ドイツ軍TVアニメ動画ランキング 6

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のドイツ軍成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月21日の時点で一番のドイツ軍TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.5 1 ドイツ軍アニメランキング1位
IS [インフィニットストラトス](TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (6614)
28811人が棚に入れました
女性にしか反応しない兵器「インフィニット・ストラトス」(IS)の操縦者を育成するための学校・IS学園。そこでは世界各国から集められた少女たちが候補生としての勉強に日々励んでいる―はずなのだが、男なのになぜかISを起動させることができた織斑一夏は、この学校に強制入学させられてしまう。当然、彼の周囲には女の子ばかり。「世界で唯一ISを使える男」である一夏に、彼女たちは興味津々。幼なじみの篠ノ之箒をはじめとしたクラスメイト(少女限定)に囲まれた、一夏の波瀾万丈のスクールライフが始まる!?

声優・キャラクター
内山昂輝、日笠陽子、ゆかな、下田麻美、花澤香菜、井上麻里奈、豊口めぐみ、下屋則子、田村ゆかり、小幡記子、保村真
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

表彰します!あなたは、くだらないけど笑えちゃうキャラクターアニメ部門No.1です♡!

バトルも恋も熱く燃えて全力で頑張っちゃう♡
そんなアニメです。

魅惑の美少女戦士たちがロボット化。スピーディーで迫力あるアクションを、それは艶やかに!華やかに!
時に凛々しくも見せてくれます。

この作品のジャンルはロボットアニメ?
ISを巡るロボットのアクションはカッコイイです!けれどこの作品はロボット以上に強い「ラブコメ要素」でグイグイ迫ってきます。

なんといってもキャラクター力が抜群に高いです。観たら最後、きっとあなたも誰かのファンになってしまう、そんなキャラクターばかりです。

ストーリーはISのキャラクターのインパクトには到底及びません!!

多様な国から選ばれた魅力ある可愛いキャラと一夏のやり取りが楽しく、気がついたら病みつきに、画面に釘付けになって観てしまいました!!

基本、ストーリーはあってないようなもの。笑えます!笑いしかないのかもしれません!以上。
その結論が深く考えないこと、細かいことは気にしないこと、それが「IS」です!

ここは、萌えと、お色気がいっぱい詰まったワンダーランドです♡

主人公の一夏 (いちか)は女性しか操縦できない「IS」を何故か扱えます。特別な一夏は常に女子の興味の真ん中。戦いでは危険も顧みず仲間のために戦い、全ての女子に優しい。好意を寄せられるのは頷けます。女子が喜ぶことを無自覚でしてしまう納得のモテ男。
私も一夏を好きな一人です!!

そんな一夏の魅力に惹かれ、次から次へとバラエティー豊かなヒロインが登場します。

恋に鈍感な一夏とヒロインたちが過ごす賑やかな学園生活、バトルがとにかく華やか。
・・あと、ちょっぴりえっちです(笑)

ここで一夏を囲むヒロイン5人を紹介します。
{netabare}
・篠ノ之 箒 (しののの ほうき)「ファースト幼なじみ」黒髪ポニーテール。侍のような口調の武士道女子です。実は乙女なツンデレちゃん。隠しきれない胸は武器になるのかな?

・セシリア・オルコット。金髪ロングで毛先縦ロールが目を引く美少女。お嬢様でプライドが高く、高飛車。こういう女子が恋するとどう変わるのかな?

・凰 鈴音(ファン リンイン)実は私一番好きかも?イタズラっぽい笑顔や八重歯がすごく可愛い!素直になれない不器用な鈴(リン)を応援しています。この作品内でリンの扱いが悪いのがかなり気になります「セカンド幼なじみ」といい二の次扱いはやめてあげて!!

・シャルロット・デュノア。顔、性格、スタイル、声(花澤香菜)可愛すぎます。パーフェクトヒロイン!やっぱり「一夏のえっち」という必殺技があるせいなんでしょうか、好待遇ヒロインです。

・ラウラ・ボーデヴィッヒ。銀髪ロングで左目には眼帯を付けています。軍人気質です。登場時からは想像出来ない後半のデレっぷり。意中の彼を「嫁」と呼ぶところがツボ。
{/netabare}
一夏は誰が好きなのかはっきりしません。いつしかヒロインたちの間で勃発する一夏を巡る争い
見渡す限りライバル!ライバル!ヒロイン達は揺れます。
それぞれが「好き」を伝えるため、愛を表現し、彼の一番になるため奮闘します。

私がその立場ならきっとそうする。それで一夏はどんな反応?とか近いアピールするヒロインを見て妙に親近感がわいたり。時々そんな風に入り込んでみたり!!

ヒロインたちのあの真剣な表情を見てください。
皆、恋にバトルに勝つために一生懸命です!!そんな姿見せられたら作品共々応援してしまうじゃないですか♪

沢山笑えてちょっぴりえっちな作品
もし、もうちょっと、えっちが観たいのならワールド・パージ編(私の棚にあるよ)を是非ご覧下さい♪

最後に・・
OPの「STRAIGHT JET」すごく好きな曲
1日1回は聴いちゃいます♪

止まらないスピードで

想いが溢れていく

負けたくはない

誰よりも輝いていたい♪

恋もバトルも白熱・・・
果たして一夏のハートを射止めるのは、だ~れだ♡

投稿 : 2024/12/14
♥ : 80

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ロボットアニメの皮をかぶったハーレムアニメ

原作未読。

IS(インフィニットストラトス)という新兵器が登場して幾年か。
日本の研究機関に織斑一夏(おりむら いちか)という男性が編入してくる。
当初、女性にしか扱えないとされていたIS。
世界で初めての男性の搭乗者に、周囲は沸き立つのだった。


ロボットアニメの皮をかぶったハーレムアニメです。

1.主人公がおそろしく鈍感
どうしたらここまで無神経に育つのか。さっぱり分かりません。登場人物にまでつっこまれています。

2.なのになぜかモテる
モテます。理由もなくモテます。「何で?」って何度思ったことか……。顔か、顔なのか?

