ヤンデレで高校生なTVアニメ動画ランキング 12

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のヤンデレで高校生な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月05日の時点で一番のヤンデレで高校生なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.5 1 ヤンデレで高校生なアニメランキング1位
To LOVEる -とらぶる-(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1185)
7744人が棚に入れました
高校生になったが恋愛に奥手な結城リトの元に、宇宙人のデビルーク星の王女ララがやって来た。この二人と周りの登場人物が織り成す、ちょっとHだが愉快痛快なドタバタラブコメディ。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

その災難、宇宙規模w

今日もことごとく美少 女絡みの災難に見舞われる主人公少年周囲のドタバタを描いた、
少年ジャンプ連載(2006~2009)の同名コミック(未読)の最初のアニメ化作品。

【物語 3.5点】
1話~数話完結で男子高校生の結城リト等がトラブルを突破する構成。
人間男子→人間女子の間に巨乳宇宙人女子が押しかけてくる三角関係が基軸で、
この1話に割と大真面目に地球の命運がかかっていたりする。
ラブコメの波動と軽んじていられないスケールw


原作から、色々と筋書きやキャラ設定を改変しているとのことで、
ラブコメ物なら通常はある程度、話が進んでから
起爆剤として逐次投入されるであろう地球内外のヒロインズが、
ほぼ前半1クールまでに各話ダイジェスト紹介風に
押し込められて襲撃して来る猛爆ぶりで、
折り返し地点で既に美少女だらけのハレンチ{netabare}体育祭{/netabare}が催されるハーレム状態w


【作画 3.5点】
アニメーション制作・XEBEC(ジーベック)

ジャンプの限界に挑戦したという
男の子以外にはオススメし辛い、えっちぃアニメw

とは言え、肌色率が高い割に
“謎の光”等が発光する一線を越えたシーンはそれ程多くはなく、
スカートの“防御力”も比較的高めで、
むしろ、えっちぃ目に遭う女子の仕草で魅せるタイプ。
ヒロイン作画もアングルでフェチズムを追求w

(物足りない方には『~ダークネス』に堕ちるという選択肢もありw)


ロボ、SFでも実績があるXEBEC。
その実力はトラブルばかりもたらすララの発明品や、
建屋倒壊、宇宙戦艦、宇宙植物の無茶振りにも対応する
引き出しの多さを発揮し、危機を演出。


幅広い芸当ができるスタジオの解散。返す返す惜しいです。


【キャラ 4.0点】
主人公の男子高校生・結城リト。

“ラッキースケベ”とはよく言った物ですが、
彼の場合はもはや女難w

主立った災難だけでも……
{netabare}人知を越えた宇宙料理を食す。
宇宙で一番ヤバイ殺し屋に命を狙われる。
地球滅亡を賭けてマラソンさせられる。{/netabare}
などなど命が幾つあっても足りませんw

リトが想いを寄せる春菜についても、
関係を進展、改善しようとする度に
えっちぃハプニングが発生し中々距離が詰められず。
アンラッキースケベ?な感じでチョット可哀相なくらい。

これだけ日々スケベに包囲されているのだから、
少しは耐性が付いて天狗になっても良さそうな所ですが、
スカートが捲れるだけで動揺する純情ぶりは
終始変わらず、何か憎めませんw


ハーレム主人公に対しては、つい爆発を願ってしまう私ですがw
背景には、リトくらいの試練を乗り越えてくれないと納得できない。
という悪感情もあるのだと思いますw
美少女やスケベとトラブルは等価交換なのですw


えっちぃ展開に拍車をかけているのが、彩南高校の校長。
己が性欲の赴くままに、女生徒にセクハラ目的のイベントを仕掛ける、
堕落教師ぶりで、たがも歯止めもあったもんじゃありませんw

トラブルで校舎が崩壊しても、自業自得としか言いようがないですw


【声優 4.0点】
ララ役の戸松 遥さんのとろける小悪魔宇宙人ボイス。
春菜役の矢作 紗友里さんの清楚美少女ボイス。
を主軸に、名塚 佳織さんの潔白風紀委員ボイス、
福園 美里さんの感情希薄系・宇宙暗殺者ボイス、
など魅惑の甘々ヒロインボイスが多数押し寄せて来る本作。

特に、とまっちゃんのララが「リト~~♪」
と絡んで来る、嫌な予感しかしない積極口撃が忘れられませんw


受ける主人公リト役は渡辺 明乃さん。
凜々しい女性役も多い声優さんですが、
ここでは純情少年ボイスを提供。
翻弄されるだけでなく、やる時はやる(やんなきゃ皆死ぬw)
女声でも芯は通して来る。


【音楽 3.5点】
劇伴は明るいキーボードの弾ける音色でトラブルにもポジティブ対応。
意外とマーチが流れたりするのも前向き?ですw


OPはTHYME「forever we can make it!」
“人の心に覗き穴が付いていたら どんなにいいだろう”
などと告白タイミングについて煮詰めた味のある歌詞も交えて、
ヒロインズがリトを狙い撃ちする良作ラブソング♪

ラブコメなら深イイ女性ボーカルのバンドソング等に巡り遭えるかもしれない。
そんな期待を抱くようになったのも本作辺り。


EDは前期がANNA(from Bon-Bon Blanco)「ラッキーチューン」
後期が同「kissの行方」
いずれも、一人の夜に想いを募らせる良作。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ラブコメだね、うんラブコメだ。

 えーと、ラブコメである。
 もう少し詳しく言うと、ハチャメチャエロラブコメである。
 端的に言い切ってしまうと、ハチャメチャエロラブコメfeaturing戸松遥である。
 以上!


 予定よりレビューが短くなったため、残りのスペースで「やぴっくすのごきげん♥キックキング」をお送りします。
 
 は~い!みんな!やぴっくすだお~。今日もみんなと「ごきげん♥」にクッキングしちゃお~!
 今日の料理は「激辛きんぴらごぼう」だお。
 まずは材料から、
 立派なごぼう 1本
 小ぶりな人参 1本
 鷹の爪  3~4本
 ごぼうと人参は良く洗って泥をしっかり落とすんだお。
 良く洗ったごぼうを包丁の背でこすってやるんだお。
 これでごぼうの皮がむけてしまうのだ。
 でも、あんまりこすり過ぎるとごぼうの風味が損なわれるからほどほどにするお。
 ごぼうの表面がおおむね白くなったら、ごぼうを切っていくお。
 ささがきするお。
 水を張ったボウルに鉛筆を削るような感じでごぼうを切って落としていくんだお。
 切り終わったごぼうはこのまま水にさらしてあく抜きするんだお。
 あっ、忘れてたお!
 みんな、ごきげん♥感を出すために鼻歌を歌いながら料理するんだお!
 ちなみにやぴっくすは最近のヘビーローテーションの「CLICK」だお!
 あく抜きしている間に人参を切るんだお。
 ごぼうの大きさと大体同じになるぐらいに切るといいお。
 火の通りと食感がよくなるんだお。
 人参が切り終わったら下準備完了だお。
 鍋にサラダ油をひいて、鷹の爪・ごぼう・人参をぶち込むんだお。
 ごぼうの水けを良く切っておくこと、油が跳ねて危ないお!
 鷹の爪は割って入れるのがオススメお!激辛度がグーンとアップするお!
 中火から弱火ぐらいで焦げないように混ぜて、しんなりするぐらいまで炒めるお。
 しんなりしてきたら、醤油・砂糖・みりんで甘辛い味にしていくお。
 このへんはもうテキトーなのだ!
 味をみながら好みの味付けにするといいお!
 全体に味がなじんだら出来上がりお!
 ご飯が進む~!
 食べ過ぎに注意するお!
 もう二度と出番はないだろうけど、楽しかったお!
 またいつか会える日を夢見て、アディオスだお!

 ここまでお付き合いしてくださった頭のおかしな、もとい、心の優しいあなたのために、特別特典として追加レビューをお届けします!

 この作品を因数分解して、成分の大きい順に並べてみます。
 ハチャメチャ・・・押しかけ女房を宇宙人にした時点で、何でもアリ!そら、ハチャメチャにもなるわ。
 エロ・・・・・・・メインヒロインのララの脱ぎっぷりが凄い!ほぼ毎話全裸になっている。その他のキャラも露出多め。
 コメ・・・・・・・シリアスなところはほとんどないので、全体的にコメディなのは間違いない。面白いかどうかは別にして。
 ラブ・・・・・・・あるよ。ラブコメだもの。

 
 戸松遥のファンなら観なさい。
 花澤香菜が主人公の妹です。ファンなら観てはどうですか。
 個人的には金色の闇と古手川唯が好みでした。
 こんなところですかね。
 
 
 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ハレンチな!

漫画よりエロ控えめです
つかキャラクター可愛すぎだろ・・・jk

作画は良くも悪くも、ジャンプアニメクオリティ
制作はジーベック、作画が気になるところはかなりあります
それと、テンポ悪く、だいぶ眠たくなります
アニオリの23話とか、ギャグセンスもいまいちです

リwwwトwwwwwどう転んだらあぁなるんだよ、裏山
ま、ラブコメハーレムですよ
サービスカット、エロシチュエーションばっかしの
ただ、もっとパイオツが見たかったかな、OVAは良かった

ララ役の戸松遥は、戸松キャラベスト3に挙げられるくらいいい演技してます
そしてレギュラー声優はもちろんのこと、ゲスト声優に中田譲治さんや山口勝平さんが来てたりと、かなり豪華です
中でも注目したいのが大浦冬華さん、レンくんもルンちゃんもこの人がやってるんですが、別人と思うくらい演じ分け上手いです
正直言ってすごい好みのキャスティングです、もっと語りたい
矢作紗友里さんは、今作のキャラはそんなにですね
えむえむっのノアやアスラクのアニアみたいな、合ってる時は衝撃がすごいんですが・・・
福圓美里さんは、あぁ最高です
DTBの銀といい、ストパンの芳佳といい、今作の闇ちゃんといい、無限の可能性を感じます
花澤香菜さんは、あぁ最高です
今作の美柑は、ABの天使ちゃん、よいちのかごめと同じくらいの、花澤インパクトの持ち主です
OVA第五弾に出てきたララの妹二人は、レールガンコンビ、伊藤かな恵ちゃんと豊崎愛生さん
第四回声優アワード新人女優賞の二人とあって、とにかく萌えます

OP「forever we can make it!/THYME」、神OPです
私の大好きな背景溶け込み型クレジットで
映像も曲も、とにかく素晴らしい
もはや本編です

矢吹健太朗神がいかに偉大なのかが分かります
その点、アニメはも少し、うまく料理してもらいたかったですが
キャラクターは総じて可愛いです


2期はキャラ説明やらが一切ないので、2期見る人で、原作未読の方にとって、この1期は避けられない道です
頑張ってください(?)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

69.5 2 ヤンデレで高校生なアニメランキング2位
犬とハサミは使いよう(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (1295)
7019人が棚に入れました
物語の主人公は、ある日突然、強盗に殺された春海和人。本が好きすぎる本バカゆえの「読まずに死ねるか!」という執念で奇跡の生還を果たしたが、その姿は何故かダックスフンドに。犬であるため、本が読めないことに悶える彼の前に現れたのは、ハサミが凶器のサド女、夏野霧姫。その正体は和人が大ファンの作家、秋山忍本人だった。1匹と1人の前につぎつぎ現れるヤンデレ、ドM、ナルシスト、ネガティブ、無表情……。多彩なキャラクターが縦横無尽に入り乱れる、痛快不条理コメディとなっている。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、井上麻里奈、阿澄佳奈、伊藤静、加隈亜衣、芹澤優、羽多野渉、内田真礼、五十嵐裕美、斎藤千和
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

軽いノリのコメディなのに設定が重すぎる。

凄まじい本好きの青年:春海和人が強盗に殺されるも犬になって生き返り
大ファンだけどドSの女作家:秋山忍(本名:夏野霧姫)
の元で心を読まれながらも暮らすコメディの様です。

大分初期設定詰め込んできましたねー。(^_^;)
ドタバタコメディの様ですがミステリーも絡んでいて楽しめそうな予感がしています。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※1話感想{netabare}
今回の成分 本3:犬2:ハサミ2:読心1:強盗1:七つの大罪1

突飛な設定ですがちゃんと付いて行きますよ。
主人公、大分良い毛色&毛並みで高そうなダックスに生まれ変わりましたね。
人間本体の方は頭撃たれちゃって完全に死んじゃってるので元に戻れなさそう。
(タイムスリップという手はありますが)
この後どうなっていくのか予想できなくて面白いですけど。

ヒロインの夏野霧姫は執筆バカで書き始めると周りが見えないようで
強盗もお構いなしで書き進めていましたが、あの後どうなったんでしょうか?
(逃げた強盗は今後も絡んできそうです。)
ドS、貧乳、ハサミと属性も豊富で魅力あるヒロインになりそうで楽しみです。

ミステリー要素もかなりありそうなので予想もしながら楽しめそうです。
【予想】{netabare}
ラノベ原作のコメディらしいですがそんなもの気にしません。
ミステリーはお構いなしに考察し予想するのが私の楽しみ方です。

まず強盗と言ってますが店主とアイコンタクトを取っているので店への強盗では無いようです。
凶器の散弾銃は日本(東京)だしポンプアクションだし…って事でクレー射撃用の物でしょうか?
物語とは関係して来ないかな!?

第一印象では秋山忍狙いの犯行に和人が巻き込まれていたように感じます。
ベストセラー作家のお金目的なのでしょうか?
大罪シリーズの最終巻が発行されると困る者が居るのでしょうか?
七つの大罪というのも意味ありげです。
ただ、そうだとすると和人殺害後も事件は続いていそうなのですが…。
ビビって逃げたのかも知れませんけどあの後の描写がないので謎です。

和人狙いの犯行の線で考えると、
和人の両親がスパイとかの裏稼業に関わっていたか何かの研究に携わっていたのかも。
田舎に引っ越したのは身の危険を感じての事かも知れません。
「女スパイみたいな言い方するな」&007ネタが伏線だったのでしょうか?

もう一つ考えられるのは喫茶店にいた三人はグルで狙いは和人の命。
霧姫が銃を向けられても動じない態度だったのも頷け、
冒頭の「死んでみてくれない?」にも掛かるので可能性は低いながらあります。
この場合は霧姫がスパイ的な匂いがします。格闘術も出来るようですし。
和人は殺しても色々な人になりすまし蘇る存在なのかも。(今回は犬ですが。)
財布が無くなってるという点も不可解で何やら陰謀めいた物も感じます。

和人の記憶と現実の微妙な差も引っかかります。
記憶では101号室でしたが霧姫の調べでは102号室。
(霧姫が誰に電話して調べていたのかも気になるところですが)
ポストの表記も101は住谷で102が春海になっているので霧姫が正しいようです。
住谷という管理人さん(?)と関係しているのでしょうか?
頭を撃たれた事による記憶障害なのでしょうか? 
犬だけに101なのでしょうか?(^◇^;)
こちらは来週判明しそうです。個性的な住谷さんが登場しそうな予感…。

秋山忍が=夏野霧姫なのかはまだ疑っています。
変幻自在な作風のようなので他にも複数の秋山忍が居るのかも知れません。
霧姫はその中の一人に過ぎないのでは?

後はこれまでも何回か他人の声が聞こえていてそれが作風に繋がっていた可能性もあります。
(動物だったのは今回が初めてみたいですが)
犬の和人の前にセクシーな下着姿で現れたのは次回作「色欲」を書く為に
気持ちを知りたかったからでは無いでしょうか? 活字バカで欲情しませんでしたがw
このあと執筆の為に彼を欲情させるラブコメになるのかも。

メモ
他の動物の考えも読めるのか?→聞いたこともない
俺と同じ様な目に遭っている人間を知っているか?→聞いたこともない
何で俺の言っている事が解るんだ?→聞きたくはない
{/netabare}
{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の成分 格闘3:アパート2:読者2:後悔2:キリペディア1

ぐふっ。予想だいぶ外れた。考えすぎた。(+。+;)
一話での予想、清々しい程外れているので先入観を気にしていた人も開けても大丈夫です。
笑って読んでください。
外れたので少し負け惜しみいいます!w
「これなら主人公殺す必要ないじゃん!」

麻薬の受け渡しトラブルで激昂し突発的な犯行みたいなんだけど
銃を持ってて計画的じゃないか!とツッコまずにはいられない。
もし計画的な犯行なら顔見られたりとか証拠残し過ぎで計画が甘すぎ!
顔写真と名前まで報道されるなんて!とツッコまずにはいられない。
クスリでまともな計画考えらず甘くなったのであれば
そんな中毒者が何故か読書で更正しちゃうのにツッコまずにはいられない。
だけどコメディだから許すしかないか。w

アパートの謎は仕掛け自体無い様なもので
なにも週を跨がなくてもいいじゃん! とツッコミました。
犯人の行動もおかしい。被害者の隣室って安全な隠れ家なの!?
管理人室なら尚の事、連絡とか職質とか来そうだし報道陣も居たじゃん!
だけどコメディだから許すしかないか。w
住谷さん登場はだけは正解でした。

残った予想は【予想】{netabare}
秋山忍は複数人説くらいになりましたがコレも外れくさい。
作風が変幻自在なの単に普通に天才なだけかな?やや納得行かないけど。
それか執筆バカの割にちゃんと友達(?)いる様だし
お姉さんも職権乱用&守秘義務を知らない警察官みたいなので
そちらから色々見聞きして経験してるのかも。
あのアイドルみたいな子が過去色々経験して苦労してるのかもしれないです。
{/netabare}
色々外れましたがまたミステリーがあれば懲りずに遊びたいと思います。
そしてコメディだからと許します。

ただし和人の『死』の認識が甘いのは引っかかっています。
今回犯人に復讐しないのは当然としても、
許してしまうのはどうなんだろ?憎くても法に任せるスタンスで良いと思うのだけれど。
いくら読書バカとはいえ、あまり葛藤せず全てを受け入れているのに違和感があります。
今回のことで多分犯人は捕まったんだと思うけど
(もしも許して逃がしてたら滅茶苦茶納得できなくなります!)
これから裁判とかで両親が苦悩し憎み悲しむ姿見たらどうするんだろ?
とか想像してしまいます。
まぁ本編では触れることはないと思いますが。

それと霧姫には後悔の気持ちがあったみたいなのだけど、
後悔してたら和人にハサミ向けたり「死んで」とか言うのはありえないです。
この時点では後悔の描写など入れず非常識な鉄の心のドS女で押し通しておいて
話が進む課程で心が柔和していけば、それで成立すると思うんですが…。
今、霧姫に常識的な事を入れ込んだら喫茶店での行動なども納得行かなくなってきます。
私の中では彼女が非常識だから色々成立してたのですけど。

そんなこんなを色々受け入れてくれた和人に霧姫は少々好意を持ち設定完了。
一区切りつけて次回からドタバタラブコメになるようですが
心理描写などをちゃんと見て考える人には重石が付いて納得できないスタートな気がします。
単純に本体は意識不明で魂が戻る余地が残ってても良いのに…。
やはり『死』の取り扱いは難しいです。
これもコメディだからと許すしかないですから
次回までには気持ちを切り替えようとは思っていますけど。

あと気になっているのは武器ホウキのお姉さん。メイドかな?
和菓子はどこへ届けるのでしょうか?
彼女は何者でどうやって物語に入って来るのかは楽しみの一つです。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
今回の成分 通り魔4:スランプ3:妹1:ドM1:シャイニー1

なかなか可愛い妹登場。きっと死んだとき悲しんだんでしょうね。
…っとやはり悲しい思いがふとよぎってしまいます。
いかんいかん楽しく観ないと。
この妹に和人の声は聞こえてるのかな?
聞こえてないとかなり痛々しいので聞こえている事を願います。
せめてちゃんと兄だと分かっての行動であって下さい。

通り魔事件発生でまた推理が楽しめるかなと思ったけど
流石にこれだけの情報では食指が動きません。
ただ【小予想】{netabare}兄をおびき寄せるための妹の犯行{/netabare}だったら嫌だな。
次回も引っ張るようならちゃんと考えてみますけど。

霧姫はスランプ。やはり事件が影響してるのかな。
今後の含みになりそうです。

ドMは楽しめましたがシャイニーは既にウザいかも。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
今回の成分 ヤンデレ3:妹3:ドS2:カレー1:ドM1

んーと。もし妹が兄の死でヤンデレになってしまったのならやはり重いです。
通り魔事件もけが人が出ていないとはいえ犯罪として重いので
メインキャラが犯人であって欲しくないです。
こうやってあまり深く考えてはいけないアニメなんだろうけど…。
なぜいちいち重く気に障る要素を入れてくるのだろうか?気軽に楽しませて欲しいのに。

どうやら妹には兄の声は聞こえて無いようですが微妙に話し通じてる節もあって
聞こえないフリの可能性もあるけど…深読みしすぎかな。
犬が兄という確証はあるみたいですが占いでも信じているのかな。
【小予想】{netabare}
願望も込めて妹が犯人であって欲しくないです。
「書店で売ってない=占い」「パンをくわえるサラリーマン=迷信を信じる」
「夜人目に付きにくい=黒づくめ」
という感じで占い師が連想できる気がするので黒幕は秋山ファンの占い師という事で
妹が罪を犯していたとしてもコイツが精神操作しているとかであって欲しい。
いやもうそうに決まっている。そうじゃないとイヤだ。
無論、未登場の作家・紅葉が犯人でもNGです。メインキャラ犯罪者だとまた引いちゃう。{/netabare}
それと担いでいるギターケースの方も気になりますが、
乱入して霧姫と対決で明らかになりそうです。ここ何階なの?
{/netabare}

※5話感想{netabare}
今回の成分 バトル5:でっち上げ3:ドM1:鮪喰1

うーん。まともに考えると頭痛くなっちゃう。
前半は理由も内容も良く分からない激しいバトル。
霧姫が勝って本人達は納得したらしい。当人同士落着してるなら良しとしますか。
兄が死んで犬を兄だと思うとは相当重症で痛々しいのがやはり引っかかるけど。

通り魔の方は退治されててでっち上げだったみたいだけど
アフロ切るのも十分通り魔の様な…。(^_^;)
妹が犯人じゃなかっただけマシですが、この作品何がやりたいのか分からないです。
来週からどうなるのでしょうか?
{/netabare}

※6話感想{netabare}
今回の成分 本だしょてん8:お仕置き1:シャイニー1

死や精神病という負の要素が薄れやっとコメディとして楽しめた気がします。

本田書店の事も分かり楽しめました。妹さんも可愛らしかったですし。
しかし女将さんってどんな人なんでしょうかね?気になっちゃいます。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
今回の成分 ブラジャー5:お仕置き2:ミュージカル1:デレ1:刃1

ブラ紛失で一騒動。お仕置きはお決まりパターンです。
やっとメイドにも日が当たりましたがやはり個性的。
ご主人は作家:紅葉なのかな? 霧姫ともバトルの予感。
尾行が気になりますがどうなって行くのでしょうか?
{/netabare}

※8話感想{netabare}
今回の成分 温泉4:刃物3:催眠2:シャイニー1

犬の和人にご執心の霧姫。でも相手犬だから恋の行方が気にならないし応援もできない。
和人に生き返る余地があればまた違ったと思うのでやはり『死』はその意味でも残念ですね。
…どうせこれ不条理アニメなのだから今からでも生き返る道が見つからないかな?

