつもりでやっている、という場合ですね。
だったらまんまと狙い通り突っ込んだことになりますが。

追放系の駄目な部分を煮詰めたような内容で、これでちゃんと話が成立するのか見てみたいとは思いましたが、作画演出全般的に微妙で、流石にきついので切る可能性が高いです。

13話あたり
不満はありつつ様子を見ていたら段々面白く思えてきました。
というか今は普通に面白いですね。
普通に良いことをやって、普通に評価されているので見ていてストレスがない。
ヒロイン達もそれなりに個性があって可愛らしく、特にレインがメインヒロイン扱いでちゃんとイチャイチャしているところなど可愛らしいですね。
2クール続くことは驚きましたが、まあ楽しく見ています。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 2

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

若い女の子にマウントとりたい!オジサン向けアニメ…。

 8話まで観ました。2025.03.03

 スッゲ〜ダンジョンだと噂の無職の闇ならぬ無色の闇をユーク達御一行は探索することになりました。

 そして、いきなり強敵のノーライフキング、レディ・ペルセポネと遭遇します。何なのコイツ?邪神様なの?唐突過ぎます。

 良く分からない方法でなんとかやり過ごして安全地帯に避難してから、怒涛の様にユークが世界観を説明致します。

 パーティーメンバーの女の子達は感心して聞いていますが、視聴者からしたら、コイツ突然何を言ってんの?としか感じません。

 台詞で世界観を説明しないでよ…。しかも、合っているのか不明だし。ソースを出せよ…。今まで何話もあったのに、全く初耳だよ!?

 そして、安全地帯でパーティー全員が寝てたら襲撃されます。危機管理の出来なさは、シュールギャグの様です。ギャグマンガ日和かな?あまりの展開に唖然とします。ユークさん…、出来る男じゃないの?

 混迷を極めるユーク達の冒険に着いていくのが大変です。なんやかんやあって、ダンジョンを脱出しますが、ノーライフキングに気に入られたとか言う訳の分からない理由で、ユークさん、イキナリ暗黒魔法が使える様になったりして、さらにイキリます。

 もう、バッファーでも何でもなく、ユークは単なる無双系なろう主人公です。鯖太郎みたいに女性キャラを戦わせて自分は後ろにいる系のキャラにしたくないのは分かりますが、最初の設定が曖昧になってきて、人格も破綻気味です。

 幼馴染にザマァするにしても、永遠の苦しみを与えたりする異常な弑逆性を発揮したり、手袋をしているのに指パッチンしてコミカルな感じを出してみたり、Theなろうイキリ人格破綻男に成り下がっています。単純に怖いんですけど…。

 元々いたパーティーの連中も始末し、ハーレム要員も揃いましたが、今後何をするんでしょうかね?延々と若い女の子にマウントをとるハーレムを展開するのかな?ウザいですね。
………………………………………………………………………

 2話まで観ました。2025.01.24

 オジサンの欲望を体現した様なアニメです。主人公ユークが、今までの冒険の知識や獲得した便利アイテムをひけらかして若い女性冒険者達にゴイスーゴイスー言われまくります。

 だから、共感性羞恥心を呼び起こしてしまっています。恥ずかしいなぁ…。一応主人公は20歳と言うことになっており、女性冒険者達とそんなに年齢差は無い設定ではありますが…。

 様々な分野で若い女性に対する教え魔オジサンが社会問題になっていますが、オジサンになると何故オジサンがそういう行動をとるのか理解出来ます。

 圧倒的体力の若い男性には、オジサンはマウントとれません。オジサンの取るに足りない技術や経験など、圧倒的体力の前には無価値なのです。

 しかも、若い男性に技術を教えると、自分の地位が危うくなる可能性があります。しかし、圧倒的体力が無い上にホモ的連帯で強固に参入を排除し、地位を脅かす心配の無い若い女子に対してはあるいは!?