3.サービスシーンを忘れない
お約束のHな事故や、水着、お風呂や○○も忘れません。


さて、ISは「乗る」より「まとう」のほうがしっくりきます。
兵器搭載のスーツを着る感じです。

戦闘シーンは迫力があってよかったです。

しかし、ISの主な利用目的が「競技」。
そのため、メインストーリーが緊張感に欠けます。
一応終盤にはちょっとした仕掛けがあるのですが。

また、一夏の攻撃パターンが特攻ばかりです。
最後まで強さがよく分かりませんでした。


目立っているのがハーレムシーン。
一夏を除き、登場人物がほとんど女性です。
男性もいますが、むりやり登場させたイメージがありますね。

……で、とにかくモテます。
どんなに積極的に言い寄られてもまったく気付かない一夏。
まあ、女性関係に鈍感なのはお約束だからいいです。
しかし、ISの扱いや日常生活にまで鈍感さがおよんでいます。
「分かんねぇ」が口ぐせ、はっきり言うとバカです。
だからISの操縦も特攻主体なんですね。
そんな一夏に感情を移入するのはけっこうきついです。

私の楽しみ方はこうでした。

・主人公のバカさにツッコミを入れる
女性陣と一緒になって「ありえねえええ!!」とツッコミを入れていました。

・やたらモテる状況やサービスシーンにツッコミを入れる
「どうしてそこでほれる!?」とか、「どうしてそんなトラブルが起こるんだ!!」と毎話のようにつっこんでました。

ツッコミどころが満載。
見ていて楽しかったです。
こういう楽しみ方ができるのかと。

本来はロボット好きとハーレム好きの両方をターゲットにしているのだと思います。
しかし、キャラの行動やストーリーに、ひたすらツッコミを入れられる状況にもなっています。
そんなふうに別の楽しみ方もできてしまう作品でした。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 72

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

2期に向けて予習

メカロボ系ハーレム・・・・
この手の作品は多々あるけど、これぞって所は正直ないように思えます

バトル物としてはそこそこだけど、最後の敵がなぁ~
出来レースなのか、2期になってちゃんと地球を脅かすような敵が出て来るのか

因みにシャルロット派です。w

投稿 : 2024/12/14
♥ : 61

77.1 2 ドイツ軍アニメランキング2位
ジョーカー・ゲーム(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (991)
5038人が棚に入れました
世界大戦の火種がくすぶる昭和初期を舞台に、帝国陸軍の“スパイマスター”結城中佐によって設立されたスパイ養成部門「D機関」の活躍が描かれている。

声優・キャラクター
堀内賢雄、下野紘、木村良平、細谷佳正、森川智之、梶裕貴、福山潤、中井和哉、櫻井孝宏、津田健次郎、関智一

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ラストのセリフに痺れる

昭和初期の東京、横浜、
そして上海、倫敦で繰り広げられる、
歴史の闇に埋もれたスパイミステリー。

帝国陸軍内に創設されたD機関の暗躍。
歴史の舵取りはどこが握るのか!?
心の拠り所さえ、裏切り捨て去る、
それがスパイなのである。

スタイリッシュな映像美で魅せる、
美術や背景を見てるだけでも痺れる。
淫靡で雑多な上海や当時の伊勢丹、
ダットサン(初期の車)が最高ですね。
物語は結城中佐を軸に語られるオムニバス形式。
お勧めは「魔都」「ダブルジョーカー」です。

世界大戦の火種がくすぶる、
あの時代に興味のある方にぜひお勧め。
テーマや設定が重過ぎるように感じますが、
キャラも良く、音楽もセリフも粋な物語です。
各国の諜報機関も雰囲気持っていますね。
原作の評判も良いのでは試してみては。

最終話「XX」、
最後の結城中佐のセリフに痺れる。
見事な幕引である。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 63

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

趣の異なった『主人公最強系』?

原作未読。

ジャンルはスパイ&ミステリー系かな?
日本が世界大戦に参戦する直前頃、結城中佐の発案で作られたD機関と呼ばれるスパイ養成学校の8人の訓練生たちが活躍する話。

今まであまり見なかったジャンルなので、楽しさ半分、好奇心半分くらいで視聴開始。

まず、作画の綺麗さにビックリ。

OP、ED曲とも作品のイメージにぴったり。

登場人物の姿形に特徴が少ないため、誰が誰だか見分けにくいけど、表情が豊かな部分は高評価。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 59
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

映像もストーリーもよく練られたスパイもの<原作読了、追記あり>

本作は繊細な描写が魅力で小説や洋画(特に古い名作)のような印象の、スパイを主人公としたミステリー作品。
何回も視聴して想像や考察をしながらじっくり楽しむのが吉です。

アニメよりも実写向きと感じるような作りですし、エピソードごと時系列を入れ替えていたり、メインキャラクターを意図して見分けがつきにくくデザインしているなど、アニメとしては尖ったところもあります。

エンターテイメント的なアニメを好む人や、キャラクターの掘り下げを望む人には向かないかもしれませんが、シリアスなアニメや他の媒体の作品も好む人には逆に入りやすいのではないでしょうか。

【ビジュアル面】
キャラクター原案は三輪士郎さんで、キャラクターデザインの矢萩利幸さんがアニメの方向性に合わせてより地味なイメージに落とし込んでいます。
ことD機関のスパイ8名は全員目立たないモブ顔を設定するという方法を取りました。アニメキャラクターは一目で見分けがつくべき、という考え方からすれば思い切っていますが、機関員8名はスパイとして目立たず活動する作品なのでこれで正解だったと思います。

作画は安定感と美しさでリアリティを追求している点が最大の特長。動きもデフォルメが少なめ、色彩も暗めなので若干泥臭いイメージにもなっていて、そういう部分が好きですね。
安定した作画でキャラクターの仕草や表情が細かく、緊張感やリアルな雰囲気が途切れなかったことが一番素晴らしい点だと思います。

背景もやはりリアルで美しく、地に足の着いた映像作りがされていて、世界観をよく表現していました。


【キャラクターと声優】 {netabare}
大御所がいっぱいでしたw演技に関しては本当に素晴らしかったの一言です。

結城中佐はほんの僅かに人間味を見せることが実は少なくなく、長いスパイ活動を経てもその人間性を捨て去っていない点がかえって恐ろしいと同時に素晴らしいキャラクター。
堀内賢雄さんは感情を見せない語り口、時折見せるかすかな人間性、変装時の演じ分けなど最初から最後まで、本当に素晴らしかったです。個人的に賢雄さんはシリアスキャラがすごく好きなので嬉しかったです。

ゲストキャラクターではヴォルフ大佐と、その声を当てた銀河万丈さんがとても印象深いです。若い頃との演じ分けも好きですし、判断力に優れた面、冷徹な印象や威圧感、結城中佐に対する一種の執着などその人間性がとても感じられました。
{/netabare}


【ストーリー面】 {netabare}
オムニバス形式 で各話独立した物語として展開、八人の機関員にそれぞれスポットが当たる構成です。
あえて時系列を入れ替え最初(1,2話)と最後(12話)にキャラクターの人間性を描くタイプのエピソードを配置。3話がいきなり荒唐無稽なストーリーなのは気になるものの、話数が進むほど視聴者を引き込む作りになっており、おかげで右肩上がりに面白くなったと感じました。

そして最終話がいつも通りに始まりいつも通りに終わる、というのが実に本作らしい。そういう終わり方になるだろうとは思っていましたし、私自身それを期待していました。
スパイたちの人生にも活動にも終わりはなく、視聴者はそのいくつかの出来事を覗き見しただけと思っていましたし、時系列の入れ替えのおかげでそれが自然だと感じられました。

