バンドで音楽なおすすめアニメランキング 15

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのバンドで音楽な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月25日の時点で一番のバンドで音楽なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.2 1 バンドで音楽なアニメランキング1位
きみの色(アニメ映画)

2024年8月30日
★★★★★ 4.1 (31)
110人が棚に入れました
高校生のトツ子は、人が「色」で見える。
嬉しい色、楽しい色、穏やかな色。
そして、自分の好きな色。

そんなトツ子は、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女・きみと、
街の片隅にある古書店で出会った
音楽好きの少年・ルイとバンドを組むことに。

学校に行かなくなってしまったことを、家族に打ち明けられていないきみ。
母親に医者になることを期待され、隠れて音楽活動をしているルイ。
トツ子をはじめ、それぞれが誰にも言えない悩みを抱えていた。

バンドの練習場所は離島の古教会。
音楽で心を通わせていく三人のあいだに、友情とほのかな恋のような感情が生まれ始める。 周りに合わせ過ぎたり、ひとりで傷ついたり、自分を偽ったり― やがて訪れる学園祭、そして初めてのライブ。 会場に集まった観客の前で見せた三人の「色」とは。

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

何かに出会うこと

日暮トツ子はミッションスクールに通う女子校生。他人を色で見ることができる彼女は、素敵な色たちと出会う。
脚本 吉田玲子、音楽 牛尾憲輔、監督 山田尚子
聲の形やリズと青い鳥がお気に入りな私はこれも見に行きたくて、公開初日に時間がとれたので見に行ってきました。


生きていれば、いろんな何かに出会います。
そしてそれは、私の中に大小さまざまな波紋を起こしてくれます。

ましてや思春期の頃に出会うものなんて、ココロに台風並みの波風を起こしてくれることだってあります。

「バンド、やってみませんか?」

それぞれが悩みを抱えていて、そこから飛び出して何かをしたいって気持ちは漠然とあって。

楽器なんてロクに弾いたこともない。
でもこの人たちと何かやってみたい。

もし私が高校生であの古書店にいてそんな風に声をかけられたらやりたい!って言ってたと思います。。
そんなアオハルな気持ちに懐かしさと羨ましさを感じながら、彼女たちのコンサートを見ていました。

トツコもあきもルイも、素敵な人や音楽と出会って、とても大切で忘れられないものを得られたのでしょう。

それから終盤にあきがルイに向かって叫んだ言葉は自分へ向けたものでもあったように感じました。


色使いはカラフルで、リズと青い鳥の、童話パートの絵を思い出しました。
音は結構大きくて、臨場感はすごくあったんですけど、私的にはちょっと大きすぎでした。

余談ですけど、赤、緑、青って光の三原色で、これらの色を組み合わせるとどんな色も出せるんですよね。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 20
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

大人が意外と分かってくれる温かいバンド作品

ミッション系スクールなどを舞台に、
バンド活動を始めた女子2人、男子1人の葛藤と青春などを描いた、
山田尚子監督のオリジナル劇場アニメ(100分)

【物語 4.0点】
近年の山田監督作品としては優しい世界。

教会系ならではの厳格な校則などで圧迫された若者の鬱屈が、
音楽として噴出して、鑑賞者のハートを突き刺してくる作品なのだろうか?
山田監督ならではの、痛切で叫びたくなるような心情、青春表現等を警戒して、
私はガチガチにガードを固めて挑みましたが、
今回はストレスを除いていくという監督方針で紡がれた本作は、
案外、穏やかで、鑑賞直後は、正直、拍子抜け感すらありましたw


盟友、脚本・吉田 玲子氏とのタッグ作でもありますが、
主人公の一人・日暮トツ子のゆるふわなキャラクターの躍動などを見ていると、
『リズと青い鳥』『平家物語』よりはむしろアニメ『けいおん!』くらいのムードで、
肩に力を抜いて楽しむスタンスで行ったほうが上手く折り合えるのかもしれません。

が、穏やかな中にも、祖母に{netabare} 退学{/netabare} を秘密にしている作永きみだったり、
家業の医者を継ぐという期待に反するように陰で音楽をやってる影平ルイだったり、
大切な人に嘘を付いているという後ろめたさなど、青春アニメとしてちゃんと痛みは取り扱われています。

ただ、多くのささくれだったバンドアニメとは異なるのが、
登場する大人たちの多くが、少年少女が悩んで音楽に走ってしまう気持ちを理解している所。
大人として社会のルールなど筋を通さねばならない建前は取り繕いつつも、
子供の葛藤を罰で押し潰さないよう配慮する。
青少年が呼吸できる余白がこの青春映画にはまだあるので救われます。
特にシスター日吉子の規則破りに対する采配は、迷える子羊たる少女たちの気持ちを汲んでいて絶妙でした。

クライマックスは主役3人のライブシーン。
ここも分かってくれない大人にトゲを刺して思い知らせてやろうという痛快さよりも、
大人だけど、君たちの気持ちは若い頃心当たりがあるから分かりますよという温かい積み重ねの上に歓待される、多幸感が胸を打つ感じ。

ライブ後、{netabare} トツ子が花畑で踊るシーンが印象的ですが、
私はそれ以上に、生徒にバレないように淡々と退場した後に、
踊り始めるシスター日吉子にホッコリさせられます。
(※核心的ネタバレ){netabare} 元ロックバンドGod Almightyメンバーとして、ライブ中ノリノリになるのずっと我慢してたんだなとw{/netabare} {/netabare}


【作画 4.5点】
アニメーション制作・サイエンスSARU

周囲の人間を“色”として認識できるトツ子。
憧れの作永キミの色は青など。でも自分の“色”はまだ分からない。
他人には中々理解してもらえないトツ子から見る世界を、
色を知覚する人体の原理から解きほぐして、
鑑賞者の“ピント調節”をしてくる冒頭映像から、表現に意欲的な作画・背景。

色彩設計の小針 裕子氏。
過去作では、個人的に特に『GREAT PRETENDER』のカラフルな背景、建物の色使いが好み。
本作でもキミのブルーに合わせて、背景を海の青などで合わせてくるなど、
色彩にも統一感がありました。

トツ子の色は何色か?が一つの焦点ですが、
映像見ていれば、あぁやっぱりその色だよねと納得できます。


ライブシーンは手描き重視。
私はどちらかというとライブはCG派ですが、
クールなテクノサウンドで敢えて、奏者の汗が滴る繊細な手描き表現などを見せられると、
まだまだ手描きで表現できるライブの醍醐味はあるぞと唸らされます。


トツ子に作詞のインスピレーションを与えた授業での太陽系の自転・公転運動の資料映像。
座標が固定された太陽の周りを惑星が公転するイメージ映像ではなく、
銀河系の周りを約2億5000万年かけて公転する太陽に追随するように絡んでいく惑星というリアリティ重視の方の映像を私は久しぶりに見ました。
{netabare} 猛進する太陽が、青のキミからトツ子の顔面に投じられたドッジボールとリンクしたトツ子の妄想には吹き出してしまいましたがw{/netabare}


【キャラ 4.0点】
日暮トツ子。ミッションスクールの寄宿生。楽器ド素人なのに憧れの作永きみと親密になりたい欲求から3人でバンドにやろうと言い出す。他人が色として見える共感覚だけじゃない不思議ちゃん。乗り物酔いに弱い。バレエ経験者。

作永きみ。聖歌隊メンバーとして他の生徒からも慕われるも、期待される自分を捨てるようにギターに惹かれていく。{netabare} その末に退学。{/netabare}

影平ルイ。離島の医師の息子。シンセなどの中古楽器をかき集めて、密かに音楽に没頭している。

以上の3人がメインキャラのバンドメンバー。
トツ子からきみへの想いは、ある種の百合含み。
きみとルイの間には恋愛の波動もあり、トライアングルの波乱も予感させますが、
この3人の関係性は恋愛と一言で片付けられない物があり、
私は今も的確な答えを導き出せていません。


【声優 4.0点】
トツ子役の鈴川 紗由さん。きみ役の髙石 あかりさん。ルイ役の木戸 大聖さん。
メインキャストは約1600人の中から若手俳優陣をオーディション選出。
鈴川さんにはアニメ声優願望があり、髙石さんには舞台経験しかも2.5次元舞台でキャラ声での歌唱経験もある。

トツ子はゆるふわ属性のキャラ声での対応が求められ、
きみには歌唱に加えラスト{netabare} 「頑張ってっ~!」{/netabare} の絶叫シーンもありましたが、
3人とも声でキャラを作り、声を張ることができていたと思います。

指名よりはオーディション。舞台など声に力を込められるだけの素地があること。
良好な俳優キャストの条件は揃っている布陣だとは感じました。


が、私はそれでもアニメ声優の経験豊富な方がメインやったらどう良化しただろう?との欲は捨てきれませんでした。
トツ子のルームメイト“森の三姉妹”というモブキャラポジに、
『平家物語』主演の悠木 碧さん、『けいおん!』紬(つむぎ)役の寿 美菜子さん。
山田監督作の出演経験者も配されていただけに、
例えば、この実力者2人がメインだったらとか邪念が入ってしまいます。


【音楽 4.0点】
劇伴担当はこちらも山田監督とは腐れ縁の牛尾 憲輔氏。
シンプルなピアノとストリングスのミニマル・ミュージックでキャラの青春の掛け合いを下支えするお馴染みの仕事ぶり。

一方で、テクノ志向なバンド・しろねこ堂の楽曲群では、
牛尾サウンドのもう一つの特色であるシンセ和音が際立ちます。
さらには、最古の電子楽器テルミンまで登場し、楽曲にアレンジ。
(アンテナに手をかざしてプオォ~ンなどとSFチックなサウンドを発生させるやつ。マニアック過ぎますw)

教会で鳴らすには突飛な曲風でしたが、
シスター日吉子に言わせれば、感情や気持ちが表れていれば、
しろねこ堂のサウンドもまた聖歌なのです。

「水金地火木土天アーメン」
山田監督自らが発したワードから構想されたというこのライブ曲。
私も思わず踊り出したくなる謎の中毒性がありますw


ED主題歌はMr.Childrenが「in the pocket」で、
2009年の劇場版『ONE PIECE~』以来のアニソン提供。
歌詞世界も、牛尾氏参加のアレンジも、まずまず作品に寄せて来てはいましたし、ミスチルは好きなバンドではありますし、
従来の山田作品ファンとは違う層への訴求力もあるのでしょうが……。

私はエンドロール後に{netabare} 「水金地火木土天アーメン」のダンス映像入れる{/netabare} くらいだったら、
最初からEDも、しろねこ堂で良かったのではないか?
とこれまた邪念が入ってしまいました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 17
ネタバレ

とまと子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

かさなる光

 
もしかしたらですが、主張や想いを言葉で綴ってぐいぐいと進んでいく物語を期待して観たら、この映画は大きな盛り上がりもないテンプレな青春ものに見えてしまうかもしれないです。
でも、動く絵と流れる音が主役で、さらにそこに言葉が乗って詩になっていく… 光がうたい影がささやき、音がこころを揺さぶってくれる…そういう映画の素晴らしさという意味では、この「きみの色」は他に類をみないほどの宝石のように貴重な傑作だと思います。
もし興味がおありなら、ぜひ劇場でご覧になることをおすすめします!


「リズと青い鳥」でも少し使われていた”重なり合い混じり合う色”の表現が、この映画ではもっと何度も使われています。
トツ子ときみとルイの3人はそれぞれの色を持っていて、ある時はトツ子が先に、ある時はルイやきみが先に、互いの色を出し合い、重ね合わることで、まるで一段づつ階段を作りながら昇っていくように、あたらしい色・あたらしい物語を作っていきます。


映画の冒頭で「色」についてのちょっと科学的な説明がありますけれど、色はものが光を受けて反射して現れるものです。決してもの自体が発しているものではありません。
でも、光はそれだけでは色にはなりません。

この映画では何度も何度もトツ子の瞳が映し出され、この映画自体が、この映画の世界自体がトツ子が見た光と色でできているのだと思わせくれます。
わたしの個人的な推察…というより妄想ですが、山田監督はもしかしたら、神様が七日間で世界をお創りになったのはもちろん「創造」だけれど、でもその世界はわたしたちが受け止めて感じて、初めて完成するものなのだ…という思いがあるのではないでしょうか?
能動的で積極的な何かを作りだそうとすることはもちろん大事だけれど、受動的で消極的に見えるかもしれないけれど、何事も成し遂げていないように見えるかもしれないけれど、この世界を、その色を、光を、美しさを受け止めて、感じ取って、読み解くことがもう半分の大きな「創造」なのだと…この映画を見ていてそういう感じがしてしかたありませんでした。

トツ子は映画の中でずっとくるくると踊りながら動いている印象ですが、ふわふわと漂う指先にはまるで見えない魔法の杖があって周囲に色と光を咲かせ世界をつくり出しているように見えるのです。


色の三原色=青・赤・黄を重ね合わせていくとだんだんと彩度を失って黒に近い色になっていくけれど、光の三原色=青・緑・赤は、重なりあうと白い光となって一番輝きます。
山田尚子監督は「物語を最終的に光に収束させていきたかった」とおっしゃっていて、その想いは間違いなく成功していて、わたしは心のなかに「光」をいっぱいに感じながら劇場をあとにしました。
(…♪どってんあーめん♫って脳内リフレインさせながらw)


いちばんの見所は、やはり3人のバンド=しろねこ堂のライブシーンだと思います。
ゴリゴリの音楽マニアの山田監督と牛尾憲輔さんが作ったこのシーンはかなり攻めていてw 耳を聾する爆音で終わったあとしばらくウワンウワンしちゃうライブハウスを再現しようとしたみたいです。
でもとっても美しくて、とっても楽しい!♫

物語としては、わたしは最後の {netabare} きみの声を枯らしてルイへのエール…これはライブですら声を張ることもなかったきみの熱烈な告白だと思うんですけれど…からの切れてしまっていて最後にはルイの手から離れてしまう紙テープ…という普通なら永遠の別れを象徴するようなシーンが、何本もの「色」が空の光に溶けていって、同じ空を通じてこころがつながるイメージを思い起こさせていく… こういうハッピー{/netabare}エンディングっていいな、と思いました♡


ずっと、とにかく美しい色で映画を作ってこられた山田監督と、音の魔術師・牛尾憲輔さん、言葉の達人・吉田玲子さん…この3ピースはきっとこれからも美しくて楽しい映画を作り続けてくれる、ほんとうのリアルしろねこ堂かも知れません♡

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

61.9 2 バンドで音楽なアニメランキング2位
そにアニ-SUPER SONICO THE ANIMATION-(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (482)
2398人が棚に入れました
大学の講義が終わり、アルバイト先へと向かったすーぱーそに子の本日のお仕事は雑誌グラビア撮影。
水着姿でがんばってポーズを取る彼女に対して、もう少しアピールが欲しいという雑誌担当者から予備の衣装が入った袋を渡される。
期待に胸を膨らませながら袋を開けたそに子が見たものは…。

テンガロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ヘッドフォンはスルーなのね(笑)

すーぱーそに子なるものを全く知らず視聴しました。

まず目に飛び込んでくるドでかいヘッドフォン!
あの状態で大学の講義を聞いておりますが
先生からの注意は「遅刻が無ければ完璧なのになぁ」でした(笑)
いやいや!ヘッドフォンでしょ!まずそれを外しなさいよ!
それがすーぱーそに子をまだ理解していない私の最初の突っ込みでした(笑)

その後、航空チケットで本名が「すーぱーそに子」と判明。
ようやくそこで「あ、そういう設定なのね」と理解しました(笑)

おそらく本作はこの「すーぱーそに子ちゃん」を
愛でるアニメであって細かいことは気にするな、という
暗黙のルールだと理解しました(笑)
(マネージャーの北村さんには皆が反応するので
ちょっと気づくのが遅れましたね(^_^;))

そう考えれば何も戸惑う事なくそに子ちゃんを愛でられます!(笑)
そに子ちゃんは純朴な女の子でとてもカワイイです♪(^^)
「がんばりまうsよ~!」という誤字もそに子ちゃんらしいですね♪
周囲の人々も優しすぎるくらい良い人達です!

それにしてもそに子ちゃんはムチムチですねぇ。
男受けをあざとく狙ったボディです!素晴らしい!(笑)


私はてっきり、
すーぱーそに子は自分がロボだという事を知らず、
周囲の人々もそれに気づかせないように振る舞ってる
国家政策(「サトラレ」みたいな感じ)だと深読みしました(笑)

ニトロプラス社のイメージキャラクターなんですね。
声も「すーぱーそに子」だった理由が分かりました。
中の人はいません、って事ですね!承知しました!(笑)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 34

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

こういうアニメが好き!

すーぱーそに子の日常を描いた作品。
なんだかんだで今期一番楽しめました!

そに子ちゃんが可愛くて、見てて癒されるって言うのももちろんだけど、内容も、笑える話はほんとに笑える話で面白くて、いい話はほんとにいい話で感動しました。

そに子ちゃんの周りにいる人たちもいい人ばかり。
でもそれはそに子ちゃんの影響だよねきっと。
そに子ちゃんが一生懸命だから、みんなもそんなそに子ちゃんを助けてあげたい、応援したいって気持ちになれるんだと思う。

僕も、「とりゃ~!」には元気をもらいました。
思わず、一緒に叫んでしまったときも何回かありました(割とマジで)。

最終回のライブ、盛り上がったけど、これでそにアニおしまいなんだなって思うと、何故か切ない気持ちになりました。
それだけこの作品を好きだったんだと改めて実感しました。

もちろん、音楽も素晴らしい曲ばかりで、特にOPはお気に入りです!

そんなそにアニの二期ができることを、心から待ってます!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 28

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ニトロプラスのすーぱーそに子の日常

ゲーム会社ニトロプラスのイメージキャラ「すーぱーそに子」のメディアミックス作品。
ガールズバンド「第一宇宙速度」のボーカル、グラビアアイドル、モデル、居酒屋「つぇっぺりん」の看板娘、武佐坂理科大学の学生と色々な顔を持つそに子ちゃんのバンド活動だったりモデル活動だったりバイト活動だったり大学生活だったりを描いていく作品です。2014年に12話放送されました。
制作はWHITE FOXです。OPがそに子が歌っていて、ED、挿入歌はそに子が所属するバンド「第一宇宙速度」の楽曲が使用されています。なので音楽評価を若干上げました。日常系好きな人向けです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11

74.0 3 バンドで音楽なアニメランキング3位
マクロス7[セブン](TVアニメ動画)

1994年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (403)
2118人が棚に入れました
 リン・ミンメイの歌によって宇宙戦争が終結して35年が経った西暦2045年。
新マクロス級7番艦を中心にした移民船団マクロス7は、新たなる惑星を求め航海を続けていた。その船団内では100万人が地球と変わらない平和な生活を送っていた。しかし、そんなある日、突如としてマクロス艦の前衛艦が奇襲を受ける。一方、マクロス・シティ内の公園に設置された野外ステージでは、ロックバンドのライブが行われていた。そのグループの名は「ファイヤー・ボンバー」。ボーカル&ギターは破天荒で情熱的な熱気バサラ。ボーカル&ベースはマックスとミリアの7番目の娘、ミレーヌ・ジーナス。キーボード&リーダーに飄々としたレイ・ラブロック。ドラムに寡黙なゼントラン女性、ビヒーダ・フィーズ。ライブが盛り上がりを見せた最中、謎の戦闘部隊がマクロス本艦にまで攻め込んできた。果たして謎の船団の目的は、そして正体は・・・・。100万の市民の運命を載せ巨大戦艦マクロスは、やがて恐るべき戦いの渦に呑み込まれてゆく・・・・・・。
ネタバレ

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴<修正>

俺の歌を聞けええええええええええええええええでお馴染みのマクロス。
本作は戦争ロボモノでありながら無謀に武器も取らず歌をかます作品です。
ジョンレノンのごとく敵味方差別無し&殺生は行いません。

見所は歌、ロボ、恋愛、アイドル化などになってくるのですが、ロックで敵を倒さず攻撃するスタイルが、意味不明でお預けを食った犬のような視聴状況でしたが、曲が単純に良くて、電車の窓を眺めているようにぼんやりラジオ的、ライブ的感覚で楽しんでいました。ですが徐々に歌だけで夢中になってる自分がいて、この歌はハートに来るんですよ!マジで突撃LOVEハートw

てな感じで視聴していた所、敵女性キャラシビル登場で一変。情報詮索の為にマクロス船内部に侵入していたシビルでしたが、バサラの歌を聴いてもっと聴きたいと興味を示す。徐々になぜ聴きたいかが顔色で判明。ホテ顔に変わり、つ、ついに {netabare} エクスタシ~♡言っちゃたよコレwしかもアへ顔。てな感じでラスボスまでアへ顔フィニッシュ!ゾクゾク美~♪ ~ {/netabare}

コホン。ですが本作は熱く真剣なアニメです。
50数話に渡る世間は鬼ばかりの中、最初誰も聴いてくれなかったサウンドが、銀河を一つにさせ、皆に希望と勇気で元気玉。馬鹿馬鹿しくて、分けの分からない展開や、ひたすら同じように見える長い物語をサウンドや、セル画による表現を追求しきった映像美で、力と技で説得させられる作風は、昨今のアニメにない至高。痺れるようなサウンドによる陶酔感と、熱いシャワーを浴びたような爽快感がマじでクロスしたマクロスw

「俺の歌を聞けば 簡単なことさ 2つの愛をクロスさせるなんて 何億光年の彼方へと突撃ラブハート!!」
なんかノリですみません<(_ _)>が逆にノリが全てでもあります。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 38
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

快男児"熱気バサラ"が格好良い、『初代マクロス』の良く出来た続編

あの『超時空要塞マクロス』で描かれた地球統合政府発足(※西暦2010年)から35年後(※西暦2045年)、宇宙移民計画により地球から進発した100万人規模の市民を抱える「第37次超長距離移民船団」(通称「マクロス7」)を舞台とする作品です。
『超時空要塞マクロス』(※初代マクロス)が、1982年10月-1983年6月の放送だったので、本作は、その12年後に制作された正統な続編(※1994年10月-1995年9月の放送)ということになります。

