タイトルマッチで友情なTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のタイトルマッチで友情な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月01日の時点で一番のタイトルマッチで友情なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

64.3 1 タイトルマッチで友情なアニメランキング1位
はじめの一歩 Rising(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (203)
976人が棚に入れました
2000年~2002年放送の第1期では、いじめられっ子だった一歩が、プロボクサー・鷹村守との出会いをきっかけに鴨川ボクシングジムへ入門。仲間に支えられ、数々のライバルとの闘いを経て、日本フェザー級チャンピオンの座を勝ち取るまでを描いた。
2009年放送の第2期「New Challenger」では、日本フェザー級のチャンピオンベルトを勝ち取った一歩が、さらなる目標に向かって熱い戦いを展開。一歩の永遠のライバル・宮田一郎は、日本王座に就いた一歩と並ぶために、東洋太平洋タイトルマッチに挑戦。同じジムの大先輩である鷹村は、待望の世界戦にて、野生的な戦闘スタイルの強豪、ブライアン・ホークとの凄まじい死闘の末、見事世界王座を獲得した。
そして2013年... 待望の新シリーズへ!

声優・キャラクター
喜安浩平、小山力也、高木渉、藤原啓治、浪川大輔、関智一、小野坂昌也、田中正彦、相沢まさき、小林ゆう、篠原恵美、津田匠子、飯塚昭三、林沙織、江川央生、阪口周平、三木眞一郎、木内秀信、永井一郎、真殿光昭、てらそままさき、勝生真沙子
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

拳で語るということ。

最近熱い作品を観ていないなと思い、観ました。

はじめの一歩は原作をちょろっと読んだ程度です。
あまり知りません。

なので、内容とかけ離れた感想になっている可能性もあります。ご了承ください。。



この作品はボクシングがテーマです。

彼らは皆、自身の夢のため・希望のため拳を振るって闘います。

心と心のぶつかり合い。ひるんだ方の負けです。

彼らの強さはパンチ力でも体力でもなく、折れない心でしょう。

言葉では多くを語らず、相手と拳で語り合うことでお互いの意志を感じ取り、競い合う。

最後まで自分の心を信じ続けて、上へ上へと登っていく。

その生きざまは美しいものです。



ただ、観ていて思ったこと。

拳に想いを込める、ぶつけることでしか自身の心を表すことができない彼らはとても不器用だということです。

もっとたくさん、私達には想いを伝える方法や願いを叶える術はあるのに、彼らは拳でしかそのやり方を知らない。

そうやって生きてきたのが彼らなのだと感じました。

その生き方はある意味で、孤独な道。


闘いの興奮と勝利の余韻を感じる中で、寂しいような気持ちも残りました。


漢(おとこ)達のドラマは胸をうちます。
激しいバトルは胸が踊ります。

でも何故か、男の性(さが)というものにやるせなさも感じてしまうのです。

僕は彼らのような生き方は出来ないし、真似しようとも思いません。

ただ同じように、燃え尽きるほど心熱く生きようと思いました。



最終決戦がとても熱くて燃えたので、個別に感想載せます。
{netabare}
DVDのアオリに『原作ファン待望のエピソード!』などと書いてあったので期待して観ました。

僕は原作ファンではありませんが、確かにこれは凄いです。


大ベテランの鴨川と猫田の若き日、戦後まもなくの日本での拳闘の物語。


この二人は正に古き大和魂を持った日本男児でしたね。

普段は飄々とした態度の猫田が、リングの上では闘志をまとった戦士になる瞬間に痺れました。

彼が命を賭してアンダーソンに臨んだ文字通りの死闘。
正直鴨川の闘いより素晴らしく感じました。

ハンディキャップを負ってなお、闘いを挑もうとする。愛しの女性のため想いを届けようとする。
その拳に感動しました。


その猫田の想いを継いで、いやむしろ想いを越えてアンダーソンに闘いを挑んだ鴨川。

彼はとても不器用ですね。突っ込んで真正面から殴ることしか知らない。

しかし最後の最後、一騎討ちで肉を斬らせて骨を断つがごとくの強烈なパンチは凄かった。

あんな巨人をたった二発で倒してしまうなんて。

作画から、音から伝わる迫力と気迫は最高潮でした。


それから、アンダーソンが単なる悪役でなくやはり一人の拳を愛する男であったことが救いでした。

勧善懲悪の物語ではなく、ただひたすらに拳闘の物語として終わることができて良かった。
{/netabare}


原作未読なので多分感動半減なのかもしれませんが、観て良かったです。

熱さに飢えている方は一度観てみるといいと思います。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

さんちゃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

こんなに面白いと思えるのは私が原作未読だからなのかな

以前、2期の New Challenger の方の感想書いて
ホーク戦以上の試合はもう無いと思って半分惰性で見てた。
沢村もホークとキャラかぶってたし、
一歩と沢村戦も予想通りそのまんまホーク戦のの流用って感じだった。
鷹村vsイーグル戦もイーグルが良い人過ぎて盛り上がりに欠けてたから
Rising の方の感想は書こうと思ったのですが、最終話付近で化けてくれました。

私のようにスポ根アニメ好きは EP22~EP25 の
鴨川会長と猫田さんの過去の話だけは必見。
はじめの一歩を今まで見たこと無かった人でも内容は分かるような
構成になっています。

(多分)第二次世界大戦後の日本の世界で、アンダーソン軍曹という
悪役アメリカ人を鴨川会長と猫田さんがボクシングで倒す物語。
試合結果は、見ている途中で分かるから言っちゃうし、感動ポイントは
そこじゃないので、これだけは書いておきます。

見所はまさに、試合結果が分かっても面白かった迫真の試合。
見終わってから興奮が止まない。

鴨川会長の一撃必殺の拳が炸裂する瞬間がもう最高だった。

気を失うな、目を見開け!来るぞ!右が来る!腹がガラ空きになる!打てえええぇぇぇぇ!!

