2013年度のノスタルジックおすすめアニメランキング 1

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65.7 1 2013年度のノスタルジックアニメランキング1位
寫眞館(アニメ映画)

2013年11月9日
★★★★☆ 3.8 (32)
164人が棚に入れました
時は戦前。丘の上で写真館を営む主人の元には、色々な人々が訪れる。ある日訪れたのは一組の夫婦。婦人は恥ずかしそうに下を向くばかりだったが、写真館の主人はあの手この手で婦人の笑顔を写真におさめた。だが翌年、その夫婦と共にやってきたのは、ムスッとした彼等の愛娘だった。主人は必死に笑顔を引き出そうとするが―。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

明治、大正、そして昭和へ

『パルムの樹』、『ファンタジックチルドレン』の「なかむらたかし」による実に8年半ぶりの監督作品


タイトルの読みは「しゃしんかん」


丘の上に佇む写真館を営む主人の元を訪れた一組の夫婦、しかし婦人は恥ずかしがって俯いてばかり
主人はあの手この手を用いてやっとの思いで婦人の笑顔を一枚の写真に収めた
やがて婦人は夫婦の間に出来た一人の娘を連れて写真館を訪ねてきた
しかし娘は何やら不機嫌なようで全く笑顔を見せてくれない
そして時は移り変わり明治から大正へ、そして昭和へ・・・


全編セリフなし、限定された登場人物、舞台となるのは丘の上の写真館の一点のみ、と絞り込んだ条件でただただ移り変わっていく時代と共に生きる人の様子を描く短編


監督としてはもちろんながら、なかむらたかしの真骨頂はやはり【作画】だと思います
今作では全編の原画をなかむら一人で担当しております
明治~昭和が舞台ということでレトロモダンでお洒落な雰囲気を醸し出す背景美術、静けさの中に響く市川淳のクラシックピアノソロ
そんな中でなかむらが描写するのは登場人物達の細かな表情、その奥に見えてくる心模様です
しっとりとした、けど心温まる作品はココですよー?
わずか18分、少しお時間がある時、是非ご覧になっていただきたい一作です

投稿 : 2024/11/09
♥ : 18

ニャンキチ君 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

写真の思い出

 セリフはなく 綺麗な音楽(ショパン)がバックに流れます。
笑わない女の子をなんとか 笑わせて笑顔の写真を撮ろうと 写真屋さんが奮闘します。

 私は、写真館に家族で行ったことはないですが、子どもの頃 父がよく写真を撮ってくれました。
 弟が私より身長が伸びて高くなった頃 写真を撮る時思わず近くにあった石の上に乗って威厳を保った事を思い出しました。ファインダーを覗いて写真を撮っていた父は心の中で笑っていたのかも・・・。
 
 
 

投稿 : 2024/11/09
♥ : 7

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

寫眞館

2022.3.5 視聴完了。

16分ほどのアニメでセリフはなく
BGMと効果音のみの構成です。

明治期の路面電車の行き交う中にある写真館が舞台。
よくある内容だけど懐かしさを感じる。

路面電車や写真館は今もあるだろうが
アドバルーンは最近見ないな。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 6
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