ラストの結城中佐の台詞は第1話最初の台詞と同じで、これが格好良かった!全体のまとまりも感じられて良かったです。
佐久間さんに対しては「これまでの考え方を捨てろ」、小田切さんに対しては「ここでの経験を忘れるな」という意味もありそうですね。
原作からは改変されているそうですが、スタッフが最後までアニメとしてより良い作品を作ろうとしたと思えて、なんとも粋で、正直燃えました。そういうアニメじゃないけどこれw
{/netabare}

【本作の2つの柱】 {netabare}
本作を1クールで展開する上での柱だと私が感じたのは「スパイの生き様」「虚構」の2つです。しかもその2つの要素は密接にリンクして、綺麗に全12話で起承転結にまとめられていました。

まず1、2話で佐久間が初めて機関員(スパイ)の「虚構」を認識します。佐久間は視聴者目線に立つ存在でもあります。
そして機関員は優秀なスパイで、その存在は「虚構」であり、影となって状況をコントロールするという、その仕事ぶりでスパイを語るという構造なのですね。
3話~7話で機関員たちが主役でないのは当然のことです。スパイの生き様は色々ですが、諜報戦から降りざるを得なくなった者だけが「虚構」を捨て去り(あるいは剥がされ)、初めて物語の主役になるわけです。
そういう意味では、軍人であることを捨て去れない風機関の人間はそもそも諜報戦に参加することすらできませんでした。

結城中佐は上に立つ人間ですし身体的ハンデが特徴になるので影にはなれませんが、逆に掴まれている情報を餌に「虚構」を構築することで状況をコントロールし、アーロンを引退に追い込んでいます。結城中佐の過去話かとおもいきや、10話の主役はアーロンさんなんですよね。
11話は三好が真木という「虚構」を被ったまま人生に幕を下ろす物語でもあり、同時に結城中佐の「虚構」が危うく崩れかける物語でもありました。ニアミスしたのがヴォルフ大佐だったら、一切偽装していない結城中佐は実体をつかまれていたでしょう。
そして、最終話では自己を捨てきれない小田切を描くことで、相対的に視聴者に機関員の「虚構」を再認識させているのです。(キャストの役名が「飛崎弘行(小田切)」になってることに今になって気がつきました。細かい!)

もともと虚構であるアニメーションでは、いかにリアリティを持たせるかが大切です。
本作は映像からはリアリティを追求しているように感じますが、実際は「虚構」を描く作品でした。本作中でキャラクターの語る偽情報すら映像が付いていたのは、視聴者を引っ掛けるフェイクだったのでしょう。原作ファンを引っ掛ける改変もあったようで、そう言われると原作がさらに気になりますw

実写ドラマでも面白いかも知れないと最初は思いましたが、人の手でゼロから創り上げられる虚構(アニメ)だからこそ、本作は魅力的なのかも。
{/netabare}


【雑感】 {netabare}
感情移入が出来ないとのめり込めない私が全話面白く見られたのは、一見淡白に見えても、ストーリー(ミステリー)の中に人情噺のような側面を必ず入れていたからだと思います。
ストーリーを引っ張るのは機関員ですが、他のキャラクターはきちんと人物描写されていて、仕草や表情も見逃せなくて毎回画面に釘付けになってました。

それから自分としては意外だったのが、三好の死がめっちゃショックだったこと。
原作ファンの方の書き込みを目にする機会があって、視聴前から知っていたのにズシンと来ました…普通なら嫌いなタイプのキャラクターなのに…
なんというか三好が、というより「人間の死」というもののあっけなさ、迷いも後悔も心の中に一切無いスパイの死に様が重かったですね。ドラマチックな演出が一切ないからこそ辛かったです…

考える頭脳があるのに日本軍人として生きると決意している佐久間、スパイとして秘密を保って死んだ三好、暗い時代に孤独と苦難の道を歩む機関員たち、それとはまた違う厳しい道を選択した小田切、誰にも見せない苦悩を抱えているであろう結城中佐。
キャラに感情移入するアニメじゃないのに私が嵌ったのは、彼らに想像の余地を残してくれているからです。
本作で何を見て何を考えるかは視聴者に委ねられています。そこがとても好きですね。
{/netabare}

本当にスタッフに恵まれた作品でした。
本作を見ているとわからないことも沢山ありましたが、本作の公式サイトには時系列表やコラム等があり、理解の助けになりました。かなり内容が充実していて頭が下がります。

振り返ると無駄な話はひとつもなかったと思いますし、繰り返し視聴するのが楽しい作品です。
こういう新作が定期的に出てくれると個人的にはとても嬉しいですね。(2016,6,27)


本日原作を読了しました。
キャリアのある作家さんだけあって読みやすく情報量も多く、描く要素も一貫していてとても面白かったです。時系列は原作もばらばらで、アニメだけではなかったんですねw
アニメ版が気に入った方には是非読んでみて欲しいです。

原作のひとつの特徴として、小説というビジュアルのない媒体だからこそ出来る登場人物の「無名性」があります。{netabare}登場するスパイ達は偽名しか付けられていませんし、スパイが主役となる物語は最後にその人物の"スパイとしての死"が示唆されることが殆どです。{/netabare}
アニメ版に私が感じた「虚構」は原作から引き継がれた重要な要素だったのですね。

アニメーションではビジュアルが絶対に必要ですから、やり方を間違えると本作の魅力を大きく損なう難しい要素だったんだなと読んでみて思いました。機関員のキャラクターデザインはとても良いバランスだったと思います。

物語としても、キャラクター数や情報量を減らしながらも物語の筋はきちんと通り、そのために原作を分解・再構築することを恐れないよく練られた作品でした。

動画配信サイトが再放送など行ってくれていることもあり、良い評価を受けているようで一ファンとしてとても嬉しく思います。
(2016.7.8追記)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 51

65.4 3 ドイツ軍アニメランキング3位
HELLSING ヘルシング(TVアニメ動画)

2001年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (295)
1973人が棚に入れました
大英帝国の王立国教騎士団、通称「ヘルシング機関」を管轄するヘルシング家の女性当主インテグラと、インテグラに服従する不死身の吸血鬼アーカード、アーカードによって吸血鬼となった新米吸血鬼の元婦警セラスの以上3名がこの作品の主人公である。
基本となるストーリー展開は、吸血鬼VS吸血鬼ハンターというブラム・ストーカーの作品に沿ったもので、王立国教騎士団と吸血鬼・喰屍鬼(グール)の戦闘が中心となっている。ただしアーカード、セラスは吸血鬼でありながら、吸血鬼狩りを本業としている。
物語の初期は、英国本土内で頻発する吸血鬼による事件にヘルシング機関が対処して、局地的な戦闘が繰り広げられるのみであったが、途中から吸血鬼事件の黒幕が明らかになっていき、人外の軍隊同士が血みどろな戦いを繰り広げる混迷を極めた展開となっている。ヒトラーの命を受けて南米に逃れていたナチスの残党、最後の大隊「ミレニアム」が登場し、1000人の吸血鬼部隊を率いて再び英国本土を空襲、これにヴァチカン教皇庁の第九次空中機動十字軍3000人が加わり、ロンドンは第二次世界大戦以来の破壊と混乱に陥っている。

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

赤い夜にそいつは現れる...

