ミステリアスで泣けるなおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのミステリアスで泣けるな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月31日の時点で一番のミステリアスで泣けるなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

87.1 1 ミステリアスで泣けるなアニメランキング1位
AIR エアー(TVアニメ動画)

2005年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (3362)
16567人が棚に入れました
国崎往人は旅を続ける人形使い。「法術」と呼ばれる不思議な力を用いて、道行く人々に芸を見せることで生きてきた。特にあてがある旅でもないが、彼は密かに探しているものがあった。
幼い頃、母が繰り返し語ってくれた「今も空にいるという翼を持った少女」。ある夏の日、偶然立ち寄ることになった海沿いの街で、彼は1人の少女と出会う。それが全ての始まりだった…。

声優・キャラクター
小野大輔、川上とも子、岡本麻見、柚木涼香、久川綾、冬馬由美、田村ゆかり、今野宏美、西村ちなみ、神奈延年、井上喜久子
ネタバレ

はにょ~♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ハニョー♪

主人公であるさすらいの人形遣いの青年(国崎往人)が、海辺の田舎町で偶然出会った少女達と紡ぐひと夏の物語が描かれる

最初に過去編からの解説
{netabare}昔々、現人神のような存在である「翼人」の娘(神奈備命)と、その付き人である女官(裏葉)と警備隊長(柳也)がいた。

神奈は翼人であるが故、山奥の屋敷に軟禁されていた状態で、寂しい暮らしをしていたが、裏葉と柳也のおかげで家族のような温かさを知ることができた。

神奈の「母親に会いたい」という願いにより、三人は屋敷を脱出し、旅に出る。幾多の困難を乗り越えながら母親の幽閉先である紀州の霊山へ到着し、母親と対面、一緒に逃げ出そうとするが、朝廷の思惑(現人神は天皇のみとする)により、軍勢に攻められ、母親が死に、神奈も空中で矢を射掛けられた上、高野山の僧侶達の呪詛にかけられ、空に封じ込められてしまう。

残された柳也と裏葉は、神奈を救うための術を身に付け、それを子孫達に伝えていくこととなる。{/netabare}

物語の現代
{netabare}時は変わって1000年後である現代、主人公の国崎往人は裏葉が子孫へ伝えた術の継承者であり、人形を操る法術で路銀を稼ぎながら「空にいる少女」を探して旅していた。

とある田舎町で往人は不思議な少女、観鈴と出会う。観鈴は「人と仲良くなると癇癪を起こす」という性質のため、友達がいない少女であり、不思議な「過去を遡る夢」を見ていた。

この観鈴は実は神奈の生まれ変わりで、翼人の記憶を受け継ぐ存在だった。
翼人(神奈)の記憶を受け継ぐ人間は、
① 翼人と人間の容量の違いから、記憶を全て受け継ぎきれずに力尽き、死んでしまう
② 神奈の母の代までの翼人の業(人を殺めた業)により、近づく者に害を与えてしまう(神奈の母が「近づくな」といったのはこのせいです)
③ 高野山の僧達の呪詛により、空に封じられ、(実際には存在しない)翼に痛みを感じ続けている
という性質を持ちながら、輪廻転生し続けていた。

観鈴の癇癪癖は②のせいであり、過去を遡る夢は①の表れ、終盤で苦しむのは①と③のせいと考えられています。

観鈴を救うためには、①を達成させるための体力を何とか与えることと、幸せな記憶を持って空を飛ばせることで、②と③の業や呪詛を払うことが必要なわけです。

結末として、①を達成させたのは、往人の母親の言葉「どうしても少女を救いたいと思ったら、人形に念を込めなさい」を実行したことで、観鈴に夢を見続ける体力を与えました。

②と③を達成させたのは、観鈴の育ての親である晴子でした。AIR編にて家族とともに暮らす楽しい記憶を持って、観鈴は「ゴール」し、往人の転生体であるカラスの「そら」が、空に封じ込められている神奈にその記憶を届けることで、とらわれた神奈を解放した。{/netabare}。

最終場面で登場する少年と少女は
{netabare}往人と観鈴の転生したもの?
往人とがカラスの「そら」が転生したような感じかな?{/netabare}

最終話で美凪がみちると電車に乗ってるシーン  
{netabare}自分が住む町…もう一人の『みちる』と過ごした場所を、こちらの『みちる』にも紹介したいからとかいう気持ちからかな?{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4

あきにゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

涙腺崩壊+放心状態には逆らえない運命の物語

とてもとても昔からの逆らえない運命
こんな人生なら最初から歩みたくなくなるような運命
その儚い人生を理解しながらも一生懸命に生き、家族愛や多くの感動を与えてくれた素直で純粋無垢な観鈴がとても愛しく、同時に放心状態にまで陥るほどの切なさと歯がゆさを与えてくれた作品


さすがはkey作品といったところでしょうか
お涙頂戴というより、完全に涙腺崩壊、精神破壊を狙ったとしか思えないようなストーリー
1クールという短い期間だからか、少し飛ばし気味のとこもあり、ちょっとわけわからなくなったりするところもありますが・・・
でもまぁ、そんなの全然気にしなくても(理解できないままでも)最後まで問題なく観れるかと
ていうか、私は観れました
ちゃんと感動できていたのでしっかりと理解出来なくても大丈夫だったのかと勝手に思ってます(爆

最初のほう(3話くらい?)は特に面白いとも思えずにただただ暇つぶしで観てたくらいですが、気がつけばすっかりAIRの中に引き込まれてました
この作品のイメージは風や鳥のような、とにかく幻想的で儚く神秘的な印象です
たった14話ですし、思いっきり泣きたいときに一気に観てしまうというのも良いかもしれませんね

ただし、ファンタジーや、現実味のない夢物語等が嫌いな方は絶対見ないことをお勧めします
この作品はどんな設定でも受け入れられる自信のある方にぜひ観てほしいですね

投稿 : 2024/12/28
♥ : 33

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

痛みすら運命すら肯定する大いなる愛

Key三部作、いや京アニ作品の中では「声の形」を除いて最高傑作。それは本当の痛みがあり、それをなかったことにせず、その意味を肯定し、先に進む物語になっているから。恋愛より深い愛がここにある。


京アニ作品の作画は、こっから先も進化し続けたが、この作品終盤における作画、音楽、物語が合わさって奏でた神韻を含んだ響きに到達したことはそうなかった。



夢は終わらなければいけない


その心からの痛み


しかし、その意味はきっとある


翔びたつためには翼が必要なように


痛みすら運命すら肯定する大いなる愛

投稿 : 2024/12/28
♥ : 38

71.8 2 ミステリアスで泣けるなアニメランキング2位
神さまのいない日曜日(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1075)
5700人が棚に入れました
15年前を境に、人々が生まれなくなると同時に死者が生前と変わらず動き回るようになった世界。そこでアイは墓守──死者へ安らぎを与える職業──として村人たちの尊敬を集めていたが、ある日やって来た「人食い玩具」と名乗る者によって真相を知ることとなる。村人たちは全て死者であり、アイが彼らによって信じ込まされていた両親についてのことも、実は嘘だった。村人たちを弔った後、アイは破綻している世界を救おうと決心し、同じく墓守である傷持ちや人喰い玩具を追ってきたユリーとともに旅へ出る。

声優・キャラクター
豊崎愛生、浪川大輔、佐藤利奈、能登麻美子、藤原啓治、柿原徹也、小松未可子、内山昂輝、喜多村英梨、野島裕史、渡辺明乃、丸山詠二、吉野裕行、今井麻美、原紗友里、加隈亜衣、高橋未奈美
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

泣いた(;_;) (最終話まで

○関連URL
アニメ公式
http://kami-nai.com/
富士見書房
http://www.fujimishobo.co.jp/sp/201210kamisama/
webラジオ
http://hibiki-radio.jp/description/kami-nai
神ないラジオ~紗友里と亜衣の日曜日~
http://kami-nai.com/special/navigate.html


あらすじ

15年前に人々が生まれなくなると共に死者が生前と変わることなく動き回る世界。その世界でアイは墓守──死者へと安らぎを与える職業──として村人の尊敬を集めていたが、ある日やって来た人喰い玩具と名乗る者によって事の真相を知ることとなる。住んでいた村の住民は全て死者であり、彼女が信じ込まされていた両親についてのことも実は嘘だった。彼らを弔った後に、彼女は破綻している世界を救おうと決心し、同じ墓守の傷持ちや人喰い玩具を追ってきたユリーと旅に出る。


各話感想
{netabare}1話
いやぁ会場3分後に行ったらすでに満員で見れないorz
がしかーし、ニコニコは裏技があるのです。
携帯から放送へ行くとなーんと見れちゃうんですね。
恐らく携帯は席が別で用意されているからだと思われます。
くっそーでかい画面で見たかった><

最初からシリアスエンジンバリバリでこれはとても面白そうな予感。
もう最初から謎だらけで次回が気になります。
墓守がなんなのか?なんで街中の人殺しちゃったの?
ハンプティーハンバーグさんは何者なの?何がどうなってるの?
携帯画面でしかもちょいちょい画面が飛んでしまったので見逃し部分も多々あったので次週復習しようと思います。
早く次回が見たいけどこれ次回は2週間後なんだろうか…
待ち遠しい。

一旦復習
殺すのは墓守の仕事で墓守だけが安らかな眠りを与える事が出来る。
神様がいなくなって人は死ななくなった。
あいちゃんは墓守?
ハンプニーも墓守?


