ヨーロッパで不死なTVアニメ動画ランキング 2

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早速見ていきましょう!

63.3 1 ヨーロッパで不死なアニメランキング1位
INGRESS(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (126)
526人が棚に入れました
2013年、スイスの原子核研究機構『CERN』──。ヒッグス粒子発見の影で、ある秘密プロジェクトが発足した。そのプロジェクトの名前は『ナイアンティック計画』。その目的は人間の精神に干渉する未知の物質を研究することにあった。 『エキゾチック・マター(XM)』と呼ばれる事になるその物質は、古来より人々の精神・能力に感応し、人類の歴史にさえ大きな影響を与えてきたのだった。世界各国の機関が、秘密裏にその研究に取り組んだ。XMは、人類の希望または脅威とされ、 大国や巨大企業による争奪戦が巻き起こってゆく。XMの力を受け入れ、人類の進化に利用しようとする『エンライテンド』。XMを脅威と見なし、コントロールしようとする『レジスタンス』。世界はふたつの陣営に別れ、今も争い続けている。この世界で起きている争いの背後には、XMの存在があったのだ。そして、2018年──。東京、そして世界を舞台に、XMをめぐる新たな戦いが幕をあける。アニメーション、オンライン位置情報ゲーム、そして現実がリンクする、かつて体験したことのない新たな「拡張現実エンターテインメント」が、始まる。

声優・キャラクター
中島ヨシキ、上田麗奈、喜山茂雄、新垣樽助、鳥海浩輔、利根健太朗、佐々木啓夫、緒方恵美

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

キャッチコピーは、「The world around you is not what it seems.」(あなたの周りの世界は、見たままのものとは限らない)

この作品の原作はオンラインゲームだったんですね。
完走してwikiをチラ見するまで全く分かりませんでした。

それと我々にとって朗報が一つ…
この作品はNetflixと地上波で放送されましたが、地上波でじゃフジテレビ「+Ultra」の枠第1弾作品として放送されました。
深夜のアニメ枠が増えるのは嬉しい事です。
これでフジテレビの深夜アニメ枠は、これまでの「ノイタミナ」枠に加え2枠となった訳です。
但し、「+Ultra」のwikiを見ると、本枠での放送は日本と海外を意識すると記載されていました。

元々IngressはGoogle発のオンラインゲームで、アニメの原作もGoogleから独立した「Niantic, Inc.」というアメリカの企業が作成しています。
海外原作の作品・ゲームを日本人スタッフによってアニメ化する…
これも海外を強く意識した展開と位置付けるなら、アニメ化される作品のジャンルが増えそうですね。

この物語の舞台は2018年の地球…
2013年からスイスで極秘裏に「エキゾチック・マター(XM)」という物質に関する研究が進められていました。
XMは古来より人々の精神・能力に感応し、人類の歴史に大きな影響を与えてきた物質なんだとか…
やがて研究は全世界規模に拡大するのですが、XMに対する見方で世界が二つに分かれてしまったんです。

XMの力を受け入れ、人類の進化に利用しようとする「エンライテンド」
XMを脅威と見なし、コントロールしようとする「レジスタンス」
そして2018年…この作品の主人公である翠川誠は、幼い頃から特殊な能力を持っていました。
それは触れたモノの記憶を読み取る能力…
警察の特殊捜査官である彼は、普段からその能力は行使できないため、能力を隠しながら任務に従事していました。
ところが、とあるXMの研究所の爆発事故現場に赴いた際、奇妙な記憶と遭遇するんです。
爆発事故唯一の生存者である記憶喪失のサラと、指輪に残された奇妙な記憶…
これに巨大企業が絡み始めた上、XMにより特殊な能力を発揮する男まで現れ…一気に物語が動いていきます。

壮大な物語のスケール、CGを駆使した緻密な作画…
迫力も満点で見応えのある作品だったと思います。

アニメーション制作はCRAFTAR。
聞いたことない会社だと思ってググってみると、博報堂グループが2016年に新設したアニメーションスタジオなんだそうです。
日本のアニメ技術の海外流出に一石を投じる施策であると思います。
これからのMade in Japanの商品に求められるモノ…
コスト面だけなら、人材単価面で海外の方が有利かもしれません。
だからコストが合わないなら同じステージで勝負する必要は無いと思います。

