バトルで怪獣なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのバトルで怪獣な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月22日の時点で一番のバトルで怪獣なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

58.6 1 バトルで怪獣なアニメランキング1位
ノブナガン(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (358)
1888人が棚に入れました
2013年。 修学旅行で台湾に訪れていた女子高生「小椋しお」は、突如出現した怪獣「進化侵略体」に襲撃を受ける。軍隊も歯が立たない中、そこに現れた謎の男たち。彼 らは超国家機関「DOGOO」のエージェントで、偉人の魂を受け継ぎその力で戦う「E遺伝子(ジーン)ホルダー」だった。そして友人の危機に、しおの「偉 人の魂」も覚醒するのだった...

声優・キャラクター
武藤志織、鈴木達央、島﨑信長、浅川悠、石田彰、上坂すみれ、斎藤千和、保村真、津田健次郎、田村睦心、村瀬歩、井上遥乃、さとうあい、遊佐浩二、渡辺明乃、飛田展男

gagaga123 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

バトルアニメの娯楽傑作!

ノブナガンはアニメの教科書です。

低予算でもすばらしい原作とアニメ制作スタッフの創意工夫・頑張りによって傑作になった作品だと思います。

具体的に
1~3話の日常~戦闘~友情・決意~特訓の流れは、主人公のひととなり・世界観・キャラの立ち位置を提示し、各パートも楽しめて、導入としてお手本になる出来です。

4~10話では、進化侵略体との戦いを軸としつつ、主人公の成長、友情、仲間との協力・関係、(敵・味方)組織についても描き物語をより強化し、クライマックスに向けてのお膳立ては整っています。

10~13話でのストーンフォレスト作戦は、アニメ史上に残る戦闘だと思います。主人公を中心に各キャラの能力をフルに生かし連携・協力し、一般兵器にも活躍の場を与え、想像の上を行く作戦をチームで実行し、意外性もありハラハラドキドキで興奮は最高潮です。

こんなにも気持ちのいい洗練された作戦・戦闘は記憶にないです。
すべてのアニメの戦闘は、この作戦を基準・お手本にして作っていくべきです。

そう思う理由は原作の力でもあるのですが、

・凝った設定、ひねりが効いて飽きさせない戦闘、キャラの行動原理や活躍の理由がしっかり描かれている点
・各キャラのできることと、できないことがはっきりしており、役割分担があり組織で戦っている点
・敵である進化侵略体もシンプルそうで意外に賢く戦略を持っており、短時間でありえない進化をし、得体の知れない恐ろしさを十二分に発揮し魅力がある点

です。

それと積み重ねられた細かい真実と大胆な嘘もこの作品のよさです。

勝利に説得力が乏しいことが多い現在のバトルアニメに一石を投じる作品です。
勝利には納得感のある理由が必要です!

また、新人声優の武藤志織さんを主人公・小椋しお役に抜擢したのもよかったです。
新人声優とそれを支える実力派声優の配置とアニメでのDOGOOの新人・小椋しおと仲間達の構図及び武藤志織の成長と小椋しおの成長が見事にリンクし、他ではなかなか味わえない感慨に浸れます。

そしてなにより全13話できれいに締めた点も高評価です。

私の結論としてノブナガンは血沸き肉踊る快作で、アニメ史に残すべき名作だと思います。
さらに言えば、小学校4年生~6年生の男の子すべてに見せるべき作品です。昔、そうだった人にも見てほしいです。

PS 惜しむらくは低予算ということです。演出で補いながら作画も頑張っていたと思いますが、もう少しリッチな絵作りになっていれば、より魅力的な作品になっていたと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

隠れた良作。低予算でも工夫次第で面白くなるお手本アニメ

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
レビュタイ通りですが、これはなかなかの掘り出し物。バトルものですが、しっかりとした工夫が見られます。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
能力系のバトルものは、各キャラに「出来ることと出来ないこと」があって、そういうの能力系同士をどう組み合わせるかというところに見処があると思うんだけど、そこがしっかりやられているんですよね。

