デビューで漫画原作なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのデビューで漫画原作な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月10日の時点で一番のデビューで漫画原作なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.1 1 デビューで漫画原作なアニメランキング1位
バクマン。(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1366)
7856人が棚に入れました
舞台は埼玉県谷草市、中学3年生の真城最高(サイコー)は、高い画力がありながらも将来に夢を持たず、ただ流されて普通に生きていくだけの退屈な日々を送っていた。そんな最高の叔父は、かつて週刊少年ジャンプに連載し、その作品がアニメ化もされた漫画家川口たろうであったが、連載打ち切りとなり、その後の過労により亡くなった過去があった。ある日、些細な出来事をきっかけに、秀才のクラスメイトで原作家志望の高木秋人(シュージン)に、「俺と組んで漫画家にならないか」と誘われる。はじめは一緒に漫画を描くことを拒絶していたが、声優を目指している片思いのクラスメイト亜豆美保と、「アニメ化したら結婚する」と約束したことから、漫画家への道を志すことになる。

声優・キャラクター
阿部敦、日野聡、早見沙織、矢作紗友里、岡本信彦、諏訪部順一、志村知幸、川澄綾子、藤村歩、利根健太朗、野島裕史、川田紳司、堀内賢雄、浜田賢二

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

リアルです(`・ω・´)ノ

全く違った中学生活を送った2人が
あるキッカケを元に共に漫画家を志す
青春サクセスストーリー作品。
3部作の1作目。
全25話。
原作:連載終了済ジャンプ掲載漫画。


まず、
この作品に触れるまで正しい漫画家の
知識を持っていなかった事を反省w
楽な仕事なんてありゃしないわねw

最近ではよく目にする「業界もの」
個人的にはその先駆け的な作品です。

主人公、真城と高木を含めた漫画家の
活躍や努力、苦労はもちろんの事
編集部、編集者、担当やアシスタント等々
今まで知る機会のなかった裏方への
スポットの当て方が光っています。
克明に描かれた厳しく過酷な世界観が◎♪

仕事風景や人物像などリアルに表現されており
キャラクター自体が持つ魅力と相俟って
より作品の世界へと引き込まれて行きます。
また、真城と亜豆、高木と見吉の恋愛模様は
微笑ましく作品の清涼剤といった所(*´ω`*)

真城役/阿部敦、高木役/日野聡
ライバル、新妻エイジ役/岡本信彦は
キャラのイメージにピッタリの演技。
キャラ共々声優陣は良い評価です♪

ある意味ジャンプ作品らしい王道かも。
笑いを忘れていないのもまた良しかなw
この1期は夢や目標に向かってがむしゃらに
立ち向かう若者の姿に好印象を持ちました!

原作既読という事もありますが
2期、3期とゆっくり視聴して行こうかと。

ジャンプの人気作品ですし
無難にオススメできる作品ですが
敢えて言うなら「熱くなりたい!」
って方にオススメですw



《キャスト》

真城 最高(CV.阿部敦)
高木 秋人(CV.日野聡)
亜豆 美保(CV.早見沙織)
見吉 香耶(CV.矢作紗友里)
新妻 エイジ(CV.岡本信彦)
福田 真太(CV.諏訪部順一)
中井 巧朗(CV.志村知幸)
服部 哲(CV.利根健太朗)
佐々木編集長(CV.堀内賢雄)




《主題歌》

OP
『Blue Bird』/コブクロ
ED
『BAKUROCK〜未来の輪郭〜』/YA-KYIM (第1話〜13話)
『現実という名の怪物と戦う者たち』/高橋優 (第14話〜24話)


最後に…
実写版、大丈夫かな( ´ー`;)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 65

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

とっても気持ちの良い作品でした(o^-')b

■バクマン。ってこんなアニメなのです(*'ω'*)
『DEATH NOTE』でおなじみの大場つぐみ&小畑健コンビの作品なのです(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
ジャンル的には純愛青春サクセスストーリーですね!
 
