ビッグコミックスペリオールおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのビッグコミックスペリオール成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月22日の時点で一番のビッグコミックスペリオールおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.4 1 ビッグコミックスペリオールアニメランキング1位
MOONLIGHT MILE(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (89)
588人が棚に入れました
吾郎とロストマンは大学生でありながら、世界中の名だたる名峰を次々制覇した屈強な学生クライマーであり、お互いを唯一無二と認めるザイルパートナーだった。彼等は5大陸最高峰の締めくくりとなるエベレスト登頂で、雪崩に遭遇したフランス登山隊の女性を発見。内臓を損傷しており苛酷な環境のなか救出を望めないまま彼女の死を見届けた二人は、彼女の嵌めていた指輪を手に、強靭な体力で登頂を再開した。たどり着いた地上の頂で指輪を登頂旗のポールに嵌めて形だけの供養をした後、見上げた先に浮んでいたのはISS(国際宇宙ステーション)、そして、月…。行きずりの遭難者が語ったとおりの光景に、2人は「宇宙への進出」という新たな目標を見い出す。

takekaiju さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

『宇宙兄弟』に似ているが観る人を選ぶ

同じ宇宙開拓をテーマにした『宇宙兄弟』とはずいぶん毛色の違う作品になっている。あちらが宇宙飛行士になるまでの過程を現実をもとに詳細に描いているのに対して、こちらは月面基地建設の目的やそれに伴う社会情勢の変化など宇宙開発の明るい側面だけでなく暗い部分にもスポットを当てている。特に新しいエネルギー政策に反対する中東との戦争や中国の参画など、現実でも起こり得そうな事案を扱っているところが面白い。

キャラクターやメカのデザインは一回りも二回りも古臭く感じる。ちょうどハルヒの人気が出て所謂萌え画が一般的に認知され始めるころに、この絵柄はないだろうと思える出来である。WOWOWで放送されたということも相まってそもそも存在自体知られていない隠れた名作である可能性が高い。

主人公である猿渡吾郎の性格も一般受けはしないだろう。豪放磊落、山男のような体格に加えて助べえで酒癖が悪く、行儀も悪い。およそ主人公としては最悪な印象であった。「ドネルケバブ号事故」からシドニーを救ったあたりからはこのような性格もだいぶ抑えられ、頼れる宇宙飛行士としての側面が強くなる。

ストーリーの展開もテンポよくだいたい一話から数話で物語が切れる。視聴者の想像で補う必要は出てくるが、たった2クールでも月面開発まで話がまとめっており、原作未完の作品としては上々の出来。ただし、月面に降りてからの最後数話は若干走り気味なのと、いいところで作品が打ち切られてしまうところはマイナス点。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

Anna さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

目指すは"月"!男のロマンが描かれたSFアニメーション!

鈴木行監督、スタジオ雲雀製作による、SFアニメーション!
原作は太田垣康男によるコミックです。

世界的な登山家であった"猿渡吾郎"と"ジャック・F・ウッドブリッジ"こと“ロストマン"は、お互いを唯一無二と認めるザイルパートナーだった。
今回も、2人で立ったエベレストの山頂、大抵の山は登り詰めてしまった彼らの目に映ったのは、大きく輝く月とISS(国際宇宙ステーション)だった…。
次は月で会うことを固く約束した2人!それぞれの方法で、彼らは宇宙を目指して進んで行くのだった。

この作品の魅力は、絶対に裏切らないストーリーとそれを感動的に演出する壮大な音楽です!
CGを多用し実現させたハイクオリティーな宇宙映像!
地上ではいくらか手が抜けた作画も見えますが、TVシリーズのアニメとしてはとてもクオリティーが高いです。
OPの音楽や演出も、映画のようでカッコいいです!
猿渡吾郎のおじさんっぷりも、アニメの主人公とは思えないデザインも、なんとなく憎めなくて好印象です。
宇宙への道のりを描いたアニメ作品は多くありますが、多作品とは違い少し落ち着いた雰囲気の、大人が楽しめる作風に仕上がっています。

