ミステリーで怪異なおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのミステリーで怪異な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月29日の時点で一番のミステリーで怪異なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.7 1 ミステリーで怪異なアニメランキング1位
妄想代理人(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (803)
4201人が棚に入れました
『妄想代理人』(もうそうだいりにん)は、マッドハウス製作の今敏監督によるアニメ作品。
疲れた現代社会を癒す人気キャラクター「マロミ」をデザインした鷺月子は、ある夜、通り魔少年バットに襲われた。
突如世間に現れた少年バットは次々と人々を襲いはじめ、市井の人々を恐怖へと陥れていく。しかし、幾人も被害者が出、多くの目撃者がいるにも関わらず、少年バットは一向に捕まりそうになかった。刑事猪狩慶一と馬庭光弘は捜査を進める中、被害者の持つ不思議な共通項に辿り着くのだが…。


声優・キャラクター
能登麻美子、桃井はるこ、阪口大助、飯塚昭三、関俊彦、槐柳二、京田尚子、内海賢二、陶山章央、山口眞弓、中嶋聡彦、水樹奈々、藤原啓治、三石琴乃、津村まこと、郷里大輔

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

少年バット

『パーフェクトブルー』『東京ゴットファーザーズ』と世界的に高い評価を受けた今は亡き、今 敏監督の初のTVシリーズ、ということで、妄想代理人
ゾクゾクする面白さがありました、全13話の1クール
これは見てよかったです
電波なストーリーの中に今敏監督の哲学的な思想が粘着してる、ポストモダンなアニメとでもいうのかな
トリッキーな内容で大人向け、難解で台詞が深いです

見る人それぞれに違う印象を与えるストーリー
この作品自体が劇中劇であるっていう見解が強いです
自分もいろいろ考えてみて、自分なりの答えを見つけたのですが、それも数あるうちの一つのポイント
答え合わせとはちょっと違うのですが、監督による、この作品の解説、制作秘話なんかが書かれてる「妄想」の産物ってサイトがあるので、照らし合わせてみるのもまた面白いですよ

作画は、本気のマッドハウスという風評通り、その世代にしてはかなり安定してます
おっとキャラデザを責めるのは堪忍ですよ
そういう作品なんです
萌えとまでは流石にいかないにしても、それでも声優の演技に助けられてたましたね、ツッキーの可愛さとか

OP「夢の島思念公園」
私は平沢進だぞ平沢唯じゃないの人dtkr
超怪電波ソング、初聞の人は、たぶん怖いと思うんじゃないかな?
このOP映像の構想なんかは、四畳半神話体系に受け継がれてますね、結構好きです
EDも計り知れない面白さと恐さがありまして、完全にラ㍑

声優は総じて豪華
マロミにモモーイこと桃井はるこを持ってきたのはイミフですが
能登可愛いよ能登
飯塚昭三関俊彦三石琴乃田中敦子内海賢二京田尚子槐柳二
他方、少年バットは声いらなかったかななんて思います

印象に残るキャラクターを次々と生み出す
ありふれているようで、そうでない
思い返してみると、いやぁ褒め言葉の常套句しか思いつかない
刑事二人組みとか好きよん


すごいもん見たなぁっていう高揚感があります
こんなすごいものがアニメの中にあるんだなぁって
これだけのものを表現できるアニメという媒体、あぁ良きかな良きかな

投稿 : 2024/12/28
♥ : 15

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

浦沢直樹の原作に押井守の感性が混ざったかんじ。

世界の多くの映像作家が惚れ込んだ今敏のTVアニメシリーズ。ご存命であれば湯浅政明さんより世界的に影響力のある映像作家だったと思う。

まず、浦沢直樹の原作漫画のようなサスペンスの作り込みがうまい。現代社会の闇を臆さず描き、売春問題、貧困問題、いじめ差別問題などなど。。日本社会で見て見ぬふりをしている問題に正面から切り込んでいる。

まるでデビットリンチのツインピークスのような複雑なプロットであり、全体の構成として意識はしていると思う。

あとは押井守やペンギンハイウェイの石田祐康のようなシュールレアリズム絵画への傾倒という感じで、やたらと引用が多い。これは劇場映画「パプリカ」や「千年女優」も同じである。