漫画家の叔父の姿を幼少の頃から見ていた「真城 最高」(愛称:サイコー)と、学年トップでサイコーの絵に惚れ込み漫画家を一緒に目指そうと誘った「高木 秋人」(愛称:シュウジン)。
そして、この2人がコンビを組むきっかけになったのが、声優を目指すヒロインの「亜豆 美保」(azuki miho)とそれをサポートする親友の「見吉 香耶」(miyoshi kaya)。
この4人の純愛と紆余曲折しながらも夢に向かって突き進む日々を描いたストーリーなのですよ♪
 
 
■総評
原作の方はまったく知りませんけど、アニメから観た人も十分楽しめる作品だと思います♪
とにかくサイコーとシュウジンの2人を見ていると、何かこういう関係って良いなって思えて、とっても良い気分にさせてくれました♪
 
中学生で漫画家という自分の進む道を決め、同級生達とは違う道を選んで行くわけなのですけど、決して中途半端な気持ちじゃない、真っ直ぐに夢に向かっていく本気さが伝わってくるように描かれているのです。
さすが本職のストーリーだけあって、漫画家を目指す心理描写が細部までこだわりを持って描かれている印象ですね♪
 
個人的には、シュウジンが面白くって、かっこ良くって一番のお気に入りかな(*^-^)
サイコーの良き理解者であり、頭は元々良いのだけど裏では人並み以上の努力を惜しまないそんなシュージンにもう釘付けですo(- -;*)ゞ
 
それと、夢に向かって一直線のサクセスストーリーの中にも、甘酸っぱい恋のお話が絡められていて、それがハーブティーのように気持ちを(´▽`) ホッっとさせてくれる良いアクセントとなっているのです♪
 
サイコーと亜豆ちゃんのわざと距離を置いてお互いを支え合い、愛を育んで行く関係は到底理解できないですけど、ちゃんと成就できたらどれだけ幸せな気分になれるのかなって考えちゃいました♪
それとは対照的に恋に積極的な見吉ちゃんと徐々に惹かれて行ったシュウジンの恋の行方の方が自然でいっぱい共感できました♪
とにかく、2組4人の絶妙な関係は注目して欲しいところですし、こんな恋の話があるからこそ、地味な漫画家のイメージにさわやかなが風吹き込まれて清々しさを感じる作品になっているようなきがしました(⌒-⌒)
 
「バクマン。」を観ると、きっと前向きな気持ちにさせてくれて、元気をもらった気持ちになれると思いますよ♪
なので、2期もとっても楽しみなのです( `ー´)ノ
 

■MUSIC♫
OP曲『Blue Bird』
 【歌】コブクロ
 「まだ見ぬ二人の幸せの為に、愛が繋がっていれば信じて歩んでゆける」って内容の歌詞です!
 サイコーと亜豆ちゃんの気持ちを歌ったコブクロらしい心温まる楽曲ですね♪

ED曲『BAKUROCK 〜未来の輪郭線〜』1話~13話
 【歌】YA-KYIM
 軽快なロックサウンドと前向きでストレートな歌詞がヤル気を出させてくれる応援ソングですね♪
 R&Bやヒップホップ主体のYA-KYIMの楽曲では珍しいナンバーかもしれませんね(*^。^*)
 
ED曲『現実という名の怪物と戦う者たち』14話~24話、25話はOP曲
 【歌】高橋優
 前期のED曲同様に、元気をもらえるような応援ソングです♪
 東京メトロのCMソング「福笑い」の人ですねw
 ダミ声とまではないのですけど、ノイジーな声質が特徴的で、
 胸に響くストレートな歌詞が特徴のシンガーソングライターなんですよ♪


2011.09.16・第一の手記
2012.01.26・第二の手記(追記:■MUSIC♫)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 51
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

DEATH NOTE作者故の説得力

ジャンプ観なくなったのいつの頃からかな、
少年ジャンプものってこうだよね~的、
アレルギーみたいなのもあったけど、
年齢的なものもあったかも知れない、

そんな中にも例えばDEATH NOTEみたいな革命的作品や、
ハイキュー等気持ちのいい作品も存在する訳で、
何でも頭から決め付け喰わず嫌いはよくない、
わかっちゃいるんだけどね、

さて本作バクマンは原作 大場氏 作画 小畑氏、
という事でDEATH NOTE黄金コンビ、
描かれるのは漫画業界の断面図、
少年ジャンプ(アニメでは少年ジャック)そのもの舞台にした、
漫画家志望の二人の若者主人公のサクセスストーリー、

