バトルで友情なTVアニメ動画ランキング 111

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のバトルで友情な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年09月09日の時点で一番のバトルで友情なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.7 1 バトルで友情なアニメランキング1位
東京喰種√A(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1517)
8656人が棚に入れました
「 悲劇、2周目。」人間の死肉を喰らう怪人"喰種"が潜む街――東京。大学生のカネキは、ある事故がきっかけで"喰種"の内臓を移植され、半"喰種"となる。人を喰らわば生きていけない、だが喰べたくはない。人間と"喰種"の狭間で、もがき苦しむカネキ。どちらの世界にも「居場所」が無い、そんな彼を受け入れたのは"喰種"芳村が経営する喫茶店「あんていく」だった。そしてカネキは自らが"喰種"と人間、ふたつの世界に「居場所」を持てる唯一人の存在であると知る。互いが歪めた世界を正すため、カネキは"喰種"と人間の想いが交錯する迷宮へと立ち入るが…。――僕は"喰種"だ――全てを守れる「強さ」を欲したカネキが取った究極の選択は、

声優・キャラクター
花江夏樹、雨宮天、宮野真守、菅生隆之、諸星すみれ、浅沼晋太郎、梶裕貴、小西克幸、釘宮理恵、豊永利行、遊佐浩二、下野紘、悠木碧、戸松遥、井上和彦、瀬戸麻沙美、近藤孝行
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

√Aの歩き方

2018.08.19記


原作既読。1期から続けて視聴。

※1期ネタバレ含む。以下、1期視聴前提です。

1期から3か月空けての2期。時差がそれほどありません。実質分割2クールです。
本作2期√aはアニメオリジナル展開となることから、少し時間を空けたことで良いハーフタイムとなりました。

そうです。アニメオリジナル展開です。
結末は原作とほぼ変わらないので、そこに至るプロセスの違いをどう受け止めるか?は原作組の楽しみになるのではと思います。
あわせてアニメ作品として、作画やストーリーなどアニメ1期からの継続作品として原作とは分けてどう評価するか?がアニメ組原作組双方にとって楽しみになるのではと思います。

私は原作組になるかと思いますが、アニオリ展開を充分楽しめました。


ただ、なかなか好意的に受け止められてないようで、はじめにイマイチポイントを整理します。
・説明不足など伏線の回収が間に合わない

{netabare} ナシロとクロナの登場とか{/netabare}
{netabare} なんで金木君アオギリの樹に入ったの?とかね{/netabare}

尺不足を理由にするのは安易でしょうが、ストーリーを展開する上での演出には、技術的な粗さが散見されます。
アナザーストーリーを受け入れる土壌は確かにあったものの結果としてあまり好感をもたれてない。
原作組もなにがなんでも原作に忠実に、という方は少数でしょうが、〈原作の改悪〉と受け止められた向きがあります。

・作品の雰囲気が変わっている

1期は喰種と人間との間に挟まれた半喰種カネキ君の葛藤が物語の軸としてわかりやすく提示されてましたが、2期は葛藤度合いが薄めです。笛口家の悲劇のような象徴的なエピソードもなく、淡々と不穏な空気を孕みながら話数を重ねる感じですね。
{netabare}ひとつ例として、劇伴でしょうか。ピアノが主でたまにアコギ入れるみたいな抑え目で抒情的なつくり。詩的な印象づけを意図的に演出していると思われます。{/netabare}
要所要所での物語の盛り上がりに欠けるためエンタメ要素が少なく、アート寄りな作りと受け止められ、こういったところにとまどうかもしれません。


これから観られる方、もしくは再視聴される方向けに
こういったマイナス評価がある中で、前向きに捉えられるものはあるか。
見逃せない√aの要所があります。マイナスを補って余りある視点があります。

それは、

 ~~喪失の物語~~ 

前述のカネキ君の葛藤は、1期8話で人間と喰種の架け橋になることを自覚し、同じく1期11話で力をつけて大事なものを守ると覚悟を決めたことで、一定の結論を出してます。
「我太平洋の架け橋とならん」新渡戸稲造と「正しいことをしたければ偉くなれ」和久さんとの掛け合わせ的な結論です。
軸の定まったカネキ君は以降こちらを礎に行動に移していきます。並行して1期の見所であったカネキ君の葛藤は表向きには鳴りを潜めます。

 『この世の不利益はすべて当人の能力不足』

それが正しいか正しくないかは当の本人もわかってないでしょう。選択肢はなくそれを選ばらざるを得なかったのです。
1期終盤で覚醒した白カネキ君が原作とは違うアオギリの樹加入というルートを辿ってどこへ向かうのか?
哀しみの戦士カネキ君だけではない、あんていくの面々、CCGの捜査員たちも何かを得る以上に何かを失っており、そんな多くの登場人物の抱えた想いが交差しながら物語は進んでいきます。
成長する、勝利する、溜飲を下げるなどの描写はほとんどありません。
それがいいんですけどね。

積み上げていくもの 失っていくもの
生まれくるもの 亡くなっていくもの

東京喰種本筋の楽しみである人間と喰種の果てなき闘争に『喪失の物語』要素が加わり、物語はある結末に向かっていくのです。

ここまで観るとピアノ主体の劇伴の意図もわかりそうです。
結末がバッドエンドかハッピーエンドか自身で確かめてみてください。

多少の粗さに目を瞑り、作品が伝えたかったことに共感するかたちでの視聴となった私です。1期から継続視聴されてる方で違和感を感じられた場合は、視点を少しずらしてみると楽しめるかもしれません。良作です。

{netabare}例えば会津戦争の白虎隊が好きでしたら親和性ある気がします。最終話EDは堀内孝雄の「愛しき日々」でも良かったくらいです(嘘){/netabare}



※以下、がっつりネタバレ注意

■ボタンの掛け違い
各々が良かれと思ってとった行動が裏目に出ることはままありますが、そこが描かれていることも私にとっての作品の魅力のひとつです。

{netabare}カネキ君の場合
カネキ君のアオギリ加入は身近な人を守るため。アヤトと似たような動機かと思います。ただ、眼帯のグールがCCGに認知されて足がつき、そこをエトらに利用されて、と大きな流れには逆らえませんでした。原作でも結末は似たような感じだったので、カネキ君がどんなルートを辿っても行き着く先は変わらない、というのがアニオリで製作側が訴えたかったことなのかもしれません。

CCGの場合
20区の喰種に秩序をもたらしていた存在を潰したことになります。その先には、混沌かさらにたちの悪い連中による支配のどちらかでしょう。警備コストは増えることになり、良い手だったとは到底思えません。

どちらにとっても結果としては良手ではありませんでした。しかしながら局面の判断としては間違っていたとは言えない。
なんともやるせない話です。
{/netabare}

■私の大好きな第8話
ボタンを掛け違った結果の第8話です。
1期も2期も第8話は好きな回です。そういえば某吹奏楽部アニメ1期の8話もなかなかでした。1クールもので終盤に向けて加速するのに頃合いがいいのかもです。

{netabare}芳村店長と篠原特等があんていくのカウンターで珈琲を一緒に飲むシーン。
2018年8月現在、3期まで観終わりましたが全期通じて一番好きな描写です。
一言でかたずけると、二人の人生が詰まっています。

避けられない対決を前にしての一時の邂逅。あれくらいの歳の男にしか出せない渋みをぜひご堪能くださいませ。{/netabare}



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2019.06.29追記
《配点を修正》


視聴時期:2017年11月(無印とセットで)

8話を観るためにという理由だけでも価値のある2期。
マンガですが、『花の慶次』幸村と砂霧の茶会シーンに匹敵する名シーンだと個人的には思うわけであります。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 26
ネタバレ

ゆう。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

最終回が一番良くわからなかった。

カネキなんでああなった?

1話感想
{netabare}
1話目から凄まじい戦闘シーンと言う怒涛の展開だったのだがカネキの変貌振りがいきなり過ぎて少しついていけなかった。

1話の最後ではカネキがアオギリに入ると言う1話目にしては展開が早いなと感じる流れでした。
今後どうなる?
{/netabare}

2話感想
{netabare}
今回はCCGの話がメインでした。

亜門さんの新しいパートナーとして紹介されたのは真戸さんの娘の暁(あきら)。
父に似て癖の強いキャラでしたね。

今後現場でこのコンビがどう立ち回っていくのか楽しみなところ。
{/netabare}

3話感想
{netabare}
3話ではヒナミが会った作家の先生がカネキのことを知っていることや碧眼の少女二人が登場したりなど謎が深まる回でした。

謎がいくつも重なる感じで少しわからなくなってくる部分が多いかなとも感じたかな。
{/netabare}

4話感想
{netabare}
コクリアグール収容施設での話しだったんですが今回は今までと打って変わって戦闘ばかりの話でした。

しかしグールは二期になってから話がごちゃごちゃしすぎている、これが戦闘になると正直ストーリー(主な内容)的な物が色々飛ばされる形で戦闘ばかりになるので何故この様なことになっているのかなどわからない場面などが多かったです。

かつて亜門がいた養護施設の神父が何かあると言うのはわかったのですが金木の戦闘が良くわからなかった。
その謎は来週に持ち越しってことでしょうか。
{/netabare}

5話感想
{netabare}
金木の様子がおかしかったけれどあれはリゼに侵食されてたのかな?

こんかいはバトルが多い中人間が押し気味でアオギリを倒しかけてはいたがあの双子のグールは元人間で亜門の教え子か何かなのかな?
亜門も見た時に覚えている様だったけれどどんな経緯でグールになったんだろうか。

狂った金木は亜門によって止められ正気に戻っていたようだったけど回収されてしまった。
食べたくないと言っているのに何故アオギリに入る道を選んだのかな?
{/netabare}

6話感想
{netabare}
前半は主にジューゾーの話、後半は亜門とアキラの話という回でした。

ジューゾーは明らかにおかしいというのは知っていましたがグールに育てられた人間だったんですね、純粋な人間だけどグールに育てられ、調教されて身体能力が異常な数値になったようです。

人間の親の感覚と言うのがわからない感じでしたがパートナーである篠原さんに少し親に近い感情を抱いてるんですかね?篠原さんも我が子のように接しているようにも思えるかな。

亜門さんはやはり凄いタフで良い男だと思ったけど「部下の自宅で筋力トレーニングに励む変態捜査官」だったとは・・・

普通腕立て7000回とかできんわw

アキラも少しずつ心を開いてきたようですね。
{/netabare}

7話感想
{netabare}
とうとうはとにあんていくの事がバレてしまうという回、バレると言っても攻撃を受けるとか言うものではなくお互いわかってはいるがあえて口に出さないといった状況かな。

高槻泉によって話が動き始めたという感じですがジューゾーは取材の時勘みたいなので何か嫌な予感みたいなのはしてたのかな?

金木がアオギリに入った理由って皆を守りたかっただけなの?皆を守るため強くなりたいからアオギリに入ったのか。
もう少し複雑な理由かと思ってた。
{/netabare}

8話感想
{netabare}
あんていくの店長による昔の話があったがフクロウはどうやら店長の息子のよう、グールと人間の間に出来た子だが普通であれば生むことは無理だがウキナが愛ゆえに人間でありながら人を喰らい生むことが出来たようです。

あんていくからはトーカとヒナミは何も知らせず避難させるような形になったようです。

お店の物も処分し残ったのは店長と最後まで付き合うといった店員2人、店長はやはり気づいていたようですね。

来週あたりから戦いが始まりそうです、20区の中でも平和な方だったあんていくはどうなるのでしょうか?
{/netabare}

9話感想
{netabare}
戦いが始まったのですがあんていくの店員だった2人も有名なグールだったみたいですね。

なんかすごい数の部下みたいのを連れてきたし。

お互い過去の因縁などもある間などもいるみたいで、戦いが激しくなりそうです。

店長かなり強いな、とても同一人物には見えなかった。
{/netabare}

10話感想
{netabare}
あんていく側のグール達は過去に過ちを犯したかもしれない、でも今回CCGとの抗争はなくてもよかったのでは?と思わせるような部分が多かったです。

人との共存を選び平穏に過ごしていたのに人間がそれを崩してしまった、どちらが正しいのかわからない。

人間が人間を巻き添えにしようとしグールがそれをかばうという場面もありました、それだけあんていくのグール達は共存を望んでいたのかと思います。

人間によってそれが崩されました。

金木とのバトルはどうなるのでしょうか。
{/netabare}

11話感想
{netabare}
今回も沢山のバトルがありました。

正直意味があるバトルなのか?と思う部分がありました、完全にCCGはフクロウを勘違いしていたんですね。

亜門さんも出会い方が違かったらと金木とはお互い戦いたくないと言う気持ちはあるようでしたがそういうわけにもいかなく本気でぶつかり合うことに。

一番驚いたのはフクロウの正体があの小説家だったこと、彼女は何を考えているのか?

金木はあんていくで目覚めることになりましたがそこには永近がいて久しぶりの再開、次回どうなるのか?
{/netabare}

12話感想
{netabare}
今回が最終回。

金木が苦しんでる中永近は永近なりに金木のために何かしてやれないかと頑張っていたんですね。

トーカの知らないところで色々事が進み大切な場所あんていくが燃えて無くなり大切な人達までも失うと言う事が一気に起きました。

正直、話自体は金木と永近がほとんど進めてあとはよくわからない状態だったかな。

トーカは立ち直って自分で喫茶店を営業していたけどヒナミはどこ行ったんだろう?
{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 9
ネタバレ

ぽんちぃ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2期決定。予想通りだったけど、ほっとした。

10月11日のイベントで、2期の発表があったらしいです。
予想どうりでしたが、ちょっと心配だったので、ひとまずほっとしました。
中途半端でもやもやしてた方、よかったですね。
(情報のみなので、サンキューは不要です。)

TVアニメの第2期は、2015年1月よりスタート
石田スイのオリジナル原案によるアニメーション
花江夏樹、雨宮天、花澤香菜、宮野真守らキャスト陣が続投。
監督は、森田修平監督が引き続き担当

森田監督コメント
「東京喰種2期! 皆さまに発表できる日が来たことをうれしく思います。
僕たちの使命は、1期以上にみなさんが楽しめるアニメ東京喰種にする事です。
是非、アニメ東京喰種をお楽しみにしていただければと思います!」


▼以下は、配信記事
===================================
「東京喰種」ファンイベントでアニメ2期&「東京喰種;re」連載開始発表!
[映画.com ニュース]2014年10月11日 21:50 より
{netabare}
石田スイ氏の人気漫画「東京喰種」のファンイベント「東京喰種 24区 SECRET RECEPTION」が10月11日、都内で開催され、アニメ版の声優を務めた花江夏樹(金木研役)、雨宮天(霧嶋董香役)、森田修平監督、本作の大ファンというタレントの小島瑠璃子がトークショーに出席した。

「東京喰種」は、人を食べる化け物・喰種(グール)がはびこる東京を舞台に、半喰種として生きることを余儀なくされた普通の大学生・金木研が真実を追い求める姿を描く。9月18日発売の「週刊ヤングジャンプ」(集英社刊)で唐突な最終回を迎えており、ファンの多くは今後の展開に大きな期待を寄せていた。

そんななか、イベントでは特報ムービーでアニメ版第2期の制作が発表。さらに、同誌編集部「東京喰種」担当編集の松尾淳平氏から、続編である「東京喰種;re」の連載開始が公にされると、客席から割れんばかりの歓声があがる。石田氏からもファンに向けた感謝のメッセージが寄せられており、会場のそこかしこから喝さいが沸き起こっていた。

この発表に、単行本全巻を大人買いしたという小島は「やったー!」と大興奮。アニメ第2期には「“白”カネキくんが動く姿が見たかったので、本当にうれしいです」と目を輝かせ、新連載については「PVの中でかなり謎があって、それも伏線になっていくんだろうな。ドキドキしています!」と胸おどる様子だった。

この日の会場は作品の世界観を忠実に再現した都内某所の施設で、ファンのテンションはのっけから最高潮。壇上では喰種が人間とコーヒー以外の物を口にすると吐しゃ物のような味に感じてしまう設定にちなみ、小島と森田監督に「激マズサンドイッチ」がふるまわれたほか、静止画MADコンテスト表彰式や特別プレゼント抽選会が催され、100倍を超える倍率をくぐり抜け集結したファンは大盛り上がりだった。

「東京喰種」アニメ版第2期は2015年1月放送開始予定。
「東京喰種;re」は10月16日発売の「週刊ヤングジャンプ」第46号から新連載。
{/netabare}

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『東京喰種』主人公を一新した新章連載が決定、アニメ第2期は2015年1月開始
マイナビニュース 10月11日(土)21時31分配信 より
{netabare}
先日公式サイトで「:re」「石田スイ」「…始動。」という予告がアナウンスされ話題となっていた、石田スイによる人気漫画『東京喰種トーキョーグール』の続編連載が11日、明らかになった。また、TVアニメの第2期も2015年1月より放送がスタートする。

続編のタイトルは『東京喰種トーキョーグール:re』。10月16日発売の『週刊ヤングジャンプ』46号から連載を開始する。主人公を一新した新章になるという。

そして、2015年1月よりスタートするTVアニメの第2期は、石田スイのオリジナル原案によるアニメーションとなり、花江夏樹、雨宮天、花澤香菜、宮野真守らキャスト陣が続投。監督は、2013年度米アカデミー賞短編アニメ賞にオムニバス映画『SHORT PEACE』の「九十九」がノミネートされた森田修平監督が引き続き担当する。森田監督は「東京喰種2期! 皆さまに発表できる日が来たことをうれしく思います。僕たちの使命は、1期以上にみなさんが楽しめるアニメ東京喰種にする事です。是非、アニメ東京喰種をお楽しみにしていただければと思います!」とコメントを寄せている。

『東京喰種トーキョーグール』は、漫画誌『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で2011年より連載がスタートし、9月18日発売の42号にて連載を終了。人を喰らう怪人"喰種(グール)"が跋扈する東京が舞台で、喰種に襲われ瀕死となった平凡な大学生の金木研が、喰種の臓器を移植されたことでその能力を受け継ぐ半喰種に。人間でありたいと願いながら、人を喰いたい衝動に耐える金木研が、自分の存在に疑問と葛藤を抱きつつ、喰種と捜査官、そして謎の組織との過酷なバトルに身を投じていく姿が描かれた。

コミックスは現在13巻まで発売され、累計発行部数は720万部を突破。巻数を重ねるたびに人気を獲得していき、9月の突然の連載終了から続編を求める声が多く上がっていた。TVアニメ化も果たし、2014年7月より9月までTOKYO MXほかにて放送。なお、10月17日にはコミックス14巻とフルカラーイラスト集『東京喰種トーキョーグール【zakki】』の発売が予定されている。
{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 16

88.8 2 バトルで友情なアニメランキング2位
とある科学の超電磁砲S(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (3556)
20733人が棚に入れました
総人口230万人の8割を学生が占める「学園都市」。そこでは学生全員を対象にした超能力開発実験が行われており、全ての学生はレベル0(無能力者)からレベル5(超能力者)の6段階に分けられ、様々な能力を開花させている。学園都市でも7人しかいないレベル5の一人であり、電撃を操るその能力から「超電磁砲(レールガン)」の通称を持つ御坂美琴は、学園都市で起こる様々な事件を解決していく。
レベルアッパー事件、ポルターガイスト事件が解決し、穏やかな日常を取り戻した学園都市。御坂美琴は、後輩で風紀委員(ジャッジメント)の白井黒子や、同僚の初春飾利、その友達の佐天涙子と夏休みを満喫していた。そんな美琴の日常に、彼女の運命を大きく動かす、ある出会いが迫っていた…

声優・キャラクター
佐藤利奈、新井里美、豊崎愛生、伊藤かな恵、ささきのぞみ、阿部敦、浅倉杏美

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

タイトルなし

禁書目録でさらった流した?シスターズを前半では掘り下げ、後半はオリジナルで。どちらも良い
というか、とうま君はどこが最弱なんですかね。無効化て最強だよなあ。
悪人になろうとするもどこか善人ぽさが残るアクセラレータも良いな


OP
sister's noise fripSide
eternal reality fripSide
ED
Grow Slowly 井口裕香
リンクス 三澤紗千香
やっぱりfripSideじゃなきゃね。
eternal realityの作曲小室哲哉だと!


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
総人口二三〇万人を数える、東京都西部に広がる巨大な都市。その人口の約八割を学生が占めることから、「学園都市」と呼ばれているその都市では、世界の法則を捻じ曲げて超常現象を起こす力--超能力の開発が行われていた。その頂点に立ち、最強と謳われるのが、七人の『超能力者』たちである。そのひとり、御坂美琴。電気を自在に操る『電撃使い(エレクトロマスター)』最上位の能力者にして、『超電磁砲(レールガン)』の異名を持つ彼女は、名門お嬢さま学校・常盤台中学に通う14歳の女子中学生。後輩で『風紀委員(ジャッジメント)』の白井黒子。その同僚でお嬢様に憧れる初春飾利と、都市伝説好きな彼女の友人、佐天涙子。そんな仲間たちと、平和で平凡で、ちょっぴり変わった学園都市的日常生活を送っていた美琴に、突然の学園都市の『闇』が迫る--。


1. 「超電磁砲(レールガン)」
『学園都市』。一八〇万人を超える学生が集い、超能力開発が行われている巨大区域。教師によるボランティア組織『警備員(アンチスキル)』や学生による『風紀委員(ジャッジメント)』によって守られたその日常の裏側には、今日も路地裏でいたいけな少女に絡む不良学生たちの姿があった。そんな不良学生たちを、一筋の電光が一蹴する。しびれて地に伏す不良たちの中に傲然と立つその人の名は、御坂美琴。学園都市に七人しかいない『超能力者(レベル5)』の第三位にして、『超電磁砲(レールガン)』の異名を持つ少女の姿だった。そして、白井黒子、初春飾利、佐天涙子。四人による学園都市の日常が、ふたたび幕を開ける。

2. 「寿命中断(クリティカル)」
『広域社会見学』を前に、買い物に出かける美琴たち。ショッピングモールへの近道を使うが、普段は人通りのない狭い裏路地に、なぜか多くの学生たちの姿が見える。不思議に思う美琴たちは、その原因となっている『マネーカード』の入った封筒を拾う。固法によると、第七学区のあちこちで同様の現象が起きており、拾得届けも日増しに増えているのだという。そんな折、噂に目のない佐天に連れられ、終日マネーカード探しに付き合うことになった美琴。完全下校時刻になり、へとへとになった彼女の耳に、件の封筒の『落とし主』らしい少女を見つけたという、『武装無能力者集団(スキルアウト)』たちの会話が飛び込んでくる--。

3. 「超電磁砲量産計画(レディオノイズけいかく)」
いるはずのないところで目撃された自分。『超能力者(レベル5)』のクローン製造計画と軍事利用、そしてそれが自分のDNAマップを元にされているという噂……。美琴が出会った不思議な少女・布束によって呼び起されたその記憶によって、美琴の心は冷やされていく。なにかを知る様子の布束を問い詰めるも、謎めいた言動で煙にまかれてしまう。そして、長点上機学園の生徒であるという布束について調べるうちに、点と点が結び付いていき……美琴はとある研究施設に忍び込む--。

4. 「妹達(シスターズ)」
忍び込んだ研究所で、美琴は『クローン製造計画の中止』を知る。自分のDNAマップが悪用されなかったことを確認し、晴れ晴れとした気持ちになった美琴は、初春や佐天たちとショッピングに出かけることに。近く行われる『広域社会見学』に想いを馳せ、黒子が引いてしまうほどのテンションの高さを発揮する美琴。初春たちも少々戸惑い気味ながらも、かわいいものを前に心がときめく。意外な才能を発揮したりする美琴を中心に、四人は楽しい時間を過ごす。瞬く間に過ぎていく、夏休みの一日--。そんな学園都市の風景の裏側では、とある実験が静かに進行していた。

5. 「絶対能力進化計画(レベル6シフトけいかく)」
自分と同じ能力に干渉されたような、気味の悪い感覚に導かれ、美琴がたどり着いた先には常盤台中学の制服を着た少女が佇んでいた。鏡に映したように、自分とうり二つの姿をした少女。二人の間を沈黙が支配する中、少女の発した奇妙なひと言とは--。「ミサカ」と名乗るその少女にすっかりペースを握られた美琴は、彼女に言われるままに、木の上の猫を助けることに。事が済んだ後、ミサカは美琴を「お姉様」と呼び、彼女のクローンであることをあっさりと認めてしまう。そのちぐはぐな状況に、美琴は戸惑うばかりだった。

6. 「あたし…みんなのこと見えてるから」
中止されたはずの計画が続行されていた--『妹達(シスターズ)』を運用した絶対能力者(レベル6)への進化法。美琴の探り当てた情報は、予想以上の『実験』内容に大きなショックを受けながらも、その実験場にたどり着いた彼女を待ち構える無残な光景。それは、ミサカが惨殺される現場だった。怒りのままに、その場にいた『白い人影』に攻撃を加える美琴だったが、彼女の全力の一撃は簡単にはね返されてしまう。白い人影は、学園都市の第一位、あらゆるベクトルを自在に操る『超能力者』、一方通行(アクセラレータ)だった。

7. 「お姉さまの力になりたいですの」
『実験』の名のもとに次々と命を落としていく『妹達』。殺される運命を受け入れた彼女たちの姿と、なにより、過去の自分の行動により『実験』が成立している事実に、美琴は深く罪の意識を抱く。そして布束との再会を機に、美琴は計画に携わっている研究機関に対して、ただひとり、戦いを挑んだ。サイバーテロを仕掛け、直接、施設に忍び込み、打撃を与え続け--。そんな張りつめた戦いの裏側で、様子のおかしい美琴を心配する黒子。相談すらしてもらえない自分の無力さに悩みながらも、研究機関で相次ぐ不審火の報告を聞き、パトロールに出かけた彼女は、『幸運のカード』を探す子供たちと出会う。

8. 「Item(アイテム)」
『妹達』と、それにかかわる『実験』を中止に追い込むーーその決意を胸にした美琴の手によって、次々と稼動不能にされていった研究施設も、残すところあと二箇所。しかし、『実験』を行う者たちも、美琴に蹂躙されるまま、ただ手をこまねいていたわけではなかった。ターゲットは電気を操る能力者。施設に潜入したときのみ、その排除にあたるべし--。そんな奇妙な依頼を受け、とある暗部組織が動き出す。そのことも知らず、病理解析研究所に潜入を果たした美琴の前にめぐらされた数々の罠。そして彼女を誘うかのように、ひとりの少女が姿を現す。一方、残るひとつの施設、脳神経応用分析所には、布束が現れ--。

9. 「能力追跡(AIMストーカー)」
施設防衛の依頼を受けた暗部組織『アイテム』のひとり、フレンダによって張り巡らされた罠を突破し彼女を追い詰めた美琴。その目の前を、まばゆい光の帯が駆け抜ける。現れたのは『アイテム』のリーダーにして『原子崩し(メルトダウナー)』の名を持つ、第四位の『超能力者(レベル5)』麦野沈利だった。消耗していた美琴は逃亡を図るが、麦野の激しい攻撃は止む気配を見せるどころか、着実に後を追ってくる。それは麦野の背後にいるもうひとりの『アイテム』のメンバーの能力で--。一方、脳神経応用分析所に呼び出された布束は、かつて自らがかかわっていた研究の後始末をつけるべく、決意を固めていた。

10. 「原子崩し(メルトダウナー)」
『原子崩し』と『能力追跡(AIMストーカー)』--『アイテム』の強力な連携によって、美琴は追い詰められる。追う側である麦野は、今戦っている相手を学園都市第三位の『超電磁砲』と認め、一騎討ちを挑む。能力を使いすぎて実力を発揮できない美琴は、フレンダの残した爆弾入りのぬいぐるみを使って対抗しようとするが、麦野も暗部組織の戦い方を見せつけるように、己の弱点をカバーする『切り札』で美琴のもくろみを打ち砕く。それでも美琴はなんとか絶体絶命のピンチをくぐり抜け施設の破壊に成功したが、麦野の執拗な追撃は続き--。

11. 「自動販売機」
関係していた研究機関は全て稼働を停止し、『実験』を中止に追い込むという自分の目的は達せられた。孤独な戦いを終えて、ついに日常へと戻った美琴の前に、ツンツン髪の少年、上条当麻が姿を現す。なにかと絡んできてはやりあっていたはずなのに、その事実を覚えていない上条にキレる美琴。さらに自分を慕う後輩の黒子が乱入してきての大騒ぎが始まる--。以前と変わらぬ、日常の空気に安心しかけた美琴の前に現れたのは、『妹達』。自分がとどめを刺したはずの『実験』は、依然として継続されている。愕然とする美琴に、さらに驚愕の事実が立ちはだかる--。

12. 「樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)」
これまで自分が相手にしていたのは、学園都市そのものだった。『実験』--『絶対能力進化(レベル6シフト)計画』という巨大な“闇”を調べるうちに、どうしようもない無力感に囚われそうになる美琴。しかし、自分の全てをかけてでも、この計画を終わらせなくてはならない。美琴はついに、計画の実行を示唆した学園都市最高の英知を結集したスーパーコンピュータ『樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)』を標的に定める。一方、捨て猫を前に逡巡している『ビリビリの妹』に出会った上条は、巻き込まれるように猫の世話を押し付けられることになり--。

13. 「一方通行(アクセラレータ)」
『樹形図の設計者』ーー学園都市が誇る、『未来予測』すら可能な超高速演算装置。すべての始まりであるそのハイテクコンピュータをハッキングし、忌まわしき計画を阻止しようと施設に赴いた美琴は、そこで衝撃の事実を知ってしまう。すでに、『樹形図の設計者』は何者かの攻撃を受けて大破、稼働していない--。自分の為すべきことを見失った美琴は、半ば自暴自棄になりながらも、手近な施設に襲撃をかける。『樹形図の設計者』が壊れてしまったのならば、計画に関わるものをすべて潰してしまえばいい。だが、破壊の限りを尽くす彼女の目に映ったのは、施設内でモニタされていた実験の光景で--。一方、見失った御坂妹を探すうち、上条は、路地裏で信じられない光景に遭遇する。

14. 「約束」
お姉様から、何か言ってくださるまでは、じっと待つ。そう決意しながらも、連日の美琴不在に不安を募らせる黒子。そんな彼女のもとに、意外な人物--お姉様にちょっかいをかけていた上条が現れた。黒子は、わずかでも美琴の手掛かりを得ようと、自分の部屋に招き入れる。しかしそこに寮監が見回りにやってきてしまい、上条をベッドの下へと追し込める。ベッドの下で息を殺す上条だったが、そこである資料--自分が出会った御坂妹が参加している『実験』の裏側に隠された真実を見つける。美琴の孤独な戦いを知った上条は、夜の学園都市を走りだす。一方、美琴は、自らが為すべき最後の選択肢にたどり着いていた--。

15. 「最弱(かみじょうとうま)」
すべての始まりの原因となった自分が、計画を止めなくてはならない。そのためには死を選ぶことすらためらわない--。そう決意する美琴を、ボロボロになりながらもなんとか止めた上条。そして、彼は「みんなが笑っていられる幸せな結末」をつかみ取るために、ミサカたちがいる次の実験場へと走る。待ち受けるのは、学園都市最強の『超能力者』一方通行。身の程を知らずに立ち向かってくる『最弱』上条当麻に対して、『最強』一方通行の容赦のない攻撃をが叩き込まれ……。時がすこし経ち、上条を追ってようやく戦いの場にたどり着いた美琴。そこで見たものは意外な光景で--!

16. 「姉妹」
上条の拳によって地面に沈んだ一方通行が展開した秘策は、空気、風、大気、そのベクトルすべてを手中に収め、上条にぶつけるということだった。『最強』を超える『無敵』にたどり着こうとしている一方通行によって、上条は打ち倒される。さらなる絶対的な力を振るおうとする一方通行。美琴はそれを阻止しようとするが、超能力者である自分がこの『実験』に参加してしまえば、上条の狙い--『最弱』が『最強』を倒すことによって『樹形図の設計者』の未来予測をぶち壊す--が崩れてしまう。それを止めることができるのは『妹達』だけだった。美琴は、「アイツの夢を守ってあげて」と御坂妹に助力を頼み--。上条当麻と一方通行が再び対峙し、最後の激突を迎える--。

17. 「勉強会」
『最弱』の右拳によって、美琴のクローン『妹達』を巡る事件に幕が引かれ、再び平穏な日常が戻ってきた。そんなある日。寮監の厳しいチェックをくぐり抜け、美琴と黒子は時間外外出許可を取る。目的は、佐天の部屋で行われる勉強会(実はその本質は『鍋パーティ』なのだが)に参加するため。このところ、美琴が黒子たちの相手をできなかった、その埋め合わせとして企画されたのだった。佐天、初春、白井は、夕方の待ち合わせまで、それぞれの自由な時間を楽しむ。そして美琴は、『妹達』が収容されている、カエル顔の医師の病院を訪れていた--。

18. 「お引越し」
『乱雑開放』事件以来、入院しリハビリに励んでいた枝先が無事、退院できることに。独り暮らしをしたことが無い彼女を案じる春上は、二人で同居することを決める。春上の引っ越しの準備を進める初春はどこか寂しそうだった。そして迎えた枝先の退院の日。お祝いのために美琴たちで集まることにしたのだが、信号機のトラブルが発生し、風紀委員の黒子と初春は出動を余儀なくされる--。一方、ひったくりを捕まえた婚后たちは、見知らぬ学生に能力を使い解決したことをとがめられる。その裏側では『アイテム』の面々が、奇妙な任務に振り回されており……。

19. 「学園都市研究発表会」
公園の花畑で倒れていた見知らぬ子供を見つけた美琴たち。フェブリと名乗る少女は、なぜか美琴の名前を知っていた。美琴には全く心当たりがなく、風紀委員にも該当する迷子の情報は届いていない。すっかり佐天に懐いてしまったフェブリを、佐天と初春が協力して預かることに。次の日、各種データベースに写真照会をかけるも、やはりフェブリの情報はなく、フェブリは『置き去り』として処理されることになった。あすなろ園への受け入れが決まったフェブリだが、入園までの5日間はみんなで面倒を見ることになる。美琴は自分も名前で呼んでもらえるよう、奮闘するが--。

20. 「フェブリ」
学園都市の、非能力系発表会、通称『学究会』会場内で、警備ロボットの暴走事故に巻き込まれそうになるフェブリ。大事には至らなかったものの、誤作動するはずのないロボットが動き出したという、不審な点が残っていた。一方、ゲコ太人形を巡って攻防戦を繰り広げるうち、フェブリと仲良くなった美琴は、固法たち風紀委員の面々と合流して、銭湯にて裸のお付き合いを敢行する!楽しい時間を過ごしたその帰り道。突然、駆動鎧が襲いかかってくる。美琴が能力で制御しようとしたもののなぜか通じず、婚后の助けでようやく撃退するが、今度はフェブリが倒れてしまい--。

21. 「闇」
フェブリを回収しようとしている何者かの存在。そして、フェブリが『科学的に作られた人造物』であるというカエル顔の医者の言葉--。フェブリを巡る状況は、にわかにきな臭さを増してくる。そしてミサカから伝えられる、フェブリの『姉』の存在と、『学習装置』の痕跡。暗部が関連している可能性を示唆されたことで、佐天たちに真実を伝えられないでいた美琴だが、婚后の何気ない一言を受けて、皆でフェブリを救おうと決意する。警備員ですら触れることも許されない、学園都市の深い闇。その存在を知らされてなお、佐天たちは真っ直ぐにフェブリを救うための方策を考え始め--。

22. 「STUDY」
フェブリに残された時間は、72時間。彼女を救う手がかりを得るべく、美琴は収監されているテレスティーナの元に向かう。学園都市で暮らす子供たちは、全て実験用のモルモットだと吐き捨てるテレスティーナ。しかし美琴は、その闇を覗き見てもなお、学園都市を嫌うことはできないと答える。2人はにらみ合うが、ついにテレスティーナは美琴に手がかりを与える。それは、フェブリが『ケミカロイド』と呼ばれる存在で、彼女を作ったという学究会への糸口だった。一方、偽情報をつかまされた『アイテム』の面々は、自分たちをはめた相手を追い詰めるべく、 行動を開始する……。

23. 「革命未明(SilentParty)」
学園都市では能力のレベルのみで価値を判断する。そして能力の開発は、先天的資質に負うところが大きい。ならば、現行の方式とは異なる方法で能力者をゼロから作り出すことができれば--。罠にはめられた美琴と布束に向けて、有冨の口から語られる『ケミカロイド計画』の全貌。彼ら『スタディ』は学究会当日に大規模公開実験を行い、学園都市に革命を起こすという。薬で体の自由を奪われた美琴は、自分の過去がもたらした事件をひとりで背負おうとする布束に、以前の自分の姿を重ねる。そんなふたりの前に、信頼する仲間たちが助けに現れ--!

24. 「EternalParty」
有冨たち『スタディ』による『革命』--二万体もの駆動鎧を使ったテロが始動する。その企みを阻止せんと、学究会各会場で奔走する黒子、初春、佐天、婚后たち。さらに多くの風紀委員たちの力を借りて、駆動鎧を会場敷地内に押しとどめ、テロの進行を防ぐ。思わぬ抵抗に、『ケミカロイド』ジャーニーへの負担は増してゆき、布束は自分の選択に迷いを見せる。そして、美琴とフェブリは本丸である有冨たちの元にたどり着いた。もう自分は、ひとりではない。共に戦う皆の姿を胸に、美琴は迫る駆動鎧をなぎ倒して進む。その先に待っているのは--。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 3
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

私は、この街を・大切な人たちを守りたいから

(2013.4/20 1話)
原作(漫画)1巻~7巻まで既読。
今期№1の期待作品と言っても過言じゃないです。

作画が前作より綺麗になって、OPも安定のfripsideさんなので文句の付けようがありません^^q

{netabare}図書館での食蜂操祈との会話は原作でもありましたが、ちょい役で終わりそうな感じ?{/netabare}


演出は前作の1話冒頭での「ほんとっ、退屈しないわねぇ。この街は」の御坂のセリフを今作では1話のBパート終わりに上条が「まったく、退屈しませんねぇ。この街は」で締めていたのでよかったです。

気になるのは、アイテムの4人とアクセラさんの活躍です(*´▽`*)

(2013.4/27 2話)
{netabare}学園都市の科学者、闇に利用されていた御坂美琴の能力、いや美琴自身か。
しかし、それが無ければ妹達(シスターズ)は生まれなかった。

人通りの少ない所を選んでいるという事は、レディオノイズ計画と何か関係が?


そんな可愛らしいコンビニ弁当、見たこと無いですww さすが、市場に出回る前の商品を実験的に取り扱ってる学園都市ならではですね^^;

布束さんの目元が原作と随分違う。どちらかと言えばアニメ版の方が好みですww

それにしてもインデックスさん、ED意外と良かったですよw{/netabare}

(2013.5/5 3話)
{netabare}妹達(シスターズ)ついに、登場ですね!!!

レディオノイズ計画の阻止、それは上条さんが行った事だが、それ以前に阻止しようとしていた人物が彼女か。
と言う事は、御坂はこの段階では妹達(シスターズ)の存在を知らない。

レディオノイズ計画、その本当の目的は…とある彼女。{/netabare}

(2013.5/11 4話)
{netabare}学園都市の潜む闇に自分が関わっていない事が分かって?気分の良い御坂だが…
何気ない1日を過ごしている間に、実験が進行していたら?
彼女のショックは、相当なものだろう。

ってか妹達(シスターズ)の目のトーンが禁書1期の時より、明るくなってる!


レディオノイズ・レベル6計画のキーパーソンとされているアクセラレーターと御坂が対面するのか?{/netabare}

(2013.5/18 5話)
{netabare}クローンだからこそ、他の生物にも優しくなれる。シスターズ、おっさんかヾ( ̄o ̄;)
禁書とは違う、シスターズの性格変化に「グッジョブです!( ´ー`)q」

温かな光に包まれた日常から、寒気を覚えるほどの暗い闇の非日常へと…

反射前のCGを使った作画、愛を感じます。それと一方通行、髪長くなってる気が^^;

EDが劇場版みたいで、次回への期待がさらに高まる終わり方でしたね。{/netabare}

(2013.5/25 6話)
{netabare}一方通行vs御坂美琴、例え勝敗が分かっていても目の前で起こっている事からは逃げるわけにはいかない。

今さらですが岡本さんの狂気じみた演技、アクセラレータにぴったりですね(^^)

ただ力を求めるアクセラレータ。彼の哀しい過去が、学園都市の闇に利用されているとしたら?彼もまた、加害者ではなく被害者。

絶望へと叩き落された美琴。力があっても届かなければ… 一人じゃどうしようもできない事も側にいてくれる誰かが居れば大きな力になる。

1期の佐天さんが言った「御坂さん、いまあなたの目には何が見えていますか?」の答えが「あたし…みんなのこと見えてるから」なんでしょうね。{/netabare}

(2013.6/2 7話)
{netabare}私が…私がDNAマップを提供したせいで彼女たちの生命が弄ばれている。そんな自己嫌悪と罪悪感が美琴を押しつぶそうとしている。

佐天さん、初春のスカート捲るの手慣れ過ぎでしょwww

自分に出来ることを精一杯やる、簡単なようで難しいor難しいようで簡単なのか…
今の黒子にできる事は御坂を信じて待つことだけ。

次回、ついにアイテムの面々が登場するので楽しみです!{/netabare}

(2013.6/10 8話)
{netabare}アイテム遂に、登場!
滝壺さん大人っぽい感じですね。
それと絹旗最愛の声がイメージでは少し高めだったんですが、まぁそれは置いといて/(-_-/)(\-_-)\オイトイテ…

学生が人口の8割を占めるこの都市は何かと技術を狙われる事も多い。だから暗部と呼ばれる能力者で構成された裏の組織が必要となってくる… その構成員にレベル5が何人か属しているという意味では学園都市の存在理由に問題がありそうです。

いやしかし、戦闘シーンの作画は目を見張るものがあると思います!{/netabare}

(2013.6/16 9話)
{netabare}LEVEL5の第3位と第4位の直接対決! 汎用性では麦野に勝る美琴だが単純な「力」では麦野に劣る美琴。

滝壺さん、それミンティア?www  「アイツからは、危険な匂いがする!」そりゃ、ミンティア食べてあんな目されたら誰でもビビるよ!(実際は能力体結晶なんだけど)
AIMストーカーと名の付くだけの事はありますね滝壺さんwww やはり(諸刃の剣だけども)8人目になるのは彼女か?

所かわって、美琴以外にもレディオノイズ計画に反旗を翻す者が密かに動いていた。
「これ以上戦いたくないという、彼女達の声が誰かの心を動かすかも…」そういった意味では布旗が行った行為は正解だった。

麦野沈利vs御坂美琴、軍配はどちらの手に!?{/netabare}

(2013.6/22 10話)
{netabare}レールガァンΣ(T▽T;) ぐわわぁぁん! 麦野ダサすぎwww
そんなんでヤラレルようじゃLEVEL5とは言えないわな^^;麦野ん激おこじゃんか(゚д゚;)

パリィパリィってparryの事? まぁ、何はともあれ窮地を脱した美琴だが計画がとん挫したわけではない。
上条さん、ついに登場!予告も上条さんだったので超電磁砲ではなく禁書目録を観てる気分になったのは私だけ…?{/netabare}

(2013.6/29 11話)
{netabare}冒頭、禁書1期の1話を観ているようで懐かしく感じました^^

禁書でも同じシーンがありましたが上条さんと美琴の絡み、少し変わってますね。
「前に1万円飲まれちゃって…」なんて言ってなかったような^^;それに「チェイサー!!」の時のカットとかも。
確かに御坂フィルターから見た上条さんはイケメンにしか映ってない!
シスターズと上条さんの会話が原作通りで笑ってしまいましたwwww

自身のクローンだからこそキツイ一言を浴びせてしまった、感情があるとも知らずに…
天井さんちょっと老けた? アクセラさん、それガムですよね!?ガムだと言って下さい(゚д゚;)!!

美琴の苦悩が前とは違ってよく描かれていて解りやすくて好かったです。(個人的にですが^^;){/netabare}

(2013.7/8 12話)
{netabare}妹達(シスターズ)10032号と上条さんのシーンで訳を話したがらない10032号を見ていると、布旗の「細やかな抵抗」(シスターズへの感情プログラムのインストール)が功を奏しただろうなと思い観ていて嬉しくもあり切ない。

所で、1期で木山先生がツリーダイアグラムに申請を行った時期とそれが破壊されていた時期は整合するのか?
→申請を行った時期が7月24日なのに対して破壊された時期が7月28日なので一致しない。と言う事は、木山先生が行った申請は統括理事会にとって都合の悪い情報に関しては却下していた事になる。

そこから導き出される結論は…学園都市に住む学生は統括理事長であるアレイスターの実験に利用されているモルモットに過ぎないという訳か。
話が脱線しましたが、次回いよいよ上条さんvsアクセラさんの対決が!?{/netabare}

(2013.7/13 13話)
{netabare}ツリーダイアグラム、それは今の美琴にとって最後の希望とも言えるものだった。かつて木山春生が、望んだように…

結局、猫の名前は「保留」になったのかwww 禁書1期の時は10031号が実験対象だとは知らずに上条さんと居た10032号が一方通行と実験を行ったとばかり思っていました。 そこの所も分かりやすく描いているので構成上、不満は無いです。

原作とアクセラレータ(一方通行)vs10031号の戦闘シーン、違うんですね。スタッフの遊び心に感謝です。

アクセラレータも好んで殺しているわけじゃない。「自分」を誰かに認めてもらいたいという欲求を、科学者たちに利用されて最強・無敵の存在になる事を望んだ。 禁書1期では実験を楽しんでいるように見えましたが、レールガン2期だと呆れている感じでしたね、自分自身に。{/netabare}

(2013.7/20 14話)
{netabare}黒子の変態っぷりが前より増してるだと!? 上条さん、完全にモノ扱いwww
レディオノイズ計画を知るシーンが猫のせいでシリアスじゃなくなっている…

橋の上での会話シーン、上条さん声抑えてしゃべってる? それに、こっちの方が禁書よりキャラに感情移入しやすくて観やすい。

やっぱり利奈さんの演技力凄い!!ってか上条さん、イケメンすぎるだろ(゚д゚;)!
ED変わりましたが、2クール目もインデックスさん唄うんですねwww{/netabare}

(2013.7/27 15話)
{netabare}当麻の登場シーン、演出だけみると不自然というか展開が早いですがそこは禁書1期を観ていたので違和感はないです。
声のトーンもだいぶ違いますね、一方通行の粉じん爆発後の作画もカッコいいです。
ただ、あのセリフが聴けなかったのは残念(-_-;)

ED変わったと思ったんですが前回だけの特殊EDのようです^^;
ここ数話、禁書と被っているストーリーが多いので1期のような日常回などが無いのでこれから先もシリアス路線で進行するのか、もしくはオリジナルストーリーで展開していく?{/netabare}

(2013.8/4 16話)
{netabare}OP変わるかと思ったんですが、まだみたい。というよりは変えないでも良いんじゃない?

保留:「今夜は、風が騒がしいな( ´,_ゝ`)」

「歯ぁ食いしばれよ、最強~」のくだり、今作の方が最弱らしさが出てるので良いですね。禁書1期の時は、セリフにも勢いがあってそれはそれでカッコいいんですが、何か主人公補正入ってるんでね^^;

何かが変わるかも…それはアクセラレータから見た「世界」ではなく学園都市から捉えた「世界」の視点でしかない。
だけど、最強(存在意義を覆す者)と出会い価値観が徐々に変化していく。

インなんとかさん、1カットのみの登場だったかww
御坂妹:「今作のヒロインは、あなた(インデックス)ではなく私です!ぶふぉっ(((*≧艸≦)」{/netabare}

(2013.8/15 17話)
{netabare}OPの編曲に小室さんなのはいいですが、何か盛り上がりに欠ける、コレジャナイ感はあります。

シスターズ達を取り巻く一連の問題が一段落した後の日常回ですが、超電磁砲はこうでなくちゃね。
ってか掃除機は学園都市に住んでるにしては普通のデザインなんだ^^;
初春の異名:「守護神(ゴールキーパー)」がでてきたと言う事は、漫画同様に18話以降は初春にもスポットが当たるのか?

それにしてもクローンの寿命があんなに短いなんて、学園都市の科学技術ならもっと伸ばせそうなのに…。゚+(。ノдヽ。)゚+。

「お姉さまの方が、フェフェ…ヾ(*´∀`*)ノフェフェフェ♪」やっぱり日常回では黒子が良い味だしてますwww

EDはアリサ(CV:三澤紗千香)が担当なんですね^^; 個人的には1クール目のEDが良かったです。{/netabare}

(2013.9/7 18話)
{netabare}レベル5を相手のデータ収集に何か目的がありそう… まさか、また木原一族が黒幕だったり?

初めて、自分から率先して動いてできた友達の引っ越し。初春にとって悲しくないわけがないよね( ノω-、)クスン
学園都市、近未来の技術が満載のこの街で金剛さんの口上はギャップが有り過ぎるwww

学究会、ねぇ。何かヤバい事に首を突っ込んでいそうな感じがする…

シスターズ(大勢)と美琴が一緒に食事している光景を思い浮かべると、なぜか上条さんが居るwww

温かい、温かい事はこれからの季節にピッタリですね!食べ物にしろ飲み物にしろ(ホットティーetc…)でも、お酒は別ですけどねwww そんな温かさの重要性を教えてくれるのが初春の能力(サーマルハンド)なんです!

フェブリと名乗る少女の目的は、美琴絡みですがどうなることやら^^;{/netabare}

(2013.9/14 19話)
{netabare}黒子の「お~オォオォオォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオォオ」が完全に新井さんwww
西洋人形に似た出で立ちの幼い少女は、何も知らずに大きな力に利用されているとか?

ものすごく不味いキャンディを平然と舐めているのは、何かの薬品の副作用を抑える為だったりして。
にしても、嫌われ過ぎだな御坂^^;

ここで、青ピ登場ってwww

レディオノイズ計画とは別にまた、新たな計画が美琴を襲う。{/netabare}

(2013.9/21 20話)
{netabare}バッテリーが入ってないのに動きだした警備ロボ。となると電気系能力者による操作ではなく、「何か」で動かしていた事になるけど…AIM拡散力場なのか?いやそれだと、能力者が干渉できるから違うか。

所変わって美琴の思惑も空しく、ピンクゲコ太はフェブリの物にwww 温泉回は黒子が荒ぶりそうな予感しかしないけど^^;
予想が外れて、まさか黒子がいらない子になるとは(゚д゚;) しかしもう、佐天さんは都市伝説の研究家より保母さんの方が向いてるな。

無人ロボと電波干渉?とフェブリ、それと謎の結晶体は関係性がありそうだけど…まだまだ解らないことだらけですね。

何!?フェブリが人工物?クローンとかでもなく!?(・_・;){/netabare}

(2013.9/29 21話)
{netabare}フェブリはアンドロイドではなく、クローン? だとしたら妹達(シスターズ)の件がオリジナルストーリーでも整合性を得ることになるけど。

美琴はシスターズの件で、自分自身が原因で出来た闇と向き合った。だが、今回は自分自身でなく学園都市という世界の闇が目の前をうろついている。

いやいや、「私が、独りで…」って前回から何も成長してないようにみえるよ? 何の為の友達なの・仲間なの?巻き込みたくないのは分かるけどそれじゃあ、同じ事の繰り返しになる気がするんだけども。

どうにか、あの時と同じような事になるのは避けられた美琴ですがフェブリを造った奴らの目的は依然解らずじまい。{/netabare}

(2013.10/7 22話) 
{netabare}フェブリが関わる計画の黒幕ではなく、美琴たちの協力者?として登場したのが木原・テレスティーナ・ライフライン。
1期の顔芸&鬼畜っぷりは健在なんでしょうか? まさか間接的ではありますがアイテムの4人が美琴に協力するなんてね。

ケミカロイド、それがフェブリの正体。科学物質を使って人工的に造られた、対能力者用の試作品とでも?

高位の能力者だから、みんなが仲良くしてくれる。それは、憧れや利用したいという気持ちも含まれていると思うのでテレスティーナの言う事にも一理ある。しかし、そうじゃない人でも自然と誰かの為に行動する事で仲良くなれている存在が美琴の近くに居ると思うけど(上条さんとか、上条さんとか…)

それにしても布束は、一体何がしたいんだ? レディオノイズ計画の時も関わっていながらシスターズに「感情」をインストールしたり今回の一件でも関わっているのにフェブリを助けようとしたり。分からないですね^^;{/netabare}

(2013.10/14 23話)
{netabare}能力至上主義の学園都市に不満を抱き、別の視点から能力者を造りだす計画・「ケミカロイド計画」は学園都市の根幹を揺るがす物になるのか?

造られた人間、造られた能力、そんなもので都市機能を運営できるのか。また、兵器として利用されるのがオチなんじゃ…
「老害」である木原幻生ですらLEVELの枠から抜け出る事はできなかった。しかし、ケミカロイド計画はLEVEL(限界)の枠を設けない事である種の可能性を見出そうとした。
人の可能性の結果である能力者に怪訝し、造られた人で可能性を模索するのは結局人の可能性を信じているからでは?

そんな計画に参加している布束には、彼女なりの理由があって参加していた・させられたという方が正しいですね^^;

布束の巻き込みたくないという気持ちは優しさではなく「助けて」と言えない弱さの表れだと、知っている美琴はかつて助けられた上条からその事を学んだ。

御坂達4人では解決できない事でも他人の力、シスターズの力を借りれば解決への糸口が見つかりそうだけど。{/netabare}

(2013.10/19 24話)
{netabare}科学者・研究者としての正しさを見つける為の決意をした布束と人としての正しさを行動で示す美琴たち。
好奇心が誇示欲となってしまった有富の歪んだ野望を防ぐことはできるのか?

前作から登場していた湾内さん、泡浮さんの能力連携からの婚后光子の〆や黒子の戦闘シーン熱いですね。

婚后さんの会社の技術力凄いな^^; なんて思ってたら麦野登場!?(゚д゚;)あくまで利害が一致した上での手助けなんでしょうが、良いですね(*´▽`*)

AIM拡散力場の暴走を誘発する最終フェイズ、それが連鎖的に広がれば能力者の持つパーソナルリアリティを乱す事もできる。
って、シスターズの声のトーンwww

まさかの最後の最後で食蜂操祈が絡むとは…{/netabare}

ストーリー上、一方通行(アクセラレータ)戦やレディオノイズ計画をやる意味があるのか?と思っていたら持つ者の葛藤と持たざる者の葛藤を描く形になったので物語の展開としても文句なしです。
とある科学の超電磁砲Sの「S」はsister's(妹達)とstaunch partner(信頼できる仲間)の意味合いだと思いたいですね。
欲を言えば、もう少しシスターズの出番と活躍が観たかったです!

投稿 : 2024/09/07
♥ : 50
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ビリビリと仲間達

超電磁砲(レールガン)の名を持つ御坂美琴とその仲間が協力して超能力を使いの学園都市で起こる事件を解決していくストーリー第二期になります。

非常に安定感があって今期鉄板で楽しめそうです。

OPも前作の雰囲気のままなかなかイイですねー。

※1話感想{netabare}
能力や人間関係を紹介しつつも事件解決をする彼女たちの日常を表すスタートでした。

最初の不良集団はベタでしたね。
中学生相手にゲスな事をしていましたがビリビリで
良いお仕置きになったと思います。

病院では色々と危機一髪でしたがジャストタイミングのチームワークで乗り切りました。
佐天さんのあの剛腕キャッチには驚かされました。
結果的には相手も含め誰も傷つかず一安心。

食蜂さんの存在や美琴の過去など今後の展開を匂わせていましたが、
どうなって行くのかとても楽しみです。
婚后さんのキャラは面白いので1期より少し目立つ活躍しないかな。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の新キャラは心を読むスキルなんですかね?
まだ能力が謎なのが興味を引きますね。
(パッと見た雰囲気がちはやふるの詩暢ちゃん似な気もしましたw)

いずれにしろ心理戦は得意そうで1話で出た食峰さんと絡み
今期は精神的な駆け引きやトリックで楽しませてくれる予感がします。
御坂妹の存在もチラホラしてますし
クローン研究への掘り下げもありそうでこの先が楽しみです。

それにしても先週今週と学園都市治安悪いです。
黄泉川さんもっと頑張れじゃん!

佐天さんは前回といい、一皮剥けてきた気がします。

EDもなかなか良かったです。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
先週、新キャラがちはやの詩暢っぽいって言ったけど、
こちらも「砥信」でしのぶって読むんですね。先週は名前に気づきませんでした。
この作品、人物の漢字難しくてサイコパス並に変換が面倒です。

美琴がラボに潜入するお話でした。
私服は新鮮。中学生にしては意外とお値段の張るコーディネート。
着替えにホテルの一室を使う贅沢さには驚きです。
普通はトイレ&ロッカーだよね?

なんだかメタルギアを彷彿とさせる潜入でした。
それにしてもビリビリって汎用性高いです。
機密やセキュリティーまで突破できるとは…。
流石にツッコミたくなりますがスルーしてあげます。

クローン計画を知り驚いていましたが、凍結と分かり一安心。
…してしまったようですが水面下で動きつづけています。
大きな事件へと発展していきそうで早く続きが観たいです。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
美琴浮かれてましたねー。
浮かれてた方がまともな性格になるのも可愛いちゃ可愛いけども。

今回はほぼ日常回で春上さんの水着ショーが見所だった気がします。
話はそんなに進んでないけど会話で出た
「社会見学」とか「電波で繋がる」という話は今後、鍵になるかも。

クローンの方は「布何とかさん」こと、しのぶちゃんも一枚かんでる様子。
敵か味方かそれとも!?…今後どういう存在になるのか気になります。
最後にとうとう御坂妹を発見しましたし、
クローンの扱いが惨いシーンで終わりましたがどうなって行くのでしょうか?
{/netabare}

※5話感想{netabare}
前半は緩く後半は一気にシリアスに。
この作品は締めるところはしっかり締めてくれるので流石です。
御坂妹は赤ん坊を助け、猫を助け、最後にバッヂを求めて、人間味を感じました。
少ない時間でしたがちゃんと生きていて、それ故に死は残酷に映りました。
やはりこんな計画は許されないですね。
美琴の視点からこのストーリーを追うのも非常に楽しみです。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
美琴の怒りはよく分かるけど力押しではアクセラレータにはかなわなさそうですね。
美琴の能力が強いだけに相性が悪さが力の差になっています。

それにしてもこの実験は余りにも酷いのです。
クローン技術上がってもこういう倫理的な事も
しっかりしないと恐ろしい世界になってしまいますね。
しのぶちゃんも味方に付けて仲間みんなで協力して阻止して欲しいものです。
一期よりも二期の方が応援しやすいシチュエーションになりそうです。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
黒子達を巻き込みたくない美琴と、
美琴の力になりたい黒子の気持ちが交差して少し切ないですね。

人的被害は出していませんが美琴はテロリストとして悪には悪で対抗する形になっています。
話し合い等正攻法は効かないでしょうから致し方ない所ですかね。
とはいえ余りダークヒロインにはなって欲しくない気持ちもあって複雑です。
良い方向へ転べばいいのですが…。
次回はラボ側の対抗策が出てきそうでまた楽しみです。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
アイテムという組織が登場し美琴と対決していく構図になりました。
まずは狡猾な導火線&爆弾使いが相手。
レベル違いの相手にもよく戦っていて戦い慣れしているのが伺えます。
美琴が闇の炎に抱かれて消えるのかとも思いましたが、
レベル5は伊達じゃないですね。鮮やかな逆転でした。
次回は複数相手にしなければいけなそうで、苦戦が予想されます。

一方、しのぶちゃんも独自に動き出しました。
共闘もありそうですが、どうなって行くんでしょうか。楽しみです。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
アクション満載で見応えのあるバトルでした。
ビーム兵器(?)の使い手と能力追跡者が相手で押されていました。
戦略的撤退すべきなのですが気持ちが勝って施設破壊に固執しています。
次回はタイマンバトルみたいですが体力的に限界で冷静な気持ちではないので心配です。
増援も無さそうですしどうなる事やら…。

しのぶちゃんの方も超捕まってしまい超心配です。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
いやいや単純にバトルで楽しめました。
麦野さんイキイキしてましたねー。怒らすとおっかなくて敵ながら好きなキャラです。
(cv小清水さんこういうキャラやはり上手いです。)
今回は相手の罠を上手く利用して勝てましたがまたの再戦も観たくなりました。

ラボから撤退させとりあえずは実験を止められましたが、
コレで終わるなんて上手い話ではなさそうです。
しのぶちゃんも捕まってて心配なままですし…。
インデックスと重なるシーンがあったけど続きはアチラでって事でもないよね?
コチラはコチラで事件を追うものだと思って次週以降も楽しみにしておきます。

心配といえばフレンダのお仕置きもなので、程々にして上げて欲しいです。
きっと、スゴくおっかないんだろうなー…。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
学園都市の暗部は底知れず。
あれだけ頑張って破壊し撤退させたけど大局を動かすに至らず…でした。
それでも心折れず覚悟を決めて決意を新たにする姿を見せられては応援せざるを得ません。
次回以降も応援のしがいがあります。

それにしてもみんな精神年齢高いですね。
自分の中学生の頃と比べるとなんだか恥ずかしくなります。(^_^;)
{/netabare}

※12話感想{netabare}
美琴はツリーダイアグラムをハッキングして
エラーを起こさせる計画を実行しようとしましたが
既にツリーダイアグラム自体が存在していなかった様です。
今の学園都市の機能はどうやって賄っているのでしょうか?
予知能力系の能力者等でも酷使してるのかな?
色々と謎が深まってきました。

猫のお話は完全にインデックスでしたね。
既知の話ではありますが美琴視点でどう描かれるのか楽しみになっています。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
観ていてとても痛々しかったです。
死んでゆくシスターズも痛々しいし、美琴の絶望感や無力感も痛すぎます。
レールガンの視点だと美琴の心情に触れているだけあって同情の気持ちがより強くなります。
本当に趣味の悪い実験ですね。

当麻も事件を知りインデックスとの交差が強くなってきました。
この連鎖を止めるには当麻の右手にかかって来ています。

たけどこのシリアス展開だと黒子や佐天さん達はしばらく出て来れないかも…!?
{/netabare}

※14話感想{netabare}
今回はインデックスと交差していると言うより、インデックスそのものでした。
まぁ名シーンだし逃せないですけどね。
既視感もあるので新鮮味に欠けはしますが心情などもより深く解ってきます。
来週もインデックスでしょうね。しばらく当麻の応援です。
{/netabare}

※15話感想{netabare}
相変わらずインデックスしてますが
…あれ?本編より気合い入った感じがします。気のせい?
当麻はやっぱりカッコいい!殴るシーンはスカッとしました。
アクセラレータは元々気質があったとはいえ
あれだけ殺してたら色々と麻痺しちゃうでしょうね。彼も被害者だと思います。
{/netabare}

※16話感想{netabare}
ちょっとした最終回気分。
一方通行を無事倒してくれました。分かっていても立ち上がるシーンは漢を感じます。
ここ数話は良いリメイクが観られました。
美琴の恋の方も進展するといいのですがまだまだ素直になれず先は長そう。

どうやら来週は日常が戻る様子です。
{/netabare}

※17話感想{netabare}
久々に平和な一日。このメンバー揃うのも久々。
シスターズも無事回復していくようだし一安心。
インデックスのキャラは相変わらず顔映さないシステムなんでしょうか?
隠されると気になってしまいます。

品ぞろえ豊富なペットショップならネズミの真空パック売ってるんですかね?
行った事無いから良く知りませんがちょっと怖い。

美琴は相変わらずお金持ち。
スッポンと霜降り肉の鍋は贅沢だけど合うのでしょうか?
もったいなくて試す気にはなりませんが…。
{/netabare}

※18話感想{netabare}
今回の成分 退院4:友情2:メガネ1:学究会1:犯罪1:眠り姫1

事件の匂いがプンプンしつつも友情が良く現れた回でした。
インデックスのリメイクが悪い訳ではないけれど、
レールガンとして観たいのはやはりこのメンバーでのチームワークですね。
レールガンらしさが帰ってきました。
何やら『能力』に否定的で嫌みな性格のメガネ集団が暗躍しているようで不安が高まります。
もしかして、しのぶちゃんも関わっているのかな?
{/netabare}

※19話感想{netabare}
今回の成分 迷子7:ゲコ太2:学究会1

『チャイルドエラー』って何?孤児的な感じなのだろうけど…意味分かる人居たら教えて!

フェブリちゃん人見知りしない可愛い子ですね…美琴以外には。
まぁ、最後に少しは仲良くなれたみたいなので良かったかな。
暗躍しているメガネ軍団は何をしようとしているのでしょうか?
嫌な予感もしますし気になります。
{/netabare}

※20話感想{netabare}
今回の成分 実験4:人造人間3:ゲコ太2:銭湯1

そんな気はしてましたが、フェブリちゃんは人造人間だった模様です。
暴走ロボットもなぜ動いたのか不明ですが操縦席から出てきた結晶(?)やアメ玉が鍵かな?
メガネ軍団の動きにも注目です。

あと今回は婚后さんが活躍が観られてちょっと嬉しかったです。
また活躍が観られるでしょうか?
{/netabare}

※21話感想{netabare}
今回の成分 仲間5:闇組織2:捜査2:72時間1

スタンドプレイよりチームプレイ。
レールガンはみんなが活躍しないとね。フェブリを助けるため頑張って!
しのぶちゃんはどうも裏がありそうでメッセージを送って来ているのかな?
何となく敵では無い気もします。
{/netabare}

※22話感想{netabare}
今回の成分 科学者5:仲間2:裏切り2:アイテム1

しのぶちゃん敵ではない様で少しホッとしたけれど、
その分メガネ君はとてもとても嫌~な感じ。
約束も守らないし正に悪役の科学者の代表的なスタイル。
ハラハラとさせてくれながらも
気持ち良くみんなでやっつける王道展開になりそうです。(アイテム含む)
確実に楽しめそうだけど一捻りは欲しいと思ってしまうのは贅沢かな?
次回以降も期待しています。
{/netabare}

※23話感想{netabare}
今回の成分 革命6:仲間3:ワガママ1

テロリストを仲間を信じて協力して倒す!
…という良くあるアクション映画の王道の様な展開ではあるけれど
美琴の真っ直ぐな気持ちには共感できますし気分良く見られます。
こういう展開が嫌いな人って少ないんじゃないかな。
来週は皆活躍してアクション満載の予感ですし応援しつつ楽しめそうです。
{/netabare}

※24話感想{netabare}
今回の成分 仲間7:バトル3

いやいや爽快爽快! 気持ちの良いラストでした。
実弾使われても怪我人0とか無茶が平然と成立していたり
色々都合良すぎるんですけどレールガンはこうでなきゃ。
考えたら楽しめません!
最後はみんなの協力や活躍でスカッと晴れやかに締めてくれました。
2期で使われた名台詞を色々と持ってきたのも◎。
今までの話を呼び起こしてくれました。

フェブリは冷静に考えても学園都市で保護した方が良い気もするけど
いつの日か伏線となって帰ってきてくれると思います。
また続きが観たいです。
{/netabare}

【総評】
必要なのは理解していますが
途中でインデックスのリメイクが入るのでやや新鮮さは失われた所はあります。
それでも最終的にはその時の美琴の行動を踏み台にして
仲間を信じる事とは何なのか答えを見つけ成長を見せる展開になっていますし
全編通しての満足度は高いです。

やはり小難しい理屈や一人でも立ち向かう姿はインデックス本編に任せて
レールガンは爽快なアクションと仲間との絆がメインで良いなと再確認出来ました。
学園都市を舞台にして住み分けがしっかり出来ていて
それぞれの色が楽しめるのは嬉しい限りです。

きっと何れ3期もあると思いますので今から楽しみに待っています。

2期もエンターテイメントが詰まった爽快な作品に仕上がっています。
万人受けする内容でどなたにもお勧めできます。
1期を観ていない方は1期からどうぞ。
インデックスを観ていなくても楽しめます。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 78

91.5 3 バトルで友情なアニメランキング3位
Fate/Zero 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★★ 4.3 (3239)
17789人が棚に入れました
これは始まり「ゼロ」に至る物語――― 奇跡を叶える『聖杯』の力を追い求め、七人の 魔術師(マスター)が七人の英霊(サーヴァント)を召喚し、最後の一人になるまで戦いを繰り広げる究極の決闘劇……聖杯戦争。三度(みたび)、決着を先送りにされたその闘争に、今また4度目の火蓋が切って落とされる。それぞれに勝利への悲願を託し、冬木と呼ばれる戦場へと馳せ参じる魔術師たち。Fate/Zero 第一期で語りきれなかった残りすべてが、今ここで明らかになる。

声優・キャラクター
小山力也、川澄綾子、大原さやか、速水奨、関智一、中田譲治、阿部彬名、山崎たくみ、緑川光、浪川大輔、大塚明夫、石田彰、鶴岡聡、新垣樽助、置鮎龍太郎
ネタバレ

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

王様と私

お休みはさむだけだってCG、画はすげえのな。
綺麗なのはわかるが、お金がかかってるだけで、動画、作画は相変わらず、光と色でうまいことごまかしてはいるが。
アニメ製作じゃなくて、なんかCG屋さんて感じなんだよな。ハリウッド映画の真似事はうまい。アニメーションとしては・・・大塚さんつながりで言うなら『まだ、未熟!!』
ゴンゾ臭がするというか・・。

{netabare}
ライダー戦で力尽きたのか、なんだこの締め方は・・・
船の話、人類補完計画もどき、エクスカリバーまでで気になったが、やっぱり、というか・・カタストロフィを描くにはまったくの力不足?金不足?尺不足?
序盤(1シーズン)はしっかりデキてたのに、終盤で構成完全に失敗してるよね。視聴者へ期待の煽り、主役の絶望感、廃人になる過程が伝わらない。結局綺礼さんの話になったし。


そもそもSN(初代)を知らない人には、いったい何が起こったのか、誰の話なのかわかりづらすぎ。
個人的にはそれ以前、キリツグさんのおかげで腰砕け。
セイバーはもっとアクションしながらボコボコにされるべきだった気もする。
マスター同士の最終決戦がなんともかっこ悪い。マトリックスもどき。かをるネタ臭。
そんなことよりも説明セリフが多すぎ。
開戦するまでの流れも大事だと思うんだが・・なんとなく、いつの間にか、はじめたよね。
セイバーのバーサーカー戦、アーチャー戦もびみょ。
主人公コンビはどのバトルがメインディッシュなんだと。

山場が完全にライダーVSアーチャーになっちゃってる。
これ作ってるほうも心折れてるだろw。
幼女の話で1話つかうんじゃなかった?いやいやあれはいいところで1stシーズン止めるための尺合わせかと。
過去話とか中途半端な心理描写などなど削るれるところがいっぱいあった。
製品版で終盤修正入れられるからいいか・・なのかな。

23話だかのライダー回だけは凄くいいんすけどね。
もうあれだけ別作品です。臭いしベタだけどそれがいいし、それでいい。
ギル様まで別キャラ化して何故かかっこいいw勝負とかよりも3人のやり取りがいいんす。あそこで満足しました。私もいっしょにオケアノスにたどり着いちゃった。たぶんスタッフもw最終回2回とどっちやりたいっていったら明らかにこっちだろう。
なんとしてでもライダー組は超絶かっこよく描きたいってのがヒシヒシと・・w


こんな駆け足、中途半端なら、エピローグでスタッフロール終わったらセイバーさん降臨とかあのセリフで締めてあげてもよかったんじゃね・・。
なんかキリツグがある意味救済されてるっていいたいのはわかったから、セイバーさん、リベンジはこれからすんだよって救ってあげようよ。

いいとこなしだったんだから名言いただきました!胸アツ!!ってして・・原作ゲームやらせよう。18禁だけど。オトナの汚い考えかしら。
製作会社が違うから繋げるのはまずいとか・・。
それともSNをアニメでもっかいやるんけ?



作品全体としての感想、前期でキャラ紹介が終わり、基本3人の王とそのマスターのお話に。


征服王イスカンダル&ウェイバー

キャラが明らかに愛されてる。セリフや書き込みもコイツら設定がいっぱいあるんだろうな・・ってのが伺える。
ウェイバー視点でよかったんじゃねえの?ってくらい最初から最後まで完全に作品をもっていってしまった。
そのお声からジャンレノ→ドラえもん→ウェイバー君はのび太という図式が勝手に出来上がってしまった。ジャイアンもコイツなのか?まぁ真のジャイアニストは赤さんだけどさ。
スネオはモノホンがいる。

龍之介コンビもかなりいいセンいってたが・・あいつら好きっだった。
こちらはもう・・
その分かりやすいキャラ、突出した魅力から物語としてはとんでもない癌であり、作品、コンテンツとしては最大の武器。
最後でウェイバーが臣下になってしまったのが是か非かってとこだが、征服王が彼を生存させるための策略だったんだろうから、オッサンに口説き落とされちゃって涙する、そんな情けないヒーローがいたっていいじゃないかとも思う。朋友にはかわらないのだから。
なぜ主人公にしなかったのか・・。SNと同じ話になるってことなのか?別によくね。エロなしSNでいいじゃん。
聖杯の行方、戦争の顛末は、エピローグってことで。


英雄王ギルガメッシュ&言峰 綺礼

ギル様、SNキャラなのでイジりようがない・・
ドルアーガの鎧、FFからもらった能力。
はいいが相変わらずダサい。小物臭・・。
逆手にとって終始ネタキャラとして扱われてますが。
でもなぜかライダー戦だけは漢らしい別キャラにw
厨二キャラ、伝承のギルと違うのは受肉で頭狂ったって設定じゃなかったっけ。

綺礼さんは、かなり良かったんですが戦闘シーンがやはり・・。
某各ゲーヒロインに『あなたにはクンフーが足らない』って言われるレベル。
んで心理描写。愉悦はいいけどあんなに邪悪に笑うのとか、最後までとっておくべきだったと思うの。
ちょっと戸惑いがはいった、笑いのままずっといけばよかったのに。
なんでおじさんの話の前あたりであんなに笑わせちゃったのかなぁ・・。声優さんの演技では笑ってないのにさ。
でもウェイバー抜きならコイツが主人公のほうが面白いよ・・
切嗣にムカつくのわかるし、なんなら聖杯なんかどうでもいいってスタンスも素敵。
悪役誕生の物語として、
スターウォーズでもよかったじゃないかしら。


騎士王アーサー&衛宮切嗣

セイバーさんは前日譚なのでデカイ変化は付けられないから仕方ない。
メンタルはランスさんにボコボコに、肉体はギル様にギリギリまでリョウジョクされるのかと期待してたのに、両方あんまだったな・・。

切嗣さんが大問題、弟子っぽい人がラマンだったりw
序盤はかっこいいwwだったのに・・。

発覚する聖杯への願い、『世界から争いをなくす』って・・・なにそれ?厨二コジらしたの?あんたアラサーだろwどんだけアホなんだよ。そんなのはTBS日曜夕方枠に任せとけ!
全人類をハッピーな麻薬漬けにでもする気ですか?心が満たされたらパシャパシャさせるとか。だったらいいんだけど。
てっきり悪意で満たされてる聖杯の破壊とかそういうのだと思ってた。

嫁まで巻き込んだ綺礼を釣るための虚言で『うっそんww聖杯破壊が最初から狙いでしたw』ってのを期待してた・・。そこまでの鬼畜であってほしかった。
セイバーさんのSAN値もゼロにしようや・・。

せめて『世界征服』とか『どの政府にも属さない独立した組織の設立』『審判者(巨神兵)作成』とかw。

もう、神父さんと一緒に絶望しちゃったよ・・。なんだこのクソメインストーリーってw
神父さんもけっこうな厨二だけど、自分で言ってるし、異常者ってことなんだと納得できる。
切嗣さんはもうブッチギリでヤバいやつ。
あそこに至る過程をあんなに尺使って語られても理解不能。
で本心は嫁と娘ラヴ?wwだめじゃん・・。

オヤジ主人公の願いが本当にこんなことだったってのがある意味山場だわ。
このお話はSNの頃から設定があったのだろか?
すごい胸糞わるいw。

逆に明らかに観る側が神父さんに感情移入できるようにしてあるような・・どっかの誰かさんに盛大にバカにされてるでしょこれ。綺礼のために存在するキャラにされてる。

SNの『正義の味方になりたかった』って言葉から製作者がなぜこんな願いが思いつくのよ。
必殺仕事人でも十分正義の味方だと思うが・・。

残飯にキャビアかけても残飯という至言があるが、厨二にハードボイルドまぜても厨二、じゃすまなくて、それ以下の何かになったみたいな気分。

綺礼がんばれ!!って気持ちにさせるための原作のイヤラシイ演出かもしれないけどね。
他人のフンドシで相撲を取ることへの遠慮なのか、相手を立ててなおかつ自分のメッセージを突っ込みたかったのか。
なんかアホなこと描いてるけど真面目な人なのかなって・・・。

蛇足だけどガンマニア・・なのかしら。チョイスがマニアック。
バイクなんかも原作か型月の人が好きなんだろうか・・
ZZRとかじゃないってのが・・、ビジュアルなのか。
確かにマキシマムパワーだけならVMAX。
チョチョイで150psは余裕で超えてくれる平行モノだなきっと。
だから排気音直してね・・。












覚え書
___________________________

ギル様の御座船のダサさはどうにかならんのかね・・。
リグ・ヴェーダのあれってラピュタじゃないのw冗談はおいといて、むこうじゃ飛行機のこと今でもいうらしいけど・・普通に飛行機(英語)っていってたなw
なんでもいいけどせっかくの見せ場なのにデザインがダサいのといつまでも座ってるのがシュールすぎて笑えた。

VMAXきた!!かっこいいねぇ・・ほしいねぇ・・・・
変形なんかさせないでいいよ・・ノーマルで三国無双ゴッコしてほしいなぁ・・。
てかさ!!!音違うだろ?ハーレーのあててないか?
DOHC、V4であんな音にならん。回ると高い音になっぞ!なおしとけ。

キリツグの願いを知ったら一気に萎えたwがんばれ神父さんwてか神父さんの扱い方がなんかヘタクソじゃない?笑ったらそこでお話がおわる気がするんだけど。最終決戦までは露骨に笑わせるべきではない。

ギル様狂言回しのくせにダサいが、23にしてやっと見せ場が・・ダッサイよろい着るのここからでよかったな。
{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 20
ネタバレ

にゃーん。@のんびり さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

今のところ1番好きな作品です♪(あにこれ登録約1年)

2期まとめての感想になります。

とても好きな作品なので、
想いが溢れて感想が長くなっておりますm(o・ω・o)mゴメンナサイ。

【好きな陣営】

{netabare}ライダー陣営とキャスター陣営。
(次点で綺礼・アーチャー陣営)

やっぱり仲の良い陣営は良いですね(ღˇ◡ˇ))
殺伐としたシリアスストーリーの中、
貴重な癒しだった陣営です。

この2陣営はベクトルが全く違いますが、
どちらも見ていて微笑ましかったです*⑅〃*❛ᴗ❛ *♪{/netabare}

【好きなキャラクター】

{netabare}●ウェイバー君
…シリアスなストーリーの中、キャンキャン騒ぐ姿に癒されました。
 女の子少ないし、ある意味ヒロインポジションでしたね(笑)

 ライダーとの出会いを通して成長していく姿が微笑ましかったです。
 「貴方こそ僕の王だ」には感動しました[っ_・o]

●ライダー
…『然り! 然り! 然り!』
 王とはこうあるべきだ論に感服いたしました。

 とてもかっこいいキャラだと思います!
 ああ、こんな王ならついていきたいと思うのも分かる気がしました。

●雨生龍之介
…ただの殺人者ではなく神を信じていたりして何かと憎めないキャラ。
 神様はいるんだよ!の笑顔が眩しかったです。

 キャスターとの相性ばっちりでしたね!
 cv石田彰さん。好きな声優さんなので嬉しかったですo(^-^)o

●アーチャー
…武装して戦うシーンより、綺礼の側でゴロゴロしながら
 ワイン飲んで綺礼に愉悦とはとか説くシーンが好きでした。

 セイバーに我が妻となれ!とか言うのも好きです*⑅〃*❛ᴗ❛ *♪
 マイペースっぷりがいいですね。
 ほかのシリーズにも出ていますがZEROのギルガメッシュが
 1番かっこいいかも^(╹ω╹)^

●雁夜おじさん
…不憫なおじさん。
 聖杯そっちのけで時臣だけを狙うのが面白かったです。

 桜ちゃんのために頑張る姿が健気でした。
 たとえ桜ちゃんから認めてもらえなくても…(涙)

●セイバー&ランサー
…この2人は2人でいるシーンが好きでした♡
 騎士道精神あふれる姿が眩しかったです!
 「セイバー。俺は、お前に出会えて良かった」には感動。

 お互い、マスターには恵まれませんでしたね(>_<。){/netabare}

【好きなシーン・印象深いシーン】

{netabare}ほぼ全話好きなのですが、抜粋で(n╹ω╹)η ♥

●第5話 「凶獣咆吼」より
…セイバーとランサーの初めての戦闘に
 ライダーが馬で乗り込んでくる回。

 ウェイバー君が「ラーイダーァ」って叫んでOPに入るシーン好きです^^

 ライダーの呼びかけにホイホイされてくる英雄王のシーンも好き♪

 バーサーカーも揃って、英霊が一斉に揃うシーンにとてもワクワクしました!
 ここまで割とおとなしめの展開だったストーリーが、
 一気に華やかになりましたね。

●第11話「聖杯問答」より
…セイバー・ライダー・アーチャーで王とはどうあるべきか。を議論する回。

 ライダーの「王とは誰よりも誰よりも鮮烈に生き…(以下略)」に感銘。
 『然り! 然り! 然り!』もとても印象に残った回。

 ライダーかっこいい…!配下に入りたくなっちゃいますね((✿❛◡❛)

 そんな中アーチャーがマイペースにセイバーに好意を向け始めるのも好きです^ω^
 3人の全く違う個性が光る回でした。

●第13話「禁断の狂宴」より
…龍之介の「これが人間のやる事かよぉぉぉぉ!」に「お前が言うな」回(笑)

 キャスターに独自の神の愛を説く龍之介のシーン好きです。
 言っていることもあながち間違いとも言い切れなくてすごいです。

 キャスター陣営は、やっていることは最悪ですが、
 お互いのことをどんどん分かりあえていった幸せな陣営でしたね(ღˇ◡ˇ))

●第14話「未遠川血戦」~第十五話「黄金の輝き」より
…前半戦のメイン。全陣営が揃っての戦闘は大迫力でした!!

 共闘はいいですね(๑˃̵ᴗ˂̵)و
 セイバー・ライダー・ランサーが協力し合うのはもちろん良かったし、
 さりげなく英雄王がセイバーを助けているシーン好きです。
 
 そしてセイバーのエクス・・・カリバーァァ!!最高でした!
 BGMもかっこいいし、ここだけヒーローもののアニメを見ているかのようでした。

 ここからは皆どんどんいなくなっていきますしね…゜-Å) ホロリ

●第22話「この世全ての悪(アンリマユ)」より
…ウェイバー君が全ての令呪を使って、
 ライダーに勝ち抜けと命じるシーン。

 こんなかっこいい令呪の使い方、FateシリーズでもNo1だと思います。

 そしてもう令呪に縛られなくなったライダーが
 最後まで見届けよというシーン。もうただただ感動です。
 号泣するウェイバー君に私までもらい泣きしそう。

 サーヴァントの扱いがひどいマスターも多い中、
 この2人の絆の強さには本当に感動しました(。>﹏<。)

●第23話「最果ての海」より
…アーチャーvsライダーの戦闘回。

 相変わらずの勧誘に爆笑するギルガメッシュ良かったですね(๑˃̵ᴗ˂̵)و
 宝具対決は大迫力!まさに聖杯戦争の大一番でした!

 別れの前にライダーとウェイバー君が臣下の約束をするシーン。
 こちらもとても感動でした。なんて綺麗な涙…。
 
 そしてライダーが倒れた後、近づいてくるギルガメッシュに
 ウェイバー君が真っ直ぐな瞳でマスターではなく臣下だと返答。
 その姿をギルガメッシュは賞賛。

 基本他者を認めないアーチャーがライダー、そしてウェイバー君を
 認めたシーンとても良かったです。
 
 ライダー陣営の戦いがここで終わってしまいましたが、
 とても素晴らしいラストだったと思います[っ_・o]

●第24話「最後の令呪」より
…切嗣と綺礼の直接対決。
 ずっと因縁のあった2人のバトルも熱かったですね!

 作画が素晴らしかったし、
 2人とも他の回よりかっこよく見える回でした(ღˇ◡ˇ))

 そして最後の令呪で聖杯を破壊せよと命じられるセイバー。
 ハッピーエンドにならないのは最初から分かっていましたが、
 やっぱり可哀そうでした…。

●最終話「Fate/Zero」
…惨劇の始まり。「Fate/stay night」に繋がる物語。
 ハッピーエンドは「Fate/stay night」までお預けですね。

 士郎の眩しい笑顔に救いを感じました[っ_・o]

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!!{/netabare} 

【好きな音楽】
{netabare}
ZEROは音楽も素晴らしかったです。
特に2期のOP・EDは今も時々聴いたり歌ったりする大好きな曲です♪

●to the beginning(Kalafina)
 …神秘的な始まり方と透明な歌声。聴き入ってしまいます♪

●空は高く風は歌う(春奈るな)
 …衛宮夫婦にぴったりの切ない1曲でした[っ_・o]
{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 25
ネタバレ

司狼神威 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

1期と2期分まとめて書いたからな・・・。

原作は小説。
元はサブシナリオ予定だったらしいw

1期13話
2期12話
の合わせて全25話。
ん・・・OVAがあったような・・・。
ま、いいかw
1期から見るのがめんどくさい人は確か2部編成の総集編があったはずですのでそちらをどじょw


とても魅力的な仕上がりになっていますd(*'-'*)b
まぁ、ぶっちゃげ・・・あまりウチ好みの仕上がりではなかったですw

こゆのが好きな人にはとても素晴らしい満足できる仕上がりだったでしょうwwwwww



ちょっと精神的にアブノーマルというか・・・特殊な人材ばかりですw
キャラ一人、一人に魅力溢れる作品ですねw


個性・感性・思考・愉悦・屈折・歪み・苦痛・幸福・願望・欲望・秩序・理性・本能・破壊・狂気・混沌・・
色んな入り乱れた感情や状況がすごくシビアに交差していきますw


多分、10人いたら10人違う感覚で楽しめる作品です。
思うところも、感じるものもきっと見る人によって違うでしょう。


そこがこのアニメのまた良いところです。
自分の価値観、信念、善、悪、背徳、美徳、愉悦w

人によっては共感できたり、出来なかったりw
キャラによって異なるかもしれませんねw


結構褒めていますが、ウチの好みではありませんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


ウチが最後までコレを見れたのはギル様のおかげであります!!!!

これより先はちょっとネタバレなので伏せておきますw
主にギル様の名言をまとめてみましたwww

{netabare}・天に仰ぎ見るべき我を同じ大地に立たせるというのか! その不敬、万死に値する!!

・ヒトの領分を超えた悲願に手を伸ばす愚か者……その破滅を愛してやれるのは天上天下にただ一人、このギルガメッシュをおいて他にない。
儚くも眩しき者よ。我が腕に抱かれるがいい。それが我の決定だ

・つくづく愉快な奴よな。道化でもない奴の痴れ言でここまで笑ったのは久方ぶりだ
生憎だがな。我は二人目の友など要らぬ。我が盟友は後にも先にもただ一人のみ。――そして王たる者もまた二人は必要ない
良い。存分に己を示せよ征服王。お前は我が審判するに値する賊だ

・また幾度なりとも挑むが良いぞ。征服王
時空の果てまで、この世界は余さず我の庭だ。故に我が保証する。世界は決して、そなたを飽きさせることはない

・おまえとて不本意だろうが、なに、これも先達としての務めよ。真実を識るものとして、一つ教授してやるがいい……!
黄泉路を開く。存分に謳え亡者ども。
なに、退屈はさせん。我とてこのような気紛れは一生に一度あるかないかでな。財の出し惜しみはせぬ、夜明けまで命を賭して持ちこたえよ……!
―――よい開幕だ。死に物狂いで謳え雑念―――!

