デスゲームで理不尽なおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのデスゲームで理不尽な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月06日の時点で一番のデスゲームで理不尽なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.8 1 デスゲームで理不尽なアニメランキング1位
BTOOOM!(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (2114)
11167人が棚に入れました
全世界で300万本以上売れているこのゲームの武器に、銃の類はない。
BIMと呼ばれる爆弾のみだ。
レーダーで相手を見つけ、8種類のBIMを戦略的に駆使して敵を爆殺する。
それが、このゲームで勝つためのポイントだ。

22歳になっても職に就けず、さえない日々を送るだけの人生。
それが俺、坂本竜太(さかもとりょうた)の人生――。
だが、この【BTOOOM!】というネットゲームの世界では、
俺は誰よりも強く、
誰よりも尊敬され、
そして、誰よりも偉かった――。

しかし今、俺がしているゲームは仮想(バーチャル)ではない。
現実(リアル)だ。
無人島で、BIMを持たされ、戦う意味すらわからないまま、人殺しを強要される。

理由もわからず連れてこられたプレイヤーたちによる、生き残り(サバイバル)ゲーム。

現実世界で行われる【BTOOOM!】(殺し合い)。

生への渇望。
失われていくモラル。
侵食する狂気。
肥大化していく欲望。

全てが混ざり合い、粉々に砕け、

爆殺遊戯の幕が上がる――。

声優・キャラクター
本郷奏多、三森すずこ、大川透、沢城みゆき、中村悠一、高橋名人
ネタバレ

B,sべる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

爆殺遊戯

BTOOOMという8種類の爆弾だけを使って
戦うネットゲーム。
それにハマり無職でニートの主人公の
坂本竜太が無人島に連れてかれ、
リアルでそのゲーム(爆弾で殺し合い)
をやることになる。という内容です

一話を視聴して…設定が面白いと思う 。。
緊張感があって
一言で言うとサバイバルってイメージ
ルールもシンプルでわかりやすかったし助かる(^ー゜)

OPのナノのnopain nogameもカッコ良かった

最初はSA

あと主人公の坂本がデスノートの夜神 月と
雰囲気が似てる気がする


2話「血の女子高生」
{netabare} ヒロインの過去の話などで重い過去だった。
友達に裏切り者にされて
無人島で殺し合いに強制参加、オタクに襲われる…
理不尽すぎる…
そして主人公とヒロイン以外のキャラがウザい( ̄▽ ̄)

「あなたのまわりにいる消えてほしい隣人はいませんか?
書けば100万円」という手紙が友達におくられて
事件のあと、
友達にこの手紙に名前を書かれてヒロインのヒミコが
無人島におくられたってことでいいのかな?
で主人公はニートをよく思ってない母親に書かれた
ってことか。顔恐かったし
{/netabare}

3話「サバイバル」
{netabare} なぜ無人島に来て爆弾ゲームをやることになったのか
経緯が分かった。
おっさんはいい人なのか?裏切るパターンか?
食糧争奪戦、手を組んだりトラップをハメたり、
このゲームをはじめた理由の謎…

おもしろ要素が追加d(^_^o)
{/netabare}

4話「世界ランカー」
{netabare} またヤバイやつでてきた(O_O)
今回はグロい( ̄▽ ̄)
しかもBTOOOM経験者同士の戦い
坂本の実力が発揮!
おっさんがちゃっかり仕事してておもしろかったw
{/netabare}

5話「強襲」
{netabare} 坂本とヒミコが再会。
男性恐怖症になってるヒミコが襲ってくるが乗り切って
性欲も抑えて他の男とは違うところを見せつけるっていう
予想のできる展開d( ̄  ̄)
だけど今回もおもしろかった
ヒミコのはなしで身近な人に売られた人たちがこのゲーム
に参加していることを坂本と平のおっさんも知り、母親に
捨てられたことに気づく…

たいらのおっさんはレーダーを集めてるけど坂本に報告は
してるんだろうか?
爆弾もまだ見せてないし怪しい。。
裏切りの可能性も…
ヒミコが仲間になるとして3人が生き残るとは思えないし…
でも味方のままおっさんが死ぬっていうパターンも
あるしなa〜(~_~;)
ヒミコ仲間入り+おっさんの足のケガ+3人で行動すると
レーダーを21個集めなくてはいけない
ってのは死亡フラグな気もする

どっちにしろおっさんはそろそろ…

オオトカゲ出現でさらにサバイバル展開になってきた(^○^)
BTOoOMで結婚した坂本ってことに気づいたヒミコが
どうなるのか楽しみ(^ー゜)
{/netabare}

6話「生贄の夜」
{netabare} 今回はビムは持ち主が死なない限り
本人がスイッチを押さないと爆発しないことがわかった(^ー゜)
ガス式のビムは発動条件がわかんないけど、強くね?
平のおっさんの追跡ビムも対人間だと強そう…

平さん裏切らなかったし、生きててとりあえず良かった。。
タヌキおやじとかww

裏切ったと思ったら助けたり、その逆だったり
おもしろいなあ
1話がすごい短く感じる>_<

コモドドラゴンとかキャラの表情とか汗とかサバイバル
がリアルでこの後に「K」、絶縁のテンペストを見ると
違いすぎる(ー ー;)イケメンばっかりだし

あとここにきて声優にも違和感が…
{/netabare}

7話「仮装花嫁」
{netabare}今回は
傭兵&弁護士のおっさんにヒミコを連れてかれ、ヒミコの
携帯を見た坂本がBTOOOMで結婚したヒミコだと思い、
助けにいくって展開。。
ヒミコはBTOOOMやってた坂本って気づいても言わな
かったけどいい雰囲気に(≧∇≦)

傭兵のおっさんと坂本の頭脳戦がおもしろい、ビムは
スイッチを解除すると使用権が移ることもわかった。
木に引っかかったおかげで無事なとこはスルーで^_^

あと弁護士の性格がすごい変わってる気がする…
サバイバルで追い込まれるとああなんのか?
それとも変な薬飲んでたけど
それと関係あるのかも(^ー゜)

まあそれはイイけど平さんおいてっちゃったけど大丈夫?
凄い顔で正気を保てないとか言ってたし
{/netabare}

8話「白い亡霊」
{netabare}坂本とヒミコの距離が近づく回。

腕を失ったおばさんによって、この島でのサバイバルは
前にも行われてたことが分かった。
そのおばさんを裏切った医者がまた島におくられてきて
平のおっさんを助けてるっていう(ーー;)

予告で医者、食糧トラップで出てきた奴、ビムを奪った
ガキが出てきて来週もおもしろそう、

予告のあとの画像怖すぎ(O_O)
夜観なきゃよかった‥
{/netabare}

9話「最強プレイヤー」
{netabare}医者に助けられた平さんと再会。
チップを3つ持ってるって言ってたけど、おっさんも
何個かもってたじゃん(^ー゜)隠してんのか??傭兵に
取られたなら坂本が奪ったはず(ーー;)
そして最強プレイヤー再登場!グラサンと坂本との
駆け引きがおもしろかった。。
でもリモコン式ビムを口にくわえてたのはいいけど
上手くしゃべりすぎだろっw

予告観た感じでは、坂本とは学生時代の知り合いっぽい
けどグラサンは気づいてないのか?風貌変わってないし…
{/netabare}

10話「ハイレベル」
{netabare} 最強プレイヤー織田とは、坂本の高校の同級生って
ことがわかる。。決着はつかなかったし
ラスボスフラグか?

次回は定石どうりの医者との対決!「しき」も再登場
するしどうなるか…
{/netabare}

11話「復活」
{netabare} いろいろとツッコミどころあったけど、坂本が死んだ
かどうか普通レーダーで調べるだろ・)ノ
あと鎌で攻撃したあと、逃げた意味が分からない…
殺せたよね???

シリアス展開からのビムがヒミコの胸でバウンドした
あとの伊達のリアクションおもしろかった(^_^)

来週は平のおっさんとの今までの伏線がついに
回収されそう(^ー゜)
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 35
ネタバレ

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

爆弾型バトルロワイアル!

話の設定がすごく好きです。
キャラデザはあまり好みではないのですが、爆弾を使ってのバトルシーンの作画は迫力があって良かったです。

1話感想
{netabare}
敵があんだけ爆弾投げまくって死ななかったのに、こっちが一個爆弾しかけただけなのに殺せるってどーいうことなの?
圧倒的主人公補正ですねw{/netabare}

2話感想
{netabare}
今回はヒミコサイドの話ですね。
てかヒミコかわいそすぎんだろ・・・
ヒミコがあの部屋から逃げ出せたんだから事件が解決されたといってもいいのに、それで島送りにされるってどんなだよ。
てか先輩の部屋に行きたがったの友達の方じゃねーか!
理不尽すぎんだろ!

てことは主人公が島に連れてこられたのはお母さんのせいなんだろねきっと。
いや、お母さんは悪くないのか?
働かないのがだめなんだし・・・
まぁなんでもいいやw{/netabare}

3話感想
{netabare}
ついに本格バトル始動です!
にしても平のおっちゃんはいいキャラしてるわ。
普段頼りなさそうに見える人がいざという時には超キレる、そういう人は結構好きです。
でも、坂本も伊達に主人公やってないねw
武器持ってる奴らがいるのに動じないなんて、やっぱ主人公はこうでないと。
てか、部屋で引きこもっている時とのギャップがすごいなw{/netabare}

4話感想
{netabare}
何か危ない子が出てきたよ!?
親父の方は中々エグイ死にざまでしたね。
てか、親子なのに顔似てなさすぎw

あの近距離で爆弾受けても死ななかったってことはあの子も主要人物なのかな?
主人公並みの補正がかかってますねw
あのモブっぽい弁護士のおっさんは今頃どっかであっさり死んでるんでしょうか?(;゚∀゚)

ちょっと原作が読みたくなってきましたw{/netabare}

5話感想
{netabare}
ようやく正ヒロインと行動することになりましたね。
準ヒロインはおっちゃんってことでw
バトルというほどのバトルはなかったけど、たまにはまったり?と話をしてもいいじゃないか!
中々エグイアニメだしねw

てか、オオトカゲって何ぞ!?
あんなのが普通に生息してたら殺し合いをするとか以前にみんな食われてしまうんじゃないか?
実際爆弾とか関係なく死んでしまう人とかもこれから出てきそうですね(;゚∀゚){/netabare}

6話感想
{netabare}
坂本いいね!
やっぱ主役はこうでなくては!
まぁわざわざはしごに上らずとも、普通にとっとと爆弾投げてりゃいいような気もしますがねw

ところで仕事中のおっちゃん、悪い顔してたね~。
あんないい人なのに、信じられないです(;゚∀゚){/netabare}

7話感想
{netabare}
坂本の運動神経おかしいだろ!?
引きこもりですよね!?
毒ガスからの逃げ方がすごすぎんだろ!
一体どこにあんな力が・・・?

