2021年度のパフォーマンスおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2021年度のパフォーマンス成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月09日の時点で一番の2021年度のパフォーマンスおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

77.3 1 2021年度のパフォーマンスアニメランキング1位
ゾンビランドサガ リベンジ(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (422)
1466人が棚に入れました
「ゾンビランドサガ リベンジ」はMAPPAが制作を手掛けるオリジナルアニメ。新感覚ゾンビアイドル系アニメとして2018年10月~放送され話題になった「ゾンビランドサガ」の続篇だ。謎のアイドルプロデューサー巽幸太郎にゾンビとして甦らされた7人の伝説の少女たちが、ご当地アイドルグループ「フランシュシュ」として佐賀県を救うために奮闘する。TVアニメの監督は前作に引き続き境宗久さん、音楽制作はエイベックス・ピクチャーズが手掛ける。

声優・キャラクター
宮野真守、本渡楓、田野アサミ、種田梨沙、河瀬茉希、衣川里佳、田中美海、三石琴乃、吉野裕行、高戸靖広
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

2期も好き

3年ぶりにあのゾンビアイドル帰ってきた。

1話目は前期でのライブ成功でCDを出すほど人気は右肩上がりとなったことに味を占めて駅前不動産スタジアム(サガン鳥栖のホーム)でEFSライブを決行するも、集客率1.66%と大幅な定員割れで借金生活。
幸太郎は髪も髭もそのまま飲んだくれては狂ったような日々を送る。
メンバーは顔色が悪い微妙なメイクをしてゾンビを誤魔化しつつもなんとかお金を稼ぐため、働きに出る。小島食品工場株式会社社歌とかいう謎の歌で作品スタート。
小島食品工業というおつまみ作ってる会社はあるみたいだけど。

しっかりゾンビはしていた。涙流して萎れていくとか。水分少ねえ。
頭部が簡単に離断するとか。

相変わらず宮野真守の演技最高でした。テンポの良さ声のトーンどストライク。

しれっと田村ゆかりと堀江由衣が脇役やっているとは。贅沢すぎでは?

ゆうぎり回は神回であった。切ないけど、現代佐賀を作るのに貢献した花魁だったのですか。

佐賀の呪い。佐賀の過疎。どうだろう?都市部に人口が流入するせいでどこも過疎がどんどん進んでいる。

尾崎人形が活躍?あんまり知らなかった。

{netabare}11話で幸太郎がさくらのこと好きだったんじゃないか説が濃厚になってきたような。だから、蘇らせたのかな。照れ隠しぽい発言してたし。{/netabare}

12話目のライブは良かった。そして、一番最後のシーン謎すぎる。3期で明らかになるのを待ちます。

今回もキャッチで佐賀の特産
井出ちゃんぽん出ました!!長崎県民がちゃんぽん食べるときみたく、ウスターソースをかけて食していたような。
佐賀と言えば北島の丸ぼうろだと思っているのは自分だけだろうか?
鯉の洗い。佐賀では鯉を食べるのだ!鯉こくという味噌汁も
佐賀の海苔が一番美味しい海苔だと思うのだが。
2期12話目にしてようやく登場吉野ケ里遺跡。


あと佐賀空港は一応国際空港
ワラスボターンも佐賀にちなんでた。有明海にいるエイリアンみたいな魚。

とりとめのないレビューを書いてしまったが、今期もなんだかんだ熱かった。白竜が声優しているのびっくりだった。答えはいつでも佐賀にある。
3期への期待大。ほんとに最終話は何だ?爆発オチってギャグ漫画?


OP
大河よ共に泣いてくれ
ED
夢を手に、戻れる場所もない日々を
挿入歌
イカの魂無駄にはしない〜小島食品工場株式会社社歌〜 歌 小島食品工場スタッフ。フランシュシュメンバーも工場のおばちゃん役で歌唱
REVENGE 歌 フランシュシュ。
佐賀がサガであるために〜テーマ〜
佐賀がサガであるために〜ジングル〜
breath of SAGA 歌 唐沢美帆
風の強い日は嫌いか? 歌 ホワイト竜 フランシュシュによるカバーも
Nope!!!!! 歌 アイアンフリル。
目覚めRETURNER 歌 フランシュシュ フランシュシュ3号ソロ
Electric Returner Type "R"も
50と4つの忘れ物 歌 紺野純子
STOMP!!!!!
激昂サバイブ 歌 フランシュシュ 3号は不参加
命 歌 大空ライト。
リトルパラッポ 歌 フランシュシュ6号。
今日はカレーだイェイイェイイェイ 歌 男の子マンションズ。
Showdown
ぶっちゃけてフォーユー 歌はフランシュシュ 7号こと楪舞々(花澤香菜)を加えた7人
光へ(with7号ver.) 歌 フランシュシュ 7号を加えた歌唱
夕さりの露
佐賀事変 歌 フランシュシュ
Never ending saga 歌 巽幸太郎。
ChouChouture
輝いて 歌 フランシュシュ
追い風トラベラーズ 歌 フランシュシュ。
大河よ共に泣いてくれは逃避行をモチーフにしているのだろうか?いやあかっこいい曲だった。
夢を手に、戻れる場所もない日々をはOPとは打って変わった穏やかな曲。こういう主題歌の構成は前期と同じ。



以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ある日の朝、源さくらは不慮の事故で息絶えてしまう。10年後--とある洋館で目覚めたさくらは、謎のアイドルプロデューサー・巽幸太郎に「伝説の少女たちと共にアイドルになって佐賀を救うんだ」と告げられる。アイドルグループ「フランシュシュ」として、7人の少女たちは存在が風前の灯火と化した佐賀県を救うべく、活動を開始した。年齢、時代の違いで起こるトラブルを乗り越えて、ゾンビという不死身の身体でアイドルの常識を覆していく。そして、平成最後の冬に唐津市ふるさと会館アルピノで初の単独ライブを成功させ、伝説への一歩を踏み出した。そして、この令和の時代。希望に満ち溢れ、輝く未来に向かうフランシュシュの新たな物語の幕が上がる。 


以下地獄のような長文備忘録。
{netabare}
1. グッドモーニングリターンズ SAGA
生きる屍達は、運命の中で蠢きつづけていた。 絶望が偽りの仮面をかぶった七つの願いを覆いつくしても。 私は肉を突き刺されたあいつを目にし、不敵に笑うだけだった。 再び生きる屍に天からの光が差した時、人々は聞くだろう。 狂乱の中に響き渡る叫びを。 その、反撃の叫びを。 -----《巽幸太郎》の日記より

小島食品工場は佐賀県に実在する企業がモデルの架空のおつまみメーカーらしい。社歌も勿論架空。実在する小島食品工業と一文字違い。
4月27日。1年前にGEILSでフランシュシュが初ライブをした日で、さくら達は一からやり直そうとメタル系イベントの合間に復活ライブをする計画を立てた。ライブ会場での殴り合いという中々ハードな展開で幸太郎も復活。いきなりハードな展開で前期同様裏切られた感。


2. ぶっ壊れかけのレディオ SAGA
まるでゾンビィだった俺が目覚め、あいつらも安心したようだ。 たびたび青い顔を真っ赤にして俺を非難してくるが、俺が炎上している場合ではない。 フランシュシュが再び燃え上がるためには、大きな起爆剤が必要だ。 目には目を。歯には歯を。そして、伝説には伝説を。 竜が吐く火炎のごとき熱き想いを受け取れ。 たとえ肉体は滅んでも、魂が滅びることはない。 -----《巽幸太郎》の日記より

知名度アップのため、TVやラジオなどのメディア出演を計画。サキは憧れのミュージシャン・ホワイト竜に出会うと聞き、大興奮。車のボンネットに乗って颯爽?と現れる。肩痛くなりそう。運転手前見づらくないかい?佐賀で有名な祐徳稲荷神社を取材。リーゼントが鬱陶しい。カンペが雑。
サキは彼が長年努めた深夜ラジオ番組のパーソナリティを辞めると聞きショックを受ける。生前、ラジオに心を救われ、仲間づくりのきっかけにもなったことからサキは辞めないでほしいと直談判するため、さくらと共にラジオ局に突撃。自転車ってスピード違反あるんすかね。というかハンドルだけになってたけど、どういう理屈で進んだ?
そして、竜に思いの丈をぶつける。サキの思いを受け取った彼から「熱い魂を持つ者が継ぐべき」として、番組の後継者に勝手に指名される。スタッフも偶然ラジオ聴いてた例の編集者もびっくり。竜の意志を受け継いだサキは、好きだと伝え、彼の姿を見送った。かくしてフランシュシュは深夜ラジオ枠を一本持つ事となり、後日、GEILSのライブで彼の歌である風の強い日は嫌いかを歌う
ホワイト竜って白竜やんって思ったら声本人で笑った。
いつでも答えは佐賀にあるなあという感想。


3. 愛と青春のアコースティック SAGA
ラジオという手段を手に入れ、フランシュシュの名はさらに広まるだろう。 ここからはさらに勢いをつけ、駅スタ失敗で開けた墓穴を埋めていかなければ。 そう思っていた矢先、とんでもない情報が入って来た。 やつらがサガに攻め込んでくる。 対抗するには、こちらの戦力を大幅に強化しなければならない。 鍵をにぎるのはあいつなのだが…… まさか、敵もそう思っていたとはな。 -----《巽幸太郎》の日記より

youtubeチェックしてフランシュシュに改善点を見出して練習に励み、配置の指示をするわけだが、活動指針のほとんどをベテランアイドルである愛に依存していた。幸太郎は難色を示す。国内人気ナンバーワンのアイドルグループ・アイアンフリルが22日のSAGAアリーナのこけら落としイベントに参加。幸太郎はアイアンフリルの前座として愛抜きでのフランシュシュの参加をねじ込み、愛にソロ活動に力を入れるよう命ずる。その癖幸太郎は借金返済しろ言いつつ仕事を断りまくる。けんかしても一瞬で切り替えるプロを見た。愛は一番ベテランアイドルの純子に皆の指導を託す。生前ソロアイドルだった純子はグループアイドルに慣れておらず、EFSライブ失敗のトラウマから指導に苦悩していた。さくらに自身の悩みを打ち明けた純子は、愛に相談しようと提案され、2人は愛の仕事現場へと向かう。同じ頃、仕事を終えた愛のもとにアイアンフリルのセンターである詩織が訪れ、愛をアイアンフリルにスカウトしていた。その場面を目撃した純子は激しく動揺する。
憧れの伝説のセンター本人なんだよなあ。それなのに、気づかず上から目線でスカウト。あとしれっと佐賀を辺境とかディスらないでください。間違ってはないけど。東京の人って東京以外辺境だと思ってる節ない?気のせい?お前も東京出身じゃないだろみたいな。


4. 純情エレクトリック SAGA
サガに生まれた新たな戦場でフランシュシュが負ける訳にはいかない。 が、どうやらメンバーの間でまたうじうじやっとるらしい。 このままではあいつらにうじが湧きそうなので、作戦でも考えてやる。 アイアンフリルというどでかい敵に対し、こちらはどう戦うべきか。 全てをぶち壊すようなインパクト勝負でいこう。 俺は確かにそう言った。それが、何故ああなった? -----《巽幸太郎》の日記より

スカウトを目撃したさくらと純子。さくらは純子を励ますが、純子は愛の意思を尊重すべきだとし、アイアンフリルへの移籍も仕方がないと諦め。それから練習に身が入らなくなってしまった純子。一方詩織はメンバーから愛に固執してるのではと指摘。愛に心配されるが、純子には一層辛かったようだ。幸太郎に悩みを相談する。そんな純子に幸太郎は「フランシュシュは愛に見限られても仕方がない程度の存在だと思っているのか?」「仲間一人引き止める力がないと自ら認め放棄するのか?」と檄を飛ばす。そして「今までの自分をぶっ壊せ」と幸太郎からエレキギターを渡された純子は成すべき事が分かった。ライブ当日、観客のほとんどがアイアンフリルファンという完全アウェイの中、EFSライブの大失敗の件もあり心配そうなフランシュシュファン。たえをドラマーに、純子をギターヴォーカルにしたロック「激昂サバイブ」で会場は大盛り上がり。アコギ?からエレキに持ち替えて純子は絶叫。幸太郎の大切なエレキギターを叩き壊す。そして、会場の奥のほうで見ていた愛に向かってギターの持ち手部分を向ける。思いを受け取った愛がステージに向かうのを手を差し伸べて迎える純子だったが、愛の腕がゾンビの緩さ故ちぎれそうになるのを隠すため、途中で手を差す伸ばすのをやめたところ、一緒にステージの下に落ちちゃう。偶然手元にあったちぎれたエレキギターのコードから会場内の電気を吸収したフランシュシュは、目覚めRETURNERをエレクトリックボイスと電光演出で披露。前座は大成功。純子は詩織に「愛は渡さない」と宣言。そして真打であるアイアンフリルのライブも大成功に終わった翌日、全国生放送のTV番組でインタビューを受けていた詩織は、その場を使いフランシュシュにライバル宣言。
また佐賀を辺境でディスった。やめてえ。
正直、落雷で死ぬとレジェンドになれるよな。
いつもの警察官よきアクセントやな。純子顔怖いよ。
意外と豪華な食事。いいですね。たえって食事我慢できることにびっくり。
エレキギターを壊された幸太郎ちと可哀想だった。そりゃ愕然とするわ。
電気を身に纏うってさすがゾンビ。この演出に勝てるアイドルいないだろ。