面白いのは少年ジャンプ的王道路線に邪道で挑むみたいな、
DEATH NOTE作者だからこそ書き得たネタが随所にあること、
{netabare}
主人公達目指すは少年ジャンプのトップライターという事で、
物語終盤三章後半勝負にでたREVERSI(リバーシ)なる架空作品、
モデルはやっぱDEATH NOTEだよね、
{/netabare}
雑誌や作品名、編集者等登場人物についても、
実名あるいはモデルが簡単に解るようなリアル指向なのも、
近作で言えばSHIROBAKOみたいな楽しさもある、


第三シリーズまであって各々25話だから実質75話、
話数けっこうあるけど私的には止まらなかった、
ジャンプらしくないって事でうけたのがDEATH NOTEなら、
ジャンプらしさ或いは対するアンチテーゼも含め、
全てネタにしてしまうバクマン、いさぎよ(潔)い感もある、

{netabare}
第一シリーズ、
画は好きだけどさしたる夢も希望もない中学生が、
文才長けた友や声優目指すヒロインと出会い、
夢が走り出す感じの序盤、
男の夢理解する父親や編集部の担当者、
画力発想力考えるより感じろタイプ天才級のライバル、
これらがけっこういい奴らなのは好感もてた、

第二シリーズ、
私は登場人物の好みで観てしまう感強く、
主人公達同様観てる私にも試練なシリーズ、
担当編集者変わるけどこりゃダメでしょみたいな、
先行き危うさわかる感じも計算かな、
厳しいってよりやる事おかしい編集長も、
話の展開上のネタ造りかもだけど無いワナ~、
そうした疑問符嫌悪感立ちまくり人物の所業、
主人公達の成長ネタなんだろうけどね、
やっと掴んだ読者投票一位で墓参りの件はよかった、


第三シリーズ、
走り出した夢もいよいよクライマックス、
わりとクールに観てきたけど本シリーズ22話23話は、
泣けた、声優回ポイント違うけどSHIROBAKOよぎった、
ジャンプで一番、アニメ化、ヒロイン声優、そして結婚、
幾多試練乗り越えてきた主人公達の夢は叶うのか!?
{/netabare}

原作との相違点についてはNHKって事で仕方なしあるけど、
NHKにしてはけっこう頑張ってるほうかな、
ある程度有名な作品については実名だしネタも面白い、
{netabare}
一例)第二シリーズで過労主人公入院手術、
それでも描こうとする主人公皆は止めるが、
唯一ヒロインだけはペンを拾い持たせ手携えな件、、
ホセ戦のジョーとタオル放棄な葉子だね、
{/netabare}
そうした名作へのリスペクトも随所、

ジャンプらしくないDEATH NOTEで成功した作者だからこそ、
書けたとも言える本作品、説得力含め実に面白かったです。

第1期2010年10月2日25話 第2期2011年10月1日25話 第3期2012年10月6日25話
原作・大場つぐみ、作画・小畑健 少年ジャンプ2008年~2012年
監督 カサヰケンイチ、秋田谷典昭 アニメーション制作 J.C.STAFF

投稿 : 2024/11/09
♥ : 50

61.3 2 デビューで漫画原作なアニメランキング2位
CUE! アニメ(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (91)
250人が棚に入れました
『CUE!』は、リベル・エンタテインメントが2019年10月25日に提供を開始したスマートフォン向けアプリケーションゲーム。CUE! 1st Anniversary Party「See you everyday」にてアニメ化が発表されました。

実績も経験もない、できたてホヤホヤの声優事務所『AiRBLUE』。そこに所属するのは個性豊かな声優の卵たち。彼女たちはいまの自分に何ができるのかを考え、それぞれが信じる形で夢へと駆け出していく! しかし、夢を抱きつつも直面する厳しい現実。苦悩、挫折、葛藤――。いくら練習を重ねても、全員がオーディションに合格することは叶わない。声優を目指す者なら誰もがぶつかる壁を前に、彼女たちはどう立ち向かっていくのか? 新人声優たちによる物語が、いま始まる。

