ディズニーでコメディなアニメ映画ランキング 6

あにこれの全ユーザーがアニメ映画のディズニーでコメディな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月22日の時点で一番のディズニーでコメディなアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.5 1 ディズニーでコメディなアニメランキング1位
モンスターズインク(アニメ映画)

2002年3月2日
★★★★☆ 3.8 (166)
1452人が棚に入れました
舞台はモンスターの世界。毛むくじゃらの青いモンスターサリーと、その相棒である一つ目モンスターマイクは、大企業であるモンスターズ株式会社(モンスターズ・インク)で働いている。モンスターズ・インクの業務内容は、無数に保持している“人間の子供の部屋へ通じるドア”からモンスター達を送り込み、怖がる子供たちの悲鳴をエネルギーに変換、モンスターの世界にへ供給するというもの。この世界では「人間の子供は危険」とされており、怖がらせるのが仕事であるモンスター達は、同時に子供達を恐れてもいる。サリーはこの会社で誰からも尊敬される「ナンバー・ワンの怖がらせ屋」である。

昨今、テレビやゲームなどの影響からモンスターを怖がらない子供が増え、会社の業績は悪化していた。そんなある日、サリーは人間の女の子(ブー)がドアの向こうからこちらへ入って来る場に居合わせてしまう。サリーとマイクは、彼女をなんとか人間の世界に戻そうと奮闘する。

声優・キャラクター
ジョン・グッドマン、ビリー・クリスタル、メアリー・ギブス、スティーヴ・ブシェミ、ジェームズ・コバーン、ジェニファー・ティリー、ボブ・ピーターソン、ジョン・ラッツェンバーガー、フランク・オズ、ダニエル・ガーソン
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いかした相棒

よく考えると

幼児が恐怖から泣き叫ぶ絶望のエネルギーを世界の糧とする とか

異世界に紛れ込んだ幼女をボストンバッグに詰めて持ち歩く とか

監禁して泣き叫び続けさせるための装置を地下で開発 とか

拉致、拉致に継ぐ拉致 とか

これジャパンアニメテイストで作ったらどんだけエグいんじゃ…


などと低俗な見方をしてはいけません。(しないよ)
すいません。
私は独身の頃 劇場で2、3回観ました。久々に、子供に観させるつもりが…自分が見入っていました。


コワモテのサリーが、紛れ込んだ見知らぬ子供を気にかけて、ただ面倒に気を揉んでいただけのはずが、いなきゃ心配いれば安心、それが愛着に変わって…という気持ちが、短時間の中で無理なくよく表現されているなぁと思います。

いつもその隣りにいた、口の達者な道化役、ひとつ目玉の奴。あいつとの友情がいいんですね。共に追放された先でブチ切れて感情を爆発させるところも、とても必要な事なんだなーと感じました。

決まりごとより優先すべきことを漠然と感じ取って、黙って身を投じられるサリーに対し、説明や瑣末な都合を気にしてガタガタとした考えのならし作業が追いつかない目玉の奴。
お互い生き方が違う事は承知だったのが、子供を挟んだ時に(そして、窮地だからだね)露呈する溝。付き合いの長い自分のことも、少しは振り返ってくれよっ!という主張も虚しく、相方は特攻にいっちまう…
サリーはもう少し優しいひと言をかけられたらよかったのか?
しかし、ここで友達でいることを諦めない目玉の奴が、偉かったと思う。こんな相棒関係、いいですね。

どこでもドア…じゃない、会社とつながる子供部屋ドアの使い方が便利すぎですが、無数のドアを駆け抜ける様子は圧巻で、使わなきゃ損ですね。

ラスト、エネルギー問題は{netabare}子供を泣かすより笑わせる って、笑いの{/netabare}センスが試される専門職になっていました。


エンディングが、さも俳優たちによる映画撮影だったように「NG集」なのもウィット効いてましたね。

それにしてもこの作品はケモノのモフモフ表現が秀逸でした!^ ^


(スミマセン、しばしサンキューのお礼にいけてません)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 25
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ピクサーの名作 本当のキラは...

DVD買ってよく見てました
2枚組の奴で、制作秘話も全部ではないけど見ました
NGシーンは面白いですwww
アニメネプテューヌやブラックジャックにもあります

キラは{netabare}外にいるとは限りません
社長と社員の差し金です

会社を救うんだったら1000人だって誘拐する?

