トレジャーハンターで怪盗なおすすめアニメランキング 2

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65.1 1 トレジャーハンターで怪盗なアニメランキング1位
ギャラリーフェイク(TVアニメ動画)

2005年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (104)
617人が棚に入れました
表向きは贋作・レプリカ専門のアートギャラリー『ギャラリーフェイク』を舞台に、オーナー藤田玲司が、様々な登場人物と絡みながら、時に世界を駆け巡りながら、絵画、彫刻などを通じて「アートとは何か?」を問いかける。主人公の魅力は、単なる守銭奴ではなく、アートへの奉仕者として清濁併せ呑む点にあるほか、美術・芸術・骨董の多方面に渡る薀蓄的描写も、読者の好奇心をそそる。助手サラ・ハリファとのほのかな恋の行方も気になるところであるほか、脇役・レギュラーキャラクターも多い。

また芸術に絡んで社会問題にも言及するなどしており、物語は美術方面の商業的な話題から推理サスペンス、コミカルな人間模様、陰惨な事件、時に憎み合い時に愛し合う人々の交流、文化財保護にまつわる制度面の問題など、多岐にわたる。

声優・キャラクター
森川智之、川澄綾子、ゆきのさつき、石坂浩二

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

美を知る者は孤独なり

徒党を組めばやがて馴れ合い腐りゆくまで。


<物語>
主人公の藤田玲司は元メトロポリタン美術館の学芸員、自身の審美眼や、他の美術館の学芸員、ブラックマーケットの人脈を駆使して有利に商売を進める画商です。
ということで、美術品に関する豆知識が得られるというのもこの作品の優れた点ですね。
元学芸員という主人公の遍歴も新しいですし、発想の勝利と言わざるを得ない。
話も基本的に一話完結で没頭してしまいます、絵画や彫刻だけに留まらず、ミステリークロックやからくり人形、植物標本など扱う品も多岐に渡り、時に善良なオーナー、時に悪徳美術商、特に冒険家と瞬時にスタンスを変える藤田から目を離せません。
中でも私個人としては、バーを舞台にしたミステリー回(25話)と佐伯祐三の顔のない自画像の回(28話)とウジェーヌ・ドラクロワのアートキャンサーの回(35話)が面白かったですね。

<作画>
原作は"ビックコミックスピリッツ"連載の細野不二彦さんの漫画、「美味しんぼ」とコラボなんかをしてたりします。
現在のトムス・エンタテインメントの前身である東京ムービーがアニメを制作していますね。
テレ東系列ということで結構広く放送していたはずなんですが、何故か放送時期は存在感を発揮してませんでしたね。
それこそ深夜ではなく夕方に放送した方が良かったかもしれません。

<声優>
藤田役の森川智之さん良い!すごく良い!
胡散臭さがぷんぷんしていてこれ以上に無いベストキャスティングです。
サラ役の川澄綾子さんも良いですね、褐色娘良い。
ライバル的立ち位置の三田村館長には雪野五月さん、予告の声も兼ねていて、そのどれもが楽しそうに思える語り口は見事でした。

<音楽>
EDの「だから、私は歌う」は良い曲ですね、ナチュラルハイの。
お洒落でセンスのある曲なんですけど、ナチュラルハイと検索するとアダルトメーカーが引っ掛かるのが玉に瑕です。

<キャラ>
藤田の言葉遣いや主要人物の構成は「ブラック・ジャック」に似ていて、細野さんも意識していると認めていますね。
比べるまでもないですが、どちらも分野に精通しているのが見て取れて、面白いですよね。
手塚さんが阪大医学部卒の経緯を創作に活かしてるのは伝わりますが、その点紺野さんは慶応経済学部卒ですから、趣味の範疇なのでしょうかね。
聞くところによれば、どこかしらの図書館で専門書として本作が扱われているようで、紺野さんの博識ぶりが伺えます。
さて、気になるのは藤田の年齢ですが、メットの学芸員であれば少なくとも大学院は出ていますよね。
プロフェッサー時代とアートディレクター時代合わせて40歳は超えているだろうと考えられますが、30代後半くらいの印象です。
それにしても、異色の経歴の主人公です。
他にも珍妙な肩書を持った魅力的なキャラクターが沢山出てきます。


