トーナメントでファンタジーなTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のトーナメントでファンタジーな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月07日の時点で一番のトーナメントでファンタジーなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.1 1 トーナメントでファンタジーなアニメランキング1位
学戦都市アスタリスク(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (1046)
6823人が棚に入れました
“アスタリスク”と呼ばれる水上学園都市“六花"を舞台に物語は展開する。

アスタリスクは、世界最大の総合バトルエンターテイメント星武祭の舞台であり、六つの学園に所属する星脈世代の少年少女がここで覇を競う。

声優・キャラクター
田丸篤志、加隈亜衣、東山奈央、井澤詩織、小澤亜李、内田雄馬、星野貴紀、赤﨑千夏、田村睦心、内山夕実、長妻樹里、杉田智和
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

8話まで視聴済。感想というより疑問点などなど。

原作関連は未読です。

比較して書くのはどうかと思いますが、
方向性・ジャンル・元媒体等々カブると
比べずにはいられないです。

話数が進むにつれて、
個人的に評価が悪くなってる感。
無難な出来だとは思う。
何かあるか?といえば、無いと思う。

8話まで視聴後-----
{netabare}
今回は感想ではなく、ここまで観た上での疑問点などを。
見方によっては揚げ足取りのような内容かもしれませんが・・・。

●ジェネステラ●
社会的な立場や市民権などの一般人との関わりはどうなっているのか?
キリンの父親の件を視聴した時に抱いた点です。
それなりの「力」を持っているのだから、
正当防衛な内容でも罰が重くなるというのも理解できなくもない。
ですが・・・強盗・人質的な流れで責められるべきことなのか?とも。
ましたや一般人とそこまでの差があれば、
迫害・差別がありそうなものだが、その辺りの描写は無い。

もっと根本から言えば『ジェネステラ』の詳細。
『ストレガ』という用語は出てきましたが、
他のそれと何が違うのか?
ストレガ以外にも何か特殊な分類はあるのか?

●フェスタ●
どうやら様々な形式の大会があるようだが、
次の舞台がタッグ戦であること位しか説明されてない。
差別化したいなら、まず軽く説明があっても良かったのでは?

●学内ランキング●
8話まで観て驚いたのは、
アヤトに負けたキリンが一発でランク外という事実。
順位付けの意味が無いような気がするのですが・・・。
普通割り込まれて負けた方が1つ下がるものだと。
明確なランク付けでなく、
おおよそのTOP○人的な表現なら有だと思えますが。

ついでにランキング2位と5位の待遇の差は?
ハッキリ描写は無いですが、
ユリスの部屋はそんなに広そうでは無かったような。
でも会長の部屋は・・・。

●アヤト●
目的・真意的なところはここでは触れずに、
純粋に強さ・能力的な部分について。

封印を解除しないと全力で戦えないというのは理解しましたが、
封印の有無でそんなに差があるのか?

ユリスとの決闘では(多分)封印したままで圧倒している。
セルベレスタ適合時封印は解除してない(と思われる)。
が・・・キリンとの最初の決闘では解除&セルベレスタで負ける。
改めての決闘では普通の武装と絡め手で倒す。

何というか・・・強さの基準というか描写というか、
今一つハッキリしない印象ばかりが目に付くかな。


2クール物らしいので、
恐らくは順次小出しにしてくれるパターンだとは思うのですが、
もう少し先に見せてくれてると分かり易いと思える部分は多いかと。

追記で。
レスターさんが結構良い人になっていて安心しました。
逆に会長と新聞部の兄ちゃんが何者なのか、とても怖いですw
{/netabare}

6話まで視聴後-----
{netabare}
5話から新章突入というところでしょうか。
ここ2話で、また新キャラが沢山出てきました。

キャストがやたら豪華な他校生徒会長達。
技術提携(?)結んだ学校の2人組。
そして学内ランキング1位の娘さん。
ちょっと増えすぎでは?とw

ユリスは頑張ってメインヒロイン的アピールしてるんですが・・・
他の方々の印象が強すぎて、霞んでるかな?
クローディアは相変わらず腹黒・お色気で押してきますし。
新キャラ・キリン(漢字は勘弁)は・・・
色々な意味で13歳という年齢に驚かされますし。
(普通の刀でオーガルクスと決闘~勝利。さすが学内1位。)
幼馴染の青い娘さんは・・・出番の無さが逆に印象的。

ユリスの立場が危ういな~と思いつつ、6話まで観てきました。
{/netabare}

4話視聴後-----
{netabare}
ひとまず、闇討ち事件(でいいのかな?)に終止符。
正直・・・斧の兄ちゃん疑ってました。
でも顛末では結構可哀想なことになってました・・・。

何というか・・・この作品だとツッコミ処を
笑って済ませられないんですよね、何故だか。

武器の性能なのか主人公の腕なのか、
人形をぶった斬っていくシーンでも、
やたらと手応えというか描写というか軽すぎる気がしますし。
お姫様抱えて戦う理由も途中までは納得できますが、
最後までしてないとダメなの?とか。
「お姉ちゃん」とか「為すべきこと」とか、
殆ど「呪い」と変わらないな~とか。

何より、やはり主人公の心情に
全く共感もできないですし好感も持てない。
途中すっ飛ばして結果だけ見せられてる感じしかしない。
まだ「一目惚れでした」と言われる方がマシか。
説明セリフ的な物ではなく、
表情や行動・しぐさなどでも見せて欲しいかな。

2話で出てきた幼馴染ちゃんには、ここ2回では出番無し。
ヒロイン対抗馬というなら、
もう少しタイミングとか順番とかあると思えます。
{/netabare}

3話まで視聴後-----
{netabare}
我が家の視聴環境では『落第騎士の~』の後にコチラが放送になる為、
似てるという噂を聞いた上での視聴になりました。
が・・・思った程は似ていない感。
噂でハードルが上がっていたのでしょう。
設定や展開は近いものがあるのも確かです。