おい社長、アンタの経絡秘孔を突いた...{/netabare}

あの子と別れたけど...ありがとな、マイク
もっとアニメにNGシーン入れてもいいくらいだ

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

世界中の子ども部屋のドアは、モンスターの世界とつながっている♪

2002年公開のピクサー製作映画。

15年前の作品というのが信じられない!

実は今まで観たことなかったのですが、
人気シリーズなのも納得しました^^

90分ほどの作品です。


● ストーリー
モンスターたちが暮らす“モンスターシティ”。

モンスターシティの社会を豊かにしているエネルギーを生産しているのは、
“モンスターズ・インク”という大企業。

「世界中の子どもの部屋へ通じるドア」をたくさん持ち、
そのドアを通じてモンスターが子どもをおどかし、
子ども達の悲鳴をエネルギーに変換していた。

子どもを怖がらせる半面、モンスターたちにとって、
人間の子どもはとても恐ろしいものだとされていた。

子どもの悲鳴を集める業績No.1のサリーと、
サリーの親友であり、アシスタントであるマイク。

業務が停止した作業場でサリーは、
残されたドアから1人の女の子が
モンスターの世界に足を踏み入れてしまう現場を目撃してしまう。

周りに見つからないように女の子(ブー)を家に戻すため、
サリーとマイクは奔走することになる。


設定はとてもお見事!

ドアを変えれば行く子ども部屋も変わるというのは、
おもしろいし、夢もある^^

そして子どもたちを脅かすのがモンスターの仕事、というのは、
すっと受け入れられる設定である一方で、

モンスターたちが徹底的に子どもたちを恐れているというのは、
普段抱いているモンスターのイメージとはギャップがあっておかしい♪


設定はとてもいいけれど、
ストーリーは中盤飽きました。

幼いが故に己の危機など全く気にせず好き勝手動くブーと、
冷や冷やしながら行動するマイク&サリー。

そんな、似た展開がしばらく続いたからです。

なので、ストーリーの評価はそこまで高くありませんでした。
途中までは…!!

山場({netabare} ブーとのお別れ {/netabare})、
そしてラスト({netabare} 子ども達の笑い声を集めるという方向転換&ブーとの再会 {/netabare})へのストーリーの展開の仕方が私はとても好きでした!

幸せな気持ちになれるように物語を着地させること、
ピクサーの映画はとても上手だと思います。

この作品が好きになりました^^


● 声優
日本語吹き替え版では、
サリー役は石塚英彦さん、
マイク役は田中裕二(爆笑問題)です。

どちらもいい!

特にマイク役の田中さん、うますぎww

マイクはうぬぼれ屋なロマンチストで、独り言がとても多いのですが、
そんなめんどくさいキャラによくマッチしていましたww


● エンドロール
作中にも笑えるギャグが散りばめられていましたが、
私が1番笑ったのは、エンドロールです。笑

エンドロールで流れるのは、
NG集&作中シーンのパロディ。

いやもう、これ面白すぎるww

本編を見た人だけがおまけで楽しめて、
最後の最後まで楽しませよう!という製作者の心意気が素敵♪


● 音楽
【 主題歌「君がいないと」/ 石塚英彦&田中裕二 】

この作品のための主題歌というだけでポイント高いのですが、
また曲の完成度が高いのよww

歌というより、
サリーとマイクのかけ合いデュエット。

ここでも石塚さんと田中さんの演技が光っています☆

原曲聞いたことないけど、
原曲より完成度高いのではないかと疑っていますw


● まとめ
ピクサーの作品は、
年代を感じさせないですね。

この作品の前作である『トイ・ストーリー』も、
次作である『ファインディング・ニモ』も…。

公開されてからかなり時間が経っていますが、
今観てもかなり楽しめました♪

続編である『モンスターズ・ユニバーシティ』も楽しみです^^

投稿 : 2024/11/16
♥ : 21

74.2 2 ディズニーでコメディなアニメランキング2位
トイ・ストーリー(アニメ映画)