ってシーンがもうドキドキだった♪
もう後が無い、起死回生・千載一遇のチャンスに自然と拳を握ってしまった。
そして、アンダーソン軍曹のわき腹に鴨川会長の拳が突き刺さると、
むごいけど凄過ぎて、思わずハハハと笑い声が漏れそうなほどニヤけてしまった。

魔力や超能力に頼ったものではない、綺麗と懸け離れた只管ドロ臭い火事場の馬鹿力は
あり得ないけどあり得そうな人間の未知の力を錯覚して、感覚として分かりやすい
爽快を伝えてきますね。

ユキさん、鴨川会長、猫田さんの三角関係も何気に良かった。
…これ以上はネタばれになってしまう。
本当に良かった。
ただの宣伝っぽいですがもう一度書いておきます、EP22~EP25は良い!

私は原作未読だし、熱狂的なはじめの一歩信者という訳では無いのですが、
面白いアニメのあり方っていうのがまさに詰まってますね。
猫田さんの語尾の「だにだに」いう台詞が鼻にさえつかなければ、
2時間程度のボクシングアニメ映画として見れるはず。

熱い。
それに尽きるので、ぎゃああ、とか、はひぃぃって感想に集約されますが
面白いんだから、それだけで十分かなって思います。

声優さんの演技も素晴らしかった。
STEINS;GATEの岡りんこと、宮野真守さんも個人的には嵌ってた。
おじいちゃんバージョンの猫田を演じてた永井一郎さんが他界してしまって
途中声が変わってしまった事が残念だったけど、天国にこの一視聴者の感動が
少しでも届けばいいな。

お陰でちょっと溜まった疲労が、一気に吹き飛びました。
もうはじめの一歩は打ち止めでしょう?!
アニメ版、もうこれ以上の盛り上がりは無いでしょう?!
4期あるならまた見てしまいそうだけど、ど、どうなんですかねぇ。
これだけ面白かったらまた期待しちゃいそうです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 20

やっぱり!!のり塩 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

私的スポコン模範作品★

■評価
テーマ性    :★★★☆  3.5
スポコン度   :★★★★☆ 4.5
燃える度    :★★★★  4.0
原作忠実度   :★★★   3.0
おススメ度   :★★★★  3.8

■ストーリー
漁師の父を持つ一歩は幼少期から強い父に憧れを持っていたが
不慮の事故により父が他界してしまう。それでも一歩は亡き父に
強い男になる事を約束し、母親そして鴨川ジムの仲間と共に
ボクシング世界チャンピオンを目指すことになる。
本作は日本フェザー級チャンピオンとなった一歩の防衛戦(vs沢村)、
そして一歩をボクシング界に引きずり込んだ鷹村守の二冠を狙う
世界ミドル級チャンピオン戦(vsイーグル)の二本を軸にしたストーリー

■感想
原作は島袋戦までは既読です。
また本作は原作を知らない方が楽しめるでしょう。
知っていると色々とカットされているシーンに気付いてしまい
少し残念に思うところがあると思います。
島袋戦はダイジェストにしすぎだと思います・・・もっと激アツだった気が?

はじめの一歩という作品は私の中ではスポコンの王道という
イメージでいますが、本作はまさにその通りの仕上がりです。
スポコンだけにテーマも分かりやすく『努力・不屈・家族愛』
といったベタベタなものだと思います。
しかし、ベタベタでも人をムキにさせ引き込む魅力が本作にはあり、
一戦一戦の白熱した試合展開や緊張感、そしてキャラの心理描写は
非常に分かりやすく胸を熱くするストーリーです。
一に努力、二に努力、三に努力、本作では各キャラの努力が成就する
姿を大いに堪能して頂きたいと思います。また下品ですが笑ってしまう
ギャグもあり、あまり堅苦しくないのも魅力です。

また試合での描写はいささかオーバーとも取れる演出もありますが
実際のボクサー目線でみれば、相手のジャブが弾丸の様に飛んできたり
ココナッツの実でぶん殴られた様な錯覚を覚える事もありえるので
適切な演出だと思います。特に『The Finisher』という名のBGMと
本作の演出は非常にあいますね。腹の底から力が沸いて来る気がします。

最後に現実世界では嫌味で強欲な者が勝者として君臨し、努力が
報われる可能性はそうは高くはないですが、それでも本作は人の
日々培った地力を発揮する姿を清々しく描いた模範的なスポコン作品
だと思います。王道ですがスポコン好きの方には大いにおススメします。

余談:鷹村はリーゼントじゃないほうがイケ麺な気が・・・。

ご拝読有り難うございました。
アニメって本当に良いもんですねぇぇぇ。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9

77.2 2 タイトルマッチで友情なアニメランキング2位
あしたのジョー2(TVアニメ動画)

1980年秋アニメ
★★★★★ 4.2 (158)
792人が棚に入れました
力石徹の死後、逃げるようにリングを離れ、街から街へ流れ続けた矢吹丈。しかしかつてのライバルたちに出会うことで、再びリングに立つことを決意する。カーロス・リベラ、金 竜飛といった数々の世界ランカーと死闘を繰り広げ、遂にチャンピオンに君臨するホセ・メンドーサとのタイトルマッチにまでたどり着く。ボクシングに青春をかけたハングリーな生き様を描いた不朽の名作。真っ白に燃え尽きる感動のラストシーンは、見る者の心に深い感動を焼き付ける。

声優・キャラクター
あおい輝彦、藤岡重慶、田中エミ、森脇恵、だるま二郎、仲村秀生、白石冬美、堀絢子、渡部猛、小宮山清、中尾隆聖、宮村義人

ace さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

これはもう、何も言うことはない・・・ただ・・・見ろ!!

