ボクシングで特訓なTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のボクシングで特訓な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月01日の時点で一番のボクシングで特訓なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

77.1 1 ボクシングで特訓なアニメランキング1位
はじめの一歩(TVアニメ動画)

2000年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (516)
2648人が棚に入れました
『はじめの一歩』(はじめのいっぽ)は森川ジョージの少年漫画作品。1989年から週刊少年マガジンで連載。
【ストーリー】母子家庭のいじめられっこであり、釣り船屋を親子で支えている少年・幕之内一歩が、後の世界チャンピオン鷹村守と出会いボクシングに開眼、鷹村と同じ鴨川ジムに入門して日本を代表する人気一流ボクサーとなっていく過程を、周囲の者たちとの交流、ライバルたちとの戦いを通じて描いてゆく。

声優・キャラクター
喜安浩平、小山力也、関智一、内海賢二、中嶋聡彦、高木渉、藤原啓治、阪口大助、小林沙苗、寺内よりえ、小野健一、神奈延年、立木文彦、小林正寛、松野太紀、辻谷耕史、田中正彦、平田広明、梁田清之、森川智之、相沢まさき、小野坂昌也、山寺宏一

DEIMOS さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ボクシング漫画の「新」王道。

マガジンに超長期連載中の人気漫画のアニメ化。リアルタイム放送は放送圏外に住んでいたため、見れず。その後、見よう見ようと思いつつも、3期まで全120話以上という長さが、新規参入を阻んでいた。今回、一念発起して3日で3期まで全話一気視聴。

アニメ製作を担当したのは、日テレ、vap、マッドハウス、スタジオライブという安定の布陣。同ラインが担当したハンターハンター日テレ版やRAINBOWなどを見てもわかる通り、全編通して品質が安定。しっかりとボクシングの見どころである「動き」をハイレベルに表現。

声優面で特筆すべきは、鷹村を担当した小山力也。時系列からいって、彼が俳優(仮面ライダーRXの霞のジョー等)から声優に転向したきっかけとなる作品といっても過言でない。この作品があったからこそ、現代のアニメ界になくてはならない大物声優が誕生した。

そして、この作品に唯一無二の魅力を与えているのが、この「鷹村」の存在。主人公「幕内一歩」が、小柄で真面目な好青年、というのは漫画を読んでいなくても知っている人は多いだろうが、実は、鷹村こそが、この漫画のキーマンであり、漫画界の最優秀助演男優賞ともいえる存在。

この作品以前のボクシング漫画のスタンダードといえば「あしたのジョー」であり、「孤高」や「社会に対する反骨精神」の象徴として社会現象ともなった。同じマガジン誌において、本作は、差別化の方法として、「いじめられっ子の努力家」を主人公として据え、「先輩・後輩(ジムの仲間)との絆」という要素を加えた。もちろん、「ライバルとの激闘」や「滅びの美学」という従来のボクシング漫画の構成要素はそのままに。この新要素の中心にいるのが、「鷹村」なのだ。一歩がボクシングを始める動機も、試合中の解説者も、ギャグのオチ担当も、すべては鷹村。彼の世界戦に最も長い尺を使うのも頷ける。

さて、第1期は、一歩が日本チャンピオンになるまで。序盤はストーリーのテンポが良い。基本的には、新技の特訓→試合→相手のサブストーリー挿入→勝利→休養(ギャグ多め)→次の対戦相手が決定→新技の特訓、、、、の繰り返し。まさに少年漫画の王道。マガジンらしく、程よく可愛い女の子も出てくる。

第1期は、全75話でコミック20−30巻程度?をカバー。ちなみに、既刊110巻以上で未だ一歩は世界チャンピオンになっていない。つまり、日本チャンピオン以降(アニメ第2期以降)は極端にストーリーのペースがダウン。従って、ストーリーの長さに尻込みして手をつけていない人は、一旦、第1期のアニメだけ見れば良い。それで、一つの完結した話になっているから。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

良い原作の良いアニメ化という偉業。しっかりした努力がある少年漫画。

面白い原作を良い感じにアニメ化すれば素晴らしい作品になる。一見、誰でも思い付くこんな事だが、達成するのは実に難しい。近年だと、「銀魂」、「この世界の片隅に」、「声の形」くらいと言いたい。


素晴らしい原作があるなら、取捨選択は必要だが基本的な物語の要素は既に揃っているわけだ。故にアニメ化でプラスされる要素、声優さんと映像のマッチングが重要になる。本作では映像に関しては老舗のマッドハウスだけあって、長い作品ながら要所は見事に抑えた最高のボクシング表現になっているのは請け合いである。


さらに、本作では声優のマッチングが素晴らしい。


一歩を演じる喜安さんの自信がないが真っ直ぐな王道主人公っぷりは勿論、脇のキャラも声優さんがピッタリでより生きたキャラになっている。一歩の魅力は、強力なライバルだけじゃなく脇のキャラの豊かさにも現れている。


先輩の青木と木村は、イケメンでも強力な選手でもないが実に良い味を出しているキャラだ。映画の世界でもそうだが、主役だけじゃなく脇役で良い仕事する人がいないくてはならない。凡人であるが故の、くすぶってる人間だからこその味わいというのもまた良いものだ。


個人的には、ボクサーですらないけど梅沢君のエピソードで涙させられた辺りで、この作品はほんまに凄い…と痺れた。ライバルキャラ達のハマリ具合も良くて、いつもはギャグなキャラが多い小野坂さんと千道の相性は特にバッチシ。


しかし、なにより最高なのは鷹村を演じる力也ちゃんだろう。本作で間違いなく最強のキャラであり、一歩をボクシングの道に導いてくれたヒーロー、それでいて普段は破天荒で下品でどうしようもないという、普段は駄目だけど本当は格好いいキャラの典型といって良い人物である。


 力也さんは割と豪快型のキャラもやられる方だが、ご自身の持っている真面目さが声に出てる感じでそこまで完全にハマっているとは思えないことが多かった。器用な方だけで最高にハマるキャラを引けないタイプの声優さんかなぁ〜と思っていたが、鷹村との相性は最高のそれといって良かろう。


 特に原作でも頂点かもしれないホーク戦での燃え上がり方は素晴らし過ぎる!。ホークが明夫さんなのはちょっと違うかなぁ〜とは思ったけど、それもまたよし!。ホーク戦を見るなら海外のリアクション動画を上げている、うずまきカーン氏の動画が凄い!。ゴツいオッサンな方なのだが、こんなにアニメに入り込んで熱狂している人は初めて見たわ!と爆笑しつつ一緒に熱くなれます。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 18

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アツイ ボクシング あにめ

原作 漫画 既読 

全76話 


週間少年マガジン 連載中
103巻(2013年5月現在)

簡単に説明すると
いじめられっ子だった高校生 幕之内一歩が、プロボクサー鷹村守に助けられ、それを期にボクシングを始め成長していくストーリー。


昔、一度見ているんですが、殆ど忘れてるし、秋から3期が始まるので、復習の意味でもう一度視聴。

一歩は、元々実家の釣り船屋を手伝いしているので、足腰丈夫な体です。
そのおかげで強力なパンチが武器。
とはいえ、初めたばかりの素人だから弱いのは当たり前。

一歩の性格は、真面目でお人よしの努力家です。

そのせいもあって、感情移入し易かったです。

ボクシングジムの会長の教えを守り、毎日凄い練習をこなしていきます。

試合する度に、どんどん強く成長していきます。

プロテストや、〇〇の決勝戦、タイトル戦等、
毎試合 アツく、感動の涙でした。
q(T▽Tq)