5. リトルパラッポ SAGA
佐賀アリーナ大戦を経て、『フランシュシュ』の名も多少は全国に広まった。 身体が腐りかけのあいつらも、心を腐らせずによくやった。 たまには主導権を握らせてやるのもいいだろう。 世の中のライトサイドとダークサイドを知る良い機会だ。 わんぱくなゾンビィでもいい。たくましく育ってほしい。 アイドルとして。表現者として。 -----《巽幸太郎》の日記より

恒例の朝ミーティングの時間、浮き輪とシュノーケルを身に着けいつも通り変な感じでスタートしようとする幸太郎より先に教壇に立ったリリィ。幸太郎は拍子抜け。もっと輝きたいということで全国ネットのTVオーディション番組ジャパニーズゴットパフォーマンスの佐賀予選大会の応募して当選したと報告する。幸太郎は一本取られて悔しそう。出るのはリリィだけだが。会場の佐賀文化会館へ赴くフランシュシュだったが、そこには全国的に有名な天才子役の大空ライトも出場。大会予選、密かに当選していた幸太郎。お前出るんかい!!繁殖期のムツゴロウの形態模写て!玉砕するわ。あと本番になると弱気すぎる。リリィは天才子役だっただけあって見事な落語を披露して会場を温める。ライトはお手玉を披露して玉を床に落としてしまうが、ネバーギブアップの掛け声で演技を続行し、観客と審査員の心を鷲掴み。スタンディングオベーション。実際はわざと玉を落として下げてから上げる作戦だったようで計画通りと夜神月もびっくりなにやけ顔。決勝の舞台でリリィはライトと歌唱対決をする事に。決勝が始まる前のやり取りでライトは子役という可愛い時期しか売りがない存在ではなく、ブロードウェイに立って伝説を作っていくとリリィに語る。子役だけで終わる存在を見下している。大人の男性になるのを拒絶して死んだ過去があるリリィは愕然としつつもなんとか取り繕う。自分が歌うつもりだった思い出の曲「命」をライトが先に歌ってしまうというトラブル。ライト優勝ムード漂う中、続けて同じ曲を歌っても二番煎じとして評価が低いと判断したリリィは即興で楽譜をアレンジして衣装と振り付けを作成し、「命」をスキャット風にアレンジした「リトルパラッポ」を披露してテンポの良さと踊りで特に子供たちから喝采を浴びた。ライトが優勝したものの、表現者として負けたと落ち込む。男子トイレで。リリィは男子トイレで励まし、立ち直ったライトは「東京に来たらまた共演してやってもいい」と約束を交わす。「リトルパラッポ」は特徴的な歌詞とダンスで、動画サイトなどを中心にバズり、子供や学生の間で全国的な人気。リリィはミニライブにて、子供達の前で披露。
子役って裏表ありそうに思えるけど、この子はやはりという感じ。声は高山みなみさんですか。コナンにしか聞こえんけど、ばっちりですな。我儘やなあ。働けなくなったら一気に見放されるパターン。そして、佐賀を僻地とかディスる。凄い盗み聞き。
あとトゥインクルトゥインクルうるさい。


6. ウォーキング・ベット SAGA
生きていく上でお金は大切です。 死んでるあいつらにとっても大切です。 駅スタの失敗を取り返すには、もっと効率よく稼いでいかなければ。 ここらでプロデューサーの必要性をもう一度わからせてやる。 人生は決してギャンブルなどではない。 成功は自らの努力により掴み取るのだ。 ……まずは、どうやったらこの壷が高く売れるかを考えよう。 -----《巽幸太郎》の日記より

フランシュシュを追う記者たちの様子からスタート。若干感づかれている。徐々に知名度を上げているものの二千万円近い借金を返済するため、今日もバイトに励むフランシュシュ。相変わらずテンション高いな幸太郎。休みだったたえはゆうぎりから食材の買い出しを頼まれてスーパーにお使いに出かける。初めてのおつかいか!偶然にも町中でそんなたえを見かけた記者・大古場は、フランシュシュの謎に迫るべくたえの尾行を開始した。途中寄り道。おばちゃんや子供たちから色々もらったり、お墓のお供え食べたり!!普通に馴染んでる。スーパーに着いたたえは、そこでバイトをしていた万梨阿から656広場で久中製薬主催のダンス大会があり、万梨阿達も「ダンスチーム怒羅美」として参加すると告げられる。色々言いつつも買うべきものを籠に入れてくれる優しさよ。たえはそんな万梨阿のお団子を容赦なく噛み噛み。毎度恒例なんすね。見学に誘われたたえは、飛び入り参加という形で大会覇者のコッコくんとダンス対決をして勝利・優勝する。優勝賞金の3万円と玉ねぎ10kgを貰ったが、お金に興味のないたえは受け取った封筒を捨てようとしてしまう。その様子を見て困っていた万梨阿たちの前に警ら中の警察官Aが現れ、事情を聞いた彼はそれならばとたえたちを唐津競艇場へ連れて行く。そこには怒羅美のライバルチーム「殺女」のメンバーが集まっており、彼女たちのリーダーである美沙がサキとのチキンレース後により速さを求めてチームを引退しボートレーサーになったものの、今まで一度も勝利できずアクセルを変にぶっ放してイノシシと馬鹿にされていることを悩んでいた。話を聞いた万梨阿は美沙の勝利を信じて観客席に座り、レース中、客席の中に万梨阿の姿を見つけた美沙は絶対に負けられないと奮起、ワラスボターン一位を勝ち取る。意図せず美沙に全額賭けていたたえの投票券は、誰も美沙に賭けておらず、3連単で大穴の万舟券になっており、三万円を元手に二千万円を稼いでしまう。たえの持ち帰った予期せぬ大金により、フランシュシュはとうとう借金を完済する。 しかし洋館に帰宅した際、さくらのいつも通りのドジからたえの首が取れてしまい、何の収穫もなくて余計に頭が混乱してきたことから帰ろうしていた大古場が目撃・撮影してしまった。彼女たちは知らなかった…。万梨阿はなんとかサキがガードしたわけだが。
たえはまともに喋れないし、首を止めて胴体だけ高速回すとかゾンビな動きばかりなのに、それが逆にカモフラージュ?最後のほう玉ねぎ生で齧って辛くない?佐賀の新玉ねぎ辛くないて言う人いるけど、僕はちょっと。
また、警察官Aかよ。競艇はさすがにあかんでしょ。しかも勝った分貰おうとしてるし、たえはお構いなしで適当に券買ってしまうし。それに、レースそっちのけでおっちゃんの食べ物奪ってるし。
万梨阿は本当に良い娘じゃった。たえの帰りもしっかり送ってあげてて。
この話で遂にゾンビばれしてしまった。次から怖い。


7. マイマイレボリューション SAGA
幸太郎は悪くない。絶対に悪くない。 この佐賀では、予期せぬことが突然起きる。 それをあいつらはよってたかって鬼の首をとったように責め立ててきた。 だがゾンビィじゃないので俺の首はとれない。そしてフランシュシュも終わらせない。 雨降って地固まる。地固まったら掘り起こす。 ピンチはチャンス。ゾンビィチャンス。 -----《巽幸太郎》の日記より

高校2年生の楪舞々は趣味の銭湯巡りをしていたが、持ち前の粗忽で間違えて男湯に入り、洋館の風呂が壊れて偶然同じ銭湯に来ていた幸太郎がいた。彼の落とした石鹸を踏みつけた舞々は滑って転び、頭を強打して気を失ってしまう。目を覚まさない舞々に、殺してしまったとパニックになった幸太郎は彼女をゾンビにして無理矢理フランシュシュに入れようと洋館に連れて行きメンバーに紹介するが、そこで舞々が意識を取り戻したため、さくら達がゾンビだとあっさりバレてしまう。しかし、底抜けに呑気な性格であった舞々はさくら達に驚かないばかりかあっさりゾンビであることを受け入れた。あの幸太郎が内緒にしてくださいと頭を下げる。そこで、フランシュシュのファンだった彼女は内緒にする交換条件としてフランシュシュへの加入を希望する。後ろめたさもあってかあっさりにっこりOKした幸太郎。フランシュシュに加入した舞々は、憧れのフランシュシュとのレッスンの日々を楽しく過ごす。踊りは覚えても体がついていかない。舞々の通う高校で学園祭が開催されるとの事で、舞々をフランシュシュ7号としてお披露目する目的も兼ねて学園祭ライブを実施することに。またしても、幸太郎にっこり丸。ぶっ殺されてまう。高校見学をするフランシュシュの面々、そこでさくらから生前アイドルのオーディションに向けて練習していたことや駅スタリベンジについて語り、「死んでも何度でも立ち上がり、夢を追うことが自分たちが生きる意味」と聞いて感銘を受ける舞々。学園祭当日、ライブで「ぶっちゃけてフォーユー」を披露したフランシュシュは、フランシュシュ7号の爆誕宣言をする。しかし直後に舞々の口から発せられた卒業発表に、観客だけでなくフランシュシュのメンバーまでもが呆気にとられる。爆誕もサプライズだけど、いきなり卒業はもっとサプライズ。最後の思い出として「光へ」を歌いあげた舞々はライブ後、メンバーたちに「まずこの佐賀できちんと生き抜いてからでなければ、フランシュシュのみんな同様に輝く事はできない」と脱退理由を告げる。その言葉を聞いたメンバー一同は納得して卒業を受け入れ、一日限りの新メンバーはフランシュシュのもとを去っていった。 一方、大古場は過去の新聞記事などを調べ、ゆうぎりを除く全員の本名と、全員が死亡していることを調べ上げていた。
幸太郎は人殺したと思って情緒不安定になりすぎて笑った。ていうかメンバーもゾンビの癖に人は死んだら動かんとか矛盾発言笑。実際包帯にくるまれた物体が動き出したら怖い。
メンバーのファンに対する認知凄いな。アイドルってそんなに覚えているもの?見たことある気がするって。いつも来てたから?
ベッケンバウアーて久しぶりに聞いた。たまごっちでサキとも打ち解け。ひげのあいつに対してぶっ殺すぞ!
舞々は佐賀のポテンシャル信じてるね。福岡になったら良いのにて。あとおっぱい大きすぎ。
学園祭の内容面白そうだけどな。アスパラ早苅り競争、丸ぼうろ早食いトーナメント、伊万里焼きブーメラン、ビューティー泥団子選手権、ワラスボ品評会などなど先生却下すな。
光へが流れるの良かったな。最高でした。たまごっちのプレゼントもサプライズだね。
佐賀東高校がモデルなのね。


8. 佐賀事変 其ノ壱
佐賀が消えて、早六年。 このままでは人々の心からも消えてしまう。本当に死んでしまう。 なんとしても蘇らせねばならない。行動を起こさねばならない。 あのひとと出会ったのはそんな時だ。 私の志を素敵だと言ってくれたひと。 住む世界が違うなど、些細な事だった。 -----『佐賀県立歴史資料館』所蔵 《ある青年》の手記より

明治14(1881)年秋、京都・島原遊廓にて人気過ぎて客がつかない「伝説の花魁」として不動の地位にいたゆうぎりに、贔屓客で政府高官の吉右衛門から家中として身請けしたいと話がくる。ゆうぎりは快く受け入れ、佐賀へと移り住むこととなったが、当時の佐賀は士族反乱の責任を取らされ、難治として地名を没収されたうえで長崎に吸収されていた。翌年の明治15(1882)年春、吉右衛門が病没し、彼の遺言により旧佐賀城下の邸宅を含む遺産の一部を譲り受けたゆうぎりは、弟子に芸妓を教えながら一人余生を過ごしていた。ある日、弟子の勧めで一人花見に訪れたゆうぎりは、百崎喜一なる青年と出逢う。彼は養父である徐福の意志を継ぎ、また佐賀の名が忘れられないよう、佐賀復活の活動を行っていた。出会いは馬車にはねられそうになったゆうぎりを助けようとしたところ、むしろ自分だけ池に落ちて助けられるところ。配っていた紙を鼻紙として扱ったことを謝るゆうぎり。やはり振る舞いが優雅。後日、彼女の家にお礼として櫛を持って訪れる。自分は生きてきた世界が違うことは気にしないと勇気を出して言うが、熱で倒れてしまう。ゆうぎりは薬を持って喜一の家を訪れ、自分の父が撃たれて祖父に拾われたことなど諸々語る。その熱意に打たれて喜一の文書の清書や校正などの協力をするようになり、喜一の友人の伊東正次郎とも懇意になる。やがて喜一の熱意が伝わり佐賀復活に賛同する同志が増えていくが、そんなある夜、怪しげな物乞いにこっそりと文を渡す正次郎の姿があった
肉ばっかり食うんじゃねえ。
あの犬明治からいたのか。というかあのじいさんは幸太郎と時々話している人では?当時からゾンビを作ることができたのか。
伊東の笑顔ずっと怪しいなあ。絶対次回悲しい結末になるやつやん。
ゆうぎりの良い嫁感半端ない。あんな娘と結婚したいわ。
喜一とも良い雰囲気。まものシリアス演技も良い。


