テレパシーで陰謀なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのテレパシーで陰謀な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月06日の時点で一番のテレパシーで陰謀なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

90.8 1 テレパシーで陰謀なアニメランキング1位
とある科学の超電磁砲[レールガン](TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★★ 4.2 (10390)
41322人が棚に入れました
総人口230万人、東京都西部のほとんどを占める巨大都市。その人口の約八割が学生ということから、「学園都市」と呼ばれるその都市では超能力の開発が行われているんですの。学生たちが能力の強さに応じてレベル0~レベル5にランク付けされるこの都市で、7人しかいないレベル5の第3位に位置する能力者、御坂美琴お姉さまが本作の主人公となる。この物語は、彼女が通うお嬢様学校、常盤台中学校とそれを取り巻く仲間たちの平和で平凡でちょっと変わった能力者の日常を描く物語ですの。

声優・キャラクター
佐藤利奈、新井里美、豊崎愛生、伊藤かな恵、阿部敦

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

タイトルなし

スピンオフなはずなのに、こちらのほうが人気では?
確かに面白いし、女の子たちで和気あいあいとしているのも良い

OP
only my railgun fripSide
LEVEL5-judgelight- fripSide
ED
Dear My Friend -まだ見ぬ未来へ- ELISA
SMILE -You&Me- ELISA
Real Force ELISA
fripSideの楽曲で圧倒的に盛り上がる
Dear My Friend -まだ見ぬ未来へ-を聴くと涙出そう


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
総人口二三〇万人、東京都西部のほとんどを占める巨大な都市。その人口の約八割が学生ということから、「学園都市」と呼ばれるその都市では、超能力の開発が行われていた。特殊な授業(カリキュラム)を受け、能力を得た学生たちは、定期的な身体検査(システムスキャン)によって、「無能力(レベル0)」から「超能力(レベル5)」の6段階に評価されている。その頂点に立ち、最強と謳われるのが、七人の「超能力者(レベル5)」である。そのひとり、御坂美琴。『電撃使い(エレクトロマスター)』最上位の能力者にして『超電磁砲(レールガン)』の異名を持つ彼女は、名門お嬢さま学校・常盤台中学に通う14歳の女子中学生。後輩で「風紀委員(ジャッジメント)」の白井黒子たちと、学園都市的日常生活を送っていた--。この物語は、平和で平凡で、ちょっぴり変わった能力者の少女たちの日常を描くものである。


1. 「電撃使い(エレクトロマスター)」
一八〇万人を超える学生が集い、超能力開発を受ける「学園都市」。その日常の裏側には、学生たちによる治安維持組織「風紀委員(ジャッジメント)」の活躍があった。しかし、彼らの目が届かぬ暗がりもある。裏路地で平和を乱す不良学生たち。その彼らを一筋の閃光が襲う。そこには、学園都市最強の電撃姫、『超電磁砲(レールガン)』御坂美琴の姿があった……。そんな日常の中のある日。美琴は、「風紀委員」である黒子の同僚で、彼女のファンだという少女--初春飾利と佐天涙子と会うことに。意気投合して放課後を楽しむ4人だったが、初春が目の前の銀行に異変を感じとり……。

2. 「炎天下の作業には水分補給が必須ですのよ」
常盤台中学の女子寮、美琴たちの部屋に招待された初春と佐天。下着あさりをしたりアルバムを見たりと定番の行動で盛り上がる美琴たち。しかし、同室になって一カ月の記念日を、美琴とふたりきりで(勝手に)祝おうとしていた黒子は、まったくもって面白くない。しおらしく美琴への切なる想いを吐露する黒子に、初春と佐天はしんみりしてしまうが、当の美琴はいつものことと一蹴。黒子の行き過ぎた行動にお仕置とばかりに強烈な電撃を食らわし、壮絶な能力合戦に発展してしまう。騒ぎを聞きつけた寮監にとがめられ、ふたりはプール掃除を命じられることに……。

3. 「ねらわれた常盤台」
学園都市の一角。常盤台中学をはじめとする、5つのお嬢様学校が集まる「学舎の園(まなびやのその)」。外界から隔絶されたこの区域で、常盤台中学の生徒だけを狙った連続襲撃事件が発生していた。そんな中、黒子たちに招かれて「学舎の園」を訪れる初春と佐天。学園都市の普通の学区とは異なる独特の風景に心躍らせるふたり。黒子たちと合流し、「学舎の園」にしか出店していないパティスリーでケーキに舌鼓を打たんとしたまさにその時、「風紀委員(ジャッジメント)」からの呼び出しがかかってしまう。一方、トイレに立った佐天は何者かに襲われ……。

4. 「都市伝説」
ファミレスに集まった美琴たち4人。科学万能主義の学園都市で語られる、数多くの都市伝説話に花を咲かせていた。いきなり服を脱ぎだす「脱ぎ女」、逆回転する風力発電のプロペラ、幻の虚数学区、使うだけで能力が上がるレベルアッパー、そして、どんな能力も効かない能力を持つ男……。美琴は、とある少年との出会いを思い起こす。なぜか自分の電撃が効かないその少年は、妙におせっかいで……。そんな折、街で女性を案内している少年を見かける美琴。決着をつけろという美琴に、少年は女性の案内を頼むが、その女性はいきなりブラウスを脱ぎだして……。

5. 「とある二人の新人研修」
頻発する車上荒らし対策に、監視カメラの増設をしていた黒子と初春。鳴り出した警報器に付近を探したふたりは、校舎の陰で車の中を物色する不審な学生を発見する。応援を呼ぶ初春の制止も聞かず、車上荒らしを捕まえようと先行した黒子は不意打ちを受け、逃げる犯人を捕まえようとした初春も昏倒させられてしまう。逃げられたのは自分のせいではないとばかりの黒子の態度にカチンときた初春。その上、大事な約束のことまで忘れている黒子に、ついに仲違いしてしまう。風紀委員(ジャッジメント)を目指していたふたりは、過去にとある事件で関わっていて……。

6. 「こういうことにはみんな積極的なんですよ」
事件の捜査を手伝うと言う美琴に、好奇心や興味本位で風紀委員(ジャッジメント)の真似事をするなと釘を刺す黒子。ついでとばかりに、日頃の行いからファンシーグッズに埋もれた私生活にまで口出しされ、美琴はまったくもって面白くない。ファミレスで愚痴の相手をしてくれていた初春が任務に連れて行かれたあと、美琴はテーブルに置かれた腕章を見た風紀委員・固法に、新人の応援要員と勘違いされてしまう。黒子を見返してやるチャンスとばかり、美琴は固法についていくことに。しかし、実際に体験する風紀委員の仕事は、思いのほか地味だったり難しかったりで……。

7. 「能力とちから」
連続爆弾テロ「虚空爆破(グラビトン)事件」の被害が拡大する第七学区。場所にも時間にも一貫性がなく、手掛かりすら残されていない犯行に、風紀委員(ジャッジメント)も警備員(アンチスキル)も手をこまねいていた。犯人の使っている能力は『量子変速(シンクロトロン)』。しかし、これだけの規模の爆発を起こせる能力者は「大能力(レベル4)」以上で、『書庫(バンク)』のデータに該当者は見当たらない。一方、忙しい風紀委員の初春に相手をしてもらえない佐天を見かけた美琴は、彼女から「幻想御手(レベルアッパー)」という能力のレベルを上げる道具の話を聞く。