2話
主人公の女の子はアホの子なのかな?
えっハンプニーが撃たれた。味方か!?敵なのか。
親友だったのか… 娘も死んだのか。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
どうして女の子を盾にしたし。わけわかんねぇw
決闘はトンズラかよ。
結局主人公は墓守なのか墓守じゃないのか。
だからなんで着いて行くんだw墓守になるために着いて行くのかな?
おんぶで恥ずかしがっちゃって可愛いw
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
何故飛び降りたしw
ってかいつの間に仲良くなってんだw
神様いなくなっちゃんだから確かにわけなくてもいいんじゃね。
12歳だったのかーい!小学生じゃないか!
32.3のおっさんだったのか。
神は馬鹿だったのか。
日光に弱いとか吸血鬼かよw
はんし熱で2億のゾンビこええ。
EDの入りがいいなぁ。こういう特殊ED好きだなぁ。


3話
あいちゃんのお母さんなのかな?お母さんだったか。
OPこんなんだったっけ。
ハンプニーさん何かに似てると思ってたけどやっとわかった。
デビルメイクライっぽい。
キタエリって太いのか細いのかよくわからん。
まぁライブやってる位だし細いのか。
何処へ向かってるのやら…
死ぬ方法だと!?村の連中殺してなかったっけ?
人類最後の一人!?どうしたんだ急に…
ファンタジーものは先読みしたくないから考えたくない。
ちょw突き落とすなw 本当なら川浅くて死ぬだろw
あれまたこいつ。追いついてきたのか。
自殺攻撃ってなんじゃそりゃ。
えっやっぱお父さんだったのか!!
暴徒鎮圧用のゴム弾。パンツびちょびちょww青の縞ぱんですよねやっぱ。
レースとかまったく興味が持てないです。
なんか仲良くなっとる。墓守も現れた。
拷問でもされてんのかな?
極度の疲労で記憶がなくなる?
幸せに死にたいのか。なんでやっやめろなんだ?
幸せに生きて幸せに死ぬのか。
わけがわからん敵だな。
墓守いいとこで登場!
思い出したか…お母さんはアルファって名前なのか。
墓守どんな力してんだよw
なんだお母さん勝手に消えて子供生んだのかよ。精子が欲しかっただけか。
アスティン。え?ハンプニー死んじゃうの?え?
工エエェェ(´д`)ェェエエ工 鳥肌立った。
あっ死者として復活したのか。
と思ったら墓守としてお父さん見送るのか。
泣ける。泣いた。いい最終回だった(´;ω;`)ブワッ
もっとお父さんと楽しくやっていた所を書いても良かったんじゃないの?
なんでそんな詰め込んじゃったんだ…
本当にいい最終回だった。
ってこれから先墓守として成長していく所を書いていくのかな?
この回が一番の盛り上がりになってしまわないよう願う。


Q.なんでハンプニーは死んだのか?
墓守だけが死を与える事が出来るから。

この解釈であってるよね?原作既読の人教えて下さい。
ハンプニーの願いがかなったから死んだわけじゃないんでしょ?


4話

5話
子供は出来ない。魔女がいたのか。
5人の体から必要なパーツを引きぬいて作られた…
まさかの人造人間。6人のラップスター。
ぽっくすさん組み合わせが違うって何がどうなってんのw
死者の体にも健康があるんですね。
まさかの想像妊娠!子供が欲しいと思っていないのに妊娠。
スカーの声が関係している。
お城のお姫様ェ…ミイラ姫じゃないか。やっぱ姫も死者なのかな?
謎の黒ローブ集団。
生者がオルタスに住む方法。死ねばおkとな。つまりそれは死者じゃないか…生者が住む方法ではないよね。
黒ローブ集団は死にに来たのか。
死者の皆さんに幸せな最後を迎えて欲しいアイちゃん。
ウッラは生者だったのか?なんかややこしくなってきた。
毎度毎度EDの入りがいいなぁ。しかし一枚絵ってのはホントに安上がりで頂けないな。


6話
コロシオハケ?死の姫だったのか?
そして死者として復活するわけか。
オルタスの闇。見られたり声をかけられたり触れられると死ぬのか。
ウッラはコロシオハケ。まるで死神だな。
OPかっこいい。
子供は15歳で選ぶのか。生者なら出て行く。残るなら死者になる。
ウッラは知らなかったのか…
愛ちゃんもそうだったもんな。
全員死んだらっておい。そりゃウッラにとってはいいかもしれないが…
あらら話しちゃうのか…
あぁやっぱ知ってたのか。
死ぬ事の意味が無くなった世界で死者と生者に何の意味があるのだろうか?
何かメリットデメリットみたいなものがあればわかりやすいんだけど比較しようがない。
キリコを通して抱きしめるとな。その発想は無かった。( ;∀;) イイハナシダナー
ウッラの母。恨みの塊だったのか。
セリカは時間を止めて何かを待っていると。
え?双子じゃないんか。スカーの子?どういうこっちゃ。
しかしまぁ毎度毎度特殊EDがいいね。
赤髪誰だ…


7話
学園?早速きたか赤髪。アリスカラー。
アイちゃんも制服着てる。一体何が始まるんです?
キタエリデビュー曲。歌手に転向でもするのか。
子供が生まれなくなったから学校も無くなっていくのか。
言ってるそばから誘拐かよ。
スパルタ学園なのかな?
強制収容所ww 年少者強制学習所。
おい色々おかしいぞwお迎えの車やらごく平凡な授業とかww
売られたww
マギータ先生やべぇ。
レールガンごっこしとるw
はいはいサービス回。そういや何歳だっけ12歳だっけ?
周りは皆高校生位なのかな?
異能者の学園だったのか。なんかアニメの方向性変わってない?w
強く願ったらこうなっちゃったのか。
レールガン?(難聴
ちょwアリスカラーさん大胆な覗きだなおいw
今回完全にギャグ日常回だな。説教の前に服着ろ服w
なる程大脱走計画してたわけか。
補助金目当てで生徒増やしてんのかよ。ってか政府なんてあんのかよ。
キタエリは幽霊Dなのか。ボクっ娘。
Dエンジーストラトミットス?名前なげーよ。
西方の魔女。ウィスパ。なんか凄い能力だな。
オルタスにいる時から監視してたのか。
アイとアリスとウィスパの出会いは運命?どういうこっちゃ。
珍しく普通のEDだな。まぁ本編の作画がいいからEDこれでもいいのかなw
しかし今回出会った学園の子達は生者なのだろうか?
死者なのだろうか?願いが聞き届けられたから生者なのかな?


8話
ゴーラ学園Ⅱ
大脱出会議ってなんだよw
あいちゃん委員長みたいだなw
出ても行くところが無いんだろうな。やっぱりか。
どうせ売られたり捨てられたりで行く場所無いんだろうね皆。
私にはあなたが無理?どういう事?
キタエリスカートで浮いてるけどパンツ丸見えじゃないのかw
夢を持てるのは居場所があるから。まぁそうだよな。
生まれた時から目が見えなかったのか…
盲目生活なんて考えられないな。
両親には黙って来ちゃったのかよ…
アイが眩しすぎるのか。
脱出は明日の午前3時。
世界を救うとか夢が壮大だな。
世界を壊すことで救う?世界が2つ?あるがまま?
・観察者がいない世界。誰もいなくても成立する世界。
・観察者がいる世界。人が見てる世界。主観。
何を壊すんだろう。人なのだろうか夢なのだろうか。
ターニャは来なかったか…
残る…だと?アイちゃん頑固だな。ターニャ来たか。
先生にバレてた…
弾丸を弾丸で相殺だと!?
ブーザービーター狙っと物を狙った所に飛ばす力。
特殊EDか今回も。
スカー育児放棄だと!?何があったんだよ。
今回は2話で完結なのかな?


9話
小さな共同体を壊すことで世界を救う。
アイちゃんその方法で世界を救うことに異論は無いのか?手伝っちゃうの?
アイちゃんは本来死んでいる人間を墓守として埋めて本来あるべき世界へ戻すことで世界を救うんじゃなかったの?
死者の街とか行ったりしてしまって考え方変わっちゃったのかな?まぁ学園の時も悩んで葛藤してはいたが…
「墓守が生まれる場所」
タイトルが凄く気になるな。スカーやっぱどっかいっちまったのか。
ターニャ両親の元へ戻れたのか。だいぶ端折ったな。
まぁ原作見てないからよくわからんけどまぁペースはいい感じで見やすい。
ウィスパとアリスは付いて来るんだね。
子供はセリカって名前だったんだっけ。
スカー一体どうしちゃったんだよ。何をそんなに躁鬱になっていたんだ…
なんだなんだどうしたんだよウィスパ。誕生日かーい!今回も日常回だな。ってしかも昨日かよw
年に一度のお祭りねぇ…誕生日が待ち遠しいのは二十歳になる位までだな。それ以降年取りたくねーしか思わない。
アリス16歳だったのか。そういや学校行ってたもんなw
あぁウィスパが車で叫んだのはケーキの看板見て思い出したのか。
人は日々刻々と変わっていくものだよ。
変わらない人のほうが珍しいんじゃないかな?
変わらない思いや考えもあるだろうけど。
見事な霧じゃなく嫌な感じだと?幽霊とか出るのかな?
クリスタルが生えてたり穴が開いてたりと道路として成り立ってないな。
音が消えた…嵐の前フリか。いきなりの雷。
墓守だと?ちっちゃい光の玉が?ブラックホールじゃんまるで。
え?分身?何人いるの?3人か?ぎゃーうじゃうじゃいた。
ストーリーサークル。墓守が生まれる場所…
何百人。何千人。同一の個体が生まれるのか。
一度しか確認されない墓守もいると。
スカーは自分が生まれた場所に戻りたかったのか?
おいおいこの先やばそうだな…ウィスパ帰っちゃうのかよ。
キタエリも短い出番だったな。
墓守集団怖い…ってか神様がいなくなっちゃったからその反動だか代償だかで墓守が生まれてるのかな?
ハンプニー…お母さんも…精神世界か?夢の世界か?
覚えておけ。
「お前を動かすただひとつの言葉は生きたいだ」
スカー…何を悩んでいるんだ…
墓守としての自分か母親としての自分かを悩んでいたのか。雷はなんだ?何か祈りが叶ってしまったのか?
ユリーさんプロポーズとかマジかっこいいじゃん。結婚してやんよを思い出した。
なんかちょこっとうるっとしたよ(´Д⊂ヽ
オースティア?3-4組は閉じ込められている?どういう事?
このアニメ安定して面白いなぁ。
しかし原作も終わってないからきっと中途半端に終わってしまうのではないかと思ってしまう。
スカーの回収したし新しい話がまた始まるのかな?
毎度毎度うまく話をまとめられている印象で凄いなぁこのアニメの構成。


10話
え?全てが初期設定に戻る町?人間も?
いきなり虐殺始まった…うわー怖い何この町。
最後の舞台はこの変な町が舞台なのか。
3年4組Ⅰ
荒れ果てた町になったけどあれ?
さっきのとこどうなったの?
アイちゃん麦わら帽子みたいなのかぶってたっけ?
なんかヒマワリみたいだなw
3年4組に何があるんだ?
部外者は一度中に入ると戻れない。全てを解決しない限りは…
アリスの救いたい世界があるのか。
イチャコラしやがってw
特定のルートと特定の穴からじゃないと来れないのな。
アリスの故郷だったのか。
リーさん?あれだれだっけ。あぁお化けのキタエリかw
なんで実態あるんだろうな。
14年前で冬で雪が降っている。まずは感想を言えとな。雪が綺麗って以外に何も無い。
ディー?あれ名前なんだっけ忘れちゃった。
キタエリよくわからんがお化けになっちゃったのか。
アイちゃん何処行っても人気だな。
スカー達はこの町で暮らすのか。
調理部ってアイちゃん料理出来るのか?
引っ越してきたばかり?え?どっから?なんも持たないで旅してなかったっけ?
ずーっといたくなるだと?迷いの森みたいな感じか?
3年4組が望んで作られた隔離された世界なのか。
1年ずつのループ。中の人間はリセット。
1年に少し足りないループでカレンダーがずれてるのか。
檻そのもの。
アリスとキタエリ以外知らないのか。中の人間は作った事すらわからないと。
死者はコクメイを通れない。生者ばかり。
3万人も入れたのかよ。
なる程それで冒頭に戻るわけか。
アリスの敵。キタエリが敵だと!?なんで?
カーテン外そうとして死んじゃったのか…
うーむ毎度毎度特殊EDがいいなぁ。
しっかしまぁややこしい設定だ。