今のところ、これと言って評価できる点が
あまり無いというのが正直な感想です。
唯一あるとすれば・・・生徒会長役で東山さん出演という点。
(生徒会長だけ名前を憶えてますw)

それぞれのの思惑や人間関係は
今後明かされていくスタイルだと思います。
が・・・やはり比較してしまうのが人の性でしょうか。
主人公(現時点で名前を覚えてない)君の
思惑や狙いや感情等々が今一つハッキリしない。
姉探しや復讐かと思ったが1話で否定していたような・・・。
特待生っぽい扱いだが、それまでは何処で何をしていたのか。
「なすべきこと」という言葉に反応を見せるけど
彼自身何がしたいのか見えない。
『落第騎士~』の一輝に比べるとパッとしないな~と感じます。

ところで。
2話で登場した幼馴染さん。
3話で全く出番ありませんでしたが・・・。
チラッとでも出番あげてくださいw
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

呪縛と約束のコラボレーション・・・テンプレ系ですが全然有りッス^^;

この作品の原作は未読ですが、ラノベ原作の学園モノである事・・・そしてCVには加隈さん、東山さん、小澤さんが出演されると知って視聴を決めた作品です。

最近、アニメを視聴する上で出演される声優さんのウェイトが大きくなりつつあります。
「あ、この作品○○さんが出演するんだ・・・んじゃ見よっと^^」
こうして当期に視聴する作品が山のように膨れ上がっているのも理解していますが、大好きな声優さんが活躍している姿(?)は一人のファンとして視聴しておきたい・・・と思っちゃうんですよね^^;
作品には色々な入り方があるので、その一つかと思いますけれど・・・^^;

この物語の主人公は、「天霧辰明流」という剣術の使い手である天霧 綾斗・・・
彼は生徒会長に剣術の腕を見込まれ、星導館学園の高等部に特待生として転入してくるところから物語は始まります。
生徒会長が彼に託した願いは、6校の学校で覇を決する星武祭(フェスタ)と呼ばれる武闘大会で良い成績を納める事・・・という話をまず生徒会長から聞く筈だったのですが・・・^^;

やっぱり「持っている人」の運命って違うんですね^^;
転校初日の朝は、気持ち良いくらいの晴れ渡る空に爽やかなそよ風・・・
そんなそよ風になびいて綾斗の前に舞い落ちてくる一枚のハンカチ・・・
ホント心の中は親切心だけだったと思います。
「きっと困るだろうから返してあげよう・・・」
ハンカチの落ちてきた窓から部屋に入り込んだ綾斗の目の前の光景は・・・(//∇//)

この様な主人公とヒロインので出会いはこれまで何度も目にした光景です。
「何で玄関じゃなく窓から入るの・・・? しかも勝手に・・・?」
とツッコミが頭に浮かんできますが、これもご愛嬌・・・^^;
でも現実で同じことしたら犯罪ですけれど^^;

「ハンカチを届けてくれてありがとう・・・これはとても大切なハンカチで・・・」
と綾斗の行動に素直に感謝したのは、ユリスというこの作品のメインヒロインでした。
「え、それで良いの?」と思ったのも束の間・・・
「でも、それとこれとは話が違う・・・私はお前に決闘を申し込むっ」
こうして綾斗は転校初日に学園の中で決闘する事になり・・・物語が動いていきます。

物語の進展と共に、ユリスの背負っている十字架が明らかになっていきます。
ヨーロッパのとある国の第一王女であること・・・幼い頃共に遊んだ友人がいたこと・・・
そしてフェスタで絶対優勝しなければいけない理由があること・・・
でも明らかになるのはユリスの過去だけではありません。
多少考え方に硬さはありますが、実直で・・・仲間を守るためならどんな敵が相手でも決して身を挺する事も厭わない・・・
最初はツンツンしたお姫様だと思っていましたが、後半に向けて鰻登り的に評価が向上したキャラでした。

キャラ・・・というとどうしても外せないキャラが二人・・・
まず一人目は生徒会長のクローディアさんです。恥ずかしながらエンディングのテロップを見るまでCVが東山さんだとは気付きませんでした(//∇//)
明るく元気なキャラ・・・若しくは恥ずかしがり屋のキャラを演じるイメージがありましたが、こんな妖艶なキャラも演じられたんですね^^
東山さんの新たな魅力を発見したと共に、キャラ自身も底の見えていないので、今後の動向が気になるところです。

そしてもう一人は・・・はい、綺凛ちゃんです(//∇//)
小澤さんのキュートなボイスもですが・・・色々と盛り過ぎで、これって反則じゃありません^^;?
最初に綺凛ちゃんを見た時から予感はありましたが・・・この作品の一推しキャラでした(//∇//)

オープニングテーマは、西沢幸奏さんの「Brand-new World」
エンディングテーマは、坂本真綾さんの「Waiting for the rain」
とにかくオープニングの曲が格好良くて大好きでした^^
今回もレビュー投稿後にアニソンBEST10を作成する予定ですが、間違いなく上位に食い込む曲だったと思います。

1クール12話の作品でした。レビューではキャラのことばかりでしたが、核心である舞踏会もキャラがしっかり動いていて見どころ満載です。
この作品は分割2クール作品と聞いているので、後半戦も目が離せない作品になると思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

うち. さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

主人公最強でヒロインがそこそこ可愛く、作画も綺麗なのでそういった面ではオススメ

主人公の耳が良い系アニメです。
ツンデレっぽい赤髪とお姉さんタイプの金髪とか古き良きラノベの王道を突き進む作風だと思います。
一話は作画が綺麗で戦闘も良く動くので観てみても良いかも?

