ファンタジーで忍者なおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのファンタジーで忍者な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月05日の時点で一番のファンタジーで忍者なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.8 1 ファンタジーで忍者なアニメランキング1位
BRAVE10 [ブレイブテン](TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (479)
2600人が棚に入れました
時は戦国――関ヶ原の戦いが始まる約1年前のこと。信ずるべき道を見出せずに生きていた若き伊賀忍者・霧隠才蔵(キリガクレサイゾウ)は、出雲から逃げてきた巫女・伊佐那海(イサナミ)が刺客に襲われるところに出くわす。伊佐那海は徳川家康の手の襲撃者に出雲大社の全てを焼かれ、信州の真田幸村(サナダユキムラ)を頼ろうとしているところであった。一方、その真田幸村は、乱世の切り札となる10人の強者―「真田十勇士」(サナダジュウユウシ)を集めようとしていた。
続々と集結する猛者たちが繰り広げる戦いの中で、伊佐那海に
秘められた不思議な力が発動して・・・?!史上最高に美しい、華麗なる真田十勇士! この10人が歴史を変える力となる・・・!
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

外見はいいけど中身がね、羊質虎皮とはこの事です(^▽^;)

■BRAVE10ってこんなアニメです (`・∀・´)!!
『真田十勇士』を題材にしたアニメなので知ってる人はわかりますね♪
おそらくストーリーは、真田幸村(信繁)に仕えた10人の勇士達が、大阪の役で宿敵徳川家康に挑んでいくという内容なのでしょうね♪
十勇士のメンバーの中で名前が変わっててわかり辛いのが、ヒロイン役の伊佐那海[isanami]ちゃんが三好伊三入道で、アナスタシアが穴山小介って事ですねw
他のメンバーはそのまんまの名前で登場するのでイメージしやすいかも知れませんね♪


■BRAVE10と出逢った日の日記 φ(・・*)ゞ
間違いなくこの作品は完走することでしょうw
えっ何故かって…モジ(((*´ε` *)(* ´З`*)))モジ
豪華声優陣ですしねぇー(● ̄▽ ̄●;)ゞキャラもカッコいいし♪
もちろん歴史物が好きって事もあるんですけどね!
女性キャラでは伊佐那海ちゃんもそーとー可愛いので、アナスタシアの登場までは伊佐那海ちゃん一人勝ちってところでしょうねw

キャラ毎に特殊な能力や武器などの演出も現代風にアレンジされていて戦闘シーンを盛り上げてくれそうな気がします♪
女性キャラを二人十勇士に設定してる事からも、彼女達がストーリーのアクセントになって行くのかなぁって印象も受けました!
現代アニメ風にアレンジされた『真田十勇士』をしっかり観せてもらいたいと思ってます(๑・`ω´・๑)


■総評
今風に洗練されたキャラデザと作風に、百戦錬磨の豪華声優陣の演技力でどんな『真田十勇士』が見られるのか結構期待していました。
そんな期待を見事に裏切ってくれましたね・・・( #` ¬´#) ノ コラ-!
『BRAVE10』を料理で例えるなら…c(゚^ ゚*;)ウーン…あっさり、さっぱり、うす味時短クッキングってところでしょうか(^▽^;)
どんなに良い食材を揃えても、どんなに高価な調味料をつかっても、出来上がりまでのプロセスが粗雑だと美味しい物ってできないんですよね。
とにかく雰囲気はあるけど言葉の重みもが無ければ、ストーリーに深みも感じられない内容でした(/∇≦\)アチャ-!

真田幸村が真田十勇士を集める過程のストーリーを描いているのですが、1クール12話の枠で収めようとしたことがそもそもの間違いだったと思うのです!
ちなみに、NHKで真田十勇士の人形劇なんて第435話もあったんですからね.....∑ヾ(;゚□゚)ノスゲーーー!!
オリジナリティあふれる面白みのある真田十勇士の物語を作ろうとするのであれば、真田と勇士一人ひとりの関係をもっと深く描くべきだったんじゃないのかなぁってねd(・・〃)?
鎌之助なんて、ただ才蔵にくっついてきて「これもなんかの縁だし」みたいな感じでしょ(^.^;
才蔵になんでそんなに固執しているのかもイマイチ不明だしねw
とにかくノリが軽いから、出会いがあれば誰でもいいの?って印象でした…
伊佐那海ちゃんの恋心の描き方も雑でしたね…
一目惚れにしてもねぇ…いきなりLOVE度MAXってのはちょっと面白みに欠けちゃうよぉ...アラアラ('-'*)ウフフ
挙げ句の果ては、ラストの戦闘シーンですね…
{netabare}
伊佐那海ちゃんの闇の力に半蔵が突っ込んで勝手に死んじゃったり…
瀕死状態の勇士達が闇の力のお陰?でいきなり復活したり…
{/netabare}
とにかくあっけない逆転劇に(゚O゚;エッ! エッ!(゚ρ゚;∑(・◇・*;)エェー!?でした!
個々の戦闘シーンの演出はスピード感があって良かったのにね♪

本作品はストーリーを楽しむというよりもプロローグ的なシナリオ構成なので、どうせならもっと凝縮してOVAで制作した方が良かったかも知れませんね。
それで真田十勇士が全員揃ってるところから、大阪の陣での活躍とかをTVアニメ化でスタートされればよかったのにって思います
原作の方はストーリーが続いているようなので、もし2期あるようなら人間模様をもっとしっかり描写して欲しいです(*・人・*) オ・ネ・ガ・イ♪


■おまけ
伊佐那海ちゃんのかんざし『奇魂(くしみたま)』についてちょっとメモφ(≧▽≦)モメモメ
神様って荒魂(あらみたま)と和魂(にきみたま)っていう2つの霊魂をもってるんだって♪
「神の祟」は荒魂を表していて、「神の加護」は和魂を表しているんです(・0・。)
和魂はさらに幸魂(さちみたま)と奇魂(くしみたま)2つに分けられてて、前者は人々に直接的な幸を与えていて、後者は奇跡的な幸を与えているんですって♪
ちなみに一霊四魂って言う心の構造を表す思想があって、人の心もこの「荒魂」「和魂」「幸魂」「奇魂」のバランスによって支配されているんですよ (^ー'*)b

BRAVE10で「奇魂」はとっても禍々しい闇の力として描かれていたみたいですけど、どんな意図があったんでしょうね?
ちょっと気になるので続きは2期かな・・・!?


■MUSIC♫
OP曲『精霊飛来』
 【歌】霧隠才蔵(小野大輔)、猿飛佐助(柿原徹也)
OP曲『天下を躍る』
 【歌】真田幸村(森川智之)、海野六郎(神谷浩史)
 どちらも90年代の日本のロックシーンを思い出すようなノスタルジックなナンバーでした♪


ED曲『艶男。-adeosu-』
 【歌】ADAPTER。
 ベースとギターとドラムと三味線のセッションはかなり新鮮な印象を与えてくれました(o^-')b
 まず三味線を使って「和」を演出しているのが第一のポイントです♪
 ヴォイスチェンジャーをつかってテクノポップ風にアレンジされているところも注目♪
 疾走感溢れるデジタルチューンサウンドを是非d(*'-'*)b


2012.01.21・第一の手記
2012.08.17・第二の手記

投稿 : 2025/01/04
♥ : 38
ネタバレ

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

真田十勇士?否、これは鎌之介を愛でるアニメです(*´Д`)

最初から分かってました、「釣り」だって事は!
だから釣られてやりました、美味そうだったし(*´∀`*)
それは、男性諸君にも言える事ですよー!
可愛い巫女だったり、
プルプルのくノ一だって登場しちゃいます♥

え?真田十勇士?「知りません( ー`дー´)キリッ」
むしろ、知らないと楽しめないの?
否、「真田幸村を護衛する、10人の家臣」的な感覚でよかとです!
私は、その程度のスキルで観てました♪
初心者の私が察するに、むしろ、あんま関係ないんじゃね?
逆に意識して観た方が違和感がありそうな感じじゃね?

だって、服部半蔵ボディピ!何連してんの?
現代のうちだってバーベル2個だよ(;´∀`)みたいなw
ちなみに、時代は関ヶ原の戦いの1年前、
安土桃山時代の世界観で描いておられます!
そんな時代からピアスの文化はあったのでしょうか?
おまけに、衣装が妙に透け透けで、エロいっす!(注:半蔵は、もち男!)
そんな事を言い出したら、くノ一のアナスタシア・通称「アナ」
なんて とんでもなくエロいし、露出度高めのわがままばでぇですがw
(原作1巻を立ち読みしましたが、原作では真っ裸のシーンがありましたが、
アニメでは規制されてました・・(´;ω;`) ww)
何でか、脇役の半蔵と、十勇士の一人のアナの話をつらつらと書いてしまいましたが・・

私が最も語りたい事はそんな事ではなく、
真田十勇士の一人で、実際に存在したとされる「由利鎌之介」たん・・に関してです♥
彼?彼女?は3話で初めて登場しますが、
最初は、ただのイカレた野郎かと思ってたんですよね。
でも、あるシーンで顔を赤らめた時に全部持ってかれました(*゚∀゚)=3ハァハァ
もうそこから、鎌に夢中ですよ!で、6話の温泉ですよ!mana撃沈すよ!まさか鎌が・・
{netabare} 女の子だったなんてー!?(wikiによると、性別不明)余計萌えるじゃねぇか!w
ISのシャルよろしく、 男の子だと思ってた子が実は女の子だったと、いう状況に私は弱い模様。
(もしかしたら違うかもしれませんが、鎌のあの身体つき絶対女の子です(・∀・)ニヤニヤ)
{/netabare}
更に好きになりました、可愛い過ぎる見事なツンデレキャラです♥
まぁ、「ツン」の部分がツン過ぎて怖い位ですがね~何てったって鎖鎌振り回してますからww
ちなみに声は「高城元気さん」♫