昔のボクシングアニメ「あしたのジョー」とは、また違った魅力のある作品です。

ちょうどお盆休みだったので、観始めたら止まりませんでした。

男なら胸が熱くなります。

女性には響き辛いかもですが、

スポコン、サクセスストーリー系が好きな人には、超おすすめです!
(=´ω`)ノシ 



余談ですが・・・

リアルで、一歩のようなドが付くくらい真面目で腰の低いプロボクサーっているのかな~?
内藤大助さんも、真面目で腰低いけど、ちょっと違うし・・・
何にしても、一歩は好きなキャラでした。 (*´ー`)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 51

73.6 2 ボクシングで特訓なアニメランキング2位
あしたのジョー(TVアニメ動画)

1970年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (158)
772人が棚に入れました
東京・山谷のドヤ街に、ふらりと1人の少年が現われた。矢吹丈(ジョー)と名乗るその少年に一方的にたたきのめされたアル中の元ボクサー・丹下段平は、その動きから天性のボクシングセンスを見いだし、一流のボクサーに仕立て上げんと奮闘する。しかしジョーは、ドヤ街の子供たちを引き連れて乱行を繰り広げた揚げ句、自分に向けられる段平の情熱を利用して犯罪に手を染め、警察に逮捕されて鑑別所・少年院へと送られてしまった。ある日、少年鑑別所のジョーあてに、「あしたのために」の書き出しで始まる段平からのはがきが届く。その内容は、左ジャブの打ち方から始まるボクシング技術の講義であった。時間と体力を持て余していたジョーは、そのアドバイスに従ってボクシングの練習に身を入れるようになり、やがて自分のパンチの切れが、今までと比べ物にならないほど向上してゆくのを実感する。

声優・キャラクター
あおい輝彦、藤岡重慶、仲村秀生、西沢和子、西尾徳、小沢かおる、肝付兼太、広川太一郎、牛崎敬子、桑原たけし

ace さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

最高クラスの人情アニメ!!最高におすすめできる素晴らしい傑作!!

最も有名な格闘技アニメ
・・・になるのかな?多分
アニメに興味なくても、名前だけは知ってるって人も多いと思われる

・このアニメを一言で言うと・・・
「白木お嬢様 VS 矢吹ジョー」
です

・最初から強いタイプ
ジョーは、
いじめなどの事情があってボクシングジムの門を叩いて強くなる、というより、
最初から強くて、その強さを見込まれジムに入れられたタイプ

・丹下段平の異常な愛
非常に有名なキャラクターですね
ジョーのトレーナーの丹下さん

実は、元日本ボクシング協会の会長という、とんでもない大物で
現ボクシング協会の偉いさんを君付けで呼ぶレベル
戦後すぐの「ならず者どもがやると思われた」古いボクシング時代の象徴的な人物で
現役時代はとんでもない悪党だった

ちょび髭に片目は眼帯
元プロボクサーだが、引退後は傍若無人のふるまいからみんなから突き放され
堕落し、ますます酒浸りになり、ほぼホームレスとなる
だがジョーの喧嘩を目撃し、彼の圧倒的なまでのボクシングの才能を見抜く
人生を捧げてまでジョーに尽くすようになる

具体的には無職から仕事をやりはじめ、断酒
ジョーの寝床や三食全てを面倒見、1日500円の小遣いまでやる
ジョーがヤクザに絡まれると、ジョーの上にかぶさりヤクザの攻撃を一身に受けジョーを守る
まさに命がけでジョーのために尽くす
現役時代の悪党っぷりは欠片もないが、酒を飲むと暴れるのは健在

彼にとってジョーのボクシングは「自分のあした」

・やばすぎる初期の矢吹ジョーの性格
詐欺行為+暴行をしまくって逮捕されたジョーくん、
彼と面接した留置所の医学博士の見解

「矢吹ジョー、あの少年の性格は残忍で異常で利己的で、まるで乾ききった砂漠だ!」
「草木1一本生えとらんね!」

・・・とのことです
1発で鑑別所行きwwww

・まさに狂犬、まさに野獣、まさにキチ◯◯
鑑別所からの裁判で悪態つきまくりで1年以上の「特等少年院」行き
誰も彼を飼いならすことはできないガチの狂犬

ちなみに特等少年院とは、今で言うところの「特別少年院」で
犯罪傾向がかなり進んだ極上の不良が集まる少年院のこと
殺人や放火、殺人未遂などの重犯罪行為や、
暴力団に所属している少年ヤクザなど不良の中の不良が集まるシャレにならない施設
だがこの少年院でも狂犬っぷりはいささかも衰えを知らず、毎日のように大暴れする

少年院出所後はますますその狂犬っぷりに磨きがかかり
丹下の旦那をボコボコにぶん殴り階段から突き落とし失神させる
プロテストの相手を馬乗りでボコるなど、
少年院より、病院に閉鎖しといた方がいい

・「初期」とは言え、ここまでの「モノホンの不良」が主人公を務めるのは史上初かも
いやぁ・・・ここまでめちゃくちゃなガチの不良が主人公を張るとは・・・
いる?これ以上のワルが主人公ってアニメなかなか見つけるのは困難じゃ?

アニメ「無敵超人ザンボット3」の主人公、神(じん)勝平は
1話からパクったバイクで悪友たちと暴走行為(ちなみに12歳)をし、
警察から名を知られている非行少年で、
死にかけの店の店主を「見ろよこの欲張った格好w」と小馬鹿にしたあげく、
その店主を放置し店の商品をパクろうとしたり、
自分をバカにした悪友を巨大ロボっトで殴りかかりそうになるという狂人っぷりだったなぁ・・・
この勝平に匹敵するワルっぷり
よく考えたら、性格も似てる

白木お嬢いわく、
「美しいほどに凶暴で精悍な野獣」と言われるほど
第一話から最後までこの性格は変わらなかった

・「自由」が脅かされるのを何よりも嫌う
ジョーは、親の顔を知らない、愛情を感じたこともない、金もない、学もない、なにもない
が、
「自由」はある、と断言する
そしてその自由を脅かされることを何よりも嫌い、その相手が警察だろうとヤクザだろうと
裁判所の偉いさんであろうと、刑務官であろうと絶対に許さない!!
腕っぷしで相手を叩き潰し、道を切り開く!!

