2019年度のミュージカルアニメ映画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがアニメ映画の2019年度のミュージカル成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月08日の時点で一番の2019年度のミュージカルアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.1 1 2019年度のミュージカルアニメランキング1位
ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow(アニメ映画)

2019年1月4日
★★★★☆ 3.9 (154)
592人が棚に入れました
浦の星女学院のスクールアイドルとして参加する最後の「ラブライブ!」で見事優勝を果たしたAqours。新たな学校への編入の準備を進める2年生、1年生の前に、想定外のトラブルが連発!?さらに、卒業旅行へ向かった3年生が行方不明に!?離れ離れになって初めて気づく、お互いの存在の大きさ。新しい一歩を踏み出すために、Aqoursが辿り着いた答えとは——?みんなで目指した輝きのその先へ!未来へはばたく全ての人に贈る、最高のライブエンターテインメント・ムービー!

声優・キャラクター
伊波杏樹、逢田梨香子、諏訪ななか、小宮有紗、斉藤朱夏、小林愛香、高槻かなこ、鈴木愛奈、降幡愛

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

もはや深夜のアイドルアニメというより『ラ・ラ・ランド』や『グレイテスト・ショーマン』の域に入ったとすら感じる音楽映画的傑作にしてアニメ表現の可能性の幅を示した意欲作

『ラブライブ』シリーズの2作目にして2016年夏期の第1期、2017年秋期の第2期テレビシリーズから地続きに繋がる劇場版


ラブライブ全国大会優勝を果たした浦の星女学院スクールアイドル部「Aqours(アクア)」だったが奮闘も虚しく浦の星女学院の廃校は決定した…
3年生メンバー3人の卒業を迎え、残る6人で新たな学校でのスクールアイドル活動を継続するも、部活に特に力を入れる編入先の静真高等学校の父兄からは元浦の星の生徒達は距離を置かれてしまう
沼津を訪れたSaintSnowの2人からも3年生を欠いたAqoursの弱さを指摘されてしまった
そんな最中に突如現れた鞠莉の母から、卒業旅行のイタリアで行方不明になった(笑)という3年生3人の捜索を依頼される


まずオイラはこの『ラブライブサンシャイン』(以下、『サンシャイン』)という作品を大変高く評価してます
とにかく絶賛される前シリーズ(以下、『無印』)の期待を遥か大きく上回っておきつつも、“同じことを繰り返さない”姿勢が大変素晴らしいと思うところです


冒頭、2期の最終話ラストシーケンスから地続きに始まるミュージカル風ライブシーケンス「僕らの走ってきた道は…」で聖地となる沼津や西浦の街並みに大量のモブキャラを含んだ複雑な構成、演出はこの時点でこれまでのどのライブシーケンスよりも難しいことをやっており、出し惜しみしない勢いを初っ端から感じさせ、映画の導入としては大変素晴らしいです
この自然な流れとその感動への引き込み方は深夜アニメのソレというより『ラ・ラ・ランド』とか『グレイテスト・ショーマン』に近いと思います


その後、静真高校との確執やSaintSnowの理亞ちゃんもまたAqoursと同じ悩みに苦しまされている、というシリアスで物語全体を引っ張る問題提起をしつつも、Aqoursのキャラ一人一人の際立った濃さで応酬される心地良いテンポの会話には幾度も幾度も笑わされてしまいます
特に善子ちゃんの空気の読めなさ(笑)に花丸ちゃんや梨子ちゃんが容赦なくツッコンでいくスタイルはμ'sには無いAqours独特の空気感だと思います
Aqoursの面白さって結構明白にメンバー間の格差、とまでは行かないまでも差別化、がされてるところなんですよね
鈴木愛奈、小林愛香、逢田梨香子の3人が“やたらと歌が上手い”ところとかも含めて、おまえらはなんでアイドルをやってるんだよwwwっていうのがね


このキャラの濃さってアニメが始まった頃にキャラを完成に近づけていった『無印』と違って、ある程度話作りやキャラ作りを計算して作り上げた『サンシャイン』の特徴だと思います
どのキャラも拾いこぼし無しに観どころを作った花田十輝先生には流石!と拍手です


その後イタリアのスペイン広場、という一大観光地でゲリラ的に繰り広げられる「Hop? Stop? Nonstop!」という楽曲のライブシーケンスですが、ここでも注目したいのは周辺に観光客がモブとして描かれていることです
https://youtu.be/6MtVoB9qhIs(←公式に無料公開されてるので是非チェックしながらお楽しみ下さい)
ライブシーケンスの作業量を減らす為にも、モブは描かない方が楽に決まっていますが、ゲリラライブってことでちゃんと観光客の姿が描かれているんです
しかも曲の冒頭では唖然としていたモブがサビになるとノリノリになっているのが細かい
それとこの曲は各々の私服でのパフォーマンスということでそれぞれの個性が良く出ているのも素晴らしい
普通はワンピースの女の子と革ジャンの女の子が一緒に踊ってるステージはありませんよねw