・侮るな。あの程度の呪い、飲み干せなくて何が英雄か。
この世全ての悪? は、我を染めたければその三倍は持ってこいというのだ。
よいかセイバー。英雄とはな、己が視界に入る全ての人間を背負うもの。
―――この世の全てなぞ、とうの昔に背負っている


はふうううううううううううううううううううううw
たまりませぬううううううううううううううw
ギル様ああああああああああああああああw


Fate/stay night&Fate/hollow ataraxiaからも名言集めてますw
アニメで聞けないセリフもあるかとwww

でも言うセリフもあるのでぜひこれから見る方はギル様を思う存分に堪能してくださいませええええええええええw


{/netabare}



【あらすじ】
日本の地方都市・冬木市では、七組の魔術師(マスター)と使い魔(サーヴァント)による「聖杯戦争」が繰り返されている。1990年代の初秋、四度目の聖杯戦争がはじまる。主人公・衛宮切嗣は、名家アインツベルンの委嘱を受け、セイバーのサーヴァントを召喚し聖杯戦争に身を投じる。彼の目的は聖杯による世界平和の実現であった。

英国からは二人の魔術師ケイネス・アーチボルトとウェイバー・ベルベットがランサーとライダーを、冬木からは遠坂時臣とその弟子・言峰綺礼がアーチャーとアサシンを、間桐雁夜がバーサーカーを、それぞれ召喚して参戦する。最後のサーヴァントであるキャスターは一般人・雨生龍之介によって召喚される。

切嗣はセイバーを陽動として扱い、銃火器を用いた隠密戦による他のマスターの抹殺を目論む。互いに不信感を募らせながらも、切嗣とセイバーはキャスター、ランサー、バーサーカーを倒す。

一方、遠坂の陣営では裏切りが発生する。アサシンを失った綺礼がアーチャーの教唆によって時臣を殺害し、アーチャーとの再契約を果たすのである。綺礼とアーチャーは強敵ライダーを退ける。

残ったマスター同士の対決において切嗣は綺礼を倒し、聖杯を手にする資格を得るが、土壇場で考えを改め、セイバーに強いて聖杯を破壊させる。聖杯から溢れ出した力が冬木市街の一部を破壊して大火災を引き起こす。

全てを失った切嗣は、火災から救出した少年・士郎を養子に迎え隠棲しひっそりと衰弱していく。一方、綺礼とアーチャーは聖杯によって蘇り、聖杯を逃したアインツベルン・遠坂・間桐の三家は次の機会を切望することとなる。禍根と因縁は残り、第五次聖杯戦争における結実を待つ。

参照ですがw




興味のある方は5話まで見てみてw



【声優紹介】

衛宮 切嗣/小山力也 / 入野自由(子供時代)

Irisviel von Einzbern/大原さやか

Saber/川澄綾子

久宇 舞弥/恒松あゆみ

遠坂 時臣/速水奨

Archer/関智一

遠坂 葵/伊藤葉純

言峰 綺礼/中田譲治

Assassin/阿部彬名(女性) / 徳本英一郎 / 高間陽一      郎 / 図師晃佑 / 島﨑信長 / 村上裕哉 / 松本     忍 / 佐々木啓夫 / 山本格 / 野坂尚也 / 佐々     木義人 / 桑畑裕輔 / 野間田一勝

Waver Velvet/浪川大輔

Rider/大塚明夫

Kayneth El-Melloi Archibald/山崎たくみ

Lancer/緑川光

Sola-Ui Nuaba-Re Sophia-Ri/豊口めぐみ

間桐 雁夜/新垣樽助

Berserker/置鮎龍太郎

間桐 臓硯/津嘉山正種

雨生 龍之介/石田彰

Caster/鶴岡聡


【主題歌】

『1期』
OP
「oath sign」(第2話 - 第10話、第12話 - 第13話、Remix I、Remix II)
作詞・作曲 - 渡辺翔 / 編曲 - とく / 歌 - LiSA
ED
「MEMORIA」(第2話 - 第13話、Remix I)
詞 - Eir,Fumio Yasuda / 作曲 - Fumio Yasuda / 編曲 - 下川佳代 / 歌 - 藍井エイル


『2期』

OP
「to the beginning」(第14話 - 第17話、第20話 - 第23話)
作詞・作曲・編曲 - 梶浦由記 / 歌 - Kalafina

ED
「空は高く風は歌う」(第14話 - 第17話、第20話 - 第24話)
作詞・作曲 - 梶浦由記 / 編曲 - 森空青 / 歌 - 春奈るな

「満天」(第18話、第19話)
作詞・作曲・編曲 - 梶浦由記 / 歌 - Kalafina



貴様らの好みに合うというのであれば、見てみるがよい。
この物語の結末を。

とギル様風で締めくくってみましたw


でわでわ(●´ω`●)ゞ

投稿 : 2024/09/07
♥ : 5

86.3 4 バトルで友情なアニメランキング4位
東京喰種(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (2776)
15654人が棚に入れました
人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人・喰種が蔓延る東京。ある青年「カネキ」は喰種に襲われ瀕死となるが、喰種の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる―――・

監督に本年度米アカデミー賞ノミネートの森田修平を迎え、前代未聞のスタッフ陣によって彩られる「東京喰種」の新たな世界に乞うご期待!

声優・キャラクター
花江夏樹、雨宮天、花澤香菜、宮野真守、菅生隆之、諸星すみれ、小西克幸、中村悠一、豊永利行、浅沼晋太郎、櫻井孝宏、伊藤健太郎、梶裕貴、浪川大輔、速水奨、立花慎之介、津田健次郎、土井美加、仲野裕、釘宮理恵
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

おし…え…てよ おしぃえ…てよ…、この…魅力を…。。。

2014年7月放送。
全12話。


【前置き】

ヤングジャンプで連載されている人気漫画のアニメ化ということで、放送前から話題になっていた作品でしたね。
原作未読の私としては、知名度の高い人気漫画なだけに差異の生じかねないうメディアミックスから入ることに少々躊躇いはあったものの、
「アニメだし、実写よりはキッチリ原作再現してくれるでしょ!」
という淡い期待の元、視聴しました。

さて、結果としてこの選択は正しかったのでしょうか…。
おし…え…てよ、おしぃえ…てよ…。



【あらすじ】

人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人『喰種(グール)』が蔓延る東京。

平凡な大学生『金木 研(かねき けん)』は、好意を寄せていた少女『リゼ』との初デートで、彼女が喰種であることを知ります。
襲われ瀕死の重傷を負った金木ですが、直後にリゼが鉄骨落下事故に巻き込まれ即死状態となるのでした。

病院に搬送された後、医師の判断で金木に喰種であるリゼの臓器を移植したことで、彼は『半喰種』となってしまいます。
それ以来、金木の人間と喰種との間で揺れ動く苦悩と恐怖に満ちた日々が始まります…。


※※※
『カニバリズム(食肉の風習)』を表現する作品は、どうしても内容を説明するに辺り視覚的なグロテスク描写を含みます。
こちらに関しては、ホント人それぞれの許容量の問題なので、見る前に御自身で御判断下さい。



【語ってみる】
{netabare}
まず、見る前と見た後では内容のギャップに驚きましたね。
『半喰種』という主人公の立ち位置も魅力的でしたが、喰種の持つ「赫子(かぐね)」と呼ばれる背中から出る捕食器官に関しては、異能バトルをする上での特殊能力そのものに思えましたので。
しっかり、ヤングジャンプの層をとらえた、バトルを想定した作品だったわけですね。
徹底的に人を喰う葛藤を重厚に描き抜いてくれるのかと思っていたので、そこは少~し残念な気もしましたが…、まぁ売れないよねそれじゃ…。


まず第一話での、その衝撃的展開を彩る作画の気合いの入りようには驚きましたね。
中盤のバトルは、前半と終盤に比べると少し息切れした感もありましたが、それでも常に一定以上のクオリティーを維持したように思います。
ただ、その内容からTV放送にあたっては黒塗りで表現された部分が圧倒的に多く、内容ありきのグロが魅力の一つであろう本作にとっては、残念で仕方ありませんでしたね。
絶妙な隠し具合で、何がどうなっているかは理解出来ない程ではないので、話についていけなくなることはありませんでしたが。

演出面において記憶に残ったのは、オープニング曲「unravel」の絶妙なかかり具合でしたね。
第1話の終わり、そして最終話での終わりでもそうでしたが、あの「おし…え…てよ、おしぃえ…てよ…」から始まる歌詞は勿論、凛として時雨ボーカルのか細い声色の演出が、作中の金木君の内心と非常にマッチングしており、まさに主題歌と呼ぶに相応しい曲だったのではないでしょうか。
曲としてはエンディング曲の「聖者たち」の方が好きですが、アニメ版「東京喰種トーキョーグール」と言えば、この「unravel」ナシでは語れないとさえ思いました。



ただ、そのストーリー展開としては、まさに目まぐるしいと表現するのが一番正しかったように思います。
原作ファンの方は特に声を大にして訴えていたようでしたが、原作の丁寧な感情描写をスッパ抜いて展開が早過ぎるといった具合だったようで…。

原作未読の私からすると、毎回衝撃的な展開が続きヒキも非常に上手いので、毎週見たくはなりました。
ですが、最終話まで見て結果的に面白かったかと問われると、少し疑問が残ります。
なんというか、キャラクターを好きになるタイミングが掴みづらかったといった感じでしょうか…。

本作に限っては、原作漫画を先に見た方が良かったのもしれませんね…。
だとするとアニメ版の本作に、更に不満を言いたくなったのかもしれませんが…。
ストーリーとしては、ある程度魅力的なのは自分の中では間違いなく、それぞれのキャラクターの葛藤も片手間では見れない吸引力がありましたので、いつかゆっくり原作を熟読したいと思います。


人物の葛藤の中でも、とりわけ記憶に焼きついたのは、喰種でありながら平和に暮らしていた母娘

『笛口(ふえぐち) リョーコ』(←美人)と『笛口 雛実(ふえぐち ひなみ)』(←可愛い)

でしたね。
いや…決して双方見映えが良いからとか、そういう邪な気持ちが働いたワケではなく…。

喰種だからと言って、誰もが好きで人を襲って食しているわけじゃないんですね…。
ただ…人間の言う美味しいものを食べても、全く喉を通らない…、吐き出してしまう…。
そういう風に生まれてしまったばっかりに人目を避けなければならず、娘(←可愛い)を小学校にも行かせてやれない母親(←美人)の気持ち。
何も悪いことをしていないその彼女達(←美人母娘)は、人間が組織した喰種対策局により、一方的な制裁を受けることになります。

社会としては喰種は全員駆逐すべきという考えが一般的なようですが、それでもそういった喰種もいるのだと世論が学んだ時、この社会が考えを改める機会がくると良いですね。
決して邪な気持ちによる同情とかではなく。

作中でも、人間と喰種の対比の表現として、ヒロインの『霧嶋 董香(きりしま とうか)』がこう言う場面がありました。

『ねぇ、ケーキっと本当はどんな味なの?

 吐くほど不味いから分かんないんだけどさ、アレ…人間は美味しそうに食べるじゃない。』

「自分がもしそうなってしまったらどうする?」という問題提起を孕んだ本作。
この状況で主人公のように、目の前にある食肉に手を伸ばす自分を律せられるような『人を見失わない人』は、果たしてどれくらいいるのでしょうか…。
平和に暮らしても殺されるかもしれない、この世界で………。



作中で金木は、「あんていく」と呼ばれる初老の喰種が営む喫茶店に身をおき、以降生活をしていきます。
自殺者等を回収し、比較的罪を犯さず食肉を得られる環境を整えた本店は、この区での喰種の生活の支えとなっていたんですね。
当初は「自殺者の数だけで何人も十分に養えるの?」なんて考えておりましたが、日本の自殺者数や行方不明者数を換算して都心部の人口で割り当てた場合、結構まかり通る数なのだそうで…。
日本コワイ…。

金木はそこで、臓器を移植した大喰いの喰種『リゼ』の片鱗を見せながらも、喰種として少しずつ生活に馴染みをみせ始めるのですが…。
喰種対策局や別の区の喰種が、その生活を脅かします。

そして最終話、カタの外れた喰種による度重なる拷問で、『人を見失わない人』であった金木も、遂に『リゼ』の心に耳を傾けるのです。


『間違っているのは僕じゃない、

 間違っているのは…、この世界だ!』


『それでいいのよ金木君…、生きるというのは他者を喰らうこと…。』


ここから白髮と化した金木が魅せた、これまたカタの外れた…というより足首の骨を外した圧倒的な戦闘能力は、気合十分の作画も含めて物語のターニングポイントに感じ惹きつけられましたね。
そこから何の後日談も予告も無く終わってしまうのもこれまた衝撃的でしたが、まぁ…2期はしてくれるでしょうし、ゆっくり通知を待とうと思います。
{/netabare}



【人を喰ったような発言を繰り返す、美食家月山の魅力】
{netabare}
さて、急速な場面展開からも今ひとつ心象に欠けるキャラクターが多い中、それでもやはり異彩を放つ奴が一人。
それが、喰種対策局から「美食家(グルメ)」と呼称される『月山 習(つきやま しゅう)』でしたね。
はぁ…どーしてまたこういうキャラ好きになっちゃうかなぁ…。。。
でも、原作者の石田スイ先生も彼がお気に入りだとか…。
ですよねぇ、キャラの当て方に愛が感じられますもの。

はてさて、そんな月山という男。
見た感じはモデルを思わせる端正な顔立ちで、言葉の節々に英語や音楽用語を用い艶めかしく話すキャラクターです。
呼称としては他にも「20区の厄介モン」「気持ち悪いキザ野郎」「(ストレートに)変態」等多数。
うん、やっぱり愛を感じます。(愛の表し方は、人それぞれです。)


実際、彼は金木君に共通の話題である本を用いて近付くのですが、その本心はまさに彼を食すことであり、彼の血が付いたハンカチーフを鼻に擦りつけて


『柔らかな甘みと、芳醇なハーモニー。

 ああああああぁぁぁ、新しいごちそうの発見はっ!

 人の幸福にとって、星の発見以上のものだ!!!』


と迷言を吐き散らす、まさに変態野郎でしたね。
声を担当された「宮野真守さん」はまさにハマリ役で、「DEATH NOTEの夜神月」等の冷静沈着タイプから「STEINS;GATEの鳳凰院 凶真」といった厨二病キャラまで突き抜けてこなせる宮野さんだからこそ、存分に魅力を見出せたように感じました。


第5話で月山は、金木君をどうやって食べようかと試行錯誤した末、

『金木くぅんンがっ!! 食べながら

 金木くぅんうおっ!! 食べたい!!!』

という奇想天外な発想に辿り着き、人質をとって彼に迫ります。
ここで金木君から「変態」発言が飛び出るのですが、彼は侵害だと返しながらも「そうさせたのは君なのだから責任をとれ」と責任転嫁する天晴ぶり。
中の人繋がりで言うと、まさに「駄目だこいつ…、早くなんとかしないと…」状態でしたね。

ただ、実際に董香が割って入り彼を制止するも、「美食家」を名乗るだけあって良い物ばかりを食してきた月山は、食事が戦闘能力に直結する喰種の中でも、抜群の実力を持っていました。
そこで奇策として、董香が金木を食すことになるのですが、それを見た月山の

『僕のだぞっっ!!!』

発言には、シリアスな場面展開にもかかわらず笑ってしまいましたよ。
きっとそういう方も多いのではないでしょうか。


そんな彼も、金木くんが攫われた終盤では、

『アモーレ!! heartbreak…。

 無二の友人である金木君が…、ワケの分からない連中の手によって危険な目にあってるなんて…

 No kidding!!』

と言い放ち、「あんていく」と共に、彼を助けに?向かいます。
この月山が本作において、こういう味方とも敵とも呼べない立ち位置のキャラになったわけですね、にくい構成でした。
彼の言動を全て「お前が言うな!」で収めてしまうのは簡単ですが、皆さんもどうか彼を温かい目で見て愛でてみませんか?


そうそう、少し余談となりますが。
TV放送のCMを飛ばさない方はご存知かと思いますが、金木君と月山が行なうBlu-rayの販促CMは面白かったですね。

金木「月山さん、イベント抽選券付きBlu-rayが発売ですよ!」

月山「チュレェヴィアアアアァン!!

   イベントと言うことは、皆に祝福されながら、僕達が一緒になる日が遂にやってくるんだね!!?」

金木「人を喰ったような発言はやめて下さい…。」

最期の金木君の冷静なツッコミが良いですね。
これが聴きたくてCMは毎回飛ばしませんでしたよ、私は。
{/netabare}



【総評】

作品として魅力に感じる部分は大いにありましたが、その原作をアニメで100%活かしきれなかったように感じます。
原作未読の私から見ても、全12話で表現しようとするシナリオ構成の幅に、若干無理が掛かったように見受けられました。

それでも、内容として手を抜いた作品では決して無く、演出面にも秀でておりグイグイ見させるだけの吸引力はしっかり兼ね備えておりました。
全般的にシリアスな内容ではありますが、その分Cパートで小ネタを挟み楽しませてくれますしね。
次に見る機会があれは、ちょっと恐いですが黒塗りが無い完全版で是非見たいですね。

2期はやるのか…いつになるのか…。
今現在まだ噂の粋を出た情報はありませんが、どうせなら熱が冷めない内に放送してほしいですね。
展開が早かった分、視聴者の熱が冷めるのも早い気がしますし。

その時は、また作中にハマったを主題歌だと尚嬉しいですね。


ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『月山 習』声 - 宮野真守さん

◇一番可愛いキャラクター◇
『笛口 雛実』声 - 諸星すみれさん



以下、カニバリズム(食肉文化)について。
(途中から妄想に突入してしまったので、〆ます。)
{netabare}

ちなみに私は恥ずかしながら、正直なところまだ一度もカニバリズムを体験したことがありません。
偏見を持たず多種多様な食文化に触れることは、人生観を広げる意味でも重要だと私は感じておりますので、ここは偏食なぞせずに、いつか体験しなければいけないなと考えております。

しかし、現代の日本において、そんな「ハンニバル•レクター」みたいな真似が出来る状況は早々ありません。
やはりここでも、『東京喰種トーキョーグール』の世界に妄想を抱くことで、脳内体験するのが社会人として果たすべき選択となるでしょう。


まぁ…どーせ喰べるなら、私好みの『チュレェヴィアアアアァン!!』な人間を捜すことにしましょう。

おっ、かなり好みの人間を発見!!
早速、声をかけてみましょう。


「あっ、お嬢ちゃん可愛いねぇ。

 ヒナミちゃんって言うんだぁ…。

 うんうん、髪型が(私好みな)ショートカットで似合うねぇ。(グヘヘ)

 へぇ、字のお勉強してるんだ、偉いなぁ。

 それならお兄さんが、こっちで詳しく教えてあげるよ。

 さぁ、おいでおいで!!(ゴクリ)」



……さて、数分後。
細切れになった私は、彼女の胃の中にいたワケですが…。

こんな可愛い美少女になら、喰われる側というのもまた乙なものでした。

でも、ちゃんと「ごちそうさま」って言おうね、ヒナミちゃん。
{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 61
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

喰べたら「ごちそうさま」するまでが作品なのに

人を喰らう正体不明の怪人・喰種。
主人公カネキは喰種に襲われ瀕死となるが
喰種の臓器を移植されたことで半喰種となってしまう。
それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることに…。


凄惨な食事現場で始まり、凄惨な食事現場で終わった一話だったが
その課程には実に多彩だった。
Aパート開始時は安らぎや暖かさを感じさせつつも
黄色い道をゆっくりと歩む美女の姿が「迫る注意」「迫る非日常」を感じさせ
そこから緩急を織り交ぜ喜びから恐怖、救済に戸惑い、葛藤に絶望と
「赤い日常」へと変貌する様を流れるように観せてくれた。
この一話だけでジェットコースター一周分の感情を体感できる様な内容で
すぐにおかわりが欲しくなってしまった。
掴みとしては今期一番良いかも。今後も期待が高まってしまう。

考え過ぎかも知れないが、カネキが半喰種になる課程も単なる偶然とは思えず
どこか作為めいたものも感じている。
医者もグル(グール)かな?…とか、ミステリー好きの血も少々騒ぐ。

またこの世界での半喰種の存在意義がどうなるかにも注目している。
既存のグールなら自我を持っていないので、
その間に当たる半喰種には無条件で価値が生まれるが
この作品の喰種は既に自我や規律すら持ち合わせている模様で
半喰種との違いがどう現れるか気になる。
カネキの葛藤は半喰種ならではのものでずっと続いてしまうのだろうか?

※2話感想{netabare}
ヒデを救うためグールの力を借りグールの力に飲まれヒデを襲う衝動に駆られる…。
泥沼の葛藤が更なる深みへとハマっています。

それでも「人」の事「グール」の事、そして「自分」の事を知ろうとして
向き合う姿は立派でした。
ヒデも勘がいいので判っているご様子。良い友達じゃないか。
血の臭いだけでなく感動の匂いもしてきました。

あと触手を絡めた戦闘シーンもかなり上等で衝撃的でした。
そしてこの作品「目力」がハンパない! 夢に出そう…。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
アンティークを中心に活動するグールの生活が覗けた回。
どうやら安定区と掛けてあるようでグールの中でも穏やかに
生活する者が集まっている様子。
食事も自殺者を確保している様で納得できた。…ここまでは。

でも、他の区に多数の凶暴なグールが居るとなると
描かれている平穏無事で危機感の無い人間社会に疑問が湧く。
グールの数が多すぎる。

設定通り、毎月グールの人数と同じだけの人間が殺されるとなると相当な被害で
もはや警察が事件としてどうこうでは無く
軍が出来て対応していたり半分以上グールとの戦争の状態に成っていておかしくない。
…というか成っていて普通、それくらいの危機だと思える。
面白そうな作品なだけにバランスも考えて練って欲しかったと思ってしまう。

ちょっとケチが付いたが今後の展開で
グールの繁殖方法やジェイソンみたいな奴の素性や存在意義が明かされれば
もう少しは納得行くかも知れない。
【予想】{netabare}グールは元々政府が作り出しているが隠蔽されている{/netabare}
みたいな話なら判らなくもない。期待はしている。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
美食家、月山の裏の顔が見られた回。

人と仲良くしようとして無理矢理不味いモノを食べる霧嶋さんとは対照的に
美食を謳歌する月山。
狂った様に映るけどグールとしてはこちらが正常なのかな。
グールの味覚に着目したこの作品ならではの存在は面白く、次回以降も注目です。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
早くも月山の食指がカネキに迫り、錦の切ない過去も露わに。

前回に続き月山の個性が圧倒的。颯爽登場!宮野真守無双。
狂気の中、生き生きしていてキャラ的にはみんなを喰ってたと思う。

錦もイイ話で単なる憎まれ役から脇役レギュラーへと躍進したかな。
でも、錦自身は内蔵の九割方破損した所から復帰したのに
姉さんは一般人相手に呆気なく死亡。(詳細不明)
そう言えば路地裏でカネキと最初に会ったグールも蹴り一発で死んでたし、
グールの耐久力に差がありすぎてご都合感が出ている。

美味しく質の良い餌を食べると即効でパワーアップ!
ってキノコマリオみたいな事を急に言い出してるし
話が進むにつれ、設定の詰めの甘さが見えて来てちょっと残念にも感じる。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
何とか危機を脱したカネキ達。そして改めて浮き彫りになったグールと人との距離。

グールも人と同様に心があり愛があり家族があり。
「お母さん!」と言うヒナミの叫びがとても痛々しく突き刺さる。
同情できる話で何とかしてやりたいのだが、
「人喰い」…いや「人しか喰えない」と言う生態は致命的で
言葉や理屈が通じ心があるとしても相容れない存在になってしまうよなぁ…。

カネキの存在がグールと人との心の橋渡しになるかも知れないけど心が繋がったとして
約定作って「人を襲わない代わりに故人の体を提供する」って訳にも行かないし…。
設定上では既に詰んでいる…と言える落とし所のない問題にどう挑むのか
見物だと思うけど、ホントどうするんだろう?
バトルで何となく解決した風には成らないで欲しいけどな。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
人にもグールにも義はある。それ故に復讐と憎しみの連鎖は止まらない。

カネキが到着するもヒナミのお母さんを助けられず悲しい結末になりました。
ヒナミにとっては本当に最悪の結末。
でも、母の表情から察するに復讐は望んではいない筈。
それは幼いヒナミに伝わっているのか?理解できるのか?
葛藤の中、芳村さんの道か薫香の道か何を選択するのか
この作品の肝になりそうで興味深いです。

真戸さんはグールにとって脅威だけど人側から観ると逞しい。
彼処まで出来る様になるには相当な修羅場と仲間や知人の死を経験しているのだろう。
グールに情をかけて殺された者もいそうだし、少々壊れてなきゃ務まらない。
悪っぽく描かれているけど背景を察していくと憎めないキャラだと思う。

一人殺されたとはいえ亜門達は何とかクインケ無しで対抗してましたが
身体能力考えると全員瞬殺されて当然なレベルで無理がある気がします。
せめて刃物弾くって設定無くしてくれないと人に勝ち目がなくないかな?
グールって設定自体矛盾だらけなので小さい事は寛容には観てるけど、
バランス感覚がちょっと悪いなって気がします。

次回は真戸と薫香の戦いが更に激しくなりそうで、
そして復讐に走る薫香をカネキはどう見るのかも楽しみです。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
真戸さん亡くなってしまいました…。
良い悪役だっただけにちょっと寂しくもありますが復讐に囚われた者の末路として
意義を投げかけてくれました。

一方ヒナミは復讐に囚われず深い悲しみの中から「生きる」ことを決意。
溢れる涙が心に響きます。強く生きて欲しいですね。

カネキは不戦を貫き悲しみと復讐の連鎖を断ち
グールと人とを繋ぐ希望になって行きそうですが6話感想の懸念が個人的に引っかかる。
共生目指すならグール用の食料開発出来ないものかな?
{/netabare}

※9.10話感想{netabare}
悲しみを乗り越え日常を取り戻そうとするアンティークの面々、
そして新体制でグール対策に当たる捜査官達。

近隣の11区が騒がしく嫌な予感がしていたらやっぱり飛び火です。
捜査官も絡んできてなんだか仁義なき抗争モノの雰囲気が強くなってきましたね。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
人とグールが入り乱れた抗争、そして拷問と血生臭く暴力の砦と化しています。
覚醒しつつある亜門くんをいつの間にやら応援しちゃってます。
現状アンティークの敵ですが何れ手を組む事もありそうですよね。

カネキくんから新たなカネキくんが生まれそうですし、
屋上には何やら怪物が…ってあれまさかマスターなのか!?
次回も気になります。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
心身共に死よりも凄惨な地獄の様な苦しみ中、今までの全て否定し
生まれてしまったダークカネキくん。
これからこの作品はドコへ向かうのか?…って所で最終回!

せめて…せめて外での戦いにケリ付けてくれないと投げっぱなしにも程があるし
痛々しい拷問が最終回ってのも後味が悪すぎる。
この終わりならアニメ化しなくても良いんじゃない?って気さえします。
{/netabare}


【総評】
心理描写や戦闘描写は良く描けているしキャラも立っている。
そして設定上袋小路になっている人とグールの関係がどうなって行くのか
どういう結末になるのか期待と興味を持って観てこれたがとにかく後味が最悪でした。

人として生まれそしてグールとして再生して価値観や感性などを培い
積み上げたモノを最終回に全否定させて結論出さずにハイ退場!!

結局、1話で身体を失い、最終話で心を失った可哀想な青年の怪談のような話で終幕。
闇芝居なら三分で終わるわッ!
中身は投げっぱなしでブッツリ終わるアニメの中でも指折りの作品になってしまいました。
続きやるのですかね? やらない事には話にならないし観る意味もない作品です。
事情があるにせよ、この終わりを平気で観せる制作側の神経を疑います。
期待と観て来た時間までも全否定されるこの終わり方は許容できません。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 64
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

嫌われたっていいじゃないか 人喰いだもの

2018.08.17記


原作既読。いや、アニメ観てから原作揃えた人。
もともと職場の子から原作を薦められてたんだけど、その時スルーしてたのを後悔するはめに・・・


マンガはけっこうな売れ行きで、アニメも海外含め評価が高く、そのあと実写化までした大ヒット作です。
なにせ人を喰うおどろおどろしいバケモノの話なので、実写映画版では出演女優さんの一人が良心の呵責を覚えてなのか出家してしまうという騒ぎを起こしたほどです。
タイトルだけ見たら、人間視点でバケモノとの闘いを描いたバトルものか、グロ主体のホラーみたいなのを想像しがちです。そう、頑張れ人間!

 嫌われたっていいじゃないか 人喰いだもの

はいこれミスリードです。
ん?みんなもう知ってるって?

スプラッタホラーか超絶バトルものはちょっと、、、という先入観で本作を避けてしまうのはもったいないと思われ、むしろその先入観、この際棄ててもらってかまいません。

人間と喰種を分かつもの、それはたまたま人しか喰えない種族としてこの世に生を受けたか?そうではないか? 細かいところを除けば一点それだけ、この作品の基本設定です。

時には人間、時には喰種側の視点で
何が正しくて、何が間違っていて
勝利も敗北もないまま 孤独なレースは続いていきます

{netabare}8話戦闘シーンでの言葉の応酬に端的に表れてます。

亜門VS金木戦での亜門
『罪のない人々を平気で殺め…己の欲望のまま喰らう』『親を殺された子供たち…残された者の悲しみ…孤独…』『貴様はそれを考えた事があるか?』

真戸VS董香戦での董香
『訳もなく命を狙われる恐怖 あんたにわかる?』『大切な人が虫けらのように殺される あんたにこの気持ちわかる?』{/netabare}

単純に視点をどちらか一方のサイドに寄せて、というわけではない極めてドラマ性の高い作品といってよいでしょう。グロやバトルは作品を飾る要素として欠かせませんが、メインはあくまで人間?ドラマです。


そして人間でも喰種でも多少の個体差はあれ自分サイドの視点しか持ち合わせてません。
そこに{netabare}「もとは人間、今は半分人間半分喰種の」{/netabare}主人公金木研くんがどう割って入っていくかが作品の見どころとなってます。

{netabare}『自分の意思と無関係に、自身の体に改造がなされる。』
このへんは初代仮面ライダーみたいです。世の少年少女たちが心躍らせる伝統芸と言えるでしょう。
昭和の本郷猛はいかついあんちゃんでしたが、平成の金木研はナイーヴ優男である、というのも時代の流れでしょうか。{/netabare}


OP『unravel』は物語にドはまりしてる秀曲です。ムービー含めてインパクトがあり、カラオケのアニソンランクでも上位に食い込んでます。ただし、これ原キーで歌いきれる人っているんだろうか??
OPに隠れてますが、EDもクールダウンにちょうど良い曲です。ED後の巻末4コマ的なショートアニメもほっこりできますよ。


キャラは喰種も人間も多士多彩で登場人物多めです。
1期1クール12話で全員掘り下げきれるわけにもいきません。2期待ちか必要最低限か、私は掘り下げ不足を理由に感情移入できないといったことはありませんでした。

声優さんもキャラの多さに合わせて人数多めです。回によってはEDクレジットで3カット分使うほど用意してました。そして無駄に豪華です(褒め言葉)。
{netabare}
※印象深い演者さん
■金木研:花江夏樹
悲鳴に近い絶叫を担当するのに適任でした。梶さん(今回はアヤトの役)の絶叫も捨てがたいがよりナイーヴな感じを出すには花江さんじゃなきゃ無理かな。
■ウタ;櫻井孝宏、月山習:宮野真守
ハマってることはハマってるんだけど逆も見てみたい。
■エト:坂本真綾
ただ私が好きなだけです。
■真戸呉緒:大川透
マジキチぶりが伝わる好演。 病気からの復帰おめでとうございます。(2018年8月現在)
■鈴屋什造:釘宮理恵
意外な組み合わせ。什造を女性声優でというのはすごいアリ。什造の「見た目は青年中身は子供」感がよく出てました。
{/netabare}


※以下ネタバレタグは本当にネタバレ

引き込み充分な第一話。
{netabare}リゼを媒介におどろおどろしい喰種をまずは視聴者に印象づけます。そうですよね、人を喰うんですから我々人類の敵ですよ。
それで喰種の生態やら人間と喰種の関係性など適度にレクチャーが入るので初見殺しにはならない設計。Bパートからは半喰種になってしまったカネキ君の苦悩です。そしてクール通じてカネキ君は悩みに悩みます。{/netabare}
第二話アバンで物語のコア部分に触れるので、ノリが合わなさそうなら撤退を視野に入れてOK!
{netabare}
金木「僕は人間だ。お前らバケモンとは違うんだ。」
董香「どう?あたしがバケモノならあんたはなんなんだよ?」
金木「お願いします。教えてください。僕はどうしたらいいんですか?あの日から全てが最悪なんです。」
董香「最悪か?あたしだって教えてほしいよ。」
  「ねぇ?ケーキって本当はどんな味なの?吐くほど不味いから分かんないんだけどさ、あれ、人間がおいしそうに食べるじゃない?」
  「平和な生活はどうだった?CCGやグールに怯える必要のない日々は?
全てが最悪?ざけんなよ!」
  「だったらあたしは生まれた時から最悪ってわけ?なああんた!教えろよぉぉぉ!!」

・・・からの『おっしぃえってよっ』unravelインですからねぇ。カッコよすぎです。
{/netabare}
序盤に世界観の提示がなされるので、そこに抵抗がないなら最終話までいけるでしょう。無駄回無かったと思いますよ。1期の区切りもあの箇所までだったら納得です。


グロですか?

カレー食べながら観ることができましたので平気です。
そのへんは所詮アニメーションということで実物の映像とは違いますし、規制も効いてることから血しぶき+α程度のグロです。
{netabare}ただし画よりも音が嫌だということはあると思います。11話12話の拷問シーンでの悲鳴絶叫はきつい人にはきついでしょう。画はそうでもありません。{/netabare}
受け入れる視聴者側も、進撃の巨人あたりがこのへん切り拓いてくれたおかげで、出来上がった土台に乗りやすかったかもしれません。


さてさて金木くんは葛藤の末、どういった結論を出していくんでしょうか?

 しあ○せはいつも じぶんのこ○ろがきめる

最後に一つの結論を出します。共感するもしないもそういう物語なのでね。


続きは2期で!



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2019.06.28追記
《配点を修正》


視聴時期:2017年11月

シリーズは2018年秋クールまでの全48話をもって完結しました。
金木くんやトーカちゃんをはじめ、1期ではまだ子供っぽさの残る登場人物らが次第に深みを増していきます。
残念なことにあにこれでは期を重ねるごとに評価を落としていきましたが、私は好きですね。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 36

88.3 5 バトルで友情なアニメランキング5位
ガールズ&パンツァー(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (3201)
14066人が棚に入れました
『ガールズ&パンツァー』は“美少女と戦車が織りなす、ひと夏のハートフル・タンク・ストーリー!”がキャッチフレーズのTVアニメーション。物語は戦車を使った武道「戦車道」が華道や茶道と並んで大和撫子のたしなみとされている世界が舞台。県立大洗女子学園にやってきた転校生・西住みほ(声・渕上舞)は戦車道が嫌いで、戦車道のない大洗女子を選んだが、転校早々生徒会長に呼び出され、必修選択科目における戦車道の選択と戦車道全国大会出場を強要される。しかも、集まったメンバーは個性派ばかり。華道家元の娘の五十鈴華(声・尾崎真実)、恋に恋する武部沙織(声・茅野愛衣)、戦車マニアの秋山優花里(中上育実)、朝に弱い優等生の冷泉麻子(声・井口裕香)らに囲まれたみほの、友達とのフツーの女子高生活というささやかな願いの行方は…。

声優・キャラクター
渕上舞、茅野愛衣、尾崎真実、中上育実、井口裕香、福圓美里、高橋美佳子、植田佳奈、菊地美香、吉岡麻耶、桐村まり、中村桜、仙台エリ、森谷里美、井上優佳、大橋歩夕、竹内仁美、中里望、多田このみ、山岡ゆり、秋奈、井澤詩織、山本希望、椎名へきる、喜多村英梨、石原舞、川澄綾子、伊瀬茉莉也、平野綾、金元寿子、上坂すみれ、田中理恵、生天目仁美、倉田雅世、愛河里花子、冬馬由美
ネタバレ

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

戦車模型がなくなる日

『(作品の方向性として)パンツの向こう側をみせたいのかそうじゃないのかはっきりさせなきゃならん』
なんて感じの迷言がございましたが、この作品は見せちゃいけないというのが徹底されてます。
モーパイあたりもすごかったですけど、めっさ硬派。
パンチラがってもそれはパンツァー(戦車)のほう・・じらします・・。変な意味でエロいです・・。
スポ根であるうえに、『戦車』という少女どころか人類の恥部である物体を扱って、女子高生のパンツまでみせたらもうカマトトくさくなるというか・・。
少女と兵器って昔からあるジャンルなのでギャップ萌えなのかな、親和性は非常に高いですけども、そもそも登場車両たちが現役の時代から兵士達は彼女に軍服着せてたりしていろいろ・・・・・なんてジャンルがあったそうで。
戦後でも『バトルオブブリテン』あたりはストパンの元ネタだと製作が言ってるくらいのフェティッシュな演出がありました。軍服、パンツ、ガーターベルトってね・・。
いつの時代でも男子は馬鹿だから考えることは同じなんだなってことです。

別に女の子に限らず可愛いもんならなんでもいいんです。
Drスランプ後半からゴクウが結婚かフリーザあたりまでの鳥山明先生の絵とか凄くすきですし、先生といえばあの頃が一番かっこいいと申すものは多数。
ガルパンの少女たちもちょっと頭身低めでコミカルなかわいいさを感じます。製作の意図だとおもいますがそこがまたいい。

キャラクターといえばレギュラーで20人オーバー、姉やダージリンたちもいれれば最終的に30人にはいこうかという大所帯。
わけからなくなりそうですけど、テンプレキャラ、設定はキャスト、視聴者にぶっぱにしてポイントだけ抑えてよくまとめてあるかと。声優さんもうまいですね。名キャスティングです。
宮藤&宮永さんがいるのがなんとも意味深。
個人的に主人公の年齢不相応なオネーチャンくささがなんとも可愛いというか・・『はい』という合図とかがなんかツボ。
部活とか音楽の美人な先生っぽい。ああいう子がいたといえばいた。なんか懐かしいかをりがするんです。


作品の見所はなんといっても戦車の描写。
1話でいきなり長まわしをしたのはきっとこの作品は戦車がメインでストーリーはたいしたことないからちょっとまっててねっていうメッセージかなと勝手に。。
2話、じしつ4話までお預けになります。
戦車というジャンル、空戦と違いほぼ空間が2次元ですのでわかりやすい、眠れる需要はあるかも・・とはいわれてきましたが、作画が・・・。
ナウシカとかでありますけど、とても手書きでは不可能。
リタイもたわむ、砲身は長いものはゆれるし・・。しかも車両ごとで足回しの設計が違うんです・・。致命的です。
これがどういうことになるかるのかといいますと、多数ある車輪(転輪)が車両ごとで沈み込む方向が変わります・・・。
それに加えてⅣ号のような上部転輪があるタイプからムカデみたいなチャーチル、千鳥と呼ばれるティーガー等々・・。
うやむやにしてごまかしてしまえばいいだけなのですが、真面目に一個一個動かしてリタイもたわませて・・ほんとうにやってることが馬鹿なんです。
こんな○チガイじみたことをTVシリーズながらCGで見事に実現しております。PSのZガンダム、イニDとかいろいろあったけど、アニメにCGってすげえな・・という感動です。
内装もいいですね。てかどこからあれだけの資料を集めたのでしょうか・・。
戦争映画だとせまっくるしい車内、女の子だと結構快適そう。あの89式でさえ・・。多少デフォルメしてあるとおもいますが。
クッションはいいけど水筒やら芳香剤とかぶっとぶでしょう・・。
着弾したらハッチの螺子がぶっとんでくるくらいなんですから。
学園艦の縮尺がなんかおかいし時点でツッコミいれんなよってことなんでしょう。
リアルっぽくみえて、とっつきやすくすしてあって、きっと本物よりかっこいい、しかも面白い。
静岡の模型会社みたいな作品です。
そんでまぁ1話時からⅣ号戦車が店頭から消えたわけです。
パンターの時代から戦車模型が売りのT社さんからしたら思わぬ特需でございましょう。
まさか戦車模型が売れるなんてね・・。
世の中なにがあるかわからないもんです。

以後ネタバレ
{netabare}
書きたいことをまとめる能力も文章力もないので散文・・箇条書き。

物語

この作品、王道といわれるだけあって、内容はただの『がんばれベアーズ』です。人物の相関図は『咲』そのもの。
なぜそうしたか、見せたいのがストーリーではないからだと思います。
戦車とがんばる女の子達だけで十分なのです。
1クールではここらが限界だろ?ってことなんでしょう。
この製作背景から吉田さんの手腕がいかんなく発揮されているように思えます。
オリジナル作品ですのでけいおんあたりと違ってシガラミを感じさせない何とも形容し難い雰囲気の良さ。これは『たまこ』でも同じですけど。
下世話な話ですが、パンツの向こう側に興味のない人間が書いてるわけですから、童貞臭がしないんです。
他の製作陣も見飽きたようなオッサンたちでございましょう・・。キャラデザは萌え作品ですが、視聴者に対するコビがありません。基本的に女の子がガキです。馬鹿です。
高校生なんざこんなもんだろと。
それが戦闘シーンでの微笑ましい演出にもつながっているのだと思います。
なんにしろ昭和漫画のノリを楽しんで書いてるよなって伝わってきます。


作画
先に書いたとおり趣味の領域です。これがしたいだけだろ?
明らかにそういった趣旨の作画です。
ほかに特徴的なのが登場人物が噴出し?でカットインして入ってくるあれ・・
ガンダムで作画浮かせるために良く使うあれ。
なんて演出方法だったけ・・。
でも予算浮かせたり、会話のドッヂボールをするわけでもない。
ただかわいいから、好きだからやってるだけ。なんてショーワ・・。
桃ちゃんが毎度枠をハミ出してシャウトするのが凄く好きです。漫画映画ってノリです。
戦車の撮り方も望遠レンズで撮影してるみたいなエフェクトかけてて実写みたい。これACでも狂喜されてましたね・・。
発砲シーンはもちろん、車載カメラ風味のカット、砲身から室内へグーっとよってく演出・・。
実写じゃ絶対に不可能なことをたくさんやってるんです。
いやぁ・・かっこいいの・・ほんと・・。
初回から言われてる装填シーンとかね。マニュアル通りグーでちゃんと入れてる。
突き指防止らしいです。
バレー部とか他校とかけっこう素手の子がおおいんだけどあれは設定があるのかな。もちろん我々の秋山殿はグローブしてる。

未完成版10話はそういう意味で非常に面白かったです。
仕上げとか『監督』という作業がなんなのかはっきりと見えました。仕上がってないカットでは背景が特撮みたいでなんかちがうんですよね。

TVシリーズとしてもすごいけど、こういった細かい演出がかっこいい、かわいいんです。見てて飽きない。監督、スタッフ皆様方あざーす!
設定資料がほしいです!戦車のモデリングはもちろん、内装の!照準の!みほのティーガーの・・。あれ初期型キューポラっすよね。


音楽
テーマ曲は往年の戦争映画の雰囲気そのまま。
挿入曲は名曲の数々・・
歌うプラウダコンビ。アドリブ、鼻歌で子守唄と雪の進軍・・。
文句があろうか?
欲を言えば『パンツァーリート』をガルパン版とかで歌ってほしかったかなぁ・・。監督作詞で・・。黒高校歌的なノリで。
ナチ臭がするから敬遠されるともいわれてますが、いまじゃ陸自だって演奏するし、他国の軍隊だって替え歌で使ってるとか。
次作、OVAに期待しときます。

声優、キャラ
ダージリン、丸山、そして秋山以外は超個性的というキャラはいません。ある意味アンチョビもいいが。
酷い言い方ですが、キャラクターを作っておくのではなくて、勝手に個性的になりそうな世界だから材料だけをぶんなげるという手法かと。

それでもあまりに人数が多すぎるのでチーム、学校ごとで判りやすくするためにあえてステレオタイプなキャラメイクにしたのでしょう。
見た目もあまりディテールが細かいと・・・ね?
作画できなくなっちゃいます。極力線を少なく設定してあるのが伺えます。

これを補う、キャラメイクをするのが声優さんのお仕事なんですけど、『成長物語』であるということで、メインキャストをほぼ無名、若手を配役してます。
ギャランティってのが一番の理由でしょうけど。
それを生徒会、黒高コンビ、ダージリンが支えるという形。
後半は自動車部も・・。
水島作品&バンダイビジュアル的な声優さん。

こまっかい所でキタエリさんと田中さんがアホなことやってて好きです。
個人的なツボは上坂すみれの登用。さすがですわ。期待を裏切らない。
最後の格言にノムさんを持ってくるだけあってベストキャスティングでございました。


世界観、設定

あまりにお馬鹿な内容に反して、世界の作りこみはハンパではない。
これがガルパンがただのネタアニメで終わらなかった理由のひとつだと思われ。

まず戦車道。
戦車を剣道、弓道、柔道と同じカテゴリーに持ってきてしまうという超荒業。
最終回まさにつばぜり合いだし、ラストシーンは払い⇒抜き胴ってところかな。
乙女のたしなみ、と言われることから、茶道、華道、薙刀に近い。男がやるのはありえないらしい。
これで女子ばっかの世界が完成です。

ただそれだけでおわらなかったのがこのキチ作品のすごいところ。
レギュレーションが細かい、というか都合がいい。
毎回変わるし。
ただ根本的なところは判りやすい。
その最たるものが、そもそも戦車ってなんだ?という定義。
現代でも謎のままです。
その軍隊が戦車だといったら戦車なんです。
だから戦車道では『オープントップは不可』ってことで折り合いをつけてます。屋根ないのは危ないからダメ。
普通に死んじゃうからダメ・・・。

あとは45年8月の終戦までに製造、設計完了ならつかっていいと。
バットモービルみたいな対ティーガー用重戦車T28も参戦おk?
入手困難不可能な場合公認パーツおk。
どんなものなんだろう?って見ていると劇中ではヘッツァー改造キットなる、魔改造どころか何か時空すら歪めているパーツが・・。プラモ狂四郎も真っ青だわ。
国産車が部品同じだからロータスになったみたいな・・。
なんでもありじゃないかと。
とにかくCG班が過労死しない程度でいくらでも戦車、バリエーションがつくれることになってます。


学園艦
全世界で小学校以外はすべて学園艦 というおそろしい世界。
女子高、男子校だと合コンとか大変だよな。
劇中世界の技術水準のぶっとびっぷりを表すためかもしれませんが、少女たちの処女性を表すためでもあるのかしら・・。でも彼氏がどうのっていってるよね。

あんなデカイ艦がたくさん浮いているのですから漁師さん、海運業界はいい迷惑。でもその仕事もやってそうだな・・。



こんな感じの世界観をまとめるなら・・。
戦車道⇒ミノフスキー粒子、学園艦⇒コロニー
これ、パンツ、流血沙汰禁止でいくらでも作品が作れると思うんです。
完全な続編とかじゃなくても他国や他の時代から・・
大洗の20年前、西住ママ16歳とか期待。
壮大な妄想大河ドラマが作れてしまう世界設定なんじゃないのかと。もちろん二次創作も。

で、登場メカはとっくに飽和状態にあるAFV模型と。。
夢がふくらみます。



舞台

大洗といえば特に何もない街ですけど、バイク乗りにとっては聖地巡礼のワープゾーン。
上野の某ホームが北の大地の入り口に見える鉄っちゃんたちと同じくあそこの埠頭からは苫小牧が見える。
あのなんとも間抜けな『さんふらわぁ』の歌を聴きながら寝ると次の日には北海道。
そんな商船軍団も一口噛んでおいしい思いをすればいいのではないかな。大洗と言えばフェリーって人多いと思うんですよね。


最後に。
私は74式が好きなので出して欲しかったがイベントにきたとかで・・・。
10式導入で引退だそうですけど。プロの戦車道の友人がまだ車体(シャーシ?)は使うぞっていってたので・・なんかパト2の野明の気持ち。
61式に続いてわが国で2代目の実戦未経験、引退車両となりました。めでたいことです。
ガルパンのような極上の馬鹿アニメがまかりとおる時代が続きますように。
そういやキューべルワーゲンでなかったな・・・・。大好きなんだけど。。








{/netabare}

覚書 12話
{netabare}
今週の出オチ担当は調子コいた三号w
ついに喋ってしまった一年の娘。
そして言葉に出さずにいられなかった『戦略大作戦』・・・
邦題だけどさ、BDになるんだから許可もらったんでしょうね。小林先生の公認もだけど、一昔前ならもうすぐ年金もらうだろう?って世代のオトナ達ががヒャッハーしながら作っているのが目に浮かびます・・。
おかげでオッサンのテンションはあそこがマックスだったよ。

とんでもなかったのがマウスの倒しかた。
ありえねええwwなんですけど。
会長はスレッガーさん・・・『指輪を頼むよ、少尉・・』
謎の5mm装甲のおかげでヘッツァーが潰れないのをさりげなく説明しちゃうのがさすが。コレが戦車道なんだね・・。
ちゃんと機能している89式のソリ。そういう戦車だからね。実車はさすがにできないだろうけど。
芸が細かい。

最後のオペレーションとなったフラフラ作戦の概要は
路地に入って4号を先等に⇒後続の盾となっている車両を撃つと4号を見失ってしまうので撃てない⇒M3が割って入って盾になってた89と共に敵を分散⇒最後にP虎一度抜けて別ルートから再度合流してディーガーⅠ以外の車両を足止め。
フラッグVSフラッグでフラフラかな?頭いいですね・・。

P虎がなぜあんなに粘れたかというのは車両を斜めにするとあの平たい装甲の跳弾性が劇的に向上するためと、最初に側面を突いてきた敵車両を撃破、足止めしてしまうことでそれを守備の薄い部位の盾にしているからかと。そのあと砲身も振らないですみますし。



最後はみんなの期待に応える姉妹一騎打ち。
シュルツェンはやはり壊れるためにあるのだ。
ラストシューティングもちろん片足を壊しながら・・かっこいい。。転輪は修理できるから走行不能ではないのですね。


不自然に残ったシュルツェン、グロ戦での負け方、自動車部のドリフト発言、会長の相手車転輪破壊とフラグ全回収の一撃でした。
早く誰かこの21世紀のラストシューティングをジオラマにしないかしら。


ラス回なので気合入れまくりの作画。いままでやらなかたガツンガツンぶつける肉弾戦がとても生ナマしくて漢らしい。前回、会長の萌えよ戦車道読んで言ったセリフはこれのフラグだったのね。
この近接戦闘が最大の見所かもしれない。開いた口がふさがりません。やっぱりこれもガンダムだよな。。。最後は殴りあいw


トリはあんこうに譲りますが世間の期待に応えて1年生とバレー部が魅せます。
M3と89式がまさかここまでかっこよく見えるとは・・・・。
なんという販売促進アニメ。ファインモールドと田宮模型が敬礼してくるレベル。これは欲しいぞ。サハラ戦車隊とセットで買うべきか?
次作はM3主人公かバレーアニメだね!

続編やるなら世界大会のフラグ立ててるからそっちだと思うけど、
他校の戦闘も見てみたい、コアラの森も見てみたい。
そしてアンチョビの勇士を今度こそ!





11話
前話のオッサン向けの勝ちフラグ⇒残念ティーガーⅠではなくマウスでした・・・・ってのに爆笑です。
ちゃんと出落ちまでしてくれて・・
主人公機の強化⇒巨大な中ボスがでてくるとかまさにガンダムですなぁ・・。
まんまとハートをだまし撃ちされました。
でも出場車両はいままで把握してるはずだからおかしいよねって。
じゃぁプラウダ戦のときもできたじゃん。
ルールは毎回変わる設定だし、すごくおもしろいからいいですけんね。
マウスの砲撃がもはや、かめはめ波状態だったり、西住ジャンプが異常にかっこよかったりwルパーン!逮捕だ~!てなぐあいに。見所満載。
カチューシャのキャラが同人的なデレに変わってるのがすごく怪しいです。完全にノンナさんのペットじゃないか・・。
夏に薄い本がいっぱいでますね?
お姉ちゃんも・・なんかおかしいです。
無駄にお姉ちゃんのほうにカメラを回します。
無表情、鉄の女なのは昔からわかってるんだ。無言でただノーリアクションの姉の姿がちょいちょい映る。
これって・・・シスコ・・・・
爆風にまみれながらの地図見るとことか最後のカットとかめちゃくちゃかっこいいんだけどね。
あとオネエのティーガー、初期型だけあってコーティングなし、装備品もない。牽引ロープすらない。
不敗の象徴なのでしょうか。漢らしくなおかつ模型が一番作りやすそうです・・。


戦術が最終戦だけあってかなり真面目なので覚書しておきます。
アリクイ⇒さすがに活躍したら他のチームの立場がないのであれなんでしょう。偶然あんこうを守った、それくらいしか使いようがありません。オチ担当。

まず大洗側は丘というか山の上に陣地を構築します。これはどんな重戦車でも上部(天面)と後部は弱点である。ということからとったものかと。また自車の露出を極端に少なくできます。
土を掘って盛ってあるのは射角を稼ぐためと下部(底面)装甲を守るためでしょう。
ドイツ戦車が硬いといってもあくまで前面装甲が絶望的に厚いだけで、すべて同じというわけにはいきません。重くなって動かなくなります。
稜線射撃(厳密にはあの位置は稜線ではないですが・・)と呼ばれ戦車ではかなり重視される戦法で、現行車両は車体が変形までしてコレを行います。
劇中では聖グロ戦で同じく重装甲のチャーチルに対してみほが行いたかったことであり、サンダースでは平野綾嬢を撃破した方法でもあります。

ヘッツァーで攪乱したとはいえ、同クラス、上位の戦車を喰えたのは会長が側面を向かせてくれた、高台から上部装甲を撃ちぬいたことが原因と考えられます。

逆落としで逃げる際にはポルシェが前衛になります。
これはもちろん一番硬い戦車だからです。
ちゃんと弾を弾いているのがかっこいい。
実際の同系車両でやるとエンジンブレーキでモーターが壊れてしまうと文献を読んだことがありますが・・
劇中では自動車部が直しちゃってるてるという・・。


以後の渡河、橋の破壊は時間稼ぎと燃費の違いで勝つためなのは劇中でも説明されている通り。

問題はなぜ三号戦車を追いかけてしまったのかというところにあります。
斥候だから潰して起きたいというのが妥当なセンなのかもしれません。それすら見越して囮につかった姉が一枚上手だった・・てなるのでしょうが。。

個人的に気になるのが終始みほの口で彼我戦力差というより、車両数を数えてくれていることです。フラッグ戦である以上、姉の撃破さえすれば勝ちなわけですので・・その作戦上三号であろうとも数を減らしたいという理由があるのかもしれません・・・。




ちなみに問題のマウスさんP虎の兄弟です。
自動車部しか運用できないということは・・・来週のオチなのかな?

その自動車部、生徒会長は安定のチート性能、バレー部のかっこよさも相変わらずwいい仕事させます。
よくまぁいろいろと演出を思いつくというか知っている?というか。ホント愛されて作られてる作品ですね。

しかもエンジン音がなんかちがうぞ。マイバッハかなんかのVだったけ?忘れた、調べるのめんど。
とにかく故障しそうもないエンジンの音がしました・・。ターボまわってる音がしませんか?そう・・ポルシェだけに。
あの加速・・きっとスパイラルブーストとかトランザムがついてるのかもしれんな。

初回からⅢ突押しの私的には遂にやられてしまったのが非常に残念。チームとしても高クラスの戦力を失う痛恨の一撃。
最終戦にていまさら回転砲塔ないってくやしがるのがwでもかっこいいからいいのだ。
大洗側の狙いは『バルジ大作戦』みたいですけど・・
映画のようにパンツァーリートを『突然歌うよ』で熱唱していただけるとテンション上がります。
両校ドイツ軍マークがベースだけに、歌いながら最後に一騎打ちしてください。
シュト様が大喜びしそうなメンツで最終回を迎えます。
視聴者の反応がいいからってワザと落として作品を作り直しててますよねこれ・・。
まぁしてないわけないよね、3ヶ月もあったら。
マウスの主砲のごとく、他局アニメを風圧だけでぶっとばす11話でございました。
最後に・・今週の流れで公式不敗のⅢ突が撃破、M3を生存・・あんこうチームのメンタルは補完済み。
最終回は1年生で決まりだね!彼女達が真の主役になるんだ。
オッサンの視聴者たちはTVに向かって来週こう言う『製作!貴様らサハラ戦車隊が大好きなんだな?』ハッ!?



関係ないですけど製品版の4巻のミリタリーACに上坂すみれが登場するようでwあれ目当てで買ってるようなもんだから5巻もでちゃえばいいのになぁってね。
本来彼女が出るべき声優さんのほうなんか聞いてないすよ。
2番目のオッサンたちのACが本当にバカバカしくてよいです。ACといえば化物語が圧倒的クオリティだけど・・ガルパンは加齢臭がすごいぜ。

10話
ポルシェ虎きたでよぉ!自動車部だしうれしいの。
戦車ってドリフトできるかなじゃないでしょ・・グロ戦からやってたじゃん。メタファーなのか?監督にいっぱい質問きたのかな?
未完成で出したというだけあって不自然な動き、画がまちがってたりしてたけど、ポルシェが穴掘してモーター、電装燃やすアニメってだけで十分イカれてて満足。

Ⅳ号は代名詞ともいえるシュルツェン追加。あんま好きじゃないんだよなぁ。
ヘッツァーは・・あれはたしかほとんど別物じゃなかったっけ。
さすがにないだろうという改造だと思うのだが劇中でツッコミいれてるのがなんともオッサン、数寄者向けの本作らしい。
これがありなら、続編ではポルシェはエレファントじゃすまない。幻のティーガーⅡ砲塔だな。
自動車部の技術は世界一ィィイ!

サンダースの時の秋山さんが名乗ったオッドボール軍曹を覚えていますか?
現在はグデーリアンになりましたけど。
一年生?だったか、彼女達が観賞してる映画の登場人物がそれですよっと・・イーストウッド主演。戦略大作戦。
あれが勝ちフラグですか?それとも金塊でもパクるんですか?
鐘楼ネタはつかったから・・背面を撃つのは当たり前で、スピーカーで音楽鳴らしながら突っ込むとか?
どちらにしろあの最強ドイツ戦車オールスター軍団たちをどうやって倒すんでしょうね・・・。

9話
遠き日の運動会を思い出す。。。ポーリュシカポーレ。
北海道?東北弁?なのにミッキーマウス(T34)の横でコサック踊るプラウダ、あんこう踊る大洗。
八甲田山の歌?を歌う馬鹿二人と・・・
もうぶっとびすぎでわけがわかりません。
歌って踊るハートフルタンクストーリーですよ。サイコーですよ。

お話は前回から続き完全なご都合主義かつパワープレイです。戦車のチョイスをネタに走りすぎたせいか破綻してますw島津の退き口かい?
でも戦闘シーンはほんとにおもしろい。鼻水たらしながら見入っちゃう。
新型の参戦でも、パットン将軍の援軍でもない。会長がまさかの覚醒。いままでなにしてたんだよ・・・もっと前から手伝えよと・・・・
これはスタッフはBD完結までに考えなきゃいけませんね。
会長がなぜこんなにチート能力なのか。隠していた?習得したのか。生徒会トリオが実は最強だった理由を・・。
インドの山奥で修行してきてたとか、自殺した母親の魂が38tに宿っていたのがわかったとか・・。

そうそう、エヴァネタといえば零距離射撃。
会長さん誤用?なのかな。砲の仰角が0度なのが零距離。
目標に垂直にあたる距離なので実際戦車でも戦艦でも近くなるんだけど、超至近距離って意味じゃない。
なんでこんなこと知ってるかってエヴァの2号機登場の話ででてくるんですけど、ガキのころに読んだ注釈本に描いてあった。たぶん響きがカッコいいからワザと間違えてると。しかも使途の口の中に戦艦突っ込むからマジで0だわなあれ。てかマイナスだよ。新劇のマリちゃんもつかってたっけ。

そういえば前回の乗り換えのフラグ改修してましたね、ノンナが・・。
EDも地味にネタバレ。アリクイはティーガーじゃなくて3式?・・司馬遼太郎氏が戦車兵だったときに鋳鉄かどうか試しにヤスリかけたら削れて絶望したというあの戦車?・・・。

グダガダ描いていいたいことはただひとつ、今週もⅢ突の活躍にキュンキュンしてた。あふれる愛をプラモにぶつけるしかないのか。もってるのB型だけどw
あとタミヤはG型しかでてないんだよね・・。


8話
突然ロシア語のミュージカルに・・あるいみ期待に答えた、予想通りでしょうが。大爆笑でした。
ヤッパリ上坂さんはちょっとへん。飛び道具声優さんですね。
あの歌、テトリスですなぁ。くにお君でもあったっけか。
サンダース、アンツィオとは一変、T34ばかりと容赦ねえ絶望的な車両編成でした。
アカさも足りませんでしたが、プラウダなんて名前ですし60年たった現在も日本と問題のあるお国なのでwあんなもんか。
お約束のクールビューティーってとこで落としてますね。寒いだけに。

その代わりでしょうか、北緯50度という爆弾発言がありますw
ブラック過ぎるジョークです。ソ連が終戦後にかっぱらった樺太のことでしょうw

前回のEDで物議をかもした、Ⅳ号戦車。まさかの魔改造。
「ついで」でF2仕様にしてしまったという自動車部。どうやったらできるんだwまちがいなく彼女たちが最強の戦力です・・・。実際にT34の砲弾をはじいてます。前面装甲が80mmだかあるんですわ・・。


本話は演出に問題が?と思ったかたが多いのではないでしょうか。お話を無理やり進めるご都合主義ってだけですけど。
包囲作戦に気づいているのがみほだけっておかしい。陽動は自分たちがやったばっかりじゃん。
歴女軍団も「スターリングラード」と死亡フラグをいいつつ突撃。それが免罪符なのか、スタッフだってわかってるんだけど笑ってゆるしてねと・・。
少し違いますが真田親子が使った有名な戦法でもあります。
あの家紋はこけおどしか・・。

まぁ『なんで逃げるの?』『追いかけてるからに決まってんじゃん』ですべてが一連のギャグなんでしょう。 


フラグかなとおもったのが、ルノーの運転代行、要は戦車の乗り換えをしていたこと。意味もなくあんな描写を入れるわけがありません。
ルール上ありってことですね。次回か黒森峰でつかうのかも。
もっとシンプルに戦車だってスタックするんだよってフラグ?

次回は包囲突破となるのでしょうが、ナッツ!といったことからバルジのフラグ?
ただ再現にはもう一台戦車がいりますね・・。虎戦車の救援がルール上ありなのか?
まったく別の作戦かもしれません。
榴弾がフラグで雪崩を起こすとか・・そういう凶悪なのはやらなそうな子たちですしね・・。
T34の弱点・・・生産精度の悪さ、狭い、連射悪、前が見えなくてみんなでカルガモ。全車多少改良された大戦末期の型だし・・。あの世界観で女の子が乗ったら関係ないんだな。強いじゃなイカ。
来週が非常に楽しみでございます。

でアカいイカ娘。侵略!アカ娘。てっきり砲塔の小さいミッキーマウスにのるのかと思ったのですが、後期生産でも最後のほうの85。背が少しでも高いのがいいってことね・・。
どうやって顔だしてるんでしょうねwしがみついているのか?肩車なのかな。

7話
ティーガーの砲塔が・・・4号好きだけど、どうやっても勝ち目がね・。
姉の学校と被らせるわけにはいかないのでもちろんポルシェだよね?
最大の敵はプラウダでも姉でもなく故障なんですよね?
来週までわかりませんが、本当ならとことん期待に応えてくれる素敵な作品だなと・・・。
ルノーとか渋いしね・・。
ただ西住殿のティーガーがオットー・カリウス仕様だったことが判明したのがムネアツ。217号は中期生産?だったけ?
それはそれでいいな。
前回の黒森峰は212号車だったけど、ヴィットマンが姉、ヴォルが副隊長ってことなのかな・・。じゃぁ007号乗ってたら死亡フラグか。

改修されたⅣ号とならんで今週は模型店からキットがなくなりますね・・・。公式模型はドラゴン製なんですね・・・絶対に組みたくないメーカーさんです・・。古くても田宮のがいい。


お話はタイトル詐欺でアンツィオ高校戦が尺と予算のためか、はしょられてしまいました。スラムダンクの武里高校みたいだ・・。
戦闘ばっかというのもメリハリないからね。
でも調子に乗らすと怖いって・・・某国民に怒られるぞw


6話
並みの戦車だと零距離、接射をしても歯が立たなかったという、信じられない驚異の固さを誇ったティーガー他ドイツ新型戦車軍団。
英軍が米開発のシャーマンをやっつけ改造でつくったのが今話の主役、『ファイアフライ』 
英国の最終兵器です。
米軍には終戦までに配備が間に合わなかったそうな。
まさに『キターーーー!!』なんです。
どっかんどっかん打ちまくる、コミカルなシャーマン軍団の動きの中、一人いや主人公と並び撃ち方が漢らしくて素敵です・・発砲までのじらし方がたまらん。
トップエースを倒した車両でもあり、ドイツ機甲師団に目の仇にされてまして本来は砲身が短く見えるように迷彩がwほどこされていたそうです。シャーマンにまぎれこませるんです。
戦車道に恥じるからやらなかったんでしょう。
さすがスポ根!
そんなファイアフライが参加一両だけだったのは、ノーマルに劣る機動性と大洗戦にはまったく必要ないからかと思います。
シャーマンで余裕で勝てるというのは、89式がエンカウントしちゃったくだり(あの距離で撃っても抜けないのでにげるしかないw)、平野さんの超絶親切な罵倒と、自車への壮絶な自虐ですべて物語っているのかと。
3突、4号はまぁいいとして、ほとんどの車両が雑魚なんです・・ハイ・・。


そんなシャーマンですらマトモに張り合える性能のない大洗の面々、この先どうするんでしょうw
とてもT34やティーガーをたおせるとは・・・
装甲抜けませんよ。足回りか、自滅狙いか、
あとは吸着地雷でも使うんですかね?対戦車壕(落とし穴)とかw?

公式サイトでプラウダ高校に赤いミョルニルハンマーw上坂すみれの名前がw
絶対でなきゃおかしいwやっぱりキャスティングしてた。
本作が一番似合う、本作のために生まれてきたようなド本命声優なのは間違いない。早く戦ってくれ。



5話
Ⅲ突萌えなんて書いてたら、速攻で見せ場がw運用法が、ちゃんと突撃砲じゃね?これ・・。蕩れ・・・。
突撃砲は自走砲の一種なので砲兵科になる。戦車と関係ない。
したがって『おねがーい、あのトーチカこわしておくれ、とか,あそこの陣地にいっぱつかましてよ』『ほーい♪』と歩兵の後方で待機ながら召還獣のように扱われるのが本分。盾になったりしないで撃ったら下がって他に助っ人行くらしいです。
ただドイツ固有?の突撃砲というジャンル、戦車の駆逐任務もこなしてしまう。8.8cm高射砲がなんにでも使われてしまったように・・。
設計がシンプルな分、運用方法次第で逆に強いのかな。そこに引かれるんだよなぁ。88買った某社長じゃないけど、初期型Ⅲ突ほしいな。。

物語は初戦からいきなりソ連と並ぶ宿敵米国戦車との戦いです。
シャーマンもすきよ。タッパ高くて可愛いくっていかにも大量生産て感じが。
因縁のファイアフライ(コイツはイギリス軍じゃんという野暮なツッコミはいれない、きっとシャーマン系の学校なんだ・・。)とどんな戦いになるでしょうか・・。
来週が楽しみです・・・・え・・・5.5話?
落とした?・・ね。
5話で特別番組wスタッフのLIFE減りまくりか?
作品がどうこうっていうのじゃなくて、戦闘シーンがすごくおもしろいです。マニアウケは今期最強です!
どうかお体を壊さずにこのままのクオリティで完走していただきたく。年度末くらいまで待ってるよ・・・。





4話
どこらへんが歩兵戦車なん?と彼の名将にツッコミくらったという、マチルダ、そしてチャーチルの登場です。
砲身視点だったり、アニメティックな機動がとってもかっこいいお話でした。
気になったのはキタエリさん側の「行進射撃、走行中射撃」ってやつですか?
あの時代の戦車にんなこたできねえと、むかしは聞いたものですけど。振動で装填ができないのと、砲身もブレますので、まったくニアすら狙えないとか、あと故障な・・。

別にアニメ上どうでもいいことなのですけど、大洗側がしっかり止まってから射撃してるのを見ると・・・・・。どこまでイジってるのか、やっていいとかレギュレーションがビジュアル、台詞で明確にしてあるとおもしろいのになぁ。
大洗側は1年目、貧乏だから改修してないとか。
紅茶飲んでるってことが、足回りをいじってあるということなのだろうけど・・。
{/netabare}




1話視聴

まった変なアニメが来ましたね。
もてる女の戦車道、学校がマクロスみたいな空母の上とか、ツッコんだら負け。
ギャグのネタも軍オタ、50.60代向けだよな・・・・・
ついていけない、どこに向かって大砲うってるのかまさに謎
姉最強、才能あるのに乗りたくない、設定がどうみても咲w
話はありきたり、作画は普通、しかし戦車戦がとにかくすごい・・。
ストパンはキャラクターに落とし込むことでどうにか製作側の趣味を押し付けられたけど、今回はそうじゃない。『ガチ』だ・・。
いまどき戦車なんかウケるわけないのでけっこうな挑戦だと思います。むかしから人気はないし・・・。
宮崎監督も地味なジャンルと書いてたしなぁ。
おいらぁ好きだけどね。


主人公機が4号。ベッタベタ。いいすね。
強くなるといろいろくっついたり、水中型になったりとか?w


個人的には3号突撃砲ラブ。
てかもともと運用方法がちがうし戦車じゃなくね?ってのはおいといて・・。
砲身の短いタイプが好みです。めちゃくちゃ可愛い。
伝説の虎乗り、ヴィットマンの愛機としても有名ですが、うーーん萌える・・。

最強の敵?姉の乗機がティーガーⅠとかも予想通り。それしかないわな。
主役機交代があるならヘッポコポルシェティーガーを手にいれて戦ってくれないかしら・・。

すごく久しぶりに聞いた椎名へきるさんもびっくりです!
なにしてはったんですか?ハミングバード的なノリでひっぱってきたとか・・?

期待するのは、スペースクラフトの赤い衝撃、上坂すみれ嬢の登場。
今期京アニ声優になったといってもまだギャラ安いでしょ?
ソ連系出るときは絶対にキャスティングしてよ・・まじでw

投稿 : 2024/09/07
♥ : 45

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

劇場版ガルパン、6週目までの追加来場者特典を発表! 年末年始にはOVA版+劇場版序盤を地上波初放送

戦車を使った武道「戦車道」が華道や茶道と並んで大和撫子のたしなみとされている世界。
県立大洗女子学園に転校生・西住みほがやってきた。
戦車道が嫌いで、戦車道のない大洗女子を選んだみほ。
ところが転校そうそう生徒会長に呼び出され、必修選択科目で戦車道を選択し、戦車道全国大会に出場するよう強要される。
しかも、集まったメンバーは個性派ばかり。
華道家元の娘の五十鈴華、恋に恋する武部沙織、戦車マニアの秋山優花里、朝に弱い優等生の冷泉麻子――。
友達とのフツーの女子高生活を夢見るみほの、ささやかな願いは叶うのか―?

第1話「戦車道、始めます!」
西住みほは大洗女子学園の転校生。
実家を離れ寮暮らしを始めたばかり。
クラスでもまだ友達もなくひとりで過ごすことが多い。
そんなみほに声をかけてきたのが武部沙織と五十鈴華だった。
3人はあっという間にうち解ける。
そこに現れたのは生徒会長の角谷。
「必修選択科目なんだけどさぁ……。
『戦車道』取ってね、よろしく」。
わざわざ戦車道がない大洗女子を選んだみほは困惑する。
悩むみほをよそに戦車道のオリエンテーションが始まる。

第2話「戦車、乗ります!」
戦車道をやることを選んだみほ。
最初の仕事は、戦車道を選んだメンバー全員で学校周辺に放置された戦車を探すことだった。
沙織と華と戦車を探すみほは、近くにいた優花里にも声をかける。
戦車も無事揃い、メンバー全員で洗車をする。
放課後も一緒に過ごした4人は、みほの部屋で夕食とともに食べるのだった。
翌朝、みほは登校途中にいまにも倒れそうな女の子を発見する。
彼女は成績トップだが遅刻常習犯の冷泉麻子だった。

第3話「試合、やります!」
戦車演習場でみほたちが操るIV号戦車がぶつかりそうになったのは麻子だった。
なりゆきで戦車に麻子が乗り込んだ直後、IV号戦車は砲撃を受けて操縦手の華が気絶する。
バレー部チームと歴女チームに狙われ絶体絶命の危機に、IV号戦車を操って見せたのは麻子だった。
窮地をしのいだIV号戦車は反撃に転じる。
校内練習試合が終わり、大浴場で初めての試合の感想を語り合うIV号戦車の面々。
麻子の参加も決まり、5人で改めてポジションを決める。

第4話「隊長、がんばります!」
大洗の郊外で始まった聖グローリアーナ女学院との試合。
みほが考えた大洗女子の作戦は「こそこそ作戦」。
「こそこそ隠れて、相手の出方を見て、こそこそ攻撃を仕掛けたいと思います」。
偵察に出たIV号戦車は、聖グロリアーナの戦車隊を引きつけるため砲撃を仕掛ける。
IV号戦車を追って迫ってきた聖グロ戦車隊を、一斉に迎え撃つ大洗女子の各チーム。
しかし、実力差のため、逆に聖グロの一斉攻撃にさらされピンチに陥ってしまう。
生徒会チームと1年生チームが脱落した時、みほが下す決断とは……

第5話「強豪・シャーマン軍団です!」
第63回戦車道全国高校生大会がいよいよ始まる。
みほが抽選で引き当てた1回戦の相手は、シャーマン軍団を率いる強豪サンダース大附属高校。
抽選会後、みほたちが、戦車喫茶でお茶をしていると、黒峰森女学園の選手がやってきた。
その中にいるみほの姉、まほ「…まだ戦車道をやっているとは思わなかった」。
黒峰森はみほがかつて通っていた高校。
どうしてみほは黒峰森を去り、戦車道のない大洗女子に転校してきたのか…。
初戦が近づき様々な思いが交錯する中、みほは作戦を練る。

第6話「一回戦、白熱してます!」
サンダース大附属との死闘は続く。
相手のフラッグ車を撃破したほうがこの試合を制する。
その時、みほが考えた作戦とは……。
大洗女子の無線を傍受していたサンダース大附属のアリサは、大洗女子チームが高台に集結することを知る。
だがケイたちが到着した時、そこには大洗女子の戦車はなかった。
無線傍受を逆手に取った作戦だったのだ。
そしてその直後、アリサの乗ったフラッグ車とバレー部チームが接触をしてしまう。

第7話「次はアンツィオです!」
倒れた祖母のもとへと駆けつけた麻子。
みほたちが遅れて駆けつけると、おばあはベッドに横になりながらも達者な口調で麻子やみほたちを叱りつけるのだった。
お見舞いの帰り道、安心から寝付いてしまった麻子。
みほはそこで沙織から、おばあが麻子の唯一の肉親であると教えられる。
みほはその話を聞きながら、西住流の家元である自分の家族のことに思いを馳せる。
そしてアンツィオ高校との二回戦に備え、新しい戦車探しが始まった。

第8話「プラウダ戦です!」
プラウダ高校のカチューシャと聖グロリアーナ女学院のダージリンがお茶の時間を楽しんでいた。
カチューシャは、ダージリンから大洗女子の隊長が、西住流の娘であると知って驚く。
一方西住の家では、母しほが、戦車道を再び始めたみほの勝手な行動に怒っていた。
準決勝出場を前に盛り上がる大洗女子の生徒たち。
そんな中、みほは生徒会のメンバーに呼び出される。
みほを待っていたのは、あんこう鍋だった。生徒会の狙いは……

第9話「絶体絶命です!」
プラウダ高校に包囲され、廃墟の中に追いつめられた大洗女子学園。
メンバーの一部に「ここまで頑張ったのだから……」という空気が流れた時、生徒会長・角谷がこの大会で絶対に負けられない理由を明かす。
衝撃の事実に寒さと飢えが加わり、士気のあがらないメンバー。
その時、みほがとったのは思わぬ行動だった!
期限の時間がきてプラウダ高校から降伏か否かを確認する伝令がくる。
その伝令に対してみほは「最後まで戦います!」と宣言する。

第10話「クラスメイトです!」
辛くもプラウダ高校を下し、決勝進出を決めた大洗女子学園。
その戦いを見たみほの母・しほは、みほの戦いを「邪道」と一蹴。
黒森峰女学院の隊長まほに決勝戦では「王者の戦いを見せてやりなさい」という。
一方、大洗女子は決勝戦に備えて、戦力の増強と各戦車の武装強化に余念がなかった。
最後の練習を終えたみほたちは、みほの部屋で沙織お手製のカツを囲み食事をする。
そして決勝戦の会場は、戦車道の聖地・東富士。
そこに黒森峰女学院の戦車が到着する。

第11話「激戦です!」
黒森峰女学園と熾烈な戦いは続く。
火力と数に勝る黒峰森に対抗するため、長期戦に持ち込みたい大洗女子。
みほは地形的に有利な山の上に陣取るため「もくもく作戦」「パラリラ作戦」を連続して展開する。
だが、それには動じず、正攻法で対抗する黒森峰。
ようやく山の上に集結した大洗女子は、攻勢をかけ最終的に2台の黒峰森戦車を倒す。
これで7対18。
みほの繰り出す作戦が効果をあげ、試合の流れは大洗女子に傾いているように見えたが……。

第12話「あとには退けない戦いです!」
黒森峰のマウスの圧倒的な力に押される大洗女子。
だが、ここでマウスを倒さなくては、形勢の逆転はあり得ない。
カメさん(生徒会)チーム、アヒルさん(バレー部)チーム、そしてあんこうチームは捨て身の作戦で挑む。
果たして活路は開けるか。大洗女子の命運は!?

劇場版ガルパン、6週目までの追加来場者特典を発表! 年末年始にはOVA版+劇場版序盤を地上波初放送
アニメ映画「ガールズ&パンツァー 劇場版」より、追加来場者特典と年末年始特番が発表された。

美少女×戦車をテーマに、水島努監督によるハートフルストーリーを描いたオリジナルアニメ「ガールズ&パンツァー」。リアルでグリグリ動く戦車の描写と多数の美少女キャラでアニメファンとミリタリーファンを中心に高評価を獲得。舞台となった茨城県大洗町には全国から多くのファンが集まるなど"聖地"を含めて人気になっている。2014年7月にはOVA「ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!」が劇場上映され、初の劇場版となるアニメ映画「ガールズ&パンツァー 劇場版」が11月に公開となった。

11月21日に77館で封切りとなり、初週2日間の興行収入ランキングで第1位の好発進となっているが、さらなる来場者特典の追加が緊急決定。第4週目(12月12日~)の特典として生コマフィルム+World of Tanks×ガールズ&パンツァーコラボ特典カード第4弾[九七式チハ 知波単学園スキン+西絹代(CV:瀬戸麻沙美)ボイスパック」先行ダウンロードURL]が、第5週目(12月19日~)の特典として「ガールズ&パンツァー 戦車道大作戦 特別コード付クリスマスポストカード」[特典:九七式中戦車(旧砲塔)]が、第6週目(12月26日~)の特典として「World of Tanks×ガールズ&パンツァーコラボステッカー+大ヒット記念IV号戦車抱き枕カバー応募ハガキ」が追加される。

そして、年末年始特番の放送も決定。地上波初放送となるOVA「ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!」に劇場版の序盤である大洗市街戦を加えて放送する。BS11で12月30日26:30~27:30、TOKYO MXで2016年1月3日23:30~24:30。

そこだけは切っちゃだめだろ! 劇場版「ガルパン」のチケットが文字数制限で「ガールズ&パンツ」になる事案が発生
いかがわしすぎる。

現在公開中の映画「ガールズ&パンツァー 劇場版」のシネマシティのチケットが、大変なことになっています。Twitterユーザーの@kikuharayuukiさんがチケットの写真を投稿しているのですが、そこにはこう書かれていました。「【極上爆音】ガールズ&パンツ」と。

そこでだけは、そこでだけは切らないで欲しかった……! 多くの視聴者が一瞬頭の中をよぎったけど誰も口にしなかったであろう言葉を、こんなところで見せられることになろうとは。

なにせ「ガールズ」で「&パンツ」ですよ。こんなのもう、いかがわしい映画にしかみえません。一体なにが【極上爆音】で鳴り響いてしまうんだ。チケットに印字できる文字数の上限で機械的に切られたのはわかりますが、いくらなんでもあんまりです。

「ガールズ&パンツァー」は、女の子たちが戦車に乗って戦うアニメ。内容は至って健全であり、肌の露出もかなり少なめです。パンツが見えるシーンなど、(確か)全くありません。

これを見たユーザーからは、「これはアカンw」「なんでそこで”切っちゃう”かなw」「パンツだから恥ずかしいモン!」「バンド名にアリそう」といった声が上がっていました。ガルパンは健全! 健全なアニメです! 誤解されぬようよろしくお願いします!

ガルパン「オーケストラ・コンサート」ラストはスタンディングオベーションで大盛り上がり
『ガールズ&パンツァー オーケストラ・コンサート ~ Herbst Musik Fest 2015~』が3日、神奈川・よこすか芸術劇場で開かれ、豪華演奏の一夜に観客たちは熱狂した。

同コンサートは、アニメ『ガールズ&パンツァー』の音楽担当の浜口史郎監修の元、TVシリーズの劇伴、挿入歌、EDのオーケストラアレンジバージョンを、国際的に活躍する指揮者・栗田博文氏の指揮の下、東京フィルハーモニー交響楽団が演奏するという、初の試みにして豪華企画。西住みほ役・渕上舞、TVアニメのOPなどを歌う歌手・ChouChoも登場した。

指揮の栗田氏が登壇すると拍手が響いた後、普段のイベントと違い、場内は一気に静まり返り、観客が息を呑む中、『戦車道行進曲!パンツァーフォー!』から幕開け!演奏が終わると場内はドッと拍手があふれた。

この日のセットリストは、TVアニメ第1話のスタートから物語の流れにそってのものに。MCという形式ではなく、楽曲の合間ごとに主人公・西住みほの心情を渕上が朗読劇という形式で伝えるものとなり、この場でしか聞けないみほの心情は、一層の作品への理解を深める構成に。

演出はそれだけでなく、その楽曲ごとに、アニメ本編で使われたシーンやダイジェストがバックの巨大モニターで合わせて上演。アニメのシーンをフルオーケストラで振り返ることができるという珍しいものに。もちろん曲によっては、オーケストラに焦点を戻し、その巧みな演奏を巨大モニターで楽しめるという、ビジュアル面でも飽きさせない工夫が随所でみられた。

スローテンポの情感たっぷりな曲には場内も静まり返って余韻が残る一方で、15曲目の『アメリカ野砲隊マーチ』、20曲目『フニクリ・フニクラ』といった勇壮さを感じさせる楽曲には戦車の出てくるシーンのチョイスもあいまって、より拍手が大きくなるというライブイベントのような展開だ。

後半は、TVアニメのプラウダ戦となる21曲目の『金平糖の踊り~カチューシャ』から。雪原で隊列を組むプラウダ高校の戦車の映像に合わせてのオーケストラは圧巻!

23曲目『ポーリュシュカ・ポーレ』の映像ではプラウダ戦で大洗女子学園チームが教会に立てこもるというシーンで演奏が終わったが、大会で負けたら大洗女子学園がなくなるという事実を知らされた後のみほの心情を朗読劇で読み上げた直後、24曲目の『あんこう音頭』へ。同曲もオーケストラ演奏と遊び心満載な感じとなったが、そこにシークレットゲストの佐咲紗花が同曲を歌いながら登場。場内には自然と音頭を取る観客が現れだし、ついには場内全員で音頭を手拍子でとるという一幕も。

その勢いは28曲目の『パンツァー・リート』も同様で、再び場内一体となった手拍子が!指揮を執る栗田氏が観客の方を向き満面の笑みで大きな手拍子を求めるジェスチャーで、これに場内は沸きに沸き返り、演奏が終わると東京フィルハーモニー交響楽団の楽団員らの顔にも笑みが浮かんでいた。

終盤に登場した渕上は、「映像が出ているのもそうなんですけど、目をつぶっていると、物語が蘇ってくる感じがいいなと思って私も聴かせて頂きました」と、コンサートの感想を。そして、場内一体となったおなじみ「パンツァー・フォー!」の掛け声で最終曲『Enter Enter MISSION!』の演奏となった。

一度降壇した栗田氏が再登壇してのアンコールでは、白ドレス姿のChouChoも登場。オーケストラアレンジされたOP主題歌『DreamRiser』を歌唱したり、11月21日から公開の完全新作劇場版『ガールズ&パンツァー 劇場版』のイメージソング『Glory Story』フルバージョンを生歌唱。ChouChoは、「歌手になったときからオーケストラと共演できたらなと密かに夢を持っていたので、その夢がかなって本当に本当に嬉しいです!こんなに早く夢がかなったのも、作品を愛してくれるみなさんがいらっしゃるからで、本当に幸せだなと思っています!」と、瞳を潤ませる。

佐咲からは、「私もオーケストラバックに歌いたいなと思っていましたけど、それが『あんこう音頭』で大変光栄です(笑)。たくさんおお客さんに見守られて幸せな時間でした」と、感想を寄せたり、栗田氏は、クラシック演奏会の素晴らしさなどを訴えつつ、渕上は、「これだけ大きなステージで1人スポットライトが当たってしゃべるというのはないので正直緊張しました。ですが、もう3年くらいで慣れ親しんだ曲というのもありますし、スタートのときのみほの気持ちを語っていくと、これから劇場版に向けて、あらためてみほの生い立ちや、生きてきた道を見たような気がして、心に来るものがありました。これからも頑張ろうと思いました」と、しみじみ。

続けて、渕上から「11月21日劇場版が公開されます。お話は素晴らしい物ができあがっています!」と、アピール。ラストはモニターに『Enter Enter MISSION!』が表示され場内、観客も含めた全員でフルオーケストラの演奏に合わせてときに3人がハモリを入れることもあり、合唱&手拍子がされ大盛り上がり。

すべての演奏が終わると、観客たちは席を立ち上がりスタンディングオベーションする姿も。キャストたちが舞台袖に戻っても拍手と歓声は止まず、これにキャストも2度戻ってきて、お礼をして応えるという、まさにオーケストラという形で終演を迎えていた。

【速報!】『ガールズ&パンツァー 劇場版』竹達彩奈さん、能登麻美子さんほか11名の新キャラクターや新キャストが一挙に発表!
10/23に開催された「『ガールズ&パンツァー 劇場版』公開記念! 「ガールズ&パンツァー」 TVシリーズ+OVA一挙上映イベント」にて、11月21日ロードショーの『ガールズ&パンツァー 劇場版』の新キャラクターとその豪華キャスト11名が一挙に公開となりました!

☆新キャラクター
愛里寿 CV:竹達彩奈
メグミ CV:藤村 歩
アズミ CV:飯田友子
ルミ CV:中原麻衣

☆知波単学園
玉田 CV:米澤 円
福田 CV:大空 直美

☆聖グロリア―ナ女学院
ローズヒップ CV:高森 奈津美

☆プラウダ高校
クラーラ CV:ジェーニャ

☆継続高校
ミカ CV:能登麻美子 継続高校の隊長。
アキ CV: 下地紫野
ミッコ CV:石上美帆

新キャラクターたちの詳細はまだヒミツとのことですが、劇場版の公開に向けて、より一層盛り上がってまいりました! 

【作品概要】
「戦車による武道」を嗜む女子高生たちの青春と友情を描き、緻密な戦車描写と相まって話題作となった「ガールズ&パンツァー」シリーズ
「ガールズ&パンツァー 劇場版」
2015年11月21日公開

新キャラクターも登場する完全新作劇場版の公開が決定!TVシリーズでは仲間たちとの友情と絆で強豪校に打ち勝ち、母校の廃校を阻止した西住みほたち大洗女子学園の戦車道チームが、今度は何のために戦うのか――?

■STORY
学校の存続を懸けた第63回戦車道全国高校生大会を優勝で終え、平穏な日常が戻ってきた大洗女子学園。
ある日、大洗町でエキシビジョンマッチが開催されることに。
大洗女子学園と知波単学園の混成チームと対戦するのは、聖グロリアーナ女学院とプラウダ高校の混成チーム。
今やすっかり大洗町の人気者となった大洗女子学園戦車道チームに町民から熱い声援が送られた。

戦いを通じて友情が芽生えた選手たち。
試合が終われば一緒に温泉に浸かり、お喋りに華が咲く。
そんな時、生徒会長の角谷杏が「急用」で学園艦に呼び戻される。
いぶかしがる大洗女子のメンバーたち。
果たして「急用」とは…?

[キャッチ]
大洗女子学園、決断の時―
新たな試合(たたかい)が始まる!

