テレビ局で体操なTVアニメ動画ランキング 1

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66.7 1 テレビ局で体操なアニメランキング1位
うらみちお兄さん(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (240)
777人が棚に入れました
よい子のみんな〜!裏表のあるお兄さんは好きかな〜?教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん・表田裏道 31歳。爽やかだけど情緒不安定な“うらみちお兄さん"が垣間見せる大人の闇に、よい子のみんなはドン引き必至…!?大人になった“よい子"たちに送る、哀しみの人生賛歌!

声優・キャラクター
神谷浩史、杉田智和、中村悠一、宮野真守、水樹奈々
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

アスリートは絶望しない

まるでルー大柴が命名したような教育番組に出演する、「体操のお兄さん」や周囲の人物が理不尽に振り回される日常を描くコメディ。

放送開始直後に、友人は本作のことを「体育会系の絶望先生」と評していた。
確かに両者とも後ろ向きで自虐的な主人公ではあるが、ちょっと主演声優の印象に引きずられすぎだろう、と思ったものの、視聴を続けるうちに妙に繰り返し思い出されてきたのは、本作の放送と並行して、東京オリンピックが開催されていたせいだ。

おそらく後世の歴史家に世紀の愚行と記されるであろう東京オリンピックが同時に開催されていたという偶然が、視聴中に殊更に『絶望先生』を思い浮かべてしまう感想を生んだ。

あたかも「世界」に特攻して自爆するかのような「絶望先生」の「自虐」に比べ、本作の主人公の自虐が「自傷」を思わせるのは、主人公が「アスリート」であるからだ。



{netabare}「競技」で勝利を目指すアスリートにとって、「ルール」は絶対だ。
競技フィールドからはみ出し、ルールを侵犯することは、即座に「敗北」を意味する。

アスリートは、常に競技フィールドと「ルール」を意識せざるを得ない。
いや、無意識化するほどに「ルール」を「内面化」するのでなければ、いちいち「意識」していたのでは、勝利はおぼつかない。
トッププレーヤーとして頂点に立つには、肉体が「ルール」外の動きができないほど、自らの本能として一体化しなければならない。

だが、本能化するほど「ルール」=あらかじめ与えられた他者の作成した規律に肉体を従わせることが、精神だけ切り離して自由であることと両立するだろうか。


人口の過密な集中が決定的な意味を持つ新型ウイルスの感染拡大が進行中の大都市で、超大規模のスポーツ大会を開催することは自殺行為に等しいと、少し考えれば誰にでもわかる。
事実、東京オリンピックの開催中から開催後にかけて感染拡大は止まることなく医療崩壊を招いた。
あえていえば、この期間に発生した大量の自宅放置患者と放置死者は、オリンピックが生み出したと云ってもいい。

アスリートは、言うまでもなく五輪の主要な構成部だ。
仮に観客やメディアの中継や報道がなくとも、「オリンピック」という「競技大会」は成立し得る。(ただ「利益」を生み出さないだけだ。実際に報道もされないマイナースポーツはいくらでもある)
だが、アスリート=競技者が存在しない「スポーツ大会」は原理的に存在するはずがない。
換言すれば、「アスリート」こそがオリンピックの実質そのものであるといっていい。

にもかかわらず、大量の死者と医療崩壊を発生させるであろうオリンピックの開催の是非について、「オリンピックの実質」であるアスリートは、極少の例外をのぞいて回答を拒否した。
いや、死者の増大と医療崩壊が現実のものとなってからでさえ。

出てきたのは「感動を届けたい」といった寝言に等しいピンとのズレた無内容な妄言の類のみだ。

仮に、どれほど社会が混乱し他人が死ぬ事になろうともオレはメダルが欲しいのだ、といった「野望」であれば、まだわかる。
利害を巡る対立として、社会はアスリートと対決することもできるだろう。

不気味なのは、「アスリート」の頭の中には、100パーセントの本音として本当に「寝言」の類しかないように見えることだ。

「アスリート」という言葉がいつから使用されるようになったのかは知らないが、想像するに、スポーツ「マン」、という言い方がジェンダー的に不適切になった事から「スポーツマン」に代わる用語として使われ出したのではないかと思われる。

だが、実態としては同じものなのに「アスリート」と「スポーツマン」では想起される印象が異なる。
「アスリート」なる用語には、なにか「スポーツマン」を脱・社会化して抽象概念にしたような感触がある。
試みに、あえて上述の「アスリート」を「スポーツマン」に置換して読んでみると、異様さが際立つだろう。


