2020年度のテロリストおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2020年度のテロリスト成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月09日の時点で一番の2020年度のテロリストおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.7 1 2020年度のテロリストアニメランキング1位
PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR(アニメ映画)

2020年3月27日
★★★★☆ 3.8 (225)
1352人が棚に入れました
2120年、東京。シビュラシステムによって管理された社会で、刑事課一係を率いて事件を解決してきた二人の監視官、慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフは、事件を捜査していく渦中で真実と正義を巡り決裂してしまう。それらの事件の裏で暗躍する梓澤廣一は、ついに刑事課そのものを標的に定め、公安局ビルを襲撃する。かつてない窮地に立たされた公安局刑事課一係。灼と炯の信義を問う、最後の事件が起きる――

声優・キャラクター
梶裕貴、中村悠一、櫻井孝宏、大塚明夫、諏訪部順一、名塚佳織、沢城みゆき、佐倉綾音、日髙のり子、宮野真守、中博史、日笠陽子、森川智之、堀内賢雄、矢作紗友里、関智一、野島健児、東地宏樹、伊藤静、本田貴子、花澤香菜
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

亡霊たちの宴、終幕。

ProductionI.G制作、SF×サスペンス。

乱雑する全ての点が線となり集約され、
ここに亡霊たちの宴が幕を閉じる。
人物を動かすあらゆる動機が露呈された。
シリーズ最高評価点を贈りたい。

正義を巡り決裂した灼と炯・イグナトフ。
{netabare}暗躍するインスペクターが公安局を襲撃する。
仕組まれた自動車事故、微笑むコングレスマン。{/netabare}
かつてない窮地に立たされる公安局刑事課一係。
占拠された公安局ビルでダイハードが始まる。

シビュラシステムの盲点が照準である。
複雑に入り組んだ事件の真相は、
それぞれが抱く正義と信念をもとに、
その分岐点が交錯し始めるのだ。
{netabare}ビフロストの真の目的とは!?
一介の駒である梓澤のその真意とは!?
そして法斑静火の行動原理、
圧巻の映像描写は健在で臨場感が凄い。{/netabare}

シビュラはまだ進化の途上であるのだ。
高度に拡張した完璧なシステムの構築に、
膨大な外部情報だけでは測れないもの、
亡霊とは設計図から零れ落ちたバグである。

灼が語るこの言葉こそ物語の本質である。
{netabare}「ドミネーターには引き金が付いている」
つまり責任はまだ「人間側」にあるのだ。{/netabare}

躊躇する存在こそ人間なのだろう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 41

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

き、汚い!。流石サイコパス汚い。

フェイトがおじゃんになっちゃったので、急遽予定変更してサイコパスを鑑賞。正直3期は微妙だったし、アマプラで見れるから…と期待はしてなかったのですが、面白れぇ…じゃねぇかこれ。


しかし、やはり汚い!。詳しくはネタバレ注意なんで言えないですが、こんな終わらせ方は汚い!。でも…、好きってなってしまうのが罪深い。そもそもディケイドじゃあるまいし、続きは劇場で!はないと思いますが、ソフトが売れない今は色々厳しいのかも。


正直言って作画は劇場版に相応しい超豪華仕様じゃ全くありません。テレビのクライマックスな2、3話を劇場にかけた感じです。しかし、微妙だった3期が見違えるほどに面白い!。終わらせ方はともかく、一本の映画として充分ストーリー、キャラが魅力的だから善し!。正直私は全シーン作画がしっかりしてないと許せないタイプではないので。作画の粗捜しはつまらないことです。


とにかく、今回は梓澤の悪役としての魅力が全体にしっかり芯を通してるし、目標もハッキリしているアクションサスペンスとしてかっちり構成されてます。キャラの台詞がいちいちキマっててどこか箴言じみている味わいがあるのも善し。


多くのキャラ、多くの事態が入っていますがゴチャゴチャにならず2時間15分くらいが凄く充実しています(充実し過ぎて久々に膀胱がヤバイ…って状態に)。


終盤の事件の収拾が少々軽かったり、そもそもあの終わり方…とか言いたいこともあるが、3期でガッカリした人も充分見る価値あります。


最後に、梓澤と相棒のハッカーのおデブちゃんの関係がめちゃ良い!。彼等の活躍をもっとテレビ…とは今更言ってもせんないこと。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 28
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

