テレコム・アニメーションフィルムで泥棒なおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのテレコム・アニメーションフィルムで泥棒な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月26日の時点で一番のテレコム・アニメーションフィルムで泥棒なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

64.5 1 テレコム・アニメーションフィルムで泥棒なアニメランキング1位
ルパン三世 イタリアン・ゲーム(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (134)
903人が棚に入れました
サンマリノ共和国の名家に生まれ、イタリア最大手のホテルチェーンを経営するロッセリーニ財閥の若き会長であり、スーパーモデルなどとしても活躍するお騒がせセレブのレベッカ(藤井ゆきよ)が誘拐された。レベッカの熱狂的なファンの犯人は、彼女に結婚を迫り列車を制御不能状態に!あるお宝を狙い、彼女を追っていたルパン(栗田貫一)は、何の因果か銭形(山寺宏一)と一緒に、暴走列車に監禁されたレベッカを救いだすため暴走列車とカーチェイスをする羽目に。実は誘拐犯を裏で操っていた謎の人物がいた。その人物は仮面伯爵と名乗り、レベッカ誘拐事件の前に、ルパン三世に挑戦状を出していた。その内容とは「あるお宝」をどちらが先に手に入れるか勝負しようというもの。そして、「あるお宝」とは、かの有名な「カリオストロ伯爵の遺産」!

「カリオストロ伯爵の遺産」を巡り様々な人間が交錯していく。孤高のガンマン・次元大介(小林清志)、居合抜きの達人・石川五ェ門(浪川大輔)、男心を惑わす小悪魔・峰不二子(沢城みゆき)、そしてルパン最大のライバルであるICPOの敏腕捜査官・銭形警部といったおなじみのメンバーに、イギリス秘密情報部MI-6 ニクスや、イタリア警察のセルジオ、レベッカを追うパパラッチ・サロや、カリオストロ伯爵の子孫ガスパーレ、さらに、ルパンと電撃結婚をしたお騒がせセレブのレベッカ・・・。信頼と裏切りが錯綜し物語は最後まで何が起こるか分からないスリリングな展開に!
果たして仮面伯爵は一体誰なのか?そして、張り巡らされた仮面伯爵の罠に、ルパンは打ち勝つ事ができるだろうか…?

最も危険なイタリアン・ゲームが今幕を開ける!!

声優・キャラクター
栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一、藤井ゆきよ、山野井仁、かぬか光明、藤真秀、津田健次郎、島田敏、石塚運昇、宮内敦士

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

色々と期待が大きかっただけに……

言うほど悪くないけど、面白くはなかった。テレビシリーズのダイジェスト版?だからかな?

声優陣は、なかなかでしたね。船出としては上々では?

ただ、今後もこの程度のクオリティの映画(テレビスペシャル含め)しか出せないなら、ルパン三世という偉大なシリーズに、終わりが近付いてくるかもという危惧を感じました。大好きシリーズなので、「もっとやれるはずだよ!」「悪くないって評価で満足なの?」という期待と愛情を込めて、やや厳しいですが評価を2とします。悪しからず。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

新しいルパン三世、違和感が拭えない。

随分久し振りにルパン三世を観てみました。

声優さんが交代してますね。
銭形警部が山寺さん。
七色の声が出せるだけあって、違和感があまりないですね。
でも少々ギスギス感が足りないかな。
峰不二子が我が愛しの沢城みゆき様。
初代に比べカッコイイ声音、不二子感を出してます。
でも、色気が圧倒的に足りない。
これから修業ですぞ、沢城殿。
次元の声の劣化が激しいです。
思うように声が出ていない所が致命的。
次世代に譲った方がよいのでは?

シナリはいつものルパンです。
軽い感じがルパンらしい。
肩肘張って観なくてもいいです。

名作「カリオストロの城」のオマージュが少々あったかな。
それにしても、カーアクションが長い。
もっと短く・スピーディーにお願いします。

新キャラレベッカが登場です。
金とライトグーリーンが混じった珍しい髪の財閥令嬢。
自由奔放、気まぐれで大胆。
ルパンに対峙できるキャラとしては合格です。

ワイルドなキャラデザに違和感です。
私は、昔の柔らかいタッチがすきだなあ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 20

浩平 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ルパンが遂に結婚!?

