ナノマシンで空中戦なおすすめアニメランキング 2

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早速見ていきましょう!

77.6 1 ナノマシンで空中戦なアニメランキング1位
カウボーイビバップ 天国の扉-COWBOY BEBOP(アニメ映画)

2001年9月1日
★★★★★ 4.1 (587)
3345人が棚に入れました
時は2071年。一向に減る気配のない犯罪者、太陽系全域にまで拡大した行動範囲に警察組織が対応しきれなくなったため、賞金首制度(通称:カウボーイ法)が制定された。スパイクとジェットの2人は賞金首を捕まえることで生計を立てる賞金稼ぎ、いわゆる「カウボーイ」であり、漁船を改造した宇宙船ビバップ号が彼らの移動手段兼住み処となっている。数百万ウーロンの大物を捕まえることもある一方、その荒っぽいやり方に巻き込んだ一般市民からの賠償請求も多い彼らに余裕はなく、日々賞金首を求めて太陽系を東奔西走していた。

声優・キャラクター
山寺宏一、石塚運昇、林原めぐみ、多田葵、磯部勉、小林愛、ミッキー・カーチス、石橋蓮司

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

どこにも行けない男の物語

懸賞金3ウーロン。フェイが目にしたのを手掛かりにスパイク一同はその男を追うことになった。
彼は夢を見る。終わりのない夢だ。
彼はそれを煉獄と呼ぶ。目に見えないものに焼かれ続ける救いのない場所だ。
彼はそこでたくさんの蝶を見る。蝶はどこにも行かず、どこにも連れて行ってはくれない。
まったく綺麗な蝶さ。

フェイもエドもアインもいるサイドストーリーです。
菅野よう子さんの音楽に乗せて描かれるそのストーリーは本編に勝るとも劣らず非常に良いものでした。
持ち前のハードボイルドな演出と格闘シーンは絶品です。
特に今回は格闘とドッグファイトは数ある映像作品の中でも群を抜く出来でした。
相手をのすために放たれる様々な攻撃が痛々しいまでに肉体を打ち
対峙する2人の身体がせめぎ合いしなやかに動く様は美しくもありました。
ドッグファイトでも戦闘機の動きからは目が離せませんし
遠心力によるGがこっちにも伝わってくるようで自然と体に力が入ってしまいました。
けれど元々ハードボイルド調の演出であるからに一挙手一投足の動きには魅力があるのは作品本来の良さです。
強いて言えばそれらはその誇大化であり、延長線上のものです。
かっこよさを純粋に求めた形としてこれはすごく良いものです。
何が言いたいのかというと、それは今回に限ったことではなかったにしろ
映画作品としてのボリュームが乗っかった分、顕著にその良さが表れていたということです。
もちろん褒め言葉です。
僕が好きなシーンは最初のコンビニでスパイクが銃を向けるところです。
銃を持った手が揺れるときに響く、鈍く重い金属音が彼とそれの存在を引き立てていてすごく好きです。
あまり共感はないと思いますがw

今回の敵は深い悲しみと絶望に囚われ、冷め止まない夢の中に閉じ込められた男でした。
孤独に冷えた煉瓦のような身体をし、細く乾いた目は遠くを見つめ三日月のようにうっすらと笑う。
長くぼさぼさに生えた髪と髭は彼をより不気味に印象づけている。
心の闇は彼を喰い尽くし、さらに彼自身の奥底に眠る際限の無い恐ろしさを感じさせた。
この世のものとは思えぬ蝶は彼の頭の中でその美しさが彼を惹き、また彼に夢を見せ続けます。
そんな彼を見てスパイクは鏡を見ているような気持ちになりました。
その男はなにかの加減でそうなっていたかもしれない自分であると。
スパイクが彼を助けることは彼のためよりかは自分のためなのでしょう。
その男の無限の闇とスパイクの義侠心もとい信念がしっかりと描かれていてとても良かったです。
主旨としては"Are you living in the real world?"よりはこっちだったと僕は思います。
あと僕はこの敵も結構好きです。