いずれやって来る宇宙の建設ラッシュを見越し、建設現場で着々と腕を磨いてきた猿渡。
パイロットとしての技量を磨き、戦場で捕虜になりながらも、生き抜いて宇宙への切符を手にしたロストマン。
宇宙へたどり着く方法はそれぞれ違えど、ピンチをチャンスに変えて進む彼らの姿が、とても感動的でかっこいいです。

1期は、そんな彼らが宇宙へたどり着く勇姿と、輝かしい宇宙産業の栄光の裏で暗躍する裏の世界が描かれた、大満足の作品です!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

REI さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大人向け良質アニメだと思うのだが・・・

少し古いアニメですが、スペースシャトルの予算が削られていなかったらこうなっていたかもと思うようなアニメです。

このアニメの良さは現実的な宇宙技術開発を無理なく取り入れてるところではないでしょうか、ですから、宇宙戦艦もモビルスーツも出て来ませんが、人工衛星
スペースシャトル、といった現実にあったものを少し発展させて登場してくるのでリアリティが増していきますね。

ただメカに関しては私は大好きなのですが人物描写となると、うーん?というところが多いかもです。性的な描写が多いのもどうかなーと思うんですけどね
原作が青年誌掲載なので致し方なしなのかな?

ともあれ、アニメとしては面白かったです。原作が完結していないのでアニメも
尻切れトンボになっていますがそれでも宇宙好きの方は観て損はしないと思います。

2シーズンあるのでお好きな方は一気にどうぞ(笑)

全てのアニメに携わる方々に感謝を!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

69.0 2 ビッグコミックスペリオールアニメランキング2位
コタローは1人暮らし(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (65)
230人が棚に入れました
「ブーッ」と部屋のブザーが鳴り、ドアを開けるとそこには小さな男の子が立っていた。手に持った高級ティッシュ箱をスッと差し出し、「203号室に越してきた、“さとう”ともうす。以後、おみしりおきを。」とある事情で『アパートの清水』に一人暮らしをすることになった、さとうコタロー、4歳。腰におもちゃの刀を携え、今日も一人買い物に出かける。その大人っぽくもあり、幼くもあるコタローの賢明な生き方は、周りの人に少しずつ影響を与えていく。両親と過ごせるその日のために、強く生きると決心した4歳児の物語――。

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

コタローは一人暮らし?

4才、一人暮らし。
殿様ことばがマイブーム。
人前では決して泣くまい、笑うまいと心に決めている。
大人の事情に思いを致すことができる男の子。
一話目から色々なサインが、それも解り易く点灯してゆく。
昔懐かしい人情噺の世界の住人が脇を固める。
ほのぼのとした絵柄に被る現実を、あざとさとコメディのバランスを取りながら見つめてゆく。

(観終わって)
コタローくんを見守る人々の目線は、我々の今に、あるいは、鈍く痛み続ける過去の傷と重なることもあるかもしれない。
足らざる思いとお節介、繰り広げられるドタバタ。
それが、リアルな「とのさまん」に姿を変え、不器用に寄り添い続け、コタローくん諸共に、感情の歯車を動かす力となると信じたい。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

見る視点によってだいぶ印象が変わるとおもう。

また、当たり前の事をタイトルにしてしまった。

「そりゃ、そうでしょうよ・・・」

と言われてしまえば、面目ない・・・としか言えない。


この作品は、原作を知っていて、読んでいた作品になります。
いや、現在進行形で流し読み程度をしている作品となります(2022.10現在)。
ですので、内容については読者として割とよく知っているという事です。

さて・・・と。

アニメになったこの作品。

コタローかわいい~、けなげ~、やさし~、っていう視点で観るのも一つでしょう。
ただ、このコタローくんは、割と頑固です。
そして表情(目力)も特徴的です。もしかしたら、好き嫌いの要素になる部分かもしれません。
ただ、このコタロー君の特徴的な目には背負ってきた過去や傷が表現されていると思います。
そして、その目に光が宿るときに、観ている人はドキリとするのです。

また、そこまで深読みせずとも、1人暮らしをする子供を見守る優しい大人たち、といった日常系として見るのも一つでしょう。
コタロー君の頑固で、けなげで優しい所、秘めている強さに魅かれて応援してくれる多くの大人たちが登場します。
ここも、一つ非常に「ほっこりと」視聴できるポイントでしょう。
実際、観ているこちらも優しい気持ちになりますし、世の中こうだったらいいなぁ、と、こうだったら捨てたもんじゃないなぁ、といった気持にもなります。

