バケモノで女子高生なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのバケモノで女子高生な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月29日の時点で一番のバケモノで女子高生なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.3 1 バケモノで女子高生なアニメランキング1位
スピードグラファー(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (244)
1270人が棚に入れました
舞台は失われた10年の混乱から脱し、一部の富める者だけが我が世の春を謳歌する“快楽都市”と化した東京。 雑賀辰巳は、友人戸越清冶郎からセレブリティーのみが出入りできるとされる闇の社交場六本木倶楽部の潜入取材を依頼される。
潜入に成功した雑賀は、六本木倶楽部の深奥で行われる儀式の巫女、女神として崇められる謎の少女、天王洲神楽と出会う。雑賀は助けを求める神楽をつれ逃亡するが、六本木倶楽部支配人水天宮寵児が仕向ける欲望により特殊能力に目覚めた超人、ユーフォリアたちから執拗に追跡される。そして雑賀も神楽と接触したことにより、被写体の魂を吹き飛ばす写殺能力に目覚めていた。
自由を求める神楽のため、そして普通に写真を撮影する事の出来なくなってしまった自身を元に戻すため、彼らの孤独な逃避行が始まったのだった。

声優・キャラクター
高田裕司、真堂圭、本田貴子、森川智之、高島雅羅、優希比呂、津田健次郎、江川央生、広瀬正志
ネタバレ

uppo さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

オカネクダサイ

happy end好きには向かない作品。
後半から面白くなるタイプのアニメ。
資本主義を問い、あなたの金の価値は愛より上ですか、大切な人より上ですかと問われてる気がした。
金だけで無く、戦争についても所々描かれている。
幸せですか?のあの看板は今でも印象に残っている。
{netabare}資本主義をここまでぶった切ってくれた事は見ている分には痛快だったが、日本が破産して円が大暴落する事は将来的に有りそうで怖い。{/netabare}
この作品は雑賀が主人公なはずなのに水天宮が主人公と言っても良い位のキャラだったと思う。特に終盤は彼への好感度が急上昇しまくった。
{netabare}水天宮の妹との再会シーンは本当にキツかった。
ここまで目を背けたくなるシーンってなかなかないと思う。 
こういう結果を全く予想してなかったと言えば嘘になるがこうまざまざと現実を見せつけられると・・・。
金が全て。
金を持ってる奴が正義、持っていない奴は家畜。
これが資本主義・・・。
そんなものをまざまざと見せられた気分だった。
妹の死に際の笑顔がとても印象的だった。 
このシーン見た後はただ絶望感しかなかったな。 {/netabare}

この作品は全体的に暗いし、変態が多いし万人向けの作品ではないと思うが自分の中では名作です。
この作品に出会えて良かった。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 10

pop22 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

万民にうける内容ではない

ソルティレイに並ぶGONZOのオッサンミーツガール+資本主義ネタ
戦闘にスピード感が無いのが×
逆に言えば、それさえあれば完璧だった。
いかれ具合も行き過ぎず、甘過ぎずちょうど良く、飽きずに見れた。

悪のカタルシスもばっちり、名言もオンパレード

「金こそが国境を越え、世界を流れる血液だ。巡りが悪ければ、その国は末端から壊死していく」

「日本は平和じゃない
戦争中だよ
銃の代わりに札束で殺しあってるようなもんだ」

「サイガ君、グッドバイブレーション!!!」

「恋のドクターストップよ」

「日本相手なら世論操作も必要ないでしょう。HAHAHAHAHA」

他にも名言目白押し。

終盤はほぼ国家そのものと言ってよい巨悪に対してどうやって勝つんだよ。
まさかバッドエンドじゃないだろうなぁとヒヤヒヤしてたが
ある意味、現実的、かつ、そこそこグッドエンドに持っていったことに賞賛。
毎話、タイトルにも結構ふいた。

戦闘シーンにスピード感さえあれば完璧だったのに
本当に惜しい。

万民にうける内容ではないので名作にはならないだろうが自分的名作。

最後にグッドバイブレーション!!!ウボァッ

投稿 : 2024/12/28
♥ : 6

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

変態キャラのインパクトが凄まじいSF超能力バトルアニメ

このアニメは、超能力バトル物の中でも非常に癖の強い
作品である。良くも悪くも人を選ぶタイプのものであること
は間違いない。

おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
主人公の雑賀は、戦場カメラマンとして活躍していたのだが、
重傷を負ったために日本に帰国。その後、フリーの
カメラマンとして生活する日々を送っていた。ある日、編集長の
依頼により、とある「秘密クラブ」の情報を得ることに。
潜入を試みるのだが…。