「Brightest Melody」という楽曲では曲の盛り上がりと同時に富士山と並んで沼津の象徴とも言える沼津アルプスの稜線から朝日が昇る、という普通に考えて現実では奇跡的な状況を演出します
これはアニメであって実写でもライブでも無いんだから何やっても良いんだよ、という表現方法を逆手に取った演出です
こーゆー演出は『無印』では「僕たちはひとつの光」ぐらいでしかやってませんが『サンシャイン』のライブシーケンスでは積極的に行っています
つまり、ずっと同じようなことをやっている様でも『サンシャイン』のライブシーケンスはだいぶ頭を捻ってよく考え出されているんですよ


そして「Believe again」や「Next SPARKLING!!」という2曲ともなると“もはや物理的にありえない”状況、心象風景などを映像化して演出に取り入れてきます
これは是非本編で確認頂きたいです!
なるほどそーきたか!と思わず唸ってしまいましたw
物理的な壁を取っ払えばクライマックスに相応しい凄まじく派手なステージを作れる…『プリパラ』の演出とかではよくあるんですけど
最初ではなくあえてクライマックスにこーゆー演出をするのが上手いですね
「Believe again」なんかCGに向かってプロジェクションマッピングを照射してますからね、すげぇ難しいことしてます;


それにライブ以外でも各々の衣装や髪型が頻繁に変わるのも可愛らしい
現実の女の子ならともかく、アニメで頻繁に衣装や髪型が変わるって設定の量が増えるので普通やらないんですけどね
それをやるんです!『サンシャイン』は!!
『アイカツスターズ』辺りからサンライズはこーゆーのやり始めましたよね
劇中でルビィちゃんが姉の手を離れ成長した姿を見せる盛り上がりどころがあるのですが、ここで決意を固めたルビィちゃんがいつもの子供らしいツーサイドアップから大人っぽいシニヨンになってたのが説得力を出す演出にも一役買ってました


一から十まで褒め称えたい今作ですが、実は結構課題も残しました;
封切りの1週間前になってやっと完パケしたという前代未聞に切迫した制作状況が室田さんのツイッターでは刻々と語られ、それに怒って暴徒と化したファンが酒井監督のリプ欄に誹謗中傷を投げつける等、とにかく制作状況の混迷さが酷かったようです
実際のところ本編は“普段なら作画で表現してる様なカットがCGのまま”だったりと恐らく今後の円盤化の際には修正が加えられると思しき箇所がいくつか観受けられました
もちろんそれらを踏まえた上で十分な完成度を誇っている、とオイラは評価しているのですがね
そもそも2期の完結から経った1年でこれだけ作業カロリーの高い劇場版を作るのは無理があるのは明白でした
作品を落とすことはとにかく最悪ですが、『ガルパン』や『このせか』が潔く公開を延期した様に、ここまで現場が修羅場になるぐらいならいっそ公開延期も視野に入れた方が良い、と製作者には英断をして欲しいと感じたのがこの作品でした

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

ジャスティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

有り得ないようなことは気にしなければいろいろといい感じに見れるかな

●視聴した理由やきっかけ
今回はラブライブ!サンシャイン!!の2期への後日話となるので、直に見たいかなという感じで見ようと思いました。μ'sでの映画もとても良かった印象があり、その時はまだ深夜アニメの存在を知らなかったので今回は是非見たいと思い視聴しました。

●評価ポイント&感想
{netabare}
先ほどもおっしゃいましたが、今回は2期でのラストで浦の星女学院が実質廃校となり終わったから恐らく数日後の話ぐらいのだと思います。そこから映画の時系列が始まります。

ラブライブシリーズといえば、挿入BGMや音楽ですよね。今回もバッチリありました。ちゃっと気に入ったのは、どこの部分の曲か忘れたのですが、カメラワークがμ'sの1期のOPテーマのラストに流れる全体が回転しながらの演出でチームリーダーが走っている演出はグッときました。懐かしい要素でとても印象に残っています。

今回のストーリーの脚本も花田さんということでいつも素晴らしいストーリー構成なのですが、今回少し思ったのはこれは映画で本当にやるべきことだったのか?というところです。別にこれでも良いのですが、簡潔に言えば、これは本編でやってほしい内容でした。では何故か...

