マネージャーでラノベ原作なおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのマネージャーでラノベ原作な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年09月09日の時点で一番のマネージャーでラノベ原作なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

64.3 1 マネージャーでラノベ原作なアニメランキング1位
声優ラジオのウラオモテ(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (76)
226人が棚に入れました
「夕陽と~」「やすみの!」 「「コ―コーセーラジオ~!」」 「この番組は、偶然にも同じ高校、同じクラスのわたしたちふたりが、皆さまに教室の空気をお届けするラジオ番組です!」 声優としてもクラスメイトとして、と~っても仲良しなふたりのほんわか声優ラジオがスタート・・・・・・というのは「オモテ」の話。 夕陽の素顔は根暗な地味子、対するやすみは生粋のギャル。見た目も性格も正反対なふたりは、口を開けば大ゲンカ。 「・・・・・・・何その眩しさ。本当びっくりするくらい普段とキャラが違うな、いつもの根暗はどうしたよ?」 「あなたこそ、その見た目で可愛い声を出すのはやめて」 収録が終わればそこは修羅場、嫌味と罵りの嵐が吹き荒れる! こんなやつと一緒にラジオなんて、絶対に無理! でも、オンエアは待ってくれない・・・・・・! 前途多難な声優ラジオ、どこまで続く・・・・・!? プロ根性で世界をダマせ!バレたら終わりの青春声優エンタテインメント、NOW ON AIR!

声優・キャラクター
歌種やすみ/佐藤由美子:伊藤美来
夕暮夕陽/渡辺千佳:豊田萌絵
桜並木乙女:長谷川育美
柚日咲めくる:東山奈央

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

アニメ化するべきでは無かった。原作者はキモヲタか業界ゴロのどちらかだろ!

 最終話(12話)まで観ました。2024.06.27

 原作者には悪いけど、アニメ化しない方が良かったですね。これ、声優に一番詳しい組織(アニメ製作会社)が、大して業界情報を持っていない原作者のラノベをアニメ化するという、地獄絵図になっています。

 声優ブームが落ち着いて、我々視聴者にも声優残酷物語が明らかになりつつあります。

 そもそも70年代から80年代のアニメのムック本とかに載っている声優インタビューを読んでみると、声優達は業界をボロクソに言っています。(特に銀河鉄道999映画版のムックはやばかった)

 声優なんて目指してなるものでは無く、俳優崩れが仕方なくやるもんだとか、低スキルワークに過ぎないので何年やってもキャリアにならないとか、給料が安くて生きていけないとか、業界ヒエラルキーの最底辺の声奴隷に過ぎないとか、酷いもんです。

 そして現在、アニメ業界は規模だけがデカくなったものの、声優の待遇は改善されていません。競争だけが激化しています。さらに、A.Iで代替も出来そうです。

 本アニメは、高校生声優2人が業界で頑張る話ですが、はっきり言ってメルヘンです。

 多分、声を当てている声優も、アニメ監督他のスタッフの方々も、こんなことあるわけねーじゃんとニヤニヤして原作者を馬鹿にしながら製作しているのが見え隠れします。

 業界内部のことを、外部の人間が小説に書くと、キモヲタの妄想にしかなりません。

 これ、原作者がアニメ業界内部の人間だったらさらに悪質で、声優業界の惨状を知っていながらも、こんなメルヘンなお花畑ラノベを書けるというのは、業界と癒着した業界ゴロでしかありません。

 どっちに転んでも、妄想思弁小説で辞めとけは良かったのです。ただ、構造的に声優が主役のアニメが面白く無いということが分かったのが一番の収穫でした。

 後、私は陰キャが演技について偉そうなことを言うのが鼻につきました。ほぼコネのクセに…。事務所のゴリ押しとかと余り変わらんだろ。

 また、声優如きにキャスティング権など無いので、先輩に評価される意味なんてあるの?全員別撮りだろ?

 原作者がキモオタなのか、業界ゴロなのかが、一番気になります。どっちにしてもクソですね。
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 10話まで観ました。2024.06.15

 9話でクリスマス会をカラオケでやってクラスの友達と遊んだり、10話でイベント出たりしてなんやかんやでギャルの演技はオーケーになりましたとさ。

 どうも普通のアイドルモノの様な感じになってしまいました。ラジオはどこへ?

 声優業界の詳しい状況を描けない縛りでもあるのか、ゆるい雰囲気です。もっと、陰キャとギャルの差が開いて欲しかったです。

 声優業界も、陰キャの様にパパが監督みたいなコネが無いと駄目らしいですが、其の辺をもっと深掘りして欲しかったです。

 後、声優イベントで、主人公達女子高生声優他に告白ボイス対決をさせたりしてましたが、イベントってあんなにキモいの?若い娘にセクハラして、反応を楽しんでいる様な悪趣味さを感じます。

 声優のギャラとかがも明らかにならないし、リアルティも欠如しているので、裏も表も無い、緩いなんちゃってお仕事モノでしか無いようです。

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 8話まで観ました。2024.06.03

 6話、7話と意味不明な展開が続きます。ギャルと陰キャがキャラを作っていた事にファンは怒っているらしいですが、これ、演技そのものを否定してますよね?

 プライベートそのままじゃ、声優にならないじゃん。時々大人の事情で出てくる棒演技声優が良いってこと?普段通りにボソボソ台詞を喋られてもなぁ…。

 普段からアニメ声じゃおかしい人です。しかも演技なしじゃ現況、高校生キャラしか出来ません。

 もう、人を殺したことがある人しか殺人犯役出来ないと言っている様なもんで、ファンの方がおかしいでしょ。転生したことないのになろう主人公やるな!レベルです。

 そして、陰キャの弁護士マッマとの賭けで引退チキンレースをやりますが、こんな茶番でファンに許されるのかな?物理攻撃されなきゃカウントしませんレベルのハードルの高さはズルですねぇ…。

 この二人、ちょっと事件起こしすぎです。無許可路上興行で警察に怒られるでしょ。

 そして8話、何か許されたことになってからの、ギャルが悪役に挑戦して上手くいかね〜と悩みますが、こんなの挫折でも何でもありません。

 オーディションでレギュラー役ゲットした時点でスーパーエリート声優ですよ。私の友人など、一回もアニメに出演出来ずに引退ですよ?大半の声優はデビューしてもこんなもんです。

 人型決戦兵器に搭乗して出撃した経験が無いから駄目なのかな?プロなんだから頑張って欲しいですね。
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 4話まで観ました。2024.05.03

 今回で一区切りって所でしょうか。陰キャの裏営業疑惑を晴らすためにギャルはキャラを作るのを辞めて、ラジオ配信することを決意します。

 顔出し営業してるのに、本来はギャルで、声優の仕事のキャラは作ってましたって…。普段はヤマンバギャルメイクかなんかしてんの?本当の自分とは?

 昔の子供向けアニメみたいに、偽物ヒーロー出現!劇中の登場人物はヒーローが本物かどうか分からないけど、視聴者には一目瞭然的な昭和演出かよ…。

 売出し中の芸能人(アイドル)ポジで一般人の中に混じったらオーラが消えるなんて、声優とは言え不味くない?

 陰キャも、正体が全国的にバレましたが、人気アニメの主演に決まっても、ヲタク以外は興味が無く、平穏に高校生生活出来ますよ的な業界の甘えが見え隠れします。

 アイドル声優のファンって、そんなに物分かりが良くて、世の中に影響力無いものかな?撮り鉄みたいに、自殺特攻して来ない?

 何か、現実感の無いファンタジーになってきたので、そろそろ潮時かもしれません。
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 3話まで観ました。2024.04.27

 主人公のギャルと陰キャ、顔出しで仕事しているのに同級生に正体がバレて無い様です。ストーカーになりそうな同級生ファンが特定しようとして興奮してますが、気付かないなんてことある?

 百合営業もやり過ぎ感があります。一緒に家風呂入る?そしていつもの胸揉ませろ…。男同士だったら、珍宝がデカいからフェラチオさせろ位にキモいんですが…。

 ネットにアップする画像も顔を出さないのですが、ラジオで公開放送とかしてましたよね?家の場所とか特定されない様に背景に気を使うとかなら分かりますが、今更顔を隠す意味ある?

 陰キャのマッマは金持ち弁護士で、娘がドル売りしているのを良く思っておらず、初対面で同業者のギャルに対して恥さらしだみたいなことをグチグチ言いますが、二人で私生活切り売りしてますが今更?

 そして陰キャに枕疑惑が…。オチは読めますねぇ…。声優業界の闇を描きたいのか、女子高校生声優二人の成長と成功を描きたいのか…。

 高校生ラジオも不人気で打ち切りとか劇中で言ってますが、色々ぶっ込み過ぎて迷走中です。そもそも未成年に私生活切り売りさせんなよ…。

 主人公達、女子高校生で生活もかかって無いのに、ギラギラし過ぎです。ギャラもいくらもらっているのか不明ですし、部活動ものっぽい雰囲気と業界の殺伐とした状況が上手く噛み合っていません。

 青春ものなのか、業界残酷物語なのか…。迷走していて観ていて疲れます。
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 2話観てのレビューです。2024.04.18

 何か、トントン拍子に仕事が入ってきます。主人公達、セットでアニメのメインキャストに決まり、アイドル売りもする様です。主人公達は舞台で歌って踊ります。陰キャとかギャルとかどこ行った?

 ドル売りするのにギスギスしている暇なんてありません。しかし、素人新人では無いとは言え、人前で見事にパフォーマンスできるんだ…。

 サービス停止ソシャゲ宣伝謎アニメのCUE!みたいに、バンバン仕事が入ってきて、スターダムにのし上がりそうですが、そんなに甘い業界なのかな?

 女子高校生である必然性も無くなってきています。ギャルの方は売れるために何でもする覚悟で、コネでも何でも良いから売れる時に売るんじゃ〜!若さぶん回してアドバンテージ活かすんじゃ!新人枠で無くなる四年目から景色が変わるんじゃ!とかマネージャーとグチグチ言あいますが…。

 仕事に制限がある女子高校生の身分は邪魔なんじゃ…?SHIROBAKOの赤毛みたいに高校卒業後でも良かったのでは?商売上の理由かな?う〜ん…です。
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 初回観てのレビューです。2024.04.11

 同じ高校のクラスメイトで女子高校生声優の二人がラジオをやることに!しかし、性格は真逆だった!上手く仕事出来るのか!?

 と、いうコメディですが、レジェンド級ならまだしも、売出し中のアイドル声優は普通に仲が悪そうなので、意外性は全く無いです。

 構造的にも仕方無い所があって、一同に集まって仕事をする必要も無く、一人何役も出来るので、芸能人の〇〇キャラ枠より競争が激しそうです。

 しかも、メインキャスト以外、誰も覚えちゃいません。加齢で席が空くわけでもないし、レジェンド級が50年位少年キャラ枠を独占したりもします。

 正直、ヒーロー、ヒロインそれぞれ5人位、後は子供、老人、父母等のバイプレイヤー、数は少ないけどドラえもん、ちびまる子ちゃん級の声優とキャラが一体化したアニメのキャストとで20〜30人もいればアニメ業界回るでしょ?

 アイドル声優は演じられるキャラも被っているせいで、ライバルが失脚すればストレートに己の利益になるので、ファンの場外乱闘も含めて蹴落とし合いが大変そうです。

 主人公は二人とも女子高校生で生活がかかって無いので、ギラギラはしていませんが、高校生でデビュー出来ているエリートという面も含めて、陰キャやギャルとかのキャラ付けが必要なのでしょうか?

 素の自分と違うとか、成長とか描きたいのかもしれませんが、芸能人なんて、客席から狙撃される危険があっても舞台に立ちたい承認欲求の化物じゃないと、やろうと思わないでしょう。

 声優という特殊技能者を高校生というオブラートに包んでラジオを舞台に面白い話が作れるのか、凄く疑問に感じます。

 取り敢えず、次回以降に期待です。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 4
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

8話 うーん、深掘りできず、かな。期待感がなくなったので断念します。

1話 バカバカしいのも一周回ってアリ。メタのメタで面白いかも。

{netabare} 歌種やすみ(声優17歳)佐藤由美子(JK17歳)伊藤美来(声優27歳)
夕暮夕陽(アイドル声優17歳)渡辺千佳(JK17歳)豊田萌絵(声優29歳)
だそうです。

 普通アニメは情報入れないで見るんですけど、今回声優さんの情報をwikiで調べてしまいました。すごいのが来ましたね。

 もうバカバカしさも一周回って、ここまでくるとアリかな、という感じです。メタ的な上にメタでもうメタメタという感じです。これは見ちゃうなあ…普段声優さんには演技と声の雰囲気以外まったく興味はないんですけど、それだけにどう言う話になるか面白そうです。

 ひょっとしたらアイドルものの亜流なのかな、という気もしますが、キービジュアルと年齢的に多分違いますよね?結果的に1話は結構面白かったです。

 あれ、オリジナルと思ったら原作付…だと?既刊11巻?ひょっとして人気作品でした?(ついでに調べたら累計20万部だそうです。中堅クラスかな?){/netabare}


2話 出落ち感。コンセプトが中途半端でリアリティが弱いかも。

{netabare} 惜しいかなあ…というのが感想です。もうちょっとギスギスというか距離感の縮まり方がゆっくりの方がいいのでは?それと歌種やすみのコンプレックスとか業界の順位とかをストーリーに織り込むのはいいんですが、それがサラッとしている印象です。

 アニメ業界でやるアニメ業界ものだけにもっと「声優さんのお仕事」としてリアリティがあるヒューマンドラマがシリアスのものが見たかったかな。それかもっとコメディにするか、アイドルものにするか…ちょっとコンセプトが見えづらいです。

 それと最後のコンサートの部分で「本人が出てきて謝る」というのは業界ならあるんでしょうか?普通この場に来れないから休みなのであって「来れるなら歌え」だと思うんですけど。薬なりなんなりで対応するよね?というのと、失敗とか受け入れられていない、という雰囲気が全然描けていません。エピソードとしてのリアリティが弱いですよね。

 どうでしょうね?出落ちかもしれない、と思い始めています。次週判断ですね。{/netabare}


3話 お風呂シーンでもう中断しようと思ったら、なかなかいいギスギスが…

{netabare} 前半のお風呂シーンでそっち?という感じだったので「ああもういいかな」と思ったら、母親登場です。母親の無理解そのものはテンプレではあるんですけど、そのあとのギスギスとかいろいろとの合わせ技で、ちょっと興味が…見るもの多くて切りたいんだけど、結構面白いかも…このギスギスがもっとドロドロしてくると最高なんですけど。

 うーん、もうちょっとみたいかも。{/netabare}


4話 実力とアイドル的な売り方のアンビバレントが描けていれば最高だったんですけど。

{netabare}  なんでしょうね。思った通りにストーリーが展開しすぎて自分が予言者になったのでは?と思うくらいでした。本来ならもう切りたいんですけど、ウラの話題で何を出してくるのか、という興味だけはあるんですよね。
 今回の話、もしあの中年男が本当に愛人(コンプラ的にプラトニックでもいいですけど)なら見直しました。そのストーリーが描ければ本当に声優さんの裏を描けていると思います。

 私は、声優さんのプライベートが作品に影響することに今の業界の問題があると思っていますので、そこにテーマ性があれば最高だったと思います。それが演技・声での評価とアイドル的な売り方に対する矛盾にもつながってくるし。一方でそれで売れている声優さんもいるという事実とそれもエンタメになっている部分が描けたと思います。

 原作付なので業界に精通した裏話ではないかもしれませんが…だからこそそこまで突っ込んで描けたと思うので、ちょっと惜しいなあとは思いました。

 まあ、面白そうな回があれば見るかもしれませんが、いったん断念…いや、微妙ですね。来週もう1回みようかな。 {/netabare}


5話 視点はいいんですけど、原作者の自己陶酔にも見えなくはない

{netabare} 焦点の当て方として「アイドル声優」の是非に行きそうで、結局は肯定的なのかな?その辺りに興味はありますね。ただ、やっぱり原作者が業界人でないとすると、自分の声優という職業に対する考え方が物語に反映するだけなので、リアリティという点では難しいでしょう。

 その辺りはアイドル声優を単にアイドルとして肯定的に見たい願望どまりなのか、現状否定で声優の実力を声だけに求める、という話になるかですが…まあ、話の構造上、自分らしさとか実力がすべてとか言う結論の割には、アイドルとしての視点から外れず、次世代アイドル的な落としどころなんですかね?結局彼女たちは容姿が優れていますから。

 ギスギスは面白いのですが、少々原作者の自己陶酔にも見えなくはないです。私の理想の声優さんはこんな感じ、ただし美少女に限るみたいな。ここでルックスに問題がある声優の成り上がりが描ければ最高だったんですけど。

 それとそもそもなんですけど、声優のメインのファンとのコミュニケーションの媒体ってラジオなんですか?昭和から平成前期のころはそうだったらしいですけど…でEDアニメにラジカセです。今の人はラジカセってわかるんですかね?

 ただ、結構ギスギスが面白いし、東山奈央さんんとか藤田咲さんを使うあたり、ちょっとした意味を感じなくはないので、もうちょっと見ようかな。{/netabare}



7話 題材は面白いんですけど、エピソードの作りがなあ…

{netabare} お話のためのお話感がなくはないですね。確かにアイドル声優にとって、プライバシーというのは重大な問題でしょうし親の方針と未成年問題かあ。ただ、民法改正がありましたからね。18歳の誕生日しだいですけど、卒業までというのは制作サイドで直してもよかったかも。とはいえ、親の態度としては自然な気がします。

 見るか見ないか微妙なラインになってきましたね。エピソードの題材としては面白いんですけど7話の最後の方がどうもなあ…だんだん見なくなるかもしれませんし、だらだら見続けるかもしれない、という感じです。ただ、まあ、キャッキャうふふの能天気な業界ものよりは面白いかもしれません。{/netabare}


8話 うーん、深掘りできず、かな。期待感がなくなったので断念します。

 ちょっと楽しみにしていた声かける件は先週でさらっと終わったのかな?うーん、親の思惑と声優活動活動そしてファン。深掘りする素材はあったのになあ、という感じで残念です。

 それと作画悪くなってきてます?もう断念するのでいいですけど、視点はいいんですけど、ちょっと話の展開に興味が持てなくなったのと、改善する期待値が低くなったので断念します。

 話はよくないですが、何となくポテンシャルはあったので3。キャラは芯が感じられず感情移入も萌えもなかったですので2.5。声優さんはまあ題材的にむつかしいですが評価せずの3。作画は2、音楽は3とします。

 初めのギスギスがよかったなあ、という気がします。ただ、点ほど悪い印象ではないです。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 4

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

アイドルセイユウクライ

あれ…意外と面白い…と思ったんだけど。
若き未熟なJK声優たちによるアンビバレンツな情念渦巻く人間ドラマ。

デビュー作がアニメ化って凄い。
アニメはあまりにも劣化が凄まじく訴えていいレベル。作画もなろうレベルのゴミ。

設定は古典アイドル漫画っぽい。無邪気な未熟者でも報われたい!みたいな新海誠的妄想ロマン主義メルヘンにも見えるが、主役の二人は自発的な女性として描かれており美少女アニメに求められる庇護欲を刺激する薄幸少女ではない。つまりキャラの魅力ガーであり初期新海誠のキーファクターであった可哀想なボクに酔う被害者意識のナルシズムは完全にオミットされている。ゆえにモチーフと内容がズレているというか、声優ファンが求めているドリーミーメルヘンでは無いように思う。お仕事アニメとしてもリアリティラインは少年マンガレベルなので特に声優に思い入れがないほうが楽しめるのかも。

07
うわーまさかほんとに「みんないいひとでした!」をまっすぐにやるとは驚いた
なにか奥行きのようなものを感じてはいたが単純にただ破綻していただけだったとは。

もはやKEYを超えた伝説として語られるレベルのザ☆茶番。今回の引退チキンレースでの「絶対無理だろどうすんのこれ?」を「ここは俺に任せて先に行け!」で無理やりクリアするとは…。呆れを通り越してむしろあまりのまっすぐさに恐れ入るというような謎の境地。しかしこれをやるのならKEYレベルの地獄みたいな可哀想!属性がなければならないし、作画でも京アニのようなギラギラとしたメス感も必須なのだが、このクソ作画のせいでキャラの魅力ガー!!!!でしかない企画倒れ。今回でほんとに脳死メルヘンを狙ってたのだと理解したので声優モチーフは間違ってなかったらしい。

小学生でもこれを真に受ける子供はいないでしょう。だからこそ語るべきメルヘンとも言えるのかも。どうせ見るなら踊らにゃソンソン。配信時代でこそ存在が可能なエロくも不幸でもない全年齢KEY。

あーでも原作は多分違うのかも。いつものなろうみたいな出資調整習作枠でしょうか。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 1

82.0 2 マネージャーでラノベ原作なアニメランキング2位
Free!(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1778)
9025人が棚に入れました
「七瀬遙」は、「水」にふれること――「泳ぐこと」が好きだった。

小学生のころ、同じスイミングクラブに通っていた「七瀬遙」「橘真琴」「松岡凛」「葉月渚」
彼らは、小学校卒業前の大会での優勝を最後に、違う道へと進んでいく。

やがて時が経ち、高校生活を無為に過ごしていた遙の前に、突然、凛が現れる。
遙に勝負を挑み、圧倒的な強さを見せる凛。このままでは終われない。

そして、真琴と渚が再び集い、新たに「竜ヶ崎怜」を引き込んで、岩鳶高校水泳部を設立。
遙、真琴、渚、怜、そして、凛。
これは、躍動感あふれる男子高校生たちの、水泳と青春と絆の物語――

声優・キャラクター
島﨑信長、鈴木達央、宮野真守、代永翼、平川大輔、渡辺明乃、ゆきのさつき
ネタバレ

かおーん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

スイマー視点から。超クソ作品。時間の無駄。

京都アニメーションということで、やっぱり「けいおん!」の男子:水泳版といって良い作品です。

エリートスイマーが挫折を乗り越えて栄冠を掴むようなスポ根ではなく、まぁそんなにレベル高くない男子達がリレーで泳いで楽しいな♪的なアニメ。

合宿回あり、お祭り浴衣回あり、水着サービス回あり(というか毎回)といった、けいおん!と同じような時系列で話は進みます。

「オリンピックを目指す」とか言ってるのもいますが、
「夢は日本武道館!」っていってるけいおんのあの子と同じノリですね。

脚本が決定的にダメ。最終話、結末が最悪にマズい。
{netabare}
県大会の上位の大会で、リレーに替え玉で出場。1位で入って失格。こんなの許される訳がない。許してはいけない。
リアルなら両校ともに水泳部廃部。関係者全員停学、競泳界から永久追放。高校競泳のみならず、大学も無理。ルネサス、SWIN、KONAMI等クラブ所属選手も無理。二度と号砲聞いて飛び込み、タッチセンサーでフィニッシュすることはない。

スポーツを主題とするアニメでこんな脚本でいいのか?
「アニメだから。」で片付けていい問題じゃない。小説でも、映画であっても。こんな作品を世に出してはいけない。やってはいけないことの一線を越えています。

(過去、他の作品ではタッチの劇場版「背番号のないエース」で、死んだカツヤに変わって、県大会決勝の9回だけタツヤが投げるシーンがあり物議を醸しました。没収試合になるという原作にはない設定です。それでも他校の生徒ではありません。
稲中卓球部でも、卓球の達人であるおばあさんを使って替え玉で優勝したことありましたが、あれは未成年の飲酒、軽傷害、痴漢、昏睡強姦未遂等なんでもありな青年誌のギャグ漫画。)

学校の代表であり県の代表である選手、つまり他人を負かして、押しのけて、そのみんなの代表になっているんです。背負っているんです。

それがこんな勝手なことして失格なんて、「Free」でかたづけられる問題じゃない。

ハッピーエンドで終わってよかった?
良い最終回だって?