11話 3年4組
ループを繰り返す発端になった文化祭前日のことをアイちゃんは調べる。
アリスが手がかりを外から持ち込んでいるのか。
キタエリが燃やしてんのかよ。
やがてひと月が過ぎてっておい!一気に飛んだなwアイちゃん13歳か。
随分ゆっくりしてんだなこの町で。スコップ忘れかけてたのか?
墓守って事も忘れそうにっておいおい世界に溶けこんで来ちゃってるじゃないか。
願いってのは叶っちゃいけない?叶わないからいいのか。
まぁそれはあるけど目標を新しく見つけろよ。
単なる通過点か。
ディーさんが敵…
3年4組は閉ざされた世界にいた方が良いとな。ひきこもりか!
もってかれそうになるのか。ループに取り込まれるとかヤバイじゃないか。
ん?何が起こった?10?
なる程いつもなら9対9で揉めてたのか。変革を起こしたのか。
アリスが置いてディーが回収、アイちゃん見つけられないと。
お?スルーしたか。アイちゃん何かを感じ取ったか。
あっディーにバレた。おいおいすんなりに取られるなよw
自分が死んだ事を思い出したか。3年4組のループを消しちゃったらディーも消えるんだなきっと…
やっぱりか。
だからウィスパになった。ささやき続ける。壊せ壊れろ壊し続けろ。
アリスはバスケ好きなんだな。そしてディーはアリスが好きなんだな。可愛いw
んな都合の良い話があるわけないだろ!いや神様に願えばありそうだな。
アリスに好きってバレちゃうからだめなのか?
ディーが消える事知ってるだろ。アリスに嫌われたくないのか。切ないな。
アリスの血で濡れているだと?うわー殺してリセットしたのかよ。ヤンデレってレベルを超えてる…
今日のアリスには僕が必要だ…そう思っていたのにアイちゃん…何…これ…
これはヤバイ。嫉妬に狂いそう…
3年4組が開放される為なら構わないのかよ…聞いちゃったよ…
おまえ…消えるのか…?切ない。


12話
ディーは何か怪しいこと企んでそう。
あらアリスがいてディーが来ないのか?
またリセットコースかよ…クラスメイトに思い出させて何かが変わるのか?
そうだよな生き返って下さいって願っていれば…
うわーリセットコースか。なる程思いの強さで改変強化が行われるのか。
えっディーもリセット?14年分消えちゃうのかよ…
おいおい皆で落っこちる気かよ。
世界の大元はアリスだったのかよ…
まさか死んだのもアリスだったのか。あれ?じゃあディーはなんで幽霊なんだ?
このアリスのいる世界から出たくない思いが幽体化したのかな?
無かった事に…してはいけない。アリス…(´;ω;`)ブワッ
え?そこでアイちゃん切れるの?
なる程墓守に埋められちゃったらしょうがないな。
ディー実体化してる。
え?アリス生きてるの?あれ?Fin?最終回だったのか?
全13話じゃなかったっけ。まぁどっちにしてもイイ最終回だった。

ちなみに最後なんでアリス生きてるの?と思った方はこちらを見るといいでしょう。公式で説明されています。
http://kami-nai.com/special/navigate.html

恐らくアイちゃんが神様だったていうオチになりそうな予感がする。2期やって欲しいなぁ~><
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 55
ネタバレ

オッス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

作画と音楽が良かったが、終わり方が・・

考えないで観る分には泣けた。アイが人として出来すぎてる?やアイの行動のおかしさなどを考えなければ楽しめた。
最終話の終わり方がやや投げやりに見えた。
原作を買ってくださいという言葉が見え見えである。
あの終わり方を避ける構成にして欲しかったなあ。
余談だが、ハンプニーを主人公にした方が万人受けしそうかなと思った。
町などの作画かなりいい。今期アニメあまり観てはないが、トップクラスの作画である。
あとOPがいいね。今期の中では進撃OPの自由の翼と同じぐらい好きだ。
1話 {netabare}
第一印象はほのぼの系アニメだと思ったが、思ったより内容がシリアスだった。
ハンプニーが全員惨殺をしたシーンが印象に残った。
なぜ、ハンプニーが村人を全員惨殺をしたのか気になるし、ハンプニーがカッコいいから次が観たいと思った。
{/netabare}
2話 {netabare}
アイの発言が面白いw
外の世界が残酷ならばハンプニーに銃に撃ったられて死んだ方が幸せだったかもしれない。故にハンプニーは殴ってまでも止めようとしたのだろう。まあ幼女を殴るのは頂けないがw
ハンプニーが惨殺の理由と設定が語られましたね。
それでハンプニー不老不死なのか。最近のインデックスの映画のキャラを思い出しますね、死にたいけど死ねない人なのか。。ハンプニーがどうなるから気になる。
{/netabare}
3話 {netabare}
ハンプニーは不老不死であるが故の死にたい理由を語られた。
世界の中での真の孤独死は辛い。ハンプニーの演技も上手かったこともあり、この時点で私は少し泣けた。
ハンプニーの理不尽な暴力の意味を語られた。前の話にも触れたが、やはりハンプニーなりの理屈がありアイを救うための暴力である。
ハンプニーはただ死にたいのではなく、本当は幸せに生きて家族に惜しまれて幸せに死をしたいのであると盗賊に告げる。
要するに自分の死に意味を見い出したかったのであろう。
盗賊たちによってハンプニーは殺された。しかし、ハンプニーが死ぬ間際にハンプニーとアイは¨アイの父親はハンプニーでありハンプニーの娘はアイでもある¨ことが発覚し、ハンプニーは彼の死を惜しんで泣くアイを見て言いたい事を言い残せず死んでしまう。これは本当の意味の死ではないが、ハンプニーの星の数ある死の中で唯一家族に惜しまれる死でありハンプニー願ってる死である。
このハンプニーの独白で思わず涙が。。。
思い出を作れば幸せのまま死ねるのでもはやハンプニーには未練がないから墓守に埋めて貰う事を頼み、ハンプニーは安らかに眠った。即ち、本当の意味の死である。。

最終話的なお話が3話で終わらせた事に驚かされた。
最近アニメにしては珍しいのではなかろうか。
そういう意味では次が気になる。
{/netabare}
4話 {netabare}
ハンプニーの死は引きずらず、あっさり忘れるアイ。。そこらへんは考えないでしよう。
アイの相変わらず面白いアホキャラであるw
なんで3人旅してるのか?多分世界を救う為かな。
墓守は少数精鋭だと思ったら多くの墓守が死んでいた事には驚いた。
オルタスの町の作画が素晴らしい。じっくり観て欲しい。
ベッドのスカーさん可愛いすぎる。この作品の好きなキャラはスカーさんになりそうだ。
個人的には3話が良かったので正直次が不安だったが、面白かった。
{/netabare}
5話 {netabare}
キリコさんは死者だったか。
いつの間にかユリーがアイの父さんになっている感がある。流石、声がヒロシだけあるw
いつも通りアイちゃんなかなか空気が読めないキャラである。
変な複合人間が何故出来たのかがこの話で説明された。生まれが違う5人が居て、彼ら彼女らは子供を作りたくて魔女に訪ねた。魔女は別の方法で子供を作れるらしい。魔女に従い、子供(キリコ)は生まれた。しかし代償として魔女によって彼女ら彼らは複合されてしまう。5人の内4人は2人間として複合されてると思うが、あと一人はどうなったのか?あと4人の半分はどうなったのか?
スカーさんが想像妊娠だと・・ OPのスカーの子供っぽい方が生まれるですかね。何故妊娠したのでしょうか?ウッラは何故あんな格好なのか?
次が楽しみで仕方がない。


{/netabare}
6話{netabare}
相変わらず作画は力が入ってる。背景が綺麗だ。
なるほど、ウッラは見た触れた声をかけられた生者を殺す能力を持っている。15才で死者にならければならないルールがオルタスにある。15才未満を生者を死者させてしまうためウッラはあんな格好か。
アイは過去の経験からウッラが自分と同じ境遇にあると悟る。
キリコは今ウッラとアイ同じ境遇であるが、アイはいずれ永遠が破綻するのが約束されてることに対してウッラは全員死者になられば永遠であり破綻はしないと言う。ハンプニーが出てくる描写がいい。泣きそうになりました。
アイはウッラに真実を伝えに行く。キリコに反対をされるが実行する。ウッラは半分は気づいてたようだ。どうやらキリコを説得でき友達になれたようだ。
スカー「この子は私の子です。」
アイとヒロシ「えっ!?」
俺「えっ!?えええおい、スカーさんいつの間にやっ・・・というより父親誰ですか・・!?」
最後がよく分からなかったが、面白かった。

{/netabare}
7話 {netabare}
アイが捕まってゴーラ学園に閉じ込められたらしい。
そこからまさかの学園物となる。この作品は章ごとに舞台変わりますね。前期のはたらく魔王さまは舞台があまり変わらないので少しだけマンネリを感じた分を考えればまあいい(はたらく魔王さまはオリジナルが多い上原作2巻しか消化してないので仕方がないが・・)
お風呂のシーンはまさにサービス回って感じか。
スカーさんの子供どうなった?
ゴーラ学園の紫髪の小さい子がスカーさんの子供だと思ったんだけどな・・
勘違いか・・
{/netabare}
8話{netabare}
アリスのフリースローうめええしかも全部綺麗に入るw
アイが純粋すぎるなー
アイがいくら正しくてもピンク髪の彼女は気にいらないと思うからゴーラ学園に出るのを拒むのだろう。
それだけ彼女の過去の闇は深いのだ
しかしアイの必死の説得によって彼女を出るのを同意させる。あっさり変わり過ぎな気がする。尺の都合で心理描写カットしてるのかなー
ゴーラ学園脱出直前に先生と鉢合わせるアイ達。
先生が最終警告してもアイは逆らうから銃弾を放つ
狙った物を必ず当てるアリスのスキルを駆使して先生の銃弾を相殺して先生を諦めて撤退させた。
なるほど最初の冒頭のスーパープレイはスキルを使ったのね。誰か死ぬと思ってドキドキして観てたけどアイ達は誰も死なせず無事脱出した。
そしてまさかのスカーさんが育児放棄ww
神ないはEDの入り方が上手いな 次が気になりますw

