ダークファンタジーでバトルなアニメ映画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがアニメ映画のダークファンタジーでバトルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月09日の時点で一番のダークファンタジーでバトルなアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.6 1 ダークファンタジーでバトルなアニメランキング1位
劇場版 青の祓魔師(アニメ映画)

2012年10月1日
★★★★☆ 3.8 (531)
3539人が棚に入れました
人間の住む「物質界(アッシャー)」と、悪魔の住む「虚無界(ゲヘナ)」。本来は干渉することすらできない二つの次元だが、悪魔はあらゆる物質に憑依し、物質界に干渉していた。しかし人間の中には、そんな悪魔を祓う─祓魔師(エクソシスト)が存在した。
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

いいヤツは悪魔だろうと・・・

原作 漫画  未読

TVアニメ 全25話 視聴済み


本編 88分 

学園ダークファンタジー


あらすじ
悪魔討伐中に、古い祠を損壊させ、封印されていた悪魔を解放してしまう燐。
その責任を取る為にその悪魔を「うさ麻呂」と名付け一緒に生活するようになる。
徐々に情が移るが、「うさ麻呂」には人々に害のある能力があり・・・


感想

いいヤツは悪魔だろうと友達じゃん

燐らしいよね。

外見は5~6歳の無邪気で可愛い男の子。
一緒に生活するようになって、情が移るのはあたりまえ。

うさ麻呂を
祓うのか?
守るのか?

決断の時がせまる・・・

{netabare}
うさ麻呂は無邪気故、皆が楽しく幸せになれと、よかれと思い記憶を食べる訳だけど、
なんだか切ないな~と。

それは間違っている事だと燐が教えるんだけど、
封印される前の時で、それを誰かが教えてやれなかったのかなっと。


ラストは、うさ麻呂が時空ごと食べて元に戻るも、燐ともう一人以外、うさ麻呂の事を忘れてしまいます。

燐のセリフに
「俺は忘れない ずっと覚えてる」
泣けました。 (TдT)

思い出を忘れる事ほど、辛く悲しい事はないよね。。。
{/netabare}

観る前は、そんなに期待していなくて、ハードル下げて観たからかもですが、ラストは感動の涙でした。

BGMも切ない系でしたね。 d(>_< )Good!!


内容的には、ちょっと夏目友人張と似てるかな? ^^
(キャラはぜんぜん違いますが・・・)

作品的にも、とってもよかったです。

原作や、TVアニメ版を知らなくても全然アリの内容です。
でも、チャラ設定くらい知っておいた方が感情移入し易い事は間違いないです。。。



感動作品や、夏目友人張系が好きな人にはオススメです。
(@´▽`@)ノ

あ、観る時はハードル下げて見てくださいね! (^ー^* )♪



主題歌「REVERSI」 歌 - UVERworld

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「俺だけは、ずっと忘れない。」

この作品は、テレビ版の後日譚に当たる作品です。オリジナルストーリーなので単独でも楽しむ事はできますが、それぞれのキャラに対する説明が殆ど無いので、より作品を楽しむためにもテレビ版からの視聴をお薦めします。

物語の舞台となる正十字学園町では、11年に一度開催されるお祭りの準備を進めています。このお祭りは、11年毎にこの町のあちこちに張り巡らせている結界の更新に合わせて執り行われるものです。

一方、本作品の主人公である奥村 燐(おくむら りん)は、双子の弟である奥村 雪男、杜山 しえみと共に悪魔払い行なっていたのですが、運悪く悪魔を取り逃がしてしまった上、古い祠まで破壊してしまっていました。
ふと気付くと、祠の側で気を失って倒れている古風な少年を燐が見つけ・・・出会いから始まる物語が動き出します。

古風な少年は、まるで周囲を警戒する野生動物のようで、全然人になつきません。そこで悪魔払いの失敗で謹慎処分を受けていた燐が世話役となります。
「うさ麻呂」と名付けられた少年は、寝食を共にするうちに仲が良くなっていき、やがて、燐の仲間も巻き込み輪がどんどん広がり楽しい時間が過ぎていきます。
これで話が終わればハッピーエンドなのですが、物語はここで終わりじゃありませんでした。