「パンツアニメ」ガルパンに一部の記者が的外れ発言!? ヒヤヒヤもののイベントが開催
『ガールズ&パンツァー IV号戦車日本上陸作戦です!』が8月29日、ベルサール秋葉原で開催され実物大の「IV号戦車」がお披露目されるなどファンが殺到した。しかし、その裏で、集まった一部の記者からはアニメ『ガールズ&パンツァー』のことをまったく知らないことを感じさせるようなコメントが飛びかっていたという。

アニメ『ガールズ&パンツァー』とは戦車を使った競技“戦車道”が華道や茶道と並び大和撫子のたしなみとされている世界を描いた物語で、戦車を少女達が運用するという要素がヒットし 2012年10 月にアニメ化された後も OVA化、今年11 月には劇場版の公開も控えている。会場の熱気を取材に訪れていたアニメライターが語る。

「この日は、主人公・西住みほたちのあんこうチームが載るIV号戦車を黒森峰女学園戦用にグレードアップさせたIV号戦車H型仕様の実物大レプリカのお披露目や、アニメのこれまでの振り返り、グッズがもらえるスタンプラリー、豪華賞品のプレゼントなどファン垂涎のイベントとなり、開始直後には場内で身動きが取れないほどでしたよ」

そんな作品を大切にしているファンが集結したイベントとなったようだが、実は『ガールズ&パンツァー』がパチスロ化されるにあたり、そのお披露目も行われたため、パチンコ・パチスロ記者も多く詰めかけたという。

「その中の一部の記者たちは作品のことを理解してなかったようで、『“パンツ”ってつくからパンツがチラッとかしまくるアニメじゃ?』、『女の子同士が激しく戦闘するアニメだろ』など、的外れなことを会場で話していて、真後ろには熱心なファンが控えていたので、聞こえでもしたら説教でも始まるかもしれないとヒヤヒヤものでした。また、現場で配布されたリリースの作品紹介も物語の流れ自体は間違ってはいないのですが、どこかフォーカスする部分がボケてるような感じで、『こんな感じだったっけ?』と首をかしげてる記者もいました」(前出のアニメライター)

作品の聖地といわれる茨城県・大洗町までファンが詰めかけ、町民と一体となって盛り上げている「ガールズ&パンツァー」だが、ところ変われば知名度はまだまだのよう。とはいえ、誌面になった際に、“パンツアニメ”と紹介されないことだけは祈りたいところだ。

「ベスト・オブ・水島努監督」投票結果発表! 「ガルパン」を押さえて1位となったのは、あの作品!!
水島努監督と言えば、もはや社会現象と言っても過言ではないほどの大ヒット作となった「ガールズ&パンツァー」をはじめ、アニメ業界の裏側を見事に描いた「SHIROBAKO」、そして現在放映中の人気コミック原作作品「監獄学園(プリズンスクール)」など、数々の良作で知られる人気監督。この水島努監督が手がけた作品の中で、ベストと思われる作品をあにぽたユーザーの皆さんに投票していただいた。有効投票数は2589票。約2週間という短期間の投票企画ではあったが、水島努監督の人気を物語る多くの投票を皆さんからいただいた。気になる結果は以下の通りだ。

1位:SHIROBAKO(490票)
2位:GIRLS und PANZER(ガールズ&パンツァー)(400票)
3位:Another(アナザー)(302票)
4位:BLOOD-C(239票)
5位:監獄学園(プリズンスクール)(217票)
6位:ケメコデラックス!(165票)
7位:ジャングルはいつもハレのちグゥ(119票)
8位:おおきく振りかぶって(102票)
9位:よんでますよ、アザゼルさん。(98票)
10位:ウィッチクラフトワークス(94票)
11位:じょしらく(83票)
12位:大魔法峠(71票)
13位:侵略! イカ娘(64票)
14位:撲殺天使ドクロちゃん(43票)
15位:映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード(36票)
16位:xxxHOLiC(33票)
17位:げんしけん 二代目(21票)
18位:くじびきアンバランス(12票)

当初の予想では、やはり代表作ともいえる「ガールズ&パンツァー」が1位になるのではないかと思われたが、そのガルパンを抜いて堂々の1位に輝いたのは、アニメ業界の裏側を描いた話題作「SHIROBAKO」となった。

「SHIROBAKO」は、アニメファンの間でも非常に評価の高い作品で、あにぽたの作品評価でも5点満点で4.54をつけており、2014秋アニメの中でも1、2を争う高評価を得ていた。また、放送終了後も、ブルーレイが好調に販売を伸ばすなど、ファンの間でじわじわと評価を上げていることでも注目の作品となっているが、今回の投票企画でも、あのガルパンを退けて1位に輝いたことは、実に印象深い。

なお、2位はやはり代表作とも言える「ガールズ&パンツァー」で、3位には「Another(アナザー)」が入った。「Another」は、綾辻行人さん作のミステリーホラー小説で、アニメ版は2012年1月~3月の間に放送された。水島努監督と言えば、コメディ作品のイメージが強いが、本作はその中では異色のミステリーホラー。本作が水島作品の中で3位という高い票数を獲得したのも、非常に興味深い。

このほか、5位には現在放送中の最新作「監獄学園(プリズンスクール)」がランクインしている。まだ4話までしか放送されていないが、その作画クオリティの高さ、演出のテンポのよさは、さすが水島努監督!というような内容になっており、すでに高評価を得ている模様だ。

ガルパン、2015年7月からはTVシリーズをエンドカード付きで放送! 初心者のための作品紹介マンガも無料公開
11月21日に公開となるアニメ映画「ガールズ&パンツァー 劇場版」より、7月からのTVシリーズ放送情報が発表された。

美少女×戦車をテーマに、水島努監督によるハートフルストーリーを描いたオリジナルアニメ「ガールズ&パンツァー」。リアルでグリグリ動く戦車の描写と多数の美少女キャラでアニメファンとミリタリーファンを中心に高評価を獲得。舞台となった茨城県大洗町には全国から多くのファンが集まるなど"聖地"を含めて人気になっている。2014年7月にはOVA「ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!」が劇場上映され、初の劇場版となるアニメ映画「ガールズ&パンツァー 劇場版」が11月21日に公開となる。

7月から、テレビ東京(初/7月12日より毎週日曜深夜1時35分~)、テレビ北海道(初/7月14日より毎週火曜深夜2時05分~)、TVQ九州放送(初/7月8日より毎週水曜深夜2時05分~)、静岡放送(初/7月7日より毎週火曜深夜2時16分~)、BS11(7月7日より毎週火曜深夜0時30分~)でTVシリーズが放送されるが、新情報が明らかに。今回の放送では、2012年当時とは異なり、エンドカード付きで放送するという。エンドカードのイラストは、作品スタッフやミリタリーイラストの著名作家などが手掛けているため、見逃せないだろう。また、公式サイトでは、作品紹介マンガ「初心者のためのガールズ&パンツァー」を無料公開。こちらは、スピンオフのマンガ作品「ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!」を連載している弐尉マルコさんが執筆を担当している。

『ガールズ&パンツァー 劇場版』新キャストに瀬戸麻沙美さん決定!
2015年11月21日公開の『ガールズ&パンツァー 劇場版』。このたび、新キャラクター登場の最新「劇場特報」が公開となりました。そして特報には、PV等で、そのビジュアルと名前だけは公開されていた知波単学園の隊長・西絹代も登場。今回そのキャストが、瀬戸麻沙美さんに決定しました!

◆TVシリーズ放送情報
★劇場版公開を前に、様々な局でTVシリーズの放送が行われます。テレビ東京、テレビ北海道、TVQ九州放送、静岡放送では初放送となり、テレビ東京で放送されることにより、作品の舞台・大洗町を含む茨城県では初の地上波放送が実現!

テレビ東京 7月12日(日)より 毎週日曜日深夜1時35分~
テレビ北海道 7月14日(火)より 毎週火曜日深夜2時05分~
TVQ九州放送 7月8日(水)より 毎週水曜日深夜2時05分~
静岡放送 7月7日(火)より 毎週火曜日深夜2時16分~ (※初回のみ、深夜2時31分~)
BS11 7月7日(火)より 毎週火曜日 深夜 0時30分~
※編成の都合上、放送日時の変更の可能性があります。ご了承ください。

『劇場版 ガールズ&パンツァー』の公開日が2015年11月21日に決定! 主題歌アーティストはChouChoさん、上映時間は120分に
2015年3月15日(日)、茨城県大洗町で開催中の春祭り「第4回 海楽フェスタ」の中で行われた、アニメ『ガールズ&パンツァー』のステージを速報レポート! ステージでは、同シリーズ最新作『劇場版 ガールズ&パンツァー』の新ビジュアルが公開。また、主題歌アーティストがChouChoさんとなり、さらに劇場公開日が2015年11月21日に決定したことが明らかにされた。新ビジュアルは登壇者一同が「意味深」と語るように、ぼろぼろの戦車の前でみほがボコのぬいぐるみを抱えたものとなっている。そしてビジュアル右上に書かれた「取り戻せ──」の文字の意味するところとは……? 早くも本編が気になるところだ。

今回のステージで発表を担当したのは、本作に出演するキャストである西住みほ役の渕上舞さん、五十鈴華役の尾崎真実さん、秋山優花里役の中上育実さんと、プロデューサーの杉山さん、の4名だ。
少々公開日が伸びてしまった本作だが、杉山Pが「当初は90分だったものが、120分になりました」と発表したとたん、会場のファンは大きく湧き上がった。こだわり満載のスタッフたちによる、作りこみに期待したい。

また、会場では今回の発表に関する“予告PV”が公開されていた。この予告PVは、公開日まで順々に発表されるとのこと。次回のPVは6月に公開されるようだ。

長らく謎に包まれていた劇場版の姿が、少しずつ明らかになってきた。公式サイトをチェックし、この先に発表される情報を見逃さないようにしておこう。

世界よ、これが日本だ! ブラピ主演の戦争映画「フューリー」BD版に「ガールズ&パンツァー」映像特典をつけて発売!
ブラッド・ピット主演の映画「フューリー」。第二次世界大戦を舞台とした作品で、「フューリー」と命名された戦車で戦う5人の男たちの熱い絆を描いた戦争映画です。

しかしなんと、戦車に乗る女子高生のアニメ「ガールズ&パンツァー」の特典映像がついたAmazon.co.jp限定のBlu-ray版が発売することが決定しました。

映画「フューリー」は、世界に1台しか残っていない走行可能なドイツ軍の重戦車「ティーガーI」を使用するなどの映画史上初となる試みで、ミリタリー・マニアからも注目が集まった作品。監督のデヴィッド・エアー氏も元軍人という異色の経歴の持ち主です。

それなのに、なんでAmazon.co.jp限定商品に「ガールズ&パンツァー 特典Blu-ray Disc」がついてくるんですか! 秋山優花里役を務める声優、中上育実さんらが出演する「これが『フューリー号』のモデルになったM4A3E8戦車だ!」や「『ガールズ&パンツァー 劇場版』SPECIAL PV」など豪華な内容を収録するのはおかしいでしょ!……日本に戦車の映画を持ってくると、不思議なことが起きるんですねえ。

劇場版は2015年夏に延期 新ビジュアル公開
少女たちが戦車に乗って戦う人気アニメ「ガールズ&パンツァー」の劇場版が2015年夏に公開されることが16日、明らかになった。同日に同アニメの舞台になった茨城県大洗町で開催された「第18回大洗あんこう祭」内のトークショーで発表された。また、劇場版アニメのビジュアルも公開された。

劇場版は完全新作で、監督はテレビアニメと同じく水島努さんが担当する。公開されたビジュアルは、大洗町にある「大洗マリンタワー」と思われる建物を背景にした主人公たち大洗女子学園のキャラクターなどが描かれているほか、「劇場で会いましょう!!」のメッセージが掲載されている。劇場版アニメはこれまで2014年中に公開されることが発表されていた。

トークショーは大洗マリンタワー前芝生広場で行われ、主人公・西住みほ役を演じる声優の渕上舞さんや茅野愛衣さん、尾崎真実さん、中上育実さん、井口裕香さんが出演した。

「ガールズ&パンツァー」は、茶道などと並んで戦車を使った戦い“戦車道”が“たしなみ”とされている仮想の世界を舞台に、少女たちが力を合わせて戦車道の全国大会優勝を目指すアニメ。ファンが大洗を訪れる“聖地巡礼”現象が起きたり、同作がプロサッカークラブの「水戸ホーリーホック」を支援したことも話題になった。

戦車読本に登場 秋山殿もうんちく披露
人気アニメ「ガールズ&パンツァー」(ガルパン)の登場人物が戦車の魅力を紹介するムック「戦車に夢中です! ガールズ&パンツァ−とWorld of Tanksで学ぶ戦車読本」(小学館)が17日に発売される。戦車の基礎知識や戦術などをガルパンでの戦闘シーンを例に挙げながら詳細に説明しているほか、主要キャラクターで“秋山殿”の愛称で人気の秋山優花里がナビゲーターとして、ツイート形式で戦車にまつわるエピソードやうんちくを披露している。
ムックは「大洗女子学園の戦車授業の一日」をコンセプトに、戦車の基礎知識や動かし方、攻撃や守備といった戦術面などを授業の時間割形式で紹介している。作中での戦闘を振り返りながら戦車の特徴や弱点などを説明しているほか、アニメの戦闘シーンの画像も多く使用して解説。主人公の「大洗女子学園」チームが作中で勝ち進んだ理由なども公開している。
また、「4時間目 オンライン戦車道を学びます!」の項目では世界最大級のオンライン戦車ゲーム「World of Tanks」の遊び方を紹介しているほか、ムック後半では「World of Tanks」の中で人気の高い100両を図鑑形式で紹介。ガルパン作中でどのチームが使用したかなどの情報も掲載している。
「ガールズ&パンツァー」は、茶道などと並んで戦車を使った戦い「戦車道」が“たしなみ”とされる世界を舞台に、少女たちが力を合わせて戦車道の全国大会優勝を目指す……というストーリーの人気アニメ。25日には、アニメでは描かれなかった全国大会2回戦の模様を描いたBD・DVDの発売も決定している。

ガルパンゆかり“通学路”をぐるっと巡る記念切符、交通3社が合同で企画
ひたちなか海浜鉄道、茨城交通、鹿島臨海鉄道の3社が、アニメ「ガールズ&パンツァー」応援きっぷ「世界一楽しい片道きっぷ」を合同で企画し、発売。
同商品は、勝田から那珂湊、大洗をまわって水戸までぐるっと周遊できる鉄道・バス乗継切符。ひたちなか市はガルパンに登場するアヒルさんチーム「河西忍」「佐々木あけび」、ウサギさんチーム「澤梓」「宇津木優季」の出身地であり、もし彼女らが現実にいれば通学に使ったであろう3路線を結んだのが今回のツアーとなっている。
スタンプをゲットしたり、缶バッジがもらえたりと、イベント企画らしい催しも用意され、バスの車内では「西住みほ」のアナウンスを聞いたりもできる。

オープニングテーマ
「DreamRiser」
第1話のみエンディングとして使用された。

エンディングテーマ
「Enter Enter MISSION!」(第2 - 12話)
エンディングに描かれるキャラクター達と乗っている戦車は、各話ごとに入れ替わる。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 47
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

これが日本のハイブリッドアニメなのです! Ver.1.0

ღ .:*・゜♡゜・*:.ღ .:*・゜♡゜・*:.ღ .:*・゜♡゜・*:.ღ

監督 - 水島努
シリーズ構成・脚本 - 吉田玲子
キャラクターデザイン・総作画監督 - 杉本功
キャラクター原案 - 島田フミカネ
キャラクター原案協力 - 野上武志
ミリタリーワークス - 伊藤岳史
企画 - 川城和実、井上俊次、小崎宏
設定考証・スーパーバイザー - 鈴木貴昭
プロップデザイン - 竹上貴雄小倉典子牧内ももこ鈴木勘太
美術設定 - 比留間崇
美術監督 - 大西穣
色彩設計 - 原田幸子
撮影監督 - 大庭直之
編集 - たぐまじゅん
モデリング原案 - 原田敬至
3D監督 - 柳野啓一郎
3Dチーフモデラー - 後藤岳
3Dプロデューサー - 向田善弘
3D制作 - グラフィニカ
音響監督 - 岩浪美和
音響効果 - 小山恭正
音楽 - 浜口史郎
音楽プロデューサー - 小池克実
音楽制作 - ランティス
アニメーション制作 - アクタス
放送期間 - 2012年10月 - 12月(第1話 - 第10.5話)
2013年3月(第11話・第12話)
話数 - 全12話 + 総集編2話

(以上Wikipediaより引用)

ღ .:*・゜♡゜・*:.ღ .:*・゜♡゜・*:.ღ .:*・゜♡゜・*:.ღ

麗しきミニスカの乙女達が戦車に乗って
バァーっと動かして、ダァーと操作して、ドンって撃つ!

凄いんです!
その名も「戦車道」

華道や茶道と並ぶ大和撫子の崇高な嗜みとされ、
全国大会はおろか世界大会まで開催されるという設定に
プチミリオタな私の心は完全撃破されました。

多分、リアルで戦車道なるものがあれば私は絶対にやって
ると思います。
いや日本代表になってたかもしれません。
My戦車買ってると思います!

ちょっと調子に乗りました、ゴメンなさい。

でもこのお話考えた人、ひょっとして天才じゃ…
とさえ思えました。本当に!

この作品の魅力の1つ目として萌えキャラ+ミリタリーの
要素に日常さらには熱血スポ根要素が加わり、お話が進む
につれて盛り上がっていく展開に私の心には幾度となく熱
いものが込み上げてきました。

そう、可愛い見た目や一瞬「えっ〜」と思っちゃう設定
以上に物語がしっかりとしているんです。

彼女達の操る戦車の砲塔から放たれる戦車道への
熱き情熱の砲弾。
心の奥深くに突き刺さるバンカーバスター並みの破壊力!
(バンカーバスターについてはwiki参照をお願いします。)

徐々に変化していく戦車道への思い。
仲間を思う気持ち。勝負に勝つ為の分析力、決断力。
リーダーとしてどうあるべきか、その資質とは?
さりげなくわかりやすく表現してあり、可愛いキャラから
のギャップが魅力的です。

そしてこの作品の大きな魅力の2つ目として戦車道という
ものの描き方がとても素敵。
武道の精神に繋がる、礼に始まって礼に終わる。
勝負の終わった後のお互いを認め合う爽快感が気持ちいい
です。

さらにこの作品の3つ目の魅力としてもう1人のの主役とも
言える数々の戦車達。
日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、旧ソ連の歴代の戦車達がふんだんに登場してきます。

緻密に描かれた車体はもちろんですが、発車、停車、
走行、砲撃の際の挙動、操縦席、照準器からの視界、
効果音、BGMと競技としての戦車道を大いに盛り上げて
くれます。

女性の方とか戦車なんて…ちょっと…とか思われるかも
しれませんが、女の子らしい戦車のアレンジとか色々出て
きますのでそこも魅力の1つ。
女性の方でもいつの間にか色んな戦車が気になる?
気がつけば色んな戦車の事を調べているなんて事もある
かもです。

戦車道というこれまでに類を見ない設定だけに、つっこみ
どころも豊富ですが、そんな事気にならないくらい彼女達
の戦車道楽しめると思います。

市街戦では実際にある茨城県のある街が舞台になり話題
にもなりました。
私にとってはアニメの醍醐味が詰まった奇跡の作品。

彼女達の熱き戦車道、楽しんで頂ける事を願って、

パンツァーフォー‼︎


【mio's café】
視聴済みの方限定ですよぉ♪
{netabare}
水島努監督の作品は今回のガールズ&パンツァーが初めての
視聴になりましたけれど凄いですね!
お話のテンポとキャラの魅せ方が抜群に良いと思います。
そしてシリーズ構成・脚本の吉田玲子さんの魅力も全開
だったと思います。
けいおん!で初めて出会った吉田玲子さん。
私的にはどうも相性が良すぎるようです。

そんなガルパン。
とにかく登場人物が多かったですね。
それもみんな魅力的でどのキャラが1番って決められない
くらいのレベルの高さでした。

大洗女子学園のみんなはもちろんなのですが、ライバル校
のみんなも魅力的っていうのもこの作品の大きな特徴だっ
たと思います。

中でも私が一番好きだったのはサンダース大付属高校の
ケイちゃんです♡
スパイ(秋山優花里殿)に作戦見られても笑い飛ばして作戦
変えなかったり、敢えて相手と同じ車輌数で戦ったり、
戦犯であろう仲間に対し、肩に手をおいて慰めつつも
しっかりと反省会をするよと伝えるあたりリーダーとして
の魅力に溢れていました。
そのリアルな描き方に本当に戦車道ってあるんじゃない?
って錯覚するくらい、その世界観に入り込んじゃいます。

そして聖グロリアーナ女学院のダージリンちゃん。
見た目もかわいいんですけれどいつも視聴者の様な目線で
大洗女子学園の戦いを分析して、何と言っても時々彼女が
口にする格言?みたいなのがいいですね。
そして唯一みほちゃんが勝てなかった相手。
なんだか奥の深そうな人物像が魅力的です。

お話の中で開催される競技の方も進むにつれて
ハラハラドキドキの連続!
砲撃されてる最中に身を乗り出すミポリンには
「もぉ〜危ないよっ」て思わず言っちゃうくらい。
ドキドキです。

そんな彼女達の熱い戦いを盛り上げる私的に大きな
ポイントの1つが毎回ミポリンが考える作戦名!
「コソコソ作戦」「もっとコソコソ作戦」などなど…etc
いちいち本当に可愛いんです♡

そんなほのぼのした作戦名からのガチの砲撃戦。
岩は砕け散り、橋は落とされ最終的には市街戦へと展開。
このギャップが凄まじいです。

そして後半にかけてのスポ根ドラマも最高。
仲間、先輩、後輩、ライバル、キャラ同士の絡みが
見た目以上に熱くて素敵でしたね。

こんな感じでストーリーやキャラ的にも十分楽しめるのに
更にこの作品の面白さに拍車をかけているのがやっぱり
このアニメのもう1人の主役、

パンツァー君達です。

魅力はなんと言ってもその描写。
急発進、急停車時の車体の挙動。
履帯(キャタピラー)の弛みと駆動輪、誘導輪の滑らかな
動き。
砲塔のリアルな回転速度と砲撃の際の反動。
そして操縦席からのカメラアングル。
戦車毎に違う照準器。
何よりも臨場感溢れる効果音と様々なBGM。

陸上自衛隊員の方々や軍事評論家の方々も感心するで
あろうと思われるくらい緻密に描かれた車体にあんこう、
うさぎ、かめetc…
しかも車内にはドリンクホルダー、クッション、カーテン、
なんです…なんということでしょう…

でもこのギャップがまた可愛い過ぎます!
戦車が一家に一台欲しくなります‼

そんな彼女達がバァー!ダァー!ドンっ!って操る戦車。
にわかな私には昔の戦車が多くてほとんど名前が分から
なかったんですけれど、何気に一番嬉しかったのは2話での
10式(ヒトマルシキ)の登場です!

しかも空中投下での登場!

マジありえないからっ‼て思いながらもすっごく嬉し
かったです。
理事長のフェラーリは可哀想でしたけれど…

10式は凄いんです!
90式が筋骨隆々なマッチョなら10式はシェイプアップ
された細マッチョ。
見た目のセクシーさだけで無く性能的にも現在世界最高の
戦車です。恐らく…色んなご意見はあるかと思いますが…
語ると長くなるので興味のある方はwikiや動画もアップ
されてますのでそちらを是非!
以上、第六機甲師団オッドボール三等軍曹こと秋山優花里
でした!

個性的なキャラも一人一人がしっかり立っていて大好きな
女の子達ばかりです。
ミポリンはもちろんだけど、優花里ちゃん、麻子ちゃんが
特にお気に入り。
明るくて優しいミリタリー博士の優花里ちゃん、いつも眠
そうで口数は少ないけれど、変な動きといざとなると頼り
になる麻子ちゃんが大好きです♡

そしてうさぎさんチームの1年生!
もうなんなんでしょうね、この子達。
会話が楽しくて見た目もかわいいのはもちろんなんです
が、少しずつ彼女達が成長していく様が見事でした。

特に最終話では桂利奈ちゃんの「あい!あい!あーい!」
に喜んでいたら、なんとビッグサプライズ!
あの紗希ちゃんに最終話にしてセリフが!
「薬莢捨てるとこ…」
これだけのセリフに私の心は撃破されちゃいました。

最終話でのダージリンちゃんの
「土壇場を乗り切るのは勇猛さじゃないわ。冷静な計算の
上に立った捨て身の精神よ。」
のセリフからのシーンは本当に胸があつくなりました。
かめさんチーム、あひるさんチーム、うさぎさんチーム、
レオポンさんチームの捨て身の攻撃&防御。
ちょっとずつ笑わせるセリフも含みながらの攻防戦。
みほvsまほの最終決戦への花道を作ってくれました。

最後の戦いはもう言葉は要りませんね。
鳥肌が立ちました…
恐らく私が今まで見たバトルシーンではNo.1です。

TVアニメでここまでの息詰まる戦車戦を見ることができる
なんて思いもしませんでした。
ひたすら感動です。
戦車道精神にも敬意を表したい気持ちです。

そしてシナリオ、構成がしっかりしていたら細かい設定な
んて気にならないんだなぁってこの作品を視聴して改めて
思いましたね。

最後に何よりも私がこの作品で特別賞をあげたいのが
影の立役者、自動車部です!
何気に凄いです‼
常日頃の整備、改装は勿論の事、最後はレオポンさん
チームとして参戦!
走行しながらの修理や体を張った最後の守りには本当に
感激しました。
自動車部員の名前もわかる人にはポイントでしたね。

OPの「DreamRiser」
ChouChoさんの歌声にのってつい飛び出したくなるくらい
素敵な曲ですね。
EDの「Enter Enter MISSION!」
デフォルメキャラ達が毎回可愛くてBGMを含め音楽も
かなり楽しめました♪

アニメとは関係の無い私のにわかミリオタのお話や
中身に一貫性の無いお話ばかりになりそうなのでこの辺り
で総評に入ります。

この作品、

見た目以上に熱いです!
人によっては泣けます!
私は泣けました。
そしてたくさん笑えます♪
もっと「コソコソ作戦」見たくなります。
もっともっと「フラフラ作戦」見たくなります。
もっともっともっとかわいい彼女達を見たくなります。
(あんこう踊りは私的にかなりツボ)

でもただ、本当にただ1点だけこの作品を視聴した上で
残念な点を挙げるとするならば…

ガルパンを視聴する1年前に出張で大洗に行ってた事です。


【主要登場人物・出演者】

《県立大洗女子学園》
☆あんこうチーム
(使用車輌:IV号戦車D型→IV号F2型→IV号H型)
西住 みほ - (CV:渕上舞)
武部 沙織 - (CV:茅野愛衣)
五十鈴 華 - (CV:尾崎真実)
秋山 優花里 - (CV:中上育実)
冷泉 麻子 - (CV:井口裕香)

☆カメさんチーム(生徒会チーム)
(使用車輌:38(t)戦車B/C型)
角谷 杏 - (CV:福圓美里)
小山 柚子 - (CV:高橋美佳子)
河嶋 桃 - (CV:植田佳奈)

☆アヒルさんチーム(バレー部チーム)
(使用車輌:八九式中戦車甲型)
磯辺 典子 - (CV:菊地美香)
近藤 妙子 - (CV:吉岡麻耶)
河西 忍 - (CV:桐村まり)
佐々木 あけび - (CV:中村桜)

☆カバさんチーム(歴女チーム)
(使用車輌:III号突撃砲F型)
カエサル / 鈴木 貴子 - (CV:仙台エリ)
エルヴィン / 松本 里子 - (CV:森谷里美)
左衛門佐 / 杉山 清美 - (CV:井上優佳)
おりょう / 野上 武子 - (CV:大橋歩夕)

☆ウサギさんチーム(1年生チーム)
(使用車輌:M3中戦車 リー)
澤 梓 - (CV:竹内仁美)
山郷 あゆみ - (CV:中里望)
丸山 紗希 - (CV:小松未可子)
阪口 桂利奈 - (CV:多田このみ)
宇津木 優季 - (CV:山岡ゆり)
大野 あや - (CV:秋奈)

☆カモさんチーム(風紀委員チーム)
(使用車輌:ルノーB1bi)
そど子 / 園 みどり子 - 井澤詩織
ゴモヨ / 後藤 モヨ子 - 井澤詩織
パゾ美 / 金春 希美 - 井澤詩織

☆レオポンさんチーム(自動車部チーム)
(使用車輌:ポルシェティーガー)
ナカジマ / 中嶋 悟子 - (CV:山本希望)
スズキ - (CV:石原舞)
ホシノ - (CV:金元寿子)
ツチヤ - (CV:喜多村英梨)

☆アリクイさんチーム(ネット戦車ゲームチーム)
(使用車輌:三式中戦車)
ねこにゃー / 猫田 - (CV:葉山いくみ)
ももがー - (CV:倉田雅世)
ぴよたん - (CV:上坂すみれ)


《黒森峰女学園》
(保有車輌:III号戦車、IV号戦車/70(V)(ラング)、
パンターG型、ヤークトパンター、ティーガーI、
エレファント、ティーガーII、ヤークトティーガー、マウス)

西住 まほ - (CV:田中理恵)
逸見 エリカ - (CV:生天目仁美)


《聖(セント)グロリアーナ女学院》
(保有車輌:歩兵戦車Mk.IV チャーチル Mk.VII、歩兵戦車
Mk.II マチルダII Mk.III/IV、巡航戦車Mk.VI クルセーダー)

ダージリン - (CV:喜多村英梨)
アッサム - (CV:明坂聡美)
オレンジペコ - (CV:石原舞)


《サンダース大学付属高校》
(保有車輌:M4シャーマン 75mm砲搭載型、M4A1シャーマ
ン 76mm砲搭載型、シャーマン・ファイアフライ、M4A6)

ケイ - (CV:川澄綾子)
ナオミ - (CV:伊瀬茉莉也)
アリサ - (CV:平野綾)


《アンツィオ高校》
(保有車輌:P40重戦車、セモベンテM41、カルロ・ヴェロー
チェCV33)

アンチョビ / 安斎 千代美 - (CV:吉岡麻耶)
カルパッチョ - (CV:早見沙織)
ペパロニ - (CV:大地葉)


《プラウダ高校》
(保有車輌:T-34/76、T-34/85、KV-2、IS-2(JS-2))

カチューシャ - (CV:金元寿子)
ノンナ - (CV:上坂すみれ)

《陸上自衛隊》
蝶野 亜美 - (CV:椎名 へきる)



【主題歌】
オープニングテーマ
「DreamRiser」
作詞 - こだまさおり / 作曲 - rino / 編曲 - h-wonder /
歌 - ChouCho

エンディングテーマ
「Enter Enter MISSION!」
作詞 - 畑亜貴 / 作曲 - 矢吹香那、佐々木裕 / 編曲-佐々木裕
歌 - あんこうチーム
(西住みほ、武部沙織、五十鈴華、秋山優花里、冷泉麻子)


【挿入歌】
「あんこう音頭」(第4・5.5・9話)
作詞 - 吉田玲子 / 作曲 - 水島努 / 編曲 - 藤井丈司 /
歌 - 佐咲紗花
第9話はみほ役・渕上舞によるアカペラ。

「カチューシャ Sung by カチューシャ&ノンナ」
(第8話)
作詞 - ISAKOVSKIJ MIKHAIL VASILEVICH / 作曲 -
BLANTER MATVEJ ISAAKOVICH / 編曲 - 浜口史郎
歌 - カチューシャ(金元寿子)、ノンナ(上坂すみれ)

「ジョニーが凱旋するとき」(第2話)
作詞・作曲 - パトリック・ギルモア /
歌 - 秋山優花里(中上育実)

「コサックの子守唄」(第9話)
作詞・作曲 - M・レールモントフ /
歌 - ノンナ(上坂すみれ)

「雪の進軍」(第9話)
作詞・作曲 - 永井建子 /
歌 - エルヴィン(森谷里美)、秋山優花里(中上育実)


【BGM】
聖グロリアーナ女学院 - 「ブリティッシュ・グレナディア
ーズ」

サンダース大学付属高校 - 「リパブリック讃歌」、「アメ
リカ野砲隊マーチ」

プラウダ高校 - 「くるみ割り人形(行進曲、金平糖の精の
踊り)」、「ポーリュシカ・ポーレ」、「カチューシャ」

黒森峰女学園 - 「エーリカ」、「パンツァー・リート」
{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 118

87.4 6 バトルで友情なアニメランキング6位
灰と幻想のグリムガル(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (1961)
9425人が棚に入れました
薄暗い森の中、わずか2体のゴブリンを相手に苦戦を強いられている6人の少年少女がいた。
盗賊のハルヒロ、暗黒騎士のランタ、神官のマナト、戦士のモグゾー、狩人のユメ、魔法使いのシホル。
彼らには、ほんの数日前、暗闇の中で目覚めてからの記憶しかない。
自分たちが、どうしてこの世界――『グリムガル』にいるのか、わけもわからないまま、彼らは見習い義勇兵として歩み始めた。
ここで生きるために――。

主人公・ハルヒロがある日突然迷い込んでしまった世界・グリムガルにおいて、“生きるために”過酷な環境や仲間との絆に向き合っていく様を描いた青春群像×ファンタジー作品。

声優・キャラクター
細谷佳正、吉野裕行、島﨑信長、落合福嗣、小松未可子、照井春佳、関智一、浪川大輔、安元洋貴、能登麻美子
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

【鑑賞日記・完】RPG愛、そして……ゴブリン愛に満ち満ちたファンタジーアニメ

原作ライトノベルは七巻まで購読中。

☆総評

かつて『Wizardry~ウィザードリィ~』等の古典的ロールプレイングゲームにおいては、
物語はクリエイターからプレイヤーに一方的に下賜されるものではありませんでした。
自作した様々な種族、職業のキャラクターでパーティを組み、
ヒットポイントの削り合いに一喜一憂しながら、
冒険者たちのストーリーを夢想したものでした。

その為、プレイヤーの中には過剰とも思われる妄想力を膨らませる者も現れました。
『Wiz』についても、例えばゲーム雑誌投稿コーナー「ウィザードリィ友の会」に、
俺達が考えた冒険ネタを持ち寄る猛者達が実在したのです。

単なる数字の増減に過ぎないRPGに、時間を湯水の如く投入するに止まらず、
その上、物言わぬ自作キャラ達の妄想ストーリーを爆裂させる。
さらには個々のモンスターの“人間ドラマ”まで展開する。
端から見れば正気の沙汰ではない、恐ろしくマニアックな試みw
けれど、テーブルトークRPGのコンピュータ上での再現たる、
ビデオゲームのRPGにおいて、妄想こそ王道でもあったのです。

本作はそのスピリッツの継承を存分に感じられる作品です。

正直、これがリアルな青春……だとは私はあまり思いません(苦笑)
24時間ネタ全開の暗黒騎士や、クレッシェンドゥゥゥ!な義勇兵なんて、
現実世界にはあまりいないでしょうしw

ただ、本作にはファンタジー世界に放り込まれた少年少女が、
どんなことを感じ、生きていくか……。
膨大な量の妄想とその成果たる心理描写が積み重ねられています。

その結果として普段あまり冒険に出ない視聴者の中にも、
リアルな人間ドラマという感想を抱く方がいて頂けたなら……。

昨今、進化が著しいロールプレイを重視した海外製RPG等の隆盛と併せて、
あの時、繰り広げた俺達の妄想も無駄でなかったのだなぁ……。
と、妙な感慨に耽ることができるのです。

☆声優に“芝居”をしてもらうためのアフレコ現場改革

本作のアフレコ現場では、まず監督からキャストへの方針説明等から始まり、
その時々のキャラクターの心情や、それを声で表現するため入念な打ち合わせが重ねられ、
声が当てられていったそうです。

……当たり前じゃないか?と思われるかもしれませんが、
これが当たり前じゃないのが、依然、地位向上半ばの声優業界の惨状でして……(苦笑)

基本、台本だけ渡して、一人一人、声当てて、問題なければお終い。
酷い現場になると「テキトーに声当てとけばいいよ」と投げやりな有様w

これだと、声優たちが一発でOKをもらうために、
味付けの濃い萌えイケメンキャラボイスを当てる、反射神経は発達しても、
一人の人間を“芝居”で表現する演技力の向上など望むべくもない。

こうした声優業の現状に対する監督の問題意識が、
本作の声優の“芝居”からは存分に感じることができました。
結果、二次元世界の中に人間を感じることができた。
という視聴者が出てきたのも必然だったと言えるでしょう。

6月のファンイベントでは声優陣が朗読劇を披露する演目もあるとのこと。
声優の“芝居”の力を磨く、大変素晴らしい試み。どんどんやって欲しいです。

☆(K)NoW_NAMEとフィルムスコアリングについて

本作は主題歌、挿入歌、BGMに至るまで(K)NoW_NAMEという一つのアーティスト集団に、
一括して任せる方式を選択。

さらに、あらかじめある劇伴からシーンに合わせてチョイスする
連続テレビアニメで通常とられる方法ではなく、
シーンに合わせてBGMを制作するフィルムスコアリングを採用。

一見、無思慮にフルでごり押ししているだけに思われる挿入歌も、
スタッフから場面の内容と求める音楽の方向性を(K)NoW_NAMEに伝えた上で、作曲されたもの。

そのため、例えば四話挿入歌は二番があれば五分超になりそうなバラードですが、
尺に合わせて一番からそのままラスサビに突入し、三分台にまとめられ、
反対に七話及び八話の挿入歌はアップテンポですが、五分を越えるなかなかの大作に仕上がっています。

この方式を貫くのはかなりしんどかったと思います。
事前にシーンイメージを伝えるためには、作画工程の前倒しが必要でしょうし、
その上、本作はアフレコでも丁寧に時間をかけている……。

序盤、歌だけで声がほぼ消滅したのは、この辺りの工程管理の切迫によるものでは?
という個人的な疑惑が払拭できませんw

私は気が付きませんでしたが、中盤ではキャラがホバー移動する謎作画もあったとか(苦笑)
スタッフのみなさん本当にお疲れ様でした。

音楽担当者ともコミュニケーションを密にして丁寧にアニメを製作しよう
という方向性は評価したいです。

☆声優・落合福嗣について

キャスト発表時は話題作りのネタとしか思えなかった、
三冠王の息子の主要キャラ・モグゾー役起用。

声を当てるのは上手くないですがw
善意で捉えると、濃い口のキャラボイスを提供する既存の声優とは違う、
人間モグゾーと“どーも斬”の表現を追求した結果だとも思います。

もっとも、福嗣さんも声優事務所の振るい落としを兼ねた養成課程に身を置く、
“ちゃんとした声優”のステレオタイプをなぞっていますし……。
単に新人でギャラが安かっただけとも考えられますし……。
或いは、朗読イベントでモグゾー役がリアル世界に出てきた場合、
中の人がマナト役の島﨑信長さんに匹敵するイケメンだった時の
観衆の困惑がスタッフの頭をよぎったのかもしれませんw

ちなみに原作では“若干のろいが頼りになるくま”とキャラ紹介されているモグゾー。
そう言えば、福嗣さんは今期『霊剣山』でも格闘クマ役などで出演されていましたw

男性声優もアイドル化が定番化する昨今……。
体型から違う福嗣さんには世代屈指のクマ声優として生き残る芽があるのかもしれませんw
この声優業……ただの金持ち息子の道楽では終わらないかも。そんな予感もします。


以下、鑑賞日記。途方もなく長いので折り畳みw
{netabare}

「ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ」

原作一巻目及びアニメ第一話のこのサブタイトルにピンと来てしまった、
例えばゲーム初挑戦がゲームボーイ版『Wizardry~ウィザードリィ~外伝Ⅱ・古代皇帝の遺産』だった、
私のような古参の冒険者には、ほぼ視聴が義務付けられた作品w

以下、私の期待が迸った、勇み足な長文w

{netabare} サブタイの元ネタはその『Wiz』シリーズより。
法外なお布施を巻き上げたカント寺院が唱える蘇生呪文、
「ささやき-えいしょう-いのり-ねんじよ!」から来ています。
(で、失敗して灰になろうが、ロストしようが、医療ミスは一切認められず、
前金もビタ一文返金されず、「まいそうされます」の一言で済まされますw)

『Wiz』シリーズは序盤が本当にキツいゲーム。
軌道に乗れば、大魔神を一撃で屠れるようにもなりますが……。
それまでは追い剥ぎにあっさり殴り殺されるw
少し体力がついたと思ったら忍者や修行僧に首を飛ばされるw
ボルダック商店はぼったくりw
など難行苦行の連続w

原作はそんな古典的ロールプレイングゲームにおける
パーティ育成の苦しさを、現実的なシーンに落とし込んでどう伝えられるか……。
腐心した大変RPG愛に満ちた小説です。

で、本作の主人公パーティーの特徴を一言で申しますと……。


 弱 い !!


華やかな英雄譚など始まる気配すら感じない、圧倒的な弱さw
ろくに射撃もできない狩人に、
クセのあるスキルを使いこなす頭もないのに上位職業に就くイタイ奴……。
唯一回復役兼リーダーは多少頭が切れますが、
厳しさが足りない背負い込み屋で、戦闘はいつもギリギリw
もし私がこのパーティーで『Wiz』で冒険に出ろ!と言われたら、
ファーストエンカウントで全滅させる自信がありますw

というより、リーダー以外は『Wiz』基準では冒険者の水準にも達していませんw
訓練場のキャラ作成にて、ポイント不足でダンジョンに挑んで全滅する以前に、
プレイヤーにリストラ、消去されるレベルw
或いは、序盤、多数の捨てキャラから初期装備を剥がして足しにする金策要員w

実際、原作ではこうした要素をストーリーにしたシーンもあり切なくなりますw


個人的にはRPGは行ける!と思った時が一番危ない。
一寸先は地獄、全滅、灰、ロストwという
古き良き時代の素敵なゲーム文化を再生し得る期待のアニメです。
でも一方で、原作の地道なレベル上げを映像化し、
今のプレイヤーに伝えるには、一工夫も二工夫も必要だとも思います。

原作は主にラノベらしいキャラの掛け合いで、
重苦しさ一辺倒にならず、リズムを作っていましたが、
テキストレベルでは、会話でも良くても、
エンタメ映像としては盛り上がりが不足する懸念があります。

その辺りを制作のA-1 Picturesがどう料理するのか。
スタッフは違いますが、『ソードアート・オンライン』を、
時系列整理しアニメ化成功に導いたスタジオの経験値がどう生きるかが注目点。

『灰と幻想の~』のメインタイトルもまた、ベニー葉山氏による、
初代『Wiz』のノベライズ『小説ウィザードリィ~隣り合わせの灰と青春~』が元ネタだとのこと。
そしてベニー葉山氏は上記の私の初ゲーム『ウィザードリィ外伝Ⅱ』のシナリオ担当でもあります。

そんな浅からぬ縁も感じながら、主人公と一緒に苦行したいw
2016年冬の期待作です♪{/netabare}

各話感想{netabare}
第一話{netabare}
早速A-1の時系列整理スキルが炸裂。
元々展開の遅めな原作に無理に鞭を入れずに、
回想も活用しつつ視聴者の集中力を持続させる作戦に出た模様。
集中力維持の工夫は、水彩画風の背景や、
小動物の描写や、キャラの細かい仕草からも実感できました。

そんな中でも最初の戦闘シーンで、しっかりと伏線の強調がなされていました。
RPGにおいて、序盤のパーティーでは大変危険なことを、
この人はやってしまっています。

具体的に触れるとネタバレになるので言いませんw
ロープレ経験者なら分かるとは思いますが……。
後のお楽しみ。クイズということでご勘弁下さいw

それを最初にさりげなく、後々伏線として生きるように、
しっかりと描けている。

後の展開に期待が持てるいい滑り出しでした♪{/netabare}

第二話{netabare}
評価の分かれそうな回となった印象。

ゴブリンをやっとで倒した壮絶な描写があった後は、
歌をバックに夕暮れの日常が淡々と続く……。

私はこの雰囲気も好きですが、人によっては退屈しちゃうかもw

ただ一つ心に留めておいて頂きたいのは、
立ち上げ直後のパーティーは生き残りのため
もっと沢山のシビアな思考が必要であるはずということ。
情報収集しかり、金策しかり、編成しかり……。
なぜそれが見えてこないかというと、リーダーが全部抱え込んでいるから。
もっとメンバーと情報共有してもいい所ですが、このリーダーはみんな一人でやってしまうタイプらしい。

今回も間接的にそういう描写がありました。

ミュージックビデオでまったりできるのも、
呑気に覗きの悪徳(ヴァイス)を積めるのも多分リーダーのお陰w

そのことを頭の隅に置きつつ、今回の所は頭空っぽな主人公が眺めるグリムガルの風景を楽しんでおきましょう。
{/netabare}

第三話 {netabare}
ゴブリンの寝込みを襲って、パンツ新調を画策する(笑)
全くもって華がない底辺パーティw

けど、私にとっては『Wizardry』でヘタレ冒険者だった頃の、
ノスタルジーを存分に感じられる良回でした。

ちょっと乱戦になれば死人が出る序盤は、
“モンスターは まだ こちらに きづいていない”
と来たらガッツポーズをして殴りに行き、
逆に奇襲を食らったら頭を抱えてリセットボタンの確認をしたものでしたw

というより、最初の方は基本的にパーティより、
人数の多い群れとは対峙しませんでした。
ゴブリン五匹だったら逃亡とか(苦笑)
情けないくらい懐かしすぎて笑えてきますw

さて1話でつかみ、3話で飛ぶか叩き落とす……。
今期もこの黄金パターンを守るアニメも多い中、
淡々と伏線張りと雰囲気作りに3話を消化した本作。

実はまだ原作1巻の途中w
1話1巻のペースでぶっ飛ばし原作ファンを戸惑わせる作品もあるかと思えば、
こういうスローペースの作品もある。

人の歩むペースは様々ですねw{/netabare}

第四話{netabare}
かつて私が『Wizardry~ウィザードリィ外伝Ⅱ~』にて、
最初にロストしたキャラは前衛の要の戦士でした。

少しレベルが上がって、探索距離を伸ばした頃に、
蛮族からのクリーンヒットで想定外の大ダメージを喰らって死亡。
生命力は高めのはずでしたが、蘇生は叶わず灰から消滅に至りました。

不意の一撃でキャラが消える。

あまりの衝撃に、何だこのクソゲーはw
と悪態を付きましたし、心が折れかけましたw
結局、その時は育成プランも見通せず、パーティを作り直しました。
で、次のパーティも中盤行き詰まり、クリアに至ったのはパーティは3つ目w

この頃になると、あの時、彼がロストしたのは何がまずかったのか分かるようになりました。
油断した頭で、彼を集中攻撃を受けるポジションに、貧弱な装備で立たせ、危険に曝していましたw
冒険者を十数人おじゃんにして、やっとあの頃、私は青かったと述懐できるようになったのです(苦笑)

ですがグリムガルは生きた人間が暮らすファンタジー世界。
ヒーラーロストの致命傷を喰らったからといって、ガラガラポンでやり直す訳にはいかない。
リーダー交代、欠員補充などに取り組む以前に、
不運な悪夢に襲われたと落ち込んでいる残されたメンバーには酷な展開。

ですが、この世界で生きていくためには、喪失に至った原因をもしっかりと糧にして行く必要があります。
本作は彼の死亡フラグが目立っていましたが、実はそれを経験則にしていくための伏線もしっかり仕込まれています。

そういう意味では、本作の物語は、ここでようやく始まったと言えます。
だから、唐突な死や、長歌に面食らっているプレイヤーにも、
こんなのクソゲーだと投げ出さずに、懲りずに挑んで欲しいなと願います。

『Wiz』もグリムガルもロストしてからが本番です。{/netabare}

第五話{netabare}
苦節四話。ついに正ヒロイン(私の脳内世界でのw)メリィちゃんが登場♪
しかも、中の人が安済知佳さん!

某吹奏楽部でトランペット吹いて「特別になりたい」とか「関係ないですよね」とか……。
高所から投げ下ろしてきたその声で、
メリィちゃんのツンツン通り越して、魔法障壁の如く取り付く島もない。
そんな態度取られたら、クリティカルヒットで悶え死んでしまいますw

と、取り乱すのはこの辺にしてw
マナトならどうしたか?そう考え始めたことで、
盗賊君がようやくリーダーに……そして、主人公としての道を、
好むと好まざるに関わらず歩み出した……。
第五話で改めて、ようやく物語が始まったと実感♪

主人公限定の特別スキル?ラッキースケベも回って来て、
いよいよハルヒロ君の時代ですw

もっとも本人はプレッシャーで死にそうですが(苦笑){/netabare}

第六話{netabare}

その昔、ロールプレイングゲームにおいて体力と魔力は、
自動回復する無限エネルギーではありませんでした。

『Wiz』の序盤から中盤戦に至っては、
気休め程度の効果しかない、数発分の回復魔法とポーションを、
節制して冒険を進めなければ、待っているのは全滅でした。

反面、ダンジョン攻略には中毒性もあります。
レアアイテムがドロップすればもっと奥に行きたくなる。
もっと強敵を倒して己の成長を証明したい。

こうして浮き足立ち、魔力のコスト管理と帰り道の確実な確保を怠った時、
魔力ガス欠による灰とロストの災厄が降りかかるのです。

本作原作小説『~グリムガル』、特に序盤の巻は、
このありがちな冒険者による失敗を現実感を持って再現した切り口が白眉。
そのポイントをアニメ版スタッフも熟知しています。

一話感想で私は序盤パーティーがやってはいけないことを
クイズとして勿体ぶって、はぐらかしましたがw

答えは冒頭、マナトがシホルのかすり傷を“一応”治療したシーンでした。

こんなHPが1ポイント減っただけで回復するような甘い管理をしていたら、
立ちゆかなくなることは目に見えています。

そして魔力ガス欠は最後、マナトが失われる決定打となったのです。

このことを残されたパーティが……。
よくある中級冒険者の壊滅を経験したメリイも自覚し、向き合って、
糧として乗り越えられるか否か……。

データー上の経験値だけでなく、プレイヤー経験値による成長をも物語として落とし込んでいく……。
このRPG愛に溢れた仕掛けに気が付いた時……。
私にとって『~グリムガル』が気になる小説から好きな作品になった瞬間でした。
{/netabare}

第七話{netabare}
「来る日も来る日もゴブリンゴブリンゴブリンゴブリン、
雨の日も晴れの日もゴブリンゴブリンゴブリンゴブリンゴブリンゴブリン」

話が進まない……。との批判も何のそのw

パーティの地道な再建と成長。
同じく地道なメリイちゃん攻略?が描かれる今回。

自分はパーティがもの凄く進歩した回だと感じました。

そう感じるのはきっと、私がかつて冒険者として、
数十分かけてやっとレベル一つ上昇するような、
時間の無駄使いを価値ある人生だと思う、
悪い感性を培っていたからだと思いますw

膨大な時間をかけてパラメーター1ポイント上げることに喜びを感じるか、
膨大な会話を重ねてメリイちゃんにパンを分ける偉業を達成したことに喜びを感じるか。

ニコニコ動画で視聴していますが、
放送後の評価が上がって来たのは、
単純に作品が地味な積み重ねを表現する描写が優れているというだけでなく、
ロールプレイングゲームに対する価値観の面で、
大分ふるい分けが進み、精鋭が生き残って来たw
そんな印象も抱いていますw
{/netabare}

第八話{netabare}
かつてロールプレイングゲーム(RPG)において、
敵、特にボス、イベントモンスターが壁となりパーティが挫折した時……。

プレイヤーは再戦に向け、相当な遠回りを強いられます。
ストーリーは一旦休止にして、パーティの再編成、装備の見直し、
自分たちを苦しめた攻撃パターンに対する対策。新たなスキルの習得。
そして、経験値稼ぎがてら、雑魚を相手に新攻撃パターンの試運転……。

こうした修正を経て、たどりついた奴へのリベンジ・マッチ。
あの時、有り金はたいて買った装備が、前回は耐えられなかった攻撃を受け止め、
新スキルの連動が奴の取り巻きを狩る。
壮大な物語より何より、これまで通用しなかった強敵に、
再構築した作戦が、はまっていく感覚……。
確かな手応えを感じ、思わず拳を握る……。
頭の中で、何らかの脳内物質が分泌される、この瞬間こそ、
RPGはゲームとして輝きを放つのだ。

ハルヒロたちも復讐戦に向け、タンク役の兜を値切り倒す等、
膨大な時間をかけて、この地に舞い戻って来た。

さぁ、時にゴブリンスレイヤーと揶揄されながらも、
仲間の仇討ちに執念を燃やしてきた、この底辺パーティの意地!
とくと見届けよ!
{/netabare}

第九話{netabare}
安全に冒険するルーチンワークを確立した場所から次の階層、エリアに進む。
『Wiz』のような古のRPGにおいてはこの判断にも勇気が必要でした。

何しろキャラが死んだら消えたりするわけですw
そろそろ強くなった気がするから、お試しで次に行って腕試しなんて、
生半可な覚悟では決められませんでした。

ましてや、例えば、仲間の首を斬り飛ばしたアイツがいるような……。
かつて進出して失敗したエリアに改めて挑戦する場合は、
尚更、決断は重たいものとなりました。

その場合、プレイしない時間は思考を整理するのに重要で、
どんな準備が整えば、次へ行けるのか……。
対策が組み上がり自信がついたらプレイに挑む……。

こうしたプレイしない間(ま)も含めたゲームプレイという
思い出を勝手に持っている自分にとっては、
今回の休日回もとても好感が持てる良回でした。

もはや……というより最初からそうですがw
自分にはこの作品はハマり過ぎて、客観的な評価は難しいですw
{/netabare}

第十話{netabare}
個人的に『~グリムガル』でアニメ化による
恩恵を一番受けたキャラはランタだと思います。

欲望に忠実、口も悪いw行動も身勝手w
でも彼なりにパーティのことは考えてはいるらしい……。

このことは原作でも言及されてはいましたが、
それをテキストベースで十分に理解する為には、行間を読み取る根気が必要でしたw
だからランタについては平坦な展開に起伏を与えるウザキャラ。
ていうかホント……ウザいw
という原作評価も少なくありませんでしたw

けれどアニメになって作画による表情やCV吉野裕行さんの声が付くと流れが変化。
スタッフのキャラへの入れ込みようはランタについても凄まじく、
アフレコでも“ちっぱい”の発音一つに監督、原作者交えた
話し合いが持たれる力の入れようw
これにより人間ランタの表現の深みが格段にレベルアップしました。

今回もランタは、死の前ではみな平等などと憎まれ口を叩くわけですが、
仲間と死別した時、もの凄く悲しい表情をしていたのもランタでしたし、
ゴブリン殺害の初悪徳(ヴァイス)を積んで、
一番、精神ダメージが顔に出ていたのもランタでした。

今回の自分の奇行?についての言い分にしても、
吉野さんが抑揚を付けて主張に哀愁も含んだ感情を乗せることで、
彼の立場もより理解できた気がしました。

その効果なのか……アニメ化して以来、特に中の人を中心に、
なんだかランタ好きが増えている気がしますw
これは暗黒騎士ギルドの門を叩く義勇兵が急増しそうな勢いw
アニメスタッフ・キャストの皆さんも
素敵な悪徳(ヴァイス)を積んでくれたものですw
{/netabare}

第十一話{netabare}
その昔『Wiz』の教会で蘇生失敗したキャラはロストし埋葬されましたが、
ダンジョンで全滅したパーティの救出が遅れた場合でも、
一定確率でキャラクターがロストしました。

彼らの死体は一体どこへ行ってしまったのでしょう……。

これを巡って当時、諸説妄想されネタになりました。
一番多いのが迷宮の壁に埋め込まれダンジョンの一部となった説。
次いで魔獣に噛み砕かれ跡形もなくなってしまったという説。

……そして一番考えたくない説として、
かつての仲間がゾンビなどのアンデッドとして
モンスター化したという説も囁かれました。

アンデッドの王が人間の世界を圧迫するという設定の
『グリムガル』の世界ではこの一番考えたくない説を取りました。

そして『Wiz』同様、かつての仲間であろうが、
死体のなれの果てを浄化できるのは神に仕える職業のみ。
震える心を押し殺して、役目を全うした神官に拍手を贈りたい。

そしてらしくない格好いい最期を見せようとしている暗黒騎士……。
勇気ある死によって完成する彼の武勇伝を、
今、何としても全員で阻止しなければならない。

……俺もランタがアンデッドとして蘇るなんてまっぴらゴメンだぜw
{/netabare}

第十二話{netabare}
最終回にして、ついに私の大本命w使い魔・ゾディアッくん登場!
口を開けばダメだ、無理だ、死ね、死ね、死ね……毛虫、毛虫、毛虫w
その他は主の血まみれのランタの周りを浮遊するだけw
うん!素晴らしいw全くもって役に立たんww

でも、ここまでネガティブなムードを煽られると、
目の前のくそったれな現実までギャグになってくる不思議w

ピンチになるとランタがゾディアッくんを呼び出すのは、
終わってる状況を乗り切る彼なりのメンタルコントロールなのかもしれませんw

で、注目のキャストが聞き慣れない方だったので調べてみると、
佐藤結良くんという子役だとのことw

未来ある子供に死ねだの、無理だの
無邪気にネガティブワードを連発させるなんて、なんて悪い大人たちなんだ!(苦笑)

……福嗣さんとモグゾーよりシンクロ率が上なのがじわじわ来ますがw


ともあれ、憎まれ口を交わしながらも、
矢や魔法が尽きたら報告しあえるようになったこのパーティ……。
毒舌に隠された本音を読み合えるようになったこの仲間たち……。

……ホント、いいパーティになってきたよw
{/netabare}
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 83
ネタバレ

かしろん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

愛でることが出来なかった

【最後まで見終えて を追加】

【4話まで見て 4話Bパートが・・・】
{netabare}アニメでパステル調というか、水彩画調というか、こういう絵作り
を見ると
「放浪息子」
を思い出す。
まぁ、スタッフも制作会社も違うので何の関係も無し。

どういう世界観なんだろうね。
異世界転送もの、ゲーム取り込まれもの。
金を払って、ギルドに所属して、職業(役割)に就いて。
金を払ってスキル覚えて、そのスキルを使うことで熟練度を上げて。
MMORPGに取り込まれちゃった感のほうが強いのかな。
「○○にいる、☓☓が、△△に襲われて困ってる」
なんてクエストをこなすってより、
情報収集して、
「●●にいる▲▲が狩りやすいから行こう。
 キャンプ地も確保しやすいし」
って出かけてく。
敵を倒しても金は落としてくれず、拾ったアイテムを売却して金策を
していく。
あぁ、オニオンマラソンとか懐かしいなぁ・・・

ゲームでパステル調というか、水彩画調というか、こういう絵作り
を見ると
「戦場のヴァルキュリア」
を思い出す。
まぁ、何の関係も無し。

こういう世界観で描くと、敵のゴブリンからすれば、冒険者というか義勇兵
って追い剥ぎだよね、と。
人間とゴブリンがどういう関係で生きてきているのか分からないが、
「◎◎は肥沃な土地で、なんとか畑にしたいんだけど、この近くの▼▼に
 ゴブリンの巣があるから手出し出来ない。
 義勇兵はこれを掃討せよ」
みたいな話じゃないから、なんの為に戦ってるのか分からない。
義勇兵が生きるためのみにゴブリン狩りやってるなら、まさに追い剥ぎ。

そんな物語の4話。
仲間の死、というターニングポイント。
Bパートの冗長さったらもう。
「なんなんだ、これっ!」
と呆れてた。
終始引き画気味でなんの演出も無し。
困ったら”お得意”の水彩止め絵でパーン。
特殊EDにもせずダラダラ挿入歌を流した挙句、ED曲に入るダルさ。
仲間の感情の揺れとかが全く伝わって来ない。
焦燥や、動揺や、無力感や、現実を受け止められない感。
全く伝わって来ない。
これが、
”ゴブリンを殺しまくってきたから、生き物の死に鈍感になっている”
というのをコレで表現してるってなら凄いと思うが、彼ら、そこまで
ゴブリン狩りに慣れてないよね?

仲間の死を受けての5話をどういう風に仕立ててくるか。
楽しみやら、不安やら。{/netabare}

【5話見て 良いんだけど単調】
{netabare}仲間の死を受けての5話。
感情の落とし所がポイント。
男は、理屈をつけて、ソコに触れず。
女は、感情を迷走させることで、ソコには触れず。
最終的にソコに触れた時に、感情が爆発して涙に暮れる。
ベタベタなんだけど、綺麗な流れで良いと思う。
男の自分からすると、触れたくない、認めたくない事態に対しての、
 深く考えずに代替案を適用して迷走したり、
 酒飲んでグダったり、
 意地の張り方だったり、
って、あの現実逃避方法はチクチクきますな。
金を受け取ったらあいつの死を受け入れることになっちゃうからねー、
ってのを本能的に感じ取っての意地の張り方とか、良いよね。

涙を、雨に重ねて、
感情の落としを、地面に落ちた籠とタオルで重ねて。
この籠とタオルが出てきたところで
「あぁ、一発ヤリやがったな」
と視聴者に思わせておいて、
巨乳ちゃんが抱き合う二人を見て、
って二人の関係をキャラと同時に視聴者に勘違いさせる重ね方も、まぁ、
綺麗な流れ。

なんだけど、絵作りが単調で面白みに欠けるんだよね。
人物の描き方が固定視点での
バストアップ、太ももから上、引き画
の3パターンのみ。
感情の揺らぎを視点の揺らしで表現、
とか、
人物の一部を画面にドンとアップ、
とか、
そういうのが無いから単調。
一部サービスカット的にそういうシーンもあるんだけどね。
シャフトとかカラーみたいな極端に走らなくてもいいけど、もうちょい
意図とか意志を感じられる、魅せる絵作りにこだわって欲しい。
MMORPGを表現したくてワザとこうしてるんなら、アリかも、ね。{/netabare}

【6話見て バカなの?】
{netabare}友達になりたいな、という異性がいたとします。
「どんな人が好み?どんな人と付き合ってきたの?
 ○◯の色んな事が知りたいんだよ」
聞いてみたけど、答えてくれません。
そんな時、昔つるんでた人がいると分かりました。
「ねぇ、◯◯ってどんな人?」
って聞きにいきますか?


ツンツン神官。
遅れて、小声で、みたいな感じだが挨拶くらいはしてくれるようになる。
少しだけだけど、彼女の行動ポリシーも感じられるようになってくる。
あぁ、徐々に、かすかにだけど、心を開きつつあるのね・・・

って段階で、本人が話したがらない過去を他人に聞くか?
聞いてどうすんの?
次に会った時にどんな顔で会う気なの?
「あー、昔、パーティ半壊したそうだねー」
とか言っちゃうの?
何にも言わずに
「こいつ・・・昔は・・・」
とか胸に抱えてパーティ組んでくの?

聞かれた方も、ペラペラと他人に話すか?
断れよ。
「さすがに本人が話さないことを話すのは・・・」
だろ、普通。
NPCか、お前。聞かれたら答えます、か?
ただただ不快。
ヤッた人数だけが自慢のチャラ男の
「あいつさー、ベッドの中ではさー、」
みたいのを聞かされてる感。
ホント嫌。

バカなの?本当にバカなの?
完全に人間関係崩壊じゃん。
主人公が幼稚で稚拙で、幻覚見た挙句に、勝手にパーティーリーダーに
なろうと無駄に張り切った挙句の暴走で聞きに行っちゃったんだろ?
誰か止めろよ。
ヘラヘラとみんなで聞きに行くなよ。
本当にクズばっか。{/netabare}

【7話見て 古傷、エグってない?】
{netabare}「明日どんな顔でアイツに会えば」
暗黒騎士の言葉。
あぁ、こいつら、本当になんにも考えてねぇのな・・・
義勇兵、というか、人間としても未熟な彼らをまったりと愛でる作品とはいえ、
人としての最低限のレベルには達してて欲しいよ。

で、ツンツン神官と会話。
聞いちゃいけないことを聞いちゃって、ギクシャクしてるのを悟られて。
「クビなら一言それだけ言って」
と先制攻撃。
それに何時の間にやらリーダーやってる盗賊が応える。
「自分たちのパーティーの前の神官は・・・」
云々かんぬん。
パーティメンバーを失った悲しみ、に対する共感を誘う。

え?
ツンツン神官、これで懐柔されちゃうの?
パーティーメンバーの、言葉に出さない何かを感じたから、クビ話を先に
仕掛けたんだろ?
で、話しだしたのが前の神官の死の話。
神官、5人が過去の出来事を知っちゃったことを知らないじゃん。
普通はもっと
「なんでいきなりその話なの?」
って警戒するよ。

しかも、だよ。
話の内容を要約すると
「うちの前の神官はリーダーヒーラー前衛なんでもこなすスーパーマンでした。
 そんな彼が命がけで救ってくれたから、私たちは、今、生きてます。」
パーティーメンバーの命を救えずに、自分だけ生き延びてる神官に言うか?
神官の古傷エグってんの?追撃にならんの、これ。

なんか、彼らの心理状況が、よく分からんですわ・・・{/netabare}

【8話見て 暗黒騎士の言うとおり】
{netabare}ツンツン神官が盗賊を
「ハル」
と呼び出しました。
「ハル?」「もしもし?ハルって?」「で、何だよ、ハルって」
と暗黒騎士が問います。

暗黒騎士の言うとおりです。
いつの間にそんなに距離が縮まったの?
”私だけがする、私だけの呼び方”
とか、ツンツン神官はどういう意識の持ち主なんでしょう。

7話感想でも書きましたが、パーティーメンバーを救えずに生き残った神官に
「うちのパーティーの前の神官はパーティーメンバーを守って死にました。
 神官いないとまずいからツンツン神官を入れました。
 なんにしろ、君も仲間です。」
って話をされて、それを受け入れる神経が分かりません。
加入してからずっとギクシャクしたまま過ごして、雰囲気を悟って
「どうせまたクビなんでしょ」
と思ってるところでしたよね。
で、この話をされて、
「私のことを受け入れようとしてるの?
 分かろうとしてくれてるの?」
って、この話を素直に受け入れれますか?
普通なら、
「なんでこんな話をしだしたの?
 私が3人も救えなかったとか知らないはずなのに」
って警戒しますよ。
こんな娘が、なんで色んなパーティをクビになってきたのか。
この辺が全く分からんのです。

・クビに今までのパーティーメンバーがこいつら以上に無神経でクソだった
・盗賊が自分の好みだった
・背伸びしてパーティーリーダやろうとしてる盗賊に母性本能をくすぐられた
・パーティーメンバー死なせた私は笑っちゃいけない、と思ってる自分に
 酔ってる元々中二でダメ人

とか考えたんだけど、やっぱ腑に落ちない。

「いや、ツンツン神官、お誘いを直ぐには受けてないじゃん。
 なんとなく申し訳無さそうに断ってるじゃん。
 次第に、徐々に打ち解けてるじゃん。」
と言われそうだけど、入り口が入り口だけに、モヤモヤしまくってるのです。

Bパートの、前神官の墓に義勇兵章を捧げるのは良かったです。
魔法使い版のEDで締める流れも綺麗でした。
雪を降らせることで、時間の流れと、普段着が立派になったのをサラッと
見せるのも良かったです。
ED歌後の間延びは・・・でしたが。{/netabare}

【9話見て 愛でることが出来ない】
{netabare}人として拙い少年少女たちが、考え、悩み、苦悩し、時には傷つけ合い
ながらも進んでいく。
そんな彼らを愛でる内容なアニメだってことは分かる。

だけどね。
最低限、ってのはあると思うんだ。
ここまでも散々書いてきてるけど。

主人公パーティが旧市街の頭役だったゴブリンにカチコミをかけてグループを殲滅した。
そのせいで、新市街から強いゴブリン達が旧市街に出張ってきていて、旧市街での追剥
が難しくなったらしい。
まるっきりヤクザ映画なこの話を聞いた主人公パーティはどうするかを話し合う。
そこで、いきなりパーティリーダーな盗賊がポロッを洩らす。
「サイリン鉱山・・・」
で、ゴブ狩りも飽きたし、サイリン鉱山に行ってみよう、となる。

いやいや。
バカなの、君たち。
デリカシーとかないの?
ツンツン神官のトラウマの地じゃん。
自分たちも前神官の死んだ場所は避けてるんだよね。
ってのに、いきなりツンツン神官のトラウマをエグるような提案するか?
それをこんな軽いノリで決めるのか?
誰もツンツン神官の事を考えてないよね。
こんな雑な流れで、自分のトラウマをエグってくるメンバーを、一緒にトラウマを
乗り越える「仲間」として受け入れるツンツン神官。
なんでそんなに心が広いの?

しかし、他に狩場は無いの?
本当に旧市街での狩りは無理なの?
慣れが云々言ってるが、旧市街も状況が変わってるんだから、そんな慣れは通用しない
でしょうに。
せめてさ、
・旧市街の情報を集める
・数名で偵察に行く
・追剥は無理と判断
・じゃあどうする?
・追剥しやすいのはサイリン鉱山
・ツンツン神官がサイリン鉱山の情報を持ってる
・盗賊がツンツン神官と2人で話して、トラウマに立ち向かう決意
みたいな流れがあるもんじゃん。
結果的にサイリン鉱山に行くにしてもさ。

なんか、やっぱり、色々雑過ぎて、
「なんでその気持になったのか」
って部分が落ち着かない。
そこが落ち着かないから、愛でることが出来ない。
全体的な雰囲気で楽しめてはいるんだけど・・・{/netabare}

【10話見て 愛でれるグダグダっぷり】
{netabare}Aパートで盗賊と暗黒騎士の意識の違いやソリの合わなさを描いて
からのBパートの会話。
いやー。良かったです。
盗賊のグダグダ感が。

相手の欠点に突っ込む割に自分の欠点話は話を拒絶。
「話さなきゃ分からない」と言ってる割に自分の欠点は話さない。
自分の考えと違うことを言われると無駄に熱くなる。
上手く行かなくて悔しくても柱を強く殴ることすら出来ない。
顔を合わせづらくて別の場所で寝る。

前リーダーの神官が有能だった故の苦悩なんでしょうけどね。
リーダーとは斯く或るべし、という姿を見てしまっているだけに、拙い自分が
無理にでもそこに合わせようとして、失敗している様。
こういう姿は愛でれます。

盗賊が目を覚まして、料理してる戦士に手を挙げるんだけど、戦士が盗賊を
見て無反応なのも良いです。
そりゃそうですわな。
男3人のパーティで、自分だけその会話に加われなかったんですから。

こういう場合はどうするべきか。
暗黒騎士は酒呑むのが好きなんです。
相手が好きな場に男3人連れ立って行って、酒を酌み交わしてグダるんですよ。
飲みニケーションですよ。
酒の力を借りて言い合って、戦士に仲裁に入ってもらう。
暗黒騎士はここまででも戦士の言うことは意外と聞いてますからね。

さて、Aパートの略奪に対する姿勢。
これは盗賊と暗黒騎士、二人とも正解です。
相手の命に対して敬意を払うこと、自らを強く持ち奮い立たせること。
やり方は違いますが、目的は一緒です。
他の生命を奪い、自らが生きる糧を得る。
事実として相手の血を流す行為です。
それに対して、どう、自分というものを保つのか。
これを、殺した相手を粗雑に扱う行為、としか見れてない盗賊の姿。
実に愛でれます。

が、コボルドの寝込みを襲えないのはいけません。
これは、倫理観とかではなく、退路の確保、という観点で見ないといけません。
何かあった時に、その道を逃げる可能性があるわけです。
逃げる時、寝てたコボルドが起きてたら。
そんな可能性に眼を配らないといけません。
デッドスポットとまともに殺り合うのは無理でしょう。
逃げる時、ここを活かすような物語構成だったら、楽しいんですけどね。

しっかし、盗賊と暗黒騎士。
分かり合う時は別れの時。みたいなフラグじゃないといいけど・・・{/netabare}

【11話見て 自分の植物知識の無さ】
{netabare}映像作品で蝶が描かれる時は”=夢”。
胡蝶の夢。
夢か現か幻か。
この回の冒頭も蝶が描かれる。
で、蝶が花に止まるんだが、自分の植物知識の無さが出るんだよね。
「氷菓」のOP映像でもそうだったんだけど。
なんの花なんだろね。
ケシに見えるけど違うのかな。
夢の象徴、蝶にケシを合わせてるんだとしたら面白いな、とかね。

話の内容としては相変わらず。
心理描写が粗雑というか理解不能。
初めて見た(んだよね?)アンデットがパーティーメンバーの元ツレって
精神的にキそうな状況なのに、変に落ち着いてる感。
”攻撃されてる&アンデット”とはいえ、パーティーメンバーの元ツレで、
人の形をしているものに平然と刃を向けれる心理。
こんなに心が強い子らだったっけか?

俺ツェー!系ならこれで良いと思うんだよ。
でもさ。
普通の少年少女の群像劇なんだよね?
ゴブリンやコボルドを散々殺めてきてるとはいえ、元とはいえ、人に刃を
向けるんだよ?
しかも、パーティーメンバーの元ツレだよ?
一瞬でいいから躊躇させようよ。
緊張で刃先を震えさせようよ。
今まで散々書いてきてるけど、こういうところを丁寧に描けないのはどう
なんだって。

普通の子が、自分の才能に気づかないままに、戦闘でゾーンに突入する、
とかそういう設定は良いだけに、なんか、本当に勿体無い感。{/netabare}

【12話見て 浸りにくい演出だなぁ・・・】
{netabare}最終話、ってことで、単純な1話。
だから、この1話では、ここまでに散々あった理解出来ない心情云々ってのは
あんまり無し。
狩人が暗黒騎士に対する思いを吐露する場面。
泣き出す狩人に困った盗賊。
泣く狩人を優しく抱きしめる魔法使い。
盗賊は魔法使いに促される形でやっと励ましを言うんだよね。
こういう些細な場面で盗賊の性格を出すのは良いなと思う。

こういう性格のキャラの無自覚な才能って嫌いじゃない。
ボスキャラを1vs1で倒しちゃうのはやり過ぎな気もしないではないが、
物語のクライマックスだし、このくらいの見せ場は作るか。
でも、
「止まってる・・・?いや、すごくゆっくり動いてる・・・
 考えるな・・・」
ってモノローグ、いらないでしょ。
初めてゾーン突入した、とか、ここで才能開花した、とかじゃないじゃん。
今まで散々やってきたし、余分なことを考えちゃダメ、とも言ってたよね。

締め方が相変わらず居心地が悪い。
8話EDでもそうだったんだけど、特殊EDで歌流して、歌が終わってから
長すぎだし、歌後にエピソードを入れすぎ。
歌が終わったら1エピソードで十分。
すごく冗長に感じるから、物語の終わりに浸れない。{/netabare}

【最後まで見終えて 心、ここに在らず】
{netabare}異世界転生モノとして、ごく平凡な少年少女達が、喜び、悲しみ、ぶつかり、
必死に生きていく本作。
OPでビー玉を描いている。
美しくも、ぶつかり合い、傷付きやすい、少年少女達をビー玉で表現。
OPでこれをやるってことは、見せたいもの、主題がここにあるって
宣言だ。

じゃあ、それが出来てたのか。
はっきり言って、全然ダメだった。
理由は各話感想で書いた通り。
なんで、彼が、彼女が、そういう気持ちになったのかが全く理解不能。
特にメリィ関係。
何を持ってメリィは彼らに心を開いたのか。
何を持ってメリィはハルと呼び出したのか。
全く意味が分からない。
ただのご都合主義にしか感じられない。

主題を上記としている以上、絶対に、ここはご都合主義にしちゃいけない。
心を描く作品なのに、彼らの心はここには在らずだ。

この作品を物語として楽しめた人は、この辺がシッカリと掴めて、理解が
出来た人なんだろう。
残念ながら、私には、全く理解が出来ず、物語としては楽しめなかった。
絵面やキャラクターデザイン、作品の持つ雰囲気が悪くなかっただけに、
これを理解出来なかった自分を悔やむ。{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 13
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

異世界ファンタジーの日常と厳しさを感じられる作品

世界観:9
ストーリー:7
リアリティ:9
キャラクター:8
情感:7
合計:40

生きるって、簡単じゃない。
目が覚めると、ハルヒロは暗闇の中にいた。
ここがどこなのか、なぜここにいるのか、
そしてどこから来たのかもわからないまま。
周りには自分と同じ境遇らしき数名の男女。
彼らとともに暗闇から踏み出した先には見たことのない世界、
「グリムガル」が広がっていた……。
記憶も、お金も、特別な力も
何もない僕たちが手に入れた現実。
(公式サイトより)

いつか、コメントを頂いた中で異世界物と認識して、作画が良かったこともあり視聴してみました。物語が動き出した4話以降は、一気見に近い速さで、劇場版に特化するしかないと思っていたところ予想外のヒットでした。

異世界物では、ソードアート・オンライン、ログ・ホライズン、オーバーロード、Re:ゼロを見て来ました。今回の世界でも、主人公たちは現実世界からゲームの世界に入ってきたのではないかと推測されるシーン(ゲーム、携帯等の言葉)はありますが、記憶が失われているようで、基本的に異世界を現実と捉えた形で話が進みます。カーソルやウインドウの表示等もありません。

あにこれでの評価点があまり高くないのは、テンポが悪いという批評によるものが大きいのでしょうか。確かに物語の進展は遅めですが、それがこの作品の良さでもあって、私はほとんど気にならなかったです{netabare}(例えば、2話の街の風景描写や、8話の余韻を残すラスト等){/netabare}。むしろ、詰め込みすぎて急にテンポアップされていたら、不快に思ってしまったと思います。このペースで良いので、2期、3期と続いてもらうほうが嬉しいです。

不要なギャグやエログロ要素がないのも特徴(全くないわけではないですが{netabare}、ランタが女風呂を覗こうとしたのはありそうな話ですし、ゴブリンを殺す表現などは逆に他作品で直視しない部分であり、必要な範囲だったと思います。これを見ると実際にモンスターを殺さなければならないゲームって、精神的にきついし悪影響がありそうですよね{/netabare})。水彩画調の幻想的な色使いの作画と、着る物を縫って使ったり、洗濯したり細かな描写に支えられた世界観、パーティーの人間関係の面倒臭さや個性、等身大の彼らそれぞれの成長を時間をかけて描くことでリアリティやキャラクターを補強しており、先にあげた他の異世界物とは一線を画しています。

端的に言えば、品が良い。恋愛要素も強くなく、それよりも信頼関係を構築するところに重点が置かれていたのが良かったです。ストーリーは重たいですが、{netabare}それゆえに終盤のピンチにも楽観して見ることができなかったですし、ハルヒロらとメリイそれぞれが、協力して心に傷を負った過去を乗り越えていく、{/netabare}綺麗なまとめ方だったと思います。

キャラクターは、{netabare}ランタがSHIROBAKOのタローに、メリイが響けユーフォの麗奈に、当初被ってしまいましたが、元々過去作品あっての起用なのでしょうし、特にちかぺさんの声は眼福ならぬ耳福でした。{/netabare}

ツッコミを入れるとしたら、{netabare}マナトが簡単に死んでしまうという衝撃の展開で、そういう世界なのだと思わせておいた割に、マナトの仇を討つためにゴブリンの根城に攻め込むシーン(8話)は違和感のある大胆な行動(本来はもっと小分けに慎重に倒していくことを続けなければならないのではないか)と思ったのと、メリイも矢で射貫かれたところ、心臓を外れていれば(当たっていても)、一瞬であんなに血が出ることもないと思ったこと。そもそも、弓矢で狙われる危険があれば、後衛も急所は胸当て等付けないと駄目じゃない? とも。

あと、義勇兵にならないで生活する道がないのかよくわからなかったところ。生きていくために必要なゴブリンの殺戮強盗ということで理解していますが(そんな状況であれば正当化するのも人間のリアルだと思う)、別の道があった場合には、どうなんだろう。ゴブリンも人間を襲っているシーンを入れる等、人間の種の防衛という目的をしっかり見せたほうが倫理面で良かったのではないか、{/netabare}とは思う。

ゴブリンすらろくに倒せない序盤のテンポの悪さや重さが合わない人もいるかもしれませんけど、私はお気に入りですね。これを異世界物の最初の作品として出会っていたら、他の作品をそこまで楽しめなかったと思ってしまったかも。2期も期待したいですが、原作を読みたくなりました。

(参考評価:3話4.1→4話4.2→8話4.5→9話4.6→11~12話4.8)
(2017.3視聴)

<2017.3.27追記>
とりあえず、原作の1巻を読んでみました。ライトノベルなので、文章がふにゃふにゃですが、自分がよく理解できていなかった部分が補完されて良かったです。
まず、正規軍と義勇兵の違い。モンスターの侵略に対しては正規軍が防衛をしていて、それだけではジリ貧になってしまうので、モンスターに占領された辺境を奪還する義勇兵が組織されたという話。なので、義勇兵は侵略者のような構図にならざるをえないことになります(見直したら1話でこのくだりは有りました)。
義勇兵にならない選択肢も原作は触れていて、とりあえずの生活費がない状態で、仕事を探さなければならない、それも大変という話でした。(「もし、うまく誰かに雇ってもらえたとしても、雀の涙みたいなお給料できつい雑用とか親方や主人の身の回りの世話からスタートっていうのが相場」)

あと、私がツッコミを入れた{netabare}8話のゴブリンの根城に攻め込むシーン。原作ではゴブリン4体しかいなかったです(それも、当初甲冑ゴブとホブゴブの2体だったのが、部下が増えて4体になり、更に増えていく前に叩こうという判断)。アニメでは絵的なところが優先されたのだと思います。また、メリイに刺さった矢も原作では投げられたナイフでした{/netabare}。原作はアニメよりもリアリティが上ですね。

一方、原作ではランタの小物感が強かったり{netabare}(土下座しまくったり、戦士になると約束しながら、暗黒騎士になったり)、シホルがちょっと陰険だったり、女風呂は皆で覗きに行くし{/netabare}、キャラ造形はアニメのほうが好きです。1巻まででパンツや洗濯の話がなかったのですが、あれはアニメオリジナルでしょうかね。

<2017.3.30追記>
原作の3巻まで読んでいます。やはり、原作のほうがリアリティは高く、等身大のハルヒロらが描かれています。しかし、アニメではそのリアリティを多少削ってでも魅せたいものがあるという意図も伝わってきて面白かったです。

メリイは、{netabare}原作ではアニメの終盤ほどの愛情をハルヒロに注いでいないですが、ヒロインとしての役割を明確にしたかったのでしょう、その魅力はこの作品の中核と言えるまでになっていると思います。8話の別れ際の距離感が絶妙に良くて、そのままでも良かったと思うのですけれど。そういえば、8話のラストはアニオリで、本作をお気に入りに加える決め手となった神回でしたが、このシーンを作ったことでアニメは原作を超えたと思います。{/netabare}

ランタは、{netabare}原作ではハルヒロがパーティーから切ろうかマジで悩む場面がありますが、アニメでは10話から11話で、なくてはならない存在と思わせる程に格好良く描かれました。協調性のない奴、性格の合わない奴。組織ではそういう人間とも仕事をしなければならない機会は多いですし、彼らにも彼らなりの考えがあるということを見せ、それを理解することがハルヒロのリーダーとしての成長でもあると。あのウザい喋りが文章になっていると更にウザいのですが(苦笑)、作品を深くしているキャラです。{/netabare}

ユメは、{netabare}原作では頭がおかしいと思えるほどに言い間違えが多すぎ。アニメくらいで丁度良いです。ハルヒロと抱き合うシーンがありましたが、その後は存在感が薄れる一方なような。{/netabare}

シホルは、{netabare}原作ではランタに毒付いたりしていましたね。ユメと同じく、もう少しキャラの立つエピソードが欲しいところ。アニメでは隠れ巨乳ではなく、ただの巨乳になってしまっているので、メリイくらいキャラ人気を呼び込む意図がないのであれば、ほんの少しぽっちゃりにするか、服を着ている時は胸を小さめにしても良かったかも。{/netabare}

デッド・スポットは、{netabare}原作ではせいぜい2~3mくらいの身長で、持つ剣の長さも1~2mくらいのようでしたが、アニメではもっと巨大になり、出現時点も早くなって、凶悪さが増大していました。サイリン鉱山内ルミアリス神殿跡の場所も少しアニメでは改変されています。{/netabare}

あと、チームハルヒロ以外のパーティーについても、{netabare}原作ではいくつか触れられていて、オルタナの街にオークの軍勢が襲い掛かってくる場面などもアニメではカットされています。うまく再構成された1期ですが、それ故に、2期を作るとすると、少し整合性を繕う必要があるかもしれません。{/netabare}

OPもEDも気に入ってきました。OPは6話以降の水着っぽいタイツを着た絵と、少し表情が動くカットが、曲の躍動感とマッチしています。フェティシズムを想起させるシーンが結構ある作品ですが、下品なエロに落とさない姿勢は評価。EDは静止画を動かすだけという省エネ作画でしたが、曲は神回の特殊エンディングによりイメージアップしました。

他の方のレビューを見ていて、昔、私も少々かじったことのあるロードス島戦記やソードワールド(TRPG)を思い出しました。2つのサイコロを振って、「クリティカルヒット!」とかやっていたなぁ。私は自分のゲーム世界を創る方向に走ってしまったのですが、当時の遊びに欠かせなかったサイコロは、10面体、12面体、20面体なども含めてまだ押入れにしまってあります。

原作の著者も、子供の頃から沢山のRPGをやってきていて、新しい世界に没入する楽しさを表現したかったと書いていますが、この作品を読んで、私も久しぶりにその感覚を得られたように思われ、関係者の方々に感謝します。

<2017.5.17追記>
原作を読んでいましたが、最新巻(10巻)は1か月くらいかけて読んだため、ようやく現在地に辿り着きました。
以下は、原作情報を全く入れたくない方は開かないでください。ネタバレはしない形で感想を書きます。

{netabare}まず、原作を読もうか迷っている方に対しては、おすすめできます。アニメでの評価が高い方でないと合わない可能性はありますし、文章はずっとふにゃふにゃで、1ページ全て同じ文字みたいな箇所もあるので、文章に一定の格式を求める方は不快かもしれません。あと、この作家の特徴なのかもしれませんが、キャラクターの思考の垂れ流しで物語が進んでいきます。3人称視点ではなく、1人称視点なのですが、これも頻繁に入れ替わるので、それも不快な方はいるかもしれません。このため、一応ハルヒロが主人公ではありますが、他のキャラの思考も文章で書かれています。

ランタとの会話はうざいのですが、時々、響いてくる会話や独り言があって、やはりこの作品はイイなと思うことが何度かありました。俺YOEEE設定ですからピンチは度々ですが、飽きが来ないですし、ハラハラさせられることが多く10巻は特に酷い場面で終わってますので、早く続きが読みたいです。

アニメ化について。やはりアニメはよく出来ていたと思います。原作はリアリティが安定して高めの水準にあるのですが、原作では微妙なところも混在していて、アニメではマイナス面をうまく削って作られています。なので、2期を作るとしてリアリティに欠ける部分などをどう表現していくのかは課題になるでしょう。

アニメは1~2巻で作られたので続きとなる3~4巻からは面白いものが作れると思うのですが(4巻で切るのが難しいが)、その後が難しいです。特に{netabare}トッキーズ等の変人がわんさか出てくる{/netabare}あたり。個人的にはこのあたりはあまり面白くなかったです。しかし、その後は巻き返して面白くなるので、是非アニメで続きを見てみたいですね。
{/netabare}

<2020.4.30追記>
グリムガル原作、14巻で挫折してしまい(12巻ぐらいからの中弛み(というか、{netabare}休むところがなくオルタナに帰還できず、ギンジー、ケジマンがうざすぎる{/netabare})が酷く、ハルヒロとともに疲労蓄積してしまった感じ)、忘れていたのですが、久しぶりに原作の状況を調べたところ、最新の15巻のAmazonでの評価がとても高く、興味が再燃しました。

ただ、しばらく離れてしまったので、物語をしっかり楽しむためにアニメを1周し、原作を読み直して追い付こうと思います。

アニメの話、改めて世界観や背景がとても良いですね、挿入歌も良い。特に2話、9話、12話が好きですがCD買っても良いかなと思うくらいです。

最終話で{netabare}メリイがデレるのが速いように思うところもあったのですが、ハルヒロがリーダーを自覚してきた2人が出会った頃から、メリイがハルヒロを見ているカットが結構入っているんですよね。もちろん、パーティーの人となりや人間関係を窺っている面もあるのでしょうが、ハルが喋っている時だけなので、このあたりも丁寧と思いました。{/netabare}

原作の話、2期をやるとしたら3~4巻までですね。4巻で切るのは微妙と前に書きましたが、もう一度読んだら可能そうです。ただ、そこまでやると3期をやらないと中途半端になるので、手を出し辛い面はありそう。{netabare}トッキーズのノリをアニメでやると白けるリスクが高く、アンナさんの台詞どうすんだ? と不安が尽きない一方、デッドヘッド監視塔の戦いは見てみたいし、ダルングガルは1期のテイストで創れると思います。{/netabare}

でも、アニメを見直して、3期はやらなくても良いから、とりあえず2期を見たい! と思いました。背景美術を担っていたアトリエブーカの解散なども影響しそうですが、いつまでも待ちますよ。
原作の15巻(以降)についても、読んだらその感想を書こうかと思っています。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 75

80.0 7 バトルで友情なアニメランキング7位
FAIRY TAILフェアリーテイル(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (1151)
6886人が棚に入れました
世界中に幾多も存在する魔導士ギルド。そこは、魔導士達に仕事の仲介等をする組合。

立派な魔導士を目指す少女・ルーシィは、ひょんな事から火を食べ、火を吐き、火を纏う滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)ナツと出会い、ナツの所属するギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」に加入する。しかしそこは、ルーシィの想像を超えた荒くれ者が集まるギルドだった。

問題児だらけの「妖精の尻尾」だが、ルーシィとナツは順調に依頼をこなして行き、次第に魔導士としても成長していく。

声優・キャラクター
柿原徹也、平野綾、釘宮理恵、中村悠一、大原さやか、辻親八、小野涼子、岸尾だいすけ、喜多村英梨、伊瀬茉莉也、小西克幸、浪川大輔、柴田秀勝
ネタバレ

沙祈 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

FAIRY TAIL

週刊少年マガジンの看板漫画のアニメ。
ニコ生で1話から175話まで一挙していたのでこの機会に全話視聴。

エドラス編と大魔闘演武編が好き。
1期目は大魔闘演武の途中で終わってしまうのがちょっと残念。

キャラはジェラールとミストガン、ハッピーとロキ、メイビスが好き。
声優が意外と豪華。

冒頭のあらすじが雑な気がする。
予告のナツとハッピーの掛け合いが面白い。
魔方陣が凄く綺麗。

SEの「あーん」「わーお」が多様されてて面白い。
流血描写がないので安心して観れる。

OP,EDは1クール事に変わる。OPの映像はネタバレ多め。

各話感想↓(☆はお気に入り回)
1話 妖精の尻尾 (OP/Snow fairy(FUNKIST) ED/完璧ぐ~のね(渡り廊下走り隊))
{netabare}乗り物酔いの主人公。
ルーシィちょろい。仕事が雑な精霊。
炎を食べるナツ。
街が大変な事に。{/netabare}

2話 火竜と猿と牛
{netabare}ミラちゃん可愛い。
ギルドに入るのって簡単なのね。{/netabare}

3話 潜入せよ!! エバルー屋敷
{netabare}ぷるぷるしてる精霊。
メイドルーシー似合ってる。
美しい…娘? B専だった…。
この屋敷の住人はなぜ床を突き破るのだろうか。{/netabare}

4話 DEAR KABY ~親愛なるカービィへ~
{netabare}床に潜る魔法だった。
キャンサー…強く見えない。
いい話だ。{/netabare}

5話 鎧の魔導士
{netabare}空中に文字を書けるのって羨ましい。
ナツが「アイ」しか言わなくなった!
エルザの荷物多い。
またナツをのせた列車が発車しちゃった。{/netabare}

6話 妖精たちは風の中
{netabare}グレイっていつの間にか服が逃げる魔法でもかかってる?
エルザ強い!変身した!{/netabare}

7話 炎と風
{netabare}ハッピー凄い!!!
エルザの目が凄い事に。{/netabare}

8話 最強チーム!!!
{netabare}ハッピー頭いい。
はだかマフラー…。
笛がモンスターに!
エルザ変身、今回は可愛い。
ギルドマスターって戦わないのかな?
山が1つ2つ消えた。{/netabare}