8. 「幻想御手(レベルアッパー)」
「虚空爆破(グラビトン)事件」の犯人を捕えた美琴たち。しかし、彼は「低能力者(レベル2)」で、あれだけの被害を出すほどの力をもっていないはずだった。煮詰まってしまったふたりは、通りがかった佐天とともに、風邪をひいた初春を見舞いに行くことに。事件の捜査状況を話すうち、佐天の語った都市伝説「幻想御手(レベルアッパー)」に思い至る美琴。黒子によると、使うだけで簡単にレベルが上がるという噂を証明するかのように、『書庫(バンク)』のデータと被害状況が食い違う事件が頻発しているという。美琴たちは噂の書き込まれた掲示板を手掛かりに調査を開始する……。

9. 「マジョリティ・リポート」
取り調べ中、「虚空爆破(グラビトン)事件」の犯人が突然、意識不明に陥ったとの報せを受けて、病院へ向かった美琴たち。他にも同じ症状の患者が出ていることから、「幻想御手(レベルアッパー)」との関連を疑ったふたりは、偶然再会した大脳生理学者・木山春生に相談する。そこに現れた初春と佐天。「幻想御手」を使用した際に予想される副作用についてふたりに語る黒子だったが、偶然「幻想御手」を手に入れていた佐天は、そのことを言い出せないまま、ひとり悩んでしまう。そんな折、「幻想御手」の取引現場に迷い込んでしまった佐天は……。

10. 「サイレント・マジョリティ」
売人からの情報をもとに「幻想御手(レベルアッパー)」を手に入れた黒子たち。増加する「幻想御手」を使った犯行を防ぎつつ、木山にその解析を依頼するが、聴覚からの刺激だけで能力の強度をあげるのは難しいと聞かされる。一方、「風紀委員(ジャッジメント)」としての黒子の活躍を目の当たりにした佐天は、ショックを受けていた。「無能力者(レベル0)」の自分とはまったく違う世界に住んでいる人がいる。そんな想いを抱いてしまった佐天は、同じ境遇の友人たちと「幻想御手」を使い、初めて能力を手にした実感をかみしめていた。しかし数日後、友人が倒れてしまい……。

11. 「木山せんせい」
「幻想御手(レベルアッパー)」の開発者は木山。患者の脳波から開発者の割り出しに成功した美琴たちは、初春が木山のもとを訪れていると聞き、すぐさま「警備員(アンチスキル)」の出動を要請する。一方、木山の車に乗せられた初春は、「幻想御手」開発の理由--「樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)」の代わりとなる演算装置が必要だったと聞かされる。「幻想御手」の副作用--複数の能力を操って、周りを囲んだ「警備員」たちをなぎ倒す木山。その前に立ちふさがった美琴は、複数の能力による攻撃に苦しみながらも何とか木山を捕まえが、その時、彼女の記憶が美琴の頭に流れ込んできた・・・・・・。

12. 「AIMバースト」
突然、苦しみ出し、倒れる木山。同時に病院では「幻想御手(レベルアッパー)」を使用した患者たちが意識のないまま暴れ出していた。そして、木山の頭からAIMバースト--「幻想御手」のネットワークによって使用者たちのAIM拡散力場が束ねられ、1万人もの能力者の思念が形になった化け物が生み出された。なにかに苦しむように暴れるAIMバーストは、警備員(アンチスキル)の攻撃にますます巨大化する。初春はネットワークを破壊するため、木山から預かった「幻想御手」の治療プログラムを手に走る。そして美琴は、原子力発電所に向かうAIMバーストの前に立ちふさがり……。

13. 「ビキニは目線が上下に分かれますけどワンピースは身体のラインが出ますから細い方しか似合わないんですよ」
湾内と泡浮から、水着モデルを頼まれた美琴たち。なんでも、水泳部でお世話になっているメーカーからのたっての希望で、ウェブカタログ用のモデルを依頼されたのだという。黒子のひと押しもあり、後輩のために一肌脱ぐことにした美琴。当日、初春、佐天と連れだってメーカーを訪れた美琴たちの前には、それぞれ別のルートでモデルを頼まれた婚后と固法の姿が。舞い上がり気味の婚后の様子に戸惑いつつも、試着室へと案内される一同。ずらりと並べられたさまざまな水着から、思い思いの逸品を手にして着替えた美琴たちを、学園都市の誇る最新鋭スタジオでの撮影が待っていた……。

14. 「特別講習」
よく晴れた夏休みのある日。ファミレスに集まって遊ぶ計画を立てる美琴と黒子のもとにやってきた初春によると、佐天は特別講習のために来られなくなったという。とある高校で行われるその特別講習には、あちこちの学校から生徒が集められていた。アケミやむーちゃん、マコちんと一緒に講習を受ける佐天。小学生のような見かけの先生に講義を受けたり、「常盤台狩り」事件で知り合った重福と再会してお昼を一緒に食べたりしながらも、物憂げで、いまひとつぼんやりした雰囲気を過ごす。それは、この講習が「幻想御手(レベルアッパー)」を使用した生徒たちを集めて行われたせいで……。

15. 「スキルアウト」
「武装無能力集団(スキルアウト)」による能力者狩りが頻発。通報を受けて駆け付けた黒子たちは彼らを逮捕するが、襲われた婚后によると、なぜか能力が使えなくなって気を失った後、気がつくと全員が倒されていたのだという。どうやら、背中に黒いクモの入れ墨を入れた革ジャンの男に助けられたらしい。その話を聞いて呆然とする固法。その後も能力者狩りは終息せず、捜査の結果、「ビッグスパイダー」という組織が、闇ルートから非合法な武器を入手して行っていたものと判明する。リーダーの名前は黒妻綿流。婚后を助けた男と同じく、背中にクモの入れ墨があるらしく……。

16. 「学園都市」
ビッグスパイダーのアジトで謎の男に助けられた美琴と黒子。彼こそが本物の黒妻で、現場に現れた固法は彼を「先輩」と呼んだ--。ふたりの関係が気になる佐天たち。しかし固法は、ここ数日、「風紀委員(ジャッジメント)」の事務所に顔を出していなかった。彼女の住む寮に足を運んだ美琴たちは、同室の柳迫から固法が昔、「ビッグスパイダー」に所属していたと聞かされる。過去がどうであれ、なぜ今、固法が「風紀委員」の活動を休んでいるのか分からないという美琴に、簡単には割り切れない想いがあるという佐天。そんな折、能力者狩りの一斉摘発が行われることになり……。

17. 「夏休みのつづり」
夏休み。「警備員(アンチスキル)」の仕事に遅刻した鉄装は、現場で人質にされてしまったり、巡回中に美琴たちに乗せられて一緒に遊びそうになってしまったりと失敗続き。同僚の黄泉川に、気持ちがたるんでると説教され、明日こそはと気合を入れたものの、次の日も失敗ばかりでどうにもうまくいかない。そんな折、完全下校時刻過ぎにゲームセンターで、ひとりゲームをプレイする学生--鴻野江を見かける。以前も見かけたこと、自分の好きだったゲームをプレイしていたこともあって声をかけるが、鴻野江はプレイ途中で立ち去り、ひとり取り残されてしまう……。