そして宮本・・・
今回は中々のグロ映像でしたね(;゚∀゚)
あいつ結構いいキャラしてるからもっと最後まで残っていて欲しかったのに・・・

弁護士のオヤジ?
ああ、いたね~そんなのも。(興味なし){/netabare}

8話
{netabare}
手が吹っ飛んでも生きていられるものなのか?
即死はないだろうが普通は出血多量とかでお陀仏な気がするんだが・・・(;゚∀゚)

伊達って奴はひどい奴だねほんと。
でもおっちゃんの治療をしてくれてたっぽいよね。
何が目的なのか・・・

あとは出てきていきなり裏切りおった女ですね。
もうこの島では裏切りがあたりまえなんだね。
俺がもしBTOOOMに参加させられたらどうなるんだろう。
誰か仲間を作ってもやっぱり裏切ってしまうのだろうか・・・
それ以前にビムの使い方を誤って自爆したり、オオトカゲに食われて人知れず死んでしまいそうな気がしますねw
我ながら情けない(;゚∀゚){/netabare}

9話感想
{netabare}
史上最強のニート、それが坂本だ!
とは言ってもさすがにここまでの主人公補正はやりすぎなんじゃないかなぁ・・・?
ファイヤーを使ってたオッサンは一個のビムであっさり死んだのに坂本は三個ぐらい一気にくらったのに生きてたよ!?
いやまぁくらってないから生きてるんだけど、あの状況でくらわないのはさすがに無理があると思うんだ俺は(;゚∀゚){/netabare}

10話感想
{netabare}
坂本さん、マジすみませんでした!
前回は主人公補正で生き残れたとかなんとかほざいてしまって本当にもうしわけございませんでした(;゚∀゚)
ちゃんと坂本は考えてたんだね。
今回もまたピンチな感じで終わったが坂本ならまぁ大丈夫だよねw
結果として坂本は織田に負けてしまったが、ほんとに良い戦いで、これからの二人の対決が楽しみです。
{/netabare}

11話感想
{netabare}
ヒミコ自重しろw
ヒミコが胸でビムを跳ね返した時に変な声を出しやがったせいでおもわず吹いちまったじゃねえかw
シリアス展開台無しだよ(;゚∀゚)

村崎さんは伊達を許してしまったのか。
どこまでいい人なんだよ。
俺にはいまいち理解できないが、ほんとに伊達のことが好きだったということだけはよくわかるよ。
てか、村崎さんも坂本に負けず劣らずの生命力を持ってますよねw
腕なくなったのに生きてるし、伊達のビムくらっても復活するしw

次回最終話か・・・
ほんとに最後のは平さんなんかな・・・{/netabare}

12話感想
{netabare}
まさか平さんが死んでしまうとは思わなかったよ(T_T)
てかその後すぐにラブコメってる二人ってどーなの?
大事な仲間が死んでしまったら普通はしばらく立ち直れないと思うんだが(;゚∀゚)

最後だけOPが変わってましたね。
なかなかカッコいい曲だと思いました。
変える必要があったのかいまいちわからんがw
流れてきた映像もこれまでの戦いの総集編って感じで中々良かったです。{/netabare}

総評

かなり楽しめたバトルアニメでした!
終わり方からしてこれは2期あるでしょうね。
大いに期待して待ちましょう!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 62

Jacks さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

なぜ彼らはサバイバルを繰り返すのか?

ゲームは多種多様。それは家や外でプレイするもの。
最近、VR(Virtual Reality)やアプリが人気ですね。僕は去年VRを体験しましたが、凄かったです。立体感が半端なかった。
こうしてゲームそのものは常に進化し続けます。デペロッパー(開発会社)が倒産しない限り。
ちなみに僕はモバイルゲームが嫌いです。今まで一度もプレイしていません。これからもずっとそうするでしょう。
お金は貴重です。時間を無駄にしないように。

さて、今からBtooom!について語ります。
この作品の主人公は坂本竜太(さかもとりょうた)です。彼はBTOOOM!というMMOでの実力派オンラインプレイヤーで、いわゆる「ニート」でもあります。
僕はニートも嫌いですが、彼の無慈悲な過去を考慮すると、ある程度は同情します。
ある日、竜太が目を覚ますと、そこは無人島でした。彼は「リアルBTOOOM!」に巻き込まれたのでした。
持ち前のスキル、爆弾(BIM)、レーダーを用いて、このゲームを生き残ることになります。
もう一人の参加者はヒミコ。彼女は本作のヒロイン。彼女も竜太と同じくらい悲劇的な過去を経験しています。
初めは一緒に行動しませんが、ある出来事をきっかけに行動を共にします。お互いを信頼し合うほど。

ストーリーは至ってシンプル。殺戮の繰り返し。それだけです。
にも関わらず、多少のSci-fi要素を含みながらもリアリティのある描写や掛け合いがチャームポイントです。
ある映画にこういう名言があります。「必死に生きるか、必死に死ぬか」。
そう、Btooom!の登場人物は生きるために食し戦う。狂気に落ちる者もいる。
僕が言いたいのは、この作品で人間の本性を垣間見ることができるということです。

登場人物は熟練した大人ばかり。竜太は頭が良く賢い。ヒミコは特別なスキルを持ち合わせていませんが、デリケートな性格で困難を乗り越えることも。
参加者の一人、吉良康介(きらこうすけ)はかなりイカれた子供です(褒め言葉)。出番こそ少ないものの、視聴者に激烈なインパクトを与えます。
見所は竜太と康介の心理戦ですね。ただの爆弾の投げ合いだけでは済みません。いかに相手の裏をかくか。狙い定めた時、爆弾を放つ。
織田信隆(おだのぶたか)や木下秀美(きのしたひでみ)などの参加者も手強いです。前者は竜太と訳あり。
他の参加者も厳ついぐらい個性的で、簡単には攻略できない面々。かなりねじれています。

作画は綺麗です。特に背景、日光、森、動物。
爆発のエフェクトは派手で鮮やか。状況に応じて構成が異なります。
キャラデザはすごく僕好みです。どのキャラもイケてます。ヒミコのデザインは個人的にツボです。

声優陣の演技も良い。まるで洋画の吹き替えです。竜太の中の人が俳優さんだとは観終えるまで知りませんでした。
OP・EDテーマはこの作品の最たる長所と言うべきでしょうか。OPはロックでスタイリッシュで、何度でも聴きたくなる。大好きです。
この作品を観る前に公式MVを観ました。カッコよすぎる。この一言に尽きます。観て損はないですよ。
EDはヒミコの心情を静かなメロディで彩っています。定期的に聴きたくなる曲ですね。
それぞれの歌詞も本編に忠実です。とても丁寧に。ナノさんとMay'nさんGJ。

若干の性的描写が含まれます。が、この点については意見が分かれます。
気にしない人がいれば、不必要だと言う人もいる。僕は前者ですね。

BGMはあまり印象的じゃない。ほとんどのシーンに合っていません。ですが、雰囲気を壊すほどではないです。

キャラの描写が細かい反面、ストーリーの進行が非常に遅い。面白く感じるのに時間がかかります。

ストーリーが未完。解釈次第では綺麗に終わったように見えますが、明らかに消化不良です。

全体を通して、Btooom!は良質な作品です。独特な作風で欠点も多いですが、それでも面白さは保証します。
当初、僕は主人公の設定で避けていましたが、いざ観始めると最後まで没頭しました。
この作品も万民向けではありません。ボンバーマン、ファークライシリーズ、LOST、ハンガー・ゲームが好きなら、楽しめます。

僕はこの作品をネットで観ました。数日後、海外版Blu-rayを購入しました。
理由はこの作品を愛していると同時に、第2期を熱望しているからです。
売上的には無理な話ですが、少しでも足しになれば。希望は捨てていません。

「生き残れ。爆裂ショーの幕開けだ」

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

72.3 2 デスゲームで理不尽なアニメランキング2位
グレイプニル(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (397)
1393人が棚に入れました
ごくごく普通の男子高校生・加賀谷修一には、ある秘密があった。……バケモノに変身してしまうという秘密が。しかし、バケモノはバケモノでも、ゆるキャラ系のバケモノ!!そんなある日、そのバケモノの中に入ることができる少女に修一は出会う……。

声優・キャラクター
花江夏樹、東山奈央、花澤香菜、櫻井孝宏、伊藤美来、長谷川芳明、石上静香、安元洋貴、市ノ瀬加那、千葉翔也、大地葉
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

言い訳としての不殺。あるいはアリバイとしての不能

超常的な異能力で少年少女がバトルロワイヤル状況に巻き込まれる物語は数多い。

それぞれに作者や製作者の主張や欲望が盛り込まれ、相応の工夫を凝らしているのだろうが、本作では、なぜか素直に作中に入り込んで登場キャラに寄り添うことに抵抗を感じさせる。


{netabare}キャラに定型のレッテルを張り付けて分類したがるのはオタクの通例だが、その流儀に従うならば、主人公は「ヘタレ」という事になるだろう。

「着ぐるみ」少年と「装着者」少女の設定は、明らかに男女の性行為を転倒して裏返したものであるのは一目瞭然だ。
疑似的な性行為に対応して、主人公の内部へ「挿入」される少女は、主人公に対して裸体を晒すことを躊躇わないし、身体的および精神的な距離を詰めて迫ってくる。

が、主人公はそうした「挑発」ないし「誘惑」から過剰に身を引き、たかだか裸体を見ることすら、不自然に狼狽して逃走しようとする。
まるで自身を不能化するような異常に禁欲的な主人公の身振りは、オタク的「レッテル」自動仕分けとは縁のない視聴者にとっては、不可解極まりない。

確かに、高校生が性行為を行うことは、社会的に様々な障害や条件に阻まれている。
とはいえ、現実世界においてすら、高校生の性行為は必ずしも珍しい出来事とは言えないのに、ことさらに大昔の古典的なモラリストのような「モラル」を持ち出して性的なものから身を遠ざけようとする主人公の素振りは、「ルール」や「常識」が「現実」の社会とはとはまるで異なる異能力バトル「世界」においては、なおさらに説得的な設定が必要とされるはずだ。
「非現実」の物語「世界」に、「現実」では当たりのことだから、という理由付けが無条件で通用するわけはない。

データベースに登録された類型の「レッテル」に当てはめることがキャラの理解だと信じるオタク視聴者は、「こういうの」が「ヘタレ」の「お約束」だから、で納得するのかもしれないが、普通の視聴者には、ファンタジックなバトルロワイヤル「世界」に持ち込まれた「健全」なモラルは、抑圧的で不健全に歪んだ不能化の「呪い」のように見えてしまう。

高齢で勃起能力を失った老人がアナルセックスで性欲を満たそうとする倒錯した行為はまま存在するが、まだ若い主人公が自身の内部へ少女を「挿入」される設定は、若いだけになお一層倒錯したものに感じられる。

こうした主人公の設定が視聴者にもたらす印象は、オタク的「ヘタレ」了解よりも、「加害者」性の隠蔽への欲望だと思える。

TLと呼ばれる少女向けのポルノでは、「凌辱」や「調教」といったサブジャンルが人気があるようだ。
無理やりに性交されるという形式をとりながら実際には女性に快楽を与えているという、要するに女性が一方的な「被害者」ポジションのまま、主体的にセックスする責任や困難を免除されて快楽だけ受け取って愉しむという「ファンタジー」だ。

これを裏返したものが、自分の暴力は女を喜ばせているのだ、という男のレイプ「ファンタジー」だろう。(ここでは、性犯罪者の認知の歪みではなく、TLの凌辱「ファンタジー」のように「妄想的な空想」としての「ファンタジー」の意)

どちらも、性行為が本質的に抱え込む暴力性を解除して、空想的に快楽だけを取り出そうとする装置だ。(繰り返すが、空想上の愉しみのための装置で、現実的な認知の歪みではない)

「ヘタレ」の類型は、女性に手出しをしない/できないという「設定」によって、濃厚な性的雰囲気を愉しみながらも、主体的に行為しているわけでは無いという責任免除の「アリバイ」として用意される。
男女の性行為において、男が主体的に振る舞うことに対してどうしても紛れ込む暴力性=加害性を免除する「アリバイ」としての「ヘタレ」=「不能」化。
不能なのだから女性に対して「加害」できる筈がない=性的雰囲気が発生するのは自分のせいではない=性的愉悦を消費しても主体的な「責任」はない。