神アニメ
騙されたと思って見てください
萌えアニメもいいけど、たまにはこういう汗臭いアニメも見ろ!!
神アニメがあるのにこれを見逃すのはもうアニオタではない!!

◯よい

・とにかく中身が良い
前作のレビューでも書いたけど、本当によくできたアニメなんですこれ
やっぱり有名になるのには理由があるんだな・・・と

今では有名アニメは宣伝力ですよ
絵師たちに金渡してpixivで描いてもらってはやらせたり
やたらメディアがプッシュして流行りをつくったり
宣伝がものを言う悲しい、そしてしょーもない時代だ

だがこの「あしたのジョー」というアニメはそういった小細工がなかった時代の本物の傑作
実力1つで世に出た
おもしろくないわけがない!!

・作画
かなりいいです
特に背景はもう1枚の画として飾れるレベル
自分はアニメの作画が良くても悪くても、アニメの評価にはそれほど影響を与えません
アニメそのものの出来と作画の良し悪しは別と捉えてるのでね
無能な作画メンバーのせいでアニメの評価が下がることはあってはならない、と考えているからです
(そもそも一部を除いて現在の作画会社は無能しかいない)

ただし、作画の出来の良し悪しも度を超えると評価にも影響が出る
このアニメは相当良い

・前作のおさらいを10話くらいかけてやる
前作終盤の内容を10話くらいかけてやります
中身が結構変わっている
それも、いい方向に変わっているので、とても良いですね

・やっぱりかっこいいジョー
前作のレビューでもしつこく書きましたね
白木お嬢が「美しいほどに凶暴で精悍な野獣」と評したジョーの野獣性は
今作でも衰え知らず
かっこいいです!!

※精悍(せいかん)・・・荒々しく鋭いさま

・やっぱりかっこいいジョー2
東洋チャンプである金龍飛のマネージャーが徹底調査し、診断する彼の性質

彼は大人の刑務所と大差ないと言われる、特等少年院で
脱走は2度、そして刑務官への抵抗はほとんど出所する前日まで続いたと記録されている
懲罰として独房へ入れられていた日数は98日間もある
私の診断はこうだ

稀に見る自尊心と闘争心、そして、逆境、特に孤独に強いという事だ
丹下氏と出会わなかったとしても、必ずボクサーになっていただろう・・・

・・・とのことです
かっけぇ・・・

・やっぱりかっこいいジョー3
腕を複雑骨折しボクシングを辞める決意をした盟友、西くんを涙ながらに説得するジョーの姿は
胸を打たれるものがある・・・
熱い友情、生涯の友を思う気持ち
素晴らしい

・権藤、けっこう強いwwww
ヤクザ
前作ではジョーに内臓破裂させられるが、書き直しの今作では殴られて
すぐ走れるくらいの軽症で済ませられ
なぜかジョーと奇妙な友情で結ばれるまでになる

ひょんなことからジョーと殴り合いになるも
権藤さん、ジョーとけっこういい勝負し、おまけにジョーをぶん投げ壁をぶち抜く
この頃、ジョーはバンダム級東洋太平洋1位で世界4位という地位にいる
すごくない?www
ジョーが手加減していたとしても、互角の殴り合いって・・・
好きなキャラなので、前作からキャラの地位向上してて嬉しいね

・ジョーくん、詐欺られるwwww
さて、前作で白木お嬢から詐欺を働き10万をパクって少年院に入れられ、
出所後またすぐ金持ちのボンボンを手抜きコーチ代10万を払わせるなど
やたら詐欺するジョーくんですが
今作は逆に30万を詐欺られるwwwwww
いや、ジョーには悪いけど笑ったわ
自分に返ってくるんやなぁ・・・と

◯わるい

・前作を知らないと理解できない
一応、前作を見ていない人向けの簡単な解説みたいなのは出ますが
あれじゃあ全然追いつかないな
前作見ていないと、今作の評価はかなり下がる可能性が高い
前作未視聴で、今作を見るってのはまったくお薦めできない!!
まずは前作を見よう!!

