ユーモアでファンタジーなおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのユーモアでファンタジーな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月09日の時点で一番のユーモアでファンタジーなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

90.1 1 ユーモアでファンタジーなアニメランキング1位
夏目友人帳(TVアニメ動画)

2008年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (5005)
23711人が棚に入れました
魔妖怪が見える少年、夏目貴志はある日祖母の遺品である「友人帳」を手にする。しかし、その「友人帳」は祖母・レイコが負かし、名を奪った妖怪の名が書いてある契約書だった。
それ以来、名を返してもらおうとする妖怪達から狙われるようになってしまった夏目は、とあるきっかけで用心棒となった妖怪のニャンコ先生と共に、妖怪達に名を返す日々を送りはじめる─。

声優・キャラクター
神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、石田彰、堀江一眞、伊藤美紀、沢城みゆき、木村良平、菅沼久義、藤村歩
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

妖と人が触れあう、あたたかい時間

この世界には私たち人間の目には見えないだけで妖(あやかし)という妖怪も住んでいるのです。

ほら…自分が生きている世界に関心を持って見てみたら、あなたのすぐ隣にその存在を感じられるかもしれません…


主人公の夏目 貴志(なつめ たかし)は幼少の頃から他の誰も感じることが出来ないこの世界に存在している妖を見ることが出来ました。これは亡き祖母「レイコ」の遺伝のためです。

そのせいで不気味がられ孤独な幼少時代を過ごしてきました。

そう、両方の世界と触れあうことの出来た夏目ですが、どちらの世界にも居場所がなかったのです。

そんな夏目は遠縁の藤原夫妻という心優しい二人の養子となりこの土地に引っ越して来ます。

はじめてなのに、どこか懐かしいような日本人の心のふるさとみたいな田舎の風景が広がります。

夏目はこの土地でニャンコ先生という本来は立派な姿を持つ上級クラスの妖怪と出会います。性格はかなり図々しいのですが、なぜか憎めない、むしろ回を増す毎に愛しく思える存在になります!

仮のネコの姿はぽっちゃりフォルム 第一印象はお世辞にも可愛いとは言えませんでした。
しかしすぐにその動作に釘付けになりました。まるで人間の様にお酒を片手にスルメを食べたり、エビフライが好きで身の方から食べるところ、またネコらしいところも多々あります。
…猫じゃらしの誘惑に勝てないところが一番…でしょうか♡
{netabare}
ニャンコ先生と共に行動する夏目は様々な妖たちと関わっていきます。その心の交流がとても繊細に描かれています。

妖も人間と同じです。その数だけ性格や心を持っています。妖たちの心が巧みに描かれています。楽しさ、寂しさ、ぬくもり。時に恨み妬みも生まれます。

それまでは理解し難いだけの存在であった妖。徐々に交流を深めていくごとに夏目の心も成長していきます。

妖と人の垣根をこえる程になり、時に助け合ったり、そんな掛け合いが好きです。

夏目がさまざまな妖との出会いの中で紡ぎ出すストーリーにどんどん惹かれていきます。

幼少の頃から人との間に壁がありましたが、人の優しさに触れ徐々に自分から人に関わり始めようとします。彼にとっての大きな前進、人間の友人も出来ます。

気が付けば夏目の周りには自然に人も妖も集まるようになり両方の世界に必要とされ居場所が出来て行くのです。
{/netabare}
ほっこりする感じがとても癒されるアニメです。
心がある妖、故に時に思わずホロリとくるドラマ的要素もあります。全体は優しさにあふれた作品でした。

話数を重ねるごとに評価を上げた作品です。4期まで広がるストーリーは素晴らしいです。癒しになり心があたたかくなるお勧めアニメです。

この自然がなぜだか懐かしい気持ちになる舞台に一度訪れてみたいものです!

