バトルおすすめアニメランキング 471

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのバトル成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月22日の時点で一番のバトルおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

90.4 1 バトルアニメランキング1位
ソードアート・オンライン(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (12982)
46862人が棚に入れました
「これは、ゲームであっても、遊びではない」
2022年、とある大手電子機器メーカーが「ナーヴギア」という仮想空間への接続機器を開発したことで、世界は遂に完全なるバーチャルリアリティを実現させた。主人公キリトは、このナーヴギアを使ったVRMMORPG「ソードアート・オンライン」のプレイヤーである。運よくベータテスターに選ばれ正規版も購入したキリトは、ログイン後に出会ったクラインと共に、正規版SAOの世界を満喫するのであった。しかし、そんな感動も束の間、2人はベータテスト時には確かに可能だったログアウトができないことに気づく。混乱の後、ゲーム開始地点の広場に転送された2人は、ログインした1万人のプレイヤーと共にゲームマスターから恐るべき託宣を聞かされる。SAOのゲームデザイナーである茅場晶彦の名を名乗ったその男は、淡々とデスゲームのチュートリアルを開始する。曰く、ログアウトができないのは仕様であり、SAOの舞台「アインクラッド」の最上部第百層のボスを倒してゲームをクリアすることだけがこの世界から脱出する唯一の方法である。そして――、このゲームで死亡したり、現実世界でナーヴギアを強制的に外したりすれば、ナーヴギアから高出力マイクロ波を発せられ、脳を破壊されて死ぬことになる。2年後、アインクラッドの最前線は七十四層。プレイヤーの数は、6000程にまで減っていた。

声優・キャラクター
松岡禎丞、戸松遥、竹達彩奈、伊藤かな恵、日高里菜、高垣彩陽、平田広明、安元洋貴、子安武人、山寺宏一、早見沙織、大川透
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

VRの進化がもたらす未来を夢見る作品

世界観:10
ストーリー:8
リアリティ:6
キャラクター:8
情感:8
合計:40

私はアニメを見ることが趣味ではありませんでしたが、偶然、ゲームでこのアニメの作品を購入したことがきっかけで、このアニメを見て原作まで読了しました。そして、アニメの魅力を再認識し、他の良作を探すことを始めています。

アニメを敬遠していた理由は、プリキュアのような絵(コスプレっぽい衣装)が苦手だったり、美少年と美少女が恋愛やバトルをするようなものが苦手という漠然とした印象によるものですが、本作ではゲーム内ということで、自分の中での様々なハードルがクリアされて、スムーズに物語に入れました(例えば、バトルものでは、倒した(殺した)敵をどう見せるかが問題となりますが、本作はゲーム内なので、ポリゴンの破砕ということで合理的に理解できますし、防具(コスチューム)がいかに薄くても過激でも、システム上の防御力が高ければ合理的と想像できます)。

子供時代からゲームはよく遊んできたので、SAOの世界には憧れますし、現実世界においても、その方向で未来に進んでいくのでしょうから、バーチャルリアルティがもたらす影響についても考えさせられるところや、ゲームということで共感できるシーンも色々あり、楽しめました。ゲーム好きな方なら、この世界観に無限の可能性を感じられるのではないでしょうか。

ただ、世界観の壮大さゆえに、もっと凄い物が作れたのではないか、というもったいなさを非常に感じる作品でもあります。{netabare}詰め込み過ぎた展開で、キリトとアスナが親しくなる過程のストーリーももう少し欲しい等、全体的に心情描写が足りないことや、ヒースクリフとのラストバトルでキリトが復活するシーンやアスナが死んでいなかったこと、ALOのグランドクエストでの突破シーン等でやや主人公補正を感じられてしまうこと(それぞれに理由はあるのかもしれませんが、わかるようになっていません)。ヒースクリフへの攻撃は、キリトがポリゴン破砕まで至る前に、アスナがポリゴン破砕してから10秒以内として描くか、あるいは蘇生アイテムの効果を数分にしていれば、それだけでも評価は上がったと思います。あと、触手や評価の分かれるオベイロンも自分は好きではありません(声優は評価します)。{/netabare}

まあ、しかし、多少の問題も、世界観のパワーだけで自分は納得できています。

音楽もかなり好みです。特筆すれば、LiSAさんの「crossing field」、BGMから「A Tender Feeling」、「Swordland」。

これだけの物語・楽曲を送り出してくれた作者及び関係者に感謝します。


2015.9.27追記
こうすればいいのになというシーンについて。超無駄話ですが、リアリティや作品の完成度を求めたくなってしまう私ですw

{netabare}14話のヒースクリフとの決戦中、ソードスキルを使ってはいけないと言いつつ、使ってしまうシーン。原作ではジ・イクリプスという二刀流の大技スキルを使ってしまうのですが、アニメでは、剣が光るのとキリトが怒りの表情をするだけで表現しているので、アニメだけ見ている人は絶体絶命であることがわかりにくいと思います(9話時のスターバースト・ストリームは技名を言っていたので、発動のさせ方を誤解しそうですし、剣が折れたからって諦めるなよ!と思ってしまいます)。
なので、これまでのどこかの戦闘シーンで、ソードスキルを使い、発動させると一定の硬直時間があることを描いておく必要があるのですよね。

なお、10話のクラディールに殺されそうになり、ゲージがなくなりそうでなかなか死なないシーン。画面で見えていないところで、一定時間での自動回復(第4話参照)があったと解釈しています。{/netabare}

2015.9.28追記
面白くなってきたので、これを機に自分の思うところを書きなぐっていきたいと思います。

第1話について
{netabare}自分が丸ごとゲームの世界に入れるという設定、その映像美に酔いしれました。デスゲームに囚われてしまい、それでも生き延びてみせると決意する主人公にこちらも見ていてワクワクできます。必要なことは描かれていますし、文句をつけるところはありません。最後の狼を一撃で倒したのは、クリティカルヒットか何か出たのかな?w{/netabare}

第2話について
{netabare}ディアベルはんお亡くなり時の、悲劇的な音楽が流れつつ、キリトがあんたは皆を率いてよく戦ってくれたって思うシーンに少し違和感があります。ディアベルの死を悲しませたいように演出的に見えるのですが、ディアベルが死んだ直接の原因は皆を出し抜いてラストアタックボーナスを狙った利己的な行動なんですよね。自業自得であり、一歩引いて見てしまいます。誰かの盾になったとか動機・経緯を変える必要があります。

また、2話はキリトが他のベータテスターを庇うために突然笑い出して、ヒール役を演じますが、その演じ方が、キャラが変わったかと思う程に違和感を感じます。3話ではギルドに入るシーンから始まるので、繋がりを意識してもう少し自然な感じにしても問題はなかったと思います。{/netabare}

第3話について
{netabare}3話は元々1話で収めるのが難しいストーリー量で、でも2話にするほどの話でもないので、よく頑張って詰め込んだと評価しています。ただ、欲を言えば、最後のサチのメッセージを聴くシーンを更に丁寧に扱ってほしかったです。冒頭の「これを聴いているならもう私は死んでると思います」というくだりですが、原作では、そうでなければ直接言うつもりだからといった言葉が続きます。サチのキリトへの思いが伝わる部分なので、他の台詞を削ってでも残してほしかったですね。

あと、トナカイの歌を鼻歌じゃなくて原作通り言葉で歌ってほしかった。この歌の歌詞はハートフルで、普段あまり活躍できないサチと重ねて感じられるものがありますから。でも、実際やってみて音声としては鼻歌のほうがしっくりきたからこうなっているのかもしれないので、ここは歌詞バージョンも見てみたいという程度でしょうか。3話のこのシーンはアニメ版でも十分心に訴えるものがあり、SAOに惹き寄せられるきっかけでもありました。{/netabare}

第4話について
{netabare}ストーリーが綺麗にまとまっている好エピソードです。シリカが萌えキャラっぽく描かれているのにやや抵抗はあるのですが(隠すならミニスカート穿くな、というやつです)、可愛いので許せます(笑)。キリトが低層に降りていた理由も理解でき、格好良く悪者を退治していきます。

帰り道の橋で襲われるシーンで多人数に囲まれて攻撃されてもほとんどダメージなしっていうのは納得できます。この層が47層で、キリトが「俺のレベルは78」って言っていたから、おそらく20以上のレベル差があったでしょうから。ただ、この連中なぜシリカを人質にしようと動かないんでしょうかね。。{/netabare}

2015.10.3追記
第5話、第6話について
{netabare}圏内事件はまとめて書きます。大きく2点ほど自分なら修正したいと思うところがあります。まずは、転移結晶を使ったトリック関係。転移結晶を使う時は必ず「転移(テレポート)、階層名」と言っていると思うのですが、カインズは苦しむだけでこれを言っているようにはとても思えません。また、死亡によるポリゴン破砕と転移のグラフィックは異なるのですが、ポリゴン破砕だけしか描かれていなかったと思います。転移も発動している、消える直前にカインズが手で口を隠している等、後から見たら手品がわかる演出にしてもらいたいです。

また、グリムロック氏の妻殺害の動機と、アスナに一言言われただけでうなだれる気概のなさに理解できず。単なる所有欲で人殺しができるような人間なら、理性的な発言で動じることもないでしょう(アスナの発言がもっとグリムロックの反省を促せるものなら良いかもしれません)。

この事件はキリトとアスナが仲良くなるきっかけとして描かれていつつ、圏内・圏外の概念とPK、ラフィンコフィン、アイテムの耐久性や結婚システムの説明等がされている機能的な回です。最後のフレンド登録~エンディングの流れもとても良く(グリセルダさんの幽霊は今後色々説明がつかないことがあることの伏線なのだろうか)悪くないのですが、前述の部分が自分にとっては評価を下げてしまっています。{/netabare}

第7話について
{netabare}SAOの全ストーリーの中でも1,2を争う好きな回です(なので、私はリズ派ですw)。綺麗にまとまっていますし、リズベットの気持ちもよく表現されていました。SAOはハーレム面で批判されることがありますが、キリトの言動が魅力的(時々、そんなこと言うなよって思う所もありますが)で、そこにゲーム上ですがパワーもあるのですから女性が惹かれるのは当然かなと思います。

ただし、良回にも突っ込み所はあります。壁を駆け上がった時には(人型の)雪に穴ができるのに、最初の落下時には穴ができていないとか、駆けだしてしまったリズをキリトが高台から見つけたというシーンで、リズが泣いていた場所と壁の高さを考えると見えないと思うこと。サチを探した時のように追跡スキルで探せますよね。キリトがスキルを隠した可能性はありますけど、ここで嘘つかなくてもって思ってしまいます。

あと、これは不要なツッコミですが、圏外では落下するとダメージを受けるのはドラゴンの巣に落ちたときに描かれていますが、脱出した後のほうが更に高く投げ出されているので、着地は大丈夫だったのかなとも思ってしまうところ。{/netabare}

2015.10.12追記
第8話について
{netabare}Sクラス食材を食べてアスナが喜んでいるシーンは、2話のパンを食べるシーン(「美味しいものを食べるために…」という所)と比べるとちょっと違和感がありました。あと、ラッキースケベ(サービス?)は不要と思うくらいで、良回です。
{/netabare}

第9話について
{netabare}グリームアイズ戦の回。ここは色々と演出に口を出したいですね。まず、ボスの間が「結晶無効化空間」であることの表現。転移結晶が使えないのは明確に描かれていますが、治癒結晶(ヒールクリスタル)も使えないことはわかりにくいです。青い結晶を持っている人だけでなく、ピンクの結晶を持っている人も描けば済むかなと思います。でも、この部屋って逃げ出せるんですよね(第8話参照)。コーバッツが死ぬシーンでも、部屋から飛び出しています。危なくなったら外に出て回復すれば良いので、あまり深刻な危険ではないように思えてしまいます。

8話でボスを覗き見するシーンを思い切ってカットして、一度入ったら出られないことを描き、その危険を冒しても助けに行ってボスと真っ向勝負をするという演出が良いと思います。

あと、問題のシーンは、キリトが二刀流スキルを出し惜しみするように振り返る所。原作にもない格好悪いシーンです。本気を出さずに乗り越えられる状況でないことを認識させ、やるしかないな、ってつぶやく程度で良いでしょう。

更に、実質このボス戦はキリト1人で倒すのですが、アスナやクラインが黙って見ているだけというのはもったいないしリアリティとしてどうかと。アスナはトップギルドの副団長。その実力も存分に魅せてほしいです(OPのように)。例えば、2話のようにボスの手下も出して、それをクラインら風林火山に対応させて、キリト+アスナVSグリームアイズの構図で極限の戦いをさせ、お互いを助け合いながら二人のパートナーとしての絆を深めるエピソードにしましょう。結晶は使えなくともポーション系アイテムは使えるはずなので、それも使い切った上で、お互いのHP残量が赤ゲージで終わるくらいの激戦で乗り越えないから、ゲーマーを納得させられずに主人公最強と言われてしまうと思います。{/netabare}

第10話について
{netabare}キリトがボスをほぼ単独で撃破できるくらい強いことを視聴者に納得させるために、クラディールに殺されそうになるシーンに、「なんて硬さだよお前」と驚かせて、首なり心臓なり、ダメージの大きい場所を攻撃させるとかのシーンを入れてほしいです。

あとは、前述のキリトがなかなか死なない所と、キリトが手を破損するシーンで、このまま再生しないのかわからないため、事前に説明を入れておいてほしいです。

しかし、初視聴ではまさかの結婚という流れに驚きました。もう少し絆を深めるエピソードが欲しかったのですが、これはこれで、刺激的で素敵な展開でしたね。{/netabare}

2015.10.22追記
第11話について
{netabare}ここまできて初の完全ツッコミなし回。湖の近くの家でのラブラブな新婚生活、そして謎の少女ユイが現れ、親探しのために第1層に戻るエピソードでした。パパ、ママと呼ばせるのに抵抗ある視聴者もいるかもしれないと思いつつ、自分は特に問題なかったです。
{/netabare}

第12話について
{netabare}シンカーさんを助けに第1層に現れていた隠しダンジョンに突入、ユイちゃんがあっという間に去ってしまう話でしたね。それにしても驚いたのは大鎌を持った死神のような敵の強さ。ガードしてるのに高レベルプレイヤーのキリトとアスナのHPを1撃でほぼ半減させています。ゲームとしては裏ボス的な存在だったのでしょうか。終わったと思ったところに、ユイが突然戻ってきて裏ボスをあっという間に片付けます。

ここまでは不問、ですが、ユイが自らを語るシーン、キリトとアスナの2人だけは他のプレイヤーと違う感情を持っていたという説明は安易で、主人公補正を感じてしまいました。まだ、偶然に22層に迷い込んでキリトらに出会ったと言われたほうが納得できるし、もし2人に特別な理由を作るなら、やはり9話にて、ボスを2人の連携で激闘の末倒すようにして、その時の感情的な力がユイの注目するところとなり、結婚に至るまで見ていたという筋書きにするとか。

キリトがユイを助けるシーンもやや強引でしたが、復帰後の活躍を思えば、素直に良かったと思います。{/netabare}

2015.11.14追記(祝!映画化決定)
第13話について
{netabare}醤油の話題から主釣り、釣竿のスイッチといった展開は悪くなかったです。西田さんと別れる時のエピソードはちょっと語りすぎですけどね(直接本人に伝えろよって話)。

あとは、75層のボス、スカルリーパーからの攻撃で、攻略組の精鋭が一撃死するシーンが何回かあるのですが、これはリアリティに欠けすぎじゃないかと。鎌の攻撃は半端ないという整理で見ていたら、鎌じゃなくても一撃で殺されているシーンもあるしなぁ。そして、ゲージもほとんど減っていない。これは壮絶な戦いが繰り広げられると期待させる終わり方でした。
{/netabare}

第14話について
{netabare}1話丸々ボス戦かと思いきや、始まるや否や、スカルリーパーのHPゲージはほとんどなくて、アバンで戦闘終了。1話飛ばしてしまったかと思うあっけなさでしたね。SAOはバトルメインのアニメではありません(笑)

そして、団長が茅場であり、ラスボスであることがわかり、超展開になっていきます。茅場はその場にいるプレイヤー(キリト除く)を麻痺させますが、一括ボタンでもあったのでしょうか。高橋名人もびっくりの操作速度です。

対決シーン~ゲームクリアについては、既に書いた、ソードスキルの話と、10秒の話が気になりましたね。一度システム上死亡認定されながら復活できた理由は、詰めずにいられません。

その後の最終フェイズを天空から見守るシーンは美しくてこちらの感情も高ぶりました(ほんと、良い所と惜しい所が極端に混在しているアニメです)。
そして現実へ…。あとは、すぐ歩けるのか?とか、病院に誰もいないのもちょっと手抜きかなとかありますが、続きが楽しみでしょうがない1クールの終わりでした♪
{/netabare}

2016.2.7追記(遅くなりましたが、2クール目も順次更新します)
第15話について
{netabare}剣道のシーンはユーモアがあって良かったですね。2年剣で生きてきたキリトが剣道で通用するのか、システムアシストがないために負けてしまうのも理解できますし、最後に癖が出てしまったのも微笑ましかったです。
そして、キモい須郷さん登場。寝ているままのアスナと結婚すると言う展開ですが、これを父親が許しているのは理解できません。前々から、慕っていたのであれば僅かに理解できますが(第二期に出てくる母親もこういう面でおかしな判断はしないと思います)、前から嫌われていたと言っていますからね。須郷本人が嫌われていることを悟られないようにできたとしても、好かれているような場面はなかったでしょうから。
{/netabare}

第16話について
{netabare}ALOにログインするエピソードです。ユイの復活、飛べる世界、リーファ登場、SAOのスキルデータが残っていたため無敵状態となったキリト。最後の台詞は調子に乗っているなと思わされますが、音楽も美しく幻想的で、2クール目も楽しめそうに思えるエピソードでした。
{/netabare}

2016.7.19追記
第17話について
{netabare}キリトに助けられたリーファが、キリトに飛び方を教えてスイルベーンに向かうエピソードです。すぐにリーファに張り合えるスピードで飛べるようになるキリトはやはり主人公最強的ですが、ステータスが引き継がれている設定なので納得もできます。しかし、かなり長いこと飛んでいられたところはアニメだなと(ゲームだと何度も降りて羽を回復させる必要があるんでしょうからね)。
そして早くもリーファは直葉だとわかり、現実世界でも仮想現実でも好かれてしまいそうな最強キリトさんでした。
{/netabare}

第18話について
{netabare}リーファが故郷を捨て、キリトへの恋へと向かうエピソードでした。ゲーム内での豊満さにも抵抗があるところ、現実世界(入浴シーン)でも半端なかったですね。こんなところばかり気になってすみません。
世界樹の上での須郷さんのキモさは相変わらずですが、アスナが暗証番号を読み解き、面白くなっていきそうです。
こうして見ていくとSAOよりツッコミ所が少なかったりします。まあ、ここまではですが。
{/netabare}

2017.2.17追記
3期決定したみたいですね!楽しみです♪劇場版を見るのは、しばらく後になってしまいそうですが、できれば劇場で観たいです。さて、大分時間が開いてしまいましたが、まだ終わっていなかった各話コメントです。

第19話について
{netabare}ルグルー回廊、サラマンダーの一隊と橋の上で戦うことになったエピソードです。これ、橋のエリアは広い構造になっているので飛べばいいじゃないかと思ってしまったのですが、そこはまだ飛べない設定のようで。「飛べないのか」くらいコメント入れても良いですね。(←18話で簡単な説明がありました)
お互い、相手の攻撃でHPゲージが半分以上持っていかれている(緑から黄色)のはわかりやすくしたのでしょうが、特に相手は盾でガードしながらという点で違和感ありました。この次の回で、ハイレベルの相手に剣戟をかなり喰らうシーンがあるので、ここはもっと硬いところをアピールしたいです。
最後のダッシュも、もっと前から使えよ!(逃げ切れたじゃん)と。この速さだと、他の場面もうまく乗り切れるんじゃないかとも思います。
{/netabare}

2017.7.2追記
第20話について
不定期更新のSAOツッコミの回です。SAOのレビューは酷評も多いですし、高評価でも短文のものが多い傾向があるのですが、私は無駄に長くなってきております。
さて、{netabare}超スピードで洞窟を走り抜けたキリトたち。そこからは飛べる設定のようですが、ずと羽を休めるシーンはなし(やられても無駄シーンなのでカットされているか、長時間飛ぶためのアイテムや補助魔法もきっとあるはず、その説明を省いたのだろうと脳内整理)。

サラマンダー、ケットシー、エルフ各陣営とも大将とカゲムネ以外は覆面モブという省エネ作画を突っ込みたくなるのは酷ですかね。こういうところを細かく描いておくだけでも主人公の特別感を減らすことができるんですけれど。

到着したキリトは見えないくらいのスピードで着地しているのですが、塔にぶつかって落ちた時もそうすれば回避できたのでは。

ユージーンとの熱戦は爽快感のある形で終わりますが、アリシャとサクヤにすり寄られるハーレムは抵抗あり。その後、リーファに女性を感じないような発言していて、中身が兄妹だからというのはわかるようなわからないような。日ごろ妹を見ていて慣れてるからなのか?{/netabare}

2018.2.20追記
第21話について
{netabare}半年ぶりの更新となりました。筆が進まなかったのは何と言ってもナメクジ回であること。
アスナがコンソールに到達して脱出できたかと思ったら、既にナメクジの影がって、ナメクジの動くスピード速すぎですよね。
そもそもなぜ彼らはナメクジなのか。ナメクジである必要があるのか。
好きな人にはサービスなのかもしれませんが、作画も力がこもっておらず、作者が触手フェチなのかと思われ、私にとっては気持ちが悪いだけでした。

現実世界では直葉が和人と一緒に病院に行って紹介を受けるのですが、「血盟騎士団、閃光の~」などと言っているところで、こちらが恥ずかしくなります(苦笑)

アスナはまた鳥かごに閉じ込められてしまいましたが、あの場所でカードを引き抜いていなかったら最終盤を迎えられなかったのですから、勇気ある行動には意味があったということで。{/netabare}

<2018.5.8追記>
第22話について
{netabare}キリトがアスナの捕らわれている世界樹の上に向かって飛ぶシーンからですね。

まず、アスナがいるとのユイの言葉でキリトが我を失い、高さ上限の見えない壁にまでぶつかります。その後もしばらく滞空しているのですが、2クール目の冒頭にあった、アスナのいる鳥かごの写真をどう撮影したかの説明と齟齬をきたしていますよね。連続で飛べる時間の制限の設定を無視しすぎだと思います。

そして、その直後、鳥かごにいるアスナのほうに画面が切り替わり、ユイが呼びかける声を聴いたと思い、籠の柵に手をかけるシーンがあるのですが、柵の幅が広くて、横向きにすり抜けられるだろって突っ込んでしまいました。これは作画ミスの話。

前回入手したカードを投げて存在を教えようとしますが、それがキリトのいるところに落ちてくる奇跡! そのゆっくりな落下スピードも含めて、この一連がご都合主義に感じてしまいました。

その後のグランドクエストの挑戦では、無数の衛兵に殺され、現実を思い知らされるのですが、リーファが助けに突入してきます。後の回でも援軍が途中参戦してくるので、そういう仕様ということで整合性はつきますが、クエスト開始の承認ボタンとかあったのに、扉が閉められないままクエストが始まるのは違和感ですね。

そして、嘘でしょ!?的な兄弟発覚で、勢い余って兄貴に告白してしまう直葉。血がつながっていないことを理由に、兄に恋愛感情を持てるものなんでしょうか、と今更ながらやっぱり違和感でした。{/netabare}

<2018.10.12追記>
第23話について
大分時間が開いてしまいましたが、3期も始まったことですし、少し急いでまとめていきたいと思います。
{netabare}この話は和人と直葉の美しい和解とグランドクエスト突破の回でした。

仲直りの場がゲーム内というのは良かったですね。現実世界で面と向かって言えないことも、ゲームならば。そして剣を交えてからの抱擁もドラマチックでした。

ま、私が投げてしまった剣の行方が気になってしまったのは言うまでもなく、2本が並んで地面に突き刺さっていたカットは有難かったです。

それから、リーファとレコンをサポートとして加え、グランドクエストに再挑戦するのですが、前回の惨敗ぶりからして、その判断ができた理由がわからなかったです。現実的には援軍で来るサクヤたちと合流できてから挑戦ということになるのでしょう。いや、そう進められても盛り上がらないのはわかってるのだけど、完全に演出優先というのは雑に感じるのですよね。

あと、気になったのはレコンの扱い(告白の戦略がゲスいのと、自爆魔法が無意味に終わるとか…)、リーファやレコンでも一撃で倒せるガーディアンの貧弱さ、回復魔法を使ったリーファたちに目を光らせつつなかなか攻撃してこないガーディアン、グランドクエストが途中参戦できる点(前話同様)、クエスト参加人数に制限がないならゲームバランス的に無双キリトで突破するのはどうなのか、とか。

気になりつつもグランドクエストを突破して話が進んで良かったと思った回でした。{/netabare}

<2019.1.9追記>
第24話について
{netabare}ようやくキリトがアスナのもとに到着しますが、そこにオベイロンの重力魔法が炸裂。キリトらの自由を奪ったオベイロンはアスナを鎖に繋いでゲス根性を見せていきます。ここは声優(子安さん)の演技が素晴らしかったですね。

また、重力魔法により地面のほうが明るくなっており、オベイロンがよりキモく、キリトやアスナの表情を険しくする良い演出だったと思います。

そしてオベイロンが「甘~い!」とやっているところで茅場の助けがあり、システムを超えた力でキリトが立ち上がり管理者権限を奪取。痛みを抑制するペインアブソーバーをレベル0にして一騎打ちで勝利します。

最後の一撃は残酷でしたが、これが次回に繋がり殺されずに済むので、批判もできません。

茅場を格好良く描いているのが少し違和感。SAO世界の創作者は、著者の川原礫氏自身も投影されているのかもと思いました。
{/netabare}

<2019.3.24追記>
25話について。
{netabare}アバンでの須郷との最終ボス戦は、和人が現実世界で殺人者にならなくて安堵。明日奈のと対面、和人が目覚めた時のようにやつれているべきでしょうが、ここは画としてしょうがないですね(見舞いの時点でツッコミし忘れてました)。窓で、二人のアインクラッドでのアバターが手を繋いで去る演出が素敵でした。

エギルのバーでのSAOサバイバーの会合、シンカーさん等、前に出てきたキャラも登場して楽しめました。茅場の残したザ・シードが、新たなVRMMOの原型として世界に拡がっていったこと、アスナのALOでのアバターの登場、そして最後にアインクラッドが出現と、物語としてまだまだこれからという想像を膨らませる終わり方も素晴らしかったですね。

フェアリーダンス編ということで、2クール目のメインヒロインであるリーファとの空中でのダンスも綺麗にまとめていました。

ツッコミはなしかと思いましたが、一つ。プレイヤーデータを初期化したとのコメントがありました。2期でもガンマンに触れるゲーム等でも人並外れた能力で大活躍するキリトさん。1期のデータをコンバートしたからと言えば納得行くけど、この発言は不要に思いました。{/netabare}

以上で、長きに亘りましたが、SAO1期の各話コメントを終了します。

SAOはアインクラッド編が特に好きで、プログレッシブを読み始めています(4巻まで)。現在6巻まで刊行されていて、まだ7層くらいでしょうか。1巻1層ペースで刊行ペースも遅いので、川原礫先生もいつまでかかるやらというようなことを書かれていましたので、アニメ化しても先が続かないと思いますが、人気が続くなら可能性としてはあるかもしれませんね。

{netabare}原作の1巻との齟齬(特にアスナとの関係性)は出てきてしまうでしょうが、一方で、お互いの絆は深まっていますので結婚への展開はより納得できるようになると思います。{/netabare}
内容的にも面白く、おすすめできると思います。キバオウさんもギルマスとして頑張ってますし、個人的にはキズメルさんが良いキャラしていると思います。

<2022.8追記>
SAOプログレッシブ星なき夜のアリアをレンタルで視聴しました。
そちらに感想を書いてもよかったのですが、大した内容にならないのでこちらに書いてしまいます。
以下は劇場版のネタバレですので未視聴で今後視聴予定の方は開かないでください。
{netabare}その劇場版の私の評価は84555の3.4で、これまでで一番、楽しめなかったです。
原作のプログレッシブ自体も元々の作品と全く齟齬がないわけではないですが、アスナがミトという友人とSAOの世界に入り、パーティを組んで戦い方を学んでいたら、スイッチを知らないということにはならないし、アスナとキリトが1層ボス攻略後にパーティを解散しないというのは原作以前にアニメ1期すら否定しているのではないでしょうか。
2層の壮大な背景の中で会話する演出も、元々は階段での会話でした。
こういう描写や事実関係は最低限踏まえた上での改変は良いにしても(たとえばクリームを付けたパンを食べた後に作戦会議をしたところ
)、演出のための改変は、前に見たものが嘘だったように感じられ、残念でした。
{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 132
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

設定、世界観が面白い!

原作 ラノベ 未読

全25話

ナーヴギアと言うヘルメットを被り、仮想大規模オンラインロールプレイングゲームへフルダイブして遊ぶ世界。
しかし、創設者によって、ログアウトできなくなります。
それも、そのゲームの世界で死ねば、リアルでも死んでしまう設定!
ゲームであってゲームでない・・・
ゲームで死ねば、現実でも死ぬ(すえ 恐ろしい でもスリリング)
設定、面白いですね~^^

キャラデザも綺麗で好感良い。

主人公は、強くて優しく格好いいし、見てて頼もしい。(感情移入し易い)
まあ、強くなければこの世界では主人公には向かないでしょうけど・・・。

毎週見るのが楽しみな作品です。


5話「圏内事件」の感想
{netabare}
サスペンス的で、自分はイマイチ好きくないですが、この先重要な出来事なのかな?
アスナが昼寝から起きた時、ヨダレを垂らしていましたが、あのシーン見て「謎の彼女X」を連想したのは自分だけでしょうか?
早く次回が見たい作品ですね。
{/netabare}

7話「心の温度」の感想
{netabare}
鍛冶屋のリズベットと言う少女が登場。
リズと一緒に剣の材料を取りに行き、ドラゴン?と戦闘。
途中、リズが大穴へ飛ばされ、キリトがかばって抱きかかえ一緒に落下します。
あんな高さから落ちて無事なんて・・・よっぽレベル高いからなの?それにしても不自然な設定。

リズを助けたからなのか?キリトの事を好きになります。

シリカの時もそうだけど、キリト強いし優しいから惚れフラグ立てすぎ!

でも、最後にアスナとキリトが知り合いだと分かって諦めてしまいます。アスナが美人だから・・・(見てて切なかったです。)
なんかハーレムになりつつある。ちょっと残念。
せっかく命賭けたシリアスなデスゲームなんだから・・・
これ以上、モテル展開は要らないと思います。

そういえばアスナって、何時の間にキリトの事好きになってるの?なにかきっかけあったかな?
一目惚れならそれでもいいけど、ちゃんと分かるような描写が欲しかった。
そこら辺はっきりさせて欲しいと思いました。
原作はちゃんと描かれているのかな・・・?

あと、7話みて思ったんだけど、新しい片手剣(同じ位のレベルの剣)をリズに作ってもらてましたが、キリトって盾を持たないし、今後二刀流になるのかな?
だとしたらもっと強くて格好良くなるな~。^^

次週が楽しみです。^^
{/netabare}

8話「黒と白の剣舞」の感想
{netabare}
アスナの付き人 グラディールって、陰気くさ!目つき悪!
なんか嫌なキャラ。
家で見張ってるなんてストーカーじゃん!
キリトと決闘するも、武器破壊でグラディールの剣が折れて勝負あり!かと思いきや、懲りずに短剣で襲い掛かる。
往生際悪いヤツ!
アスナに一蹴されてキリトの勝ち。
見物人に、変なマークの手袋をしたプレイヤーキラー?のキャラがいたけど、今後なんかありそうな感じですね。
最後は牛?の頭をしたボスキャラ登場で終わり。
次週は二人の活躍が見れるかな?
楽しみです。^^
{/netabare}

9話「青眼の悪魔」の感想
{netabare}
ボス、牛の頭でなくて、羊でしたね。(^^;
軍のリーダー?
あの人馬鹿じゃないの?
ボス相手に消耗してるメンバーで挑むなんて!
普通、ゲームのボス戦の前って完璧の状態にしてから挑むのにね。
しかも、ゲームで死ねば現実でも死ぬのに!
部下が可愛そう。

7話の感想にも書いたけど、キリトやっぱり二刀流でしたね~
かっちょエ~!!
二刀流がキリト一人しかないなんて、隠す訳だね。
妬み嫉みで注目されるのは、やっぱり嫌だしね。
ユニークスキルか~
なんでキリトだけなんだろう?

アスナ、完璧にベタ惚れ状態ですね~。
次回は騎士団のリーダーと決闘。
楽しみです。^^
{/netabare}

10話「紅の殺意」の感想
{netabare}
なんか話がいっぱいあり過ぎた感じ。詰め込み過ぎかな?
2週に別けても良かったのでは・・・?と思う。

ヒースクリフと決闘で、キリトの剣が決まったっと思った瞬間!
ヒースクリフの盾が異常なスピードでキリトの剣を防ぎ、キリトの負けでした。
あれは、彼のユニークスキルの能力なのかな?
インチキ臭い能力だな~。

そのあと、胡散臭いあのクラディールにハメられ・・・
(やっぱり、あの男、最低ー屑キャラだった。)
死にかけるも、アスナに助けられて・・・
キス→お泊り→結婚。
展開 早っ!!
だから、アスナがキリトに惚れた経緯教えて欲しい!って思う。
結婚って・・・生と死を賭けた世界だから、リアルより恋愛とかがより早い展開かもだけど・・・
SAOでアスナと出会って2年近く経ってるのかしらないけど、視聴者置いてけぼり状態。
そこまで惚れ合える恋愛エピソードを、もっと見せて欲しいです。
原作読めば分かるのかな?

来週は新婚編なのかな? 楽しみですね^^
{/netabare}

11話「朝霧の少女」の感想
{netabare}
本当に新婚編だった。^^
でも、5~6日?でユイという見た目12歳くらいの、記憶のない少女に出会い、パパ&ママと呼ばれる。
新婚5~6日で、もう12歳位の子供がいる家族になってしまた・・・
そんな簡単に自分の子供の様に受け入れられるものなのか?ちょっと不思議でもあるが、生きるか死ぬかの世界ではアリなのかな?
{/netabare}

12話「ユイの心」の感想
{netabare}
ユイが実はAIで、クリスタル?になってしまったのは悲しいかったです。
{/netabare}

13話「奈落の淵」の感想
{netabare}
ベットでの会話のシーンでは・・・ニヤニヤでした。^^
ヒースクリフに呼び出され、アスナが釣り師のニシダに言ったセリフで、やっとアスナがキリトを好きになった理由が解ってスッキリしました。^^
75層のボス戦に挑む前、二人の会話で、アスナが言った「私、一生キリト君の隣にいたい、ちゃんとお付き合いして、本当に結婚して一緒に歳をとって行きたい」のセリフには泣けました。
ボス戦、やっぱりかっこいい!
二人の意気もぴったり!
で終わってしまいました。残念。
次週のタイトル「世界の終焉」
なんて気になるタイトルなんだろう?まさかアスナ死なないよね・・・
あ~早く見たいです。^^
{/netabare}

14話「世界の終焉」の感想
{netabare}
泣けました・・・
感動しました・・・

いゃ~まさか75層でゲームクリアされ、エンディング迎えるとは思わなかったです。

ヒース・クリフがラスボスで、このSAOの創設者 茅場だったなんて!!!
確かに、人のRPGゲームを横で眺めてる程 退屈なものはないからなー。(経験済み 笑。)

キリトが、ヒース・クリフに刺されて一度死んだ筈なのに、なんか一瞬だけ復活して、ヒース・クリフを倒したけど・・・
あれは何だったのか? 
何かのアイテムによるものだったのか?
それとも、人は、死を覚悟した時、一瞬が止まったように感じるそれみたいなものなのか?・・・
不思議だったな。

ヒース・クリフと戦う前、クラインに置いて行った事を謝ったシーンで泣けた。
アスナがキリトの身代わりで刺され死んだ時、泣けた。
アインクラッドが崩壊する前の世界で、アスナと逢えたのにも泣けた。
その会話でも泣けた。
感動でした・・・。
キリトは元の世界に帰還できたけど、アスナはどうなったのか?非常に気になる~。
茅場がゲームクリアの報酬って言ってたから、アスナも生きてそうだけど・・・。

アスナ死んでないよね!メインヒロインなんだし!
そうであって欲しいな・・・。
次週が楽しみです!
{/netabare}

15話「帰還」の感想
{netabare}
最初、キリトが「泣き虫になっちゃったよ」と言って泣いてたシーンで、自分も涙でた。
(歳とったせいか、すぐ涙出るのにはまいる。 若い頃にはなかった事だ。)

妹登場! 兄好きブラコンで、実はいとこ。
妹属性の妹萌え系ですか・・・
妹はべつにいいんだけど、兄の事を好きな設定は、人気取りとしか思えず、 はぁ、やれやれだ・・・。

妹と剣道では、SAOのキリトでしたね!
終わって、剣を収める仕草には笑えた。^^

アスナ・・・生きてて良かったです。
でも、アスナと初めて会う感動の再開のシーンを見たかったです。
きっと感動的だった筈なのに、勿体無い気がしました。

須郷 伸之 登場。
政略結婚?ですか・・・
嫌なキャラですね! 解り易い 悪役決定ですな。

ラストで、エギルからの画像メールには、アスナ?が檻?の中に写っていましたが・・・囚われているのでしょうか?
須郷と関係あるのか? 気になる。

これまた次週が楽しみです。^^
{/netabare}

16話「妖精たちの国」の感想
{netabare}
LAOの世界の来たキリトのキャラクターが、SAOのパラメーターそのまま受け継いでるのには、都合いいな~って思ったけど、早くアスナを助けるには仕方がないですね。
2刃流が無くなってるのは残念でしたが・・・

ユイとの再開には感動でした。

リーファって言う、シルフの女の子が出てきたけど・・・
声からして直葉だよね~?

来週も続きが楽しみです。
{/netabare}

17話「囚われた女王」の感想
{netabare}
妹の直葉・・・なんか可哀想でした。
兄以外で、好きになりかけてるLAOのキャラクター、キリトが実は兄だなんて・・・
報われないよな~。

囚われていた子、やっぱりアスナでしたね。
それも、管理者のオベイロンが、あの須郷だったとは・・・(やっぱり超悪役決定でしたね)
何ともまあ、狭い世界の話になってるな~^^
まぁ、その方が解り易いし、悪役倒すフラグ決定ですしね。(^^;
何か、ラストで須郷がキリトにやられる所が目に浮かぶ^^
{/netabare}

18話「世界樹へ」の感想
{netabare}
シグルドって言う、リーファと同じシルフキャラが出てきたけど、こいつも何か嫌な奴でしたね・・・

レコンは、リーファの事が好きな男の子だけど、
リーファ、もう少しレコンに優しくしてやって欲しいな~って思った。^^
リーファ(直葉)って、結構我の強い子ですね~^^

アスナは、檻からでるために、暗証番号暗記してたから脱走するのかな?
物語的には、脱走できても直ぐに捕まりそうだけど・・・
やっぱり最後は、キリトがアスナを救出して欲しいし、その方が感動的ですしね・・・(^^;

最後にコウモリ(追跡魔法)がいたけど、あれってシグルド達なのかな?(ちがうかな?)