温泉旅館の女将さんは大家さんソックリで姉妹なのかな?
旅先でも何故かメンバー大集合なのはお約束だからツッコんではダメですよね…。(^_^;)
鋏の間とか聞くとなんだか殺人事件が起こるのか?と思っていたら、
集団催眠で襲撃を受ける事になるとは。
蛍星恋話(著:藤巻蛍)の影響か(タイガーマスクの)ミスターXみたいな謎の紳士の仕業かな?
【小予想】{netabare}
鋏の間の写真で気になったのは母姉の存在と共に父親が写っていない事。
あの紳士風の男は霧姫の父であり藤巻蛍なのではと思っています。{/netabare}

今回の話はハチャメチャでしたが後半に向け伏線も多かった様に思います。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
今回の成分 ストーカー4:催眠術3:高校時代3

基本くだらないコメディですが時折微妙にミステリーが入ってきます。
密室の謎は強引すぎますがね。
んで、どうやらネガティブちゃんが蛍だった様です。
図書室の原稿は和人しか知るはずのない事だったのでしょう。
正体バレたかな? 次週どう展開していくのでしょうか?
{/netabare}

※10話感想{netabare}
今回の成分 執筆戦4:ネガティブ3:催眠2:原稿1

ツッコんだら負けと思いつつ執筆戦を観戦。
無茶苦茶さもココまで行くと割り切って楽しめます。
ネガティブちゃん…友達だったらウザ過ぎますね。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
今回の成分 キャラ総出演4:執筆戦未遂3:カレー3

なんというか、空気回でした。ワイワイガヤガヤして内容は特になし。
まぁ、こういう回があってもいいかな。
刃物で攻撃→服が破れて吹っ飛ぶ。お気楽コメディならこんなので良いと思います。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
今回の成分 コスプレ3:酒乱3:妄想ウェディング3:ゲロ1

最終回で恋愛要素は少しだけ多めでしたが気負わずほぼ通常回のノリでした。
この手の作品ならこういう締めもありですけど印象には残らない終わり方でした。
でもまぁ、一応そこそこは楽しみました。
まだ色欲を書いていないですし続きがあっても良さそうですが
2期があってもあまり発展性が無いかな?
{/netabare}

【総評】{netabare}
毎話感想で書いてしまったのでかなり被りますが纏めとして書いておきます。

犬にハサミを向ける事は軽く流せたのですが、主人公の死という最初の設定が重すぎました。
もう少しミステリー・サスペンス要素が絡んで死んでしまう事の必要性が出ていたり、
なぜ犬になったのか解き明かす展開であれば納得出来たのですが
結局、軸となる物語も無く終始軽いノリで進行するコメディでしたので
気持ち良く設定を飲めませんでした。

犬となった和人に本気で恋をし子供まで考える霧姫にも違和感があり拭えません。
和人が意識不明等で生き返る余地があればラブコメを受け入れて楽しむ事が出来た筈ですし、
『色欲を書き上げる事』と共に『和人が犬になった謎を解き明かし戻る方法を模索する』
展開を軸にした方がストーリーとして盛り上がったと思います。
ストーリー性の低い軽ノリコメディーを否定はしませんがこの作品の場合
設定の重さと釣りあっていないのでちゃんと楽しむ事が出来なかったです。
キャラクターは豊富だし個性的で良いだけにとても残念に思います。

個人的にはお勧めは出来ない作品ですが
主人公の死をや犬にハサミを向ける事をスルー出来る方であれば気楽に楽しめると思います。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 44

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

前期アニメとあにこれ休止中に視聴したアニメの評価

前期アニメの評価

◆犬とハサミは使いよう ★★★★★

ル○ズ「このバカ犬ー!」を本当に犬でやりました、的な。

怒っている井上麻里奈は好きなので、それだけで十分なので、内容が
寒いとかクソだとかは気にならない。むしろそれが良い。

初期売上を当てよう、1300

○犬とハサミは使いよう 【全6巻】
巻数 初動 発売日
01巻 *,455 13.09.20

過大評価だったwww

2回通して見たし、多分半年後くらいにまた見るだろう。


◆神のみぞ知るセカイ 女神篇 ★★★★☆

問題だったテンポの悪さが改善されており、中々面白かった。

○神のみぞ知るセカイ 女神篇 【全6巻】
巻数 初動 発売日
01巻 1,708 13.10.30

やはり一度爆死すると、巻き返しは難しいんだろうな


◆ロウきゅーぶ!SS (第2期) ★★☆☆☆

1期から全部見た、完全なロリコン用作品を全部見たのは初だと思う。

内容がバスケじゃなかったら、途中でギブアップしてた。


◆<物語シリーズ>セカンドシーズン ★★★★☆

化物語のレビューに書きたいことは全部書いたし変わってないです。

あざといより、超あざとい方が、逆にあざとくない。

○<物語>シリーズ セカンドシーズン 【全12巻】
巻数    初動       2週計      累計
      BD(DVD)     BD(DVD)    BD(DVD)
01巻 35,304(*4,437) 37,832(*5,042) 38,545(**,***)

○IS<インフィニット・ストラトス>2 【全7巻】
巻数    初動       2週計      累計
      BD(DVD)     BD(DVD)    BD(DVD)
01巻 18,758(*4,808) 20,378(*5,505) **,***(**,***) 

困った世の中だ、こんなのばかりが売れやがる、そして見てしまう。

こいつ等のダメなところは、真似して作ろうとすると超クソアニメ
が出来る、アニメとその原作になる業界に悪い影響しか与えない事。

パンツおっぱいその他エロを増やせば良いという流れはもうやめて
欲しい、それ等は専門のアニメに任せておけば良いんだよ。

○進撃の巨人 【全9巻】
巻数    初動       2週計      累計
      BD(DVD)     BD(DVD)    BD(DVD)
01巻 37,339(19,454) 40,488(21,852) 51,473(29,252)

もーちょい売れても良かったと思うんだ。お前が駆逐し損ねたから
アニメ業界の閉塞感が更に強くなった、その事を自覚しやがれ。


◆Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ★★★★★

イリヤはロリ嫌いを無効化する特殊なスキルを所有している。

うっかり1話も溜めずに毎週見てしまった。

この作品のせいでロウきゅーぶなんてものに手を出す事になったが、
ロリはやっぱり無理だった。


◆ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 ★★★☆☆

前半面白かったけど、最後の方はどうでも良かった。


◆戦姫絶唱シンフォギアG (第2期) ★★☆☆☆

2期を楽しみにしていたはずなのに、歌が肌に合わず途中で断念。


◆サーバント×サービス ★★☆☆☆

5話くらいで断念、途中で飽きた。



あにこれ休止中に視聴したアニメの評価

◆ちはやふる ★★★★★

2期も含め全部見た。非常に面白かった。総合得点87.3だけあった。

◆ギルティクラウン ★★★☆☆

全部見たけど、まあまあ。総合得点87.2・・ん~~。う~ん。

◆花咲くいろは ★★★☆☆

4話くらいまで見て、続きを見るの忘れてた。今思い出した。

◆めだかボックス ★★★☆☆

非常にジャンプっぽい、梧桐勢十郎を女にしたような、とか書いても
通じる人はきっと極僅か。

◆ONE PIECE -ワンピース 400話~ ★★★☆☆

見るアニメを探すのが面倒、考える事あるけど微妙に音声が欲しい。

そんな時にはワンピース。

以前400話くらいまで見てたつもりだったが、500話近くまで見ていた
事に途中で気が付いた。(つまり100話分くらい2回見ている)

最新話まで見たけど覚えてるのはエース救出周辺と、悟空が出て来た
事と、ガスっぽい奴がポロリ(フリーザ)だった事くらい。

◆C - The Money of Soul and Possibility Control ★★★☆☆

検索しにくい、それに尽きる。思ったより面白そうで、最後まで見る
とそうでもなかった。色々惜しい。

◆キルミーベーベー6回目~9回目 ★★★★★

多分、きっと、また見るのだろう。やばいよこの中毒性。

◆さくら荘のペットな彼女 ★★★☆☆

一度1話で切ったけど、メッセージでこれについて書いた方がいた気
がしたので再挑戦。一応完走。

2013/06/02 22:07:37「さくら荘は典型的なラブコメでしょうか?」

半年遅れの返信で、質問した方はきっと読む事はないでしょうけど、
「なんか違う」と思う。

◆ベン・トー ★★★★☆

良いクソアニメだった。よくあの内容で1クール引っ張った。

◆侵略!イカ娘 ★★★☆☆

全部見たでゲソ、2期も見たでゲソ、特に書くことは無いゲソ。

◆頭文字D 見てなかったやつ全部 ★★★☆☆

一言感想ですら、何を書いて良いか迷う。

◆会長はメイド様! ★★★☆☆

全部見たけど、あまり記憶が無い。イケメンがイケメンだった。

◆琴浦さん ★★☆☆☆

逆デスノート的な気分。常にイライラ、すっきりしない。

そんな能力があるならもっと有意義に使うだろ?ミスし過ぎだろ?

妄想でセクハラという斬新なアイディアは、設定だけならば中々エロ
かったが、内容が小学生過ぎて残念だった。

いや、そういうのを楽しむ作品じゃないのは知ってる。

◆こばと。 ★☆☆☆☆

花澤タグから飛んで視聴、面白くなかったけど花澤のせいで完走

◆貧乏神が! ★★★★★

同じく花澤タグから。物語セカンドシーズンでぶち切れた撫子のアレ
が、ほぼ全話で楽しめる。3回通して見た、実に素晴らしい。

パロ作品で比較するなら、これ>>>ニャル子>>>>これはぞn・

ハヤテとか銀魂とはやや比較しにくい。

キルミーと同様に何回も見てしまう気がする。嫌な要素が全く無い。

◆あそびにいくヨ! ★★☆☆☆

同じく花澤タグから。

クソアニメだけど、これはこれでアリ。多分二度と見ないけど。



他にも見た気がするけど、もう探すの面倒です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

かおーん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

[ネタバレ注意]原作完結のまとめ

原作未完のままアニメ化、中途半端に終わり二期もあるはずない。でも結末がなんとなく気になる・・・ので、原作最終巻だけ読んでみました。koboで楽天ポイント使って。
(すみません本来こんな読み方はしません。どんな長編小説でもそりゃ戦争と平和とか嵐が丘とか鬼平犯科帳とか三国志、銀河英雄伝説でさえ読破してますが、さすがにこの作品を10巻全部読むのはムリ!なので最終巻だけ読ませていただきました。中途半端に投げられて終えた、原作未完なアニメの原作だけこんな方法を取ろうと思ってます。あ、赤川次郎の三毛猫ホームズも最終巻出たらそれだけ読むかも)

以下原作最終巻まとめ
{netabare}

秋山忍の「大罪」シリーズの続きが読みたいの一念で、犬として生まれ変わった主人公、和人。
夏野(秋山忍)は、自分が最終巻「色欲」を書いたら、和人が消えることを知っています。なので書べきか書かざるべきかを悩む。

そんな彼女に、「色欲」を執筆させるため、ドM編集者が取った行動は、犬(和人)の殺害。犬が居なくなれば、夏野は執筆を始めるはず。

夏野霧姫(秋山忍)の前で血の海に沈む犬(和人)、彼女は和人が死んだと思い、マンションに籠もります。そして、最終巻の執筆を開始する。

編集者の暗殺から逃れた犬(和人)は、マンションに戻ろうとしますが、ドM編集者の超強固なセキュリティーシステムが敷かれており、それが進入を拒む。

主人公(和人)も、最後の「色欲」を読んだら自分も消えるであろうと知っている。知っていても、読みたい。自分はそのために生き返った。だから、夏野には完結編をどうしても書いて欲しい。

6人の友人作家たち(アニメにも数人出ていましたが、その後数人追加されたよう)の手を借り、マンションへの突入を試みる和人。
目的は「色欲の執筆を辞めさせる」こと、「色欲の執筆をさせる」こと。
夏野の部屋の前に立ちはだかるラスボス、ドM編集者との対決で、今書いている「色欲」は完全な作品ではない。追い詰められ書くことしかなくなった状態、そんな不完全な状態で書かれた色欲で良いわけがない、読者の想像を遥かに超える、夏野の才能の全てを出し切った完璧な「色欲」を書かせなくてはいけない、と、ドM編集を説き伏せてラスボス戦は終了。無事夏野の部屋にたどり着きました。

部屋では黙々と執筆を続ける夏野。和人が生きていることに気づいていた夏野もひとつの計画を実行していました。

不完全な色欲を書き上げる。犬(和人)は納得しない。和人は激怒するだろう。そして、犬(和人)は襲われることはなくなる。成仏もできない。一度完結した作品を、二度完結させることは不可能。

これが夏野が取った、犬(和人)を生かすための計画でした。
和人(犬)はこれを見抜き、夏野を説き伏せます。秋山忍(夏野)の作品に心底惚れ込んできたこと、七罪シリーズを読み終えるために生き返ったこと。それを読んで死ぬことが解っていても、読みたいということ。

全てを理解した夏野霧姫(秋山忍)は、最終巻「色欲」を書き上げます。そして、原稿用紙のまま、和人は読みます。
念願の「色欲」の読書にふける和人。気がつけば夏野のヒザの上で読んでいました。

ヒザに抱かれたダックスフンドに夏野は感想を聞きます。
形容しがたい名作に、考え、言葉を選ぶ和人、しばしの沈黙のあと和人は
「面白かった」
同時に意識が遠のくのを感じます。夏野も、和人が消えることを理解し、涙しながら「ありがとう」

消えゆく意識の中で、犬(和人)は
「ちょっとまったー!」
まだ読んでない作品がたくさんある、夏野霧姫の作品をもっと読みたい!まだまだ死ねるかー!
「は?」と驚く夏野に犬は「今後も本が出版される限り、おれはそれが読みたい。まだ死ねない、つまり、秋山忍(夏野)とずっと一緒だ」と。

憔悴・悲観・安堵・怒りに、同時に襲われた夏野はハサ次郎(ハサミ)を手にし、和人に迫ります。アニメと同じように。

「お仕置きターーーーイム!」


(原作感想)
作家6人が、他人を傷つけるとしても執筆するか、の問いに対してそれぞれ出した解答が良かった。作者がこの作品で言いたかったのはこの部分か?
夏野のヒザの上で、静かに、穏やかに最後の読書を始める和人。ここで終わりにしちゃえば良かったのに。ラノベじゃその終わらせはありえないのかな?
個人的には「読書ばっかりしてないであなたも書きなさい!」と和人に伝える内容の色欲を書き、作家として名作を書き上げるまでは死ねない!に切り替えさせる?と予想してましたが。読書バカ犬はそのままで終わりました。

アニメで妹とマグロイーターが好きだったんですが、最終巻には出てこなかったですね・・・
{/netabare}


----アニメ視聴後----

原作未完の駄作フラグ付きアニメ。
原作小説は7巻まで刊行されている(13年9月現在)らしい。
しかし7巻ってすげーな。大作といわれる吉川英治の三国志だって宮本武蔵だって全8巻だぞ?

作中の、活字中毒の犬もこの作品は読まないな(笑)、と言われてるとかいないとか。

幽遊白書、GANTZ、ぜんまいざむらい、代紋、てやんでいBaby、、、ありがちな、死んで生き返るところから始まる作品。

文学少年が一度は死んだが、犬になって転生。
読み終えてない「大罪」シリーズ(七罪?)の最終刊を読みおえるまでは死ねない!ってことだったので、霧姫が最終刊(greed? lust?)を書き終えたら成仏する流れでしょうか。

内容はベン・トーのようなおバカアニメなので肩肘はらずに見られてGood。

OPの、本が平積みに並べられているシーン、一冊一冊の本の表紙の装丁が良い。ひとつひとつデザインされていて、文芸本への愛を感じます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

73.4 3 ヤンデレで高校生なアニメランキング3位
星空へ架かる橋(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1070)
6352人が棚に入れました
病気がちな弟・歩の転地療養に付き合う形で山比古町に引っ越した主人公・星野一馬。しかし、町の学園「山比古南学園」への転入初日に道に迷ってしまった一馬は偶然同じ学園にかよう中津川初と出会い学園まで案内してもらうことに。しかし初が進むのは道なき道。足を取られた一馬は誤って初を押し倒し、あまつさえキスまでしてしまう。それを初の親友、日向伊吹に見られてしまったことにより一馬の生活は波乱万丈のスタートを切ることになったのだった。

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、中村繪里子、青葉りんご、たかはし智秋、大久保藍子、吉田真弓、清水愛、門脇舞以、河原木志穂、羽多野渉、大橋歩夕

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エロゲ・ギャルゲ原作のアニメについて考えさせられた作品です(・・。)ん?

■エロゲ・ギャルゲ原作の王道アニメとは \_( ・_・)ハイ ココテストニデマスヨー
ゲームだと複数のエンディングに向けてそこに辿り着くまでのルートが複数存在しますよねー。
ゲーム中の複数のヒロインと主人公(自分)が好感度(親密度)を上げながら最終的に一人のヒロインと
エンディングを迎えるわけですよねー。っで!
アニメ化しようとすると、大きく分けて3パターンに分けられると思うのです!!
 
①メインヒロインの最良ルートの作品をアニメ化して、サブヒロインルートは一切無しor特典シナリ
 オorスピンオフ作品とする方法。
②メインヒロインの最良ルートの中にサブキャラ毎のショートストーリーを埋め込み一つの作品とし
 てアニメ化する方法。
③全てのルートを並列の時系列で分けて一つの作品としてアニメ化する方法。
 
もちろん上記に当てはまらない作品もあるとは思いますが、「星空へ架かる橋」にいたっては、パタ
ーン②がドンピシャだと思うのですね♪
 
 
■「星空へ架かる橋」の評価できるところ(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
シナリオ構成はいたって普通だと思います。
各キャラの紹介から始まり、サブキャラとのショートストーリー中盤を盛り上げて、メインキャラと
の感動的なエンディングへまっしぐらって感じです♪
作画的には良かったと思います♪
岐阜県可児郡御嵩町の自然豊かな風景を忠実に再現していて、温かいタッチで描かれているのです♪
さすがに女の子のレベルは問題なく合格点です♪弟の歩くんの可愛さは反則ぎみでしたけどね!!
 
エロゲ原作とは言いつつも、そんなにエロ描写は無く、ちょっとエッチなカメラアングルとか、多少
のパンチラがある程度なのでまったく気になりませんでしたよ♪
 
なんと言っても、主人公の星野 一馬(hoshino kazuma)がかなり好青年で一番高評価でした♪
ハーレム設定ではサブヒロインとのショートストーリーでありがちな、過剰な優しさで相手を勘違い
させてあられもない方向へ展開していくパターンが多いのですが・・・(゙ `-´)/ コラッ!!、そうなる前に
しっかり一線を引ける潔さが気持ちよかったですね♪
 
 
■「星空へ架かる橋」の残念だったところ…c(゚^ ゚ ;)ウーン
やっぱり無難に仕上げた感じは否めませんね。
個性が無い為、満足感は得られるのですが、もう一回観たいという気持ちにはならない感じです。
せっかくアニメ化するのであれば、シナリオ・演出・作画等々何か光るものを見せて欲しかった気が
します。
 
■総評
はっきり言って先が読める展開なのでよく言えば安心して観れるのでしょうね。
最後はちょこっと感動しちゃいました(>o<")
でも、もっと制作意欲を見せて欲しかった作品です、内容が薄いのですぐに忘れてしまいそうな気が
してならないのです!
同様なシナリオ構成の「Kanon」と比べると良くわかりますよね><
なので、個人的には楽しめる作品ですけど、人に勧めるなら他の作品を薦めるといった感じですね♪
 
2011.07.23・第一の手記

投稿 : 2024/11/02
♥ : 43

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

たまにこのようなアニメが観たくなる

18禁ゲーム原作のこの作品
プラスの意味でもマイナスの意味でも
まさにエロゲ原作アニメそのものでした
(特に定義はないが)

主人公の周りには可愛い女の子たちがたくさんの
ラブコメハーレム作品です

あくまで印象としてですが、
『ましろ色シンフォニー』や『あかね色に染まる坂』
に少し近いかと思われます
この2作はエロゲ原作アニメのなかで個人的に気に入ってる作品です
比べるのはどうかとは思いますが、
本作である『星空へ架かる橋』はこの2作には少し及ばなかった印象です


まず、話の展開が読めすぎて退屈感が時としてあること
これは私の価値観ではあるのですが、
アニメを観ることにおいてとても重要です
ギャグなどで「そう来たか」はあっても
ストーリー上では「やっぱりか」となってしまいました
もう少し意外性が欲しかったところです


次に、ヒロインたちと主人公の関係性
これもどうでしょうか
たしかにたった12話という短い尺のなか、
主人公とヒロインの恋愛関係、又はそこに至った経緯
を完璧にするのは難しいと思います
てか無理です
ですが、本作はそれを考慮してでも残念のように思えました
ネタバレは控えたいのであまり詳しくは。。
なのですが、とにかく少し足りなかった感が残ります

ストーリー上では、要らない話とかもあったので
そこを削ってでも主人公とヒロインたちの関係を
もっと描くべきだったと個人的には思います


と、少し批判的に述べさせて頂いたのですが、
ここからは良かった点を挙げていきたいと思います


まず、キャラの可愛さ/作画(主にキャラデザ)
ハーレム作品において、可愛さは大事ですよね
キャラデザがとても良く、癒されました
純粋少女にツンデレ、癒し系、元気系などなど
きっとあなたも好みの女の子が見つかるはずです

ちなみに私はツンデレの伊吹が好みです
好みというかかなりのお気に入り
彼女に出会えただけで観た価値はあったかと思うレベルです


次に、音楽面
(正直、悪い点で音楽を挙げることはまずない)
OPがけっこう好きです
のみこさんの歌声ももちろんですが、
それと同時にメロディラインにハマりました
素敵な曲です


このように良い点、悪い点が同じくらいの割合です
悪い点と言っても、少し残念といった形ですが。

なので、どちらかと言えば好印象な作品ですね
雰囲気が明るくて観てて気持ち良さがありました
気楽に観れるのでオススメです

私はたまに意味もなく、
このようなラブコメハーレムが観たくなるのです
ですので、これと似た作品があれば教えてくださいまし

投稿 : 2024/11/02
♥ : 32

しんさま さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

最終話で鳥肌、別の意味で。

【全話観賞終了】
鈍感系ハーレム中身からっぽアニメとしか言いようがない。
キャラデザインだけは可愛いと思うよ、それは認める。

ツンデレからクールビューティー、男が苦手な少女まで、
登場するガールズが片っ端から主人公を好きになる。
そしてお約束通り主人公は超鈍感。ちょっとは空気読め。


最初から最後まで意外な展開は何もなかった。
からっぽもからっぽ、中身なんて何もない。
この作品の特色は何でしょね、と聞かれたならば
「ベタなハーレムなのに可愛い弟が紛れ込んでいる」
くらいにしかお答えできない。

あ、意外な展開という表現は少し違うけど…
これといった個性のない、髪がピンクなだけの魅力なし子を
最終的に選んでしまう主人公の嗜好(思考)回路は理解不能。


しかしつまんねーなーと、ボケーっと流し見していたら
最後の最後の最後の最後で、なんと鳥肌が立ってしまった。
最終話のクライマックスとして作られたであろうシーンの
あまりの寒さに鳥肌がスタンドアップしてしまったのだ。

なんかもう見ていられないほどの寒さ。
そしてそのシーンで感動しろよと言わんばかりに、
突如として流される主題歌。いい加減にしろ。

このアニメを繰り返し見たいと思う人がいるならば、
中途半端なエロシーン目当てか、よほどのベタ展開好きか
自分に罰を与えるのが好きな自虐マニアくらいではないか。

申し訳ないけど、あまりのストーリーの酷さのせいで
否定的な感想しか出てこない。



【第2話まで観賞】
親と離れて兄弟だけで田舎に転校

着いた駅から住居までの道のりで軽く迷う

謎の少女と出会って軽いエロイベント

謎の少女の友達に現場を見つかって咎められる

翌日、転校先の学校で謎の少女と偶然にも同じクラスに

友人「あーーーーっ!昨日の変態男!!!」


第2話まで見て、意外な展開がまったくない。
これが既視感?デジャヴ?

これからの展開のスパイスになってきそうな要素といえば
「かわいい弟」「ヒロインの過去の記憶」あたりか。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

70.5 4 ヤンデレで高校生なアニメランキング4位
C3 -シーキューブ-(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (1099)
6344人が棚に入れました
ある日、高校生の夜知春亮のもとに、旅先の父親から謎の黒い立方体が届く。それはヒトになるまで《負の思念》を取り込んだ呪われた道具だった。黒い立方体ことフィアは夜知家に居候しながら、おなじく夜知家の世話になっている村正このはや春亮に教わり、呪いを解くために善行を重ねることとなる。そして彼らは、呪われた道具が関係する事件に次々と巻き込まれていく。

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

もっと深イイ話にしないと・・・(;`O´)o呪うぞ!