シビュラの帰還

AmazonPrimeVideoの編集版を視聴。

【物語 3.5点】
『~3』としては大風呂敷を畳むも、
『PSYCHO-PASS』としての論点は、語る土台を整えるに留まる。
とは言え、刑事ドラマとしてシリーズが脱線、霧散という最悪の事態は避けられた。


道中、シリーズの象徴である“ドミネーター”の出番を制限してまで、
アクションや人質に交渉、脅迫、“狐”やブラフなども飛び交う、
刑事ドラマSPらしいお祭り騒ぎを繰り広げた時は、
興奮はするけど、もう『PSYCHO-PASS』は戻って来ないのでは?
とワクワクとイライラが入り混じった複雑な気持ちにさせられましたが、
最後はちゃんと『PSYCHO-PASS』として着地。


結局、{netabare}いつも通りのシビュラ圧勝でしたw{/netabare}


【作画 4.5点】
各組織の“代表選手”が激突する格闘戦、銃撃戦、ドローン戦などが
よく動く作画でド派手に演出されている。

もっとも、私のベストバトルは……{netabare}“ダンゴムシ”無双ですが。{/netabare}


描き込まれた背景美術に重ねられた季節の描写も頑張っていた本作。
降り止まない雨ばかりでなく、
雪降りしきる真っ暗な冬から、やがてやって来る花吹雪舞う新しい春へ……。
春公開の意外なタイムリー性を見せる。


霜月課長の変顔もあるよw


【キャラ 4.0点】
華やか。舞台を公安局とその周辺にしぼることで、
現状のオールスター戦が実現。


『~3』の新主人公キャラの灼(あらた)については、
シビュラとの関係性も含めて立ち位置が明確になり、
罪を憎んで人は執行せず裁きにかけるという性格が改めて強調。


今後、旧主人公の朱の構想や、狡噛の価値観と、
どう関わり、対峙していくかが、
『~3』が壮大な伏線だったか、脱線だったか、
決定付けるポイントになると思います。


梓澤(あずさわ)は、“紙の本”で読書する中々のボスキャラでしたが、
1期の例のあの方には、やはり及ばず……。

むしろ、スタッフさんたちもそれは承知の上で、
及ばない様を、シナリオで生かす道を模索した感があります。


【声優 4.0点】
主要キャスト陣らが引き続き安定。
ブラフ合戦が醍醐味になるのも役者の好演あってこそ。

天才クラッカー・小畑千夜役を演じた矢作 紗友里さんの悪態と、
受け流す梓澤廣一役の堀内 賢雄さんの掛け合いも程よい毒スパイス。

CV野沢 由香里さんとCV斧 アツシさん。
ベテラン勢が演じた“ピースブレイカー”残党も
“亡霊”として渋味が効いてグッド。


【音楽 4.5点】
劇伴は『~3』からのメインテーマが要所で活躍。
新旧キャラが“肉体言語”で会話するシーンでは、
旧メインテーマの旋律もアレンジされ対決を盛り上げる。

OPはWho-ya Extended「Synthetic Sympathy」
雨が降り止まない首都の闇をハイスピードで駆け抜ける快作。

EDはCö shu Nie「red strand」
変拍子も交えて歪んだ世界をかいくぐり意志を貫き通す。


なんだかんだ『~3』の一番の収穫は新OP&ED主題歌体制の確立。
特にWho-yaの抜擢は大きかったと思います。


【感想】
どこぞの中央銀行が利下げした、統計発表がどうだった。
テロが起きた、選挙結果が意外だった……。

現代の市場取引は、世界情勢などにも反応して、
自動的に売買を即断するアルゴリズムによって、
超高速マネーゲーム化している……。

とすると仮に市況を一変させる出来事を操作、創造できるとしたら、
これはもはや大きすぎて摘発されないインサイダー取引だな……。

本作を視聴していて真っ先にこの着想を思い出しました。


過度な刑事ドラマ路線傾倒への懸念はひとまず払拭されましたが、
22世紀が舞台のSFとして未来を見せてくれたかと言えば、
扱われた問題は、引き続き21世紀的だったと思います。