今度の標的はカリオストロの遺産!!
カリオストロ伯爵の遺産を巡り ルパン一味と仮面伯爵のバトルが始まる!!

ルパンが遂に身を固める決意を!?
嫉妬する不二子に呆れる五エ門、そして次元まで・・・

今回の敵である仮面伯爵の正体も最後までわからず、楽しむことができました。

最近のTVSPとしては一番面白かったのではないでしょうか。
TV版の新シリーズは観ていないものの、ルパンが青いジャケットを着ているなど、新しいルパンを見せることに成功したのではないでしょうか。
作画が以前より変わっていたこと以外は特に不満はありませんね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

62.8 2 テレコム・アニメーションフィルムで泥棒なアニメランキング2位
チェインクロニクル ヘクセイタスの閃(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (136)
586人が棚に入れました
世界のすべてを記述した本“チェインクロニクル”を巡る物語。

最果ての大陸“ユグド”。
住人達は自分たちの住むその大陸が、世界の広さのすべてだと思っていた。 大陸はいくつかの領地に分かれ、それぞれの地に王が存在していた。 各勢力によって、小規模戦闘が起きる事はあっても 諸王たちの円卓会議により選ばれた“盟王”によって、バランスが保たれていた。暗黒の魔物“黒の軍勢”が現れるまでは—。

「全ては闇に覆われる…」黒の軍勢に挑んだユーリ率いる義勇軍だったが、力及ばず敗退。
さらにはチェインクロニクルの半分を黒の王に奪われてしまう。
黒の王によって占領されてしまった王都。その王都から撤退する最中、ユーリたちはたった一人で黒の軍勢と戦う少年と遭遇する。

この世の全てが記述された本“チェインクロニクル”をめぐる、
黒の軍勢と義勇軍たちの世界の命運を懸けた戦い、そして“キズナ”の物語が、始まる-。

声優・キャラクター
石田彰、佐倉綾音、内田真礼、豊永利行、内田彩、今井麻美、小岩井ことり、緑川光、佐藤美由希、日野聡、伊藤美来、柳田淳一、村川梨衣、大坪由佳

ひとりよねり さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ざっくりとすると、美しい戦記アニメ

どうも、にわかアニオタです。
人気アプリのアニメ化ということで、楽しみにしていた作品です。
作画主義の僕としては、なんかOVAよりも好きな感じでした。主人公もイケメンっぽくなってて、もちろん女性キャラもさらに美しくなっているのが良かったです。
ストーリーは、主人公が一度悪に堕ちてしまう所以外は、割と良かったです。声優さんは微妙ですが、違和感はないので、★を多くつけさせていただきました。音楽と作画は完璧、バッチグーです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

まるで2期目のような始まり方(笑)(実は意外と面白いのか…?)

スマホゲーム「チェインクロニクル」の世界観、ストーリーを踏まえたアニメ作品。私はゲームについては未プレイです。

ユーリといういわゆるRPGの勇者的な人物が黒の王と呼ばれる魔王的な存在を倒すために義勇軍を組織するも、撃退されるというまるで1期目があったかのような始まり方をする第1話アヴァンタイトル。

ここで義勇軍は敗退するも本作の主要キャラは一命を取りとめ脱出、再度黒の王討伐を目指そうというのがメインストーリーのようです。

作画は少なくとも3話終了時点では、わりといけてると思います。「勇者パーティー敗北」からのスタートっていうのが、他のRPG系作品との差別化要素でしょうか。

一行は途中でアラムという少年と出会いますが、ユーリが主人公なのかアラムが主人公なのか、はたまたW主人公的な話になるのかは3話目時点では明確ではないように思います。

義勇軍メンバーの何人かは黒の王側に闇落ちする感じで、スマホゲーム原作のわりには面白い気がします(← スマホゲームなめるな(笑))

2017.3.8追記:
もう9話なんだけど、切らずに観ています。
主人公問題は決着。実は意外と面白いのか…?
(だからって2周、3周とかはたぶんしませんが…。)

2017.3.27追記:
観終わりました。最終回までそこそこ楽しめました。あと、本編ED終了後の「ちぇいん黒にくる!!」は(本編を観ていないと意味不明ですが)すごく面白かったです。