(※なお、初代マクロス放送10周年を機に、『マクロスⅡ-LOVERS AGAIN』(1992年5-11月)という全6話のOVA作品が制作されていますが、その後制作された「マクロス・シリーズ」の他作品とは全然話が繋がっていない「パラレル・ワールドもの」という扱いになっているそうです。)


◆初代から引き継いだキャラ配置が、実に巧み

『初代マクロス』からの続編といっても、綺麗に感情関係が完結した初代のメイン・キャラクター達(一条輝/早瀬未沙/リン・ミンメイの三者)は、この続編には一切登場せず、その代わりに、初代でそれぞれ物語の進行に重要な役割を果たした3人のサブ・キャラクター達(マックス/ミリア/エキセドル参謀)を、本作でもそれぞれ、新たなメイン・キャラクター達(熱気バサラ/ミレーヌ/ガムリンの三者)を支える重要ポジションに配置して物語の引き継ぎを担わせる・・・という斬新なキャラ構成が、とても巧みだと思いました。

→ということで、本作の前に、やはり『超時空要塞マクロス』(劇場版ではなくTVシリーズの方)を確り全話視聴しておいた方が、物語の構造がより良く理解できてお薦めだと思います。

※因みに私の場合は、『初代マクロス』をちゃんと見ずにいきなり本作を見てしまったので、初見時は ☆ 3.7 と、そこそこの評価に留まってしまいました。
→その後、『初代マクロス』をきっちり完走して、改めて最近本作を視聴してみたところ、作品世界やキャラ配置が確り掴めていたため、また、初代の視聴時に体感した大きな感動が、本作の視聴中に何度かフラッシュバックしたせいもあってか、今度は★ 4.2 と評価が急上昇しました。


◆物語的には、初代ほどの大きな感動はないが、やはり見所が多く、感動もできる良作

『初代マクロス』の中盤(第23話から第27話=放送延長前の本来のラストまで)の出来は、数ある「名作アニメ」の中でも特筆すべき水準と思うので、それと比較してしまうのは酷ですが、本作も、この初代の作品世界とコンセプトをよく引き継いで、それに更に"熱気バサラ"という、初代には居なかった《快男児》を登場させることにより、続編として十分以上に楽しめるものに昇華されていると思います。

本作のメイン・ヒロイン(ミリーヌ嬢)も主人公(熱気バサラ)に劣らぬサッパリした性格で、『初代マクロス』のヒロイン達(リン・ミンメイ&早瀬未沙)よりも実は好印象。
(※『初代マクロス』のヒロインたちは、人間臭さが鼻に付く→物語の進行につれて、そこが逆に魅力になっていくところが、『初代』の凄いところではあるのですが)。
また、マクロス・シリーズの伝統である三角関係(※本作の場合は、正確にはそこまで行っていませんが)を担うもう一人のメイン・キャラ(ガムリン中尉)も、実に気持ちの良い青年で、見ていて晴れやかな気持ちになれます。

そして、ギギル(中ボス)、ゲペルニッチ(ラスボス)といった敵キャラの扱いも、やはりマクロス・シリーズの伝統なのか、{netabare}単純に「邪悪なヤツ」というわけではなく、最後はちゃんと彼らにも花を持たせる終わり方{/netabare}で、途中の展開に一部冗長さが目立つ割には個人的な作品の印象は非常に良くなりました。


◆『マクロスF』のファンにも是非視聴して欲しい作品

マクロス・シリーズでは、2008年制作の大ヒット作『マクロスF』を視聴済みの方が多いと思いますが、同作と本作を繋ぐ特殊OVA『マクロスFB7 オレノウタヲキケ! 』(2012年10月)も制作されているので、同作のファンの方にはそちらを踏み台に本作にも挑戦してみて欲しいと思いました。

その際に、ちょっと作画や演出が古く面白くなるまでに時間がかかりますが、『初代マクロス』(劇場版ではなくTVシリーズの方)も、出来れば本作より先に視聴しておけば、更に本作を深く楽しめるはずです。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
掴みはまずまずと思いますが、マックス艦長&エキセドル参謀が何の説明もなく登場するので、やはり『超時空要塞マクロス』(初代マクロス)を先に視聴しておいた方が良いと思う。
・第2話視聴終了時点
ヒロイン(ミレーヌ 14歳)の母親ミリア市長が登場→マックス艦長の妻であり初代マクロスの重要キャラの一人。
・第6話視聴終了時点
バサラが初めて自身の意思で敵にミサイルを発射せざるを得なくなる回。
またバサラ/ガムリン/ミレーヌそれぞれの個性がようやく確り伝わってきて、作品への好感が増す回(※初の★★評価)。
・第7話視聴終了時点
バサラ&ミレーヌのワザとらしい艦内閉じ込められ回だが、ここで本作が個々のキャラの感情描写に関して見所がある作品と確定。
・第11話視聴終了時点
初代マクロスとのオーバーラップが◎(※2度目の★★評価)
・第26話視聴終了時点
キャラ&音楽に勢いがあって、ここまでまずまずの面白さだが、設定&シナリオ自体は粗が目立つのは惜しい(全体の半分視聴終了時点での暫定的な個人評価 ★ 4.1)。
・第27話視聴終了時点
この回から登場するグラビルがただの怪獣みたいな感じで残念
・第46話視聴終了時点
せいぜい敵の中ボスに過ぎないガビルの話をここまでしつこく引っ張られると流石に白ける。
・第49話(TV放送分の最終回)視聴終了時点
敵ゲペルニッチに確り花を持たせるこの纏め方は、流石にうまい。
・第52話(最終回)視聴終了時点
エキセドル参謀にも花を持たせる良い最終回。
{/netabare}

◆作品別評価

(1) TVシリーズ       ★ 4.2 (計49話) (1994-5年)
(2) OVA(アンコール)   ★ 4.2 (計3話)  (1995年)
(3) 劇場版          ★ 4.0        (1995年)
(4) OVA(ダイナマイト7) ☆ 3.6 (計4話)  (1997-8年)
-------------------------------------------------
  総合           ★ 4.1 (全56話+劇場版1本)

※なお、以下は本作と『マクロスF』とのコラボ作品

(5) マクロスFB7      ★ 4.0         (2012年)


◆制作情報
{netabare}
原作・スーパーバイザー 河森正治
監督             アミノテツロー
シリーズ構成・脚本    富田祐弘
脚本             富田祐弘、大橋志吉、隅沢克之、アミノテツロー
キャラクターデザイン   美樹本晴彦(原案)、桂憲一郎
メカニックデザイン    宮武一貴、河森正治
アニメーション制作    ヒーロー(第34話まで)、葦プロダクション(全話) {/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=============== マクロス7 (1994年10月-1995年9月) =============

 - - - - - - OP「SEVENTH MOON」、ED「MY FRIENDS」 - - - - - -
{netabare}
第1話 スピーカーポッド ★ 巨大移民船団マクロス7、Fire Bomber野外ライブ、敵襲、ガムリン中尉初出撃、熱気バサラ乱入・絶唱 ※挿入歌「突撃ラブハート」(以降バサラが毎回熱唱)他
第2話 スピリチアレベル ☆ 謎の症状(生気喪失)、ミレーヌの見合い話、バサラの人柄と生活、スピリチア収集者(ギギル隊)
第3話 ファイアースクランブル ★ FBライブコンサート出演、ゲペルニッチの陽動作戦、初めての聴衆の拍手(→視聴者の期待に繋がるか?)
第4話 バンパイアソルジャー ★ FBブレイク、敵のシティ7潜入・民間人襲撃、襲われたミレーヌ、バサラの妨害行為への軍の厳重抗議 
第5話 スピリットギャル ★ 女暴走族レックス、工場艦の争乱・バサラの意図せざる実弾発射、焼餅ミレーヌのVF19操縦代行
第6話 ファーストコンタクト ★★ お見合い企画(ミレーヌ&ガムリン)、マーク・トゥエイン号の危機(ガムリン奮闘・負傷、バサラ初めての自発的発射)、ミレーヌのガムリンお見舞い
第7話 サマーアクシデント ★ 保養施設艦リビエラ公演、閉じ込められたバサラ&ミレーヌ
第8話 バージンボンバー ★ ガムリンの紬プレゼント、FB初レコーディング、戦場のバサラ&ガムリンの違い、北条アキコのFB曲買取
第9話 エンジェルナイト ★ ゲペルニッチの夢、ミレーヌの悩み、トップシンガー(アリス・ホリディ)の災難、スピリチアレベルの回復・増進
第10話 ディープバラード ★ オペレーションM進行中、レイとアキコの過去、撃てないレイ、バサラ&レイ「突撃ラブハート」熱唱
第11話 ミンメイビデオ ★★ FB&艦長・市長の宣伝ビデオ『リン・ミンメイ物語』出演、撮影中の敵襲、誇張された伝説
第12話 スピリチアファーム ★ スピリチアファームプロジェクト開始、デート中のミレーヌ誘拐、捜索・救出、ゲペルニッチの姦計(シティ7切り離し)
第13話 フォールドアウト ★ ダイヤモンドフォースのシティ7救援出動、FB&ミリア市長の動力炉奪取作戦、ミリア市長出撃
第14話 戦う女市長ミリア ☆ シティ7漂流、バサラ抹殺指令、ミリア再出撃、敵兵捕虜 ※ミンメイ・ヲタ(千葉軍医)の変な実験は微妙・・・
第15話 乙女のジェラシー ★ 敵兵は地球人、市長主催バトロイド・カーニバル(パイロット選抜)、ベテラン&レックス参戦、ミレーヌ初出撃
第16話 戦場のオルゴール ★ 敵兵捕虜への演奏効果(身元判明)、バトル7トランスフォーメーション、フィジカ(ガムリン部下)戦死、マクロス・キャノン発射
第17話 プリティデビル ★ シビルの目覚め(ギギルの先走り)、バトル7との通信回復、統合軍艦隊へのシビル来襲、ガムリン負傷・バサラ来援
第18話 おちていく小悪魔 ★ アニマ・スピリチア、ガムリンのライブ鑑賞、バトル7来援、シビル撃退
第19話 命がけのデート ☆ シビルのシティ7潜入、ミリア市長人質事件、ガムリン活躍
第20話 レディースの誘惑 ☆ FBの人気沸騰、レックスの異常行動 
第21話 あぶないKISS ☆ 北条アキコへのシビル乗り移り、バロータ星系第4惑星の謎
第22話 熱き炎の男たち ★ 恒星突入の危機、バトル7再出現・シテイ7回収
第23話 サウンドフォース ☆ プロトデビルン(エキセドル参謀の尻込み)、マクロス5の地球型惑星発見・移住開始、レイ指揮新部隊(民間協力隊サウンドフォース)結成
第24話 メリーゴーランド ☆ エメラルドフォース発足、ガムリンのダイヤモンドフォース指揮官着任(シティ7防衛任務)
第25話 深夜のデュエット ☆ ギギルのシティ7潜入・スピリチア集め、惑星ラクスへ
第26話 惑星ラクスの死闘 ★ 全滅していたマクロス5船団、ゲペルニッチ艦隊来襲、金龍DF隊長戦死、ゲペルニッチ撤退
第27話 七色の歌エナジー ★ 歌エネルギー、プロトデビルンの脅威、グラビルの目覚め、声の出ないバサラ、ミレーヌ絶唱・バサラ復活
第28話 サウンド新兵器 ☆ ガビルの目覚め、グラビル&ガビル来襲、撃退
第29話 パパ、ママ愛再び ☆ ミレーヌの両親取り持ち作戦、バサラ&ミレーヌ競唱
第30話 三角関係の公式 ☆ 洗脳されたマクロス5戦闘員来襲、洗脳解除
第31話 熱愛スキャンダル ☆ バサラの芸能ゴシップ、バルゴの目覚め・来襲
第32話 ジャミングバーズ ☆ 統合軍サウンドフォース・オーデイション(千歳リップルetc.応募)、役に立たない新音楽隊
第33話 裏切りと少女の涙 ★ ミレーヌの軽率、バートン大佐のシビル捕獲、ギギルの統合軍施設乱入、シビルの目覚め、バサラ出奔
第34話 ギギルが歌った日 ★ ギギルvs.ガビル・グラビル・バルゴ、ガムリン退役、歌い出すギギル、歌わないバサラ{/netabare}

 - - - - - - OP(変わらず)、ED「…だけど ベイビー!!」 - - - - - -
{netabare}
第35話 ふたりだけの夜 ★ ガムリン&ミレーヌ野外キャンプ、惑星ラクス原生生物の襲撃、歌の力
第36話 男たちの熱歌 ★ ギギル心情変化、バサラ&ギギルのシビル救出作戦、火山島沈降、遺跡出現 ※脚本の大味さは×
第37話 宇宙遺跡のナゾ? ★ プロトカルチャーの歴史、平和の証ミレーヌ、プロトデビルンの目的判明
第38話 禁断惑星のシビル ★ ゲペルニッチのシビル&ギギル抹殺命令、ギギル絶唱・消滅、惑星ラクス崩壊 ※脚本の大味さは×
第39話 帰ってきたバサラ ☆ ハミングバーズ&サウンドフォース活躍・敵戦士の洗脳解除進展
第40話 星を越える想い ☆ 敵無人機との戦闘、バサラのサウンド・ビーム、ガムリン原隊復帰
第41話 ミレーヌ大好き! ☆ ミレーヌ・ファンの農場少年ビリーのエピソード
第42話 決死の捕獲大作戦 ☆ 生体兵器群エビル・シリーズ(全7体)、ガビグラ(ガビル&グラビル合体)、シビル再出現 ※シナリオいまいち
第43話 それぞれの別れ ★ 地球統合本部からのバロータ星系第4惑星破壊命令、ミレーヌ15歳の誕生パーティ&選抜隊出撃直前ライブ、出撃
第44話 悪夢の突入作戦 ★ オペレーション・スターゲイザー開始、ガムリン機被撃墜、マックス突入、反応兵器使用失敗、ゲペルニッチの降伏勧告
第45話 野望の第4惑星 ★ 捕囚、ミレーヌ&グババ活躍、脱走、悪夢のスピリチア・ファーム
第46話 ガムリンの反乱 ★ シティ7帰還、ガビルのガムリン乗り移り、人質ミレーヌのガムリン救出
第47話 バサラ死す ☆ ゾムド&ゴラム来襲、シビル来援、バサラ危篤 ※シナリオ大味は残念×
第48話 ミレーヌ涙の熱唱 ☆ ガムリンの嫉妬・ミレーヌの気持ち、サウンドバスター失敗、ゲペルニッチ(本体)復活・暴走 ※同上{/netabare}

 - - - - OP(変わらず)、ED「突撃ラブハート(acoustic ver.)」 - - - -
{netabare}
第49話 銀河に響く歌声 ★ バサラ復活、スピリチアン・ブラックホール阻止(ゲペルニッチ覚醒・銀河からの退去) ※TV放送分の最終回{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)28、☆(並回)19、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2


========== マクロス7 アンコール (1995年12月) ※TV未放映話 ==========
{netabare}
第50話 オンステージ ☆ バサラの少年時代、レイとの出遭い、ビヒーダとの出遭い
第51話 どっちが好きなの? ★ 勘違いミリア市長のお見合い作戦、揺れるミレーヌの気持ち、バサラとミレーヌの出遭い
第52話 最強女の艦隊 ★★ メルトランはぐれ艦隊との遭遇{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)1、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2

OP 「SEVENTH MOON」


========= マクロス7 銀河がオレを呼んでいる! (1995年10月) =======

全1話 ★ 4.0 {netabare}雪の辺境惑星、巨人エミリアとバサラの歌合戦、ガビル来襲{/netabare} ※33分、同時上映『マクロスプラス MOVIE EDITION』


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◆制作情報(ダイナマイト7)
{netabare}
原作・シリーズ構成  河森正治
監督           アミノテツロー
脚本           富田祐弘
キャラクターデザイン 新羽こういちろう
メカニックデザイン  河森正治
アニメーション制作  葦プロダクション{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

※西暦2047年(前作『マクロス7』完結から1年後)

========= (OVA) マクロス ダイナマイト7 (1997年12月-1998年7月) =======
{netabare}
第1話 漂流 - WONDER - ★ 熱気バサラ放浪、銀河クジラの回遊する惑星、白鯨狩りグラハムと娘達
第2話 墓場 - CEMETERY -  ☆ バサラ人事不省、ミレーヌ大ピンチ(両刀使いサザビー)、バサラ復活
第3話 孤独 - LONESOME - ☆ ホイラー父娘(グラハム、ライザ、エルマ)それぞれの願い、再び白鯨狩り、ガムリン&ミレーヌ惑星ゾラへ
第4話 銀河クジラの歌う星 - ZOLA - ☆ 密猟団の反応弾発射、白鯨の墓場{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)1、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.6

OP 「DYNAMITE EXPLOSION」
ED 「PARADE」


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========= マクロスFB7 オレノウタヲキケ! (2012年10月) =======

全1話 ★ 4.0 {netabare}『マクロスF』のキャラ(ランカの義兄オズマ等)が『マクロス7』の極秘映像を次々と入手して鑑賞していく総集編的内容(※一部新規シーン有り){/netabare} ※90分

投稿 : 2024/11/23
♥ : 19
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

裏主人公が素晴らしい!

当時リアルタイムで視聴していました。
4クールなので長丁場です。作画は同時水準では本当に高かったですね。
動きも滑らかだったので凄いと思ってました。

主人公の熱気バサラは戦わない主人公。
ミサイルを積まれるとガチ切れします。板野サーカス全否定ですねw
歌で戦争を終わらせる為、戦場に突っ込んでは歌って戦闘の邪魔をする日々が続きます。
主人公が戦わない事で切ってしまった人が多いみたいですけど勿体ないなーと思います。