どの産業分野でも共通して我々が強みを発揮できるのは、ありきたりですが「付加価値」だと思います。
日本発のアニメには他国の追従を許さない品質に対する付加価値があれば、十分世界でも勝負できると思います。
現在、CRAFTARではアカデミー賞にノミネートされたアニメーションスタジオと組んで世界規模のプロジェクトを複数本進行させているそうです。
徹底的に品質で勝負する…こういうスタンスも期待できるのではないでしょうか。

レビューから思い切り逸れてしまいました^^;
原作は「エンライテンド」と「レジスタンス」に分かれた陣取りゲームなのだそうですが、アニメの方は内容に捻りが加えられています。
単なる陣取りゲームだけでは物語にならないので…。

第3勢力の存在…
そしてみんながサラを手中に入れようと躍起になって追いかけてくるのですが、その理由も物語の進展と共に明らかになっていきます。
サラの声優さんは上田麗奈さんなので、安定感抜群の演技を期待して良いと思います。
主人公の翠川誠役は中島ヨシキさん…「ヒナまつり」の新田と言ったらピンと来る方もいらっしゃるのでは?

原作がゲームという事もあり、物語の重厚さと言う面では及第点かと思いますが、作画やS.E.の面は日本発の作品として世界に売り出すには相応のクオリティだったと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは「Tessellate」
エンディングテーマは「In Cold Blood」
どちらも、alt-Jさんの楽曲です。

1クール11話の物語でした。
ラストテロップに「To be continued…」と書かれていたので、素直に続編を期待しています。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 14
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

販促失敗!!

この話はスマホアプリゲーム「ingress」が実は現実かもね、て話

Q ingress?なんやそれ
A 知らね

まさかの存在を確認したのが放送終了後。友人が始めるまでは、本作オリジナルスマホアプリゲームかと思ってました。しかも進化し続けてるらしいじゃないですか。すごいですねぇ
3DCGというのもあり、現代感あふれる作品ですね。

さて内容です
はっきり言いますが面白くはなかったです
{netabare}主人公と女の子出会う→アメリカ人と逃走中→中国人が女の子奪取離陸→主人公とアメリカ人渡航失敗→AI発見→中国人死亡アメリカ人死亡→世界平和{/netabare}
これのどこを面白がればよかったのでしょう。{netabare}序盤で腕がもげるとかで能力が使えなくなったり、能力には代償が必要{/netabare}みたいのだったらまだしもありきたりで面白みに欠けたストーリー。雑な始まり方と終わり方。終始パットしない。
全く共感の出来ないキャラたちの思考。まるで昔のRPGの悪役キャラのようなバカバカしい考えと価値観でかなりきつい。
しかもせっかくIngressを題材にしているのに、Ingressに大して全く面白みを感じない。販促(というのか微妙)にもならない。

{netabare}ラストシーン。Lainとかまどマギみたいな感じにしたかったんでしょうね。{/netabare}路線変更というかハンドルを握るのが遅かったのが失敗の原因だと私は思っています

監督は櫻木優平さん。初監督だそう
シリーズ構成は月島総記さん。
アニメ制作はCRAFTARさん。コウペンちゃんのところらしい。知らなかった…

自分の存在意義を知るには何が必要なのだろう
ということで締めます

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

聖剣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

Japanimationize

所詮ソシャゲのアニメ化だと見限ると少し損をするだろう
とはいえ、スルーしたところで惜しむほどではない程度

元ネタはガチャゲーじゃないので
世界中のあらゆる神話や宗教、過去の偉人の名を借りた萌絵は出てこない
その点では神々の名を汚すような愚行は起こりえないので
安心して見ていられる。

元ネタのゲームは2つの勢力のいずれかを選んで行う陣取り合戦であり、
当初から敵対勢力が判明している点では驚きは皆無で
物語の発展性には乏しい。
ドラマ性で構成上、難しくしているのは明白であり、
このことから第三勢力の登場は必然だったのかもしれない

評価すべきは
前半部における異能バトル展開で、
ありがちなパワーインフレバトルとは少し異なる。
ジョジョ4部以降のスタンドバトルにも似た機知に富んだ印象で
個人的に見ていて小気味良い予感を感じさせる。
だが、限られた放送枠内であることは避けられないので
どこかで結末を用意しなくてはならない。
となると、
どうしてもラストバトルだけは、力任せ気味の展開と予定調和で
陳腐化してしまうのが残念でならない。

ついでに
Netflixで世界に配信されることが決定しているのなら
主役の女性はもう少しコーカソイドらしい容姿(骨格)にすべきだった。
あれじゃまるで萌え絵の金髪幼女だ。
世間じゃホワイトウォッシングで炎上してしまうのに
ジャパニメーション化されることに(世界は)寛容なのだろうか?
むしろ、世界は日本のアニメを求めているのだろうか?

