タイムマシンで未来なおすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのタイムマシンで未来な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月10日の時点で一番のタイムマシンで未来なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

95.0 1 タイムマシンで未来なアニメランキング1位
STEINS;GATE 0 [シュタインズ・ゲート・ゼロ](TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1485)
7454人が棚に入れました
いくつもの世界線を巡り、様々な可能性を“なかったこと”にしながら、大切な人たちを守ろうと足掻き続けてきた岡部。その果てに辿り着いたのは“紅莉栖とまゆりのどちらを見殺しにするか”という、ふたつの選択肢だった。苦悩と煩悶の末、岡部は「β世界線」――紅莉栖が自分以外のラボメンと出会わないまま死ぬという運命を選択する。
そして、紅莉栖の死から4ヶ月が経った。再び大学に通い始めた岡部は、真面目に授業に出席し、テニスサークルの合コンに参加するなど、平凡な日常に埋没していく。それでも心の傷は癒しきれず、ラボへ顔を出す機会も減っていった。β世界線上の未来からやってきた鈴羽は、第三次世界大戦が勃発する運命を変えようと岡部を説得。しかし、彼は「世界線の改変は、人間が手を出していい領域ではない」と、運命への介入を否定する。岡部の中で、いつしか白衣をまとったマッドサイエンティスト「鳳凰院凶真」の顔は失われていった。
そんな折、岡部は秋葉原でヴィクトル・コンドリア大のレスキネン教授が主催する、人工知能に関するセミナーに出席する。ふとしたことから、レスキネン教授の助手である比屋定真帆と知り合い、壇上に上がった彼女のスピーチを聴く岡部。その内容は、「人の記憶をデータ化して保存する」という、かつて紅莉栖が提唱した理論と同様のものだった。真帆やレスキネンのチームはその理論をさらに推し進め、人の記憶と感情、そして心を持つ人工知能「アマデウス」を構築していた。

声優・キャラクター
宮野真守、花澤香菜、関智一、今井麻美、後藤沙緒里、小林ゆう、桃井はるこ、田村ゆかり、矢作紗友里、潘めぐみ、山本彩乃、本多真梨子、木野日菜、上田燿司、西村麻弥
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

存在の耐えられない軽さ

WHITE FOX制作。

ヒロイン紅莉栖を救えなかったβ世界線、
その行き着く先には恐怖と絶望が待っている。
あの時の岡部の執念と宮野真守の名演技。
見事なまでの構成力で物語に緩急を付け、
アニメ史に残る怒涛の伏線回収でしたね。

記憶を過去の自分に届けるタイプリープの傑作。

物語は前作の4カ月後から始まり、
岡部は心理療法を受ける欝々しい展開。
キャラの位置関係と世界線の概念は、
知っておくと良いでしょう。

序盤~中盤視聴追記。
シュタゲの楽しさの1つに、
理系学生のラボでのバカ騒ぎがありますが、
岡部に引きずられるように全体が暗い。

19話視聴追記。
{netabare}リーディング・シュタイナー発動、
やっと来た、これぞシュタゲの醍醐味だ。
オペレーションアークライトの成功を祈る。{/netabare}

最終話視聴追記。
やはり後半は群を抜いて面白いです。
{netabare}岡部は鳳凰院凶真こそが真骨頂でしょう。
仕掛けがもう少し早いとキャラの魅力も、
さらに広がったのではと思いますが、
それでも良品なのは間違いないでしょう。{/netabare}

ゼロのゲートはたしかに開いたのです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 106
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

カリスマ創業者から引き継いだ二代目の苦悩

2018.10.12記


本編に先立ち2011年放送のシュタゲと改変23話を視聴済み。

本作(シュタゲゼロorゼロ)に先立っては、前作(シュタゲ)の視聴が必要条件になるかと思いますので、まだの方はそちらをどうぞ。
※以下、シュタゲのネタバレは隠してないので未視聴の方はご注意ください。


レビュータイトルの通りです。
期待値の高さゆえにその差分が評価に直結したことも多分にあったのかしら、と思わざるを得ない作品。面白いけど“もっとこいや~”的な視聴後の印象です。
細かいこと言うと、ゼロの物語は前作シュタゲで展開されてたものの描写が無かっただけとも捉えられるため、むしろゼロのほうが親じゃんとか、いや並行世界だから兄弟じゃんといった鶏と卵どっちが先だみたいなツッコミを入れられなくもないかと。


前作はラジ館での牧瀬紅莉栖の一件(2010年7月28日)から約1ヶ月くらいのやりとりを描いた物語、傑作の誉れ高いタイムリープものでした。
その時に視聴者に提示された世界線は3つ。

 α世界線:椎名まゆりを救えず世界はCERNに支配されてしまう
 β世界線:牧瀬紅莉栖を救えず第三次世界大戦になってしまう
 STEINS;GATE:シュタゲ視聴済みの方は・・・ね?

本作ゼロはそのうちβ世界線での物語。紅莉栖の死から約1年間くらいのやりとりを描いた物語となります。改変23話視聴推奨という理由がここにあります。タイムリープなので単純に「1ヶ月」「1年」がどうだということはないかもしれませんが、ゼロは1年間をかけて、良く言えば“じっくり”、悪く言えば“間延び”した、の両方が同居する展開だったかと思います。これは仕様上いたしかたないところで、前作との比較で評価を下げるとしたらこの点を挙げます。

{netabare} “限られた時間での岡部の苦悩と選択”

本シリーズの醍醐味は共通しており、シュタゲでは13話以降と2クールめまるまる使って比較的長めのハラハラ展開だったのに対し、ゼロでは19話以降とスパートが遅めでした。{/netabare}


物語はお世辞抜きで良く出来てます。伏線回収が完璧とは言えないまでも並の作品よりは面白い。いや、作画、声優の演技、劇半、演出はさすが期待作の名の通り、凡庸な作品が多い中で頭一つ抜けていたのは確かです。

ありがたかったのは、本作ゼロは前作を踏襲していること。ガラガラポンしたわけではないため、継続しての視聴者が戸惑うことはありません。前作を踏まえてのファンサービス的な展開も押さえてます。

{netabare}なかでもやっぱりいいよなぁこれ↓
・ダルと由希さんのラブストーリー
・鳳凰院凶真の復活
・ちょっとだけα世界線に戻っての生身紅莉栖との邂逅{/netabare}


ざっくり前作との関連は以上です。 ※どうしても前作と比較したくなっちゃうんですよ。それだけ愛されてる作品ですからね。
さて、本作に絞ると、最初から最後まで一貫した軸があります。逃れられざる宿命と言い換えてもよい。それは、

{netabare}『第三次世界大戦の勃発を防ぐために、おかりんよあの日へ戻れ!』{/netabare}

β世界戦からα世界線ではなくSTEINS;GATEを目指す道筋は見えている。(正確には行った先で考えろ!ということにはなるが・・・)あとは岡部の決断だけなのだが、私達は何度もタイムリープした岡部の苦悩と絶望を知っています。それは岡部と視聴者のみが共有する世界。作中の登場人物は知り得ません。

“ユー!さっさと戻って紅莉栖救っちゃいなよ”

それで解決しちゃうのですが、煮え切らない岡部に地団駄踏みたくなるか同情の念を寄せるかは人によるでしょう。私は後者です。
前半は本作の新キャラである{netabare}アマデウス紅莉栖、{/netabare}比屋定真帆、レスキネン教授、椎名かがりの登場と関係説明とそれにまつわるエピソードが多く、同時に適度に伏線が撒かれます。
既存キャラの中では、前作ではある種パターン化していたダルとまゆりあたりが{netabare}(なんとなくおかりんの苦悩と絶望を察し){/netabare}徐々に言動が変わっていくところが見どころ。これまでとは別の一面を見せ始め、それがしごく真っ当な変化だったりするので、うんうん頷きながらの視聴感を得られます。