素晴らしい作品でした。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 22

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ブロン・イ・アーの夜にやってくる長い話

2001年公開のカウボーイ・ビバップ劇場版。
内容は基本的に一話完結型のテレビ放映版の一話分を劇場版にあわせて120分にした感じです。
テレビ放映版の最終回後に続くようなストーリーでもなく、テレビ放映版だと最終回前にビバップ号を去ったあのキャラもクルーの一人として登場しているので、テレビ放映版の話中のどこかに挟まる一作なんだなと思われます。
特にキャラクターの過去にまつわる話もなく、ビバップ号の秘密に迫るような内容でもないです。
そのため、カウボーイ・ビバップのコアなファンには物足りないと思われますが、個人的にはカウボーイ・ビバップは硝煙とタバコとジャジーな雰囲気があれば上等、歴史的背景や宇宙航行技術、そしてキャラクターの過去はエッセンスと考えているので、そういう意味で十分に乗れる作品でした。

アルバシティーという火星のクレーター都市でタンクローリーが突如爆発炎上し、事故発生現場周辺に偶然に居合わせた人々が原因不明の症状を訴えて次々倒れ、最終的に死傷者数が400名を上回る大事件が発生します。
操縦者不明のそのタンクローリーに仕込まれた、未知の生物兵器によるテロと考えた政府は、犯人に3億ウーロンという巨額の懸賞金をかけることを発表する。
別件でリー・サムソンという黒人ハッカーを追っていたフェイは、偶然その事件現場に遭遇し、犯人らしき男の写真を撮影する。
3億ウーロンを手に入れるため、ビバップ号の乗組員達が発起するというストーリーです。

いつものメンバーが送金首相手に立ち回る展開ですね。
キャラクター説明などは割愛されていて、スパイク、ジェット、フェイ、エド、アインたちが登場します。
ただ、テレビ放映版でもそれほど丁寧に設定説明を行っていないので、劇場版からの視聴でも問題ないかもしれません。
また、当然ながらテレビ放映版よりもスケールが大きくなっていて、バトルシーンなどのビジュアルも劇場版の本作の方が高品質です。
そのため、話題作ではあるけれど、古い作品で2クールはきついという方には、劇場版で手っ取り早く作品に触れてみるのはありかもと思います。

内容は文句なしに素晴らしい出来でした。
テレビ放映版を視聴済みであればよりスケールアップしたビバップたちの活躍に引き込まれ、初視聴であっても、作品の雰囲気が好みであればわしづかみされることと思います。
あと、Tank!ほどのキャッチーさはないですが、劇場版OPのAsk DNAもしびれます。
とにかくカッコイイに尽きる名作でした。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 5

ソラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

Ask DNA

いつも通りの私好みなユーモアな脚本、渋い色彩・音楽。モップアクションかっこいい。

しかし、この作品本来の一番の魅力は何かっていうと、人々の生活感だと思われる。
味のあるモノクロのオープニング、街並を俯瞰して見ているような感覚を得られるエンディングや、
スパイクが聴き込み調査を背景に流れてくる人々の生活感っていうのは異文化を覗き見している感じがして楽しい。
暑くて水着姿でペットボトルの水分をイッキ飲みする女、タバコ吸わな生きていけねぇって感じの渋いおばちゃん。
暇そうでアクビしてるタクシーの運転手。欲しいものを買ってもらえなかったか駄々こねて泣いてる女の子。
交通違反でサツに捕まって必死で言い訳をしている男。
ボクサー志望か街中で戯れてくる少年、道を尋ねた報酬に商品を売りつけようとしてくる商人、街で逆立ちダンスしてる少年。
真っ昼間から音楽に合わせてノリノリで絡んでくる自由職(?)のおっさんとか、さり気なくこそこそと歌ってるおじいちゃんとか、音楽の街って感じがして心が踊る。
なんかこう、それぞれにそれぞれドラマがあって人間観察するのが楽しいよね
もう十五年くらい前だけど、あらためてスクリーンでみれて良かったなと。
ありきたりな日常を一から造形するって感覚がおもろいです。
例えるなら写真家のエドヴァン・デル・エルスケンの写真集のような日常の型どりに感服いたしましたわ。

てかまーなんだかんだ言って結局何が言いたいのかというと、

あー旅してえええ…。

ただその一言がいいたかったの…。


そういえば、とあるTさんがこんな名(迷)文を残していた。

『私は旅行が好きである。全く違う文化や風土に、自分の価値観が揺さぶられるのは、
とても刺激的だと思う。特に目的は作らずに、気分次第で進む先を変える。
偶然に立ち寄る町の角っこでボンヤリとその土地の生活を眺めるだけでいいのだ。
予定表と荷物ぎっちりの名所巡りなんて無意味な疲労と記念写真が残るだけだ。
かく言う私は旅以上に家が好きである。故にあまり外に出ないし、旅もしない。』

