テレポートで戦いなアニメOVAランキング 1

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71.8 1 テレポートで戦いなアニメランキング1位
ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日(OVA)

1992年7月23日
★★★★★ 4.1 (116)
533人が棚に入れました
シズマ博士が開発した、完全無公害・完全リサイクル可能な夢のエネルギー源、シズマドライブの恩恵で、未曾有の繁栄を迎えた人類。しかし、争いの種は尽きなかった。世界征服を企む秘密結社BF団と、それに対抗するため組織された国際警察機構が世界の裏面で激しい闘いを続けていたのだ。国際警察機構側の九大天王を筆頭としたエキスパート達、BF団側の十傑集を筆頭にしたエージェント達が争う中、エキスパートの一人である草間大作は、父の形見である巨大ロボット、ジャイアントロボを操り、人類の未来と平和のためにBF団と戦っていた。

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

サブプロットの人間ドラマは面白い、メインプロットがよくわからないです。

 どういう評価をすればいいか難しいアニメの筆頭かもしれません。とにかく話がご都合主義…のような、緻密なシナリオのような。それは横山光輝氏のスターシステムによる「何でもあり」感に由来しているのでしょう。

 面白さの多くはぶっ飛んだキャラです。それぞれのキャラがもつ巨大な能力を用いた戦いはなかなかの外連味だし、演出や画作りが上手くて見ごたえはあります。
 同時に父子…2組の親子ものの物語、そして使命のために命をかける各キャラの愛の物語です。つまりヒューマンドラマが秀逸という面はあります。このヒューマンドラマの面においては、大作と銀鈴という2人を中心に面白くまた感動できる話になっています。

 しかし、個々のキャラの物語は上手くかけているのですが、組織とか強さとか能力とか思惑とか、そういう大きなSF物語を楽しむには圧倒的な説明不足で、正直何の話か見終わっても満足感はありません。
 みんなが何を目指してるんだろう?世界征服って何よ?どういう権力を欲しがってるの?みたいな行動原理もよくわかりません。SFのシズマドライブの設定はいいのですが、それを取り巻く個々のキャラ達の動きが何をやっているのか、何を目指しているのか、つまりメインプロットが読み取りづらいです。

 たとえば十傑衆という超兵器並みの強さを持つ人たちの設定は面白いのですが、やってることがこじんまりしているし、組織VS組織ではなく個人戦ばっかりといえばいいのでしょうか。

 そして最大のポカーンはジャイアントロボという枠組みに入れる必要があるか、ですね。ジャイアントロボが解決に寄与していないということもないんですけど、なんというか弱いですね。結局は他のキャラの力で解決したような感じです。草間大作側のヒューマンドラマは正直弱いです。

 また、OVAで50分ごえですから、実質1本あたり2.5本から3本分くらいの密度があります。それを7本でかなり長いストーリーです。
 その割にはエピソードは沢山ありますけど、大きな世界観が見えてきません。謎がどんどんほどけて行くような快感がないです。最終話で結構ダーッとわかるので、一気見すると正直飽きます。

 作画・演出・美術・ロボットデザインは良いと思います。女っ気がないので銀鈴1人がお色気担当です。ロリキャラもいますけどほぼ出ません。音楽も迫力はありました。

 ということで、力が入ったアニメで見ごたえはあるんですけど、見終わった感じが「あー、面白かった」になりません。「…私は、何見たんだろう?」という感じが正直なところでした。

 客観評価は3.7ですけど、主観評価は45点/100点でしょうね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4
ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

うーむ…どうした事だ。何故我々までもがこんな所に

いや、これも孔明様の狙い通りに違いない。
そうだ。事態に急変あらばこの袋を見ろと言っていた。ハラリ
なるほど……。OVAジャイアントロボのレビューをしろという事か……。

あらすじを短くまとめると、近未来、第三のエネルギーシズマドライブが繁栄している時代において
BF団と国際警察機構の二大勢力が火花を散らす中、進行される「地球静止作戦」をめぐって
シズマドライブ第三のサンプルを争いあうという話だ。