■『C3』ってどんなアニメなの…c(゚^ ゚ ;)ウーン
なんでこんなタイトルなのかまず意味不明ですよね(゚-゚*)(。。*)ウンウン
Cube[立方体]×Cursed[呪われた]×Curious[好奇心旺盛な]
だそうです・・・やっぱり最後がいまいち理解できませんねε-(ーдー)ハァ
まぁいっかぁ♪
 
タイトルの事は・⌒ ヾ(*´ー`) ポイっとしておいて、内容はといいますと♪
主人公の夜知 春亮の自宅に突然おっきな立方体の箱が届いたのですけど・・・
どうやらお父さんが呪いの品をよく送ってくるらしいのですが、自宅に届いた不思議な立方体も呪われた品らしいのです!
呪われた道具・禍具(ワース)とは、道具に強い呪いを掛けると、どうやらその道具に特殊な能力が付加されるらしいのです。
さらに呪いを掛け続けると道具が人間の姿にもなるそうです・・・
\(\◇ ̄ )ヘン~(  ̄▽/)ゝシン!!! \(○ `O´ ○)/トゥーー!!
こんな感じの変身シーンは無かったのですけど、立方体から本作品のヒロインの「フィア」ちゃんが出来上がったのでした♪
 
そんな呪われた道具・禍具(ワース)をめぐって様々な思惑を抱く人々が現れてくるのです♪
・禍具を破壊しようとする者
・禍具を信奉しようとする者
・禍具を知ろうとする者
・禍具を象徴とする者
様々な思惑が交差し暗躍する世界を描いた物語なのですね♪
 
 
■『C3』~シーキューブ~と出会った日の日記((φ(~∇~*)カキカキ
ジャンル的にはファンタジーらしいのですけど、1話の印象はキャラ萌えアニメって感じですね♪
おぱんつ丸出しなのはワンパクな証拠よね・・・ってなわけないでしょ(`□´)コラッ!
まぁしょうがないよね、こういう描写の需要があるんだもんね・・・
最近はこのくらいはなんとも思わなくなってきましたε- (´ー`*) フッ
 
でもキャラデザは可愛いと思いますよ(⌒^⌒)b
しかも作画が良い、背景も綺麗に描かれてるし、最近流行り?の髪色のグラデーションも某アニメの○○天魔○○と違って毒々しくなくって色彩センスの良さを感じられます♪
ストーリーの方はまだわかりませんけど、とにかくフィアちゃんが面白いですね(*^o^*)
こういうキャラ好きなんですよぉw
表情豊かな暴走キャラって惹かれちゃうのです(・-・*)ヌフフ♪
心境的には「WORKING!」のぽぷらちゃんを見つめるかたなし君的な感じですw
 
今後の展開で評価がどうなるか分らないですけど、楽しく視聴できそうな予感です♪
 
 
■メインキャラの紹介
夜知 春亮(yachi haruaki)
 <声:梶裕貴>・・・代表作:NO.6(紫苑)、花咲くいろは(種村孝一)
 本作品の主人公で呪いを受けない体質のようですね。
 
フィア
 <声:田村ゆかり>・・・代表作:ひぐらし(古手梨花)、Kanon(川澄舞)、他
 本作品のヒロイン。「呪うぞ!」が口癖・・・まぁいいっかw
 コリコリパリパリッとした煎餅が好物だそうですw
 
村正 このは(muramasa -)
 <声:茅原実里>・・・代表作:涼宮ハルヒの憂鬱(長門有希)、みなみけ(南千秋)
 メガネ&おっぱいの典型キャラ。好物・・・肉。
 
人形原 黒絵(ningyouhara kuroe)
 <声:小倉唯>・・・神様のメモ帳(アリス)、ロウきゅーぶ!(袴田ひなた)
 和人形のような黒絵ちゃんは、能力も見た目のまんまですね♪
 髪の毛が伸びてイカ娘ちゃんの触手みたいですw
 舌っ足らずな喋り方のゆいちゃんにぴったりのお茶目で可愛いキャラでしたね♪
 
上野 錐霞(ueno kirika)
 <声:喜多村英梨>・・・とらドラ!(川嶋亜美)、WORKING(轟八千代)、偽物語(阿良々木火憐)
 まさに学級委員長って感じのツンデレキャラですねw
 この子にかかっている呪いがボンテージ衣装なんですけど、エロ過ぎます・・・Σ(゚∀゚ノ)ノキャ
 えりりんはお姉さん的なキャラが似合いますね♪
 
桜参 白穂(sakuramairi shiraho)
 <声:斎藤千和>・・・ARIA(藍華)、化物語(戦場ヶ原ひたぎ)、他
 サヴェレンティのことを溺愛しているクールビューティーな女の子♪
 とっても人間嫌いなんですよ(ノ≧ロ)ノ<嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌人間嫌・・・

サヴェレンティ
 <声:井口裕香>・・・たまゆら(岡崎のりえ)、僕は友達が少ない(高山マリア)、他
 2011年も大活躍のゆかちの役はのろいを受けたお人形の役でしたねw
 男の子にも女の子にもなれる便利な体で、ボクっ子でドジっ子なのでした(^_^;)

ピーヴィー・バロヲイ
 <声:大原さやか>・・・ARIA(アリシア)、Fate/Zero(アイリスフィール)、他
 まさか・・・さや姉さんの口から「ビッチ」なんて言葉が出てくるなんて!Σ(^∇^;)
 このアニメを観ていてそれが一番ショッキングでしたw


■総評
大沼心監督のTVアニメの監督作品としては3作品目となる本作品も、大沼さんらしい演出が見られていましたね♪
監督初作品の「ef」や2作品目の「バカとテストと召喚獣」での演出技法が随所に光ってた印象です!
演出の中でも特徴的なのはシルエット・アート(影絵)の技法をアニメに取り入れている点でしょうね♪
これを機会にちょっと覚えておくと良いかもしれませんね!

【シルエット・アート(影絵)の特徴】 \_( ・_・)ハイ ココテストニデマスヨー
シルエット・アートの魅力って『心を描く』って表現が分かりやすいかもです(^ー^* )フフ♪
活字で説明するのは難しいのですけど、描いた被写体の本質が浮き彫りになってくるって感じです!
動物や乗り物などをシルエットにしてみると、実物を見るよりも特徴を捉えやすいって言われてるんですよね(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン
道路標識なんかもシルエットを使ったものになってますけど、視認性の高さからとも言われているのですよ♫

例えば、錐霞ちゃんの禍具は「誰かを締め殺さずにはいられない」って呪いが掛けられていましたけど、自らの体を殺傷の対象とするシーンでは、シルエットを使った演出で表現されていましたね(ノ゚ω゚)ノ*.オオォォォォォォォー
通常の描写よりも、錐霞ちゃんの心の風景がより強く表現できていたと思いますし、禍具の呪いから抗えない絶望感や恐怖感を心理的観点から視聴者に与えてましたね♫
とっても痛々しいシーンでした!∑(>д<) ミテラレナイヨッ!!
それと戦闘シーンでもシルエットを使って表現されていたりもしてましたね!
細かいカット割りでスピード感のある戦闘シーンを演出する場合でシルエットを使うのは、瞬間的に緊迫感や恐怖感を出す演出としては個人的に良い演出方法だなぁ~って思ったりもしましたo(*^▽^*)o~♪
シャフトの演出家で第一人者の新房さんの影響を受けてきた大沼監督らしい演出が作品全体通して散りばめられているので、そんなところも見所ではないかなぁって感じました(^^♪

本作品で不満を挙げるとしてたら、ストーリーとエロ描写ですw
呪われた禍具とそれを巡って争いがおこる設定や、萌え擬人化させて特殊能力を持たせたりする設定など、数々あるテンプレートを組み合わせてそこに「呪い」というテーマを掲げた感じなのです!
それが悪かったってわけではないと思うのですけど、まとまりが無い印象を受けてしまいました;;;;(;・・)ゞウーン
禍具を巡って、別々の思想をもった組織がいくつかある訳なのですけど、その組織の思想や活動内容が結構あやふやに表現されている印象だったので、ストーリー自体に深みや面白みをあまり感じなかったのです(^^;)
それと、露骨なエッチなシーンはただのサービスカットなだけでかなり露骨なものでしたのであまり良い印象は受けませんでした♪
エロ描写でも笑いに必要なカットや、愛の表現としてのカットであれば良いのですけどねって個人的には思ってますw

作画や演出はクオリティは高いと思いますし、フィアちゃんや黒絵ちゃんといった可愛くって愛嬌のあるキャラもいて、ギャグパートはとっても好きな感じだったので、後はシリアス展開の部分に力を入れてほしかったなぁって思っちゃいました!
もったいないなぁって印象の作品だけに、2期に期待したいです(^▽^)/


■MUSIC♫
OP曲『Endless Story』
 【歌】田村ゆかり
 ピアノの旋律とロックを融合した疾走感がとっても気持ちいいナンバーです♪
 和の優雅さを併せ持った楽曲に耳抜けの良いゆかりんの声が心地良いですね(^▽^)/

OP曲『紋』
 【作曲】市川淳【歌】喜多村英梨
 こちらは完全に和を意識した楽曲ですね♪
 ロックベースにですけど、ストリングアンサンブル(弦楽器をキーボードで出す機能)で上手にアレンジ
 しているので趣のある雰囲気があります☆彡
 歌詞も古風な言い回しになっていて、マーティ・フリードマンに感想を聞いてみたいです(*´∀`*)

ED曲『雪華』
 【作曲】市川淳【歌】喜多村英梨
 落ち着いたスローテンポの曲をしっとり大人の雰囲気で歌ってくれてます♪
 

ED曲『Sympathy of Love』
 【歌】田村ゆかり
 ピアノの落ち着きのある美しい音色にちょっと切ない恋心を歌ったナンバーですね♪
 

2011.10.03・第一の手記
2011.01.03・第二の手記(追記:■メインキャラの紹介(一部)■総評)
2012.01.13・第三の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 61
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

観ないと呪うぞ!?否、聴かないと呪うぞ(66点)

全12話。
ラノベ原作。原作未読。

個人的満足点:66点
アニメ系統:ファンタジーバトル&ラブコメ

最近のラノベ原作ははずれが多いから心配だが
さてさてどんな物かと恐る恐る視聴。

1話は完全なるフィア萌え仕様だと思った。
その路線でもまったく問題ないぐらいにフィアがたっていた。
しかし、2話で一気に別の次元にふっとばされた。
そんな印象で始まったのではあるが、どうにも方向性が定まらない。

物語の進行にぶれがありすぎたように思う。
萌えもしくはバトルのどちらかに振ったほうが良かったのではと思う。

しかしながらキャラはフィアが可愛すぎる。
中の人はゆかり姫。
通常時とバトル時の演じわけもなかなか良かった。
ギャップ萌え。
フィアのちょっとエッチなボイスも見逃せない(`・ω・´)キリ

もう1人、個人的にお気に入りは白穂。
これはもうひたぎさん風の千和さん。
ひたぎさん、ほむほむ好きにはたまらない。

さらに声優ファンとしてみのがせいのが学園長。
池田さん登場。
シャアボイスでボケかましてくれるのが最高だった。

音楽はOPED共に良かった。
前半のOP「Endless Story」はゆかり姫。
個人的には今期NO1。
曲だけでも聞いてほしい所。
いや、OP映像も合わせて観ていただけるとよいと思う。
その他の曲もいい曲ばかりなので是非聞いてみてほしい。

そんな、良素材がふんだんにあった作品ではあるが
色々な調味料を加えた結果、微妙な味わいになってしまった印象。
そして、2期がありそうな終わり方w
これ2期やるのかね?
この辺りも最近のラノベ原作アニメに多い。
原作が終わっていないので仕方ないのかもしれないが。。。

兎にも角にも最近のラノベ原作よろしくな作品かなと思う。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

「Endless Story」聴かないと呪うぞw

そして、淑乳はすばらしいと言っておく(`・ω・´)キリ


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以下、各話後の感想。
ネタバレがあるかもしれないので
未視聴の方はスルー推奨。



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{netabare}
【1話視聴。】
これはレベル高けえwww
1話から腹筋よじれるかと思った。
ぶっ飛んだ話にぶっ飛んだ行動w
そして、無駄にパンツを見せやがるw
そして、チラリと見せるいい話。

ゆかり姫もいい仕事してる。
ヒロイン「フィア」に釘付けになってしまった。
今話のED(本来OP)曲もゆかり姫でいいねえ。

今後にものすごく期待している。

しかし、1話のEDにOP曲もってくるの流行りかね。
今から物語スタートですよ的な使い方。

まあ、皆も観てくれ。
観ないと呪うぞ。


【2話視聴。】
ちょwwwwwwww
シャアwwwwwwwwww
何でこんな所にw
まあそんなことはおいておいて。

2話から一気に超展開。
バトル物&シリアス調になってくるのか?
1話の雰囲気とはまったく別のもだな。
しかしゆかり姫いい仕事しやがるぜ。
ファアの変わりっぷりに痺れる。

OP曲が気に入りすぎた。
CD買おうかなw

【3話視聴。】
前回のつづきのバトル。
フィアのバトルスタイルが今一分からない。
いくつも道具あるのかな?
微グロあるので耐性ない方は注意。

そして、バトルから一転。
フィアの葛藤。
その後のちょっといい話。
オチのフィアのセリフはベタだがいいw

フィアのバトル時の不気味さと
通常時の可愛らしさはヤンデレに属するのかね。
ツンデレでいいのかな?
フィアのジャンルが分からんw

【4話視聴。】
なかなかいい厨二バトル。
意外とグロイ描写。
時折見せる萌え要素。
とりあえず方向性は定まった気がする。

やはり、ゆかり姫の演技がいい。
完全にギャップ萌え。

そんな視点で観れば結構面白い。
個人的にはかなり好み。
特にフィアがw

しかし、これ分割2クールとの話もあるよう。
そうなるとまだまだ色々ありそう。
今後も楽しみ。

そして、OP曲「Endless Story」が個人的に秋NO1。
ちょっと買ってくる。

【5話視聴。】
ようやく一区切りといった感じかな。
そして、新たなる展開へ突入した感じ。
ちょっとぶっ飛び展開だったが、まあいいでしょう。
バトルも結構動いてるし、フィアはかわいいし問題ない。

そして、今週の見所はなんといってもCパート。
ゆかり姫のセリフがやばいw
オチは想像ついていながらも、ドキドキしたわw

【6話視聴。】
新キャラ、サヴェレンティ
ヒャッフー千和さんだぜえ\(^O^)/
ひたぎさん風でいいねえ。
シャアも久しぶりに登場したし。
俺得の声優さんが出てきて満足した。

【7話視聴】
今回OPED曲変わらなかったね。
ということはやはり2クールなのかな。

それはそうと、「このは」のはち切れんばかりの胸がやばいw
どんだけおっぱいで引っ張るんだよw
それよりフィアの胸にクローズを・・・∑(゚o゚C===(__;バキッ

本筋は、サヴェレンティと白穂が???
どうなってるんだ?
何か謎があるのだろうけれども。
来週には謎が明かされるのかな。

【8話視聴】
白穂役の千和さんやっぱいいわ。
こういう影がある役は好きだわ。
今後も出番を要求する。

久しぶりのフィアの冷徹な役も見れたし、
何といってもシャアwwwww
この声で
「美しい女性に罵られるというのは
  ある特殊な趣味の持ち主には幸福なのかもしれない」
クソワロタwww

「愛してる、LAVEだ」
もうダメだwwww

違う楽しみ方してるオレガイル。

まじめな話、池田さんってある意味損してるよね。
あまりにもシャアのイメージが強すぎる。
まあ、シャアは池田さん以外考えられない!
それほどの声優さんではあるけれどね。
なんやかんや言っても、池田さん大好きだわ。

9話視聴。
OP曲が変わった。
これで2クール説は消えたかな。
やはり Endless Story の方が個人的には好きだなあ。
しかし、OPの絵が委員長中心になってたんだが、これから委員長中心の話になるのか?

この9話から新しい展開のようだが、どうなるのか。
というか残り3話でどうするんだろうか?
結構中途半端な感じだよね。
曲の変わり目も変だし、12話以降何かあるのか?

続きは映画とか、ネットとか、とかとかとか・・・


10話視聴。
淑乳\(^O^)/
淑乳\(^O^)/
淑乳\(^O^)/

以上wwwwww
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 39

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

萌えとグロのギャップが・・・

呪うぞ!とあんな可愛い感じで言われても^^;

◆この作品の概要は・・・
呪われた道具のお話。
人間の強い負の感情を浴び続けた道具は呪われ、人化します。
そんな道具の一つであるフィアが呪いを解くために主人公のもとに送られてくるとこからストーリーが始まります。
良い事を行えば呪いが解けるといいますがはたしてどうなる事やら・・・。

◆第1話視聴・・・
動物が人化するアニメはたくさんありますが、道具が人化するという設定のアニメは少ないですよね。
タイトルのC3の意味が「立方体」「呪われた」「好奇心旺盛」。
フィアは道具だったので常識という物がなく、やることなす事目を当てられない感じですが、その行動はあまりにも可愛すぎます♪
この先どんなドタバタを見せてくれるか楽しみですね。

◆第2話以降から・・・
この作品の本性?が現れます。
第1話の雰囲気に合わせて、ちゃぶ台でお茶とおせんべいを飲食しながらこのアニメを見ようと思っていたのですが(。・・)_且~~・・・。
まさか、あんなに可愛かったキャラ達が・・・Σ( ̄□ ̄lll))!!
このアニメ、グロだったのですね(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
おパンツがどうのこうのなんてイメージはどっか飛んで行きましたよ。

◆戦闘シーンが・・・
圧巻です^^;
キャラ達が怖い表情をしながら、見るからに恐ろしそうな武器をブンブン振り回す!!
そのグロな姿に(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

◆声優陣は・・・
夜知春亮    : 梶裕貴(ロウきゅーぶ!の長谷川昴)
フィア       : 田村ゆかり(ひぐらしの古手梨花)
村正このは   : 茅原実里(ハルヒの長門有希)
上野錐霞    : 喜多村英梨(まどマギの美樹さやか)
人形原黒絵   : 小倉唯(神様のメモ帳のアリス)
サヴェレンティ : 斎藤千和(化物語の戦場ヶ原ひたぎ)
桜参白穂    : 井口裕香(とある魔術の禁書目録のインデックス)
ピーヴィー・バロヲイ : 大原さやか(ARIAのアリシア・フローレンス)
アリス・ビブオーリオ・バスクリッハ :  田中理恵(ガンダムSEEDのラクス・クライン)
他、池田秀一、折笠愛、三石琴乃、阿澄佳奈など。

◆総評・・・
普段は可愛いキャラ達が恐ろしい姿を見せる、この極端すぎるギャップがすごく、そして自分達の呪いを解きたいと願う苦悩はよく描かれていました。
昔のアニメ「妖怪人間べム」を思いだしましたね。
しかしながら、この内容で1クールは無理がありすぎる。
中途半端な感じで終わり当然ながら2期があるよね?と思いつつ、というより2期作らないと「呪うぞ!」と言いたくなるような物足りない内容でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37

73.1 5 ヤンデレで高校生なアニメランキング5位
にゃんこい!(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1050)
6220人が棚に入れました
「ネコの願いを100個叶えないと、アンタ……ネコになっちまうよ」。
大のネコ嫌い&ネコアレルギーの高校生・潤平は、とある事件をきっかけにネコたちの言葉がわかる身体になってしまう。
寄ってくるネコの願いを叶えるうちに、飼い主の美少女や年上のお姉さんと、ちょっとイイ関係になったりならなかったり、片想い中の天然美少女・楓に誤解されたり、飼いネコ・ニャムサスに叱咤(しった)されたり…。
ブサネコ×男子高校生×美少女たちが繰り広げる、ニャンともカワイイラブコメディが展開する!

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、井口裕香、白石涼子、小林ゆう、佐藤利奈、戸松遥、田中敦子、福山潤、榊原ゆい、福井裕佳梨、遊佐浩二、たてかべ和也
ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ニャンともカワイイラブコメディ!

ネコ×男子高校生×美少女たちが繰り広げる、ニャンともカワイイラブコメディ!
とある事件をきっかけにネコの100個の願いを叶えなければ、ネコになってしまう呪いを受けたネコアレルギーの高校生・潤平が、ネコの願いを叶えたり、ラブコメしたり…。

 個人的にラブコメの中でトップクラスに好きです。ヒロインたちが皆可愛くて(一人は可愛いと言うより面白い方ですが…)笑える個所もかなりあり、終始楽しくドキドキしながら観ることが出来る、かなりおススメの作品です。
 
 潤平は呪いの影響でネコの言葉が分かる正直羨ましい能力を授かるのですが、飼い猫であるニャムサスのキャストが少佐こと田中敦子…めっちゃクールでそれだけでも笑えて来ますw
 CM前後のアイキャッチでの声優たちのネタも最高で、次週予告などを含め、本編以外でも楽しみを見つけられる作品です。
 
 いろんな意味で楽しい作品だと思いますので、ラブコメ好きには心から勧めたいです。ただ、綺麗に完結してないんですよね…続きがほしかったなぁ
 猫好きも一見の価値あるかと

 以下ネタバレ付き感想{netabare}
物語:毎話面白い気がします。珍しいくらい重たい話は全くなかったです。一途な片思いの切なさやドキドキ感もしっかり描けていると思います。
 だからやっぱりしっかり完結してほしかった…
 最終回の不完全燃焼感がもったいない作品です。

声優:主人公潤平は浅沼晋太郎、正ヒロインは井口裕香、ヒロイン達には白石涼子・小林ゆう・戸松遥、その他、福山潤・佐藤利奈・田中敦子など…
 井口さんの声ってやっぱり可愛いですね…。凄く正ヒロインしてました。幼馴染ギャルを演じる白石さんも、良い純情っぷり。双子を二人とも演じた戸松さんは流石の演じ分けで、きっと双子は別の声優だと勘違いしている人が多数を占めるでしょう。
 そして一之瀬先輩は小林ゆうの天職です。めちゃくちゃ面白いです。担任とのやりとりも好きだったなぁ…
 猫たちの演技も良いですし、声優たちが伸び伸びしてる作品と言えると思います!

キャラ:視聴一週目は、幼馴染純情ギャルである住吉さんの切なさにタジタジだった私ですが、二週目では正ヒロインの水野さん推しに…。
 自分に素直に、水野さんとの恋愛を邪魔していく住吉さんの人間っぽさも魅力的ですし、水野さんの駆け引きとは程遠い純粋さも素晴らしい…。てか双子もめっちゃ可愛い…。
 また、主人公が一途であることが、作品を魅力的にしていると思う。やはり作品としては水野さんと結ばれるのが一番かと思います。切ないですけどね…。素直に応援したい系の主人公でした!

作画:それなりにオリジナリティのある魅力的な作画だったと思います。
 ヒロインも猫たちも可愛かった。

音楽:榊原ゆいが歌うOP「にゃんだふる!」はなかなか印象に残る楽曲でした。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

にゃんぷファー

仁義なき戦い!!


猫アレルギーだけど猫の呪いから猫手助けに精を出す羽目になる少年・上条当麻もとい高坂潤平率いるハーレムアニメですね
軸がしっかり見えてて、入りやすいアニメだと思います
猫が好きならハマるんじゃないですか、私は猫はそんなにですが
しっかし、公式でも11話のアイキャッチにてネタにしてましたが、禁書の上条さんにクリソツですね、いや本当に
髪の毛ツンツンに不幸体質に服装にハーレムにと相似ス
おまけにヒロイン声優に井口裕香さん、佐藤利奈さんとこれもはや合同ス
「俺が誰かに似てる?それは幻想だ、そのふざけた幻想をぶちk(ry」

作りは非常に丁寧ですねえ、目を引くモーションも満載です
4話の走り高跳びの作画は・・・まぁきっと水野がすごい実力者なんじゃないでしょうか
にしてもジャンプ力ぱねぇ、、、世界新来てますねぇ。。。
つかバー太ぇ、、、人物に対して大きすぎますねこれ。。。
同4話は咲-saki-のパロが入ってましたね、清澄面子にカジュモモと流石はエコロジアニメ
ここでもワカメ不人気は健在なわけですが・・・
ついで、7話はナベシン回でした、「やっぱ好っきゃねん」とか「イェスフォーリンラブ」とか相変わらずのダダすべり具合です
しかも声付きで出演してますしね、ソフトでは修正されてますが

ほう、声優は田中敦子さんと小杉十郎太さんがいい味出してますね
片やデブ猫、片やキャバクラ週八のなまぐさ坊主ですが
あと小林ゆうさんはえらくはっちゃけてますねぇ
画伯の名で親しまれている小林ゆうさん
提供絵描いたりもしてます、えーと・・・臓物アニマル・・・?
9話ではゲスト猫声優に、ジャイアンで有名なたてかべさんが出てましたね
けんぷファーも野村道子さんも出てらっしゃるので、仁義なき戦い!