こういった特定の分野に特化した作品は学ぶ点も多くて大好きです。
初めて本作に触れる人なら、知らない土地で隠れた名店を見つけた時のような感動が味わえると思います。
お勧めのアニメです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

エミ(エミタク) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

いや~面白かった♡

マンガで内容知った後にアニメを観たんだがそれでも面白かった♫


私美術品に興味あるんでこの作品に食いついたんだけど、
コレは興味ない人でも楽しめる作品に仕上がってます♫

主人公の藤田(凄腕のキュレーターでギャラリーフェイクを経営)
とサラ(家族を失った王族の娘)が色々な美術品と出会っていく作品です。
有名な絵画等が出てきて美術品好きには勿論たまらない内容だし
恋愛・人間関係等も織り込まれていて観てて飽きないです。

普段はテレビとか間に挟むんだけど面白くて
休憩なしに一気に観終えました。

オススメです。マジで☆



投稿 : 2024/11/16
♥ : 18

にゃんだば〜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

天才の創った駄作もあれば、無名の凡人が創った傑作もある

このアニメを見て、芸術作品の見解が広がった気がした。

レビューのタイトルにもなっている
「天才の創った駄作もあれば、無名の凡人が創った傑作もある」
という台詞は、かのレンブラントの作品に向けて主人公のフジタが放った言葉なのですが・・。

芸術作品の真価とは、その作品についてまわる画家の名やブランドにとらわれる事なく自分自信が真価を問い、その作品の真価は、本物なのか、はたまた偽者(フェイク)なのかを考えることが重要なのだと考えさせられた。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

63.7 2 トレジャーハンターで怪盗なアニメランキング2位
ルパン三世 愛のダ・カーポ~FUJIKO'S Unlucky Days~(OVA)

1999年7月30日
★★★★☆ 3.5 (54)
319人が棚に入れました
不二子の依頼でスイス銀行を建物ごと盗み出したルパン。建物内には旧ソビエト連邦の隠し財産などの大量の美術品が眠っていたが、不二子の本当の狙いは一つ。1492年、クリストファー・コロンブスがアメリカ大陸を発見した際、偶然入手した品物―無限の力を秘めると言う財宝のありかが記された「コロンブス・ファイル」と言う書類だった。持ち逃げしようとする不二子を難なく制し、そのことを知ったルパンは不二子と手を組む条件で良いムードになるはずだったが、突然打ち込まれてきたミサイルの妨害で手に手をとり逃げ出す羽目になってしまう。軍用ヘリを操る、異様にハイテンションな襲撃者に崖っぷちまで追い詰められた不二子は、降伏したふりをしてペンダント型爆弾でファイルを焼き払ってしまう。「暗記したから」と言う不二子だったが、その直後にハイテンションな男の攻撃により崖から落ちてしまった。数日後、トレジャーハンターを生業とする美女、ロザリアに保護された不二子。ところが、彼女はすべての記憶を失っていた。

千秋 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

普通に面白くてよかったワ。

TVSP11弾。今回は、不二子が○○ホニャララで新鮮。
他のノリはいつもどうり(*'-')//”パチパチ~☆

この前みたのがイマイチで、心配してたから。
これは全然普通だった!いつもどうり面白くて、一安心。

と、思ったのだけど、すいません。早速追記です;;
この後に見たのがいいので比べてしまうとやっぱり、インパクトは弱いかも><
普通に面白いのです。
ただ、何が弱いかというと、いい意味でのキャラたちのアクが出し切れてなかった;
例えば、ルパンの人間離れした動きが足りなかったり。渋さが足りなかった。
敵キャラは最初から弱いなって思ってはいたのですが、30分枠のtv版程度の敵キャラっていうか。
映画としての敵キャラとしてはインパクト薄かったです><