{/netabare}
9話 {netabare}
アリスの誕生日祝うアイ。
うむ、俺もアリスみたいな考えだ。
アイは誕生日においてアピールが重要と言う。
なるほどね、私が次の誕生日の時に友達にアピールするか(笑)
うーん
とりあえず、スカーは墓守を捨て(泣いた=墓守を捨てる)赤ちゃんを選んで結婚という流れか。
原作既読者によると、すばらしい塔のシーン丸々全部カットという話が・・ 見たかったなあ
{/netabare}
10話 {netabare}
いきなりアリスが町を焼いて3年4組の皆殺し・・
1話の最初のハンプニーのシーンを思い出す。
銃の音に迫力があり、緊張感が出て良い。
生者によって作られた世界(ループしてます)に居るから年を取れないアリスは「17歳になりたい」という。
なるほど、前のアリスの誕生日はただ単なる物で意味があったのか。
しかしアイとディーの会話から察するにディーはこの世界にずっと居たいと思っているようだ。
アリスは相反するディーを敵と告げて話は終わる。
どんな展開になるのだろうか・・
{/netabare}
11話{netabare}

どうやら3年4組のループの原因はディーのようだ。
過去にディーは死んでしまった。ディーの死を認めない3年4組達がこの世界のループを作ったとアイは知る。
しかし、アリスはディーが死んでしまった事を知らない。
過去にアリスはループの矛盾を作って世界のループを解決しようとして、ディーによって証拠を消して辻褄を合わせられ失敗する。
ディーの行動はアリスの居る世界に存在したいが故の行動だ。
ループを解決するために3年4組の人を殺した時に、
アリス「人としての一線を超えてしまった」
と言ったシーンが、ちょっと涙が出そうになりました。
1話前のアリスは生き返るかもしれないと分かっていても殺したくはなかったのですね・・
ディーの真実を知ってしまったアイはアリスに対して「何かを犠牲にしてまで3年4組を救いたいですか?」
と問う
アリスは、どんな犠牲を払ってまで3年4組を救うと誓う。
それはディーを犠牲しても救うと示してる。
この話を聞いてしまったディーは・・・
で終わりですね、EDの入り形が毎回上手いなあ
演出が上手い、ファンタジー感と緊迫感があって面白い。
ループ解決しても元死んでいるディーは消える運命なのか・・
ディーが可哀想ですね。。
{/netabare}
12話{netabare}
実はディーが死者ではなく、アリスが死者のようだ。
ディーが普通の世界で透明だった理由は
ループ世界の生者が普通の世界に出ると透明になるからか。アリスは死者だから透明にならかったという事か。
アリスがディーを助けたあとに
アリスが3年4組で過ごした日々を無駄にしたくないのセリフで泣けたけど
ループ世界を破壊した後に何故かアリスが生き返ったシーン(fin)を見たら
俺「はっ!?ここで終わらせる!?」
ここで終わるならせめてアリス死んで良かったと思う。
泣けたシーンがちょっと台無しだ
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 29
ネタバレ

ゅず さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

こうゆうのは苦手だけど見る価値あり

一話目から話が重たかったけれど、なんか物語が進むにつれ面白くなりそうな気がする。

そして二話目でびびっときた!
不老不死の設定。墓守の存在。町の秘密。
謎があるとやっぱろ面白いよね!

そして、この男ヒロイン絶対いい人だ!
そして後半はきっと神シナリオパターンだ!
だから見ておいたほうが絶対いい!
二話目で期待度がだいぶあがりました!

三話目
いい最終回だった。
挫折しそうな人はここできりあげたらいいんじゃないかな

四話目
また話が再出発したから、また6話目が最終回になるのかなw

五話目
また話がすごい、ひどくて面白い展開

あいの世界や人を知らない、疑わない、自分の身の危険を感じないところはこの世界をよく知っている人間からみたら
うざい。
なんて幼くて儚くて。そのあどけなさが愛おしくて
むかつく
って感じ

ところでライオンなんだけど{netabare}ハンプニーだったりしないかな?

この世界の人間は死んでも死ねない
から死んだ人も生活している

墓守に埋葬されないと正式に死ねない

ところがハンプニーは死ねない人間
みんなだれもがそうなのに?と疑問になる
↑の意味が
もし墓守に埋葬されても死ねないという意味になったら

どこかで生まれ変わるとはまたちがうけれど
現れるんではないかな?
{/netabare}
ってなったらまたすごい展開だよね

6話目
ライオン仮面は予想を外したが6話目でまた最終回並のいい話!からの超展開!

飛ばしまして最終話
{netabare}まさか、アリスだったとはね。でもアリスも生きて世界に残れた

②アリスがフィーを助けないことによって
フィーが死んで外に出た時実体がない=アリスが生きてる世界

①でも本当の現実はフィーをたすけてアリスが死んだ

③でもアイがフィーもアリスも助け犠牲を出さなかったことでアリスは現実世界に生きて戻ることができた

と世界軸を3つにしたらわかりやすい。
でもあの墓はアリスのだった

①でアリスは自分が死んだ世界軸を変え、外に出ることに成功したがもともと死ぬのはフィーだったのでフィーが死んだことになり、実体を保てなくなったそれが②の世界になり

③アイ(学校に入れる年齢の希少な子ども)が学園にはいったことによって今までなかった歪みができる
そして
アリスもフィーも助けるこれで死ぬ人間はだれもいなくなる

フィーが
12年間が消えるとか言っていたけれど
本当はその倍の24年なんだよ
その証拠に黒板の数字が倍になるのよ
アリスとフィーの分

{/netabare}

この作品今までには見たことない超展開すぎて
人類には少し早すぎたんじゃないかしら

私は面白いと思うし、結構楽しんでいるんだけれど

これ、終わってから噂になるタイプのアニメ
途中で切った人の気持ちもわからなくもないけれど
私は今期の新規の中で一番良かったと思う


EDの曲、切なくていい。
でもなぜか私には幸せの音も一緒に聞こえるんだよね
胸にきゅっとくる音


絶対2期あります
これで終わっていいことないです

この作品はアイが無知だから
人を疑うことを知らないから
人を救うことができる
色々な人間を
平等に救いたいと思えるか


エンディングが見えてきたなぁ

投稿 : 2024/12/28
♥ : 44

79.4 3 ミステリアスで泣けるなアニメランキング3位
灰羽連盟(TVアニメ動画)

2002年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1552)
7761人が棚に入れました
高い空からまっすぐに落ちていく少女。やがて彼女は水に満たされた繭の中で目を覚ます。古びた建物の一室で彼女を迎えたのは、天使のような輪を頭の上に掲げ、背中に飛べない灰色の羽を持つ「灰羽」と呼ばれる少女達。繭の中で見ていた空を落ちる夢から、少女はラッカと名づけられ、灰羽を名乗る少女たちから同じような輪を授けられるとともに背中に羽を得る。円形の壁に囲まれたグリの街、灰羽の暮らすオールドホーム、そこでの仲間たちとの穏やかな日々。戸惑いながらも少しずつその生活に馴染んでいくラッカ。しかしやがて、短い夏の終わりに1つの別れが訪れる…。

声優・キャラクター
広橋涼、野田順子、宮島依里、矢島晶子、折笠富美子、村井かずさ、久川綾、鈴木千尋、水野愛日、比嘉久美子、半場友恵、青山穣、大木民夫
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

聖階梯頌

「灰色の」を意味する仏語形容詞 gris(グリ)。
灰羽たちの棲む街はそのような名で呼ばれる。
白でもなく黒でもない中間、あるいは両者の混合でもある色。
聖と俗が融合する、両義性の物語の象徴的な核心。

この作品は三つのフェーズから成り立っている。
物語の表層と深層、そして根幹にある思想。

表層部は、罪と救済をめぐる一種の心理劇である。
クウの巣立ちによって、ラッカの試練が始まる。
罪憑きになったラッカを、鳥が禁忌の森へ導く。
黄昏の空は古い宗教画のような金地の背景。
同じ金色に染まる古井戸。その中に聖遺物のような、鳥の白骨。

散りばめられた暗示が仄めかす、神秘と禁忌。
濃厚に感じられる宗教性は、単にモチーフが多用されるからではなく
表面には現れない物語の深層部が本質的に宗教的だからである。
そこには秘められた聖性の源がある。

作品が内包する思想。それは、
罪と赦しと、魂の救いに関する、きわめて独創的な思惟である。
順序が逆のようだが、まずはそこから出発し、深層から表層へと
アプローチを試みていきたい。


Ⅰ 灰羽について
{netabare}
この作品のユニークな特徴は、
キリスト教的な救済観と、異教的な死生観が共存している点だろう。

灰羽に関する自分の結論は、選ばれた死者たち、というものだ。
何らかの意思によって選定された死者が灰羽として転生し、
浄化・聖別され、祝福された魂となって壁の向こうに巣立ってゆく。

先祖の霊が神となり、霊魂が転生・循環する、
死者崇拝に根差した日本古来の死生観が底流にあるようだ。
作中にも転生に関するかすかな暗示があり
現世と彼岸との隔たりは、さほど大きいものではない。

「世界のはじまり」(第五話)で暗示されていたように
人間に先立って灰羽を創造したとされる神が、かつて存在していた。
西の森の古い遺跡は、おそらくその神殿の廃墟だろう。
神はすでに失われたが、救済の摂理のみは受け継がれて存続している。

厳密にいえば、絶対的、究極的な他者である神のみが
罪を赦す権能を有し、人間の魂を救済し得る。
ならば神のいない世界で、救済はどこに求められるか。
それは人間に委ねられる他はない。
この世界の身近な他者。そして、そこには死者も含まれる。

神不在の、人間的次元における霊魂の救済。
これが作品の中核にある思想だと仮定すると
救済の回路が神から人間に移行する、その中継点に灰羽は
いわばモデルケースのように構想されたのだろうか。

「灰羽は天の祝福を受けたもの」と、グリの街の人は言う。
聖性獲得のプロセスを経過する場所であるグリの街は
カトリック教理の煉獄に似ているようだが、本質は異なる。
(自分の印象ではリルケ文学の、死と生の融合した世界空間に近い。
天使の形象も含め、本作のイメージにはリルケ風のものが多いようだ。)

街を囲んでいる壁の内部に、歴代の灰羽たちの名が記憶されている。
彼らはこの世界の聖性の根源として、外部との境界を守護する任を負う。
過越しの夜、壁は「この一年受けとめてきたすべての人の想いを空に返す」。
光箔の輝きが外に溢れだし、聖なる光で街を浄化する。
紛れもなく、俗世と聖性を媒介する回路なのである。

灰羽は正式な場では「同志」と呼ばれている。
灰羽連盟は、この摂理の継承を共通の目的とする宗教的な結社であり、
彼らの小さなコミュニティーは、互いの「聖化」、すなわち巣立ちを
助け合うための聖なる共同体であると考えられる。

その意味で、巣立ちの日にクウが残した言葉は
摂理の継承を無心に表現したものと捉えてよいだろう。
「今日、あたしのコップがいっぱいになったような、そんな気がしたんだ。
 ラッカもあたしにしずくをくれたんだよ。だから、ありがとう。」

