メガネで宇宙人なおすすめアニメランキング 3

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月06日の時点で一番のメガネで宇宙人なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.1 1 メガネで宇宙人なアニメランキング1位
銀魂゜(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (465)
3367人が棚に入れました
完結篇からのまさかの復活!!

天人(宇宙人)が来襲して、突如価値観が変わってしまった町、江戸。
宇宙人、高層ビル、バイクに電車などなど何でもありの世界で、変わらない“魂”を持った最後のサムライがいた。

男の名は坂田銀時。
通称、万事屋・銀さん。
いい加減で無鉄砲。
でも決めるところはさりげなく決めたりして…。

笑えて、泣けて、心温まる、銀さんとその仲間たちの生き様、とくとご覧あれ!

声優・キャラクター
杉田智和、阪口大助、釘宮理恵

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

デキるオタクはここで判断している?

2015年秋アニメも出そろいましたね。しかし、度胆を抜かれたというか……想像していた方向とまったく異なっていたのが「おそ松さん」ではないだろうか。初回の放送がスタートしてからカオスなネタと相次ぐパロディの連続に、ネット界隈を中心に「なんなのこれww(褒め言葉)」状態に。

その一方で「銀魂の監督とスタッフなのか。だったら納得」「監督の過去の作品からすると当然の展開」といった声も。うーむ……どうやらコアなアニメファンは監督などからも事前に情報を得て、放送開始前から内容を想定しているようだ。

【藤田陽一氏】
2015年秋放送:「おそ松さん」
過去に関わった作品(例):「銀魂」シリーズ(監)/「貧乏神が!」(監)/「ラブライブ!」(第2期)

とにかく各種パロディ&ハイテンションな演出で我々を楽しませてくれる藤田監督。2016年にはEテレで放送予定の「クラシカロイド」でも監督として携わるとのこと。Eテレと藤田監督……これは見逃せない。

揺れる長髪が魅力的!?アニメファンが選ぶ「もっとも長髪の似合う男性アニメキャラ」
第1位には、大人気の人情時代劇コメディー『銀魂』から、反幕府勢力『攘夷党』の党首「桂小太郎」が選ばれた。黒い長髪が特徴の整った顔立ちをした細身の青年で、「狂乱の貴公子」「攘夷志士の暁」「逃げの小太郎」の異名を持つ。ちなみに、「ヅラ」のあだ名で呼ばれ、それに対して「ヅラじゃない桂だ」と返すのが定番のやりとりとなっている。

「誰得のシリアス」「涙なしでは観れない」アニメ『銀魂』、ついに「将軍暗殺篇」突入でファンのテンションが…
今月3日、公式サイトで“12月2日より「将軍暗殺篇」に突入!”と伝えられたTVアニメ『銀魂゜』(テレビ東京系)。“待望の映像化、将軍暗殺篇、いよいよ開幕!!”とも謳われているのだが、ファンの反応は決して芳しいものではないようだ。

「週刊少年ジャンプ」で連載されている空知英秋氏の『銀魂』(共に集英社)。同作は、2006年~10年に『銀魂』、11年~13年に第2期&延長戦『銀魂’』と TVアニメ化し、今年4月より第3期『銀魂゜』を放送している。来月からスタートする「将軍暗殺篇」は、基本的に短編のギャグメインで展開される『銀魂』とは違い、シリアスな長編もの。

ざっと物語を紹介すると、第14代征夷大将軍・徳川茂茂の暗殺未遂事件から始まり、茂茂の護衛を任された松平片栗虎は、陸路(真選組)、海路(服部全蔵)、江戸城に御庭番の影武者(万事屋一行)を配し、本物の茂茂は海路を行く貨物船に潜ませるという安全策を計画。しかし、全蔵の裏切りにより茂茂は殺害され、さらに陸路には伊賀衆、海路には神威・高杉晋助が率いる春雨&鬼兵隊の連合艦隊が迫り……といった流れである。

『銀魂』の節目にもなるシリアス長編「将軍暗殺篇」。同編のアニメ化に際し、坂田銀時役・杉田智和は「コメントを控えたくなる位話に集中したいところ」、志村新八役・阪口大助は「我々の精神はシリアスに耐えられるのか」、神楽役・釘宮理恵は「スタジオの中はいつもと同じ顔ぶれなのに、『将軍暗殺編』はいつも以上にピンとした緊張感が張り巡らされているのを感じました」と、それぞれが重めなコメント。

とはいえ、今後の展開に大きく関わる「将軍暗殺篇」がアニメ化されるとあらば、その後のアニメ化すら約束されたようなものだとも思うが、ファンはあまり喜んでいない。当然、「シリアスなときほど傑作」「今回は欠かさず観るぞ~」「これは早く観たい」といった声もあるが、多くのファンは「もう!? 覚悟できてないよ」「遂に始動しちゃうんだ…」「この日が来てしまった」「無理無理無理、泣くもん」「涙なしでは観れない。つうか、すでに泣きそう」という望まぬ声が見られる。なお、これは同編の結末に起因する反応だ。

また、放送回数を気にするファンからの「何話でやる気?」「ダラダラ延ばすのはやめてほしい」「“さらば”(真選組)と半々くらいでやるのか?」「“さらば”は、『将軍暗殺篇』の様子見てからじゃね」といった声や、ギャグ好きからの「観なくていいかな」「笑える箇所がないんだよな。無駄に引っ張るし」「シリアスでいくならパス」「シリアス回何話かやってギャグ回に戻るパターン好きだから、シリアスだけで長い話は嫌だな」「誰得のシリアス」「ギャグ回は好きだったよ!今までありがとう」などの声も上がっている。

なんだか否定的な声が多く見られる「将軍暗殺篇」。しかし、すべては傑作長編として名高く、『銀魂』ファンならアニメ版を進めていく上で、いつかは乗り越えなくてはならない壁だからこその反応だろう。さあ、将ちゃんの男気を見届けようか。

声優・釘宮理恵のハマり役アニメキャラ
ツンデレを演じさせたら右に出るものはいない、「ツンデレの女王」として君臨している声優・釘宮理恵。くぎゅの愛称で親しまれている彼女の演技に惚れこんだ人も多いのでは?

『銀魂』のキャラクター《神楽》
アニメ『銀魂』は週刊少年ジャンプの人気漫画を原作としていますが、常に放送倫理ギリギリを攻めるアニメとしても有名になりました。放送開始初期には「釘宮さんにあんな下ネタを言わせていいのか」と、ファンから心配の声があがったほど。《神楽》はファンにとって、いろいろな意味で印象深い役になっているようです。

『ゼロの使い魔』のキャラクター《ルイズ・フランソワーズ》
釘宮理恵の声が好きで好きでたまらなくなるという通称「釘宮病」、その感染源のひとつとされるキャラクターであり、未だに根強い人気を誇っています。

【アニメキャラの魅力】ミントン、カバディ、あんぱん?目立たないけど実はデキル男「山崎退」の魅力とは?
江戸時代末期、地球に襲来した天人(あまんと)と侍たちのギャグ、シリアス、バトルの入り混じる物語『銀魂』。そこに登場する真選組の監察方「山崎退(やまざきさがる)」。主要キャラと呼ぶには地味過ぎ、モブと呼ぶには目立ちすぎる・・・。今回はそんな中途半端(?)な存在「山崎退」の魅力についてご紹介したいと思います。

■多すぎる趣味
『銀魂』の「山崎退」と言われてまず思いつくのが、「ミントン」「カバディ」「あんぱん」というキーワードでしょう。

山崎は物語に登場した当初からミントンをしています。花見の回で場所取りをしているはずの山崎。仕事を放置してミントン・・・。沖田さんの「山崎ならあそこでミントンやってますぜ」の言葉から、土方さんに追いかけられるシーンはとても印象的でした。他にも政府のお偉いさまの護衛をさぼってミントンをしたり、みんなが素振りしている横でミントンをしたり・・・と、うっとうしいまでのミントン押し。

カバディの登場は少ないですが、「ミントンじゃないの?」「カバディってなんだ?」と興味をそそられます。カバディについては・・・いまいちルールが分かりません(笑)山崎の謎が深まります。

その二つの後に登場したのが「あんぱん」です。監察方である山崎は、“張り込み”の仕事をすることが多いです。その張り込み中には「あんぱん」と「牛乳」しか口にしないというのが山崎の信念。なんだその間違った頑張り方は、というのが本心ですが、そんなところも可愛らしいです。最近ではあんぱんを敵に投げつけるという攻撃法まで登場し、“山崎=ミントンorあんぱん”という図式が完成しました。

■土方さんとの掛け合い
「土方十四郎」は真選組の副長、主人公「坂田銀時」のライバル(?)です。監察方という裏の仕事をしている山崎は、明るく快活な局長の近藤さんではなく、土方さんの命令で動くことが多いです。ゆえに二人セットでの登場が多く、その掛け合いはなかなか魅力的です。

仕事を放ってミントンをしたりカバディをして土方さんに殴られるシーンはもはやお決まり。沖田さんの「山崎ならミントンしてますぜ」からの土方さんの「山崎ぃぃぃいいいいい!」という流れに毎回にやにやします。張り込みが長引きすぎてあんぱん生活に疲れた山崎が、土方さんにあんぱんをスパーキングしたシーンには声をあげて笑うこと必至です。

そして不意に訪れるシリアス回。ミツバ編で土方さんと唯一情報を共有しているのが山崎だった時には、二人のその信頼関係に感動したものです。真選組動乱編では、殺されそうになりながら土方さんたちに情報を伝えようと這っていく姿。今までの間抜けな姿と全く違い、思わず涙が・・・。

■案外できる男
ギャグシーンが多く、他のキャラクターと比べて弱そう(主要キャラたちのように戦闘シーンが出ないので、強いイメージが付きにくい)な山崎ですが、監察方としての能力はピカイチです。お通ちゃんが人質に取られる場面では、人質の女性に扮した山崎が犯人グループの隙をついてお通ちゃんを救出しました。

山崎が情報収集をする場面が描かれることは少ないですが、要所要所で土方さんに情報を伝えるのはいつも山崎の仕事です。どこでその情報を得ているのかを考えると、描かれていないだけで実はしっかりと仕事をする優秀な男なのだと分かります。潜入捜査での変装など、地味だからこそ出来る事。たくさん描かれるギャグシーンと、時折垣間見る優秀さのギャップがまたたまりません。