小椋しお のキャラも良かったし、通常兵器がちゃんと活躍してくれるのが良かった。B級感が心地よい作品でした♪
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

織田信長銃

タイトルにひねりがなくてすみません^^;

原作未読 全13話
コミックアーススター掲載の作品です。

この星を侵略してくる宇宙生物「進化侵略体」の侵攻を阻止するため、平凡な日本の女子高校生で主人公の小椋 しお(おぐら しお)は、偉人の魂を受け継ぐ一人でその魂を武器に具現化して、他の偉人の魂を受け継いだものたちと共に戦うお話です。

偉人というのが織田信長で武器が巨大な銃ということから多分、信長銃(ノブナガン)なのでしょうね。

キャラがこのお話に似合わず可愛い感じです。ちょっとギャップに戸惑いました。

敵は特撮映画の怪獣みたいな感じです。(それを狙っていたみたいですね)

「進化侵略体」との戦いのエピソードが2話単位で展開していきます。

色々なエピソードがありましたが、終盤の戦いは結構見応えがありましたね。

主人公の声が新人の方みたいで、あまり声優さんって感じではなかったです。

バトルが好きな方は観てもいいかもしれませんね。

OP サビの部分の曲と作画が好きでした。
ED 主人公役の方と出てくる女性キャラの方が歌ってます。

最後に、信長というのは戦国の革命児だけあってよく題材に使われますね〜実は私も信長好きですw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 26

67.3 2 バトルで怪獣なアニメランキング2位
劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕(アニメ映画)

1999年7月17日
★★★★☆ 3.6 (194)
1293人が棚に入れました
サトシ達一行は女船長のみっちゃんの船に乗せてもらい、オレンジ諸島を巡っていた。しかし嵐に見舞われ、オレンジ諸島の海の果て「アーシア島」にたどり着く。島は年に1度の祭りの日であり、サトシ達は島民から歓迎を受ける。時を同じくして、世界中の珍しい物を集めているコレクターのジラルダンが自らの飛行宮を使い、炎の神であるファイヤーを捕らえる。それを察知した雷の神サンダーと氷の神フリーザーが現れるが、ジラルダンの真の目的は海の神「ルギア」を捕獲し、自分のコレクションに加えることであった。

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

謎のポケモンX

今さらポケモンのしかも2作目!?と思う方もいるでしょうけど、最近ポケモンの映画にはまりました♪
タイトルに書いてある謎のポケモンXとは表紙のルギアの文字の後ろにある×印から思い出しました。 まだルギア爆誕が上映される以前、ルギアの名称は伏せてあったために後ろが×印=謎のポケモンXとされていたのです。

もともとテレビというものを見なかった私が、生まれて始めてみたアニメは、戦隊モノやヒーローモノ(アンパンマン)、ディズニー系ではなくポケモンでした。
この映画も小さい頃の私の思い出の一部です♪


さてさて、この映画は公開日が1999年であるにも拘らず、物凄いハイクオリティな作画です。 特にジラルダンが乗っていた飛行宮です。よくあの当時であそこまで壮大な作画であるなぁと。 あの飛行宮は当時の子供たちの心をつかんだでありましょう。まぁあの円柱形飛行物体が飛んでいるのは異常ですけど・・・。

この作品は、前作のように小難しいことはほとんどなく、迫力のあるアクションシーンが多い、どちらかといえば子供受けする映画であったでしょう。
この頃のポケモンの映画には、社会的命題が含まれていたそうです。ちなみに本作ではどういった社会的命題が提示されていたのかと言うと、「他者の共生」「大人たちの行き過ぎた個人主義の功罪」だそうです。
そう言われて思い返してみると確かにそれらのことが言えます。ただ単に、カッコい良さや、ちょっとした乙女心を表したモノではなかったのです。

