Acacia さんの感想・評価
4.1
人の為に生き、自分を肯定する事。
【2019/07/13 追記】
全体的に物語で勝負ではなく
キャラ萌えで勝負した3期だったかな。と、思います。
娯楽としては間違っていないと思いますが、
自分は文ストには文学や哲学書を読むような
少し、捻くれたテーマも求めてもいるので
残念な所もある。
最終話だけは熱く密度の高い話でしたが、
敦と孤児院の院長の話と
共喰いに関しては原作の端折り方が少し下手。
この二点はかなり期待していたので
肩透かしを喰らいました。
唯、ED曲の「Lily」
歌詞が素敵です。人を支える事に
充足感と自己肯定を感じつつも何処か
縛られ、息苦しさを感じる生き方。
己をさらけ出す様で恥ずかしいですが共感できます。
共喰い以降の原作は正直迷走している様にも
見受けられるので、アニメという媒体は
まだ続くのか…少し期待しながら待ちます。
追記は以上です。
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たまには放送中のアニメもレビューを。
また追記します。
放送前のPVでやたらと2016年のテレビシリーズと
劇場版の映像を流用していたので、
制作間に合ってないのかと少し憂いていましたが…成程。
劇場入場特典。後に劇場版円盤に特典として付属した。
過去話、「太宰、中也、十五歳」を
やるんですね。客層が解ってますね…。
文ストのノベル全て読破した感想としては、
「黒の時代」以外は陳腐です。
オチがワンパターンで、独自の作風以前の問題。
少しでも小説に触れた人間が読めば、
執筆者の器が透けて見えてしまう。
第1シーズンの「蒼の使徒」関連。あれはノベルです。
2016年放送第2シーズンの「黒の時代」は
ノベルも面白く、物語に味わいを加える為。
また、太宰というキャラクターの多面性を
知る為にも面白い仕掛けでしたが。
原作漫画は更に加速して楽しめる事が解っているのですが、
ノベルだと、正直不安です。
この話は中也に深く関わる内容なので、
女性層には受けは良いと思います。
自分、男なので余り中也と太宰の関係に
惹かれる物はないですけど。
(どちらかと言うと敦と鏡花の方が…。)
背景美術、撮影は変わらず、世界観がブレていない。
アクションも良く動く。キャラクターも演者も魂がこもってる。
まだ1話目なので、今後の放送待ちです。
ただ、放送前は期待100%だったのが、少し不安も混ざりました。
後、1話で気になった点。新規OSTが1曲も無い。
全て前テレビシリーズと劇場版から流用してます。
放送前PVでは新OSTも確認できているので、
ここも不安を混ぜつつ期待します。