少しだけインテリぶってみる

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7

63.8 2 ヨーロッパで不死なアニメランキング2位
HIGH CARD[ハイカード](TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (84)
259人が棚に入れました
ストリートを根城に気ままに暮らしていたフィンは恩のある孤児院が資⾦難で閉鎖の危機に陥っていることを知り⼀攫千⾦を狙ってカジノヘ乗り出す。 しかし、そこで待っていたのはツキをほしいままにする男が持ったカードを巡って繰り広げられる銃撃戦にカーチェイス、悪夢のような修羅騒ぎだった。やがて、フィンは知ることとなる。世界の秩序を守るも混乱に陥れるも、意のまま。選ばれし者に⼈知を超えた異能⼒を与える52枚の《エスクプレイングカード》の存在を。 そして、幼い頃から肌⾝離さず⼤切にしていた〝相棒〟に秘められた⼒を――。⾼級⾃動⾞メーカー・ピノクルに勤務する表の顔を持ちながら真には、フォーランド国王直々に王国中に四散してしまったといわれるカードを回収する任務を命じられたプレイヤー集団《ハイカード》。 その第5のメンバーとしてスカウトされたフィンはイカした仲間たちとともに、危険なミッションに当たる。「必要なのはマナーと気品、そして命を張れる覚悟。それだけです」対するは、悪名⾼きマフィア・クロンダイクファミリーとピノクルを打ち負かすことに執念を燃やすライバルメーカーのフーズフー。⼤義、欲望、復讐を抱き、カードに魅せられたプレイヤーたちによるすべてを賭ける狂騒争奪戦が、今、幕を上げる! Are you ready? Itʼs Showdown!!

声優・キャラクター
フィン・オールドマン:佐藤元
クリス・レッドグレイヴ:増田俊樹
レオ・コンスタンティン・ピノクル:堀江瞬
ウェンディ・サトー:白石晴香
ヴィジャイ・クマール・シン:梅原裕一郎
バーナード・シモンズ:山路和弘
セオドール・コンスタンティン・ピノクル:小野大輔
オーウェン・オールデイズ:島﨑信長
ノーマン・キングスタット:関俊彦
ブリスト・ブリッツ・ブロードハースト:武内駿輔
ブランディ・ブルーメンタール:園崎未恵
バン・クロンダイク:関智一
ティルト:豊永利行
ボビー・ボール:沢城千春
グレッグ・ヤング:森川智之
シュガー・ピース:高橋李依
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

派手さが足りない

{netabare}
賭ケグルイのスタッフによるオリジナルアニメ。
トランプカードをトリガーとする異能バトルモノ。

最初の出だしは良かったけど、典型的な一話だけアニメだったかな。
一般人が巻き込まれる形で...と王道な入りだったけど、敵の触れたものをビー玉にする能力と言った目新しい能力や、絵面の派手さ、雰囲気のお洒落さが程よい一話だった。

ただ、これらの良かった点は2話以降では息をひそめてしまった。
派手な戦闘シーンに惹かれた作品だったからその後しばらくの地味な展開・地味な能力は少し退屈に感じた。
最初こそ、ビー玉の能力のように、能力も型にはまってないものだったけど、これも回を重ねるごとに見慣れた能力だらけになってしまった。目新しいものを沢山生み出すのが難しいことは分かるけれど...。
悪い要素と言うほどのものは一切なかったけど、地味な印象は最後まで拭いきれなかった。

個別の話も、最後の方の戦闘も悪くはないんだけどね。
特段これと言って印象に残った話はなかったかなぁ。
しいて言うならクリスの話はまあまあ良かった。
ちょっとその後の処分が甘すぎるようにも感じるけど。
あとは、船の回のように目的がはっきりとしている、いかにも特殊部隊モノのような回の方が分かりやすくて面白かったと思う。
分割2クールだけど、2クール目は正直期待薄。
このままこれと言った展開無くグダグダして終わりそう。