内容は人間の世界で生きる吸血鬼が主人公のダークヒーローな作品です!
周りの仲間と共に数々の難敵と戦っていきます。

私はこのアニメを視聴後に原作と違うなど書かれているのを見かけましたが、原作を読んでいない私からしたらそんなに悪くないと思いました。
曲は素晴らしかったし登場人物の心情は分かりやすいものがありました。そして皆んな生き様がかっこいいですね。

微妙だった点を強いてあげるならバトルのシーンでの盛り上がりに欠けるとこですね。
主人公最強ものですが、すごい強い敵感を出しまくっているのにあっけなかったりといったとこが残念でした。

でもHELLSING知らない人が観てみる分には普通に面白い作品だと思います(^^)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 39

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

原作もOVAも知らない人は見てはいけない

OVA版完結に伴いそちらのレビューを書こうと思いましたが
TV版との比較とかそんなくだらないことにスペースを割きたくありません
(追記:OVA版レビュー完成しましたhttp://www.anikore.jp/review/475248/)

しかしながら、以前なぎ君にHELLSINGを推薦したところ
「TV版から見ればいいの?」という恐ろしい質問が返ってきました
確かに何の予備知識もなければ
発表順にTV⇒OVAとみていきたくなるのは
とても自然な流れです
しかしそれだけは絶対にやめて頂きたい

そもそもOVA版が作られた経緯は
TV版があまりにもクオリティが低かったからです
OVA発売時の謳い文句は
「原作そのまま」
「原作が終わるまでOVAをリリース」
というものでした
TV版は初めの数巻分を放送した後
謎のオリジナル展開へと突入し
しかもそれすら収集をつけきれずに終わっています

原作がまだ中盤だったころのTVアニメ化だったという点を考えれば
オリジナル展開は仕方なかったところもあるでしょう
しかしこの漫画のメインは大英帝国王立国教騎士団通称ヘルシング機関が
ヴァチカン法王庁特務局第13課およびナチス残党ミレニアムと
三つ巴の死闘を繰り広げる話であるというのに
敵役がナチスの残党ミレニアムからオリジナルの謎の組織に変更され
その謎の組織についても詳細は解明されずに終わる尻切れトンボな内容
ミレニアムが出てこないという事は
少佐もトバルカイン・アルハンブラもリップヴァーン・ウィンクルも出てこない
そして代わりに出てくるオリジナルキャラクターたちがどうもパッとしない

こんなことになっちゃった理由の一つは
前述のとおり未完のままのアニメ化だったことにあるわけですが
もう一つ大きな要因として
ナチスを扱った作品への風当たりの強さ
というものがあることは間違いないと思います

今放送中のアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」でも
「ナチス」がすべて「ドイツ軍」に変更されていました
未だにTVで放送するにはナチス関連は過激すぎると考えられているんでしょうね
はいそれは大変良識のあるまっとうな判断だと思います
でもそんな良識はこの作品を映像化するには邪魔でしかありません
お行儀のいい作品になんて、どう頑張ったって成り得ない
むしろそれだけ良識を働かせることができるなら
この作品がTVアニメに向いてないと気付くべきだったんじゃないかな?

しかしそんな原作漫画ですが
実はドイツでも翻訳されていて普通に手に入ります
むこうの国では日本以上にナチス関連には厳しく
日本のような自主規制なんて生易しいものじゃなく
ナチス関連の出版物には刑事罰まで存在します
おかげで作中のハーケンクロイツが
線を足されて田んぼの田の字が寝っころがったような
謎のマークに替えられていたりします
苦肉の策というかなんというか・・・

それでもドイツ語版の4巻だけは普通の書店にはおいてないんだとか
4巻はあの少佐の演説が収録されている巻ですね
あの演説は初めて読んだ時に鳥肌が立ちました
あれを公共の電波に乗せようなどというのは
実に愚かな考えだと思います
しかし、あの演説無しでヘルシングという作品を表現しようというのは
それ以上に愚かな試みと言わざるをえません

ミレニアムがダメならもう一つの勢力イスカリオテ期間はどうでしょうか?
残念なことに、こちらはこちらで別の問題があります
アーカードの宿敵アンデルセン神父が
非常に残念なことになっているんですよね
OVAのもう一つの宣伝文句が
「主要キャストはアニメそのまま」
「見敵必殺 強力若本 Brand new Alexander Anderson」
TV版主要キャストの評判はおおむね良好でしたが
野沢那智のアンデルセン神父は本当にダメで
OVAでは降板させられてしまいました

あの小物臭がぷんぷんする神罰の代行者は
野沢さんがダメだったというよりは
描かれ方に問題があってそれに合わせて声を当てたらああなった
という感じだと思いますね
キャスト変更されていないキャラクターの同じシーンでも
TVとOVAでだいぶ印象が違う部分もあります

ですから正直なところ、OVAキャストが発表された時は
野沢さんでリテイクでもよかったんじゃないかな?
若本さんというのもまた違うんじゃないかな?
という気がしていたのですが
OVAアンデルセンを見てしまった今となっては
もう若本アンデルセン以外考えられないです

とまぁここまで不満点をたくさん述べてまいりましたが
私はこの作品に深く感謝しております

通常、リメイクというもののは成功した作品に対してなされるものです
商業的にこけた作品の版権を買い取ってリメイクなんていうのは
よっぽど酔狂な会社でなければやりませんね

でも、もしこのテレビシリーズがそこそこに見れるレベルであったら
おそらくOVAでリメイクなんて話にはならなかったでしょう
この作品がファンや原作者に深く失望させた結果
その怨嗟の声が原動力となってOVAシリーズが開始されました
つまりTVシリーズがこれほどまでに駄作だったからこそ
今のOVAがあるわけなのです
ほら!そう考えたらTV版スタッフには足を向けて寝られないね!

・・・というわけで
漫画あるいはOVAを一通り堪能したうえで
それでもTVシリーズも気になるという物好きな人だけ見ればいいんじゃないでしょうか?