「着ぐるみ」と化した主人公に少女が「挿入」される本作の設定は、「ヘタレ」にまつわるアリバイ作りを更にもう1歩踏み越えさせている。
踏み越えたことに作中で説得的な理由付けをしようとする形跡が見えないからこそ、類型のレッテル了解では済まないと感じられるのだ。

「ヘタレ」設定にまつわる「アリバイ」の陰に隠れた性的愉悦の消費を構造化したアニメは数多いのに、殊更に本作の視聴において意識化されてしまうのは、もう一方で、本作の主人公が「殺す」ことをなんとしても回避しようとする「モラル」に取りつかれている描写のせいだ。

「不能」化という「アリバイ」が、性行為やエロティシズムがはらむ暴力性を主体的に引き受けようとしない責任回避の欲望であることが、なんとしても殺人を回避しようとする「不殺」の「モラル」もまた、何らかの「逃避」ではないかという印象を不可避に喚起する。{/netabare}

{netabare}現実世界では、様々な規範によって幾重にも「暴力」は禁止される。
暴力を否定することは、誰からも異議の出ない、無条件の正当性があると信じ込むことも、批判性というものを想像したこともない人間には自然であるのかもしれない。

だが、「暴力」を禁じる法やエシック等の各種の規範が崩壊して無秩序が顕現する「例外状態」では、暴力的なるものもまた顕現し、新たな秩序によって「禁止」が機能するまで噴出し続ける。

宇宙人の持ち込んだ超常能力でバトルロワイヤルが引き起こされる本作の物語「世界」は、現実からみて一種の例外状態の表象でもある。
現世的規範の崩壊した「世界」で、現世的規範に根拠づけられた「不殺」が無条件の正当性や説得力を持つわけがない。
「殺す」ことを絶対に否定するのであれば、この例外「世界」における新たな理由付けが必要とされるだろう。
が、作中に描写される主人公からもたらされるのは、無効な「モラル」を無批判に抱え込んで、例外状態での「決断」から逃避しているだけという印象のみだ。
性行為の加害性から逃避するアリバイと同型的に、バトルロワイヤルの暴力性を主体的に引き受ける責任を回避したい言い訳としての「不殺」


例外状態は、形而上的な思索の対象ではない。
新型ウィルスの感染圧力がそれぞれの社会での矛盾や軋轢を急速に表面化させた、2020年前半の世界各地の抗議デモの現場に、現に立ち現れている。

「秩序」は、社会を構成する様々な人々の、様々な「負担」によって担保されている。
差別という形で負担を担(わされ)ている人々がいたとしても、負担に耐えていられる間は「秩序」は揺らがない。
何らかの理由で負荷が上がり、これ以上の負担には耐えきれないと立ち上がれば、「秩序」が乱れるのは当たり前だ。
これ以上は耐えきれないという事実性が蜂起の原点であって、「秩序」を再構築する「構想」を準備することは「秩序」に抵抗する資格条件ではない。

そうした実力による抗議行動が時に暴力に至ることを、批判的に捉える人間は多い。
いや、アニメ視聴者の中では支配的かもしれない。

だが、抗議の正当性は認めつつ、「非暴力」の「平和的」な抗議やデモこそが、特権的な唯一の正統的な手段だという認識は、根拠がない。
まして、暴力を理由に抗議の正当性を否定することは、端的に倒錯だ。

たとえば、立てこもり事件が起きたとき、犯人が警官隊に拳銃を発砲すれば、いったん退いて作戦会議で戦術を練り直して出直すだろう。

だが、世界には、警官隊に発砲した瞬間に、マシンガンで応射して犯人を射殺する社会は多い。

そうした「マシンガンで射殺」社会では、「非暴力」の無抵抗戦術は有効性が高い。

むしろ、抵抗運動を貫徹するためにこそ、「非暴力」が必要となる。
世界各地の無抵抗「非暴力」デモの現場で、取り締まりの警官隊が抵抗者を小突き回したり殴りつけている映像は、ネットで無数に見つけることができるだろう。
「マシンガンで射殺」社会では、警官の挑発に対して身を護るそぶりを見せただけで、即座に逮捕か、最悪は殺される。

「非暴力」は、こうした「マシンガンで射殺」社会でこそ特権的な有効性があるのであって、「いったん退いて作戦会議」社会では何ら特権的でも有効性があるわけでもない。

警官の暴力に血を流しながら、頑強に無抵抗を貫く「非暴力」抗議者の無数の映像が教えるように、「非暴力」無抵抗運動は「マシンガンで射殺」社会においては、最前線で肉体を張る「暴力的」な運動形態なのだ。
「いったん退いて作戦会議」社会の市民が漠然と想像するような、肉体的なリスクなしに「安全」に行える「平和的」な手段ではない。

「非暴力」抵抗を特権化するのは、非暴力の有効性を評価しているのではなく、暴力から逃げたい=暴力行使に対して主体的な責任を取りたくない、逃避願望の反映なのだろう。
だからこそ、非暴力「抵抗」運動の実態を見ることなく、「非暴力」を神聖視する。
あらゆる「抵抗」運動は物理力の行使と無縁ではないのだから、暴力の全否定は「抵抗」の否定となって、結果的に現状=抑圧の全肯定という最悪の「暴力」にしかならない事実に無自覚となる。

ゼロ年代論壇を主導した高名な思想家は、一貫して実行力を伴う抵抗運動に冷笑的だが、彼が組織した国政選挙で不投票を呼び掛ける「抵抗運動」は、まったく実際的な効果のない無力なものだった。
実質的には何もしていないのに「抵抗」した「気分」だけを味わうという、「具体的、物理的な責任やリスクを負う事から逃走したい」この思想家の願望を露骨に露わにした「抵抗運動」だったが、社会参加することなくコンテンツを消費するだけで社会的な行為をしていることになる、という彼のオタク論が広くオタクの共感を集めたように、こうした感覚がアニメ視聴者の主流であるのかもしれない。

であればこそ、作者や製作者は説得的な設定を提示することなく、本作の主人公に、「不殺」が自明の最高価値であるかのような態度を取らせることになるのだろう。



「不能」も「不殺」も、何もあらゆる責任から逃避してまどろんでいたい自堕落な欲望を正当化するために持ち込んだ、というわけではないと思う。
だが、現実世界で漠然と支持/肯定されている価値観を漫然と虚構「世界」に持ち込んで、にもかかわらず虚構なりの価値づけを放棄した不作為が、キャラへの共感や理解を阻む結果を生んでしまった。

現実世界においてさえ、前述したように「不能」や「不殺」は無条件の正統的な価値観とは言えない。
様々に欺瞞的な理屈付けで正当化されている「気分」に過ぎない。

そうして、「現実」で正当化のためにこじ付けられる様々の理屈が存在しない虚構「世界」において、持ち込まれた「言い訳」や「アリバイ」がさらけ出した不自然は、逆に「現実」世界での正当化の理屈の欺瞞性や無根拠性を露わにしたと云えるかもしれない。{/netabare}



{netabare}理屈の上では、現実とは異なる物語「世界」では、あらゆる要素が設定される必要がある。

それこそ、重力加速度は1Gであるのか、天文学上の奇跡である太陽と視直径がほぼ等しい衛星の存在とか、大気中に遊離酸素が存在するとか、理屈の上では「自明」ではない。

達者な物語作者であれば、自分の語りたいものを描き出すうえで、特に現実と異なる要素を設定しなくてもいい部分は省略して、読者=視聴者を物語世界へ「自然に」導き入れる。
こうした「語り口」の巧拙が、つまり作者の実力という事になるのだろう。

作中で、主人公は様々に苦悩し、葛藤しているように描かれる。
が、「葛藤」が生じるのは、「暴力はいけないことだ」という「気分」を自明視しているからだ。
いや、主人公が自明視しているのではなく、作者や製作者が自明視しているから、主人公が葛藤することに敢えて説得的な説明を付け加えようとしていない、という事だろう。

だが、「異世界もの」で深い考えもなく「なんとなく」重力加速度を1Gとして描いても物語るものに影響しないだろうが、バトルロワイヤルという「暴力」を主題としていながら、「非暴力」を自明の価値として疑わない態度は、物語るものを致命的に損なうだろう。

主人公と物語に対する割り切れない視聴感は、こうした自覚性の欠如の結果であるように思われる。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 10
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

空っぽになった僕の中に入って来るソバカス娘の蒸れた匂い

原作コミックは未読。

【物語 3.5点】
分不相応、性急な変身願望の具現化が、
人間を外見ばかりじゃなく中身もバケモノに変えるデスゲーム。

青春の一大事が街の一大事と並列する。

基本構造は、幾度も提供されたパターン。

が、着ぐるみのバケモノと化した少年。
そのネチャネチャした空洞に背中のファスナーから、
女の子が下着姿やスク水で入って来て共闘する。
という、ぶっ飛んだ設定一発で、作風はエロスも交えて本能を刺激する、
異様なダークファンタジー風に。


着ぐるみの仕組みなど、謎が謎を呼び、1クール完走させる牽引力となるが、
結局、未完のまま終わる。
とある青春コミュニティー内のもつれが根幹に関わることが予感されるが、
事態には宇宙人の超常や、記憶操作系の異能も関わるため、先読みは困難。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・PINE JAM

陰鬱な田舎町→鬱蒼とした山林の背景美術が、
バケモノバトルにより失踪者が相次ぐミステリーな舞台を整える。

着ぐるみ主人公が躍動する、バケモノたちのバトルシーンは、
部位欠損、関節外しと、中々刺激的なバイオレンス。

序盤、犬の死体の描写で、見て見ぬ振りをしている死を意識させ、
うっかり踏みつけちゃった虫の描写で、
どうせ不必要な殺戮をしているじゃないかと指弾し、
一線を踏み越えるためのホップ、ステップを刻む。


フェチズムを追求した作画も視聴者を誘惑。

黒の塵のエフェクトによる死臭などの匂いの可視化。

そして、ヒロイン・紅愛(くれあ)の毎回脱ぐ度に違うカラーの下着姿w
それらが濡れたり透けたりしてリビドー(性衝動)を焚き付ける。
(私は意外性の{netabare}夕暮れ時のグリーン{/netabare}が良かったかな?……って何言わすんじゃいw)
宇宙人も羨む良い身体してます♪


もっとも、私の脳裏に一番焼き付いているのは紅愛の下着より{netabare}修一の汚部屋。
埃の積もり方に年季が入っていて不気味でした。{/netabare}


【キャラ 4.0点】
主人公・加賀谷修一。第一印象は青春に踏み込まない&踏み込めない。
ウブなナヨナヨ男子高校生。
が、どうやら{netabare}過去にはリア充の胆力もあったようだが、
諸事情により、くり抜かれたと言った方が的確な模様。{/netabare}

そんな空っぽになった修一の中に入って来るヒロイン・青木紅愛。
サバイバルのためなら外道な作戦も厭わない豪胆なギャルで、
去勢されたように大人しい修一の闘争本能を焚き付けるコンビネーション。

事態の一歩先から立ちはだかる紅愛の姉・江麗奈(えれな)
今の妹とは対照的におしとやかな外面だが、
過去に{netabare}両親を殺害する{/netabare}などアブナイなオーラを放ち暗躍。

以上の主人公と姉妹のトライアングルを軸とした
コイン争奪を巡る血みどろの人物相関を、
発端となるアイテムをもたらした宇宙人が、
無責任に俯瞰する構図。

ただでさえ宇宙人との契約は厳に慎むべきなのに……。
その上、地球の風土病である中二病まで併発しているとなれば、もはや手遅れですw
悪趣味な人間観察は二次元だけでお願いしますw