もっと活躍シーンが見たいような、いつまでも地味でいて欲しいような、微妙な思いを抱えてしまう・・・そんな「山崎退」。『銀魂』を見たことがない人も、既に見ている人も、ぜひ「山崎退」にスポットライトを当ててみてください。面白い『銀魂』がさらに面白く感じられると思います。

【アニメキャラの魅力】全てをぶっ壊す!ミステリアスな魅力満載テロリスト「高杉晋助」の魅力とは?
江戸で繰り広げられる笑いあり涙ありのコメディアニメ『銀魂』に登場する、鬼兵隊総督「高杉晋助(たかすぎしんすけ)」。事件の黒幕だったりする事も多く、江戸を破壊しようとしたりと色々やらかします。突っ込みどころだらけの銀魂キャラの中で、全くボケたりツッコみもしない唯一のシリアスキャラなのですが・・・。今回は、そんな独特の異彩な雰囲気を放つ「高杉晋助」の魅力についてご紹介いたします。

■ド派手でミステリアスな外見
まず目を引くのは大きく胸のはだけた着物。鎖骨や胸元が丸出しで寒くないのかと思うほどにはだけた着崩し方は、大人の色気ムンムンでちょっとドキドキします。着物の柄はとにかくド派手。高杉の、“派手な事や祭が好き”というキャラクター性が如実にあらわれています。そして、そんな格好で三味線を引いたり煙管を吸う彼の姿はとてもセクシーなのです。『銀魂』OPに出てくる彼の立ち姿は、かっこいいを通りこして“美しさ”さえ感じます。

そして一番のキモは、左目にまかれた包帯。とてもインパクトがあります。この包帯によって、更に彼のミステリアスさは増しています。彼の包帯の下はどうなっているのか・・・、とても気になるところです。

■破壊主義
高杉の魅力は外見だけにとどまりません。言動、行動理念全てがとても魅力的です。

「俺はただ壊ただすだけだ・・・この腐った世界を」
「すべて壊すだけさ。獣の呻きが止むまでな」

このような台詞からでもびしびしと伝わってくる彼の破壊衝動。アンニュイささえ漂います。“攘夷志士の中で最も過激で最も危険な男”とまで言われているほどです。「腐った世界」や「獣の呻き」など、厨二病溢れる単語をよく使いますが、そんな台詞も恥ずかしげもなくさらりと言ってしまうかっこ良さ。独特の笑い方も相まってゾクゾクしてしまいます。

そして、彼は銀さんや桂の恩師でもある、「吉田松陽(よしだしょうよう)」先生をなくしてしまった世界に復讐するため、あの手この手で江戸幕府を破壊しようとします。とにかく破壊を追い求める姿、そのストイックさにキュンキュンします。

■ギャップ萌え
高杉はただシリアスなだけではありません。過去の彼は銀魂キャラらしく少し抜けたところも。高杉は銀さんに比べて身長が低いのですが(参考:銀さん177cm、高杉170cm)、銀さんたちと共闘していた攘夷戦争時代には、銀さんから「チビ」などとからかわれて銀さんを殴ったり・・・。他にも、銀さん、桂、坂本たちと缶蹴りに興じたりするノリの良さがあったり、異様なほどヤクルトに執着したり・・・と、実は意外と可愛い一面もたくさんあるのです。そんな彼がやさぐれてしまったのは、やはり恩師であった松陽先生を失ってしまった事が大きいのでしょう。

■銀さんとの関係
高杉は銀さんの最大の宿敵といえるでしょう。攘夷戦争後の再会時、銀さんの後ろから斬りかかろうとしたり、共闘していた攘夷戦争時代にも遊女の事で喧嘩して、お互い1ヶ月も口を利かないほど・・・。しかし、高杉と銀さんは、ただ仲が悪いというわけではないのです。

紅桜編の高杉は「岡田似蔵(おかだにぞう)」に対して、「二度と俺達を同志なんて呼び方するんじゃねェ。そんな甘っちょろいモンじゃねーんだよ俺達は」などと、意味深な台詞を言っています。銀さんは銀さんで、再会時に高杉に斬られそうになっても、木刀を抜かずにグーで殴ったところを見ると、何か思うところがあったのかもしれません。きっと高杉と銀さんはどこかでお互いを気にかけているのでしょう。2人の間には見えない強い絆があるのではにないでしょうか。

原作ではもっと深く高杉と銀さんとの関係が掘り下げられていますので、2人の関係が気になる方は是非原作もお読み下さい。「高杉晋助」の今後のさらなる活躍、楽しみで仕方ありません。

入れ替わって何する!?アニメファンが選ぶ「一日だけ入れ替わりたいアニメ・漫画の同性キャラ」
女性が選ぶ“入れ替わりたい女性キャラ”の第1位には、大人気の人情時代劇コメディー『銀魂』から、本作のヒロインでもある「神楽」がランクイン。もちろん彼女のような自由奔放な生活を体験してみたいという思いもあるのだろうが、どちらかというと彼女の周りにいる魅力的な男性キャラクター達との楽しい生活を夢見る、そんな女心が反映された結果と言える。

この子だけには気をつけろ!?アニメファンが選ぶ「怒らせたらもっとも怖い女性キャラクター」
第1位には、実写映画化も話題となっている、圧倒的な力を持つ巨人に抗う人間たちの戦いを描いたファンタジーバトル漫画『進撃の巨人』から、主人公の幼馴染で同作のヒロイン「ミカサ・アッカーマン」が選ばれた。女性で2位、男性で3位と、男女ともに多くの票を集め、性別関係なく誰もが認める「怒らせたらもっとも怖い女性キャラクター」となった。ちなみに同キャラは、以前キャラぺディアにて発表した「もっともカッコイイと思う女性キャラクター」でも堂々の1位を獲得している。

続いて第2位に選ばれたのは、大人気の人情時代劇コメディー『銀魂』から、江戸一番の美少女であり、志村新八は実姉でもある「志村妙」。実際に戦う描写は多くないが、拳の一撃で人間を10mほど吹き飛ばし、飛び蹴りで巨大なゴリラ型宇宙人をなぎ倒すなど、全体的にその戦闘能力は高い。女性を中心に多くの票を集め、女性ランキングでは1位となっている。

そして第3位には、川原礫によるライトノベルが原作の人気アニメ「ソードアート・オンライン」から、ヒロインである「結城明日奈(ゆうきあすな)」がランクイン。良家の令嬢でありながらSAO最強クラスの剣士、また数少ない美しき女性プレイヤーである。総合1位の「ミカサ・アッカーマン」同様、「もっともカッコイイと思う女性キャラクター」では2位を獲得。その他のランキングでも常に上位にランクインする人気キャラクターである。

【アニメキャラの魅力】ボクっ娘か百合キャラか!?悩み多き名家の跡取り「柳生九兵衛」の魅力とは?
幅広い世代に人気の『銀魂』は、万事屋を営む「坂田銀時」を中心に、ギャグとシリアスが絶妙に混じりあうSF時代劇人情コメディです。今回は、悩み多き剣術家「柳生九兵衛(やぎゅうきゅうべえ)」の魅力についてご紹介いたします。

■複雑な生い立ち
整った顔立ちに眼帯、長い黒髪をポニーテールにして自らを「僕」と言う柳生九兵衛。一見男の子のようですが、実は女の子です。剣術の名家・柳生家に生まれ、嫡男として育てられたため、体は女でも心は男となってしまいました。更に、男性が苦手で、触れると「僕に触るなァァ!」と将軍さえ投げ飛ばします。セレブ侍ながら多くの悩みを抱えて葛藤する九兵衛は、他のキャラにはない魅力が満載なのです。

■「堅物クソ真面目キャラ」(by桂)
自分の性別に対してコンプレックスを持っている彼女は、女性にも男性にも憧れがあります。悩みが悩みだけに『銀魂』では下ネタに直結し、「堅物クソ真面目」という性格も災いし、本人はいたって真面目ながら過激なギャグになってしまう事もしばしば。また、合コンに鎧と馬で現れるなど、育ちが良いせいか世間知らずで人を信じやすく、そこがまた面白くかわいい魅力です。

寿限無回でもその性格が災いし、さるお方に「寿限無寿限無ウン(略)ビチグソ丸」という、とんでもなく長い名前を付け、毎回それを律儀に呼んでいました。アニメは面白かったものの、本当に大変だったと思います(声優さんが)。

■お妙が大好き
そんな九兵衛は「志村妙」と幼馴染で、幼い頃にお妙を守るために左目を失明しています。強く優しいお妙が大好きな九兵衛。最初はお妙を強引に嫁に取ろうとしましたが、今では親友に。ただ、九兵衛の愛情表現は“友人以上”のことも多く、「近藤勲」とは恋のライバルの様相を呈しています。しかし、幼い頃からずっとお妙を慕い、尾美一篇では近藤と共にお妙の幸せを第一に願っており、恋か友情かはともかく、九兵衛のお妙への思いは誠実なものなのです。

■実は美少女
普段は男装の九兵衛ですが、女性らしい服もモジモジしながら着ています。ツインテールに二―ハイソックス。小柄ながらスタイルも良く、まごうことなき美少女です。世話役の「東城歩」は「若はゴスロリが似合う」とゴリ押ししており、彼の普段の変態性にはドン引きですが、そこだけは大いに同意できます。特に2年後(イボ)篇で登場した時は、それはもう衝撃的な可愛いさでした(余計な物が付いていましたが)。男女逆転篇では超イケメンに変身していましたし、九兵衛は、素晴らしい容姿的素質を持ったキャラなのです。しかも美乳。

■特徴は多いがキャラは迷走
そんな九兵衛ですが、ジェンダーの悩みは常につきまとい、自分でも「本当になりたいのは男なのか女なのか」「百合キャラなのか僕っ娘なのかキャラもブレブレ」と言っています。そして訪れた試練が前出の「男女逆転篇」でした。見た目のインパクトに話題が偏りがちですが、このエピソードは「男とか女ではなく、自分らしく生きよう」という『銀魂』らしい素敵な結末を迎えています。九兵衛の抱えている悩みは複雑で、おそらく今後も悩む事があるでしょう。しかしもう彼女は、それさえも“自分らしさ”として受け入れて生きていけるのだと思います。