かつて(おそらく今でも)就職活動の現場で「スポーツマン」が有利であるといわれたのは、「ルール」を内面化して無批判に従う訓練を積んだ「スポーツマン」は、組織上位者による管理が容易であると思われていたからだ。

だがもう一方で、「スポーツマン」は薄汚れた「現実」に対立して理想化された「ルール」を貫くような純真さ(あるいは幼さ)を想起させるものでもあった。

現代の脱・社会化された抽象的な「アスリート」には、競技フィールド外の「社会」という「現実」は存在しないのではないか。
「与えられた」ルールを内面化して抽象存在と化した「アスリート」には、競技の「ルール」を自身の責任で改定することなど想像もできないように、目の前の「現実」もまた改変不能で「与えられた」フィールドで、自身が負うべき責任など認知できないのではないだろうか。

かつてオリンピックで頂点を極めたメダリストであったJOC会長やオリンピック担当大臣が、一貫して、脳みそが筋肉化したのではないかと思われるような論理性皆無の寝言を発信し続けていた事が、こうした疑惑を助長する。

東京オリンピック後でさえ、医療崩壊と放置死者の存在が否定しようのない「現実」なのに、それと引き換えに手にしたメダルを得意げに掲げてメディアに登場する「メダリスト」は、もしも自分(たち)がメダルを断念して出場を拒絶すれば「スポーツ大会」は成立せずに死者も防げていたかもしれないと想像した気配すらない。

世界の全ては「与えられた」動かしようのないフィールドで、自分はその「中で」フィールドからはみ出すことなくプレーするだけという「アスリート」の心性を証明している。{/netabare}


「世界」の全ては自分にはどうしようもない「与えられた」フィールドで、その中で自分の思い通りに事が進まないとしたら、「アスリート」は自分のパフォーマンスの能力が劣っているだけだ、と判断するだろう。

だが、「世界」は、競技者同士が納得ずくで「ルール」に従うことを同意して競い合う「競技フィールド」ではない。
基本時に、「世界-内」存在である実存にとって、「世界」は理不尽で不条理であるのが常態だ。

不条理に直面したとき、絶望先生は「絶望した!」と叫ぶ。
「絶望した!」という叫びは、自分は「世界」の不条理を承認しないという宣言だ。
不条理に対して敵対するという宣言は、最後には「爆発オチ」や「猟奇オチ」で絶望先生を打ちのめす。
「世界」に単身で敵対しても最後には叩きのめされるのに、「絶望した!」の宣言を止めずに破滅する自爆テロのような絶望先生の「自虐」ギャグ。

一方で「アスリート」の本作主人公は、理不尽の存在そのものを認知できない。
不条理は、自分のパフォーマンスの不足の結果として捉えられるなら、主人公の「自虐」ギャグは、自分への攻撃=「自傷」へと向かうしかないだろう。

共に「自虐」的でネガティブな性格設定でありながら、「世界」へ自爆テロを繰り返す「変人」という絶望先生の印象に対して、「世界」の理不尽を認知できずに自傷を繰り返す本作の主人公が「メンヘラ」の印象を持つ根拠だ。
ドン・キホーテにも通じる「聖なる狂人」として、どこか応援したくなる「変人」の「絶望先生」に向ける視線がつい優しいものになるように、主人公へ向ける視線が、どこか憐憫を含んだものになるは、このように、単に主人公が「ひどい目」に遭っているからだけではない。


{netabare}ユングであればシンクロニシティの実例に挙げたかもしれない、本作と東京オリンピックの同時放映という偶然が、上記のような感想を生んだ。

しかし、時が過ぎてオリンピックの記憶が薄れても、感想に大きな変化はなさそうにも思える。

「世界」は、「与えられた」改変不能のフィールドで、自身が改変することができないというアスリートの心性は、世の中はあらかじめ与えられた「現状」こそがすべてで、現状を無限肯定することが「現実的」な態度だという風に一般化して、拡散しているように見えるからだ。

特にアニメ視聴者に顕著だと感じられるのは、深夜アニメで女性キャラの乳首や下着が描写されたとき、殆ど必ず「過激」とか「攻めすぎww」「ギリギリ」といった感想が一斉に湧き起ってくる様を目撃するせいだ。