そんな中、同級生の三船奈々は、バケモノや能力と関わりの無い貴重な一般人で、
しばしば主人公のことも気に掛けてくれるオアシス。守りたいこの普通。


【声優 4.0点】
主人公・修一役の花江 夏樹さん。義憤ボイスは相変わらずパワフルだが、
理性のタガが外れた“殺す!”などは、多分に罵詈雑言w

ヒロイン・紅愛役の東山 奈央さんのドSボイス。
姉・江麗奈役の花澤 香菜さんの禍々しい警告ボイス。

豪華声優陣の稀少な毒ボイスの応酬が聴き所。

極め付けは宇宙人役の櫻井 孝宏さん。
“なるほど”などの柔和な台詞回しでイケメン無罪を画策するが、
私はツッコみたい衝動を抑えきれませんw
俄に{netabare}女声を出して{/netabare}懐柔しようたってそうはいきませんw


【音楽 4.0点】
劇伴もまた異様。
特に戦闘曲では静かなピアノの旋律に続いて、
勇壮な混声コーラス、金管の重低音で畳み掛けて来る。

OPはHikaru//の「Alten-ate-」
解散した元Kalafina・Hikaruさんのソロデビューシングル。
コーラスに続いて、疾走するストリングスに、
自身が作詞した“この物語の主役じゃない”“二人で一つ”と
作品のキーワードを乗せた真面目な主題歌。

EDはMiliの「雨と体液と匂い」
ピュアなピアノサウンドとボーカルに、
思春期目線で感じたエロスを赤裸々に告白したエキセントリックな歌詞と、
UFOでも飛来しそうなシンセの和音をアレンジした、良い意味で歪で不真面目な怪作。
頭サビ→Aメロ→Bメロ→サビに行かずに終わるTVサイズも変化球だが
不穏な余韻を残す。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 28
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

観終わった

10話までの感想{netabare}
本当は最終回まで見てから感想書こうと思ったけど、10話でキョウチクトウが出たので取り急ぎ。

原作未読。
最初“ダーウィンズゲーム”の続き?と思うくらい雰囲気が似ててビックリ。
けど見て行くと“ダーウィンズゲーム”より面白い、かも?
なにより黒幕──本当に宇宙人なのか、宇宙船の修理が本当なのか怪しいけど──がガッツリと登場してくれてるのがありがたい。
これが謎なまんま「主人公は一体何を目的に行動してるのか(騙されてても構わないので)」がよく分からない作品はやっぱ辛いッス。

あと、設定が妙に懐かしい。
パワードスーツや触手の中から美少女がにゅっと這い出してるキービジュは大昔からあるもので、これはそれを踏襲してるよね。
(パっと思い出したのではメトロイドとコレ→ https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61SJF-7SdmL._AC_SL1000_.jpg )
宇宙人の宇宙船が墜落して、地球人に頼んで燃料集める話ってのもスゲー昔にあったよね、最近もあるだろうけど。
三部忠則は夢枕獏だし、そこら辺の昔からあるネタを現代風にリファインした作品としては…成功してるんじゃない?
ただ人によってはこれも古臭く見える可能性あるかも?

そして笑ったのが、そこまでデザイン似てるハズじゃないのに吉岡さんが“エルフェンリート”のナナに雰囲気スゲー似てる気がして。
と思ったら案の定残酷な目に遭ってw
くっそww、こういう系のキャラはこういう目に遭うテンプレでもあるのか?
痒い所に手が届くというかお約束を理解してる様で、結構安心して見てられます。

因みに8話絵コンテは金崎貴臣。

余談・園芸ネタ(個人的にはこっちが本命){netabare}
キョウチクトウは合弁花なのであんな散り方はしない。
まぁそれはいいんだ、細かいことは気にしない。
問題はそれを燃やして敵対グループがどうこうの描写。
作中の表現では煙を吸ってというよりも、炎に巻かれて立ち往生してる様にしか見えなかった。
もっとこう、煙が立ち込めて周囲を覆うって見せ方できなかったのかな?
“ヴィンランドサガ”の何話だっけかなぁ、火を放って煙で視界が遮られるシーンがあるのだけど、あんな感じの。
ここまで作画頑張ってたので「なんでここで?」と不思議に思ったり。

それと放送時期が非常に惜しい、これを惜しいと思うのは私だけかも知れないけど…。
前期放送の“虚構推理”の最終回にキョウチクトウらしきもの(確証は無い)が映ってて、多分だけどミステリー界では毒草として有名で、「ミステリーの体を保とうとしたささやかながらの表現」と思ってるのだけど、“グレイプニル”と同時期放送だったらその説得力も高かっただろうなぁ、と。
虚構推理が1期遅れて放送かグレイプニルが一期早く放送か…って、そうすると“ダーウィンズゲーム”と被って厄介だった?{/netabare}{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
おんやぁ?それまでバトルものだった展開が12話でサスペンスみたいな方向になって新情報がモリモリ出だして、「2クール作品だったっけ?」と思ったら13話で終わって1クール作品でした。
主人公の記憶が戻ると残留思念だか亡霊だかが襲ってくるってことでいいのか?
なんか…同期放送の“継つぐもも”と非常に似た展開で終わっちゃった予感、もう「3年間修行に出る」で終わりでいいんじゃね?
──と思ったら、え?原作自体がここまでなの?
あははそりゃ仕方ないwってかそんなストックでアニメ化するなよwwこりゃアニメスタッフも困ったんじゃないか?
どんなにヒットしようが続編は難しい(なのに続きモノ)ってのは士気に関わらんか?
意味ありげで意味の無かった三部や三船の存在とか、1回限りの吉岡とのフュージョンとか、先の展開知らないのによくやるもんだ。
三船は一部の特殊性癖持ちがエレクチオンしそうな残酷な死に方をするんだろうと期待してた(名前からしてミフューンだし、首跳ね飛ばされたら爆笑する準備は出来てた)のでそうじゃなくて結構意外だったり。
それよりもフュージョンだね、最後に紅愛とそのモードになると睨んでたのに…無しでいいのか、これ?

結局は謎に謎を重ねた状態で、オレたたエンドかどうかも私にはよく分からない。
こういうのが一番評価に困るね、クソアニメとレッテル貼られるくらいなら未完成で閉めた方がマシってなられても困るので一応☆は下げとくけど、本来は保留にしときたいトコロ。
細かい部分の感想が未完成過ぎて言えない。
けど原作ストック無いのかぁ、もうちょい進んでからアニメ化すれば良いのに…。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 16

70.2 3 デスゲームで理不尽なアニメランキング3位
魔法少女育成計画(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (665)
2794人が棚に入れました
ソーシャルゲーム「魔法少女育成計画」には、何万人かに一人の割合で本物の魔法少女になれるという噂が存在していた。
幼い頃から魔法少女に憧れていた中学生、姫河小雪もゲームをプレイするひとり。
ある日、いつものようにゲームをプレイしていると、マスコットキャラクターのファヴが突然、小雪に語り掛け、本物の魔法少女に選ばれたことを告げる。

声優・キャラクター
東山奈央、沼倉愛美、佐倉綾音、内山夕実、花守ゆみり、井上喜久子、日笠陽子、水瀬いのり、松田利冴、松田颯水、西明日香、新井里美、早見沙織、小林ゆう、緒方恵美、日高里菜、間宮くるみ
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

個性的で魅力的なキャラは多かったものの肝心の主人公が・・・

スノーホワイト:種崎敦美
ラ・ピュセル:田所あずさ
ねむりん:黒沢ともよ
カラミティ・メアリ:大橋彩香
プフレ:後藤沙緒里
シャドウゲール:種田梨沙
ディティック・ベル:村川梨衣
ラピス・ラズリーヌ:小澤亜李
レイン・ポゥ:麻倉もも
ポスタリィ:大森日雅
袋井魔梨華:日高里菜

アニメ化より1年前
魔法少女育成計画のドラマCDが発売され
アニメ化の告知がされました
上のはドラマCD版のキャストです
子役時代から黒沢ともよファンをやってる身としては
当然押さえるしかないないわけですが
そのあと無情な宣告が・・・

TVアニメ版はキャスト総入れ替え
しかも基本的にアニメ版の方が人気の高い声優さんが多いわけです
ねむりん役はともよちゃんからゆみりちゃんにコンバート
これはあれですか?
花守ゆみり>黒沢ともよってことですか!?
いえまぁゆみりちゃんが嫌いなわけじゃなくて
むしろ毎週もぐこみゅ聞いて公録行ったりしてたくらいには好きなんですが
なんだか複雑な心境です・・・
アニメでもちゃっかり別の役もらってる日高里菜もいることだし
別の役でもいいからともよちゃんを使ってあげてほしかった・・・

なんて話はどうでもいいとして

魔法少女育成計画という題名
魔法少女という単語にファンシーな響きを感じる人は
もはや深夜アニメの視聴者にはほとんどいないでしょう
魔法少女リリカルなのはシリーズや
魔法少女まどか☆マギカの影響で
もはや魔法少女と名の付く深夜アニメとあれば
むしろハードな展開をイメージする人の方が多いのではないでしょうか?

この作品も16人の魔法少女たちが生き残りをかけて戦うサバイバルアクション
最近の魔法少女モノの流れを汲んだ
運命に翻弄される魔法少女たちの過酷な戦いを描いた作品です

心優しい中学生の少女が
腹黒いマスコットに騙されて魔法少女になり
命がけで戦わされるというあたりは
魔法少女モノの中でもまどか☆マギカの影響を大きく受けているようです

しかし実際にそれ以上に色濃く影響を受けていると思われる作品は
高見広春のバトル・ロワイアルでしょう
デス・ゲームというジャンルをメジャージャンルとして確立したこの作品は
近年のあらゆるデス・ゲーム系作品の祖と言っても過言ではなく
このジャンルで勝負すること自体影響を受けている証拠ですから
当たり前の話であるとも言えます

そもそも古今東西ありとあらゆる作品が
何らかの他作品の影響を受けて作られており
影響を受けていること自体は非難されるようなことではありません
バトロワにしても死のロングウォークの影響が良く論じられますが
それがバトロワの価値を毀損することにはなりません

ただの二番煎じで終わるか
アニメ史の一里塚となれるかどうかは
その作品ならではに魅力を打ち出せるかどうかにあると思います
そしてこの作品にはそれが十分にあったと思います

{netabare}アニメ開始と同時に大きな話題を呼んだのは
魔法少女(男)だったラ・ピュセル
ラ・ピュセルという単語はジャンヌ・ダルクの異名として知られており
おそらく颯太君的にもそのイメージで命名したのでしょう
実際はフランス語で乙女とかその程度の意味の普通名詞で
ジャンヌ・ダルクそのものを指し示す単語ではないのですが
まぁ颯太君中学生ですしね
乙女の名を冠した魔法少女が変身前は男というのが
これは男の娘の一種なのかいやむしろトランスジェンダーだろう
といった感じでかなり話題になっていました
話題になりすぎました

1クールで16人を急ぎ足で殺して回らなくてはいけない
という制約の中で一人一人の掘り下げを頑張っていたと思いますし
最後まで見ればラ・ピュセルショックがピークの出オチアニメではない
とはっきりわかると思います
魅力的なキャラはたくさんいたのですが
デスゲーム系作品の宿命で
そのほとんどが次々と退場していって
最終話まで残るのはごくわずかなキャラだけになります

お気に入りキャラの退場で興味を失ってしまった層は
その先の展開を見てすらくれません
大きな話題になったラ・ピュセルがあまりに早期に退場したことで
話題性が大きく減ってしまったように思います