水泳部以外で。他の部活動でも。演劇部とか吹奏楽部だってコンサートのチケット争奪戦だってそうじゃね?
ジャニーズのコンサートのチケット取ったけど「寝坊したwww」ってツイートしたら、行けなかった人達は怒るでしょ。北島康介が「アラフェスなう」ってツイートして炎上したばかりじゃないか。
同じ事想像してみて欲しい。がんばって、あと一歩だったこと、誰だってあるはず。負けて、押しのけられたけど、自分に勝って代表になった人達には頑張って欲しい、楽しんでほしい。

その代表があの身勝手な行動で失格処分です。

横断幕を作ってくれた学校。
壮行会を開いてくれた先生、集まってくれた全校生徒。
練習に付き合ってくれたコーチ。
応援、サポートに来てくれた生徒たち。
(これらは作中で描写されてます)
小学校入学前からスイミングに通い、高校三年間泳ぎ通して、最後の大会に勝ちたくて、地方大会に出たくて挑んで負けた、多数の選手たち。

みんなを裏切ってる。

脚本家はゆとってるのか?勝ち負けを教えられずに育つとこうなるのか?
勝者には責任がつきまとう。「とらドラ」で大河が「やっぱり面倒になったから、リュウジと別れるわ。」ってあのラストからソッコーで別れるようなOAVあったら糞だろ?やってることは同じだぜ?

そもそも4人で泳ぎたいならどこだっていいじゃん。イワトビ高校のプールで、いつでも好きに泳げ。
何で、そんな地方大会なんて大きな舞台でやる必要がある?
{/netabare}

何かに必死に打ち込んだことがある人にはオススメできない作品です。
水泳、スポーツのみならず、努力する人たちをバカにしています。

---視聴前---
水泳辞典
フリー = 自由形
バック = 背泳ぎ
バッタ = バタフライ
ブレスト = 平泳ぎ
イチフリ = 100m自由形
2コメ = 200m個人メドレー
4コメ = 400m個人メドレー
短水路 = 25mプール
長水路 = 50mプール

クッション付きゴーグルつけてますけど、今どきの高校生はノンクッションが主流ですね。
足のくるぶしまである水着は、レーザーレーサー騒動から禁止になりましたので、今売ってないですね。

リアルの水泳は寂しい世界です。1日休むだけでタイム落ちるとか言われます。
水の中でひとりぼっちです。音も聞こえません。いや、水の音しか聞こえません。それでも、ただ淡々と泳ぐ、すっげー地味なスポーツなんですが、これをどうやってアニメにするのか。楽しみです。

5人いるようなんですが、どーすんですか?
タイトルからいって、400mフリーリレーなんですかね。一人余りますが。最後は大会でガッツリ泳いで終わり、になるのでしょうか。一般的に、長水路でターン1回、1人52秒で泳がないと勝負にならない世界。これでもかって厳しく書いてほしいです。
部室でお茶ばっかり飲んでしゃべってるけど、文化祭ライブは大成功とかしちゃう某アニメみたいにならないことを祈ります。
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各話感想

{netabare}
第1話
面白い!
水中のCGでの、水中感がとても良いです!
だがアニメパートでのそれはまるで感じないのが残念。。。
小学生時のバトルで、ターン後にドルフィンじゃなくてキックで上がったのがよし!浮上距離も短くて良し!小学生らしい!リアルさがありました。

ホモーとかアーとか言われてますが、水泳部から見ると全然そんなの感じがない不思議(笑)。
普段から全裸耐性あると、なんにも感じねー。笑えて良し。

主人公、地元のスイミングクラブが閉鎖、そして高校にプールがないって絶望的な環境な訳ですね。自分もクッソ田舎に引っ越したら中高ともにプールがないという泣くに泣けない状況だったのでビンビンに響きます。風呂でスカーリングしたり。わかるわかる。

あの、壊れたプールを修復できて水泳部が復活すると良いですよね。でも、現実はキビシイです。数年水抜いたまま放置されたプールの修繕は事実上不可能。ひび割れだけじゃなくて配管に深刻なダメージを受けます。311の震災でも、東日本のプールの大半が修理休業が必要だったほどダメージを受けました。とてもデリケートな物なのです。

ぶっちゃけ、「紅」ちゃんがスイマーで水着姿になってくれることを希望!もちろんバックの選手がいいなぁ。なぜか背泳ぎの女性選手ってすごいスタイルいいんですよね(えびちゃんとか)。他はゴリラなんで(スイマーみてたらすげーごめん)。

2話
直せねーよ!ってプールが見事に修復。DIYでどーにかなるか?配管とか漏水検査とかどーすんのよ?
つかなに4月に水張ってんだよこのバカ顧問www
水道代(安くて20万くらいか)はどーすんだよw 授業で使ってなかったんだから、水泳部が全額負担になるだろ、死ぬぞ?ウォーターボーイズみたくバイト生活開始か? これからカエルが卵産まないように塩素入れて水質管理し続けるのか?泳げないプールに?落ちる桜の花びらとか誰が掃除すんだよwww

とかリアルな話は置いておいて。

「俺はフリー(自由形)しか泳がない」=小学生でそれってカタワもいいとこ。んなバカはいらねーなんだが、1話でメドレーリレーで、凛がバタフライで突っ込んでくるシーンがありました。ということはメドレーリレー(背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ、自由形の順)なので、まぁ遥はフリーオンリーなんでしょう。凛はバタフライで、メドレーリレー優勝でトロフィーゲットってことは、凛のほうが器用なタイプなんでしょうか。

で、中1でもう一度フリーバトル。で、遙の勝利。
高2で再戦。凛が勝ったのは、勝って傷つけたトラウマからか、遥が手を抜いたんでしょうね。酷なコトするなぁ。
つか、ベスト何秒?って会話だけで勝負つくのがスプリント系なんですけどね、盛り上げるために逐一勝負させてますね。

桜が咲いているような背景で、プールに飛び込んでましたが・・・水温、良くて16度くらいでしょうか・・・心臓に来ますね(笑)。

腐向けとかアー過ぎて見てられない、って意見も見受けられますが、スイマーからすると、あまりに自然な光景なので、なんかフツー。あんなもんですよ?ただ、屋外プールで練習する遥たちは、これから真っ黒クロスケにはなりますなぁ。


3話
タイトルが全然関係ない件について。
ドルフィンキックなんてどこにもでてこねー。遥の飛び込んだあと、一瞬だけ写っただけかよ・・・。

クラブに通う料金が部費で出せないかって・・・
プール満タンにする水道料+管理費のほうが、クラブx4より高いんですけどね。
今日日、野球部だって部費毎月1万円くらい払ってるんだから、そのくらい自分で出せよって言いたくなるが。

あとスイムキャップ取りすぎ。プールサイドでいちいち脱ぐな。アニメなので仕方ないのかな。

んー、あの練習量だと、4人にどんなにセンスがあっても、メドレーリレーで勝利することは難しいですね。
なんでしょ、京都アニメーションって会社は、練習しないで結果を出すアニメを作るのがポリシーだったりするところなんでしょうか?
今後に期待。

4話
うーん、カメラアングルがちょっとキモイかも・・・これが腐女子向けと言われる所以か。
ストパンみた女子ってこんな違和感感じるのだろうか、とまじまじと考えてしまった。

お、練習始まりましたね!やっぱり練習しましょう。練習描写を延々とやらなくても良いんです、毎日これだけ猛練習してますよってのを1秒でも描いてくれれば。

free=自由形、何を泳いでも良い、たまにバタフライで泳ぐ選手もいるっていってますが、半分ウソです。特殊なバタフライの泳ぎ方をしないと失格になります。(辰巳で4日日程で遠征に日数使いたくないチームのバッタ担当がフリーで出てタイム取ろうとして失格になりまくってる現実。)
自由形のルールで、体の一部が常に水上に出ていないといけません(スタートとターン後の15mとターン時を除く)。バタフライは完全潜行しますので普通に泳いだらアウトです。

1週間で泳げるようになる・・・泳げるようにはなるとは思いますが。タイムが出るようになるとは・・・。
進むキックを蹴れるようになるとは5年かかるとか言われるスポーツなので。でも頑張って欲しいですね。
泳げず、沈みながら泳いでいるフォームは非常に美しく書かれています。背泳ぎの腕がキャッチから反転してモモをかすめる描写。平泳ぎのキック、引き寄せから膝を付けたままウィップして伸びる描写。こういうのガンガン描いてほしいです。

水着の試着って出来るの? →下着の上からならOKです。
あんなに在庫がある店あるのかな?水着はフィット感のチェックだけなんですが、だいたいミズノならM、アリーナだとSとかみんな決まってるので試着しないんですけどね。遥の言っているとおり、フィット感が大事なんですが。これがやっかいで、水に入ると締まるのもありますので・・・。つーか高校生なら練習はボックスの耐塩素・抵抗水着にしろって。

ロングジョンとかフルスーツとか2010のルール改定で禁止w
ビート板の使用、余裕で禁止w サポーター、テーピングすら禁止っすよ。

5話
タイトルにある、オープンウォーター。意味はぶっちゃけ、ただの海。ワントラブル=死に直結、という超過酷な環境です。ダイバーが2人1組なのは、生存率を上げるためです。
1kmx4のコース・・・水泳部なら1時間かかりません。が、給水できないので危険極まりない。4人でかたまっていっても危険。トラブったら死ぬ。レイの、ビート板でキックだけで4kmて、こっちのほうが死ねるし猛特訓過ぎ! 自由形の推進力はプル8:キック2とかいわれる。キックじゃ潮があったら進まんわ。

オープンウォータースイム(マラソンスイム)が北京から五輪種目になりました。当然、出場枠など持っていない日本ですが、貴田選手が世界選手権で5位になり、自力でロンドン出場をもぎ取った、日本人長距離スイマーの夢の競技。

でも1人で練習してはいけません。複数でもだめです。鹿児島の小学生が遠泳やってますが、夏休みまるまる泳いで、選手選別までして、グループ組んで、同伴の船が付いてます。

まして、夜の海に入るとかマジで死ぬ(危険ってテロップ出てワロタ)。警察に自殺で処理されますよ?
溺れている姿を見て、マコちゃんはすぐに飛び込みましたが、これは不正解。ライフセイバーでも、最初の行動は「助けを呼ぶ」ことです。他の2名を叩き起こす。これで1人に救助を呼びに行かせることで生存率が大きく上がります。みなさんも。いきなり飛び込んじゃダメ!ゼッタイ!

こんな無駄なことしてないで・・・ターンの精度上げるためにも、学校の短水路を延々と往復してろよ・・・1人1コース余裕で専有できるんだからさー。

海での練習中、引き返したりで頭出して浮いてるシーンありましたが、あれ普通に浮きませんので、マネして深いところ行かないように。キックかスクリューでもがいてないと浮いて呼吸することすら、足の付かない海では難しいのです。

離れ小島まで泳ぐの、想像以上に危険なんすよ。あれだけキレイな海だと珊瑚あるので、陸に上がる前とか、砂浜でも足の裏ザックリ切るんすよ。
グアムで調子ぶっこいて離れ小島まで泳いで。浜に上がろうと思ったら珊瑚で足切って血がダクダク。やっべいてーなぁと思ってたら小舟が来たので乗せてもらったら、「サメに食われなくて良かったなハハハ!」って現地の人に言われた経験を持つ自分も海はトラウマ。
これ、水難事故気をつけましょう、の回だよね。

6話
水難事故に気をつけましょうの回、その2。
相変わらず内容ないな、京アニ。これって、けいおんの合宿みてーだよ、やめろよもう楽しくねーよ。
凛の「何やってんだ、あいつら」が全てを物語ってる。アフォな練習してないで、プールでやることあるだろ。
飛び込みからキック5回で浮上・ストロークカウントからゴール5m前まで、ターンからドルフィン3回、浮上までとかセクションわけてタイム取れ。しばらく練習してなかったんならプールでセクションごとの練習繰り返してタイムあげとけアフォ。

7話
遥負けました。しかも予選落ちです。
解説。予選は順位でなくタイムです、予選での順位は関係ありません。
凛は予選5位。遥は8位までに名前がありませんでしたので予選落ちです。(1秒くらいしか写さなかったけどw しかしあのタッチの差で、3人以上が割り込むってすげぇな。といってもイチフリって超激戦区なんでまぁあり得る話ではある)

といっても、凛も地区大会で5位じゃやばいです、どや顔してられないくらい恥ずかしい。オリンピックに出たいとかって話はどーなったんだ?(笑)
学年とか水泳はあまり関係ないのです、3年生になったからタイムあがるなんて保証はありません。ブレストで五輪金メダル取った岩崎恭子は中学生でした。

決勝は予選の順位ごとにコースの中央からコースが決まっていきます(陸上と同じ)。北島とかが中央のコースで泳いでいるのは速いから。凛は決勝、隅の地味なコース(2か7?)で泳ぎます。国際プールだと、中央3コースは下にレールがあり、カメラが同伴しますが端はなかったりします。
凛との勝負どころじゃなく、予選落ちした遥はかなりヤバイです。地区大会で予選落ちってw どのくらいやばいかって、ウォーターボーイズの最初、妻夫木が負けましたね?あれと同じくらいしょっぱい。タオルかぶったまま泣くところですね。足の付くプールでシンクロにでも転校しとけカス。

凛がレース前に、一緒に泳ぐために「申告タイムをわざと落とした」とありますが、自己申告したベストタイムで予選の組み合わせが決まることがあります。で、いるんですよ、遅いタイムで申告するアフォ。

といっても、やっぱりバトルは熱くていいですね!
凛が先にターンして、すれ違うシーン。呼吸時に目が合うとかもう勝負になりませんw。凛はバッタ専門らしくターン後にドルフィン数回蹴ってる=浮上は8m以上先。しかも浮上1発目の呼吸をしないことはセオリー。遥もフリーの選手なら、5m前から呼吸はしない。ぶっちゃけ20m以上の差が付いてます。「はッ!」じゃねーよ、追いつけるわけがねぇwww

来週のみどころ。メドレーリレーですね!
渚・真琴・凛・遥の順で泳ぎます。渚はバサロで15mくらい潜ってくれそうですね!真琴の「ひとかきひとけり」、美しく描いて欲しいものです。

8話
しょっぱいなー。個人種目、地区大会で全滅。
怜のゴーグルが外れた!ですが、ゴーグル外れるとマジでタイム落ちます。ゴーグルが外れず、水だけ中に入ると最悪でさらにタイムが落ちます(周りが全く見えない)。
「直せばいいじゃん」という訳にもいかず。バタフライは左右対称に動かないと失格なので、ゴーグル直そうとした瞬間に失格という罠。

だから、夜に水に入るんじゃねぇ!

ぶっつけ本番のリレー。予選落ちのかき集めなんだから注意も練習もないと思うが。フライング注意くらいか?
とてもじゃないが勝てると思えないけど勝っちゃうんだろうなぁ。

しかし、ブランクが長く、まともに練習してないイワトビ水泳部のほうが伸びしろありますね。
ヤバイのはサメ歯の凛だな。五輪目指してオージー留学までして地区大会予選スレスレなのは、将来ないな。

9話
????? 
なんだこの回は?

メドレー勝利、、、つかそんなに巻き返せるかっつーの。
メドレーリレーが、なんか穴場みたいな、まるでテニス四大大会のダブルスみたいな描かれかたしてるのがちょっと・・・。

あれっすよ、メドレーリレー専門の選手なんていないんすよ?各種弩弓のスプリンター、エースが出場ですよ?
ロンドン五輪、日本は入江、北島、藤井、松田ですよ? フェルプスとかソープとか出てくる競技ですよ?
予選落ちが集まって出場して勝てるような競技ではありませんのであしからず。

リレー、タッチの直後、仲間が上を飛んでいくところをカッチョよく描いてありますが、あれ、背泳ぎの選手だけ見えます。
タッチと同時に飛ぶ練習を繰り返すので、ホントにタッチした瞬間に飛んでいきます。2013年世界選手権でUSが失格になるくらいシビアです。「手が着いた!」って見えてから飛んだら遅れるので、手が着く前に飛ぶイメージです。
フライングさせないように、流れないよう伸びてタッチするので、フィニッシュして頭上げたときには次泳者は水の中。「ハル先輩・・・!」って上を見ても空。10mくらい先で浮き上がってますね(笑)

このアニメって、結局は過去の栄光にすがって逃れられない地方スイマーの話?になるのでしょうか。

小6の時に泳いで勝利した、メドレーリレーがフラッシュバックしてしまい、それを追い続けてる悲しい男子4人。そうとしか、みられない。

高2にもなって、小6のリレーが忘れられないって・・・
個人競技に、「お前達と泳ぎたい!」ってチームワーク?

キモすぎw

10話
回想回。
小学校のときのメドレーリレーを回想して、なぜリレーにこだわるのかを説明してる?つもりなのか? 結局わけわからん。

水中撮影、ビニール袋に入れただけで水中にカメラ入れると壊れます(笑)
SANYO Xacti(現パナ)が発売になったときちょっとしたニュースでした。水中撮影を身近にしてくれた名機。ありがとうSANYO。

11話
語られる凛がリレーにこだわる理由。
「リレーなんかやってたから遅くなった。」んなわけねーじゃん。
小学生でメドレーリレーの選手になったからって、一種目だけ延々と泳いだりしませんがな。4種目、みんなと同じに普段通りのドリル中心、最後にちょっと引き継ぎ練くらいなもの。

これで、あの予選のレベルで「世界」を口にだせるってある意味すごいけど。痛い。

なんか見てるの辛くなってきた。次回最終回じゃなければ切るレベル。
高校2年にもなって小6の大会とか思い出すか?気持ち悪い。

能書き垂れてないで泳げ。


12話
糞すぎる。脚本ウンコ。
他校の選手が出場って、前代未聞ってレベルじゃねーぞ。

実際やらかしたらどうなるんだろ・・・
最低でも両校ともに部活動停止。
最悪、両校共に部活動廃止、全員停学だよ。

仲間意識で失格覚悟でなかよしこよしにフリーダム♪って話じゃない。
学校に横断幕出てたじゃん、壮行会まで開かれてたじゃん。
県大会勝利して地方大会に出てる訳じゃん。県代表なんだぞ?背負ってるんだぞ?他人を押しのけて出場してるのに、そんな勝手が許される訳がない。

そのむかし。とある県の水泳部(おとなりさんだった)が、消毒用の錠剤(混ぜるな!と言われてる2種類がある)をジュースのビンの中で混ぜる実験してたら爆発して流血・入院騒ぎ起こして廃部になってたぞw
んなことでも廃部処分なんだから、これはアウトだ。

{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 24
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

これから見る人は要注意。女向けと言うかお姉向け(最終話まで

なんで男が沢山出るとホモって言われるかって?
その理由の1つが
前情報とかなしになんとなく見ていて普通のアニメだと思っていたらホモEND(キスとか)だった。
私はそういうアニメには殺意が湧いてくる。
そういうアニメが増えているので警戒してホモ展開になるんじゃないかと警戒しているのではないだろうか?
まぁいわゆる予防線ですね。


京都アニメーションなので安定の作画クオリティー。
水の表現に力を入れているとかなんとか。
BL展開に流れたら見るのやめます。
きっと京アニだからBLにはならないと願いつつ。
まっ普通に最後まで見る事は確定…しないかも…


■あらすじ(公式引用)
俺とお前の差を教えてやるよ!

