マンネリで魔法なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのマンネリで魔法な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月22日の時点で一番のマンネリで魔法なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.1 1 マンネリで魔法なアニメランキング1位
死神坊ちゃんと黒メイド 第3期(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (67)
226人が棚に入れました
「触れたもの全てを死なせてしまう」 ……そんな呪いを魔女にかけられた、貴族の「坊ちゃん」。 それでも彼の周りには、 昔から共に暮らすメイドのアリスや執事のロブ、魔女の友人のザインとカフ、 憎まれ口を叩きながらも会いに来てくれる妹のヴィオラや弟のウォルター……かけがえのない仲間たちがいた。 彼らとともに呪いを解く術を探す中で、坊ちゃんはついに全ての元凶である魔女、シャーデーと再会する。 ……そして時を同じくしてアリスの母・シャロンが永き眠りから目覚める……。 全ての因縁が収束し、触りたいけど触れない坊ちゃんとアリスの物語はいよいよ完結へ!

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

みんなが幸せになれる作品

作未読 全12話

3期なので関連性から1期・2期を事前に観ることをオススメします。

不幸なことも多いお話ですが、坊ちゃんを中心に跳ね返していくエネルギーがありましたね。

独特のテンポやお話が大好きでした。

後日談もあり、伏線も回収して綺麗に終わっています。

とても良い終わり方でした。

OPはなすお☆さん、EDはアリス役の真野あゆみさんが歌っています。

最後に、みなさん、お幸せに〜!

投稿 : 2025/02/22
♥ : 14
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「浅いイチャラブ作品?!」→頂上まで登ってみるとそこから見える景色は別世界だったみたいな

【レビューNo.142】(初回登録:2024/9/15)
コミック原作で
・第1期:2021年作品。全12話。
・第2期:2023年作品。全12話。
・第3期:2024年作品。全12話。


(ストーリー)
あなたは想像できるだろうか?
思いを寄せた相手に指一本触れることすらできないという人生を。
触ったものの命を奪ってしまう・・・それが魔女が彼にかけた呪いだった――

貴族の坊ちゃんはこの呪いで周りから拒絶されてしまうため、森の奥にある大
きな別邸で過ごしている。
そして坊ちゃんを支えるメイド・アリスがいるが、坊ちゃんを慕うアリスは日
常的に逆セクハラを仕掛けてくるのであった。
危ない距離感で誘惑するアリス。
そんな彼女に翻弄されながらも坊ちゃんは、少しづつ広がっていく人や魔女た
ちとの縁を紡いで、「魔女の呪い」を解くために歩み始めるのだった。



(評 価)
・右肩上がりに面白くなっていく作品
 はじめは「アダルト版・からかい上手な高木さん?!」って感じで
 ・(触れると命を落とすギリギリの状況ながら)逆セクハラを楽しむアリス
  → 坊ちゃん”2つの意味”でドキドキw
  そんな2人のイチャラブがメインって感じで少しマッタリめ
 ・他のキャラも順次登場してくるが、まだキャラの紹介レベル
 1期はあまりテンポもよくなく、個人的にはさほど評価していなかったんで
 すよね。

 でも(惰性ながらも)視聴していくと・・・
 魔女(この世界は男性キャラでも魔女呼称)のザインとカフがレギュラー化
 してくるので、その辺りから流れが変わってきます。
 特にザインは
 ・普段はスケベで軽薄なキャラだが
 ・カフ思いで魔法の才に溢れ、やる時にはやる男
 って感じで、かなり使い勝手のいいキャラなんですよね。
 ザインの出番が増えることで、コメディ展開はテンポがよくなりかなり面白
 くなってきます。
 そして1期ではあまり良好な関係にみえなかった弟のウォルターや魔女ダレス
 も出番が増えることで愛すべきキャラへと昇華されてきますし、「魔女の呪い」
 の方も次第に謎が解明されていき物語が加速していきます。