つまり結末がある程度想定できる中でどう過程を魅せるかといったところでしょうか。またはそれを超える思いもよらない結末を用意するか。
最終的な結末は納得できたので、やはりその過程をどう捉えるか、ここは観てみて各々感じてみましょうね、になるんだろうと思います。
いずれにせよ前作シュタゲを面白く感じたのなら視聴は必須といって差し支えないでしょう。



■おまけ
{netabare}たぶん、最後紅莉栖を救えたと思うのだが、救えた世界線で彼女出てきてたっけ?白衣着た彼女が屋上で「おかべ」とか言って再会してたらわかってても泣いてたと思う。{/netabare}

{netabare}なんでかがりは紅莉栖と似てたんだろうね?説明はなかったと思う。びっくり展開を作れるとしたらここだったと思うのにもったいない。{/netabare}

{netabare}相変わらず私はバイト戦士が大好きだ{/netabare}



シュタゲ観た当初はあれほど鳳凰院凶真をウザったく思ってた私が、その鳳凰院凶真をこれほど切望してたとは知らなんだ。
{netabare}運命の瞬間「キターッ」と叫んだお{/netabare}

{netabare}そして、鳳凰院凶真復活からの最終盤はさすがシュタゲの怒涛の展開でした。お腹いっぱいです。{/netabare}



-----
2019.04.07追記
《配点を修正》


本放送後、無印をおさらいしたら思いの外良かったことを申し添えておく。
リアタイ時には『溜めて溜めてドーン!』(イメージねイメージ)の印象が、無印から間を開けずにゼロを視聴することで序盤中盤が意味を成してくる感覚を覚えました。
一気見が吉!な作品かもしれません。上方修正します。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 81
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

0と1と

ゲームプレイ済み。

無印シュタインズ・ゲートの続き。
初期版の23話と改変版の23話の両方を前提としています。

* 無印原作プレイ済み
* TVアニメの23話を2通り見ている、あるいは、内容を知っている

このどちらかを満たしている人向けのアニメです。
面倒であれば以下のネタバレ部分を開けてください。

{netabare}
無印23話:
岡部倫太郎が椎名まゆりに叱咤激励されて、鳳凰院凶真が復活し、シュタインズ・ゲートに到達。

改変23話:
椎名まゆりが岡部倫太郎をかばい、牧瀬紅莉栖を救うことを諦める。
どちらも、その時の出来事を引きずっている。
{/netabare}

さすが大人気作品なだけあって、気合が入っています。
作画、音楽、演出、演技、どれをとってもハイレベル。
アニメとしての出来に心配することはありません。


一番気になるのはストーリーだと思います。
ゼロのゲーム版は、各キャラごとに攻略が可能で、それぞれ結末が異なります。
これをどうアニメ化するのかは視聴前から気になっていました。

フタを開けてみれば、オリジナル要素を挟むことで、一本のシナリオとしてうまく調理されていました。
「ルートごとにやるのでは?」と勘ぐっていた私には嬉しい誤算でした。
どうなるか予想がつかず、概要を知っていても、毎回期待とともに見られたからです。

視聴の前提はありますが、組み立ては良かったです。


雰囲気は前作以上にシリアスで暗いです。
箸休めはありますが、主人公同様、物悲しい雰囲気が常に漂っています。


そして、何気ない伏線を大量にばら撒き、一気に回収するという快感。

……今回は控えめです。
というか無印が完成されすぎていました。


ゼロは、人間関係や舞台設定を掘り下げた、ヒューマンドラマとしての役割が強いです。
あらゆるキャラに見せ場があり、隠された一面をさらけ出してくれます。

失われたものを取り戻していく心地よさ。
漠然としていた部分が見えてくる気持ちよさ。
どんどん上がっていく登場人物への株。

そういった、いわば「0が1へと充足されることで得られる満足感」が本作のポイントです。


ただ、欠点がないかと言えばそうでもありません。
すべてを詰め込もうとした結果、緩急のバランスが悪くなっています。
疑問が置き去りになったり、強引に感じる部分もところどころ見られます。

ぶっちゃけ、解説必要じゃね? という。
考察やまとめサイト等は多く見つかると思いますので、読んでみると楽しいかもしれません。



{netabare}
それから、前作の「スカイクラッドの観測者」にあった「0が過去で1が未来」という歌詞。
これが「ゼロ」というよく使われるタイトルに深みをもたせてくれています。

時系列としてはゼロがあとになるわけですが、
物語としては、ゼロという因果でいう過去があったからこその無印というわけです。

※{netabare}茶番とか言わない! 約束だよ?{/netabare}
{/netabare}
そこまで見越していたんでしょう。
あらためて前作はすごいなぁ。

{netabare}
ほかにも、

0は偽を意味し、
23時(話)の次は0時であり、、
0はループ状の形をしており、、、

あかん、オカルトじみてきた。
{/netabare}


まとめ。

* 正当な後継作
* ハイクオリティ
* ヒューマンドラマ重視
* 作品そのものがギミック
* やっぱ無印シュタゲ強い

ということで締めようと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 64

70.6 2 タイムマシンで未来なアニメランキング2位
ISLAND(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (383)
1685人が棚に入れました
本土から遠く離れた海に浮かぶ「浦島」
そこは楽園と見まごう豊かな自然と、複雑な過去と因習に囚われた人々が息づく島だった。

本土から見放され、忘れられつつあるこの地で半ば諦めを懐きながら生きる島の住人。

そんな島に「タイムトラベラー」を自称するひとりの青年が流れ着く。
「せつな」という名前と「ある使命」以外の記憶を失ったその青年は、凛音、夏蓮、紗羅という3人の少女たちと出会い、やがて島の未来を変えるべく奔走をはじめる。

排他的な因習と数々の謎を秘めた浦島をめぐる青年と少女たちの物語がひも解かれるーー。

声優・キャラクター
田村ゆかり、阿澄佳奈、山村響、鈴木達央、佐藤利奈、茂木たかまさ、中島唯、高柳知葉、田中貴子
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

綱渡りの1クールアドベンチャーもの

2018.09.20記


ゲーム未プレイ


視聴の理由って何だったんだっけ?

猛暑となれば、清涼感求めて絵面が海・太陽多めだと惹かれるというのはある。
タイトルも ISLAND いいね~楽園テイスト。

2018年夏のクール、海・太陽を前面に出した作品が目に留まり、『ぐらんぶる』『はるかなレシーブ』『free3期』と夏を求めてここらへん漁りました。
そんな夏モノの先陣を切って放送スタートしたのがたしかこの『ISLAND』。

いきなり波打ち際で寝っ転がってる本作の主人公、自称タイムトラベラー刹那さん登場であります。

夏を感じたかったのが視聴動機となりました。


そんな個人的な動機はどうでもよく、物語は本土から遠く離れた島(楽園)を舞台に何かしら事情がありそうな登場人物たちがなんか謎めいたあれやこれやに触れて進行する感じ。 なんのこっちゃ( ;´Д`)
あらすじは公式をどうぞ

一種の謎解きものにあたるんだと思います。
となると全12話1クールで収めるには始めからハンデを背負わされたようなもので、そこをどれだけ感じさせないようにするか?がポイントになります。

その点で見ると、、、

 敢闘賞

といったところでしょうか。

1話~3話の掴みはOK
刹那がこの島に現れた理由探しが物語の軸となります。そこに島に伝わる古くからの因習や排他的な地域性などがスパイスとなって、そこかしこに散らばる謎がどうやって解き明かされるか、に興味を惹かせる内容でした。

そこから複数ルートがあることを匂わせつつ、後半{netabare}超展開があり、{/netabare}残り数話でラストスパートをかけ、結末は、、、少なくともがっかりする内容ではありませんでした。
{netabare}むしろハッピーエンドだったのは好印象です。{/netabare}