だが、そのせいで少年院に1年以上服役するなど自ら自由を狭めている・・・
実際初期のジョーが唯一「焦った瞬間」は少年院に最低1年は入ると裁判官から
判決をもらった瞬間のみである

・はい、もうおわかりですね?
そう、だからボクシングなのです
気に入らないヤツをぶん殴っても、自由を脅かされるどころか地位も名声も金も手に入る職業
まさに天職
そう、ボクシング
狂犬矢吹ジョーのために用意された職業!!
ジョーがボクシングに出会うというのは運命というか、宿命ですな

ジョーにとってボクシングは「自由なあした」

◯よい

・心眼は確かなジョー
本作のヒロイン(?)白木お嬢様は貧しい人に施しを与え、少年院に慰問に訪れるなど
精力的にボランティア活動に勤しむ
美しき、優しいお嬢様・・・

だが、ジョーにとってこの白木お嬢は、少年院に叩き込まれる主原因を作った憎き仇でもある
(彼女から10万を騙し取った)

誰もがお嬢に同情し、詐欺こいたジョーに腹を立てた・・・だが、
ジョーだけはお嬢の腹をわかっていた
そう、お嬢の全てのボランティア活動は優越感に浸るためであり自分のためだったのだ

ジョーは「雲の上から優越感に浸りてーのさ」、と、この白木お嬢を初対面から忌み嫌っていた

初期にこのお嬢がボランティア活動をするのに毎回毎回わざわざメディアを呼び出していたのは
自分も見ていて疑問だったけどね
そういうことか・・・

そして、このお嬢からしたらジョーに騙し取られた10万など痛くも痒くもないわずかな金である
わざわざ少年院に自家用ヘリで訪れるくらいだからね
だが、彼女はジョーを許さなかった
おそらく、彼女が口を利けばジョーは少年院に送られることはなかったと思う
そして・・・おぞましい真実が、ジョーの口から明らかになる・・・

ジョーの特等少年院送致が決定した裁判では、彼女も大雨の中傍聴しに来ていた
そこでジョーの心眼は発揮された・・・それは・・・

ジョーが特等少年院送致を言い渡されたとき、彼女は
「氷のような侮蔑と、徹底的に蔑みに満ちた冷たい眼差しを送っていた」byジョー
という事実
ジョーが「一生忘れないだろう」と言い切るほどであった・・・

つまり・・・だ、
白木お嬢がこのジョーを少年院に送ったのは、自分になびかないジョーに
「痛い目を見せてやろう」と最初から計画していたのではないか?
と、ジョーの態度や見解、そして白木お嬢のそれまでの対応から考えてしまう
そう考えるとそれまでの彼女の動向は納得がいくんだよね・・・

・意外にも仲良くなった相手には心底優しいジョー
狂犬時代(初期ジョー)でもジョーは青山くんや西と言った仲良くなった相手には
悪びれてはいるものの、青山が退所するときに選別を持っていったり、お願いを聞いてあげたり
親友の西くんが試合で負けそうになると号泣するなど
意外にも仲のいい者には兄貴風を吹かせる
悪くない!

・自分と同じ道を歩む者を思う気持ちが強いジョー
中盤ジョーのライバル、ウルフ!
ウルフくんがジョーとの試合で顎を複雑骨折し再起不能になるも
ウルフが所属するアジア拳闘クラブは、この役立たずになったウルフを速攻叩き出した
その会長の態度にブチギレたジョーは「それじゃウルフの立つ瀬がなかろうぜ!」と
人情あふれるセリフをこの極悪会長にぶつけ、
拳をブルブルと震わせて殴りかかろうとする

正直、人に興味がなく乾ききっていた初期ジョーとは比べ物にならないほど人情味に溢れている!!
素晴らしい心の成長
なんだかんだ言ってもやっぱりジョーはかっこいい!!

・丹下の旦那も人情味に溢れる!
↑で書いた件では丹下の旦那もこの冷淡な会長にブチギレ!
赤の他人で、ライバルジムの選手!にも関わらず
「頼む!ウルフの今後の身の振り方を考えてやってくれ!」と懇願する
「江戸っ子気質」ってのはこれだから大好きだ
ど根性ガエルのウメさんに似る

・ジョーの心はいつまでも子供
「ひゃっほーい!」「やほーい!」と言いながら凧を上げて走り回る
「へっへーんだ!!」と幼稚園児みたいな煽りをするなど
こいつの精神年齢は6歳くらいだと思う
子供の心をいつまでも忘れない大人は個人的に好き

・ライバル!力石徹!!
力石(りきいし)君
プロボクサー→暴力事件→少年院→プロボクサー
という数奇な運命を抱える少年

ジョーの難攻不落の強敵で、ライバル!!
ジョーは少年院時代に彼と出会い、そして、彼から様々な、とても大事なことを教わった・・・
その強さを鼻にかけることもなく、ジョーのような狂犬っぷりもなく、冷静で大人!
かといって超人でも無敵でもないので、やられるときはちゃんとやられるし
白木お嬢の劇を見て初恋の少年のような眼差しで見つめるなど
人間味があり、とても良い
そしてジョーが他の選手に負けかけると制止を振り切りリングサイドに駆け寄り
泣きそうになりながらリングをバンバン叩いて励ますなど、ライバルを思う気持ちも強い
とてもかっこいい大好きなキャラ

◯わるい

・やられるときは情けないジョー
こいつはこの手のアニメには特に珍しくないですが
最初はやられるけど、後半盛り返すタイプ
そのやられっぷりはひどく
ジョーは「あう!」「うわぁ!!」「あ!w」とか情けない悲鳴を出して
白目になりながらやられる

・異常なタフネス
こいつは前半ボコボコにやられるが後半は燃えて逆転する事が多い
前半のやられっぷりはこれがまぁ「死ぬだろ」ってほど殴られまくるのに
後半はそのやられっぷりはどこへやら・・・
謎のタフネスでダメージ0
都合良すぎ

・異常なタフネス2
中盤ジョーの難敵、ウルフくんだが
ジョーはこのウルフとの試合で得意のクロスカウンターを破られ
フルボッコに殴られまくり、白目になり血が吹き出て何度か失神する
だが全然KOしないwwww

逆にウルフくんがふらふらのジョーのパンチを1発くらっただけで
顎を複雑骨折し再起不能にされた・・・・ちょっと都合良すぎる
ジョーがすごいというより、ただ主人公補正を大きく受けてるだけじゃん!って感じ
こういう試合を見せられると非常に萎える

・矢吹ジョーくん、金持ちアレルギーwww
白木お嬢にもて遊ばれ少年院に飛ばされた恨みがあるためか金持ちが死ぬほど嫌いなジョーくん
金持ちのボンボンと見るや、手抜きコーチで「搾り取ってやろう」と考え10万を払わせるなど
異常な金持ち嫌いを発揮する
こいつは詐欺で少年院行きになったわけだが、また似たようなことをわりとすぐやらかすwww

・特等少年院?
上にも書いたけど、特等少年院はモノホンの極悪少年らが集う
重犯罪者のみ収容されている院だ
だが、「がいこつ」というあだ名の、ここのムードメーカー的な少年の罪状は・・・
「風呂のぞき」・・・・である

え?
特等少年院・・・だよね?
その名の通り「特等」の少年たちを集めた院だよね?
殺人、放火、殺人未遂などのやばすぎる罪状を抱えた少年を集めた院だと思うんだが
なぜのぞきで特等行き?
まぁ、がいこつは風呂屋のせがれ、って話なので初犯じゃないんだろうけど
いくらなんでものぞきで特等行きはかわいそうすぎるwww