実際、この作品に登場する大人たちも、当たり前ですがいろいろな事情を持ち、自分なりに日常を送っているのです。
そんな中でコタローくんと関わり合う事によってのあれやこれや、心が動く出来事が起こるのです。
まぁ、リアルの日常も丁寧にアンテナを張って振り返ってみれば「こういうもの」かもしれませんがね。


ただ、やっぱり俯瞰してみると、
コタローくんの背負っているバックボーンには重い過去や社会に確かにあるであろう、イタイテーマが潜んでいます。
このテーマがちらちらと顔を覗かせるとき、こちらのハートもモヤモヤ、チクリとしてしまうので、ほんの少しですが楽しみのボルテージは下がってしまいますね。

そして、この過去は本当に頻繁に想起させるシーンがあります。
このコタローくんの過去故に、彼がそういう行動をとるという事が明らかになります。
これは、優しい彼の原点でもありますが、少し物悲しいものです。

そして、コタローくんの最大の心残りであり、希望であり、夢であるお母さんとの関連性。
このポイントが、ある意味、コタローくんを見守る何人かの大人たちには現在~未来への「おもり」としてのしかかってきます。
「それを隠すか、伝えるか・・・、伝えるなら何時なのか・・・、いや、まだ気づかれてはいけない・・・」なかなかに、重いです。


ああ、これは「見方」を強制、指定しているわけではなく、そういう見方もあるよね、って事でご了承くださませw。

もちろん、もっとシンプルに一人の子供を主人公として見る日常系としてもみれると思いますし、深掘りせずに、例えば、どこかのチエちゃんのように、苦労人な子供の奮戦記と捉えることもできるかもしれません(ちょっと無理矢理感あるな…)。

さて、こんな話の後であえて私が印象に残った点と言えばw

前半に登場していた秋友観月(CV:早見沙織)でしたw。
ちょっと、今まで知っていたキャラと違った感じのイメージでとっても新鮮でした。
キャラクタとしても、ちょっとイイ感じのお姉さんで楽しく眺めていました。
やっぱり、根本的な声質は変わらなくても、イメージをガラリと変えれる声優さんってすごいなぁと思いましたねぇ。




さてと、この作品、現実問題として主人公のコタローくんにほんの少し「クセ」がありますので、合う合わないもあったりするかもしれません。
そして、ほっこりする中にも、ほんの少しモヤモヤする感じや、チクリと心が痛むポイントもあります。
でも私は優しい人が多く登場するので好きな作品でした。
話数が伸びていけば、もっと多彩な人が登場すると思うのですが・・・、さて、どうなりますか。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

家族の喪失を救うのは地域コミュニティ。幸せをどう考えるかでしょうね。

 幼稚園児が一人でアパートを借りられるか等にリアリティを求めると本質を見失います。
 私が見たところ、恋人・夫婦そして血のつながった親子間の虐待やDVと血のつながらない疑似家族…隣人との接し方、地域コミュニティーをどう見るか、そして幸せとは?という話です。

 幼稚園児の一人暮らしにもちろんリアリティはありません。でもそれは舞台であり設定の話です。本作の意味に触れるには、そこは素直に受け入れたほうがいいと思います。
 それ以外の部分は逆に生々しすぎで胸が痛いです。{netabare} ティッシュやデンタルネグレクト、ゴム手袋などの話。そして墓参り等々。
 それがきつい事はきついですが、何がリアルって子供ってそれでも親を憎まないということですね。過去のいろんな事件が胸をよぎります。{/netabare}

 コタローの過度の大人び方ですね。感動ポルノと見るか。なぜ大人にならざるを得なかったのかという彼のバックボーンとプライド、そして両親への報われない愛情と取るか。彼の淡々としたしゃべり方が本当にきついです。

 そんな中でコタローには救済がありました。{netabare}出どころが分からなくて説明されないお金ですね。父の両親等の誰かの善意かと思っていたら…母親が残した財産か保険金を信託したということですよね。母はネグレクトではありましたが、お金を残したのは愛情はあったということです。母親に対して視聴者はどう感じればいいのか。彼女にも辛い過去が有りそうなのが何とも言えません。{/netabare}