HIGH CARDというポーカー用語をダブルミーニングを利かせてタイトルにするセンスはすごく良いと思う。

私的評価:57点
私的ベスト回:1話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆10
ちょっと面白そう。危なすぎて草どうなってんねん。
おっさんの特殊能力か。ギャグアニメみたいな転び方と落ち方w
手離れたなw 触れたらビー玉とか強すぎんだろ。
ガバガバ管理草。あの状況で擦る勇気。うーん、今期一。

2話 ☆9
映像おしゃれだな。何か入ってそう。結局捕まるんかよ。
見習いで早速現場かよw 1話ほど能力に斬新感はない。
車最強! 一歩間違えたら主人公もそっち側だったw
組織内でも色々あるのね。大富豪だと1番強いじゃん。歌うな。

3話 ☆8
プレイフォーザファイヤ。なぜ親父。
けどそれは犯罪では無いし誘拐していい理由にはならないな。
主人公も器物破損だろw ちゃんとポーカーのCMあって草。
子供に対しては良い奴だなこいつ。
playなのかprayなのか。金さえあれば主人公の能力の上位互換だなw
こいつの場合は金持ちだし。札1枚と等価の高級絆創膏。

4話 ☆7
ヨーロッパ舞台の作品に日本人キャラ出すの嫌い。
清楚系じゃないのかよこの子w 雰囲気そんな感じだったじゃんw
強盗さん。そうはならんやろ。つまりどういう事だよ。
意味わからんくて草。戻して これ結局普通の剣なんか?
1にしてはあんまり強くないな。敵の能力が陳腐化してきてるな。

5話 ☆8
真面目な刑事さんだな。新人いじめ。
この警官ピノクル社長と繋がりある程の大物なのか。
一人称視点の作画面白いね。音がグロい。リョナいいぞ。
ヤング刑事は何もんなん。PTSD不可避。
お前そいつのほぼジャンドゥ殺した共犯だろw

6話 ☆8
悪い戦士。スパイファミリーでもあったな。
けど警察とのコネでどうにでもなるよね。
大企業なのに、キングには正攻法で勝てない前提なのか。
こんな回りくどい運び方する意味ある?
ガバガバ管理。金あるなら無理なんか。カード手に持っとくなやw
ウェンディさんガチ酔いしてて草。銃持ってるのに負けるな。

7話 ☆6
男同士でこの展開やるな。もっと強硬策に出ろよ。
てかなんでこの2人をくっつけた? 兄さんか。めっちゃ聞こえてて草。
空っぽって言葉はブーメランだろ。解除してくれるんかw
何がしたいこの回。このためだけの能力。なんすかこの回。

8話 ☆5
孤児院のために金稼いでるのか。ビー玉生きてたのか。
クソエイムやめろや。クソエイム対決やめろ
本結局ビー玉に変わるんかよww なんで銃持ってるのに殴るw
カード2枚使えるのか結局。子供らもっと離れろ。

9話 ☆5
もう立ち直ったんかよw 誘導尋問してなくて草。
よく手潰れなかったな。こんな解決法は初めて見たなw

10話 ☆6
生き血分けるだけだとあかんのか。はよとどめ刺さんから。

11話 ☆5
最終回直前でこの話されてもな。殺す気はなかったのか。
あれダミーだったんかよw クロンダイクさん騙されてるやん。
これ系の組織でクビになる時殺されないのは珍しいなw

12話 ☆7
こいつの掘り下げいる? BLか? このおばさんきらい。
ドラゴンボールかよw その銃でこの距離は無理だろ。
結局ピノクルとの関係は? チームが団結してる。

曲評価(好み)
OP「Trickster」☆7
ED「スクワッド!」☆7
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

nyamu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

古臭さを感じるものの、面白い

4話まで視聴中。

HIGH CARDと言われるトランプを手に入れたもの同士の異能バトル。舞台はイギリスっぽい感じの国で表向きは高級車のディーラーの店を装った組織に属して、裏からの司令でHIGH CARDを集めていく。HIGH CARDは持ち主(プレイヤー)に特別な能力を与えるので悪用する人物も当然いるため、そういうプレイヤーと戦いながらカードを集めていくというストーリー、だと思われ。