放送局が自社都合として定めている「規制」は、現実には、理念的な基準も無く、ロクに文書化もされていない代物でしかなく、時々の担当者がその場で明確な理由の説明もなく指示を出すものなのに、改変不能な「絶対基準」とみなして、「攻めてる」や「過激」と感じる感性は、「規制」という「現状」を「肯定」していることと変わらない。

たかだか絵に描かれた少女の下着や裸体を画面に出す程度のことが、担当者という人間の言葉だけで阻止されているに過ぎないのに、崩しがたい「強固な壁」のように「感じ」てしまっているのは、突きつめれば「現状の絶対視」に呪縛されているからだ。
一見「現実主義」的な「現状の肯定」は、「担当者個々人の判断」というレベルの「規則」など外部の働きかけでいつでもブレるという「現実」を正しく見ようとしない。

異なる「世界」の有り得ない感情や思想を描き出すアニメという表現を愛好していながら、「現状」は「肯定」するしかないという認知が蔓延しているとしたら、社会全体では更に強固に進行しているかもしれない。{/netabare}



道路に穴が開いて車が通れなくなれば、普通は穴を埋めようとする。

穴が開いている「現状」を絶対視して、何とか路肩をはみ出して車を動かす運転テクニックを研究したり、オートバイなら穴のふちを通れるから車を「出し抜ける」と発想したりするならば、発狂しているか、発狂の途上にあると思われるだろう。
が、こうした「発狂した」処世術を得意げに広める「現実主義者」は多い。

穴を埋めれば「現状」は変化して「現実」は正常に回復する、と思いつくのは簡単だ。
「アスリート」をやめればいい。

「アスリート」である「自分」を放棄したとき、主人公の「自傷」もまた消滅するだろう。
その先には、結果として「自爆」ギャグで爆発する「絶望先生」が待っているとしても、メンヘラーよりも「健全」である気はする。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

うーん

時折、イラッとくるんだよなあ。面白くなりてえってなんだよ。そこはどうでもいいか。
見終わったあとに何にイラッときたのか忘れた。
時々、笑った気もするし、まあいいや。
ただそこまで好きにはなれなかった。一応最後まで見たわけだが。
なんだか愛が足りん。愛が欲しい。
見なくてもよかったかもしれん。喫煙描写がくどい。そんないらない。

声優は無駄に豪華。
まもと水樹奈々様が神だったという感想しかない。歌声の無駄遣いかな?
作中の歌のタイトルは面白い。
水樹奈々様は結婚しているから逆にこの役ができたのかも。演歌ルーツって...


OP
ABC体操 いけてるお兄さん(宮野真守)とうたのお姉さん(水樹奈々)ED
Dream on宮野真守
挿入歌
傘持ってないときに限って雨降るのなんで うたのお姉さん(水樹奈々)得手不得手 いけてるお兄さん(宮野真守)、うたのお姉さん(水樹奈々)
猫が何もない空間を見てる うたのお姉さん(水樹奈々)
袖かと思ったら襟ぐり 子どもたち
浪花の恋のペアルック 多田野詩乃(水樹奈々)もしくは追出やす子(水樹奈々)
エンドレス猛暑 いけてるお兄さん(宮野真守)、うたのお姉さん(水樹奈々)
極寒スパイラル いけてるお兄さん(宮野真守)、うたのお姉さん(水樹奈々)
試食でめっちゃ美味しかったパン買って帰ると普通なのなんで いけてるお兄さん(宮野真守)、うたのお姉さん(水樹奈々)
どうせそんな人生
うらみちお兄さん(神谷浩史)


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん、表田裏道。通称“うらみちお兄さん”は子どもたちに笑顔を振りまく優しいお兄さん。でも、ときどき垣間見えちゃう“裏”の顔。しんどい、辛い、何もしたくない。不安定なメンタルからポロッと漏れる大人の闇に、子どもたちもドン引き気味……!?それでも大人は前を向く。世の中に希望はなくても、社会の仕組みに絶望しても……!「教育番組のお兄さんとして、その期待に……応えたい」大人になったよい子に贈る、“後ろ向き”の人生讃歌。


1. 第1話 うらみちお兄さん
教育番組「ママンとトゥギャザー」で子どもたちに笑顔を振りまく「うらみちお兄さん」こと、表田裏道。しかし気を抜くと疲れ切った顔を見せ、後ろ向きな発言を連発! 爽やかな笑顔の裏には、あふれ出る大人の悲哀が隠されていた……!?