 それでも虐待は許せない。それを言うのは簡単です。少なくとも私は虐待は受けていないので、初めはそういう言葉が安易に出てきそうですけど、本作を見ると本当にそんな単純な批判でいいのか?と思ってしまいます。

 そしてもちろんアパートのみんな。救いようがない底辺というのは簡単ですけど、今何が失われているかといえば地域コミュニティーですね。

 たまたま隣にいる人に優しくできるか。これが本作で一番大事なことでしょう。道徳…ともいえるしそうではないとも言えます。自分が属する地域の一番身近な隣にいる人に優しくできることが自分の幸福につながる社会。道徳ではない人間性としての利他が底辺だからこそ現れる。そういうアパートでした。

 核家族化と過度の個人主義により、人間性も逃げ場も無くして、狂ってしまった母親。不安と負担…育児の末の虐待やネグレクト。セーフティーネットである「地域」の喪失。それが「幸福度」を奪っているとも知らずに…ということになると思います。


 もちろん本作で出ているような話題は常日頃からニュースで流れているものばかりですが、幼稚園児の一人暮らしというデフォルメによって、何が生きて行く上で幸せなのかを再度考えさせられました。

 不満点です。キャバクラのお姉さんはもっと裏の感情や事情を見せてくれているとストーリーが活きてきたと思います。本作は10話ですからせめて12話くらいにして各キャラのエピソードを差し込んだほうがアパート全体のなぜ他人に優しくできるのか、不幸の先に見つけたコミュニティ感が出たのではないでしょうか。特に女性2人と母親の過去ですね。まあ、入れれば入れたで安っぽくなる可能性もあるのでなんとも言えませんけど。


 疑似家族ものはいっぱいあります。万引き家族とかそして父になる等が有名でしょうか。今期アニメではスパイファミリー、カッコウの許婚です。その他アニメではうさぎドロップスもそうですね。
 結局最後は血のつながりよりも、苦楽を共にすることと時間が大切なんでしょうね。つまり隣人に優しくなれるか。利他的な心を持てるか。そこが描けているかどうかが良作か感動ポルノかの分かれ目なんでしょう。

 変な言い方ですけど、見た後に割り切れないモヤモヤが残る作品ってアニメにもっとあっていいと思います。映画や文学に匹敵するカテゴリに進化して行くためには本作のような作品は貴重ですね。

 アニメ作品としてというよりも、疑似家族として幸せをどう考えるか、地域コミュニティーとは何か。隣人に優しくできるか、などを描けていました。変な言い方ですがはやりの家族もの映画…パラサイトとか万引き家族よりも私は日本人にはわかりやすいし、今の時代の問題提起になっていると思います。

 非常にレベルが高い作品だと思います。ネットフリックオリジナルにしては非常に良い出来だったと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

61.6 3 ビッグコミックスペリオールアニメランキング3位
トリリオンゲーム(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (19)
152人が棚に入れました
ワルで頭の回転が速い人たらし・ハルと、気弱で人と話すことが苦手なパソコンオタク・ガク。 正反対の二人は、中学時代のとある出来事を機に交友を深めていく。 それから数年。大学生になり就職活動に励むガクは、その性格が災いし面接で全敗。 本命であった大手企業・ドラゴンバンク本社の窓拭きバイトをしていたところ、ハルに一緒に起業しないかと持ちかけられる。 「俺らのワガママは、世界一だ」 この世の全てを手にいれるため、1兆ドルを稼いで駆け上がる、二人の超予測不能な起業サバイバルが始まる!

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

スケールが大きくて意外と面白いかも

あ、原作稲垣理一郎さんだったんですね。
言わずと知れたアイシールド、DrSTONEのヒットメーカーですね。
アニメ化3本目か。すごいですね。

作画の方もこちらも言わずと知れた大御所の池上遼一と。
そんな2人が組んで人気も出たようですね。
しかし池上遼一といえば大ベテランなのですがベテラン過ぎてアニメ化作品の記憶があまりないですね。
いや初アニメ化のはずはないし… うーん、でも思い出せない。

で、調べてみましたがサンクチュアリとフリーマンがOVA化しただけでTVアニメ化したのはこれが始めてなんですね。
これは意外。
ビジネス系で活動している人は意外とアニメ化していないケースがあるのですね。