そんな感じで、徐々に集まって行く十勇士メンバーなんて気にもならず、
鎌ばっか観て(・∀・)ニヤニヤしてましたww
(いや、1人だけ突っ込みたい!根津甚八、君は独眼竜か、はたまた三刀流の海賊か?(´・ω`・)エッ?w)
11話とか、鎌ファンにはたまんなかったですねぇ!
どこかの黒執事かと思いましたがw
って、肝心な主人公やら真田幸村の事は完全そっちのけ!
他にも突っ込みたいキャラばっか出てきますが、勝手にやってて状態でしたねw

基本、作画は美しくて、みんなかっこ、かわいいです!
おまけに声優人も豪華で、これは素敵なワンダーランドです☆

そして、ストーリーについて一言だけ言いたい事が・・
なんだかやっと十人集まって、もしや、戦か?
って感じの真田幸村の伏線のような台詞で終わっちゃいましたが、続きあり?
私は是非希望します!!これからが面白くなりそぉですし♪

肝心なとこを突っ込むのを忘れたので最後に・・
あのOPはなんですか?
基本、「精霊飛来 」:霧隠才蔵(小野大輔)+猿飛佐助(柿原徹也)
たまに、「天下を躍る」:真田幸村(森川智之)+海野六郎(神谷浩史)
2曲とも もう何と言うか、格好良すぎて笑っちゃいますよね(´;ω;`)アハハ・・
あんな濃いアニソンを聴いたのは、初めてだったかもしれませんw

投稿 : 2025/01/04
♥ : 19

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

この先にある戦いを前にした序章

時代は関ヶ原の戦いが始まるおよそ1年前。
伊賀の忍者 霧隠才蔵が、出雲の巫女伊佐那海と
出会うところから物語はスタート。
彼女は信州の真田幸村を頼ろうとしているところであり、
真田幸村は10人の同志を集めている最中だった。
出雲で何が起きていたのか、伊佐那海が付け狙われる理由は?
真田幸村の本当の思惑とは?伊佐那海に秘められた力とは?

やがて揃う10人に陰謀が・・・というお話。

真田十勇士の物語は子供の頃から好きだったので、
放送開始前からとても楽しみにしていたのだけれど、
1話ごとに新たな人物とバトルしては1人ずつ勇士を
集めていく・・というそのスピードのゆるさに、
なんだ、10人集まってから活躍する話ではないのかと
少々落胆し、実は5話あたりで一度断念してしまった。
でも、軒並み今期のアニメが最終回を迎え、
この作品を最後まで観ていないことがなんとなく気がかりで、
昨日、5話から最終話まで一気に視聴を終えたというわけ。

史実に忠実に基づくのは、所詮無理なようだったので、
戦国時代の名のある人々をベースにしたフィクション活劇として
あたたかく見守ることにした。

キャラデザはなかなかカッコ良く、まぁ個人的には
どうなのその服装?って部分も無きにしも非ずではあったものの、
先日出かけた京都の太秦にある東映映画村で、
このBRAVE10のコスプレをした男女含む、多くのレイヤーさんたちに
出くわし、やっぱり人気あるのだなぁとw
アニメのキャラデザを考える時、フィギュアやグッズなどの
商品化だけでなく、やっぱり彼らの存在も意識して
作られている部分は大いにあるのかもしれないなと、
あらためて思ったりして。

また、出演されている声優さんも豪華だし、
挿入曲などの音楽はけっこう好みだったし、
女性向けと言われがちな雰囲気は確かにあるものの、
自分はそれだからといって敬遠するよりむしろ、そういう作品も
どんどん観て楽しめる部分を探したい派なので、
それぞれに立っていたキャラも魅力は充分あったと感じる。
結果的には、楽しめる部分がたくさんあったということ、
そこはしっかり、ここに書いておきたいと思う。

ただ最後、え~~この先の話が観たかったんだよ。。。と
思ってしまったので、もしかしたら2期があるのかも???
もしあるなら、2期のほうには飛びつきますw


■キャスト■

霧隠才蔵 (小野大輔)
伊佐那海 (佐藤利奈)
猿飛佐助 (柿原徹也)
海野六郎 (神谷浩史)
アナスタシア(浅川悠)
筧 十蔵 (置鮎龍太郎)
由利鎌之介(高城元気)
三好清海入道(庄司宇芽香)
望月六郎 (橘田いずみ)
根津甚八 (中井和哉)

真田幸村 (森川智之)
伊達政宗 (子安武人)
石田三成 (緑川光)
直江兼続 (三木眞一郎)

服部半蔵 (櫻井孝弘)


投稿 : 2025/01/04
♥ : 22

67.4 2 ファンタジーで忍者なアニメランキング2位
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (375)
1450人が棚に入れました
飛行機事故に巻き込まれた七人の高校生。彼らが目を覚ますとそこは魔法や獣人の存在する異世界だった。突然の事態に彼らは混乱― ― することもなく( ! ? )電気もない世界で発電所を作ったり、ちょっと出稼ぎに出ただけで大都市の経済を牛耳ったり、あげく悪政に苦しむ恩人たちのために悪徳貴族と戦争したり、やりたい放題! ?そう。彼らは誰一人普通の高校生ではなく、それぞれが政治や経済、科学や医療の頂点に立つ超人高校生だったのだ!これは地球最高の叡智と技術を持つドリームチームによる、オーバーテクノロジーを自重しない異世界革命物語である!

声優・キャラクター
小林裕介、桑原由気、日高里菜、日岡なつみ、金元寿子、金子彩花、石上静香、間島淳司
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

すべてが蛇足

[2019/10/05 v1 「そこで」の物語ではだめですか?]
[2020/03/30 v2 すべてが蛇足]

原作知らず。

1話切りをしていた本作ですが、皆様のレビューを拝見するにつれ、ちょっと見てみようかと思い直した本作です。v1は1話切り直後の、v2は最終話まで(一応)観ての感想となります。

― v1 「そこで」の物語ではだめですか?
{netabare}
(久しぶり(?)に口汚くなってしまった・・・・ごめんなさい)

冒頭のご紹介、ありがとうございます。おなかいっぱいです!

高校生にして「世界最高」の政治家、ビジネスマン、マジシャン、医者、剣豪、発明家、そしてジャーナリストですか。なるほど。

大変興味深いです。
高校生にもかかわらず総理大臣に指名されるまで(再選らしいから、中学生で?)、政界の狐狸たちを相手に立ち回る物語、どのような頭脳戦が展開され、そしてその絶大なカリスマはどのように獲得され、発揮されてきたのか。大河ドラマ級の物語があってしかるべきかと思われます。

深いドラマが見え隠れします。
高校生の身でありながら人の生死に関与せざるをえない身の上ときっとその中で培われてしまった医術の神技、剣術の妙技。何かを捨てざるを得なかった生い立ち。人を殺めることへの葛藤と救うことの喜びが織りなすドラマ。これは名作のかほりがします。

Drスト〇ンなんか目じゃないです。
あっちは37世紀巻き戻った世界だけど、こちらは今の先の世界で、発明家はさらにその先「数世紀」を行く。どんな科学マジック・発明マジックがでてくるのか。小型原子炉ですものね。もうガン〇ムやら旧設定のネコ型ロボット待ったなしです。手回しダイナモなんて目じゃないです!

とても面白いと思います。
高校生でありながら、世界の富の3割に関与するまでのサクセスストーリー。本宮先生が歯噛みしちゃいそうです。世界の富の3割に関与するビジネスリーダーがドバイのヘリポートに降り立ちながら百億円の追加融資にあんな反応するんですね。融資される側なんですね。ところで関与とは?いやいや興味深いです。

わくわくしそうです。
高校生でありながら世界最高のマジシャンと呼ばれる人物のトリック、心理操作術や仕掛けと、それを考案していくまでの物語。

にんにんうるせーよ。espionage=journalismなのか。そうですか。
(飽きた)

っていうかですね。↑みたいなのじゃだめですか?
なんでことさらに別の世界にツアー旅行するのでしょう。

すでに「そこ」が異世界じゃん。年端もいかない子供に他人の命はおろか国家人民を背負わせることができる、我々の住む世界とは全く相いれない倫理観をもち、すでに宇宙ステーション(重力あり)があり、その他もろもある異世界じゃん。で、かつ皆様それぞれに「世界最高の」方々じゃん。
そこでの物語でよいのでは?十分に異世界俺TUEEEできるじゃんか。

すでに「超人」としてアドバンテージありありの人たちなのに、周囲・周辺にこれでもかのディスアドバンテージを付加し、極限まで差を広げないとお話紡げないものでしょうか?ケモミミエルフなきゃだめなんですか?開幕べろちゅー必須ですの?(っていうかあのシーンは純粋に吐き気)


きっとそういう方が書かれたお話なのだろう、おそらく僕にはつらいだろう、ということで今期初の状態確定(見ない)となりました。ありがとうございました。

「世界最高の」という形容がどうにもなんていうか、、、浅いというかな。{/netabare}

― v2 すべてが蛇足
{netabare}
通しで観てみようと思ったきっかけは、皆様のレビューを拝見して知った「大量殺戮兵器({netabare}作中ではそれがなんであるか明言していない、念のため避けたということかな?{/netabare})」の存在です。皆様のレビューでも批判のやり玉に挙がっているこの兵器がどのように、なぜ登場したのかにちょっと興味がわきました。その兵器の投入は最終話だったのですが・・・・視聴、しんどかったです。

一話を見た段階で思っていたことが覆ることも、逆により強くなることもありませんでした。何かが刺さることもなく、うすーくのばしたなにかの中を淡々と過ぎていく12話でした。

展開としては、
- 登場人物顔見世興行(1話)
- 市場経済(2~3話)
- リルル奪還・蜂起(3~4話)
- 神権政治・貴族の官僚化(5~6話)
- 対ギュスターヴ(7話~)
- 圧政と貧困・カニバリズム(7話)
- 兵装の近代化・司さんパネェっす(9話)
- 司さんパネェっす・惚れるっす(10話)
- ハイ出たーサルファ剤だー・桂音さんすげぇっす(11話)
- どっかーん・エイブラハムの真似事・司さんパネェっす(12話)

いやー。高校の政治経済の教科書まるごと詰めたんすかねー。でも、教科書すらちゃんと読んでないかんじだなー。サービスシーン満載の12話アニメに。。。そりゃぁ、薄くなるわけだ。2~3話の展開にもいろいろあるけど、経済は得意ではないので他の皆さんにお任せ。後半の「兵器」と「立国宣言」について中心に。

