ミッションスクールでMr.Childrenなアニメ映画ランキング 1

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74.5 1 ミッションスクールでMr.Childrenなアニメランキング1位
きみの色(アニメ映画)

2024年8月30日
★★★★☆ 4.0 (34)
136人が棚に入れました
高校生のトツ子は、人が「色」で見える。
嬉しい色、楽しい色、穏やかな色。
そして、自分の好きな色。

そんなトツ子は、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女・きみと、
街の片隅にある古書店で出会った
音楽好きの少年・ルイとバンドを組むことに。

学校に行かなくなってしまったことを、家族に打ち明けられていないきみ。
母親に医者になることを期待され、隠れて音楽活動をしているルイ。
トツ子をはじめ、それぞれが誰にも言えない悩みを抱えていた。

バンドの練習場所は離島の古教会。
音楽で心を通わせていく三人のあいだに、友情とほのかな恋のような感情が生まれ始める。 周りに合わせ過ぎたり、ひとりで傷ついたり、自分を偽ったり― やがて訪れる学園祭、そして初めてのライブ。 会場に集まった観客の前で見せた三人の「色」とは。

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

皮肉なことに「山田尚子の色」のせいで、作品としてぼんやりしたのかも。

 2回目を見てしばらく考えていたのですが、山田尚子氏は「リズと青い鳥」でも強く感じましたが、自分の演出力に自己陶酔しているのではないかと思います。正直いえば、脚本的には本作はあまりにもフラット(作品として盛り上がりがないということもあるし、内面の変化が単純で一次関数的と言う意味)です。

 いや、フラットなのはフラットにしたいからそうしているのだと思います。あえて、きみとルイについてはテンプレの悩みにして浅く見せることで、共感あるいは自己投影をさせたいんだと思います。

 ただ、その見せ方が「聲の形」芸になってしまい、それこそ「山田尚子の色」を見ている観客に強要している気がします。もちろん山田尚子氏のそういう作風が好きという人もいるでしょうけど、それでは文学にはなりえません。

 2回目で気が付いたのですが、楽器と長椅子が偶然落ちている。いや、ありえないだろう、という気はします。そういうご都合主義も結構感じました。まあ、そこはわざとな気がします。が、そういうところがちょっと脚本としては引っ掛かります。

 一方でトツ子の使い方は非常に上手いと思います。たぶん天使なのではないかという第一印象があっているかどうかはわかりません。一応自分事としてコンプレックスを持っている雰囲気は少ーしだけあります。まあ、それは逆に余計な気はしますが。

 教会とトツ子を組み合わせて、修道女の先生を置いたのはいいんですけどね。それがあるから話的には面白くなったと思います。ただ「けいおん」に見えてしまいます。

 これが山田尚子氏の1作目だったら評価できたと思うし、あえて悩みを具体化せず矮小化したことが上手く機能したと言えるかもしれません。「リズと青い鳥」で感じた嫌悪感を本作に持たなかったのは、人気作に胡坐をかいていないオリジナル作品だからだと思います。

 こうやってしばらく考えてしまう作品に仕上げてくるのは力はある人なんだなあと思います。批判的というよりはトツ子とはなにか?を考えさせるし、トツ子がいることできみがどう救われたかをぼんやりと考えてしまいます。

 ただ「きみの色」という作品が皮肉なことに「山田尚子の色」を意識しすぎて、アーティー(芸術家ぶっているという悪い意味)な作品になってしまっています。もっと進化しないと…興行収入的に厳しいでしょうけど、次回作くらいは作れる可能性があるんでしょうか?だとしたら次で自分の色から脱出してほしいところです。それこそが本当のきみの色になるんじゃないでしょうか。

 2回目を見て、ちょっと評価を下げたい気もするし、うーん、隠れた意味…というより、山田尚子氏が意識していない無意識の何かがそこはかとなく感じられるのである意味では評価を上げたい気がするし…




1回目視聴レビュー

トツ子が天使という事?文学のような文学じゃないような…

 冒頭の30分くらいの第一印象ですが、ヒロインは「けいおん」の唯で「聲の形」演出で「リズと青い鳥」風味と言う感じで、山田尚子氏の手持ちの素材を全部混ぜたような感じだなあと思いました。要するに既視感があってちょっと退屈な気がしました。

 それとヒロインを小太りのそばかす、天然の性格造形、名前が「トツ子」と言う部分でポリコレ意識を感じて少し作品との距離感は感じます。

 ただ、その印象のまま見続けていて最後まで見ると決して視聴後感は悪くないんですよね。面白かったかと聞かれると、課金してみたからなんとか最後まで見られたのかもしれないという気がしますが、一方で3人の行く末を見たい気になったのも確かです。

 文学性があるような無いような。山田尚子氏の内面…それもドロドロしたものをさらけ出した私小説感はないし、文学っぽいストーリーを頭で考えたようなあざとさは確かにあります。