18. 「あすなろ園」
寮則を破るたびに、寮監から厳しい罰則(体罰付き)を受けている美琴たち。いい加減、我慢の限界だという黒子は、腹いせとばかり、とある事件の調査に乗り出すことに。美琴を巻き込み、目指した先は第13学区の児童養護施設・あすなろ園。「置き去り(チャイルドエラー)」で学園都市に置き去りにされた身寄りのない子どもたちを集め、保護している施設だった。調査を進めようとするふたりだったが、偶然、ボランティア活動であすなろ園を訪れていた初春と佐天に巻き込まれて、子供たちの相手をすることに。そんな中、美琴は木山とのやり取りを思い出してしまい……。

19. 「盛夏祭」
年に一度、常盤台中学女子寮が一般に開放され、寮生が招いたゲストの訪れる日--盛夏祭。寮生たちがメイド姿で接客するこの日は、メイド養成専門校の繚乱家政女学校の協力を得て、盛大に開催されていた。メイド姿に後ろ髪をひかれながら仕事に連れて行かれる黒子をしり目に、招待した初春と佐天を案内する美琴。ふたりとも、さまざまな展示や発表を見たり、体験したりと大喜び。憧れのお嬢様学校の空気を満喫している一方で、美琴は気が気でないことがあった。実は彼女、ステージでとある演目を披露する大役に、寮生の満場一致で選ばれていたのだ……。

20. 「乱雑開放(ポルターガイスト)」
柵川中学に季節外れの転入生がやってきた。名前は春上衿衣、第19学区からの転入となる彼女は、初春のルームメイトになるという。佐天や美琴たちも引越しの手伝いにやってきて、ニギヤカに片づけを終わらせる。親睦を深めるべく、みんなで遊びに行こうという美琴だったが、黒子と初春は「風紀委員(ジャッジメント)」と「警備員(アンチスキル)」の合同会議に出なくてはならないという。最近頻発している地震に関係する会議で、専門家によると、能力の暴走によるポルターガイスト現象が原因だという。そんな中、初春たちは、春上を連れて花火大会に出かけることに……。

21. 「声」
花火大会の会場で起きたポスターガイスト現象に巻き込まれた初春たちは、危ういところとMARの駆動鎧(パワードスーツ)に救われる。その駆動鎧に乗っていたのは、合同会議にいた専門家・テレスティーナだった。迷惑をかけたと気落ちする春上を、自分と同じで変われるはずだと慰める初春。ふたりは気晴らしに第21学区の自然公園へと出かけることに。一方、ポスターガイスト現象がAIM拡散力場への人為的な干渉にあると知った美琴たちは、木山の関与を疑うが、拘留中の彼女には不可能。花火会場で様子がおかしかった春上に疑念を抱く。『書庫(バンク)』のデータには、意外な記載があって……。

22. 「レベル6(神ならぬ身にて天上の意志に辿り着くもの)」
チャイルドエラーとして児童養護施設で育った春上。幼いころ、施設で仲の良かった少女--枝先との間でだけ、「念話能力(テレパス)」の強度が上がる特性を持っていたが、最近になって、別の施設に移されてしまったはずの彼女の声が聞こえるのだという。話を聞いた美琴は、「幻想御手(レベルアッパー)」事件についてテレスティーナに打ち明ける。暴走能力実験の被験者となった子供たちがポルターガイストの原因になっているのではという仮説をもとに、行き先を探る美琴たち。そこにテレスティーナから、木山が保釈されたという連絡が入り……。

23. 「いま、あなたの目には何が見えてますか?」
暴走能力実験で昏睡状態に陥っていた子どもたちは無事保護され、木山のもとからMARの研究所へと移送された。ひとまず一件落着と胸をなでおろす黒子たちだったが、美琴と初春はいまひとつ納得のいかない顔。春上のお見舞いに行こうと準備をしていた初春は、子どもたちへの強い想いを抱いていた木山を思い出し、彼女のもとを訪れる。もう少しで子どもたちを救えたのにと気落ちする木山を、一緒に子どもたちに会いに行こうと励ます初春。しかし、テレスティーナは子どもたちに合わせるわけにはいかないと、すげなく断る。そして、彼女の正体を知った美琴は……。

24. 「DearMyFriends」
MARの研究所から子どもたちを移送する輸送車を追跡する木山の前に、美琴たちが現れる。輸送車がオトリであることに初春が気付き、急ぎ駆けつけたのだ。初春と佐天が木山を子どもたちの元へ導き、輸送車から降り立つ駆動鎧(パワードスーツ)を相手に黒子と婚后が奮戦。美琴は固法のバイクで木山を追い、第23学区の研究所を目指す。その前に立ちふさがる、テレスティーナの駆る巨大な駆動鎧。電撃は封じられ、「超電磁砲(レールガン)」は射程外。能力を計算に入れた攻撃に美琴たちは苦戦を強いられる。子どもたちのもとにたどりつかせてくれという木山の悲痛な言葉に、美琴は……。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「ビリビリ動画(bilibili)」の語源←美琴やっぱり凄いな笑。

『とある魔術の禁書目録(インデックス)』を1~3期まで一気見したついでに、新作の制作が発表された外伝『とある科学の超電磁砲(レールガン)』の方も1~2期&OVAを一気見してみました。
第2期が放送された2013年以来久々の視聴でしたが、やはりこのシリーズ、面白い!

シナリオ&設定に色々と無理があるので、私の個人評点はそこまで高くはなりませんが(※それでも『禁書目録』の☆ 3.9 よりだいぶ高い ★ 4.2)、本シリーズの主人公兼メイン・ヒロイン(御坂美琴)を始めとするヒロインズの好感度が異常に高いので、視聴がドンドン進んで飽きません。
こういうシリーズは、ありそうで、実際にはなかなか無いのでは?

本シリーズの監督・長井龍雪氏は『とらドラ!』(※個人評点 ★★ 4.6)、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(※個人評点 ★★ 4.5)を始めとする名作・優秀作を何本も制作されている名監督で、私の個人評点もそれらの作品の方がずっと高くなっていますが、こと作品に対する個人的な好感度では、本シリーズの方がグッと高くなります。

なお、最近は日本の制作会社を使ったアニメーション製作(※企画の方)にも手を出して露出の目立つ中国の大手動画共有サイト「bilibili(ビリビリ動画)」は、この御坂美琴の綽名(あだな)“ビリビリ”(*1)からその名称を借用したそうで、彼女の人気の高さは日本にとどまらないようですね。

(*1)本作の派生元作品『とある魔術の禁書目録』の主人公・上条当麻が、美琴が電撃を駆使する超能力者であることから“ビリビリ中学生”と綽名を付けた。

《まとめ》
以上、結構ベタ褒めのレビューになってしまいましたが、これから初めて本シリーズを見始める方は、第1期は若干シナリオの進行がまどろっこしいと感じるかも知れません。
でも、本シリーズの本領は第2期『S』にこそあると思うので、せっかく視聴し始めたのなら、そこでの超展開を楽しみに頑張って視聴を続けてほしい作品です。
あと、本伝である『禁書目録』の事前視聴は特に必要ではありません(むしろ本作の方を先に見て、面白かったら“ついでに”『禁書目録』にも手を出してみるのが丁度良いくらい)。