―― 大量殺戮兵器の件
{netabare}「平和のためには軍事力を放棄すべき」という思想には全く賛同できない人間です。平和を維持するための軍事力(抑止力・抵抗力)に対して、現状においてはほかに選択肢がないから肯定派です(当然、自衛隊も必要であるという立場)。以下、こういう思想の人間が書いた内容ですよ、と前置きをしてから。

司さんの考えには、基本的に賛同できません。大きな理由は以下二つ。

―――この兵器、および軍事力に対する司さんの考え方が、浅い
{netabare}国家は「軍事力」を必要とする、という発想自体は嫌いではありません。しかし、その手段たる軍事力を必要とする「目的」に同意できません。

「国家として対等な交渉の席に着くために、他者と同等以上の軍事力が必要(12話)」という司さんの考え方では、お近くにいらっしゃる北の将軍様率いる国のやってることと大差ありません。軍事力の効用は次の3つ。強制力、抑止力、抵抗力。{netabare}「平和のためには軍事力を放棄すべき」を主張する方々に面と向かって聞いてみると「軍事力=強制力(のみ)」と考えている方が多くみられる(自分の経験なので一般的にはどうかは知らない)。{/netabare}そして、司さんの物言いは、軍事力を背景とした強制力を意図しているように聞こえる。

違うだろ。国家が国民との契約履行(あるいは履行状態の維持)のために国家外から国家・国土・国民に向けられる強制力を抑制する、抵抗する手段というのが近代以降の軍事力の位置づけだろうが。こういうお話を書くんだったら、多少は勉強しろよ作者さん。{/netabare}

―――この兵器を選択し、実用化した意味が分からない
{netabare}作中で明言はされていないものの、まぁあの兵器はアレでしょうねぇ(原作では明言されているそうですが)。なぜそれ?林檎君の開発力をもってすれば、違うもので対応できたはず。どうせご都合主義てんこ盛りなんだから、そういうのでいいじゃない?何でアレなの?しかもその直後に領土併合って、そこまでやるんだったらなおのことアレはだめでしょうに(自国土化予定地にコントロール困難なダメージを負わせるって{netabare}(僕は一応、科学信奉者なので「コントロール不可能」とは言いたくない){/netabare}、、、あほなの?)。
{/netabare}{/netabare}

―― 政治的な変遷の件
{netabare}
作者さんの勉強不足が思いっきり露呈していて、ちょっと悲しくなりました。

それとは別に、これは完全に僕個人の主観なのですが、日本人的発想って民主主義を啓蒙するには不向き(日本人は民主主義を語る存在としては不適格)だと思っていて、その片鱗が最終話に至るまでの政治的変遷、司さんの言動にちょいちょい見えた感じがします。勘違いされたくないので言い足しますが、「日本的民主主義」自体は、これはこれでアリだと思っています。でも、アメリカやフランスにおける「民主主義」とは、違うんじゃないかなぁと思います。

以下、12話の司演説について。

―――「そのために必要なものが、国家だ(ドヤァ)」 ( ゚Д゚)ハァ?
{netabare}おいおい、その直前に「七光聖教は*、*、*領、すべての統治権を獲得したことになる!!」っておっしゃってますが。。。統治権を獲得し(統治権を獲得=統治権を行使する存在がある)、かつ、それがいかなる他の統治権にも属さない時点でそれ既に国家では?ドルト何とかの街をちゃんと統治しているわけでしょ?マジシャン(我々のお殿様とどこかで呼ばれていたはず)を頂点にいただく、立派な君主国家じゃん、すでに。{/netabare}

―――「一人一人が国家の主であり、国政に関与・・・共和国だ(ドヤァ)」 ← せめて民主共和国で。
{netabare}なんていうか、作者さんはもう少し政治体制に関するお勉強をしてからお話書いてほしかったかな。辞書くらい引いてほしい。

共和国(共和制)って、君主を持たない政治体制全般を指す言葉です。過去から今日に至るまで王・皇帝は君臨せずとも一党独裁・一集団独裁の国家って、軒並み「共和」してたじゃないですか。ソビエト社会主義共和国連邦、とか。形の上で「君主」を名乗らなければ、総じて共和国です。定義上、国民が全て市民である必要もありません(万民平等に沿わなくとも共和できる)。

「せめて民主共和国で」って書きましたけど、この時点で司さんたちが立国を宣言した「国」の政治体制って、どうやっても君主制なんですよ(いいとこ立憲君主制)。完全に「教団」主導で統治が行われ、その教団が仰ぎ見るもの=神(マジシャン)が実在の存在としてそこにいますんでね。これ君主以外の何物でもないです。確認したところ、バチカン市国は立憲君主制に区分されていますね。神そのものではなく、教皇がトップという違いはあるものの、司国家はほぼこれと同等なのでは(仮に天司の誰かが代表となったとしたら、なお一致)。{/netabare}

――― 「七光聖教は、エルム共和国の立国を宣言」( ゚Д゚)トドメの一撃だな
{netabare}なぜ、実在する神(=マジシャン)を有する「教団」が共和国立国を宣言するのか。

仮に「共和国」が正しくて、本気でかれが言うような民主主義的なことをしたいんだったら、同時に議会の制定と選挙実施の宣言がなければだめだろうに。立国の宣言と同時に、天司たちの正当性が失われるはずだしな(その時点の統治機構全て)。これと同様の問題・矛盾は、6話あたりの「身分制度の廃止」も同様。{/netabare}

――― 余談:個人的な日本の民主主義観・個人的な経験に基づく、かなり偏った一意見として
{netabare}仕事のうえで海外の方々とも話をするのですが、そんな中の一人に数年前(10年くらいは経つか・・・)、「日本って、民主的な封建主義ですね」と言われたことがあります(日本語でw)。ちなみにその彼も君主制を敷いている国のひとです。ショックでした、曰く「日本は僕の国よりも、君主制が強い感じする(原文ママ)」、「政治に対する闘争心が感じられない(主観的要約)」とのこと。僕も最後には「なるほどな」と思ってました。

なんていうか、日本的民主主義って、民主主義の綺麗なところだけ寄せ集めてる感じがします。とくに、政治の面における綺麗なところだけ。でも、民主主義やそれの前提となる市民革命ってものすごくドロドロとした生存権をめぐる闘争が土台にあって、もちろん最大の闘争相手はその時の権力者だったわけだけど、すぐ隣に次の敵である「自分たちとは異なる市民」が控えていたんですよね。そういう実際に起きた対立や、対立の芽に対して、それでもなんとか(比較的)平和裏に妥協し合うための仕組みとして試行錯誤された結果が民主主義である、ともいえるわけで、その成り立ち自体とても平和的とは言えない代物だと思っています。ここら辺の感情的なものは、さすがに当事者じゃないからわからないけど、いわゆる市民革命を経験した国では市民の端々までその観念がいきわたっているのだと聞きます。

翻って我々日本人、多分そういうの無いですよね。ある程度試行錯誤が済んだ段階の「民主主義」っぽいものを大正期に輸入のような形で取り入れ始め{netabare}(自由民権運動は特権階級同士の闘争という認識です){/netabare}、戦争突入で抑圧・沈静化し、そして敗戦後に現体制をトップダウン的に採用していったわけで、日本は市民革命を経験することなく「民主主義国家」になってるわけで。

およそ、欲求に基づく権利の主張とか、自然発生的に起こった革命ってものが、日本にはなじんでない気がします。{/netabare}

――― で、司さんだが
{netabare}最終話で語る彼の「民主主義」が完全に日本式トップダウン型民主主義に思えるのです。
「神託」というかたちで語りだすのは、下策中の下策ではないだろうか。これは「市民の自発的独立意識」とは言えない。最低限、神を背負わない、「我々の中の一人」という立場で語るべき。
次に彼は「万民平等という正義」を語るのだが、これも微妙。神権政治からの脱却において万民平等はそれ単体ではお題目たり得ない。なぜなら、民がすべて平等であることは、神権政治であっても実現可能だから。すでに、マジシャンを頂点とする宗教が存在しており、神=マジシャンの前ではみな平等をその段階で実現できていないというのならば、神権政治という過程を経た意味がよくわからない。。
そして、神と天司さまたちに依存する気満々の市民たち(The 本末転倒)。

一応、司演説の中で自然権・生存権に類する話も出てはきたが。。。繰り返しになるけど、それは教団・権力をバックに語ってはだめなものなんだよな(「まおゆう」のメイド姉の演説の本当に表層だけをまねた感じですね)。{/netabare}

――― 余談:超個人的な歴史教育観
{netabare}これ、日本の教育の敗北案件だと思っています。

なぜ日本の歴史教育は、伝承の時代から始まり、近代手前で終わってしまうのか。あるいはせいぜい、滅茶苦茶な詰込みスピードで近代~現代を突っ走るのか。同僚の話ですが、高校一年間をメソポタミアだけで終わらせた「歴史」の授業を受けたことがあるそうです。シンフォギア視聴にしか役立たねぇw

思想史・哲学史と政治史、時代を問わず薄くないですか?「考え方の変遷」を覚えろと言われて、なぜこんなことをしなければならないのかと思いませんでしたか(思っていませんか? to 現役世代)?