「七瀬遙」は、「水」にふれること――「泳ぐこと」が好きだった。

小学生のころ、同じスイミングクラブに通っていた「七瀬遙」「橘真琴」「松岡凛」「葉月渚」
彼らは、小学校卒業前の大会での優勝を最後に、違う道へと進んでいく。

やがて時が経ち、高校生活を無為に過ごしていた遙の前に、突然、凛が現れる。
遙に勝負を挑み、圧倒的な強さを見せる凛。このままでは終われない。

そして、真琴と渚が再び集い、新たに「竜ヶ崎怜」を引き込んで、岩鳶高校水泳部を設立。
遙、真琴、渚、怜、そして、凛。
これは、躍動感あふれる男子高校生たちの、水泳と青春と絆の物語――


■WEBラジオ(wiki引用)
『イワトビちゃんねる』は、2013年6月17日よりランティスウェブラジオと音泉にて配信されているWEBラジオ番組。パーソナリティは、島﨑信長(七瀬遙 役)と鈴木達央(橘真琴 役)。毎週月曜配信。
http://iwatobi-sc.com/radio/


Freedom! [Free! MAD]
http://www.nicovideo.jp/watch/sm21542456
これには爆笑してしまったw


簡単にこのアニメの説明をすると、男キャラに女っぽい仕草と女っぽい展開をさせてゆるふわストーリーという感じ。
腐向けというよりお姉系好き向き?な感じ。
ホモホモしい所も沢山あるが、キスみたいな露骨な事は最後まで無いが明らかにホモホモしい想像ができるシーンが沢山あるので気持ち悪い。
単純にホモっぽい感じに男っぽい所が見れるのかと思いきや何処の層狙って作られたアニメなのかさっぱりわからないアニメでした。
水泳も適当だしスポ根でも無いしキャラ萌えだけなんだろうなぁと。ストーリーもひどいしなんだったんだろうこれ。


各話感想
{netabare}1話
って冒頭回想だったのか!!
水の表現はうーんなんか微妙な気がしないでもない。
鯖うまそう…水着にエプロンってww裸エプロンかい!
ホント京アニはタレ目好きだなぁ。先生がエルタソっぽい。
今って屋上開放されてる学校ってあるのかな?
飛び降り事件が多発して以来何処も上がれないんじゃないかな?
私は小さい頃から全部の学校で屋上は禁止でした。
砂糖かけてどうするw
劇場版中二病でも恋がしたい。っていつの間にCMになったんだよww全然気づかなったぞw
なんで写真残ってるんだよwトロフィーうめんなw
帰ってきた凛!宮野真守△海外でボロ負けたのかな?
そりゃ水貼ってるわけねぇよなww
ゴウちゃんとか名前がひでぇww浅井長政の三女がゴウだったのか!
なる程凛は水泳強豪校の選手なのか。
なんで脱いでるんだよww
勝手に人の学校で泳ぐなってかなんで開いてるしw全裸水泳ww
昔水泳習ってたけどフリーってなんだっけ。覚えてねぇ…
ライバル関係か。
なんかOPED微妙な気がする…


2話
なんで歯がギザギザなんだ?某忍者アニメのサメみたいなキャラのやつみたいじゃないか。
まぁ怒られるよね。女先生可愛い。
GOちゃんがリトバス鈴にちょいちょい見えてしまう。
まぁ髪型位なんですけどね。
アニキ水泳部じゃねぇのかよ。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工先生水着にならないのかよorz
まぁきっとフラグで後でどうせ水着になるのだろう。
どういう事なんだ。凛がキレる理由はなんだ?ハルが真面目に競わなかった事に腹を立てたのかな?
GOちゃん入るんかーい!なんて無防備な子。ってかあざといと思われても仕方ない。
プール潰れるのか。えw誰だよww佐々部コーチそんな見切れてたのか?w
遙と凛でこっそり勝負してたのか…凛それでグレちゃったのかな?
なる程それで遙も。


気づいてしまった。気づいてしまったんですよ。
違和感がなんなのかわかった。男なのになんで女の仕草してんだよ。
手を組んだり手を握ったりワクワクみたいな手の仕草したり。
リアクションも手を後ろに伸ばしたり。
http://p.twpl.jp/show/orig/nGpBv
喋り方とかもおかしい気がしてきた。なんか変だ。
渚と真琴がひどい。どうなってんだこの二人。後EDだな。
気持ち悪い。これだこれ。ここがホモホモしい原因だったのか。
いやホモってかおねぇってかなんていうかナヨナヨしすぎ。キモい。
京アニは女しか書けないのか?男の仕草がおかしい。
これに気づいてからそこばっか気になってしょうがない。
やばいキツイかもしれない気がしてきた。
EDのミスマッチ加減にもガッカリだ。


3話
なんだやっぱ風邪引いたのかよw
もう一人部員増えるのか。
あれこんなOPだったかな。なんかかっこいい。
あらっ小学生時代を文庫化ってアニメじゃやらないのかな。
イワトビちゃんストラップきもい。
屋内プール高そうだ。
うーん先生がエルに見えてくる。
あれ?竜ヶ崎くんレンズ入ってない?頭脳派なのか。
理論と計算w 何処の牧瀬紅莉栖だよこいつw
うわ棒に刺さりそうでこええ。
合同練習ノリノリだな相手の部長w
うーんやっぱ女臭い手の動きだ。
「すっごく綺麗だったんだよね!」の手がキモい。
ハルちゃんさんw 泳がないって見るだけなのか?
ゴウのエロ妄想が捗ってそうだ。
レイが盛大にずっこけたwww凹んでるw
泳げないのになんで脱いだしw
レイの興味の持ち方が変だ。レイ「ばっ!」ってなんだよw
強引だなレイの入部。
そして相変わらず謎の砂漠ED…


4話
やっと部活発足か。
レイ泳げるようになるのか怪しいなw沈んでるw
しかしまぁ泳ぐ所から始めるとかスポ根ものは望めなそうだ。
大会でてとか熱い流れあるのかなぁ…
えっ二三日で泳げるようにならんもんかね?やっぱり沈んでるw
まぁ背泳ぎとか色々やるなら無理か。
勉強のしすぎで頭が重いってどういう事w
水着関係無いだろ。淡々と日にちが進むなぁ。
度付きゴーグルなんてあるんだな。
あれ?水着って試着できるんだっけ?
凛vsハルで話が進むのかなやっぱ。
県大会なんて出れるのか?泳げない奴いるのにw
進まないww
そういや泳げない友人に毎年海で泳ぎ方教えても泳げるようになってないっけなぁ。
え?なんでいきなり泳げるようになったんだ?
バッタってバタフライ?無理じゃね?あれ程難しい泳ぎ方も無いぞ。
結構適当な水泳知識くさいなこれ。
そういや今回それ程金髪の変な仕草気にならなかったな。
あら?来週休みなのかな?


47 名前:声の出演:名無しさん[sage] 投稿日:2013/07/09(火) 08:15:26.52 ID:i4/JQwek0
ラジオで韓国からのメール紹介してて
非常に不快だったから苦情送っといた
ほんとメディアは隙あらばチョン関係をねじこんでくんな

174 名前:声の出演:名無しさん[sage] 投稿日:2013/07/23(火) 15:26:19.25 ID:w/5xIe4G0
またラジオで韓国メール紹介してたな 
きっもちわる 
このタブリエコミュニケーションズってチョン企業なの?
ほんと吐き気がするわ

176 名前:声の出演:名無しさん[sage] 投稿日:2013/07/23(火) 20:07:27.92 ID:IDIt6CS00
>>174
自分も不快だったからメールで苦情送ったよ

188 名前:声の出演:名無しさん[sage] 投稿日:2013/07/24(水) 09:14:51.91 ID:OvG/Ut5h0
放送作家誰よ

191 名前:声の出演:名無しさん[sage] 投稿日:2013/07/24(水) 10:56:35.14 ID:Z886Vj4o0
>>188
南口企画・企画厨房@『Free!』WEBラジオ【イワトビちゃんねる】01回が更新。パーソナリティは七瀬遙役の島崎信長さん・橘真琴役の鈴木達央さん。
ラジオの感想、出演者へのメッセージ、各コーナーへの投稿宜しくお願いします。構成田原

192 名前:声の出演:名無しさん[sage] 投稿日:2013/07/24(水) 11:06:18.07 ID:lSbSaNVE0 [4/4]
>>191
なるほど 韓国推しはこいつの仕業か

うわうわラジオ韓国押しとか狂ってる…


5話
県大会まで48日。
イワトビチャンシークレットってなんだよw
フリーしかって意味がわからないんだが…
フリーのなんだよと。
地獄の無人島合宿。六位とか微妙すぎるwまぁ入賞するだけましかw
部費足らず。
締め付けが微妙に違う…(意味深
キャンプ道具すげぇなぁ。無駄に欲しくなる…
今更気づいたけど無駄に肩幅広いな。
まことの謎トラウマ?
先生何処へ行くつもりなんだその格好w
なんでプールあんだよ…
鯖みてぇな臭いってなんだよ唐突すぎ。
先生とGOだけ民宿とか舐めてんのか。
いやいや無理だろそんな遠泳とか…プールでやれよ。
なんだこの舐めきった水泳は。ありえんだろ。
先生マジ天使!
しかしGO兄妹はナツメブラザーズを思い出すなぁ。
鯖アンドホッケ 鯖アンドパイナップル ねぇよww
ピザのパイナップルだけは許せないって酢豚だろそれ。
ハルちゃんとがいいなぁ~ あっホモ発言。
うわーなんで夜に泳いでんだよ。はい。そうなるよね。
これはひどい展開。クレーム来るレベル。


6話
※夜の海で泳ぐことは危険ですので真似しないで下さい。
なんだこれ。だったら最初からそんなシナリオにすんな。
海荒れすぎだろ。一体ここまでに何十分経ったんですかねぇ…
あっさり救出してるし。
息が弱いと人工呼吸するもんなのか?まぁ未遂だったが。
実にホモホモしぃ…アングルとかのせいもあるのかな。
なんか体つき気持ち悪い気がしてきた。
ハルと一緒に泳ぎたいんだ。なんか気持ち悪い。
えぇっそこ怒るとこだろ…なんで怒るのやめたんだ…頭おかしいのか?
裸にエプロンまた出たww完全にホモアニメだなw
っつうか廃墟の缶詰食うってあり得ないだろ。
そもそもなんでテントに戻らないのか…
玲不遇すぎるだろ3面ってw
金髪がいちいち気持ち悪いなぁ…
3kmの距離で船が沈んだのか。
そんなトラウマあんのになんで遠泳したんだ?意味不。
泳ぎたかったから…動機付けが希薄。
あれがデネブアルタイルベーガ。
なんかこのセリフあちこちで使われるなw
なんで帰らないんだよ。普通事故ったら帰るだろう…ありえん。馬鹿なの死ぬの?


7話
県大会まであと五日。コーチ必要無いのか。
扉開いてるからって勝手に入るか?って夢か。おやじ?
フリーの100に出るのかハルカもリンも。
レイもリレーに出るだと!?その前に普通に泳げるようになれよw
半吉ってなんだ?待ち人きたる。
オヤジって親父?友達?愛称?親父か?わかりづらw
なんで親父の子供の映像が出てくるんだか。
県大会の当日か。一気にすっ飛ばしたな。
ってかなんで県大会なのに必ずリンと勝負する事になってんだ?水泳ってタイム競うからそういうものなのかな?
エントリーの申告タイム順なのか。
リンの勝ちか。予選落ち!?
どうせ遙勝つんだろうとか思ってたからこれは気になる。
こっから後半どうやって遙と凛をまた戦わせる展開に持ってくんだろうか。


8話
二度と泳ぐことは無い。はいフラグですね。
OPなかなか良いだけに内容が…
先生とコーチは知り合いだったのか。
ハルカのシャワーシーンのケツの筋肉おかしくね?腰の位置より高かったぞ…
勝ち負けじゃない別の理由?小学校の頃のリレー?
渚の動きがやっぱり気持ち悪いw完全に女だな。エルの顔にすげ替えたら可愛いかもしれない。
いーけいけいけいけいけまことー!ちょっと吹いたw
なんだろう見せ方の問題なのか競争の緊迫感が伝わってこない。
レイいつの間に泳げるようになったんだよwってやっぱバタフライなのかww
水泳で押せ押せってどういう事ww
なんか泳ぐシーンの作画が結構雑な気がする。
まだ1巻も出てないってのにクリアーファイルだのドラマCDだのキャラソンだの充実してんなぁ。さすが京アニ。売れてるのかな?
なんだ全滅かよ…
二日目だと?個人メドレーとリレーか。リレーそういやハルカやらないんじゃなかったっけ。一悶着ありそうだな。
風呂をGOちゃんが確認するのはどうなのよwwまぁGOちゃんになら覗かれたいかもw
メドレーリレーってクロールとか背泳ぎとか全部やるやつだっけ?
人んちで勝手に何やってんだっていう…ってか親いねぇのか?
まぁその辺アニメだからツッコんでもしょうがないか。
泳ぐんかーい!おいおい今まで拒否ってた理由はなんだったんだよw適当すぎんだろw
荒々しいダイナミックな泳ぎ!なんじゃそらw
手が伸びるような錯覚を起こすストローグ!w
なんだそのバッタはなってねぇ!ここひどいw
そして遙か。
割りと楽しめてるからそこそこ面白いアニメではあるんだけど突っ込みだすとキリがない位色々ひどい所が…


10話
ショタ回か。OP普通にいい感じの曲だよなぁ。
なんかもっとOPみたいなアニメだと思ってたんだけどなぁ…
桜のプールってなんだよw
スイミングクラブも一緒だったのか。
3kmちょっと走って通ってんのかよ。小学生にしては遠くないか?
花壇にって言い訳きつくないかw
なんだ遙急に走って帰るとか対抗意識燃やしてるのか?
水の中にいることが自然だからフリーって意味不。
凛がリレーに拘るのはなんかあんのかな。
花壇の案採用されてるしw
あれこれ1話の話だっけ。見たことのない景色見せてやる。どんな景色なんだ…
ゴローちゃんいつの間にコーチにw
ってかなんでちゃん呼びなんだ。
いやいやいやカメラセットありえんだろwwまぁアニメだからいいかw
遙下手くそになったって事かな?
カニチゲ鍋?ダイエットでもしたいのか?トマト鍋だったのか。
うっわ先生グラビアやってたのかよww水着関係の仕事じゃねぇw
先生清純派癒し系かと思ったのにガッカリした。
露出狂はAVでも出ればいいんじゃないんですか?
なんだろう。グラビアとか芸能界行っちゃう女って露出狂かミーハーにしか見えない俺は偏ってるのだろうか?
凛の親父はイワトビ一期生だったのか。
なんでオーストラリアなんだろう?水泳強かったっけ?
中学1年の冬休みに何があったんだ。
オーストラリアに行ってまで鍛えたのに勝てなくて折れちゃったのか。
レイが熱くなる意味がわかりません。
ってか凛やめた癖になんでまたやってんだろうか。
レイばっくれたか。まさか乗り込むのかよw
凛ちゃんさんってなんだよw凛さんですねでいいだろ。一々ちゃんつけるな気持ち悪いw
そうかこのアニメの違和感はちゃん呼びってのが気持ち悪いのか今更気付いた。
相変わらず意味不明な砂漠ED。曲は悪くないんだけどなぁ。
次回予告のブーメラン眼鏡wwwくっそ吹いたwまもww


11話
凛は世界を狙ってるのか。
ってかなんでそんなブーメラン眼鏡が熱くなってんだかよくわからん。
ほんとだよなぁなんでブーメラン眼鏡に話さなきゃならないんだっていう。
え?嫉妬?女かよこいつwwきもいw男にこの展開は無いだろw
ブーメラン眼鏡意味不明すぎるw当たり屋かよw
心配してくれたんですかってこいつガチホモかよw
あぁそうかホモだと思えば納得の行く展開だな。
「あんな人もういいんです。もう知りません。」発言が完全に女w
お見舞いに結局食べ物買ってきたのかよw
いやぁメロンパンには牛乳じゃないか?
凛は何かあったのか。
行くぞって言われてブーメラン眼鏡嬉しそうだなおいw
イワトビマスコットが気持ち悪いw
そしてこのBGMwwwダメだどうしてもあの動画が脳裏を横切ってしまうw
ヤバイかつ丼食いたくなってきた。
あれそういやなんの試合なんだ?県大会終わったのになんかあんのかな?
え?渚寝てなかったか?なる程レイがいなくなった後だったか。
渚抱きつくとか完全にホモww
今度は凛がブーメラン眼鏡呼び出したか。
海外でズタボロだったのかやっぱ。
リレーのせいでダメになったと思ってるのか。
ってかなんで呼び出したのか謎wまぁ話の都合なんだろうけど。
わざわざブーメラン眼鏡に喋る意味がわからない。
フリーの100だと?リレーに出れないのか。あらら。
来週フリーで遙とやりあって和気あいあいENDかな?


12話
日曜日に池袋アニメイト前に女の子がいっぱい集まってたけどフリーのイベントかなんかだったのだろうか?
凛なんでこんな駄目なんだ。荒れてんな。
ハルなんで一緒に泳げないの?わけがわらないよ。
ブーメラン眼鏡が気持ち悪い…
男の仲直りの仕方じゃないなこれ。
何の時間が無いんだ?凛はなんでハルにあたってんだ?
なんじゃこりゃww色々わけがわからないw
は?凛なんで同じチームになってんの?意味不明wご都合すぎ。リアルでもこういうの有りなの?
なんでハルの飛び込み姿見て( ゚д゚)ハッ!としてんだよww
なんで抱きついたwwwきもいwwアウトだなこりゃw
ブーメラン眼鏡の疎外感がひどいw
結局失格かよwwこれはひどいw
退部すんのかよ。なんじゃそら。なんだ辞めさせないのか。
ニトリの笑顔が気持ち悪いw
うわっこれで終わりかよ。なんじゃこりゃw
っと思ったらおっと凛転校してきたのか?合同練習で来ただけなのか?
最高の仲間に戻りましたとな。うーん感動しないなこれじゃ。
実にホモホモしいアニメだったなぁ。完全に女向けだった。
宮野真守出てなかったら途中で切ってた作品だったかな。{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 58
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

遙かなる自由

水泳&友情の物語になりそうです。

たまこまーけっとの時に流れていた京アニCMはコレの予告だったんですね。

作画は京アニらしくて良いです。水の表現とか難しそうだけど頑張って欲しいです。

※1話感想{netabare}
しかしこれ女性向けなんでしょうか? 王子様感が強いです。
半裸のイケメン祭りや風呂乱入に半裸エプロンとかちょっとあざとく感じます。
あまりそっち路線に傾いて欲しくないんですが
今後もちょいちょいサービスショットが出て来そうです…。(^_^;)

「タイムにも勝負にもこだわらず水を感じる事が大切」とか
「見たことのない景色を見せてやる」とか「俺はフリーしか泳がない」とか
台詞がくさいのも今はまだむずがゆいです。
台詞に見合うアニメになるのでしょうか?

