2018年度のトムス・エンタテインメントおすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2018年度のトムス・エンタテインメント成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月21日の時点で一番の2018年度のトムス・エンタテインメントおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.3 1 2018年度のトムス・エンタテインメントアニメランキング1位
「ReLIFE」“完結編”(OVA)

2018年3月21日
★★★★☆ 3.9 (471)
2147人が棚に入れました
「ReLIFE」は社会で挫折を味わった27歳の主人公・海崎新太が、とある研究の被験者になり高校生活をやり直す姿を描いた作品。テレビアニメは2016年7月より放送され、完結編ではテレビアニメ全13話の続きとして海崎のリライフ実験が終了するところまでが描かれている。

声優・キャラクター
小野賢章、茅野愛衣、木村良平、戸松遥、内田雄馬、上田麗奈、茜屋日海夏、杉山紀彰、浪川大輔、沢城みゆき、羽多野渉、白石涼子

ISSA さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

La・La・La LOVE SONG

16話ED曲久保田利伸
La・La・La LOVE SONGより

めぐり会えた奇跡が~
涙の色を変えた

息が止まるくらいの 甘いくちづけをしようよ♪
ひと言もいらないさ とびきりの今を
勇気をくれた君に 照れてる場合じゃないから
言葉より本気な La~La~LOVE SONG…


16話ラストからED曲への入り凄く良かったので印象に残りました。

2016年夏放送のリライフの完結編
結末が気になる作品だったので視聴出来てスッキリ!
正直4話にまとめたOVAなので端折った感は否めないけど…
あと最終回の杏ちゃん、上田麗奈さんの演技が良かったです。

30代以上の人にお勧め、出来ればTV版+OVA版続けて見た方がいいでしょうね。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 21
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

悲しみ2ヤング

原作夜宵草、COMICO大人気作品。
TVシリーズからの続編4話です。

冴えないサラリーマンがReLIFE更生実験により、
1年間、高校生活をやり直すわけですが、
周りの環境をまた違った視点から見直すことで、
見落としてきた大切なものを実感していき、
また生きる活力を取り戻していきます。

ただReLIFE更生実験が終われば、
関わった全ての人々から記憶が消されるわけで、
ネタバレレビューを読む
抑えきれない気持ちに素直になるべきか。
楽しめている分、別れる時は辛いのです。

相変わらず懐かしい楽曲群で、
自分はあの頃どうだったかなと感慨深く観ていました。
物語としては定番の流れですが好きですよ。
懐かしくも優しい気持ちになれます。
大人しいヒロインに好感です。

たとえ記憶には残らなくても、
その時々でベストを尽くす。
そうやって道は開けるのでしょうね。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 50
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

青春のやり直し…その結末

あの続きを見ることができる、本当にありがたい。すでに全話が出ていますが、AT-Xで1話ずつ放映してくれるので、そこまで待っていました。続きなので、前回に重ねていこうと思います。

14話…そして気づいた
ネタバレレビューを読む

15話…他人の記憶には残らなくても
ネタバレレビューを読む

16話…デートします(by戦場ヶ原ひたぎ)
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17話…思い出とともに去りぬ…けど、思いはきっと通じる
ネタバレレビューを読む

良いラブストーリーでした。って、本来は青春群像劇だったんだけど…。まぁ、4話に綴じ込めようと思ったら、新太と千鶴の二人の物語にしないとまとまらないです。ほのかと二人のこと、リライフ研究所の中身と本当の目的、了と杏のこと、そのほか、たくさん積み残したまま終えてしまいました。二期は無理だと思っていただけに、二人の結末を見ることができただけでもありがたいことではあります。

千鶴と杏の二人、茅野さんと上田さんが本当に良かったと思います。最終回のデキは秀逸。絵はきれいなんだけど、ちょっと違和感がある場面もあったかな。モブが単なる影の表現は寂しいですけど、時間がないなか、予算が限られるなかでの手段だったのだろうと思い、それはスルーしておきます。

青春のやり直し、あの頃に戻ってやり直したいな、そう感じるちょっと疲れた大人に見てもらいたい、そんな青春ものです。興味を持った方は一期から通してみることをお勧めします。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 31

68.8 2 2018年度のトムス・エンタテインメントアニメランキング2位
弱虫ペダル GLORY LINE(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (205)
920人が棚に入れました
前年の全国大会<インターハイ>を制した主人公・小野田坂道が所属する総北高校。
チームを引っ張った先輩たちが卒業・引退し、新たな世代のチームとして始動した彼らは、互いに刺激し合い、支え合い、高め合いながら、連覇を目指してインターハイの切符を勝ち取った。

そして迎えた決戦の時。ライバルであり王座奪還を狙う箱根学園、怪物レーサー御堂筋を擁する京都伏見、そして全国の強豪たちが一堂に集い、優勝を目指して激しくぶつかり合う!
選手全員が各々に秘める想い。直線を疾走するスプリンターとして、山を制すクライマーとして、そしてチームを勝利に導くエースとして… 

栄光へのそれぞれのゴールライン=“GLORY LINE”を最初に駆け抜けるのは、果たして誰なのか―!?

声優・キャラクター
山下大輝、鳥海浩輔、福島潤、岸尾だいすけ、松岡禎丞、下野紘、宮田幸季、羽多野渉、中村悠一、代永翼、阿部敦、野島健児、宮野真守、小野大輔、内田雄馬、遊佐浩二、福山潤、安元洋貴、森久保祥太郎、伊藤健太郎

えりりん908 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

これはダメだと、視聴者は目を覚まして欲しい‼

私、臆面もなく結構平気で酷評レビューしちゃう方ですけど、
実はそんなに酷くはないかも…って思ってること、
わりとよく、あったりします。

あったりしますが・・・

弱虫ペダルは本気で否定します。
いや、怒り心頭義憤激昂です!

以前弱ペダの1期を酷評レビューした時に、
捨てアカウントで攻撃メッセージ送って来た人がいましたが、
文句があるなら、捨てアカウントで、
しかも送信と同時に退会なんて卑劣なことしないで、
堂々と文句言って来てください。
幾らでも実例挙げて反証して差し上げますから!

テニプリみたいな、誰でも知ってるスポーツを題材にして、
トンデモ展開するのは、視聴者もギャグアニメとして楽しめるからまだいいんです。
でもこれを、ロードレースみたいなマイナースポーツでやってしまうから、
何にも知らない視聴者が
「熱いスポーツ根性ドラマ!」とか勘違いしちゃうし、
勘違いしてるだけならいいけど、
自転車業界が、儲かるもんだから弱ペダに感化された素人に高価なスポーツ自転車売り付けて、
大半のプロショップは、
練習走行会もしないし指導もしないから、
自転車の交通事故や交通トラブルが激増しちゃってるし、
私なんかには到底手が出せない高級自転車が売れちゃって、
イタリアあたりの老舗工房はウハウハで職人増やして生産数稼いでるけど、
ブームが定着しないで冷めた時には、
伝統あるブランドが、枕並べて討ち死にしちゃうことになりますよ!