・OPが2本ともダメダメ
なんですかあの手抜きOPは
2本あるんですが2本ともダメダメでした
前作は良かったのに

・意外にメンタルが弱いジョー
対戦相手の壮絶な過去を聞かされ、「こんな壮絶な過去を背負っている男に勝てるわけがない」
と勝手に劣等感を感じ、死にかけるwwww
あれあれあれ?
いや、お前はただただ殴り合いが死ぬほど好きで、相手の職業、立場、過去など
一切関係なかったろ?
なぜ急に相手の過去話にグラグラしだす?
キャラが変わったのかと思った・・・

・完璧な・・・紳士?はぁ?www
ホセ・メンドーサさん
メキシコの世界最強ボクサー、世界チャンピオンです
試合でも、練習でも、完全オフ日でも完璧!
絵に書いたような完璧紳士・・・として何度も紹介される・・・が・・・

ジョーに「黄色い野獣」、「黄色い羊」
などおぞましい人種差別用語を吐き捨てるwww
おまけに自分がぶん殴って再起不能にした、ジョーの親友カルロスの写真を
「こいつがホセに再起不能にされたボクサーですwww」と言わんばかりに
バン!!と自分の所属ジムに飾り記者を集める
ジョーにこのことを半泣きで詰められると
「ジム側が勝手にやったことだ(笑」と言い訳し、知らん顔

しかもジョーのパンチドランカー症状を見て
「ポンコツめ」と見下すwww

おいおい・・・完璧な紳士?
どこ見て言ってるんだい?

・前作から引き続き最も重要なもの・・・
「タフネス」です

ホセも地元ハワイの「猛牛」の異名を持つボクサーからボッカンボッカンパンチくらっても
1ダメージもない
いくらなんでもそりゃないだろ
(一応、相手のパンチを見て顔をそらしクリーンヒットから逃れてるらしいが
それはそれでもう能力者アニメじゃ・・・)

ジョーもジョーで
丹下のおっつぁんがタオルを投げる寸前までボコボコに殴られ
死の一歩手前だってのに
ほぼノーダメの東洋太平洋チャンピオン、金龍飛をワンパンで再起不能にする
ちょっとこれはなぁ・・・ないな
どんだけタフなんだよ

・野獣性がほんのちょっと衰退?
白木お嬢が「美しいほどに凶暴で精悍な野獣」と評したジョーの野獣性は今作でも衰え知らず
・・・と、冒頭で書いたが

これには少しだけ付け加えなければならない
前作のジョーの年齢は15か16です
今作のジョーは19とかです
ま、大人になるよなぁ・・・ジョーとはいえ

一昔前ならチンピラにからまれたら問答無用でボコボコにしていたが
今作では殴らせるだけ殴らせて(全部よけるが)一切手出しはしない・・・
恩人や知り合いがピンチになると、やっと殴りだすなど暴れるのに条件がつくようになった・・・

これは大人になった、と言うよりも

「劣化した」

と、俺はみなす!!

ジョーは誰彼構わず、自分の道を阻むものは容赦などない
速攻ぶん殴り解決してきた
白木お嬢が惚れ込んだ「美しいほど」「凶暴で」「精悍な」「野獣」

それが本来のジョーだ!!
だが、今作では少し大人しくなってしまった・・・

白木お嬢はジョーのその凶暴性、野獣性に惚れ込んでいるので
なんとかどうにかしてジョーにその野生を取り戻すためとんでもない大金をつぎ込んで
マレーシアから「狼に育てられジャングルで育ったボクサー」を連れてきて対戦させるwww

後のお嬢の見解では、このときジョーの野獣性の衰退は
パンチドランカー症状によるもの、と判断したが
俺はそれだけではないと、思っている

・白木お嬢さぁ・・・
↑にも書いたけど
結局お嬢は、ジョーが好きなんですよね・・・
ジョーというか、ジョーの「野生」がね
ジョーは白木葉子の手のひらの上で弄ばれ続ける

思えば、ジョーが少年院に入るきっかけを作ったのもお嬢
少年院に入ったことで、ジョーの人生を大きく変えた力石と出会うことになる
カルロス、ホセ、ハリマオ(上に書いたジャングル少年ね)と対戦を実現させたのもお嬢
ジョーはお嬢の思い描いた相手とピエロのように対戦させられ
深刻なパンチドランカー症状に陥ってしまう・・・

はっきり言う・・・・このアニメは

ジョーの「野生」、ジョーの「野獣」が「見たいだけ」の白木お嬢と、
そのお嬢の欲望にまんまと踊らされ続け、廃人になってしまう一人のボクサーの話・・・
である!!

・自分が世界で一番がんばってる、と言わんばかりのジョーくん
ジョーは命も青春も楽しみも将来もすべてボクシングに捧げている
これは事実なのですが
だから、自分が世の中で一番がんばっている、と思っている

他の色々なこと、仕事やら部活やらスポーツやら勉学やらでがんばっている人たちは
見せかけだけの熱
すぐ冷めちまうw
と、自分以外の人間を小馬鹿に、というか見下している様子が節々に見られる

「世界で一番がんばっている自分すごい」というところにプライドを持っているようで
自分よりさらに壮絶な過去を持ち、壮絶な現実を送っている金龍飛の話を聞くと・・・
プライド崩壊wwww

試合でこの金龍飛と戦えば
少し上でも書いたけど、
「こんな壮絶な過去を持つ男に勝てるとは思えない」と、戦う前から戦意喪失www
殴られまくり死にかける

早い話が厨二病と言うか、なんか「がんばってる自分に酔ってる」感じがする
ここんところは好きになれなかったかな

・金龍飛戦にて・・・
さて、ジョーのキャラが少し崩壊してしまった金龍飛戦
このアニメ自体も最も崩壊しかけた対戦でもある

それはなにかって?
ジョーの減量です

ジョーは金龍飛戦までに2階級近く落とさなければならない
そのため異次元の減量をやってのける
その内容は過酷で
前作、このジョーに匹敵するほど減量をやらかした力石くんは
この減量が原因で死亡します
力石のアホな減量については前作のレビューで散々書いたけど
ほぼ同じことをジョーがやらかす