ストーリーとしては何だかんだで水泳部作って打倒鮫塚。
水泳関係の夢破れた新任教師が顧問ってなっていくのが見え見えなんですが
うまく情熱が伝わってくれば楽しめると思います。
今の所掴みが甘く微妙に感じるので盛り上げて欲しいですね。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
なんだか凛の性格が悪いように描かれていますが、主人公の遙の方が嫌いです。大嫌いです。
一生懸命に勝負してくる人にもどうでもいい態度はやはり失礼に感じます。
こういう情熱を感じない奴に負けるのはもの凄く悔しいし勝っても勝ち甲斐が無いし
メドレー等団体戦でも喜びが分かち合えず虚しくなります。
凛もそんな気分なのでしょうか?親友とライバルに成りたかったのだろうし。
遙をどうにか悔しがらせたい気分になりましたのでアンチ遙で物語を追いそうです。
彼が『競泳』の良さに気付き情熱の炎が灯る展開を希望しています。
あぁー書いてるうちにまた腹立ってきた…こんなのが主人公なのか。負けるな凛。

天ちゃん先生は水泳関係で夢破れたのかと思ってましたが正確には水着関係。
水着を見せる事に反応してたのでグラビアとかモデル関係かな?
心か柔肌に傷でも付いてしまったんでしょうか?何があったのか気になります。
今の所この先生が一番好感度高いので出番が増してくれると良いのですが。

プールに関しては汚れているのは良いとして
学校の公式な設備なハズなのにあんなにひび割れ草生えるまで放置される事あるのかな?
割とあっさりと水泳部作れたので苦労の描写が欲しかったのかも知れないけど
蛇足でリアリティを損なっている気がします。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
新入部員GETできましたが泳げないという事が発覚。
遙が努力を見せない分、これから彼が努力する姿は見られそうです。
ただ棒高跳び諦めるのが早いヤツなのが玉にキズですが。(^_^;)

どうやら遙が自由の象徴になっているみたいで
彼がフリーに拘る理由やタイトルの意味はより鮮明になった感じはします。
しかし自由を支えている努力の部分が遙には無く、
また努力し支えてくれる仲間の存在にちゃんと気づいていないのがもどかしいです。
凛も含め周りは懸命なのだけどそんな中一人ぷかぷか浮いています。
悪いヤツじゃないのは分かっているんですが水と自分しか見えてないのがな…。
作品を通じて変わって行ってくれると良いのですけれど。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
凛の練習メニューを見て彼の努力を少しばかり知った遙。
少しは気にして思う所もある様で『競泳』を知る一歩となってくれれば良いのですが…。
『泳げない怜』と『競えない遙』
互いに教えられ合い、互いに成長して欲しいです。

やはり私は凛の方に感情移入してしまっています。
勝っても負けてもヘラヘラしてる奴と勝負してもストレス溜まるだけ。
遙が凛を認めきちんと勝負してくれるまでこちらを応援します。

男の水着会は嬉しくないですねー。女性視聴者は喜んだのか…な?
流石に筋肉好きの江ちゃんもお腹いっぱいになってしまった様子。

怜はなんとバタフライで泳げるように。
途中蝶々が良く映っていたのでそんな気がしてましたが…
実際あり得ないけどその辺はツッコんだらいけないんでしょうね。(^_^;)
彼の自由は蝶という形だったという事で。まずは県大会へ。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
岩鳶高校には過去水泳部があった様でその練習メニューに乗っ取り島巡りの合宿へ。
過去の水泳部は成績は微妙。OBが居るとしたらピザ屋かな?
何はともあれ都合良くイカ釣り漁船を持っていてくれて良かった良かった。
島ではたまたま(?)鮫柄にも鉢合わせだし、
琴にはどうやら海に纏わるトラウマがある様で波乱が起こりそう…って思ってたら
怜がスゴく無謀な事してて一大事。晴れてた空も何故か一気に雨模様でピンチです。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
元々ビート版レベルの奴が遠泳する自体危険極まりないのに夜泳ぐからこーなるんです。
天気も一時的に荒れすぎ。海も数時間だけあんなにうねる事はあり得ないです。
この合宿色々と無茶すぎ&過剰演出でチョット冷めてしまいます。
人工呼吸も躊躇うからなんかいやらしくて狙いがあざといです。

琴はお爺さんが海で亡くなったのがトラウマになっていたみたい。
この2話でこの話を入れ込んで四人で乗り越えるのを表現したかったのでしょうけど
やっぱり強引すぎで、もうチョット上手く話を運んで欲しかったな。
このままだと鮫柄と鉢合わせた意味も良く分かんないし…次回もう一波乱あるのかな?
いよいよ県大会が始まるみたいだけどメドレーにはエントリーするのかな?
{/netabare}

※7話感想{netabare}
やっと凛と遙の対決の時。遥が好きになれないのでやや凛持ちです。
ちょっと幼稚な所あるけどね。あと、試合に親父の死を背負う事もないと思う。
遥が珍しくやる気になってるけど凛がウザいからって感じで
正面から受け止めての勝負とは少し違う気がして気持ちの良い対戦ではないですね。
そんな二人は予選でいきなり対戦。申告タイムって漏れちゃって良いものだったのかな?
次回まで引っ張るのかと思ったけどとりあえず凜の勝利で決着。
え!?遥が予選落ち!? あのタッチの差で3人以上割り込んでたのか。
ってか、予選で全力出して二人とも県で5~9番目のレベルの選手なのか…微妙~。
勝った凜も凄く喜んでても5位だし、そんな悪態吐かなくても…ヒールだなぁ。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
遙は相変わらず自分のことばかりで身勝手です。
周りがみんな良い人たちばかりだから成立してるけど、
実際こんな奴居たら相手にされなさそう。
凛も結局みんなと泳ぎたいだけじゃないか。素直になりなよ。
みんなで協力して同じ思いを共有できれば勝ち負けに関わらず価値があるのだと思うけど
そういう展開になっていくのかな?
尺の関係だとなのだろうけど見かけや志の割に
県大会で予選落ちしちゃうレベルの話なのかと思うと少しテンション下がってしまいます。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
祭りに野郎だけで来てる割に爽やかです。まぁ作風だしね。
皆、遙に気を使ってイイ奴です。SPみたいだけど。
遙を支えているのはこの仲間あってこそなのだと改めて思った一話でした。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
七瀬はるかって何か聞いた事あるなーって前々から思っていたら
パワプロに出てくるお嬢様だと判明しつかえが取れました。

…っと、どうでもいい話はさておき、天ちゃんはやっぱりグラドルでした。
引っ張った割に何も起きなかったですが…これからかな?

凛が望んでいるのは結局、勝利ではなく仲間な気はしますが
何でこんなに拗れるのか? 怜の言う通り意味が分からないです。
中学時代に修行帰りで遙に負けたとして、才能の壁や嫉妬を感じ自己否定され
『努力しても望みに届かない凛』が『才能を持っているが望まない遙』を
許せないし悔しい気持ちまでは分かるけどそれ以降の拗れは性格の問題ではないかな。
努力しない遙も嫌いだけど嫉妬深い凛も見苦しいです。
普通のスポ根だとそれでも努力する姿が清々しく好感が持てるのですけれど…。
もうどっちもどっちで応援しがいがないな、これは。(^_^;)
他のメンバーや先生等、脇役の好感度は高いのが救いです。
今後どういう展開でも良いけど、脇役が幸せになれー!
{/netabare}

※11話感想{netabare}
凜は思っていた程は遙に嫉妬していない模様なのに何故こんなに拗れるのか…。
水泳でリレー頑張ってたから個人成績伸びないという理論になるのもちょっと変だし。
凜と怜の口論してたけど二人とも似た者同士で
仲間と泳ぎたいという気持ちは共通している様でもあります。
小学校時代のリレーがよっぽどなのだろうけど(ある意味トラウマ?)
結局は過去の事象がどうのこうのと言うより、
素直になれなずヘソを曲げてしまった凜の性格に問題があるとしか思えなくなっています。
近くに良い後輩君が居るのにも気付いてないし…。

勝手が許されていた遙の方は不器用ながら仲間に感謝が言える様になっただけ成長は見られます。
ようやく周りが見えて来たみたいで真琴は結構嬉しかったんじゃないかな。
次回最終回。
仲直りEDだと思うけど大した話にはなっていない印象のまま終わりそうですが…。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
ラストで一緒にリレーを泳ぐのは途中で読めちゃってはいたんですが
綺麗に纏めてあり、とても良い素晴らしい最終回でした。

リレーで皆が見た景色は圧巻で素晴らしい表現でした。
泳ぐってこんなにも自由なんだぞ!と言うのが伝わってゾクッと来ました。
特に自由に泳ぐイルカ(遙)を追うシャチ(真琴)と鮫(凛)の比喩
そして笑顔で泳ぐ渚の姿は物語も感じさせてくれました。

ただ岩鳶は失格でも思い残すこと無いと思うけど、
もし鮫柄が失格になってたらどうすんだよ…っと冷めた事も思ってしまいましたが。
{/netabare}

【総評】{netabare}
「また一緒に泳ごう。」と、たったその一言が言えない男が巻き起こした物語。
序盤は遙のいい加減さが大嫌いで、
中盤以降は凜の女々しさで不快感が拭えぬまま最後まで観る事に成ってしまいました。
渚や真琴、怜など周りは本当に仲間思いで好感を持っていましたし、
最終回はとても良かったのですがそれでも借金を返しきれなかった印象です。

よくよく考えると大した話ではないですし、
能力的にも県予選を通過できるかボーダラインのレベルでアニメっぽくない等身大のドラマ。
初期設定は悪くなかったと思いますが盛り上がりに欠けてしまいました。
合宿や夏祭り回を短くしてもう1ステージ上での戦いにして欲しかったです。
最終回は良かったのですがコレを全国大会で見せなきゃ!
っと言う思いは残ります。

あと、天ちゃん先生の過去は引っ張るだけで何も無いと言うのちょっとガッカリしました。

個人的には余りお勧めではないですが遙と凜に好感が持てる様でしたら楽しめると思います。{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 38

68.2 3 マネージャーでラノベ原作なアニメランキング3位
乃木坂春香の秘密(TVアニメ動画)

2008年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (732)
4353人が棚に入れました
私立白城学園高校に通う主人公・綾瀬裕人のクラスメイトである乃木坂春香は容姿端麗才色兼備な深窓の令嬢であり、「白銀の星屑(ニュイ・エトワーレ)」・「鍵盤上の姫君(ルミエール・ドゥ・クラヴィエ)」など数多くの美称を持つ学園のアイドルである。
だがある日、裕人が親友・朝倉信長の代わりに図書室に本を返却しに行った際に彼女がアキバ系であることを知ってしまう。それにより裕人はいつしか春香と交際することになる。

声優・キャラクター
能登麻美子、羽多野渉、後藤麻衣、佐藤利奈、清水香里、植田佳奈、松来未祐、生天目仁美、高木礼子、宮下栄治、大須賀純、安元洋貴、立木文彦、久川綾

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

期待する展開を期待通りに。行きつけの定食屋のようなゼロ年代的ラブコメ。

 アキバ系という言葉は死後になりましたね。アキバがオタクコンテンツの聖地だった時代は終わりました。シュタインズ・ゲートのアニメ版が2011年です。
 アキバ系オタクの活動としてはコミケとかフィギュアとかメイドカフェとか今の深夜アニメを数本見ていればオタクと自称する今とは全く意味が違います。
 思考、時間、お金などリソースの大部分をそれらのコンテンツにつぎ込むオタクの時代の話ですね。
 本作の原作が2004年、アニメが2008年。電車男が2004年、設定が似ている「俺妹」が2008年ですからゼロ年代は終盤に差し掛かっても、まだまだこれらのコンテンツは世間的に理解がなかったのでしょう。
 
 アキバの変遷を含めてオタク史を紐解くのはまあそういう書籍もサイトも沢山ありますからそちらに譲るとします。
 
 本作ではアニメ・コミックに理解がない父親からコソコソ隠れてオタク活動をするお嬢様という設定です。当時、とらドラ、ハヤテ、あずまんが大王等々超金持ちというのがヒロインかそれに準ずるポジションにいましたね。

 さて、先に結論を言ってしまえば面白いんですよね。ゼロ年代前半の、変な言い方ですけど期待した通りのご都合主義ハーレムものといえばいいんでしょうか。無自覚な主人公に女の子から寄ってくる単純な構造がいいですね。
 この後、ゼロ年代後半になると、とらドラ、はがない、俺妹などちょっと捻くれた展開になってゆきます。本作と似たような展開感じ(結末とエロは全然違いますけど)のスクールデイズが2007年でした。
 それらのあと10年代にかけて青春ラブコメやさくら荘などのもっとめんどくさいのが出てきます。

 どの年代も面白いんですけど、本作のようなゼロ年代前半の少年の妄想的なラノベ原作ラブコメアニメは本当に面白いです。
 本作は、キャラは酒飲み教師やエロいヤンキーっぽいけど優秀な姉、金持ち両親、妹に元気で陽気なライバル、超オタク友達などテンプレです。メイドグループもありきたりです。
 エピソードも出会いからライバル登場等々類似性がない部分を上げるのが難しいくらいのテンプレ展開です。

 ですが、設定の過剰性やご都合主義展開がコメディに良く効いてエピソードが面白いんですよね。
 、大きな目の萌え絵、背景は省略で人物がはっきりした作画のラノベ原作。頭使わなないしエッチなシーン(とはいってもパンツとかセミヌードレベルですけど)がふんだんに出てくるのもいいですね。
 なんといいますか、安心感という点では日常系として機能している気もします。もちろん定義的には日常系ではないですけど。でも、望む様に望むものが出てくる。行きつけの定食屋のようなものです。だから、一気見には向きません。毎日ちょっとずつがいいでしょう。

 対する2020年代のラブコメは変にカッコつけて、年齢層やリアリティラインを引き上げているように見せかけて、結局マインドは妄想全開ご都合主義で中身がない話が増えました。面倒なストレスや現実を知らないのにリアリティを出しているような雰囲気で焦点がブレてしまうところがあります。何の作品とはいいませんけど。
 中身が無いのを楽しむのはいいんです。ただ、中身があるように見せかけているのでエンタメ性が犠牲になっているので中途半端になっている傾向が見られます。

 本作のようないい意味でラノベ的ご都合主義なゼロ年代前半のラブコメ後継者はハルヒを通じて異世界転生と日常ものに分岐したんでしょう。今のラブコメはこのゼロ年代ラブコメを経由しない別のものの気がします。

 という事で本作はテーマ性とかそういうのを期待する必要のない、妄想の具現化を楽しむご都合主義のラブコメという感じで、面白かったです。
 本レビューでわかると思いますが、時代性があります。今のラブコメの方が面白い、という人にはレベルの低い馬鹿な話になるかもしれませんし、その見方は否定できないでしょう。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 6

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

色々あったけど…楽しいと思えて良かった~(ホッ

一度挫折したんです。このアニメ。
能登さんの仮信者にもかかわらず、面白さを感じきれず放置してました。
ああ、きっと上級信者向けで、初心者にはまだ早すぎたんだ…と。

そして時は経ち…数ヵ月後。
人様のレビューを拝見したのがきっかけでまた観てみようかなーという気に。


不思議なものですね。けいおん!!のときもそうだったんですが、
観直すと…すごく面白く感じちゃうんです。
なぜなのか。少し考えてみました。

なんというか、一回目は気合が入りすぎちゃってるんですよね。
これは高評価な作品だから面白いに違いないっ!ってな感じで。
過剰に期待しちゃうんです。特にシナリオ面。そういうのを期待する作品じゃないのに。悪いクセです。
それで案の定、話の薄さにゲンナリするわけです。

…まあ、つまりは鑑賞態度の問題ですよねw

それで二回目は、この作品は両手放しで観るものではない。作業用だ。
そう言い聞かせて、期待しないで適当に観ようとする結果…それが吉と出るわけです。
薄いことを重々承知してる分、他の所に目がいくという訳ですね。

すると、なんとまぁ面白いんですよこのアニメw
才色兼備だけど少しドジなお嬢様。彼女にはアニメ好きという秘密があった…ヒロインの春香。
そして彼女と同じ学園に通い、その秘密を偶然知ることとなる…とある平凡な青年。一応主人公。
そんな二人のベタな恋物語。トラブルを解決するその度に二人が照れて頬を赤くするというw
観てるこっちが恥ずかしくなるくらいラブラブ。わざとらしいくらいにラブラブw(いや、わざとだ!)

周りのサブキャラもすごく良い味。
あざとく分かり易いキャラなのは勿論、いろんなアニメのパロネタ・卑猥なネタで笑わせてくれますw
妹の顔にパフェのクリームが飛び散ったり、次回予告がgdgd並みにふざけていたりw
もう、ベタな設定にかこつけてやりたい放題やってるようにしか思えません!加速する悪ふざけww
シリアス展開は無く、ひたすらバカ。ひたすらベタ。一切ブレない。そういった意味では完成度高いです
作風はフルメタふもっふ?あたりに似ているかも。

これだけでも十分面白いのですが、
何といってもこのアニメの魅力はやはり「春香」を演じる能登さんです!
天然ドジっ子という役柄を完璧に演じ切っています。
EDの歌でも、ワザと音を外して歌うという徹底ぶり。
これは彼女の元々のキャラなのか?と思ってしまうほどですw
コメンタリーや特典映像でもその実力を発揮しています。彼女だから演じ切れた。そう思います。
ああ、成程。こりゃ、好きになるわ。能登さんのこと。
素直に、能登かわいいよ能登。って気持ちが湧いてきます。
気がつけば…両手放しで観るほど熱中してましたw

こういうおバカな話で能登さんを楽しめるというのは良いですね!気軽に何回でも観れます^^
部屋もよく片付くし、料理も、勉強だってはかどります!充実の毎日ですw
そろそろ3期も放送されるみたいですね♪
なんで、これからも彼女と過ごす日々が続きそうですw


…今だから分かります。このアニメは上級信者向けなんかじゃなく、ビギナー信者向けだったんだと。
能登さんに興味のある方、この作品から始めてみてはいかがでしょうか?^^
すごく良い息抜きになりますよ~♫

投稿 : 2024/09/07
♥ : 22

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

何もかもが完璧な女の子♪ だけどその子の秘密は…!

オタクを「アキバ系」と呼んで蔑む風潮が見え隠れするこの作品。

今でこそアニメって
幅広く受け入れられるようになった気がするけれど、
(偏見の目もまだまだ多いとも思いますが)

昔はアニメが好きと公言するには
周りの目を気にする人にとっては勇気のいることだったんだなあ。

漫画は好きだと言えてもアニメは好きだと言えない…
この差は何なのでしょうね?

おっと話が逸れました。

とにかくそういう時代背景を設定に取り入れているところが
この作品の特徴です。

全12話です。


● ストーリー
学校一可愛いくて、
成績優秀文武両道、
才色兼備のお嬢様。
それが、乃木坂春香(のぎざか はるか)。

同じクラスの綾瀬裕人(あやせ ゆうと)は
春香の「アキバ系」の趣味という秘密を知ってしまう。


秘密を共有するところまでは良しとしよう。

しかしその後、
2人の親密度が異常なスピードで上昇します。笑

なんだこのオタク男子の理想が
具現化したようなアニメはww

お嬢様、おしとやか、性格良し、
美人、スタイル良し、天然、
そして隠し持つオタク趣味。

さらには主人公(裕人)にメロメロで一途。

かわいい女の子とちょっとエッチなハプニングもあり、
そして夢のようなシチュエーションの連続。

く~っ!ってなるようなアニメですww


軽く観られるストーリーだけれど、
しっかりしているところはしっかりしている。

ただのハーレムアニメに終わらないところは好印象でした。

トラブルというより、すれ違いという山場を越えて
より強くなる絆を見せつけられます。笑


● キャラクター
女の子:男の子が8:2の割合ぐらいなので、
好みの女の子に出会いやすいかも?

そしてみんな胸が大きかったりパンツが見えたり、
なんだかエッチなのだよw

私も女の子のはずなのに、
ちょっとドキドキしちゃったよ(/ω\)笑


● 音楽
【 OP「とまどいビターチューン」
  / 姫宮みらんとチョコレートロッカーズ(生天目仁美) 】

この種のアニメのイメージとは違ってかっこいい感じ。
ひと昔前のロックなアニソンって感じかな。好きだけど♪


【 ED「ひとさしゆびクワイエット!」
  / N's(能登麻美子×後藤麻衣×清水香里×植田佳奈×佐藤利奈) 】

こちらはアニメーションのオタクダンスが清々しいww

可愛らしさもノリの良さもあって、
これはハマった人が多そうな曲♪

私もOPよりこちらの方が好きです^^


● まとめ
オタク趣味の秘密を抱えたお嬢様と、
その秘密を知ったことで親しくなる男の子の、
微笑ましいラブラブストーリーでした。

これは理想のカップルでしょう。
周りはハチャメチャだけど、超あたたかく見守ってくれているし。

羨ましいなんて…言わないんだからねっ!

私は姉想いで自由奔放なツインテール、
美夏(みか)ちゃん推しでした(*´ω`*)

2期もいつか機会があれば観たいと思います。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 17

68.5 4 マネージャーでラノベ原作なアニメランキング4位
ガーリッシュ ナンバー(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (642)
2613人が棚に入れました
かわいい外見と世を舐めきったメンタルを持つ女子大生・烏丸千歳。
夢と希望と野心を抱いて踏み込んだ声優業界で、彼女が目にしたのは、おかしな業界のシビアな現実の数々だった――。
仕事なし×やる気なしの新人声優・千歳に、人気声優への道は開けるのか!?

