2022年度のファミリーTVアニメ動画ランキング 1

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68.2 1 2022年度のファミリーアニメランキング1位
組長娘と世話係(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (203)
616人が棚に入れました
面倒なことは暴力で解決し、裏社会で“桜樹組の悪魔”と呼ばれていた霧島透。 ある日突然、桜樹組の組長から呼び出された霧島は、一人娘・八重花の世話係に任命されーーー!? 若頭と組長の一人娘のハートフルコメディ―― 二人の新しい日常が始まる!  
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ハートフル系

{netabare}
ハートフル系のやくざ者
ヤクザ要素に関しては突っ込もうと思ったらいくらでも突っ込めるぐらいガバガバな部分が多かったけど、元からこの手のジャンルの作品にはガチのヤクザ要素はそれほど期待してなかったからそこはまあいいかなあと。
八重花や霧島や取り巻き含めキャラに魅力はあって、日常回の面白さに関しては間違いないのでその部分での評価。
普段は厳しいヤクザが幼女相手となると優しく接するという、どういう作り方をしてもハートフルとしての良さが出る題材というか、実際その通りハートフル作品として良かった。
シリアス部分での霧島はかなりヤバめのこともやっていたのも、八重花の前での姿とのギャップを膨らませていて、それもハートフルの強調として機能していて良かったかなと。
シリアス要らないという人も良そうだけど、自分はそういう意味でもシリアスは必要だったと思う。

そういうのを抜きにしても純粋にシリアス回も日常回と同等に楽しめた。(いや、たぶんシリアス回の方が楽しめた)
日常パートだとヤクザ要素が結構ガバってるけど、シリアス部分だと真っ当にヤクザやってるしヤクザ要素がガバってなかったから自分はヤクザパート好きかな。

駄目な点としては、万引きの話など、話を綺麗にしようとしすぎていて何がしたいのかよくわからなくなっていることとか、時々八重花が小学生っぽくない(脚本に大人なセリフを喋らされている感がある)ところかな。
あと、ヤクザだからこそ周りと軋轢が...みたいな展開はヤクザものなんだから欲しかったかも。
駄目な点も多い作品だけど、減点方式じゃなくて加算方式で見たい。
Youtuber回はもう割り切って見ていたのであれはあれで楽しかったです。個人的にはw

キャラはこの手の作品だと珍しくロリキャラの八重花よりも霧島の方が好きだった。
だから霧島メインで八重花が全然出てこない回とかも楽しめたんだろうね。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆8
YAKUZAxFAMILY ちゃんとヤクザしてる OPめっちゃいいな。
学校行ってんのか。優しいロリ好き。ヤクザにやられた?

2話 ☆6
実銃使ったことありそうだなこいつら。警察呼ばれるぞw
祭り美化されてないアニメ最近ないからな。
ぬいぐるみじゃなくて隣の車の方こそ仕組んどけやw
ちゃんとヤクザしてる。小さいのに1人でえらい。
雰囲気壊してないのがいいわ。
八重花によって霧島にも少しずつ変化があるのも良き。
ガチの指切りしてそう。
ちゃんと八重花の気持ちを汲み取る有能世話係。
子供っぽい部分もありながら変に考えすぎな部分もあって会話が少し不自然かな。
言い方が悪いけど脚本にしゃべらされてる感がある。
まあいい話だけど。

3話 ☆7
これ前回にまとめられんかったんか?
父お前完全にお世話他人に任せとるやんけ。
簡単に抜けられるとか優しいヤクザか? ホモの声がする。
これじゃ猫がご飯みたいじゃんw 優しい組長。

4話 ☆7
ヤクザがやったら炎上しそうだな。条件厳しくて草。
後ろのプリキュアみたいなのはなんだよw 警察家に来そう。
おじさんの1/15 カレー…なのか?
何この本物の組に圧力かけられて謹慎したみたいな雰囲気w
今は亡き低評価。ありそうなクソ動画やめろw
マジでガチのヤクザに怒られたみたいな雰囲気で草。
これ夢オチだよな? 夢だとしてもちょっと雰囲気壊しかなぁ。