それは今回ストーリーの展開が少し早いのではないかというところです。印象に残っているシーンが細かく出来てしまうことで「これも良かった」「あれも良かった」と良いシーンがたくさんありました。それは良いことです。
ですが、この100分を1クールにしてもよろしかったのではないでしょうか?というところです。確かに最初で最後の映画のメンバーだからこそ本気でやりかったのかもしれません。そう思うと映画の内容も難しいところですね。
映画の内容が総集編よりかは全然良いのは分かります。

●総集編について ※作品とは全く関係ない話です
{netabare}
総集編映画として有名なのは京都アニメーションさんのアニメタイトルですよね。確かに見る価値はあると言えばあるかもしれないし、ないと言えばないです。でも絶対に見るべきとまでは言えません。それは簡単なことです。
普通にアニメでやっていた内容をまとめたものだからです。「見る価値ある?」それがまず疑問に浮かぶかと思います。

私も実はそう思っていた時期がありました。それもつい最近まで。しかし、それがそうでもないということに気づきました。それに気づかせてくれた作品が「ガールズ&パンツァー」でした。このアニメでは音響にとても特化しており、劇場版ではないと勿体無いぐらいの素晴らしさがありました。
ですので、京都アニメーションの作品でもその可能性があるのかもしれないと思って、少しずつですが、総集編でも映画を見に行こうと思いました。
{/netabare}

では、そろそろ本編について本格的に話していこうと思います。

●ストーリー構成 ★4.5
最初の写真サービスタイムは衝撃でした。「みんな撮っているしwまじか」
みんな流石すぎるよ。と思えました。
何故かというと、花田さんのこともあって内容は素晴らしい。でもこれは本編ではないのか?という疑問も生まれました。

今回のストーリーですが、1年生組と2年生組どちらもこれからのAqoursのために自分は何をすれば良いのかを探求するような描写が多かったですね。部活動もそうですが、頼りになる先輩たちがいなくなると本当に改めて先輩たちはよくやって来たんだなあと実感してしまいますよね。自分も実は部活の部長になったことがあり、その気持ちが凄く共感しました。また引退してからも私がいなくなったことで後輩たちもそのような気持ちになったそうです。

ここで言いたいのは「頼りになる人は今しかいない」ということを。
また廃校になって、そして分校となる結末が嫌でライブを自分たちで制作したのもとても良い。それは自分たちで変えたいという意識があるからこそ動ける行動だと思います。

ですが、そう簡単には行動が出来なかったのはラブライブで優勝候補とも言われていたSaint Snowのメンバーの理亞ちゃんです。でもその気持ちが分かってあげられるのはルビィちゃんしかいませんでした。

こっちも同じ気持ちになったいたばかりだったので、その気持ちをちゃんとメンバーに言ってAqoursでもやはり元気にはならないと分かっていたのは流石でした。

また3年生組では、鞠莉ちゃんと母親の関係に溝がありました。いつも鞠莉は勝手に自分で行動していたのが、裏目に出てイタリアまできましたが、今回で自分は今何を見て何を感じて何をしたいのかという私たちの世界でもとても重要のテーマを与えてくれた作品でした。

そして、Saint Snowが本当にラストに披露したかった曲が今回流れましたね。一言でいえばとてもカッコイイ衣装と声でそして、曲が始まる前の無音も素晴らしかったです。

ラストにあった【efシリーズ】でも好きな神飛行機ですね。でもこっちの意味は絶対に違うでしょう。でも何かしらの意味があるのではないでしょうか

ストーリーが濃厚だったからこそ0.5クールでも追加してやれば良かったのではと思いました。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

1からその先の未来へ 新生Aqours降臨か?? +++++++

 2019年最初に見たアニメ映画は、『ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow』に必然的になったです。初日、舞台挨拶付きライブビューイングで見たです。上映前、{netabare}スマホの電源要注意です。ユーフォ、中二病、Freeで毎回あった、京アニ映画によく{/netabare}ある展開になるのです。

 どこからのライブビューイングなのかは、言わずと知れたあの地のどっかの映画館のようだったです。上映が終わった数分後に見たです。{netabare}声優さん浦女制服姿、髪型もキャラに合わせて登場したです。和気あいあいだったです。{/netabare}

 2期の最後のあのシーンは、千歌の見た幻でなかったようです。物語は、そこから鞠莉、果南、ダイヤに託されたあることから進んでいくのです。μ'sとは、やっぱり違う選択をするんだなぁと思ったです。

 鞠莉たちは、卒業旅行と旅立ち、千歌たちの新しい毎日が始まるのです。陽に彼氏???登場その真相はいかに!です。Aqoursで、有終の美を飾って新しい学校生活が始まると思いきや、またもや千歌たちに試練が訪れるのです。何かこれ、いくら何でも展開だったです。

 Saint Snowも交え、海辺で悩める千歌たちの前に現れた人物とは!事態は急展開、舞台はイタリアに!です。
 鞠莉がらみにイタリアの有名そうな場所で、面白おかしくお話が進んだです。{netabare}鞠莉ママの声聞くと、ややかすれた野原しんのすけか?と思ったです。ヨハネアイや別なものに憑依?する善子が面白いです。{/netabare}鞠莉の家庭事情、大変だなぁです。

