シボ さんの感想・評価
4.4
アニメでは難しいテーマかも
響け!ユーフォニアムの武田綾乃原作ってことで
ちょっと期待してた本作。
すももが丘高校放送部を舞台とした
純粋に部活に没頭する部員達の姿を描いた青春群像劇です。
弓道や箏、よさこい部・・・
自分が知らない世界を知れるのってアニメの良いところなんだな~。
今回は放送部で朗読(中々に地味ですよね~)です。
言葉、朗読、セリフはとっても明瞭で綺麗だなって思いました。
・・・けど正直なところ自分には風景が浮かばなくって・・・
(自分には想像力と文学の才がないのでしょうね~><!)
演出で風景描写が出てくる度に自分の気持ちがついていかなくて
ちょっと大袈裟に感じるとこありました。
自分が朗読をよく知らないってあるかもですけどビジュアル的に
動きのない様をアニメにするって難しいですね。
こんな地味な感じで大丈夫か?って思いつつ序盤観てましたけど
こちらもちゃんと目指しています。
全国大会!!
これまで
朗読を好きなことの一つとしてやってきたヒロインの花奈ですが
朗読には
大会で競い合う事が出来る基本のスキル、テクニックがあって
優越があるってことを気づかされていきます。
仲間が悔しがったりするのが理解出来なかった花奈が
上手くなりたい!って熱量上がっていく姿は、
青春物語ってやっぱり好きだな~って観てました。
こういう展開はこの原作者さんの得意とするところなんでしょうね。
ただ、やっぱりテーマが地味ってのは否めないところでは
あります。
その分、ちょっとキャラの設定が無理してる感があったかな。
{netabare}
(瑞希が花奈をさそうきっかけから始まって、
天才?ピアニストだった冬賀。
医者一家だった秋山のお姉さんが、有名な詩人だったり
瑞希先輩が大企業グループのお嬢だったり
最後にぶっこんできた実は姉妹?って展開とか・・・
なんか色々と無理やりで唐突に感じました。){/netabare}
放送部の仲間はみんな良い子だったな、先輩が特に良い!
高校生の先輩、後輩って年の差なんて
ほとんどないに等しいのに存在が大きいんですよね~。
頼ってくれる後輩があっての成長なんだろうけど
いつも落ち着いてて優しい整井先輩、みんなを導き引っ張て行く
推進力を持った瑞希先輩。良かったです!
{netabare}
最終回での
花奈を暖かく見守ってきた瑞希先輩の
涙はちょっと来ちゃったな~。
そして京都コンクール前
海辺での花奈の語りにかぶせてくる西園寺修羅の語りが
交互に描かれるシーン。
さすが西園寺修羅!
気高くも落ち着いていてその声の美しさが際立って聞こえました。
(あえての演出なんだろうけど今後の花奈の成長が楽しみに思える
くらい差を感じました) {/netabare}
OP SHISHAMO / 「自分革命」
アップテンポで聴きやすいメロディー。
み~たこ~ともない自分に~会いに~行こう~~~
君が手を取ってくれたから今始まるんだ♪
歌詞も前向きでこの作品にピッタリな感じが良かったです。
ED さとう。 / 「朗朗」
聴きてて胸が熱くなる感じ。ホント良い曲~~
心の叫びが伝わるような歌声が素敵でした。
花奈の成長はまだ始まったばかりって感じで終わっちゃたし
続きは当然やってくれますよね!?