9. 佐賀事変 其ノ弐
時は来た。 佐賀を取り戻す時が。 成し遂げた私を、あのひとはどんな顔で迎えてくれるだろうか。 何一つ実情を知らなかった私は、そんなことを思っていた。 これは闇に葬られてはならない真実だ。 この手記が、新たな世を生きる多くの同志の目に触れることを願う。 -----『佐賀県立歴史資料館』所蔵 《ある青年》の手記より

日々喜一のもとに集まってくる佐賀復活の同志たち。しかし、穏健派の喜一に対し、他の同志は明治政府に「佐賀」という地名を奪われた事による強い恨みを抱いており、武装蜂起もやむを得ないと考えていた。自身が抱く「夢」と「現実」の摩擦に苦悩する喜一は、活動を止めるよう促す正次郎とも衝突するようになっていた。そして12月、佐賀に長崎県令を適用するための準備として、要人が旧佐賀城下を訪れるとの報を聞いた同志達は武装蜂起を決意。それを知った喜一は皆を止めるべく後を追うが、その先で正次郎が同志達を粛清する所を目撃し、彼が実は政府の隠密であったことを知る。襲撃を実行した以上代表者の喜一も例外ではないと斬ろうとする正次郎だったが、現れたゆうぎりによって止められる。三瀬峠へと逃走する二人だったが、喜一は自身が描いた夢のせいで同志を死なせた事、そして現実を知った事で絶望していた。ゆうぎりを逃して自らは警察に出頭し処刑される覚悟でいた喜一だったが、ゆうぎりに「自身が信じた夢と努力を無駄にするな」と諭され、思い直す。そして予めゆうぎりが手配しておいた逃走経路を指示された喜一は彼女に感謝し、必ず夢を叶えてみせると誓って長崎へ旅立つ。喜一を追跡する正次郎の前にゆうぎりが立ち塞がり決闘となるが、あえてゆうぎりに勝ちをゆずった正次郎の敗北というかたちで決着がつく。正次郎の最期を看取った後、警官隊に捕縛されたゆうぎりは、明治15(1882)年12月28日早朝、政府転覆の首謀者として、嘉瀬川の河原における非公式の斬首刑にてその短い生涯に幕を降ろした。のちの明治16(1883)年5月9日、県内有志による嘆願により佐賀県は長崎県より独立、同年8月13日に初の佐賀県議会が開催され、悲願の佐賀県復活は果たされた。話は現代に戻って、フランシュシュはGEILSのミニライブにてゆうぎりをセンターに据えた「佐賀事変」を披露。その後、ひとり「BAR New Jofuku」を訪れたゆうぎりは、かつて「徐福」と呼ばれたマスターと当時を懐かしみながら酒を呑み交わし、〝彼〟が残した新たな佐賀で、自らの道を選んで歩いていくと語った。
正次郎はやっぱり悪?というか政府のほうだったか。でも、根は良いやつだったんだなあとしみじみ。
ゆうぎりの首の痕はやはり斬首だったのか。というか強すぎ。切ないけど、かっこいい散り際だった。
明治モチーフの佐賀事変かっこ良かった。


10. ゾンビたちはどう復讐するのか SAGA
いつかこの時が来るとは思っていた。中途半端な嘘や言い訳は通じない。ゾンビィに真実など必要ない。不屈の精神があれば、それでいい。一年前、確かに俺は間違えた。だがあの日、あいつらを選び蘇らせたことに悔いはない。-----《巽幸太郎》の日記より

遡ること一年前の2019年1月18日、ミーティングにて幸太郎は突如、収容人数約2万5千人の駅前不動産スタジアムにてライブを決行すると宣言した。かつて愛が落雷で死んだベススタから名称変更している。「今の知名度的に見て到底不可能だ」という愛と純子の反対意見も聞かず、頑なにプロジェクトを推し進める幸太郎の態度にフランシュシュのメンバーは「今までも散々無茶を乗り越えてきたのだから今回もやってみよう」と決意する。そして3月8日当日、結果は観客数500人、集客率1.66%の大惨敗となり、フランシュシュは2千万円の借金を抱える羽目となる。幸太郎は自暴自棄になり酒浸りの毎日を送り、フランシュシュのメンバー内でもあまりに絶望的な状況ゆえの不和が生じていた。そんな中、幸太郎の特殊メイクに頼らず、自分で下手くそなメイクをしてスルメを買いに行ったたえの姿を見たメンバーは、「やりもしない内から、無理だと決めつけていた」「今まであまりに幸太郎に頼りきっていた」と反省し、これからは自分達の力でリベンジしようと決心する。時は流れて2020年2月16日、イカと胃一緒に池?で気絶してた幸太郎。どゆこと?イカ男としてちょっとした話題に。幸太郎はミーティングにて去年のEFSライブの事を謝罪し、「時が来た」として2020年3月8日に駅前不動産スタジアムでリベンジライブをすると発表。2月17日、リベンジの舞台になる駅前不動産スタジアムを訪れた幸太郎の前に大古場が現れ、フランシュシュのメンバーは全員がゾンビであると指摘する。幸太郎が私利私欲のために蘇らせた彼女たちにアイドル活動をさせていると糾弾する大古場に対し幸太郎は、フランシュシュは一か月後、この駅前不動産スタジアムにてリベンジライブを実施すると告げる。これ以上死者を辱めるなと激怒し、ライブを阻止しようとする大古場。マスター(徐福)の下を訪れた幸太郎は、大古場の事を話し、それでも【佐賀の呪い】から佐賀を救う「ゾンビランドサガプロジェクト」を必ず成功させると誓うが、その直後、九州に局地的な暴風雨が発生。それに伴い佐賀全域が停電となり、メンバーたちが暮らす洋館にある〝異変〟が起きた。
普通とか常識とか今更という植え付けられた常識って恐ろしいものだ。色々乗り越えてきた人や凄い人だからって常に何か考えがあるとは限らないという教訓。実際、進言するのは難しいよな。
それにしても無理ありすぎだったなあ。当日券のみじゃな。まさしく、特攻です。リスクヘッジしましょう。
今更だけど、ミーティングの床って佐賀県の形した模様あったんや。
リベンジ宣言熱いね。グレンラガンを見ていたときのようだ。
サガン鳥栖のマスコットが強風で落ちてくるなんて景情一致てやつ?
大古場記事書いて送ろうとしたのに停電はドンマイ。


11. たとえば君がいるだけで SAGA
息が切れるほど走ったのは、いつぶりだろうか。あの時もゾンビィのようにボロボロなナリだった。向こうがどこまでも潰しにくるというなら、どこまでも抗ってやる。サガの明日はネバーエンディング。フランシュシュがその明日を見せてやる。ここからが反撃の時だ。-----《巽幸太郎》の日記より

2月18日、さくら達が目を醒ますと彼女たちの暮らす洋館は一軒まるごと唐津湾を漂流していた。昨夜から降り続けた記録的な暴風雨による水害で、佐賀県全域が陸の孤島と化していたのだった。徐福のやってるバーは地下だから特にやばい。メンバーは近くの浜崎海岸へ漂着するも、さくら達が外に出た途端に洋館は倒壊。しかもメイク道具など大切なものを持ち出せず。唖然とする彼女たちであったが、偶然居合わせた愛のバイト先の女性・町子から避難所となっているショッピングモール「カチオン」へと誘導される。なんとかゾンビであることを隠しつつ、さくら達は避難民の役に立とうと日中は福祉活動、夜は不安に怯える児童達のためにライブショーを披露する日々を送る。2月20日段々状況が分かってきて、鉄塔倒れて停電、電波使えず。大古場はメンバーの避難先を訪れる。生き生きとした様子でライブショーを行い、取材にも応じる様子を見て少し考え込む。2月21日、水害によって「BAR New Jofuku」に閉じ込められていた幸太郎とマスターは警察官Aに発見・救助される。マスターを救急車に乗せ病院へと搬送させた幸太郎は、さくら達に会うために洋館に戻ったが、基礎地盤(と地下室)を残して丸ごと消失している事に唖然、TV中継にて漂着・崩壊している洋館の現状を知る。一方でさくら達のメイクも限界を迎え、ゾンビバレの危機真っ只中にあった。それでも子供たちに向けたライブショーは中止にしたくないと考える彼女たちは、純子の尾崎人形バイト経験を活かして顔を隠すためのお面を作る。しかし、急ごしらえで造ったお面はジャンプした着地の衝撃で壊れ、フランシュシュの面々はとうとう観客に素顔を見られてしまう。誰もが呆気にとられるが覚悟を決め、自分たちはゾンビだったと説明する彼女たちだったが、児童を含む観客からは「お姉ちゃん達は怖くないからゾンビじゃない」「ゾンビじゃなくてフランシュシュ」と返される。愛は溢れそうになる涙を堪え、とっさの機転でゾンビメイクしてきたと誤魔化す。そのままゾンビ姿でライブを続行する彼女たちの姿に、その場に居合わせた大古場は、彼女達は幸太郎に強要されているのではなくて自分達の意思でアイドルをしているのだと理解する。そして、ようやくさくら達と合流できた幸太郎は3月8日のライブは必ず決行すると宣言、ライブ決行のために一人動き出す。そんな彼の背に声をかけたさくらは「自分をアイドルにしてくれてありがとう」と伝える。その一言でこれまでやってきたすべてが報われた幸太郎は、内心で溢れる涙を押し殺し「俺がお前達を世界一の、永遠のアイドルにする」と告げた。持ってる男じゃい。
起きたらめまい。ゾンビになってからずっと健康。うーん水の上。
警察官Aたまには役に立つじゃないか!!
ボートレース用のボートって荷物の運搬もできるのかい?人二人乗せて大丈夫なのか?
お面というかデスマスク?あの環境で焼き物作るってすごい。純子焼きが足りないとか固執しすぎ。


12. 史上最大の SAGA
巽幸太郎は二度と諦めない。『フランシュシュ』の【駅スタライブ】を必ず成功させてやる。あのステージに、もう一度あいつらを立たせてやる。そこに涙などいらない。いるのは地獄すら焼き尽くす復讐の炎のみ。これはサガ史上最大のリベンジ。『ゾンビィランドサガ・プロジェクト』という長き戦いの序章だ。-----《巽幸太郎》の日記より

佐賀の災害対策本部での話し合いに乱入する幸太郎。鳥栖を復旧させてくれと知事に向かって喚く。大古場も協力して舞日新聞へ向かう。メンバーはライブまで緊張感を保ちつつ、ラジオのことをすっぽかしていたことを思い出す。曜日の感覚がなかったせいで見事に放送日を間違えて放送局に行くわけだが、飛び込みでラジオ放送。ライブ開催を宣言する。3月7日。EFSライブ開催のため、佐賀を救うため、フランシュシュのメンバーはカチオンを発つ。交通機関の麻痺した街中を徒歩で移動し続けるさくら達は約束の集合時間、3月8日午前10時、ライブ会場である駅前不動産スタジアムにたどり着いた。幸太郎は現れず、途方にくれていたが、諦めなかった。水害によって荒れ果てていたが、次々とやってくる観客たち。古参のおじさんファンがまず現れ、アイアンフリル詩織やライトといった芸能界の大物が拡散したことによってたくさんの人々がフランシュシュのライブを知り、会場へと集まってくる。幸太郎や大古場の働きかけもあり、フランシュシュの行うチャリティーライブは日本全国、どころか世界中に注目されるほどの大規模なものとなっていた。全国紙でも取り上げられた。フランシュシュの前には、客席を埋め尽くすほどの観客と歓声だった。絶望的な状況にも決して屈せず、死すらも拒絶して執念の再起を図った彼女たちの圧倒的リベンジ。「REVENGE」「輝いて」そしてアンコール曲「追い風トラベラーズ」と、観客を魅了する見事なパフォーマンスを披露するフランシュシュ。そして、たえのうめき声によるコールアンドレスポンス。会場全体が一体となり、声援とスティックライトの光に包まれる中、リベンジライブは奇跡の大成功に終わった。それからも、日々逞しく復興を遂げていく佐賀。
ある日、佐賀上空に謎の飛行物体が来訪し、そこから一筋の光が落ちた瞬間、大地が爆発に包まれた。
災害対策の人ツンデレだったなあ。可愛くない。
たえのうめき声フレディ・マーキュリーみたいだな。絶対意識してるでしょ。
しれっと楽屋に佐賀錦と丸ぼうろ。
幸太郎のツンデレは可愛い。というかメンバーに圧倒されてるやん。感動のあまり、涙流して情けない姿に。無理してメンバーをステージに送り出す。最後の血を踏みしめるシーンはちょっと意味深。
最高のライブだった。見ていて鳥肌。
一番最後のシーンはなんだ?
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

11話まではレジェンド!!。12話は・・。

>1話まで視聴して
始まった直後から終わる瞬間まで、ずっとずっと大満足の連続でした^^。
おかえりなさい、ゾンビランドサガ!!!。


冒頭のあの歌、なんでこんなに惹きつけられるんだろう?。
昭和的なノスタルジックな感じが心地良いのだろうか?。
・・いやあ、曲や歌詞自体の破壊力も大きいなあ。
モブの各キャラも、それぞれ表情がしっかりしていて妙に存在感感じるw。


まあでもやはり一番大きいのは宮野さんですね。
なんでこんなに生き生き演じておられるのか?ww。
最大限楽しんでおられるように感じられて何よりです♪。

でも、今回の「〇〇○○ました・・」のセリフには
思わず泣きそうになってしまいました;;。
(ちょっとシュタゲも思い出す・・?)