 この件が済むと最初の試練に対して千歌たちがどうするのか?{netabare}またSaint Snowの理亞は実はどうしているか?の話になってどこかシリアス??これらをどう解決するのかが、終盤に差し掛かるのです。それぞれの姉妹が、妹の姉離れともいうのか?も{/netabare}大きなポイントかもしれないです。

{netabare} その答えは舞台の中で非公開、AqoursとSaint Snowと関係者でのもしものラブライブへとつながり、これはなかなかだったです。千歌たち、理亞はそれから何を見つけ出すのか?注目です。

 最後、新生Aqours見れるのか?は、お楽しみです。私は見てみて結局9人だったようにしか見えなかったです。{/netabare}
 前半最初の作画どこか違和感があったです。それ過ぎてからは、作画良くなるんだけれどもです。

 花丸の眼鏡と洋服姿が、なんだか似合ってて良かったです。いろんなところで、バテるところやずらずら、突っ込みを入れてたのが面白いです。話が進んでいくうちにAqoursの髪型、陽とか変わっている気がしたです。

 Over the Rainbowなだけに{netabare}虹が出てくるです。ラブライブというと女性しか出てこないけど、これには沼津の地元の男性の方たちも声は出さないけど、少しところどころの登場も新鮮味があるです。{/netabare}
 なんだかんだ、μ'sのときのように何回も劇場に足を運ぶのかなぁと思うです。

2019.01.05 00:51


 7回見てきたです。

 一番最初に見た作画の違和感を確認したです。{netabare}最初の浦女体育館での陽、莉子、喜子、果南、ダイヤの顔のアングルの所為かもだけど、やや細い感じがしたです。ここを違和感にとらえてたです。これ過ぎた、明らかに沼津の紹介になった歌の場面からは、TV放送同様に良くなっていたです。

 小さな千歌と陽が、砂浜で紙飛行機を飛ばしたときに合った少女は、誰だかは分かるけど、最初見たときは理亜に似ていると思ったです。

 沼津紹介の場面で、いろいろな店や場所を歌に合わせて見せている中で、アーケードでAqours踊る背景に、一人実在する方なのか?おばさんが一瞬目立ってたです。

 鞠莉ママの名前って、ヘリコプターから名乗っていたけど、マリズマリ??と聞こえるけどそうなのかなぁ?です。

 渡辺 月の存在が、Aqoursをいざなっているようだったです。{/netabare}

 ミュージカル展開の多かった今作、私は好きです。

{netabare} 不思議に思うのは、歌う途中に服が衣装に突然代わる点、いつの間に用意してるのかなぁと思うです。(沼津駅周辺?場面や、、イタリアで3年生が歌う場面、一番最後のライブシーンで3年生が加わる所からなど)

 また音楽はあらゆるの場面で、どこからライブステージもないのに流しているのかなぁと素朴な疑問があるです。(沼津駅周辺?場面や、イタリアで3年生が歌う場面、イタリアの階段広場でAqoursが歌う場面、Saint Snowが洋館の前で歌う場面など)

 キャラの髪型が変わるなかで、印象に残るのは陽リボンを付け替えたり編んだりだたり、千歌の髪飾りが変わっていたりなかったり、ルビィ、ダイヤ、果南が結んだ中でルビィが目立ったと思うです。

 花丸の食事をする姿が、幸せそうだったです。

 パフォーマンスや歌は、{netabare}沼津駅周辺?場面、{/netabare}特に公開前の劇場CNやTVCNで一部流された、イタリアの階段広場、 {netabare}ラブライブ延長戦、ラストのライブステージなど{/netabare}私は良かったです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

72.2 2 2019年度のミュージカルアニメランキング2位
アナと雪の女王2(アニメ映画)

2019年11月22日
★★★★☆ 3.9 (39)
249人が棚に入れました
なぜ、エルサに力は与えられたのか――。命がけの妹アナによって、閉ざした心を開き、“触れるものすべてを凍らせてしまう力"をコントロールできるようになったエルサは、雪と氷に覆われたアレンデール王国に温かな陽光を取り戻した。そして再び城門を閉じることはないと約束した。それから3年――。深い絆で結ばれたアナとエルサの姉妹は、王国を治めながら、失われた少女時代を取り戻すかのように、気の置けない仲間たちと平穏で幸せな日々を送っていた。しかしある日、エルサだけが“不思議な歌声"を聴く。その歌声に導かれ、仲間のクリストフやオラフと共に旅に出たアナとエルサは、エルサの持つ“力"の秘密を解き明かすため、数々の試練に立ち向かう。果たしてなぜ力はエルサだけに与えられたのか。そして姉妹の知られざる過去の“謎"とは? 旅の終わりに、待ち受けるすべての答えとは――。