OP「にゃんだふる!/榊原ゆい」
にゃんって、激しくこっぱずかしい語感ですね
いやそれはともかく、華やかで良い曲なんじゃないですか
それから提クレミュージックが「ねこふんじゃった」のアレンジ曲です
他BGMには定評がありますね、大川茂伸氏、三輪学氏の溢れる音楽センスが生きてます

ででででででで電波系の双子姉にブリブリドッキュ~ン
あとは、まあ、あぁでもマンバはなしでしょう、流石に
初出以来マンバメイクはしてないですが、あちゃーって感じになっちゃいますよね
CV井口裕香さんの水野楓はやっぱり空気ヒロインになってまうんですねこれ宿命か
ちなみにけんぷファーのメインヒロインの名前も楓ですね、仁義なき戦い!


2期あるんでしょうかね、仄めかしてやらないというネタですかね
監督の川口氏はやりたがってるようですし、期待してていいんでしょうかね
まあ楽しめるアニメでした
このアニメ見ないと、アンタ・・・猫になっちまうよ・・・?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4
ネタバレ

 BlackCat さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

呪いと恋愛の両立・・・・。

原作:漫画
ジャンル:ラブコメ
話数:12話

      ~あらすじ~
主人公の高坂潤平はある日学校の帰り道に空き缶を蹴っ飛ばし猫地蔵にあたり首が取れてしまう。そのバチか呪いにかかってしまい呪いを解きながらも学校生活を送るラブコメディ

一瞬呪いと聞いて怖くなりがちですが恋愛もする雰囲気が重くない話でした。

話の構成は基本的には学校でのイベントや遊園地やプールなどに行って青春(笑)をするんですが遊んでる途中に呪いの解き方である猫の依頼を受けていきます。
最初はどちらか(猫の依頼と学校生活)を中途半端にして物語が進んでいくかと思いましたがどちらの話題にもふれ全話面白かったですw1話も見逃せないです!

そして、猫が大好きな家に生まれた高坂潤平が猫アレルギーを持っている設定に加えて呪いが関わってきて中々見ごたえがありました。
ただ、猫アレルギーでいつも近くに猫がいるとくしゃみなどの症状が出るのにたまに近くに猫がいるのに症状が出なかったシーンがありました(^^; 
まぁいちいちくしゃみされたらめんどくさくなるけど
ちょいと気になってしまいましたw

ヒロインの設定も中々最近のアニメでは見ないような設定でしたw
例えば、水野だったらあんなに可愛いのに・・・・
{netabare}
極道モノの映画が好きで携帯の着信音も極道っぽい(笑)
猫が好きなのに家では犬しか飼っていないw
{/netabare}
住吉だったら初めての登場シーンが・・・・
{netabare}
一昔前に渋谷にいそうなギャルで完璧チャラかったのに文化祭以降メイクをおとしてすんなり美人にΣ(゚д゚lll)
さらに高坂潤平の幼なじみでもあります
{/netabare}
凪先輩だったら外見も性格も一見男性ですが・・・
{netabare}
恋心をもついい女ですw 
宝塚にいそうな感じの人ですw
さらに一之瀬組という極道で割とさみしがり屋です。
{/netabare}
こんな個性的なヒロイン(笑)と学校性格を送る高坂潤平はまったく不幸なんだかよく分からないですねw

さて、最終回ですがひと段落はついたと思いますね。
しかし高坂潤平の恋の行方が・・・!
まぁ結果は目に見えているのだけれどw
最後は後味のイイ終わり方だったと思います。
{netabare} 結局高坂潤平の地道な行動が水野の考えを変えさせたんだと思いました。 水野もちゃんと高坂潤平の行動をみてるんですねw {/netabare}

最後にこのアニメ・・・・
パロディが意外とあったな~と思いましたw
なぜラブコメにパロディ?と疑問の方も多いでしょうw
某巨大掲示板のスレタイにありそうな発言や某有名バトルアニメのパロディなど他にもあったと思いますw

2期はきっとない(笑)と思いますが
2期をはやく作って欲しいものですw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

63.5 6 ヤンデレで高校生なアニメランキング6位
いつか天魔の黒ウサギ(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (683)
3971人が棚に入れました
「私の毒を、あなたに入れる。決して離れられなくなるように」 そうして僕の物語は、始まった―─はずだったのに。宮阪高校1年、鉄大兎。自分は人生の主役で、頑張れば報われるなんて幻想はもう信じていない。彼の毎日は平凡に消費される。大兎は、忘れていた。“彼女”の笑顔。交わした“約束”。血肉に溶けた呪い。大切な記憶は、なぜ奪われたのか? それでも失われたはずの想いの中で、“彼女”は微笑む。『やっと死んでくれたね。この日をずっと待っていた―』 “7回生きて君と出逢う”学園リバース・ファンタジー、開幕。

声優・キャラクター
立花慎之介、高本めぐみ、中村悠一、野水伊織、美名、堀川千華、喜多丘千陽、福山潤

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

製作者サイドの努力が足りないのです“(`(エ)´)ノ彡☆ プンプン!!

■「いつか天魔の黒ウサギ」ってどんなアニメ?(*'ω'*)
ラノベ原作で『伝説の勇者の伝説』でお馴染みのラノベ作家「鏡貴也」さんの作品なのです。
他の人のレビューから「説明不足」との声が多かったので、色々補完してから視聴することにしたのです♪
なるほどwこれはいきなりアニメだけ見始めても置いて行かれてしまいますねって思いました。
最低限本作品の設定を理解した上で視聴しないと楽しめないかもしれませんね♪
結局原作を読むのが一番楽しめるって事なのでしょうね(*'へ'*)
 
どうもこの物語の根底には、予言に記されている世界破滅のシナリオを巡った「天魔」と「軍」の対立があるのです!
そんな対立に巻き込まれていった、少年少女達を描いた作品なのです♪
 
主人公の大兎は9年前のある日(小学1年生の頃)、ある公園でヴァンパイアで永遠の命を持つヒロインのヒメアと出逢うのでした。その出逢いこそ物語の始まりでもあったのですよ(*^-^)
不思議な夢を見る大兎は9年前の記憶が消されていたのでした、不思議な夢とは9年前の記憶の断片だったのです。
ある日、夢の中の声がヒメアの声と気付き、彼女が待っていると言っていた公園へ向かう事に。
その公園でヒメアとの9年ぶりの再会となるのですけど、再開こそが壮絶な戦いの始まりでもあったのですね!
ヒメアを狙う日向を命懸けで守ろうとした大兎と、自らの永遠の命を捨ててまで生き返らせようとしたヒメアとの愛の真意とは・・・ヒメアへの愛が洗脳された愛だとは気付かずに2人の物語が綴られていくのです♪
 
 
■総評
この作品に限った事ではないのですけど・・・原作があってそれなりのシナリオが出来ているにも関わらず、アニメーションにする事でそれぞれの良さを引き立て合うどころか、打ち消し合ってしまう・・・そんな作品が多いような気がします。
 
確かに原作を読んで、読み手の脳内で色々肉付けされた物語の世界観は人それぞれ違ったものになると思うのですけど、そんな些細な違和感はアニメ化した時の完成度の障害にはならないと思っているのです。
作品の世界観を具体化しビジョンとして視覚で感じる事が出来るようにする事は、本来持つ作品の面白さをより助長させ、より魅力ある作品とすることが出来るはずだとσ(^_^)アタシはかってに思っているのです。
 
もちろん、原作がありきだと、作品作りの自由度は制限されますし、アニメ制作の上で色々制限があるはずなので、言葉で言うよりも難しい事とは思うのですけど、せめて原作と同様に、もしくは原作を超える魅力のある作品を知っているだけに、とっても残念に思ってしまうのです(>o<")
 
この作品は世界観は面白いと思いますけど、キャラ設定が高校生で、9年前の過去のシーンが小学生っていうのはちょっと無理があったように感じます。
確かに学園を舞台にしたい意図はわかりますけど、シリアスな物語の核となる回想シーンの年齢設定とその発想や発言に違和感を感じた人も多いような気がします。
作画やキャラデザはかなり力を入れている出来栄えだったような気がしますけど、キャラの髪の毛のグラデーションの色彩については、個人的には好きではなかったですo(´^`)o ウー
同系色のグラデーションは嫌味も無く温か味すら感じるのですけど、暖色から寒色といった系統が違う色へのグラデーションは毒々さを感じてしまうのです!
それが狙いだったのかも知れないのですけど、σ(・・*)アタシの好みでは無かったのです♪
 
辛口な評価になってしまってますけど、物語の土台をしっかり理解した上で視聴するととっても面白いのではないかなぁとも思う作品なのですよ♪
そこまでの努力を視聴者に求めるのはどうかと思いますけど、決してつまらないお話ではないと思うのです♪
双子の「月光」と「日向」の関係や、「天魔」と「軍」の関係など、謎が多く本作品の最終回もすっきりとしない終わり方だっただけにストーリー的にはまだまだこれからって感じではないでしょうか?
 
製作者スタッフ一同にはもっと頑張って貰いたいと強く思うのですけど、それなりに楽しく見ることは出来たので、2期があれば続きを観たいと思ってます♪
 
 
2011.10.22・第一の手記

投稿 : 2024/11/02
♥ : 35
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

「くそ面倒くさい物語の始まり」って「くそ物語の始まり」の間違いじゃないのか(30点)

全12話。
ラノベ原作。原作未読。

個人的満足点:30点
アニメ系統:ファンタジーラブコメ?

そうとう、酷評なので好きな方は見ない方がいいと思う。
それでも見たければどうぞ。
















序盤、世界の説明もほとんどなく、
設定もかなりごちゃごちゃとしていて複雑。
伏線ばら撒くだけばら撒きろくに回収もしないで、さらなるばら撒き。
アニメだけで世界観をつかむのすら難しすぎる。
原作を読んでいればまだついていけるのかもしれないが
初見に優しいアニメとは到底いえない。

中盤までろくに回収されていないので否な予感はしていたが
結局回収しないまま、2期あるよ的な終わり方。
結局、最後まで何がしたいのか分からなかった。

もしかして、そういうアニメじゃないのか?
と思いなおし、別の視点で考えてみる。

キャラ萌えか?
確かにキャラ萌え要素はあるかもしれないが
個人的にキャラデザが趣味じゃないのでキャラに萌えることも不可能。
キャラデザが気に入れば萌えれるかもしれない。

厨二バトル物?
まあ、確かにこう考えればなんとなく・・・
しかし、バトル物にしても中途半端な気がする。

と、色々な視点で見てみたが、結局何がしたいのか分からない。

何か期待感だけ大きくて内容がまったくないアニメだった。
正直点数を何点にするか迷ったが感覚で30点とした。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

2期があっても絶対観ない。

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以下、毎話の感想。
ネタバレがある場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
いっさいの情報なしに見始めた。
色々な設定がありそうだが
まだほとんど分からない状態。
伏線だけ大量にばらまいた感じ。
とりあえずは続きが気になる。
今後面白い展開になってくれればいいのだが。

キャラの絵は好き嫌いがでそう。
個人的にはあまり好きな感じではない。

兎に角様子見かな。


2話視聴。
何か話がぶっとびすぎでよく分からない。
学園ラブコメとバトル物かな。
このぶっ飛びかげんは伏線ととらえればいいのだろうか?
何か色々な意味で危険な香りがするw
「くそ面倒くさい物語の始まり」ということなので
まだまだ様子見かな。


3話視聴。
少し設定が見えてきたが、
まだまだ、謎だらけ。
伏線はりまくりだが、12話で収拾つくんだろうか。
今のところ、今一面白みに欠ける感じ。
まだ様子見。


4話視聴。
なんだか意味不明な感じになってきた。
相変わらず伏線ばらまきまくり。
なんだか不安ばかりつのる展開。
とりあえず、がんばって継続視聴。


5話視聴。
ちょっとだけ物語が見えてきたのか。
それでも、まだまだ謎が増えるいっぽう。
ん~これから面白くなるのかな?


6話視聴。
向かっている方向が分からなくなってきた。
けっきょくラブコメにいくのか?
いまいちよく分からない。

7話視聴。
少しずつ伏線回収が始まったのかな?
それでもまだまだ分からないことだらけの上
新しい伏線まで置いていく始末。
なんだか1クールでは終わりそうに無い気がしてきた。
中途半端に終わって2期を匂わせて終わるんじゃねえかな?

新キャラにゃんきちw
これはあのにゃんこ好きの方が食いつくかなw

8話視聴。
先生つえええ。
水着&修行&修羅場
そんな回だった。
少しは面白くなってきたかな。
しかし、今一何が目的かよくわからん。
もう8話なんだが・・・どうなるんだろこれ。

9話~11話レビュー書くのも忘れてた、すいません。

12話視聴。
なんだかなあ。
7話での予感ががががががががが
2期やりますよって終わり方。
正直、まともに終わるとは思ってなかったが
結局、何も分からないまま終わりやがった。
もう、2期とかあっても観ない予感。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24

セメント さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

イツカァテンマノォクロウサギィ

何故か外国人ナレの予告編には吹いたw
今期ワーストアニメ候補なんじゃないでしょうか
劇中に出て来たナンバーに”発売BD 天09-30”と表記のある車が、そのすぐ後大破するなんていう自虐に走った時は、もはや同情めいたものを感じましたが


前回何が起きたのかを全く覚えてないんですよね、内容が頭に入ってこないんです
ストーリーの感想として書くことがほんとに浮かばないんですよね
同原作者の「伝勇伝」の”求めるは雷鳴”をもじって、”求めるは説明”とはうまく言ったもので、実況スレじゃ毎回”何が何だかわからない・・・・”のAAが貼られてましたね
まぁなんかそのうち、クソアニメとしてはかなり見所のあるアニメなんじゃないかと思うようになり、最終的に放送されるのをワクワクして待つようになるまでに至りました

制作がゼクシズとあって、作画は珍しく頑張ってると思うも結局のところクソアニメソムリエの肥やしになっていましたね
監督によれば、序盤で世界観や設定の説明をせず、後出しで分かってくるような鏡先生の物語構成を、活かしつつ、いかに噛み砕いていくかに大変苦労をされたようで、その苦労が見て取れる本編でした
「伝勇伝」アニメ化で、散々たることになったのに、よくこっちも企画倒れせず通りましたね
アニメを売るより、原作を売りたいってスタンスの角川作品ですからね、なんだかんだアニメ化すれば原作は売れるんで、それでいいのかも知れませんけど・・・
そういえば放送が始まる前のことになりますが、youtubeで公式配信してたPVが消されたり、1話が放送コードに引っかかって納品できなかったりという話がありましたね
なるほど確かに、前々からクソアニメソムリエの間で関心が熱かったのも頷けます

角川お抱えのキャスチング、特に女性声優に強く感じますね
つか単に、プロダクションエース所属声優が多いだけですけど、美名さんとか、野水さんとか、堀川さんとか
まぁ悪くないと思います、特に違和感も感じないですね
「R-15」の香学創役では色々すごかった月宮みどりさんも出てますが、今回は人外だったんで・・・
男性声優は、普通に有名どころを起用してますしね、まぁ際立ったマイナス要素はないです

OPはダチャーンこと原田ひとみさんが歌ってるんですけど、本編に出てないっていう・・・
EDは流し聞きしてたんで、変則的にで替わっていることに気付いたのがほとんど最終回前くらいっていう・・・
1,2,4,7,12話のEDは志方あきこさんが歌ってるんですよね、アニソンだとうみねこOPで有名な人ですね
同人音楽を嗜んでいる友人が期待していると言っていたのですが、彼は結局1話も見ることなく終わったっていう・・
でっていう・・・

ヒメアの頭上には見えないミラーボールでもあるんでしょうかね
無駄に光ってる髪の毛の反転は、気にしたら負けって奴でしょうか
その他、この作品に出てくる女キャラの髪にはグラデーションが毎回かかってるんですけど
これはやっぱ原作イラストレーターの榎宮祐先生の絵のリスペクトなんでしょうかね
あんな描きにくそうなキャラデザでよく動かせれてたと思います


超店頭型とは一体何だったのか
始終( ゚д゚)ポカーンで、面白い要素を見つけがたいクソアニメだったとは思いますが
だからこそ楽しめるっていう人がきっといるはずです
ものは試しに見てみてはいかがでしょうか、自分の知られざる素質に気付けるかもしれません

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

62.6 7 ヤンデレで高校生なアニメランキング7位
緋弾のアリアAA(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (556)
3278人が棚に入れました
緋弾のアリアのスピンオフ作品。


武装を許可されたなんでも屋「武偵」を育成する教育機関、東京武偵高校。

ここには一人の先輩の下で、後輩が直接訓練を受ける特訓制度「戦姉妹(アミカ)」があった。

憧れの学園最強Sランク武偵、神崎・H・アリアと戦姉妹契約を結んだDランク武偵の間宮あかりが、仲間とともに奮闘する!

声優・キャラクター
佐倉綾音、釘宮理恵、茅野愛衣、M・A・O、悠木碧、ブリドカットセーラ恵美、堀江由衣、今村彩夏、水瀬いのり、麻倉もも、橋本ちなみ、間島淳司、高橋美佳子、伊瀬茉莉也、石原夏織
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

とにかくアリアは魅力的でした

原作既読(^^)♪

AAは緋弾のアリア(本編)のスピンオフ作品。
AAもメインキャラにアクセントは付けていますが、本編のメインキャラと比べると見劣ります。そして百合系なので、好みが分かれると思います。ただ、本編キャラに関してはオリジナルのまま変化は無いので、そこが百合が好みでは無い私にとっては救いです。特にアリアに関しての印象はすごく良くなると思います。本編の緋弾のアリアが好きでも、百合系が好きじゃない人には若干辛いかもしれませんね。
 
12話(最終話)
{netabare}最終話は水蜜桃を逮捕してめでたしめでたしの事件解決でしたが、アリアとあかりは戦姉妹契約の続行をかけて戦う。このあたりの描写や作画はとても綺麗でした。特にアリアは本当に綺麗に描けていて満足でした。基本的にあかりとその仲間の話ですが、個人的には本編以上にアリアの人間性を観ることができたので十分堪能できました。AAを観ると神埼Hアリアが好きになりますね。最後は白雪と金ちゃんも出てきたし、これを機に本編の2クール目を作成して欲しいです。夾竹桃はこの後からいい味が出てくるキャラだから消化不良感もありますが、全体的にAAの世界観は表現できてたと思います。最終話のアリアとあかりの話はとてもよかったと思います。OPはアリアのイメージでとてもカッコ良かったし、EDはあかりのイメージでふんわりした感じの曲で作品のイメージに溶け込んでいました。私は全体的にそこそこ満足できました!!{/netabare}
 
11話
{netabare}夾竹桃との決戦は鷹捲りであっけなく終了。夾竹桃の描写が観たかったので、とりあえず満足ですが、原作とかなり違う流れになっているのは1クールだけだからなのでしょう。夾竹桃はこの敗戦のあと、司法取引で武偵高に転入する。鈴木桃子と名乗るわけだが、桃子になってからの方がとても味のあるキャラになるので原作で楽しんでもらいたい。しかし・・・水蜜桃とは・・・こりゃいかがなものか・・・('ェ')?桃子に姉がいたというTV向け設定は正直いらなかったな。最終話で一応の完結をするための苦肉の展開なのだろうが、こういう適当な終わらせ方は好みじゃないなぁ。これなら、この次の新キャラを出して、2クール目を意識して終わった方がいいのでは・・・?とも思うが、2クール目は最初から考えていないということなのでしょうね。それなら、緋弾のアリア(本編)の2クール目をやって欲しいよ。締めくくりはなんとなく透けて見える感じだけど、夾竹桃の描写もまぁまぁだったし、残りはどう締めるのか注目したいと思います。{/netabare}
 
10話
{netabare}本当に困った時に共に戦ってくれる友人がいることを間宮あかりはアリアに気付かされる。あかりの妹に夾竹桃は2年前毒を盛っていた。毒に侵された妹を助けるため、夾竹桃から解毒剤を入手しようと、あかりは友人たちと夾竹桃逮捕に向かう。夾竹桃の声は堀江由衣さんがかなり雰囲気を出してくれています。夾竹桃の部屋も色合いがイメージ通りです。ここにきて作画も頑張ってくれていますね。次週が楽しみですね~♪{/netabare}
 
9話
{netabare}ようやく面白くなってきました。やはり、桃子とのエピソードまでが1クールなんだな。それにしてもAAのアリアは殊にいい女だね~。アリアをここまで多く出演させてなければアニメのAAは耐えられないかもね~。しかし来週からは面白くなりそうです。作画は随分安定してきたように感じます。来週から局面は大きく展開するはずです。{/netabare}

8話
{netabare}このままあかりの仲間たちの話だけで1クール終えるわけじゃないだろうな…('ェ';) しかし、まぁ~緋弾のアリアファンの為なのか、アリア・理子・レキ・白雪・金次の登場を多くしてる感じ。百合路線での放映に厚みを出すために、できあがったキャラの登場は必要なのかもしれないが、あかりの仲間達に秀でたキャラがいないことを露呈しているようなものだ。
桃子(夾竹桃)VSあかり軍団のストーリーまでやってもらえるとおもっているのだが、この調子だと10話くらいからかな・・・。ここまで引っ張るとは思わなかったが・・・。
まぁ~面白いっていえば面白いし、くだらないって言えばくだらない。そんな水着回でしたw{/netabare}
 
7話
{netabare}いつも通りのお話。放映中は完全にこの路線を堅持するつもりなのかな?百合が好きな方なら楽しめる話なのでしょうか?今日は友達の友達はみんな友達だ的なストーリー。あかりが敵対する二人の心を結び付ける力があるということを印象付ける話。夾竹桃を最後にチラつかせて、来週の水着回も見せようという企てに、私もまんまと嵌るわけですが・・・^^;
来週もたいした話になりそうもないけど、まぁ~観ますよ。 {/netabare} 
 
6話
{netabare}ベッタベタの百合展開・・・AAはそういう内容だから、いくら緋弾のアリアが好きでも耐えきれないところもある。救いはアリアやレキはクールなままというところ。気になるのは作画。目の扱いが雑すぎます。アリアはぎりぎり許せるが、他は雑すぎ。こぶいち氏のキャラは目が特徴的なので、もう少し目に気を配って欲しい。もういい加減、夾竹桃をメインにした話に持っていってくれませんかね・・・。この百合展開の連続じゃ~本編の緋弾のアリアまで霞んでしまうよ・・・。やっぱり緋弾のアリアの2期を先にやるべきだったと思うよ。そう思われても仕方ない。だって、百合好きじゃないと、AAは辛いもんね~。かく言う私も百合好きではないので、若干辛い。緋弾のアリアのスピンオフじゃなきゃ、途中で切ってるかもしれない。単純に夾竹桃待ちなんですよ。アリア・金次・レキ・白雪・理子が出てなかったら、6話まで持たない内容なので、話を進めて下さい!!・・・と思うのでした(´Д`) {/netabare}
 
5話
{netabare} ここまでの話は、間宮あかりの仲間となりうる1年生達の紹介といったところ(まだ仲間になる子はいるけれど)。もう少し丁寧に描き込んで欲しい場面も結構ありました。レキは登場するが、石原夏織さんは準備されてないのね(´Д`)出番が少ししかないから仕方ないか・・・。このペースでいくと、また中途半端な所で終わりそうです。ようやく夾竹桃が登場だけど、どういうふうに描くのか興味深い。堀江由衣さんは好きな声優さんだけど、夾竹桃のイメージじゃないかもなぁ・・・ちょっと不安です。ともあれ、次週以降は、原作通りに描写するのか、脚色するのか謎ですが、原作通りに描写するなら、美しく描いて欲しいものです。 {/netabare} 
 
4話
{netabare}高千穂麗が登場した。AAの基本的なニューヒロイン達が揃った感じです。アリア・理子・白雪を多めに登場させて新キャラのインパクトの弱さをカヴァーしている感じです。AAのヒロイン達のインパクトは正直弱い。アリア・理子・白雪はかわいさとキャラの濃さでAA組より数段勝る。白雪の戦姉妹試験は笑っちゃいました。改めて白雪の偉大さを感じるなぁ・・・。次週はカルテットの後半で、それが終わると、AAで唯一、輝けるキャラが登場するはず・・・。再来週あたりに登場するのかな・・・待ち遠しい。私は楽しく観ています。多忙だけど、毎週観ようと思える秋唯一の作品です~♪{/netabare}
 
3話
{netabare}金次はあかりのスカートがめくれたくらいで、ヒステリアになりかけるとはね・・・w、回避するために川に落っこちたシーンは滑稽だったw随所に緋弾のアリアのヒロインを小出しにするあたりは、ちゃんとファンのことを考えてくれていて嬉しいことです。ライカと麒麟が戦姉妹契約を結び、仲間が増えてきました。これ、緋弾のアリアファンならかなり楽しめるシーンがあるけど、初めての緋弾のアリアの方々にはどう映るのかな・・・?普通に楽しんでもらえてるのかな?金次が頭抱えて川に落っこちるシーンとか単に意味不明な行動ですからね・・・何も知らないと・・・それはそれで面白いかw ライカは1年生の中では強いが、本当は理子みたいな綺麗でかわいい女の子になりたいという願望がある。・・・が、現実は裏腹な自分の行動に葛藤している。あかりはそういうライカの気持ちを汲み取ってあげることができたのでした。[めでたし!]
来週は高千穂が登場します。個性的なキャラなので、どう描くのか楽しみです。まぁ~AAのノリは敵が出てくるまでは、総じてこんな感じです。 {/netabare}
 
2話
{netabare}志乃とあかりのエピソード回だけど、AAが百合っぽい展開であることはもう分かってもらえたでしょう。正直、そこがAAの評価を大きく分ける所だと思う。緋弾のアリアは好きだが、AAは、ちょっと・・・って思う人がいても全然不思議ではない。あかりのグループの話は正直つまらないのです。今後、闘いが始まれば、また展開も変わり面白くなりますが、2話で切られても仕方ない内容です。
レキが廊下を歩いていたが、案の定一言も話さず・・・そこが笑えたw
ここでつまらないと思っても、夾竹桃(1話の最後で理子と話してた子)が出るまでは我慢して観ててもらえたら・・・と思います。 {/netabare}
 
1話
{netabare}画は綺麗です。凛々しいアリアで、こっちの方が本来のアリアっていえば、アリアなんですけどね。戦姉妹契約を結んだあかりが今後気になりますね!!