1期からはもちろん、今後の作品全体を通して
宮野さんの”喜怒哀楽”全てをブっ込んできてくれることでしょう。

クライマックスに向けての走るシーン
作画・動画ともに良かったですね~♪。唸りました!。
本編終了後に入ったCMでウマ娘アプリのスペちゃんの走る姿と
ダブって見えて草w。


なつかしのステージでのパフォーマンス。
場の雰囲気の違いがしっかり描かれていてよかった。
安直にデスメタル展開に持っていくのではなく
王道で突っ走ったのはよかったな~。
もちろん宮野さんの空気を変えるチカラも凄かったですが
あそこはちゃんとサガントシュの楽曲で成立させ切ったところが高評価!!。
いい楽曲でしたね~♪。早く配信してほしいです。説得力ありました^^。


まあとにかく、本作を観れる今期の幸せ・・に尽きます!!。
来週も待ちきれませんね。

で、その来週のタイトル観てフイタw。
徳永さんに許可・・もらってないですよねw(想像)。


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>2話まで視聴して
1話の次回予告では予想できない、アツいアツいお話でした!!。
あまりにアツくて、「まさか2話にして最終話ィ!??」と疑ってしまいましたw。

やっぱサキのアツさは最っ高!ですね♪。
みんな惹きつけられてしまいます!。
楽曲の説得力も、もう脳より先に耳が納得させられてますw。


1期にひき続き下妻物語リスペクト??・・からの阿部サダヲ??。
・・一角獣の龍二ですよねw、あれ。
見方によっては、スペースダンディも入ってるw。
でも、曲にはちょっぴり尾崎豊テイストも^^(♪僕が僕であるために)

ダンディでありながらちょっと歳を重ね
はっちゃけた時期は過ぎてから
次の世代へのバトンタッチ。
あえておさえた演技での声優さまに拍手です!。


・・そこに絡めての、サキのゾンビネタ・・・・・
・・・・見事に泣かせられてしまいました;;。


「波よ聞いてくれ」・・も入っててさらにナミダナミダ;;・・(ビバナミダ)。


若干、各キャラの眼球の描写が大きくて丸っこすぎるように感じましたが
これはガイコツ+ゾンビ・・を意識付けるためなのかな??。
ちょっと違和感感じましたが、無理やり納得させましたw。


・・それにしても、ますます佐賀が羨ましくなってきました!!。
「〇〇しているモノは〇〇にある!!」
・・他にも、名言バリエーション∞ですねww。

ホント本気で一度はドライブイン鳥でオフ会したいです^^。


今回のタイトルもニクいw。
物理的には、全く壊れる気配もないおっちゃんのレディオですが
サキにとっては、そこで放送される某番組がぶっ壊れかけ・・ということなのですね。
・・これは徳永さんも納得してくれると思います♪。


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>6話まで視聴して
あれっ??。世間では2期1話の評価低いんですか~↑???。
自分は確認のため何回か再視聴してみましたが
やっぱ2期1話、レジェンドでしたw(もちろん2話も)。

宮野さんが1か月もああなんですよ!!。そりゃヤバいですよwww。
やさぐれ宮野さんに何回も泣かされました;;(誉め言葉)。


TVOP曲が、なんかペルソナチックなスタイリッシュ感出しまくってますが
個人的には、あまりグッときません・・><。
本渡さんの口上はテンション上げてくれて高評価なのですが・・><。


・・で、3話4話ですが
アコースティックからエレキの流れですね。
純・愛ストーリーピックアップとしては、なかなかよかったと思います♪。

・・と思っててたらファミコウォーズCMネタwww。
・・これ分かるターゲット層ってwww。
えー?w。30数年前???。
現代のキッズにはイミフですねwww(自分には見事に刺さりましたw)。


アイアンフリルって、なんかモブっぽくて、オーラないですよね。。
これって、あえて狙ってますよね^^(高評価)。


で、4話でのあのドラムプレイ!!!!!。
まさかのあの方がモーションプレイアクターだなんて!!(大歓喜!!!)。
中の方は・・、ホンモノですっ!!!!!!。
  (ウマ娘アプリのテーマ曲、アニメ2期のOP曲にも参加されてるのを知って
   さらにさらに大感激ぃぃぃっ!!!!!)


・・からのー、宮野さんのエレキギターパート!!!!。
最高です!!!!。オチも読めてましたがww。
・・だがそれがいい。


愛とアイアンフリルの絡みもよかったですね!。
愛にとってはそっちの世界線もアリだったと思えてしまうところが、なんかエモいですね。


5話は、某バーロー声優さん登場で歓喜w。

・・もありましたが、田中さんのスキャット?に魅了されてしまいました。
これって並みの努力では達成できないと思います!!。

ストーリー的には、キャロル&チューズデイっぽいオーディション展開で
なんか暗雲たちこめてしまってましたが(いやな予感しか・・)
田中さんの歌唱力で成立させてしまいましたね(誉め言葉)。

落語シーンは、どうしても昭和元禄落語心中がよぎってしまい評価が難しかったのですが
スキャットのシーンでは、文句なしにもっていってくれてココロ揺さぶられました♪。
なかなかああいった歌唱する機会ってないと思うのですが
圧巻の歌唱にスタンディングオベーションです!!。



で、6話なのですが。
神回でしたね!!!!!!!!!!!!。

これはかなり1期での核心に迫ってきてる♪。


たえちゃん。

ここが観たかった!!!!。

まさかこんな1人立ちしてたとわはwwww。


サイゲさんなのに、おウマさんではなくnice boat.!!www。

物語が核心に迫っている確信っ^^。

来週が待ちきれません。。


・・あ。でも最近の宮野さん。
赤ちゃん言葉多用しすぎで評価↓↓↓・・ですw><。
来たる評価爆上げに向けての、あえての伏線だと信じてますw。


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>7話まで視聴して
冒頭の物語??OP?・・入りが1期彷彿させます!!!。アツい!!!!!。
やっぱコレですよ!!。これぞゾンサガ!!!!!!。

”懺悔○×ネタ”?、でとらドラ思い出し、堀江さん確信してましたが
続き見てたらなんか声が違うと思ってたら、ざーさんでしたかw。

・・でも、これはこれで間違いなく嬉しい!!!。
・堀江さんもいたしw。宮野さん参加にはモチロン歓喜^^。


今話はいろいろと自分の涙腺が襲われまくった回でした・・><(誉め言葉)。


それは、そう!。シチュエーションです!!!。

学校!!、学園祭!!!。

巽さんの学生時代がフィードバックされて
エモーションMAXですっw(・・せつない)。


あと、2期でのさくらのしつこいまでのキャラ付けがナイス!。

「聞こえんやったかな~」、「そっか、そっか~♪」(過去話)がカワイすぎますwww。

ガン無視スルーされてこその、あの存在感^^。
新境地開拓ですね!!!。


今話のEND展開は、観てれば予想できたけど
ホント、予想が的中してくれて、ある意味ホッとした。
その理由は、ちゃんと本編中でマイマイちゃんが語ってくれてたとおりです^^。


・・ただ、今回のタイトルでもある「マイ(マイ)レボリューション」。
これに関しては、自分の心の中の理解としてはまだ回収できてません・・><。
・・どういう意味あいだったのかなあ??。
美里さんも納得できる理由だったのかなあ・・?。


・・ああ。ED曲後のcパートでは
無情にも話が進んでしまってますね・・。

終わりが近づくということは
「知りたいという欲求」にあがなえないものがありながらも
それはそれで寂しいものです。。


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>11話まで視聴して
8話・9話の佐賀事変、めちゃくちゃ惹き込まれました!。

これだけ幅広い、視聴者の予想の範囲を軽々こえてくる物語の描写。
もう素晴らしすぎるとしか表現しようがありません。

正直1期からずっと、ゆうぎりは作品中で浮いてるなあ・・必要なのかな?。
って思ってましたが、完全に間違っていました。

9話EDは楽曲、映像ともに最高でした!!。
内山さん、すべてを持っていきましたね♪(最大の誉め言葉)。


10話、ほんの一瞬だけ、銀河美少年に見えたw(輝きの~)。


11話、神回でしたね~!。
どうしてもレビュー追記したくなっちゃいました^^。

前半はやたら作画の荒さ?雑さ?が気になって仕方なかったのですが
(2期になって、口あんぐりのシーンや、目がBIGのシーンなどで特に感じる・・><)

後半でメリハリつけた良作画シーンを強調させるための強弱だったのですねw?。


1回目の視聴時
気付けば2回、涙流してしまってました;。

間違いかも?・・と確認のために、もう1回11話視聴してみましたが
やはり、順番メイクのシーンと、階段のシーンで
わかっていても・・・涙出てしまいました・・;;。

これはもう米米CLUBさんも大納得っ!!のタイトル回収でしたね(楽曲が脳内再生~♪)。

ハイ!、11話、神回でした!!。


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>最終話直前ABEMAスペシャル番組をリアルタイム視聴して
宮野さん登場!&宮野さんスペシャルっ!な内容で最高でした!!。
キレッキレなトークで、完全に実写版幸太郎さん。
これは永久保存したいので、ぜひともBD最終巻に収録してほしいです♪。

>12話まで視聴して
直前ABEMA特番に続き、そのままリアルタイムで視聴しました!。

あれ?。完全CMなしの途切れなし放送・・みたいに聞いてた気がしたけど
勘違いだったかな?。CM入りまくったし・・。


んで、肝心の本編。。


ああるぇええええええええ??!。


・・なんか、すごく雑w。(もちろん、あまり○くない意味で)


なんか、特に宮野さんの作画と扱いが雑・・。(アンコール後が特に)

他の登場キャラ達(モブ含む)の動きも、ほとんどなく、ほぼ棒立ちの行進??。


3期につなげる流れなんだと思いますが

せっかく11話までいい感じで来てたのが
2期最終話の肝心の一番大事なところで、結果だけ渡された感じ・・。

2期のいったんの終止感としては、正直足りない気がします・・><。


さらに、続編への伏線なのでしょうが

宮野さんのアレは、わざとミスリード狙いの何かの仕込み・・??(であってほしい)。

その後のアレは、フロムビヨンド・・もしくはフラメンコ星人・・とかですか?!。


 <余談>
 なんか某まとめサイト様での感想でも見かけましたが
 「サガ・ザ・グレート7」(スパクロ参戦ロボ)登場の可能性!???。
 もしこれが本当に3期に来てくれるなら
 1期のOPから繋がって、個人的には楽しみでしょうがないところですが
 納得してもらえるファン層が、どれだけも残っていないことでしょうw。



12話視聴後、★の評価が下がってしまいました。。


まあ、いろいろ想像させてもらえるのは楽しいのですが
3期作るのであれば、なるべく早くにお願いします!!。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

いやいや、これもはやカルトだよね?