ビブロストとの戦い自体……
{netabare}シビュラ開発過程で残った過去の問題の精算でしたし。{/netabare}


さらにここに来て、朱が、{netabare}法による人とシステムの保護を提唱し出した件。

そう言えば、そもそも法治主義が何故崩壊したのか。
そこからシビュラシステムがどう確立されたのかについては、
語られていないことも多い印象。

もしも朱が法治主義の復活を目論むならば、
今後の物語は多分に温故知新の様相を呈していくと思われます。{/netabare}


因みに劇場公開版の方は、EDクレジット後に今後の展開も匂わせる映像が追加されているとか……。
流石に新型コロナ感染リスクを冒して劇場に遠征する勇気はないですね……。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27

71.9 2 2020年度のテロリストアニメランキング2位
炎炎ノ消防隊 弐ノ章(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (253)
1223人が棚に入れました
この「国」は、何かを隠している──。〝地下(ネザー)〟での激戦を終え、シンラたちは「伝導者」の野望を知る。その目的は、特殊な炎「アドラバースト」の使い手を集めて弐佰伍拾年前の大災害を再び起こし、世界を滅ぼすことだった。自らもアドラバーストを持つシンラは、伝導者に追われる身ながら、その策略を潰すべく奔走を続ける。新たなアドラバーストを持つ少女との出会い、そして、ひた隠しにされてきた皇国の要たる天照<アマテラス>の大いなる秘密。炎に狂わされ、炎に導かれし少年は、一歩ずつ、真実へと近づいていく。

声優・キャラクター
梶原岳人、小林裕介、中井和哉、鈴村健一、上條沙恵子、M・A・O、悠木碧、八代拓、阪口大助、楠大典、興津和幸、日野聡、宝亀克寿、土師孝也、小西克幸、チョー、Lynn、河西健吾、大原さやか、金元寿子、宮野真守、前野智昭、赤尾ひかる、坂本真綾、内山夕実、釘宮理恵、松岡禎丞、乃村健次、千葉進歩、小林親弘、青山穣、安元洋貴、山本格、関智一、津田健次郎、島袋美由利、朝井彩加、千葉翔也、伊藤健太郎、速水奨
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

マガジンでジャンプをやらんと欲すれば

JUMPっぽいネタをマガジンでやるとこうなった的な異能バトル

1期24話と同様に2期も24話です。続きですので1期からどーぞ。以下1期のネタバレは隠してません。

 {netabare}終わってません 清々しいまでのぶつ切りエンドです{/netabare}

連載が継続してる作品。完結まで至らないにせよ、ある程度ひと盛り上がりして区切りをつけさせるかは大事では? ここまで50話近く費やしてるのでなおさら。
2期までひとまず観終わった作品に対して余韻が残らないと感じさせたのはなにより残念な気がします。そのことが他にも波及して冗長な印象を残す全24話でした。消火途中ということで評価は保留。


中身にも触れときます。
そうはいってもジャンプっぽいネタをマガジンでやる意義はあったかも。掲載誌よりも作家性の問題かもしれませんが「こうなるだろう」とは少しズレたところで勝負しててそれがなかなか楽しいのです。
※直下のタグはがっつりネタバレです。

{netabare}「アーグ大隊長の死は ドMということもあり 自殺として処理されることになった」{/netabare}

普通に考えたらツッコミどころ満載…否!ツッコミだらけで、これに限らずそんなのが方々から噴出してまいります。それでも許せちゃう謎の説得力。
そもそもモチーフにしている“火”の利用範囲が広すぎで、ゆりかごから墓場まで火さえあればなんとかなりそうな極端な世界観です。設定自体がなんでもありなのはさることながら、

A どうやってこの難敵を倒そうか?
  ⇒{netabare}その敵が全力でこっちを守ってくれたり{/netabare}
B どんなバトルが繰り広げられるのだろう?
  ⇒{netabare}開始前に首ちょんぱされて死亡退場{/netabare}