投稿 : 2024/12/14
♥ : 21

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

作者認定黒歴史✝ナチスを排除したTVアニメ版HELLSING。

平野耕太が“まんだらけ”にDVDを売ったでお馴染み、テレビ版HELLSING。前半は概ね原作順守です。

ミレニアム、最後の大隊(ラスト・バタリオン)がナチスの残党ということで海外から反感を買うことを考慮し
ストーリー上で主軸になるミレニアム大隊の場面を全カットし脚本を作ることになります。

当然ファンは「は?」と怒りを露わにしましたが、後に出るOVA版で救済されたため事なきを得ました。

OVAはキャストをそのままに原作順守、更にエンディングで冷や汗をかきそうな「Das Engellandlied」を採用。
ナチスの軍歌は海外ファンに大層ウケたそうな(これはネタだと寛容に受け取ってくれたらしいw)
皆が待ち望んでいた原作再現と遊び心で大好評だったわけですが、これを地上波ではムリだぜヒラコーさんよ。

アメリカのハードロックバンドMr.Bigの「Shine」をエンディングに採用したことを含め、音楽の雰囲気は良く、
オープニング曲「ロゴスなきワールド」を歌った石井妥師はSoundtrackに収録された曲もすべて担当しました。
石井妥師は同作者原作のアニメDRIFTERSも音楽を手がけ、テレビ版HELLSINGが部分的にでも許された気がして
少し嬉しかった記憶があります。

雰囲気や音楽はよろしいものの作画はイマイチで、原作の名シーンを穴あきのこじつけみたいな脚本で埋めて
オリジナルキャラクター達が代替してやっちゃうので見せ場も特に無いままストーリーは収束していきます。
特に酷いのが◯◯はこんなこと言わないシリーズでアーカードの台詞に威厳が無かったり、神父アンデルセン
に対して、煽られたアーカードが「人間の分際」と言ったりともうメチャクチャw演技は最高に上手いです。
HELLSINGのモブ兵や知らないオジサンがピックアップされシリアスやってる場面は背筋が寒くなりましたし、
大英帝国と対立する展開になるため原作での感動的なシーンもこの世界では閉ざされたわけで…なんだかなあ。

完結してないことなどを考慮すればこちらも部分的に好きですが、OVAから観た人は違和感しか無いと思います。

間違ってもオススメなんかしませんが、海外配給を見越してたためか向こうでは人気があって、
同じヤングキングアワーズで連載していたトライガン・マキシマム(トライガン)と共に評価は高め。

野沢那智さん演じるアレクサンド・アンデルセンが聞けるので気になった方はレンタルしてみて下さい。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 17

64.1 4 ドイツ軍アニメランキング4位
シュヴァルツェスマーケン(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (326)
1678人が棚に入れました
アージュの人気ゲーム『マブラヴ オルタネイティヴ』のスピンオフ作品。

1983年のヨーロッパを舞台に、東ドイツ軍の戦術機部隊“第666戦術機中隊”(通称:黒の宣告(シュヴァルツェスマーケン))に所属する青年・テオドールの物語が描かれる。

声優・キャラクター
鈴村健一、田中美海、山本希望、南條愛乃、安野希世乃、安済知佳、加藤英美里、村瀬迪与、三宅健太、田村ゆかり、成田剣、沼倉愛美
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

説得力がにゃい

正体不明の地球外起源種BETAと人間の戦いを描いた物語。
マブラヴオルタネイティヴの外伝作品です。

ゲーム版の本編はプレイ済みです。
ラノベのシュヴァルツェスマーケンは未読。


さて、この作品、世界観の説明がほとんどありません。
主軸が置かれているのは人間同士のドンパチ。
そのため、人類共通の敵であるはずのBETAが添え物状態です。

もし詳しい背景を知りたければ、本編を知らなければいけません。
一見さんには辛い作りです。


しかし、本編を知っていると今度はシュヴァルツェスマーケンが微妙に感じてしまいます。
キャラにも物語にも説得力がないんですよね。


冒頭こそ斜に構えて舌打ちばかりしている主人公。
しかし、2話3話であっという間に柔らかくなり、「お前を守る!」みたいなヒーローキャラに変身します。
登場人物はドイツ人なので、名前も当然ドイツ語。
馴染みのないドイツ語の名前を覚えるより先に、主人公が覚醒!
さすがに早すぎて笑ってしまいました。

他の人物も、人類の存亡をかけた戦いなのに頭がお花畑で、どうにも好きになれません。

いつも重要人物ばかり生き残る……みたいな展開もちょっとね。
拾った女の子がいきなり最強の部隊の人員に加わるなんてのも苦しすぎます。
もうちょっと納得の行く説明が欲しいところ。

「あ……そうなの」ってな感じで、「見せられている」感覚に陥りました。


ただ、原作の評判はいいみたいです。
つまり、1クールにおさめるため、スピード重視になり、説得力が殺されたということなのかなぁ。。

それに決して見られない質というわけではありません。
最後まで見せる力はあると思いますし、着地点は無難。

シリアス一辺倒としては色んな面で押しが足りないなぁと思ったのです。


なお、前作のトータル・イクリプスで原型が出来上がったのか、BETAや戦術機がちゃんと動くようになりました。
前作放映時は紙芝居でしたからね……着実に進歩しています。

オルタネイティヴ第二計画とある通り、少しずつ材料を揃えて、いつかは本編をやるのかも。
本編は大好きなので、もしやるにしてもこけて欲しくないです。

こうして外堀を埋めていくのはいいのかもしれません。



以下、これだけ分かればなんとかなるかもしれない、簡単な年表とバックボーン。
{netabare}
1944年 第二次世界大戦終結。日本は負けたが、軍は解体せず帝国のまま
1950年 軍事・宇宙開発が加速し、惑星探査計画開始
1957年 宇宙探査用の多目的ユニットが実用化
1958年 火星探査機が未知の生物と接触し消息不明に
1967年 月面探査チームが謎の生物と接触し全滅。BETAと名付けられ、交戦状態に
1972年 アメリカが宇宙開発用のユニットをベースに拡張・武装した「戦術機」の存在を公表
1973年 月から今の中国あたりにBETAが飛来。レーザー種という航空戦力の天敵が現れる
1974年 カナダにもBETAが飛来するが即座に核で殲滅。カナダはオワタけどアメリカは無事

以降、ユーラシア大陸の大部分にBETAが広がりハイヴという巣が作られる
戦術機が実戦配備され、各国での戦術機開発競争が始まる

1978年 ヨーロッパが主戦場に
1983年 東ドイツ、今作のシュヴァルツェスマーケンの舞台
2000年 アメリカ、前作のトータル・イクリプスの舞台

* BETA単体は飛べず、基本的に徒歩でしか侵攻できない
* 地上戦を含む3次元動作が可能な戦術機は、航空戦力の代わりに進化(名前が現実の戦闘機と同じ)
* 航空戦力が使えないが、レーザー種がいなければ爆撃等が可能になる
- レーザーの出力を落とせるのが重金属雲
- 懐に飛び込んでレーザー種だけ倒すのがレーザーヤークト
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 28
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

BETA? ナンノコト? メインは人同士の戦い、謀略に裏切りが盛りだくさん!