今まで書いたことは、作品の波及効果で、
作品自体の問題じゃないってことは承知してます。
ちゃんと「フィクション」だと明記してるから逃げ道はあります。
でもほとんどの視聴者は、
これが荒唐無稽なウソばなしとは理解してないから、スポ根アニメだと勘違いしちゃうし、ちゃんとした指導も受けずにスポーツ自転車買っちゃってトラブル起こしていることが、紛れもない事実なんです。
ロードに乗ってる人なら、
100%ウソだと解ることを、
解らない人がいっぱいいるのだから、
インターハイにはそもそもステージレースはありません。
とか、
ステージレースでは駅伝みたいな時間差スタートはしないから、リーダージャージを守るための戦略的集団走行が有利なんですが、それをリアルに再現しちゃうと少年漫画的熱血展開が描けないのでウソ八百ストーリーでお届けしてますとか、
ちゃんと伝える義務があると、
強く主張します。
この1年だけでも、自転車イベントでどれ程たくさんの初心者ローディーが亡くなったか、責任の一端は担っていると、
原作者にもアニメ制作関係者にも自覚して欲しいと、
強く思っています。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 37
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

絵は慣れたし、普通に面白かった!けど、2クールかけてもまだインハイが終わらないのはどうかと…

1話の感想 ★★★★ 4.0
エースがでる
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2話の感想 ★★★★ 4.0
リーダーはどっち
ネタバレレビューを読む

3話の感想 ★★★★ 4.0
逃げ切るか
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4話の感想 ★★★★ 4.0
ゴールまでもうすぐ
ネタバレレビューを読む

5話の感想 ★★★★★ 5.0
ラストスプリント!
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6話の感想 ★★★★☆ 4.5
最も脆い時
ネタバレレビューを読む

7話の感想 ★★★★ 4.0
2日目に向けて
ネタバレレビューを読む

8話の感想 ★★★★ 4.0
鏑木の体調
ネタバレレビューを読む

9話の感想 ★★★★ 4.0
救出の難しさ
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10話の感想 ★★★★ 4.0
ラブ☆ヒメ
ネタバレレビューを読む

11話の感想 ★★★★ 4.0
新開の実力
ネタバレレビューを読む

12話の感想 ★★★★ 4.0
バラバラになる
ネタバレレビューを読む

13話の感想 ★★★★ 4.0
罪の重さ
ネタバレレビューを読む

14話の感想 ★★★★ 4.0
小鞠の過去
ネタバレレビューを読む

15話の感想 ★★★★☆ 4.5
小鞠 vs 泉田
ネタバレレビューを読む

16話の感想 ★★★★☆ 4.5
僅かばかりの希望
ネタバレレビューを読む

17話の感想 ★★★★ 4.0
御堂筋の知略
ネタバレレビューを読む

18話の感想 ★★★★ 4.0
後ろのために
ネタバレレビューを読む

19話の感想 ★★★★ 4.0
京都伏見に追いつくぞ!
ネタバレレビューを読む

20話の感想 ★★★★ 4.0
山岳賞を取った代償
ネタバレレビューを読む

21話の感想 ★★★★☆ 4.5
新開弟とタクト
ネタバレレビューを読む

22話の感想 ★★★★ 4.0
ゴール前の瀬戸際
ネタバレレビューを読む

23話の感想 ★★★★ 4.0
2日目の勝者
ネタバレレビューを読む

24話の感想 ★★★★ 4.0
OBの小さな戦い
ネタバレレビューを読む

25(最終)話の感想 ★★★★ 4.0
3日目、スタート!!
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/15
♥ : 8
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

じれったいショ!

原作未読 全25話

弱虫ペダルの4期です。できれば1期から観ることをオススメします。

今回はインターハイ1日目の最終局面と2日目の模様を描いています。

主人公の総北高校自転車競技部のライバルたちが活躍していますね。

その分、総北は大変苦しい戦いとなります。ネタバレレビューを読む

良いお話ばかりでしたが、回想シーンが長くて多いのでお話が進みませんw

途中で終わっています。最後までもやもや感が残りました~

ここまできたら5期(未定)でスッキリさせてくださいね。

最後に御堂筋くん、だんだん妖怪ような感じになってきましたねw キモッ!ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/15
♥ : 13

69.4 3 2018年度のトムス・エンタテインメントアニメランキング3位
メガロボクス(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (265)
868人が棚に入れました
『あしたのジョー』を原案としたオリジナルストーリー。八百長試合に身を沈めるボクサーが、運命に抗うために、自分の全てをかけてリングで闘う姿を描きます。

声優・キャラクター
細谷佳正、斎藤志郎、安元洋貴、森なな子、村瀬迪与、木下浩之

おすぎまん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

普通につまらないですw

基本的にスポーツものは好きです
明日のジョーはたまたま深夜にやっているのを以前に観て、そのあと漫画喫茶で一気読みしたくらい好きです

明日のジョーを意識したセリフや、対戦相手の顔の描写にそれっぽいところを残していますが、ただ、それっぽいだけです

色々と良いエキスを抽出してみたけれど、効果的な使い道がわからなかったという感じです

ジョーがギアが手に入らないので、開き直って、ギアなしで戦い出したあたりで、何か「この競技の意味って」・・・と思って、観なくなりました

投稿 : 2025/03/15
♥ : 2
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

素晴らしいの一言〈ギアについて思ったこと追記〉

2018年春アニメ。
「あしたのジョー」連載開始50周年企画。
「あしたのジョー」を原案とし、世界観を変えたオマージュ作品。原作未読、本作以外のアニメは未視聴です。


第3話まで見た印象としては、物語は王道でキャラクター描写も素晴らしく、世界観もわかりやすく味わい深い。テーマも最初の段階から見えています。
BGMもよく合っていますし、使い所もしっかり選んでいます。
ネタバレレビューを読む
(2018.4.24)


第4話「LET'S DANCE WITH DEATH」 ネタバレレビューを読む(2018.4.30)


第5話「THE MAN FROM DEATH」
第6話「UNTIL THE LAST DOG DIES」 ネタバレレビューを読む(2018.5.14)

※6話について追記ネタバレレビューを読む(2018.5.21)


第7話「THE ROAD TO DEATH」ネタバレレビューを読む(2018.5.21)


第8話「DEADLINE OF THE DREAM」
第9話「A DEAD FLOWER SHALL NEVER BLOOM」ネタバレレビューを読む(2018.6.4)


第10話「THE DIE IS CAST」
第11話「A DEADMARCH」ネタバレレビューを読む(2018.6.18)


第12話「LEAP OVER THE EDGE OF DEATH」 ネタバレレビューを読む(2018.6.25)


・ユーリの犬について・
「わんこ可愛いよわんこ」って言いたくて…
いえ嘘ですw
ネタバレレビューを読む(2018.6.25)


第13話「BORN TO DIE」ネタバレレビューを読む
(2018.7.2)


【BDBOX1について】 ネタバレレビューを読む
(2018.8.2)

【BDBOX2について】ネタバレレビューを読む
(2020.2.16)

【ギアについて】
これは人間ドラマのためのギミックであることは間違いないので、それで納得できない人は一定数いるとは思います。あにこれのレビューではwaon.nさんが鋭い指摘をされていますね。
私も何回か見て整理した内容を個人的に記しておきます。
ネタバレレビューを読む
2期はギアがどう描かれるのかも含めて楽しみですね。1期ももっと色んな人が見てくれたら嬉しいな。
(2021.4.18)

投稿 : 2025/03/15
♥ : 42
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

アニメからリアル、リアルからアニメへ

『あしたのジョー』連載開始50周年記念と銘打って企画された作品。
今なお語り継がれる、ボクシング漫画の傑作を原案とした
近未来ギアを使用したボクシングを描いている。

アニメーション製作:トムス・エンタテインメント3×Cube、
監督・コンセプトデザイン:森山洋、キャラクターデザイン:清水洋、
原作:高森朝雄、ちばてつや

橋の下のボクシングジム、隻眼の老いぼれ、
市民IDを持たない貧しい人々が暮らす未認可地区。
原作を彷彿とさせる世界観。
地下闘技場で非合法の賭け試合を行うことで
生計を立てている男がいる。
彼のリングネームはジャンクドッグだ。
最下層の男たちが夢見る栄光の世界。
摩天楼がそびえる大都会のスポーツとして
多くの人々の脚光を浴びるメガロボクスと呼ばれる
大イベントが開催されている。
君臨するのが白都コンツェルンの
お抱えボクサー、勇利だった。