◆作品別評価

第1期 ★ 4.0 (計24話)
OVA  ☆ 3.9 (計1話)
第2期 ★ 4.4 (計24話)
-------------------------
総合  ★ 4.2 (全49話)


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ     鎌池和馬(原案・原作)、冬川基(作画)
監督        長井龍雪
シリーズ構成    水上清資
脚本        水上清資、大野木寛、砂山蔵澄、浅川美也、天河信彦、國澤真理子、伊藤美智子、山田靖智、花田十輝、土屋理敬、吉野弘幸
キャラクターデザイン 灰村キヨタカ(原案)、田中雄一
音楽        I've sound/井内舞子
アニメーション制作 J.C.STAFF{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== とある科学の超電磁砲 (第1期) (2009年10月-2010年3月) ========

 - - - OP「only my railgun」、ED「Dear My Friend -まだ見ぬ未来へ-」 - - -
{netabare}
第1話 電撃使い(エレクトロマスター) ★ 佐天涙子&初春飾利の御坂美琴との初対面、白井黒子&美琴の能力 ※OPなし、ED「only my railgun」
第2話 炎天下の作業には水分補給が必須ですのよ ☆ 黒子と美琴の愛情×友情
第3話 ねらわれた常磐台 ☆ 常盤台学園連続眉毛落書き事件
第4話 都市伝説 ★ 美琴と上条当麻の出遭い、AIM拡散力場研究者・木山 春生、美琴vs.当麻(川原の対決)
第5話 とある二人の新人研修 ★ 黒子と初春の過去話(二人の出遭い、黒子の初仕事)
第6話 こういうことにはみんな積極的なんですよ ★ 美琴のジャッジメント手伝い(固法先輩)、連続グラヴィトン(重力子)爆破事件
第7話 能力とちから ★ 続き、狙らわれた初春、間に合わなかったレールガン(当麻のサポート)
第8話 幻想御手(レベルアッパー) ★ 美琴&黒子のレベルアッパー捜索、木山再登場、涙子の揺らめき
第9話 マジョリティ・リポート ★ 続き、黒子vs.レベルアッパー服用者、レベルアッパーの正体(音楽ソフト)
第10話 サイレント・マジョリティ ★ 涙子の能力発現と副作用(意識不明)、レベルアッパーの開発者判明、初春拉致(木山)
第11話 木山せんせい ★ 続き、vs.木山(マルチスキル)、木山の個人事情(チャイルドエラー、人体実験の罪悪感と決意)、ネットワークの暴走
第12話 AIMバースト ★ 続き ※ED「SMILE -You&Me-」
第13話 ビキニは目線が上下に分かれますけどワンピースは身体のラインが出ますから細い方しか似合わないんですよ ☆ ※ヒロインたちの日常回
第14話 特別講習 ★★ ※涙子メインの日常回{/netabare}

 - - - - - - - - OP「LEVEL5-judgelight-」、ED「Real Force」 - - - - - - - -
{netabare}
第15話 スキルアウト ☆ 能力者狩り、ビッグスパイダー元リーダー・黒妻(固法先輩の想い人)
第16話 学園都市 ☆ 続き
第17話 夏休みのつづり ☆ ※アンチスキルの日常回
第18話 あすなろ園 ☆ 常盤台学生寮寮監さんのコイバナ
第19話 盛夏祭 ★ 常盤台中学寮祭、美琴の晴舞台(ヴァイオリン独奏)
第20話 乱雑開放(ポルターガイスト) ★ 春上衿衣(はるうええりい)転入、RPSK症候群同時多発、花火大会見物と事故、テレスティーナの初春&春上救助
第21話 声 ★ 春上(精神感応(テレパス)能力者・レベル2)の周囲で起こる異常、チャイルドエラーの少女の声
第22話 レベル6(神ならぬ身にて天上の意志に辿り着くもの) ★ 木山再登場、科学界の元老・木原幻生の能力体結晶投与実験
第23話 いま、あなたの目には何が見えてますか? ★★ 春上と絆理(ばんり)の再会、vs.テレスティーナ木原、婚后光子の美琴救助、仲間を信じる心
第24話 Dear My Friends ★★ 無能力者・涙子だけが出来ること、テレスティーナ撃破、チャイルドエラー救助 ※ED「Dear My Friend -まだ見ぬ未来へ-」{/netabare}
--------------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)14、☆(並回)7、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.0


=============== とある科学の超電磁砲 (OVA) (2010年10月) ============

全1話 ☆ 3.9 {netabare}美琴へのストーカー、アンチスキルの能力者への反抗事件{/netabare} ※約34分

OP「future gazer」
ED「Special "ONE"」


=============== とある科学の超電磁砲 (第2期) (2013年4-9月) ============

 - - - - - - - - - OP「sister's noise」、ED「Grow Slowly」 - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 超電磁砲(レールガン) ☆ ※4人娘(主要キャラ)紹介回
第2話 寿命中断(クリティカル) ★ 幼少期のDNAマップ提供、布束砥信(ぬのたば・しのぶ)との出遭い ※シスターズ編開始
第3話 超電磁砲量産計画(レディオノイズけいかく) ★ 研究施設潜入、超電磁砲量産計画
第4話 妹達(シスターズ) ★★ ミサカ製造プロセス、夏休みの一日、“妹”との遭遇
第5話 絶対能力進化計画(レベル6シフトけいかく) ★★★ 続き、ミサカvs.一方通行  
第6話 あたし…みんなのこと見えてるから ★★ vs.一方通行、学園都市の第一位、実験動物ミサカの持つ可能性(布束の気付き)、美琴の仲間たちへの気遣いと決意
第7話 お姉さまの力になりたいですの ★ 研究施設群破壊開始、黒子の心配と気遣い、研究施設側の防衛戦力調達
第8話 Item(アイテム) ★ vs.フレンダ
第9話 能力追跡(AIMストーカー) ★ vs.麦野(学園第4位)、滝壺の美琴追跡、布束の感情インストール計画失敗(絹旗)
第10話 原子崩し(メルトダウナー) ★ vs.麦野(レベル5同士の死闘)、目標達成?
第11話 自動販売機 ★ 記憶喪失の当麻との再会、継続されていた実験、一方通行への実験勧誘(過去回想) ※ED「stand still」
第12話 樹形図の設計者(ツリーダイアグラム) ★ ミサカに芽生え始める感情(美琴&当麻との接触)、破壊されていたツリーダイアグラム
第13話 一方通行(アクセラレータ) ★ 市街地隘路の実験、第一次実験(過去回想)、当麻の気付き
第14話 約束 ★ 当麻の常盤台学生寮侵入、鉄橋の一幕(当麻の約束) ※ED「stand still」
第15話 最弱(かみじょうとうま) ★ 当麻vs.一方通行、一方通行のプラズマ攻撃阻止(美琴の懇願、シスターズの協力)
第16話 姉妹 ★ 続き、一方通行撃破(当麻)、当麻の見舞い、シスターズのその後{/netabare}