非常に知的な作品だが、押井さんほど暗く難解な表現はなく、石田さんよりあっけらかんとしていない、本当に作品の骨太さで言ったら右に出る人はいなかっただろう。若くして亡くなられて本当に残念な損失だったと思う。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 33

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

逃避願望が生み出した妄想

2004年に放送された今敏監督の初めてのテレビアニメ。(全13話)
『パーフェクトブルー』『パプリカ』などで
人間の二面性や心の奥底に眠る劣等感、希望と現実、
それとは裏腹な複雑な想いなど描いてきた今監督だが、
このTVアニメ作品は、これまでのテーマに娯楽的要素も踏まえながら
さらにわかりやすく表現していたなと思う。

マスコットキャラクターデザイナーの主人公・鷺月子が、
ある夜、怪我をして病院へ運ばれ、事情聴取した刑事に
「ローラーブレードを履き、金属バットを持った少年に襲われた」
と伝えるところから物語が展開していく。

その後、次々と被害者を出し、人々を恐怖へと陥れていくのだが、
目撃者がいるにも関わらず、少年バットはなかなか捕まらない。
捜査を進めていた刑事・猪狩慶一と馬庭光弘は
被害者たちの持つ共通項に辿り着くのだが・・・というお話。
で、この共通項に辿り着いてからのほうが長い話になっていく。

がしかし、これは単なる犯人探しのストーリーではないところが面白い。
人は誰でも、自分を追い詰めるような事情を背負っていたりするし
どんなに苦しくても逃げずに現実を受け入れ、乗り越えることができれば、
あまり揺らぐことなく生きていけるのものなのかもしれない。
観終えて、そんなことをふと思ったりした。

自分を追い詰めていくのは自分なのに、誰かのせいにしたがる心理。
噂が噂を育て、噂からくる人の想像力が巨大なデマを育んでしまうという現象。
また、一見事件には無関係に見えるアニメ制作の現場でも実は、1人1人が
それぞれのスケジュールと責任において、追い詰められていくって様子を
コミカルさを交えつつ、アニメの中でアニメ制作現場をアニメで見せるという
半ば自虐的な見せ方には思わず唸ってしまった。
そのほか、ネットを通じて集まった自殺志願者の逃避願望をバット事件の
被害者達の追い詰められ方と対比させていたのもなかなかだった。

そして、猪狩刑事の妻の言葉や猪狩刑事自身の言葉、すごく納得できた。

心理描写や社会現象に関しては、怖いほどにリアル。
だけど、例えばアニメやキャラクターに癒されることは、
決して現実逃避だけではないと思うし、そのすべてが偽りの救済とは
言い切れないとも思う。

とりあえず、追い詰められない人間、悩みのない人間なんて
きっと誰ひとりいないはずだから
スポーツで汗を流すのと同じように、または少しの昼寝をするように、
自分の居場所に逃げ込むことは、決して悪いことばかりとも思えない。

たとえ世の中が間違っていようと、自分が正しくあれば生きていける。
噂を創り出すことなく、噂を鵜呑みにしてしまうこともなく、
自分自身の足で地面に立ってこそ、人間は強くいられるのだろうね。

テーマは暗い印象だったが、後味の良い作品だった。
今監督らしい、細かい部分へこだわった演出も健在だったし、
ノスタルジーに浸れる懐かしい風景にも出逢うことができた。
本当はまだ拾いきれていない謎もあるかもだが、
そのあたりは宿題として、今は亡き今監督を偲びつつ、
また機会があったらぜひ観直してみたい。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 61

74.7 2 ミステリーで怪異なアニメランキング2位
暦物語(その他)

2016年1月9日
★★★★☆ 3.8 (706)
4427人が棚に入れました
怪異に曳かれつづけた阿良々木暦の一年間。
これまでの"物語"と"物語"の間でひそかに生まれていた、いまだ語られていないエピソードたちを、一月に一話からなる12編の短編連作で巡る。

<物語>シリーズ公式アプリだけで視聴できる短編アニメという新たな形でつづられる、暦達が過ごした1年間。
そして"物語"は運命の朝へ向かう――。

声優・キャラクター
神谷浩史、斎藤千和、堀江由衣、加藤英美里、沢城みゆき、花澤香菜、喜多村英梨、井口裕香、水橋かおり、坂本真綾、早見沙織、白石涼子、ゆきのさつき

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

阿良々木暦高校3年生の青春怪異談

まあ、配信アニメと言うことで不評の人も多いみたいだけど、自分はDVDでゆっくり見たので特に不満は無し。

というかDVD2枚でこれだけ見れるのなら大満足の部類。
なぜBDじゃないのかは置いといて、全12話 暇つぶしには最適のアニメ。
他のシリーズとの違和感は全く感じなかったので、ソフト化で修正かな。