本来なら親友の死の影響を一番受けている
主人公のスノーホワイトが
ラ・ピュセルの死を乗り越えて
しっかりと物語を牽引していかなくてはいけなかったんでしょう

終盤まで生き残ったキャラの中で
スイムスイムなんかはなかなかのサイコパスっぷりで
かなりいい悪役キャラだったと思うんですが
そのスイムスイムを倒したのはリップルでした
さらに諸悪の根源たるファヴを倒す際は
スノーホワイトの能力で弱点を読み取って倒したかのように見えて
読み取った際にはもうすでにリップルがその方法で倒そうとしていて
結局スノーホワイトがあの場にいなくとも
同じ結末になったことは想像に難くありません

トップスピードを失ったリップルは
復讐のために戦いを挑み
ルーラを失った(自分で殺したんですが)スイムスイムは
自分がお姫様になるためにルーラの教えを忠実に守ります
つまりトップスピードやルーラは退場しても
物語に強い影響力を持っていたわけで
魔法少女としては死亡しても
そのキャラクター性は別のキャラクターを媒介に
作品内で生き続けているわけです

それに対してスノーホワイトは
ラ・ピュセル、ハードゴア・アリスと
自分を慕ってくれる相手を2回も失ってなお
本質的に何も変わっていません

この手の作品としては戦いを通した主人公の成長を描くことが
一つのポイントになると思うのですが
一連の事件の中で最後の最後まで
スノーホワイトはほとんど傍観者でしかありませんでした

それがエピローグで突然成長後になっていても
はっきり言って描写不足以外の何物でもありません
それがそのまま主人公の魅力不足につながっており
魅力に乏しいキャラがデスゲームの終盤に残って
無駄に尺を取ってしまいっていることが
作品自体をあと一歩物足りないものにしています

製作陣もその辺の弱点に気が付いていたからこそ
OP主題歌をもう一人の生き残りであるリップルの方に任せたのだと思いますが
それでもまだもう一味足りなかったかなぁという印象です{/netabare}

全体的にレベルは高く最後まで楽しく見れました
この作品ならではと言える魅力はあったものの
名作・傑作と呼ぶには少し届かないでしょう
この手のジャンルが好きな人にはお勧めできますが
万人向けとは言い難いアニメでした

おまけ
{netabare}キャラソンライブ行ってきました
キャラソンライブとは言ったものの
キャラソン9曲+OPEDの11曲しかないこともあって
歌が終わった後はひな壇形式っぽい
キャスト陣全員参加のトークパートだったのですが
むしろそっちがメインなんじゃないかってくらい
いろいろ面白い話が聞けたので
覚えている範囲で載せておきます

スノーホワイト(東山奈央)&
ラ・ピュセル(佐倉綾音)

ウエディングを意識した純白の衣装に身を包む二人
あやねるの男装はわりとガチでイケメンでした
「この恰好見た日高が女の顔になってた」とは本人の談
日ごろから百合営業に精を出すあやねるですが
さすがに抜かりないですね
しかし女体化して魔法少女になった少年役の女性声優が男装していると
もう何が何だかw

あやねる「今日は結婚式あげられてよかった!すぐ離婚だけど」
なおぼう「えー?ひどい!」
あやねる「だっておまえに三途の川を渡らせるわけにいかないだろ!」
まぁ離別じゃなくて死別だけどね

ハードゴア・アリス(日高里菜)

最初キャラソンはスノーホワイトとデュエットになる可能性があったらしいですが
結局一人で歌うことになったちゃんりな
彼女だけは歌が終わった後
ラジオ生放送のためトークパート欠席でした
残念!
エジソンのせいか・・・
もっとあのゴスロリちゃんりなを見ていたかった

リップル(沼倉愛美)&
トップスピード( 内山夕実)

キャラクター的にはこの二人大好きで
中の人的にもこの二人は好きなんですが
ぬー「OPでCDデビューまでさせてもらって感謝してもしきれない
これから曲を歌うたびにこの作品を思い出してもらえると嬉しい」
ゆみさん「実況でトップスピードが死んだときたくさんの人が悲しんでくれて
キャラクターがすごくみんなに愛されているのが伝わってうれしかった」
などなどコメントが優等生過ぎてイベント的にはあんまり面白みはなかったなぁ
まぁ悪役やギャグっぽいキャラと比べて
キャラのイメージを壊さないようにコメントすると
面白くしにくいってのはあるかも?

ルーラ(日笠陽子)&
スイムスイム(水瀬いのり)

早期の脱落者たちが出番が少なかったことを嘆いていて
最終的にだいたいスイムスイムのせいだ!という話になって
いのすけ「私はルーラの言いつけを守っただけだよ!私はお姫様になりたかったの!」
ひよっち「スイムスイム様たくさん回想していただきありがとうございました。おかげでギャラが・・・」
揉み手でスイムスイムにへつらうルーラさんw
脱落の速かったルーラですが
回想シーンが多かったおかげで
出番は終盤までたくさんあったんですね
たぶんルーラもこのくらいプライドが低かったらもっと生き残れたことでしょうw

ミナエル(松田利冴)&
ユナエル(松田颯水)&
たま(西明日香)

ミナユナはオーディション時は
一人で二役やる予定になっていて
松田姉妹は一つの役を取り合うライバルとしてオーディションに向かったそうな
そして妹の方に先に合格の電話が来て
横で聞いていた姉は複雑な思いで「合格おめでとう」
と声をかけて「あんたもやるんだよ!」と返されたそうです

ちなみにレコーディングで歌っているときは
「聞こえてくるのが自分の声なのか相方の声なのかよくわからなくなった」
なんて話をしてました
一瞬そんな馬鹿なwと思いましたが
マイクを通して聴いた自分の声ってなんか違和感ありますよね
マイクを通した自分の声より相方の声の方が聞きなれていれば
そういうこともあってもおかしくないのかな?

たま役のあっちゃんは人を殺す役は初めてだったとのこと
でもオーディションではスイムスイムもうけていて
逆にいのすけはたまも受けていたらしいので
もしキャスティングが逆になっていたら
はじめてにして大量虐殺していた可能性も!?

ねむりん(花守ゆみり)

なぜかルーラ一味に交じっての登場
スイムスイムをそそのかしたある意味黒幕という扱いなのでしょうか?
歌ってる最中に眷属(雲型のアクセサリ)を落っことすw

オーディションの時はマネージャーに
すぐ死んじゃいそうなキャラを狙おうといわれて
見事にねむりんを射止めたそうです

カラミティ・メアリ(井上喜久子)&
マジカロイド44(新井里美)

新井里美がリアルイベントに出てきて
しかもステージ上で歌まで披露する・・・
こんなイベントめったにないぞ!?
と思ってたらめったにないどころか
声優人生17年間で初だそうです
「もうアフレコとかじゃ全然緊張しないんですが、今日は緊張して眠れませんでした」
そしてそのしゃべり方をマネする17歳(おいおい)
こんなマネできるのもこの人くらいだな

ちなみに17歳(おいおい)のオーディションの決め手は
あのドスの利いた「クルクルリン」だったそうですw

森の音楽家クラムベリー(緒方恵美)

ライブの時イヤモニ付け忘れてそのまま歌ったそうな
普段自分のライブでそういうのつけずにヘッドバンギングしてるので
ついつけないで出て行ってしまったらしい

トークパートでは進行役をやっていたので
逆にあんまり自身のお話を聞けなかったのが残念

シスターナナ(早見沙織)&
ヴェス・ウィンタープリズン(小林ゆう)

はやみん「デビューの頃からよくしてもらってるゆうさんと一緒でうれしいです」
小林画伯「…」うしろからはやみんに抱き着く
公認百合カップルなのはわかるけどそこまでべたべたしなくてもw

パンフの自己PRページにはみんなファヴの絵を描く欄があるのですが
この二人の絵はヤバイですね・・・それぞれ別の意味で

ちなみにいろんな人がオーディションで複数の役を受けていて
あやねるなんか全部うけたらしいですが
はやみんはシスターナナだけしか受けなかったそうです
確かにぴったりな感じですね

全体的にかなり豪華なメンツで
よくまぁスケジュール合わせたなぁという感じ
あるいはイベント日程まで最初から決まってて
イベント出演が条件でのオーディションだったのかもしれませんね
会場もアンフィシアターというアニメ系イベント会場としては最上級の場所で
キンブレRAVEを使った無線制御で色彩自動切換えもきれいでした
というわけでかなり満足度の高いイベントでした!
ぜひまた開催してほしいですね
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 27
ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

【最終回】真実は如何に

監督:橋本裕之 (代表作ごちうさ)
構成・脚本:吉岡たかを(代表作、四月は君の嘘、今期WWW.WORKING!!)
キャラクターデザイン:愛敬由紀子(代表作、四月は君の嘘)
アニメーション制作:Lerche(がっこうぐらし!など)
プロデュース:ジェンコ

※総評は数日後にします。

今回アニメ化されたのは
『魔法少女育成計画』(このライトノベルがすごい!文庫)宝島社
です。
原作小説既読。

物語の内容は同じ地区にいる魔法少女を半減させるためサバイバルゲームをさせます。

第10話からルール変更。
{netabare}生き残り7人。更に4人に減らします。{/netabare}

なお、7話以後は原作がどのように描写されているかに着眼して記述していますので、先々まで相当のネタバレを書き込んでいます。
一応、一回のクリック、タップでは見えないようにしていますけど、閲覧の際には注意をして下さい。

(公式より)
かわいいキャラとシリアス展開でギャップを狙っているようなことを公式には書かれています。

{netabare} 最初から主人公のスノーホワイト(だと思う)の死体が出てくるんですけど・・?
ついでに男の娘ラ・ピュセル(変身して少女)も登場です。
スノーホワイトとラ・ピュセルは幼馴染でラ・ピュセルがスノーホワイトの教育係とコンビを組むところから物語りの展開がはじまります。
3話くらいまでは日常展開するのでしょうか。

魔法少女を管理するQBみたいなキャラ、ファヴが登場しますけど、なにかと物語りのキーを握っていそうです。
登場キャラが多いのでグダグダにならなければいいんですけどね。

4話は本作では珍しくルーラを中心にキャラの掘り下げを行っています。
実はこれ目的はルーラではなく、スイムの掘り下げで物語の根幹にかかってくる大掛かりな伏線です。
放送終局で明らかになるでしょう。{/netabare}

最近のジェンコプロデュース作品は感動系が多かったので忘却していましたけど、グロ鬱アニメの代表作『エルフェンリート』もジェンコでしたね。
『エルフェンリート』の再来と鳴り物入りで宣伝していた『極黒のブリュンヒルデ』が消化不良でしたので、本作でグロ鬱のリベンジを図ったのかもしれませんけど、出来としては『極黒のブリュンヒルデ』にも至っていないでしょう。

橋本監督は本作の前にダンガンロンパ3未来編の絵コンテを1話担当しています。
原作上はダンガンロンパ3ほどゲーム的なストーリーではないですけど、本作もダンガンロンパ3同様のザバイバルアクションですので、同作品からイメージングして演出を進めたのは否めないようですね。

それが故に、魔法少女が死ぬことの意味に対し伏線を張らず、したがって多数の視聴者にダンガンロンパ魔法少女編と印象付けてしまったのは失敗でしたね。

第2話メモ
{netabare}魔法少女をクビになると、現実世界で死ぬ設定。
ふむふむ、こうきたか。
さして伏線も張らずに、分かりやすくダークな展開にしてたな。{/netabare}