5話 ☆8
これ題材はめっちゃ好きなのになんかあまり見たいもの見せてくれないな。子供向けで泣けるあるある。いいヤクザやめろ。
このピンク可愛い。あ、ホモだ。この猫拾った子マジでかわいいわ。
えぇ...死ぬのかこいつらw

6話 ☆7
何でこの子こんな小さいのに日本語習得出来てる?w
なんか思ってたキャラと違う。ヤクザの家ってばれるだろ隣ならw
つまらないものの概念が分かる外人とはやるな。
父と絡みあるってことはこっちもヤクザの家庭?
外人だから理解できない?
ヤクザ要素が薄すぎるな、まあそこに期待してなかったけどもともと。
ところどころ大人みたいな喋り方するの自然じゃなくて引っかかる...。
料理できそうな顔してるのに。
何で普通の家庭で育ったのにこうなったし。

7話 ☆7
声変わんねえ。警察沙汰だろこれw
明らかにヤクザ絡みなのに普通に反応すんのかよw
八重花近くにいるのに。こいつがマジになってんの面白いな。
ばあちゃんとはいえ店内なら気づけw 初歩的なミス。
霧島はなんのために万引き止めてるの? 何で返す。
あ、ホモだ。こいつだけ浮いてるレベルで物騒だわw

8話 ☆7
やっぱ日常パートだとヤクザ要素クソガバるな。茶髪妻可愛いな。
そうはならんやろ。てか組のもんとよう結婚する気になったな。
昔から絡み合ったんか。
てかなんで組の戦力の霧島を世話係に任命した。
このショタ可愛いな。けど組と結局関わりあるのはw
ストーキングじゃんw 親にヤクザの家の子と関わるな言われそう。
不穏

9話 ☆6
これもしかして日常回?
後ろのプリキュアみたいなのが気になって仕方ない。見てる見てる。
誕生日の話そんなに引っ張らないのね。
よくヤクザと付き合う気になったな。
普通のラブコメ的な部分じゃなくてそこにフォーカスして欲しいんだよな、
ヤクザものなら…。
やっぱこのアニメ八重花のセリフが妙に大人っぽくて喋らされてる感が凄い…。
てか前回変な引きしたならシリアスやれ。

10話 ☆9
シリアスか? この写真伏線になりそう。真昼間からヤクザ4人で。
唐突なシリアス。
八重花の喋り方が小学生じゃないのだけほんとどうにかしてくれ。
男女平等パンチ。ざっこww 昼から拳銃持ち歩くなw
だるまさんがころんだとかやってる時よりもこういうパートの方がヤクザもの、日常ものとしての均衡が取れてて面白いな。
治療費あげるの優しい。俺も嬉しいよ。

11話 ☆7
もう解決というのも軽いな。さすがに手洗え。
こんな軽く終わらすならシリアス必要だったってなるさすがに。
なんか草。拳銃思いっきり持ち歩くな。まあベタながら良かったわ。

12話 ☆7
最後は日常回か。母ってまだ生きてんの? もういないわな。
まあ最後に霧島と八重花が仲良くしてるところを見られて良かったか。
闘争に出も巻き込まれた?

曲評価(好み)
OP「未来のヒーローたちへ」☆9
ED「帰り道のいろ」☆8.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

桜樹の悪魔が――組長娘の世話係に!

この作品の原作は未読です。

実は、暴力団とかヤクザ系の作品は少し苦手なのかな…!?
これまで視聴した作品を振り返ってみると、それほど多くないんです。

まぁ、「瀬戸の花嫁」や「Back Street Girls -ゴクドルズ-」なんかは当然視聴していますし、今だって「アキバ冥途戦争」を視聴しています。

でも、これらの作品はどれもユーモアに溢れた作品だったので違和感無く視聴できましたが、コテコテのだと今でも少し抵抗があるかもしれません。

だから、この作品も視聴するのを躊躇していました。
1話を見たらそんな杞憂な妄想は吹っ飛ぶんですけど、その1話を視聴する手間暇を惜しんだばかりに視聴がずっと後回しになってしまいました^^;

こんなにもハートフルな作品だと知っていれば、もっと早く視聴したのに…


面倒なことは暴力で解決し、裏社会で
桜樹組の悪魔と呼ばれていた霧島透。

ある日突然、
桜樹組の組長から呼び出された霧島は、
一人娘・八重花の世話係に任命され―――!?