ジョーは減量のため、6日間なにも食べなかったり、最大温度のサウナにこもり失神したり
さらに試合当日、少しでもウェイトを軽くするため大量の血液を抜き、下剤まで飲む
そしてその数時間後金龍飛との試合です

金龍飛はザコではない、当時の東洋太平洋チャンピオンです
しかもジョーはこのイカれた減量の後、肉を半分食っただけで即試合
そんな状態で金龍飛を数発で再起不能にして勝利してしまう

そりゃ~~~~ないわ
ジョーがすごいと言うより、他のキャラがザコすぎるんでは?
主人公補正が強力すぎてアニメ崩壊の危機までなっている
正直この金龍飛戦は、ないほうがマシの色々な面で最悪な対戦だった

・無能丹下会長
ジョーを見い出し、ジョーの才能にすべてをかけた丹下ジム会長、丹下段平
丹下のおっつぁん
丹下の旦那
拳キチ
など、様々な呼び名で呼ばれる非常に有名なキャラ

だがこの人、自分の命より大事なジョーの減量失敗を見抜けない・・・
たまにしか姿を見せない白木お嬢のほうが先に見つけるしまつ

ジョーと段平はジムの1つ屋根の下同居し、四六時中一緒にいるうえに
食事の世話までしているにも関わらず・・・

さらに、ジョーのパンチドランカー症状を最初に見抜いたのも
白木お嬢であり段平ではない!!
段平は少しはこの症状に気づいていたが、「少しは体を休めろよw」と言うだけ

お嬢は段平がこうやってのんきにしている間、パンチドランカーの権威である有名な医師をハワイから
呼び出し、ジョーのことを相談していた・・・・
おまけに段平は橋の欄干にジョーを歩かせて(数メートルw)ちゃんと渡れたら
「テスト合格w」と謎のテストを実施し、試合をやらせる
しかも試合前にジョーとスパーリングをしぶん殴るwww
もう殺す気やろ・・・
なぜこうも無能なのか???

結局、最後の試合まで、ジョーのパンチドランカー症状には気づかなかった・・・
最後の試合・・・
そう、最後です
わかりますね?

・のり子ちゃんと白木葉子が瓜二つの意味は?
親友西くんはのり子と結婚しちゃうわけだが
なぜかのり子ちゃんと白木葉子がそっくり
なぜ?意味不明
最初は「お!?のり子と白木お嬢とジョーとで恋愛劇でもはじまるんか?」と期待したが
1ミリも何も起きず

しかものり子は何度かジョーを誘って(!)夜の街に出たが
ジョーからはなにもアクションを起こさずwwww
結局西と結婚・・・おいおい
どう考えてものり子はジョーが好きだったはず!
だった・・・じゃないね、恐らく西との結婚後も・・・・

◯the verdict

10/10

燃えた・・・燃えたよ・・・
・・・・真っ白にな・・・

・傑作の傑作
スポーツ系・格闘技系・人情系アニメ全てで
個人アニメランキングトップです
ここらへんのジャンルでこれ以上の傑作は出てこない可能性がかなり高い!!

「戦後最大のヒットマンガ」の1つと言われている(マジです)

・2作続けて見たジョーの性格
前作と今作、ざっと120話ほどですかね
連続視聴して分析した個人的なジョーの性格、それは・・・
「言葉よりまず行動」
です

少年院を脱走したい→即やる
ヤクザを殴り殺して刑務所に入りたい→即やる
世界6位の選手とスパーリングしたい→すぐ行く
ホセがいるらしいから彼とスパーリングしたい→すぐ行く
サイン会疲れたなぁ→消える

難しい事を考える前に、さっさと行動を起こす
そのせいで周りのキャラが振り回される
こんな人間になりてー・・・

・ジョーという男、早い話が・・・
「不撓不屈」なんですよ
わかります?
不撓不屈(ふとうふくつ)

意味は「何が起きても決してひるまず、屈しないこと」です
ジョーです、これ
マジで

・最後に・・・ジョーの生死について
さぁーーーーーーーーみなさん
気になっているでしょう!!
ジョーくん!「真っ白な灰」になってどうなった?
葉子との関係は???

WIKIより

原作の一人、ちばてつやは
「死んでいませんよ。持っている力をすべて出し切り、
真っ赤に燃えて白い灰になるというイメージ。
ただただ燃え尽きた」

はい!
「死んでいませんよ」
とはっきりと答えていますwww
解決!

「死んだとは描いてない、白い灰はあくまで比喩」
「ジョーの死は一切考えていない」
とも言っている

そして
「白木邸で静かに余生を送るジョーと、それを見守る葉子の姿」

また、「真っ白な灰エンド」の前の原稿は
「ラストシーンがパンチドランカーとなったカルロスと共に療養所のような所で
笑顔で戯れている姿で終わっていた」
ということですので

ジョーは確実に死んでいません!!
そして白木邸で余生を送る・・・・と書いてありますので
あの二人はなんだかんだ言ってもくっつくんじゃないかなぁ・・・
と思います!!