文字にすると陳腐ですが、邪悪な連中の一人ネジゆるんでたあの人が邪悪でない行動をしたAの違和感。それにもう少しそこ引っ張っといてもよいのではと思うところをばっさり切るBを英断と取るかもったいないと取るか。ストーリーの山と谷、いわば強弱ゆるめで平坦気味なクセになかなかどうして興味が離れず、ダラダラと観れちゃうとこありました。ダークな雰囲気も好物です。

① は!?ありえん(怒)
② は!?ありえん(笑)

文言は同じでも幸福なのは当然ながら後者②。そこでギャグ入れるか?ってところでぶっこんできたりするのをどうとるかが作品評価に直結しそうです。
ラッキースケベられは1期のインパクトが薄れて・・・仕方ないからと過激化する一方でした。その傍らであれほど鬱陶しいと思ってたアーサーをまんざらでも無いと感じてきたり収穫もありました。

ギャグ多いくせにダーク寄りな一見して水と油の世界観には浸れます。苺と大福。ゾンビとアイドルみたいな組み合わせの化学反応は良い方向にいってるとあえて断言しとく。
ただしやっぱり…50話近く終わってストーリーのメリハリに乏しいと感じると、これから視聴検討される方はハードル高くなるのでは?と危惧もしております。

 不協和音

王道っぽいわりにそのお作法に唯々諾々と従っていない世界観を面白がれるかは、この作品を楽しめるか否かの分水嶺な気がします。繰り返しになりますが評価は保留です。ごめんなさいね。



※交通整理

■これまでのあらすじ

伝道者が黒幕っぽくて、森羅の生き別れ弟が伝道者となって現れすったもんだしたところで1期終了。
2期は世界の謎を解き明かすあれやこれやを複数ルートから追及。場所も拡大、人も増加傾向でした。
要は迷子になりそうな続編でもあったのです。そんな時はキャラ相関を整理すればわりとすっきり。今回は第8まである特殊消防隊のバックボーンを押さえておくと良いでしょう。

・第1:聖陽教会。片目でいかついレオナルド・バーンズ(CV楠大典)大隊長。環の元所属
・第2:皇国軍直属
・第3:灰島重工。職人ヴァルカンと一悶着ありのジョヴァンニ(CV青山穣)大隊長の元いたところ
・第4:消防庁管轄。みんな大好きアーグ(CVチョー)大隊長
・第5:灰島重工。プリンセス火華(CVLynn)大隊長
・第6:医療部隊。火代子黄(CV大原さやか)大隊長。アーグの孫も在籍
・第7:原国主義。新門紅丸(CV宮野真守)大隊長。
・第8:独立リーグ

さすが灰島は2つのグループ押さえているな。産官協業らしく研究開発主体の組織は納得だな。ファイヤーマンの心得を色濃く表してたのはアーグだったな。等々…
どこもスポンサーの意向に沿った行動力学が働いてるため同じ特殊消防隊という枠の中でもヴァリエーションは多い。そして一通り出揃った感のある2期でしたよ。


{netabare}Aimerさんが唄う前期OP。冒頭of冒頭の一柱目アマテラス(アイリスと外見そっくりなあの人)が腕ふるふるしながら登場するコンマ数秒のカット。

{netabare}森三中黒沢氏の腰振りながら手を下からたくし上げるあの踊りそっくり…(汗){/netabare}{/netabare}



視聴時期:2020年7月~12月 リアタイ視聴

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2020.12.16 初稿
2021.10.08 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 36

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

好き嫌い分かれてますね♪

<2020/12/16 初投稿>
原作漫画は未読です。

あらすじは一期のレビューとそこまで変わらないので(というか変わった部分書くとネタバレなので)割愛。

本作の楽しみ方について少し書こうと思います。
本作は理屈じゃなく感性で楽しむ。
此れに尽きます。

もともとソウルイーターの頃からその傾向はありました。
すなわち「Don't think! Feel!(考えるな!感じろ!)」

大久保篤さんの作風はそういうところがあります。
誰とも似ていないオンリーワンなデザインと世界観で繰り広げられる物語には常にどこか狂気を孕んでいます。
その狂気の正体についてロジカルな説明はされません。
読者と視聴者を不安の渦に追い込んでいく表現が秀逸。

この不安感に浸ることができるか?
理論的な説明のない心理描写や物語展開を許せるか?