 色が見える、退学、テルミン、太陽系、カトリック、長崎そしてバンド。そういう設定がそれぞれのキャラ描写に活きていたかというと、1回目では読み取れませんでした。

 泊まり込んで皆で話し合った雪の日の一夜を描きたいという意図なのかなとは思います。そこがストーリーの構造的には修学旅行と対になっていると思います。学校の仲間とは修学旅行に行かず、(アクシデントではありましたが)合宿には行ったということですね。

 そして、ヒロインはトツ子ですが最後のシーンを見ると、ダブルヒロインの1人「作永きみ」を描きたかったのかなという気はします。まあ、だから「きみの色」なんでしょう。そして「きみ」とは視聴者でもあるのでしょう。

 この子が退学する理由がドラマになっていないのが、一番のポイントと言えばポイントなのかもしれません。祖母と対比すると何かに言われなき反発をしたのかもしれませんが、そこを描かないことで作品として成立している気がします。つまり、見ている個々人がその裏に何を見るかで意味が変わるような、自分のIFを重ねるような…わかりませんけど。だから「きみ」の色ということです。

 名前を考えると「日暮トツ子」の日暮は日々の暮らしを淡々と生きているような、無垢性を感じます。トツというのはトツトツという言葉にすると「上手くしゃべれない事」ですから、言葉が苦手だというのが特徴なのでしょうか。

 本質を色で見れるところ、自然に祈ってしまうところ、踊るところ、言葉を持たないことこなどはそれを表しているのでしょう。それが、すなわち聖性であって要するにカトリックと合わせて巫女であり天使なんだと思います。愛のキューピットととると考えすぎかな。だから、修道女先生の日吉子が日暮トツ子を気に掛けるのも、そういう意味なのかもしれません。もちろん日吉子は昔の自分とトツ子を重ねている気もしますが。聖性があって無垢だからトツ子は奥行きというか内面が見えない天然キャラなんだと思います。
 あとは太陽系の中心は日だからなあ…というのもちょっと意味があるのかもしれません。

(追記 いまボーっと音楽のシーンを見ていたら、舞台を正面から見たカットで、トツ子のバックが天使なんですよね。やっぱりトツ子=天使でいいんじゃないかと思います。あ、あと「フォレストガンプ」の主人公とか、「漁港の肉子ちゃん」の肉子とちょっと類似性があるなあと思ったりもしました)


 影平ルイのテルミンは、本質は個性があるけど親のレールから離れられないということを象徴しているのかなあ?

 音楽のシーンをかなり長くとっています。映像からはあまりそこに意味が込められているとは思えません。音響がセリフと音楽のバランスが悪くて歌詞が聞き取りづらく確認していないのです。3人が作った作品をわざわざ尺をとって見せているので、歌詞が聞き取りづらいのは非常にもったいないです。がんばって聞いたところ、何か曖昧な青春の感情みたいな歌詞な気もしました「水金地火木土天アーメン」は非常に耳に残ります。


 映画としてはエンタメ性が不足しているという事もできますが、じゃあ、他の見せ方があるかというと、難しいですね。アニメ映画として不満足かというと、わかりません。正直、やっているパーツパーツはありきたりですが、トータルで見た場合、感情…いや、むしろ意味性を探して思考が動くかなあ…うーん、よくわかりませんが、この作品は人気はでないだろうなあというのはわかります。

 アマプラで見たのである程度、いきつ戻りつ考察はしましたけど、映画館でみたらどういう印象になるんでしょう?

 作画は素晴らしいです。音楽はそれほどでもないけど悪くはないという感じです。ストーリー、キャラは…うーん、うーん…本当は評価できずで3と言いたいところですが、まあ、一応3.5点かなあ。オール3.5で作画を5にするとちょうどいいかも。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 9
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

大人が意外と分かってくれる温かいバンド作品

ミッション系スクールなどを舞台に、
バンド活動を始めた女子2人、男子1人の葛藤と青春などを描いた、
山田尚子監督のオリジナル劇場アニメ(100分)

【物語 4.0点】
近年の山田監督作品としては優しい世界。

教会系ならではの厳格な校則などで圧迫された若者の鬱屈が、
音楽として噴出して、鑑賞者のハートを突き刺してくる作品なのだろうか?
山田監督ならではの、痛切で叫びたくなるような心情、青春表現等を警戒して、
私はガチガチにガードを固めて挑みましたが、
今回はストレスを除いていくという監督方針で紡がれた本作は、
案外、穏やかで、鑑賞直後は、正直、拍子抜け感すらありましたw


盟友、脚本・吉田 玲子氏とのタッグ作でもありますが、
主人公の一人・日暮トツ子のゆるふわなキャラクターの躍動などを見ていると、
『リズと青い鳥』『平家物語』よりはむしろアニメ『けいおん!』くらいのムードで、
肩に力を抜いて楽しむスタンスで行ったほうが上手く折り合えるのかもしれません。