いかんせん尺が足りず説明不足になるのは始めからわかってたこと。
そこをぎりぎり踏みとどまっていたとは思います。
1クールでの謎解きアドベンチャーと割り切って観る分にはお勧めです。


原作のゲームではおそらく複数ルートが存在するものと思われますが、その場合、制作にあたってはどのルートを採用するか、アニオリ展開させるか、スタッフの力量が問われます。
本流のルートに帰結させるまでの持っていきかたとして、途中アナザールートを匂わせることは良いとして{netabare}(沙羅や夏蓮のことね){/netabare}、ただししっかり回収できないとバランスが崩れます。
この点、回収できたとは言えないのが何よりの残念ポイントでしょう。
観ていただけるとわかります。エピソードの相関がわかりづらいと感じられた方が多かったのではないでしょうか。
「いつ面白くなるんだ?」状態が続き途中脱落者が出てもおかしくない。
しかしながら最後はそこそこ良いので視聴にあたっては一気に観るがよろしいかと思います。


良くわからん

でも終わりよければまぁいっかww 


と、1クールものアドベンチャー系作品について考えさせられる作品でした。


なお、作画は頑張ってましたよ。
視聴動機であった「夏」感はしっかり堪能できました。
キャラデザインや音楽は好みでしょう。私にはどちらかというと苦手な部類でした。


以下、ネタバレ所感。
{netabare}リアルりんねさんの声が別の人だったのは良かった。もしかして苦難の道のりの果てにキャピ声が低く変わったのか!!おいたわしや!!と軽い妄想を掻き立てられた感じです。{/netabare}



-----
2019.03.06追記
《配点を修正》

投稿 : 2024/11/09
♥ : 52
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

中盤までは苦痛、後半は面白かった

最終話まで視聴。原作ゲームは未プレイ。

前半は様々な謎が示され、一見、謎解き物なのかと思いました。
ところが、どういう訳だか{netabare}安っぽいラブコメにしか見えませんでした。
ラブコメとしては正直、駄作なレベル。
主人公の、男性としての魅力が無かったから・・・。{/netabare}

後半は一気に物語が動いて、なかなか面白かった。
まあ、{netabare}強引なご都合主義な展開は{/netabare}目を瞑らないといけないでしょうけど・・・。
例えば、{netabare}切那が同じタイミングで目覚めたかと思ったら、切那と玖音が目覚めるタイミングが大きくズレちゃったり・・・とか。『時を止める装置』の精度はとても高いのかアバウトなのか???みたいな(笑)。{/netabare}

でも、それを超えるような超展開エンディングはとても良かったです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 40

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

一千年の未来から時の流れを越えてやってきた

……のは、スーパージェッター(笑)。

いや、作中で「あなたが『未来の国からやってきた知恵と力と勇気の子』ですか?」という台詞があったものでついレビュータイトルに。「一千年の…」はスーパージェッターOP主題歌冒頭の台詞パートより、そして「未来の国から…」はOP主題歌の歌詞の一部ですね。なお、おそらく今作では一千年も未来からのタイムトラベルではなさそうな模様。

ノベルゲームが原作らしいですね。ゲームで伽藍堂紗羅(がらんどう さら)役だった村川梨衣さんが脚本を巡るトラブルで降板したことにより放送前に話題となった本作でしたが、その内容や如何に?

浦島という小さな島に素っ裸で漂着した、自称「未来からやってきた」らしいが記憶喪失な三千界刹那(さんぜんかい せつな)、刹那の記憶の鍵を握っているっぽい御原凛音(おはら りんね)、浦島の名士の娘で島からの脱出を企てる枢都夏蓮(くるつ かれん)、刹那が未来人だと信じ命を狙う巫女の伽藍堂紗羅(がらんどう さら)、そして姿は見せず声だけだった凛音の母親で引き籠っている御原玖音(おはら くおん)といったキャラクターたちが一気に紹介された第1話でした。

シチュエーション的に死人が出そうですが、原作を知らないので死人が出るかどうかは観てのお楽しみ…。

2018.9.18追記:
最終回まで観終わりました。「NEVER ILAND」編からは「ええ、そんな話になってるの!?」という感じでしたが、終わってみたらまあそんなものかという感じでした。

観ている最中は決してつまらなくもなかったし途中で切ろうとも思わなかったのですが、是非にと他の人に薦める感じの作品でもなかったと思います。

キャラの名前(切那(せつな)=刹那/凛音(りんね)=輪廻/玖音(くおん)=久遠)は、ありきたりですが良く考えられていたとは思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 33

59.5 3 タイムマシンで未来なアニメランキング3位
ドラゴンボール超(スーパー)(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (241)
1020人が棚に入れました
ファン待望の新テレビアニメシリーズの舞台は、悟空が魔人ブウとの壮絶な戦いを終え、平和を取り戻した地球のその後です。原作者・鳥山 明の原案によるストーリーを新たにテレビアニメーションで描きます。これまで原作でも描かれていないアニメ完全新作になります。誰もがワクワクする新しい「ドラゴンボール」の世界、『ドラゴンボール超』にぜひご期待ください!

声優・キャラクター
野沢雅子、堀川りょう、鶴ひろみ、草尾毅、古川登志夫、佐藤正治、田中真弓、渡辺菜生子、皆口裕子、石塚運昇、塩屋浩三、山寺宏一、森田成一、八奈見乗児
ネタバレ

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ドラゴンボールを今風にした楽しい作品です。

バトルも楽しいですし、
アラレちゃん登場回や野球回などもあって非常に楽しいです。

あと、キャラとしては天使のクスが可愛くて魅力的ですね。天使の中で抜群に可愛くて魅力的。
彼女がいる第十宇宙は二番目に敗退したあまり強くないチームですが
界王神ゴワスは一度も負けた戦士たちを責める事なく、むしろねぎらいの言葉をかけ、戦士たちも誰一人取り乱すことなく消滅しました。

「宇宙サバイバル編」ですが、楽しいばかりではなく。ひょっとすると「ぼくらの」ばりに何かハードな裏があるのかもしれず、
巷ではいろんな推測がされ出しています。
「全王極悪説」とか「天使陰謀説」とか・・・
しかし{netabare} こういうのは只の大人の深読みでちゃんと子供向けさ作品的なハッピーエンドで良かったです。{/netabare}

追加
また、作品とはあまり関係ない随筆ですが、
私は要するにアニメは「大人も子供も見られる作品」「大人の鑑賞の耐える子供向けアニメ作品」が好みなのかなと思いました。
具体的に挙げると、このドラゴンボール超、ゲゲゲの鬼太郎六期、ワンピース、NARUTO、名探偵コナン、バトルスピリッツブレイブ、
あと、この括りにはジブリ作品やけもフレ、メイドインアビスなども入るのでしょうね。
私がplanetarian星の人をKey作品で最高評価したのも少々、Key作品の他の作品より年齢層が低い子供も大人も視られるアニメだったからかもしれません。

勿論、子供には理解しがたい内容やハードさやエログロ要素のある「大人向けアニメ」と
逆に大人には見づらい、例えばアンパンマンのような「子供向けアニメ」も否定はしませんけどね。

ただ私は個人の嗜好としてアニメは「子供っぽさ」もしくは「子供向き内容」が含まれたものが好きですし、
そういうのがむしろアニメ作品の魅力の一つだと思います。

追加②
上のような文章を書いておいてなんですが、私はちょうど「アニメとか特撮は子供のもの」という偏見と闘っていた世代なんですよね。
昔は中学・高校生、下手すると小学校高学年にもなると「アニメ(当時はテレビ漫画とも言っていた)から卒業しなさい」とか言われるような状況で、
学校でもアニメファンは暗いとかオタクとか言われてコケにされた時代でもあります。
そして、例の宮崎事件が起きてアニメ・特撮ファンの置かれた状況は最悪のものになった事もありました。
高校生以上でアニメ・特撮を見ている人間はオタクとして宮崎のような危険人物として扱われて非常に白い目で見られました。
とあるPC雑誌の相談コーナーに「好きでもない女に好かれて困っています」という相談の回答に「なら、部屋に(うる星やつらの)ラムちゃんのポスターでも貼っておきなさい。怖がってすぐに寄り付かなくなるでしょう」なんて、トンデモない回答があったような状況でした。