 そして3期では
 ・「魔女の呪い」の真相
 ・ラスボス・シャーデーとの対決
 ・坊ちゃんとアリスの愛の行方
 を余すことなく、丁寧に描いて終わってくれます。

 そんな感じで、
 ・キャラ同士の関係性が深まりシナジーが生まれてくる
 ・過去と現在が繋がっていく時間軸の構成の妙
 ・(後述するが)その中で繰り広げられる過去や現在進行形の愛の物語
 回が進むごとに面白さが増していく作品であります。


・その中で繰り広げられる過去や現在進行形の愛の物語
 本作では「坊ちゃん×アリス」の他にも様々な恋愛模様が描かれています。
 {netabare} ・「ザイン×カフ」の幼馴染ラブ
 ・「人間・ウォルター×魔女・ダレス」種族を超えた(初々しい)ラブ
 ・「座長×アメリア」の大人なラブ
 ・「魔女の呪い」の起点となるシャーデーの悲しきラブ
  (後はネタ的な「執事ロブ×おしゃまなヴィオラ」の”枯れ専”ラブw)
 それに
 ・「坊ちゃん×母親」
 ・「アリス×母親」
 といった「親子愛」についても描かれていきます。
 
 そして「坊ちゃん×アリス」についても「魔女の呪い」が解けても
 ・貴族の跡継ぎとメイドという身分差
 という壁が立ちはだかるわけで、坊ちゃんとアリスは重大な決断を迫られる
 ことになります。 {/netabare}

 そんな感じで 
 ・作品のあちこちに愛の物語を散りばめながら、視聴者を飽きさせず
 ・クライマックスもしっかり用意して 
 ・最後は大団円で視聴者が幸せな気持ちになれるという
 かなりしっかりした構成に仕上がっていると思います。


・童話やミュージカルを意識した演出
 ・「貴族の坊ちゃん×魔女の呪い」
 ・人目を避け、森の奥にある大きな別邸で過ごしている
 舞台設定はなんだかグリム童話っぽさを感じますね。
 それを活かすようにアバンのナレーションやその作画には、童話っぽい演出
 を盛り込んでいます。
 それに作品の雰囲気も”優しく柔らかな”印象を受けるので、その辺りでも
 童話的要素を意識しているのかなっと。

 (また坊ちゃんがピアノを特技としていることもあり)オリジナルの挿入歌
 でミュージカル的な演出を入れてきます。
 これも上述の童話的要素との相性が抜群でしたね。

 そして作画は「トゥーンレンダリング」という3DCGで描かれているのですが
 (3DCGの技術を使いながらも従来のアニメの印象に近い(2D的な手描きに似
  せた)表現のこと)
 3DCGによるアニメ表現の可能性にも挑戦しているようですね。
 個人的には上述の通り”優しく柔らかな”印象を受けたので、(一目では)
 違和感なく仕上がっているように感じました。
 (確かに注意深くみたら3DCGだなってところはありますが)


はじめは「また浅いイチャラブ作品が始まったのか?!」という辟易した気持
ちになりましたが、終ってみるといつの間にかハマってましたね(笑)
3期全36話と長い道のりになりますが、頂上まで登ってみるとそこから見える景
色は別世界だったみたいな。
そんな感じで、「1期で切らずに完走してよかった」と思える作品でしたね。


3基OP「シネマティックパレード/坊ちゃん&アリス」
・「あなたになら~食べられてもいいの~♪」
 1期から2人のデュエットソングですが、3期だとここまで攻めてくるんだよなあw

投稿 : 2025/02/22
♥ : 12

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

三期も心が温まる内容でした。

物語のタイトルや主人公である坊ちゃんの悲惨な境遇からは信じられないほど、この物語は心が温まります。
こんなに暖かい物語として仕上げてくれた原作者のイノウエさんと監督の山川さんに感謝します。
(ちなみに監督の山川さんは、ハイスコアガールの監督もされた方。人間の心の感情を表現されるのがとても上手な方です)