9話 ナツ、村を食う
{netabare}美味しそうに見えない魚。まずかったんかい!
エルザのお腹の音が凄い。
二人ともきのこ生えた。{/netabare}

10話 ナツ vs. エルザ
{netabare}突然のエルザ逮捕。
入れ替わってたナツ。
ナツの女装が酷い。{/netabare}

11話 呪われた島
{netabare}グレイ追いつくの早い。
おじさんが…消えた。
村長、すっごいもみあげ!
船のおじさん…幽霊!?{/netabare}

12話 月の雫 (OP/S.O.W. センスオブワンダー(アイドリング!!!) ED/追憶メリーゴーランド(onelifecrew))
{netabare}あらすじ改変されてる!
火で溶けない氷。
エルザ!!{/netabare}

13話 ナツ vs. 波動のユウカ
{netabare}調子に乗るルーシィ。
ナツが落とし穴にひっかるのかと思ったら、ほんとに落ちた。
敵がバカだった。
ルーシィピンチ!{/netabare}

14話 勝手にしやがれ!!
{netabare}1話ぶりのアクエリアス。敵も巻き添え。
あら、かわいい戦い。
怖いよエルザ。{/netabare}

15話 永遠の魔法
{netabare}ショタリオンあんま可愛くない。
キタエリグレイ。
脱げば力が手に入る。脱ぎ癖ついた!!
逆恨みだった。{/netabare}

16話 ガルナ島 最終決戦
{netabare}建物元に戻った。
ウルは生きている!
ショタナツ、ロリエルザ可愛い。
封印解ける!{/netabare}

17話 BURST
{netabare}デリオラ復活!弱かった。崩れていく。
村人の謎。
落とし穴に引っかかったエルザ。何事もなかったかのようだ!
今からあの月を破壊する!!{/netabare}

18話 届け あの空に
{netabare}邪気の膜壊れた!!
船のおっさん!て、天使?
エルザの海賊船。
ウルの娘!?
アレって何なんだ!?{/netabare}

☆19話 チェンジリング
{netabare}みんな入れ替わった!声優の本気!
エルザの胸固い。
30分以内に入れ変わらないと!
スク水エルザ!口から炎が!氷が!最弱のチームに!
ナツとエルザたち戻ってない!他の人も入れ替わった!大惨事!
投げっぱなしで終わる!!{/netabare}

20話 ナツとドラゴンの卵
{netabare}大きなタマゴ。
やんちゃなミラさん…。別人すぎる。
リサーナ今何処に…。
産まれる!!
写真じゃなくて絵だった。
成長したリサーナ可愛い。{/netabare}

21話 幽鬼の支配者
{netabare}ギルドが凄い事に。
エルザまで不法侵入。
レビィちゃん…。{/netabare}

22話 ルーシィ・ハートフィリア
{netabare}仲間を踏み台にするナツ。
ただのじいさんになったマスター。
お嬢様ルーシィ{/netabare}

23話 15分
{netabare}ハウルみたいに城が歩いてきた。
金剛の鎧が…。{/netabare}

24話 その涙を見ない為に
{netabare}ひどい戦い。
ミラ、エルフマン、リサーナは兄妹だったのね。
リサーナ…。{/netabare}

25話 雨の中に咲く花 (OP/ft.(FUNKIST) ED/南波志帆)
{netabare}OP変わった!次の敵はこの人たちか。
一目惚れ!キュンキュンしてるジュビア。情緒不安定。{/netabare}

26話 炎の翼
{netabare}あっさり倒した!エルザ強い。{/netabare}

27話 二人の滅竜魔導士
{netabare}ドラゴンスレイヤー同士の戦い!
サジタリウス…変な精霊。
スパルタエルザ。{/netabare}

28話 フェアリーロウ
{netabare}ただの妬みだった。
マスターカッコいい!{/netabare}

29話 あたしの決意
{netabare}ミラの絵は独特。
ルーシィのお嬢様姿!{/netabare}

30話 NEXT GENERATION
{netabare}裁判中に寝るマスター。
孫のラクサス登場。
フェアリーテイルの皆が応援団。
エルザは本番に弱い。
建物壊れた!なぜか好評。{/netabare}

☆31話 空に戻れない星
{netabare}微妙な観光地。
鎧のまま温泉に…。
ロキって精霊だったのね。{/netabare}

☆32話 星霊王
{netabare}ロキの主人だったカレン嫌な女。
精霊王!
エルザ…消えるのか?{/netabare}

33話 楽園の塔
{netabare}エルザのお話かな。
グレイが溶けた!{/netabare}

34話 ジェラール
{netabare}双子だったのか。
ナツが船に乗ってるのに船酔いしてない!
戦うしかない!{/netabare}

35話 闇の声
{netabare}おじいちゃん…。
エルザ覚醒。{/netabare}

36話 楽園ゲーム (OP/R.P.G.~Rockin' Playing Game(SuG) ED/君がいるから(下川みくに))
{netabare}かぶりものなのに表情変わる。
シヨウってヤンデレ…?{/netabare}

37話 心の鎧
{netabare}ユニゾンレイド!
エルザが初めてフェアリーテイルに来た日。
ナツが食べられた!{/netabare}

38話 運命
{netabare}あと7分!
エルザかっこいい!{/netabare}

39話 聖なる光に祈りを
{netabare}エルザ無事だった!
双子かと思ったら一人の人間だった!
やっとナツ登場。{/netabare}

40話 妖精女王、散る
{netabare}壊しまくりなナツ。シモン…。
エーテリオンを食べるナツ。{/netabare}

41話 HOME
{netabare}エルザのお墓…。という夢だった。
立派なフェアリーテイルの城が出来てる!
ジュビアの髪型変わってる。ガジルも新メンバー。
ミラちゃんが歌う!ガジルも歌う!{/netabare}

42話 バトル・オブ・フェアリーテイル
{netabare}ショタラクサスとエルザのゴスロリ可愛い!!
ナツが結界から出られなかった!80歳以上…?{/netabare}

43話 友の為に友を討て
{netabare}ガジルも80歳以上なのか!?
燃やしたら戻る…?エルザが戻った!!{/netabare}

44話 神鳴殿
{netabare}石化とけた!!
レビィさん流石!
レオかっこいい!!{/netabare}

45話 サタン降臨
{netabare}ジュビア…いい子だ。
ガジルはスパイだった。
ミラ覚醒!{/netabare}

46話 激突! カルディア大聖堂
{netabare}聖堂壊れた。という夢を見た。
ミストガンの顔、ジェラール!?そっくり。{/netabare}

47話 トリプル ドラゴン
{netabare}時間増えた?
テレパシーで喧嘩!共闘だ!
3人目のドラゴンスレイヤー!{/netabare}

48話 幻想曲
{netabare}イグニール登場!
ナツがなんて言ってるか分からない。
ガジルの通訳凄い。なんで分かるんですか。
ラクサス丸くなった。
二重スパイだったガジル。
いいパレードだった。{/netabare}

49話 運命の出会いの日(OP/エガオノマホウ(MAGIC PARTY) ED/HOLY SHINE(Daisy×Daisy))
{netabare}ルーシィをとことん無視する記者。{/netabare}

☆ 50話 特別依頼。気になる彼に注意せよ!
{netabare}ルーシィがナツを意識した!ニヤニヤ展開。ルーシィ、ナツを美化しすぎ。
確かに怒りの熱い視線。
マスターは酒、エルザは柱にお熱い視線。{/netabare}

51話 LOVE & LUCKY
{netabare}中身は変わってなかったルーシィ父。
不審な半裸グレイ。
40万の仕事キャンセルしちゃったのか。もったいない。{/netabare}

52話 連合軍、集結!
{netabare}ルーシィがバイト。エルザノリノリ。
リオン久々登場。
ウェンディ現る。{/netabare}

53話 六魔将軍現る!
{netabare}ハッピーがシャルルに一目惚れ。
話を聞いていなかったナツ。
一夜もうやられてた。{/netabare}

54話 天空の巫女
{netabare}ウェンディとハッピーつれていかれた。
ジュラ復活!
ウェンディはドラゴンスレイヤーだった!!
噂に尾ひれがつきすぎ!
ジェラール封印されていた。{/netabare}

55話 少女と亡霊
{netabare}一夜捕まってる。29歳…?
グレイの凍りって乗り物…?{/netabare}

56話 デッドGP
{netabare}頭にアップル。
いきなりレースに。
リオンが…逝った?{/netabare}

57話 闇
{netabare}エルザ治った!{/netabare}

58話 星霊合戦
{netabare}グレイが悪人面に。
アクエリアスの彼氏が…。キャラが変わってる。怖いよアクエリアス。
カレンを始末したのがエンジェルだった。{/netabare}

☆ 59話 追憶のジェラール
{netabare}ナツは未だいかだの上。
ショタミストガ…ジェラール可愛い。
ジェラールは記憶喪失だった。
ペアルック、ナツとルーシィ。
リオン生きてたー!!!{/netabare}

60話 破滅の行進
{netabare}ジェラールの腕を掴んでたエルザ。
エルザとジェラールまるで恋人みたいだ。どぅぇきてる~。{/netabare}

61話 超空中戦! ナツ vs. コブラ (OP/Fiesta(+Plus) ED/-Be As One-(w-inds.))
{netabare}心の中を聞く魔法って凄い。
毒のドラゴンスレイヤーだった。
落ちた瞬間酔うナツ。
耳がいいのも考えもの。{/netabare}

62話 聖十のジュラ
{netabare}ナツが闇ギルドにスカウトされた。
ウェンディー有能。{/netabare}

63話 君の言葉こそ
{netabare}リチャード…罠だった。
杖が喋ってる!!!{/netabare}

64話 ゼロ
{netabare}弱点2つ!
ジェラール食べられた。夢でした。
義眼便利。
醜い争い。{/netabare}

65話 天馬から妖精たちへ
{netabare}一夜さん役に立たない。
魔力の消費激しそう。
ナツの方に!!!!
ジェラールの記憶が戻る?悪い顔してる。{/netabare}

66話 想いの力
{netabare}あらすじ長い。
ナツはとりあえず殴る。敵の前だけどな。
一夜さんどうやって壊すんだろう。{/netabare}

67話 私がついている
{netabare}嘘あらすじ。
タウロスの見せ場!
ナツが取り込まれた!?イグニール!!
ルーシィの星霊勝手に出て来る。
グレイとルーシィはジェラールの顔知らなかったか。
一夜…邪魔するなよ…。閉じ込められた…!{/netabare}

68話 たった一人の為のギルド
{netabare}ルーシィの服可愛い。
400年!?みんな消えるのか…。
いい話だった。{/netabare}

☆ 69話 竜の誘い
{netabare}ルーシィの星霊が3人も増えた!
猫が欲しいガジル。
ミストガンはすぐ消えちゃう。{/netabare}

70話 ナツ vs. グレイ!!
{netabare}脱いだから本物か!?{/netabare}

71話 友は屍を越えて
{netabare}ドラゴン飛んだ!!
村の人と約束していた。
7年ぶりぐらいに約束を果たす。{/netabare}

72話 フェアリーテイルの魔導士
{netabare}グレイが裏切った理由が意味わからない。あの説明で許されちゃうんだ…。
視聴者のグレイ株は下がったまま…。グレイのフォローは…?このアニオリ必要だった?{/netabare}

73話 虹の桜 (OP/Evidence(Daisy×Daisy) ED/ひとりさみしく(ShaNa))
{netabare}虹色の桜ってどういう原理なんだろう。
ルーシィかわいそう。{/netabare}

74話 ウェンディ、初めての大仕事!?
{netabare}あ、あの劇団か…。
謎の組み合わせ。
エルザが壊れた。
フリードは味音痴だった。{/netabare}

☆ 75話 24時間耐久ロードレース
{netabare}ミラさんは参加しないんですか。誰が優勝するのかな。
ナツたち最下位。{/netabare}

76話 ギルダーツ
{netabare}賃貸より寮のが料金高い。ウェンディ金持ち?
街が変形した!!!
最強のギルダーツが100年クエスト失敗。生還しただけで凄いのね。
2年前に死んでたリサーナ。{/netabare}

77話 アースランド
{netabare}猫を探してるガジル。
ミストガンとウェンディが…出会う!{/netabare}

78話 エドラス
{netabare}おなかの音がうるさいハッピー。緊張感なさすぎ!
ハッピーの変装ひどい。
みんなの性格が逆になってる…。
カナ…誰だお前。ヤンキールーシィ。{/netabare}

79話 妖精狩り
{netabare}ミラは変わってない…?エルザはどうなってるんだ。
ウェンディがいる!大人の姿で!?
別人だったか…。
エルザは敵なのか。{/netabare}

80話 希望の鍵
{netabare}大人ウェンディ胸でかい。ツンデレルーシィ。
ガジルの頭は固いまま。
こわいルーシィは役にたつ。
アースランドのルーシィ!
ルーシィの鍵は使える。
このパーティだとアースランドのルーシィが最強なのかな。{/netabare}

☆ 81話 ファイアボール
{netabare}時計の星霊凄い。
トリプルーシィにダブルガジル。
ロキが役にたたない。
ナツ!エドラスのナツは乗り物に乗ると性格変わるのね。{/netabare}

82話 おかえりなさいませ
{netabare}大きなラクリマ。切られてて大丈夫なんですか…。
ナツは学習しない。{/netabare}

83話 エクスタリア
{netabare}砕けば元に戻るんですか…?
シャルルが初めてハッピーの名を!{/netabare}

84話 飛べ! 友のもとに!
{netabare}ハッピーのお母さんかな?
飛んだ!!!{/netabare}

85話 コードETD
{netabare}なんて酷い…。
ハッピーが漢だ!
グレイとエルザ!{/netabare}

86話 エルザ vs. エルザ (OP/The Rock City Boy(JAMIL) ED/Don't think. Feel !!!(アイドリング!!!))
{netabare}どっちのエルザが勝つのだろう。
広場にあったラクリマがエルザとグレイだった。
エルザから逃げてきたナツ。
グレイの扱いが酷いウェンディ。{/netabare}

87話 命だろーが!!!!
{netabare}すぐに壊される遊園地。
アクエリアスが役に立たない…だと。
ガジルよりルーシィのが重い。
ルーシィのコスプレ。{/netabare}

☆ 88話 星の大河は誇りの為に
{netabare}ルーシィの新しい武器可愛い。
たこの敵の声が聞きとりづらい。
グレイの戦闘がギャグにしか見えない。面白い。{/netabare}

89話 終焉の竜鎖砲
{netabare}このエルザは演技派のエルザさんかな。{/netabare}

90話 あの時の少年
{netabare}エクシードの翼が綺麗。
ラクリマが…消えた。
エルザが追いかけてきた!{/netabare}

91話 DRAGON SENSE
{netabare}親子にしてはまったく似てない。{/netabare}

92話 生きる者たちよ
{netabare}デート終わったロキ。
エドラスのフェアリーテイル!!
島を吹き飛ばしたダブルエルザ強い。{/netabare}

93話 オレはここに立っている
{netabare}3つの咆哮!
あのドラゴン飛べるのか。
島が落ちてきた!!{/netabare}

☆ 94話 バイバイ エドラス
{netabare}演技楽しそうな、ナツ。
ミストガン、素手も強い。フェアリーテイルの掟いいな。
エクシードたちもアースランドへ。
ミストガンカッコいい。エドラス編終わったら、もうミストガンが見られなくなるのが悲しい。{/netabare}

☆ 95話 リサーナ
{netabare}シャルルもハッピーも実の親に気付かない。
みんな腕の動きうつってる。
リリーちっちゃ!可愛い。
リサーナ!!エドラスに飛ばされていた。{/netabare}

96話 生命を消す者
{netabare}後日談!か…か弱い?
ギルドに知らない子がいっぱい。
エドラスのあの王様がマスターだったか。
黒髪の人は例のゼレフさんかな。{/netabare}

97話 ベストパートナー
{netabare}今度はカナが不法侵入。
ルーシィがギルドに入ってまだ半年だった。
フェアリーテイルの人多い。
S級昇格試験だった。
ナツ、グレイ、ジュビア、エルフマン、カナ、フリード、レビィ、メスト。
グレイはロキをパートナーに…。なんて勝手な星霊なの!?{/netabare}

98話 運がいいのは誰?
{netabare}グレイ全裸。
フリードの術式チート。
エルザと闘いたい、ナツ。
カナチームはリベンジ戦。
カナとアクエリアスでダブルキタエリ!自演の喧嘩…。
お姉さんがいっぱいで気持ち悪い。まさかの勝利。ただの茶番だった。{/netabare}

99話 ナツvs.ギルダーツ (OP/永久のキズナ(Daisy×Daisy) ED/この手伸ばして(Hi-Fi CAMP))
{netabare}ジュビアがエルザに当たっていた。
エルフマンvsミラ。みんな本気だった。
ナツが粉々に…。増えた。うるさい。
ナツが降参!{/netabare}

100話 メスト
{netabare}メストvsグレイ!
ウェンディの弱点いじめが酷い。可哀想に。
メスト…謎なやつ。
レビィが静ルート。
エルフマン勝ったの…勝ったのか?
結婚ネタでミラの気を引いた。ミラの想像した赤ちゃん怖い。{/netabare}

101話 黒魔導士
{netabare}久々のウルティア。{/netabare}

102話 鉄の魂
{netabare}メストがきもい。
刀も食べられるガジル。
敵の情報を教えてくれる敵。
メスト…敵だった?{/netabare}

103話 進撃のマカロフ
{netabare}評議員だったメスト。
敵のボスがまさかのフェアリーテイル2代目マスター!?{/netabare}

104話 失われた魔法
{netabare}マスターが…。
ゴッドスレイヤー…?{/netabare}

105話 火竜 vs. 炎神
{netabare}ナツが恐怖してる。
龍と神の炎!{/netabare}

106話 大魔法世界
{netabare}時間が…。
ゼレフとウルティア邂逅。{/netabare}

107話 具現のアーク
{netabare}ウルティアヤンデレっぽい。
1割しか魔法持ってなかった。
ウルティアの匂い覚えてた、ナツ。
星霊カプリコーン。美味しそうな名前。{/netabare}

108話 人間の扉
{netabare}ジュビアの妄想が面白い。
融合した人間だったカプリコーン。ロキの顔色が…青く。
中身が出て来た!
みんな生きてた。{/netabare}

109話 ルーシィファイア
{netabare}自分を呪う…。頭悪い敵。
アクエリアスと旅行中だった…。あとが怖い。
なんという偶然のナツとルーシィ。
ルーシィの扱いが酷いナツとハッピー。{/netabare}

110話 絶望の袋小路
{netabare}グレイが1位…?
ウルティアとの因縁がここで…。
ジュビア怖い。ヤンデレの本気。{/netabare}

111話 愛と活力の涙
{netabare}グレイとばっちり…。感情も繋がった。
ルーシィの新服かわいい。
ゼレフさんいつまで寝ているのだろうか。
一人だけずぶ濡れ。{/netabare}

112話 言えなかった一言 (OP/I Wish(Milky Bunny) ED/Boys Be Ambitious!!(Hi-Fi CAMP))
{netabare}ロリカナ。マスターの邪魔が…。
初代って女性!?男だと思ってた…。
ギルダーツ!!{/netabare}

113話 天狼樹
{netabare}まだ話してたグレイとウルティア。
天狼樹が倒れる!
フェアリーテイルの命の加護と魔力増強をしてた天狼樹。{/netabare}

114話 エルザ vs. アズマ
{netabare}誘惑の鎧なぜ買った、エルザ。
久々のジェラール。どぅぇきてる~。{/netabare}

115話 凍える闘志
{netabare}ゼレフの扱いが酷い。
ウルティアはゼレフさえ手に入れればいいのね。
一撃…ウルティア弱い?{/netabare}

116話 生なる力
{netabare}ジュビアがグレイの声で目を覚ます。
足が折れてるからって…怖いよジュビア。
ウルティア幼少期可哀そう。
海に流れたウル…伏線だった。{/netabare}

117話 雷鳴響く
{netabare}リリーは雷が苦手なのね。可愛いよリリー。
ゼレフ起きた。
カッコいいチーム戦!
ウェンディ消えた!?ホロロギウム有能。という事は全裸…。
ラクサス登場!{/netabare}

118話 紋章を刻まぬ男
{netabare}ラクサスカッコいい。
ガジルとルーシィが倒したやつらが…。
フェアリーテイルは呑気。{/netabare}

119話 深淵の領域
{netabare}無能評議員。
敵のタマゴを食うのか。凄いなエルフマン。「食ったら力が~」ってお前もか。
雷炎龍の咆哮!巻き添えが…。
リリー、ガジルに似て来た。{/netabare}

120話 暁の天狼島
{netabare}イグニールのマフラーが…。
猫組優秀。
天狼島が復活!?ウルティアが改心!
いい話だった。
ジュビアの動きがきもい。{/netabare}

121話 愛する資格
{netabare}ウルティアとメルディいいな。
マスター手負いでも強い。
ギルダーツの驚き様が凄い。浮気性でした。
ナツとハッピー号泣。{/netabare}

122話 手をつなごう
{netabare}グレイがジュビアに座った。
これがドラゴン…!!
みんな戻ってきた。誰も撤退しない、いいギルド。
島が消えた!
もう7年。主人公交代か!?{/netabare}

123話 X791年・妖精の尻尾
{netabare}ギルドがボロボロに…。
マカオがマスターに。主力メンバーみんないなくなったから弱小ギルドに…。
初代マスター、メイビス可愛い。島ごと復活!
ナツが埋まって…。
ロメオカッコいい。
みんなー帰って来た!!!!{/netabare}

☆ 124話 空白の7年
{netabare}頼りないマスター…。がっかり感凄い。
ウエンディは胸が欲しいのね。
家賃7年分取られる。解約しない大家さん優しい。
みんなの貯金が無くなった…!金庫がなくなってたナツ。可哀そう。
1ヵ月前に…。もっと少し早かったら…。大家さん優しい。
泣けるシーンなのにナツで台無しに。{/netabare}

125話 魔法舞踏会 (OP/はじまりの空(+Plus) ED/Glitter (Starving Trancer Remix)(Another Infinity feat. Mayumi Morinaga))
{netabare}エルザの踊りが酷い。お前もかリサーナ。
フェアリーテイル、ダンス大会になった。
コピー能力凄い。
犯人プロポーズ。イイハナシカナー?
まだ踊る。{/netabare}

126話 真の悪ケツプリ団
{netabare}ナツの顔が凄い事に。この依頼ナツに向いてないじゃない。
ウェンディの服可愛い。
汚い技。
敵を治してあげるウェンディ優しい。
汚い話から綺麗なEDに。{/netabare}

☆ 127話 透明ルーシィの恐怖!
{netabare}ルーシィ全裸で歩く。
喧嘩そして、エルザに被害が。
服着た。
ルーシィの顔の落書き大会が始まった。
フェアリーテイルの皆が消えた!{/netabare}

128話 父の遺品
{netabare}山賊がきもい。{/netabare}

129話 怒涛の対決!ナツ vs. ラクサス
{netabare}ジュビアの握力凄い。
巻き添えくらいそうな観客。
一撃瞬殺。ラクサス強い。
ガジルが逃げた!{/netabare}

130話 狙われたルーシィ
{netabare}エドラスの敵たちが、アースランドでも敵なのか。
成済まし詐欺。ルーシィが増えた。
エルフマンはムリだろ。
突然出て来るバルゴ。{/netabare}

131話 レギオンの猛威
{netabare}同じ魔法なら食えるんじゃ…。{/netabare}

132話 星空の鍵
{netabare}無能な評議員。
ギルダーツ、カナにデレデレ。キャラ崩壊。
シャルルの預言怖い。
元ルーシィの家が…。
ナツが小人に。{/netabare}

133話 旅の仲間たち
{netabare}ちっちゃいナツ可愛い。
戦力が不安なチームだらけ。
やっと逃げたガジルさん登場。
エルザのピクニック。{/netabare}

☆ 134話 迷宮狂想曲
{netabare}ジュビアちゃん頭いい。
鼻から出て来た…ナツたち。
いきなりのBLっぽい展開。{/netabare}

135話 神話の足跡
{netabare}貴重な遺跡が…。
ハッピーが巨大に!
リリーが質の悪い冗談を…。{/netabare}

136話 真の悪、ふたたび
{netabare}ケツプリ団再登場。{/netabare}

137話 計算をこえるもの
{netabare}紙芝居が始まった。
人魚リサーナ可愛い。{/netabare}

138話 聖戦のゆくえ (OP/「テノヒラ」 (HERO) ED/YELL ~輝くためのもの~ (サーターアンダギー))
{netabare}エルザチームがケツプリ団の格好してる…。
今度はムネプリ団!?{/netabare}

139話 動き始めた刻
{netabare}ハッピーがカッコいい台詞を言ってるのに後ろでギャグやってるせいで耳に入らなかった。
エルザたちも来た!{/netabare}

140話 新生六魔将軍現る!
{netabare}エンジェルとミッドナイト以外忘れた。
無能評議員。{/netabare}

141話 無限時計を追え!
{netabare}キナナがコブラの乗ってたあの蛇だったのか…?
カナの魔法便利だ。{/netabare}

142話 戦いの不協和音
{netabare}7年後のメストさん。見た目随分変わった。
アクエリアスさんデート中だった。
チームワーク悪いナツチーム。
ゾンビみたいできもいシスターだな。{/netabare}

143話 アンチリンク

144話 解き放たれた絶望
{netabare}カナも操られて…!?ナンテコッタ。
スロット壊した!{/netabare}

145話 リアルナイトメア
{netabare}ケツプリ団!
ケツに火がついた!{/netabare}

146話 時のスパイラル
{netabare}ガジルがおじいちゃんに…。仲間がいろいろ変に…。戻った!{/netabare}

147話 無限城へ!
{netabare}敵は髪の毛だった!?
ギルダーツとガジル強制退場。
ミッシェルがヤンデレに。{/netabare}

148話 天使の涙
{netabare}ルーシィ元カノになっていたか…。
エンジェル可愛い。{/netabare}

149話 友の声が聴こえる
{netabare}ルーシィの目が…。
大司教様治った!{/netabare}

150話 ルーシィとミッシェル
{netabare}ミッシェルの人形はずっと置きっ放しに…。
ルーシィパパは気付いていた。
タコが仲間に。{/netabare}

151話 剣咬の虎 (OP/Breakthrough (GOING UNDER GROUND) ED/キミがくれたもの (工藤静香))
{netabare}宴だー!!
新たなドラゴンスレイヤーとエクシード組登場。
EDの初代可愛い。{/netabare}

152話 そしてオレたちは頂上を目指す
{netabare}マックス強くなった。…7年前のマックス覚えてないけど。
ラクサス破門解除。マスター返還されたマカロフ。
ポーリョシカはグランディーネと同じ声と匂い!?エドラスのグランディーネだった。
金のために参加を決めるマカロフ。{/netabare}

153話 星々の歌
{netabare}海合宿!
バルゴが変なとこから出て来た!宴だー!
プルーがいっぱい。
修行がオワタ。ヒゲー時間返せ!!!{/netabare}

☆ 154話 すれ違った時間の分だけ
{netabare}やっとジェラール再登場。登場シーンカッコいい。
ビンタされた後のジェラールの顔がかっこいい。
押し倒した!どぅぅぅえきてるぅぅぅ。
エルザとジェラールには幸せになって欲しいです。なって欲しいです。
ヘタレジェラール可愛い。{/netabare}

155話 花咲く都・クロッカス
{netabare}三か月(5日)の修行終了。
エルザさんめっちゃくつろいでる。
ジュビア可愛い。リオンの乱入。
第三世代のドラゴンスレイヤー。
ウェンディどうなるのか。{/netabare}

156話 空中迷宮
{netabare}メンバー変更できた。
ルーシィの新しい星霊。コンパスの前には役に立たなかった。
エルフマン凄い。
フェアリーテイルのみんな悪い顔してる。
最下位だった。ギリギリ!{/netabare}

157話 新規ギルド
{netabare}エルフマンがでかすぎてウェンディの服が小さく見える。
結局エルフマンの服間に合った。
初代マスター!メイビス可愛い。紋章つけてないと見えないのか。
フェアリーテイルBチーム。勝てる気がしない。{/netabare}

158話 星降ル夜ニ
{netabare}みんなのコピーがいっぱい。
ルーファス強い。
グレイ倒され過ぎ!{/netabare}

159話 ルーシィ vs. フレア
{netabare}人質とるなんて卑怯だ。ナツ有能。
初代が落ち込んだ!
不正だらけだった。{/netabare}

☆ 160話 凶瑞
{netabare}ルーシィのシャワーシーン見たいのか、ナツ。
もじもじしてる初代可愛い。
エドラスのミストガンの魔法コピーしてたジェラール。付け焼刃の魔法だった。
ジェラール隠す気ないよね。
ウルティア酷い。酷いギャグだった。公開処刑やめてあげてよ。
ルーシィやっと立ち直った。{/netabare}

161話 戦車
{netabare}カナが飲み比べで負けた!
ナツ不利すぎる競技。ガジルもか。ドラゴンスレイヤーには不利な勝負だった。
ナツの台詞がカッコいい。
観衆が手の平返ししてきた。{/netabare}

162話 エルフマン vs. バッカス
{netabare}少女誘拐とは…。
エルフマン漢だー!
ウェンディ治った!
また星霊魔道士狙われていた。{/netabare}

☆ 163話 ミラジェーン vs. ジェニー
{netabare}水着対決!どうしてこうなった。
他の人も乱入!初代が水着持ってきていた。
ガジル。なんで出て来た。
ナツとリサーナかと思いきやルーシィ乱入。
お婆ちゃんの水着は誰得なんですかね…。
瞬殺!ミラを怒らせるの恐い。
命がけの対決…。{/netabare}

164話 カグラ vs. ユキノ
{netabare}ユキノも星霊魔道士だった。
カグラさん強い。{/netabare}

165話 怨みは夜の帳に包まれて
{netabare}ジェラール恨まれてる。エルザ辛い。
ナツが殴り込み!{/netabare}

166話 伏魔殿
{netabare}忍者みたいなのが10番以内の強さ…。
ハッピーいつの間にか捕まってた。
今度のゲストは評議員。
泣いてる初代可愛い。
エルザかっこいい!100体倒せるのだろうか。{/netabare}

167話 100対1 (OP/フェアリーテイル ~約束の日~ (米倉千尋) ED/We're the stars (愛美))
{netabare}99体も倒したエルザ強い!
S級ちっちゃ!
カナ飲み過ぎ!!
魔力の数値全員の知りたい。
また貸したフェアリーグリッター。数値はカンストでした。{/netabare}

168話 ラクサス vs. アレクセイ
{netabare}一夜さんの入浴シーン…。
見張るフェアリーテイル軍。
6代目大丈夫か。
幻影だった。反抗期終わったラクサスはカッコいい。{/netabare}

169話 ウェンディ vs. シェリア
{netabare}ラクサス相手だとレイヴンテイルが弱く感じる。
ドジっ子同士、風魔法同士、ツインテール同士の対決。
シェリアはゴッドスレイヤーだった。
自己回復とは厄介だな。{/netabare}

170話 小さな拳
{netabare}ナツさんどっちの応援してるの。
時間切れとかあったのか。
ドランバルトさん邪魔。
見つかったジェラール…。
泣いてる初代可愛い。{/netabare}

171話 海戦
{netabare}エルフマン可哀そうな言われよう。エヴァに惚れた?女だ!
どうなってんだグレイの服。
レヴィが不吉な事言ってる。
海戦…女の子達の戦い!一人男が…。
解説がいろいろ酷い。
ジュビア場外。
ルーシィ vs ミネルバ
痛めつけられるルーシィ。なんて酷い。{/netabare}

172話 君に捧げる香り
{netabare}ポイント低い方に合わせるってなんか酷い。
フェアリーテイル再編成!
ナツ、グレイ、エルザ、ガジル、ラクサス!
いけ…めん?
エクシードのニチヤだった。この酷い回想やだー。{/netabare}

173話 バトル・オブ・ドラゴンスレイヤー
{netabare}ジュビアの妄想が酷い。
初代ドジっ子。
猫だからネズミが好きなのか…?遊ばれてる。
夢のドラゴンスレイヤー対決!{/netabare}

174話 四人の竜
{netabare}火の竜と鉄の竜 vs 白の竜と影の竜かな。
凄まじい破壊力。
味方で喧嘩するなよ。
ガジルが可哀そうな事に!{/netabare}

175話 ナツ vs. 双竜
{netabare}ユニゾンレイドを打ち破るナツ!
いい戦いだった。
ガジルはどうなった?ドラゴンの墓場!??
エクリプス計画は2期かな。
レビィの語りが不穏。
続きが気になる終わり方だった。{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 0

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

爽快で痛快な、魔導冒険ファンタジー!!!

1「妖精の尻尾(ようせいのしっぽ)」
劇場版2本を経て遂にTVシリーズですが、これが『FAIRY TAIL』か~と非常に楽しく見れました。力任せが気持ちいいナツの豪快ぶりもだけど、ルーシィの天真爛漫・なびかない色気のシーン、ハッピーの役だったか分からないポンコツぶりと、劇場版の倍はもうエキサイトしてました。
王道のバトル漫画を直球で攻める姿勢や、待ち受ける冒険譚へのワクワクが止まらなくて、なるほどこれは人気になるのも納得ですと頷きました。
劇場版の残念ぶりが尚更悔やんでしまいますが、それをナツが火炎と一緒に吹き飛ばしてくれました!ここまで気持ちいいアニメ、触れたの久しぶりだった!!

2「火竜と猿と牛(かりゅうとさるとうし)」
3「潛入せよ!! エバルー屋敷」
4「DEAR KABY 〜親愛なるカービィへ〜」
5「鎧の魔導士」
6「妖精たちは風の中」
7「炎と風」
8「最強チーム!!!」
9「ナツ、村を食う」
10「ナツ vs. エルザ」
11「呪われた島」

12「月の雫(ムーンドリップ)」
13「ナツ vs. 波動のユウカ」
14「勝手にしやがれ!!」
15「永遠の魔法」
16「ガルナ島 最終決戦」
17「BURST」
18「届け あの空に」
19「チェンジリング」
20「ナツとドラゴンの卵」
21「幽鬼の支配者」
22「ルーシィ・ハートフィリア」
23「15分」
24「その涙を見ない為に」

25「雨の中に咲く花」
26「炎の翼」
27「二人の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)」
28「フェアリーロウ」
29「あたしの決意」
30「NEXT GENERATION」
31「空に戻れない星」
32「星霊王」
33「楽園の塔」
34「ジェラール」
35「闇の声」

36「楽園ゲーム」
37「心の鎧」
38「運命(デスティニー)」
39「聖なる光に祈りを」
40「妖精女王(ティターニア)、散る」
41「HOME」
42「バトル・オブ・フェアリーテイル」
43「友の為に友を討て」
44「神鳴殿」
45「サタン降臨」
46「激突! カルディア大聖堂」
47「トリプル ドラゴン」
48「幻想曲(ファンタジア)」

49「運命の出会いの日」
50「特別依頼。気になる彼に注意せよ!」
51「LOVE & LUCKY」
52「連合軍、集結!」
53「六魔将軍(オラシオンセイス)現る!」
54「天空の巫女」
55「少女と亡霊」
56「デッドGP(グランプリ)」
57「闇」
58「星霊合戦」
59「追憶のジェラール」
60「破滅の行進」

61「超空中戦! ナツ vs. コブラ」
62「聖十(せいてん)のジュラ」
63「君の言葉こそ」
64「ゼロ」
65「天馬から妖精たちへ」
66「想いの力」
67「私がついている」
68「たった一人の為のギルド」
69「竜の誘い」
70「ナツ vs. グレイ!!」
71「友は屍を越えて」
72「フェアリーテイルの魔導士」

73「虹の桜」
74「ウェンディ、初めての大仕事!?」
75「24時間耐久ロードレース」
76「ギルダーツ」
77「アースランド」
78「エドラス」
79「妖精狩り」
80「希望の鍵」
81「ファイアボール」
82「おかえりなさいませ」
83「エクスタリア」
84「飛べ! 友のもとに!」
85「コードETD」

86「エルザ vs. エルザ」
87「命だろーが!!!!」
88「星の大河は誇りの為に」
89「終焉の竜鎖砲」
90「あの時の少年」
91「DRAGON SENSE」
92「生きる者たちよ」
93「オレはここに立っている」
94「バイバイ エドラス」
95「リサーナ」
96「生命(いのち)を消す者」
97「ベストパートナー」
98「運がいいのは誰?」

99「ナツ vs. ギルダーツ」
100「メスト」
101「黒魔導士」
102「鉄の魂」
103「進撃のマカロフ」
104「失われた魔法(ロスト・マジック)」
105「火竜 vs. 炎神」
106「大魔法世界」
107「具現のアーク」
108「人間の扉」
109「ルーシィファイア」
110「絶望の袋小路」
111「愛と活力の涙」

112「言えなかった一言」
113「天狼樹(てんろうじゅ)」
114「エルザ vs. アズマ」
115「凍える闘志」
116「生なる力」
117「雷鳴響く」
118「紋章を刻まぬ男」
119「深淵の領域」
120「暁の天狼島」
121「愛する資格」
122「手をつなごう」
123「X791年・妖精の尻尾(フェアリーテイル)」
124「空白の7年」

125「魔法舞踏会」
126「真の悪(ワル)ケツプリ団」
127「透明ルーシィの恐怖!」
128「父の遺品」
129「怒涛の対決!ナツ vs. ラクサス」
130「狙われたルーシィ」
131「レギオンの猛威」
132「星空の鍵」
133「旅の仲間たち」
134「迷宮狂想曲」
135「神話の足跡」
136「真の悪(ワル)、ふたたび」
137「計算をこえるもの」

138「聖戦のゆくえ」
139「動き始めた刻(とき)」
140「新生六魔将軍(オラシオンセイス)現る!」
141「無限時計を追え!」
142「戦いの不協和音」
143「アンチリンク」
144「解き放たれた絶望」
145「リアルナイトメア」
146「時のスパイラル」
147「無限城へ!」
148「天使の涙」
149「友の声が聴こえる」
150「ルーシィとミッシェル」

151「剣咬の虎(セイバートゥース)
152「そしてオレたちは頂上を目指す」
153「星々の歌」
154「すれ違った時間の分だけ」
155「花咲く都・クロッカス」
156「空中迷宮(スカイラビリンス)」
157「新規ギルド」
158「星降ル夜ニ(ホシフルヨルニ)」
159「ルーシィ vs. フレア」
160「凶瑞」
161「戦車(チャリオット)」
162「エルフマン vs. バッカス」

163「ミラジェーン vs. ジェニー」
164「カグラ vs. ユキノ」
165「怨みは夜の帳に包まれて」
166「伏魔殿(パンデモニウム)」
167「100対1」
168「ラクサス vs. アレクセイ」
169「ウェンディ vs. シェリア」
170「小さな拳」
171「海戦(ナバルバトル)」
172「君に捧げる香り(パルファム)」
173「バトル・オブ・ドラゴンスレイヤー」
174「四人の竜(ドラゴン)」
175「ナツ vs. 双竜」

投稿 : 2024/09/07
♥ : 0

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「妖精に尻尾はあるのかないのか? 永遠の謎、故に永遠の冒険」

この作品の名前は前々から知っていました。でも、175話というあまりの話数の多さに完全に腰が引けてしまい、手が出せずにいた作品でした。

ところが、2014年春アニメからこの作品の「新作」が放送される事を知り、「新作だったら、これまでとの関係は無いのかな?」と考え4月を迎えた訳ですが・・・物語の内容が思い切り前作からの続きである事が発覚した瞬間・・・しばし呆然としちゃいました^^;

「よし・・・175話を制覇しよう^^;」
と決意し、視聴の準備を進めゴールデンウィークの全てを掛けて完走しました^^

私は、1話見たら止まらなくなる系の作品をよく一気見する事があります。
でも、175話の一気見はこれまで経験した事がないので、頂上の見えない登山を永遠と続けるような気持ちで恐る恐る視聴を始めましたが、そんな不安は序盤で完全に吹き飛んでしまいました^^


この物語の舞台には、同じ志しを持つ魔道士が集まって結成された「ギルド」という組織があります。
このギルドは、所属している魔道士に仕事を仲介する役目があり、世界中に数多くのギルドが点在しています。

その中の一つに「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」というギルドがあります。
このギルドは、普段皆んなが気軽に集まれる・・・まるで我が家の様なアットホームな雰囲気の空間で、所属している魔道士一人一人が気兼ねする事なく様々な時間を過ごしている・・・そんな場所であると共に、この物語の主人公とその仲間が所属しているギルドでもあります。

ルーシーは、見習い精霊魔道士・・・でも将来は立派な魔道士になる夢を持ち、ギルドを探していた際、火を纏ったり吐いたりする事のできるドラゴンスレイヤーのナツと運命的な出会いを果たします・・・
ナツは、ルーシーの憧れていた「フェアリーテイル」に所属する魔道士でした。
ルーシーのギルドに対する思いを聴いたナツは、ルーシーの手を引いて・・・ここから「壮大」という言葉では表現できない程の冒険物語が始まります。


2009年10月〜2013年3月にかけて175話という膨大な話数が放送された訳ですが・・・これほどの長寿番組になる理由が、物語の序盤で分かります。

ナツやルーシーを始めとするフェアリーテイルには、手を変え品を変え様々な危機や苦難が訪れます・・・
ギルド存続の危機も一度や二度ではありません・・・
でも、危機や苦難を乗り越える度に強くなっている仲間の絆・・・助け合いの心・・・
そして、自分の所属するギルドを絶対の誇りとしていて、ギルドや仲間を守るための一体感が半端無いんです・・・
加えて、一人一人が抱えるこれらの熱い思いを爆発させながら繰り広げられるバトルシーン・・・

絆の強さ・・・仲間を思いやる気持ち・・・これらの熱い気持ちを感じる作品はたくさんあります・・・
でも、こんなにも気持ちの強さを感じられる作品に・・・私は初めて出会ったように思います^^;
そのくらい、衝撃的な作品でした。

そう思う理由も分かっています・・・たくさんの物語が紡がれるのですが、1クール以上を使って一つの物語が描かれているのです・・・物語も、登場人物の心理状態も、しっかりと深掘りされ丁寧に作られています・・・
そのため、垣間見える皆んなの成長ぶりを感じつつ、物語に没頭できるんです・・・
登場人物への思い入れも大きくなるのは、ある意味当然なのだと思います。

最近、宣伝的な意味合いを兼ねて完結しない中途半端な状態の作品があるのが実態ですが・・・
それに反して、腰を据えて制作して頂いているという事は嬉しい限りです^^


話数の分だけたくさんの登場人物が出てきます・・・フェアリーテイルの皆んなはそれぞれ格好良いです^^
でも一番の推しは、やっぱりヒロインのルーシーです(//∇//)
元々持っている彼女の優しさ・・・そしてフェアリーテイルに入って皆んなから学んだ勇気・・・
着実に成長を遂げていく彼女に、色々と持って行かれてしまって・・・今も持って行かれっ放しです(//∇//)
物語の中で、彼女も色々なピンチに遭遇するのですが・・・その度に胸を痛めながら視聴していました^^;
今後の彼女の活躍に期待したいと思います。

175話あるので、完走するには時間が掛かります。
でも、時間を掛けた分だけたくさんの感動が得られました・・・
声優陣も超豪華です・・・完走して今期の176話目に物語が繋がった時にはある種の達成感を感じる事ができました^^
視聴して良かったと思えた作品にまた出会う事ができました♪

投稿 : 2024/09/07
♥ : 27

68.6 8 バトルで友情なアニメランキング8位
艦隊これくしょん -艦これ-(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1276)
5679人が棚に入れました
人類がその制海権を失ってしまった世界。海を蹂躙する脅威、それが「深海棲艦」。その脅威に対抗できるのは、「艦娘」と呼ばれる在りし日の艦艇の魂を持つ娘たちだけ――。 深海棲艦に対抗する艦隊の拠点、「鎮守府」。そこは、多種多彩な艦娘が集い、そして日々の演習などで切磋琢磨しながら、共同生活をする場所。その鎮守府にある日、一隻の艦娘が着任する。彼女は、特型駆逐艦―-。その名を「吹雪」。 「吹雪です! よろしくお願いします!」 吹雪の、そして艦娘たちの物語が、今始まります。

声優・キャラクター
上坂すみれ、藤田咲、井口裕香、佐倉綾音、東山奈央、大坪由佳、日高里菜、洲崎綾、野水伊織、種田梨沙、谷邊由美、ブリドカットセーラ恵美
ネタバレ

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

このアニメは艦娘の可愛さをお楽しみいただくため 邪魔にならない程度の差し障りのない脚本をお楽しみいただく番組です

2015年1月~ TOKYO MX BS11他にて放送
全12話

至誠(しせい)に悖る(もと)るなかりしか
(真心に反することはなかったか)

言行に恥づるなかりしか
(言葉と行いに恥ずかしいところはなかったか)

気力に欠くるなかりしか
(気力が欠けてはいなかったか)

努力に憾(うら)みなかりしか
(努力不足ではなかったか)

不精に亘(わた)るなかりしか
(不精になってはいなかったか)

海上自衛隊 第1術科学校ホームページより
http://www.mod.go.jp/msdf/onemss/about/gose/gosei.html

1話開始冒頭、古くは大日本帝国海軍兵学校にて唱和された訓戒である『五省』のナレーションから始まる
現在の海軍兵学校でも自分の一日の行いを確認・反省するという意味合いで使われているんだそうな

つまりこのアニメ、開始数秒ですでに反省モードだったのである

他にも冒頭のナレーションは大事なことをさらっと言っています


・海の底から突如として出現した謎の艦艇群が人類を襲い制海権が奪われたこと
・人類はそれら謎の艦艇を『深海棲艦(しんかいせいかん)』と呼称したこと
・その深海棲艦の脅威に対抗できる唯一つの存在が『艦娘(かんむす)』であること
・生まれながらにして深海棲艦と互角に戦える能力を備え、在りし日の軍船(いくさぶね)の魂を持っているということ


恐ろしいことにこのアニメの世界観の説明は以上です
本当にこの後一切の説明が無いまま物語は進行していきます
敵はなんなの?どこから来たの?艦娘ってなに?人間?
うるせぇ!細けえことはいいんだよ!!

視聴に際してはこんな感じの心構えが必要になってくるというのを予めご留意していただければと思います


【キャラクターデザイン】
原作ゲームでは実に20人以上のイラストレーターが艦娘のデザインを担当しており
それぞれの統一感などは一切なく絵師の個性のままにキャラクターは描かれています
それがプレイヤーの様々な需要にヒットしたことが今のゲーム人気の大きな一因となっています
そんな原作絵をアニメで動かすためのデザインにするのは非常に至難だったと思いますが
中々どうして、めちゃめちゃ可愛かったです
おそらく原作で大和や長門を担当した、しずまよしのり氏の絵をベースにしたと思われるキャラデザは
非常に高いレベルで見事にイコライズされてました
ぶっちゃけ原作より可愛かったキャラm…うわ何するやめろ


【戦闘シーン】
いいキャラデザで作画も概ね安定していたのだが戦闘シーンに関しては色々思うところあり
まず戦闘描写の際はキャラは3DCGで描かれていてCGの質は割とよく出来ているのだが
顔のアップや見せ場のシーンでは手書き作画に変わり
短い時間でCGと手描き作画が次々と切り替わるもんだからどうしても落ち着かない印象を持ってしまう
さらには同じ画面内でCGキャラと手描きキャラが会話してるのもなんだか…
そういった画面内の不統一感がいい得も知れない気持ち悪さを感じてしまいます
また敵味方とも棒立ちで攻撃を受けるって場面が多かったり
海の上という視界の開けた遮蔽物の無い状況が戦闘のバリエーションを減らしてしまい
正直、あんまり盛り上がらない戦闘でした
それでも爆発のエフェクトやSE、大量の艦載機の爆雷投射などで
まったく見れたものじゃない戦闘ではなかったですが

・海の上
・障害物なし
・空を飛べない

この条件で戦闘を面白くするには超機動で近接主体の戦闘が正解なんだろうけど
あくまで軍艦の連合艦隊が航空戦や砲雷撃戦をしているという大前提があるのでそれも出来ず
そうなるとやっぱり物量が足りなかったのかな?
敵味方ともに5~6隻のパーティじゃ画面がスカスカだったし
せめて敵側だけは圧倒的な大軍勢っていうのもありなんじゃないかと思いました

【ストーリー】
大まかに分けて1~3話は導入
4~9話は主人公以外のキャラのスポット回や掘り下げ
10~12話はラストに向けて主人公の特訓と最終決戦
一見オーソドックスな展開のように見えるが
ストーリー物の体なのに序盤と終盤でまったく繋がりが見えなかったのが大問題でした
中盤の日常回やあるキャラ同士の関係性に突っこんだ回は概ね評判が良かったので非常にもったいないという印象
また艦これ未プレイの人はもちろん
軍艦や歴史の知識に明るくない人に対して不親切な内容
初見置いてけぼり感が半端じゃなかったのも気になりました
『艦隊これくしょん』というコンテンツ自体に興味を持ってもらえるような作り
はたしてそれが出来ていたのか甚だ疑問です
またゲーム内セリフを前後の文脈に関係なく何度も挿入したり
原作には無いユーザー同士で盛り上がっていただけの二次創作設定をぶっこんできたり
既存ユーザー向けのファンサービス(と思っていただけ)もあまり受け入れられてはいませんでした
結果的に新規ユーザーには不親切、既存ユーザーには不誠実な描写が多々あったのが
ストーリーの評価を落とす大きな要因となってしまいました


【総評】
キャラデザも作画も良く
OP・ED・BGMも良く
声優さんは何役も兼役があったにも関わらず熱演していた
日常回やギャグでキャラを魅力的に見せることにも成功していた
良い要素が何個もあったはずなのにそれを集めても良いアニメにはならなかったという例
それでもキャラの可愛さに突出した日常回メインという安牌に逃げずに
ストーリー物に果敢に挑戦したという評価もできるが
それならそれで軸となる設定はしっかり固めてなくてはいけない
戦い物にするならそれに対する覚悟と矜持をキャラに持たせなくてはいけない

まったくの初見の人にオススメはもちろんできないですが
キャラ萌え要素、ちょっぴり百合要素、風呂・パンチラなどのえっちぃ要素にティンときた人
あとは何だかんだでネットではまだまだ影響力の強いコンテンツなのでとりあえず押さえておこうって人にはアリかと

あ、既に提督諸兄の方は視聴済みかと思いますが
まだの人は必修科目ですよ?
俺と同じ痛みを味わえ!!!
そして傷を舐め合おうではないか…

まぁまとめると

海の上では地に足の着いたストーリーメイクは出来なかったということですかね

以下、徒然なるままに書いた各話感想
初めて各話感想を(ほぼ)毎週書いてみたけど存外楽しかったので
来期も気になるアニメに出会えたらやっていこうかな~なんて思ったり

{netabare}【1話感想】開幕のナレーションで初手天元を打たれた感じ!
{netabare}原作ゲームをがっつりプレイしてる身としては色々言いたいこともあったけど開幕の「五省」のナレーションで封じ込められてしまったwwwとまぁ冗談はさておき、1話の感想としては可もなく不可もなく、でも概ね満足でした。

どうしたってキャラが多い分、顔見せに尺がとられて世界観の説明も不十分なまま初出撃、初戦闘で展開が急に感じちゃったけど戦闘シーンの艦載機のCGは迫力あって吹雪ちゃんが憧れてしまうのも納得。

ファンサービス的にゲーム内の決めセリフの言わせるのも嬉しいんだけど1話で使いすぎ感があった。何の脈絡もなく「不死鳥の名は伊達じゃない」って言われても響ちゃん痛い子って思われちゃうよ…

あとナレーションが榊原良子さんだったけどもし後半、満を持して提督顔出し、しかも女性提督(CV:榊原良子)で某アクシズの指導者ばりに「恥を知れ、俗物!」とか「還ってきてよかった…」とか言われたら私のテンションマックスになりますよ!!

2話以降も十分期待できる第1話でした(`‘ω‘´){/netabare}

【3話感想】予想外な予想通りで賛否轟々か!?
{netabare}さて、3話で睦月型駆逐艦の2番艦「如月」が轟沈という展開。ゲーム的に言えばデータ消失、人間的に言えば死亡・殉職と言った感じでしょうか。早くも「如月」でGoogle検索すると轟沈シーンの動画がトップに出てくるくらいには反響があったようです。
ネット上の反応を見ると賛否両論!非難轟々?様々な意見があります。

【肯定派。まぁこんな展開もありだよね。な意見】
・史実通りなんだからしょうがない
・緊張感が出ていい。まったり日常系だけじゃ物足りない
・轟沈展開はありだがキャラの掘り下げが足りないんじゃないか。
・こういう展開にするならやはり提督の存在は必要だったんじゃないか。
・どうせみんないなくなる

【否定派。許せねーよ。な意見】
・キャッキャウフフな日常が見たいんだよ。
・キャラクター人気が命の作品でこんな展開はありえない
・フラグ立てすぎ、展開が雑。
・如月押しの提督から無用なヘイトを集める。他の提督もいつ自分の嫁艦が轟沈するか分からないので安心して視聴できない。
・ぼくらの(艦これ)

どちらの意見もわかる。わかるのですが、やはり轟沈はしてほしくなかったなぁ…正直、如月には大した思い入れは無かったのですが思った以上にダメージがでかいです。来週は私の押し艦娘「金剛」回です・・・ビクビク

とにかく日常7割、戦闘3割と聞いているのでこれからも日常回はあると思うのですがどうやっていくのか気になります。吹雪はともかく睦月は立ち直れるんでしょうか。利根や赤城は口ぶりから察するに仲間を失った経験がありそうな感じでしたので上手くフォローするのかな。

あっ!重巡洋艦「高雄」ちらっと出てましたね!あの衣装アニメにすると破廉恥すぎワロタですね。愛宕がお守りを渡すカットで深いスリットからチラリズムしてました!やったぜ。{/netabare}

【4話感想】金剛 丸太は持ったな!!行くぞォ!!
{netabare}4話で金剛型4姉妹が本格的に出ました!4人それぞれの自己紹介もあって初見の人にも強いインパクトを与えたと思います。そして何より4姉妹が予想以上にポンコツ!もといギャグ要員!一番しっかり者であるだろう3番艦榛名までも天然ボケな感じでしたね。
金剛はやはり提督Love全開のキャラでよかった!出会い頭でだいしゅきホールドしてくるのか…(歓喜) 金剛さんが丸太を担いでる姿が妙に様になってて笑えたしBパートで吹雪を庇って戦艦の砲弾を裏拳で吹き飛ばすシーンはかっこ良かったです。なんで旗艦の金剛が護衛艦である吹雪を身を挺して守ったのかは気にしない!ブラボー!!やっぱ金剛最高や!!!


もう少しまじめに感想を

戦友であり姉妹を亡くした睦月を心配する吹雪だがかける言葉に詰まる。

吹雪は突然重要な任務を任され出撃するが轟沈=死の恐怖に足が竦んでしまう。

金剛に抱きしめられたことでみんな思いは同じなんだと気づく。

睦月としっかり向かい合い抱きあうことで言葉に出来ない思いを伝え、受け入れ、また明日がやってくる。

話の流れとしてはいいと思いました。ただ細かい描写不足やメリハリの無さが話の大筋を伝わりにくくしてる感はあります。(金剛姉妹が吹雪を励ますためにバカをやっていたりとか。あれ素でやっているわけじゃないですよね・・・?)
キャラクターにゲームセリフ言わせることに注力したりお決まりネタをやる前にしっかり演出なり描写で伝えてほしいです。セリフ一言足すだけで印象変わるのになぁという場面がこれまでいくつもあったように思えます。

気になるシーンがありました。
戦艦ル級の砲撃を被弾し吹雪が死の恐怖を実感する場面。
轟沈しかけたように見えましたがやっぱり艦娘が轟沈する要因は外的損傷ではなく精神的なものなんでしょうか…?
こういう艦娘の根幹の部分は説明されるんでしょうかね。おそらく無さそうですが・・・{/netabare}

【5話感想】お風呂これくしょん -風呂これ- 始まります
{netabare}提督からの命令で全艦隊は再編成され吹雪の所属する第三水雷戦隊のメンバーと離れ離れに。別れの夜は手を取り合い那珂ちゃんの「水雷魂で頑張っていくぞ」の言葉で締め。何だかんだで川内型はみんなしっかり先輩してたと思う。
吹雪は新たに第五遊撃部隊に配属。メンバーは

高速戦艦 金剛
正規空母 加賀・瑞鶴
重雷装巡洋艦 大井・北上

レズカップルの大井、北上 犬猿の仲の加賀、瑞鶴 まとまりのない部隊の中で吹雪の唯一のオアシスは金剛!天使かな?俺も金剛の胸で泣きたい!!
一人ひとり旗艦を務め誰が一番適任か決めることに、ここから怒涛の風呂タイム!!タオルを巻いた北上さんが非常にグッド!

吹雪はこの後の緊急任務で司令塔としての才の片鱗をみせました。筆記の成績は優秀だったおかげだったのでしょうか。一番前で敵を引きつける役をかって出たところで吹雪の成長を感じましたね。

今回戦闘は少なめでしたけど日常・ギャグのテンポも良く面白かったです。
これから数話は第五遊撃部隊の話が続いてまた再編成って流れ何でしょうか。史実では行われなかった「FS作戦」の名前も出ましたがどうなっていくんでしょうか。気になります。


そんなことより次回は第六駆逐隊の回だぜヒャッホー!!{/netabare}

【6話感想】また足柄か、壊れるなぁ
{netabare}鎮守府内で開催されるカレー大会で優勝するために第六駆逐隊が奮闘するまったり日常回でしたね。なんだか平和すぎて・・・うーん・・・













_三二≧x:::::::::::::::::::::....... _\}::::::|
 :::::::::/ 〃 > ミ:::::::::::::}_}:::`丶ノ
 ::::::/  { ′ ・ }≧<L;_::::::::::.\
 う;′'   ヽ-‐ ′   {'_・_Yト=-ァ'
  ;'   x‐   ´    _`ァ``厂   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
      「`ト、     ∠/  ,'^   < いいじゃないか  |
 ,,_    |:::ヽ{`ト, _  ′,  {/     \______/
  ''ミx  Vニ{⌒ヾー三ア゛ ん,
    ミx ヾ'^Yニ=v′ /   ',
 \   ミx_`二ニ ´ /777   ',
 、 \    ミx「「「{__////{: . . ',


暁、響、雷、電、どの子も魅力たっぷりに描かれていました。声優の洲崎綾さんすごかったです。この回の半分以上は彼女の一人芝居でした。
そして足柄さんが完全に壊れてしまいました。これはこれで面白いので割りきって楽しむのがいいと思います。
那珂ちゃんは以外に冷製で的確なツッコミが出来るのでそっちをお仕事にしましょう。


全体的に良かったけど尺配分ミスったのか?
この話のオチは特性鍋のせいでボーキサイトが無くなって赤城さんガックシと思ったんですが普通に終わってしまいました。

今後も主人公の第六駆逐隊の活躍に期待ですね!!
{/netabare}

【8話感想】せっかく海に来たんだから潮干狩りしようぜ
{netabare}まず一言、ふざけるな!!!!!!!




なんで金剛の水着が1カットもないんだお!!?!??!?!!?

でもでも、水着回よかったですよ!
駆逐艦は安定の鎮守府指定のスク水。長門さんは真面目な顔でやたら際どい水着着てたりで笑ってしまいました。

しかし、どうせ海で遊ぶなら定番の組み合わせじゃなくてもっといろんなキャラを絡ませてほしかった。
島風が暴走して第六駆逐隊の砂のお船破壊したり、北上さんがポロリしてそれを見てしまった吹雪たちに大井さんが怒りの酸素魚雷をぶっ放したり。
もう何やってもそれほど問題ないと思われるのでもっとはっちゃけちゃってもよかったかなと。

食事シーンではメイド服の妖精さんがシーツを敷いていました。
私が艦これアニメの妖精さんに求めていたものがこれでした!
日常生活とか戦闘の補助をどんどん妖精さんにやらせればいいのにとずっと思っていたんですよ。

常日頃、妖精さんたちが鎮守府内をあちこちウロウロしている

そういう世界観にしてしまえば艤装の装着シーンだの艦載機のシーンだのもっと違和感なく見せられたんじゃないかと思ってしまうんですよね。
某別作品の妖精さん並に便利に動かせるキャラなのに勿体無いなと感じます。


大和はいろいろと特大サイズで圧巻でした。
吹雪と並ぶと艤装の大きさがいっそう目立ってましたね
46cm三連装砲1門の重さが駆逐艦1隻分というのも納得のサイズ感でした。
長門が匂わせていましたが大和の戦場での活躍早く見てみたいものです。
{/netabare}

【9話感想】キャクホンの悪夢、見せてあげる!
{netabare}今回は夕立が改二になって実力も魅力もパワーアップ回っぽい
きっとドラマチックな展開が待ってるっぽい
あれれ?何か体が光ってるっぽい!?
工廠でカンカンやったら改二なれたっぽい
なんかあっさりすぎっぽい?
でも可愛いっぽい!!
夕立が第1機動部隊に配属っぽい!ここから夕立の大活躍が見られるっぽい!
うん…?なんか吹雪ちゃんすごい落ち込んじゃったっぽい?
あーだこーだやってるうちに鎮守府が襲撃されたっぽい!?
ついでに提督が行方不明になったっぽいけど気にせず鎮守府内の修繕と炊き出しをやったら何かみんなの指揮が上がったっぽい!
提督が作戦指令書を残してたっぽい

吹雪よ貝になれ

って先週の潮干狩りは伏線だったぽい!?

こんな締め方されてもお、おう…ぽい
しかし提督Loveな金剛さんのノーリアクションっぷりも酷いっぽい
生死も分からない行方不明状態なんだからさ…もうちょっと何かあるだろ!っぽい
もう一体なにがしたいのか全然わからないっぽい…
ぽいー……
{/netabare}

【10話感想】夢でもし逢えたら素敵なことね、あなたに逢えるまで眠り続けたい
{netabare}前回の提督の指令通り『改』になるため早朝から特訓を続ける吹雪さん
やっぱ吹雪のパーカー姿はいいなぁ~
寝間着姿もあったし駆逐艦勢は衣装の面で優遇されてますよね。
寝間着…はっ…!パジャマ!!
もっと色々な艦娘のパジャマ姿見てみたいゾ
3話で長門型は赤いガウンのようなもの着てましたけど
高雄型はきっとエッロ~いネグリジェ着てるし大井さんは北上プリントのパジャマを持っててもおかしくない。
素敵なパジャマパーティーしましょう!スタッフさんオナシャス

鎮守府を強襲した機動部隊を特定するためMI方面へ偵察に行く吹雪達
懐かしの第三水雷戦隊のメンバーです
川内の偵察機でも補足出来なかった敵艦載機をいち早く発見する吹雪
やはり吹雪は広い視野と観察力を持ってますね。
しかし戦果をあげ練度を高めることに頭がいっぱいで周りが全く見えてない状態になる吹雪さん
轟沈寸前になるまで大破 睦月ちゃんのトラウマスイッチもばっちり入りました。睦月ちゃんの泣き顔はこっちも胸にくるんだからやめろ!!

着任してすぐ司令官に言われた言葉を語る吹雪。1話終盤のシーンですね

司令官「夢で見た 君は一生懸命話かけていた だからここから始めていこう」

夢でもし逢えたら~素敵なことね~♪
名曲かっ!!大瀧詠一の名曲なのかっ!?!?

なんかウエディングドレスとか着ちゃってるし…
吹雪のイメージ映像なのか提督のイメージ映像なのか
ちょっと飛躍しすぎな映像だったけど面白かったです。

赤城の随伴艦に相応しいかテストをする二航戦
スポ根展開いいですねー
思わず手をゆるめてしまう加賀さんに優しさを感じたり
赤城さんは最後まで檄を飛ばし晴れて吹雪は『改』になれましたとさ
胸のサイズは据え置きでな!

単純だけど筋は通った良い回だったと思います。
だがやっぱり前回の展開が…
これって遅くても中盤までにやる話ですよね
鎮守府が攻撃を受けるほど敵に攻め込まれているのに駆逐艦一隻を鍛えたくらいでどうなるの?って思ってしまう。
ラストはMI作戦ですか…
やっぱ…あれがあれしてしまうんですかね…
{/netabare}

【12話感想】運命のくびきを断ち切り、希望の未来へレディ・ゴーッ!!
{netabare}前回からのMI攻略作戦遂行中
赤城をはじめとした機動部隊が敵艦載機の直上攻撃を受け絶体絶命のピンチに!
そこに颯爽と吹雪さん登場!
対空砲火で敵艦載機3機を見事撃墜!かっこEじゃん
随伴艦も続々合流し、いよいよ最終決戦の様相を呈してきました。
そこにはトラック島で傷を癒していた五航戦 翔鶴・瑞鶴の姿も
瑞鶴「高速修復剤がなんか急に手配されてさ」

な ん か 急 に 手 配 さ れ て さ ! !

大和さんも初陣で張り切ってます
三式弾の爆発はアニメにするとやはり絵になるなー
敵深海棲艦が初めて喋ったとき、このアニメ最大のサプライズがありました。
あの声おめぇーだったのかよ!!
北上さんの窮地に(やはり)駆けつけたのは大井っち
まさかのドロップキックからの背負投げで自身の2倍くらい体積のある物体を上空5メートルほど投げ飛ばし単装砲で撃ちぬくという荒技を見せていました
えぇ…艦娘がまさかの近接戦闘って…これは……
めっちゃ面白いじゃん!魚雷ってぶっちゃけ絵面地味だしインファイターになろうぜ!!
その後、瑞鶴が皮肉交じりに加賀に新しい弓矢を渡して加賀さんは戦線復帰
制空権も確保し形勢は一気に有利に
大和の46cm三連装砲が深海棲艦に炸裂してやったか!?となるが
また敵空母の増援が来て、さらに倒したかと思った敵もさらなる異形の姿に
かつてあったものをあったとおりにする力が働いているんだそうな
さすふぶ展開でもダメなのかと思ったその時…
今まで前線には出てこなかった秘書艦長門と陸奥が駆けつけ全艦の士気を高めます
この長門に続け!ってセリフはやはりカッコイイです。
大和はなんかびっみょーな顔してましたけど
ALに向かっていた第六駆逐隊やその他の艦娘も次々合流して全員で一斉射撃!
今度こそやったか!?と思いきや敵は自己再生をし何をやってもダメな状況
さすなが展開でもダメなのかと思ったその時…
大鳳型 1番艦 装甲空母『大鳳』が助っ人に参上!!
提督が裏で用意していた秘密兵器!しかも提督は生きていたぜ!!さすが提督!!!
このワンパター…いや王道展開で盛り上がりは最高潮に!
今度こそ全員の一斉射撃で敵を撃破!(カエシテ…)
艦娘たち奇跡の大勝利で過酷な運命のくびきを見事断ち切ったのです!!(カエシテ…カエシテ…)
なんか聞こえたけど気にしないぜ!!!
如月の髪飾りのような物が見えたけどぜーんぜん気にしないぜ!!!
そして世界に平和が訪れたのです。めでたしめでたし



んなわけあるか!これで終わり?こんな取ってつけたような展開で終わり??いやこれは夢なんだ…実はもう1話あるんだ!そうだそうに違いない!!



艦隊これくしょん -艦これ- 最終回予告

皆さん、いよいよお別れです
鎮守府を守る艦隊連合は大ピンチ
しかも、デビル深海棲姫最終形態へと姿を変えた如月が
吹雪に襲いかかるではありませんか!
果たして全艦娘の運命やいかに!
機動武闘伝Gカンムス最終回!
連合艦隊大勝利!希望の未来へレディーゴーッ!!
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 56
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

OP『海色』歌詞に示される核心テーマ。日本海軍の栄光と悲劇をモチーフとした人気ゲームのアニメ化

《各話タイトル&評価》

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に疑問を感じた失敗回
?は内容が微妙で現時点で評価保留の回

{netabare}【第1話】 「初めまして!司令官!」(1/7放送) ★★
【第2話】 「悖らず、恥じず、憾まず!」(1/14放送) ★★
【第3話】 「W島攻略作戦!」(1/21放送) ★
【第4話】 「私たちの出番ネ!Follow me!」(1/28放送) ★
【第5話】 「五航戦の子なんかと一緒にしないで!」(2/4放送) ☆
【第6話】 「第六駆逐隊、カレー洋作戦!」(2/11放送) ☆
【第7話】 「一航戦なんて、大ッッキライ!」(2/18放送) ☆
【第8話】 「ホテルじゃありませんっ!」(2/25放送) ★
【第9話】 「改二っぽい?!」(3/4放送) ☆
【第10話】 「頑張っていきましょうー!」(3/11放送) ☆
【第11話】 「MI作戦!発動!」(3/18放送) ★
【第12話】 「敵機直上、急降下!」(3/25放送) ☆{/netabare}

※以下、時系列での内容レビュー・感想+キーワード&解説
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【第1話】 「初めまして!司令官!」(1/7放送)視聴直後の感想

《とりあえず第1話は◎。方向性がまだ見えず期待と不安が交差するスタート》★★

原作ゲーム未プレイ。
作画は当然ながら良質で、キャラ設定・音楽も良い感じでした。
肝心のストーリーは、第1話では方向性も皆目分からないし、これからなのだけど、ちょっとワクワク感があって好感を持ちました。
ただし、先の大戦当時の日本海軍の艦艇名称が矢継ぎ早に出てくるので、予備知識がない人は視聴を続けるのは少し厳しいかも(※対策として以下のレビューに ◆キーワード&解説 を多数盛り込みました)。

◆キーワード&解説
{netabare}
¶鎮守府
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8E%AE%E5%AE%88%E5%BA%9C_(%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%B5%B7%E8%BB%8D)

鎮守府(ちんじゅふ)は、かつて日本海軍の根拠地として艦隊の後方を統轄した機関。
横須賀(神奈川県)、呉(広島県※本作のモデル地)、佐世保(長崎県)、舞鶴(京都府)の4箇所に設置。

¶艦艇の種類
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%B8%9D%E5%9B%BD%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E8%89%A6%E8%89%87%E9%A1%9E%E5%88%A5%E5%A4%89%E9%81%B7

※下段はネーミングルール(※艦名は本作品に登場したもの。§はセリフが多い重要キャラ、-は姉妹艦)

(1)戦艦
※旧国名が規則だが(例:長門§-陸奥§、大和§)、巡洋戦艦の場合は山岳名(例:金剛§-比叡§-榛名§-霧島§)
※長門は連合艦隊(旧日本海軍の合同艦隊)旗艦を最も長く務めた艦であり、本作でもそれを意識して{netabare}提督(司令官)の意を受けて各艦に指令を下す艦(秘書艦){/netabare}となっている。
※なお戦艦のうち、比較的小型で巡洋艦並の高速機動力を誇るが、主砲火力や艦体防御力が通常の戦艦に比べて弱い艦を、特に巡洋戦艦と呼ぶ(高速戦艦とも)。

(2)空母
※縁起の良い実在または想像上の飛翔動物名だが(例:翔鶴§-瑞鶴§、蒼龍、飛龍、翔鳳、大鳳§)、もともと戦艦や巡洋戦艦として建造開始されたのち空母に転用された艦はそれぞれ戦艦・巡洋戦艦のネーミングルールのままとなっている(例:加賀§、赤城§(主人公の憧れ))
※なお正規空母(軍艦として建造された大型空母)と軽空母(商船からの改造が多い。護衛空母とも)の区別あり。

(3)一等巡洋艦(重巡洋艦)
※山岳名(例:愛宕§-高雄§、足柄§-羽黒-那智、青葉)
※ただし当初軽巡洋艦として設計されたのち重巡洋艦に転用された艦は軽巡洋艦のネーミングルールのまま(例:利根§-筑摩、最上)

(4)二等巡洋艦(軽巡洋艦)
※河川名(例:川内§-神通§-那珂§、北上§-大井§-球磨-多摩、夕張、大淀)
※なお、二等巡洋艦は駆逐艦を引き連れて水雷戦隊を結成し、夜戦を仕掛けることが多い({netabare}「夜ならば・・・」というセリフが何度も出てくるのはそのため{/netabare})

(5)一等駆逐艦
※気象や時・音に関する名称(例:吹雪§(主人公)、夕立§、暁-響-雷(いかづち)-電(いなづま)、島風§)
※陰暦の月名称(例:睦月§(主人公の親友)-如月§-弥生-望月)
※なお、特型駆逐艦という呼称は吹雪型(特Ⅰ型)駆逐艦に対して最初に付けられたものだが、後継の綾波型(特Ⅱ型)、暁型(特Ⅲ型)もある。

(6)二等駆逐艦
※縁起の良い植物名称(本作には登場しないと思われる)

(7)水上機母艦
※縁起の良い抽象語彙(例:千代田、千歳)

(8)給糧艦(食糧補給艦)
※海峡の名称(例:間宮§)

(9)その他
※登場したら追加予定
{/netabare}

◆現状での違和感と期待

2013年秋に放送された『蒼き鋼のアルペジオ-ARS NOVA-』が、{netabare}軍艦形態そのものは確保しながら、その制御ユニットとしてメンタルモデルという擬人化艦娘を設定して、その感情変化を巧みに描き出した{/netabare}のに比べると、どうしても{netabare}少女の容姿のままの艦娘達が砲塔や盾を装着して海上で敵と戦闘する{/netabare}、というスタイルは、今のところ迫力不足なだけでなく説得力に欠けるものに見えてしまいます。
今後、ストーリーが進むにつれて、この違和感が解消されていき、終盤ではこの作品ならではの魅力に変わると良いのですが。

とにかく、多くの人が感動する名作・・・というようなストーリー面での大成功は要らないので(というよりアニメの設定上、無理だと思う)、去年のラブライブ!(※シナリオ構成が同じ花田十輝氏)のような感じで原作人気を一層盛り上げる手堅い成功を収める作品に育って欲しいものです。

あと史実に基づく艦の個別エピソードをどのくらい盛り込むのか(あるいは盛り込まないのか)、にも注目です。

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【第2話】 「悖らず、恥じず、憾まず!」(1/14放送)視聴直後の感想

《第2話でストーリーの方向性が少し見え始めた?嬉しい史実リスペクト》★★

悖(もと)る、とは「道理に背く、約束を破る、歪む」という意味。
憾(うら)む、とは「外的な刺激によって心に不満や残念を感じる」という意味。

◆キーワード&解説
{netabare}
¶特型駆逐艦(吹雪型駆逐艦)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%B9%E9%9B%AA%E5%9E%8B%E9%A7%86%E9%80%90%E8%89%A6

ワシントン海軍軍縮条約(1922年)で戦艦、空母および巡洋艦の建造制限を受けた旧日本海軍は、補助艦艇である駆逐艦に重装備を施して英米に対する海軍戦力の劣勢を補おうとした。
そのために新規に建造されたのが、吹雪を1番艦とする「特型駆逐艦」で、戦艦・空母クラスの巨艦をも撃沈できる61cm魚雷や、駆逐艦としては強力な12.7cm砲を装備したために、従来の駆逐艦よりも艦上部が重く、運航時のバランスを取るのが難しかった。

※本アニメ中で、吹雪が{netabare}「トップヘビーでバランスが悪い」と先輩の艦娘達から指摘されている{/netabare}のはそのため。
※しかし、提督(司令官)や赤城先輩、さらに軽巡洋艦の3姉妹(川内、神通、那珂)達が、{netabare}新入りの吹雪に大きな期待を寄せて、彼女の頑張りを評価しようとしている{/netabare}のは、上記のように特型駆逐艦にかけられた旧日本海軍の期待の反映。

¶酸素魚雷
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E7%B4%A0%E9%AD%9A%E9%9B%B7

本アニメの講義に登場する「酸素魚雷」は、先の大戦当時、旧日本海軍が世界で唯一開発に成功していた高性能魚雷で、圧縮空気を使った従来型の魚雷よりも、速度・炸薬量で勝るばかりでなく、水中で容易に二酸化炭素に溶解する酸素の特性から、ほぼ無航跡かつ長射程(従来型の数倍)を実現して、旧日本海軍の虎の子兵器となっていた。

※本アニメ中で、吹雪が所属する{netabare}水雷戦隊(軽巡洋艦と駆逐艦からなる、強襲夜戦を得意とする戦隊)にも、正規空母(赤城・加賀)を中心とする航空戦隊や戦艦(金剛・比叡)を中心とする支援戦隊と同様に、提督(司令官)や長門(秘書艦)から大きな期待が寄せられている{/netabare}のはそのため。
{/netabare}

◆迫力のOP「海色」から見えてきた?本作の方向性

第1話でラスト付近に特殊EDとして流れた「海色」ですが、楽曲1~2番のミュージッククリップが公開されています。
しかし正確な歌詞がまだ発表されておらず、肝心の英語部分がはっきりしません。
(2/18のOPシングル発売日までお預け→2/18確定)


OPもしくはEDに、その作品の制作者が視聴者に届けたい作品テーマやメッセージが篭められおり、それらを読み解くことによって作品テーマの理解が進むケースは、とても多いのですが(というより常識になっている)、この作品の場合でも、やはりそうなるのか?

特に、艦娘は先の大戦当時に実在した軍艦の擬人化であり、「その記憶をある程度有しており、それに因(ちな)んだ人格やトラウマを有している者もいる」という原作ゲームの設定を考えると、OP歌詞にある「私」=艦娘=実在した軍艦となり、意味深です。

これは相当ポレミカル(論議を呼び起こしがち)で刺激的な歌詞だと思いました。
今後のストーリー展開に注目です。

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【第3話】 「W島攻略作戦!」(1/21放送)視聴直後の感想

《第3話で史実回収イベントを敢行!物語は一気に悲劇性を帯びて、艦娘たちの行方が心配・・・》★

◆放送前の予想

果して、{netabare}駆逐艦如月(きさらぎ)の運命{/netabare}は・・・!

※W島は{netabare}ウェーキ島(ウェーク島){/netabare}を暗示。
※史実では、この島の攻略作戦で{netabare}駆逐艦如月と疾風(はやて)が轟沈{/netabare}している。

本作にシリアス展開があるのか否か、あるとしたらどの程度か、の指標となる注目回



◆放送後の感想

(´・ω・`) ヤッテクレタネ;;

今回、史実回収イベントが確認されたことにより、第2話放送直後から気になっていた事ですが・・・
OP動画の最初の部分に、{netabare}正規空母=赤城・加賀両艦娘の凛々しい上半身のアップ・シーンに一瞬赤いフラッシュがかかる{/netabare}箇所があり、動画を一時停止して確認したところ、{netabare}案の定ミッドウェー海戦で両空母が大破炎上している艦影の画像が挿入されていて、この感じだと両艦の悲劇回収はどう見ても必至と思います{/netabare}(いわゆるフラグ)。

⇒ここが本作のクライマックスとなると予想。

※私は、第1話の感想に書いたように、このアニメは原作ゲームの人気を維持し盛り上げることを第一とした手堅い作りになると思っていたし、最悪の場合、艦娘たちがキャハハ・ウフフするだけのギャグ多めの固定ファン向け日常ほのぼのアニメになっても仕方ないかな、くらいに見ていたのだけど、守りに入らず逆に、アニメはアニメとして果敢に討って出てきたことに驚くとともに、制作者側の心意気をちょっと応援したい気持ちになりました。

※原案ストーリー・コンセプト=田中謙介氏の2013年9月のインタビュー記事(田中氏の基本的な考えと共に、様々な艦娘の名前・絵柄が紹介されており参考になります)
http://www.famitsu.com/news/201309/07039658.html
http://www.famitsu.com/news/201309/08039659.html

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【第4話】 「私たちの出番ネ!Follow me!」(1/28放送)視聴直後の感想

《第4話は武勲艦・金剛四姉妹のターン。日本海軍の栄光と悲劇をモチーフとした人気ゲームのアニメ化》★
{netabare}
英国帰りの巡洋戦艦(高速戦艦)金剛と姉妹艦、さらに駆逐艦島風も活躍。
{/netabare}

◆キーワード&解説
{netabare}
¶金剛(戦艦)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%89%9B_(%E6%88%A6%E8%89%A6)

金剛は1913年(大正2年)に竣工・就役した英国製の巡洋戦艦(高速戦艦とも呼ばれる)。
英ヴィッカース社は日露戦争(1904-05年)で活躍した戦艦三笠の製造元で、日本海軍との良好な協力関係の下、金剛を設計・製造、なおかつ同社の強力な技術協力により、金剛型の姉妹艦(比叡-榛名-霧島)が国内メーカーにより製造されることになり、以降、日本海軍の主力艦は全て国産化されることになった。
金剛型より新しく主砲火力も強力な、長門型(長門-陸奥)さらに大和型(大和-武蔵)の大戦艦が、通常は司令官が座乗し艦隊の象徴となるフラッグシップ(旗艦)となることから前線への投入が避けられたことと対象的に、高速機動力を誇る金剛型巡洋戦艦は繰り返し最前線に投入されて活躍し、一番艦金剛は日本海軍の最高殊勲艦(他に空母瑞鶴、駆逐艦雪風など)となり、姉妹艦もそれぞれ赫赫たる戦績を残した。{/netabare}

◆第7話辺りに来る?次の山場に向けて、しばらくは人気艦の紹介回が続く気配
{netabare}
本作の核心的テーマが謳われていると雑誌で公式アナウンスのあったOP『海色(みいろ)』のシングルリリース&歌詞判明が2/18(第7話の放送日)であることから、第3話に続くシリアス展開が来るのはここが最有力と推測します。
それまでの溜め回として、しばらくは今回の金剛四姉妹など原作ゲームでの人気艦の活躍を描く紹介回が続くと予想。{/netabare}

===========================================================
【第5話】 「五航戦の子なんかと一緒にしないで!」(2/4放送) ☆

{netabare}第三水雷戦隊は解散となり、吹雪は新たに編成された第五遊撃部隊に配備されることに。
同部隊は、①巡洋戦艦1隻=金剛、②正規空母2隻=もと一航戦(第一航空戦隊)の加賀・もと五航戦(第五航空戦隊)の瑞鶴、③軽巡洋艦(但し重雷装艦)2隻=北上・大井、④一等駆逐艦1隻=吹雪、の計6隻で、この個性派揃いの部隊のフラグシップ(旗艦)を誰にするかでひと悶着し、意外な結果となる。{/netabare}

◆キーワード&解説
{netabare}
¶瑞鶴(空母)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%91%9E%E9%B6%B4_(%E7%A9%BA%E6%AF%8D)

正規空母瑞鶴(ずいかく)は、初参戦となった真珠湾攻撃(1941年12月)からレイテ沖海戦(1944年10月)での轟沈まで日本海軍の機動部隊主力として活躍し続け、姉妹艦翔鶴(しょうかく)(マリアナ沖海戦(1944年6月)で轟沈)と共に歴戦の殊勲艦とされる名空母。
瑞鶴の轟沈により、日本海軍は事実上、航空機動力を喪失した。

¶重雷装艦(じゅうらいそうかん)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E9%9B%B7%E8%A3%85%E8%89%A6

日本海軍の虎の子兵器である酸素魚雷を重装備した二等巡洋艦(軽巡洋艦)で、具体的には北上・大井の2隻。{/netabare}

===========================================================
【第6話】 「第六駆逐隊、カレー洋作戦!」(2/11放送)☆

{netabare}第六駆逐隊に配属の一等駆逐艦(暁型=特Ⅲ型)暁-響-雷(いかづち)-電(いなづま)4隻のインドシナ海域・インド洋方面での活動史実をモチーフとした話か。
※雷(いかづち)が轟沈した敵艦の乗組員多数を救助した史実は有名。
http://kancolle.doorblog.jp/archives/31667176.html

※放送後の感想

全然違うじゃないか(笑)。今回は{netabare}海軍カレーをモチーフとした完全なコメディ回{/netabare}でした。{/netabare}

◆キーワード&解説
{netabare}
¶海軍カレー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%BC{/netabare}

===========================================================
【第7話】 「一航戦なんて、大ッッキライ!」(2/18放送) ☆

おおよそ予想通り、第7話から再び史実をモチーフとしたシリアス寄りのストーリー展開に突入か。

※FS作戦・MO攻略作戦は、ともに先の大戦初期(1942年春)に企画された日本軍の米豪遮断作戦の一環で、
①米豪両国を結ぶ海上補給線上にあるフィジー(F)・サモア(S)両島の攻略を目指したもの→FS作戦
②豪州北方にあるニューギニア島の要衝ポートモレスビー(MO)の攻略を目指したもの→MO攻略作戦

※このMO攻略作戦遂行のため派遣された日本海軍の空母機動部隊に対して、その暗号を密かに解読し作戦目的を把握していた米豪側も空母機動部隊を出撃させたため、史上初の空母機動部隊同士の海戦が行われることになった(1942年5月の珊瑚海海戦)

◆キーワード&解説
{netabare}
¶珊瑚海海戦(1942年5月)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8F%8A%E7%91%9A%E6%B5%B7%E6%B5%B7%E6%88%A6

この海戦の結果、米豪側は{netabare}正規空母1隻轟沈(レキシントン)・1隻中破(ヨークタウン){/netabare}、日本側は{netabare}軽空母1隻轟沈(翔鳳)・正規空母1隻中破(翔鶴){/netabare}となり、日本側の戦術的辛勝となったが、MO攻略作戦は中止され、米豪遮断は失敗したために、米豪側の戦略的勝利と評価されている。

※アニメでも、{netabare}史実どおり軽空母1隻轟沈(翔鳳)・正規空母1隻中破(翔鶴)という描写{/netabare}となっている(加えて{netabare}暗号も漏れている{/netabare})ため、この後間もなく実行された{netabare}MI作戦(ミッドウェー攻略作戦、1942年6月){/netabare}がアニメでも描かれる惧れが一層高まりました(第9話以降か)。{/netabare}

===========================================================
【第8話】 「ホテルじゃありませんっ!」(2/25放送) ★

戦艦大和登場!(※艦内設備が充実し居住性も良かったので他艦の乗組員から「大和ホテル」と揶揄されていた)

===========================================================
【第9話】 「改二っぽい?!」(3/4放送) ☆

{netabare}駆逐艦三人娘の中では影の薄かった夕立が、大規模改装を受けて戦力を大幅UP、吹雪の憧れの赤城先輩のいる第一航空戦隊に配属されることになります。
一方、第五遊撃部隊の旗艦として頑張ってきたはずの吹雪には、部隊解散の上、鎮守府に至急戻るように指令が下されます。
気持ちが折れそうになっていた吹雪に赤城先輩が掛けた言葉は「努力に憾みなかりしか」。
第1話冒頭のナレーションにも出て来た海軍兵学校・海自幹部候補生学校で継承されている五つの訓戒の一つです。{/netabare}

◆キーワード&解説

¶五省(ごせい)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E7%9C%81

===========================================================
【第10話】 「頑張っていきましょうー!」(3/11放送) ☆

{netabare}鎮守府に戻った吹雪たちが見たものは敵機の爆撃を受けて煙をあげる施設でした。
行方不明の提督から吹雪に託された指令は「改になれ」。吹雪の特訓が始まります。{/netabare}

◆キーワード&解説

¶ドーリットル空襲(1942年4月)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AB%E7%A9%BA%E8%A5%B2

米軍機による本土初空襲。
日本軍が南方に戦力を展開している隙を突かれたこの空襲は、被害は小規模ながら衝撃が大きく、敵機動部隊の脅威を取り除くことを目的としたMI(ミッドウェー)作戦発動の誘因となった。

===========================================================
【第11話】 「MI作戦!発動!」(3/18放送) ★

ラスト2話はOP映像にも予告されていた大詰めです。

◆キーワード&解説

¶ミッドウェー海戦(1942年6月)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E6%B5%B7%E6%88%A6

史実では、日本軍が正規空母4隻轟沈(赤城/加賀/飛龍/蒼龍)・米軍が正規空母1隻轟沈(ヨークタウン)という日本側の惨敗に終わり、日米の形勢が逆転してしまった海戦として有名。
※空母赤城は、敵機の爆撃を受けて大破炎上し、総員退艦のあと護衛の駆逐艦により雷撃処分されて轟沈。

赤城先輩に憧れる駆逐艦吹雪の成長・奮闘物語として描かれてきた本作が、こうした史実を踏まえて、どのような結末を描き出すのかに注目です。

===========================================================
【第12話】 「敵機直上、急降下!」(3/25放送) ☆

{netabare}史実のミッドウェー海戦では、航空戦力としては

(1)日本軍は空母6隻参戦(うち4隻轟沈)、
(2)米軍は空母3隻参戦(うち1隻轟沈)+ミッドウェー島基地航空部隊

の対決となり、本作でも危うく空母タイプの艦娘4人が轟沈しそうになったのですが、主人公吹雪や提督の機転、そして艦娘たちの団結により「歴史の強制力」を打ち破って敵空母3隻撃破+敵航空基地破壊という勝利をもぎとることに成功しました。{/netabare}

1クールではどうしても消化不足感が強く残るラストだっただけに「続編 制作決定!!」のアナウンスは素直に嬉しく思いました。

◆キーワード&解説

¶大鳳(たいほう)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%B3%B3_(%E7%A9%BA%E6%AF%8D)

投稿 : 2024/09/07
♥ : 92
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

あかんこれ・・・

有名ブラウザゲーム艦隊これくしょんのアニメ化です
オンラインゲーム原作のアニメって基本ハズレだよね・・・
コレもそのジンクスを覆すことなく終わった感じです

私自身はいわゆる七月十日組
つまりはゲームが一気にブレイクし
新規募集を停止したことが話題になり
ゲームがサーバーを新設する形で
新規受け付け再開した日に開始したプレイヤーです
佐世保鎮守府でしばらく大将やってました
しかし、アニメ観る裏でやるだけでいいとはいえ
階級維持に1日4~5時間拘束されるのがしんどかったのと
大型艦建造で貯蓄していた資源をごっそり摩って
お金の代わりに時間というリソースを使ってガチャを引いてるだけ
というこのゲームの本質に気が付いてしまい
それ以降はイベント時以外、遠征オンラインです

ゲームそのものへの情熱はだいぶ醒めてしまいましたが
キャラクターたち(と中の人たち)に関しては
今でも大好きなのでそれなりに期待はしていました

ギャグっぽいノリの日常パートなんかはすごく良かったと思います
中でも秀逸だったのが第6話ですね
ニコ生のアンケートでも
とてもよかったが唯一8割5分を超えていたので
私以外の目にもそう映ったようです
戦闘シーンもそれなりにいい動き
特に空母と艦載機の描写は凄く好きでした
日常パートも戦闘パートも
個別に観ればそんなに悪くない
じゃあどこが問題かっていうと
全体を統括するシナリオがあまりにひどい
萌アニメを思わせる日常シーンと
緊迫した戦闘シーンのギャップを演出しようとして
結果両方がちぐはぐでバランスが悪いだけになっています
最高級の食材ををごちゃまぜにしてそれぞれの持ち味を殺しているような
なんとも言えない台無し感
いったいどうしてこんなことになったのか?
いったい誰がこんなものを作ったのか!?
シリーズ構成:花田十輝
ま た あ い つ か !