その反発心から「アニメは大人の鑑賞にも耐えるものだ。もっと大人向けのアニメを増やして欲しい」と私達は思ったものです。
そして、大人向けのアニメが当たり前になってきて、大人でも特撮やアニメを見る事を白眼視されなくなった今の時代になって、ふと「子供向けの要素があるアニメはやはり面白いし楽しかったな」と今になって思いだしたわけです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21
ネタバレ

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ファンを意識した作り

先日最終回をむかえましたね。
あまり評判が良くないようでしたが、自分は毎週楽しみで観てました。そもそもストーリー性なんてZ中盤あたりから、インフレが加速するだけに映るくらいでしたし、それでいいんだと思いますwこの世界観に浸っていたい、ずっと悟空さんたちを観ていたいと思わされている自分がいます。

鳥山氏より、とよたろうさんが協力体制で描かれた本作。漫画もあるようですが、かなり今風にアレンジしているドラゴンボールになっていると感じました。未来のトランクスが出ることからしかり、そこでの未来悟飯との紹介エピや、現在の悟飯との絡みも、ファンを意識した作りになっていましたし、悟飯においてはアルティメット状態の人気を把握し、それを採用するといったところまででありました。

悟空とベジータがウィスに修行をつけてもらった際に新しい道着に変わりましたが、不評ですぐ戻ったのもありましたねwピッコロさんは保護者に磨きがかかっていたり、ヤムチャは無茶ばかりというか武道家じゃねーしw


言い出したらキリがないのですが、自分は最終回を観終わった後、youtubeで海外の人が本作を観ている動画を観ていました。一緒の作品で通じ合うのは、感動するものでしたし海外ウケも考えてらっしゃる。どこで盛り上がり、どこで感動するのかのリアクションが皆さん分かりやすい。制作側が意図したことも割と分かりやすかったりするので、杞憂ではないのが分かるのは気持ちが良い。{netabare}~17号やフリーザの活躍であったり、ラストの悟空とベジータの構えも、意識していましたし、{/netabare}原作をリスペクトしていて良い感じでしたっす!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19
ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

戦闘力がインフレしない(?)ドラゴンボール

観終わった方へ…長い間お疲れ様でした!

2015年7月5日から始まった本作ドラゴンボール超ですが、やっとこさ2018年3月25日をもって無事に完結いたしました。

文句を言いつつも、なんだかんだ最後まで楽しく観れたのも、悟空たちキャラクターの魅力ゆえでしょうか…。

簡単な感想{netabare}

正直、文句を言いたくなる部分はありました。
いや、むしろ文句を言いたくなる部分ばかりの作品でした。

特に序盤の「破壊神ビルス編」「フリーザ復活編」の質の低さ…。
映画をただ引き延ばしているストーリーに、迫力のない作画…。正直、映画も楽しくなかったんですが、それを更に劣化させて提供されても…。

多くのファンもこのあたりで見限ってしまったかもしれません。(仕方ない
と思います)
「ドラゴンボール」というメジャーな看板背負っているだけに、もう少し作画頑張れよ…なんて思ったり。

ただ、そのあとの「破壊神シャンパ編」や「未来トランクス編」辺りから熱い戦闘シーンや展開も出てきて、最後の「宇宙サバイバル編」の「力の大会」の頃には作画も完全に回復し、面白さもぐんっと上がった感じがします。

(迫力のある戦闘が多かった「力の大会」も、無駄は多かった気がします。登場キャラ1/3ぐらいで良かったかと…。退屈な回が多すぎました…。そもそもジレンほどの強キャラがいると、ほとんどのキャラの存在は”無駄”になってしまいますけどね…。)

最後のジレンとの戦闘は特に迫力がありました。フリーザと悟空の熱い共闘の中にジレンが持てずにいた「信頼」を意識するシーンは少し感動しました。何度も拳を交えたが故に生まれていた信頼。まさか悟空とフリーザの共闘の中でそういったものを見せてくるとは予想しておりませんでした…。(フリーザはどうせ裏切るだろって思ってました笑)

しかしジレンは絶望的に強かった…。勝てるビジョンが浮かばなかった中盤は、「亀仙人か天津飯辺りをジレンにぶん投げて殺させる以外なくね?」なんて外道なことを考えてしまいました…。(殺すと失格になるため。)

{/netabare}

ドラゴンボールの戦闘力のインフレについて{netabare}

個人的にドラゴンボールの魅力は「戦闘力のインフレ」に詰まっていると思っています。
本編のフリーザ編が終わった後、復活してきたフリーザとフリーザの父を一瞬で切り刻んだ未来トランクスだったり、ベジットになることで脅威だった魔人ブウを赤子のように圧倒したり…。
そういう「圧倒的な強さの描写」に憧れた方も多いのではないでしょうか…。

ただ、題名に書いたとおり、本作に関しては、「インフレ要素」が不足していたのが残念でした。
平たく言えば、「超サイヤ人ゴッド」が全然強そうに見えない…青髪ダサい…格好良くない!!(私的な意見)
ノーマル状態でも善戦できる相手に、満を持してゴッドになっても圧倒できなかったり…弱そうな相手にも大苦戦したり…。なんならサイヤ人3のほうが強いんじゃねえか?なんて思ってしまうレベルです…。(勿論ゴッドのほうが強いはずですが。)

ノーマルで戦える相手ならデコピンで殺せる…そういう「インフレ感」や「嘘をつかない戦闘力」がドラゴンボールの醍醐味だと思ってます。
本作を見ていると、戦闘力が原作と比べて全然あてにならないというか…そもそも悟空が出る大会に天津飯や亀仙人が出場しちゃう辺りもおかしいんですが…。

なので「身勝手の極」の回を観て、久々にドラゴンボールだと思いました!
強すぎるジレンとも互角以上に戦える圧倒的な戦闘力…格好いい!
せっかくなら「ゴッド」ももっと格好いい見せ方ができたんじゃないかなぁ…なんて思ってしまいます。
{/netabare}

ともかく、退屈な「映画回」を乗り越えれば、ファンならそれなりに楽しめる回もちらほらあった作品だと思います。

お勧めは難しいですが、なんだかんだ最後まで観て良かったと個人的には思えた作品でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 9

61.6 4 タイムマシンで未来なアニメランキング4位
宇宙ショーへようこそ(アニメ映画)

2010年6月26日
★★★★☆ 3.6 (160)
677人が棚に入れました
村川村は、都会から遠く離れた自然囲まれた土地。夏休みの子供だけの合宿のために小学校に集まった夏紀達5人は、行方不明となったウサギを探すために裏山に足を踏み入れるのだが…。

声優・キャラクター
黒沢ともよ、生月歩花、鵜澤正太郎、松元環季、吉永拓斗、藤原啓治、中尾隆聖、五十嵐麗、小野坂昌也、竹田雅則、宮本充、飯野茉優、江川央生、斎藤千和、伊藤和晃、日髙のり子、銀河万丈、飛田展男

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

インクちゃん可愛い!

R.O.D、かみちゅ!などを作った監督・スタッフによる子供向け劇場作品。
田舎に暮らす5人の小学生が犬型宇宙人ポチと一緒に宇宙人が住むいろいろな惑星に旅をするというお話です。
この世界では、宇宙中でネットワークが築かれていて多種多様の異星人が交流さかんですのに、
地球人だけ、無人島暮らしみたいに本当になにも知らされてないマイノリティなんだなwて思いました。
その理由もちょこっとですが、触れられていますけどね!