 教え魔オジサンなど、人間のクズで害悪ですが、技術や経験の蓄積こそが歳をとることの意味であり、女性差別も含めてマウントを取りたい欲求の表れと言うオジサンの心境が良く分かるアニメとしての、価値はあるかも知れません。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 5

猫好き さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

底辺なろう

追放系、無自覚ハーレムなろう。追放系の醍醐味といえば不当な扱いやいじめへの100倍返し!なんだろうけど、この作品は酷いねぇ

お話の方は、主人公が不当な扱いを耐えて耐えて耐え忍んでいたものの、毎度のレイド消費材費用も賄えない上に分け前もルールに反して山分けではないので怒って離脱から始まる(だから追放系と言うより離脱系?)。配分で揉めるのと男女関係の拗れは現実でもギルド崩壊の2代原因だからその点はいい

実際のMMOでもヒーラー/バッファー/デバッファーとかのユーティリティクラスの扱いを理解してない上に全員がdpsをやりたがって初心者ダンジョンから中の下で崩壊ってよくあると言えばよくある話

でも彼が元いたサンダーパイクはトップギルドって扱いだったはずなのに、こんな雑魚ギルドムーブはあり得ない。むしろ上位ランクになればなるほどボス戦ではバフがかかった状態でないと倒せるダメが出せないし、長い戦いではヒーラーは必須。dpsは腐るほどいるけど、数が少ないユーテリティクラスは絶対必要メンバーなのは明白。MMOっぽい世界なら少しはそれに習うべし。いったい何を勘違いしてこんな話になったのか

キャラは完全なテンプレ。エルフ、姫騎士、猫耳、ロリっ子魔法使い、、主人公を好きになって絡んでくるだけのハンコで押した女の子たちとゆるーくハーレム状態。なので彼女たちは記憶にも残らない

敵役のざまあされる幼馴染のパーティリーダーも毎度毎度のアホで低レベルな絡み方なので、復讐からのざまぁではなくて、アホが自滅を続けてるだけなのでカタルシスも何もない

主人王は主人公で、他のパーティメンバーも必要無いくらい実際には俺Tueeeなので、そんな男の子が可愛い女の子とイチャイチャしてるだけの話にしか思えない。まぁ、なろうを作る/読むなんてそれが目的であるんだろうけど、それにしてももっと捻ってほしいなぁ

作画の方は低予算なろうとしては標準で、他の低予算なろうと比べてすごく悪い訳でもないけど見るべき点は何も無いので全体でも低評価致し方なしというところかな

ーー
なんでまだこれ見てるか分からないけど、あまりに酷すぎてツッコミどころ満載で、今やどこまで落ちていくのかを楽しみにもしている

7・8話

いくらサイモンはいけすかないバカな逆恨み野郎とはいえ、一応は幼馴染、一応は一緒にチームを始めた彼に死ぬことも出来ない苦痛を与える状態で放置、しかも二週連続で立ち去るってこいつはやっぱりどっかおかしい

そんな永遠の苦痛を与えるより、きちんと仕留めてやった方がまだ好感度上がるのにこれはゲスな行動だわ

9話

今度は改心した昔のパーティメンバー(もちろん女の子)が彼のハーレムに参加。既存メンバーからアプローチもあって息抜き回?いずれにしろお約束のハーレム拡大

投稿 : 2025/04/19
♥ : 4

58.2 23 2025年度のラノべ原作アニメランキング23位
Sランクモンスターの《ベヒーモス》だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎士として暮らしてます(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.7 (76)
184人が棚に入れました
迷宮都市・リューイン。 モンスターはびこる迷宮があるこの町には、数多くの冒険者たちが集まっていた。 命を落とし転生した主人公は、迷宮の中で目を覚ます。 その外見は、どう見ても仔猫!? しかし正体は――災害級のSランクモンスター《ベヒーモス》の幼体だった! 彼が出会ったのは、駆け出しのDランク冒険者・アリア。 仔猫と勘違いしたアリアは、重傷を負っていた彼を連れ帰って手当てし、「タマ」と名付けてペットにする。 その優しさに心を打たれたタマは、アリアを守る騎士となることを誓うのだった。 Sランクの力を活かし、アリアと共に迷宮を冒険するタマ。 個性豊かな仲間たちと出会い、時に溺愛されながら、騎士(ペット)としての日々が始まる!