第6話メモ「殺しまくることが目的化したのか」
{netabare}率直に。アホらしくて観ていられん。
私は原作ゲームはやっていないので、純粋にアニメとして観ているが、殺し合いストーリーの場合、キャラに何らかの感情移入が生じないと視聴者の脳内に物語は生まれない。
2話で殺人だから、キャラの掘り下げを求めるのも矛盾してはいるな。
要は記号としての魔法少女(今回死んだけど、男の娘もいたが)がもがき苦しみ殺し合うシリアスシチュエーションをゲーム脳で楽しめと、そういうことだな。

グロい殺人ゲームを繰り返すだけならダンガンロンパやコープスパーティと何も変わらない罠←古っw
原作小説を読んだから言えることもあるけど、あまりに人の心を安く見積りしてはいないか。

個人的には殺し合いという事象のモラルや倫理観はどうでもよく、既にまどマギで魔法少女物のアンチテーゼを体験している身としては、殺人が目的化した【薄っぺらいダークファンタジー】をこれでもかと見せつける製作側の奢った態度が気にくわない。
よしんば、まどマギ超える気概で作り込んでいるなら未だしも、原作読んだ限りでは足下にも及ばない。

物語性を考えずただのグロアニメと思えば観られんこともないが、こんなアニメに業界の貴重なリソースが食われているかと思うと、そっちの方が情けないな。{/netabare}

追記。
本作の舞台モデルは原作者遠藤浅蜊氏の出身地上越市のようだが、アバンでマジカロイドが新潟県には存在しない「Seicomart」のパロディー「Saicomart」から登場するシーンがあったので調べてみた。
北海道ではセブンイレブン以上に存在するコンビニだが、北海道外では埼玉と茨城だけ。
パロディーとはいえ「Seicomart」そのもので、OPかEDで提供や協賛のクレジットはない。
ほとんどが上越のなかでアバンだけロケ地が北海道とは思えないので、埼玉、茨城かそれとも勝手に使っているのかな?疑問だ。

第7話メモ
原作完読です。
これ以後原作のイメージ補完の目的で視聴している。
{netabare}鬱展開はまだまだ続くが、ハードゴアアリス登場から描写のグロさが半端ないね。
てか、断首されても、カラミティメアリに銃でグチャグチャにされても死なないとか、不死身設定もトンでるw
主人公のスノーホワイトが怖がるの無理ないが、主人公が登場しても空気化が半端ない。
登場人物も多すぎるからね。

さて、今回はリップルの過去回想があったけどフラグなのかな?
カラミティメアリからの呼び出しは・・トップスピード半年の秘密とか、まーあれだが、原作通りなら次回は相当凄惨なことになる。

魔法少女を減らす為に
キャンデーの数→殺し合い→?
この作品、伏線と回収の間隔が短いから分かり易いのだけが長所だなw{/netabare}

第8話メモ
まぁ今週もお約束グロ描写と死者累々。
グロはもうスクイズさえかわいく思えてくるw
{netabare}今回、過去帳に記載されたのはヴェスとユナエル。
ヴェスはシスターナナに化けていたユナエルを壁に叩き潰して殺し、ミナエルを攻撃中に背後にいたスイムスイムに右手を切断されるが、このシーンはグロい。
ヴェスの死因は出血多量。
既にウイッキーでネタバレ編集されていてワロタ。

妹を殺されたミナエルはすっかり闇落ちだが、キャラがキャラだからさして変わったように思えない。
スノーはアリスを怖がっているけど、スノーは自分自身の善行を忘れているのか?

次の9話まで原作6章。
6章ではその他トップスピード、メアリ、シスターナナ(自殺)が地獄流し。生き残り7名。
次話はトップスピードの秘密暴露でお涙頂戴となるのかな?
トップスピードの秘密はボカしておいたがネタバレが結構書かれているw
お察しのとおり妊娠だぽん。

ついでにメアリはリップルに殺されて、トップスピードはスイムに殺されるんだぽん。
シスターナナの自殺はどうやって描かれるのかも気にはなる。
9話タイトル、ルール変更の意味は更に4人まで減らすということ。
スイムとその仲間(たまとミナエル)は本人含めて3人だからなぁ。
さて、最後の生き残りは単純に3+1となるだろうかw{/netabare}

第9話メモ
取り敢えず原作通りに進行しています。
今話のネタバレは第8話で記述済みです。
{netabare}とうとうメアリーがアンチマテリアルライフルまで使いだした。
モノはロシア製KSVKだろうけど、イゼッタ並みに上手に作画されていたな。
しかし、どこからそんな武器調達してくるのだかね。
魔法少女にライフルやグレネードで、思わずまどマギのほむらを思い出したw
いろいろと設定パクリ過ぎじゃないの。

メアリとのバトルで尺を使い、トップスピードとシスターナナの描写が雑だったのはいただけないな。
原作ではナナの自殺動機は克明に描写されているが、アニメだけではヴェスを失い悲嘆にくれての自殺のような誤解を招きかねない。

物語の基軸がチープである分、エモーショナルなシーンの演出にはもっと力を入れないとダメ。
ま、登場人物の数もだが、原作を掘り下げるなら2クールは必要な作品だが、1クールで纏めるなら構成と演出に相当の工夫が必要だが、監督も脚本も本作には向いていたとは思えない。

生き残り。
1.スイムスイム
2.スノーホワイト
3.たま
4.ハードゴアアリス
5.ミナエル
6.クラムベリー
7.リップル{/netabare}

第10話メモ
wikiがまだ未編集。
というより、顛末部分が全部編集されているのだが。
苦情でも入ったかな。
しかし、原作の表現はそれ程どぎつくはないが、冗談抜きにアニメは魔法少女や絵柄に騙されることなく、けっしてこの作品は子供に観せない方がいい。衝撃が強すぎる。
{netabare}さて、今話で、クラムベリーの立場であるマスターの意味と魔法の国の計画の一部を明らかにしてきた。
「魔法少女人材育成計画」
今話で読み取れる「育成」の意味は皆で考えてみるべし。

そして、今話のほとんどはハードゴアアリスのエピソードだが、ミナエルとユナエルのエピソードもある。
つまり、エピソードをやるということはフラグだが…。

アリスの目の隈はなるほど、そういうことか。
おいおい!遺書は穏やかではないが、いや、でも、これ、いくらJCでも辛すぎるだろう…。
しかし、父親が母親を殺した殺人犯だの、鬱極まる設定を容赦なくぶつけてくるな…。

アホの双子ミナ、ユナは大学生だった。
ほんの少しでもエピソードをやってもらえるだけマシな扱いかもしれないが、魔法少女の本分を忘れ、遊び半分に人を殺したり、キャンディーを強奪して自分達だけが生き残ろうなんてのは甘いのではないか。

スノーホワイトとアリスの関係が明らかにる。
スノーホワイトは自分の善行でアリスを救っていたことを知り、アリスとの絆が深まった。
しかし、アリスはスイムに殺される、変身前に…。
ミナエルがアリスの人形に化けてアリスの住処を突き止めたということ。
なお、アリス殺害シーンは衝撃的かつ悪趣味であり、視聴要注意。
スイムがアリスを襲う刹那、ファブのナレーションで「一般人に正体を知られたら、魔法少女はその資格を失うぽん!」は11話の伏線でもあるのでお聞き逃しなく。
次にスイム一味はクラムベリーの始末にかかるが、ここで返り討ちに遭い、たまが負傷しミナエルが殺される。死体はグロい。

まぁ、原作の通りに進んではいるが、今話で2名死亡とは尺の関係で急いでいるようだ。{/netabare}

第11話メモ
この回では、10話メモに記述したファブのナレーションが伏線となる意味が活きてくる。
{netabare}「魔法少女は仲間同士であっても人間の姿をみせてはいけない」{/netabare}はルーラの教えでもあり、{netabare}スイムはルーラの教えに従ってたまを殺す。
この伏線に感づいたかな。
クラムベリーが失神して魔法が解けた幼女スイムの姿を見て、トドメを刺すのを一瞬躊躇った隙に、たまの穴あけ能力で殺されてしまったね。
マスターのクラムベリーを殺したスイムがマスターとなったが、さてさて・・

はい。今週は原作からの予想の通りクラムベリー(たまに殺される)とたま(スイムに殺される)が南無阿弥陀。

twitterやブログなどでも、スイムの冷酷非情さを批判している向きが多いけれど、4話を観ていないのかな?
幼女に大人の倫理観の適用は無理だろうし、子供の残虐さとは呵責がなく天然なんだ。
(参考)WHOの精神疾患の分類ではスイムのような性格「行為障害」という。{/netabare}

最終回メモ
{netabare}あはは。終わってしもうた。
結果は原作の通りだけれど、原作ではクラムベリーとファブの出鱈目がバレて、ファブは魔法の国に粛清され、魔法の国の使者がスノーのもとへファブ達の悪行を詫びるのだが、魔法の国のことは詳しく描かないで終わった。
原作ストックもあるし、多分2期をやるだろうから、魔法の国のことは次期だな。
生き残り。
スノーホワイト、リップル。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 45
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

残酷に残虐を加える二重の重い物語…最後まで見ることができるかを試されるアニメ

可愛い魔法少女に得体の知れない物体、某魔法少女アニメの雰囲気を醸し出すこの作品。でも、こっちの方がより鬱っぽい気がしてなりません。どう展開していくのでしょうか。

3話まで
{netabare}人気スマホのゲームで適正がある子が選ばれて魔法少女になるという、突拍子もない設定。しかも、男子も可という。主人公は純粋に人助けをしたいという理由で魔法を使い、人助けを行います。新人でもあっという間に営業成績ナンバーワンに。そこへ得体の知れない物体が悪魔の発言「魔法少女増えて容量オーバーなので減らすね」…なんだそれは?

「営業成績悪い奴はクビね」…何年前の企業だよ。はじめに引っ掛かったのはねむりんという悪い夢から救う魔法を持つ少女。のんびりいい子で、現実に帰ろうと先を見始めていた矢先、心臓麻痺で帰らぬ人に…ベッドで手を降ろすシーンの残酷なこと…

クビにならずにいるには頑張るしかない状況。が、クビ=死の実態を知る。得体の知れない物体がまたもや悪魔の発言「死んじゃうぽん」「仕方ないぽんぽんぽんぽん」…もはやかのQBを超えた悪魔っぷり。さらにバージョンアップという、生き残るには何でもやってしまえという通知。次回から生死を賭けたバトル・ロワイアルが始まります。

これ、誰も救われないんじゃなかろうか…どんどん人減っていくし。生き残っても失ったものが大きいだろうし。回が進めば愛着のわくキャラもいるだろうし、そのキャラの「死」を見なきゃいけなくなること必至です。スノーホワイトとラピュセルの幼なじみコンビ(中身は男女)がいい感じだ。でも、ラピュセルは消えそうなフラグ立ってるよね…
ねむりんの現実は24歳…そうだ、設定はスマホのゲーム利用者だったな。男もいるし、きっと子どもいる女性もいそうな感じがします。ますます残酷な話になりそう…{/netabare}

6話まで…
{netabare}ねむりんの次に犠牲になったのはルーラ。社会人なりたてのこれからの子。が、自分に自信が有りすぎて上司と衝突。それだけ自信があるなら自分で起業した方が良いのにとも思う…が、出来ないんだよね。そこがミソだと思った。それは自分より弱い立場の人間しか従えないところからも、実は弱い人間であることが分かってしまいます。花見の席取りでスマホゲームに興じているのは可愛かったけどね…まさかの裏切りでアウト。裏切ったスイムスイム、電波です。が、実はスイムスイムの本体はねむりんが夢で焚き付けてしまったというオチ、ということは子ども…とんでもないものを残していきましたね…