 - - - - - - - - - - OP「eternal reality」、ED「リンクス」 - - - - - - - - -
{netabare}
第17話 勉強会 ☆ ※日常回
第18話 お引越し ☆ フェブリとの出遭い、暗部組織「スタディ」リーダー・有冨春樹(ありとみ・はるき)
第19話 学園都市研究発表会 ☆ フェブリとの交流、スタディの実験開始(対美琴)
第20話 フェブリ ☆ 続き、婚后光子の美琴支援、フェブリの素性判明
第21話 闇 ☆ 続き、フェブリの姉(ジャーニー)、美琴の仲間たちへの協力要請、スタディの計画進行、フェブリの命の危機、ティレスティーナとの再会
第22話 STUDY ★ ケミカロイド、布束との再会、有富の狙い
第23話 革命未明(Silent Party) ★ 能力者への怨恨(有富)、布束&美琴の協力、ジャーニー起動開始 ※挿入歌「インフィニア」
第24話 Eternal Party ☆ vs.駆動鎧(パワードスーツ)、有富の最終手段(ジャーニー暴走) ※挿入歌「future gazer」「LEVEL5-judgelight-」{/netabare}
--------------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)2、★(良回)13、☆(並回)8、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.4

投稿 : 2024/11/02
♥ : 26
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

本家と分家の幸福な関係

原作未読


「は?どこどうみてもレールガンなんて読めないっすよ?」
社内プレゼン大会にてどなたかの資料にあった超電磁砲の綴り。この読み方を巡ってつっかかった5年前の私。「夜露死苦」のご親戚かと思ってました。
カラオケで『only my railgun』を歌ってる子いたけど、知らなかったので「年取ったな俺も」と自身の加齢を感じた3年前の私。

それなりに一般認知度のある作品のようです。
前情報は“本家よりスピンオフのほうが高い”。あにこれのランク、その他口コミから興味津々でした。

 {netabare}兄より優れた弟など存在しない?{/netabare}

先だって本家を視聴済みであるため、そっちと比較しながらの観戦でございます。ではさっそく…


★簡易比較★ 禁書目録(インデックス)と超電磁砲(レールガン)

「科学と魔術が交差するとき、物語は始まる――!!」

作品のキャッチコピーです。これで本家『禁書目録』1期で何が起きてたかというと、“科学”話と“魔術”話とが交互に繰り返されてました。これがスピンオフ『超電磁砲』では“科学”話の一本槍。
律儀に作品世界を体現しようとした本家と比べて、焦点を絞ることで視点の分散を防いだスピンオフといえましょう。

もうひとつは主役級の配分。本家は上条当麻(CV阿部敦)とインデックス(CV井口裕香)の二名。スピンオフは御坂美琴(CV佐藤利奈)白井黒子(CV新井里美)初春飾利(CV豊崎愛生)佐天涙子(CV伊藤かな恵)の四名。
二本柱にして濃いめゲストキャラで回した本家は自由度高く、学園都市の住人に加え外国勢力も取り込んで科学と魔術をうまい具合に“交差”させてました。良くいえば物語に奥行きがあり悪くいえば拡散気味、というコインの表と裏。そしてその濃いキャラのうち一人が御坂美琴ってことになります。作品評価とは別に作者の思惑としては成功してたと思われます。
それに対して四名の群像劇にしたスピンオフは相対的にゲストキャラの色は薄めです。固定四名に焦点を絞り、こちらは視点の分散が起こりませんでした。

総じて『超電磁砲』のほうがシンプル。分かりやすさを評価し私の配点も高めにしてます。



ざっくり“選択と集中”うまいこといきましたね、というのが本作『とある科学の超電磁砲』です。

科学=超能力なる世界観。各個人の適性と指向性というべきでしょうか。“パーソナルリアリティ”を獲得して磨いていきましょうという前提があります。超能力も個人毎のオウンスキルで、強度も個人によって違います。御坂は超能力種別が“電気ビリビリ”で、強度は学園No3の“レベル5”。様々な能力と能力強度のかけあわさった人たちが集う本作の物語舞台が“学園都市”でした。
“科学”にまつわるショートストーリーが積み重なり、{netabare}そのショートストーリーひとつひとつが意味をなしてラストに集約されてくさまは爽快でした。{/netabare}全24話。中弛みをそれほど感じない良作でした。



■そして課題曲『only my railgun』です

南條愛乃をボーカルに起用してから初の作品にして代表曲。10年以上経過しても色褪せない神曲扱いです。そして困ったことにflipsideの楽曲はどうにも肌に合うような合わないような煮え切らない感じの私です。この度理由が分かりました。
トランスなんですよね。短いピッチでドラムンベースがズンズンしながらメロディきれいな踊れるmusic。全盛期は2000年代初頭で日本だと浜崎あゆみ筆頭にavexがずんずんremixを出してた頃。ジョルノさんもご多分に漏れず高音です。
で、トランスの名盤何曲かと比べるとそんなにズンズンしてないし、1曲のなかでの起伏にも乏しかったりします。これがマイナス。
とはいえ踊れないかといったらそんなことはない。むしろ好きなジャンルをアニソンに落とし込んでくれてありがとうくらいに思ってます。この点はプラス。

試しに、『only my railgun』の曲想はMajor Leagueの『Wonder Where You Are』あたりくらいかな~。メロディラインは違うけど。
曲単体では普通っぽく私には聴こえるんですけど、やっぱり画と合わさってのアニソンですよね。OP映像とセットだと映えます。
{netabare}さらに12話と最終話での曲のカットインがほぼ完璧でした。
{netabare}佐天さんが「友達に手を出すな」とバット振り回した刹那に流れたアレです。{/netabare}{/netabare}



※ネタバレ所感

■これは中学生たちの話

良く考えたら思春期の子供たちの話でした。心と体のバランスをとるのが難しいお年頃です。
この“体”の部分を“能力”に置き換えるとしっくりきた私でした。横並びかな?という時代を経て持つ者と持たざる者とに別れていく時期。心の成長の早い者とそうでない者。そんな入り乱れ方が絶妙だった気がします。

{netabare}四人組で見てみます。能力保持者か否かで2対2、大人っぽい子供っぽいで2対2というバランス。
言わずもがな能力を持っている者は常磐台中学の二人、御坂美琴と白井黒子です。持ってないのは柵川中学の初春飾利と佐天涙子でレールガンから本格始動した二人です。

大人っぽい子供っぽいというと語弊があるかも。心が安定しているのと背伸びしているという区分けがしっくりくるかもしれません。前者が黒子と初春です。意図的か天然かの違いはあれどブレの少ない安定コンビ。銀行強盗に巻き込まれた同志でもあります。
一方で後者は残りの美琴と佐天ですね。本音と表に出てくる行動が違う二人というとしっくりきます。子供っぽいグッズを好きだとなかなか言えない美琴なんて最たる例です。伸びしろがあるといっても良いでしょう。なおこの組み分けだと以下3点、