この作品の大きな特徴は、タイトルにも書かれている通り
強烈な変態達が次々と登場する点だ。
彼らの持つ超能力が、自身の性的嗜好(フェチ)に
由来しているからだ。
ゴム、ダイヤ、歯、電気等といったように様々だ。
個性が、あまりにも強烈であったため主人公ではなく
彼らを応援しそうになった。

また、社会風刺もきちんと描かれている。
資本主義の本質とは何かを考えされてくれた。
秘密クラブと密接に関係しているという点も
非常に興味深い。

回によって差はあるものの、グロテスクな
シーンやエロシーンが存在するので
耐性はある程度持っておいた方が良い。

16話の総集編にも工夫がなされていた。
回想を費用として、換算しながら見直していくスタイルで
あったため見ごたえがあった。よい試みだと思う。

ラストも上手くまとまっているということもあり楽しめた。
設定に関しては、文句なしに素晴らしいと感じた。
普通のアニメでは、物足りないと感じる方や
一風変わった超能力アニメを見たいと思っている方が
見たらはまるのではないかと考えている。
個人的には、名作と言われても不思議ではないと感じるほど
とても面白かった。間違いなく、良作だと思う。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 10

65.4 2 バケモノで女子高生なアニメランキング2位
BLOOD THE LAST VAMPIRE -ブラッドザ・ラスト・ヴァンパイア(アニメ映画)

2000年11月18日
★★★★☆ 3.6 (188)
851人が棚に入れました
『BLOOD THE LAST VAMPIRE』(ブラッド ザ ラスト ヴァンパイア)は2000年から展開された、Production I.G制作のメディアミックス作品群。少女と怪物が繰り広げる戦いを描いたホラーアクション作品。
【ストーリー】1966年ヴェトナム戦争のさなか、日本の横田米軍基地内のアメリカン・スクールに、ひとりの日本人少女・小夜が転校してきた。彼女の正体は、闇に生き暗躍するヴァンパイア・キラーであった…。
ネタバレ

四文字屋 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

BLOODシリーズの原点にして、最高にクールなこの劇場版は、押井カラーの暗さ残しつつ、神山健治脚本が、シンプルでスピーディで上出来なアクションホラーで、

本編自体が短いから、息つく暇もないぐらいの早さで、
ベトナム戦争当時の東京郊外の夜の闇の中、
異形のヴァンパイアと太刀もつ小夜の肉弾戦が、
リアルかつグロテスクに繰り広げられる。

日本刀を振り回す、決して美形でない女の子(?)が好きなら、
そして当然だけど、血が飛び散るのがOKなら、
これは一度は見ておかないと。

何しろ、私の場合、最初に大スクリーンでこれ見ちゃったせいで、
のちの、このシリーズの実写版もTVアニメ版も、
全然心に響かないぐらい、
強いインパクトをくれた傑作で、
最近では、意外と公開当時ほどには評価されていないのが残念。

特にTVアニメ版では、
{netabare}主人公にいろいろ伏線盛り過ぎたうえに、
TVスタイルに小奇麗なキャラデザになっちゃって、
さらには当然のように日本刀とか血とかに意味づけしたりで、
アニメ的お約束な中二設定しまくって、{/netabare}
まあ随分とシラけさせられた。

作品中では、日本刀を使う旨味が実によく描かれているのが秀逸で、
サーベルや銃の攻撃が点の殺傷力であるのに対して、
{netabare}日本刀の強みである、線または面の攻撃力、すなわち、
敵の急所を突けなくても、切り払うことで破断面積が多く稼げるならば、
結局失血死に至らしめられる、という、
戦国殺法=実際、日本刀での斬撃には、腿とか腕とかを狙って刃こぼれを抑えながら敵を出血で撃退する、というのがあって、
この殺法にのっとった、大量出血をさせることによって敵を殲滅する殺し方が、
ヴァンパイア相手には有効だというところがきれいに描かれていて、
これが活劇としてもみごとに作画に反映されて、{/netabare}
画面を引き締めてくれるので余計に気持ちいい。

ほとんど唯一のギャグシーンである、
{netabare}「Fake!!」って小夜が叫ぶシーンも、
対敵中でのんびりしてる間もないんで、
見てるこっちも一緒になって前のめりになる始末で、{/netabare}
まあとにかく、オチも含めて、スタイリッシュでクールなんである。

実写版やTVシリーズ見た方には、
ぜひこの世界観を味わって頂きたい作品。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 18