1996年3月1日
★★★★☆ 3.9 (187)
1700人が棚に入れました
いずれは出現すると思われていた全編フルCGの長編アニメは、やはりディズニーからやって来た。CG工房として有名なピクサー社が、ディズニーのバックアップを受けて、オモチャを主人公に勇気と友情と笑いと感動の小品を作り上げたのだ。 カウボーイ人形のウッディ(声:T・ハンクス)はアンディ少年の大のお気に入り。だがそれも誕生日プレゼントでアクション人形バズ・ライトイヤー(声:T・アレン)を手にするまでの事だった。NO.1の座を奪われたウッディは何とかバズをこらしめようとするが、バズはバズで自分が本物のスペース・レンジャーだと思い込んでいる有り様。そんな二人がふとしたいざこざから外の世界に飛び出してしまう。なんとか我が家へ帰還しようとする二人だが、なんとアンディの隣に住む悪ガキのシドに捕まってしまった……。 ひょんな事で子供部屋から飛び出した二人のオモチャの奮闘が実に愉快に描かれているが、自分がオモチャだという事に気づき愕然とするバズや、シドの部屋に住むいびつな人形たち(まるでフリークス)など、子供向けとは割り切れない描写が多々あり、大人でも、いや大人だからこそ存分に楽しめる作品と言っていいだろう。フルCGアニメという技巧に溺れることなくしっかりとシナリオが練られているのが何より良い。もちろん、その技巧の部分も実に驚異的で、特に屋外の雰囲気など実写と見紛うようなクォリティだ。何度でも見たくなるような作品というのが、この映画の最大の褒め言葉のような気がする。尚、劇場にもかかった日本語吹替版ではウッディを唐沢寿明、バズを所ジョージがアフレコしており、想像以上に良い効果をあげている。

声優・キャラクター
ティム・アレン、トム・ハンクス、ドン・リックルズ、ジム・ヴァーニー、ウォーレス・ショーン、ジョン・ラッツェンバーガー、アニー・ポッツ、ジョン・モリス、所ジョージ、唐沢寿明、名古屋章、永井一郎、三ツ矢雄二、大塚周夫、戸田恵子、市村浩佑

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

名作の宝庫ピクサー映画の入門としてお勧め

日本では1996年公開のディズニーのフルCG映画です。
一言で言うとおもちゃの大冒険です。

もし自分の知らない間におもちゃたちが勝手に動いていたらという
多くの人が1度は思ったことがあることがこの作品制作の出発点だと思います。

例えばあなたが全長30センチくらいのおもちゃの人形になったとします。
あなたの部屋はたちまち巨大なアスレチック施設に変貌するでしょう。
犬や猫なんて虎のように恐ろしい凶暴な動物になるでしょうし、
おもちゃを乱暴に扱う子供なんてもはや悪魔です。
母親はさながら自分の運命を握っている神様のようなもので
「汚いから捨ててらっしゃい」なんて言われた日にはこの世の終わりです。

アメリカの中流家庭が舞台になっているのですが、
大きな家に大きな庭、
バースデーパーティーには綺麗にラッピングされた大きな箱のプレゼントの数々、
大きなテーブルに並ぶご馳走と
なんというか羨ましくなるような豊かさですねw

私も小学生の頃2週間程アメリカに行ったことがありますけど、
子供にとっては本当に刺激的で楽しい国なんですよねw
たくさんのおもちゃに囲まれ、アミューズメントパークも刺激的です。
ピザやハンバーガーといった子供にとっては大喜びの食べ物。
広大な公園でバーベキューパーティー。
肉が焼けるまでの間にフリスビーを投げながら公園内を駆けずり回ったり、
人もあまりいないので大声で叫んだりしても迷惑にならないですしねw

本作からはそういった如何にもなアメリカらしい豊かさとか楽しさとかを
端々から感じましたw 

ストーリー自体は結構単調なものなのですが、
キャラの大仰なしゃべりだったり、流石のアクションシーンだったり、
ただ観ているだけですげーおもしろいです。

子供向きの作品なのかもしれませんが大人も充分楽しめます。
というか私はこういう言い方はあまり好きじゃないです。
本当におもしろいものは子供も大人も関係なくおもしろいんです。
そりゃ理解の差はあるでしょうけど、
それでも名作というのは子供ながらになんか凄いって感じるものがあると思います。
大人が子供騙しだと思っているものは実は子供も騙せていないものが多いんじゃないですかね。