投稿 : 2025/03/01
♥ : 9

63.8 2 ナノマシンで空中戦なアニメランキング2位
スカイガールズ [TV版](TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (264)
1625人が棚に入れました
世界を襲った謎の機械細胞群「ワーム」により人類は人口の三分の一を失うものの、人類軍の最終破壊兵器により壊滅した。それから10年の年月が過ぎた。

桜野音羽、園宮可憐、一条瑛花の3人は神奈川県横須賀市追浜の基地に集められる。そこで目にしたものは今までの戦闘概念を根本から覆す新兵器、飛行外骨格「ソニックダイバー」であった。ワームとの戦いでの負傷によりパイロットを引退した冬后蒼哉中佐の下、ソニックダイバーパイロット候補生として3人の訓練の日々が始まる。しかし危機は迫っていた。10年の時を経てワームが復活したのである。桜野音羽、園宮可憐、一条瑛花の3人は、人類の未来と希望を乗せ、ソニックダイバーで大空を駆る。

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ガールズ・フロントライン

美少女ミリタリーアニメのプロトタイプ。
全26話のバトルアニメだが平時の非戦闘員との交流含めて本領。

萌え絵に抵抗がない量産機スキーならワンチャン。狭いなあ。

OP・さいこう。映像と合わせてアニメ史に刻むべき名OP
ED1・ひどい
ED2・ひどい
劇伴・平時有事どちらも効果的

ストパン前夜
一般人はドン引きだし上級者はブヒれないしとあまりに人を選ぶニッチなバランスは黎明期ならでは。見た目に反してキモグロ悪趣味メロドラマみたいな釣り要素は皆無。全26話だが日常回多め、なんならバトルパートよりメンテパートのほうが尺が長いという凄まじいアニメ。ガンダムの呪いであるロボアニメマナーに反し、試験飛行や曲芸演舞を経て実戦投入は9話からという今では考えられない構成。そして最終話はまるまる終戦後のエピローグ。安直そうなガワからは想像できないほど実験的で挑戦的な作品。今では絶対通らない企画。

プロトタイプ
ガワの奇抜さからは拍子抜けするほど真面目すぎたことが上級者の期待を裏切ったか。その反省を活かしたストパンは完全な萌えアニメとして大成功。その歴史の礎としての資料的価値くらいはあるのか。本作のパチスロはなかなかのヒットだがエヴァの後追いは成らず。エヴァくらいわかりやすい萌えアニメだったらワンチャンあったかねえ。シン・スカイガールズ。ないか。ないな。

キャラクター
一般人なら一発アウトな半ケツパイスー。クール・キュート・パッションと基本に忠実な3人編成。追加メンバーの金髪ロリと綾波ナディアはテコ入れなのか。特筆すべきは豊富なサブキャラ非戦闘員たち。美人双子・巨乳メガネ・お姉さん女医から、直情バカ・熱血兄貴・スカシイケメン・渋めイケオジ・デブメガネ・ショタまで完備とオスですら属性てんこ盛りかつ抜群のキャラ立ち。しかし決して主役を喰わないバランス感覚があまりにも絶妙な匠の技。男女混合でも恋愛に発展しないのもいい。好意は匂わす程度。

フミカネメカ
ヒーロー然としてない地味メカ。アニメではなぜか不人気なパワードスーツ。主役は試験機3体に量産機と実験機が追加といにしえのオタクがよろこぶやつ。しかしガンダムのように派手なビーム兵器も新機体受領で戦力アップもなし。最後のメンバーは最弱というか補欠。全く汎用機ではないくせに汎用機っぽいデザインが量産機スキーの心を鷲掴み。そして乗る前の一手間がバンクとしても機能する。半ケツパイスーは一応手加減のつもりか。やはり振り切ったモロパンのストパンがビジネスでは正解か。俺の屍を超えてゆけ。