自分の生い立ちには納得しつつも、自分の性に関してはいつも葛藤し暴走する「柳生九兵衛」。しかし、そんな悩みを抱える人間らしさが、逆に彼女を魅力的にするのです。強くて可愛い「九ちゃん」が、ありのままの自分を好きになれることを心から祈っています。

【アニメキャラの魅力】こんな大人になっちゃダメ!?マダオこと「長谷川泰三」の魅力とは?
原作の連載もアニメ放送も長期に渡り、いまや国民的人気を博す『銀魂』。これだけ長いとキャラも沢山いるわけですが、今回は、原作で第二訓から登場している作品一不運な男マダオこと「長谷川泰三(はせがわたいぞう)」の魅力をご紹介いたします。

■まるでダメなオッさん、略して「マダオ」を世に知らしめる
サングラスがトレードマークで、段ボールを小脇に抱え、人生を彷徨っている38歳無職「長谷川泰三」。今では本名より「マダオ」と呼ばれることが多くなっています。なお「マダオ」には沢山のパターンがあり、「負けないダンディな男」「マイケルダグラスみたいな男」など、作中でしばしば新作が現れます。また、「マダオ」という言葉は、今や『銀魂』以外でもネットを中心にかなり使われており、“銀魂はよく知らないけど「マダオ」の意味は知っている”という人さえいるのではないでしょうか。この言葉をこれだけ世に浸透させたのは、『銀魂』と長谷川さんによる功績(?)が大きいでしょう。

■人生が転落するほどキレが増すギャグ
長谷川さんは元々下級武士の出身で、高級官僚の娘ハツと結婚し、入国管理局の局長というエリート街道を邁進していました。しかし、一時のテンションに身を任せてハタ皇子を殴り飛ばし、転落人生を歩み始めます・・・。最初の頃こそ職を転々としていましたが、今やホームレス、もしくはただの“グラサン掛け機”になりました・・・。しかし、堕ちれば堕ちるほどキャラは際立ち、目は闇となり、メインのギャグ回も増えました。個人的に大好きな、アニメ136話のマンション探しの回は、テンポと間が最高で長谷川さんのツッコミも冴え渡り、何度見ても笑えます。

■親しみやすく憎めない人柄
局長時代と違い、今ではすっかり人の良さが溢れ出ている長谷川さん。銀時とは良い飲み仲間です。生活がイマイチ安定しないダメっぷりが似ている事もあり、二人は気の合う間柄なのでしょう。長谷川さんの気取らず誰とでも仲良くなる、憎めない人柄も大きいと思います。彼は桂や近藤とも親しく、子供たちにも意外と人気があります。今は家を出ていってしまったハツも、きっと彼のそんな所に惹かれたのでしょう。ハツは名家のお嬢様ですが、長谷川さんの為に時にはボロを身に纏い土下座をし、別居をしている今でも長谷川さんを気遣っています。長谷川さんも時折連絡を入れたりと、2人の仲の良さを感じさせます。

多くの主要キャラが人間離れした強さを持ち、ヘビーな過去を背負っている中で、どちらかというと普通で、いつまで経ってもうだつの上がらない、しかしそれ故に親しみを感じさせるのも長谷川さんの魅力だと思います。

■愛すべきマダオ
そんな長谷川さんですが、実は何度か脱マダオの機会がありました。しかし、例え「クイズマダオネア」で一千万円を手に入れたり、就職できるチャンスがあっても、人が良過ぎるため、他人の幸せの為に自らそれを譲ってしまうのです。

長谷川さんはダメな大人の代名詞のように言われています。しかし、そのダメさは時に自分よりも周りの人の幸せを優先する、素晴らしき優しい“ダメさ”なのです。大事なところで人として真っ直ぐに生きる、人情味あふれる長谷川さんは、つい応援したくなる愛すべき「マダオ」なのです。誤解を恐れずに言えば、長谷川さんは『銀魂』という作品と同じで、「(い)なくてもどうにかなるけど(い)ないと寂しい」というキャラだと思います。そんな親しみやすく目の離せない「長谷川泰三」。これからも力一杯応援していきたいと思います。

【アニメキャラの魅力】残念なドМ美女!?始末屋さっちゃんこと「猿飛あやめ」の魅力とは?
男性にも女性にも大人気の作品『銀魂』。今回は、主人公「坂田銀時」に対して、過激すぎる求愛行動をとる「猿飛あやめ」の魅力についてご紹介いたします。

■黙っていればナイスバディのクール風美女
猿飛あやめ、通称「さっちゃん」は、元は幕府の隠密・御庭番衆の“くノ一”で、現在は始末屋として正義の暗殺稼業をしています。紫色のロングヘアに、忍び装束でナイスバディな身を包み、メガネを掛けた一見クールな知的風美女。泣きボクロがチャームポイントの彼女は、口を開けばその変態っぷりが炸裂する“残念な”美女なのです・・・。また、忍の腕は超一流なものの、ド近眼ゆえメガネを落とす度に窮地に陥ります。

■銀さん大好き!な変態
始末屋の仕事中に出会った銀時に恋心を抱き、ついでに己の変態性にも目覚め、いまやドМになってしまったさっちゃん・・・。自らを「メス豚」と呼び、縛られ吊るされ、しかし本人は大変嬉しそう。『銀魂』全キャラの中でも「東城歩」と並ぶ変態キャラに成り上がり(下がり?)ました。ちなみに、М属性は銀時専用のようで、他のキャラへはむしろS気味です。

銀時へのアプローチは激しく、万事屋に忍び込むことは勿論、室内をこっそり改造して銀時を観察するようなストーカーと化しています。元は超一流のくノ一ですから、ストーキングもお手の物です(ほめてません)。そしてその変態さに、より磨きをかけているのが中の人。声優「小林ゆう」さんの素晴らしい演技で、さっちゃんの変態性は大きく増していると思います(ほめてます)。

しかしそんな過激な行動さえ実は照れ隠しでは・・・?と思われるフシが。なぜなら、普段あれほど積極的にも関わらず、いざ正攻法で迫るとなると、恥ずかしくてテンパってしまうのです。また、銀さんから初めてプレゼント(?)を貰った時も、片時も離さず喜んでいました。その行動の極端さゆえに霞がちですが、さっちゃんは、基本的にとても可愛い恋する乙女なのです。ただそれが、少しだけおかしな方向に表現されてしまうだけで・・・。

■素直ではない友情
さっちゃんは、「志村妙」や「月詠」を一方的に恋のライバルとして見ています。しかし、そこに「柳生九兵衛」も加えて、4人で一緒に行動したり協力して敵と戦ったりする事もしばしば。また、劇場版第2作では、病に倒れたお妙に対して、叱責のような励ましをしてその友情に涙を誘いました。なんだかんだで彼女たちは良き友であり、素直でないさっちゃんの“憎まれ口の裏に垣間見える優しさ”にグッときてしまうのです。

■服部全蔵との腐れ縁
忍者学校で一緒に学び、御庭番衆頭目だった「服部全蔵」とは、いまでも仕事で連絡を取り合う仲です。付き合いの長い二人は、クールな仕事仲間ではありますが、それとなくお互いの近況を気にしている様子です。そんな二人の関係が、がっつり語られるのが「将軍暗殺篇」。まだアニメにはなっていませんが、シリアスモード全開の本エピソードは、さっちゃんの忍としての強さと格好よさはもちろん、彼女の仲間を思う気持ちや、正義感がひしひしと伝わってくる良作です。早くこのストーリーをアニメでも観たいと思っているのは私だけではないはず・・・。

ギャグ要員としても欠かせない、さっちゃんこと「猿飛あやめ」。美人でドMで恋に一途な彼女の迫力に、最初は驚かれる方もいらっしゃると思います。しかし回を重ねるごとに、だんだんそれが快感になってきて、彼女の魅力に引き込まれること請け合いです。さっちゃんの突き抜けたギャグと女性らしい素敵な魅力が、皆さんにより伝わることを願っています。

【アニメキャラの魅力】ムラムラし過ぎなストーカー!?最高のリーダー真選組局長「近藤勲」の魅力とは?
いまや国民的人気作品と言っても過言ではない『銀魂』。本作で、主人公「坂田銀時」率いる“万事屋”と人気を二分する組織が “真選組” です。今回は、個性的すぎる隊士たちをまとめる真選組局長「近藤勲」の魅力についてご紹介いたします。

■自然体でギャグを量産
立派な体格に黒髪短髪、顎には薄く髭をたくわえ、黙っていれば威厳がありそうな近藤。組織の長と言えば、品行方正で隊士の模範・・・なんて人物像が定番ですが、近藤は違います。銀時たちにはゴリラと呼ばれ、下ネタ満載で、時には体中にハチミツを塗りたくり、裸でお尻にネギを刺され、裸でバイクになり・・・。知らない人には何を言っているのかわからないとは思いますが、近藤はそんな存在自体がギャグのようなキャラなのです。

しかしそれが近藤の大きな魅力の一つ。銀魂では一部で「将軍回にハズレ無し」と言われていますが、将軍はたまに出てくるからこそより光るのであり、レギュラーで当たり前のようにギャグを量産しているのは近藤といえます。彼がいなければ、銀魂のギャグのキレはここまでにならなかったのでは・・・とさえ。

■恋い焦がれるあまりストーカーに!
近藤の代名詞と言えば、そう、「ストーカー」。なぜ警察組織である真選組の長が犯罪者に!?と思う読者もおられるでしょうが、仕方がありません。近藤はストーカーなのです。新八の姉「志村妙」を慕い、ストーキング。その仲を誤解した銀時とは決闘までおこないました。“お妙のいるところ常に近藤あり”というほど神出鬼没に現れるので、当初はツッコミが入っていましたが、最近はもう当たり前の光景と化しています。ここまできたらストーカー冥利に尽きるのではないでしょうか(あくまでも犯罪です)。