ジャンクドッグ、そしてジョーの
リングネームを持つことになるのが原作での矢吹丈、
勇利が力石徹の役どころとなる。
また、南部贋作が丹下段平、
白都ゆき子が力石とジョーとの間で揺れる白木葉子、
サチオがジョーを応援する子供たちの代表として
それぞれキャスティングされている。

原作の形を借りただけのオリジナルアニメーションとして
考えると、それなりにまとめているとは思う。
しかし、作品としては上っ面だけという印象は拭えない。
それは登場人物たちの切迫感や哀しみを
画面から感じ取ることができないからだろう。

ネタバレレビューを読む
その理由のひとつは、おそらくジョーと勇利の過去が
ほとんど語られることがないからだ。
13話で原作のポイントを抑えないといけない制約があったため、
そこまでやっている時間はなかったのかもしれないが、
いちばん大切な部分が抜け落ちてしまっている。
ジョーや勇利の戦う理由が視聴者にほとんど伝わってこないのは
致命的な失敗といえる点で、それがなければ物語に深みを
感じさせることができないし、面白さを生むのは難しい。
どこかの物語を削ってでも、主人公たちを深掘りするべきだったが、
それができていないため、最初から最後まで平坦な物語で終わってしまった。

この話でやらなければならなかったのは、
ジョーと勇利、白都ゆき子、南部贋作という
4人の登場人物のそれぞれの想いと行動、関係性だったと思う。
ここがしっかり構築されていれば、もう少し感じ方が違ったのだが、
白都ゆき子と南部贋作が物語に関係しているようで、
大して関わっていないようにも見える。
そして、ジョーと勇利の関係性も心に入ってこなかった。
だから、あまりにも平凡な作品になってしまったのだ。

作画面ではよく頑張っていたと思う。
動きも悪くなかったし、崩れることもなかったように感じた。
粗い作画のラインは、昭和の時代を感じさせる。
声優陣も細野佳正、安元洋貴を中心に安定した布陣だった。
ラップを中心とした音楽面も悪くはなかったが、
やはり肝心の物語が進む方向を誤っている。

ギアを使用することが、原作との最大の違いだった。
しかし、その部分が全く活かしきれず、
この物語に何ももたらしていないことも
大きな欠点のひとつだろう。
ただ、『あしたのジョー』にふれたことのない人が
この作品をきっかけに目にしてくれたら、
それは価値のあることかもしれない。

私が『あしたのジョー』を知ったのはアニメが最初で、
そこから夢中になって原作の漫画を読み耽ったのは、
いまでもよく覚えている。
(本屋に通いつめ、立ち読みで20巻全巻を読破した。
かなり後になってだが、全巻購入して
豪華版も揃えたので許してもらいたい)
私はこの作品に出会ったことがきっかけでボクシングファンになった。
『あしたのジョー』は、漫画史に残る名作だが、
ここからリアルのボクシングに興味を持った人は、
男性ならかなり多いのではないだろうか。

かつて日本では国内選手の試合以外は
ほとんどテレビ放映されることはなかったが、
土曜日の昼にアメリカのボクシングを
不定期に放映していることを知り、楽しみに観るようになった。
当時、日本のボクシングは、フライ級やバンタム級くらいしか
強い選手がいなかったが、アメリカのミドル級の試合を見て、
私は「本物」のボクシングに魅了されてしまった。
スピード、威力、技術面のどれをとっても、
それまで自分が観ていたものとは違うスポーツといえるほど
別次元の世界がそこにはあった。

当時夢中になったのは、ミドル級で絶大な人気を博していた
トーマス・ハーンズという選手だった。
彼のフリッカー・ジャブ(当時はそんな呼び方も知らない)の
速さと威力には目を奪われた。
左腕をL字型に下ろして
左右に揺らしながら打つデトロイトスタイル。
ジャブが当たっただけで倒れてしまいそうなのだ。
後に『はじめの一歩』の間柴了の登場によって、
再度当時のことを思い出すわけだが、速さと威力を兼ね備えた
このクラスの試合の緊張感ときたら、堪らないものがあった。
ふたりの男たちの交錯する瞬間を見ていると、
手のひらから、じんわりと汗が滲んだ。
シュガーレイ・レナードやトーマス・ハーンズ、
ロベルト・デュランにマービン・ハグラーを加えた
4人のウェルター、ミドル級の戦いを観たことで、
私は完全にボクシングの虜になってしまったのだ。
その後、WOWOWの『エキサイト・マッチ』によって、
世界のボクシングが身近になり、
たくさんの名試合を観ることができるようになった。

そんななか、私はやはりもうひとつのボクシング漫画の傑作
『はじめの一歩』も毎週楽しみにしていた。
そこで、最も高揚させてくれたのが、
鷹村の世界初挑戦の相手であるブライアン・ホークだった。
普通に読んでいると、こんなヤツはいるわけないと思ってしまう。
しかし、ボクシングファンなら誰でもすぐに分かってしまう。
こいつのモデルは、明らかにナジーム・ハメドだろうと。
私は長年ボクシングを観てきたが、本当の意味で驚かされたのは、
トーマス・ハーンズ、マイク・タイソン、
フロイド・メイウェザー、ナジーム・ハメド、
ワシル・ロマチェンコ(現役)の5人だ。
(凄い選手はまだまだ数多いるのだが、
ボクシングの常識を覆したという意味では、
この5人ではないかと密かに思っている)
そのなかのひとりであるハメドの自由なボクシングは、
奇抜な登場シーンとともに多くのボクシングファンの
脳裏に刻まれることになった。
近接でスウェーバックしながら、あり得ない角度からアッパーを出すなど、
どんな態勢でも攻撃する変幻自在なスタイルがハメドの魅力だった。
そんな選手がブライアン・ホークとして登場すると、
さすが森川ジョージ、分かってるな(なぜか上から目線)となって、
より、ボクシングも漫画も楽しめたものだった。

私はスポーツ漫画やアニメが大好物なのだが、
やはり現実のスポーツの魅力を上手く表現しながら、
架空の世界に落とし込んでくれる作品に惹かれる。
自分の想像の世界を広げ、新たな楽しみを感じさせてくれる。

アニメからリアル、そしてリアルからアニメへ。
さまざまなジャンルの未知のことを提供してくれるから
私はアニメを観ることがやめられない。

※エンドクレジットに協力ということで
ピューマ渡久地の名前があったのも懐かしかった。
辰吉丈一郎、鬼塚勝也とともに平成の三羽烏と呼ばれ、
低迷気味だったボクシング界を活性化させた功労者のひとりだ。
ヤンキーで喧嘩早く、傷害事件を起こして
タイトルを剥奪されるなど問題の多かった選手でもある。
彼と同じフライ級で当時、日本の最強とされていた
勇利アルバチャコフ(本名はユーリ・ヤコヴレヴィチ・アルバチャコフ)と
いうアジア系でロシア出身の選手がいたのだが、
今回の勇利とつながりがあったのかどうかは不明だ。
調べてみると、渡久地は現在、記憶障害の病気を患っており、
離婚した元嫁の聡美さんがジムの会長を務めているという。
(2018年8月27日初投稿)

スポーツアニメに対する視点(2020年7月3日追記)