ぶっちゃけますと、私自身も最初は戦わないって微妙だなと思ってました。
歌もそんなに良いとは思ってなかった…

~~~~4クール後~~~~

何という事でしょう。Fire Bomberは最高だ!神曲ばかりだ!
と、劇的ビフォーアフターばりの掌クルックルです。男ならドリルとまで言わせるほどの。
中だるみの部分もまぁありますけど、
見続けるといつのまにかはまってしまうという不思議な魅力の作品です。

マクロスシリーズの三角関係はちゃんと押さえてます。
バサラ、ミレーヌ、ガムリンですね。
ですけど、この三角関係薄いんですよね。単にミレーヌが二股ビッチなだけだし。
ぶっちゃけバサラはあんまり気にしてない。

ガムリンも裏主人公というには微妙でしょう。
どちらかというと視聴者代表的なポジションです。
{netabare}バサラが攻撃した時の「お前は歌うんじゃないのか?」という{/netabare}
ガムリンのセリフは私の気持ちを代弁してました。
そう…いつの間にか視聴開始時とは違う思いで見てましたね。


なので、裏主人公は別にいます。(と、言っても私が勝手に言ってるだけです)

ギギルです。彼以外に裏主人公はあり得ません。
見た目含めて本当にカッコイイですよ!
最初、「なんだこのハゲおっさん、数話でやられそう」なんて思ってすみませんでした!
なんなら焼き土下座します。

あ、ちゃんと三角関係も押さえてますよ。
ミレーヌのお子様恋愛と違って、こっちは本当の愛です。
マクロスシリーズは種族間とか異文化のコミュニケーション、
時間をかけてお互いを理解していくという部分がテーマにありますが、
それがこちらの三角関係では濃厚に出ていますね。

ギギルは本当にカッコイイです。
{netabare}
種族間の隔たり、敵への思惑や蟠り、同族への裏切り、プライドや価値観、歌という未知への先入観、そして自分の命

それら全てを…そう本当に全てを捨てででも一人の女性を想う。見返りすら求めない。
ただ、愛する女性が救えれば他に何も要らないというギギルに心撃たれました。

言葉では簡単ですけど、行動や生き様として体現するのは本当に凄いです。
{/netabare}
バサラ風のセリフを借りると「お前の燃え滾る熱いハート。確かに受け取ったぜ!」と…

4クール作品って最近では減りましたけど、4クールでないと出せない味ってあると思うんです。
1年かけて見ていくからこその思い入れがあり、キャラに深く感情移入できる部分も確かにあると思ってます。
もしも1クールだったらギギルをカッコイイとは思わなかったでしょうし、
Fire Bomberのファンにもならなかったと思います。

ちなみに最終回は感極まって視聴中に大声上げてガッツポーズしました。
{netabare}
最初の数話では、「花束渡せなかったな、次回ぐらいには渡せるだろう」と思いつつ
どっかで渡して、その花束の少女とのストーリーがちょい刺しされるのかなーと思いきや
常に寸止め。徹底的なすれ違い。ずっとお預け。
流石に最終回は…と思ってたら、絶望的な程に渡せない物理的距離…

「物理法則無視してる」とか「普通、空中分解するだろ」とか「ハンググライダーに合わせるとかどんだけ~」とか「実現する確率皆無」とか
そんな無粋で野暮な事を言っては行けません。

渡した瞬間の花束の少女の笑顔をみたら、自然とガッツポーズしてましたよ。
{/netabare}
1年…1年間ずっと見てきたんだ。良かった…と。

確かに中だるみと感じる部分や余計な付け足しと感じる部分もあります。
ただ1年通して見るという事に意義があるのでは無いかと感じた作品です。
(その評価と思い出補正で点数かなり甘めにw)
一気見するとこの感覚は味わえないだろうなと思いました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 19

66.6 4 バンドで音楽なアニメランキング4位
覆面系ノイズ(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (197)
918人が棚に入れました
歌が大好きな少女 ニノは、幼馴染で初恋の相手 モモと、作曲が得意な少年 ユズ、それぞれと幼いころに離れ離れになってしまう。
「いつの日か、歌声を目印にニノを見つけ出す……」
二人と交わした約束を胸に、信じて歌い続けてきたニノ。
高校入学の日、彼女たちの運命は音となり、唐突に鳴りはじめた……!

「ぼくたちは ほんとのこころを かくしてる」

声優・キャラクター
早見沙織、山下大輝、内山昂輝、小野大輔、高垣彩陽、福山潤

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「白泉社少女マンガ系原作アニメ化作品に外れ無し」は継続するか…(笑)?→ してるね、これはヤバい…。

いや、タイトルの話は私が勝手に言っているだけですけど。本作品はとりあえずロックバンドの話で、かつ恋愛モノのようです。

本作品は、原作は未読ですので具体的なストーリーは知りません。

「白泉社少女マンガ系原作アニメ化作品」の過去実績(順不同: 漏れあり):

『花とゆめ』
・赤ちゃんと僕
・フルーツバスケット
・神様はじめました
・暁のヨナ
・それでも世界は美しい

『LaLa』
・花咲ける青少年
・獣王星(LaLaにカウントしてよいか微妙だし少女マンガなのかと言われると…)
・夏目友人帳
・会長はメイド様!
・赤髪の白雪姫

いやまあ、たいしたことのない作品は覚えていないからヒット率が高いと誤認しているだけかも。だったらすみません。ただ、白泉社少女マンガ系原作のアニメ化には、個人的にはいつも期待しております。

余談:こちらの作品では、主人公が某作品で脚光を浴びた「キラキラ星」にトラウマ(笑)!
(↑実にどうでもいい…。)

2017.5.11追記:
絵柄とニノの歌う動機が完全に少女マンガのそれなんだけど、音的にはガチでロックだった…。

2017.7.1追記:
はやみん、歌唱的に新境地でした。『LaLa』掲載原作っぽさは弱いかと思ったりもしましたが、『赤髪の白雪姫』や『図書館戦争』のコミカライズが掲載されるような近頃の『LaLa』なら、こういう「普通に少女マンガっぽい」作品もまあ、ありなんですかね…。

幼少時のすれ違いと出会いがきっかけで、高校入学に伴い三角関係(四角関係?)に。でも深桜(みおう)が後半、(私の感覚では)ほぼ聖女と化してました。本当に良い人だ…。

私は好きでしたよ。あにこれでの評価は微妙なのかもしれないですけど私は元々、少女マンガは好きでしたし…。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 36

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

アニメ化の意義 イノハリの曲がドストライク

 自分としては,アニメ化の価値というのを明確に示した傑作だと感じました。

 実は原作未読なので語る資格がないかもしれませんが…それでもあえて書いちゃいます。

 原作は少女漫画らしいです。ストーリー的にはそんなにいいと思いません,むしろ引っかかるポイントが多いように思います。おそらく,原作はそんなに好きになれないのではないかと思います。

 さて,漫画とアニメの違いはというと,漫画はアシスタントがいたりはしますが,基本は作者個人ベースの作品です。一方アニメはというと,膨大な数のスッタフによって作られます。漫画と比較してかなり多くの才能,時間,資本が投入されて作り上げられます。もちろん原作者などもその一部になるわけです。
 結果,アニメは動いて,全てカラーで喋って,音楽が付くという総合芸術の形をとります。

 この作品はバンドの活動が話の中核になる,ストーリー構成です。原作はもちろん漫画なのでバンドの音は存在しません。逆にアニメ化する場合はバンドの音無しにアニメを作ることは不可避です。作品を生かすも殺すもバンドの音が大きくかかわってきます。

 長々と書きましたが,言いたいことは音が素晴らしいという事です!

 イノハリの音楽が最高!SILENT BLACK KITTYも最高!
 作詞,作曲,編曲,全て素晴らしいです。劇中の二つのバンドの作詞,作曲,編曲者を別にした(たぶんです,同じだったらごめんなさい…)のもジャンルは同じでもバンドの個性をしっかり出すという意味ですごいと思います。
 そしてなんといってもMVPはニノ(アリス)役の早見沙織です!素晴らしい歌です!1話終盤,静かなバイオリンの音色のBGMから一転してシャウトから始まるオルタナティブロック系の「スパイラル」!曲の出来がいまいちだったら白けるのですが,「何?この声!」「鳥肌が止まんないよ」など聴衆のセリフが的確に自分の気持ちを代弁しています。一気に作品に引き付けられました!すべて最高の曲ですが自分としては「スパイラル」と「カナリヤ」推しです。さらに驚愕すべき点として,同じ曲でも場面場面でしっかり歌い分けられていることです。ニノが乗り切れていない時,迷いがある時,メンバーの音が聞けてて一体感がある時,自分の感情を抑えきれず暴走している時,全て歌い分けられています。早見沙織と音響スタッフホントにいい仕事しています。

 やっぱり,アニメはすごいなぁ~!とアニメ化の意義を改めて感じさせる作品だなと思いました。

 蛇足ですが,作品にかなりの敬意を払いつつ,ライブの3DCG演出は,個人的には普通の2Dアニメの方が良かったと思いました。(ニノのツインテールがウニョウニョ動く触角のようでラスボスみたいw)

文中の敬称略

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ロックは勢い

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:悪くはないけど。。。主人公がちょっとイラつく
期待度:★★★

なんか評価しずらい。。。
これは音楽の質をどうこう言ったら負けなような気がするが、ストーリとしては冷静に見ると至って平凡。ロックな感じでごまかしているがw

風夏の時もちょっと思ったけどこういうアーティスト気質の女性がどうも好きになれない。最後までその印象を覆すことができなかった。

特段悪くもないんだけど、よくもないみたいな。少女漫画原作だからかなぁ。。。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 14

67.4 5 バンドで音楽なアニメランキング5位
ギヴン(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (136)
529人が棚に入れました
ある日、上ノ山立夏は壊れたギターを抱えた佐藤真冬と出会う。ギターを修理したことで懐かれてしまう立夏。仕方なくギターを教えることになった立夏だったが、偶然聴いた真冬の歌が心に刺さる。立夏は真冬を自分のバンドに誘い、2人の距離は変わり始める。しかし、感情を表現することが苦手だという真冬は、過去に囚われているようで――。

声優・キャラクター
矢野奨吾、内田雄馬、中澤まさとも、江口拓也、浅沼晋太郎、今井文也

08261216 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

バンドアニメだと思いますが?

評価が低かったので、嫌煙しましたが・・・。
ノイタミナ初のBLとか書いてあるし。

でもこれ、バンドアニメでしょう?微BL要素が入ってるだけの。
バンドアニメとしては傑作だと思います。

頑張って9話まで見て下さい。9話のみでも構いません。
OPも格好いいし、真冬が歌う「冬のはなし」は凄かった。
鳥肌ものでした。
実写のBECKみたいに歌なしかと思いきや、凄く切ない歌詞。
思わず、涙ぐんでしまいました。
死んだ後に、恋人にこんな歌を歌われたら、未練があったとしても、間違いなく成仏してしまう。

「冬のはなし」台詞付きですが・・・。絵はなしです。
真冬の歌のみ流用で、アニメのほうが上手いです。
https://www.youtube.com/watch?v=UZJFfqj_j-o

興味のある方はどうぞ。実際は3分ちょっと、あります。
アニメが良かったので、原作も購入。

原作はバンド主体の微BLというものかな?BL漫画に抵抗がありますが、音楽要素が高めなので、問題なく読めました。因みに3巻半まで位。
恋とか、そんな感じで、きわどいシーンとかないので、ご安心を。
原作の真冬や立夏は1、2巻では大人っぽい顔つきで高校生らしさが欠片もない・・・。
やっぱりアニメはいいなとしみじみ思います。

因みに、歌詞は原作にはありません。ドラマCDも違う歌詞でしたね。
ガッカリですが、どうも、OP、EDを担当した、センチミリメンタルが作詞作曲し、真冬を演じている声優さんが実際歌っているようです。
声優さんがこの歌声を?と、かなり驚きました。エコーガンガンでしたが、そこら辺のバンドよりはよっぽど上手い。
というか、声優は歌ってくれるなという所があるので、そう思ったのかな。YouTubeなどでも海外での評価も高いです。

ちょっと、残念だったのは、客席から見た、ステージ、バンドメンバー4人のシーンが3DCGだったことですね。他はそんなに気にならない程度だったのに。ちと勿体ない。

お気に入りのシーンは、
「上ノ山は悟った、どうせ死ぬなら早く死のう」
というナレーション、ウケました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

イヴから始まる物語

高校生で年上とバンドを組んでいる上ノ山立夏。
ギターの弦を張り替えた事がキッカケで佐藤真冬と知り合いになる。
ギターを教えている流れで佐藤の歌声を聴き、上ノ山はバンドに誘うのであった。

始めの方は音楽的な感じ。
中盤から恋愛要素が出てきます。
ハッキリと言います。
同性同士の恋愛です。
今回は男性同士という事なので、所謂、BL。
BLが苦手な人はゴメンなさい。
スパっと切りましょう。

私は芸術の才能は常識が欠落している事が起因していると考えます。
勿論、例外(ノーマルな人)もありますが、個々の性格などは分かりませんからね。
今回の題材は音楽。
音楽の世界でBL要素があると言えば、
クイーンのフレディ・マーキュリーやエルトン・ジョンあたりですね。
両者共に同性愛。
エルトン・ジョンは男性同士で結婚しています。
フレディ・マーキュリーは、エイズに感染。
おそらく、男性同士でゴニョゴニョしたのでしょう(///▽///)

私は凡人です。
常識の範疇で飛び回っている一般人。
世界中の大多数は一般人でしょう。
しかし、一定数の天才は現れます。
天才は常識を簡単に飛び越えます。
我々、一般人では理解できない世界。
天才にとっては普通の世界でも、一般人視点では異常に見えます。

性的な好みは人それぞれ。
個々によって違うのが当たり前です。
惹かれあう魅力は、見方によって変わります。
現在の世界の常識は異性との結びつき。
しかし、同性同士で惹かれあう少数派も存在します。
私は、その考えを否定しません。
一神教の教えでは異性同士なのでしょうが、日本の神道は多神教。
受け付けない人がいても、寛容な心で接しましょう。

作中で真冬は歌詞を悩んでいました。
心の中にあるモヤモヤ。
そのモヤモヤを言語化できる天才です。
歌なんて、昔から恋愛を題材としています。
昔から存在する煩悩。
答えはありません。
個々で問題を解決するしか方法が無いですし。
天才から紡ぎ出される歌を聴いて、一般人は心を揺さぶられます。

立夏はギターの弦を張り替えます。
ライブ直前のアクシデントに同調して、自身のストッパーが解除されたのでしょう。
心情を表す決定的なシーン。
天才同士の相互理解ができた瞬間です。

一般人ではたどり着けない天才の領域です。
BLには興味がありませんが、天才の世界には興味があります。
我々を天才の世界へと導いてくれる作品。
恋愛要素が無くても音楽物としては合格点でしょう。
本格的にバンドとして活動というところでテレビ版は終わります。
人間関係と音楽。
どちらも堪能できました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 16

横横道路 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

BLだからと毛嫌いしないで

ノイタミナ枠で初のBLと観る前からリタイアした人が多いと思いますが、こういうジェンダーが社会問題になる時代ですので社会勉強がてら観てほしい作品です
大学のパン教でジェンダー論を履修したこともあり、個人的にBLや百合に抵抗ないし、ストーリーもノイタミナ枠なのでマイルドですので、これなら地上波で流すのもアリだなと思いました
咎犬の血も原作はBLゲームですし、ギヴンは音楽がセンチミリメンタルで纏まってて、OPや劇中曲など音楽性としても高い作品だと思います
バンド系好きな人にはオススメです
センチミリメンタルは今期のバクテンでも使われてますので、バクテン観てる人にも観てほしいな
ストーリー的にはワンクールで収まらなかったのか、続編の映画で纏めていますので、アニメを見たあと映画も観ると良いと思います
映画は60分と短いので、映画館で鑑賞料金を払って観たときはもうちょっと尺を長くして欲しかったなと思いましたが、今は円盤でも出てますのでそういう消化不良は起こさないと思います
BLなのでストーリー要素が大事なのでネタバレ的なレビューは書きませんが、物語の舞台は町田です
神奈川の海寄りで育ってると町田はほぼ行かないので、よくわからなかったですが、小田急沿線住みの人なら親近感持って見れるんじゃないかな

投稿 : 2024/11/23
♥ : 0

90.3 6 バンドで音楽なアニメランキング6位
けいおん!(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★★ 4.2 (9682)
36942人が棚に入れました
私立桜が丘高校に入学した1年生の平沢唯は新しいことを始めようとするが何も思いつかず、2週間もの間部活の入部届けを書けずに日々を過ごしていた。同じく1年生の田井中律は幼馴染で一緒に入学した秋山澪と共に軽音楽部の見学に行こうとするが、部員が前年度末に全員卒業してしまったため、4月中に新入部員が4人集まらなければ廃部になると聞かされる。合唱部の見学に来るつもりで間違えて軽音楽部に来てしまった1年生の琴吹紬は、律と澪の掛け合いを聞いているうちに彼女達が気に入り、入部することに同意する。3人は部の存続のため、あと1人を入部させるべく勧誘活動を開始した。

声優・キャラクター
豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈、真田アサミ、藤東知夏、米澤円

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

私に日常系の楽しさと萌えを教えてくれたアニメ(83点)

全14話。
4コマ漫画原作。原作未読。

個人的満足点:83点
アニメ系統:日常系

私は正直、ほのぼの日常系は大の苦手である。
いつも3話程度で飽きてしまう。
下手をすると1話で封印なんていうことも。

「けいおん」も日常系ということで、ずっと敬遠してきた。
アニメから遠ざかっていた私の耳にもその名前は届いているぐらいの社会現象にまでなったアニメ。
アニメ好きならば避けては通れないということで、意を決して視聴することにした。

まず、日常系が苦手な私でもあっさり完走できてしまった。
日常系なのでストーリー展開でぐいぐい引き込むという
作りではないが、細かいイベントをうまく見せているので
飽きずに視聴することができた。
イベントのつなぎも高校生活を連想させる季節感のあるイベント。
入学→入部→夏合宿→文化祭→クリスマス→正月→・・・
と実に連想しやすいイベント構成、軽快なテンポ。
これが飽きずに視聴を可能にしていたと思われる。

「けいおん」らしからぬ、練習風景の少なさw
ほぼ部室でお茶を飲んでいるのではあるが、
いざ、学際ライブなどの音楽イベントをアクセントにもってこられると
自分の高校時代の学際なんかを思い出してしまい感動してしまう。
泣くまでは行かなかったものの、こんなメリハリが良かったのだろう。

作画もきれいで細かく見やすい画で非常によかった。
演奏中の動きなどはすごいの一言。
よくもまあ、あそこまで動くなあと関心する。

そんな中でも、このアニメの特質はキャラではないだろうか。
それぞれのキャラの個性が生きていて非常によかった。
お気に入りのキャラを見たいがために次見るという所も大きいと思う。

特にメインキャラの5人がすごくいい。
思わず
「萌か?そこが萌えなのか!」
と思ってしまったw
私が新しい能力「萌え」を習得した瞬間であった。
貴方の好みのキャラもきっと見つかることであろう。

そして、「けいおん」らしくOPEDと作中の曲がいい。
OPED曲と作中の曲は雰囲気が全く違う。
これは、設定が異なるためと思われる。

OPEDは彼女達がプロになっている設定で歌われている。
そのため、音楽のレベルが高い。
素人の私が聞いていてもドラムとか難しいんじゃない?と思う。

打って変わって、作中の音楽はまさに女子高校生が作った感を出すためであろう。
可愛らしい歌詞に音楽のリズムもオーソドックスな物が多いように感じた。
そこに、この作品のすごさを感じた。
もし作中でOPEDなみの曲を入れていたなら、ほのぼの日常系の世界を壊していたのではないかとさえ思う。
そんなバランス感がなんとも良いと言える。

まあ、それでも個人的にお気に入りはEDなんだけどね。
そして、作中の曲をかき集めたのは言うまでもない。

さらに、「けいおん」のすごさは大人から子供まで楽しめることにあると思う。
例を挙げるなら、女児向け「プリキュア」大人向け「銀英伝」などと区別されることが多いが
「けいおん」は女児からおっさんまで、どちらの層にもうけている。
なかなかこういった幅広い年齢層にうけるアニメというのは無いように思う。

私は、この「けいおん」には本当に感謝している。
私に日常系の楽しさと萌えという感覚を教えてくれた。
私にとって貴重な作品となった。

私のように日常系が苦手で敬遠している方も1度見てみてほしいものである。
きっと新しい発見があることと思う。


と、まあいろいろ書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

貧ニューではないが、澪に萌えた(`・ω・´)キリ

投稿 : 2024/11/23
♥ : 87

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

つきぬけるような楽しさ!

原作未読です。

特にやることも決めず、高校に入学した「平沢唯(ひらさわゆい)」。
ちょっとしたきっかけで軽音部に入部することになります。
そんな軽音部で繰り広げられるゆかいな日常。


レビュー用のメモの中で一番多かった単語は「楽しい」でした。
普段、そんな抽象的な言葉は使わないです。
……が、このアニメはとにかく「楽しい」が目立ちました。
全編を通してあふれ出る「楽しさ」。
それが、このアニメのテーマであり魅力でもあると思います。

キャラクターが楽しそうにしていると見ているこっちまで楽しくなってきます。

音楽という身近な素材。
かわいらしくて良く動く、個性的なキャラクターたち。
誰にでもわかる、テンポがいいボケとツッコミの応酬。
みんな仲良しで、見ていてほほえましいです。

全編通して、肩の力を抜いて見れました。
つらさや苦しさといった、「現実だけで十分!」と感じるような要素がほぼありません。

今考えると、学校ってよくできているなと思います。
社会人になってからは、毎日毎日同じことの繰り返し。
でも、学校では、自分からアクションを起こさなくても、イベントがやってきます。
黙っていても新しいことを積み重ねていけるんですよね。

そんな学校を舞台に、理想的な友人関係を築き、学校生活を送る「けいおん!」の世界。
そりゃ「楽しさ」がにじみ出てくるでしょう。


なお、音楽を題材にしたアニメなのに、演奏シーンが少なめです。
毎回演奏会をするような展開や、「努力、根性、勝利」なんかを期待すると面食らいます。
あくまで主な内容は、キャラクター同士の交流にあります。


ただし、BGMを含め、流れる曲自体はとっても良いです。