ゲームの世界観もゲームシステムも本作を観ればだいたいは想像つくっぽいので、ゲームの販促アニメとしては大成功じゃないでしょうか。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 26
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

まるで、全話が総集編(テンポの早さが異常)

「うたわれるもの」「ティアーズ・トゥ・ティアラ」などが好きな方は合うかもしれません♪

ソシャゲ原作アニメ。雰囲気は、古き良きSRPGといった感じ。キャラデザや世界観は、「スペクトラルフォース(ゲーム)」や「ジェネレーション・オブ・カオス(ゲーム)」に似ているかな。

ちなみに、原作は未プレイです。

《以下ネタバレ》

【各話感想】
{netabare}
1話目
いきなり、最終回?(笑) 戦後を描きたいのかな。でも、私は仲間が集まってくる過程が好きなので、1話以前を観たいかもw 超小規模の行軍w

2話目
なんか、ホントはどのキャラにも設定が詰まってるんだろ~な~、という感じ。バトルは相変わらず凄いけど、キャラを掴めてないから、おいていかれてる。

3話目
展開が超早い。ブルクハルト闇堕ち。これは姫さんの失策でしょ、普通に。ブルクハルト可愛そう。

4話目
また、キャラ増えた(汗)

5話目
己の影との戦い。よくある話。

6話目
スペクトラルフォースの大蛇丸って感じだな。まっ、また新キャラが。

7話目
フィーナの独白は良かった。少しはキャラが深まったかな。

8話目
さあ、ついていけなくなってきたよ。

9話目
いつのまに、毛まみれが守護竜に?

10話目
バトルしてるねー。

11話目
今回は、なかなか面白かった。

12話目
え? ここで、サービスシーン? ギャグかい(汗) よく分からないままに大決戦が始まり、よく分からないままに黒の王が良い人になり、よく分からないままに終わった。なんだ、このアニメ?
{/netabare}

【ソシャゲRPG原作アニメの課題として】
{netabare}
最近、ソシャゲRPG原作のアニメって多いけど、共通する課題として「キャラが多すぎる」「ストーリーが希薄」であることが挙げられると思います。

私は一作しかまともにソシャゲやってないけど、あのジャンルはアニメにするのが難しいなと思いました。

やっぱり、ガチャをたくさん回してもらうためにはコレクション要素を付加しないといけないから、どうしたってキャラは莫大な数になります(武器の数が膨大になるゲームはアニメに向いてるかも)。しかも、どのキャラ(カード)を使用しているかによって、プレイヤーが誰に感情移入しているかは千差万別で、その扱いの比重が難しいです。基本的に販促&ファンサービスがメインであろうソシャゲアニメで、現役のプレイヤーから不評を買うのはどう考えても得策ではありません。従って、たくさんのキャラを浅~く撫でていくだけのアニメになりがちだと思います。

また、ソシャゲにおいてのストーリーって、ホントに「オマケ」的な要素しかないのに、そこをメインにしていくアニメにとっては、かなり食い合わせが悪い。私もソシャゲやってた時、ストーリーなんて楽しんでいたのは初心者だったときだけで、あとは体力使いきるだけの作業になっていましたし(会話も全部ショートカットでとばしてました)。

結局、ソシャゲのメインってユーザー同士のバトルにあると思うけど、ストーリーをメイン楽しんでいるユーザーなんているのかな?(そして、ストーリーをメインに楽しんでほしいなんて思っている制作会社なんてあるのかな?)

それに、ソシャゲって(人気と収益次第だから)いつ配信終了になるかわかならないのと同時に、いつまで配信し続けるのかも分からないコンテンツなので、ストーリーを「完結させる」という概念自体がないと思います。だから、「いつでも終わらせられるように」「いつまでも終わらせないように」、ストーリーを水増ししてダラダラ続けるか、ひとつのシリーズが完結した時点で「新たな敵」「真の敵」を出して、ストーリーを継続させていくことになるのでしょう。

これらの要因からして、ソシャゲは、キャラ>>>>>>ストーリー、といったバランスになりやすいコンテンツなのだと思います(というか、個人的には、ソシャゲには、ゲームに対してもユーザーに対しても「愛」がない感じで嫌いなんですよね。あるのは、いかにガチャを回させるかという「知恵」だけだと思いました。まあ、一作しかやってないから、他のは分かりませんが)。