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

中身は皆無ですが、エロに割り切って見れば見れなくはない→ちょっとキモくて無理

1話 3.1
本当にもう中身は皆無で、エルフのおっぱいだけが見どころです。
しかし、そう割り切って見れば、なんかもう評価とかどうでも良くないですかね。

転生したら剣でしたから真っ当な面白さを全部削って中身をスッカスカにして、エルフのおっぱいを詰めただけなんですが、エルフのおっぱいが詰まってるならそれで良いじゃん、となってしまう私には、そんなに嫌いにはなれないのです…。

というわけで完全にエロに割り切ってみるなら、必要十分は満たしているかもしれない。

微妙に見たい気持ちも湧きました。

もちろん真面目に評価するとクソ以外の何者でもないですね。
このスッカスカな内容で1クール本当に続けるのか? という意味では微妙に気になったくらいですね。
しかし真面目に評価するほどの内容じゃないのに真面目に評価するのもバカバカしい。
エルフのおっぱいが大きくて良かったです。で良い気がしてきた。

6話あたり 2.7
これは時間が無いというより普通に切った感じですね。
邪魔にならない程度の中身と微エロさえあれば満足だったのですが、内容が邪魔に思えて嫌になりました。

ヒロインが子猫に発情しているところが、気持ち悪いと感じました。
子猫ってのは愛玩対象でしてね。
可愛い、という気持ちと性欲ムラムラって気持ちは全然違う。
可愛い子猫ちゃんに性欲ギラギラって。本当に受け付けないです。

正体が成人男性だと知っていて、いつか元の体に戻る前提で、その時のためにアピールしている、とかなら、ここまで気持ち悪くはなかったのですが。
せめて正体のベヒーモスを雄々しくて格好良い、と惚れたとかでもマシなんですが。

まあおねショタとかとも本質的には同じなのかもしれませんが、おねショタも好みじゃないので無理ですね。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 2

大貧民 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

C級アニメ。

見るアニメのランク付けは人それぞれだとおもいますが、私の基準ではC級です。
Z級のように救いようが無い作品では無いけれど、人に勧めることも無い作品で暇つぶしに見てもいいレベルかな。
ギルドの受付嬢(?)を見ると、作品の低級感が強い。

人型ですら無い人外への転生では、既に無機物まであるので魔物ももはや一ジャンルといってもいい。今回はタイトルのヘビーモス。
見た目は幼体という態でキービジュアルにある猫そのもの。
飼い主の巨乳エルフを中心にエロ押し。おそらく無修正版とかあるのだろう。
巨乳エルフの谷間に主人公(ヘビーモス幼体)を乗せているは、縮尺がおかしいのだが、見せ場なのだろう。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

半裸の奇乳娘達に嬲られたい漢向け!それ以外は対象外デスね。

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.24

 魔王復活を阻止して終了!一応大団円でした。2期が無くても安心ですね!

 後半はとにかく風呂に入りまくっていた印象です。単なるエロアニメです。ただ、ヒロイン達が猫に欲情する獣姦趣味の変態なので気持ち悪いです。

 ドラゴン娘と妖精、ドライアドは人間では無いので良いのですが、エルフは弁明の余地が無いですね。

 冒険者仲間に同性愛者も登場しますが、異常者扱いのギャグ要員なので、あまり性的少数者を正当に扱っているとは言えません。保毛尾田保毛男とあまり変わりません。

 気持ち悪さが先行して、面白いとは言えないアニメになってしまったのが残念な作品でした。
………………………………………………………………………

 8話まで観ました。2025.02.24

 原作漫画は面白いんですぅ…と、信者みたいなことを言ってみましたが…。

 半裸のエルフ娘、半裸のドラゴン娘、半裸のケモミミ娘、半裸のロリっ子ドライアド、半裸の妖精娘が主人公のベヒーモスベビー(見た目猫)と冒険するお話ですが、なんと言うか…、女性キャラが気持ち悪いです。

 作画が悪いからかな?8話の冒頭に出てくる馬車の構造がおかしい(馬と馬車が手綱でしか繋がっていないので、どうやって馬車が動いているのか不明。魔法の馬車?)と話題になる位なので、アニメの品質は低いです。

 女性キャラは基本的に奇乳娘で、生理的に受け付け無い感じがします。奇乳娘達に何をやらしても気持ちが悪いのは何ででしょう?裸に近い人物を動かすのは難しいと言うことなんでしょうか?