まぁしかし沢山いる艦娘たちの中で
出すキャラの配分は悪くなかったです
全体的に人気の高い艦娘たちは出番が多いようになっていたように思います
個人的には推し艦の翔鶴さんが
戦闘に日常にと活躍させてもらえたことには
大変満足しています
ゲームを始めたての頃に
赤城さんゲットのフラグを立てるために空母レシピを回したら
なんか一発で翔鶴さんを引き当ててしまったおかげで
私ははじめて手に入れた正規空母が赤城ではないレアな提督です
そんな縁もあって翔鶴さんが一番愛着のあるキャラです
平常時のゆったりとした包容力のあるおねーさんキャラと
戦闘時の凛々しい翔鶴さんのギャップがたまらないですね

そんな感じで原作ファン目線でみて
評価できる部分も確かにありました
しかしこのアニメの最大の問題点はそこにあります
つまり、全体としての出来は最悪なのに
部分部分で見どころが沢山あるおかげで
2期もきっとクソなんだろうなと思いつつも
たぶんまた見ちゃって
たぶんまた絶望するんだろうなぁってことが
何よりもつらい・・・

おまけ
原作ファン目線の6話レビュー(長文)
{netabare}
全体として評価できる内容であれば
各話毎に補足つけても面白い作品だったと思うのですが
それをする価値のある作品とは思えないので
6話だけ補足つけておきます

サブタイトル:第六駆逐隊カレー洋作戦

ゲーム内の地名は実際の戦場の名前をもじった形のものが多いです
カレー洋というのは現実世界のインド洋にあたります
インド=カレー・・・なんとも安直ですw
そのカレー洋に出撃するのかと思いきや
途中で洋に×がついてカレー作戦になってしまいましたw
週に一度カレーの日が決まっていて曜日感覚を忘れないようにする
というのは実際に日本海軍で行われていた風習で
現在の海上自衛隊にもそれは受け継がれています

なお、第六駆逐隊は
暁(CV:洲崎綾)
響(CV:洲崎綾)
雷(CV:洲崎綾)
電(CV:洲崎綾)
で構成されています
彼女たちだけではなく
このゲームにおいて姉妹艦は同一声優が声を当てるようになっており
6話の中だけでも金剛型+高雄型や翔鶴型、妙高型・雷巡シスターズ
といったあたりでそれが見て取れます
同じ声優さんのセリフなのに
画面を観なくても声を聴いているだけでどの艦の発言かわかる
というのは声優さんたちの頑張りによるところが大きいのではないでしょうか?
ちなみに一人一人詳しくセリフの由来など説明しておくと

暁はナンバリングの上では特Ⅲ型の中で一番お姉さんです
しかし実際に真っ先に起工はしたのですが
進水も竣工も就役も雷・電のほうが先になってしまったので
お姉さんとしての面目が丸つぶれ
それをずっと気にしているのでしょう

響は何度も大破しながら大戦を生き延び
戦勝国への賠償艦としてソ連に移譲され
「信頼できる」という意味のヴェールヌイという名に改称されました
彼女がときおりロシア語をしゃべっていたり
「不死鳥」の異名を口にしているのはこの辺の事情から来ています

そのほか電の人命を貴ぶ優しい性格
雷の他人に頼りにされたがっている様子は
スラバヤ沖海戦の敵兵救助に由来します
救助活動や捕虜の扱いは艦ごとに大きく異なり
艦によっては敵軍の救援要請を無視したり
収容した捕虜を奴隷のように扱ったのに対し
雷・電は自らの危険も顧みず積極的に敵兵を救助し
捕虜となった英国兵とも良好な関係を築き上げました

また、電のどじっ娘属性については
度重なる僚艦との衝突事故に起因します
そのうち一回は艦首を損傷して(そして深雪を沈没させた)
それがお風呂シーンのおでこの怪我につながっているのだと思います

第六の入浴シーンに始まり
風呂上りには愛宕さんたちと遭遇
ちなみにこの愛宕さんの「パンパカパーン!」は
愛宕さんの象徴のような挨拶ですが
東山奈央のアドリブだったそうです

お料理パートに入って調理時間の短縮に使ったバーナーは
ゲーム内で数時間かかる艦娘建造を一瞬で終わらせる便利アイテム
しかし艦娘の建造用具はカレー調理にはハイカロリー過ぎたようですねw

現れた助っ人夕張さん通称メロンちゃんは
3000t級の船体に5500t級の武装を載せるという
無茶な設計から生まれた武装の鬼
ゲーム内でも他の軽巡よりも武装スロットが一つ多いことで
潜水艦キラーあるいはドラム缶4積みのドラム艦として運用されています
なお、お鍋を制作中の効果音は
ゲーム内で艦娘をスクラップにして資源に変える時の音です
特に駆逐は腐るほど手に入るので
彼女たちもダブってしまうとその妙にゾワゾワする音の餌食に・・・

Bパートでカレー大会開始

最初の脱落は金剛・比叡組
金剛さんはゲーム屈指の人気キャラ
まだ英国との関係が良好だったころに
英国の会社に作らせた日本の軍艦ということで
ハーフキャラ扱いになっています
これ以降きんモザだったりニセコイだったりと
東山奈央の元気いっぱいの似非外人キャラが定着していきます
特にきんモザ最終話のアニオリミュージカルでは
カレンが海戦をやり始めるという
どう考えても艦これを意識したとしか思えない流れ
今の東山人気の一端は金剛にあるといってもいいでしょう
それに対して四姉妹で最も不人気の比叡さん
アンソロや同人でもいつも不遇な扱いを受けていますが
アニメになってもひどい扱いでしたwヒエー

次は一航戦赤城・加賀組
なんだか赤城さんの大食いキャラが定着してしまっていますが
赤城さんが他の艦娘よりも資源を喰うというわけではありません
ゲーム内では初期にイベントで全員もれなく赤城さんをもらうことができます
終盤までエースでいられる赤城さんですが
ゲーム開始初期のまだ資源がカツカツな頃に正規空母なんか常用すると
一気に台所事情が苦しくなって却ってクリアが遠のくという罠が待っています
それに引っかかった提督たちがこぞって
なんだこの無駄飯喰らいは!?
と自分の杜撰な資源管理を棚に上げて赤城さんを叩いたのが始まりです
初期配布が加賀さんであれば加賀さんが大食い担当キャラになっていたことでしょう
実際燃費は加賀さんのほうが悪いので加賀さんのほうが大食いキャラに相応しく
試合後の山盛りカレーの描写でも赤城さん以上の量を盛っていました

そしてやってきました五航戦翔鶴・瑞鶴姉妹
慢心してはダメというのは本来赤城さんのセリフ
連戦連勝で慢心していた結果ミッドウェーの藻屑となった
赤城さんの口から出て初めて意味のあるセリフです
幸運艦として知られる瑞鶴
それと対照的に翔鶴さんに不幸が訪れるのが定番になっていますが
ゲーム内の運パラメータも標準ですし
史実を見ても翔鶴さんに不幸のレッテルを張るのは間違っている気がします
でも翔鶴さんのあられもない姿が見られるなら
史実とかどうでもいいんでどんどんやっちゃってください!!

最後の自滅組はしまかぜ
艦これNo1人気キャラで
艦これの枠を跳び越えてDMMの求人にまで使われる活躍ぶり
当時世界最速のしまかぜちゃんですが
島風型はそれ以降作られることがありませんでした
基本的に艦隊はチームの連携が要
しまかぜ一人で高速巡航が可能でも
残念ながら隊としては意味をなさないので
その速さを100%生かすのは難しかったようです
姉妹の絡みが多い中で単独で大会に出ているのも
そういったところが影響しています
だからこそかわりに連装砲ちゃんが相方みたいになっている感じかな?
姉妹艦ではないですが中の人的には
大会運営のの長門・陸奥、レポーターの那珂ちゃんが
CV佐倉綾音で一緒になっています
しまかぜと那珂ちゃんの1人漫才はちょっと面白かったw

そしてラスボス足柄・羽黒コンビ
お嫁さんにしたいランキング1位の羽黒さんと
お嫁に行かせてあげたいランキング1位の足柄さん
英国の観艦式で「飢えた狼のようだ」
「今日私は初めて軍艦を見た。今まで私が見てきたのは客船だった」
などと皮肉られて
武骨で品位に欠けると評されていたのを
なぜか日本サイド(そして足柄さん本人も)は
褒め言葉と受け取ってしまったようです
花嫁修業の一環として料理の腕を磨き
男を捕まえようとギラギラしている足柄さん
これじゃみんな逃げてくわなぁw

結局は料理の腕関係なしに
長門のお子様舌が駆逐の甘口カレーを推して
お約束なオチをつけて終了

実にいいギャグ回だった!
誰得シリアスとかほんと要らないから
全部この路線でゆるく作ってくれたら良かったのに・・・{/netabare}

おまけ2
アニサマtheGate初日会場で
AKINO from bless4の海色
西沢幸奏の吹雪
と二曲続けて聴いてきました
もともとどちらもいい曲だとは思っていましたが
熱狂する会場の中、生で聴いても色褪せない確かな歌唱力
後ろに流れるアニメ映像さえなければ本当に完璧でした!
客観的な数字を見ても
どちらの曲も5万枚以上売れており
冬アニメTOP2の奈々様やデレマスに迫る勢いです
奈々様やデレマス、あるいはAkinoさんには固定ファン層がいることを考えると
デビューシングルをこれだけヒットさせた西沢幸奏は本当に凄いですね
ちなみに幸奏と書いてしえなと読むそうです
これはいわゆるキラキr・・・いやなんでもないです
とにかくそういうことで音楽の点数を上げました
作品そのものへの評価は特に変わってません

追記

映画館で劇場版の告知映像を見ました
期待したらろくなことにならないとわかっていても
何だか惹かれてしまう・・・

投稿 : 2024/09/07
♥ : 35

70.5 9 バトルで友情なアニメランキング9位
ノエイン もうひとりの君へ(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (672)
4655人が棚に入れました
15年後の世界「ラクリマ時空界」は、もう1つの世界「シャングリラ時空界」と恒常的な闘争状態にあった。
地上は荒廃し、人々は地下での生活を余儀なくされている。「竜騎兵」たちは超常的な戦闘能力をもって、シャングリラから送り込まれる兵器・遊撃艇を撃破する。しかし、ラクリマの劣勢は誰の目にも明らかだった。かくして竜騎兵に、シャングリラの侵攻を防ぐ切り札『龍のトルク』の奪取が命じられる。
現在、夏。函館に住む小学6年生上乃木ハルカは、友人たちとともに残り少ない小学生生活を満喫していた。唯一の気がかりは、中学受験を母親に強いられ、ストレスで押し潰されている幼なじみ後藤ユウのこと。
そんなハルカの前に、黒いマントをまとった一団が現れる。彼ら――ラクリマから転移してきた竜騎兵たちは、ハルカを『龍のトルク』と呼んで付け狙う。その1人カラスは、他ならぬユウの15年後の姿であった。

声優・キャラクター
工藤晴香、瀧本富士子、中井和哉、宮田幸季、千葉紗子、名塚佳織、喜安浩平、小山力也、本田貴子、白石涼子、鈴村健一、三宅健太、岡村明美、田中敦子、大原さやか、藤原啓治、中原麻衣

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

子どもたちと未来

―青い雪の降る午後、わたしはあなたを見た。教会の鐘が鳴り響く中、白い髪の黒いマントに、哀しい目をしたあなたを。―


いつも一緒にいる5人組のグル―プの子供たちの中に「竜のトルク」を持つ者がいる。
無限に分岐した世界線の内の1つ「ラクリマ」から自分達の世界を確定させるためにそれを奪いにやってくる。
「シャングリラ」もその1つだ。「観測者が観測する世界」、それが真実になってしまう。その資格が「竜のトルク」なのだ。
3つの世界の世界優先権の争奪戦。価値基準が世界を決める。


物語は仲良しの小学6年生の5人組が中心となって進んでいきます。
よくあるもめごとやケンカ、それと楽しいことを共有する、懐かしく微笑ましくもある描写の中で、「未来」というとてもスケールの大きなものが関わってきます。
さらに、“カラス”と呼ばれる不思議な力を使う男が突然現れたり、量子論など難しい言葉が飛び交いますが、あくまでも主人公は常に子どもたちです。
大きくて、複雑で、矛盾を孕み、幾億の思想と止まぬ悲劇に囲まれた世界だけれど、
小さな体に2本の足で立つ彼らは大人に頼らず背伸びもせず、様々なことに等身大のままぶつかっていきます。
それらは、ときに身に沁みて感じられることもあれば、生々しく心を引き裂かれるような想いもするのです。

もちろんそれだけではなく、パワフルな戦闘シーンもあります。
このアニメの戦闘シーンには批判するに打ってつけの白羽の矢が立つのですが、まったくそんなことはありません!
その命懸けの激しい戦闘が繰り広げられる場面では、戦う主体の動きと気迫の凄まじさを表わすために、線の荒い状態で撮影されました。要するに、本来ならば途中の作業をあえてそこで止めることによって引き出した迫力だと思います(このへんの詳しいことはよくわからないけれど)。
『Cowboy Bebop』のしなやかでアクロバティックな戦闘とは違って、動きの強さと覇気に満ちた人の姿はそのまま描かれており、また蹴りやパンチ、「力」による攻撃でもそれぞれの威力が伝わってきて観ているこちらまで緊張してしまうこの映像にはケチのつけようがありませんよ!
アニメを品評して点数を細かくつけるなんてしない限り、白熱とした描写であることは間違いないと思います。
なにより肌で感じられるのだから凄いに決まってる。そんなものがいくつあるんだろう。


未来の世界からやってきたカラスなどの人間たちは実は5人組の10年後の彼らの一部も含まれていて、その辺が絡み合うシナリオはとても切なく、非常に感動させてくれます。

個人的に一番感動したのもこれに関わることで、具体的には12話です。僕はこのアニメの中で特にフクロウが好きです。
声の芝居もすごく好き。ちょっとかっこ良すぎます!そして同じくらい哀しかった。22話も同じです。
本作でシナリオの良さを挙げるとき全体のバランスはもちろんのこと、多世界線との関わらせ方や最後に向かうまでの伏線の散りばめ方、そして最終回への収束はとても良かったです。ラストは語りに傾き過ぎた感じは否めませんが、とても興味深いものでした。
それというのも「地球上に起こった、もしくは起こり得るおびただしい数々の悲劇への回答」です。
これを小学6年生が答えるんです。ちょっとハードな気もしますが、これがちゃんと答えてしまえるのです。
自己犠牲や『NARUTO』のようなガッツだけの馬鹿押しでも奇をてらうでもなく、1人の少女として「世界」に答えます。

実は、このアニメで描かれる5人組は他のアニメで描かれる子どもとは少し異なります。
夕方の子ども番組のように目線を同じくした子どもでなければ、深夜アニメのような青春を謳歌する青年に近しい存在でもありません。彼らはちょうどその中間地帯にいる珍しいモデルなのです。
彼らは小学生で遊ぶことに多少は熱中しているけれど、来年からは中学生。
それに彼らの内1人は都会の中学へ行くかもしれないという事情を抱えた少年少女たちなのです。
まだよくわからないけれど、薄っすらと漠然とした未来への不安を感じ始め、いつまでもみんなでこうしていることが難しくなっていくことに気付き始めています。それが遠くに行こうとする彼であれ、また恋であれ。
心身ともに子どもであることは確かな彼らです。楽しいことは楽しく、嫌いなものは嫌いで、やりたことだけをする。単純な世界。
でも少しずつ変化していく。その変化の意味を彼らはだんだんと知る。「変わる」ってことの大きな意味を。
こんなふうに見ると、このアニメの5人組というのは他とはちょっと違った設定像なのです。

でも間違いなく”問い”に答える晴香は12歳の少女。彼女の悲劇に対する答えも12歳の少女の言葉でした。
量子論、デコヒーレンス現象、量子存在などなどの専門用語、それに時空間を超えるという超設定の中で、さらに哲学に少し手を伸ばしたようなことまで問われす。
でもここまでの内容で設定における難しい言葉を使う部分はあるにしろ、少年少女の話す言葉や捻り出す結論には一切そういった言葉は使用せず、彼らの言葉で胸をはって答えていました。
そしてその中にひっそりと哲学を忍ばせているのです。あえて言うならば。
このときも同じです。高度な思考や会話はそこに存在せず、子どものレヴェルでちゃんと答えることができていました。

何が言いたいのかというと、その人物の心の内から出る血の通った真実の言葉というのは語(物語)の中では、非常に重要なファクターであり、ここを描くことができなければそれはただのフィクションでしかないのです。そこを一歩踏み越えて現実を生きる僕らに共感や温かさの残る熱を届けるにはここが必要なのです。それに成功すれば、実際にフィクションは人の中に生き続け血となり、肉となっていくのです。それは励ましになり、救いにだってなる。もちろんストーリーの好みあれば、演出の問題もありますが、涙を1つ流せられる台詞、言葉にはやはり特別な輝きを感じます。
僕が勝手に言っている少女の言葉、少年少女の言葉と言うのはそういった意味なのです。
晴香がどう答えたかは実際に観て頂きたいです。



「こどもにこそ観て欲しい」と僕も願うこの作品です。でももちろん大人にも観て欲しい。
個人的には、子どもの頃の経験というのは「今」に大きく結びついていると思います。
見たもの、聞いたもの、感じたこと、嬉しいことも傷ついたこともぜんぶぜんぶ。
「大人になっても辛い?」なんてユウの言葉にも身を引き裂かれます。
でも逆にあの頃の思い出がどれだけ今の自分を励ましてくれているのかだって強く心に感じます。
だからこそすごく大切で大事にしなきゃいけないもの。忘れていいことは忘れよう。それでいいんだから。
また、孤独な人間こそ友達という存在が世界でも指折りの大切なものだということを改めて知ることができると思う。
一番大事なことは最後にトビが言ってくれます。

大好きな作品です。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 15

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

無限に広がる時空。未来。可能性。

あにこれでレビューを読んで、
気になっていた作品です。

時空とか異世界とか、
そういうものが主軸となるため、
ジャンルはSFです。

2005年放送なので、
作画は少し古い感じがしました。

全24話です。


● ストーリー
小学6年生の夏休み。

上乃木ハルカ(かみのぎ はるか)は、
幽霊の噂を確かめるために友だちと肝試しをする約束をしていた。

受験で忙しい幼馴染の後藤ユウ(ごとう ゆう)も強引に誘い、
幽霊探しへ出かけた。

そんな時に出会ったのは、
異次元からやって来た謎の男たち。

彼らが狙っているのは、
“龍のトルク”と呼ばれるものだった。

訳が分からないまま、
狙ってくる男たちから逃げ惑うハルカとユウ。


序盤は、ハルカが“龍のトルク”とつながっている特別な存在らしい、
ということ以外はとにかく謎だらけです。

面白いから見続けたい、というよりも、
謎の答えが気になるから見続けたい、という感覚でした。

全体的によくわからない用語がたくさん出てきます。笑

「設定がよくわからないなー。」と首をひねってばかりでしたが、
最終的には、この世界の理論がなんとなくわかりました。


≪ 子どもの不自由 ≫

ジャンルはSFですが、
テーマは「子どもたちの未来」だと思います。

子どもたちは明るい未来を信じている。
たとえ今がどれだけ辛い状況であっても。

親に受験を強いられ、
大人になって早く自由になりたいと言うユウ。

だけど大人だって完全に自由なわけではなくて、
むしろ「子どもの方が楽で楽しい。」と思うのが、大人。笑


子どもの頃に感じていた不自由というのは、
大人の決めるルールに対してだと思います。

特に小学生なんて、
担任の先生や親をはじめとした絶対的な存在があるから、
「社会のルール」よりも「身近な大人の価値観」に縛られてしまう。

小学生の時、「廊下は右側通行」というルールがありました。
だけどそのルールを守らなくても、口うるさく言う先生はいませんでした。

「ああ、ルールには守らなければならないものと、どうでもいいものとがあるんだな。」
と悟った日のことを、今でもよく覚えていますw

今になって考えると、
身近な大人によってルールが取捨選択される世界にいたわけです。

「あの人は許してくれるのに、あの人は許してくれない」
という理不尽に遭遇することだって珍しくない。

子どもの時は大人の都合や気持ちなんて知らないから、
なんとなく「不自由だな」「おかしいな」と感じていたのでしょう。


≪ 明るい未来を手にするために、強くなれ ≫

この作品に登場する大人たちが伝えたかったのは、
このメッセージかなあと思います。

世界には様々な可能性が分岐していて、
様々な可能性をたどった自分が存在している。

つまり、無限の時空が存在している、というのが
この作品の根っこにある考え方です。

辛い未来だって存在します。
というか、辛いことが存在しない未来なんて存在しないのです。

悲しみや辛いことに遭遇したとき、
自分がどのような在り方を選択するか…。

それが、自分の未来を大きく左右することになる。
だから、悲しみに負けないように強くなれ。

本当にその通りだと思います。

今のあなたは、幸せな未来に立っていますか?と
問われているような気がしました。


● キャラクター
ハルカとユウの友だちである、
イサミ、アイ、ミホ。

この三人がいい味出しているなーと思いました。

サブキャラのようでいて、
彼らがハルカたちを支えている。

イサミの口癖である「ありえねー!」が
一般人くさくて好きでしたw


● 音楽
【 OP「Idea」/ eufonius 】

暗さと明るさが入り混じった曲調は、
不思議な世界観にぴったりです。


【 ED「夜明けの足音」/ solua 】

こちらは癒されるタイプの曲ですね。

狙われて、怖い思いをしているはずのハルカですが、
あまり引きずらず、楽しそうに日常を過ごしていますw

そんなハルカの平穏な心の中が歌われているような曲です。


● まとめ
時空とか、人の存在理由とか存在方法とか、
そんなSFが主軸の作品でした。

子どもは未来を明るいものとして信じている。
それなら、暗い世界を作ってはいけないのが、大人の責任。

平和な世界を子どもたちに託せたのなら、
その世界でどのように生きるのかは、その子自身が決めていく。

おもしろい!というわけではないけど、
つまらないとまでも思いませんでした。

SFな世界観に「ほえー」となる作品でした。笑

投稿 : 2024/09/07
♥ : 27
ネタバレ

sekimayori さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「きっと僕たちは選ぶことができるんだ、自分の未来を」

自分たちの未来の時空同士の戦いに巻き込まれた小学生たちを描く、量子論を設定の根幹に据えた硬派なジュブナイルSFロマンス。
ちょっとマイナーで難解なイメージがありますが、非常に清々しい佳作です。

ノエインという作品が魅力的なのは、多分に、胸に響く明確なメッセージ性のおかげです。
他のレビュアーさんの評にもありましたが、本作は視聴者にあるメッセージを伝えるというただその一点のために、丁寧にプロット・作画・音楽といった要素を積み上げて作られているように感じます。
娯楽性第一で頭を空っぽにして楽しめる昨今のアニメとは一線を画すものであり、「単に消費される『商品』ではなく、心に残る『作品』を視聴者に届けたい」、という制作者の想いが伝わってきて胸を打たれます。
量子論を前提にしたそのメッセージも、
{netabare}「自分の未来は、自分で選び取ることができる」
「人は、互いに観測し理解しあうことによって、人として存在できる」{/netabare}
という、ジュブナイルな作風にマッチした純粋に心震わされるものです。
大人になって汚れっちまった視聴者でも、内省を強いられつつ活力をもらえるのではないでしょうか?
セリフの随所にもそれらのメッセージが強く表れていて、ふいに目頭が熱くなることも少なくありませんでした(本レビュータイトルも作中のセリフから拝借。単体ではちょっとイタいな……)。

それらメッセージの方舟たる諸要素も、なかなか魅力的な出来栄え。
ストーリーは一貫しており、子供たちの成長譚としても、ユウ・ハルカ・カラスの純愛物語としても楽しめます。
作画面では、戦闘時の荒々しい描線の迫力が凄まじく、3DCGで描かれた敵キメラ観音(遊撃艇)のデザインは圧巻です。
キャラはアニメ的な「属性」が強くなく自然体で、視聴者に媚を売らないキャラデザと相まって好印象。
意外なことに、声優も脇役がとても豪華(ハルカの声は上手ではないけど)。
そして音楽面では、BGMは種類は少ないながら壮麗で印象に残るものが多く、何よりOPのideaが素晴らしいです!
全話観終った後にフルバージョンを聴くと、歌詞と物語(特にロマンス部分)がリンクして、思わず涙ぐんでしまうことしばし。
OP曲とアニメ本編が互いに価値を高めあう、稀有なシナジーを醸しています。

さて、ここまで褒めちぎってきましたが、個人的には手放しに傑作として称賛はできないと思います。
全体的に詰めが甘いんですよね……。
設定面でかなりご都合主義が多く、Science FictionというよりはScience Fantasyな感じ。
設定を人間ドラマのただの舞台装置として使うアニメならともかく、量子力学というバックボーンが主題に直接関わっているのに、その設定を十分に説明せずご都合主義的に解消してしまうのはいただけません。
ストーリー展開にもつっこみどころやが多いし、24話全体の構成にせよ各場面の演出にせよ、もっと盛り上げようがあったと言わざるを得ないかと。
再視聴の可能性を考えて忘備録的に列挙させてもらうと、
{netabare}
・アトリの記憶喪失・回復関連、心情変化は唐突で描写不足。ここだけアニメ的な「キャラ」が勝ってしまった感じ。
・ノエインの超常的な力。起源不明だし、フクロウ瞬殺できるチート能力かと思えばハルカ捕獲に苦労しまくるし。
・龍騎兵関連。スピン兵器と時間停止とか光の巨人とか、全く説明がなかった。個々の意図がバラバラで組織としても成立してない……。
・別時空の世界観も丁寧に語ってほしかった。量子コンピュータになんで人間使うんだ?カラスはどうやってシャングリラに侵入した?シャングリラの住人が現在に現れたのはなぜ?
・ストーリー展開にメリハリがない。序盤はユウの性格のせいもあって若干苦痛。
・マジックサークルプロジェクト云々は必要だったのだろうか?なくても時空の収束は起こってたし、ばっさり省いて1クールでも作れたのでは。
{/netabare}

ということで、不満点はありますが、もっと多くの方に観てほしい良作。
そういえば、ノエインにかぶれて大学の一般教養で量子論履修しようとして、難解すぎる初回講義で逃げ帰ったのはいい思い出と言うか黒歴史と言うか……。
あとほんとどうでもいいけど、個人的聖地巡礼してみたい作品ランク1位。
函館の朝市で海鮮丼とかたまらんだろうな。

【個人的指標】 77点

投稿 : 2024/09/07
♥ : 8

77.9 10 バトルで友情なアニメランキング10位
暗殺教室(第2期)(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (691)
4292人が棚に入れました
南の島で鷹岡との戦いに勝利したE組の生徒達。殺せんせーはカップル成立を目論んで「肝試し」を企画!だが、いつしかE組全員でのイリーナと烏間をくっつける作戦に!?果たしてその結末は!?夏休みも終わりに近づき、2学期へと思いを馳せる生徒達。その裏で謎の男の影も…?

声優・キャラクター
福山潤、杉田智和、伊藤静、速水奨、岡本信彦、逢坂良太、内藤玲、田中美海、矢作紗友里、松浦チエ、洲崎綾、佐藤聡美、川辺俊介、金元寿子、渕上舞、宮下栄治、山谷祥生、水島大宙、間島淳司、木村昴、沼倉愛美、斎藤楓子、日野未歩、河原木志穂、植田佳奈、浅沼晋太郎、高橋伸也、はらさわ晃綺、諏訪彩花、下妻由幸、藤田咲、緒方恵美、宮野真守
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

原作尊重が伝わる安定のクオリティ

原作は、少年ジャンプでリアルタイムで読んでます。
原作は完結しそうでなかなか完結しない状態でスタートしたアニメ二期。
単行本は2015年12月時点で既刊17巻ですが、
松井先生によると15巻からは、
最終回までの各回のプロットは既に決まっているそう。

アニメ版制作スタッフには最終回迄の流れを伝達済みなのか?
お話のゴールは間近のようですが、アニメは最終回まで描けるのか?
アニメ版を、どうまとめ、締めくくるのか、非常に興味深いところです。

今作制作の直前に、アルペジオを劇場版で高評で締めくくることのできた
岸誠二監督と脚本の上江洲誠さんのゴールデンコンビに期待してます。

第2期OP「QUESTION」とED「欠けた月」は初回時は
1期ほどのパンチがなくまあまあでしたが、、
4話目にはすっかりお気に入りの曲になりました。

キャラでは、状況に応じて衣装を変える人工知能の律が
アニメでは毎回おちゃめで可愛いし、
原作以上にいい味出してて一番のお気に入り。

渚のナレーションと的確なツッコミも楽しい。

<各話レビュー>
★ 1時間目「夏祭りの時間」 {netabare}
… 原作単行本第9巻:第74話「怖い時間」、
  第75話「殺しの時間」、第76話「衝撃の時間」より

二期は、二学期の始業式以降からスタートするかと予想してましたがハズレ。
意外にも一期のラスト第73話からの話をそのままでスタート。

キャストも既に2クール演じてるキャラだけあってよく嵌ってるし、
息もあった掛け合いも絶妙で安心のクオリティ。

<告白のつもりが殺白(ころはく)してどーすんのよ!!>
二学期編序章となった今回、
今後のヤバそうな伏線もありましたが
肝試しや「くっつけ」作戦などで構成され
大筋は小休止の日常回。
ヴィッチ先生の可愛さがよく描けていて始終ほのぼの。

放送が真冬なのに夏イベントというのもアレですが
コメディとして十分楽しめました。
{/netabare}
★ 2時間目「茅野の時間」{netabare}
… 原作単行本第10巻:第80話「茅野の時間」、第81話「鬼ごっこの時間」、
  第82話「泥棒の時間」、第83話「泥棒の時間・2時間目」より

第9巻の第77話から巻末の79話に当たる3話分、
前回、水木しげる先生似とされた、
竹林絡みのエピソードは丸々カット。
結構好きなエピですが、
話のテンポ上、仕方ないかな。

お話はいよいよ第10巻に突入。

今回、あまり繋がりのない3つのエピソードを
上手く1話に収めるることに成功してると思います。

・Aパート:第80話「茅野の時間」より

<プリン愛あればこそ>
松井先生も茅野と同じくプリンマニアだそうで
巨大プリンの設定をかなり練りこんだそう。

おかげでアニメでも丁寧な演出で
荒唐無稽なお話なのに妙な説得力があって
ギャグコメディなのに関心しちゃいました。

なにがあっても、ちゃんと生徒たちにもプリンを振る舞う殺せんせー。
ちょっとほっこり。

・Bパート:第81話「鬼ごっこの時間」~第83話「泥棒の時間・2時間目」より

殺せんせー、福山潤さんの
ハリウッド映画などのテンプレ悪徳警官の演技、
踊る大捜査線ネタ(アニメオリジナルの演出)にクスッw

おそらく尺の問題で、鬼ごっこ(ケイドロ)のエピの最後、
烏間を出し抜いた生徒たちの描写はカット。
これも無理ないけどちょっと残念。

<お前は俺より弱い>
自称殺せんせーの弟、イトナ、カムバック!
次回も楽しみ。
{/netabare}
★ 3時間目「堀部糸成の時間」 {netabare}
… 原作単行本第10巻:第84話「限界の時間」、第85話「駒の時間」、
  第86話「執着の時間」、第87話「吐きそうな時間」より

殺せんせーの力というより、
E組の生徒のチームワークのおかげで
イトナ(CV:緒方恵美)がクラスの一員になれたお話。

E組の生徒たちは人しての度量も大きくなってきた。
かつてはトラブルメーカーだった寺坂も
人を気持ちを解きほぐすことができるようになっていた。

殺せんせーの教育は、
生徒の学力や様々な技能のみならず
人格形成にも大きな結果を残してることが
伝わるエピソードでした。

原作の魅力を損なわず、
単行本の4話分を23分に無理なく収めるてる。
その上、原作上のいい台詞やギャグも決して外さない。
上江洲さんの脚本はやはりセンスがいい。
{/netabare}
★ 4時間目「紡ぐ時間」 {netabare}
… 原作単行本第10巻:第88話「紡ぐ時間」、第11巻:第89話「名前の時間」より

・Aパート:第88話「紡ぐ時間より

イトナは寺坂グループにすっかり溶け込んだ。
遠慮ない毒舌が友情の証であるかのようだ。

得意の電子工作の技術で対せんせー用の兵器を作ったつもりが、
E級男子の男のロマンの道具にされそうに…

エロと殺しと物作り、男子の都合をがっちり掴んで、
イトナを中心にいつの間にか輪ができていた。

真剣な作戦のために一致団結する彼らだが…

<ちょっと痴情のもつれが…>
オチには原作の補足となる描写もあって楽しかったです。
ちょっとだけプリズンスクール思いだしました。

・Bパート:第89話「名前の時間」より

一日だけ本名で呼ぶの禁止してお互いをコードネームで呼ぶお話。

コードネームは全員が全員分考え紙に記入、それを箱に入れる。
それを殺せんせーが引き当てたもので、全員分のコードネームは決定。

真面目な対戦訓練で、適当でふざけたネームで呼び合う彼らは
アニメでは声優の演技により漫画より可笑しさ倍増でした。

コードネームと呼ぶより、あだ名が相応しい。

特に笑えたのは、律の”萌え箱”を筆頭に、
ツンデレスナイパー、女たらしクソ野郎、鷹岡もどき、
中二半、永遠の0、メガネ(爆)など

ただ、メガネ(爆)は、竹林のことですが、
アニメでは竹林回がカットされてるので
原作読んでないと意味不明なのが残念。

原作のアレンジが絶妙で、なおかつ補足要素が加わり
今回の面白さは原作以上。

ちゃんと木村君の名前のコンプレックスを救うオチもあって
ギャグだけで終わらせないところが素敵です。

エンディングのキャスト表示で
E組生徒と担当教師3名の役名が本名でなく、
コードネームになってたのには(爆)

CAST
バカなるエロの
チキンのタコ   福山 潤
堅物         杉田智和
ビッチビチ    伊藤 静
---------中 略----------
性別       渕上 舞
って、これは「バカテス」の秀吉と同じくらいの笑撃www

だから岸&上江洲コンビの作品から目が離せません。

次回、浅野理事長親子が久しぶりの登場。楽しみです。
{/netabare}
★ 5時間目「リーダーの時間」 {netabare}
… 原作単行本第11巻:第90話「イケメンの時間」、第91話「体育祭の時間」、
  第92話「戦術の時間」、第93話「リーダーの時間」、第94話「敗北の時間」より

今回は、磯貝悠馬(CV:逢坂良太)の回。
コードネーム:貧乏委員
縁日でゲットした金魚まで食材にするほどの貧乏な母子家庭の苦労人設定。
でもE組の学級委員で、成績優秀、コミュ力あって人望厚くイケメンとして女子人気も高い。

前回は、原作2話分を補足まじえて丁寧に描いたかと思えば
今回は5話分を圧縮して構成してました。
だからといって薄味に感じることなく楽しめました。
ポイントは決して外してないためだと思われます。

体育祭の棒倒しのようなシーンは、アニメで音声と動画で描かれると
やっぱり漫画より見応えあっていいですね。
イトナが勝利を決める際、棒にぶら下がって倒すというアクションが足されていました。

留学生との会話を英語で統一させたのも
ヴィッチ先生の英会話の授業が役に立ってると伝わり良かったです。
キャストの誰が、英会話が上手いか下手かが判っちゃうのは、まあご愛嬌ですね。
{/netabare}
★ 6時間目「ビフォーアフターの時間」 {netabare}
… 原作単行本第11巻:第95話「間違う時間」、第96話「ビフォーの時間」、
  第97話「アフターの時間」、第98話「プレゼントの時間」より

<君たちは強くなりすぎたのかもしれない>
いつもの山中でのフリーランニングの訓練の成果を街中で試すE組の18名の生徒たち。
不注意から、自転車に乗った幼保育施設「わかばパーク」の園長に怪我をさせてしまう。
その責任を取るため、そして失敗から学ぶため、
E組28名全員参加の二週間の課外授業が始まった。

<なんということでしょう!>
『大改造!!劇的ビフォーアフター』…建築情報・ドキュメンタリー番組。
サザエさんの中の人、加藤みどりさんのナレーターが印象的。
殺せんせー、福山潤さんのものまねとBGMで上手く再現。
映像と音響あってこそのパロディ、原作では味わえない楽しさでした。

<蒼き鋼のアルペジオのキャスト再び>
岸&上江洲コンビの推薦でしょうか?
レギュラーのE組生徒は、
渕上 舞(渚、イオナ)
藤田 咲(律、ヒュウガ)
沼倉愛美(中村莉桜、タカオ)
宮下栄治(菅谷創介、橿原杏平)
佐藤聡美(神崎有希子、ナチ(劇場版))
カッコ内の前者は今作、後者はアルペジオでの役名

気付いたのは以上ですが他にもいるかも。

そして今回のゲスト、登校拒否の小5のさくらは山村響さんが演じてました。
つまり渚とさくらの絡みは、イオナとハルナの組み合わせ。
お二人とも演じ分けが巧みなのでエンドクレジット見るまで
この組み合わせとは思いもよりませんでした。
なかなか面白いですね。
{/netabare}
★ 7時間目「死神の時間 前編」 {netabare}
… 原作単行本第12巻:第98話「プレゼントの時間」、第99話「プレゼントの時間・2時間目」、
 第100話「「死神」の時間」、第101話「反撃の時間」、第102話「「死神」の時間・2時間目」、
 第103話「「死神」の時間・3時間目」、第104話「「死神」の時間・4時間目」より

今迄で最強最悪の超一流の暗殺者「死神」登場!
殺せんせー暗殺のため、あらたな外部からの刺客がE組生徒全員を人質にとる。
ヴィッチ先生もE組を裏切り「死神」側に取り込まれ、律もハッキングで無力化された!
E組に最大の危機が訪れ、殺せんせーと烏間先生が救出に向かうが……

「死神」絡みのエピソードは漫画では第99~110話までで12話分ありますが、
アニメでは2回分だけで描くのかな?
テンポがとてもいいです。
カット多いはずなんですが、全然気にならないのは、ポイントは決して外してないからでしょう。

<やる気しね~死神さんに逆らうとかありえねーし 働くぐらいなら電源落とす>
ほんの少しの登場ながら、漫画もアニメもHacked印の律はやっぱり可笑しい。
藤田咲さんの演技は、今回、ここだけ普段の清楚な役柄と違うので、
ちょっとだけアルペジオのヒュウガっぽく聞こえました。
{/netabare}
★ 8時間目「死神の時間 後編」 {netabare}
… 原作単行本第12巻:第105話「「死神」の時間・5時間目」、第106話「「死神」の時間・6時間目」、
  原作単行本第13巻:第107話「「死神」の時間・7時間目」、第108話「「死神」の時間・8時間目」、
  第109話「「死神」の時間・9時間目」、第110話「世界の時間」より

<この教室がどんな結果を迎えるのかはわからない...だが、この場所は...良い世界だ>
今回は、烏間が主役!烏間は、怪鳥音こそないもののビジュアル的には、
70年代の孤高のヒーロー、ブルース・リーのようなカッコよさ。
杉田智和さんのイケメンモードの演技も実によく決まってて、すっかり魅せられました。
ヴィッチ先生との絡みも素晴らしかった。

イトナもいい味出てます。彼の電子工学の才能が
しっかりE組の戦力に活かされてるのも地味にいい。

2回に分けられた死神の時間のエピソード、
カット多くても、キャラの心理描写がとても丁寧だったのが好印象でした。
{/netabare}
★ 9時間目「2週目の時間」 {netabare}
… 原作単行本第13巻:第111話「進路の時間」、第112話「2週目の時間」、
  第113話「1週目の時間」、第114話「渚の時間」より

生徒の進路指導のエピの中で浮き彫りになった、
渚と彼の母、潮田広海(CV:三石琴乃)の話。

広海役に三石さん起用とは少し意外でしたが、結果としては適材適所ですね。
実生活でも一女の母親でもある三石さん。
また「ドラえもん」で、のび太のママ役をもう10年以上演じているだけあって、
母性は、演じなくても自然に滲み出ていて、
さらに狂気を秘めた過保護の母という難しい役を絶妙に演じてらしてさすが。
{/netabare}
★ 10時間目「学園祭の時間」 {netabare}
… 原作単行本第13巻:第115話「学園祭の時間」、
  原作単行本第14巻:第116話「客の時間」、第117話「珍客の時間」、
  第118話「縁の時間」より

一期含め、今迄の敵味方問わず様々なキャラが文化祭でE組の模擬店に訪れる話。
なんとも緩く少年誌ならではのコメディ展開ですが、私は大好きなエピソード。
「昨日の敵は今日の友」的なものはいかなる作品でも個人的にツボです。

実に上手くまとめあげていたと思います。
二期のここまでの話で一番笑えて面白かった。

ここで久しぶり(一期17話以来)の、『いきなり「おしえて!くぬどん」』復活!
今回は、学園の文化祭紹介。
アニメオリジナルのこれ、好きです。
脚本の上江洲さんのブラックユーモアが冴えてます。

本校での浅野の企画した学園祭イベント描写の作画もセンスがいい。

<殺すつもりで売りましょう、君たちの数々の刃を!>
食は和を生み出す意味でも大切ですね。
どんぐりつけ麺、私も食べてみたいです。

修学旅行の不良高校生、わかばパーク関係者、南の島エピのキャラたち、
その他もろもろの殺し屋たち、最後に渚の母、再登場。
中でもユウジが、最もお気に入りなキャラなので丁寧に描いてもらえてうれしかった。
渚との絡み、可笑しくも今回は南の島の時以上に心温まりました。

渚の母は前回と打って変わり、子離れできた母親へ脱皮。

人の成長がちゃんと描かれてるから今作が好きなんです。

キャストの皆さんの演技力も冴えていて始終ほっこり。
{/netabare}
★ 11時間目「期末の時間 2時限目」 {netabare}
… 原作単行本第14巻:第118話「縁の時間」、
  第119話「期末の時間 2時限目」、第120話「殺気の時間」、
  第121話「解放の時間」、より

<正しい敗北を 僕の仲間と父親に>
理事長の歪んだ教育に気付き、素直にE組生徒たちに頭を下げる浅野学秀。
いつの間にか、本校舎生徒筆頭の彼も成長してました。
今まで見下していたE組生徒に素直に頭下げるとは
登場した頃には想像もつかなかった。
敗北から学んで強くなる…
普遍的な真理を自然に物語に織り込んでいて味わい豊か。

テスト問題と格闘する様をファンタジーバトルになぞられる演出
ここはアニメの真骨頂ですね。

{/netabare}
★ 12時間目「空間の時間」 {netabare}
… 単行本第14巻:第122話「空間の時間」、第123話「誤作動の時間」、第124話「教員試験の時間」より

前回と今回の間に、原作漫画はすでに第180話で完結してます。

アニメ2期は全25話予定らしいので残り13話あるよう。
とすると、アニメ1話分につき単純計算で平均、漫画の4話~5話分を
消化していけば結末まで充分描けますね。
これでアニメも、最後まできれいにまとめてくれそうで安心です。

<学秀vsカルマ、学業対戦の巻>

今回の数学の最終問題は、原作の松井先生が、
「中学生の知識で解けるけど、大学受験レベル」という発注で
中学生の通信教育のZ会の方に作ってもらたそう。
採用されたのは、いくつか作ってもらった候補から
漫画に相応しいと判断された選ばれた問題で
先生ご自身も3日かけて咀嚼して全容を理解した上での執筆とのこと。

私は、数学不得意ゆえ解く気も起きませんが
学秀とカルマ両者の着眼点の違いが対照的に描かれてなかなか面白い。

前回に引き続き、ファンタジーバトルの演出に、
アニメの利点が最大限に活かされてましたね。

でも、最高に可笑しかったのは、最後のくぬどんの件。
原作ではちょっとしたギャグをバージョンアップ
シリアス回なのに、こういうの、
いきなりぶちこんでくるセンスがなかなかいいです。

理事長と殺せんせー、教育方針は違えどどこか似てると思います。
理事長は好敵手としていいキャラです。
{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

殺センセーと3年E組の皆んなとの絆の物語・・・その熱情にただ感涙するしかできませんでした・・・

この作品は、「暗殺教室」の続編に位置する作品です。物語の内容に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

この作品からは予想外の幸せをたくさん貰ったような気がします。
①前期視聴の際、殺センセーのキャラデザからこの作品の視聴を敬遠した方もいらっしゃるようですが、殺センセーと3年E組の皆んなとの時間は思いのほか激アツで堪能させて貰った事

②2期「SECOND SEASON」の放送後、そのまま15話からの「FINAL SEASON」まで描ききって貰った事

③物語の終盤・・・殺センセーと3年E組の皆んなとの大切な時間を共有させて貰った事

これも岸監督ならではのサプライズ・・・だったのでしょうか^^?
一番ビックリしたのが②です。リアルタイムで視聴していた際、4月以降のTV番組欄にこの作品のタイトルがあったので、「枠を延長してしっかり描いて貰えるんだ」と思っていましたが、延長はこれまでの経験上1,2話程度だろうと勝手に推測していました。
ところが、いつの間にかタイトルが「FINAL SEASON」に変わっているじゃありませんか。
そこで、原作終了に伴いアニメも最後まで描ききる・・・という情報を耳にしたんです。
こんな嬉しい朗報もあるんですね^^

この物語は、賞金首である殺センセーと椚ヶ丘中学校の底辺と蔑まれてきた3年E組の生徒が様々な触れ合いを通して先生と生徒の絆をしっかり固めながら、底辺からの脱却を目指して生徒たちが成長していく・・・こんな感じの物語です。

3年E組の皆んなも最初はバラバラでした・・・
このクラスに送り込まれる事に対する屈辱や自身のプライド・・・
或いは未来に対する絶望・・・
誰も好き好んでこのクラスを志望する人のいない底辺のクラスです。
でも殺センセーが担任になって・・・烏間先生の他にビッチ先生もこの輪に加わって・・・少しずつですが、3年E組の皆んなに変化の兆しが訪れるんです。

自身の変化が実感できた時・・・これまで出来なかった事が出来るようになた時って嬉しいと思います。
でも、それは何の苦労も無しに手に入れられるものではなく、変われるのは努力をした分だけ・・・
3人の先生からの教えが功を奏したのでしょう・・・見違えるぐらい生徒が進化していくんです。
この進化は見ていてとても気持ち良いです・・・
これまでE組を蔑んでいた人達は、進化したE組を見て何を思うのでしょう・・・

殺センセーは100億円の賞金首・・・暗殺者が黙っているわけはありません・・・
ビッチ先生を含め次々と暗殺者が送り込まれてきました。
でもここには・・・殺センセーと進化した3年E組が待ち受けているんです。

でも・・・中には暗殺者の心中を察すると胸の痛くなるような事もありました。
たった一つの願い・・・それを叶えるためなら人は何でもできちゃうの・・・?
どんな痛みにも耐えられるの・・・?

生徒たちが目の前の階段を一つ一つちゃんと登った時間・・・だったと思います。
こうして物語は「FINAL SEASON」に突入する訳ですが、正直この最終章は私にとって泣きどころばかりでした。

私は当たり前と受け入れてしまっていたため、これまで全然気にする事はありませんでした・・・
殺センセーはどうして3年E組の担任になったのでしょう・・・
それどころか、自ら宣言した来年の3月までの時間を、どうして教師として過ごしたのでしょう・・・
・・・これら全てに理由があったんです。
その理由は本編で確認頂きたいと思いますが、私は涙無しにはこの場面を見れませんでした。

この作品はこれまでの十分激アツでしたが、一気に熱さの加速度を増すのがここからです。
クラスの皆んなの本音・・・そしてそれを自分達が一番納得できる方法を模索し実践する・・・
本気で・・・全部でぶつかり合うから絶対に中途半端なんてできない・・・
そして導き出された答えを総意として咀嚼する・・・
これだけでも生徒の成長を十分に感じられます。けれど、この作品・・・これで留まってくれないんです・・・

烏間先生はE組の皆んなに「余計な事をするな・・・」と言いました。
けれど、皆んなその言葉の本意をちゃんと分かっています。
これまで1年間・・・同じ時間を共有してきた先生なんですから・・・

ここからは3年E組の集大成・・・
例えどんな相手でも、自分達の領域に持ち込めばそこに活路を見いだせる・・・
生きていく上で大切な事を身をもって教えてくれる殺センセー・・・
それを貪欲に吸収する生徒達・・・
殺センセーとE組の間には究極の師弟愛があったと言っても過言ではないでしょう・・・

決める時間・・・
皆んなで出した答えは・・・

今でも渚の泣き叫ぶ姿と声が頭から離れてくれません・・・
そりゃそうだよね・・・泣き叫ぶしかできなかったんだよね・・・
でも・・・優しかったね

オープニングテーマは、3年E組 うた担 [渚&茅野&業&磯貝&前原の「QUESTION」と「バイバイ YESTERDAY」
エンディングテーマは、宮脇詩音さんの「欠けた月」と「また君に会える日」
オープニングのノリの良さと、しっとりとしたエンディング・・・どちらも好きでした。

2クール全25話の作品でした。
この作品って、こんなにも感動する物語だったんだ・・・が視聴後の素直な感想です。
この作品が最後までアニメで見れた事に至福の喜びを感じています。
ホント・・・視聴して良かったと心の底から思えた作品でした。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 18
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

1年というリミットを設定した原作者が有能すぎる件

【レビューNo.57】(初回登録:2023/5/10)
コミック原作で2016年作品。全25話。
こちらもGW中にABEMAの一気見放送があったので(^_^)

(ストーリー)
1期からの続きで
Ⅰ.学園生活
 ・体育祭・文化祭等のイベント
 ・期末試験
 ・進路指導等
 ・卒業
 {netabare}・恋愛模様も入ってくるよw{/netabare}
Ⅱ.殺せんせーの秘密の種明かし
 ・殺せんせーの正体
 ・なぜこのクラスの担任になったのか
 ・殺せんせーを巡る過去の因縁
Ⅲ.地球破壊までのリミットをめぐる攻防
 ・生徒たちによる暗殺活動他
 ・政府やシロたち等の不穏な動き

原作も終了していたので、綺麗に完結までアニメ化してくれています。

(評 価)
・1期の基礎を2期で応用展開
 1期の最後の方で、殺せんせーが
 「3年E組『暗殺教室』基礎の1学期、これにて終業!」
 と高らかに宣言しますが、これはアニメにもいえることですね。
 ・1期:作品のチュートリアルから始まり、主に勉学や暗殺の訓練や実行といった日常
     描写をメインにして、生徒たちの成長物語を魅せていく。
 ・2期:イベント(学校行事や新たなる敵等)で物語を動かしていきつつ、殺せんせーの
    秘密も明かされていく。そしてクライマックスへと・・・
 「1期で培った基礎の上で、応用的に新エピソードを展開している」って感じなので、
 やはり骨太の面白さがあり、失速することなく完走したって感じですね。
 (2期は物語が締めに向かっていくので、泣きの感動要素が多くなってきます)

・驚嘆すべき淀みない秀逸なストーリー展開
 2期の目玉は「Ⅱ.殺せんせーの秘密の種明かし」になるでしょうか。
 {netabare}2話ほどかけて過去を語っていくのですが、後付け感が一切なく本当に淀みない秀逸な
 ストーリー展開に驚かされます。個人的な推測ですが、作品概要が決まった後、むしろ
 このエピソードから作り始めたんじゃかないかって。
 このエピソードはある意味この作品の「心臓部」にあたる部分です。ここを核として、
 3年E組の物語へ落とし込みにいったと考えると、いろいろとスッキリするんですよね。
 ・教師としてブレないバックボーンの正体(教師・殺せんせーの原点)。
 ・新キャラに見えた敵は、実は皆この過去に因縁がある者ばかり etc。{/netabare}
 作品全体を見ても(1期の)始まりから終わりまで、無駄・矛盾(不自然さ)がなく全体
 の整合性もとれており、綺麗にストーリーが流れていく様はホント見事だと思います。

・1年というリミット設定が作品の質を上げている
 ・実は1年というリミットは、生徒たちの卒業だけでなく、もっと深い意味があることが
  2期で明かされます。
  {netabare}(殺せんせー自体の寿命(地球を巻き込む程の大爆発を起こす)期限が1年だった。
   → それを踏まえての1年という政府への宣言だった。
   (ただその後の研究により、その可能性は「1%」に訂正されるが)){/netabare}
  1年というリミットがあることにより
  ・編集都合特有の無理な引き延ばし展開が入ってこない。
  ・生徒たちの卒業までを描いて綺麗に終わることができる。
  ・終わりが明確なので、最高のクライマっクスが用意できる。
   (終わりが不明確だと、出し惜しみ等いろいろ配慮が必要になる)
  結果作品の質の向上に繋がったのではないかと。
  (恐らくあのラストも早い段階から決まっていたのでしょう。そのラストにどう繋いで
   いくか、妙な引き延ばしを考えることなく、そこに注力できたのはかなり大きかった
   と思います。)
  
正直推測の部分も多く、真相は定かではありません。
でも最初からは終わりや心臓部を明確にし、そこから全体像を練り上げていたとしたら・・・
そう思える程に、この作品の構造・設計は本当に美しい。
そしてこの作品の根幹となるテーマ
{netabare}「殺せんせーはブレることなく、最後まで「最高の教育者」だったと」{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 10

80.7 11 バトルで友情なアニメランキング11位
ワンパンマン(第2期)(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (625)
3390人が棚に入れました
趣味でヒーローを始めた男、サイタマ。3年間の特訓により無敵のパワーを手に入れ、あらゆる敵を一撃(ワンパン)で倒すヒーローである。ひょんなことから弟子となったジェノスと共にヒーロー協会で正式なヒーロー活動を開始する。 怪人発生率が異常に高くなる中、大預言者シババワが遺した「地球がヤバい」災害の可能性があると対策に乗り出そうとするヒーロー協会。そこに怪人に憧れるガロウが現れる。

声優・キャラクター
古川慎、石川界人、梶裕貴、安元洋貴、早見沙織、緑川光、松風雅也
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大事ヲ成スニ志ナカリセバ 煩悩ニ澱ミテ 毒林檎食ラフベシ

原作さわりだけ


息子の中学で流行ってたらしく、思春期の息子と一緒にゲラゲラ笑いながら観ることが出来ました。という極めて私的な理由で高得点。シンプルに楽しめる良作です。
OPの作詞が森雪之丞氏だったりJAMだったりで胸アツなのとサイタマ役の古川慎さん歌ウメェ~のEDだったりと主題歌が極めて優秀でございました。

全12話。作中では1期から継続しての13話~24話の扱いです。1期見逃したところで途中からでもついていける仕様だと思います。

肝心の中身は、1期と変わらずというかよくキープできたなという印象。
なぜなら宇宙最強を倒し、パワー系でインフレするなら自ずと限界が訪れると危惧していたからです。
2期ではそうならず、サイタマやジェノス中心だった物語から、別のヒーローたちの各々の立ち位置やお悩みといった視点から見るサイタマ像へと変化を加えてきました。
1人称から3人称への変化とでもいうべきでしょうか。
・ヒーローでもS級A級B級C級といったクラスの違いによる意識の差
・武道家/剣士といった協会所属してない猛者たちの思惑
・怪人を名乗る人間{netabare}。ガロウ(CV緑川光)良かったっす。{/netabare}
これまた個性的な面々で退屈しないのとモブに近いキャラすら一癖あったりでした。中心軸は怪人らで結成された“怪人協会”とヒーローを中心とする人間たち“ヒーロー協会”との闘いです。やや群像劇の装いで、深みといいますか拡がりが出たのではないかと思います。


ただし拡がりは諸刃の剣。あらためて1期の自分のレビューを読み返してどこに着目してたのかおさらいしてみました。見どころは概ね以下2点としてたみたいです。

1.事前の煽りにクスクスしよう
2.ワンパンを見逃さない

世間的には2.で名を馳せた名作と言われています。バトル作画の迫力に魅せられる、ということ。
ややふんわりとした群像劇ならばサイタマの登場機会は減るわけなのであります。それはワンパン数の減少と同義。制作会社の変更の影響は言わずもがな、前作ファンが本作に期待するところとのズレはどうしても生じてしまいます。このへんのさじ加減は本当に難しいことが理解できる2期でした。
さて、世間的には…としたのは自分が重きを置いてたのが1.だったから。思いの外影響は軽微だったのが幸い。
{netabare}前口上は前作以上。前座を務めたゴウケツ(CV乃村健次)戦でのスイリュー(CV松風雅也)。もはやプロ前座といえる大怪蟲ムカデ長老(坂東尚樹)戦でのジェノス(CV石川界人)。今回も楽しませてもらいました。{/netabare}


もう一つ1期レビューからの引用。本作のテーマについて

 “ヒーローってなんだろう?”

“夢”ではなく“志”の不足が気になってた1期です。「ヒーローになってサイタマはなにを成したいのか?」
今回出番少なめのサイタマは、その答えを探している描写が多かった。そして周辺キャラにも多くを語らせます。志無き者はアダムの林檎{netabare}(怪人細胞){/netabare}を手にしてしまうのです。ここを見逃すともったいない。林檎を手にした者はいってみれば「ヒーローになりたいだけ」の面々でした。

{netabare}志については奇しくも第18話で蛇咬拳スネック(CV三木眞一郎)がスイリューに語りかけます。
「お前のようなたいして志ももってなさそうなやつに!」
・・・巡り巡ってスネックらの志の高さにスイリューも感ずるものがあったようですね。良いシーンでした。{/netabare}


原作も続いているようですしなんとも中途半端な終わり方ではありましたが、私自身の中断は無くなりました。
“サイタマがヒーローになってなにを成したいのか?”を見届けたくなった2期です。



※オマケ
■気になったところ
{netabare}「オ兄チャン 名前ヲ決メテ!」
脳内再生けっこうな量に(笑)
結局キングは『どきどきシスターズ』をプレイできたのだろうか?{/netabare}

{netabare}腹こわしてしまった“音速のソニック”は怪人になり損ねてましたね。こういう小ネタがいちいち面白い。
お仲間の“疾風のウィンド”“業火のフレイム”なにげに里の命名規則を遵守しております。{/netabare}


■兄だけではなく
「S級ヒーローの小学生みたいな人、コナン君の声に似てない?」
と娘からの指摘。その通りだ、わが娘よ。もしかすると声豚属性があるのかもしれない。
そして小学生みたいな人のヒーローネームについては・・・言葉にするのはさすがに憚られました。


視聴時期:2019年4月~6月

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2019.07.07 初稿
2019.07.27 修正
2020.02.02 修正

投稿 : 2024/09/07
♥ : 51

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ジェノス「先生、俺に足りないものは何だと思いますか?」

サイタマ「え?パワーじゃね?(適当)」
ジェノス「ありがとうございます!!」

キング「(ああ、駄目だよ~!多分サイタマ氏を参考にしちゃあ・・・ジェノス氏~~~~!!)」



2019.07.11
せっかく打込んだコメントフォームが見事キレイさっぱり消えて落ち込んでますが再度挑戦!(泣泣)

ワンパンマン2期目。制作もマッドハウスからJ.C.STAFFに変わり、重箱の隅を突かないかぎり良く出来た方だと思います。
1期から続き。相変わらずサイタマはヒーロー活動において、
・打てば(ワンパンチ)で相手は『爆砕』。ダメージは「全く受け付けない』冗談みたいな体。
・軽くワンパンで済む戦いに、高揚感・充実感・充足感、命の駈け引きの緊張感も無く、ただただ虚しい日々。
・生活はいたって地味なマンション住まい。
・ハゲ頭に覇気の無い虚ろな瞳と態度。ダサいコスチュームという容貌もあり、「最強」でありながらもスグ敵を倒してしまうので目撃者も無く、大衆やヒーロー協会からも認知・認識が無い状態。
・風評、評価を気にすることなくサイタマは今日もヒーローを続ける。

今期はサイタマが出張ると話がスグに終わるので(笑)、彼の周りで起こっている状況・人物たちの群像劇。
正義の大義はどこへやら。ただの「パワータレント」組織の「ヒーロー協会」。数多の所属ヒーローたちは、保身と人気(ランキング)の固執をしてばかり。S級に至っては独善。傲慢・我儘マイペースと協調性無し。
そんな折、人間怪人「ガロウ(格闘家)」が名乗りを挙げ「ヒーロー狩り」を始め出し、被害もままならぬ事態に。
さらに、サイキック怪人・ギョロギョロが仕切る「怪人協会」が同時多発ゲリラ攻撃を仕掛けて街は大混乱。
その頃サイタマは・・・ヒーロー狩りのガロウが格闘家と聞いて武術にチョット興味を示し武闘大会に(ヒマつぶし&チャランコの代理で)出場という呑気ぶり。
なるべくサイタマとラスボス級をマッチングさせないようなストーリー仕立てでした。


特筆すべきはやはり「ガロウ」でしょう。
幼少時の屈辱、
・怪人推しの所為で同年代のクラスメイトからイジメを受ける
・『ヒーロー(正義)勝利>怪人(悪)敗北』という社会認知されてる絶対的常識に、怪人はいくら努力しても「絶対勝てない」という理不尽さに憤慨。
ならば自ら強くなり、怪人として名乗りをあげ、常識を覆そうと奮闘する姿は正にダークヒーロー。
終盤、複数のヒーロー相手に気を失いそうなダメージながらも孤軍奮闘する姿は主人公級。戦国末期の『剣聖(二天一流の)』みたいに思えます。
[どうでもいい余談]
半世紀近く続く「スーパー戦隊」シリーズも水面下では一時期疑問視されたことがあったのではなかろうか?
理念(普通に観て良い面)としては、
・人々を脅かす巨大な「悪」を、一人一人の小さな「正義」が結束して悪を撃ち滅ぼす。
・そして育まれる仲間との友情・絆・愛(優しさ)。
というものですが、スポンサーの為に毎回スーパーチートウエポン&ロボで戦う姿を「捻くれて」観ると、
・複数で単体怪人をボコりまくる。(イジメを助長するサブリミナル?)
・まるで最新装備で害虫駆除(人種迫害)をしているように見えなくはないか?
という見方もできます。
東映企画室の「八手三郎」も波風たたないように気は使ってるかもしれませんが・・・


で、堅物ジェノスも毎度毎度の通りクセーノ博士によりパワーアップしてはズタボロになり、またパワーアップしてはズタボロになり、周りの被害を考えない全力攻撃、でもやっぱりズタボロになる見事な「咬ませ犬」でした。(笑)

キャラ数が多く個別の活躍も多く入り、今期(12話)で収まりきらず、伏線バラまいて中途な終わり方になりました。
・「進化の家」の残党・アーマードゴリラを尾行するS級ヒーロー・ゾンビマン。
・怪人協会に誘拐されたヒーロー協会最高顧問・ナリンキの息子、ワガンマ(クソガキ)の大規模救出作戦。
・怪人化したソニックの同郷忍者、「疾風のウィンド」と「業火のフレイム」。
・怪人・フェニックス男に連れられたガロウの運命は?
・きっとまだ出番はあるぞ、不細工な子供・タレオ(笑)
などなど、続きが気になるトコロ。


3期まで時間がかかりそうですが品質落とさないように願って気長に待ちます。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 11
ネタバレ

wp38 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ワンパン、ワンパン

2周目視聴開始。

視聴後に思った事。(感想というよりほぼ推察ですw)
{netabare}ジェノスが追ってる暴走サイボーグ。それって彼本人なんじゃないのかな、と。
あとあの博士にも怪しさを感じる。

全身のほとんどが機械化されてるジェノス。
その処置や修理を行っているのがあの博士。
だから彼の記憶をイジくるくらいは簡単にできると思う。
1期の最後に同じS級在籍のメタルナイトは君の敵だと告げられてた。
彼のヒーロー活動は遠隔操作で動くロボットを使ってる。あれかなり高性能だった。
その正体はあの博士かもしれない。もしくは、博士と同等か彼以上の知識と技術を
持っている昔の研究仲間という可能性も。
劇中では顔の下半分や後ろ姿が少ししか映ってない。
それはある意味、全体を映すとすぐ正体が分かってしまうからだと思う。
博士の髪型はかなり特徴的だから、もし彼だったならあの描写と繋がってくる。

あと、1期で出てきた進化の家と称した実験棟。
あそこでの研究は、生物に改造を施し兵器として利用する為との事。
確か最終的には人体実験までやったって言ってたっけ。
ただ、実験に使った生物を完全にコントロールするまではいかなかったから全て失敗作らしい。
そこの所長の過去シーンには出てきてなかったけど、おそらくどこかのタイミングで
あの博士が関わってる気がする。
最強の生物兵器=サイボーグだから、そのプロトタイプがジェノス。
彼は災害で身寄りを無くした子供だったのか、あるいは本当に瀕死の重傷を負ってて、そこを
たまたま博士が見つけ、いいサンプルが手に入ったと思い救助という名目で彼を実験体とし、
その際、コントロールしやすくする為に人間の感情を残しつつ記憶を改ざんした。
何らかの理由でヒーローというものに対し恨みを抱いていて、報復の機会をうかがってる。

同様に、昔の研究仲間だった場合、ジェノスを作った博士に嫉妬心を抱いてて、彼より
高性能なモノを作る事で自分の方が優れていると証明する為。
S級認定を獲得したのも、宇宙船を解体・回収したのも全てはその為かもしれない。{/netabare}

まぁ原作見てないからあくまで推測で想像の域は出てないしこじつけ感があるのも否めないが、
こういった様な設定はよく見かけるし、自分で言うのもなんなんだけど、あながち全くあり得
ない事でもないのかなぁって思ってる。

あ、そういえば{netabare}サイタマのヒーローネームは1期での予想発言通り”ハゲマント”だったなぁ(笑)
彼が作品タイトルと同じ言葉で呼ばれる日はいつになるのか分からないけど、ただ、いまのヒーロー
制度があるのは、過去彼が協会設立者の子供を助けた事がキッカケみたいだから、もしかしたらその
事実を皆が知るって展開が来るかもしれない。呼ばれるとしたら多分その時だと思った。

最終回エンディング、「♪ワンパアアァ~ン」で始まる1期のOPが流れる。
曲が小さくなり、普段通り買い物して歩いてるサイタマのシーン。
もしかしたら隣にジェノスがいるかもしれない。
部屋に戻ると、TVで怪人が現れたという報道を見る、または協会から報告が入る。
おもむろにヒーロースーツに着替え、「行くか」「はい、先生」といったような会話の後、
ローアングルでサイタマがドアを開けるシーンが流れ画面全体が白くなる。
最後は黒バックに赤文字の作品タイトルがドンッ!って音と共に表示されて完結。
そういったよくみかける王道のような最後が頭に浮かんだ。{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 1

74.5 12 バトルで友情なアニメランキング12位
青の祓魔師 京都不浄王篇(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (399)
2537人が棚に入れました
人間の住む「物質界(アッシャー) と悪魔が住む「虚無界(ゲヘナ)」。
本来は干渉することすらない二つの次元だが、悪魔はあらゆる物質に憑依し、物質界に干渉していた。
しかし人間の中には、そんな悪魔を祓う『祓魔師』が存在した―。

魔神(サタン)の落胤として生まれた奥村燐は、己の出自を隠し祓魔師になることを決意。
正十字学園内部に存在する祓魔師養成機関・祓魔塾に通っていたが、地の王・アマイモン襲撃の際、
魔神の落胤であることが露見してしまう。魔神の「青い炎」を恐れ、燐と距離を置く仲間たち……。
そんな最中、学園最深部に封印されていた「不浄王の左目」が何者かに盗まれてしまい、
燐たちは予期せぬ事態に巻き込まれていく―。

声優・キャラクター
岡本信彦、福山潤、花澤香菜、中井和哉、遊佐浩二、梶裕貴、喜多村英梨、高垣彩陽、佐藤利奈、平田広明、神谷浩史、浦山迅、小西克幸、谷山紀章、M・A・O、山路和弘

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

キャッチコピーは「青の炎、再臨。」

この作品は、「青の祓魔師」の続編に位置するものです。物語の内容に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

原作は未読ですが、2009年から始まった連載は現在進行形で既刊16巻まで出版されているようです。
今回2期となる「京都不浄王篇」は原作の5-9巻がアニメ化されました。
つまり、原作のストックは未だ十分に残っているという事です。

この物語の主人公は高校生の奥村燐…彼は人から忌み嫌われる能力を持ってこの世に生を受けました。
忌み嫌われる能力…もちろん、望んで得た力なんかじゃなく、自分の傍から次々と人が離れていく力…
燐は言葉と態度に改善の余地はあるものの、明るく心根の優しい少年なんです。

善と悪をしっかり判断し、悪魔の囁きに負けないよう心を鍛えてきました。
料理が得意なのも彼のポイントの一つ…
だから最初は友達もたくさんいたんです…
ずっと隠し続けてきた自分の正体…忌み嫌われる力を解放しないと大切な人を守れない局面が訪れるまでは…

だましていた訳じゃない…
これまでの一挙手一投足に嘘や誤魔化しなんてこれっぽっちも無かった…
だけど駄目なんです…本能的に人が怖がってしまうモノだから…
心の傷が…消えない痛みが激しく警鐘を鳴らすから…
こんな状態で2期となる今回の作品が始まるのですが、正直序盤から胸が痛みました。

人は見る目だけじゃなく…態度や言動までもが露骨に変わっていました。
忌み嫌われる者…これって、その人を周りで囲っている人たちが創造の元凶である事を思い知ります。
それでも、これまでと変わらない振舞いを続ける燐…
果てしなく深く暗い隔たりは、これまでとは明確な違和感を感じずにはいられません。

こんな燐を双子の弟である雪男はどう思っていたのでしょう…
雪男は双子なのに…一緒に生まれたのにその能力を持ってはいませんでした。

小さい頃からずっと一緒だったから分かるんです…
差し伸べられる手に纏わる温かさや優しさの違いが…
だから忌み嫌われる能力…これって万人に対して共通ではないんです。

燐は色々と分かっていました。
弟が自分をどう思っているか…友達がどう思っているか…
そして燐は選択します…
きっと色んな選択肢があったんだと思います。

でも、燐が選択したのは目指すゴールが最短のコース…
その険しい茨の道は、徹底的に燐の身体をいたぶります。
その道を真っ直ぐ進んでいけばきっとゴールに辿り着けると思っていました。
ですが、予想外の出来事が燐の行く手を阻むんです…

きっと事態は最悪…
次々と倒れていく仲間たち…
みんな必死に抵抗したんですよ…それでも悪の根源の膨張が止まらないんです。

皮肉なモノです…
みんなあれだけ嫌っていた力に頼らざるを得ないなんて…
でも頼る…なんてとても言い難いのが実情…
だって使えと言われて直ぐに出来る代物ではないのですから…

こういった物語の幹以外では、仲間や家族との向き合い方や自分の律し方といった気持ちの熱くなく一面と、悪魔の囁きは心の弱った隙間に入り込むんじゃない…時としてねじ込んで…引き裂いてでも強引纏わりついてくるモノである事を思い知らされながら物語が進んでいきます。

燐の願いは叶うのか…
みんなの声は届くのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、UVERworldさんの「一滴の影響」
エンディングテーマは、暁月凛さんの「コノ手デ」
お気に入りはエンディングでした。

1クール12話の作品でした。
続編モノとして安定した面白さがあったと思います。
冒頭にも記述しましたが、原作のストックはたっぷり残っているようです。
当然続編も制作されるモノと期待しています。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 8
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

《僧侶枠》の《異能バトルもの》

因みに、第1期とはシナリオがつながっていません(※こっちが原作マンガどおりの展開)。
今回も第1話からまずまず飽きずに楽しめましたが、やっぱり{netabare}敵ボス(悪魔堕ちした藤堂元祓魔師)が小物っぽかったのと、召喚(※じゃなくて再生)されたその敵の切り札が自分自身の意思が殆ど感じられないただの迷惑な怪物{/netabare}でしかなかったのが、ちょっと残念。
そのせいで、第1期から幾分評点が低くなりました。
やっぱりこのシリーズは{netabare}メフィスト・フェレスが本性を曝(さら)す{/netabare}迄は面白くなりそうにないな。

========== 青の祓魔師 京都不浄王篇 (第2期) (2017年1-3月) =========
{netabare}
第1話 嚆矢濫觴(こうしらんしょう) ★ 悪魔堕ち(藤堂三郎太)、「不浄王の左目」盗難、京都へ
第2話 呉越同舟(ごえつどうしゅう) ☆ 明陀宗の内部事情(竜士の両親、志摩京都出張所所長、「右目」守護)
第3話 疑心暗鬼(ぎしんあんき) ☆ 裏切者捜し  
第4話 背信棄義(はいしんきぎ) ★ 宝生蝮の「右目」略奪、明陀宗座主・勝呂達磨と竜士の喧嘩、青い炎噴出(燐)
第5話 合縁奇縁(あいえんきえん) ☆ 達磨の置手紙、獅郎との出遭い、明陀宗本尊(倶梨伽羅)
第6話 綿裏包針(めんりほうしん) ★ 降魔堂の秘密、伽樓羅使役(藤堂vs.達磨)、不浄王封印解除、伽樓羅奪取(藤堂)
第7話 気炎万丈(きえんばんじょう) ☆ 燐の処刑決定、燐救出、不浄王討伐戦へ
第8話 父子相伝(ふしそうでん) ☆ 烏枢沙摩召喚、竜士の明陀法印継承、藤堂vs.雪男
第9話 雪中松柏(せっちゅうしょうはく) ☆ 続き、胞子拡大阻止戦、雪男の目の青い炎
第10話 不撓不屈(ふとうふくつ) ☆ 不浄王本体出現、藤堂vs.志摩柔造&雪男 ※燐の抜刀までの展開が無駄に長い×
第11話 光輝燦然(こうきさんぜん) ☆ 降魔剣の本領発揮(烏枢沙摩の加護)、不浄王焼却
第12話 虚心坦懐(きょしんたんかい) ☆ メフィストフェレスの計画とシュラの監視宣言、塾生の京都見物、兄弟の絆{/netabare} 
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)3、☆(並回)9、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.7

OP 「一滴の影響」
ED 「コノ手デ」

投稿 : 2024/09/07
♥ : 11
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

テレビアニメを観ているというよりも、長い劇場版を分割して観ているという感じ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
良い意味で安定感のある、悪い意味で突き抜けたもののない、少年バトル漫画の王道作品。

12話をかけて1つの戦いを丁寧に描いているので、なんだか劇場版を観ているような気分になりました。

良い意味で丁寧で一貫性のあるストーリー。悪い意味で間延びしたストーリー。まあ、人によって捉え方は違いますな。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「主役は熱血、対役は冷静」「主人公には自分にもコントロールできない悪の力が眠っている」とか、「どこのNARUTO?」というよりは、つまりこれが「少年漫画のテンプレ(王道)」なだけでしょう。類似する作品はと問われれば、「結界師」「鋼の錬金術師」「D.Gray-man」「BLEACH」「CODE:BREAKER」などなど、枚挙にいとまがありません。

いくつかのレビューでも書いていますが、私は基本的に「テンプレ=悪」ではないと思っています。ようは魅せ方です。絵だったり、キャラだったり、台詞だったり、音楽だったり、小ネタだったり。

そういう観点で観たとき、この作品は正に「3中の3」

つまらなくはないですが、すっごい面白いとは言えない感じです。正直、劇場版が作られるなど、あそこまで大ヒットする理由が自分には分からないです。大人達によって作られたヒット作、って感じがします。(いや、普通には面白いんですよ。ただ、ここまでヒットするほどか? という疑問符がついてるだけです)

さて、作品の内容ですが、「不浄王」という古の化け物の遺品(目)を巡る、様々な人物の陰謀などが絵がれています。

序盤は、燐と周囲の軋轢。中盤は、裏切り者は誰だ。そして、燐の救出と復活、不和の解消。終盤は不浄王との対決。

火が司るのは、破壊と再生(死と生)。それが、サタンの子と藤本獅郎の子、兄と弟などの二面性や対立として本作を貫いていて、その部分はよく表現されていたと思います。

最終話のラブコメパートが一番面白かったかな。

OPは、流石に「UVERworld」と言えるクオリティ。歌詞含め、良い曲ですね。
{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 19

80.3 13 バトルで友情なアニメランキング13位
BANANA FISH(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (545)
2475人が棚に入れました
ニューヨーク。並外れて整った容姿と、卓越した戦闘力を持つ少年・アッシュ。ストリートギャングを束ねる彼は手下に殺された男が死ぬ間際に“バナナフィッシュ”という謎の言葉を発するのを聞く。時を同じくして、カメラマンの助手として取材にやってきた日本人の少年・奥村英二と出会う。二人はともに“バナナフィッシュ”の謎を追い求めることに──。


声優・キャラクター
内田雄馬、野島健児、平田広明、石塚運昇、古川慎、細谷佳正、川田紳司、福山潤、森川智之、千葉翔也、斉藤壮馬、上田燿司、小形満、村瀬歩
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

どうせみんなホモになる

自分には珍しい原作既読。{netabare}
とはいえ記憶は殆どなく、印象としては「どうせみんなホモになる」。
アッシュ捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げてーの繰り返しで、そうしてる間に「なんでそんなにアッシュ狙われるん?」って思ってたエイジが、狙ってるヤツらはみんなアッシュのケツ目当てで「ああ、そんなに良いものなのか!」と目覚めてエンドだった記憶。
出てくるキャラがみんなホモで原作読んでる最中結構笑った記憶がある。
自分は隠れホモが嫌いなだけで、最初から「ボクホモです」って言ってる分には気にしないので問題無く見れると予想。

って、アニメ見て「あーそうそう、こういう内容だったわ」と思い出せることを期待したけど全然思出せないw
どうせ捕まって逃げるだけだしw
まぁ出てくるヤツはみんなホモ(この世界はホモしか居ない)って思っとけば間違いないので気は楽なんだけど、ちょっと悔しい。

あ、それと原作の段階から大友克洋っぽい部分がちょくちょくあって、これってライブラリあったりするのん?とかちょっと思ったり。
もしあるならアニメ化は結構効率化できるような?{/netabare}

15話までの感想{netabare}
なんでも作中の銃がまるっきりモデルガンなんだそうな。
実銃には無くてモデルガンに施されてるディテールまで絵で再現しちゃってるらしい。
手元にある資料(モデルガン)をこれでもかと精巧に再現しちゃったんだろうね、当然ながら自分は全然気付かなかったけど。
で、一部では笑い者になってるらしいが…個人的には好感度アップ、実直でいいんじゃなーい?
銃がメインの話でもないしなぁ、これがガンスミスキャッツやガンスリンガーガールだったら「おいおい」ってなるけどさ。
そんなん気にしだしたら植物なんて結構アレだし、オタ友の電気屋は背景の建物の配線に「それはない」と突っ込もうと思えばいくらでも突っ込めると言ってたし…バナナフィッシュに限ったことじゃなくてアニメ全般ね。

と、好意的ではあるとはいえ飛び抜けて面白いってこともなく、ダメってこともなく、だら~んと見続けてるのだけど…15話にしてツッコミどころキター。
色仕掛けで看守の隙を突いて脱獄って、おま…永井豪やすがやみつるの漫画で見た記憶があるが、今の時代にこれって…あるのか?
現代風にリファインした結果がこれ?まぁいいけど。
いや最近もあった気がするが…LOSTSONG…じゃないなぁ、何だっけ?
それよりも色気振りまくのがアッシュで全然嬉しくないw
これ、女性視聴者はキャーと喜ぶところ?それともギャグシーン?
ってか看守はホモだったのか、やっぱりこの世界にはホモしか居ないのか。
もういっそのことポリスアカデミーのブルーオイスターみたいなん出せばいいのに、あそこまでやれば自分もギャグとして楽しめるんだけどなぁ。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
原作読んだハズだけど殆ど記憶が無く、辛うじて残ってる印象は↑で書いた通り「捕まっては逃げ捕まっては逃げ~」。
んでアニメ見てみたら、うっひゃあ、自分の記憶以上に捕まっては逃げ~でした。
病院や刑務所も「捕まって」にカウントすると何回捕まった?数えとけば良かったなぁ。
いっつもアッシュを逃がすためーアッシュを逃がすためー(たまにエイジを逃がすためー)で周囲が右往左往する、いっつもコレで正直飽きる。
フォックスと初顔合わせの時ゲイバーだったけど、やっぱりブルーオイスターほどパンチはなくてう~ん。
またフォックスとの最終対決でお互い鉄パイプ持った時「お、ここでアッシュは棒高飛びのワザ使うか?」と思ったが無かった、まぁいいけど。
そしてラストは…あれ、こんなんだったっけ?全然覚えてないや、ジェットマンオチでした。
ジェットマンオチにしても元ネタあるのでべつにパクりがどうこう言うつもりは無いがなんかやっぱりどこか懐かしい。
あーそれとこれは…何の感想で書いたんだったかな?
その昔“風と木の歌”っていうBLモノの元祖になるのか?っていう少女マンガを読んだことがあって(アニメ化もされてるみたいだがそっちは見てない)、登場キャラが男の筈なんだけど中身がまるっきし女で「こんな男いねーよw」と思った事がありまして。
こっちでもユエルンがソレで、男として見るよりただのヒス女として見た方が理解しやすいと思う。
むしろ「ヒス女」としてはよく描けてて、普通に女性キャラで書けばいいのに…と思わなくもない。

大して面白くもなかったけどこういう系はこういう系で残って欲しいので(ホモは抜きで)、まぁ並ってことで。
とりあえずあれだ、ハードボイルドを謳うのであれば横一列になって滑走路を歩いてくれないとピンと来ないんだ、うん(スゲー偏ってるって自覚はある、あああ~ああああ~んんん~んんんん~※)。

面白くなかったといいつつ評価する点。
例えIQ高かろうが町のチンピラ上がりのアッシュとしては、本場モンのホンモノのフォックスや師匠には手を焼きました。
パワーバランスとしてはこれが正解だよなぁ。
殺し屋養成所出にも関わらず安く買い叩かれ、また実際大して強くなく昨日今日殺し屋になりましたって素人に苦戦する“豚骨ラーメンズ”のアホアホさが際立つ。
それとオチに繋がることだけど、やむを得なかったとはいえショータを殺したことで恨まれ続ける(事情を話そうにもヤバいネタで話せない)ってのは久々に見た気がする。
アンゴルモア?知らんなぁ。
最近は主人公格(作者が投影するキャラ)が悪し様(あしざま:相手を実際よりも悪く、また、いかにも悪いものとして扱うさま)に扱われるのって避けられてる気がするので。
そこら辺も「古い」に組み込まれてしまうのはちょっとイヤかも。

※参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=GfJSNWHuFhY


余談、園芸ネタ
バナナフィッシュの原料としてブルグマンシアが出たけど、原作でもそうだったっけ…覚えてないや。
元はダチュラの一種扱いだったけど近年ブルグマンシアは分けようって扱いを受けてる植物で、そこらで観賞用として園芸植物として普通に出回っている、流通名はエンゼルトランペット。
たまに蕾をオクラと誤食して死亡事故が発生する(ボケ老人がやらかす)けど、それは恐らくダチュラのほう…とはいえブルグマンシアも同等の毒性アリ(と言われてる)。
ブルグマンシアでフリー素材検索するとアニメそっくりな画像が出るのはナイショだ。
またアッシュがアタリをつけてニアピンだったペヨーテはサボテンの一種(ロフォフォラ)、メスカリンを含有してるとされてるけどとても幻覚作用を引き起こせるほど抽出できないので“日本では”栽培を規制されてない。
ってかオレ育ててるし…邪な目的は無いヨ。
草餅みたいなカワイイ植物です。{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 10
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キース・へリングやバスキアが生きた時代

2019.01.03記


原作未読


書店で平積みされてたり、学校で女子が話題に挙げてたような挙げてないような。20年以上前の記憶です。
タイトルだけは知っていて中身がどんなか知らないものの、吉田秋生先生でノイタミナでという話題性に食いついてみました。

全24話2クール作品です。
舞台はアメリカN.Y。若くしてストリートギャングのボスであるアッシュ・リンクス(♂)は容姿端麗・頭脳明晰・殺人スキルも無問題の完璧超人。イラクで消息を絶った兄が残した「BANANA FISH」という単語を追って動き始める。
同じ頃、カメラマン助手として日本からやって来た青年奥村英二がひょんなことからアッシュと出会い、BANANA FISHを巡るいざこざに巻き込まれながら友情を育んでいく物語です。
けっこうハードなクライム・サスペンスで、コルシカマフィア、華僑の闇勢力、ストリートギャング、はたまた国家機関も出張ってきての組んずほぐれつ。諸悪の根源はBANANA FISHということになるんでしょう。

設定が設定だけに人が死ぬのはしょうがないとして、これでもかこれでもかと不運がアッシュに降りかかるのが本作の特色でしょうか。
30年前なら『おしん』、20年前なら『家なき子』、最近だと『東京喰種』の金木研ばりに過酷な試練の連続です。どうしようもない沼に嵌りこんでいるアッシュをもうこれ以上いじめないでください、となります。
このアッシュに共感できるなら作品にすっと入れると思います。
対する英二は平和ボケの権化みたいな向こうの人から見た“Tipical Japanese”を地でいく青年です。私は苦手なタイプですが、なぜか完璧超人アッシュにとっては安らぎを得られる存在。
生い立ちから歩んできた人生からまるで違う二人がなぜ共鳴し合えるか?
この友情物語を紐解くカギとなります。


私はけっこうながら見でした。
英二がまぬけというか、いや普通そんなんやったら死ぬで!の局面でけっこう素っ頓狂な行動を取ったりでイライラが募り、ストーリーに没入するのを邪魔します。
アウトローが自分に無いものを求めて無垢な存在に惹かれるというモチーフはよくあるため、逆側の無垢な存在がどうアウトローにシンパシーを感じるかの部分で弱い気がしました。

『だから二人は惹かれ合うのね』

ここがもっと欲しかったかな。男同士、女同士、男女でもそれは変わらないと思います。
クライム・サスペンスと友情物語がリンクする作風の中で、前者がなかなか面白いのは事実なものの、後者がしっくりこないと早々に“腐”認定してとりわけ男性視聴者が離脱してもおかしくないでしょう。
逆に両者がかちっとはまるとめちゃくちゃ面白く感じそうです。私はその一歩手前でした。

とはいえ完走はできました。佳作の域にはあると思います。

※メモ//石塚運昇氏遺作



■余談 
地味に良かったのがN.Yの雰囲気。
1985~1994年連載の原作でベトナム戦争帰りの設定だったのがアニメではイラクだったり、スマホがあったりと現代に合わせた調整はしょうがないとしても、ベースとなったであろう1980年代前半の超凶悪な街N.Yの雰囲気がよく出てたのは良かったです。
今と違って観光客が地下鉄に乗るなんてご法度もいいところで、昼間でもサウスブロンクスを歩けるわけがなく、例えばタイムズスクエア近辺のホテルから地下鉄でヤンキースの試合を観戦しに行くことは「死にたいの?」という世界。・・・だったらしい。なにぶんこの時期ガキンチョだったので見聞きした話です。
一方でアートやファッションはとても魅力的だったり。キース・へリングやバスキア。元は落書きの“グラフィティ”は画集を買ったこともあるし、ヒップホップも発祥はこの頃のN.Y。自分がはまったのはちょっと後の東と西でドンパチしてた頃ですが、私には興味惹かれる場所なり時代だったりします。

作中でも地下鉄でドンパチ普通にやるし、建設中ビルや廃墟などいたるところで銃声が響きます。このやさぐれ感はたまんなかったです。

リアルのN.Yで初の黒人市長が出て警官増員したのが1989年。ジュリアーニの登場が1994年。治安は急速に改善してきました。
私の初N.Yが2001年だったのでその頃はもう快適に過ごせましたね。

{netabare}超高層にもかかわらずガラス張りではなく屋外に出られるスポットがあるぜ、とN.Y出身知人のススメで訪れたのがワールドトレードセンター。訪問日は2001年8月11日午前。なんというかね。。。{/netabare}


やっぱり、あんな危ないエリアだったりストリートの悪がきがたむろするところを無警戒でほっつき回る英二って“なんだかなぁ”と思う私でした。


■余談2 ※最終回ネタバレ有
国民的愛唱歌『とんぼ』言わずと知れた長渕剛の名曲ですが、元は本人出演ドラマ「とんぼ」の主題歌です。
{netabare}最終回はヤクザ役の剛が腹を刺されて、倒れた剛をカメラが引きのカットでおさめて終了。図書館ではなくこちらは路上でしたが似たようなカット割りです。{/netabare}

{netabare}ヤクザ剛の役名は “英二” 

すまぬ。これ言いたかっただけです。{/netabare}


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2019.06.02追記
《配点を修正》

投稿 : 2024/09/07
♥ : 53

Jacks さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

二人が紡ぐ絆

街の中に紛れ込んだ男。その男の名は誰も知らない。彼は殺しと仲間の為に生き、そして自分の為に戦う。だが、それだけではない。
復讐、償い、親友。これらは彼にとって大きな鍵となっている。特に親友...もう一人の少年は彼を慕っている。二人は互いに強い絆で結ばれた間柄なのだ。
もしその少年と別れてしまったら、彼はどうなると思う?怒りと悲しみ。あらゆる感情に左右され、成すべき事を見失ってしまう。その可能性がある。
出逢いは難しそうで簡単にできるが、別れはすぐにやってくる。死が二人を分かつまで、彼は足掻く。たとえどのような目に遭っても。
彼がその親友と仲間達を大事にする引き金となったのは、彼自身のモットーだ。同時に彼を取り巻く多くの陰謀と黒幕が関与している。
果たして彼は突き付けられた現実を輝かしい未来へと変えることができるのか?それとも、このまま堕ちていくのか...