行動はもちろんアレですが、しかし近藤の想いは本物。お妙のことを心から大事に思い、一途に尽くす近藤の姿は、実は理想の恋人像なのかもしれません。

■大将としての器
問題行動ばかりの近藤ですが、もともとは剣術道場の跡取りで剣の腕もたち、隊士からの信望も厚い男です。性格はおおらかで大変なお人よし。沖田には「アンタの悪い所は人が良すぎるとこだ」「誰でも信じて疑おうとしねェ」と言われるほどです。

そんな近藤の魅力がよく現れているのが、「真選組動乱篇」です。このエピソードは土方や沖田の見どころも多く、真選組ファンとしては見逃せない一篇です。しかし、近藤にフォーカスを当ててみると、本当に彼の人柄と慕われ方がよく分かるのです。近藤は土方に言います。「俺は一度としてお前達を家来だと思ったことはねェ ~ 俺達ゃ五分の同志(なかま)だ」と。そして、「謀反を起こされるのは大将の罪」と、自分の命を狙った伊東鴨太郎さえも助けようとするのです。そんな近藤だからこそ、土方に「あんたは真選組の魂だ」とまで言われ、多くの隊士が命を預けるのでしょう。

誰をも受け入れ、自分のポストの重要さを知り、責任を取ろうとする。大将として、これほど大きな器を持っている人がどれだけいるでしょうか?近藤に変なプライドは似合いませんし、本人がその言葉を使うことも無いような気がします。しかしあえて使うならば、近藤のプライドとは、自分の為にではなく常に周囲の人々の為に向けられ、「護るべきものも護れんふがいない男にだけは絶対になりたくない」という姿勢とこだわり。それは、銀時や『銀魂』という作品にも通じる漢気だと思います。

普段どんなにバカで下ネタばかりでも、いざという時は人間として大きな器を見せる「近藤勲」。女性にはイマイチモテませんが、あのくせ者の土方や沖田がついていくくらいですから、その魅力は計り知れません。ギャグもシリアスもこなす振り幅の大きな「近藤勲」の活躍をこれからも期待しています。

将来はあのキャラのように!?アニメファンが選ぶ「自分の子供に付けたいアニメキャラの名前」
第1位には、川原礫によるライトノベルが原作の人気アニメ「ソードアート・オンライン」から、ヒロインである「結城明日奈(あすな)」が選ばれた。同キャラクターは【もっとも恋人にしたいキャラクター】【水着姿が似合う(見たい)キャラクター】【手料理が食べてみたい女性キャラクター】【クラスで隣りに座って欲しい学生キャラクター】でも全て1位を獲得。いずれ子供が出来たら彼女のような女性に育って欲しい。そんな思いの込められた男性票を中心に、堂々の総合1位獲得となった。

続いて第2位に選ばれたのは、大人気の人情時代劇コメディー『銀魂』から、真選組一番隊隊長「沖田総悟(そうご)」。飄々とした江戸っ子口調が特徴の「毒舌」「ドS」なキャラクターで、「サディスティック星から来た王子」と称される事も。圧倒的な女性票により、総合でも上位に食い込む結果となったが、女性ランキングでは1位となっている。

今好きな漫画家は誰!?アニメファンが選ぶ「好きな漫画家ランキング2015」
第1位には、大人気の人情時代劇コメディー『銀魂』の作者である「空知英秋(そらちひであき)」さんが選ばれた。独特のギャグセンスとキャラクター、さらに感動を誘う人情話、バトルなどによるシリアスな展開など、視聴者の想像を越えていく様々なストーリーに魅了されたファン達の投票により、堂々の1位を獲得することとなった。

続いて第2位に選ばれたのは、「週刊少年ジャンプ」にて連載される、冒険・友情をテーマに掲げた海洋冒険ロマン『ONE PIECE』の作者である「尾田栄一郎(おだえいいちろう)」さん。たくさんの魅力的なキャラクター、絵のクオリティ、感動的なストーリー展開など、投票理由も多岐に渡る結果に。特にそのキャラクターそれぞれにこだわった魅力を評価する読者は多い。

そして第3位には、「週刊少年ジャンプ」を中心に、『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』などの大人気作を生み出し、1980年から90年代の「ジャンプ黄金時代」を支えた立役者「鳥山明(とりやまあきら)」さんがランクイン。作品の魅力はもはや言うに及ばず、若い世代が中心の同ランキングにおいて、総合3位に食い込む人気はさすがの一言。ちなみに男性ランキングでは堂々の1位を獲得している。

本音はどこにある!?アニメファンが選ぶ「もっともあざといと思う腹黒キャラクター」
第1位には、大人気の人情時代劇コメディー『銀魂』から、真選組一番隊隊長「沖田総悟(おきたそうご)」が選ばれた。飄々とした江戸っ子口調が特徴の「毒舌」「ドS」なキャラクターで、「サディスティック星から来た王子」と称される事も。作中では読者すら騙そうとする事もあり、あざとい腹黒キャラのトップに選ばれるのも十分に頷けるのではないだろうか。

春は年間を通じてもっとも多くのアニメがスタートする季節。1クールアニメはもちろん、半年や1年にわたってオンエアされる作品も揃っている。
ヒット作・話題作を振り返って、これからの展開に期待していこう。

「宇宙戦艦ヤマト」以来の伝統に乗っ取って、アニメ「銀魂」が2年ぶりに復活。初回のラストでは「ドラゴンボール」のキャラがほぼそのまま登場するなど、過激なパロディはいまだ健在。カット割りまでオリジナルと似せる気合の入れようで、いい意味で変わらない新シリーズを満喫できそうだ。
「銀魂」はこれまでも「ドラゴンボール」をネタにすることが多かったが、今期は現時点で何度も登場している。まるで終わることが許されないアニメとしてシンパシーを感じているかのよう。初回にアニメ化されたのが、時の流れを止めてしまう三千世界時計のエピソードだったのも何やら示唆的である。今夏スタートする「ドラゴンボール超(スーパー)」とともにジャンプ原作アニメを追いかけていきたい。

“性的表現がひどすぎ”疑惑のアニメ『銀魂』 ネット民はむしろ歓喜!?
現在放送中のアニメ『銀魂』(テレビ東京)に対し、放送倫理・番組向上機構(BPO)へ意見が殺到しているようだと、ネットを中心に話題となっている。

BPOの公式サイトでは、青少年委員会に寄せられた意見として、「夕方のアニメ番組で性的な話題が取り上げられたことについて多くの意見が寄せられた」と紹介。抜粋された意見には、「夕方6時台のアニメ番組での性的表現がひどすぎた。疑似性交用の人形のようなものや、いわゆるSMプレイに使う道具などが露骨に描かれ、使用されていた」というものも。

ネット上では、このアニメ番組は、毎週水曜18時より放送中(一部放送局を除く)のアニメ『銀魂』だとされている。というのも、4月29日に放送された第269話「エロ本隠して○○○隠さず」では、主要キャラクターが亀甲縛りにさせられたり、SM嬢、三角木馬、鞭、ボールギャグなどが描かれていたりと、BPOに寄せられた意見の情報と一致する部分が多い。先の意見では「放送局はいったい何を考えているのか。まだ、小学生が視聴するような放送時間帯である」と、指弾されている。

アニメへの意見がBPOに寄せられるのは、今回に限ったことではない。そのたび、こうした批判的意見に対してファンから反発する声が上がることはままある。ところが、今回の騒動では、BPOに寄せられた意見に対する批判の声よりも、「『銀魂』はこれが通常運転」「『銀魂』は苦情が入るまでがネタ」と、この騒ぎをネタとして楽しむ声が多数上がっている状態だ。

以前にもアニメ『銀魂』は民主党の蓮舫議員のパロディネタが原因ともいわれている放送中止騒動があったり、今シーズンの初回放送でも野々村竜太郎・元兵庫県議会議員のパロディネタを繰り広げたりと、“お騒がせ作品”としてネットを沸かせてきた。原作マンガと共に、その“高い自由度”で人気を博しており、ネットからは「いいぞwもっとやれww」と、期待する声までもが上がる。

「まったく こりない 悪びれない」というフレーズでも知られるアニメ『銀魂』だが、今回の騒動も「我が意を得たり」といったところだろうか……。

もっと人間らしい仕事がしたい――年収110万円「アニメーター」の実態をどう見るか
若手アニメーターの平均年収は110万円――。アニメーターなどでつくる業界団体「日本アニメーター・演出協会」(JAniCA)が4月下旬に発表した「アニメーション制作者 実態調査報告書 2015」で、若手アニメーション制作者が厳しい労働環境に置かれていることがわかり、話題になっている。

この調査は、日本のアニメーション制作者の実態を把握するために、文化庁がJAniCAに委託して実施した。仕事内容や就業形態、平均作業時間、年間収入などが項目にわけて調べられている。調査期間は2014年8月1日から9月30日で、759人から回答があった。

●「アニメ業界は一度滅びたほうが良い」
報告書によると、回答者全体の年間平均収入(2013年)は332.8万円だった。若手が担当することが多い「動画」(原画と原画の間の動きを作画する担当)は平均111.3万円と低い水準だった。また全体で、1カ月あたりの作業時間は平均262.7時間にのぼり、うち15.9%が「350時間を超える」と回答した。

過酷な労働環境を受け、自由記述欄には「もっと人間らしい仕事がしたいです」「とにかく忙しい。ごはんが食べれない(時間がなくて)」「アニメ業界は一度滅びたほうが良い」といった言葉が並んだ。こうした結果に対して、ネットでは「やりがいの搾取の典型だ」「『クールジャパン』とかいう前にアニメーターの劣悪な待遇を何とかすべきではないのか」といった声もあがっている。

今回のアニメーション制作者の実態調査について、アニメや漫画などへの造詣が深い専門家はどう見るのか。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)の客員研究員で、現役官僚でもある境真良氏に聞いた。

●「最低賃金」を下回る若手アニメーターの過酷の環境
「日本アニメーター・演出協会(JAniCA)の実態調査は、2008年に続き、今回で2回目です。こうした実態調査が行われるようになったこと自体は、極めて歓迎すべきことだと思います。