結局、どこまでこだわるかという問題になるが、
個人的には、スポーツアニメの作り手は、
そのスポーツのこと、もしくはスポーツ全体のことを
ある程度は、理解してもらいたい。
ボクシングのSF作品を作るのに、本当のボクシングを
取材する必要はないかもしれないが、やはりどういうスポーツか
ということくらいは知っておくべきだろう。
いくらSFでも全くリアリティを欠いてしまうと、
少なくとも私は興ざめしてしまう。

例えば、メガロボクスは上半身にギアをつけて試合をする。
それ自体はSFスポーツアニメとして、とても面白い発想だ。
しかし、この作品ではボクシングだけでなく、
スポーツそのものに対する理解力が圧倒的に不足している。
つまり、上半身にギアをつけたら、
強いパンチが打てると思ってしまっているのだ。
いくら強力なギアを上半身に装着しても、それに見合った
強靭な下半身がなければ、強いパンチなど打てるはずがない。
上半身に振り回されて、バランスが崩れてパンチは弱くなる。
そういうことを少しでも知っていれば、
下半身を補助する設定を何か考えておくはずだ。
例えば『はじめの一歩』を読んでいれば、
ロードワークが繰り返し、執拗に描かれていることに
気づくはずなのだ。どうしてこんなに走らないといけないのかと。
私はこの作品において、リアル要素を微塵も考慮していないように
見えることが大きな不満点のひとつ。
最終的にはギアを外して試合をするので、
そんなことを言ってもあまり意味がないのだが。
スポーツが題材であるなら、視聴者が気づかないような部分にも、
作り手は少しでも考慮して欲しいと願う。
それが作品に深みを与えるのではないだろうか。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 58

71.8 4 2018年度のトムス・エンタテインメントアニメランキング4位
ルパン三世 PART5(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (204)
808人が棚に入れました
ルパン三世と次元大介はフランスにいた。ある田舎町のアパルトマンの一室からドラマが始まる。麻薬や銃など非合法な物まで何でも買える闇のサイト、‘マルコポーロ’。デジタル通貨を盗み出すため、ルパン達は厳重に警備されている巨大サーバ施設へ侵入する。そこで出会ったのは謎の天才ハッカー少女、アミ。ルパンはアミと共に、マルコポーロの罠に立ち向かっていくが、敵が仕掛けた‘ルパン・ゲーム’により、全世界から監視されるハメに。。。しだいに明かされるアミの謎、そしてルパン三世の過去を知る男の出現―――ルパンはいまだかつてないほどの窮地に立たされていく!

声優・キャラクター
栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一、水瀬いのり、津田健次郎、島﨑信長

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

旧シリーズに戻ろうとしている感じ

8話まで視聴。脚本が大人向けに練に練られている。往年のハリウッド映画のオマージュがところどころ見えるのは良いと思うのと、ハードボイルド路線は個人的に好きなので好感が持てます。007やミッションインポッシブルはもちろんのこと、「第三の男」などの40年代フィルムノワールを基に制作しているようなので、モノトーン調が似合う犯罪ドラマになっているのも映画好きには高得点。全体的に旧シリーズにもどってもしかしたら劇場版を視野に入れている感じがします。

PART4より現代的でアダルティで良いと思います。

全話視聴:全体的にシリーズ構成がしかっりとしていて、脚本に相当力を入れていることがわかります。作画で見せ場を作らないぶん、演出と脚本で押している感じ。まあそれでも普通の深夜アニメに比べたら予算は桁違いでしょうが。
名作かと聞かれたらやはりそこまでは面白くなく、いつものルパン三世って感じが否めませんでした。また時折、シリーズとして続いていくのでしょうがラストにルパンの「秘密」というのが出てきましたが正直微妙です。変に設定を増したことによって今後のシリーズに繋げようのないことはやらないほうが良かったのではないかと思います。うーん。全体を通してやはり旧作には及ばない感じがします。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 14
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

お約束の安心感と実験的試みの両立…これは観てもいいルパン

2018.09.20 完走後追記


なぜ「カリオストロの城」が名作と呼ばれるのか?

暴論を容赦いただけるのなら、それは『2時間かけたから』


IT時代に旧態依然とした泥棒さんがどう生きていくのか?

本作のテーマです。


ルパンと言えば、一話完結ものとしてイメージが固定化されてます。
本作では往年の一話完結ものを挟みつつ、複数回にまたがってのエピソードがいくつか出てくるのですが、もともと強烈なキャラクターをじっくり描けるのなら、面白みは増すもんだというのを実感しました。

さらに中盤までの一見バラバラだったエピソード群が後半に関連付けされて集約されていく作りになっており、全体2クールの中で一つのまとまりのある作品に仕上げてきました。


これはお馴染みの旧作を再放送で飽きるくらいに観た私達の先入観を軽く超えてくる体験です。
昔懐かしのメロディー、みたいな印象で視聴を敬遠されてるならちょっともったいないかもしれません。


本作独自のサブヒロイン「アミ」は感情移入しやすいキャラ設定でした。
声あてている水瀬いのりさんの抑えた演技も意外性がありましたね。
なお、イントネーションは ア↑ミ↓ ではなく ア→ミ↑ です。ここ重要(笑)
ネタバレレビューを読む


そして大事なことで、本作で視聴者をざわつかせるのが、ルパンファミリーの面々の内面を描いてきたこと。
これはたいへんな冒険だったことでしょう。ルパンらしさへの挑戦です。

おそらく今回の製作陣はオリジナルへの造詣が深く、基本の型を抑えられるスタッフだったことで、ある意味、型を破る資格があったものと好意的に私は受け止めてます。


ルパンらしさを失わず、それでいて新たな視点を視聴者に提示する。
時代に合わせて作品としてはチャレンジしつつ、ルパンはかっこいいルパンだねと感じられた私にとっては満足のいく一品でした。


思えば、「カリオストロの城」もTVシリーズのルパンのイメージに少しずらしを加えてました。監督チャレンジしたんだなぁと今更の再確認です。


視聴当初は、それこそ懐かしのメロディーを楽しむくらいで構えてました。
途中のレビューにそれは表れてるので余力あれば後述の途中レビューもご笑覧くださいませ。


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2018.06.03記 ※途中観戦記

レビュータイトル『次元大介を見に行こう 大野雄二を聴きに行こう』

ネタバレレビューを読む



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2019.03.06追記
《配点を修正》


80歳をゆうに超える小林清志さんの演技をリアルタイムで触れられるのも残り少なかろう、という心持ちでのスタートだったのが、なかなかどうして見応えがあり、しっかり『ルパン』してたのが良い意味の裏切りだったかと。

クレヨンしんちゃん、ドラえもん、サザエさんのような定番ものだから観ない。
声優変わってからはちょっとなー、と思って観ない。
本作は仮に『ルパン』の冠を外したとしてもしっかり鑑賞に堪えうる良作。それだともったいないかもしれないです。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 34
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ひとまず決着か

最初はルパンの前作までの相関図が出てくる。何かの伏線かな?