が、穏やかな中にも、祖母に{netabare} 退学{/netabare} を秘密にしている作永きみだったり、
家業の医者を継ぐという期待に反するように陰で音楽をやってる影平ルイだったり、
大切な人に嘘を付いているという後ろめたさなど、青春アニメとしてちゃんと痛みは取り扱われています。

ただ、多くのささくれだったバンドアニメとは異なるのが、
登場する大人たちの多くが、少年少女が悩んで音楽に走ってしまう気持ちを理解している所。
大人として社会のルールなど筋を通さねばならない建前は取り繕いつつも、
子供の葛藤を罰で押し潰さないよう配慮する。
青少年が呼吸できる余白がこの青春映画にはまだあるので救われます。
特にシスター日吉子の規則破りに対する采配は、迷える子羊たる少女たちの気持ちを汲んでいて絶妙でした。

クライマックスは主役3人のライブシーン。
ここも分かってくれない大人にトゲを刺して思い知らせてやろうという痛快さよりも、
大人だけど、君たちの気持ちは若い頃心当たりがあるから分かりますよという温かい積み重ねの上に歓待される、多幸感が胸を打つ感じ。

ライブ後、{netabare} トツ子が花畑で踊るシーンが印象的ですが、
私はそれ以上に、生徒にバレないように淡々と退場した後に、
踊り始めるシスター日吉子にホッコリさせられます。
(※核心的ネタバレ){netabare} 元ロックバンドGod Almightyメンバーとして、ライブ中ノリノリになるのずっと我慢してたんだなとw{/netabare} {/netabare}


【作画 4.5点】
アニメーション制作・サイエンスSARU

周囲の人間を“色”として認識できるトツ子。
憧れの作永キミの色は青など。でも自分の“色”はまだ分からない。
他人には中々理解してもらえないトツ子から見る世界を、
色を知覚する人体の原理から解きほぐして、
鑑賞者の“ピント調節”をしてくる冒頭映像から、表現に意欲的な作画・背景。

色彩設計の小針 裕子氏。
過去作では、個人的に特に『GREAT PRETENDER』のカラフルな背景、建物の色使いが好み。
本作でもキミのブルーに合わせて、背景を海の青などで合わせてくるなど、
色彩にも統一感がありました。

トツ子の色は何色か?が一つの焦点ですが、
映像見ていれば、あぁやっぱりその色だよねと納得できます。


ライブシーンは手描き重視。
私はどちらかというとライブはCG派ですが、
クールなテクノサウンドで敢えて、奏者の汗が滴る繊細な手描き表現などを見せられると、
まだまだ手描きで表現できるライブの醍醐味はあるぞと唸らされます。


トツ子に作詞のインスピレーションを与えた授業での太陽系の自転・公転運動の資料映像。
座標が固定された太陽の周りを惑星が公転するイメージ映像ではなく、
銀河系の周りを約2億5000万年かけて公転する太陽に追随するように絡んでいく惑星というリアリティ重視の方の映像を私は久しぶりに見ました。
{netabare} 猛進する太陽が、青のキミからトツ子の顔面に投じられたドッジボールとリンクしたトツ子の妄想には吹き出してしまいましたがw{/netabare}


【キャラ 4.0点】
日暮トツ子。ミッションスクールの寄宿生。楽器ド素人なのに憧れの作永きみと親密になりたい欲求から3人でバンドにやろうと言い出す。他人が色として見える共感覚だけじゃない不思議ちゃん。乗り物酔いに弱い。バレエ経験者。

作永きみ。聖歌隊メンバーとして他の生徒からも慕われるも、期待される自分を捨てるようにギターに惹かれていく。{netabare} その末に退学。{/netabare}

影平ルイ。離島の医師の息子。シンセなどの中古楽器をかき集めて、密かに音楽に没頭している。

以上の3人がメインキャラのバンドメンバー。
トツ子からきみへの想いは、ある種の百合含み。
きみとルイの間には恋愛の波動もあり、トライアングルの波乱も予感させますが、
この3人の関係性は恋愛と一言で片付けられない物があり、
私は今も的確な答えを導き出せていません。


【声優 4.0点】
トツ子役の鈴川 紗由さん。きみ役の髙石 あかりさん。ルイ役の木戸 大聖さん。
メインキャストは約1600人の中から若手俳優陣をオーディション選出。
鈴川さんにはアニメ声優願望があり、髙石さんには舞台経験しかも2.5次元舞台でキャラ声での歌唱経験もある。

トツ子はゆるふわ属性のキャラ声での対応が求められ、
きみには歌唱に加えラスト{netabare} 「頑張ってっ~!」{/netabare} の絶叫シーンもありましたが、
3人とも声でキャラを作り、声を張ることができていたと思います。