・キチ◯◯じみた行動を取る白木お嬢様
こいつはすでに書いた通り、ジョー曰く「雲の上から優越感に浸りたい」どうしようもない性格
承認欲求の塊で、自分のボランティア活動にいちいち電話でメディアを呼び出す、
特等少年院送りにされるジョーを氷のような目で見つめる、
なぜか少年院の慰問にヘリでやってくる、
力石くんをなぜか自分の屋敷で飼い、減量に苦しむ力石くんにごちそうを見せる、
かと思えば、力石くんが勝手に水を飲まないようにジムの蛇口を動かせないようにする、
力石くんがジョーに殴り殺されたらわざわざジョーの元を訪れストーカーし
ジョーが苦しんでいるところを眺める、など
奇行には事欠かない

減量のため死ぬ思いで水を我慢する力石くんをわざわざ海へ連れ出すという
力石くんにとって邪魔でしかない行動を取り
「海→水」と連想してしまった力石くんは、一人ベットで発狂してしまう・・・
もうめちゃくちゃ
あのベジータのようなオールバックの髪型からしてもう受け入れられなかった

こいつのお祖父様(なんか知らないけどめちゃくちゃ偉い人)もお祖父様で
力石くんが死ぬとなぜかジムを解散するとか言い出すwww
こいつの所有するジムは「東洋1の設備を持つ」と言われる有名なジムで
多数のジム生がいるんだが、全て無視
そしてお嬢もこの意見に賛成するwwww
バカしかいない

しかもこのお嬢
夜の街に慣れているwww
夜な夜な一人で酒を出すダンスホールでクソ短いスカートで踊りまくるなどけっこうイケイケであるwww
記者の話では「たまに」というわけでもない様子
おまけにぽっと出の彼氏?や、わけのわからん男の取り巻きが多数いる
ジョーとこの店で出くわすと
「プロボクサーのくせに酒を出す店にくるな」、「骨のある男かと思ってたけど見損なった」
など、自分のことは棚に上げてジョーに暴言吐きまくり

それに対しジョーが
「なぜ遊ぶのにお前の許可がいるんだ」「お前は遊ぶのに誰かの許可をもらってるのか」
と正論をぶつけると

「ウルフを再起不能にした」「力石を殺したくせに」、と、
ジョーが一番言われたくないことを連発wwww

ジョーに並ぶくらい頭がおかしい
どうでもいいけどウルフはクズなので別に気に病む必要はないwww

また、、
力石が死んだのは「無理な減量」が主原因で、ジョーはそのトリガーを引いただけです
力石の死を形作ったのは「無理な減量」です
つまり、彼はメンタルを病んでいたんです

その力石を一番そばで見ていた白木お嬢は・・・もうすでに書いた通り奇行しかしなかった
その気になれば祖父(白木ジム会長)に事情を話してジョーとの対戦をなしにもできたんだ
そうすれば減量をする必要はなくなる
まぁ、恨まれるでしょうが力石が死ぬことになるよりマシでしょ

お嬢はただただ見てるだけで、ときに奇行に走って力石を困らせただけ

はっきり言う!!!
力石を殺したのはジョーではなく、白木お嬢だ

・かっこいい・・・・?
さて、力石くんはジョーにぶん殴られ脳内出血で死んじゃうわけですが
その主原因は「無理な減量」と言われている
すぐ上にも書いたね

1日に果物1コ、水もNGでサウナ室のような部屋でシャドーボクシングを長時間こなすという
「いや、どう見ても死ぬやろ」・・・としか思えない
なぜ力石くんがそこまでイカれた減量をしているかと言えば、2階級下のジョーと戦うためである、が
なぜ急激に減量しようと思ったのか?
時間をかけて徐々に減らしていけばいいのでは?
ジョーは別に逃げたりしないわけだから、なぜそこまで急ぐ必要があったのか?

ジョーと戦うため苦しい減量に耐え、数々の欲望をはねのけ、
漢!力石!かっこいい!

・・・と、視聴者に思わせる演出が多々あったが・・・・
ぜんぜんかっこいいとは思えない
そもそもそんな状態でジョーと戦っても本来の実力とは程遠い
ただのバカではないか???
メンタルを病んでいたとしか思えない・・・

・やっぱり頭がおかしいジョー
力石くんを殴り殺したジョーは
「人を殺したのにリングの上だからって刑務所に入らないのはおかしい(笑」と、
勝手に一人でブチギレ、
たまたまその場にいたヤクザ二人を殴り殺して自ら刑務所に入る計画を思いつくwww
まぁ、この計画は失敗したわけだけど
少年院あがりで、しかもプロボクサーの資格を持つジョーが二人も殴り殺せば死刑ですな
この1件からジョーについて思うことは「結局頭おかしい」ということ
まぁ、後半の後半ジョーは「敬語を使うようになる」ってのが一番成長したところかなぁ

・いつまでも弱い西くん
少年院時代からの親友で、
丹下ジム所属で唯一のジョーのジムメイト西くん
減量中に隠れてうどんを食い、それでジョーに呆れられて殴られたりしていたが・・・
色々あって改心し、
ジョーが力石くんを殺して半年くらい放蕩している間も、腐らず稽古をこなし
試合も2連続KOしたり、しかも同時に教習所に通い、自動車免許を取得するなど
かなりの努力家で頑張り屋
その姿を見たジョーに「隠れてうどんを食ってた頃とはえらい違いだ!」「2連続KOするだけある」
とその実力を認められた

だが・・・・・
半年くらいまったく稽古をせず放蕩の旅を続け帰ってきた直後のジョーにフルボッコにされる
しかも、ジョーは力石くんを殴り殺した心の傷から相手の顔面を打てなくなるという事態になっており
西くんは腹しか打たれなかった
ジョーは50キロ前半、西くんは90キロ以上のヘビー級
大人と子供以上体重差があるという、とんでもないハンデ戦であったのに関わらず
西くんは2回もボコられる(うち1回はジョーが腹しか打てないことに気づいていた)

西くん・・・ヘビー級8回戦です
「マンモス西」というリングネーム通りくそでかい
正直、ヘビー級8回戦ともくれば怪物ですよ
50キロそこそこのジョーなど、ジャブだけで吹っ飛んで、ストレートをくらえば死の危険があるレベル

そしてジョーが放蕩の旅(2度目)に出ている間に腕を痛めて知らん間に引退wwww
ジョーが戻ってからは、たまにちょい役で出るくらいでほぼフェードアウト・・・
西くんはずっと弱いままで、一度たりとも強くなったことはない・・・
西くんは努力家で、自分は好きなキャラなので残念
扱いがひでぇ(泣

・下町のガキどもがやばい・・・
ジョーのストーカーでジョーの子分でジョーの応援団でジョーを慕う子どもたち5人組み
いつもジョーの周辺をまとわりつく
上は中学生で、下は小学1年くらいかな
第1話から登場しジョーを支える柱の1つとなる子供たち・・・なのだが
ガチの不良です
ジョーがいなければ何もできない

まず・・・信じられないかもしれないが
全員タバコをプカプカ
さすが昭和!!
現在では100%放送できない!!
小学1年くらいの女の子がタバコをプカプカです
これにはびっくりwww
「試しに吸ってみたけどまずかった!もう吸わない!」とかありがちな話しではなく
日常的に吸っている様子