・ジャッジメント⇔非ジャッジメント
・低身長⇔高身長
・フェチ有⇔フェチ無

それでもコンビ変更はございません。
心と体(能力)のアンバランスが思春期の真骨頂ならば、うまいこと縦横2つずつ。計4つのマトリクス図が出来上がるくらいのバランスのとれた四人組に見えます。

本作の成功要因を一つ挙げるとしたらこの思春期のアンバランスさをキャラ配置のバランスの良さで実現にこぎつけたことかなと思ってます。
具体的には立ち止まって考えて成長の伸び代の高さを美琴と佐天に見出すことができました。

{netabare}「一緒に苦労したいんです」(第23話佐天→美琴){/netabare}{/netabare}



■心に残った 其の壱

背景小萌先生 禁書目録に続き笑わせていただきました

{netabare}一升瓶片手にレバテキ頼んでる違和感。テビチとバインセオと筍のお刺身が出てくる謎の屋台で軽く5.6升とか意味不明です。{/netabare}



■心に残った 其の弐

背景木山春生先生 なんで変な先生しかいないんでしょうか

 {netabare}「それでも足掻き続けると誓ったんだ私は.......」
 「教師が生徒を諦めるなんて出来ないっ!!!」 {/netabare}

{netabare}すぐ脱ぐし変な先生と思ってスミマセン。目の下のクマは全てを投げ打って研究に没頭してきた証ですね。本作のMVPだと思います。{/netabare}



視聴時期:2020年5月

-----


2020.05.24 初稿
2020.12.12 修正
2021.07.25 修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 68

76.7 2 テレパシーで陰謀なアニメランキング2位
劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女(アニメ映画)

2017年6月17日
★★★★☆ 3.7 (424)
3046人が棚に入れました
詳細不明

声優・キャラクター
中村悠一、早見沙織、内山夕実、寺島拓篤、佐藤聡美、田丸篤志、雨宮天、巽悠衣子、花澤香菜、井上麻里奈、諏訪部順一、日笠陽子、小原好美

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

そして司波達也は、伝説となる…。

この作品は、原作者書き下ろしの完全新作オリジナルストーリーだったようです。
全身が痺れまくった、はやみんの「お兄様…」を始めて見聞きしてからはや4年…
ようやくこの作品を視聴することができました。

思い返せば4年前…
お兄さんのハイスペックさと、とても高校生とは思えない様な凄い人たちが次から次に出てきたことに圧倒されたのを覚えています。
そして司波達也の奥の深さをまざまざと見せつけられた…という感じでしたが、嫌な気持ちではなく、むしろお兄さんが強さの片鱗を覗かせるたび視聴にも熱が入りました。

そしたら劇場版の公式HPに「<最強>司波達也の活躍に刮目せよ…。」と記載されているんです。
作り手が彼の強さにこだわってこの作品を作っているこれが何よりの証拠…
今回は彼のどんな強さが見られるのか…視聴前から楽しみで仕方ありませんでした。

物語は、物語の核となる伏線が描かれた後、達也たちが高校1年生の春休みに小笠原諸島にある別荘でバカンスを楽しんでいるところから始まります。

4年前に放送された本編を最も効率的に思い出す方法を作り手の皆さま方は良くご存じでした。
南の島でのバカンス…青い海とどこまでも広がる青い空…こんな開放的なシチュエーションの中で、はやみんの「お兄様…」から物語が始まるんです。
達也との弾む会話に時折喜びと恥じらいを露わにする妹の深雪…
それにエリカの剣術や、CVの天ちゃんが可愛らしさをどこまでも助長したほのかが、間髪置かずに物語の仲に溶け込んでいくんです。
きっとこれ以上は考えられないくらいの完璧な導入だったと思います。

そんな平和を満喫する達也たちでしたが、お約束通りそれも束の間でした。
私たちを待っていたのは尺に限りのある劇場版ならではの怒涛の展開です。
きっかけはみんなで訪れたショッピングモールで、一人の少女と出会ったこと…

とある場所から逃がして貰ったということ…
自分がこれまで何をしてきたか分からないこと…
自分自身を失う自覚症状が出始めていたこと…

ポツリポツリと自分のことを話し始めた綿摘未 九亜と名乗るその少女は、陶器の様な真っ白な肌と、吹けば飛んで行ってしまいそうなほど華奢な身体…
これまで凡そ人間としての真っ当な生活を送ってこれなかったことを容易に想像させる、そんな少女のお願いはたった一つだけでした。
「助けて欲しい…」
今にも消え入りそうなか細い声で…
今自分の置かれている状況だって良く分からなくて、助けを乞う相手を間違っているかもしれないというのに…
でも彼女は自分の使命を覚えていて…それをちゃんと全うしました。

ややもすると、とんでもない事態に足を踏み入れることになるのかもしれない…
国家権力並みの組織との対峙を余儀なくされるかもしれない…
自分の家に多大な迷惑をかけるかもしれない…
少女に手を指し伸ばすということは、これほどまでのリスクを背負うということ…
でも、それで少女を見放すほど薄情なみんなではありません。

こうして物語が動き始めるのですが、振り返ってみるとこれもこれから巻き起こる物語の過程にしか過ぎませんでした。
表向きは大義名分…ですが脅威となり得る存在を絶対に見過ごさない相手からも少女が逃げ出してきた場所は目を付けられていて、小笠原諸島のとある島を舞台に、島全土の大きさが持て余すほどの衝突の勃発まで事態は発展していくいんです。

ここから先は作り手…そして登場する主要キャラの真骨頂をひたすら堪能してくことになるのですが、主要キャラの一翼を担う中で一人だけ記憶にない人が存在したんです。
そのキャラは、プライベートでの愛称はリーナと呼ばれているアンジェリーナ…
どうしても思い出せなかったのでwiki先生に聞いてみたところ、アニメ本編には登場せずゲームから登場したキャラだったみたいです。

彼女も常軌を逸する魔法の使い手なのですが、見惚れるほどの迫力の中で際立つのはリーナもですが深雪の魔法もただ事ではありません。
いいえ、一度決めたことを成し遂げようとする仲間の雄姿からは片時も目が離せません。
そして、やっぱり…司波達也はとんでもない16歳でした。

この作品の何がどう凄いのか…
なぜ「星を呼ぶ少女」がタイトルに付加されたのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
全てしっかり腑に落ちるよう制作されていますから…

主題歌は、GARNiDELiAさんの「SPEED STAR」
作品の余韻と楽曲の曲調を楽しめる一粒で2度美味しい系の曲でした。

上映時間約90分の作品でした。
この作品シリーズに関するwiki先生の情報はあまりにも膨大…
ということは、TV版、劇場版しか視聴していない私にとってはネタバレの宝庫だと思い内容は殆ど見ていません。
それでも、ポイントとなるキーワードはどうしても目に入ってしまいます。

ただ一つ言えること…それは続編を作るには十分過ぎるくらい原作のストックがありそう、ということです。
だって、知らない学校名や単語がたくさん目に入ってきましたから…
達也、深雪についても殆ど深掘りされていない状況ですから、続きはきっとあると信じています。
その時にはTV版のような長丁場の作品になってくれると嬉しいです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

