ポジティブで家族なアニメ映画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがアニメ映画のポジティブで家族な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月09日の時点で一番のポジティブで家族なアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.0 1 ポジティブで家族なアニメランキング1位
となりのトトロ(アニメ映画)

1988年4月16日
★★★★☆ 4.0 (1647)
11351人が棚に入れました
小学3年生のサツキと5歳になるメイは、お父さんと一緒に都会から田舎の一軒屋にと引っ越してきた。それは退院が近い入院中のお母さんを、空気のきれいな家で迎えるためだった。近くの農家の少年カンタに「オバケ屋敷!」と脅かされたが、事実、その家で最初に二人を迎えたのは、“ススワタリ"というオバケだった。ある日、メイは庭で2匹の不思議な生き物に出会った。それはトトロというオバケで、メイが後をつけると森の奥では、さらに大きなトトロが眠っていた。そして、メイは大喜びで、サツキとお父さんにトトロと会ったことを話して聞かせるのだった。

声優・キャラクター
日髙のり子、坂本千夏、雨傘利幸、糸井重里、島本須美、北林谷栄、高木均
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

夢だけど夢じゃない!となりのトトロ

子供の時にだけ あなたに訪れる
不思議な出会い....

幼き日に出会ったとなりのトトロ。その出会いは思い出せない程...生まれる前から知っていたような、そんな気さえしてしまうのは...ノスタルジアが共存する不思議な魅力に溢れた作品だからなのでしょうか...

メイ、サツキたち家族の引っ越し先の庭には緑の夏草が広がり、清々しい夏の香りがしそうな自然にあふれていました。

新しい家を探索する二人の生き生きとした好奇心旺盛で豊かな表情やダイナミックな仕草を見ていたら

つぎつぎと新しいなにかを見つけ、引き寄せるパワーを感じずにはいられません。
{netabare}
妹のメイが迷いこんだ茂みの先、みどりのトンネルの先にある場所。そんな日常の風景の中にあった落とし穴のような場所で不思議なくらい自然にトトロと出会うシーンお気に入りです。

メイ、サツキとトトロの不思議な時間

バス停でトトロの持つ傘に落ちた雨の雫の音が弾け、傘で奏でた雨粒での合唱。

夜中、不思議な躍りでトトロが草の芽をパッと成長させ、トトロとともに空へのさんぽ。大きな木のてっぺんでオカリナを吹いていたシーン。
お気に入りのシーンは幾つでも思い浮かびます。
{/netabare}

トトロを大人になり視聴して改めて思うのはこんなにも心を動かされる作品なんだということ

メイ、サツキが出会い感じたあの夏の冒険。夢だけど夢じゃない...

大人に成長した私を幼い頃の純粋な気持ちに引き戻し大切にしていた気持ちをよみがえさせるのです。

宮崎駿監督の ファンタジーは素晴らしい。色褪せず、いつも私の心にある、そんな大切な作品です。

そして昔から変わらない想い。トトロって本当にとても可愛いんです!

投稿 : 2025/03/08
♥ : 90

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

山の向こうには何もなかったと思っていた子供の頃

ジブリ作品。

大人になった今では、「木々のざわめきは風の力」と理解しています。
しかし、子どもにとっては、
「そこにいる見えない誰かが何かをしたせいではないか」、
そういう空想をしてしまうものだと思います。

そういった、子どもの想像力と好奇心をかき立てる物語。


残念ながら、トトロや猫バスは、子供の頃に思っていた形そのものではありません。
しかし、こういうものがいたとしても不思議ではないな、と感じられるんですよね。

そういった子供時代の「空想上の存在の感覚」というものは、大人になっても残っていると思います。


子どもにとっては夢が形になる話。
トトロや猫バスは、リアルで目の前に現れたら、腰を抜かしてしまうようなデザインです(現実的でごめんなさい)。
しかし、そこに隠された愛嬌、暖かさ、自由奔放さ、そういった「子どもに近い属性」が、そんな恐怖心を一気にぬぐいさってくれます。

また、大人にとっては、過去のほのかな体験が思い起こされるノスタルジックな話。
先述した、自分の子どもの頃の「空想」とも重なりますし、サツキやメイといった登場人物が、子どもの心や行動を実によく表していて、子どもとの触れ合い方、共感の仕方を思い出させてくれます。