月に到着してからのちょっと驚く展開とか、異星人の女の子と仲良くしている場面とか、
いろいろワクワクしながら前半部分は楽しく観ていました。
作画や宇宙関係の美術設定がとてもいいですし、これは隠れた名作かな?と思ってたんですが、
他の人も書いてますが、後半部分になったらパワーダウンしましたねw
悪いことをした連中の掘り下げが不足していますし説明不足ですし
対決の部分とかに、あまり盛り上がりを感じませんでした。

ふたつの友情をテーマにして物語は終盤に向かい、名作になる可能性はありましたが、
シナリオの練り込み不足で、もうひと押しが足りないかな?と思いました。

繰り返すようですが、ポチの故郷に到着するあたりまでは高評価なんですけどねw
本当に惜しい作品でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 30

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ファンシーなキャラクター達と世界感が楽しいです

ある日、宇宙人がやってきました。
「地球の皆さん、頭を良くしてあげましょう。戦争や貧乏も無くなるし、みんな仲良くなれますよ。」と言うのです。
さぁ、この宇宙人の言う事を聞きますか?

◆この作品の概要は・・・
大自然の田舎町で暮らす5人の小学生達が夏休みに体験した出来事。
この5人が、地球に来ていた宇宙人を助けたお礼として、宇宙に招待されるというお話です。

◆この作品の見どころは・・・
ファンシーなキャラクター達と、宇宙の世界感が楽しくワクワクするというところです。
例えるならば子供の頃、科学博物館を訪れた時のような楽しいイメージを思い浮かべて頂けたらと思います。
まず序盤から案内役の宇宙人と出会いますが、その姿にぽか~んとし、またファンシーぶりに笑えます。
そして宇宙へ・・・。
地球からは見れない月の裏側にびっくり!!
そこには我々の知らない様々のファンシーな宇宙人達と世界が待っていました。
遊園地のようなエンターティメントが見て楽しめます。

◆この作品の欠点・・・
残念ながら、後半からシナリオが退屈気味になってしまいました。
余計な悪者を登場させず、最初から最後まで宇宙世界を楽しめるようなエンターティメントの内容の方が良かったのでは?

◆こういう方向けの作品です・・・
この作品は、かなりドラえもんの映画の様なシナリオとキャラクター達で構成されています。
なので、ドラえもんが面白く鑑賞できる人には好まれる作品ではないでしょうか?

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

宇宙人、拾いました。

「ありがとう、おかげで助かりました」

全校生徒たった5人の小さな小学校に通う仲良し5人組は
行方不明となったウサギを探すために裏山に足を踏み入れて、
ミステリーサークルと、傷だらけの犬を目撃し持ち帰る。

手当をして元気になると・・
人の言葉をしゃべる!
二足歩行で人間みたいに歩く!
小学二年生の女の子を「美しい・・」と褒め称えて口説くw
こんなの犬じゃねぇ!・・普通じゃないと・・。

だが、彼は犬・・ではなく宇宙人だったのだ。
{しかも名前はシンプルなポチ。}

ポチは介抱してくれたお礼として
一行は月で修学旅行をすることになった
{羨ましすぎるから私も仲間に入れて欲しい!w}
月では数々の宇宙人、見たことない乗り物やお菓子
地球にもあるファーストフードやコーラもある
{ただし地球で買うより高い}

物語に深く関わるキーワードの
今宇宙で最も注目されている番組「宇宙ショー」を楽しんでる中
月からの地球便がすべて通行禁止になり、帰れなくなってしまう・・。

帰れない。修学・・襲愕旅行(;゚Д゚)!
月でアルバイト
{netabare}
特急に乗るため一行は乗車料をバイトして稼ぐことに・・

良いなぁ。
私も月でバイトした~い!!(笑)
地球にもある宅急便、ベビーシッター
ピザの配達、アイドル、メカニック系なんでもアリ!!
今やってる仕事?そんなの放って月へ行く!w
{何て言って責任感強くて出来ないw}
{/netabare}

136分・・2時間弱あるのでとても長いです。

前半ジャングルジムごと月へワープするのとか
銀河鉄道の夜を思い出すような宇宙を駆ける列車
月を旅行したり別の惑星に行ったり
宇宙人の友達が出来たりとか
大人になると忙しさの中忘れちゃったような
子供の頃の夢とか詰まっていて見ながら
良いなーと思いながら観てました。

ポチ、かっこいいよポチ
{netabare}
ポチが初登場の頃から
犬にしてはイケメンすぎる声だな・・と一目惚れ(笑)
7歳に対して「あまねさん」と敬語なところと
本気で口説いちゃうところとか
実は教授なとことか好きすぎるw

最後あまねちゃんがポチにちゅーして
ポチがめっちゃ照れてるのが可愛い!
「いつかあまねさんを迎えに行く」
と言っちゃうところが素敵!
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22

73.5 5 タイムマシンで未来なアニメランキング5位
機動戦艦ナデシコ The prince of darkness(アニメ映画)

1998年8月8日
★★★★☆ 3.9 (436)
2167人が棚に入れました
先の戦争終結より3年が経った西暦2201年。地球と木星間に和平(休戦条約)が結ばれ、人類は再び一つになろうとしていた。そんな中、ボソンジャンプを新たな交通手段として使用する計画「ヒサゴプラン」のコロニーが次々と襲撃される事件が発生する。連合宇宙軍ナデシコB艦長ホシノ・ルリ少佐は、事件調査のためターミナルコロニー「アマテラス」へ向かうが……。

声優・キャラクター
南央美、うえだゆうじ、桑島法子、日髙のり子、三木眞一郎、伊藤健太郎、高野直子、岡本麻弥、飛田展男、小杉十郎太、小野健一、横山智佐、菊池志穂、長沢美樹、置鮎龍太郎、松井菜桜子、大谷育江、一城みゆ希、山寺宏一、仲間由紀恵

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

テレビ放送編から5年…状況は大きく変化していました

この作品はTVアニメ版の続編に位置する作品です。物語の内容に繋がりがあるので、TVアニメ編を未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

火星での壮絶なラストから5年…物語は突飛なところから始まります。
ミスマル・ユリカの父が墓前の前でお墓に向かって話しかけているのですが、その相手が何とTVアニメ版の主人公とメインヒロインだったアキトとユリカなんです。

メインキャストを序盤でバッサリって…頭の中は?マークでいっぱいになりました。
「どんな展開になっていくんだろう…」
と思っていた矢先にナデシコが登場するのですが…艦長はなんと電脳美少女のホシノ・ルリだったんです。

ルリちゃんは16歳になっていました。
世間では「史上最年少の天才美少女艦長」と呼ばれており、大人から子供までもが知っている人気ぶりなんだとか…
そしてこの劇場版は彼女を中心に物語が動いていく事となります。

TVアニメ版のナデシコの乗組員は個性派揃いでしたが、憎めない人たちばかりでした。
劇場版で見たかったのはみんなの勇姿…けれども蓋を開けてみると当時の面影は僅かにしか残っておらず、みんな地球でバラバラになってしまっていたんです。

「ナデシコに乗り込む」という事は、危険に向かって自ら進んで行く事…
だから地球上で危険と隣り合わせではない普通の生活を臨んでも構わない訳ですし、自分がその立場なら間違いなく安全を取ると思います。

でも、全員が安全を選択したかというと必ずしもそうではありません。
ナデシコの新艦長であるルリちゃんが良い例です。
彼女はナデシコを自分の居場所とし、メインコンピューターである「オモイカネ」との繋がりをとても大切にしていました。
それにオモイカネも相変わらず茶目っ気タップリで応えています。