ちょっと話が逸れてしまいましたが、
「トイ・ストーリー」は1よりも2が、2よりも3の方がおもしろいと言われている作品です。
ピクサー映画は名作の宝庫と言われており、
それこそワクワクするようなおもちゃ(作品)がたくさん詰まった宝箱のようなものかもしれませんね。
もしあなたがピクサー映画に触れたことがないというのであれば、
その宝箱から最初に取り出すおもちゃに私は「トイ・ストーリー」を勧めたいと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 39

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

初めて好きになったディズニーアニメ

1996年日本公開の劇場アニメーション。
有名な作品なので長々と書くのは避けますが、1から3までどれも面白くて、たまに見たくなります。
最初に見たのは地上波放送だった記憶が。

ストーリーとしては王道でシンプルで、キャラクターの個性が状況を動かして行くところが好きです。ウッディにもバズにも葛藤や挫折があって、どちらにも感情移入しやすいです。

アメリカの生活感がしっかり描かれていたり、子どもの充実した楽しそうな姿が見ていて楽しいです。
子ども達はおもちゃを丁寧に扱っているわけじゃないですが、ある程度は当たり前のことだとおもちゃたちも受け入れているのが凄く良いです。私は見ててヒヤヒヤしちゃうんですけど、それは当たり前のことなんだよなあ、と。

だからシドは見ていてもっと怖い!w
懲らしめ方は確かに反則なんですが、はっきり怖い思いをして、「もう少し思いやりを持ってよ」と言われないとああいう子は理解しない気もする。視聴者の子ども達へのメッセージも強く含まれている感じですよね。


今はそんな事もないんですが、子どもの頃はディズニーあまり好きじゃなかったんですよ。
日本のリミテッドアニメが肌に染み付きすぎていて、海外のフルコマのぬるぬるした動きがどうも苦手でした。全体的に娯楽性に特化しているのも、子どもの頃は好きになれなかった理由だと思います。
製作がピクサーでフル3DCGだったからかもしれませんが、トイ・ストーリーって雰囲気がそれまでに見たディズニーアニメと違っていて印象に残りました。
おかげでディズニーに抵抗が無くなった気がします。
私としてはちょっとした記念みたいな作品かもしれません。(2016.3)

ティン・トイの感想を移動しました。(2018.3.15)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 20
ネタバレ

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

世界初となるフルCGによる長編アニメーション映画

{netabare}私事として「紅の豚」を最後にアニメ(や漫画)を観ない生活をずっとしていたと記憶してましたが
これは観てます、当時VHSビデオソフトを購入してますw{/netabare}

アニメーション制作の旗手Wディズニー(&ピクサー社)の本気、

題材・主役たちが「オモチャ」という事が項を成し、
3DCG作品のウィークポイントと思われる質感重量感もクリア。

今視聴、考察してもこの時代にこのクオリティは流石です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13

67.6 3 ディズニーでコメディなアニメランキング3位
リトル・マーメイド(アニメ映画)

1991年7月1日
★★★★☆ 3.8 (73)
652人が棚に入れました
“ディズニー・ニュー・クラシック”と称される、近年のディズニー・アニメの流れを作るきっかけとなった作品。童話としてはスタンダードな人魚姫の素材をディズニー風ミュージカルにアレンジして描いている。アメリカ本国で大ヒットを記録し、しばらく低迷していたディズニー・ブランドがこれで息を吹き返した。ヒットの要因は、現代風の軽快なテンポや、レゲエをふんだんに使った音楽のノリの良さ等様々あるが、中でも注目されたのが、従来の説教臭さを一新し、主役の人魚姫を中心にティーンエイジャーの青春ドラマとして仕上げた点。これが、アメリカでは十代二十代の観客の絶大な支持を集め、以後ディズニーの大作が注目を集めるようになった。'82年に大量採用した新人スタッフを大胆に投入したのもこの作品からで、その効果がよく出てリニューアルに成功した。映画の成功を受けてTVシリーズ化もされている。

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

Part of your worldとUnder the seaは名曲

素晴らしい歌声をお持ちのアリエルさん。
気持ちはわかるけど、ハンサムハンサム言い過ぎじゃないです?
他の作品でもそうだけど、会ったその日に恋に落ちるってことはやっぱそうなるのかなあ。まあ、その後にお城で過ごして2人仲良くなっていく描写もあったけど。

友達とシンデレラ観てたときも同じような話になったっけ。
御伽話だとハンサムな王子さま、美しいお姫さまは基本ですよね。

そういう観点だと、ディズニープリンセスの中でベルが1番好きです。
恐ろしい野獣の姿の奥にある不器用でまっすぐな優しさに気づける姫は何人いるでしょうか

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2
ネタバレ

前田定満 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

DVDで観るべきは本編だけではない!