基本的な概念として、本来は、ストーリーや世界観の中でキャラを考えるべきですが、ソシャゲは、キャラの組み合わせでストーリーを構成するのでしょう。

そんなソシャゲRPG?アニメとして、ひとつの正解を出したのが、「刀剣乱舞 花丸」だと思います。あれは、ソシャゲのキャラや設定だけを持ち出し、日常系にシフトしたので、変なイライラはなかったです。

もっとも、「神撃のバハムート」も成功例だけど、あれはアニメとしてのクオリティと独自性が高すぎて、本来の目的であろう販促になっているのかと、他人事ながら心配になりましたw
{/netabare}

【視聴終了】
{netabare}
いや~、面白くないw

よく分からないままにストーリーが進み、よく分からないキャラが仲間になり、よく分からないうちに大決戦がはじまり、よく分からないままにラスボスが良い人になり、よく分からないままに終わった。なんだ、このアニメ?

ジャンルは大好きなんだけどね(苦笑)

本作は、アニオリキャラのアラムを主人公に据えて、黒の軍勢との戦いや裏切った仲間達との絆を描いたアニメです。こんだけキャラ数が多くなると、アニオリキャラを主人公にするしかないから、それ自体は全然良いし、むしろ正解だと思います。

作中、ただの少年に過ぎなかったアラムが、各国の王や名だたる戦士達に認めれ、討伐軍の主格になるシーンがあります。そのきっかけは、黒く染まったチェインクロニクルを白く染め直した、ということなのですが、なるほど、分かりやすい装置ですね。こういうのって、例えば、「誰も抜けなかったエクスカリバーを抜いたから勇者」と同じ公式で、否応なく、経歴や資質、実力などを全てぶっ飛ばし、有無を言わさず勇者になれる装置なんですね。

それも王道だから、別に良いんです。とにかく、素材は良いのに、演出がダメ過ぎただけなんです(これは演出の力不足というよりは、ソシャゲ原作の宿命みたいなものかと)。

唯一楽しめたのは、終盤(11話)の、闇堕ちブルクハルトとユリアナのバトル。ユリアナの高潔な強さと情けのバランスかな。ブルクハルトを素直に誉め、感謝を述べつつも容赦なく一撃で倒し、骸にマントかけるところとか、「騎士」って感じで好きでした。ただ、ユーリのことは頑張って救い、ブルクハルトは容赦なく切り捨てるとか、それが「義勇軍」と「騎士団」の性質の違いといえばそうなのかもですが、ややブルクハルトが不憫に思えました。そもそも、闇落ちの経緯にしたって、むしろブルクハルトの方が同情できると思うけど(かと思ったら、ブルクハルトはアニオリキャラですか。なるほど、使い捨てしやすいわけですね)。

あとは……Cパートの「ちぇいん黒にくる!」の方が本編よりはまだ面白かったです。

あとは……うん、もう観る点がないな。

私は、初期の「スペクトラルフォース」や「ジェネレーション・オブ・カオス」が好きで、(OVAではなく)テレビアニメ化して欲しかったんだけど、多分、こんなアニメになっちゃうんでしょうね。キャラが100人単位でいるから(苦笑) んじゃ別に良いや、と考えを新たにしました。

(原作ファンからの)批判を覚悟し、どこかの勢力に肩入れし、ストーリーを小さく絞らない限り、ソシャゲRPGアニメのヒットはないんだなと思いました。もしくは、50話以上かけてやる覚悟をもつか。

また、後述の余談でも触れていますが、かなり、「ロードス島戦記」の波動を感じたました(劣化してるけど)。まあ、日本の古典派ファンタジーは、多くの作品がロードス(というか、指輪物語やダンジョン&ドラゴン)の影響を受けてるけどね。
{/netabare}

【総括】
誰が誰で誰となぜ争っているかがよく分からなかった。

「キャラを出し過ぎて深まりが足りない」「敵に魅力がない」「ストーリーのぶつ切れ感」「よく分からないけど壮大な世界観」「なのに戦闘作画だけはやけに動く、金のかけかた」