四話感想
主人公の力が実は封印されていたようでやろうと思えば封印が解ける設定だったようです。
こういったヒロインを抱えながらサクサクと敵を倒す展開はもう清々しいくらい俺最強な特色が出てて、面白いと感じました。ただキャラに愛着が湧いたとか、興味が出てきたかと言われるとそうでもないんですけどね。

物語の方はまあ生徒会長が思ったより黒いキャラで闇の組織の一員という感じがしてヒロインとしてはあんまりなキャラになったのは良かったのか悪かったのか…まだ判断するのは早い気がします。

六話にして魅力が薄まってきた感じがします、敵側が何をしたいのか良く分からないしキリンは良いのですが主人公が鬱陶しくて魅力を感じません。
これまでのラノベアニメとの差別化があまり出来ていないのでこれからは挽回してほしいところ…

十話感想
まあまあ面白くなったかな?という印象。
主人公組以外の戦闘描写は良かったと思いました、主役の戦闘は淡白さが出てしまっていてイマイチ入り込めないのが残念。
私がレスターに感情移入してしまうのは綾人にあまり魅力が無いからでしょう、主役としてどうなんだそれ。
綾人がただ流されているように見えるのは主体性が見えてこないからかも知れません(私の読解力不足もある)

物語の起伏があまりなくて淡々と進行しているように見えるのですが気のせいでしょうか?山場がどこなのかが分からないのが難点なのかも。

年上系ヒロインがそろそろ出てきて欲しいところ。

最終話まで観た感想
 あまり面白くなかったかなぁというのが素直な感想。エロス描写と戦闘描写がどこかのラノベアニメと比べてしまうと見劣りしてしまうのは否めませんでした。

 しかしエフェクト…特殊効果の見せ方というかそういう描写は好きな部類でした、OPとEDも好みでした。
 何というか作画が良いだけに薄味なストーリーなので怒りというか勿体無いと思う感情の方が強いと思わせるアニメでした。

・キャラとか物語について
 それぞれのキャラの背景はまあ一長一短という感じでメインヒロインであろうユリスの戦う理由が孤児院に寄付(あやふや)だったのが個人的には薄味だったかなーという印象(イレーネの目的も金だったので被るというのもある)
 ユリスのハンカチって結局如何に大事なものかという設定も無いみたいですし、なんだったんだあのハンカチ…
 キリン関係の親父の刑期を軽くするとか無実の証明とかは良かったと思います、小物なおじさんも良い味だしていたと今思えばそう感じます。
 綾人の目的が不明瞭なのは頂けなかった…というか明確な目的が無いのはどうかと思いました、姉の失踪理由を探るということも一切していないのはどうなのよと感じました。
 彼のやっていることは戦うことと、女の子を口説くことしかしてません。

・音楽とか作画
 なかなか良かったと思います、特に武器を振る時のビームサーベルみたいな音は好きです。

・総括
 面白さというよりヒロインの可愛さに助けてもらっているアニメだった。戦闘シーンはイマイチな時とまあまあな時があり安定しなかったのも残念でした。
 主人公最強物語やヒロインの可愛さを味わいたい方にはオススメ出来ます、物語の品質は保証出来かねます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

62.9 2 トーナメントでファンタジーなアニメランキング2位
牙-KIBA-(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (87)
645人が棚に入れました
無機質で閉鎖的な世界「カーム」に住む少年、ゼッドは、「扉や門を壊せば違う世界に行ける気がする」という思いにとらわれて街を破壊して回り、学校や警察から追われていた。親友のノアは彼を心配するが、彼の事情を知っているだけに何も言えない。ゼッドの母であるサラは精神を病んでおり、病室で日々を過ごしていた。そんなとき、ゼッドを追って来た教師が突如豹変し、狂人となってゼッドに襲い掛かる。それに呼応するように廃人だったはずのサラは正気を取り戻し、得体の知れない力を使って教師と戦う、何が何だか解らないまま、必死で警察から逃げ回るゼッド。追い詰められたとき、彼のもとに現れたのは、巨大な光の渦だった。無我夢中で渦の中に飛び込むゼッド。やがてたどり着いたのは、「シャード」の力を使う能力者「シャードキャスター」が戦う、戦乱の異世界だった……。

声優・キャラクター
吉野裕行、堀江一眞、水樹奈々、大木民夫、三木眞一郎、山口勝平、井上喜久子、家中宏、井上麻里奈
ネタバレ

windnaut さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

完成されたヒーローズジャーニー

ファンタジーの中でも大好きな一作。中学の時、高校の時、大学に入ってからも、何度も思い出しては見返してた。

アニメというより文学に近い作品。

ズべコべ言わず周りのキャラが闇落ち、破滅していく中でただただ世界を救える強さを求めて旅して流されても戦って成長していく主人公は本当にかっこよかった。

薦めづらいけど自分の中では指五つに入るアニメです。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

Tip:
この作品はもともとアメリカのTCGが原作で 物語はアメリカの英語教育リトリチャーの一環でで出てくるHero’s Journey系の物語です

ヒーロズジャー二ー系の物語は
1.Calling(天命)
2.Commitment(旅の始まり)
3.Threshold(境界線)
4.Guardians(メンター)
5.Demon(悪魔/逆境)
6.Transformation(変容)
7.Complete the task(課題完了)
8.Return home(故郷へ帰る)
って流れが決まっていて 大人が子供に言い聞かせ伝承していくテンプレの元作られてるので あんまり深く考えず「次どうなるの?」って感じでわくわくしながら主人公の旅を楽しんだら見やすいと思います

放送時次主人公にどんな試練が待ち受けてるのかわくわくしながら毎週楽しみでした。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

隠れた名作に選んだ理由:

{netabare}
「物語」:
主人公ゼットの旅:
1.カームを飛び出したいゼット
2.左手にシャードキャスターの特徴が浮かび上がる
3.風の導きで殺風景のカームからのどかなテンプラーへ
4.老師ジーコとの出会い 無理やりジーモットへ
5.ノアの変貌 ジャウスト レベッカの悲劇 ロイヤの変貌 絶望の地タスク カルブフーでの闘争 キースピリットをめぐっての争い *****陥落 サラ登場 再びタスクへ 最終決戦
6.(ゼットが)シャードを使いこなせるようになった ランボスゲット アミルガウルを呼び出せるように アミルガウル開眼、ゼットを認める。
7.タスカー撃退
8.アミルガウルと旅へ

たった51話にこれだけの試練を盛り込めたシナリオスタッフに関心、息抜き回なども入ってたからもっと大変だったはず。

それも一つ一つがゼットの戦技/心の在り方に変化をもたらすために設計されてるので、それをもたらすにはどうしようかと逆方向にシナリオを描いてるスタッフさんが見えた気がする。

だから物語一つ一つが丁寧に設計されていて、見ててもだるくならない。しかもそれを主人公がどうかではなく周りのキャラを立たせて主人公を流して苦しめさせる手法が巧妙、その一方で主人公がひょうひょうとしていて視聴者にそれを感じさせない。そのバランスのとり方が上手であのカオスの中ハラハラドキドキワクワクの微妙な空気をさりげなく醸し出した。そのさりげなさが美しいと私は思います。

素晴らしいお話なのに何故か視聴者が評価をあげられない矛盾はシナリオスタッフが優秀だったからだと私は思います。

それが私はこの作品をアニメより文学に近いと思う理由です。

ダークで皆に薦めづらいが私は大満足だったので4.5点にしました。


「声優/キャラ」

すべてのキャラはゼットのために存在していて上で述べた手法を使ってるのでキャラの個性、魅力がものすごく引き立てられています。ついついよく見かけるキャラを殺すための殺害がなく、ゼットのためにほぼすべてのキャラがゼットのための死、闇落ち、変化などの結末が設計されています。「この作品のキャラたちは制作陣にすごく愛されてるのだなー」とモニター越しに感じました。

そしてそのキャラ達を引き立てる声優陣も素晴らしかったです、キャラクターたちに命が吹き込まれたようでした。

でもやっぱり薦める上では押してたキャラが突然死、闇落ちなどは嫌だよね。4.5点

「作画」
まだ手書きメインの時代、長編で作画崩壊が起きるのは普通だと思うので別に騒ぐことだと思いません。4:3のスクリーンが懐かしい。それでも壊滅的な作画崩壊は印象に残ってないのでいい方だと思います。

いまどきの作品とくらべて画面が落ちているのと、たまにある作画の問題で3.5点。極稀に非常に作りこまれた戦闘シーンが出たりする(主にシャード抜きの戦闘)

「音楽」
BGMの使い方が非常にうまい。どういうシーンでどの音楽が使われるのがほぼ決まっていて気を払ていれば後半大体どの音楽が来るのか当てられるようになります。作曲者は目的をもって音楽を作ってるはずなんですが。どこにどの音楽を使うかは監督が決めること。BGMも一曲一曲複雑ではなく同じようなメロディーが流れていくタイプが多く派手さはありませんがそのシーンを物語に付き添う形で盛り上げてくれます、それが本来BGMの在り方ではないでしょうか。

すべては物語のため。牙らしいです。

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

明らかに子供向けではない「日曜朝の爽やかアニメ」

この作品は、トレーディングカードゲーム『牙』を原作とした
TVアニメである。タイアップものではあるものの、アニメ本編に
カードが登場することは全くと言っていいほどないため、別もの
として考えたほうが良いだろう。
前番組が「ゾイドジェネシス」、後番組が「天元突破グレンラガン」
だったことも相まって、非常に知名度の低い作品でもある。

作品のジャンルとしては、異世界物の一種だが、想像以上に暗く
重々しいストーリー展開になっている。
「そこらへんにころがってる異世界物と大して変わらんだろ」
と高を括ると、痛い思いをするだろう。

なぜなら、この世界においては、人間同士の闘争、反逆が頻繁に
起こるからだ。人が殺し合いをする回が圧倒的に多く、
常に鬱展開のような状態。
その上、愛憎劇の要素も含むので、油断ならない。

声優ですら「今日は誰が死ぬんだろう」と話していた位だ。
現場の雰囲気もすごかったに違いない。ここまで読むと
最後の最後まで救いのない話のように思えるが、バッドエンド
で終わることはないためその点は安心していい(?)
鬱展開への耐性がない人は視聴しないほうが賢明だ。

主人公ゼッドとその親友であるノアに焦点が当てられているが、
感情移入がしやすいのは、葛藤する場面が少ない上に劇中屈指の
強靭なメンタルを持つゼッドよりも、序盤から立て続けに
悲惨な目にあうノアの方だった。

冒頭では優等生であったノアが惨劇やカタストロフィを通じ、徐々
に変貌していく様に胸が痛くなった。方向性の違いからゼッドと
対立していくので尚の事。途中からゼッドよりもノアの方に
意識を割いていた自分がいた。

最初の頃は、「ノアを主人公にした方がいいんじゃないのか?」と
思っていたのだが、今思い返すと、主人公は精神状態が安定
しているゼッドで問題はなかったように思う。

敵味方、男女問わず思い入れのあるキャラクターが多く、
選び出すとキリがないのでここでは二人に絞りたい。

一人目は、強さこそ至上を信念としている国、ジーモット3幹部の一人
ヒュー 。ゼットの宿敵として立ちはだかる悪役だ。
腕が立つだけに留まらず、狡知な野心家としての顔ものぞかせる。

残虐な性格の持ち主で、ネオトピア侵攻編ではそれが顕著
に表れる。その時の光景を目にしたとき、私は余りの外道っぷり
に舌を巻いてしまった。人によっては目を瞑りたくなるだろう。
ちなみに、このヒューを演じたのは山口勝平。
当時でもかなり珍しかったようで話題になっていた程。