1989年に公開された、ディズニー長編アニメ第28作目の作品です。
1966年にウォルト・ディズニーが亡くなってから、
しばらくヒット作が無く、ディズニー暗黒期と呼ばれていたそうです。
しかし、この「リトル・マーメイド」をきっかけに暗黒期を脱します。
「リトル・マーメイド」、「美女と野獣」、「アラジン」、「ライオン・キング」は後に、
ディズニー第2黄金期と呼ばれるようになります。

原作は ハンス・クリスチャン・アンデルセンの「人魚姫」という童話です。
原作では声と引き換えに人間になり、
「王子にキスされないと海の泡になる」と言われます。
原作では人魚姫は最後泡になりますが、
さすがディズニーではアリエルと人間の王子エリックは結ばれて、
ハッピーエンドで終わります。
この話の名シーンであり名曲はやはり、
蟹のセバスチャンが歌う「Under The Sea」です。
人間に憧れるアリエルに海底の素晴らしさを伝える歌です。
またセバスチャンの声は歌ってる人の顔が想像できるような声です。



さあ、ここからが本題です。
リトルマーメイドのDVDを持っている方、
もしくはTSUTAYAで借りようと思っている方は、
本編だけでなく特典映像を観ることをオススメします。
特典映像には同じアンデルセンの「マッチ売りの少女」の約6分間の短編アニメが収録されています。
有名な童話ですね!
あにこれにディズニー「マッチ売りの少女」のレビューページがあれば、そこに書きたかったのですが、
ないのでこちらに書かせていただきます。

あらすじは{netabare}
両親にマッチを売り切るまで帰ることを許されない少女が、
街中で必死にマッチを売ろうとします。
しかし時代はライターのある時代。マッチは売れません。
雪の中、寒さに凍えながら少女は手元のマッチに火をつけます
すると幻覚が見えはじめ、最後には亡くなった大好きなおばあさんまでが幻覚にあらわれます。
そして辺りは朝を迎え、天国のおばあさんは少女の魂を迎えに来てお話は終わります。{/netabare}

少女が死ぬという点ではバッドエンドと思われるかもしれませんが、
実は苦しみの末に大好きなおばあさんに会えたという、
形は違いますがハッピーエンドなのです。
本編の「リトルマーメイド」とは全く正反対のハッピーエンドです。

「幸」という漢字の象形文字は「手かせ」を表し、
手かせの刑で苦しみから解放されるという意味が元々の「幸」という漢字の意味だそうです。
ですから「マッチ売りの少女」は幸せの真の姿を描いているような気がいたします。
非常に奥が深いです。

映画の演出はファンタジアと同じで、
クラシック音楽にアニメーションを当てるというスタイルです。
曲は「ボロディン弦楽四重奏第2番 第3楽章 ノクターン」という曲です。
物悲しいですが、大変美しい曲です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 10

スカルダ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

Part of Your World

リトル・マーメイドの主題歌Part of Your WorldやUnder The Seaは飽きるほど聞いているのですが、全編見たのは初めて。英語・字幕無しで視聴。
原作はラダーシリーズ・レベル1・アンデルセン・クラシックスで既読w

地上に憧れを持つ人魚のお話。

原作はバッドエンドなので、原作魔改造のディズニー版の方が好き。
喜怒哀楽の感情が全て詰め込んであるのはディズニーとして当然ですが、喜怒哀楽の山と谷が次々出てきて2時間で10回は泣けますw

アリエルは好奇心旺盛な思春期の女の子。アリエルが地上への憧れを漏らす度に切なくなり、何度もため息が出てしまいます。アリエルがたまらなく愛おしい。父親のトリトンとの微妙な関係も必見。意外と細い父と思春期の娘の描写があって驚いた。

男なのに何故だかディズニー・プリンセス物が大好物なんですが、アラジンとリトル・マーメイドどっちが好きかと言われると辛い選択かも知れない。もっと早く見ればよかった・・・色々挙げるとキリがないのですが、100回見ても泣ける文句なしの名作。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