歴史教育って「今ある我々の社会が、どういう理由・必要性があってこうなっているのか」を知る場だと思っています。だとすれば、現在からさかのぼる形で授業や教科書が進んでいったって良いと思うのです。少なくとも、「今」に直結する近現代、とくに思想史・哲学史と政治史はしっかりこなしてほしいと思います。

なんて偉そうに書いてますが、僕自身もかなりの部分を社会に出てから(というより、先の海外の方の発言をうけて)自学した口です。はっきり言って、思想史とか哲学史は歳食ってからはどうにもならんです。

海外の方って(全員とは言いませんが、結構多くは)酒飲み話とか、仕事以外の話題で自国の「歴史」「政治」「宗教とその派生を含む文化」「思想」について突っ込んで聞いてきます。それに対して曖昧なことを返すと次第に相手にされなくなるってのも聞いたことがあります。仕事の都合で、それなりの頻度で国外の方と話すので、せめて砕けた酒の席でくらいは話し相手になれないと、と思っていろいろ読み漁りました。ごくまれに、バーカウンターとかでたまたま隣り合った外国からの旅行客さん相手に、結構盛り上がることもできます。ツボにはまれば(そもそもこういう感じの方は日本に興味があって来ていることが多い)。もちろん、アニメ談義もハマるとかなり盛り上がります。{/netabare}
{/netabare}

―― その他思いつくままに(あふれ出る。。。)
{netabare}
・結局シノビ頼りだよね
・結局リンゴ頼りだよね
・結局マヨネーズなんだね
・さ る ふぁ 剤 (笑)
・圧政と貧困にカニバリズムまで追い立てられた人たちって、そうでない人たちと共に暮らしていけるのだろうか。相当な闇だと思うのですが。それなりのアフターケアをしないと、物語としても闇を残すよ。ちょっとインパクトを、みたいな軽い気持ちで盛り込んだのかな?バカなのかな?
・桂音藪医者説:全く同意でござるよにんにん
・マジシャン超能力者説:全く同意でござるよにんにん
・侍意味不明説:全く同意でござるよにんにん
・司非凡人説:全く同意でござるよにんにん
{/netabare}

{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 30
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

天才児たちが異世界へ行くそうですよ?

1話感想{netabare}
タイトルから“問題児シリーズ”のスピンオフかと思ったら…えっ、全然違うの!?
そして1話を見てみたところ…おや?これはひょっとして…。
真面目に作ってる気がしない、いや真面目ではあるんだろうけど、真っ当ではないって言い方が良いのかな。
ひょっとして…あくまでひょっとしてだけど、これ、昨今のなろう作品に対する皮肉として作ったってことは…ない?無いかなぁ?
捨て鉢というか、「ホラお前らこういうのが好きなんだろ?喜べよ」と、ヤケクソ感すら感じる。
作画が妙に頑張ってるのも「絵さえ良けりゃ良いんだろ?ブヒブヒ喜べよ」みたいな。
考えすぎかなぁ?

いつかはカウンター狙った作品が登場する予感はしてたけど、どうなんかな。
というか、そういう系(皮肉った作品)は“ポプテピピック”みたいに明らかにそうだと分かるものだったり、レツ&ゴーやベイブレード等のホビーアニメに対する“カブトボーグ”みたいになんだかんだいいつつリスペクト感は残す、みたいなものだと思ってたのだけど…。
なんかこれ、過度になろう異世界系をおちょくった作りに見えてしまうのは…私が歪んでるだけかのう。
この直感が正解か不正解かはこの先見続ければ明らかになる…と良いな。

いやぁそうはいうけどさぁ、斜に構えずに真っ向から見て面白いと思うのは厳しいでしょー。
なにかウラがありそうと疑りながら見る分には面白いって話で。
「なにも考えずに見れば面白い」みたいな話はよく聞くけど、さすがにこれはケーキが三等分できないレベルで“考えない”をしないと無理かと。
なんで世界の3割牛耳ってる富豪が100億融資「されて」喜ぶんだ?、世界トップレベルの医者が居るのに1ヶ月寝たきりだったの(その間情報収集しなかったの?)?、その場合リハビリもなしに大立ち回りしたの?等々、ツッコミ出したらキリが無い。
キスはキモいし小型原子炉なんて設定作りを放棄したとしか思えない、が、「なろうってこういうモンでしょ?(鼻ホジオナラプー」とおちょくってるのかも知れないと思うと妙に納得できちゃったり。
もしそうであるなら「ボクまたなんかしちゃいました?」ネタが欲しいところだけど、主人公は聡明みたいなので難しいかな?{/netabare}

2話感想{netabare}
専売してちゃアカンのか?
それよりなにより品質管理がスゲー気になるうううう!!!
マヨに限らず工芸品にしたって「なんだこれで売れるんだ」と思うと途端に手抜きを始めるのが○○の低い(なんて言えば良いんだ?)連中の特徴で…っていうか、そういう連中だから搾取されてるって話ちゃうん?
良い意味でも悪い意味でも原住民バカにすんなよと。
それでいて作画は頑張ってるもんだから余計に笑えない、アニメだってレベルの低い海外丸投げで誉められるなら頑張らないでしょ?と。
次回に続くみたいなので、マヨに異物混入でもする話になるのなら良いのだが…。{/netabare}

3話感想{netabare}
えっ、委託販売って買い取り方式だったの?
在庫管理ががが…てっきり2話では売れ残った分は輸送費相手持ちで持って帰ってもらってたんだと思った。
仕入れと小売りがごっちゃになってない?
仕入れたら仕入れた分だけ即日完売とは夢のようだぁ。
ってか巨大な倉庫を必要としない程度の売買(流通)量であるなら、1週間でどうこうなるほどの影響力は無さそうな気がするが…。
それこそ仕入れを当て込んでた商人がモンスターに襲われて納期にやって来ない、がザラな世界じゃないの?
前も書いたけど品質管理が一番アレなんだって、○○が低い連中と商売する時って…段ボール肉マンとか緑肉とか知らん?
一括で販売して客から仕入先がどこか分からなくなったら更に悪化しそう。
豊凶の差が現代よりも激しいと思われるあの世界で先物買いかぁ…。
ってか農地改良で今後収量が上がるのが確実なのにそこはスルー?

これがキッズアニメだったら最後客から「これ不良品だぞ」「聞いてたのと違う」とクレーム殺到して「トホホ、もうこりごりでゴザルよニンニン」で終わるネタ。
タイムボカンの三悪やドラえもんで調子に乗ったのび太がよくやる…最近でも“ピカちんキット”で見た。
最近深夜アニメがキッズアニメより対象年齢低く感じることが増えてきてる気がする。
キッズ向けって細かいところはカットして(このカット具合がいかにも低年齢向け臭くて見れない人は見れないんだろうけど)話を押し通すんだけど、中途半端な知識をひけらかす方のがタチ悪いと思うんだがなぁ。
詳しい人が「それに触れたら長くなるんで敢えて触れない」を、ニワカが知った口利いて大火傷ってのはよくある話で…。
そうねぇ…“ドクタースト-ン”が、厳密な計量が必要なものやコンタミが入ったら上手く行かないものは意図的に避けてる気がするのだが、分かってない人は平気でそれをやってしまう。
子供騙しはもっと子供騙しに徹する、とでも言えばいいかな。

奴隷描写もなかなかにファンタジー。
作中の描写だけでは奴隷はいい値段で売れるぞとアピールしただけのような…。
これを期に奴隷狩りがより活発になり、「ヘヘヘ、また奴隷入荷したんで買ってくださいよー」と付きまとわれると思うのだが。
「はした金で大金を手放した大馬鹿野郎」とは言うが、窮すれば更に悪どい手口に走るのが世の常だろうに。
次いで宗教ネタ。
弾圧が厳しいのであればマヨネーズなんていう見慣れぬ食べ物が出たら一般市民はまず「教義に背くかも知れない(異教の食べ物かも知れない)」で手を出さないと思う。
当初ジャガイモが普及しなかったって話有名じゃん。
医療シーン。
それこそマヨネーズかけたら治ったでいいじゃん、モンスターがよく分からない病気持ってたりしないのか。
火刑マジック…意味が分からない。
ってか獣人に金貨渡した人も罰せられるよね?

結構頑張って書いてみたけど後半で失速wツッコミが追いつかない。
次回以降もツッコミ入れるかどうかは不明、疲れるわこれw{/netabare}

5話までの感想{netabare}
おぞましい。
お上の一存でマヨに関税かけられたら終わり。
で、そうならないようにお上と対等に交渉できる発言力を得るために同業者組合=ギルドってのがあって──みたいなことが某所で語られてて。
そこで飛び出した言葉、「ギルドって現実にもあるんだ」。
…。
冗談だよね?
アニコレ外の話をここでするのも卑怯かも知れんけど、「アーサー王って男なんだ」って言葉を聞いた時に並ぶくらいショック。
小学生なら分かるが、いい歳をした大人が、だ。
↑で書いた「ケーキを三等分できない」も、本を売るためのフカシじゃね?と半信半疑だったんだけど、なんか真実味を帯びてきて…コワイ。
ってかそれじゃあ“サクラクエスト”で商店街組合がなんであんなに態度デカかったのか理解できないじゃないか。
それってもうアニメすら楽しめないと思うのだけど…なんかカワイイ娘が動いて声出してエロけりゃそれで満足って感じなの?
そりゃね、異世界系のコミカライズをちょっと見てみたら小学校低学年でも読める漢字にまでいちいち振り仮名振ってある作品が多くて「へー」って思ったモンだけど、やっぱそういう人向けってことなん?
境界知能を割っちゃってる人向けってことなん?

そしてやっぱり気になるのは、それは意図的なのか天然なのか測りかねてること。
先に書いたコミカライズの振り仮名、単に編集ごとに決めてあるだけで深い意味は無いと思うのだけど(少年誌は仕方ないし)、この作品は簡単な漢字には振り仮名ナシ。
なんかそれだけで上等に思えてしまう自分も毒されてるなぁと思うけど。
まさかの万が一ではあるけど「なろうがクソだって?ハハハ甘いな、俺が本当のクソを見せてやる」って意図で作ったとか…無いかな?
えーっと、話ちょっと逸れるけど“ロクでなし魔術講師と禁忌教典”のアニメ、放送当時こういう系は濫発されててラノベテンプレだのテンプレだのとよく揶揄されてたのだけど、「本気のテンプレを見せてやる」とばかりにテンプレ益し益しで作ったかのような内容になってまして。
異能者学校だのクラス対抗戦だの女王と謁見だの強化人間だの映画卒業だの空中遺跡だの…これはある意味実験だったんじゃないかなぁと思ってます。
ってことで、こっちも実験してるんじゃないかなー、と…どれだけバカ向けにして大丈夫か、みたいな。
境界知能割ってる人にどれだけ購買力があるか、みたいな。
ひょっとしたら将来資料的価値が生まれる、かも?