声優・キャラクター
千本木彩花、本渡楓、石川由依、鈴木絵理、大西沙織、中井和哉、梅原裕一郎、堀内賢雄、江口拓也
ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

リアリスト渡航氏が世に問うた綺麗事では済まされないマーケットの現実

原作:Project GN
監督:井畑翔太
構成:渡航
アニメ制作:ディオメディア
主要キャスト
烏丸千歳cv千本木彩花(主人公:「ナンバーワンプロデュース」所属。新人だけど努力も苦労もしたくないクズ)
烏丸悟浄cv梅原裕一郎(ナンプロのマネージャー。千歳の兄。バカ妹に手を焼いている。)
久我山八重cv本渡楓(千歳の同僚で新人声優)
片倉京cv石川由依(千歳の事務所の先輩声優)
苑生百花cv鈴木絵理(両親の七光りで脚光を浴びるJK声優。黒いガキ「ヴォイスエンタープライズ」所属)
柴崎万葉cv大西沙織(プロ意識とプライドが高い人気声優。自意識過剰「いろはプロダクション」所属)
九頭(くず)Pcv中井和哉(アニメのプロデューサー。製作委員会で販売を担当している外見も中身もチャラ男)

原作未読。

12月21日追記
※師走でもあり、また忘年会や各種夜の会合が重なり、他の作品のレビューへリソースを割いている為、本作の各話レビューが停止して申し訳ありません。
{netabare}七海の登場で本作は大きく動き、あのちーさまが自らを振り返り成長の兆しが見えてきた予想外の展開となってきました。
そして、渡航作品の醍醐味の一つ、兄悟浄と妹ちーさまの会話劇は『俺ガイル』や『クオリディアコード』以上の切れ味です。{/netabare}
既に本作は佳境に入り、今後は総評で締めたいと思います。
渡航氏が本作で伝えたかったことは単なる内情暴露ではなく、リアリズムという見方によってはねじれたフィルター通し、偽善を求めず世の中の裏と表の関係性から「エンタメの商品価値」を問うた作品です。
本作を他のアニメ作品と相対比較しただけの表層を浚う程度では、渡航氏独特の斜めに構えたメトニミーは理解できないでしょう。
本作を的確に理解する為には、幅広い人生経験もまた必要となりますことから、視聴者を選ぶ作品でもあり、世俗に塗れる、つまり世の中の裏を見ている経験など視聴者の社会的な立ち位置で評価もバラつくと思います。

ここで暫定ですけど、点数評価も行います。
各点の根拠は総評で記述します。
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7話まで視聴したので中間レビュー的に追記します。
(他の業界作品との類似性について)
本作から『それが声優!』や『SHIROBAKO』のような展開を期待している声も多いようですが、本作の内容はかかる作品へのアンチテーゼではありませんし、アニメのプロデュース段階から描いている点で、声優とアニメ制作に特化した両作とは異なりアニメ作品誕生から業界を俯瞰しているゆえに、両作とは一線を画したストーリーとなっています。

確かに『それが声優!』と『SHIROBAKO』並びに『アニメーション制作進行くろみちゃん』は本作を視聴するに当たり「参考」とはなりますが、上記のとおり切り口や視点が全く異なるので「比較」には至りません。

また、『それが声優!』や『SHIROBAKO』が業界を正確に描写しているかというとそんなことはない。
どちらもそれぞれの業界の一断面にスポットを当て、世間に見せたくない黒い部分には蓋をし、ストーリー上どうしても表現しなければならない黒い部分はグレーにしてお茶を濁し綺麗にまとめているだけです。

上記に関して、昨今騒ぎがあったので『SHIROBAKO』で分かり易く例えてみますね。

原画セッションは絵麻の成長物語で構成されていますけど、この作品では「動画」の待遇が描かれていません。
原画であっても安アパートに暮らし、具のないカレーで節約している絵麻以下の動画の境遇を描いたら世間はどう思うでしょう?
ほとんどの方はこれで業界の「黒い部分への蓋」を察っして頂けると思います。

つまり、両作とも業界のブラックな部分を虚偽表示手前ギリギリまで希釈し、穿って見れば良いイメージへと「印象操作」をしている作品です。

アニメ制作現場の雰囲気に関しては『アニメーション制作進行くろみちゃん』のエピソードの方が過剰演出ではあってもアニメ制作には関わりたくないと思いたくなるほど、ドロドロとした現場の空気が醸し出されています。(制作したゆめ太カンパニーが結局消滅したのは別としても。)

12月6日追記
長らく『それが声優【裏】』としていましたけど、本作はアニメを一つの商品パッケージとして見ているので、このタイトルでは範囲が狭小であることから変更します。
なお、タイトルは確定で考えています。
この作品、私の見込みの通り他のサイト等でも高評価を得ており大勢はほぼ決着したようで、今更書き足すこともありませんけど、惰性で各話を記述していきます。

第1話メモ

業界ナンセンス物でぶっちゃけ面白いです。
第1話からクズキャラのオンパレード、業界の闇やら毒素が出るわ出るわ(笑)
内容は、デタラメや非常識がまかり通る興業業界では当然の出来事を描いているだけですけど、本来タブーに触れることを果たしてどこまで描ききれるか見もの、勢いで、枕営業まで描いたらお見事です。
あえてネタバレは書きません。
この作品も個人的には当たりでした。

「それが声優!」を未視聴の方は並行して御覧になると、より楽しめると思いますよ。

第2話メモ
おいおい。予想に反して引き込まれてきました。
俺ガイルファンの私としては視聴=嵌る宿命だったか!
{netabare}クオリディアと違って渡航氏単独脚本は清々しいほどエポックメーキングな毒が出ている。
灰汁が強い作品のアニメ化はディオメディアの作風にも合っているようだ。
漫画だと絵柄と性格ギャップが激しい千歳のバカで浅はかで性格悪い毒のある表情が実に巧く表現されている。
キャラデザ、キービジュすっ飛ばしてPVとかディオメディアの実話っぽいし、アニメの制作費とクオリティの話題はディオメディアの自虐ネタか。
このスタジオは王道アニメよりも毒アニメを制作した方が向いているのかも。{/netabare}

第3話〜第4話メモ
はいはい。ここまでクズっぷりを露わにしたら、逆に潔くて清々しいw
真面目に制作してもコケる作品もあるのだから、ナンセンスで作り込むのも有り。
いや、万人受けを狙っていないことすら私は魅力を感じる。
ディオメディアもあえて業界を自虐的に制作しているのだろうし、アンチやナンセンスもので制作スタジオの差別化を図る経営戦略だってあっていい。
この作品、業界ドキュメンタリーじゃあるまいし、内容を真面目に考えてもコレはしょうがないがない。
{netabare}原作者をいびってシリーズ構成降りた脚本家のモデルは存在せず、{/netabare}話しを面白可笑しく盛っただけでないかな。
渡航氏とディオメディアの組み合わせを考えると、仕掛けて来ても不思議と違和感がないw
そもそも、{netabare}脚本家が現実にあの対応をやれば社会人として問題であり、仕事すら干されかねない。{/netabare}

渡航氏が繰り出すネタを【ネタ】として受け止めないとこの作品を楽しめないかなw
クリディアコード作画が逝ってても、今期の万策尽きたー!の多さを見るとA-1の力技で放送落とさなかったのだから渡航氏はさして気にしてないだろうけど、業界クライシスも現実になってきているから、これからは{netabare}先行上映で1話を上映出来ないケースも出て来るかも、{/netabare}ある意味旬というか皮肉たっぷりな内容。
SHIROBAKOだってある種の誇張や事実の脚色はあるでしょうし、むしろ制作進行くろみちゃんの方がギャグで薄めてはいるけど、あれでシビアな現実を表現しているのかもしれない。
{netabare}だからかもだけど、この作品では作打ちネタで炙るだけの脚本も書けるのかな。3話の脚本渡航氏だったしw
荒れた作打ちの結果1話は案の定無惨だったけど、そんなことどこ吹く風でTwitterのフォロワーの方が気になるちー様はある意味「神」だ。{/netabare}
今期はガチな作品が多いし、これぐらいバカバカしい作品も息抜きに丁度いい。
ちー様がクズでも心臓に毛が生えたような糞度胸と鋼鉄のメンタルで乗り切ってしまう、どこか憎めないキャラだし、だからこそ私も乗れるし、毎週観るのが待ち遠しいということは、私的に楽しめている証拠だね。

第5話メモ「渡航氏のまとめCOMPLEX丸出し回だな。ガハハ」
(公式より)
脚本:さがら総
絵コンテ:数井浩子
演出:筆坂明規
総作画監督:木野下澄江、西田美弥子、石川雅一
作画監督:大田謙二、水野隆宏、LEVEL ZERO

{netabare}4話に引き続きさがら氏が脚本か。どーりで渡氏のついは第三者目線なわけだ。
公式見てびっくりしたのは一話にかかっている総作監と作監が6人?どれだけリテイク出てるんだ・・はぁ?
人海戦術はクオリティに対する渡航氏の執念みたいのも感じるね〜草

今回の見どころは心を折られた涙目ちーさまだろう。
リテイクの成果なのか目茶可愛いんですけどw

まぁ、お渡し回の模様が叩かれたのは自業自得なのだけど、ちーさま的には納得いかないんだろうよ。
ちーさまの泣き顔可愛いから、フィルターなんかかけないでもっと泣かせよう。
しかし、妹の泣き顔を見て思わずフォローする悟浄君って実はシスコンだろ。
ちーさまって、あー見えても結構繊細なんだ。

自己愛の塊ちーさまの設定って渡航氏のアニマに潜む女性イメージの具現化かな。
こういうタイプの娘ってアニメキャラにしたら無惨なクズキャラで正直アニオタの敵だけど、リアル仮定の男目線ではどこか脆弱で危なっかしくって守ってあげたくなる魅力もあるよねw
ある意味、アニオタに挑戦状を叩きつけたキャラか。

兎にも角にもギャップ萌えした回だよ。

でもちーさまが何もしていないってのはちょい違う。
あの子は努力型の八重と京と違って天才ではなく【天才肌】なんだよ。
褒め殺しておだてればそこそこの仕事はするんだから、自分の黒歴史は封印してもっと妹のことをナデナデしてやりなさいよっ!

クズPのクズエグさから見ると、世間知らずのちーさまなんて可愛い存在じゃないかいw
結局、クースレは原作者も監督も壊して誰も幸せにはなれなかったけど、更に分割2クールとか死人出そうだな、これ。
そうそう、次回は水着回だよーん☆{/netabare}

第6話メモ「ゴージャスなメンタルの行き着く果ては?」
脚本:渡 航
絵コンテ:井畑翔太
演出:久慈吾郎、井畑翔太、胡蝶蘭あげは
総作画監督:木野下澄江
総作画監督補佐:石川雅一、西田美弥子
作画監督:西田美弥子、小川茜、徳永さやか、大村将司、洪範錫

今回は渡航氏脚本。
相変わらず、作監修正でクオリティを維持してるんだな。

右を見ても左を見ても非難ゴーゴーなこの作品。
社会人であれば、空気のように存在する薄汚さを見せつけられるのがそれ程に嫌なのか、それとも身に覚えがあるが故にブーメランと感じてしまうのか。

本作の表層を浚っただけであるとか、はたまた本作の世界観でもある社会の歪みを直視し、リアリズムへの立脚が可能か否かでも評価は大きく異なるようだ。

リアル社会で様々な辛酸を舐めているならば、本作を観て叩く理由などほとんどないとも思うが、社会経験がない層やアニメはかくこうあるべきとの信念、臭い物には蓋をすべきと考える偽善に立てば叩きたくもなるのかもしれない。
その意味で本作はユートピア社会を求めるポピュリズム階層に対してはドMな役割期待も担っているとも言える。

また、本作はあえて「天然クズキャラ」のちーさまを主人公に立て、登場各キャラの「本音」を抉り易い環境設定にしている点が大きな特徴だ。

一定の社会経験があれば身近にゴロゴロしているちーさまキャラの設定には「苦笑」で応じる余裕は保てるが、彼女の存在をポジティブに捉える事ができなければ、本作への理解も抵抗感という不合理な感情の介入で掻き消されるだけかな。

第6話まで視聴した限り、業界に纏わることの多くはネタで、全てを額面通りに受け取る必要はないでしょう。
また、一部に事実の摘示があっても、尺と演出の都合で大袈裟かつ矮小化されている程度の事は常識の範疇で理解可能であり、したがって本作の内容を以って業界総論とはとうていならない。
ま、本作をどう捉えるかの切り口によるが、社会の縮図としてみるとケーススタディとしての役割は十分に果たしており、社会学の教材としては応分の妥当性はあるだろう。

{netabare}今回、アバンからExcelの収支計算書。
前回赤字発表されたアニメ【製作】幹事社の収支内訳だが、原作使用料1話20万か。
これがラノベの原作使用料相場なのかな。
クースレ方式ならば話数に比例して使用料が増加するが、てっきり放送単位だと思っていた。
渡航氏のカミングアウトかもしれないが、いやいや面白いものを拝見したw
この後、ラノベ作家がデスられるが、渡航氏の自虐ネタが冴えていて面白い。

原作使用料負担の根拠
記事より引用
>日本文藝家協会の規約第25条の「映画制作及び上映等における著作物の使用料は、番組制作費や提供価格等を斟酌(しんしゃく)し、1000万円を上限として利用者と本協会が協議して定める」
ソース
http://style.nikkei.com/article/DGXNASFK2501A_V20C13A9000000?channel=DF280120166614&style=1

上記は映画の例だけど、渡航氏相場が高いか安いかや権利者が誰であるかは別にして、放送アニメでもさすがにタダは常識外かな。
仮にタダでも著作権(ラノベの場合は出版社所有が多い)があるから勝手には使えないだろし、タダならタダという契約も必要になる。

Aパート
赤字開き直りで予算使い込みくず企画クースレ御一行様沖縄到着。
ちーさまの私服、今回は変えているね。この服かわいいんじゃない。誰趣味?
其々の事情で浮かない顔の面々。
ちーさまは生の叩きが尾を引いているが、その他の事情は後々明らかになる。

で、こんな本作の水着回はどうであったかというと・・
ディオメディアよ1カットやらかしたかw勝ったな、ガハハ!
乳首描いていないからBPOは無問題ーってノリかな、いや私は全然構わないがw

この水着回のために劇中歌まで作成とはチカラ入っているね☆うん。
貧乳の百花がちーさまの貧乳を腐してたいるのが笑える。
悟浄君の説得で水着になった万葉のオッパが一番だったな。

使い込み予算が貧弱のゆえの旅行で、声優達は大部屋。
でも、ちーさま以外の声優の本音が出たこのシーンは面白い。
泡盛で盃を交わす京と万葉、悪酔いした万葉は山形弁丸出しでちーさまと百花とに絡む。
彼女達の共通の悩みが明るみになる。
ここを見ればED曲の歌詞の意味が分かるだろう。

すっかり酔っ払っ百花をえげつない枕投げで撃沈し、生での叩きからすっかり立ち直ったちーさま、この脳天気さがマジかわいいw
百花もJKのくせに酔っ払い達に付き合うとはさ、親の七光りに関係なく将来大物になりそうだ。

バーでのくずP&社長とマネージャー達の距離間隔イコール心理的な距離の暗喩演出はなかなか上手いね。
ある意味、詐欺師一歩手前のくずPだが、この程度の思慮の浅いチャラ男はどの業界にもいるだろう。

彼のスキルは押しの強さで、大手のPという立場を絡めて上り調子の時は営業上の利用価値は十分にあると思うが、価値がなくなれば捨て易いタイプでもある。
そのくずPを煽てて果実はしっかり頂く、うん、ナンプロ社長はなかなかの巧者w

Bパート
くずPに対する上司の・・から。
以後、声優部屋宴会では明らかにされなかった百花の憂鬱へと続く。
京や万葉から何かを感じとったのかな。
その後の暗喩が意味深だけど、これ次回以後の伏線だろうからここで見解めいたことは書かないでおこう。

一方リゾート気分のまま声優オーディションに臨むちーさま。
その後の打ち上げで現実を知ることになるが・・・負けたなガハハ!

悟浄君とちーさまの関係はクオリディアコードの霞と明日葉や、俺ガイルの八幡と小町との類似性もあるが、渡航氏のアニマはこういう兄妹関係がテンプレ化しているのかな。
大型テレビ当たった、、勝ったなガハハ!<そいうのはもち腐れって言うんだよ(草)

クースレの打ち上げ会場貧乏くさw
万葉の様子がおかしい・・また酔い潰れた、沖縄からの伏線が続く。

ちーさまが沢山いるよー!ちーさまの代わりも沢山いるよー!

地獄絵図ね・・ボソ・・壁のポスターが・・w

屍クースレ2期を捨て駒にしたくずP、勝ったなガハハ!

今回は伏線回収と今後の伏線と相当内容が詰め込まれた回だった。
これとフリフラの録画は同一回を最低2回は観てしまうのは何故だろうか。
おっと、予告がシュールで吹いたw{/netabare}
ちーさま負けたなガハハ!

第7話メモ「親の心子知らずでもないぞ」
脚本:菅原雪絵、渡 航 
絵コンテ:ひいろゆきな
演出:ひいろゆきな、井畑翔太、胡蝶蘭あげは
総作画監督:木野下澄江、石川雅一、西田美弥子
作画監督:加藤弘将、小川茜、伊集院いづろ、j-cube
{netabare}今回、脚本参加の菅原雪絵さんは、オーバーロードのシリーズ構成をやった方。
内容は万葉と百花の対比回であり、結構マジな内容で掘り下げも深い。
ちーさまは今回脇役に回ったが、親子の関係性は渡航氏には書きにくい脚本かもしれない。
また、今回は、親目線か子供目線かの年代によって、この作品を何としても否定したい印象操作を含めて視聴側のレビューも異なるだろう。

まず、声優という職業に子供が就くとなると大抵の親は反対するだろうし、これは私も例外ではない。
もし、娘がそんなことを言い出したらあらん限りの説得をする。
子供に妙な苦労をさせたくないのは大方の親の本心だ。
つまり、万葉のお母さんは親として普通の感覚の持ち主であることにシンパシーを抱くことがレビューの前提となる。

万葉は役者に憧れてこの世界に入ったのだろうが、それは両親のコンセンサスを得てはおらず、両親とも芸能人である百花との大きな立場の違いだ。
以前に万葉と百花の会話で、万葉は失敗すると後がない背水の陣で声優をやってる旨、百花にカミングアウトしている。

この万葉の答えを百花はどう受け止めたのであろうか。
ここから百花が両親に対する微妙な態度が始まったように思うし、万葉のプロ意識の原点も背水の陣にある。

子供に愛情がない親など基本的にはいない。
愛情の注ぎ方が其々異なるだけであり、愛情の受け止め方もまた異なる。
万葉は母の愛情を十分に理解しているだろうが、でもそれは今の彼女にとってとても重くまた負担に感じている。
そのことが、自宅やスタジオでとった彼女の天邪鬼な言動に如実に表れているが、乳離れしているようでまだしていない子供だなぁと思う。
親に心配をかけているうちは、自立したとは言えないんだよ。

対し、百花。
一生懸命に親離れを模索している最中かな。
万葉の生き方は彼女の人生観に大きな影響を与えているようだし、反面教師としてちーさまを見ている。

ここでは八重との会話に着眼するが、卑屈な八重の態度に「百花でいいよ」「そっちの方が気楽だから」にと両親のプレッシャーへの本音の吐露は、取り繕っている自分と等身大の自分との間に葛藤が生じたからであろう。

親の七光ではなく素の自分自身に存在価値を見いだし、恵まれ過ぎている自身の環境へ疑問を抱きだしたことは彼女の成長を意味する。
そして、環境に甘えている自分自身へのカウンターとして、周囲に甘えているちーさまに対し「ほんとこいつ馬鹿ね、私もだけど…」これは自身のアイデンティティに揺らぐ彼女の本心だろう。

ちーさまスマホの着信音と寝言(ずっと仕事ない)に吹いたwww

さて、本作はちーさまのキャラが濃すぎて他のキャラが相対的に薄くなりがちだが、物語はけっして、ちーさま視点で動いているものではなく、群像劇として観れば自ずと物語に対する視野が広がるし、多くのキャラにスポットを当て物語を組み立てる演出もなかなかのものである。
現時点では作画、演出、構成、脚本とも高レベルの作品だ。

各話レビューはちーさま萌えで記述しているが、親目線としては馬鹿な子ほど可愛いのも反面の真理である。{/netabare}
総評は群像劇としてレビューするつもり。

第8話
脚本:菅原雪絵、さがら総
絵コンテ:井畑翔太
演出:飛田剛
総作画監督:木野下澄江
作画監督:木野下澄江、石川雅一、加藤弘将、徳永さやか、小川 茜、大村将司、上野卓司、是本晶、陣内美帆、石田啓一、YuMinZi
{netabare}相変わらず、作監レベルでクオリティを支えているが、ディオメディアの本作に対する意気込みが感じられる。
一部動かないとの指摘もあるが、はて、日常アニメにモーションがそれ程必要なのかな?
寧ろキャラの表情や、ボディーランゲージのような微妙な表現にはユーフォ2並に手を抜いていないとも思う。
実際、この作品、意外と暗喩が多く、作画に自信がないとこういうコンテも出来ないだろう。
その点でも、無闇やたらに声優の演技に頼る会話劇とは一線を画した作り込みだ。
私的には物語の性質と鑑みて十二分に満足のいくレベル。

さて、今話はちーさま抜きで物語が進む。
こういう思い切った構成も好感が持てる。
今までは、悪巫山戯が多かったが、今話はガチで物語を組み立ててきた。
この緩急の付け方は巧みであるし、高度な構成力を窺わせる。
舞台は万葉の実家である温泉宿だが、クズPもしっかり同行w

しかし、クズPの排除はせず、咬ませ犬的に用いたのは次回の伏線を含めて上手い演出だと思った。
この回のメインは、万葉と百花と絆の深化、双方の親の意識の相違、不器用な万葉の父だが子を想う愛情の深さを万葉が再確認をして一つ皮が剥けたこと。
百花は自分探しの旅を万葉の里帰りに求め、今後の自分の方針に踏ん切りを付けたこと。
今話は万葉、百花の成長物語だ。
私的には万葉の父親の気持ちが痛い程分かるし、これほど感情移入をした回もない。
いや、ホント男親は不器用なものなんだってw

今話も前話に引き続き、菅原さんの脚本。
渡航脚本とは違う味付けで、本作の土台を崩さずしっかりと緩急を付けたシナリオは見事だ。
今後、他作品でも菅原脚本には注視していこう。{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 47
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ダメ人間喜劇

ガーリッシュナンバー修羅というWeb配信の四コマギャグ漫画を見ているのですが、アニメよりも登場人物全員が馬鹿になってて面白いですよ。

【1話時点でのキャラの印象】
{netabare}
烏丸千歳
本作の主人公。声優。性格はクズ!(公式認定)
初回にてそのクズっぷりを表す行動、発言が連発。ラノベだからといって原作を読まずグータラ!(仕事をもらっておいてとか、役者としてどうなのとか、色々思うがとにかくクズい!)原作者であろうが、裏では容姿に対してボロカスな評価をしている(裏表がありすぎてドン引き)。地位と名声、そして金が大好き!アイドル声優上等!(欲求に忠実!)
こんな声優さんいやや…こいつに良心はないのか!とまあ、見事なクズキャラとして成り立ってますね。