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
「マヴラヴ オルタネイティヴ」(エロゲ)のスピンオフ作品ですが、本編の前日譚のため、本編プレイは必須ではありません(私も未プレイですから、多分ですが)。本編は、迫り来る異形の者(BETA)と人類の尊厳をかけて戦うセカイ系作品らしいですが、本作は、冷戦時の東ドイツの世界観を下敷きにした、人間対人間の戦い(謀略)がメインです。

本作、「BETA」のデザインがかなりキショイので、「アニメでもそういうのムリ!」って人には合わないと思いますし、人間関係においても、途中でかなりえげつない描写もあります。アニメに癒しを求める方にも合わないでしょう。

そんな感じで、色々と尖ってる作風ではあるものの、見所もあるアニメです。毎話、「次はどうなるのかな!?」ってドキドキは楽しめるので、興味があれば、是非。


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
何の予備知識もなく(マヴラヴと知らず)観た初回、レーザー級が出た時に、懐かしさで泣きそうになりました(トータル・イクリプスは視聴済みだったので)。まさか、あんなキモいのに再会し、感動する日がくるとは(笑)

グロは嫌いだけど、戦争もの(特に化け物相手だと)だと不思議と観られます。戦術機は完全にヴァンツァーにしか見えませんね、戦闘画面の緑色の線とかはARMORED COREだしw

旧東ドイツやその秘密警察を下敷きにした世界観は、様々な議論をよびそうですね。私は、フィクションはフィクションと割り切ってるんで、その辺は気なりませんでしたが。

途中までは興味深く観ていたのですが、第6話の兄妹のゴニョゴニョで完全にドン引き(義妹とはいえ、個人的に、生理的にダメなんです)。視聴断念を考えました。

視聴を継続できたのは、ひとえにレーザー級への愛ゆえに(笑) というのは半分冗談としても、最初から最後までずっとシリアス&悲劇で、続き&結末が気になったのは事実。

作品の中盤以降は、正に「死が死を呼ぶ」展開。最終回なんて、歴代ガンダムシリーズを思わせる死にっぷり。でもまあ、無駄死にはしてないし、作画も良かったんで満足かな。

「失ったものは大きく、得たものはない。だが、これは前進である!」と、どっかの砂の国の国王もおっしゃっていますので、これからの666中隊に期待したいです! (と、思いたいんですが、この作品がマヴラヴ オルタネイティヴ以前の世界を描いたスピンオフである以上、今後の結末は規定路線なんだよな……鬱)

最後に、文句をひとつ。リィズの死に際のシーンで、テオドールに「お前のお兄ちゃんなんだからな」なんて言わせるくらいなら、それこそ6話のゴニョゴニョは不要、むしろマイナスでしょ。だったら最後まで(テオは)兄妹愛を貫こうよ。リィズの歪んだ愛情を表現したいのだろうけど、リィズに迫らせて、テオドールが断ればいいだけ。誰であれチャンスがあればとりあえず抱いとくとか、エロゲの主人公か!(いや、エロゲですがw) 本当は評価4にしたいけど、6話で-1です。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 25

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

どんな状況でも人々の争いはなくならない

原作未読 全12話

前に放送されたトータルイクリプスより前のスピンオフ作品。ヨーロッパで謎の生物BATA(結構気持ち悪いですね)の進攻を食い止めようとしている東ドイツの最強の戦術機部隊666中隊を中心に、BATAとの戦いや国内の争い・陰謀・愛憎などを描く作品です。

世界観、乗っている機体や戦闘服などにはトータルイクリプスと共通点もあるもののお話自体は独立しているので、トータルイクリプスを観なくても大丈夫です。

現実とリンクしている部分もあるのでリアリティもありました。(秘密警察や東西ドイツやベルリンの壁など)

キャラは、シリアスな作品の割に女の子は可愛く描いていますね。(トータルイクリプスも同様でしたが)666中隊も女子の比率が高いです。

BATA側でのお話はない(内情は描かれていませんね)ので、人間側のお話が中心となります。重く悲しいことが多いですが、最後は希望が残るお話でした。

戦争ものなのでたくさんの人が死にます。苦手な方は注意してくださいね。

トータルイクリプスは私には合わなかったので視聴するかどうか迷いましたが、コミカル部分をいれたり中途半端で終わったトータルイクリプスに比べて、突っ込みどころはありましたがシリアスで中だるみもなくきちん終わっているこの作品を観てよかったと思っています。

OPはfripSide、EDはキーマンの2人の女性を演じた声優さんが歌っています。どちらもこの作品に合っていましたね。

最後に、ドイツのお話なので名前がなかなか覚えにくかったですねw

投稿 : 2024/12/14
♥ : 25

59.7 5 ドイツ軍アニメランキング5位
Dies irae(ディエス・イレ)(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (234)
1252人が棚に入れました
諏訪原市の学園に通う藤井蓮は、 とある事件を境に親友・遊佐司狼と決裂し、 殺し合いじみた喧嘩の果てに2ヵ月間の入院生活を余儀なくされていた。季節は秋から冬に―― クリスマスを間近に控えた12月。半身をもがれたような喪失感を覚えつつも、退院した蓮は司狼のいない新たな日常を構築し直そうと思っていた。失ったものは戻らない。ならせめて、 今この手にあるものを大切にしたいと思いながら。しかし、それすらも崩れ去る。夜毎見る断頭台の夢。人の首を狩る殺人犯。それを追う黒衣の“騎士"たち。常識を超えた不条理が街を覆い、侵食していく。聖槍十三騎士団との戦い。狂気と殺戮と呪いに満ちた戦争の続き。その果てに、蓮はいったい何を見るのか。

声優・キャラクター
鳥海浩輔、榊原ゆい、福原綾香、生天目仁美、前田剛、牧野芳奈、諏訪部順一、成田剣、谷山紀章、瑞沢渓、安元洋貴、いのくちゆか、矢口アサミ、はらさわ晃綺、羽吹梨里、環有希
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

わけワカメ

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
エロゲ原作。

エロゲ原作のアニメって、本当に二極化しますね。名作か、駄作か。

私はグロ苦手ですが、この作品は大丈夫でした。シナリオ的にも映像的にもあまりクオリティが高くないので、リアリティを感じなかったからかな?

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
壮大、且つ、安っぽい。謎の作品。

昔のドイツが? 不死の秘法を編み出して? 現代まで生き続けた? なんかスゴい人が? 日本のとある市で? 大がかりな黒魔術的なことをやろうとしてて? それを止めようと奮闘する男子高校生?