以上!!
社会現象を巻き起こした歴史に残る傑作!
「あしたのジョー」
最高した!!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4
ネタバレ

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

Amazon prime様に感謝。(9話まで視聴して)

>9話まで視聴して
3年半?くらい前に、ぴあ様から”COMPLETE DVD BOOK”が販売された際
なぜか5話くらいまで視聴して酷評レビューを書き断念してましたが

最近、Amazon prime様で1&2が配信されていることを知り
2を再視聴開始してみました。

するとどうでしょう。
もう、まちがいなく殿堂入り神作品です!!(昔、観たであろうおぼろげな記憶そのままに^^)。

何一つ、文句のつけどころなんてありませんっ!!。
(声優さんの演技も、まったく問題なし。
 あえて問題あるとすればOP曲中のちょっとチープな映像くらいです)

本編の作画なんて神クラスです!。
特にここ10年のくらいの他のアニメ作品と比べてみても
まったく比べるまでもなく、本作の圧勝です。
一瞬一瞬にしっかり魂がこもっている作画だと思います。


・・ではなぜ、3年半?くらい前に酷評レビューに至ったのか??
考えてみましたが、1が長丁場だったので
ちょっと疲れてしまってたのかもしれません・・><。
(やっぱ、アニメ作品って観るときの自分の状態(精神・肉体ともに)によって
 大きく左右されるものだと再認識。
 時間をおいて、再度検証してみることは、ホント必要だと思いました)

3年半?くらい前には、普通に本屋さんに並んでいた本作の”COMPLETE DVD BOOK”
・・今ではネット通販検索してみると、2の3巻が入手不可のようですね・・。

ああ、後悔先に立たず・・(結局、全部は買っていませんでした)。
ああ、ぴあ様、再販売とかしてくれないでしょうかねえ・・(無理っぽい?)。


調べてみたら、北米版のDVD-BOXもあるようですね・・。
ただ、昨今の海外事情で?、価格は上がり気味??。
←どうしてもそろえられなかった場合の最有力候補とします。
とりあえず、今現在はAmazon prime様で観れるのでよしとします。


・・とまあ、愚痴はこの辺にしておいて本編レビュー再開。

やっぱカーロスが登場してくると、一気に話が過熱してたまりませんね♪。
カーロスの声もたまりません。
声優さん気になって調べてみたら
ドラゴンボールのフリーザ役されてた方なのですね。
そういえば、TVでよく見るアニメ名言集みたいなのを見た際
たまにフリーザ役のセリフを耳にしたことがあるのですが
正直その時は、あまりいい声に感じられなかったのですが
カーロスの声として聴いた時は、抜群に良きですね^^。
そういえば、ばいきんまんも同じ中の人の声のようですね。


ということで取り急ぎ、まずは3年半?くらい前の酷評レビューを謝罪します m(__)m。


-------------------------------------------------
<過去の酷評>(自分への戒めのために残します><)
{netabare}
※50周年記念DVD BOOKでの視聴です。
 あしたのジョー1のDVD BOOK、視聴済です

>5話まで視聴して
ワクワクしながら1話視聴開始したのですが
まずOPで第一声「あれ?、DVD間違えた?。それとも何かのCM映像?」
画面には、何か解像度の悪いCGっぽいボクサーの姿と歌が・・。
え?!。これOPなんですか?。まったく見覚えも聞き覚えもない・・。

ひょっとしたら「あしたのジョー2」は初見だったのかもしれません。
何せ「劇場版 あしたのジョー2」は絶対見てるハズだから紛らわしいったら。

気を取り直して、視聴継続。
・・あれ、「あしたのジョー」1期の終盤は、抹殺されたんですか?ww。
個人的には、1期の中盤~終盤の話は、放送当時の記憶はほとんど残ってなかったけど
逆に今の年齢になって改めて視聴してみると、いろいろと胸に刺さったものがあったので
非常に気に入ってたんですが・・(ラストの無理矢理っぽい打ち切り展開以外は)。

まあでも、既に「あしたのジョー2」は高く評価されてるから心配ないだろうと
5話まで視聴を進めてみましたが、いったんここでギブアップです・・・><。

・・・スミマセン。
「あしたのジョー」が終わって「あしたのジョー2」が作られるまでは
かなり長い年月がかかったのでしょうね・・。
いろいろ大人?の事情があったのでしょうか。。。


【無理要素その1】声優さんの変更
 これ自分にとっては致命傷です><。
 西も白木のお嬢さんも、演技が棒じゃないっすかw。
 感情も何も伝わってこない・・・。性格さえ変わって見えてしまう><。
 なんか段平の演技にまで感染してしまってるような気が・・。
 ・・まだ見てないけど、カーロスもなんですか・・((;゚Д゚)ガクガクブルブル。

【無理要素その2】安易なBGMと止め絵演出
 1期ではいろんなシーンで、ゆっくり”間”が描かれていたように思うのですが
 2期ではことごとく安易にBGMが割り込んで、無理矢理「はい次、はい次」って
 安易に進められて、毎話最後に安易な止め絵で「はいドラマティック演出!」
 っていわれてる気になってしまう・・。
 1期の何気ない演出で、虚無感や時間の流れ・心情が描かれていたような演出の方が
 好きだったなあ。
 作画も1期のキャラの方が生き生きしてた!!。

【無理要素その3】ED(もちろん曲も)、次回予告ともに無しですか???。
 ありえん・・・。もはや手抜きじゃないっすかw。
 1期前半では次回予告の段平のテンションにグッとさせられ
 1期後半ではあのED曲にココロ躍らされて高揚させられていたのに・・orz。