しかし、内容は決して歓迎できることばかりではありません」

境氏はこのように切り出した。どんな点に注目したのだろうか。

「調査によると、アニメーション制作の仕事そのものは増加しており、回答者の半数が常に仕事がある状態となっています。

それは素晴らしいことですが、反面、1カ月の平均作業時間が262.7時間、回答者の15.9%が350時間を超えるという非常に過密なものになっています。

また、それだけ働いても、平均年収は332.8万円です。しかも、これは『監督』(648.6万円)や『総作画監督』(563.8万円)など、企画や統括担当者を加えての平均です。現場作業の末端である『動画』では111.3万円、仕上げは194.9万円、原画でも281.7万円と、決して高くはありません。

特に『動画』については、労働時間によっては東京都の最低賃金ベースでの月給試算を下回る状況です。社会保険の加入状況などと組み合わせて考えてみると、おそらく、雇用契約ではなく、報酬額が最低賃金に縛られない『業務委託契約』を結んでいるのではないでしょうか」

●状況を改善するには、アニメの制作費自体が増える必要がある
どうして、そんな厳しい労働環境が生まれているのだろうか。

「アニメを作るという仕事の魅力は、アニメの現場に人を集めます。そのため、労働市場的に『供給過多』となり、収入も低くなりがちです。

しかし、労働市場の均衡点がどこにあろうと、最低賃金は満たすべき最低の基準であり、それを迂回するために『業務委託契約』という形態をとっているとすれば、批判は免れないでしょう。

ただ、こうした状況が、優秀な技能者を集め、育む環境として決して望ましくないことは、現場の経営者もさすがにわかっていると思います。それが問題意識のレベルに留まっていることは残念ですが、彼らだけを責めることはできないのではないでしょうか」

どのようにして、こうした状況を改善していったらいいのか。

「状況を改善するには、アニメの制作費自体が増えなければなりません。それには、海外展開のようなワンソースマルチユース的な収益の開拓も重要ではありますが、なにより、制作資金を決める資金提供者からアニメにお金を支払う消費者まで、広くアニメそのものの価値に対する理解が不可欠であると思います。

政府にも、制作費自体の増加を促す制度的枠組みを望みたいところです。そうすることで初めて、私たちは、アニメを日本の『文化』や『産業』として認めているといえるのではないでしょうか」

境氏はこのように述べていた。

優しさ?厳しさ?それとも指導力?アニメファンが選ぶ「もっとも上司にしたいアニメ・漫画のキャラ」
第2位に選ばれたのは、大人気の人情時代劇コメディー『銀魂』から、主人公の「坂田銀時」。「万事屋銀ちゃん」という何でも屋を営んでいる銀髪天然パーマの侍である。基本的に無気力かつだらしなく適当ではあるが、内心は人一倍正義感が強く、情に厚く仲間思いでもあり、仲間を救うためならどこであろうと駆け付け、多勢に無勢の状況でも臆せず立ち向かう。仲間=部下であるなら、こんなに頼もしい上司はいないかもしれない。

円盤が売れないと、なぜ続編が作れない? アニメ監督のツイートでも話題の“深夜アニメのビジネスモデル“とは
4月7日、アニメ『銀魂』シリーズの監督などで知られる高松信司氏が自身のTwitterでアニメのビジネスモデルについてツイートし、話題になっている。本稿では高松監督の発言を踏まえ、改めてアニメ(主に深夜アニメ)のビジネスモデルについて、紐解いていこう。

ことの発端は、先日最終回を迎えた『美男高校地球防衛部LOVE!』の第二期放送を希望するファンの声を受けての高松監督のツイート(@takama2_shinji)だった。以下、主要な部分を引用しよう。

(引用者補足:アニメの)継続の決定は製作委員会がするものだけれど、主な要件はBlu-ray DVDの売り上げです

深夜アニメの制作費はその全てが委員会の持ち出しなので、確実に黒字になるという目算が立たないと二期にはGOが出ない

1クールのアニメを作るのに、ざっくり1億5千万から2億くらいかかるので、それを円盤の利益だけで埋めようというのは、けっこう無茶なビジネスモデルですが、今の深夜アニメはほとんどこの形態ですね。

「良質なアニメ」や「面白いアニメ」が、円盤が売れなかったというだけで葬り去られていくのは忍びないなあ…何かもっと他のビジネスモデルはないんだろうか?

(以上、高松監督のツイート(@takama2_shinjiより引用)

まず、現在のアニメの製作においては“製作委員会方式”が主流といわれている。“製作委員会方式”とは、制作費や許諾料といった、アニメの制作から放送などにかかる費用をさまざまな企業からの出資で賄うスタイルだ。出版社やゲーム会社、テレビ局、レコード会社、広告代理店、配信会社やビデオメーカーなど、“製作委員会”に名を連ねる出資社は多岐にわたり、多くの企業が出資をすることによって、出資リスクを分散する狙いがあるとされている。高松氏が言及するように、現状の深夜アニメにおいては、製作委員会の資金回収はBlu-rayや DVDといったパッケージ販売に依存しているのが一般的だ。つまり、基本的に深夜アニメの“商業的な意味での成功”とは“パッケージが売れる”ことであり、そのため、ある程度“パッケージが売れる”≒“商業的に成功する”作品でないと続編の製作などは難しいというのだ。

また、1クールの30分アニメを制作する場合、1話あたりの制作費は1000万円程度で、12話前後の1クールだと約1億2000万~2億円とされる。また、制作費に加えて、放送枠料金もかかってくる。深夜アニメは、こうした膨大な出資をほぼパッケージの利益で埋めている状態だ(そのため、アニメのパッケージ商品は高額になりやすいとされる)。

こうした「パッケージに依存するビジネスモデル」に対する危機感はかねてより存在し、すでに「新たなビジネスモデル」も模索されている。例えば、2月に放送された『クローズアップ現代』(NHK)では、現在二期放送中のテレビアニメ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』を制作しているポリゴン・ピクチュアズが、海外向けに動画配信をすることで利益を上げたと紹介。ほかにも、昨年放送された『神撃のバハムート GENESIS』は深夜アニメにもかかわらず、ゲーム制作会社・サイゲームス一社による製作ということでも話題となった。先日、本サイトで行ったサイゲームス・アニメ事業部のインタビュー(参照:http://otapol.jp/2015/04/post-2713.html)にて新たな挑戦への意気込みを語るなど、さまざまな形で「パッケージ依存のビジネスモデル」からの脱却が図られているのが現状だ。

今回、高松氏のツイートで改めて注目を集めた、アニメのビジネスモデル。今後もその動向を注視していきたい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ギンタマよ永遠なれ!

制作、サンライズじゃなくなったんですね。
BN Pictures、聞き覚えのない会社だったので調べてみると
株式会社バンダイナムコ ピクチャーズと言い、サンライズの分社だそうです。
監督も変わっていました。
今度の監督は宮脇千鶴さん
銀魂’監督の藤田陽一さんは監修へ
1期から監督・監修を務めたおなじみ高松信司さんは、今作では音響監督ですか。
いいですね、人材育成でしょうか。
大々的に変わってはいないようなので一先ず安心しました。

1話「一時停止はうまい具合には止まらない」
{netabare}
野々村議員の謝罪会見パロディから始まるとは、流石、やってくれますね!
始めは相変わらずの止め絵にちょっとした変化と音で笑わせてくれます。
CMを挟み、同じ絵面から再開。
しばらくして銀さんが七三分けにして登場します。最初は一体何を狙っているのかよく分からなかったのですが、いきなり号泣し始める銀さん。
忘れた頃合いだったので、唐突なパロディに対して順応できず吹き出してしまいました。

謝罪会見が終わり、本編へ入ります。

絵が止まった時は一瞬、お得意の間に合わなくて動かせませんでしたネタかなと思いましたが、今回はこれが話の本筋のようです。
考えてみればSHIROBAKOで得たにわか知識からすると、1話から動かないは流石に無いですねw

今日のタイトルは「一時停止はうまい具合には止まらない」
はい。あるあるです。
まとめサイトを見ていると綺麗にキャプチャされていますが、凄い技術だと思います。

本編は謝罪会見のインパクトで印象が薄れてしまいましたが、CMを飛ばした後、いきなりナメック星の方が出てきて、5分しないうちにEDに入った時は驚きました。相変わらず斬新な構成で今期も期待が持てました。{/netabare}


銀魂゜シリーズを通して

作画
戦闘描写が抑え目になり、心理描写を中心に描いていますね。
キャラクターはちょっと可愛い感じになった気がします。

音楽
OP今期のOPはシャレオツなものが多いですね。個人的には「遠い匂い」のような哀愁を感じる曲の方が銀魂には合うかなと思っているので評価が低いです。
EDは「あっちむいて」印象が薄いです。
今のところ、銀魂の主題歌では曇天がNO1かな。

物語
今期は12月からの将軍暗殺編、そしてクライマックスに向けてのさよなら真選組編とシリアスな話が立て続き、これって銀魂だよね?と困惑することが多くありました。
原作自身もクライマックスに向けて話がどんどん収束しているようで本当に終わってしまうんだ…と寂しい気持ちでいっぱいです。

タイトルをなぜ万事屋でも銀魂でもなくギンタマにしたか。
長く愛され続ける宇宙戦艦ヤマトシリーズにあやかりたかって2199とかフルCG映画とか作られるような作品になって欲しいという願いを込めて

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

fatin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

銀魂 / 男の色気

「銀魂」、漫画は単行本でしか読まないけど最近面白い
アニメについては、あまりにも「銀魂」の存在が当たり前過ぎて
評価するのが難しい
だって、今更、「キャラの評価」とか「声優の評価」って・・・
物語も漫画読んでるから・・・

「キャラの評価」で言えることは
何と言うのだろう・・・最近、アニメの銀さんがとっても色気が凄い
色っぽくてかっこいい・・・いや、前からなんだけど
最近見るたびに「いいわ、銀さん・・・かっこいい・・・」と
思ってしまう。なんだろうこれは?
土方さんは前から色っぽいとは思っていたけど・・・
何だろうなぁ?前よりマッチョになった(作画が)。
細マッチョ。凄く素敵なフォルムをしていらっしゃる・・・。
胸囲の辺りが逞しくなられた?
新選組の隊服はストイックで色っぽいんだけど
銀さんの衣装も胸板とか強調されて色っぽい・・・