民明書房の血脈

ご存じない方もおられよう。たぶんもっとも有名なやつ全文引用します。

(引用開始)
ゴルフの発祥はイギリスではなく、
中国の宋家二代 「呉竜府」(ご りゅうふ) が編み出した

「纒欬狙振弾(てんがいそしんだん)」
 
棍法術最強の流派として名高いチャク家流に伝わる最大奥義。

 「この技の創始者 宋家二代 呉 竜府(ご りゅうふ)は
 正確無比の打球で敵をことごとく倒したという。

 この現代でいうゴルフスイングにも酷似した打撃法は
 運動力学的観点からいっても弾の飛距離・威力・正確さを
 得るために最も効果的であることが証明されている。

 ちなみにゴルフは英国発祥というのが定説であったが 
 最近では前出の創始者 呉 竜府の名前でもわかるとおり 
 中国がその起源であるという説が支配的である。」

               民明書房刊「スポーツ起源異聞」より(引用ここまで)


実はこの劣等生シリーズにイマイチ乗り切れてない私にたいしてのとあるレビュアーさんからの至言。

{netabare}「自分これ、ギャグとしてしか見てないっす」{/netabare}

察しました。そこで思い出した昭和後期に煌めいた『民明書房』。魔法を科学するこちらの作風と相通ずるものがあると言い聞かせるとこれ苦手な人も大丈夫かもしれません。自分の拠り所です。
ただしそこまで。兄と妹の関係性はひたすら気持ち悪いです。本作の売れ筋No.1『さすがおにいさま』を消化できてないわりに1期2期そしてこの劇場版と継続してる者の以下感想です。


6年ぶりのTV2期まで視聴済という視聴歴です。たまたま正月地上波でやってるのを録画。
本作のリリース順は1期→劇場版→2期です。
相関を整理してみると、2期の主要キャラのリーナ(CV日笠陽子)が登場してたり、リリース順に観ておいたほうがしっくりくるのではないかと思われます。

そして本編90分。サブタイトルは『星を呼ぶ少女』。
劇場版オリジナルな謎の少女が鍵を握る物語。そこにいつものメンツが絡んでくる映画らしい閉じた設定です。アニメ映画の常道。オールスター集結みたいなところや売れ筋(さすおに)の投入は頻度もタイミングも申し分ありません。魔法発動時のエフェクトはさすが劇場版です。
よってあとは好みではないでしょうか。

冒頭で民明書房について触れて言いたかったのは、楽しみにしていた“小理屈”感が圧倒的に足りなかった、ということです。
無かったわけではない。取ってつけたネタをものすごい熱量でドヤってくれないのが個人的に残念。
{netabare}例)サイコなSTARS隊員なんて派手な作画に合わせるためだけの要員でした。{/netabare}

いいとこはありましたよ。
{netabare}・お兄様のダースベイダーのコスプレ
・相変わらず国家の軍隊より強い高校生{/netabare}


ファンサービスの試供品です。

オイタなドラマ 「さすが」なドラマ ここあが怒れば 嵐を呼ぶぜ♪ 



※おまけ

■そういえば…
最終盤のネタバレ有です。

{netabare}セブンスプレイムを完全に無害化するためにリーナの力で高度140kmまで飛ばしてもらったお兄様。
これだけでなんのこっちゃ感マシマシなわけですが、成層圏の外すなわち宇宙に飛ばされ○△×構築して“ベータトライデント”を発動しいろんなものを救ったのはさすがです。とはいえさすがのお兄様もいろいろ使い切ってぐったり状態。{/netabare}

{netabare}男塾塾長江田島平八も宇宙飛ばされてたような。。。
なぜかふんどし一丁でしかも自力で生還してたような。。。{/netabare}

どうせやるならこれだけまじめに荒唐無稽してほしかったやね。麻痺してるのかしら?自分が…



視聴時期:2021年1月

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2021.03.14 初稿
2021.10.26 修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

つむぎ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

劇場版でも、さすがはお兄様です!

原作全巻既読
アニメ全話視聴済み

アニメから入り、そのまま原作全巻買ってしまう程ハマった作品だったので、今回の映画もとても楽しみにしていました。
また、今回の『劇場版 魔法科高校の劣等生-星を呼ぶ少女-』は劇場版の為に書き下ろされたストーリーとのことで、今回はどの様にして主人公である司波達也を始めとしたキャラクター達が事件に巻き込まれ、解決して行くのかも楽しみにしていました。

今回舞台となるのは、小笠原諸島のとある島。
高校生になってから初めての春休みを迎えた達也達は、雫に誘われ島の別荘にバカンスへ行くことになります。
それと時を同じくして、別の島ではとある戦略級魔法の実験が行われていました。
その戦略級魔法が原因で、達也達『一高生』、リーナが総隊長を務める『スターズ』、日本の『国防軍』や『一高卒業生』なども巻き込んだ事件に発展していきます。

今回の話は『戦略級魔法』というものがこの世界においてどの様に認識されているか。
道具として生み出された魔法師の『立場』などに重点を置いて描かれていた様に感じました。
また、今回はアニメ版には登場しなかった『アンジェリーナ・クドウ・シールズ』やアニメでは描かれなかった『ヘビィ・メタル・バースト』も登場し、劇場版の名に恥じぬ大規模な魔法の数々と話のスケールでした。
そして、今回劇場版で初登場した『綿摘未九亜』
映像作品としては初登場の『アンジェリーナ・クドウ・シールズ』もしっかりと話に絡み、特に九亜はこの話において重要な役割を持つキャラクターなので、是非注目して欲しいです。

今回の劇場版では、原作でも登場していない魔法も登場する為、多少魔法の効果などが分かり辛くもありましたが、パンフレットに劇場版で登場した全ての魔法の説明が書かれていたので、魔法の効果などを詳しく知りたい方はパンフレットを購入されると良いかと思います。

作画などに関してはさすが劇場版といった出来で、魔法発動時の起動式や魔法式、魔法発動時のエフェクトや魔法の効果などが分かりやすく描かれており、アニメとの絵の違いも無く、とても見やすかったです。

ですが、今回は劇場版ということもあり、決まった時間で話を完結させなければいけない為、全体的に早足な感じを受けました。
それでも話が理解出来ないという事は無いので、そこまで気にならないかと。
ただ、今回の劇場版は時期が1年の春休みとなっています。
アニメ版ではそこまで話が進んでいない為、アニメしか見ていない方だと
「リーナって誰?」
「スターズとは?」
「何故達也達と知り合いなの?」
といった疑問が生まれると思います。
そういったことに関しての説明は劇場版では一切されないので、詳しく知りたい方は原作の『来訪者編』を読めば理解できますので、気になった方は原作小説も読んでみて下さい。

アニメしか見ていない方には理解出来ない箇所もあるかと思いますが、これを機に原作小説にも手を出してくれる方が増えてくれればなと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

63.2 3 テレパシーで陰謀なアニメランキング3位
戦う司書 The Book of Bantorra(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (262)
1645人が棚に入れました
人の魂が結晶化した「本」に触れるとその人の生前の記憶の全てを知ることができるため、地中から掘り出された「本」は、過去神・バントーラの作った「神立バントーラ図書館」に収蔵されていた。それを管理する、常人を超える戦闘力と知識を持つ「武装司書」たち。
世界最強の武装司書・ハミュッツ=メセタを頂点に、武装司書たちは世界の調停機関、警察機構として機能していた。しかし、一見平和に見える世界の裏側で、ある闇の組織が動き出す。それは、「天国」に導かれることを最上とし、そのためには一切の欲望を肯定する「神溺教団」――。
武装司書に戦いを仕掛ける、彼らの目的とはいったい…。

声優・キャラクター
朴璐美、大川透、沢城みゆき、戸松遥、中村悠一、石田彰、竹口安芸子、三宅健太、広橋涼、入野自由、川澄綾子、大木民夫、置鮎龍太郎、納谷六朗、野島裕史、野島健児、小西克幸、佐藤利奈、釘宮理恵、野中藍、能登麻美子、櫻井孝宏

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

世界は素晴らしいんだ・・・・?