妖を探しに♡

投稿 : 2024/11/09
♥ : 101

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

どこか懐かしい想いにさせてくる...そんな作品です

他の人には見えないものが見えてしまう。

ファンタジーやホラー系などではありがちな表現なのですが、いずれも怖かったり、あまり良い印象を受けなかったりしますよね。
でもこの作品では優しい想いにさせてくれるです。

物語は妖怪が見えてしまう、主人公:夏目貴志が同じく妖怪が見えていた祖母の遺品で、妖怪の名が書かれている友人帳を見つけてから進んでいきます。

その友人帳絡みで出会う妖怪たちや友人たちとの、ハラハラした展開、時には笑ったり、泣いたり、癒されたりで本当に見ていて優しい想いになれる作品です。


また、日本の原風景やどこか懐かしい描写が数多くあり、その点でも癒されてしまいます。

基本的には1話完結ですが、大まかな物語は全体を通して繋がっているので、見ていても飽きません。

個人的には号泣してしまった回などもありました。

作品自体とても人気が高く
ニャンコ先生含め妖怪も個性的なキャラが多いのも魅力の一つです。

現在までにアニメは4期まで続いており、あまりの人気から今後もまだまだ放送されるのではと思います。


最後に見る順番ですが、

夏目友人帳

続 夏目友人帳

夏目友人帳 参

夏目友人帳 肆

の順番で見て下さい!!(*´ω`*)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 87

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ブレないやさしさと穏やかさ

放送当時、原作とともに視聴。
原作と順序が多少入れ替わる部分はあるものの、大抵は1話ごとに完結するし、
シナリオもほぼ原作に忠実なので気にならない。
っていうか、正直言うと原作以上な部分がある。
なぜなら音楽や動き、表情の微妙な変化で雰囲気がグンと引き立つから。
そしてEDに繋げる終わり方が心憎い演出なのだ。
観ていると本当に、原作への愛情を感じるし、この物語を大切にしてるんだなと思える。

物語の内容を簡単に説明すると。

幼い頃に両親を亡くした上、妖怪など「人でないもの」が見えて暴れたりするため、
周囲から嘘つき呼ばわりされたり、養護施設や親戚中をたらい回しにされた過去を持つ
高校生の夏目が「にゃんこ先生」こと大物の妖怪と出会い、
祖母の遺品である「友人帳」をめぐりつつ、成長していく物語。

主人公・夏目の心根の優しい部分が、観ていてとても心地良く、
最終話に近づくにつれ、妖怪たちとの距離が明らかに変化していて、
時々羨ましく感じてしまうほど。
日本的な風景の中、全体的にやんわりとしていて、
怖いはずの妖怪もどこか愛嬌があったり、美しかったり、せつなかったり。

人間がとっくに忘れてしまった何かを思い出させてくれたりもするからなのかな。
観終えるとやさしい気持ちになれる、そんな素朴なあたたかさが心地良い作品。
何度か観ていくと、細かい部分を考察したくもなってくるのだが
初めて観る方なら、まずはこの日本らしい空気感とやさしい雰囲気の作画を
素直なままにお楽しみいただくのがオススメ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 81

80.9 2 ユーモアでファンタジーなアニメランキング2位
ナイツ&マジック(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (776)
3979人が棚に入れました
凄腕プログラマーにして重度のロボットヲタクの青年が転生したのは、巨大ロボット『幻晶騎士=シルエット無いと』が大地を揺るがす騎士と魔法の異世界だった!?
エルネスティ・エチェバルリアとして生まれ変わった彼は、豊富なメカ知識とプログラマーの才能を活かして、理想のロボット作りをスタート。
だが、その行動が予期せぬ自体に発展して…!?

ロボットヲタクの野望が、異世界を変える!!

声優・キャラクター
高橋李依、大橋彩香、菅原慎介、内匠靖明、興津和幸、伊藤静
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ロボアニメが苦手な私でも最後まで視聴できました!

原作未読。最終話まで視聴。

異世界転生ロボット&魔法アニメ。
舞台設定が”中世”で、”ロボアニメ”なのに”魔法”がある、という設定が面白い。

【はじめに】
私はロボアニメが苦手です。

2足歩行の意味が分からない。(足にダメージ食らったらお終いだよね?)
手に武器を持つ意味が分からない。(そもそも、腕はともかく手の必要性ってありますか?)
顔が存在する意味が分からない。(逆に、顔が必要な理由ってありますか?)

科学的なのか、非科学的なのか、はっきりして欲しいのです。
こんなことが気になって、心地よく視聴できないのです。

ところが、この作品は最後まで視聴できました。
物語の舞台設定を”中世”としている点と、”魔法(魔力)”の概念が取り込まれていて、『科学的?非科学的?』とか、考える必要が無かったためです。

もちろん、それ以前に、物語として面白かったというのが、一番の理由ですけどね!