ルギアが目覚めた原因はジラルダンによってサンダー・ファイアー・フリーザーが捕縛され、争わせ、世界のバランスが崩れたことがきっかけ。ジラルダンの目的はあの3匹ではなく、ルギアを捕獲することであり、世界の崩壊なんてどーでもよかったのでしょう。流石は生粋のコレクターです。
あの3匹が暴走することによって世界のバランスが崩れるとは、随分と壮大な設定です。ポケモンの世界ではサンダー・ファイアー・フリーザーをそれぞれ雷の神・火の神・氷の神と称するくらいですから、本当にポケモンなのですね。 ちなみにルギアは海の神。海の神が一番強いそうです。ギリシア神話のポセイドン様様です♪
ポケモンの動向で世界に影響を与えるとは、伝説のポケモンは天災と考えても間違いじゃないかもしれません。今回ではジラルダンがあのポケモンたちに余計なことをしたために天災発生。これは現代で人間が自然を破壊・化学物質の自然界への放出による天災と同じことが言えます。 『触らぬ神に祟りなし』ということです。

この映画において、サトシは大きく成長します。そして無謀度も大幅上昇しますw カスミはデレます。ツンデレ度が増してます。 ケンジはいつも通り。 ロケット団は今回良い人たちです。どこだかで聞いた、『いつもはいじめっこ(悪役)でも、映画で良い事をするといっそう良く見える、ジャイアンの法則』がここでも言えます。

あと、ヤドキングの声は浜田雅功さんがピッタリでした。
この間、5作目である『水の都の護神 ラティアスとラティオス』を見ていて、最後の方において、とある雑誌の写真にジラルダンが載っているのを見て少しビックリ。 まさか再び出てくるとは・・・。 ただのポッと出の敵役ではなかったのです。


まさかこの年になってポケモンを再び見だすとは・・・。まぁ全年齢対象だそうですから。

ポケモンのレビューであるのに、随分と長々とした文章になってしまいました。ここまで見てくださってありがとうございます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「世界を救いに行くぜ!」「ピッピカチュー!」

ポケモンの映画の感動傑作といえばやはり「ミュウツーの逆襲」
いやはやしかし、その辺は皆さんご承知のところと思いますので、いまさらオイラが何か書くこともないでしょうね


では娯楽としての観点からポケモン映画を見ると・・・この「ルギア爆誕」こそがポケモンエンターティメントの頂点ではないかと?


とにかくお話のスケールがデカイ、圧巻のバトルシーンもたっぷりで申し分ない出来栄え


さてさて、肝心のお話ですがまずポケモンの世界観において世界に一匹ずつしかいないという伝説のポケモンである、ファイヤー、サンダー、フリーザーという三匹の怪鳥が登場します(劇中では神様扱い)
しかしこの世界に一匹ずつしかいるはずのない三種のポケモンが、今回の物語の舞台となるアーシア島においては全く別の固体が存在している、という設定で原作をハデにぶち壊してくれます
これはかえって潔い
ソレをいいことに伝説の三匹が一同に会してしまう、という子供たちの憧れ的シチュエーションをやってのけ、子供心をくすぐります


そして当時全く未発表だった新種のポケモンであるルギアの登場
さらにこのルギアが伝説の三匹をねじ伏せてしまう、というポケモンバトルファンにはたまらないカタルシスが展開されちまうのです


やがてルギアと伝説の三匹の争いが世界全体の生態系を歪めてしまいセカンドインパクト的事態に発展
主人公サトシと相棒ピカチューは世界の危機を救うべく奮闘する、、、







前作ミュウツーが子供向けにしては少し難しい内容だったことへの反省として、今作はとにかく派手に、強いポケモンが大暴れし、サトシがカッコイイこと言っちゃたり、カスミやロケット団にまで見せ場がある


今作で黒幕となるジラルダン(cv鹿賀丈史)の空中要塞なども当時にしては迫力のあるCGで描かれていたり見所は沢山


そしてなによりフローラちゃんが可愛いw
サトシをめぐってカスミとの絡みもあったりと、ゲストキャラとしての存在感は歴代でもトップクラスではないかと?