天真爛漫である事・・・子供の特権だし、大切な個性だと思います。
そして、優しい気持ちは人の苦しみを和らげたり、悲しみから救ってくれたりします。
天真爛漫で優しい性格であるが故に、少しだけボタンを掛け違えてしまいます。
でも、その選択は理解できるものでした・・・私も彼の立場だったら、きっと同じ選択をすると思います。
それは、ずっと仲良しでいたいから・・・

最初にボタンを掛け違えると、掛け違えた場所に戻らないと修正はできません。本当に掛け違えたのがボタンだったら、何の問題もありません。
でも、中には取り返しの付かない掛け違えに発展する場合もありますよね・・・
そんな時って、もう間違えない事を約束する位が精一杯だと思います。

ずっと仲良しでいたい・・・約束も守りたい・・・
だけど、約束を破らなきゃ大切な人が守れない・・・
こういう時、何を選択したらいいんでしょうね^^;
この作品では、一つの結論を導き出していますが、私的には胸の熱くなる良い展開であったと共に、テレビ放送の時のように父親の大きさや温かさを感じながら視聴できる作品でした。

90分弱の作品です。テレビ放送を視聴して、彼らの活躍がもっと見たいと感じた方だったら満足できる作品だと思いました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 23

噛んじゃうぞ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

サタンとユリの夢の世界

リンが偶然助けた悪魔(ウサマロ)とリンとの友情の物語。

良くわからない悪魔であるウサマロを封印するまでの
数日間をリンが預かっておくように指示があって、
一緒に生活をしていく。

その中でどうして封印されてしまったのかということが
明らかになり・・・

サタンとユリが思い描いた世界の第一歩で、
良いストーリーで感動しました!

*1期を観た後に観ましょう

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21

67.4 2 ダークファンタジーでバトルなアニメランキング2位
劇場版 牙狼〈GARO〉‐DIVINE FLAME‐(アニメ映画)

2016年5月21日
★★★★☆ 3.9 (21)
149人が棚に入れました
ヴァリアンテ国で横行する大規模な「魔女狩り」。しかし処刑となるのは人々を影より救ってきた「守りし者」=魔戒騎士・魔戒法師たちだった…。ひとりの魔戒法師が火刑の中で赤児を産み落とす。赤児は父によって救われたが、母の胸に抱かれることはなかった。その赤児、レオン・ルイスこそ"運命の称号"を継ぐ者だった――。

声優・キャラクター
浪川大輔
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アクション好きには必見のアニメ映画です!

テレビアニメ「牙狼 炎の刻印」の4年後を舞台とした作品。

あらすじ
{netabare}多くの犠牲を出した戦いから月日が経ち、異母兄弟の弟&母と平和な暮らしをしていたレオンと、王子アルフォンソだったが、ガルムよりとある湖に厄介なホラーが住み着いている。しかも、先の戦いで破壊したはずのツィルケルの輪が何故か破壊されず残っていて、再び発動されようとしているから阻止してくれ、との任務を与えられる。過酷な任務になるからとガルムはサポーターを用意してくれたが、そのサポーターというのは、亡くなったレオンの父ヘルマンだった。旅に出たはずのエマ、そして新キャラのダリオンも加わり、炎の刻印に出てくる騎士総出の戦いが見所。{/netabare}

前作の炎の刻印を視聴していた人が多く無かったからか、平日の昼間の空いている時間に映画を観たからなのか分かりませんが、私が視聴した回、他に観ている人は5人程度と、中々の過疎っぷりでした。

しかし、この作品のアクションシーンはソウハイクオリティ!
ただ前作を観てないから、観に行っていない人がいるなら勿体無いので観に行くべきです。

勿論、観ているに越した事は無いのですが、公式サイトとwikiのキャラ紹介を見れば分かるほどに物語は単純であると感じました。
それこそ、ストーリーは戦いを見せる為の花です。メインはカメラを縦横無尽に動くキャラクター。超近距離からグルンっと回って遠くへ入っていく大胆なカメラワーク。効果音の入れ方も絶妙で速さだけでなく重厚感のある戦いを演出してくれます。高速過ぎてスピードに目が追いつかない所もあり、是非コマ送りで観てみたい作品です!