声優・キャラクター
クリステン・ベル、イディナ・メンゼル、ジョナサン・グロフ、ジョシュ・ギャッド
ネタバレ

NANA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

吹き替え版が観たい!(字幕版も良かったですが)

字幕版にて鑑賞。
アナ雪は前作から大好きなので続編を楽しみにしていました。エルサの魔法の秘密をやって欲しいと思っていたので期待値MAX、でもそれを上回る出来でした。すごいやディズニー!
まあ、前作が大大大好きな人間なので、当然☆5つです。少しだけ残念なのは主題歌がレリゴーほど印象に残らない点。とは言え、劇中歌はどれも良曲ばかりなので贅沢な注文ですが。

今作は冒険要素多めなので1作目のストーリーが合わなかった人でも楽しめそうです。自分はどちらも好きですが。
でも、字幕版を観たせいで会話に集中し切れなかった気がするので次は吹き替え版が観たいです。

内容についてはエルサがヒーローのようだったり、クリストフのMVだったり、オラフの寸劇が見れたりと盛り沢山ですが、以下にネタバレ含むアナ雪2考察を。(長いです汗)


テーマについて

{netabare}
1作目は姉妹の愛、真実の愛とは?がテーマだったと思います。アナは姉と仲良くしたかったけどそれが叶わないので自分の幸せを求めていた。ハンスなら幸せにしてくれるかもしれない、クリストフなら自分を救ってくれるかもしれない、でも、真実の愛は求めるものではなく与えるもの(無償の愛)だった。たとえ自分を受け入れてくれなくても、エルサを守りたい。姉のために命を捧げたアナの行動が魔法を解いた。(魔法を解いたのはエルサじゃないです!そこ勘違いするとテーマがよく分からなくなります)

アナ雪2では、真実を見つめ、自分が出来ること、正しいと思うことを実行する。これ、『モアナと伝説の海』のテーマとかなり似てると思いました。モアナは自分が何者なのか、真実を知り、自問自答しながら答えを見付けた。アナ雪2の場合はエルサとアナ二人がその役目を負っています。
真実を探し求めるのはエルサ、それを引き継ぎ行動したのはアナ。エルサはとても強い魔法が使え、ヒーロー顔負けの強さを持っているけど心は薄氷のように脆いのかも。真実を受け止めきれずに凍ってしまったのだと思いました。アナは辛い真実を受け止め、挫けそうになりながらも立ち上がります。オラフを失い、エルサを失った。(オラフ消失と同時にエルサの死を認識したはずなので)アナが立ち上がったのはアレンデールの人々のため、祖父の間違いを正すため。自分が助かるためではありません。

劇中歌で『ずっとかわらないもの』と言う歌がありました。色んなものが変わっていく、それは自分かもしれないし周りの世界かもしれない。でも、姉妹や仲間との絆は変わらないと。アナがエルサの見付けた真実に気付けたのも、姉妹の絆があったからだと思います。
アナは姉やオラフの死を嘆くことをやめ、その死を無駄にしないためにも歩き続け、自分の頭で考えます。出来ることをしよう。力もないし、エルサのような魔法も使えない。弱い自分が出来ることはダムを壊すこと。それが正しいのか確証はない。でも、悪しき目的で作られた物はあってはならないと。
ダムを壊したことでエルサに掛けられた魔法も解け、水の馬に乗ってアレンデールを守ります。エルサが白馬の王子様のようで格好良かった。
ダムの下流にアレンデールがあったのですね。このダムってやっぱり森の民のためと言うよりアレンデールの水害対策が目的な気がします。尚、人々は地震(地の精霊が暴れた)の時に高台に避難したままだったらしい。(まあ、この辺りご都合主義なのはやむを得ないけど)
水の馬に乗れるエルサだからと言うのもあるけど、ノーサルドラの住む森とアレンデールってそんなに遠くないように思えます。フィヨルドで入り組んだ地形なので、亡き両親は海から回り込んで行こうとしたみたいですが。と言うか、森に入れないから船で調査しに行ったのかも。

ラストの姉妹の立ち位置について、これまでの二人の成長を思えば納得のいくものだったし、これ以上ない綺麗な終わり方だったと思います。
エルサとアナが互いを大切に思い、支え合って生きていくのはこれからもきっと変わらないと思うし、それぞれの役割がある。ちょっぴり住む場所が離れるけど、エルサはいつでもアナの所に遊びに来られるみたいだし。
離れていても心は一緒、今度こそ二つの国を繋ぐ架け橋になろうって凄く綺麗な終わり方じゃないですかね?エルサとアナが姉妹である理由が続編で示されるとは思っていませんでした。
偶然かもしれないけど、ハンスが言ってた王位継承権の話がここに効いてきましたね。アナは1、2通して成長を感じたし、為政者としての素質ありそうです。
一方のエルサは為政者と言うよりは、ノーサルドラの守り神(シャーマン)的な存在になるのでしょうか?でも、一作目と違うのは決して一人ではなく森の民と共に生きていくと言うこと。彼女を必要としている人々がいる。精霊の言葉が聞けるのはおそらくエルサだけなので、劇中で言われたように人々と精霊を繋ぐ存在になるのでしょう。
でも、森が平和であれば普通にアナの元へ遊びにやって来ると思うので、もののけ姫とは違うかな。
{/netabare}