次週は洞窟内で戦闘ありそうで、キリトの活躍見れるかな~?
楽しみです^^
{/netabare}

19話「ルグルー回廊」の感想
{netabare}
やっぱりつけられてた奴らと洞窟内で戦闘。
キリトが幻惑魔法でモンスターに変身!!
その容姿は・・・アイングクラッドの74層?9話のラスボスに似てた!! *゜□゜)ノ
キリトが二刀流を初披露したボス。
よっぽど記憶に残る敵だったのだろう・・・
まぁ、あの時はキリト自身、HPの残りが殆ど無かったし・・・
その一方的な殺戮っぷりに、敵さんたちは怖気ついてしまう。
この幻惑魔法、結構使えるね!^^

サラマンダーと内通していたシルフのシグルド・・・
やっぱ嫌な奴でしたね。
最後、リーファ達シルフのゴタゴタに手を貸すキリト・・・
かっちょいー^^ 益々惚れるリーファ(直葉)。
観ているこっちにしたら、報われない恋だけに、不憫でしかたない。
゜(゜´Д`゜)゜。
来週も、キリトの活躍が見れそうかな?
楽しみです。^^
{/netabare}

20話「猛炎の将」の感想
{netabare}
サラマンダーの指揮官、ユージーンとキリトのタイマン。
ユージーンの剣は、相手の攻撃を剣で受けきれない「エクストラ効果」を持つインチキ的な能力があるのに、キリトは途中でリーファの剣を拝借して、二刀流で応戦。
その途端、連続攻撃で一気に倒してしまった~^^
キリト、かっちょい~ !(((ノ≧∇≦)ノ
シルフとケトッシーの両女性領主に迫られ・・・
また惚れフラグですな~φ( ̄∇ ̄o)やれやれ
なんで領主が二人共女性なんだか・・・
最後、アスナが脱走して終わり。
このまますんなりキリトと合えるとは思えないけど・・・
来週も楽しみだ~ (*⌒∇^)ノ
{/netabare}

21話「アルヴヘイムの真実」の感想
{netabare}
アスナが脱走して、ログアウトする機械を見つけるも、あと一歩の所で2匹の巨大ナメクジに捕まっちゃいます。
あちゃー、やっぱりね~ ( ̄▽ ̄)

リアルで、直葉はキリトと一緒にアスナと対面。
そこで兄への想いを諦めなくてはいけないと悟り、号泣。
なんともまぁ、仕方ないよね・・・(-ω-)
しかも、アルヴヘイムで気になっているキリトも、実は兄だとはまだ知らないリーファ(直葉)。
ダブルパンチだぁー  !! *゜□゜)ノ  
でも、もうすぐバレそうな気がする・・・ショックだろうな・・・
最後は世界樹の上に、アスナがいる事を知ってエンディング。
次回はアスナと逢えるのか?
まだ無理っぽいけど・・・
楽しみですw ^^
{/netabare}

22話「グランド・クエスト」の感想
{netabare}
キリトがアスナに逢う為にグランド・クエストに挑戦するも、多くのガーディアンにやられて初めての死亡。
でも、アイングラッドと違い、ゲームで死んでもリアルでは死なないから助かったね。
(〃´o`)=3 フゥ
でも、いくら早くアスナに逢いたくても、この挑戦は無謀だよな~。
もうちょっと考えて、応援呼ぶなりしないと、とても一人では無理ってもんだ!
(´・ω・`)   
その後直ぐ、リーファに蘇生してもらって、スプリガンの領地に転送は免れたけど、キリトが兄で、リーファが直葉だとお互い知る事に・・・
直葉が泣いて落ち込みます。 うわぁー゜(゜´Д`゜)゜ーん
あ~あ、直葉 ショック!!! 
ここで個人的な感想だけど・・・
申し訳ないけど、最近、兄妹との恋愛ネタが多いせいか、素直に感情移入できなくて、ちょっと冷めた目でしか観れなかった・・・自分に残念。
ウーー( ̄、 ̄*)ーーン…
次回はどうなるうんだろう・・・気になります!^^
{/netabare}

23話「絆」の感想
{netabare}
キリト、リーファ、レコンの3人でもう一度グランドクエストに挑戦!
キリトよ~!もうちょっと策を考えてから挑戦しなきゃだめでしょう?
レコンが自爆して何体かの敵を道連れにするも、ピンチに変わりはない・・・(レコン、犬死か?)
そんな時、以前助けたシルフとケトッシーの領主達、以下の仲間たちが、キリトの助太刀に来ます。
なんか、準備して来るの早くない?
これにより、キリト一人が天井?に到達。
でも、普通のプレイヤーには開けられない扉があるのだけれど、アスナが落としてきたカードで扉が開放して終わり。。。
次週、アスナとの感動の対面か?
楽しみです。^^
{/netabare}

24話「鍍金の勇者」の感想
{netabare}
世界樹の上に来たキリトとユイ。
そして、アスナとの感動の対面~
ちょい泣けた~q(T▽Tq)
そこにオベイロン(須郷)が登場で、キリトがピンチ!
須郷・・・お前 凄く解り易い悪役だな~ 
アスナに酷い事して許せん! (。-`ω´-)
動けないキリトの前に、SAOの開発者、ヒースクリフ(茅場 晶彦)が現われ、須郷が掛けた重力の魔法が解けます。
なんか都合良過ぎな感もあるけど、話の尺上、まぁ~しゃ~なしだな。(´・ω・`)   
対等の立場になれば、オベイロンなんてキリトの敵じゃない!
痛覚レベル?を最強にして、オベイロンをぶった切り!!!
スッカ!と爽快もしたけど、痛い奴だと哀れんでも観てた・・・。(-ω-)
やっとアスナがログアウトできて、次週はリアルで会えそうだけど、リアルの須郷が何かやりそうで、ちょい不安。
キリトよ! 早くアスナの元へ行ってくれ!(。-`ω´-) キリ!
{/netabare}

25話「世界の種子」の感想
{netabare}
キリトがリアルでアスナに逢う為、病院に来たら須郷に待ち伏せされ、襲われるも返り討ち。
哀れなり!須郷。 
目覚めたアスナと、初めての抱擁。
感無量でした。 (●´ω`●)ゞ
その5ヶ月後、キリト達 元SAOの被害者達が集まった
学校に通うようになってました。
リズベット、シリカも見れて嬉しかったですね。^^
オフ会では、SAOのメンバーだった、クライン、エギル達と再会。
リアルの学生のキリトが、年上のクラインやエギルにため口だったのには、ちょっと違和感(^^;

茅場が残した「世界の種子、THE SEED」によって、またMMOのゲームが出来るようになります。
浮遊城アインクラッドも復活して、スプリガンのキャラで、今度はリーファも一緒に、また1から攻略を決意するキリト。ED

う~ん、なかなか良いエンディングでした。^^
{/netabare} 


総評

正直、前クールの14話までの方が面白かったです。
といっても、15話からも良かったですけどね・・・。
(*⌒∇⌒*)テヘ♪
アインクラット編では、「ゲームで死ねば、リアルでも死ぬ」って言うのが、凄く緊張感あって痺れました。

ゲームのRPGをやった事がある人なら、誰でも一度は経験あると思うが・・・
低いレベルなのに、初めて入ったダンジョンや、間違ってボス部屋に入ってパーティー全滅!なんて経験。
ゲームで死ねばリアルも終わってしまうので、このアインクラット編は、凄くスリリングでした。

後編はアスナを救出する、王子様的ストーリーで、ちょっと王道過ぎる感が否めないです。

それでも・・・

痺れた!
泣けた!
感動できた!
面白かった!

久しぶりに毎週楽しみな作品でした。

2012年で、一番のお気に入りの作品です。
!(*^ー゜)b! グッ

OP
1期「crossing field」歌 - LiSA

2期「INNOCENCE」 歌 - 藍井エイル

ED
1期「ユメセカイ」 歌 - 戸松遥

2期「Overfly」 歌 - 春奈るな

CDは全部買いました^^
中でも「crossing field」歌 - LiSA が、一番好きです。^^


アニメを見終わったので、初のラノベ読むのに挑戦します!
⊂( ^ω^)⊃

投稿 : 2025/03/22
♥ : 195

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

原作未読の人には超おすすめです!

あらすじ


アインクラッド編

2022年、世界初のVRMMORPG
《ソードアート・オンライン》(SAO)の
正式サービスが開始され、約1万人のユーザーは
完全なる仮想空間を謳歌していた。

しかし、ゲームマスターにしてSAO開発者である天才プログラマー、
茅場晶彦がプレイヤー達の前に現れ、非情な宣言をする。
SAOからの自発的ログアウトは不可能であること、
SAOの舞台《浮遊城アインクラッド》の最上部
第100層のボスを倒してゲームをクリアすることだけが
この世界から脱出する唯一の方法であること、
そしてこの世界で死亡した場合は、
現実世界のプレイヤー自身が本当に死亡するということを……。

プレイヤーの一人である少年キリトは、
絶望的なデスゲームをクリアすべく、戦う決意をして旅立つ。
それから一か月が経過し、2000人のプレイヤーが死亡するも、
ベータテスト経験者たちでさえ第1層を突破できずにいた。
βテスト経験者たちへの非難を自分一人に向けるため、
チート紛いなβテスト経験者『ビーター』の汚名を自ら名乗り、
ひたすら最前線で戦うキリトは、
同じく攻略組として戦い続ける少女アスナと出会う


フェアリィ・ダンス 第2章。

SAOがクリアされて約2か月が経過した2025年1月。
現実世界への帰還を果たしたキリトこと桐ヶ谷和人だったが、
SAOで心を通わせた少女アスナこと結城明日奈は
帰還することなく眠りつづけていた。

同様に、300人ものSAOプレイヤーが
意識を失ったまま眠り続けており、
初期化されるはずのSAOサーバーも不可解な稼動を続けているという。
明日奈が病院のベッドで眠り続けることを利用し、
SAOサーバーの維持管理を担当している須郷伸之は、
強引に明日奈との婚約を推し進めようとする。

自らの無力感に苛まれる中で和人は、
妖精たちのファンタジー世界を舞台とした
ハイスペックVRMMORPG《アルヴヘイム・オンライン》(ALO)の中で、
アスナらしき人物が目撃されたという情報を得る。

真実を確かめるために再び仮想世界へダイブした和人は、
かつてSAOで共に暮らした「娘」のユイや、
ALOへのダイブ直後に出会った剣士のリーファと共に、
ALOの中心《世界樹》を目指す。



感想


僕は原作を読んでいるので原作を読んでいる人からすると
展開が早くもっと細かく描いて
欲しかったんじゃないかと
思います!

原作の評価は非常に高く人気なのに
もったいないと思いました
期待している人が多かった分残念だと思っている人も
多かったんじゃないかと思います
個人的にはALOをやらずにSAOを
細かくやってほしかった
特にキリトの心理描写が少なく原作を見てない人はわかるの?と思いました
(ソロでやっていたのにチームに入った時の心情など)

でも原作見てない人からすると
普通に面白い部類に入ると思います
バトルシーンもかっこよかったですし
1話も上手くまとまっていましたし
音楽や声優さんも良かったです♪

MMOなどいわゆるネットゲームが好きな人には
共感したりわかる話が多いんじゃないかと思います

ゲームで死ぬとリアルでも死ぬって設定も良かったと
思います
でも途中から恋愛要素が強くなるので
バトルものだと思っていた人は
少しがっかりするかもしれませんね

批判っぽいこと書きましたがこれは期待しすぎてたから
残念に思っただけで原作読んでなかったら
普通に楽しめたと思いますし
僕も嫌いではなくむしろ好きな作品です!

ただ一言付け加えるなら個人的には
SAOよりSAOの作者が書いた
アクセルワールドの方が好きです!
中々共感していただけませんけどねw

投稿 : 2025/03/22
♥ : 234

90.9 2 バトルアニメランキング2位
進撃の巨人(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★★ 4.2 (6414)
29032人が棚に入れました
突如現れた多数の巨大生物「巨人」の侵攻により、人類は存亡の危機に瀕する。生き残った人間達は、三重に築かれた巨大な城壁内側に生活圏を確保することで、一時的な安全を得るに至った。 城壁による平和を得てから約100年後。城郭都市の外縁地区「ウォール・マリア」南端より突出したシガンシナ区にて、父・グリシャと母・カルラ、幼馴染のミカサと暮らす少年エレンは、親友アルミンと共に、幼い頃から「壁の外に出て世界を探検すること」を夢見ていた。 エレンが10歳を迎えた年、突如として現れた「超大型巨人」によりシガンシナ区の壁が破られ、多数の巨人が市街地に侵入する。

声優・キャラクター
梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、谷山紀章、嶋村侑、小林ゆう、三上枝織、下野紘、逢坂良太、細谷佳正、橋詰知久、藤田咲、藤原啓治、神谷浩史、小野大輔、朴璐美
ネタバレ

にゃんぴ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

作画兵団達 お疲れ様~

原作未読、視聴中 
今期すげー注目されてる作品です、
人物の絵柄の線はちょっと太いなー、見慣れば大丈夫です。
第5話観終わった時はエェエェエェエェエェエェエェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェエェエェエ
何だ、こんな予想外の展開...って思った
あとちょっと、専門用語が出てるね、補充します
奇行種
{netabare}通常の巨人には見られない、特異な行動を取る巨人の総称。劇中では目の前の障害物にかかわらず直進し続ける巨人や、視界内に人間がいても無視し、より遠くの場所にいる多くの人間を優先して襲おうとする巨人などが登場している。{/netabare}
この説明を見ると、
巨人の設定はずるすぎるだろ......
物語はものすごく素敵だと思いますー
このナレーションが印象的です!
{netabare}「その日、人類は思い出した、奴らに支配されていた恐怖を、鳥籠の中に囚われていた屈辱を......」{/netabare}

話が進んでいく、ワクワクしてたまらない...
{netabare}巨人と巨人{/netabare} 戦ってるシーンは十分迫力があるんだなー
{netabare}作画兵団、がんばれー!{/netabare}


作画兵団はがんばった!!
18話{netabare}女型巨人は調査兵団たちの虐殺のシーンはすごく迫力があるんだ!{/netabare}
作画兵団は称賛すべき!


作画兵団達 お疲れ様~
最終話、最後のシーンはビックリした......

投稿 : 2025/03/22
♥ : 174

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

衝撃の巨人

原作を読んでから再度視聴してみました。

人類の天敵、「巨人」が現れてから100年。
生き残った人類は、巨大な「壁」の中で泡沫の平和を実現させる。
しかし、突如とてつもなく巨大な巨人が現れ、壁を破壊し、平和はもろくも崩れ去る。
大パニックになる壁の中に、主人公エレンの姿があった。


話題をかっさらい、アニメを見ない一般層へも露出した作品。

原作再現度が高いです。
オリジナルシーンもありますが、大筋の流れはセリフを含め原作のままでした。

圧倒的迫力、スピード感、演技、演出、作画力、効果的な音楽の使い方。
アニメーション・エンターテインメントとしての質は文句なしです。
立体機動というスパイダーマンさながらの動きがあるのですが、作画が特にやばいです。
かっこいいっすなー。
空中を縦横無尽に駆け回る姿は、カメラワークと相まって、度肝を抜かれました。

また、何が起こってもおかしくない理不尽な展開が多い本作。
人を興奮させることに関しては一級品だと思います。
「選択の結果はだれにもわからない」というのが、コンセプトになっているだけのことはあります。


初期こそパニックモノのような悲壮感が物語全体を支配しています。
しかし、中盤あたりからは少年漫画的な熱さも増えてきます。
少し雰囲気が変わりますが、安易に主人公最強! という道に走っていないのがいいですね。
キャラクターの特性を生かし、役割分担がしっかりされています。

通常のバトルアニメの枠組みにとらわれず、群衆や社会と言った概念を取り入れているのも特徴的。
個対個ではなく、群対群の構図が多いです。

ただ、そのせいか登場人物がかなり多め。
さらに、ほとんどのキャラにフルネームが設定されているため、誰が誰かわからなくなりがちです。
初見では「このキャラが重要」「このキャラはモブ」という見分けが付きません。
死亡退場が多く、一部主要キャラクターを除き、感情移入している暇がないのも残念なところ。
一部のキャラはほんっと魅力的なんですけどね。


物語の根幹部分はよく考えられています。
原作を読んで感心したのですが、日常の何気ない1シーンにも大事な伏線が隠れているんですよね。
アニメでもカットされることなく、しっかりと盛り込んであります。
OPやEDも今後の展開を含め、ネタバレが満載です。

それに比べると、枝葉末節は粗めです。
どこかで見たような表現、展開も目立ちます。
といっても、ストーリー以外の見どころが多い作品です。
細かい不満は巨人に踏みつぶされます。


私としては、謎が明らかになる瞬間が快感なんですよね。
それがしっくりくるかどうかはともかく、「ほーなるほどー、そうだったのかー。次は次は?」となります。
きっと世界観に惹かれているんでしょうね。

ただし、アニメは中途半端なところで終わっているので、伏線は一部しか回収されません。
もやもやすることも多いと思います。
まあ、2期は確実だと思いますので、原作のストックが貯まるまでおとなしく待ちましょう。。
作者も、変な引き延ばしをせず、謎をきっちり明らかにするとの旨を明言していますので、ある程度安心できます。


私は結局3周ほどしましたが、見るのがほとんど苦になりませんでした。
一部のお涙頂戴シーンはうさんくさくて流しましたが、その他のシーンはギャグを含め、出来がすばらしい。


本作は、

・高い再現率
・謎に包まれたストーリー
・映画真っ青のアニメーション
・視聴者を飲み込む雰囲気作り
・強いインパクト

と、魅力がいっぱい。
支持率が高いのは納得ですし、アニメ化は大成功だったと思います。

2期も1期以上のクオリティで作られることを期待しています。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 134
ネタバレ

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

作画陣の頑張りが素晴らしかったです

2話までの感想

まだ見始めたばかりですが、こいつはヤバいですね・・・
何と言うか、衝撃でした。
それに「ここからさらにおもしろくなっていく」そんな予感をすごく感じさせてくれました。

さらにはこの超作画!
こいつは期待せざるを得ない作品です!

3話感想
{netabare}
主人公の使っている道具だけおかしい・・・
ベタな展開だったけど仕方ないよね(;゚∀゚)
これによってエレンは他の人たちよりもすごい才能があるってこともわかったわけだし結果オーライってことでw

ちょっとギャグを織り交ぜてくるようになったところも好印象でした(・∀・)
あのジャガイモ食ってた子おもしろいねw
これからの活躍にも期待です!{/netabare}

4話感想
{netabare}
エレンの演説を聞いてみんなの団結力が高まったかと思いきや、まさかの超巨人の登場で最悪な終わり方に・・・
いや、続きがスゲー気になるっていう点では最高の終わり方なんだけどねw

にしても巨人さんもうちっと空気読もうよ(;゚∀゚){/netabare}

5話感想
{netabare}
・・・は?
まさかエレンが死んだのか?
こんな展開になるとはまったく予想ができなかったです。
一番最初の戦いぐらいはみんな生き残ることができることができるもんだと思っていたんですが、この展開はあまりに残酷すぎる(T_T)
いったいどれだけの人が死んだよ?
しかも思った以上に巨人は俊敏だったし・・・

ただ言っちゃ悪いがマジでおもしろい。
この残酷すぎる展開も含めてホントにおもしろいアニメだと思う。{/netabare}

6話感想
{netabare}
ミカサ強すぎるでしょ( ゚Д゚)
仲間が何人もやられていく中、一人だけ何人もの巨人を狩っていましたね。
主席卒業は伊達ではないということか・・・

後半は過去編ですね。
エレンとミカサの出会いの話でした。
なんでミカサはエレンの家に住んでんだろうとは思っていましたが、かなり悲惨な過去を持っていました・・・
親を殺され、自分も危ういところをエレンが助けに来てくれました。
ミカサがエレンに特別な感情を持った理由はこういうことだったんですね。

しかしエレンは子供のころから凄まじかったんですね(;゚∀゚){/netabare}

7話
{netabare}
衝撃的展開が続きます。
人間の味方をしてくれる巨人なんているのか?( ゚Д゚)
しかも弱点を知ってるだの、近接格闘術を心得ているだの・・・
これはまさか・・・?{/netabare}

最終話までの感想

ほんとに最後まで楽しくに見させてもらった作品でした!
色んな人が言っていますが、ほんとに作画が神がかっていましたね。。
巨人とのバトルシーンなんか特にですよね。
エレンたちが動く動く・・・
臨場感あふれる作品ってのはこういうものを言うんですかね?←国語苦手(゚◇゚;)
作画陣の皆さんおつかれさまです。

このアニメのすごいところは作画だけでなく普段アニメを見ないような人にまで浸食していったってとこもありますよね。
普段アニメの話なんかしないような人たちとアニメの話をすることもできたりして楽しかったですw
進撃の巨人のおかげです、ありがとう!(*゚ー゚)

アニメの内容についての感想
{netabare}
色々言いたいことはありますが、一番はやっぱりアニー対リヴァイ班のとこですかね。

まずアニーが巨人ってとこ絶望しましたねー・・・
訓練兵の中に敵が・・・裏切り者がいるっていうのがね・・・
こういうシーンはいつ見ても心が痛みますよね。
話を面白くしてるのはこういうところだってのはよくわかってはいるんですけども・・・

次々にやられていくリヴァイ班・・・
エレン対アニー・・・
そしてリヴァイ&ミカサの最強タッグ対アニー・・・
何回見ても思うんですけど、これ巨人化したエレンとリヴァイが一緒に戦ったら普通にアニーを倒せてたと思うんですよね。
そしたらリヴァイ班のみんなも犠牲にならずに・・・
まぁそんなこと言っても仕方ないんですけどね。
リヴァイもどんな選択肢を選んで、それがどんな結果を生むのかは誰にもわからないみたいなことも言っていましたしね。

しかし、多大な犠牲をはらったのにもかかわらず大した戦果をあげられなかったってのはやっぱりいたたまれないです。(ノω;`)

この先エレンたちはどうなっていくのだろうか・・・?
期待して待っております!!{/netabare}

今は原作のストックが足りないために若干中途半端なとこで終わってしまいましたが、ぜひ2期をやってほしい作品ですね!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 126

88.5 3 バトルアニメランキング3位
Darker than BLACK-ダーカーザンブラック 黒の契約者(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (3661)
19792人が棚に入れました
10年前突如東京を襲った異変、通称「地獄門(ヘルズ・ゲート)」といわれる未知の領域が出現したその時からこの世界は本当の“空”を失い、夜空を覆う満天の星空は偽りの星達のものとなった。また時を同じくして「契約者」と呼ばれる特別な能力を身につけた者達が現れはじめる。人間らしい感情や「契約対価」という代償と引き換えに人外の能力を得た存在である彼らを利用して、このゲートに関する情報を得ようと各国の諜報機関が東京にエージェントを送り込む。

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

契約者か、面倒だ

能力バトル+オサレ系です
めがっさ楽しい分、余韻が長引き、しばらく他のアニメが見れなくなる
かも知れません、オサレアニメ症候群とでも言いましょうか
私の友人も何人かかかってました・・・
冗談は置いといて


制作はボンズ、監督は岡村天斎氏
あぁ、良い・・・
本当なら良いのただ一言で済ませたりはせず、如何に良いか、どのように良いかをボキャブラリーの限りを尽くして表現せねばならないところ
良い物を見てただ良いとしか言えないようじゃ、美味しい物を食べてただ美味しいとしか言えない三流四流のグルメレポーターと同じ
でも他に言葉が出ない、良い・・・

銀ちゃんの指笑顔に釣られ、舐めてかかってしまったら最後
痛い目を見ます
その世界観、かなり難解です
毎回新事実が発覚していくくらいの目まぐるしさで
人物の台詞をリピートしまくって、それでも理解に足りないくらいです、体験談
あらぬところで重要ワードが飛び交いますので、相当神経を使って見てましたね

オムニバス形式で、契約者同士の戦闘がふんだんに盛り込まれてます
この能力を駆使した迫力ある戦闘シーンは、今作の醍醐味と言えましょう
まず、対価を支払って能力を使うという契約能力システム
そして、オーソドックスなものから一風変わったものまで多種に渡るその契約能力
内に眠る厨二心をくすぐられます

志保子とかアンバーとかベルタとかハヴォックとか
チート級の契約者が惜しげなく出て来ます
他方、対価が重いのはネックですよね、ルイとか、まさしく骨折り損
個人的ベストバウンドはやっぱりヘイVSウェイの対決でしょうか
何回も戦ってますが、どのシーンもかっこいい
最終章にて、EPRの契約者バーゲンセールは、その登場時間の少なさに嘆きつつも、様々な契約能力が見えて満足でした
地面に穴開ける奴や、空間を圧縮する奴は強かったですね

声優さんは、黒に木内秀信、銀に福圓美里他、かなり豪華です
木内秀信さんの声は、それまであまり接点がなかったのですが、この一役で惚れました
全体的にキャスチングは良好ですね、ホァンとかピッタリ過ぎス
アンバー役の川上とも子さんとか、改めて演技力の高さを実感させられます

      \  さいごのガラスをぶち破れ~   /
        \ 見慣れた景色を蹴散らして~  /
   ( \/ /_∧   <./|   /|       /\___
   ヽ/ /Д`/⌒ヽ  / .| / /     /    //
    / /\/ ,ヘ  i   ̄ > \_/   /____//
    し' \_/    i  />      ̄ ̄ ̄ ̄
       i⌒ヽ  ./   ̄>__         .|| |::
   /⌒ヽ i  i  \(    .|/  / /\    .|| |::
   i    | /ヽ   ヽ  ∠__/   ̄       .|| |::

OPEDどちらも前期の方が好きです
「HOWLING/abingdon boys school」「ツキアカリ/Rie fu」
OPはこれから始まるというワクテカ感を増幅
EDはこれで終わりという寂寥の感を増幅
DTBの世界を増して楽しめる仕様になっております

・・・C.C.がいるんだk(ry
ヘイさんには惚れるだろ・・・合理的に考えて・・
主人公がカッコイイアニメは強味です
ジト目って、好きなんですよねー私
黒ら契約者といい銀ちゃんらドールといいといい、ジト目キャラ沢山出てきて嬉しい限り
未咲?丁重にお断りしますwww


見た後は確実に目を細めて契約者のマネをやっちゃいます、体験談
ランセルノプト放射光・・・契約者か・・・

投稿 : 2025/03/22
♥ : 35

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

死神の仮面の下は…。願いを抱いて星は堕ちる。

本作は「メダロット」などの岡村天斎監督の作品だが、作風は全く異なる。


2クールで短いエピソードと本筋を追う構成は「攻殼機動隊」と同じで、その味わいも近い。大人の渋さと切なさが作品の底をしっかり支えており、その上にキャラの魅力という甘味が花を添えている。


本作は異能の持ち主が多数登場するが、ジョジョの二番煎じどころが三番煎じにもなってない粗製乱造気味な異能バトル作品とは一線を画する。


組織の命により暗殺やスパイに手を染める契約者たち。彼等と彼等に関わった人々の運命は安易な結末など許されない。その人々のドラマとして非常に胸をうつ物がある。


一見すると本作は地味である。キャラデザ的にも、舞台も下町の安アパートだったり、絶滅危惧種なタバコ屋だったりする。


しかし、2クールという長い時間の中で彼等の悲しみと矛盾を抱えながらも生きていく姿を追っていくうちに、軽薄な派手さや予定調和の世界で生きているキャラクターとは違う、生きた人間のように彼等を感じられるようになる。


特に、嫌な指令を伝える奴だと思っていた黄のエピソードは本作の白眉と言いたい。「対価」という設定が一番活きた回だろう。


ただ、辛いだけじゃなく、渋い声で喋る猫のマオや、感情を持たないキャラの王道をゆく銀、黒と水樹さん演じる刑事の交流など心暖まる要素が甘さを添えてくれているから対比の効果をあげている。


そして、本作のラスボス的な存在アンバーが川上ともこさんのほぼ最期の大きな役というのが大きい(CCに似すぎてる気がするが)。


彼女が戦い続けた意味と、黒の仮面の下にあったものが明らかになる最終回は、物語を完全に閉めないで道が続くことを暗示して終わるトゥルーエンドなラストとして心に残り続ける。



最期に、2期なんてなかった!いいね?(天斎監督が心配になった…)。 

投稿 : 2025/03/22
♥ : 23

しょうすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

全部、観てみたら…!

ゲートの出現により契約者と呼ばれる超能力者達が生まれ CIAやMI6等様々な機関の手先となって暗殺や情報収集や略奪等任務をしていくバトル系のストーリーなんだが…
設定は悪くないんだけど、2話のブツ切りな小編構成のせいか展開が暗いせいか どうもイマイチ乗りきれなかったが15話くらいにしてやっと飲み込めてきて面白くなっていって20話くらいにしてストーリーが動き出し22話くらいからオイラ的には入り込めてハマれたかなw
って!もうそれ1期のラスト辺りじゃ!?w
15話くらいまでは謎が多すぎてストーリーが淡々と流れていくので設定を掴みきれなかったらプロローグだと思ってじっくりと修業と思い頑張って下さい…w
まぁ1期26話 OVA4話 2期12話もあるんだしノンビリ楽しむのがいいかなw

2期はキャラも絵も歌もガラっと変わってバトルシーンなんかも格好良くなったし 展開もポンポン進む様になるので すぐ楽しめるかと思います^^2期は1話見だしたら止まらなくなって一気に見てしまいました♪

※ちなみに1期→OVA→2期と観るのが良いかと思います^^
じゃないとまた2期で迷子になるやも(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

てか!対価を払って超能力を使える様になる筈なんだが最後の方は意味が無いと気づいてか殆ど払うシーンをカットされてるんだけどwww

2期のラストの方はチョットは感動シーンもあったし なかなか良かったと思います(o^-')b グッ!
エピローグ的にはこれで完結なのかな^^
まぁあれでラストのが良いとは思うけどw
3期がまた出るなら面白いと思いますので期待して待ってよっと♪

投稿 : 2025/03/22
♥ : 16

93.4 4 バトルアニメランキング4位
進撃の巨人 Season2(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1309)
7363人が棚に入れました
超大型巨人の出現により人類の平和と幻想が破られたあの日から、エレン・イェーガーの果てしない戦いの日々は続く……。抵抗する術もなく巨人の餌となった母の最期を目の当たりにして、この世から巨人を一匹残らず駆逐することを誓ったエレン。しかし、過酷な戦いの中で彼自身が巨人の姿に変貌してしまう——。人類の自由を勝ち取るために巨人の力を振るうエレンは、ウォール・シーナのストヘス区において「女型の巨人」と激突。巨人同士の激しい戦闘は、辛くもエレンの勝利となった。それでもエレンに、そして人類に、休息の時は訪れない。次なる戦いは既に始まりを告げている。ウォール・ローゼに迫り来る巨人の大群に、人類はどう立ち向かう!?

声優・キャラクター
梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、谷山紀章、嶋村侑、小林ゆう、三上枝織、下野紘、細谷佳正、橋詰知久、藤田咲、神谷浩史、小野大輔、朴璐美、藤原啓治
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

史上最強?の第104期訓練兵団卒業生

原作既読


2013年1期全25話+OAD5話、2017年2期全12話。
私のような後追い組ならいざ知らず、リアタイ組には長い待ち時間だったでしょう。ちょいとクールダウンしちゃったか、はたまた期待値が上ブレしちゃったか、伝え聞くところで、「物事には適切なタイミングってあるよね」不遇な2期という噂です。

第2期1話が作中で“第26話”と扱われていることもありますが、前提は1期視聴済であること。第3期1話も“第38話”とルールは踏襲されていて、完結までは話数が上乗せされていくのでしょう。
おそらく70話以上を要するんじゃないでしょうか。
私たちは未だ巨人と人類を巡る一大叙事詩の途上にあるのです。

そんな途中経過の2期。
アニがアレしてこの後どうなるんだろう?からの続きになります。2期では1期での謎の一部が解明され、そして新たに謎が提示され、が並行するミステリの様相を呈してきます。

思えば1期は“圧倒的な力を持つ巨人”対“立ち向かう人類”というシンプルな二項対立。一枚岩ではない人類の描写が秀逸でもありました。圧倒的な力に蹂躙されるそんな“絶望的な世界で抗い続けることができる強い意志”を持った主人公エレンや調査兵団に共感や畏敬の念を抱きながらも心躍らせた傑作アニメです。

捕食した人間で胃が満たされたら吐き出すという生態は「食物連鎖とも関係ない。巨人の栄養にすらならない」ただ被殺戮対象としての人類という存在を浮かび上がらせ、戦慄を覚えたものです。

翻って2期はその巨人の謎が徐々に解明{netabare}(巨人が実は人間?){/netabare}され、見えない恐怖が可視化されていきます。巨人の恐怖というものが物語の面白みを担保する屋台骨であった以上、そこにメスを入れたことでのデメリットもありました。

これは作品の魅力の軸がシフトしたことを意味します。擁護すると、スプラッタホラー味の対巨人バトルで押し通せば、巨人の絶滅orボスの討伐といった少年ジャ○プ的インフレ展開しか残されておらず、結局「1期で終わっときゃよかったのに」となったでしょう。そこはマガ○ンだったのでそんな選択は取らなかったのかもしれません(嘘)。
魅力の軸がシフトとはあくまで好意的な解釈で、当然ながらこれを作品のブレと捉える向きもゼロではなかったでしょうね。

ただしブレはブレでも2期で私が感じた“ブレ”とは、これとは違うもっと絶望的なもの


“心臓を捧げる先である人類への迷い”


絶対真理と思っていた憎しみの対象“巨人”という前提が揺らぎます。
さっそく第1話(26話)で私の大好きなウォール教の司祭(注:1期レビューでボロクソ書きました)がまたやらかしました。{netabare}壁の中にいる巨人の存在をこれまで隠してきたのです。{/netabare}人類への裏切りです。
人類の進撃の糧に!と心臓を捧げた兵士たち。折り合いつけるかつかないのか、九死一生に煩悶して任に着いた調査兵団の一員たるエレンですら話数を重ねる毎に「俺たちは何と闘ってるんだ?」という状況がやってくる。そんな2期でした。

そして、1期と比較し市井の人の出番がめっきり減ります。兵士たち(特に調査兵団)の話がほとんどとなり、より狭い空間での兵士たちの選択や葛藤を追っているというのも2期の特徴です。
中核はエレン・ミカサ・アルミンその他第104期訓練兵団卒業生たち。良きにつけ悪しきにつけ、彼ら彼女らが『進撃の巨人』という物語の中心であることがほぼ確定となりました。
{netabare}余談ですが、エレンの同期達って何個師団分くらいの軍事力あるのだろう?少なくとも兵団のなかでは歴代最強のメンバーには違いありません。{/netabare}
1話分の引きがとても良いので次が気になりあっという間の全12話でした。今から視聴組は1期の勢いそのままに2期に突入できますね。ラッキー!


OPは1期に続いてLinked Horizonが担当。曲は「心臓を捧げよ!」

“捧げよ 捧げよ 心臓を捧げよ”

まるでそう言い聞かせないと正気を保てないような展開が兵士たちを待ち受けてました。
明確な敵設定できるうちはまだマシだったかもしれません。
そして謎がこれから徐々に明かされていく手前の物語序盤。


{netabare}「人は戦うことをやめた時初めて敗北する」{/netabare}


手練れのミケ分隊長が発したセリフが意味するところを兵士たちも視聴者である私たちも、それが如何に困難な道程かを思い知ることになるのでしょう。

「諦めたらそこで・・・以下略」
言うは易し 行うは難し です。普段できてる気がまるでしません。


■オマケ
巨人の捕食シーンはヴァリエーションが増えてた気がする。

{netabare}ミケ分隊長:獣の巨人に装置取られた実力者。いやぁ、ちょっときつい。{/netabare}

{netabare}ナナバ:古城で奮闘した先輩の女性兵士。いやぁ、これまたちょっときつい。{/netabare}




視聴時期:2018年11月

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2019.11.08追記
《配点を修正》 +0.1

3期が終わりFinal seasonを残すのみ。
視聴当時は1期と比較しややパワーダウンの印象を受けたが、2期で開示された情報は物語上不可欠なものでありのちに回収されます。
物語構成の良さを評価し加点しときます。



2018.12.18 初稿
2019.11.08 追記/配点修正
2022.02.27 修正

投稿 : 2025/03/22
♥ : 67
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

Ⅱ期も毎回予想を裏切る(上回る)展開!次期までまた我慢だ。

最後まで観ました。
相変わらず毎回の区切りが上手かった。
後半は巨人の謎がわかり{netabare} はじめてきた!訳ではなく、また謎を加えてきました。
ベルトルトとライナーがあの巨人。そして戦士?
ユミルとクリスタとの出会い。60年土の中で眠っていた?
クリスタの本名はヒストリア?
そして、エレンの指示に従って巨人を襲う巨人
「座標がずれた」という意味{/netabare}
続きが観たいけれど、今回もがんばって我慢しますよー 2017/6/20


今期もⅠ期のような予想を裏切る(上回る)展開で毎回あっけにとられます
感想書いたらすぐネタバレになるほど内容が濃いです。
そして展開も早いです。

でも一番すごいと思うのはエンディングです。巨人が「なぜ生まれたか」のような映像ですが、「映像」と「音楽」両方合わせたところに絶望と悲壮感の中に希望を感じるところは凄いと感じます。
(申し訳ないですが「お気に入り曲」ではありませんけどね)2017.5.26

Ⅲ期は2018年8月放送。我慢しました。
次期2019年4月。我慢しますよ。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 62

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「人付き合い」で観るアニメ…?

「肝臓を捧げよ!」← いや、そういう人付き合いじゃないです(笑)。
…まあ、そういう席で話題になることもあるかな?

これのジャンルは何なんですかね?
一応SFなんだろうか、どうなんだろうか?