変わる事は決して悪い事ではありません。けれど、変わらない事を選択する勇気も大切だと思います。
彼女が変わらずナデシコに自分の身を置いているのは、この場所を守りたかったから…
アキトがいて…ユリカ艦長とみんなと過ごした大切な場所だから…
自分を変えてくれた場所だから…

改めて考えてみると、ナデシコに乗り続ける理由ってたくさんあるように思います。
自分の意思でそれを忠実に実行しているルリちゃんを見ていると本当に彼女は変わったんだなぁ…と思いました。

一方、物語の方は謎のコードネーム「OTIKA」がコンピューター上に表示されてから予想外の方向に転がり始めます。
ここで感じるのは5年の歳月がもたらした傷の深さ…だったと思います。

絶対変わりたくなかった…だけど変えられて…もう戻れなくなった…
時間の使い方は自分で決める…そんな当たり前の事すらできなくなった…
途切れない思いと行き場を失った思いが交錯する…答えなんて出せないくせに…

そしてルリちゃんは呼びかけます…
旧ナデシコ乗組員はその呼びかけにどう応えるのか…気になる方は本編でご確認下さい。

約80分の作品でした。ラストも綺麗な纏まっていたと思いますが、個人的にはそこまで綺麗に纏めなくても…と思ったのも事実です。
でもルリルリの衝撃発言や続編を示唆する伏線がたくさん残されています。
絶対続編を期待させる展開なのに…
大人の複雑な事情が色々あるようですが、続編が決まったらファンが大喜びする事間違いなしの作品だと思いました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 18
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

アキトはどこへ行きたいの~?

七人の侍のように
散り散りになったナデシコクルー達が集結する展開

小説版「角川スニーカー文庫 機動戦艦ナデシコ ルリの航海日誌」でアキトとユリカがテレビ放送の最終回で拘束された後に、2人でラーメンの屋台をルリちゃんと一緒にはじめる話は心の底から祝福をしました
{netabare}
しかし、最後の最後で新婚旅行に向かった二人の乗る旅客機が事故という鬱展開
そのため、メディアミックス小説が発売した後の劇場版は救いでした
{/netabare}

後の木星とのパワーバランスや、本編で気になっていたこと
ある種、国家反逆罪ともいえるネルガルの暴走にどういう制裁があったか
クルー達の再就職先など、解決してスッキリした部分も多く
小説での起承転結の「起」から劇場版の「承」「転」を観て、一応の「結」を見せつつ後を想像させるような
制作側の意図に乗れたファンなら結構納得できた劇場版だったでしょう

ただ不評も多く、ハッピーエンド以外望んでいないファンや、小説版を踏まえた上でのメディアミックス展開が裏目に出て賛否が飛び交いました。作画も演出もテレビ放送とは比べ物にならない凝りようで、賛否も出ず、続編をあの時代にスムーズに出せていればと悔やまれる。確実に賛否の部分でプロジェクトが停滞してしまったでしょうから、業界がまだチャレンジングな時期に出せなかったのは勿体ない

銭湯のシーンや電車でのシーンなど、劇場らしい、シーン先行の印象深い場面が良く
劇場版単体で観ても意外といけんじゃないかって思っています

もし今からナデシコ観るって方は、先にコッチを観るのもありですね

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

なにげに仲間由紀恵が出演しているロボットアニメ

美少女ギャルゲー+ロボットアニメと、オタクの好きなものと好きなものを掛け合わせましたといった感じの90年代ロボットアニメ。今度、スパロボに参戦するclampの「レイアース」と同期です。

基本的には「トップをねらえ」序盤のアニメパロディ中心で、TV版では敵対する木星人のバイブルが熱血ロボットアニメという設定は今だと失笑ものですが、まあ良いでしょう。

しかしながら、劇場版はある程度ダークでシリアスな方向に舵を切り、主人公の性格、容姿が完全に様変わりしているところが面白いところでもあります。

あと、メカニックデザインが今回は秀逸。「黒い幽霊」ことブラックサレナのデザインは見事だと思います。TV版と見比べるとよりわかりやすいかも。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

70.1 6 タイムマシンで未来なアニメランキング6位
遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENTSIONS(アニメ映画)

2016年5月1日
★★★★★ 4.1 (70)
333人が棚に入れました
原作のアフターエピソードとして、これまで描かれてこなかった謎の部分を描く。そして、海馬もかなり活躍するストーリーとなる。

声優・キャラクター
風間俊介、津田健次郎、花澤香菜、日野聡、齊藤真紀、高橋広樹、菊池英博、竹内順子、松本梨香、林遣都

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

「出でよ!我がしもべ!!ブルゥーゥアイズ!!!ホワイットドラゴンッ!!!!滅ぉびのヴァーストッストリィーゥンムッ!!!!!」

津田健次郎さんホント喉が千切れるんじゃないんだろうかって熱演ありがとうございましたwww


原作スタート20周年記念(そして完結からは11年)
原作マンガ『遊戯王』の正当な続編として高橋和希の製作総指揮&キャラデザ(原案)&脚本(共同)&絵コンテ(共同)の下に作られたまさに『遊戯王』真の完結篇
130分の大作です


武藤遊戯とアテム(闇遊戯)の別れから1年
高校卒業を間近に控えていた遊戯達は‟以前からそこに居た”とされるクラスメイト、藍神の存在に違和感を覚える
その一方、アテムとの再戦を渇望する海馬瀬人は地中深く埋没した千年パズルの発掘とパズルの復元に使う‟だけ”の為に作った軌道エレベーターに資本と権力を注ぎ込んでいた
遂に発掘された千年パズルの欠片だったが突如として現れた藍神の妨害に海馬はデュエルで一戦交えることを余儀なくされる
次元領域デュエルと方界モンスターという未知の戦術を駆使する藍神に苦戦していた海馬だったが‟地中に埋没しているオベリスクをドローする”という(物理的な壁を突破した)切り札で形勢逆転するも千年パズルの回収を優先し勝負を預けることとなった
しかし藍神は咄嗟に千年パズルを二欠けらだけを持ち去ったことでパズルの完成を阻む
そして自宅で友人達を待っていた遊戯の前にはセラと名乗る少女が現れ、千年パズルの一欠けらだけを残して消える
城之内達の目前で本性を露わにした藍神は城之内を異次元に飛ばし、千年リングに操られていた頃の獏良の記憶を呼び覚まし、復讐と称して獏良を手に掛けようとする・・・
藍神の正体とは?
獏良との因縁とは?
アテムは本当に復活するのか?
千年パズルのピースを廻って海馬スタジアムに集った遊戯、藍神、海馬による三つ巴の決戦の火蓋が切って落とされる!