声優・キャラクター
六石陽菜:内山悠里菜
鷹取舞花:稗田寧々
鹿野志穂:守屋亨香
月居ほのか:緒方佑奈
天童悠希:鷹村彩花
赤川千紗:宮原颯希
恵庭あいり:飯塚麻結
九条柚葉:村上まなつ
夜峰美晴:安齋由香里
神室絢:松田彩希
宮路まほろ:山口愛
日名倉莉子:鶴野有紗
丸山利恵:立花日菜
宇津木聡里:小峯愛未
明神凛音:佐藤舞
遠見鳴:土屋李央
鳳真咲:日笠陽子
五十鈴りお:洲崎綾
由良桐香:五十嵐裕美
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ゆるくて薄い新人声優アニメ

新人声優が15人集まって新しい事務所を旗揚げして頑張る声優アニメ。
ソシャゲ原作ですが、すでにそのソシャゲはサービス終了しているみたいです。

【感想】
薄いアイドル声優アニメ 最初から最後までそういう印象でした、でも薄いけどそれなりに楽しめました
「15人は多すぎる」これがずっと足かせになっていたように思います
キャラクターが多すぎて薄くなるのと、地に足がついてなさそうな浮ついた活動と、その割に声優の活動に対する不安感ばかり振りまくなど安っぽさが目立ちました、
評判の悪さほど酷いアニメではないと思うけど、声優アニメやアイドルアニメはありふれているのでそれらと比べてこれを視聴するだけの魅力はなくて
、これ見るくらいならラブライブ見ますよね・・・

キャラが薄く感じるのは声優の演技の甘さにも原因があると思います、15人もいて演技がみんな似たり寄ったりなので顔が映ってないと誰がしゃべっているのかわからないし、声聞いてすぐどのキャラかわかるようでないとキャラクターに愛着は持ちづらい
主役よりも、それ以外のキャラクターのほうが演技しっかりしているから余計に残念な気持ちに

題材が声優なので視聴者は「声」に注目しますよね。
他のアニメよりも声優の演技のハードルが上がっているんですよ。
その厳しい目の中、メインキャラクターが15人もいて、経験の浅い声優ばっかり。
これでなんとかできると思っているなら声優じゃなくて企画した人が悪いと思う。半数でも上手な声優が混ざっていればまだ違ったと思います

【お金持ち事務所で悠々自適な芸能活動!】{netabare}
なんなのでしょうねこの事務所
なんか大理石の壁っぽいすごく立派な事務室とか広いレッスン室が複数あって無名新人15人で旗揚げしてて、金持ちの道楽でやってるの?
新人声優って最初はなかなか役もらえず大変だと思うのだけど結構トントン拍子に役もらえてて
それぞれのキャラクターに重みとか厳しさないのに順風満帆で。とにかくお気楽ですね。
その割にはキャラクターは不安でいっぱいみたいで、なんでこんな恵まれた環境なのに不安なの?って思う
うまくいかないことばっかりで雰囲気悪いよりはいいと思うけど、こんなに甘い世界じゃないと思うのですよね
{/netabare}
【声優】{netabare}
特に第一話のハムレットの演技がかなり酷くて、上手じゃないものをみんなで持ち上げるのはダメでしょ。
この時の演技は上手い下手っていうか、キャラクターになり切ろうとしてないですよね?
ただ原稿読んでるだけって感じだった。
新人声優だから酷いのかな?って思ったけど、ずっと見てるとそうじゃないのかもって思った。
はるなの声はハムレットが特に酷いけど、普段はふつうに聞けるときもあって
ゆうきの声も一音一音恐る恐るしゃべっていてかなり酷いところもあるけど、まともなところもあって
ベテラン声優のはずの人達の演技ですら、ところどころ変に感じるところがあって演技に波がある気がするんですよ。
これってもしかして、声優が悪いんじゃなくて環境が悪いのでは?たとえばリテイクが許されてないとか
あんまり声優の事情知らないので、見当違いだったらごめんなさい。
{/netabare}
【キャラクター】{netabare}
キャラ多すぎるけど、全員集合は最初だけでだいたいユニットみたいな感じで4人前後で一緒にいるから思ったほどごちゃごちゃしてないかも。
それでもキャラ多すぎて2クールもやってるのにそれぞれのキャラクターが薄くて個性があまり感じられない
ただ不快感は特になく、ただちょっと薄いってだけです
3話とかの劇中アニメのキャラデザや作画のほうがいいのですが、メインキャラに質の良い作画まわしてあげてください・・・

作画は顔が安定してないですね。
私は嫌いじゃないです、それなりに楽しめました {/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

長い!