今さら「どんな話か知らないから知りたい」とかいう人はいないと思うので、特に内容に関して書きません。

有名なマンガ『進撃の巨人』のアニメ化(2期目)です。ちなみに私の視聴理由が、自発的に興味を持ったからではないというのがこのレビューのタイトルの意図するところであります。

私はある趣味(?)で子供や高校生なんかにも接する機会がありまして、そこでときどき会う兄弟(上の子が高校生で下の子は中学生、1期目放送の頃はたぶん上の子は中学生)が立体機動ごっこなどをしつつ『進撃の巨人』について私にいろいろと話しかけてくるわけです。

私はリアル知人の間では「そこそこマンガやアニメに詳しい」ということになっているので、その兄弟に限らず「『進撃の巨人』なら私も読んでる/観てる」みたいな人がいろいろ話しかけてきまして、そこで「そんなん知らん」とかいうと会話がスムーズに続かなくなるので世間に阿ることとなった次第…。

本作を「もの凄く面白い」とか「感動した」とか思っている方には申し訳ない話ですが、「まあ、リアルに中高生だったらかなり面白く思うんだろうな」とか「そんなに好みの話じゃないけど、客観的に観ればアニメの出来はまあまあ良いかな」とかグダグダ思いつつ、何となく観ていました。

そういえば、同じような動機で『テラフォーマーズ(TERRA FORMARS)』も観てましたね。あっちよりは本作の方がお勧めはできます。

…で、3期目やるんですね。まあ確かに、ここで終わられてもなんだかなあという2期目の最終回でした。というか、3期目制作ありきの2期目だったんでしょうね、きっと…。

おまけ: そういえば週刊少年チャンピオン掲載の『毎度!浦安鉄筋家族』でたびたびネタにされていた気がします。刃牙(バキ)とかと違って他誌なんだけど、大丈夫なんだろうか…?

投稿 : 2025/03/22
♥ : 42

77.7 5 バトルアニメランキング5位
魔法少女リリカルなのは(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1242)
6558人が棚に入れました
自称・平凡な小学3年生の高町なのは。ある日、異世界ミッドチルダからやってきた言葉を話すフェレット、ユーノ・スクライアが負傷し倒れているところを見つけ、保護する。
彼がこの世界に来た理由。それは彼が発掘したロストロギア(異世界に存在した高度な魔法技術の遺産)「ジュエルシード」が散らばってしまったためであった。成り行きから事情を知ったなのはは、ユーノと共にジュエルシードを集め、封印する事を決意する。

声優・キャラクター
田村ゆかり、水樹奈々、水橋かおり、釘宮理恵、清水愛、緑川光、白石涼子、一条和矢、天野エリカ、桑谷夏子、五十嵐麗、高橋美佳子、久川綾、松岡由貴、松来未祐、氷青、谷井あすか
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「男前ヒロイン」を創出した奇跡のシリーズ

※TVシリーズ(第1-3期)、劇場版(第1-2作)全部含めたレビューです。

シナリオや設定自体は、本シリーズよりしばらく後に制作された『魔法少女まどか☆マギカ』や『結城友奈は勇者である』に比べると随分甘く、いい加減な印象です。
それでも、本シリーズがこれだけ長期間に渡って人気を保ち、今なお新作が制作され続けているのは、ひとえにメイン・ヒロインである「高町なのは」、そしてサブ・ヒロインである「フェイト・テスタロッサ」、第3のヒロインである「八神はやて」という魔法少女(三人娘)の絶大なキャラ人気・キャラの魅力の賜物でしょう
→つまり本シリーズの本質は「偉大なキャラ・アニメ」ということ。


◆Make a Little Wish. (ささやかな想いを形に)~から始まる物語

第1期第1話冒頭のナレーション
{netabare}「この広い空の下には、幾千幾万の人たちがいて、色んな人が願いや想いを抱いて暮らしていて、その想いは時に触れ合って、ぶつかり合って、だけど、その中の幾つかは、きっと繋がっていける、伝え合っていける。これから始まるのは、そんな、出会いと触れ合いのお話し。魔法少女リリカルなのは、始まります。」{/netabare}

→つまり、本作は魔法少女(魔導士)どうしの激しいバトルを表看板に掲げつつ、実際には彼女たちの心の接近をきめ細かに描き出している点に実は感動ポイントがある、ということ。
→本シリーズを見ているうちに、「え?こんな作品で自分が感動しちゃうの?うそーーーー!!」となってしまう可能性が高い、そういう意味で「奇跡のシリーズ」と表現しました。
→とりあえず、『魔法少女まどか☆マギカ』を見て感動した人は、同作の制作モチーフのひとつとなった本シリーズ第1作(監督が同じ新房昭之氏)に、手を出してみてはどうでしょう?


◆制作情報 (第1期~劇場版第2作まで)

原作・脚本      都築真紀
監督         新房昭之(1期)、草川啓造(2-3期、劇場版1-2作)
キャラクターデザイン 奥田泰弘
音楽         佐野広明
アニメーション制作  セブン・アークス


◆作品別評価

(1) 第1期(無印)    ★ 4.1  ※監督(新房昭之) 2004年10-12月(全13話)
(2) 第2期(A's)     ☆ 3.8  ※監督(草川啓造) 2005年10-12月(全13話)
(3) 第3期(StrikerS)  ★ 4.0  ※ ” ( ” )     2007年4-9月 (全26話)
(4) 劇場版1st      ★ 4.3  ※ ” ( ” )     2010年1月
(5) 劇場版2nd A's   ★★ 4.5  ※ ” ( ” )     2012年7月
(6) 第4期(ViVid)    ★ 4.0  ※ 監督(伊藤祐毅) 2015年4-6月   (全12話)
(7) 外伝(ViVid Strike) ☆ 3.9  ※ ” (西村純二) 2016年10-12月 (全12話)
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総合           ★ 4.1               (全76話)+(劇場版2本)

※なお、第2期(A's)と第3期(StrikerS)の間を埋める新作(劇場版第3作『魔法少女なのはReflection』)の制作が現在進行中です。
※上の評価のとおり、TVシリーズ第2期『魔法少女リリカルなのはA's』は最近の作画・シナリオとも洗練された作品ばかり見慣れている方には少々厳しい出来具合ですが、2012年にその内容を再構成し完全新規映像で制作された『魔法少女リリカルなのは The Movie 2nd A's』があるので、そちらの方で内容を補完可能です。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

///////////////////////////

※新暦0065年、なのは9歳(小学3年生)、フェイトも同程度の身体年齢。

============== 魔法少女リリカルなのは (2004年10-12月) ============
{netabare}
第1話 それは不思議な出会いなの? ★ ユーノとの出遭い、なのは魔法少女になる
第2話 魔法の呪文はリリカルなの? ☆ ジュエルシード(GS)封印(シリアル21,16)、なのはの才能
第3話 街は危険がいっぱいなの? ★★ GS封印(6つ目)、初めての後悔と決心 ※ここで意外にも繊細な《感情描写系》と気付く
第4話 ライバル!?もうひとりの魔法少女なの! ★ 月村家お茶会、フェイトとの遭遇戦
第5話 ここは湯のまち、海鳴温泉なの ★ フェイトとの2度目の戦闘 ※作画が微妙× 
第6話 わかりあえない気持ちなの? ★ アリサとの喧嘩、3度目の戦闘、戦う理由
第7話 三人目の魔法使いなの!? ☆ 大魔道師プレシア、4度目の戦闘、次空管理局執務官クロノの干渉 ※折檻は微妙×
第8話 それは大いなる危機なの? ☆ 次空航行船アースラ、ロストロギア、母への打ち明け
第9話 決戦は海の上でなの ★ 自滅寸前のフェイト、なのはの気持ち、プレシアの干渉
第10話 それぞれの胸の誓いなの ★ プレシアの事情、アルフ逃亡、最初で最後の本気の勝負
第11話 思い出は時の彼方なの ☆ 続き、プレシアの目的(アリシア蘇生計画とフェイト) ※シナリオがひと昔前×
第12話 宿命が閉じるときなの ☆ アルハザードの道、「時の庭園」崩壊 ※挿入歌「Take a shot」
第13話 なまえをよんで ★★ 後日譚{/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)6、☆(並回)5、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「innocent starter」
ED 「Little Wish 〜lyrical step〜」

///////////////////////////

※「プレシア・テスタロッサ事件」(前作『魔法少女リリカルなのは』の事件)からおよそ半年後(新暦0065年)。
※なのは・はやて9~10歳、フェイトも同程度の身体年齢。

============= 魔法少女リリカルなのはA's (2005年10-12月) ===========
{netabare}
第1話 はじまりは突然になの ★ ヴォルケンリッター来襲
第2話 戦いの嵐、ふたたびなの ★ 続き、「闇の書」
第3話 再会、そしてお引っ越しなの! ☆ ヴェルカ式魔法、グレアム提督、時空管理局の新体制
第4話 新たなる力、起動なの! ★ フェイト転入、ヴォルケンズ奔走、戦闘開始
第5話 それは小さな願いなの(前編) ★ 続き、仮面の男の干渉、ヴォルケンズ撤退
第6話 それは小さな願いなの(後編) ★ 「闇の書」の主(あるじ)
第7話 壊れた過去と現在なの ★ ※バトル回として面白いが、脚本はイマイチ
第8話 悲しい決意、勇気の選択なの ☆ 「夜天の魔道書」の来歴、はやての病進行
第9話 クリスマス・イブ ★ 病室での遭遇、白い悪魔、魔道書の完成
第10話 運命 ★ 10年前の事故、仮面の男の正体、魔道書とのバトル
第11話 聖夜の贈り物 ★★ 続き、リインフォース ※挿入歌「Snow Rain」
第12話 夜の終わり、旅の終わり ★ 暴走プログラム破壊 ※挿入歌「BRAVE PHOENIX 」
第13話 スタンバイ・レディ ★ リインフォース消滅、6年後(中学3年){/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)10、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.8 

OP 「ETERNAL BLAZE」
ED 「Spiritual Garden」

///////////////////////////

※「闇の書事件」(前作『魔法少女リリカルなのはA's』の事件)から10年後の新暦0075年。
※高町なのは、フェイト・T・ハラオウン、八神はやての3人は19歳になっており、それぞれ次空管理局で重要任務を遂行する日々を送っている。

=========== 魔法少女リリカルなのはStrikerS! (2007年4-9月) =========
{netabare}
 - - - - - - OP「SECRET AMBITION」、ED「星空のspica」 - - - - - -

第1話 空への翼 ★ スバル&ティアナのBランク魔導師昇格テスト、4年越しの再会
第2話 機動六課 ★ 4年前の事故、はやて指揮の機動部隊結成、エリオ&キャロ到着
第3話 集結 ☆ 新人達の猛特訓、レリック(聖遺物)事件 
第4話 ファースト・アラート ☆ 猛特訓(続き)、新デバイスと魔力リミッター、レリック反応、初出動
第5話 星と雷 ★ 初実戦投入、レリック回収 ※変身シーン特集回
第6話 進展 ☆ 次元犯罪者スカリエッティ
第7話 ホテル・アグスタ ★ オークション会場防衛戦、騎士ゼスト&ルーテシア登場、考古学者ユーノ
第8話 願い、ふたりで ★ ティアナの個人事情、模擬戦、「少し頭冷やそうか」 ※挿入歌「空色の約束」
第9話 たいせつなこと ★ なのはの過去記録と教導方針、エースとストライカー
第10話 機動六課のある休日(前編) ☆ ギンガ捜査官(スバルの姉)の遭遇事件、謎の少女&レリック発見
第11話 機動六課のある休日(後編) ★ クロノ提督登場、人造魔導師計画、はやて出撃
第12話 ナンバーズ ★★ ※ようやく本格バトル回(Sランク/ニアSランク魔導師同士の激突)
第13話 命の理由 ★ ヴィヴィオとの出遭い、機動六課設立の理由、不穏な預言
第14話 Mothers&Children ☆ ミッドチルダの歴史、ヴィヴィオの母親代わり、戦闘機人事件

 - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「Beautiful Amulet」 - - - - - - - -

第15話 Sisters&Daughters ☆ ギンガ六課参入、レジアス中将・スカリエッティそれぞれの策動
第16話 その日、機動六課(前編) ★ 中央管理局本部襲撃、対戦闘機人戦開始
第17話 その日、機動六課(後編) ★★ 続き、管理局本部・機動六課本部壊滅 ※本格バトル回

 - - - - - - - OP「MASSIVE WONDERS」、ED(変わらず) - - - - - - -

第18話 翼、再び ★ 人造魔導師・戦闘機人開発計画
第19話 ゆりかご ★ 古代ベルカ究極の兵器「聖王の揺りかご」復活
第20話 無限の欲望 ★ 全リミッター解除、多重地点で双方攻撃開始
第21話 決戦 ★ 続き
第22話 Pain to Pain ★ 続き
第23話 Stars Strike ★★ 続き
第24話 雷光 ★★ 続き(戦闘機人事件のあらまし解明) ※挿入歌「Pray」
第25話 ファイナル・リミット ★★ 続き
第26話 約束の空へ ★ 続き、後日譚{/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)5、★(良回)15、☆(並回)6、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.0

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========= 魔法少女リリカルなのは The Movie 1st (2010年1月) ========

全1話 ★ 4.3 {netabare}※第1期を一部シナリオ改編し完全新規映像で再構成{/netabare}、約2時間10分

主題歌 「PHANTOM MINDS」
ED 「My wish My love」
挿入歌 「Don't be long」


======== 魔法少女リリカルなのは The Movie 2nd A's (2012年7月) ======

全1話 ★ 4.5 {netabare}※第2期を一部シナリオ改編し完全新規映像で再構成{/netabare}、約2時間30分

主題歌 「BRIGHT STREAM」
ED 「微笑みのプルマージュ」
挿入歌 「Sacred Force」 「Snow Rain 〜Ver.Holy Night〜」

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※第4期『魔法少女リリカルなのはViVid』及び、外伝『ViVid Strike!』は個別にレビューを書いています。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 31

こあら さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

まどマギ見た方、時間があれば是非!!

まどマギの影響から、純粋な王道魔法少女ものを観てみたいと思って、一気見しました。一話とかけっこう共通点あって、逆に違う点の対比とかもおもしろかったです。


まどマギのように鬼気迫る感じこそありませんが、飽きずに楽しんで観れました。変に萌要素などを押してもないので、少し難しい言葉が出てくる点を除けば、日曜の朝にも十分に放送できるような内容です。それでも、流石は深夜アニメの名作の1つ、ストーリーに軸があって大人でも十分に観る価値あり。


まどマギの原点とまで言えるかはわかりませんが、魔法少女というジャンルの代表作であることは間違いありませんね。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 17

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

最強の2トップ!!

「なのは」の何が凄い?!って、まずは、この2トップでしょう!!
田村 ゆかり → 高町 なのは役      ED担当
水樹 奈々  → フェイト・テスタロッサ役 OP担当
声優としての演技力はもちろんのこと、OP・EDも神がかっています!!

そして、シナリオの内容も申し分ない!!
まぁ小学3年生にしては少し、なのはもフェイトもお利口すぎですけどww

にしても、この作品はホント素晴らしい!!!
内容から歌から声優陣からもはや無敵です!!!!
是非、おススメしたい作品の1つとして挙げられます!!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 31

72.2 6 バトルアニメランキング6位
神様ドォルズ(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1184)
6391人が棚に入れました
故郷の村を後にして、東京で平穏な大学生活を送る匡平は、想いを寄せていた日々乃に告白しようとしていた。だがその日、彼女と2人きりになったところで惨殺された遺体を見つけてしまう。さらに帰宅途中、正体不明のモノに襲われた匡平のもとに、故郷から案山子と呼ばれる奇妙な人形を操る、妹の詩緒が訪ねてきて……。

声優・キャラクター
岡本信彦、福圓美里、茅野愛衣、木村良平、村瀬克輝、小林由美子、沢城みゆき、高垣彩陽、山口理恵、花澤香菜

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

2期がつまらなかったら承知しないんだからね(○`ε´○)

■一気見して正解だったかも(*^-゚)
実は2話まで観て放置してたんですよぉーこの作品・・・(*゚ー゚)>
そんでもって、もう内容忘れてたので・・・(。--)ノ最初から一気に10話迄観たところ、だんだん面白くなってくるではないですか(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
 
ストーリーの方はと言いますと、なんとなく「ひぐらし」の雛見沢村や「GOSICK」の名もなき村を思い出すような設定ですね♪
人里はなれた閉鎖的な故郷・空守村で神と崇められている見た目ロボットな「案山子(カカシ)」とそれを操ることが出来る「隻(セキ)」呼ばれる特別な人間がいるのです。
村人以外には知られていないような特別な村に、日向家と枸雅家の二大名家があるのだけれど、両家の間ではなにやら確執があったみたいですね♪
 
そんな自分の村と「隻」という特別な立場をすてて、普通の生活を望むべく上京した主人公の枸雅 匡平(kuga kyouhei)なのでしたが・・・
ある事件をきっかけに幽閉されていていた筈だった、幼馴染みでもある枸雅 阿幾(kuga aki)と何年ぶりかの再開で、空守村の因縁から逃げられないと気付き物語が動き出していくのです♪
 
 
■途中まで観た印象は(*゚・゚)ンッ?
前半は物語のテーマがなかなか見出せなくって、ただ見てるって感じでしたε-(ーдー)ハァ
「案山子」が神様ってなんなの・・・
動くとなんで歌が聞こえてくるの?オルゴールなの・・・
匡平と阿幾ってなんでいがみ合ってるの・・・等々・・・
とにかく疑問ばっかり浮かんでましね(*'ω'*)?
なので、前半は各キャラクターをよーく観察して後半に備えておく感じでした♪
 
結構キャラの表情は豊かに描写されていて、詩緒(utao)ちゃん見てても可愛いなって思うところがあれば、ちょっと怖いかもって思える表情があったりして喜怒哀楽を丁寧に表現している印象を受けました♪
それは、他のキャラも同様なのでそんなところに注目してもらっても良いかもですね(*^o^*)
 
それと、この作品はロボット・・・じゃなくって神様だから、バトルを楽しむ作品ではないですね!
やっぱり、キャラの心理描写で楽しむタイプの作品って気がします♪
 
中盤に差し掛かってくる頃から、じわじわ物語の全貌も見えてくるので、ストーリーの方も楽しめるようになってきますよ!
後半に来て新キャラ登場とか、最終的にどういう形の結末を用意しているのか解りませんけど、最後まで目が離せなくなって来た感じなのです♪
 
 
■総評
やっぱり後半に入ってからストーリー的に盛り上がってきましたね♪
まだ、空守村にはまだ謎が多いような気がしますけど、概ね主要キャラも出尽くした感じで、だいぶキャラ同士の相関関係が理解できて、面白くなって来た感じなのです。
前半がプロローグだとしたら、後半は起承転結で言えば物語の導入部分あたる「承」ってところではないでしょうか?
なので、多少は盛り上がって来たのですけど、これからが本番っていう印象なんですよ!
そんな状態の中で1クール終了って・・・それでは中途半端って言われてもしょうがないですねw
でも、無理矢理に山場をつくって(゚Д゚) ハア??って言われるよりは良かったのではないでしょうか(>o<")
まぁできれば2クールでしっかり完結してくれるのがベストだったような気がしますけどね(T▽T)
完全にお預け状態になちゃいましたよぉ♪
でも、2期で1期以上の盛り上がりを見せてくれたらちゃんと許してあげるんだからね!!
キョウヘイとアキがきっと私に感動を届けてくれるはずなので首をながーくして待ってますよ♪
o┤*´Д`*├o アァ~2期の前にもう一回復習が必要になりそうな気がします♪
 
 
■MUSIC
OP曲『不完全燃焼』
 歌:石川智晶
 本当に物語は不完全燃焼だったんだからねw
 
ED曲『スイッチが入ったら』
 歌:石川智晶
 本当にスイッチが入ったら1期終了だったんだからねw
 
ED曲『夏の庭』
 歌:石川智晶
 7話の空守村で起こった悲しく切ない事件を思い出すナンバーです♪
 あきぃぃぃぃー!!Σ(T▽T;) って思わず叫びたくなっちゃいますね♪
 
※石川智晶の詩・曲・歌は力強くてストレートに心に響くんですよ(*^o^*)
 
2011.09.08・第一の手記
2011.09.29・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 45

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

フカンゼンネンショウナンダロ ソウナンダロ ソウナンダロ

神神神アニメその1です


物語についてなんだろ?そうなんだろ?そうなんだろって?
独特の空気が流れていて、私個人としては非常に楽しめたアニメですね
明るいギャグコメ話の次には割と重たいシリアス話が来たりと、なかなか気が引けないシナリオ展開もそうですが
言い得も知れない独特の面白さを支えていたのは、キャラの人間的魅力が大きいと思います
案山子の席という、能力バトルもの的な、キャラ立てしやすい設定に加え、ニヒルでありながらどこか人間臭さを感じる個性的なキャラが多く、一層物語を引き立てれていました
また、詩緒ちゃんと日々乃さんという二大派閥、9話から遅れて登場したまひるも入れると三大のヒロイン勢も可愛くてですね、私なんかはモチベーションが非常に上がってたわけです
7話ビッチ先生回とか12話マガツヒ暴走回とか、まぁ1話からそうとも言えるんですが、結構見た目にも情緒的にもエグイ描写がまま見られるなど、キャッチーな萌えアニメかと見せかけて、実は正反対の質アニメなんですよね、当時原作未読の私は結構驚いてたんですが

作画についてなんだろ?そうなんだろ?そうなんだろって?
6月某日、秋葉のゲマでやってた上映会イベントに、なんとか抽選通って参加してきました
ゲストに岸誠二監督と脚本の上江洲誠氏を招いてのトークショーでは裏話も多く聞けて、非常に楽しませていただいたわけですが
「AB」「瀬戸の花嫁」の名コンビ、岸監督と上江洲氏に迎え入れ、この二方には珍しい硬派アニメというスタンドながらも、日常シーンもキャラが崩れずに丁寧で、且つアクションシーンはエフェクトもバッチリ決めるなど大胆な映像になっていて、思いのほか素晴らしかったです
また、イベントでも話されていた、EDに入る前の場面展開の上手さ、工夫された引き方が毎話に施されており、そこでもググッと引き寄せられるんですよね
続きが気になる!っていうのが、アニメには矢張り一番大事ですよ、放送時間の被ってる他アニメとの競合もある中で、次週も見たいっていうモチベアップに直結しますからね
まぁ結局最終回もそれをやったから、不完全燃焼なんだろ?と言われる所以となってしまったんですが
果たして二期あるんでしょうかね、やるやる詐欺で原作を持続的に買わせようという魂t(ry
番宣ポスターの話とか、映像特典の話とか、応募フリーなのにロフトプラスワンイベントみたいなノリだったのが良かったですね

声優についてなんだろ?そうなんだろ?そうなんだろって?
程よく新鮮で、かつ安定した声優配役になってますね
福圓さんの詩緒ちゃんは感情豊かで可愛いし、茅野さんの日々乃さんも包容力溢れててやばいし、花澤さんのまひるなんかは、新境地に達してましたよね
小林由美子さんの桐生も、ムスッとした彼のキャラにだいぶ合ってました
そして「瀬戸花」で強烈なインパクトを残した政さんでお馴染み、村瀬克輝さんが勾司朗役で出演しており、しかもこれがまた良キャラなもんだから、その辺も私にフィットしてたんでしょうね
あと案山子の鳴き声的なものを、主題歌を歌ってます石川智晶さんが担当してるんですよね
アニオリ設定ですが、良い味出してましたね、全然アリだと思います
”ただの案山子ですな”

音楽についてなんだろ?そうなんだろ?そうなんだろって?
OP「不完全燃焼/石川智晶」、これは恐ろしい中毒ソングですね
初めて聞いた時からずっと耳について離れないんですよね、今シーズンはこれか、ゆるゆりのOPがずっと脳内でループしてた気がします
石川さんのアニメタイアップ曲は毎回濃いんですけど、これは凄まじいですね、中毒ソングを意図して作ってありますが、ちゃんと成功させてるあたりプロですね
映像もシャープでかっこいく作られてますし、匡平が歌詞とリンクして叫んでるシーンもワクテカさせてくれますよね
今夏一番と言ってもいいアニメ主題歌なんじゃないかと思ってます
”My name is 豆腐”でお馴染みのED「スイッチが入ったら/石川智晶」これもまた良い曲です
サビにかけてゾクゾクしてくる感じのイメージですね
なんだかんだでアニソンが良いと名作臭が増しますよね、特に石川さんが歌うと尚更

キャラについてなんだろ?そうなんだろ?そうなんだろって?
今期は双子アニメが多かったですねぇ、パッと思いつくのは「ピンドラ」「青エク」「アイマス」「BLOODC」とか
容姿だけでなくタイミングまでピッタリのいかにもな双子キャラだと後ろに上げた二つが、容姿や性格が全然違う双子キャラだと前の二つが該当しますか
今作だと、容姿は同じなのに、性格が全然違うし敵同士っていう、また違う分類の双子キャラでしたね
ところで、これの原作のCMで、”神と呼ばれる謎の人形を操る少女、詩緒。ドジで短気な甘えん坊は、恋もする、そして戦う”ってなフレーズがありましたが、”恋もする”というのがアニメではなかったですよね、若干ブラコンのきらいはありましたが
詩緒ちゃんがビッチになる展開だけは、やめてくれぇえーえーえー!!


「神様ドォルズ講座」わー!!!
なんかスタッフで飲んでる時に予告を実写パペットでやろうかと決めてみたいですね
あの本編の後でこのテンションですから、すっごい浮いてるんですけど、そこがイイ
思いがけない企画でしたが、ハズレの多い実写映像の中で、稀に盛り上がってましたね
ククリも喜んでるゥー!!!
ドォルズ講座で番組を続けるのはどうかと思いますが、永く見ていたい、面白い部類のアニメだと思います、見てない人是非見てください
見ないとビーム!ビーム!ビーム!ビーム!ビーム!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 13

bati さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2期ありますよね??

タイトルを見て⇒「あ!本屋で何度か目に留まったやつだ!」
ということで見始めたアニメです.
漫画の表紙だけを見ていたときの勝手なイメージと、
実際の内容が全く違っていたのでビックリしましたw
(勝手なイメージ⇒こてこての恋愛もの)


実際には、案山子という木製の神様を操る才能を持った若者たちの物語.
1話から変な物体(案山子)が飛んだり、マンションの壁ぶち抜いたりと激しい戦闘.

ストーリーの中心であり、「隻」と呼ばれる、案山子を操る若者たちは、それぞれ悩みを抱えている様子.その元凶ともいえるのが彼らの「故郷の村」.
決して村と決別することは出来ない、という内容のセリフもあり、この村にはなにか大きな力があるようです.


さて、どんな展開で話が進んで行くのか.

1~4話位「(・∀・)ドキドキ」

5~10話位「( ゚д゚)おぉぉぉ!?」

11~12話「(´・ω・`)え??次最終回?」

最終話「∑(´д`*)」

え、終わり?って感じでした.
ほとんど何も解決してないですよね?
決着ついたと言っていいのは、匡平と日々乃のk…ゲフンゲフン.
フラグ立てまくって終わった感じです.


最終回のEDでは今後のストーリー的な映像が流れていて、
「2期やりますよー!」っていう空気出してましたけど、
・・・そこまでやるなら2クールで作ってください!、
って思ってしまいました.
そこら辺も加味して、「物語の評価」は3.5と自分としては低めの評価にしています.内容的にはすごく魅力のあるアニメでした!


とりあえず、2期を待つしかないですね.

《最後に》
日々乃さんの胸の作画どうにかならないかな?w横からの絵を見るたびにビックリしてしまうんですよ∑(゚Д゚;)
そして、詩緒は・・・表情がかわいいです.

投稿 : 2025/03/22
♥ : 13

76.3 7 バトルアニメランキング7位
サムライチャンプルー 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2005年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (617)
3616人が棚に入れました
安芸へやってきた三人組。『昔、世話になった』という道場へ向かったジンだったが、昔日の面影今いずこ。そこは剣術ではなく、タギングに夢中になっている恩師の息子達のたまり場になっていた。一方ムゲンは、字が読めないことをフウに指摘され、一念発起!? 文字を習い始めるのだが……。

声優・キャラクター
中井和哉、川澄綾子、佐藤銀平
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ひまわりはオランダが日本に持ち込んだ花

全26話のうち17話までを1期、
18話から26話を2期としている為
この2ndシーズンは18話からのお話。

音楽はHIPHOP中心。
監督は渡辺信一郎氏で、制作はスタジオマングローブ。
綿密に計算されたスタイリッシュなアクションが
テンポよく繰り広げられ、観ていてとても心地良い。

舞台は江戸末期で服装も和服ベースだけど、主人公たちは現代風な着こなし。
「ひまわりの匂いのする侍」を捜し求めている天涯孤独なフウと、
喧嘩早くてめっぽう強いが女には弱いらしいピアス男、ムゲン。
寡黙で冷静沈着、繊細そうな細身のメガネ侍、ジン。
この3人が、ひょんなことで知り合い、フウの人探し旅の用心棒として
旅をしてきて、ようやく壱岐へ辿り着いた。

相変わらず、見事なアクションは健在。
三人の時間を共にした分の絆も感じられ、
何かにつけ言い合いしていた初期が懐かしく感じられたりして。
こちらの2期は全体的にシリアスモードな展開が多かったように思う。

三人それぞれの秘密を打ち明ける焚き火のシーン以降、
24話から26話は映画を2本見たくらいの見応えがあった。
特にカメラワークが秀逸。
緊迫感漂う決闘シーンでの静と動。
水面に映る雲の流れや季節を過ぎてしまった一面のひまわり畑。
目を伏せたくなるような残酷さと、哀しみの中、
フウがようやく逢うことのできた「ひまわりの匂いのする侍」の正体とは・・

やがてすべてが片付いたあとの、メリハリの利いた真夏の空のような、
それぞれの選択が清々しい。いや、清々しすぎるでしょ。
{netabare}
あれだけ命を懸けて守ったフウに対しても、あっけなく、
良き相棒となるかもしれない仲間に、さらりと背を向ける。
まるで、さんざん遊んで満足した子どもが、「じゃあ、また明日な」
とでも言わんばかりの別れ方。
{/netabare}

でも、それがなんともカッコいい。カッコよすぎる。
ベタつくことなく、馴れ合うことなく、だけど確実に
出逢ったばかりの頃よりずっと信じ合えてる。
それがわかるから、納得できた。

なにげないセリフの中に、唸るような教えがあったり、
いろいろ感じ、気づかされ、想うことの多かった作品だった。
こんな素敵な作品に出逢えた事に、感謝です。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 50

ジョニー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

後半に入っても、面白さは健在!

ただ、刺客(サラ)の登場回後半の(作画ではなく)キャラデザが変わって前回からそのまま見るととても違和感を感じます。
それ以外は相変わらずの面々が笑いを交えつつも熱いバトルを見せてくれます。
最終回は、物語のメインのである、人探しが完結する話なので、3話構成になり、最強の刺客の登場、どんどん不利になっていく状況、人探しの結末、そしてその中で現れる、旅をする中で気付かぬ内に芽生えていた彼ら3人の絆
最終回に相応しい内容となっています。
ぜひ、1話から視聴してみてください。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 7

nani-kore さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

心に残る、珠玉のアニメでした(><);

ギャグを織り交ぜつつ、怒涛の結末へと向かう三人の旅。
。。くぅ、感動以外のナニモノも無いよ~;;
2004年度最高のアニメはエルフェンリートか岩窟王かと思ってましたが、このサムライチャンプルーかもしれません。。当たり年だったのかなぁ~?

自分的にスゲェと思ったのは、
1)13~14話「暗夜行路」。ラストがうおぉっ~!て感じ。
11話ではジンに惚れましたが、ココではムゲンに惚れます。
2)21~22話「悲歌慷慨」。ラストがうおぉっ~;て感じ。
母性愛がせつねぇ。。

もちろん、
3)最終話「生死流転」も素晴らしい締めくくりでした。
バラバラだった三人の気持ち、強く強く結びつきます。
安っぽい恋愛とか友情とかじゃなくて、家族に近い仲間として。。そういや、三人とも孤児なんですよね。

ずっと三人で旅を続けられたら良いのに。。
そう思うのはフゥちゃんのみならず、ムゲンとジンも一緒。
そして、最後までサムライチャンプルーを観た私達も、同じ気持ちを抱くんじゃないかなぁ~3

最後まで心に残る、珠玉のアニメでした(><);

投稿 : 2025/03/22
♥ : 10

75.2 8 バトルアニメランキング8位
ありふれた職業で世界最強(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (684)
3037人が棚に入れました
“いじめられっ子"の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、錬成師という地味な能力のハジメ。異世界でも最弱の彼は、あるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまい――!?脱出方法が見つからない絶望の淵のなか、錬成師のまま最強へ至る道を見つけたハジメは、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす――。「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。全部薙ぎ倒して世界を越えよう」奈落の少年と最奥の吸血鬼による“最強"異世界ファンタジー、開幕!――そして、少年は“最強"を超える。

声優・キャラクター
深町寿成、桑原由気、高橋未奈美、日笠陽子、大西沙織、花守ゆみり、加隈亜衣
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ありふれたの定義とはいかに

【紹介】
異世界に召喚されたものの錬成士という戦闘向けではない職業だったために
仲間からお荷物扱いされて、命を失いかけたことがきっかけで覚醒して最強の能力を手に入れたという話。

錬成士って職業はありふれているの??よくわかんない。

主人公が嫌な体験から性格こじらせている点は盾の勇者の成り上がりと似ている。主人公が復讐にこだわらないところも一緒。
主人公の能力は転スラと似ていて、食べた魔物の能力を手に入れるというもの。
ただこちらはスライムではなくベースが人間なので、転スラほどのチート感はない。

主人公の能力はかなりチートだけど、チートでも苦戦する敵ばかりなので意外と緊張感があって悪くなかったです。
ありふれた異世界チート能力モノとはちょっと違った面白さがありますね。

主人公が敵と戦う時に
{netabare} どうしようもない悪は容赦なく殺すところは好き。
ほとんどのアニメは健全な視聴者への配慮なのか、悪を簡単に許しすぎだと思う

{/netabare}

残念なポイント
・全体的な説明不足。
・性格こじらせるのはわかるけど、もともとの性格から変わり過ぎ。
ほぼ別人で元々の性格の面影がみじんもないのは気になった。
いくらひねくれても元々の性格の名残はどこかに出てくるものだと思う。
・主人公を陥れた人がほぼただのモブなのが残念。もっと倒すべき敵って感じが出ていれば良かったけど。
・性格ひねくれさせすぎて、他人に無関心になりすぎなのは賛否分かれそう。

残念なところもあるけど、異世界転生モノの中ではだいぶ面白いほうで、最後まで楽しんでみることができました。

2期もあるので是非ご覧ください。私は2期も雑なハーレム以外は好きです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 24

ほのほの さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

なろう小説が好きなんじゃない、『ありふれ』が好きなんです!

なろう小説サイトを知り、他の作品も幾つか読んでみたんだけど、どれも途中で読むのやめてしまった。

その中で、唯一飽きることなく最後まで読み込んだ作品。
web版、小説版、外伝零、漫画版、『日常』を全部読んでしまうくらい引き込まれました。

賞賛や批判は各々意見があるでしょう……むしろ、なろう小説ということから、あまりいい評価を貰えない可能性の方が高いかもしれない。


けれど、そんな事はどうでもいい。
自分は『ありふれた職業で世界最強』が大好きなんです!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 10

バニラコーク さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

錬金術はありふれてはない。

なんだか評価低めみたいだけど、
すっげー面白かったです。
底辺から這い上がる主人公。
いきなり最強ではなく過程を踏んで強くなる。
何が足りないって、異世界に召喚される前の
学校での事。主人公の生い立ち。
ここいらを丁寧に描写しておけば
もっともっとのめり込めたんではないかと。
あと、クラスメイトとの絡みがもっと欲しかったかな。
これも召喚前の描写があれば色々出来たのになぁ。
クラスメイトとの関係性がいまいち説明不足なのが惜しい。
最終話はやはりスカッとするけど
なんとなく主人公にとって良くない結末を迎える
そんな気がします。
ともあれ二期があるようなので首を長くして待ちたいと
思います。
ソードアートのレビューでも書きましたが
やはり異世界召喚ものは現実世界の描写が大切であると
痛感します。
錬金術ってありふれてないよね?

素敵な作品に大満足。感謝です!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 8

88.5 9 バトルアニメランキング9位
はたらく魔王さま!(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (5748)
27639人が棚に入れました
「はたらく魔王さま!」は勇者に敗れ、異世界エンテ・イスラから現代日本の東京にやっていき魔王サタンが、日本経済の荒波にもまれながらフリーターとして働く庶民派ファンタジー。
魔王を追って日本にやってきた勇者エミリアもまた、テレアポとして生計を立てている。

魔王と勇者でありながら、額に汗して働く二人が東京で再会することになり――?

声優・キャラクター
逢坂良太、日笠陽子、東山奈央、小野友樹、下野紘、伊藤かな恵、西明日香、内山夕実、浅倉杏美、安元洋貴、宝亀克寿
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

もし仮に勇者と魔王が働いたら 魔王は守りました。店長代理として 2期を切実に願う

RPGでは主人公と悪役の立場になっている勇者と魔王ですが
この2人が現代で働いていたら?っていう「もしも」を象徴としたアニメだった
それと主人公は魔王です
ヒロインが勇者です(「まおゆう」とは真逆です)

魔王が「お兄ちゃんだけど愛~」の秋人さんじゃん
アルシエルは善吉か
勇者は澪ちゃんだし 胸BSC
ちーちゃんはユーギリだし 胸EXT
マックの店長さんは「貧乏神が!」の紅葉だし(彼女はパロディ演技、上手でした)

初回 ペコポンへの初陣
{netabare}「アニメ間違えたかな?」っていう感じの戦闘でした(FF並みの、いやそれ以上かも)
そして逃げて日本へワープした件(どうにかJapaneseも習得しました)
日本では魔力出ませんから!
最初っからツッコミ満載だ
アルシエルが普通にカツ丼食ってた件wwwそして綺麗に食べろwww
発音のイントネーションもおかしいwww
アルシエルのポーズを見てると中二病患者だと思ってしまうwww
それとガスで魔力を使っちゃあいけんよ
そして、帰れるのだろうか、この面々...{/netabare}

2話 澪ちゃんはアドリブ上手 「馬鹿!やめろ!オイ!」並みかそれ以上か
{netabare}百均で買ったナイフで襲いかかった澪ちゃん
でも結局警察に世話になってしまったwww(途中で音楽止まったぞ)
テレアポのオペレーターやってんだ
そういえば豆腐屋のラッパも珍しくなったなあ...
勇者の晩飯:ご飯はチンする奴かはともかく、炭水化物多いぞwww太るぞwww
で、魔王城にやってきました
「蹴るよ!いいの!?」「例のアレ出すよ!?」等のアドリブwwwそれと後で泊まりました、財布なくしたから

本来は友と一緒に行こうとしたのだが、ゲートが閉じたため単身で赴くことになったと...そりゃあ精神にくるわな
バイトから正社員になってそこから日本を乗っ取ることは可能なのだろうか(ああ、多分無理だ、プリキュアでいうナイトメアやエターナルとは全く違うから)
「今どきの名前じゃないわね」ってそれは言っちゃアカン...
魔王の生活は一ヶ月一万円生活を思い出すな
それと戦闘と銭湯を勘違いする件
それと同時に群発地震も起こっている模様、何を隠そう雑兵達がやってきそうだ
次はユーギリとデートです、新宿で{/netabare}

3話 デートに付き物と言えば...
{netabare}テレホンセンターから勇者へ宣戦布告
どうやら魔王と勇者を倒しエンテ・イスラを乗っ取りたい輩のようだ。当たり障りのない欲望だこと
(こんな系統、ゲームにあったような
ああそうだ、デイメーンか。奴の欲望は執念が足りなかったな)
「ちょちょ、おっきいわね...」は澪ちゃんのアドリブです(前の回にもあります)
確かに胸があると戦闘の邪魔になると思うが「閃乱カグラ」だと十分に反するし、スカート穿いて戦闘すると気が削がれることってごまんとあるんだよねwwww
女同士なら大丈夫だけど...男がいるとね...お互いに精神力も鍛えないと駄目だよね
アルシエルの「ちょっと待てーーーーーーー!!」でwwwwww
デートにおいてああ、修羅が来てしまった(宿敵と後輩)
豹変したら顔が怖い...(BASARAや輪廻のラグランジェを思い出すな)

だが、それを遮るように地震が襲いかかった
そして、魔王は一時的に覚醒した(見た目がトリコでした)
よし脱出だ
澪ちゃん「何故、人を助けるの!?」
勇者は昔のゲームみたいに感情が一定だった。じゃあ感情を増やしたらどうなるのだろう。何が生まれるのだろう{/netabare}

4話 揺らぐ勇者の心
{netabare}勇者澪ちゃんの系譜はドラクエⅣと似ているのだろうか(やってないから分からん)
そして、阪神淡路大震災のオマージュも...(当時俺は物心ありませんでした)
同僚の過去で揺らぐ勇者の心...
反面、魔王側のアルシエルはダメだ...使えん
何気にデュラハン号(自転車)が直ってたwww

でも、魔王が奪ったものは変わりないんだ
親も土地も世界も...勇者は異常なまでの敵意を持っていたんだ
他のRPGの主人公もそんな心情を持ってたのだろうか...