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

☆バイオレンスホラー

BLOODシリーズの最初の作品になる劇場版。全体に攻殻のような作画(フル・デジタル)でかなりバイオレンス色が濃いです。

この後のBLOOD + とは物語の繋がりがあるのかないのか?
関連なさそうです。同じ小夜という名前ですけどキャラクターの
雰囲気が違います。(こちらの小夜は恐いです)


海外向けを意識した作りになっている感じです。実写映画もあるそうです。


監督/北久保弘之


制作:Production I .G


2000年11月18日公開

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

小夜

BLOODシリーズの原点にして、ProductionIGの初オリジナル作品です。
第4回文化庁アニメ芸術祭アニメーション部門大賞の他、色々な賞を受賞してます。


<物語>
アニメ映画史上最高水準にあると言っても過言ではないでしょう。
開始2分も見れば、この作品が秘めたポテンシャルを嫌でも痛感すると思います。
"怪物と戦う少女"というベタなジャンルでありながら、圧倒的なまでの展開力と重厚な作画で、至高の作品に昇華させています。
舞台がベトナム戦争中の横田基地周辺のアメリカンスクールということもあって、最初はほぼ英語で展開していくのも質感を増している要因でしょうか。
作品全体を包み込む雰囲気が何しろ尖っていて、始終圧巻されました。

<作画>
まず、この作品はIG内で発足した"押井塾"と呼ばれるチームで企画が誕生しました。
この"押井塾"は、押井守さんが新人クリエーターを集め、週一でテーマを決めて企画立案させて、それを押井さんが評価するという、内輪の倶楽部のようなものでした。
"押井塾"には神山健治さん、藤咲淳一さん、荒川真嗣さん、岡村天斎さんなどが在籍して、それはそれはタフネスな現場だった様子です。
元々内輪向けの作品で終わらせるはずが、IGが自社版権の作品を欲していたという事情もあり、長編映画として発表された経緯があります。
作画は当時にしても群を抜いていて、井上俊之さん、西尾鉄也さん、小池建さん、磯光雄さん、松本憲生さん、中村豊さん、吉成鋼さん、沖浦啓之さんなど豪華な顔ぶれで、一人一人の担当パートが多いことも特徴です。
作画への評価は正直天元突破しています、間違いなく本作一番の魅力でしょう。

<声優>
小夜を演じられたのは女優の方ですね、悪くなかったと思います。
英語で会話するシーンが多いという事で、外人声優を起用してたのが斬新でした。

<音楽>
主題歌のようなものはありません。BGMは申し分ないです。

<キャラ>
BLOODシリーズでは、キャラの名前は同じでも、それぞれの世界観は断片的で繋がりはありません。
本作の小夜は、達観したかのような超サバサバ系で、冷たく人間的な感じがしないですね。
そこが良いんだよと思われる方も多いかも。


テレビ版に比べてかなりマイナーな気がします、が化物のような迫力のアニメ映画です!
見られる機会があったら是非。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4

60.3 3 バケモノで女子高生なアニメランキング3位
いばらの王 King of Thorn(アニメ映画)

2010年5月1日
★★★★☆ 3.5 (180)
812人が棚に入れました
謎の奇病“メドゥーサ”が世界中にまん延し、人類は治療法を未来に求めることに。カスミ(花澤香菜)をはじめ選ばれた160人は、古城に作られた冷凍睡眠施設で眠りにつくが、目覚めるとそこは異様な空間に変わり果てていた。仲間たちが正体不明の奇獣に襲われ次々に命を落とし、何とか生き残ったカスミたち7 人の命懸けの脱出が始まる。

声優・キャラクター
花澤香菜、森川智之、仙台エリ、大原さやか、矢島晶子、乃村健次、三木眞一郎、磯部勉、廣田行生、川澄綾子、久野美咲、織田圭祐
ネタバレ

manabu3 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

いばらの道を行く、少女の成長物語

この作品のキーワードは、【人類の進化】、【夢と現実】、【少女の成長物語】、だと思う。
SF好きの方に、是非オススメのSFアニメ映画。

■あらすじ
多くの方がこのアニメを「モンスターパニック」ものだと解釈しているが、私はそうだとは思わない。
確かに、序盤は、映画『エイリアン』を彷彿させるようなモンスターパニックではあった。
しかし、中盤から終盤は、童話『眠れる森の美女』のオマージュであったり、映画『2001年宇宙の旅』や『2010年』を想起させる作品であった。