クウの巣立ちは、ラッカの試練の触媒となり
その先に待っているレキの救済への道を備える。
{/netabare}

Ⅱ ラッカとレキ
{netabare}
春から夏へと、緩やかに紡がれてきた灰羽たちの日常は
冬の訪れを前に、急激な転調を遂げる。クウの突然の巣立ち。
それを合図にラッカとレキ、二人の試練をめぐる心理劇が開始される。
そこに、深層の摂理が徐々に顕在化してゆく過程を通して
本作の思想劇としての本質が露わになる。

「灰羽連盟」が思想劇である理由は、少なくとも自分には明白である。
深層ではたらく摂理は、物語の表層においては不条理として現れる。
その不条理が登場人物、つまりラッカとレキの内面に葛藤を生み
それがストーリー展開の軸となるからである。

灰羽になりたてのラッカはレキに問いかける、
私たちは人間なの? 答え、―私たちが何者なのかは誰にもわからない。
なぜ自分なの? 答え、―どうしてだろう、理由は誰も憶えていない・・・
つまり、自分の存在そのものが不条理の下に置かれているという事実。
クウが消えてしまったことで、心の奥に潜んでいた不安が表面化し
背中の羽には、罪憑きの印の黒い染みが現れる。

「何も思い出せないままここに来て、何もできないまま
 いつか消えてしまうんだとしたら私に何の意味があるの?」
 ・・・レキは答える、
「意味はきっとあるよ。それを見つけられたら、きっと。」

ラッカの試練は、その「意味」の開示に他ならない。
不条理にも必ず意味はある。なぜなら、それは摂理による導きだからだ。
これが物語を貫く根本的なイデーとなる。

自分を見失ったラッカは鳥に誘われるまま、黄昏の森に入り込む。
この場面の極度に凝縮された、濃密な展開を注視したい。

古井戸に転落した瞬間、オーバーラップする心の声と水音、扉の軋む音。
以前の世界でのラッカの最期が再現されているのだろう。
次いで、繭の中で見た夢が回帰するが、その夢の続きが井戸の底に直結する。
つまり、ラッカがこの世界に来た真の意味がここにあったのだ。
他者に赦されるために、自分の罪を知り償うために、彼女は灰羽となった。
失われた記憶の欠片は犯した罪のことではなく、大切な他者の存在だった。

「ラッカには鳥という助力者がいた。
 鳥が赦しを与え、ゆえに罪憑きではなくなった。」

古来、鳥は他界からの使者と考えられてきた。
あるいは、転生した死者の霊魂とも言われる。
そうした象徴体系を多義的に反響させながら、本作の鳥は
罪の赦しを与える他者という独創的なイメージに結像する。
そこに、かつての神に類する宗教的他者と、
私たちの身近な、いわば共生的他者とが重なり合い、融合する。
それは、本作の根幹をなす思想としてすでに指摘した
人間的地平における魂の救済を具現する表象なのではないだろうか。


「罪」とは、そもそも何なのだろう。

「罪を知る者に罪は無い。では汝に問う、汝は罪びとなりや。」

話師が投げかけるこの謎は、いかにも禅の公案風だ。
気づかれた方もあるだろうが、これは論理学で扱われる
「自己言及のパラドックス」を、罪の意識に応用したものである。だから、

「罪のありかを求めて同じ輪の中を回り続け、いつか出口を見失う。」

この「罪憑き」の状態の、禅をベースにした解決法は多分こうなる。
まず、この問題設定自体が言語の論理に囚われたものであることに気づき、
その無効化をさらに問いの主体にまで及ぼして、内部から自意識を解体する。
自意識に囚われた自閉から脱却し、他者に心を開く。
それが真の自己を回復する道につながる。

「私、いつも一人ぼっちで、
 自分がいなくても誰も悲しんだりしないって思ってた。
 だから消えてしまいたいって思った。
 でも、あなたはそばにいてくれた。鳥になって、壁を越えて、
 私が一人じゃなかったんだって、伝えようとしてくれたんだね。
 私、…」

実際に犯された罪よりも、いま罪の状態にあることがより問題とされる。
前者の最大のものは、自分を決定的に棄て去り、消し去ることだ。
ただし、自殺であっても償いにより赦される点、キリスト教ほど厳格ではない。
後者はおそらく、他者に対して心を閉ざすことだろう。
灰羽の教義では、不信は全般的に罪と見なされるようだ。
ラッカの一時的な罪憑きは、クウの巣立ちを受け容れなかったことで生じた
摂理への不信が原因だったように思われる。

「私、消えたくない。ここにいたいの。
 私どこにも行きたくない。ここにいていいよね。」

自分を取り戻すこと、それは自分のいるべき場所を知ることだ。
この言葉を口にした時、ラッカの羽からは罪の穢れが消え去っていた。


レキには決して鳥は訪れない。
代わりに少女の姿をしたレキの分身が現れる。
このことが、彼女が閉じこもる孤独を痛ましいまでに表現している。
「引き裂かれた者」とは多分、レキの内面をも意味している。
助けを渇望しつつ、裏切られることを恐れて他者を忌避する自己閉塞。
彼女をむしばむ罪の根源は、この不信だった。

レキははじめから罪憑きとして生まれた、呪われた灰羽だった。

存在自体の不条理に、呪われた存在である不条理が重なる。
従って、自分の存在の意味を見出すためには、
なぜ呪われた灰羽が生まれるのかという根源的な問い、
即ち摂理に関わる形而上の疑問と向き合わなければならない。
いわば「罪の輪」の中で、必然的に罪が先鋭化する条件に置かれている。

夢の記憶が欠落していて、自分が呪われている理由がわからない。
クラモリの慈愛を奪った灰羽の摂理を決して認めることができない。
他者への不信に、さらに摂理への不信まで加わった状態は端的に罪である。
彼女の孤独の深さには話師の導きも及ばず、ラッカすら最後は拒絶される。
罪の行き着く果ては、一切の拒絶と自棄、そして虚無への逃避だった。
レキが救われるとすれば、最早それは奇跡以外にない。

だからこの時、はじめて摂理が物語の表層に介入する。
深層に潜む力が顕現し、レキの救済に向けた働きかけを敢行する。
その場面に注目したい。

レキに激しく拒絶され、打ちのめされたラッカは隣室に退いている。
その時、開いていた窓から吹き込んだ風が、イーゼルの覆いを取り払う。

現れたのはクラモリの肖像画だ。
誘われるようにラッカはそちらに向かい
指し示されるように、レキの日記を見つけ、それを手にとる。
そこにはレキの日々の想いや願いが記されていた。そして、
繭の中の自分にレキが語りかけてくれた言葉を思い出す。
自分がはじめからレキに守られていたこと。
自分がレキの最後の希望を託されていたこと。
壊れかけていた信頼は、揺るぎない決意に変わる。
部屋に戻る前にもう一度、ラッカはクラモリの方を振り返るが、
それは、彼女から委託されたレキの救済の、無言の受託を意味している。

「レキ、私はレキを救う、鳥になるんだ。」


 もしも鳥がおまえに救いをもたらしたら
 轢という名は消え 石くれの礫が真の名となるであろう
 そうなることを信じ あらかじめ礫という名の新たな物語を記す

レキの救済に秘められていた摂理がいま漸く、明らかにされる。
この上もなく過酷なレキの試練は、なぜ必要だったのか、
その答えがここに記される。つまりレキは、選ばれた灰羽だったのだ。

 その者は険しき道を選び弱者を労る事で呪いをそそいだ
 その神聖は救いを得んがための仮初めのものであったが
 今やその者の本質となった
 灰羽が巣立つとき踏み石となる古い階段がある
 礫とはその踏み石であり 弱者の導き手となるものである

真の名とは、灰羽としての存在の本質であり、果たすべき使命でもある。
話師が予言した物語は、摂理によって定められていた彼女の本当の仕事だった。
その身に負った罪が大きく、贖罪の苦しみが深いほど潜在的な聖性は高い。
彼女が試練に打ち克って救われたことには比類なく大きな意味があった。
その救いの物語が後に続く灰羽たちに伝承されることによって
レキは摂理の新たな担い手となる。

ラッカもまた、選ばれた灰羽である。
おそらく彼女は、いつか話師の後を継ぐのだろう。その暗示は幾つもある。
鳥と交信する力。太古の神聖な文字を理解し、話師の言語を習得したこと。
そうした越境的とでも言うべき能力の根底にあるものは
井戸の底で鳥の白骨に語りかける場面に凝縮されていたような
不死なる霊魂に感応する、シャーマンを想わせる原初的な資質である。

選ばれた死者たちの中でも、特に卓越した二人の灰羽が
試練に打ち克って、それぞれの居場所をこの世界の中に見出すという結末。
レキの巣立ちを見送ったしばらく後、冬の終わりにラッカは
オールドホームの一隅に新しい二つの芽生えを見つける。
それは、未来に続く二人の物語の始まりのようだ。

「私はレキのことを忘れない。」


ここで、一つの疑問が生じる。

救済が他者との関係の中で実現するのであれば
宗教よりもむしろ、一般的な倫理の問題に還元されるべきではないのか。
勿論それでも構わない。が、それは結果的にこの作品の世界を
ありきたりな、平板なものにしてしまうおそれがある。
宗教的な次元で主題を提示しつつ、それを私たちが生きる現実に帰着させる、
聖と俗を包括した、超越性と日常性を架橋する両面性こそが
この作品の本質だからだ。

例えば、この物語で「摂理」として提示されているものを
私たちに親しい「運命」という言葉に置き換えてみることもできる。
私たちがなぜこの世界にいて、そのことにどんな意味があるのか。
自分が知らされていないだけで、意味は必ずや存在している。
これが運命についての能動的な思考であり、多分私たちは無自覚に
この信念に即して人生を歩んでいる。

あるいは、「私たちが何者なのかは誰にもわからない」というレキの言葉。
存在の不条理は、私たち自身にも当てはまる普遍的な真理である。
もしこの作品全体から漠然とした、不安な印象が感じ取られるとすれば
この真理が寓意によって増幅され、より切実に迫ってくるためかも知れない。
それがイマジネーションによって創造された作品のもつ力である。

宗教的な次元で問題にされる魂の救済とは
私たちの現実の地平では、魂の再生と呼ばれるものに対応するだろう。
この世界に生きる私たちは絶えざる危機に直面している。
傷ついた魂に再生の力をもたらすものが、彼方から訪れる鳥の姿をした
身近な他者であるとすれば、それは大きな励ましとなるだろう。

だからこの物語は、私たち自身に向けられた、再生への祈りの物語でもある。
{/netabare}


(初投稿 : 2020/11/22)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 24
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