っていいシーンなのにユーギリが...で逃げたwww
大家さんがいろいろと知ってる!?まかさ...
そしてゲートから勇者の友達が来ました(もう少しかかりそう)
同時に悪魔大元帥ルシフェル(明久君)も圧参した
さあ、暴れるぜ!{/netabare}

5話 first party これは映画でなく現実です
{netabare}勇者の仲間だったオルバもルシフェルについていたとはな...ha!笑わせてくれる
最初らへんは本気(血ブシャーは無かったけど)
戦闘の合間合間にギャグを挟むのも楽しいねえ!
空中機動はやっぱ楽しすぎる(オラオラオラの部分もあったし)
そうか、人の絶望(欲望を出さなくする)があれば魔王は元に戻るのだな(故にエネルギーの一つとしても言い切れる、別世界のバッドエナジーだろう)
澪ちゃんは覚醒で髪変わってたし
中二病の変身台詞をCM前とCM明けで2回、お疲れですwww善吉はマントを取りに帰ってたしwww
凄まじい刹那で0距離からのトドメはスターライトブレイカー(鉄拳制裁)でしたwww
戦闘後、皆来ました(ユーギリにも正体を明かしました)
でも、魔王は帰らねえ、そんだけです{/netabare}

6話 魔力回収の旅
{netabare}最初っから焼肉って贅沢な...
困ったときは勇者澪ちゃんに電話ってwwwwwww
そうかあのハゲは捕まったのかwww
で、大家さんからの水着写真...「止めろ!サーティーン、それはあまりにも危険すぎる!!」
ちーちゃんのダチ=かなりの妄想癖、故に腐ってます
ちーちゃんの高校の旧校舎へやってきた御一行(剣出して人体模型を斬るな澪ちゃん...「よし!」じゃねーよ!!)
開かずの間でルシフェル(神にーさま)からの電話
「そこにPSP落ちてたろ?持って帰ってきて~」
よし、帰って殴ろうか(斬ろうか)www
最後に早苗も来ました(ゲートから){/netabare}

7話 鈴乃の推参
{netabare}いきなり鈴乃(エルシィ)が来ました
ホーリビタンβ=リポビタンDじゃんw
アルシエルは夏バテの模様
勇者澪ちゃん、貴女は完全にストーカーですwwwww
魔王はマックの店長代理になりました888
でも澪ちゃん、階段でまーた転んでるし(罠?を学習していない素人ゲーマーじゃあるまいしwww)

手作り弁当
上:おせち 下:♥を模った飯
アッーーーーーーーーーーーーーー!!

勇者サイド
コンビニ強盗なのに魔法使ってきやがった。オマケに魔力封印付きかよ!?
アニキ!次、深夜恒例の「アレ」ですぜ!!
ならぬ!ゴールデンで「アレ」はなりませぬぞ!!
そうです、修羅が訪れます{/netabare}

8話 帰ってきた...
{netabare}ユーギリの顔芸から、ああ修羅は始まるんだ...
早苗ぇ...料理ではできるな...
饂飩の段ボールで寝ていたのか、神にーさま...
秋人「なら、うちの店に来れば」⇒カッ!×4(修羅だ...)
駄目だ...こっちの秋人さんも恋に無頓着すぎる...
すぐに告白したユーギリはえらい子です!
反面勇者はやっと早苗がエンテイスラから来たことを理解
そして言い争いに...またか...
でも言い争いはなく、新宿へ。そこでお願いが
エルシィ「私と協力して魔王を倒してほしい」
澪ちゃん「断る」
でいいのか?
向かいにできたケンタッキーの店長が宣戦布告
調査のためにアルシエルを使うのかwww
負けたらグリーンランド行きってwww
次も修羅は続きます{/netabare}

9話 ライバル会社の調査
{netabare}同僚も関わってきやがった
ケンタッキーに対抗するためにアルシエルは調査(現金を犠牲は当たり前)
そうかルシフェルはパンチンググローブ替わりかwww
七夕ということで笹を飾ったら客が来たぞ!?
(「まーた魔力使ったんでしょ」な2人w)
ボランティアをする魔王か...威厳が無くなったな...{/netabare}

10話 戦闘以外の神回 胸EXTは罪か?
{netabare}ふしまえん...?ああ、としまえんか
富士急ハイランドか芝政ワールドの方を思い出したな
アルシエルは下痢で欠席w

別支店の店長さんがお市さんだと!?
ああ、ちーちゃん...貴女の胸はどこまでEXT過ぎるんだ
バイーンバイーンだし...何だこの悪意ある編集wwwwwwwグレモリーさんにしか見えねえwwwww
beatmaniaやGITADORAだったら人間が対応できる域を超える...
反面勇者澪ちゃんは...ああ、BSC過ぎる...両備の変身前と一致...目を死なせるな(bad end空間に入ってらあwww)
バーガーで分かりやすくしやがってwwwww

「クッソォ...」も澪ちゃんのアドリブですwww
これが深夜で俗にいう「胸囲の格差社会」です
おい早苗!!それは海女さんじゃねーか!!「さー仕事仕事」wwww
じぇじぇじぇ!?とツッコもうwwwww
駄目だあ魔王さん、秋人さんと同じく鈍感すぎるwww
何で「似合ってるよ」って言わないんだ?
ちーちゃん、貴女も目ぇ死なせないで...(結局bad end空間入りじゃんwww)

お化け屋敷+日笠さん=澪ちゃんだったらまた白化する...富士急のお化け屋敷を思い出したな、あのホテルは母がかつて泊まっていました
蜥蜴のスケールが全然ちげーよ!(庶民と勇者で)
そしてフラグの建設ラッシュラッシュ
でも魔王が鰐に魔力を使ってしまってまーた振り出しに
最後、ケンタッキーの店長...アンタまかさ...もう一回暴れないとな!{/netabare}

11話 パーリィ前夜 ちーちゃんの怒りと涙
{netabare}アルシエルは腹痛で病院送り(あのハゲもいたぞ)
ルシフェルの扱いひでえ...(明久君も同じだったからお相子で)
別れたら記憶と痕跡を抹消するということはちーちゃんの記憶も...
でもそうさせたくはないのは同じ気持ちだ
鈴乃は魔王を殺せるか?エンテイスラでは悪行をやってたあの魔王は地球に来ていい人になってしまった
何かしらの策を持っているかもしれないかも分からない相手を殺せるか?
話が終わった後、襲いかかったのはケンタッキーの店長!
奴は天使だった
ちーちゃんはまた眠らされた(前と同じ)
さあ、最後のパーリィを都庁でやろうぜ!!{/netabare}

12話 final Party
Are you ready? Here we go!!
魔王、魔王はなあ!ここに健在なのだあ!!
{netabare}サリエルを異常なまでに変態扱いしちゃあキレるわ!例え天使でもwww
だってゲス以上に、痴漢、変質者、根性曲がり、覗きクソ野郎、下着ドロボーとか言うんだもんwwwwwww

真の変態はSAOの...(奴の欲望は殺意以上の何かが湧いてくる、もう見る価値無い。『満たされた欲望』って存在するのか?)

奴は澪ちゃんから聖剣を取り戻し、エンテイスラに持ち帰りたかった。同時にちーちゃんも研究したかっただけだ
奴はやはりEXT好みでしたwww
オマケに武器はサーシャと同じじゃん
助けるのは当たり前だがあくまでちーちゃんはヒロイン扱いではなく、部下としてだ!⇒デスヨネーwww
どうしてヒロイン扱いじゃないんだろう...泣

オルバがサリエルの力を増強していたが、同時に人間から欲望が無くなったことで無事に魔王は変身完了!
ハゲはニート(SNEP)が昇竜拳で片付けました(例え働かなくても輝けるんです)
ちょ...ちーちゃんが殴ったあ!?(それは質量がある幻影だ)
っつーかパンツ一丁で戦う魔王ってwwwwwww
じゃあな...デッキブラシ(聖剣)からの雷刃封殺爆滅剣ーー!!
はー終わった終わった。じゃあ街直して帰ろうか!
そしてアルシエルは援護射撃遅せえ...ファンネルの代わりにもならねえ...だからマントいらないから!!{/netabare}

13話 2人は当たり障りのない日常を過ごす
{netabare}いきなりちーちゃんの夢落ち...でも別れるのかな...
勇者澪ちゃんも別の夢を見ました(魔王が笹塚乗っ取って次にグリーンランドを乗っ取ろうとする夢www)
変態天使はエンテイスラに返した模様
と思いきや冷凍庫から帰ってきやがった...オマケに両奈みたいなマゾになりやがった...つまり無力化だwww
あれ?ハーレムっちゅう地獄が構築されてらあ
魔王城に大量の荷物が、あれなんだ?
どうやら発信機の代金を払うために工事現場のバイトをしてた魔王
詐欺に引っかかったニート...ああ、また出費か...
直談判に行った矢先にアルシエル!?なんでここに?
アンタ元々悪魔大元帥だろ?どうして騙されるんだ!?
契約した人が未成年、よしクーリングオフ使え!
魔王「俺の勝ちだ!」
最後はカツドゥーンで締めでしたwww
じゃなくて最初の傘のやり取りでした。これで借りができてしまったな...{/netabare}

これ2期確定っしょ!!無かったらおかしいし
巨人もいいけどこっちの方が本気で楽しかったわwww
今は漫画版のアラス・ラムス編を見ています

投稿 : 2025/03/22
♥ : 111
ネタバレ

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2期希望!! 丁寧な庶民感覚描出と世相反映。捻った善悪の対峙、恋模様と笑いのスーパーミックスです。

すばらしい作品でした。なにより作品全体のコンセプトが優れていた。十分楽しませてもらいました。これは、続編希望です。希望としては、

<魔王と勇者の対峙>をもっと鮮烈なものにして、悲劇的要素も加えてもらえるといいかな(と勝手なことを抜かしております)。{netabare}まおうとゆうしゃが仲が良すぎて?!ってかんじる部分もしょうしょう気になるので(それが面白さの一つではありますね)。 {/netabare}

■(人間、まおうさだお)全体をおもしろくし、本来の魔王とのギャップを際立たせる最大要素は生活感ですよね。気づく範囲を抽出してみます。

1)魔王城の貧相さ、六畳一間、風呂無し。但しトイレ有り!!
2)人間化したので当たり前だけど食事をしないと倒れる脆弱性。おそらく現在は国民健康保険で対応。※年金徴収を加味するとかなりの出費。
3)プロ意識(目的意識)の高いフリーターがささえるつつましい、華美さを排した生活。
4)風呂がないためお気に入りの銭湯利用者。銭湯24時間化も野望のひとつ。
5)悪魔大元帥でも栄養不足で夏ばてになる現実感。というより芦屋、体弱すぎ。
7)スーパー特売品たまごをふたりで並んで購入するとっておきの生活感。ずるして二度並ばない潔癖性。
8)貸していた1000円が返ってきたときの喜びよう。同時に困っていたあの人にビニール傘だがあげちゃうイケメンぶり。
9) 普段着はおそらく100%ユニクロ。きどらない性格。
10) 女子高生の好意を感じ取れるだけの人間らしさと鈍感さの共存するちぐはぐさ。
11)ローンで買い物しないしっかり者ぶり。
12)時給100円アップ、クルーレベルの昇進ははじっさい月額でみればかなりの「能力者」である証拠。

このように生活感あふれる作品になっていますね。

■シリーズ構成はかなり綿密に設計されているのでは

5話まで観てシリーズ構成はかなり綿密に設計されていることに気がついた。(原作からしてよく考えられた展開なのかもしれない。想像です。)

1話は導入。人間と悪魔が戦う世界から、サタンが現世界への避難してくる。{netabare}そして、人間世界に溶けこうもとする話。笑いがしっかりミックスされている。

2話 同じく現世界に、サタンを追ってきていた勇者との対峙。バトル発生かとおもいきや、100円均一のナイフ登場。警察に痴話喧嘩と思われる。(配慮で銃刀法違反では逮捕されない)

3話。はたらく魔王さまゆえに、マグドナルドでバイト、スタッフとしての能力も高い。そして、バイト仲間の女子高校生とデートする。人間世界での魔王の立ち位置と自分の過去とのはざまで悩む勇者がそこに割ってはいる。

4話で、人間を助ける魔王に、自己の生きる理由が見つけられなくなる勇者が描かれる。そして、5話、勇者すら、人間側に裏切られ存在であることが明らかになり、物語全体の節目がつく。元の世界には、(当面)戻らないと明言する魔王。
{/netabare}ちーちゃん。かわいい。魔王かっこいいー。

{netabare}以降、スーパーハッカーな漆原君のニートぶりも加わりました。はげおやじの消息も不明です。どうなるのだろう。 {/netabare}

うまいストーリーテリングだ。ほんとに楽しい。たぶん残り7話だと思うけど、よろしくお願いします。\(^O^)/

■好みでない方のための冒頭の乗り越え方

ひとことでいうと、ほんの少しの忍耐だし、ギャップ作りが目的なので、はぜせない冒頭です。
{netabare} あー、もう、子供っぽい、英雄だの魔法だの、魔力だのもういい加減にしてほしい。と思いつつ、苦渋の数分を乗り越えて見続けると、これは最高。ネタバレ、物語の構造は書きませんが、素直に良い!! です。

つまり、そういう古くさい、腐りかけている「いい加減にしてほしいモチーフ」に対する完全なるアンチテーゼでこの作品は成立しているんですね。視点のずらし方、独創性に花丸です。{/netabare}

おもしろくって仕方がない。独創性に、花丸。騙されたとおもって、10分みてみるといいですよ。はまれば、GO!!
(これが終わってしまったことがいまはとても悲しいです。)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 128

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ギャグがめっちゃ面白かった♪

1話感想

最初の方はバトルものなのかな?って
思ってみてたんですが
ギャグアニメでしたw

作画も綺麗だったし
テンポ良く話が進み
何より魔王さまのキャラが面白くて好きです
僕の中で今期のギャグアニメとしては
かなりお気に入りですw

これからの展開が気になります

2話~3話感想

遊佐(勇者)とちーちゃんが出て来ましたけど
どっちも可愛いですね♪
僕は遊佐の方が好きですけどw

2話では遊佐について
3話ではちーちゃんについて
どういう子なのか上手く表現しつつ
ギャグを入れていて面白かったです!

これから何か起きそうなので次の話が楽しみです♪

4~6話感想

新しく魔王の仲間や勇者の仲間の登場と
バトルシーンになり少しシリアスになるかな~?
と思っていたのですがバトルの最中でも
ギャグが入ってきて面白くて良かったです♪

それにしてもギャグが普通に面白くて好きなんですが
顔芸というか皆のリアクションが
それぞれ面白くて好きですねw

あとやっぱり魔王めちゃくちゃ強いですねw
この魔王を追い詰めるってことは勇者はもっと強いのかな

そして新しく漆原さんが仲間に加わりましたねw
新しい女の子も出てきましたし
さらにこれからどうなるのか楽しみです♪

7~13話

新しく出てきた鈴乃ちゃんも可愛いなw
後漆原の扱いが酷すぎw
完全にネタキャラになってるw
から揚げネタには思わず笑ったw

作画も安定していたし
それぞれのキャラが立っていて
個性的で良かった

とにかくギャグが良かった
バトルシーンでもいい感じに
ギャグが入っていてシリアスな
はずなのに笑えたw

後声優の演技が良いw
男子陣の叫び声が面白いw
日笠さんの胸の話が出てきたときの
演技がめっちゃ気持ち入ってるw

曲も何気に良くて
物語を盛り上げていた

でも最終話であの話はどうなんだろw
正直最終話っぽくないw
けど最後のシーンは
一話と対になっていて良かった

面白かった~♪
早くも2期希望♪

投稿 : 2025/03/22
♥ : 126

91.6 10 バトルアニメランキング10位
Fate/Zero 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★★ 4.3 (3245)
17858人が棚に入れました
これは始まり「ゼロ」に至る物語――― 奇跡を叶える『聖杯』の力を追い求め、七人の 魔術師(マスター)が七人の英霊(サーヴァント)を召喚し、最後の一人になるまで戦いを繰り広げる究極の決闘劇……聖杯戦争。三度(みたび)、決着を先送りにされたその闘争に、今また4度目の火蓋が切って落とされる。それぞれに勝利への悲願を託し、冬木と呼ばれる戦場へと馳せ参じる魔術師たち。Fate/Zero 第一期で語りきれなかった残りすべてが、今ここで明らかになる。

声優・キャラクター
小山力也、川澄綾子、大原さやか、速水奨、関智一、中田譲治、阿部彬名、山崎たくみ、緑川光、浪川大輔、大塚明夫、石田彰、鶴岡聡、新垣樽助、置鮎龍太郎

にすわGT さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

いや…もうね、言うまでもないっしょ。

いうまでもない孤高の作品。

他作品とは比べ物にならないクオリティー。
ストーリー性の高さ。
声優陣のすばらしさ。
etc……

もう比べる作品なんてありません。それほど群を抜いているアニメです。

この作品はFate/staynightの十年前、ゼロに至る物語という設定ですが、前作品を知っていたらさらに楽しめるという作品です。
ですがこれから見ても十分楽しめます。とはいっても一期からありますのでブルーレイを買って見てください。
というかフルHDの液晶テレビでみるとめんたまぶっ飛ぶほど映像がきれいです!作画がすばらしいとか動画処理がすごいとかそんなレベルじゃない。とにかく見てください。

シナリオは名目上二期というだけで、実質2クール分割の後半ということになります。
まあ内容はそこまでにして……

声優陣もすばらしい!
キャラが立っていてかなり見やすいです。
ていうかもうほんとにすばらしい。この一言に尽きます。


●16話(二期3話)見た後の感想

すごい!すごすぎる!
なんなんだこの超展開。
原作読んでない自分にとってこの展開はレベルが高すぎる。
そしてほんとに神回の連続です。毎週こんなにシナリオ、作画のクオリティーが高くて作者陣は息切れしないのでしょうか。
久しぶりに心に響くアニメです。。
本放送一回見てわたしもうギブアップです。心が痛すぎて録画したものなんかもう見れません。

なんだかありきたりな表現になってしまいましたが、ホントにこれくらいしか言葉がでないほど衝撃を受けました。

●中盤の評価

だんだん面白くなっている今日この頃。
毎週放送開始前30分前からテレビの前で待ち構えてる甲斐がある。そう思えるようなアニメです。
もうね、声優陣の演技がほんとにすばらしい!
群を抜いてイイ!
今まで100本以上のアニメを見てきましたが、トップクラスに声がいいです。声優ファンじゃなかったんですけども、一気に声優ファンになりました。
若手からベテランまで揃った声優陣はホントにいい味出してます!

●最終話を見て

いやあ、素晴らしい。ホントにすばらしい。

演出が憎いですね(笑)見てるファンが イイ!って思えるような映像がバンバン入っている。

内容に関しては、今まで見ている中で人間の心理描写がイマイチパッとしないなっていうのが正直な感想でした。
例えばAngel Beats!のような背景や話の流れを駆使したウマい!と思わせるような感じ。
でも最後の二話を見ていっきにその流れはなくなりました。

なんで今までこういうのなかったんだ!

って叫びたいくらいです。
ここから先はネタバレになってしまいますので書くのは控えますが、最後までの素晴らしい作画、演出、声優さんたちの素晴らしい演技、そしてなによりこの物語を書いた虚淵さんに感謝の意を表します。

ありがとうございました!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 35
ネタバレ

逢駆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

~雲蒸竜変~

これは、怒りと嘆きに駆り立てられた闘争の物語であり
運命に身をなげうった者たちへの祝福の讃歌である―――――


『Fate/stay night』の前日譚としてあらかじめ結末が決まっているなかで、そこに至るまでの過程を魅力的かつ重厚に描かれていた作品です!
一般的に多くのキャラクターを出すほど一人一人の存在が希薄化してしまうことがあるのですが、
7組のマスターとサーヴァント、それを取り囲む人物たち、どのキャラクターも強烈な存在感がありとても見応えがありました。
またお互いが他の人の魅力を引き立てているところも印象的。
ケイネスのような魔術師がいるからこそ近代武器を使っている切嗣の異様さが際立ったり、
キャスターのような悪逆非道な外道がいるからこそウェイバーの成長が輝いて見えたり…
各キャラがそれぞれのベクトルで突出した魅力を放っているので、そのぶん他のキャラの特性がより強調されていて見事でした。


◆聖杯戦争に参加する各陣営◆
【セイバー陣営】マスター:衛宮切嗣
{netabare} 騎士道精神を重んじるセイバーに対し目的のためならどんな手段も辞さない切嗣。
 正反対な考えのために終始冷えきった関係でしたが、どこか似通った点が多かったように思います。
 マスターには無視され続け、ライダーに王としての在り方を一蹴され、
 ランサーの最期を見て、バーサーカーの思いを知って…
 セイバーは次の聖杯戦争に何を思ってのぞむのでしょうか。
 stay nightにも繋がっていくこの二人は、そこで初めて絆を感じることができるのかもしれません。{/netabare}

【アーチャー陣営】マスター:遠坂時臣
{netabare} この陣営は裏切りと欲望が入り混じりサーヴァントの裏切りによってマスターが死亡する結果に。
 ただやはり英雄王・ギルガメッシュにはとても惹きつられました。
 ライダーの考え方も綺礼の考え方も賛美する彼の姿はまさに英雄王にふさわしいと思います。{/netabare}

【アサシン陣営】マスター:言峰綺礼
{netabare} アサシンの活躍はほぼ見られませんでしたがマスターである綺礼の心情は丁寧に描かれていました。
 悪に堕ちることで快楽を得られるということを知った彼はどんどん悪に染まっていきます。
 気まぐれで凛にアソッド剣を渡したときにはほぼstay nightの言峰綺礼になっていたように感じました。{/netabare}

【ライダー陣営】マスター:ウェイバー・ベルベット
{netabare} ライダーの最終宝具・王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)。
 それは剣でも槍でもなく同じ大地を駆け抜けた朋友たちでした。
 誰でも持てるわけではなく、誰にも奪うことはできない宝。
 彼らとの絆こそが至宝であり、征服王が誇る最強宝具であると。
 本来ならばマスターに従うべきはずのサーヴァントですが
 征服王・イスカンダルは王としてウェイバーを導いていきます。
 令呪がなくとも心で繋がる真の絆。主従関係が逆転したラストのシーンには涙が出ました。
 漢の背中から学んだ生き様はウェイバーにとって計り知れないぐらい大きなものだったと思います。{/netabare}

【ランサー陣営】マスター:ケイネス・エルメロイ・アーチボルト、ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ
{netabare} この陣営もマスターとサーヴァントとの関係が最悪だったうちのひとつ。
 フィオナ騎士団随一の戦士であるディルムッド・オディナは、
 ただ忠義を果たすことだけを願い召喚されましたがそれすらも叶わず悲運の最期を迎えます。
 怨嗟を叫びながら消えていった槍使いの狂気に満ちた姿は、英霊というより悪霊に近かったです。
 ケイネスに関してもどこまでも報われることはなかったですが、
 この陣営が本作により深い味わいを出していたことは言うまでもありません。{/netabare}

【バーサーカー陣営】マスター:間桐雁夜
{netabare} 物語上、絶対に頂点に立つことはないのがはっきりとしているのに応援したくなる陣営。
 結局、雁夜は葵を助けたかったわけではなく、葵を助けた恩人になりたかっただけでした。
 偽善による行為が報われないどころか最悪の方向に向かってしまうあたりも本作の魅力と言えます。
 バーサーカーについては戦闘シーンは良かったものの心理面が少し描写不足だったかなと思います。{/netabare}

【キャスター陣営】マスター:雨生龍之介
{netabare} 互いに他人の話を聞いていない感じだったのに、なぜか当人同士は意気投合していた陣営。
 この二人は散々場を掻き乱したあげく報われた最期を遂げていました。
 あれだけ生き生きした表情で死んでいったのはこの陣営だけだったと思います。
 特に青髭ことジル・ド・レェは、自分の過去の行いに後悔し歪んでしまっていました。
 しかしラストでかつて自分もまた一人の騎士として馳せていた日のことを思い出しました。
 見失っていたモノを思い出したキャスターの最期はとても救われていて、
 本作でも特に素晴らしい散りざまだったと思います。{/netabare}


『一度は人生を終えた者たちが後悔の念とともに蘇って挑む人生のリターンマッチ』
成すべきことをして死んでゆくのか、後悔を取り払えないまま死んでゆくのか。
現代に蘇った英霊たちの『散り様』に注目して観ていましたが
結果、最も後悔し絶望している者と最も後悔してない者が生き残るというやや皮肉な終末を迎えました。
あくまでも『Fate/stay night』の前日譚としての作品。本作だけでも楽しめますが、ラストで感じる空虚感を満たすためにはやはりstay nightを観る必要があるなと感じました。
運命に抗う者や、運命を直視する者。
様々な“運命=Fate”が描かれた本作は単純にバッドエンドとは言えない重厚な物語となっています。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 86
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

それにしても哀しい戦争だった

<最終回を観終えての感想>

22話から24話は目が離せなかった。

やはり特筆したいのは、ライダーの生き様。
ある意味予想通りの展開と男臭さ。
最初の頃と比べたら随分と成長したウェイバーも、まだまだこれから。
そして何より、ギル様もまたカッコよかった。

セイバーはちょっと不憫な気もしたけれど、彼女らしかったかも。
ちなみに、きのこさんからのお達しで切嗣とセイバーは、
サーバントとマスターいう関係においての会話は3回までと
決められていたのだそうだ。

不憫といえば、激化していく聖杯戦争の末の切嗣もまた、
過去編での彼を思うとせつな過ぎて。

さまざまなタイプの王がいて、さまざまなタイプの英霊がいる。
王たる器とは何か、なんだか・・聖杯という器そのものが
その王のための器であったはずなのに、どこでどう間違えたのだろう、
などとつい考え、間違えた人がいても本物の英霊は
そんな器など必要としないんじゃないのか?とさえ思ってしまった。

とにかく、見応えのある2期で、かなり心を揺さぶられた。
作画も夜の風景が特に美しかったし、音楽も良かった。
きっとこのあと再び「Staynight」のほうを観ると
すごく良くわかるのだろうな(笑)
----------------------------------------
<16~18話までの感想>

{netabare}
18話まで視聴し、ここにきてようやく切嗣の過去が語られ。
なるほど、彼の冷徹さとこの聖杯戦争における立ち位置、魔術師や教会に対しての思想。
それらにとっての原点が、ここにあったのかと納得。

彼の人生において奥底に渦巻いているもの、その記憶はとてつもなく悲しいものだった。
そしてその後、どう生きていったかも容易に想像がつくほど
見応えのある18話だったし、今後の展開が楽しみになった。
{/netabare}

<15話までの感想>

プロローグだったと言える前期に引き続き、
四度目の聖杯戦争のその後が描かれるこの2期。
『Fate/Stynight』を観ているので、この聖杯戦争の結末は
わかっているわけだけれど、その当時より格段にアップした作画の
クオリティの高さとスケール感に、期待はかなり大きかった。

がしかし、{netabare}龍之介の最期はちょっと物悲しかった。
彼は元々、「死」を知るために殺人を犯していた人物。
はじめて実感できた「死」に満足したのは救われたものの、
結局、自己愛でのみ完結してしまってたからなぁ~ {/netabare}
まぁそのあたりが虚淵玄氏らしいといえば、らしいところかも。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 100

87.3 11 バトルアニメランキング11位
絶園のテンペスト(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (2723)
15237人が棚に入れました
ある日、魔法使いの姫君が、魔法が使えない無人島に閉じ込められた。またある日、一人の少年が復讐のために魔法使いと契約した。復讐と魔法が織り成す前代未聞の戦いが始まる。

声優・キャラクター
内山昂輝、豊永利行、沢城みゆき、花澤香菜、小山力也、水樹奈々、野島裕史、諏訪部順一、吉野裕行、浅沼晋太郎
ネタバレ

よたる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「世の中の関節は外れてしまった。ああ、なんと呪われた因果か。それを直すために生まれてきたとは」

この作品は原作の漫画を先に読んでいました。
設定がしっかりとしており、真実の核心へと迫っていく場面では
よく考えながら見ないといけないからアニメです。
アニメだけだと展開がちょっぴり速いかも?

とはいえ、漫画の段階で大好きだった作品がアニメ化したものを観られたのは良かったです。

気になったので、視聴後、作中で度々引用されるシェイクスピアの『ハムレット』、『テンペスト(邦題:あらし)』を読みました。
特にハムレットは良かったです。絶園のテンペストで引用されている訳の方がかっこいい言い回しになっていました。
せっかくだったら同じやつ読みたかったな~

ちなみに、訳の違いはこんな感じでした↓
{netabare}
アニメ:「たとえ幾千幾万の兄があり、その愛情すべてを寄せ集めたとしても、おれ一人のこの愛には到底、およぶまい」

本(福田恆在訳):「オフィーリアを想う心の深さ、実の兄が何人集まろうと、引けはとらぬ」

ん~、やはり「たとえ幾千幾万の兄があり」という響きが好きなのでアニメの方の訳の方が好きだな~
本で出てないのかな
{/netabare}

あとは、愛花ちゃんまじ天使!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 16
ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「いいから黙って8話まで観ろ!いいか、8話までは絶対観ろよ!!」by俺の友人

友人に「絶縁のテンペスト」はマジ名作だから観ろと強く勧められたので視聴。

あらすじとしては、(知っている方は飛ばしてください)
ある日、魔法使いの姫君である鎖部葉風が魔法を使えない無人島に閉じ込められた。
葉風が海に流したボトルメールの中には小さな人形が入っており、声だけの通信が可能。
それを偶然拾った不破真広は
1年前に妹の愛花を殺した犯人を探す手助けをしてもらうことを条件に
葉風に手を貸すことになる。
一方、街では無数の蝶たちが舞う中、黒鉄病と呼ばれる奇病により人々は金属化していく。
真広の親友、滝川吉野も巻き込まれていき、壮絶な戦いの幕が上がる。

まず、キャラデザを見て友人に文句を言いました。

不破真広は金髪の釣り目でオラオラ系のオレイズム。
頭も切れるし、運動神経バツグン。
「チッしょーがねーな」とか言いつつ子猫を拾うタイプですw

滝川吉野は一見優男風なんですが、
非常に頭が切れ、いざという時は躊躇なく銃の引き金を引ける冷酷さもあり、
芯が強いタイプです。

その他出てくる男キャラ全員が美男ばっかりです。いや、美男しかいません。

俺 「おい、なんだこのイケメンパラダイスは!
   俺が腐女子だったらカップリングはかどりまくりじゃねーか!!」

友人「ポイントはそこじゃねー!ストーリーだ!!」

俺 「ストーリーってどうせ魔法バトルの復讐劇だろ。
   しかもテンペストって。どうせイケメンがシェイクスピア気取りの
   キザいセリフのたまうんだろ?なに?ハムレットもかよ。うぜー!」

友人「いいから黙って8話まで観ろ!いいか、8話までは絶対観ろよ!!
   文句はその後聞いてやる」

俺 「お前は上島竜兵か! そこまで言うなら観てやんよ!!
   だが、つまらなかったら熱々のおでんを鼻から食えよ!!」

ということでのろのろと8話まで視聴したんですけど・・・これは驚愕の展開!!
そこからは全24話のこの作品をほぼノンストップで完走でしたw 友人サーセン!!

この作品では、魔法バトルと言っても火や雷を使うというようなものじゃなく、
加速や防御といった地味なもので鉄パイプとかを武器にして戦うといったものです。
駆け引きや戦術といった面が大きく、バトルそのものもなかなかの迫力です。

ただ、この作品はバトルメインではないのです。
テーマは「運命」もしくは「運命への抗い」
そして一体誰が真広の妹愛花を殺したのか?

伏線の張り方やミスリードさせるような仕掛けが上手く
「続きはよっ!!」とのめり込んでしまうようなおもしろさがあります。
だだ、物語の後半(14話くらい)からはラブコメ要素が強くなる部分もあるのですが、
正直この辺はちょっとダレました。
ピークは8話から前半ラスト、後半は人によっては評価が分かれるでしょうが、
それでも引きつけられる展開だとは思います。
それに物語の幕も綺麗に下ろしてくれたので心地良い余韻に浸れると思います。

いや~おもしろかった~
ここ最近のアニメの中では、相当いい出来の作品だと思います。
今度友人にセブンイレブンのおでんでもおごってあげようと思います。


「ネタバレありの雑感」(未視聴の方は絶対に見ないで下さい)

{netabare}愛花が自殺したのは、吉野と真広の為というのは分かる。
愛花が生きていたら1年後に吉野と真広が生きている保証はないわけだし、
それこそ黒鉄病で死亡してたかもしれないしね。
でもやけにあっさり受け入れちゃったよね。
まぁ愛花らしいと言えば愛花らしいけど。
今思えば愛花の回想シーンがやたら多かったのも
愛花ってそういう人だからと視聴者に納得させる為だったかもね。

あとは絶縁の魔法使いが吉野だと完全に思ってましたw
でも、そっちの方がおもしろかったかもって思ったりします。
最後の戦いでは、吉野も真広もただの傍観者だったしね。
もうちょっと二人の活躍シーンが見たかったです。
でもあの二人が本気の殺し合いをするところなんて見たくないですしね。
難しいところですね。

最後に好きなキャラは鎖部左門です。
彼のリアクション芸はそれこそ上島竜兵、いやカイジばりでしたねw {/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 77
ネタバレ

泉 時雨@ゆーたくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

本当の主人公は・・

いつも予想ができなく、ハラハラドキドキしながら
続きが気になって「はやく来週にならないかな」とか思ってましたw

そして、さらに後半からシリアスや切なさも入ってきましたね。
特に最終回は切なすぎて涙が止まりませんでした。

なので、私が求めていたものも入っていて
素晴らしかったです。

この作品の主人公は真広と吉野だと思いますが、
私はこの作品の一番は愛花だと思いました。
最初から死んでいる主人公なんて見たことないですけどw

愛花がことを動かし、愛花のことで全て終わったといってもいいですよね。
だから一番愛花が好きな私にとってこの物語は愛花の話ではないかと。

この作品が放送された時期のもので一番切なくて
泣いたと言ってもいいぐらい泣いたアニメでしたね。

このアニメはいろいろ考えさせられました。

最終回を見終わった今でも涙が止まらないです。
原作で続きがあるそうなので買うとします。


~24話~(最終回)
{netabare}とっても切なかったです。

やっぱり愛花はもう戻ってこないんですね。
前へ進まなきゃいけなくて、、それが切ないんです。
切なくて涙が止まらなくて。

真広はメアドを交換した子と、吉野は葉風と
きっと付き合うんでしょうね。

辛い、切ない、悲しいです。
だけどこれが現実で前へ進まなくちゃいけませんね。

愛花が・・愛花が・・
涙が止まらなくて。。

「始まりは終わり、終わりは始まり。
さて、それぞれの物語を作っていきましょう。」
これを言う愛花も切なかったです。

原作ではこの続きがあるそうなので買いたいと思います。
涙が止まらないですね、ため息が付きたいぐらいw


正直言うと
私は愛花が戻ってきて欲しかったのは事実です。
どんな形でも不自然でも戻ってきて欲しかったんです。

たとえ吉野の気が変わって葉風と付き合うことになっても。

まぁ自分の個人的な気持ちぶつけたらダメですよねw
この展開も切なくて涙が余計に出たので、印象的に残りそうです^^{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 42

83.0 12 バトルアニメランキング12位
デートアライブ [Date A Live](TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (2435)
14668人が棚に入れました
四月一〇日。昨日で春休みが終わり、今日から学校という朝。可愛い妹に起こされ、五河士道は今日もいつも通りの日常が始まると思っていた。精霊と呼ばれる少女と出会うまでは―。突然の衝撃波とともに、跡形もなく、無くなった街並み。クレーターになった街の一角の、中心にその少女はいた。「―おまえも、私を殺しに来たんだろう?」世界を殺す災厄、正体不明の怪物と、世界から否定される少女を止める方法は二つ。殱滅か、対話。軍服に身を包んだ妹・琴里は士道に言う。「というわけでデートして、精霊をデレさせなさい!」「は、はあ…ッ!?」新世代ボーイ・ミーツ・ガール、登場。

haiga さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

三石琴乃の贅沢過ぎる無駄遣い(褒め言葉)と言いたくなるアニメ

一期見終わった感想です。めっちゃ面白かった
ギャルゲーっぽいアニメですね。主人公が全然ぶれないのがとても良かった。女の子もみんなかわいいです。

簡単に説明。舞台は現代。オセアニア(ユーラシアの間違えでした(^_^;))大陸中央部で炸裂した空間振と言う大災害で数億人の人間の命が奪われます。それから30年後の日本が舞台です。
空間振は未だに頻発しており、天気予報みたいに事前に察知し、警報を出して地下シェルターに避難するような対策をしながら生活をしています。
ってここまで書くと凄く重い話っぽく感じでしまいますが、いたって普通の学園恋愛アニメです(^_^;)

主人公五河士道は高校生。かわいい妹と二人暮らしです。その日妹と放課後にファミレスに行く約束をして学校に向かいます。
授業が終わっていざファミレスに向かおうとした時に響き渡る空間振警報。逃げ遅れた妹が巻き込まれたと思ったその時、空間振の爆心地に1人の美少女が立っています。自らを精霊と名乗る少女。
空間振の原因が精霊であることを知った士道。精霊対策の本部に連れていかれた士道は、精霊の暴走を防ぐには精霊を殺すかデートしてデレさせるしかなく、後者の方法を出来るのは士道しかいないと告げられるのでした。

士道が男らしいくて精霊を命懸けで救おうとする所が好感がもてますね。あと精霊対策の本部がインカムでデートの進行をアドバイスしてくれるのですが、アドバイスがポンコツだらけでウケます。
指示を受ける士道も真面目だからすれ違いが楽しいです。

ヒロインは精霊の十香や妹の琴里、同級生の折紙とみんなかわいいですし、敵も仲間も魅力的です。
狂三(クルミ)最高。オープニングのナレーションが三石琴乃さんなんですが毎回変なナレーションで笑えます。と言うか大物声優さんにこんなふざけたことさせて良いのかよって思ってしまう(^_^;)

とにかくライトな笑いで楽しいアニメですので、ストレスなく気軽に観れると思います。オススメです♪
※すいません。少し文章を修正しました

投稿 : 2025/03/22
♥ : 15
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

皆さまもご一緒に"デート観戦"しませんか?|ョω・)ジィーッ♫

原作未読 全12話 原作未読 現在2期まで放送済
  ―2015.8.22 劇場版公開決定―

15.4月より再放送を期に視聴開始の第1期✿´д`)ノ

謎の生命体д・)もとい…めっちゃ強い女のコ✩(女戦士!?)
=”精霊”の出現により起こる大災害・”空間震”
により地球の平和は脅かされていた―

人間へ絶望の意をあらわにする”精霊”と
相まみえることになった、主人公『五河 士道』

彼はその”精霊”なるものをバトルにて倒すが術か…
はたまた”デート”をして彼女をデレさせてしまうが手か…

うん! そんなのちろん♪ … 後者! ”デート”にて
時にふざけた大人たち(当人たちは至ってまじめ!?w)
の意見(インカムを用いるw)によって全面バックアップを駆使し、

地球や、全人類の名案を分けるべく…
言うなれば恋の一大”デレさせ”大作戦♡を目論む物語なのである!!