エルサについて

{netabare}
前作は演出で扉が象徴的に使われていたけれど、今作ではほとんど使われていない。なので、前作みたいな拒絶や孤立と言う要素はないと思う。
日本語訳にするとネガティブな感情が誇張されてしまうのかレリゴーの時もかなり曲解されていた気がする。確かに抑圧されていた環境から解放されて清々したと言う思いはあるんだろうけど、ありのまま生きていけばいいじゃん!では駄目で、直後の扉が閉まる演出からも“開放”ではなく引き篭もってしまっただけなんですよね。英文だとかなり投げやりな歌で。それは現実から逃げているだけだと。現社会で抑圧されているマイノリティを結び付けて見てしまうとしつこく連れ帰ろうとするアナは迷惑な偽善者でしかない。流石に、そんな描き方はしてないのでマイノリティのための物語って考えちゃうと楽しめないと思う。^^;
最後は姉妹の思いが通じ合い、魔法をコントロールする術に気付く。それは愛する人達がいたから。アレンデールの人々も温かく女王としてのエルサを迎え入れる。まあ、この辺りはご都合主義ですけど。ディズニーなので大団円。

今作では、アレンデールで姉妹仲良く暮らしていて、楽しい仲間もいる。満ち足りた日々を送っていた。あの声が聞こえるまでは。
エルサは前作のように自分の力を隠したりしないし、他人と違うことで劣等感を抱いてはいないと思う。ただ、自分が何者なのか真実を知りたければここに来いと誰かが呼ぶ。そして、その声はアレンデールにとっても不吉なものに感じられたから自分が行かねばならないと決意したのだと思う。
前作と違うのはネガティブな感情からの家出ではないこと。でも、エルサの危うさを知っているアナは一人では行かせないと付いて行く。結果的にはアナを守るために魔法で自分から引き離してしまうのだけど。
エルサは国を守るためにも自分が声のする場所に行って真実を見極めなければいけないと思ったのだろう。固い意志で困難を乗り越え、その場所に足を踏み入れる。
水の記憶が過去に何が起こったかを見せる。母親の面影が浮かび上がるが、あれが魂なのか水の記憶なのかは不明。個人的には水の記憶で魂のようなもの、けれど双方向の意思疎通は出来ない幻影だと思ってる。
エルサが凍り付いてしまったのは耐え難い過去の真実を知ってしまったから。アレンデールの人々が幸せに暮らすその裏で非道なことが行われていた。それも自分の祖父が。森に住む人々を傷付け、森の精霊達を怒らせたのだと。(あまり怒っているようには見えなかったけども)森が霧に閉ざされてしまったのも祖父達のせい。トロールがアナに「お前なしではエルサは自分を見失う」と言っていたように、エルサはその事実を受け止め切れなかった。だから、凍ってしまったのだと思う。

アナによってダムが破壊されたことで、霧が晴れエルサの凍り付いた心も溶ける。そして、アナが自分の出来ることをしたように、エルサも自分がすべきことをする。自分がすべきことはアレンデールを守ること。(尚、人々は高台の上に避難していた)

ラスト、エルサはノーサルドラ達と共に暮らすことを選ぶが、森やアレンデールを守るためにも精霊のそばで暮らすことは理に適っているのかなと。ノーサルドラの人達も彼女を必要としているだろうし、何か異変があればいち早く察知出来る。水害からアレンデールを守ることも出来る。
アレンデールはアナが治めればいい。エルサは、どんな時でも立ち上がれるアナを誇らしく思ったと思う。そして、彼女のそばには支えてくれる仲間達がいる。
エルサはエルサにしか出来ないこと、すべきことをしようと。もう二度と誤ちを犯さないために、アナと二人で二つの国の架け橋になろうと。
エルサもアナもそれぞれが自分がすべきこと、出来ることをしようと決意した上での別離だが、エルサならすぐに遊びに来れると思うので、そこまでしんみりした気分にはならなかった。立場が変わっても姉妹の心は一つ、互いを思い合う気持ちは変わらない。まあ普通にジェスチャーゲームをしたり、お城にお泊りとかしてるイメージが湧くので。