原作未読の方にも十分楽しんでもらえる展開になると思います。ただ、難を言えば、男の出番が少ないところかな・・・。正直、1年生キャラは夾竹桃以外あんまり魅力ないかも。高千穂はまぁまぁですが・・・w
 
レキ・理子・金次・白雪もちょこっと登場してくれて良かったです。白雪はかわええ~(*´◇`*)橘書画子さんのアリアの画の方がこよかよしのさんのアリアよりも艶っぽさがあるので、見ていて美しさも感じます。
 
最後に夾竹桃が登場しました。はっきりと顔が映らなかったのは残念ですが、AAでは私のイチオシキャラなので、楽しみです♪{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アリアの「A」+あかりの「A」=「AA」

この作品は、緋弾のアリアのスピンオフ作品となっています。本編と内容が繋がっておらず、本編からの登場人物もごく一部なので、この作品から視聴しても違和感は無いと思います。
でも、所々に接点はあるので、登場人物の心情などをより堪能される場合は、本編からの視聴をお薦めします。

この物語の主人公は武偵高校1年生の間宮あかり・・・彼女の武偵としての専門は強襲なのですが、持って生まれた貧弱な体型と能力で成績はほぼ最下位・・・という少し残念な女の子です。

彼女の資質を活かした他の選択肢・・・があるのかもしれませんが、彼女には強襲科である事を絶対に譲れない理由がありました。
それはこの武偵高校の「アミカ(戦徒)」と呼ばれる上級生と下級生でペアを組み、1年間二人一組で指導するシステムがあるのですが、あかりはそのシステムで武偵最高Sランクのアリア先輩とペアを組みたいからだったんです。

アリア先輩とペアを組みたいと申し出る人は星の数ほど・・・
でも「組みたい」と思うだけでその思いが成就できるほどアリア先輩の敷居は低くありません。
それはあかりにとっても一緒・・・

あかりはどうやってアリア先輩の懐に潜り込むのか・・・
本編からこの作品を視聴している方なら、アリア先輩がどれほどの凄腕の持ち主であるかは言わずもがな・・・なんですけどね^^;
でもアリア先輩は正面から向かってくるあかりに妙な違和感を感じるんです。
その違和感には誰も気付かず、百戦錬磨の彼女だから気付けた違和感・・・そのくらい些細な事だったのだと思います。
でもその違和感がきっかけとなり「アミカ見習い」としてあかりは認められ・・・物語が動いていきます。

アリア先輩の背が低いのは、本編を視聴した人ならお分かりかと思いますが、あかりは・・・アリア先輩より背が低かったんですね^^;
アリア先輩の142cmに対しあかりは139cm・・・(wikiより)
伸び盛りの高校生で2年間のブランクがあるとは言え・・・あかりちゃん、あと3cm大きくなれるのでしょうか^^;?
でも、普段の彼女を見ているとそんな事を忘れてしまうくらい明るい性格の持ち主なんです。
それに、彼女の周りには常に誰かがいる・・・という位、人から好かれています。
中にはあかりを好きすぎてどうしようもない・・・と思う人まで現れる始末^^;

意中の人だったら誰にも盗られたくない・・・
こう考えてしまうのは本当に大好きだから・・・だからその感情はごく当たり前の摂理だと思います。
所謂「独占欲」というモノでしょうか^^;
譲れない思いの丈は・・・ぶつけ合えば良いと思います。
多分、お互いにそれが一番納得できるから・・・

こういう展開も悪くないかも・・・と思って視聴していましたが、これらは全て嵐の前の静けさでした。
一つ・・・また一つと剥ぎ取られるような痛みを伴う出来事が勃発し・・・物語が大きく動いていきます。
そして・・・アリア先輩の感じた違和感を回収する形で色々な事が明るみになります・・・

自分を変えたかった・・・でも出来なくて・・・

そう言って泣きじゃくる彼女の進むべき道はたった一つ・・・
事の顛末は是非本編でご確認願います。
熱い展開が待っていてくれています^^

オープニングテーマは、ナノさんの「Bull's Eye」
エンディングテーマは、 Team AA[間宮あかり(佐倉綾音さん)×神崎・H・アリア(釘宮理恵さん)]の「パルス」
エンディングは可愛らしい歌だったと思います^^
あやねると釘宮さんの組み合わせも良いですね^^
そしてナノさんのオープニング・・・無茶苦茶格好良かったです^^
この曲聴いてると歌いたくなります・・・キーも高いし早口英語ばかりなので、まともには歌えないんですけれど^^;
でも、この前お酒の勢いを借りて歌ってみましたが、やっぱりボロボロでした(//∇//)
こういう曲がサラッと歌えると格好良いのに・・・

1クール12話の作品でした。何といってもちっぱいツインテールキャラに釘宮さんが戻ってきてくれた事がとても嬉しかったです・・・久々の釘宮ボイス、目一杯堪能させて貰いました^^
そしてあかり役のあやねる・・・ここのところ大忙しですがあやねるの演技が大好きなので、これからも健康に留意しつつ頑張って頂ければ・・・と思っています^^
そして気になる続編ですが・・・本編とスピンオフのどちらが来るんでしょうね^^?
どちらが来てくれても嬉しいです^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

めっちょん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

リッコリン♪リッコリン♪リッコリン♪リッコリン♪ポイポイしちゃうゾ~(笑)

まず作品タイトルの「AA」は「ダブルエー」と呼びます
自分はずっと「エーエー」と読んでました
ちなみにカップのAAは「エーエー」です(笑)
あと運営さんも堂々と間違ってるので直してください(笑)

放送開始前に本編アリアを一気観して引き込まれました

で、スピンオフのこちら
本編1期とほぼ時系列同時に作られてます
「ここが本編のここと繋がる」というふうに観て行けるのも楽しみ方の1つかと思います

本編がシリアス寄りなのに対しこちらはギャグコメディ寄りという印象
その分作品としては取っ付きやすいかもしれません
作品の入り方としてAA→本編→そして合体して2期へ!というのが狙いなのかも(笑)

作画もさすがにかなり綺麗に出来上がってて特に理子りんなんかは神々しさを感じるほど綺麗に描かれてましたね

作画といえば口元のアップがこの作品には多くて気になったのですがちょっと下品に感じました
鼻や口元の作画というのはやり過ぎちゃうと下品に映っちゃうので難しいですね

あとレキの名セリフ「私は一発の銃弾…」をプール回でネタっぽく聞けたのは良かった

本編主人公金ちゃんさんは戦闘では活躍しませんがギャグパートでは大活躍で良い味出してました

物語の主軸となるテーマは主人公あかりの謎をアリアが追っていくことだと思います
武偵Eランク最弱のあかりにはどうしても本気で相手と戦えない理由がありそれは凄く納得できる事でした

アリアに無いものをあかりが持っているというのもこの作品のポイントです
ことあるごとに「ホント変わった娘ね」を連発します
あまり描かれてはいませんがあかりとの関わりの中でアリア自身にも変化があったんじゃないかと思わせられました

ギャグパート
百合ネタが主ですがとにかく性癖だだ漏れぶっ放しで面白いです
どいつもこいつも隠す気さらさらありません(笑)
どうせやるならこの位突き抜けた方がスカっとして笑えてむしろ好みでした

カルテット回
攻撃と防御フラッグのルールが少しわかりにくかったですね

自分の攻撃フラッグ折られてもリタイアというわけではなくて
残った攻撃フラッグを全員で回しつつ防御フラッグにタッチしたら勝ち
みたいな

高千穂チームは相手の攻撃フラッグを全滅させる作戦
あかりチームは相手の防御フラッグを狙う作戦

防御フラッグは隠してもいいし持っててもいい

シンプルそうで割りと複雑な戦略のあるルールでした

見どころは改造スクーターとピタゴラスイッチとレキの人外チート狙撃です

銃弾を体の動きで避けちゃったり現実ではあり得ないことをやってのけちゃうのがこの作品のキャラたちの魅力なのであまり深くは考えず「スゲェー(笑)!!」と盛り上がるのが正しい楽しみ方かなと思います(笑)

夾竹桃
毒マニアで非情で「殺しちゃう」とか言っときながら意外とお間抜けでサービスシーン連発しちゃう可愛いキャラでした

理子りんなんかにも言えますがこの作品の敵キャラたちというのは非常に魅力的に描かれていて敵キャラと言えどけして悪として徹底的に下劣に描いて切り捨てたりしないのは作品としての重要なこだわりみたいのを感じるんですよね
武偵は人を殺さないとか怪我はしてもけして死人を出さないのはこの作品の魅力であり好きなところです

MVPは高千穂麗(うらら)さん
デレると鳥取弁になっちゃう分かりやすさ
あかりを虐めたいとかいう歪んだ愛情
縮む水着を自分で着ちゃうお間抜けっぷり
最高です

ベストコンビ
星伽(ほとぎ)白雪さんと佐々木志乃ちゃん
マジキチコンビ(笑)

OP
英語みたいに歌って何て言ってるのかわからないけどカッコいい
ED
釘宮理恵&佐倉綾音さんユニット良いですね
POWER~♪のハモりが気持ちいい

総評
ぼくも「親睦を深める」とか言ってあかりの胸に顔を埋めたり「そういう子はこうだー」とか言って理子りんに胸を押し付けられたい!

以上でしたm(__)m

先ほども言いましたがアリア本編、AAとも続編が観たいのでどちらかとは言わずまとめて新生アリアとして続編をやってくれたらこの上なくうれしいなと思います

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

57.6 8 ヤンデレで高校生なアニメランキング8位
M3 -ソノ黑キ鋼-(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (347)
1782人が棚に入れました
歪で、どこまでも濃い黒。黒が全てを飲み込み、全てを奪い去ったその場所は、無明領域(むみょうりょういき)と呼ばれるようになる。人間の絶望と混沌をそっくり引き写したかのような異形のものたち。彼らはこう呼ばれた。イマシメと。
ネタバレ

しんばくん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

暖かさと寒さの混在する不思議和風ホラー

物語:3.5 作画:3.8 声優:4.2 音楽:3.5 キャラ:3.8 【平均:3.7】                           (37.8)

ジャンル        :ロボット、ホラー、群像劇
話数          :全24話
原作          :佐藤順一、岡田麿里、サテライト、創通、バンダイナムコゲームス、マッグガーデン(アニメ)
アニメーション製作 :サテライト、C2C
監督          :佐藤順一
シリーズ構成     :岡田麿里
脚本          :岡田麿里、大西信介、鴨志田一、小柳啓伍、和場明子、小林英造、大河内一楼
キャラデザイン    :オニグンソウ(原案)、井上英紀(アニメーション)
メカニックデザイン :河森正治、ブリュネ・スタニスラス、宮崎真一、渭原敏明、鈴木雅久、川原智弘
音楽          :サキタハヂメ
主人公声優      :松岡禎丞
OP           :「Re:REMEMBER」作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - NAOKI-T / 歌 - May'n
             :「レプリカ」作詞・歌 - 坂本真綾 / 作曲・編曲 - 内澤崇仁
               / ストリングス編曲 - 内澤崇仁、石塚徹
ED           :「ego-izm」作詞・作曲・編曲・歌・演奏 - la la larks
               / ストリングス編曲 - 江口亮、石塚徹
             :「SABLE」作詞・歌 - ナノ / 作曲・編曲 - WEST GROUND

参照元        :Wikipedia「M3~ソノ黒キ鋼~」

【あらすじ】
 十年前、東京に突如として出現したその“闇”は、瞬く間にすべてを侵食し、「イマシメ」を産み落とした。それは人間が残した念や想いを核に、「屍鋼(シバガネ)」と呼ばれる物質が結集して誕生した異形の存在。イマシメの脅威は、やがて無明領域周辺にも現れはじめ、人々に影響を及ぼし始めていく。「復興支援企業体イクス」は、イマシメを狩るための手段として、次世代型可動肢重機「マヴェス」を開発。イクスは自らが管理する「九久ノ智学園」に、マヴェスのパイロット候補生8人を招聘する。 アニメ「M3-ソノ黒キ鋼-」公式サイト「STORY」より抜粋

【特徴】
①ホラー
②ロボット
③暗い、心悲しげ
④アクの強いキャラクターが登場
⑤固有名詞・用語が多い

【長所】
①物語を覆いかぶさる謎が次々に登場し、引きが強い
②希少なホラー作品
③成長
④もし、「人同士の精神感応が可能ならばどうなる」を観る

【短所】
①真相が安っぽい理由によるもの
②群像劇を謳う割りに、主人公に焦点を当ててばかり
③アクの強すぎるキャラクターの言動が観ていて不快にさせる
④ロボットである必要があまり感じられない
⑤嘔吐

【理由】
{netabare}[ 長所 ]
①前半はひたすら謎に謎を被せていきます。後半は徐々に明らかになります。前半は謎が多く見応えがあり、後半は真相が徐々に明らかになって行くので物語全体で観ると引きが強いと感じました。ただ、訳が分からなくなるという事が苦手であれば長所とは言えない。 
②ホラーが観たいという事であればオススメです。
③登場人物達は成長してゆきます。何を機に、また、どの様に成長するのかが見所になります。
④精神感応力者を「リンカー」と呼びます。彼らは互いの感情を読む事が出来るが、それがどのように物語を進めるのかが作品の要であり、見所となっています。

[ 短所 ]
①個人的には致命的でした。これは随分と陳腐な理由でしたので真相はあまり期待しないほうが楽しめると思います。
②群像劇っぽいところも少しありますが物語流れで主人公に焦点を当てて進む展開が多いです。
③2人ほどアクの強いキャラクターが登場します。キャラが立つ事という意味では長所ですが、この2人を見て苛立たない人はいないでしょう。
④ホラーとの相性が良くありませんでした。ロボットは生身を守る役割もあるため、恐怖を和らげる結果になってしまいました。また、異形の生物ももっと畏怖するようなデザインであればもっと恐怖させる事も出来たと思います。
⑤そこまで主張する必要があったのだろうか。単に気分を害すだけのように感じます。{/netabare}

【総括】
 少年少女達の遣る瀬無い状況からどのような結末を迎えるのかを観る作品。また、ホラーという作風にロボットを登場させる新しいタイプの作品。細かい所で悪い部分が目立ったが、謎や明らかとなる真実など物語の引きは強めです。



【思った事・蛇足】

佐藤順一、岡田麿里の2人が携わったという事と
私の好きなタイプと思わせる
「暗い」とか「鬱」というワードを見て気になっていました。


しかし評判のほどは悪く
敬遠していた作品。


視聴のきっかけは
『TEXHNOLYZE』『エルゴプラクシー』『Gilgamesh』
この3作品のようなくすんだ世界観を期待した事です。


しかし観てみると違いました。
どちらかと言えば
『ラーゼフォン』『ZEGAPAIN』『ギルティクラウン』
この3作品に近い世界観と設定でした。


そして本作は上で述べた世界観をホラー作品に仕立てるため
BGM、シチュエーションを選定したという感じでした。



最初のうちは本当に面白くないのかどうかを疑って視聴しましたが
観てすぐに伏線を張るタイプだと分かり
次回への引きも強く
毎回ワクワクしながら観れました。


しかし
短所①にも書きましたが
これが視聴意欲を削いでしまう原因となり
結果的に良いという印象は残りませんでした。


物語を形作る「恨み」という要素は
いかにも和風ホラーっぽくて悪くないのですが
もう少し恨めしく思える事実にしたほうがいいのではないかなと
そう思いました。


それにしても放送当時に見た方はしんどかったでしょうね。
中々謎が明らかにならないのは
じれったく感じたのではないでしょうか。
コレばっかりは放送後に見て良かったなと思いました。




●用語
これがまた非常に話を分かり難くしている様に感じたので
分からなくなったら公式ページの「用語集」の閲覧をお勧めします。
http://m3-project.com/word/

尚、注意して欲しいのは単語が出た後に閲覧した方が良いです。
そうでないとネタバレする事になります。




●視聴結果
グラフ[物語の転機が分かってしまう可能性があるため、ネタバレ注意]
http://shinbakuns.blog.fc2.com/blog-entry-28.html

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

N0TT0N さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

リム無理。

※酷評注意。

レンタル屋で目にとまっての視聴です。

ロボっぽくなさそうというイメージが視聴のきっかけでもあるんですが、思った通りロボ度がかなり、相当、スゴく低い作品でした。
個人的にはロボ度が低い作品のほうを見がちなタイプなので狙い通りな感じでした。

なので、ロボバトルとかを期待して視るとショルダースルーを喰らうのではないかと思います。
完全にメンタルバトルメインだったと思います。

で、内容なんですが、
画面的にも、設定的にも、空気感的にも、どこをとってもどんよりした作品でした。
さあ!明日から夏休みですよ♪と言われて、一度も晴れ間を見ることなく2学期を迎えたらこんな気分になれるかもしれません。
そのくらいドンヨリでした。

×2クールです。

まぁ、こういうどんよりした内容だと最終的な開放感を期待してしまいますよね。
映画等ではよくあるパターンです。閉塞感→開放感。むしろ王道といえば王道でしょう。

そう、映画でなら。
1クールでなら。
2クール・・・・は、さすがに長くね?

まあ、エンディングをちゃんと用意した上での鬱展開で、狙った鬱だったとは思います。
リアルタイム視聴だったら耐えられなかったと強めに思いますが、まとめ視聴ならまだ完走可能な拷問でした。
その辺も含めて耐性はあるほうなので十分謎を見届けれると思える状態でした。(アレさえなければ‥)

あと、ヒロインらしき立場の人が2転3転するというある種ローテーション的ハーレムも確認できました。
まあ、むしろその後の主人公アカシのリバウンド的ダメージの方がデカいような気がしなくもないですが。

衝撃だったのは、正ヒロインも、エンディングの方向性も2期のopを視て理解できたということでしょうかwあまりに「え?」って思うレベルだったので、これがあの有名なテコ入れってヤツなのか?と思いましたね。
逆に2期のopが1番親切で饒舌だったと感じたのは気のせいでも精神浸蝕のせいでもないと思われます。このopが、自分が想像したエンディングの方向性とカブり過ぎて既視感さえ感じてしまいましたw
ま、この通りになるかどうかは、伏せておくことにします。

ただこの暗雲立ち込める状況下でもまだ視聴可能な自分にも、大きな問題が1つ存在していました。
鬱と似て非なる感情‥そう、「不快感」です。
これはまとめレンタルじゃなかったら切ってたレベルです。

作中のある設定が、それはねぇだろ。という悪魔的な設定で、もし実況してたら「これはヒドい。」確定だったと思います。

ことあるごとに、手を変え品を変え感情に負荷をかけてくるのもだんだんやり過ぎ感が増してくるんだけど(だんだん慣れてもくるけど)、生と死の間の微妙な状態を都合よく解釈してそれを利用する行為。それに少年少女が、世界が、頼らざるを得ないという悪魔的な設定。この部分。無理だわこれ。

少年少女「逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ。」(名台詞「逃げちゃだめだ」も確認できましたw)

いやいや、もう逃げちゃいましょう。誰もあなた達を責めたりしません。そんなことはさせません!なんでも乗り越えればいいってものではないのです。撤退も立派な選択肢です。
物語?そんなものはどうでもいいんです!無事これ名馬って誰かが仰ってました!生き残ったものが勝ちなんです!ヒヒ~ン!

え?なに?

逃げないの?

正気ですか?!

き、君ら‥なんてマッチョなメンタルしてんだ?!この過酷な設定にめげず世界と物語を守るって言うんだな?!
よし‥分かったよ。。しょうがない。オレも最後までみとどけるよ!!!
的な完走でしたwヒヒ~ン。

こう言っちゃなんだけど、制作陣、倫理観の線引きが麻痺してるのでは?という印象も無くはないレベルの鬼畜さでした。精神の無事を祈るばかりです。


って訳でこの作品、お勧めはしません。
特に、健全な青少年には。

みんながみんな不器用すぎて痛々しく暗中模索するお話だけど、光はきっとさすでしょう。あなたのこころにもきっと。

たぶん。

‥エンディングまでには。


※以下はネタバレ雑記。


{netabare}

あくまで個人的見解ですが、リムという鬼畜設定はやるべきではなかったと思う。現実的にこういう状況になって、ロボの一部が「重篤な症状の人の肉体」じゃないと人類がヤバいことになるとしたら、やむを得ないだろうと思う。いくら非人道的であっても。
だがしかし、アニメでそれやる必要ないでしょってことです。
それを葛藤の負荷という装置として使うのはさすがにやりすぎ。
じゃあ視るなよ!ってなりますが、それはその通りとしかいえませんけどけどね。

ツグミの、「裏切り」+「外界を知らないことからくる不信感」による恨みを和らげた最大の功労者がまさかの伏兵スーザンってのがちょっと衝撃だったなw
いくらロボ度低いとはいえここまでとはw

ミナシはジェラシーからあの境地に至ったんでしょうかね。
彼は結構不憫なこでしたね。繋がるのに執着する気持ちも解らないでもないかな。。

あと、復興みたいな纏め方とか、立ち入り禁止区域とか、時代の気分みたいなものが見え隠れしてますが、そういう意図があったんでしょうかね。
それと、ある種人類補完計画のアンサー的でもある感じは見所なのかもしれないですね。

以上です(`´)ゞ!