↑多分大体は本筋は間違ってはいないと思のうです_((Ф(๑´д`๑)


まずは皆さま!!
“デート♡”と聞いてきっとニヤニヤせずにはいられないでしょう(o´艸`)?

「何なに!|д・」?」「あの2人デートするらしいよ!!」
マジかΣ(゚艸゚〃)!? 詳細求むッ(o>ω<o)!! 熱いねぇ(*´3`)ヒューヒュー♪

と思わず外野が盛り上がらずにはいられないこの展開…

このノリ… はい! 私も大好きです(*゚∀゚)*。_。)ウンウン♪

そう何を隠そう、本作の見所の一つとなっているのが
“デート”をする主人公とヒロイン(たち)の若者2人を
ハイテクなサポート機関なるモノが
カメラや傍聴機器たる最新の監視システムなどをもちいて、
熱い実況やら、ツッコミを所々に交えて

人生経験豊かな選りすぐりのエージェント(ただの…おじ様、オバ様方!?w)

たちが、これみよがしにチャチャを入れて楽しむトコロである!!


当デート支援システムでは、俗にいう”ギャルゲー”によく出てくる
会話の3択の選択肢モードが採用されております(*`・ω・)ゞ

あ、ちなみに私、
ギャルゲーは未経験者です(∩`ω´)⊃))ヾ(・ω・`)アエテソレイウカナ?

ヒロインたる彼女(デートの相手)からの質問に対し、
エージェントたちが一斉にオーディエンス形式で
3択の選択肢より決をとり、採択しその内容を
主人公に言わせるというなんとも画期的な仕組みである!!


その採択の一例その①

黒髪ロングの清楚系、癒し、お嬢様キャラに黒ストが美しい
ヒロインKちゃんとの初めてのデートにて―

デートの始まり、待ち合わせ場所にて―

「あら、士道さん(ノ∀`*) 今日はどちらに行かれますの?」

の問いに対し…

A. ショッピングモールでぶらぶらお買い物
B. 2人で甘い恋愛映画を。
C. ランジェリーショップで彼女の試着を鑑賞

総員!!! 選択!!!ヾ(`Д´*)ノ の合図にみな一斉に
それぞれの、全くもって必要もない淡い思いに身を馳せて”選択♡”


って、ん|д・)?w
1つだけ何やらのっぴきならない選択肢が…(♡ω・≡・ω♡)

当然本作においてどの選択肢が採択されたかは、
常日ごろよりこの手のアニメをご覧になっている皆さま!
からすれば、もう迷うこともないのでしょう!!

ゆえにここで敢えて私が答えを_((Ф(・ω・`)カキカキする必要も…

あ、ございませんネ(*゚∀゚)*。_。)*♪

いやー中でも特に、あの副司令官?『神無月』の
「ココはBでいきましょう!!」
⇒ {netabare} 「黒スト越しに見えるパン〇ラは男のロマンです(◍*˃̵∀˂̵◍)b-♡」 {/netabare}
には吹きました(||゚∀゚)/ プププーアッハハハ!!w


さてさて本作の魅力の一部を完全なる偏見で抜粋して
ご紹介してまいりましたが、
萌え×笑い×バトルが中々に見事に融合した面白い作品に
仕上がっているのではないでしょうか?


迫りくるみぞうの大災害なるものの根幹⇒”精霊”という存在を
“デート”にてデレ♡させて⇒はい!!解決ω・)و ̑̑♪
という展開は斬新かつ面白く、思わず楽しんじゃってましたー♪


にゅ!! もちろん登場キャラもみな可愛くてGOOD☆( ゚Д゚)b

『十香』、『折紙』、『よしのん』、『くるみ』、『琴里』
この5人の中できっと皆さまものツボにハマるコがいることでしょう!!

私はもちろん…『よしのん』であります!!

あー…皆さまちょっと勘違いをされてるかもですが…
もちろん『四糸乃』も魅力的で可愛くて大好きですが
やっぱり一押しは『四糸乃』の左手に装着された"パペット"

こと『よしのん』であります!! コッチ→(ฅ⑅・×£)ฅ-<やっはー、よしのんだよ‼

はい…毎度毎度 意味不なコトを
ブツブツと…、お騒がせして申し訳ございませ((o´_ _))oペコリ


はいッ! 『よしのん』終わろう✿´д`)ノ


(ฅ⑅・×£)ฅ-<しょうがないなぁ、終わりだってよ、士道くん!!
  あ! でもでも! OPのナレーションは面白いからさッ
       ~みんなもとばさないでちゃんと見てよねッ♪

投稿 : 2025/03/22
♥ : 58

k-papa さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

正直「蒼穹のカルマ」の方をアニメ化して欲しかった。

原作ラノベ。
原作既読。

原作始まって、なんと3巻目辺りでアニメ化決定。
ええーー、早すぎるわ。
橘公司さんの作品はこの前の作品「蒼穹のカルマ」の方が好きで、
こちらの方をアニメ化して欲しかった。
どのような大人事情でなったかは知らないが、
こちらの方が受けると思ったのでしょうね。

この第一期では妹琴里までの攻略。
主人公の一番はやはり琴里であると思う。

ということでハーレム物でありながら、シスコンアニメです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 6

86.1 13 バトルアニメランキング13位
ワンパンマン(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (2093)
11665人が棚に入れました
「ワンパンマン」は、強くなりすぎたためにどんな怪人も一撃で倒してしまうヒーロー・サイタマが主人公のアクションもの。

声優・キャラクター
古川慎、石川界人、梶裕貴、悠木碧、山路和弘、津田健次郎、高山みなみ、玄田哲章、安元洋貴、櫻井孝宏、上田燿司、浪川大輔、日野聡、うえだゆうじ、鳥海浩輔、小西克幸、羽多野渉、小野坂昌也、宮野真守、早見沙織、中村悠一

lostmemory さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

ギャグっぽく見えて実はかなり深い作品

ギャグ成分多めで思わず本質が薄れがちだが、この作品はかなり深いテーマを扱っていると思う。

そもそもヒーローとは何なのか?

個々によって理想のヒーロー像は違う。強ければ良いという人もいれば、弱さも必要という人もいる。単にかっこよければ良いと言う人もいるだろう。

そう考えるとサイタマの何気ない悩みにも重みが出てくる
「自分が強すぎる」「知名度が低い」「見た目のせいで人気が出ない」

ヒーローが強すぎて何が悪いのか?
誰にも知られてない者はどんなに活躍してもヒーローではないのか?
男ならイケメンじゃないとヒーローではないのか?

この作品は色んなタイプのヒーローを登場させることで、上記に書いたヒーローとは何なのかを視聴者に問いかけてくる。

ヒーローは特に男性なら子供の頃から憧れの存在だろう。仮面ライダーとか。
だがヒーローとは何か?具体的に説明出来る人はいるだろうか?
今作はそんなヒーローというタブーに深く切り込んだ作品なのだ。

※追記
見終わりました。最後まで良い作画だった。ただ進撃の巨人もそうなん
だけど原作が完結してからアニメ化して欲しかった作品だなあ…

※追記 2017/02/12
円盤の売上も十分良くて2期も余裕で行けますね。ただ上記に書いた
ようにやるなら完結してからにして欲しいなあ

投稿 : 2025/03/22
♥ : 22

PPN さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

新鮮な最強主人公もの(o´∀`o)

どんな敵でも一撃で倒してしまうヒーローを
主人公に描かれたバトル&ギャグ系作品。
全12話。
原作:漫画(未読)


アニメ歴の浅い自分にとっては新鮮なヒーローものに映りました。
最強主人公を題材にした作品は何作か視聴していますが
それらとは全く違った面白さがこの作品にはありました。

協会によりS級からC級までに振り分けられているヒーロー達が
侵略してくるあらゆる怪人と対峙する世界が舞台。
この世界観、設定がとても面白かったですね。

ハゲで無表情という一見変わった風貌の主人公・サイタマがまず斬新。
しかも緊張感ゼロのマイペースでなまくらもいいところw
容姿、言動と周りのヒーローの方が余程ヒーローっぽかったですw

ヒーローとしての信念を強く持ち、メジャーになりたいと思いつつも
アピール不足、ヒーローとしての認知度の低さから人気もイマイチ…
それでも自らを悪役に見せ仲間の体面を守る男らしい優しさには
グッと来るものがありましたね(ノД`)オトコダゼ
このギャップ全開の魅力的な最強主人公にハマりました!!

またサイタマ以外のヒーローも個性豊かで魅力的でしたね。
因みに個人的にお気に入りだったのはソニックとタツマキですw
主人公をはじめとして強烈な個性を持ったキャラが多いのも
この作品の強みの1つになっていると思います。

そして、この作品の一番の魅力はギャグとバトルのバランスの良さ。
上手く計算され、バランスの取れた構成は高いクオリティかと。
シリアスなシーン、展開の中にもクスッと来る笑いがあり◎。
作画も丁寧な作業だと思います。
バトルシーンなど迫力、スピード感があり素晴らしかったです。


声優陣、音楽も文句なし、12話が本当にあっという間でした。
こういうハイクオリティ作品こそ2クールでやってほしいですw
2期熱望!!首を長くして待ってます(*´∀`)ノ

男女問わず楽しめる作品になっています。
あにこれでも高評価ですし、オススメできる1本です♪




《キャスト》

サイタマ(CV.古川慎)
ジェノス(CV.石川界人)
ソニック(CV.梶裕貴)
タツマキ(CV.悠木碧)
フブキ(CV.早見沙織)
バング(CV.山路和弘)
無免ライダー(CV.中村悠一)
アトミック侍(CV.津田健次郎)
童帝(CV.高山みなみ)
ゾンビマン(CV.櫻井孝宏)
メタルナイト(CV.玄田哲章)
アマイマスク(CV.宮野真守)



《主題歌》

OP
『THE HERO!! ~怒れる拳に火をつけろ~』/JAM Project
ED
『星より先に見つめてあげる』/森口博子

投稿 : 2025/03/22
♥ : 64
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

主人公最強過ぎる系w

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
神作画と優秀な原作が融合した、素晴らしい作品。

「ギャグバトルアニメ」というジャンルがあれば、最高峰だろう。

とにかく、「笑えるし、熱い」。是非観てほしい作品。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
とにかく、設定が秀逸。主人公最強系は好きじゃないけど、主人公が最強過ぎるとこうなるという、発想の転換ひとつで名作を生み出せるという夢のある作品。

全ての敵がワンパンで倒せちゃうから、苦戦や努力や協力、新技などといった王道の展開を使うことはできない。バトル面に見せ場は作れず、マンネリ化を起こしやすい。

でも、だからこそサブキャラの使い方を工夫している。無免ライダーなんか、その典型。本来、主人公で表現すべき熱い王道展開をサブキャラにやらせることで、うまくマンネリ化を防いでいる。

それに、戦闘のつまらなさをデメリットにせず、メリットにしているのが凄い。

戦闘に時間がかからない分、戦闘前のドラマに尺を費やせる。だからこそ視聴者は「ワンパンの中にもカタルシス(ドラマ)」を感じることができる。

正に、「画竜点睛」って感じのアニメ。

この点については、作画スタッフの力も計り知れない。私は基本的に作画へのこだわりは薄いが、もしこのワンパンマンをペラペラの二流作画でやったら、「ただの秀逸なギャグアニメ(セクシーコマンドー外伝すごいよ!マサルさん的な感じ)」で終わってしまい、熱さはなかっただろう(いや、マサルさんは一番好きなLEGEND級のギャグ漫画ですが)。

このアニメをギャグアニメ以上に昇華させたのは、間違いなく作画の力だ。

以前、ある漫画家さんが、「良いキャラの作り方は、少しの弱点をつくること」と言っていた。サイタマの弱点は、「筋力トレーニングしただけのただの人間だから、感知能力等は一般人並」というもの。この設定があるから、脇役の活躍できる時間を作れるし、ワンパンにドラマを込められる。

一見、「アイディア勝ち」「シュール」みたいに思われるけど、実のところかなり計算されて生み出された作品だと思う。

久しぶり、夢中になれたアニメだった。
{/netabare}

【各話感想(レビュー)】
サイタマにワンパンは食らいたくないんで、各話感想を全て20字以内でまとめてみました(笑)
{netabare}
1話目
「冒頭の映像美はただの前フリだぞw」

2話目
「20字以内でまとめていこう!」

3話目
「悪の巣窟の効率的な滅ぼしかたw」

4話目
「いっぱいおバカでちょっと深い」

5話目
「パーカーの文字がOPPAIだと!?」

6話目
「間接のパニックって、ボキャ天、寿w」

7話目
「格好良さも苦戦も脇役に譲ってあげる」

8話目
「魔法少女なんてホントもういいですからw」

9話目
「無免ライダーの格好良さ!」

10話目
「コ、コナンだと!?まんまじゃないかw」

11話目
「真面目なバトルはきっと前フリw」

12話目
「これ何て劇場アニメ? 2期期待大!」
{/netabare}

【余談 ~ タイトル没案 ~】
{netabare}
私は、本を買うときもタイトルはかなり気にします。タイトルとは、そのモノの本質を一言で言い表さないといけないからです。そういうことで、私もレビューをする際には出来るだけこだわりたいな~と思ってます(自分のセンスの無さにがっかりすることも多いけどね)。

ただ、この作品の場合は、今までにないくらいたくさん浮かんで、その分ボツ案も多かったので、成仏させたいな~とw

「主人公最強系の新たなるカタチ」
「ベテラン声優の無駄遣いw」
「挑戦こそ我が人生 by沢北」
「神作画の無駄遣いw」
「壮大な前フリw」
「もう格好良いの基準が分からなくなってきたw」
「友情・努力・勝利 なんてただの飾りですよ。偉い人には分からんのですw」
「僕のヒーローアカデミア、の対義語w」
「そのワンパンには夢が詰まっている」
{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 50

83.5 14 バトルアニメランキング14位
アカメが斬る!(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (2075)
11398人が棚に入れました
帝都の悪を斬る非情の殺し屋集団ナイトレイド。
その一員である黒髪赤目の少女アカメ。彼らと出会った少年タツミは、ナイトレイドの一員として、帝都の悪に立ち向かうことを決意する……。 「つよきす」「真剣で私に恋しなさい!」などの大ヒットゲームクリエイター・タカヒロによるダークアクションファンタジー!!

声優・キャラクター
雨宮天、斉藤壮馬、田村ゆかり、浅川悠、能登麻美子、松岡禎丞、小西克幸、水野理紗、明坂聡美、花澤香菜、細谷佳正、大橋彩香、成田剣、竹本英史、間島淳司、中田譲治、生天目仁美、勝杏里、名塚佳織、浅沼晋太郎、木村良平
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルなし

帝都の悪人に私刑を行う暗殺集団ナイトレイド

1話目から、主人公タツミの友人が、{netabare}拷問され死亡{/netabare}というショッキングな展開でしたが、帝都ってホント無法地帯です。。。

アカメって1週間フレンズの藤宮さんの中の人だったんですね^^
声が全然違っていたので、気づかなかったです。

■第9話
{netabare}
エスデス陣営が主人公ちっくな立ち位置に
なりましたね~

あけこファンにとっては満足な内容です^^

そしてアカメは今回も斬らない(笑)
{/netabare}

■第10話
{netabare}
エスデスが正ヒロインでよくね?みたいな回でした^^
あけこさん、いい役げとですね~♪
{/netabare}

■第17話
{netabare}
今回よかったぁ
いままで育てたキャラを豪快に!
チェルシーにはもっと活躍してほしかったけど
いい引き際だったかも?!
{/netabare}

■第24話
{netabare}
途中から原作と異なるアニメオリジナル!
このエンドはいいですね!
最後はエスデスも。。。

良いキャラたちをここまで豪快に退場させていったのは
圧巻でした。とても面白かったですね^^
{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 107
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

『アカメガ斬る!』の主人公はアカメ?

コメディとバトルの緩急が効いていて、面白い作品でした。

{netabare}敵だけではなく味方も次々と殺されていく斬新なストーリー。

それにしても、最終回直前に【ネタバレ要注意!】{netabare}【重度のネタバレです!未視聴の方は見ない方が良いですよ!】{netabare}ここまでの物語の主人公だったタツミが死んじゃう{/netabare}{/netabare}とは驚きでした!
{/netabare}
斬新だ・・・。斬新すぎる・・・。

作品の性質上、軽めのグロが含まれますが、さほど恐れる程ではないかと・・・。

そういえば、終盤、アニメが原作を追い越してしまい、アニメのエンディングと原作のエンディングが微妙に違うらしい・・・。
いろいろな意味で斬新だ・・・。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 70

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あっという間の涙の2クール

もともと個人的に特に期待してなかった作品で
友達に結構おもしろいから観てみなよ〜
って言われて観始めました。

そしたらびっくり!
なにこれ!おもしろいじゃん!って期待してなかった分
火がつきましたヾ(●´□`●)ノ

腐った国を治すために作られた反乱軍の殺し屋の
お話なのでバトルシーンははっきりとグロく描かれてます。
血とか死体とか大量なので苦手な人注意です。
笑えるシーンもあります。純粋に笑えておもしろかった。
ストーリーもテンポ良かったと思います。

ただ、すごく私は涙でました。辛かった。
好きなキャラや後に好きになったキャラ、
そうでないキャラも
どんどん死んでいきます。
ただ簡単に死ぬのではないので楽しかった思い出の回想シーンとか一緒に流れて
すごく悲しい場面がたくさんありました><。

終盤はこのキャラ死亡フラグー!!なんてわかっちゃう様に思考が
慣れてしまいましたが
毎回の様にうるうるしてました。

ただまさかこのキャラも死んじゃうとは・・ってちょっと予想してなかった
キャラがいました。

最終回はとても悲しかったです。
あの頃はみんなで楽しかったなって勝手に回想しました。
結論。悲しいお話だけど作品自体はすごくおもしろかったです。
キャラ達に拍手!そんな風に思いました。


読んでくださりありがとうございましたヽ(*´∪`*)ノ"

投稿 : 2025/03/22
♥ : 97

87.5 15 バトルアニメランキング15位
BLACK LAGOON The Second Barrage[ブラックラグーン・ザ・セカンドバラージ](TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (1863)
10902人が棚に入れました
日本の商社マン岡島緑郎は、東南アジアへ出張中に、海賊まがいの運び屋「ブラック・ラグーン」のメンバーに誘拐される。商社は機密保持の為、傭兵を使って人質の岡島ごと全てを殲滅する行動をとるが、岡島の機転で絶対絶命の危機を脱した。あっさりと会社に見捨てられた岡島は、名も立場も捨て、”ロック”としてブラック・ラグーンの一員となる。

Вистерия さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

『ホテル・モスクワ』は行く手を遮るすべてを容赦しない。それを排撃し、そして撃滅する。親兄弟、必要ならば飼い犬まで

今回は3部構成。原作でいう
双子編・偽札編・日本編です。
Black Lagoonという作品に関しては
1期のレビューで長々と書き綴ったので
ここではさらっと。

まず作画面ですが1期と比べると劣化していましたね。
特に後半はブラクラらしかぬ崩壊度でしたよ。
どんなファックな事情があったのか知らねぇが
視聴者ナメてんのか!?あぁん!?ってな感じです。
クオリティ維持のための分割2クールだったはずなのに…

ストーリーとしては1発目の双子編がピークで
そこから徐々に下り坂。原作でもネタ切れ感はありましたが、
やはり日本編…どうしてこうなった…
ブラクラの一番の売りである
頭空っぽにしてゲハゲハ笑いながら見られるドンパチが少なすぎるのと、
日本が舞台なので行動制限が厳しく、キャラが全然動けないこと、
はたまたロックがヒヨって欝に入ってレヴィも毒抜けて…
立てた作戦をスマートに熟す姿がカッコイイB級映画のはずだったのに…
そういうのはガンスリで充分なんだよお前はお前の仕事しろって感じでしたね。

ただ、
対して双子編には光るものがありました。
哀しみを背負った猟奇的な(まぁどっかでみたような設定の)双子に虐殺された仲間を
バラライカ姐さんを中心としたホテルモスクワの面々が弔うために
高度に計算されたミッションで狩る復讐劇。
これがまたダサくてカッコイイ台詞回しのオンパレード。


 同士諸君。
 今夜、ベロッキオファミリーが襲撃を受けた。
 だが予定に変更は無い。全て想定どおりだ。
 現刻より状況を開始する。

 …勇敢なる同志諸君。
 サハロフ上等兵、メニショフ伍長はかけがえのない戦友だった。
 鎮魂の灯明は我々こそが灯すもの。
 無き戦友の魂で、我らの銃は復讐の女神となる!

 カラシニコフの裁きの下、5.45ミリ弾で奴らの顎を食いちぎれ!!


ときたもんですわ。シビれるわぁバラライカ姐さん。
やっぱりブラクラは、この厨ニ感がたまらない。


投稿 : 2025/03/22
♥ : 12

Zel さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

カラシニコフの裁きの下、5.45ミリ弾で奴らの顎(あぎと) を喰いちぎれ・・・ッ!

2006年放映
1期に続き1クール12話の2期

1期に比べ、逞しくなったのと引き換えに少しずつ"大事な何か"を失くしてゆくロックが見どころ
日本編も面白いとは思うのだが個人的にはあまり好きなエピソードではない
やはり南国でマフィア相手にドンパチがしっくりくる作品だ

打って変わって双子編はCoolだった
双子のイカれ具合が素晴らしい
バラライカのカリスマが際立つ
やはりシリーズ最強の悪党はバラライカなのだろうか…

グロい描写多いし、救われないラストが多いけど、ガンアクションとしては最高峰のシリーズタイトルなので苦手じゃなければ是非鑑賞を勧めます

最凶最悪のカリスマ、バラライカを演じるはベテラン声優の小山茉美さん
調べてみたらなんとDr.スランプ アラレちゃんの則巻アラレも小山さんですw

投稿 : 2025/03/22
♥ : 32

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

だから、この話はここでお終いなんだよ、ロック。

2期も相変わらず楽しかった^_^

特に双子の話が良かったですね。
ブラック ラグーンみたいなアニメだと必ずこういう話はあると思いましたがやはり面白かったです。ジッと観てました。

バラライカの軍隊強いなぁー。あの副隊長ポジの人絶対良い人だし!

そしてなにより最後のシーンが綺麗にまとめらていてgood

あの話は海外でも反響が大きかったようで、いろいろと人生について考えさせられた人も多かったのではないでしょうか!

逆に最後の日本編の話はイマイチだったかなー。

なーんか、うーんこう裏で何か大きな事が起きてるとかなく、キャラの心情にスッと入れませんでした。

でもやはり総合評価は高くなります。とても楽しめました(-_^)

op 「Red fraction」 MELL

めっちゃかっこいいです。聴いてください!
英語の訳がもうレヴィです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 49

82.3 16 バトルアニメランキング16位
DARKER THAN BLACK-ダーカーザンブラック 流星の双子[ジェミニ](TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1738)
10324人が棚に入れました
突如東京に出現した謎の不可侵領域『地獄門(ヘルズ・ゲート)』。それに呼応するかの様に世界中で『契約者』と呼ばれる特別な能力を持つ者たちが現れた。ゲートの秘密を得ようとする各国の諜報機関は『契約者』を利用し、エージェントとして東京に送り込まれた彼らは異能の戦いを繰り広げる。その果てに起きた未知の災厄『トーキョー・エクスプロージョン』より2年、冬のロシアを舞台に新たな物語が始まる。

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

エッチバカ痴漢変態!

DTB2期です
BDDVD偶数巻には外伝EPが入ってます
1期の2年後が舞台で、物語はロシアから始まります


黒や猫は出てましたが、最終的に何がしたかったのかよく分からなかったですね
謎は謎のままといった感じです、2クール欲しかったなぁ
今作は前作のような次々に契約者が出てきて殺されてくわけではなく(序盤はそうでしたが)、固定キャラ同士の争いが多かったです
その上、黒さんが、、、なので。。。
ですが、その分外伝では、大盤振る舞いと来て、楽しめると思います

ターニャのGを操る能力はエグいですね、相当
あれに殺されるのは御免こうむりたい、ニカ・・・
イリヤ・ソコロフの脳内麻薬は良さげですが、本体がぐう畜野郎なので如何せん
1,2話の戦闘シーンはかなりクールです
愛すべきバーガーさんことゴランとエイプリルのバトルシーンで、弾丸避けるゴランのオーラといったら半端ない
これを見た後は確実に、夜道でバーガー食べながら猛スピードで駆け出したくなります、体験談
外伝のキャラでいうと、ブラックホール生み出す奴とか、カンフースーツの奴は強かったですね

ポッと出で見事ヒロインの座を射止めた魔砲少女こと
吸おう・シャブリチn(ry
蘇芳・パブリチェンコちゃん、大変結構
CV花澤キャラでもトップクラスの可愛さです
それも、黒の変質者に染められるのは時間の問題でしたが
未咲?絶対にお断りしますwww

OP「ツキアカリのミチシルベ/ステレオポニー」
これは良いものです、歌詞も曲調も映像も、すべて
答えの無い毎日が~ただ過ぎてゆく時間が~
EDも良しです、西川貴教氏の歌声は凄みがありますね


監督は全てやり切った発言をしており、3期はおそらくないかと思われます
ですが、DTB、シリーズを通してかなり楽しめます
いつ契約者になってもいいように、視聴をオススメします

投稿 : 2025/03/22
♥ : 10

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

久しぶりに会った「二期のほうが...な作品」

視聴理由 前作に続き

序盤 よくある展開なのかな「私だけ生き残ったせいで私だけ特殊能力を」
アツアツとおもったら対価で髪の毛をちぎるの...エイプリル、あなただったのね...猫...

中盤 戦闘シーンが前よりもすごくなくなった(語彙力
面白いことに変わりがないけどね。まさかあの人物が出てくるとは...
前作よりも内容が浅いな。前作のほうが深かったな

終盤 未来の記憶...へ?あ、えぇ...

バトルシーンが前よりも落ちたかなぁ
そして黒の性格も変わっちゃったのかな...あまり性格が好みではない...
opはステレオポニーさんの「ツキアカリのミチシルベ」神曲

投稿 : 2025/03/22
♥ : 5

Вистерия さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

学園ラブコメ…!?いやいやロードムービーです

序盤はまさかの少女が主人公で学園もの…唖然としましたが
やはりDTB。
中盤、三鷹文書が絡むまでは大方映画「LEON」(プロの殺し屋が、家族を殺した相手に復讐を誓う少女に殺しの手ほどきをしていくうちに奇妙な心の交流が生まれる。94年のアクション映画)を彷彿とさせる進行で、ロシアウラジオストクから東京までの逃避行、ロードムービー形式の構成でした。

1期の2話1ストーリーの構成ではなく、ゲストキャラも少なめで
ひとりの少女の成長ストーリーに並行して三鷹文書の謎が解かれていく進行だったので
そのせいか1期に比べてバラエティとスピード感は落ちていました。
代わりに蘇芳というひとりの少女の魅力が全面に押し出され、
ダークでハードボイルドな雰囲気は薄まりライトな観やすい作品になっていたと思います。

そのため一期のファンはもの足りなさを感じると思いますが
世界設定が同じ全く別物と考えてみると楽しめるかと。
物語の最後も綺麗にまとまっているし、見応えは充分です。

1期でやり残していたマオの過去の補完もあったし、
何しろ花澤香菜の蘇芳が可愛すぎて。
1期のDTBのようなアクションシーンも少ないし
最早流星の双子は蘇芳を楽しむ作品でしたとさ。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 6

82.1 17 バトルアニメランキング17位
アルドノア・ゼロ(第2期)(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (1697)
9781人が棚に入れました
西暦2016年、アセイラム姫暗殺事件から約1年半後。地球生まれでありながら火星騎士の地位を得たスレインは、専属の部下を従えて、地球軍との戦闘に参加していた。一方、新たな戦地へ赴くべく、修理を終えるデューカリオン。そこに続々と、かつてのクルーたちが戻って来る。

声優・キャラクター
花江夏樹、小野賢章、雨宮天、三澤紗千香、小松未可子、村田太志、加隈亜衣、大原さやか、中井和哉、鳥海浩輔、茅野愛衣、嶋村侑、水瀬いのり、大川透、平川大輔、夏川椎菜、興津和幸、千葉進歩、竹内良太、豊永利行、生天目仁美、三宅健太、木島隆一、逢坂良太
ネタバレ

ニワカオヤジ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ちょっと長いですが、最後にみなさんが批判されている問題を考察してます。

1期・2期通しての感想です。
まずは本筋と関係ないところで、作画的に良かった点
・キャラ造形が良い。女の子は萌えキャラじゃないけど可愛い。
・胸の大きさが現実的で、大人でも大きくない。少年、青年、壮年まで顔が描き分けられている。←これが結構すごいことだと思います。
イマイチだった点
・肝心の戦闘シーンが全体的に暗すぎ&速すぎて、よく見えない。

ここから本筋です。
本作の見所は、
「ロボット戦」、「政治・人間ドラマ」の二軸あると思います。

ロボット戦は、敵が {netabare}圧倒的に強い武器を一つ持っていて、それを普通の武器でどう倒すか、という頭脳戦ですが、 {/netabare}これが非常によくできていて、面白かったです。
このような戦闘形式はいわゆる {netabare}「能力バトル」であり、ジャンプでジョジョから始まりハンターハンターでほぼ完成しているジャンルですが、これをロボットでSF的考証をつけてやったことが斬新でした。 {/netabare}

自分としては戦闘が最も面白い要素だったので、もっと見たかったのですが、 {netabare}ネタが切れたのか戦闘の数自体は少ない(37家門もあるから期待してしまった)し、スレインの乗ってた白いの(名前が覚えにくい)とかスレインの部下(人の名前も覚えられない)の乗ってた赤いの(名前が・・・以下略)とか紫の丸いの(以下略)が結局攻略されなかったのが残念でした。 {/netabare}


次に第2の要素のドラマ部門ですが、正直なところ、不満でした。
ロボットの {netabare}能力を考えるだけで精一杯だったのかな?というくらいに稚拙でしたね。 {/netabare}例えば、 {netabare}
・火星人だけど火星人嫌いなライエ、イナホが好きなインコ、マリト大尉のPTSD、など初期からずっと引っ張ってきた各個人の設定が、有耶無耶のまま終わるのですっきりしない。
・スレインが地球を侵攻する理由が「敵をなくして戦争を終わらせる」ためと言いながらヴァースに敵を作りまくる。 {/netabare}
など、枚挙にいとまがありません。

ただし、おそらく本作で最も批判されていて、クソアニメと言う人までいる理由と言えば、

{netabare}・アセイラム姫がぽっと出の貴族(名前が・・・以下略)と結婚宣言したこと

だと思いますが、これは、妹のレムリナ姫がスレインと結婚宣言したのを帳消しにする必要があったので仕方がなかったのだと思います。

しかし、イナホに好意を寄せていたんだから、宣言する前にはかなり葛藤があったと思うのにその描写がなかったことと、イナホも好きだったんじゃないかと思ってたのに、戦争終結後にアセイラム姫・イナホともあっさりした顔をしていて、こりゃエンドロール後に会うシーンがあるでしょ?と思いながら見ていたのにそのまま終わったところは、本当にクソアニメ。 {/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 39
ネタバレ

かしろん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

なんだかんだで楽しめました

ヴァース皇帝レイレガリア・ヴァース・レイヴァース役、小川真司さんの冥福をお祈りして。
【最終話まで見て、を追加】

【13話を見て、アルドノア・ゼロ、分割の後期スタート。】
{netabare}分割モノの後期スタートは、「あぁ、あのアニメが帰って来た」と思わせなければならない。
アルドノア・ゼロは極短的に言ってしまうと
超傲慢で超慢心な火星の人が極端な方向に性能特化したカタフラクトに乗って襲撃してきて、それをイナホが超冷静な分析力と超大胆かつ超的確な行動力を以って撃沈する
という話だ。
そこに科学的用語や澤野BGM(時にヴォーカル入り)、あおきえい監督らしい演出をエッセンスとして加えて構成している。
後期1話としてその全てを詰め込んだ、見事な始まりだった。

最初っからの宇宙戦。スレイン操るタルシスの圧倒的戦闘力。
登場する前期主要メンバー達。
火星カタフラクトエリシウムのとんでも能力とその攻略法。そこにBGMとして流れるKeep on Keeping on。
OP無しにして、EDにOP曲を流し、映画よろしく黒背景のセンターに上からのスクロールでスタッフロールを出す前期1話と同じ構成。
そして、前期感想で書いた「なんで屈折を利用した話を書かないの?」の疑問を一気に晴らしてくれた種明かし。
うんうん。
完璧に「あぁ、あのアニメが帰って来た」と思わせてくれた。

ちょっと細かく
・死んでないのかいっ
これは当たり前。殺すわけが無い。どう辻褄を合わせてくるか、が見所。
結果としてはまあまあ。
イナホの片目が義眼化してた。前期でどう繋げるか予想したが、ちゃんと頭を撃ってたのね、スレイン。
玉に瑕は姫様の状態。配信された予告のサブタイトル「眠れる月の少女」で、姫様影武者で本物寝てるのか、とネタバレされるとは。

・地球側も情報を握りだしたのか
新登場機エリシウム。これと対峙したインコが
「エリシウム。搭乗者はヤーコイムで、アルドノアドライブの能力はエントロピーリデューサー・・・」
とつぶやくシーンが入っている。
19ヶ月の戦いの中で、地球側も色々と敵の情報を入手してるのか、と分かる場面。それを活用しているのがイナホだけ、って情けない状況なのは相変わらず。

・屈折、そして、レイリー散乱
前期感想に
レイリー散乱と屈折の話は、その後にちゃんと屈折を利用して敵を倒す云々みたいな伏線にしろよ
と書いたが、ちゃんとここで活かしてくるとは。
あそこでイナホが「違う」と呟く訳だが、周りはレイリー散乱と屈折の間違いとしか取らない。だが、イナホの違うは「アレは彼女とは違う」の違う。
こういう台詞の言い回しは好きだ。確かに「二人だけの秘密」だしね。
はてさて、ちょっとだけ考えてみよう。
あの演説の中にわざわざこの屈折話を盛り込んだ、ということは、姫に化けた新キャラのレムリナもスレインに同じ質問をして、同じく間違った答えを教わった、ということだ。
また、演説終了後にスレインが「堂々としたお言葉。軌道騎士達も感銘を受けたはず」とレムリナに声をかける。
ここから推測されるのは、火星の人から見れば、大量の空気に大量の水という地球にいれば当たり前に享受できるそれが、非常に希少で羨望なものだということ。
地球にいれば、空が青いのは当たり前で、水が青いのも当たり前。だから別に疑問を抱かない。
火星にいれば、その当たり前がない。だから空や水が青く見える現象に疑問を抱く。
無いものを欲する羨望は、何故自分達にそれはないのだという憎悪を生み出す。
争い事ってのは、得てしてそういうものなんかもね。

・レムリナ
新キャラレムリナ姫の登場で、主要3人の関係性に一加わり。
イナホ ←→ アセイラム ← スレイン ← レムリナ
になるんだろう。
ってことは、前期OPの最後に銃を向けていたアセイラム姫。
実は、あれはレムリナ姫で、
「貴方が私の物にならないならっ!」
みたいな感じでスレインに銃口向けてるシーンなのかなぁ、とか、思えてきたよ。{/netabare}

【14話を見て。対比も邂逅もベタだが良い。】
{netabare}運命の2人。
後期2話で描かれるのは、有りがちだが巧い対比と、その邂逅。そして、認識。

義眼となったイナホ。その義眼には情報を収集する能力がある。
その義眼能力を使ってのインコとの会話。イナホの心がアセイラムに向いているのはインコも頭では理解済み。
そして、出て行くインコの様子を見たライエから「あなた、本当はバカなのね」。

タルシス操縦者となったスレイン。出撃のために起動しようとするも動かない。
アルドノアドライブを起動するようにレムリナに頼むスレイン。スレインの心がアセイラムに向いていることにレムリナは嫉妬。身の上話を持ち出し、レムリナから口吻を貰いタルシス起動。
そして、その様子を見ていたハークライトから「感服しました」。

前期OPからイナホとスレインの対比描写はやられているが、こういう対比はベッタベタにやってくれたほうが、見ているコチラは心地良い。


そして、戦闘。宿命の2人の邂逅。互いを認識しあい、名前をつぶやきあう。

こういうライバル関係の描写もベタだが、ベッタベタにやってくれたほうが、見ているコチラは心地良い。


ちょいと細かく
・イナホの能力と義眼
上の感想でもちょいと触れたが、イナホの突出した能力は”超冷静な分析力と超大胆かつ超的確な行動力”だ。
そこに、義眼の超情報収集能力が加わり、スーパーイナホくんへのクラスアップした。
これもイナホの分析力があるから活かせているが、あんな大量の情報を普通の人が受け取ったらかえって大混乱をおこしそう。
だが、物語的には、このままだとイナホが突出しすぎるので、イナホが収集、分析したデータを的確に活用できるサポートメンバーがいりそう。そこで、イナホが来るまで学業トップでカタフラクトの操縦にも秀でるインコの出番になるのかな。

・アルドノアドライブの起動
タルシスのアルドノアドライブが停止し、スレインが出撃出来ない。
で、レムリナを口説き落として口吻を貰い、タルシスの起動をする。
この時にレムリナは「これで1回ね」みたいなことを言っている。
うーん・・・アルドノアドライブの起動条件がイマイチ掴みきれないなぁ。
テレビでいうところの、本体についてる主電源のオンオフを握ってるのが皇帝の血筋。
スレインが持っているのはリモコンについてる電源オンオフ、みたいな感じなのかな?