作画は超絶クオリティだ。CGでなく手書きのセル画だというのに、
あまりにも見ごたえのあるクオリティでとても90年代のアニメとは思えない。
声優はベテラン声優が並ぶ豪華布陣だ。
作曲はポーランド国立ワルシャワフィルハーモニックオーケストラによるフルオーケストラ。
まさに溜息が出るようなクオリティなのに、話の質がまったく足を引っ張ってないどころか
横山キャラと今川監督のハイテンション作劇が引き起こす化学反応が
あらゆる視聴者を釘付けにしているあたりはまさに圧巻!痺れます。
だが本作の魅力は、まだまだこんなものでは語り尽くせない。

例えば、テーマ。この作品に提示されてるテーマは二つ。
「父と子」と「エネルギー問題」。
「エネルギー問題」は、現代において動力という足をもがれた地球人が、なすすべもなく見ていることしか出来ないという重苦しさを描きながら、{netabare}その元凶である敵ロボットに立ち向かえるのが、かつて人類が恐れもしたいにしえの動力、原子力を使って動くジャイアントロボだけ{/netabare}という因果関係が実に良かった。
また「父と子」というテーマにおいて。大作と幻夜、共に父親から遺産を託された者同士が、ぶつかりあう関係性が非常に良かった。
{netabare}幸せは犠牲なしには得る事はできないのか、時代は不幸なしに越えることは出来ないのか。
ep7にて父親の言葉を信じて戦い続ける大作の姿と、それを支える大人達の姿がなんとも胸を打つのだ。
{/netabare}
恐るべきは今川監督である。これほど重いテーマを横山作品のスターシステムという土台でハイクオリティに描ききった手腕は、やはり評価されてしかるべきではないだろうか。実現は不可能に近いと思っても、続編が見たいものだとこれほど切に願うアニメも無い。

ところでこのアニメ、我らが血風連の首領である怒鬼様もOVA6巻より参戦しておられるぞ!
出番は少ないし台詞だってないが、実に凛々しい風貌をしておられる。その勇姿は是が非ともご覧あれ!
そしてBF団と国際警察機構。二大勢力の激突と草間大作の戦いの行く末を見届けるがいい!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

らめええええええええ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

おっさん超能力バトルに酔いしれるのもアリ

圧倒的主人公親子の絆を話のっ...主軸に据えつつ...!盛り上がる圧倒的・・・!圧倒的要素詰め込んだっ・・・!といった印象…!!っ・・・・!が・・・ 駄目っ・・・!破綻がなくテーマやメッセージはブレず一貫して描かれており...!圧倒的に見応えがありたっ・・・!っ・・・・!
圧倒的最大の見所は
キャラクターバカなっ…!・・・!派手
圧倒的・・・!圧倒的脇を固める人物が濃すぎたのだっ・・・・・!...!意外にもこれをスルーこそが大人は質問に答えたりしない それが基本だだとばかりにどいつも直ってねえ。こいつの妙な善人ぶり。も本当に愚図で どうしようもねえ・・・・・・!に恰好良よく戦った…彼らは勝った、ゆえに人格まで肯定されている…!て大好き…!!
特に戴宗っ・・・・!シビレマス
魅力的すぎて全員を語ってどうする…?いくら語っても状況は何も変わらない…!れ曲げられねえんだっ
素敵過ぎる大人は質問に答えたりしない それが基本だ陣に支えれれっ・・・!教えられ
その定石という地点が最も浅はかなのだ…ギャンブルではっ…圧倒的・・・!圧倒的度に成長していく大作も倍プッシュだ・・・っ・・・!魅力的な圧倒的人物でしたっ・・・・!
決してシリアスばかりな話でなくて
しっかりククク・・・狂気の沙汰・・・えますっ・・・!
圧倒的っ・・・圧倒的大きさっ・・・ロボ自体はなけなしの金…最後の金ちゅうもんは…生きる希望そのものや…!のとどのつまりっ・・・!まで大した成果を挙げれず仕舞い...!あんまり出番が馬鹿なっ・・・ありえないっ・・・・・!んですっ・・・!・・・それでも圧倒的っ・・・圧倒的大きさっ・・・圧倒的ロボ=カッコ僥倖っ・・・!と...思わせるだけの戦闘を作り上げた亡者巣喰う強制労働施設はさすがといった亡者巣喰う強制労働施設…基本も基本…大原則だっ…!うか...!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3
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