 エロいと言うのとも何か違う不気味さを女性キャラに感じてしまいます。作者は女性キャラなんて真面目に描くつもりは無く、性奴隷肉便器位にしか思っていないのに、無理矢理にでも劇中で活躍させたがるから無理があるのかなぁ…。

 主人公のベビ猫を中心としたハーレムで、ベヒ猫に感情移入して奇乳半裸娘達に弄ばれるのを楽しむと言う構造に特化した物語なので、性癖が合わないときついのかもしれません。

 お前ら、こう言うのが好きなんだろ?と押し付けがましいのが、何とも言えませんね。女性人気なんぞ便器に放り込んで特定性癖の人間に刺されば良い!と言う潔の良さはあるのかもしれません。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 3

57.3 24 2025年度のラノべ原作アニメランキング24位
外れスキル《木の実マスター》 ~スキルの実(食べたら死ぬ)を無限に食べられるようになった件について~(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.7 (59)
182人が棚に入れました
“スキルの実”を食べることで、特別な能力を1つ授かることができる世界。 そこで史上最高の冒険者を目指す少年・ライトが手に入れたのは、 戦闘能力皆無、木の実栽培に特化した外れスキル《木の実マスター》だった……。 “スキルの実”はふたたび食べると必ず死ぬため、やり直しはできない。 一方、「一緒に冒険者になる」と約束した幼馴染・レーナは 史上最速でSランクになり、差が開いていく。 農作業と剣の修行に打ち込む日々を送るライトだが ある日偶然、2つ目の“スキルの実”を食べてしまい―― 「なんで死んでないんだ……!?」 死亡フラグを回避したライトは、《木の実マスター》の真の力を知ることになる。 それは何回でも“スキルの実”を食べられるという驚愕の能力だった! 食べるたびに能力が無限追加されるハイパーチート!! 最下位スキルは最上位スキルだったのだ!!! 最強へのサクセスファンタジーが、待望のアニメ化! 冒険者になれないと言われた男による、歴史に名を残す冒険が、いま始まる……!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

低カロリー作画でギャグっぽい。

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.30

 後半、幼馴染の剣聖とネクロマンサーの2人が活躍する話に…。皆様のレビューにもある通り、主人公が不在のまま物語が進んでしまいます。すげぇ…。

 ザムド戦で明らかになった様に、主人公を強敵と戦わせるとスキル依存の世界観がぶっ壊れるので仕方無いですね。

 初期設定が物語の展開の足を引っ張っています。そもそも、文明が進歩したらスキルの実から出てくるスキルも変化するんでしょうが、気になるところです。

 火器の進歩で剣が無用の長物になったら、剣関係のスキルはどうなるの?銃関係スキルが生えてくるの?

 工業化したら、クラフト系のスキルは全て要らんことに…。ラッダイト運動が凄いことになりそうですね。ジョン・ケイの悲劇再びってか?

 しかも、石器作り名人とか、先祖返りしたスキルをゲットすることは無いのかな?鍛冶スキルがあるってことは、文明の進歩とともにスキルも変化するのでしょうが、技術体系が変化する過渡期に時代遅れのスキルをゲットしたら、餓死するか、銃に突撃して射殺されるしかありませんね。

 頭の悪い世界観の糞なろうでしたが、作画の悪さから来るギャグっぽさと女性キャラの可愛いさで何とか完走出来ました。

 俺達の戦いはコレからだエンドでしたが、コミカライズ版のストックが無いらしいので、2期を目にすることは無さそうなのが少し残念です。まぁ…続けても破綻してフェードアウトしそうですが。

………………………………………………………………………
 8話まで観ました。2025.03.03

 主人公のライト対ザムド戦、いよいよ決着!ザムドは中々の強敵です。

 しかし…スキルがザックリしすぎています。ザムドは雷を操るスキルを持っているのですが、雷獣を出したり、剣に雷をエンチャントしたり、やりたい放題です。

 スキルは1個しかゲット出来ないので、強敵を出そうとすると、こうなるんでしょうね。非常にスキルと言う概念が曖昧です。

 この世界のスキルはジョブや魔法、バフ、デバフのアビリティ効果、必殺技から一発芸まで含んでいるので、スキルの実を無限に喰える主人公以外のキャラを深掘りしようとすると無理が出ます。

 そのため、キャラの動きに説得力がありません。鍛冶屋のモニカは壁に立て掛けられている銅板を軽々とぶん投げたりします。銅線だって結構重いのに、自分の背丈くらいある銅板を片手でひょいひょいと何枚もぶん投げられるかよ…。ゴリラなの?鍛冶スキルに怪力効果も含まれている様です。

 リアルな世界でも、何かを達成するためには複合的な能力を使用しています。鍛冶にしても、鍛造するなら力が必要ですし、調度良い火力に調整する能力も必要です。刃物を研ぐ能力もいるし、鍛冶スキル!の一言で説明出来る様な能力ではありません。