【物語】
この作品の一番の魅力は、『展開の早さ』だと思う。
しかも、展開が早くても、物語を見失うことが全く無い。

第1話だけでも、時間軸で考えれば、かなりの時間が経過しているのだが、物語を全く見失わない。
このスピード感は、本来ならば、原作未読組を置いてきぼりにしそうな勢いだけど、その心配は全くない。

それは、ナレーションが完璧に補完してくれるから。
ナレーションが物語を過不足なく説明してくれる・・・。
原作未読組に、とても優しい作品だと思いました。

【作画】
ロボのデザイン等に関しては私は良く分からないです(笑)。
ただし、動きはとても良かったと思います。
人物も個性豊かに、魅力的に描かれていたと思います。

【声優】
主人公役の高橋李依さんの演技がとても良かった。
ヒロイン役の大橋彩香さんも良かった。

【音楽】
OP、EDともとても良かった。
OPは作品に勢い与え、EDは主人公に想いを寄せるヒロインの心中を綴った名曲。

【キャラ】
主人公の性格は賛否が分かれるかも。
個人的には、いつでも、どこでも、常に前向きな主人公は高評価です。

ディートリヒ。{netabare}最初の登場で、単なるカマセキャラかと思いきや、最後まで大活躍した{/netabare}好キャラの一人。
味方のキャラを最後まで大切に扱っている点は高評価。

【最後に】
ハーレム物にしなかったのは高評価。
{netabare}アディはエルに、エレオノーラはキッドに、ヘルヴィはエドガーにと、{/netabare}各々がそれぞれに思いを寄せている所がリアル。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 69

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

1話放送直後にコメンタリー特番っていうのは珍しい、かも…? ちょっと駆け足だったかも…?

実はTVでの第1回オンエア直後の時間帯に特番「『ナイツ&マジック』第1話 大事なことなのでもう一度放送しますスペシャル!」というのが放送されていました。

内容的には円盤のオーディオコメンタリー的な内容で、出演は主演の高橋李依さん、山本裕介監督、メカデザインに関わった天神英貴さん(エル君パパのキャストでもある)です。

作品世界観の説明や山本監督、天神さんのロボットやロボアニメへの思い入れなどなかなか良い内容だったので、見損ねたという向きでまだ観られる方はぜひご覧になってみてください。

そしてこの特番中でも名前が挙がりましたがコンセプトデザインに「宮武一貴」という名が!
これは素晴らしいおっさんホイホイ…。

さて、本編の方ですがこれを書いている時点では1話目のみ視聴済みです。原作のライトノベルは未読です。

1話目のツカミは、中々に心踊るものがありました。

プログラマーでロボット好きだった主人公が異世界に転生して、「ロボマニアだからロボに乗りたい&作りたい」という手段と目的がひっくり返ったような動機でシルエットナイト(作中の魔導ロボ)に憧れ、ナイトランナー(ロボの操縦者)を目指すっていう身も蓋もない流れが好みです。

もちろん、これがダメという人もいるとは思いますが。

「魔法とプログラミングが似ている」って話は『魔法科高校の劣等生』でも出てきていましたし、『ゼロから始める魔法の書』の呪文の概念もそんな感じなので、今後は主流になるかもしれませんね。

2017.8.19追記:
夏アニメ7月末時点ベスト10のコメントにも書いた通り、シルエットナイトの開発がPDCAサイクルに沿って行われているのが今風です。それと、エルくんの仕事はあくまでもコンセプトデザインと試作までで、実用機への改良と量産はラボの仕事っていうところも面白いですね。

2017.9.19追記:
全話視聴終了。スタッフ(宮武氏)的にも設定(魔獣がロボットの部品になる)的にもキャラクター(エルくん、オラシオ = ショット・ウェポン)的にも『聖戦士ダンバイン』を連想する点は多々あるのですが、本作の主人公は異世界転移ではなく異世界転生であるため、ダンバインのような世界間の移動は(原作は読んでいませんがおそらく)発生しないのでしょう。

主人公機を1クール内に出して山場を作らなくてはならないため、尺的にはかなり詰めてストーリーを進めた様子は見て取れましたが、それでも原作への興味は持てる内容でした。

2期目が作られることがあれば恐らく観ると思います。面白かったです。

2017.9.21追記:
レビュー内容と鑑賞状況(「観終わった」になっていた)についてメッセージボードでご指摘をいただきましたが、その指摘の通りで本作は全13話です。