{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

v.e.b さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

どうしてここまで評価されないのか... 私は結構好きです。

この作品は全体的に暗いです。

重くはないけど暗い。

鬱アニメかどうかと訊かれるとそれも違います。

私は静かなアニメが好きなので苦痛どころか安らぎすら感じました。
過去に様々な鬱アニメを一気見してた所為もあって
耐性がついているのでしょうね。

この手の暗いアニメが不慣れな人にとって
この2クールは確かに耐え難いものかもしれません。


▪︎良かった点

世界観や設定は面白いし、「テラフォーマーズ」や「進撃の巨人」
などの様な巨大な敵に立ち向かうというセカイ系路線は悪くなかった。

{netabare} メインヒロインが序盤で重機システムの一部になるという展開も
掴みとしては悪くなかった。{/netabare}

突如現れた謎の空間「無明領域」
その出現と共に現れる様になった「イマシメ」

無明領域の番人である躯を操る謎の少女。
その少女の歌を聴いた者は9日以内に死ぬ。

躯やイマシメを倒すために重機を操る
8人の子供たち。

こうしてまとめてみてもやっぱり
世界観や設定は悪くないしメカニックデザインもカッコいい。

そこら辺のテンプレアニメよりは面白い。

OPやEDも良くて思いのほか感動したし作画も全体的に綺麗。
特に2クール目のOPは毎回魅入ってしました。

事前に全て伏線を回収していたので終わり方も文句無しです。



▪︎悪かった点
それじゃあ何がダメだったか

・キャラクター

ヤンデレ主人公に虚弱系メインヒロイン
サイコ野郎、根暗小説女に
野蛮赤ウンコ、ダラシない不良少年に
異臭ビッチ、いつもヘラヘラしてる変人

以上が主要人物である。
皆、幼少期はあんなにいい子だったのに
この10年間でなにがあったんだ...。

このアニメには兎に角まともな奴がいません。
「とか言ってるけど少しくらいはいるんでしょ?」
と、思うかもしれませんが本当にいません。

強いて言えば政府から派遣された自衛官の須崎くらいですかね。
どうでもいいですが結構好みのタイプ。

とにかくキャラのアクが強すぎる。

嫌われ役は多くて3人程度で充分です。

なにも登場人物みんな嫌われ役にすることはなかったでしょう。
視聴者に不快感を与えるだけです。


・テンポが悪い

鬱アニメと違って重い訳でもなく
ズルズルと全体的に暗いまま進んで行きます。

この雰囲気に耐え切れず1クールで視聴断念
した人も少なくはないでしょう。

重機やイマシメなどこの世界の謎が明かされる時などに
印象的なシーンが残ればよかったのですが
全体的に暗いわりに虐殺シーンもショボいです。

殺すならもっと大切に殺してほしいですね。
命はそれほど軽くありません。

・背景が暗い

キャラクター達も全体的に暗いし、シナリオも全体的に暗いが
作画の背景も兎に角暗い。

外に出れば真っ暗、中に入っても機械仕掛けばかり。
キャラクターも視聴者も息苦しくなってしまうのも無理はありません。

無明領域と言う程ですから、暗くなってしまうのは仕方が
ありませんが、もう少し工夫出来なかったのでしょうか。

▪︎全体を通して

色々酷評してしまいましたが、私はこの作品が好きだし
皆んなの評価程悪い作品とは思っていません。

やっぱりセカイ系は面白い。

OPだけで感情移入しすぎて泣きそうになり
やっぱり自分はこう言う作品が好きなんだと再確認しました。

このアニメは大人さえもクズばかりでしたが
子供達はいい意味で人間味に溢れていて愛するべき存在です。


もしもこの作品が1クールだったら作り手が伝えたいことを
伝えるだけ伝えて、伏線も回収しきれず
独りよがりの作品になっていたでしょう。

このシーン必要なの?って思うところも多いかも
しれませんが全て伏線となり見事に全て回収していますので
無駄だと思うところも必ず意味があります。

そこが視聴者にあまり理解されていないところの
一つかもしれませんね。

私の勝手な思い込みですが作り手側がこの作品を通して
なにを伝えたかったかと言うと「お互いの気持ちが分かりあえず
傷つけあってもその度にお互い、許しあうことが大切」
ということだと勝手に解釈しています。


本編とはあまり関係ありませんが最終話で
{netabare} ヘイトがぬいぐるみを抱えながら
「思い出した... お前に心がないと気付いた時は最高に恐怖だったなぁ...」
とか言い出した時は吹き出すかと思いました。
よくこんな面白い台詞思いつくな...。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

56.7 9 ヤンデレで高校生なアニメランキング9位
王様ゲーム The Animation(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★☆☆ 2.6 (365)
1107人が棚に入れました
遠く離れた高校に転校してきた金沢伸明は、前の学校で経験したある出来事が原因で、クラスメイト達と親しくなることを恐れ、心を閉ざしていたが、体育祭でのクラス対抗リレーをきっかけに打ち解けはじめていた。
 そんな中、クラスメイト全員の携帯に「王様」と名乗るモノからの一通のメールが届く。単なるいたずらだと思って真面目に受け止めないクラスメイト達だったが、その意味を知る伸明だけは、これから始まる「死」のゲームに立ち向かおうと葛藤するのだった……。

声優・キャラクター
宮野真守、浜添伸也、松岡禎丞、辻美優、成澤卓、Pile、内田雄馬、牧野由依、落合福嗣、戸谷公人、福島亜美、結崎このみ、大坪由佳、菅沼久義、赤羽根健治、佐々木未来、柚木梨沙、立花慎之介、鈴木みのり、酒井広大、M・A・O、富田美憂、本多真梨子、鈴木美咲、森嶋秀太、天宮みや、永野由祐、佐々木祐輔、真田侑、藤田咲、堀之内仁、中島愛、堀内隼人、日野聡、鈴木達央、外崎友亮、花倉洸幸、高田誠、花房里枝、鈴木崚汰、打田マサシ、堀江由衣、尾崎由香、上原あかり、優木かな、木戸衣吹、荒浪和沙、木下鈴奈
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

デスゲーム系は苦手ですが、好みと関係なく面白くなかったDEATH(笑)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
原作(小説)は超有名なタイトルですが、内容は、原作(漫画)を元にしたアニオリらしいですね。

しっかし、なぜこういう有名なタイトルは意外と作画が悪かったりするんでしょうね(苦笑)

感想としては、レビュータイトルに尽きます。まあ、もしかしたら、私はこの手の作品に疎く若葉マークなので、類似の作品をたくさん観てきた方なら気づける良さもあるのかもしれないので、高評価されている方のレビューを楽しみに待ちたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これだけ悲劇的な話なのに、グロさMAXなのに、なぜこうも薄っぺらく感じるのかな? 声優陣は実力派が多いし。作画のせい? 演出?

デスゲーム系って苦手なんですが、あまりに薄っぺらくて、大して感情移入が出来なかったので、逆に観られてしまいました(苦笑)

ちなみに、(どっかのレビューに細かく書いてますが)私は多分「共感性羞恥」というやつで、特にマイナス方面の様々なことに非常に感情移入しやすい性質をもっています(日本人の10%くらいがそうらしいです)。だから、ドッキリ番組とか観られないし、モニタリングとかマジ無理だし、イッテQの出川さんの英語のやつすら(恥ずかしくなって)観られない人なんですが、そんな私に共感性を抱かせないなんて、感服しました(笑)

大体、なんで警察もマスコミも動かないんでしょうね。国家レベルで動く事案だと思いますが。

デスゲーム系の面白さって多分、①主人公の有能さ ②黒幕が誰かを推理する というところでしょう。

①は、理不尽な要求や指令をどう切り抜けていくかという点。②は、いかに被害者面しながら人を殺しているかのトリックの上手さや、それがバレるわずかな綻びかな。

本作の場合、①はほぼ無いと思っていいですね。大抵が、王様の言いなりになるというだけだから。強いていえば、誰を犠牲にするか、どうやって、理不尽な要求をのませるかという点だけが見処かな。

②も、早い段階で潰れてしまいます。それは、死に方や刑の服従・不服従の判定があまりにも人外過ぎて、「多分これ、魔法的なやつか、凄い催眠術的なやつだな」と気づくからだです。こういう、「普通の人間に出来ない行為」だと、後出しじゃんけん感で一気に冷めます。つまり、そこでミステリーの要素を失うからです(特殊能力系の場合、最初にどんな能力かをはっきり示せば、ミステリー要素は維持できます)。

つまり、この作品に薄っぺらさを覚える理由は、①②の消失により、知的な要素を失っているからだと思います。残ったのは、「常軌を逸した残虐な設定」だけ。云わば、ミステリーではなく、B級パニックホラーなんですよね。

「知恵」「謎解き」の要素を失い、残った魅力は「人間」だけですが、ここもイマイチ。デスゲーム系には「極限状態で人間がどう動くか」というものを観る楽しみはあると思うけど、にしてはキャラが薄くてパターンが少ない。だって、登場人物の大半は、おクズさんとおバカさんと脳内お花畑さんばかりで構成されてるから、どんな命令であれ、とる行動が同じになってしまう。もっと、有能な奴とか、金を稼ごうとする奴とか、王様に憧れる奴と、色んな主義、思想、行動理念のキャラが出てくれないと、毎回のように死んでいく「誰か」も、「誰か死んだんだな」としか思えなかったです。

あと、緊迫感が売りのデスゲーム系なのに、頻繁に回想シーンが挟み込まれるので、テンポが落ちてしまったのも残念ポイントのひとつかな。分かりにくくもなったし。

なんの救いもなく、知恵もなく、人がバタバタ死んでいく様子を楽しめるほど心に余裕はないので、☆1ですね。お好きな方には、申し訳ないですが。

結末も、まあ全滅エンドも良いけど、王様の正体は過去の王様ゲームで明らかになっていて、しかも王様ゲームを終わらせることもできず、じゃあなんのために12話も使ったのか、謎でした。もし、「クオリティを下げることで話題作を狙う(ク○アニメ化)」なんて都市伝説が本当にあるなら、辞めてほしいですね(個人的には、狙ってク○アニメを作る人はいないと思いたいです)。

本当に、時間の無駄でした。結末を知りたくて観たけど、やっぱり、時間の無駄でした、、、。

ただ、声優さんには感動しました。作画のヤバさ、アニメのクオリティの低さなんて、(私達以上に)百も承知だろうに、それをおくびにも出さない熱演。プロだな~と思いました。ちー様(ガーリッシュナンバー)なら、確実に手を抜き、ネットで不用意な発言して、炎上ですね(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
いや、授業中いきなり泣き出すとか、キレるとか、情緒不安定過ぎだろw 黒板の字、上手すぎ(笑) こんな奴に優しくする同級生(モブ)は、死亡フラグですね。いや、奈津子がキスをしても良い理由って(汗)
キスのクダリ、ラスト1分からストップウォッチで計ってみたら、ちゃんと59秒でキスしてた(笑) 芸が細かい(笑) これ、奈津子が黒幕? いきなり大量死。

2話目
ん? 過去の話? 分かりにくいな~。生徒が自殺した翌日に、教師が生徒に本当のことを言うわけないじゃん。警察の捜査とか、遺族の意向とかもあるだろうし。音楽が少し「天体観測」っぽいw つか、警察って動かないのかな? う~ん、意味がワカラン。

3話目
また回想? ワケワカラン。緊迫感が大事なデスゲームで、テンポ落としてどうする?

以下は書く気をなくす。

12話目
これ、座間の事件あったし、アウトでしょ。いや、このペース(クラス単位)で王様ゲームやっていっても、人類滅亡なんてしないし。コンピューターウイルスなら、ウイルスバスター的なやつを開発して、やっつけられないのかな?
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 38
ネタバレ

yuuuu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

人がすごくたくさん死ぬのに、命の重さを上手に感じさせる、そんなデスゲーム

王様からの命令に従っていくゲーム。
従わないとバツを受ける。

作画は普通。
OP、EDも結構気に入りました。
原作は読んだことなかったのですが、PVで面白そうだったので見ることにしました!
最初から最後まで展開が読めず、楽しむことができました。人間不信になりそう…笑

各話ごとの感想に移ります

1話
衝撃的な幕開け。
とにかくグロい

すごくなんで?感が強すぎる。
まだ全然展開についていけてなくて、次話以降に期待。

2話
{netabare}なつこの豹変には驚きというか、ショックというか…
のぶあきの過去の話もあったけど、これって誰か1人が生き残るまでやるのかな?

気になる点が多い。
{/netabare}
あと、堀江由衣さんまじやべぇ。半端ないっす(°▽°)

3話
{netabare}なんか、王様の命令が前回と同じ?のもあるみたいで。
伸明の行動力には驚かされます!

あと、罰=死じゃないみたいで…

途中から思ってたけど、この命令高校生だから辛く感じる部分もあるよなぁと思えたり…
{/netabare}
現時点で、今の王様ゲームより、過去の王様ゲームの結末の方が気になる…
同時進行ってのがずるいね(・∀・)

4話
王様の核心に近づくかなと思ったけど、{netabare}そうもいかないみたい…

かなり、非現実的だからなんでもありな気がしていい意味でも悪い意味でも、解決策が全然思い浮かばないですわ

ハッピーエンドに向かってくれればいいけど、すでに友達死んでるしそうはいかんのんだろうな…って感じ(・_・;
{/netabare}
5話
{netabare}リアが王様?説だったけど、…。

やっぱ、毎回同じ内容のメール?なのかな…
泣いたらダメって命令はしんどいなぁ…

こんなん、絶対人格おかしくなるって(´・_・`)

最後に伸明のケータイ拾った人がとてもきになる
{/netabare}
6話
{netabare}ケータイ拾ったの、リアだったのか。
夜鳴村ってほんま何があんだろ…
ていうか、よく考えたら過去の回想の時、伸明以外みんな死んじゃうんだよね…(今更)

サイコロのゲームで6が出るあたり、向こうの策略だよなぁ…
こんなのリアルで見たらトラウマものだよほんと。
直也めっちゃいいやつ…

死に方がいちいちグロい。
進撃の巨人で慣れてたつもりだけど、こっちの方が現実味があってかなり怖い…(´・ω・`)

なんか、科学的に解決できそうだったけど、出来なかったね…。

やっぱ、非科学的なものか(´・_・`)

現在の時間軸で夜鳴村に到着。{/netabare}
いよいよ物語の核心かな!

7話
まさかの展開。{netabare}
奈津子も王様ゲームの生き残りだと判明した!

なんか、意外と設定がしっかりしるのではないかという気がしてきました('ω')

やべ、みずきかわいい。って思った瞬間にヤンデレ化した…
とりあえず、健太イケメンすぎる…(´・_・`)

でも、これで大したことないオチだったら一気に駄作になっちゃう…。{/netabare}

余談ですが、危機的状況で陥った恋もまた、恋だと僕は思います(´・ω・`)

はぁぁ、いい意味で続き見るの辛いなぁ…(._.)

8話
{netabare}奈津子のキャラがすごく立ってる1話。
てるあきが指折ってるとこ見たくないいいい(´・ω・)
ぐろいなぁ…{/netabare}

9話
ほんま、グロいぃぃぃ
死に方がいちいちグロいよこのゲーム…{netabare}
りょうもなんかおかしくなっちゃうし…{/netabare}

10話
{netabare}りおなツンデレいただきました(・∀・)
まさかのラブ展開。フラグじゃね?これオチが読めたかも…
というか、あと2話で決着つくのか?
クラスメイト結構残ってるけど、このあと一気に殺されるのかな…(´・ ・`)
{/netabare}
11話
{netabare}りおな死ななかった!?
読み違い。
あいみ…
最後の命令、王様ゲームを続けるか罰を受けるか選べとか…無理ゲーじゃん(−_−;)
そりゃおわんねーわ。{/netabare}

堀江由衣さんやべぇ
さすがすぎる…(o_o)

12話
やっと最終話!{netabare}
結局ウイルス?だったの?
あまりその辺は明らかにされずに終わりました。

全部見終わって、やっぱり本質的なところがあんまり明らかにされずに終わっちゃったのは残念。{/netabare}{netabare}バッドエンドだったけど、不思議と{/netabare}後味は悪くなかったです。(^_^)
ちゃんとワンクールで上手くまとまってました!

良作だと思います。
恋愛要素も多少含んであり、登場人物がいいヤツ多いからこその死んだ時の重みがずっしりくるところがうまくできてるなと感じました。

とてもオススメできる作品です。
ただ、めちゃくちゃグロいので要注意

堀江由衣さん、宮野真守さんの演技力にはほんと脱帽です(°▽°)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

ばぶえたん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

1周してギャグ。ある意味毎回楽しみ(笑)

作品としてはダメだけど、いろいろつっこんだりダメ出ししながら、結局最後まで観てしまいました。
そういう意味では成功作品なのかもしれない作品です。

昔のエピソードと現在のエピソードが2本並行する作りなんですが、前半はよく分かりませんでした。

王様の指令内容や各キャラクターも掴みにくく、ちょいちょい戻して確認してしまいました。
私の頭が弱いだけかもしれませんが(笑)

一番気になるところは、登場人物が基本馬鹿すぎ。
そして恋愛脳な薄っぺらいヤツらはかり。

もっと他にやるべきことや思う事があるだろう。
こんな環境なら、もっと生に執着してもがいたりするだろうに。
得体の知れない事件に巻き込まれた緊迫感もパニックも、生死の間に立たされた人間のリアリティもありません。
(同じむちゃくちゃな状況設定の某邦画BRは、リアルに人間がもがく様の描写が良かったので、設定を責めるつもりはさらさらありません)

そのせいかキャラが弱すぎます。
何の思い入れも湧かないうちに、勝手にとってもがんばって死んでいく。
ひたすらそれを繰り返します。
え、この人誰だっけ?みたいな感じです。

特に主人公が頭悪い。
ぐじぐじしているし、すぐに単独行動して事態を悪化させているかのような印象。
ストーリーの流れも『理不尽』というより『むちゃくちゃ』になってます。
王様の命令に対して、それはいいのにこれはだめなのか、とか主人公有利なご都合展開も多数有り。

だんだん「いやいや、そんな訳ない」とツッコムのが面白くなってしまいます。

というか、これだけ人が死ぬ事件が続いても周り(クラスメイト以外)誰も騒がないとか…。
いや、無理あるだろう。
その割にはネット上では、過去に起こった王様ゲームが簡単に細かい所まで調べられるとか。


基本的には「グロ」と「望まない性交」中心です。
グロといってもいきなりの描写なのでホラー感はなく、イマイチ物足りない感じです。

でもこういうホラー・グロ系作品はとても好きなのに数があまりないので、つい見てしまいますが。。


あまりにもおもしろくなってきたので、ちょいちょいコメント

●11話
{netabare}

まず、主人公が相変わらずハーレム過ぎる。
ぽっと出てきた女の子が、あんたに惚れましたとか都合が良すぎて笑えます。

そして、愛美ちゃん、いつ逆走し出した??
全然わからないまま逆走していました描写で死亡。
しかも主人公に優しくされて正義が芽生えました的なsomething。

過去編、ちえみちゃんが前触れ少なくいきなり死亡。
いやいや、今のはサルでも止められただろう。
がんばって止めるなり、決断をもっと男らしく出してみたり、少しはハリを見せろよ主人公。

みんなが勝手に主人公のために死んでいき、それによって結果生き残れているという、超絶クズなヤツぶりが遺憾なく発揮されています。

そのくせ「あんたはこれから必要な人間」みたいな事を言われているし。。
は、、はぁ…。(どこが?何が??何のために???)

そして、誰か(いまいち何のキャラだか忘れた)の脚を踏むだけで骨折させる奈津子。
実際にあれで骨折するのかもしれないけれど、描写が地味過ぎてただ軽く踏んだだけで勝手に脚が折れたようにしか見えませんでした。

そしてみんながあからさまなフラグを立てながら集合。

もとからひどかったですが、クライマックスに向けてどんどん詰めの甘さが目立ちました(笑)
さて、12話も楽しみです。


{netabare}


●12話
{netabare}
ウィルス!!
100歩譲ってコンピューターウィルスが携帯端末に入り込んだは理解できます。
携帯端末から所有者へ働きかけて、催眠的な効果で死に追い込むというシステムもまぁ流れは解ります。
が、最後に生き残った人間から周りに感染?
どういうシステム??
なら最初からコンピューターウィルスで全世界の携帯端末に広がってもおかしくないだろう。
人間からコンピューターウィルスが広がるの?
ワケがわかりません。

なつこも主人公も引っ張ったわりにはあっけなかったなぁ、と。
というか、ウィルスの仕組みが謎過ぎて入って来ませんでした。

ラストは思わず「スクイズ!?ナイスボート!」と思ってしまいました(笑)
ひぐらしのウィルスとスクイズエンディングで無理やり終わらせた、という感想でした。


{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

64.6 10 ヤンデレで高校生なアニメランキング10位
究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (328)
940人が棚に入れました
冴えない高校生・結城宏がひょんなことから入手したフルダイブRPG『極・クエスト』。技術の粋を集めて作られたこのゲームは「リアルを極めた」という謳い文句に違わず、グラフィック、NPCの挙動、草木の香りや肌をなでる風、すべてが究極の出来映えであった――リアル過ぎて、クリア不可能なほど「めんどくさい」ゲームである、ということ以外は。「フラグ数10,000,000,000,000,000以上!? 身体能力も現実そのままかよ!!」「ええ。殴られれば痛いし、斬られれば数日は傷が治らない。史上最高にリアルなゲームよ!」報酬は達成感のみ。軽い気持ちで遊べない、史上最もストレスフルなゲームを攻略せよ!

声優・キャラクター
山下大輝、竹達彩奈、ファイルーズあい、井澤詩織、古賀葵、石谷春貴、小西克幸、日野聡、松岡禎丞
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4

企画自体が無茶

2話までの感想{netabare}
「ヘンなところをリアルにしようと拘ったせいで操作が面倒臭くなっただけ」というクソゲーあるあるをベースにした作品、になるのかな?
1話、騙されてゲーム買わされるくだりが“ラムネ&40”っぽいなぁと思ったら、エンディングでファイエクのパッケージデザインにことぶきつかさ(ラムネ&40のスタッフ)が出てちょっと笑っちゃった。
ついでにヤサぐれたエトナみたいなキャラが出たり、ベルト姫が竜宮レナみたいになってたり、これは…「なんか○○っぽい」と思わせるのを意図的にやってる?
いやベルト姫はたまたまだろうけどさw
と思ったら、作者って“慎重勇者”の人なのか。
ああ、あの作品もヘラクレスの栄光っぽいなと思ったら魔王がまんまムドーでドラクエ6でしたって話だったし、やっぱ狙ってる?

こういう系…ゲームやアニメを題材にした作品って、どうしてもその業界に忖度というかおべっか使ってる様な素振りが出てしまうモノで(ぱっと思い出したのでは“ハイスコアガール”と“アニメガタリズ”)、クソゲーと断ずるからにはそういった匂いを出さずにどこまで攻められるかがポイントになる気がする。
最近でも普段結構ダメ出しをしてる某ゲーム実況が、ゲストに開発スタッフが来た回では妙に褒めてばかりでダメ出ししなくて「まぁそうなっちゃうよなw」という出来事があったり。
そういう圧に屈することの無い姿勢を貫いて欲しいトコロだけど…どうかなぁ?
BGMでゼルダの子守唄を使ったら神、まず無いだろうけど。{/netabare}

4話までの感想{netabare}
前回の感想でファイナルソードというクソゲーがゼルダの曲パクってたネタを書いたワケだけど、なんと、この作品PVの頃から既にやってたのかw
宝塚記念のファンファーレかぁ、全然気付かなかった。
ちゃ、ちゃんと許可取って…る?フリー素材じゃないよね?

と、そんな感じでリアルのクソゲーあるあるを全面に出して指指して笑う系だと思ったのだが、作中の「極クエスト」はクソゲーを通り越して精神障害を引き起こしたり、それこそショック死とかの被害者が出そうなヤバい出来。
というか、描写された分だけで言えば「最初の選択をミスったこと」と「やり直しができない」部分がダメってだけで、そこまでクソゲーという気がしない。
痛覚伝達は致命的だけど、それはもうゲーム内容とはまた別の問題のような…。
で、それならそれでこんなゲームが出回るなんてなにかウラがある?という展開になることを3話終了段階では期待したのだけど4話、あれれ?