二人目は、劇中屈指の被害者でもあるゼッドの母親、サラ。
向こうの都合によって強引に巻き込まれてしまった非常に
可哀想な人物である。それによりアミル・ガウルと呼ばれる
強力なスピリット(いわゆるペルソナの様な物)の魔に
憑りつかれてしまった悲しい過去を背負っている。

ここで、少しアミル・ガウルについて触れておきたい。
アミル・ガウルとは、スピリットの中でも非常に強力な
キースピリットの一種であり、劇中最強クラスの強さを誇る
スピリットだ。

ただし、アミル・ガウルには拒絶反応があり、それによって
人が発狂し挙句の果てには死亡してしまうこともある
とても恐ろしいものだ。
無論、サラもアミル・ガウルの拒絶反応があり、本来は
苦しいはずなのに彼女にとっては必要不可欠なものと
して捉えられている。

なんと、サラの場合は拒絶反応と同時に中毒症状が起きており、
一種の薬物依存症の様な状態に陥っているのだ。そんな状況なので
正常な判断ができるわけもなく、終盤は目的のためならば手段
を選ばない外道と化してしまっている。

本来の所有者であるゼットから、とある方法でアミル・ガウル
を手に入れようとするシーンは冷や汗をかきそうになるレベル。
それを見た瞬間、牙本編の中でもBEST3に入る程非常に
インパクトのあるシーンだと私は確信した。そのシーンを
抜粋した動画もあるようなので気になる人はどうぞ。

鬱展開で進んでいく異世界物を求めたい方
にはオススメ。但し、これでもかといわんばかりの鬱要素が
詰まっているのでそこだけ注意して欲しい。

個人的には、名作の域に入っても不思議ではないと感じるほど
とても面白かった。 間違いなく良作だと思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

奈悠 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

結構硬派なバトルアニメ

かなり前に視聴した作品。

当時は、元がカードゲームとは知らずに視聴していました。
むしろそういった内容は微塵も感じません。
子供向け枠にて放送されていたが、けっして子供が見るような内容じゃないくらいにかなり濃厚な物語になっています。
また要所要所の効果音がかなり印象的でした。
全51話と長いですが、バトル物が好きであれば楽しめる作品です。


こんなお話
カームの街に暮らす15歳の少年・ゼッドは、日々やり場のない苛立ちを持て余していた。
もっと自分を生かせる場所が、どこかにある気がする―。

ある日ゼッドは、不思議な風に誘われ、時空の裂け目へ飛び込む。
その先にあるかも知れない、「答え」を求めて。

風に乗って彼が舞い降りたのは、
《シャード》と呼ばれる魔力の結晶体を操る《シャードキャスター》たちがしのぎを削り、
対立する領域同士が終わりの見えない戦争を繰り広げる異世界だった。

シャードの力で魔術や《スピリット》と呼ばれるモンスターを自在に扱うシャードキャスター。
その力に魅了されたゼッドは、自らもシャードキャスターを目指す。
だがゼッドはまだ知らなかった。
この世界の行く末を左右する力をもった強大なスピリット「アミル・ガウル」が彼自身に宿っていることを―。

時間、空間、全てを超越した世界を舞台に描かれる、
壮大なファンタジック・アドベンチャーが、今、幕を開ける!
(公式より引用)

OP
「Sanctuary」(第1話 - 第26話) 玉置成実(12th Single)
「儚く強く」(第27話 - 第51話) ユンナ(9th Single)

ED
「Very Very」(第1話 - 第13話) アフロマニア(1st Single)
「solar wind」(第14話 - 第26話) シュノーケル(Indies 1st Single)
「STAY GOLD」(第27話 - 第39話) ライムライト(3rd Single)
「世界の果てまで」(第40話 - 第51話) 高田梢枝(3rd Single)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

55.0 3 トーナメントでファンタジーなアニメランキング3位
とあるおっさんのVRMMO活動記(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★☆☆ 2.5 (119)
300人が棚に入れました
超自由度を誇る新型VRMMO「ワンモア・フリーライフ・オンライン」の世界にログインした、フツーのゲーム好き会社員・田中大地。 モンスター退治に全力で挑むもよし、気ままに冒険するもよしのその世界で彼が選んだのは、使えないと評判のスキルを究める地味プレイだった! やたらと手間のかかるポーションを作ったり、無駄に美味しい料理を開発したり、時にはお手製のトンデモ武器でモンスター狩りを楽しんだり―― 冴えないおっさん、VRMMOファンタジーで今日も我が道を行く!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

MMO墓場へ埋葬!いや…、ゴミ箱行きかな?

 最終話(12話)まで観ました。2023.12.20

 主人公のアースさん、観ていて引くほど大人気ありません。NPC相手にマジでぶち切れます。

 俺に構うなって言ってるだろ〜!…。何、ゲームにマジになってんですか。ゲーム進行上のシナリオか何かでしょう?NPCとプレイヤーキャラの区別がついてない危ない人かな?