みんな大好き『ゾンビランドサガ』の第二期ですね。
一期を見ていない方は丸ごと置いてけぼりなので、
未視聴の方は、まずそちらをご覧になることを強くお勧めいたします。

で、本編の話をする前に、
作品の中でも登場する『自然災害』について触れたいと思います。
実際の被害に遭われ、トラウマのある方がおられるかも知れませんので、
ネタバレで隠しておきますね。
{netabare}

2011年3月11日、あの東日本大震災が起こりました。
死者1万5899人、重軽傷者6157人、届出があった行方不明者2526人、
住宅の全壊・家屋流失12万1992戸、半壊28万2920戸、全半焼297戸という、
昭和以降では未曽有の大災害です。

テレビに続々と映される映像だけでも戦慄を覚えるほどの衝撃でしたが、
その後知り合った、実際に救難活動へ行った自衛隊員の方によれば、
現地は「とても語れない、映せない、まさに地獄絵図」だったそうです。

まるで救いのない、あまりにも悲惨な災害でした。
そんななか、偶然仕事で気仙沼にいたお笑い芸人のサンドイッチマンが、
現地でテレビカメラを向けられた時に
  いまの段階で『お笑い』にできることは何もないと思うんで……
  芸人ではなく一人の人間として、できることをやりたいと思います。
と、悲壮な表情で語っていたのが印象に残っています。

宮城県出身だった僕の部下も、
何人かの知り合いと連絡がとれなくなったそうです。
  でも、そういうの俺だけじゃないっすから。
  みんなそうっすから。
そう言って力なく笑う彼に、僕はかけるべき言葉を持ちえませんでした。
{/netabare}

さて、本作は第一期の正統な続編であります。
前期の成功に気を良くして長期シリーズ化を狙っているみたいですね。
オリジナル作品というのは、
  ① 原作者や出版社からのチャチャがなく自由に作れる。
  ② 原作者印税がなく利幅が大きい。
  ③ タイアップやメディアミックスを自分で主導できる。
など、あたれば旨味のある企画ものなので、育てたいのは当然かなと。

前期『目も当てられなかった』3DCGも、
スケジュールに余裕があったことにも助けられたのか、
多少は『マシ』と呼べるレベルにまで改善されています。

ただ、前期の『リベンジ』と評価するほど劇的な変化はありません。
  正視に耐えないレベルだったのが
  イラっとさせられる程度にまで進化した、という感じ。
  (回によってはやっぱ正視に耐えませんが)
てか、本気で育てたいんなら手書きでやれよ手書きで。


で、映像に伴って物語もパワーアップしたのかというと
う~~~ん……
半分ぐらいは「これ、ゾンビ関係なくね?」というお話だしなあ……。
う~~~~~~ん……ちょっとまあ……キレが……アレかなあ。
最終回とか、なに言ってんのかちょっとわかんないし……う~~~ん……。

あまりにも回によっての波が激しすぎるので、
とりあえず順番にレビュ-させていただきますね。


第一話 グッドモーニングリターンズ SAGA
{netabare}
 借金まみれになったフランシュシュが、バイトしつつライブに出るお話。
 話そのものは、ゾンビランドサガらしいグダグダ感が楽しいです。
 食品工場社歌をうたう愛がめっちゃかわいい。
 ただ、最後のCGは相変わらずのためいきレベル。
 てか、このハコ・客層にこの曲で、こういう反応はウソだよなあ。
{/netabare}
第二話 ぶっ壊れかけのレディオ SAGA
{netabare}
 フランシュシュがラジオ番組を持つお話。ゾンビ関係ありません。
 強烈な昭和臭に好き嫌いがわかれるかも。 
 ホワイト竜は昭和の遺物・パロとして苦笑いできるにしても、
 それに絡むサキの言動は、むかしのヤンマガかよって感じでちょっとアレです。
 ステージのMCなんか、まんまアタマ悪いヤンキーじゃん。

 歌唱シ-ンはピンのアップを2Dでちょこちょこ書いてたりして、
 努力の跡がうかがえます。
 MA大変だったのはわかるけど、3Dに貼り付けた手書きの目、ずれてんぞ。
{/netabare}
第三話 愛と青春のアコースティック SAGA
第四話 純情エレクトリック SAGA
{netabare}
 愛がライバルに引き抜かれそうになるお話。ゾンビ関係ありません。
 なんというか、めっちゃ普通のアイドルもの。
 (純子がギターぶっこわすシ-ンはかっこよかったけど。)
 CGはドラムの再現に力入れてたけど、努力すべきはそこじゃない。
 ベースより弦の太いエレキなんか初めて見た。しっかりせいよ。
{/netabare}
第五話 リトルパラッポ SAGA
{netabare}
 リリィがTVオーディションに出る話。ゾンビ関係ありません。
 お話自体は、これもよくある芸能もの。
 リリィ役の田中美海さんがけっこう器用なのは発見かも。
 歌唱シ-ンはピンなので2Dを多用。
 その分、応援席や舞台袖を何度も映し、枚数抑えてます。
{/netabare}
第六話 ウォーキング・ベット SAGA
{netabare}
 三石琴乃さん大活躍の回。ああ、やっとゾンビらしくなった。
 お話自体は安定のおバカさ加減、ようやく借金返済でめでたしめでたし。
 ただし、この回は3D以前の問題として作画がヤバいかも。
 作監に八人もクレジットされてるし、止め画多いし、
 狂ったスケジュールを力技で押し切った感がありありと出ています。
{/netabare}
第七話 マイマイレボリューション SAGA
{netabare}
 こちらも王道ゾンビ回。さらにゲストキャラで花澤香菜さん登場。
 お話自体は、らしさ全開のぶっ飛び仕様で、面白いの一言。
 ただ、前回に引き続き、いや、前回以上に作画がかなりヤバいかも。
 せっかく脚本がいいのに、惜しいです。
 3DCGは前期の使い回しかな? 正直、目も当てられません。
{/netabare}
第八話 佐賀事変 其ノ壱
第九話 佐賀事変 其ノ弐
{netabare}
 ゆうぎりねえさんの過去編。明治時代で、ゾンビ関係ありません。
 脚本も作画もしっかりしていて、今ク-ル最良のできかも。
 (少なくとも僕は一番好きです)
 しっとり、だけどピリピリした時代の空気感がよく描けています。
 バーのマスターの素性がわかり、物語も大きく前進。

 驚かされたのは、歌唱シ-ンがかなり『見られる』ものだったこと。
 ロングは基本3D、アップに手書きを差し込んでるんだけど、
 これまであった『違和感』が、かなり抑え込まれています。
 もちろん、アラを探せばキリがないれど、
 このクオリティなら特段の問題はナシ、他の回はいったいなんなんだ。
{/netabare}
第十話 ゾンビたちはどう復讐するのか SAGA
{netabare}
 一年前のライブ失敗と、リベンジライブやるぞ~というお話。ゾンビ関係ありません。
 このあたりから話が荒唐無稽というか、おかしな方向へ。

 まず、地域密着型アイドルが二万五千のハコを埋めるのが無理筋です。
 佐賀県の人口って80万人ちょいなんですよ?
 人口比でいうなら、880万人の大阪府でローカルアイドルが27万人集めるのと同じことかと。

 まあ、それは「アニメだから」で飲み込むしかありません。

 で、フランシュシュの正体を知った雑誌記者が出てきて、
 幸太郎に「私利私欲のため死者にアイドル活動させてる」と詰め寄ります。
   いったいなんでそんな理解になった?
   ていうか、競艇で大穴あてるまで大赤字だったよね?
 これ、後で「誤解が解けて協力者になる」という安っぽい演出のために、
 無理やり誤解させているだけです。
 ラノベじゃないんだから、こういう『プロットありき』はやめてくんなまし。
{/netabare}
第十一話 たとえば君がいるだけで SAGA
{netabare}
 大水害で住処をなくしたフランシュシュが避難所に入り、
 子どもたちの相手したりしてるうちに、やっぱライブやる、となる話。
 ゾンビであることは、ちょこっとだけ関係あるかな。

  それよりも、話がだんだんおかしな方向へ。

 避難所で子どもたちに歌ってあげるのは、まあ、いいことです。
 だけど、それとライブを強行するのは別の話では。
   この状況だからこそやるべきだ、
   いまの佐賀に必要なのはお前たちの歌う姿だ、
 幸太郎はそう言い切っちゃうけど、まだインフラ復旧のメドすら立ってないわけで。

 佐賀全体がインフラまでマヒするような大災害ということは、
 生活基盤だけでなく、愛する家族や友人を失った方も大勢いるわけです。
 そういう方々が心休まらない避難所生活をしているなかで、
 やるべきことのトップがそれってどうなんだろう?
 あちこち避難所をめぐって子どもたちと遊んであげるならわかるんですけど。
{/netabare}
第十二話 史上最大の SAGA
{netabare}
 ライブ強行回。ゾンビ関係ないどころか、ほとんどカルト領域かも。

 アイドルライブのため会場周辺のインフラ復旧を急がせてって……
 それはもうはっきりと『優先順位が違う』だろ。
 復旧のためのリソースには限りがあるわけで、
 スタジアムにそれを割けば、避難生活が長引く人が出るわけです。
 支援金集めるためのチャリティなら他県でやれよ、と。

 それに賛同する編集者も大手新聞も、アタマおかしいだろ。

 ラジオで語るサキの言葉も、言ってることは自分の感情の押し付け。
 冒頭で紹介したサンドイッチマンの言葉と比較して、
 なんと独りよがりで被災者のことを考えていないことか。
 避難所からスタジアムまで歩いていく途中、
 人気のない荒涼とした被災地を眺めてなにも感じないのかな、と。

 そして会場に続々と大観衆が押し寄せてきて、
 次々と過去の登場人物が協力したと美談で語られます。
 いやいや、チャリティなんだから、
 現地に来られるなら出てやれよ、アイアンフリル。

 さらに、海外からも復興援助の申し出がって……
 被災して20日も経ってからアイドルに便乗すんなよ。ありがたいけど。

 ヘリのアナウンサ―は「これはまるで壮大なサーガですっ」て……
 なに言ってんだコイツは。

 県庁もホントにスタジアム周辺のインフラ復旧を急がせちゃってるしね。
 県知事や取り巻きも会場に来ちゃったりしてるし。
 それでええんか? 佐賀県行政。

 で、ライブ開催。
 ド派手な演出、熱狂する観客。
 打ち振られるペンライト。

 同時刻、その気になれば歩いていけるような県内各所には、
 家に帰ることもできず、
 支給された毛布にくるまって不安な夜を過ごす大勢の被災者が。 

   いやいやいやいや、シュール過ぎるだろ。
   CGもステージ演出もひどいとは思うけれど、
   それ以前にやってることが、まるで『アイドルカルト』じゃん。

 マンガ映画にムキになんなよ、とか言われちゃえば、
 まあそれはまったくそのとおりなんだけれど、
 少なくとも僕は、なんかやっぱり素直に楽しめないなあ……と。
{/netabare}


というわけで、僕的なおすすめ度は前期よりやや落ち、Bランクです。

前期から引き続きキャラは立ってるし、
OP・EDの楽曲もすごく楽しい。
ゆうぎり回みたいに、出来のいい回はごく出来がいいし、
過去から繋がる『謎』が少しずつ解き明かされて、興味もそそられます。

だけど、なんか変にアイドルアニメっぽくなったというか、
前期の『ゾンビ=シュール』みたいな面白みが影を潜めちゃって、
むしろアイドル特有のカルトっぽさが出てきたみたいな。

 正直、他のアニメみたく無理に『美談』にしようとして、
 逆に『あざとさ』が漂っちゃったりしています。
 このアニメの魅力って、そういうんじゃないと思うんだけどな。

そうは言っても、次につながる強烈な『引き』で終わったこともあり、
三期があったら必ず見ると思います。
なんちゃらセブンみたいに「オレの歌を聞け~~っ」的な展開になったらどうしようかしら。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

66.1 2 2021年度のパフォーマンスアニメランキング2位
IDOLY PRIDE(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (170)
480人が棚に入れました
関東郊外にある星見市。「年に一度やってくる流星群の観測に最も適した町」であることからこの名前が付けられた。そんな星見市にある小さな芸能事務所、星見プロダクション。そこから華々しいデビューを飾ったアイドル・長瀬麻奈は、ライブバトルで連戦連勝を果たし、またたく間にアイドルランキング・VENUSプログラムを駆け上がった。数年後、星見プロダクションは新たなアイドルを見出すオーディションを開催。そこへ現れたのが、麻奈を姉に持つ長瀬琴乃と麻奈そっくりの歌声を持つ川咲さくらだった。ふたりをはじめ、続々とアイドル志望者が集まり、活気づく星見プロダクション。集まった10人は、寮での共同生活を始める。加えて、麻奈を超えんとするTRINITYAiLEや、麻奈に並々ならぬライバル心を抱くLizNoirが彼女たちの前に立ちふさがり、プライドを胸に競い合う。麻奈を取り巻く様々な思いが錯綜する中、アイドルたちは最高峰を目指していく。

声優・キャラクター
神田沙也加、橘美來、菅野真衣、結城萌子、夏目ここな、佐々木奈緒、宮沢小春、高尾奏音、相川奏多、日向もか、首藤志奈、雨宮天、麻倉もも、夏川椎菜、戸松遥、高垣彩陽、寿美菜子、豊崎愛生
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

6年に一度の超新星

サイバーエージェントグループ×ミュージックレイン×ストレートエッジ
アイドルを題材にした合同メディアミックス企画のアニメ展開作。

【物語 3.5点】
内容は正統派の新人アイドル成長物語。

いきなり、{netabare}かつてマネージャー少年が関わったソロアイドルが幽体になる。{/netabare}
という突飛な展開があり、それがメインストーリーの根幹を成す。
変化球ではあるが、これも、偉大なアイドルの影に対して自分たちは、ライバルはどう向き合うのか?
という王道の補強や、新人とライバルの実力差を覆す下剋上の一因として活用される。