上記、「ソシャゲアニメの課題」に、まんまどっぷりとハマっているアニメかな、と。

CMを観た時は面白そうだと思ったんだけどな。あぁ、「天鏡のアルデラミン」のような正統派ファンタジーや、「灰と幻想のグリムガル」のようなしぶいファンタジーは、何処に、、、。

個人的には、第1話の前(ユーリが義勇軍を立ち上げ、連合軍のトップになるまで)の話の方が観たかったかな。

【余談~「チェインクロニクル(黒の軍勢)と、「ロードス島戦記(暗黒の島マーモ)」との違い~】
{netabare}
名作「ロードス島戦記」の悪役である、「暗黒の島マーモ」では、国教として「暗黒神ファラリス」が信仰されている。「ファラリス」の教えは「汝欲するところを成せ」であり、そこでは全ての欲望が肯定される。そのため、盗賊や悪人などによく信仰される神であり、破壊や略奪すら肯定され、一見すると、「チェインクロニクルの黒の軍勢」と同じように見えるけど、深みが全く違う。本来「ファラリス」が司るのは「自由」であり、マーモの島民にしても、「精神の自由」を求めるだけの、平和な島民は数多くいる(この辺は、善良なイスラム教徒と、イスラム過激派との違いに近い)。また、ロードス本島においても、「圧政からの開放」などから、「自由」を守護する「ファラリス」を信仰する民もいる。

マーモは確かに邪悪な国家で、破壊や略奪、暗殺などなんでもござれではあるが、そこにはロードス本島から虐げ続けられた(神々の時代に呪いの拡大を恐れた光の神によって、ロードス本島から切り離された経緯や、近年では、罪人の流刑地として利用されるなどの)歴史があり、ロードス本島を侵略するだけの確かな動機がある。また、侵略を目的化している狂信的な人物もいる一方、侵略は手段に過ぎず、ロードス本島の国家を隷属させ、自らが甘い汁を吸いたいだけの輩も多い。

いずれにせよ、悪役には悪役なりの信念や目的があり、納得できる部分も大きく、魅力がある。

ところが、この「チェインクロニクル」の「黒の軍勢」には、それが無い。いや、本当はあるのかもしれないけど、少なくともアニメを見る限り伝わらなかった。

全てを破壊し、土地を腐らせ、彼らは何を得るのだろう。

多分、黒の王は、ロードス島戦記でいうところの「カーディス(神)」に値するのでしょう。(ロードス島もあるフォーセリアの神話では、世界が本当に煮詰まると終末の巨人が表れ、世界を滅ぼすという。そして、世界を滅ぼした終末の巨人は、次代の始源の巨人となる。全ての神々は始源の巨人の死体より生まれるが、唯一、カーディスだけは終末の巨人に属し、徹底して世界を破壊し尽くすのがその役割である)。

再生の為の破壊。

それ自体はファンタジーの悪役にはよくある設定だし、王道なんだけど、如何せん、「黒の軍勢」は部下全員が世捨て人且つ妄信的過ぎて。「黒の王」のように崇高な?目的を持つのではなく、また、そんな「黒の王」の理念に賛同したのでもなく、ただの闇堕ち、世界憎し! の一念だけで動いているから、薄っぺらく一元的で魅力がない。そして最後には「実は黒の意思に操られてただけ」って、なんだそりゃ。あり得ないくらい魅力が無い。

ある意味では、「死にたくない」という単純な欲求から「黒の軍勢」に加勢する愚民達が一番説得力があったかもw

敵に魅力がない、敵国の理念に納得がいかない、というのは、こういう国家間の争いを描くアニメにとっては致命傷になると思う。

尤も、どうせガチャを回してもらえればそれで良いんだろうし、アニメなんて、税金対策か、少し長いCMくらいにしか思ってないのだろうから、良いんだけどさ、別に。

やはり、色んな意味でソシャゲには、様々なものに対する「リスペクト」や「愛」が感じられず、好きになれないな(アニメ制作会社には、罪はないと思う。私は、アニメには愛がある方だからw)。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

61.9 3 テレコム・アニメーションフィルムで泥棒なアニメランキング3位
ルパン三世 血の刻印 〜永遠のMermaid〜(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (96)
517人が棚に入れました
日本の裏社会を牛耳る女、藤堂は不二子を人質にして、幻の宝「人魚の鱗」をルパンに盗ませる。だがルパンが盗み出したものは偽物で、藤堂は何者かに殺されてしまう...。この不可解な事件を追うと浮かび上がってくる、八百年も生きたと云われる八百比丘尼という女の伝説...。彼女が残したとされる財宝の謎に迫るルパン。一連の事件を裏で操る氷室という人物と、ルパンの弟子になりたいという少女麻紀。すべての謎を紐解くと、徐々に浮かび上がってくる真実の物語とは!?そして、その果てにルパンが盗みだすものとは...!?