後で知りましたが、アプリゲームだったんですね。しかもサービス終了して1年後にアニメ化って、なかなか冒険ですね。
16人の新人声優さんの話。結構ツッコミ所はあります。声優事務所まだ仕事したことない声優さんでたちあげたり、豪華な寮をすぐ建てたり、社長さん富豪かな?しかもいい人すぎ。仕事も上手く決まりすぎ、面白いオファーはあったけど。

声優さんのアフレコのシーンは面白かったです。抽象的な演技求められて苦悩したり。声優業は大変な仕事なんだなと思いました。対してアイドルユニットの話はあまり面白くなかったです。アイドルものの劣化版のような。なので2クール長く感じました。どうでもいい話とか結構あって、それより何故声優目指してるのかが知りたかったです。なんか趣味感覚でやってるような感じがしました。専門学校とか出てるならもっとプロ意識とかありそうですが…。

キャラ絵は普通に可愛いですね。声優さん16人は多かったかな。メインと思われる4人が、他のキャラの話が多くなり、出番激減空気になりました。主人公のキャラ可愛かったから残念でした。あと、ちょっと声が合ってないキャラが数人いたように思いました。新人声優さんと思われる方多かったので仕方ないですかね。これから頑張ってください。

作中のアニメがぶっ飛んでて面白そうでした。アイドルの話やめてアフレコの話で勝負して欲しかったなぁ、キャラ減らして1クールで良かったようなアニメでした。普通って感じですかね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アイドル声優の作り方

育成ゲーム「女性アイドル声優を作ろう」的な雰囲気のアニメ。
(もちろん「女性アイドル声優を作ろう」などというゲームはありません。)

作中キャラが所属する新興の声優事務所「AiRBLUE」の名を関する女性アイドル声優ユニットまで結成され、メディアミックス展開で売り込もうと画策されたようですが、ユニット結成1周年でゲーム開発が休止、そのまま立ち消えになりユニットも解散という、プロジェクトの結果としては失敗と言わざるを得ない状況になってしまったようです。

もしかしたらそんな周辺状況の中ではアニメがプロジェクト中で一番ましなセールスを上げているかもしれないです。

作中では事務所としてのオーディションの場面はないんですが、アニメ作品出演を目指すオーディションや4人でのユニット活動を先行して行うアイドル声優としての売り込み方、ネットラジオの自主製作番組、近所の児童を相手にした朗読劇での売込みなど、「こういう売り込み方が存在するのか」っていう様々なバリエーションをアニメとして見せてくれるという点で、意外と他作品との差別化はできていたのかなと思います。

いかんせん現実の「AiRBLUE」は作中の「Project Himmel」のような成功は納めませんでした、残念!

プロデュース寄りの視点で観られればそれなりに楽しめるアニメだと思うんですけど、それをあにこれの皆さんが求めているのかと言われるとたぶん違うんだろうなあ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 15

70.1 3 デビューで漫画原作なアニメランキング3位
オーイ!とんぼ(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (80)
206人が棚に入れました
トカラ列島を舞台に、ゴルフと人が紡ぐドラマティックストーリー 過去を捨て、世間から逃げるように鹿児島県「トカラ列島」に移り住んだ五十嵐。 "日本最後の秘境"と言われる"火之島"で出会ったのは、島でたった一人の中学生、とんぼだった。 天真爛漫な少女は、とんでもないゴルフの才能を秘めていた!? この出会いをきっかけに、二人の運命が大きく変わっていく…。

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ストーリーで勝負してるゴルフアニメの良作

鹿児島の南にあるトカラ列島の日之島で育った中学生の大井とんぼが熊本から来た元プロゴルファー五十嵐(イガイガ)と出会い・・から始まる物語。
全13話。原作はゴルフ雑誌に掲載されている50巻を超える長編漫画らしいのですが未読です。

絵柄とか素朴な感じで、朝アニメっぽいなと思ってたら本当に朝アニメでしたw

ある理由で日之島を離れたくないと固く思っていたとんぼが、イガイガたちと出会い、好きなゴルフがもっと好きになって自分の知らない世界を見てみたいと「決意」するまでのとんぼの成長がとても丁寧に語られていて、終盤の展開はじんわりくるものがありました。