他のどんなアニメとも似ていない真に隠れた名作中の名作

<2022/9/10 追記>
「灰羽連盟20周年 安倍吉俊のアニメ世界」と銘打ち
10/2にATXで全13話一挙放送だそうです。

<2022/9/2 追記>
「そばにいるから・・・わたしが、そばにいるから」

この作品の本質はこれだと思うのです

<2020/6/27 追記>
Yahooニュースに「灰羽連盟」を隠れた名作アニメとして紹介する記事が上がってました。
画像付き。
意外なところで意外なご褒美をもらったような気分になりました。
これでまた少しでも見る方が増えるとファンとしては嬉しいですね。

<2019/5/3 追記>
GW10連休ということで観れてない長編見ようと思ったのに結局「灰羽連盟」観てしまいました。

こういうの観ちゃうと会社行きたくなくなるなー。
GW明けるのが怖いです(´・_・`)


<2017年9月上旬に初投稿>
<2017/10/29修正しました>
<2018/8/4さらに大幅に加筆修正しました>

初めての投稿なので、過去に観た中で特別好きだった作品について書いてみます。

初めて見かけたのは2002年本放送時。
当時はアニメを観る習慣がなく、酔って深夜に帰宅したある日、たまたまテレビをつけたら第1話冒頭の「落下」シーンでした。

セピア調の落ち着いた色彩と柔らかく澄んだ音楽、自然な演出とわからないことだらけの世界観に魅了され。
自分の居る場所が何なのかすらわからないラッカの不安に感情移入していき。
気がついたら1話が終了。

「最近のアニメは凄い!」
「映画でもなかなかこんなのない!」
と衝撃を受けたことを覚えています。

楽しみな気持ちで翌週の同じ時間を迎え、チャンネルをフジに合わせたのですが・・・なぜかやっておらず(※)
「あれは変な夢だったんだろうか?酔ってたし」とか思ってそのまま忘れてしまいました。

そしてしばらくしたある日、TSUTAYAでおすすめ棚に置かれた灰羽連盟を発見!
びっくりしましたね。

夢じゃなかった!という喜び(?)とともにまとめ借りし、はまってしまい、更にはDVD全て買い揃えて現在に至る。

(※)後に知ったのですがめちゃくちゃな放送スケジュールの変更などがあったのだそうです。なので本放送で全部観ることができた人は極めて少ないのだとか

と前置きはここまで。
ここからは中身のお話。

舞台はどこにあるとも知れない、四周を高い壁に囲まれ決して外に出ることのできない「グリの街」。

背中に灰色の羽と頭上に天使(※)のような光輪を持つ「灰羽」と呼ばれる人たちのグリの街での暮らしを描いた物語です。

{netabare} (※)羽や光輪を持つその姿形はどう見ても天使ですが、作中「天使」という言葉は一度も出てきません。このグリの街のある世界では天使という概念が存在しないのかもしれません。{/netabare}

物語前半では灰羽たちの日常が綴られますが、中盤からは主人公のラッカ、そしてレキの迷いと葛藤に焦点が移っていきます。

本作はその世界観も独特で魅力的なのですが、加えて主人公二人のこの「迷いと葛藤」が普通のアニメではなかなか見られない性質のものでした。

一見なんの変哲も無いプロットなのですが「彼女たちが一体何に対して悩んでいるのか」の部分。
これ共感できない人も多いようで。
年齢が若い方だったり、元々の性格や幸運から例えば「自分の居場所についての不安感」のような曖昧なことで悩んだりした経験の全くない方にはピンとこないんじゃないでしょうか。
本作の評価が「深い名作」と「不思議な日常雰囲気アニメ」と極端に真っ二つの理由はここに由来している気がしてます。



本作の好きなところ。

セピア調の、カラーコンテで丁寧に描かれたような絵柄が印象的です。
とにかく暖かい。

音楽も柔らかく、暖かく、時には鋭く、刺さるように冷たく。

キャラクターの表情も好きですね。
生きた表情って言うんでしょうか。
声優さんの演技も相まって、その時々の感情が生々しく伝わってきます。
特に、最終回のレキの長ゼリフは凄かった。迫力に圧倒されてしまいました。

設定は、観た人に考えさせるタイプ。
いろんな方がいろんな考察してますが、簡単な用語説明と自分なりの解釈を以下にまとめました。
(重いネタバレはタグで二重に囲ってます)

▪️灰羽とは?
{netabare} グリの街で繭から数歳〜十数歳の姿形で生まれてくる人間。
繭から生まれてくる前にどこか別の世界で暮らしていたというぼんやりしたイメージを持っているが、具体的な記憶は失っている。
(ちなみにグリの街には灰羽以外に羽も光輪も持たない普通の人間も暮らしてます。つか寧ろ多数派){/netabare}

□灰羽について私の勝手な解釈
{netabare} ・別の世界で亡くなった人が灰羽としてグリの街で繭から生まれてくる。
・その別の世界での死因を「自殺」「不慮の事故」と限定する意見もあるようですが、私はよくわかんないです。
自殺限定ではないんだろな、とかは思いますけど。
ただ若くして亡くなってしまった人ではあるかも。
・灰羽はなぜグリの街にうまれてくるか?
→わからないです。{/netabare}

□グリの街について私の勝手な解釈
{netabare} どんな役割持ってる?とか、どんな世界にあるのか?とか・・・わからんです。
ただそこに在るとしか。
まぁそれでいいじゃないですか。{/netabare}

▪️巣立ちとは?
{netabare} 作中で灰羽はグリの街からある日突然いなくなります。
これが「巣立ち」と呼ばれています。
それがいつかは誰もわからず、巣立ちの数日前に本人だけが「知って」しまいます。{/netabare}

□巣立ちについて私の勝手な解釈
{netabare} これはいろんな考え方ありますね。成仏とか現世への転生とか。
作中では「どこに行くかは誰も知らない。もう二度と会えない卒業」みたいな感じでした。
なので私も深く考えず、単に「どこか別の世界に行ってしまうこと」と捉えてます。
ま、それでいっかと。{/netabare}

▪️罪憑きとは?
{netabare} 作中、主人公のラッカは「罪憑き」という病に罹ってしまいます。
それは背中の灰色の羽が少しずつ黒ずんで行く。
そして何より心の病。{/netabare}
本作で一番重要なワードです。

□罪憑きについて私の勝手な解釈
{netabare} {netabare} 自分の居場所や存在意義を見失い、
自分一人で勝手に悩んでしまい、
自らは誰に助けを求めることもできず、
まるで自家中毒を起こしたかのように自分の心が腐っていってしまう。{/netabare} {/netabare}
これが「罪憑き」なのだと思ってます。

作中、罪の輪の謎かけなるものが出てきます。
「罪を知るものに罪はない。では汝に問う。汝は罪人なりや?」というもの。

{netabare} {netabare} 罪憑きから解放されるためには、腐っていく自分の心を自ら認めて、人に心を開いていくこと。
それに「自分で気がつく」ことができるかどうか。 {/netabare} {/netabare}

そういうことなんじゃないかな。


長々と書き連ねてきましたが、
この作品は、観る人の人生経験の量や種類でその評価が大きく変わる類の作品だと思います。
(この作品を唯の雰囲気アニメと思える人は幸せな人生を歩んできたのだな、と羨ましい気持ちになります)

私の中ではBest3に入る名作中の名作です。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 99

もちすい さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

泣いちゃう

1クールという尺で、テーマやキャラクター、異世界という設定をここまでバランスよく描けているアニメを他に知りません。

そして、この魅力的な世界観が売りなだけでなく、テーマを描く上での舞台装置として、うまく機能していること。

ただ、キリスト教における罪や救いなど、宗教思想がテーマのひとつとして色濃く描かれていて、その思想にあまりにも理解がなかったりすると、ピンとこないかもしれませんが、個人的には、非の打ち所が無いぐらいの完成度の作品だと思います。

設定や世界観を考察するのも楽しさのひとつだとは思いますが、確かな答えなんてわからないし、なんとなく漠然と把握していれば充分です。
あまりそこばかり気にせず、この世界で描かれている人の心というものを素直に感じればいいと思います。

ぜひ多くの人に、この作品のもつ優しさや温かさに触れてほしいです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 35

73.1 4 ミステリアスで泣けるなアニメランキング4位
デス・パレード(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1027)
5254人が棚に入れました
「いらっしゃいませ クイーンデキムへようこそ」
何も知らない二人の客を迎えたのは、不思議なBAR『クイーンデキム』と白髪のバーテンダー『デキム』。「お二人にはこれより、命を懸けてゲームをしていただきます」彼の口から語られるデスゲームへの誘い。やがて剥き出しになる客達の本性。
ゲームの果てに自らを『裁定者』と明かすデキム。
裁定者デキムが二人の客へ下す裁定とは…。


声優・キャラクター
前野智昭、瀬戸麻沙美、大久保瑠美、細谷佳正、内山昂輝、白石涼子、柚木涼香、玄田哲章
ネタバレ

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

感情の果てには『愛』があったというお話

2015年1月~ 日本テレビ系列にて放送
全12話

突然、何も知らない二人の人物がたどり着いた不思議なBAR『クイーンデキム』
出迎えたのは白髪のバーテンダー『デキム』

「お二人にはこれより、命を懸けてゲームをしていただきます」

半ば強制的にデスゲームに参加させられ、二人はやがて人間の本性がむき出しになっていく
ゲームの果てに自らを『裁定者』と明かすデキム
人間の本性を暴いた先に下す『裁定』とはいったい…


まず物語の構成
2話完結のお話から始まり、1話完結の話もあれば
終盤に向けて含みを持たす繋ぎの回もあったり
展開の仕方が様々な作品です

また、あえて物語の結末や登場人物の行動原理
世界観の説明をぼやかすことで
物語の空白を作っているところが特徴です

一応、結論というのは導き出されますが
明確な答えを提示してくれることは無く
果たしてそれが正解なのか?
そんなことを考えてしまうような
文学的な趣きの強い作品でもあります


キャラクターデザインは決して流行りの絵柄では無いものの
洗練されていてカッコイイ絵柄
また全体的に作画がとても良く動きの激しいシーンや
細かい日常の仕草など細部にわたって作画レベルの高さが印象的
特に表情豊かな゛作画の芝居゛が声優さんの凄みのある演技と相まって
思わずおぉっ!唸ってしまう場面が多々ありました
特に9話のゲスト声優 藤原啓治さんの演技と11話のスケートシーンは
このアニメのベストシーンだと思います


そしてこのアニメには実に様々なテーマが内包された作品であると思っています

『既存の自動化された体制への反抗』であるとか
『見ている人の死生観に問いかける』ものであるとか
『正しい人生、より良き人生とは』みたいなものとか

しかしそのどれもがキャラクターや世界観と同じく
明確な回答を提示してくれる作品ではありません
視聴者がどれに重きを置いて見るのか
取捨選択が必要な作品だと感じました