舞台はアイドル物によくある近未来。
トーナメントの勝敗をAIが決する設定。
公平な判定により、弱小事務所でもアイドル活動に集中できる世界の黒子に徹する。

あと、{netabare}医学の進歩{/netabare}も偉大です。現代では不可能な展開もドンドン行けますw


デビューライブが折り返し地点と、やや遅め。
前半、新人たちは、そつなくこなしているけど何かが足りない。
そこを、追加メンバー加入により、人間関係の空気を変化させる。
繊細な心情描写により、アイドルマネジメントを体現した、
長い舞台裏の日々が、私は印象に残りました。

いや……でもアイドルはやっぱりライブでしょ?
という方は後半「VENUSグランプリ」再始動までは、やや退屈でしょうか?
そういう方は、思い切って、公式配信の前半総集編→後半話というルートもあり。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・Lerche

日常シーンは手描き、ライブシーンはCGも交えて。共にソース量は並。
天体やステージ演出に組み込んだ心情比喩などセンスは光るだけに、
ここで動かせばグッと来る!というシーンで止まるのは惜しい。

ライバルとなる先輩たちに、振り付けの手本を示されるシーンでは、
実力差が分るよう、モーションも奮闘。

キャラクター原案はQP:flapper。
このイラストレーターユニットが関わる美少女はカワイイ。衣装、制服含めて凄くカワイイ。
でも作品は今ひとつヒットしないw報われて欲しい……。


【キャラ 3.5点】
メインの星見プロダクションの新人アイドルは総勢10名。他、ライバル等。
1クールで個別回一巡は不可能と割り切り、グループの関係性描写に注力。

伝説のアイドル・長瀬麻奈。
彼女の影を追う妹・長瀬琴乃。受け継いだ物と向き合う川咲さくら。
辺りは物語を追っていれば把握できるが、
他は、私も結構、意識して覚えようとして、
終盤でようやく顔と名前が一致して来たくらい。

アイドル物なのに、もっとキャラを売り込まなくて良いのでしょうかw


推し……というより、そろそろソロアイドルに時代を変えて欲しい
との願望を持った私にとっては、
長瀬麻奈は待望のキャラだったのですが……。
彼女については外伝コミック展開もあり。


【声優 4.0点】
本プロジェクトの一角、ミュージックレイン。
およそ6年に一度「スーパー声優オーディション」を実施し、
多彩な活躍が見込める人材を選りすぐり、
ミッチリ育て上げて、世に送り出している(以下、敬称略)

第1回(2005年)寿 美菜子、高垣 彩陽、戸松 遥、豊崎 愛生
(スフィアとしても活動。本プロジェクトではLizNoirとして登場)

第2回(2011年)麻倉 もも、雨宮 天、夏川 椎菜
(TrySailとしても活動。本プロジェクトではTRINITYAiLEとして登場)

第3回(2017年)相川 奏多、橘 美來、夏目 ここな、日向 もか、宮沢 小春
(本プロジェクトでは星見プロにてユニットを結成)


ミュージックレイン3期生お披露目&3世代集結作でもある本作。
(※アニメでは寿 美菜子さんと、豊崎 愛生さんは{netabare}キャラがデビュー前{/netabare}のため出番少ないですがw)
レビュタイにも掲げた通り、私の視聴動機はほぼ声優目当て。

新人声優さんも、そつなく声を当て、歌える辺り凄い原石ですが、
プラス、オーラーをまとった演技を繰り出して来る先輩声優は格が違います。
特に第10話の{netabare}悔しさと嬉しさで感極まったCV.雨宮 天さんの{/netabare}演技は流石の貫禄。

他の事務所からも、歌って踊れる、売り込みたい若手が
星見プロの中の人として出演。

そんな中、目を引いたのは白石千紗(妹)役の高尾 奏音さん。
彼女もオーディションを勝ち抜きデビューしながら、
所属事務所に撤退されたりと苦労多きお方。
しぶとく活動し続けているのを見ると、嬉しくなります。


【音楽 4.0点】
清 竜人氏、大石 昌良氏らがアイドル曲を提供。
インパクトはさほどでもないが、クオリティは水準以上で、徐々にハマる感じ。

ロックチューンで発破をかけられる、LizNoir
お洒落ポップスで元気を補給できる、TRINITYAiLE
往年のアイドル路線を思わせる、月のテンペスト
動画見るとかわええ~~と萌えるwサニーピース

とユニットごとの音楽性も明快で、気分に応じて使い分け可能。

ただ、本作の一押しは何と言っても「song for you」

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

ゲリオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

アイドルアニメ量産時代に終焉か

正統派アイドルアニメ。
既存のアイドル作と異なる部分、勿論それは「幽霊がいること」だ。
ところがその幽霊さん(長瀬麻奈)が、2話以降とにかく何もしなかったのは首をかしげた。
せっかくの独自性が全く機能しなかったのである。

このまま幽霊設定に意義をもたないままアニメ終了を迎えるのかと思ったら、最後の最後、最終回でお涙頂戴の展開が訪れる。
しかもメインヒロインである妹(長瀬琴乃)関連ではなく、まさかの牧野マネージャーとの感動の別れ。
最後までほとんど感情の起伏を見せなかった牧野が、ここにきて号泣するのは反則。
ってか、主役のアイドルたちそっちのけで、裏方と幽霊がクライマックスを全部持ってくとか有りなのかよとも感じたが、申し訳ない。正直良かったです、最終回のシーン。単純な男です。俺わ。
つまりは1話と12話だけ見ればオッケー。そんな作品だった。
2話〜11話は何の変哲もない凡作って感じだけど、最終回のワンシーンだけでポイントちょいUP出来た形。

せっかく正統派アイドルアニメなので、メインヒロインたちにも触れておきたいが、う〜ん…「薄かった」としか表現の仕様がないんだけど…
10人いても半分以上が"キャラ立ち"があまり出来ていなかったんじゃないかと。
さすがに見分けが付かないとか覚えられないとかいう程ではないものの、そもそもこんな人数要るか?って話。まぁ、そこはソシャゲを控えた作品の宿命ということで仕方がないかもしれない。
主人公2人を除いて印象に残ったのは、佐伯遙子さんとかいうオバ…お姉さんだね。
過去編だった第1話から事務所に所属として唯一登場してて気になっていたことも大きいが、一人だけ年が離れた遅咲きアイドルって設定が良かった。
…と思ったら20歳だった件にはガッカリ。牧野や麻奈より年下かよ。
いっそのこと28歳とかにした方が視聴する身としては面白かったのに。発案担当者は冒険心が足りない。

4話から加入の早坂芽衣は、幽霊を認識できることから作中キーパーソンになりそな感じで登場。
見た目ビッチっぽいのに声が東山奈央(の劣化Ver笑)っぽいとか、キャラ的にも圧倒的に他より目立っていた。
ただし、前述したように肝心の幽霊が積極的にストーリーに絡んでこないもんだから大した役割は得られなかったけど。
まぁ、牧野だけが麻奈の幻を見てる頭のおかしい説を打ち消しただけでも、霊能力設定の意味はあったのかもしれんが。

作画については、特段大きな崩れはなく無難な仕上がり。
ただし見せ場であるライブシーンで静止画が多様されていたことに苦言を呈されていたことがネット上に散見された。
もちろん自分もそれは思ったが、よくよく考えれば本作にコストをかけた高品質なライブシーンって必要だろうかという疑念も生じる。
"ラブライブ"のような人気シリーズにおいては、当然そこに力を入れるのが必須とされるが、"アイプラ"という誰も知らない始まってもないコンテンツのライブ動画、みんなそんなに見たいだろうか?
そんなことを考えたら、ある程度止め絵で誤魔化すのは制作側にしてみれば仕方がないことかもしれない。

まとめ。ストーリーに関しては上述した通り1話と最終話だけ良かったが、正統派アイドルの部分は正直もう見飽きた。
コメディを全面に打ち出してる"ゾンビランドサガ"みたいな変化球でもない限り、これ以上アイドル物は業界に不要なのかもしれない。
自分の中でも、日常系作品が食傷状態になって見なくなったと同様に、量産アイドル作品も終焉の時代が訪れてしまった気がする。
これからアイプラのソシャゲがリリースされる予定だけど、どう?
半年後にサ終とか悲しい未来の可能性ない!?
アニメの出来も悪くはなかったし、作画崩壊しまくった"WUG"より全然マシ。若手声優さんも頑張ってたし、楽曲もなかなか良い。
ただ!ただしかし!アイドル物はもう入る余地がないのだ!…そう考えてしまうのは自分だけだろうか。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

その人は、私に夢をくれた。

この作品はメディアミックスの一環として制作されたみたいですね。
この作品の登場する星見プロダクションの「月のテンペスト」と「サニーピース」は実在するグループなんでしょうか。
アニメ化より先行してライブが配信されたようですので…

「月のテンペスト」と「サニーピース」に起用された声優さんは新人さんが多かったのでしょうか。
殆ど知らない声優さんでした。
知っていたのは「放課後ていぼう日誌」で主人公の陽渚を演じていた高尾奏音ちゃんくらい…

ですが2つのグループを取り巻くライバルや先輩は大物揃いです。
ソロアイドルである長瀬麻奈役を演じるのは神田沙也加さん。
3人組のTRINITYAiLEは「TrySail」の天ちゃん、もちょに夏川さん…
4人組のLizNoirは「スフィア」のハルカス、彩陽、みなちゃんにあきちゃん…
大先輩に囲まれてのアフレコはさぞかし緊張したことでしょう。


青春全部かけてアイドルの最高峰へ。

アイドルという「空間」をつくっていく喜び。
その過程では、誰しも汗を、涙を、時には血を流している。

それでもアイドルを続ける。
輝きたい。
稼ぎたい。
一番になりたい。
笑顔にしたい。
夢を叶えたい。
見返したい。
認められたい。
見つけてほしい。
乗り越えたい。

そんな、たったひとつの、プライドを胸に――。

最初からスポットライトを浴びる人なんていない。
誰しもみんな、弱かった。
屈しない者だけがアイドルの最高峰へ辿りつく――。

これは、大きな夢と、過酷な現実を前に青春を駆ける、
切なくも熱い、アイドルたちの物語。


メディアミックスのサイトのTOPページの記載を引用させて頂きました。

Twitterなどで本作のスマホゲームの事前登録の情報が流れてきていましたが、その背景には汗まみれになりながら歯を食いしばってレッスンしているアイドルが映っていました。
アニメの中では過酷な部分は殆ど描かれませんでしたが、これが実際のアイドルの在り方なんでしょう。
思いで手に入る程生易しい世界ではありません。
そして彼女たちを突き動かすのは様々な想い…

こういうアツさ…個人的には大好物です。
ですが、アニメの方はもう一捻り加えられていました。
ソロアイドルである「星降る奇跡」と呼ばれるようになった長瀬麻奈を取り巻く物語です。

後悔が無かった訳じゃないと思います。
誰よりも…彼女が一番悔しかった筈です。
手が届くはずだったのに届かなかったから…
目標が達成できなかったから…

でも最終話で見せてくれた彼女の思いはもっと繊細で複雑でした。
だけど、お互いの持ち場立場が足枷になっていて、一番伝えたいことがおざなりになってしまった…
これが悔しくない訳…ありませんよね。

だから「月のテンペスト」と「サニーピース」が輝きのてっぺんを目指すサスセスストーリーも悪くありませんでしたが、個人的には長瀬麻奈を取り巻く物語の方が印象に残りました。

「舞台裏のドラマが、ステージを輝かせる。」
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「IDOLY PRIDE」
エンディングテーマは、「The Sun, Moon and Stars」
どちらも星見プロダクションの皆さんが歌っています。

1クール全12話の物語でした。
近ごろのアイドル系の作品の中では、上位に食い込む作品だったと個人的には思っています。
しっかり堪能させて貰いました!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

66.4 3 2021年度のパフォーマンスアニメランキング3位
SELECTION PROJECT(セレプロ)(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (135)
285人が棚に入れました
ずっとずっと憧れたあの場所へ毎年夏に開催される、アイドルを目指す少女たちにとっての最大の登竜門「SELECTION PROJECT」それはアイドルを目指して努力する全ての少女にとっての憧れの舞台。そして、伝説のアイドル「天沢 灯」が生まれた場所。美山鈴音もそんな夢のステージに憧れたひとり。幼い頃から病弱だった彼女は、病室のベッドの中で何度も灯の歌を聴いた。たくさんの笑顔と勇気をくれた彼女の歌声。誰かの支えになれるような、誰かを笑顔にできるような、誰かに幸せを届けられるような……「灯ちゃんみたいなアイドルになりたい」中学校最後の夏、鈴音は夢を叶えるために、第7回「SELECTION PROJECT」への挑戦を決める。SELECTIONに挑む少女たちは、誰にも負けない強い気持ち、積み重ねた努力、人並外れた魅力を持っている子ばかり。それでも、何千人の候補者のなかから選ばれるスターはたったの数名。いま、夢を叶えるために、少女たちの熱く過酷な戦いがはじまる――。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