というか、次回予告で「サヨナラが僕を呼ぶ!」って言ってたのでもう一回あるのは認識してたはずなのにおかしいな…。ご指摘ありがとうございます。

2017.9.25追記:
全話観終わりました。駆け足気味でしたがキリ良く終わって良かったです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 50
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

好きはクオリティを超える ~なろうの功罪~

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
違うんすよ、夢と浪漫なんすよ(汗)

作品のクオリティとか整合性とかテンプレ感とか厨二感とか行き過ぎたパロとか「どこの幼女戦記?」とか、まあ色々あるのは重々承知です。それは私も不満でしたし。客観的にみて、65点くらいの作品でしょうか。

でも、そんなことよりも、ズバッと胸に突き刺さった、ハイファンタジー感。騎士、ロボ、剣、魔法、戦記、全部大好物なんですもん。しょうがないじゃないですか!(なぜか逆ギレ風)w

この間、あるTV番組でカンニングの竹山さんが言っていました。

「こんなナリした俺が言うのもなんですが、、、恋って、止まらないぜ!」

、、、。

ということで、贔屓で、評価は5です(笑) すごく「好き」なアニメです♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
なんでもかんでもカテゴライズするのは決して良いことではないのだろうが、(あにこれ内では特に悪名高き)「なろう原作アニメ」というのは、もしかしたら、「私達(素人)の安易な妄想を叶えてくれる作品群」なのかもしれないと思った。

(なろう作品の原作はひとつも読んでません。あくまで、アニメ化された作品の中ではということです)

本作を含め、「なろう原作」(とりわけファンタジー)に今のところ共通しているのは、「既成の世界観」+「ワンアイディア」という構成だ。

例えば同期(2017夏)でいくと、「異世界はスマートフォンとともに」も「異世界食堂」も、「指輪物語」や「ダンジョンズ&ドラゴンズ」などから始まり、日本においては「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」、(「ロードス島戦記」)などが広めてきたファンタジーの世界観を「間借り」させてもらっている。そこに、「スマホ」「食堂」という1アイディアを加えたものに過ぎない。本作で言うなら、「プラモデル(技術者+趣味)」であろうか。

既存の世界観を流用するメリットは、「楽だ」という点。これは、「作者が考えるのが」の意味もあるし、「視聴者が受け入れるのが」の意味もある。

勿論、既視感があるというデメリットも大きい。

本作も、「技術者」という色はあるものの、基本的には他のなろう系と同じく、主人公最強系であり、ストレスフリーだ。(一応主人公に努力の描写があり、ハーレムじゃないという違いはあるものの)「じゃあクオリティ的に、異世界スマホと何がどれだけ違うの?」と言われたら、ハッキリは答えられない(異世界スマホは☆2)。

違いは多分、好き嫌い、いや、「自分がどんな妄想をしてきたか」だと思う。私の厨二的要素の根底にあるのは「ガンダム」「銀河英雄伝説」「ロードス島戦記」だ。初めて観た深夜アニメは、「天空のエスカフローネ」。だから、「ロボ」「騎士」「英雄譚」は大好きなのだ。よって、恥ずかしながら本作のような「妄想」をしたこともある。そんな、「自分の妄想」をアニメ化してもらったような、妙な嬉しさを感じながらの視聴だった。

「なろう系」には、良くも悪くも「気軽に観られる底の浅さ」があるように思う。生姜焼きのような親しみやすさと、カプレーゼのように誰でも作れる安易なオシャレ感だ。

勿論、自分には思い付かないような世界観の中で翻弄される楽しみもある。同期なら「メイドインアビス」などはその系統か。でも、AKBが「会いに行けるアイドル」としてヒットしたように、反対方向の良さもあるのだ(別にAKBのファンではないけれどw)。

ただ、☆5ながらもお気に入り棚にならなかったのは、やはり「深み」が足りないからだ。終盤の「ガンダム」「ダンバイン」のパロも不要だった(ギャグならまだしも、熱さをパロで補うのは嫌い)。1期でサクサク進むのも悪くないが、2期をかけて、苦戦や人物描写をじっくりと描いてくれれば、なお良かった。

ということで2期、絶対期待っすよ♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
声とキャラデザ、合ってるの? 作画、気合い入ってる。ロボ=騎士 という作風、大好物なんだけど♪ 最近は、「異世界から現実世界に戻りたい」って作品、ないね。みんな、そんなに現実世界に不満があるのかな。