ちなみに脚本はミュウツーと同じく首藤剛志さん
首藤さんが亡くなられていたことを今し方知ったこともありご冥福を祈りつつ、このレビューを書かせていただきました

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

暗闇はまた眼をとじる

ポケモン映画第二弾です。

ジラルダンという男がルギア欲しさにムチャクチャをします。
まず別々の島に住むファイヤー、サンダー、フリーザーを叩き出し、ルギアを誘い出して捕獲をしようとします。
しかしあまりの彼の勝手なせいで今まで均衡を保ち、地球の循環に重要な深層海流を生み出していた3匹のバランスが崩れ、
世界の気候がまでもが狂い、破滅が音を立てて近づいてきました。
さあ、サトシ。あとは君しかいないよ。君が世界を救うんだ。

迫力のあるシーンもたくさんあり、なかなか面白い映画だと思います。
伝説の四体のバトルシーンもただ口から氷や炎を吐くだけでなく、びゅんびゅんと動く見事な空中戦を見せてくれます。
今回はロケット団は味方になって協力してくれます。なんともかっこわるいのにかっこいい!
世界の危機を感じたポケモンたちが大移動をするシーンがあるのですが
事の重大さを示すにも役割としていい働きをしまいしたし、単にそれだけを観てもけっこうすごい。

カスミの恋敵的なのも出てきます。
フルーラという名の流行にふらーっと流されやすそうなかるーい女の子。けど芯は強い。やることも大胆。
初対面でサトシにいきなりキス。この行動で一緒にいたカスミをけしかけます。
フルーラはサトシ達が初めに到着する村の巫女で、彼女の舞は美しく、奏でる笛の音もすごく良い。
風を操って船で陸をガーッと進んでいくシーンなんかはとてもかっこいいです。このシーン好きです。
フルーラは好きです。ビジュアルも声も性格もいいし、なによりかわいいですw
カスミはサトシのことをどう思っているのか。いまだに興味津々ですw

珍しくwikiの記述を見てみたらそこには
「他者との共生」と「大人たちの行き過ぎた個人主義の功罪」と書かれていました。
難しいです。
「共生」は確かに頷けはします。
例えば人がポケモンを、またはポケモン同士も(例としてはサンダー、ファイヤー、フリーザー)互いに過度な干渉はお互いを滅ぼしてしまうことを示唆しているかもしれないです。
でもそんなに言うほど語っていなかったと僕は思います。

後者はまああってるんじゃないかな。
個人主義の功罪。
「功」はジラルダンの乗っていた飛空宮のようなものまで作れるようになった
第二次産業と科学技術の発展による、現在僕たちが生きている文明そのものです。
パソコンも電車も車も、今となっては生活に必要なものは皮肉にもこのシステムのおかげなのです。
「罪」に関してはジラルダンがこの映画で体現しています。
世界に混沌をもたらした人間の代表である、ジラルダンの強欲。あの飛行宮の大きさはそれを表わしています。
でも僕は最後のジラルダンのシーンはとても好きですよ。
墜落した飛空宮をバックに遠くを望む。どんな気持ちだったんだろう。根っからの悪ではなかった気がします。