また、ゴルフ雑誌掲載漫画だけあって、とんぼの凄さを細かく解説してるのも、ゴルフやらないので真偽は不明ですが妙に説得力ありました。この辺、ゴルフやられている方の感想聞きたいです。

とんぼの天真爛漫なキャラも良かったです。やたー!!がかわいいですよね。

とにかくお話自体がとても面白くて今期作品の中でも楽しみに見ていた作品でした。

こういう掲載誌も漫画誌じゃない地味だけど良い作品がこうしてアニメ化されたことに素直に感謝したいです。

2024年秋に2期が決定みたいで、とんぼが大会などで活躍する姿を期待しながら楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 26
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ゴルフだけでなく人生の解像度も高い良作ドラマ

鹿児島トカラ列島の離島「火之島」で育った天才ゴルフ少女・大井とんぼ。
その才能を本土の陽の当たる世界に送り出したいと願う元プロゴルファーの五十嵐。
人々の心の交流などを描いた「週刊ゴルフダイジェスト」連載コミック(未読)の連続アニメ化作品の1期目(全13話)


【物語 4.5点】
1クール目では、主人公少女とんぼが島を出るか否かの葛藤を描いた「トカラ編」を描く。

とんぼは幼少期、事故で両親を亡くし、この離島の“ゴンじい”に引き取られた経緯があり、
傷心を癒やした、この島で生きる決意は固く。

そこを五十嵐こと“イガイガ”が、
同世代でゴルフ競技に打ち込む少女の円(つぶら)や、
火之島ゴルフコースの設計者である「悪礫島」の爺さん・クタといった、
人々の助力も得ながら、
とんぼの心を開いて、外の競技ゴルフの世界に
どう導いていくかがメインストーリー。

とんぼ説得を試みる五十嵐自身も{netabare} ゴルフ界追放や、それに伴う家庭崩壊{/netabare} というトラウマを抱える。
序盤、五十嵐がゴンじいに、この島に来るまでどうしていたか?と訪ねられ、
「死んでました」とこぼすカット。
ここで私は、本作はただのゴルフマニア向けアニメじゃない。
登場人物の心情にしっかりと向き合う、
万人にも幅広く訴えかける物を持ったドラマなのだなと背筋を伸ばされました。


終盤、クタさんと、とんぼの人生と挑戦についての問答も味わい深いです。
羽を畳んで島に留まって穏やかに暮らすのもよし、
羽をちぎれんばかりにはためかせて、島から出て島以外のことを知るのもよし。
だが、世界には飛び出してみて初めて知ることで溢れている。

自分にとっての安全地帯、コンフォートゾーンに留まるか、敢えて新天地に挑戦するか。
私も岐路に立たされた際に、糧にできそうな貴重な人生訓でした。


このレベルの解像度で紡がれる人間ドラマは一級品。
というより、1期目では、とんぼは遊びの延長線上のゴルフしか知らず、
本気で勝ち負けを争う競技ゴルフを知らない、また受け入れようとしないため、
スポーツとしてのゴルフの試合を直接描く場面がほぼありません。
にも関わらず、良質な人間ドラマにより、毎回、内容は濃密。

最終13話、{netabare} とんぼの作文、ゴンじいのツンデレ?{/netabare} など
人々の人生の一端が交錯し合い極まるトカラ編クライマックスは、
今年五指に入る位には感動します。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・OLM

作画カロリー等は平凡。
が、CGも交えて再現されたショットやコースなどゴルフ描写については、
作者のこだわりを伝えようとの意欲を感じる。

ボールのどの部分をクラブで叩くのか、
インパクト時の足の位置、身体をどう使うかなどによって、
様々なショットを打ち分け、多彩なコースを攻略するゴルフの奥深さ。

それらが作画でも解説、表現できていたからこそ、
私のようなゴルフ素人でも楽しむことができました。

主人公とんぼのゴルフスタイルは文字通り型破り。
ほとんどのプレイヤーが、円(つぶら)みたいに、
色んなケースに対応できる理想のフォームを追求し、
それに基づいたスタイルを固めていく。
対して、とんぼは、コレという形を決めずに、
ショットごとに柔軟に打ち方を変えていく対応力が長所。