若頭と組長の一人娘
のハートフルコメディ――

二人の新しい日常が始まる!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して振り返って思うこと…

主人公の霧島 透を演じた細谷佳正さん、そして組長の桜樹の一人娘である桜樹 八重花を演じた和多田美咲さんのキャスティングが抜群だったということが、第一に挙げられると思います。

細谷さんは言わずもがなですが、八重花ちゃんを演じた和多田美咲さんは…
と思ってググってみると、これまでに結構出演されている作品を視聴していました。

最初の接点は、「地獄少女 宵伽」の寒河江ミチルでした。
その後、「SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!!」のデルミン、「新サクラ大戦」のクラーラ、現在放送中の「ぼっち・ざ・ろっく!」ではひとりちゃんの妹である後藤ふたり役を演じられている声優さんです。
もちろん、他にも多くの作品に出演されていますが、私が視聴した作品のみピックアップさせて貰いました。

思い返せば、物語が始まったばかりの頃、八重花ちゃんは表情豊かでは無く、言葉数も決して多くはありませんでした。
元々人見知りであることに加えて同年代の子供がいないから…と言えばそれまでかもですが、一番は心を開ける相手がいなかったからだと思います。
父親は仕事で忙しいし頼みの母親も…

だから自然と我慢して、その小さな胸にぐっと本音をため込むのが当たり前になっていたのかもしれません。
そんなカッチコチに凍った八重花ちゃんの心を甘やかに溶かしていく悪魔との日々を描いた作品になっています。

霧島 透は悪魔と他の組から恐れられていますが、それは外向きの話…
しかも、道理と筋が通っていないことに関して鉄槌を下すんです。
組の仲間…加えてお世話係であることも相まって八重花ちゃんに対してはとっても親身なんです。

そういうシグナルを子供は察知するのが本当に上手だと思います。
きっと自分が生きていく上において弱者であることを十分に知っているから…
でも八重花に対する霧島は単にそれだけの存在ではありませんでした。

組の中には霧島と同年代か、それより若いお兄ちゃんもいましたが、八重花は見向きもしませんでしたので…
でも、霧島がお世話係になったから今の二人の関係がある…という訳では無かったんです。
もちろん、お世話係がきっかけになったのは間違いありませんけれど。

この辺りは是非本編で伏線を回収して頂きたいと思います。
心がほっこりする展開が待ってくれているので…

「その手は何を掴むための手だ…」
台詞の言い回しは多少違うかもですが、この様な台詞が出てきました。
アニメの世界だけではなく、現実の自分にも問い続けなければならない命題だと思いました。
そう、仕事でも何でも一方向からしか見ていないが故に、取りこぼすことだってあると思うんです。
物事を俯瞰するだけでは得られないモノが見えてきてくれると嬉しいんだけどな^^;

オープニングテーマは、タケヤキ翔さんによる「未来のヒーローたちへ」
エンディングテーマは、渋谷ハルさんによる「かえりみちの色」

1クール全12話の物語でした。
自分勝手な先入観から視聴もレビューもこんなに遅くなってしまったことが残念でなりません。
続編が制作されたら必ず視聴させて頂きたいと思っています。
しっかり視聴させて頂きました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

【失敗作の典型例-2】初期設定だけで練り込み不足 →ファンタジー世界のヤクザ達

【レビューNo.34】(初回登録:2023/2/22)
コミック原作の2022年作品。全12話。
交流のあるレビュアーさんが本作に触れておられ私も同じことを感じていたので、そういえばこれ
も「失敗作シリーズ」のネタに使えそうかなっと。