しかもこの作品、CGと手描き何方のアクションも楽しめる!
鎧をまとう前のキャラクターは手描き、鎧を身につけたキャラはCGで描かれます。
手描きの剣で戦うバトルシーンはよりキレがあり、奇想天外な動きを見せてくれる楽しさがあり、CGのバトルシーンは手描きでは再現の難しそうな速く細かい動きで楽しませてくれます。
CGの鎧の質感は残念ながら、炎の刻印の様なリアル寄りの金属感は表現されていませんが、その分鎧の馬もかなり作り込みがされ、増えた鎧をフルに使って画面の華やかさを演出しています。
{netabare}最後の羽生えた牙狼はパチスロを意識し過ぎているような気がして何だかなあ、と思ってしましましたが、それにしてもあのゴテゴテっぷりは凄いですね。手描きではまず再現出来ないだろうCGの良さが全面に出ていてとても参考になります。{/netabare}

もっと評価されて良い作品だと思いますので、アクションアニメが好きな方、是非観てみて下さい!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 9

死屍累 生死郎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

濃厚な78分 劇場で見る価値あり

78分と短い時間で見る前は心配していたが、杞憂で終わりました。
めっちゃ熱かった!

アニメ 炎の刻印最終回から4年後のお話

シナリオは単純明快でテンポもかなりよかったです。
とにかくバトルシーンが多い!ひたすら戦っていたイメージ
戦闘シーンに手抜きはなく動く動く!「劇場版」にふさわしいド派手な戦闘シーンでした!

炎の刻印もそうですが「守りし者」のテーマの一貫性がすごい!
ここまできっちりテーマを一貫して守っている作品は少ない。
シリーズ構成の小林靖子さんの手腕なのだろうか・・・すごい

愛するものを守れなかった敵の魔戒騎士にその人だけを守るために犠牲をいとわない
考えに対し一喝。それじゃあホラーとなにもかわらねえ!
ラストバトルでレオンが「守りし者」の考え方について言及した時に
レオンがものすごく1期から成長したなとしみじみ感じた。俺が言いたいこと
すべていってくれたwその後の演出もすごいよかった!
欲を言えばゴテゴテのガロより英霊進軍がみたかった(´・ω・`)

劇場版でもぶれることはなく「守りし者」を貫き通してました。
終わり方的に今後の展開のアニメも作れそうですが、この2つの作品があげたハードルを
超えていく作品を作るのは大変そうw作っていただければ必ず見ますけどねw

製作スタッフの皆様に 感謝っ・・・!圧倒的感謝っ・・・!(萩原聖人並感

投稿 : 2024/11/09
♥ : 7

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

帰ってきたレオン!帰ってきたアルフォンソ!!帰ってきたヘルマン!!!

雨宮慶太監督の深夜特撮『牙狼<GARO>』を原点に、10年ものあいだ多方面に展開するシリーズのアニメ化第1作目である中世ヨーロッパを彷彿とさせる世界観を舞台にしたダークファンタジー、『牙狼<GARO>-炎の刻印-』の正当な続編となる78分の劇場版