が、自由奔放な、とんぼのゴルフも、
決して漫画だから、ゴルフの常識ではあり得ないスーパーショット連発しても許されるという安易な発想ではなく、
理論に基づいた上での“型破り”という印象。
この辺りをゴルフダイジェスト社が監修した上で、表現したゴルフ映像からは、
長年、目の肥えたゴルフ雑誌購読者に好評されて来たという、
作品の底力を感じました。


背景美術では、火之島の夕暮れや星空の風景。
要所で心情演出を盛り上げた絶景でした。


【キャラ 4.5点】
主人公とんぼ、五十嵐(イガイガ)、大井 権三(ゴンじい)。
上述の通り、メインキャラの絡みで泣かせに来るのは想定内でしたが、
不意打ちだったのが、サブからの涙腺攻撃。
{netabare} 文平 理ことブンペイから診療所の“マドンナ”洋子への告白。

子を産めないことから結婚を諦めていた洋子を丸ごと受け入れてのブンペイのアタック。
ブンペイ。ただのモテない芸で場を和ませるだけのモブだと油断していました。
道理で、榎木 淳弥さんがキャスティングされている訳です。{/netabare}
終盤、あの奇襲で私の涙腺防衛網をズタズタにした上での、メインからの波状攻撃。
ズルいです。


イガイガは単なる思い詰めてシナリオを暗くするオッサンというだけでなく、
とんぼのゴルフのことになると顔が怖くなるなど、
不器用故のコメディ要員として明るさを提供する役としても機能していました。
ただ、{netabare} ヤギのフンをおいしい木の実だと偽って食わせたり、危険がいっぱいな田舎の公衆トイレ{/netabare} とか。
とんぼちゃんや火之島はちょっとイガイガいじりすぎやで(笑)


【声優 4.0点】
とんぼ役には、はやし りかさんが初主演。
オーディションで役を得るのもこれが初めての新鋭。
深夜アニメでよくある萌えヒロインとは異なる、
昔の子供向けアニメによく出てくるような、天真爛漫なヒロインボイス。
特に遊びのゴルフでショットを決めた時の「やたー!」が元気で印象的です。

今後、とんぼの成長と共に、はやしさんが、どう演技を変化させるかも注目点かつ懸念点でもありますが、
本作にて、幼少期から中学卒業時のボイス変化にも対応している辺り、心配よりも期待の方が大きいです。


イガイガ役の東地 宏樹さんは、ベテランらしい渋みの効いたオッサンボイス。
その野太い声のまま、とんぼのショットに驚愕したり、いたずらに怒ってみたりする演技が面白かったです。


【音楽 3.5点】
劇伴担当は戸田 信子。
TVアニメでも重厚なオーケストラが響くようになった昨今。
本作もまた、ストリングスなどは生楽器演奏による収録ですが、
サウンドは往年のアニメ劇伴の明るい曲調を想起させ、
どこか懐かしい曲風です。

これはSacra a soleのOP主題歌「羽ばたけ」にも言えることで。
ビブラートを当てない伸びやかな女声ボーカル聞いてると、
私は童心に帰ります。

ED主題歌はTOKYO GROOVE JYOSHI featuring 大井とんぼ(はやしりか)「Let`s Swing」
ゴルフにはあまり結びつかないジャンルの音楽でスウィングしながら、
攻略の方向性も挑み方も自分で決めるゴルフと人生の不思議を味わい深く語る。
これもまた一昔前のアニメあるあるな感じ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

見た目に騙されるな! かなりインテリジェンスが高いゴルフ作品

【レビューNo.136】(初回登録:2024/7/28)
コミック原作で2024年作品。全13話。
視聴してみるとまさかのガッツリ理論派だったとは・・・
いやーこれは完全に見た目に騙されましたわ。

(ストーリー)
プロゴルファーの五十嵐一賀(イガイガ)は、ゴルフで不正を犯したためゴル
フ界を追われ、新たな職を得るために鹿児島のトカラ列島の「火之島」へと転
居してくる。
そこは人口百数十人ほどしかいない離島で、五十嵐はこの島で中学3年生の少女
・大井とんぼと出会う。
とんばは幼少期に両親をなくしており、漁師をする祖父のゴンじいに引き取ら
れていた。
また島には3ホールの立派なゴルフコースが設営されており、そこでとんばと
プレーをした五十嵐は、彼女の「高い技術と個性的で自由奔放なゴルフ」に大
きな可能性を感じるのだった。
「島の外で本格的にゴルフの才能を開花させてやりたい」
島で一生暮らすことを望むとんぼの気持ちを変えるために、五十嵐は動き出す。