特にEDテーマ「Don't say "lazy"」は、映像と相まってハイクオリティ!
日本にすると「『サボってる』なんて言わないで!」って感じでしょうか。

活動内容は、

・お茶を飲む
・おしゃべりをする
・お菓子を食べる
・買い物に行く
・そしてたまに練習する(これ重要)

ですからねぇ……。
まさに「けいおん!」のイメージそのものを表してるタイトルです。

・嫌な展開がない
・とにかく楽しさがあふれてる
・良質な音楽のグルーブ感

これだけでも、たくさんの人に合う作品だと思います♪

投稿 : 2024/11/23
♥ : 129
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

見ればわかるからっ!

♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・*゚♫彡。.:・¤゚♫

原作 - かきふらい (芳文社「まんがタイムきらら」連載)
監督 - 山田尚子
シリーズ構成 - 吉田玲子
キャラクターデザイン・総作画監督 - 堀口悠紀子
楽器監修 - 高橋博行
美術監督 - 田村せいき
色彩設計 - 竹田明代
撮影監督 - 山本倫
編集 - 重村建吾
音響監督 - 鶴岡陽太
音響効果 - 神保大介
音楽 - 百石元
音楽制作 - ポニーキャニオン
アニメーション制作協力 - アニメーションDo
アニメーション制作 - 京都アニメーション
アドバイザー - 石原立也
製作協力 - ポニーキャニオン、ムービック、
京都アニメーション
製作 - 桜高軽音部、TBS
放送期間 - 2009年4月2日 - 6月25日
話数 - 全14話(本編12話+番外編2話)

(以上Wikipediaより引用)

♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・*゚♫彡。.:・¤゚♫



私がまだアニメに興味を持ち始めるかなり前の話。
アニメに興味が無くても周りから聞こえてくる
「けいおん!」の名前。

ふーん、そういうアニメが流行ってるんだ。
なんかオリコンチャートで松田聖子さん以来の
なんちゃら…

アニソンって凄いんだね。

萌えって何⁇

そんな感じでした。

それから数年後、私の部屋のキャビネットの上に
唯ちゃんのフィギュアが鎮座する事になろうとは
私自身予想だにしませんでした。

人生ってわからないものですね…

アニメって基本的にストーリーの起承転結がしっかり
していて、喜怒哀楽を楽しむものだと思っていましたので、
この「けいおん!」を見た時の「怒」「哀」が抜けた
「喜」、「楽」だけの世界が異様に感じました。
多分、受け止め方は個人差があると思うのですが、
私にはその「喜」、「楽」だけの世界が異様でありながら
も心地良く、一緒に楽しんでる気持ちにさせてくれる
不思議な感覚が日常の生活でのストレスから解放させて
くれる魔法だったのかもしれません。

そんな、とある高校の軽音部を舞台に繰り広げられる
「けいおん!」
前年度の卒業生で部員数0となった桜が丘高校「軽音部」
このままだと廃部の危機。軽音部存続の条件は4人。
入部を希望していた田井中律ちゃんが発起人となり幼馴染
みの秋山澪ちゃんを強引に、合唱部と間違えやってきた
琴吹紬ちゃんを見事勧誘。
あと1人となったところで「軽い音楽をする所(口笛とか…)
」と思いのこのこやってきたのが、天然ドジっ娘の平沢唯
ちゃん。
この4人を中心に毎日お茶したり、おしゃべりしたり、また
お茶したり、たまに練習したり、たまにイベント。

後半になると新しい1年生新入部員の中野梓ちゃんも入部。
グダグダな先輩に喝を入れようと頑張る梓ちゃんだけど、
やっぱり彼女も流されグダグダな毎日。

はっきり言えば毎日グダグダな彼女達です。
でもなぜか彼女達だと不思議と許せちゃうんです。
むしろ見ていて楽しい。

その中にある言葉では上手く言えない様なキラリと光る
いくつもの宝石を見つけられるなら、きっとこの作品を楽
しめます。

作画は京都アニメーションならではの丁寧な作りで
主題歌も劇中歌を含め全てが魅力的な楽曲で構成されて
います。
視聴してみてオリコンチャートなんちゃらも納得。

ストレスゼロの魔法のような「けいおん!」の世界。
ゆっくりまったりと楽しみましょうね。



【mio's café】
視聴後に来てくださいね♪
お茶にしましょう(●'ω')_旦~
{netabare}
見ればわかるからって友達に言われ続けてきたけいおん
は、私にとって京都アニメーション製作の2作目の作品。
(1作品目がCLANNAD AFTER STORYでした。)

CLANNAD AFTERであまりにも号泣した為でしょうか、
どんなに友人に勧められても、見ようとしなかった
作品でした。

アニメを見るきっかけになったのが「とらドラ!」で
その次に見たのが「STEINS;GATE」
その後が「CLANNAD」シリーズでした。

ラブコメ王道からSFタイムリープ大作、涙腺崩壊話題作
どれもが面白くて感動して大好きな作品になりました。

そんな3作品を見てからのひらがなタイトルで

「けいおん!」???

ひゃっ…かるっ…
前に名前だけは聞いた事がある。

キャラは何となく可愛いけれど…

最初はこんな印象でした。

この時の私は日常系というジャンルのアニメを視聴した
事が無く、これといった感動も無くただのほほんとした
アニメかなぁという様な先入観だけで敬遠していました。

ある日、あまりの暇さと友人の根気強いプッシュに
そこまで言うんだったらちょっと、さわりだけでも
って感じで視聴開始。

そしたら、なんと!

かわいいんです♡

ジャケットのイラストだけではそこまでかわいいと
思わなかったのに、実際に動画で見ると動く彼女達、
お喋りする彼女達がいちいちかわいいんです。

ここ大事なので、2度言います。

いちいちかわいんです♡

随所に見られる笑いどころ豊富な小芝居もどきの
ボケとツッコミ。

彼女達がやるからこそなんです。

だから「いいんです!」

ストーリーは、はっきり言って頑張らない
グダグダな女子高生の毎日。

本当なら私でもちょっとイラっとくるくらいです。

だけど彼女達、たまに頑張るんです。

だから「いいんです‼」

彼女達だから「いいんです‼︎」

カビラさんがいっぱい出てきたぁ…
あーなんか訳分んなくなってきちゃったぞ〜

私はそんな彼女達に律ちゃん座長率いる

「放課後新喜劇」と名付けました。

本当に彼女達のやる事が秀逸なコントなんです。
原作が4コマ漫画だからかなぁ。

そんな彼女達のお話を見ていて私が最初に凄いと
思ったのはキャラの表情の豊かさはもちろんの事、
一人一人の脚の描写の多さでした。

その脚の形や動きでの個性や感情表現をする手法に
感動すら覚えるくらいでした。

妙に現実的な脚の太さと長さ。
決して良いとは言えないスタイルがまたかわいんです♡
ごめんね…リアルに健康的って意味なんだよ。

背景やキャラの作画もそこは京都アニメーション。
桜の咲く街並み、茜色に染まる校舎、
迫力のライブシーンなど、どれもこれも素敵です。

その中でも、私がすっごく好きなのは、ライブシーンで
唯ちゃんと澪ちゃんが歌う時の横顔の口の動きなんです。

すみません凄くマニアックで…

もう、本当に間近で熱唱している姿を見ている
ようなんです。

けいおん!を見て思ったんですけれど、
横顔の描き方が凄く綺麗だなって。
おデコから鼻、唇からアゴにかけてのラインとか。

そして特に目、しかも眼球なんです!

横顔の眼球の描き方、私的に凄いです。

すみません、またまたマニアックで…

多分、京都アニメーション:堀口さんのキャラデが
私的にピンポイントだったんだと思います。

そしてもうひとつ凄いなぁって思うのが
登場するキャラクターの層の厚さです。

主要5人のキャラ

田井中律、秋山澪、琴吹紬、平沢唯、中野梓

をとりかこむ通称:モブといわれるキャラのレベルの高さで
した。(モブと呼んでいいのかわからないけれど…)

その代表格が唯ちゃんの妹、平沢憂ちゃんです。
多分彼女は他のチームに移籍しても即クリーンナップを
任せられるでしょう。
唯ちゃんがエースなら憂ちゃんは正捕手。
憂ちゃん無しでは唯ちゃんの活躍はあり得ないくらいの
存在。
唯ちゃんとはまた違う癒しキャラです。

その次にやっぱりさわちゃん先生こと、山中さわ子先生。
神出鬼没の彼女、けいおん!の中で唯一の大人のキャラ
かもです。(隣のおばあちゃんを除いて。)
とにかくそのカリスマ性が凄いです。けいおん部OBで
伝説?のギタリスト&ボーカリスト。
どっちが生徒かわからなくなるような時があるけど、
こんな先生いたら楽しいだろうなぁ。

そして唯ちゃんの幼馴染みの、のどかちゃん。
真鍋和ちゃんは頭良くってマイペース。
でも、けいおん部相手に(特に唯ちゃんに対して)繰り出す
シュールな一言が以外と強烈で面白いです。

その他にも憂、梓の同級生の鈴木純ちゃん。
私的には1番のシンデレラガール!
などなどこのモブキャラの充実度は
のちのけいおん‼︎(2期)においてさらに開花していきます。
多分、1チーム作れるくらいです。
(特に3年2組のクラスメートの子達)

OPの「Cagayake!GIRLS」、EDの「Don't say "lazy"」
をはじめ、どの曲もこれがアニメの曲⁈っていうような
素敵な曲ばかりで、曲と一緒に流れるアニメーションも
とても手が込んでいます。
見ていて圧巻の映像で特に楽器の描き方とか凄いです。

律ちゃんのドラム、今日も走ってる〜♪
あずにゃんのカッティング今日もキレッキレだね♪
的な感じで私はいつも聞いてます。
ここが彼女達の音楽を楽しむ重要なポイント。
彼女達は確かにここに存在しているんです。

そんな、いっぱいある曲の中でもやっぱり、
私的に1番好きなのは「ふわふわ時間」かな♡
このタイトルと歌詞が一番彼女達を表現してる気がするし
桜高祭でのライブで何かにつけて思い出がある曲です。

1年生の時の桜高祭での「ふわふわ時間」。

この時は訳ありで澪ちゃんのリードボーカル。
唯ちゃんのコーラスには最初ビックリしちゃって
笑っちゃうけれど、ハスキー唯ちゃんも可愛かったよ♡
あんな状態でも頑張ってる感があって凄くいいです。

でも豊崎さん、凄いです。
どうやって、あの声出してたんだろう…?

澪ちゃんには怒られそうだけど、最後のハプニング!
「しましま時間」も良かったです♡

2年生の時の桜高祭での「ふわふわ時間」は、もうこれは
私のけいおん!の名シーンでも5本の指に入ります。

一言で言うならムギちゃんの超ファインプレー。
ナイスです、good jobです!

そして唯ちゃんの「もう1かぁ〜い」の時のカメラワークが
また凄いです。
あの臨場感がたまりません。
見ていて鳥肌たっちゃいました。

私がけいおんを大好きになった理由の一つが、彼女達と
時間を共有している気にさせてくれる演出でした。

彼女達が音楽準備室でお茶している時も、
合宿に行ってる時も、講堂でライブしてる時も、
いっつも同じ空気を感じれるんです。
同じ場所にいる気になれるんです。

彼女達と同じ空気を感じれる、本当に不思議です。
説明できない心地良さと共感できる世界観とはまでは
いかないけれど、空気というか雰囲気…

あ〜わかんないっ!

これが「日常系」と呼ばれるアニメの魅力の1つ
なのでしょうか。

「けいおん!」も何がいい、どこがいいって言葉で上手く
説明できない珍しい作品なんです。本当に。

だけど、

「いいんです‼︎」

だから、最後に私は声を大にして言いたいです。

とにかく

「見ればわかるからっ!」って。

結局、友達と同じ事言ってるし…



【主な登場人物・出演者】

平沢 唯 - (CV:豊崎愛生)
秋山 澪 - (CV:日笠陽子)
田井中 律 - (CV:佐藤聡美)
琴吹 紬 - (CV:寿美菜子)
中野 梓 - (CV:竹達彩奈)
山中 さわ子 - (CV:真田アサミ)
平沢 憂 - (CV:米澤円)
真鍋 和 - (CV:藤東知夏)
鈴木 純 - (CV:永田依子)


【主題歌】

オープニングテーマ
「Cagayake!GIRLS」
作詞 - 大森祥子 / 作曲・編曲 - Tom-H@ck
歌 - 桜高軽音部
2009年4月22日発売 オリコンシングル4位

エンディングテーマ
「Don't say "lazy"」
作詞 - 大森祥子 / 作曲 - 前澤寛之 / 編曲 - 小森茂生
歌 - 桜高軽音部
2009年4月22日発売 オリコンシングル2位


【挿入歌】

「ふわふわ時間(タイム)」
作詞 - 秋山澪 / 作曲 - 琴吹紬
(作詞 - かきふらい/ 作曲・編曲 - 前澤寛之)
歌 - 桜高軽音部
2009年5月20日発売 オリコンシングル3位

「わたしの恋はホッチキス」
作詞 - 秋山澪 / 作曲 - 琴吹紬
(作詞 - 稲葉エミ / 作曲・編曲 - 藤末樹)
歌 - 放課後ティータイム

「ふでペン 〜ボールペン〜」
作詞 - 秋山澪 / 作曲 - 琴吹紬
(作詞 - 稲葉エミ / 作曲・編曲 - 川口進)
歌 - 放課後ティータイム

「Maddy Candy」
作詞 - KANATA / 作曲・編曲 - 小森茂生
歌 - DEATH DEVIL
2009年8月12日発売 オリコンシングル9位

{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 124

67.3 7 バンドで音楽なアニメランキング7位
SHOW BY ROCK!!(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (420)
2466人が棚に入れました
音楽都市【MIDICITY】。ゴスロリ好きなネコの女の子【シアン】は、通りすがの怪しい音楽事務所社長【有栖川メイプル】にスカウトされる。優等生ウサギの【チュチュ】、ネットギークイヌの【レトリー】、宇宙ヒツジ?の【モア】、3人の仲間と出会い、ガールズバンド【Plasmagica(プラズマジカ)】を結成。バンドで世界の頂点を目指す事になる。
だが、トップバンドへの道は長く険しく、ノリが大事。数々のクセのあるアーティスト達と対バンし、Plasmagicaは少しずつ成長して行く。やがてMIDICITYの音楽シーンを牽引する存在にまで上り詰める・・・かも?
Gonna be a music millionaire!(音楽で億万長者になってやる!)


声優・キャラクター
稲川英里、上坂すみれ、佐倉綾音、沼倉愛美、谷山紀章、内山昂輝、柿原徹也、細谷佳正、潘めぐみ、早見沙織、松井恵理子、宮野真守、逢坂良太、村瀬歩、日高里菜、茅野愛衣、村川梨衣、五十嵐裕美

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

3DCGによる驚異のクオリティのライブパートは必見!(追記アリ

視聴前レビュー

サンリオの音ゲーSHOW BY ROCK!!のアニメ化です
サンリオというと女性向け子供向けというようなイメージが強いですが
サンリオ社内で男性をターゲットにした作品を作ろうという形でスタートしたのがこの企画

しかし出来上がったスマホ向け音ゲーは
音ゲーマニアからすればゆるすぎる代物で
結局居ついたのは元々のサンリオの顧客だった女性客が中心のようです

私自身はアニメ化の話が持ち上がった頃に
アニメ化されるくらいだから面白いのかな?
と少し気になって始めた感じなのですが
音ゲーとしてはちょっと物足りない感じでした

しかし、オリジナルのバンドと
実在ミュージシャンとのコラボバンドと
合わせて20組にも及ぶバンドの奏でる
100曲近い多彩な音楽に強く惹かれて
そのまま継続して遊んでいます

オリジナルバンドの中では
「徒然なる操り霧幻庵」が推しバンド
もともと和ロック大好きなんです

タイアップバンドの中では
植田真梨恵さんとコラボした
「しにものぐるい」が好み

一昔前の音ゲーは曲追加ごとにお金をせびられるものでしたが
全楽曲が無料で遊べるスクフェスのヒット以降
ゲーム内楽曲は客寄せのために無料にして
それ以外のところで稼ぐスタイルの音ゲーが増えています
コレもその一つでガチャを無視すれば
基本無料でだいぶ遊び倒せます

ほんとに多彩なバンドが揃っているので
多分誰でも一つか二つかは琴線に触れるバンドがあるんじゃないでしょうか?
という事でシステムが若干微妙ですが
曲はガチなのでゲームとしては十分お勧めできます

まぁでもそれとアニメが期待できるかってのとはまったくの別問題ですよね
そもそもゲーム内にストーリーと呼べるほどのものは無いので
PVには原作:サンリオなんて書いてありますが
ゲーム原作というよりはゲームキャラを使ったオリジナルアニメだと思っていいでしょう
アニメとして面白くなりそうなのかどうかは
正直全くわかりません

なので個人的な興味はアニメ化によって追加される楽曲にあります
ただし一部ゲーム版とキャスト変更があるようなので
その辺ちょっと心配です

キービジュアルにあるバンド「プラズマジカ」が
OPEDと挿入歌を発売することが発表されています
シアン:稲川英里
チュチュ:上坂すみれ
モア:佐倉綾音
レトリー:喜多村英梨⇒沼倉愛美
レトリーのキャラソン好きだったので
キャスト変更はちょっと残念に思っていましたが
アニメジャパンのレトリーコスのぬーぬーがかわいかったので
なんかどうでもよくなりました(何
まぁぬーも歌唱力の高さは文句ないですしね

中二病バンド「シンガンクリムゾン」は挿入歌一曲発表
クロウ:谷山紀章
アイオーン:柳田淳一⇒内山昂輝
ヤイバ:市来光弘⇒柿原徹也
ロム:丹沢晃之⇒細谷佳正
こちらは大幅にキャスト変更されていますが
ヴォーカルはクロウのみなので特に問題はなさそう

個人的イチオシ「徒然なる操り霧幻庵」も挿入歌一曲
阿:?⇒早見沙織
吽:松井恵理子
ダル太夫:潘めぐみ
ヴォーカルは阿ですが
今まで歌ってたのははやみんではない(と思う)
ので歌手自体が変更になるのか
演技部分と楽曲部分で分ける形で行くのか気になります

シンガンと腐女子人気を二分するゲームの稼ぎ頭「トライクロニカ」
シュウ☆ゾー粕谷大介⇒宮野真守
カイ:逢坂良太
リク:村瀬歩
こちらもヴォーカル変更なのか
演技と歌で分けるのか気になるところ

ゲーム内未実装のアニオリバンド「クリティクリスタ」
ロージア:日高里菜
ツキノ:茅野愛衣
ホルミー:五十嵐裕美
ジャクリン:村川梨衣
ゲームがいまいち男性層の囲い込みに失敗しているので
テコ入れで別路線のバンドを投入という事なんでしょうかw
睦月あるいは延珠
めんまあるいは白
ひなだお!あるいは杏
りえしょんだけは一条蛍くらいしか思いつかないけど
幼女役で名を馳せた声優を集めました!
って感じのユニットなのはわかりますw

プラマジの挿入歌は両A面であるそうなので
OPED+挿入歌6曲?
結構豪華な感じですね
アニメジャパンのステージ観に行った時の話だと
「ライブシーンも結構多い」ということでした
その辺も少し気になりますね

アニメがどんな感じになるのかは
とりあえず来週末の先行上映会行ってみてきますn(・x・

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

一話視聴後レビュー

一話上映会に行ってきました

2等身のミューモン体の3DCGによるバトルシーンと
擬人化verをメインに使った作画で構成される日常シーン
元々のゲームPV内の説明だとテンションが上がると擬人化体になる
という話だったような気がするけどまぁどうでもいいや

第一話なので当り前ではありますが
CGパートも作画パートもクオリティ高いです
でもふたつセットにして説明なく出したら
ご新規さんは混乱するだけだと思うんだよね
なにしろゲームプレイヤーでも展開に置いて行かれそうになったので

今回のアニメ化の目的は男性客層の開拓にある
というような話がアニメジャパンであったので
新規層にやさしい導入が必要だったと思うんだけど
その辺かなり強引な印象を受けました

あとキャスト変更のあったバンドは
歌も変更後のキャストにやらせるみたいですね
元のバンドよりもアニメのキャラソンっぽさが増してる感じ
開拓したい客層を考えるとまぁコレはこれでいいのかな?
しかし今は音楽を題材にしたアニメで溢れているうえ
そうでないアニメからもキャラソンなんかがガンガン出ている時代です
アニオタの嗜好に合わせてしまうと他の作品との差別化が難しくなるので
元のゲームが曲の多彩さ幅広さが売りなのを考えると
そのままの路線を貫いた方がオンリーワンなアピールができた気もするんだよねぇ

とりあえず2話以降も継続して観ていきますが
他人に勧めるならアニメより先にゲームかな?

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

最終話視聴後レビュー

話の大筋は深夜アニメというよりは
夕方に放送される子供向けアニメです
そこに原作ゲーム組や大友向けのネタを
ちょいちょい差し込んだような作りになっています
実際深夜に最速放送されているだけで
そのあと夕方にリピート放送されているので
深夜の客層にちょっと配慮しつつも
基本は夕方アニメだと思えば良いでしょう

純粋に深夜放送のオリジナルアニメとしてみた場合
キャラが多すぎる分掘り下げが足りないとか
何だかよくわからないバトル展開から
なし崩し的にすべて解決する
おおざっぱなストーリー展開とか
色々気になる点は多かったです

ただ3DCGシーンのクオリティだけは異常に高かったです
綺麗にデフォルメされたミューモン体の豊かな表情と滑らかな動きは
3DCGアニメーションとしては最高峰クラスだと思います
制作費の桁が一つか、下手したら二つくらい違うディズニーアニメと遜色ないレベル
これみてるとなんか他の国産CGアニメ(劇場版除く)がものすごく粗悪に見えてきます

あとはOP/EDから挿入歌の数々まで
中々クオリティが高かったのでゲーム組としても満足です
特にED曲のhave a nice music
挿入歌の迷宮Destiny&流星ドリームライン
とプラズマ絡みの曲はミューモンCGによる演奏付きで
すごく良いPV映像だったと思います
挿入曲2種に関しては最終回での使われ方もバッチリ!
あれはバンド演奏シーンで使った曲を
最終回で使いまわしたというよりも
最終回のクライマックスシーンに合わせて作った曲に
あとからCGアニメーションをつけてライブシーンを作ったのかもしれませんね

一応(?)音楽を題材にしたアニメですし
音楽部分がしっかりしていないと話にならないんですが
ゲーム内でもしばらくはアニメ曲がプレイできる形になっていたので
楽曲でアピールして本家の音ゲーへユーザーを呼び込むのにはまぁまぁ成功していたようです

ゲームユーザーの中には
アニメ化によるボーカル変更に抵抗のある方もいるようですが
宮野版シュウ☆ゾー(通称宮ゾー)以外は違和感ありませんでした
宮ゾーもまぁあれはあれで別物と割り切れさえすれば悪くないと思います

一番心配していたのは徒然なる操り霧幻庵でしたが
はやみんの歌唱力が尋常じゃないことを再確認させられて終りました

沼倉レトリーも悪くなかったですね
ちなみに沼倉さんはオーディションで選ばれたそうなのですが
最初呼ばれたのはクリティクリスタのオーディションだったそうで
自分に中学生役ができるか悩んでたところに
後からレトリー枠が追加されたんだそうな
おそらくその間にキタエリからNGが出たんでしょうねw
スケジュール合わなかったのかな?

シンガンに関してはVo変更ではなく追加だったこともあって
こちらは全く違和感なしでした
ちなみにシンガンの曲を作ってるのはボカロPのマチゲリータさん
ボカロ界では割と知られた鬼才ですね
かなりぶっ飛んだ曲を作ってるイメージしかなかったので
正直同じアーティストが作ったものとは思えませんでしたw

アニメではライブパートをもらえなかった
それ以外のグループもちょこちょこ出てきていたのが
ゲーム組には嬉しい演出でしたね
楽屋で一緒になる雫シークレットマインド
MIDICITYの音楽イベント情報を視聴者に伝える
チョイ役の田舎者集団ウワサノペタルズ
トライクロニカの追っかけでライブの最前列にいた豚は
ゲーム組以外はただのモブにしか見えなかったと思いますが
実はドーリィドルチというガールズバンドのメンバーですw

しかし一番優遇されていたのはしにものぐるい
ゲーム内でも特に人気の高いバンドです