特別なひねりがあるわけではないのに、子どもと大人の架け橋にもなり得る設定とストーリー。
それでいて、妥協を許さない非常にクオリティの高い作品だと思います。


ちなみに、日本ではラピュタ、海外ではトトロが1番人気だそうです。
お互い持ち合わせていない独特な雰囲気に、惹かれるものがあるんでしょう。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 68

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ドングリと森の主

宮崎駿監督作品。

サツキとメイが楠木に挨拶をする。
スピリチュアルな小径を辿れば精霊の世界。
童子と外界の心の通い合い。
今も昔も変わらない交流である。
縄文より続く原初的な祈りの形であろう。

日本人の寛容さは美徳である。
それが文化に多様性を生み魅力の源泉となる。

鮮烈にも神殺しを描いた「もののけ姫」
疲弊した神の衰退を描く「千と千尋」
人と神が寄り添い生きる「となりのトトロ」

大人になるとまた違った見え方がする。

生い茂る森林、田圃の案山子、
きっとどこにでもあった郊外の原風景。
生命の豊かさに満ち溢れた世界。
森は生命の宝庫であろう。

スピリチュアルな小径の脇の地蔵様に聞く。
ドングリが好きな森の主はどこか?と。

大人と外界の心の通い合い。
私にはまだ「トトロ」が見えるのだろうか?

投稿 : 2025/03/08
♥ : 61

64.6 2 ポジティブで家族なアニメランキング2位
映画 宇宙兄弟 -#0(ナンバーゼロ)-(アニメ映画)

2014年8月9日
★★★★☆ 3.9 (58)
486人が棚に入れました
「約束だ。俺らは二人で宇宙飛行士になるぞ。」 幼い頃に誓った、宇宙飛行士への夢。
兄・南波六太と弟・日々人は、二人揃って月に立つために幾多の苦難を乗り越え、果てしない夢に一歩ずつ近づいていく。そんな兄弟の夢の「原点」とは―。

弟・日々人は、憧れの宇宙飛行士ブライアン・ジェイが搭乗する月面着陸ロケットの、バックアップクルーに選ばれる。
新人としては異例の大抜擢ながら実力不足を感じて悩む日々人と、先輩として導くブライアン。
だが任務からの帰還時に不慮の事故でブライアンは命を落とし、日々人とブライアンの再会は二度と叶わなくなってしまう。

一方で兄・六太は、自動車会社のサラリーマンとして新車種の開発に携わっていたが、現実味のない夢物語ばかり語り会社から愛想を尽かされ片田舎への出向を命じられる。
そして勝手の違う職場で戸惑う六太のもとにも、ブライアンの事故の知らせが届く。
宇宙飛行士として大成した弟とは対照的な今の自分に、兄としてどん底の弟にかけられる言葉など、あるのだろうか。
無力感に打ちひしがれる六太だったが、ふと幼い頃の日々人とのある思い出が脳裏に蘇り―。
ネタバレ

momomax さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

宇宙兄弟がかなり好きみたい(〃∇〃) ☆

久しぶりの宇宙兄弟を家族団らんの様に心穏やかで
終始微笑んでで観ちゃう私は、宇宙兄弟がかなり好きみたいです!
すごくリラックスして楽しめました。
だから評価は甘々です。~ヾ(^^ヘ)

六太と日々人の絆が素敵で、兄弟っていいなぁ~って思う。
姉妹とはまったく別の感覚ですね!