 この世界のスキルは一芸寄りなので、何かを生産する時は、一工程ごとに適合スキルを持つ人間を集めるか、ザムドやモニカみたいにザックリやり放題の何でもありのビックリ人間みたいな奴がやるかのどちらかになっています。どちらにしても、世界観が狂っています。

 いちいちツッコミどころが多く、作画は低カロリー、動画にリアルティが無い、キャラクターは頓珍漢…。好意的に観れば、そこが良い味を出していますが、単なる低予算馬鹿アニメで、全てがギャグの様です。

 どうせ続けても、設定に齟齬が出て破綻するのが目に見えているので、ワンクールでスッキリ終わって来期には何も覚えていない位が調度良さそうです。

………………………………………………………………………

 3話まで観ました。2025.01.24

 いやいや…。皆様のレビューにある通り、酷いのが放映されていますね。制作会社もやる気が無いのかな?

 本作品は、チートスキルをゲットした主人公がバトルで無双する俺ツエエエエエエ作品なのですが、作画が低カロリーすぎて肝心のがバトルに何とも迫力がありません。

 しかし、そのおかげで、主人公他キャラクター達のお馬鹿な行動や、頭の悪い世界設定等の酷さが希釈されており、何とか観るに耐える代物となっています。

 3話で受注したクエストも、高ランク冒険者が18人も行方不明になっており、クエスト先の屋敷内に何者かに操られたゾンビがいる時点で退却すべきでは?

 いくら主人公がチートスキル持ちで、強い幼馴染がパーティーにいるにしても、危険過ぎます。別に閉じ込められた訳でも無いし…。

 つい最近まで糞雑魚だったクセに、危機管理が出来ていない主人公に唖然とします。

 一時が万事こんな調子の糞なろうですが、間の抜けた作画のせいで、何かOKな気がするので不思議なものです。

 鑑定眼の女の子を背負って戦うとか、どんだけ動かないつもりなんだよ…。人をおぶったり、おぶさったりしたことが無い人間が作っているのかな?

 女の子が子泣きジジイでも無い限り腕力が持たないでしょうよ…。まさに低カロリー作画宣言!視聴者を舐めてますねぇ…。

 今期最駄作の一角として、クソアニメ愛好家としては目が離せません!

投稿 : 2025/04/19
♥ : 3

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

意外と絵が可愛くて悪くない。でもキャラの頭は悪い

1話感想 3.1
これもなろう系です。
現地主人公ものでハズレスキルからの逆転という、追放されたわけじゃないけれど追放系の流れですね。

基本的にキャラの頭が悪くてアホっぽいところがマイナスではあるのですが…。
作画が悪くないですね。
ヒロイン達が可愛いです。

ノンストレスで頭をからっぽにして可愛らしいヒロイン達を楽しめるなら、まあ見ても良いのかなぁ? とも思います。本数次第で諦めますが。

ただ基本的にキャラの頭が悪いんですよね。
スキルの実を複数食べたのはただのミス。
鑑定を持っているヒロインにアドバイスされないと基本的なこともわからないような頭の悪い主人公は微妙にストレスです。

そう考えると他のなろう系より評価低めかな。

全話感想
主人公の頭が悪い話ではありました。
大勢が突っ込んでいましたが、確かにスキルの実が食べ放題なのに食べ放題しないのは意味不明でしたね。
しかし微妙に絵が可愛らしく邪魔にならない程度には見れるので最後まで見てしまいました。

しかし後半主人公が出てこなくなるのですが、このバカな主人公が出ないと意外とつまらなくなって、あれ、意外とこのバカな主人公を気に入っていたんだな、と思えました。なのでキャラはちょっと加点です。

おバカなりに和むというか。
不快感は無く悪くなかったです。だから最後まで見ようと思えば見れました。
まあいつ切っても良かったのですが。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 2

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

スクラップ・アンド・ビルド

いつものチーレム。
市場繁栄と後進育成を支える習作なろうアニメ

ツッコミを堪えることでスルー力を鍛えるトレーニング教材。機能不全環境で育った大人がセルフで自制心を取り戻す訓練を行うにはいい教材。とっさにクソリプしてしまう人にはいい壁打ちでしょう。わりとマジで。ふとよぎった言葉を即時に判断してとっさに飲み込むってのは案外難しいし、会話が多いリア充はそのへん幼少期から自然と訓練できている。反復練習は量が命、場数がモノを言う。