72.4 4 ディズニーでコメディなアニメランキング4位
トイ・ストーリー4(アニメ映画)

2019年7月12日
★★★★☆ 3.9 (42)
344人が棚に入れました
“おもちゃにとって大切なのは子供のそばにいること"──新たな持ち主ボニーを見守るウッディ、バズらの前に現れたのは彼女の一番のお気に入りで手作りおもちゃのフォーキー。彼は自分をゴミだと思い込み逃げ出してしまう…。ボニーのためにフォーキーを救おうとするウッディを待ち受けていたのは、一度も愛されたことのないおもちゃや、かつての仲間ボーとの運命的な出会い、そしてスリルあふれる遊園地での壮大な冒険だった。見たことのない新しい世界で、最後にウッディが選んだ“驚くべき決断"とは…?

声優・キャラクター
《日本版声優》唐沢寿明、所ジョージ、戸田恵子、竜星涼

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

無限の荒野へ。さぁ、行くぞ。

トイ・ストーリーシリーズ大好きで、蛇足になりそうと心配してた人間だが、これには文句なし!。むしろ、前まであった僅かな弱味を克服し、更にテーマを前に進めて見せるなんて!。前と変わらんようなことを年年歳歳やってるこっちとは次元が違う。


キャラは、今回はお馴染みのメンバーじゃなく新キャラに振ったの正解だろう。だってみんな良いキャラなんだもん。


ボーの素晴らしさはどれだけ語ってもたるまい!。彼女とウッディーのやり取りを見てるだけで、おもちゃと人形なのになんでこんなに胸を打たれるんだ!。台詞だけでなく、微妙な表情一つでも心に染み入る繊細さと上手さがある。


そして、本作で白眉なギャギャビー。今回の重要な更進ポイントだろう。今までも悪役なキャラは出たが、単なる悪役じゃない幅のあるキャラだったのに、結局排除されて終わりなところがあった。本作は、ついにその救済が描かれる!。


そして、ラストへ…。寂しいがこの物語を追ってきて、テーマの進行をわかってる者なら必然だろう。


バズの表情や台詞一つでもう泣けて仕方がない。しかし、歳をとり迷いながらも、殻に閉じ籠らず無限の彼方を目指すのがカウボーイには相応しい。


同日見たこの夏話題のもう一本より100倍キュンキュンし、1000倍エンタメしてて、10000倍テーマが味わい深かった。まぁ、当然なんだけど。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13

70.2 5 ディズニーでコメディなアニメランキング5位
インクレディブル・ファミリー(アニメ映画)

2018年8月1日
★★★★☆ 3.8 (32)
208人が棚に入れました
悪と戦い、人々を守ってきたヒーローたち。だが、その驚異的なパワーに非難の声が高まり、彼らはその活動を禁じられていた------。
 そんなある日、かつてヒーロー界のスターだったボブとその家族のもとに、復活をかけたミッションが舞い込む。だがミッションを任されたのは――なんと妻のヘレンだった!留守を預かることになった伝説の元ヒーロー、ボブは、慣れない家事・育児に悪戦苦闘。しかも、赤ちゃんジャック・ジャックの驚きのスーパーパワーが覚醒し・・・。
 一方、ミッション遂行中のヘレンは“ある事件”と遭遇する。そこには、全世界を恐怖に陥れる陰謀が!ヘレンの身にも危険が迫る!果たして、ボブたちヒーロー家族と世界の運命は!?

 本作は、『Mr.インクレディブル』(04)で世界中を魅了した、ボブたちヒーロー家族に再会できる作品でもある。監督は、『Mr.インクレディブル』をアカデミー賞2部門(長編アニメーション映画賞、音響編集賞)受賞に導き、『ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(11)など実写アクションにも手腕を振るうブラッド・バード。

 笑いと驚きに満ちた、一家団結アドベンチャー『インクレディブル・ファミリー』。この家族が、スカッと楽しい夏を連れてくる!