それでも最終回の予告映像を見るとこの作品の主題が何となく感じとれると思います
最終回だけ2分程度のロングバージョンの予告が公開されていて
内容は劇場版の予告みたいな作りになっていて核心的なネタバレは無いので
この予告を見てから視聴すると印象が変わってくるかもしれません
もちろんフラットな状態で見たいという人は閲覧注意です


デス・パレードLast episode予告動画[Long ver.]

https://www.youtube.com/watch?v=40_pSjR_1OM


【総評】
一貫してダークな雰囲気で人間の黒い部分を暴いていく物語かと思いきや
ギャグに徹した回があったり素直に感動できる回があったり
作画・声優・演出が高いレベルで融合した物語の幅広さが印象的でした
それゆえにどっちつかずな展開が気になる人は多いかも
見終わった後、後味の悪いような感覚はありませんが
心によく分からない引っかかりが出来てそれが何なのか考えてしまうような
良くも悪くも簡単には消化できずに様々な感情を呼び起こす作品でした

あとOPがすごくファンクでキャッチーなノリの良い曲でお気に入りです
OPバンド BRADIOは他の曲もどれも素晴らしいです

多くの謎を残し、キャラクターがその後の展開を予感させる態度だったので
2期というものをどうしても考えてしまいますが
個人的には今回、原作・監督・脚本を務めた立川譲さんには
「俺の描きたい物はまだまだあるんだ」
という野心的な心意気を感じたので全く別の新しい作品を期待してます



以下、最終回を中心にネタバレ感想


感情の果てには『愛』があったというお話

{netabare}ずっと疑問だった『裁定者は感情を持たない』という設定
いや、あるじゃんっていう
怒ったり酒飲んで喜んでるのも感情ってやつじゃん
そんな疑問に自分なりの仮説を立てました

まず感情の分類をします
感情の分類は実に様々な人が行っておりいくつもの推論があります
この作品においては六情

喜 怒 哀 楽 愛(いとしみ) 悪(にくしみ)

の六つの感情で分類されると思っています
理由としてはまぁ一番メジャーじゃん?っていうのと
六情は六根とも呼ばれ仏教に由来した言葉であるということ
デス・パレードの劇中には仏教をモチーフにした描写が随所に見られました

喜怒哀楽は自分の内に秘める感情、愛と悪は自分の外 つまり他者に向ける感情であります
裁定者達には潜在的に喜怒哀楽と悪(悪意)の感情はあるけれど
愛、すなわち慈しむ心だけが無くそれを指して
『裁定者は感情を持たない』と定義しているんではないか?というものです

ノーナ以外の多くの裁定者は他者(人間)に対して無関心か悪意という感情しか向けてこなかった
ノーナ自身だって80数年の歳月を経てようやく裁定のシステムに疑問を持ち
裁定の在り方を変えるには人間の心に寄り添うべきではないか?と思うようになります

それだけにデキムの存在は非常にイレギュラーでした

「私は生を全うした人間を尊敬しています」

7話のクイーンとの裁定者の業務引き継ぎの場面で言ったデキムの発言はノーナにとって衝撃だったのです
尊敬という他者に向けた言葉、しかしデキムはその本質(感情)までは理解していませんでしたが
ノーナはそんなデキムに大きな可能性を感じ
『デキムを利用した裁定システム変革計画』が始まったのです

その変革計画を達成するためにはデキムに『愛』の感情を持たせる必要があった
そのためにわざと死の記憶を持たせた女(知幸)を送ったり人殺しの人間を送ったりと
裏で色々やってたわけです


結果、デキムは感情(愛)を手に入れることが出来ました

10話でノーナが「裁定者の記憶容量は気にしなくていい」と言って用意させた
普段の裁定ではありえないほどの膨大な知幸の記憶を元に
仮想空間を作ってまで極限状態を作りだそうとします
今までひたすら無感情に”ただ必要だから”という理由で極限状態を作りだしていたデキムが
初めて『悪意』をもって極限状態を作りだそうとしたのです
デキムはそんな知幸の感情の爆発を受けて心が痛みます
他の裁定者は標準で持ち合わせていた喜怒哀楽すら持っていなかったデキムにとって
知幸の膨大な記憶と感情が流れ込んだことにより『後悔』と『哀しみ』を覚え
慈しみを持って許されたことにより『愛』を覚えました

この一連の流れが演出と相まって素晴らしい最終回でした
特にデキムが笑顔で知幸を見送るシーン
知幸の笑った顔、泣いた顔、様々な表情をフラッシュバックさせた先に彼女に対する『愛』
それがデキムにあんなに良い笑顔をさせたのかと思うと涙が止まりませんでした

そして最後のOP

これから少なくともデキムの裁定は確実に変わっていきます
まだまだ不完全なシステム、不完全な裁定者ではあるけど
このFlyersの曲のように楽しい職場になっていくだろうと

「きっとなれるさ なりたい自分に」

これからのデキムを後押しするようなメッセージを残して
非常に前向きな気持ちいい余韻を残しながら終わったのも最高でした
詐欺OPではなく予知OPだったんですよ!!


ちなみにギンティも『愛』を少しだけ知ったのだろうと思いました
マユのコケシを残していたのもそうですが
黒猫のミーマインが消えていたこと

ミーマインが単純にアイマイミーマインのme,mineだとしたら
有田マユ=Mayu→My
I,my,me,mineのうちmy(マユ)とme mine(ミーマイン)が消えて

残ったのは I = 愛

ギンティにも『愛』の感情は芽生えていたんだよ!!

以上、言葉遊びにもならないこじつけでした


おわり
{/netabare}


11話までの各話感想
{netabare}
【1話までの感想】最後までリドル・ストーリーで行くのか!?
{netabare}リドル・ストーリー (riddle story) とは、物語の形式の1つ。物語中に示された謎に明確な答えを与えないまま終了することを主題としたストーリーである。 ※Wikiより

元々は「アニメミライ2013」の作品内の1つ「デス・ビリヤード」をもとにしたオリジナルアニメ。
原作・構成・監督を務める立川譲さんはTVアニメ初監督らしいですね。
このリドル・ストーリー、最後は視聴者のご想像にお任せしますよ方式は賛否両論ありそうですけど私は好きです。短いストーリー限定ですけど。引っ張りに引っ張って最後は視聴者の~ってやられた作品もありましたし…
この作品に関してはまだどっちに転ぶかわかりません。2話目で1話の答え合わせ的な話をするのかもしれませんし、まだ様子見といったところでしょう。

OPはノリノリな曲でしたね!クイーンデキムの従業員(レギュラーキャラ?)も沢山いるみたいだし日常回というか明るい話もあるんでしょうか。気になるところです(`‘ω‘´){/netabare}

【4話感想】中々見えない本筋に辟易しながらも、この世界観から抜け出せない
{netabare}3話ですっきりいい話で終わってたのに4話でまたモヤモヤが残る展開に。
黒髪の女に何度も突っ込まれる行動に『裁定に必要ですから』とデキムは返してましたが黒髪の女にも視聴者にも納得させるだけの描写が足りなかったので「このゲーム本当に必要なの?」という疑問が残りました。
最後のデキムの謎の包容力にちょっと笑いましたが死を受け止められない人にすべて吐き出させて死というものを改めて受け入れさせるのも裁定者の仕事なのかな。
どんな人生であったとしても最後に「お疲れ様でした」と言われるのはなんだか救われますね。{/netabare}

【6話感想】いったい何なんだこのアニメはぁ!?
{netabare}今回はデキムではなくギンティの所に死者が来るお話。
ゲームの内容はツイスターゲーム。アニメでツイスターゲームをするとエロ回かギャグ回にしかならないけど今作でも立派なギャグ回になってしまいました。
しかも裁定はせず終了!いったい何がしたかったんだ・・・
今回登場したギャル 有田マユは公式サイトのキャラ紹介にちゃっかりいたんですね。ということはレギュラーキャラってことでいいんでしょうか?

死んで悲しむのは残された人達で死んだ当人は案外楽しくやってるもんだよ!むしろ死後のほうが楽しいよ!!な回でした。
{/netabare}

【8話感想】本格サスペンスはじまた この引きは卑怯・・・
{netabare}久しぶりの前後編
人を殺めた人物が送られてくると聞いて自分には経験がないと心配するデキム
そういう人はやはり裁定の基準も変わってくるのだろうか
Cパートで二人とも殺人を犯していたと判明
黒髪の女にも二人の記憶が流れこんでいきそこで島田の妹が襲われている映像や犯人らしき金髪男の顔
辰巳のデスクには島田らしき人物の写真
二人の事件は明らかに繋がっています。では誰が誰を殺したのか…それは来週のお楽しみ
前提条件として裁定者のもとに来るのは「同時刻帯に亡くなった二人」
これを考えるとこのシリーズ史上最も胸くそ悪い展開もありえるかも
次回をドキドキしながら待ちたいと思います。{/netabare}

【9話感想】Q.面白かった?つまんなかった? A.すごかった
{netabare}凄まじい回だった
あれこれ考える間もなくこのドラマに胸ぐらつかまれて引きずられる感覚
声優さんの演技が鬼気迫る名演だったのも印象的でした。
今回でデキム自身にも大きな変化がおきそうです。
今一度裁定者とは何なのか見つめ直すきっかけの回でもあるかな
正直、故意に人の心の闇を暴くってのも相当むちゃくちゃだし辰巳にさらなる苦しみを与える場面は明らかに裁定者の領分を逸脱してる・・・
と思うんですけどねぇ
デキムにとって何が最適な裁定なのか見つけ出す物語なのかな
黒髪の女の件もあるし最後はどうなるんだぁあああぁ{/netabare}

【11話感想】最終話のサブタイは「自殺旅行」
{netabare}前回で名前が明らかになった黒髪の女「知幸」
今回でついに亡くなった原因が判明しました。
自殺…自分の全てを捧げ取り組んでいたスケートが奪われてしまって残ったものは何も無いと思ってしまって…
理解はできるけど心の中ではどこか納得できない部分があるのは私が命をかけて何かを成したことが無いからなのかもしれない
中盤4分くらいのスケートシーンは作画の凄さと相まってすごく綺麗で儚い
アニメでここまでのスケートシーンを見たのは初めてでした。
デキムは自分のすべきことが固まった様子
しかし爺さんが何やらきな臭い
マユが原田くんと共に虚無に落とされるシーンも切ない
しかし最後は原田くんと共にいられて良かったのかな
これがギンティによるせめてもの温情なのか
やはり人間とは理解できないものとしての行動なのかはわからなかったです。
最終話のサブタイトルはスーサイド・ツアー
穏やかじゃないタイトルだけどその真意は如何に!?
覚悟をもって見届けたいと思います{/netabare}

自分用に世界観と用語を整理

【トーテム】
大地から奈落の底へと伸びる巨大なタワー
タワーは無数の階層に分かれていて、それぞれに裁定者が存在する。
他にも裁定者に死者を振り分ける整理係、
死者たちの記憶を編集する情報部など様々な部署が存在する。

【クイーンデキム】
本作の主人公、デキムが管理しているBAR

【裁定者】
人間の魂を裁定し、「転生か虚無」に送り出す者
BARに訪れた客に死んでいることを気づかれないよう、ダーツやビリヤードなどの命をかけたゲームを強制し、その様子から裁定を下す。
{netabare}裁定の基準にゲームの勝敗は関係なく、ゲームの過程から人間の本心や心の闇を見て裁定を決める。そのため意図的にゲームを妨害するなどして「極限状態」を作り出すようにしている。 {/netabare}

【転生と虚無】
裁定を受けた者の魂が向かう場所。
死者の体は魂が送られた後、ただの人形と化す。
転生とは、 {netabare} その名の通りまた別の命となって現世に戻る。{/netabare}
虚無とは、{netabare}あらゆる負の感情と意識を抱いたまま何もない空間に永遠に落とされる。
※公式サイトでは転生と虚無の捉え方がこのようになっています。これを見るにデキムの言う「天国と地獄」は転生=天国、虚無=地獄ということになるでしょう。{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 52
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

タイトルなし

訳ありな死人が連れて行かれるBAR「クイーンデキム」
クイーンデキムでは死人同士でデスゲームをさせる。
デスゲームの中で、死人たちの本性があらわになる。

1話完結型のようです。
地獄少女的な?感じですね^^
こきみよく、テンポよくストーリーが展開していきます。

■第1話~第12話
{netabare}
予定調和な最終回でしたが、とてもよかったです^^
デキムは今後、どんな裁定するんでしょうか?