OP・映像はまあまあの品質
ED・こっちは省エネのキャラ紹介

01
予想と期待をいっさい裏切らない洗練されたビジネスなろう

なろうに求められている必要最低限な要素のみで綺麗に再構築されている異世界なろう。完全に形骸化してた転生すらもパージした思い切り。黎明期でのリビドー爆発で鬱屈した感性が紡ぎ出す尖った文学性、つまりキモさは脱臭されて完全に消失。消費されるため、枠を埋めるため、予算を使い切るためだけにゴミを創造し続ける運命に逆らえないビジネスパーソンにとって、いくら雑に使い捨てにしてもかまわないネタ帳でしかないのが今のなろう。多分。

設定はタイトルで完結。主人公はハズレで幼馴染のなにがしヒロインはゴール&トロフィーなので当然劇中最強スキルをGET。じゃあ二人で農家でも…と約束された栄光を安く蹴りとばす漢気溢れるヒロインが政治的な重積に絡め取られてしまう導入もコンパクトで実にいい。10年に一人の貴重な逸材だからこそ本人の自由が許されず、主人公と理不尽に決別させられる状況を少ない手数で嫌味なく説明する見事さには痺れる。大いなる力には大いなる責任が伴うってやつをスマートに使いこなす手腕に小慣れたビジネス作家感が滲み出る。

農業スキルかと思われた主人公の木の実マスターは実はッ!!スキル重複可能なチートスキル。好感度カンストなロリ奴隷が初期装備。まあなんて都合のいい。それが、それこそがなろう。ご飯のお供にちょうどいい暇つぶし脳死動画の需要は尽きない。そもそもスキルの実なんてのを一般人が作っていいのかよ、とか誰しもが思うでしょうがそういうのもきちんと飲み込みましょう。作者の思う壺です。

まずは再会したヒロインの謎でヒキを作るのも定石通りというか、ククク…先がァ読めるぞォォォマンには不服でしょうがそこは無理して捻らなくていい。追加キャラのポンコツ巨乳とイケイケ痴女で属性補充。あとはお好きなキャラを愛でるだけ。主人公も人間味はないが嫌味もイキリもないので見やすさに特化した感じ。どうせ異世界なろうのオスなんてどうでもいいし、好きな属性を愛でる萌えアニメの需要しかない。

洗練された、とは「良くなった」でなくて「需要にアジャストされてる」という意味。つまり薄い軽い浅いと言っても間違いではない。だがそれがいい、という御仁もいるのが多様性。陰キャものの陰湿さが無く、カラッと明るくさっぱりした味付け。まごうことなくゴイスーチーレムではあるのだが、黎明期の作品群とは明らかに作品の重心が違ってきているのが初回だけでも見て取れる。無職転生等黎明期なろう好きにはガワだけ真似ただけで中身はからっぽですやん、と映るはず。しかしこの作品もまた進化の途中。本作がアニメの歴史やなろう全史に名を刻むことは決して絶対間違いなくありえないのだが、ここからまた新たな形へと移り変わりゆく変遷の過程、道程に触れられたということに何かしらの感慨みたいなものがあるのではないだろうか。まあないか。ないよ。

剣を抜くバンクで省エネには流石に笑った。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

59.2 25 2025年度のラノべ原作アニメランキング25位
不遇職【鑑定士】が実は最強だった(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (48)
177人が棚に入れました
【鑑定】することしかできない最弱職で不遇職の【鑑定士】アイン。 仲間からは『ゴミ拾い』呼ばわりされ、ひどい扱いを受け、そんな自分が好きになれず、卑屈な日々を送っていた。 そんなアインの運命は【世界樹】の精霊ユーリとその守り手で賢者であるウルスラと出会ったことで、大きく変わっていく。 ユーリから【精霊の義眼】をもらい、それを使いこなすためにウルスラから特訓を受け、どんどん力をつけていくアインは、「世界樹の他の姉妹達に会いたい」というユーリの願いを叶えるために、旅を始めることになる。 持ち前の優しさと、新たに加わった勇気を胸に様々な出来事を乗り越えていくのだった。