・風
13話から戦闘シーンで出てくる”風”という表現。
成層圏を越えたところでの戦闘なので、地球上で大気が動く風とは違う。
壊れた月の破片が微弱な重力場となって弾丸に干渉。弾道が乱気流に巻き込まれたように直進しないことから”風”と呼んでるのかな。
これも、大気が大量にある地球側ならではの表現。

・副艦長
モテない理由会話を艦長としてる彼女。
頼むからモテる行動をしないでくれ。
モテる行動した途端に死にそうだ。{/netabare}

【15話を見て、引き続きのベタな描き方。だが、良い】
{netabare}後期は1話から徹底的にベタな描き方をしている。それが巧く良さに繋がっている。
今回ベタに描かれたのはスレインの心情変化。
驚き、戸惑い、迷い、感謝、そして、決意。
アセイラム第一主義なスレインがやろうとしていることは極単純。
意識不明なアセイラムを確実に保護していくために、いかなる手段を使おうとも、自分が権力を握らなければならない。ということ。
だけど、基本的にスレインは良い子ちゃんな甘ちゃんなので、15話でもグラグラしっぱなし。

ザーツバルムの後釜狙ってたとはいえ、すんなりかつ突然に「息子にする」と言われて驚きと戸惑い。ハークライトに「夢に近づきましたね」と言われても「夢なんかない」と言っちゃう。自分の進もうとしている道が”夢”というような明るいものでは無いと分かっているから。

戦闘。
わざと軽ダメージを受けてザーツバルムを前面に出させる。
そこで、もう用無しとばかりに、イナホ対策に張っていた罠をザーツバルムに対して仕掛ける。
ここで取るスレインの行動は、無線を使って「姫に銃を向けた貴方を許すと思ったのか」という告白。これは、本当にザーツバルムを裏切って良いのか、殺して良いのかとグラグラする自分の心を落ち着かせ、迷いを断ち切り、自分を正当化するための行動。悪く言えば言い訳。昔の作品では、ガンダムでもシャアがガルマを裏切る時に「生まれの不幸を呪うがいい」って無線で話してましたな。
そして、「お父さん」。最大級の感謝の言葉。
婚約者を失い、スレインを養子にするってことは、結局、新しい人を無つけることはしなかったんだろう。そんなザーツバルムにとって、この時にかけられた「お父さん」は人生で初めてかけられた言葉だ。お父さん、という響きに感じる少しだけくすぐったいような心の動き。それを受けての「悪くない」。

戦闘後。
赤い爵位服をハークライトより受け取るスレイン。
これまでの丁寧語を捨て、「いくぞ、ハークライト」。
スレイン・トロイヤードを捨て、スレイン・ザーツバルム・トロイヤードとして新しく生きていく決意。
そして、ザーツバルムを暗殺までして選んだ、後戻りの出来ない茨の道を進む決意。


ここまで綺麗にベッタベタに描いてくれると心地良い。心地良すぎる。
罠にかけてからディオスクリアが爆散するまでスレインの眼をフレーム外にやりつづけ、やっと画面に入ってきたスレインの眼は爆散するディオスクリアを見つめながら揺れているって演出。これもベタだが良い。


それ以外で2点ほど難癖を
・イナホの義眼
眼は脳への直結器官、とは言ったもので、イナホの義眼は脳のお休み部分を使って分析レベルの深化をさせることが出来るそうな。
それは良いんだが、自問自答モードの時に
ピューイ、キュイ
とか、変な効果音を入れるの辞めて欲しい。クソ安っぽい。
・戦闘BGM
Keep on Keeping onを多様しすぎ。ここぞ、って場面にのみ使って欲しい。
折角の良曲がダレる。{/netabare}

【16話を見て、スレインの立ち位置確立】
{netabare}イナホのライバル位置としてはちょいと弱いなぁ、と思っていたスレイン。
主人公のライバルとして、その立ち位置を確立した回。

15話での決意を受けて、非常に良い顔になった。
ザーツバルム。自分が罠にはめて殺した父。その人の言葉を元に行動する彼。そんな彼が自嘲的に浮かべた笑み。

総力戦で堕ちなかったトライデント基地をたった一人で強襲。陥落。シャアザクやシナンジュを彷彿とさせるあの動き。

そして、イナホの「仕方ない」。
トライデント基地陥落の報を受けたイナホは、この強襲が弾薬他補給物資搬送のタイミングを狙われたと推測。ただ力任せに来るだけではなく、情報の収集分析の上に襲ってきたのだ、と。
強襲場面の映像を見て、それをしたのがタルシス、スレインだと確認したイナホ。
左目を押さえて、自問自答する。
 この強襲を予想できたのではないか。
 補給物資搬送のタイミングを狙われると推測出来たのではないか。
 いや、今までの火星のやり方から、こちら側の動きや暗号、情報操作を
 分析解読するようなやり方で来るとは思えなかった。
 このトライデント基地強襲を予想出来なくても「仕方がない」じゃないか。
そう。スレインはイナホを出し抜いたのである。

これで、イナホの対スレイン警戒レベルが一段階上がった。
ここからが本当のライバル対決の始まりである。


話変わって。
16話でもベタをやってくれた。
重力発生ボールをグルグル回してストーム野郎と化す火星カタフラクト。
見てる全員が思うはず。
「いや、頭上がガラ空きだろう・・・」
ベタな技にはベタな対処法。
地球人憎しタイプでは無い騎士さんらしく、降り立った時の表情の戸惑い加減もいい感じ。


話変わって2。
トラウマさん。19ヶ月の戦闘でトラウマは解消されたようだ。
ユキ姉が勧められたカルヴァドスを入れた大人なアップルティーをゴクゴクと飲み干すのに対して、トラウマさんはストレートでちょびっと口をつける。
この辺は前期1話で酒飲みながら教官やるトラウマさんと真面目に教官やるユキ姉シーンの対象として楽しい。
そして、最後、トラウマさんはトラウマ解消記念に祝杯。
アルコールに口を付けない話をアルコールを飲む話で終えるのは綺麗な流れ。
だから、もうちょい、トラウマさんがアルコールを飲むシーンは綺麗に書いて欲しかった。コップから口に流れていく液体が雑過ぎる。{/netabare}

【17話を見て、十人十色な「籠から出る」】
{netabare}繰り返しになるが、2期になってから、各話にそれぞれに主題を置いてそれをベタにやる、ってのが綺麗にやられている。
この話でやられたのは「籠から出る」。
「籠の中」は自由を奪われた状態。だが、安全が保障されている。
「籠の外」は自由を謳歌出来る状態。だが、危険に晒されている。
はたして、どちらが良いのか。

イナホ
ユキ姉という籠の中から飛び出す。惚れた女を救うために。
「セラムさん」は、お姫様云々は関係無い。一人の女性としての彼女を助けたいという思い。
「僕をかばって」は言い訳。好きだから、と言えないのは、らしさ。

スレイン
ザーツバルムの籠を破壊して独り立ち。牙を剥かせぬようにトライデント基地を単独攻略するも、地球人、という出自が彼に危険をもたらす。

アセイラム
スレインの籠の中。眠っているのか、眠らされているのか。

レムリナ
スレインの作ったアセイラムの影武者という籠の中。ただの操り人形ではなくヴァースの皇族として生きたいという思いが芽生え始めている。

ライエ
自分は火星人、という出自の籠に囚われっぱなし。
だが、ラストにイナホから「あの時の君とは違う」と言われ、籠のカギは開けられた。飛び出せるかどうかはライエ自身の問題。

マズゥールカ
物理的に囚人。イナホから伝えられた話を確認すべく、イナホのスパイとしての立場を受け入れる代わりに脱走。

マリルシャン
地球人憎し、の籠に囚われっぱなし。先を見れていない感半端ない。
バルークルスのほうは、まだ常識人っぽい。

トラウマさん・マグバレッジ
囚われた過去から脱し、新しい関係構築。


見てての疑問
・後継のスレイン
マリルシャンが難癖つけてきているが、ザーツバルムが死に、スレインが後継となった時に皇帝の信任を受けてないものだろうか?しかも、姫の近衛騎士という重責、それ無しに後継ってだけでなれるもんじゃないだろう。
・皇族の前での行動
アセイラムの前に来たマリルシャンとバルークルス。カタフラクトの格納庫でお出迎えだが、下に降りてこずに、カタフラクトの上に跪く。上から見下ろす形になるけどそれで良いの?
・決闘
次回に説明があるんだろうけど、負けた場合ってどうなるんだろうか。決闘、と言い出した時にバルークルスが異常な驚き方してたけど、負けた場合は死、爵位剥奪ほか、何でも相手の要求を飲む、とかなのか?


決闘、するかなぁ・・・パターンは3つくらいか。

1.レムリナが止める。が、スレインが受ける
スレインはザーツバルムから爵位を受け継いだ時に正式に近衛騎士として任命しているからお門違いも甚だしい。下れ、とマリルシャンを一喝するレムリナ。
このままだとマリルシャンの鬱憤も晴れないだろう。禍根を残さぬためにも、決闘を受けます。但し、これで終わりにしてくれ、とスレイン。
で、決闘。
2.スレインがキレる。レムリナが立会人になる。
マリルシャンの姫の御前での言動にキレるスレイン。マリルシャンと言い合いになるも、ハークライトとバルークルスに止められる。
レムリナが決闘を認め、その立会人となる。
で、決闘。
3.決闘しない
レムリナが、争ってる場合かバカども、と一喝。
スレイン、マリルシャン共々、禍根を残す

レムリナとしては、その正体を知るスレインと同等の立場になっての共同戦線を張るのが一番と理解しているはず。
まぁ、1だろうなぁ。



ダイエット話。ライエの「ダイエットしない」を受けてのインコの「あ゛あ゛~っ」は良い演技でした。やるねぇ、みかこし。{/netabare}

【18話を見て、物語のオチはここかな、と思ってました】
{netabare}前話17話まで見た時点でしてた、スレインがまともだとして、やろうとしてることの想像。
・アセイラムの保全
・最小与ダメにて、地球上の自然がいっぱいなところにヴァース帝国アセイラム領をつくり、なるべく有利な条件で地球側と和平交渉
・アセイラムが目覚めた時には平和になっており、興味津々な自然をアセイラムに渡せられる

このことから、オチを考える。
・政治に対する才能やその姿勢ではアセイラムより上なレムリナが、アセイラムの姿のまま、皇帝の座につく。側にはスレイン。
・アセイラムは傷ついたイナホと共に居たいと願う。山里外れた場所でイナホと身分を隠したアセイラムが隠居生活

うーむ。
ターンAと08小隊を混ぜたような終わり方するのかなぁ。
と、思っていた。


まさか、折り返しとなるであろう18話でここまで一気に話を進めてこようとは。
これで、オチが読みにくくなってきたなぁ・・・


青い薔薇の花言葉。不可能、ではなく、奇跡、のほうに転んだか。

スレインのアセイラムに対する思いは、一女性として、というより、女神に対する崇拝や敬虔に近い感じ。
レムリナが一女性として愛情をドンとぶつけてやれば、コロッと堕ちそうな気がしないでもない。

それに対してインコ・・・
綺麗にフラレちゃったのう・・・
本当に知りたいことは見えないんだ、とか言われたら、手も足も出ないねぇ・・・{/netabare}

【19話を見て、ここまでの積み重ねから、動き出した物語へ】
{netabare}スレインに一つの奇跡が訪れる。
アセイラムの目覚め。
だが、起きた奇跡は彼に様々な代償をもたらす。

レムリナとの関係
アセイラムに扮したレムリナとの婚約、権限委譲。
他に身寄りのないものとしての共感で絆を繋ぐ2人。
だが、レムリナの抱くアセイラムへの感情を危険視したスレインは、アセイラムが危険な状態になったと嘘をつき、アセイラムの身柄を保護する。
嘘は信頼関係を崩すカギ。それが、アセイラム関係、となれば、その大きさは計り知れず。

自身の心持ち
そもそも野心や闘争欲が弱いスレインにとって、その第一だったアセイラムの回復は、逆に心の支えを失ったも同然。
だが、そんな心とは関係なく、自らの手で動かした歯車は止まらずに、自らも動かされていく。その動きに翻弄されないように、全てを知るハークライトと共に戦略を立てていく。
そんなスレインが次に心の支えとするのは、打倒イナホ。
目覚めたアセイラムが鳥の映像を見ながら「あの方」と呼んだ男。奇跡の青いバラをアセイラムに手渡すこと無く、次の行動へと移っていく。

目覚めそのもの
目覚めずにいてくれれば、綺麗な鳥は籠の中に居続けてくれた。だが、目覚めた鳥は籠から出ることを望むかもしれない。


この回のスレインの表情が良い。
本来の自分と、歯車を回してしまった演じている自分。
この間でグラグラ揺れまくり。葛藤から壁にまで当たる始末。
イナホがカッチリしてる分、スレインは色々揺れている時こそ、らしいなぁ、と感じさせる。



複数の揚陸城、複数のカタフラクトによる同時侵攻。
イナホの「動き出したんだ、あいつが」。
16話で「仕方ないか」の言葉とともに、スレインへの警戒レベルを一段上げたことを受けての言葉。


取り敢えずは・・・撤退戦だろうなぁ・・・
マズゥールカのカタフラクトが地球側に接収されているとすると、これをイナホスペシャルに改造。
このくらいせんと、まともにやれば厳しいわなぁ、地球側。{/netabare}

【20話を見て、ハークライトが読めないなぁ】
{netabare}何度も書くが、本来のスレインは野心や闘争欲が弱い。
よって、権謀術数張り巡らせる、というのはあまり得意ではない。まして、人の心を利用して、となると尚更。
本当なら、スレインがやらなければならないことは、自分の後ろ盾であるレムリナを確実に自分のものとし、どんな事実があろうともスレインの為に身を差し出す覚悟、くらいまで彼女をタラシ込むということだ。
だが、アセイラムの目覚めにより、そちらへの傾倒が増している状態。
事実を知らないものの、スレインの心が離れつつあること感じるレムリナの不安はドンドン大きくなっている。
この状況を全て理解し、危惧している人間がいる。
側近、ハークライトだ。
だが、彼がスレインにそのことを諌言している風がない。
なんでだろか。

ハークライトが野心家の場合
揺れるレムリナをスレインから寝とり、マズゥールカ、バルークルスとともに反スレイン連盟結成。
事実を公表し、レムリナを正式にトップに据えて新火星帝国とする。

ハークライトがスレインの忠臣の場合
アセイラムが救命水槽にいないのは彼女が本当に死の間際にあり、スレインの態度が可怪しいのはそのことで動揺しているからだ、とレムリナに嘘をつく。
その上で、スレインに、レムリナの手綱が緩んでるのはマズい、と諌言。

どう転ぶか、読みにくいなぁ、ハークライト。


イナホ、眼、キツそうだな・・・
初めてインコに対して「何が?」と苛ついたような態度。
脳の過剰利用で感情コントロールが怪しくなってる?{/netabare}

【21話を見て、スレイン、どこまで腹をくくってるんだか】
{netabare}レムリナの懐柔に失敗したスレイン。アセイラム、レムリナ姉妹連合に反抗されました。
・・・どうにも腹のくくり方が弱いなぁ、スレイン。
火星騎士がスレインに忠誠を誓うその一端は
アルドノアドライブの起動停止権を握ってるから
で、起動停止能力が無いスレインは絶対にレムリナを墜とさなければならなかった。
が、失敗して身柄の拘束。
今からでも遅くない。スレイン。レムリナに泣きつけ。

スレインの計画告白
アセイラム姫は平和を望んでる。
敵がいるからいけない。
敵をなくせば平和になる。
今はその浄化作業中。この身を汚してでも美しい平和な世界を築いてみせる。
ザーツバルムの言葉を忘れたのか、スレイン。牙を見せれぬほどの力を見せつけて服従させ、その後にアルドノアドライブというアメを与えることで領地の統治をすれば必要最低限の与ダメで平和は築けるだろうに。
まぁ、この場合、結局アルドノアドライブの起動権を持つ人間が上に立つ社会はそのまま残る訳だけど。

火星騎士
同時に攻めろ、だけじゃダメだろ、スレイン。
どうにも火星は戦略家はいても戦術家がいない。通信網破壊とか戦略はたててくる割にねぇ。
連携とった上で、リーダー決めて、進軍撤退の状況判断をちゃんとさせないと。
味方がやられて「なにくそ、敵討だっ!」って、そりゃ負けるわ。

もっともっとスレインがゲスなら計画は順調に行ったのに。
どこまで腹をくくって計画に邁進出来ますやら。
腹のくくり方が弱まっていることをハークライトも感じているだろうに。


イナホとインコ、会話が噛み合わないなぁ・・・
インコが体を気遣って「また眼を使うの?」って聞いてるのに、
イナホは「処理能力上がってるから計算可能」って答えちゃう。
インコ、失意で下を向く。
その様子を見るライエ。
心の中ではイナホに対して「あなた、本当にバカなのね」なんだろうなぁ。

1期OP回収
してない気がする。OP見かえしてないけど、1期OPってアセイラム、涙流してなかったっけか。若しくは涙目か。
もう一度、アセイラムが銃を構える場面がありそうな。{/netabare}

【22話を見て、やっぱオチはここなのかな、とか思いながら】
{netabare}ここまで来ると、もう、流れのままに。

イナホの告白
気を失ったイナホくん。気を失った時の為に、義眼に状況対応機能をつけてたようです。
その状況対応機能くん。シレッとアセイラムに告白しちゃいました。
状況としては
「私が知らないうちに私じゃない私がスレインと婚約してました」
なアセイラムと似てて
「私が知らないうちに私じゃない私がセラムさんに告白してました」
というもの。
まぁ、イナホの場合は、告白したのが自分の脳であり、それも記憶に残ってるんでしょうが。
そして、アセイラムはそれをしっかりと受け止めました。
アセイラムはレムリナに「想い人はいないのか?」と聞かれて「私が思うのはヴァースとその住人」と答えてますが、目線を外して答えてます。嘘、とまでは言いませんが、偽りの答えですね。
このままイナホくん退場とはならないと思うので、2人でささやかな幸せを掴みとってほしいものです。

クランカイン
クルーテオの息子、クランカインが登場。忠義心は父のそのままに、物腰を柔らかにした感じ。また、父の愛機タルシスを他の人間が乗っている現状を快くは思ってはいないようです。「博士の息子はどんな方なんだろうねぇ」と言ってた割にはスレインに対しても好意的ではなさ気。
なんだかんだあって、アセイラムを救出しちゃいました。え、マズゥールカの役割は・・・?
地球側、というか、デューカリオンに逃げようとする姫様に彼はどんな行動をするんでしょうか。
なんといっても、彼の父クルーテオは、地球生まれのスレインのことを「犬が」「下賤が」とやってた張本人。地球側のデューカリオンに行くことを簡単に許すでしょうか?


うーん・・・。話のオチとしては、18話を見て、で書いたようなところで落ち着きそうな気がしてきた。やっぱ。{/netabare}

【23話を見て、肝っ玉姫様】
{netabare}皇帝一族として育てられてるから、いざとなった時の肝は座ってるなぁ、アセイラム。

アセイラム結婚宣言&停戦申し入れ
狙いはなんだろうね。
まずは、台詞のまんま、クランカインことクルーテオ伯爵の人脈。
クランカインがスレインを訪問しに来る時に、スレインとハークライトで
「なんとか取り込めないかなぁ。そうすりゃ親皇帝派を一気に飲み込めるのに」
とか話してたことだし、先代から引き継いだ親皇帝派の人脈は結構なものなんだろう。
これを行うことで、クルーテオ、マズゥールカ中心の親皇帝派はアセイラムに付く。
状況を確固たるものにするためにクルーテオ家との婚姻関係を築く。
また、スレイン旗下を快く思わないバルークルスなどの派閥もアセイラムに流れる。
それに、姫が車椅子から立ち上がったことにより
「地球帰りとはいえ、最近の姫様はいくらなんでも変わりすぎじゃね?」
と疑念を抱いていた火星騎士はスレインに対して不信感を抱くことになる。
これで、火星は 親皇帝派&反スレイン派 vs 何が何でも地球憎悪派 に2分される。
ヘタすれば、スレインの孤立を狙える。
次に戦局の混乱。
一方的とはいえ、地球側も停戦申し入れをガン無視って訳にはいかないだろう。
一時的にでも休戦状態をつくれる。

はてさて、姫様、どうするかなぁ。
台詞が気になるんだよね。
「クランカイン。貴方の地位と人脈の全てを、私に預けて頂きます」
なんで「預けて」なのか。

イナホの気持ちをイナホじゃないイナホから聞き、
変わってしまったと嘆いたスレインの気持ちも「姫様一途で何も変わらない」とエルデリッゾから聞き。
全てが丸く収まる、って訳にはいかんのだろうなぁ・・・


スレイン
このまま行くと、地球攻撃を続けるスレインと、それを阻止したいアセイラム陣営&地球陣営の連合軍という構図になる。
図らずも、共通の敵ができる事により、姫の望む地球と火星の協力関係が出来上がるわけだ。物語としては良くある展開だが、全てが計画通りじゃないところが、スレインらしい。
どう転んだところで、彼は平凡な一少年に過ぎないのだから。

イナホ
最終決戦仕様スレイプニール。
月でのスレインとマリルシャンの決闘を見て、タルシスは同時に多方向から攻められると捌き切れないと判断。
大量のワイヤーロープを装備して、同時展開。一つ引っかかれば、それを使って超接近戦。
みたいな判断なんだろう。
左目使いまくっての戦闘になるだろうから・・・{/netabare}

【最終話まで見て、総括しながら】
{netabare}イナホはユキねぇと。
スレインは孤独で囚われの身に。
アセイラムは和平のために地球訪問。
色々あったけれど、元に、ZEROに戻った話でした。
空を舞う3羽のウミネコ。こんな風に自由にはなれないんですね。


正直、後半は息切れ感あるなぁ、とは思ってた。

姫様関係
OPにも出てこない。1期にもその存在の欠片も示されない。
そんな、クルーテオ伯爵の息子がポッと出てきて姫様掻っ攫っちゃうという、このトンビに油揚げ展開。
そりゃ、姫様が結婚云々言ったら恋愛結婚ってわけにゃいかんだろうが、物語の中くらいはねぇ、こんなリアルに則したような展開にせんでも。姫様と一高校生、一敵軍兵士の恋愛を描いても良いじゃん、と。
王道とかベタとか言われてもいいじゃん。
マズゥールカが姫様助けてデューカリオンと合流。
イナホ、アセイラムと再会し感情爆発。
姫様、火星騎士に停戦呼びかけてスレイン孤立。
スレイン対イナホ。
みたいなガッツリ展開で良いじゃん、と。
で、前期OP思い出すわけですよ。
姫様、2筋の飛行機雲に手を伸ばすんだけど、手が届かず。姫様を貫くように平行にはしる飛行機雲。
あぁ、そうか。既に、ここで明示されてたわ。

人の描かれ方
主要キャラは良い。2期の主人公とも言えるスレインのグダグダ具合も良い。彼の徹し切れなさ、非道になれ無さは今まで散々書いてきたとおり。
が、サブがイマイチ。特に火星。
クランカインとマズゥールカ。キャラの住み分けが微妙。
バルークルス。ラストが?過ぎた。仲間思いなキャラだとは示されていたが、ラストで心中に付き合うような浪花節キャラだったか?



ラストまで100点でした、とか、
カタルシスを感じる、とか、
グッと感動する、とか、
そういうのは無いけど、まぁまぁ楽しめる作品でした。
最終話も、2回目見たら、納得でしたよ。

にしても、例えばアセイラムの最後の台詞
「美しい思い出です」
と共に頬を流す涙一筋、くらいのサービスはあっても良かったんじゃ、とかね。{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 24
ネタバレ

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

激化する惑星間戦争 主要キャラは斜め上へと飛翔する。

2015年放送のアルドノア・ゼロ第2クール 全12話

第1クールから1クールあけて放送。スタッフ・キャストに変更なし。

第1クールのラストはロボットアニメらしい主要キャラ全滅エンドでしたが、
もちろん、そんなことは無く、普通に第2クールが始まりました。
本来の主要キャラである3人、貝塚伊奈帆、アセイラム姫、スレイン・トロイヤードの物語は続きます。

第1クールはオリジナリティを確立しつつ、物語性を失わない理想的な創作劇でしたが、
第2クールはどうも様子がおかしいようです。

地球生まれの火星騎士スレイン・トロイヤードが、生死不明のアセイラム姫の権威を利用するために、
アセイラムの異母妹「レムリナ・ヴァース・エンヴァース」をアセイラム姫に仕立てて、地球との全面戦争の旗印にするというのが発端です。

いくつか気に入らなかった点がありますので挙げます。

火星の描写については最も期待したのにかかわらず、ほとんど見られませんでした。
これは、月のハイパーゲートに火星軍が送り込まれ続けるためで、
特に火星の風景などの描写の必要が無いのは分かりますが、
そのせいで、火星側は貴族や軍人しか描かれずリアルな戦争を映すべき民間人の姿が無かったこと。

同様に、崩壊した地球の描き方もあまり重視されなかったようで、
荒地と生活地との境界線が分からず、まるで違う世界のように感じました。
前回の戦争で人口の半分が死んだという現実も感じられず、
セカイ系と言うよりは社会性の描写不足、別世界の人間がゲームをしているように見えたと言うこと。

物語に関してはネタバレ扱いにしますが、量は少ないです。
{netabare}主要キャラの言動が非常に子供っぽく、行動理由も浅はかに見えてしまい、
多くの軍人たちが信頼するような説得力が感じられませんでした。
人気沸騰するべきヒロインの扱いは商業的に見てまずいと言わざるを得ません。
リアルかどうかより、物語性の優劣で考えると失敗です。
後半になると主要登場人物の主張はどんどん幼児化して、到底将の器でないものが惑星間戦争を主導していきます。
主人公3人の行動も幼児化して、到底受け入れられるものではありませんでした。
最近放送された某「レクリ」という作品の後半に近いです。
ガンダム以前のアニメであればぐっとこらえて時代性で飲み込むところですが、
個人的感想ではありますが、これと「レクリ」の展開は作者の感覚を疑いました。

ここで思い出した一言があります。
虚淵先生原作のアニメ「ブラスレイター」より
「すまなかった・・・」{/netabare}

何はともあれ、志村貴子先生の美しいキャラが惑星間戦争で躍動する、
高予算と思われる力の入ったロボットアニメの秀作として無事完成はしたと言えます。
ラストはお馬鹿アニメ化していましたが。

オリジナリティを何よりも重視していると想像できる「あおきえい監督」には、
段階を踏んだ本物の衝撃的傑作を期待してやや評価を下げました。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 34

87.6 18 バトルアニメランキング18位
灰と幻想のグリムガル(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (1971)
9476人が棚に入れました
薄暗い森の中、わずか2体のゴブリンを相手に苦戦を強いられている6人の少年少女がいた。
盗賊のハルヒロ、暗黒騎士のランタ、神官のマナト、戦士のモグゾー、狩人のユメ、魔法使いのシホル。
彼らには、ほんの数日前、暗闇の中で目覚めてからの記憶しかない。
自分たちが、どうしてこの世界――『グリムガル』にいるのか、わけもわからないまま、彼らは見習い義勇兵として歩み始めた。
ここで生きるために――。

主人公・ハルヒロがある日突然迷い込んでしまった世界・グリムガルにおいて、“生きるために”過酷な環境や仲間との絆に向き合っていく様を描いた青春群像×ファンタジー作品。

声優・キャラクター
細谷佳正、吉野裕行、島﨑信長、落合福嗣、小松未可子、照井春佳、関智一、浪川大輔、安元洋貴、能登麻美子
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

主人公最強の対極、リアルな異世界ファンタジーバトル

原作未読。キャッチさんからの紹介で視聴。

ゴブリン相手に四苦八苦するような6人組の弱小パーティの物語。
主人公最強ではない、リアルな設定の物語です。

主人公たちの成長があまり早くないので、特に前半はテンポが悪く感じるかも。
個人的には、4話区切りで物語が大きく転換していく、バランスの良い構成に高評価。
{netabare}1~4話は、物語の世界観の説明とマナトの死。
5~8話は、メリイの加入とマナトの敵討ち。
9~12話は、メリイの昔の仲間の敵討ち。{/netabare}

作画は水彩画のような街並みと、最後まで乱れなかった人物の描画はお見事。
バトルシーンも迫力があって、とても良かったと思います。

キャラには私の苦手なタイプが一人・・・。少しマイナス評価。
空気の読めないお調子者は苦手なんです。
しかも口が悪い。性格もイマイチ。
この嫌な感じが『SHIROBAKO』のタローみたいだと思っていたら、やはり同じ声優さんでしたか。

続きも見てみたいと思える作品でしたので、第2期を期待したいです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 94
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

【鑑賞日記・完】RPG愛、そして……ゴブリン愛に満ち満ちたファンタジーアニメ

原作ライトノベルは七巻まで購読中。

☆総評

かつて『Wizardry~ウィザードリィ~』等の古典的ロールプレイングゲームにおいては、
物語はクリエイターからプレイヤーに一方的に下賜されるものではありませんでした。
自作した様々な種族、職業のキャラクターでパーティを組み、
ヒットポイントの削り合いに一喜一憂しながら、
冒険者たちのストーリーを夢想したものでした。

その為、プレイヤーの中には過剰とも思われる妄想力を膨らませる者も現れました。
『Wiz』についても、例えばゲーム雑誌投稿コーナー「ウィザードリィ友の会」に、
俺達が考えた冒険ネタを持ち寄る猛者達が実在したのです。

単なる数字の増減に過ぎないRPGに、時間を湯水の如く投入するに止まらず、
その上、物言わぬ自作キャラ達の妄想ストーリーを爆裂させる。
さらには個々のモンスターの“人間ドラマ”まで展開する。
端から見れば正気の沙汰ではない、恐ろしくマニアックな試みw
けれど、テーブルトークRPGのコンピュータ上での再現たる、
ビデオゲームのRPGにおいて、妄想こそ王道でもあったのです。

本作はそのスピリッツの継承を存分に感じられる作品です。

正直、これがリアルな青春……だとは私はあまり思いません(苦笑)
24時間ネタ全開の暗黒騎士や、クレッシェンドゥゥゥ!な義勇兵なんて、
現実世界にはあまりいないでしょうしw

ただ、本作にはファンタジー世界に放り込まれた少年少女が、
どんなことを感じ、生きていくか……。
膨大な量の妄想とその成果たる心理描写が積み重ねられています。

その結果として普段あまり冒険に出ない視聴者の中にも、
リアルな人間ドラマという感想を抱く方がいて頂けたなら……。

昨今、進化が著しいロールプレイを重視した海外製RPG等の隆盛と併せて、
あの時、繰り広げた俺達の妄想も無駄でなかったのだなぁ……。
と、妙な感慨に耽ることができるのです。

☆声優に“芝居”をしてもらうためのアフレコ現場改革

本作のアフレコ現場では、まず監督からキャストへの方針説明等から始まり、
その時々のキャラクターの心情や、それを声で表現するため入念な打ち合わせが重ねられ、
声が当てられていったそうです。

……当たり前じゃないか?と思われるかもしれませんが、
これが当たり前じゃないのが、依然、地位向上半ばの声優業界の惨状でして……(苦笑)

基本、台本だけ渡して、一人一人、声当てて、問題なければお終い。
酷い現場になると「テキトーに声当てとけばいいよ」と投げやりな有様w

これだと、声優たちが一発でOKをもらうために、
味付けの濃い萌えイケメンキャラボイスを当てる、反射神経は発達しても、
一人の人間を“芝居”で表現する演技力の向上など望むべくもない。

こうした声優業の現状に対する監督の問題意識が、
本作の声優の“芝居”からは存分に感じることができました。
結果、二次元世界の中に人間を感じることができた。
という視聴者が出てきたのも必然だったと言えるでしょう。

6月のファンイベントでは声優陣が朗読劇を披露する演目もあるとのこと。
声優の“芝居”の力を磨く、大変素晴らしい試み。どんどんやって欲しいです。

☆(K)NoW_NAMEとフィルムスコアリングについて

本作は主題歌、挿入歌、BGMに至るまで(K)NoW_NAMEという一つのアーティスト集団に、
一括して任せる方式を選択。

さらに、あらかじめある劇伴からシーンに合わせてチョイスする
連続テレビアニメで通常とられる方法ではなく、
シーンに合わせてBGMを制作するフィルムスコアリングを採用。

一見、無思慮にフルでごり押ししているだけに思われる挿入歌も、
スタッフから場面の内容と求める音楽の方向性を(K)NoW_NAMEに伝えた上で、作曲されたもの。

そのため、例えば四話挿入歌は二番があれば五分超になりそうなバラードですが、
尺に合わせて一番からそのままラスサビに突入し、三分台にまとめられ、
反対に七話及び八話の挿入歌はアップテンポですが、五分を越えるなかなかの大作に仕上がっています。

この方式を貫くのはかなりしんどかったと思います。
事前にシーンイメージを伝えるためには、作画工程の前倒しが必要でしょうし、
その上、本作はアフレコでも丁寧に時間をかけている……。

序盤、歌だけで声がほぼ消滅したのは、この辺りの工程管理の切迫によるものでは?
という個人的な疑惑が払拭できませんw

私は気が付きませんでしたが、中盤ではキャラがホバー移動する謎作画もあったとか(苦笑)
スタッフのみなさん本当にお疲れ様でした。

音楽担当者ともコミュニケーションを密にして丁寧にアニメを製作しよう
という方向性は評価したいです。

☆声優・落合福嗣について

キャスト発表時は話題作りのネタとしか思えなかった、
三冠王の息子の主要キャラ・モグゾー役起用。

声を当てるのは上手くないですがw
善意で捉えると、濃い口のキャラボイスを提供する既存の声優とは違う、
人間モグゾーと“どーも斬”の表現を追求した結果だとも思います。

もっとも、福嗣さんも声優事務所の振るい落としを兼ねた養成課程に身を置く、
“ちゃんとした声優”のステレオタイプをなぞっていますし……。
単に新人でギャラが安かっただけとも考えられますし……。
或いは、朗読イベントでモグゾー役がリアル世界に出てきた場合、
中の人がマナト役の島﨑信長さんに匹敵するイケメンだった時の
観衆の困惑がスタッフの頭をよぎったのかもしれませんw

ちなみに原作では“若干のろいが頼りになるくま”とキャラ紹介されているモグゾー。
そう言えば、福嗣さんは今期『霊剣山』でも格闘クマ役などで出演されていましたw

男性声優もアイドル化が定番化する昨今……。
体型から違う福嗣さんには世代屈指のクマ声優として生き残る芽があるのかもしれませんw
この声優業……ただの金持ち息子の道楽では終わらないかも。そんな予感もします。


以下、鑑賞日記。途方もなく長いので折り畳みw
{netabare}

「ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ」

原作一巻目及びアニメ第一話のこのサブタイトルにピンと来てしまった、
例えばゲーム初挑戦がゲームボーイ版『Wizardry~ウィザードリィ~外伝Ⅱ・古代皇帝の遺産』だった、
私のような古参の冒険者には、ほぼ視聴が義務付けられた作品w

以下、私の期待が迸った、勇み足な長文w

{netabare} サブタイの元ネタはその『Wiz』シリーズより。
法外なお布施を巻き上げたカント寺院が唱える蘇生呪文、
「ささやき-えいしょう-いのり-ねんじよ!」から来ています。
(で、失敗して灰になろうが、ロストしようが、医療ミスは一切認められず、
前金もビタ一文返金されず、「まいそうされます」の一言で済まされますw)

『Wiz』シリーズは序盤が本当にキツいゲーム。
軌道に乗れば、大魔神を一撃で屠れるようにもなりますが……。
それまでは追い剥ぎにあっさり殴り殺されるw
少し体力がついたと思ったら忍者や修行僧に首を飛ばされるw
ボルダック商店はぼったくりw
など難行苦行の連続w

原作はそんな古典的ロールプレイングゲームにおける
パーティ育成の苦しさを、現実的なシーンに落とし込んでどう伝えられるか……。
腐心した大変RPG愛に満ちた小説です。

で、本作の主人公パーティーの特徴を一言で申しますと……。


 弱 い !!