でもって一応内容に突っ込んでみる。
資本主義と民主主義に夢見すぎ。
あと宗教ナメすぎ。
そこまでの能力があるならそもそも最初の飛行機事故が疑わしい、回避できそうじゃない?
最後のオチで、実は凡人以下の無能が死の間際に見た夢でしたでいいんじゃね?{/netabare}

6話感想{netabare}
ツッコミも疲れた(※)のでもうスルーしようかなと思ったのだけど、今までのツッコミとは別方向のツッコミが現れたのでそれについて。
幼女が鞭で打たれるシーン。
直接鞭が肉体に当たってるところを画面に映さない…まではまだいい、規制派がうるさいからね。
けど、画面の外での「当たる音」までカットって…なんじゃそれ?
ヒュンと振るう音はするけどバシーンと当たる音が無いの。
多分これも規制派に対しての配慮だとは思うのだけど…そこまで必要?
だったらもう幼女じゃなく少年にでも置き換えればいいじゃん、と思ってしまうけど、アニメ作業工程のどの段階でストップがかかったか分からないので、う~ん…。


そうはいっても、SFの定番、「一度高度に文明が進んだけど滅亡して、石器時代からやり直した現行の人類のうち一部が前文明のテクノロジーを独占している」ってことなら世界観についての違和感はかなり緩和されちゃう…かな?
この作品がそこまで考えてるとは思えんのだけどねぇ、どうなんだろうねぇ。
というか、なんで自分が「こういう設定だったら納得できる」とフォローめいたことをしてるんだろう?
それこそ主人公達が関与してない場所・来る前から存在してたものとしてレーザー兵器とかあれば良いのだが…。
ほらあれだ、“オーバーロード”は一応そういうところ匂わせてたじゃん?{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
某アニメーターは作画の仕事をしてる最中「あー今クソアニメの絵を描いてるんだよな…」と思うとモチベがダダ下がりすることがあるんだそうな。
それを考えるとこの作品のスタッフは鋼の精神なのか、むしろ完全に割り切って好き勝手やることでモチベを保ってたのか…。
つまりは話は酷くて作画は良い。
参ったね、これ総合評価どうしよう?

序盤各話感想でゴチャゴチャ書いてたけど、話が進むにつれ話の酷さは加速する一方。
サムライキャラがミサイルと一緒に走り出した時は「えっ、超人ってそういう!?」と思ったり。
これがアズールレーンやモンストのキャラだったら何も驚かないのだけど…それでいて作画スタッフ的には魂斗羅ごっこが描けて楽しかったのか妙にノリノリ。
でもこれだと異世界転移のキッカケとなった冒頭の飛行機事故が起こりそうも無い気が…。
10話で発明家が修理頼まれたのは体よくタダ働きさせるため(修理費は総理が全貰い)にしか見えないし…ここ最近アニメ業界で不払いがどうのって話を耳にするせいか、どうにも釈然としない。
やりがい搾取肯定かぁ、こんな内容を平気で描いちゃって良いのか?
11話はロボトミー肯定…民主主義とは…ってか阿片絡みだったらそれこそ商人の出番じゃないのか。

で、最終回まで見て一番モヤモヤしてるのは、司法府設けろ司法。
自ら作った制度(法律)に自ら縛られろよと、独立しても野党はロボトミーか粛清で事実上不在の一党独裁だし人治国家だし。
「君の意見に賛成できないが君が意見を述べる権利は死んでも守る」みたいなことなんかありゃしない。
皇帝と対峙する立場って話のハズなのに、やってることはその皇帝と同じにしか見えなかった、むしろ侵略者。
錦の御旗こそ民主主義と美しいけど実際見てみると看板に偽りアリ…前も何かの作品で書いた気がするけど「金正日の輝かしき軌跡」の物語を見てる気分。
汚職で死刑とか皇帝(≒米帝)に対抗するために核が必要だってのは正にそのまんまかと。
俺TUEEE系ってそういうのになりがちなんですかね?

そしてその一方で、まさかマジでそこら辺狙って作ったんじゃないか?と思わなくもないのだけど深読みし過ぎかなぁ?
まぁだったら転移者同士での粛清パーティー開いて欲しかったけど…本当は総理の失態なんだけど罪被らされて始末される、とかね。
そういう意味では原作に興味が……ないない、アハハww

絵だけはマトモなので音を消して観るのがお勧めかも、声優目当ての方は…が、頑張って。{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 18
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

現実世界においては結果こそ評価されるが、空想世界においては過程こそ評価される。

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
いわゆる、「なろう系」の異世界転生モノ。前期に乱発したものよりは、やや見処(面白さ)はあったと思う。

が、「ムダなエロ」でマイナス1。「やっぱりなろう系じゃん」でマイナス1。ってところですかね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本作は、「異世界で(民主主義の)革命を起こす」「建国する」ということをテーマにしている。この点は、とても良いと思う(好きな内容です)。

また、一人のチートに頼るのではなく、異なる才能を持つ7人が、それぞれの得意分野を生かしていくのも、良い展開だと思う。

が、やはり所詮は「なろう系」と酷評せざるをえない。

「なろう系」(と酷評される、異世界転生モノ)に共通しているのは、(作家自らが創造した)異世界に対する、リスペクト、愛情がないという点。

「なろう系」の異世界(転生先)は、現実世界(転生元)に生きる我々に蹂躙されるためだけに存在する、低次元、低レベル、低生活水準の世界である。

現実世界の「当たり前」を披露するだけで、「無双」できてしまう。だからこそ、現実世界では冴えない自分でも、活躍できるという簡単なロジックを用いる(本作は、現実世界でも超人だが)。

よって、その「異世界」で暮らしてきた住人達の意思や努力、積み重ねてきた歴史、人々の生活の息吹は全て、「取るに足らないもの」と一笑に付される。

この点を不愉快に感じる視聴者は多いのではないかと思う。少なくとも、私はそうだ。

それは、作品に愛を感じないから。

作者を親とするならば、転生者(勇者)は子供。愛情をもって当然。でも、敵役もモブも、役割は違えど、基本的には子供じゃないの? 転生者だけが可愛いの?

自由民権運動も良いし、産業革命も良いけど、それらは全て、「転生先の世界の理」の中で行われるべきで、「転生元の世界の理」を引用してはならない。

本作で唯一良かったのは、2話でノイツェランド商会を潰したあたり。(忍者が市長を脅すという反則技が残念でしたが)ある程度は相手の土俵で、この世界の経済体系の中で戦っていたし、結局は、ノイツェランド商会のこれまでの悪行(独占市場)による信用のなさが決め手になった。マヨネーズも、原材料があればなんとか作れそうな範囲だし。

つまり、創作物においては、「結果」より「過程」が大切であるということ。

創作物において、作者は、神に等しい。

PCのキーをひと叩きするだけで、世界を救えるし、世界を滅ぼせる。どんなショボい奴でもハーレムを築けるし、夢も幻も現実に出来る。

何でもできるからこそ、自らを規制しなければならない。どうやら、「なろう系」と酷評される作者は、このブレーキがぶっ壊れているらしい。

今作で言うと、林檎が一番顕著な例。ミサイルもバリアも作るのは良いけど、どうやって作ったかはオールカット。「天才(超人)だから」で全て解決。きっと、作者は、マヨネーズの作り方は知っていても、ミサイルの作り方は知らないのでしょう(まあ、私も知らんがw)。

今期、私が一番感心した作品は、「本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜」。詳しくは他作品のネタバレになるから書けないけど、「転生先の世界の理の中」で、「自らに枷を設けて」、世界の改革を行っていく。この作品がやらなかったこと、やれなかったことを完璧に行っていた。

また、偶然だろうが、同期に「サルファ剤」を作るアニメがあったが、あちらは「科学」で「じっくり」。こちらは「魔法」で「あっさり」。物凄い分かりやすく、作者のレベルの差を感じた(そういえば携帯電話も、こちらは5秒で作っていましたね)。

最終回も、「え? 最終回なの?」という、肩透かしラスト。。。

う~む。重ねて言うが、他のなろう系に比べれば、楽しくなりそうな要素はあったんだよな。それだけに、残念感が残ったかな。
{/netabare}

【余談~ CMにモノ申す(笑) ~】
{netabare}
自分、このアニメはBSで観てましたが、アニメの後に流れる栄養ドリンクのCMが、「高麗人参や生薬で取り戻す、男の元気、活力」って。

旦那にも自信が~とか、長持ち~とか、いやいや、このアニメ観てるのを、オッサンだと決めつけて提供してるがな(笑)

まあ多分、かなり当たってはいるんだがwww
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
高校生である必要性がよく分からんが。科学者、剣豪、医者、実業家、マジシャン、ジャーナリスト、政治家。つか、コイツら全員いなくなったら、日本、大変そうだけどな。

なぜ、ディープ? みじん切りにしろや。

じゃがマヨ。まあ、卵と酢と油だからな。携帯の改造、、、どうやって? 小型原子炉? 総理大臣、なぜ強い?


2話目 ☆3
ノイツェランド商会が全く同じやり方をしてきた場合、資本力の差で負けそうだけどな。もしかしたら、これまでの信用の差で負けるかもしれないけど。

3話目 ☆2
医療は一番、マジかと思う。衛生状況とか、大丈夫か? タネがあればマジック、なければ魔法。タネを提示できないなら、魔法。

4話目 ☆2
う~ん、これ、文明を進めたくないなら、超人達だけ、少数精鋭で攻めたら良かったんじゃね? レールガン的なやつ作れるなら、サブマシンガン持たせて、忍者と侍に突っ込ませれば、なんとかなるじゃん。結局、市民革命やりたいだけだな。

5話目 ☆2
出た出た、「現代の通常生活を見せるだけで、ショボい異世界では無双しちゃうぜ☆展開」。こうなると、一気につまんなくなるんだよな。マジックと宗教の結び付きは、悪くないけどね。この短期間での狂信的なまでの支持は、気持ち悪いな。宗教ってことは、教えや戒律があったりする? そこを具体的に欲しいな。教え=民主主義、なのかな。

バーナード、わりと、あっさり。

6話目 ☆2
死刑て、政治的な不正で?