この質問の答えがYesかNoかは完全に受け手の好みの問題だと思います。
ジャンプのH×H、デスノ、呪術廻戦などのロジカルで明快な物語の系譜とは真逆。

だから当然ながら賛否真っ二つ。

正直、ソウルイーターに比べると作者の魅力と力量があまり発揮しきれてない感じはしますが。

それでも本作、私は結構好きです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 23

えりりん908 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

なんだか、ちょっと… 炎炎なのに、熱が足りない感じ?

1期から分割してのつづきで、
2期も2クールのボリュームで、
1期と合わせると合計48話の贅沢な尺の使い方でしたね。

でも惰性でなんとか観続けたようなもので、
中身はちょっと厳しかったかなっていうのが、正直な感想です。


1期のときは、人類がほとんど絶滅した世界で、
わずかに生き残った人々の、
存続をかけた絶望的な営みを描きつつ、
世界の裏に潜む伝道者の存在を次第に明らかにして、
特殊消防隊と伝道者との戦いに至る。
そんな物語になる流れだったのが、
2期に入ってみたらバラバラと、
立場も所属も異なる登場人物が異常に増えてしまって、分りづらい!
せっかくキャラが立って面白かった第8特殊消防隊のメンバーや、
主人公の森羅と絡む個性的なキャラクターの存在感が、
変な感じに薄まってしまったと思われて、がっかりでした。


お話自体も、
ネザアとか、中華半島とかに行ったり来たりw


ダーク系のバトルファンタジーとして、
JOKERが出てきたときや、紅丸隊長が出てきたときは、
そこそこ緊張感があって楽しめるんですけど、
肝心の森羅やアーサーの戦いが、
観終わってみたら、なんだかとっても影が薄くて、記憶にも印象にも残っていないです。

1期の時の、
シリアス展開とギャグパートの混じり方のリズムも壊れてしまっている感じで、
シリアス展開はシリアスなまま、ぼんやりと進んで行っちゃうし、
ギャグは、たんなるギャグアニメって感じで終わり。


2期序盤で「柱候補」として出てきた女の子も、
すんなり伝道者に組み込まれてそれっきりだったり、
森羅君の弟も顔見せ程度にしか出てこなかったり、
ドミニヨンズのお姉さんも、
灰島重工の子供虐待係の人も、
そのほかのたくさんのキャラクターも、
唐突に出て来てそれっきり。



なんかどんどん、話の密度も謎の楽しさも薄くなってきて、
最初の頃に面白く感じていた世界観の描かれ方から、
離れていってしまっているようにしか見えないのが残念です。

3期の放送もきっとあるのでしょうけれど、
登場人物たちの炎自体の出力は上がっているのだとしても
このまま求心力のない群像劇になるのだったら、
1期の出だしの頃にはあった、私の視聴への熱は失われて、
観続けるかどうか、ちょっと微妙になりそうです・・・

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20

64.3 3 2020年度のテロリストアニメランキング3位
ヒプノシスマイク Division Rap Battle Rhyme Anima(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (100)
339人が棚に入れました
西暦××××年。第三次世界大戦により世界は人口の3分の1を失った。人類滅亡を危惧した権力者たちは武力ではなくディベートによる戦争回避を目指した。――しかし愚かな男たちは武器による争いを止めることはなかった。そして西暦最後の年――……。既存の世界は女性の手により終わりを迎える。H歴。武力による戦争は根絶された。争いは武力ではなく人の精神に干渉する特殊なマイクにとって代わった。その名も「ヒプノシスマイク」。このマイクを通したリリックは人の交感神経、副交感神経等に作用し、様々な状態にすることが可能になる。H歴3年。人々はラップを使い優劣を決する。男性は中王区以外のイケブクロ・ディビジョンヨコハマ・ディビジョンシブヤ・ディビジョンシンジュク・ディビジョン等の区画で生活することになる。各ディビジョン代表のMCグループがバトルをし、勝った地区は決められた分の他の領土を獲得することができる。兵器ではなく言葉が力を持つことになった世界で今、男たちの威信をかけたディビジョンバトルが始まる。