魔法少女たちの裏側が明らかになってきました。カラミティはキ⚪ガイとか、シスターは百合とか、マジカロイドは家に帰るのが嫌な状況とか、クラムベリーが裏ボスとか。さらに謎の16人目登場。

そして次の犠牲者が…ラピュセル…クラムベリーのキチ⚪イ性格によって、そうちゃんが、そうちゃんがぁぁぁ…。死にたくないの本音、無惨すぎる死…スノーホワイトの騎士が死んじゃダメだろう…。さらにスノーホワイトを殺せという命令に従ってしまったアンドロイド子の死…立て続けかよ‼ スノーホワイトに近づいた彼女は斬られても死なない?なんなの?で次週。

ファブは鬼畜どころが化け物です。えげつなさはQB以上。
まさかのラピュセルの死…。序盤に退場とは意外すぎ。でも、その話、あっさりしすぎではないかと。スノーホワイトにとっては大切すぎる相手。絶望の思いが上手く表現できていない気がしました。後、クラムベリーの中の人は裏ボスや裏ボスの役似合います。が、自分が見たいのは弱々しい男の子。なんとか緒方さんを救ってよ、庵野監督~{/netabare}

9話まで
{netabare}脱落者が増えていく。カラミティはマジカロイドを殺ったハードゴアアリスをこれでもか、これでもかというくらいに殺ります。さすがに硫酸コンクリート詰はいかがかと…それでも生きてるアリス。不死身では誰が殺ろうにも無理だろ。
シスターは仲間募ろうとしても、本気なのはスノーホワイトのみ。スイムスイムのものとへ行くが、まさかのウィンタープリズンが双子の片割れ連れて退場。
リップル、トップスピード過去と今を知りつつ物語は気違いメアリ対リップルの戦いへ。
メアリの昭和丸出しの変身に度肝抜かされ、精神の弱さにイラつき、リップルがヤバイ展開に。が、間一髪トップスピードが救い、コンビで気違いを撃破。喜びも束の間、トップスピードが変人スイムスイムに…なんと、妊婦さんを子供ともとも道連れに…
気違いの犯した惨劇をスノーホワイトとアリスは懸命に救助するが、その背後には変人スイムスイム軍団の刃が…スノーホワイトの心の声を聞く能力に救われて次回へ。

残酷な天使の…じゃなかった、残酷すぎるバトル・ロワイアルが続きます。悪魔のマスコットはさらに追い詰めます。当然のようにクラムベリーが糸引いているのでしょうけど。
死のシーンが残酷すぎる。ねむりんの手がだらんに続いてシスターの首吊り足元液流れは強烈です。スイムスイムの残虐性、実際はこどもなんだよなぁ…なんてことをさせるんだこの作家陣は…。作っている側も気違いだと思う(誉め言葉ではない。){/netabare}

12話(最終回)まで
{netabare}スノーホワイトが絶望しているところを慰めようとしたハードゴアアリス。しかし、その想いは伝え切れなかった。次にスイムスイムに狙われたのはアリス。双子の片割れがアリスの素性を知り、素のところを狙うという、もはや単なる殺人である。登校中に斬られるアリス。人前では変身できない…その声がスノーホワイトに届く。駆けつけるスノーホワイト、命を落とす瞬間、アリスがなぜスノーホワイトに拘ったのかが明らかになる。アリスは以前、カギを落として立ちすくんでいたところをスノーホワイトに救われた中学生だったのだ。スノーホワイトが本当の魔法少女なんだと伝え、絶命する…。
スイムスイムの勢いを感じ、クラムベリーが動く。クラムベリーこそ、この殺人ゲームのマスターであり、叩くことを望んだ。スイムスイム一行がクラムベリーと戦うが、双子の片割れが簡単に殺されてしまう。苦戦するスイムスイム。気絶して変身が解かれたスイムスイムを見たクラムベリーは躊躇する、そこにいたのは年端もいかない小学生だったのだ。その躊躇が命取りだった。タマが傷をつけ、そこを開いてクラムベリーは上半身が吹っ飛び絶命する。気絶したスイムスイムをタマが心配するが、気づいたスイムスイムはタマを殺す。魔法少女は素性を知られてはいけないという理由で…
スイムスイムを許せないリップル。スノーホワイトと会い、スイムスイムを殺ると告げる。もう止めて欲しいというスノーホワイトに、リップルはスノーホワイトに憧れていたことを告げる。
スイムスイムとリップルが戦う。腕が切り落とされ、苦戦するリップル。武器を振るった瞬間、落雷がスイムスイムを直撃する。そこをリップルがスイムスイムを落とす。そしてスイムスイムは少女の姿になり絶命する。リップルもまた倒れる。生き残ったのはスノーホワイトだった。
鬼畜なファブはスノーホワイトにマスターになるように願うが、心の声が聞こえるスノーホワイト。ファブがなんのために焦っているのかも理解した。発信器を壊そうとするスノーホワイト、しかし簡単には壊れない。心の叫びがアリスの残したアイテムを動かし、リップルが立ち上がる。リップルは発信器を壊し、ファブは消える。全てが終わった。
後、スノーホワイトは強くなるためにリップルと格闘を訓練していた。

主人公のスノーホワイト、何だったんだろう。なんで彼女が主人公だったのか、よく理解できずに終わった感じです。アリスとリップルからスノーホワイトこそ魔法少女だということを伝えられたが、この物語においては純な魔法少女は異端でしかなかったということを言いたかったのかな?{/netabare}

残酷な物語でした。よくもまぁ、可愛いキャラを次々と殺人に巻き込んだものだ。これがやりたかったんだろうけど、視聴者には伝えきれなかったように思います。これは作り手側の問題だと思いますが、個々の背景をもっと丁寧に描いていれば全然違ったかも知れません。背景が薄いから殺人ゲームだけがクローズアップされてしまったように思います。スノーホワイトにしても、なんのために主人公だったのか、最後まで理解できませんでした。単なる殺人兵器化としたスイムスイムの残虐性、嫌なやつかと思ったルーラの優しさ、ウィンターとナナとの関係性、カラミティの残虐性、トップスピードのリップルに対する気持ち、深く描けていたらもっと人気が出たかもしれません。

あとはファブですよね。これほど考えのない鬼畜はなかなかいません。もっと残虐な最後を遂げてほしかったよ、この鬼畜は…と思わせるところが狙いか?

キャラデザインは好きでした。可愛かったと思います。中の人たちは豪華でしたね。緒方さんがなんの違和感もなく魔法少女しているのが驚きでしたが、本当に幅の広い声優さんです。それと東山さん、今期は大活躍でしたね。忙しすぎて体大丈夫なのだろうか?

残酷な話が続いて重すぎなんですが、なんとか最後まで見ることはできました。話題性は一番だったかもしれません。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 42

56.8 4 デスゲームで理不尽なアニメランキング4位
王様ゲーム The Animation(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★☆☆ 2.6 (366)
1111人が棚に入れました
遠く離れた高校に転校してきた金沢伸明は、前の学校で経験したある出来事が原因で、クラスメイト達と親しくなることを恐れ、心を閉ざしていたが、体育祭でのクラス対抗リレーをきっかけに打ち解けはじめていた。
 そんな中、クラスメイト全員の携帯に「王様」と名乗るモノからの一通のメールが届く。単なるいたずらだと思って真面目に受け止めないクラスメイト達だったが、その意味を知る伸明だけは、これから始まる「死」のゲームに立ち向かおうと葛藤するのだった……。

声優・キャラクター
宮野真守、浜添伸也、松岡禎丞、辻美優、成澤卓、Pile、内田雄馬、牧野由依、落合福嗣、戸谷公人、福島亜美、結崎このみ、大坪由佳、菅沼久義、赤羽根健治、佐々木未来、柚木梨沙、立花慎之介、鈴木みのり、酒井広大、M・A・O、富田美憂、本多真梨子、鈴木美咲、森嶋秀太、天宮みや、永野由祐、佐々木祐輔、真田侑、藤田咲、堀之内仁、中島愛、堀内隼人、日野聡、鈴木達央、外崎友亮、花倉洸幸、高田誠、花房里枝、鈴木崚汰、打田マサシ、堀江由衣、尾崎由香、上原あかり、優木かな、木戸衣吹、荒浪和沙、木下鈴奈
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

デスゲーム系は苦手ですが、好みと関係なく面白くなかったDEATH(笑)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
原作(小説)は超有名なタイトルですが、内容は、原作(漫画)を元にしたアニオリらしいですね。

しっかし、なぜこういう有名なタイトルは意外と作画が悪かったりするんでしょうね(苦笑)

感想としては、レビュータイトルに尽きます。まあ、もしかしたら、私はこの手の作品に疎く若葉マークなので、類似の作品をたくさん観てきた方なら気づける良さもあるのかもしれないので、高評価されている方のレビューを楽しみに待ちたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これだけ悲劇的な話なのに、グロさMAXなのに、なぜこうも薄っぺらく感じるのかな? 声優陣は実力派が多いし。作画のせい? 演出?

デスゲーム系って苦手なんですが、あまりに薄っぺらくて、大して感情移入が出来なかったので、逆に観られてしまいました(苦笑)

ちなみに、(どっかのレビューに細かく書いてますが)私は多分「共感性羞恥」というやつで、特にマイナス方面の様々なことに非常に感情移入しやすい性質をもっています(日本人の10%くらいがそうらしいです)。だから、ドッキリ番組とか観られないし、モニタリングとかマジ無理だし、イッテQの出川さんの英語のやつすら(恥ずかしくなって)観られない人なんですが、そんな私に共感性を抱かせないなんて、感服しました(笑)

大体、なんで警察もマスコミも動かないんでしょうね。国家レベルで動く事案だと思いますが。

デスゲーム系の面白さって多分、①主人公の有能さ ②黒幕が誰かを推理する というところでしょう。

①は、理不尽な要求や指令をどう切り抜けていくかという点。②は、いかに被害者面しながら人を殺しているかのトリックの上手さや、それがバレるわずかな綻びかな。

本作の場合、①はほぼ無いと思っていいですね。大抵が、王様の言いなりになるというだけだから。強いていえば、誰を犠牲にするか、どうやって、理不尽な要求をのませるかという点だけが見処かな。

②も、早い段階で潰れてしまいます。それは、死に方や刑の服従・不服従の判定があまりにも人外過ぎて、「多分これ、魔法的なやつか、凄い催眠術的なやつだな」と気づくからだです。こういう、「普通の人間に出来ない行為」だと、後出しじゃんけん感で一気に冷めます。つまり、そこでミステリーの要素を失うからです(特殊能力系の場合、最初にどんな能力かをはっきり示せば、ミステリー要素は維持できます)。

つまり、この作品に薄っぺらさを覚える理由は、①②の消失により、知的な要素を失っているからだと思います。残ったのは、「常軌を逸した残虐な設定」だけ。云わば、ミステリーではなく、B級パニックホラーなんですよね。

「知恵」「謎解き」の要素を失い、残った魅力は「人間」だけですが、ここもイマイチ。デスゲーム系には「極限状態で人間がどう動くか」というものを観る楽しみはあると思うけど、にしてはキャラが薄くてパターンが少ない。だって、登場人物の大半は、おクズさんとおバカさんと脳内お花畑さんばかりで構成されてるから、どんな命令であれ、とる行動が同じになってしまう。もっと、有能な奴とか、金を稼ごうとする奴とか、王様に憧れる奴と、色んな主義、思想、行動理念のキャラが出てくれないと、毎回のように死んでいく「誰か」も、「誰か死んだんだな」としか思えなかったです。