(評 価)
・中学生に見えないキャラデザ
 主人公とんぼは愛らしいのですが、個人的には中学生には見えなかったなと。
 ・幼い顔つき
 ・華奢な体つき
 ・言動の幼稚さ
 最初は小学生だと思っていたのですが、次のシーンでセーラー服で登場して
 「え―――っ」ってなりましたね。しかも中学3年って・・・
 それを象徴するのが終盤なんですが、話は一気に半年後の卒業までワープ、
 そこで登場したとんぼは、
 ・顔つきが大人びてるやん
 ・手足もスラっと伸びて、体つきも改善されてるやん
 ・顕著なのがイガイガとの相対比で
  ・before:頭がイガイガの肩位
  ・after:完全に頭が肩を超えてるやん
  (言動は相変わらずだがw)
 って感じで、これ位モデルチェンジしないと、やっぱ中3~高校生には見えん
 だろうとw

 そんなキャラデザを象徴するように、作品の雰囲気としても
 ・大自然の中でノビノビと
 ・島民皆が家族的な付き合いでハートフル
 ・1打の緊張感のない”遊び”としてのゴルフ
 全体的に”緩く優しい世界”で描かれているという感じですね。

・時代の最先端?! かなりインテリジェンスが高いゴルフ作品
 ただ上述の”優しい世界”に反して、ゴルフシーンはかなり密度が高いです。
 例えばとんぼは
 ・通称「3鉄」(父の形見の3番アイアン)1本であらゆる球を打ち分け
 ・それを遊びの中で独自の感性で磨き上げた
 という「自由奔放なゴルフ」なんですが、これをイガイガが
 ・フォーム(肩の入れ方やスタンス、スイングの軌道等)
 ・クラブ捌き(フェイスやシャフトの使い方等)
 から何故打ち分け可能なのかを事細かに理論的に解説していくという。
 またゴルフコースについても
 ・このコースの設計意図
 ・プレイヤーの攻略作戦
 といった「設計者 VS プレーヤー」といった構図で面白くみせてくれてい
 ます。
 人によっては「いちいち理屈をこねてうんざり」と好き嫌いが分かれそう
 ですが、個人的には
 ・イガイガの解説が的確で演技もよく分かりやすい
 ・アニメの利点を活かした作画・演出が効果的で見やすい
 ということで
 「ゴルフも奥深さを知るとこんなに面白いのか!!」
 と高評価ですね。
 (たった1打に「どんだけ情報が詰まっているねん!」と素直に驚きw)

 ゴルフ作品といえば最近だと『BIRDIE WING』がありましたが、あちらが
 「とんでもゴルフで勝負の熱さをみせる」という(少し昭和臭のする)作
 品だったので、ある意味対極的な位置付けになるのかなっと。
 ちょうどサッカーだと最近の『アオアシ』『ブルーロック』辺りは「個人  
 戦術」や「ゴールアイデア」といった、やはり情報量が多く、サッカーの
 奥深さをインテリジェンスでみせる作品にシフトしてきているので、やは
 り本作もそういう最新の流れを汲む、インテリジェンスが高い作品という
 印象ですね。

ストーリー的には
・島の世界しか知らない才能ある野生児・とんぼが
・(落ちぶれた元プロ)イガイガと出会い、新たなゴルフの世界を知り、島の
 外の世界へ飛び立っていく
という王道展開ではあります。
ただ「勝負の世界」というシリアスさがなく、1期は仕込みに終始したという
感じなので、少しメリハリに欠けるところはあるのかなっと。
しかし
・イガイガや他のキャラとの出会いによるとんぼの成長をしっかりみせ
 (これも出会いによりクラブが1本づつ増え、キャラ名をクラブにつけると
  いう演出が上手い!)
・インテリジェンスが高く、ゴルフの奥深さを提示しちゃんと面白い
という、かなり良く出来た作品だと思います。
2期も決定しましたし、とんぼも「競技ゴルフ」の世界に足を踏み入れること
になるので、その辺りは今後に期待ということで。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 18
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