……で、なんでしょうね。キャラデザのせいなんでしょうか。一昔前のアニメを見ているような古臭さ。平成初めぐらいにあったかもしれないOPやEDの感じだし。

でもですね、キャラデザなどは4話ぐらいになると慣れてくるのでいい感じに。
カードを使う時の変身(と言ってもカードが手袋に変わるだけぐらい)シーンはかっこいいし、昔のアニメのようなノリもあったりするもののお約束的なものまで含めて結構好きかも。

パッと見は古臭さで1話切りしそうな所をぐっとこらえて見続けると面白い作品。

主人公は孤児院育ちだったり同僚キャラも背景は色々ありそうだったりするけど、主人公含めてキャラが基本的に陽なので変に暗い感じなることも無く毎話いい感じに面白い。

書き込みや作画ががすごいという訳では無いけれどちょっとした細かな描写にも気を使っている感じがする。
作画すごい、ストーリーすごい、声優さんすごい!とかいう飛び抜けたものはないものの、楽しんで見ることができるというアニメとして本来あって欲しい部分はキチンと押さえられているかと。

今時のキャラデザでは無いのであまり見られてないかもしれないのがもったいないところ。

-------
見終わって。

中盤ちょっとダレたけど終盤は盛り上がって、12話は特に楽しかった。盛り上がって、爽やかに終わって、いや~最後まで見てよかった!

アニメの1クールってこうでなきゃ。

ここまでやってくれるとは思ってなかった(ごめん)ので、更にお得感マシマシ。

作画的には予算が潤沢にあるアニメでは無さそうで、色々突っ込みどころもあったけどそこは素直に「いや、おかしいやろ!」と突っ込みながら見れば良いんだと思う。

大人なキャラが多いので会話は飄々としていて、暑苦しくもなく冷めてもなく、何よりみんなシケてないのがとても良い。

飛び抜けたものがないのでここの基準では高評価にしにくいけど、トータル☆4ぐらいの満足感。

season2があるということなので見ること確定。
今回は敵役があまり活躍してなかったので次では活躍するんだろう。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

爽快活劇としては中々良かったです。基本、組織も登場人物もアホで無能なのが気にならない人向け!

 最終話(12話)まで観ました。

 ドラゴンボール張りに世の中に散らばったカードを巡ってバトルする話です。カードに選ばれると凄い能力が使えますぅ!

 どっかで観たことある話ですが、中々スタイリッシュです。主人公は王直属の秘密組織に加入します。

 結構人が死にますが、何となく明るい雰囲気で話が進んでいきます。

 狙っているのか、意図してないのか不明ですが、主人公の能力名が「ネオニューナンブ」だったり、悪役がドロンジョ一味みたいな愉快なうっかりさん達だったり、シリアスなのかコメディなのか掴みどころがありません。

 能力バトルも工夫が足らず、敵の能力者に対して、複数能力者で袋だたきにするのが最適解となっています。

 組織として能力者を沢山抱えている主人公達が強いのがあたり前で、緊張感がありません。

 敵も単体で複数能力者を倒せる能力や、戦略を練って挑戦して欲しいところですが、結局力押しで各個撃破されます。

 数の理論で力押しできるので、物語の都合上、構成員の頭数が揃わないシチュエーションを作らざるを得ないところに、組織の頭の悪さを感じます。諜報能力とか無いんですか?

 カードを沢山集めて適合者を組織すれば、もうイージーモードです。何年もカード集めしているのに何をしてるんでしょうか。

 最終話近く、カードを集めて役をつくると奇蹟的なことが出来ることが明らかになります。

 カードはトランプと一緒で枚数が決まっているようなので、益々沢山のカードを持っている組織が有利です。

 一回ミリタリーバランスが傾いたら、組織間闘争でカード保持数が少ない組織が逆転するのは不可能です。

 それなのに、敵対マフィア組織は、意味のないちょっかいを仕掛けてきて、カード能力者を消耗します。

 マフィア組織はボスもキレているだけで、組織としての目的が不明です。テロや武装蜂起をしたりする意味も良く分かりません。

 敵味方共に組織のトップが意味深なことを言うだけの無能な感じしかしないのもバトルの緊張感を削いでいます。

 ラスト、味方が個人的理由から暴走したり、許したりとガバガバな感じで走りきって二期へ。

 いやいや、組織のピンチの時にカードを持ち出して脱走し、観覧車に格好つけて乗っているアホを許したらアカンやろ!

 これで良いのか?と思いつつも二期が楽しみだったりします。
 

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6
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