2話目
なんかこう、気持ちが良い方の主人公最強系だね。

3話目
ガンキャノンだねw ディートリヒみたいなキャラが後半に活躍すると、胸熱。

4話目
老兵の嫉妬、しかし、根本にある忠誠心。規格外の天才をどう受け入れるか。

5話目
騎士団の新設とか、胸熱。

6話目
大事な回だね。幼女戦記にも似た回があったな。モビルアーマー作ってるの? サービス回w 鍵も専用機もメリットはあるけど、互換性と汎用性がな。

7話目
ディートリヒ、格好良いな。ラボとも敵対しない、素晴らしい結末。熱いし格好良いな。ナウシカ?

8話目
いつの間にか、みんな中隊長に♪ THE・ファンタジー♪ オリジナル機体は、もっと丁寧に作ってほしかったな。

9話目
う、ウェスタングランドストームだって!? 、、、ダサいw 航空技術は強いよね。鎖で吊るして降下させるあたり、他の技術との整合性がとれてて良いね。ここまでガチガチのロボバトルは、ちょっと違うんだよな~。

10話目
そこにもラブコメか。もうちょい苦戦しても良いな。

11話目
ほとんど、ガルマだな(笑) どんどん新兵器が登場するね。竜型の兵器か、ラスボス?

12話目
いや、ガンダムパロはもういいよ。台詞遊びはいらないかな。戦う動機が、「ロボットを戦場の中心におきたいがために、戦艦をロボットで倒す」は面白い歪み。

13話目
今度はオーラバトラーですか(汗) そういうのはいらんのですよ。いや、ニュータイプの共感とかさぁ。逆シャアもやり過ぎかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 42

71.9 3 ユーモアでファンタジーなアニメランキング3位
王立宇宙軍オネアミスの翼(アニメ映画)

1987年3月14日
★★★★☆ 3.9 (275)
1127人が棚に入れました
所属が10人に満たず「失敗ばかり」「なにもしない軍隊」と揶揄され、世間に落第軍隊として見下されているオネアミス王立宇宙軍の士官・シロツグ=ラーダットは、欲望の場所でしかない歓楽街で献身的に布教活動を行う少女・リイクニ=ノンデライコとの出会いをきっかけにそれまでのその日暮らしの自堕落な生活を捨て、宇宙戦艦という名目の人類初の有人人工衛星打ち上げ計画に参加し宇宙を目指すことになる。

声優・キャラクター
森本レオ、弥生みつき、内田稔、飯塚昭三、村田彩、曽我部和恭、平野正人、鈴置洋孝、伊沢弘、戸谷公司、安原義人、徳光和夫
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

スペースモンキーズ

山賀博之監督作品、作画庵野秀明。
精鋭クリエイターたちが若さと勢いで、
精巧に作り上げたGAINAXの傑作SF。
音楽総指揮は、坂本龍一。

架空の国オネアミス王国が舞台、
役立たずの王立宇宙軍士官シロツグが、
人類初の宇宙飛行計画に志願し挑む様を描く。

物語は公表されているもので全て、
特別何もなく退屈さを感じるほどだ。
しかし理数系の夢、宇宙飛行士の夢、
アマチュア集団の夢、クリエイターの夢を乗せて、
{netabare}大きな花火が、夜空と真空を彩る、
ラスト10分に全てが集約され報われるのである。{/netabare}

猿から人類への歴史は火の歴史である。
そして火によって災いは数多く生まれるが、
我々は火によって生かされてもいるのだ。
歴史を間抜けな猿が始めたことだとしても、
人類の進む先が暗闇ならば灯を消してはいけない。

打ち上げられた猿には、
神様も見逃した小さな矜持がある。
そうだ、その猿は夢を持っていたのである。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 60

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

アニメの限界に挑戦してみた

<2022/10/17 追記>
続報です。
4Kリマスター版での劇場公開は10/28(金)からだそうですよ

<2022/5/21 追記>
今年の秋に4Kリマスター版で劇場公開されるそう。
10月かな。
映画館で見たら迫力凄いだろな
観に行きたくなってきた。

<2019/12/7 初投稿>
当時、新進気鋭の若手クリエイターたちが
GAINAXに集まって、
自分たちの作りたいものを、
自分たちのやりたいように作ったオリジナルアニメ映画
らしいです。