阿良々木君の高校3年生の1年間を12話で描いているのだが、以前の作品とのダブりは無く、完全新作なので安心して観れる。

こよみストーン  羽川翼
こよみフラワー  戦場ヶ原ひたぎ
こよみサンド   八九寺真宵
こよみウォーター 神原駿河
こよみウインド  千石撫子
こよみツリー   阿良々木火燐
こよみティー   阿良々木月火
こよみマウンテン 忍野扇
こよみトーラス  忍野忍
こよみシード   斧乃木余接   
こよみナッシング 影縫余弦
こよみデッド   臥煙伊豆湖 

だいたいのヒロインが1話ごとに振り分けられてショートストーリーが展開する。
ただ、少し伏線が入った回もあって、初見では流し見は出来ない。
番外編と侮れないようだ、特に後半は。

過度な期待はしないでください。のタイプの作品ではあるが、バランスが良く誰でも楽しめる良作だと思う。

ラノベテンプレヒロインの見本市だと思えば価値も見いだせるとおもいます。

最後の「こよみデッド」が「まよいヘル」(終物語下巻)に直結しているので、先に観ると終物語下巻が分かりやすいですよ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 31

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

阿良々木暦アラカルト

阿良々木暦のツッコミがいっぱいつまった作品。
阿良々木ファンの私としては満足です。
OVA的ショートアニメ、全12話。
各月にバラまかれた物語はそれぞれのヒロインがメインとなります。

一種禅問答的な会話は哲学的ですね。
掘り下げれば面白そうですが、私の頭脳では理解できません。

以下、勝手に副題を命名しました。

4月 つばさ 「石と祠」
5月 ひたぎ 「屋上の花束」
6月 まよい 「砂の形相」
7月 するが 「水面に写るもの」
8月 なでこ 「風の噂」
9月 かれん 「謎の木」
10月 つきひ 「お化けのロジック」
11月 おうぎ 「神社の移設」
12月 しのぶ 「ドーナツ交渉」
1月 よつぎ 「探し物はなんですか?」
2月 よづる 「バトルの言い訳」
3月 がえん 「捨て駒のジレンマ」

オープニングは各ヒロインのテーマソング。
あれあれ、聴いたことがない曲も。
エンディングは新作曲。
う~ん「君の知らない物語」がよかったなあ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 25
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

口車に乗せられる

人の心にせよ、科学にせよ、この世には全面的に信じられるものは何も有りません。それ故に誤解や不条理が生まれます。科学というものはすでに定義されたもの(仮説)に対して、観察を踏まえた上で反証可能であるという点で実に優れているのですが、ヒトという生物が発明した思考方法の一形態であり、未だ完成を見ないという点から判断するなら、物事の一面を捉えているに過ぎないと言えます。

作中に登場する怪異や嘘は我々の周囲の至る所に存在する誤解や不条理から生ずるストレスを和らげる緩衝材であり、また不条理を打破するための起爆剤である様に私には見えます。「毒をもって毒を制する」と言い換える事も出来ますが、その様なものは所謂「機械仕掛けから現れた神」であり、無ければ無い方が好ましい訳で、有り過ぎると返って大きな不条理を生むものです。この物語ではそういった便利な道具を使い過ぎているきらいがあり、全体的にどうとでも解釈出来る様な曖昧模糊とした世界観を作っている印象があります。作中の言葉を借りれば「人は一人で勝手に助かるだけ」という事になるのでしょうか?