華やかな英雄譚など始まる気配すら感じない、圧倒的な弱さw
ろくに射撃もできない狩人に、
クセのあるスキルを使いこなす頭もないのに上位職業に就くイタイ奴……。
唯一回復役兼リーダーは多少頭が切れますが、
厳しさが足りない背負い込み屋で、戦闘はいつもギリギリw
もし私がこのパーティーで『Wiz』で冒険に出ろ!と言われたら、
ファーストエンカウントで全滅させる自信がありますw

というより、リーダー以外は『Wiz』基準では冒険者の水準にも達していませんw
訓練場のキャラ作成にて、ポイント不足でダンジョンに挑んで全滅する以前に、
プレイヤーにリストラ、消去されるレベルw
或いは、序盤、多数の捨てキャラから初期装備を剥がして足しにする金策要員w

実際、原作ではこうした要素をストーリーにしたシーンもあり切なくなりますw


個人的にはRPGは行ける!と思った時が一番危ない。
一寸先は地獄、全滅、灰、ロストwという
古き良き時代の素敵なゲーム文化を再生し得る期待のアニメです。
でも一方で、原作の地道なレベル上げを映像化し、
今のプレイヤーに伝えるには、一工夫も二工夫も必要だとも思います。

原作は主にラノベらしいキャラの掛け合いで、
重苦しさ一辺倒にならず、リズムを作っていましたが、
テキストレベルでは、会話でも良くても、
エンタメ映像としては盛り上がりが不足する懸念があります。

その辺りを制作のA-1 Picturesがどう料理するのか。
スタッフは違いますが、『ソードアート・オンライン』を、
時系列整理しアニメ化成功に導いたスタジオの経験値がどう生きるかが注目点。

『灰と幻想の~』のメインタイトルもまた、ベニー葉山氏による、
初代『Wiz』のノベライズ『小説ウィザードリィ~隣り合わせの灰と青春~』が元ネタだとのこと。
そしてベニー葉山氏は上記の私の初ゲーム『ウィザードリィ外伝Ⅱ』のシナリオ担当でもあります。

そんな浅からぬ縁も感じながら、主人公と一緒に苦行したいw
2016年冬の期待作です♪{/netabare}

各話感想{netabare}
第一話{netabare}
早速A-1の時系列整理スキルが炸裂。
元々展開の遅めな原作に無理に鞭を入れずに、
回想も活用しつつ視聴者の集中力を持続させる作戦に出た模様。
集中力維持の工夫は、水彩画風の背景や、
小動物の描写や、キャラの細かい仕草からも実感できました。

そんな中でも最初の戦闘シーンで、しっかりと伏線の強調がなされていました。
RPGにおいて、序盤のパーティーでは大変危険なことを、
この人はやってしまっています。

具体的に触れるとネタバレになるので言いませんw
ロープレ経験者なら分かるとは思いますが……。
後のお楽しみ。クイズということでご勘弁下さいw

それを最初にさりげなく、後々伏線として生きるように、
しっかりと描けている。

後の展開に期待が持てるいい滑り出しでした♪{/netabare}

第二話{netabare}
評価の分かれそうな回となった印象。

ゴブリンをやっとで倒した壮絶な描写があった後は、
歌をバックに夕暮れの日常が淡々と続く……。

私はこの雰囲気も好きですが、人によっては退屈しちゃうかもw

ただ一つ心に留めておいて頂きたいのは、
立ち上げ直後のパーティーは生き残りのため
もっと沢山のシビアな思考が必要であるはずということ。
情報収集しかり、金策しかり、編成しかり……。
なぜそれが見えてこないかというと、リーダーが全部抱え込んでいるから。
もっとメンバーと情報共有してもいい所ですが、このリーダーはみんな一人でやってしまうタイプらしい。

今回も間接的にそういう描写がありました。

ミュージックビデオでまったりできるのも、
呑気に覗きの悪徳(ヴァイス)を積めるのも多分リーダーのお陰w

そのことを頭の隅に置きつつ、今回の所は頭空っぽな主人公が眺めるグリムガルの風景を楽しんでおきましょう。
{/netabare}

第三話 {netabare}
ゴブリンの寝込みを襲って、パンツ新調を画策する(笑)
全くもって華がない底辺パーティw

けど、私にとっては『Wizardry』でヘタレ冒険者だった頃の、
ノスタルジーを存分に感じられる良回でした。

ちょっと乱戦になれば死人が出る序盤は、
“モンスターは まだ こちらに きづいていない”
と来たらガッツポーズをして殴りに行き、
逆に奇襲を食らったら頭を抱えてリセットボタンの確認をしたものでしたw

というより、最初の方は基本的にパーティより、
人数の多い群れとは対峙しませんでした。
ゴブリン五匹だったら逃亡とか(苦笑)
情けないくらい懐かしすぎて笑えてきますw

さて1話でつかみ、3話で飛ぶか叩き落とす……。
今期もこの黄金パターンを守るアニメも多い中、
淡々と伏線張りと雰囲気作りに3話を消化した本作。

実はまだ原作1巻の途中w
1話1巻のペースでぶっ飛ばし原作ファンを戸惑わせる作品もあるかと思えば、
こういうスローペースの作品もある。

人の歩むペースは様々ですねw{/netabare}

第四話{netabare}
かつて私が『Wizardry~ウィザードリィ外伝Ⅱ~』にて、
最初にロストしたキャラは前衛の要の戦士でした。

少しレベルが上がって、探索距離を伸ばした頃に、
蛮族からのクリーンヒットで想定外の大ダメージを喰らって死亡。
生命力は高めのはずでしたが、蘇生は叶わず灰から消滅に至りました。

不意の一撃でキャラが消える。

あまりの衝撃に、何だこのクソゲーはw
と悪態を付きましたし、心が折れかけましたw
結局、その時は育成プランも見通せず、パーティを作り直しました。
で、次のパーティも中盤行き詰まり、クリアに至ったのはパーティは3つ目w

この頃になると、あの時、彼がロストしたのは何がまずかったのか分かるようになりました。
油断した頭で、彼を集中攻撃を受けるポジションに、貧弱な装備で立たせ、危険に曝していましたw
冒険者を十数人おじゃんにして、やっとあの頃、私は青かったと述懐できるようになったのです(苦笑)

ですがグリムガルは生きた人間が暮らすファンタジー世界。
ヒーラーロストの致命傷を喰らったからといって、ガラガラポンでやり直す訳にはいかない。
リーダー交代、欠員補充などに取り組む以前に、
不運な悪夢に襲われたと落ち込んでいる残されたメンバーには酷な展開。

ですが、この世界で生きていくためには、喪失に至った原因をもしっかりと糧にして行く必要があります。
本作は彼の死亡フラグが目立っていましたが、実はそれを経験則にしていくための伏線もしっかり仕込まれています。

そういう意味では、本作の物語は、ここでようやく始まったと言えます。
だから、唐突な死や、長歌に面食らっているプレイヤーにも、
こんなのクソゲーだと投げ出さずに、懲りずに挑んで欲しいなと願います。

『Wiz』もグリムガルもロストしてからが本番です。{/netabare}

第五話{netabare}
苦節四話。ついに正ヒロイン(私の脳内世界でのw)メリィちゃんが登場♪
しかも、中の人が安済知佳さん!

某吹奏楽部でトランペット吹いて「特別になりたい」とか「関係ないですよね」とか……。
高所から投げ下ろしてきたその声で、
メリィちゃんのツンツン通り越して、魔法障壁の如く取り付く島もない。
そんな態度取られたら、クリティカルヒットで悶え死んでしまいますw

と、取り乱すのはこの辺にしてw
マナトならどうしたか?そう考え始めたことで、
盗賊君がようやくリーダーに……そして、主人公としての道を、
好むと好まざるに関わらず歩み出した……。
第五話で改めて、ようやく物語が始まったと実感♪

主人公限定の特別スキル?ラッキースケベも回って来て、
いよいよハルヒロ君の時代ですw

もっとも本人はプレッシャーで死にそうですが(苦笑){/netabare}

第六話{netabare}

その昔、ロールプレイングゲームにおいて体力と魔力は、
自動回復する無限エネルギーではありませんでした。

『Wiz』の序盤から中盤戦に至っては、
気休め程度の効果しかない、数発分の回復魔法とポーションを、
節制して冒険を進めなければ、待っているのは全滅でした。

反面、ダンジョン攻略には中毒性もあります。
レアアイテムがドロップすればもっと奥に行きたくなる。
もっと強敵を倒して己の成長を証明したい。

こうして浮き足立ち、魔力のコスト管理と帰り道の確実な確保を怠った時、
魔力ガス欠による灰とロストの災厄が降りかかるのです。

本作原作小説『~グリムガル』、特に序盤の巻は、
このありがちな冒険者による失敗を現実感を持って再現した切り口が白眉。
そのポイントをアニメ版スタッフも熟知しています。

一話感想で私は序盤パーティーがやってはいけないことを
クイズとして勿体ぶって、はぐらかしましたがw

答えは冒頭、マナトがシホルのかすり傷を“一応”治療したシーンでした。

こんなHPが1ポイント減っただけで回復するような甘い管理をしていたら、
立ちゆかなくなることは目に見えています。

そして魔力ガス欠は最後、マナトが失われる決定打となったのです。

このことを残されたパーティが……。
よくある中級冒険者の壊滅を経験したメリイも自覚し、向き合って、
糧として乗り越えられるか否か……。

データー上の経験値だけでなく、プレイヤー経験値による成長をも物語として落とし込んでいく……。
このRPG愛に溢れた仕掛けに気が付いた時……。
私にとって『~グリムガル』が気になる小説から好きな作品になった瞬間でした。
{/netabare}

第七話{netabare}
「来る日も来る日もゴブリンゴブリンゴブリンゴブリン、
雨の日も晴れの日もゴブリンゴブリンゴブリンゴブリンゴブリンゴブリン」

話が進まない……。との批判も何のそのw

パーティの地道な再建と成長。
同じく地道なメリイちゃん攻略?が描かれる今回。

自分はパーティがもの凄く進歩した回だと感じました。

そう感じるのはきっと、私がかつて冒険者として、
数十分かけてやっとレベル一つ上昇するような、
時間の無駄使いを価値ある人生だと思う、
悪い感性を培っていたからだと思いますw

膨大な時間をかけてパラメーター1ポイント上げることに喜びを感じるか、
膨大な会話を重ねてメリイちゃんにパンを分ける偉業を達成したことに喜びを感じるか。

ニコニコ動画で視聴していますが、
放送後の評価が上がって来たのは、
単純に作品が地味な積み重ねを表現する描写が優れているというだけでなく、
ロールプレイングゲームに対する価値観の面で、
大分ふるい分けが進み、精鋭が生き残って来たw
そんな印象も抱いていますw
{/netabare}

第八話{netabare}
かつてロールプレイングゲーム(RPG)において、
敵、特にボス、イベントモンスターが壁となりパーティが挫折した時……。

プレイヤーは再戦に向け、相当な遠回りを強いられます。
ストーリーは一旦休止にして、パーティの再編成、装備の見直し、
自分たちを苦しめた攻撃パターンに対する対策。新たなスキルの習得。
そして、経験値稼ぎがてら、雑魚を相手に新攻撃パターンの試運転……。

こうした修正を経て、たどりついた奴へのリベンジ・マッチ。
あの時、有り金はたいて買った装備が、前回は耐えられなかった攻撃を受け止め、
新スキルの連動が奴の取り巻きを狩る。
壮大な物語より何より、これまで通用しなかった強敵に、
再構築した作戦が、はまっていく感覚……。
確かな手応えを感じ、思わず拳を握る……。
頭の中で、何らかの脳内物質が分泌される、この瞬間こそ、
RPGはゲームとして輝きを放つのだ。

ハルヒロたちも復讐戦に向け、タンク役の兜を値切り倒す等、
膨大な時間をかけて、この地に舞い戻って来た。

さぁ、時にゴブリンスレイヤーと揶揄されながらも、
仲間の仇討ちに執念を燃やしてきた、この底辺パーティの意地!
とくと見届けよ!
{/netabare}

第九話{netabare}
安全に冒険するルーチンワークを確立した場所から次の階層、エリアに進む。
『Wiz』のような古のRPGにおいてはこの判断にも勇気が必要でした。

何しろキャラが死んだら消えたりするわけですw
そろそろ強くなった気がするから、お試しで次に行って腕試しなんて、
生半可な覚悟では決められませんでした。

ましてや、例えば、仲間の首を斬り飛ばしたアイツがいるような……。
かつて進出して失敗したエリアに改めて挑戦する場合は、
尚更、決断は重たいものとなりました。

その場合、プレイしない時間は思考を整理するのに重要で、
どんな準備が整えば、次へ行けるのか……。
対策が組み上がり自信がついたらプレイに挑む……。

こうしたプレイしない間(ま)も含めたゲームプレイという
思い出を勝手に持っている自分にとっては、
今回の休日回もとても好感が持てる良回でした。

もはや……というより最初からそうですがw
自分にはこの作品はハマり過ぎて、客観的な評価は難しいですw
{/netabare}

第十話{netabare}
個人的に『~グリムガル』でアニメ化による
恩恵を一番受けたキャラはランタだと思います。

欲望に忠実、口も悪いw行動も身勝手w
でも彼なりにパーティのことは考えてはいるらしい……。

このことは原作でも言及されてはいましたが、
それをテキストベースで十分に理解する為には、行間を読み取る根気が必要でしたw
だからランタについては平坦な展開に起伏を与えるウザキャラ。
ていうかホント……ウザいw
という原作評価も少なくありませんでしたw

けれどアニメになって作画による表情やCV吉野裕行さんの声が付くと流れが変化。
スタッフのキャラへの入れ込みようはランタについても凄まじく、
アフレコでも“ちっぱい”の発音一つに監督、原作者交えた
話し合いが持たれる力の入れようw
これにより人間ランタの表現の深みが格段にレベルアップしました。

今回もランタは、死の前ではみな平等などと憎まれ口を叩くわけですが、
仲間と死別した時、もの凄く悲しい表情をしていたのもランタでしたし、
ゴブリン殺害の初悪徳(ヴァイス)を積んで、
一番、精神ダメージが顔に出ていたのもランタでした。

今回の自分の奇行?についての言い分にしても、
吉野さんが抑揚を付けて主張に哀愁も含んだ感情を乗せることで、
彼の立場もより理解できた気がしました。

その効果なのか……アニメ化して以来、特に中の人を中心に、
なんだかランタ好きが増えている気がしますw
これは暗黒騎士ギルドの門を叩く義勇兵が急増しそうな勢いw
アニメスタッフ・キャストの皆さんも
素敵な悪徳(ヴァイス)を積んでくれたものですw
{/netabare}

第十一話{netabare}
その昔『Wiz』の教会で蘇生失敗したキャラはロストし埋葬されましたが、
ダンジョンで全滅したパーティの救出が遅れた場合でも、
一定確率でキャラクターがロストしました。

彼らの死体は一体どこへ行ってしまったのでしょう……。

これを巡って当時、諸説妄想されネタになりました。
一番多いのが迷宮の壁に埋め込まれダンジョンの一部となった説。
次いで魔獣に噛み砕かれ跡形もなくなってしまったという説。

……そして一番考えたくない説として、
かつての仲間がゾンビなどのアンデッドとして
モンスター化したという説も囁かれました。

アンデッドの王が人間の世界を圧迫するという設定の
『グリムガル』の世界ではこの一番考えたくない説を取りました。

そして『Wiz』同様、かつての仲間であろうが、
死体のなれの果てを浄化できるのは神に仕える職業のみ。
震える心を押し殺して、役目を全うした神官に拍手を贈りたい。

そしてらしくない格好いい最期を見せようとしている暗黒騎士……。
勇気ある死によって完成する彼の武勇伝を、
今、何としても全員で阻止しなければならない。

……俺もランタがアンデッドとして蘇るなんてまっぴらゴメンだぜw
{/netabare}

第十二話{netabare}
最終回にして、ついに私の大本命w使い魔・ゾディアッくん登場!
口を開けばダメだ、無理だ、死ね、死ね、死ね……毛虫、毛虫、毛虫w
その他は主の血まみれのランタの周りを浮遊するだけw
うん!素晴らしいw全くもって役に立たんww

でも、ここまでネガティブなムードを煽られると、
目の前のくそったれな現実までギャグになってくる不思議w

ピンチになるとランタがゾディアッくんを呼び出すのは、
終わってる状況を乗り切る彼なりのメンタルコントロールなのかもしれませんw

で、注目のキャストが聞き慣れない方だったので調べてみると、
佐藤結良くんという子役だとのことw

未来ある子供に死ねだの、無理だの
無邪気にネガティブワードを連発させるなんて、なんて悪い大人たちなんだ!(苦笑)

……福嗣さんとモグゾーよりシンクロ率が上なのがじわじわ来ますがw


ともあれ、憎まれ口を交わしながらも、
矢や魔法が尽きたら報告しあえるようになったこのパーティ……。
毒舌に隠された本音を読み合えるようになったこの仲間たち……。

……ホント、いいパーティになってきたよw
{/netabare}
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 84

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

苦難と成長、別れと出会い。数少ない2期希望な異世界転生もの。

当たり前のこと、即ち王道をちゃんとやるとこんなに面白い。



苦難と成長、別れと出会い、こういったRPGな世界の基本をしっかり抑えてるのになんで異色な感じなんだろうか?。それは即ち…(以下略)。


テンプレじゃない専門チームが彩る世界の水彩のような美しさ


中盤すぎがクライマックスだった感は


面倒くさい美少女ランキング上位なメリィ


チームのみんながちゃん生きたキャラとしてしっかり立っているってこんなに心地いい


転生系の他のはもういいからグリムガル2期希望


成長を促す痛みから逃げない勇気

投稿 : 2025/03/22
♥ : 36

82.6 19 バトルアニメランキング19位
Fate/stay night[フェイト/ステイナイト][Unlimited Blade Works] 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★★ 4.2 (1520)
9182人が棚に入れました
冬木の地で行われた聖杯戦争から10年……再び、『聖杯』の力を追い求める、七人の魔術師と七人の英霊の争いが始まろうとしていた。代々続く、魔術師の家系に育った遠坂凛もまた、父・遠坂時臣が参加した争いに、身を投じようとしていた。最強の英霊、セイバーの召喚を試みる凛だったが、彼女の眼の前に現れたのは、自らの名も知らぬ英霊だった。

声優・キャラクター
杉山紀彰、植田佳奈、川澄綾子、諏訪部順一、下屋則子、門脇舞以、てらそままさき、神奈延年、田中敦子、三木眞一郎、浅川悠、伊藤美紀、神谷浩史、真殿光昭、中田譲治、小山力也、関智一
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

誰がために鐘は鳴る

奈須きのこ/TYPE-MOON原作、
制作ufotable。

Fateシリーズ、凛ルート。
冬木の地で行われた聖杯戦争から10年、
再び、聖杯の力を追い求める魔術師と、
7人の英霊たちの争いが始まろうとしていた。

まずはスタッフに称賛を贈りたい。

シリーズを通じ戦闘一辺倒であると、
その間違った先入観を訂正しなければいけない。
学園で、家庭で、衛宮士郎の日常が、
ここまで丁寧に描かれているとは驚きです。
心理描写も巧みで見事に引き込まれる。
それぞれのヒロインも魅力的ですね。

日常に亀裂を走らせるノイズ、
魔術師たちの宴が始まろうとしている。
運命を共にするサーヴァントの召喚。
彼らもまた、それぞれに渇望を抱え、
聖杯を巡る争奪戦に、死力を尽くす。

彼の目的は何だ!?それは、
{netabare}信じた道の先にある彼なりの「正義」だ。
その英雄の在り方を突き付けられ、
私たちもまた正義とは何かと立ち留まる。{/netabare}
どちらも正しい、ただ結末が違うのだ。

エピローグに1話分を割き、
{netabare}時計塔、グラストンベリーの風景が描かれる。
これがエルメロイに続くのかと感激する。{/netabare}
涼やかな終幕の演出に心が少し軽くなった。

語り継がれるに値する傑作でしょう。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 59
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

理想を抱け少年よ!

原作未プレイ 全13話(13〜25話)

Fate/stay night UBWの2期です。1期から観ることをオススメします。

1期から続く第4次聖杯戦争の結末とその後のお話です。
1期と比べると会話するシーンが多く、バトルは少ない印象を持ちましたが、その分バトルは迫力があって濃密でした。

遠坂凛ルートなので
アーチャーがメインで、セイバーは控えめに、イリアとバーサーカーはあっという間{netabare}(イリアの最後は凄く悲しかったですね){/netabare}、ランサーはいつものように{netabare}(かっこよかったですね){/netabare}と、他で目立ったのはキャスターでしたね。{netabare}(ギルガメッシュは別ですがw)言峰綺礼があんなにあっけなく退場するとは思いませんでした。{/netabare}

作画は、バトルも空の表現が凝ってましたね。ただ、背景がリアルすぎてキャラがちょっと浮いているような感じがしました。

12話で終わっても良かった{netabare}(アーチャーの笑顔が忘れられません){/netabare}と思いましたが、13話のエピローグも良かったですね。{netabare}(りんが大人っぽくなっていました。ルヴィアゼリッタとの仲の悪さは相変わらずでしたがw史郎と仲の良さが全面に出てましたね。){/netabare}

セイバーが好きな方には物足りない作品で、前回みたいに日常のほのぼのとしたシーンはありませんが、凛ちゃんの色々な表情を観れて良かったです^^

Fateファンはもちろんのこと、バトルが苦手でなければオススメです。ただその前にfate/Zeroを観るとより内容が深く分かるかと思います。

劇場版の「Heaven's feel」(間桐桜ルート)も楽しみですね。

OPはAimerさん、EDは1期に続きKalafinaが歌ってます。

最後に、ある人物{netabare}(間桐慎二){/netabare}が良いシーンの後で必ず持っていってましたねw

投稿 : 2025/03/22
♥ : 46

敦賀迷彩 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ツンデレ、大爆発、、

誰が?当然、遠坂凛です( ̄^ ̄)

凛ちゃん、可愛い(ノ≧▽≦)ノ

当然、お気に入りでオール5で棚に入れています。

お気に入りの登場人物は、皆良いのだけど、、敢えて挙げるなら、佐々木小次郎(*´・ω・`)bよねー

お気に入りのお話しは、14・15・16・23・24・25話です。

粗筋は、棚の説明文を読んで下さいね。

m(_ _)m

最後に、イリヤ達が可哀想で、、(;つД`)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 14

85.1 20 バトルアニメランキング20位
サムライチャンプルー(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1662)
8926人が棚に入れました
天涯孤独のフウはだんご屋でバイトをしながらもいつか向日葵の匂いのする侍を探すために旅に出ようと考えていた。
そんな中、フウはムゲンとジンに出会い、だんご屋が燃えてしまったことを契機に、その2人を用心棒に旅立つ決心をする。物語はそんな三人の道中を描いたものである。


声優・キャラクター
中井和哉、川澄綾子、佐藤銀平

color さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

フウがたまに太ります

茶屋でアルバイトをする身寄りのない娘フウ。
琉球からきた傍若無人な浪人ムゲン。
口数少ない流浪のメガネ剣士ジン。
何のつながりもない三人がある日起こった事件をきっかけに、
フウの長年の目的「向日葵の匂いのするお侍さん」を探す旅に出ます。

時代劇にヒップホップを組み合わせ英語や若者言葉も当たり前な世界観。
一見めちゃくちゃな設定ですが実際観てみると想像を裏切られる骨太時代劇に嬉しくなりました。

時代考証を指摘するなんてナンセンスと言わんばかりの演出のわりに、
時代劇好きがニヤニヤする本格派のストーリーときたもんだ。
チャンバラのかっこよさに萌えるもよし市井ものの侘しさに涙するもよしと、
変幻自在に違う色を魅せる脚本こそサムライチャンプルーの本質です。

旅先の土地ごとの史実をさり気なく織り交ぜたり要所を押さえた専門用語の使い方も好印象。
これはもう立派な時代劇です。
足抜け、御庭番、公儀の意味がわかる方は観て損はないでしょう。
時代劇が苦手な方は本作で興味を持ってもらえたら幸いです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 21
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

現代的なものがミックスされても違和感のない不思議

全26話ながら、17話までを1期、18話から26話を2期としている。

音楽はHIPHOP中心。
監督は渡辺信一郎氏で、制作はスタジオマングローブ。
綿密に計算されたスタイリッシュなアクションが
テンポよく繰り広げられ、観ていてとても心地良い。

舞台は江戸末期で服装も和服ベースだけど、主人公たちは現代風な着こなし。
「ひまわりの匂いのする侍」を捜し求めている天涯孤独なフウと、
喧嘩早くてめっぽう強いが女には弱いらしい赤い羽織を着たピアス男、ムゲン。
寡黙で冷静沈着、繊細そうで気は優しい細身のメガネ侍、ジンの着物はブルー。

この3人が、ひょんなことで知り合い、フウの人探し旅の用心棒として
全国を旅するロードムービー。

だが、底抜けに明るくて大食らいで人懐っこいフウは、
何かと事件に巻き込まれやすく、ジンとムゲンの2人は
その度に彼女を救出しながら一緒に旅を続ける。
この2人、本当にどこをとっても対照的。

時代考証とか言葉遣いとか、いい加減そうに見えても
時代劇特有の専門用語など、押さえるところは押さえてるし、
ハチャメチャな展開であっても、脇役の隅々にまで細かなキャラ作りが
成されており、案外こちらのほうがリアルなのかも?と思わせてくれる。

特に、昔の日本女性らしい芯の強さ、逞しさと儚さが滲み出る11話
普段は女っ気ひとつないジンが、{netabare}女郎屋に売られてしまった人妻に恋をし、{/netabare}
珍しく気持ちを素直に言葉に出したり、ある大胆な行動に出た「堕落天使」が
個人的には強く印象に残り、好きだった。

各話で心に残るセリフやシーンがあるけれど、この11話の中の
{netabare}「本当に悲しいときは笑うのよ。悔しいから笑い飛ばしてやるの」
っていう{/netabare}
人妻のセリフに、それまで彼女が見せていたギャップそのものを感じた。

シリアスとコミカルを交互に、1つのラストへと収束していくのも、
三人のキャラの絶妙な組み合せぶりも、
どこかチャンプルーに通じるものを感じる。

果たして・・ひまわりの匂いのする侍とは?
そしてなぜ、ひまわりなのか。
どうやらそれは2期(18話~26話)へとつづくらしい。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 79

ジョニー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

日本より、、、

日本より海外での人気が高いですね。
ブルーレイもアメリカでしか発売されてません。
アニメーションとしての質、演出、トラック、全てが斬新です。(カウボーイビバップのスタッフが制作)
アクションも素晴らしく、刀を使ったアクションは必見!
主要キャラは、凄腕のサムライ2人と人探しの少女の計3人で、男達は少女の人探しに付き合い、日本中を旅をします。

この3人のボケとツッコミのトライアングルが絶妙で毎回笑わせてくれるのですが、それ以外に、旅をする中で登場する個性溢れるサブキャラが笑いや面白さに拍車をかけますw
ストーリーとして、単純で深さや感動は弱いですが、1話~2話(最後は3話)で完結するストーリーは、とてもスピーディーでダラダラ感が無く、最終回を観た後もスッキリ爽快な気分です。
この作品が海外で評価されているのは、けしてサムライ要素という理由ではなく、エンターテイメントとして求められているモノを見事に表現しているからだと思います。
萌やお色気は無いですが、最高に楽しめる作品です。



自分はHIPHOPをよく聴くので、その要素を取り入れ、違和感なく織り交ぜるどころか、相乗効果として機能させているトラックメイカーの面々を見つけ出し、起用したスタッフに脱帽です。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 14

81.9 21 バトルアニメランキング21位
うたわれるもの(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1481)
8862人が棚に入れました
ここではないどこか、今ではないいつか。
時は戦国時代。国は分かれ争い、民草が飢え苦しむ時代。ある山奥ののどかな辺境の村に、瀕死の怪我を負った男が運び込まれた。
彼は村人に助けられる以前の全ての記憶を失っておた。新たに『ハクオロ』という名を村長から授かった彼は、村の生活を豊かに発展させ、村を襲った災厄を退け、村人達の信頼を勝ち取ってゆき、既にこの村の無くてはならない家族となっていた。しかし戦乱と貧困の風は、この平和な山村にまで吹き付け、人道に反する重い税を押し付けた藩主に反発したことが原因で、村人に強く信頼されていた村長が殺害されてしまう。
ハクオロの中に生まれた、深く静かな怒り。ハクオロは指導者として謀反を起こし、暴虐の限りを尽くした圧制国家を打ち崩して、新たな国トゥスクルを建国する。
戦いは終わったかに見えたが、まるで何らかの作為が働いているかの如く、次々とトゥスクルとハクオロの元に戦の業火が降りかかる。ただ平和だけを望む自分の存在や行動が、結果的に戦渦を広げている事に苦悩するハクオロ。しかし、もはや彼に逃げ道は何処にもない。人の身には余る知識と知略、積み重なっていく重責と不条理な現実。そしていまだ深い霞に隠されたままの自分自身の正体。
多くの苦悩を抱えつつも、ハクオロはトゥスクルの『皇』として、いまだ終わる兆しの見えない戦争の日々に身を投じる事となる…。

声優・キャラクター
小山力也、柚木涼香、沢城みゆき、京田尚子、桐井大介、中原麻衣、渡辺明乃、石川ひろあき、ゆきのさつき、浪川大輔、小山剛志、大原さやか、釘宮理恵、田中敦子、三宅華也、吉野裕行

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

独特な世界観が個人的に好きです♪

あの昔ながらで独特の世界観好きです!
個人的には原作よりもアニメの方が良い感じがします!
エロゲが原作の、この作品ですがエロ要素は一切無し!!
エロゲ作でエロを取り入れない=シナリオが素晴らしく、
十分勝負できる内容であることの裏づけだと言っても過言ではない内容です!!

また、音楽関連は完璧です!Suaraの歌唱力も素晴らしいですが、
挿入歌の入れどころなども非常に良い!!また、あの世界観を再現する独特の曲調やサウンドが素晴らしい☆

シナリオに関しては、スピード感があり、話がどんどんと進んでいくため、飽きを感じさせないです!
唯一の欠点は、地名や人名を舞台であるアイヌのものを使用しているため、
なかなか馴染みがなく、結構覚えにくい点のみ!

キャラに関してはエルルゥ・アルルゥを中心に個性的な良いキャラ揃い!!
そしてまた、感情の起伏を表情や言動で感じられるため、
その分凄く感情移入しやすく、物語に深く入り込めます!!
特に【沢城みゆき】演じるアルルゥは本当にヤバイ!!!!
トゥスクルが亡くなった時の、アルルゥの泣く姿は本当に強烈でした!!

個人的にはほぼ満点の作品!!是非、オススメしたいアニメの1作です!!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 66

うぃず さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ああんっ!?

「偽りの仮面」から遡ってこちらを視聴しました。

まずは忘れちゃいけない事。
このアニメは史実に基づいた戦記物じゃないんです。
あくまでSFファンタジーなのです。

そして元はアダルトゲーム....なのですね。笑

「偽りの仮面」だけでも十分楽しめたのですが、
こちらを観ておいた方が「うたわれるもの」シリーズが持つ世界観がより深く伝わると結果として感じました。前半日常パートが多めだった「偽りの仮面」に比べると、こちらは戦闘シーンが多いかな。とはいえ、全26話はちょっとした長期戦。皆さんガンバですっ!

まず「ギャグ」パートや「ムフフ」パートも「偽りの仮面」に比べるとかなり少ない事に気付かされます。一方で戦闘シーンに対しての描写はこれでもかって位に細かいのです。これには思わず観入っちゃうほど。キャラクターデザインに多少時代を感じさせますが、そこはすぐに慣れちゃうと思うかな。(クオン調に)

前述、多数を占める戦闘シーンで表現されるグロ描写に関して、このアニメがいかに写実的で真摯に作られていた事を窺わせると同時に、規制の緩さには時の経過を感じさせられました。当時、夕飯時の18時半にオンエアーされていた事を考えると、たった10年で規制というのはだいぶ厳しくなったのですね....うーん、私だったらハンバーグ食べられないわ。笑

ふとした事で一国の主となった主人公「ハクオロ」と魅力的なヒロイン達との交流に、時に笑顔、時に同情?笑、時にホロりと、一方で近隣諸国で起こる避けたくても避けられない(いわゆる民族間の)問題に、苦しみや怒りを表す姿に気付けば感情移入していました。細かなキャラクター設定や綿密な心理描写、そして声優陣の演技の素晴らしさにその理由が挙げられると思います。

後半の超展開にはウッカリ感極まってしまいました。

あ、OVA版は進化の過程といいますか....いやそこはポジティブに。笑
キャラクターデザイン含めてだいぶ変わっています。
とはいえやっぱり面白いのです。
見える所も見えます。(男子目線)

でも、どちらかと言えばDVDに収録されたショートEPの方がアホ度MAXなコミカルさで好みかな....笑いが止まりません。

そうそう、「あにこれ」の「うたわれるもの」TOP画像に写る男性は主人公では無いですからね~笑

-----------------------------

それにしても、これを観終わってから「リトルバスターズ」の一挙放送を観始める気力が全く無いのですが.....これも気合いが必要だなぁ。笑

投稿 : 2025/03/22
♥ : 18

YOSIMIX さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

再度見直したものの、やはり素晴らしい出来と判断!

なんと言っても世界観の良さと、全体的なストーリーに
あった作画がとても印象的な作品でした。

最初見始めたときは、「もののけ姫」でも見ているかの
ようなたたら場の雰囲気を感じさせるものがありましたが、
独自の世界観からなる流れと、時代性を感じる全体図と
ストーリー背景が思いのほか好評価となりました。

原作がゲームである事からあまり知られていないものの、
もっと多くの人が見ることで、評価などももう少し正当化
され、今以上に高評価になって行くことは間違いないかと
思う作品の一つです。

全体的な流れの良さと展開の歯切れの良さは、途中で見飽
きることなく、個々のキャラクターストーリも全体とうまく
リンクして居る辺りは、この作品の良さの一つ。

時代性を感じるようなストーリー構成の中で、しっかりと
した起承転結があり、先に進めば進むほど裏設定やこの時代
感の誕生秘、機械化!?などといった、初期では予想もして
いなかった展開に、ついつい飲み込まれてしまいドンドンと
面白くなっていく流れに・・・あっという間に観終してしま
いました^^

投稿 : 2025/03/22
♥ : 18

82.9 22 バトルアニメランキング22位
ジョジョの奇妙な冒険(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (1704)
8399人が棚に入れました
古代メキシコで繁栄を遂げた太陽の民アステカ。

彼らには奇妙な 「石仮面」が伝わっていた。
それは、永遠の命と真の支配者の力をもたらすという奇跡の仮面。だが、ある時を境に歴史から姿を消すこととなる。

やがて時は過ぎ、19世紀後半。人々の思想と生活が激変していた時代に出会った、ジョナサン・ジョースターと ディオ・ブランドー。2人は少年時代から青年時代を共に過ごし、やがて「石仮面」を巡って数奇な運命を辿ることとなる――。

声優・キャラクター
興津和幸、子安武人、塩屋翼、上田燿司、川澄綾子、杉田智和、佐藤拓也、伊丸岡篤、田中敦子、井上和彦、藤原啓治、大塚明夫、乃村健次

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

さすが名作☆☆

ジャンプの名作です☆


とりあえずテンポがいいですよね♪♪

原作のあの絵をここまでクオリティの高いものにしたのは凄いですね(*^_^*)

見やすいですし、独特の作画もナイスッ!!♪

何より原作通りに進めてくれているのがいいです♪

演出も神がかってました☆ヽ(=´▽`=)ノ


それと、これだけ2期が確実と思える作品は久々です♪

3部もそんなに遠くないのでわ?(*^_^*)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 55
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

荒木飛呂彦ワールドを堪能下さい!

原作 漫画 
週間少年ジャンプ連載まで読んでました。
ウルトラジャンプ以降未読
OVAは未視聴


全26話

ジャンル: アクションバトルファンタジー


世界的にもファンがいるみたいです。
最近では「ジョ女子」なんて言われる女性のファンが増えてるとか・・・(なぜ 今頃?)

1話見た感想

作画は、ジョジョ初期の絵に似せていますね~。
途中で出てくる独特の擬音を文字で見せる所は、個人的に良いと思った。
この特徴ある擬音は荒木飛呂彦ワールドならではなので、是非いっぱい出して欲しいですね。
あと、「ジョジョ立」などと云われる変わったポージング(これも荒木ワールド)も、是非見せて頂きたいです。
ファンには堪らないですからね~。^^

戦闘中のセリフも独特で、「無駄無駄無駄」「ウリリりー」「オラオラオラ!」などの連続のセリフも見所なんですが、(これは3部からだったかな?)アニメでも上手にやって欲しいな~って思ってます。^^

何にせよ、独特の世界観ですので、好き嫌いの激しい作品かもですが、正直、バトルが面白くなるのは第3部からのスタンド能力での戦いからです。
かと言って、第3部からアニメ化されても面白さが半減してしまいそうなので、この初代ジョジョから観て頂きたいですね!