園羽百花
クズの先輩…ではなくアイドル声優の先輩。年は主人公よりも下らしい。 世渡りが上手い。こちらも原作者を裏ではボロカスに言っている。二世声優(この設定がまた黒さを感じる)

九頭(くず)P
お調子者で仕事は適当?。シースーとか言っちゃう時代遅れなプロデューサー。実はケチ。

難波(なんば)社長
この人のとりあえず流行ってるんだろ的なノリで「勝ったな!」を連呼する適当感が良い。(ヱヴァがネタを今さら?というその遅さが全然アニメに興味ないことを伺わせて笑える)勢いとノリで生きてきたタイプだろうか。でも実はケチ。

{/netabare}
【クズを克服する話ではなく、クズのまま立ち回ってほしい】
{netabare}
キャラクターが一癖も二癖もあるこの作品。クズ主人公にクズの仲間が惹かれあい、お調子者なPと適当でノリでgoサインを出すアホ社長の超適当なアイドル声優企画に主人公は抜擢され、金と名誉に目がないクズな主人公はヤル気満々。ダメ人間達の野望が渦巻く桃園の誓いなのか。あきれる真面目な兄兼マネージャー。

欲望に忠実なダメ人間サイドが、真面目サイドの人物達をどう困らせていくか。実に楽しみですね。
間違ってもダメ人間が全うな話になる雰囲気じゃない喜劇だと期待しています。
{/netabare}

【2話感想】
{netabare}
千歳調子乗ってますね~。挨拶の基本が崩れてきてるのが見ててなんかもどかしい。
声なき悲鳴というのは原作者のことなのかな。原作側に座っていた喋らない人、もしかして原作者?
それにしても千歳ヒロインのアニメのPVが酷かった・・・それにうおおお!とかいっちゃう観客を描かれるとなにか馬鹿にされている気がしてならない・・・でもまあそんなもんなのかね~

{/netabare}

3話ー4話【求められている内は花】
{netabare}
百花が良く口にする「それが求められているんだから、良いじゃない」というのが今後の話の軸になっていくのですかね。
ただ求められていること(中身のない、くだらないことでも)をやって、今は受けがいいが、飽きられたらどうするのか?自分達に何が残るのか?(そこまで追いつめるかは分かりませんが)

千歳は求められていることを喜んでこなしますが、他人の目を気にするタイプでもあります。(ツイッターの反応を気にする辺り)さて、千歳が求められなくなったらどうなってしまうのか、今後の展開を期待します。

また、ステージ本番前の千歳が不安感をあらわにしている描写があります。本番中はあれほど堂々としていたのにこのギャップはなんでしょう?これは千歳が実は普通の女の子と同じですよ、ということなのか、期待に弱く、逆境、本番に強いという性格の現れなのか…。でも、新人の時の本番前にその不安に襲われた気持ちは、大事に覚えていてほしいなあ、と少しいとおしく見えたシーンでした。

百花の方は求められていることがくだらなくても、求められているならそれで良いと肯定するのは、諦めなのか、求められないことの辛さを知っているからなのか。それともそれを否定したとき、自分に何もないことが怖い感情からの逃げなのか。こちらも気になります。

蛇足ですが、千歳の卵焼き?のデザインがされた服が印象的です。彼女の服のセンスはどう量れば良いのでしょう?現実の声優さんでも私服のセンスが微妙と思われている人がいますが、そういった声優さんのエッセンスを取り入れているのかもしれません。
{/netabare}

5話【だめだよ、だって仕事だもん】監督ッ・・・!

{netabare}
監督さん、YESマンなだけだと思っていましたが、引き受けた仕事をやりきる、すごいな、当たり前だけどしっかりしてる。

作品内の制作会社の仕事ぶりは、あまり描写が無いですが、封筒がいっぱいあるんだなあと少し感心しながら観てました。

仕事を終わらせるプロ意識がある監督、仕事に手を抜く千歳。何でも頑張る八重達。

皆何かしら頑張っているけど、何もしていない千歳。千歳に明日はくるのか。

お渡し会っていうのは声優さんが渡してくれるんですか。知らなかった。

しかしアレですね。空戦を作っていた会社とは思えないぐらい今の所しっかりしてる。どこの絵をとっても表情可愛いし・・・。作画崩れたみたいな場所も感じないし、そういう噂もきかない。

{/netabare}

【6話ー沖縄だ!勝ったなガハハ】
{netabare}
九頭Pガチクズ…。
さて、少し疑問なのですが、沖縄にいってpv作って予算を使えてなぜ良かったと安堵しているのでしょうか?そこら辺の仕組みがよく分からないですね。

今回一番可愛かったのは柴崎さんかな?酒に酔っていつもは押さえている感情をコミカルにぶちまけるその姿に可愛さを覚えます。

それにしても26歳でそろそろ声優やめよっかなと思うとは、現実の声優さんでもよくあるのでしょうか?むしろアラサーにさしかかって売れ始める人の方が最近よくみる気がします。

少しずつではありますが、柴崎さんが千歳達に打ち解けているのがみていて嬉しい回でした。

{/netabare}

【7話-親も色々、子も色々】
{netabare}

柴崎さんは親とケンカ別れで東京に出てきていますが、親はそれでも心配してくれます。東京に子供の顔を見に来る親に対して、恥ずかしいからと邪見に扱う芝崎さん。でも、親が子供の事をいつでも心配に思ってくれることを羨ましくみていたのがが百花。

百花の親は、子供をもう子供扱いしない。声優のプロとして自分で判断できると思っている。ですが百花は、親が自分を心配してくれること、つまり必要とされることを望んでいます。だから、気にもしていない水着の事をきいて、親の気をひこうとしました。そんな子供じみた願いと遠回りの行為が「あほくさ」「(バカな千歳を見て)わたしも」なのでしょう。

特定の誰かに心配されたいという気持ちに焦点を当てた回でした。

京の柴崎さんへのフォローが上手くて、バイト生活でも大人ですよね。他者を心配できる余裕がありつつ、自分自身の将来のこともしっかり見ている。親に言われなくても親の心配もするし。

次回の温泉街って背景見て一発で分かってしまったw銀山温泉ですね。
{/netabare}

【8話~どいつもこいつも不器用だ】
{netabare}
温泉回だ勝ったなガハハ。え?ちーさまいないの?

まあそれはそうとして、百花も百花の母親も、柴崎さんも、その父親も。みんなみんな気持ちを伝えるのが下手。そのせいですれ違ったり、心配したり、気を引こうとしたり。

でも、誤解が解ければ、ほんの少しの言葉でわかりあえる。「行ってきます」「体に気を付けろよ」恥ずかしさを隠したいからそれでいい、相手が不器用なこともわかってる。

百花の方も、わかりづらい親の愛だったけど、百花にとって「まってるわ、私のライバル」という母親の言葉は、いつも自分のことを見ていてくれいる、親にとって自分が特別な存在であることを理解するのに十分な言葉だったのでしょう。


今週はガリナンに似合わない感動回という感じですが、たまにはいいじゃない、心が通じ合うことをテーマにしたって。柴崎さんの父親が泣いてる子供時代の柴崎さんと家族の写真を見て「あいつの声は昔からよく通るからなあ」という言葉に、柴崎さんが覚えていない子供の頃のことを父親が覚えているって、ああ、この人は本当に子供の事を見守ってきて、子供のことが本当に好きなんだ、と考えて、ぐっときて、涙が出てきました。子を思う親の顔に弱いな…(笑)

ところで今回舞台となった銀山温泉、旅館には止まったことはないので、綺麗な夜景、みてみたいな。

【ここまできて一話で書いたレビューを振り返る】
さて、一話の時点で「ダメ人間喜劇」とタイトルをつけ、ダメ人間サイドが真面目サイドを困らせるというコメディ喜劇を求めましたが、若干違う方へ向かっています。
真面目サイドがいるのではなく、みんな少し変だけど、頑張って生きてる。明るく、面白おかしく、前を向いて。そういう、明るさが喜劇にとって必要なのかもしれません。
今のところ、自分の考えていたただ面白いという喜劇の枠組みを新しく考え直せたので、この作品には感謝してます。
{/netabare}

【9話~後ろから押され始めた】
{netabare}
新人声優の入れ替わりは早い・・・!主演を1回やったらもう新人扱いは出来ない。ナンプロの社長は行き当たりばったり感出してるけど、狙ってやってる感じはしますね。賞を取った声優を掻っ攫うとはナンプロ社長やるなあ。

京の扱いを見ると主演1回演じさせて、売れなかったら切るみたいではないようだが、千歳はどうなのなることやら。

業界でのポジションを得たと思っている千歳ですが、そういうことじゃない、周りの人が目の前の仕事に集中していて、千歳は手抜きばかり。

やはり安心できる人や、仕事がなくなって不安を感じる千歳は「普通」の部分があって、成長できる所をもっていそう。

悟浄くんは1回主演演じてやめてしまったらしいけど、何が理由だったのか・・・。千歳のように慢心?家庭の事情?「つまんねえ芝居」といった厳しい発言は自分の過去に被るから?
いつもクソだの価値が無いだの千歳をボロクソにいっているが、誕生日プレゼントを用意してるあたり、大切に思ってるんだなあ。今後は千歳が変わるために兄弟が鍵になるのでしょうか。
{/netabare}

【10話~気付いたら周りにはだれもいない】
{netabare}
ちーさまようやく特別扱いされてないことを気付いたかー。でも今の現状から変われると思えていない状態。そもそもちーさまが特別扱いされていたことの描写が薄いかもなー。多分新人のちやほや感や、主演を政治で獲得したことが特別扱いなんだろうけど。

そして周りは売れて、ちー様は売れていないことにも気付く。

九頭Pはようやくやる気でた。来週から頑張るのか?

ナンプロ社長さんはあえて厳しい現実を突きつける役回りともとれるな。人に嫌われるような損な役周りも社長としてこなさないといけないし。ただそれでもまだ情けをかけるあたり、やはり根は悪くないと思いたいが・・・(9話の感想でも書いたけど、一向に売れてなかった京を置いてるのだから、頑張っている子には甘いのかもしれない。)

悟浄君は目が出なかったかー。それ以外にも何かあるのか・・・ちーさまは身内でありながら何も知らんのかい!声優の技術的アドバイスが出来ないのは、悟浄君が自分を下手だと理解しているからかな。 {/netabare}

【11話~一番になりたい】
{netabare}
ようやく自分のやばさを認識し、気落ちする千歳。現場の空気を悪くする。
ナンプロ社長、素顔を見せる。人を育てるって難しい。
千歳以外のキャスト陣、千歳の評価はボロクソだが、やっぱり千歳が好きなんだな。
悟浄君の過去。京と同期だったのか。
悟浄君に皆が千歳のためにアプローチをするよう訴える。

千歳の自己評価と現状の辛さを告白する。そして悟浄君に勇気付けられる。

自分の中の駄目な部分を受け入れつつ、挫折しても何とか立ち上がれた千歳を見ると、何かエネルギーをもらえます。失敗しても、自分のダメさにうんざりしても、何とか諦めずやっていく。その前向きさがこの作品の良さかもしれません。

{/netabare}

【最終話~勝ったなガハハ!】
{netabare}
千歳が現場へ走るシーンと転ぶシーンの緊迫感が良いですね。いろいろな事を誰かのせいにして努力せずにいた千歳が走る。転んでも走って現場に向かう。色んな言い訳をとりあえず忘れてとりあえず走る。何かしなくちゃいけないという意思を感じます。

千歳の自分の引け目の告白からの、これからの方針をぶっちゃける。
いつものちー様が戻ってきたけど、いつもとは少し違う、すこし成長したちー様。

そして渾身の「てやー!」で笑ってしまった。ここからいい雰囲気で現場が回る。そして全員での「てやー!」。少し抜けた感じの真面目が面白い。

そしてまた遅刻して、今度は迷わず走る千歳。(寝間着から着替えるときにいつもの玉子焼きの服がタンスに大量に(笑))大して現状は変わってないかもしれないけど、少し変わった千歳。ダメ人間はダメ人間なりに頑張って生きてる。

ライブシーンでこの作品の物語の終わりを感じ、満足感と名残惜しさを感じました。

そして、またダメ人間から出る、ダメそうな企画。まあでもなんとかなるでしょという明るい雰囲気。

色々辛いこともあるけれど、頑張って生きてることを描いた作品でした。

でも頑張っているっていっても明るくいこうじゃないという、最後の「勝ったな、ガハハ」の流れから、気楽さや人の適当さへの肯定を感じて、とても明るく前向きな作品だと感じました。

{/netabare}

総評
{netabare}

色々つらいこともあるけど、頑張って生きようと、前向きにさせてくれます。

それでいて気負いをさせるような説教くささがなく、気楽でいいんだよという明るさをもっています。

頑張って生きて、辛いことが終わったら皆で笑い合おう。そんな明るさと楽しさを持った作品です。

{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 54

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

消費者のピュアネス

【視聴完了して追記】

主人公について、「ゲス」とか「クズ」とかいった形容をつけようとする観方に違和感がある。
このような言葉が持つ「計算高く下劣な人格」といった印象よりも、むしろピュアで素直な印象を受けるのだが、これは、ある種の世代に属する主人公の人格造形が、非常に高度に構築されている表れであるように思う。


この場合の「ある種の世代」とは、ゆとり教育を受けた世代、という事であるようだ。

いや、学力がどうこうといった、侮蔑的あるいは揶揄的な意味で言っているのではない。
文科省が「ゆとり教育」という名称で提供してきた教育「制度」という、文字通りの意味に過ぎない。

「ゆとり教育」の核心は、学力やら公徳心やらという問題ではなく、教育を「生徒という消費者に提供するービス」であると文科省が位置付けたことにある。
生徒=消費者、教育=サービスというドグマは、この10年以上も文科省の文書に頻出し、教育制度を改訂/コントロールする根拠として使いまわされている。

教育という公領域の行為を商取引と同一視して不都合は生じないのかという議論はさておいて、ほとんど唯一の社会領域である学校で「消費者」であると位置づけられた生徒は、自分が「100%の消費者」であるという自己像を形成することになるだろう。

内田樹によれば、「消費者マインド」を内面化した生徒は、ほとんど不可避に「いかにして少ない手間=学習で、成果=成績/進級を入手するか」に一面化した思考に支配されるという。
なぜなら、もう一方で消費社会がもたらす「市場原理」の内面化が、「消費者」は交換において「最小のコスト」で「最大の利益」を引き出すように振る舞わ「ねばならない」、と強制するからだ。
「ねばならない」という「強迫」が、倫理的な「規範」に転化してしまうのが「内面化」の特徴であり、このような「消費者マインド」の生徒にとって、教育は成績という外部的な評価の獲得が目的ではなく、自己の能力や可能性の開発であるといった正論は、「キレイ事」であるどころか「邪悪」で反倫理的な異端思想のように忌避されるらしい。


このような「学校教育」を素直に身に着けた生徒が、サービスの供給者になったときにどう振る舞うか。
本作の主人公の行動が、それを表現している。

「いい仕事」ではなく「ウケる」という得点の獲得を目的とし、手間=コストを最小にする事に集中的に注力する。
何もしないのに、「ウケ」て「勝ち」組になれれば理想的だ。

なんの後ろめたさもなく「ゲスい」態度を隠しもしない主人公は、この「教育」を素直に身に着けてきた「純粋」さを体現している。
いや、むしろ主人公と同世代でいながら「クズ」と感じるのであれば、それは「学校教育」の外部から別種の価値観を「密輸入」して「雑念」を持ってしまった、「学校教育」に対して「不純」で「邪悪」に「歪んだ」感覚であると言えるだろう。

若い視聴者が、「クズ」だと思いながら、何か切り捨てられないモヤモヤを感じているとしたならば、おそらくその感じ方は「正しい」。

何かが否定的な感情を喚起する原因は多様にあるはずなのに、それらを突き詰めて区分することなく、ただ一つの「クズ」というレッテル貼りで済ませて思考を停止する省力化の「合理性」こそが、まさしく「ゆとり教育」の内面化の成果であるのに、そもそも主人公を「クズ」と感じること自体が「ゆとり」の不徹底さの現れであるという矛盾が、「モヤモヤ」の正体だろうからだ。

このような「学校教育」を素直に通過した生徒が社会に出て、いきなり「世の中は消費者が動かしているのではない」と突きつけられれば、不条理、あるいは欺瞞的に感じるのは当然だろう。
そのすれ違いがドラマを駆動する推進力となっている。


「すれ違い」と見せているのは、この主人公の造形が、この世代の若者を巧妙に対象化して、多面的に表現できているからこそだ。

動画配信で否定的なコメントに過剰におびえる描写も、感情的な「好き/嫌い」に過剰に敏感で「嫌われる」ことを極度に恐れる小児的な感性の「矯正」を、「消費者」への「権利侵害」として拒絶することを許されてきた教育制度を反映しているし、「運」で評価をつかむことを疑問に思わない心性もまた現代的だ。

『後期近代の眩暈』のジョック・ヤングによれば、富を独占的にかき集めるセレブリティが貧困層からすら称賛されるのは、セレブリティが本質的に「運」だけで決定される、傑出した何かによって地位を獲得したわけではない、たまたま「運よく」選抜された「われわれ」と同質の存在であるからだという。

努力や才能ではなく、「運」で成功しようとする主人公は、この後期近代でのセレブの必然性に、むしろ忠実だと言えるだろう。


このような理屈から主人公が造形されたとは思わない。
キャラ造りの解像度の確かさが、こういった整合性を結果的に生み出しているのだろう。

しかし、この主人公が「ゲス」に見えるような見せ方が、このようなキャラと「現実」を並べて対象化して表現している証左であり、単純に主人公の肯定/否定を見せようとしているわけではない事を期待させる。

はたして「ゆとり教育」の純粋培養の主人公は、どのような「現実」を見るのだろう。
あるいは、社会は「消費者」から何を突きつけられるのだろうか。


【追記】

お仕事系のアニメとしては、アニメ制作を主題にすることは、プラスとマイナスの両面がある。

仕事をしている人なら誰でも感じているように、「自分の仕事をしている」だけでは仕事はうまく回らない。
仕事が成立しないわけではない。「うまく」回らない。

比喩的な言い方をすれば、どこかで「給料以上の仕事」をしないと、仕事は「スムーズに回らない」

「消費者」的な目線では、ブラック的な奴隷労働と区別されることなく「社畜」というレッテル貼りで済まされてしまうのだろうが、良し悪しの問題ではなく仕事は「そういう」性質のものなのだ。

もちろん「仕事がスムーズに回る」事が絶対の価値を持つことなのかは別の問題で、世界には、列車の運行や郵便の配達は遅れるのが当たり前である国や地域はいくらでもある。
そうしたところでは「スムーズに回る」より上位の価値があるのだろう。

まあ、最近の巨大イベントの進行管理の破綻や、大規模建築プロジェクトの破綻の連続を見ると、日本でも時刻表トリックのミステリが古典文学の棚へ移行する日も遠くないのかもしれないが。

それはともかく、お仕事系の物語では、この「給料以上」の部分をどのような視点から見るかという「スタンス」が、ドラマを進行させるエンジンとなることが多い。

しかし、声優もその一部である「芸能」では、少し事情が違う。

芸能の源流は、遡れば、「何か」を虚空から降ろして憑かせる「神事」だから、そもそも労働と報酬の経済活動のような現世的「俗事」とは水と油だ。
「創作」もまた、現実からの超越を目指す性質上、事情は似ている。

アニメ制作のような芸能と創作を合わせた「業界」では、したがって、何が報酬のための作業であるかの区分が、一般的な労働とは違って非常に混濁している。

例えば、以前『アニメで分かる心療内科』というwebアニメが配信されていたが、通常は、この種の作品では、精神医や心理学者に取材し、そこで得た専門知識をもとにギャグやストーリーを構成するだろう。

が、この作品では、専門家の精神医自身が(シモネタ多めの)ギャグをひねり出しストーリーを作り出している。
はたして日々の診療行為や学術誌の購読は「ギャグアニメの原作者」の仕事に対して、どのような位置付けになるのか。真剣に考えてみると、けっこう一筋縄ではいかない。

こうした、何が「給料分」の作業で、何が「給料以上」の作業か判然としない曖昧さが、不必要な生々しさを生まない反面、「エンジン」を動かす「スタンス」を作りにくくもする。

本作においても、主人公が「消費者」のまま「仕事」を続ける曖昧さを許容する反面、どう報酬=成果と向き合うかがぼやける曖昧さとなって現れることにもなる。
主人公は、(同時に「原作者のライトノベル作家」もまた)何が「創作」活動で何が商取引的な「仕事」なのかに直面することなく、漠然と自己実現を続けることを許す一種の安全地帯として「業界」は描かれる。

結局、「お仕事系」の物語ではなく、ピュアな「消費者」が「消費者」のままでいられる社会の中の居場所探しの物語であって、主人公の態度の否定/肯定は、そもそも主題ではないのだ。
主人公の同僚声優たちの悩みもまた、自分探しの一種であって、「スタンス」は端から問題にされていない。

会社員であるサブ・プロデューサーや芸能マネージャーの「割をくった」ような苦労が、創作活動に特有の不可避の作業であるのか、「給料以上」の労働環境の問題であるかにも回答を出さないのも当然だろう。
「スタンス」を曖昧にするアニメ制作現場という舞台が、「スタンス」を最初から放棄していることを見えにくくしている。



アニメを好む所謂「オタク」は、現実の「損得」からかけ離れた価値観で駆動する「物語」に親しむ性向があり、学校を覆う「消費者」価値観からは逸脱しがちな傾向がある。

そうした視聴者から見れば、ピュア「消費者」の主人公は反感をそそられる「クズ」に見えてくるだろう。
それを計算した上で、「社畜」のようなマネージャー等が「割を食っている」ように見せる「身もふたもない」消費者目線を導入して、彼らの苦労を「創作者の情熱」といった反・消費者的な価値観で無条件に肯定させないバランス感覚が、原作者の持ち味かもしれない。

しかし、こうした互いを相対化する視点が「スタンス」の放棄を正当化し、アニメ制作現場を舞台としながら、「消費者」の居場所探しとして過不足は無いものの、「業界」がいかにして作品を創造する場であるのかという、視聴者を魅了する謎は見せられないままだ。

いくつかの視点を併記する「両論併記」は、その先に何らかの結論を導いてこそ意味を持つ。
結論が無いなら、何も語っていないのと同じことだ。

「ああも、こうも」という多視点は現実的に見えながら、その先の、自分なりの答=スタンスの提出から逃げるなら、創作物として何かを表現しているとは言えまい。
「答は無い」は一つの解答だが、「難しくて選べない」は答ではない。
「一般論の王様」が「ああも言える/こうも言える」と呟くだけで「創作物」になるのは、これを開発したノーベル文学賞候補作家にだけ可能な「技」だろう。

自分探しの末に「消費者」が見出す「業界」という居場所は、単に自分探しの舞台であって、特に「仕事」の現場としての「業界」である必然は無かったようだ。
「業界」の描写に、何かの具体例や意図を見るのは無駄だろう。



結局、若い女性の居場所探しとして着地した物語だが、「消費者」が「消費者」のまま安住できる場として見出したのは、「仕事」から逸脱する「創作活動」の現場だった。

確かに「スタンス」の提出からうまく逃げたように見える。

が、しかし裏返せば、ゆとり内面型の「ピュアな」若者には、一般的な「生産活動」の仕事場に居場所を作ることが出来ない、と言っていることになるわけだが、はたして原作者や製作者は、気付いているのだろうか。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 8

69.2 5 マネージャーでラノベ原作なアニメランキング5位
Free!-Dive to the Future-(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (142)
735人が棚に入れました
高校を卒業し、水泳でつないだ絆を胸にそれぞれの未来へ歩み出した遙たち。遙は東京で、かつてともにリレーを泳いだ旭と再会する。中学生の記憶を呼び覚ます遙。その胸に蘇ったのは“あの時”の郁弥の姿だった。遙とともに上京した真琴は、新たな夢に向かって進み始め、シドニーへ旅立った凛は、新天地で意外な出会いを果たす。それぞれの未来で彼らを待ち受けていたのは、新たな戦いか。それとも、残してきた過去との対峙か……?