舞台はアメリカ。本作の主人公であるアッシュ・リンクスはギャングのボス。彼は自らの手を汚してまで今の地位にのし上がってきました。
裏社会という名の犯罪行為は頻繁に起こり、その中でアッシュは生きています。頼れるのは自分の力と仲間達との協同です。特にショーターはアッシュにとってかけがえのない存在。
そして訳あって日本から来た奥村英二(おくむらえいじ)もアッシュの仲間の一人。彼らは次第にお互いを大切に思いやるようになります。
アッシュの本心はこの闘争を一刻も早く終結させ、英二達と一緒に平和で幸せな日々を過ごす事でしょう。それがアッシュにとって非常に望ましいと僕は思っています。
しかし、それを邪魔するのはゴルティネを始めとした極悪非道な連中。アッシュは何度も苦渋を味わい、拷問に近い罰を受け、そして時には利用されることになります。
それでもアッシュは諦めません。何故なら、彼には確固とした信念があります。目の前の敵を躊躇なく殺す。それが強き者の使命であり、宿命です。

本作の魅力は何と言っても非常に作り込まれた登場人物と世界観。MAPPAの美麗で安定的な作画も相まって、鮮明に描かれています。
アッシュは基本的にクールで頭脳明晰。自分が認めた人間を受け入れる寛容さも兼ね備えています。とにかく渋いですね。
英二は世話焼きで心優しい少年。アッシュを友人としても仲間としても意識していて、そこに好感が持てます。
他にも李月龍(リー・ユエルン)という後々のエピソードに登場するキャラもいますが、彼もまた魅力的です。
個人的にシン・スウ・リンも好きですね。声と容姿が僕のタイプだからでしょうか。良い意味で威勢のある好青年です。

僕は原作を読んでいませんが、吉田秋生(よしだあきみ)さんの類まれなエッセンスとストーリーテリングが本作を絶妙に味付けしています。
利口で筋の通った会話の数々、予想の斜め上を行く流れ、スリル満載の怒涛の展開。これでもかというぐらいバラエティに富んでいて、視聴者を飽きさせません。
少女漫画らしからぬハードボイルドな作風が本作の特徴ですが、随所に挟まれる意味深なシーンや柔らかな絵柄が実に優秀です。そこに少女漫画らしさを感じます。
台詞回しも海外ドラマのようなカッコよさですね。現代版ゴッドファーザーと言うべきでしょうか。マフィアものが好きな方はハマること間違いなしです。
比率としては男性キャラが圧倒的に多く、女性キャラは申し訳程度でしか出演しません。そこに好みは分かれるでしょうが、僕は気に入っています。

OPとEDは素晴らしいの一言です。1クール目のOPはこれから壮大な物語が始まる予感を匂わせ、EDはアッシュの葛藤が精巧に描かれています。2クール目も同様です。
Survive Said The Prophetの記念すべき初テレビアニメのタイアップでもあります。歌詞とメロディが本作に合いすぎです。そしてカッコよすぎる。
僕は本作がきっかけで、このバンドのファンになりました。僕の好きな音楽はロックとメタルなので、相性はバッチリですね。
King Gnuも本作のおかげで僕は彼らのファンになりました。ミクスチャーとは思えないほど本作に合った曲調に天晴れです。
声優陣の演技も完璧で、キャラにピッタリです。特にアッシュ!彼の魅力が更に増したのは言うまでもないでしょう。

生々しくて胸が痛くなるようなシーンが多い。これは話の展開上仕方がないかもしれませんが、確実に人を選びます。

人間は窮地に陥っても必ず救いはあります。それを改めて実感させられたアニメがBANANA FISHです。
本作は決して万人向けではありません。遥か彼方の程遠い位置です。それぐらいリアリティがあります。
ですが、僕はこの作品を多くの人々に推したい。理由は単に面白いだけでなく、身近にいる大切な人達のありがたみを再び知ってほしいからです。
僕はアッシュと英二が羨ましいです。二人の関係性は僕と実兄に似ています。それだけ本作に感情移入しています。
原作と同様に後世に語り継がれてほしい名作です。僕は明らかに過小評価だと思っています。もっと観られてもらいたいです。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 1

70.4 14 バトルで友情なアニメランキング14位
文豪ストレイドッグス セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (411)
2279人が棚に入れました
霧深き夜――。
織田作之助がバー「ルパン」へ赴くと、先客の太宰治がいた。そこへ、密輸品の買い付け帰りの坂口安吾も合流。
悪名高い「ポートマフィア」に属する男たちの、いつもの夜だった。
だが、その日を最後に安吾が消息を絶つ。
時を同じくして、暗証番号で守られた最高保管庫のひとつが「ミミック」なる組織に襲撃される。
ボス・森鴎外から直々の指令を受けた織田作は、安吾捜索に乗り出すが……。

声優・キャラクター
上村祐翔、宮野真守、細谷佳正、神谷浩史、豊永利行、花倉洸幸、嶋村侑、小見川千明、小山力也、諸星すみれ、小野賢章、谷山紀章、羽多野渉、瀬戸麻沙美、宮本充、櫻井孝宏、花澤香菜、小清水亜美、三木眞一郎

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

辿りつく先は闇の中…

この作品は、文豪ストレイドッグスの2クール目の作品になります。物語の内容に繋がりがあるので、1クール目を未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

1クール目では、横浜を舞台に「武装探偵社」vs「ポートマフィア」の抗争の物語が描かれていました。
お互い対極に位置する存在です…水と油が交わらない様に、彼らも決して分かり合う事はない…
それがそれぞれの組織に与えられた宿命だから…
登場人物の深掘りを交えながら、時には事件を…そして時にはポートマフィアとの命のやり取りを経て少しずつ…けれど確実に自分の居場所を手に入れていった探偵社新人の中島敦…
物語のスケールは逸して大きくありませんでしたが、展開を急ぐことなく丁寧に描かれた1クール目と言っても過言ではありません。

でも2クール目を視聴して確信したのは全ては今期への布石であったという事です。
そして一見さんお断りの今期…大きな2つの物語が動き出すのです。

一つ目は時間を少し遡って太宰治がポートマフィアに籍を置いていた頃の物語…
今でこそ武装探偵社の司令塔になっていますが、昔はポートマフィアの幹部だったんですよね。
探偵社とポートマフィアは水と油…決して、交わらない存在故に生き方や目標もまるで異なっています。
そんな対極の位置から位置へと動くにはそれなりの理由があるはず…
しかもポートマフィアでは将来を約束されたエリート幹部…
自殺願望者で少し変人が入っている太宰ですが、そんな彼にも唯一無二の友がいました。
そんな立場を投げ打ってまでして対極まで行かなければならなかったのか…
一つ目の物語では、そんな太宰の過去と…彼の決意の固さの理由が明かされるのですが、後悔が幾重にも折り重なって…その後悔を固める涙と約束で出来た物語だったと思います。

これだけでも胸いっぱいなところですが、おざなりにしていた「武装探偵社」vs「ポートマフィア」の構図に変化の兆しが見えてきたところから二つ目の物語が始まります。
この二つ目の物語から…一気にスケールが広がっていきます。
なぜならフランシス・スコット・キー・フィッツジェラルド率いるギルドが横浜の街をエサにとあるモノを手に入れようと動き出したからです。

この物語の特徴は登場人物の異能力は、その人の執筆した物語から引用されていることです。
「武装探偵社」vs「ポートマフィア」の頃はまだ何とかついていけました。
登場人物が太宰治、国木田独歩、江戸川乱歩、与謝野晶子や宮沢賢治といった日本文学の巨匠と呼ばれる方々だったからです。
(それでも正直存じ上げない人もいましたが…)

ところがギルドが加わってくると、意能力の世界もワールドワイドな広がりを見せるんです。
赤毛のアン、トム・ソーヤ、若草物語といった異能力の名前自体は原作も読んでいるのでピンとくるのですが、その著者については殆ど頭に何も浮かんできませんでした。
私がもしもっと文学に勤しんでいれば、今回の自分自身の反応も違ったのかもしれません。
この作品を見て久々に「もっと本を読んでいれば良かった」と少し後悔しました。

このギルド…半端無い強さです。
それに探偵社とポートマフィアにしっかり刺客を送ってくるんです。
その上、横浜を壊滅させると言い出す始末…

横浜の街を守るために探偵社の取るべき行動は一体…?
ここから先は激アツの展開が私たちを待ってくれています。

ここから先の展開を見て感じたのは、組織を一枚岩にする難しさです。
人は優しさだけ…或いは厳しさだけでは心を繋ぎとめておくことはできません。
心がバラバラになった形だけの組織…もうそれは組織じゃありません。

綻びの無い組織…言うのは簡単ですが、実現するのは限りなく不可能なんだと思います。
だから…きっと綻びはあって良いのだと思います。危機や問題に直面した時に綻びの無い面でそれらを受け止められたら、綻びがないのと一緒だから…
大切なのは柔軟性や弾力性…どこまでも柔らかく、物事に応じて形や大きさを自在に変化できるような組織こそが理想なのでは…なんて考えながら視聴していました。

オープニングテーマは、SCREEN modeさんの「Reason Living」
エンディングテーマは、ラックライフさんの「風が吹く街」
個人的にはオープニングが大好きなので、この前カラオケで挑戦してみましたが、あっけなく撃沈しました…難しかったです^^;

2クール目は12話…1+2クールで全24話の作品でした。
終盤の展開は確かに激アツでしたがそれだけではありません…
多分物語を通して最も辛い試練が待ち構えていたんです。
その試練は必要なモノ…だったのかもしれません。
でもその瞬間…頭の中が真っ白になったのも事実です…
だって全ては真逆の先にある光を共に見るために目指していたんですから…
あの展開は正直キツかったです。

そして物語は更なる高みへの布石と「see you…」
この「see you…」は期待して良い「see you…」ですよね?
続編…期待しています。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 19
ネタバレ

にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

主人公は誰なんだ。中島なのか太宰なのか2人ともなのか・・・

分割2クール作品ということで、前回の続きからスタートします。

といっても最初は太宰治の過去回ですね。
なぜマフィアから武装探偵社へと転職されたのか・・・
{netabare}
マフィアの幹部だった太宰治と、マフィアの下級構成員:織田作之助。情報屋のアンゴ。

マフィアの癖に人を殺さない織田作に、
マフィアの幹部として、今よりかはふざけていない太宰。
何を考えているか分からないアンゴ。
友情とはまた違った関係で、距離感がありつつも互いを認め合っているかのような3人。

アンゴの裏切りや、裏で操っていたのはボスだった事、
織田作がなりたかったもの、守りたかったもの、その為に戦わなければならなかったこと。
最終的には太宰を導いてくれた人として
エピソード展開は悪くなかったと感じます。

ただ・・・

その後の、武装探偵社vsマフィアvsギルド の3社戦争。

キョウカがマフィアに捕まり、
マフィアの姉さんが探偵社に捕まり、
敦はギルドに捕まり~Qがギルドに捕まり~となんか大変な事になってきて

もうてんてこまいですな。

騒がしいのはストーリー上仕方がないとは思いますが、
正直、「結局のところ誰が強いのだろう」という印象で
3社の全面戦争はいいが、一般人お構いなしかと・・・

Qの精神破壊は強いと思いましたが、
後半はすでにフェードアウトで最初の勢いだけでしたし、

ギルドも社長以外対したことなくない?残念だったよ私は・・・。

そして、武装探偵社の敦・太宰以外のキャラ立ちがしていない事へ不満も残り、
毎度毎度、中島敦に頼りすぎじゃない?
んで血を流しすぎじゃない?死ぬでしょ普通w(第二の上条当麻なの?)

独歩や宮沢は何をしてんだよ!ってw

最終決戦ともいえるギルドvs探偵社+マフィア
結局全資産を投じて異能力を発動し戦うギルドの団長と
「人虎を殺す為に侵入した!」という空気の読めない芥川
生きる意味を探しながら戦う自信のない敦・・・

でも芥川の見掛け倒しさは、もう分かっていたけどね。
芥川の太宰治依存もどうにかして欲しいねw{/netabare}


結果は、今後の余韻も残しつつハッピーエンドとして処理されていますが
やはり、若干消化不良というか、
詰め込みすぎた感じは否めないと思う。

声優は豪華だし、作画は綺麗ではありますが、
折角みんな素敵なキャラなんだから、個々のバトルとか見たかったな。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 11
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

分割2クールということで、1クール最終話の内容から続くのかなと思っていたのですが、太宰の過去編に突入ですか(´・ω・`)
内容は結構良くて続きが気になるんですが、1期のキャラ達の日常パートから入るかなと思っていたので少し残念です……

1クール目で各キャラについて視聴者は知っているので、それを活かした2クール目かなと思っていたんですけどね(+_+)
まぁ恐らく過去編が数話あって、その後1クールの続きみたいになるんですかね

第1話感想など
{netabare}
冒頭で説明した通り、太宰の過去編(ポートマフィア所属時代)からスタートです。
内容としては太宰メインではなく、太宰と仲がいい下っ端の人がメインな感じ。
太宰と下っ端、情報員の飲み仲間3人の中で、行方不明になった情報員を下っ端が探すといった内容。
でも下っ端といえど、彼の異能力かなり強いですよね、数秒先の未来が見えるとか最強じゃないですか(´・ω・`)
あと、1話目で出てきた、「3人の中で誰かが死ぬ」という言葉。
太宰は生きてるはずなので、下っ端か情報員ですけど、どっちでしょう。下っ端っぽいですけど……
まあ、続きが気になる1話目でしたね。
あとはこの過去編がいつまで続くか、それが問題だ
{/netabare}

第2話感想など
{netabare} やはり主人公が死んじゃいましたか(´・ω・`)
持ってる異能力からして、死ぬのはやはり本編のような時間差ですよね
主人公が死ぬのは予想できていたんですが、裏切りで死ぬとは思ってなかったのでそこが意外でした(+_+)
マフィアですし、そういうのもありなのかな……

……と思ってたんですが、、、
公式HPの次回予告見たら、死んでなかったみたいですね(^^;
そして過去編はまだ続くんですね……
{/netabare}

第3話感想など
{netabare} 過去編終幕
今回で過去編が終了みたいですが、良い内容だったと思います(*^^*)
ジョーカーゲームを思い出すような渋みのある内容でした!

結局死ぬのは彼なんですね(^^;
死んだと思っていたら生きていたりして、〝あれ、これ死なないのかな?”とかも思ったんですが……

次回から現代に戻った話、久しぶりに探偵事務所の面々の登場が楽しみです(#^^#)
{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 6

73.4 15 バトルで友情なアニメランキング15位
無人惑星サヴァイヴ(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (334)
2141人が棚に入れました
宇宙開発が盛んに進み、人類の手によって壊滅状態となり、人が住めなくなった地球に代わり、コロニーと呼ばれる新たな生活圏で暮らすようになった22世紀の時代。
コロニーの一つ、ロカA2の名門私立学校「ソリア学園」に転校した早々、学園の修学旅行で木星への惑星開拓の実習旅行に行く事になった主人公ルナと、ペットのチャコに6人の生徒達だったが、宇宙船が重力嵐に遭ってしまう。ルナ達は船長の指示に従い、小型シャトルに避難するが、生徒の一人ハワードがトラブルを起こした為、ルナ達のシャトルが母船から切り離されてしまった。宇宙を漂流した後、文明が存在しそうにもない謎の惑星に漂着。
惑星は、かつて人々が繁栄を築いた地球と酷似していたが、巨大生物が徘徊する危険な星であった。
こうして自分達のコロニーに帰る為の7人の少年少女と1匹のネコ型ロボットは、襲い来る未知の巨大生物や人喰い植物に立ち向かいながらのサバイバルが始まるのであった。

声優・キャラクター
岩居由希子、小飯塚貴世江、安藤麻吹、木下菜穂子、石田彰、皆川純子、真殿光昭、高瀬右光、奥島和美
ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

男女7人(+1匹)サバイバル生活物語

2003年放送のNHKアニメで全52話です。

大長編ドラえもんは、ボリュームで言えば上映時間90分強程度なんですけど、
あのネタ1本でシーンを引き伸ばしたり、様々なキャラにスポットを当てたりすれば
長期アニメを作れるのではないだろうかというくらい高密度な内容なんですよね。
それだけ藤子・F・不二雄先生の発想力だったり着眼点は非凡なものなのですが、
それを実際に実行したというのが本作に対する私の率直な感想です。
言うなれば「ドラえもん のび太と無人惑星サヴァイヴ」ですw
もちろん、ドラえもんものび太も出てきませんけどねw

というわけで簡単なあらすじです(知っている方は飛ばしてください)。
22世紀、何不自由なくスペース・コロニーで暮らしていた
男女7人(ほとんどのキャラが14歳)と
主人公ルナのペットであるネコ型ロボット(ドラえもんじゃないですよ!w)1匹が
巨大生物が徘徊する危険な惑星でサバイバル生活を余儀なくされるというお話です。

サバイバル生活と言えば「獲ったどー!」で有名な某TV番組を思い出しますが、
「獲ったどー!」が好きなら本作に興味を持てる素地は備わっているような気がしますw
まぁあれはバラエティ番組で所謂「なんちゃってサバイバル生活」なんですけど、
本作にもそういう所があって、言うなれば突っ込みどころというやつですねw
ちゃんとした道具も使わずきりもみ式発火法は無理だろうとかねw
(後に弓切り式発火法も登場しますが最初からそれを・・・)
他にも何の経験もないJCが断崖絶壁をロッククライミングとか
さすがにこれはというシーンはいくつかあります。
子供向けということなのかもしれませんが、サバイバル術の専門家に
「アニメとは言え理にかなっている」と言わせるくらいのリアリティを
落とし込んでくれた方が私の好みでしたね。

ストーリー構成は非常に良いと思います。
序章、そしてサバイバル生活、その後も要所要所で山場のある構成になっています。
とはいえ全52話ですからね。。
家を作るにしても材料集めで1話、家の組み立てで1話と非常にスローテンポです。
その中でも仲間内で諍いが生じたり、猛獣などの外敵が表れたりで
なんとか飽きさせないようにという工夫は施されてはいますが、
冗長に感じるかどうかは人それぞれでしょうね。

仲間内の諍いというのは結構頻繁に発生します。
この男女7人(+1匹)は仲良しグループではなく、
そのほとんどが普段なら相容れない個性の集まりなので、
激しく対立することがしばしばありますが、
逼迫した状況下の割には凝りを残さずやけにあっさり解決するな
と思ったりすることもありました。
けれども、ここにリアリティを追求して
泥沼の人間模様なんて描いても作風と合わないでしょうからね。
これでいいと思います。

また、男4人、女3人と年頃の男女7人が集えば何か起こりそうなものですが、
当然のことながら健全な関係を終始保っています。
52話もあるので誰が誰を想っているのかというのは大体分かりますし、
それを仄めかすような回もありますが、
基本的には冒険モノなので恋愛描写というのは稀と思って頂いても結構だと思いますw

総評としては、サバイバル生活以降の話はSF色が濃くなっていくのですが、
やはり私はサバイバル生活の方が好きですねw
個人的にはこのサバイバル生活をもっとクローズアップして
飲水や食料の確保、食料の保存方法、道具の使い方等リアルなサバイバル術を
もっと作中に取り込んで欲しかったと思っています。
全52話中、カットできるシーンやストーリーの構成ユニットは確実に存在していたので
もっとコンパクトにまとめることはできたでしょう。
けれでも、視聴後にはそれぞれのキャラにも愛着が持てましたし、
大長編ドラえもんを観終わった時のような爽快感があり、良質なアニメだと思います。



「視聴後の雑談(各キャラについて)」

{netabare}足を引っ張るキャラにイラッとくることがしばしばありましたが、
それとまったくの無縁だったのがカオルですw
そもそも有能なキャラと足を引っ張るキャラの格差が結構露骨でしたねw
とにかくカオルは圧倒的万能でしたw
カオル頼みの糞サバイバル生活と言ってもいい位完璧超人過ぎですw
10メートルくらいの高さでジャンプしている場面もあったしw

ハワードは本当に酷かったですが、あそこまでゲスだと逆に好感が持てましたw
不思議と最後の方は結構愛着が持てるキャラでしたw

メノリが1番の萌えキャラでしたw
演劇の時のメノリ様は最高でした~~~!!ブヒィィィ!!

文学少女シャアラが命名のセンスがあるみたいな立ち位置でしたけど
「大いなる木」とか「みんなのいえ」とか正直私はあまりセンスを感じなかったですねw

主人公のルナを含め他のキャラについては割愛w{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 31

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

中途半端にシリアスなドラえもん風?のサバイバル。

2003年10月16日 - 2004年10月28日TV放送。全52話。

21世紀に反重力とワープ航法の実用化に成功した人類は
22世紀には更なる科学の発展とともにコロニーで生活を
するようになり、今では30以上もの植民惑星を保有する
に至った。という設定の近未来SFアニメ作品。
アドベンチャー色の強いジョブナイルかな。

非情に低予算で作られた作品かなと思う部分が多々ある。
映像は1990年代並みの古臭さで声優もNHK絡みの無名な
素人並みの人も多い。演出もレトロな感じで単調な感じ。
シナリオ自体お子様向けなので普通に視るとかなり苛々。

あくまでも ドラえもん等のような 児童向けアニメを
ややシビアな表現を多くしてギリギリ中学生まで視聴層
を拡げてみた感じかな。 児童向けだけど大人が視ても
楽しいという作品などとは全くの別物・・
サバイバルが基本でスリリングでハラハラさせる描写が
多いけど 所々コミカルな描写もあります。掴みはOKです。
基本コミカルなのはスラップスティックの様に体当たりの
描写で、シナリオ自体に面白いネタは仕込まれてないです。
ハラハラドキドキさせる演出だけそこそこ良く出来ている。

兎に角トラブルメーカーのハワード(石田彰)がハマりすぎ。
其れに対するトラブルの対処法や結果に対する対応が酷い。
流石NHKなのか?神対応を超越した宇宙の真理?慈愛深き?

そろそろ謎の解明なり?帰還の兆し?と思われる30話辺り
までハワードの醜態が強調される・・どんだけ人の醜悪を
ハワード一人に凝縮するのか・・其れを素敵な仲間たちの
美談に擦り替えるNHKのセンスには唖然呆然・・凄いは。

まぁそういうレベルの作品ですけど・・せめて12話以内に
ここまでをやって欲しかったかな・・若しくは2クールの
クライマックス手前迄には消化していてほしいシナリオ。

以降は具体的な希望が実現しそうなところで絶望・・
これは最も効果的かな?・・其処から這い上がれるのか? 

新たな希望を見つけられるのか? そう思ってたら・・あ~
そういう作品だったよね元々・・なんかトントン拍子にww

それでも一応徐々に最後の謎というか・・試練ぽいものも
見えてきて愈々クライマックスかな~?という感じ。

終盤のSF要素強化は必要性が無いかなと思います・・南無。


このアニメの駄目だなと思った所・・映像全般・・作画も
キャラデザも動きも概ね作品のレベルを落としている感じ。
シャアラ(木下菜穂子)序盤波に乗れないハマれない原因。
ハワード(石田彰)ネタ的に引っ張り過ぎというか頼りすぎ。
ドキドキハラハラの演出以外何も考えてないシナリオ・・
児童向けとはいえ粗末なSF設定を強引に展開するところ・・



ルナ(岩居由希子)火星出身。年齢14歳。母は病死。父は事故死。
ネコ型ロボットのチャコ(小飯塚貴世江)と二人暮し。
ハワード財団奨学金制度で名門私立学校「ソリア学園」に転校
社交的で活発な性格で行動力があり正義感が強い。

シャアラ(木下菜穂子)ルナの初めての友達であり、親友。
読書と私小説の執筆が趣味。感受性が強くナイーブな性格。
身体能力も低く運動は苦手。炊事や裁縫などの家事全般は得意

メノリ(安藤麻吹)名家の出で父親は宇宙連邦議員。
自他に厳しく何より規律を重んじる。統率力は有るが高圧的。
母の形見のヴァイオリンを大切にしている。演奏はプロ並み。

ハワード(石田彰)ハワード財閥の御曹司。
自己中心的で我儘な性格。お喋りでお調子者のナルシスト。
問題を起こしても咎める者が居なかった所謂トラブルメーカ。

シンゴ(皆川純子)飛び級で学園に編入された天才少年。12歳。
頭脳明晰で成績優秀。好奇心が強く器用で機械弄りが大好き。
興味を示すとモラルが欠如した如何にも子供という行動を取る。

カオル(真殿光昭)成績優秀であると共に運動神経も抜群。
クールでドライ。無愛想で口数の少ない朴訥とした性格。
他を寄せ付けない威圧感があり、如何にも何かを問題抱えてる。

ベル(高瀬右光)冥王星のコロニー出身。16歳。
大柄な体格で力持ちだが口数も少なく穏和な性格の持ち主。
父の仕事の関係で未開の地でのサバイバル生活が身に付いている。

チャコ(小飯塚貴世江)ルナと生活しているネコ型ロボット。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 2

dbman さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

子供版『LOST』

オリジナルアニメ/SF、サバイバル/全52話/アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム、マッドハウス

2003年にNHK教育テレビで放送されたオリジナルテレビアニメ。発表としては約1年ほど後発になるが海外ドラマ『LOST』の子供たちバージョンといった感じが近い印象。

その昔、さいとうたかをの漫画『サバイバル』にハマり、サバイバルや冒険ものの色濃い作品が大好きということもあり、全52話を一気に完走してしまうほどハマりましたw (正確には一度睡眠を挟んでいるけれど)

視聴中は一話あたりの時間経過が早い早いw 我ながらどれだけ楽しく観ていたかということが窺い知れるというものです。

メインキャラクターたちが14歳の少年少女ということや子供向けアニメということもあって恋愛要素もないので、その点でも観やすいものとなっていました。

登場するキャラクターは、基本的には純粋な子供たちだけれど、その性格は多種多様。一人ひとりを綴っていたら大変なので割愛するとして、なかでもトラブルメーカーにしてムードメーカーでもあるハワードは演じている石田彰さんの演技力もあってか、無茶苦茶ウザいキャラとして存在感抜群でした。ウザいとはいってもハワードの背景設定を考えると作中一番リアルな14歳でしたがw

また、可愛くて仕方なかったのがアダム。詳しい年齢は明かされていないので分からないけれど、純真無垢すぎるアダムにどれだけ癒されたか分かりませんw

無人島ならぬ無人惑星という過酷な環境下においてさまざまな困難に見舞われる少年少女たちの成長物語は、楽しいことばかりでなく涙してしまうシーンもあったりと、とても見ごたえのあるエピソードばかり。サバイバルというにはヌルさやご都合主義的な突っ込みどころも多々見られたが子供向けアニメなので全然範疇の許容。物語終盤はさまざまな謎が解明していくことでサバイバル要素も影を潜め失速を感じてしまったけれど作品全体としては存分に楽しませてもらいました。

「無人惑星サヴァイヴ」といういまいち興味を惹かれない表題や、長編ということもあって長く敬遠していたけれど、こんな名作をいままで観ていなかったことに少し後悔w おそらくはどの年齢においても楽しめる一作だと思われるので、未視聴の方にはオススメしたい。


▼キャスト
ルナ:岩居由希子
チャコ:小飯塚貴世江
メノリ:安藤麻吹
シャアラ:木下菜穂子
ハワード:石田彰
シンゴ:皆川純子
カオル:真殿光昭
ベル:高瀬右光
アダム:奥島和美
ポルト:塚田正昭

投稿 : 2024/09/07
♥ : 19

65.6 16 バトルで友情なアニメランキング16位
07-GHOST[セブンゴースト](TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (345)
2085人が棚に入れました
ラグス戦争終結から十数年後、バルスブルグ帝国の第1区で軍に入隊するためエリート生として過ごしていたテイトは、ある日、失われた記憶の一部を取り戻し、自分がラグス国王の息子であることを思い出す。
記憶を取り戻したテイトは軍を脱走し、第7区のバルスブルグ教会の司教たちに助けられた。しかし、彼の運命はすでに動き始めていた。

斎 美織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

是非原作を!

アニメ07-GOHST全25話完結です。
キャラクター作画声優さん申し分ないです。
物語もあれはあれでいいのですが
原作を知っている者からすると
アニメはまだまだ物語の始まりで
これからがたのしいところです!
是非是非アニメの続き見ていただきたいです。

原作完結いたしましたが
私的には最初のわくわくから考えると
うーん…と思ってしまう部分もある終わり方でしたが
やはり原作は読んでほしいです。

内容キャラなどから見て
女性向けなアニメだと思います。
ほんのり腐向けなので苦手な人は注意!

内容はダーク?ファンタジーです。
主人公は過去の記憶を持たない少年なのですが
ひょんなことからその記憶を思いだし
幼い自らの前で父を仲間を殺した人物を思い出します。
その人物への復讐を果たそうと行動を起こすが失敗。
以降主人公は追われる身となってしまいます。
そんな主人公を拾ったのは教会の神父たち。
けれど彼らには秘密が有って…
そんな彼らと過ごすうち主人公は過去に起きた世界の危機
それを起こしたフェアローレンという死神、
其れを封じた7人の死神(07-GHOST)を知り
深く関わっていくことになります。

謎も多く次の展開、最後はどんな風に…?と
常にわくわく期待できる内容でした!
ギャグ部分は面白くシリアス部分は感動できて
何より愛情友情に泣かされます。
見て損はないかと!

アニメでも十分感動できますが
原作ではさらに踏み込んで感動できます!
アニメ原作共に泣きました←

余談ですが私の推しメンは
コナツ=ウォーレンです!
声優さんが岸尾さんなのもイメージぴったりですし!
何より容姿性格共に可愛い!
ヒュウガとの絡みは微笑ましいです(笑)
ドラマCDではぶっ飛んだ部分も明かされ
もうホントに可愛いです←

主人公テイトくんの斎賀さんボイスも
素敵に似合っていましたし
フラウの俺様何様諏訪部様具合も
とてもイメージに合っていました!
アヤナミ様の速水さんボイス!!!!!
協会側も帝国軍側も
みんな豪華すぎる声優陣を持て余すことなく
イメージとぴったりで素敵でした。
クロユリ様の声優さんが
私的に少し残念ですが
あれはあれで可愛いかも知れないです。

そして何より私は
アニメでもっとも感謝したのは
ランセのかなりのイケメン度です(笑)
あの特徴的な髪形をあそこまでイケメンに…!

投稿 : 2024/09/07
♥ : 10

柚稀 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

俺は、失ってばかりだった…けれど…。

全25話。
キャラ、イケメンわんさか(*゚▽゚)ノ   
描かれる、熱い友情☆
シスターに死神☆司教、カストル様!(ナイスメガネ☆)ラブラドールくん(可愛い♪)
そんでバトル、またバトル!!
これは、きっとおもしろい!!((o(>▽<)o))

…………………………!?!?!?Σ(゚д゚;)

ってあれ??www
こ、こんなはずでは…(´・ω・`)が25話観た感想。。。。。


スクラー(戦闘用奴隷という意味らしい)から、
軍隊へと入隊したテイトには生まれながらに課せられたおっきな運命があって、
紐解かれる記憶と復讐の思い、
そして親友であるミカゲの想い、を胸に戦う。
のですが…

…ですが。
前半というかはじめの数話の展開は、テンポよく、
いい感じにバタバタとしていて、観ていて気分良かったのだけれど、
それ以降のスロー、超スローな展開にはちょっと残念。。。。。

いつ攻め込んでくるんだ?どうなんだ?
と結構楽しみにしていた、テイトを追う軍側、アヤナミが率いる敵さん部隊の登場も少なめで、
5,6人いる敵さん達の名前もいまいち覚えられずw

能力もそれぞれ、使用する武器もそれぞれ、なので、
敵さん達の戦闘シーンも期待していたのですが、
思ったほど、さほど描かれることはなく。

僕の期待とは裏腹に物語は進んでいきましたとさwwwww

そんで25話終了後、気付いたのは…
これは今後の物語へ続く、プロローグにしか過ぎない。
ということでしたwww

…まだ、あるんすか?
あんたけスローだったんだから、何とか25話に収まらなかったのですか…??

モヤモヤとした問いかけだけが残りました(〃゚д゚;A

ただ、声フェチとしての目線wでいいましたら、
イケメンキャラ揃いだけに“いい声”がたくさんしました(*´∇`*)

福山潤・浪川大輔・入野自由・諏訪部順一・宮田幸季・岸尾だいすけ・朴璐美・斎賀みつきなどなど♪

特にテイトの声、斎賀みつきさんは“カナリヤ”という曲を聴いてから、男性ばりにかっこよすぎる歌声に惚れましたd(>_・ )グッ!ww

投稿 : 2024/09/07
♥ : 16

nani-kore さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

あまりのマンネリ展開に、ちょうど真ん中あたりで断念;

15話目で断念;
だって、あんまりマンネリ過ぎて。。。

出だしはすごく良くって、ワクワクしたのになぁ~3
主人公、テイト・クラインが教会に逃げ込んでからは、もう、超マンネリ展開でつま~んない;;

あまりのマンネリさに疲れ切って、14話目で一休さん。
数週間後、久しぶりに観たら、こりゃもうダメだ~3
ストーリー設定がムダに凝っているから、ついてけないのである。
最初はちょっと影のある、クールな美少年だったテイトも、どんどん惰弱でセンシティブなBL少年と化しているし。。戦争奴隷だった暗い過去はどうなったんだよ??

あともう少しで観終わるから、がんばろーと思ったけど、アニメ大国ニッポンでは、インド映画に勝るほど様々なアニメが量産されているし、過去の良作だって山ほど埋もれているのである。
そんな宝の山をあきらめて、こんなつまらない超マンネリBL指定アニメ(だから観たケド)を、我慢して観続けるなんて、バカバカし過ぎるではないか。。

んなワケで、ちょうど折り返し地点で残念だが、断念;
導入部分では本当にワクワクさせられたし、ストーリー設定も凝っている作品なので、中盤の耐えがたいマンネリ感がムカムカするほど残念だ。
。。どーにかならなかったのか?どーにもならなかったのか??

画はキレイだし、イケメンもいっぱい。
それだけあれば十分な方は、ぜひお試しあれ。。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 11

81.0 17 バトルで友情なアニメランキング17位
ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (480)
2057人が棚に入れました
イタリア、ネアポリスに住む青年ジョルノ・ジョバァーナは、
ジョースター家の宿敵・DIOの血を継ぐ息子である。
幼少時代に迫害を受けて荒んでいた彼は、一人のギャングの男を
救った事をきっかけに、「人を信じる」ことを学ぶ。奇妙なことに、
恩義を忘れず、敬意を持って自分に接するギャングが、彼の心をまっすぐにしたのだ。
そうして、ジョルノは「ギャング・スター」にあこがれるようになった。
15歳になったジョルノは、イタリアの裏社会を
牛耳るギャング組織「パッショーネ」とトラブルを起こし、狙われることとなり…

声優・キャラクター
小野賢章、中村悠一、諏訪部順一、鳥海浩輔、山下大輝、榎木淳弥
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

生まれ落ちる前から身に纏っているもの

荒木飛呂彦先生原作の長編漫画「※1ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風」のアニメ化作品。

今回の舞台はイタリア。2部ではヴェネツィアが、4部ではイタリア料理が取り上げられていましたが、ジョジョの画風に多大な影響を与えたルネッサンス美術発祥の地としても有名ですね。荒木先生のイタリアへの愛は計り知れません。

冒頭のストーリーテラーを務めるのは第4部で活躍したスタンド使いの少年、広瀬康一くん。※2空条承太郎の依頼を受けて、一人イタリアのネアポリス(ナポリ)へと旅立ちます。承太郎さんから直々のご指名とは!康一くん、あんたも成長したもんだ(笑)目的は※3DIOの血を受け継ぐ少年の捜索。

これまでのジョジョを振り返ってみると、主人公の立場が

第1部(舞台:1880年・イギリス)
英国紳士(品行方正、非の打ち所の無い人)

第2部(舞台:1938年・アメリカ)
アメリカ人(ケンカによる投獄7回のチンピラ風の少年)

第3部(舞台:1987年・日本)
日本人高校生(不良のレッテルを張られている。度々暴力事件を起こしている)

第4部(舞台:1999年・日本)
日本人高校生(奇抜な髪型。でも中身は割と普通。ちょいワル少年)

第5部(舞台:2001年・イタリア)
ギャング志望の若者

と、シリーズを追う毎に、何とな~く俗っぽくなっていく傾向があるみたいですね(笑)

ジョジョシリーズは当時の少年向け漫画にしては珍しい、大河ドラマの体をとった作品ですが、その関係で、作中では"ジョースター家の血統"という言葉が目を見張るほど(飽きれるほど?)多くの場面で運用されている印象があります。ともすれば、それがキャラの人格の根幹を成す要素として強調される台詞さえ見受けられたり…。作中に登場する"黄金の精神"や"生まれついての悪"という言葉についても同様。良きにつけ悪しきにつけ、才能、もっと言えば遺伝的特質のユニークさを、原作者の荒木先生が、キャラ造形をする上で取り分け重要視している事が伺えます。

養父の無償の愛を受けながらも自らの性質を変える事のなかった1部のDIO、何不自由無い環境で育ちながらも殺人衝動を抑えられなかった4部の吉良、劣悪な環境で育ちながらも悪には染まり切らなかった本作のジョルノ、それぞれのキャラの個性の在り処は天性とは決して切り離せない場所にある様に思われます。

人は鳥になれないし、その逆もまた然り。思えば、わたし達生物にとって、最も身近な環境とは、外界ではなく、生まれ落ちる前から身に纏っている肉体そのもの。脳や四肢や内臓など…。ジョジョにおける"血統"とは、道徳講義の中で飛び出す「生まれは関係ない。人の価値は成した事で決まる」的な、後天的要素に過度な期待を寄せた綺麗事などによって度外視されるものではなく、むしろ個性の基盤として個々の魂に脈々と息づいているものなのです。生々しさという表現が適当でしょうか、ジョジョに登場するキャラには2次元作品では稀に見るリアリティ、はらわたを引きずり出したかの様な独特の気持ち悪さがあります(褒め言葉)


作画について、4部に続いて最高水準のクオリティ。これまでのシリーズとは比べ物にならない程、複雑怪奇な能力を有するスタンドが数多く登場する第5部なので、漫画表現をどの様に調理してくれるのか興味津々です。比較的単純な能力なので描き易かったのかも知れませんが、ブチャラティのスティッキー・フィンガーズ、ポルポのブラック・サバスの表現については完璧でした。今後とも期待。

音楽について、シリーズを通して安定感抜群のOPEDは健在。OP「Fighting Gold」は前シリーズのPOPな曲調からやや攻撃的な方向に軌道変更している印象。疾走感のある曲になっています。エンディングの選曲については、今回も荒木先生直々のチョイスだそうです。やはりと言うか、さすが原作者、絶妙な相性…。Jodeci氏の「Freek'N You」は、まったりな余韻を残す良曲でした。


様々な境遇に置かれた人々の、歪に入り組んだ精神をダイナミックに描き上げる「ジョジョの奇妙な冒険」、その中では初の、ギャングという悪漢を主役に据えた、4部と並ぶ異色のシリーズ。

ギャングスターを目指すジョルノの旅、最後までしっかりと見届けたいと思います。


※1:英語のPartではなくイタリア語のParte。連載当時の副題は「第5部 ジョルノ・ジョバァーナ 黄金なる遺産」となっていた。漫画単行本のブックカバーの装丁としてあしらわれている文字も第5部(47巻~63巻)ではJOJOではなくGIOGIO。芸が細かい(笑)

※2:第3部の主人公でスタンド使い。ジョースター家の血統に属する。以降のシリーズにも度々登場。

※3:吸血鬼でスタンド使い。ジョースターの一族とは深い因縁がある。


船上のスタンドについて(必ずEpisodio 06「ムーディー・ブルースの逆襲」視聴後にお読み下さい)
{netabare}
「船は2隻あった!」

ブチャラティの台詞と共に明らかになった衝撃的事実ッ(笑)

ズッケェロのスタンド「ソフト・マシーン」の能力は、剣で刺さしたものを(人でも物でも)空気の抜けたゴム風船の様にぺしゃんこにしてしまうというもの。

船を2隻用意し、一隻を剣で刺してぺしゃんこにし、それをもう一隻の船に、服を着せる様に被せて、2隻を1隻に装っていたというのが上の台詞の意味するところ。(多分表面だけでなく内部まで。塗装でコーティングするみたいに)

皮膜の下をモゾモゾ徘徊して不意打ちを仕掛け、ペラペラになった人たちを、そこに引き摺り込んでいたんですね~。例えるなら、床下や天井裏に隠れた忍者が槍でブスリ!とか、排水溝に潜む得体の知れない怪物が、覗き込んだ人をを引きずり込むイメージでしょうか。あなおそろしや(汗)

ブチャラティがスティッキーフィンガーズで船体を攻撃した時、何故皮膜の部分にだけジッパーが開かなかったのか? それであっさりとからくりがばれなかったのか? と言う疑問を他の方のレビューで目にしましたので、これまでのジョジョシリーズを思い返しながら、あれこれと考えてみました。その理由は多分以下の3つ。

1.ブチャラティが皮膜の存在を認識していなかったから。だから皮膜ごとその下の船体をジッパー化してしまった。

2.1の補足ですが、スティッキーフィンガーズは"触れたもの"ではなく拳で"叩いたもの"をジッパー化するから。手加減をしなければ対象物と接触しているものにもエネルギーを伝えてしまうのではないかと思います。スティッキーフィンガーズは服を着ている人の肉体であっても、服越しに叩いて難なくジッパー化しているので、これは間違い無さそうです。(船に被せた皮膜を人間の着る衣服に見立てると解りやすい)

3.通常の物質と"スタンドが融合した物質"は区別出来ないから。

が挙げられると思います。

3も1、2の補足。3部のストレングスや4部のサーフィスを思い出してみると、これらは確か、スタンド使いじゃない人にも見て触れられる類のものだったはず。スタンド能力によってぺしゃんこになった船というのも"スタンドが融合した物質"に含まれるので、生身の手で触っても透けないし、認識し辛かったのかも。でもペラペラ皮膜で覆われた船体ってちょっとだけソフトだったりして(笑)

そしてもう一つ。ズッケェロが再起不能になった後、ペラペラになった仲間達ががパイプの中とかで復元したら危なかったんじゃないの? という疑問について。

もちろんそんなとこに入っていたら大変ですが、それをすると捕虜の位置があっさりとバレてしまう可能性があるので、(作中描写からも分かる様に、もしそうしていたらアバッキオ&ブチャラティに見破られていた)ズッケェロはそうしなかった。

パイプも皮膜で覆われており、両者の隙間に捕虜を隠していたと想像するのが妥当と思います。(それでも狭い場所で復活したらやっぱり危険ですけど)

最後に残った疑問は船底をどう修理したか。内側の船にだけ穴を開けても沈まないし、両方に開けたら両方沈んでしまう。描写が無かったんで何とも言えませんが、船底までは皮膜で覆っていなかったとか…(笑)

これで気兼ねなく次回のジョジョも楽しめますね…って、やっぱりご都合?
{/netabare}

おまけ「中の世界」
{netabare}
(以下、作中人物の台詞とは一切関係ありません)

花京院「ポルナレフ、体の中とか船の中とかさかんに言ってますが、体にも船にも『中の世界』なんてありませんよ…ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから。」

ポルナレフ「なに言ってんだ、おめーも見ただろ? 人がジッパーの中から出てきたり、空気の抜けたゴム風船みてーにぺしゃんこになるのを!」

花京院「ええ しかし人体や船体の中にあるのは肉や骨、船室やエンジン、ただそれだけです。」

ポル「教えてもらわなくたって知っとるぜーッ いいか! この場合だぜ! 今の場合をいっとるんだよ! スタンドがあるなら『中の世界』だってあるだろ!」

花京院「ないです」

ポル「おめーなぁ~」

最大の謎はこっちですね。折り畳まれた次元に隠しているとか何とか…ツッコんだら負け確定の設定なので、ここら辺でやめときます(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 42

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

流石…としか言いようの無い出来映えの作品でした。

この作品の原作は未読です。
アニメは1期未視聴で2期目からの視聴になります。
1期はアニメこそ見逃しましたが、原作を途中まで読んでいたのでこの作品の持つ独特な雰囲気は知っているつもりです。

いよいよ4期になりました。
今度の主人公であるジョルノ・ジョバァーナは、何とジョースター家の宿敵・DIOと日本人女性の間に生まれたDIOの息子に相当するんです。
3期からジョースター家 vs DIOの構図は大人しくなりましたが、まさかDIO系主人公が登場するとは夢にも思っていませんでした。
まさかジョースター家がラスボスになる筈はありません。
主人公を入れ替えただけで、こんなにも物語が先読みできなくなるなんて…
これまでこの作品が積み上げてきたものが、どれほど大きかったのかが窺えます。


イタリア裏社会を牛耳るギャング組織「パッショーネ」に属する青年ジョルノ・ジョバァーナ。
彼には街に麻薬を流す組織の【禁則事項】を倒し、街から麻薬を排除するという夢があった。
謎に秘められた【禁則事項】に近づくため、同じ夢を抱く幹部のブローノ・ブチャラティ率いるチームと共に【禁則事項】 。

~中略【禁則事項】~

ジョルノやレオーネ・アバッキオ、グイード・ミスタ、ナランチャ・ギルガも、 ブチャラティと行動を共にすることを選択する。
『正義』を信じ『苦難の道』を歩み始めたジョルノたちに、『運命』が立ちはだかる。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂こうと思いましたが、あまりにネタバレ要素が強く、肝心なことは何一つ書けなかったような気がします。
なお、公式HPのINTRODUCTIONの【禁則事項】の部分には、本来違う文言が入っていますが、こちらもネタバレ回避を優先したため全く意味不明の文章になっていますがご理解頂ければと思います。

主人公のジョルノですが、いくらDIOの血を引いているとは上、立ち振る舞いはまるで真逆…
凝り固まった正義感…は感じられませんでしたが、仲間を守ることに至っては、まるでジョースター家の一員と言っても過言ではないくらい一本芯の通った人間だったと思います。

この作品の最大の魅力は登場するキャラが兎に角格好良いこと…
ジョルノの加入したギャング組織「パッショーネ」のチームリーダーの一人であるブチャラティを筆頭に、アバッキオ、ミスタ、ナランチャ、フーゴが同じチームメイト…
それぞれに共通しているのが、全員スタンド使いだということです。

完走後にwikiをチラ見して知ったのですが、この作品も原作漫画をほぼ忠実に再現しているんだそうです。
進撃の巨人を見た時も感じたことですが、漫画家の頭の中って一体どうなっているのでしょう…
1期の頃から何もかもが激変していると思います。
どうしてこんなにも面白い物語が考えられるんだろう…
どうして頭に浮かんだイメージをしっかりと形にできるんだろう…

正直序盤は、他の作品の視聴にかまけて視聴が遅れてしまっていました。
でも休みの日に後れを挽回しようと集中して視聴した時と、たまたま物語の面白くなるタイミングが一緒だったんでしょう…
一気にハマってしまいました。

ブチャラティの選択した道は、組織に加入している人間にとっては恐らく最悪…
でも、組織より己の選んだ道…人間としての尊厳を重要視するんですから堪らないんですよね。
相手のスタンド能力が分からないというハンデを抱えながら、ヒリヒリする様な命のやり取りを何度も繰り返すんです。

自分たちが絶対の強者ではありません。
実力は常に紙一重…時には偶然や機転に救われた事だって一度や二度じゃありません。
ジョルノがチームに溶け込んでいくのが見ていて嬉しかった…
ジョルノの言葉をみんなが聞くようになってホントに良かった…

一歩間違えたら確実に死に至る…
その判断を新参者であるジョルノに任せる…?
実績も何もないジョルノを信じる…?

事が重大であればあるほど信じるのは難しいと思います。
でもそんなことはジョルノだって百も承知です。
だからジョルノは仲間に信じて貰うところから彼の物語は始まるのですが、完走して振り返ってみると、それほどの時間はかからなかったと思います。

難しい出来事が無かったからでも、チームとしての頭脳レベルが低かった訳でもありません。
ジョルノが何度も身を挺して信頼に値する実績を作ってきたからにほかなりません。
彼が仲間から厚い信頼を得るために何をしてきたのか…物語の見どころの一つだと思います。

物語の終盤…何とも懐かしい顔を拝むことが出来たのは嬉しい誤算でした。
もうずっと会っていなかったのに…まさか同じ時間軸を共有していたなんて…
きっと3期までの作品を視聴済の方なら同じ感覚が共有できるのではないでしょうか。

ブチャラティやジョルノの夢は叶うのでしょうか。
そしてなぜ作品のタイトルが「黄金の風」だったのか…
しっかりと伏線が回収される構成だったと思います。
壮大で死線を何度も潜り抜ける彼らの壮絶な物語…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、Codaさんの「Fighting Gold」と、ハセガワダイスケさんの「裏切り者のレクイエム」
エンディングテーマは、Jodeciさんの「Freek'n You」と、Enigmaさんの「Modern Crusaders」

3クール全39話の物語でした。
物語の終盤、もしかしたら3クールで終わらないんじゃ…と思った事もありましたが、綺麗に纏まっていたと思います。
そしてこのシリーズがここで終わらないという布石が見れたのも嬉しかったですね。
原作は未だ連載が続いているようなので、今後の作品もアニメ化されるのを期待しています。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 20
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

観終わった

4話までの感想{netabare}
アニメもとうとうこの期まで来てしまったか…。
原作は初期の頃読んでたけど、この第5部で脱落したんですよね、自分。
理由は「ようワカラン、ついていけない」でして…決定的だったのは確かブチャラティが{netabare}「ボートはもう一隻用意してたのさ」みたいな展開だったところ。{/netabare}
マジで意味分からなくてのう、それ以前から「何が分からないのか分からない」のがじわじわ溜まってて、理解できるまで読み込もうって熱意も冷めてもういいやと脱落したのでした。
アニメもここまでは全部見てきてたけど、果たして5部はどうなるかな?

と、まだ4話までしかやってないけど…これは期待できる?
懸念の「何が分からないのか分からない」が分かりやすくなってるというか。
厳密には違うのかも知れないが解釈の仕方として、ジョルノのスタンド攻撃食らうと頭の回転が速くなりすぎて肉体がついて来ない。
この程度のことすら原作だと理解し辛く、そこが理解できても次が厄介で…。
精神が暴走すると肉体がゆっくりする←なんで?
気ばかりが先走るってことだと解釈してたけど…それプラス空回り起こしてるってことでいいのかな?
この部分は原作読んでた頃は「なんで?」って疑問すら沸かなかった、「何が起きてるのかようワカラン(とにかくそういうもんだと納得するしかない)」とモヤモヤしたまま読み進む羽目になってた。
うん、アニメのおかげで「何が分からないのか分かった」、こ、これはデカいんじゃないか?
分からない部分が明確に分かったのならあとは好意的解釈なりスルーなりできます、話が面白ければ…つまらなけりゃ「ここおかしいじゃん」と突っ込むことになるけど。

ジョジョって元から設定はテキトーで突っ込み出したらキリがない、あくまで物語の面白さ(勢い)で矛盾を踏み抜くスタイルだと思うので──「何を踏み抜くのか」が分かっただけでもアニメは良く出来てると言っていいんじゃない?
例を挙げれば服と体の間にできる影に潜めばいいじゃんとか、銃をバナナにしたところで自殺してくれる確証はないよね?とか。
ゴチャゴチャ言い訳しないで「いいんだよ、そっちのが盛り上がるだろ?」って勢いで今後も突き進んでくれたらかなり楽しめるんじゃないかなぁ?


余談
OPのファイティングゴールドは空耳込みで最後に「スラングルー!」と叫びたくなる。
前期には“ぐらんぶる”って作品も放送してたし、なんだ?国際映画社が流行ってるのか?{/netabare}

6話までの感想{netabare}
やべぇ、やっぱり意味ワカンネーwwwwwww
アニメだったら分かるようになってるだろう、と期待してたんだけど…自分の理解力が無さ過ぎなのか?
と、ここの感想見てやっと理解できました。

船をもう一隻用意してたのは敵の方だったのか!

てっきりブチャラティが前もってそう準備してたってことだと思い込んでました…思い込みって怖いのう。
ってかさ、もう一隻被せてもチャックでバレバレじゃんって思わない?
そのせいで、「そんなことはないだろー」と早い段階で選択肢から除外してました。
「そういう能力なんだからそうなんだよ」ってのがジョジョのお約束なのでツッコミは極力したくないんだけど、灯台下暗しにもならないっていうか、「なるほどそういうことか」と膝を叩くよりも「えー、そんなーん?」と脱力するほうが上になったのは久々な気がする。

↑でも書いた様に原作を読んだのはここまで、ここから先は未知の領域です。
今後同じように脱力する展開が来たら困るなぁ。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
なんとか最後まで見ることが出来ました。
↑で原作は途中で読むの止めたと書いたけど、そうはいいつつちょこちょこは見てて…特に「え、ポルナレフ出るの?」ってことでその辺りは飛び飛びで読んでたことを思い出したり。
所詮飛び飛びなので内容全然理解できなかったんだけどねー。
で、アニメ見てみて痛感、こりゃ原作(マンガ)だと「どういうこと?」とページめくる手が止まって読めないやww
アニメでもよくワカランw、けど放っておいても話が勝手に進んでくれるので問題ナシ。
元々深く考える作品じゃないしね…良くも悪くも勢い重視で「細けぇこたぁいいンだよ」で済まされてるだけで、これが他の作品だったら苦情殺到だろうなとも思ったり。
映画であった印象的なシーンをそのまま持ってきたんだろうなと思う所もあるし、または印象的なシーンを先に考えてそこから話を組んだんだなというのが丸見えな部分もあったり。
まー良いんです、JOJOだから!
ポルポの入団試験の時、巻き込まれて殺された清掃員の罪を問うマネしといて、カビスタンドの時の犠牲者には何も気を払わないとか、いいんです。
体内の鉄分ってそんなに無いだろと思っても、いいんです。
トリッシュの存在がバレたところで果たしてボスの正体突き止めることに繋がったか疑問だけど、いいんです。
他にももっとあった気がするけど、いいんです、JOJOだから。
とりあえずどんな内容だったのか知れただけでアニメ化の価値はあったと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 10

55.7 18 バトルで友情なアニメランキング18位
覇穹 封神演義(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★☆☆ 2.7 (113)
376人が棚に入れました
現在から三千年以上前の古代中国、殷王朝の時代。
時の皇帝・紂王(ちゅうおう)は、文武両道に長けた名君であった。

だが、絶世の美女・妲己(だっき)を皇后に迎えて以来、かつての名君は、
魂の抜殻のような状態に変わり果ててしまう。

邪心を持つ仙女・妲己の術によって、紂王は操り人形と化しているのだ。
妲己とその仲間は、王朝を支配し、民を食い物にしながら、
自分たちは贅沢三昧の日々を送っていた。

そんな人間界を救うために、悪しき仙人・道士たちを
神界に封じ込める“封神計画(ほうしんけいかく)”が実行に移された。

その実行者として、元始天尊(げんしてんそん)に選ばれたのが、
道士・太公望(たいこうぼう)であった――。

声優・キャラクター
小野賢章、櫻井孝宏、古川慎、中村悠一、KENN、細谷佳正、島﨑信長、日笠陽子、浪川大輔、前野智昭、岡本信彦、鳥海浩輔
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

13話で、ついに心が折れた。原作ファンとして、ホントに悲しい気持ちです。。。

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
1話目から酷かった。でも原作が大好きだったから、我慢して我慢して我慢して我慢して、いつか良くなることを願って観てきた。でも、過去最低レベルの回となった13話目で完全に心が折れた。総集編なら総集編と言ってほしい(まあ、全話が総集編みたいなもんだけど)。

とにかく、悔しい。あまり好きな言葉じゃないけど、「原作は面白い」んです。ちゃんと。

ある意味新鮮でした。同じ食材を使っても、調理法をミスれば、ここまで不味い料理が作れるのかと。

テレビアニメって、2クール作るのに5億くらいかかるんでしたっけ? しかも、この作品、作画はそこまで悪くないし。壮大な総集編だな。いや~、5億円あったら、何に使うかな、、、(遠い目)

《以下ネタバレ》

【視聴断念(13話まで&最終回だけ観たw)】
{netabare}
封神演義の面白さは、①(幻想水滸伝のように)個性的な仲間(戦力)がどんどん集まってくる過程。②脱力系の作風の中にある、ガチでシリアスなバトルとストーリー。③長短様々な伏線回収の上手さ。にあると思うのですが、そのどの良さも表現できませんでした。全部やろうとして、全部が薄っぺらくなった感じです。

1クールなら、第7巻の(原作ネタバレ){netabare}姫発が武王を名乗り、周の建国宣言{/netabare}くらいまでで良かったと思います。それでも大分駆け足だけどね。もしくは(御新規さんを完全に無視し)、それこそ第1話をガッチリ総集編して、第13巻~第16巻(原作ネタバレ){netabare}十天君vs崑崙山{/netabare}だけをアニメ化するか。だって、ちゃんとアニメにするなら、4クールは必要なストーリーとキャラ数だし。

ちなみに、原作で一番好きなのは、普賢真人。次いで、黄天化に、聞仲。玉鼎真人や哪吒も格好良かった。楊戩がたまにギャグやるのとか好きだったし、太乙真人は安定して笑えた。もちろん、全ては太公望がいてこそだし、本当に、「話が進む程に魅力を増していく」良い主人公だった。ていうか、好きなキャラが多過ぎて、書ききれない!

あぁぁぁぁ、良さが全く生かせてない、、、(涙)

原作ボリュームに、放送尺が足りてないのは、色んな事情のなかでしょうがないことかもしれません。でもだったら、その中でなんとかしましょうよ(それがシリーズ構成の仕事でしょ?)。

例えば、1話で太公望が宮廷音楽家として宮中に潜り込むシーンがあるけど、あれは王貴人を原型の琵琶にして、妲己を脅すから初めて成り立つ(太公望にも勝算がある)わけです。そのエピソードがあるから、妲己がガチで怒って蠆盆を作る流れも説得力があり、妲己の「怖さ」「異常さ」だけではなく(身内は大事にするという)「人間味」「弱さ」も見えてくるんです。ところが、そもそも薪占いのクダリがなくて、王貴人のクダリもないから、太公望がただの「無策なバカ」に見えるし、妲己も「ただの狂人」「極悪人」に見えます。(僅か、数十秒のシーンをカットするだけで、主人公とラスボスの二人の個性を同時に殺すとか、ある意味天才ですか?)

だったらもう、宮廷音楽家じゃなくて、大道芸人とかで良かったんじゃ? それで紂王を笑わしにかかるとか(原作改変も仕方なし)。だってアニメだけ見れば、原作知らない人は、「なぜ音楽家?」って思ってたでしょうし。

(まあ、物凄く好意的に解釈すれば、尺が足りないから、シンプルに勧善懲悪にして分かりやすくするために、太公望を向こう見ずな熱血主人公にして、妲己をただの極悪人にする演出だったのかも。でも、それでは原作のラストを変えないとダメだし、そもそも、軍師系の主人公が、ジャンプでは珍しくて人気になったのにね。やっぱりダメだと思う)

原作シーンを容赦なくバツバツ切るわりに、台詞は無駄に忠実だから、変な違和感が生まれるんですよ。

原作を切るなら、それに合わせて柔軟に改変することはアリだと思います(アニメのクオリティを保つため。原作と展開は変えても、原作者が表現したいことは表現しきる為に)。逆に、台詞を変えないなら、その台詞が生まれる核になるシーンは削ってはいけないはずです(てか、それやるのが仕事でしょ?)。

薪占いのシーンや王貴人の設定を、尺の関係で泣く泣くカットしているなら、まあ許せます。でも、そんな感じはないし(なんかスッゴい安易に原作のカットシーンを決めている感じがします)。また、声優さんとキャラの相性も良くない印象です(別に、声優さんは悪くないですが、特に四不象と通天教主はイメージと全く違いました)。

簡単に言うと、センスと原作理解度(愛)がない。

誉めるところを無理に探せば、作画。特にエフェクトが綺麗だったことくらいかな。

監督は、相澤伽月さん。作画マンとしては色々やってきたみたいだけど、監督としては、初なのか。。。もう、ないかな。。。シリーズ構成、高橋ナツコさん。かなりたくさんのシリーズ構成をやってらっしゃいますが。。。調べてみて分かりました。あんなことやらこんなことやら。ネット情報だから、話半分としても、ねぇ。まあ、。。。の中身は、皆さんのご想像にお任せします。。。

はぁ~。久々にアニメ観て、怒り、、、いや、それを通り越して悲しくなりました。だれか、私の脳内から、この3ヶ月の記憶を抜き取って下さいっす。。。

追記

最終回だけ観た。原作ラストまでいかないんかい。んじゃ、あの爆早テンポはなんだよ。つかラスト、無理矢理源作と繋げれば良いってもんじゃねぇだろ。原作読んでなきゃ、Bパートなんて意味わからないだろ。ひで~。あにこれって、☆0.5ないのかな? 原作クラッシャーは、伊達じゃなかったね。マジで、1回でも原作読んでから作ってる? もうこの方は、きらら系とか百合&少女漫画専門でもいい気がします。「こみっくがーるず」は悪くなかったし、「ゆゆ式」は名作。「俺物語」も良かった。「URAHARA」もクセは強いけど、私は好き。でも、この覇穹は、ヤバイよね、、、。
{/netabare}

【余談~ ネット民による秀逸な皮肉 ~】
{netabare}
一部のサイトでは、この「覇穹 封神演義」に、俗称をつけるのが流行っていたようですね。目にしたものの中では、秀逸だったものを。

「スピードラーニング 封神演義」
「ソードマスター 太公望」
「忙しい人のための 封神演義」
「早急 封神演義」
「ポプテの15分を分けてやれ」
「実況が間に合わない」
「これ、私が見ている走馬灯ですか?」
「平野レミ並のスピードでハンバーグ作りそう」
「封神演義、早くアニメ化されないかな~。」

いや~、皆さん、面白いw 個人的には、「スピードラーニング」と「ポプテの15分を分けてやれ」が、笑えましたw
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
冒頭、いきなり聞仲戦から見せる構成。冗談かな?
OP、合わないけど(汗) 確かに、(特に原作知らない人には)意味分からないだろうね。そうか、アニメになるとこんなにつまんなくなるのか(苦笑)

2話目
第1話をあんなにバカっ早くすすめたのに、哪吒には1話使うんかい。

3話目
玉鼎真人、作画ひどいな~。楊戩も味があるキャラ。天才としての矜持と暗い過去。この楊戩が仲間になるクダリ、好きなんだよな~。ハンバーグ事件はカットなんだね。

4話目
ハンバーグ事件だけ、やけにちゃんとやったけど、この超速テンポ、原作好きでも混乱するぞ、、、。

5話目
プレッシャーの感じ方、ニュータイプかな(笑)

6話目
姫昌の死が、、、軽すぎる。料理対決とか、好きだったのにな。

特別編
総集編の総集編。ハンバーグキットは笑ったw ダメだろ(笑) まあ、グッズを売りたいがためのアニメだしな~。

7話目○
いよいよ仙界大戦。趙公明はスルーかい。金鰲島vs崑崙山、派手で良いね。初めて原作よりアニメの方が良いシーン。マジで、こっから1話でも良かったわ。

8話目
駒の話と、イマイチ繋がらないエピソード。秒単位なのに、会話のテンポが遅い。通天教主の声がイメージと合わない(汗)。おい、通天教主が崑崙山に行った時の楊戩より、楊戩の思出話に出てくる楊戩の年齢が幼いって、どういう(作画)ミスだよ(呆)。

9話目
鄧蝉玉、いつの間に仲間になって、いつの間にやられたんだよ(汗)

10話目
玉鼎真人の格好よさは、ある程度魅せられたかな。

11話目
ミンミン言ってるやん(笑)

12話目
普賢真人、好きなんだよな~。ちょい怖いところとかw

13話目
総集編の総集編。ここ数話はまともだったのに。もう、打ちきりでよくない? 原作ラストまでやるつもり? 正気かい?

は~。ガッカリ。「ゆゆ式」は面白かったんだけどな。なんだ、原作愛の違いか?

なんか最近、「キューティーハニーは小さい頃から大好きで、死ぬまでに絶対に関わりたかった作品」とか言ってますね(ゆゆ式愛の話もたまに見かけるが、封神は、、、)。つか、シリーズ構成って、(制作時期に違いはあれど)こんなに同時に複数やれる仕事なのかな? これで「キューティーハニー」が面白かったら、それはそれで複雑。「好きな作品(原作)」ではキッチリカッチリ仕事をし、そうでもない(原作が好きでもない)のは適当に、、、と、勘違いされかねないよね、タイミング的に。流石に、社会人としてそれはないとは思うけどさ。

他にも、「2クールで原作23巻を全てアニメ化する」という無理難題(絶対に失敗する企画)をゴリ押しされた制作会社が、スケープゴートとして、すでに原作クラッシャーとして有名だった彼女を採用した」だとか、「いっそのこと、余白だらけの総集編にして原作ファンを煽り、原作読めと言わせまくることで原作の売り上げを伸ばす出版社や原作者の陰謀」など、眉唾物の都市伝説も。流石に、そんなバカみたいな話ではないと思っていますが、そんな噂話が出ること自体が、悲しいですよね。

第23話
最終回だけ、一応観よう。あれ? 原作ラストまでいかないの? 仙界大戦をじっくり描いたのかな? 太公望の走り方、ダサい(苦笑) いや、ここで原作のそのシーンもってくる、センス(涙) てか、原作ラストまで行く気がないなら、なぜあのテンポで進めた? これじゃあ聞仲がただのバカで、太公望もただのバカで、妲己も意味不明なバカ女じゃねぇか。原作クラッシャーは、伊達じゃない。
{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 34
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

少年ジャンプの名作を復活させた作品…物語を構成している人々と絵を制作している人々が乖離した作品

【視聴前】
このタイトルが再びアニメ化されるということを知ったとき、「なぜ今ごろ?」が正直なところ。ここのところ、懐かしい作品を蘇らせる風潮が強くなっている感じですが、10年に1回くらいこういう時期が来るように思います。その作品を見た人がある程度年を重ねて余裕が出たときに懐かしさを話題として取り上げてもらい、その年齢層を中心に購買層を増やしていくというビジネスモデルです。アニメに限ったことではないですが、成功するパターンと失敗パターンが極端なのもこの手法です。なんか、アニメと関係ない話を書き込んでしまいましたが、この作品の復活を知ったときの感想というか、思いです。

さて、「封神演義」ですが、ジャンプ歴うん十年(いまだに卒業していない超留年生)の自分にとって、とても思い入れの強い作品です。読んでいて面白い作品を挙げよ、と言われたら必ず入れるくらい好きな作品でした。原作も読み込んだくらい。アニメ化を知って、今年、読み返しました。やっぱり面白い。

ストーリーは大きく分けて3つ。太公望の登場から姫昌の死、周の成立までが1。仙界大戦を軸として殷の滅亡までを2。歴史の道標との最終決戦までを3。といったところ。始まりから最後までを滞りなく終わらせているのがこの作品の良いところです。ただ、途中で「マジか?」というところもないわけではありません。{netabare}例えば太公望と王天君の関わりとか、強い相手のためのパワーアップとか、チート過ぎる最初の人とか、けっこう無理矢理感があった。{/netabare}それを加味しても面白いんだけどね…。

あとはキャラが豊富。しかも、全員と言ってもいいくらい魅力的。太公望たちと敵対するキャラですら魅力的ですし。役割分担、立ち位置がとても上手です。
戦いの場面も、宝貝も、何もかもが点から線へと繋がって終結していく、自分好みの作品でした。

さて、前回のアニメ化、自分のなかには無かったことになっています。ジャンプ誌上で初めてキャラデザインを見たときに不安になり(というより、藤竜の線はアニメにしづらいと思う)、その悪寒が的中。アニメは頭の中から消しました。今回は仙界大戦を軸にするということで、とても楽しみです。でも、2クールで大丈夫だろうか、仙界大戦だけでも1クール使ってしまいそうなんですけど…。しかも、問題ある方が構成しているし…。楽しみは前回アニメに出てこなかったキャラの登場、大人スープー(桜井さんの声なら想像に難くない)。あと、もっとも好きな竜吉公主も声も合わせて楽しみ。

【1話見て】…不安
いきなりのクライマックスシーンから入りました。この場面、とても好きなので期待感が大きくなったのですが…。
太公望の登場から仲間作りを始めようとするまでの話。一応原作元にしているけど、ずいぶんとすっ飛ばしたなぁ…。申公豹との出会いまではいいさ、その後がいかん。{netabare}太公望が妲己にやられるまでの話の間はどうしたの?貴人はどこ行った? つーか、陳桐、貴人との話ないと繋がらないって。太公望が単に突っ込んでやられたアホにしかなっていない。{/netabare}普賢を初回に出してきたのもビックリ。あれはあのシーンでこそ生きる貴重なシーンなのに…。
作家陣、ちゃんと原作読み込んだのかな? 読み込んでいてのこの案ならどうしてこうしたのか意図を知りたいわ…。
思い入れの強いファンの勝手な意見だけど、展開がとても不安。
作画はまずまず、声はこれじゃない感あるけど、うまい人が多いので慣れると思う。だけどストーリーはどうか。まずは様子見(やっぱり不安だけど)。

【8話まで見て】…ある意味、色々考えさせられた
ここまで酷い作りになるとは思ってもいなかった…原作を読み込んでないよね、絶対に。原作をなぞっているのに、原作ファンから総すかんを喰らう作品て、なかなかない。いくら酷くとも、普通は擁護するファンもいるんだがこの作品には見られない。それだけ酷いということだろう。
作画は良いと思う。フジリューの絵をうまく動かしているし、色使いもなかなかのもの。そう、これは動くフジリューの絵を楽しむ作品なんだな。内容を楽しむものじゃない。
突っ込みどころが満載過ぎて、何を言っても仕方がない。例えば{netabare}趙公明、雷震子{/netabare}をはじめ、重要な人物がカット。{netabare}魔家四将戦、趙公明戦{/netabare}など、重要な戦いをカット。これカットしたら繋がらないんだよ…。あとでスープーが{netabare}変化するシーン、原作知ってないと何がなんだか分かんなくなるし、太公望のパワーアップもどうすんだろう{/netabare}。これはあくまでも例えであって、きりがないというのはそういうことなんだな。高橋ナツコという人が絡むとろくなことがないということがよく分かった。問題起こしているし、評判も良くないのに、なぜ使われんだろう…人材不足なのか?

【視聴を終えて】
物語を1.0にしました。原作はもちろん5.0ですが。
やっちまいやがったな…感が強い、残念極まりない作品になってしまいました。某ナツコは原作まともに読んでないよね。つーか、ナツコの趣味分かりやすいわ。普賢と楊ゼンを動かしたかっただけなのだろう。

本当に酷いとしか言いようがないまとめ方。歴史の道標、封神台の本当の目的、太公望と王天君の真実、スーパー貝宝、殷対周の決戦、かいつまんで出しては、見事に結末示さずに流した。ダイジェストにすらならなかったのは笑うしかない。最後にスルーしまくっていた雷震子がひょこっと出たときは吹くしかありませんでした。

これに対して、作画陣は頑張ったなと感心しています。フジリュー独特の線や背景をうまく再現していたなと思います。この絵のスタッフがなければ断念したろうと思います。あとは好きなキャラだった竜吉公主がはやみんだったのが救いかな。

これ以上は愚痴(すでにたっぷり愚痴っているが)じゃすまなくなるので、止めときます。

最後に一言…

ナツコは勘弁してくれ。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 25

ういすけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

おい!社会現象にもなった名作だぞ!思い入れの無い奴が作ってるんじゃねーよ!

H30.2/28記す。
6話まで視聴。原作を軽く扱いすぎている。
腹が立って、この監督の作品は二度と見ないとググってみたら、
監督ではなく脚本家が、原作クラッシャーで名高いと判明。。
なんでこんな奴に仕事を任せるのか不明。。。
一般社会なら、まじクビ扱いですよ。。
結局、こういう芸術的な職業は、
発言権の強い者が優先されるんでしょうね。
それとも、この脚本家、原作者無視して、自分が封神演義を作ってるのだと、勘違いしてるんじゃねーの?
怒りしかわいてきません。胸糞悪い作品です。

アニメ見る前に、高橋ナツコを検索してから見て下さいな。

http://blog.esuteru.com/archives/20021019.html←まずこれですね。

https://togetter.com/li/1066185←で、これです。。

「言い方」で、キレて3週間職場放棄って、、大人のすることじゃねえよw
自分自身を文豪レベルとか思ってるんじゃねーか?www
暴露した元うどん監督も、ちょとどうかと思うが、
この封神演義を見たら、あ~納得。

能力ないんだな。。それと、原作をリスペクトしていないんだな。。

花より男子の脚本も、他の作家さんは3回づつなのに、この方は、
一回こっきり。。そこに何があったんだ???

百合ファンには、人気が高いらしいけど。。。

藤崎竜。。。運がないね。ドラゴンボール、ワンピースとまでは行かなくとも、それに続くくらいの需要が世界には、あると思えるのだが。。

世界進出を、糞脚本家によって潰されてしまいましたね。


H30.2/14記す。
5話まで視聴。。

四歌仙との闘いは、、まあ解りやすかった。酔拳が炸裂しなかったのがイラッ!
やっぱりダイジェスト版だな。

予算なんて人気が出れば、この時代いくらでもスポンサーは集まるし、尺も逆に伸ばせーって強要されるだろうに。。。

予算や尺を気にしてダイジェスト版を作ってどうするんでしょ?何がしたいの?って感じ。いやいや原作に泥を思いっきり塗ってますよ。あんた。
負のスパイラルですね。
端折るから意味不明。人気出ない。視聴率伸びない。予算打ち切り、尺も打ち切り。なおさら中途半端ってなるのが目に見える。

人気作品なんだから、丁寧に作り上げれば視聴率も伸びる。もう一度、社会現象を起こしてやるぞ!的な野望がある人に作ってもらいたかった。
名作も運がなければ、埋もれてしまう。。

途中で終わってもいい!って覚悟で一話から丁寧に細かく作りあげれば、今や昔と違い需要は日本だけでなく世界にあるのだから、前回みたいに尻切れトンボになるはずがない。原作も名作、時代も世界がアニメブーム。何を恐れることがあるのか。。尺が短ければ伸ばせばいい。予算が少なければ集めればいい。それができる作品だということを、この監督は理解していない。
まったくもって小物か、それとも過小評価して、惰性で作ってる監督かどちらかだ。作品を大事にしたいという思い入れが、まったく感じられない。

名シーンを冒頭に流して、伏線をことごとく台無しにしてしまっているし、まったくもって、呆れかえる。

仙界大戦をメインにしているそうだが、まったくもって期待できない。
単に作画だけで、ドンパチ派手にやるつもりなのかな?
それまでに一人ひとりのキャラを丁寧に描けなかったら、
アメリカのヒーロー映画のほうが、迫力があるし数倍おもしろい。

ドンパチしたいだけなら、実写でやれば?

名作が泣いてるよ。


H30.1/28記す。
タイトルどおりです。

監督さんに、作品に対する思い入れを感じ取れない。
ただただ、尺の長さと予算だけを頭に、打算的に作り上げているアニメ。

丁寧に作ろうという気持ちがまったく感じ取れない。
漫画のワンシーンを、尺の都合で切り取ってつなぎ合わせただけ。

名作をどぶに捨てている作品だ。

メイドインアビスの監督やスタッフのように、
最初から一期で終わっても良い覚悟で、
作画から音楽、細部にまでこだわって作り上げた作品とは、雲泥の差だ。

JOJOをアニメ化したスタッフ陣のように、
JOJOが好きすぎて、
ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!刻むぞ血液のビート!的な、
常軌を逸したド派手な演出も感じられない。

おい!製作者!
当時は、藤崎竜の封神演義の影響で、その原作である書籍までもが本屋にずらっと並んで、安能務氏の過去作品も大いに売れたし、関連本がコーナー化されたほどの名作だぞ!

尺ばかり気にして、駄作を世に送り出すくらいなら、即刻打ち切れ!

OPの、聞仲と黄飛虎との友情バトルはいらない。視聴者をバカにしすぎてる。後でこうなるんだよって説明しないといけないほど、原作は駄作なのか?

3話まで見たけど、この監督、このチームに名作は作れない。
原作のダイジェスト版という汚名を拭いされないまま、終焉を迎えるだろう。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 9

88.2 19 バトルで友情なアニメランキング19位
ソードアートオンラインⅡ(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (3905)
22371人が棚に入れました
《SAO》事件から一年が経ったある日、キリトは、総務省《仮想課》の菊岡誠二郎から奇妙な依頼を受ける。それは、銃と鋼鉄のVRMMO《ガンゲイル・オンライン(GGO)》で突如発生した怪現象《死銃(デス・ガン)》事件の捜査であった。漆黒の銃を持つ謎のアバターに撃たれたプレイヤーは、実際に現実世界でも《死》に至る……。その不気味な事件の捜査を断り切れなかったキリトは、《仮想世界》が《現実世界》へ物理的に影響を及ぼすことに疑いを抱きつつも、《GGO》へとログインする。《死銃》の手懸かりを掴むべく、不慣れなゲーム内を彷徨うキリト。そんな彼に救いの手を差し伸べたのは、長大なライフル《ヘカートII》を愛用するスナイパーの少女・シノンだった。彼女の力を借りたキリトは、自らがターゲットとなって《死銃》との接触を試みるべく、全ガンナーの頂点たる対人トーナメント《バレット・オブ・バレッツ》に挑む……。

声優・キャラクター
松岡禎丞、沢城みゆき、戸松遥、竹達彩奈、伊藤かな恵、日高里菜、高垣彩陽、平田広明、悠木碧
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大作は続く

SAO事件から一年、キリトの新たなる戦いが
銃と鋼鉄のVRMMOガンゲイル・オンライン(GGO)で始まる!

今期注目度No.1と思われる作品の登場。
前作の個人評を短く言うと
「エンタメ性演出面は抜群だが
偶然に偶然が重なりご都合主義が過ぎるシナリオに不満」
という事で世間様の評判よりは低い。
それでも魅力があり期待感は高くなってしまう作品なのは間違いない。

さて、期待を持って観た1話だが、
う、うーん。まだ導入という事で大人しいスタートだった。
視覚的にはデスガンの犯行シーンが一番の見せ所だったが
この作品にしては派手さや衝撃に欠けていた様に思う。
本人ではなくモニターを撃ったのも地味だし(この行為に意味があったかも知れないけど)
ドクロと外套の怪しい風貌の割に手にした銃がトカレフっぽいのも微妙に安っぽく感じた。
いや別に悪い銃じゃないけど小物っぽくないですかね?

それとキリトの「現実と仮想の違いは情報量の差」ってのも
ちょいと引いちゃう発言…。現実世界もうチョット見つめようよ。

まぁ大人しいスタートだったのは大作の余裕って事で次回以降も期待してみようと思う。
黙ってても盛り上がる作品にはなるよね!?

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

取りあえず事件については感じた事を書き留めておきます
【予想】{netabare}
今回の事件は「銃」に秘密がありそうだが多分関係ないと思う。
トリックは別にある。
ミスディレクションというヤツで銃に注目を集める事に意義があった様に思う。
デスガン(人物)はドクロの仮面で顔が隠れ、声も謎なので
今まで出てきたキャラの中に関係者がいそう。
手まで包帯で覆っている事には必然性がありそうで
アスナとの会話「手を握った感触で誰だか判別できる」云々が伏線になっていそう。
ただし複数犯の可能性も考慮しておくべき。{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の舞台である銃のVRMMO「ガンゲイル・オンライン(GGO)」の
世界を紹介する回。
話が進まず焦れったくもあるがお陰で大分知る事が出来た。
鉄と荒野の匂いもなかなかイカス!

「リアル」とは言わないがとても魅力のある世界で実に面白そう。
一つ一つの動作が丁寧かつスピーディー、
ガンシューティングの呼吸というか間というのが良く分かっている。
(さばげぶにも爪の垢煎じてあげてくれ!)
盛り上げ所の演出も良く迫力があった。
「そこから落ちるのいくら何でも高すぎるだろ!」とか
「落下中に重ライフルは当たらないぞー!」とか思いつつも
この世界に浸かり見入ってしまった。 この辺りは流石SAO。

キリトも決心した様でこの世界にどう参入していくのか期待が高まる。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
シノンの実生活とキリトがや~っと始動した回。

大作の余裕…ありすぎ!?
まず説明書熟読させてからゲームスタートさせられる感じ。
1期みたいにキリトと視聴者が一緒になって放り込まれ
手探りで進む展開が好きだったし
それによって感情移入や物語への入り込みがより深く出来たのに
今期はちょっと視聴者への説明が過ぎる様に感じる。
このまま俯瞰で物語を追わせないで欲しい。…まぁ大丈夫だと思うけどさ。

シノンは精神治療も兼ねている様子。
大会に勝てば治るってのは単なる自己暗示なだけなんだけど
キッカケってそんなモノなのかも。
治って欲しいけど治って感動する程でもないかな。
指向けられただけで不安になるのは困りモノだけど実生活で銃持つ必要ないし
「クララが立った」とは別次元。

銀行(郵便局かな)強盗は何が一番の目当てか忘れちゃってるは
幼女ともみ合いになるはでツッコミ所満載でした。
こんな強盗は居ないだろ流石に…。

メモ{netabare}
被害者=撃たれたアバターとは限らない
看護士さんと握手
シノンの父の死
{/netabare}{/netabare}

※4話感想{netabare}
いよいよGGOの世界へ。
男臭いゲームの中、女性っぽい容姿でスタートするのはまぁ良いけど
ネカマ設定なのはちょっとキモい。
早く身バレして普通に戻って欲しい…というか元々シノンは女だと勘違いしてるのか?
キリトの思い過ごしじゃないの? …別の意味で違う世界に行かないで!

GGOでもキリト無双は健在で早速ゲーム(の中のゲーム)相手に披露。
本当にいつも通りお強いですなぁ。

そして、こちらの世界でも剣で生きていく事を選択した模様。
現実的には無茶なんだけど、銃に剣で挑むのはロマンを感じるし
やはりソードアートなのだから譲れない所でしょう。
(でも大抵この設定の物はB級以下のシナリオになっちゃうんだけどね…。)
戦いではシノンの援護とか連携も見られそうなので楽しみではあるけど
アスナが見たら浮気判定になりそうな気もする…。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
いよいよBoB開催。
空白でのエントリーが吉と出るか凶と出るか。
(普通必須項目あるだろ!…とか突っ込むのは野暮?)
男だと早々にバレてオカマちゃん設定が解かれたのは良かったけど
まだ少々、口調がお淑やかな気がするのは気のせい?

試合では当然の如く強さを発揮。
剣で弾を弾くくらいお手のもの。相手の位置も察しちゃいますよ!…ぇ!?
ここまでくるとハンドガンでの牽制の意味があるのかは疑問だけどね。

相手の銃の集弾性の悪さが気になったけど、
ターゲットサークル内でランダムって設定なのでまぁ納得。
それを読んじゃうんだからキリトはやはりハンパない。

試合後はデスガンとの初接触。
怪しさ満点だし、都合良く組織のマークが露わになってて包帯の意味なし!?(笑)
キリトはもう犯人(デスガン)に辿り着いてしまったのか。
…やっぱり、推理要素は期待出来ないかな?
深く考えず娯楽アクションとして楽しむべきかな…って気になって来た。
{/netabare}

※6話感想 {netabare}
ラフィンコフィンとの戦いで負った心の傷がまた開き、
我を失いシノンに対して無気力な試合をしてしまったキリト。

戦いでは神の如き強さのキリトでも精神的にはやはり人の子。
少々「嫌な奴」に映り、ヒーローとしては薄暗いが
こういう面を見せる人間らしさは描けていたと思う。
似たトラウマを持つシノンと気持ちを共有し克服して欲しいわけだけど、
これってリハビリ療法と同じ。
もしかしてGGOを通してリハビリ見せられるのか?と思うと少々冷める。
この作品にはそういう薄暗さは求めていない。

1期の様な爽快感、希望、愛情を押し出す作風と上手く合うかが
評価の分かれ目になりそうかな。

それと、ラフィンコフィンとの回想の入れ方が唐突かつ描写不足で
「取って付けた感」「後付け感」が大きいのが勿体ない。
キリト自身が思い出したのも急なのだろうけど
もう少し前半でも匂わすタイミングはあったと思う。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
現実世界でも気持ちを引きずり悩むキリトとシノン。

モヤモヤとした展開だけど試合前のお約束で飛翔前のしゃがみと言う感じ。
それにしてもキリトは周りにも心配かけて罪作りですね。
(ネット廃人なのにリア充ってのは現代人の夢・理想の一つなのかな?)
看護士さんは流石に良いアドバイスでしたが意味深な気もします。
第一印象から訝んでしまっているので過敏になって気にし過ぎてる?

シノンの男友達の方はちょっと邪な雰囲気もあって何か怖いんですけど…大丈夫?

色々な不安を乗せたままいよいよ大会本戦へ!
{/netabare}

※8話感想{netabare}
BoB本戦開始! サバイバル形式ならストーリー的にも汎用性高そうです。
衛星での位置情報把握も今後の試合展開に絡みそうですね。

キリトはデスガンの正体を絞っているけど、プレイヤーと決めつけない方が良い様な気がする。
【予想】{netabare}主催者やハッカーだった方が実際の住所情報を知っていて犯行し易い立場だと思う。
そう考えると住所を書いていないキリトはデスガンに撃たれても死なないのかも…。
{/netabare}
それと、BoBでの中性キャラ気に入っている様子で悪ノリしてますね。
別にいいんだけど、悩みとの落差が激しいから変な感じもしちゃってます。

ペイルライダーさんはアクロバティックな動きのプレイヤーでしたが
こういうスキルがあるならメタルギアでいう雷電スタイルで戦えるって事だよね?
「剣(近接)でも戦える」プレイスタイルがあるってなると
今まで観せてきたの世界観が怪しくなり違和感が出る。
キリトの個性・特別感も落ちてしまいコチラも変な感じが…。
なんだか所々で「変な感じ」を受けてしまった8話でした。

折角出てきたペイルライダーさんこのまま出オチで殺さないで欲しいけど、大ビンチ!?
デスガン撃たないでペイルライダーさん撃って退場させてあげた方が良くないか?
ともかく気になる次回へ!
{/netabare}

※9話感想{netabare}
ペイルライダーさん死んでしまったのかな?
…だとしたら可哀想すぎる。楽しく遊んででキャラ作ってただけだろうにな。

その死が今度はシノンにも迫ってます。
だからプレイヤーだと決めつけるなって言ったのに!(笑)
デスガン自体常識外れなんだから正直に戦いすぎ。
とはいえ何故かシノンは死なない感が強いので意外と安心しています。
もうちょい緊張感も欲しいけど、娯楽活劇としてはこれが正解なんだろうな。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
九死に一生を得たシノン。しかし心の古傷に触れ銃への恐怖感が蘇る…。

一話でデスガンがトカレフなのにツッコミ入れてしまいましたが一応伏線でしたね。
ただデスガン=トカレフで無ければシノン一人で窮地を脱せ恐怖心も再発しなかったのか?
とも思えないので伏線としては弱いかなという気はします。

洞窟で慰め励まされるシノン。
世間に事実が公表されてないのに「人殺し」ってイジメられてたの?
いや、それよりも流石に「人殺し」を茶化してイジメないだろ!?
そもそも他人の反応関係なく自身で抱えてるトラウマなんだろ!?
などとツッコんでしまいましたし、
しつこく余計な演出は逆効果で妙に安っぽくなってる気もします。
最後は「一人でも戦う」とか言っちゃう辺り、めんどくさい女だな…
などとも思っちゃいましたが再びトリガーを引けるのか応援&注目していますよ。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
洞窟内で推理とそしてアスナ達外野の動向。

前回に続き動きが少なくテンポとしても鈍く感じてしまいます。
犯人も複数というごく普通のトリック、変哲のない所で落ち着きそう。
だとしたら今更だけど警察の初動捜査甘いよね。
薬物注射って事になるとやっぱり看護婦さんが疑わしいかな。

それにしても仮想空間にダイブすると現実での感覚0になっちゃうってのは
改めて恐ろしい…。
もし実際あったら関連する事故や犯罪が凄いだろうな。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
いよいよデスガンとの死闘開始。

デスガン達ラフコフはSAO環境の中でPKと殺人の境が判らなくなったのか
それとも実際に殺す感覚に魅入られているのか、イカレちゃってますね。

シノンの援護もありつつ接近戦に持ち込めたキリトですが
相手も剣の達人だったようでまだ激しい闘いになりそうですし
もう一人、敵か味方か(敵だろうけど)謎の人物も居る模様でもう一波乱ありそうです。

ただ、あれを銃剣扱いにしたりペイルライダーの戦い方然り
設定がフリーダムで銃のみの世界観としては崩れている気はします。
結局我慢できずに剣を摘み食いしちゃいましたねぇ
作風と言えば作風なので別に批判ではないですけど
遠慮なく盛り上がる方へと進む展開が実に「らしい」なぁと感じる場面でした。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
シノンの牽制もあり、アスナの声援もあり、デスガンを討ったキリト。
(1話のアスナとの手繋ぎはこの為?ちょっとインパクトに欠けるけど…。)

赤目をヒントに名を思い出した訳だけど、
…その前にマスク一緒なら容姿でピンと来るだろ!(笑)
解決に近付きつつあるけど、まだ他にも共犯が居るのが確定して
もう一段底がありそうです。

そして目覚めたシノンを襲う新川君。
彼は前々から不気味でしたがついに本性を露わに…
それにしても何でもベラベラ喋ってくれちゃって、
黙ってイイ人演じてたらまだ脈あったろうにこれで全部ご破算!何がしたいんだか。
キリトはバッチリのタイミングで参上!流石ヒーロー!
アスナの労いもそこそこに直行したんだろうか? 住所把握能力も凄いかも。
{/netabare}

※14話感想{netabare}
「もしもGGOにステータス振り直しアイテムがあれば犯行は起きなかったのか?」
「そこまでのプレイヤーならAGE最強説を自分で作り上げればいいだろ
ステ振り究極論に口出し出来る程のプレイヤーでもないくせに逆恨みしてんじゃねーよ!?」
「ゼクシードから薄塩タラコへ…怨恨殺人から快楽殺人への壁はないのか?」
「更にそこから好意を持つ女性に殺意が向かうものなのか?」
…などなど、観ながら色々と思いが巡ったが、
トドの詰まり動機には全く納得できてないです。新川君狂い過ぎ。

それと、心電電極で助かるってのもC級にも程があるし…。

シノンも恐怖症から立ち直りつつあって美談ハッピーエンドっぽく締めましたが
事件自体の収まりがどうも悪く気分はモヤモヤしちゃってます。

まぁ来週から切り替え!切り替え!
シノンはGGO以外にも登場するのかな?
{/netabare}

※15話はシノン目線での総集編

【GGO編:総評】{netabare}
娯楽アニメとしては楽しめ役割は果たしていると思いますが
今までと比べるとテンポも演出もイマイチで
前期の「キリト頑張れ感」には届かなかったです。

今までに無い漢臭い銃だけの世界観に期待が高まったけど、
シノン&女子ぽいキリトで漢臭さが無くなり、
ペイルライダーの接近戦術&デスガンの銃剣の登場で銃だけの世界観が薄れ
この世界でのキリトの特異性が失われ結局GGOではなくSAOの土俵になっていました。
それでも、バトルが盛り上がって行くのなら不満なく許せたと思うけど
熱くなりきれなかった分冷静に見てしまいました。

また、序盤に集団戦(サバゲー)でこの世界を紹介していたのに、ほぼ個人戦に終始でした。
集団戦術に苦しむキリト&シノン組と言うシチュエーションも観たかったんですけどね…。
キリトVSシノンも決着付けてませんし、もっとこの世界で戦い尽くして欲しかったです。


今回はシノンで感動的なストーリーにしたかったのだろうけど
こちらも引き出しきれなかった印象です。

シノンが引金を再び引ける様になるのも
キリトとの会話で励まされて何となく治っちゃってフワフワ。
ベタでもダイハードの太っちょ黒人警官さん並に演出すれば
良いシーンに出来たと思うんだけどな。

最後の子供の命もシノンが救ったよってシーンも
後からのチョイ足し感が強く感動出来ませんでした。
やるなら序盤であの子供と絡まるなりして伏線作っておけばいいものを。

序中盤で時間をかけてトラウマを紹介していた割に
演出が足らず感動に繋げられなかった様に思います。

事件自体も14話感想の通りモヤモヤしちゃってますしね…。

何だかもうちょっとやれる気がしたGGO編でした。
{/netabare}

※16話感想{netabare}
ALOに戻ってエクスカリバークエストに挑戦!