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

声優陣交代!!

ドラえもんの声優陣交代に続く激震!
声優交代は成功するか?

◆この作品の内容は・・・
八百年も生きたといわれる「八百比丘尼」。
人魚の肉を食べれば永遠の命と若さが手に入るという人魚伝説が今回のテーマ。
ルパン達は、傷を負ってもたちどころに治ってしまう不思議な体質の女性と関わり、「八百比丘尼」の財宝を狙うお話です。

◆声優陣交代・・・
ついに主要キャラの声優陣が16年ぶりに交代です!
交代するキャラは五ェ門・不二子・銭形警部の三人。
1年以上のオーディションでキャストを決定したらしいです。

◆五ェ門役は・・・
「井上真樹夫」に変わり「浪川大輔」がキャスティング。
「浪川大輔」は「君に届けの風早翔太」、「Fate/Zeroのウェイバー」、「ガンダム00のミハエル」などや洋画「ターミネーター2のジョン・コナーの吹き替え」などを担当しています。
懐かしき「グーニーズのマイキー」もこの人だったのですね。

◆不二子役は・・・
「増山江威子」に変わり「沢城みゆき」がキャスティング。
「沢城みゆき」は「ローゼンメイデンの真紅」、「図書館戦争の柴崎麻子」、「君に届けの矢野あやね」、「化物語の神原駿河」などを担当。
ルパンを惑わす女の魅惑をどこまで出す事ができるのか?

◆銭形のとっつぁん役は・・・
「納谷悟朗」に変わり「山寺宏一」がキャスティング。
「山寺宏一」は「エヴァンゲリオンの加持リョウジ」、「攻殻機動隊のトグサ」の他、洋画の吹き替えや俳優など様々な場で活躍しています。
「七色の声を持つ男」と呼ばれる彼の銭形警部はどうなるか?

◆声優交代は成功するのか・・・
正直なところ、ストーリーよりもこちらの方が非常に気になる作品です。
TVでちょっとだけ彼らが声を当てた映像が流れていましたが、これが意外と違和感がなく、特に不二子役の「沢城みゆき」が結構ハマっいました。
声優陣の交代はガラリと雰囲気が変わり、全く別のアニメともなってしまう事もあります、
12月2日の金曜ロードショーでこの作品が放送されるのでこのキャスト変更がうまくいくかどうか見逃せませんね!

◆視聴・・・
結論から言わせて頂くと、私的にはこの声優交代は大成功でした。
それぞれのキャラの雰囲気を見事に表現した声優さんの実力の凄さを実感。

◆五ェ門役を演じた「浪川大輔」の声は・・・
「君に届けの風早翔太」役のようなさわやかな声質のイメージが強かったのですが、サムライの渋い声をうまく演じていました。
ただこの作品ではセリフが圧倒的に少なかったのが残念というところ。
そして五ェ門の名言「またつまらぬモノを斬ってしまった」・・・このセリフが使われなかったのは一体なぜなのか?
このセリフは「井上真樹夫」だけが使えるセリフという意味なのか?
それとも今回は様子見で十分に「浪川大輔」の声が定着してから使われるという事なのか?

◆不二子役を演じた「沢城みゆき」の声は・・・
男を惑わす妖艶の美女。
その不二子の声に「沢城みゆき」を当てたのはこれ以上にもないキャスティングと言えるほどマッチしていました。
ただし、これは「増山江威子」の声を完全に意識したキャスティングでもあり、悪い言い方を言えば「増山江威子」の声真似に過ぎないとも言えなくもない。
しかし、「沢城みゆき」の若々しい魅惑の声にはゾクゾクしちゃいました。