さて内容ですが…
いや面白いですね。1兆ドル稼ぐというスケールがでかい。
漫画なんだからこれくらいぶち上げるのも良いですね。

そして実際の就職やら起業やらもテーマになっていてビジネス漫画的にも立身出世ものとして普通に面白いですね。
作画はややクセがあって純粋に好きとは言い難いのですが、内容の良さでカバーしているかな。これは見たいですね。

とはいえ作画のクセは気になるので確定ではないです。でも高優先です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

トリ<53>

1話視聴。
稲垣理一郎が、大御所池上遼一と組んだやーつー。
原作は成功への過程を山や谷を配置した安定の名手っぷりではあるけど、少年誌的ワンダーなホラを最初にかましたDr.STONEと比べると、ビジネスの成功のディティールに目が行ってしまって恣意的な話運びという感想は否めず。

池上遼一にいたっては、80年代に完成したスタイリシュ劇画な画風で行けばいいのに今風に寄せようとしてるのか、目の辺りがグンニャリ&大げさな表情をさせたときの口が不自然。
ネームは稲垣理一郎が描いてるからコマのテンポはいいけど、それで要求される絵が自分発でないからというのもありそうな。
絵がうまくて漫画が下手とかいしかわじゅんは酷いことをいいますねぇ(唐突な挿入)

アニメは原作の印象そのまま再現してたので仕事としてはよくやってるんじゃないでしょうか。
EDのミュシャ風な絵にリファインしてくれてもええんやで?とは思いつつ。

というのが1・2話同時放送で3話も来ちゃった時点で1話だけ観てる真相でございます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ネガポジアントレプレナー

売れっ子作家×レジェンド作家の超絶タッグ
一攫千金ライジングストーリー

原作漫画も話題になり実写ドラマにもなった人気作。
しかしまだ連載中なので俺たたは確定か。

OP・KPOPっぽいと思えば日韓2拠点のNiziUタイプ。ガクのアゴがすごい。
ED・下手だしダサい曲。映像も発想が貧困な歯車と萌え絵の謎。人選ミスだろ。

0102
昭和まんがのような設定だが今だからこそいいのかも

バブル前後なら嫌味にしかならない設定だが日本が貧困化した今、リアリティが無さすぎるお花畑の夢物語なメルヘンファンタジーに映るからこそ人気なのか。

ハルのポジションも昔ならもっとガッついた元ヤン系だったが、今風にアレンジしてシュッとしたチャラさでギラついた性欲を一切感じさせないクリーンさ。昔の劇画漫画ならカネとオンナの両輪で、オトした女性の人脈で問題解決するってなテンプレも今の若い子にはウケないだろうし、なにより普通に炎上しそう。しかしこの薄っぺらさがハルのキャラクターをわかりやすくしたうえで嫌味も消えるというミラクルを産んでいる。ハルがカネに執着する理由に「実は…過去に…こんな不幸が…」みたいにピアノポロンポロンする辛気臭い回想シーンで泣けるッとかいらない。最後まで能天気を貫く痛快なオバカキャラっぽいのがいい。

陰キャツエーは令和の標準装備。メイン顧客が感情移入できないと売れないマーケティング。しかし陰キャを引き上げてくれる相方が男性というだけで独自性になる令和。異世界はやたらと強いヒロインが主人公ラブなのばかりだし、少年誌作品でもオタクとギャルばかり売れてるので、たったこれだけで差別化できてるのもコスパいい。今期ならネガポジアングラーもイケメンばかりが絡んでくるな。

元請けは日本だが作画はアレなのでやはり異文化の香りが漂う画面。しかしグローバル展開を狙う一般向け作品なら萌え萌えしてないほうがスケールするのかも。作画は正直いいとは言えないが頬テカテカ瞳ウルウルでキャラの魅力ゥしてないし、演出的にも無駄に顔を赤らめたり目を閉じながらポエム吐いたりもしないので一般人が観てもキモくは無いはず。実写ドラマも頑張ってはいたが流石にジャニーズでは寒かった。荒唐無稽なトンチキ話だからこそアニメのほうが向いてると思う。

シンプルだからこそ上手くやるのは難しい設定だが、フツーに面白いのはさすが。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0
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