シノンもちゃっかりと溶け込んでます。移籍かな?GGOと両立してるのかな?
今度はトラウマとか余分なものが無いので気楽にアクションものとして楽しめそう。
ただしNPCが意志を持って勝手に動き始めた気配があるのは気懸かりですね。
{/netabare}

※16~18話【エクスキャリバー編:総評】{netabare}
難しいことを考えず気楽にアクションとパーティ内のやり取りを楽しめました。

ストーリーはシンプルでゲームプレイを観ているような気分。
予想外なのはフレイヤのトール(親父)化ぐらいかな?ちょっと笑えるヒトコマでした。
新たに加わったシノンは垢抜け良い仲間になっていて一安心。スキル的にも既に欠かせない存在。
「エクスキャリバー」という言い方の違和感も彼女とキリトが説明してくれたので
まぁ納得しておきます。

キャリバー編自体は「めでたしめでたし」で締まっていますが
NPCの意志に伴う行動とユイ(AI)が現実世界を知覚した事は今後含みになりそうです。
仮想世界が現実に干渉する…なんて事があるやも!?
{/netabare}

※19話感想{netabare}
果たしてキリトを負かした相手をアスナが斬れるのか?突けるのか?
そして夢の11連撃は手に入るのか!?
今回はアスナ中心のデュエルバトルストーリー。

なんだか既にアスナ向きのスキルだなって気はしちゃうんですが
一応、勝つのか負けるのかハラハラ楽しんで応援しようと思います。

キリトが負けたみたいだけど曰く付きなのは
キリト最強を信じるファンへの配慮なんでしょうかね?
でも、どんな理由なのか何を喋っていたのか気にはなります。
剣道繋がりなのかな?しょーもない理由の予感もしますが…。
まぁ今回も気楽に楽しめそうです。
{/netabare}

※20話感想{netabare}
アスナの家庭事情&いよいよデュエル。

アスナママは絵に描いた様な教育&家柄ママでした…いや、絵なんだけどね。
親からしたら娘の事を想っての事だろうから、
もう少し愛情ある描き方でも…と思うけど完全ヒールでした。
SAOから生還してこれじゃキツイ。そりゃ仮想世界の家も即買いするわ。

そしてデュエルは激しい剣撃の応酬の末、絶剣のお眼鏡に叶い何やらお願いされる事に。
「僕達に」って事は個人的な事では無さそうだけど、
どこかの集落がピンチなのかな?別ゲーに行っちゃうのかな?

アスナの居場所を巡る意外に深い話になりそうですね。
{/netabare}

※21話感想{netabare}
無謀ともいえる1パーティーでのボス狩りに手を貸す事になったアスナ。
ユウキの言葉に後押しされボスとそして母親とも対峙する覚悟を決める。

ボス討伐でアイテムと思い出GET!スキルも継承して貰い、現実ではママを説得という
ルートが見えてきました。

相変わらずママさん悪辣に描かれています。
ママさん弁護する訳じゃないけど、なぜ厳しくするのかという心情もやっぱり描いて欲しい。
このまま自信のプライドだけで(生死の境をさまよっていた)我が子に当たる
ヒドイ親で終わったら物語が浅すぎてガッカリしちゃいそう。
まぁ、作風から綺麗な和解にはなると思うけどね。

次回からは一端現実を置いといて邪魔者排除&ボス討伐アクションが観られそうかな?
アスナの活躍が久々に堪能できそうで楽しみです。
そして最高のタイミングでキリト参上!格好良すぎてこれにはキリトファンも大満足!?
{/netabare}

※22話感想{netabare}
ボス部屋へ突入…そしてボスとの死闘。
全てが良い思い出になりそうだったが何やらユウキが秘密を抱えている様子…。

アクション満載で満足出来ました。
この作品のアクション描写は流石です。ボスの弱点はあからさまでしたが。(笑)

そしてユウキの秘密が少しずつ明らかに。
OPアニメで幼い頃、生き別れた双子でも居るのかな?とは感じていましたが
がっつりアスナと関わっていそうです。
詳細は言いそうで言わずのシンプルな焦らし効果が抜群でまんまと気になっちゃってます。

絶剣編はアクションにばかり目が行き、ストーリーには期待して居なかったけど
思わぬ所でホロリと良い話が拾えそうな気がしてきました。
{/netabare}

※23話感想{netabare}
現実世界のユウキの正体、姿が明らかに。

なんだかこの作品の登場キャラ、現実世界の重い奴がマストになりつつありますね…。

「ユウキ」と言う名やその言動でアスナとの繋がりを感じさせていましたが
実は思い病で動けない子供でした。
更には姉や両親ももう居らず会えないと言う悲しみの詰まった宝箱。
とても悲しいけれど仮想空間では確かに光り輝いていましたよ。

良く良く考えると
「現実諦め過ぎ」「体を世話する人は?」「実は恵まれているじゃん」
「これが安価に実用化されたらMMO上位、寝たきりの老人ばかりになるな」
などなどツッコミ所の多いあり得ない話なんだけど、
倫理的なものも含めて色々と考えさせられる悲しくもイイ話にはなっていたかと思います。

次回はキリトの研究と結びついてちょっと希望のある話になりそうです。
{/netabare}

※24話感想{netabare}
ユウキの登校とアスナの母親説得のお話。

何気ない日常という望みを叶えたユウキ。
何気ない日常を譲らず守ったアスナ。
ほんのりと良い話に仕上がっていました。
二人には限りある今の時間を大切に過ごして欲しいものですね。

ただ設定的には
「ユウキの家族は皆死に別れ」「アスナは母親悪く描かれすぎ」と、
チョットやり過ぎているのでフィクションぽさが強く残ってしまったのも確か。
余計な人物や感情を持ち込まない事で二人の気持ちをシンプルに感じ取れる反面、
一方的、一方通行で気持ちのやり取りや絡み合いが無く
深イイ話に成りきれ無かった様に思います。
ラノベとは言え、もう少し上手く出来たのでは?と思ってしまうのは贅沢でしょうかね?
{/netabare}

※25話感想{netabare}
暫くは楽しい時を過ごすユウキとアスナとその仲間達。
しかし、とうとう命の炎が燃え尽きる時が来る…。

ついにこの時が来てしまいましたが
曖昧にせずちゃんと区切りをつけるラストにしているのは評価できます。

一歩下がって考えるとゲームの中で臨終の時を迎えるってどうなのよ?
という否定してしまう気持ちもあり複雑ですが
作品として観れば感動的で美しいラストでした。

現実世界に肉親や未練のない彼女ならではの最期とは思いますが
とても満たされた最期を迎えられ、これだけ多くの人の心に残れ幸せだったと思います。
{/netabare}

【絶剣編:総評】{netabare}
アスナのデュアルアクション楽しむぞ!と思っていたら
あれよあれよと感動ストーリーになって行き驚かされました。
ツッコミ所や大作故のもっとやれるだろ!?という気持ちなど
何だかんだとありますが満足に足りる内容でした。
ユウキというキャラの生かし方、生き様の見せ方は流石SAOです。
ホントはこれマザーなんちゃら編って言うらしいですが
私の中では絶剣編として生かし続けてあげようと思います。
{/netabare}

【2期全体総評】
流石に1期程のインパクトや後引く魅力には足りていませんが
衰えた印象はなく更に続けていけるだけのものは持ち続けていました。
ご都合主義なのは相変わらずで気に入らない面もありましたが
慣れもあってか前作ほど落胆は少なかったです。
そしてキャラの見せ方魅力の引き出し方等の演出面は流石で
ストーリーが読めてしまっているにも関わらず心を動かすものがありました。
GGO編は不完全燃焼で思う所がありましたが全体的には概ね楽しく観られました。

これぞオススメ!って強く言える程ではなく過度な期待は厳禁ですが
万人受けする要素は持っていてアニメファンなら楽しめますので観ておいて良いかと。
何だかんだ言いつつもいつかまた続きが観られる日を楽しみにしています。
…エンタメ性は認めているので星評価はやはり高くなってしまいますね…。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 91
ネタバレ

fluid さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

仮想世界だけの関係で終わらない、生還後も絆の深いSAOメンバー

今回はデスゲームから生還し、現実に戻ったSAOメンバーが自分自身の心と向き合うお話。

この作品って作者の熱意が伝わってくるところが良いですよね。
最近のアニメはストーリーも無く、目的も見えない、心理的に何を伝えたいのかも分からないものが多いですが、そんな作者の意図が見えてこないアニメに比べると大分良いのではないしょうか。
ただ、その熱意=伝えたいもの にどれだけ共感できるかは人によると思いますが、個人的には結構共感できる部分も多く、良い感じでした。

1期はファンタジー世界に入り込めるような楽しみ方ができるアニメでしたけど、2期はそれぞれのキャラクターの心理面が中心に描かれてて、その変化を楽しむタイプのアニメ。
1~14話はキリトとシノン、18~24話はアスナの心理描写が素晴らしくて見ごたえがありました。

■良かったところ
2年間も地獄を味わった彼らが楽しそうに触れあう姿を見ると、あぁ良かったなぁと和みます。
現実では年齢の違う大人と子供が友達同士みたいに話すところも面白いですね。
キリト達は学生なのにエギルのバーに出入りしてるところとか(笑)
SAOメンバーの絆の深さが伝わってきました。

そして新しく出会ったシノンやユウキ。
キリトやアスナが他人の痛みに共感して協力し、最終的にものすごく仲良くなるっていう描写も良かったです。
デスゲームの痛みを知る彼らだからこそ他人の痛みも共感できる。理解できる。そこが良いんですよね。

■悪かったところ
1期にも似たようなシーンがありましたけど、女の子がレイプされそうになるシーンがあります。
それ自体は良いのですが、そんな嫌悪感がつのるシーンが10分くらい、長ったらしく続きます。

■本当の強さって何だろう?
仮想世界でチートなんて言われるくらいの強さを見せるキリトですけど、精神的な弱みを見せるシーンも結構あるんですよね。おそらくキリト自身も自分の弱さを知っているのでしょう。
そんなキリトはアスナのことを強いとか、自分より強いとか言います。
でもアスナはそんなことないよと言いながら、一見お嬢様に見えるて仲良しのみんなにも言えない家庭の事情を抱えてます。
(そんな強さと弱さのギャップがまた面白いわけですけど、それは置いといて)

どのキャラクターにも共通してるのが仮想世界にいるときは現実を忘れて自由に、強く生きられるということ。
周りの人間からするとそんな強い一面しか見えていないわけですけど、実際にはそれぞれ自分自身の心に抱える問題があるわけですね。
いわば人間ってみんな仮面を被ってるわけですね。

みんな強いのに何で自分はこんなに弱いんだろう? なんで仮想世界に居る時のあの強い自分で居られないんだろう?

悩み苦しむ彼らが人と触れ合うことで、本当はそうじゃない、みんな自分と同じように悩み苦しんでるんだ、それが当たり前なんだということを教わります。

自分自身の心と向き合い、乗り越えることで気づいたわけですね。自分の心と向き合う努力をすることが大切なんだ、ということに。

彼らが現実と仮想の狭間で揺れ動き、自分自身の心と向き合うことで本当の強さを勝ち取っていく、そんなドラマが素晴らしい作品でした。

【自分の敵は、結局いつでも自分自身の心なんだ】っていう描写のアニメは結構すきです(笑)
なんでしょう、真理を突いてるからかな?
アニメみたいに都合よく敵が現れて、しかも自分が抱える問題は全部他人のせいなんだ、なんて描写は現実にはありえないですしね。
自分自身が変わることで解決する、成長する、そんな姿に共感できるんだと思います。

ちょっと脱線しますが、「お前が探してるのは悪党か?悪役か?」っていうセリフどこかできいたことありますけど。あれも似たようなもので。
人間って何か問題があると他人に原因探しちゃう生き物ですけど、他人は自分の言うことを聞くとは限りませんしね。
他人を変えるんじゃなくて自分が変わることを覚えなきゃこの世の中生きづらいわけです。

でも、それが分かっててもなかなか自分を変えるのって難しいですね。
そう、難しいんです! 他人(敵)に変わってもらうのより何倍も難しい。
だからこそ安っぽいアニメに登場する敵なんかより、強く見える。
敵が強ければ強いほど盛り上がる、自分の心という名の最強の敵に視聴者の心が奪われるわけですね。

そして理由を他人に求めず、他人が敵に見えなくなったとき、人は成長し大人になる。
そんな描写がまた良いんですよね。

■1話~【ファントムバレット編】ではトラウマを抱えた女の子、シノンが登場
銃で戦う世界に飛び込んだキリトはどう戦うのか?(笑)
同じ罪悪感を抱えた二人が出会い、お互い気づかされたり支え合いながら過去の罪と戦う。そんなドラマが素晴らしかったです。
{netabare}
今回は銃がメインの別の世界、さてさてどんな具合なのか。

撃たれるとリアルで死んでしまうという正体不明のデスガン・・・そんな銃に試しに撃たれて来てよ、っていう始まり方は面白かったですね(笑)
依頼主とキリト、大人と子供が友達みたいな壁の無い会話してるなんてどんだけ仲が良いんだという感じですよね。
SAO帰還後に一緒にゲームするようになって仲良くなったのかな?
仲良しだからこそ撃たれて来てよと笑顔で言えるんでしょうね。 そんなホントに打ち解けてる感じの描写が面白かったです。

GGOに入った後、キリトがオカマっぽいしゃべり方になるのもウケました(笑)
中の人、松岡禎丞さんのこういうキャラが好きな人は「漫画家さんとアシストさんと」っていうアニメもお勧めです。

新川君がラスボスなのは最初に見て気付きましたね(笑)
優しい、そして脇役なのに暗い過去を背負っている、フラグが立まくりでした。
シノンと同じような過去を抱えてる人をGGOに誘っておいて、トラウマを利用して心臓発作を起こしてるのかな?とも思いましたけど、割と現実的な手段で殺してましたね。

助けに来たキリト、よわ! あっけなく注射撃たれてるじゃないですか!(笑)
まあ、そんな彼だからこそ Kirito が輝いて見えるのかもしれませんね。ギャップ効果??

それにしても・・・
弾道予測線を予測したり、弾丸をフォトンソードで弾き飛ばしたり、キリトやばいですね(笑)

キリトのバトルシーンってどんなバトルアニメよりも輝いて見える瞬間があるんですよね。
なんなんだろう?あのカッコよさは。目が金色に輝くから?いやいや。

他のアニメみたいに、なんとなく手に入れた力を使ってるだけっていうのとは全然違う。
平凡な人間なんだけど努力で作り上げた技術が力になってて、戦闘中にもすれすれのところで踏ん張りながら生きることをあきらめない、そんな描写が良いのかもしれません。
とても精神的に弱くて苦しむシーンが結構ありますし、むしろ凡人以下かも?
そんな彼が見せる内なる力、心の強さに魅かれるのかもしれませんね。

シノンが新川君に押し倒されるシーンはちょっと長すぎ・・・
アルヴヘイムのときのアスナもレイプされそうなシーンありましたけど・・・
こういった描写って主人公の好きな人が殺される描写よりも残酷ですよね。
なんていうか、助けに来るキリトを輝かせるためなんでしょうけどバレバレなんですよね。
制作側の意図が透けて見えて・・・そんな安い釣りのために長いレイプシーンみせるなよ、と。
たしかにキリトはかっこよかったですよ。でも後に残る感覚は嫌悪感の方が強いんですよ(悲)
レイプは1カットだけなら全体のバランスが良い感じだったのになぁ。。。

今回シノンが登場してさらに女の子だらけのアニメに。
BoBの試合中、抱き合う二人がカメラに移されちゃったりしてましたし、あとでキリトを奪い合う展開になるのかなぁと思ったら、全然そんなシーンはなかったですね。
なんだろう、女の子だらけにしてはハーレムアニメには見えない不思議感。
しかもアスナは恋敵なのにそんなの感じさせないくらい仲良しな女の子達。
SAOから生還した彼らが強い絆で結ばれてるんだなぁというのがすごく伝わってきます。
{/netabare}

■15話~【キャリバー編】はエクスカリバー、いやエクスキャリバー!を手に入れる冒険
ソードアートオンラインの良さ、ファンタジー世界を冒険する楽しみが久々に見れました。
悩みを解決したシノンがSAOメンバーに溶け込んでるところとか、女の子達に囲まれてるのに残念な感じのクラインに注目です(笑)
{netabare}
クラインがNPC(コンピュータ)の女性に目が眩んでるのも彼らしいなという感じですけど、その正体はムキムキマッチョのトールでしたね。
どこか残念なキャラは結構好きです(笑)
中の人はワンピースのサンジ役、宇宙兄弟の主役でお馴染みの声優さんっていうのもあってかなり共感が持てました。
{/netabare}

■18話~【マザーズロザリオ編】はアスナ視点のストーリー
アスナが剣の達人さんと仲良くなったり家の事情で母親と対立したりします。
剣士のアスナと剣士じゃないアスナ、仮想世界と現実は何も変わらないんだということをユウキから教わり心の強さを取り戻すアスナに注目です。
{netabare}
カッコよく負けたんですね、キリトさん(笑)
やっぱりキリトの強さは二刀流じゃないと発揮されないのかな?

キリトさん、今回、寝てばっかりだし良いとこ無いなぁと思ってたら・・・
最後にアスナ達に迫る敵軍の中に黒い影が! ホントおいしいところ持っていきますよね(笑)
ブラッキーってなんだろう?ブラックキリト?
そして、おまけみたいにクラインも登場。人ごみに紛れて目立たない、、どこか残念な感じは相変わらずですねっ。

キリトが遠距離魔法を剣で叩き落とすのを見て驚くユウキ。 反射神経や動体視力がユウキよりすごいのは間違いなさそう。
でも反射神経がものすごくてもキリトの本当の強さは剣一本じゃ発揮されないんじゃないかな?
タイピングがものすごく速くても指一本じゃ無理があるのと同じ原理で(笑)

そして、母親の説得に成功したアスナが一言「ありがとうユウキ」
今回はアスナがユウキに勇気をもらったそんなお話でした。

それにしても、名前が・・・(笑)
結城アスナとユウキをくっ付けるあたりに作者の遊び心を感じますね。
さらにユウキの中の人が悠木碧さんっていうのがまた。制作スタッフのほくそ笑む姿が想像できますね。
{/netabare}

■感想{netabare}
たかが仮想世界、じゃないんですよね。

抜け出せない仮想世界でデスゲームを強いられた彼らだからこそ良く理解できることもある。
アバターも世界もすべてが作り物・・・すべてが偽物の世界でたった一つ、【精神】だけが真実だったわけです。

そんな彼らだからこそ心の繋がりの大切さが誰よりも理解できたんでしょうね。
生還した後も仲の良いSAOメンバーを見て、現実でも仮想でも変わらない絆の深さがあるんだなと感じました。

「この借りはいつか精神的に」っていうセリフよく見かけますけど、彼らが使うと深みが違いますね(笑)

アスナ「現実世界と仮想世界の違いって何だろう?」
キリト「情報量の違いだけ」
この1話のセリフが今期のメインのような気がします。
人の心と心が繋がるのに、仮想か現実かなんて違いは無いってことですね。


アスナの母親のセリフ「本当の約束よりゲームを優先するの?」
お母さんのあるあるネタですね(笑)
でもね、お母さん違うんですよ^^;
仮想世界でのやりとりって言わばメールや電話でのやりとりの延長。
いきなりアミュスフィアのプラグを抜くのは電話中に電源切らせるのと同じくらいの暴挙なんですよ、お母さん!


そんなお母さんも仮想世界の中で泣いちゃってましたね。
仮想世界って涙を止められないんですね。
泣きたくなったら泣くしかない。
仮想世界って人の感情がむき出しになる世界なのかな?
現実だといろんなしがらみのせいで無意識に表情を取り繕う。みんな誰かが期待する役を演じている。
そんな仮面を脱ぎ捨てて自由に生きられるのが仮想世界なのかもしれないですね。

あれ?お母さんの話ばっかりになってる?


力ってなんだろう?
人から与えられた力や装備、レベル、そんなのは力ではない。
自分で努力し身に付けた技術も輝いて見えるけど、それも本当の強さではない。
自分自身の心と向き合う強さ、戦ってる時でもいつだって自分の敵は自分の心。
そんな心の強さで戦うという描写が素晴らしかったです。
単純な他のバトルアニメには無い魅力がここにあるのかな?
{/netabare}


■今後の予測{netabare}
キリトが遊ぶ側じゃなくて作る側になるっていう流れからして、20年後の加速世界、アクセルワールドは彼が関係してるんじゃないかなと思いました。
だとすると、なんで加速が必要だったのか?
誰か大切な人が病気か何かで残り時間が短く?
そんな限られた時間を意識せずにずっと一緒に居られるように開発されたのが加速世界だったりして?
今回の2期で、キリトとアスナがずっと一緒に居たいねというワードを何度か使ってるあたりからしても、今後一緒に居られなくなるような視聴者の目を奪う展開が来そうなんですよね・・・

この作者は女の子が可哀想な状況になるような描写を書くことが多いかも?
アルヴヘイム編でアスナが鳥かご状態、最後はレイプされかけましたね・・・
ファントムバレット編でシノンがトラウマに苦しみながら、やはり最後にレイプされかけ・・・
マザーズロザリオ編でユウキが余命わずかな寝たきり状態だったり。

メディキュボイドもたぶん伏線なんでしょうね。今後身近な人間が使う状況になるんじゃないかな。
寝たきりの植物状態になったとしても会話できそうなシステムですしね。

あと、前から気になってたのが、キリトのスターバーストストリームって{netabare}アクセルワールドの黒雪姫も同じスキル使ってるんですよね。
他にも似てる技多いですし、しかも全身黒いところも同じ・・・何かありそうですね、いや、むしろ何かある展開を期待してます(笑)
まあ、何もないのに黒雪姫の本名隠す必要ないですし、何かはあるはずです。

例えば仮に、アスナが次世代機の事故とか病気で寝たきり状態になったら? 余命が短かったら?
まずアスナをメディキュボイドに繋いで仮想世界で合えるようにするでしょうね、キリトは。
そして茅場の助けを得るなりして、余命が1000倍になる加速世界を開発し、
ついに命が尽きるという直前には、茅場と同じようにアスナの精神をネットワークに転写。後を追うキリト。
だけど現実世界に一人取り残された娘が気になりバーチャル世界から干渉してる。
なんて話もあるかもしれないですね。

仮想世界を作って楽しんでた茅場のことですから、今度はキリトが見せた限界の先を見たくなって実現させたのが加速世界。なんて展開もあるのかな?
キリトが極限状態でシステムの壁を越えた動きするのってアクセルワールドの心意システムに似てますしね。

いずれにせよ、ネットワークの一部になった茅場とキリトが今後再開して一緒に何かするような展開はあるような気がしますね。
{/netabare}


■通信ラグ
カッコ良いし面白いのであまりツッコミたくはないんですけど、ゲームであんな反応速度はネットワーク的に無理があるんじゃないかな。
ゲームに関係ない話なので見たい人だけどおぞ。
→通信ラグとは?{netabare}
いわゆる通信ラグってやつがあるので、どんなに人間の反応速度が速くてもそれに通信が追いつかないんですよね。
ネットワークの問題です。

簡単に言うと、メールって送信した瞬間相手に届くわけじゃないですよね。それと同じ。
今見てると思ってるバーチャル空間は数ミリ秒遅れた世界、つまり残像を見てるわけですね。

今の日本なら、どんなに早くても10ms、無線とかなら200msくらいの遅延が発生します。
自分の通信ラグを知りたい人は↓こちら
Windowsキーを押しながらRキー → cmd と入力してOK → 起動したコマンドプロンプトに ping google.co.jp を入力してEnter

たったそれくらいの遅延なら、問題ないじゃん?と思うかもしませんけど。
素早い動きが必要なゲームではたったそれくらいの遅延でも物凄い大ダメージ。
素早く動く相手の位置を正確に狙っても、すでに全然別の場所に居るわけです・・・
なので、ゲームの場合はそれを先読みして先の位置を狙うなんて技術も必要になるわけですね。
プログラム的にラグを感じさせないような先読み技術などもありますし、クライアントで処理される通信に関係ない物もあったり、もっと根深い話ではあるのですが、その先は省略します(笑)

そして20年後の加速世界、アクセルワールド・・・
あのアニメ見た方なら分かると思いますが、1000倍に加速。。ということは、通信ラグも1000倍になるわけで・・・
たとえ、10msの遅延でも 10 x 1000 = 10秒もの遅延に。相手の動きが10秒後の残像、なんてバトルどころじゃないですね(笑)

ちなみになぜ通信ラグが発生するかと言いますと、
送られた信号が伝送路を通る時間もありますがこれはさほど重要ではありません。
例えば回線が光なら、光は1秒あれば地球を7周半できますから、まあ光ファーバーの中を反射しながら通るのでそこまで速くないにしても十分速いわけです。
それよりむしろ信号を受信して処理する機械的な部分、そしてプログラム的な処理に時間がかかるわけですね。

あと、作中で情報量を増やせばもっとリアルになると言ってますが、そんな膨大な通信をしたらネットワークは一瞬でパンクしますね。
たとえ、2022年になってもこの通信ラグ=応答速度=レスポンスは改善されないんじゃないかな?
なぜなら、そこまでの品質を要求するようなサービスが無いですし、需要も無い、改善される必要も無いからです。

ちなみに最近は、インターネットの通信速度がどんどん向上してますけど、あの速度と通信ラグは実は無関係です。
回線が速いかどうかと通信ラグが発生するかどうかは関連性が無いということです。

年々、3D技術は向上してますけどここ数年は停滞気味。
遠い未来ものすごく発達するんだろうなぁっていうのが自然な考えですけど。
思うに、この先も3D技術ってそれほど進歩しないんじゃないかな?
色んな理由があげられますけど、一番の問題は作るのが人間っていうこと。
人一人が作れるものって限界があるんですよね。
3DCGを作る環境やプログラムを簡単に構築するライブラリ、作業効率を上げる手段はありますがそれにも限界があって。
さらには、そういった汎用システムによって作られる作品っていうのは細かい調整が出来ない、というよりはできるけど、結局は汎用システムを必要としない知識や労力がかかってしまうわけです。
例えるなら漫画って何年たっても絵のクオリティは向上しないじゃないですか。100年たっても結局は書き手の技術と掛ける時間の問題。
それと同じですね。

将来AIが実現すれば話は別ですけど。
映画「アイアンマン」で主人公がAIにサポートされながら何かを作るシーンありますよね、あんな感じです。あれが現実的です。
アニメや映画によく出てくる天才プログラマーなんていうのはありえないですね。
物凄いものを作る頭脳があっても、それを作り上げるのには時間と人手が必要になります。絶対的に。
具体例をあげると、今時のオンラインゲームでも人件費に億単位かかったりします。
{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 34
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

新しいキャラ登場

1話~14.5話がファントム・バレット編。シノン登場。沢城みゆきボイス最高。GGOというゲームで銃器中心のバトル。{netabare}ゲームをプレイした人が突然死ぬという事件があり、それの解決を図る。シノンの同級生やばい奴やった。キリトの女体化もあるよ。{/netabare}
15話~17話がキャリバー編。休憩みたいな感じ。さくっと終わった。
18話~24話がマザーズ・ロザリオ編。ユウキ登場。{netabare}病で死に瀕しつつもALOにおいて絶剣として名を馳せる。涙が出た。どうしても死が絡むと泣けてしまう。アスナに想いが託された。{/netabare}

OP
IGNITE 藍井エイル
courage 戸松遥
ED
Startear 春奈るな
No More Time Machine LiSA
シルシ LiSA
やっぱり主題歌はLiSA必須。勿論、藍井エイルも。
挿入歌
セパレイト・ウェイズ 戸松遥


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 第1話「銃の世界」
《SAO》クリアから約1年後。総務省《仮想課》の菊岡から呼び出された和人は、日本で唯一プロゲーマーが存在する人気のVRゲーム《ガンゲイル・オンライン(GGO)》にまつわる、奇妙な事件について聞かされる。《GGO》の有力プレイヤー2名が、《死銃(デス・ガン)》を名乗るプレイヤーにゲーム内で銃撃された後、いずれも謎の死をとげたというのだが……。

2. 第2話「氷の狙撃手」
大型狙撃銃《へカートⅡ》を武器とし、《GGO》随一のスナイパーとして活躍する少女シノン。所属するスコードロンの仲間と共に、他のスコードロンを襲撃した彼女は、第1目標の狙撃に見事成功。だが、第2目標として狙ったマント姿の巨漢に、銃弾をかわされてしまう。巨漢はマントの下に隠し持っていた重機関銃を取り出すと、圧倒的な火力で反撃し、シノンらは一転窮地に。仲間たちが弱気になる中、強敵との出会いを求めていたシノンは……。

3. 第3話「鮮血の記憶」
シノンのプレイヤーは、女子高生の朝田詩乃だった。彼女は下校途中で不良少女たちに路地裏に連れ込まれる。詩乃は不良少女のリーダーである遠藤から金をよこせと迫られるが、毅然と拒否。すると遠藤は手を銃の形にして詩乃に突きつける。それを見た詩乃は突然蒼白になって震え出してしまう。詩乃は幼い頃のある事件が理由で、銃に対してトラウマを抱いていたのだ。その事件とは……?

4. 第4話「GGO」
菊岡の調査依頼を受け、《GGO》にログインするキリト。彼は《死銃(デス・ガン)》に自分を狙わせる方法として、《GGO》最強のガンナーを決める大会《バレット・オブ・バレッツ(BoB)》にエントリーしようとする。しかし初めてのゲーム世界で勝手がわからず、道に迷ってしまったキリトは、近くにいたシノンに声をかける。シノンは、親切心から案内役を引き受け、《GGO》の世界をレクチャー。武器の選び方や、《GGO》独自のシステムである弾道予測線のことなどを教える。

5. 第5話「銃と剣」
《BoB》にエントリーするため、端末に必要事項を入力しようとしたキリトは、入力フォームに現実世界の名前や住所を入力する欄があることに驚く。入力しないと上位入賞した際の賞品を受け取れないという記述を見てしばらく悩むが、結局、現実世界の項目には記入せずエントリーを終える。キリトが出場するのは予選トーナメントFブロック。シノンも同じFブロックで、勝ち抜けば決勝で当たる可能性がある。二人は決勝で当たったら全力で戦おうと誓い合うのだった。

6. 第6話「曠野の決闘」
予選第一回戦で勝利したキリトの戦いぶりを見て、「本物か?」と問いかけてきたボロマント姿の男。かつて、《SAO》に存在した殺人ギルド、《ラフィン・コフィン》のタトゥーをしたその男は、キリトに「いつか殺す」と言い残し、姿を消した。ボロマントの男との接触で、《SAO》での死闘を思い出したキリトは、そのトラウマに苦しめられる。そんな中、互いに予選を勝ち進んだキリトとシノンが、Fブロック決勝で対戦するが……。

7. 第7話「紅の記憶」
ボロマントの男は《SAO》からの生還者で、殺し合いを繰り広げた相手かもしれない……。そんな思いにとらわれ苦悩を端々ににじませるキリトを、妹の直葉は心配する。一方、キリトへのいら立ちが収まらない詩乃は、恭二を相手にキリトの悪口をまくし立て、大会本戦で倒すことを誓う。だが、シノンのクールな戦いぶりに憧れめいた感情を抱く恭二は、いつになく熱くなっている詩乃を彼女らしくないと感じるのだった。

8. 第8話「バレット・オブ・バレッツ」
《BoB》本戦に《死銃》とボロマントの男が出場していると考えるキリトは、本戦開始までの時間を利用してシノンに情報交換を持ちかけ、参加者を探ろうとする。予選第一回戦の後、様子がおかしくなったキリトを見て何か訳アリだと察していたシノンは、事情を話すようキリトに迫り、彼が《SAO》からの生還者であることを知る。そのような中、いよいよ大会本戦の火蓋が切って落とされ、直径10kmの広大なフィールドを舞台にした、30名のプレイヤーによるバトルロイヤルが始まる。

9. 第9話「デス・ガン」
ボロマントの男がペイルライダーを銃撃すると、まだHPが残っているにも関わらず、ベイルライダーは消滅してしまった。ボロマントの男は自らが死銃であると明かし、真の死をもたらすと宣言。ストリーム中継で《BoB》を観戦していたアスナ達は、死銃が《ラフィン・コフィン》の元幹部であることに気付き、衝撃を受ける。一方、キリトとシノンは、これ以上の被害が出る前に倒すべく、協力して死銃を追うのだが……。

10. 第10話「死の追撃者」
背後から死銃の奇襲を受け、追い詰められたシノン。死銃が使っている拳銃“黒星・五四式”は、奇しくもシノンが射殺した強盗犯が使っていた銃と同じだった。事件の記憶がフラッシュバックし茫然自失となるシノンを、キリトを本気にさせる為に死銃が殺そうとする。だが、黒星の引き金を引き絞る寸前、間一髪でキリトが駆けつけてシノンを救出。戦意喪失状態のシノンを連れて逃走を図るキリトだが、死銃の追撃を受け窮地に陥る。

11. 第11話「強さの意味」
死銃から逃れたキリトとシノンは、砂漠地帯の洞窟に身を潜めていた。そこでキリトは、死銃がプレイヤーを殺害した方法を考察。死銃がキリトに反撃した際、黒星ではなくライフルに持ち替えたことから、現実世界のプレイヤーを殺害するにはなんらかの条件があると推理。さらに推理を進めたキリトは、ある恐るべき可能性に思い当たる。

12. 第12話「幻の銃弾」
《BoB》も終盤戦を迎え、生存プレイヤーはキリトとシノン、死銃、前大会優勝者の闇風に絞られた。死銃の共犯者が複数人いて、闇風もターゲットにされている可能性を否定できないことから、キリトは死銃よりも先に闇風を倒した後、さらに死銃も倒そうと決意。自分がオトリとなって飛び出し、シノンが狙撃を担当する作戦に出る。キリトの信頼に応えたシノンの射撃で作戦は狙い通り進み、キリトはついに死銃と対峙するが……。

13. 第13話「ファントム・バレット」
《GGO》には存在しない《SAO》のスキル《スター・スプラッシュ》を模した死銃の剣技を受け、キリトは追い詰められる。銃撃のみならず、剣撃の腕前も高いレベルにあった死銃にキリトは追い詰められ、次第に体力を奪われてしまう。一方、死銃との狙撃戦でスコープを破壊され狙撃が出来なくなってしまったシノンは、キリトと死銃の戦いを見守るしかなかった。シノンは歯がみしながらも、今自分に出来ることがないか必死に考える。

14. 第14話「小さな一歩」
誌乃を殺してから自分も死のうと、恭二が襲いかかる。だが、間一髪で和人が駆けつけて、恭二に飛びかかった。もみ合いとなる中、恭二が持っていた毒薬入りの注射器が和人に押しつけられるが、奇跡的な偶然により薬液は注入されず、和人は難を免れる。後日、和人と誌乃は菊岡に会いに行き、今回の事件に関する事実関係を聞くことに。菊岡は《死銃》の一人として逮捕された男から、キリト宛の伝言を預かっていた……。

15. 「Debriefing」
総集編

16. 第15話「湖の女王」
《ALO》で聖剣エクスキャリバーが発見されたというニュースが流れた。それは数か月前、キリトとリーファが地下世界・ヨツンヘイムでトンキーという邪神を助けたときに見つけたものだった。このニュースを知った2人は、他のプレイヤー達に先を越されないうちに、エクスキャリバーを手に入れようと決意。アスナやクライン、シノンたちを呼び集め、7人パーティーでヨツンヘイムのダンジョンに向かう。

17. 第16話「巨人の王」
女神ウルズから、霜の巨人の王スリュムの討伐と、エクスキャリバー奪還のクエストを与えられたキリトたち。ユイはこのクエストが運営者の意図したものではなく、システムが自動生成したものではないかと推測する。その場合、クエストの行方次第では、《ALO》世界そのものが破壊される可能性すらあると……。そうなる前にクエストを達成するべく、ダンジョン攻略を急ぐキリトたち。その途中、檻の中に閉じ込められ助けを求めていた女性NPC、フレイヤを発見する。キリトたちはワナを疑い、先を急ごうとするのだが……。

18. 第17話「エクスキャリバー」
キリトたちはダンジョン最下層で待ち構えるボス・スリュムと対決。しかし、スリュムのHPをなかなか削りきれず、逆に冷気による攻撃を受けピンチに。そのとき、仲間に加えたフレイヤが声を上げ、スリュムを倒すには奪われた一族の秘宝・黄金の金槌が必要だと、キリトたちに告げる。キリトは雷系のソードスキルを使い、隠された金槌を発見。フレイヤに投げ渡すが……。

19. 第18話「森の家」
《ALO》のアップデートに伴い、《新生アインクラッド》の第21~30層が解放されることになった。かつて、アインクラッド22層にあったログハウスで、キリトとユイの3人で暮らしていたアスナは、再び3人一緒に暮らす夢がかなうのではと期待に胸を膨らませる。そして迎えた、アップデート日のクリスマス・イブ。アスナはキリトやいつもの仲間達と共に第21層のボスを倒し、第22層に到達。以前、ログハウスのあった場所に向かう。

20. 第19話「絶剣」
《絶剣》の通り名で呼ばれる凄腕プレイヤーの噂を聞き、勝負を挑むことにしたアスナ。《絶剣》は超攻撃回数を誇る自身のオリジナル・ソードスキルを賭けて対戦相手を募り、挑戦者全員を返り討ちにしていた。だが《ALO》からログアウトし、現実世界へ戻った明日奈は、母・京子から、進学校への編入試験を受けるよう言い渡される。進路を押しつけ、さらには結婚相手すらも勝手に決めようとする母に彼女は反発するのだが……。

21. 第20話「スリーピング・ナイツ」
アスナは、ユウキがリーダーを務めるギルド《スリーピング・ナイツ》への協力を頼まれる。《スリーピング・ナイツ》は、メンバー同士の事情で近く解散することを決めており、解散前の思い出作りとして、自分たちのパーティーだけでのボス攻略に挑んでいた。しかし、通常は複数パーティー合同の49人で挑むボス敵を、《スリーピング・ナイツ》+アスナの7人のみで倒すのは極めて困難。勝算の薄さから、返事をためらうアスナだが……。

22. 第21話「剣士の碑」
第27層のボスを攻略しようとするアスナと《スリーピング・ナイツ》の動きは、ボス攻略専門ギルドに察知されていた。ボス攻略のノウハウを知られた上に、先を越させまいとするギルドの妨害を受け、窮地に追い込まれるアスナたち。そこへ、キリトとクラインが駆けつけ、アスナたちに加勢。キリト達が時間を稼いでいる間にアスナと《スリーピング・ナイツ》は、行く手に立ちふさがるボス攻略ギルドの先遣隊20人を蹴散らし、ボス戦に挑む。

23. 第22話「旅路の果て」
ユウキが突然アスナの前から姿を消し、《ALO》にログインしなくなって数日が過ぎた。アスナは《スリーピング・ナイツ》のシウネーにユウキが姿を消した理由を尋ねるが、シウネーは言葉を濁して詳しい事情を説明せず、「ユウキは再会を望まないでしょう」と言うだけだった。後日、もう一度ユウキと会いたい、と願う明日奈に、和人から「屋上で待ってる」というメールが届く。明日奈が屋上に行くと彼はメモを差し出し、そこに書かれた場所へ行けば彼女に会えるかもしれないと告げる。

24. 第23話「夢の始まり」
世界初の医療用フルダイブ機・メディキュボイドの被験者として、病院からバーチャル世界にダイブしていたユウキ。末期の病で無菌室から一歩も出られない彼女は、もう一度学校へ行ってみたいと願っていた。彼女の望みを叶えるべく、明日奈は和人や学校の仲間に協力してもらい、ユウキに学校生活を体験させる。放課後、ユウキはもう一箇所行ってみたい場所があると言うと、かつて自分と家族が住んでいた場所へと明日奈を案内する。

25. 第24話「マザーズ・ロザリオ」
外の世界を体感できるようになってから、ユウキの毎日はこれまでにないほど充実していた。《ALO》では多くのプレイヤーたちとバーベキューをしたり、クエストに行ったりと、賑やかな日々を送っていた。また現実世界では、明日奈たちと授業を受けたり、京都へ旅行に行ったりもした。そして3月が終わりに近づき、桜のつぼみがほころび始めるようになったある日。明日奈の元に、一通のメールが届く。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 13

86.0 20 バトルで友情なアニメランキング20位
青の祓魔師[エクソシスト](TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (2984)
16950人が棚に入れました
主人公・奥村燐は修道院で暮らす少年。同じ修道院に住み、有名高校へと進学する燐の双子の弟・雪男とは違い、就職先が見つからずにいた。修道院の神父である藤本に薦められ、料亭の就職面接に向かう途中、燐は奇妙な光景を目の当たりにする。

声優・キャラクター
岡本信彦、福山潤、花澤香菜、中井和哉、遊佐浩二、梶裕貴、喜多村英梨、佐藤利奈、置鮎龍太郎、柿原徹也、神谷浩史、藤原啓治
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

運命なんてくそくらえ(75点)

全25話。
ジャンプスクエア連載中の漫画原作。
原作未読。

個人的満足点:75点
アニメ系統:ファンタジーバトル

ジャンプ物らしく王道といえば王道。
エクソシストになるため仲間と共に成長していく。

ストーリーは単純明快で、ギャグ回あり、シリアス回ありと欲張り。
設定も個人的には好きな部類の設定。

主人公「燐」は王道で剣もってますがw
そして特殊な能力を発揮して強い。
燐の双子の弟「雪男」もなかなかかっこよく強いメガネ男。
まさに少年向けの設定である。
個人的には「勝呂」がいい味だしてると思う。
あの外見とは裏腹の頭脳派キャラがいいw

対して個人的には女性陣がちょっと弱いかと。
どの娘に対してもいまいちな印象がぬぐえない。
「しえみ」はちょっと性格と乳がw
花澤さんファンにはこれはこれでたまらないのかもしれない。
「出雲」はツンデレちゃんだが、あの眉がどうしてもw
と、もう少し魅力的な女性キャラが欲しいところ。

作画は後半キャラが少し変わったかって印象を受けた。
序盤より女性陣が可愛い印象だったかな。

ストーリーはぐだぐだ回をはさみつつも
シリアス回で話を進めている感じか。
原作では完結していないようだが、
まずまずの着地だったのではないかと思う。

音楽は初期OP曲が何故ラップと突っ込みたいところだが、まあ悪くない。
後期OPの方が個人的には好きかな。
EDは前後期ともまずまずだったかな。
作中の音楽もまずまず。

原作ファンには物足りないかもしれないが
原作未読ならそれなりに楽しめるのではと思う。
全体的には無難な作りだったかなと思う。

映画化も決定し、そちらも気になるところ。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

ユリをもっとだせ!


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以下、各話ごとの感想。
ネタバレを含むので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
これは期待通りの面白さ。
何この浦飯幽助設定(笑)
サタンの子供が悪魔退治?するって展開かな。
おやじもいい味だしてる。
音楽もいい感じ。
次週も楽しみ。

2話視聴。
おやじがなんてこったい。
おやじ渋い。
おやじかっこよすぎだ。

そしてサタンの息子がエクソシストに。
期待通りの展開。
次週も楽しみ。

3話視聴。
弟があああああ
面白い兄弟設定だわ。
原作読んでみたいが我慢我慢。
次週も楽しみ。

4話視聴。
のっけからギャグ風味w
しえみちゃんマジ中の人天使。
なんかいい話だった。
しえみちゃんが今後どう絡んでくるのか楽しみだ。

5話視聴。
なかなか熱い展開だった。
トサカなかなかあいい奴だわ。
髪止めには吹いた。
メフィスト・フェレスはいったい何者なんだ?
来週も目が放せない。

6話視聴。
くそ笑ろたwww
なんかこのアニメの方向性がわからんw
1話の時はシリアス系かと思ったが
なんかギャグ満載なんですがw
ウコバクかわいい。

7話視聴。
エクソシストには種類がある
という設定がなかなかいい。
ドラグーン 重火器で戦う
ドクター  薬品使うのかな?
アリア   呪文で戦うぽい
テイマー  悪魔召還
ナイト   剣で戦う
どれも興味深いね。
しえみちゃんはテイマーのよう。
今回のしえみちゃんがんばった。
ストーリーもなかなか良かった。
次週も楽しみ。

8話視聴。
今回もなかなか良かった。
そして物語が動き出した。
リンは今後どうなるんだろう。
次週も見逃せない。

9話視聴。
リンを取り巻く人たちが動きだした。
メフィストっていったい何者なんだろう。
サタンと関係がありそうだが。
次週も楽しみ。

10話視聴。
今回はちょっといい話だった。
そしてオヤジがすげえ。
ここまで存在感のあるオヤジいいねえ。
最近オヤジキャラにしびれるわw
リンもかっこよかったし。
このアニメ、ギャグ回あり、シリアス回あり
そして、いい話回ありとなかなか欲張りだな。

11話視聴。
出雲ちゃん回。
水着、お風呂w
サービスサービスw
出雲可愛いよ出雲
以上www

12話視聴。
のっけからギャグw
はにはにシスターズに吹いたwwwwwww
りんとしえみが青春して
今回は青春ギャク回かと思いきや
後半はバトルへ。
アマイモン強し。
リンのピンチに新キャラ登場。
なかなか面白かった。
まあ、しいて言うなら今回はおっぱい回でしたw
けしからん!

13話視聴。
じじいの過去が少し語られた。
じじいカッコイイ。
やっぱりじじい最高だわ。
そしてりんもちょっとカッコイイ。
ただ能力が段々強くなってきたのか?
この先色々問題がでてきそうな展開。

そしてシュラまったくもってけしからんチチだw

14話視聴。
森で訓練。
ベタな展開。
そしてベタなオチ。
だがそこがいい。
りんは来週どうするのか。

15話視聴。
勝呂熱い、そしてかっこいい。
マジ惚れそうだわw(そっちの趣味はないよw)
こういう友情ものに弱いんだよね。
そして、リンも良いところ魅せた。
このアニメ熱いから好きだわ。

16話視聴。
最近、勝呂がかなり目立ってる。
やはり名わき役がいるアニメは面白い。
展開もぐっと加速して盛り上がってきた。
来週はアマイモンの逆襲。
どうなるのか来週も楽しみ。

17話視聴。
りんがいよいよ悪魔の力をコントロールするために修行を開始。
今回はギャグもあり、シリアスもありでなかなか良かった。
そして、雪男に・・・・・・
来週への引きもまずまず。
来週も楽しみ。

18話視聴。
子猫丸回。
なかなかいい話だった。
こういうベタだが熱い展開は個人的に好み。
そして雪男はどうなるのか?
来週は誰かさんのおまちかね志摩くん回かなw

19話視聴。
久しぶりにギャク&日常回。
なんかニヤニヤしながら観てしまった。
志摩くんけっこうチャラいキャラだったのねw
パクさん、何かいように可愛く見えるし。
なかなか楽しめる日常回だった。

そして、シリアスな引き。
来週は再びシリアス回のようだ。
とても収集つくような展開ではないが
これは2期とかありそうな気がしてきた。
とにかく残りもわずか。
今後も見逃せない。

20話視聴。
リンついにコントロール。
雪男の体はどうなるのか?
学園長もどうなるのか?
最後でてきたやつもいったい何なんだろうか?
まだまだ色々ありそう。
原作も終わってないし、
後5話程度で収集つきそうにない気がする。

21話視聴。
なかなかいい話だった。
そして、じいさんと雪男が何かやるようだ。
とりあえずは、聖騎士団対新勢力といった構図になるのかな。
そこで、決着つけて終わりって展開ぽいけど。
さてさてどうなるのやら。
雪男の体の謎も残ってるし、まだまだ何かありそう。

22話23話視聴。
いよいよクライマックスか。
ついに直接対決。
リン達はどうするのか?
後2話楽しみだわ。
「私としたことが胸が高鳴るじゃないか」

後、えっと
らんま・・・じゃないし
綾波・・・でもなくて
灰原・・・でもねえしなんだっけ?

ああ、そうそうユリw
なかなかいいんじゃない。
青エクの女性キャラの中で一番いい気がする。
出番が少なすぎるのが残念だわ。

25話視聴。
まあ、なんと言うか、少年向けの無難な閉めだったかな。
青い火の鳥にはおいおいと思ったがw
映画化も決定したようだし、見てみたい気はする。

それよりも原作が気になる。
ちょっと原作読んでみようかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 32
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

双子兄弟の《バディ(相棒)もの》として楽しめました。

←ジャンルとしては、悪魔×祓魔師《異能バトルもの》です。

『灼眼のシャナ』は紅蓮の炎を放つ日本刀を携えた長髪の少女の物語でしたが、本作は青い炎を封じ込めた日本刀(=降魔剣・倶梨伽羅)を背負った熱血少年の物語です。
マンガ原作者(加藤和恵氏)が女性ということもあってか、その主人公の少年と双子の弟との感情のやり取りに大きな見どころがあり、その点でエド&アル兄弟のやり取りに見どころがあった『鋼の錬金術師』と共通していると思いました。
(※逆に言うと、女性キャラがやや印象が薄い←男性視聴者向けではない?)
第1話から飽きのこない良シナリオで、最後まで楽しめましたが、{netabare}ラスボス(サタン)の語り口が下種っぽくて余り威厳が感じられない点{/netabare}にガッカリ。。
(※個人評価が余り伸びなかった原因)
それにしても、今放送中の『とある魔術の~』もそうですが、本物のヴァチカンよく怒らないな笑。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1-2話視聴終了時点
展開が早く世界観がよく練り込まれている印象で掴みは◎
・第3話視聴終了時点
昼間の正十字学園に加えて放課後は祓魔師(エクソシスト)養成塾へ。
秀才の弟(講師)とダメ兄貴(ペイジ=祓魔塾生)の対比が巧に描けている点は〇
・第9話視聴終了時点
「祓魔塾生(ペイジ)」→「候補生(エクスワイア)」へ昇格
・第15話視聴終了時点
やっと少し見どころのあるバトル回(ギリギリ初の★★(優秀)回認定)
・第17話視聴終了時点
この回の後半以降、原作マンガからのシナリオの逸脱が加速。
・第20話視聴終了時点
エルンストは原作マンガにない完全オリキャラ。{/netabare}

◆制作情報
{netabare}
原作マンガ       加藤和恵(『ジャンプスクエア』 2009年5月-連載中)
監督          岡村天斎(第1期)、初見浩一(第2期)
シリーズ構成      山口亮太(第1期)、大野敏哉(第2期)
脚本          山口亮太、高橋ナツコ、大西信介、高橋郁子、大野敏哉、渡辺雄介、高木聖子、木戸雄一郎
キャラクターデザイン 佐々木啓悟
音楽          澤野弘之、KOHTA YAMAMOTO(第2期)
アニメーション制作   A-1 Pictures{/netabare}



◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================= 青の祓魔師 (第1期) (2011年4-10月) ===============

 - - - - - - OP「CORE PRIDE」、ED「Take off」 - - - - - -
{netabare}
第1話 悪魔は人の心に棲む ★ 修道院の兄弟(ダメ兄貴と秀才の弟)、サタンの子・奥村燐、アスタロトの出迎え
第2話 虚無界の門(ゲヘナゲート) ★ 続き、降魔剣、サタン憑依(養父・藤本獅郎)、燐覚醒・養父の死、メフィストフェレスの出迎え、燐の選択
第3話 兄と弟 ★ 正十字学園入学、祓魔塾入塾、講師・奥村雪男(双子の弟)の真意
第4話 天空(アマハラ)の庭 ☆ 祓魔用品店の娘・杜山(もりやま)しえみとの出逢い
第5話 祟り寺の子 ★ 勝呂竜士(すぐろ・りゅうじ)の個人事情(16年前の「青い夜」事件)、「地の王」アマイモン
第6話 まぼろしの料理人 ☆ 使い魔ウコバクvs.燐(料理対決)
第7話 友千鳥(ともちどり) ☆ 強化合宿、使い魔召喚(神木出雲、杜山しえみ)、グール来襲
第8話 此(ここ)に病める者あり ★ 強化合宿(続き)、グール再来襲(ページ達の協力)
第9話 おもひで ★ ネイガウス講師の恨み(青い夜の生き残り)、エスクワィア昇格
第10話 黒猫(ケットシー) ★ 兄弟喧嘩、唯一最強の祓魔師「聖騎士(パラディン)」(養父・獅郎)、使い魔「クロ」凶暴化・説得
第11話 深海の悪魔 ☆ 出雲と海辺の少年、巨大イカ・クラーケン ※人情噺
第12話 鬼事(おにごっこ) ★ 遊園地のゴースト捜し(しえみ活躍)、アマイモンvs.燐、フードの男?の素顔{/netabare}

 - - - - - OP「IN MY WORLD」、ED「Wired Life」 - - - - -
{netabare}
第13話 証明 ★ 霧隠シュラ(ヴァチカン本部上級監察官)の密命、正十字騎士団日本支部、養父の弟子(魔剣使い)の尋問、養父の思い出、霧隠講師着任
第14話 愉しいキャンプ ☆ 夏休み、林間合宿(提灯探し、協力訓練)
第15話 やさしい事 ★★ 続き、八候王の一「地の王」アマイモン来襲、燐の力解放・暴走
第16話 賭 ★ アーサー・オーギュスト・エンジェル(現パラディン)登場、メフィスト・フェレス懲戒尋問、降魔剣「倶梨伽羅」修復(十一代目吉国)、アマイモン再来襲
第17話 誘惑 ★ 燐復活・アマイモン撃退、燐の扱い決定、子猫丸の動揺・悪魔憑き ※雪男に最初の異変兆候
第18話 颶風(グフウ) ☆ 続き、人工生命研究所跡
第19話 なんでもない日 ☆ 神木の誕生日(9/27)、奥村兄弟の誕生日(12/27)のこと、ラストで修道院の異変
第20話 假面(カメン) ☆ 続き、ネイガウスの不審行動、メフィスト・フェレスへの逮捕状、青い炎マスター(燐)、祖父エルンスト・フレデリク・エギンの雪男呼出
第21話 秘密の花園 ★ 母ユリ死亡の真相、反魂(ネイガウスの妻ミシェル)、オーギュスト卿vs.燐、ラストでヴァチカンの政変(三賢者(グリゴリ)解任、エルンスト全権掌握)
第22話 悪魔狩り ★ メフィスト・フェレス理事長解任、雪男日本支部長就任・パラディン昇格、教皇エルンストの“聖戦”宣言、非情な悪魔狩り(雪男)、ゲヘナゲート開通の生き贅(燐)、ラストで雪男変貌
第23話 真実 ★ ゲート開通、メサイア不発、青い夜の真相、兄弟出生の真相、サタン降臨(雪男憑依)
第24話 魔神の落胤(サタンのこ) ☆ サタンの目的(ゲヘナとアッシャーの融合)、雪男意識回復、サタン追い出し成功
第25話 時よ止まれ ☆ 溢れ出す悪魔、奥村兄弟共闘、サタン撃退、一ヶ月後{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)14、☆(並回)10、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

投稿 : 2024/09/07
♥ : 22
ネタバレ

なる@甘口評価 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

なにこれ!やばい!

全話見終わりました!!
2話を見て泣いてしまい、
それからというものほとんどの話で泣いてしまいました。
自分の涙腺が弱いということもありますが
普通に泣けると思います。



2話感想です
{netabare}

1話に続き
サタンの手先との戦いが始まりました。

悪魔であることを再認識させられ
親子の間に小さな亀裂が入ります。

そんな中サタンの手先は修道院に攻め込み
大きな戦闘となります。

ようやく
戦闘が終わったものの
ゲヘナの王サタンが燐の父親に憑依します。

ゲヘナゲートが開き燐は取り込まれます。
しかし、エクソシストである父親は自ら自害を決します。

このシーンは号泣でした。
2話で泣いてしまうとは思いませんでしたが
泣いてしまいました。

そして燐は
コウマケンを引き抜きます。
ゲヘナゲートを叩き切りその場は収まりました。


父親の葬儀も終わり
立ち尽くす燐は父親の親友である人に電話します。
するといかにも怪しいエクソシストが・・・

そこで燐は悪魔の子でありながらエクソシストになることを誓います。父親の意志を継いで・・・・



次回は正十字学園での物語りかと思います
楽しみです!
{/netabare}

作画もキレイでいいんですが
これは私にとってすごい泣けるアニメです。
13話まで視聴しましたが
各話で父親の回想シーンが出てくる度に涙してしまいます。
実際2話から泣きっぱなしです・・・。

どれもこれもいい話ですごいいいアニメです!
全部見ます!!




最後見た感想です
{netabare}


このアニメは
父と子
兄と弟

といった家族愛を感じるアニメでした。
バトル系の要素も強いのですが
家族愛をテーマとしているのか
本当に泣けてしまいます。


私にとって悪魔との戦闘シーンは
余興で、その戦闘があったことで
各キャラクターにいろんな変化があって
変わっていく

それがとても気に入りました。



最終話、
まさか弟の雪男である体に
サタンが憑依します。

そうかつて
藤本獅郎に憑依したように。


その時雪男には
サタンと母親のゆりの記憶を見てしまいます。

そこにはエクソシストとしてのゆりが
ゲヘナの王であるサタンを自ら受け入れ
サタンを改心させます。


サタンはそのうち
ゆりと心を酌み交わすうちに
命のありがたみを知ります。

このとき思ったのは
サタンは実はやさしい心の悪魔であると思いました。




ですがゆりは
サタンとの間に子どもができ
産むことを決意。

そのため
魔女と呼ばれ
実父から殺されそうになります。

それに激怒したサタンは
「青い夜」の元凶となり
ゆりを救い出します。

そして
命からがら逃げ
自分の命と引き換えに
双子の燐と雪男を産みます。

その場に立ち会った
藤本獅郎はこの二人を育てることを決意します。

当時の獅郎は「冷徹なエクソシスト」で有名で
その場にいたメフィストも半信半疑でしたが
その場を押し切り育てることにした。


という事実があり
それを知ったらまた涙。

いろいろと食い違ったせいで
サタンも狂ってしまったのかもしれない。



そして雪男に憑依し、
兄を殺そうとしましたが
燐は呼びかけに成功。
雪男を取り戻します。


しかしそのときはすでに遅く
ゲヘナゲートは侵攻し始めます。


その後は
勝呂らの活躍でバチカンから太陽光を導き
悪魔の活動を抑え

燐と雪男はクリカラで覚醒し
炎を見事に操り
ゲヘナゲートを打ち破ります。


1ヵ月後、
メフィスト(ヨハン4世)は学園に復帰。
雪男はパラディンから中一級に降格
燐たちはいまだエクスワイアのままで終わりを迎えます。



最後、
メフィストから渡された鍵で
燐と雪男は実母がいたされるある場所へ向かいます。

そこは雪男がサタンに見せられた
記憶の場所と一致していた場所でした。


そこで
実母ゆりが燐と雪男を産んだとされる
場所へ行くとそこにはお墓が。

そこで雪男が
「僕たちは生まれてくるべきだったのか」
と問いかけますが、
燐は「ジジイや母さんが一生懸命がんばってくれたんだ」
とやさしく説きました。


このシーンで
思わず声を荒げて泣きそうでした。

今こうやってレビューを書いていても
泣きそうです。


{/netabare}


最後に、
このアニメは
「家族愛」「絆」
など、人と人とのつながり
温かみを感じるアニメです。

途中からはこのアニメの世界観に
飲み込まれてしまいました。



「家族愛」「絆」
どれもきれいごとに聞こえるかもしれません。
ですが、これは再認識すべき問題なのです。

あの大きな震災から歳月は流れ
もうすでに過去として処理し始めています。

しかし、
家族愛や絆は途絶えることはない、
なぜ、今自分がここにいるかを考えさせられるアニメでした。

とてもよかったです。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 8

84.8 21 バトルで友情なアニメランキング21位
ハイスクールD×D(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (2673)
15205人が棚に入れました
 兵藤一誠は女生徒が極端に多い私立駒王学園に通う高校2年生。この学園に通う目的はただ1つ、この学園でハーレムを作る!
だけどハーレムどころか変態呼ばわりされ、当初の目的は壮大な妄想となっていた…。ところが! ひょんなことから一誠にも初めての彼女ができ、初デートをすることに!夕暮れの公園、そっと近づく彼女…。もしかしてキス? っていうかそれ以上…?エロ妄想がヒートアップする一誠に彼女は微笑みながら言う、「死んでくれないかな?」… 。人生で初めてできた彼女に、イキナリ殺されてしまったっ! なんで!?と思いきや自室のベッドで目覚める。するとその横には紅髪の美少女、学園の先輩《リアス・グレモリー》が全裸(巨乳)で添い寝していた!?オレ殺されなかったっけ? なんでリアス先輩が? なんで裸? っていうか先輩おっぱい見えてますよぉ~!?「見たいなら見てもいいわ」 ………。 ってマジ?? リアスから説明を受ける一誠。この世に存在する悪魔のこと。リアス自身も悪魔で、一誠を生き返らせる為に悪魔として転生させたこと。しかもその代償としてリアスの下僕悪魔として永遠に従わなければならない…。驚愕の真実、荒唐無稽、混乱する一誠。悪魔で下僕? リアス先輩の下僕? ってことは先輩のおっぱい揉めるかも?持ち前のエロパワーとポジティブシンキングで、リアスの下僕悪魔として生きることを受け入れた一誠。生まれ変わった一誠の悪魔で下僕な学園生活が幕をあける!そう、いつかおっぱいハーレムを作るために!?

声優・キャラクター
梶裕貴、日笠陽子、浅倉杏美、伊藤静、竹達彩奈、野島健児
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「至高のおっぱいアニメ」そんな日本語があったとは…

今まで色々と「エロアニメ」といわれるものを観てきたが、本作は、「エロアニメ」というより「おっぱいアニメ」である(なお、異論は認める。)。

なぜなら、主人公が色々な女の子たちと、こーんなことやあーんなことまでしてるのに、なんとアニメだと未だに{netabare}「童貞」{/netabare}だからだ!(笑)
{netabare}(主人公が女性に手を出さない理由は、最初に付き合った彼女に騙されて殺されたことが原因らしい。だが、本作の状況で手を出さない主人公の鋼の意思はむしろ賞賛に値する!){/netabare}

その辺りの「神の見えざる手」によって一線を超えないところは、古典的な少年漫画の主人公といえる。

また、主人公の兵藤一誠(ひょうどう いっせい:CV.梶裕貴)は、悪魔なのに強い正義感を持ち、仲間のために命を懸けることのできる古典的な少年漫画の主人公っぽい熱い漢であり、特におっぱいに対する情熱は尋常ではない。

その情熱は、とりあえず女の子が着ている物をパージさせておっぱいを露出させておけばいいんだろ的な緩いエロアニメが多い中、主人公の熱さの一つの表現として「ドレス・ブレイク」という必殺技にまで昇華されている(多分)。
他にも、とにかく隙があれば「おっぱい」を推してくる作品のため、本作は、おっぱいを堪能することに特化した内容であり、「至高のおっぱいアニメ」といっても過言ではないだろう。
(「おっぱいアニメ」としてはストーリーがしっかりしている。ただ、一般的な名作アニメと比較してはいけない。)。

なお、周囲に、本作を他の「エロアニメ」と一緒にするな!これは「おっぱいアニメ」なんだ!おっぱいは男のロマンなんだ、崇め奉るものであって決してエロイ目ではみていないんだ!大きさじゃないんだ、揺れなんだ(なお、異論は認める)。そもそも「おっぱい」は幼児語であって、子どもや赤ちゃんだって大好きだろう…

などと熱く語ったところで痛い人認定されるだけなので、観る際は潔く一人でこっそり観よう。


【本作の基礎情報】
石踏一榮による原作小説は続刊中(既刊36巻、富士見ファンタジア文庫、原作未読)。
アニメ制作は、1期(2012年)~3期(2015年)までが(不)『健全ロボ ダイミダラー』などの柳沢テツヤ監督で、『回復術士のやり直し』、『不徳のギルド』などのティー・エヌ・ケー。4期(2018年)から末田宜史監督に交代し、『異種族レビュアーズ』、今年4月放映の『狼と香辛料』などのパッショーネに制作会社も変更。

一応、全て続きものであるが、1~3期までで一塊(3期途中からアニオリ展開らしい)。4期は、0話があり、3期までと途中から違う世界線の話になっている(『シュタインズ・ゲート』と『シュタインズ・ゲート ゼロ』みたいな感じ)。

なお、4期から登場人物が一気に増えて話がややこしくなってくるので、とりあえず3期まで観るのがオススメ。


【あらすじ】
駒王学園高等部2年生で主人公の兵藤一誠は、女生徒から変態扱いされる冴えない学生であった。ところが、本人に自覚がなかったものの、その身に強大な力を秘めた「赤龍帝の籠手」という神器を宿していた。これを危険視した堕天使に殺害され、同じ学園の3年生でオカルト研究部部長の美少女悪魔リアス・グレモリー(CV.日笠陽子)の下僕悪魔として転生する。
そこから、天使、堕天使、悪魔の三勢力で争いがはじまるのかと思いきや、神代から永遠と戦ってきたこの三つの勢力が協調することになり、これを快く思わない「カオス・ブリゲード」という新勢力と三勢力が戦うことになる。そこに、北欧神話の神々や人間界の歴史上の英雄などが絡んでくることに…


【作画】
期を重ねるごとに、キャラデザインがちょっとずつ「最近風」にマイナーチェンジ。


【声優】
最近、ネットゲームでセクハラをしていると文春砲を喰らったサイラオーグ・バアル役の中村悠一さん。
本作でも「おっぱい」、「おっぱい」言うシーンがある。もっとも、これは件のネットゲームと同様に、あくまで役として言っているのであって、決して普段からこういうことをいう人なので平常運転なのだという誤った方向での擁護はしないように(笑)

赤龍帝の籠手は、『聖闘士星矢』のクロスのように全身鎧となるのだが、この役を立木文彦さんが演じている。『風都探偵』でも同じような役を演じていて仮面ライダーの変身シーンと被るのだけど、変身のシチュエーションが違いすぎて個人的にツボだった。

あと、梶さんが「おっぱいドラゴンのうた」を歌わされている。なお、梶さんの巨乳妻が微乳役で共演。


【『真・女神転生』シリーズ的な世界観】
本作では、色々な地域の神様が出てくるし、天使、堕天使、悪魔が仲間になったりする。キリスト教的な世界観だと、天使と堕天使と悪魔は基本的に相容れない存在なので、これらが仲良くするという発想は、ゲームの『真・女神転生』シリーズを代表とする日本的なものなんじゃないかと思うわけです。

よくいわれるのが、日本人の多くは、古来から唯一神信仰ではなく、八百万の神を信じてきたからというもの。

もっとも、最近観た評論家の山田五郎さんの動画(末尾にリンク)で、西洋のドラゴンは、蛇に由来していて、蛇は悪者として扱われてきたので、ドラゴンも基本的に悪者扱い。しかし、東洋の龍は、河に由来していて、河は大地に恵みをもたらすとともに洪水という災厄をもたらすので、単純に悪いとか良いとかいう存在じゃない的なことをいっていた。

これと同じように、唯一神を信仰していない多くの日本人は、神様といわれたところで、清濁併呑したような存在で絶対的正義だと考えてないんじゃないかと思うんですよ(神様も時には敵として討伐すべき対象にしてしまう)。

なので、「八百万の神」というだけではなくて、その神々すら相対的にみることができてはじめて、日本の『真・女神転生』シリーズ的な世界観を持てるのかなあと思いました(Atlas社のゲームでの神の扱い方を批判している外国の人もいるようです。)。


あ、でも、なんかもっともっぽいこといってますが、結局、本作は、ただのおっぱいアニメです…


※【辰年】ドラゴンって何?東洋の龍との違いとは?元になった生物がいた?意外と知らない竜の大きさって?美術史と絵から見てみよう!【巨匠たちが描きまくった竜】
https://www.youtube.com/watch?v=_TRW34_m9MY

ちなみに、この動画内で本作にも関係のあるであろう「赤龍と白龍」の話にも触れています。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 3
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

命名♡ロマンティックえっちコメディー!!

ウソ!?…予想外ですね。。
やられてしまったみたい♡

これは、ただのえっちなアニメじゃないって言っていいのでしょう…ね

その証拠に今の私「きゅん」と…

ジャンル名で表現すると♬
『ロマンティックえっちコメディー』かな?

さて…
どれだけスゴイの ホントのところは*・゚✿♬?


…画面からあふれてしまいそうなとっても大きな胸…

肌色成分がとにかくいっぱい…
ちょとでも眩しく見えたあなたは、きっと男性です…よね!

思い返せば…
レンタルオンリーの私には、ディスク面に描かれている洋服のはだけた女の子がかなりの難点でした(笑)

だって、えっちなアニメ借りているって思われちゃいます…
でも、ちょとした難関を乗り越えてでも、視聴して良かったなって思います!!

それは…
私の好みを振り切った良作品ということです。

あにこれ80点と高めな点数にも納得できたし!
3期まで継続している理由にも頷けました!

【ストーリー】
えっちなことに情熱を燃やす兵藤 一誠はひょんなことから日常世界から転落し、運命の分かれ道へと…そこで悪魔に転生し本気でハーレム王を目指す道に…

ちょとおバカさんな位えっちな夢を妄想する一誠の純粋さ(?)に可愛く思えてしまいました♪

また、この作品は多彩な女の子メインで物語を彩っています。
{netabare}
・リアス グレモリー
赤色の髪が印象的。セクシーさと気高い美しさで誰もが憧れるお姉様。実は悪魔で強大な魔力を持っています。強いお姉さまの表情の奥に見え隠れするあの表情に…ドキリ。

・姫島 朱乃(ひめじま あけの)
学園二大憧れお姉様。黒髪にポニーテールの清楚美人、強くてカッコイイ!ついでにS嬢気質がたっぷりなお姉様。「あらあら~」「うふふ~」の流れるようなお姉様言葉が素敵♪お気に入りキャラです。

・アーシア アルジェント
見た目通りの可憐で清純乙女です。胸も想像通りの小ささ。そして超かわいいドジっこさん。悩む姿がキュート(悩んで→自分で突っ込んでをループ)人懐っこい性格で皆に元気を与えてくれます。

・小猫
身長小さい!マスコットですね♪名前通り銀の毛を持つ猫ちゃんみたいです。ロリが好きな人は小猫ちゃんなのかな?

・木場 佑斗(きば ゆうと)
私は一誠派ではなく木場さん派です。ハーフの様な顔立ちに加えて才色兼備。願わずとも女の子に囲まれています。冷静な判断力と抜群の剣の技術を持つ戦いは圧巻。内に秘めた強い思いを教えてくれませんか?

魅惑の2トップお姉さまに、清純天然ドジっ子、天才ロリっ子と、タイプの違うキャラクターが魅力的です。
このキャラの中では、一誠とリアスのやり取りを微笑ましく見ていました。リアスへの憧れが好きという大切な想いにかわるまで時間はかかりませんでした。

そして彼、甘え上手ですね。ヒロインのリアスが抱き締めて頭を撫でてあげる気持ち…私もちょと分かります。あんなに慕ってくれてきっと愛おしいことでしょう。やさしく包んであげたい気持ちが溢れていました。

そんな一面があると思えば、大切な人を守る為ならと、自己犠牲を惜しまず懸命に戦うのです。
それが一誠なんです!!
守りたいという意志が一誠を成長させ大切な人のために強くなれるんです。

vsライザーフェニックス編は忘れられません。

一誠
「気絶した時、うっすら覚えていたことがあるんだ…」
「部長が泣いていたんだよ!!!」
「俺がテメェを殴る理由は、それだけで十分だぁー!」
命をかけ、先輩を泣かせる奴は許せないって叫ぶ姿に…ハート直撃です!!
撃ち抜かれました!♡

次期当主として強くあらねばならないという価値観で生きてきたリアスは、弱さを見せまいとプライドを持ってきたと思うのです。

そんなリアスへの、とびっきりの女の子扱い♡
リアスの瞳が全てを物語っていました…瞳の潤んだ、熱っぽい表情…

二人きりの星空のファーストキスは本当にロマンティックでした♡
まさかこんな感動のストーリーに収束するだなんて…
エンディングStylipSのSTUDY×STUDYが絶妙のタイミングで入りましたね♬

『ハーレム王になりたい』
一誠にこの野望がある限りこのアニメは安泰なのではないでしょうか♪
それにしても「ドレスブレイク」という服が破ける技。品のかけらもありません(怒)(一誠サイテー!!って叫んでおきましたw)

二期に期待することは…
・リアスと一誠の恋の行方
・二大お姉様、グレモリー家の過去

では二期をこれからレンタルしようと思います。
{/netabare}

冴えないでしょ、こんなんじゃ

わたしキミのハートを指導しちゃうよ~♬♡

投稿 : 2024/09/07
♥ : 68
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

史上最低で最強の技「ドレス・ブレイク」・・・(*^ω^*;)

■ハイスクールD×Dって・・・(^。^;)
女の子の割合が高い駒王学園に入学することはや一年・・・
主人公の兵藤一誠[hyoudou issei]は日々妄想と変態と罵られる日常をすごしていたのです!
そんな一誠に突然春が訪れたのでした(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
でもそんな幸せは長くは続くことなく・・・初めての彼女に殺されそうになる事に・・・なぜ∑('◇'*)エェッ!?
瀕死の一誠を助けたのは悪魔だったのです・・・とびっきり美人のね☆彡
実は・・・悪魔の眷属になることで生きながらえたのでした!
意味もわからず悪魔と堕天使の闘争に巻き込まれていく彼の運命はいかに!!


■ハイスクールD×Dに出逢った日の日記 φ(`д´)メモメモ...
どうやら放送局によっては規制があったりなかったりみたいですね!
とにかく一誠はおっぱいが大好きみたいなのでやたら叫びます・・・おーっおーっおっぱい!!
周りの女の子もやたらおっぱいを強調します・・・というか見せます(≧▼≦;)アチャ
ストーリーは1話観ただけではなんとも言えませんけど、なんだか悪魔が正義で堕天使が悪者みたいですね!?
なんで堕天使がはびこっているのか、悪魔とどのような歴史背景があったのかちょっとずつわかってくると面白くなってくるのかなぁ?
とにかく無駄にエロな作品に成り下がらないことをお祈りしていますw†o(・・;) アーメン


■総評
地上波では規制が入るような内容でしたので完走できるか心配してたのですけどストーリーは意外にもしっかりしていたので楽しく観ることが出来ました♪
でもやっぱり「DxD」マークの規制は目障りなので、σ( ̄∇ ̄*)アタシ的には無駄な露出はいらない子でした!
(*`◇´* )ノポイ!! ・゚゚・。ロ.・。エ

ストーリーを面白くしていたのはやっぱり一誠の存在でした☆彡
一誠は「この学園でハーレムを作る!!」と公言したりと、とにかく自分の気持ちに素直でしたねw
その素直さが良くも悪くもストーリーを盛り上げてくれていたと思ってます(^ー^* )フフ♪

ストーリーは大きく2つに分けられます♪
前半は堕天使との闘争のさなか、仲間との出逢いや絆を深めていく過程が描かれていました。
そんな中でも一誠がアーシアを想う気持ちが熱かったです♪
それにしても…
{netabare}
「夕麻ちゃん♡」って引きずりすぎですよぉw
いくら初告白・初デートの相手でも殺されてるのにヽ(*´ー`)ゞ
そんな事だからアーシアまで殺られちゃたんですよね…
でもそのお陰で「心は天使」「体は悪魔」っていう、一段と魅力的なキャラとして復活できたんですけどねw
((((*ToT*)†アーメン~~~イチャイ…(* T-)□聖書~~~イチャイ!! Σ(T▽T;) ウエーン…
{/netabare}

また後半は純血上級悪魔の家系同士の熱い戦いが描かれてましね。
チェスに見立てた「レーティングゲーム」はなかなか面白い趣向でしたと思います♪
「リアス⇔一誠」の関係が深~く描かれているわけですが、アーシアも地味に頑張ってましたねw
登場人物のなかでとってもキュートだったのは、無口・無表情キャラの子猫ちゃんです☆彡
この系統のキャラの割によく喋るし、切れ味抜群の「ツッコミΣ\( ̄ー ̄;)」は一誠と名コンビを構築してましたね♪

もし2期があればまた観てみたいなって思える作品でした(*^▽^*)


■MUSIC♫
OP曲『Trip -innocent of D-』
 【歌】Larval Stage Planning
 バカテスに!OP曲『君+謎+私でJUMP!!』でおなじみのLSPの3rdシングル♪
 イントロのドラムのリズムがとっても印象的なロックチューンナンバーですね!

ED曲『STUDY×STUDY』
 【歌】StylipS
 石原夏織、能登有沙、小倉唯、松永真穂の若手女性声優ユニットのデビューシングル。
 声優ユニットらしいキラピコなノリの良いキャッチーな曲です♪


2012.01.19・第一の手記
2012.08.23・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC♫)

投稿 : 2024/09/07
♥ : 69

86.7 22 バトルで友情なアニメランキング22位
キルラキル(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (2476)
12833人が棚に入れました
父の仇を探す女子高生の纏 流子(まといりゅうこ)は、父の殺害現場に残されていた巨大な「片太刀バサミ」の謎を追って本能字学園(ほんのうじがくえん)へ転校した。だが、学園は人間に人知を超えた力を与える制服「極制服」(ごくせいふく)を操る生徒会によって武力と恐怖で支配されていた。一つ星から最上級の三つ星までの極制服を生徒たちに与え学園を支配する、生徒会長の鬼龍院 皐月(きりゅういんさつき)が片太刀バサミの秘密を知っていると確信した流子は彼女に挑むが、二つ星極制服を着用したボクシング部部長の前に為す術なく敗れてしまう。

声優・キャラクター
小清水亜美、柚木涼香、洲崎綾、三木眞一郎、檜山修之、吉野裕行、稲田徹、新谷真弓、関俊彦
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

着て斬って強く熱く完全燃焼

大裁ちバサミの片方を求め主人公:纏流子が生徒会長:鬼龍院皐月が牛耳る本能字学園に
喧嘩を売る熱い熱い学園バトルアニメです。

いいね!いいね!この熱さ!無駄な熱さ!!こちらまでテンション上がってきます。
昭和の趣のある作画を踏襲しつつ構図やアングルに一工夫入れスピード感や迫力を出しています。
今昔のアニメを上手く融合させ世界観を演出しています。
とりあえず具体例だと『グレンラガン』と『ど根性ガエル』足した感じですかね。

タイトルに習い、制服を裁つ『着る』や『斬る』という設定もなるほどセンスを感じます。
どうやら父親の復讐をはらんだストーリーも熱くなる予感をビシビシ感じます。

声優さんは、1話目から小清水さん&岩田さんノってましたね。
小清水さんのハイテンションぷり大好きなのでそれだけでも価値があります。
後、たまこ声も久々に可愛かったです。
耳の方も安心して聞けそうです。

こういうアニメ暫くぶりで楽しみです。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※1話成分{netabare}
今回の成分 熱6:学園1:拳闘1:制服1:ハサミ1
{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の成分 庭球4:友情3:血3

マコちゃん面白くて良いキャラしてます。
マコ家の食卓カオスだし、やみいしゃとか思いっきり看板出してるし、
あの場面で急に寝るししかも今時はなちょうちんって。
お笑い担当としてもこの作品に無くてはならない存在になりそう。

流子は順調というかセオリー通り下の者から倒して行ってます。
鮮血などの神衣を作ったのは父ということも分かり含みになっていますし、
ナルシスト入った美木杉の正体も気になりますし、
ストーリー的にも引き込まれつつあります。

あと、ハサミの柄をラケットにという発想もGOODで誉めてあげたいと思います。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
今回の成分 タイマン6:着こなし3:生命戦維1

早くも生徒会長・皐月とサシの対決。
熱さに溢れたバトルは見応えありました。
ここで戦ったらこの後の展開どうなるんだろう?と思っていたら
途中でお預けとなり下の者から倒す王道路線に戻るみたいです。
うーん。もうチョット観たかったけど、
皐月にも下の生徒達と戦わさせるのに理由があるようだししばらく我慢ですね。
{/netabare}

※4話成分{netabare}
今回の成分 登校5:罠4:洗濯1
{/netabare}

※5話成分{netabare}
今回の成分 ゲリラ4:友情3:針2:園芸1
{/netabare}

※6話感想{netabare}
今回の成分 果たし合い4:心眼3:四天王2:裸1

相手倒すと神衣に戦維が吸収されてる感じなのだけど
コレが皐月の意図(糸)なんでしょうかね?
今の所、鮮血パワーアップしている感じはしないですけどね。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
今回の成分 キラキラ生活4:戦維喪失ラッシュ3:喧嘩部2:裸土下座1

相変わらず欲望むき出しでカオスなマコ一家。
でもサブタイ通り憎めないですね。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
今回の成分 壊惨4:ドライブ3:過去2:決戦1

生徒会側の奴らもアツいです。ちょっと変態っぽかったですけども。(^_^;
次回の決戦も熱くなりそうです!
{/netabare}

※9話感想{netabare}
今回の成分 縛4:盾2:風紀2:刃2

いやいやアツいアツい。
敵ながら筋の通ったブレない漢でした。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
今回の成分 情報3:音楽3:無茶2:飛翔1:応援1

ついに飛びました
服の領域はとうに越えていますね…。
無茶苦茶な成長っぶりが楽しめていますが
どうやら危険なサインでもあるようです。
皐月の目的も戦わせて鮮血の成長を促している節もありますし…。
物語が思わぬ方向に進む前触れでしょうか。
{/netabare}

※11話成分{netabare}
今回の成分 乱入者4:アンコール3:空中戦2:絆糸1{/netabare}

※12話感想{netabare}
今回の成分 仇4:暴走3:闇医者の娘3

ここの所バトル物の通り道、強さのインフレが起こってます。
針目の強さは圧倒的で流子がデビルマン×キカイダーみたいな化物に。
マコの友情と勇気に助けられましたが…いやマコ美味しい所持って行き過ぎだよ!

今話で前半終了ですがスゴい勢いで駆け抜けました。
第三勢力の乱入というイレギューラもありましたがこれはこれで王道展開でもあります。
学園の奴らも何気にイイ奴が多いので共闘シーンもあるやも知れません。
皐月はどうやら極制服の強化の為に流子と戦わせていたようです。
正直もう少し複雑な理由があると思っていたのですけどシンプルでしたね。

この後は襲学旅行で三都統一するようです。
…三都って事は母親のリボックス社以外にもまだ勢力があるのかな?
美木杉達の後ろの勢力なのか新たな勢力なのか?
学園外の勢力図不明なんでもう少し知りたいですね。
後半見れば判明してくるのかな?まぁ楽しみにしておきます。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
今回の成分 襲学旅行2:着衣2:変装2:バラバラ2:新聞1:無様1

三都って関西三都の事だっのか!もう一つの勢力のことかと思っちゃいました。
前回の戦闘後鮮血が着られなくなった流子だったけど新聞部の男の子を助ける為に着衣!
しかし全ては針目の変装と策略だったと言う目まぐるしい展開。
鮮血はバラバラになってしまいましたが
握りしめていたひと切れと絆の力でどうにかなる…レベルではないかな。
次回どう展開していくのでしょうか?
{/netabare}

ここでちょっとした【予想】{netabare}
父親の復讐で動き出した物語ですが母親についてはほぼ触れられて来ませんでした。
(早くに死んだという事になっていますが)
羅暁の登場以来、もしかしたら流子の母親なのではないかと疑っています。
つまりは皐月と流子は姉妹なのではないかと。
二人が神衣が着られたのも同じ血の影響も有ったからかなと思っています。
また、流子に鮮血の声が聞こえている様に
純潔の声も皐月に届いているのではないでしょうか。
この父親殺しの真相の裏には家族の物語も隠されていて
マコ家族との対比も成されているのではないかなと考えています。
{/netabare}

※14話感想{netabare}
今回の成分 襲学3:関西2:目先の欲2:回収2:裸1

マコ関西でもおもろいわー。(*^。^*)
関西面白キャラが色々登場したけどやってる事は相も変わらずらずですね。
このノリは楽しいんだけど物語としてはそろそろスパイスが欲しいところ。
次回は皐月との再戦ですし裸の美木杉も絡んでくるので一波乱くるかも。
{/netabare}

※15話感想{netabare}
今回の成分 大阪血戦7:裸2:金1

バトルが熱くて前半の宝多の事とか忘れちゃいます。
ヌーディストビーチという対抗勢力も出てきたけど半話で壊滅。(^_^;)
ギャグなのでしょうか?
次回は物語の核心が語られそうです。
{/netabare}

※16話感想{netabare}
今回の成分 服3:エイリアン3:ヌーディストビーチ2:禊ぎ1:総集編1

色々と語られ生命戦維の背景が見えてきました。
生命戦維による人類制圧を阻止しなければ成らなくなりましたが
鮮血を兵器ではなく友として見ている流子の熱さに心躍り応援したくなります。
マコや皐月も含めキャラの魅力の引き出し方が上手い作品ですね。

ヌーディストビーチ側の説明だと生命戦維は脅威であると強調されていますが
単に脅威や害であればいくら巨大な力とはいえ羅暁は生命戦維に心酔しないと思います。
生命戦維が発動し人と結び付いた時、新たな進化の道や恩恵もあり得そうなので
一概に羅暁を悪役視は出来ないです。

服に対し友として対等に付き合う流子
服に対し屈せず制し着こなす皐月
服に対し服従し心酔する羅暁
三者三様、それぞれの異なる服との付き合い方やその行く末にも注目しています。
{/netabare}

※17話感想{netabare}
今回の成分 大文化体育祭6:反旗4

「親の力、他の力、全てを利用する! だが使うのは私だ!
 全ての力を飲み込んで私自身の力とする! それが覚悟の違いだ!」という過去の台詞通り
羅暁と皐月、思想が逆なのでいつかはこういう展開が来るかもと思っていましたが…
杯を割った瞬間に確信に変わりゾクゾク来てしまいました。
これ以上無い形での謀反が非道・悪行なれどカッコよく見えてしまいました。

ほぼ致命傷で血の雨が降りましたが羅暁が簡単にくたばるとは思えないですし
反乱も折り込み済みだった気配もあります。
この羅暁が流した血がまた生命戦維にも影響してくるかも知れません。
次回も熱くなりそうです。
【予想】{netabare}
流子と皐月には同じ血の匂いを感じますし
姉妹なのでは?という気は今でもしていますが、
皐月の父はどうも美木杉な気がしてきました。
そうすると二人は異父姉妹になる訳ですが、
博士は育ての親で本当は美木杉が流子の父という可能性も考えています。
神衣の露出度の高さは人肌に美学を持つ
彼の意志が影響しているのではないでしょうか?
あんな露出狂の父親、困りますけどね…。
{/netabare}{/netabare}

※18話感想{netabare}
今回の成分 人ならざる者4:反逆3:娘2:実験1

やはり熱い展開が待っていました。
皐月の堂々たる言動や真っ直ぐな覚悟がどうにもカッコいいです。
羅暁は無敵の強さで純潔を奪われバクザンも折れましたが
彼女の心は絶対折れないという確信があり希望へと繋がっています。

流子の方もその身に生命戦維を宿していたり、羅暁の娘であったりと驚く事の多い展開。
前髪はメッシュとかではなくハミ出し変形した生命戦維でしたか。
容姿にヒントが隠されていたとは気付きませんでした。

そしてやはり皐月とは姉妹でした。
今は大ピンチの状況ですがそれを打ち払い
二人が協力して生命戦維に立ち向かう姿が見られるでょうか。
そして出来る事なら失われた姉妹の時間も取り戻して欲しいのですが、
悲しい結末の予感もしないでもない…です。
まだ話数もありますし更に色々ありそうで本当に見逃せなくなっています。

次回は『人間VS生命戦維』。人の強さというものが試されそうです。
{/netabare}

※19話感想{netabare}
今回の成分 侵略2:裸2:吸収2:囚人2:闇落2

目まぐるしい展開。
流子は意識不明から目覚めたが闇落ち、皐月は自爆し囚われ、
マコだけは吸収されたけどどうやら無事戦線復帰の様です。

蟇郡は序盤からちょくちょくマコを気に掛けてたけどもう完全に愛を感じます。

皐月は収監され恥辱屈辱を味わっていますが
折れない心、鋼の意志を持っていてやはりカッコいい。
ここからの逆転を応援せずには居られません。

そして流子は過去を知った衝撃のせいか音楽の影響かそれとも敢えてなのか…
鮮血を拒絶し憎しみのみでの行動。
その心と友情が早く戻ってきて欲しいけど闇も深いかも…
心配していた鮮血が可哀想過ぎます…マコが架け橋になるのかな?