声優・キャラクター
島﨑信長、鈴木達央、宮野真守、内山昂輝、豊永利行、木村良平、細谷佳正、野島健児、日野聡、代永翼、平川大輔、宮田幸季、鈴村健一、鈴木千尋、渡辺明乃、阿部敦、松岡禎丞、広橋涼、津田健次郎
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

俺はFree!しか観ない。たぶん観ないと思う。観ないんじゃないかな。以下略

2018.10.03記


1期2期視聴済


おそらく人気の水泳アニメ第3期。
高校を卒業した遥たちが今度は大学の水泳部でどうなっちゃうんでしょう?のお話です。
環境が変わるため、新規の登場人物も大幅増員、人物相関も変化が生じることになります。

別の角度では、期を重ねる毎に男性視聴者がふるいにかけられ、果たして3期まで残って観てる男子諸君ってどんだけいるんでしょう?というのも気になる作品でもあります。
いったん男性視聴者の件は後回しで本作について、、、


 はるちゃんの対人コミュニケーション力が格段に上がってます


セリフが「あぁ」「うん」「そうだな」「俺はフリーしか泳がない」しかなかった七瀬遥が人として成長してるのです。
もちろんこのことは、「キャラ崩しやがって!プンプン」というようなものではなくて、1期2期通じての心境変化だったり、2期最終話の当人の決意などを通過してきた視聴者にはごく自然なこととして受け止められる範疇のものだと思います。
遥だけではない、真琴・怜・凛・宗介たちこれまでの主要メンバーらも一段階昇った「あの時があったからこそ今の君があるよね」という言動や描写がそこかしこに散りばめられています。こういったところ続きものの利点ですし、製作陣も踏まえておりました。
継続視聴組にはうれしいところです。

あっ!渚は安定して渚だったかも。。。


1期2期飛ばしてここに来る方は少ないというかいないと思いますが、本作の視聴にあたっては前の期視聴済みであることが前提になります。
さらに劇場版を観てたほうがいいかもしれません。私にはこれが抜けています。
TV版では帰省していた凛と遥が勝負するくらいの描写しかなかった中学時代だったのが、今回はその中学時代における別エピソードが物語の起点となってます。それは岩鳶中学の水泳部リレーメンバーたちの話。たぶんこれ劇場版で描かれてるんですよね?
そのため、本作の中盤までの主役桐嶋郁弥だったり、椎名旭、芹沢尚は私にとっては“はじめまして”の面々となり、劇場版で描かれてただろう前日譚の情報がないままの視聴となってしまってました。物語を追うのと辻褄合わせに苦労したのでやはり劇場版視聴も必須です。


かっこいいOP,崩したEDは健在。往年ファンの期待を裏切りません。

そして私がというより皆が毎度楽しみにしているプール作画も健在というかパワーアップした印象。Free!を観続ける最たる理由がこれです。


1期2期そして劇場版をおさえてとの前提つきで、おなじみのメンバーの成長っぷりを拝めるありがたい作品となってます。

さらに今回は、

(これまでより)勝負へのこだわりが強くなっている
(これまでより)友情が重層的に描かれ深みが増している
(これまでと違って)幼馴染みメンバー以外の人物に焦点をあててもいる

1期2期の様式美をあえて崩しにきてますが、確信犯でしょう。こちらについては新規登場キャラの収拾がつかないところはあるものの、私は好感をもって受け止めました。




だ・が・し・か・し・・・


作品通じてうっすらと薫ってきてはいた“腐”のそこはかとない香り。
作画の良さと軽めの友情物語で蓋をしてきたパンドラの箱を今回開けちゃいましたね。

{netabare}その名は、遠野日和♂{/netabare}

男性視聴者の減少に合わせた機を見計らって投入された(かもしれない)リーサルウェポン。

ポジション的には遥にとって真琴のような見守り役。
もしくは遥でこじらせちゃった男子(凛ちゃん)にとって宗介のような警護役。
と、柔と剛の違いはあれ対象とするキャラ一人に対しての想いが半端ないという役回りを演じる大学1年生です。彼が対象とするのは郁弥くんになります。

{netabare}で、彼

一言! 気持ち悪い
二言! こんな奴いない

これあまり言いたくないのだけれど、女子ばかりのアニメ観て「わーい」と喜んでる男性諸氏に対して、女性陣が感じている違和感に近いのかもしれません。
すなわち、

 「こんな女、現実にいねーよ」

ひよりくんはまさにその男版にあたりそうです。
{netabare}ちなみに8話まで気持ち悪い奴でその後毒が抜けます。その8話は良い回でしたね♪{/netabare}
なお、よくこんな奴いないと言いつつも長い人生似たよう人物に出会うことはあります。現実的にいなさそうとは、一対一ないし多人数でやり取りする際の会話におけるリアリティの欠如をばんばんに感じるところでしょうか。

八頭身イケメンを揃えたところで男性客は離れていきません。…少なくとも私はね。。。

一例を挙げます。

{netabare}観覧席で隣同士郁弥と日和が座っている。そこに次の試合で郁弥と泳ぐ予定の旭がやってきて、いい勝負しようぜないしお前には負けない的なことを言ったのを受けて、

郁弥「僕が勝ったら何か奢ってよ」

そこで隣の日和はどんなリアクションをしたでしょうか?

1.特に関心を示すことなく無言
2.「俺にもなんか奢ってよ」と便乗
3.「旭!お前が勝ったら高いもんねだっちゃえ」と郁弥イジリ
4.「あー旭には残念だがおごり確定だな」と旭イジリ
5.「郁弥のお気に入りはピスタチオドリンクだよ」と郁弥の好み知ってるぞアピール
6.「郁弥のお気に入りはパクチーサラダ(仮)だよ」と苦手なものを挙げてツッコミ待ち

正解は・・・{netabare}5番でした。{/netabare}
サシの勝負を前にして、男の場合、基本部外者はしゃしゃり出ませんので1.が妥当。またはわりとガチめの火花を散らすかです。ここでは軽口を叩いてリラックスしてやろうよ、との郁弥の意図があるため、その意を組んであげるかという力学しか働かない場面でしょう。次点で2.3.4.6.。
そうなるとまず取らない選択肢が5.。百歩譲って好きなモノはこれだよねと郁弥に断わりか確認をとってというのならあり得ますが当人を差し置いてはまずないです。
{/netabare}
これまだ軽いやつですし、文面上では私の表現の拙さもあるやもなので現物の日和くんを見てもらいたいと思うよ、と宣伝しときます。
真琴でも渚でもなんとか耐え抜いた自分が敗北した瞬間でした。

あー日和で尺をずいぶんとってしまったよ。きちんと見所いっぱいあるのにね。{/netabare}
{netabare}そしてブレない渚。「ひよちゃん」ってさっそく懐に入り込んでたりする。{/netabare}


なお、最終回はきれいな区切りか?と問われると難しいところではあるものの、4期がありそうな幕の降ろし方でした。
今期終盤では、今後ちょい熱めの展開が進展していきそうな含みを持たせており、Free!にあるまじき物語が紡がれるかもしれません。
流しのコーチ龍司さんもいわくつきの過去ありそうですしね。{netabare}亡くなった幼馴染みって凛の父親だったりして・・・{/netabare}


だいぶ日和くんを腐しましたが、作品自体は嫌いじゃないからね。

See You in 2020...


-----
2019.03.02追記
《配点を修正》

投稿 : 2024/09/07
♥ : 28

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

もっと遠くまで、もっと自由に。飛び込め、未来へ!

Freeの3期にあたります。

テレビシリーズの1期、2期はもちろん、

劇場版「ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-」、
特別版「Free!-Take Your Marks-」
も見てからの視聴をおすすめします。

そうしないと人物の相関図についていけないと思います。
キャラが多すぎるww

これまでのテレビシリーズのキャラはもちろん、
今回から「ハイ☆スピード」のキャラもメインキャラの仲間入りです。

なんかもう、オールスターズ状態ですw

全12話です。


● ストーリー
高校を卒業した遥(はるか)と真琴(まこと)は、
東京の大学に進学した。

遥は大学の水泳部に入り、
そこで中学時代の友人・椎名旭(しいな あさひ)と再会する。

同じく中学時代の友人だった桐嶋郁弥(きりしま いくや)を
新人戦の会場で見かけるが、彼はみんながバラバラになった後、
心を閉ざしてしまっていた。

一方、岩鳶(いわとび)高校水泳部には3人の新入部員が入り、
高校最後の大会に向けて怜(れい)と渚(なぎさ)も新たなスタートを切っていた。


主人公は遥なので、
お話のメイン舞台は東京に変わりました。

コーヒー飲んだり、
都会の大学生っぽいことしてる遥たちに私は動揺w

高校生の初々しいはるちゃんたちを知っているから、
そういう成長や変化は喜ばしいような、寂しいような(´;ω;`)

「ハイ☆スピード」のメインキャラである旭や郁弥が絡むお話なので、
“「ハイ☆スピード」の続編”という印象がありました。

心を閉ざした郁弥、
さらに郁弥を遥たちと接触させまいとする日和(ひより)などの動きもあり、

今までのテレビシリーズと違った空気の重さが…(;´Д`)

「ハイ☆スピード」も空気の重さを感じましたが、
私はテレビシリーズの明るくてアツいノリの方が好きだったんだけどな…。

明るさ担当の渚の出番が少ないのは、痛い。
そして郁弥が絡んでくると、話が重くなる。笑

ラスト2話は全キャラ集合だったので、
いつも通りのFreeの雰囲気を楽しめたので、そこはよかったです^^


しかし最終回が…えー…。

続編のお知らせがあったものの、
あれは賛否両論ありそうな終わり方ね。

これ終わるのか?1時間スペシャルだっけ?という焦りさえ感じるほど、
尺いっぱいいっぱいでした。

いつものFreeなら、スペシャルEDに浸りながら、
もっと余韻を楽しめたんだけどなあ。

今回の最終回は内容が詰め込まれていて、
しかも中途半端な終わり方で、あまりいい余韻がない…。

ひとつひとつのレースは素晴らしかったんだけどな!
いやもう、内容が濃すぎたってことにしておきます!

2020年の、そしておそらく夏に続編放送とか、
もうオリンピックと同じレベルの心持ちで見守らなければいけませんね(`・ω・´)


≪ 水の描写 ≫

作画はさすがです。特に水の描写がすごいです。

最終回の冒頭は水に関する描写がたくさん流れるのですが、
どれもが圧巻。

それだけ、この作品は“水”にこだわってきたのだなあというのが、
強く感じられました。

遥はこれからも水と共に歩んでいくのでしょう。
そういえば、遥はどこでも服を脱ぐという悪癖がなくなりましたねw


● キャラクター
多いなあと思いましたw

だけど、ちゃんとそれぞれのキャラに見せ場があり、
どのキャラのファンに対しても優しいです。笑

そしてキャラの意外なつながりが発覚したりと、
驚きもありましたw

郁弥が絡むと話が重くなりますが、
沈んでいるところから解放されたときの郁弥は、
劇場版同様、反則級にかわいくなりました(*´Д`)あのギャップずるい

1期は渚、2期は真琴推しでしたが、
3期はまたしても渚がかわいくて魅力的でした♪

3年生になって渚も大人っぽくなりましたね。
回想シーンに登場する渚が一番かわいかったですけどw


●音楽
【 OP「Heading to Over」/ OLDCODEX 】

1期と2期同様、
OLDCODEX担当のOPは安定ですね^^

今回もロックでかっこいい曲でした♪


【 ED「GOLD EVOLUTION」/ STYLE FIVE(メインキャラ5人) 】

明るい曲調ですね♪

映像はキャラ全員集合ですごいことになってますw
アイドルみたい。笑

みんなのドレスコードがかっこよすぎ!似合いすぎ!

ただ、今までのEDのような、
不思議な世界観がなくなっているのが残念です(´・ω・`)笑


【 スペシャルED「Blue Destination」
  / STYLE FIVE+椎名旭(豊永利行)、桐嶋郁弥(内山昴輝) 】

今までのスペシャルEDがよすぎたのか、
今回は強く印象に残りませんでした。いい曲だったけどね。

映像もシンプルでしたね。
親族というくくりは新鮮だったw

どういうキャラ選抜なのか?
主人公の遥をはじめとする主要キャラが登場しないという異例さにもびっくりw


● まとめ
キャラが多くて、結果いろんなストーリーが錯綜していて、
まとまりがないなあと思っていましたが、

最終的には大会に絡めて、
うまくまとめてくれました^^

高校生の遥たちの物語がきれいに完結し、
それで十分満足していたので、

大学生編の必要性が個人的には疑問だったのですが、

最終回を見て、大学編は大学編で、
キャラも増えて見どころもあってよかったと思えるようになりました。

絆っていいね♪そんな青春を続編でも楽しみたいです^^

投稿 : 2024/09/07
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

飛び込め、未来へ!

この作品は、「Free!」の3期に相当するモノです。
物語の内容に繋がりがあるので、1,2期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

2期で岩鳶高校水泳部としての最後のレースに出場し、力を出し尽くした遥と真琴は、今期から大学1年生として新たな一歩を踏み出すことになりました。

真琴は水泳の先生に…凜はオーストラリアへのそれぞれ目標を持って動き出していました。
遥は…遅ればせながら世界の舞台で泳ぎたいという夢を見つけ東京の大学に進学しました。

一方、岩鳶高校に残された渚と怜は3年生になり、今年が集大成の年になります。
高校生として全力全開で挑めるのはあと1回限り…

そんな水泳部に朗報が…
遥と真琴の卒業後に、3人もの新入部員が水泳部に入部したんです。
そのうちの一人はマネジャー志望ですけど…
でも、これで岩鳶高校水泳部としてまたメドレーリレーに挑めるということ…
渚と怜にとってこんなに嬉しいことはありません。
こうして一人ひとりが目標を持った状態で3期の物語が動き出します。

物語が動き出して圧倒されるのは、高校時代とは次元の違う速さをみんなが追及していること…
そして感じるのはそれぞれの種目に対する層の厚さです。
私は競泳の世界は良く分かりませんが、簡単に勝ちを拾える世界じゃないことくらいは分かります。

自分の全てをぶつけて…そのために水泳以外のあらゆるモノを投げ捨てないと価値を引き寄せられないのは想像以上に厳しい世界です。
そのためメンタルを含め、本番に向けて調子を上げる必要がある中、昔のしがらみによる呪縛にもがき苦しむ選手が未だ残っていました。
中学時代に遥と同じリレーチームにいた桐嶋 郁弥です。

だから今回は複数の物語が同時並行的に進んでいきます。
遥たち大学1年生らの目標を目標のままで終わらせない意志と行動の物語…
渚と怜たち岩鳶高校水泳部のジャージに込められた誇りと意地の物語…
そして、桐嶋 郁弥を巡る友情の物語…

自らを一歩上のステージに押し上げる事…
言うのは簡単ですが、実践するのはとても難しい事です。
まず、一歩上のステージが何か、具体的にイメージする必要があります。
そのステージには今の自分では辿り着けず、着実な成長を必要としていること。
そして、そのステージを押し上げるための具体策とそれを遂行するスケジュール管理。

こう考えると、人間ってホントに管理の必要な生き物なんだと思います。
間違えるし…勘違いするし…心も弱い生き物だから当然といえばそれまでなんですけどね。
誰かに管理してもらうのが必要な人、自分で自分を管理する必要のある人、状況に応じて様々だと思いますが、人間に総じて言えるのが管理の必要性…
だから誰の手も借りる事無く、自分で自分を管理できるのが一番理想的なのですが、ここに到達するにはそれなりの苦労が必要です。
ここで言う管理というのは、現状の抜け・漏れを防ぐ意味での管理ではなく、自分を着実に成長させるために必要な管理です。

彼ら立っているのは、日々自分を進化させ続けないと淘汰される世界…
コンマ1秒のタイムを削るために自分を徹底的に追い込む必要のある世界…
世界をみるとまだまだ凄い選手がゴロゴロいるでしょうし、挑む上でもプレッシャーは半端ないと思います。
そんな状況の中、彼らがどこまで自分を貫けるか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、OLDCODEXさんの「Heading to Over」
エンディングテーマは、STYLE FIVEさんの「GOLD EVOLUTION」

1クール全12話の物語でした。
最終話のラストで「See you in 2020...」とテロップが入っていました。
これは続編決定ということで良いんですよね。
これで終わったら、ファンから怒りと悲しみの声が殺到すると思いますので^^;
彼らがどんな速さを追い求めるのか…今から楽しみです♪

投稿 : 2024/09/07
♥ : 10

71.1 6 マネージャーでラノベ原作なアニメランキング6位
シャインポスト(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (141)
326人が棚に入れました
「世界中の人達にアイドルを大好きになってほしい!そのための輝く道標……それが、シャインポストだよ!」大きな夢を抱くも、小さな成果しかあげられないアイドルユニット『TiNgS』の玉城杏夏、青天国春、聖舞理王。彼女らに救いの手として用意されたのは、曰く最強マネージャー、のはずが……「僕、マネージャーはやらないよ」現われたのは、まるでやる気のない男、日生直輝だった。だが、彼には一つ特別な力が備わっていて……?これは、絶対アイドルを目指すため、君と少女たちが光り輝く物語。
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

ガワは素晴らしい

ザ・アイドルアニメって感じのやつ
物語冒頭のライブシーンが素晴らしいクオリティ

3DCGと手書き部分を織り交ぜるのが本当に上手い
遠景でダンサーが並ぶ壮観さや、立体的なカメラワークの迫力、
アップにしたときのキャラの可愛らしさが完璧に表現されていた
このシーンがアニメとしての一番の山場と言っていい

クオリティの高さは「アイドルとしての下手さ」を描くのにも活かされてる
ちょっとしたバラつきや姿勢の違いが滑らかな動きの中で描かれていて、動きの説得力は非常に高い
それだけに脚本部分の拙さが目立ってるとも言える

{netabare}
ある種の王道、ベーシックなシナリオなのはいい
ベーシックなシナリオに自分なりの味付けをしているのもわかる
でも、そのベーシックを捻る手段が「アイドルの性格がおかしい」なのは…
明るく溌剌なキャラクターなのはいいけど、仕事相手に初対面からタメ口だのキミ呼ばわりだの普通に失礼

マネージャーの能力的に「元気で素直な子」の表現なのはわかる
でも、これって素直とかじゃなくただ人間関係に対する気遣いがないだけじゃない?
直向きさの演出ってつもりかもしれないけど、これじゃ考えなしにしか見えない
観客を呼べなくて助けて「もらう」側と思えない態度で、もう1話から嫌いになった