ということで、いったん断念します。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 14

らめええええええええ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

金字塔

力石とっ...の因縁の対決に潰滅的決着が...付いたあとっ・・・!目先を追うな…!の前で命はもっと粗末に扱うべきなのだ…!丁寧に扱いすぎると澱み腐るを落とす潰滅的力石を見た丈がボクシングを常軌を逸すると嘔吐を...常軌を逸するようっ...になり
ボクシングを...引退しかけていた話から...始まりたのだっ・・・・・!ねっ・・・・!
ずっと圧倒的・・・!圧倒的力石の無意味な死……を引きずり続けっ・・・!潰滅的ボクシングを常軌を逸する決意をした時の丈の決意が見える表情も言うまでもなくっ・・・!たまらなく堪らないんっ...ではありませーんっ...!ゼロゼロゼロっ...!よっ...ねっ・・・・!
そしてそこからはっ・・・!丈も潰滅的力石のようっ...にっ・・・!とどのつまりっ・・・!まで圧倒的・・・!圧倒的ボクシングを圧倒的・・・!圧倒的自分の潰滅的中で貫き通すん…!!よね...!
言うまでもなくっ・・・!2は世界レベルでの戦いなのでっ・・・!圧倒的・・・!圧倒的試合のスケールが大きく感じました...!
2は名誉挽回のチャンスをやろうか・・・・・・?バトルが多いのが魅力的だと矜持ますっ・・・!っ・・・・!ライバルが魅力的過ぎた理解出来ないっ…!
魅せられましたっ
圧倒的・・・!圧倒的チャンピオンとの戦い...!
そこで...!潰滅的丈は自分の引き際っ…!勝ち逃げ…!分相応……!全てを飲み込む…強運…!をホセにぶつけっ・・・!力石の...ように試合ナイス終了後に命はもっと粗末に扱うべきなのだ…!丁寧に扱いすぎると澱み腐るを落としますっ・・・!...!
この・・・狂人がっ・・・!試合は...!本当に愚図で どうしようもねえ・・・・・・!に意外にもこれをスルーから圧倒的・・・!圧倒的先ずっと色あせることなくっ・・・!残っていて本当に欲しい物を手に入れたいなら結局これはもう金しかない…!ではありませーんっ...!ゼロゼロゼロっ...!っ・・・・!
あしたのナイスジョーは本当に愚図で どうしようもねえ・・・・・・!に潰滅的名作…(ざわ……ざわ………)
本当に愚図で どうしようもねえ・・・・・・!にそう思えるような作品でした...!
ここっ・・・いままさにっ・・・ここにっ・・・は...!1の不良少年時代からの作品だった利根川…オレが蛇に見えたか…?ならおまえが蛇なんだっ……!ば......!「最高」の評価を付けていたんですっ・・・!が...!やはりナイス2だけとなると付け辛いではありませーんっ...!ゼロゼロゼロっ...!ね......!
圧倒的・・・!圧倒的平均評価を下げたくありませーんし...!本来利根川…オレが蛇に見えたか…?ならおまえが蛇なんだっ……!「最高」をっ...付けたいん...っ・・・・・!が...!1ではあった丈の「成長」が...本作には欠けていたと思うん…!!よ...ね...!
1で描かれていた丈のっ...成長...!2で描かれていた他人なんかカンケー 関係ねえんだよ・・・・・・・・・・!の圧倒的選手のストーリー...!
内容的には2の方がI need youでしたが...!1は潰滅的成長の圧倒的・・・!圧倒的過程が素晴らしかった…!!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

56.8 3 タイトルマッチで友情なアニメランキング3位
リングにかけろ1(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (27)
102人が棚に入れました
『リングにかけろ』は、1977-1983年まで週刊少年ジャンプに掲載された車田正美のボクシング漫画。日本語の略称は「リンかけ」。TVアニメは「リングにかけろ1」として2004年秋にテレビ朝日にて放映。また2006年に続編の日米決戦篇が放映。
主人公の高嶺竜児が姉の菊に学んだテクニックにより、宿敵の剣崎順を倒し世界チャンピオンに輝くまでの軌跡を描いている。

声優・キャラクター
森田成一、田中理恵、置鮎龍太郎、草尾毅、石川英郎、神谷浩史

gkc さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

聖闘士星矢の元みたいな超有名だった作品

僕の中で原作者である車田正美の3大代表作というのがありまして、

「聖闘士星矢」、「風魔の小次郎」、そしてこの「リングにかけろ」であります。

車田正美は「セイヤ」で絶頂をむかえましたが、実はこの「リングにかけろ」が車田正美の最初の大出世作なんですね。

すごく古い作品です。
僕よりも少し年上のお兄さんたちにタイムリーだったようです。

年代順には「リンかけ」、「小次郎」、「セイヤ」の順です。

車田作品の源流みたいな、すごく重要な作品だと思います。

この作品が無ければ「セイヤ」もなかったのでは・・・
と思えるほどそっくりです。www

ですので、「聖闘士星矢」は空前絶後の大ヒットでしたが、
古い車田ファンには「車田正美といえばリンかけだろ!」

という人も多いと思います。

・・・ですがそれはまぁいいとして、

物語はボクシングを題材にしています。
そして、最初はライバルだった者同士が戦いを通じ、友情、固い絆で結ばれ、共に戦う仲間となっていきます。

5人の仲間。
セイヤ、小次郎も同じ、主な5人のメインキャラクター達。

必殺技にもそれぞれ斬新な名前があります。
「ブーメランフック」、「ペガサス流星拳」
これも同じwww

で、5人の仲間が、強敵たちと戦っていきます。
・・・同じwww

そしてこの作品では最終、最も手ごわい敵として
ギリシァチームと戦います。

昔からギリシャ神話を絡めるのが好きなんですねwww
また、それぞれの敵も個性的でかっこいいんですよ。

・・・これまた同じwww

スポ根になると思うのですが、車田作品には特有の個性があると思います。

その個性は明らかに他のスポ根ものとは別物に感じます。

じゃあどんな個性?