■感想(ネタバレ)
【夢と現実】
{netabare}今いるカスミは彼女の姉シズクが願った「生きてほしい」という「夢」から生まれた存在だったけれど、、「俺たちの存在も、案外、誰かの夢かもしれない」―そう言ったマルコの言葉は、カスミを励ますためだけではなく、案外、彼の正直な思いなのかもしれないと思った。
この世界や我々は、誰かの夢なのかもしれない。そういう気持ちは理解できる。
そして、そのわけのわからない誰か(創造者)も、この物語のシズクと同じように「生きてほしい」と願って私たちを生んだのだと思う。この物語が伝えたかったことはそこにあるのではないか。つまり、私たちが存在するのは、「誰か」が生きてほしいと願ったからだと。
「この世界は誰かの夢にすぎない」。そういうことに、虚無感や無意味さを抱くのではなく。
ある人たちにとっては、そのわけのわからない「何か」を「神」と呼ぶのかもしれない。海外の人たちの評価が高かったのは、そこらへんに何か共感を得たからではないのだろうか。{/netabare}

【人類の進化】
{netabare}人類は果たして進化するのかどうか。人類の歴史は凄く浅くて、地球にもっとも長く存在した生物の一つとして恐竜(ゴキブリはまあ置いといて)という種がいたけど、恐竜は何億年という年月をかけて進化し続けたのだろうか。そんなことを思うと、人間も必ずしも進化するとは思えないし、生物として特別優れているとも思わない。
人類の進化に対する「限界」や「希望」を、この作品では「メドゥーサ」に託した。メドゥーサは決してただの石化ウイルスではない。他の作品でいうところの、『2001年宇宙の旅』や『2010年』の「モノリス」に該当する。外的要因に進化を託すことはロマンではあるけども、なんだか人間やこの社会に対する「行き詰まり」を感じたりもする。{/netabare}

【少女の成長物語】
{netabare}当初の主人公カスミは、一人で生き延びるくらいなら姉と死ぬことを選ぶほど、弱かった。それでも物語を通して彼女は見事に成長していったと思う。彼女は実はオルタナティブ(分身)だったけど、マルコの言葉で救われた。
これからどうするの?と聞く不安そうなティムに、あなたのパパとママのところに行きましょうと答えるカスミ。
そして以前シズクに言われた「願いのないところに、奇跡は起こらない」という言葉を、笑顔でティムに伝える。
笑顔で答えるティム。
カスミの顔には、以前のような弱気な表情はなかった。
カスミとティムが歩みだした道の様相は、ひび割れていて、まるでいばらの道のようだった。
そのいばらの道は、地平線の果てまで、ずっと続いていた。
この先、この世界と彼女たちがどうなるのかはわからないけど、これからカスミは、シズクが居なくても、強く生きていくのだと思う。{/netabare}

■個人的に好きなシーン
{netabare}眼鏡を外してコールドスリープの中に入るカスミ。
愛しい姉と別れ、コールドスリープの中で永い眠りにつく彼女は泣いていた。
100年後に目覚めるとき、そこには愛する姉はもういない。
彼女たちは双子だから容姿は良く似ている。だから、20歳の時は20歳の、40歳の時は40歳の、100歳の時は100歳の、「あなた」を、鏡を見るたびに思い出すのだろう。{/netabare}

以下は自分なりの解釈

■メドゥーサの正体
{netabare}メドゥーサは宇宙から飛来したものだが、その正体は石化ウィルスではなく、「生物の進化を促す存在」である。まるで『2001年宇宙の旅』に出てくる「モノリス」だ。
始めの「適合者」はアリス。メドゥーサに感染しても石化しなかった。彼女は、空想からオルタナティブ(代わりの存在、分身)を生み出す能力を得た。ヴェガが言う、まさに人間の進化の形だった。{/netabare}

■コールドスリープの目的
{netabare}メドゥーサ(精神寄生体)の感染者は、石化する前、トラウマという精神的傾向をおこし、「精神の集中」をもたらすことがある。
ヴェガは言う。「今まで生物が進化してきたのは、進化した姿を想像することができ、そう願ったからだ。しかし、今の人間は、外界からの刺激や己の理性が原因で、自らの意志の力だけでは精神統一が出来ず、“空想の中に浸り続けることは出来ない”」と。
ヴェガはメドゥーサの感染により精神の集中をもたらし、進化の可能性が飛躍的に高まった患者を呼び集め、コールドスリープを用い、進化を促す実験を始めた。これがコールドスリープ計画の実態ではないだろうか。ヴェガは人類の進化を天啓とし、そして度重なる実験により死んだアリスへの報いをしたかった。
コールドスリープの本当の目的は、未来にメドゥーサの治療法を託すことではなかった。{/netabare}

■あとがき
2時間という枠組みということもあり、説明不足の感が否めなかった。
また序盤のモンスターパニックに対して、終盤の展開があまりにも駆け足で描写されたために理解が追い付かなかった。
海外での評価が高いのは、恐らく、童謡『眠れる森の美女』や映画『2001年宇宙の旅』などの知名度が日本と違って高いからだろう。