同じ様に便利な道具を挙げるなら、キャラクターの性格付けについてなのですが、本作品ではアニメキャラならではの過剰表現が甚だしいせいで、登場人物の中にまともな感性を持っている人が殆ど存在しない点も気になります。(戦場ヶ原さんとか月火ちゃんとかの突発的行動が怖すぎる。)表現が特異になり過ぎるとキャラクターの魅力が反って損なわれる印象を受けました。

そんなまともでない人たちの中心に割とまともな阿良々木君がいる様はさながら不思議の国のアリスの様でもあります。夢ではなく現実としてそれが描かれている様はもの恐ろしい気もします。

{netabare}7話にて「茶道部員たちと阿良々木先輩のどっちに月火ちゃんは騙されてくれた?」というのは、月火ちゃんが阿良々木君の作り話そのものに騙されてくれたのか? あるいは月火ちゃんが阿良々木君の作り話を信じた上で茶道部員たちの気遣いに騙されてくれたのか?という質問だと思います。(作り話は合理性の有る説明ではあったものの、あくまでも作り話なので、多分前者だと思います。)そう考えると月火ちゃんがお菓子をくすねる事をやめたとしても幽霊は依然として現れるという可能性も残ります。

上記、物語の経緯が分からなければ何が何やら分からないと思いますので、ネタバレに該当するのか分かりませんが、一応チェック入れときました。
追記:一部ネタバレを含むレビューを書く場合ネタバレ「無し」をチェックした上でカスタムタグを使う様です。知りませんでした。{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 15

76.0 3 ミステリーで怪異なアニメランキング3位
続・終物語(アニメ映画)

2018年11月10日
★★★★☆ 3.8 (343)
1914人が棚に入れました
高校の卒業式の翌朝。顔を洗おうと洗面台の鏡に向かい合った暦は、そこに映った自分自身に見つめられている感覚に陥る。思わず鏡に手を触れると、そのまま指先が沈み込んでいき……。気がついたとき、暦はあらゆることが反転した世界にいた。

2018/11/10より全国劇場にてイベント上映開始!

声優・キャラクター
神谷浩史、斎藤千和、加藤英美里、沢城みゆき、花澤香菜、堀江由衣、喜多村英梨、井口裕香、早見沙織、井上麻里奈
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

不思議な世界

原作未読 上映時間 約150分

テレビアニメ放送(未定)に先駆けて6話分を劇場版としてひとつに纏めて公開した作品です。

阿良々木 暦が私立直江津高校を卒業して、大学入試の合格発表前の出来事を描いています。朝、洗面所の鏡に映る自分を不思議に思ったあと、その鏡の中に引き込まれたお話です。

キャラデザは、テレビアニメ版と同じなので違和感なく観れました。

いつもの阿良々木暦の一人語りがメインで、色々なキャラとの会話劇もたくさんありましたね。{netabare}(まさか神原 遠江(臥煙)さんまで出てくるとは思いませんでしたw){/netabare}

女性キャラがほぼ登場しますが、いつもと違った面が観れました。
{netabare}
成人になった八九寺真宵、レイニー・デヴィル姿の神原駿河、クチナワ口調の千石撫子、ブラック羽川や少女姿の羽川翼、背が低くなった阿良々木火憐、人間の時の忍野忍、ツインテールの戦場ヶ原ひたぎ、表情や仕草が豊かな斧乃木余接、学ランを着た(男性?)忍野扇、そして老倉育さんだけは最初誰だか分からないくらい容姿や性格が変わっていましたねw
阿良々木暦の女子制服姿で真剣に語っているところは、ちょっと笑ってしまいました。
{/netabare}
PG12作品ということで、やたらと下着姿や裸のシーンが多かったですw

化物語の世界を満喫しました。この作品の特徴として、アクションシーンが少なく会話する時間が長く、150分もあるので退屈するかもしれませんね。

テレビ放送はいつになるのでしょうか? 早く観たい方で、化物語シリーズが好きな方は観てもいいのではないかと思います。

ED TrySailさんが歌っています。

最後に、原作の物語シリーズはまだ続いているにゃ~。またTVアニメか劇場で続きを観たいシャシャシャ~。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 28

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

鏡の反射率って知ってる?

視聴理由 物語!