前作とは異なり、回を跨ぐ話が多め。4つ長編がある。いきなり5話続く。ネタバレレビューを読む

6話目でまさかのギャグ回をぶちこむ。脳力。これだけ異質すぎる。

印象に残った回は五エ門が散財する話。ネタバレレビューを読む
あとは最終話。ネタバレレビューを読む

銭形は相変わらずルパン一筋。ときには手助け。ときにはネタバレレビューを読む

曖昧な関係だった峰不二子とルパン三世が決着をつけた作品として考えると中々良かったと思う。

OPはLUPIN TROIS 2018。フランスが主な舞台だからフランス語でルパン三世。ルパン三世のテーマをアレンジしたもの。EDは沢城みゆきが歌うセーヌの風。切なく歌い上げている。

イタリアが舞台となった前シリーズの放送から2年-  ルパンとその仲間たちが帰ってきた! ルパン三世と次元大介はフランスにいた。 ある田舎町のアパルトマンの一室からドラマが始まる。 麻薬や銃など非合法な物まで何でも買える闇のサイト、‘マルコポーロ’。 デジタル通貨を盗み出すため、ルパン達は厳重に警備されている巨大サーバ施設へ侵入する。 そこで出会ったのは謎の天才ハッカー少女、アミ。 ルパンはアミと共に、マルコポーロの罠に立ち向かっていくが、 敵が仕掛けた‘ルパン・ゲーム’により、全世界から監視されるハメに。。。 しだいに明かされるアミの謎、そしてルパン三世の過去を知る男の出現--- ルパンはいまだかつてないほどの窮地に立たされていく!

1. 地下塔の少女
麻薬や銃など、非合法なアイテムを買える裏の通販サイト「マルコポーロ」。そのサイトが取引で稼いだデジタル通貨が、今回のルパンのターゲット。デジタル通貨を盗み出すには鍵が必要であり、ルパンは厳重な警備の巨大サーバー施設--通称「ツインタワー」に侵入する。ルパンを出迎えた鍵の番人は、凄腕ハッカーの少女「アミ」だった。

2. ルパン・ゲーム
「世紀の大泥棒、ルパン三世をハントせよ!」マルコポーロ幹部の罠により、ルパン・ゲームが始まった。世界中の人々から追われることになったルパン。空港では警察だけでなく、一般人にまでも監視され、まったく身動きが取れない。飛行機を盗もうとしても、銭形に読まれてしまい……。ルパンはルパン・ゲームから無事逃げ切ることができるのか?

3. 殺し屋は荒野に集う
魔山神平、ネズミ一族、ユニオンママ……突如、ルパンに襲いかかる、東西の殺し屋オールスター。彼らはマルコポーロの幹部が始めた新しいオンラインゲーム「ハッピー・デス・デイ」の参加者だった。アミはハッキングでルパンのピンチを救うが、殺し屋に撃たれ、傷を負う。次元と五ェ門も同時に襲われていたことを知ったルパンは、殺し屋を一網打尽にするために、ある作戦を企てる。

4. 銭形の誇りと砂漠の埃
ルパンに銃を向け、不敵に微笑む不二子。しかし、そこに銭形が現れ、ルパンとアミを車に乗せて走り出す。銭形のおかげで窮地を脱したかと思いきや、突如、上空から襲い来る銃撃。金に目がくらんだ軍人が、ルパンを消そうと襲ってきたのだ。ルパン達は車を捨て、歩いて砂漠を超えることに……。銭形との、暑苦しい逃避行が始まった。

5. 悪党の覚悟
ドローンファイターに頭を撃ち抜かれたルパン。ターゲットの死亡によって、ルパン・ゲームは終息する……。月日は流れ、人々がゲームのことを忘れ始めた頃--ルパン専任を解かれ、異動となった銭形は、アミと共に暮らしていた。そんな中、アミのもとを訪ねて来る五ェ門。伝言を受け、アミは因縁の相手・マルコポーロの幹部へ会いに行く。

6. ルパン 対 天才金庫
大東京銀行に「天才金庫」がやって来た。町工場の発明家・ヒラメキ兄弟が開発した金庫で、開ける人間の頭脳の力「脳力」を測定する機能がある。それも、脳力が「0」にならないと、絶対開かない仕組みなのだ。ルパンは不二子や次元に焚き付けられ、金庫に挑戦する羽目に。しかし、ルパンの脳力はなんと「300」! クセモノ金庫を相手取り、天才ルパンは果たしてどう出る?

7. その名はアルベール
かつて裏社会で「偽造の名人」と呼ばれていた男・ガストン。自分の孫が描いた絵に、ピカソのサインを偽造したら、大富豪ミスターBに買われてしまったのだという。ガストンから絵を取り返す依頼を受けたルパンは、首尾よくそれを盗み出す。しかし、手に入れた絵は異様なまでに本物のピカソに似ていた……。ルパンは、依頼に隠された真相を探ることにする。

8. 黒い手帳は誰の手に
ガストンの墓を訪ねたルパン。そこで出会った老人・カミーユと酒場で盃を交わしていると、店の電話が鳴った。相手は死んだはずのガストン--その声の主がアルベールだと見破ったルパンだったが、酒場は突如、治安総局の襲撃に遭う。カミーユはルパンに脱出の手引きをして……。一連の事件とカミーユの関係とは? アルベールとは何者なのか? 黒い手帳を巡り、謎が新たな謎を呼ぶ。

9. ”ルパン”を棄てた男
ルパンは撃たれ、手帳はアルベールの手に。しかし、そこへ刺客が襲い掛かり、アルベールもまた、ジョゼに手帳を奪われてしまう。ルパンは次元と五ェ門に介抱され、一命をとりとめる。ルパンが語るアルベールとの過去--若き日のルパンとアルベールがどういう関係だったのか……。同じ頃、手帳を手にしたジョゼは、フランス国内で不穏な動きを見せ始める。

10. 泥棒と泥棒
「フランスは俺の獲物だ」そう決意するアルベールの前に現れたルパン。二人はギョームへの尋問のすえ、ジョゼが企てた恐ろしい陰謀の真相を知る。ルパンはアルベール--かつての泥棒仲間と共に、ジョゼの根城へ向かうことに。襲い来る追手の始末を次元、五ェ門に任せながら、ルパンとアルベールは、いよいよ敵の本拠地へと辿り着く。

11. パブロ・コレクションを走れ
お正月を和やかに過ごすルパン一味。ルパンは懐かしいメダルを見つけ、かつての大冒険に想いを馳せる。麻薬王・パブロの遺産を手に入れるため、不二子を連れ、南米へと飛んだ一行。不二子に鼻の下を伸ばしたり、パブロの残党を蹴散らしたりしつつ、ルパンはジャングルを進んでいく。ついに見つけたパブロ・コレクション。それは、実に意外なお宝だった。

12. 十三代目石川五ェ門散財ス
コスプレイヤーで溢れる、フランスの田舎町。ポップカルチャーのイベントで賑わう町中に五ェ門の姿があった。五ェ門が案内された宿屋の隣には、ビストロを経営する女・クロエが居た。彼女こそ、五ェ門が探していた、今回の盗みのターゲット。ベルギーの富豪から遺産を受け取り、命を狙われている女……。またクロエは、ビストロの赤字を嘆く、薄幸の美女でもだった。五ェ門は、そんなクロエのことが気になり始めて……。

13. 弓と王女とテロリスト
全寮制の女学校、アヌシー女学院。そこへ編入したアミは、中庭で、カラスに弓を向ける不思議な少女と出会う。彼女は、パダール王国から留学中の王女・ドルマ。友達のいないアミは、変わり者のドルマと心を通わせ合う。一方ルパンは、ドルマの持つ首飾り「血と涙の雫」を狙っていた。不二子もまた、教師に化けて学院へ潜入しドルマに近づく。しかし、学院は突如、謎の武装集団に占拠され……。

14. 王国の盗み方
「ドルマ王女。パダールをお救いください」--ドルマは祖国へ連れ戻された。ルパンはその後を追い、パダールへの入国を決める。アミもドルマを救うため、不二子とパダールへ……。国は、大師教の率いる「伝統派」と、国王を中心とした「改革派」に割れていた。伝統派によるクーデターの存在を知ったルパンは、果たしてどう動くのか!?