アニメに出てきた中では唯一
ゲームオリジナルではない
実在アーティストとのコラボユニットなので
たぶん大人の事情でライブ披露とはいかなかったんだと思いますが
なんと個別回をもらう程の厚遇ぶり
さらにゲームでもまだ出てきていない「つぎはぎ」の擬人化Verが
緑髪のショタキャラとしてお披露目されて驚きました

そんな感じにゲーム組視点でみると
ファンサービスに溢れたいいアニメでした
あくまで純粋にアニメとして評価したので
ストーリーの☆評価は高くしませんでしたが
ゲームの販促映像としてはとてもよくできていました

アニメからのファンをゲームへ誘導し
ゲームからのファンへのサービスも欠かさず
さらに従来のサンリオファンにもアピールできるような
深夜アニメとしては相当マイルドなつくりで
老若男女問わず楽しめる作品になりました
これはスマホゲー原作のアニメとしては
大成功だったんじゃないでしょうか?

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

11月8日に行われたガールズバンドフェスティバル
昼の部&夜の部ともに参加してまいりました
歌える人気声優がずらりと並ぶ姿は壮観でした

対バンニコニャマの出張版も楽しかったし
各バンドの楽曲が生で聴けて最高でしたが
まぁそれはアニメとはあまり関係ないので割愛するとして

夜の部のラストに今後の展開についての新発表がありました
アニメと関係あるものだけ上げておくと
各バンドをフィーチャーしたショートアニメと
そしてTVアニメ2期の制作が決定しました

キービジュ一枚とキャッチフレーズのみの発表でしたが
その場にいたキャストさんたちにもサプライズだったようで
みなさん驚いていました

これは今後の追加情報に期待ですね!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 30
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

異世界ROCK歌合戦!

オリジナルアニメーション 全12話

音楽大好きで自分でも曲を弾いたり歌ったりできるけれど、内気で恥ずかしがりやなのでなかなか高校の軽音部に入部をためらう主人公の聖川 詩杏(ひじりかわ しあん)が、突然プレイしていた音楽ゲームの世界に引きずり込まれ、ネコ属性のシアンとして3人組ガールズバンド「プラズマジカ」に加入して、色々な妨害に遭いながらも少しずつ友情を暖めつつバントとしても人間?としても成長して、華やかな舞台に活躍していくお話です。

サンリオが原作です。サンリオというと、キティちゃんみたいなキャラが出てきてゆるふわした感じのお話になるのかという事前に想像を持って視聴を開始しましたが、アニメは思った以上に結構しっかりとしたお話でしたね。

女の子は可愛く描かれていますね。男の子は結構イケメン揃いです^^
作画も崩れることなく綺麗でした。

ただ、舞台に立って演奏し歌うと2頭身3Dキャラに変わっていて凄く凝っているのは分かるのですが、3Dのキャラデザが私はあまり好きではありませんでした。(グッズやゲームなど多方面の展開があるのでしかたがないのですが)

普段のキャラで演奏してる方が良かったですね。(シアンの2頭身キャラが、どうしても鼻が口に見えてしまいますw)

主人公がいるブラズマジカがメインですが、脇を固めるキャラクター個性的で好きでした。

1つはブラズマジカと同じ事務所に所属している「シンガンクリムゾンズ」メンバー、キャラも強烈ですが色々なエピソードで笑わせてくれましたw

もう一つは、「徒然なる操り霧幻庵」メンバーのダル太夫(ダルだゆう)ですね。あの独特の話し方(花魁風)はキャラに合ってましたね{netabare}(まさか最後は名前の通りだるまになるとはw){/netabare}また、九州弁を話すキャラもいましたね。

ファンタジー色の強い作品ですが、笑いあり、涙あり、音楽ありと、視聴前はあまり期待していませんでしたが、観てみると面白かったですね。

お話も綺麗に終わっています。最終話も良かったですね。ウルウルしました。

気になった方は観てくださいね。オススメです。

OP・EDともに主人公シアンが所属している「プラズマジカ」が歌ってます。どちらも聞くと元気になれる曲です。お気に入りの曲です^^

最後に、今年「シンガンクリムゾンズ」はサンリオのキャラクター大賞で2位(1位は「ポムポムプリン」6位に「プラズマジカ」)になりました。某N○Kの番組でも取り上げられていましたね。2位になったのもびっくりですが、この大賞が30回も行っていることに驚きでしたw

投稿 : 2024/11/23
♥ : 27
ネタバレ

Querl さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

3DCGのキャラにちょっとだけ・・・違和感が(´ω`*)

お話は、恥かしがりやでちょっと引っ込み思案な女の子、聖川詩杏。

軽音部に入りたくて、部室の前までいくんだけど 1歩踏み出せずにいる。

明日こそわと心に決めて、お家でスマホの音楽ゲームをしてたら、ゲームの

中に、吸い込まれちゃったの(´ω`*)それで、何も分からないままガールズ

バンド「プラズマジカ」のシアンとしてバンドデビュー。みたいな(´ω`*)

音楽をキーワードに、お話が進んで行くのですけど、お話自体軸がしっかり

していて、悪くはないかなって感じ、途中 色々なバンドが出てきたり

同じ事務所のシンガンクリムゾンズだっけ?のメンバーが 色々笑いを

誘おうと、中二病全開ですけど、まぁまぁ。。。(゚c_,゚`。)プッ

なんだろう、、、ある程度は先の予想がついてしまうかもだけど

終盤は綺麗にまとまっていて、最後{netabare} 軽音部の扉を開けた時

メンバーのあのシルエットは、きっとプラズマジカの人達に見えて、2期を

期待しちゃいますよね {/netabare}

中でも、ワタシが気になったのが演奏しているとき、3DCGになるのですけど
その時の顔。。。んと 鼻の位置に口があるんですよ。。。もうね、

一度気になると、どうみても可笑しくって。。。(^m^ )クスッ

投稿 : 2024/11/23
♥ : 14

68.4 8 バンドで音楽なアニメランキング8位
BanG Dream!(バンドリ!)(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (466)
1690人が棚に入れました
幼い頃、星空を見上げた時に聴こえた「星の鼓動」のように、キラキラでドキドキなことをずっと探していた、香澄。高校に入学したばかりのある日、古びた質屋の蔵で出会った「星型のギター」に初めてのときめきを感じ、ずっと閉じ込めてきた気持ちが走りだす。同じように、輝ける場所を探していた4人の少女とともに。ひとりじゃ出せなかった音だって、5人ならきっと奏でられる。絶対ここで、ライブします!

声優・キャラクター
愛美、大塚紗英、西本りみ、大橋彩香、伊藤彩沙、小山茉美、儀武ゆう子、尾崎由香、三森すずこ

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

朗報:私はこのアニメを楽しめます!(そして、無事完走!)→ Poppin' on買っちゃった!

※初回視聴時レビューからはいろいろ変わっています。

これまでのこの作品の見方が間違っていました。「シチュエーションコント:ロックバンドあるある」だったのですね!

妙にカリスマ性だけはある超マイペース、そして技術は確かだがそれにひけを取らないマイペースによる変態ツインギター(笑)!

引っ込み思案なくせに食いついたら妙に前に出てくるベース。

育ちが良く、気がついたらバンドの金蔓にされているお人好しなキーボード…。

ドラムはまだ加入してませんが、担当楽器とキャラクターのバインディングは素晴らしい。実にマッチしています。

普通の意味での「ストーリー」を求めなければ、今後「ロックバンドあるある」を期待できそうです。やあ、なんか楽しみになってきた…!

ただ、ごめんなさい。曲やゲームやライブを売りたいんだと思うんですけど、私はたぶんそこには一銭も払わないと思います…。

2017.3.12追記:
ドラマー加入。「ドラマーが一番の常識人で苦労人」っていうのも「わかってる」なあと思います。だから面白いのですが、「アニメが好きな層」にそこが訴求するかというと、別にそれはしないんだろうなあ…。

2017.2.14追記:
ここにきてようやくロックっぽいエピソード。演奏と関係ないはずなのに急に楽器を持ち出してセッション始めるのは、実にロックなエピソード!
(おたえちゃん、生粋のロッカー気質やねんな…。)

2017.4.23追記:
初心者からの上達曲線やブランクからの復帰速度にリアリティはあんまりなくて、また楽器演奏の手元を描かないなど「ロックバンドなめるな」とかの声も聞かれた本作品ですが、個人的にはけっこう楽しめました。冬アニメTOP 10入りこそ見切りましたけど、実はけっこう楽しんだかも。結局、最後まで疑問を感じ続けたのはライブハウスでのサイリウム使用くらいだったかも。

このアニメは、そこそこ幸せな青春時代を送った人の方が楽しいのかも。

音楽を独りでやってるとどこかで煮詰まったりするところを「バンドやったり合同セッションしたりすると楽しいよね」という感じのメッセージを勝手に受け取っていました。皆さんはいかがでしたでしょうか…。


[以下は過去に書いたもの:記録として残しておきます]
タイトル:あの星はなんなの?→ 話中で解決しましたが…→ ようやくロックなエピソード!

拾った場面で最初は星形のピックなのかと思ったのだが、良くわからん。

ダメだ、未だに質屋の蔵にあったギターにたどり着けた合理的な理由が理解できない…。
→ 2話で解決しましたが、本作品を楽しむためには運命論者である必要があるのかも…。

ライブハウスでサイリウム振ってたり、出演バンドがガールズオンリーはさておき観客も女性しかいなかったりするのも謎。

とりあえず「BanG Dream!(バンドリ)」はブシロードが絡んだメディアミックス作品で、「ラブライブ!」みたいにスマホアプリのゲームがあったりコミカライズされていたりします。

いまのところ評価できるのは、「キャストが本当にロックバンドとしてライブで演奏する」ってところくらいでしょうか…。

ロックバンド絡みの作品で言えば、SHOW BY ROCK!!の方が好みだなあ。キャラクター造形は横に置くと、エピソードや演出にはロックバンドやそのコンサートっぽいリアリティがあるもん…。
→やっぱり、「典型的なロックバンドのライブ」にはあまり期待できそうにありません。少なくともそこに関しては、『風夏』の方が期待できるのかも…。

2019.2.3追記:
下記の前言を翻して、Poppin' Partyのアルバム『Poppin'on』を買ってしまいました。

> ただ、ごめんなさい。曲やゲームやライブを売りたいんだと思うんですけど、私はたぶんそこには一銭も払わないと思います…。

2nd season 3話の破壊力に負けてしまったせいかも?

2019.2.8追記:
『Poppin'on』Disk 1の1曲目が「Yes! BanG_Dream!」なのですが、本作放送当時に番組提供に入っていたESPのCMでのギターリフがこの曲の間奏だということにアルバムを聞いていて初めて気がつきました。

『BanG Dream TV』とか『BanG Dream STATION』とかもちゃんと観てたら、ライブ演奏を聞いててもっと早くに気づいていたかもしれないのですが…。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 67
ネタバレ

こた さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

終盤そこそこよかったけれど、まあ黒歴史なのでは……

評価は8話時点のレビューから大幅Up。それでも大こけにはまあ納得。
総合評価2.3→4.1

本気出すの遅すぎってか、終盤でようやくバンドっぽいいい作画が見られた気がする。
あからさまな営業百合アピールはマイナス要素。でもすぐ抱き着いちゃう性格なのだから仕方ない?(~_~;)
ただそれにしてもメンバー5人集まると、香澄及びおたえの天然ボケに、有咲の突っ込みも本人突っ込んでるつもりかもしれないけど、お前もボケとんのかい!っていう視聴側としての素直な感想。会話飛び交うとこいつら本当に面白いわって感じw
ボーカルが歌えない分周りのメンバーでカバーしようっていうのは良かった。
それでPoppin' Partyとしてのらしさ、良さがまたさらに出るという。

演奏中は、とにかく作画に手間かかる部分はなるべく映さないスタイル。京アニも、全てを全力の作画でやるのは不可能。ただバンドリの場合は最初から手抜き感満載。低予算でやれるようにという一点張りだった。
制作側の意図→アプリの宣伝になりゃいいんだから金かけてらんないよ~

バンドアニメなら残念極まりないけど、ギャグアニメだしいいんじゃない?
だとしたら、作画は4.5くらいいいのでは~( ̄▽ ̄)そもそもそれならバンドシーン入れる必要もないしね。

とはいえ、10話以降の頑張りは讃えたい。

最後に、
切ろうかと思ったけれど、途中からは完全にギャグアニメとして楽しんでました。
(きらきら星のシーンがカットされた件を受けて)
このアニメのカットする場面はそこじゃないと思うんだよなー(;´・ω・)
逆にこの作品のキャラ以外での数少ない個性だったのではないかな。


以前のレビュー(読まなくていいです)
{netabare}『BanG Dream!』略して『バンドリ!』
タイトル時点でなかなかのセンスは感じさせられる。
考案した人はあっぱれ。

OPはキャッチーさでいえば放課後ティータイムの楽曲と比較しても遜色ないのではないだろうか。サビに入る瞬間とかかっこいいし、視聴者の心をつかむには十分だと思う。

噛み合わない会話、間合いも独特(笑)そこは何とも言えないけど癖になる。
テニスをするシーンがほとんどないギャグアニメのてーきゅうみたく、バンドは二の次でおバカなキャラを愛でるものとして観ればそこそこ楽しめる。
しかし、このアニメはバンドを前面に押し出し、ウリにしている。

それでいてあの演奏シーン(-_-;)

これが最先端のバンドの演奏シーンだと考えるとガックリきてしまう。
ほぼCG、なんの情熱もこだわりも感じない。
作画は良くも悪くもないけど、バンドアニメだとしたら1.0点。
この作品が売れるなら、今後手描きで描くの馬鹿らしくなるかもね。

ただキャラはそこまで悪くない。
個人的にキーボードの市ヶ谷ちゃんがツボ。キャラ的にも面白い。中の人の演技も好き。上手いかは全員微妙。
リードギターの花園たえは心底つかめない性格。
現実ではギターボーカルは一定数いるけど、ギターだけ弾く女子ってかなりレアな存在。(軽音部によっては多いのかもしれないけど)基本歌いたがる目立ちたがり屋が多い……今のは偏見(__)
ギタリストってやたらと機材(エフェクターやら)の知識があったりと、没頭するタイプ、職人気質なイメージが強い(根っからの音楽キチだったり)、もしくは荒くれ者(イケイケ)かの2タイプ。
女性よりは男のほうが何か一つの物事に没頭しやすい傾向があるから、現に男の方が向いてる楽器?
一方で、ベースは謎だけど女の子にも人気があったり、逆にキーボードは男少ないし。
花園たえは職人タイプ。ちなみにあずにゃんも職人タイプ。
いってしまえば物好き。だから変人が多いと分析。(梓は至って常識人だったけど、AngelBeatSの岩沢さんとかもかなり変人だったし(;'∀'))

話は逸れたけれど(^^;
他は正直まあいるよねぇってキャラ。

戸山香澄(実質主人公)はギター初心者で、一歩ずつギターの練習を始めるが、一転。
この子も実は平沢唯の血を受け継いだ天才だということが早々判明。
わずか数カ月足らずで流暢に弾き語りしてる。コード押さえるのも一苦労だったのに。
これまでのストーリーが何だか台無…。

とはいえ、現在視聴時点(8話)でストーリーとかどうでもよくなってる。
{netabare}ドラムの子も一回聴いただけで曲に合わせて叩ける天才だった。{/netabare}

☆個人的なハマり度
(※あくまでも目安です)
1話☆☆☆
2〃☆☆☆
3〃☆☆☆
4〃☆☆☆
5〃☆☆
6〃☆☆
7〃☆
8〃☆
9〃☆☆
10〃☆☆
11〃☆☆☆
12〃☆☆★
13〃☆☆★

投稿 : 2024/11/23
♥ : 52

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

会話が非常に面白い、女子高生バンド日常系作品

女子高生の日常+バンド活動を描いた作品。
テレビでCMが流れまくっていて、放送開始前からちょっと注目していました。個人的にはCMで目を引いたポイントは2つあって、1つは「花園たえ篇」での台詞のあまりの脈絡の無さと、「おもちもちもち」という言葉のインパクトで、なんだか面白そうなキャラだな、と思ったこと。もう1つは、画面に「ストーリー原案・中村航」というクレジットがあったことです。中村航というと、かなり甘々な恋愛小説を書く作家というイメージで、アニメ畑の人という認識がなかったので、ちょっと驚くとともに、どんな作品なんだろうと興味を持ちました。
で、実際に最後まで観たわけですが、普通に楽しめる作品でした。
物語は、主人公があるきっかけからバンドに興味を持ち、仲間を集めてライブハウスのステージを目指す、みたいな感じ。良くも悪くも定番展開ですが、キャラ同士の関係性や会話がとても面白かったです。特に、常識外れで突っ走るタイプの変人主人公・戸山香澄と、その香澄の無茶ぶりに毒舌を吐きながらもついていく市ヶ谷有咲のコンビが、とても微笑ましくて良かったです。変人香澄の暴走?っぷりはなかなか強烈で、観ているこちらがドン引きしてしまうような展開もありますが(特に第3話など)、そういった場面でも有咲がちゃんと常識的な反応でドン引きしてくれて、その上で香澄の行動を受け入れるというワンクッションがあるので、こちらも観ていて楽しめたのだと思います。また、途中から花園たえが本格的に登場すると、これまたかなり強烈な変人キャラで、予測のつかない会話など非常に面白かったです。
音楽は全体的に良かったです。特にOP曲は、本編だけでなくCMなどでも繰り返し流れていたせいか、とても耳に残りました。声は、有咲役の声優さんが良かったと思います。作画は、まあ普通といったところですが、色使いが全体的に少しきつい気がして、特に夕暮れどきのシーンの画面の過剰な赤さはあまり好みではありませんでした。
この作品、本放送と並行して再放送もやっていたり、視聴可能な複数の局で別日時の放送があったりしたので、なんとなく同じ話を何度も観ていました。どうも評判的にはかなり苦戦しているようですが、会話の流れなど日常描写は繰り返し観ても面白かったですし、ストーリーのほうも、失敗したり、恥をかいたり、無茶をしたり、そういったことも青春の特権として肯定的に捉えて主人公の暴走も許容できるなら、普通に悪くない作品だったように思いました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 25

66.4 9 バンドで音楽なアニメランキング9位
NANA ナナ(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (222)
1376人が棚に入れました
東京に住む彼氏と同居するため上京する小松奈々と、ミュージシャンとして成功するため上京する大崎ナナ。2人のNANAは新幹線の中で出会った。その後、ひょんなことから奈々とナナは同居することとなる。さらに、ナナの所属するBLACK STONESとナナの恋人の本城蓮が所属するTRAPNEST、2つのバンドのメンバーたちを交え物語は進んでいく。

yusurika さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

好き嫌いが分かれると思う

個人的には原作も含めて好きだけど、君に届けみたいなドキドキな恋愛を求めてる人には合わないかもしれない。
ただ、こんなにどろどろした作品はあまりないので、見てみると意外にハマるかもしれませんよ(笑)

【物語】
•原作に忠順なのが良い
•どろどろしているので、ダメな人にはダメかも
•主に友情、恋愛、バンドの話
•恋愛といっても、ドキドキキラキラな純粋な恋愛はほとんどなく、大人のどろどろした恋愛って感じ
•またバンドといっても、高校でやるような軽音部みたいなのではなくて、本気でプロを目指してるような話

【声優】
•最初は原作と比べるとナナの声に違和感があったけど、見ているうちにぴったりだなって思える

【キャラ】
•みんなカッコいいし、みんな可愛い
•ヤスがかっこよすぎて惚れた

【音楽】
•ちゃんとバンドっぽくて、原作のイメージを壊していない
•実写版の映画の曲の方が有名だが、曲はアニメのほうが原作にあってると思う

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11

sobako777 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

未完なのがとても残念だけど、魅力的な秀作!

矢沢あいの大ヒット少女漫画をみごとアニメ化! ヒロイン2人の内の1人が大嫌いなタイプの‘ぶりキャラ’だったので、最初は観ていてストレスとなったが、続けて見ていくうちに、そのぶりキャラ自体が、実は浅はかさと計算高さとを同時に併せ持つリアルな女の子として魅力的に思えるようになっていった。ダークな面も多いストーリー展開だが、グングンと引きこまれ飽きずに見れる47話、音楽も最高だし、少女漫画ファン必見の秀作だと思う。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

めじな さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

感想

全47話。恋愛もの。

あらすじ
彼氏の元にむかう小松奈々(ハチ)は、東京行きの列車の中で、
ミュージシャンを目指して上京する大崎ナナと隣り合わせる。
同じ「ナナ」という名前を持つことから意気投合した二人は、
その後の住まい探しの中で偶然再会し、共同生活を送ることに。

まず、主人公二人の正反対の性格が面白い。
無邪気で素直な性格の奈々(ハチ)と、何事にもクールなナナ。
一見正反対に見える性格の二人ですが、時には衝突しつつも、絆を深めていきます。
この絆に相手を想う思いやりの大切さなどが描かれています。
それに明るい雰囲気で育ったハチに憧れるナナ、ハチはナナの才能や夢に憧れる。
この二人の生き方の違いも見所で楽しめました。

登場人物のキャラも個性派揃いで良いですね。観てて飽きない。
また、キャラの見た目のギャップもありました。
いつもはクールで強きなナナは心が弱かったり、
タクミも女癖が悪い遊び人風ですが、実はしっかりとしていたりと。

それにシリアスとギャグのバランスが良い。
シリアスはコメディタッチの軽いノリが魅力で、会話のテンポも良いしギャグも面白い。
メロドラマのような本来なら暗い展開などに、
キャラの顔を笑えるようなギャグ顔にしたりと工夫されています。
ハチの行動も世間知らずというか、観てて楽しませてくれました。

この作品最大の見所は
二人の「ナナ」と、彼女らを取り巻く人々の恋や友情などの絆の強さ、夢の行方でしょうか。
人間関係はとてもリアルに描かれていて、
登場人物の揺れ動く気持ちの心情描写を丁寧に表現されています。
私好みのドロドロとした展開もあって楽しめました。
全体的に山あり谷ありで先が読めなかった。

この作品はバンドも売りにしてますが、音楽を扱っている作品にしてはイマイチですね。
曲は中々良いんですが、扱いが軽かった。

OP、ED曲ともなかなか良い曲ですね。
特に最初に使われていたED曲がかなり良い。聴いているとジーンときます。

ストーリーも中々良くて、
恋愛と友情を人間ドラマ化した、面白く見ごたえがある作品でした。
2期あってほしいけど無さそうですね。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 22