ところで、エルサが精霊だったと言っている人がいるけど、精霊と人々を繋ぐ存在、じゃなかったですかね?この辺もうろ覚えなのでもう一度観たい。あくまでもエルサは人間で、過去の事件がきっかけで精霊から特別な魔力を授かったと理解したのですが。精霊の声が聞けて水の記憶を見ることが出来る存在。
前作では扉の演出が秀逸だったけど、今作は水の使い方が上手かったですね。水の記憶がエルサからアナに伝わったり、オラフを復活させたり。亡き人の魂も全て水が記憶していると。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

洗練された続編

2019年11月公開の映画。
映画「アナと雪の女王」の正統な続編です。

前作はどちらかというとアナ主役、今作はどちらかというとエルサ主役。
前作よりもストーリーがすっきりしていますし、全体的に完成度も高い。私は1回しか見ていないのでわかってない所もあるかも?
でも劇場で見て損は無いと思いますよ。

【音楽】
メロディも歌唱も歌詞もとても良かったです。
前作はレット・イット・ゴーの日本語訳詞が物語の流れに則したニュアンスじゃないと感じてしまってミュージカル要素として非常に残念だったけれど(CDで聴くなら間違いなく名曲ですよ!)、今回はそのような齟齬も感じませんでした。
前作に比べると全体的にしっとりした曲が多くて、口ずさむより聴き入りたくなるタイプかな。

【ビジュアル面】
エルサとアナのドレスが相変わらず綺麗。純粋なデザイン性だけでなく、立っていても動いていてもシルエットが美しい。
秋の風景がとても綺麗でした。冬が来る前に秋がある=紅葉のノーサルドラの森から氷に覆われた島へ向かうことで真相に迫っていくという演出だったのかな?
氷と水の世界もさらに美しくなっています。氷の中は異世界、水のある場所は現世と感じるような印象的なシーンが多かったです。


【感想】
{netabare}
父と母の想いを受け継ぎ祖父の過ちを清算する、継承と変化の物語だったのかなと思います。

前作では自分の力を恐れていたエルサの「魔法はそういうものじゃないわ」という祖父への言葉が印象的でした。
エルサにとって、平和に暮らすだけなら魔法は必要ないのは以前と変わらない。でも王国を救うためにノーサルドラに赴き、魔法の力を持つ自分にしか果たせない使命を知り真っ直ぐに向き合いました。
精霊の存在と自身の魔法の力、王国・異民族間の軋轢とエルサの出自。世界とエルサの力を結ぶ要素が対比的にストーリーに組み込まれています。

アナは結婚し国を治める立場になります。暖炉の前で恋人と笑い合い女王を影から支える私的な立場から、王婿を迎え国を背負う女王(公人)へ。
一人で負うべき責任を自覚したエルサにどこまでもついていきたがるのは、もしかすればアナの幼い我儘だったかもしれません。アナとクリストフとのもどかしい恋模様も結婚という社会的責任を伴う変化への躊躇いや不安を描き出していると思います。

前作でエルサは、力を持つ自分を誰も理解してくれなくても、愛することは出来ると気づいた。それが魔法を制御する鍵でもありました。
今作は愛のある暖かな場所を守るばかりでなく、自身の責任を受け入れて生き方を選ぶ物語でした。愛は変わらないものであり愛を与え合いながらも、エルサとアナはそれぞれの使命を得たのですね。
{/netabare}


【雑感】
{netabare}
…ところで「冒険ものになって残念」という感想をあにこれ以外でたまに見かけるんですが、私はそうは思わなかったなあ…。魔法は前作から登場していたし、冒険ものの要素が無かったとは思わない。
エルサの魔法は「他人には理解できず逃れられない絶対的な個性」を視覚化し、エルサの孤独を浮き彫りにするギミックだったと考えています。
今作は人と精霊の架け橋という孤高の存在となることを受け入れていて、孤独とは違うけれどやっぱりエルサの立場を完全に理解できる人間はいない。だから前作と今作に通底する命題は、発展はしているけれど同じだと思います。

固有名詞がちょっとエキゾチックな響きで好きなんですが、予習せずに行ったのでちょっと覚えにくかった…w
EDのクレジットが結構長くて、最後に小芝居があるのに辿り着くまで辛抱が要ります。お隣の家族連れが物語終了と同時に席を立ってしまってて、最後にオラフも出るのに勿体なかった。余計なことですけど…。
{/netabare}
(2019.11.27)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

真実の愛の次は、第5の精霊 +

 アナ雪続きのお話で、エルサ大活躍、それを引き継ぐアナだったデス。吹替版、見たです。

 幼い頃のアナとエルサと両親、父親から語られる自己体験による魔法の森のお話だったデス。
 皆んな幸せの中、エルサにだけ聴こえる謎の「あーあっあっあー」歌声だか?雄叫びが、エルサを突き動かし、住んでる国に災害を招くことから話は、タイミングの良すぎる急展開の連続へと誘うのです。
 役者は、エルサ、アナ、クリフトフ、スヴェン、オラフと決まったパーティ。
 エルサに感知できる、魔法の森、見るからに仕組まれているとしか思えない展開、登場人物はわかってても見逃せ無かったです。

