ようす さんの感想・評価
3.8
すべては聖地を取り戻すため。未来をかけた大いなる戦い。
2011年公開の鋼の錬金術師の劇場版です。
オリジナルストーリーとなっています。
アニメは観ておらず、
原作のみを読んでいましたが、
それで十分話についていくことができました。
久しぶりにハガレンの世界に触れ、
エド&アルの兄弟コンビはいいな♪と
改めて思いました^^
ちなみに作品のタイトルは
『嘆きの丘』と書いて『ミロス』と読みます。
2時間ほどの作品です。
● ストーリー
エルリック兄弟(兄:エドワード&弟:エルリック)は、
過去の過ちで失ってしまったものを取り戻すため旅をしていた。
ある日、刑務所で脱獄者が現れ、
エルリック兄弟は未知の錬金術を使う脱獄犯と交戦する。
未知の錬金術の謎を追うため、
西の大国クレタの国境付近にある街、
テーブルシティへ向かう兄弟。
テーブルシティの周りは崖で囲まれており、
失われた聖地『ミロス』で暮らしていた人々が生活していた。
彼らは聖地を取り戻すために戦い、
聖地の錬金術を求めていた。
ストーリーには、
たくさんの設定が盛り込まれていました。
悪く言えば、最後までごちゃごちゃした感じ、
よく言えば、最後まで目が離せない展開でした。
全体を通して振り返ってみれば、
よく考えられていて、見どころぎっしりなストーリーなのですが、
初見で観る分には展開の早さに戸惑うことも。
序盤は人物の相関図がよくわかりませんでした。笑
「あれ…敵同士が戦い始めたけど、
どういう関係ですか??(;゚Д゚)」
という感じで。
もちろん、徐々にはわかってくるのですが、
解説が入るまでは我慢しないといけません。
トラブルや困っている人たちを放っておけない
エルリック兄弟の人柄は素晴らしいと思いますが、
こうなんでもかんでも手を貸していたら、
大変だろうな、とも思います(笑)
● キャラクター
エドの状況判断能力と行動に迷いがないところは、
相変わらずかっこいい!
cv.朴璐美さんの演技もまたかっこよくて、お気に入りなのです♪
そしてアルの懐の深い優しいところには、
相変わらず感激(´;ω;`)
cv.釘宮理恵さんはツンデレキャラの印象が強いですが、
こういうまともな(?)キャラの演技も好きです♪
映画オリジナルキャラである
ジュリア(♀)などのキャラは、
活躍はしたものの印象は薄いので、
彼女達だけでキャラの評価をするならもっと下がるかな。
マスタング大佐達も登場するのだけど、
残念ながら戦いでは活躍なしでした^^;
● 作画
アクションシーンは盛りだくさん!
手に汗握る作画はさすがです♪
アニメーション製作はボンズ。
ボンズはこの頃からいい仕事しますね~♪
血ぐしゃーなグロイシーンも多かったので、
その辺苦手な人は注意が必要です。
● まとめ
この作品を観るために、
ハガレン全シリーズを観る価値がある!!
…とは到底言えないけれど(笑)、
アニメや漫画でハガレンに触れていた人ならば、
観て損はないと思います。
…得もないかもしれませんが。笑
久しぶりにエド&アルに会いたいなー。
ハガレンのアクションシーン観たいなー。
という人にはちょうど良いかもしれません♪