他の2人のうち、金髪はよくいる素直になれない的なキャラだから別にいい
テンプレ過ぎて特徴が無いけど、少なくとも悪い部分はない
もう一人はなんか雑なドッキリだかボケだかやってて普通にキツい
「売れないアイドル」って説得力はあるけど、逆に言うと売れそうな雰囲気が全く…

この2人はマネージャーの能力的にも完全なオマケ扱いみたいな感じなのも問題
というか3人のユニットなのに初っ端で特徴がないだのマジで売れなそうだのオマケだのって…
この2人を捨ててソロデビューでもさせる気なの?とすら思えてしまう
性格の悪いメインキャラと、シナリオ上眼中にないモブのユニットって感じで魅力がない

こういう無理めなキャラ付けで強引に話を動かす場面が目立つ
王道展開は王道らしくやるから輝くのであって、捻ったところで上手くいかないって典型
これならテンプレをそのまま踏襲したほうがよっぽど良いんじゃない?
少なくとも作画で盛り上げた期待値には全然見合わない

つーか社長肝いりのアイドルなのに9ヶ月で動員37人って、
社長に見る目がないかプロモーションが度を越して下手かのどちらかじゃない?
なんかドヤ顔でアイドルちゃん達を自慢してたけど、その自慢は自分の無能を喧伝してるだけでは…

声優の演技は一人だけアレだよね
というかほか二人がちゃんとした声優演技をできる人だから余計に浮いてる
これなら3人とも新人から用意したほうが良かったんじゃない?
演技になってないレベルの棒ではないんだけど、他とのアンバランスさで悪目立ちしてる

歌はまぁアイドルモノならこんなもんかな
冒頭のソロアイドルはちゃんと上手かったので問題なし
後半の挿入歌は、ほんとにただの挿入歌って感じで歌唱に惹かれる部分はなかった
アイドルっぽい曲だなーとは思うけど、個々の特徴が出てないから1話だけだと判断できない
それぞれの歌声、特に演技が怪しい子がどれだけ歌でポテンシャルを発揮出来るかがポイント
{/netabare}

せっかくガワはきれいに整ってるのに中身は全然駄目
脚本は最低限の出来だけしか期待できないけど、その分ライブシーンだけ楽しみにするかな

2話視聴
チケットの手売り、からの満員の定期ライブで片鱗を見せる
……ただし真ん中の子だけが

{netabare}マジで両サイドをモブにでもする気なのかな?
3人アイドルのセンターが魅力的、というのは大事な要素だと思う
でも、それの引き出し方が「両サイドのバランスの悪さをカバーしてる」というのは…
モブを捨て石にセンターだけ売るシナリオならある意味面白そう
まぁOPEDでさらにメンバーが増えてるから有り得ないんだけど

で、一番気になったのが「こんなすごい子どこで見つけてきたの!?」って台詞
この子達ってやっぱ見る人が見れば一目で分かる才能の持ち主なわけじゃん?
しかもダンスも歌もしてない、ただチケ売り中の目を見ただけで分かるレベル
そんな子たちをガラ空きのライブ会場で放置してた社長やっぱド無能だよね

マネージャーはなんで社長の審美眼を称賛してんだよ、手腕のなさにちゃんとキレろよ
「クビ寸前」「マネージャーでテコ入れ」まではいいけど「社長肝いり」で全部崩れてんだわ
設定を盛るならちゃんとバランスを考えて盛らないと、話の説得力がなくなってしまう

あとはマネージャーの手腕について
アレ延々根性論を語ってただけだよね?
そりゃ手売りに根性が必要なのは当然だけど、あの子達はその状況を1年近く続けてるわけじゃん?
となると問題は売り方か売る場所だとすぐに分かるわけだし、配布場所なんて事務所ですぐ確認できるよね?
人気アイドルのライブ終了に時間帯を合わせたたのはわかるけど、
そのことと分かりきった徒労をさせることは別の問題
それにライブ直前のアドバイスもふわっふわだし…

ライブパートに関しては、やっぱ作画は良い
3人のぎこちなさがしっかり表現されてて、一目見るだけで現状が分かる演出になってる
前回の練習風景をもう一度見せることも表現に一役買ってる

でも歌は正直微妙かな
というかマネージャーのドヤ語りやらアイドルオタクの寸評やら挟まるから歌の印象が薄い
「アイドルを育てる」という目線のアニメだからこれで正しいと言えなくもない
でも、そのために作中の盛り上がりを阻害されると…

あと、作画の頑張りに対して歌唱は思い切りCD用の収録音源使ってるでしょ
作画があんなに頑張って「未熟なアイドル」を演出してるのに、歌だけ変に安定感でて浮いてる
マネージャーの台詞のバックで流れてる時はともかく、キャラアップの時はちゃんと歌わせないと
ここもやっぱり作画に対して他のこだわりが追いついてないと感じる
{/netabare}

今のところはやっぱり作画だけのアニメ
歌は歌唱力も曲の質もこだわりや個性は感じないし、シナリオはお粗末
期待値を下げれば普通に見れるけど、期待されないアイドルって哀れだな…

4話視聴
{netabare}色々あるけど、とりあえず一番気になったのは「光る能力が邪魔」
これのせいで内容自体はシリアスなのに、話がものすごく安くなってる

嘘を見破れるという特殊能力によるキャラ付けが、作品としての個性になってない
「光った=反対のことを思ってる」というのが視聴者への言い訳に使われている
つまり、キャラ同士の絆や関係性を描く手間を省く道具という使われ方
お悩み解決に必要な「会話を通して本心を探る」という要素がなくなっている

マネージャーを主役にして話を進めるなら、この能力も役に立つはず
「ここで光る理由はなんだ?」を起点に、マネージャーが情報を集めて答えを探る一種の謎解きになる
4話のファストフード店での会話も、そうして集めた情報から本心や過去に繋げていける
でも、この話のメインはあくまでアイドルの女の子たちだから、マネージャーは裏方でしかない

能動的に使うべき「主人公的な」能力と、マネージャーという立ち位置が合致してない
そのせいで過去と、そこから見える悩みの核心を全部本人ひとりの回想で片付ける羽目になる
せめてマネージャーが声をかけてから回想に移れば多少は印象も変わっただろうに…

なんつーか光るシーンってアドベンチャーゲームの選択肢画面って感じなんだよな
女の子が光った瞬間「何を言いますか?」と選択肢を提示されて、
上手く答えたらイベントスチルを回収できるような…
「主人公がその能力でどうするか」という能動的・長期的な想定はしていなくて、
「主人公に正解を選ばせる局所的な小道具」みたいになってる
もう話として全然上手くないんだわ

主役じゃないため表立って動けないマネージャーは後手に回って、
マネージャーが動き出す時間を埋めるためにアイドルが勝手に脳内で回想をはじめて、
何も知らないはずのマネージャーが「光った」の一点で全て見抜いて、
事情を知らないマネージャーの言葉でアイドルが救われる
立場ごとの情報量の差を全然考えてない、ご都合というにもあんまりな流れ

マネージャー、というより人間関係って「嘘がわかる」の一点で済むほど安いものなの?
涙を流すど苦しい悩みは事情を知らない相手のズレた答えで解決しちゃうの?
そもそも「光ったことと逆のこと」というだけで答えを得た気になるって印象悪くない?

マネージャーの普段の態度も見透かしたような寒い空気が漂ってるけど、見せ場はそれに輪をかけて酷い
結局ふわふわした雑な一言で解決した感じになってるけど、実際の悩みに対する答えはだせてない
全て知った視聴者の目線なら一応理解できるけど、物語のキャラクター目線では話が微妙に成立してない
やっぱこの脚本は出来が悪いよね…

今回のライブシーンは良かった
前回の失敗と、それを乗り越える流れとして「下手な入り」で始まってくれた
軌道に乗ってからはしっかりとした歌に切り替わっていて、作画・CGと釣り合う場面になっていた
こういうシーンが作れるなら脚本以外は割と楽しめるかもしれない
まぁ肝心の楽曲に関しちゃ凡庸もいいとこで単品としての聴き応えは全然だけど…
{/netabare}

マネージャーの使い方を完全に持て余してる
主役に据えたいのか、脇役としてアイドル自身に答えを見つけさせたいのか、
立ち位置をちゃんと定めないとこっから更に酷いことになるだろうなぁ

{netabare}あの子社長のスカウトなのかよ!
てことはなに?自分がスカウトして肝いりでデビューさせて、
でもプロモーションに失敗してライブの動員ができなくて、
スカウトしたメンバーが失敗したことに対するメンタルケアをせず放置したの?
コイツどんだけ無能を晒せば気が済むんだ…?

「才能を見抜くすげー人」なアピールのはずが「才能を潰すヤベー奴」になってて笑えない
やっぱクビ寸前って設定まで盛ったのは失敗だよね
「嘘を見抜く目」もそうだけど、要素を盛るだけ盛って整合性や役割を考えてないのは…
この脚本家、普通に創作としての基本が出来てないタイプなんじゃねーの?
{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 1
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

《全身全霊》アイドルアニメ!

【まえがき】
アイドルに関する独り言が長いので折りたたみw

{netabare}以前、中年になった元・昭和の女性アイドルたちが座談会にて、
若い頃、自分はお菓子作りとか全く興味ないのに、
雑誌プロフィールに趣味・お菓子作りとか載せていたと放言していた件が妙に印象に残っています。
が、私はそこに不快感は覚えません。
何故ならアイドルは虚像を飛ばして人々に夢を与えるものだと思っているからです。

アイドル(英:idol)はラテン語の偶像崇拝(宗教的な堕落を揶揄するニュアンス込)をルーツに持つ語句。
「アイドルはトイレに行かない」と言われた頃の往年のアイドルについては、
時に、アイドルを虚像と換言してまで、ブームの熱狂を相対化する言説がはびこったものです。

私は度々、会いに行ける群ドルより、カリスマ的なソロアイドル(本作でいうと“絶対アイドル”螢)の出現を待望しています。
これは近年の群ドルは距離が近すぎて、ファンもアイドルも現実と虚構の区別が付け辛い。
それに起因して、グループ内外で、嘘の扱いの不器用さから様々な問題が発生している。
手が届かない神格化できる存在に、現実と虚構を明快に線引して欲しいという願望が一因となっています。

まさに嘘はアイドルの核心なのです。{/netabare}


【物語 4.5点】
嘘を見抜ける主人公の男性敏腕マネージャーの登場という初回からシビれたアイドルアニメでした。

嘘付きが禍々しいオーラを放って見えるのではなく、輝いて見えるという設定がまた素晴らしいです。
嘘に塗れたアイドル業界に疲弊して、不人気アイドルTiNgSが所属する事務所に落ち延びて来た形のマネージャー。
ですが、決して全ての嘘を否定しているわけではなく、{netabare}ロケで苦手なピーマンを笑顔で食べる{/netabare}といった、
夢を壊さないための嘘ならば方便として認めている。
ただ、嘘をこじらせて真実を見失い、才能を発揮できずにいるアイドルたちを観察し、
{netabare}「アイドルは正しいことをするんじゃない。やりたいことをやるんだ」{/netabare}
などと的確過ぎる指示、助言(名言)を送ることで、背中を押してやる。
アイドルの核心を見事に捉えた、この設定、パターン。
スタッフたちが自分なりのアイドル論を突き詰めないと絶対に出て来ない。
そのアイドル愛に悶えます。


構成はグループの危機を起爆剤に、5人の主要メンバーを約2話ずつ使って掘り下げる。→転機→まとめ。
という典型的なアイドルアニメ。
が、足腰となる設定が強固なため、見知ったド直球な筋書きでも、心にズドン!と来るパワーがあります。
{netabare}TiNgS→TINGSで完全体{/netabare}という仕掛けもベタですがテンション上がりました。
アイドルアニメファンならば、杏夏→理王の{netabare}劣等感→覚醒{/netabare}コンボが決まる6話までにほぼ確実に落ちると思います。
と言うより、アイドルアニメファンなら見なきゃ切腹ですw

そして、本作で1クールアイドルアニメのメンバー数は5人が最適解との確信が一層、深まりました。
各人のアイドル志望のキッカケを“絶対アイドル”螢のワンステージに集約したプロットも、
シナリオ混線防止の観点からも、シンプルで良かったです。
「シャインポスト」の本当の意味でのタイトル回収もプロットの骨格として機能していました。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・スタジオKAI

昨年、アニメ版『ウマ娘』2期のウイニングライブでも魅せてくれた同スタジオ。
放送中コロナ禍により延期を挟みながらも
(お陰様で私はギリギリ最終回までに視聴猛追間に合いましたがw)
CGも交えながら躍動感のあるアイドルステージを死守。
作画カロリーも然ることながら、来春、中野サンプラザにて、
これをライブで再現するキャストさんのカロリー消費量も相当なことになりそうです。

ただ、トップアイドルが絶望する才能などの違いについてはやや演出に頼った感。
そこを作画で伝わるレベルになればもっと突き抜けたという欲は残りました。

泣きの心情描写も手慣れたもの。
特に、涙を嘘で隠し損ねる表情。グッと来ます。


【キャラ 4.5点】
杏夏が「お茶目なジョーク大成功です♪」などと滑っていた序盤などは、
正直、このキャラたちで1クール押すのは難しいのでは?との懸念もありました。
が、彼女たちが見せるキャラクターは、本音をグループ、作品内外に覆い隠すための虚飾。
それらが引き剥がされ、虚実が一体化したアイドルたちの真実の輝きが眩しいです。

良作アイドルアニメに良ファンあり。
杏夏推しの古参ファン・トッカさん(CV.金元 寿子さん)。
推しに貢ぐだけでなく、ちゃんと苦言も送れるドルヲタの鑑。
ただ推しの晴れ姿に撃ち抜かれたら気絶するのがw
{netabare}中野サンプラザでも序盤で敢なく失神w
これ、推しが武道館にいってくれたら死ぬんじゃないかと心配になりますw{/netabare}
その他、勝負どころで、ファンたちがTiNgSを広める力になる描写。
ロケ先の色んな職業の方々が新規ファンになって行く流れも熱かったです。

敏腕マネージャー・日生(ひなせ) 直輝とは違った意味で凄腕なのが日生 優希・社長。
発掘した才能のためなら笑って嘘も付ける食えないお方w
若くしてついている杖の理由。詳述待ってます。

【声優 3.5点】
青春国(なばため)春を演じた鈴代 紗弓さんみたいな歌もいける声優さんもいれば、
聖武 理王(りお)役の夏吉 ゆうこさんみたいに当初から声優アイドルとして発掘、育成された方もいれば、
玉城 杏夏(きょうか)役の蟹沢 萌子さんみたいに現役アイドルからの声優初挑戦もある。

キャラの二面性を演じるには経験不足を感じる場面もありました。
が、アイドルグループ内の嘘も飛び交う悲喜こもごもを捉えた本作においては、
心情を理解しているであろうアイドル経験者の声には、時折、技術云々を越えた説得力も感じました。

某エピソードでは歌唱力も求められましたが見事にクリア。
{netabare}CV.夏吉 ゆうこさんの「Yellow Rose」。デパートで耳にしたら私も思わず足を止めると思います。{/netabare}


ただ、マイMVPは、主人公マネージャーを演じた山下 大輝さんの包容力がある落ち着いたイケボかなと。

【音楽 4.0点】
『ラブライブ!』シリーズ等にも楽曲提供してきた高田 暁氏・作曲・編曲のOP主題歌「ワンダー・スターター」を始め、
アイドルアニメソングとしては、変哲もないメロディ。
が、典型的な歌詞世界に隠された、
エピソードを見届けた視聴者だけが知ってるアイドルの本音。
というプレミア感が付加されれば心に染み込んでくる。
これもベタですがアイドルアニメの醍醐味。いとおかし。

楽曲として好きなのがHY:RAIN(ハイレイン)の「GYB!!」
嘘が上手すぎて自縄自縛するアイドルたちの中にあって、
HY:RAINリーダー・黒金 蓮は、突出して嘘が下手。{netabare}変装{/netabare}も下手w
クールなアレンジに乗せて“Get you back!”と直球で連呼する歌詞に、
不器用さが滲み出ていて、何か癒やされます。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 20
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

なぜかハマらなかった

{netabare}
たぶん今期のアイドルもので一番評価が良かった作品なのかな?
実際最近のアイドルアニメにありがちなキャラ多すぎ問題もなく、アイドルグループTINGSの成長と言うテーマを真面目に描いていた良作だったと思う。
けど、あまりハマらなかった。
自分でも何故好きになれなかったのかわからない、アイドル物嫌いじゃないし、キャラデザも好みだったし。まあ強いて言うならこの監督作品のキャラのノリが合わないというのはあるけど。

無理やり自分が合わなかった理由を好み以外の問題に押し付けようとしているだけな気もするけど、一応たぶんこれが合わなかった原因だろうなと言うのも書いておくと、キャラの行動が違和感あったことかな...。
理王の行動もちょっと行き過ぎていると思ったし、その後の話での晴やゆきもじの行動や処遇もちょっと漫画的すぎるように思えて、リアルなアイドルを描いた作品としては展開にフィクション臭さを感じてしまったのはある。
無理矢理人間ドラマを作ろうとしてる感?
だけど、そんな部分はおまけに過ぎなくて、仲間との高め合いからのキャラの成長といった軸の部分はしっかりと描けているし、結論上手くできていた作品ではある。

これだけは駄目だと思った点は、男が掘り下げ薄な割に万能すぎて少し気持ち悪さがあったのと、嘘つきが光る能力があまりストーリーに活きていないことか。まあ、これもこの作品においてスパイスでしかない部分だけど。

好み補正ありだと物語とキャラの点数が2.5ぐらいになるけど、その評価は違うと思うのでこれぐらいで。
自分の感想なんかより他の人が書いてる感想の方が妥当。
合わなかったけど、こういう真面目な作品は評価されるべきだと思う。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆8
初手ライブ。このハイテンションいいわ。巽かな?
何この透けブラ表現。気持ち悪い。異世界転生しそう。
思ったより悪くない。謎の主人公指名。ピッカピカで草。
嘘を見抜ける能力? お前つまんない嘘つくね。
嘘つき二人いるとか絶対ギスるじゃん。

2話 ☆6
OPいいな。ピカピカで草。男の描写をメインにしないと不味くない
このアニメは。孔明かな? さすがにそうはならんくない? 体目的。
アイドルオタじゃないから知らんけど。キモい客多いな。

3話 ☆7
主人公に特殊な設定があるんだからもっと主人公の方をメインにして欲しい感はあるな。ピッカピカで草。認知度大切。
tingsって前々からあったんだったな。
普通にセンターにしていくw 普通に面白いけどそこ止まりだな。

4話 ☆7
これ決して悪くないけどなんか好きになれん...。ノリ嫌い。

5話 ☆6
なんかこの男も完璧すぎて気持ち悪さあるんだよな。いい曲。

6話 ☆5
謎企画。ピカピカを大してストーリーに活かせてないよな。
これのギャグ顔嫌い。はい黒人激怒。ピーマンそんな苦ない。
これ却って足引っ張ってるやろ。
こんなことやってたらそれこそイメージダウンだろw
ちょっと行動が行き過ぎてて気持ち悪さがある。

7話 ☆7
シリアス回か? さすがに他人思いが行き過ぎててちょい違和感あるな。
ピカピカで草。期待してやれよ。歌上手いな。

8話 ☆6
ギスった。ピカピカで草。カード払いにしろ。強引な勧誘だなw
なんで今になってそんなに戻らせようとしてるw 本気出してないとは。
黒幕ムーヴ ピカピカで草。

9話 ☆8
クエかな? そういや前もそんなこと言ってたな。
なんでそんなん分かるん。これが過去回だと今気づいた。
わざわざそんな事のためにライバルになるってすごいな。
同じチームで追い抜く努力しても良かったのに。ピカピカで草。
やっぱ話はいいよねこれ。

9話 ☆8
上手すぎる人いても言うほど傷つくか? なぜ辞めた?
上手すぎるだけでそんなことになる?
辞める方がメンタル弱いだけじゃね?
実力あるのに仲間のために本気出してないとか現実味がない話だからあまり共感できない…。1人で無理なのに4人だと行けるの?
CMで先にこれから流す予定の曲流すなw
マネージャーと普通に会うんかい。
何で合わないんだろうなぁこれ
やっぱり大文字になるのね。曲いいな。これあと3話何するんだろう。
CGも、作画もクオリティ高いな。ルミナスにも分けてくれ()
さすがに最後のシーンはTINGSの団結力感じられて良かったな。
ある意味勘違いしてるハルを正した的な。

10話 ☆5
そんなに売れんのか?前回の回想の、晴についていけなかった人達だったりする? てか今更だけどこの作品のメインって晴の方なのね。
アイドルアニメでスポーツアニメみたいにライバルが描かれるのがあまり好きじゃないんだよな…。

11話 ☆7
話ずっと暗いな。怖い。本人たちの前でそれ言っちゃうの性格悪い。
杏夏曇らせ。まあ、真っ当にやってるアイドルアニメという感じはする。

12話 ☆8
マネージャーずっとサブキャラだったな。
結局自分が合わなかっただけで良作という感じはする。

曲評価(好み)
OP「ワンダー・スターター」☆6.5
ED「パレットガールズ」☆7
4話ED「一歩前ノセカイ」☆7.5
6話ED「Yellow Rose」☆9
1話挿入曲「TOKYO WATASHI COLLECTION」☆8
9話挿入曲「Be Your Light」☆8.5
10話挿入曲「GYB!!」☆7
12話挿入曲「On Your Mark!!」☆7.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 7
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