15. ルパンと彼女の関係
ドルマの矢がルパンを貫く。アミは不二子と共に、ルパンを連れその場から逃れて、廃屋に身を隠す。瀕死のルパン、不二子、アミ--三人の逃避行。身を粉にしてルパンを救おうとする不二子の姿を目の当たりにし、アミは複雑な感情を抱くのだった。その頃、パダール市街には戒厳令が敷かれ、いよいよ内戦が始まろうとしていた。

16. 初恋の話をしよう
内戦で混乱を極めるパダール。しかし、シェイクハンズ社の介入により事態は急変。国王の声明がネット配信され国王が生きていた事が分かる。一方、ルパンはアミにドルマの変装をさせて、即位式が行われる王宮へと潜入する。二人はドルマを救うため、先を急ぐ。「さあ、王女様を盗み出しにいくぜ」--今、ルパンの反撃が始まる。

17. 探偵ジム・バーネット三世の挨拶
「誰が夫を殺したのか、あなたに突き止めて欲しいの」--三年前、何者かに銃殺されたモンバッサン伯爵。その夫人・イザベルに城へ呼び出されたルパンは、彼女から、なんと探偵の依頼を受ける。容疑者は三人。巻き起こる新たな殺人。そして封鎖される古城……。「俺はジム・バーネット。伯爵夫人に雇われた探偵だ」--今宵限りの探偵ルパン三世、とくとご覧あれ!

18. 不二子の置きみやげ
リクヴィールのアジトに越して来たばかりの、ある日。ルパンは目覚めると、アジトのトイレが壊れていた。次元の部屋にあるもう一つのトイレを取り合って、一同は大騒ぎ。そこに顔を出した不二子は、排水管に詰まっているものが何かを知っている様子。不二子を不審に思うルパン達の前に、なぜか銭形もやって来て……。ルパン一味の日常を描いた、ドタバタの一幕劇。

19. 7.62㎜のミラージュ
北アフリカで起きた、謎の無差別狙撃事件。それは、大富豪ジルベルスタインから、ルパンへの挑戦状だった。ルパンは、ジルベルスタインの待つ谷へ出向き、谷底でチェスに興じる。しかしそれを見下ろすように、谷の両側に陣取る、二人のスナイパー……。ルパン側には次元大介。対するは、次元がその過去を知る、凄腕の狙撃手・ミラージュ。狙撃手同士の決闘が幕を開ける。

20. 怪盗銭形
ロシア郊外、北アーンゲルへやって来たルパン一味。雪の積もる一見地味なこの町には、泥棒を喜ばせる魅力的な宝がゴロゴロ。早速銀行にあたりをつけたルパン達だが、似たような手口で銀行を狙う別の泥棒に、先を越されてしまう。その泥棒は、なんと銭形!「銭形が、なんだってまた俺の真似を……」訝しがるルパンは続いて宝石店を狙うが、そこにもまた銭形が現れて……?

21. 時代遅れの大泥棒
「ヒトログ」--ネットにある膨大なデータをAIが解析し、「その人物が何者なのか?」が客観的にわかる社会変革型SNS。シェイクハンズ社・社長であるエンゾの野心的なサービスに、混乱する世の中。ウィーンの美術館へ泥棒に来ていたルパンは、ヒトログにより居場所が特定されてしまう。逃げるルパンだが、逃走経路すらヒトログに瞬時に予測され……。

22. 答えよ斬鉄剣
不二子が捕まった。シェイクハンズ社の本社がある、オリグ島に捕えられたのだ。島へと乗り込むルパン達。メンバーにはアミの姿も……。アミのサーバー攻撃で、混乱に陥るシェイクハンズ社。ルパン達はそのおかげで、目的地の摩天楼へと辿り着くことが出来た。作戦開始--しかし五ェ門だけは、ヒトログが導き出したルパンに関するある情報に、心が揺れていた。

23. その時、古くからの相棒が言った
「パパ!ルパンを助けて!」--生き別れの父親と再会したアミ。しかし、エンゾは既に、ヒトログで世界を救うという妄執にとりつかれていた……。逮捕劇から半月後。ルパンと五ェ門は、ついにICPOへと護送される。その途中、護送車の行く手を塞ぐように一台のクラシックカーが止まっていた。車にもたれかかり煙草を燻らす男がひとり……。

24. ルパン三世は永遠に
ルパン三世は、ネット上から完全に姿を消した。行方がつかめないルパンによってヒトログに書き込まれ続ける機密情報で、世界中は大混乱。各国はついに業を煮やし、ヒトログを停止させるために、シェイクハンズ社への武力行使を決行する。そして、戦場と化したオリグ島に、ついにルパンが姿を現す!--ルパンのヒトログ攻略・最大の秘策とは?

投稿 : 2025/03/15
♥ : 1

58.4 5 2018年度のトムス・エンタテインメントアニメランキング5位
ソラとウミのアイダ(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (165)
508人が棚に入れました
海からから魚が消えた。水産省はかねてより計画していた“宇宙イケス”を試験運用。男女雇用機会均等法の強化によって「漁師にも女性を」と声が上がる。舞台は尾道。目指すは宇宙。これは宇宙漁師を目指す6人の少女の物語。

声優・キャラクター
高橋花林、立花理香、井上ほの花、すずきももこ、米野真織、神坂みお

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

ばってん、おかしか。

アニメーション制作:トムス・エンタテインメント/だぶるいーぐる
2018年10月 - 12月に放映された全12話のTVアニメ。
広井王子が原作者であるソシャゲのメディアミックス作品。監督は、濁川敦。

【概要/あらすじ】

舞台は尾道、目指すは宇宙。「私たち宇宙漁師になります!」

世界中の海からすべての魚が突然消えた。人類は魚を食べられなくなった!
そこで、農林水産省の事業で宇宙空間に大量の巨大イケスを建設して魚を養殖。
その一方で漁業組織として広島県尾道に『尾道宇宙漁業団』を設立。
尾道からロケットを飛ばして宇宙に行き、メカを操縦してイケスに入って漁をするという。
水産業は日本の独占状態であり宇宙漁の拠点は尾道にしか存在しない。

ところが、宇宙イケスに放たれた魚たちは巨大で獰猛な生物に変異して漁は危険。
宇宙漁師は、携帯アプリを利用して八百万神社にいる守護神を呼び出して、
守護神の力で魚を倒してゲットするという。

そして、この物語は魚が消えた日から10年後。
男女雇用機会均等法の強化により女性漁師の増員がさけばれる中、
出身地が東京・広島・カルフォルニア・京都・秋田・熊本とバラバラな、
6人の志願者の少女たちが宇宙漁師候補生として選ばれた。

これは、空町 春(そらまち はる)たち、
同じ寮で暮らす尾道宇宙漁師育成センター女子部の訓練や日常。
互いに絆を深めう成長の物語なのかもしれない?