メンドーサとの死闘から4年後
魔戒騎士として立派に成長したレオン、彼の従兄にしてヴァリアンテの王子アルフォンソ
二人は先の戦いで死んだヘルマンの遺児であるロベルトを一人前の魔戒騎士として育てるべく、稽古を手ほどきするなど平和で微笑ましい日々を送っていた
そんなある日、二人は番犬所に呼び出されガルムから「この世で最も美しいホラー【ニグラ・ヴェヌス】」の討伐を依頼される
男は幻惑して吸血し、女は顔を剥がすというそのホラーにガルムも手を焼いていた
さらにメンドーサが作り出した禁断の魔導具、【ツィケルの環】という危険な代物も絡んでる一件だという
渋々依頼を承諾した二人だったが、その矢先にロベルトが何者かにさらわれる事態が起きる
ロベルトを取り戻そうと後を追ったレオンは、ダリオという盲目の騎士に出会った
事情に詳しい素振りのダリオも同行し、さらに魔戒法師エマとも再会
そして一行は、向かった先でガルムが用意したという助っ人にも合流することとなる
ガルムの言う助っ人とは、死んだはずのレオンとロベルトの父、ヘルマンだったのだ・・・


林祐一郎監督、小林靖子脚本をはじめ、テレビシリーズのスタッフが再集結
OPはJAMだしEDは佐咲紗花
さらには『炎の刻印』きっての名キャラクターであるヘルマンが堀内賢雄の声と共に復活
やはり‟アニメの牙狼”はこうでなくては!という気持ちでいっぱいになる作品です


全体的にダークでシリアスな世界観、切なくて哀しいお話なんですがヘルマンがいるだけで一気に愉快になってしまうというかw
それが逆に心地良いとすら思う本当イイキャラしてますよねぇ、ヘルマンは


お話のポイントはレオン、ヘルマン、ダリオ、三人の魔戒騎士のそれぞれ‟守るべきもの”が異なる点
各々のベクトルは違うのに、‟守るべきものを守るのこそが魔戒騎士だ”という点では合致してるのが不思議なところなんですねぇ


そして騎士たるダリオが守る姫、サラとの究極的にプラトニックな愛の物語
『牙狼』というシリーズはどちらかというとアダルティックやエロティックな表現が目立つ作品なのに、ダリオとサラに関してはとても純粋で、だからこそ今回のお話には胸締め付けられる切なさを残します
これは‟レオンとララ”、或いは‟ヘルマンとヒメナ”など『炎の刻印』全体に共通したテーマだったと言えますね
(そして全員悲劇の末路を辿るというのも・・・)
ララそのものが映画の内容には関わらないので、映画単品としての面白さはかなり完成されてる作品だとは思いますが、ララの存在を知っているとこの映画のテーマがより味わい深く感じると思います


林祐一郎が監督、朴性厚が演出、というのだからアクションシークエンスには特に注目したいですね
というか、かなり長尺を割いてアクションだらけの作品になっていると思います
作画も背動もCGもフル活用、特にエマさんが『スパイダーマン』ばりに洞窟を駆け巡る様を背後から映したカットには度肝を抜かされました;
映像面では大満足の満点ですb
アクションに関してはこの1年ぐらいの全てのアニメにおいてトップクラスなのは間違いない
そもそもにこのシリーズってCGの魔戒騎士と作画のホラーが同じカットの中で戦ってるって10年前のアニメでは考え付かないぐらい驚天動地なこと平然とやっててヤバイですよねw


最後に出てくる‟天剣煌身ガロ”は格好イイとかワルイとかってよりもちょっと唐突に出て来すぎw
設定を読む限りツィケルの環が発動してることによって時空が歪んでるので、‟紡がれてきた永遠”=歴代の魔戒騎士達の力を統べたり、やがて未来のロベルトに引き継がれるであろう力を前借したことであーなるってことらしいですが、もう少し本編の中で伏線が欲しかったと思いましたかね


オイラは特撮の方の『牙狼』にはそれほど詳しくは無いのですが、そんなオイラでもこの『アニメ牙狼』はシリーズで独特の立ち位置にいる作品だと思ってます
『牙狼』であって、『牙狼』じゃない、みたいな
逆に『炎の刻印』の面白さを知ってる方なら今回の劇場版、観ない手はありませんよ

投稿 : 2024/11/09
♥ : 5
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