視聴前 サムネ誰だろ

視聴後 及川さん可愛いすぎ

この話は阿良々木暦君が自分の映った鏡に異変を感じ取った
ジャンルは…哲学?
まぁ物語シリーズって感じだね
もとは映画だったんだけど映画の方みてなかったんだよね

今回も女の子たちが可愛いすぎる
そして今回のサムネの女の子はなんと今までの作品に登場してきた女の子でした
いやぁ惜しいなぁ…

音楽は普通。まぁもとは映画だったから無理やり6話に分割した感じで音楽が微妙
作画は素晴らしく物語シリーズって感じがして良かった。あとキャラデザが好み。

総評 物語シリーズって期待しても全然良い話

投稿 : 2024/12/28
♥ : 14

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

蛇足であって蛇足でない。

阿良々木暦の青春の1ページ、怪異に囲まれたその物語は
忍野扇とその問題の解決を以て終了、無事幕を閉じた。
か、に思えた。

本映画は終わりのその先、終わりの続編を書いた物語です。
タイトルを蛇足であって蛇足でない、としたのは、
物語シリーズの中で大きな位置づけにある訳ではない本作ですが、
忍野扇までの本編に引けを取らない魅力が詰められているために
そうしてみた次第です。

続・終物語を一言で表すなら「心残り」でしょう。

阿良々木暦が今まで関わってきた怪異が勢ぞろいし、
本当の世界を取り戻す阿良々木暦の物語が始まります。

2時間強の映画で、(個人的に少し眠くなってしまうことがありましたが笑)
物語シリーズをこれまで見てきた方にはぜひ視聴して頂きたい一作です。

眠くなってしまった原因は、前日の寝不足か
シャフトの抽象演出を映画館の中で2時間見ていたからかもしれません。

友人と見に行っていたのですが、最後の阿良々木くんの
今回のオチの解説のシーンが無かったらいろいろふわふわとしたまま
劇場を後にしていたなぁってお互いに同じ感想を言い合いました笑

最後に、
曲に関しては主題歌がTrySailの「Azure」で物語シリーズっぽい
弾んだメロディの中に温かさを感じる良い曲でした。

ここから愚物語、業物語と原作小説が続いているので
原作を買って読んでいきたいと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 16

62.1 4 ミステリーで怪異なアニメランキング4位
京極夏彦 巷説百物語(TVアニメ動画)

2003年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (79)
517人が棚に入れました
妖怪小説の大家、京極夏彦作品初のアニメ化。
時は幕末、「百物語」の開板を目指す物書き志望の若者、山岡百介は、旅の道中で、又市、おぎん、長耳という妖しげな3人組に出会う。
彼らは、さまざまな罪を犯した者たちをその手で裁く『闇の仕掛け人』だった…。

声優・キャラクター
中尾隆聖、小林沙苗、若本規夫、関俊彦

負け猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今の法律を考えてしまうよね

友人「こんなん誰が読むん(笑)」
私 「・・・・・持ってるねんけど。」
友人「・・・」

となるくらい原作はすごい人を選ぶような雰囲気漂う作品。

それがアニメ化と聞いてすごい楽しみにしていました。

おおまかな流れは、人では裁ききれない罪を、妖怪の仕業に見立てて裁いていくといった内容です。

原作とは結構違う作りになっていましたが、1つ1つの話しの流れはほぼ同じでした。

また独特の作画によりオドロオドロしさをかもしだしています。

地獄少女(←個人的には苦手)が好きなら結構観れると思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8

fa101500 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

見るか悩んでいる人に向けて

 原作は、小説でタイトルにある京極夏彦先生が作者です。私は、キャラクターデザインが好きになりアニメから観たのですが面白かったです。怪談の話と共に流れる奇妙な噂からどのような事件になるのか、百介はどのような選択をするのか1話ごとに変化していく百介の揺れる点に注目すると楽しめるのではないかと思います。
下記は、簡単なストーリーのあらすじです。
舞台は、江戸時代末期で、主人公の山岡 百介は、怪談話が好きな青年であり、仕事は物書きである。物書きのアイディアを得るためか一人旅をしていたが、雨が降ってきたので立ち寄った宿先から物語は進んでいく。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4

チィ千 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

隠れた異色のホラーアニメ

こちらの作品は約10年前以上のアニメなのですが、独特な世界観がめっちゃいいので涼しくなりたいときに見るのがオススメ。
良い点
・百物語を題材としたホラーアニメ
・独特な世界観が病み付きになる雰囲気
・一話完結で、どれもゾッとするほどの恐怖感を味わえる
・声優陣が豪華でレジェンドが多い
悪い点
・人によっては好き嫌いが別れる(絵的に)
・暗すぎて見にくい
・ホラーなのでゴア描写やグロ描写や後味が悪い話があるのでトラウマになる人もいるかも(全体的に暗いのでそこまできつくない)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2
ページの先頭へ