ソニックダイヴァー
設計思想からして戦局打破を期待される決戦兵器でもなく、単騎ではせいぜい牽制程度の戦力しかない。というかそもそも単体運用からして想定外。ロボアニメなのに。高価な備品を使い捨てにしたあげく2分しか持たないカスな継戦能力のうえ、致命的なのはDNA適正で量産不可&使い回し不可という軍備にあるまじき欠陥兵器。そのため軍属以外のパイロットはうまいこと騙して連れてきた適正選抜素人一般人という力技。軍のお偉方の言う通りの資源の無駄遣いでしかない高級玩具。アニメとしては各自の必殺技での各個撃破がないと画面映えしないという点では反論の余地はない。でも弱いからいい。弱いからこそいい。

ソニックダイヴァー隊
主戦力配備が整うまでの時間稼ぎ・政治的茶番パフォーマンス・運用艦まるごと戦域隔離のための囮となんともまあ不憫な扱い。しかし継戦2分&敵の的なのでそのまま海上に放り出す戦略がハマりすぎてる設定の妙。航空機にはなぜ空母が必要なのかを考えればそりゃそうだという納得感。運用艦が空母でないのは主砲等のアニメ映えの都合だろうけど、緊急換装の急造艦で「おまえの船ねーから」でソニックダイバー隊の不遇さを補強する上手い設定。艦長&服艦長をもっとやって欲しかった感はある。

萌え
どうみてもストパンプロトタイプに見えるが当時の企画担当が「萌え」を理解してなかったのか、そもそも萌えアニメをやりたくなかったのか。ミリタリー美少女で売れたストパンをパイオニアとするなら本作が似てるのはメカ娘という設定だけ。半ケツパイスーで脱衣シーン多めでも中身は至って健全な王道SFバトル。戦地で戦う少女たちだがお涙展開はなし。メインキャラは誰も死なずコロして泣ける!も不可。目のハイライト消して絶望ッ!も無ければ、怒号も絶叫もないので感情を揺さぶるッ!もやらない。こんなに凝った設定もノイズでしかない。設定こそ凄惨だが顔面アップでギャン泣きはやらない。かわいそう!がんばえー!おうえんしゅりゅ!でブヒブヒしたい人には完全なる時間の無駄。萌えアニメは可哀想でなければならない。オスに正面から喧嘩売るガサツな田舎娘ではブヒれないのだ。

設定
画期的な発明は全くないのだが、なぜパイロットが少女なのか・なぜ人型メカなのか・なぜ目視戦闘なのか・なぜ敵は人類を襲うのかなど、こういうとこ全部説明してくれる。飲み込めるかどうかは人それぞれとしても一言あるだけで全然違う。もちろんもっと欲しいところもあるが補完できる程度に削ったんでしょう。日常回やるならもっと他にやることあるだろって意見も否定はできない。既視感に対して耐えられない苦痛を感じる人や逆張りでビックリしたい人にもお勧めはしない。

新生ソニックダイヴァー
もしかして2期ねらい?とか思ったがレスキューアニメやってもしゃーないか。キャラデザも9人もいたのに力が入ってない感じ。ビッグヴァイパー量産までのつなぎでしかなかったソニックダイヴァーのテクノロジーが違う形で生かされてるのがグッとくる。音羽らのお披露目も人命救助だったし。しかし新人の機体が量産機であるのならなぜまたパイロットが少女だけなのか。ツッコんではいけないのが美少女アニメのマナー。オスが乗るとISみたいな別物になってしまう。

アニメ
お話はもちろんアニメらしい綱渡り。メインどころかサブキャラだって1人欠けたら世界滅亡。狂人のレッテルを貼られ世間を呪いながらも強引に騙してまでコールドスリープさせた愛娘に人類の未来を託したのちに、名誉回復ならずに人知れずひっそりと不遇に孤独死したマッドドクターこそがこの世界の真の救世主であり真の主人公。DNA適正設定こそあれど音羽達はただたまたまそこにいたってだけ。文脈はヒーローものには近いけど決してジャンプヒーロー的ではない。別に音羽たちでなくても良かった。でも音羽たちだからこそ良かった。そこがいい。EDで余韻に浸れないところだけが本作唯一の明確な欠点。マジでなんなのアレ。