7話目 ☆2
たらふく食わして動けなくして、、、薬を混ぜる方が、高くつくのかな? ミサイル迎撃て(苦笑) だったら、長距離ミサイル作って、先制攻撃かけて、ギュスターブを殺せば良いじゃん。

8話目 ☆2
ミサイルの速度で走れる人間は、ミサイルよりも強いと思う。バカみたいで笑えたけどw

9話目 ☆1
ただの蹂躙に、ムダな一騎討ちに、イミフなエロ。

10話目 ☆2
りんごとのデート回。なぜそこで、「私のため」になるんだろう? 状況的には、「りんごを利用して修理費を稼いでいた」だと思うんじゃない、普通。あそこで、「なぜいつも壊れた機械ばかり買うんだい?」「友達に、、、夢を見つけてほしくて」とかってやり取りが必要なんじゃ?

11話目 ☆1
奇しくも、サルファ剤を作るアニメが、同期(2019秋)にあったけれど、その過程を見せるレベル差がエグい(笑) あっちは「科学」、こっちは「魔法」だもんな(苦笑) 作者も、(同じ事をさせてるだけに)自分とのレベル差を感じたのだろうか? 頭のいじるって、医療で、しかも、あの設備で可能なのか? 催眠術(も広義では医療といえるから)で良かったんじゃない?

12話目 ☆2
ミサイル攻撃。まあ、武力がないと交渉にならないのはそうだろうな。でも、その武力がお手軽チートだからな。民主主義国家の旗揚げ。演説の中でいきなり「責任」と言われても、民主主義の概念すらないなら、意味不明だろうな。え? 終わり? というラスト。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 32

75.1 3 ファンタジーで忍者なアニメランキング3位
トリニティセブン(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1341)
8772人が棚に入れました
「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」
それは、王立ビブリア学園に君臨する、7人の少女に科せられた罪(テーマ)。世界を取り戻すため、少年はこの罪(テーマ)を支配することを決断した――
その少年、春日アラタの知る日常は、「崩壊現象」と呼ばれる不可思議な事件によって、従姉妹の聖ごと異空間に消えてしまった。崩壊現象を解明し、聖を取り戻すため、王立ビブリア学園に入学したアラタ。そこに待っていたのは、罪(テーマ)により魔道を操る7人の少女たちだった。


声優・キャラクター
松岡禎丞、原由実、諏訪彩花、内田彩、佐倉綾音、日笠陽子、柚木涼香、村川梨衣、東山奈央、洲崎綾、釘宮理恵、三木眞一郎、赤﨑千夏、福原綾香、山下七海

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

声優豪華では?

特に内容が面白いわけではないが、とにかく声優が豪華でその点は幸せ。
こういうお馬鹿なエロも割と好き。トリニティセブンのみんなはそれぞれ可愛い。

最初はシリアス展開中心かと思わされたけど、意外とそうでもない。

OP
Seven Doors 歌 ZAQ
ED
BEAUTIFUL≒SENTENCE 歌 メイガス・トゥー[浅見リリス(原由実)、神無月アリン(内田彩)]
SHaVaDaVa in AMAZING♪ 歌 ユイレヴィ♡[風間レヴィ(佐倉綾音)、倉田ユイ(村川梨衣)]
ReSTART "THE WORLD" 歌 TWINKle MAGIC[リーゼロッテ・シャルロック(東山奈央)、セリナ・シャルロック(洲崎綾)]
TRINITY×SEVENTH+HEAVEN 歌 Security Politti[山奈ミラ(日笠陽子)、不動アキオ(柚木涼香)]
TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDが全作詞・作曲・編曲を担当。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食)」「色欲」それは、王立ビブリア学園に君臨する、7人の少女にかせられた罪(テーマ)。世界を取り戻すため、少年はこの罪(テーマ)を支配することを決断した--その少年、春日アラタの知る日常は、「崩壊現象」と呼ばれる不可思議な事件によって、従姉妹の聖ごと異空間に消えてしまった。崩壊現象を解明し、聖を取り戻すため、王立ビブリア学園に入学したアラタ。そこに待っていたのは、テーマにより魔道を操る7人の少女たちだった。

1. 魔王候補と第三の選択
高校生・春日アラタは、けしからんオッパイの美少女に生命を狙われる。生命を救う代わりに記憶を消すという魔道士リリスにアラタは、生命も記憶も奪わせない第三の選択をする。しかし、行き着いた魔道学園の男風呂には、なぜか、全裸の美少女が?

2. 空間閉鎖と王立図書館検察官
魔道士になるためには、7つの大罪をアーカイブする研究テーマが必要だ。寮でテーマを考えているとき、アラタたち4人は結界に閉じ込められる。出口はどこにもない。その時、リリスたちがオシ○○をもよおしてきた。大変だ! 美少女たちのオシ○○の危機だ!

3. 魔導士と錬金術
夏の海、南国の島、水着姿の美少女たち……。なぜかアラタは焼きそばを焼いている。仕方がない。彼のせいで崩壊した学園を、学園長が修復しているらしい。美少女たちと混浴温泉を楽しみながら、魔王候補アラタはテーマを決定する「支配」だ!

4. 巨大迷宮と魔銃起動
学園の地下から強大な魔力が流れ出てきた。その崩壊現象から学園を守るため、アラタたちは、巨大迷路に向かう。モンスターどもを倒し、最深部にたどり着いたとき、異変が起こる。「ぐあああっ! なんだ、この力は!?」アラタの背にドラゴンの翼が!

5. 夢の世界と第二の魔王候補
体操着姿の美少女たちのランニング。揺れる胸。アラタの心はときめく。学園生活をエンジョイしているとき、図書館に幽霊が現れる。調査に向かったアラタたちは「永劫図書館」に強制移動させられた。そこには、行方不明になっていたトリニティセブンの一人が!

6. 悪の魔導士と学園襲撃
永劫図書館の中に現れた最後のトリニティセブン、リーゼ! 彼女は魔王の刻印を受けた魔王候補だった。そして聖を救うなら、悪の道を選べとアラタを誘惑する。ためらうアラタに突然のキス!「ぐわあああっ」アラタの魔力が吸い尽くされる!リーゼはビブリア学園に襲い掛かる。

7. 秘奥義と異変解決
学園長の魔道書『ソロモンズゲート』が発動した。高位の魔道士でも長く見すぎれば、発狂する。しかし、リーゼは学園長との戦いを潜り抜け、アラタたちを襲った。そして究極の「秘奥義」ラスト・クレストを発動させる! 時間が止まった--その時、西の学園が消滅した。

8. 魔道勉強と安息日
なんと、なんと、なんと! アラタが検閲官セキュリティセカンドに任命される。そしてリリスたちと消滅した『王立リベル魔道学園』の近くに空間転移される。しかし、そこには、アラタが捜し求めていた従姉妹の姿が……!?

9. 魔道書戦闘と過去記憶
アラタたちの着いた場所は、多元宇宙の狭間を浮遊した異世界だった。次々と魔物たちが襲ってくる。現れた伝説の魔道書『イーリアスの断章』が、『アスティルの写本』に戦いを挑んできた。時間も空間も止まった世界で『アスティルの写本』は封じられ、消滅!?怒りに駆られたアラタの邪悪な力が目覚める!

10. 支配者と憤怒の魔人
究極の魔王アストラル・トリニティが現れる。それはアラタが変身したその異形の姿--。目の前に現れた聖は高位魔道士だと判明する。しかし、聖の目的はアラタを殺し、魔道学園を消滅することだった。「なぜ--!?」困惑。危機。崩壊。「福音探求会」イシュ・カリオテがビブリア学園へ攻撃に向かう。

11. 光輝剣士と姉妹の絆
学園にルーグが襲ってきた。アラタやミラたちは遠い地で足止めされている。学園を守るため、ユイは皆を夢の世界に避難させ、ただ一人、レヴィだけが戦いを挑んだ。しかし、相手は魔王因子を得た魔王候補だ。レヴィは、斬られ、打たれ、倒される。そして巨大な魔力を持った、聖が現れた!

12. 聖戦少女と魔王世界
最終回! ついに聖とアラタは直接戦う! ルーグが参戦し、リリスが、レヴィが、アリンが、ミラが、アキオが、ユイが、リーゼが、トリニティセブン全員が参戦する。いったい何のために聖はアラタを襲うのか? 強大な魔力と魔力がぶつかり合い、ついに魔王候補アラタの秘密が解き明かされる!

投稿 : 2025/01/04
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

アラタ君・・・色々と羨まし過ぎですよ^^;

この作品の原作は未読、事前情報も特に無く視聴を始めた作品です^^
魔法系の作品は嫌いじゃないので、どんな作品も一度は目を通すようにしているのですが、この作品・・・魔法とハーレム要素を組み合わせた王道的展開の作品でした^^

この作品の主人公は、17歳の春日アラタ・・・彼は一緒に住んでいる春日聖と平穏な日常を過ごしていました。
でも、ごく当たり前の日常に違和感を覚えたアラタに対し、これまで優しかった聖の態度は一変し・・・アラタの目の前から消えてしまうのです。

目の前でいなくなった聖を救いたい・・・
その一心で彼は聖を救うことのできる唯一の手段である魔道士になる事を選択し・・・物語が動いていきます。

アラタは、魔導学校である王立ビブリア学園に入学し自らを鍛えるため、それぞれ魔法の奥義を極めたトリニティセブンに接触するのですが・・・7人のトリニティセブンは全員美少女魔道士だったのです^^

主人公が唯一無二の力を持っていて・・・その周りには7人もの美少女が取り巻く・・・
そのトリニティセブンの皆さまはそれぞれタイプの異なる美少女揃い・・・
アラタ君・・・極めて羨ましいじゃありませんか^^
と序盤で激しく思ってしまいました(//∇//)