66.2 10 バンドで音楽なアニメランキング10位
BECK ベック(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (216)
1122人が棚に入れました
平凡な毎日に不安を持っていた主人公の少年・田中幸雄(通称:コユキ)は謎の人物・南竜介との出会いによって音楽の世界に入り込むことになる。南竜介・田中幸雄を中心に才能溢れるメンバーが揃って結成されたバンド:BECK(ベック)・別名(アメリカデビューする際にレコード会社に勝手に命名された):M.C.S(= Mongolian Chop Squad:モンゴリアン・チョップ・スクワッド)が数々の試練に失敗・挫折を繰り返しながらも、メンバーはバンドに対する確固たる自信を原動力にわずかながらも前に進んでいく。
その中でコユキは歌唱力・作曲の才能を生かしてバンドに貢献しながらもギターの技術では足を引っ張る場面も多く、南竜介の父違いの妹で恋人の真帆に支えられながらバンドを中心に普通の高校生とは違う青春を駆け抜ける。

ゆっぴー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

当時の日本ロック界の影響を受けている作品です!実写映画化もされましたね笑

原作 漫画 (ヤングマガジン講談社刊) 全34巻 完結
原作者 ハロルド作石
制作 MADHOUSE
音楽 ヒダカトオル BEATCRUSADERS
原作既読
実写映画未視聴

作画・背景美術はあまり綺麗ではないのですが、逆にわざとそうした感じもあります。結果、作品にいい味わい出てます。
主要キャラがアメリカ育ち、またアメリカンロック風な曲多数、またアメリカ人が多数出ている影響で、アメリカ製アニメ風なテイスト作画にしたんだなあと思って観てました。
CVもセリフ担当と、歌担当で分けていたり、いろんなバンドVOがCVやっていたり、本人でてたり(甲本ヒロト)と、かなりブッ飛んでました。

あらすじとしては、目的や夢、やりがいを見いだせない中学生男子が、ふとしたきっかけでROCKに情熱を燃やす青年に出会い、人生を変えていくストーリー。特質しているのは、本格的なROCKアニメということ。
バンドがメジャーに行くのはこれほど大変なのかという現実や、練習方法、ギターの種類や、はてはメンバー募集、ライブハウス誘致など、当時のバンド活動をリアルに作品に取り込んでます。
また、ラブストーリーもあります(三角関係もある!)。
本線はアメリカツアーまでの、グレイトフルサウンド終了まで。
最終話最後にアメリカツアーについてサクっと紹介して終了です。
見せ場はグレイトフルサウンドのステージ!
陰謀や策略等もあり、割と手に汗握るストーリーだと思います。

ただ、原作既読でこのアニメを見ると、少しコユキ(主人公)の歌声には、
がっくりかもです。漫画では実際音はないわけですが、漫画作中ではオーディエンスは一瞬で心持ってかれる表現なんです(´;ω;`)
ですがアニメ版では実際、原作作中のすごい歌唱力を持つ人物をアニメのCVにできるはずもなく・・・(あくまでも個人的な意見ですよ)。
それ抜きであれば楽しめるはずです!
作中の曲はオリジナルばかりで、サントラ買いました笑
当時PS2のゲームも買いました(クソゲーでしたが、特典サントラ欲しくて)笑。
音楽担当のヒダカトオル氏は今はなきビークルのVOです。
当時のビジュアル系バンドの曲や、アメリカンロックナイズの曲、学祭の曲など、作中のいろんなシーンに併せていてすごいと思います!

アニメから10年以上たった現在は、あまりバンド音楽が活躍していないような気がします。今一度、バンドブームが来て欲しい意味も込めておすすめします!

青春、バンド音楽、ラブコメ、三角関係、陰謀策略、サクセスストーリー、業界、お仕事もの等、ご興味ある方におすすめします。

原作は完結してますが、アニメ後は長く、つらい道のりが続きます!
でも、UKロック、グランジ、HIPPOP等がお好きな方には、唸る作品です。
ギター名器、他界したROCK界の大御所も多数出演!
原作もおすすめします!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

☆バンドに賭ける熱い青春

平凡などこにでもいる地味な少年のコユキがバンドにはまり
バンド道に邁進するサクセスストーリー。

コユキが可愛くていい子です。ギターは下手でも歌が上手くて
どんどんアーチストに変化していくのが楽しいです♪


バンドが好きで純粋でバンド特有な汚ならしい感じがコユキにはないのが
いいです。バンドの世界も雰囲気が良く出ていました。

私的には古い作品ですけど充分楽しめました。(*^^*)


アニメーション制作:マッドハウス


2004年10月6日-2002年3月30日(全26話)



*2010年には実写映画化

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

音楽に青春をささげた少年のサクセスストーリー

毎日を怠惰に過ごしていた中学二年生の田中幸雄(通称コユキ)は、ある日謎のギタリスト南竜介と出会い音楽の世界に引き込まれていく。


そんな彼がBECKというバンドに加入し、BECKを通じて悩み苦しみ成長してゆく様を描く青春×音楽アニメです。


途中途中で中弛みは見られるものの、自分の中ではかなり良質な青春アニメだと思っています。


出てくるキャラクターが皆クセのある人間ばかりで、でも最後には音楽を通じて分かりあえる。


特にBECKのメンバーは全員最高です。コユキもサクも竜介も千葉くんも平くんも一人でも欠けたら絶対に成立しない。
そう思えるレベルまで一人一人が魅力的に描かれていると感じました。


サブキャラだと冴えないオッサンの斎藤さん。しょーもない所もあるけど好きなものには正直に全力で向き合う所は素直にカッコイイと思えました。
斉藤さんなしにはコユキくんの躍進はありえなかった、ある意味偉大な人です。

加えて竜介の妹の真帆ちゃん。彼女は飄々とした性格に見えて繊細で優しい子です。
誰にでも分け隔てなく接する一方でコユキにだけ別の表情を見せるところがいじらしいと感じます。OPからもその一端が見られます。



物語は中学編と高校編で分けられると思いますが、どちらも要所要所盛り上がりがあってどっちが良いか決めきれません。


まだ音楽に不慣れな中学生の頃だけでなく、BECKに加入してからもすぐ軌道に乗るはずもなく苦心します。
フィクションらしい都合の良さとリアルらしい世知辛さが絶妙に混ざり合ってる所がこの作品の特徴です。


サクセスストーリーだけども、とんとん拍子で話が進むわけではない。そこは人によって良し悪し分かれるかもしれません。


全体的に気だるいような雰囲気が、思春期って感じでたまらないと思いました。日陰者なら共感するかも(笑)



主題歌および劇中歌も素晴らしい曲ばかりでした。


OP「HIT IN THE USA」は何度聴いても飽きないくらいの音感と、曲の盛り上がりに合わせた映像がどちらも中毒性があります。


前期のED「My World Down」はロックな曲調で、色んなバンドの人物をパロディ風?に表現した映像が個性的です。
洋楽は詳しくないので元ネタの人物は分かりません・・・。


後期のED「MOON ON THE WATER」は本編だととてもドラマティックな曲という印象だったのに、EDだとしっとりとした落ち着いた曲に仕上がっていて驚きました。
同じ曲でも歌い方で随分変わるものだなと思います。


劇中歌は権利上の関係で原作に登場した原曲が使えなくなり、アニメ化に当たってオリジナルの曲を作曲したそうです。

自分はBECKの「MOON ON THE WATER」「FACE」「Follow Me」が好きです。
使用頻度も高いし、思わず聴き入ってしまいます。


全体で見るとOPの「HIT IN THE USA」と後期ED/劇中歌の「MOON ON THE WATER」がお気に入りです。

BGMも聴き心地の良いものばかりで、サントラ全体で高い完成度になっています。



洋楽のバンドや曲が数多く登場するので、知らなくとも楽しめますが知ってる方がより共感できると思います。

音楽の入門アニメとしては敷居が高めですが、興味をもつきっかけにはなるはずです。

ライブハウスだとか野外フェス、総じてインディーズバンドの魅力が非常に伝わるアニメです。

ひとえに青春アニメとしても、コユキを中心に恋愛あり友情あり刺激があって楽しめます。



ただ
・前半の掴みが弱い
・EDへの繋ぎが微妙
・演奏シーン含め作画があまり良くない
・本職の声優以外のキャストが多い


ここらの欠点が大幅にこの作品の評価を下げていると思います。

大体5話辺りまであまり盛り上がらないし、そこで終わりかよ!って終わり方は最後の方まであります。

作画は小林治監督が絵コンテまで関わった回や梅津泰臣さんが作監を担当した回は例外的で、ほとんど安定していません。

演奏シーンはCGを使用していますが、この年代まだ良く出来ているとは言えません。


声優に関して。竜介くん担当の上野さんは慣れれば下手とは感じません。ゲストキャラやサブキャラにミュージシャンの方が担当するキャラが多く、やはり違和感があります。


ここらの欠点を許容できる方のみ、オススメしたいと思います。



以下はネタバレです。気に入ったシーンや回の話です。

{netabare}
最初に引き込まれたのは5話の「BECK」、コユキと真帆が並んで歌うシーンでとても感動しました。その後二人で学校のプールにお忍びで入り、夜空を見ながら歌うシーンでまたじ~んときました。


その次は8話の「校内放送」、コユキが放送室を乗っ取って自分の好きな洋楽を流す暴挙に出る回です。
こういう無茶苦茶やらかすのって青春だなーと思っちゃいました。
流した洋楽を切っ掛けにサクと知り合っちゃう出逢いも好きです。


それから12話の「シークレットライブ」、コユキの歌声が観客に響いていく展開がたまらないです。演奏中月が映るシーンがあったりしてドラマチックです。


15話の「Back to the school」も兵藤との別れのシーンが印象的です。
中学時代一悶着した関係にけじめを付けて、別れ際に励ましの言葉を送り去っていく。不器用な彼なりの気持ちが表れていて良いです。


そしてこのアニメの集大成と言える23話「FESTIVAL」24話「サードステージ」25話「Slip out」の三篇。
正に奇跡の大逆転劇で、どう考えてもあり得ない展開なんだけども胸が熱くなりました。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

71.6 11 バンドで音楽なアニメランキング11位
BanG Dream!(バンドリ!) 2nd Season(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (222)
830人が棚に入れました
高校2年生になった香澄たちPoppin'Partyは、生徒会や家の手伝い、塾やバイトで大忙し。5人で一緒に居られる時間が少なくなり、拠点である蔵にもなかなか集まれない。そんな彼女たちのもとへ、1人の少女が現れて――。新たな出会い。変わらぬキズナ。Afterglow、Pastel*Palettes、Roselia、ハロー、ハッピーワールド!も登場し、個性豊かなバンドメンバー達がキラキラドキドキなステージを魅せる!「また、みんなでライブしたい」音楽が今、走りだす!

声優・キャラクター
愛美、大塚紗英、西本りみ、大橋彩香、伊藤彩沙、佐倉綾音、前島亜美、相羽あいな、伊藤美来

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

他作品から出遅れた1期目の反省からか、2期目は1/3スタート! 2019年9月公開予定の『BanG Dream! FILM LIVE』は、超楽しみなんですけど!?

== [放送前にレビュー記載、第1話視聴後レビュー、第2話視聴以降の追記あり] ==
この作品にはセールス的にまったく貢献していませんが、実は1期目もそこそこ好きだったので内容に関しては密かに期待しています。

== [第1回視聴後レビュー(2019.1.4)] ==
前作については「一応観てた方が良いけど観てなくても致命的ではない」くらいの感じでしょうか。作画はCGになって、ゲームとの齟齬が減ったかも?

作中世界では「大ガールズバンド時代到来!」らしいです。現実にちょっとブームがあったのは2000年頃(ZONE、Whiteberryなど)ですかね?(← 「大」ではなかったですが(笑)。)

という話は置いといて、ライブシーンは多めでしたね。それと今後のストーリーでメインになりそうなキャラクターたちの現況がわかる初回でした。Glitter Greenは活動してないっぽいです。

ロッカーの頭のオカシさを体現する二大巨頭、戸山香澄(とやま かすみ)と花園たえとそれにいい感じで振り回されてる市ヶ谷有咲(いちがや ありさ)が健在のようなので視聴継続は決定です。

特に花園たえ、学生バンドに居るよな、ああいう誰もいないうちからいつの間にか好き勝手にギター弾き始めているかと思えばみんなで何かやろうっていうときに「バイトだ」とか言って来ない奴(笑)!
== [第1回視聴時レビュー、ここまで] ==

2019.1.11追記:
第2話を視聴しました。主宰ライブの面倒くささとかチケットノルマの話が、リアルっぽくて良かったです。チューニングの音やリハとかの場面も気分が上がります。

アマチュアバンドならではの運営っぽい話が今後も出てくるなら、期待大!

OP/EDともにRoseliaの楽曲でしたが、これはもしかして週毎に変わるんでしょうか?

それと、六花ちゃんが「影の主人公」って感じで良いですね。今後も目立ちそうです。

2018.1.18追記:
第3話を視聴終了。

練習場所である倉で、雑談中もツインギターがギターを持ったままとか、会話の最中にいきなり香澄がギターを鳴らしたりとか、おたえのギターリフから唐突に演奏に入ったりとか、ロッカーの生態としてムダにリアルで2nd Seasonはサイコーです。

そして、六花がんばれ(笑)!

余談: ノベライズ版のあとがきによると、香澄が星(STAR)を見つける話だというtweatをした方がいらっしゃるそうです。

S: 沙綾
T: たえ
A: 有咲
R: りみ

2019.1.25追記:
第4話を視聴終了。せっかくAパートはそこそこ良い感じで進んでいたのに、ライブパートがアカンかった…。

(勝手に私が思い込んでいるだけかもしれないけど)この2nd Seasonはもうちょっと地に足が着いた感じで進んで欲しいです。いくらこころんでハロハピであっても「お金さえかければ出来る!」と信じるに足るパフォーマンスを見せて欲しいです。

「足からジェット噴射して飛行」はやりすぎなんです。そういうのはやるにしても『ガルパ☆ピコ』でやってください…。

2019.2.8追記:
第5話はPastel*Palette回。アイドルが事務所の都合でバンドを組まされ、最初はロクに演奏できずに当て振りとか、アイドルバンドあるある過ぎる…。

デビュー時のトラウマを乗り越え、自力で演奏するパスパレの皆さんでした。

第6話はAfterglow回。Afterglowの、とてもアマチュアバンドらしい結成秘話が披露されました。

しかし個人的には一番グッときたのは蔵でのポピパの、パンを選ぶときの「せ~の!」からの流れ。おたえのギターからの「パンを買うなら~ やまぶきベーカリー♪」は最高でした。こういう「遊び」のシーンが入るだけでリアルっぽさがグッと増すのです!

2019.3.1追記:
第7話、第8話の溜め回からの激動の第9話を視聴終了。起承転結でいえば「転」、それも大暗転…(笑)。とはいえアバン、Aパートは穏やかなもの。文化祭回でした。そして内容にふさわしくEDはいつものポピパ「Jumpin'」ではなくRoseliaの曲だったのでした。

そんな激動回ですが、演奏はありませんでしたがメンバーが女子大生となった先輩バンドGlitter*Green(中の人はミルキィホームズ)の面々がほっこりと登場。ステージ衣装でなく学校の制服で演奏するRoseliaとかいうレアなシーンもあったのでした。

その他、単純にシーンとしての見どころとして六花のギター・ソロが冴えわたって、めっちゃカッコよかったです!(そのあとでポンコツになってましたが…。)

2019.3.22追記:
第12話まで視聴終了。ポピパ主催ライブの準備で大忙し。参加する各バンドのセットリストに個性があふれ出ています。ハロハピのそれは、いったい…。今後「他バンドからのスカウト」っていうのはネタ化するのでしょうか?

ポピパの新曲「Returns」はとても良い曲ですね。ポピパさん、カッコいいです!(六花並感)

最終回の第13話はポピパ主催ライブで、大ライブ映像回でしょうか。楽しみですね!

2019.4.1追記:
3/18深夜の放送当日に最終回まで観終わっていたのですが、レビュー更新がすっかり遅れてしまいました。

あの最終回のライブ状況で、PA卓についてオペしてた六花ちゃんはヤバ過ぎる…。この人はギター演奏といい、超高校生級(笑)!

新曲「Dreamers, Go!」も名曲でした。CDでは「Returns」のカップリング曲なんですね。そして主題歌をサブタイトルにしたあたりはEDで見事に回収。

Raise A Suilenがリアルでのライブメンバーになるのは3rd season(2020年1月放送予定)までおあずけみたいです。

そして9月予定の劇場版『BanG Dream! FILM LIVE』って何ですか、超楽しみなんですけど!?

投稿 : 2024/11/23
♥ : 38
ネタバレ

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

もっと評価されるべき傑作

いやはや、マジでホントに最高でした。
悪夢の出来だったアニメ1期で負の印象が付けてしまったバンドリですが、コンテンツのポテンシャル自体には大きな可能性を感じ、その後「ガールズバンドパーティ」の配信と同時にこの2年間バンドリコンテンツの虜になってしまった私。
あとは2期の出来さえ良ければ言うことなかったわけですが、期待をはるかに超えた最高のアニメでした。
ブシロードさん、サンジゲンさん、最高の作品をありがとうございました!

のはずなのに、あんまり評価が上がらないのはなんでだー!w
ガルパプレイ組とそうでない人の差がありすぎるぞ!?
このサイトにおいては総合得点が1期より下とか正気とは思えない。
たしかにガルパのキャラやストーリーを知ってること前提な部分もあったけど、それにしたってこの出来栄えで叩くのは本当にちゃんと見てるのか疑わしいものだが。
未だ残る1期の呪い「バンドリ=叩くべきもの」というイメージが根付いた負のスパイラル…
それでもちゃんと感想書いてくれる人はゲーム未プレイ組でも評価してくれてる人増えてきたし、ちょっぴり安心です。
みんな~、もっとバンドリを見てくれ!少し時間があったらガルパもやってくれ!

以下、評価項目についてそれぞれ長々と個別に書いていきます。

キャラクターに関してはファンなので★5です。
視聴前にやや疑問だったのは2期からはポピパの5人だけでなく、ガルパの登場キャラ25人が全員出てくるということで、果たしてこれだけのキャラ数を30分アニメにまとめるのが可能かということ。
そんな多少の不安も1話冒頭に大好きなパステルパレットが登場した時点で吹っ飛んでしまいましたが。
基本的にはポピパメインのシナリオでしたが要所要所で他バンドのキャラが活躍するのでファン的には感謝感激。動く彩ちゃん最高でした。
また、セカンドシーズンで初出となるRASの面々ですがここまでアニメで推されるのは予想外でした。
特に六花に関しては2期の裏主人公と言っても過言ではなく、結局最終回になってもRAS加入に至りませんでしたが、おそらく続編の3期は彼女メインの話が展開されていくことになるんでしょうかね。
ガルパの方でも今後RASが登場するはずなのでそっちも楽しみです。

作画というか3DCGに関しても★5です。
まさにアニメーションの歴史を塗り替える出来栄えで、お金さえかければCG作品でも作画以上の感動を味わえることが証明されました。
放送前に色々言われてたけど自分はCGに対する不安はありませんでした。
制作するサンジゲンさんは過去作をみても安定したCG技術を誇っていたし、何よりガルパに昨年実装されたMV機能におけるライブアニメーションを見ていたので。
ソシャゲのCGでこのレベルなら、テレビアニメーションにしたらどんだけだよっていうワクワク感しかありませんでしたよ、ほんとに。
美少女アニメにCGは合わないという従来のオタの妄言を根本から覆し、むしろCGアニメ全盛を感じさせる最高のアニメーションでした。
これ見ると本当に1期のクソ作画が恨めしくさえ感じてきます…

声優に関しては言わずもがな★5です。
ポピパ、ロゼリアの声優さんはライブで実際に楽器を演奏。バンドリ専属声優だろうがそれだけで賞賛に値します。
彼女たちにとっては「歌って踊れる声優」って言葉すら過去のものとしてしまいそう。
特に沙綾役の大橋さんは声優業も多忙のはずなのに本格的にドラムを叩いていて、その才能に驚くばかりです。
リアルバンド展開はしていない3バンドもそれぞれキャラにピッタリな声優陣を揃えており文句無し。
あやねるの歌唱力はバンドリが育てた。

音楽に関しては当然★5。
「バンドリはカバーだけでオリジナルは弱い」未プレイ組がよく言ってることですが、実際はそんなことはなく全曲最高レベル。
実績のあるElements Gardenさんが楽曲を担当してるんだから当然と言えば当然ですが。
既存の名曲たちがハイクオリティなCGアニメーションで映像化されてまさにファン感無量のアニメとなりました。
終盤においてアニメ初出の曲も出てきましたが、それぞれ良曲だったのではないでしょうか。
オープニングのキズナミュージックは名曲が多いポピパの中でも一~二を争う曲になったかもしれません。

物語に関してはやっぱり★5で!!
各話詳細は放送中に書いたのをネタバレ枠で。
1話感想
{netabare} 冒頭でいきなりパスパレきたああああああああ!!!!
彩ァァァァァァァ!!!
セカンドシーズン第一話は5バンド全てにライブパートを差し込むという、強烈なボリュームだった。
CGも文句なしに素晴らしく、既存ファンとしては感涙できる内容だった。

少し残念だった部分は明らかにファン向けな初回で、ゲーム未プレイ組の人を置いてけぼりにしたところか。
たた、ゲーム以降のストーリーを描くとなると、いまさらポピパ以外のバンドを一からやってくってのも無理があるし、どうしてもこの形しかないのかなと感じてしまう。
たぶん、監督も色々迷った末の一話だったのではないかと思う。
既存ファンを盛り上げた点では100点、新たなファンを増やすという点では60点といった具合かな。{/netabare}

2話感想
{netabare} 2期も結局ポピパメインのストーリーに格上存在のロゼリアを絡ませていく感じ?
と、なると他3バンドの出番はゲスト扱いになりそう?
ブラックシャウトの演奏シーンは、三次元ライブ展開中の声優さんの動きとシンクロさせるという再現度。
こんなんファン感涙不可避でしょう。
今後も人気曲のライブシーンを片っ端からやってくれそうで楽しみでならない。
既存ファン目線で視聴するならば2話時点で神アニメである。 {/netabare}

4話感想
{netabare} ハロハピきた~~~!
やべっぇ!神回じゃねーか!
この狂気にみちたキャラ力よ!
けど、これじゃポピパが完全にモブに。
やっぱ混ぜるな危険じゃないけど、ハロハピはハロハピで別アニメとして見たかったけどねー。 {/netabare}

5話感想
{netabare} か、神回すぎて息が・・・・
まさにパスパレファン大歓喜という内容でした。
ゲーム内で取り上げられなかった"ゆらゆら"に関するドラマをアニメでピックアップしてくれて最高。
彩&千聖メインの話だったけど意外にイヴちゃんが目立ってて良かったです。
「拙者これにてドロン!ニンニン!ニンニン!」←可愛すぎやろ。

千聖がメンバーに隠れて個人練習をしていた描写も素晴らしい。
あんだけ多忙でどこで練習してんだよってずっと思ってたからね。
