ドラマチックアニメOVAランキング 2

あにこれの全ユーザーがアニメOVAのドラマチック成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月02日の時点で一番のドラマチックアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.0 1 ドラマチックアニメランキング1位
ブラックジャック OVA版(OVA)

1993年12月21日
★★★★★ 4.1 (107)
661人が棚に入れました
原作のストーリーを元にして展開されるオリジナルストーリー(カルテII、カルテVIは完全なオリジナル)。原作とはひと味違った作画と演出ではあるが、原作よりも少しピリッとした大人向けの内容となっている。当初は13巻まで製作する予定だったが途中で終ってしまったため、10巻で完結している。終了の告知はなく、製作終了に関し公式な理由は発表されていない。また1~7話までは日本コロムビアだったが8話~10話からは発売元をバンダイビジュアルに変更するという異例の事態となった。

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ボンカレーはどう作ってもうまいのだ

原作既読。言わずと知れた手塚治虫原作の超有名作、そのOVA版(全12話)です。

ちょっと出崎色が強すぎるかな・・・これはこれで非常によくできているとは思います。
出崎監督の作品はこれの他に「あしたのジョー2」を再放送で観たぐらいですが、
劇画調の止め絵、画面分割、繰り返しショットなどお馴染みの演出は本作でも健在。
内容は各話約50分で、原作のエピソードを繋ぎ合わせたり膨らませたりしていますが
冗長になることなく、グイグイと物語に引き込まれます。

ただ、BJの人物像が原作とはだいぶかけ離れており、
穏やかで落ち着いた大人の雰囲気を常に醸し出してるわけですよ(笑)
それがそのまま作品全体のカラーにもなってしまってるのが不満といえば不満。
内容自体はバリエーション豊富なのに、どれも似たり寄ったりな印象を受けます。

ブラックジャックという作品は、BJが法外な治療費をふっかけるという設定が肝であって
ふっかけられた側は当然、戸惑ったり憤慨するわけですが
これは患者やその親族に対して、何としてでも「生きたい」「救いたい」という
覚悟や誠意があるかを試しているんですよね。無一文になっても必死に生き抜くという覚悟。
この設定がアニメ版ではあまり活かされてなかったのも、ちょっと残念。

結局最後まで違和感を拭い去ることはできませんでしたが、
原作と別物として見れば、どのエピソードも完成度は高く、見応え充分なのは間違いないです。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 28

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「命」とはなんなのか

出崎統さんと言えば、劇画調で濃淡の強い演出と日本特有のリミテッドアニメーションで名を馳せた日本アニメを代表する大監督である。

まさか手塚治虫の名作ブラックジャックをこのような形でアニメーション化できるのは出崎さんくらいだろう。

兎に角、手塚治虫のキャラクターを劇画タッチに修正し、人体の内臓を克明に描いているのは本作くらいじゃないだろうか。手術シーンがそれくらいリアルすぎるのである。

どんな人間でも等しく中身はグロテスクであり、「生物」であることを再確認できる。

最近のアニメーションでは人体が切り刻まれたり破裂したりと、残虐なシーンはあるものの、人体の仕組みや関節の動きまで追う人は少なくなってしまった。

というよりも、そういった需要がないのです。

世界をリアルに描くだけでなく、人間もリアルに描ける人はどれくらいなものだろうか。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 12

Britannia さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

大人向け

処分の為、再視聴

久しぶりに見ても記憶に有るし
完成度が半端無い、この年代でこの作画レベルは凄い!

シナリオもTV版の比じゃない、シリアス感全快で重厚

ブラックジャック作品を見るならOVAを薦めたい
凄い作品です。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 11

計測不能 2 ドラマチックアニメランキング2位
リロアンドスティッチ2(OVA)

2005年9月7日
★★★★☆ 3.7 (6)
57人が棚に入れました
破壊を目的として、ジャンバ博士の遺伝子実験により作成されたスティッチであったが、リロの家族=“オハナ”となり、リロに思いやりややさしさを教えてもらい、“いい子”として楽しくハワイで暮らしていた。

ところが、スティッチを試作品626として作成した際にジャンバが銀河連邦軍により連行され、スティッチの分子エネルギーが上手く補給されなかったために、体内の回路が異変を起こし、大暴れする“悪い子”に逆戻りをしてしまう。

いい子に戻ろうと奮闘するスティッチ。しかし徐々に”悪い子”の心を抑えきれなくなったため、一人家を出て、力尽き倒れてしまう。

スティッチを救うことができるのは、リロやナニ、デイヴィッド、ジャンバ、プリークリー達“オハナ”全員の愛と勇気だけしかなかった。

果たしてスティッチは再び“いい子”に戻れる事が出来るのだろうか?そして、スティッチの運命は…?

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エルヴィス推しが楽しい続編

かなりドラマチックな『2』。『1』よりも時間は短くなりましたが、リロとスティッチが二人で一緒にいる時間は『2』のほうが長いです。
 とにかくリロとスティッチのコンビは最高です。2人が一緒に行動する様子は微笑ましくて仕方がありません。そういった意味では、二人のかけ合い漫才が盛りだくさんの『2』は『1』より断然好みです。
 今回のストーリーは、ディズニーにしては結構シリアスです。悪い子に戻ることを恐れるスティッチが健気で可愛すぎます。
 そしてスティッチの様子が本気でおかしいことに、ついに気付くリロ。それからのラスト10分は、かなりヤバイくらいに良いストーリーに仕上がっています。正直、こんなにありふれたストレートなお話で、心にぐっときて涙腺がゆるむとは思いもしませんでした。
 決して年のせいだけではないでしょう。
 きっとそれくらい人物の見せかたが上手で、短時間でもしっかり思い入れが強くなったからだと思います。
 それにしてもこの作品、エルヴィス愛が半端じゃない。
 やたらエルヴィスを推してくるのがおかしくて仕方がない。
 『リロ&スティッチ』。全然期待しないまま鑑賞しましたが、このシリーズは当たりかもしれないです。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 2
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