 エルサ魔法冴えまくりで、{netabare} 終盤にみせるイメチェンも{/netabare}なかなかです。

 全体的にミュージカルが、良かったです。エルサの歌が、抜きにでてた感あったけど、クリストフの歌、素晴らしかったです。
 アナに対する思い、{netabare} アナの幻影を見て婆さんに告白する所が、うけたです。また、トナカイ達と奏でるミュージカルが、{/netabare}良かったです。

 エルサの突き止めた真実、エルサ大丈夫?、オラフは?それを引き継ぐアナ、タイミングよく駆けつけるクリフトフは、要必見です。

 正しき行いの後に訪れる幸せは、無くてはならないものだと改めて思い知らされたです。終わりよければ全て良し、「これで、いいのだ!」です。

 CG、魔法演出など、歌も良かったです。
字幕版も楽しみです。
    【2019/11/22】



字幕版見たです。

 やっぱり、雰囲気、歌が違います。{netabare}出だしのアナ&オラフ→クリストフ→エルサの歌がよりよくなってたです。

 エルサにしか聞こえない、エルサを眠らせない「あーあっあっあー」は、まんまだったです。
クリストフ男前増した感じだったし、オラフもなかなか、エルサの歌も断然違ったです。{/netabare}

 吹替版見て、字幕版見たほうが、より楽しめると思えたです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

70.4 3 2019年度のミュージカルアニメランキング3位
劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム(アニメ映画)

2019年6月14日
★★★★☆ 3.9 (20)
102人が棚に入れました
覚えていますか? あの言葉を。聴こえていますか? あの歌が。君と一緒にたどりついた夢の王国で、ST☆RISH、QUARTET NIGHT、HE★VENS の奇跡のライブが、いま始まります!

声優・キャラクター
寺島拓篤、鈴村健一、谷山紀章、宮野真守、諏訪部順一、下野紘、鳥海浩輔、森久保祥太郎、鈴木達央、蒼井翔太、前野智昭、緑川光、小野大輔、代永翼、内田雄馬、高橋英則、木村良平、山下大輝
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

正真正銘ライブ

 正に1000%2000%といったライブそのもののアニメだったです。王国をテーマに繰り広げられるライブは、ST☆RISH、QUARTET NIGHT、HE★VENSの一体となった競い合いのない夢のステージだったです。

 通常上映で見たです。そのほか、全く同じものと思われるを応援上映という形でも上映しているので、声を出したり、サイリウムかざしたい人達でも対応できる上映形態だったです。
 うたプリの歌、ステージをを楽しみたい人向きです。

 ST☆RISH、QUARTET NIGHT、HE★VENS、個別ステージ以外にもコラボと言えるキャラそれぞれ、見たこともない組み合わせのユニットによるショートステージも見所です。ステージの進行において、それぞれのキャラによる気持ちを語った進行は、なかなかです。
 音楽を楽しみたい、こうすると楽しんでもらえる、限られた時間の中で忘れられないステージにしたいというような、いろいろな思いが詰められていたです。

 ライブ、アイドルを歌ったアニメは、これまで多くありましたが、最初から終わりまでここまでライブという演出設定は、見たことなかったです。

{netabare} 春歌をはじめ他のキャラ達は出てこないけど、EDに静止画で登場するです。{/netabare}

 何から何までライブをしている設定だったので、これが物語として評価できるのか?迷ってしまうです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
ネタバレ

姶良 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

最高のライブビューイングでした!

最初から最後まで全編ライブ映像ということで、映画を観に来たというよりもライブビューイングを観に来たという気持ちで見ました。
セットリストは知らない曲ばかりでしたが(映画用の新曲が多かった感じなんですかね?アニメは全部見てるんですけど、見たの結構前なのであんまり覚えてないです(;´ω`))それでも楽しかったです。ライブ演出も、実際にしたらものすごくお金がかかるだろうなってものや、物理的に無理だなってものまであり、夢があっていいなぁと思いました。
ただ、ライブビューイングとして見てたので、MCが長いなぁと思ってしまいました。人数が多いので、一人一人を喋らせようとしたら長くなるのは仕方ないのですが、もっと曲を聞きたかったです。

アイドル系のアニメを好きになる度に、そのアイドルのライブをノーカットで全部見たいと思っていたので、今回その願いが叶って嬉しかったです。
個人的には、{netabare} アンコールで嶺ちゃんがマラカス持って出て来た {/netabare}のが一番テンション上がりました。笑

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1
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