指名よりはオーディション。舞台など声に力を込められるだけの素地があること。
良好な俳優キャストの条件は揃っている布陣だとは感じました。


が、私はそれでもアニメ声優の経験豊富な方がメインやったらどう良化しただろう?との欲は捨てきれませんでした。
トツ子のルームメイト“森の三姉妹”というモブキャラポジに、
『平家物語』主演の悠木 碧さん、『けいおん!』紬(つむぎ)役の寿 美菜子さん。
山田監督作の出演経験者も配されていただけに、
例えば、この実力者2人がメインだったらとか邪念が入ってしまいます。


【音楽 4.0点】
劇伴担当はこちらも山田監督とは腐れ縁の牛尾 憲輔氏。
シンプルなピアノとストリングスのミニマル・ミュージックでキャラの青春の掛け合いを下支えするお馴染みの仕事ぶり。

一方で、テクノ志向なバンド・しろねこ堂の楽曲群では、
牛尾サウンドのもう一つの特色であるシンセ和音が際立ちます。
さらには、最古の電子楽器テルミンまで登場し、楽曲にアレンジ。
(アンテナに手をかざしてプオォ~ンなどとSFチックなサウンドを発生させるやつ。マニアック過ぎますw)

教会で鳴らすには突飛な曲風でしたが、
シスター日吉子に言わせれば、感情や気持ちが表れていれば、
しろねこ堂のサウンドもまた聖歌なのです。

「水金地火木土天アーメン」
山田監督自らが発したワードから構想されたというこのライブ曲。
私も思わず踊り出したくなる謎の中毒性がありますw


ED主題歌はMr.Childrenが「in the pocket」で、
2009年の劇場版『ONE PIECE~』以来のアニソン提供。
歌詞世界も、牛尾氏参加のアレンジも、まずまず作品に寄せて来てはいましたし、ミスチルは好きなバンドではありますし、
従来の山田作品ファンとは違う層への訴求力もあるのでしょうが……。

私はエンドロール後に{netabare} 「水金地火木土天アーメン」のダンス映像入れる{/netabare} くらいだったら、
最初からEDも、しろねこ堂で良かったのではないか?
とこれまた邪念が入ってしまいました。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 19
ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

キャラの印象が・・。

・・・薄い・・・?

鑑賞直後に、作品から感じとったイメージです。

でも、それこそが、本作に強みを与えている "一番の理由" と読み取っています。



きみの色。

表向きは、作中のキャラを語るだろうテーマですが、裏返せば、作品を鑑賞する人にむけて射影されていると感じました。

山田監督が描こうとする「きみ」は、鑑賞する「わたし」の想い、「あなた」の気持ちに、なにかのハレーションを起こすような気がします。

そう思うと、キャラが薄いのにも納得できます。

「あなた」自身を、3人の主人公に投影し、そのポジションに立つためのシナリオなのですから。



観ていて感じたのは、ストレスが全くないということでした。

そのあたりは「登場するキャラに、いい人しかいない。」とも言えるのかもしれませんが、私はそれは大事なことのように思います。

今、私たちの社会は混とんとしていて、学校の集団にせよ、進路に向かうにせよ、自分の身の置き所が、とにかく不安定な世の中です。

そんな時代にあって、本当に大事なことは、自分の土台作りなんじゃないかなって思うのです。

本作では、3人のメンバーが、バンドを組み、演奏をするなかで、自分の存在意義だったり、社会との距離感だったりを、お互いに問いかけ、答えを見つけ出そうとするストーリーになっています。

だから、彼らが見つけた何かを、見つけようとした何かを感じ取ることができるなら、それはテーマに触れたことになるんじゃないかなって思います。



お話としては、3人の色がそれぞれに提示されます。

最後に束の間、{netabare} 3人目の色が演出されますが、{/netabare} そのとたん、私はみるみる心がぬくもり、胸に沁みこむものがありました。

思いどおりにできなかった過去も、平凡に流されている毎日であっても、自分が自分らしくあっていいと思える感覚は、思いがけなく尊いものだと思います。

本作が問いかけている「きみの色」は、視聴者自身の色、あなたらしい色のこと。

その色は、年齢とか境遇とかには関係なく、今の自分の深いところに問い返すことのできるものなんだろうと思いました。



小ぶりな作品と言えば、確かにそうなのかもと思います。
でも、私はこうも思います。

山椒は小粒でピリリとからい、と。
真っ白なパレットとキャンバスは、自分の手の中にある、と。

たとえ、世間から埋没し、目立たなくいたとしても、自分の可能性だけは誰にはばかることはない、と。

きみの色は・・・、わたしの色は・・・。

あなたの色に、やわらかなエールを送ってくれる、ステキな作品だったと思います。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 14
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