藍神について触れるとネタバレになってしまうのですがお話自体はマルチバース理論、つまり「我々が生きている宇宙とは別に、並行して存在する別の宇宙がある」という理論に基づいてお話が進みます
ですから今作、近年のアニメ映画では稀に観る‟ハードSF”になってます
あまりSFがお好きでない方には退屈な、逆にSFアニメとしては傑作と呼んでいいと思います
集合意識体となって次元を超越しようとするプラナは現代社会で言うところのSNSに置き換えられますし、藍神の暴走はそのまんまSNSに依存することへの警鐘と捉えれます
その一方で、遊戯達は仲間の旅立ちや自身の卒業をも笑顔で見送ることに拘っていて、これは遊戯達が【自立】を目指していることを示し、同時にSNSのような存在へ身を寄せすぎる事へのアンチテーゼとして機能しています
すごく良く出来たお話ですb


また、原作で獏良との関係性があることを仄めかしておきながら素性を明かさぬままだったシャーディーがキーパーソンとして登場するのでこの映画自体が原作を補完していたりします


技術論的に注目したいのは、まず作監が加々美高浩(かがみん)ってことでしょうw
テレビシリーズ放送終了後も動画サイト等で度々話題にされていたかがみんの作画
2010年に公開された『GX』&『5D's』とのクロスオーバー映画でもその才能を(主に顔芸で)いかんなく発揮しておりましたが、今作でも【暴走】とも呼ぶべき作画を披露しています
歪んだパース、極太のアウトライン、そしてまさか動画サイト等で散々騒がれていた城之内の【A G O】と称される変顔をサラッと劇場版の大舞台でやってのけるのはかがみんしかいませんね
(一度は監督に止められたそうですw)
何気に本田と一緒に杏子も変な顔してるのがポイントです


次にデュエルで活躍するモンスター達
藍神が用いる一つ目の意匠と海洋軟体生物のような不気味さで統一された方界モンスターは完全新作でもあるため、高橋先生原案の「方界超帝インディオラ・デス・ボルト」をベースに反田誠二がデザインを手掛けており主に3DCGで描かれています
一方で遊戯と海馬が用いるモンスターは原作でもお馴染みの「ブラック・マジシャン」「ブラック・マジシャン・ガール」「エルフの剣士」そして「青眼の白竜(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)」
これらは作画で描かれていたり、CGだったり、エフェクトだけ手描きだったりと原作の味を残した形で表現されています
デザインそのものも色彩設計を含めて高橋先生監修の下に修正されていたりします


さらに、原作に登場した名カードの派生系や進化系が新カードとしていくつも登場します
暗黒騎士ガイア→「暗黒騎士ガイアロード」
クリボー→「クリアクリボー」
破滅竜ガンドラ→「破滅竜ガンドラX(クロス)」
光の護封剣→「光の護封霊剣」
といった感じでこれはもうファン感涙でしょう
個人的にはブラック・マジシャン・ガールがその派生系と共にいっぱい出て来て海馬をおちょくるかのようなコンボを決める戦闘シーンはとても面白かったです
遊戯は真顔でアレをやるってのがもう鬼ですよなw


そしてなんといっても【社長の嫁】ことブルーアイズですね
‟ブルーアイズ系だけでなんと4体”も出てきます(爆)
もうブルーアイズで出来ることは全て出し尽した感すらあります
特に男性的な巨体に凶悪さを感じさせる刺々しいフォルムの「ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン」と、その対極とも言える女性的な曲線美に天使の様な翼があしらわれた神々しい「ディープアイズ・ホワイト・ドラゴン」は観どころ
コレを全部考えた高橋先生には感服いたしますm(__)m
デザインもさることながらCGで描かれるブルーアイズ迫力の勇姿も是非注目していただきたいです


音楽は池頼広の新作サントラをメインに、『デュエルモンスターズ』の光宗信吉や『ZEXALⅡ』の中村和宏がそれぞれ手掛けたサントラも効果的に用いられ近未来都市とエジプトを行き来する世界観、そしてデュエルの興奮を演出しています
特に『デュエルモンスターズ』のサントラは傑作なだけあって「ココでこの曲かぁーっ!」って興奮に思わず手に汗握ってましたね
エンドロールを飾るのはタイアップやアニソンではなくイギリスのオルタナ系バンド、THE EDEN HOUSEが2009年に発表したアルバムからTO BELIEVE IN SOMETHINGという楽曲がチョイスされました
静けさから沸き立つような高揚感のあるベースと哀愁を漂わせるボーカルが引き立てるエピックなストリングスのナンバーです
高橋先生の趣味?なのでしょうか?
コレ凄くかっこいい上に遊戯達の心情に沿ったメッセージ性もあってナイスセレクト過ぎて本当に‟泣きましたわ”


最後はやはり再集結した声優さん達の演技ですよ
声優初挑戦の林遣都や新キャストの花澤香菜ももちろん褒め称えたいところですが、やはり風間俊介、津田健次郎、松本梨香といった当時のまま・・・いやむしろ数倍に気合の入った方々の熱演ですよ
特にツダケンさんはやばい
先の地中からオベリスクを引き抜くシーンはかがみんが手掛けた大リーグボール投げそうな原画と相まって「ト゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ル゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ーーーーー!!!!!」って叫ぶ社長に笑いと嬉し涙と畏怖に背筋がゾクゾクきましたw
さらに「ム゛ォ゛ン゛スタァ゛ではな゛い゛っ゛!!!!!ネ申゛た゛っ゛!!!!!」で失禁寸前にw


この映画、物語の軸になっているのは藍神の復讐心なんだけど、結局全ての原動力となっているのは【社長がアテムと会いたい】って一心なんですよねw
おまえどんだけアテム好きなんだよ!って少し冷静に観ると‟トンデモナイ馬鹿映画”なのがよくわかります
社長がラストシークエンスで取った行動は感動した人もいたでしょうがヤンデレもとうとうココまでキタかと、ただのキ○ガイに映った人も少なからずいたでしょうw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 5
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

Ka-I-Ba!

劇場で視聴。
遊戯王シリーズについての知識は、DMとGXを視聴済み。DM時代に多少カードを集めていた程度。
{netabare}
アテムとデュエルがしたかった社長が、ファラオ復活の為にKCの総力を結集して、千年パズルの発掘、そして組み上げに着手する。
それを阻止すべく立ち向かう新キャラ、そしてファラオの拠り所となる遊戯とのデュエル…
結局、ファラオ復活には至らなかった海馬はアテムに会うため冥界へ旅立つ。
という、どんだけアテムが大好きなんだよwwってストーリー

海馬が好きな人は必見。
それ以外の人は草を生やしながらみればいいと思う。
正直、デュエル内容が急ぎ早のご都合展開過ぎて、手札の読み合い等の緊張感が無かったし、ストーリー自体も単純で、内容が先読み出過ぎてしまうのが残念。
逆に、とにかく手数の短いバトルで収まる様に無駄の無いバトルが繰り広げられている見方や、期待を全く裏切らないストーリー展開という見方をすれば、長所にもなるか。

1戦目 海馬VSアテム
KCが開発した新デュエルディスクにより、記憶から、アテムの実像を創り出すことに成功。社長は満足出来ない様だったが、とても良いエキシビションでだった!惜しげも無く出てくるブルーアイズ系に、テンションが上がる。
劇場版だから出来るお祭りバトルが面白い。

2戦目 海馬VS藍神
オベリスクの巨神兵を召喚、攻撃‼︎
バカな、モンスターの攻撃は…
オベリスクは神だ‼︎

チートじゃんw
セリフはうろ覚えだから間違ってるかも知れない。
突っ込みどころの多い展開好きだなー

上級モンスターを生贄無しに召喚できるという次元領域デュエルのアイデアナイスですね。バトルの簡略化に貢献している。ただ、気合で攻撃力が上がるという設定が、遊戯も海馬も気合が強すぎて、最大値になってしまっているので、只の難易度低いバトルに成り下がっている気もする。

3戦目 遊戯VS藍神
遊戯は負けるギリギリのライフで相手を油断させておいて、返り討ちにする策略家だなと思った。
普段ならかなりヒヤヒヤする展開なんだが、ストーリー自体が勝って貰わなければ話が進まない造りになってしまっているから、どうせ勝つんでしょ?と思ってしまう。
最後まで諦めないと言ってはいるけれど、最後には起死回生のカードを引き当ててしまう。
もし作戦の内なら、最初から手札完成していた可能性も勘繰ってしまう。

4戦目 遊戯VS海馬
2時間もない上映時間でよく4戦も描いたなと…
視聴しているこちらの体力がギリギリだった。1戦減らせなかったのかな。
衝撃だったのは、海馬のセリフから、海馬は遊戯のことを今まで相手に相応しいデュエリストだと認めていなかったということ。
開始から20年たって動く人間関係、まさに同窓会のようです。