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

上手くまとまってる。

前作からなんと14年後に続編を作るという、当時6歳の子どもならば立派な20歳の成人である。いやはや、ハリウッド映画の気の長さというものはすごい。

世界初のスーパーヒーローであるスーパーマンがコミックに登場してから今年で80周年であり、記念の年でもあるが、アメリカのスーパーヒーローブームは留まるどころか、勢いを増してユニバース化し、年に10本以上のスーパーヒーロー映画が軒を連ねるようになった。興味のない人にとってはどうでも良い話かもしれないが、

この「インクレディブルファミリー」も同様に観ていて非常に楽しい。

超能力は誰しもが一度は夢見たことあるだろう。空を飛んでみたい。。とか、ケタ違いのパワーを身につけたい。。とか。。透明になりたいとか。。なんでも良いが、そんな夢を叶えさせてくれるのが日米ともにコミックの世界ならではである。

本作は続編ながら、手抜きせずにアメリカンスーパーヒーローもののパロディーを織り交ぜて「サザエさん」的なお茶の間コメディに仕上げたという意味では非常にライトでポジティブなアニメーション映画だった。

さすが、ピクサー。外さない安定のクオリティである。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

パパよ、これがワンオペ育児だ。

スーパーヒーロー禁止法に象徴される、
異端者への風当たりに直面する超能力家族の奮闘を描く、
ピクサー映画13年半ぶりの続編。

基本的な構図は前作と同様。
外の世界に出てヒーローの居場所を取り戻しつつ、
内なる家事、育児に対応する内外二正面作戦。

ただ、一作目と違うのは、成り行きで、
外の仕事に打って出るのがママで、
家庭を守るパパと立場が逆転したこと。


イラスティガールの活躍を満喫したい方には良い構成だったと思います。
今回も良く手足が伸びておりましたw
力技で押す夫・インクレディブルに比べ、
伸縮自在でパラシュート化もする妻の特性、
体得した様々な乗り物スキルからは、
スタントなど多彩なシーンが展開。

さらにバリエーション豊かになった他の能力者との絡みで発揮される、
能力バトル、連係プレーの動きを遺憾なく発揮した
CG作画はパワー十分で、鑑賞者に豪華なヒーロー体験を提供してくれます。


一方、家を守ることになったパパに立ちはだかるのは、
末っ子の赤ん坊・ジャック=ジャック。
ヒーロー界でも稀有なマルチスキルから繰り出される
オテンバぶりは天才的過ぎて予測不能w

奔放なベビーの行動に、劇場観客席のお子様から歓声が上がる中、
振り回されるパパはやつれていくばかりw
さらには繊細なお年頃の長女のトラブルまで複合的に絡んで来て、
事態はこじれる一方……。

そもそも、何が問題だったかすら分らなくなる。
単独主夫業の苦難が凝縮され、いたたまれなくなりますが、
ここで挫けたらスーパーヒーローの名折れ。
家族の底力が発揮されるのはここからです。


シリーズの発端からして、
訴訟社会や、マイノリティといった社会問題との接点を感じる本作。
続編でも女性の社会進出などを内包して世間をチクリと刺激。

前作よりヒーローを取り巻く環境は前進してはいますが、
他方でスーパーヒーローに対する人々の過大な依存と幻想に対しては、
敵キャラを通じて釘も刺して来ます。

童心に爽快感を残しつつ、大人の頭にもしっかり課題を積んでいく。
十年経っても相変わらずインクレディブルはインクレディブルでした。


ところで、複雑化した家庭問題に煮詰まったパパが、
{netabare}最後に当てにしたヒーロー用スーパースーツデザイナー・エドナ。
彼女が発明した赤ん坊が次に何をしでかすか専用衣服から読み取り、
端末で可視化するシステムが画期的でした。

これ……スーパーヒーロー限定と言わず、全世界の子育てに悩む親御さんのために、
是非とも一般向けに改良&販売しましょう!{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 15

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

家族が一つになるとき

 始まった少し後から、スピード感あふれるヒーローアクションが、凄かったアニメだったです。ヒーローアクションという題材の中に、家族というものの大切さを見せてくれた、正に異色のアニメだっと思うです。
 吹替版、字幕版で見たです。

 ヒーローが認められない法律のある世界の中で、悪者から町を守ることだけを考えて生きている、家族の姿は良かったです。

 その中において、支援者の手を借りて、働く母親の姿があったり、娘のためにしたことが仇となったり、子育て育児に追われ父親の姿があったり、両親を助けるために活躍する子供たちの姿が、印象的過ぎました。