【感想】

広島市中区のアニメイトビル内にて他のアニメ作品と比較しても頭2つ優遇されているアニメがあります。
2Fに続くエスカレーター沿いの壁にタペストリー、降りたところを出迎える立て看板。
いろいろ合わせて合計10個ぐらいでしょうか?
3Fで下りエスカレーターに乗ってアニメイト店舗のある2Fに入ると、
9枚のサイン色紙、アニメの場面のパネルがたくさん、単行本にCDにと特設コーナーが待ち受けています。
そのアニメこそが、『ソラとウミのアイダ』なのです。

・“個性的”な6人のヒロインによる日常コメディ
・“聖地”尾道の協力を得ての観光PR
・方言女子で地域性をアピール
・マスコットキャラを出したりソシャゲ要素でゲームの販促
・駄菓子の低学年向けおまけシールみたいな奇っ怪な魚を狩るハンターモノ要素
・宇宙に出ることでSF好きにもアピール

サクラ大戦などのヒットメーカーである広井王子が原作者で、他作品の売れ線要素を詰め込んでみて、
ゲームやアニメで勝負!といったところですが、ゲームは振るわずアニメも1巻の円盤の初週が113枚。

広島の尾道を舞台にしてコラボしてみたものの同じく尾道の『かみちゅ!』、竹原の『たまゆら』
みたいに郷土愛やノスタルジーに訴えかけるものがなく、
よそものが尾道をアピールしてみました!みたいな場違い感。
ソシャゲを売りたい!と同列で商売で尾道が扱われてない?という疑問。

これが表現したいからメインテーマにして作品を作る!ではなくて、
映画の舞台として有名な観光名所である尾道の力を借りて、作品を売りたい!
いろんな作品のヒット要素を寄せ集めて作ってみましたみたいな安易な商売っ気が見透かされた感。
欲張りすぎた結果が、ちぐはぐな内容で残念ですね。

・世界中の海から魚がいなくなった原因が説明無し
・政府が国家予算で水質や環境を管理してるはずの宇宙イケスで怪物に変異した魚が野放し
・漁に行くたびにロケットを飛ばして大気圏を突破して巨大魚を数匹獲って帰るって、
 ロケット1基打ち上げに100億円かかるのですが、刺し身一切れで新車が買えそう
・食の安全に世界一厳しい日本なのに、化物に変異した魚を食べるって遺伝子異常の懸念でありえないですけど?
・魚と戦う手段が守護神のオカルトパワー一択で訓練してメカに乗る意味は?

スタッフすら理解してないような設定のムダや矛盾が多すぎて、
やりたいことがないのに単なる金儲けで作られただけの本当にただの寄せ集めアニメ。
蛇足なソシャゲ要素が全方位で足を引っ張ってハンターアクションにもシリアスにもSFにも青春モノにもなりきれず。

そういうマンガ的な部分が気にならなくするためにディテールや映像への拘り、シナリオの練り込みが重要ですね。

主人公の春の性格がおかしいとか博多っ子など棒読み声優が多いとかの問題を棚上げしたところで、
設定のおかしさやシナリオの問題点の多さから視聴者に訴えかけるものが無く、
萌えやイイ話を突っ込んでみたところで、作品として振るわないのも無理も無いかなといったところ。
このアニメのいいところ?キャラデザが、そこそこに可愛いぐらいしかなかった残念な作品でした。


これにて、感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 48
ネタバレ

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ハルちゃんの蛙のつぶれたような声が良い

2022/06/23、たぶん3週目を終えての感想。
なにかと欠点も多いこのアニメ。
それでも何週かしてしまうのは、多くが主人公である、空町ハルちゃんの魅力に起因している。

ハルちゃん、ウザキャラなのが良い。
押しの強いウザいキャラ。
わたしは、これが大好きです。
自我の強さからドタバタ~!周りは迷惑。でも良い結果を導く。
三国志の劉備みたいな感じ。

しかもハルちゃんは押しが強いだけでなく、他人の心を察する能力があることが、6話の舞子回や8話の波野回などで、ちらほらと提示されている。
めちゃくちゃ押しまくるけど、引くべきところでは引く。
黙って損を受け入れる。
この線引きがあるために、好ましさが10倍になる。
「アサルトリリィ」の楓・J・ヌーベルや、「うちのメイドがウザすぎる」のつばめさんあたりが好きな人には、超オススメのキャラクター。

語り部である主人公が気持ち良いアニメこそが、見ていて気持ちの良いアニメ。



そしてまあ、何回見ても欠点はあるアニメ。
守護神周りはまあ良くないよね。
要らなくは無いんだけど、作品にちゃんと馴染まなかった。
当時はこのズレから見る気を失って、早々に駄作判定してしまう見切りの早い人が多かった印象がある。
まあ気持ちは分かる。
おっクソアニメか~。それなら見てやるか!
くらいのテンションの人こそが、このアニメを楽しめる層なのも間違いなさそう。

あと二番手のキャラクターである波野はベジータ型のプライドの高いツンデレとは言え、ちょっと性格がキツすぎた。
他人に当たる性格にしたのが失敗かなあ。
ストイックさの描写はしっかりしているのだが、個人的には欠点の一つだったと感じる。


リアルタイムの感想。
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/15
♥ : 7
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

ソラとレミとのあいだにファッ!?

2018.11.03記


ゲーム未プレイ

広井王子とはこれまたずいぶん懐かしいお名前だなぁ、がきっかけで観てみることにしました。
なんでも、地球で魚が獲れなくなったので、宇宙に作った生簀で漁をする、その“宇宙漁師”見習いJK6人の奮闘記です。
生簀の技術は日本独自のものらしく、拠点尾道を舞台として聖地巡礼もばっちこーい!という設定。


肉好きな私ではありますが、仮に魚が食べられないってことになればきっと発狂するでしょうね。
食卓に魚のある光景は、太陽が東から昇るとか、ドレミの次はファだよね、くらい当たり前のことであり、宇宙生簀を作ってまで魚を食べたいという並々ならぬ執着心はわかる気がするのです。そんな人類の希望を背負い、使命感に燃ゆる女子達の熱き人間ドラマを期待しながらの視聴スタートです。

あ、はじめに言っときますが、作品自体はハズレだと思いますので悪しからず。

そもそもの大気圏外へと往復の燃料代など採算に見合うかという真っ当な突っ込みは、魚介・甲殻類一体あたりのばかデカさを鑑みればもしかすると・・・と温かい目で見守りながらだったのですが。。。
お察しの通り、細かいことは気にしちゃいけない系です。


実際観てみると、

ネタバレレビューを読む

いいところがありません。
なのですが、ダメさ加減が徹底してるためネタ枠としての需要には適度に応じている、そんな作品です。
突然のナナメ上展開や目の当たりにする雑な設定、そこでこう来るか!予想外のキャラの言動に

  『 ファッ!? 』

となること請け合いです。


早めに見切りをつけてはいたものの、録り溜めた5話分を律儀に鑑賞して撤退することにします。



最後に、あまりお奨めではない本作ではありますが、今井麻美さんが海女でう・・・いや違った、缶詰工場勤務の女性役ネタバレレビューを読むで出演されてるのは有り難いかもしれません。出演作絞ってるんでしょうか、わりとレアな気がします。

それに、イマイチメイン6人衆もよくよく考えれば、共感しづらいキャラ設定にしたのは監督含めスタッフですし、“熊本”“秋田”“京都”方言使用のそこそこ難役設定もしかり、そこに果敢に挑んでる新人さん達という図式も成り立つ気もしてたりします。
「あたし!今度メインやるんだよ!」家族や友人に伝えた末でのこの作品。「大丈夫。こんなこともあるよ」と慰められ「それでも頑張る。これがあたしの仕事だから」の妄想展開のほうがよっぽど応援したくなりますが、作品まったく関係ないですね。失礼しましたm(__)m



-----
2019.05.30追記
《配点を修正》


終盤はそこそこ盛り上がったらしい。ゲームは配信停止。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 44

69.9 6 2018年度のトムス・エンタテインメントアニメランキング6位
信長の忍び ~姉川・石山篇~(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (115)
384人が棚に入れました
第3期「姉川・石山篇」では、織田・徳川家康軍と浅井長政・朝倉景健軍による大規模野戦「姉川の戦い」が描かれ、信長とその義兄弟である浅井長政が敵味方に分かれて激突する。