プロ意識が高いから、メンバーにも中途半端な状態の自分も見られたくないし、努力してる姿も見られたくないんすわ、この子は。
それを日菜と麻耶は察してるのがまたイイ~!
察せない彩ちゃんが自分のせいだと思って落ち込むのも彩ちゃんらしい。
すごくいつものパスパレらしいシナリオだったと思います。

ただ、ゲーム未プレイ組にとっては千聖らの性格が分からないでしょうし、意味不明だったかもしれないですね。
むしろ突然出てきたアイドルが本筋と関係ない話を勝手に進めてポカーン状態だったかも。
ところんファン向け特化アニメっすね、バンドリ2期は。
まぁ、25人キャラ全員を取り扱う以上、ファン向けアニメになるのは予想できたことだけどね。
個人的にはパスパレはパスパレで単体で30分アニメ化してほしかったと思います。
もうずっとパスパレを見ていたいけれど、2期におけるメイン回はこれで終わりでしょうなー。
もちろん他のバンドも好きだけど、なんとももどかしい気持ちです。 {/netabare}

6話感想
{netabare} アフロ回にしてはアフロが目立ってない?
ハロハピ、パスパレは完全に個別回が用意されていたのにあんまりだー!w
ただ、これ以上ポピパをないがしろにするのもどうかと思うので、このシナリオも有りちゃ有り。
むしろ4~5話は完全にファン向けだったのでそっちが異端だったかも。{/netabare}

7話感想
{netabare} RASのストーリーが本格的に始動!
なるほど、おたえを絡ませる展開できたかぁ。
レイヤ役のRaychellさんの演技力がとても声優初挑戦とは思えない素晴らしさ。
一方マスキングさんは・・・・
いやいや、役者でもない国内トップクラスのドラマーさんに声優やらしてんだから当然じゃない! {/netabare}

8話感想
{netabare} おたえの開口一番「別のバンドに行きたい」にはギクッとしてしまった。
ポピパを辞めたいって意味じゃないにしても、もっと言い方あるだろう。さすがコミュ障。
「どういう…こと」一瞬にして曇る沙綾の表情がまたグッとくる。
自分が一度別のバンドから脱退した過去があって思うところがあったんだろう。
予告見る限り、来週はRASを優先してしまってポピパの学祭ライブに間に合わない的な話になるのだろうが、沙綾がガチギレしそうでドキドキしちゃうなー。

彩ちゃん率いるバイト応援バンドも最高だった。
本筋と関係ないようで「ひとりじゃないんだから」という曲タイトルはポピパの現状にもかかってたんだよね。
送り出したメンバーを見守る各バンドの面々が面白い。
つぐモカを取られて一人膨れっ面の蘭ちゃんに草w
あと、彩ちゃんと花音ちゃんをネットリと保護者的な表情で見つめる千聖さんw
そして、薫さんたちに気づいてニッコリする花音ちゃんは可愛すぎた。
その他、ガルパの4コマネタを差し込んできたり、おたえがRASのサポートメンバーになるというのも、現実の3次バンドとリンクさせてるし、ファンならピンとくるネタを随所に散りばめる制作スタッフのバンドリ愛が本当に素晴らしい作品だと思います。 {/netabare}

9話感想
{netabare}おたえアウトー!
なんだかんだで間に合うと思いきや・・・
予想以上の鬱展開。
ポピパに厳しすぎるアニメ。
友希那さんの失望感極まる視線も辛い~。 {/netabare}

10話感想
{netabare} RIOTキター!
カッコよすぎるだろう。
このライブをやるために、おたえ脱退ネタを引きづってる印象。
六花のRAS加入はよ。
先週、唯一出番がゼロだった麻耶ちゃんがめっちゃ喋ってて草。{/netabare}

11話感想
{netabare} おたえ脱退騒動、引っ張りすぎに思えてきた。
この話にここまで重きを置くならよほどのドラマチックなシナリオが求められるはずだけど、ぶっちゃけどうせ脱退しないことは既定路線なんでそこまでハラハラドキドキもせず…
う~ん、ここまで完璧なシナリオに思えたセカンドシーズンも少しダレてきたか。
てか、彩ちゃんたちの霊圧が完全に消えちまったんだが…
どうせポピパのストーリーにほとんどを費やすなら、本筋から脱線した4~5話のハロハピ回パスパレ回はいらなかったかもしれない。
ガルパファン的には嬉しかったけど、新規さんはあそこで切っちゃった人も多いみたいなんで。
んー、9話あたりまでは本当に文句の付けようのない(ファンにとっては)アニメな気がしていたんだが、なかなか完璧なアニメに仕上がるのって難しいなぁ。 {/netabare}

12話感想
{netabare} 今週はメチャ出来の良い回で息を吹き返したかな。
ポピパのストーリーを軸にしつつ、ガルパのキャラも程良く出してくれて配分も満足。
テンポもよく無駄なシーンがまったくないので非常に濃密な30分を視聴することができた。
そして、リターンズ…めっちゃ良い歌…
また一つ名曲が生まれてしまったか。
何気にポピパは名曲が多い。
なのに、アニメ2期の劇中では「STAR BEAT!」など初期の曲しかやってないんだよね。
ポピパの曲では中堅どころの「Happy Happy Party!」がやたら推されてるし。
時系列的には「二重の虹」もあるはずなんだが、一向に出てくる気配なし。
一応、バンド技術はまだまだ未熟って設定があるから、名曲は出し惜しみしなければならない事情があるのかもしれない。
いずれにしても今回のリターンズという曲は、ポピパを代表する良曲の一つになったように思う。{/netabare}

13話感想
{netabare} バンドリ最高。ポピパ最高。
ハロハピ最高、パスパレ最高、アフロ最高。
ロゼリア最高・・・・はぁ~、やりきったわ。 {/netabare}

終わりに総括するとシリーズファン的には最高のアニメでした。
今までついてきて良かったなぁと。
あんまりこういうこと言いたくないけど、すべての美少女アニメを過去の物にしてしまったかと、あくまで贔屓目に見てる個人的な意見なんですみません。
3期は来年に延期されてしまいましたがバンドリコンテンツを長く楽しめるという風に前向きに受け止めます。
また、劇場版を挟むとのことで、フィルムライブとあるがストーリーがあるのか、ミュージックビデオを永遠にやるのか、今のところは不透明。いずれにしろ絶対見に行きますが。

バンドリコンテンツの今後の発展を願いつつ長々と書いてしまったレビューを終えたいと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

ゴッドファーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

全話視聴しての感想

アニメの本来の評価(クオリティ他色々)は大した問題で無い作品なので純粋に面白いアニメ探しなどをしてる方には参考にならない評価をします。
個人的には、ほぼ完璧な仕事をしたと感じたバンドリ二期でした!
コンテンツ作りはお仕事で会社がお金設けをするためのサービス業です。
バンドリコンテンツスタート>世の中に多く広める為に現在最も効率的な手段の一つとしてのバンドリ一期制作>そこからの本命ゲームサービススタート>大成功の熱冷めぬうちに間髪入れずに投入してきた二期でした。内容は主軸のゲームファンに対するファンサービスの色を濃く出している(これが上手い所)
ヲタカルチャーの現状は一昔前とは違いアニメが8千本売れて二期決定で成功という具合では無くなり、グッズ販売・ゲーム展開(得にスマホゲーでガチャ回してもらえるか)などが成功の大きなカギであり軸になっています。成功を掴んだコンテンツとしては音楽を題材にしているなら2,5次元からの幅広いファンの獲得と冷めにくい状況作り、アニメ・漫画などのストーリー性のある作品を定期的に発信して付いたファンに忘れられにくい状況を作ること。
それを熟知した会社が狙い通りかつ完璧な仕事を見せつけてきた作品だと感じました。バンドリ二期を一アニメファンとして一期で知って続きで二期を見たけど、ゲームをやってないとかって人からすると色々言いたくなるような作品だと思います。キャラが~とか作画が~とかストーリーが~とか・アニメのサイトでの感想なので当然かとは思いますが、アニメ・ゲーム両方を通じてファンになってる人からすれば大した問題にならない範囲でしょう。作品のクオリティという面では格段にアップしてるのは間違いなく(得に音楽題材の作品においてCCを使ったライブシーンは必須に近い。作画でやると非常に難易度が上がる為)文句が出ている箇所は大体本来の目的と問題解決から考えればそうするのが必然な箇所ばかりでした。
出だし大成功を収めて、アニメ化もそこそこ評判良くても一つ間違えるとあっという間に転落するということは他作品が示してくれています。
ストアなどの売上を見ても分かる通りバンドリコンテンツの盛り上がりは大成功でしょう。
そういう意味からこのバンドリ二期は完璧な仕事だったと感じた作品でした。
最後に個人的な純粋にアニメとしての二期の感想
ボチボチでしたw ゲームでキャラの性格とか、それぞれのバンドの事情とか方向性を全部わかってるので☆4,5ですが(笑)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

64.5 12 バンドで音楽なアニメランキング12位
SHOW BY ROCK!!# (第2期)(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (123)
614人が棚に入れました
シアンが去った後、平和な日々が続いていたMIDICITY。だが、音楽を殲滅しすべてを支配しようとする「闇の女王」の出現により、かつてない最大の危機が迫っていた。————— 一方、現実世界に戻ったシアンこと聖川詩杏は、学校の音楽活動でグダグダと悩んでいた。ふとした瞬間、MIDICITY での楽しかった日々を思い出す詩杏。そんな彼女の元に、得体の知れない何者かが迫る。シアン達の運命やいかに!?—————

声優・キャラクター
稲川英里、上坂すみれ、沼倉愛美、佐倉綾音、谷山紀章、内山昂輝、柿原徹也、細谷佳正、早見沙織、松井恵理子、潘めぐみ、宮野真守、村瀬歩、逢坂良太、日高里菜、茅野愛衣、五十嵐裕美、村川梨衣、うえだゆうじ、小林裕介、八代拓、筆村栄心、沢城千春、野口瑠璃子、田中あいみ、木戸衣吹、黒田崇矢、吉野裕行、沢城みゆき、高野麻里佳、小池万瑠美、高坂知也、古木のぞみ、佐々木義人

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

シアン…Come back to Midicity again.

この作品の原作ゲームは未プレイですが、アニメ1期とショート1期が先行しているので正直原作がゲームである事をすっかり忘れていました。
内容的には1期の続きではないので、2期から見ても問題無いと思いますが、1期から進化を続けるキャラデザを比較したり、特定のキャラへの思いれを大切にされる方には1期からの視聴をお勧めします。

1期ではゲームの世界であるMIDICITYに引きずりこまれ、そこで「プラズマジカ」の一員としてデビューしたシアンはバンドのメンバーと共に様々な困難を乗り越えながら成長していく様が描かれていました。

でも、まさかシアンが再びMIDICITYに召喚されるとは嬉しい誤算ですが、前期と違って今回は序盤からきわめて状況が芳しくないんです。
何でも闇の女王が襲来したとかで、MIDICITYは危機的状況に直面していました。

シアンが呼び出されるという事は、ロックな音楽パワーをMIDICITYが必要としているから…
そしてこの展開は序盤からアツアツでした…

これまでプラスマジカは、チュチュ、レトリー、モアの3人グループでした。
だから3人での音楽活動は彼女たちにとって本来あるべきバンドの姿…
でも一時的とはいえ、シアンの加入でプラスマジカは4人組になった…
住んでいる世界が違うから、もう会えない事くらいみんな分かっています…
それでもふと我に返ったり、物事に行き詰ったりした時に、4人で様々な困難を乗り越えたあの頃をどうしても思い出してしまう…
そして会いたいと思ってしまう…
決して叶わない夢だと知っていても心の中で思う事だけは自由だから…

でもそう考えるのって決して一人じゃないんです。
だってみんなで一緒に乗り越えたんですから…
そしてみんなの思いがシンクロしたその先には…
こういう展開…大好物です。

MIDICITYの危機…とはいえ、この作品の肝である適度な緩さは2期でも健全です。
むしろ2期目になって精神的に一回り大きくなったキャラが増えたのではないでしょうか。
今期はプラスマジカを取り巻く周囲にもしっかりスポットライトが向けられていたと思います。

クリティクリスタのロージア…1期では自分の弱さにつけ込まれ大変な騒動への発展しましたが、人一倍反省していて改心していました。
そんな彼女は今期で更なる成長を遂げることとなるのですが、これは見てのお楽しみです。

そのほかシンガンクリムゾンズのアイオーンの過去や、モアは超VIPなお姫様だったりと様々な事が明るみとなる訳ですが、尺の関係上、その分ばっさり切られたバンドもありました。
一番残念だったのは、1期でイチオシだったダル太夫率いる「徒然なる操り霧幻庵」が殆ど登場しなかった事です。
確かに大いなる目的のために動いていたので仕方なかったのかもしれません。
けれど演奏している姿を見たかったのが本音です。

一方、個人的に大好きだったのは6話後半から7話…
プラスマジカの新曲にまつわるお話です。
痛い位に感じるみんなの優しさ…
もう時期的にはレッドゾーンなのに、耳にする台詞は「いたわり」ばかり…
そして極め付けはこの一言…
「キングさん…私、分かったよ…。私の音楽の神様はね…いつも、いつも傍にいたんだよ…」
私もシアンと一緒に号泣です…

様々な成長を経て生まれた音楽の力は、どこまで闇の女王と渡り合えるのか…?
そしてMIDICITYを巡る戦いの顛末は…?
気になる方は是非本編でご確認頂ければ…と思います。

オープニングテーマは「ハートをRock!!」
エンディングテーマは「My Song is YOU !!」
どちらもプラズマジカが歌っています。
この楽曲ってワルキューレにもひけを取らないクオリティだと思いました。
特にオープニング…歌詞の合間に合いの手が入るのですが、その合いの手もハモっているように聞こえるんですよね…
合いの手って歌ではないのでハモるのは至難の業だと思うのですが…
どちらもカラオケで挑戦済です。

1クール12話の物語でした。
ショートのレビューでも記載しましたが、作画のクオリティは確実に向上しています。
オープニングで曲に合わせてシアンがニコニコ笑顔でツイストっぽく踊っているシーンで、シアンに色々と持っていかれてしまいました。
シアンが三度MIDICITYへ…というのも展開次第では有りだと思います。
もし続編が制作されるなら絶対視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 14

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

1期目よりもロック。そしてもしかしたら作中演奏も多い…?

『SHOW BY ROCK!!』(1期目)に引き続きの2期目。新キャラ以外は紹介する気はなさそうなので1期目を観てから本作を観ましょう。

MIDI CITYやミューモンたちの設定は前作と変わらずなので、そのあたりについては1期目のレビューをどうぞ。プラズマジカ、シンガンクリムゾンズ、クリティクリスタ、徒然なる操り霧幻庵、トライクロニカの面々は1期目から継続して1話目から登場してました。

新バンドのバッドヴァージンロジック(BVL)はなかなか良かったです。本シリーズは1期目でミューモンの3DCGによる各バンドの曲演奏場面も気に入っているので、本シリーズも楽しみにしていました。ただ、全話の演奏シーンを振り返ってみると、ミューモン形態での演奏シーンはあまり多くはなかったですね。

とりあえず、第1話で主人公のはずのシアンがなかなか出てこなくてびっくりしました。

「世界の危機」に関しては1期目以上にシリアスなはずなんですが、様々な問題とその解決について1期目よりもより「ロックバンドあるある」な感じがして楽しいです。

ミューモンの3DCGは減ったように思うんですが、1期目がともするとただのバトルアニメになりかけていた感があるので、より「ロックバンド」という設定が活かされている2期目の本作のほうが個人的には観ていて面白いです。

ただ作品の出来を論ずる上での「物語の評価」となると、たぶん1期目より低い評価になるかなあ…。

結局「世界の危機」はバンドに訪れるトラブルのひとつとして味付け程度になっていた気がしますが、たぶん本シリーズはそういう作品なんでしょう。

プラズマジカによるOP/ED両曲は好きです。またどちらも背景アニメーションはかわいさにあふれています。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 23
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ファンサービスにあふれた2期でしたが・・・

サンリオの音ゲー原作のアニメSHOWBYROCKの続編です

1期の時以上にゲーム組へのファンサービス要素が強まったように思います
1期から引き続いて出てきたしにもの、ウワペタ、雫だけでなく
忍迅・ドーリィ、バイガン・スタバン・ガウガと
全てのオリジナルアーティストと一部のタイアップアーティストが登場です
この辺りをどのくらい楽しめるかで作品評価が大きく分かれてきそうです
はっきり言って1期のファンかゲームのファンじゃないと厳しい内容だと思います

シナリオ全体も面白くないとは言いませんが
評価できたのは惑星ぴゅるとかギャグ方面の切れ味だけで
全体のシナリオは1期よりも低調だったように思います
特にゲーム内であれだけ人気のあるBVLを
アニメでうまく料理できなかったのが残念
位置づけ的には1期のクリクリのポジションなので
1期ではかなり嫌なキャラとして描かれていたロージアが
2期では本当にいい子なのも合わせると
代わりに憎まれ役を押し付けられたような感じかな
終盤にはわだかまりが解けるわけですが
我々が見たかったアイレーンちゃん様のお姿は
結局ほとんど見れずじまいだったので
前評判的にはかなり評価されていたポイントだっただけに残念です

あとあれだけいろいろなキャラ出すなら
ラペッジオートも出してあげていいんじゃないかと
ヤキソバPのボカロ曲をゲームで使うために結成された
タイアップと言いつつも実質オリジナルバンドなので
リ&ミックスにもちょっとでいいから出番が欲しかった・・・

OPの作画とかEDのCGとかほんと良かったので
作画評価は文句なしの5.0でいいと思います
しかし音楽に関しては決して悪くはないものの
1期の流星ドリームライン・迷宮DESTINY
に比べるとワンランク見劣りする感じです
最終話のCLOSE TO YOU(聖川詩杏Ver)は良かったですが
結局のところアプリ既存曲なので
アプリ組以外から見たらどうだったのかちょっと気になるところ

2期を全体的に振り返ってみつつ
本日のしょ~と円盤のリリイベで
しょ~とを全話繋げて見返した感じでは
しょ~との密度が圧倒的で無駄がなく
今後マンネリ化しながら3期をやるよりは
しょ~との続編を2期・3期と作っていってほしい
という感じの感想でした

あと今期最大の不満点

しょ~とのリリイベが20:30~22:00で
最終回がその直後に始まるってどんなスケジュールだよ!
円盤買ってリリイベ来る一番熱心な層が
最終回リアルタイム視聴できないって
その後の円盤売り上げにも響きそうなんですが
大丈夫なんでしょうかね?

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

1話先行上映会参加後レビュー

1期のころはアニメもアプリも大ブレイクして
アプリの上位入賞もイベントのチケットとるのも一苦労でした
それが最近はアプリもだいぶ人が減って
イベントもほとんど全当の様子
これからのSB69シリーズの全てが
このアニメ2期にかかっているといって良いでしょう

{netabare} 開幕画面狭しと並び聳える宇宙艦隊と司令官(CVみゆきち)で
一瞬チャンネル間違えたかな?と思わせるような演出
まぁ劇場上映会でどうやってチャンネル間違えるんだ!?って話ですが
去年別の作品で実際に上映会で流すVを間違えて
返金騒ぎに発展したのを経験したことがありますw
そして待望のBADVIRGINROGICがTVアニメ初登場
しかも新曲を初披露!
アイレーンちゃん尊い!!
さらに1期では名前しか出てこなかった忍迅雷音が
未来からやってきた忍者というアプリの設定を生かし
過去のMIDIシティに戻って世界を救いに行くという
原作組歓喜のシナリオ構成
クリクリはBRRへの転属が発表され
シンガンの無駄に長い自己紹介曲に
アニサマでも歌われた1期を象徴する劇中曲流星ドリームライン!
無駄にテンションの高い玉子も健在
1話段階では徒然・トラクロの出番が少ないのが気になりまりましたが
ちらっと顔見せしつつ、2話以降の伏線を張っている状態のようなので
こちらは今後に期待というところでしょうか?
そしてEDのミューモン体ライブは1期の時以上に
動きに切れがあって細かい表情動作まで読み取れ
恐ろしいほどクオリティが上がっているので
2期のライブシーンは注目ですね・・・{/netabare}

キャストトークによるとしょ~と以降
うえだゆうじによる有栖川ファミリーのテンションが異常で
アドリブがガンガン飛び出して共演者が固まることもしばしばだとか
しょ~とは実質主演うえだゆうじだったので
2期もあのテンションが続くんですねw

1話にはよくあることですが今回はOP無しでした
しかし、キャストトークが終わり退場する際に
プロデューサーのまっつんからひと言
「あ、今流れてる曲がOPです」
・・・どんな初出しだよ!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12

73.0 13 バンドで音楽なアニメランキング13位
BanG Dream! 3rd Season(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (144)
563人が棚に入れました
ポピパ主催ライブから4ヶ月。楽しい夏休みを経て、季節は秋。蔵練、バイト、生徒会――いつもの日々を過ごす香澄たちPoppin'Partyは、ライブハウスGalaxyで、あるポスターを見つける。一方、運命のバンドメンバーを探す六花の元に、一通の招待状が届いて……再びはじまるキラキラドキドキなステージ!みんなと一緒なら、どんな夢だって撃ち抜ける!

声優・キャラクター
愛美、大塚紗英、西本りみ、大橋彩香、伊藤彩沙

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

いよいよ放送開始、ここまでの集大成となるか? → RASに結構尺を使いましたね。

アニメ版 BanG Dream!(バンドリ!)としては3期目の作品となります。まだ作品自体が終わっていませんので、評価は暫定です。

本作の登場人物や作品設定の把握にはアニメ1期目、2期目の視聴をしていれば一応は大丈夫だと思います。さらにショートアニメ『ガルパ☆ピコ』も観ておくと良いかもしれません。これらのアニメ作品各話(1期目: 第1~12話、2期目: 第1~13話、ガルパ☆ピコ: 第1話~ 順次)は現在 YouTube 上の「バンドリちゃんねる☆」で無料配信中です。

また本作自体も「バンドリちゃんねる☆」他、各種配信で視聴可能です。

作品内容としては「主人公の戸山香澄が結成したガールズ・バンドである Poppin'Party およびその周囲の人物によるロックバンドストーリー」といった趣きですが、バンドリ!自体はゲームやコミックスなども含むメディアミックスプロジェクトであり、各メディアでのストーリーや設定が相互に取り入れられたり、他のメディアで発展させられたりしているものです。

テレビでの放送開始は2020年1月23日(木)が第1話となっていますが、作品関連のCD 3枚に付属している Blu-ray ディスクに含まれる特典映像という形で、1/22(水)の時点で第5話までの視聴が可能です。