#0ということで本編のTVシリーズの前のお話ですが
TV全99話(未完結)を観てからの方が感情移入できるのかも。

一部の新キャラの演技下手はスルーして
御馴染みのキャラはみんな大好き!!
ストーリーも楽しめました!
音楽も良かったです♪

{netabare}
ブライアンのシーンは、知ってるだけに切なくて
先行して涙がうるうるでした。。゜(T^T)゜。

日々人の愛犬APOの名前の由来が分かり
更に愛しくなりました。

兄弟の子供時代の勇気のポーズに笑い
そのポーズで励ます六太は本当に良い奴だぁ~~!!
指1本とピースの裏話&気付いてる日々人とか
このシーン好きです☆

続くって感じの終わり方も、本編の未完な感じと重なって
2期やって欲しいなって思いました。
{/netabare}

momomaxとしては劇場に観に行って良かったです。

そうそう、宇宙兄弟#0小冊子(小山宙哉書き下ろし脚本の一部)
GET出来たのも劇場に足を運んだからですね!ヾ(>▽<)ゞ♪

投稿 : 2025/03/08
♥ : 24

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

【久々に声の出演に文句が言いたくなる駄作が生まれてしまった】

常々思うけどこのアニメは上江洲が構成組んでた時とそれ以降で全く持って別の作品やろ























宇宙飛行士を各々の立ち位置から目指す兄弟の姿を描いたヒューマンドラマ
シリーズの第1話で日本人初の月面着陸ミッションに選抜された弟の日々人
宇宙飛行士への夢を諦めきれず脱サラを決意した兄の六太
ここへ至るまでを描いたいわゆる【第0話】


器用貧乏な六太がその才能を徐々に開花させ、一見して楽天家な日々人がプレッシャーと葛藤する、、、というテレビシリーズや原作と同じダブルサイドで並行していくヒューマンドラマ、というコンセプトがしっかりと受け継がれた作品になっております


正直、映画公開決まったときから「わざわざ映画にするほどの内容なのか!?」と疑問でした
これテレビ最終回スペシャルとかでいいだろ・・・そんな風に感じていましたが良い意味でも悪い意味でも予感的中というか、宇宙兄弟らしいそれほど大それた映画にはなっておりませんので過度な期待は禁物です
(そういう意味ではあのビックバジェット的(大袈裟)な実写版とは違う、と言えます)


ただ六太にとってのターニングポイントとなるゲストキャラの声がなぜか飯尾和樹なんです
これがですね・・・ハッキリ言って最悪でした;
せめて役者らしい役者を連れて来い!と
なんの絡みがあって飯尾和樹を使わなきゃいけないんだ?と
他にも日テレの女子アナや奥田民夫やさだまさし等がちょこちょこカメオ出演しているのですが、上記のゲストキャラに関しては重要人物で出番もセリフもとても多いのであまりにもそのトンチンカンな演技が痛烈に耳に残ります


なので【お話が良いとか悪いとかのレベルではありません】
全てが台無しです
台無し


わざわざ名曲『Feel So Moon』(もちろんユニコーンです)をオープニングに持ってきたり、挿入歌のクロマニヨンズなど音楽面では逆に「良いタイアップ」が出来ていたのですが・・・


スタッフやキャストは2期に向けて前向きなんですがそれも原作頼みになってしまいました
是非この失敗を活かした2期を期待したいですね

投稿 : 2025/03/08
♥ : 13
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

宇宙兄弟ファンとして見逃せない

(あぁ・・劇場で観たかったなぁ・・・。)

公開当初まだ宇宙兄弟を知らなかったので、アニメ全99話を観てからTSUTAYAでレンタルして観ました。

アニメ1話の前日談みたいな過去話の感じなので、宇宙兄弟観てない方にもオススメです。宇宙兄弟全話観てから観たファンの方なら理解が深まるのと、小さな感動と笑いがあるでしょう。
全話見終わってから半年後に観たのでBGMだけでつい、うるうる(´;ω;`)してしまいました。

<ちょこっと感想>
{netabare}六太が車運転してるシーンが個人的にヤバい(笑)
穏やかに車運転してる男性ってめちゃ格好良いですよね・・!
大人の男性の余裕というか・・自分が運転できないので思わず
\キャー 助手席乗せて~っ/ って、悶えました(笑)

勇気のポーズ、プリクラでやってみたい・・・!
このシーンがめちゃくちゃ面白くて洒落が効いていてツボでした。

アニメでは物足りなかったブライアンの描写がしっかりあってとても嬉しかった。
個人的には日々人の月面エピソードを観てから”宇宙兄弟 #0”を観た方が胸にこみ上げてくるものと日々人の成長と心の動きと信条をしっかり汲み取れると思う。{/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 11
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