2. 第2話 先輩と後輩
スタジオ入りした裏道はいつになく上機嫌☆ 束の間のメンタル無敵モードに賭けて、番組収録に臨もうとするが……。一方、子どもたちに歌を届ける詩乃も、あるおたよりをきっかけに豹変! 傷ついた大人たちはどこへ向かう!?

3. 第3話 手洗いうがいは大切に
今日から新コーナーがスタート♪ しかし、裏道は凍り付く。衣装がヒドい上、役に入り切った池照と番組内で戦うハメになり……。またある日、裏道は兎原の策略で苦手な絵をアドリブで描かされることになってしまう。

4. 第4話 エンドレス猛暑
夏に放送するミュージックビデオの撮影日。海に来たものの、この日は冬まっただ中。ぬくもりを失っていく裏道が、スイカ風の冬瓜とともに着ぐるみの兎原を並べ……。果たして、裏道は過酷なロケを乗り越えられるのか!?

5. 第5話 この公演が終わったら
ディレクターから厳しいダメ出しをされ、あまりに適当なアイデアを出された裏道。大人だから、死んだ目で従おうとするが……。そんな中、番組のコンサートの日がやって来る。しかし、そこにも様々な罠が待っていた!
その他の購入オプション
ウォッチパーティ
6. 第6話 思い出せない例のあれ
モノの名前が思い出せずに上の空、かと思えば連休前に大はしゃぎ。相変わらず情緒不安定な裏道だが、その連休を潰す悪夢のイベントが。それは、全員参加の慰安旅行! 何が起こるかわからないドキドキの温泉旅行が始まる☆

7. 第7話 一人でできるもん
出演者そっちのけで決まっていく微妙な新コーナーに、絶望的な表情を浮かべる裏道と池照。それでも池照はノリノリで役に入り込むが、あるモノを前にして急に震え出してしまう。さらに家庭でも問題が発生したと言い……!?

8. 第8話 忖度と良心
番組収録中に男の子が一人ぐずってしまう。そんな男の子に裏道がかけた言葉は……。一方、ウサオとクマオは呼び込みがあったにもかかわらず、なかなか出てこない。2人の間に、一体何が!?

9. 第9話 最近の若い子
いよいよクリスマス☆ 大人も子どもも浮き足立つ中、師走の激務が裏道を襲う。企画販売部の木角に呼ばれた裏道は、そこで彼の闇に触れ……。さらには年末恒例の面倒ごとまで! ちゃんと仕事納めはできるのか!?

10. 第10話 極寒スパイラル
今度は猛暑の中、冬用のミュージックビデオ撮影が行われることに。暑苦しいわりに要領を得ない出木田の指示に、呆れたり、朦朧としたりと出演者の精神力が削られていく。なかでも、普段はクールな熊谷の様子がおかしく……。

11. 第11話 運命の出会い
寝違えて首を痛めた裏道。寄る年波を噛みしめながら収録を終えると、衝撃の事実が耳に入ってくる。この日、「左右確認」の大切さを教える交通安全の映像を録り直すことになったのだ。一緒に人生の安全確認を学ぼう!

12. 第12話 不器用な笑顔
裏道のある言葉を聞いて、兎原と熊谷は彼との出会いを振り返る。それは体育大時代。体操のスター選手だった裏道が、2人の相部屋にたまたま居候してきたのが始まりだった。彼はあまりにまっすぐな先輩だったのだが……

13. 第13話 Forever『ママンとトゥギャザー』
この期に及んでも新たな企画を求められたり、後輩から飲みに誘われたり。今日も笑顔を振りまき無感情。何かが起こりそうで起こらない、でもちょっとした事件が起こってしまう、そんな裏道の行く末やいかに……!?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「大人なら誰でも持っている裏の顔の一つや二つ。見ないふりしてね、よい子のみんな。」

子ども向け教育番組を舞台にしたブラックなギャグ作品。

ネガティブな内容かなと思ったけど、
そこまで重い内容ではなく、日常系ギャグアニメな印象です。

これは同年代の非リア充に刺さるな…w

全13話です。


● ストーリー
MHKの教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん、
表田裏道(おもた うらみち)。