強いし、大人の男の魅力が満載

にしても、「銀魂」はアニメファンの中にしっかり定着してるよなぁ。
以前、仕事帰りに渋谷の駅で銀魂のDVDのポスター見かけたときなんて、もう疲れてぼ~っとしてたのに、顔をあげて銀さんの顔が目に入ってきたら
「あ~、銀さんだぁ♡」って、近所のお気に入りのお兄さんに出会ったようなリアクションしてしまったもん。そのくらいもう親しみがあるというか
もうサザエさん以上だよ。だって、サザエさんみて「あ~、サザエさん~」って近所のお姉さんに合ったようには反応しないもんね。
そのような反応は私だけでしょうか?きっと違うと思うんだなぁ。

みんな銀さんや土方さんや桂や近藤さんみたいな人が居て欲しいと思うと思う
あぁいういざというとき頼れる大人、男性に居て欲しいと思うと思う
人間性に親しみを持ち、強さに憧れを持てる大人の男たち
今の日本に、いや、近所に居て欲しい
みんな、神楽や新八や総悟になって一緒にバカをやりたいと思う大人の男たち

素敵すぎる・・・

確かに今更なんですが、キャラには満点を差し上げます

空知先生、素敵な銀さんたちをありがとう・・・
アニメスタッフさん、色っぽい男たちをありがとう・・・

(あまりアニメの評価になってないけど・・・)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

84.0 2 メガネで宇宙人なアニメランキング2位
あの夏で待ってる(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (2734)
13533人が棚に入れました
『その夏の思い出が、僕達の永遠になる』  空は、とても青く澄み渡って。 入道雲が、向こうの山を隠すほどに湧き上がって。 それはいつもの、僕らの街の風景なんだけど。 でも、かけがえのない「夏」だったのだと思う。 その男の子には、「なにもないけど、なにかしたい」って漠然とした気持ちがあって。 だから仲間と一緒に、映画を撮ろうと相談しているところで。 そんなとき、「特別」な女の子が、この街にやってきたんだ。 そして。 男の子の気持ちを、「特別」にしたんだ。
『とらドラ!』、『とある科学の超電磁砲』、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』を手がける長井龍雪監督のオリジナルアニメ作品。

声優・キャラクター
戸松遥、島﨑信長、石原夏織、荻原秀樹、田村ゆかり、阿澄佳奈、日高里菜
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

「1クール」「アニオリ」「ラブコメ」として、歴代トップのクオリティ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
設定は「おねてぃ」。絵は「あの花」。恋愛は「とらドラ」。

つまりはまあ、実に王道なラブコメ作品だということですよ。

作画は、少し時代を感じさせるものの、今(2017年秋)観ても全く違和感がありません。むしろ、綺麗だとも思います。

未視聴の方には、(今からでも)是非ともオススメしたい作品ですね。いろんな事が高いレベルで安定してます♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
展開としては、すれ違いに片想いの連鎖。ファンタジー要素以外の目新しさはないけど、そんなん必要なく、キャラが良いです。

メインヒロインにはあんまり萌えない私も、イチカ先輩には萌えました♪ ポンコツっぷりも可愛いし、暴走っぷりも可愛いし、ヤキモチ妬いたりとか、お姉さんぶってみたりだとか、イチャイチャしてみたりだとか拗ねてみたりだとか。眼鏡キャラの中ではトップクラスに萌え度の高い良ヒロインです。不愉快です(笑)

それからやっぱり、「報われないサブヒロイン好き」としては、谷川柑菜は良いですね~♪ キャラデザも好きです。黒髪ショートでボーイッシュ風なのに奥手な性格。つい女子的嫌な事をしていても、やっぱり良い子だから、結局チグハグなことになっちゃうとこも良いよね。

北原美桜も良かったです。弱そうに見えて、実は芯が強い。裸族ってのも、なかなかない設定です。途中からキャラが変わるのも良かった。

そして何より、檸檬先輩。かなり笑わせてもらいました。檸檬先輩が、イチカや柑菜をイジメル展開は鉄板でしたね♪ 「うふふ」は、妙に耳に残るw

本作は、基本的に(三角四角五角六角の)シリアスな恋愛模様を描いていますが、それが重くなりすぎないのは、檸檬先輩と りのん の存在が大きかったですね。

これだけの素材(良キャラ)を揃えてるから、味付け(展開)は薄味で十分ですね。

映画制作という縦軸をキッチリこなしつつ、旅行(沖縄)編と夏祭り編という定番イベントで、キッチリと恋愛面を盛り上げる(この辺のバランス感覚の良さは、とらドラっぽい。あの花は、素材より味付けメインというか、メンマの存在が飛び抜けていたからこそ出来たことだしね)。

こういうことが出来なかったのが、最近だと「ゲーマーズ」だよね。素材が良いのに味付けまで濃い濃いにしちゃって、クドくなってだんだん胃もたれ気味に。まあ、原作付きだからその辺はしょうがないのかもしれないけど。

構成的にも、2~3話でひとつの展開をクリアしていき、且つ、少しずつでも前進しているので、飽きがこない上に深みがあって、ずっと楽しめました♪

そして、なんだあのオシャレなラスト。最高かよ(笑)?

(ネタバレレビューでもネタバレしたくない、最終回なんですよね♪)
{/netabare}

【余談~ 豪華制作陣 ~】
{netabare}
元々、「おねがい☆ティーチャー」というアニメのファンサービスというか、オマージュ作品として制作が始まった本作。しかし、集まった面子がかなり豪華であり、名作と呼べるだけの王道ラブコメ作品に仕上がっている。

【主なスタッフ】

【監督 - 長井龍雪】
「とらドラ」「超電磁砲」「あの花」「ここさけ」「鉄血」

【脚本 - 黒田洋介】
「おねてぃ」「スクライド」「無限のリヴァイアス」「ガンダムOO」「HOTD」

【キャラクターデザイン - 田中将賀】
「とらドラ」「あの花」「HOTD」「ここさけ」「君の名は。」

【メカデザイン - 海老川兼武】
「ヴァントレッド」「フルメタ」「ガンダム00」「エウレカAO」「ガンダムビルド」

【音響監督 - 明田川仁】
「とらドラ」「花いろ」「凪あす」「ごちうさ」「リゼロ」

【CV「」内はメイン。それ以外は脇役】
「島崎信長・戸松遥・石原夏織・萩原秀樹・阿澄佳奈・田村ゆかり」・日高里菜・久川綾・大浦冬華・茅野愛衣・井口裕香・堀江由衣・川田紳司

つまり、超豪華w
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
年代を考えると、作画はかなり綺麗。ファンタジー要素のあるラブコメ。眼鏡と眼鏡ってのは、あまりないね。

2話目
酔っぱらっての本音は、鉄板でラブコメになりますね♪

3話目
妄想と勘違いによるラブコメ(笑)

4話目
包丁落とすところ、笑ったwww

5話目
柑菜は良いですね。そして、哲朗もいいやつです。

6話目
ライバル登場。モテモテだな~。「先輩、アイツ呼ばわりしましたよ」(笑) 三角、四角、五画、六画(笑)

7話目
裸族というキャラって、盲点だよね。ほぼ唯一かな。大告白祭り。柑菜さん、安定の酔っぱらいw

8話目
お祭りって、しゅてき(笑) 柑菜さん、不憫だな~。大惨事ですやん。

9話目
あまりにも、浮世離れしたできごとは、意外と受け入れられる。柑菜と美桜の会話、良いね♪ 999(笑) 柑菜、美桜。涙、涙、ですな。しかし、みんなよく遭遇できるよなw 凄いラブシーンなのに、レモン先輩と りのん が和ませるから、ラブコメになるんだよね。

10話目
めっちゃラブラブですやんw ゴムをはっきり映す作風w 美桜、卑怯だなw 大告白大会w

11話目
つねられるイチカが、可愛いw 最後にちゃんとSFというか、熱い展開も用意してるわけだね。この展開、ラブひな でもあったなw

12話目
MIBって、そんなクダラナイ伏線まで回収せんで良いからw すげぇ格好良いハッピーエンド。鳥肌たったわ!
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

季節はずれの忘れられない夏物語 ε- ( ̄、 ̄;A*) アッー

■「あの夏で待ってる」ってこんなアニメですヽ(*^^*)ノ
「おねがい☆ティーチャー」でお馴染みの黒田&羽音コンビがお届けするオリジナルアニメーションなんですね!
そこに「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の長井龍雪監督とキャラデザ担当の田中将賀さんのエッセンスが加わってなんともどこかで味わったことのある雰囲気に仕上がった作品になってますね♪

舞台は長野県小諸市、ときおり噴煙も見ることができる雄大な浅間山の景色がとっても素敵な場所ですね♪
ちょっと足を伸ばせばσ(・・*)アタシがたまに遊びに行く軽井沢があって、軽井沢の街並みも描かれているので、なじみがあってちょっとうれしい気持ちになっちゃいました♪

そんなノスタルジーな雰囲気と夏がとっても似合う街並みに、赤い髪が魅力的な女の子が空から降ってくるんです∑('◇'*)エェッ!?
こっこのパターンは(>▽<;; アセアセ…もはや王道!?
その名はイチカちゃん♪
何やら訳ありのイチカちゃんに巻き込まれる形で出逢う事となった主人公の海人[kaito]。
この瞬間から特別な夏が今始まろうとしているのですね♪
映画製作を通じて集まった仲間達と共にすごした、青春と一方通行の恋の行方はどんな形になって8ミリフィルムに残るんでしょうね(^ー^* )フフ♪


■4話までのちょっとした日記 φ( ̄∇ ̄o)
まず声を大にして言いたいですw
(* ̄o ̄)ゝオーイ…!! なぜ冬に放送するんですかー!!
百歩譲っても春放送くらいですo(≧∀≦。)ノ
四季折々様々な情趣を見せてくれる自然豊かな長野県が舞台で、しかもタイトルに『夏』って付いているのにもかかわらずですよ…冬放送はあり得なさすぎです!
なつまち製作委員会の皆様方…猛烈に反省してくださいね!!
って事で「今は夏!!」って念じながら視聴開始するのでした♪ \(;゚∇゚)/ナツダー…ε-(´o`;A アチィ☆