今回気になった台詞を少々【考察】{netabare}
「人に名前を呼ばれたければまず自分がちゃんと呼ぶべきだぞ」
鮮血を「お前」と呼ぶようになった流子への伏線!?

「私がもう20才若かったらあなたを着てあげるんだけどね」
マコが鮮血を着るのかも!?
{/netabare}{/netabare}

※20話感想{netabare}
今回の成分 衣替え4:奪還3:孤独2:裸の太陽丸1

憎しみに支配された流子はマコでも止められず
怒りのまま単身生命戦維討伐へ…自分すら殺しかねない憎悪で見ていられません。

皐月は当たり前の様に折れぬ心を見せてくれどうしようもない程の格好良さ。
四天王との主従関係も気持ちを熱くさせてくれます。
そしてやはり宿命なのでしょうか
鮮血と組んで『純潔に着られてしまっている流子』との対決が待っています。
本当に主人公を喰っていますが流子の目を覚ます会心の一撃を見舞って欲しい。
二人の相性・コンビネーションにも注目です。

裁ちバサミについて【考察】{netabare}
今回予想外だったのが片裁ち挟みで貫いた針目の傷が回復した事。
生命戦維の生命を裁つ効果のあるハサミなのでこれで倒せると思っていたのですが
やはり二対揃わないと効果が薄いのでしょうか。
(博士が針目の目を斬った時は二刀流のように持っていて傷が回復していない)

このままだと羅暁を倒せそうにないですし倒したとしても流子の戦維が残るので
流子が命を絶つような事にも成りかねません。
願望も込めて二対揃った時に秘密があり奇跡が起こると信じています。
{/netabare}{/netabare}

※21話感想{netabare}
今回の成分 対戦3:友情2:強制脱衣2:降誕1:連携作戦1:縫いつけ1

流子の目を覚ます為、服を脱がす為に
皆それぞれ必死になり行動する様が熱く胸を焦がす展開でした。

力は流子が圧倒してましたが折れぬ魂で善戦する皐月の姿には感動すら覚えます。
その皐月と厚い信頼関係を築いている四天王の連携した働きも立派で
作戦が成功したかと思ったんですがね…。

針目縫の縫いつけどれだけ強固なんだか。

それでも結局糸を裁つのはのは鮮血とマコとの繋がりだったようです。
痛みよりも死よりも鮮血を着る思いが勝った流子も熱い!
流石この作品の主人公です。

繭星降誕について少々【考察】{netabare}
降誕とやらも始まりましたがコレ地球ごと生命戦維で覆う計画ですかね?
太陽や星を印象付ける描写もちょいちょい出てくるので
輝く星々の正体は生命戦維が覆ったものって事なのかも。
「ラ」が暁を浴びて輝くよキラルキラ。{/netabare}

流子の体や羅暁の動向他色々と心配もありますが次回ももの凄く楽しみです。
{/netabare}

※22話感想{netabare}
今回の成分 人衣一体3:わからない者達3:血の繋がり2:腕1:喧嘩部1

紆余曲折あったけど皆で打倒羅暁の方向へ歩み出しました。

これまで積み重ねたの想いの篭もった最高の人衣一体!
他にも頭を下げる皐月様、身を挺し守る部下、美味しい復活のマコ等々
記憶に刻まれる名シーンてんこ盛りで感動してしまいました。
本当に魅力的なキャラが多いこと多いこと。
そしていよいよ最後の対決が開始。最後の最後まで熱くなるのは間違いなさそうです。
{/netabare}

※23話感想{netabare}
今回の成分 空中血戦4:真っ二つ3:最終縫製2:家族1

今回も熱い熱いバトル。
何だか分からない者の戦いは涙とは別のよく分からない感動を生んでくれました。
皆の不撓不屈の魂がビシビシ伝わってきて観る方も力が入ります。
ここまで来ても衰えず最後まで加速してくれるこの作品は本当に素晴らしいと思います。
運命のラストバトルも楽しみです。

それと声優陣の演技もスゴくて違う意味でも感動してしまいました。
パクロミさんとか特に神業。
声だけでなく魂を入れるお仕事なのだと改めて感心しちゃいました。
{/netabare}

※24話感想{netabare}
今回の成分 服従3:バトル3:吸収1:燃焼1:裸1:デート1

最後の最後まで熱かったです。
内容的にはベタなラストバトルでしたが作画、声優演技、BGM等に
魂をつぎ込めるだけつぎ込み視覚と聴覚を釘付けにしてくれました。

鮮血の最期は分かっていてもジーンと来てしまいました。
熱く熱く加熱し続けたこの作品にふさわしい完全燃焼。
流子と出会い共に全てをやり尽くした彼の人生(衣生?)に悔い等ないでしょう。

落ちる流子を受け止めた皐月の表情が優しかったのも印象的でした。

終わってしまうのが残念ではありますが胸の熱くなる良い作品でした。
{/netabare}

【総評】
1話目から熱気が伝わる作品でしたが最後までしっかりと加熱してくれました。

序盤は熱いけど少年誌のバトルアニメの様な展開でそれほど評価は高くなかったのですが
羅暁の登場でそれまでの積み重ねが下地に過ぎなかった事が分かり俄然面白くなり
あれよあれよと最後まで一気に駆け抜けるストーリーが痛快で名シーンや名ゼリフが多々あり
後半はこの作品の虜になっていました。
2期かけて良く纏まっていて完成度の高いストーリーでした。

作画は昭和の風情があり好みが別れるかも知れませんが個人的には好きな作風でしたし
凝ったアングルや大胆なカット割り、そしてスピード感にあふれる表現は新鮮で
単なるレトロは作風に止まらず新たな境地を開いてくれたと思います。

声優さん達も豪華なだけでなくその迫真の演技は圧巻。
演技を引き出せるストーリーや舞台がしっかり整っているので実力を余す所無く発揮しています。

キャラクターも非常に魅力的に描かれていていました。
腕っ節も負けん気も強いが精神的な幼さも内包した熱血少女流子
バカだけど常に友達思いで憎めないムードメーカのマコ
何者にも屈せず折れず鋼の信念を持つ女皐月
その他サブキャラに至るまでそれぞれ個性がしっかり出ていて愛すべき存在となっています。
私は皐月様が一番好きですね。

かなりべた褒めしてしまっていますが
個人的にはお気に入りの棚に仲間入りする程好きになりましたし
どなたにもオススメしたくなる優秀な作品です。
2クールものなのでお時間のある時にじっくりこの熱さを味わって頂きたいと思います。

<雑記>
気が向いた方のみお遊びにお付き合いくださいませ。
【キルラキル実写化するならこの配役】(個人的なイメージですよ。)
{netabare}
漢字変換面倒なのが多いのでカタカナで失礼
リュウコ=新垣結衣
サツキ=戸田恵梨香
ラギョウ=江角マキコ
マコ=上野樹里
ハリメヌイ=深田恭子
ガマゴオリ=坂口憲二
ジャクズレ=安達祐実
サナゲヤマ=市原隼人
イヌムタ=松田翔太
ミキスギ=山下智久
キナガセ=照英
{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 76

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

グレンラガン的な熱さを受け継いだ

サブタイトルが懐かしソングのタイトル。
衣服を題材というか武器にして戦う。

1クール目は不良少女のような立場で学園の優等生と戦うイメージ。部活をモチーフにした攻撃形態。
2クール目からは昨日の敵は今日の友といった感じ。そして、グレンラガンと同様にさらに上位互換というか真の黒幕のような相手とラストバトルに向けて盛り上がっていく。

マコ一家がいい感じのアクセント。ギャグ強い。
グレンラガンの要素というかそのものを移植したような作品。兎に角、熱い。いやむしろ、うざったいほど暑苦しい。(褒め言葉)
流子が小清水亜美さんてのも良いのかもしれない。


OP
シリウス 藍井エイル
ambiguous GARNiDELiA
ED
ごめんね、いいコじゃいられない。 沢井美空
新世界交響楽 さよならポニーテール
挿入歌
サンビカ 藍井エイル
劇伴特化型1☆極★服 バックグラウンドボーカル - 小林未郁 & 河合夕子 & 内田有 & 仁科かおり & Hikaru, Sen , Melo-J (from Lumiere)
Before my body is dry 小林未郁 & David Whitaker
Blumenkranz Cyua
Suck your blood Benjamin Anderson & mpi
Light your heart up Aimee Blackschleger
I want to know Benjamin Anderson
Before my body is dry:[nZk] ver. 小林未郁
Blumenkranz:[nZk] ver. Cyua
Suck your blood:[nZk] ver. Benjamin Anderson & mpi
Till I Die:[nZk] ver. CASG(Cara
澤野弘之さんが楽曲制作に携わっている挿入歌が結構好きだった。
ロックな感じ全開な藍井エイルさんも最高。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
『天元突破グレンラガン』から6年の時を経て“今石洋之×中島かずき”の最強タッグ再び!父の死の謎“片太刀バサミの女”を追い求め、本能字学園に転校した流浪の女子高生・纏流子。本能字学園には着た者に特殊な能力を授ける『極制服』があり、その力と絶対的な恐怖によって生徒会会長・鬼龍院皐月が学園を支配していた。“片太刀バサミ”を知るという皐月。流子は皐月にその事を聞き出そうとするが…。その出会いは、偶然か、必然か。学園に巻き起こる波乱は、やがて全てを巻きこんでいく!

1. あざみのごとく棘あれば
『本能字学園(ほんのうじがくえん)』、そこは『極制服(ごくせいふく)』という特異な制服を身にまとった生徒たちにより管理される学園。生徒会長・鬼龍院皐月(きりゅういんさつき)は「人は服を着た豚だ」と豪語し、忠実な部下本能字学園四天王と共に学園を絶対的な支配下に置いていた。そこへ現れる流浪の転校生、纏流子(まといりゅうこ)。流子の片太刀バサミを知る皐月から話を聞き出そうとするが…。

2. 気絶するほど悩ましい
マコの実家、満艦飾家に居候することになった流子。しゃべるセーラー服を『鮮血』と名付ける。 翌朝、マコと共に学園に登校するといきなりマコがテニス部からリンチを受ける。流子はマコを救おうとするが何故か鮮血が発動せず、部長・函館臣子(はこだておみこ)の返り討ちにあってしまう。流子のクラス担任である美木杉愛九郎(みきすぎあいくろう)に救われた流子。鮮血は『神衣』と呼ばれる特別な衣服であり、着た者の血を吸うことで起動すると聞かされる。

3. 純潔
極制服の力の源、「生命戦維」を使い、鬼龍院皐月は全国学園支配を進めていた。流子の父親、纏一身(まといいっしん)博士は、それに対抗するために生命戦維だけで織り上げた『神衣』を作った。それが鮮血。しかし神衣はもう一着存在していた。その名は『純潔』。神衣を着た皐月の強さは圧倒的で流子は追い込まれる。自分が鮮血を着こなせないのは、自分の心が原因だと気付いた流子は……。

4. とても不幸な朝が来た
起きてみると朝からなにやら騒がしい。今日は一学期に一度風紀部により執り行われる『本能字学園ノー遅刻デー』なのだ。通学路には無数のトラップ、遅刻をすれば即刻退学。流子はマコに連れられ、地獄絵図と化した本能町で登校を開始する。そんな中、流子たちはひょんなことからクラスメイトの大暮麻衣子(おおぐれまいこ)と行動を共にすることに。3人は力を合わせて次々とトラップを破って行くが…

5. 銃爪(ヒキガネ)
順調に本能字学園の部長たちを倒し続ける流子。その前に現れる一人の男、黄長瀬紬(きながせつむぐ)。黄長瀬は極制服の能力を無効化するミシンガンを操り二つ星の部長をすら寄せ付けない。そしていきなり流子に「神衣を脱げ」と迫る。校内で他の部活部員も交えて大乱闘となる流子と紬。追いつめられた流子を逃がそうと鮮血は自分だけで紬に戦いを挑もうとする。

6. 気分次第で責めないで
皐月の右腕である四天王。その一人、猿投山渦(さなげやまうず)は皐月に直談判し、流子と一戦交える許可を得る。驚異的な動体視力で相手の動きを全て読み取り先手を討つ猿投山、流子はあっという間に追い込まれる。しかし、目さえ封じれば良いと気付いた流子は鮮血を刻んで猿投山の目を塞ぎ勝利を収める。一方負けた猿投山は、皐月にある覚悟を見せることで流子との再戦のチャンスを請う。彼の覚悟とは…!

7. 憎みきれないろくでなし
部活や学業等の成績をそのまま家庭の生活レベルに反映させる。それが本能字学園のシステムだ。マコのせいで最低水準で生活する満艦飾一家だが、彼らはいつも幸せそうだ。そんななか流子は部活制度を逆手にとってマコを部長に任命、『喧嘩部』を創立する。部の成果が上がるほど満艦飾家の生活も向上。大喜びで流子に感謝する満艦飾家。しかしマコは手に入れた生活を手放すまいと次第に流子を酷使するようになり、一家は贅沢に慣れ冷たい人間へと変わっていってしまう。

8. 俺の涙は俺がふく
全生徒が全生徒に対し平等な攻撃権を持ち学園の頂点をかけて争う校内行事『壊惨総戦挙』。その戦いの火蓋が切って落とされた。七日後に行われる『決戦闘兵』の日まで、互いの無事を信じ分かれる四天王。大荒れの学校をよそに、流子はマコと共に亡き父の墓参りへ向かい自らの目的を確かめる。しかしその帰り道、乗って来たバイクが故障していた所を四天王のひとり風紀部委員長・蟇郡苛(がまごおりいら)に助けられる。

9. チャンスは一度
『塔首頂上決戦』。 四天王全員に勝ち抜けば皐月と戦うことが出来る、それが皐月が流子に提示した試合の報酬だった。試合のレベルの高さを危惧する美木杉には棄権を薦められるが、皐月と戦うためだと流子は譲らない。最初の対戦相手は蟇郡。その能力を既に知る流子は、蟇郡へ攻撃を加えずに乗り切ろうとするが、蟇郡は自らを痛めつけることで力を蓄え流子への攻撃を開始。

10. あなたを・もっと・知りたくて
二人目の四天王は情報戦略部委員長・犬牟田宝火(いぬむたほうか)。最小限の戦闘で流子と鮮血の動きを分析する犬牟田。その極制服の力は光学迷彩によるステルス機能だった。しかし流子は競技場の端から全面へ向かって鮮血を変形し犬牟田をあぶり出すが、不利となるや否や犬牟田はあっさり棄権。文化部委員長・蛇崩乃音(じゃくずれののん)の出番となる。マーチングバンドを引き連れた派手で華やかな蛇崩の攻撃に手も足も出ない流子。そんな中、美木杉は「最悪の事態」が起きることを懸念していた。

11. 可愛い女と呼ばないで
蛇崩と戦う流子、鮮血を飛行形態に変形させたことでなんとか優勢に転じる。しかし『アンコール』と称して復活する蛇崩。生命戦維に響く演奏で流子ではなく鮮血を直接攻撃する。しかし流子は受けた演奏を蛇崩に返し逆転勝利する。ついに最後の四天王、運動部委員長・猿投山との戦いを迎えようとした。ところがそこに、片目に眼帯、ゴスロリ服に身を包んだその女、針目縫(はりめぬい)が現れる。

12. 悲しみにつばをかけろ
半年前、針目縫が流子の父、纏博士を襲った理由。それは生命戦維に対抗出来る武器、断ち斬りバサミの回収だった。一身を彼自身の発明品であるハサミで仕留めたが、引き換えに片目を潰されていた。断ち斬りバサミの半分を奪い逃げる縫の後ろ姿を、流子は目撃していたのだ。縫の言動に怒りを覚える流子の攻撃は激しさを増す。鮮血と流子を挑発する縫。理性のたがが外れ力の加減も分別を失い暴走状態に陥る流子と鮮血は本能字学園を破壊していく……!

13. 君に薔薇薔薇…という感じ
全国学園支配を狙う本能字学園では、まだ制圧が終わらぬ最後のエリア、神戸・京都・大阪への大規模侵攻作戦、『三都制圧襲学旅行』の準備が進められていた。皐月は最終作戦開始の報告のため、母、羅暁(らぎょう)が待つリボックス社に向かう。そんな中、神衣での暴走により心に傷を負った流子は鮮血を着られず不登校になってしまう。そこへ元新聞部員・凪田信二郎(なぎたしんじろう)が現れる…

14. 急げ風のように
美木杉のアジトで目を覚ます流子。美木杉が拾った鮮血のスカーフのおかげでバラバラに切り刻まれた鮮血となんとか意志の疎通ができるが、残りのパーツが関西だと知り美木杉と共に関西へ向かうことに。その頃、本能字学園の生徒たちは配布された鮮血を手にそれぞれ三都市へ進んでいた。関西に到着した流子は着々と鮮血の切れ端を生徒達から回収していくが…

15. どうにもとまらない
道頓堀の地下には生命戦維対抗組織『ヌーディストビーチ』の地下アジトがあった。戦闘員たちが臨戦態勢で待機する中、美木杉と紬が帰還する。一方、難波金満高校生徒会長・宝多金男(たからだかねお)の前についに皐月が姿を現す。皐月は宝多が金で雇った戦闘員を気合いだけで蹴散らすが、宝多は負けじと対本能字学園機動兵器『道頓堀ロボ』に乗り込み、攻撃をしかけてくる。

16. 女はそれを我慢できない
鬼龍院との戦いの裏に『人類』や『宇宙生命』といった大きなものが付随してきたことに戸惑う流子。美木杉は「鮮血は生命戦維に対抗するために、纏一身によって作られた流子のためだけの服だ」と告げる。しかし、流子は「鮮血には鮮血の意思がある、戦うだけの戦闘服じゃない」と、鮮血を脱いで戦うと宣言するが…

17. 何故にお前は
本能字学園では、三都制圧により完遂された全国学園支配を祝し、学園理事長である羅暁を迎えての式典『大文化体育祭』の開催が発表されていた。そこで皐月と羅暁を一気に叩こうと考えた流子たちは会場にもぐり込もうとするのだが…。

18. 夜へ急ぐ人
すべては羅暁に裏切りを気取られないための芝居、本能字学園は羅暁並びに生命戦維との戦闘に備え築かれた戦闘部隊だと明かす皐月。幼い頃に死んだ父の志を継ぎ、羅暁の計画を阻止するために長きに渡り画策してきたのだ。原初生命戦維の活動も停止させ、その場を治めるかに見えた皐月だが、羅暁は人間を越えた不死身の肉体を手に入れていた…。

19. たどりついたらいつも雨ふり
心臓を引き抜かれても、なお生きている自分に驚く流子。流子はその身体に生命戦維を組み込まれた、羅暁の実の娘であり、流子と皐月は姉妹だったのだ。流子は衝撃の真実に愕然とする。上空からカバーズに襲われた市民たち、そしてマコまでもがカバーズに吸収され本能字学園は羅暁と縫、カバーズらの手に渡ってしまう。大阪では逃げ延びた四天王はじめ生徒たちとヌーディストビーチが共にレジスタンスとしてカバーズと戦っていた。

20. とおく群衆を離れて
自分の正体を知り傷付いたことで、最早他人の言葉を聞く耳を持たない流子。カバーズのみならず美木杉たちにも刃を向け、神衣も極制服も着ることなく自らの体内の生命戦維の力でビルを薙ぎ払い大阪を後にする。残されたレジスタンスの面々は本能字学園の地下牢に皐月が幽閉されていることを知り皐月奪還に乗り出す。単身学園に乗り込んだ流子は、そこで縫と戦っていたのだが…。

21. 未完成
純潔を着た流子と鮮血を着た皐月、ねじれた運命の姉妹の戦いが始まった。純潔を着ることによる快楽に酔いしれる流子に、純潔を脱ぐよう説得する鮮血。しかし流子はその言葉に耳を貸さない。流子は皐月には鮮血の声が聞こえず二人が意志の疎通を取れていないことを見抜き、皐月を追いつめる。流子は鮮血を切り離しとどめを刺そうとするが、そこへマコが身を投げ出す。

22. 唇よ、熱く君を語れ
怒りに任せ生命戦維を引きちぎり、純潔を引きはがした流子は再び鮮血と合体。縫と自分の決定的に違うもの、それは、自分の周りには「わけのわからないもの」が沢山いることだと言い放ち、縫を圧倒する。ようやく落ち着いて皐月と対面した流子。過去を清算するため皐月を一発殴ろうとするが、その拳を四天王が代わりに受けとめる。それを見た流子は、皐月もまた「わけのわからないもの」に囲まれ守られているのだと気付く。

23. イミテイション・ゴールド
戦線に立ったマコを船に残し、流子と皐月は羅暁を乗せた原初生命戦維を目指す。ふたりを相手に戦う羅暁、しかしその傍らで原初生命戦維から『裸の太陽丸』にカバーズを送り込まれて来る。戦いでぼろぼろになるマコたちだが、その前に三ツ星極制服最終形態の四天王が現れ戦闘を引き受ける。羅暁を追い詰めるふたりだが、縫が全身全霊で作り上げた最後の服『神羅纐纈(しんらこうけつ)』で身を固めた羅暁に圧倒されるのだった。

24. 果てしなき闇の彼方に
『神羅纐纈』、その力は、神衣、極制服に含まれる全ての生命戦維の力を絶対服従させるものだった。最終局面にして流子たちは一切の戦力を失ってしまう。唯一、生命戦維と人間の融合体である流子だけは絶対服従の力が効かなかった。鮮血を脱ぎ流子ひとりで羅暁と戦うも力の差は圧倒的。ついに人類は生命戦維へと化されようとする。しかし、脱がれた鮮血自らが羅暁を攻撃、神羅纐纈を傷つけることに成功するのだった。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 14
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

見るな! 感じろ! そして叫べ!! 「人衣一体っ! 神衣・鮮血っ!!」

2013年10月放送。
全24話+未放送1話(2014年9月3日発売予定のBlu-ray9巻に収録予定。)


【前置き】

「天元突破グレンラガン」を制作したスタッフ達が、トリガーという会社として独立後、初めて制作されたオリジナルアニメーションです。

個人的には、正直この手のアニメは苦手でした。

謎が謎を呼ぶ考察しがいのあるシナリオなわけでもないし、現実にも置きかえられ心に響いて深く考えさせられるようなものでもない。
かと言って、キャラ萌えを全面的に押し出した内容では全くない。

語弊のある言い方をすれば、単純で、勢いだけの時代錯誤的な作品。
子供の頃にどこかで見た記憶があるような、見た後に何も残らないアニメだと思っていました。

しかしなんでしょうね。
視聴後のこの、なんとスッキリした気分というのは…。

「単純に勢いよく、熱く面白いものを描く。」

それだけなのに、妙に心地が良いのです。
これこそ、昨今のアニメでは中々お目にかかれない要素であり、トリガーが本作で描きたかったものだったのでしょうね。


【あらすじ】

父の仇を探す女子高生、纏 流子(まとい りゅうこ)が主人公。

転入した本能字学園で、人知を超えた力を与える制服「極制服」を操る生徒会と四天王、そして学園を支配する生徒会長であり、父の死の真相を知っていると思われる鬼龍院 皐月(きりゅういん さつき)と、激しい戦いを繰り広げていきます。



【論じてみる】
{netabare}
根幹として、1980年代の『少年ジャンプ』のバトルマンガを意識した作品とのことですが、まさにそんな感じがしますね。

そのシナリオ構成に関しても、今のアニメなら2~3話を用いて描きそうな内容を、キルラキルは1話で勢いよく描き切ります。
最初の1話なんか特に展開が早くて、話についていくのが必至で度肝を抜きました。
これも、余計な引き伸ばしがない昔の良さが垣間見えます。

しかも、その目まぐるしい展開の元、画面が動く動くっっ!!!!
動かし方としては3DCGを使う先端技術を用いながらも、一昔前のような紙に絵具で手描きする手法も使ったり、作風に合うようセル画時代の画風で描くように意識もされていたようです。
こういうこだわり方も、とても好感が湧きましたね。

考察も必要無い。
深く考える必要も無い。
制作スタッフ一同からの

『ただ、この熱い展開と画面を見てくれっ!!』

という声が聞こえてくるようでした。
いや、誇張ナシにですよ。

そう、今思えば最初から、ムリに物語に付いて行く必要なんて無かったのです。
この作品は……理解なんてしなくても…そぅ、ただハートで感じれば良いのですからっ!!キリッ
いやホント、誇張ナシによ。


しかしここまでこだわった作画演出となると、途中に目に見える息切れ回が御愛嬌程度にあったりもするのですが、本作ではそれも感じさせませんでしたね。
息切れ時によくある総集編は、本作にもありますが
「なんだ、今回総集編かよ。」
なんて思っていたら、そんな視聴者の視点を分かり切ったかのようなナレーションが入り、オープニングが入るまでの冒頭で総集編を終わらせてしまって、本編では作中でも衝撃の展開を見せてくれました。

あの総集編は、スタッフの都合等では決して無く、衝撃展開をこれから見せる上での過去の内容のおさらいだったワケですね。
ちゃんと視聴者の視点も十分考慮した上で、製作者側が本作を描いているのがうかがえました。


最終話は、放送当日に作画が完成したと聞きましたが、いやはや最後まで全身全霊を見せてもらいました。
神衣・鮮血による、あのトリガースタッフへの煽り文句のような最終回予告に答えた作画班一同に、視聴者から精一杯の感謝を送りたいと思いました。
漫画媒体とは違い、アニメーションは動くという強みを存分に活かした作品でした。


そして忘れてはいけないのが音楽面。

主題歌の中では、1クール目オープニングの「シリウス」が、やっぱり一番熱くて好きでした。
作風にも非常にマッチしてますし、これからもずっと大好きなアニメソングになると思います。

最終回に挿入された時は、「やっぱりキタっ!!」と思いましたね。
挿入歌の「サンビカ」も含め、藍井エイルさんの楽曲をよく聞くようになりました。
CMで見たら、えらい美人さんでしたね。

それと、劇中で挟まれる英歌詞の曲「Before my body is dry」も、作品を大いに盛り上げてくれましたね。
一番印象深い、サビのフレーズ

「Don't Lose Your Way~♪」

和訳すると、

「お前の道を見失うな!」

作品を見た後だと、更に心に響きます。
{/netabare}



さて、本作はストーリーに関して色々と突っ込むよりも、勢い抜群で個性豊かなキャラについて語る方が正しい気がするので、ここからは中でも特に好きなキャラクター3人を上げたいと思います。

【満艦飾 マコ(まんかんしょく)】
{netabare}
流子ちゃんの友達であり、個人的に本作の重要なキーパーソンだとも感じています。

決して無理矢理ではなくても怒涛の展開が続く作中で、シナリオの本筋には(ハッキリ言ってしまえば)どーでもいい存在ですが、毎話ハレルヤのBGMとともにマコの破天荒な言動が続く独壇場シーンは、小休止であると共に清涼剤のようでした。
途中に一度、一瞬ジャミラ(ウルトラマンの怪獣)になったシーンは笑ってしまいましたよ。

あの可愛くコミカルな演出、とんでもない貧乏をものともしない家族も含め、私は見ていて楽しかったです。
てかあのコロッケ、本当に美味しいのか…?


終盤、再び喧嘩部部長の姿で登場した時はテンション上がりましたね。
ただ、通常形態と比べ全ての数値が「0」⇒「9999」になっているように見せて、よく見ると頭脳だけ「0」のまんまでしたね、アレ。

そうそう、

「まんかんしょく~~~っ!!!」

って常々言ってた蒲郡先輩との妙なフラグにも、最後らへんはニヤニヤして見てました。
なんだかんだ作中で一番可愛い気がするもんね、分かるぜ蒲郡先輩。
{/netabare}


【針目 縫(はりめ ぬい)】
{netabare}
可愛いで言えば、その可愛い声を全面に押し出した田村ゆかりさん演じる針目縫も好きでした。
闘いの最中も、その圧倒的強さを見せながら終始笑顔を崩さない。
ってか、その大口を開けた笑顔が基本一切変わらない。

初登場時から、底が見えないあの圧倒的な戦闘力。
物腰や口調も柔らかく、加えて一人称はボク。
昔に見た、「私の戦闘力は53万です」的な、あのお方を彷彿させるかのような絶望感を味あわせてくれました。

だからこそ、表情が崩れたり声を荒げたりすると、また余計に印象強く残りますしね。
田村ゆかりさん、今作でも名演技でした。
{/netabare}


【美木杉 愛九郎(みきすぎ あいくろう)】
{netabare}
学校の先生であり実は反政府ゲリラ「ヌーディスト・ビーチ」に属する、美木杉先生も個人的に大好きですね。

当初は、平凡を装っているが実は「常に服がはだける自己陶酔イケメン」という、どっかの南さん家に出てくるキャラ設定のように思っていました。

しかし後半、「ヌーディスト・ビーチ」本来の正装に戻ってからというもの、想像をはるかに超えた脱ぎっぷりを見せ…、いえ…魅せてくれました。

しかも、なんかず~~~~っと3ヶ所光ってるっ……。。。。

途中誰もツッコまなかったけど、マコのお母さん無言でメッッチャクチャ見てましたよねアレ。
(下の光ってる部分を。)

こんな常軌を逸したキャラでも、それが作中に普通に収まってシリアスに話を進行させる役回りだというのだから、お笑い草ですね。
勿論、良い意味で。
{/netabare}



【総評】

当初は、まだ苦手だった気分も手伝い、勢いだけの演出に少々退屈だった時もありました。
しかし、その勢いがクセになりだし、頭をカラッポにして見れ熱くなれた終盤は、存分に楽しませてもらいました。

最後が一番面白い作品って、やっぱりスッキリしていいですね。
半年間、本作を見続けることが出来て良かったです。

次は、人気作だけど苦手意識があって見ていなかった「天元突破グレンラガン」も見ようと思います。
4~6月中に見るつもりでしたので、ノルマとしてはもう今月中しかない。
休日に一日使って一気見ってのも良いですね、楽しみです。


ではでは、読んでいただいて、ありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『満艦飾マコ』声 - 洲崎綾さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『満艦飾マコ』声 - 洲崎綾さん


以下、どーーーでもいい決意表明なので〆ます。
{netabare}

さて……、今後私に、もしセーラー服を着る機会があるとすれば、

「人衣一体っ!!! 神衣・鮮血っ!!!」

と大声で叫んで、着たいと思います。


無論その時は、縞模様の下着の装着も辞さない覚悟である。
{/netabare}


↓決意表明その後↓
{netabare}

上記の希望の名の元、私は友人♀に


「セーラー服と縞模様の下着一式を、俺に貸してくれ!!」


という旨のメール送ってみました。


返事には、


いつもとは裏腹に、とても優しい文面で、


心のケアを促す内容が記されておりました。
{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 51

84.8 23 バトルで友情なアニメランキング23位
ログ・ホライズン(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1969)
11954人が棚に入れました
ある日突然、老舗オンラインゲーム<エルダー・テイル>に日本人ユーザー3万人が閉じ込められてしまった。ゲーム歴8年の大学院生・シロエも異世界に取り残されてしまう。モンスターとの戦闘、死ぬことのない境遇。何が起きたのかわからず不安に駆られたプレーヤーが街にあふれ、ヤマト地区最大の都市<アキバ>は秩序を失う。一匹狼を自負していたシロエは、旧友・直継、美少女アサシン・アカツキたちとギルド<ログ・ホライズン>を設立。他人と接することが苦手で内気な青年が仲間とともに廃墟アキバから世界を変えようと立ち上がる。

声優・キャラクター
寺島拓篤、加藤英美里、前野智昭、中田譲治、山下大輝、田村奈央、柿原徹也、松井恵理子、原由実、高垣彩陽、久野美咲、逢坂良太、梶川翔平、雨宮天、佐藤奏美、村田太志、高橋未奈美、櫻井孝宏、下野紘、後藤ヒロキ、岡本信彦、日野聡、西田雅一、中村悠一、てらそままさき、白熊寛嗣、チョー、井上麻里奈
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

大絶賛する予定だった作品・・・1クール目は非常に素晴らしいのだが

MMORPGの世界を舞台とした人間の物語、
原作は超おもしろい!!!!!
・・・1クール目を観終えた辺りで原作を全て読んで、追い越してしまったオレが悪かったのかな?

◇ラノベ?ネット上で見られる小説原作、連載中、全25話、2014秋に2期を予定

さて、どう書こうかな、下書きにはみっちり熱い思いが詰めてたからなぁ。


◆あらすじと主役◆
エルダーテイルっていうネトゲがバージョンアップする瞬間00:00にプレイしてた人が突然、
ゲームの世界に入ってしまった?
ゲーム設定は生きていて、そこに少しずつ変化も生じる。
プレイヤーは冒険者。ゲームだけでは済ませられない開拓が始まる。

シロエ 主人公 頭がいいサポート魔法使い
暁(あかつき) 無口なアサシン
直継(なおつぐ) オープンな戦士
◆ざっくりと以上◆

1クール目は最高だった。
ゲームの世界で戦闘をするのは当然なのだが、そこに経済や政治を絡めた、
というより、ゲームには必要がない、ゲームの世界にないが、
人間として生きるために必要な要素を創りあげていく話。

ゲームの中は日本でも外国でもなく、
エルダーテイルそのものの世界なので基本的人権の尊重やら三権分立やら国民の義務とかない、
その世界で生きることになった冒険者には。


さ~て、痛烈な批判をネタバレに包んでするか。
「完走してない人は見ちゃらめぇ!」・・・(苦笑)→{netabare}


まずオレの3大ガッカリ場面は、
①レイネシア姫が戦闘中のクラスティを見て悲しむ、その戦闘も
②ルディ復活、そこまでの流れも
③濡羽(ぬれは)登場

クラスティが戦闘中に返り血でまみれたながらも笑みを浮かべる姿に思いを馳せる①。
重要場面の②、ミノリたちの成長を見せる多勢に無勢の戦い、
最後に格上モンスターたちに追い詰められるのだが。
そして超重要場面の③なのに、予告で顔見せしてるとか・・・。って言うか色々説明不足が過ぎる。

なんでこうなったのか私はすっごく考えました。
NHKの陰謀と言うのは簡単だ。まあ私の結論は「頭の固いNHKの柔軟性の欠如」に至ったのだが。

2クール目が微妙になったと思われる要因は、
Ⅰ体力切れw
Ⅱ固定ED、最後までそれを貫いたこと
Ⅲ2期の有無を含め、2クール目、あるいは2クール目後半の物語が決まってなかった
Ⅳ血が流れない

Ⅰ、やたらと気合の入った1話が溢れる中、最初の方は気合が入っている作品はいくらでもある。
1クールもっただけ良かったとも言えるだろう。
体力がもたなかったんじゃないかな。

この作品の一番のミス、Ⅱ、全ての回であのEDにしてしまった。
歌の良し悪しが問題ではなく、
この歌が物語の演出に組まれていることが演出だけでなく物語の展開をも左右した。
この歌、EDアニメーションを見ることで未来への希望を見出すような感覚がある。
観直してみたが、1話のセララが冒険者に捕まえられそうになっている後にこの歌が流れると、
最初に観た当時に持たなかった違和感を感じた。オレが固定観念を持ったせいだろう。
この演出はミノリがシロエに助けを求めるシーンにもかなりの悪影響を及ぼした。

Ⅲは~、仕方ないかもな。
けど、ペース配分のミスは関係ないな。
イースタル・ゴブリン王編はあの尺を使うなら、地味な交渉回を短くして、
オレがガッカリした場面、①と②、特に②に時間を割いてほしかった。
あるいは1話分ぐらい天秤祭編に回しても良かったと思う。

Ⅳは、まあ、NHKだしね、夕方アニメだし。
原作では血があることで、
戦闘の恐ろしさや傷み、PKの残虐さ、あと①ですごい効果を発揮している。

ぶっちゃけ、EDが2つぐらい用意されているか、
たまにEDが曲なしでスタッフのテロップ写しながら物語を進める、とかあればかなり違ったと思う。
{/netabare}

と、批判したもんだが、
多分、1クール目だけで高すぎる評価をしてしまったからこその負の印象。

1クール目だけで評価していたらきっと、
物語・キャラ 4.5点
作画・声優・音楽 4点
にしてただろうな。

盲目的でバンザイ三唱的な感想はすぐ下に書いてあるから、よかったらそちらもw




-------------------------------- ← LOG HORIZONw

↓1クール観た辺りで書いた、情熱ダダ漏れメモ帳に書いてた感想、抜けている部分も多々
{netabare}

『MMORPGの世界を舞台とした人間の物語』


m(_ _)m
私は、偏見と食わず嫌いを何度繰り返し、何度悔い改めればいいのだろうか。

理性と知性、
その2つの話だからNHKがやってるんだな。
もちろん、愛と勇気と仲間たちの話でもあるが、それが一番ではない。

現実の人間がゲームの世界に閉じ込めた、その環境と状況を正確に描写した名作。
イメージで言えば、
「もしも現実の世界の人間がドラクエの冒険者になったら?」もしドラwに近い。




漫画、アニメとか結構好きな人向けの紹介 → {netabare}

自殺島に似てると思った。クローズドサークルで法のない世界に行くとこうなる。広いし、復活するが。
仲間のでき方とかダイの大冒険、ロト紋に近い匂い。アバン先生・ロトの血繋がりで仲間がいたりね。
人類が衰退しましたの妖精さんの中身が人間だったらこうなるんだろうな。
レベルがカンストしてるのに、1人だと簡単にやられてしまいそうなところとか、
女神転生ぽいかも。MMORPGやったことはないが、エルダーテイルはやってみたいな。

そしてキャラには、もうリカちゃんとしか見えないキャラが♪♪
しかも、ゆりえ様もいる☆☆
はぅはぅはぅ~~~お持ち帰りぃ~~~~~♯♯
けど、二人一緒にいるとレナっぽくも見えるしww

・・・ひぐらしと、かみちゅね。
男キャラはゼロの使い魔のナル男っぽいのもいるし。

ああ、ネタが古い…orz
{/netabare}

にゃん太さ~~~ん♪ ・・・おっと、ついw


最初の印象は「リアルからいきなりゲームの世界に行ったら、こんなんだよな~」って感じ。
主人公たちはかなり冷静な方だけど。

~a la Susie~
いきなりネトゲの『エルダーテイル』の世界に何万人ものプレイヤーが冒険者としてブチ込まれる。
何故この世界に閉じ込められたのか、どうすればいいのかは説明なし。
ゲームの拡張パックが導入される瞬間に、その世界の住人となった。

熟練プレイヤー腹黒メガネ 付与術師エンチャンター シロエ、
古いゲーム仲間で祭男w戦士ガーディアン 直継(ナオツグ)、
知ってはいたが女とは知らなかった生粋のロールプレイヤー 暗殺者アサシン アカツキ、
この3人を中心とした道なき道を進み、ネットゲームの世界で開拓していく物語。
~~~~~~

この作品の良いところは、
主人公以外のキャラがバリバリ立っていることと、
1人ではどうしようもできないゲームシステムがぶれないことだ。

キャラの説明すると論文(売値 金貨0枚)が書けてしまうので、
3人とにゃん太さんを除いて誰か選んでみよう。

{netabare}【デリシャス】
最初のプレイヤーボス。モンスターではない。
武道家の無礼家。傍若無人で猿山のボス。
よくも北の大地を汚してくれやがって、網走送りにしてやる!!{/netabare}

{netabare}【トーヤ】
侍の駆け出し、姉ちゃんがかわええ。
PK(プレイヤーキル)地獄に遭って、心を挫かれた所で変なおっさんのギルドに誘われてしまう。
家畜の如く働かされたあと、現実世界にいた頃、ゲーム内でお世話になったシロエを見かける。
頭は悪いが心はアツい、中学生って感じ。{/netabare}
{netabare}だがな、とあるゲームでは「根性」スキルでHP回復しても、根性だけで得られるものはないんだよ!{/netabare}


うむ、魅力が伝わらないw しかも最初に思いついたのが、別に紹介したくもないキャラだしww
思いついちゃったからね。
とにかく、キャラがええ☆ 小さい子が好きな、大きなダメな男にもぴったり♪

そしてゲームシステムだが、
まず主人公が一人では弱っちいと思われる。
なぜなら、魔法で直接ダメージを与えることができないからだ。サポート専門。
それどころか、何の職業でもソロで無双ができそうにない。
仲間に頼らざるを得ないので、仲間に見せ場があるのが必然。
戦闘システムの縛りもなんかFF4みたいな面倒臭さがある。やっぱメテオよりもフレアって感じw

{netabare}しかも主人公のシロエがイケメンではない!イケメンではないのだ!!
{/netabare}
説明がないのもいい。だって、仮にゲームの世界の住人なら「神の声」は簡単には聞けないからね。
そして、ゲームの世界のNPCだった大地人との関わりもイイ☆☆☆☆☆
そりゃ同じ世界の住人同士なら関わるわな。
キャラデザ、めっちゃ、かわええ♪ 男キャラもええ☆
・・・と、何かとオレ好みの設定で溢れているww


ただし、毎回ビシバシバトる戦隊ものみたいな展開を期待している人には向いていない。
武器を使わない戦闘である政治や交渉、戦闘では派手さより戦略や戦術、連携がメインと思われる。
もちろん攻撃や魔法もカッコよくて魅力的だが、それは数ある魅力の一つ。

格ゲー、RPG、アクション、シューティング派向けではなく、
シミュレーション、ADV、サウンドノベル派向けかな、うん分かりづらいね。

これだけは言っておく、
「もしも自分がゲームのキャラになったら」系のアニメでは断トツ一番だ!!!!!





変態脳内談義w → {netabare}

オレA=エース気取り、 オレB=情熱的な馬鹿、 オレC=ちょっと気弱でするどい

{netabare}A「アカツキ祭だ、このキャラ設定とデザインをした人間は神だ」
B「間違いない」C「そうですね」
A「ロリコン祭だ、最高だ」
B「間違いない」C「ですよね~」



C「・・・だけど、マリ姉やウメコもいるじゃん」
A「なしだ、設定がな。第一、マリ姉は直継の嫁だ、ペットもいる」
B「外見は悪くないのだ、がな、こうグッと来るものがないんだ」
C「そ、そうかな」

A「アカツキが一番で間違いないが、他はどうだ」
B「アカツキレベルに到達できるヤツはなかなかいないな」
C「・・・セララちゃんかわええじゃん、にゃん太さ~ん♪」
A「セララはにゃん太の嫁だ」
B「人妻に手を出そうとはふてーやろうだ、神殿送りにしてやる!」
C「で、でも声かわいいじゃん」
AB「それは間違いない」
C「・・・」

C「人妻がダメならミノリちゃんもダメじゃん、シロエに惚れてるし」
A「ミノリはシロエの側室だが、ありだ」
B「ミノリちゃんはありだ、コスプレがいい、最高だ」
C「じゃあ1番はミノリ?」
AB「アカツキだ!!!!!」


C「えっ、おかしくない?アカツキはシロエの嫁じゃん」
A「馬鹿め、応援するんだよ」
B「人の幸せを祝えないとは、どんだけ擦れてるんだ、マズメシ食ってろ!!」
C「けど、基本フリーのヤツ応援するだろう」
AB「・・・」

C「しかも『ロリコンでもある』であって、大人っぽい方が好みだろ」
A「現実を見ろ!大きかろうが小さかろうが最初っからカップリング出来上がってるだろ!!」
B「おまえ、空気読めよ、おまえの眼は節穴か!?何のためにOPとEDがあると思ってんだ!!」
C「いや、その予習のためではないが、分からんでもないが」

A「五十鈴も悪くないが・・・」
B「放蕩物のお茶会のリーダーに期待しているんだ!!!」
C「・・・期待するだけ無駄じゃないかな」
A「言いたいことは分かる、だけど、夢を見られなくなったら人間はおしまいだ」
B「姫様以外の大地人にも期待しているんだ!!!!」



C「・・・とか言ってもうフリーうんぬんとかどうでもいいぐらい楽しいもんね」
A「そうだな、まあ情熱を向ける方向がたくさんあった方が面白いだろ」
B「現実は最後に見るんだよ、あ~なんか白けちまったぜ」
C「そうか、水をさしてごめん」
A「気にするな、まずは完走だ」B「だな」{/netabare}

投稿 : 2024/09/07
♥ : 29
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ナントカの地平線で人生を考える

訳すと『○○の地平線』が御ギルドのお名前

♪ずぅーっとー♪ ♪この○ープの匂いも~♫  ED『Your song』なかなか心地いいです。

タイトルの○○には“記録”、歌詞○には“ス”が入ります。それで『ログ・ホライズン』。
北方先生とは全く関係ないだろう『小説家になろう』出身。レビュアーさんからのご紹介。全25話。

老舗のMMORPG『エルダー・テイル』に閉じ込められちゃうお話。
ログアウトできなくなったン万人のうちの一人の古参プレイヤーが主人公です。
閉じ込められちゃった…どうしよう!?から物語はスタートします。明確な目的がわからないまま。そしてここからの人間がこうするだろうな行動がとても納得感のある展開に。
パッと見たところプレイしてたゲームと一緒。そりゃそうですね、だってさっきまでプレイしてたわけですから。ただし少し時間が経ってくると何とはなしにズレを感じる。アレ!?NPCってこういう行動してたっけ?とかとか。これがなかなか不穏で心地よいのです。

そこで一例。

 SAOだけど違う部分もある
 “黒いシロエ”も“白井黒子”もああ見えて腹は据わってるな

とここまで書いていったんストップ。

・ソードアートオンラインをSAOと略すことを知っていて
・そもそもSAOがどういうもんか知っていて
・とある科学の超電磁砲を知っている

まずはこの3つの条件を相手方も共有してないとこのコミュニケーションは成り立ちません。同じあにこれ上でやりとりしてても粒度はまちまち。それでも長年の蓄積で勘所が分かってきてやっとSAOだ!黒子がどうだ!といえる境地に至ったとします。

 その梯子が外される

地味にきつくないですか?
ここからのリカバーに納得感があったので序盤からけっこうのめり込むことができました。なんかのバッタもんかと思いきやなかなかどうしてってやつです。

【パーティ紹介】
シロエ(CV寺島拓篤) 職業:付与術師(エンチャンター)/筆写師 種族:ハーフ・アルヴ
直継(CV前野智昭) 職業:守護戦士(ガーディアン)/辺境巡視 種族:ヒューマン
アカツキ(CV加藤英美里) 職業:暗殺者(アサシン)/追跡者 種族:ヒューマン
{netabare}にゃん太(CV中田譲治) 職業:盗剣士(スワッシュバックラー)/料理人 種族:猫人族
トウヤ(CV 山下大輝) 職業:武士(サムライ)/会計士 種族:ヒューマン
ミノリ(CV 田村奈央) 職業:神祇官(カンナギ)/裁縫師→見習い徒弟 種族:ヒューマン{/netabare}


もう一つ好意的に思えたもの。

 現実世界との接点や関わりに必然がある

例によって現実世界で鬱屈している主人公です。めんどくさいので決めつけますけど、陰キャのダメなところはディスコミュニケーション。ダメでもないか…個性のひとつ。相手方の想定外の反応についていけない。ストレス耐性低い。たまにロジカルお化けがいるけど落としどころを探る発想がないとさらに孤立。なーんて気質は誰しも少しはあるかもですよ。人との関わりをめんどくさいと思うのも当然ある。
そこを踏まえてシロエ君は自分を変えようとするんですね。
{netabare}第6話。人との集まりはきれいごとでは済まないことも出てくることを知りつつギルド結成を決意する。
「ギルドというシステムに腐敗しやすい側面ある。」
「生まれたものはそう(腐敗するという意味)。それを否定することは生の否定。」
ぐっときますね。{/netabare}


わけわかんない世界に取り残されても落ち着いて知恵を絞りながら着実に歩を進め、足りない部分は自身が成長しなければならんと決意し行動する。
このへんのキャラクターの心の動きに無理が無い。予想以上にサクサク話数が進みました。


ファンタジーの屋台骨。世界観描写は細かく破綻が見えません。きっと作者は言いたがり(笑) コインの裏表でくどいくらい説明していただけます。自分にはありがたかったですね。おかげで未踏のMMORPGがどんなもんか雰囲気を掴みつつ、世界観への理解をゆっくりと進めることができました。

転生でも閉じ込められでも純粋ファンタジーでもなんでも、明らかに主人公補正が効いて次々強敵が現れインフレするタイプの作品とはだいぶ趣きが異なってます。
一から政体を整えながら国造りを進めていくことに近いわけで、まるで『シムシティ』『信長の野望』の序盤かのような地道な作業をやってました。
地に足のついたお話を所望であればお勧めです。



※四方山

■たまたまなんだろうか?

{netabare}SAO刊行:2009年4月 1期:2012年夏
ログホラ刊行:2011年3月 1期:2013年秋 2期は2014秋

仮に後追いの突貫工事だったら、準備期間を考えるとここのスタッフ優秀だったと思いますよ。{/netabare}


■生殺与奪の権

良い意味で政治色の強い内容でした。イデオローグに依らず意思決定プロセスが明快。そしてポイントをそれなりにおさえてる。

{netabare}・第7話。味のある食事の提供でブルーオーシャンでいられる期限を見越した2手3手先を打ってある。自力の見極めができてるのと、行動がもたらす効果を最大化できる機を逸してない。
・第9話。金融封鎖をちらつかせたわけですが単一通貨でこれやられると即死です。

それで円卓会議設立へと流れるわけですが、ベースとなる考えが秩序の維持ですもんね。
どんだけ聖人君主なんだよ!と。良い意味です。{/netabare}


■異議申し立て3点

全体通して満足してることは前提で…それでも残る不満について

1.{netabare}アカツキさんの口癖についていけません
 アバター使ってた時のクセなのか「主君…」って。大学生でこれはちょっと無理ですごめんなさい。
なお「ナントカまつり」と「ナントカだにゃ」はセーフ。語尾使いだと気にならないようです。{/netabare}

2.{netabare}化外の地ということで
 京都からみて関東は田舎。白河の関越えたら化外の地。だからってゴブリンの拠点とはひどい(笑){/netabare}

3.{netabare}ラブが蛇足
 後半増えてきましたが、記号的な恋愛描写のとってつけた感がハンパなく見てて恥ずかしい。{/netabare}


■見立て

{netabare}死ぬと記憶が無くなる設定が気にかかります。
一定回数死亡を繰り返すと実はNPC化するなんて恐ろしげな展開もありですよ。知らんけど。

ゲームマスターみたいなの出てきました。なぜこんな事態になってるのか露ほどの手がかりもなさそうです。2期で明るみになるのでしょうか。{/netabare}


キャラ達がこの世界に慣れて正常性バイアスが働き、いつまでもこのまんまみたいな世界を受け入れてダラダラ続くようだとちょっと継続視聴がきつくなるかもしれませんね。

今の状態が異常なわけですから。



視聴時期:2020年11月 

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2020.11.11 初稿
2021.09.08 修正
2022.02.13 修正

投稿 : 2024/09/07
♥ : 44

kwm さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ネットゲーム系アニメの中では最も良かった

原作未読。ネットゲーム(以下mmo)系異世界ファンタジー物を探していて辿り着きました。
『.hack』や『SAO』のような、ゲーム中の異世界に飛ばされてしまった主人公のシロエ達の活躍を描くお話です。

前述したこのジャンルを代表する二つの作品は、いずれも特別な力を持った選ばれし者の主人公が積極的に前に出て他を引っ張っていきますが、この作品の主人公シロエにはそれができません。
他のプレイヤーと協力する事でその性能が最大限に発揮される『補助魔道士』的な職業に就いおり、自分一人で戦う事のできる攻撃手段を殆ど保持しておらず、敵陣に対して単独で切り込んでいくような事はできないのです。
これはできないというよりも、『最初からやらない』といった方が誤解がないかもしれません。
一人じゃ何もできないただのへたれなのではなく、勝てない相手に突撃していくのが勇気ではなく『ただの無謀』である事を心得ており、勝てない闘いは最初から戦わない、或いは勝てるようになってから戦う、というような非常に賢い立ち回りをするのがこの作品の主人公シロエの特徴です。
ギアスを持たないルルーシュのような、知略で闘うタイプです。

異世界に閉じ込められた段階でのシロエのレベルは上げる事のできる限界まで上がっており、既にエンドコンテンツを楽しむようなレベルです。
プレイヤー歴は8年近く、知識と経験という意味では歴戦の猛者であり、所謂『古参プレイヤー』です。
大規模なレイドコンテンツ(ボス狩り)を過去に多数こなした伝説の集団『放蕩者(ほうとうもの)の茶会』の元メンバーでもあり、他の元メンバーと同様に希少なレアアイテムをいくつか保有しています。
これらのアイテムは著しくゲームバランスを壊してしまうほどの性能はなく、移動手段として空を飛ぶ事ができる程度のもので、強すぎてご都合主義な展開を生み出してしまうようなものではありません。
主人公がLv1から始まっていく他の作品とは決定的に違うこれらの特徴は、ある日突然異世界に閉じ込められてしまうという点では非常にリアリティがありますが、キャラクターの成長という部分が欠けてしまいます。
これは偶然にもゲームの世界に閉じ込められた時に居合せた『新規プレイヤーの小さな子供達』を保護する事でその成長が描かれており、昨日今日始めたばかりの初々しい子供達が仲間とぶつかり合いながらも成長していくその姿は、とても微笑ましく見所の一つになっています。

彼らの成長という部分は主に戦い方の変化から感じとる事ができるのですが、この『戦い』の部分にもこの作品の特徴があり、所謂チャンバラ的なシーンだけでなく、効果や再使用可能時間などを考えながらスキルを使い分けていく姿が描かれています。
これはFFシリーズのようなネットゲームをプレイした事がある人にとってはとても親しみやすい描き方である一方で、テンポが悪いと感じる人もいるであろう、好みがハッキリと分かれる部分です。
特に『SAO』など、単独で突撃してごり押ししていく展開が好きな人の肌には合わない可能性があります。

また、成長というのはなにもプレイヤーだけでなく、彼らの住んでいる都市の事も含まれます。
シロエ達の降り立った都市は、ゲームの世界から脱出する事ができないと悟った者達の絶望感が漂う、非常に活気の無い死んだ都市です。
これを他のプレイヤーとの外交や『腹黒シロエ』らしい奇策を使って少しづつ変えていくという建国シミュレーションのような展開も、この作品の大きな魅力だと思います。

そしてもう一つ、この作品の最大の特徴として述べておかなければならないのが、『NPC』がNPCではないという点です。
何を話しかけても同じ会話しか返してこないNPCは、オフゲのドラクエからお馴染みの光景となっていますが、この作品におけるNPCのその立ち振る舞いはプレイヤーのそれと全く同じです。
他の作品では省略されてしまうか背景と一緒にされてしまう彼らにもきちんとした役割が与えられており、それは物語が進行していく上で非常に重要なウェイトを占めています。
プレイヤーとモンスター以外の第三勢力として登場してくる彼らは、作品を通してプレイヤーと深くかかわっていく事になり、この部分が最大の特徴であり、見所です。
より外交や勢力関係が頭に入りやすいよう、ゲームの世界の地形は『ハーフガイアプロジェクト』とよばれるコンセプトに基づき、実際の地球の大陸をイメージに作られています。
地名も実際の都市を模して作られているので、シロエ達の移動ルートなども容易に想像する事ができ、位置関係も頭に入れやすくて違和感のない親しみやすい設定だなと感じました。

尚、この作品は全体を通してサバイバル感がとても強いです。
これは私がこの作品が大好きな最大の理由でもあるのですが、実際にゲームの世界に閉じ込められた場合に何が起こるかが非常にリアルに描かれています。
閉じ込められた原因を探りながら、立ちはだかる敵をチャンバラで薙ぎ倒して行くだけではないのがとても良いなと思える点で、ギルド等の派閥同士の覇権争いや狩場の取り合いなど、ゲーム経験者であればあるほど親近感が沸く構成だと思います。
しかしそれと同時に、この世界で頑張って生きていこうと必死になったが故に、見る人によってはこの人達は本当にこの世界から脱出したいのだろうかと思えてしまうかもしれません。
私は『サバイバル』をして生き残ってこそ、次の脱出のための手がかり探しがあるのが自然だと思うタイプなので、同じような考え方を持っている方はとても好きなタイプの作品かもしれません。
『この人達は本当に脱出したいのか?』そう思えてしまうのはシロエ達によって絶望感が漂っていた街がより良くなった結果でもあるのですが、危機感が感じられないと感じる人もいるであろう、好みが分かれる部分の一つだと思います。

MMO系異世界ファンタジーの中では、色々な面で差別化がされているのでこのジャンルが好きな方にはぜひ一度見て頂きたい作品です。
ちなみにNHKで放映されていた作品という事もあって露骨な性描写はなく、ヒロインも一般受けする容姿ではないので萌え要素はあまりありません。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 24

76.7 24 バトルで友情なアニメランキング24位
K(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (1509)
8624人が棚に入れました
葦中学園高校の屋上で、シロこと伊佐那社は1匹の仔猫と共に昼食をとっていた。昼食後、クラスメイトのククリから学園祭の買い出しを頼まれたシロは街へと向かうが…!?
現実とは異なった歴史を歩んだ現代日本が舞台。7人の「王」それぞれの確執と、巻き込まれる少年の運命を、異能者バトルと共に描く。


声優・キャラクター
浪川大輔、杉田智和、小松未可子、津田健次郎、小野大輔、宮野真守、沢城みゆき、堀江由衣、櫻井孝宏、福山潤、中村悠一、佐藤聡美、梶裕貴、柿原徹也、飯塚昭三

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

2期放送か劇場版公開後に「通して」見ると良いかも?

2012年10月 - 12月TV放送された。全13話。

7人組の覆面作家集団「GoRA」原作のオリジナルアニメ企画。
キャッチコピーは「キズナ」。

第13話(最終回)にて続編の製作が発表され、2013年5月26日
に劇場公開されることが発表された。詳細は#映画を参照。

設定&あらすじ。

パラレルワールドの現代日本を舞台に、7人の「王」の下へ
集う者同士の交流や超能力戦を描く、群像劇。

7人の王権者とその下に集ったクランたち。
第三王権者「赤の王周防尊」と、第四王権者「青の王宗像礼司」
がぶつかり合う。

極普通の高校生「伊佐那社」は"葦中学園高校"の生徒で、もう
じき始まる学園祭の準備の為に買い出しを頼まれたが・・

その途中・・赤いオーラを放つ男たちに突如襲撃され・・
絶体絶命の危機を、第七王権者「無色の王」の臣夜刀神狗朗に
救われるが・・狗朗はそんな彼に突如刃を突きつける。

「亡き主の遺命のもと、『悪しき王』を討つ!」

ありふれた幸せな日々に潜む違和感。少年の「日常」が崩れて
ゆく。「王」が背負っているものとは。

自分が自分でいられる大切な「居場所」を守るため、それぞれ
の意地とプライド、渇望と約束が火花を散らす。


感想。

主人公の声優がファイをショタっぽくした甘い小動物演技。
序盤は萌えと厨二とBLを患った様な意味不明の作風。

カラーギャング風の対立を一部の科学や人の能力が突出した
時代改変にファンタジー要素として加えたような作品。
カラーギャング風というならば「池袋ウエストゲートパーク」
の方が圧倒的に愉快痛快で、アニメならではの描写が弱い。

シュールな描写もシュールなタイミングでの音楽も多い。
猫の女体化で服を着るのが嫌いの裸美少女という無敵設定。

腐女子層を狙いつつ男性にも媚びて広い視聴層を狙った感は
あるけど・・全体的に詰めが甘くコミカル描写で笑いきれず
に、派手なバトルの割に起伏がなく散漫で中途半端な印象。

やや個性のある色使いや演出等や、表情他動きのある作画は
丁寧な感じはしたし綺麗かなと感じたけど活きてない感じ。
所々記憶があるけど再視聴する迄・・殆ど視た記憶が無い。

起承転結の「起」「承」だけ緩く描かれていて転結が無い。
ミステリー要素として咬み合わない描写が続く感じではなく
敢えてズレて咬み合わない微妙な空気感を演出した感じ・・

笑える描写が多い筈なのに微妙にずらし微妙な空気にする。
この作品だけ視ても物語の評価は難しく感じた・・

OP「KINGS」歌 - angela
ED「冷たい部屋、一人」(第2話 - 第5話、第7話 - 第12話)
歌 - ネコ(小松未可子)angelaによるプロデュース楽曲。
「Circle of Friends」(第6話)歌 - 十束多々良(梶裕貴)
「To be with U!」(第13話)歌 - angela

挿入歌
「いつかのゼロから」(第2話)歌 - angela
「レクイエム・オブ・レッド」(第13話)
歌 - 櫛名アンナ(堀江由衣)&赤のクランズマン

音楽にも拘りを強く感じるが・・

結局続編も未放送?制作状況も不明のまま。
劇場版も制作決定から2年経過・・一応2014年公開予定?

劇場公開に合わせて1期再放送や2期を考えてるのか??



伊佐那 社:浪川大輔
葦中学園高校生徒。17歳。周囲から「シロ」と呼ばれている。
お調子者の白髪の少年。何故か唐傘をよく持ち歩いている。

ネコ:小松未可子
いつも社と一緒にいる白い子猫。15歳。人化姿は美少女。
生来の特殊能力を持つ者=ストレイン。性格は猫そのもの。

夜刀神 狗朗:小野大輔
先代第七王権者「無色の王」三輪一言の家臣。俗称「黒狗」
剣術、体術、家事が得意。クール堅物な性格で一言を盲信。

赤のクラン・吠舞羅の主要メンバー

周防 尊:津田健次郎
第三王権者「赤の王」24歳。チーム・吠舞羅のキング。
仲間に絶大な信頼と敬意を置かれてる。寡黙だが情熱的。

草薙 出雲:櫻井孝宏
吠舞羅のNO.2。赤のクランズマン。「BAR HOMRA」マスター。
26歳。十束と共に吠舞羅の最古参で、頭脳担当。京都弁。

十束 多々良:梶裕貴
吠舞羅のNo.3。赤のクランズマン。人見知りしない性格。
周防や草薙と並ぶ吠舞羅の初期からのメンバーだった。

櫛名 アンナ:堀江由衣
赤のクランズマン。11歳で吠舞羅のマスコット的存在。
無口で人形のような少女。我慢強く、健気な性格。

八田 美咲:福山潤
赤のクランズマン。19歳で短気な吠舞羅の切り込み隊長。
通称「ヤタガラス」仲間思いの性格で周防に傾倒している。

鎌本 力夫:中村悠一
赤のクランズマン。20歳。草薙、十束に次ぐ古参メンバー。
八田の昔馴染み。一見強面だが情に厚い質で面倒見がよい。


青のクラン・セプター4の主要メンバー

宗像 礼司:杉田智和
セプター4室長。第四王権者「青の王」24歳。銀縁の眼鏡男。
理知的な風貌で、物腰は穏やかだが慇懃無礼な性格。

淡島 世理:沢城みゆき
セプター4副室長。22歳。セプター4のNO.2で冷徹なタイプ。
上司である宗像には純粋に敬愛の念を抱き、忠実な右腕。

伏見 猿比古:宮野真守
セプター4のNo.3。19歳。黒髪に黒縁眼鏡。
常に怠惰で覇気がなく不遜だが仕事の処理能力は高い。


常に怠惰でやる気のないそぶりを見せ、上司に向かって舌打ちをするなど態度がいいとは言えないが、

秋山 氷杜:高橋孝治
年齢は25歳。青のクランで最初に抜刀する隊員。
サーベル名は「垂氷」真面目で控えめな性格。


葦中学園高等学校

雪染 菊理:佐藤聡美
社のクラスメイト。生徒会メンバー。17歳。優しい少女。
変人であっても気にせず自然体で接することができる。

因幡 澄香:佐藤奏美
菊理の友人。一見常識人だが、挙動が少々謎めいている。

三科 草太:清水一貴
社の友人。エロス映像好き。死語を頻繁使う「お調子者」

日向 千穂:内田真礼
葦中学園生徒会会長。凛々しい性格。

浅間 桜:山本希望
葦中学園生徒会役員。会長に心酔している。

校長:加藤清司

教頭:佐藤友啓


王権者とその関係者

アドルフ・K・ヴァイスマン:柿原徹也
第一王権者「白銀の王」で天上の監視者。都市伝説的存在。
巨大飛行船ヒンメルライヒ号を属領としている。
元ドイツ軍・ドレスデン石盤の研究を担当する研究所主任。
 
國常路 大覚:飯塚昭三
「御前」と呼ばれる第二王権者「黄金の王」年齢95歳。
元日本帝国陸軍・中尉。現在最強の王にして地上の支配者。
日本金融界を牛耳り経済すら動かす存在。専属舞台を持つ。

三輪 一言:速水奨
先代の第七王権者「無色の王」故人。享年42。狗朗の主。
無色の王の能力として未来を予言する力を持っていた。

クローディア・ヴァイスマン:遠藤綾
アドルフの姉。人当たりが良い。ドレスデン爆撃で死亡。

無色の王:柿原徹也
全ての事件の裏で暗躍していたキツネ型の煙。謎の存在。
挑発的な言動と凶悪な目付きが特徴。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 11
ネタバレ

吠舞羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

まさにこの時代のアニメという感じ。トリハダです

まずは全体の感想を、

とっても面白かったです。僕のユーザー名からわかるかもしれませんが、本当に、本当に面白かったです。何度も見返しました。

では、細かくレビューさせていただきます。

物語です。展開として本当に面白かったです。
この作品は前情報があまりない中で本篇がスタートしました。
見ていた時の感想は最初のうち、超能力物かとも思っていましたが、その能力というものそのものに意味を持たせて、それが使えるということは「王」に忠誠を誓っているという証。という忠義がテーマにもとれる点は、それぞれのクランの方向の種類の違う信頼に感涙を余儀なくされてしまいました。
感動できる。
伏線回収もしっかり行われています。
そしてなにより、それぞれのクランの中でのいざこざに巻き込まれてしまう主人公が実は、、、という展開は多少予測できてしまうのですが、それでもタイミングや演出が完ぺきで、各ポイントごとにぞわっっと鳥肌すら立つほどでした。

映画へのバトンパスも不自然ではなく、すべてはひとつの流れ。と感じるほどでした。

長く語れてしまうのでこのへんで物語については終わりますね。

つぎは、作画です。
これは本当にこの作品の一番のセールスポイントです。
自分でいうのもなんですが、僕はアニメの作画に対して十分に目が肥えていると思っていました。
ですが、そんな僕も1話でまさか鳥肌とは、、、
吠舞羅の八田美咲がスケボーにバットといういかにもな格好で街中を移動するシーン。そのたった数秒で、Kとはやばい。すごい。作品なんだなと示されたような気がします。

ほかにも、
赤の王のクランの炎はただののっぺらぼうな赤ではなく朱色や黄色、煌めく赤色、とにかく単色では到底表せない。奥の深い色で表現されていました。そこには、吠舞羅の結束力。周防尊への信頼や期待、さまざまな渇望が現れていると感じました。青に対して言えば、自由奔放な炎を飼いならしているようなイメージです。
青の王のクランの息吹(すいません明言できないです。炎にもみえます)も、赤と対照的にどこか命令に従順な、秩序のある動きに、蒼色、藍色どれも違うようでどこかまとまりのある。大きな道筋に付き従い、先導者へ絶対の信頼を置いている様子が伝わってくると思います。赤にたいして言えば、秩序の整う、軍隊。兵隊。そんなイメージです。

この2つのクラン以外の作画を語ろうとすると、どうしてもネタバレを含んでしまうので、代表として2つのクランを上げさせていただきました。

声優は、豪華すぎるキャスティングなんではないでしょうか。
もちろん高い評価という意味です。
ではなぜ0.5点減点されているのか、ですが。
これは、この後に続くお話への期待を込めてまだまださらにさらに豪華な声優陣を使ってくれるのではないかという意味です。
また、4.5の理由として、特に評価するのは、複数人になってしまいますが、各クランの王の、「{netabare}白銀の王{/netabare}伊佐那社役:浪川大輔さん」、「赤の王 周防尊役:津田健次郎さん」、「青の王 宗像礼司役:杉田智和さん」の演技にとても感動しました。
まぁそれぞれが有名な声優だから仕方ないといえば仕方ないのですが、本当に純粋に有名無名関係なく、演技に感動しました。
では、具体的にどこが。ですが、
王の王ゆえの苦しみや、孤独感、感情の浮き沈み、そして、王だからわかりあえるが、それぞれの道の向かう先が違うがために素直に協力できない。王同士だからこそこの任を果たすことができる。
そんな、Kの世界観のそれぞれの隠れた思いをそれぞれの場面で感じることができました。
これは、このあとの作品にも共通して言えることだと思いますがね。
もちろん、梶さんの演技や、小松未可子さんの演技にも感動します。
ですが、代表として、特に上げるとしたら王だからこそほかのキャラクターたちと違った目線から演技をされていた上記の方々を挙げさせていただきました。

音楽は、angelaさんのOPといい、小松未可子さんのEDといい、世界観を表現するにはぴったりの歌声に歌詞だと思いました。
この作品を通して、改めてOPとEDを通してすべてで1つの作品なんだなと痛感しました。

キャラについては、それぞれクランごとに違った目標、やり方をしていて、そのなかにすら個性様々なキャラクターがいますので、いい意味でおなかいっぱいです。
あのキャラはいらないんじゃとか、あのクランにはもう少し個性のあるキャラクターがいるべきなんじゃないか、もっと大穴のようにすべてを覆せるキャラクターが欲しい。本当に様々だと思いますが、そんな意見が生まれるのも、あれだけの主要登場人物があってこそだと思います。

それこそがいいところなんです。


ちなみに僕個人としては、
赤のクラン、吠舞羅を理想系と思っていますが、キャラ単体で考えるなら、周防尊、宗像礼司の二人で迷うところですね。

以上、1期の分の感想を書かせていただきました。

劇場版の公開、そして2期の作成。
ラジオの充実。とってもいい作品なんではないでしょうか。
僕は、この作品がマイナーな感じに映ってしまっているのが残念です。

あなたは、この作品を見てどんな感想を持ちましたか?

投稿 : 2024/09/07
♥ : 4
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

<最終話まで視聴完了> いろいろともったいなかった

登場人物、いわゆるイケメンだらけで女性少なめ。
声優陣は素晴らしく豪華。作画も細かくて綺麗。
街を行き交う人々の描写も、実写映像観てるようなリアル感。
だけど・・・
スピード感溢れるアクションシーンもそこそこ見応えはありながら
結局最後まで、物足りなさと説明不足を感じてしまってた。
自分の理解力が足りなかったんだろうか・・と公式サイトを確認したら、
「現実とは微妙に異なった歴史を歩んだ現代日本を舞台に」って書いてあった。
でも、1940年代の第二次世界大戦はチラッと出てきたよね。
っていうか、そこ・・けっこう大事だったんじゃなかったか。

キャラデザや作画、声だけでは引っ張れないものだなぁとつくづく思った。
どんなジャンルにおいても、物語の内容が肝心。
それに何より、いくらどれだけ脇役陣がカッコよかったとしても
主人公にある一定以上の魅力がないとね。
もしかしてその魅力を表現するシーンとして、ところどころコミカルな部分が
描かれていたようだけど、逆効果だったようにも感じずにはいられない。

何がしたいのかとか、人物関係は把握できたものの、
腑に落ちない部分がたくさんあって、なんとももったいない。
登場人物が多すぎたのかもしれないし、話があっちこっち飛びすぎて
元ネタは奥深そうで興味沸くのに、とても満足はできなかった。

男同士の愛憎に関しても、なんだか観てるとじれったいというか中途半端。
モヤがかかってスッキリしないし、そこはもう少しストレートに
表現しちゃったほうが納得もできた気がする。

とにかく、観る人の好き嫌いはハッキリ分かれそう。
なんと続編制作決定、とあったので、そちらのほうに期待すべきなのか。

音楽や声、キャラの顔つきなど、けっこう好みだったので
☆評価は高めになってしまったけれど
続編は物語をもう少し固めてくれるといいなぁ・・
---------------------------------------
<8話の感想>

山盛りあんこ、やたらアピールされることが、解せぬ(笑)
なぜかヘリだけすごいリアルなCGで笑ってしまった。
納得できる終わり方になるのか、ちぃっと不安。
---------------------------------------
<7話の感想>

んん?ついにか?って思ったら終わっちゃった(笑)
次回以降に期待。
---------------------------------------
<6話までの感想>

事件のいきさつがようやくわかってきたものの、
まだ不透明なところが多い。そう、不透明さと透明、無色。
無色であるシロはいったい何者なのか?猫は何者なのか?
黒幕がまだ登場していないのだろうね。
--------------------------------------
<4話の感想>

断片的にはクスっと笑えるけれど、なかなか本題にいかないし
いかないとしても、もう少し練られた伏線を投入して欲しい。
でないと惹き込まれないし、ダレてしまうよ。
アクションシーンとか、いい台詞とか見応えを感じるシーンがほとんどなく
いろいろとすでにミスリードされてるだけで、本当はきっと
すごく単純な話なのかもしれない・・と思えてきた。
この作品、最終回後に一気に観る方が良いかもしれないね。
-----------------------------------
<3話までの感想>

原作のないオリジナルアニメということで、
毎週ごとに謎をかけられていくような気がしてきた。
反響ばかりを期待して内容が疎かにならないといいなぁ・・

部屋にある武士言葉を話す掃除機とか、食事シーンや
あっちこっちでの会話にコミカルな部分を配置してるだけでなく
今回、やや京都弁の草薙(櫻井孝宏)がマスターを勤める店で
スケボーくんの八田(福山潤)と太っちょ白パーカーサングラス男
釜本(中村悠一)が取っ組み合いの喧嘩をしてマスターに叱られるシーンが笑えた。
だってまんま『しろくまカフェ』のマスター(櫻井)とパンダ(福山)と
グリズリーベア(中村)だったから。
それに、最近は高校生や草食系青年役が多かった中村さんが久々に
ワイルドメンズな声(熊以外で)を出してくれているのが嬉しい。

で、今回は前回以上に {netabare} BLっぽいノリが随所に見て取れたので {/netabare}
やはり多くの人が感じたらしい第一印象は当たっていたのかも。
深夜枠とはいえTV放送なので、露骨な描写はないと思うけれど
今の段階で『咎狗の血』くらいな雰囲気はあるからねぇ。
個人的には全然OKなので、何でもどんどんやってくれと
楽しみにしているのだけど、軸はしっかり描いて欲しいなぁ。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 66

86.8 25 バトルで友情なアニメランキング25位
HUNTER×HUNTER -ハンターハンター(TVアニメ動画)

1999年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (1230)
7568人が棚に入れました
主人公のゴンは幼少期、森の中で凶暴なキツネグマに襲われそうになったところをカイトというハンターに助けてもらう。そして、カイトは父親・ジンの弟子であるハンターで、ゴンは父親の人間的な魅力・偉大さ、ハンターの素晴らしさを聞かされ、ハンターという職業について憧れを持つようになる。
ハンター試験をを受験することになったゴンは、クラピカ・レオリオ・キルアら仲間達と共に様々な難題を乗り越えて見事ハンター試験に合格するのだった。ゴンは悲願である父親との再会を果たすことができるのか、また行く手に待ち受けるものは何なのか…!?ゴンのハンターとしての試練まだ始まったばかりだった。

声優・キャラクター
竹内順子、甲斐田ゆき、郷田ほづみ、三橋加奈子、高橋広樹、木村亜希子、上別府仁資、日比野朱里、高乃麗、並木のり子、TARAKO、永野善一

ビアンキ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

私の特に好きなアニメのひとつ

2008年頃ぐらいにアニマックスで一通り視聴、そして
これもつい最近レンタルDVDでほぼ全話見返した。

冨樫義博原作の同名漫画をアニメ化した作品。
1999~2001年放送。TVシリーズ 全62話。


評価の星は私史上、今のところ最高となるすべて星5つ。
私個人の好みとしては、原作漫画以上に好きな作品なのだが、
出来る限り個人的な趣味を除いて評価するならば、
本作は原作漫画を越えた作品ではないと思う。



それはこの「ハンター×ハンター 」という
物語そのものや、
シーンひとつひとつの見せ方が、
「漫画」という表現方法に最適なものとして作られているからである。

だからいくらうまいことアニメ化したって、
「漫画」の出来には叶わない。
そう私は思っている。

「漫画原作のアニメってどの作品もそうなんじゃない?」
そうかもしれない。
ただ この「ハンター×ハンター」という作品はそれを非常に強く感じる。

そんな「超漫画向け作品」ハンター×ハンターを「アニメ化」するにあたって、
本作の製作者が特にこだわったであろう点=「アニメ:ハンター×ハンターとしての魅力」を
少々原作漫画と比較しながら書いてみようと思う。



まず、アニメ:ハンター×ハンターは
当時のテレビアニメとしては非常に作画クオリティが高い。
特にバトルシーンはすごい。

最初期はさほどでもない。
しかし序盤、ハンター試験、第三次試験あたりから徐々にクオリティは高くなりだし、

中盤、天空闘技場のヒソカ対ゴンのバトルや
後半、幻影旅団編でのクラピカ対ウボォーギンのバトル
そして最終回、
幻影旅団団長・クロロ対ゼノ・シルバは
アニメとして素晴らしい出来だった。


天空闘技場でのヒソカ対ゴンのバトル。

このバトルに限らないが、原作漫画では一コマあたりの情報量の多さもさることながら、
「細かく、流れるようなコマ割り」と「集中線」が
しっかりとバトルの演出を支えている。

「細かく、流れるようなコマ割り」と「集中線」はアニメーションという表現方法でも、
そのまま再現することは可能ではあるだろう。

しかし、それではアニメーションとしての面白みがない。


想像してみてほしい、大きく動かない原作漫画そのままの絵(例えばゴンがパンチしている部分だけ動いてるような絵)がパッパッと切り替わるバトル。
それもまた面白いかもしれない。

でも「アニメ」なのだ。


ゴンは天空闘技場のリングをダイナミックに駆けまわって迫力ある攻撃を展開し
ヒソカはゴンのそんな攻撃をなめらかにハイスピードに避ける。
そして、ゴンは石板返し+石板破壊=石つぶてをカモフラージュにし、
ヒソカに一発。
クリティカルヒット。


アニメ:ハンター×ハンターはここまでを(ここ以降もだけど)非常になめらかで
ハイクオリティーなアニメーションで展開し、

絵コンテの切り方でうまいこと
「細かく、流れるようなコマ割り」と「集中線」の2つをアニメーションとして落としこんでいる。


これは原作漫画と別の方向性で高く評価されるべきことであると私は思う。


クロロ対ゼノ・シルバや、クラピカ対ウボォーギンの戦いも同様。
ただクラピカ対ウボォーギンではさらに、クラピカの使う鎖の細かさ、
クロロ対ゼノ・シルバでの、グルグルと画面が回る中でのアクション
なども見所のひとつだろう。



もうひとつ、本作は音楽、特にオープニング曲と劇中のBGMが素晴らしい。
当然だが、漫画では音楽は鳴らない。
音楽も十分アニメならではの魅力と言えると思う。

オープニング曲 1:kino「おはよう。」
序盤のハンターハンターの雰囲気にあった、非常にさわやかな曲である。
「おはよう」という曲名と歌詞が新たな冒険を予感させる。名曲だと思う。 


オープニング曲2:WINO「太陽は夜も輝く」
こちらは幻影旅団編に変わってからの曲
「おはよう。」とは打って代わってダークで、
そして幻想的な楽曲になっている。
ボーカルの声に癖はあるもののこちらも名曲だと思う。


作中BGM:管楽器?が多いんだろうか。

序盤~中盤辺りまでは笛の音が多い。
「自然」という感じがする。
作品そのものを吹き抜けるような笛の音色は、
旅立ちや孤独感を表現しているようでとても良い。

ヨークシンシティ、幻影旅団編に入って以降は、
低音気味ながら壮大なオーケストラ?のような曲が多くなる。
都会的でダークな雰囲気の幻影旅団編にはとてもよく合っている。
そんな旅団編の、
薄暗く、異常さを持った雰囲気を強める役割を果たしており、作品をより魅力的にしている。


劇中、様々なBGMが結構常に流れており、
どの楽曲も耳に残りやすくクオリティが高い、と思う。
私が「ハンター×ハンター」のアニメを漫画以上に気に入っている大きな理由のひとつが、この作品のBGMの良さだったりする。



原作漫画のみ読んでいらっしゃる方。
アニメ2011年版のみをご覧の方。
あるいはこの感想を読まれて興味を持たれた方。

「1999年版ハンター×ハンター」はシナリオの大筋こそほぼ同じでありながら、
原作漫画とも2011年版とも違う魅力を確かに持った、「アニメ」として見る価値のある良作だと思います。


気になった方は是非一度、ご覧になってみてください!

下手くそな文章、お読み頂きありがとうございます。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 13

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

富樫仕事しろ、富樫の世界、富樫の才能についてⅡ

流れはレベルEのレビューから、ちょっと思いついたんで続きを。

■お料理で比喩

1、普通の天才作家
新しい素材から新しい料理レシピを作ってしまう人達。食材は、本人の好み
基本的には一部しか食べれない高級料理か、一部が熱狂するゲテモノになる
不味ければ食うな、作りたいように作る系

2、超秀才系の(作家が書く)作品
その時代の客の好みを分析し、今まで存在した料理レシピ、素材を組み合わせ
美味しい料理、完成度の高い料理を作り上げる。ファミレス~高級料理まで様々。
料理のランクに関わらず「美味しさ」「完成度」「グルメの満足度」が全て。

3、媚びてる系作品
CMしまくって、主に舌の肥えてない人間程に美味しく食べれる物をを売る。
カップラーメン系。商業的、売れれば良いし、カップラーメンの研究も捨てた
ものではない。世の中にはカップラーメンこそ美味しいと思っている人が多い。
(オタ以外には単純な話、単純な美少女、感動、エロの方が売れるって意味)
が、舌が肥えているグルメではやはり美味しくはいただけない。

4、富樫の異常な才能
カップラーメン系~ファミレスクラスの素材を使い、
この世のどこにも存在しなかった「あれ美味ぇwwこんなの食べた事ねぇww」
なゲテモノかつ、一般受けし、グルメすらも満足させる新料理を作る。

■富樫の扱い方について

独創性、異常な発想力、やりたい事やったら天才的だったって面と、一般的な
読者、時代、どういうものが好まれるかよく見える秀才さが同居してしまった。
上に書いたように「誰でも食べれる素材を使って、一般人~グルメの両方を満足
させる新料理を作る」って行為が、いかに無謀か。

普通は「一般人」か「オタ」のどちらかを切らないといけない、どちらかの
属性を持っていて普通。「天才」か「秀才」かも普通はどちらかの属性になるし、
その片方があるだけでも十分に評価される、十分異常で、それは仕方が無い事

のはずなのに、一般人かつ、オタかつ、天才かつ秀才、それが富樫。


パクって来た資料だけど

「週刊誌のマンガ家のほとんどは、その週その週で物語を考えているものですが、
 富樫先生は連載開始の時点で、だいたいのプロットを作っているんです。
 それに、アシスタントを使うと、自分は中途半端な仕事しかしていないように思う
 らしく、なるべく全部自分でやろうとするタイプ。だからこそ、連載中は肉体的
 にも精神的にも苦しみやすいようです」(マンガ関係者)

まとめますと、
「最初から最終地点、展開を決めている」「全部自分でやろうとする」
出来る人間、ド有能な人間の典型的な傾向。あとは、

検索 冨樫仕事しろとは (トガシシゴトシロとは)

と異常な程に凝る癖に、大衆性を維持しようってのが無謀、膨大な時間の浪費。


しかも富樫さん好奇心旺盛、遊び心満載で、多分これを読んでる人や俺みたいに
アニメも漫画他も色々な遊びが大好きなダメ大人だから、そーゆーのも沢山やりたい
金も大量にある。無いのは時間だけ。なのに書いてくれてる。俺なら絶対書かないね
このレビューみたいに気の抜けた話なら書くだろうけど。

そんなド天才を上手く扱うには、上から押しても絶対に駄目なので、
ジャンプ編集の対応は適切だと思いますね。マイペースにやりたいようにやらせる。
凡人と同列に扱っちゃダメ、天才の中でも一握りの天才だもの。

やりたいようにやらせる、やりたい事をやらせるのが一番、仕事が遅延しようと
凡人作家が100年必死にやっても絶対に作れない、素晴らしい作品を作ってしまう。
集中力、発想力、ストイックさ、こだわり方が凡人のそれではない。

銀英の田中さんも同類ですけど、ド天才はそーゆー生き物なんですよ。
それを凡人のものさしで「プロが~」とか「読者が~」とか「怠けてる~」とか
「仕事しろ~」とか言う人間は天才を知らない人生を送って来たんだと思う。


■結論
冨樫仕事しろ、し続けろ
お前は才能があり過ぎるから、もう才能を生かすしかない、犠牲になれ
お前の状況とか知った事じゃない、灰になるまで働け、代わりに遊んでやる

検索 幽遊白書 総集編 ~あぁん?冨樫、最近だらしねぇな~(完全版)

懐かしーなー。このH×Hもだけど、富樫がそれを書いた時「何をして遊んでいたか、
何にハマっていたか」がよく分かる。人生楽しまなきゃダメだね、・・富樫以外は。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 16

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

アニメの良さは画質じゃないさ

主人公のゴンが父親に会うためハンターを目指し、そして旅をするお話。
少年漫画ですから友情や仲間を信じるといったことも語られますがこの作品の良いところは他にもあります。
2つほど挙げてみたいと思います。

ひとつは「力」の設定です。
この作品に存在する力、いわば特殊能力は鍛えればレヴェルは上がるし
また「制約」と「誓約」によって能力をさらに引き上げることも可能で、
つまり条件をつけたり使用制限をかけることで強くすることができるということです。
その力の理論についても非常に論理的でわかりやすく、とっつきやすいです。
論理的だけれど感覚的にも分かりやすい。
それなのにその応用の幅は広く、戦闘を観ているとハラハラさせられる場面がたくさんあります。

もうひとつは、ストーリーです。
主人公のゴンは決して強くなく、それでありながら徹底的に追い込まれていく展開がたまりません。
格の違う相手とどう戦うのか、ここをどう切り抜けるのかなど彼ら自身もよーく考え実行していく姿を観ているとホントにドキドキします。
実際『HUNTER×HUNTER』内では登場人物たちは頭をフルに使い考えることが多く、
それによって起こる会話やものを見抜く力には感心してしまうこともしばしば。
話の展開においてもつまらないく方向に落ちることがまずありません。

原作はもちろん好きですがアニメの方はもっと好きです。リメイクされた方ではなくこっち。
最近のぴかぴかで色が無駄に綺麗なアニメより見ごたえがあります。(個人的にこれが好きというのもありますが)
キャラクターたちはびゅんびゅん動くし、カメラワークも見事です。
映像の質という意味でもどんな映画と比べたって決して劣ることのない素晴らしいアニメです。
具体的な場面を挙げるなら幻影旅団編で表現されたあのどっしりと重い暗い雰囲気や
旅団の強さ、怖さ、そして残酷さは他の追随を許さないほど良くできていると思います。

『HUNTER×HUNTER』を観ていて、読んでいて心に残る言葉がありました。

■ハンター試験の船の中でクラピカとレオリオが喧嘩になったとき
ゴン「その人を知りたければその人が何に怒りを感じるかを知れ」

■旅団を追いかけたが逆に気づかれクロロに捕まったとき
ゴン「どうして自分たちと関わりのない人達を殺せるの?」
クロロ「動機の言語化か。あまり好きじゃないな。
  しかし案外、、、いややはりというべきか
  自分を掴むための鍵はそこにあるのか、、、」

■グリーンアイランドプレイヤー選考会で並ばずに座っていたとき
プーハット「自分の理を持ってそれに委ねるってのはなかなかできねーんだ。」

この3つはなぜか心に残ってます。
なかなか的確で教訓にも滋養にもなる良い台詞だったと思います。

アニメの中で一番好きなお話は45話。汽車に乗るクラピカ、念の習得、センリツと出会う回です。
クラピカ登場時にかかる音楽や、彼の良さを助長する英国風の雰囲気、そしてセンリツの弾くピアノ。
念習得時の内向的な心境と穏やかな車内を組み合わせるクラピカの描き方はとても良かったです。
他にもハンター試験中のオリジナルストーリーが見事でした。
その後の本編にもちゃんとリンクしているし、一つのお話として観てもとても面白いです。
細かな描写もできていてとてもリアルでした。
まあなんとってもクラピカがかっこいい!
クラピカの声がとても好きです。キルアもいいし、ゴンもいい。ヒソカの声も独特でいい味でてます。

『HUNTER×HUNTER』は総合的に見ても物語として非常によくできていますし
アニメでも同じかまたはその良さをもっと引き出せているのではないでしょうか。
映像としても他に抜きん出る完成度であって、さらに何度観ても面白い文句なしのアニメです。

投稿 : 2024/09/07
♥ : 13
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