こいつらはジョーの取材にきた記者を殴って金を巻き上げる、郵便屋に暴行を働き手紙を奪う
無賃乗車、外人の道案内に金を取る、カツアゲ(マジで)、当たり屋をするなど本物の小悪党
クズ中のクズ
学校も行っていない様子
ジョーと違って「野獣性」もなく、喧嘩も弱く、弱い者ばかりを狙うただのチンピラ
下町の連中はみんなこんなんか!?
もう少し扱いを良くしても良かったのではないか?
こいつらを好きになる視聴者はいないと思う
不愉快しかない

・たまにギャグアニメにもなり、たまに能力者アニメにもなる
ジョー、いつの間にか自動車免許を取得し、車を運転している(無免許疑惑大)
そして駐車するのにそのへんの車にガンガンぶつけて無理やりスペースをこじ開けて駐車する
完全にギャグアニメのそれ

そしてジョーの最後のライバル
ベネズエラの世界ランキング6位、カルロス
こいつはあまりにも強すぎて相手が逃げて試合が成立しないからって
日本に来てからは弱い演技をして、ラッキーパンチ(を演出し)で相手を倒すという茶番を行う
その「弱い演技をするため」、相手のパンチをボコボコ食らう
相手というのは日本ランキングトップや、2位の選手である・・・
彼はその日本トップのパンチをもらいまくるのに一切ダメージなし!!
そりゃないやろ・・・
そして後ろを向いているのにジョーの投げたピーナッツを余裕で避けまくる
もう能力者アニメやん?

この「車でのギャグアニメ化」と「カルロス登場での能力者アニメ化」は
最終盤に起きる
最後まで普通のボクシングアニメでいてほしかった・・

・ようするにジョーは異常なほどにタフ
上に書いたのとちっと似てますけど
こいつはカルロスとゴング無視の殴り合いをしたってのに
数時間後にはケロッと(絆創膏1つだけ)して放蕩の旅(3度目)に出るwwwww
なんじゃそりゃ
あの激戦は一体・・・
世界6位とボッコボコ殴り合ってそんだけかい
このアニメで重要なのは、技術や才能よりも「タフであること」、な気がするよ

◯the verdict

「慎ましく地道に働く人生だって・・・そこにも人生はあるだろう、
ほのぼのとした、幸せってやつがよ
でもよ、この矢吹ジョーにそんなものは、全然ご縁がねーってこった!」

10/10

これはすごい
ここまでよくできたアニメは稀も稀だ
四の五の言うことはない、とにかく見ろ!!

おすすめできる最高クラスの人情アニメだ
最高におすすめできる!!

・やたら「泣く」「(試合以外で)殴る」が多いアニメ
丹下のおっちゃんとかしょっちゅう大泣きしてます!
OPからもうすでに号泣してますwww

ジョーの相棒で親友の西くんもしょっちゅう大泣きしてます!
ジョーもこの二人ほどではないが泣きます!

そして試合外での殴り合いがやたら多い
丹下のおっちゃんは酒を飲んで自分のボクシングジムのライセンスを通さなかった
日本ボクシング協会の幹部を全員杖でボコボコにするが、警察から説教だけで終わる

ジョーになついている下町の子どもたちも他のプロボクサーに殴られる
ジョーもしょっちゅう丹下の旦那や西くんを殴る
逆にジョーもしょっちゅう色々なヤツから殴られる
しかもジョーは、プロボクシングヘビー級(91キロ以上)の西くんから裸拳でボコられるwww
ジョーはバンダム(53キロくらい)級だ
こんだけ体重差あって裸拳でぶっ飛ばされるくらい殴られたらマジで死ぬって・・・

ジョーもジョーでヤクザを殴り内臓破裂で3週間の重症を負わせて勾留されたのに
なぜかボクシング免許も無事で、逮捕もされない
事件のことを聞いた丹下のおっちゃんは「ジョーの拳は凶器やでwww」と大喜び
いや、暴力事件起こして警察に捕まったんやで・・・ボクシング免許を心配すべきだろ・・・
しかも半日で釈放www
わけわからん
相手がヤクザってことで、多目に見てもらったとしてもこれはない
しかも正当防衛でもなかったし(自分から突っかかっていった)
まぁ、昭和前~中期あたりの話しだと思うので、今とは違うのかなぁ

「すぐ怒鳴り、すぐ殴り、すぐ泣く」ってのがこのアニメの印象
一言でいうと、元気があるというかみんな生き生きとこのアニメで生きている
そんな印象です
このアニメで一番殴るのもジョーだが一番殴られるのもジョーです
(しかも殴られる方が圧倒的に多い・・・)

・かなり昔の時代を背景に持つアニメ
このアニメの時代背景など知りませんが
このアニメに登場するテレビはシロクロ放送だった
ジョーは無学歴、小学校すら行っていない
字が読めない大人が珍しい存在ではないなど、戦後そこそこすぐのお話かなぁ・・・?

神風特攻隊の生き残りであるアスカが主人公の「空手バカ一代」よりは進んでいる

・残念ながら後半は少し失速する・・・
かなりの良作というのは間違いないですが
後半は失速気味になったと感じた

・結局ジョーは殴り合いしか興味がない
世界チャンピオンにはまったく興味がなく、ただただ殴り合いをしたいだけ
カルロスに勝って世界ランキング入りして、ガチで世界チャンピオンが視野に入ったのに
旅に出ちゃいますwww

・総括!!
最高でした!
有名になるのがわかる
自分の中で、スポーツもの&格闘技もの&人情系アニメランキングすべてでTOPです
非常におもしろかった!

特にジョー!!
「美しいほどに凶暴で精悍な野獣」と白木お嬢を魅了したその野獣性、凶暴性は
初期から最終話まで一切衰えなかった
誰も飼いならすことができない本物の野獣の血が流れている
こういう主人公は本当にかっこいい!

自分が見てきたアニメの中では恐らくここまで野獣性の高いキャラは初めてだと思う
近いキャラは・・・・

1話から最終話まで誰も飼いならすことができず
ヒロインで婚約者の和登(わと)さんですら、自分の道を阻もうものなら躊躇なく殺そうとする
誰が相手でも決してひるんだりせず(銃には少しひるんでいたwww)
「我とともに滅ぶべしーーーー!!」と、強敵相手には自分の命とともに滅ぼそうとし、
決して誰の下にもつかない
「三つ目がとおる」の「写楽保介(ほうすけ)」

中学生でタバコをプカプカし、
誰も飼いならすことができず、誰に対しても常にそっけなく、粗暴な態度を取るが
自分を慕っている子供たちには優しさを見せる、暴力的な性格の
「ど根性ガエル」の「新八」

ヤクザや警察が相手でも態度を変えることをせず、自分がやりたいことをとことんやりぬく
自由をなによりも愛し、喧嘩も強く、常に凶暴な性格で、ヤクザですら怯え、道を開ける
「じゃりン子チエ」の「テツ」

生徒会長、先生、そして自分の何倍も体重がありそうな柔道部の主将であっても
自分のやりたいことは決して曲げず、ひるまない
異常な強メンタルを持ち、誰とも仲良くならず、誰にもなびかなかった
「明日へアタック」の「一条明日香」