浅見 リリス:スタイル抜群で容姿端麗な彼女・・・そして極度の恥ずかしがり屋さんです。
神無月 アリン:失踪した聖と瓜二つの彼女・・・アラタを「旦那さま」と呼んでいます。
風間 レヴィ:くノ一で戦闘能力が極めて高い彼女・・・語尾に「〜ッス」を付けるのがが特徴です
山奈 ミラ:最初はアラタに対して全く好意的ではなく氷のような彼女・・・でも、氷って溶けるんですよね^^
不動 アキオ:ミラといつも行動を共にしている長身の彼女・・・一見ぶっきらぼうに見えますが、結構面倒見が良いんですよね^^
倉田 ユイ:新たに対する態度が一番ストレートな彼女・・・夢の中の彼女はスタイル抜群なんですよね^^
リーゼロッテ=シャルロック:トリニティセブンの中で一番色っぽい彼女・・・出番も多いので彼女の魅力を堪能する事ができます^^

このような様々な設定が盛られた7人の美少女が紆余曲折ありながらも、皆んなの好意がアラタ一点に集中していくのを指を咥えて見ている・・・というだけでなく、アラタって、ラッキースケベの塊みたいな存在なんですよね〜^^
こんなラッキーが何故起こるの・・・? という展開が次々と繰り広げられます。
アラタハーレムが徐々に出来上がっていく様を指を咥えて見ているしかできないのは少々歯痒いというか、癪という感じなのですが、それを差し引いても戦闘や日常シーンにおいて彼女たちはしっかりと堪能させてくれます^^

肝心の物語の方ですが・・・正直良く分からないというのが本音です^^
聖を助けたいアラタの気持ちは分かりますが、どの方向に転がっていくかが全く見えないうちに物語が終わってしまったような感がありました。

これで終わってしまったら、正直勿体無いと思います。
個々のパーツはどれも面白いし魅力的です・・・それらを組み合わせたその先が見えると、より良かったように思います。

オープニングテーマ
「Seven Doors」歌 - ZAQさん
エンディングテーマ
「BEAUTIFUL≒SENTENCE」歌 - メイガス・トゥー[浅見リリス(原由実)、神無月アリン(内田彩)]
「SHaVaDaVa in AMAZING♪」歌 - ユイレヴィ♡[風間レヴィ(佐倉綾音)、倉田ユイ(村川梨衣)]
「ReSTART "THE WORLD"」歌 - TWINKle MAGIC[リーゼロッテ・シャルロック(東山奈央)、セリナ・シャルロック(洲崎綾)]
「TRINITY×SEVENTH+HEAVEN」歌 - Security Politti[山奈ミラ(日笠陽子)、不動アキオ(柚木涼香)]
ZAQさんのオープニングは最高でした^^ でも歌うのが難しい曲です^^;
エンディングも覚えようと試みましたが、一番最初のリリス先生の曲で断念してしまいました(難しかったッス)^^;

1クール12話の作品でした。魔法モノですがハーレム色の強い作品だったと思います^^
作品自体の方向性が良く見えなかったので、続編でそのモヤモヤが解消できれば・・・と思っています^^;

投稿 : 2025/01/04
♥ : 36
ネタバレ

NEOたちばな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

アーカイブに接続してテーマを実行( ..)φメモメモ

友人に「ハーレムものでおすすめアニメ教えてー」と聞いたら、このアニメの名前が!

友人のためにもレビューはしっかり書かないと!と思っているのだが
物語の中身が「無」←仙石さん!旗印パクらせてもらいました!
女の子はみんな可愛い(*'▽')!
{netabare}魔導書が可愛いって何なんですかねー(遠い目){/netabare}

トリニティセブン+主人公のまとめ(個人的メモ、見返し用)
{netabare}
浅見リリス:専門術式は錬金術(アウター・アルケミック)
「書庫」は色欲(ルクスリア)、テーマは不明
赤毛のロングヘアで縞パンツ着用、そして巨乳(これ大事)

神無月アリン:専門術式は聖儀術(カオシック・ルーン)
「書庫」は憤怒(イラ)で、「テーマ」は崩壊(ルイーナ)
水色っぽい髪色で聖によく似てて天然無表情、胸はCカップ(ちょうどええ)
個人的に1番好きなキャラ、旦那様って呼ばれてぇー

風間レヴィ:専門術式は忍法術(シャーマニック・スペル)
「書庫」は嫉妬(インウィディア)で、「テーマ」は期待(エクスペクト)
めっちゃ忍者、左目隠れて見えないから見てみたい
水着でもマフラー外さないのねw

山奈ミラ:専門術式は映晶術(ゲヘナ・スコープ)
「書庫」は傲慢(スペルビア)で、「テーマ」は正義(ユースティティア)
ツンデレ!
金髪でウサギ柄の下着着用、アキオとはぶっちゃキスしてもいいみたい
アキオとソフトな百合疑惑

不動アキオ:専門術式は真言術(マントラ・エンチャント)
「書庫」は暴食(グラ)で、「テーマ」は信仰(フィデス)
胸以外ほぼ男、だが巨乳、しかしそそらない
マントラ・エンチャントって無性に口にしたくなるオノマトペすぎるw

倉田ユイ:専門術式は重唱術(アーク・シンフォニー)
「書庫」は強欲(アワリティア)で、「テーマ」は友情(アミキティア)
夢の中で過ごしていた魔道士の少女って理解できない設定、かなり強いらしい
夢の自分とか夢の中にみんなを避難させるとかあんまり分からんかった
ロリ巨乳と妹キャラのWパンチ、サイコーかよ
おにーさんって呼ばれたすぎる

リーゼロッテ=シャルロック:専門術式は数秘術(ロゴス・アート)
「書庫」は怠惰(アケディア)で、「テーマ」は停滞(スタグナ)
魔王候補でセリナと双子、メイガスモードの服装が露出しすぎ
金髪ダイナマイトバディー、キスが濃厚すぎる
超高速の世界に独りぼっちらしい、かわいそう

春日アラタ:「書庫」は傲慢で、「テーマ」は支配(インペル)
アスティルの写本とかいう魔道書(ソラ)がかなり可愛い
自分のこと最強だと思ってる(けっこう弱い)
すぐに魔力なくなりがち
すっぽんぽん魔術、それほしいのだがw

頑張って書いたけど、別に書庫とかテーマとかぶっちゃけあんまり関係ないのは内緒、知らなくてもいいというか覚えられませーん!!!
{/netabare}
ハーレムものだが、変な心理描写やダラダラ展開がないからテンポはGOOD!
中身はないけど!!!

とにかく中二病的なカタカナが多いこと多いこと{netabare}
ゲイボルグとかミストルティンとか聞くとファイアーエムブレムしか思い出さんのだがw{/netabare}
同じ北欧神話あたりがベースなんでしょう

-OP&ED考察-
OP曲「Seven Doors」
歌:ZAQ
OP映像かなり評価してます、これ見るだけでトリニティセブンの面々がどんな能力(攻撃方法)もってるかある程度分かるし
{netabare}リリスが闊歩するシーンなんか曲と超絶シンクロしてると思う{/netabare}
曲もアニメの世界観にあってる、音作りがいいと思います

EDは4曲ある
「BEAUTIFUL≒SENTENCE」浅見リリス&神無月アリン
「SHaVaDaVa in AMAZING♪」風間レヴィ&倉田ユイの友達コンビ
「TRINITY×SEVENTH+HEAVEN」山奈ミラ&不動アキオの百合疑惑コンビ
「ReSTART "THE WORLD"」リーゼロッテ=シャルロック&セリナ=シャルロックの双子コンビ
個人的には 「TRINITY×SEVENTH+HEAVEN」がおすすめ

可愛い女の子と少しのエロを欲するときに観るべきアニメ!
ハーレムものが見たいという欲求を満たしてくれるアニメなのは間違いない

投稿 : 2025/01/04
♥ : 12

63.2 4 ファンタジーで忍者なアニメランキング4位
ながされて藍蘭島(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (352)
2289人が棚に入れました
父親とケンカし、勢いで家出した少年・東方院行人 (14) は、乗った客船からうっかり転落。嵐に巻き込まれ、大波に飲まれた末にたどり着いた島「藍蘭島」は、脱出できない上、女性ばかりの島だった!?個性豊かな女の子達と行人との、嬉し恥ずかし大騒動の島暮らしの日々を描く。

声優・キャラクター
堀江由衣、高橋美佳子、千葉紗子、白石涼子、伊藤静、長谷川静香、下野紘
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

漢(おとこ)の夢は、全年令対象の優良ハーレム系ラブコメ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
レビュータイトル通り、毒のないハーレムラブコメ作品。

ある少年が漂流した先は、女人島。個性豊かな女の子達との、嬉し恥ずかし大騒動の島暮らしの日々を描く。

昔観たが、AT-Xで再視聴。なんだろう、安心するw

(古い作品だけあって)これといって目立った良さがあるわけではない。強いて言えば、今はバリバリ主役レベルの声優さんが、ちょい役をやっていることかな?

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、俺なら島から脱出しようとは思わん(笑)

ハーレムに見せかけ、実は常にメインヒロインが一歩抜き出ている展開で安心して見られる。堀江さん好きとしては、満足満足♪

行人を観ていると、やはりハーレム主人公には「全方位への優しさ」と「驚くほどの鈍感さ」がマストなんだな~と再確認。

シリアスアニメや、新作(だがイマイチつまらない)アニメの骨休めにチビチビ観る感じがちょうど良かった。なんかこう、ウィスキーロック間のチェイサー的作品wというか、ベテランのいぶし銀的楽しみがあるラブコメだった。

個人的には各森の主たちが可愛かった♪ 特に大牙♪
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 15

ちゃろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ある程度漫画を読んできた人なら

作品を見ただけでこれはジャンプだ、これはマガジンだとわかるようになります。

特に一昔前は王道はジャンプ、ヤンキーはマガジン、スポーツはサンデーといったようにその雑誌の特徴が凄く出ていました。


そういう意味でもこの作品はザ・ガンガンコメディといった作品です。物語、キャラデザ、作品のノリ、ガンガン以外考えられないです。

上級者になればおそらくヒロインの服を見ただけでこれはガンガンだとわかると思います。

物語自体はベタです。いわゆるハーレムものですね。でも少年誌原作なのと少し前の時代の作品なので、近年の原作者の願望垂れ流し系のハーレムものではなく健全なハーレムものなので不快感がありません。あくまで願望よりもコメディを重視しています。お色気もあくまで健全、ねちっこさや下品なエロさはありません。あくまで願望よりもコメディを重視してるので。