(ストーリー)
桜樹組の若頭である霧島透は、「桜樹組の悪魔」と恐れられ何でも暴力で片づけてしまう粗暴な男。
この事態を見かねた組長は、一人娘である八重花の「世話係」に霧島を任命したのだった。

(評 価)
・ハートフルコメディとしては悪くない
 初めにフォローしておくと失敗作というにはちょっとかわいそうかなっと。小学生八重花と霧島の
 交流をはじめ、キャラ描写はしっかりしていてハートフルコメディとしては悪くないです。
 ただこの手の物語としてはありきたりな内容で、それだけに「ヤクザ」というパワーワードに期待
 したいところですが・・・

・「ヤクザ」という肩書が欲しかっただけ
 ただ作品を観ると「ヤクザ」→粗暴な人間の代名詞という「肩書」が欲しかっただけで、ストーリー
 に「ヤクザである必要性」をあまり練り込んでおらず、初期設定だけの出オチ感は否めないですね。
 そのため全体像もなんかアットホームな雰囲気で組員も皆優しく、ヤクザ社会の緊張感がまるでない
 一種のファンタジー世界を見せられてる気分です。リアルなヤクザを追求しろといいませんが、ここ
 まで歪だともうヤクザじゃなくてもいいよねって。
 結局のところ本作は八重花や霧島の「個人の資質頼み」って感じで、「ヤクザ設定」はそれに説得力
 を持たせる「補完材料」って感じなので、そりゃ設定を活かした独自展開は期待できないよねっと。
 そもそも息抜きのような形で描いた「ヤクザの若頭と組長の娘」のイラストが反響を呼び、次はそれ
 を4コマ漫画化してみたのがスタートらしいので、ヤクザ世界の練り込み等を求めるのは酷なのかも。

・そもそもアニメで見せる意義があったのか
 特に作画やアニメ演出に見どころがあるわけでもなく、ハートフルな日常ストーリーが進んでいく感
 じなので、(子役の熱演や霧島の演技の振り幅等)むしろ実写の方が面白く作れたようにも思えますね。
 強いていうなら「八重花のロリ萌えキャラ」はアニメの方か映えるのかって位?

上述のようにキャラ描写はよくストーリーも悪くないので、ヤクザに拘らなければハートフルコメディ
として楽しめる作品だと思います。
ただ「組長の一人娘」×「若頭」という大きな看板をブチ上げたなら、「『ヤクザ設定』だからこそ、
この作品は面白い」というエッジを描いて欲しかったなっと。
(今期の某作品もですが、結局ストーリーに活かせないのなら、ファッション感覚で「ヤクザ」やら
「殺し屋」設定するんじゃねーよと・・・)

最近では「暴対法」による極道自体の弱体化をはじめ、半グレ集団や海外マフィアの台頭等ヤクザも
斜陽の一途を辿っているようで、「そんな弱体化したヤクザ世界を風刺した社会派アニメ」ってこと
なら大いに評価したいところですがw

(2023/2/26追記)
「ヤクザ世界の練り込み不足」という点について補足しておくと
・八重花の母が病院で昏睡状態 →抗争に巻き込まれた?! →単なる交通事故
・八重花が誘拐される →単に(昔の)霧島への私怨から
 (組長娘に手を出す重大さを考慮していない無計画さにゲンナリ)
・組長娘八重花への影響 →学校の誰も知らない模様(こんなんアリなの?!)
 (八重花に友達がいない →単に八重香の引っ込み思案な性格による →同様な子と友達に
  「こういう家だから誕生日会に友達が呼べない」くだりあり →もともと友達がいなかった?
  それに仲良くなった友達たちは結構家に出入りしだしたんですが・・・
  霧島もPTAで若奥様にイケメンで色目を使われる始末(ギャグ展開のつもり?))
って感じで、結局昔の霧島以外悪者したくない(特に組長)というのが如実に表れていて、普段はヤクザ
設定はなかったかのようにハートフルなストーリーを展開しておいて、そのくせネタに困ると急にヤク
ザらしいことを始めたりと、なんかダブルスタンダードが鼻につくって感じで、「それはズルいよね」
ってのが個人的には拭えないんですよね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
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