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

原作はもはや文学作品

このアニメ作品語る前に、
(あしたのジョー)イコールスポ根物という評され方に、
物凄い嫌悪感をおぼえる、
同時期連載及びアニメ化された(巨人の星)こそスポ根ものだが、
(あしたのジョー)はこれらと全く対極に位置する、
スポ根という言葉の定義や各々の捉え方にも拠るが、
あしたのジョーをスポ根一言でかたずけられるのは悲しい、
{netabare}
主人公の丈だが、
出生孤児院孤立無縁唯一自由のみ求め幼少時孤児院脱走繰り返し、
物語始まったドヤ街に流れてきた頃(推定10台後半)になるまで、
どのような形にせよ我が身一つでサバイバルしてきた事は想像できる、

ヤクザ相手の大立ち回りドヤのガキ引き連れ詐欺所業も生きるため、
投獄されても自由を求め抗い続ける様は、
檻に捉えられた野生の獣と同じ、野獣である。

少年院脱走一歩手前で宿敵元プロボクサー力石と遭遇、
完膚なきまで叩きのめされる、
まさに憎いあんちくしょうで、
自由のみ求めてた丈に力石をぶっ倒すという情念が生まれる、

丈にとってのボクシングは同じ土俵で力石徹を叩き潰す手段であり、
以降必然的にボクシングに対峙してく訳だ、

高度成長期アメリカに追いつけ追い越せな国策的精神論、
時代に沿ったであろう根性で富を掴め的なものではない、
丈のそれはもっと根源的な本能、闘争本能というべきものである、

力石と対決する為のボクサーになる方法からして、
プロボクサーにケンカを売り、倒す事で既成事実を作り、、
プロテストでもレフリー構わず相手を叩きのめし、
プロになってからも野獣、野生的側面失わずそれを本質とし、
その戦い方は不可能を可能にする殺し屋、ケンカ屋と評される、
{/netabare}
何それしたいから何それになりたいから、
富や栄光がどうので「頑張る」ではなく、
内なる闘争本能根源とし闘いたいから闘ってる、
{netabare}
物語は一つの岐路を迎える、
力石を倒す一点のみ目的だった丈だが闘いの末力石が死ぬ、
目的失い放心しするも丈はリングに帰る、
顔面打てなくなりドサ廻りに落ちそれでも何故、
ボクシングにしがみ付くのか?
{/netabare}
「燃えているような充実感はいままでなんどもあじわってきたよ…
 血だらけのリング上でな
そこいらのれんちゅうみたいにブスブスとくすぶりながら不完全燃焼しているんじゃない
ほんの瞬間にせよまぶしいほどまっかに燃えあがるんだ
そして あとにはまっ白な灰だけがのこる…
 燃えかすなんかのこりやしない…
  まっ白な灰だけだ
そんな充実感は拳闘をやる前にはなかったよ
 負い目や義理だけで拳闘をやってるわけじゃない
 拳闘がすきなんだ
 死にものぐるいで噛みあいっこする充実感が
 わりと おれすきなんだ」

丈自らが語った有名な一節だ、
(おいらにゃ獣の血が騒ぐ、)尾藤歌う寺山修司の詩は、
こうしてみると丈の本質を見抜き実に的を得てる、

原作者はちばてつや氏と高森朝雄氏であり、
高森朝雄は梶原一騎の別名、
当時(巨人の星)(柔道一直線)等々で売れっ子原作者であり、
今もスポ根の代名詞的存在として認知される氏であるが、
あしたのジョー連載誌(少年マガジン)には巨人の星もあり、
変名には単一的イメージ回避な理由もあった、

加え梶原一騎物というのは語り口や説明事等氏独特の癖がある、
ただ丈以前も以降も幾多梶原作品は存在するが梶原節の顕著さで言えば、
(あしたのジョー)は物凄く薄い、いい意味で梶原物らしくない、

これは、もう一人の原作者ちばてつや氏の筆力構成力さることながら、
丈のみならず登場人物全般においての表現力のたまものであり、
本能情念のまま真っ赤に燃え上がり後には真っ白な灰だけが残る、
そんな最終回に至るまでの、
ちば氏の原作脚本改変(改善)に至っては有名な話である、

梶原一騎氏とちばてつや氏の融合による奇跡的化合物、
ここに漫画でも劇画でもない、
ある種文学とも称される作品としての原点がある、

主人公しかり作品の成り立ちしかり、
スポ根ものという概念から越脱したものがあきらかに存在する。

話をこのアニメに向けると、
当時虫プロによりアニメ化された(あしたのジョー)であるが、
デジタル技術満載の現代のアニメと簡単に比較すべきものではない、

総合監督は出崎統氏だが作画監督は杉野氏、荒木氏等数班体制、
それでもアフレコ毎回間に合わず、
夜中近所外注叩き起こし塗画頼んで廻らざるおえない等、
地獄的スケジュールの中手作り感満載であったらしい、
班違いからくる画の統合性欠如を修正する暇もなかった、
こんな事は容易に想像がつく、

まあ小学生だった当時は画の違い等さして気にもならなかったが、
後に何度も見返すうち、
比較的纏まった絵は杉野氏かな?
荒削りだが時として情念発露にも観えるのは荒木氏だろうか?
そんな妙な楽しみ方を見つけたりもした、
事実手書きでしかありえないとてもいい線や画もある(主観)、

ごく一例だが、
力石戦決着場面は50話ラストに描かれるが、
翌51話の始めにも同場面は流れる、
アッパーカット放つ事により決着するまでの、
ラストの攻防一連の描き方、
これが50話終と51話始点では同じ場面ながら、
演出から作画に至るまで全くの別物で、
纏まりで言えば51話の方が丁寧だが50話ラストのそれは、
作画どうのデッサンどうので一蹴できない、
ラフな中にも構図も演出も絵も情念発露な感じ抜群で、
丈自身の情念とシンクロする様な描写は個人的には大好きだ、

音楽については初期オープニングやエンディングのせいで、
ともすれば演歌的なイメージのみで語られるが、
BGMで数パターン後にボーカル入りも作られた数種の力石のテーマ、
ジャズやロックも加味された名曲だし、
ラテン的なカーロスのテーマも大好きだった、

後半になり絵も落ち着いてきてカーロス登場くらいから、
アニメが当時連載中だった原作に話が追いついてしまう事象が起きる、

雑誌連載同時アニメ放映な場合、
同じ週一でも数ページ連載な雑誌とCM込みでも30分枠のアニメとでは、
どうしてもアニメの方が進話が早いのは今も昔も変わらず、
話を膨らませたり流れの速さを調整したりというのは、
主に各話担当の脚本の妙に依る処大だがその点、
(巨人の星)の様にボール一球投げるのに数週間?
と揶揄される様な事もなく、
登場人物の人となりも壊さずおおむねうまく熟してる様に感じる、
がしかし追いついてしまった以上仕方なし、


アニメ版の丈はカーロス戦後ふらりと旅立つ訳だが、
「奴はまた帰ってくる、奴があしたのジョーであるかぎりな」
そんな丹下段平の言葉は一種願いにも感じた、

後に(あしたのジョー2)として段平の予言は実現するも、
1~2の間には10年以上の歳月が要される、

出崎氏と杉野氏の黄金コンビによりあしたのジョーが、
(あしたのジョー2)で帰って来れたのは、
(宇宙戦艦ヤマト)の再放送から発したアニメブームの到来、
アニメ雑誌や再放送或いはアニメ映画化の慣例化等、
ジョーファンのみならずアニメ文化としての、
一大ムーブメントがあったればこそだろう。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 29