 非常に個性あふれる親子で、ハラハラしたり、可笑しかったり目が離せない展開だったです。

 進み方は単純のようにも見え、よくこんな事が次から次へと起こるなぁという出来すぎた進行に思えたけど、親子で見に行って楽しめるアニメだと思うです。

 全体的にイラスティガール(ママ)の活躍が、冴えていたです。物語の進行上の成り行きで働くことを決意し結果を出していくのだけれども、ルフィーと同じ能力を持つ彼女は最高だったです。
 優れた洞察力にもたけ、それが悪者の黒幕の核心に迫りすぎたため、捕らえられ利用されてしまうほどだったです。
 人を助け、悪者と戦う姿は、非常にスリリングで良かったです。また悪者を叩きのめすだけではなく、何を言われたとしても、命を見捨てない姿勢は、私の知ってきたヒーローの手本だったと思うです。

 Mr.インクレディブルは、ヒーローとして活躍するだけでもなく、父親として家族のために何ができるのかを、日常を通して見せてくれたです。

 ヴァイオレットも思春期の女の子みたいで怒りっぽかったけど、家族が好きなんだなぁというのを最後にも見せてくれたです。

 ダッシュもジャック・ジャックも元気いっぱいで、いい味出してたです。ジャック・ジャックの愛嬌振りまく姿には、赤ちゃんらしい可愛さがにじみ出ていたけど、インクレディブル ファミリーでなければ、手に負えないと思ったです。

 終盤の海上での活躍は、手に汗握る展開で、Mr.インクレディブルの体を張った活躍も見所です。

 結果よし、スリル満点「これでいいのだ!」でしたです。吹替版の声優さんも役になりきっていて素晴らしかったけど、英語はあまりわからないけど、字幕版も捨てがたいものがあったです。これ、私なんか好きです。また見に行ってもいいかなぁです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

67.4 6 ディズニーでコメディなアニメランキング6位
ダンボ(アニメ映画)

1954年3月12日
★★★★☆ 3.8 (23)
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スピルバーグが「1941」で、ロバート・スタック扮する厳格な大佐が本作を観て涙ぐむシーンを設け、オマージュを捧げている。完成度はともかく、最もシンプルにディズニーらしさを堪能できる漫画映画だ。陽気な“Casey Jr."を初めとする音楽もゴキゲン。ダンボが酒に酔ってサイケデリック・トリップをする、有名な“ピンクの象の夢"のシーンなど、表現にも先鋭的な部分がある。が、何より、サーカス団のオミソであるダンボが母親ゾウと引き離される場面は、先述の大佐のごとく涙してしまう。ネズミのティモシー(いい奴なんだ、これが)の助言で、大耳を使った素晴らしい才能を開花させる情景は、泣けない方がおかしい。YOU CAN FLY……宮崎駿ならずとも、漫画映画は飛ばずばなるまい。

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

見る時期で印象が変わった作品

幼いころに見た時はとにかくダンボが可愛らしかったこととピンクの象が怖かったくらいしかなかったが、今見るとけっこう重い話だったんだなと気づかされる。耳が大きいということだけでほかの仲間の象から差別的な扱いをされ、さらに子供の悪戯から守ろうとした母親のジャンボからも引き離されてしまうダンボがなんとも悲しくて仕方がないし、見ていてこれは人間にも当てはまることのように思え、子供向けではあるが、子供だましではなくちゃんと大人にも伝わるメッセージのある作品だと素直に感じられた。ほかの動物たちと違って主役であるダンボに一言もセリフがないのが印象的だが、それも映画としてなかなか効果をあげていたと思う。ダンボを励まし、支える存在となるティモシーが実に良く、たとえ自分と違っていても他人の気持ちを思いやることの大切さというものをダンボとティモシーの関係を通してうまく描いているし、この「自分と違う他人を認める」ということが本作のテーマではないかと感じた。ティモシーに促されてジャンボの檻の前に来たダンボがジャンボに子守唄を歌ってもらうシーンがとても感動的だ。そしてコンプレックスであった大きな耳を翼にして空を飛ぶクライマックスのダンボのなんとも嬉しそうな表情が忘れられない。まさにコンプレックスを最大の武器にした瞬間で見ていて思わず笑みがこぼれた。ちなみに幼いころに見て怖かったピンクの象のシーンはストーリーとほぼ無関係なのだが、今見てもなかなかインパクトがあり、幼いころに見て怖かったのも納得。でも、今見るとそれが逆にシュールで面白い。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4
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