主人公が陸上辞めたのはてっきり怪我などの理由で復帰の道は無いのかと思ってたら、いつでも復帰できそうな内容。
マイクに「小便漏らしたのはお前が話しかけてきてトイレ行けなかったせいだ」と突っかかって衝突して、業界から目をつけられて躍進できないってことでもないみたい。
オチが見えちゃったというか展開が想像できるようになっちゃったというか。
更には、やり直しが出来ない(一度ルートを選んだら別ルートを選べない)ゲームのはずなのにカムイが色んなルートの攻略を知ってて、どういうこっちゃ?
他のプレーヤーのプレイ内容を見て理解したというような態度でもない。
何台もVRハード持ってたってことか?
やり直しの利かない設定のゲームを攻略したのでスゲーと、何台もVRハード持っててスゲーでは「スゲー」の質が違うのでは?
後者ではあまり参考にならないというか、前者の体での攻略情報を描写しなきゃいけないところを、スタッフは混同してる感じ。
「詰み」ではなく継続すればまだ攻略の目があると提示したかったのかな。
更には「ヘルズフルーツスライサーになった幼馴染は全能力が十数倍に跳ね上がる」って…ゲームの「リアルを極限まで追求した」って謳い文句から外れてね?
ま、まぁそれ言ったら幽霊の存在もアレなんだけどさ。
最初に提示された設定、厳密にはそれで私が解釈した設定(制限)と、4話で提示された設定が噛み合ってないような…。

でもってゲーム復帰の動機が色仕掛けって、あっれー?アヤシイ新興宗教や自己啓発セミナーみたい。
一応レオナが含みを持った台詞を言ってる(中古で引き取り料が発生するようなゲームを買わせた理由を問われ「まだ詳しく話せない」と返してる)ので、何かウラはありそうなんだけど…期待して大丈夫なんかね?{/netabare}

6話までの感想{netabare}
一度辞めた極クエストへの復帰の動機が色仕掛けという安直なモノでガッカリしつつも、謎や問題はまだまだ山積みなのでそれの解決法に期待してたのだが…。
あっれー?それでいいの?
まずアリシアの対処法が「一番嫌がることを言う」で愛の告白。
…。
ん?これって滅茶苦茶口からのデマカセだよね?
特に「昔からずっとずっと好きだったんだ」ってセリフには引っかかりを覚える、明確な嘘だよね。
この流れならせめて、一旦しおらしくなったアリシア「小さかった頃、川で溺れた私を助けてくれたわよね」ヒロ「あ、ああ。あの時はオレも必死だったよ」アリシア「ウソだよバーカ」
みたいなのは欲しかった様な?

で、アリシア対処に上手く行って「逃げずに真正面から向き合うこと」に攻略の手応えを感じたヒロは次にマーチンの亡霊への対処もするんだけど…。
あのう、これって、「幼馴染という設定を心に叩き込んでキャラになり切れ」ってだけなのでは?
もっと悪い言い方しちゃえば「体験してもないことをあたかも体験したかの様に振舞え」で、それが本気で向き合ってることか?と思うと、むしろ非常に不誠実な気ががが。
何年前から付き合いがあるか知らんが(本編で言ってたっけ?)幼馴染としてずっと一緒に過ごした積み重ねを、昨日今日知ったヤツが分かったような態度をするのは…なんか、なんかなぁ。
「三日前にアニメを見始めました」って人が10年前のアニメに知った口叩いたら「ん?」とならんか?
どこまで詳しく知ってるかによるけど、少なくても本編のヒロは「昔の出来事のビジョン」を見せてもらうまで誓いの言葉を知らなかった。
思い出せなかったではなく知らなかった。
うーんうーん、そういう設定のゲームってことで全ての突っ込みは無意味になるんだけど、なんか釈然としない。

で、モヤモヤしてイヤだったので結構考えたのだけど、ちと閃いたかも?
「TRPGで本気で成りきりプレイをするのは不誠実か?」と考えるとそうではない。
では究極進化した~は何が違うんだ?と考えたら、そっか、ヒロとマーチンが対等じゃないんだ。
ヒロはマーチンがNPCだと知ってて、一方でマーチンはヒロがPCだとは知らない、自分がNPCだということすら知らない。
この決定的な違いを無視して対等かの様に・しっかりと向き合ったかの様に扱って「いい話だな~」と片付けられたのが違和感の正体…じゃないかなぁ?
もし本気の対等であるなら「今度オレの世界の町を案内してやるよ」くらい気の狂った言動をしないとならん。

ふ~、モヤモヤが晴れてスッキリしたー、といってこの作品が面白くなったワケではない。
まだ謎は沢山あるので視聴は続けるけどスッキリした形で終わってくれるんだろうか。{/netabare}

総評{netabare}
色々ヒデーなと思いつつも事情を知ったら…原作がまだ全然進んでなくて、アニメは水増ししまくりで1クール続けたんだそうで、そうであるならヒデーと思った部分も合点がいく。
不快なシーンをだらだら続けたり、どうでもいい小ネタをずっと引き摺るのもそれが原因か、と。
しっかしまぁ原作ストック無いのにアニメ化って誰も幸せにならないと思うのだが、なんでこんな企画が通ってしまうのうだろう。
ちょっと前には“グレイプニル”がそうだったらしく結構同情的に捉えてたんだけど、こう連続で続けられるとちょっと…ねぇ?

なによりこの作品で一番ダメだと思ったのは、レオナがひたすら無礼な言動をかますワケだけど、それが最後までずっと安全地帯からだった。
ぎゃふんと言わせる…まではなくとも、せめて何かリスク背負わせろと。
ある程度地位を固めたお笑い芸人が、後輩芸人の体当たりネタをスタジオのソファーにどっかと座ってゲラゲラ笑ってる姿を見せられてる感じ。
実際あったんだけどね、あれ結構気分悪かったぞ?

但しこれも「先の展開でレオナが手痛い目に遭うシーンが用意してあるんだけど、そこまで行く前にアニメが終わってしまった」で、これで何が悪かったか考えるとアニメ化の企画自体ということとなり、クリエーターの責任ではないと思うと悪く言うのも気が引ける。
あくまで原作はちゃんと考えられてるって前提ね。
“慎重勇者”があるのでそこは好意的に思いたいトコロなんだけど、偶然だったのかなぁ?
「ゲームを題材にしてるけど、ゲームのこと詳しくないでしょ?」と言いたくなるところがチラホラあったような…?
オープンとインスタンスの違いが不明瞭なのが個人的にはすっごい気になった。
それと作中の描写を見た限りではゲームがクソなのは開発が意図的にそうしたものでしかなく、それは「現実よりもクソゲー」には当たらないような?
出来上がったものが開発意図とズレてるとか、開発者が人間でないとかなら分かるんだけど…だって開発者は現実で人物として居るんでしょ?
そいつの性格が悪いってだけで、それは現実の範囲でしょう。
ぶっちゃけ“痛いのは嫌なので~”の方がクソゲー、あっちは開発者が人間(の感性)ではないと明確に示されてる。
また「そんな手法でいじめを回避したところで別の手口のいじめを受けるだけ」「何も解決してない、むしろ悪化したかも?」と思うこともあったり無かったり。


総評としては、アニメ化の企画自体が失敗。
「原作のここからここまでをアニメ化する」の範囲指定ミス。
「きっとこの後不快に思った部分に溜飲が下がる展開があるんだろう」と好意的に捉えるならね。
逆を言えばアニメはフラストレーションパートのみで形成されてて、それだけで楽しむというのはかなりの上級者(そして上級者は原作を読む)。
そんなに事を急いたところで「繋ぎ」とか次の仕事に便宜図ってもらえるとかでもなきゃ誰も得にならない気がするのだが、今のアニメ業界では原作ストックがそんなに無いのか?{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ギャグだけやっていれば...

タイトル通り、フルダイブRPGのクソゲーを主人公がプレイするアニメ。
ギャグ全振りだったならめっちゃ面白かったと思う。
シリアスがマイナス要素でしかなかった。

{netabare}
ギャグアニメなら許される意味不明な行動やガバガバ設定もシリアス展開となるとさすがに違和感が出てくる。
途中何回も「なんで主人公このゲームやめないんだよ」とか「なんで陸上とゲームを同列で見てるんだ」って突っ込みたくなった。
陸上設定がほんとに要らない。
陸上でかなりの成績の選手が学校でいじめられてる陰キャなのも意味わからないし。

ゲームの設定も雑。
他のプレイヤーと同じ時間に存在できてイベントも共有されてるけど、それならプレイヤー個人のストーリーに問題が生じるはず。
衛兵隊長のテスラがボスになってたけど、一人しかいないはずだしね。

あと、ゲーム内の展開も微妙。
主人公がログイン後すぐに親友(マーチン)を殺してしまい、そのことが原因でその親友と仲の良かった幼馴染がキレて、主人公に復讐しようとする。
当然そんなの許せるわけがない。
なのに、5話後ぐらいには主人公が幼馴染、さらには幽霊として登場したマーチンになぜか許される。
自分を殺したやつを許すのも、兄を殺された幼馴染が主人公を許すのも意味が分からない。
感動演出してたけど、さすがに自分はあれで感動なんてできないし、むしろ「は?」って感想。
揚げ句の果てにラストバトルではなぜか幼馴染が主人公を庇って死ぬという...。

一方でギャグ部分は面白かった。
駄目な点も多かったけどギャグ部分が面白かったおかげで、このアニメにそんな悪い印象はない。
クソゲー実況を見てるような感覚で見られたし、突っ込みが面白かった。
あと、神居好き。
声優が松岡なのもめっちゃマッチしていて良かった。

ほんとにギャグだけでやっていれば...。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話
SAOっぽい?目標がテンプレだけど、ギャグがかなり面白いのはいい。
いきなり親友殺すって...展開が予想つかない。

2話
これ親友を殺すっていうけど、ほかのプレイヤーには別の親友がいるって感じなんだろうか。
普通痛覚も同じでかつ殺されかけたゲームまたやるか?w
これ現実側のストーリーもあるのか。現実が蔑ろにされるアニメ多いからたまにはいいね。
元陸上選手でやめて虐められてる?陸上選手が?

3話
ログアウトしろw 緊急事態でもログアウトできないゲームって訴訟もんだろ

4話
いやいや、なんで陸上と糞ゲーを重ね合わせてるんだ 
主人公がゲームをやめると、陸上をやめたことと重ね合わせて妹がなぜか切れだす。
なんでカムイは全分岐把握してるんだろう。
店員がヒロを好きになってるかも意味不明だし、あんな糞ゲーをまたやろうと思ってるヒロも意味不明。
真面目なストーリーガバガバでいらんからギャグでやってくれこのアニメ。

5話唐突にご都合主義。突発的な殺人だったって"想像"できるからといって無罪。
時代的にそんな現実の法律のようなものがあるのもおかしいし、確定もしてないのに無罪になった。

6話
幼馴染が負けない戦闘。なんで好きっていったら刀止めてくれるんだよ...。
アリシアの兄殺したのになんで殺すの戸惑ってんだ。
いきなりアリシアのキャラ変わりすぎ。
兄殺したやつが許されるわけ...。
言ってる通り所詮ゲームなのになんで主人公こんなに深刻なんだ。
ほんとギャグだけやっていてくれ。
マーチン謎に成仏するしもう滅茶苦茶。これ泣き所...?
「ぬら」で許してもらえるというw 殺人犯が何で許されるw

7話  

8話
ゲームやってることと陸上を絡めてるの笑う。ゲームやらせてくれって妹に真剣に頼むとかシュールで馬鹿らしい

9話
相談所w マジで何でこのゲーム続けてんだ。作画が死んでる。
都合のいいときだけ唐突に主人公に仲良くなるモブ。

10話
何で幼馴染仲間になってるんだ。イベントでプレイヤーが他人に干渉できる謎。

11話
この世界は全プレイヤーにとって共通で時間が進んでるのに何で全員同じイベントを経験できるの?
わざわざ自分からタブーに触れて殺されに行く主人公あほすぎる。
気づいても仲良くしとけばいいじゃん。
どうしてあなたが...って反応になるのも意味わからんかな。
この世界ならゴブリン=悪じゃないのかどう考えても。まあゴブリン利用した政治の設定はしっかりしててよかった。

12話
いやなんで幼馴染味方になってるんすかね...。
自分を殺したやつを許すってなんだよ。幼馴染も何で許せる。
ここもしかして泣かないといけないところ...?
てかゲームのNPCが死んだぐらいでそんなやけになるか。
なんでライトニングなんとか見抜けるんだよw 
裏技って根性論じゃねえかw
主人公何でこんな強くなってるんすかね。
SAOのアインクラッド編ラストみたいなご都合主義。
いや、負けるのかよw 何だこのラスト。
で、更に故障してもデータを引き継げる裏技があるというご都合主義。カムイ製作者説。
{/netabare}
{/netabare}
7/1レビュー 7/13訂正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

史上最もストレスフルなゲームを攻略せよ!

この作品の原作は未読ですが、あやち、しーちゃんが出演すると知り視聴を決めた作品です。


冴えない高校生・結城宏がひょんなことから入手した
フルダイブRPG「極(きわめ)・クエスト」。

技術の粋を集めて作られたこのゲームは
「リアルを極めた」という謳い文句に違わず、
グラフィック、NPCの挙動、草木の香りや肌をなでる風、
全てが究極の出来映えであった――

リアル過ぎて、クリア不可能なほど
「めんどくさい」ゲームである、ということ以外は。

「フラグ数10.000.000.000.000.000以上!?
身体能力も現実そのままかよ!!」

「ええ。殴られれば痛いし、斬られれば数日は傷が治らない。
史上最高にリアルなゲームよ!」

報酬は達成感のみ。軽い気持ちで遊べない、
史上最もストレスフルなゲームを攻略せよ!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

そもそもRPGって高ストレスなモノだと思うんですけど…
そう思っているのは私だけでしょうか。

モンスターを倒しても倒してもちっともレベルが上がらなかったり、最近では、課金してガチャ回しても欲しいカードが全然手に入らなかったり…
作品への愛が向かう気力を保ってくれる…それがゲームなのではないでしょうか。

ゲーム解説の一環としてガチャを回す動画を何度か拝見させて貰いましたが、皆さん、それなりにレアリティの高いカードをゲットしているんですよね。
キラッと輝くカードが欲しいのに、回すといつも青天ばかり…
自分の持っている運の弱さもあるのでしょうけれど、青天ばかりだと心が折れそうになるんですけど…
これってストレス以外のナニモノでも無いと思うのですが、その作品が大好きなので、向かわずにはいられないんですよね^^;

…すっかり脱線してしまいました。
私の場合、痛むのは心と財布ですが、この作品では肉体にダメージがあるんですよね。
どうしてそこまでリアルを追求したんでしょう^^;
ゲームを進めていく上で、嬉しいことと苦しいことのバランスって大事だと思うですが、このゲームは大きくバランスが崩れているんです。

しかも、私と違って結城はこのゲームに愛着も未練もないんです。
何故、結城はこのゲームを続けるのか…
それは、あやち演じる如月 玲於奈の存在にほかならないのではないでしょうか。
玲於奈はNPCではなく、リアルでは相当の美人ですし…
と思って視聴していましたが、どうやらゲームを続ける理由はそれだけじゃなさそうです。
ゲームの中で色々なモノを見知りして感じて…気がつくと、もう後戻りできないところまで結城は足を踏み込んでいたようです。

この作品では原作の1~2巻の内容が描かれたそうです。
そして原作は既刊3巻までしか刊行されていないので、続きを制作するにもストックが不足しているようです。
ご都合主義の部分が無い訳ではありませんが、結城の徐々に変貌していく様は一見の価値があると思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、前島麻由さんによる「ANSWER」
エンディングテーマは、如月玲於奈(あやち)、アリシア(ファイルーズあいさん)、ミザリサ(しーちゃん)、結城楓(古賀葵さん)
による「キスイダ!」
個人的にはオープニングテーマが大好物でした。

1クール全12話の物語でした。
回数を重ねるごとに面白さの増していく作品だと思いました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

58.1 11 ヤンデレで高校生なアニメランキング11位
コンビニカレシ(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (114)
503人が棚に入れました
春。はじまりの季節。

三島春来とその親友・本田塔羽は、青希空(あおきそら)高校に入学する。
互いに気になる女の子がいるものの、どうにも恋が始まる気配がない。
不器用に日々を過ごす中、同級生の佐々木凪瑳、先輩である明日海夏、中島帝、櫻小路正宗らと出会い、それぞれの想いが絡み合っていく。
誰もが一度は通る道、その瞬間を爽やかに駆け抜けていく純愛物語。

いつもの電車。
いつもの通学路。
いつものコンビニ。
いつもと変わらない風景が、
明日からは少し、違って見えるかもしれない。

声優・キャラクター
寺島拓篤、神田沙也加、鈴村健一、釘宮理恵、立花慎之介、田村ゆかり、梶裕貴、小清水亜美、神谷浩史、沢城みゆき、櫻井孝宏、堀江由衣、武内駿輔、西山宏太朗、永井真里子
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

convenience=「便利な」「都合の良い」

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
(冗談ですが)なんて最悪なタイトルなんだろうw もし現実で男が「ああ、あいつはコンビニ彼女だから」なんて言った日には、ゲスの極み認定されますよ(笑)

というタイトル解釈は全く関係ない、シンプルな恋愛モノでしたねw でも、誤解されても仕方ないタイトルのような……(苦笑)

恋愛モノとしても……どうかな? 白米そのまんま食べているような味気なさがありました。ロー○ンにはあんなにいっぱいおいしいものがあるのにね(嫌味w)。

と、酷評してますが、最終回で態度が一変。多分私は、このアニメを生涯忘れることは無いでしょう。

詳しくは言えないけど、まだ未試聴の方は、ネタバレ無しで観てほしい。ずっとずっとしんどいけど、諦めないで最終回までたどり着いてほしい。

それがムリそうだな~という方は、以下のネタバレレビューを読んでほしいっすw

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
一言で言えば、「いいから早く付き合えよ」と思っていました(苦笑) ニヤニヤもキュンキュンもハラハラもなく、ただただイライラしました(笑)

作画→ペラペラですね。奥行きがない感じ。というか、1話目で三橋真珠が少女マンガ読んでるシーン、本田塔羽がコンビニに入る時点では夕方(オレンジ色)の背景なのに、出る(多分作品内時間も15秒くらいしかたってない)時には、宵の背景(黒、紫系)って、いくらなんでも酷すぎない? (予算とか関係なく)プロの仕事だとは思えなかった……。神無月の辺りとか、紙芝居?とか思う時もあった。

キャラ→ホモホモしかったり、ユリユリしかったり。概ね、面倒くさい人ばかりw 最初はなんで、「委員長が釘宮さん?」と思ったけど、文系ツンデレなんですね。

ストーリー→THE・少女マンガという感じ。カップルは2ペアだけど、そこがスクランブルするわけじゃなく、ドロドロは少ない。第一印象最悪から次第に惹かれ合う二人。定番ではあるが、両思いのくせになかなかくっつかないので、イライラするw

視聴前はタイトル(直訳)が「都合の良い彼氏」だから、「初めは都合よく使っていた草食系の彼氏に、次第に女子の方がハマっていく話」なのかと、勝手に想像していました。実際は、「コンビニによく行く彼氏」なのか、、、と思いきや、「コンビニだけで会える彼氏」というなかなか良い話だと、終盤(睦月)でようやく明かされます。

う~ん、あまり面白くなかったですね。恋愛モノって、「(純情っぷりに)ニヤニヤする」「(キャラの可愛さに)キュンキュンする」「(恋が成就するかに)ハラハラする」のいずれか、もしくは全部が混ざっての良さがあると思うけど、本作は「(両思いなのに牽制ばかりし合って)イライラする」という感じを受けました。まだラブコメなら気楽に観られて良かったのですが、恋愛モノはなかなか難しいですね。(最終エピソードの睦月、如月、弥生は、ドラマ性があり、やや良かったけど)

てか、コンビニの要素必要ですか(苦笑) 無理矢理入れているようにしか感じませんでした。

あと、どうでも良いんですが、三島君の巻く手編みのマフラーが、たまに泥棒の風呂敷柄に見えましたw


さて、総括の話の続きですが、1番の衝撃的だったのは最終回のBパート最終シーン。ここまで12話かけて(無駄に)伸ばしに伸ばしてきた三島君の告白シーン。作品の肝となる絵本「海の王子さま」を、神田さんが素敵に朗読してくれ、ググッと感動気分を盛り上げて、さあ告白!

「真四季、俺が言う。俺、真四季が……すっ」
「ゴォーーー(トラックの通過音)」
「(真四季)ニコッ♪」

、、って、な・ん・じゃ・そ・りゃー!!!!!!

絶対にトラックいらないでしょ! ワザとか? ワザとなんだな?(笑)

(花火とか車の通過音で告白が聞こえないのはラブコメなんかだと定番で、その後のすれ違いに持ち込んだり、「え? 本当に告白なの? このタイミングで? もしかして違うこと言ったんじゃ?」と、視聴者に想像を促す効果はありますが)

本作は一応純愛アニメに属するわけで、二人が両思いで付き合うことは皆の共通理解なわけで、この告白のために12話も積み重ねてきたのに、

「告白を言わせない」

はい、制作ふざけました~。それが規定路線(原作通り)だったのか、世間の酷評を受けての開き直りなのかは分かりませんが、(少しは)素敵な告白シーンを、全12話をかけた長大なフリを生かした壮大なオチにしました~。

いや~、最後に爆笑をさせてもらいましたよ。マジでお気に入り棚に入れようかなw 恋愛アニメとしてはこれっぽっちも面白くなかったけど、ギャグアニメとしては、12話で1つのギャグだけを言う、そのギャグのためだけに全てを犠牲にするという、アニメ界に革命を起こす神アニメへと昇華されました。凄いなー(白目) 最後まで観て本当に良かったー(気絶)。
{/netabare}

【余談 ~ ローソ○で好きな商品ベスト10 ~】
{netabare}
1位「厚切りロースカツサンド」(まちかど厨房)
☆しっとりサクサクの食感、カツの厚さ○

2位「マチカフェ アイスコーヒー」
☆大手コンビニでコーヒーは1番旨いと思う。アイスカフェラテ(ガムシロなし)のミルク感も良い。

3位「新潟コシヒカリおにぎり 明太子卵焼き」
☆ありそうでなかった組み合わせに脱帽。

4位「四川風麻婆丼」
☆山椒の痺れも本格的。私は辛さを更に足します。

5位「ゲンコツメンチ」
☆衝撃的な肉汁に感動。これとビールで晩飯OK(笑)

6位「(冷凍)炒飯」
☆コスパ最強。100円だからオニギリ買うよりお得。

7位「厚切りフレンチトースト ベーコン&チーズ」
☆甘くてしょっぱくて、朝食に最適。絶対温めて。

8位「氷温熟成豚のねぎ塩カルビ弁当」
☆脂の旨味が高級感あり、麦飯との相性も抜群。

9位「もち麦入りおにぎり 枝豆と塩昆布」
☆スープ春雨とかカップラとか、汁物との相性○

10位「鶏肉のトマトチーズソース煮」
☆トマトソースにトーストつけながら食うと旨い。


LAWS○Nといえば、スイーツのイメージが強いけど、甘いもの苦手なんで、こんなランキングです。ちなみに、本当はファ○マが好きです、トイレ綺麗だしw ちなみにちなみに、自炊派(趣味料理)だから、ほんとたまにしかコンビニ飯は利用しないんだけどねw
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
あれ? BL? なんかタイトル的に、少女マンガかと勝手に思っていたけど。作画ひどいな~。家に帰って、何時間制服でいるんだい?