しかし「説明不足」の作品というのは、一方では「考察する余地がある」ということでもあると思う。
そんな作品に思惑を巡らすのも面白いかなと。
是非この作品を見て、感想や思いを共有してくれると嬉しいです。
素晴らしいアニメだと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 11

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

願いのないところに奇跡はおこらない。

岩原裕二による日本の漫画を原作とした劇場アニメ。
2010年5月1日公開約110分。制作サンライズ。

ハリウッドが実写作りそうな如何にもな内容の作品。
初めて視た時は可也衝撃的だった・・

SFサバイバルアクション&サスペンス

妖怪アニメと括っている局も有るようですが・・

私が見た限りでも数々の映画の特化映像を取り込み
要所・・随所に盛り込まれてるけど違和感はない。
そういう意味ではできる事は全てやりましたって感じ。
真実を知る事の怖さというかトラウマになる内容かも。


主題歌
「EDGE OF THIS WORLD」(アリオラジャパン)
歌・作詞 - MISIA / 作曲 - Sinkiroh / 編曲 - Gomi

キャラクターデザイン - 松原秀典
モンスターデザイン - 安藤賢司
メカニックデザイン - 山根公利

治療法のない謎の石化病、通称『メドゥーサ』。
奇病に蝕まれた世界の人々、その中から選ばれた160人
は未来に可能性を託し、冷凍睡眠(コールドスリープ)
についた・・しかし覚醒めた少女が見たその世界は・・


カスミ・イシキ(花澤香菜)日本人、15歳の高校生。
双子の姉妹でメガネをかけた黒髪セミロングの少女。
生存者とともに"いばらの古城"からの脱出を試みる。

マルコ・オーエン(森川智之)刑期60年の囚人。
粗暴で屈強なイレズミの男。非常に行動力が高い。
何らかの秘密を抱え"いばらの古城"の構造に詳しい。

ロン(乃村健次)アメリカ人。屈強な黒人。元警察官。
マルコを信用せず「裏切り者」扱いしたり、言動が粗い。

ティム(矢島晶子)ドイツ人。モンスターに詳しい。
7人の中で最年少。キャサリンを「おばちゃん」と慕う。

キャサリン(大原さやか)オーストラリア人。看護士。
ティムを気遣ったり面倒見の良い。良くヒスを起す。

ピーター(三木眞一郎)アメリカ人。技師。
メガネをかけた細身の男性。7人の中ではフォロー役。
古城の構造に詳しいようで、時折不可解な言動も行う。

アレッサンドロ(廣田行生)イタリア人。59歳。元政治家。
コールドスリープ資格者の権利を大金で買った上院議員。

シズク(仙台エリ)日本人。カスミと双子の姉。
カスミ同様にメドゥーサを発症していたが、人工冬眠
の抽選に漏れてしまい、カスミのトラウマになっている。

アリス(久野美咲)謎の少女。
最初の“メドゥーサ”の適合者にて最古の被験者。

アイヴァン・コラル・ヴェガ(磯部勉)ロシア人。45歳。
化学メーカーCEOヴィナスゲイトの代表。

ローラ・オーエン(川澄綾子)マルコの妹。大学生。
国籍はグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国。

ゼウス劇場版では単なるモブ扱いとして一瞬写るのみ。

ウォルター(藤田圭宣)アメリカ人。NSA局員。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5
ネタバレ

ブレッド さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

複合パニック物

視聴前データ
原作・未
事前評価・あり
絵を見た第一印象・良
多少グロあり

 いわゆる予告編を見て一目惚れした作品ですね。まぁ、面白くない予告編などないという話もききますがw

 致死率の高いウィルスから人類を守るために行われた、大規模なコールドスリープ。その中で起こる事件に巻き込まれる人々の思惑や行動を描いた話です。

 個人的な感想をいわせてもらえれば、かなり楽しめた作品でした。期待通りか、それ以上の作品でしたね。

 衝撃度、感動、話の展開などを考慮してこの評価になっております。

 ただ{netabare}予告編になーんか騙されてるような節はいくつかありましたね。モンスターパニック物だったのはわかっていたからいいんですが、その演出で何百年後の世界だと思わせたり、主人公の双子の姉がいたということを知らずに予告編を観ると違う展開を期待させてたり{/netabare}と、これらの要素が相まって評価が全体的に低いのかなーとも思いましたが、私としては面白かったですね。

 確かにラストのほうはちと大味になってしまった感は否めませんがw

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2
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