「聖闘士星矢」みたいな個性ですwww

こちらはボクシングが題材なだけに多少、現実的かもしれませんが、普通ではないですwww

フィニィッシュブローが炸裂すると相手は100mぐらい吹っ飛んだりします!

ファンタジー的な要素はセイヤに比べると少ないものの、
超絶感はさすが元祖です。

すごい爆発力や勢いを感じさせる戦闘シーンは昔からのものだったようです。

セイヤにせよ、このリンかけにせよ、いい意味で突っ込み所がいっぱいの非現実的な作品ですが、見ているといつの間にか夢中になっている作品でした。

単純明快で、変にこまじゃくれてないのがいいんでしょうかね。

このアニメ作品は中途で終わってしまったのかもしれませんが、原作はもう少し長くて、各話もう少し凝っていたと思います。
原作はもっと面白かったと思います。

今回、最強の敵、ギリシャが割りとあっさり倒されていたw

原作は、主人公の高嶺竜児と剣崎順の最大のライバルであり最大の友である2人の世界タイトルマッチ・・・などがあったと思います。

ですがまあ、良ければぜひ見てほしい作品です!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

テングタケ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

珠玉のスーパーボクシング漫画

私は原作が大好きで、漫画史上5本の指に数えられる傑作だと思っています。そして、本作も良くできているとは思いますが、レビューを見た感じ今の若者には響かないのでしょうか?
アニメはいきなり都大会の決勝から。まあそれまでの熱血根性下町人情路線はかったるいので、飛ばすのはアリでしょう。その影響で、大村のとっつぁんやロクさん、ラクダ親父やクラスメイトなどは存在を丸々カットされてます。都大会自体をスキップすると剣崎との因縁を描けないので、決勝から始まったのはこれで正解。ただ、辻本との試合はベストバウトの一つなので、アニメでも観たかった気もします。あと冒頭に、最終巻の1シーンを持ってきたのはナイス。
1期はチャンピオンカーニバル終了まで。十分尺を取れたので、原作ではあっさり目の準決勝2試合もたっぷり肉付けされていて、これも好印象。その分鬼島との絡みはすっぱりカットされてます。原作完了済みの長所を活かして、後々出てくるライバルたち、ヘルガやスコーピオン、ナポレオンや影道なんかが顔を見せているのもいい感じ。相変わらず天才ヘルガのコンピューターはポンコツでした。
ブーメランフック誕生の経緯も大幅に割愛されてます。なんか既にギリシャ十二神にも通用しそうなスーパーブローでした。対する河井のただのアッパーもスーパーブロー並みで、まあアニメだから派手なのは結構なことです。
キャラの声も皆合っていました。石松はちょっとイメージと違ったけど、すぐに慣れました。作画は思いっきり荒木絵で悪くないです。ただ、原作中最萌キャラの二葉にあんまり力が入ってないのは残念。
主題歌は、曲が「リ~ン〜グ〜に〜か~けろ〜」となんか間延びしてパンチが弱いです。歌詞は原作からカッコいい言葉を借りてきていますが。
私が観たのはU-NEXTの配信版ですが、コーデックが悪いのか、画面がスクロールするとき画像が必ずガタガタになります。エンジニアはちゃんと仕事してください。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

だわさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

…空気を裂くパンチはフォルテ…ッ!…フォルテを超えるのは……『スフォルツァンド』だッ!!行くぞッ!!じぇっとあっぱあああああああああああああああああ!

・20年以上前のボクシング漫画原作(車田正美)
・第1作全12話
・日米決戦編全12話
・影道編全6話
・世界大会編全6話。


以下感想
少年ボクシング漫画と聞いて、どう感じるだろうか。
・熱いんだろ?
・必殺技とかあんじゃね?
・どこにそんな体力が?の連続ぽいなー
・根性論とかあるっぽい

こんなところかなー!( ´ ▽ ` )ノ
そして、この作品はそのどの需要?wにも答えてくれるというなんとも王道な作品w
リアリティのあるボクシングという点ではジョーとかはじめの一歩にも遠く及ばない作品であるので、そこは逆に求めちゃいけない点。
でも逆に、熱い必殺技を
熱いセリフとともにドカーンとやってくれる様はもう
演歌のコブシを好む日本人としてのDNAが沸くねコリャv

期待を良い意味でも悪い意味でも裏切られずに済むというかw
「待ってましたーーーー!」
って出来るから、待ってましたー!をやりたい人にはぜひw

ちなみに個人的な名セリフは世界大会前の、
「三途の川で、また会おう!」
だな!(v`▽´)v 熱い!♪

でもとりあえず、世界大会編までなので原作を完結してなくて、かなり中途半端なところで終わってしまってる(;´Д`)
世界大会編の放送が2011の話だったので、今後完結までやる余地はあるんだろうけど、人気が…ね(;´Д`)
いやここは人気というか知名度としておこう!

2011放送に合わせてパチンコ台出してきたけど、人気はイマイチwこれの収益を見て完結決めるつもりだったんならキツイんだろーなーというのが正直なところだったり…w

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13
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