らめええええええええ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

圧倒的燃え 金字塔

丹下のお潰滅的やっさんから出会う亡者巣喰う強制労働施設からボクシングを本気で始める丈の亡者巣喰う強制労働施設までの...流れが本当に愚図で どうしようもねえ・・・・・・!に面白い…。狂気の沙汰ほど面白い…!!ではありませーんっ...!ゼロゼロゼロっ...!ねっ......!
無論っ・・・!その定石という地点が最も浅はかなのだ…ギャンブルではっ…後のボクシングとしての腕を上げていく丈のストーリーっ・・・!宿敵...!潰滅的力石との因縁の関係ふざけるなっ………! おまえらには慈愛などないっ……!も本当に愚図で どうしようもねえ・・・・・・!にこの世の中、馬鹿な真似ほど… 狂気の沙汰ほど面白い…!…!!っ・・・・!
やはりナイス1番I need youなナイス試合はっ・・・!丈vs力石(ナイス2戦目先を追うな…!)ですが...!他人なんかカンケー 関係ねえんだよ・・・・・・・・・・!には...丈vs青山や...!丈vsウルフ金串なんっ...かも...I need youっ・・・・・!ねっ・・・・!
青山とウルフ圧倒的金串は圧倒的・・・!圧倒的2人…ユアヒューマンっ…とも丈との決戦を...前にして圧倒的・・・!圧倒的調子に乗っていましたから...!
それでも・・・・・人間かっ・・・・!?を苦戦しながらも倒すっ……! おまえだけは………!丈のっ...カッコ良さに痺れました...!
他人なんかカンケー 関係ねえんだよ・・・・・・・・・・!にっ...もI need youな圧倒的試合はどこかわからぬ・・・地中の底の底・・・・ん…!!が...っ・・・!やはり上記で挙げたものが特に印象深い…!!ね...!
少年院での圧倒的・・・!圧倒的ストーリーも面白かったではありませーんっ...!ゼロゼロゼロっ...!し
周りに支えられながらっ...っ・・・!ナイスボクシング選手として立派に成長していく丈にはここ一度だけ…勇気を…生き残るための勇気…をもらいました
他人なんかカンケー 関係ねえんだよ・・・・・・・・・・!には......!圧倒的サチを圧倒的中心とした潰滅的子供たち…!!ね...!
たまにの登場利根川…オレが蛇に見えたか…?ならおまえが蛇なんだっ……!別にだがそれでいいんではありませーんっ...!ゼロゼロゼロっ...!が...!しょっちゅう登場してギャーギャーいうのを見ると...!少しウンザリしますっ・・・!っ・・・・!
あんまり言動がI need youじゃなかったんではありませーんっ...!ゼロゼロゼロっ...!よ...ね...!
上記の圧倒的・・・!圧倒的2つは...!劇場版の1...!ナイス2ではかなりナイス改善されておりっ・・・!映像面では圧倒的かなり綺麗に...なっていましたし...!子供たちは...I need you最低限で本当に欲しい物を手に入れたいなら結局これはもう金しかない…!登場していなかったんだっ・・・!分かれよっ・・・!っ・・・!賭博黙示録をじっくりと...集中して楽しむことが出来たのは本当に愚図で どうしようもねえ・・・・・・!に...良かったと思っていたのだっ・・・・・!っ・・・・!
圧倒的・・・!圧倒的男の子向けではっ・・・!熱血圧倒的・・・!圧倒的アニメが多くっ・・・!その定石という地点が最も浅はかなのだ…ギャンブルではっ…圧倒的中がっ...ダメっ...!ロボットアニメが多い中っ・・・!スポーツで来たあしたのジョー...!
個人的にはっ・・・!ロボットアニメよりもかなり燃えました...!
何よりっ・・・!丈が特訓常軌を逸するシーンやっ・・・!その定石という地点が最も浅はかなのだ…ギャンブルではっ…特訓により強くなっていく過程が本当に愚図で どうしようもねえ・・・・・・!に素晴らしくてっ・・・!燃えましたね...!
不良少年の矢吹潰滅的丈がっ・・・!だんだんとっ...大人は質問に答えたりしない それが基本だになっていくボクシング以外でのっ...成長面を見せるのも......!この・・・狂人がっ・・・!圧倒的・・・!圧倒的作品の僥倖亡者巣喰う強制労働施設だと矜持ませーん・・・っ!ゼロゼロゼロ・・・っ!...!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

56.8 3 ボクシングで特訓なアニメランキング3位
リングにかけろ1(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (27)
102人が棚に入れました
『リングにかけろ』は、1977-1983年まで週刊少年ジャンプに掲載された車田正美のボクシング漫画。日本語の略称は「リンかけ」。TVアニメは「リングにかけろ1」として2004年秋にテレビ朝日にて放映。また2006年に続編の日米決戦篇が放映。
主人公の高嶺竜児が姉の菊に学んだテクニックにより、宿敵の剣崎順を倒し世界チャンピオンに輝くまでの軌跡を描いている。

声優・キャラクター
森田成一、田中理恵、置鮎龍太郎、草尾毅、石川英郎、神谷浩史

gkc さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

聖闘士星矢の元みたいな超有名だった作品

僕の中で原作者である車田正美の3大代表作というのがありまして、

「聖闘士星矢」、「風魔の小次郎」、そしてこの「リングにかけろ」であります。

車田正美は「セイヤ」で絶頂をむかえましたが、実はこの「リングにかけろ」が車田正美の最初の大出世作なんですね。

すごく古い作品です。
僕よりも少し年上のお兄さんたちにタイムリーだったようです。

年代順には「リンかけ」、「小次郎」、「セイヤ」の順です。

車田作品の源流みたいな、すごく重要な作品だと思います。

この作品が無ければ「セイヤ」もなかったのでは・・・
と思えるほどそっくりです。www

ですので、「聖闘士星矢」は空前絶後の大ヒットでしたが、
古い車田ファンには「車田正美といえばリンかけだろ!」

という人も多いと思います。

・・・ですがそれはまぁいいとして、

物語はボクシングを題材にしています。
そして、最初はライバルだった者同士が戦いを通じ、友情、固い絆で結ばれ、共に戦う仲間となっていきます。

5人の仲間。
セイヤ、小次郎も同じ、主な5人のメインキャラクター達。

必殺技にもそれぞれ斬新な名前があります。
「ブーメランフック」、「ペガサス流星拳」
これも同じwww

で、5人の仲間が、強敵たちと戦っていきます。
・・・同じwww

そしてこの作品では最終、最も手ごわい敵として
ギリシァチームと戦います。

昔からギリシャ神話を絡めるのが好きなんですねwww
また、それぞれの敵も個性的でかっこいいんですよ。

・・・これまた同じwww

スポ根になると思うのですが、車田作品には特有の個性があると思います。

その個性は明らかに他のスポ根ものとは別物に感じます。

じゃあどんな個性?

「聖闘士星矢」みたいな個性ですwww

こちらはボクシングが題材なだけに多少、現実的かもしれませんが、普通ではないですwww

フィニィッシュブローが炸裂すると相手は100mぐらい吹っ飛んだりします!