心が温まる原因は、主人公坊ちゃんとメイドであるアリスの優しさと誠実さ。それに相手を思いやる気持ち。
更に三期では、坊ちゃんの弟であるウォルターと魔界のボスであるダレスとの恋も、お互いの愛情が十分に伝わる心地よい展開でした。

手に触れたものはすべて命がなくなる呪いを魔女にかけられた坊ちゃん。
そのため母親や幼少からの友人からは疎まれ、本邸とは離れた別邸で静かに暮らす坊ちゃん。
普通、こんな状況であれば、誰もが一人で寂しく暮らすと想像するでしょう。
でも、彼は孤独ではありませんでした。それはアリスや妹のヴィオラをはじめとした多くの友人たちのおかげ。

三期では、ついに坊ちゃんに呪いをかけたシャーデーとの決着があります。
但し、坊ちゃんは、シャーデーさへも救おうとします。
普通、自分をこんな目にあわせた者を許す人はいないでしょう。
でも、彼はシャーデーの苦悩を知ると、自分のことよりもシャーデーを救うことに懸命になります。
こんな優しい坊ちゃんだから、多くの人が彼の周りに集まるのですね。

そしてこの物語のヒロインであるアリス。
彼女は普通の人間です。魔女や魔族からすれば、とてもとても弱い存在です。
しかし、彼女は、坊ちゃんのためならば危険を顧みず行動する勇敢な女性です。
それに、仮に坊ちゃんへの呪いが解けたら、坊ちゃんは家督を受け継ぎ、アリスは今迄みたいに坊ちゃんと親しくすることはできないし、
坊ちゃんとの結婚ができないことも知っています。
それでも彼女は、坊ちゃんのために懸命に頑張るのです。
彼女は本当に立派な女性でした。

そしてこの物語のラストがさらに感動します。
坊ちゃんは優しさと誠実さに満ちた選択をするし、アリスは坊ちゃんのために最も良いと判断した選択をします。

物語のタイトルからは想像できないほどの、優しさに満ち溢れた物語でした。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 18

66.4 2 マンネリで魔法なアニメランキング2位
悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (162)
520人が棚に入れました
「もし…私が最低な女王になったら、私を殺してね」 8歳の王女プライド・ロイヤル・アイビー。そんな彼女は気付く。前世は日本の一般的な家庭に生まれた、どこにでもいる普通の少女。そして今は乙女ゲームの極悪非道ラスボス女王なのだと…。 転生していたのは、乙女ゲーム「君と一筋の光を」の世界。ゲームのストーリーで、プライドは国と民を苦しめる最悪の女王となる。そんなラスボスだと気付いた彼女は、ゲームをやりこんだ記憶を頼りに、自分にしかできない“悲劇の回避”を目指す。 これから起こる悲劇を回避し、登場人物みんなが幸せになれる世界を目指すため、国のために、民のために全力を尽くしていく、ハイスペック悪役王女のラスボス回避ファンタジー。

ごる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

チープな展開も多いですがいい話がいっぱい(〃^∇^)o_彡☆

これも悪役令嬢令嬢転生系の王道なストーリーです。

主人公のプライドに転生したという訳ではなく前世が女子高生でその記憶を思い出したようです( ̄▽ ̄;)

なんだかんだでチートスキルを持っている点、周りの恋愛感情にはまったく鈍感はどれでもあるような感じですww
ただ、一話一話の話は感動する系の話が多く、飽きることもなくサクサク見ることができました(●︎´▽︎`●︎)

序盤からの年月の経過が各キャラの顔の変化が少ないので、時間経過が分かりにくかったです:( ;´꒳`;)
〇年後…など入れてくれた方が見やすかったです( ´-ω-)σ