ヒロインのイチカちゃんと主人公の海人くんは、まぁ…ポイポイッ(/・・)/⌒ξ:D┼<ξ:D┼<って放っておいてもいいかなぁって思ってます!
紆余曲折しながらも一生忘れられないような青春の一ページを作っていくんだろうなぁーって思ってるので、この二人意外に注目していこうと思ってるんです♪
しかもこの作品、あえて登場人物を絞ってキャラ一人一人を丁寧に描写するって意気込みなので結構内容は期待してるんです(#^.^#)
とくに、柑菜[かんな]、哲朗[てつろう]、美桜[みお]、檸檬[れもん]、この4人の関係って1話目から微妙な関係だったりしているので、作品の善し悪しを握っているように思ってます(^ー^* )フフ♪
過去の作品と比較している人が多いのですけど、この作品には演出云々よりも、登場人物の飾り気のないちょっとした感情や表情などを大切にした、深みのあるストーリーを期待したいなーって勝手なことを思ってますw


■総評
まず全体の印象としては、長井監督らしい作品に仕上がっていたんじゃないかなぁって思います♪
1クール12話の中に甘酸っぱい青春ラブストーリーがギュッと凝縮されていて、観ていて非常に心地よく爽やかなストーリーに個人的には大満足でした(*^_^*)
なんといってもキャラクターの「表情」「心情」「言動」がとても丁寧に描かれているので、観ている側にとっても分り易く感情移入しやすい印象を受けました。
感情移入しやすくしていた要因としてもう一つ、ナレーションの効果は大きかったと思います (o^-')b グッ!
やっぱり人は言葉で発するよりも、言葉に出せない感情の方が多いと思うのです☆彡
揺れる感情や言い出せない胸の内をナレーション風にストーリーに織り交ぜられていて、キャラクターごとの心境が手に取るように分かるのでより感情を揺さぶられるのでしょうね♪
お互いの感情が絡みあうような恋愛模様については、悩み傷つきながらも前に進もうとする前向きな恋が描かれているので、どんな恋の結末となっても清々しい気持ちにさせてくれるのではないのでしょうか (*^0゚)v

それと前述したように主人公とヒロイン以外の役どころが絶妙で、ストーリーを引き締めて飽きさせない要因だった気がします♪
とくに神出鬼没の檸檬先輩の存在は宇宙人設定のSF部分のパイプ役に一役買っていた感じですね♪
それにしても一体何者なんでしょうねw うふふふふっ(*゚v゚*)

長井監督の次回作が待ち遠しいです(*^▽^*)

あっそうそう♪ 公式ホームページの「なつまちBOX」短編ノベルをまだ読んでないファンの方は是非♪
霧島海人編と谷川柑菜編がありますよ~♪( *^-゚)/⌒☆゙


■MUSIC♬
OP曲『sign』
 【作曲】折戸伸治 【編曲】高瀬一矢【歌】Ray
 Rayさんのファーストシングル。
 AIRの「鳥の詩」の作曲でお馴染みの折戸&高瀬さんコンビが楽曲担当で注目されてました♪
 爽やかな印象のデジタルポップサウンドとあどけなさを感じさせる歌声が特徴ですね!

ED曲『ビードロ模様』
 【作詞・作曲】中沢伴行【歌】やなぎなぎ
 注目は「君の知らない物語」でsupercellのゲストボーカルだったやなぎなぎさんです♪
 この曲がメジャーソロデビュー第一弾となりました!
 テクノポップサウンドに乗せた落ち着きのある爽やかな歌声がとっても聴き心地の良ですね(^^♪


2012.02.10・第一の手記
2012.06.28・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC♬)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 93
ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

主役だけがいない夏

2012年オリジナル作品、全12話です。
夏らしい青春アニメが見たくなったので選んでみました。
でもこれ冬アニメなんですね。
放送直後、長野まで聖地巡礼に行ったファンが凍え死にそうになったとか。

主人公の海人はカメラオタクの高校生。
物語は海人が夜景を撮影していると空から女の子が降ってくるシーンで始まる。
これは夢なのかと思ったら例によって二人は学校で再会し、
仲間たちと作ろうとしている映画のヒロインになります。
ベタな落ちものラブコメですね。

本作の欠点は主人公とメインヒロインに全然魅力がないこと。
良い点はその逆。サブキャラたちは魅力的で出番も多く、青春の楽しさと切なさを十分に伝えてくれます。
主人公に人気がない作品はけっこうあるのだけど、ここまで引き立て役に成り下がっているのは珍しい。

主役の2人は、同じく黒田洋介が脚本を書いた「おねがいシリーズ」から継承されているらしい。
やっぱり眼鏡キャラが主役で、ヒロインは赤髪の宇宙人です。
ということは意図してサブキャラの方を立たせているわけではなさそうだね。
あにこれの感想をざっと見てもサブキャラの方が好きだという感想が多かった。
やはり失敗なのか…
ラブコメはくっつかない状態で話を引っ張る必要があるので男主人公の好感度はどうしても低くなる。
それは宿命的で仕方ない部分があります。でもメインヒロインに魅力がないのはどういう理由なんだろう。
ヒロインはたぶん「ひと夏の思い出」で「一夏(イチカ)」。
良い名前をもらっているのに人気がないまま終わるのは少しもったいないよね。
見た目が爽やかさに欠けるのは微妙にマイナスポイント。2人とも美容院に行って髪を切ってきて。

対してサブキャラが主役二人の残念さを帳消しにするくらい活躍するのがこのアニメ。
僕が一番好きになったキャラは神出鬼没、「うふふ」と不気味な笑いを浮かべるレモン先輩。
なつまちの笑いは彼女が一手に引き受ける。
実際このアニメで笑ったシーンの9割以上に絡んでいたような気がします。
次第に画面にレモン先輩が出てくるだけで嬉しくなって
「笑いの神降臨キターーー!」とめっちゃテンションが上がります。
彼女は決して期待を裏切らず、確実に状況を面白くしてくれます。
宇宙人のイチカよりよっぽどミステリアスな魅力に溢れたキャラだと思う。
レモン先輩最高じゃん。

作画は非常に良かったです。演出も凝っていて映像的に面白い。
脚本は中高生向けという前提で粗っぽさには目をつぶっても今一つ。
SF・青春・コメディの三要素の繋がりが悪く、チグハグな印象を受けました。

{netabare}
ストーリーのメインは映画作りでもSFでもなく恋愛になっています。
友人4人のキャラの関係性はもともとこう。(→想い人)

 美桜→哲郎→柑菜→海人(主人公)

見事に一方通行です。友達を異性として意識してしまうお年頃か。セツナイね。
ここにメインヒロインのイチカが入ってきてこうなります。

 美桜→哲郎→柑菜→海人⇔イチカ

これを見て思うでしょう。「主役の二人ズルくね?」
一目ぼれに始まり、2人の障害になるのは宇宙に帰らないといけないという良くわからん設定だけ。
他の3人は自分の幸せより他人の幸せを優先し、2人の背中を押してくれます。
なんというイージーモード。

もともと「誰も幸せになれない関係」だったからこそ
この4人の友情関係は保たれていました。
イチカが登場することでこの均衡が崩れてしまうわけです。

そこで生まれる美桜、哲郎、柑菜の切ない気持ちはとても感情移入しやすい。
入道雲や夕立ちなど夏の情景とあいまってセンチメンタルな気分にさせてくれます。
しかし3人が片想いに心を痛めているのにもかかわらず、
主役の「自分だけ幸せになっていいのだろうか」という葛藤が全く描かれていないのが問題です。

サブキャラ達は繊細で感傷的な青春恋愛物をやっているのに
主役の2人はドタバタラブコメの枠に収まったままくっついてしまう。
例えるなら、本物の花と造花を並べて飾っているようなもの。
並べて見せてはいけないものを同時に展開しているから主役が魅力的に感じられなくなる。
それがこのアニメの脚本の欠陥なんじゃないかな。
{/netabare}

人気ジャンルを組み合わせただけだと、それなりのものにしかならない。
この辺がオリジナル作品を作る難しさでしょうか。

良いところと悪いところがはっきりしているんで、名作とまではいかず
数ある青春ラブコメの中で埋もれてしまっている感じがします。
とりあえずレモン先輩が神がかって面白いので、彼女に会うために見る価値はあるかもしれません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 29

68.7 3 メガネで宇宙人なアニメランキング3位
おねがい☆ティーチャー(TVアニメ動画)

2002年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (442)
2221人が棚に入れました
辺境惑星の駐在監視員として地球に赴任した宇宙人、風見みずほ。
偶然、みずほの正体を知った高校生「草薙桂」は、彼女を守るため、彼女と結婚して夫婦になる。
桂は中学時代のトラウマから、「停滞」と呼ばれる、精神的なストレスに起因する「意識不明な状態」になる病気を患っている。 みずほとの生活から、いくつもの停滞を経験し、しだいに回復の兆しを見せていく。お互いに心を通じ合わせ、求め合っているにも関わらず、様々なすれ違いから、疎遠になっていくのだが…。

声優・キャラクター
井上喜久子、保志総一朗、川澄綾子、大原さやか、田村ゆかり、岩田光央、三浦祥朗、金田朋子、内田直哉、佐久間レイ、高田由美、こおろぎさとみ、杉田智和、仲野裕、南央美、西村ちなみ

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

気持ちの奥底で交わした約束を果たさなきゃ…

この作品は、あにこれで知り合ったアニ友に以前から面白いとお勧めされていた作品です。
これまで視聴機会をずっと逸してきましたが、ようやく視聴に漕ぎ着ける事ができました。
放送されたのは2002年なのでもう15年前…作画には少し時間の経過を感じましたが、物語的には今でも十分楽しめるレベルの作品だと思います。

この物語の主人公は、長野県の県立高校に迷う高校1年生の草薙桂…
一見背は低く色白で眼鏡をかけた草食男子に見える彼ですが、それには理由があったんです。
彼は幼い頃から不可解な病に侵されていたんです。
それは強い精神負荷によって肉体と精神が昏睡状態に陥ってしまう…という類の奇病です。
この症状が発症している間は必要最低限の生命維持活動以外の身体機能が全て停止してしまうんです。
そして一度発症するといつ目覚めるかも分からない…とても不安定な病気なんです。
彼がこの病によってどれだけの時間を棒に振ってきたのか…
そしてその間に起こる出来事に一人取り残されて、どれだけ辛い思いをしてきたのか…