まあそんな難しいことを考えるよりは、この映画の迫力と彼らの闘志に飲まれた方が面白いです。

{netabare}


ラストのシーンでサトシのママがサトシに言ったことは不思議でした。
「あなたがいるから世界があるの。あなたがいなくなったら世界はもうないの。」
「あなたはこの世界で何がしたかったの?無茶せずにそれを目指しなさい。」
ママさんはこのことからサトシをすごく遠ざけたかったようにも思えます。
さらにルギアは去り際に「私が幻である方が幸せだろう」と言いました。
ミュウツーは記憶を消しました。
セレビィでは思い出はオーキド博士のスケッチブックの中へ閉ざされました。
ラティ兄妹の舞台となったアルトマーレはイタリア語で直訳すると「遠い海」「遥か彼方の海」、意訳すると「永遠なる海」。(wikiより)
ジラーチは千年に一度、デオキシスは人の手の届かぬ宇宙の果てへ、マナフィは海へ沈んでいきました。
様々な方法で本編に影響を残さないようにしていて今回のこれらの発言もそのひとつであると取れなくはありません。
しかし、少し暗示的というか、いまいちはっきりとしないところです。
ママさんがわざわざ”世界”という言葉を用いてまで言いたいことはなんだったんだろう。
世界解釈の違いだろうか。主観、観測している自分の「世界」が世界ではなく、サトシあっての「世界」であり世界である。
サトシの「世界」はサトシだけのものではなく、もちろん彼にとってはそれが全てであるが、同時にそれはママの「世界」の一部でもある。
「他者との共生」を広げることで、それは個々の独立した「世界」であると同時に共有しているという事実があると言える。
例え直接危害を及ぼさずとも(消失、喪失など)多大なる影響を与えることが可能なのだ。
またはこういうこともかもしれない。
世界=the earthよりもサトシの生きる世界が大事だったということ。
つまり、世界の危機なんかよりもあんたが生きてる方がなによりであるという愛の表現だったのではないか。
なにぶん僕の浅い解釈なので疑問は残ります。ですが、ちょっと意味深な気がしたので書いてみました。
ルギアが残した言葉も聞いたときはびっくりした。だってよく分からないから。
でもおそらくで申し上げるならば、存在が事実であることが知られれば、伝説も事実であり、ルギアが怒りを示したことになります。
それはやっぱり恐い。さらに人間のせいと知られればあれだけの大移動で自らの意志を表わしたポケモン達です。何をしてもおかしくはありません。
それとも単純に伝説は伝説として神格化され続けていた方が良いというだけかもしれません。
うーん、よくわからない。なんでママさんもルギアもあんな曖昧な言葉を使っていたんだろ。
考えすぎですかね。すみません。

余談

ヤドキングの声を担当した浜田さん。ガキのトークで松本さんが触れてるいるのを観たのですが浜田さんは特になんも言わずでした。
そんでHey Hey?のトークで主題歌を歌った安室さんを交えてのトークも観たけれど
まあ特には内容に触れずでした。どちらも腹抱えて笑いましたけど。

僕らが子どものころに好きで観たものに
声でも歌でも出演した人たちが好印象を持っていないというのは僕としてはちょっと傷つきますw
まあ浜田さんの出演理由は金と子ども人気かなw なんてねw
この映画の主題歌は当時から好きでずーっと聴いていたのですが時が経ち、安室さんと知ったときにはちょっとへこみました。
あまり好印象を持っていないもので。まあその歌だけはいいから今でも聴いています。歌に罪はありませんから。

まあそんなところで、読んで頂きありがとうございます。

{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

64.9 3 バトルで怪獣なアニメランキング3位
戦隊大失格(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (74)
218人が棚に入れました
13年前、突如始まった怪人と大戦隊との存亡をかけた戦い。だがこの戦い、実は茶番劇?! とうの昔にアジトは陥落、怪人幹部も全滅、残った下っ端戦闘員ダスターズは、大戦隊と結ばされた秘密の協定<毎週末、地上侵攻し敗れ散る>を繰りかえす日々。 この敗け続けの人生に、やさぐれた戦闘員Dは遂に立ち上がる!

声優・キャラクター
戦闘員D:小林裕介
桜間日々輝:梶田大嗣
錫切夢子:矢野優美華
レッドキーパー:中村悠一
ブルーキーパー:井上剛
イエローキーパー:小野賢章
グリーンキーパー:鳥海浩輔
ピンクキーパー:M・A・O
朱鷺田隼:吉野裕行
藍染小町:長江里加
翡翠かのん:和氣あず未
撫子益荒男:立木文彦
獅音海:小野友樹
浦部永玄:山下誠一郎
雪野アンジェリカ:鬼頭明里
石川宗次郎:濱野大輝
明林恋蓮:黒沢ともよ
薄久保天使:三上枝織
来栖大和:逢坂良太
七宝司:清水優譲
小熊蘭丸:野津山幸宏
戦闘員XX:羊宮妃那
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

8話 型からのズレがテーマなのに試験長すぎ。中断します。

3話 五等分の花嫁は戦隊ものだった?こっちの方が原作者の本質か?