あと、緊迫感が売りのデスゲーム系なのに、頻繁に回想シーンが挟み込まれるので、テンポが落ちてしまったのも残念ポイントのひとつかな。分かりにくくもなったし。

なんの救いもなく、知恵もなく、人がバタバタ死んでいく様子を楽しめるほど心に余裕はないので、☆1ですね。お好きな方には、申し訳ないですが。

結末も、まあ全滅エンドも良いけど、王様の正体は過去の王様ゲームで明らかになっていて、しかも王様ゲームを終わらせることもできず、じゃあなんのために12話も使ったのか、謎でした。もし、「クオリティを下げることで話題作を狙う(ク○アニメ化)」なんて都市伝説が本当にあるなら、辞めてほしいですね(個人的には、狙ってク○アニメを作る人はいないと思いたいです)。

本当に、時間の無駄でした。結末を知りたくて観たけど、やっぱり、時間の無駄でした、、、。

ただ、声優さんには感動しました。作画のヤバさ、アニメのクオリティの低さなんて、(私達以上に)百も承知だろうに、それをおくびにも出さない熱演。プロだな~と思いました。ちー様(ガーリッシュナンバー)なら、確実に手を抜き、ネットで不用意な発言して、炎上ですね(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
いや、授業中いきなり泣き出すとか、キレるとか、情緒不安定過ぎだろw 黒板の字、上手すぎ(笑) こんな奴に優しくする同級生(モブ)は、死亡フラグですね。いや、奈津子がキスをしても良い理由って(汗)
キスのクダリ、ラスト1分からストップウォッチで計ってみたら、ちゃんと59秒でキスしてた(笑) 芸が細かい(笑) これ、奈津子が黒幕? いきなり大量死。

2話目
ん? 過去の話? 分かりにくいな~。生徒が自殺した翌日に、教師が生徒に本当のことを言うわけないじゃん。警察の捜査とか、遺族の意向とかもあるだろうし。音楽が少し「天体観測」っぽいw つか、警察って動かないのかな? う~ん、意味がワカラン。

3話目
また回想? ワケワカラン。緊迫感が大事なデスゲームで、テンポ落としてどうする?

以下は書く気をなくす。

12話目
これ、座間の事件あったし、アウトでしょ。いや、このペース(クラス単位)で王様ゲームやっていっても、人類滅亡なんてしないし。コンピューターウイルスなら、ウイルスバスター的なやつを開発して、やっつけられないのかな?
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 38
ネタバレ

yuuuu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

人がすごくたくさん死ぬのに、命の重さを上手に感じさせる、そんなデスゲーム

王様からの命令に従っていくゲーム。
従わないとバツを受ける。

作画は普通。
OP、EDも結構気に入りました。
原作は読んだことなかったのですが、PVで面白そうだったので見ることにしました!
最初から最後まで展開が読めず、楽しむことができました。人間不信になりそう…笑

各話ごとの感想に移ります

1話
衝撃的な幕開け。
とにかくグロい

すごくなんで?感が強すぎる。
まだ全然展開についていけてなくて、次話以降に期待。

2話
{netabare}なつこの豹変には驚きというか、ショックというか…
のぶあきの過去の話もあったけど、これって誰か1人が生き残るまでやるのかな?

気になる点が多い。
{/netabare}
あと、堀江由衣さんまじやべぇ。半端ないっす(°▽°)

3話
{netabare}なんか、王様の命令が前回と同じ?のもあるみたいで。
伸明の行動力には驚かされます!

あと、罰=死じゃないみたいで…

途中から思ってたけど、この命令高校生だから辛く感じる部分もあるよなぁと思えたり…
{/netabare}
現時点で、今の王様ゲームより、過去の王様ゲームの結末の方が気になる…
同時進行ってのがずるいね(・∀・)

4話
王様の核心に近づくかなと思ったけど、{netabare}そうもいかないみたい…

かなり、非現実的だからなんでもありな気がしていい意味でも悪い意味でも、解決策が全然思い浮かばないですわ

ハッピーエンドに向かってくれればいいけど、すでに友達死んでるしそうはいかんのんだろうな…って感じ(・_・;
{/netabare}
5話
{netabare}リアが王様?説だったけど、…。

やっぱ、毎回同じ内容のメール?なのかな…
泣いたらダメって命令はしんどいなぁ…

こんなん、絶対人格おかしくなるって(´・_・`)

最後に伸明のケータイ拾った人がとてもきになる
{/netabare}
6話
{netabare}ケータイ拾ったの、リアだったのか。
夜鳴村ってほんま何があんだろ…
ていうか、よく考えたら過去の回想の時、伸明以外みんな死んじゃうんだよね…(今更)

サイコロのゲームで6が出るあたり、向こうの策略だよなぁ…
こんなのリアルで見たらトラウマものだよほんと。
直也めっちゃいいやつ…

死に方がいちいちグロい。
進撃の巨人で慣れてたつもりだけど、こっちの方が現実味があってかなり怖い…(´・ω・`)

なんか、科学的に解決できそうだったけど、出来なかったね…。

やっぱ、非科学的なものか(´・_・`)

現在の時間軸で夜鳴村に到着。{/netabare}
いよいよ物語の核心かな!

7話
まさかの展開。{netabare}
奈津子も王様ゲームの生き残りだと判明した!

なんか、意外と設定がしっかりしるのではないかという気がしてきました('ω')

やべ、みずきかわいい。って思った瞬間にヤンデレ化した…
とりあえず、健太イケメンすぎる…(´・_・`)

でも、これで大したことないオチだったら一気に駄作になっちゃう…。{/netabare}

余談ですが、危機的状況で陥った恋もまた、恋だと僕は思います(´・ω・`)

はぁぁ、いい意味で続き見るの辛いなぁ…(._.)

8話
{netabare}奈津子のキャラがすごく立ってる1話。
てるあきが指折ってるとこ見たくないいいい(´・ω・)
ぐろいなぁ…{/netabare}

9話
ほんま、グロいぃぃぃ
死に方がいちいちグロいよこのゲーム…{netabare}
りょうもなんかおかしくなっちゃうし…{/netabare}

10話
{netabare}りおなツンデレいただきました(・∀・)
まさかのラブ展開。フラグじゃね?これオチが読めたかも…
というか、あと2話で決着つくのか?
クラスメイト結構残ってるけど、このあと一気に殺されるのかな…(´・ ・`)
{/netabare}
11話
{netabare}りおな死ななかった!?
読み違い。
あいみ…
最後の命令、王様ゲームを続けるか罰を受けるか選べとか…無理ゲーじゃん(−_−;)
そりゃおわんねーわ。{/netabare}

堀江由衣さんやべぇ
さすがすぎる…(o_o)

12話
やっと最終話!{netabare}
結局ウイルス?だったの?
あまりその辺は明らかにされずに終わりました。

全部見終わって、やっぱり本質的なところがあんまり明らかにされずに終わっちゃったのは残念。{/netabare}{netabare}バッドエンドだったけど、不思議と{/netabare}後味は悪くなかったです。(^_^)
ちゃんとワンクールで上手くまとまってました!

良作だと思います。
恋愛要素も多少含んであり、登場人物がいいヤツ多いからこその死んだ時の重みがずっしりくるところがうまくできてるなと感じました。

とてもオススメできる作品です。
ただ、めちゃくちゃグロいので要注意

堀江由衣さん、宮野真守さんの演技力にはほんと脱帽です(°▽°)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7
ネタバレ

ばぶえたん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

1周してギャグ。ある意味毎回楽しみ(笑)

作品としてはダメだけど、いろいろつっこんだりダメ出ししながら、結局最後まで観てしまいました。
そういう意味では成功作品なのかもしれない作品です。

昔のエピソードと現在のエピソードが2本並行する作りなんですが、前半はよく分かりませんでした。

王様の指令内容や各キャラクターも掴みにくく、ちょいちょい戻して確認してしまいました。
私の頭が弱いだけかもしれませんが(笑)

一番気になるところは、登場人物が基本馬鹿すぎ。
そして恋愛脳な薄っぺらいヤツらはかり。

もっと他にやるべきことや思う事があるだろう。
こんな環境なら、もっと生に執着してもがいたりするだろうに。
得体の知れない事件に巻き込まれた緊迫感もパニックも、生死の間に立たされた人間のリアリティもありません。
(同じむちゃくちゃな状況設定の某邦画BRは、リアルに人間がもがく様の描写が良かったので、設定を責めるつもりはさらさらありません)

そのせいかキャラが弱すぎます。
何の思い入れも湧かないうちに、勝手にとってもがんばって死んでいく。
ひたすらそれを繰り返します。
え、この人誰だっけ?みたいな感じです。

特に主人公が頭悪い。
ぐじぐじしているし、すぐに単独行動して事態を悪化させているかのような印象。
ストーリーの流れも『理不尽』というより『むちゃくちゃ』になってます。
王様の命令に対して、それはいいのにこれはだめなのか、とか主人公有利なご都合展開も多数有り。

だんだん「いやいや、そんな訳ない」とツッコムのが面白くなってしまいます。

というか、これだけ人が死ぬ事件が続いても周り(クラスメイト以外)誰も騒がないとか…。
いや、無理あるだろう。
その割にはネット上では、過去に起こった王様ゲームが簡単に細かい所まで調べられるとか。


基本的には「グロ」と「望まない性交」中心です。
グロといってもいきなりの描写なのでホラー感はなく、イマイチ物足りない感じです。

でもこういうホラー・グロ系作品はとても好きなのに数があまりないので、つい見てしまいますが。。


あまりにもおもしろくなってきたので、ちょいちょいコメント

●11話
{netabare}

まず、主人公が相変わらずハーレム過ぎる。
ぽっと出てきた女の子が、あんたに惚れましたとか都合が良すぎて笑えます。

そして、愛美ちゃん、いつ逆走し出した??
全然わからないまま逆走していました描写で死亡。
しかも主人公に優しくされて正義が芽生えました的なsomething。

過去編、ちえみちゃんが前触れ少なくいきなり死亡。
いやいや、今のはサルでも止められただろう。
がんばって止めるなり、決断をもっと男らしく出してみたり、少しはハリを見せろよ主人公。

みんなが勝手に主人公のために死んでいき、それによって結果生き残れているという、超絶クズなヤツぶりが遺憾なく発揮されています。

そのくせ「あんたはこれから必要な人間」みたいな事を言われているし。。
は、、はぁ…。(どこが?何が??何のために???)

そして、誰か(いまいち何のキャラだか忘れた)の脚を踏むだけで骨折させる奈津子。
実際にあれで骨折するのかもしれないけれど、描写が地味過ぎてただ軽く踏んだだけで勝手に脚が折れたようにしか見えませんでした。

そしてみんながあからさまなフラグを立てながら集合。

もとからひどかったですが、クライマックスに向けてどんどん詰めの甘さが目立ちました(笑)
さて、12話も楽しみです。


{netabare}


●12話
{netabare}
ウィルス!!
100歩譲ってコンピューターウィルスが携帯端末に入り込んだは理解できます。
携帯端末から所有者へ働きかけて、催眠的な効果で死に追い込むというシステムもまぁ流れは解ります。
が、最後に生き残った人間から周りに感染?
どういうシステム??
なら最初からコンピューターウィルスで全世界の携帯端末に広がってもおかしくないだろう。
人間からコンピューターウィルスが広がるの?
ワケがわかりません。

なつこも主人公も引っ張ったわりにはあっけなかったなぁ、と。
というか、ウィルスの仕組みが謎過ぎて入って来ませんでした。

ラストは思わず「スクイズ!?ナイスボート!」と思ってしまいました(笑)
ひぐらしのウィルスとスクイズエンディングで無理やり終わらせた、という感想でした。


{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
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