2話目
ん? サブタイが「卯月」→「皐月」って、1話ごとに、作品内時間が1ヶ月たつ構成なの? テンポ早すぎないか心配。必然的に、1話完結になるね。

3話目
コンビニ店員、無駄に絡んできすぎw

4話目


5話目
あっ、この本知ってる~、で、白雪姫?を手に取るセンスのなさ(笑) 日本人みんな知ってるだろw

6話目
以下、書く気をなくす。

10話 ○(やや)

12話
いや、その告白のシーンのトラックの騒音演出、絶対にいらんでしょ。わざとか? わざとかなんだな(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

コンビニから始まる、等身大の純愛ラブストーリー

この作品の原作は未読です。
タイトルを見た時、正直視聴するか悩みました。
「コンビニカレシ」というタイトルから連想したのは手軽で身近なカレシ…
それって面白いの…?
正直そんな先入観を持ったからです。

でも1話見てそんな気持ちは直ぐに吹っ飛びました。
タイトルから連想されるイメージとはまるで真逆…

みんなどこまでも真面目で真剣で、自分…そして相手と真摯に向き合っているではありませんか。
これは総じて好印象な作品…とイメージが大きく変わりました。

タイトルで少し損をしているのでは…?
と最初は思いましたが、物語も中盤に差し掛かるころ、ようやくこのタイトルでなければいけない必要性が分かった気がします。

この物語では、三島春来、本田塔羽の男の子ふたりと、真四季みはる、三橋真珠の女の子ふたりが登場します。
みんな高校1年生で青春を謳歌…という訳にはなかなかいかないのが世の常…
たくさん揺れて、たくさん迷って…きっと今どきの高校生にしては途方もないほど遠回りをしてきたように思います。

それもこの作品の魅力の一つだと思います。
遠回りって所詮は他人の主観であって当人同士に何ら影響を与えるモノではないから…

だから二人にとって必要な時間はしっかり費やすべき…
むしろ目の前の欲求に駆られて必要な手順を省略する方が自分本位過ぎだと思います。
だって、抱えている荷物もこれまで育ってきた環境も、何一つ同じ人なんていないのだから…
だから全部が違って当然なんです。

一つ一つお互いに確かめ合いながら進んでいく…
初めてなんだから何もかもが手探り状態…
きっと本当に気持ちが通じ合っているなら、その過程すら楽しめる筈だと思います。

自分の常識は相手にとっての非常識…
自分にとっての当たり前は、相手の当たり前とは限らない…
でも、自分の事を思ってくれる気持ちには応えたい…
だって…その気持ちは相手に通じるから…

ゆっくりだけど一歩一歩踏みしめて歩んでいけば全てが上手くいくと思っていました。
ですが、運命の神様ってやっぱり残酷…
でも思いと置かれている状況は時々刻々と変化を遂げ、変化に振り落とされそうになる事態が発生するんです。

定員一名様限りの方舟の行く先を決めるのは自分自身…
進むも留まるも引き返すのも誰かに決めて貰うんじゃない…
全部自分で決める事…
自分の気持ちにケジメを付けてその思いに決着を…

登場人物のみんな…そして方舟の導き出した答え…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、Cellchromeさんの「Stand Up Now」
エンディングテーマは、ORANGE POST REASONさんの「マイルストーン」

1クール12話の物語でした。
何事にも真面目に取り組もうとする作品は大好物です。
このレビューを書くためにwikiをチラ見したところ、今回の4人の様な組み合わせがあと2つもあるみたいです。
今回のヒロインのCVは神田沙也加さんと釘宮さんでしたが、残り4人のヒロインのCVもゆかりん、小清水さん、沢城さん、堀江さんと超豪華な布陣で構成されているんです。
これはこれで気になるんですけれど…

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

何か味気無さを感じるラブストーリー・・・

「売れる」要素を殆ど抜き取り「乙女」要素を注入され、おとなし過ぎる仕上がりになった感じです。

なのでメインキャストの男子、三島春来(水泳部)・本田塔羽(サッカー部)。
女子、真四季みはる・三橋真珠。みんなあまり「個性強すぎない」表現のせいで非凡に思えました。。{netabare}
周りのみんなや雰囲気的にも判っているのに、最終回まで告白させない(実際曖昧)奥手な三島の扱いに拘りがあったのかもしれませんが・・・何か失敗してると思う。{/netabare}

なのでハッチャけたりテンション高い奴、腹黒ヤンキー&ビッチ、クラブで何かを目指す熱い奴、マニアックな趣味や変な性癖を持った奴も出ませんし主人公達の障害になるようなトラブルを起こすモブなんかも居ません。
乙女要素も入ってるので「醜男&醜女」は一人も居ません。
実に「平和的」で「平凡」な日常的なカップルラブストーリー。後半、悲恋っぽい要素を入れてみたものの効果は薄ーい感じです。

全体の雰囲気が「実写ドラマ」のように思える演出は、製作サイド側の誰の趣味かわかりかねますが「アニメ嫌い&実写好き」か「実写ドラマの経験はあるけどアニメは初めて」と思える程「カット」の使い方が長く感じられ、それが面白くするどころかシラケけさせてるように思えて、気の短い短い若者には向かないテンポだとも思います。それをリアル(現実的に)と表現したかったのでしょうか?(でも今期N〇K放映「ザ・リ〇レ〇ション」よりはまだマシだと思う)

作画監督は〇国の方が多いようですね。『商業用アニメ』として「動き」が見事なほど「ヘタ〇ソ」です。自主制作の経験しかない方がそのまま登用されたのか「動きがムラだらけ」ですし、お国柄のせいか「表情が固く生き生きしてない」様に思えます。一応見れてはいるのですが・・・(「背景」がシッカリしてる分、動画の粗さが目立つ目立つ)

まあ「乙女需要」の方々のため『だけ』に作られたようなアニメなのかもしれません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

60.9 12 ヤンデレで高校生なアニメランキング12位
僕らの雨いろプロトコル(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (80)
253人が棚に入れました
母と妹との3人で暮らす高校2年生・時野谷 瞬。 事故による父の死と、妹の怪我をきっかけに、熱中していたゲームを辞めて、 今はeスポーツカフェ 「FOX ONE」で働いている。 幼なじみのゲーム友達と付き合いながら、バイトと勉強に明け暮れる瞬だが、 突如、「FOX ONE」に膨大な額の借金があることが発覚する。 借金返済のため「ザクセリオン・チャンピオンシップ」で優勝し、 賞金獲得を目指す瞬たち一同。 後ろめたい気持ちを抱えながら、 オンラインゲームの世界に再び飛び込んだ瞬の前に現れたのは、 かつて一緒にゲームをプレイしていた「ばくれつ君」だった。 未だ見ぬ出会いと経験、そして激闘… 瞬は時に悩みながらも、仲間たちと歩みを進めていく。 ゲームを通じて動きはじめる彼らの世界。 少年と家族。そして、仲間たちの物語──。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

【評価辛目】コア層以外エイム不可

【物語 2.5点】
eスポーツを描いたというよりも、eスポーツを舞台にしたオリジナル青春アニメ。


シリーズ構成は、結末を決めて、そこから逆算して当てはめていく、一般的な帰納法ではなく、
作中を生きるキャラの織り成すドラマを積み重ねていく演繹法により構築。

演繹法は作品をつかめなかった視聴者にとっては、まとまりがないとの余韻が残りかねない諸刃。
本作はさらに視聴者を誘導する脚本が粗雑で、諸々“投げっぱなしジャーマン”を喰らった感覚で怪我するリスクが増大。


私は昔、とあるFPS(一人称視点シューティング)のオンラインお気軽クランにてヘッポコ一兵卒やってました。
そんな私の観点は適切かは分かりませんが、
架空のFPS「XAXXERION(ザクセリオン)」で競うeスポーツを描いた本作。
FPSの押さえる所は押さえていてニヤニヤさせられました。

即死判定のヘッドショットを決めるか回避するかがゲームの肝になるため
照準(エイム)を散らすためにジグザグに動いたり、
通路へはニャ~とジャンプで飛び出してみたり、逆にそのパターンを読まれて狙撃されたりw

ただFPSというゲームジャンル。世界ではメジャーでも日本ではマイナー。
そもそも“ライトユーザー”や普段ゲームしないアニメファンにとっては、
ヘッドショットで即死を大前提とした舞台設定の入り口で躓く危険性。

その上にさらにスポーツ系FPSにありがちな、陣取り要素も絡めたマッチアップが大会ルール。
終盤その駆け引きが熱い!と訴えてくるわけですが、ルールを完全理解した上で堪能できた視聴者がどれだけいたのだろう?との疑問が残ります。
私も細かい部分を質問されたら答えられる自信はありませんw


メイン題材であるゲームの解説(チュートリアル)ですらこの有様なのですからドラマ部分は言わずもがな。
ただ分かる人だけ分かれば良いという障害を乗り越えた先には、
興味深い人間模様が詰まっており個人的な視聴満足度は割りと高め。
特に幸福に関する価値の倒錯が生み出す雰囲気が独特で味わい深かったです。

主人公・瞬の妹・美桜は事故で下半身が不自由で不幸なはずだけど、
事故以来ゲームをやめて世話してくれる兄との日々は幸せ。

ヒロイン・悠宇(ゆう)は芸能活動しつつ事務所で内緒でゲーマーやってる。
世間的には芸能界の方が陽向で、ゲームなんて日陰のはずなんだけど、
瞬たちと一緒に青春できるゲームの方も幸せ。


かつて社会から落伍者と白眼視されたゲーマーたちが、ゲームを信じてプレイし続けて、
日陰を突き抜けた先に、“いい学校、いい会社”に入った大人たちより賞金が稼げるeスポーツの夢を掴む。
近年最大級の価値観の倒錯であるeスポーツ現象が、
上記の幸福の倒錯と混ざり合ってなんとも言えない風味を醸し出しています。


ただチュートリアルが不親切なゲームのことを世間一般ではク◯ゲーと呼ぶのもまた事実であり(苦笑)
普段、私は例えク◯ゲーでも自分さえ満足できれば高得点付けちゃうイカれた愛好家ですが、
本作の場合はそれで高評価は何か違う気がするので、ここは断腸の思いで基準点割れの物語2.5点で。


【作画 2.0点】
アニメーション制作・Quad

構図等は野心的だが画力が伴わず不発。

例えば、eスポーツカフェ「FOX ONE」周辺のきらびやかな蛍光色が目を引く、
サイバーパンクな川越市の街並みを表現した背景美術。

倒錯した幸福感が極まった時の雨天描写。
世間にとって陰鬱でも僕らにとってはこれが青春さ。

祭りの日、瞬にプロゲーマーの道を極めるため{netabare} 妹を捨てるよう{/netabare} 人生の取捨選択を迫る睦生。
示された夢は、祭りの非日常感とも混ざりあった朧気な幻影のようでもあり。

絵コンテレベルでは意気込みを感じる場面が多々あるも、
作画カロリー不足により心に刺さるまでは至らず本当にもったいないです。
金欠は「FOX ONE」店長だけで十分ですw


視聴者を唖然とさせたのはゲーム「ザクセリオン」の“しょぼいグラフィック”
イマドキのゲームってもっと超絶グラでリアルなんじゃないの?との悲鳴が多数聞こえて参りましたがw

こちらに関しては多少の擁護を。
多くの競技者を募るeスポーツに採用されるようなゲームは、
高性能PCやゲーム機だけでなく、低性能機やスマホでも接続プレイできる幅広いクロスプラットフォーム対戦を実現している物が多く、ザクセリオンもその一つ。

例えば初回グラボを“ロースト”して解像度向上させる描写など機器性能による違いの描き分けもできており好感しました。
しかし、ここもスマホ版ザクセリオンのプレイ描写で分かる人にはクロスプラットフォームだと分かる描写があるのが、後半というのが何とも手遅れ感。

またザクセリオンは圧倒的グラフィックで世界観に没入させるリアル系FPSではなく、
明快なグラフィックでゲーム性を高めるスポーツ系FPS。

例えばジャングルを超リアルに描かれたら標的が視認できずゲーム性が損なわれますw
高レベルプレイヤーは床の材質による足音の違いから索敵しショットを決めるというウンチクからも、
ちゃんとeスポーツ取材した上で敢えて壁・床の材質も把握しやすい簡素なグラフィックのゲームにした意図を汲める人は汲めるのですが……。

それでもやはり作画やグラがしょぼいことには変わりないので、
ここも泣いて馬謖(ばしょく)の作画2.0点で。


【キャラ 3.5点】
主人公高校生少年・時野谷 瞬

ヒロイン・三枝 悠宇(さえぐさ ゆう)
女優として人気を獲得しつつある少女。
瞬の中学時代のオンライン上のゲーム仲間“ばくれつ君”でもあり、
正体を隠して、想いを寄せる瞬に接近する。

もう一人のヒロイン・稲月 望
瞬とリアルでゲーム仲間やっていた一年先輩の幼馴染属性。
悠宇の瞬へのアタックにより、望自身も瞬への恋慕を自覚する。

この辺りの三角関係までなら、ゲーマーがそんなに簡単にモテますかいw
とツッコミたくなる都合の良い凡庸なメインキャラ構成。


スパイシーなのは、そのトライアングルに{netabare} 兄のワイシャツの匂いを嗅いで悦に浸るw{/netabare}
超激重ブラコン属性で割って入る妹・時野谷 美桜(みお)
(※核心的ネタバレ){netabare} 実は身体的障害は既に癒えており、歩行を妨げているのは兄との共依存関係という幸福への執着。{/netabare}
という幸福の倒錯という本作の作風を象徴するキャラクター。
特に第9話はブラコン史に残る怪エピソードとして記憶に刻まれそうです。


さらにキャラ相関の闇鍋感を高めたのが、瞬と同じ先読み能力を持ち、
瞬をゲームを極めるあっち側の世界へと誘う強豪「SLEEPING OWL(スリーピングアウル)」メンバー・睦生(むつき)

無駄を削ぎ落としゲームに集中するため、家族を捨て、友人を捨て、
さらに{netabare} 食事はカレールーをストローで吸引w全裸でゲームをプレイw{/netabare}
と能率追求の極端なデフォルメが目立つ睦生。
ですが、プロゲーマーとはストイックな物との印象を持つ私。
実は彼が一番プロゲーマーのイメージに近いキャラでした。

アマチュア高校生の瞬たち「team FOX ONE」がそんなに簡単にプロには勝てないだろ?
との不満を抱いていた私にとっては、ストイック変人・睦生は壁として溜飲を下げさせられる貴重な存在でした。

そういう意味では、後半ようやく壁にぶつかった「team FOX ONE」に
遊びの延長ではなく統計データに基づいた地道な練習を課した
佐藤 星詩流(さとう せしる)の“鬼コーチ”ぶりも良かったです。

ただ睦生にせよ星詩流にせよ主人公に試練を与えるのが遅すぎた印象も。
できれば彼らを序盤から活躍させ主人公を挫折させるか、
瞬たちの中学生時代を深掘りして、プロ級の才能の根拠を明確にするか。
ここも構成にもう一工夫欲しかったです。


【声優 4.0点】
脚本、作画の援護射撃に期待できない以上、キャスト陣にかかる負荷は大きい。

ですが主演・瞬役の小野 賢章さんの夢のため何かを捨てるか否かの葛藤。

ヒロイン悠宇(ゆう)役の雨宮 天さんの清楚な女優の外面、ズボラなプライベート、人が変わる凶ゲーマーぶりの多面性表現。

望役・水瀬 いのりさんの瞬たちの、包容力のあるお姉さん属性が恋に落ちて余裕を無くす時。

この豪華声優陣ならばカバーなき無茶振りもこなします。

正直ヒロイン天ちゃんじゃなければ私もリタイアしていたかもしれません。
平凡な三角関係に天ちゃんとか、いのりんとか無駄使いだしwと思うこともありましたが、
愚痴りつつ、{netabare} 自室で裸を見られて動揺する{/netabare} ラッキースケベな天ちゃんのヒロインボイスなどは美味しく頂くのが私の声優ファン魂でもありw


妹・美桜役の麻倉 ももさんは序盤と後半でガラリと印象が変わる難役を好(怪)演。

あとは松岡 茉優さんはイケメン無双主人公だけでなく睦生のような変態ラスボス役でも実に突き抜けた怪演で魅せてくれますw


【音楽 4.0点】
劇伴はMONACAの面々が、会話劇を軽快に後方支援する「Ordinary」などの日常曲から、
前面で決めに行く“処刑用BGM”「Wining Protocol」まで、
得意のエレクトロ成分で恍惚感あふれるサウンドを提供。
サントラは結構お気に入りです。


OP主題歌はSennaRin「S9aiR」
作曲・編曲・澤野 弘之氏がオーケストラと勇壮なコーラスという特色を削ぎ落として提供したエッジの効いたテクノ曲。
一度、澤野氏がシンセサイザーだけで劇伴担当したSFアニメとか観てみたいと思ってみたり。

ED主題歌はsomei「Another Complex」
無難な青春バンドサウンドが、雨と人間模様の憂鬱が深まるに連れ、徐々に心の拠り所にw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

品質は微妙なアニメですが、eスポーツには興味あり!ですが…微妙な展開に…。う〜ん。そして、勝ったら全て解決しました!

 最終話(12話)まで観ました。2023.12.31

 勝ったら全て解決エンドでした。まだ、スタートラインに立ったばかりの様な気もしますが…。問題はプロになってからでしょう。

 勝てばクララも立つし、ユウもゲームOKになるし、ゲームカフェの借金も返済出来るってもんよってこと?

 ラスト、チームは何か良い雰囲気で終わりましたが、キモウトちゃん、あれ程ウザかったのに改心早すぎじゃね?主人公の瞬が色々悩んだの何だったのかな?

 他チームのホモとは良いライバルになれた様です。ストーカー化しそうでしたが…。

 主人公の瞬さん、結局、ダブルヒロインのどちらも選ばないし、ドロドロした人間ドラマを展開していた割にはサクッと終了!これならeスポーツの方にもう少し力を入れた方が良かったかな?

 全てが中途半端で、印象に残るのが酷いゲーム画面だけと言う謎の作品でした。

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 7話まで観ました。2023.11.19

 チームは何だかんだで快進撃します。プロも視野に入ってきました。しかし、主人公がグチグチ悩みます。

 ライバルはゲームのために学校も辞め、人間関係も断った地獄鬼みたいな勝負師で、主人公はこのライバルの誘いにも動揺します。

 ただ…、日本のプロゲーマーはまだ賞金とチームの給料だけでは食えず、ゲーム配信やYouTuberとして稼いでいる現状なので、人間辞めた様なキャラは持て余しそうです。

 海外のプロも、選手としての寿命が短いので、現役中に名を売り、引退後は配信者的なインフルエンサーとして生きていくセカンドキャリアもあるそうです。

 そのため、暴言を吐いて炎上するたぬかなみたいな人も多いとか…。

 その点、本作品の主人公は安泰です。無条件に兄好きな妹、自ら口説いてくるダブルヒロイン、友達思いの男衆二匹…。
 
 何だろ…。観ていて涙が出るほど恵まれています…。無条件モテ男の良くある恋愛モノと、あまり変わりませんね。
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 6話まで観ました。2023.11.18

 青春+eスポーツな本作品ですが、皆様のおっしゃる通り、売物のeスポーツ部分すら上手く描けていません。

 主人公の悲惨な身の上話が6話で明らかになりますが、どうでも宜しい!eスポーツと何も関係あらへん!

 もう少し、eスポーツについて調べてからアニメ化するのが宜しいでしょう。

 青春モノとしてはダブルヒロイン+ブラコン妹で主人公の勝ち確定、他の男キャラはモブの優雅な世界です。これ以上の発展はあらへんのやー!(魂のシャウト)

 世界的に人気のeスポーツですが、少し調べれば抱えている問題は明らかです。

 まず、選手のピークが10代後半で、20代前半で引退する選手が多いことです。

 これは、選手の育成システムが確立しておらず、人間の生理的ピークが競技能力のピークだと言うことを示しています。

 運動競技でも、体力的ピークは20歳くらいですが、鍛錬と経験で肉体的ピークが過ぎても一流で通用するのは良く知られた話です。

 この、選手としての寿命が短いことと、アマチュアとプロの境界が曖昧なまま、高額賞金大会が開催されていることが、魅力と制御不能性から来るカオスな状況を産みだしています。

 10代がピークで一番稼げるとなると、部活とかの学校的秩序内でコントロール出来ず、ドロップアウト組を生み出す社会問題になっています。

 現在、学校内秩序でコントロール出来ないスポーツに取り組み、学校から離脱すると、一流選手になって稼げ無かった場合、出身階層から下降します。アウトローのスポーツ、スケボーではこの兆候が顕著だそうです。(米国の話)

 主人公がブランクがあったり、競技に専念出来ない環境にあるのに強いのは、超能力があるからと作中で説明されますが、ガンダムのアムロじゃ無いんだから都合が良すぎです。

 eスポーツの闇も含めて魅力を描けない、競技画面もショボい、チョロインが多すぎる…。今の所、良いとこがありません。
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 2話まで観ました。2023.10.18

 ハイ!美少女ゲーマー頂きました!他のレビューサイトでも話題になっておりましたが、こんな女子いね〜。しかも、片手間でゲームやっている奴がプロに勝てるのかな?

 eスポーツでも、負傷して引退する選手が多いそうです。コンタクトスポーツじゃないのに怪我をするということは、相当厳しい環境で戦っているんですね。

 何か、eスポーツを舐めている感じがしますが、大会メンバー揃った様なので、次回が楽しみです。

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 1話観ました。2023.10.10

 eスポーツを題材にした珍しいアニメです。肝心のゲーム画面が酷いということで、話題になっております。

 FPS(一人称プレイヤーが戦うシューティングゲーム)とか、やったことが無いので詳しいことは分かりませんが、確かにグラフィックがPS2レベルです。

 動きも悪く、棒立ちのマスケット銃兵が、相手の白目が視える位置まで行進して、装填!狙え!撃て!的なテンポです。ナポレオン戦争オンライン?

 贔屓目に言っても西南戦争オンライン位の雰囲気で、るろうに剣心なら刀だけで活躍出来そうです。キャラが持ってる銃はスナイドル銃かな?スピード感はありません。

 しかし、アニメとしての品質は微妙ですが、個人的にeスポーツ業界には興味があるので、視聴継続です。

 ただ…、美少女ゲーマーがゴロゴロしている展開になりそうですが、それはやり過ぎな気はします。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

挑戦的な作品だったなとは思う。

{netabare}
eスポーツが題材のアニメ。
ゲーム題材の作品は多かれど、ここまでeスポーツを前面に押し出した作品は今までなかったし、新しいことに挑戦しているという点において嫌いな作品ではなかった。
ただ、やはりeスポーツだけで話を作るのは難しいのか、青春話や妹の話などと、eスポーツの話が半々ぐらい。

ゲーム描写に関しては、ゲーム用語や、PCに関する専門用語が出てくる側面においては良かったと思うけど、FPSをしっかりとやっている人から不満が出るのは分からなくもない。
作中ゲームの元ネタはルール的にも今流行りのVALORANTなんだろうけど、グラフィックがプレステ2レベルなのは少し気になった。
試合がご都合的・実際のeスポーツではありえないような進行・乏しすぎる知識などに関してはアニメの盛り上がりを作る以上ある程度仕方ないのかなと。
eスポーツ題材の本作に限らず、他のスポーツ漫画等でもそういうことは普通だし、そこは割り切れた。
試合の描写はそこまで気にならなかったけど、メンバーの殆どが知り合いなのはうーんって感じ。
ゲーム描写には一切関係ないけれど、リアルでの関わりも描く作品だからそこはもうちょっと現実味を持たせても良かったと思う。

ケチをつけようと思えばいくらでもケチをつけられるゲーム描写だったけれど、少なくともこのレベルでFPSのプレイ画面を実際に描いたアニメは他に存在しないと思うので、自分は新鮮みあって楽しめたかな。
FPSはそんなにやったことがないけど、ゲーム好きな自分としてはゲームがメインの作品が作られたというのが嬉しかったってのもある。

ただ新鮮だから楽しめただけで、eスポーツは全くアニメや漫画には向かない題材/描くのが難しい題材だなとも思った。
サッカーや野球作品の場合は「ボールを蹴る/撃つプレイヤー」を見ればいいけど、eスポーツ作品の場合、「銃を撃つゲームキャラを動かすプレイヤー」を意識しないといけないわけで、視聴者と作中キャラの間に通常よりももう一段階壁があるのがあまり入り込めない原因、または描写の難しさの要因になっていると思う。

ゲーム描写以外の話の方は面白くなりそうだった要素は中途半端に、どうでも良い方の妹の話だけが回収されて終わったので少し消化不良。
妹の話はそんなこと気にするとかシスコンすぎるだろ...って感想しかない。直接的な原因でもないのにあそこまでする理由が。
妹のために金を稼ぐまでは分かるんだけどね。
どちらかというとばくれつくんとの話の方を最後まで描いてほしかった感が否めない。ばくれつくんとの恋愛要素を含めても良かった。
あとは全部となると無理だろうけど、FOX ONEの過去メンバーの話や睦生くんのその後の話、借金の話など...。
この作品、主要キャラクターは現実的な範囲で個性あるキャラが多くて良かったと思うから。

色々文句は出てくる作品だったけど、先の読めない展開が多く毎週楽しみな作品であったことは間違いない。
チームFOX ONEの雰囲気や会話が好きだったから純粋に退屈しなかったのもある。
ダネコとか絵にかいたようなオタクキャラでいい味出してた。
ゲーム題材だけど味方内ではギスらずに、和やかな雰囲気だったのは好みでした。

作画は残念。曲はEDが好き。

私的評価:61点
私的ベスト回:4話
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
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