みたいな話、なんですか? (苦笑)

ストーリーの説明不足はまあ、私の読解力がないだけかもしれないんで良いんですが、やはり、作画とテンポがな~。壮大っぽいお話なのに、なんとも漂うB級感。

途中から流し見たこともあるけど、サッパリ分からなかった(は~ぁサッパリサッパリ♪)

最終回は、ある意味で伝説。「続きはwebで!」ってのは知ってたけど、あそこまでぶつ切りするとは思わず、悔しいけど笑わされてしまいました(苦笑)

久々に、時間のムダを感じたアニメでした。web版なんて絶対に観ないだろうけど、web版になっていきなり神作画、神脚本の神アニメになったら、素直に負け?を認めます(笑)

ちなみに、今日はクリスマス。なんかこう、唐突に幸せな夜をブチ壊したい衝動に駆られたので、聖なる夜に一番似つかわしくない作品のレビューにしてみました。多分、一時の気の迷いです(自爆)w
{/netabare}

【余談1~ 剣道部的、剣道描写通信簿w ~】
{netabare}
綾瀬香純の剣道描写。2話、3話にありましたね。2話の段階では良いかな~と思いましたが、3話は不正確でしたね。

まず、振りかぶった時に、左手小指が柄(持つところ)から外れてる。それは剣道ではあり得ない。むしろ、左手の小指、薬指中指の3本の指に一番力入れて竹刀を握るんだよね。左右面打つ位置も低すぎ。あれだと相手の鼓膜破けるよ。ちなみに、あのような剣道人形相手なら、私もガチでやれば、3分で竹刀を真っ二つに折れる自信はあります、遊びで(使えない竹刀使って)やったことあるし(笑)

とはいえ、足運びや音などはわりと正確な印象。

ということで、通知表は(5段階評価)3ですねw
{/netabare}

【余談2~ クラウドファンディング ~】
{netabare}
クラウドファンディングで、23時間で3,000万円集まったのでアニメ化決定。最終的には、9651万円(当時の国内最高額)も集まったらしい(wiki)

でもまあ、深夜アニメ1クールの制作費は2~3億なんて言われるから、クラウドファンディングで集まった予算内では無理だけど。実際には、それなりに色んなところからも予算は出しているのでしょう。細かいことは分からないし、あまり興味もないけれど。

個人的には、「このクオリティで作られるなら別にアニメ化しなくても……」と、出資者が思っていないかが心配で(余計なお世話)。

これ、クラウドファンディングが基本で作られたってことなら、ファンサービスが前提だろうし、だったら全年齢対象じゃなくて、普通に18禁のアダルトアニメで良かったんじゃない? そういうもんでもないのかな?

まあ、私はビタ一文たりとも出資していないので、何の文句もないですが。一部では、「戦犯」「晒し」なんて揶揄されていますが、EDでスタッフロールに登場する自分の名前を、出資者の方々が誇らしく思っていれば、良いですね♪
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
0話目
いきなり、登場人物の名前が銀英伝なんだけど(汗)なにか関係あるの? バトル作画、安っぽくない? なかなかにワケノワカラナイ世界観だな。

1話目
? 違う世界で登場人物が同じパターン? 「ち、ち、ち~。血がほしい~」って(笑) かすみの剣道描写、竹刀の持ち方、振り方、止める位置。わりと正確です。

2話目
う~ん、ワケワカラン。まあ、なんかバトルものなんだろうな。裏設定がやたら多そう。

3話目
かすみの剣道描写、おしいな~。振りかぶった時に、左手小指が柄(持つところ)から外れてる。それは剣道ではあり得ない。むしろ、左手の小指、薬指中指の3本の指に一番力入れて竹刀を握るんだよね。左右面打つ位置も低すぎ。あれだと相手の鼓膜破けるよ。 ちなみに、あのような剣道人形相手なら、私もガチでやれば、3分で竹刀を真っ二つに折れる自信はあります、遊びで(使えない竹刀使って)やったことあるし(笑)

4話目
なんか色々、説明。安いグロ。

5話目
過去編? ラブコメにするの? まあ、クズには違いないけどw

6話目
いきなり、語ってる? なんか、レクリエイターズに、似たキャラデザの奴いたな(笑)

7話目


8話目
なんか新しい死に方だな(苦笑)

9話目


10話目


11話目
エ? これで終わり? ヤバイ、ウケる(爆笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 28

四文字屋 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4

開幕早々登場キャラが自己満に浸ってるだけで、意味不明なバトルも作画・動画ともにしょぼくて、いつ切るかと時期をはかってたら、第5話にしてようやく厨二全開で、

これはちょっと厳しいかも・・・
(と言いつつ視聴継続中。詳細は追記に)

まず鑑賞態勢に入る前に、止め絵が多すぎ。
そして、動画の動きが全然だめ。
つまりは、原画枚数が少なすぎるってこと。

良質なダークファンタジーを期待してたんだが、
厨ニ病ファンタジックバトルアクションって感じか。

そして繰り返しになりますが、こういう作風ならバトルが肝なのに、バトルシーンで原画枚数が少な過ぎる!
手が足りていないのがとても残念すぎです。

しかし、頑張って忍耐して、絵の件を棚に上げても、
物語自体が、世界観があるようにもったいぶるばかりで、大山鳴動ザコ数匹な感じ。
第1話でこれでは、先に期待するのも、正直しんどい。

作画が残念だと、Cvも残念に耳に響く。
せっかくの諏訪部さんなのに、ハズレくじひいちゃったか?
延々とカッコつけさせられてるだけの諏訪部さんが可哀相だ。

いっぱい突っ込みポイントはあるんだけど、
細かいところを一ヶ所だけ、敢えて突っ込んでしまうと、
そもそも煉瓦塀は衝撃を受けたらばらばらと弾けて崩れるのであって(cf.鋼の錬金術師F.A.)、
決して、童夢のような感じの、一枚板の建材が衝撃を受けたときに力点を中心に丸く沈む壊れ方はしない。

と、いう感じで、スマホなんちゃら同様、
無理ゲーに突っ込み入れるためのお楽しみ会になるのかな。

うーーーーーんそういうネタとしてはありかもだが、
まじめに継続は難しいかな。
あと1回は頑張ろう。
 

(第3話まで視聴!!)
第2話にして、早くも現代日本の高校が舞台となる超展開!