まずこの3期目で第1話を観ていただければわかることは、1期目や2期目の第1話に比べるとかなりシナリオ的に密度の濃い話になっているということです。2期目の第13話Cパート(ED後)にチュチュ様の「ぶっつぶしてやる」発言を受けての怒涛の展開ですね。

他にも見所として、1期目では出てきたけど2期目では見かけなかったあの人とか、ガルパ☆ピコでは目立ちまくってたけど2期目ではほとんど出番がなかったあの人とかが今後のストーリーに関わってきそうです。

ということで、以降のストーリーも楽しみですね!

なお、本作では「演奏レベルの表現のために実際に演奏自体を変える」という『響け!ユーフォニアム』みたいな面倒くさいことをやっています。これはプラス評価ポイントです。

2020.4.15追記:
4/7に届いていたサントラ盤に付属のBDで4/8時点では全話観終わっていたのですが、レビューの更新は遅れていました。

なお、テレビ放送の方はまだあと2回(#12、#13)残っています。

とりあえずこの 3rd season は、作中のバンドの声優たちが実際にバンド活動をやっている、いわゆる「リアルバンド」の3組(Poppin'party、Roselia、RAISE A SUILEN)がフォーカスされて、残りのバンドに関しては 2nd season や FILM LIVE よりも圧倒的に影が薄かったといえます。

演奏シーンを始めとする3DCGアニメーションは 2nd season よりも進化したといえます。あと、六花が働いている銭湯の旭湯を始めとした入浴シーンはなぜか多めだった気がします。
(だからどうというわけでもないですが。)

個人的にはとても楽しめました。4期目の構想もあるようなので楽しみではあるのですが、昨今の事情もあって観られるのはかなり先になるのかもしれませんね。

とりあえず登場キャラクターに新バンドが追加になると噂の『ガルパ☆ピコ 大盛り』が予定通り7月から放送されて欲しいです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 32

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「撃ち抜こう、最高の音楽(ユメ)!」

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ1,2期と「BanG Dream! ガルパ☆ピコ」は視聴済です。
思い返せば第2期からアニメーション制作が「サンジゲン」さんとなり、3DCGの演出が主体となったことで演奏シーンがよりリアルになって飛躍的に見応えが高まりました。
そういえば、第2期と同時に第3期までの制作が発表されたんでしたっけ…

第2期の物語が頭の中をよぎります。
中盤まではとてもモヤモヤした展開が続きましたが、そのモヤモヤは第11話の「ホシノナミダ」で物語を爆発させるための起爆剤でした。
モヤモヤの元凶は「RAISE A SUILEN」の傍若無人な立ち振る舞い…
この部分も個人的には見どころの一つでしたけれど。


ポピパ主催ライブから4ヶ月。楽しい夏休みを経て、季節は秋。
蔵練、バイト、生徒会――いつもの日々を過ごす香澄たちPoppin'Partyは、
ライブハウスGalaxyで、あるポスターを見つける。

一方、運命のバンドメンバーを探す六花の元に、一通の招待状が届いて……

再びはじまるキラキラドキドキなステージ!

みんなと一緒なら、どんな夢だって撃ち抜ける!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

本作品の見どころは何と言っても「BanG Dream! Girls Band Challenge!」というタイトルを冠したガールズバンド大会で決まりでしょう。

ライブやMVなどの活動を続けながらバンドの人気投票で競い合い、人気の高かったバンドにはとっておきのご褒美が用意されている…
このご褒美が半端無いんですよ…
誰もが本気にならざるを得ない…そんな痺れるご褒美をお目当てに頂点を目指す戦いが繰り広げられるんです。
もう、見ているこっちまで痺れっ放しでしたよ…

完走して振り返ってみると、第2期は第3期に向けた大きな布石であることが感じられる内容だったと思います。
そして…第3期でも「RAISE A SUILEN」はやってくれましたよ。
あ、悪い意味でなんですけどね^^;

しかし…RASのチュチュは本当に1番になりたいんですね。
何をも厭わず頂点を目指す…その心意気には感心しますが、仲間にも一方的に強要するのは流石に如何かと…
お互い支え合う仲間だからこそ、その安心感に胡坐をかいてちゃいけないのに…

と、一時は第2期同様RASにイラッとさせられた部分もありましたが、新たな発見もありました。
RASの楽曲がメチャクチャ格好良いってことです。
個人的に大好きなのはロックのギターとチュチュのDJ…
最終話での演奏は電気が走った様に全身が痺れましたよ。
でも、悪い意味で逸れた部分も加点にしてしっかり修正してきた点は個人的に大好物でした。
一気にRASのことが好きになった瞬間でもありました。

でも、第3期の楽曲で一番大好きだったのは、Poppin'Partyの歌うオープニングテーマの「イニシャル」です。
この楽曲にはヤバいくらい心が震えました。
しかも、オープニングアニメも最高に格好良いんです。
楽曲とアニメの相乗効果…半端ありませんでした。
てっきり作中でも使われるものと期待していたんですけどね…

サプライズな人物の登場…
あの名台詞を再び聴くことが出来るとは思わなかったのでテンション上がりまくりでした。
でのあの名台詞は是非作り手の皆さまに受け取って欲しいと個人的には思っています。
第2期と第3期でこんなにも物語、各バンドの絆、楽曲のレベルアップが実感できるとは思っていなかったので…
凄い作品に昇華したと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「イニシャル」
エンディングテーマは、「夢を撃ち抜く瞬間に!」
どちらもPoppin'Partyが歌っています。

1クール全13話の物語でした。
凄く見応えがありました。
最終回のライブシーン…目頭が熱くなるほど格好良かった…
冬アニメのBEST10でどこまで食い込んでくるかが楽しみです。
お気に入りの棚行きも悩まなきゃ…^^
しっかり堪能させて頂きました。

追伸
新作劇場版の制作が発表されましたね。
2021年に劇場版「BanG Dream! Episode of Roselia」
2022年に劇場版「BanG Dream! ぽっぴん'どりーむ!」
どんな内容になるか楽しみです!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 17

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

大ガールズバンド時代を描いていました。

観終わりました。
ガールズバンドアニメ、バンドリの3期目です。
2期になったらクオリティが上がって、毎回楽しみになっていました。
3期になってもクオリティは変わらず毎回楽しみに観ていました。
2期と同様色んなガールズバンドが出てきます。
今回の主軸となるのは、ガールズバンドチャレンジなる大会の存在であり、今回はポピパ、レイズアスイレン、ロゼリアがその頂点を目指してそれぞれライブを頑張っていく方向になっています。もちろんそれ以外のアフターグロウだったりパスパレ、ハロハピだったりも出てきますが。

ゲームではモルフォニカ?っていう新しいバンドが出てきてるみたいなので、それもアニメで観たいと思っています。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 19

71.0 14 バンドで音楽なアニメランキング14位
SHOW BY ROCK!!ましゅまいれっしゅ!! (TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (84)
318人が棚に入れました
奇跡、出会えたかも!?北国の小さな村で生まれ育った、白っぽいきつね族の女の子『ほわん』。オーディションをきっかけに憧れの都会、Under North Zawa(アンダーノースザワ)へ旅立つ事に。縞々猫族のマシマヒメコ、デビルミント鬼龍族のデルミン、狼娘族のルフユ達と出会い、バンドを組む事になる。のか?きらきらがいっぱいのRockな音楽物語が、いま始まろうとしている。よーし、やるぞ♪

声優・キャラクター
遠野ひかる、夏吉ゆうこ、和多田美咲、山根綺、伊東健人、小松昌平、小野友樹、白井悠介、Lynn、芹澤優、鈴木みのり

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

シリーズ前作を観ていなくても問題なさそうな異世界のロックバンド・ストーリー

『SHOW BY ROCK!!』(1期目)、『SHOW BY ROCK!!#』(2期目)と同じく、我々の世界とは異なる異世界にある音楽都市「MIDICITY(ミディシティ)」における、ロック音楽やバンドをめぐるストーリー。

『SHOW BY ROCK!!』はサンリオが版権を持っているメディアミックスプロジェクトで、上記アニメの他にもスマートフォン・ゲームアプリとしても展開していますね。ゲームやったことないですけど。

本作中では前作に登場のバンド『クリティ・クリスタ』が既に活躍中であったり、時系列的にもつながりのあるお話のようではあるのですが、ここまでのストーリーで見る限り特に前作を観ていなくても話がわからなくなるようなことはなさそうですね。

既にバンドとして練習を始めている三人に主人公(今作ではほぁん、前作だとシアン)が出会うという形式は踏襲しています。OP/ED主題歌から考えてもほぁんが合流して4人でのバンド活動を行うことになりそうなのは明らかですが、とりあえず前半はメンバー同士が絆を深めてほぁんが合流するまでの紆余曲折を楽しむお話になりそうです。

余談: 本作シリーズにはショートアニメ『SHOW BY ROCK!!しょ~と!!』もあります。これは『SHOW BY ROCK!!』に出てきたバンドのメンバーが出演する、『徹子の部屋』のパロディーみたいな作品ですね。

2020.3.6追記:
1期目の「プラズマジカ」のポジションに「ましゅまいれっしゅ」が、「シンガンクリムゾンズ」のポジションに「DOKONJOFINGER」が、「徒然なる操り夢幻庵」のポジションに「REIJINGSIGNAL」が、という感じで基本構造が良く似ていますね。徒然はちょっと違うけど楽器編成も似てます。

1期目と違って今作はダークモンスターと戦ったりしない分、ストーリー的には王道かつ無難な感じになっています。

第8話でのREIJINGSIGNALのステージで、楽器持って出てきたのは最初だけで曲の途中からはただ歌って踊っていたのにましゅましゅ相手にドヤっていたのは、ちょっと納得がいかないです(笑)。

2020.3.30追記:
第12話(最終話)まで視聴終了。ある意味、今クールで一番「百合百合しい」作品(カップリング固定)だったかもしれないです。

作画面では安定していましたし、ストーリー的にも突飛なところはなくてそこそこ楽しめたと思います。

上で挙げたクリティ・クリスタ以外にも前作登場メンバーが現れたりで何かあるかな、と思いましたが最終話放送後に、シリーズ次回作『SHOW BY ROCK!!STARS!!』制作決定のアナウンスがありました。

次回作のキービジュアルを観る限りだと、本作で登場したバンドの他に前作の主役バンドPlasmagica(プラズマジカ)やプラマジとの絡みもあったSHINGANCRIMSONZ(シンガンクリムゾンズ)、徒然なる操り夢幻庵(つれづれなるあやつりむげんあん)、BUDVIRGINLOGIC(バッドヴァージンロジック)、Trychronika(トライクロニカ)、Criticrista(クリティクリスタ)といったバンドも出てくるようで楽しみですね。

ただ、次回作については「どのバンドが主役」とかはないのかもしれないです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 27

UNI さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

止まらないとめどない こんなに好きなアニメ なんと呼ぼう

正直舐めてました……。だってプラズマジカじゃないっていうから……。
少しおっ?と思いつつもノーガードで第6話を観てしまったんです……。

あ^~心がほわんほわんするんじゃ~→尊死してしまいました。

生きとるわ~い……。ほわヒメは偉大。
あ~もうこれを観れただけで最高のアニメでしたわほんと。
ありがとうございますありがとうございます。
いや、私の推しはデルミンちゃんなんですけどね!
ルフユちゃんとの掛け合いが場を和ませてくれてほんと良い。
惜しむらくはメンズがシンガンクリムゾンズを超えられなかった点ですね。非常に惜しい方々でした……。
僕から言えることはこれだけ。ゆるい百合が好きな方にお勧めの一作です♪

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

ああああ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

リステといいSB69といい曲がすごく良い

最初は別にキャラが可愛ければいいや程度だったが、見ていくうちに毎週楽しみになるようになっていた。メンバー同士の衝突.....なんていうシリアスな描写などでもお互いが支えあって団結していく姿が、キャラの魅力により一層拍車をかけていて感情移入もしやすかった。
リステも似たような構成だったと記憶している(あくまで勝手に自分の中でだが)。SB69の方がみんな可愛く個性的で「やたらよく出るはずれキャラ」みたいな立ち位置なのはあまり居なくて良かった。
1期2期は未視聴なので過去作は知らないが(2020年中に全部みました)、音楽にとても力が入っていて、挿入歌とか結構聞き入る。やばいね。CD買おう。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

69.8 15 バンドで音楽なアニメランキング15位
アニメーション映画『音楽』(アニメ映画)

2020年1月16日
★★★★☆ 3.6 (48)
164人が棚に入れました
アニメーション映画『音楽』の原作は、「シティライツ」(講談社)、「夏の手」(幻冬舎)などで人気を集める漫画家、大橋裕之による「音楽と漫画」(太田出版)。楽器を触ったこともない不良学生たちが、思いつきでバンドを組むことから始まるロック奇譚です。

 制作期間は約7年超、作画枚数は実に40,000枚超、を全て手描き、クライマックスの野外フェスシーン をダイナミックに再現するため、実際にステージを組みミュージシャンや観客を動員してのライブを敢行。分業制、CG制作が主流のアニメーション制作において、何もかもが前代未聞の長編アニメーションプロジェクトです。アニメーション化にあたって、監督の岩井澤健治は、実写の動きをトレースする“ロトスコープ”という手法を採用。これにより、登場人物の動きがよりリアルに生々しくなります。

 豪華声優陣には、楽器未経験ながら思いつきでバンド「古武術」を組む不良高校生・研二役に坂本慎太郎、研二の同級生、亜矢役に駒井蓮、「古武術」のメンバー、太田と朝倉役に前野朋哉と芹澤興人、「古武術」をフェスに誘う「古美術」のメンバー、森田役に平岩紙、そして研二を敵視する丸竹工業の不良・大場役に竹中直人がキャスティングされました。このほか、山本圭祐、れっぴーず、姫乃たま、天久聖一も参加しています。

 2019年は『海獣の子供』、『きみと、波にのれたら』、『天気の子』が公開され、12月には『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が公開。さらに、NHK連続テレビ小説「なつぞら」放送で、今年はアニメーションイヤーともいうべき1年となっています。そんな盛り上がりの中、無謀とも思える挑戦の全貌がついに明らかとなります!

声優・キャラクター
坂本慎太郎、駒井蓮、前野朋哉、芹澤興人、平岩紙、竹中直人

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

マカロニ拳法?古武術と古美術

 ふとしたきっかけから急に、バンドをやり始めた研二をはじめとするヤンキーたちのお話だったです。
 楽器を持ったことのないヤンキーたち、研二、太田、朝倉の奇妙でかつ、どこか目の離せない行動です。同じクラスの亜矢、他校のヤンキー大場、同じ高校のバンドを通して見つけた森田、突っ込みともいうのか?の絡みが絶妙です。

 作画としてちびまる子ちゃんを少し崩したみたいな、無表情キャラの印象だったです。特徴は目つきです。特に研二、太田、朝倉がマイペースみたいで、研二なんか本当に何を考えているのかわからない感じです。

 楽器を持ったこともなく3人で初めてバンドをしたとき、ただ音を出していたみたいながらも、意思の疎通が取れているかのような光景が面白かったです。
 急に研二が止まった行動を所々とるのだけれど、退屈になってしまうというよりは、何をしているのだろう?どうなるのだろう?と私は、思ってしまう感覚になってしまうです。

 なんとなく付けたバンド名も、何処か奇怪な感じがしたです。似たバンド名ということで、知り合うことになった森田も気弱なようで、どこか個性的な歌と演奏するところも斬新だったです。この森田の存在が、後で大きくなるです。

 終盤におけるフェスで、思わぬ展開の連続の話の面白さと、バンドの熱唱が、印象的に話を盛り上げたです。
 最後の熱唱において、研二が本領を発揮するというのかが、非常に興味深く見所になると思うです。私にはこの音楽が個性的過ぎて、歌なのか?雄たけびなのか?よくわからなかったです。
 ギター、ベース、太鼓に加わる新たな楽器が、なかなか良かったです。リアルバンドで、昔いた「たま」とかいうバンドを思い出したです。

 CGもない、かといって昭和のような作画でもない、今時にない手書きの背景画、キャラクター画、音楽を奏でるときの演出が、ある意味凄さを感じた作品だと思うです。研二たちを変だなぁと思っても、何処か引き込まれてしまうみたいな、予測不能な行動、考え方、展開に面白さがあったです。
 ただ音を出していたような3人が、いつあそこまで上達していったのだろうか?は、見た後も謎に思うです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

7年超に及ぶ執念の自主制作により炸裂したロックな“初期衝動”

楽器経験皆無な不良高校生男子たちが、
せーの、で衝動的に始めたゆる~いバンド活動が、
やがて街にチョットした衝撃を与える顛末を描いた
原作コミック「音楽と漫画」(未読)の映画化作品。


【物語 4.0点】
胸につかえた青春の諸々を音楽で吐き出す。
筋書きはバンド物の王道。

だが、本作の場合は抱えた、あの娘への想いも
声に出す決断もできない青春未満。
演奏もまるで幼児が楽器を思うまま鳴らして戯れるくらいの音楽未満。
一見、世間的には全く取るに足らない代物。

グダグダ感を楽しむギャグ日常系か?
と高をくくっていると最後にノックアウトされる。

それはあたかも独立系の体制で、
不可能と言われた映画制作の夢を実現した
本作の姿勢ともリンクしているかのようだ。

ハートさえ燃えていればロックは、アニメは、映画は爆裂する。

音楽を始めたばかりの時に生じる“初期衝動”を通じて、
創作の原点を思い知らされます。


【作画 4.0点】
監督の岩井澤 健治氏は、元々、映画制作実現が目標。
アニメでという選択肢も、実写よりは金や設備や時間がなくても、
コツコツ作り続けることができるから。
無からアニメーションを構築する作画技術など確保できないので、
実写で撮影した映像、画像をトレースするロトスコープにより制作。

こう書くと消去法の消極姿勢にも見えるが、
せーの、で始めてから、個人制作中心で、
延べ7年で、4万枚超の作画を積み重ねた執念は驚異。

ロトスコープも日常シーンだけでやれば
素人が作画するための苦肉の策だが、
本作みたいにライブシーン構築のため、
実際に疑似野外フェスセットを作って撮影→トレースして再現。
までやると、これはもはや、アニメーション制作の原点でもあるという
ロトスコープによる、見落とされていたアニメの可能性の発見と提示。


人物作画も特に主人公の不良少年は無表情が続く。
({netabare}一時的にバンドやる気なくした研二が寝そべった時の
無表情{/netabare}が可笑しくて忘れられませんw)
だが、その“タメ”が最後の感情爆発で効いてくる。

作画カロリー節減と、演出を両立した賢い制作に、
何かもう色々敵わないわ~ってなりますw


【キャラ 4.0点】
不良少年たち他、独特な目のデザインは原作準拠。
自作が編集者等にスルーされないためだったというインパクト重視。
結果、妙に目が離せないキャラ造形が躍動。


主人公・研二がまた妙なことを始めたと絡んで来る、
マドンナポジションの古のスケバン風パーマ女子・亜矢との関係が
シナリオの一つの軸でもあり、音楽テーマの一つでもある。

キーキャラクターの森田。
膨大な音楽鑑賞と技術の蓄積に裏打ちされた
古のロン毛フォークシンガーが、
適当に繰り出された主人公のサウンドに音楽の原点を感じ、
その衝撃が最後に彼をも覚醒に導く。
音楽面での影の主役と言ってもよい森田の変化が、創作の原点を一層際立たせる。


【声優 3.5点】
主人公・研二役はロック歌手・坂本 慎太郎さん。
ヒロイン亜矢役は駒井 蓮さんと、
キャストは俳優タレント陣で、気だるげで自然な演技を追求。
ただ、ヒロインの演技などは
声優の演技を聞き慣れていると、ややたどたどしいか。

研二の取り巻きの太田役に前野 朋哉さん。
朝倉役に芹澤 興人さん。
主人公グループのライバル不良役に竹中 直人さん。
と実力ある俳優が集結する辺り、
邦画界隈にもまだ、独立系に力を貸して何とかしたい
という反骨心はある模様。


【音楽 4.5点】
世界の映画祭に衝撃を与えたライブシーンを彩った“音楽”
もう考えるより感じて下さいとしか言い様がありませんが、
ただ一点だけ……{netabare}縦笛{/netabare}はサイキョーですw

ED主題歌はドレスコーズ「ピーター・アイヴァース」
他の楽曲ではまだ多彩なアレンジで、
分厚く音やボーカルやコーラスを重ねたりする同バンドですが、
この楽曲はより剥き出しのシンプルな構成と懐古なエコーで、
本作が露わにした原点に応える。


【感想】
今日も街中では百万人に売り込むために製造された、
青春の上辺だけすくった戦略商品の雑音が聞こえて来る。

時代を読み、流行を読み、空気を読み、楽譜を読んで、
定型化されたバンド形式に則って、
金にも物語にもならない俺の気持ちなど無視して、
そんな物の何がロックか?


2020年12月16日。BD/DVD発売&レンタル開始。


衝撃の“初期衝動”喰らうがいい~♪

投稿 : 2024/11/23
♥ : 22
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

狂気を感じる

自ら進んで観に行きたくないタイプのアニメでしたが、何故か評価が高いのと、公開期間が長いのが気になって遂に観に行ってしまいました。

大胆な間の取り方と時折見せる狂気的な映像、不意を衝く展開は「笑え」という圧を強く感じさせます。
最初は独特な絵柄で、絵が上手い訳でも無いし、面白いのか?と思いながら見始めましたが、ノってくるとなかなか面白いです。

作中一の美声の森田はかなりハマりました。

ロトスコ、作画枚数4万枚※、制作期間7年という触れ込みですが、作品の雰囲気が孕む狂気に比べたら正直大したことでは無いように感じてしまいました。

※{netabare}参考にトトロが4.8万枚と言われており、ポケモン神回など作画が良いと言われている30分アニメは本編尺21分で8千枚~1万枚辺りです★{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12
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