キャラの特徴もベタです。ただ主人公の年齢がいいですね。裸を見て鼻血とか女性に対する「うわー」な対応が高校生以上になると説得力が無くなってしまいます。

原作は今でも続くガンガンの人気作です。ドタバタコメディが好きな人は楽しめると思います。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 1

あったあまん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

動物が出しゃばり過ぎ特に豚

このアニメの敗因は美少女ラブコメにも関わらず動物(しかも中身が擬人化されて人間のような知能があって言葉も喋る)を目立たせ過ぎてポケモンやデジモンみたいな子ども向け動物アニメみたいな雰囲気になってしまってる事。
特にあのマスコットキャラのとんかつとかいう子ども豚はぷーぷー鳴いてばかりで大した事出来ないのに目立ち過ぎじゃないかね?
まあ動物が目立ってるのは原作も同じ事だが。
いくら作者が動物が好き過ぎるからといってこういう漫画で動物を出しゃばらせまくるのはどうかと思うのだがね。
他の有名な少年ラブコメでここまで動物が出しゃばってるのはあまり見たことがない。
ラブコメなんだからぶっちゃけ動物はあまり必要ないと思う。
動物のデザインもポケモンやデジモンに比べたら正直パチモン臭くてセンスがあまりよろしくない。
まあ小学生くらいなら動物がたくさん出て来るから楽しめるかもしれないが、もっと上の年齢の連中や最近の一般的な萌え系アニメを見慣れてる連中にはかなり物足りないかもしれないね。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 1

67.5 5 ファンタジーで忍者なアニメランキング5位
魔神英雄伝ワタル(TVアニメ動画)

1988年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (98)
630人が棚に入れました
小学4年生の戦部ワタルは、龍神池と呼ばれる池から現れた守護龍に「神部界」という神々の世界へと連れて行かれる。その中心に存在する神々の山「創界山」に突如現れた隠れもなき支配者、悪の帝王「ドアクダー」が神々と創界山を支配していた。本物の「魔神」となった龍神丸と共に、創界山の象徴である七つの虹を取り戻す為、ドアクダー退治へと旅立つ。

声優・キャラクター
田中真弓、玄田哲章、林原めぐみ、西村知道、山寺宏一、緒方賢一、沢りつお、丸山裕子、伊倉一恵、稲葉実、龍田直樹、笹岡繁蔵、戸谷公次、飯塚昭三
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「ハッキシ言って、おもしろカッコイイぜ!!」

記憶が確かなら、私が初めてまともに視聴したロボットアニメが
88年サンライズ制作の本作。

小4少年主人公が龍に連れて来られた異世界で、
救世主専用魔神(マシン)龍神丸を操り、仲間のキャラ&魔神たちと共に
悪の帝王「ドアクダー」から神々の領域である「創界山」の解放を目指す。


今風に言うと一応、異世界転生物ってことでしょうかねw
あとは顔面強調型ロボットの系譜を語る上でも欠かせない作品だと思います。


平凡な小4に巨大ロボ操縦とか無理だろう?
と思われるかもしれませんが、大丈夫。
操縦桿の?黄金に輝く龍の角を握れば、
あとは龍神丸(CV玄田哲章)が勇気溢れる少年を
必殺の「登龍剣」による一刀両断まで導いてくれます♪
主人公ワタル役(CV田中真弓)が龍神丸を呼ぶ声も
かなり鮮明に頭に残っています。


とは言え、私も内容自体はだいぶ忘却しているはず。
にも関わらず今でも時々本作のことを思い出すのは、
80年代末……この頃はまだ、
少年とロボットが信頼の絆で結ばれていたなぁ……
との感慨からでしょうか。

その後の私のロボアニメ視聴の選択が悪いだけなのでしょうが、
後年の人間と巨大ロボの関係は、マシンが人を侵食、支配したり、
人類文明の常識が通じない得体の知れないブラックボックスだったり……。
必ずしも友好的ではない気がします(苦笑)

そんな印象の反動もあってか、
あの頃の龍神丸たちには親元を離れた男の子を見守る
父親代わりにもなる包容力が、あったなぁ……
などと私の中で勝手に美化されていますw
AIもこれくらい人間たちに寄り添う未来になればいいなぁ~と願っています。


戯言はさておき、展開は「ドアクダー」などと言う
テキトー極まるラスボス名からも分る通りw
基本的にはキッズ向けにギャグも織り交ぜた楽しい作品。

仲間となる無邪気な能天気クノイチ・ヒミコや、
“野牛流”剣術の使い手で、顔もデカい、剣豪シバラクなどキャラも充実。

因みにシバラクの魔神(マシン)・戦神丸の召喚方法は何と電話(笑)
ファンタジー風の世界観においてはかなり奇抜な設定ですねw
なお、当たり前ですが80年代当時スマホなどあるはずもなく、
戦神丸専用テレフォンカード対応の公衆電話を求め、
シバラクが奔走する事態がしばしば発生w
今考えれば相当シュールな光景ですw


ネタ満載の中、それでもロボアニメの王道展開は熱く……
{netabare} ライバル・虎王(とらおう)&邪虎丸とその真実とか、
一度は倒れた龍神丸たちが終盤に向けて続々と「転生」を果たし、
パワーアップして帰ってくるシナリオは典型的ですが、
いや、むしろベタで直球だったからこそ、
ロボットアニメっていいなぁ~という憧れと共に
私のハートの中に確かに刻まれています。{/netabare}


さらには虹も思い出深いです。
桃源郷の如き神々の山に掛かる虹の絶景。
当時は本作の他にも虹でファンタジー世界を美化したアニメが多くて、
私も時折、青空に出た虹を見上げては、
あれに乗ったらアニメの異世界にいけるかな?
とか時めいてみたりw

そんな恥ずかしくも懐かしい記憶と共に、
私にとっては大人になってもロボットから卒業できないw
中二病の一症状を考える上でも忘れ難いロボットアニメです♪

投稿 : 2025/01/04
♥ : 21

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

このアニメ、面白カッコいいぜ!

創界山の虹から七つの色が消えてしまった。

外の世界からやってきた勇気ある少年ワタル、創界山の剣豪シバラク先生、こども忍者のヒミコたちが灰色になってしまった虹を元に戻すため旅立ちます。

子供時代再放送の古いアニメばかり見ていた自分としては、オンエアー中の作品の中では珍しくも毎週楽しみに見ていた作品です。当時はファミコンブーム真っ盛りで、本作品もその事を意識している様で、アニメ本編中にはRPGに出て来る様な、少年心をがっちり捉えて離さない面白アイテムが沢山登場します。欲しいなぁ、どうしたらああなるんだろうとか思いつつも、毎回高揚した心持ちで視聴してました。

アイテムのいくつかを挙げると、主人公のワタルが使用するものでは、接触する面によってズシンと重い一撃で巨大な敵をひるませたり、跳ね返って複数の相手を翻弄する便利武器へん玉や、踵を打ち鳴らすと(オズの魔法使いの銀の靴みたいに)ぱっと出て、足に装着されるローラースケート、普段は竜燐模様のブレスレットなのに、緊急時には即座に手ごろな大きさのカイトシールドに変身する千光の腕輪(龍神の盾)など、少年心をくすぐるアイテムが満載でした。憧れと羨望の眼差しでそれらを見ていた記憶があります。いい年した大人になった今でも、その時の気持ちは鮮明に残ってます。林原めぐみさん扮する次期親方様のこども忍者ヒミコの扱う数々の忍術やぺったん手裏剣なども面白かわいくて良かったです。

他にも毎週登場している訳ではないので、レギュラー枠とは言えないのかも知れませんが、いつもウラウラ言ってるヒミコ思いの親方様や、一見キザだけど、粋で優しいカッコ良い奴、鳥さんことクラマの活躍も見逃せませんでした。

中盤からワタルのライバルとして登場する虎王とその御守役ドン・ゴロ、父親ドアクダーの関係も子供アニメと侮る無かれ、涙無しには語れない悲しいドラマが描かれます。冒険活劇物として頭を空にして見られる部分がある一方で、友情や愛情などの繊細な部分を描く事もあったり、文明批判とも取れる社会風刺的な側面もあったりと、子供ながらに考えさせられる作品でもありました。

OP、EDテーマの「STEP」と「a・chi-a・chi アドベンチャー」は思い出補正も相まってメロディ聴くだけでわくわくします。

登場するロボについてはSDガンダムの様に頭身の低いものが殆どで、ワタルの乗る(アストロガンガーみたいに一心同体になる感じの)龍神丸も外見はどちらかと言うとコミカルなフォルムなのですが、玄田哲章さんの渋い声のおかげもあり、とてもカッコ良く目に映りました。

「龍神丸ー!」「オォォー!!」は今聴いても心震わせるものが有りますね。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 13

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

はっきし言って、おもしろカッコいい

当時小学5年生の私には
ドンピシャな大好きアニメでした。

龍神丸(主人公ワタルの搭乗するマシン)のカッコ良さに
心奪われ、ビデオに録画して、何度も観たもんです。

このカッコ良さをお母さんにも知ってほしくて、
わざわざ居間でビデオを観ていましたが、
全く興味を示しませんでした。
30代の女性には、向いていないかもしれません。


ロボットアニメですが、
戦争でもなく、地球防衛でもなく、
ワクワクするような冒険モノです。
これも当時のRPGブームの影響があるのかもしれません。

毎回、冒頭で目的地までの現在の進捗状況が解かる
簡略地図みたいなのが、出るんですが、
それだけでも、『先が楽しみ』と想像を膨らませたり、
『とうとうここまで来たか』
と道のりを振り返ってみたりと、ワクワク出来ました。

ヒミコ(ワタルの仲間)役の
林原めぐみさんの声が物凄く印象的で
「なんてヒミコは可愛らしい声なんだ」と
年上の大人の女性の声を小学5年生のガキんちょが
妹のように、いとおしく感じていました。

ラスト(総集編除く)の演出も文句なしで
何度観ても、今観ても泣いちゃいます。
(ラストだけは居間ではなく、自分の部屋で観ます)

投稿 : 2025/01/04
♥ : 10
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