 どうも、なろう作者はMMOとかをやったことが無い疑惑が真実味を帯びてきます。

 本作品のアースさんも、面倒は御免と言いながら強い装備やアイテムはNPCに貰って、イベントに首を突っ込みます。ソロプレイしてれば、楽しむためにそうなりますよね。

 ゲームの運営側の人物が少し出てきて、棒振りみたいに一部突出したプレイヤー対策の話をしますが、弓の能力を抑えようとか、いや…工夫の余地が無くなって可愛そうだとか、アースさんがいかに道化かが分かる様なメタ発言をしますが、良くないですね。

 アースさん、オンラインゲームで遊ばせて貰っている存在に過ぎないのに、NPC女性に「お前は俺のことを理解してくれていると思っていたのに!」とか、ヤバい台詞を吐きます。

 強敵相手に戦う時も、ブツブツと痛い独り言を喋りながら戦うし、ソロプレイでこれは、精神を病んでいるとしか思えません。

 メイプルさんやサンラクさんの様に、プレイヤーキャラの友人もたくさんいる、ティーンエージャーならまだ許せますが、社会人でこれでは、会社でも嫌われてそうです。

 おっさん設定、ソロプレイ設定、目立ちたくない陰キャ設定、ヤレヤレ男っぽいけど、強度のかまってちゃん設定とか、どれも主人公にヘイトを集める狂った設定としか思えません。

 こういうのが良いと思われていた時代もあった…と、言うことでしょうか。観ていて悲しくなる地獄の様なアニメでした。
……………………………………………………………………… 

 11話まで観ました。2023.12.12

 ここまで観ても面白くありません。企画者は、過去作の失敗や成功を分析してないのかな?マーケティングとかどうなってんの?と疑問に感じるアニメです。

 低クオリティなので元々成功するつもりも無いのかもしれませんが、こんなゴミを制作させられるスタッフや声優の皆さんが不憫です。

 VR(フルダイブ)MMOモノの過去作がどうなったか考えたら、本作品が成功するハズが無いことは分かりそうなものです。

 大ヒットしたソードアートオンラインやログ・ホライゾンは、プレイヤーがゲームからログアウト出来ず、デスペナルティがリアルな死だったり、大事なものを失ったりする緊張感がありました。

 初期作品の.hackも、未帰還者問題を絡めた人間ドラマが面白かったです。

 大したデスペナが無いのに、ゲーム内キャラになりきってイキっているインフィニット・デンドログラムや七星のスバルは感情移入が出来ず面白くありませんでした。

 棒振りのメイプルの様に、他のプレイヤーとともに楽しそうにプレイしている作品ならまだ、観る意欲も湧きますが、本作品の様に他のプレイヤーと絡まず、デスペナも無く、NPCとしか遊んでない都合の良い事しか起こらないVRMMOなんて、ヒットするわけありません。

 資源と人材の無駄遣いの駄作の制作は、もう少し考えた方が良いと思います。無謀や蛮勇は挑戦とは違うんやで!

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 10話まで観ました。2023.12.05

 アースさん、妖精国に行ってから、全然MMOじゃなくなっています。もう、NPCとしか交流しません…。他のプレイヤーはどこへ行ったのかな?

 フェアリークィーンとかにモテてもなぁ…。悲しくならないのかなぁ。

 もう、普通のゲームをプレイしているのと変わらず、主人公の都合の良いことしか起こりません。MMOの看板は下ろした方が良さそうです。
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 8話まで観ました。2023.11.21

 アースさん、妖精に好かれ過ぎてるとかいう謎の理由からフェアリークィーンがチートスキルをくれます。

 贔屓されすぎです。他プレイヤーは単一スキルに特化しないと遊べない仕様に変更されるというのに、酷くね?

 もう、生産職やるプレイヤー居なくなるでしょ。クソゲー確定MMO、過疎りそうですね。

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 7話まで観ました。2023.11.17

 主人公のアースさん、MMO内で楽しく冒険します。最初の不遇職やら何やらの設定は忘れてしまったようです。

 ゲーム内で活躍する物語は、安定感があって良いですね。所謂、決定事項下で優秀さや出世を争っている感じです。

 エリートは、大企業や官庁、軍隊、学校等の強固な組織内で切磋琢磨する存在です。

 組織の決定事項下で一つでも上を目指すのが、エリートに期待される態度です。野に下ったら、いくら優秀でもエリートではありません。

 本作品みたいに、ゲームという強固な組織の決定事項の代替としての環境下で強くなっていくというのは、競争に破れたエリートやそもそも強固な組織に加入すら出来てない非エリートの癒しでしかありません。

 主人公のリアルな状況は年齢が38歳と、サラリーマンということしか公開されていませんが、OPでは、C級、D級サラリーマンであることが示唆されています。

 物語が欲望の代替というのは、悪いことではありませんが、やはりアニメ化の時期が悪いというか、遅すぎるというか、設定に手垢が付きすぎてるというか、既視感がアリアリでアニメのクオリティも低いというか…。

 ぶっちゃけ原作が古すぎです。癒やしを目的に視聴するにしても、昔の原作を今更このクオリティでアニメ化しても駄目だろ!視聴者舐めすぎですね。

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 5話まで観ました。2023.11.01

 フェアリークィーンとバトル!主人公、ゲーム内で有名になります。

 しかし…、NPCにゲーム内でモテてもなぁ…。38歳…、サンラクさんと違って痛すぎます。後、20年若ければ微笑ましいのですが…。

 おっさん設定、キツすぎます。無くても良かった様な…。アニメ、ゲームに寛容になった現代でも、同僚がMMO内ではっちゃけてたら、引きますね。

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 4話まで観ました。2023.10.26

 課金してやり込んでいるであろう、一流プレイヤーをイベント中に他のプレイヤーの前で辱めて、何もしていない主人公に恩恵を与える…。

 運営酷くね…?何なのこのクソゲー?別にゲームのルール内で暴れまわっても犯罪じゃないし、ここまでやられる必要ある?

 課金したり、やり込んだりするのがバカらしくなります。後、ゲーム内キャラに成り切っているのは引くレベルです。どういう精神状態でプレーしてるの?

 主人公アゲが凄まじく、運営との癒着を疑うレベルです。こんなクソゲー、誰がプレイするの?

 メイプルはまだ、ガチ攻略勢だったので許せますが、ヤレヤレでやっているオッサンに便宜を図る意味が不明です。誰得の妄想なんでしょうか…。

 どこまで酷いことになるか、目が離せません!
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 3話まで観ました。2023.10.19

 明確に面白くありません。常に、だから何だよと思ってしまい、ツッコミすらする気になりません。

 防振りのメイプルは女性で、ゲームを楽しんでいたのでまだ面白味がありましたが、ヤレヤレ系のおっさんが主人公の話にどう興味を持てと?