掴め。夢を叶えるために。

この作品はオリジナルアニメで、「アイドル×オーディション×リアリティーショー」をテーマとしたメディアミックスプロジェクトなんだそうです。

ということは、実際にセレプロからアイドルが誕生するということなのでしょうか。
と思いながら公式サイトをググってみると、SELECTION PROJECT 1st Live ~Cheer for you!~が22年の1月に開催されるそうです。

そのライブは、TVアニメ「SELECTION PROJECT」メインキャスト9名による
ユニット「9-tie」初の単独ライブなんだとか…
何でもTVアニメで描かれた少女たちの軌跡をライブパフォーマンスで辿ってゆく趣向らしいですよ。

今回のメインキャストが応募した「SELECTION PROJECT」は第7回目といっていたので、先輩や後輩のアイドルもいるのかな…と思いましたが、どうやら「9-tie」が一番最初のアイドルユニットになるようです。


毎年、夏に開催され、アイドルを志す少女たちにとって
夢を掴むための最大の登竜門と言われる全国アイドルオーディションリアリティショー

「SELECTION PROJECT」

今年で第7回目を迎えるこのオーディションを勝ち抜いた少女たちは、
皆等しく華々しいデビューを飾り、国内外を問わず人気を博している。

全国アイドルオーディションリアリティショーでは、
北海道、東北、北関東、南関東、近畿、中部、中国、四国、九州・沖縄の
全国9つの地区予選を勝ち抜いた少女たちが、本選オーディションに挑む姿を
ドキュメンタリー映像やLIVE配信で追いかけていく。

そして少女たちの勝敗を決めるのは、
リアリティショーを視聴しているユーザーからの投票のみ。
数多くの投票を受けて、オーディションを勝ち抜き、
アイドルとしてデビューする栄冠を手にするのはいったい誰なのか!?

同じ夢を目指す戦友であり、ライバルでもある少女たちの
青春熱血オーディションバトルが今、幕を開ける!


こちらが公式HPのINTRODUCTIONです。


毎年夏に開催される、アイドルを目指す少女たちにとっての最大の登竜門

「SELECTION PROJECT」

それはアイドルを目指して努力する全ての少女にとっての憧れの舞台。
そして、伝説のアイドル「天沢灯」が生まれた場所。

美山鈴音もそんな夢のステージに憧れたひとり。
幼い頃から病弱だった彼女は、病室のベッドの中で何度も灯の歌を聴いた。
たくさんの笑顔と勇気をくれた彼女の歌声。

誰かの支えになれるような、誰かを笑顔にできるような、
誰かに幸せを届けられるような……

「灯ちゃんみたいなアイドルになりたい」

中学校最後の夏、
鈴音は夢を叶えるために、第7回「SELECTION PROJECT」への挑戦を決める。

SELECTIONに挑む少女たちは、誰にも負けない強い気持ち、積み重ねた努力、
人並み外れた魅力を持っている子ばかり。

それでも、何千人の候補者のなかから選ばれるスターはたったの数名。
いま、夢を叶えるために、少女たちの熱く過酷な戦いがはじまる――。


そしてこちらが公式HPのSTORYになります。

INTRODUCTIONは、このセレプロの概要の説明になっていて、STORYはこの作品に寄り添った内容になっています。

アニメーション制作は動画工房で、キャラデザも可愛らしい…ときたら、私にとって視聴しない理由は見当たりません。

一応キャラクターを紹介しておきます。
日本を9つのブロックに分けて地区予選が開催され、各地区での優勝者1名が本選に進めるというシステムです。
公式サイトの各キャラクターのプロフィールを見ると、体重や3サイズまで記載されています。
これって、もしかするとハラスメントかなにか…^^;?

北関東ブロック代表:美山 鈴音(CV:矢野妃菜喜さん)「私、歌うことが大好き!」
南関東ブロック代表:花野井 玲那(CV:水野朔さん)「仲間じゃない。私たちはライバルなのよ」
近畿ブロック代表:濱栗 広海(CV:南雲希美さん)「自分、なんのためにここにおるん?」
四国ブロック代表:今鵜 凪咲(CV:荒井瑠里さん)「やばーい! それってすごくない?」
北海道ブロック代表:八木 野土香(CV:羊宮妃那さん)「あの、その、みんな落ち着いて!」
中国ブロック代表:淀川 逢生(CV:岩橋由佳さん)「後悔のないように目一杯楽しむしかないですよね」
東北ブロック代表:小泉 詩(CV:白河みずなさん)「まぁ…プロなんで」
中部ブロック代表:山鹿 栞(CV:花井美春さん)「ありえませんわ! このわたくしを差し置いて!」
九州・沖縄ブロック代表:当麻まこ(CV:下地紫野さん)「自分のために…だけじゃ前には進めない」

書き出してみて気付いたこと…
今回出演している声優さんの半分も知らないという事実でした^^;

どんどん新人声優さんが参入しているんですね。
でもあまり新人っぽさを感じる演技ではありませんでしたけれど…

一方、物語の方はセレプロ地区予選を経て本選出場者が決まり、本選出場者が1か所に集められて様々なパフォーマンスを披露しながら、皆さんから貰った応援(エール)の数が合否を左右するシステムになっています。
あとは概ねINTRODUCTIONに記載された通りです。

そして、センターの美山 鈴音には正直既視感を強く感じる設定が盛られていました。
この設定がどの様に評価されるかで、この作品の良し悪しが決まってしまうかもしれません。
設定が分かりやすく、展開として物語に織り込むのも比較的容易であるのは、素人の私にでも理解できます。
それ故、安直感とご都合主義が常につき纏ってしまうのではないでしょうか。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「Glorious Days」
エンディングテーマは、「Only one yell」
どちらも、本作品で誕生したユニットである9-tieが歌っています。

1クール全13話の物語でした。
公式サイトのTOPページに9-tieの皆さんが掲載されているのですが、そこから「ナナニジ」感を感じているのは、きっと私だけじゃないと思います。
違いはスカートの丈くらいでしょうか^^;

今後、どの様にこの作品は進化していくんでしょうか…?
9-tieが「ラブライブ」のμ's的な伝説の存在となり、後進が9-tieを目指して奮闘する展開になったりして…^^;
それとも、とことん9-tieを推していくのでしょうか。
設定と展開はありきたりでしたが、私は結構楽しませて貰ったので今後の展開にも期待しています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

アイプラ二期

動画工房制作のアイドルアニメということで少しは期待してたが...。

{netabare}
正直一話段階でつまらなかった。
一話から見知らぬキャラ同士のライブ対決とか見せられても全く面白くない。
主人公の紹介すらされてない状態で。

それで回を増すごとにアイプラ感が出てきて最終的にはほぼアイプラと設定丸被りと言う...。
ただ、心臓の下りとかをアイプラよりも丁寧にやっていた印象があるので、アイプラの上位互換ではある。(面白いとは言っていない)

メインストーリーとしては、セレクションプロジェクトというアイドルを選定する企画に9人が参加し蹴落とし合うというものなのだが、まあこういうアニメの性質上当然全員で合格したいという流れになる。
ただ、企画の内容が毎回おかしくてかなり気になった。
プライベートを監視して配信するとかいう気持ち悪い内容もあったり、(しかもアイドル達はなぜか配信してるのに喧嘩するという)
最後の選定方法もアイドルがそれぞれ落としたい誰かひとりに投票するという、気が狂っているとしか言いようがない選定方法。
予想通り全員に1票入って同点と言うオチなのだが、なぜかそこで全員失格になると言う。こんなことしたらネットで炎上するだろって言いたくなる。

そこからセレプロはダメだから独立しようという流れはかなり良かったんだと思うんだが、独立して人気が出るとセレプロ側からもう一度プロジェクトに参加しないかという誘いが来る。
こんなの、独立して人気が出たから金儲けに使えるってわかって誘ってるだけじゃん。何でまた入るの?って思った。

最終回付近もさらに酷かった。主人公が急に倒れライブに参加できるか危うくなることに。
そんな状況でなぜか他のメンバーは主人公の心配をするのではなく、主人公がライブに来る前提でライブの時間稼ぎをするという。
脚本が色々と頭おかしい。

こういう系のアイドルアニメはどうしてこうなっちゃうのか。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆1
アイプラ臭がする。もう駄目そう、キャラが多すぎる。
何ブロックもいきなり出されてもなぁ。
キャラ覚える気すらなくなる人数。
マジでアイプラか?w
動画工房なだけあってかわいいキャラは多いんだがほんとにそれだけ。
一番かわいい子が勝った。 最悪な1話。
出てきたばかりのキャラの予選を一話かけてやられても何も面白くない。こんな内容せめて10分以内に終わらせてくれ。

2話 ☆4
英語発音が。
これここから主人公だけの成長物語になるのかな?
一話微妙だったけどアイプラよりは普通に面白くなりそうだな。
元ライバルに励まされて主人公が再度アイドルを目指す過程が丁寧に描かれていていい。
おい、前半良かったのに後半駄目そうな雰囲気。
あくまで主人公に焦点を当てればいいのになんでこういっぱいキャラを同時に描こうとするのかなあ。
いや、辞退するにしては動機が薄すぎない?
審査的には勝ったんだら勝ちでしょああ、台無し。
やっぱりアイプラと同レベル。クマ寒い
なんで私生活を配信するんだよ、変態しか喜ばんだろ、意味わからん。

3話 ☆4
デスゲーム始まりそう。
プライベート撮影とか気持ち悪いわ。幽霊まだ出てこないの?
君たちアイプラにいなかった?
自分から姉の曲選ぶのは違うくないか、結局姉利用してるじゃん。
チームだけどソロってバラバラじゃんw

4話 ☆4
撮影されてるのに喧嘩すんなよ。こいつら誰だよ。
自分らしさってなんだ? 次回はもう一つのチームやるのか?
どこもギスギスだな。

5話 ☆2
何でカメラの前でどのチームもギスってるの?
ほんとこいつらあほな何でカメラの前でこんなに喧嘩してるの?
評価下がるでしょ。
撮影されてる設定が邪魔すぎて...気にしてしまうわ。
いや衣装だっさw 曲の雰囲気と声があってない。
会話さっむ。

6話 ☆3
アイプラみたいな最後まで同点オチはやめてくれよ...。
水着回きらい。黒髪は意識高い。
プラオレと混ざるわ。え 心臓移植!?w
くっそwww 
まあ心臓の傷での葛藤描写はいいんだけどアイプラとかぶりすぎてて笑わずにはいられない。

7話 ☆6
アイプラ二期。このマスコットきもいわ。
草、落ち込んどるやん。アイプラよりは丁寧。
主人公を全員で励ます展開とか普通に良かった。
これアイプラより前にやってたら割と評価してたと思う。
は?何でそんな意味不明な方法でで落とす人決めるんだよ。

8話 ☆8
意味不明な選定法。ア イ ド リ ー プ ラ イ ド
まあ見せ方がアイプラとは違っていいんだけどさw 

9話 ☆7
やっぱり結構丁寧にやってるから感情移入できていいな。
全員自分に入れてるって言うパターンだよね。
それでパンダが全員を試してたんだっていうオチ。

10話 ☆4
全員通過オチだろうけど予想出来て面白く無いなぁ。
知ってた。まあだろうな。は??
全員失格ってなんだよw うっそだろww
奇を衒ったゴミ展開やめろ。
あほくさ、別の事務所行け。これネット炎上するだろw
SELECTIONとは。
糞みたいな事務所からのその後の展開は悪くないって言うね。

11話 ☆1
注目度あったらいけるやろ。
あんな大規模な選定やって糞みたいな落とし方したら話題になるにだろ。
どう考えても運営が頭おかしいのになんでこいつら参加者を攻めてるの? 
いや、なんで参加者が悪いみたいな風潮になってるんだ。
一話の奴か。いや結局売れるから利用したいだけじゃん。
参加しねえよな? ?????? 
独立して人気上がったからそれを横取りしようとしているようなところに再参加するのは本気で理解できない。 

12話 ☆2
謎に倒れるの草。
200万稼いだらって結局稼げるなら利用したいってことね。
これ起き上がったとしても安静にしとかないとだめだろw
だから何で来る前提なんだよw
普通来ない前提で考えるだろ、リアリティがない。

13話 ☆4
百合 アイプラ要素www
何この最終回w
最後まで印象に残らなかったキャラ何人かいるな。
セレクションとはなんだったのか
最後はGlorious Daysなのね。CGなのか。