時空超越系バトルアクション+転生ものダークファンタジーとして、これから物語が始まるのか?!←どうやらそのようです。。
だとすると、あの壮大かつ迷走としか見えなかった謎の初回は、世界観の提示だったのか。それとも別の、何かだったのか。
そもそも設定上必要だったのか。

これはアニメ耐性を鍛錬するための苦行トレーニング作品になるかも知れない!
一丁、付き合ってやろうじゃないか。

ただ、勿体ぶりすぎのヘンテコな脚本と、
時代遅れというかカッコ悪い音楽だけはなんとかしてくれ、度し難い。

(第5話まで視聴!!!)
よく頑張った、自分!
あにこれだけでなく、すでに世間的に空気になってるけど。
5話にしてようやく。
ようやくですよ。
主人公が厨二化してバトルの土俵にあがってくれた。(安堵のため息)
でも
能力バトルなのにアクション動画少ねえー
アーンド、背景がいつもいっつも夜の公園w
足りないなら足りないなりに、予算の使い方工夫しなきゃいかんだろ。

しかしようやくイミフ状況から一歩踏み出してくれたんで、
ここは耐えます。頑張ります。
脚本の勿体ぶりすぎには慣れた。
音楽は相変わらず最低。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 22

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

暇を持て余した神々の遊び

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:1話目見たけど全く記憶に残ってねぇ…
期待度:★★★

本当に最高でした。
エンディングだけ。
獺祭にしか聞こえない。歌プリ1000%、2000%に匹敵する迷曲。
癖になる。あのなんかにょろにょろした歌い方といい。。。

え?本編?
なんか分け分けわからない。神「あー、ひまだなーちょっと人類滅びしてみよっかなー」って話だった気がする。

そしてすべて投げっぱなしで終わった。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 10

61.5 6 ドイツ軍アニメランキング6位
蒼天の拳 REGENESIS(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (52)
175人が棚に入れました
『蒼天の拳』は、北斗1800年の歴史上、最も奔放苛烈で最強と呼ばれた“第62代北斗神拳伝承者・霞拳志郎”の物語。そんな『蒼天の拳』が、原作者・原哲夫の監修の元、新たにTVアニメで蘇る! 最強の北斗神拳伝承者・霞拳志郎の生き様を、目撃せよ!!

声優・キャラクター
山寺宏一、上坂すみれ、子安武人、佐藤せつじ、冬馬由美、檜山修之、渡辺明乃、置鮎龍太郎、谷昌樹、小山力也、杉田智和

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

北斗の文句は俺に言え!

この作品の原作は未読です。
視聴を完走してwikiをチラ見した際に知ったのですが、今回の作品の位置付けは第2部で、第1部は2006年の秋アニメで放送されていたようです。
第1部の存在を全く知らずに、今回の放送を視聴してしまいました。
ですので、1期との関連性については把握できていませんが、きっと何らかの関連はあるんだと思います。

この物語の主人公は、北斗1800年の歴史上、最も奔放苛烈で最強と呼ばれた「第62代北斗神拳伝承者 霞拳志郎」の物語なんだそうです(公式HPより)

そして霞拳志郎の生きた時代は西暦197X年…
私たちが昔から慣れ親しんでいる「ケンシロウ」の物語は199X年…
この物語は、元祖北斗の拳より約20年前の物語になるようです。

そして物語の舞台は上海…
この舞台設定を見ると、この物語が過去のモノであることを実感します。
何故なら、ケンシロウの時代はもっと何もかもが荒廃していました。
そしてこの作品を見て思うのは、こんなドンパチを繰り返していたら、都市なんて直ぐ荒廃してしまう…
ケンシロウの時代の舞台は、ここで起きる惨劇の爪痕がそのまま残っている、と考えるとすんなり頭に入ってきます。

本作品のキーポイントは二つ…
一つはアドルフ・ヒトラーが探し求める財宝の在り処「希望の目録」
そしてもう一つは2000年に渡る北斗神拳への恨み、です。

「希望の目録」を巡っては、様々な組織が執拗に狙ってきます。
中国政府軍、ドイツ軍などがほんの一端です。

どうして人はそんなに財宝を欲しがるのだろう…
確かにお金は持っているに越したことはありません。
ですが、必要以上に持っていると不幸を招きかねません。
それに使いきれない程のお金を持っていても…

ですが私腹を徹底的に肥やしたいと企む輩が存在するのは世の常…
そればかりではありません。
自身が描く崇高な目的のため…など理由は色々です。
その財宝が無ければ目的が達成できないなら、元々無理な目的を設定しているだけなのでは…?
という突っ込みは置いておきます。

そしてもう一つの「北斗神拳への恨み」ですが、こちらは結構根深い問題だったと思います。

この恨みによってどれだけの血が流れたか…
そしてその血によってどれだけの人を悲しませたのか…
お互いの矜持の激しいぶつかり合い…その迫力は半端ありません。

そしてこの作品を通して一つの単語を学びました。
「朋友(ポンゆう)」です。
一般的には友人・友達を意味する言葉です。
それはこの作品でも一緒なのですが、違いはその言葉の重みです。

お互いを認め合い、信頼し合った先…お互いを繋ぐ糸であり、交わす盃を感じさせる言葉だと私は思いました。

自分の感情より「朋友」の願いや頼みの方が優先順位は高いんです。
これが何を意味するか…
どれだけ大切な意味を持つのか…

ここは自分自身を罵られるより、「朋友」を侮辱される方がはらわたが煮えくり返る世界…
様々な生死の狭間をかいくぐった男たちが見せる「朋友」に対する気概…
そして自ら生きる意味を見つけ、それを貫く意志…
鉄より熱い男たちの物語…感動しました!

オープニングテーマは、AK-69さんの「蒼天の果てに」
エンディングテーマは、上坂すみれさんの「祈りの星空」
上坂さんの曲は言うに及ばず…
びっくりしたのはオープニングです。
なんて格好良いんだろう…聞けば聞くほど味の出る楽曲だと思います。

1クール全12話の物語でした。
ですが、最終話のテロップに「to the next seazon…」と記載してありました。
まだ詳細な情報は不明ですが、期待して良いんですよね。
制作もポリゴン・ピクチュアズさんなので迫力満点ですし…期待していますよ!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 11

ケンシロウ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

タイトルなし

原作未読。
北斗の拳主人公の2代前となる北斗神拳伝承者の物語。

06年にアニメ化された作品の続編となっているが、映像はアニメーションから3DCGへと変更されている。
個人的にこの3DCGが合わず、首の太さや体のいかつさが異様に際立ってなじめなかった。
ジョジョのようにオープニングのみを3DCGにして本編はアニメーションで作って欲しかった。
内容もいまいちピンとこず満足度的には低くなった。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 2

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

世界観を楽しむアニメ

北斗の拳好きなので観ました。
普通の感覚で観ると、「いやおかしいだろっ!」ってところがいっぱいあって突っ込みどころ満載のアニメですが、北斗の拳の世界観なので仕方ないです。こういうのがかっこいいんです。なので男性向けのアニメですね。女性が観ると「こいつらバカじゃね」って思うでしょう。
自分はこういう世界観好きです。2期も観ます。

男性向け、バトルもの、世界観を楽しむ系のアニメが好きな方にオススメです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 1
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