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

pyrite さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

全体的にぼんやりいまいち

普段と違うしおらしい不二子ちゃんが観れたのは良かったものの、それ以外いいところが特になかったように思えました。
話の途中に挟む小ネタが作品のテンポを悪くしているのに、あまり面白くないものが多いように思えて、いまいち盛り上がれず、敵も怖さや厄介さを感じさせない印象の薄い敵でした。
とっつあんもカッコイイシーンのないネタの為だけにいるようでモヤモヤします。
最後の方に海に浮かぶ不二子ちゃんが水面の背景に横たわった人を描いただけの作画だったところは脱力です。久しぶりに見たルパン映画でしたがざんねんでした…。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

峰不二子というキャラを愛でる以外は何もないです。

 峰不二子の名を冠していなければ、そしてDアニメで無料で無ければ多分見なかった作品です。
 今「峰不二子という女」もチェックしていましたので、ちょうどいいので視聴しました。

 本作はTVスペシャルということで、それほど高級な作画でも脚本でもなく、正直面白くはないです。要するに峰不二子を愛でられるかどうかです。

 キャラデザはいいです。結構リアルよりで足が極端に長い造形は、今の太ももムッチムチと比べると90年代感があります。ただ、ちゃんと細すぎないで肉感はありました。

 不二子独特の尖った胸、くびれたウエストからヒップラインという記号も、ちゃんと不二子的に描かれています。
「化物語」で腰の形で女子を見分けるというギャグがありましたが、冗談ではなくこの不二子的ボディラインというのは、本当に不思議でそれだけで不二子を描いているってわかるんですよね。
 髪型と輪郭もあるんでしょうけど…なお、設定はB99.9、W55.5、H88.8だそうです。この有名なゾロ目サイズ。個人のプロフィールとして3サイズにキャラ性を持たせるのはこの人くらいでしょう。

 そして、なにより顔がいいです。不二子のきつさとエロさをちゃんと入れていながらも古臭さがない、ゼロ年代の萌え絵に浸食されていない感じになっています。
 気の強い不二子と記憶を失ったときの大人しい感じのかき分けが出来ていたと思います。

 TV版ですので過度な裸体はないものの、下着と緊縛シーンなど当然あるべき…というか無くてはならないシーンはちゃんとありました。
 可愛い峰不二子というのもたまにはいいですね。私的にはエロで悪女の方が好きですけど、ギャップ萌えがなかなか良かったです。

 中盤から出番が減った感じが物足りなく、どうせ峰不二子スペシャルをやるなら不二子中心に回せばもっと満足度が高いのに…と思いますが、99年作品ということでまだ、ルパンの名を冠した以上はルパンが主役というルールを守ろうという制作姿勢は感じられました。

 それから先代声優の増山江威子さんの声がやっぱりピッタリきます。ルパンに触れた時に見たのが1st、2ndシリーズとマモー、カリ城が中心だったので、しかたがないですね。
 その他のメンバーの声もまだ若々しくて、良かったです。

 対比となる女性のゲストキャラと比較しても、不二子のゴージャスさは良かったと思います。なお、ゲストキャラは「こち亀」っぽい顔だなあ、と思ってしまったら、ずっとそう見えてしまいました。

 ということで、永遠の美女峰不二子。50年以上あるルパンの歴史の丁度中間点ということで、バランスよくなかなかの造形に仕上がっていました。

 評価は…うーん、キャラはルパンシリーズにしては悪意がマイルドで大人しすぎますので、3.5点。不二子加算で4.5とします。ストーリーは無いようなモノです。劇場版なら酷評ですがTVスペシャルということで3点。
 音楽は特になく3点。作画はいいですねえ。90年代終わりからゼロ年代の線と発色は本当にほれぼれしますが、動きがそれほどでもないので4点。声優さんは懐かしポイント入りで4点です。

 エクセルサーガのナベシン氏が監督ということで、アフロが出てましたねえ。メタ的にはノイズになるのでちょっと余計な遊びだったかも。作画の雰囲気はエクセルにすごく似ていたと思います。言い忘れましたが髪の毛のツヤがいいです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6
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