この初代ジョジョを面白く感じれれば、絶対ファンになれると思います。
原作漫画をまだ読んでいないのでしたら、
是非、読んで頂きたいですね~^^

オススメです。
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最終話まで見た感想

初代ジョジョ、2代目ジョジョと、2部まで放送でしたが、素直に面白かったです。^^
正直、原作読んでたけど、コミックは持っていないし、大分昔だったので、1部2部のストーリーとか忘れてました。。。^^;
特に2部のラストなんて、全然記憶になかったw
{netabare}
私的には、3部から始まるスタンド編が好きなんですが、シリーズで好きなジョジョは、今回2部で出てたジョセフ・ジョースターです。
ピンチになっても、何かやってくれるキャラで、バトル見ててもワクワクできました。
特に、「お前は〇〇って言う!」って、相手が言うセリフを予言する所なんかは好きでした。



最終話のラストでは、多分3部の主人公になる空条 承太郎が、チラっと出てましたねw。
これは2期あるっポイのかな?
原作ストックは全然あるので、是非スタンド編の2期が観たいです。
{/netabare}

キャラデザは、劇画風で好き嫌いありそうですが、異能系アクションバトルが好きな人は一見の価値ありでオススメです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 61
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

王道かつエキセントリックな世界観を映像化した名作

2012年10月~2013年3月放送のTVアニメ。全26話。
ご存知のとおり原作は荒木飛呂彦先生の有名漫画作品。
本作では第1部と第2部をアニメ化しています。
原作は借りて一周読んだのみの状況で、最近になってOPを見て視聴を決めました。
現在は原作入手したので、見比べたりもしています。


ジョジョはメインのストーリーラインは王道のバトルものでありながら、そこにサスペンスやホラーの要素が入り、キャラクターの考え方や生き様といった地に足のついた要素が描かれ、さらに荒木先生のアイディアと独特の美術趣味が加わってビジュアル的にもストーリー的にも独特な作品です。

1部と2部は連載されていたのも30年も前なので古風な部分もあり(当時としては少年漫画として新しい要素も少なくなかったと思いますが)、その熱量はアニメにもしっかり盛り込まれています。
荒木先生のカラー絵の構図や配色には古びないモダンな魅力もあり、ジョジョ立ちと言われる不思議なポージングも含めて映像に反映されていてかなり驚かされました。
漫画の世界観をどうやってアニメに落とし込むかがよく考えられており、思い切った手法を取った作品になっています。

物語とキャラクターはほぼ原作通りですが、二部以降追加された設定などをしっかり織り込み、ストーリーのカットの仕方も流れを壊さず、必要な描写を補完していて完成度が高い。
1部序盤は特にカットが多く急展開と感じるところはありましたが、それ以降は違和感のないペース配分になります。
尺不足ゆえにEDまで食い込むことも何回かあり、話数によっては時間のやりくりに苦労が見受けられますが、それも演出にしていたりして個人的にはかなり好きです。

コンテ演出にもとても力が入っていて、色彩にもこれでもかとこだわっています。
止め絵を最大限活かすようになっていて動かないとも感じる人もいるかも。原色もずいぶん使っていますし、この辺りは合わない人は辛いと思います。

私の場合は、ジョジョ立ちは歌舞伎の見得切りみたいな感覚でシュールさも楽しんでいて、長台詞は舞台やお芝居を思い出しながら見てました。
バトルの作画にはかなり力が入っていますし、緩急の付け方や動きの少ないシーンでの演出も上手で、サスペンスやホラーの要素が活きていると思います。

グロいシーンもありますがデフォルメがかなりきいているので、割と苦手な私でも辛くは感じませんでした。
※…色んな人の感想をあらためて読んでみると、残酷描写が多いってコメント意外と多いですね。
私のはあくまで個人の感想ということでお願いします;

【音楽】
{netabare}
OPとBGMは1部と2部で雰囲気に合うよう別の作曲家が作っていて、私はこういう例を聞いたことが無かったのでかなり驚きました。

1部は連載していた時代のアニソンを反映したような熱血系で、歌手も上手で曲に合っています。CGアニメーションも完成度が高く、(やりすぎじゃね?と思ったくらいw)漫画が動き出すという演出がにくい。
2部は歌はモダンなジャズ調になり、歌手も渋い声質に洒落た印象もあり良く合ってます。演出もがらりと変わり、CGをメインに手描きアニメーションを上手く織り込んでいて素晴らしいです。

EDはフル8分ある洋楽を編集して使い、回によってはラストの雰囲気に合わせて全く別の部分を使う凝りよう。アニメーションも演出こそシンプルですが、キャラクターのイラストがジョジョらしい奇抜な格好良さで、その回の登場キャラクターに入れ替わるので飽きが来ません。

BGMも1部はオーケストラ調メイン、2部はジャズ調メインで作曲者が違います。それぞれに穏やかな曲と癖の強い曲があり、意識的に使い分けされていた印象。各部2枚ずつ、2クールアニメとしては破格の計4枚のサントラがあったりします(未収録分はあるのかな?)。
劇中で一回しか流れないものも結構あった気が…映画かよ!と突っ込みたくなる贅沢さでしたw

ちょっとBGMは使い方がくどいと感じる部分もありましたが、演出、演技、作画がしっかりできていて、音楽で無理矢理感動させようとしているとは感じなかったので、まあ許容範囲内ですね。
{/netabare}

【作画と演出】
{netabare}
これはもう個人的には文句付けようがないくらい好きです。

キャラクターデザイナーは清水貴子さんで、原作のマッシブさをうまく取り入れながらも、シャープさやタッチの柔らかさも感じさせる良い絵で、雰囲気が本当にジョジョらしくなっていると思います。
特に衣装替えが多い1部2部では服装のブラッシュアップも大切な要素で、そのセンスも良かったと個人的には思いますし、ジョナサンとジョセフの雰囲気の違いもよく出せています。(この二人原作でも雰囲気は違うんですが、顔はほぼ同じなので場合によっては見分けがつかないことも)

原画で強弱を付けた線のタッチを完成時点まで残すよう努力しており、絵コンテも原作の構図を上手く取り入れながら、それ以外の部分も工夫されていてかなり良いと思います。
BD付属の原画集を見て、手描きの線のタッチがデジタルアニメーションには反映されにくいのがとても惜しいと感じました。でもセルアニメだと本作のような色彩は使えないでしょうし、あちらを立てればこちらが立たず、といったところですかね。悩ましい…

擬音を文字にする演出は最初は馴染みませんでしたが、使いどころを選んでか次第に少なくなっていったので気にならなくなりました。
お芝居のような長台詞も原作のままですが、それも折り込んだ演出がされていたと思います。

彩色では独特の色使いと繊細なテクスチャを使ってエキセントリックな雰囲気を作り上げていて、テクスチャの模様も一部と二部で雰囲気を変えるために大分変えています。二部では特にセンスが爆発していますねw
色彩設計は村田恵理子さんが担当されていて、少しだけ観た岩窟王でもこういう感じだったなあ、と少し懐かしかったですw

単純に作画だけなら本作より良いものは少なくないと思いますが、原作の雰囲気を出す映像作りに力が入っていますし、この時代だからこそできるやり方だとも感じられて面白いです。
{/netabare}

【キャラクターとキャスティング】
{netabare}
癖の強いキャラクターが多いですが、配役もどのキャラもぴったりで本当にいくら書いてもキリが無いくらいです。

本作でジョナサンの魅力を再発見できた感じ。想像以上に男前度(紳士度かなw)が増したように思うのは声優さんのおかげでしょうね。
興津和幸さんは優しい声質がジョナサンに嵌っていて、普段の穏やかな演技と熱い叫びが素晴らしかったです。エリナとの会話では毎度優しい声になってて和むやら切ないやら…

ジョセフは動くとさらにやんちゃに見えますねwでも大事な人のために命を掛けられ、時には涙を見せる、とても良い奴なのもしっかり出てます。
杉田智和さん、まるっきりジョセフ本人でしたw滑稽なシーンも熱いシーンも体当たりで、でもジョセフらしい余裕もあって良かったです。通称テキーラ娘(海外ではジョセフィーヌなんて呼ぶ人もw)が生き生きしてて笑いましたw

スピードワゴンは、まさしく1部2部の立役者ですね。上田燿司さんは成年時代と老年時代を全く違和感無く演じ分けていて、熱い心と義理堅いキャラクターも声質と演技に良く出ていて素敵です。もちろん解説も良いw

ポコやスモーキーのように一面では視聴者の代理ともとれるサブキャラクターが作品に厚みや味を出していて、本作ではメインのみならずそういった脇役のキャスティングにも非常に力が入っています。
{/netabare}

【ストーリー面】
{netabare}
1部2部をまとめてアニメ化したのは、石仮面の物語としてきれいな区切りになっていて、かつジョナサンの死では終わらずきちんとハッピーエンドになるので良い選択だったと思います。  

第一話の冒頭ではジョナサンとディオの生い立ちが交互に描かれます。原作からのブラッシュアップのし方もとても良かったですし、対となるキャラクターとして上手く演出されていて惹き込まれました。
第1部ラストの二人の死に様まで、正反対の人間性をずっと一貫して描写していたのが素晴らしかったです。この二人のぶつかり合いは全て名シーンでした。

ただ一つだけ、エリナとスピードワゴンの初顔合わせは入れて欲しかったです。その後家族のような信頼関係を築いていくにもかかわらず、二人が会話してるシーンは本当に少ないんですよね。確かに必要ないといえばないのですが、間の50年を想像する上では欠かせないシーンだと思います。

カーズの動植物への描写は人によっては矛盾を感じるところだと思いますがそのまま入っていましたね。私も気になるわけではないですし不満というわけでもないのですが、これを削って他のシーンに尺を回してもよかったかも知れません。(まあ毎回尺が足りないわけではないとは思いますが)
{/netabare}


【個人的に好きなシーンやら雑感やら】
{netabare}
いろいろありすぎて書ききれないですが…
まず嬉しかったのがスージーQが原作よりも丁寧に、可愛さを強調して描写されていたことですね。原作でも会話などはほぼそのままですが、結婚相手の割には描写があっさりめだったので。
ジョセフの女性のタイプ「ばかでもいい。かわいければ」ってwこの言い方、解釈はそれぞれでしょうけど、スージーQを見ていて「抜けてはいても一緒に居て幸せな気持ちになれる女の子が好きなんだな」と思いました。リサリサが傍に置いてたんだから頭は良くなくても愚鈍な娘ではないでしょうし。めっちゃ大事な電報を忘れてましたがw
第1部でのエリナやポコの姉もそうですが、緊張したシーンの連続でも個性的な女性キャラが場を和ませてくれたり締めてくれたり、良いメリハリを作ってくれますね。こういうところは原作から上手で、アニメでもきちんと汲み取ってくれているのが嬉しいです。

それから、ジョセフとシーザーとリサリサの三人が一緒だとなんとなく和むw原作の方がほのぼのするシーンは多めでしたが、アニメでも距離感はうまく表現していたと思います。
リサリサはシーザーに波紋を教えながらも、四年間ずっと複雑な心境だったでしょうね。生まれたばかりで手放した我が子に近い年齢だし、慕ってくれているし、リサリサにとってもシーザーの死はなんとも切ない…ジョセフと親友になったことも感慨深かっただろうと思うのですが。
シーザーの死ぬシーンは演出もかなり凝っていて見所も多く、皆どこかで泣くと思うんですけど、私はやっぱりいつも気丈なリサリサ先生が泣いてくず折れた所でした。
ワイアードベック対リサリサは削られてなくて嬉しいです。リサリサ先生実はかなり怒ってるなーと原作読んで思っていた部分なので。

あとはファッション!
原作の衣装をいくつも丁寧に描き起こしてくれていて、EDやCDジャケットのイラストはオリジナルらしい衣装も見られて凄く楽しいです。
普通は手間を考えてアニメでは同じ服装になりがちで、もちろんそれでも構わないのですが、ジョジョに限ってはどの衣装も格好良くて使わないのはもったいないですから!キャラクターも男性は体格がよくて女性はメリハリボディなのでwどんな洋服を着せてもよく似合う。
カーズのコート姿とリサリサ先生のお召し替えがとっても好きです。

{/netabare}

本当に楽しめたアニメ化でした。
アニメスタッフの原作愛とプロ意識が凄いと心底思わされました。OPと本編を作っている会社は別ですが、どちらも同じ印象を持っています。
私は好きな漫画作品がアニメ化するとき、ストーリー面でも映像面でもいいのでアニメ独自の個性を何か一つでも加えて欲しいと考える方なんですけど、本作はあらゆる点で満足しています。(2016.2)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 23

82.5 23 バトルアニメランキング23位
スクライド(TVアニメ動画)

2001年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (1369)
7327人が棚に入れました
21世紀初頭の近未来、神奈川県の一部で突如、横浜を中心に原因不明の大規模な隆起が発生し、本土と隔離された半径30kmの『ロストグラウンド』と呼ばれる土地が誕生した。
日本政府によりロストグラウンドは復興するも、復興した市街の住人「インナー」と崩壊地区の住人「アウター」という特殊な二層社会が形成される。そして何時しかロストグラウンド生まれの新生児の中に「アルター能力」という特殊能力を持つ者達が現れ始め、能力を使った暴力や略奪を行う彼らは「ネイティブアルター」と呼ばれるようになった。
これに対して本土側はロストグラウンドにおける警察機関「HOLD」内に、アルター能力者による部隊「HOLY」を設立し、これに対応した。そんな中、ロストグラウンドの崩壊地区で生まれ育ったアルター使いカズマは、HOLYに所属するアルター使い劉鳳と出会い、物語は動き出す。

声優・キャラクター
保志総一朗、緑川光、田村ゆかり、永島由子、山崎たくみ、倉田雅世、津久井教生、岩永哲哉、高田裕司、島田敏、西原久美子、白鳥哲、若本規夫

EVIZORI さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

衝撃のファーストブリット

かまされました。こうゆう特殊能力系のアニメに滅法弱いEVIZORIさんです。キャラデザがSEEDとかファフナーの平井さんなので、顔はだいたい同じ顔ですw でもちょっとSEEDとかよりも見やすかったのは気のせい?調べてみると目の大きさをデザインよりも小さくしていたのだとか。なるほど( ・∇・)

ストーリーは2クールでかなりいい感じにまとまってます。序盤の弾圧される人々の様子、迷いを中心とした心の旅の中盤、男の生き様を前面に押し出したラスト。どれも見応えがありました。そこまで登場人物や土地も多くなく、混乱なく集中して見れた気がします。

終わり方に少し不満を唱える方も居そうですが、これはこれで漢の決着を描いていてイイと感じました。心の決着、仲間でも収まらぬ感情は身体から心から全部吐き出してこその人間なんですって感じです…よね?笑

このぐらいの話数の方が話も完結しやすく、伏線もそこそこ回収できるのでは?と、今回思いました。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 8

ちょっちゅね~ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

兄貴ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ

この世の理はすなわち速さだと思いませんか?物事を早く成し遂げればその分時間が有効に使えます。遅い事なら誰でも出来る!20年かければ馬鹿でも傑作小説が書ける!有能なのは月刊漫画家より週刊漫画家!週刊よりも日刊です!つまり速さこそ有能なのだ!文化の基本法則ぅ!そして俺の持論ですぅ~!あぁ…2分20秒…また2秒世界を縮めた…


みのりさん、俺はこう思ってるんです!旅は素晴らしいものだと!その土地にある名産・遺跡・暮らしている人々との触れ合い、新しい体験が人生の経験になり得難い知識へと昇華する。しかし目的地までの移動時間は正直面倒です。その行程を俺なら破壊的なまでに短縮出来る!だから俺は旅が大好きなんです。聞いてますか?みのりさん!みのりさぁ~ん!!……1時間50分38秒。また世界を縮めた……


んー、俺はこう思ってるんです。人々の出会いは先手必勝だと。どんな魅力的な女性でも出会いが遅ければ他の男と仲良くなっている可能性はある。なら、出会った瞬間に自分が相手に興味があることを即座に伝えた方がいい。速さは力です。興味を持った女性には近づく好きな女性には好きという相手に知ってもらう事から人間関係は成立するのですから。時にそれは寂しい結果を招く事もあるでしょうしかし次の出会いがいつ又来るかもしれません。


お前に足りないのはッ!情熱思想理想思考気品優雅さ勤勉さ!
そして何より――
速 さ が 足 り な い ! 


何を言うお前らはトイレがどれだけ崇高なものかわかっていない。
トイレは排泄行為をするだけの場所ではなく、
ゆるやかに物事を考えることのできる個室空間なのである。
個人宅のトイレもいいが、やはり通なら公共トイレの個室だろう!
他人が近くにいて、天井には外との隙間があるというのに、
プライベートが保障されている矛盾に満ちた空間!
自らの恥部をさらけだした開放感に酔いしれつつ、
今後の生き方を考えるのもよし、過去を振り返るのもよし、
壁に書かれている落書きを楽しむのもまた一興。
しかも、誰かに覗かれているのではないかという、マゾヒスティィックな要求にも、
覗きたいというサディスティィックな要求にも、応えてくれる柔軟性がある。
ここに速さは必要ありません!!気持ちを落ち着かせ、
開放感に浸りながら便器と友達になる!その便器は友達でーす!!
トイレと僕とぉぉぉ・・・!


を、学生の時にノートに書いて提出したww

投稿 : 2025/03/22
♥ : 15

九条 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

闘いの先に生きる証を追求する男の物語。

相克する2人の主人公の因縁絡み合う熾烈な闘争を枢要に、男の人生を兎にも角にも、熱く描いており
敵・味方を問わず、自己の闘いに身を投じる誰もが、闘いの先に生きる証を欲している熱血バトル作品。
意地と意地の衝突、拳と拳の激突など、男の美学かつ哲学の源であり、男ならば一見の価値はあろう。
社会的秩序や文化を賛美しつつ、本能的に人間は争う生物であることを弱肉強食の論理に絡めており
ハイテンション・必殺技・臭い台詞の常套手法は無論のこと、狂熱的な信念の強さは爽快感すら覚える。

本作の監督を務める谷口悟朗の作品群を総括したかの如き主題であるが、取り分け異彩を放っており
流行の意匠を集めるだけの取るに足らない凡作ではないことを明示したことは、意義があったと言える。
視聴者が男に限定かつ細分化されているのは、本作の真骨頂を象徴している最終話からも明白であり
谷口悟朗が女ついて語ることは何もないとも発言していることから鑑みても、本作は、男の物語である。

掻い摘んで言うならば、アドレナリンが交感神経から噴出して、止まりそうにもない感覚を表象しており
剥き出しかつ荒削りな内容だが、あらゆる矛盾を打ち砕く突破力があり、その意味でも男向けであろう。
最早、理屈云々よりも、感性を働かせることの方が、本作の単純明快なメッセージ性を肌で感じられる。
それ即ち、勝算すら考えない純粋無垢な衝動なくして、人は夢を見ることなど出来ないということであり
無方向、無目的、無計画であったとしても、常に前進することが自己の存在を証明してくれるのである。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 17

78.9 24 バトルアニメランキング24位
蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1404)
7069人が棚に入れました
2039年、人類は温暖化に伴う急激な海面上昇により、地上での版図を大きく失った。
それに呼応するかのように、霧を纏う謎の軍艦群「霧の艦隊」が世界各地の海洋に出現、搭載した超兵器で人類の艦を攻撃し始めた。
人類は持ちうる戦力を投入し、最終決戦「大海戦」に臨むも、「霧」の圧倒的な武力の前に脆くも敗れ去った。
すべての海域、運搬経路を「霧の艦隊」によって封鎖され、政治経済は崩壊、人類は疲弊の一途をたどっていた―――――――
「大海戦」から7年。
士官候補生・千早群像の前に現れた「霧の艦隊」の潜水艦「イ401」。
敵であるはずの「イ401」、そのメンタルモデル「イオナ」との出会いは群像に、そして人類に何をもたらすのか?
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アルペジオ2周目の感想 & 「艦これ」との比較

(※アルペジオ劇場版が公開された2015年当時の投稿内容です。)

①1月末から総集編映画が公開され、その後に完全新作の続編映画の年内公開が控えていること(10月3日封切り予定)
②本作と同様に旧日本海軍艦艇をモチーフとした話題の新作アニメ『艦これ』がTV放送中であること(加えて両作はコラボしていること)
③最近視聴した、本作と同じ監督(岸誠ニ氏)&シリーズ構成(上江洲誠氏)の組み合わせのTVアニメ『結城友奈は勇者である』(2014年秋)が、予想外の良作で、このコンビの作品に俄然興味を持ったこと

・・・以上3つの理由から、本作品について2013年秋のTV放送時以来、2周目となる全話視聴を行い、レビューを全面的に書き換え、併せて「艦これ」とのコア・コンセプトの違いを考察してみました。


◆各回の評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- (2013年9-12月) =========
{netabare}
第1話 航路を持つ者   ★ 航海の目的、イオナとの出逢い
第2話 嵐の中へ     ★ 対タカオ戦
第3話 要塞港、横須賀 ☆ 軍との対峙
第4話 横須賀急襲    ★ 対キリシマ・ハルナ戦
第5話 人ならざる者  ☆ メンタルモデルと人の接触
第6話 ともだち    ★ メンタルモデルと人の接触(続き)
第7話 硫黄島      ★ コメディが面白い回
第8話 人形の家    ★ 兵器が「愉しい」という感情を持つな
第9話 決死の脱出行  ★★ 対コンゴウ戦1、ED後に急展開
第10話 その身を捧ぐ  ★★ イオナ・タカオに生まれる恋情
第11話 姉妹      ★★★ 対姉妹艦(イ400・402)戦
第12話 航路を拓く力  ★ 対コンゴウ戦2、余韻を残すラスト{/netabare}
----------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)2、★(良回)7、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


※上の★表記のように、本作は外れ回が少なく(全12話で☆は2回)かなり濃い楽しみ方が出来ました。
※特に終盤の第8話後半から第11話までの展開は見事だと思いました。
※最終回(第12話)は本作としてはイマイチの感がありましたが、それでも悪くない出来と考えます。
※まとめると、現時点では自分にまだ上手く表現し切れない特有の面白さがある作品と考えますが、以下のように考察を進めて、なるべく明瞭に本作の美点と欠点を抽出していきたいと思います。

◇各話内訳
{netabare}
バトル回=計5話(第2/4/9/11/12話)
メンタルモデルと人との交流回=計5話(第1/5/6/8/10話)
その他の回=計2話(第3/7話)
{/netabare}

◇登場するメンタルモデル
{netabare}
※全部で以下の9体

大戦艦コンゴウ ※他のメンタルモデルとの間に感情発生
大戦艦キリシマ ※蒔絵との間に感情発生
大戦艦ハルナ ※蒔絵との間に感情発生
大戦艦ヒョウガ ※他のメンタルモデルとの間に感情発生

重巡洋艦タカオ ※群像との間に感情発生
重巡洋艦マヤ ※感情プログラムは実装されていない

潜水艦イ400 ※他のメンタルモデルとの間に感情発生
潜水艦イ401(イオナ) ※群像および他のメンタルモデルとの間に感情発生
潜水艦イ402 ※他のメンタルモデルとの間に感情発生

※その他にメンタルモデルを持たない艦艇が多数登場(ナガラ級軽巡洋艦、アイオワ級などアメリカ方面の霧の艦隊)
{/netabare}


◆内容考察

(1)本作の他にない美点
{netabare}
・フル3DCGIによる迫力の艦隊バトル描写
・バトル描写と並行して、メンタルモデル同士の謎空間での緊張した対話を描出している点(非常に斬新な印象を受けました)
{/netabare}

(2)明白な欠点
{netabare}
・メンタルモデル同士の対話の描写が秀逸なのに比較すると、人間とメンタルモデルの交流の描写が
 ①余り洗練されておらず、少し古臭い(蒔絵とハルナ・キリシマの交流)か、
 ②感動できるが、初見では分かり辛く、ハイライト(第10話)に後述するようにせいぜい半分程度の理解に留まってしまい、非常に惜しい(群像とイオナ・タカオの交流)こと
・シリーズ構成が甘いこと、特に
 ①第1話が分かり辛く、余り後の話に上手くつながっていない点
 ②軍との関係の描写がストーリー全体から見るとほとんど無駄になって浮いている点
 ③さらに最終第12話の盛り上がり方・まとめ方がイマイチで期待外れだった点
・ナノマテリアルが万能すぎて(それさえあれば、どんな物体でも自由に再生できてしまう)、設定の縛りの無さに時々白けてしまう点
・タカオ、マヤのギャグ設定までは良いとしても、ヒョウガのギャグ設定が作品に不必要に安っぽい印象を与えてしまっている点(ギャグが滑っていてこれもかなり白ける)
{/netabare}

(3)現時点で評価保留の点
{netabare}
・《論理思考ルーチン》に過ぎないメンタルモデルに、《論理》を超越した《感情》や《意思》が生まれてしまう、という《心身問題》を本作はどのくらいの深度で描いているのか、その深さや意味合いが自分の現時点の知識では掴めない点

※興味はあるけれども現時点では私には確り調べる意欲が欠けています→詳しい方がいたら簡潔に教えて欲しいところです(以下は参考サイト)

¶心身問題(mind-body problem)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E8%BA%AB%E5%95%8F%E9%A1%8C

¶心の哲学(philosophy of mind)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6
{/netabare}


◆本作のハイライト

※現時点では以下の2点と考えています(ただし今後、第12話も追加する可能性が高い)。

◇第10話『その身を捧ぐ』
{netabare}
10分過ぎ、艦内気温が低下し群像の呼吸が乱れているいることに気付いたイオナが、「私は擬似的に代謝機能を再現して体表温度を上げることは可能」といって自分の両掌(てのひら)を見つめて、その後、少し戸惑った表情で群像に視線を移し「だけど・・・」とつぶやくシーン
群像が、あれっと少し驚いた表情を浮かべて、それからフッと笑って「そうだな。エネルギーは節約すべきだ。救命キットからブランケットを持ってきてくれないか」

*つまり、イオナは自分が群像と抱き合えば、艦内気温を上げなくても群像の体を温めることが出来ることに気付くが、同時にそうすることを躊躇(ためら)う感情が彼女に生まれており、群像もそれに気付いて「ブランケットを・・・」と婉曲に彼女の行動を脇に逸らしている。
*イオナのこの躊躇(ためら)いは、メンタルモデルらしからぬ乙女の羞恥心ないし淡い恋情の発生と解釈できる。
*そして、これが、16分過ぎに来る「嫌(いや)。私は、私は一人になりたくない」というイオナの発言と行動につながっていく。

→しかし第1回目の視聴時は、私はそこまで気付かず、この後に来るタカオの群像への切ない恋情だけを認識できていた。

*タカオ「全く、本当にあんたってば。これじゃ・・・私の入り込む隙間なんて、どこにも無いじゃない」は、イオナの恋情のもたらした行動に気付いた彼女が意を決してつぶやいた言葉。
*「自らを犠牲にして他者を救う、それは本来、霧には有り得ない行動。まさかイオナ姉様がそんな選択をするとはね。そしてあんたも」(ヒュウガ)「それが艦長の、千早群像の望みならば」(タカオ)

→つまり、イオナに発生した群像への恋情(※但しイオナ自身はそれが恋情であるとは気付いていない)が彼女を自己犠牲へと向かわせ、そしてその行動がさらに、タカオの恋情を募らせて、その第二の自己犠牲をもたらした、と解釈できる。

*タカオの恋情はともかく、イオナの恋情は視聴1回だけでは分かり辛いと思うので、この回の評価を★★としました。
{/netabare}

◇第11話『姉妹』
{netabare}
20分近くで、イオナが姉妹艦を喪失してしまうシーン
*メンタルモデル同士の心理的なやり取りの描写が秀逸。
*ここの演出は第10話よりもずっと分かり易く優れていると思うので、この回の評価を★★★としました。
{/netabare}

※なお、第12話『航路を拓く力』は、現時点では残念ながら、第10話・11話に比べると内容が幾分雑で感動が少ないように感じてしまいました。
→本作の私の全体評価を、もう一つとした原因のひとつ。
→ただし、この回については、前記した◇(3)現時点で評価保留の点、に直接関係する箇所なので、時間を置いて再々視聴し、考えを整理したいと思っています(その際には評価が変わる可能性が高いです)。


◆『艦これ』とのコア・コンセプトの違い

・アルペジオの艦は、{netabare}
 ①旧日本海軍艦艇の艦容そのままの外形を保ちつつ、
 ②別に、メンタルモデルという人型の制御ユニットを持っている。{/netabare}
・このメンタルモデルは、{netabare}
 (1)「人間のような感情を持つことなど、兵器である自分には不要かつ異常である」と自己定義していたはずなのに、
 (2)人間ないし人間に感化された他のメンタルモデルとの接触によって次第に、「後悔」「恋慕」「憤怒」「愛惜」といった人間的な「感情」{/netabare}に目覚めていってしまう。
(※ここが本作の最大の注目点)

・これに対して、艦これの艦娘(かんむす)達は、
{netabare}その身にまとう艤装(ぎそう、船の装着物のこと)を別とすれば、最初から生身の人間と変わらない極めて豊かな喜怒哀楽の感情に溢れた存在{/netabare}として描かれている。
・ただし、艦娘たちは、
{netabare}あくまで「先の大戦当時に実在した軍艦の擬人化」であり、自身が軍艦であることを自明とする発言や行動をとっていて、なおかつ、先の大戦での個別エピソードに由来する悲劇的な運命を背負わされていること、{/netabare}がストーリーの端々(はしばし)から予感される描き方をされている。
(※ここがアルペジオとの最大の違い→アルペジオの艦は、{netabare}ただ単に日本海軍艦艇の外形を模倣しているのみであり、それとの内面的ないし運命的な繋がりは切断されている{/netabare})

・以上まとめると、『アルペジオ』も『艦これ』も、{netabare}
 ①先の大戦当時の日本海軍艦艇をモチーフとして、
 ②人間側ではなく、擬人化した艦側の《悲劇》を描き出す作品{/netabare}
と要約できると思いますが、
その描き出される{netabare}《悲劇》{/netabare}が
 ①『アルペジオ』の場合は、{netabare}艦(メンタルモデル)が人間的な感情に不可逆的に目覚めていく点{/netabare}にあるのに対して、
 ②『艦これ』の場合は、{netabare}艦(艦娘)が先の大戦でのエピソードを運命的に踏襲してしまう予感に満ちている点にある、{/netabare}
と考えます。

・このどちらに、より心惹かれるか(あるいは惹かれないか)、は個人の好みによると思いますが、私個人は現時点では、後者(艦これ)の側に、より強く心を惹かれています。

・いずれにせよ、1月末公開のアルペジオ劇場版総集編およびその後10月初めに公開予定の完全新作続編が楽しみです。


◆追記:続編映画の評価

(1)劇場版蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-DC   ★  4.0
(2)劇場版蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-Cadenza ★★ 4.5

※(1)は、約2/3がTV版の総集編、残り1/3(正味30分強)が新規の展開
※(2)は、フル新作で、TV版のコンセプトを引き継ぎつつ、この手の作品に求められる要件を十分に満たしてストーリーを完結させている。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 73

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

僕はストライク! マニアおすすめ!!

原作 漫画(2013年12月現在 既刊8巻) 未読

全12話

ジャンル:SF海洋アクションファンタジー


突如、世界各所に現れた、超兵器を搭載する“霧の艦隊”(正体不明の艦船群)と呼ばれるその軍艦群に人類は敗北を喫し、制海権を失う
“霧の艦隊”と戦えるのは、人類側についた“霧の艦隊”の潜水艦・イ401に乗る士官候補生の千早群像のみ。。。

霧の艦は、それぞれ自分の意思を持つ女性の姿(メンタルモデム)をしていて、
イコール艦艇のパーソナリティと言う設定。


“霧の艦隊”は、外観が第二次世界大戦時の艦艇を模しているので、海洋マニアにはたまりません。
だけど、中身は未来型なので現代の通常兵器では全く歯が立たない
そこで主人公が潜水艦のイオナ【イ401】の 艦長として霧と戦うんだけど、単艦で航行していく所が
自分の好きな漫画「沈黙の艦隊」によく似てるな~っと。

でも、あまりマニアックな専門用語が出てこないので、自分にはちょっと物足りなさを感じました。
もっと専門用語出てくれば、マニア心をくすぐられて、もっと良かったのにな~^^
でも、普通の人には、こっちの方がいいんだろうけどね。。。

話が進んでいくと、いろいろと突っ込み入れたくなる設定あったけど、海洋マニアな自分には、十分惹きつめられる魅力がありました。

それに、妙に納得できたのが
霧のメンタルモデルが皆 女性型なのは、「大抵の人類の言語で、艦船を指す場合に女性形で語られるから」って言う説明があったのでw
上手い事言うな~っと^^


キャラでは、ツンデレ タカオが好きかな ^^
一番 愛深き女性に感じました

それと「シャキーン」が可愛い 金髪ツインテール ハルナ

あと、コンゴウ役がユカナさんなんだけど、
「IS」のセシリアや「げんしけん」の大野さんの声のイメージが強いんですが、
コンゴウ役では、今までと全然ちがうキャラ声だったので、ちょっとビックリでした。^^;


映像綺麗だし、CGもそんなに違和感なかったです

OP&ED曲も良かった
特にOP曲、カッコいいですね!

原作がまだ続いていようなので、2期が見たいです!

海洋マニアや、「艦これ」が好きな人にはオススメです!


OP:「SAVIOR OF SONG」(第2話 - 第8話、第11話)
歌 - ナノ feat.MY FIRST STORY

ED:「ブルー・フィールド」(第2話 - 第4話、第6話 - 第8話)
   歌 - Trident(渕上舞、沼倉愛美、山村響)
  「Innocent Blue」(第5話、第9話)
   歌 - Trident(渕上舞、沼倉愛美、山村響)
  「Our Story」(第12話)
   歌・作詞 - ナノ


PS:面白かったので、原作漫画 購入しようか検討中です ^^;

投稿 : 2025/03/22
♥ : 88

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

うれしい~♪♪♪蒼き鋼のアルペジオ、映画化なのです♡♡♡♡♡

今日、お昼休みに何気なくネットを見てたら・・・・
蒼き鋼のアルペジオ、映画化決定のうれしいニュースが!
ヽ(≧▽≦)ノ ワーイ ウレシイナ♡

発表は6月29日とのことで、千葉・舞浜アンフィシアターで開かれたイベントで発表されたとのことです(イキタカッタナ~)。

映画は2015年に2回上映で、最初がアルス・ノヴァの総集編、2本目が新作とのことでした。でも、こちらは都会じゃないし、近所の映画館ではあまりアニメは上映されませんので、そのときは遠征するしかないですよね。p(*^-^*)q

第1回目の総集編ではオリジナルストーリーも少し入るようですので、とても楽しみです。早く来年、来ないかな~


【2013/12/30】
最初見たときは淡々としていて、後半こんなに盛り上がるとは思いませんでした。

ハルナとキリシマあたりから面白くなって、10話ではタカオが~~~で、涙、涙でした。最終回、コンゴウを説得するイオナ、荒れるコンゴウの場面ではゆかなの演技が圧倒していました。
作品的にもクオリティが高く、2期もぜひ作ってほしいです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 76

77.0 25 バトルアニメランキング25位
ローゼンメイデン(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1162)
6834人が棚に入れました
引きこもりの日々を過ごす少年・桜田ジュン。彼はネット通販で買った商品を、期限ギリギリでクーリングオフしてスリルを楽しむという、鬱屈した性格の少年であった。
ある日、彼は怪しげなダイレクトメールを受け取る。そこに書かれた、「まきますか まきませんか」との問いに、軽い気持ちで応えてしまう。すると翌日、薔薇の装飾金具の付いた重厚な革製の鞄が送り付けられて来た。
鞄を開けると、中にはまるで生きているかのように精巧に作られたアンティークドール(少女人形)が収まっていた。興味半分にジュンが螺子を巻くと、人形は目覚め、「ローゼンメイデン(薔薇乙女)の第5ドール真紅」と名乗り、ジュンに対して、自分と契約して家来となる事を要求する。
最初こそ真紅の尊大な態度に反発したジュンだったが、突如窓ガラスを割って侵入してきた人形に命を狙われ、訳も分からぬうちに真紅と止む無く契約を交わしてしまう。こうして、真紅に関わる事により薔薇乙女達の争いに巻き込まれてしまったジュンは、様々なドール達やその関係者達との出会いを通じて、その心を成長させていく事になる。

声優・キャラクター
真田アサミ、沢城みゆき、野川さくら、田中理恵、力丸乃りこ、倉田雅世、桑谷夏子

mukkutan さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

最高に面白い 騙されたと思って観てください

オープニングの曲からすばらしい。

話の内容からすればただ自分を創ってくれた父に会うが為に究極のアリスを目指すアンティークドールの戦い。

もちろん究極のアリスは一人だけです。
だから皆戦うのです・
負けてしまえばただの動かない人形となってしまいます。

出てくる人形たちもとても個性的で真紅、雛苺、水銀燈、翠星石、蒼星石、金糸雀、薔薇水晶
いまでいうゴスロリな衣装もこの物語に会っていてすばらしい。

決してアンティークドールの戦いが中心ではなく、周りの人物の心境の変化、人形たちの考えの変化とういろいろ観ることの出来る作品です。

二期のローゼンメイデン トロイメントよりアリスゲームが本格化していき話も盛り上がっていきます。

最後は三期のローゼンメイデン オーベルテューレ
完結です。文句ありません。

見終わった頃にはお気に入りのDOLLが出来ることでしょう。

途中泣いてしまう方もいるかもしれません。

それほどまでに、作りこまれているアニメだとおもいます。

見て損はさせませんその代わりしっかり最後まで見てください。

ちなみに私の好きなランキングは1.水銀燈 2.翠星石 3.雛苺 です。

でも1.3は好きにならないのがあなたの為です。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 14

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

メリハリの効いた作品。「だって、生きることは戦うことでしょ?」

制作はノーマッドで原作は漫画です。
ジャンルはファンタジーです。


引きこもりの少年桜田ジュンはある日「まきますか、まきませんか」という手紙を受け取り、軽薄に答えてしまう。
その瞬間、部屋の中に箱が出現し、中に綺麗な一体の人形が入っていた。
彼女のねじを巻いてみると、突然動きだして…。


当初の印象だとダークファンタジーで暗い話なのかな?と勝手に思っていたのですが、なかなかのキャラアニメでギャグも多かったですね。
特に5話は突き抜けていて面白かったです。
一期に登場するドールは5体でそれぞれ性格が全然違います。
具体的にはクーデレ、ロリっ子、ツンデレ、ボクっ子、冷徹。
キャラ設定が複合施設状態なので多分気に入るキャラが一人くらいは出てきそうですね。
私は水銀燈がお気に入り。キチっぷりが良い。

ですが、やはり暗めの話ではあります。
日常回を効果的に入れて、だんだんと真紅と水銀燈の戦いに物語が終局していく形はなかなかスマートで美しかったです。
欲を言えば、ラストのようなストーリー上の盛り上がりがもう一つくらいあればよかったかなとは思います。
蒼星石の話は若干インパクトが薄かったような。


このアニメの一つの特徴として、水銀燈一人だけが完全に悪役として描かれている点があげられます。
見ている側も自然と「この畜生が!」となります。

このアニメ全体で描いているものは「戦いの中での成長」でしょうか。
最初の内は主人公にイラつくこと請け合いですが、彼にも複雑な事情があるのです。
誰にでも挫折してしまうことがあります。
そこから立ち直れるかどうかに「人間力」が関わってくるわけです。
だって、生きることは戦うことでしょ?


総括して、若干予想したものとは違いましたが面白かったことに変わりはないです。
とりあえずドールが可愛いねw

投稿 : 2025/03/22
♥ : 51
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

少女たちに囲まれてるけど、ハーレムアニメじゃないよ

原作未読。

引きこもり中学生、桜田ジュンの元に、「真紅」という人形が現れる。
ゼンマイを巻くことで、まるで人間のように行動する真紅。
真紅は「ローゼンメイデン」と呼ばれる人形たちの1体だった。
しかし、ジュンはローゼンメイデンの争いに巻き込まれてしまう。
戦いの中、ジュンがドールたちを通して成長していく話。


ローゼンメイデンのドールたちは、自分の力だけでは動くことができません。
誰も見つけてくれなければ、永遠に動かないままカバンの中にいるしかありません。
対して、ジュンは自分の力で動くことが可能なのに、部屋に閉じこもって出てこない。
この対比がストーリーの中核を担っています。


また、本来心をもたない人形がジュンの心を成長させる。
そういう切り口で見ると深いテーマが隠されていそうですが、そこまで立ち入っていません。

あくまで「戦いの中で得る成長」がテーマです。


ただ、ジュンが引きこもるきっかけは弱い気はします。
まあそこはご愛敬。
本編でもちゃんとフォローされていますので良しとしましょう。
{netabare}
真紅「時には雨が降り、嵐が吹き荒れることもある。景色が移り変わり、放っておくと取り返しが付かなくなることもあるの。その度に、アナタは戦い続ければならない。それが……」

ジュン「それが"生きている"ことだから」

このように、
「生きることは戦いである」ということを、今まで何度も戦い続けてきた人形に教えてもらったわけですね。
{/netabare}

今でも色あせないキャラクターデザインと、各キャラの個性の強さ。
また、ギャグとシリアスのバランス、物語のテンポもいいですね!

階段回は大爆笑でした。

ペース配分が絶妙なので、一気に見てしまう勢いがあります。
ドールのネーミングも独特で素敵です。
ただし、人名は……。


老若男女問わずオススメできる作品。
麻生太郎も絶賛です。

↓ローゼン閣下の真相↓
{netabare}
司会:『ローゼンメイデン』を読んだことはありますか?

麻生:「あります」

何でこの話を聞いたかというと、『ローゼンメイデン』っていう本がたまたま羽田の飛行場で売ってたんですよ。で、このローゼンメイデンというのを、「これが、『ローゼンメイデン』って言うのか』って思ってたまたま見てたら、そこに中学生の修学旅行がいて、パシャパシャパシャって(携帯電話で撮られて)。それがあっという間に流れて、「麻生は少女漫画を読む」って話になっちゃったんです。たまたまこれが、と。
だけど、最近みんなこう……どれもこれもやたら目玉が不必要にデカく描いてある漫画が多くて、『ゴルゴ13』みたく目の小さいのってのは本当に少ねぇな。ははははっ。ねぇ、どうしてこんなに大きく目玉が描いてあるんだろう。

司会:あれはたまたまだったんですか?

麻生:『ローゼンメイデン』はそう。ただ、「ローゼンメイデン閣下」(というフレーズ)がいつのまにか何となく(広まって)、とにかく、何だろうね(私に対する)ハンドルネームまで「閣下」みたいな形になってたりしてるでしょ?

http://www.garbagenews.net/archives/1447038.html
{/netabare}

投稿 : 2025/03/22
♥ : 81
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