登場人物のヴァルが完全に黒子のバスケの青峰と被ってしまう…というより青峰にしか見えないwww

投稿 : 2025/02/22
♥ : 0
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

為政者の心持ち

最近大量に出回っている乙女ゲームアニメ。
本作は爽快感満載なので個人的には気に入っています。

現代の女子高生が事故死後、8歳の第一王女プライドに転生。
プライドは極悪わがまま王女で、10年後にはラスボスとして死亡する運命にあります。
このアニメは、前世のゲームの記憶を頼りに、これを回避しようとする物語です。

プライドはラスボスとしてのチート能力を発揮します。
それも聖女的な方向へ。
そして、ゲームでは酷い目に合わせた攻略対象を図らずも攻略します。
それも、絶対的な忠誠を誓うまでに。

4話Bパートが本作品の最大の感動シーンです。
プライドの為政者としての覚悟が見てとれます。
少々長いですが、以下に、その演説を引用します。


{netabare}黙りなさい。

あなたのおっしゃる通りです、騎士団長。
私は短絡的な行動で多くの者に迷惑をかけました。
あなたの望まぬ形で、あなたを助けようとした。
ですが、私が救ったのはあなた一人ではありません。
あなたがこれから育てあげるであろう騎士たちが、これから先、どれほどの民を救うとお思いです。
あなたがた騎士団は、直接民を守る我々の希望であり光です。
騎士一人の死が、この先、どれほどの救えたであろう人に救えぬ結果を招くでしょう。
騎士と名乗るのならば、名誉高き死を迎えられぬことよりも、この先救えたであろう、まだ見ぬ民を救えぬことを悔やみなさい。

己が価値を理解していないのはあなたもです、騎士団長。
あなたに関わる人間が、どれほどあなたを慕い、愛し、心を傾けていることか!
例え、あなたが騎士団長でなく、単なる一兵卒であろうと、私はきっと同じ行動をしたでしょう。

救えるとわかった時点で救わねば!
あなた方は騎士であると同時に、我が国の民です!
私は第一王女であり、この国の第一王位継承者です。
この国の民がために生きるものです!
不要な死など、この私が許しません!!!{/netabare}


統率力、決断力、包容力を兼ね備えた圧倒的な王の素質を持つプライド。
18歳で大罪を犯すであろうことに怯えつつ、民の安寧をひたすら願う。
素敵な笑顔と凛とした言動のプライドをもっと観ていたい。
続編希望です。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 6

すっぽんしんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

意外な名作かもと・・・

リピート鑑賞5回目になりました(笑)。
1回目は、そんなに期待せずに観はじめました。まあ、いつもの悪役令嬢ものか、と。
しかし、3話からはじまる新エピソードでラスボス最強チート能力が開花、そしてそして4話なんか、悪役令嬢が騎士団長に放つ気高いセリフの連発に鼻水だらだらで泣きました。
いやー、びっくり。これは意外な掘り出し物の名作になるか、と5話以降最終話まで期待して観てしまいました。
絵柄は平凡。1話の入りはマンネリ感たっぷりの現世でやってた乙女ゲームの悪役令嬢への転生もの。ですが、3〜4話のできは予想外。王女プラウドの行動と気品、何よりそのセリフがカッコよかった。(ラスボスチート能力故に為せる技もあるんでしょうが)。
声優のファイルーズあいさんの声は、凛として心に響く透明さがありますね。何より気品があって秀逸でした。プラウドの魅力を存分に引き出しています。

ですが、最終話まで見た感想は、3〜4話がピークになっちゃった感で少し残念でした。その後に続くいくつかのエピソードも良いのですが、3〜4話のスケール感を上まわってこないので、4話以降に期待していたわくわく値に達しませんでした。原作は知らないのですが、たぶん最終エピソードで出てくる気球団が今後の盛り上がりになるのかな(2期があればの想定ですが)。
あと、取り巻き連中の喋り(独白)がくどくてウザすぎるところがいくつか。そこも少し残念だったかな。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 1
ページの先頭へ