◆銭形役を演じた「山寺宏一」の声は・・・
ルパンの宿敵、銭形警部がいつもよりカッコよく見えたのは気のせい?
銭形警部という人物は凄腕の刑事であり、やる時にはカッコよく決めるものの、時にはお茶目、時には間抜けでドジっぷりを見せます。
「山寺宏一」の声もすごく上手ではあったのですが、もう少し間の抜けた声でも良かったかと思います。
「山寺宏一」といえど、さすがにあの声で「ラーメン食うか?」と間抜けっぽくは言えないでしょう(笑)
それだけ前任の「納谷悟朗」が偉大だったという事なのですが・・・^^;

◆その他の評価・・・
ゲスト声優に「ドラゴンボールの悟空を演じた野沢雅子」や「ガンダムSEEDのアスランを演じた石田彰」など大物を起用。
作画に関しては、作画担当が「スタジオジブリや世界名作劇場」を手掛けた人という事もあり「カリオストロの城」の時のようなジブリ臭の作画でした。
このあたりから制作者サイドの「この作品を失敗したくない」という意気込みを感じたのですが、「野沢雅子」の扱いはちょっとひどい^^;
肝心のストーリーは今回は泥棒というよりは怪奇といった感じでした。
ハリウッドばりの怪奇な展開をルパンでやる必要はなかったように感じましたが、ルパンが「なぜ泥棒という稼業を続けるのか」という疑問に直面しこの描写は非常に良かったと思います。

◆最後に一言・・・
次元の声優は今後どうなるのでしょうかね?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22

AKIRA さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

新声優のお披露目会といったところ、ストーリーは…

16年ぶりのメインキャストの大幅な変更が行われましたね

石川五エ門は井上真樹夫→浪川大輔となりましたが、若干声が若いかなぁといったかんじ、恒例の「またつまらぬものを斬ってしまった」の台詞が無いのも気になる

銭形警部は納谷悟朗→山寺宏一に、まぁ無難だったかな

峰不二子は増山江威子→沢城みゆきに、悪くはなかったが増山江威子さんの不二子に似せようとしている感が否めない。妖艶な感じもなかったし

ストーリーはカリオストロの様な感じにもっていきたかったのかも知れませんが
流石に内容が薄っぺらかったかなw

後最後の超人ハルクも真っ青なあの展開は流石にひどい…
「おうちで見よう。」のコンセプトなんだから子供も見るのが前提。なのにあのグロ展開は止めて欲しかった

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

yui さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

I❤RUPAN

16年ぶりに新たなる声優陣を迎え制作されたアニメ

◆ストリー
人魚の鱗と隠された謎の財宝を巡り様々な人達と
お馴染みのメンバーがお宝を盗み出すと云うストーリー

石川五ェ門➞浪川大輔
峰不二子➞沢城みゆき
銭形警部➞山寺宏一

3人の声優陣の変更

◆全体的感想
ストーリー的には面白かったと思います
個人的には少し銭形警部と石川五ェ門の声に違和感を感じました
ただ峰不二子の声に関しては艶っぽさが上手く表現されていて良かった
作画はスタジオジブリが描いており割と柔らかい感じの絵になってました
敵との戦闘シーンも中々見応えがあり次元&五ェ門の二人のコンビがとにかくヤバかった
ルパンの魅力は物語が進んで行くテンポの良さと様々な人達の出会い最後は少し感動です

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

70.3 4 テレコム・アニメーションフィルムで泥棒なアニメランキング4位
LUPIN THE lllRD 峰不二子の嘘 (アニメ映画)

2019年5月31日
★★★★☆ 3.7 (49)
190人が棚に入れました
不二子は逃げていた。 父親が横領した5億ドルのカギを握る少年ジーンとともに。二人はジーンの父・ランディを襲った殺し屋ビンカムに命を狙われていた。呪いの力によって人の心を操るビンカムから一度は逃げ延びるが、拘束されてしまう不二子とジーン。ビンカムの鋭利な爪が今、不二子に襲い掛かる――!