 MMOで男性主人公が女性主人公と同じことをやってウケるわけ無いだろ…。

 観るのが苦行になりつつあります。ユニークスキルの方がまだ命と生活がかかっているのでマシでした。年間ワーストも視野に入りそうです。

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 1話観ました。2023.10.03

 転生や帰還出来なくなるわけでは無いまま、ゲームで38歳男性が活躍するお話です。

 ゲーム内で主人公にひたすら都合の良い展開が1話から続きます。クソゲーかな?

 ゲームしているだけの話は、失う物が何も無いので、嫌ならログアウトするだけだし、どうも観ていて面白いと感じません。

 もう、私、視聴のハードルが下がり切っており、不快じゃ無きゃいいか?になっているので、一応視聴は継続しますが、オススメは出来ない感じです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

クオリティ低い… 主人公のプレイスタイルが意味不明で実況ものとしての面白さも微妙

さて、MAHOフィルムと言えば低クオリティ作品を連発していますね。
某監督以外は微妙に面白いと感じるケースもあるのですが、本作は駄目ですね。

まず普通に低クオリティです。作画が萎える。
同期にシャングリラフロンティアがあったのが残念でしたね。あちらが雲でこちらが泥です。
まあ別にあっちが無くてもこちらのクオリティが上がるわけではないですが、
あちらは「すごい面白いゲームだ」「確かに面白そうだ」
こちらは「すごい面白いゲームだ」「は? どこが?」
となるので、一目瞭然で差が有りすぎですね。

それはさておき… クオリティの低さを置いとくとしても、キャラの心情なども理解し難いというか、主人公のプレイスタイルは一体何なんでしょうか?

不遇とされているジョブやスキルをあえて選ぶスタイルというのは有りではあるのですが、その目的が他人から声をかけられたりパーティに誘われたくないからというよくわからんもので…。

いやそんな自信ある? 私はネットゲーム多少は触りましたけれど、自分からよほど能動的に動かないと、そんな積極的に周囲から誘われたりしないと思います。仮に誘われても、嫌なら断れば済む話。

つまり『他人は自分のことを放っておくわけがない』という意味不明な自信があるんですよね。
それだけの自信があるなら、全てのゲームで頂点を極めてきた天才とか、それにふさわしい経歴があるのでしょうからちゃんと説明してくれませんかね? そうじゃないと本当に意味不明なんですよ。

その後主人公が上がるのも、弓についてはプレイスキルで逆転したというのはまだ良いですが、薬に関しては仕様改悪によるものという。
普通こういう不評なアップデートを行うとユーザー離れを起こすのですよ。
閉じ込められてデスゲーム化しているのでなければ、糞アップデートが入ったら引退者続出しますよね。

なんかこの手のネットゲームは世界にこれ一本しかゲームが無い前提で作られていますが… そういう設定なんですかね?

とまあ、控えめに言ってもダメダメですね。
ただあまりダメダメだと、どれだけ駄目か逆に見たくなる面もあったりしますけれど…。

ま、今期は本数も多いのでそういう楽しみ方をする余裕は無いと思うのですっぱり切ります。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

ゲーム感皆無

{netabare}
いつもの。
外れだと思われていた職業/スキルが実は強かった!系。

目立ちたくない→弱い職業を選ぼうという考え方の時点で意味わからない。何のためにMMOやってんだよと。
しかもその職業が実は使えると分かってからは結局目立つ行動ばかりするし、何を考えてるんだか。
なろう系はやたらとはずれスキルが実は強かった設定を好んでる印象があるけど、それって主人公ではなくそのスキルが強かっただけであまりかっこいいものではない気がする。

まあそこはいいとして、このアニメの一番駄目なところはゲーム感が全くと言っていいほどないところ。
シャンフロのウサギも全然ゲーム感ないけど、このアニメを見た後だとかなりマシに思える。
ゲームなはずなのに、キャラクターや話が異世界モノなろうにしか見えない。

まず、プレイヤーにプレイヤー感がない。
最初に出てくる噛ませプレイヤーは知性がまるでなくて現代人のプレイヤーというより異世界人のチンピラにしか見えない。
何人かいる仲間のプレイヤーもしゃべり方がゲームプレイヤーではなく異世界人のそれ。
防振りとかは結構ゲームプレイヤー感あったんだけどね...。

NPCもNPCに見えない。
女キャラが主人公にだけきっついノリをかましてくる光景は完全に異世界モノの光景でしかない。
主人公にだけ発生しているような出来事も多く、これのどこがゲームだよって感じ...。
というか後半の方はプレイヤーではなくNPC関連の話ばかりでゲームである必要性を疑う。
そのNPC関連の話もなろうテンプレで死ぬほどつまらない。

OPとEDは両方ともいい。特にEDは好き。
作画はかなり微妙、やる気を感じられない。
こんな内容でやる気が出るわけもないけれど。
あと、主人公の見た目が完全にキリトくんなのはどうにかならないのか。

私的評価:6点
私的ベスト回:なし
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

66.4 4 トーナメントでファンタジーなアニメランキング4位
キン肉マン 完璧超人始祖編(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (54)
82人が棚に入れました
宇宙の果てのキン肉星から地球にやって来た王子・キン肉マンは、ダメ超人と人間たちにバカにされ続けてきたが、ひょんなことから出場権を得た世界一の超人を決める大会、超人ワールドカップで奇蹟の優勝、しかも翌年は連覇まで達成! 以降は宇宙の平和を守る正義超人の中心人物となり、この世の支配を目論む悪魔超人、さらには地上からの弱小超人一掃を狙う完璧超人ら、猛威をふるう敵勢力をテリーマンやロビンマスクといった仲間たちとの友情パワーでなんとか退けてきた。 それらの功績を認められ、最後の試練“キン肉星王位争奪サバイバル・マッチ”をも勝ち抜いたキン肉マンは晴れて父から王位を譲り受け、誰もが認めるキン肉星第58代大王に即位! 地球から故郷の星へ帰還。結婚も果たし、8年に渡る闘いの日々に別れを告げた。 それから約1年半後。全宇宙は平和に包まれていたはずであったのだが…!?