第1話:デス・セブンダーツ
第3話:ローリング・バラード
・・・あたりが面白かったと思います。
デス・パレードならではの展開でしたね^^
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 61

上杉達也 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

これやべすw

個人的に、絵があわね~な。。。っと思いつつも見始めましたが、
最近見た中では飛び抜けて面白かったです。

なぜにこんな低いの?と思いましたねw

1話見るまではネタバレあるとつまらんかもと、、、
大まかに生死取り扱う系でしょうかねw

音楽◎
久々に、oped共によかったかなと。特にedのがいいかなw

その他特になんの問題もなしw

最終話で涙腺が、、、


おすすめだと思います。

次回もやってほしいな~w

投稿 : 2024/12/28
♥ : 9

66.3 5 ミステリアスで泣けるなアニメランキング5位
Another OVA 『The Other -因果-』(OVA)

2012年5月24日
★★★★☆ 3.7 (459)
2101人が棚に入れました
TVアニメ『Another』のOVA。アニメ本編では描かれなかった見崎鳴のこれまでを、完全新作のオリジナルアニメーションで綴るファン必携のアイテム。

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

鳴と未咲の双子のお話

アナザー0話です。
アナザー本編のヒロイン見崎鳴と双子である藤岡未咲が亡くなるまでのお話。

親の問題で別々になってしまったけど、すごく仲良しの双子。
この時の鳴はとてもよく笑う子でしたヽ(´∀`*)ノ

0話では鳴の家にお泊りに行って、
次の日に遊園地に行く。
ところどころ親の話や、もしも逆だったらとか
過去の話や経緯を語っています!

鳴の目は4歳の頃腫瘍により失なった左眼に霧果さん(鳴をひきとったお母さん)の
つくった青い瞳の義眼をはめています。(wikiより一部抜粋)
その左眼では相手に死がせまると?死の色が見えるみたいで。
お泊まりの夜に美咲に死の色がっかってるのを鳴が見てしまいます。

どうやって美咲が亡くなるのか。。。
後半美咲が死ぬまで意外と展開が早かったです。
ネタバレ防止のため死因は一様ふせます。

アナザー0話双子の2人がとても可愛いです!!
アナザー本編見てからでも問題なしです♪

読んでくださりありがとうございましたヽ(*´∪`*)ノ"

投稿 : 2024/12/28
♥ : 36
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「Another」本編を見終わってから見ましょう。

原作未読。

ホラーアニメ「Another」のOVAです。
Another本編では描かれていなかった、鳴の過去が明かされます。

Another本編のレビュー→ http://www.anikore.jp/review/444765/

本編同様、綺麗なグラフィック、特に錆びや水の表現はとてもリアルでいいですね。
また、影を落としていない、鳴の明るい顔や笑い声を聴くことができます。
ファッションもとてもかわいらしいです。

本編の{netabare}「理不尽な呪い」の正体{/netabare}は分からないですが、本編で鳴がとった行動の意味が分かってきます。
{netabare}
1.美咲の変わった趣味
本編で、鳴がなぜあんな不気味な人形を持っていたのかという理由付け。

2.「鏡」「姉妹(きょうだい)って二親等なんだよね」
双子という鏡のような存在なのに、価値観も生き方も異なる。
そんな状況を表現。

3.繋がっている人形
繋がっていることで、見たくないものまで見えてしまう。
そんな状況になりたくなかったという、鳴の気持ちの表れ。
本編での鳴のセリフ、
「おだやかな顔をしてる。繋がってるのにこんなに安心していられるなんて、とても不思議」
という言葉に繋がってきますね。

4.遊園地の観覧車
本編で遊園地の観覧車に乗りたがらなかった理由。
過去を思い出したくないという思いと、ぐるぐると同じことを繰り返したくないという比喩。
{/netabare}

また、少ない人数に焦点を当てているため、心情描写が丁寧で、キャラクターが引き立っていました。
少し百合展開がありますが、「仲睦まじい」の言葉で表現できる程度のものです。

なお、使用されている曲は本編と同じもの。
違うのは内容だけですね。

本編で曖昧だった内容を補完する意味でも、本編視聴後に観ることをオススメします。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 27
ネタバレ

はなび@虹色 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大切な人を理不尽に奪われるくやしさ、無力感、そして、怒り

わたしの、「Another0『The Other -因果-』」の楽しみ方

「明るく、穏やかな日常に忍び寄る現象」
「鳴、未咲姉妹の『つながり』」
「大切な人を理不尽に奪われるくやしさ、無力感、そして、怒り」

わたしの、総評です。

見崎鳴、藤岡未咲の2人の姉妹のおはなしです。
鳴ちゃんと未咲ちゃんの『つながり』を描いています。

Anotherはこのおはなしを含めて、全13話だと思っています。
そして、中でも、この0話がいちばん好きです。
そのくらい大切で、明るくて、哀しくて、つらくなるおはなし。

本編に含めて放映してほしかったって気持ちはあります。
ミスリードが成立しなくなるので、難しかったのはわかりますけど・・。

そのため、「Another」本編を見た後に、見ることをおすすめします。

さらに、0話を見た後に本編を見返してみると、
鳴ちゃんに対して、物語全体に対しての印象が、だいぶ変わります。
それまでとは、また違う視点で楽しめると思いますよ^^


「明るく、穏やかな日常に忍び寄る現象」
{netabare}
前半は、仲良し姉妹の日常を描いた、明るい内容になっています。

この「見崎鳴の明るい日常」って、
本編では描かれることがなかった場面なのですよね。

現象によって、未咲ちゃんを失わなければ、
鳴ちゃんも、本来の、明るくて、よく笑う普通の女の子でいられたのに。

現象さえ起らなければ、他の3年3組のクラスメイト達だって、
中学校生活を満喫する普通の男の子や女の子でいられたはずなのに。

「普通の日常」を描くことで、現象の理不尽さがより際立ちます。

後半は明るい日常から一転して、現象の恐怖に突き落とされます。

大切な人を理不尽に奪われることへの怒り、哀しみ。
日常から、死の恐怖に常に怯える毎日に突き落とされる落差。

日常と現象を同時に描いていることは、
この物語の中で重要な意味を持ってきます
{/netabare}

「鳴、未咲姉妹の『つながり』」
{netabare}
この0話はAnother全体から見てもとても密度が濃いです。
鳴ちゃんと未咲ちゃんの気持ちや想いが詰まっています。
双子の姉妹のつながりを描いたおはなしです。


見崎鳴
{netabare}
姉妹としても、親友としても、
本当に、未咲ちゃんのことを大切に想っていたのでしょうね。
だからこそ、未咲ちゃんのことを何としても守りたかった。

未咲ちゃんがいたからこそ、本当のお母さんともつながっていられた。
未咲ちゃんを失ったことで、お母さんとのつながりも断たれてしまった。

ひとりぼっちになってしまった。

それがもう見ていて、本当につらかった・・。
{/netabare}

藤岡未咲
{netabare}
好きな人もいて、やりたい夢もあって、
おしゃれにも興味があって、家族を思いやる優しさもあって、
本当にかわいらしい女の子。

なんで未咲ちゃんなの!?って、
見ていて本当につらかった、哀しかった・・。
やっぱり、こんなのひどい・・理不尽だよ・・。
{/netabare}
{/netabare}

「大切な人を理不尽に奪われるくやしさ、無力感、そして、怒り」
{netabare}
たった1人の双子の姉妹であった未咲ちゃんが、
現象によって、「4月の死者」となってしまった。

未咲ちゃんのことを何があっても守るって思っていた、
鳴ちゃんはその時、ものすごい葛藤をして苦しんだと思います。

3年3組に入りさえしなければ、死なずに済んだのかもしれない。
死の色が見えていたのに、何もできなかった。助けられなかった。
でも、なんで未咲が、死ななくちゃならないの!?、って。

未咲ちゃんが亡くなったあと、
鳴ちゃんが眼帯を外し、鏡の前で怒りをぶつけるシーンがあります。

私にとって、このシーンはアニメ版Anotherでいちばん好きなシーンです。

鳴ちゃんのくやしさ、無力感、そして、怒りが一気に流れ込んできて、
涙がぼろぼろと溢れてきました。Another本編ではいちども泣かなかったのに。

この出来事のあと、物語はAnother本編へと入っていきます。

{netabare}
でも、未咲ちゃんを救うことができず、お母さんとのつながりも断たれ、
学校ではいないものにされて、哀しみに毎日を過ごすしかなくなって、
鳴ちゃんは心を閉ざすしかなかったんじゃないかな・・。

そんな、鳴ちゃんが本当にかわいそうで、痛々しくて、見ていられなかった。
{/netabare}

この0話を見た後だと、Another全編を通して、
鳴ちゃんの印象はとても大きく変わります。
そして、未咲ちゃんが「4月の死者」であることが、
本編で重要な伏線となっていきます。

0話を見て、改めて思います。

鳴ちゃんが経験した、くやしさ、無力感、怒りって、
実は、3年3組の生徒全員に言えることなのかなって。
{/netabare}

わたしなら、こんな方に「Another 0『The Other -因果-』」をおすすめ!!

「Another 本編をすべて見たことがある方」(←これが前提条件です)
「Anotherの物語をより深く知りたいと思う方」
「本編では描かれなかった鳴、未咲姉妹の伏線を知りたい方」

投稿 : 2024/12/28
♥ : 34
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