声優・キャラクター
水瀬いのり、羽多野渉、村瀬歩、たかはし智秋、三森すずこ、山口勝平、関智一、内匠靖明、岸尾だいすけ、小山力也

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

結構表現的にはグロテスク

大地監督は僕が子供の頃に人気のあった「こどものおもちゃ」の監督であり、少女漫画や女児向けアニメの監督で知られる。

同じくアニメではギャグ主体の水島努監督が存在するが、水島監督は下ネタをバンバン取り入れてやや大人向けのギャグに特化する監督だが、大地監督にはほとんどそう言った下ネタが出てこない。いや、出てはくるが、キツイないようなものはないので万人が見れるようになっている。

今回の「信長の忍び」もストーリー自体は結構陰惨な内容なのにも関わらず、可愛らしいキャラクターデザインで、ほぼ全編にボケをかますコメディであり、昔懐かしのギャグアニメである。「制作進行くろみちゃん」や「こどものおもちゃ」もそうだったが、ギャグのテンポが早く、たった3分の中に結構な情報量と、登場人物が基本早口である。そういう意味では声優に対しては徹底的にアドリブを許さない脚本主義でもある。

それにしても結構、残酷な描写が多く流石大地監督だと思う。「牧歌的ギャグ」の中にそれ以上に徹底されて戦の残酷さを入れてくる視点は元々この監督の資質なのかもしれない。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 6

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「繋げると壮大な戦国絵巻」物語。

この作品は、「信長の忍び」の3期に相当する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

この作品は5分枠の作品なのですが、これまで3期6クールの作品が放送されてきました。
合計すると390分でフルサイズ作品のほぼ1クールに匹敵する内容となっています。
そして信長の主戦場も伊勢・金ヶ崎から姉川・石山へと移り、天下統一の一端が見え始めて、それで未だ物語が続いているのですから、どこまで話数を伸ばすのでしょう…?
物語の内容自体も楽しみですが、どこまで話数が伸びるのかも気になるところです。

3期まで視聴して思うこと…
私が視聴済の作品だけでも、これまで織田信長に関するアニメは数多く作られてきました。

『信長協奏曲』(2014年7月~10月)
『ドリフターズ』(2016年10月~)
『ノブナガ・ザ・フール』(2014年1月~6月)
『織田信奈の野望』(2012年7月~9月)
『戦国乙女~桃色パラドックス~』(2011年4月~6月)
『ノブナガン』(2014年1月~3月)

ですが、この作品ほど内容が砕けていて、歴史の分かりやすい作品も無いのではないでしょうか。

個人的には『織田信奈の野望』の続編は所望したいですけどね…
2012年に放送されたアニメは原作4巻まで使ったようですが、今では本編が18巻まで発刊されているんです。
これって、アニメの2期を制作するには十分過ぎるストックが貯まっていると思うんですけど…

話が逸れてしまいましたが、この作品についてwikiには以下の様に記載されていました。

「基本的にはギャグ漫画だが、細かな戦国時代の逸話・蘊蓄も盛り込まれ、またストーリーラインは史実をほぼ忠実に押さえており、中学校社会科の教員免許を持つ作者の知識が存分に生かされている作品である。」

どうりで内容が分かりやすい訳です。
それに千鳥を演じるいのすけの演技も…ホント凄いです
作中で、森可成の武勲を嫡男に諭すシーンがあるのですが、この時のいのすけの演技は鳥肌モノでしたよ。
私は思わず感極まって目頭が熱くなってしまいましたから…

それと、物語の視点が信長本人ではなくて、千鳥であるが故のメリットもあると思います。
視点が当事者じゃないから、傍で見ていた信長の側近との絡みが生まれるなど幅が広がっていますよね。
そういうタイミングでのギャグ要素もポイントが高い要因なんだと思います。
まぁ、この辺りの感想は3期まで来て今更感もあるのですけどね…^^;

そういえばwikiをチラ見した時に気付いたのですが、千鳥のCVがいのすけ以外に香菜ちゃんの名前を見つけたのにはビックリしました。
何でも戦国大戦というセガのトレーディングカードゲームらしいのですが、そちらのCVを香菜ちゃんが務めているみたいなんです。
この作品とゲームにそんな繋がりがあったんですね。

主題歌は、蓮花さんの「金魚涙。」と、VALSHEさんの「追想の理」
蓮花さんの曲は相変わらず抜群ですね…
勿論何度も聞いてカラオケ挑戦済です^^

この作品の良さをそのまま引き継ぎながら3期が終幕しました。
原作のストックがどの程度残っているかは分かりませんが、まさかここで終わる事はありませんよね。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 14

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

まだやるか。

戦国コメディー第三弾。
最早、大河ショートアニメか。
今回は本願寺がバリバリ出演。
坊主ネタが光っています。

史実通りのストーリーに気分は滅入り勝ち。
滑る笑いも致し方あるまい。
ということで、ちょっと視聴がしんどくなってきました。
しかし、そこはショートアニメ。
ぼちぼち参ると致しましょう。

信長のつっこみも湿りがち。
小谷城とか比叡山とかどうすんの?
コメディーになるの?
それに何より本能寺。
これ以上観るのが怖いです。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 16

57.0 7 2018年度のトムス・エンタテインメントアニメランキング7位
千銃士(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (56)
237人が棚に入れました
古銃 vs 現代銃、絶望の戦い─

核戦争により全世界が荒廃した、その後の時代――。
世界帝府による絶対的な統治のもと、人々はすべてを統制され、自由を奪われた世界を生きていた。

しかし、あらゆる武力をもつことが禁じられるなか、
世界帝の独裁を打ち破らんと密かに抗戦を続けるレジスタンスがいた。
彼らは美術品として残されていた「古銃」を手に、戦いを挑む。
そしてその魂に呼応するかのように現れた古銃の化身「貴銃士」たち。
気高く、華麗に戦う彼らの「絶対高貴」は、世界にひとすじの希望をもたらす――!

生命(いのち)を得て生き生きと輝く若き貴銃士たちの日々。
笑い、泣き、喜び、迷い、時に傷つきながらも、
ひたむきに自らの「絶対高貴」を追い求めて戦う美しき若者たちの物語。
僕たちは何のために戦い、何を守るべきなのか――。
Be Noble!


声優・キャラクター
八代拓、立花慎之介、蒼井翔太、梶裕貴、浪川大輔、羽多野渉
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

1話感想ネタバレレビューを読む

5話までの感想ネタバレレビューを読む

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投稿 : 2025/03/15
♥ : 2

カミヤ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

好きな部分がない訳ではないけど

原作アプリゲームは未プレイです。
1話の時点でのキャラクターの多さに既プレイありきのアニメかと思っていましたがキャラクターの多さには話が進むにつれ慣れるのと個々のメイン回があるので何だかんだ最後まで見ることができると思います。
ストーリーは正直めちゃくちゃ面白いというわけではないです。古銃を擬人化した個性豊かなキャラクター達だったり絶対高貴というシステム等設定は悪くないはずなのにいまいち面白味に欠けます。あとは作画があまり良くないです。戦闘シーンでの演出もなんだかパッとしません。全体を通してクオリティが低いように感じます。
素敵なキャラクター達と絶対高貴をもっと活かした作品になれば良かったのになと思いました。

投稿 : 2025/03/15
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ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

鉄砲乱舞?

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
刀剣乱舞の銃版。刀剣乱舞が分かる人には、それで全てが伝わるかと(笑)

簡単に言えば、銃の擬人化アニメ。イケメン勢揃いって感じです。途中切りですが、観た範囲ではそこまでホモホモしくなく、わりと観られたのですが、まあ、それでもオッサンが観るアニメでもないので(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴断念(3話まで)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/15
♥ : 15
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