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

マグネティック・プリズン

いつものなろう
漫画版は既刊14巻で連載中となかなかの人気作っぽい

ヒロインの作画がやや独特なので漫画の画風を再現?と思えば、漫画版とぜんぜん顔が違った。よくわからん。

OP・ここで名前みるとは、嬢メタル流行ってきたな
ED・商魂逞しいイナゴムーブだがもう遅いかと

01
底辺説明描写でテンポ遅めなのは好き好きか

初回でスキル獲得!問題解決!までやる爆速タイパアニメとの差別化狙いか丁寧な進行。どうせ最後までやる気ないので原作なぞるだけでいいか、との諦めかとも思えたが漫画版をチェックするとよりディティールを増やした演出してるので前者かな。制作ガチャは当たり。

漫画版では「世界樹」表記で「ユグドラシル」だが、ファンタジーのお約束がわからない人に向けて「せかいじゅ」へと読み方を変更。なろうアニメに求められる優しさを追求し、より脳死度を高める細かいチューニングがなされている。「わかる」か「わからない」かの白黒思考のみで評価されがちな世相を考慮した職人芸。洗練というのはこういうこと。なろうがクソかどうかはおいといて、品質としてクソアニメではないと言える良質な仕事。

「こういう設定でこうなってますのでひとつよろしく」という建て付けや建前に対して「これはこうなってないとオカシイ!納得デキナイー!感情移入ガー!キャラの魅力ガー!」となってしまうような生きづらさを抱える人々のサンドバッグとしての福祉ビジネス。政治の話は難しい。野球や宗教は怖い。ジェンダーは意味がわからない。でもなろうアニメなら「叩ける!これならぼくにも叩ける!これは叩いていいやつだ!」と目を輝かせながら「ヒャッハー!やっぱなろうはクソだぜえええ!」とスッキリできる。これが…アナログハック…。

時代遅れの「厳しい校則」というものも度々話題になるが、そもそも校則は破らせるために存在する。生きづらさを抱えた生徒達のヘイトを「校則」へ向けさせることで、集団へのダメージを最小化し犯罪への加担を抑止する機能がある。概念としてのタンク。なので育ちのいいボンボン学校では皆が自制できるから自由な校風。やっていいこととわるいこと、の区別がついている。これを社会では「分別がある」と呼ぶ。


この作品の序盤でも、なんでもかんでも運命のせいにしてきた他責思考ゆえの顛末だったとの自省が語られている。なろうらしく都合よく神の目をゲットするものの、能力の発揮には自身の能力との組み合わせが必要で、戦闘力に関しては自前の訓練にて獲得している。次回以降、いくらタダで何度も復活出来るとは言え、強力なモンスターに幾度も切り刻まれながらも諦めずに試行錯誤に奮闘する修行パートがきちんと存在する。強くなるのに一切コストを払わない楽チン棚ぼたスキルでゴイスーチーレム!とは流石に違うだろうとの判断で、なろうといえど舐めずに真面目に作ろうとするスタジオの誠意には敬意を払うべきではないだろうか。

もちろん強くなったあとはよくあるゴイスーチーレムにならざるを得ないのだが、たくさんメッセージを詰め込んだところでたいして意味ないというかどうせ舐めて見てるので覚えてられない。なろうとしてきちんとオレツエーでキモチよくなってもらうのが大事。導入のワンメッセージだけでも…という作者とアニメ製作者の想いがきちんとシンクロした奇跡のアニメ。強くなったあとは作者の主張を聞いてくれた報酬として、ゴイスーチーレムでブヒブヒするだけのサービスタイム。ヒロインの他にもチラ見せした追加属性が気に入ればお好きにどうぞ的な親切な作り。導入部分が類を見ないほどに丁寧なのは、明らかに意図された演出だと思う。

なろうだからと舐めて作ってない誠実ないい仕事。観ないけど。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

まあ普通のなろう系ですね。ややテンポが悪いですがクオリティは悪くない

1話感想 3.3
まあいつもの追放系ですね。
しかし鬱パートが長め。
そこを描写が丁寧だ、と高評価するか、もうわかっている流れなのにじれったい、となるかは… まあ微妙ですね。

こういうテンプレが決まっている話は色々描写をすっ飛ばすのが定番です。
見慣れている人にとっては、テンプレの流れがじれったいからですね。
もちろん一般の人からするとわかりにくいのですが、見ているのは大体皆わかっている人なので…。

というわけでちょっと長いなぁ、と思いました。

また鑑定士が最強なわけじゃなくて、精霊だかに与えられた神眼とやらのおかげで最強になったってのはタイトル詐欺だと思います。
こういうタイトルなら普通の鑑定を駆使して戦って欲しかったかな。
まあ普通の鑑定でどう戦うか思いつかないですが。
相手の弱点が鑑定できて不遇職ってのは無理がありますし。