興行的には大失敗で、この失敗が後の「トップをねらえ!」や「新世紀エヴァンゲリオン」の誕生に繋がっていったのだとか。
1987年作品。

私はこの頃〜2002年ごろまでアニメ見る習慣なくて。
でも何故か本作は1990年代後半にレンタルで借りて観たんですよね。
なんで手に取ったのかよく覚えてないけど。

たぶん、
「異常なくらい細部に拘った丁寧な絵」
「とことん練り込まれた個性的なアナザーワールド」
をパッケージから感じ取ったのかも。

この2点は本作が他と一線を画すものです。
細部に拘った絵は、もうそうとしか言いようがない。
一枚一枚が時間をかけて作成されたイラスト画のよう。

そして、世界観。
テクノロジーは現実世界で言えばおそらく1900年代の半ばぐらい。
でも、文化・風俗は現実の世界とは全く異なります。
衣服や建物のデザインが全く違う。
食器や硬貨など日常触れるあらゆるもの少しずつ現実と変えている。
どの国をモチーフにしたとかそういったことが一切感じられません。

例えば硬貨。
この世界の硬貨は「金属の棒」です。
ちょうど麻雀の点棒サイズくらいの棒。
自販機で切符を買う際はこの「某」を穴に突っ込んでいきます。
超違和感 笑。

着る服も、軍人の礼服とかどこかで見たような気もするけどどこも思いつかない個性。
お洒落かどうかは置いておいて、
アニメのデザイナーってファッションデザイナーの才能も必要なの?
と思った記憶があります。

そうした細かいところにこだわり抜いた本作。

ストーリーは、現実とは異なるとある世界の、
新設されたばかりの「宇宙軍」所属の為、階級だけ高い、
やりたいことが見つけられない冴えない若い軍人「シロツグ」が主人公のお話です。

これである意味全て説明が終わってしまう。
そのシンプルさが素敵、という考え方もあります。

ただ一つ難点が。

キャラクターの心情描写です。
可能な限り表情や仕草で表現しようとしている。
まるで実写のように。

本作は純文学のように登場人物の心情がさりげなく、そして赤裸々に綴られていきます。

これ、実写映画だったら、実写でこの映像・演出だったら。
名作の部類だったと思うんです。

でもこれはアニメ。
つまるところ、表情や仕草だけで実写と同じ手順で感情を表すのは無理あると思うんですよ。
一コマの絵で伝えられる情報量が違いすぎるのでは、と。

アニメは実写に比べて「映像」としての情報量が少ない。
裏を返せばそれがアニメの強みのはずなのですが。
その強みを捨てて、ひたすら実写映画のような表現に寄せていく。
しかも純文学。
観てる側としてはまぁ伝わらないことこの上ない。

でもでも。
これはそういう「挑戦」なのかも、とも。

「アニメは実写を超えられるのか?」
という疑問を持った若きクリエイター共の挑戦なのかもしれませんね。

で玉砕。

そして「トップをねらえ!」「新世紀エヴァンゲリオン」へ

こういう挑戦は素敵だと思います。
「素敵がたくさん」by 灯里

本作はそういう風に観る作品なんだと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 53

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

GAINAX(当時)の超本気。(京アニとは別の凄さ)

『ヤマタノオロチの逆襲』(← アニメじゃなく特撮)の上映会で本作の予告編を観たときには、こんなに凄い作品になるとはまったく予想しなかった衝撃作。

あらすじを書いたら一瞬で終わるんですが、まず作画が当時で言えば鬼レベル、今観ても充分に凄い。キャラクターデザインは好みが別れるかもしれないが、「人体が動く」とか「飛行機が飛ぶ」とか「ロケットを打ち上げる」とかを手描きアニメで描いたものとしてはおそらく究極レベル。

今のアニメーターは現在の単金でこんな作画は絶対にしてくれないだろうから、それだけでも観る価値がある。ちなみに一応劇場公開作として制作された本作だが興行的には案の定、予定より公開が延期になった上に爆死したらしい。

とはいえストーリーもあらすじから想像される以上には面白いと思うし、クライマックスシーンでは何度観ても感動する。映像ソフト化されてからは好評で 劇場公開時の汚名は雪(すす)いだと思われる。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 32
ページの先頭へ