うらみちお兄さんとして子どもたちの前では笑顔を振りまくが、
その裏の顔は社会に疲れ切っており、ネガティブで情緒不安定。

個性的な共演者たちや癖の強いスタッフ達と一緒に、
今日も番組の撮影が始まる。


精神的に不安定なうらみちお兄さんが主人公。

子どもたちの前では笑顔で優しいお兄さんとして振舞っているけれど、
裏の顔(というかこちらが本性)は社会に疲れきっている。

子どもの前で社会の理不尽さについて笑顔で語るところは、
大人的には笑えるし共感できるポイントw

子どもたちのピュアな心によってお兄さんの闇が映える、いい組み合わせ。
面白い着眼点だなと思いました^^

こんな教育番組いやだなーと思うけれど、
でも現実の方がもっと闇が深いのかなと考えると、
うらみちお兄さんはなんて可愛いんだと思えるw

彼はピュアで真面目だからこそのネガティブだからなあ。

最初の頃はうらみちお兄さんの情緒不安定が激しくて、
観ていて楽しい内容ではないなと思っていたけれど、

徐々に他のキャラとの関係や距離感がいい具合に保たれてきて、
普通に恵まれた職場じゃないかと、安定して楽しめました。

やりたくないことをやらされるのは、社会に出て仕事をする上ではある意味仕方がないと開き直っているのが正解…。笑

危険があるわけでも人権的に問題があるわけでもないから、
「ママンとトゥギャザー」はホワイト寄りな職場だと思うのは、
自分がブラックな職場にいるからなのかw


「ママンとトゥギャザー」に登場する様々な役は、
どれも好きでした^^

うらみちお兄さんの役はいつもへんてこすぎてむしろ引きますが(でもそこが笑いどころ)、他のキャラの役はどれも可愛いんだよなあ。

歌のお姉さんが可愛くて好きでした♪
どの衣装も似合うの、天才。


● 声優
この作品で一番力が入っているのはここだったのではないでしょうか。

表田裏道 (体操のお兄さん):神谷浩史
兎原跳吉 (ウサオ君) :杉田智和
熊谷みつ夫(クマオ君) :中村悠一
蛇賀池照 (歌のお兄さん) :宮野真守
多田野詩乃(歌のお姉さん) :水樹奈々

↑メインキャラだけでこの豪華さ。

特に歌のお兄さんとお姉さんが最強すぎて…!

歌、うますぎます。
本物の歌のお兄さんとお姉さんのようでした。

二人の歌声を聴けただけでも、
この作品を見た価値があるなあと思いました。


● 音楽
【 OP「ABC体操」/ いけてるお兄さん(宮野真守)・うたのお姉さん(水樹奈々) 】

一緒に踊れる楽しいOP♪

youtubeの公式サイトには宮野真守さんと水樹奈々さんのダンス動画もありました。


【 ED「Dream on」/ 宮野真守 】

こちらはキャラ抜きの“宮野真守”としてのED。

うらみちお兄さんの大人な雰囲気を全面に押し出したかのような、
ガラッと作品の雰囲気とは異なるEDでした。

でもかっこいいから好き。


他に、番組内の歌が多数あります。

歌はすべて、いけてるお兄さんと、うたのお姉さんが歌っています。

「傘持ってないときに限って雨降るのなんで」
「猫が何もない空間を見てる」
「試食でめっちゃ美味しかったパン買って帰ると普通なのなんで」

など変な曲ばかりですwww

でも共感できる歌詞なのが笑えるww
歌詞は原作のままのようですね。

変な曲なのに、歌う人がうますぎるから、
普通にいい曲として聴けちゃう…。


● まとめ
内容は、人生行き詰まりの闇アニメという印象が最初の数話は強かったですが、

全話観てみると、
日常系寄りなコメディ作品という印象に変わりました。

うらみちお兄さんたちに限らず、
人には誰しも表と裏の顔があるはず。

普段は表のキラキラした面しか見てないし見えていないのだろうけど、
裏はこんなもんだよね。笑

むしろ彼らの裏の顔はキラキラしているほうだよ…

現実の方がもっとえげつないのではと思うのは、
自分も闇が深いからなのかww

うらみちお兄さんによる真面目に深い(闇の)名言も多くて、
共感できました。

最初数話に見た時よりも、
後半になるにつれて楽しめた作品でした♪

…うらみちお兄さんのネガティブな闇に慣れたからなのかな。笑

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17
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