曲評価(好み)
OP「Glorious Days」☆6.5
3話挿入曲「B.B.」☆6
4話挿入曲「SPARKRASH」☆6
5話挿入曲「NOiSY MONSTER」☆4
11話挿入曲「いつか かなう 夢」☆8
ED「Only One Yell」☆7.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アイドルは趣味の範囲外

オリジナルアニメ


 「ステージの上だけ輝いたらいいと思ったら大間違いよ」

と叱咤激励されながらステージに立つまでのオーディションに臨む少女たちを描いた動画工房さんのオリジナルアニメ。
アイドリー○○とかアイドリッシュ○○みたいな系譜なんだと思います。
世代的には『ASAYAN』を思い出しますが最近だと『Nizi Project』みたいなもんでしょうか。デビューまで密着するリアリティショーなノリは悪くありません。キャラデザインも動画も悪くありません。
ご都合なストーリーに目を瞑れば楽しめるでしょうが当方6話で撤退します。
…レビュー終了



それなのにわざわざこうして書いてるのは、作品の良し悪しよりもアイドルアニメにイマイチ乗り切れない理由が見えてきたので整理がてらに残したいから。基本自分語りで以下

■ここがダメだよアイドルアニメ

(1)前提なり背景

アニメを観るようになって、せっかくだからヲタさんが好きそうなものを経験してみよう!と好奇心で走り抜けた初期フェイズ。
リアタイではないものの『ラブライブ』『バンドリ』は楽しめました。これでエンジンがかかって沼にハマるわけでもなく前者はサンシャインで卒業、後者は3期までは見届けました。賞味期限が切れたことを実感してます。


(2)そんでもって結論

もちろんステージで輝くことが彼女らの活動目的全てではないとお断りしての話ではありますが

 {netabare}成果物に魅力がない{/netabare}

ステージパフォーマンスや楽曲そのものに魅力を感じるからこそバックストーリーに興味がわくものという意味合いで自身納得しました。
アニソンはストーリーやキャラに寄り添って初めて輝きます。神曲と言われるものでも未視聴作品の楽曲に心震えることはほんとに稀。アニメに限らずドラマ主題歌/CMタイアップなんかも同じ向きありますね。昨今は地上波が退潮気味だったりでタイアップものでのヒットが減った分、画と音のシンクロを手軽に楽しめるアニメは貴重です。
本題に戻りましてそれでもさすがに主題歌は力入れててもキャラに歌わせる挿入歌は残念ながらほぼ印象に残りません。ライブ映えとか狙ってるのか良くも悪くも単調なリズムと音の運びだったりしますがまだギリセーフで、詞に目を移すと壊滅的なことがわかります。コール&レスポンスに特化したいのかもしれません。
そんな曲を頑張って唄う少女(少年)たちの構図。素敵な歌い手には素敵な曲を望むところであります。

そして実際に素敵な歌い手さんかどうか。中の人=歌う人であります。ダメさでいえば曲よりもこちらが決定的かもしれません。声優さんはあくまで声のプロであって歌はちょっとと思ってます。技術でそこそこできちゃうんですよ。カラオケ上手い人止まりで“歌”に昇華できてる方がどれだけいるのかしら。
それに特徴的な“声”が排除される構造にもなってます。リアルでのライブ想定なので最低限のビジュアルが求められることになり選択肢が限られてくるのです。特徴あるからといって野沢○子御大に声がかかることはもちろんありません。いわゆるアニメ声に抵抗有る無しも関係ありましょうがそもそも画一的で面白みがないのだと思います。たぶん中の人が一人二人変わっても気づかないです。

あくまで私見です。楽曲に力があり歌い手の実力があると見ることができれば、その裏のストーリーも

 もっと知りたい!

と思えるのだということです。なおパフォーマンスの一翼部分“画”はやる気と予算で制御可能。
“作画”と“曲”と“歌”の3点セットの掛け算はとてつもない魅力となってリターンすることはあります。だがしかし“曲”“歌”どちらかがマイナスを叩き出せば演算結果もマイナスになっちゃう感じ。
※どっちもマイナスだとプラスに転じるかもww


 {netabare}「ステージの上でまず輝いてから!話はそれからだ」{/netabare}

と遠吠えしたところでこれはこれでビジネスモデルが確立しちゃってます。ニーズを掘り起こしてペイさせたことは素直に称賛するに値しますよ。
本作はオーディションものでした。よって“成果物”の発表は最終盤になることでしょう。キャストに新人さんも多いので頑張ってほしいです。



視聴時期:2021年10月~12月 地上波リアタイ

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2021.11.20 初稿

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

62.1 4 2021年度のパフォーマンスアニメランキング4位
スケートリーディング☆スターズ(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (59)
172人が棚に入れました
「君は一生僕には勝てない。」ライバル・篠崎怜鳳からのその一言に、フィギュアスケートを辞めた前島絢晴。数年後、高校生となった前島は持ち前の運動神経をいかし、様々な部活の助っ人をしながら、何かに打ち込むことのない日々を過ごしていた。ある日、前島はライバルだった篠崎がシングルからスケートリーディングへ転向するという記者会見を目にする。そんな前島の前に流石井隼人と名乗る少年が現れる。彼は前島が以前シングルで活躍していたことも知っている様子で、「俺には、お前が必要だ」とフィギュア団体競技・スケートリーディングの世界へ誘うのだった。

声優・キャラクター
内田雄馬、古川慎、佐藤元、梅原裕一郎、土田玲央、千葉翔也、日野聡、前野智昭、花江夏樹、神谷浩史、竹田海渡、小野友樹、斉藤壮馬、野島裕史、野島健児

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

オリジナルのフィギュアスケート団体競技"スケートリーディング"にかける高校生たちの物語――。

この作品は、オリジナルアニメだったみたいですね。
その上、スケートリーディング自体も架空のスポーツだったなんて…
完走してwikiをチラ見するまで、実在する競技だとばかり思っていましたよ。


谷口悟朗(総監督)×枢やな(キャラクターデザイン原案)×J.C.STAFF(アニメーション制作)が贈るオリジナルアニメ

「君は一生僕には勝てない。」

ライバル・篠崎怜鳳からのその一言に、フィギュアスケートを辞めた前島絢晴。

数年後、高校生となった前島は持ち前の運動神経をいかし、
様々な部活の助っ人をしながら、何かに打ち込むことのない日々を過ごしていた。

ある日、前島はライバルだった篠崎がシングルからスケートリーディングへ転向するという記者会見を目にする。
そんな前島の前に流石井隼人と名乗る少年が現れる。
彼は前島が以前シングルで活躍していたことも知っている様子で、
「俺には、お前が必要だ」とフィギュア団体競技・スケートリーディングの世界へ誘うのだった。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
スケートリーディングがどの様な競技なのか、公式サイトで紹介されていました。


架空のフィギュアスケート団体競技。
1チーム5人が一斉に滑り、技術点(ユニゾン性など)と
芸術点(構成、エンターテイメント性など)の合計で勝敗を競う。
3つのポジションがあり、各ポジションにつき必ず1人はいなければならない。

①リード:連続ジャンプ技の多いポイントゲッター
②ウイング:ツイストリフトなどで空中を飛ぶ役割を主に担当
③ガード:リフトやステップなどの演技面を支える

採点は、カメラを使用した自動計測システムと9名の審査員によって行われる。


元々視聴する予定ではありませんでしたが、気が付いたら完走していました。
これもスケートリーディングという競技そのものが魅力的だったからにほかなりません。

実在しても決しておかしくない競技だと思いますが、多人数で交錯するジャンプなど、きっと危険が伴うのでしょう。
見ている分には綺麗なんですけどね…
それに5人で滑るので迫力も人数分増している感じです。

唯一残念だったのは、華が無かったこと…でしょうか。
それっぽい人がいなかった訳ではありませんが、あくまでも「それっぽい」範疇でしかありませんでしたので。
女性向けの作品だったんでしょうか…?
スケートリーディングという競技自体は男性目線でも十分楽しめたので、この競技の女性版があっても少しも不思議じゃないと思うんですけどね。
寧ろ、もっと華やかになるのではないでしょうか。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、佐久間貴生さんの「Chase the core」
エンディングテーマは、仲村宗悟さんの「JUMP」

1クール全12話の物語でした。
架空の競技ということでしたが見ていてアツくなれる作品だったと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2.5次元俳優が苦労しそうだな(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
スケートリーディングという、フィギュアスケートと新体操を足したような架空の競技を題材にしています。

イケメンパラダイスで女の子なんていない世界。基本的に女子向けですが、BLというより、友情やスポ根要素が強いので、男でも観られると思います。

「ただの女子向けイケメンパラダイス」と一刀両断できない魅力があり、何気にストーリーがしっかりしていたので、私的には期待値が低かったこともあり、そこそこの掘り出し物でした。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
第一印象として、

「2.5次元で稼ぎそう」だけど、「2.5次元で再現するの、役者が大変すぎる」ですかね(笑)

チアリーディングとかバレーボールならまだしも、フィギアスケートは初心者にはハードル高過ぎ(苦笑) まあ多分、バレエのような感じで表現するんでしょうね。

って、観に行くわけでもなしに、勝手に心配してしまいました(笑)

次に思ったのは、「あんな回転力落ちる無駄な装飾まみれの衣装で、よく滑れるな」ですね(笑) 剣とか、下手すりゃ腹に刺さってリンクが赤く染まるんじゃないかと(苦笑)

んで、「つーか、谷口悟朗監督、何作ってるの?(苦笑)」ですかね。「プラネテス」「コードギアス」を最盛期に、最近、苦戦が続いている同氏。本作に関しては、らしくない作風ながら、ストーリー的には結構楽しめたのは、流石に力があるなと。

さて、アニメですが、まあ、可もなく不可もなくな部活モノ。もう少しフィギュアを魅せてくれるかとは思いましたが、ポンポン4回転跳ぶし、クアドアクセル(4回転半)までこなすのに、努力や技術の描写は少ない。多分これ、別にどんなスポーツでも同じアニメ作れますね。例えば、スケボーでの団体戦とか。

個人的には、スポーツアニメはマニアックな技術をしっかり魅せてくれる作風が好きなので、スケートリーディングならではの、リアルでマニアックな難しさを、もっと見たかったです。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3


2話目 ☆3


3話目 ☆3


4話目 ☆3


5話目 ☆4
こういう、トモみたいなキャラは、好きだな~。

6話目 ☆3
あんたけユニゾン言ってたのに、ほとんど演技を見せない、中帝大(苦笑) 

7話目 ☆4
何気にシナリオ良いんだよな。そこで折れないか。

8話目 ☆


9話目 ☆3
ただの素人から、ここまで来られるって、天才か? 衣装の中に花火(笑) 

10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆3
試合に負けて、勝負に勝った的な? 天才同士の会話。なんだ、試合にも勝ったの? それは負けでも良かったと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

女性向けですが、男が見ても面白そう。クオリティが高そうで興味深い

イケメンが多数出てくる、女性向けの内容ですね。
でも時々クオリティが高いのがあるので欠かさず見ています。

ただまっとうにスポーツモノとしても見られるなら、男性が見ても面白いはずです。
ホモ描写さえなければ、スポーツアニメの少年向けと女性向けは、大して変わらないんですよ。キャラのビジュアルが美形かそうじゃないかだけの違いだと思います。

本作はクオリティが高そうで、男が見ても面白そうすね。
女性向けだけれど見てよかったという、当たりです。こういうのがあるから対象外でも0話切りとかできないんですよ。

スケートリーディングというのはオリジナル競技でしょうか。
フィギュアスケートをチームで行うと。危険そうで現実にできるかはわかりませんが、現実にあっても面白そうに思えます。
まあペアがあるんだからチームがあっても良いのでは? とも思いますね。それとも既にあるのでしょうか。

ポジションの名前がちゃんと決まっていて、リード、ウイング、ガードが1人ずつ居れば他の編成は自由と。これはチーム毎に様々な特色が出せそうなところは面白そうに思いました。
主人公とライバルの関係性、コーチの少年との関係性など興味深いです。
女性が見てもエモいのでは。

チームメイトは、まだ露出は少ないのにそれぞれ特徴的に思えました。
寡黙で実直そうなキャプテンや、クールメガネやらお調子者やら、それぞれ主人公を認めていたりいなかったり、関係性が面白そう。

他の質の悪い女性向けアニメでは、ちゃんとキャラ紹介したはずなのに、全然特徴とかが見えず覚えられないのに、こう、さりげない描写でキャラの特徴を掴ませるのはさすがですね。
しかし人数がやけに多いですが…2チーム作るのかな?
それとも様々な編成で演技を見せようというのでしょうか。

スケートの描写もかなり高品質。
ユーリON ICEほどクオリティが高くは無いでしょうけれど、スケートものはまたクオリティが高いな、と思わせてくれる良い出来です。
監督谷口悟朗だからというのもあるでしょうか。
やはりアニメの出来は監督の存在が大きいですね。

これは視聴したくなります。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1
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