{netabare}「五等分の花嫁」の原作者、春場ねぎ氏原作です。正直、期待していなかったんですけど、サブスクはディズニー独占ということで録画しておいてよかったです。原作者は本当はこういう話の方が好きなんだろうなあという気がしました。

 というのは「五等分の花嫁」は女性の内面描写は薄いし、キャラ造形が理屈っぽいし、男子からの選択というのがミソジニー…女性嫌悪の気があるのかな、という気がしていました。

 本作を見るとなるほどなあ、と。悪役、フィクサーは女性である…いや、悪い女の描き方に悪意のあるリアリティがあります。そして男たちのバトルがノリノリで、内面描写も短時間でうまく描けています。
 なので、もともと戦隊ものが好きでこういう作品が書きたかったけど、何らかの事情でラブコメを描いた。ただ、発想が戦隊ものなので、ああいう設定になって結果大ヒットしたのが「五等分の花嫁」の素性なのかな、という気がしました。

 それと、もう1つ。これは原作というより時代性なんですけど「デデデデ」を見てすぐに「第9地区」を見て、本作も同様に侵略する…というより「侵入する側が差別される」テーマということです。やっぱり難民問題を強く感じます。

 以前は侵略を受ける側が征服され支配されていました。わかりやすいのが「コードギアス」のイレブンや「86」などです。要するに戦争のアナロジーです。それが逆転しています。困難から逃げるとそこにはまた差別という困難がある。これが今のマインドなんでしょう。難民でもあると同時に日本の安寧が周囲から脅かされている雰囲気も感じます。そこまで原作者が考えているか不明ですが、そういう雰囲気を察知しているのだと思います。

 それと正義と悪の相対化です。これは近年の作品のメインのテーマの一つでしょう。その中でも、コミカルな描き方から言ってマインド的には「オースティンパワーズ」です。かの映画では戦闘員が死ぬとその家族に訃報が届くシーンがコメディとして描かれていましたが、それとなんとなく重なります。

 また、それは残酷なものや命のやり取りが見世物になっている時代です。「タイバニ」「SHY」なんかがそうですよね。「ヒロアカ」なども同じマインドを少し感じます。これは動画時代の倫理観の崩壊、あるいは世界の貧困層が自分より下を求めるマインドとも重なります。危険が判断できない生存本能、人間としての劣化も感じます。

 ということで、3話まで見ました。正直「五等分の花嫁」よりも原作者が活き活きしているし、本作の方が様々な含意や視点があって、面白いです。{/netabare}


4話 正義を口にする滑稽さがうまく描かれています。面白いです。

{netabare} 面白いと思います。正義と悪について考えさせるのは意図的みたいです。戦隊と戦闘員という構造をうまく使って、エンタメとして見事にストーリーになっていると思います。

 いままで日朝の戦隊もののパロディは、ギャグ方向かオタクスノッブ的な方向しかなかったと思いますが、本作はそういう型を超えた面白さを感じます。ワンパンマンがヒーローとか正義の組織を相対化させましたが、さらに実社会に近い気がしますし正義を唱える人間の滑稽さを感じます。

 悪の組織たる戦闘員の方もかつてはちゃんと悪だった部分もありそうですね。その辺がいいですね。どちらかが被害者ではないということでしょう。そして、各陣営の底辺たちの想いと裏腹のみじめさのような社会の上下の関係性も描けていました。

 もちろん結末、落としどころで作品の価値は図るべきかもしれませんが、しかし、これは設定の段階で考えさせる何かがあります。戦隊もの=子供にどんなコンテンツを与えるのか問題、教育、正義論をどう説明するのか、などは4話でわかりやすく提示されました。しかし、本作は作品自体の構造にそういう話を何十年も放映して、それを見て育った「大人」社会をうまくカリカチュアライズしている気がします。 {/netabare}


6話 もう半分ですけど、まだ広がるの?キャラ紹介で終わっちゃう?