声優・キャラクター
栗田貫一、小林清志、沢城みゆき
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ピンクパンサー

小池健監督作品、原作モンキーパンチ。

次元大介の墓標、血煙の五エ衛門に続く、
ハードボイルドシリーズ第3弾。
最高のミューズ、峰不二子の登場です。

どこかコーマック・マッカーシー的な、
荒涼と渇いた世界観でルパン一味は疾走する。
消えた5億ドルを巡る攻防。
殺し屋ビンカムはアントンシガーのように、
執拗に不二子と少年を追跡する。
その呪われた身体で、呪われた悲しき人生で。
{netabare}その裏で暗躍する国際的な殺し屋の組織。{/netabare}

監督の描くこの世界観が感性に響きます。
僕には相性が良く、描かれる全てが好きだ。
美貌と知性で欲望のまま生きる女、
粋なガンマンと世界的な大泥棒怪盗ルパン。
セリフ、音楽、演出、どれも印象深い。
彼の作品はこれからも注目していきたいと思う。

ゲストキャラの参戦により過去と繋がる。
どうやら共通の世界で事件は起こっているようだ。
ますます興味は尽きないですね。

さてさて次の獲物は何であろうか。

モンキーパンチ先生、ありがとう。
ルパンよ、永遠に。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 29

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

1カット1カットに「意味」がある。

これはすごい。

まあ、誰もが知っている「ルパン三世」シリーズなので一切手が抜けないというのもありますし、予算も段違いだとは思いますが。

TVアニメと劇場用アニメが何が違うのかと言えば、一重に「直接視聴者からお金をもらっているか否か」なんですが、

なので、TVアニメは原作の小説なり漫画なりを売るための「販促」であり「コマーシャル」なので、ある程度のクオリティが維持されていればどうにでもなるわけです。
しかし劇場用となれば話は別で、直接お客からお金をもらっているわけですから生半可には作れないのでクオリティが上がるのです。

今回の「ルパン三世 峰不二子の嘘」はそれ以上の計算し尽くされた脚本、演出、作画によって正味「1時間」という中編の内容にも関わらず、「3時間」くらいの濃密なアニメ映画になっています。

本作のアニメメゾットはハリウッド映画式の演出方法で、人物の役割や数秒の1カットに至るまで全てに「意味」があります。勿論、大人向けなので直接的なお色気シーン(今回は不二子のトップレスまで描かれている)がありますが、それすらにも映画的な「意味」やリアリティがあります。

なかでも今回主役の峰不二子の性的で肉体的なエロス(直接的な)にかなりこだわって描かれているので相当手間が掛かっているほか、作画スタッフがかなりクールなのがわかります。

エロティックなのにポルノではなく、人間の女性の生身の性的な魅力を表現しているので、他のアダルト向けのアニメから抜きん出ています。

凄いですね。ここまで意識が高いアニメ映画もそうそうありません。

業界のお手本だと思いました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

次元、五ェ門ときたら、不二子・・・・まさか次は銭形??だったりして・・・

 タイトルがタイトルなだけに峰不二子が、活躍するお話だったです。何嘘ついているかというと、最初の方と終わり近くを初めて見た時、分かるのです。

 ルパン、次元の合流は、不二子たちを狙う組織を知ろうとする中で、狭い世の中のような必然だったです。

 全体的に不二子らしさを、さらに引き立てているような今作だったと思うです。
 目的のためなら、お馴染みの自分の魅力や、甘い話術などが見れるです。それらが通用にないように見える敵の存在、思い通りにならない子供が絡むことで、不二子がどう行動していくのかが見物です。

 不二子たちを襲う敵、ビンカムは調教された猟犬のような感じで、呪?と言われる砂吐き能力が驚異的だったです。誰かさんも一時、術中にハマったのだからです。

 そんな敵と対峙していった不二子、いつも通りな感じでビンカムに接しても効果ないのにと思いきや、何も考えていない訳でなく冷静な判断をしていたということに見ていくと驚かされるです。

 ビンカムの呪いの正体や、不二子の狙い、見ている人も騙されたような真相に驚かされたです。ここまで実はだったことに、題名の意味を最後で知ることになるとだったです。戦いの駆け引きは、ルルーシュとも違う、策略家を思い浮かべたです。ただの男性を惑わす存在だけでない、様々な事象から真実を見抜く目の持ち主な不二子です。

 R12指定というのも想定通り{netabare}不二子絡みでしたけど、いつもみたいだったし自分としては、R12という気がしなかったです。「愛という名の毒」という言葉が出たですが、まさに不二子を象徴する{/netabare}ものでしたです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6
ページの先頭へ