人間が死ぬと、その魂は『本』になるという世界を舞台にしたファンタジー。
「バントーラ図書館」に所属する戦う司書「武装司書」たちと、武装司書と対立する集団「神溺教団」との戦いを描いた作品。

様々な能力を用いて戦う異能バトルもの、なかなか複雑なアニメ。
序盤はやたら説明不足で意味がよく分からないのですが、終盤になれば色々と明らかになっていきます。
一応世界最強の武装司書と言われるハミッシュメセタが主人公なんでしょうが、彼女の視点で物語が進行するわけではなく、他の登場人物に焦点を当てつつハミッシュメセタの秘密や「武装司書」と「神溺教団」の関係性を明らかにしていく構成・・・なのでしょう。
「本」に触ると死んだ者の生前の記憶が明らかになるという設定は面白かったのですが、それゆえに毎回回想シーンも多く、非常に回りくどい構成に半ば辟易していた。とは言え、後か後から話が繋がっていくのは少し特殊ではあったけど悪くはなかった。

ただ、あまりにも「神溺教団」がえげつなさ過ぎてどうも私には合わなかった部分もありました。
特に階級の最下層に位置する「肉」は記憶を消されて人体実験やら人間爆弾やら、もう正直見るに耐えんものがあります。まぁ相当病的といいますか、この作品においての「死」というのものが、あまりにも軽く感じられた。主人公の被殺願望だけとっても相当不快というか、思い返してみればどいつもこいつも死にたがりばかりなので、もう作者病気なんじゃないかとすら思ったほどです(笑)
ラスコール=オセロとかいう傍観者にして元凶の一人、こいつも不愉快でしたね。もちろん一番の元凶のルルタとかいうアホにもムカつきましたが、不快な点をあげるとすれば限りがないです。
全然似てないけど「空の境界」とかに見る幼児性みたいなものが感じられてこの辺は見るのが非常に厳しかった。

最後は世界の存亡を巡る戦いに移行するのですが、これもまぁ伏線はあるんだけど相当強引に感じられたのは何故でしょうかね。あまりにスケールが大きく成りすぎてついていけなかっただけなのかもしれないんですが、RPGのラスボス戦みたいな最終回はなんかもうお腹いっぱい。
バッドエンドじゃなかった?だけ良かったかも知れないが、あんな展開にするなら、もっとシンプルにしてくれよと言いたかった。
つまらなくはないが、見ていて決して気分良くない、そんな感じの作品。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

kooodain さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

見る人を選ぶ…そんな作品。

この作品一周ではわからない事がかなり多いと思います。
分らない事をわからないまま見れない人はまず楽しめません。
さらに感情から何から何まで表現してくれる作品ではないです。
最近の作品は結構簡単にする為に全て説明してくれますがこの作品は異なります。
なので非常に見るのが疲れますし頭が痛くなります。
まぁ全話一気に見たので頭がいたいのかもしれませんが…。

正直見る前に必要な知識は殆どありません。
見ながら調べる必要もありません。
必要な知識といえば
・バトル物
・ダークファンタジー
・説明されない事が多く難解な作品
この3点だけである。
好きな人はかなり好きになるしそうでない人は全然面白くないそんな作品な気がする。
レビューを見れば明らかですが…。

確かに説明が少なすぎるしラスト周辺の展開は早すぎる…。
正直2クール分に収まるような話ではないのでしょう。
原作では恐らくもっと本に記された記録の部分は多いでしょうし…。
点在している司書やハミュッツの行動がもっと多かったのではないかと思います。
そういった意味でシリーズ構成は微妙でした…。

ですが話自体は面白く設定も面白く話の展開自体も面白かった。
最近は2クール作品を一気に見れないのに何の苦もなく見れました。
もっと知りたいので原作を読みたいですが…まぁ長いのでやめます('-' )w

▼物語の評価
設定から展開まで全て面白かった。
説明不足感は否めないがまぁそこもまた面白い所。
▼作画の評価
特にそこまで乱れた絵はなかったと思います。
まぁちょっと画面は暗いですが…。
▼声優の評価
超豪華ですw
どっからそんな資金出てきたんだって感じの豪華さ。
誰かも書いていますが朴璐美さんの演技がまたあれと違っていい。
▼音楽の評価
BGMはそこそこ壮大で世界にあっていた。
暗く中世的な雰囲気にもあっていました。
OPEDはよく聞いていないので何とも言えませんが…。
まぁアリプロはあっていたのではないでしょうか。
▼キャラの評価
魅力的なキャラが多い。
何よりイレイアさんが最高。イレイア最高。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

死してなお、本となる

[文量→小盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
バトルものの、ラノベ原作らしいアニメ。専門用語の連打と、アニメではフォローしきれないほどの設定。作品としての良さはかなりあると思いますが、難解なために観る人を選ぶと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
やはり、ハミュッツ=メセタの魅力でしょうか。

本作は主人公最強系でしょうが、ここまで「良い人じゃない」ことをちゃんと徹底したのも、珍しいのではないでしょうか。彼女の歪みを、私は興味深く観ることができました。
{/netabare}

【余談~ 死後に恥ずかしい日記w ~】
{netabare}
本作は、「自分の人生が、死後に本になる」という特殊な設定があります。イムラさんのレビューに「自分の恥ずかしいことが本になったら嫌だ(笑)」という主旨のことが書かれて、ちょっと思い出したのは、「一握の砂」で知られる歌人、我が岩手の誇り、「石川啄木」です。(以下、大学の教授から聞いた話です)

啄木は生前、奥さんにこんなことを言いました。

「この本には、自分の創作のアイディアが書いてある。他の人にアイディアを盗まれないようにローマ字で書いてあるが、もし自分が死んだら、(他の人には真似されたくないから)燃やしてくれ」

啄木が肺結核で亡くなった後、奥さんは本を燃やそうと思います。しかし、自分はローマ字を読めないけど、愛する夫が遺した本はやはり燃やせないと、その本を大切に保管します。

時は流れ、啄木記念館を作るとき、その本が調べられました。そこで分かったことは、その本が実は啄木の日記、それも、赤裸々な「浮気日記」だったということ。

その本は今でも啄木記念館に展示されています。

まさに、「死後の辱しめ」w このアニメの世界観だと、きっとこんな悲劇、喜劇が多発するんでしょうね(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16
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