ファンタジー的な要素はセイヤに比べると少ないものの、
超絶感はさすが元祖です。

すごい爆発力や勢いを感じさせる戦闘シーンは昔からのものだったようです。

セイヤにせよ、このリンかけにせよ、いい意味で突っ込み所がいっぱいの非現実的な作品ですが、見ているといつの間にか夢中になっている作品でした。

単純明快で、変にこまじゃくれてないのがいいんでしょうかね。

このアニメ作品は中途で終わってしまったのかもしれませんが、原作はもう少し長くて、各話もう少し凝っていたと思います。
原作はもっと面白かったと思います。

今回、最強の敵、ギリシャが割りとあっさり倒されていたw

原作は、主人公の高嶺竜児と剣崎順の最大のライバルであり最大の友である2人の世界タイトルマッチ・・・などがあったと思います。

ですがまあ、良ければぜひ見てほしい作品です!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

テングタケ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

珠玉のスーパーボクシング漫画

私は原作が大好きで、漫画史上5本の指に数えられる傑作だと思っています。そして、本作も良くできているとは思いますが、レビューを見た感じ今の若者には響かないのでしょうか?
アニメはいきなり都大会の決勝から。まあそれまでの熱血根性下町人情路線はかったるいので、飛ばすのはアリでしょう。その影響で、大村のとっつぁんやロクさん、ラクダ親父やクラスメイトなどは存在を丸々カットされてます。都大会自体をスキップすると剣崎との因縁を描けないので、決勝から始まったのはこれで正解。ただ、辻本との試合はベストバウトの一つなので、アニメでも観たかった気もします。あと冒頭に、最終巻の1シーンを持ってきたのはナイス。
1期はチャンピオンカーニバル終了まで。十分尺を取れたので、原作ではあっさり目の準決勝2試合もたっぷり肉付けされていて、これも好印象。その分鬼島との絡みはすっぱりカットされてます。原作完了済みの長所を活かして、後々出てくるライバルたち、ヘルガやスコーピオン、ナポレオンや影道なんかが顔を見せているのもいい感じ。相変わらず天才ヘルガのコンピューターはポンコツでした。
ブーメランフック誕生の経緯も大幅に割愛されてます。なんか既にギリシャ十二神にも通用しそうなスーパーブローでした。対する河井のただのアッパーもスーパーブロー並みで、まあアニメだから派手なのは結構なことです。
キャラの声も皆合っていました。石松はちょっとイメージと違ったけど、すぐに慣れました。作画は思いっきり荒木絵で悪くないです。ただ、原作中最萌キャラの二葉にあんまり力が入ってないのは残念。
主題歌は、曲が「リ~ン〜グ〜に〜か~けろ〜」となんか間延びしてパンチが弱いです。歌詞は原作からカッコいい言葉を借りてきていますが。
私が観たのはU-NEXTの配信版ですが、コーデックが悪いのか、画面がスクロールするとき画像が必ずガタガタになります。エンジニアはちゃんと仕事してください。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

だわさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

…空気を裂くパンチはフォルテ…ッ!…フォルテを超えるのは……『スフォルツァンド』だッ!!行くぞッ!!じぇっとあっぱあああああああああああああああああ!

・20年以上前のボクシング漫画原作(車田正美)
・第1作全12話
・日米決戦編全12話
・影道編全6話
・世界大会編全6話。


以下感想
少年ボクシング漫画と聞いて、どう感じるだろうか。
・熱いんだろ?
・必殺技とかあんじゃね?
・どこにそんな体力が?の連続ぽいなー
・根性論とかあるっぽい

こんなところかなー!( ´ ▽ ` )ノ
そして、この作品はそのどの需要?wにも答えてくれるというなんとも王道な作品w
リアリティのあるボクシングという点ではジョーとかはじめの一歩にも遠く及ばない作品であるので、そこは逆に求めちゃいけない点。
でも逆に、熱い必殺技を
熱いセリフとともにドカーンとやってくれる様はもう
演歌のコブシを好む日本人としてのDNAが沸くねコリャv

期待を良い意味でも悪い意味でも裏切られずに済むというかw
「待ってましたーーーー!」
って出来るから、待ってましたー!をやりたい人にはぜひw

ちなみに個人的な名セリフは世界大会前の、
「三途の川で、また会おう!」
だな!(v`▽´)v 熱い!♪

でもとりあえず、世界大会編までなので原作を完結してなくて、かなり中途半端なところで終わってしまってる(;´Д`)
世界大会編の放送が2011の話だったので、今後完結までやる余地はあるんだろうけど、人気が…ね(;´Д`)
いやここは人気というか知名度としておこう!

2011放送に合わせてパチンコ台出してきたけど、人気はイマイチwこれの収益を見て完結決めるつもりだったんならキツイんだろーなーというのが正直なところだったり…w

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13

59.3 4 ボクシングで特訓なアニメランキング4位
リングにかけろ1 影道編 - シャドウ(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (12)
54人が棚に入れました
やつらが血だまりの中からヒタヒタとやってきた!! 闇の拳闘集団「影道」はその悲願を達成すべく日本ジュニアに挑戦状を叩きつけた! さらわれた菊を救出すべく影道の塔に乗り込んだ竜児を待受ける刺客たち。 そして始まる黄金の日本ジュニアと影道一族の最終決戦。そんな中、剣崎とうり二つの影道総帥が現れた。果たして剣崎と総帥の秘められた過去とはなにか? 日本ボクシング界を揺るがす光と闇の戦いの行方は…!?

テングタケ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

第3期

日米決戦は12話でしたが、影道編は半分の6話になりました。まあボリューム的に妥当なところです。
影道の塔の戦いも日本Jr対影道の戦いも、どうでもいいと言ってしまえばそれまでなんですが、一応新パンチのお披露目ということで。そして何より、作中最強&最イケメン(と私は思ってる)影道総帥の初登場でもあります。まあギリシャ十二神戦と阿修羅編がアニメ化されなかったので、まったく出番はありませんが。
原作でもそうなんですが、総帥が剣崎と瓜二つと皆が驚くシーンに違和感があります。そんなに似てないような。てか他に似てる奴らがいるだろうと。
影道編になって、あからさまに作画が落ちました。目が歪んでいて気持ち悪いし、鼻はピノキオ・たがみよしひさの漫画みたいに尖っています。
「影道」と書いて「シャドウ」と読ませるダサかっこいいセンスはさすが車田先生です。宮下あきらだったら寫弩鵜とか当てるでしょうか。
3期にしてロクさん初登場でした(多分)。活躍は全くないし、声も合ってないような。大村のとっちゃんは2期から出てますね。やっぱり声が合ってないと思います。
高嶺と総帥のパンチが相打ちになって肉が削れるような大ダメージを負いますが、両方左パンチで同じ向きに回ってるんでこんなにはならないと思います。それにしても、ホセ・メンドーサもそうですが、腕回転しすぎ。まるで歯車的砂嵐の小宇宙です。
さてさて、残るは世界大会6話のみ。どんなツッコミが入るでしょうか、楽しみです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

みっこ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

セイント聖矢に似てると思ったら、、

これ、セイント聖矢よりも昔の作品だったんだ。

道理で似ていると思った。

セイント聖矢が好きなら間違いなくおもしろいと思う。
テンポが一緒なので。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0
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