声優・キャラクター
キン肉マン:宮野真守
ミートくん:上坂すみれ
テリーマン:小野大輔
ロビンマスク:小西克幸
ウォーズマン:梶裕貴
ラーメンマン:関智一
ブロッケンJr.:笠間淳
ジェロニモ:小野賢章
バッファローマン:安元洋貴
ブラックホール:宮田俊哉
ステカセキング:柿原徹也
スプリングマン:吉野裕行
ミスターカーメン:谷山紀章
アトランティス:間宮康弘
ザ・魔雲天:かぬか光明
アシュラマン:神谷浩史
ネプチューンマン:杉田智和
キン肉真弓/プリンス・カメハメ:神谷明
ストロング・ザ・武道:大塚明夫
マックス・ラジアル:小林親弘
ターボメン:野島健児
ダルメシマン:檜山修之
クラッシュマン:富岡佑介
マーリンマン:尾高慶安
ピークア・ブー:石毛翔弥
委員長:古川登志夫
アナウンサー:太田真一郎

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

キルゼムオール・サブミッション

昭和のレジェンドマンガがまさかの新作。
ミドル向け旧作ブーム大歓迎リアタイ勢歓喜。

OP・変更は許されない超名曲。本家に寄せながらも見事なアレンジ。

設定はガバガバ。荒唐無稽なロジック。気合いで叫べば万事解決。お色気要素も皆無。原作ファン以外には厳しいかも。正義VS悪魔みたいなわかりやすい二項対立から3陣営それぞれの思想信念が絡み合う三つ巴バトルへと時代に沿った展開作りはさすがのベテラン。

12
最後の最後でやっと出てきた正義超人ズ

前半は懐古ブーストで楽しかったが後半は踏み台前座キャラの消化試合連打茶番感でやや萎え。最後でやっと正義超人陣営揃い踏みだが、自分が見たいアシュラマンやネプチューンマンはまだおあずけのよう。今のところ過去のタッグトーナメントや王位争奪陣営バトルのような期待してたアツさが皆無なもったいぶった手癖感で正直拍子抜け。

イケメンに磨きがかかったテリーマン。匂わせバッファローマンはやはり隠し事が下手でKAWAII。全部人間にすればいいのでは?というツッコミは禁止。普通なら裏切るピーカブーをカッコいいキャラにしそうなものだがそれをしないのがゆでイズム。部位破壊スプラッタ異能バトル合戦よりも、やはりマッスルスパークとかの肉弾戦のほうがテンションが上がる。

今の若い子はプロレスじたい見たことある人少ないでしょう。当時の小中学生の遊びやいじめでもプロレス技はメジャーだった。コブラツイストやロメロスペシャルは痛すぎて秒も耐えられない。パロスペシャルはかける相手に手伝ってもらわないとかけられない。頭から落とすバスター系はマジでバスターしちゃう事故が頻発。良くも悪くも拳や身体で語り合う肉体言語は消滅したよなあ。

2期はよ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

おっさんには世代なんすよ…

いやもう、懐かしいっすねぇ…。

出会いはまだおっさんが純粋無垢だった子どもの頃でした。
まずはアニメが面白くてねぇ。
そこからジャンプも読むようになったりしたような。
子供の頃の思い出の作品がキン肉マンです。

連載終了後はプレイボーイで2世をやっていたのは知っていますがその後いつの間にかキン肉マンの続きになっていて、正直その流れは良くわかっていなかったのですが…。
まあ主人公交代というのは難しいものなんでしょうね。

とはいえ、なんだかんだいって2世とか、連載終了後もキン肉マンってきっちり面白い感じで、子供の頃純粋に楽しんでいたけれど、大人になっても楽しめる部分はちゃんとあると思います。

ジャンプの3本柱とされる努力、友情、勝利を一番完璧に満たしていたのがこのキン肉マンじゃないかなと思いますね。
修行パートが結構ありますし、友情推しは強いですし、そしてピンチを乗り越えて勝利しますし。
そういう基本、王道をきっちり抑え続けているから、何十年もしっかり面白いんじゃないかと思います。

言っちゃ悪いですがかつてのレジェンド作家の中には今はもうあまり面白い作品は描けないんだなって人も割と多くいる中で、現役としてしっかり面白い作品を描けている方だと思います。

というわけで、青春のキン肉マンなので…
できる限り見たいところですね。
0話のかつての振り返りも、全部知っていますが、面白かったです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

さいのふじ。 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

昔のノリが好きだった者としては‥

結構、評判いいんであんまり水差したくもないけど、幼少期に大好きだったキン肉マンが、この度 新シリーズが始まると言う事で一応観てますが、、、
個人的には何かが足りないな‥
足りないというか、良くも悪くも〝普通〟。
原作の方は見てないけど、正直〝キン肉マンってこんなだっけ??〟と思いながらも昔のよしみで観てます‥

なんか、役者かな‥?せっかくキャスト勢に大塚明夫さんも出てるのにどこか、敵キャラなどの得体の知れないというか絶望的な強さ・怖さがあまりないから単純に〝始まった・戦った・終わった〟のルーティンを単に見せられてる気分です。

誹謗中傷はしたくないけど、大好きな牛丼音頭も五分刈警部達のわちゃわちゃもキン肉マンのおバカもないから、寂しいというのがまとめの感想ですかね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0
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