最終話、ただ飛ぶためだけに飛ぶ音羽たち。よかったです。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 0

dbman さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

冷たく重い鉛のような日々が あたたかさに消えてく

2007年の放映当時に視聴。

キャラクターデザインが“ストパン”こと『ストライクウィッチーズ』や『ガールズ&パンツァー』の島田フミカネとあって、とても可愛らしいキャラクターが多数登場。物語は謎の生命体「ワーム」を殲滅するというもので、凄惨な場面もあることから分類するならばエヴァンゲリオンに近い作品といえるかもしれない。

表題にある“スカイ”どおり空での戦闘がメインとなっており、外見はスク水のような装甲のパイロットスーツを身にまとって中空を自在に飛び回って戦うといったもの。そのスク水のような姿のままロボットに乗り込むのだが、その際自転車のサドルのような座席に立ちながら座る為、股間が食い込んでおり結構なエロさを感じてしまうこともしばしばある。いや、多々ある。

登場するキャラクターは、見た目の可愛らしさとは裏腹にエロい目で見てきた男を殴り飛ばしてしまうような強い一面もあったり、天然っぷりも愛らしい主人公・桜野音羽(声:川澄綾子)をはじめ、どの子も個性溢れる人物ばかり。主要人物たちの背景がそれぞれ事細かに設定されているためとても感情移入しやすかった。なかでも後から加入するエリーゼ(声:辻あゆみ)は、その生い立ちからして涙してしまう場面もちらほらあり、応援せずにはいられなかった。

メインの女の子たちだけでなく、縁の下の力持ちとばかりに彼女らを支える男共も皆いい味出しており、指揮官の冬后蒼哉(声:藤原啓治)は普段こそ軽い男だがやるときはやるという反則的な格好さを持っている。さらにメカニックを務める橘僚平(声:谷山紀章)は、その愛嬌あるキャラクターで物語を明るいものとしてくれるのでこの物語になくてはならない存在だ。そのほかのオッサンどもも愛すべきキャラが多すぎてとても綴りきれない。

どうしてもあらゆる面で類似しているストパンを比較してしまうが、大きく異なる点として、こちらは作画こそ可愛らしいものの萌えといった要素は少なく、あくまで戦いに殉ずる女の子たちなので物語の展開は王道を走っておりどなたでも観やすい印象。あまり比べるものでもないしそれぞれの作品に良いところ悪いところがあることも重々承知の上で、こちらのスカガに軍配を挙げたい。もちろんストパンも好きな作品ですよ。

ちなみにオープニングテーマ「Virgin's high!」はめちゃくちゃかっこよく歌詞も素敵で、10年以上たったいまでも聴いているほどに飽きることが無い秀逸な一曲となっています。(レビュー表題はこの曲の歌詞小節から)って、まったく同時期の2007年7月から放送していた『ドージンワーク』のエンディングテーマ「夢みる乙女」もいまだに聴いているほど大好きなんだけれど、もう10年以上経つのかいw

投稿 : 2025/03/01
♥ : 17

oriba0311 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ストライクウィッチーズより面白いと思います。

 自分の中では女子空を飛ぶ、未知の敵と戦うところがストライクウィッチーズとどうしてもかぶり比較対象していまう作品です。こちらはロボットで戦いますが。以下特に記憶が残っていないので適当レビューになりますが書きます。
 まず、作画について。パンツがズボンなんてことはありません。パンツがズボンと言い張ることを苦手とする人は安心してください。むやみやたらに萌要素を入れてません。戦闘シーンについて他のロボットものに比べると見劣りするような気がします。そして敵を倒すシーンは若干見るの飽きていました。
 次に内容面について、初回の何話かは話自体に引き込まれませんでした。どういう内容だったかも思い出せないです。ただし、全体を見た後は、まとまりのある良い内容だったと思っています。その内容で面白く感じた部分を覚えている範囲でいうと、基本軍艦にのって敵と戦っていくんですが、軍艦に乗っているときの搭乗者との人間模様を面白く思いました。そしてその船の中で明らかに伏線とわかる伏線が張られています。結末はそういう落ちにしたのかと冷静に思える程度ですが、話の流れから一応見たというぐらいの満足感?みたいなものは得られます。
 個人的にはストライクウィッチーズとよりこちらのほうが面白いと思いますので勧めます。
 他のレビューにあったんですがキャラのデザイン?作画というのかな?を書いた人がストライクウィッチーズと同じ人らしいです。詳しく調べたわけではないので本当かわかりませんが、比較してしまうのはその面もあったかもしれません。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2
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