{netabare}  試験編が始まるとつまらなくなる原則が、本作もやっぱり当てはまってしまいました。まあ、キャラ紹介とか人間関係とかで使いやすいとは思いますが、もうちょっと何とかなりませんかね。

 とはいえ、本作については、何かありそうな気配はちゃんと残しています。登場人物の思惑がみなどこか隠されているので、その辺が組み合わさった時どうなるかです。それとこの戦隊組織と怪人が維持され続ける理由とか、地上と残留の怪人の関係性とかその辺りの謎ですね。

 キャラが多くてゴチャゴチャしていますが、姉と日々輝、桜間と女の子の怪人、レッド内のゴチャゴチャと錫切あたりに注目していればいいのでしょう。ただ、試験組のキャラが増えるのはごく少数にしてほしいかな。

 で、まあ問題があるとすると世界観・設定とかキャラがまだ広がっていることです。12話だとすると、今が6話。収集が付く気がしません。キャラ紹介で終わってしまう気がします。{/netabare}


8話 型からのズレがテーマなのに試験長すぎ。中断します。

 この作品は私は「戦隊ものの相対化」という位置づけで見ていました。つまり、ワンパンマンが仮面ライダーやウルトラマンの相対化だとすると、本作は「レンジャー」の構造を解体するのでは?という期待がありました。

 それと同時に「デデデデ」と同様、侵略する側の意図がわからないけどなぜか弱い、やる気がないという「幼年期の終わり」「第9地区」に連なるものも感じていました。

 いや、試験はまずいでしょう。結局ジャンプじゃん…となってしまいました。マガジンですけど。うーん、ここは試験が始まった次の瞬間、終わりの場面を見せるくらいのボケを入れるところでしょう?
 そういうところが武闘会とか試験とかは引き延ばしと強さのインフレか強さの説明を始めた証拠じゃん…というのをどうにかしてほしかったなあ。マンガの手法の相対化ができないのに「レンジャーもの」の解体ができるわけがないです。

 それと日本の貴族の位階、正三位とか従二位とかやってますが、結局レベル=強さの数値化です。縦社会を表現しているのだと思いますが、試験がはじまったので、そこのランクの無意味さみたいなところに期待が持てなくなりました。

 ということで、出だしの期待感はあったんですけどね。キャラもゴチャゴチャ出してくるだけで話が進まないし、正直テーマに興味はありましたが面白さはいまいちだったかも、と思います。

 設定を評価してストーリーは3.5。ただ、個々のキャラが出オチ見たいに感じます。ここは続きを見ないとわからない面はありますが…現状では3。作画と音楽、声優は評価する気もならず3かな。OPは工夫したつもりでしょうけど、日本のアニメの魅力は本編よりもワクワクさせるOPアニメです。それを忘れてはだめですね。そもそも映像そのものがつまらないし。

 評価は3.1になりますが、再び見て考察するのもかったるい気がする、ハードルの高さを特に6話~8話で感じました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11

け~・える・い~ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

音楽って大事

 実質的に壊滅している悪の組織の戦闘員が、茶番の日曜決戦を強要している戦隊に対して反旗を翻すというアンチヒーローもの。
 原作は既読で好きな作品。にもかかわらずアニメはあまり積極的に観ようという気分になれない作品。

 理由は、音楽。BGMが私のイメージと全然あわない。
 作中に何度も流れるメインテーマがサーカスというか道化のような音楽。しかも明るい道化でなく悲哀をまとった道化のイメージ。強大な戦隊に挑む戦闘員を道化と捉えているんでしょうが、これが決定的に作品にあっていない。