声優・キャラクター
木村昴、石谷春貴、天﨑滉平、浅沼晋太郎、駒田航、神尾晋一郎、白井悠介、斉藤壮馬、速水奨、木島隆一、伊東健人、小林ゆう、たかはし智秋

ねるる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

初心者には不向きな、声優好き、ファン向け作品

男性声優による音楽原作キャラクターラッププロジェクト。
メディアミックス作品。
2020年放送アニメシリーズ第1期。全13話

武力による戦闘が禁止され、兵器ではなく言葉が力を持つようになった世界でのラップバトルのお話。

一世を風靡した革命的作品、ヒプノシスマイク。
アニメ見ましたが、物語はイマイチよく分からないまま終わってしまいました。ひたすらラップバトルしてるのは分かった。
1話に1回はラップバトルしてるし、ラスト3話くらいは物語中ほぼラップバトルしてた。

声優界にラップという文化を持ってきたのは木村昴であろうと思いますが、やはり声優界ラップ代表、上手かった。
他の声優陣は正直私にはあまり、上手いとは思えませんでした。キャラ有りきだし、本業じゃないし当たり前だけど、何故ここまで流行ったんだろヒプマイ。
超人気だった当時、YouTubeで動画見た時はすげー声優さんがラップする時代になったのかーすげーと感動したのも事実ですが、アニメはどうもよく分からなかった。

2期もあるようですが、キャラ萌えもしないし、原作もよく知らないのでもう見ないかな。ファン向け作品かなと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 6

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

アニメラップバトル

誰のためのアニメ?
声優ユニットで「ヒプノシスマイク」というのがあり、そのファン向けなのか?

最近はラップバトル等がはやり?だが、正直日本のラップは嫌いだ。
エミネムやパブリックエネミーは好きなのだが。
日本で認めるのは唯一、ドラゴンアッシュかな。
なので正直このアニメでのラップ場面は全く好きになれない。
毎回様々な事件が起き、それをラップで解決していく。
まあ、平和でよろしいこと。

評価すべきは、色使い。目尻の細かいところまで着色されていて、
非常におしゃれだ。
ひと昔前と比較して、アニメの色遣いは格段に良くなったと思う。
昭和のアニメのダサさから脱却し、ディズニーライクな色使いに近づいた気がする。
現実の男性もこれくらいおしゃれだといいのにね。

どうでもいいんだけど、木村昴から山田一郎、どうしても結びつかない・・。
だってジャイアンだもん。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 4

ちょま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

見る抗鬱剤

いや〜面白かった。

特殊なマイクのおかげで言葉で相手をねじ伏せることができるようになった日本が舞台。だからはじめはホントギャグ!ヤクザや強盗がマイクを持ち出して「どうなってもいいのか〜?」と憤る姿は笑っちゃう笑っちゃう!実際バトルになればみんなラップで攻め立てるし、それに合わせてスタンドみたいなビジョンが現れて攻撃してくるし!何この世界!
でも中身自体は至って王道!ハチャメチャな世界観でマジメにお話するこの感じ、カードゲームで命かける遊戯王や、おもちゃで世界が滅亡しかけるベイブレードみたいで楽しかった!

ストーリー部分ではそれぞれ因縁があったり友情もあったりでマンネリもせず見れた。各キャラが女性向けの色合いが強いけど、すごく魅力的・個性的。初めはギャグとして見てたのに、キャラに惹かれ世界観に慣れてきたと思ったら少年誌的展開!最終話は思わずトリハダものだった!

見所であろうラップバトルだけどまぁ歌の良し悪しはよく分からん。演出の妙でどっちが押してるかとかはわかりやすいけど、あまり燃えないかも。個人的には単純に楽しいと感じられたので良し。

ギャグっぽい世界観、展開は暗くない、キャラも立ってるしストーリーも王道!バカにされてる意味合いの多い「見る抗うつ剤」というレッテル。ヒプマイに関してはいい意味合いとして「見る抗うつ剤」がしっくり来ると思う。頭空っぽで楽しもう!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 4
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