でも学校でもようやく友達が出来て学校生活が順調に滑り出したある日の夜…
桂は見てしまったんです…
輝く光の中から突如女性が現れた事を…
彼女の名前は風見みずほ…辺境惑星の駐在監視員として、地球に赴任した宇宙人だったのです。

自分の秘密を打ち明けるみずほ…
そしてその秘密を聞いて薄情になる桂ではありません。
こうして彼女との秘密を共有する事となり、物語が動いていきます。

完走して振り返ってみると切ない展開が目白押しだったと思います。
最初は行きがかり上止む無く…という面が無かった訳ではありません。
でも、桂とみずほの心の揺らぎは久々にキュンキュンする感覚を味わったように思います。
自分の中で少しずつ相手の存在が大きくなっていく…
それは普通なら決して悪い事ではありません。

でもお互いの立場を考えたらずっと一緒にいるのは夢のまた夢…
こんなにも気持ちは大きくなっているのに…
溢れそうになるのを必死に抑えているのに…

お互いの立場…教師と生徒という立場も二人には大きな足枷になっていました。
だって…何一つ口外できないのですから…
そんな二人の状況を知らずに友達は普段通り接してくるのですが、心と真逆な態度を取らなければならない必然に何度溜息を洩らした事か…

でも友達が悪い訳ではありません。
もちろん、二人だって決して悪い事をしている訳ではないのですが…
でももし、そんな友達関係から脱却したいと考える人が居たら…?
そしてその人が最後の一歩を踏み出したとしたら…?
とても心中穏やかでなんかいられません。

そんな二人の胸キュン物語がずっと続くと思ったら大間違い…
更に厳しい試練が二人を待っていたのです。
それは味わった人にしか絶対に分からない苦しみ…
味わったら最後…前に進めなくなってしまう…

その痛みが分かるのが自分なら良かったのに…
選択肢の無い最後通告を突きつけられて…
例えそれが本当に自分の望む道じゃなかったとしても…
前への歩みを決して止めないために…

どっちも無理をしていたと思います。
心が壊れかかっていた…
だから向き合った時、溢れる涙が止まらなかったんだ…
だから自分の全てを投げうっても助けたいと思ったんだ…
例えそれが全てを失う事になったとしても…

このままじゃ終われない…
気持ちの奥底で交わした約束を果たさなきゃ…
それが繋ぎとめてくれた貴方への精一杯の感謝の気持ちだから…

オープニングテーマは、KOTOKOさんの「Shooting Star」
エンディングテーマは、川田まみさんの「空の森で」とKOTOKOさんの「LOVE A RIDDLE」
これはオープニングに軍配…KOTOKOさんの曲、ムチャクチャ格好良いです。

1クール13話の物語でした。
この作品は長野県大町市にある木崎湖が舞台となっているそうです。
この湖の周囲は聖地巡礼の対象にもなっているとか…(wikiより)
でもそれだけ人気が出たのも頷ける作品だったと思います。
イチオシはやっぱヒロインのみずほ…
終盤での彼女の言動には私の涙腺は全く抵抗できませんでした。
この頃の作品も十分に面白いです。次は続編となる「おねがい☆ツインズ」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

くろゆき* さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

もう大歓迎 これでもかってくらい、愛しちゃってください

基本的なストーリーはラブコメ。
とある事情で近くの池で寝てしまっていた主人公、目を覚ますと
池が謎の渦を巻き光を放った、そこに美人な女性が降り立つのを目撃する、
彼女が「宇宙人」であることを秘密にするため、
なぜか主人公と彼女は結婚するはめになってしまう・・・というところから
ストーリーは始まる。

序盤からヒロインである「みずほ先生」の魅力が爆発する。
唐突に美人な先生として登場し、主人公に抱きつくわ
いきなりキスするわとアクセル全開だ。
「年上の魅力」というのがヒロインにぎゅ!っと詰まっており、
同時に井上喜久子さんのあの声がヒロインの魅力を後押しする。

年上なのに、この「みずほ先生」はやきもちを焼いたり
照れたり恥ずかしがったりとふいに年上なのに
年上らしくない態度をとり、非常に可愛らしい(笑)

ただストーリーのほうは序盤若干強引だ。
唐突に主人公の目の前に宇宙人であるヒロインが現れるのはいい、
だが、何だかんだで恋人関係になり結婚するという展開は
視聴者の感情がついていかず
「いつのまに恋愛感情が生まれてるんだ?」と心理描写が不足気味だ

そんな唐突な展開に登場人物たちも困惑するという話が
割かれているので、そこで一旦視聴者の感情移入も落ち着くが
結局は「恋愛感情」が生まれていているので、
ヒロインがなぜ主人公に惹かれるのか、主人公が何故ヒロインに惹かれたのか
というのがいまいち説得力がなく、雰囲気で突き抜けてしまった感じもある。

更に特徴としては、主人公が「停滞」と呼ばれる病気に掛かっている点。
ようは鬱の最大級みたいなもので、ナーバスになりすぎると体の時間が止まり
眠り続けてしまうというところ。
主人公は3年ほど停滞し本当は18歳という点や
この描写が少し重く、ナヨナヨした主人公は好き嫌いがはっきりするところ。
保志総一朗さんの演技も好き嫌いを後押しししてしまっている

更にいえば、せっかく主人公とヒロインが結ばれて
いろいろな恋愛に決着がつき、、主人公の恋愛関係も落ち着いたと思ったら
いくら、友人のためとはいえ、
結婚してるのに一時的に別のヒロインと付き合ったりする展開は何とも言えない。
主人公の「勝手さ」が目立ってしまった。
この部分も主人公の好き嫌いを余計に加速させてしまっていた

だが、逆に言えばヒロインである「みずほ先生」の心の広さと
お姉さんという部分の魅力を強調しているとも言える
主人公と別のヒロインが付き合ってるのに、大人だから先生だからと
我慢しつつも寂しそうにしたりして、感情を爆発させる様子は
可愛らしく描写されていた。

しかも、付き合った相手は最終的に男性教師に恋してしまう始末(苦笑)
あれだけ主人公に対して恋してたのに・・・女は怖いといえる演出かもしれないw

ただいろいろ欠点は言ったが、物語はきちんとつながっている。
遠回りして最終話を迎えたが、
主人公の病気のことや、主人公の友人たちの恋愛の結末、
そして「みずほ先生」の宇宙人という設定などきちんと設定と伏線を生かして
1つの物語を作り上げていた。

全体的に見て好き嫌いの分かれる作品だ。
主人公のナヨナヨした性格や周りくどいストーリー展開などは
好みの分かれるポイントだ。
だが、逆に言えば「みずほ先生」の年上の魅力にとりつかれれば
がっつりとハマってしまう作品だ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

広い宇宙に たった二人の 幸せの場所を見つけたね

髪をアップにしたグラマラスでメガネをかけた女性教師のビジュアル・・・。
「おねがい☆ティーチャー」、この掻き立てられる妄想を前面に押し出したタイトル。
そんな視聴者の先走る妄想を見事に打ち砕いてくれるのがこの作品です。
ヒロインで女性教師「みずほ」は、いたって純情で健気な女性です。
しかも、宇宙人と言う突飛な設定。


■「ドキワク体験」

プロモーションで使われているフレーズです。
この物語の面白いところは、女性教師と主人公との秘密の関係です。
いかにまわりにバレずに二人の関係を続けるか。
文字通りのこの「ドキワク」な体験をさせてくれる作品です。

また、「みずほ」が髪を下ろしメガネを外しているオフのスタイル。
とても可愛らしく、オンの時とのギャップがとてもいい感じです。
そして、この姿は、他の生徒にはめったに見せません。
この他の生徒は知らない、でも、視聴者はオフの先生の素顔は知っている。
これは、視聴者と先生との間で秘密を共有していると言う一種の疑似体験になります。
これがまた「ドキワク体験」に重要な演出になっています。


■「おねティ」と「あの夏」

私は、「あの夏で待ってる」が好きですが、この「おねティ」のオマージュですね。
「あの夏」が面白いと思った人は、この「おねティ」も面白いはず。
雰囲気は、ほぼ同じ感じなのですが、物語の方向性は少し違います。
「おねティ」は、「あの夏」からコミカル展開を引いてシリアスさを足した感じです。
そのためヒロインの心情の切なさや恋愛要素は「おねティ」の方が上だと思います。
「あの夏」は、むしろ「柑菜」を始めサブキャラの存在が大きく描き方も厚いです。
そのため、青春ものとしては、「あの夏」の方が上だと思います。
私は、どちらも好きです。

また、両方の作品では、全体的にノスタルジーを感じるところも好きです。
田舎の風景、OP曲、高校生の青春、確かに目に見える要素もその理由の1つです。
でも、目に見えない全体に漂う何かもまたノスタルジックさを感じさせてくれます。
夏を挟んだ季節柄、夏の短さと青春の短さが重なる哀愁感もあるのかなと思います。

ちなみに田村ゆかりさんが演じる、「おねティ」の「苺」、「あの夏」の「檸檬」。
実は姉妹?と言う説もある二人ですが、物語の良いアクセントになっていました。


■「広い宇宙に たった二人の 幸せの場所を見つけたね」

KOTOKOさんが歌うOP曲「Shooting Star」のサビの歌詞です。
このサビは、結構耳に残って好きですね。
この物語もこの歌詞の通り微笑ましい結末でした。

残念なことにこの歌詞は、2番なので、OPでは聞けません。
アニソンって、大切なことは2番にあることが多いような気がします。
気になったアニソンは、OPでは使われない2番も要チェックです。


■まとめ

この作品は、井上喜久子さんが演じるヒロイン「みずほ」の魅力に尽きると思います。
古い作品なので、確かに今の作品と比べるとイマイチに思うところが多々あります。
でも、観ているうちにヒロインの魅力にどんどん引き込まれてくる作品でした。

私は、とても楽しめた作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16
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