 確かに戦闘員が戦隊に対してスカッと勝つというのは無理なんで色々道化のような役割を演じることは多いけど、それはコメディ要素であってそんな悲痛なものではないと思うんです。戦闘員を主人公に据えてはいるものの本質はヒーローものでもっと前向きな作品じゃないでしょうか。

 でもBGMはヒーローもののようなカッコよさがあるわけでなく、コメディのように明るいわけでもない。道化感によってシリアスにもなりきれず、それでいて微妙に人を不安にさせるような暗い雰囲気を醸し出している。状況にそぐわないと思われる場面で頻繁に流れるので気分が萎える。

 暗い気分にさせられるものをわざわざ観ようと気になれないのも当然かと。
 音楽は感情を揺さぶる重要な要素。それによって作品をより盛り上げることもあれば、その逆もまたあるという残念な例。他のクオリティは十分かと思うので残念です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

原作は好きじゃないです。アニメの作り自体は良さそうですから原作ファンには良いんじゃないですか

さーて来ましたか…。
原作既読で、原作は好きじゃないです。

いや、はっきり言えば嫌いです。五等分の花嫁が好きなので。
早めに打ち切られて、またラブコメ描いてくんないかな、と思っていたので、アニメ化までする程度に人気が出てしまったのは苦々しく思っています。
というわけでアンチ意見ですみません。

まあ、私が嫌いでもアニメ化する程度に人気は出てしまったので、これは負け犬の遠吠えなのですが… クドクド語っていきます。

あ、アニメの出来自体は良さそうですね。作画は良好で。
悪い部分は全部原作由来なので。アニメスタッフの仕事ぶりは悪くないです。
まあこの原作を認めてアニメ化したという部分が私とは気が合わないので、褒めたくないですが。


本作の悪い部分は好きなキャラが一人も居ないという部分でしょうか。
戦隊側が悪、という構図に加えて、主人公も全然好きじゃなくて。
悪と悪のつぶしあい、という構図は基本好きではないのはあります。

それを差し置いても、基本どいつもこいつも何かムカつくんですよね。
見ていてイライラします。

この作者は基本こういう、嫌な奴とか人の醜さとかを描きたいと思っているのでは。その結果、一般に好かれない、嫌われるキャラを生み出してしまうのでは無いかと思います。

それがラブコメなんて底抜けに明るいジャンルを描かされたことで、作者の変な部分が、いい感じの読めなさ、意外性に化学変化して、五等分の花嫁は傑作化したのではないかと思います。
作者本人が描きたいものを描いたら、こうなっちゃうんじゃないの、と思っていました。

絵についても、何か本作はヒロインが全然可愛くないんですよね。
もちろん敵ばかりですし、ヒロインという感じで可愛く描こうとはしていないのでしょうが、本当に見ていて華がなくつまらないです。

一度嫌いになると書き文字の読みにくさ、格好悪さもムカついてきますね。
アニメでも再現していましたが、良いですかあれ?
めっちゃ見難いし格好良くないし、本当に勘弁して欲しいんですが。

というわけで… まあマガジンってのは今はラブコメを描けば成功してラブコメ以外を描くと失敗する法則があるので、とっとと打ち切られてまたラブコメに戻ってきてくれないかな、と思っていました。

残念ながらアニメ化までしたら、まだまだ続くのでしょう。
私が嫌いでも評価している人が他にいるというのなら仕方ないですね。
じゃあまあ、早めに円満終了して欲しいですね。


そういえば正義の味方が実は悪だった、というのは古典的な内容かと思っていましたが、海外ドラマのザ・ボーイズだかの影響で人気が上昇して日本でも描くようになったようですね。
ザ・ボーイズって知らなかったので、マガジンの英戦のラブロックとかこれとか、ヤングジャンプでもイビルヒーローズとか、何かやたら増えたなーと不思議に思っていました。
そしてその増えたのが全部面白くないと言う…。
でもまあ、1本はアニメ化したわけですから、評価している人も居るのですね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0
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