良かったところは
遊戯王を代表するカードを惜しげなく出してくれたこと
海馬VS遊戯(アテム)の頂上決戦が見られたこと
社長のアテムへの執着が大き過ぎてギャグになっていたこと
叫び続ける津田さんの演技
アンズが可愛くなっていた
様々なバトルエフェクトを楽しむことが出来たこと

残念だったところは
物語が単純過ぎて展開が読めてしまったこと
一戦一戦が薄っぺらかったことかな。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 5

すもらー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

これこそが遊戯王

遊戯王20周年記念の作品ですね。

今回の劇場版はあくまでも原作の続きでありアニメシリーズの続きではないのでそのつもりで見てください。

遊戯王はホントに色々設定がぶっ飛んでいてホントにカードゲームのアニメなのかと思う時がありますね笑そこがいいところなんですけど。今回も海馬はぶっ飛んでいました。やっぱり海馬は頭良すぎて馬鹿ですね笑

デュエルの方は遊戯があんなことをしたり海馬が再びあのカードを召喚したりライフが8000だったり次元領域デュエルというこの作品オリジナルのルールのデュエルをしたりとやっぱり遊戯王らしい映画になっていました。


ホントにお祭りという感覚で見てくれればいいと思います。少年時代遊戯王で育った皆さんならきっとついていけるはず!笑楽しんでください。

劇場版遊戯王THE DARK SIDE OF DIMENSIONS

是非見てください。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 5

70.2 7 タイムマシンで未来なアニメランキング7位
STAND BY ME ドラえもん 2(アニメ映画)

2020年11月20日
★★★★☆ 3.8 (17)
75人が棚に入れました
22世紀から来たネコ型ロボット・ドラえもん。ドラえもんとのび太が一緒にいるのが日常になった<現在>のある日、のび太は部屋でくまのぬいぐるみを見つける。それは幼稚園の頃に亡くなってしまったおばあちゃんが繕ってくれた、大切な思い出の品だった。大好きだったおばあちゃんを思い出し、涙が止まらなくなったのび太は、タイムマシンでおばあちゃんに会いに行きたいと提案する。反対するドラえもんだったが、直接会わずに様子を見たらすぐ帰ることを条件に、のび太が3歳だった<過去>へ出発!会いたい気持ちを抑え、陰からこっそり見ていたのび太だったが、ひょんなことから、おばあちゃんに見つかってしまう!小学生になったのび太の姿を見て驚きつつ、あの頃と同じく優しく受け入れてくれるおばあちゃん。すると、「のびちゃんのお嫁さんをひと目見たくなっちゃった」とふとつぶやくのだった。大好きなおばあちゃんの願いを叶えるため、<過去>、<現在>、そして<未来>を舞台に、ドラえもんとのび太の大冒険が始まる―――!!果たして、のび太は無事に未来のお嫁さんをおばあちゃんに見せてあげられるのか?

声優・キャラクター
水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一、宮本信子、妻夫木聡

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

全ては、プリンスメロンホテルで叶えられる、一つの願いのために!

 おそらく多くの人に知られている、のび太のおばあちゃんに会いに行く話、のび太の結婚式、のび太誕生の話などを一つのつながりとして、うまくまとめたお話だったです。

 この3DCGアニメは、3Dでないのび太達と違い表情動作、手といい、まるで生きているような感じがしたです。ただ、再会した時のおばぁちゃんの動きがぎこちない感じがしたけど・・だったです。

 今の声優さんでなかったとき、今回のようなつながりでなく、個別で完結しているのをやや思い起こすです。
 冒頭から、現在、幼かったころ、大人とのび太の弱虫でわがままな一面が、らしさを見せてくれたと思うです。
序盤でのび太の身に何が起きていたのかは、見ていけばわかるようになっていたです。

 背景の風景なども非現実であっても、どこかリアルなところに、自分が幼いころ見た当時とは比較できないほど、洗練されていたです。秘密道具、タイムマシンなど、かなり精密に描かれていたです。

 大人ののび太と現在ののび太を見ていると、イライラしてくるけどそれが、のび太なんだなぁと思うです。これは、ドラえもんも大変です。

 トラブルがありながらも、都合よく過去はのび太とドラえもんしか、直接確認することができないけど、彼らだからこそ改めて気づかされる、自分があることを改めて知ることができたお話だったです。

 終盤の光景は、一つの願いのための現在ののび太による、私の記憶にない大人ののび太へのサプライズを見たです。最後は、見覚えのあるようならしい終わり方だったです。のび太の結論に注目です。「これで、いいのだ!」です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 5

てっく さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「おばぁちゃん(おじぃちゃん)」という絶対的な温かさ

友人の子供に誘われ?(笑)、映画館へ足を運ぶことに。
視聴したのは公開3日目くらいだっと思いますが、鬼滅熱が冷めない中での公開ともあって休日にも関わらず5組ほどしか居ませんでした。
記憶の中でのドラえもん映画の劇場は「人がいっぱい」というイメージだったので、何か寂しい気持ちと世間の流れを感じた瞬間でもあった。

恥ずかしながら、STAND BY ME1を観ておらず3Dドラえもんは初視聴だったのでその辺りは新鮮でした。
ストーリーとしては、現代(小学生のび太)ののび太の「おばぁちゃんの願いを叶えたい」という思いから、タイムマシーンで過去に行ったり未来に行ったり。
その中で、未来の誰かの想いや過去の誰かの願いを知り奮闘するストーリーでした。
「ドラえもんらしさ」という意味では、いつものドラえもんでしたが、子供目線で観るには、少し複雑さが混乱を招く。
そんな印象を受けた作品。

だけど、純粋に「ドラえもん」を楽しんで欲しい。そんな作品でもあったと思う。

ジャイアン。(スネ夫も)
本当はのび太が大好きでかけがえのない『仲間』なんだと言う事を再認識させてくれる演出も。。。涙
分かってた。分かってたけどホロッとさせられるシーンでした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 3

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

需要がない

視聴前 見たくないよ~

視聴後 はぁ

私は1に連れてこられた友達にまた無理やり(今回は半ば強制ではなく完全強制)連れてこられました。見たきゃ一人で見ればいいのに、と思うのでsがドラえもんだけは友達と見たいらしいです。私の数少ない友人の一人なので大切にしますが、さすがに今回は揺るぎましたよ。

さて内容ですが。端的に言って最低です。
アホほどつまらない脚本と鬼ほどイラつくキャラ。本気で制作陣を殴りたくなりました。
序盤中盤終盤と全体的に惰性的な展開で、序破急もテキトー。盛り上がりも悪く、シリアス部分(と呼べるか微妙なほど弱い)とコメディシーンの使いわけが不十分。締めが悪く、終わった感じがしない。まだ続くというよりは小学生の作文の終わり方に似ている(この感覚伝われ)。
前作はまだ「ほらここ泣けるでしょ?泣いてもいいのよ?」と言っているような幼稚な感動シーンがあったのですが、本作に関してはどこが感動場面なのかまっっっっっっっっっっっっっっっったく分かりません。どこ?

さらにはキャラ。以前はガキと無能機械がわめていただけだったのですが、本作では成長したのび太がクズ過ぎました。本当に無理。しずかちゃんも前作の雪山のが全盛期です。それ以外は正直微妙です。ただただ可哀想。

前作の需要は「ドラえもんがフル3DCGで動いている」という需要が成り立っていましたが本作の需要とは?なくない?制作陣はアホなん?

監督は八木竜一さんと山崎貴さん。
脚本は山崎貴さん。
劇伴は佐藤直紀さん。
アニメ制作はシンエイ動画さんと白組さんとROBOTさん。

作画は知らん。
主題歌は石崎ひゅーいさん作詞曲、トオミヨウさん編曲、菅田将暉さん歌唱の「虹」

総合評価 需要なし

投稿 : 2024/11/09
♥ : 1
ページの先頭へ