以上のような欠点はありますが、主人公の不遇な様子、感情をしっかり描こうとしていた点、そもそも作画クオリティが悪くない点などから、なかなか良いとは思いました。
見るかどうかは考えますが、見るかもしれません。


今期はなろう系だからって、安っぽい適当な作りにするアニメが今のところ見当たらない感じですね。ちゃんと作っているアニメが多い気がします。

3話 3.2
うーん…。
なろう臭さを脱臭するどころか強調して見えるのは質が低いのかわざとなのか。

なろうと言えば「ついで全属性魔法を使えるようにしてやろう」というような理不尽にご都合の良い展開が、なろう臭さとして鼻につくところがあります。

もちろん普通の物語だってある程度は主人公に都合が良いものです。
でもふさわしい試練があったり努力があったり、報酬に相応しい支払いがあればその都合の良さが鼻につかないわけで。

本話はただでも精霊の目なんて都合の良いものを与えているのに、さらに強化してあげて、何だこの酷いご都合展開は、と思わせてきたのですね。
ところが詳しく聞くとそうしておくとユグドラシルのユーリが一緒に旅ができると。
閉じ込められたままなのは寂しいからと。
だったら悪くないじゃないですか。自然です。
何でそっちの理由を先に説明しないのか?

このままじゃ寂しいから一緒に行きたい、と言わせてそれからじゃあこうしよう、とすれば違和感が無いのに、いちいち違和感を与えてくるのは何なのか。
脚本の質が低いのかと思いましたが…。
逆にわざとなのかな? という気もしてきました。

世のなろう系は、質が低いのにもてはやされていて、私はそれを「なろうはエロと同じで、見ていて気持ちいい部分を整合性なしに見せつけるものだから、細かいことを考えない人には楽しめ。気にする人には下品に見えて楽しめない」と認識しています。

でももしかしたらこの「整合性なしに都合の良い部分を見せつける下品さ」自体を楽しいと思っている人も居て、そういう人にはなろう系は全面的に最高の作品なので、あえてそうしているのかもと。

ちょっと説明の順番を入れ替えるだけで臭さを無くせるのに、それをしない。
レベルが低いからなのか、そうすると受けるからわざとなのか…。
と、すごく悩みました。

物語の良い所って、整合性があるところだと思っています。
現実ってのは理不尽なものです。
正しい努力をした正義の人が報われるとは限りません。悪人が報われることだってある。結局最後は運で決まるからです。
そういう理不尽が許せないから、正しい人がちゃんと報われる物語の世界に私達は救われるのです。
なろう臭い作品の、理不尽に報われるところ、私は逆に納得いかないですけれどね。
でも、それが良いという人も居るのか…。

まあとにかく、良い部分もあるけれど悪い部分も多い作品で、もう少し様子見してみます。

全話感想
悪いところはありますが、悪くないところもあって…。
まあ、なんだかんだ最後まで見ました。
点数も戻しました。

途中で自分はチートをもらってイキっているだけじゃないか、という視聴者も思う問題点を、主人公がちゃんと考えたところは良かったですね。
それに対するアンサーでヒロインに否定させるだけじゃなくて、ライバルが力を得た時には暴れまわり、主人公は正義のために戦うという対比を見せて否定していたので、主人公が特別であることの説得力がありました。

あとはハーレム物としてもわかりやすく大勢のヒロインから好意を向けられるところも結構良かったです。
典型的ななろう系ですが、なろう系の良いところがちゃんとあったので、まあ許容範囲だったと思います。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

ヒロインは可愛かった

ありふれた〜同様に不遇職で仲間から見捨てられるというドン底から成り上がっていく作品なんだけど、どうもヒロインである精霊とその護り手のおかげで強くなる感じなので微妙でしたね。

修行して強くなるくだりが2話から3話途中までがっつり描かれていて、そういう意味では努力する描写があったのは悪くないと思うけど、正直このあたりが退屈で見ていて苦痛に感じられるほど。主人公サイドの内輪でのやりとりも単調で繰り返し見せられてる感覚でした。

ヒロインが可愛らしいことだけは良い点だったかな。

せめて主人公を見捨てた仲間にしっかり落とし前つけて欲しかったが、意外とあっさりだったのは物足りなかったですね。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 5
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