2013年度のビリヤードおすすめアニメランキング 1

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2013年度のビリヤード成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月23日の時点で一番の2013年度のビリヤードおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.8 1 2013年度のビリヤードアニメランキング1位
デスビリヤード(アニメ映画)

2013年3月2日
★★★★☆ 3.7 (241)
1114人が棚に入れました
「ここがどこなのか、という問いにはお答えできません」
「これよりお二人にはゲームをして頂きます」
「ゲームは命をかけて行なって頂きます」
「そして、ゲームが終わるまで当店から出ることはできません」
強制的にルールを課せられた男二人。
やがて剥き出しになっていく人間の本性。
デスゲームの果てに待ち受けるものは?

声優・キャラクター
前野智昭、中村悠一、筈見純、瀬戸麻沙美

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

チクショウw何を言ってもネタバレじゃねぇかw

ハッキリと今年のアニメミライは失敗だったんじゃないかと思います
大手制作会社や著名なスタッフが実制作に介入し過ぎたと各所で騒がれたのは言うまでも無く、オイラ個人としてはヲタ向けに振り切った作品ばかりで子供と一緒に観れるようなファミリー向けな作品が皆無だったのが残念でなりませんでした
多くの人へアニメミライというプロジェクトへの理解を深めてもらうために、ヲタ向けの作品ばかりに偏るのはちょっと違うじゃないかと思うからです


そんな中でも今作、『デスビリヤード』はシリアスな内容ながらも普段アニメに親しみの無い方でも楽しめるような受け口の広い「大人向け短編映画」と呼べる作品に仕上がっております
今年度のアニメミライ最高傑作に相応しいでしょう


エレベーターを降りると知らない間に見覚えのないバー『クインデキム』へ来てしまっていた腰の曲がったヨボヨボの老人
カウンターには一人の若い優男
バーテンダーは二人に“命をかけて”ゲームをしてもらうと告げる
ゲームが終わるまで店からは出られない
ゲームの内容がビリヤードに決まる、命をかけた勝負の行方は如何に・・・?


往年の名画『ハスラー』に福本伸行『カイジ』をプラスしたような作品です
正直、何を言ってもネタバレになるため内容を深くお伝えできないのが残念ですw


丁寧な作画
中村悠一の熱演
前野智昭の怪演
しっとりと、しかしジワジワ来る音楽
時折入るギャグ?w
全てが緊迫した空気感を生み出す要素へと繋がっている短いながらにも丁寧に作り込まれた作品です
最後までドキドキしながら楽しめること間違いないでしょう^^b


“命をかけて”の言葉に炙り出される人間の本性
短編アニメがお好きな方はこの作品を観ない手は無い
濃厚な25分間、是非ご堪能あれ!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 32

noira さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

いらっしゃいませ。「ビリヤード・リドル・ストーリー」へようこそ。

若手アニメーター育成プロジェクトである「アニメミライ(2013)」の1作で、
25分程度の1話だけの作品となっています。

2015年に「デス・パレード」と言う名前でアニメ化されており、
私はそちらを先に知り、前身ということで視聴しました。
※レビュー記載時、「デス・パレード」は未視聴です。

二人の男性が不思議なBARで出会い、不思議な体験をする、不思議な話です。
・・・ネタバレしないようにすると、何も書けないですね。。。

ただ、大人な雰囲気が漂う映像、リアルな心理描写、引き込まれるストーリー、
何れも高いクオリティーとなっており、オススメ出来る作品だと思いました。

尚、タイトルに記載した通り、本作はリドル・ストーリーなので、
諸々を考え、判断するのは視聴者自身になります。
明確な答えを求める人はモヤモヤしてしまうかと思います。

ただ、インターネット上には様々な考察をされている方がいらっしゃいます。
それらを参考にし、自分で落とし所を見つけるのも楽しいかと思います。

と、モヤモヤしまくった私が言ってみたり(笑)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

maruo さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

この世で一番怖いものを描いた A+

経験済みのことや、想像できることから沸き起こる恐怖心をはるかに越えたものがあるとすれば、それは「未知への恐怖心」ではないでしょうか。

このビリヤードで勝敗が決した後に何が起こるのかは、主人公達には全く明らかにされていません。そのような状況下では、否が応でも緊迫感を高めることになります。

そして、我々視聴者にとっては、その緊迫感は楽むべきものに、未知への恐怖心は好奇心へと転化されます。主人公達があがけばあがく程、我々の期待は高まるという、少し悪趣味な楽しみ方をする作品ですね。

また、この作品では、未知への恐怖に対峙した人間の姿が対極的に描かれています。同じような状況になったら、自分はどちらになるのだろうかという視点で見ても良いでしょうし、1度目と2度目で視点を変えて見るのも良いかも知れません。

25分という短い時間に綺麗に纏め上げられた作品です。見ていて納得できないところも出て来ると思いますが、それは、このような境遇に陥った主人公達の心情そのものなのではないでしょうか。


追記:
この作品はネタバレのラインが非常に難しいです。核心には触れていないつもりですが、「ネタバレじゃない?」と思ったら気軽にメッセに書き込んで下さい。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 34
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